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「劇場版『Fate/stay night Heaven’s Feel』 第一章(アニメ映画)」

総合得点
83.2
感想・評価
562
棚に入れた
3281
ランキング
327
★★★★★ 4.2 (562)
物語
4.1
作画
4.5
声優
4.2
音楽
4.2
キャラ
4.2

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劇場版『Fate/stay night Heaven’s Feel』 第一章の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

めう さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

非常に評価の高い作品

fate/staynightの3つ目、桜ルートにあたる作品。劇場三部作で行われたこともあり、非常にレベルの高い作品に仕上がっていた。内容もさることながら、作画や音楽も高いクオリティであった。

投稿 : 2022/07/10
閲覧 : 174
サンキュー:

3

セシウス さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

エロゲの映画化

 原作ゲームはその昔プレイしました。最終章まで見ての感想です。
 原作では3つあるルートのうち一番長くて一番難解な(それ故か当時人気がなかった)ルートですね。このHF編が劇場版としてアニメ化されるということでちょっと不安がありました。というのも元々エロゲだった作品がアニメ化される時は18禁シーンが削除されることが多いからです。これまでアニメ化された「萌えのセイバールート」と「燃えの凛ルート」はそもそも18禁シーンが蛇足そのものだったのでカットされても全く問題ないと思いましたが、「グロ鬱の桜ルート」は、メインヒロインの人格を描写する上で18禁シーンは必須だからです。
 結論から言うとやはり18禁シーンはほぼほぼカットされていたので、ヒロインの描写が原作より少しパワーダウンしていました。
 また、サブキャラに関する描写も原作からカットされたシーンが多くやや不満が残りました。原作コンプリート済の私でも情報不足に感じたので、アニメから入った人やHFしか知らない人は不可解なシーンが多かったのではないでしょうか。

 メインヒロインをはじめ声優さん達の演技は素晴らしかったと思います。今回は日常シーンはとても少ないのですが、そんな中でも各キャラクターの心情をよく表現できていたと思います(特に桜と凛)。
 作画は凄かったです。バトルシーンが超絶派手かつ長いです。自宅視聴ですがポーズするタイミングがとれずトイレにいく暇がありません。音響も凄い迫力でした。この辺はさすが劇場版ですね。

 原作ファンとしてはここまで凄い作画にしなくても良いからもう少し尺をとって各キャラクターを描写して欲しかったです。特にイリヤとライダーは原作ではメインヒロインを食ってしまうくらい印象的だったので少し残念でした。そういう意味では今作は桜にちゃんとスポットライトが当たっていたとは思います。
 なんだかんだ15年くらい前のエロゲを最後までアニメ化してくれたのだからよかったと思うべきなのかもしれませんね。

投稿 : 2022/05/06
閲覧 : 227
サンキュー:

1

ASKA さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

Fate/stay nightの桜ルート。見ごたえありの作品。

Fate/stay nightの劇場版作品で、Fateルート、Unlimited Blade Worksルート、そしてこのHeaven's Feelと3ルートアニメ化されていますが、これは間桐桜ルートとされています。
別ルートなので、他の2ルートとは少しづつ違っています。
また、他2つがテレビシリーズなのに対しこちらは劇場版なので、尺の問題もあってかいくつかシナリオが削られています。

それでも、冬木市を舞台にした聖杯戦争を描いており、バトルもufotableの実力を出して見事に描き切っていますし、キャストも変わらず演じ切っています。

見て満足のいく劇場版だと思います。

全3部作のうちの1作目なので、まだお話は続きますが、2章も見ていこうと思います。

投稿 : 2022/05/04
閲覧 : 156
サンキュー:

11

ネタバレ

マーティ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

花の唄

 2020年の8月くらいにABEMAで無料放送していたので、そのときに視聴。原作はやってません。

 ついにここまできましたね、、、!セイバールート、凛ルートは普通に面白かったのですが、今回の桜ルートはいよいよ本番というか、これまでの総決算だと思います。

 このアニメは、まだ僕があまりアニメをそんなに見てない頃に見ていたのでいろんな意味で圧倒されました。

 まずは映像美、バトルシーン。作画がきれいのなんのって!特に雪のシーンがキレイでしたね。そしてバトルシーン。真アサシンVSランサーのところです。カメラワークとか火花の描写とか、とにかく圧倒されました。

 ストーリーに関しては、この段階ではまだ序章です。しかし初見さんお断りみたいですね。序盤のセイバー登場とか、ランサーと戦うところとかがカットされてました。
 でも明らかに不穏な空気が漂ってました。いきなり小次郎アサシンやられ、さらにキャスター陣営脱落!しかもその後ランサー、さらにセイバーまでもが闇にのまれ、、、。さらにこれまですぐ退場していたライダーが何やら意味ありげで登場・・・?

