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「ユリ熊嵐(TVアニメ動画)」

総合得点
63.3
感想・評価
535
棚に入れた
2345
ランキング
4293
★★★★☆ 3.5 (535)
物語
3.4
作画
3.6
声優
3.5
音楽
3.6
キャラ
3.5

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ユリ熊嵐の感想・評価はどうでしたか?

はちごー さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

過小評価された傑作

幾原劇場三作目。
エヴァとか輪るピングドラムとか好きな人は絶対ハマると思う。

投稿 : 2024/03/16
閲覧 : 37
サンキュー:

2

あと さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

スキを諦めない愛の話。がうがう。

幻想的で抽象的なファンタジー作品で、少女とクマがスキを求めて透明の嵐から抜け出して真実の愛を探る話。
まあとんでもなくわけがわかんないアニメでした。様々な暗喩と象徴性のあるアニメーションとかわいいキャラクターに童話のような世界観。最初に見た時はもう何がなんだかわからなくてマジで困惑してました。最終話行く前に何周もしてようやく理解をしていくというか、何がなんだかわからないアニメの世界を自分でかいつまんで解釈していくという形でした。ハイセンスな百合アニメなのかな?って思って見始めたのが間違いでした。百合というか、同性愛、禁じられた愛に対してのテーマ性はあるんだけど百合アニメというわけではないというか、そういう女の子たちの劣情や感情を前に出したアニメじゃなくて普遍的な愛のお話でもあるし、解釈次第でラストもどんなエンドになるようなアニメでした。面白さがやばい角度に向いてるアニメではあります。

投稿 : 2023/09/06
閲覧 : 70
サンキュー:

2

ネタバレ

潜水艦トロイメライ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

百合を求めて見るべからず!知る人ぞ知る名作!

幾原邦彦初視聴のときに見た作品。
ウテナやピンドラ人気の陰に隠れてあまり目立たない印象があるだろうことは否めないが、個人的にはイクニ作品の中で一番面白いと感じた。
難しいという感想だけに囚われて、構える必要はないと思う。ここでは敢えて内容に触れず、フィーリングで羅列していく。
・インパクトの強いワードチョイス
頭を空っぽにして、『それがセクシー、シャバダドゥ』『デリシャスメル』『デデデデザイヤー』『ユリーー承認ーー!』『ガウガウー』といった意味不明な単語の嵐に酔いしれるのも一つの見方である。
・魅力的な音楽
私がこの作品を知ったきっかけは『あの森で待ってる』を偶然見つけたことから。
今では鐘の音でもうユリ熊の世界に入り込んでしまうのだが、この曲はユリ熊嵐という難解な物語をたった数分で的確に表現できている素晴らしい作品だと思う。
エンディングのTERRITORY、まじで何回もループすること間違いなし。
橋本由香利のキリスト教的モチーフに現代のサウンドを取り入れた音楽も癖になる。
・作り込まれた世界観
断絶の壁、透明な嵐、熊に襲われる少女。これがいちいちなんのメタファーか考える必要はない。あ、そういうことね、と思って一周。これのこういう部分てもしかしてこういういみ?と、思ってみる2周目。アレテー、テロス、なる程…と思って浸る3周目。見るたびに新たな発見と出会いがある、稀有な作品。
時代遅れの百合とかおじさんがキモい趣味のために作ったんだろ、と、思う気持ちを捨ててみると、そこには新しい世界が広がっている。

投稿 : 2023/05/28
閲覧 : 114
サンキュー:

2

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

テーマ性が表面に出すぎて、面白さが味わいづらいのでは?

 ピングドラムを視聴してやっとある程度納得の行く考察が出来た気がしたので、今回初視聴です。
 1,2話くらいの印象だと、考察ありきの面倒なアニメで思いっきりけなしてやろうかとも思ったんですけど、ちゃんと謎も展開もあり、ストーリーとして面白くないわけではないです。

 独特な世界観。謎と事件から入って、人間クマの思惑が絡み合って過去から現在に至るまでにどんなことがあったんだろう?という興味がもてる展開にはなっていました。絵も奇麗だし、百合の場面も耽美でいいです。バンクシステムを使いすぎなのは幾原氏お得意の演出です。


 今回はむしろテーマ性が表面に出すぎというか、押し付けというか、分かりやすさというか分かりづらさというか、そちらの方がちょっと鬱陶しかったです。そのせいでせっかく面白いストーリーなのにそこが味わえず、ポカーンとなってしまう気がします。

 断絶の壁があって、椿輝紅羽の家がY字路に建てられていて、道路の表示を見るとそのままストーリーの説明です。断絶を取るか取らないかですね。家のデザインも独特で部屋の内部もいろいろ含意がありそうです。

