「<harmony/>(アニメ映画)」

総合得点
64.7
感想・評価
206
棚に入れた
1135
ランキング
1824
★★★★☆ 3.8 (206)
物語
3.8
作画
3.8
声優
3.9
音楽
3.8
キャラ
3.6
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まだ初心者

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

面白すぎる

いつも漠然と考えていることがあるのですが、この映画のテーマがそれと重なっていてめちゃくちゃハマりました。
かなり深くて難しい内容なので、暇な人におすすめのアニメです。忙しい人が観たら「めんどくせー!」ってなると思います。
原作小説を読んだ方の解説サイトを見るとより理解が深まって良いと思います。
この作品のことを全く知らない方は、「虐殺器官」「ハーモニー」「屍者の帝国」の順で視聴することをおすすめします。

考え込んでしまうような難しい内容が好きな人、考え込む時間がある暇な人、におすすめのアニメです。

投稿 : 2019/03/14
閲覧 : 50
サンキュー:

1

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lucia

★★★★☆ 3.5
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

感想

原作未読
以下感想

小難しいアニメを見たかったので視聴。
期待通り難しいアニメだったので満足なのだが、
私の頭ではなんとなくでしか理解できなかった。

基本的には会話メインで物語が構成されていて、
かつ内容を理解するのに頭を使うので、
漠然と眺めているだけだと話の半分も理解できないと思う。
ただ、アクションシーンもあるので、途中でだれたりとか、
そういったことはなかった。
哲学的な話を見たい人は一度視聴してみてはいかがだろうか。

{netabare}
「ハーモニープログラム」を実行することによって、
どういった現象が起きるのか、漠然としか理解できなかった。

脳を制御することによって、欲求を制限する。
それによって、調和のとれた意思が作られる。
ただし副作用がある。
全てが「自明」の元に行動するようになり、意識が消滅した。

たしか作中ではそんなことを言っていた気がする。
なるほど、わからん。

本来、人は、何か行動を選択する時、
人が持つ「意思」を介して行動を選択しているが、
「ハーモニープログラム」の元では、「意思」を介さずに行動を選択するようになる。
「意思」の消滅、「意識」の消滅。
「意思」=「意識」という解釈でよいのか。
そういったことを言いたかったのかのだろうか?
(「意思」と「意識」は違うような気がするが)

脳を制御することによって、最適な行動をとるようになる。
つまりは全てが「自明」の元に行動している。
これは理解した。

「自明」の元に行動する=意識の消滅である。
これは理解できなかった。

作中でもうちょっと説明欲しかったかな、よくわからん。
ただこういったテーマはすごく楽しいと思った。
{/netabare}

以下、雑記
映像に関して、一部視聴していて目が疲れる箇所があって、
そこはどうにかして欲しかった。
人物を起点にカメラが周りをゆっくり回るのだが、
目が回ってキツかった。
{netabare}
そのシーンだけ目をつぶって台詞だけ聞いていたのだが、
何か物事が進展したので、目を開けると
ナイフを喉に突き刺していてびっくりしたぞい。
{/netabare}

投稿 : 2018/12/07
閲覧 : 44
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TaroTanaka

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

SF小説のアニメ化の成功作

カメラワーク及びエンディングが秀逸。
SF的ディテールを詳細に描写した人類補完計画みたいな感じ。

投稿 : 2018/11/03
閲覧 : 88
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1

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さくらっぷ

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:----

内容むずっ!そしてエロい!

動画配信サイトで視聴しました。

アカデミックなセリフがあり気楽に鑑賞できませんでした。。。ただ百合アニメとしては楽しめました笑

視聴する前にミシェルフーコーの生権力という概念を、少し理解しとくと、内容に入り込みやすいと思いました。

ハーモニーの舞台(生政府)はこの生かす権力の事であり、作中でもミシェルフーコーの言葉が出てきます。


生権力とは簡単に、、、権力にとって注目するポイントが、殺す事から社会にとって都合のいいように生かす方へ変わった事です。

昔の王様が支配していた時代はルールに従わせるのに、破るやつはなりふりかまわずブチ殺す(処刑)していたのに対して、近代では、お前は見られてるぞ!と意識させる事でルールを守らせ、医療や福祉でより生かそうとする社会、それがフーコーの生権力です。



{netabare} ミァハの『向こう側にいたら銃によって殺される。こちら側いたら優しさによって殺される』 このセリフは銃によって自由(主体性)を奪われ、生権力が蔓延した日本では優しさによって自由をうばわれると自分は解釈しました。 {/netabare}



作品名はハーモニーとありますが、内容が難しくて頭ん中は不協和でした。笑

投稿 : 2018/09/23
閲覧 : 90
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1

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たいにーぱんくす

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:----

寝れる

不完全燃焼、沢城ファンの為のアニメ

投稿 : 2018/09/19
閲覧 : 35
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jack

★★★★☆ 3.2
物語 : 2.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

ズバリ、雰囲気アニメ☆3

u-nextで視聴
ミァハの重要性がよくわからない
そこまで重要ならなぜ組織は彼女を逃がしてしまったのか
最後主人公がミアハを殺した意味
主人公が好きだったミアハのままが良い、という意味は
物語の根幹を担う部分を不透明なまま終わらせる必要性

率直に言うと映画としては不完全だと思う
でも退屈で見れないというわけでもなかった

投稿 : 2018/07/03
閲覧 : 72
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やまげん

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

声優さんの演技はよかった

作中に登場するデバイスが攻殻機動隊の設定と類似していて、ストーリーは攻殻機動隊とエヴァンゲリオンに類似していると思った。

{netabare} この世界の人間は、ウォッチミーというデバイスを体内に埋め込まれている人が多いということだが、ビジュアル上は左の肩付近に機械がついているくらいである。
しかし、登場人物の視界には、明らかにゲームっぽい画面と人物の点数などが表示されているし、ウォッチミーを介して脳を支配するという展開からも、ウォッチミーが脳とリンクしているデバイスであることは間違いない。
しかし、ウォッチミーそのものの形状やどこに埋め込まれているかなどの説明はなく、ちょっと雑な設定に感じた。

ハーモニーシステムとそれを起動させようとするミァハは、エヴァの人類補完計画とそれを実行しようとするゼーレに似ているなーと思った。次世代ヒト行動特性記述ワーキンググループの主流派がネルフかな。

この作品が書かれた年代や当時の作者の年齢から考えても、攻殻機動隊とエヴァンゲリオンに多大な影響を受けていると思われるが(もちろん違うかもしれないが)、この2つの作品を見た後だと、本作品には真新しさを感じなかった。

ハーモニーシステムが起動された後もウォッチミーを体内に入れていない人には影響がないはずだが、全世界的に意識が消失したような描写がなされていたのが疑問。 {/netabare}

投稿 : 2018/05/31
閲覧 : 59
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2

ヌンサ(亢宿)

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

そのときであった、イデが発動したのは

数年前「早逝した小説家の作品をアニメ化する」みたいなネットニュース(マングローブの倒産で、作品完成はそのニュースの数年後でしたが)で、初めて伊藤計劃さんという方の名を知りました。
しかし正直「虐殺器官」というタイトルがあまり好きではなくて、完全に敬遠していました。僕は、センセーショナルだったり直接的なタイトルの作品は敬遠しがちです(ラノベのタイトルとか特に)。

しかし今年、ハリウッド映画の「メッセージ」を観たときに、"言語SF"というジャンルに大変興味を持ちました。そこで、"言語SF"を扱った小説を読みたくなってネット検索をしている中で、「虐殺器官」と再び出会うことになりました。

ただまあ、買うだけ買ってまだ読めてはいないです(笑)。
なので、「虐殺器官」のアニメは未見です。小説を読んでから観ようと思っています。

前置きが長くなりましたが、今作は小説を読まずに観ました。なので、僕が初めて触れた伊藤計劃さんの作品になりました。その選択が正しかったのかどうかはわかりませんが、
とても楽しむことができましたし、現在「ハーモニー」の原作小説が読みたくてたまりませんよ!