 とにかく序章とはいえ、映像美やバトルシーンなど制作陣の気合を感じられた、良い映画でした。

 これにて感想を終わります。ここまで読んでくださりありがとうございました。

投稿 : 2022/02/28
閲覧 : 221
サンキュー:

15

アニメ記録用垢 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 2.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

Fate/Zeroの壁は高かった

作画と演出は文句なしのクオリティーだが
原作や派生作品(空の境界)を知らないとなんだコレ?と感じるシーンがいくつか見受けられる

キャラクターの個性はそれぞれあり、安心のFateと言った感じだが
それでもFate/Zeroの原点の壁は高く越えられない

てか数年前まではFate作品を楽しめたのだが、近年は楽しめなくなってしまった私がいる


人間の脳は刺激に慣れると『飽き』が起こることから
770以上も作品を観て来てしまったことで、アニメを純粋に楽しめない様になってしまったのかも知れない

投稿 : 2022/01/05
閲覧 : 237
サンキュー:

1

U-yan さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

全3作の総合評価とさせて頂きます。

大人気SNシリーズ、桜ルート。作画もパワーアップして素晴らしい作品だと思います。3作の中でストーリーは1番ダークかな。どれか1つでも観た事ある人は3作全て観るのをお勧めします。士郎はどんどんかっこ良くなります。それにしても過酷な運命だな・・・。士郎、学校のテスト赤点だろうな・・・w

投稿 : 2021/11/14
閲覧 : 180
サンキュー:

1

ひいらぎ少女 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

私の最推しキャラのメインルート

梶浦由記さんの繊細な音楽と間桐桜ちゃんの繊細さがマリアージュしてる。

投稿 : 2021/07/08
閲覧 : 146
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1

二足歩行したくない さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

本作からではなく、原作プレイ済みか、過去作視聴した上で見る必要があります

ビジュアルノベルゲーム「Fate/stay night」の"Heaven's Feel"(HF)編、アニメ化劇場版3部作の一作目です。

「Fate/stay night」はFateルート、Unlimited Blade Works(UBW)ルート、Heaven's Feel(HF)ルートがあるのですが、FateとUBWは過去にアニメ化済みなので、本アニメ化ですべてのルートがアニメ化されることになります。
「Fate/stay night」のアニメ企画においては最後の企画となり、2020年8月より公開となったHF編3作目をもって、一作目、2006年1月放映開始のディーン版Fateから14年と半年以上の時を経て完了となりました。

なお、Fate/stay nightは原作はゲームですが、文章量がとにかく多く、総プレイ時間は普通にプレイして5,60時間くらいは必要です。
特に本作のHF編は3つの章の中でも特にプレイ時間が長く、さらに話が一番複雑でなおかつ暗いです。
元々伝奇ものと呼ばれるジャンルの作品で、かつ18禁のDOS/V用エロゲーなので、他の章も日の光の当たる世界の物語ではないのですが、HF編は刻印蟲による陵辱の描写があったり、魔術師や暗殺者がメインで活躍するストーリーということもあり、基本的に暗く、沈鬱です。
また、HF編は3つある章の最後にプレイ可能になる章ということもあって、基本的に説明は省略されます。
一応、主人公が戦いに巻き込まれた経緯やルールの説明はあるのですが、軽く触れる程度で流していることに加えて、一部のサーバントは即敗退して紹介もほとんどないので、本劇場版を視聴前に原作をプレイするか、過去のアニメ作品を見ておくことをおすすめします。
本作は間桐桜がメインヒロインなので、ストーリーは間桐桜が、衛宮士郎の家に頻繁に出入りするようになった経緯から始まり、セイバー召喚のシーンなどはほぼダイジェストとなります。
このあたりは、ゲームプレイ済みの私的には、既読シナリオのスキップのようでありがたいと思いましたが、既読でない初見の方は早速ついていけないかもなーと思いました。

視聴前は、一作目の本作ではとりあえず導入までかと思ったのですが、上記の通り状況説明的なものは結構飛ばしていきます。
そのため、一作目から結構ストーリーの中枢までいくのは驚きました。
過去のアニメ視聴済みで、ネタバレ無しで本作を視聴した方は、過去作で活躍した強キャラがまさかの新キャラに敗北して、これまで空気だった桜がずっと「ヒロインでしたよ」という顔でガシガシ登場するのに驚くと思います。
話題作ですが、本作から入るのではなく、ぜひ過去作視聴した上で見てほしいと思いました。

投稿 : 2021/05/12
閲覧 : 242
サンキュー:

5

ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

静寂の世界

奈須きのこ/TYPE-MOON原作、
制作ufotable。

聖杯は英霊を呼び、
英霊は契約者を必要とする。
聖杯とは魔術世界に於ける万能の力。
それはあらゆる現実の願いを叶える。

Fateシリーズ初挑戦。
時系列ではなくここから始める愚行。
さて物語や世界観を楽しめるのかですが、
聖杯戦争と英霊だけを掴めていれば解決する。

雪降る冬のとある日常と回想。
聖杯戦争の痕跡はあまりなく、
時間が「今」に向けて逆再生され、
物語は静寂の世界と共に立ち上がる。
衛宮士郎と間桐桜の出会いである。
冬の街が美麗に描かれあまりに美しい。

それは唐突に始まった。
{netabare}士郎と遠坂凛を襲撃する英霊バーサーカー。{/netabare}
魔術師と7騎のサーヴァントによる、
運命の夜、新たな聖杯戦争の始まりである。

円卓の騎士、北欧神話、ギルガメシュ叙事詩、
数々の英雄譚とオカルティズムが交錯し、
物語を神秘的に非現実世界へと招き入れる。
ありがちではあるがその闇に魅かれる。
意図的に伝奇・ホラー色を強めているそうだ。

楽しみがこんなにも増えて困る。

投稿 : 2021/04/09
閲覧 : 1002
サンキュー:

46

ネタバレ

栞織 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

桜の運命が切ない

Fate/Zeroでいたいけな少女だった桜のその後のシリーズ、この映画版は私のお気に入りです。最終作をまだ見ていないので、はっきりした事は書けないですが、一作目から丁寧に作られていて素晴らしいと思います。とにかく桜がいじらしくて、かわいそうで、途中から魔に魅入られてしまうのが本当に悲しいと思います。あのおじいさんの野望のせいなのでしょうか。Zeroで出て来た蟲の儀式とか、菊池秀行さんの世界みたいで、本当に残酷だと思います。

戦闘場面は私が言うまでもなく、アニメ映画の一級品です。ストーリーも演出がうまいです。画面構図もすごく決まってます。どこを取ってもかっこいいです。Fateを詳しく知らなくても、それなりに楽しめる内容だと思います。

投稿 : 2020/10/08
閲覧 : 253
サンキュー:

7

ネタバレ

hyoi さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

Fate史上一番怖かった!

まず、今回のヘブンスフィールでは規制がされておらず、戦闘シーンで負けた相手がグロい殺され方をしてもそこに規制はなくグロかったです。だから、グロいのがダメな人は見るのを控えたほうがいいです。
それでは、あらすじとしては、今回の主役は間桐桜が主役になっていきます。一章では普段のFateと似ていてただの聖杯戦争なんですが、途中から間桐蔵健
が黒い影のようなものを使ってサーブァントたちを飲み込んでいきます。そこで、ランサーが飲み込まれるところはグロかったです。一章ではこんなところですね!
とにかく、雰囲気が怖く作画はきれいだがグロい作品になっています。
後、何よりも怖かったのが、Aimerさんが歌っている「I beg you」という歌が怖すぎました。でもどこか中毒性があり、いい歌なので、ぜひ聞いてみてください。

投稿 : 2020/10/05
閲覧 : 280
サンキュー:

4

ハウトゥーバトル さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

これから次第だなぁ

視聴前 桜ルートか

視聴後 ああだんだん思い出してきた?

この話は第五次聖杯戦争の話
ジャンルは恋愛・バトル・サーヴァント・魔術
スタディオディーンがセイバールートを作りUBWで凛ルート、この流れなら当然本作が桜ルートとなるはずであり、実際そうなりました。
その昔に友達がフェイトの全ルートを粗方ネタバレしやがったのですが、正直ほぼ覚えてません。正確には終わった後で「ああそうだ、こんなシーンあったかもしれん」ていう感覚がくるくらいです。それでもネタバレしやがったという事実は消えないので今度とっちめようと思います。そんなことはどうでもいいとし。

内容です。序盤は全ルート共通のアレから始まります。そして召喚。ここから違います。展開は割と普通で、この調子なら正直あまり面白くなさそうなのですが、私の記憶では確かこのルートは重かったはずなんです。しかし本作では正直そこまで重い感じはしませんでした。軽いわけではないのですが、いつものフェイトです。別になんともおもいませんでしたね。これから次第です。

そして作画は超すごかったです。なんでもない日常シーンももちろん丁寧でしたが戦闘シーンもいかつかったです。迫力があり、臨場感も半端なかったです(語彙力)

どんなんだっけなぁって思い出せないそこのあなた。見ましょう。損はしないはずです。

原作は奈須きのこさん
監督・総作監は須藤友徳さん。一瞬何かの間違いかと思いましたよ。zero,UBW,空の境界のキャラデザをされてきた方が急に監督をされるんですから。
脚本は桧山彬さん。
キャラデザは須藤友徳さんと碇谷敦さんと田畑壽之さん。UBWと同じメンツですね
劇判は梶浦由記さん。やはり。
アニメ制作はUfotable。うん