 ユリ側、空気、悪の投票、ミニスカ制服。現代の同調圧力、SNSなどの象徴なのはすぐに読み取れます。スキがテーマですから自分の価値観と、キス=コミュニケーションの話で、ビル工事はどんどん悪いほうへ進んでいる象徴でしょう。学校を取り巻く環境が資本主義的でした。
 引き出しはなんでしょうね?ハートの下半分みたいなデザインです。

 クマ側が王政を引いていて、古い価値観なのはそちらに必ずしも正義があるわけではないということだと思います。が、少なくとも野生=行動・欲望・感情・本能・そして好き嫌い。そういったものの象徴になっていると思います。
 あるいは食べる=性行為とも見えます。

「羆嵐」という小説=三毛別事件を模しているなら、野生を持った人間の犯罪=レイプとも取れますし、コンテンツの女性の性消費の問題にも見えます。健全な恋愛をしなくなったことで性行為が出来なくなった=飢えた羆という読み取り方もできます。 
 
 女性しかいないハズなのに、なぜ子供が生まれるのか?椿輝紅羽の母は誰と子をなしたか?ですね。そこにクマ(箱仲ユリーカ)との交流がありました。この嫉妬は、他に好きになった男性がいるという意味かもしれません。

 クマ側に男性がいて、ユリ側に男がいないのは、今の男は去勢されているということでしょう。ユリ=女性、クマ=男性ではないです。

 ここで分かりづらいのは百合という漢字が名前に入ったキャラはクマだ、ということですね。箱仲ユリーカがカタカナなのは、転向組だからでしょう。この人間の中のクマは制服で表現されてもいました。
 同調している振りをして、野生を持っている人もいるんだぞ、という感じでしょう。
 この人たちが「ユリ熊」=人の世にいる野生を持った人という概念になっていますが、そうなると熊の世界は何のアナロジーだ?と分かりづらくなります。
 断絶は世代ととも取れますが、草食系と肉食系でもいいでしょう。あるいは考えない人と考える人、つまり大衆と超人。つまり、ニーチェのツァラストラです。ただ、神を象徴にもってきてますので、そこまでは言ってないかもしれません。

 これは心の中の問題かもしれないです。結局断絶の向こうは、具体的なアナロジーではなく漠然とした野生を持った人間性なのかもしれません。

 2015年は「響け!ユーフォニアム」もありました。「みんなと同じでいいのか?」という問題意識が高まっていたのでしょう。 


 ライフ・セクシー、ビューティー、クールは基本自分で行動する人には承認を与えます。これは価値基準が自分の行動を決めるのではなく、そうしたいと思えばそうれが承認なんだ、ということでしょうか。つまり、自己承認で決めていいんだと言う風にも見えます。
 一方で人間=スキを捨てる。つまり感情をすて他人の価値観に身をゆだねると言う風にもとれます。
 もし、クマ=「性行為をする人」だとすると、人を食べますか?=セックスを捨てますか?ということにもつながります。

 友達の壁の前に鏡があるのは自分自身を良く自分で知って、その上で己を捨てる=相手の事を優先する=スキが実践できますか?ととれます。


 椿輝紅羽は椿姫のヴァイオレッタの事で、泉乃純花は泉鏡花?嵐が丘学園だからそんな考察も出来るかもしれません。全部悲恋ですね。まあ、お遊びなのか含意があるのかは、1回目なので良くわかりません。



 で、以上のように言いたい事はおぼろげながらわかるとして、これはメッセージの伝え方としてはどうなんでしょう?7年前なので当時の感覚がわかりませんし、かなり「何の話か」は分かりやすく表現はしています。一方で「何が読み取れるのか」は分かりづらいです。
 断絶を男女と取りかねませんし、下手をするとクマは人殺してるというシーンをそのまま受け取ってしまうのでは?

 が、手遅れな気もします。アニメの人気の出方が年々表面的な要素になって言っている気がします。ユリのなんだかわからない話…で終わってしまうのではないでしょうか。しかも2022年現在だと…うーん。

 幾原氏の手法がいつまで通用するかですね。含意を読み取ろうという能動的な見方をする人じゃないと通じない気もします。
 逆に露骨な百合を出すことで興味を引こうとしたのでしょうか?だとするとちょっと望まれる百合の感覚が違うと思います。

 結論はテーマ・メッセージの分かりやすさとしつこさのせいで、面白くはあるけど中途半端な面白さになっていると感じます。
 ウテナのようなエンタメ・メッセージの両面から完成度が高い作品と比べると、また、ピングドラムのような、メッセージ性が非常に深いゆえに、結果的に感動が深まるような作品と比べると、小粒感が否めません。