観て、思い出した作品は「アップルシード」(バイオロイド)「PSYCHO-PASS サイコパス」(シビュラシステム)・・・など他にもいくつか挙げることができます。しかし逆にここまで語られつくしている(と素人である僕は感じてしまう)
ジャンルでありテーマに、新鮮な風を呼び込んでいるなとも感じました。

長台詞のシーンでは、映像が次々と切り替わることに脳を割きすぎて、台詞があまり頭に入らない時もありました。その点からも、ますます原作小説をじっくり読みたいなと感じました。

若い人が今作から古いSF作品などに触れてくれたらうれしいですし、僕も彼らが影響を受けた作品とかには、これからもさかのぼって出会っていきたいなと思いました。

声優陣では、やはり上田麗奈さんでしょう。これまでも彼女の演技力の高さは、いくつかの作品で強く感じていましたが、今作で極まったな、と。主演の沢城みゆきさんを食ってしまうほどでした。
悪役(とミァハを言っていいのかわかりませんが)こそがあらゆる作品のキモなのだな、と改めて感じました。

コミカライズの出来も素晴らしいようなので、今作は少なくとも三度楽しみたいと思います。




P.S.「屍者の帝国」は観る(あるいは読む)べきなのか悩みます・・・。

投稿 : 2018/05/06
閲覧 : 110
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7

たわし(フレディ)

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

ディストピアを描いているが監督の力量不足

温故知新、ディストピア映画というのは1970年代から現在に至るまでかなり作られていますが、同作者の「虐殺器官」に比べて監督力量不足としか言いようがないほど出来が良くないです。

ハリウッド映画のそういったSF映画を見てないとは言わせません。こういうものを作るに至ってはきちんと歴史を踏まえたうえで、現代的に再構築することに意味があるので、といってもこの題材を選んだ時点で触れないはずがないからです。

「メトロポリス」「少年と犬」「ソイレントグリーン」「時計じかけのオレンジ」「ニューヨーク1997」「未来世紀ブラジル」「THX1138」「惑星ザルドス」「1984」「猿の惑星」「マッドマックス」「ボディースナッチャー」「デューン」「ブレードランナー」「ターミネーター」「トータルリコール」「マトリックス」「マイノリティリポート」などなどほかにもごまんと良い素材になる映画はたくさんあるのに、この演出、作劇じゃあ満足しませんよ。

本当にがっかりしました。

投稿 : 2018/04/24
閲覧 : 86
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5

◇fumi◆

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

現代医療の在り方に対する危機感を掻き立てられた作品。政治思想的レビューです。

2015年放送の劇場版アニメ 120分

原作 伊藤計劃 監督 なかむらたかし マイケル・アリアス 脚本 山本幸治
制作 STUDIO 4°C

原作は2008年にハヤカワSFシリーズとして刊行された伊藤計劃の長編小説。

2019年に起こった大災禍「メイルストロム」(世界戦争と未知のウイルスの蔓延)により、
世界は新しい統治機構によって医療経済社会が築かれた。
全ての人類が社会のために健康・幸福であれ、がこの社会の名目である。

舞台は新世界確立から50数年後の日本やバグダッドやチェチェン。
主人公は
霧慧トァン CV沢城みゆき
御冷ミァハ CV上田麗奈

監督のマイケル・アリアスと制作会社は鉄コン筋クリートのスタッフ。

さて、この作品は本格SF小説のノイタミナ系アニメ化と言うことで、
地味に話題になってそれなりの動員は記録したようです。
日本のアニメファンのレベルの高さが証明されて嬉しいことです。

病気の無い幸せな世界と言われれば、同じノイタミナ枠で放送された、
犯罪の無い幸せなはずの世界「サイコパス」を思い出しました。
世界の設定が少し似ていますが、こちらの原作が先発なので参考にされたと思われます。

感想としてはサイコパスを観ていなければ設定の緻密さに驚いたであろうと言う程度です。
現代から続く世界的組織WHO(世界保健機関)が独裁的ではないにしても、
強大な権力を持っていて、「メイルストロム」のような危機に備えています。

医療経済社会に関しては現在進行形なので警告を発する作品かと思いましたが、
それほどのメッセージ性は感じられませんでした。

現代日本に例えれば、国民保健を値上げすることで、絶対多数の下層階級から金を巻き上げ、
癌などの無駄な医療で医療機関に金を回し、一部だけの景気を上げる。
国民保健医療機関は脱税が不可能なので、財務省に金が入り、
下層階級のなけなしの金は医療と言う名のもとに国に吸い上げられているのです。
それでいて日本の医療は先進国中最低レベルです。
金が入るタイプの医療にしか興味が無いからです。
サイコパスにおいても厚労省の肥大化が描かれましたが、現在進行形です。

日本が貧乏になった理由は原子力と医療に金を吸い上げられたため、
資格が紙切れになったのは医師免許に権力が集中したためです。

このSFアニメを観ればこういった日本の現状が思い浮かびますが、
それだけで、作品によるメッセージは見当たりません。
当然ですね、権力が集中しつつある医療には逆らえないからです。

日本は抗がん剤の実験場になっていますが、だからと言って海外諸国がまともとも思えません。
癌の治療法を開発したシモンチーニ博士は抗がん剤マフィアに命を狙われ、
現在はイタリア軍の厳重な保護下にあります。
これただの重曹治療でですよ。

WHOが厳重に摂取を抑制させようとしている「塩」は癌予防薬です。
エイズや新型インフルエンザをばらまいたのがどの組織なのか、
知識人なら常識ですね。

このアニメはストーリーよりもこのような会話をしたくなる作品です。
利権を持っている者、医療関係者や公務員は必死の攻撃を始めます。
それは現代のファシズムと言ってよいでしょう。

癌センターや指定病院を現代のアウシュビッツと呼ぶ人も居ます。

投稿 : 2018/04/24
閲覧 : 356
サンキュー:

22

nico81

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

人は感情によって動く

高度化された管理社会というとどうしても攻殻機動隊を思い出してしまう…
ただ、あちらはハードウェア、こちらはソフトウェアに焦点を当ててる感じ。
「意識」の扱い方が興味深い。