作画はとても良かったです。丁寧な作り込みと迫力のある戦闘シーン。
主題歌は梶浦由記さん作詞曲編曲、Aimerさん歌唱の「花の唄」

総合評価 一回見てもいいかも

投稿 : 2020/09/19
閲覧 : 342
サンキュー:

9

ネタバレ

なばてあ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

功利主義が噛む妄想心音

原作プレイ済みかつ[Ⅲ.spring song]鑑賞後のレビュー。

「Fate界隈」の原典「stay night」3部作のひとつ『Heaven's Feel』の劇場アニメ化で、3話構成の第1話が[Ⅰ.presage flower]。・・・というしちめんどくさい説明が必要なのが「Fate界隈」のしちめんどくさいところ。そして、この説明がしちめんどくさいと感じるヒトは、最初から排除されてしまうのが最近の型月アニメの特徴(ただし『{netabare}衛宮さんちの今日のごはん{/netabare}』は例外)。言い換えるなら『{netabare}Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-{/netabare}』と同じく、本作も空前絶後の「ファンサービス」である。ただし本作のそれはふたつの意味でそうなのである。

ひとつめの意味は、原作そのものの構成に由来する。『Heaven's Feel』は原典第1作でセイバールートであるところの『Fate』、第2作で遠坂凜ルートの『Unlimited Blade Works』のストーリィをふまえたうえで見るよう構成されている。『{netabare}Steins;Gate{/netabare}』風に言うなら、異なるふたつの世界線をふまえたうえで見ることで、最上級のエンターテイメントになるのが本作ということになる。違う言い方をすれば、視聴者が「リーディング・シュタイナー」の醍醐味を味わえるように緻密に調整されたのがこの劇場版アニメの原作ということである。それゆえ「リーディング・シュタイナー」を持たないヒトは本作の世界には立ち入れない。

ふたつめの意味は、このアニメ化の方針に由来する。『{netabare}Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-{/netabare}』と同じく、月厨ではない初見のアニメファンを本作の世界に引き込むことがあらかじめほとんど放棄されているのである。[Ⅰ.presage flower]の前半、原典第1・2作との共通箇所である「士郎とセイバーの出逢い」に至る一連のシーンはさっくりとオミットされる。あの見せ方では、初見だとまちがいなくなにもわからない。でも、ある種、潔くもある。劇場版3部作の最初のシーンで、いきなり「一見さんお断り」の札を立てるなんて、なかなか勇気のいる所業だと思う。もちろん最近の『FGO』のアクティブユーザ数を織り込むなら、この立て札はネガティブというよりポジティブな効果を発揮するという計算があったのだろう。冷徹で挑戦的な計算だと思う。

劇場版3部作を比較すると、わたしはこの[Ⅰ.presage flower]が一番完成度が高いと思う。もちろんサーヴァント戦のバトルシーンは他の二つと比べると控えめであり、エフェクト作画という観点では地味といえば地味である(もちろん『Heaven's Feel』に限らないのであれば、超絶ド派手なエフェクトなのだけれど)。ただ、この3部作の作画は、バトルシーンのみならず、日常シーンもすごく良い。目立たないけれど、ヌルヌルというわけでもないけれど、節度ある丁寧で手間暇かかったいい作画だ。キャラクタの日常芝居のひとつひとつ、身振りがいちいち的確である。とくに目を引くのは、受けの演技。もちろん枚数はバトルシーンにがっつり傾斜をかけてつぎ込んでいるのだけれど、リミテッドアニメである範疇のなかで、じつに洗練された仕上がりになっている。

その意味で、作画的な魅力という点で、3つの作品にそこまで致命的な差がないとすれば、[Ⅰ.presage flower]独自の良さみとはなにかというと、ゴシック伝奇ものの訴求力、伏線を緻密に織り込む際に生じる微妙な沈黙、その怖気だつ闇と間。テンポが速くないからこそ、その闇と間の余韻がじわっと広がり、視聴者の興味をじわじわと絡め取る磁場に変わる。バトルシーンのドンパチがもたらす快楽とは異なるこの余韻にかけて、わたしは[Ⅰ.presage flower]を一番上に取る。けれども、すぐに誤解の無いよう補助線を引くとすれば、映像の仕上がりという点で、出来は本当に差がない。制作のクオリティコントロールは完璧無比といっていい。劇場版が複数回にわたって続くアニメは珍しくないけど、ここまで質がそろうこともほんとうに珍しいのではないか。

・・・まずはここまで。続きは[Ⅱ.lost butterfly]のレビューにて。

衝撃:★★★☆
独創:★★
洗練:★★★★☆
機微:★★★★
余韻:★★★★

投稿 : 2020/08/31
閲覧 : 234
サンキュー:

2

ネタバレ

アンデルエレーラ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

もしも私が...