 本作の含意が私が思っている以上に深いとしても、もっと考えないと私には読み取れません。ですが、これ以上の考察をするほどストーリーに重層性は感じないし、キャラ愛も生まれないです。
 要するにストーリーもキャラも面白いけど中途半端で、ウテナ、ピングドラムほどのめり込む気がしません。
 それは現代のアニメ作品として成立するのか?ですね。

 これから「さらざんまい」も見ようと思いますが、うーん。アニメ視聴者のアニメの消費の仕方の変化について行けるのでしょうか?ちょっと心配です。

 評価は難しいです。いい事を言っているのかもしれませんが、それでもアニメの優先順位はエンターテイメント性です。せっかくのストーリーをしつこいテーマ性が打ち消している気がします。

投稿 : 2022/12/19
閲覧 : 192
サンキュー:

8

御宅 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

イクニ作品の中では一番薄味、ガウガウ

「輪るピングドラム」、「少女革命ウテナ」の幾原邦彦監督による作品。ピンドラ、ウテナが大好きな自分ですが、この作品は正直ハマりませんでした。イクニの中で1番薄味といっていいでしょう。ですが「さらざんまい」をまだ観てないので何も言えないんですけどね。それよりも早く劇場版ピンドラ後編をあにこれに追加してください!!!!(>人<;)

投稿 : 2022/09/07
閲覧 : 197
サンキュー:

3

ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

弱い者たちが夕暮れ さらに弱い者をたたく

輪るピングドラムに続き、
今作でも前衛的で抽象的な演出の数々。
幾原監督の作家性は大きな魅力ですね。
相変わらずの暗喩の連続で、
一見わかりにくいのですが、
前作同様「軸」はシンプルだと思います。
アンニュイで耽美な主題歌、最高です。

宇宙の彼方で、小惑星クマリアが爆発した。
粉々になった星は流星群となって地球に降り注ぐ。
{netabare}それを機になぜか地球上の熊が一斉に決起し、
人類に襲いかかったのだ。{/netabare}
これは荒唐無稽な物語かと思いきや、
一人の少女が真摯に純粋なモノを探す物語である。

舞台は嵐が丘学園。
百合の世界、透明な嵐が吹き荒れる。
透明な嵐はきれいで優しいものから壊していく。
{netabare}透明になるとは!?それは、
個人意思を無くし、集団に埋没しながら、
無個性に生きて行くこと、
事なかれ主義、見せかけの平穏、
排他的な現代の病なのでしょう。
そして現代の魔女狩り「排除の儀」。{/netabare}

ある日森の中、クマさんに出会った。
花咲く森の道、クマさんに出会った。

普遍的な愛を喪失した世界で、本当の好きを探す。
懸命に生きる主人公に好感が持てます。

優しい気持ちになれる作品でしょう。

投稿 : 2022/05/08
閲覧 : 1101
サンキュー:

57

うぐいす さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4
物語 : 1.5 作画 : 2.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 1.5 状態:観終わった

ユリユリ詐欺

人間と熊が対立している前提でのお話。
あと人間に男はいないっぽい。

これで百合とか言われたら百合アニメ探すとき混乱してしまう。
もちろんエロくもない。

物語の入りはとてもとっつきにくかったが、分かってきたからといって何か面白くなることもなかった。そして全体的に暗く感じた。

電話が重要な役割を果たすわけではないのに携帯の着信シーンが毎回何かのお知らせみたいなカットとか全く面白くないしただの使いまわしに見える。
キャラに魅力がないのも致命的。
語尾にガウガウ言ってるだけじゃ足りない。

投稿 : 2021/12/26
閲覧 : 278
サンキュー:

2

ひろたん さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

食べちゃいたいほどあなたが愛おしい、ガウガウ

若干、猟奇的なワードチョイスをしてみましたが「愛おしい」とはどういうことでしょうか?
「つらい」の意味も含まれますから、たぶん「苦痛で心身を悩ますほどに愛している」という解釈もありだと思います。
それをここまで隠すことなく前面に押し出した作品は、他にはありません。
だって食べちゃうぐらいなのですから。ガウガウ。


それより、なんて刺激的なオープニング映像なんでしょう。
いったい、自分は、いま、何を見せられているんだ!
と、言う気持ちはさておき、この作品が伝えたいことは明確です。

【ユリ】、【熊】、【嵐】ってなんだろう?
この疑問とともに考えてみたいと思います。


******

まず1つめは、「愛おしい」です。
ちなみに「愛しい」ではありません。意味が薄くなってしまいます。

主人公のお母さんがらみの事件について、前半早々なんとなく「だれ」が犯人か予想がついてしまいます。
しかし、それは、この作品で迷子にならないためのやさしさなのです。
むしろ大事なのは、その「だれ」かではなく、「なぜ」かの方だからです。