抑圧からの解放、自由への欲求、それらを渇望する叫びみたいな。
これを書いた人はとても生きづらかったんじゃないかって気がする。

主人公の極めて個人的かつ感情的な動機によって終わらせたラストが、
何ものにも管理されない、実に人間的な部分を象徴していた。

投稿 : 2018/01/20
閲覧 : 66
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3

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ガタリリス

★★★★☆ 3.9
物語 : 5.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

悟りの境地は哲学的ゾンビなのか? 百合百合ハーモニーな楽園へ

原作既読済み。
ほぼほぼ内容は小説と同じだと思います。
伊藤計画さんの小説は他には『虐殺機関』も読みましたが『ハーモニー』の方が圧倒的に印象に残っていますね。
真っ白な表紙の左上に「<harmony/>」とタイトルだけが書かれた本で、それが強く印象に残っています。シンプル且つカッコ良かったので、つい手に取ってしまいましたw

内容もこちらの方が好み。
この作品は美しくも不気味なユートピア世界が舞台です。
この世界の住人は身体の中にウォッチ・ミーと呼ばれるナノマシンを入れらています。
このナノマシンによって健康を維持できているのですが、同時に権力者によって自分の行動と身体を管理されている。ユートピアでありディストピアでもあるような世界ですね。
実はこういった機械は近い将来実現する可能性があるらしく、未来技術の思考実験としての価値があるように感じます。

ストーリーはそんな世界に反発を持った二人の少女、霧慧トァンと御冷ミァハを中心にして始まります。
二人はウォッチ・ミーを入れられ、自分たちの身体を管理されていることや『優しさ』を強制されている事に反発を抱いています。
要するに、ユートピアな世界は自分たちには合わないと感じているということなのかな?
そこで二人は自殺を試みますが、失敗。
ミァハは行方不明となります。

{netabare}
それから13年後。
主人公トァンは昔の友人と食事をしていたのですが、突然目の前でその友人が自殺。さらに世界中で似たような事件が多発していた。
真相を追う内に、この事件にはかつての親友ミァハが関与していたことが判明。ウォッチ・ミーにアクセスし他者を操っていたらしいことが分かる。
トァンはミァハを追いかけて山奥のチェチェンへと向かう。
ここはミァハの生まれ故郷であり、実はここに住む少数民族にはある特殊な遺伝子があることが分かった。その少数民族には『意識を持たない』という特殊遺伝子を生まれながらに持っていたのだ。
ミァハもこの少数民族として生まれたのだが、ロシアの兵士に連れ去られ虐待を受ける。この出来事を切っ掛けとして彼女に『意識』が芽生えた。
ミァハは意識を持つ前の自分、即ち『無意識』に戻りたいと考えていた。
さらに世界中の不幸を無くすために人類の意識を消滅させることを考えていた。
そして、ラストは『ハーモニープログラム』を始動させ、ウォッチ・ミーを持つすべての人類の意識を消滅させた。
こうして世界は調和が保たれた真のユートピアを実現させたのだった……。
{/netabare}

内容はなかなか素晴らしかったです。
SF小説『幼年期の終り』とも少し似ている結末だったと思いました。
私は原作既読ですので復習のような感じで観ていたのですが、それでも唸るような鋭さがありますね。
最後の『意識が消滅』ということについて一言。
これは東洋哲学の『悟りの境地』のようなものだと思います。
これを人工的に実現させたのがハーモニープログラムなのかなと。
かつてブッダや老子が到達した境地をボタン一つで実現できるのは便利だなと思う反面、やはり意識がない状態というのはある意味死んでいるのと同じですよね?
意識がない状態で生きている人間を『哲学的ゾンビ』と言うのですが、表面上は普通の人間と何一つ変わらないのに意識だけはない。
つまり、彼らには不幸はないということですね(同時に幸福もありませんがw)
ちなみに意識が無くなったとしても人間の表面上の行動は何一つ変わらないので戦争も犯罪も起きます。が、それを感じる主観はないので不幸は無くなるという理屈ですね。
これは『良い』ことなのか『悪いこと』なのか……?
神のみぞ知るといった所でしょうか。


この作品は内容は素晴らしかったのでが、キャラデザがいま一つパッとしない印象でした。
まあ、並みの作品と比べると遥に良いのですが、フルCGの背景に2次元のキャラデザがあるのは何となく違和感ががが。。。
世界観は独特で美しいフルCGなのに、キャラデザだけが置いてけぼりをくっているような印象を持ちました。
どうせなら全部3Dの方が良かったんじゃね?と自分は思っています(予算が足りないとか大人の事情があるのかも知れんがw)

攻殻機動隊のようなハードSFが好きな方なら視聴の価値あり。
さらにこれを機会に原作小説を読んで見るのも良いと思います。
個人的に衝撃だったのはトァンとミァハが想像以上に百合百合してる事だったΣ(゚Д゚)
原作でもこういう表現はあったが映像で観ると……エロイねw

以上、拙い感想でした(・ω・)ノ

投稿 : 2018/01/04
閲覧 : 141
サンキュー:

6

このままじゃダメだ

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

衝撃が走った

この作品の感想は「すごい」です。

これ以外何も出て来ません。
上映が終わり場内が明るくなっても、しばらくは席を立てなくなるほどの陰鬱なラストに言葉を失い、
ハイレベルなセルルック3Dの映像に感動して舌を巻かれ、
セカイ系と言ってしまえば簡単ですが、独自の世界観・話の運び方の奇抜性は一度では整理できないほどの情報量を持っており、
伝えたい・賞賛したい・貶したい色んな感情を持っても上手く言葉に出来ない複雑さがあります。

この作品はまさに芸術の一つなのです。

投稿 : 2017/12/24
閲覧 : 119
サンキュー:

6

ネタバレ

ウィーハウック

★★★★☆ 3.5
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

絶対いるよね?

ミァハがレイプされたって言うシーンでオッ勃った奴、仲間だ

投稿 : 2017/11/12
閲覧 : 58
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0

じぇりー

★★★☆☆ 2.9
物語 : 3.0 作画 : 2.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

遊園地のコーヒーカップのように、クルクルとよく回る映画(謎

同じ原作者による映画は「屍者の帝国」も観たが、これら2作品には共通点が多く見られる。

① 鬱展開
② 人智を超えた何かを得ようとする人の業のようなものを描いている
③ グロい(映画なので余計に…ね)
④ 若干の百合要素(「屍者の帝国」はBL要素)

まずはとにかく、これは本当にノイタミナなのか?映画なのに?と思わせる程、作画の粗が目立つ。
CGをふんだんに使用しているが、これが一昔前のCGを取り入れ始めた頃のゲーム作品程度のクォリティーで、どうにも安っぽく見えてしまう。
また、演出としてやたら画面がグルグル回るのだが、なぜこんなに回るのか分からない。回す意味が分からない。