Fate/stay night Heaven’s Feel(桜ルート)の第1章

ー2019.11.8更新ー

圧倒的な映像美、予想を裏切る展開。
映画館で観るにはこれ以上ない最高の映画。

Fateシリーズは、原作未プレイでなのですが、
Zeroやセイバールート、凛ルートと比べながら観ると、
桜ルートはまさに驚きの連続です。

というか、HFあってのFateなのですよね!
初めて観た時はかなり衝撃的で…
Fate知った気になってました、ごめんなさい、という感じでした(笑)

桜と士郎のゆったりとした日常パートから、
聖杯戦争が繰り広げられて行くダークな世界観への流れは圧巻。

あれ、いつもと違うぞ!?
という良い意味での違和感が、
終盤になるにつれて大きくなっていくのがたまらないです。

AimerのEDの曲「花の唄」大好きです。
映画館で聞くとゾクッとしますよ(笑)

まだの方には、ぜひ観て欲しい作品。
ただ、予備知識がないと楽しめない部分があるので、
Zeroとstay night(UBW)、できればstay night(無印)を
先に観ることをオススメします。


ー2017.10ー
{netabare}劇場版1作目なのに結構死にましたね。

まず、他ルートで苦しめられた、
キャスターと葛木先生があっさり真アサシンに殺されたのには驚きです。

あの黒い影みたいな物の影響もありましたが、
まさかランサーが真アサシンに負けるとも思いませんでした。

ライダーもあっさりセイバーに負けて、さすが慎二(笑)と思ったのですが…
最後に士郎を助けたのはライダー!?

やっぱ臓硯出てくると怖いですねー。

セイバーはまた復活すると願っています。
あの黒い影の正体はもう一人のセイバーなのですかね?{/netabare}

ー2017.11ー
{netabare}1回目の衝撃に耐えられず、2回目観に行ってしまいました!
2回目も大満足でしたが、1回目より冷静にストーリーを追えたので、
自分なりにこの展開の真相を予想します!

ただ原作未プレイの私が勝手に楽しんで考えているだけですので、
そこは暖かい目で見てください(笑)

まず「影」について。 
セイバーが影に飲み込まれた際、アサシンが「セイバーは自分の闇と戦うことを選んだ」と言っていたことから、あの影は人それぞれの自分の中にある闇の部分が物象化した物ではないかと思いました。

しかしその一方、影がサーヴァントを飲み込むたびに桜が苦しんでいたことから、影の正体は桜!?とも考えてしまいます。

次にマスターとサーヴァントの関係について。
現時点で分かっている組み合わせは…
士郎/セイバー(死亡?ではないはず)
凛/アーチャー
イリヤ/バーサーカー
蔵硯/真アサシン
葛木先生(死亡)/キャスター(死亡→蔵硯に操られる)
言峰綺礼/ランサー(死亡)&ギルガメッシュ
慎二(マスターでなくなった?)/ライダー(死亡?ではなくマスター変わった?)

気になるのはライダーのマスター。
ライダーが最後に士郎をアサシンから守ったことから、
マスターは慎二出ないはず。(慎二がマスターであんなに強いわけない!笑)
と考えると…同じ間桐家の桜!?

そして、他ルートでも描かれていますが、
桜とギルガメッシュが何を話していたのかも気になります。

もう全然分かりません(笑)
とにかく第2章が待ちきれません! {/netabare}

投稿 : 2020/08/24
閲覧 : 696
サンキュー:

31

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

よくここまでアニメ化しようと思った

FATEシリーズというだけで一定の客層が付くのだろう。アダルトゲームにおける分岐点(攻略キャラクターの分岐)を全てアニメ化しようというスタッフの心意気たるや本気である。

作画や演出にぬかりはなく、少々中だるみはあるものの一定の客層を逃がさない作り方をしている。今までのアニメの歴史で同一作品をリメイクではなく「再解釈」で3シリーズ引っ張る少々強引なやり方は稀有であるし、それについていくファンもかなりのオタク気質だと思う。

ガンダムみたいに新規視聴者ではなく、一定層のファンのための映画という意味では同人誌的で内容の濃い作品だ。

投稿 : 2020/06/03
閲覧 : 851
サンキュー:

12

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

本作品を超えるアニメが誕生するとは思えない

現時点、現在進行形のアニメでは一番面白い作品だと思っています。
Fate/stay nightは、Fate・Unlimited Blade Works・Heaven's Feelの
3ルート全てアニメ化されましたが、どのルートから観ても大丈夫です。
制作:ufotable・音楽:梶浦 由記さんなので、
圧倒的な作画と重厚な劇伴は約束されています。
異次元の戦闘シーンと、絶望感しかない終わり方で、第二章に続きます。