つまり、この「なぜ」こそが、「愛おしい」のなれの果てだからです。
「愛おしい」と言う気持ちは、時には冷静さを失わせ、間違った判断をしてしまうのです。
「愛おしい」とは、それだけ強い力を持っています。
猟奇的と言う表現もあながち間違っていないのです。

この、「愛おしい」が持ってる猟奇的な側面の象徴が【熊】だと思います。


******

つぎに「集団心理と自分の本当の気持ち」です。

人が集団を形成すれば、必ずと言っていいほどついてまわるのが同調圧力です。
このやっかいな集団心理、いわゆる「見えない空気」は、すごい力を持っています。
KY(空気を読めないもの)を「悪」とみなし、排除しようとします。
特に感情に抑止力が効かない学校生活では、それがあからさまに目に見える形となって現れてしまいます。
これを、この物語では「透明な【嵐】」と呼んでいます。

さて、自分の好き(大切)な友達が集団の中で、今、まさに排除されようとしています。
あなたは、どうしますか?
もちろん助ければ、自分も排除対象です。

ここで試されているのです。
それは、自分が本当にその友達のことが好き(大切)なのかと言うことを。
もし、その好き(大切)が本物であるなら、きっとあなたはその嵐の中に飛び込んで、その友達を助けていることでしょう。


******

それにしても、この作品、本当に素直じゃない・・・。
伝えたいことはすごくシンプルなはずなのに、見せ方をシュルレアリスム(超現実主義)ばりの前衛美術に昇華させちゃっています。難解。
しかし、伝えたいことがしっかりしている分、その難解な表現の意図が分かってくると、癖になるほど面白い。

例えば背景1つとっても、普通に見えて普通の背景は1つも出てきません。
必ず表現したいことの意図が形になっています。

他のアニメの背景なら、物語に説得力をあたえるため、設定に従ったリアリティさを追求することに主眼がおかれることでしょう。
あくまでも登場人物を際立たせるための背景としての役割です。

しかし、この作品は、登場人物以上に背景がこちらに何かを訴えかけてきます。
しかも、細かいところ1つ1つにも意味があります。
こちらは、それを解釈しようとしますが、最初は処理能力が追い付きません。

分かりやすいところでは、学校のとある一室の背景に並ぶ引き出しです。
これはまるで心の内面、つまり、大切なものをしまっておきたい心の中の引き出しそのものです。
らせん階段のシーンは、まるで答えを見つけようと、ぐるぐる考えているかのようです。

もうすでに、この作品に心の中と現実と言う区別は存在しないのです。
通常、人は、肉体は外にあるもの、心は内にあるものとして区別します。
しかし、この作品では、もう肉体だろうが心だろうがどちらも登場人物なのだからと、いる場所については外も内も区別しておらず、それがそのまま背景になります。

シュルレアリスムとは、「意識の下に閉じ込められている無意識の欲望を描くもの」だそうですが、この作品はまさしくそんな感じがするのです。


******

大切なことがもう1つあります。

この物語は、【ユリ】ですが、ユリではないと思っています。
もっと深いのです。

「ユリ熊嵐」と言うタイトル、刺激的な場面、これみよがしにユリにちなんだ人名、随所に登場するユリの花。

なにかおかしいと思いませんか?

もし、本当の百合ものなら、ここまであからさまにユリユリしくはしないでしょう。
そもそも「ユリ」を隠します。
この作品では、必要以上にユリを強調しすぎています。

つまり、これは、本当に大切なものを隠すため、目を欺く罠なのです。

ユリは、あくまでも表面的なものなのです。
一番伝えたいことを際立たせるための演出であり、このユリと言う表現方法が一番適切だったからにすぎないのです。

それは、もしこれが男女の恋愛だったら、そこに下心的なノイズが入り込み、純粋な「愛おしい」を描けなかったのではないかと思うからです。
いくら綺麗に取り繕っても、観ている側からすれば、どこかでそう言う見方をしてしまいます。
しかし、同性の場合、生殖本能に関係ない真の「愛おしい」を描けるのです。

つまり、この物語は、「ユリ」を描きたかったのではありません。
その向こう側にある、究極の「愛おしい」であり、「苦痛で心身を悩ますほどの愛」であり、そして、それに一直線に突き進んでしまう彼女らの姿を描きたったのではないか、そう思うのです。

特に、クライマックスの展開は、冷静に考えれば愚かです。でも、本人たちが一直線に進んだ結果、掴んだ答えなのです。
なんて愚かで愛おしいんでしょう。
集団心理に流された透明な空気人間なんかより、よっぽど人間らしいからそう感じるのです。