恐らくだが、画面に少しでも動きをつけるための苦肉の策だったのだのかな、と推察する。
というのもこの作品、なぜに映画にしたのか疑問に思う程に、キャラクターの動くシーンが少ない。(例:戦闘シーンなど)
ストーリーは主に、会話やモノローグで進んでいき、それが結構難解なので、やや説明がちな作品となってしまったのが残念だ。

きっかり2時間の映画なので、気になる方は見られたらいいと思うが、PG12(個人的にはR15くらいでもおかしくないと思った)なので、それなりのグロ耐性は必要かと思われる。

声優に関して一言。ファンの方もいるだろうから、どのキャラの声かは明かさないことにするが、絶望的に演技に難を感じるキャストがいる。プロ声優なのに。
割と直近観た他作品でこの人の演技を聞いた時も全く同じ印象を抱いので、今回で2度目。確信した。私、この人ダメです。

世界の崩壊をきっかけに、人々をまるで巨大システムの端末のように管理し、無理矢理に秩序を保とうとする世の中―こういう設定の作品が昨今増えてきたように思う。
以前は何の気なしに見ていたが、最近思うのだ。

本当にこういう世の中が、迫ってきているのかもしれない…と。

投稿 : 2017/11/09
閲覧 : 99
サンキュー:

4

ネタバレ

ともゆき!

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

人と人が繋がりすぎた世界。

誰かに管理された世界。
繋がりすぎた世界。
孤独に慣れない世界。

自分は自分、自分で善悪を決められない世界。

汚いものは見ないで。誰かが作った正義、善だけを見て生きていける世界。
それって幸せなのだろうか。

生きるということは難しいし、自分の目的、目標を見つけることも難しい。
うまくいかないことばかりそれが現実。
生きるというのは辛いこと、難しい事。

でもその難しい現実を生きるということが生きるということなのだろう。


誰もが同じ、誰もが同じ善を持ち、同じ方向を進む。それってとても気持ち悪ことなんだと感じた。

悩むことそして自分の正義を見つけることそれが生きるということなのだろう。

投稿 : 2017/10/26
閲覧 : 74
サンキュー:

3

appBana

★★★★★ 4.3
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ミァハの演技が良い

 「屍者の帝国」よりかはすっきりしていて楽しめた。
 発達しすぎた過保護な社会の中で生きる人間は人間らしく生きているといえるのか?というテーマや、ミァハのキャラなどがPSYCHOPASSの牧島と重なった。(やろうとしていることは真逆だったけど)
 上田麗奈のミァハの演技が神懸ってた。
 オチがすっきりしないというかテーマ回収はしてたけど、エヴァのオチみたいに「で?」という感想が一番に来てしまったので今一つスッキリしなかった。

投稿 : 2017/10/24
閲覧 : 88
サンキュー:

2

Dica

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

/ethm>

ひとがそれをするのは、それが善意だから、
優先席で、席を譲ったり、道端で何か、拾ったらそれを届けたり
それは、本人の意思では、なくて、
それが、絶対的な善意であるから
そして、善意は、それをしない=悪を生みます
ハーモニープログラムの正体は、善意で満ちた世界にする事です。
そうなれば、そこにその人の意思は、存在しなくなります。
恐ろしい事です。
何気なく生きていく中で、善悪の本質を考えた事のある人って意外と少ないのかもしれません。
なのでこの物語を理解できる人は逆に生きにくい人かも
そして残念ながら自分もその一人
このアニメはそんな善悪の違和感についてとても上手く描いた作品です
正直こんなすばらしい作品に出会えてよかった。それに尽きます。
やさしさに殺されるとはよく言ったものです。

投稿 : 2017/07/07
閲覧 : 95
サンキュー:

6

ネタバレ

うざっしー

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

天国のまがい物のような世界

dアニメストアで視聴。120分の映画。
「屍者の帝国」と同じ原作者の作品だが、こっちのほうが本格SFだと思う。
屍者の帝国はBLっぽかったがこっちは百合。グロ描写もある(こっちのほうがグロいかも?)。
作画はさすがにWIT STUDIOには及ばないものの、CGを多用して(ほぼフルCGだと思う)ワインレッドを基調とした映像センスが良い。屍者の帝国=凄い、ハーモニー=綺麗、って感じ。私はハーモニーのほうが好きかな。屍者の帝国は古典的でチャチいと感じる所があった。

内容は健康至上主義に支配された近未来の日本が舞台のディストピアもの。人間が生まれるとすぐ体に監視用パーツを埋め込まれて健康管理され、酒や煙草も禁止されているという嫌な世界(俺は嫌煙家だけど)。
攻殻機動隊やサイコパスが好きな人にはいいと思う。榊原良子さん声のおばさん上司キャラが出てくるので余計サイコパスっぽいと思ったw

(タグが切れておかしくなるので字数稼ぎ…あにこれのシステムのせい…)

{netabare}終盤でミァハが語る言葉は、ミァハの居るベッドが並ぶ部屋と(アダルトな話の内容とベッドの上を無邪気に飛び跳ねる対比が印象的)、女性として受けた恥辱から、社会を変えようと決心するに至った説得力は出せてはいる。アニメでは避けることが多い話だが、シンフォギアのクリスで似たような話があったのを思い出した。
結局、屍者の帝国では{netabare}全人類をゾンビ化することで意識を消失させ{/netabare}、こちらは脳生理学のテクノロジーで意識を消失させようといった同じ展開になるが(人類補完計画?)、原作者は人間の憎しみや欲望が無くなってしまえばいいという願望を持っていたんだろうか。
最後はハーモニーが発動して人類がみんな意識を喪失してしまったのかな。バッドエンドなのかそうでないのか…。{/netabare}

投稿 : 2017/05/29
閲覧 : 156
サンキュー:

4

ネタバレ

岬ヶ丘

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

あなた方は、ほどほどということを知らない

原作未読。原作は未読だが、原作者の息遣いと言葉の重みを感じさせる。同じノイタミナということもあってか、全体的な雰囲気が「PSYCHO-PASS サイコパス」と似ている印象。

作品全体の感想は複雑で難解かつグロテスク、そして同時に強いメッセージ性を持った独特の作品。非常に負荷の高い作品で見る人を選び、決して気持ちのいい余韻を残す物語ではない。しかし作品の中に散りばめられた言葉の数々が各々の信念を持ち、言葉を具現化する力強さをもった魅力的な作品でもある。
タイトルが「harmony」ではなく、「<harmony/> 」であることが作品の最後になって明らかになるわけだが、原作未読者にとっては少々解釈が難しい表現構成ではあった。ただその意味がわかった時の感動は衝撃だった。

この作品の中心人物、ミァハ。彼女がこの作品の大きな提言の象徴としての存在であり、また評価の別れるキャラクターでもある。彼女が壮絶な経験を強いられた野蛮で悲惨な外の世界の現実、過度な健康や幸福を押し付けるあまり、かえって息苦しさを感じる中の世界の実情。そんな世界でミァハが全ての人間を一つの個として意識の限界を超え、ハーモニーの世界へと導くという思想は全てではないが個人的に理解できた。とはいえそれは彼女の自己中心的な思想の押し付けでもあるとも捉えられるし、極端な思想であったことも否定できない。誰よりも純粋であったミィハ、誰よりも狂っていたミィハ、彼女をどう評価するかがこの作品全体の評価に繋がると思う。個人的にはミィアの存在や思想はとても興味的で、好意的に受け止めた。

近未来の舞台設定でありながら、現代の豊かであるとされる社会への問題提起や警鐘という意味合いも含んだ、非常に考えさせられる一作。現代社会でも私たちの身の回りにある必要過多のモノやサービスが、かえって私たち人間としての本質的な何かをを押し潰しているのではないか、とふと感じることがある。それを思い出させてくれたのが本作なのかもしれない。

作品の最も印象的なセリフとして、砂漠の民・アサフ
「あなた方は、ほどほどということを知らない」
という言葉が妙に心に染みわたる。

投稿 : 2017/05/09
閲覧 : 85
サンキュー:

7

ahirunoko

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

これ、この尺で視聴者に理解させるの無理じゃね?