投稿 : 2020/04/14
閲覧 : 272

ゆん♪ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

しろさんとさくらちゃんが可愛い

シリアスに展開するストーリーもFate見てるなぁって思うけどしろさんとさくらちゃんの初々しさがキュンとする

投稿 : 2020/04/12
閲覧 : 209
サンキュー:

1

washin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

ついていけませんでした

本当にごめんなさい。fateシリーズ初見で観に行ってよくわかりませんでした。

作画、音楽は最高でした。つまらなかったわけではないのでまた挑戦したいと思います。

投稿 : 2020/04/11
閲覧 : 265
サンキュー:

0

teratera さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 1.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 5.0 キャラ : 2.5 状態:----

うーん

正直面白くない、完全にファン向け。一応Fateのアニメは他にも見て予備知識はあるほうだと思うが、あれこれ飛びすぎで、初見の人に説明する気はまったくない。それを抜きにしてももっと描き方の工夫はできるんじゃないか?感動とか面白いとか何も感じなかった。
絵もきれいではあるけど、それだけ。大して印象にも残らない。根強いファンが多数いらっしゃるようで高評価は安泰なのだろうけど、こんなんで物凄い評価されてるの見るとなんだかなーと思っちゃいます。
歌だけは抜群に良いです。満点越えてます。だから歌がもったいないです。

投稿 : 2020/03/23
閲覧 : 177
サンキュー:

0

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

念願のHF!!

ようやくHFが映像化されました。感想は・・・とても素晴らしい!!
もう非の打ち所がありません。ずっとずっとこれを待っていた!!
最後に流れる花の唄の歌詞で鳥肌が立ちました。
初見はちょっとわかりにくい部分も多いので見る前にアニメ版のsn(ディーン版でもufo版でもどっちでも)を少し囓っとくとわかりやすいかな?
2章と3章も期待してます。

投稿 : 2019/07/08
閲覧 : 417
ネタバレ

ももも さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

映像化に一番あっているルートかもしれない

abemaのGW祭り?でたまたま見て最後まで視聴。
面白かったです。

原作ゲームはマルチルートの18禁ビジュアルノベルで、「各ルートで断片的に情報(世界観などの設定)が触れられる」「全ルートを遊ぶと人物像などの全容が見えてくる」という仕掛けが施されています。
また設定はあからさまな語りではなく、ストーリーに沿っているため切り抜きは難しいはずです。

多分色々な人がfate関連作の感想でこの点に触れていると思いますが、上記理由から一本道で見せるしか無いアニメ化には不向きな作品であると言えると思います。
(その点zeroは最初から小説として書かれたため、出色の出来だったのかも)

これまでにディーン版(セイバールート改変)、ufo版(凛/{netabare}エミヤ{/netabare}ルート)がTVアニメ化されています。
残りは一番暗く、ストーリー的にエロシーンが切り離せない桜ルートで、本映画はその連作劇場アニメ化の第一弾とのこと。

原作の桜ルートはエログロ満載な上に暗く正直あまり好きではなかったのですが、ハイクオリティな劇場版アニメとして作られた本作は、びっくりしたんですが一番「fate」っぽいなと思いました。

原作ゲームではちょっと選択を間違えると主人公である「シロウ」は簡単に死にます。根底にある都市伝説のようなホラーな世界観と、ゲームゆえの「先が見えない」緊張感が合わさって独特の雰囲気があったんです。
それがTVアニメ版では、「ヒーローになりたい(事実上ヒーローな)シロウ」の視点で話が進むため、ゲームのような緊張感が感じられませんでした。

本作は{netabare}これまでTV作品で活躍してきた英霊が次々と無残な死に方をします。{/netabare}また、映画ということもあり(?)、ちょいちょいグロテスクな表現があります。
他のルートでは存在感がなかった間宮臓硯の不気味さも際立っています。
これが全て抜群の雰囲気になっており、「日常に潜む不気味」みたいな本来やりたかったであろうfateの世界観をバッチリ再現できているように思いました。

映像ももちろん視聴中すげぇなと思うほどすごかった(語彙力…)のですが、それを書き忘れるほど、演出と世界観の親和性が飛び抜けていたと思います。

最後に。
本作は完全にファン向けです。
序盤のいわゆる「共通ルート」がバッサリ省略されています。
本作を一般人向けに紹介する場合に象徴的なシーンであろう、セイバーとの契約シーンがOPのスタッフロールの背景でさらっと流されたのにはびっくりしました。
あれを省略するというのは、制作スタッフからの「ファン向けに作りました」という決意表明と言ってもいい気がします。

初心者の方(がこの感想見るのかわかりませんが…)は、TV版のFate/stay night [Unlimited Blade Works]を先に見ることをおすすめします。
共通ルートとは原作ゲームの序盤、シナリオ分岐前の話のことで、その名の通り全シナリオで共通の同じ話なのです。

投稿 : 2019/05/05
閲覧 : 490
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5

大重 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

申し分ないクオリティ

TVで視聴。まあまだ始まったばかりですが、実に素晴らしい。
とにかく作画が凄い。内容はまあ知っていますがバトルシーンは拡張してあってすごいですね。特にランサー。見ごたえのある内容になっていました。
この先が楽しみになります。

投稿 : 2019/03/31
閲覧 : 297
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2

ネタバレ

たかし さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

とにかくやばい!