******

それにしても、なんだろう・・・。
最後、あんなに美しい終わり方なのに、すごく切なさを覚えるのは・・・。
やはり、直接的な表現は避けられていますが、クライマックスのあのシーンから想像される結末は1つしか考えられないからではないでしょうか。

好き嫌い分かれそうな作品ですが、自分は、「ほんと、素直じゃないんだから!」って思える、このような作品は好きです。

投稿 : 2021/09/10
閲覧 : 291
サンキュー:

8

ネタバレ

にゃん^^ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ユリと熊と嵐のパズルみたいなおはなし

マジメな学園ガールズ・ラブと
かわいい人食いクマのキャラが出てくる
ミステリーコメディが混ざったみたいな
ちょっとかわったおはなし。。

よく分らないおはなしだけど
監督の人は
「輪るピングドラム」の人だから
もしかしてぜんぶ見ても
よく分らなくって終わっちゃうのかも。。


1話目
{netabare}
純花(すみか)と紅羽(くれは)は
嵐が丘学園(女子高?)のとっても仲良しな生徒

その学園に
断絶の壁をこえてクマが化けた女子2人(銀子とるる)が
転校してきたの

純花と紅羽が透明な嵐って呼ばれてる
イヤガラセにあって困ってるところに
委員長の蜜子さんが仲間になってくれるって

次の日の朝
純花が消えて周りにはクマの足あとと血のあとが。。

それで紅羽の携帯に
「これは断絶の壁からの挑戦。。
あなたの好きが本物なら屋上に来なさい
クマがあなたを待っている」って。。

*:..。♡*゚¨゚゚・*:..。♡*゚¨゚゚・*

いろいろよく分からなかったケド
ユリ裁判が1番分らなかったかな。。

「女の子を食べる」って
ほんとに食べるってゆうのと
Hなことにも使うみたいだから

紅羽の夢で
食べられちゃったはずなのに生きてるって
ほんとの夢だったから?
それとも百合クマたちに
Hなことされちゃった。。ってゆうこと?

そしたら純花って
ほんとに食べられちゃったのかな?
それとも
まだ生きてたりするのかな?

さいごに銀子とるるが
人を食べてるの見つかったときは
「ガリガリ。。ゴリゴリ。。」って音してたから
ほんとに食べてたんだよね?
{/netabare}

2話目
{netabare}
1話目で
銀子とるるが人を食べてるところ見られた人は
委員長の蜜子で

蜜子は
銀子とるるが紅羽のこと狙ってるのに気づいた?
銃を持って助けに来てくれた

このみは蜜子のこと好きで
蜜子が気にしてる紅羽(くれは)に
やきもちみたい

でも
ほんとはこのみはクマで
紅羽を食べようって屋上に呼び出して(誰が?)
蜜子に撃たれて死んじゃった。。

それで。。
にゃんはどうして蜜子が
銀子とるるのことみんなに言わないかフシギだったけど

蜜子もほんとはクマで!
紅羽のこと食べたいだけだったって分った^^;
(みんなはまだ知らないけど)
それに
純花を食べたのも蜜子だって!


百合百合しすぎて
ちょっと気もち悪くなってきたみたい
「桜Trick」よりきついかも。。
でも
おはなしは気になるから
まだ見てる。。
{/netabare}

3話目
{netabare}
ユリーカ先生は友だちどうし守りあえって言って
それって仲間を作りなさいってゆうこと?

仲間はずれにされることが透明な嵐で
仲間はずれになったら
クマに食べられちゃってもいいってゆうことかな?

蜜子は
紅羽をねらってたこのみを撃ち殺して
やっと自分の番って思って近づこうとしたのに
紅羽はまだ純花のこと好きで近づけなかったから
鬼山さんを使って紅羽を1人にしようってしたのかな?

みんなで決めて誰かのこと仲間はずれにするのって
いじめだよね。。

あと
紅羽がクマを撃ち殺そうってしてるのは
純花のことだけじゃなくって
お母さんもクマに食べられてたからみたい

また電話があって紅羽が屋上へ行ったら
こんどそこにいたのは蜜子で
蜜子は自分がクマで純花のこと食べたって。。

なかなか信じない紅羽に
純花は食べられながら紅羽のこと心配してたって
そのときの純花のマネはじめて

食べるんだったら早く食べちゃったらいいのに
どうしてわざと怒らせたのかな?

蜜子におそわれて紅羽はまた階段から落ちて
ユリ裁判がはじまったの
でも
きっと電話がかかってきたときに
裁判するって決まってたんじゃないかな?