若くして亡くなった伊藤計劃氏原作。未読。

内容メチャ濃いけど、残念ながらイマイチ伝わらない。
雰囲気で分かるけど説得力不足。

映像はキレイ!

テレビ放映で見たけどこれは劇場で観たらもっと評価下げるな。
金払ってこれじゃあね。

でも、また書くがこのストーリーは凄いね!

投稿 : 2017/05/06
閲覧 : 109
サンキュー:

3

ともえもん

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

微妙。

喋ることに一生懸命で、映像化にはあまり向かない作品かなーと思いました。きっと小説で読んだら、もう少し面白く感じるんじゃないかなと思うんだけど、原作に手を出すかは悩むな〜。
あんまり映像がぱっぱぱっぱ切り替わったりしないから、ながら見するのにはちょうどいいと思うけど(^^;

投稿 : 2017/02/15
閲覧 : 70
サンキュー:

0

小田原富士夫

★★★☆☆ 2.6
物語 : 2.5 作画 : 4.0 声優 : 2.5 音楽 : 2.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

ゲームしながら

途中からゲームしながら見ました。

何これ?

百合ですか?

投稿 : 2017/02/13
閲覧 : 66
サンキュー:

0

ろれ

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

雰囲気アニメ?

設定としては「サイコパス」ぽかったです。
2時間ひたすら喋ってるだけで動きの激しいシーンは少なかったです。

この作品の見所は上田麗奈さんの演技です。
カリスマオーラが半端ない美少女をやってます。
(途中まで花澤香菜さんだと思っていた)

これだけで見る価値はあります。

私が見たのは数日前にやってた地上波放送なのですが、EDがカットされてたみたいです。
カットされたシーンもあるという書き込みも見ました。
が、そのために見なおそうということもないかなという感じ。

投稿 : 2017/02/09
閲覧 : 58
サンキュー:

0

snow

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

映画作品としては<49>

お話は設定的には新鮮味があったけど、出て来る重要人物がほぼ主人公の知人って狭さの展開なのはいかがなものか。
あと、途中のかったるさ。意味ありげ美風景に間を持たせる期待しすぎじゃぜ。
最後、意識を消滅した人間がマークアップ言語を表示する時計みたいなのになってたのはイメージなのか。

キャラの顔とか単純な線で描きやすくデザインしたって感じであんま魅力ないなぁ。
虐殺期間は美麗じゃないか。これがアレだから劇場に見に行ったりはしないけど。
柳沼和良が4℃をディスってる理由がちょっとわかった作品でした。

投稿 : 2017/02/06
閲覧 : 64
サンキュー:

1

TAKARU1996

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

すばらしい新世界-Brave New World-

2015年11月27日記載
さっそくレビューを始めていきたいと思います。
今回は伊藤計劃『ハーモニー』の映画を観てきました。
私の個人的感想を徒然と書いていくので、よろしければご参考までにどうぞ。

まずは世界観説明から
2019年のアメリカ合衆国で暴動が起こりました。
それをきっかけとして全世界で戦争と未知のウィルスが蔓延
人類の多くが死に絶えたそれは「大災禍(ザ・メイルストロム)」という名前で後に語られ、その反動か、従来存在していた政府と言う概念は崩壊し、新たな統治機構「生府(ヴァイガメント)」の下で高度な医療経済社会が築かれる世界が誕生します。
そこに参加する人々自身が社会のために健康・幸福であれと願う世界が構築された、優しい牢獄の世界
これはそんな社会に反抗し続けた少女達の物語なのです…

さて、ここからは私の感想を書いていきたいと思います。
今回、正直言ってこのアニメはレビューを書こうかどうか大変迷いました。
伊藤計劃作品は全部レビューしていこうと、前回の『屍者の帝国』を観てから固く誓ったのですが、この作品を見てからはちょっと決心が揺らいだ位です(笑)
これは自分の個人的価値観のせいでもあるのですが…
まあ、その理由については下記の方で書いていきたいと思います。
なので、フォローも交えて説明していきますが、今回の『ハーモニー』のアニメ映画に好感を持てた方、百合というよりレズ描写、グロ描写が大好きな方、原作未読の方はもしかしたら納得できない部分も多々あるかもしれません。
なので、この先を閲覧するかどうかは自己判断でお願いします。





では、これより説明していきたいと思います。
大まかな理由として
1.理解する事と共感する事は違うという事
2.レズ描写の増加
3.小説から映画への転換と2に伴って起こる原作改変
この3つが挙げられます。

まず、1から
私は原作既読なのですが、正直に言って、原作を読んだ時は生命主義体制(ライフイズム)もミァハの思想も共感できるものではありませんでした。
何と言うか、ひどく極端なんですね…
生命を社会的公共財として捉える生府(ヴァイガメント)の理念も、ミァハの生命主義(ライフイズム)に対して行うテロ行為も客観的に見たらとても横暴なんですよ。
勝手な考えで人々を動かしているのはどっちも変わらないじゃんと最初に読んだ時は酷く冷めた目で感じていました。
なので、今回の映画で何か心が傾く要因となる物が出てくるか、少し期待して観に行ったんです。
観に行った結果として、私が揺り動かされる事はありませんでした。
むしろ、逆に横暴だと言う自分の考えがさらに強固になった次第です(笑)
うん、やっぱりどっちにも理解は出来るけど共感は出来ない。
しかし、この映画を見てどちらかに共感する人は必ず出てくると思います。
人間の考えは千差万別です。
むしろ当てはまらない自分みたいな奴が異端なのだと思います(笑)
なので、この映画を見てどう感じるか
生府(ヴァイガメント)の理念に共感できるか、はたまた、ミァハの理念に共感できるか、もしくはどちらの意見にも共感できないか自分の眼で見極めてほしい。
その為にもまだ観ていない方は是非、1度は映画館や後に出てくるであろうレンタルなどで観てほしいと私は思いました。