ちょっと怖いけど面白かった
作画のレベルが高く、ランサーVSハサンの戦闘シーンは今まで見たアニメの中で一番のクオリティだった

投稿 : 2019/03/26
閲覧 : 347
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4

かずなみ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

今度はHeven’s Feelだ!

fate/stay nightの劇場版3部作の1作目、アニメ版の「Unlimited Blade Works」が通称「凜ルート」と呼ばれるが、こっちは通称「桜ルート」

主人公衛宮士郎宅に毎日通って、「通い妻か!」と突っ込みたくなるヒロイン桜がメインヒロインのお話。

基本的にルートが違うので、「UBW」は未視聴でもなんとかなるが、初見者は置いてかれると思われるので、サイト等でネタバレにならない程度に世界観の概要等を見ておいたほうがいいかもしれない。


また、自分は「UBW」から入ったクチだが、余裕のある人は前日譚に当たるfate/Zeroを観てからこちらを見ることをおススメする。
桜と凛の見え方が観てるか観てないかで大きく変わると思われる。



ただただ、士郎の近くで平穏に過ごしたいと思っていた桜の思いも裏腹に、士郎が聖杯戦争への参戦が決まり、負ければ即死亡の聖杯争奪戦に巻き込まれる士郎。
ボロボロになりながら帰ってきた士郎を案じて「危ないことは最後にしてください。」と告げる桜。

しかし、桜の身にも異変が起きていて・・・


第1作はこの辺りで終わってしまっていて「UBW」視聴済みの人には、これと言って話が大きく進展しているわけではない。
ルートが違うので、若干差異があったりはするが。
話が動き出すのは後半30分になってからが本番。
まだまだ第1章に過ぎないので、2作を早く観に行きましょう。

流石のufotableなのか作画はハンパではなく、見応えは充分です。



また、ついにメインヒロインとなった桜の魅力は並外れていて、一つ屋根の下で普通に生活できている士郎は一体どういう精神構造をしているのか疑いたくなるレベル。
言うまでもなく桜派の人は必見。可愛さで頭がどうにかならないよう気をつけてください(笑)

投稿 : 2019/03/04
閲覧 : 367
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5

pin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

戦闘シーンかっこいいねー

とりあえず画はきれいだった。
それ以外は続編を観てから!

投稿 : 2019/02/11
閲覧 : 318
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2

ISSA さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

麻婆豆腐が凄い

A-tx放送分を録画してたのようやく視聴。

Faetファン向けのアニメ映画でファンが満足出来る内容でした。
ファンなら特に重要視するであろう戦闘シーンの作画は、さすがufoですね。
現在の考えられるアニメ戦闘シーンの最高峰かも。
ただ大スクリーン向けなのかTVサイズで見ると目が痛いのが視聴後の感想です。

内容的も伏線があって次が見たくなる作りで2章3章が待ちきれない。

私が印象に残ったのが戦闘シーンでなく動かない「麻婆豆腐」…
なぜそこに力入れたufo(笑)
最高峰の「戦闘」作画と最高峰の「麻婆豆腐」作画が見れるアニメ映画でした。

投稿 : 2019/02/06
閲覧 : 314
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22

ジパミィナ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

事前準備が必要な作品 70点

三部作の第一段

アニメの時以上に秀逸な作画、映画館向けの音楽。
基礎体力的な部分は流石に力を入れていることが感じさせるデキだと思います。

作品単体ではちょっと初心者が視聴しても意味がわからないままストーリーが進む展開となっているので、ファン向けの作品としては良作かもしれないですが、世界観が理解していないと正直つまらないかもしれません。

悪くは無いのですが、明るい内容では無いので、繰り返し視聴迄には至っていないです。

投稿 : 2019/02/05
閲覧 : 279
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4

猿の尻尾 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

さぁ、聖杯戦争が裏返る

 とある花が咲いていた。
 寄り添うように咲いていた二つの花弁は別れ、その片方は、異なる枝に付け替えられた。
 色を変えられ香りを変えられ、尊厳など、いともたやすく踏みにじられた。
 花は、諦めることで理不尽を受け入れた。その心の奥に希望と絶望、憎しみすらも閉じ込めて。