にゃんは今まで
「今すぐあの子を食べた~い」って言ってたり
食べるのが罪とかって言ってたから
「ユリ承認」って
紅羽のこと食べていいってゆうことだって思ってた

でも
ユリ承認されたあと紅羽は
生きててぜんぜんケガもしてないし
ただ銀子とるるにぺろぺろされてるだけ。。

きっとユリって
女の子どうしでぺろぺろすることなのかな?

それで電話で
「クマにその身をゆだねれば
あなたの好きは承認される」ってゆうのは

銀子たちにぺろぺろしてもらったら
純花のこと好き!ってゆう思いが認めてもらえる。。
ってゆうことで

認めてもらえたから
紅羽は
2人の仲をバカにした蜜子のこと撃ち殺せたし
銀子とるるは
江梨子のこと食べてもよくなったんじゃないかな?


裁判で2匹はいつも
「あの子」が食べたいってゆうけど
「紅羽」が食べたいって言わないし

1話目見直したら
2匹が女の子を食べてるの蜜子に見られたとき
「たとえ罪でも食べるよ」のあとで
「好きをこわすものは許さない!」って言ってた

だから
「ユリ承認」って
女の子どうしの好きってゆう気もちを認めてくれて
それに反対する人とかは
食べちゃってもいいってゆうことなんじゃないかな?


クラスのみんなって
ユリを認めてくれないで仲間はずれにする人たちで

蜜子が
仲間はずれにされた人を食べるのが大好きな
悪いクマだとしたら
(純花は透明な嵐のあとで食べられたし
紅羽のことも透明な嵐のあとで食べようってしてたし
2話目で食べた子のことはおいしくないって言ってた)

銀子とるるは
仲間はずれにした人たちを食べちゃう
いいクマ。。になるのかも?


裁判官が2匹の被告グマに
「あなたは透明になりますか?
それとも人間 食べますか?」って聞くのは

「透明になる」って仲間はずれにするってゆう意味で
「人間食べる」って
ユリの人を仲間はずれにした人たちを許さないで
食べちゃうってゆうことだよね。。
{/netabare}

4話目
{netabare}
今週はいつもとちがくて
1話のおはなしがはじまる前のおはなし

るるはクマの王国のお姫さまで
みんなから愛されてたけど
弟が生まれたら
みんな弟のことばっかりになっちゃって

ある日
「お姉さまキスして☆」って
言ってきた弟のミルンに
「約束のキスをとってきたらキスしてあげる」って
だまして箱に入らせて
そのままガケから落としちゃったの><

でもミルン王子は
約束のキス(ハチミツ)を持って帰ってきたの

それからるるは
そのハチミツを投げすてて
何回もおんなじようにだまして
王子に取りに行かせたの。。

いつも作戦は失敗してたのに
ある日なんでもない事故で
ミルン王子は死んじゃった。。

王子が死んで
ほしいものがぜんぶ手に入ったのに
るるはうれしくなくって
何か大事なものなくしたみたいだった

それで
投げすてたハチミツをひろって
持って来てくれたのが銀子で

これから断絶の壁の向こうに
約束のキスをかなえるために
好きをもらったあの子に
好きを返しに行くって。。

それで
銀子が約束のキスをかなえたら
自分が失ったものを銀子が取り返せたら
自分も。。って

いっしょに
人間の世界に行くことにしたの。。


銀子のあの子って紅羽のことなのかな?
紅羽は自分の友だちは純花だけって言って
銀子たちのやさしさを受け取ってくれない。。

銀子とキスを約束したのが紅羽だったら
どうして友だちは純花だけ。。
なんてゆうのかな?
忘れちゃったの?

にゃんは
もしかして銀子とキスの約束したのって
紅羽とよく似た
紅羽のお母さんだったのかもって
ちょっと思ったけど
きっとちがうよね。。
{/netabare}

5話目
{netabare}
11年前
やっぱり
紅羽とクマの銀子は会ってたんだ。。

紅羽は先生に
クマが人に化けてたって言ったら
幻覚でも見たみたいに思われて
新しいお友だちでも見つけたら?って

(そのとき見せてくれた
先生がお母さんに上げたペンダントって
銀子がしてるのと
おんなじ形してたみたい?)