次は2について
単刀直入に言います、原作よりレズ描写が明らかに多いです。
原作では普通だった箇所もレズっぽくなってます。
また、新たに作ったのか、はたまた私が忘れているのか分かりませんが、自分の知らないレズシーンまでありました。
私は随分前に見た某アニメのおかげで、女同士の恋愛に対しては嫌悪感を覚えるまでのトラウマを抱えてしまったので、正直観ててつらかったです…
小説でも百合を1つの土台としてはいるものの、地の文と組み合わせて淡々と表現しているので、そこまで悪寒はしなかったのですが、映像化するとなると恐ろしいですね…改めてそう感じました(笑)
また、グロシーンも結構すごいです。
『屍者の帝国』よりも気持ち悪く感じました、精神的にきます、驚きます、血がドバドバ出ます。
これらが嫌いな人は少し覚悟して観た方がいいでしょう。
ああ、勿論大好きな方はどうぞ期待して観てください。

最後に3について
これがこの映画で1番納得できない部分でした。
1や2については主に私だけの個人的問題なのでいいのですが、この3だけは原作既読の方でも納得できない人は多いかと思います。
端的に説明していきましょう。
まず、説明セリフのオンパレードです。
未読の方はこの映画だけを観て理解できるのか、少し分かりませんね…
あまりにも喋っている場面が多いので、聞き逃すとストーリーが把握できなくなるかもしれないです。
映画として表現するにあたっての工夫があまり感じられないような気がしました。
ただ、小説をそのまま映像化しただけのような…
まあ、これは原作自体が説明の多い小説ですし、演出を吟味した結果なのだとしたらしょうがない事なのでしょう。
次に重要なシーンが結構抜かれています。
最初に上映した『屍者の帝国』も重要なシーンは抜かれていますし、映画では登場していない人物も数多くいました。
しかし、あの映画は再構成と言う形で未読の方にも分かりやすく伝わるよう工夫した結果、牧原亮太郎監督版『屍者の帝国』として生まれ変わったのです。
この点に関してはただ、素直に拍手を送りたいです。
さて、『ハーモニー』の映画はそれとは逆に原作を忠実に作りました。
ただ、その結果、フォローの回りきれていない部分があったように思います。
最初の物体は何なのか?
意識が消失すると言う細かい意味とは?
最後に登場した人物は一体誰なのか?
あんなにキャラクター達が喋っているのに、説明不足な点が多いですからね…
改めて、映画化するにあたっての難しさを感じたような気がします(笑)
まあ、しかし、やはり原作全てを映像化するのは不可能な事
2時間で収めるならば、所々カットしなければいけない箇所もあるかと思いますので、これもまた、しょうがない事でしょう。

しかし、これだけは言わせてください。
ラストシーンを変えたのは流石にどうでしょうか?
原作では霧慧トァンという1人の女性が御冷ミァハという女性の影をある種の執念で追い続け、最終的にはミァハからの独立、明確なトァンという1つの個へと至る物語でした。
しかし、この映画では最初から最後までトァンはミァハの事しか考えていません。
その結果、ミァハという自分に指針を与えてくれた親の如き存在から離れ、前に進んでいくトァンの成長というカタルシスがろくに感じられなかったのが心残りでした。
そして、最後に彼女はミァハに対して自分の答えを出す為にある行為をします。
その行為をした理由となる答えも原作とは変えられ、しかも原作の方が好きだったので、これもまたちょっと心残りでしたね…


以上を持ちまして、個人的感想を終了したいと思います。
ここまで長々とした駄文を読んでくださってありがとうございました。
今回は少し毒の強いレビューとなってしまったので、ちょっと残念です。
しかし、ここで1つ言っておきたいのですが…
この『ハーモニー』映画の全体的出来としては決して悪い訳ではありません。
上手く原作をまとめているなあと感じる部分もありましたし、改変でよかった箇所もありました。
恐らく、この作品は映画と小説、両方見て初めて完成する作品なのだと思います。

「事実は小説よりも奇なり」と言う言葉があります。
現実に起こる出来事は、作られた物語の中で起こる事よりも不思議で面白いものだという意味の諺です。
正直、私自身にとってみればあまり実感のない言葉でした。
その意味についても本当にそうだろうか?と首をかしげている普通の一般的な現代人です。
現実よりも小説の方が面白く感じる時もあるし、そんな考えに至るには、毎日、充実した日々を過ごすしかない。
だが、そんな幸福に溢れた生活などあり得ないと、その言葉を最初に学んだ時は斜に構えた眼で見ていました。
しかし、この映画を見てから、その諺の意味が少しだけ理解出来たような気がします。

よく考えてみると、この諺は決して現実と物語を分けてはいません。
物語は現実と断絶して存在している訳ではない。
確実にそれは読者にも何かしらの影響を与え、その結果、変わらない日常が変化していく人も中にはいます。
「影響」と言う言葉で片付けるにはあまりにも強い力
ゲーテの『若きウェルテルの悩み』を読んで自殺者が急増するように
坂口安吾の『堕落論』を読んで若者が新たな価値観を植え付けられるように
物語に感化された御冷ミァハから影響を受けた霧慧トァンのように
そして、伊藤計劃という個人の作品に没入している私達のように……
その結果、彼らは、私達はどのような方向へ導かれていくのか?
それは誰にもわかりません、歴史もしくは観ている我々、傍観者が判断するしかない事でしょう。
ただ1つだけ言えるとするならば
その力こそが現実を面白くさせる1つの起爆剤になるのではないかという事

それはこの映画からも同じことが言えます。
あなたは『ハーモニー』を観て、どんな影響を受けるでしょうか?
もしくは何も感じずに終わるでしょうか?
しかとこの目で確かめる為にも、この映画1度は見るべきかと存じます……

ここまで読んでくださってありがとうございました!!

「フィクションには、本には、言葉には、人を殺す事のできる力が宿っているんだよ、すごいと思わない?」
伊藤計劃『ハーモニー』p.224,早川書房


2016年1月24日追記
いまから語るのは、
〈declaration:calculation〉
〈pls:敗残者の物語〉
〈pls:脱走者の物語〉
〈eql:つまりわたし〉
〈/declaration〉 [ハーモニー]
と言っても、この映画については1年前に概ね語り尽くしましたね…
今作の批評も、今思えば感情に任せて書いた文章でございます。
しかし、よく考えたらそのスタンスは現在の自分と未だに変わっていないというか、未だによく行っている事に書いていて気付きました。
自分の理性的であり合理的な部分を占める成長は、この先「闇」しかないのかもしれません(笑)

しかし、この『ハーモニー』と言う映画
観ていてつくづく考えてしまうのは、社会を構成していく難しさです(ディストピア小説なので当然と言えば、当然の話なんですが)
より良い社会に住みたいと思う事は万人において普遍的な共通性ですが、しかし、その社会的「善政」が万人に良い効果をもたらすとは限らない…
構成員である人々誰もが「善性」であれば、社会は幸せになるのか?
『ハーモニー』と言う作品はそんな問いにも深く言及しているようです(まあ、私が1番好きなキャラはキアンなんですけど(笑))
しかし、社会は無理でも世界なら…
2人ぼっちの世界なら…
-----------------------------------------
彼女が死んでいく間、私は誓った。
天国とまではいわないけれど、できるかぎりここを、この場所を良くしてみせるよ、と。
彼女はそれを聞くと、にっこり微笑んだ。
そうね、天国とはいわないけれど、天国の隅っこくらいまではたどり着きたいわね、と。
それが彼女の最後の言葉だった。
伊藤計劃『The Indifference Engine』「フォックスの葬送」より
-----------------------------------------