 やがて花は運命に出会う。眩しく輝くお日様のような、運命に。


 Fate/stay nightの桜ルートです。
 その第一章の本作は主人公である衛宮士郎と間桐桜の出会いと、その日常が崩壊する様が描かれています。
 作り手から滲み出る「これは士郎と桜の映画なのだ」という強い想いが伝わるかのような作品でした。
 桜がとっても可愛くて、とっても満足なのです。


 ufotableによる美麗な背景と狂気的なまでに描き込まれたディティールの中でのアクション作画が堪りません。
 これまでのufotableの作品の中で映像の説得力が頭一抜けてるような気がします。
 何と言ってもランサーVS真アサシンの一連のバトルが何かもう、あれだ、凄い(語彙力


 正義の味方を志ず少年、衛宮士郎が聖杯戦争という魔術師同士の殺し合いに巻き込まれ、その戦いに身を投じていく。
 しかし聖杯戦争は参加者の思惑を外れ、その裏側とそして真実を剥き出しにしていくのだった。
 ……まぁ、今章はその取っ掛かりなのですが。


 Fateに興味のある方は是非ともご視聴をおすすめします。
 欲を言えばせめてUBWというTVシリーズを観終えてからの視聴を推したい所なのですが、前準備に気をとられて結局この映画を観ないまま興味がそがれてしまった、なんてことになるくらいならば、本作をもう観ちゃった方が良いと思います。
 知識など後からついてくるものです。
 この「圧倒的な熱量と愛に塗れたFate」を観ないなど勿体ないぞ!
 と私は思うのであります。


 

 

投稿 : 2019/01/23
閲覧 : 274
サンキュー:

3

ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

雪はFateに似つかわしい

stay nightの最後、桜ルートのアニメ化です。
桜がヒロインのためかなあ、前2ルートより暗い。
次から次へとシリアスまたシリアスです。

唯一クスっときたのは、おとぼけ神父と士郎のやりとり。
ある中華飯店での激辛マーボー豆腐を前にした食事風景。
神父「食うか?」
士郎「食うかっ!」

第一章は伏線のばらまき大会です。
桜の存在意義は?
慎二の逆襲は?
あれ、何故ライダー姉さんが復活?
セーバーは今いずこ?
イリヤとバーサーカーが満を持して
美人キャスターがあっけない、復活して!
間桐家の遠坂家の因縁の対決がありそう
ちらちらするギルガメッシュの姿
あの影法師は何?
何にも増して士郎は正義の味方となれるのか?

私の記憶が確かならば全三章ある筈。
一章でこれだから今後の展開に興味は尽きません。

投稿 : 2019/01/09
閲覧 : 393
サンキュー:

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劇場版『Fate/stay night Heaven’s Feel』 第一章のレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
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劇場版『Fate/stay night Heaven’s Feel』 第一章のストーリー・あらすじ

「もしわたしが悪い人になったら許せませんか?」

少年は少女を守りたい。そう、思った。
魔術師〈マスター〉と英霊〈サーヴァント〉が、あらゆる願いをかなえる願望機「聖杯」をめぐり戦う――「聖杯戦争」が起きて10年、冬木市で再び戦争が始まった。
前回の「聖杯戦争」の参加者である衛宮切嗣の養子・衛宮士郎は遺志を継ぎ、戦うことを決意する。

士郎のそばには、彼を慕う少女――間桐桜がいた。
彼女は毎朝、毎晩士郎の家に通うと朝食と夕食を作り、天涯孤独だった士郎と優しい日々を過ごしていた。
だが「聖杯戦争」が始まると、冬木の町に流れる空気が変わった。
あちこちで殺人事件が起き、不穏な空気が流れ始める。
士郎は桜を自宅に泊めることを決意した。

士郎は召喚したサーヴァント・セイバーとともに、魔術師の遠坂凛と同盟を結び「聖杯戦争」に臨む。

だが、その戦いは暗躍する者たちによって大きくきしみ、歪み始めていた。(アニメ映画『劇場版『Fate/stay night Heaven’s Feel』 第一章』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2017年10月14日
制作会社
ufotable
主題歌
Aimer『花の唄』

声優・キャラクター

杉山紀彰、下屋則子、神谷浩史、川澄綾子、植田佳奈、伊藤美紀、中田譲治、津嘉山正種、水沢史絵、真殿光昭、小山力也、神奈延年、関智一、浅川悠、三木眞一郎、田中敦子、諏訪部順一、てらそままさき、門脇舞以

スタッフ

原作:奈須きのこ/TYPE-MOON、キャラクター原案:武内崇、 監督:須藤友徳、キャラクターデザイン:須藤友徳/碇谷敦/田畑壽之、脚本:桧山彬、美術監督:衛藤功二、撮影監督:寺尾優一、3D監督:西脇一樹、色彩設計:松岡美佳、編集:神野学、音楽:梶浦由記、制作プロデューサー:近藤光

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