でも
紅羽は好きをあきらめない
お友だちは純花だけって。。

こんどは
針島薫ってゆう子が
紅羽とお友だちになりたいって
近づいてきた
クラスのほかの子たちもいっしょに。。

でも
この子たちのほんとうの目的は
紅羽のことだまして
やっぱり透明な嵐みたい

あと
ユリ裁判で銀子が言った
もう引き返せない大きな罪って何のことかな?
そのあとペンダントが
「キーン」って光ってたけど何かありそう。。

薫を食べようとして銀子がおそいかかったら
罠にかかっちゃった!
それで
あなたたちの正体はバレてるって言われて。。

これからどうなるんだろう?
{/netabare}

6話目
{netabare}
ひと月前

紅羽のお誕生日のために手紙を書きながら
純花は
入学式のあとでなくしたピン止めを
紅羽に見つけてもらったこと思い出してたの
それから2人は仲良くなったみたい。。

紅羽のうちでいっしょに読んだ
紅羽のお母さんの書いた物語
「月の娘と森の娘」

お母さんのペンダント森に落とした月の娘と
見つけた森の娘(クマ)が
相手のところに行きたいって
女神のクマリアさまにお祈りするおはなし。。

2人がはしごを上ったところにある
鏡を割ったらどうなるのかな?


純花は
カチューシャの透明な嵐に
1人だけ反対して紅羽を守ろうってしたみたい
それで
カチューシャは紅羽をいじめるために
手紙を書かせたんじゃない?

針島さんといっしょにいた女の子は
2人の正体を教えてくれた人
にゃんは
蜜子じゃないかな?って思う
(とちゅうで消えたし2人の正体も知ってたから)

透明な嵐のとき
罠から逃げてた銀子に電話
それで銀子は火の中に飛び込んで
好きがほんものだって見せた。。

純花の書いた手紙
「わたしの友だち。。」
ちょっと感動しちゃった^^

でも
蜜子が純花のこと食べるの
だまって見てたのは銀子で
「わたしは罪グマ」って
そうゆうイミだったんだ。。
{/netabare}

7話目
{netabare}
今週はいろんなことが分ったね^^

断絶の壁って
クマが入ってこれないように
人間が作ったんだって思ってたけど
ほんとはクマが作って守ってたみたい。。

銀子はひろわれてきた子で
クマの仲間の子たちから仲間はずれにされてた

人間とクマの戦争があって
たおれた銀子は仲間からほうって置かれて
助けてくれたのが紅羽とお母さんだったのかな
それでお友だちになったのに
どうしてか紅羽はそのこと忘れちゃった。。

でも
手紙をひろってくれて傷ついた銀子を看病してて
紅羽はだんだん思い出してきて
おわりの方で
お母さんの歌を歌ってた銀子を見て
あの子が銀子のことだって思い出したみたい☆

でもさいごに
るるが見つけた「罪グマへ」の手紙
何が書いてあったの?

もしかして銀子の罪って
純花がおそわれたとき
助けなかっただけじゃないの?
{/netabare}

8話目
{netabare}
紅羽は
銀子が子どものころ仲よしだったこと思い出した
でも
お母さんが食べられた日に消えたペンダントを
銀子が持ってることに気がついて
銀子が犯クマじゃないか?ってうたがい出したの

でも
ほんとはユリーカ理事長が犯クマだった

ユリーカはレイヤ(紅羽のお母さん)のこと好きだったけど
レイヤは紅羽を生んだから
紅羽にレイヤをとられたって思ったし

レイヤが銀子をクマの世界に帰すとき
ユリーカがあげたペンダントを銀子にあげちゃったから
レイヤを食べちゃったの。。

そのあと
ユリーカはユリ裁判で人間にしてもらって
紅羽のこと箱の花嫁にしようって思ってたみたい。。


断絶のカベからの挑戦で
銀子と紅羽とユリーカが屋上に呼び出されたの

ユリーカは紅羽に
レイヤを食べたのは銀子だって教えた

銀子は食べてないし
ペンダントはお母さんがくれたってほんとのこと言った
でも
約束のキスは紅羽の銃弾だから受けるって。。

紅羽は
透明の嵐から守ってくれて
純花の手紙も守ってくれた銀子のこと撃てないって。。
紅羽を狙ってた銃を下ろしたの

そこにるるが来て
「罪グマへ」の手紙に書いてあった銀子の罪を告白したの

雷が鳴っててにゃんには聞こえなかったけど
紅羽がもう1回銀子に銃を向けたから
もしかしてその手紙には
「純花を食べたのは銀子だ」って書いてあったのかも?