さて、前作『屍者の帝国』から始まり、今作で分岐点を迎えた長いプロジェクトは来月の「終わりの始まり」を上映する事によって、遂に終焉を迎えます。
ここまで至る道は1年以上に亘った大変長い物でしたが、何、なんて事ありません。
人間の魂に及んだ解答が1年と少しで解明されたんです、こんなに短い物は無いでしょう…
しかも、どうやら深夜に『屍者の帝国』と『ハーモ二ー』が放送されるそうですね、こんなに嬉しい事は無いでしょう…
私も深夜放送で「終わりの始まり」に至るまでの雄姿をもう1度拝見し、それから最後の戦場、ジョン・ポールとの戦いへ臨みたいと思います。
そして、「伊藤計劃」の全てが揃ったその時はもう1度全体を観るとしましょう、読みましょう!!
「物語…それは死してなお、この世界にあり続ける技術」

-----------------------------------------
さあ、行進しよう、とぼくは穏やかに呼びかけた。
のろまも、せっかちも、思い思いに。
足並みなんてばらばらでかまわない。
のっぽも、ちびも、僕らは歩く。
丘を下って。
人の営み、生活の匂い
それを運ぶ涼やかな風の上方へと。
伊藤計劃『The Indifference Engine』「The Indifference Engine」より
-----------------------------------------

投稿 : 2017/01/24
閲覧 : 268
サンキュー:

14

ネタバレ

ぽ~か~ふぇいす

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

クオリア論と哲学的ゾンビが題材なんですが映画だけ見ても伝わらないと思います

来週ついに虐殺器官が公開されるようなので
虐殺器官を見に行く前に<harmony/>を見ておこう
なんて考える人がいてもおかしくないので
それに「待った」をかける意味で書いておきます

この作品はProject Itoh3部作の第3作として公開される予定でした
しかし虐殺器官の制作会社であったマングローブが倒産した関係で
順番を前倒ししてこちらが先に公開されることとなりました

屍者の帝国は他の2作品とは関係ない作りとなっていますが
この<harmony/>は虐殺器官の事件が引き金となった「大災禍」
から数十年たった後の話となっており
「大災禍」という単語が当然知っているものとして出てきます

その意味が理解できなくてもそれほど困ることはないので
先にこちらを見ない方がいいというレベルではないのですが
虐殺器官を先に見ることができるのならば
本来予定されていた通りにその順番で見ることをお勧めします

私はこの作品の原作が伊藤計劃の最高傑作であると思っています
しかし同時に映像化にははっきり言って向いていない作品だと思っていました

伊藤計劃の持ち味と言えば細かすぎるほどのディテールです
綿密なディテールによって映像を伴わずにイメージを想起させ
近未来SFの世界の現実には存在しないガジェットを
リアリティを持った存在に昇華する天才でした

映像で伝えるのは大して難しいものでないところを
映像なしでイメージさせるところにそれが生かされているのであって
彼の筆記したものをそのまま映像化しても
単に情報過多なだけの印象で
その情報も画面の中で埋没してしまいました

原作を知っている人はある種の答え合わせをする楽しみがあるかもしれませんが
原作未読であれば物語の本筋から離れた要素は
おそらくほとんど頭に残ることなく進んでいくことでしょう
これはメディアの違いというやつで
小説であることに意義がある部分というのが強いです

屍者の帝国は原作通りであることよりも
映画として面白いことを優先し
<harmony/>の方は原作に忠実であることを優先した
という感じでしょうか?
残念ながら映像作品として面白いのは屍者の帝国の方だったと思います

そしてもう一つ残念なのが
小説全体を包み込むある種の叙述トリックが
まったく理解できるような状態になっていないという点

映画のオープニングとラストの映像は
小説を読んでいれば叙述トリック部分を映像的に表現するための
いわば苦肉の策だったことが読み取れますが
そうでなければ全く何が何だかわからないことでしょう
<harmony/>という題字の</>が示す意味を
映画だけを見て読み取るのは不可能です
結局その部分をうまく表現できなかったために
この作品自体何のために映像化したのか
いまいちよくわからないものになってしましました

このアニメはおすすめですか?と訊かれたら
私は迷わず原作を薦めます
原作を読んだうえでどんなふうに映像化されたのか気になる
そんな人だけにしか薦められない映画になってしまいました

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

映画だけ見た人は物語の意味が理解できないと思うので
ちょっとした解説を載せておきます
映画だけ見てわかるようにできていないので
わからなくて当然なんですけどね

屍者の帝国はスチームパンクな世界を舞台にしたゾンビ映画でしたが
実はこの<harmony/>もある意味でゾンビ映画なんです
{netabare}ただし、この映画に出てくるのは
一般にイメージされるブードゥー教のお化けではなく
哲学的ゾンビというものです

20世紀の終わりごろに流行った哲学論争に
クオリア論というものがあるのをご存知でしょうか?
残念ながら私にはクオリアをきれいに説明できる程の文才がないので
wikipedia先生に頼ることにします

{netabare}簡単に言えば、クオリアとは「感じ」のことである。「イチゴのあの赤い感じ」、「空のあの青々とした感じ」、「二日酔いで頭がズキズキ痛むあの感じ」、「面白い映画を見ている時のワクワクするあの感じ」といった、主観的に体験される様々な質のことである。

外部からの刺激(情報)を体の感覚器が捕え、それが神経細胞の活動電位として脳に伝達される。すると何らかの質感が経験される。例えば波長700ナノメートルの光(視覚刺激)を目を通じて脳が受け取ったとき、あなたは「赤さ」を感じる。このあなたが感じる「赤さ」がクオリアの一種である。

人が痛みを感じるとき、脳の神経細胞網を走るのは、「痛みの感触そのもの」ではなく電気信号である(活動電位)。脳が特定の状態になると痛みを感じるという対応関係があるだろうものの、痛みは電気信号や脳の状態とは別のものである。クオリアとは、ここで「痛みの感覚それ自体」にあたるものである。

クオリアは身近な概念でありながら、科学的にはうまく扱えるかどうかがはっきりしていない。この問題は説明のギャップ、「クオリア問題」または「意識のハードプロブレム」などと呼ばれている。現在のところ、クオリアとはどういうものなのか、科学的な「物質」とどういう関係にあるのかという基本的な点に関して、研究者らによる定説はない。現在のクオリアに関する議論は、この「クオリア問題」または「意識のハードプロブレム」を何らかの形で解決しよう、または解決できないにしても何らかの合意点ぐらいは見出そう、という方向で行われており、「これは擬似問題にすぎないのではないか」という立場から「クオリアの振る舞いを記述する新しい自然法則が存在するのではないか」という立場まで、様々な考え方が提出されている。

現在こうした議論は、哲学の側では心の哲学(心身問題や自由意志の問題などを扱う哲学の一分科)を中心に、古来からの哲学的テーマである心身問題を議論する際に中心的な役割を果たす概念として、展開・議論されている。

また科学の側では、神経科学、認知科学といった人間の心を扱う分野を中心にクオリアの問題が議論されている。ただし科学分野では形而上学的な議論を避けるために、意識や気づきの研究として扱われている。{/netabare}

いまいちよくわからないという人が多いと思います
それもそのはず
クオリアが存在するかどうか?
という最低限の段階ですら
偉い学者さんたちが大論争して結論が出ていないので
詳しく知りたい方はちゃんと自分で調べてみてください

このクオリアが存在するのかどうか?
という哲学論争の中で生まれたのが哲学的ゾンビという思考実験です
こちらもWikipediaから

{netabare}哲学的ゾンビ(Neurological Zombie)
脳の神経細胞の状態まで含む、すべての観測可能な物理的状態に関して、普通の人間と区別する事が出来ないゾンビ。

哲学的ゾンビという言葉は、心の哲学の分野における純粋な理論的なアイデアであって、単なる議論の道具であり、「外面的には普通の人間と全く同じように振る舞うが、その際に内面的な経験(意識やクオリア)を持たない人間」という形で定義された仮想の存在である。哲学的ゾンビが実際にいる、と信じている人は哲学者の中にもほとんどおらず「哲学的ゾンビは存在可能なのか」「なぜ我々は哲学的ゾンビではないのか」などが心の哲学の他の諸問題と絡めて議論される。

仮に“哲学的ゾンビが存在する”として、哲学的ゾンビとどれだけ長年付き添っても、普通の人間と区別することは誰にも出来ない。それは、普通の人間と全く同じように、笑いもするし、怒りもするし、熱心に哲学の議論をしさえする。物理的化学的電気的反応としては、普通の人間とまったく同じであり区別できない。もし区別できたならば、それは哲学的ゾンビではなく行動的ゾンビである。

しかし普通の人間と哲学的ゾンビの唯一の違いは、哲学的ゾンビにはその際に「楽しさ」の意識も、「怒り」の意識も、議論の厄介さに対する「苛々する」という意識も持つことがなく、“意識(クオリア)”というものが全くない、という点である。哲学的ゾンビにとっては、それらは物理的化学的電気的反応の集合体でしかない。{/netabare}

つまり哲学的ゾンビというものは
外からは普通の人間と全く変わりないように見え
実際の人間と変わらないように行動するが
クオリアを持っていない存在ということですね

もしもある日突然
世界中のあなた以外の全ての人が哲学的ゾンビになってしまったら
いったいどうなるでしょうか?

答えは簡単
何も変わりません
クオリアを持っているかどうかは外部からは判断がつかないのです

近年人工知能が発達し
2014年にはロシアのコンピュータがチューリングテストを突破しました
これはモニター越しに人工知能や人間と文字だけで会話し
応対していた相手が人間か人工知能か答えさせるテストで
30%以上の人に人間と会話していると錯覚させることに成功しました

哲学的ゾンビというのはこれの究極系と言っても良いでしょう
文字による会話だけではなく人間と同じ肉体を持ち
人間とまったく同じように行動します
感情は持っていませんが、感情表現はできます
あなたの隣にいる人が人間か哲学的ゾンビか
判定する方法はありません

話を物語に戻しましょう

ミァハの一族はチェチェンの奥地にある
外界から隔絶された陸の孤島の中でガラパゴス化し
クオリアを失い哲学的ゾンビとなった一族でした

ミァハがロシア兵に一族を虐殺されレイプされている際に
彼女の中に眠っていたクオリアが覚醒し
哲学的ゾンビから普通の人間へと変化しました

ミァハを調べた学者たちの手によって
脳のクオリアを司る部分が解明され
WatchMeを通じて全人類(一部の少数民族を除く)が
一斉に哲学的ゾンビに変わることになりました

というのが事件の全貌です

生府に所属する人々は
みな哲学的ゾンビへと変わってしまったわけですが
ではそれによって一体何が変化するか?

答えは先ほどと同じ
何も変わりません

生府に所属しない人々は
事件によって生府の人々に変化があったことにさえ気が付かず
クオリアの存在しない哲学的ゾンビと
今まで通りに接していくことでしょう

さてさて、我々が映画を楽しむように
哲学的ゾンビたちも類似品を楽しみます
いえ楽しんでいるように見えます
そんな彼らに人気の物語は
クオリアを持っていた最後の人間
霧慧トァンのWatchMeの記録を通じて
彼女の体験を疑似体験するプログラム
その名は<harmony/>

つまり自分たちが今まで見ていた映画は
哲学的ゾンビのための作品でした
というのがこの作品のオチなわけですね{/netabare}

投稿 : 2017/01/24
閲覧 : 155
サンキュー:

14

退会済のユーザー

★★★★★ 4.2
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

劇場版だとここまで綺麗ですか!

流石に劇場版だけあって映像が綺麗過ぎる!
少し?グロいシーンがあるので観るときには注意が必要です。
先ず注目するのは勿論映像美なのですが、主人公役の沢城みゆきさんの声も素晴らしいのです(°∀°)化物語の神原駿河役で初めて聞きましたが、何とも魅力的な声をされてるんですよねぇ(*^^*)
近未来という世界観にグロ百合要素アリのストーリー。
内容もちゃんと纏まっているとは思います。説明不足な感じもしなかったかな?
ラストはハッピーエンド?それともバッドエンド?捉え方次第ではどちらにもなると思われます。僕は・・・ハッピーエンドでしたかね(°∀°)
劇場版と言うこともあり、2時間程で観れるので空いた時間にサクッと観れるのも良いですね(*^^*)

投稿 : 2016/12/22
閲覧 : 113

ディルド村田

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

ちょっと 難しいです

いや!見栄張りました

だいぶ!!難しいです

脳ミソの話でたびたびポカーンとなっちゃいました

絵キレイですよ
ちょとアクションもあって
動きとか格好良いんですよ
メカも良かった

血の色が赤黒くて
びゅびゅって


ただなぁ
脳味噌ポカーンでしたねぇ

物語の☆は見栄張って3.5にしました

投稿 : 2016/12/02
閲覧 : 77
サンキュー:

5

退会済のユーザー

★★★☆☆ 2.3
物語 : 1.0 作画 : 4.0 声優 : 1.5 音楽 : 3.5 キャラ : 1.5 状態:観終わった

虐殺器官とかといっしょにCMされていた

世界観に入り込めなかった、内容のよくわからなかった。15点です。

ハーモニー、死者、虐殺器官の3つを同時に広告していて気になっていた作品。
2016/9現在、ハーモニーと死者は公開済みかつ見終わっていますが、どちらもダメでした。

内容がスカスカなのであれば、30分程度のショートアニメにきれいにまとめるべき。みていてワクワクもなければ、ゾクゾクもないです。

サイコパスみたいな内容を作りたかったのかな?
残念な感じです。

投稿 : 2016/09/24
閲覧 : 98
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