でも
ってにゃんは思った。。
もし
銀子が純花を食べちゃったんだとしても

それって
{netabare}ほんとは純花が裏切って
透明な嵐の仲間になろうってしたとき銀子が知って
紅羽を守ろうってして食べたんじゃない{/netabare}かな。。って

でも
{netabare}純花が裏切ったなんて紅羽に言えないから
ずっとだまってかくしておいたんじゃない{/netabare}かな?。。って

だって
銀子が食べる人間って
{netabare}紅羽のこと傷つけようってする子{/netabare}だけだから。。
{/netabare}

8.5話目はアニメじゃなくって
出演声優さんたちのおしゃべりだった^^

9話目
{netabare}
純花を殺したのは蜜子で
純花にやきもちやいて見殺しにしたのは銀子。。
でも
紅羽は銀子のこと撃ったみたい

銀子は気がついたら「ともだちの扉」にいたの
「ともだちの扉」は
百合が咲いてたあの花壇の裏の家。。

そこで蜜子が待ってたけど
その蜜子って
本物じゃなくって銀子の欲望なのかも?
でも
蜜子しか知らないようなこと知ってるから
もしかして幽霊?

どっちかよく分からないけど
その蜜子と銀子は1つになって
ユリーカより先に
紅羽のこと食べようって決めたみたい。。

ユリーカはやっぱり
今までの事件を
裏で動かしてたみたい。。

「断絶の壁からの挑戦」ってだまして
紅羽を
あの花壇に呼び出して食べようってしたけど
クマを警戒してた生徒たちに撃たれて
理事長室に逃げて死にかけてたの

クマに襲われそうになった紅羽は
そこで理事長のハトのピン?を見つけて
理事長室に行ったのかな?

そこで紅羽は
死にかけて紅羽のこと紅羽ママ(レイア)だって
カン違いしたユリーカの告白と
あの絵本のつづきがあること聞いて
引き出しの真ん中の箱から絵本を見つけたの。。

絵本には銀子と紅羽の未来。。
それを見て紅羽は
「ありえないわ!」って。。

何が書いてあったのかな?
{/netabare}

10話目
{netabare}
今までのナゾとかが
ほとんど分った回だったみたい

絵本のつづき。。
銀子と紅羽が出会ったときのこと。。
紅羽がどうして銀子のこと忘れちゃったか。。とか

るるは
クマの変身のヒミツを紅羽に教えたから
ユリ承認を取り消されてクマに戻っちゃった。。

紅羽はクマを許せないって言いながら
クマになったるるのこと
ともだちの扉から逃がしてくれた☆
でも
透明な嵐のみんなからクマの仲間だって思われて
殺されちゃうかも。。

それを見てたのは銀子?
「私はあの子を食べるよ」って。。
それで終わってED。。かなって思ったけど
EDのあと
紅羽はユリ裁判所にいた。。どうして!?
{/netabare}

11話目
{netabare}
はじめよく分からなかったケド
前半と後半が入れ替わってて
前半のおはなしって
EDが流れる前のシーンのつづきだったんだね。。

それで前半のおはなしは

11年前
戦争で死にかけてた銀子を紅羽が見つけて
助けようってしてくれた

でも
紅羽はとちゅうで倒れちゃったから
銀子は倒れた紅羽を
「ともだちの扉」まで引きずって行ってあげて
2人はお友だちになったけど

人間界で自分といっしょだと
紅羽が排除されるって分って
紅羽が銀子のこと忘れちゃう代わりに

銀子は
ユリ裁判で人間にしてもらうことになったの。。

(ここに4話目のおはなしが入ると思う)
銀子はずっと待ってて
るると出会って
2人で人間界の行くことにしたの。。


後半は

クマの銀子をおびきだすのに紅羽が選ばれて
銀子はまぼろしの蜜子の誘惑に負けないで
好きをあきらめないで紅羽に会いに行ったの

そこで撃たれそうになったけど
戻ってきたるるが
かばって自分が撃たれちゃった。。
(ここから前半にもどるんだと思う)


さいごはまたユリ裁判
こんどは紅羽に罪を認めるか?って。。
{/netabare}

12話目
{netabare}
るるは死んじゃった。。

銀子は紅羽のこと守るために
みんなの前で友だちじゃないって。。
紅羽を食べにきたって。。
それで
クマの姿に戻ったの

そしたら紅羽はぜんぶ思い出した☆

ユリ裁判で
銀子がクマだから排除されるって思って。。
銀子を人間にしてってお願いしたのは
まだ子どもの紅羽だったって

銀子のこと忘れちゃう代わりに
銀子を人間にする
それで
約束のキスをしたら
ずっといっしょにいられるって。。

本物の好きを見つけた。。って
純花が教えてくれたって。。

学校の屋上のみんなの前で紅羽がクマリアさまに
自分をクマにしてってお願いしたら
純花があらわれてユリ承認された
それで
クマになった2人は約束のキスをしたの

純花はクマリアさまだったの?
それとも純花はクマリアさまの代わりに来たの?

銀子と紅羽は
そのあとどうなったかよく分からないケド

ユリ承認されて
サイボーグクマといっしょにいたツインテールの子が
2人がかがやく階段の前にいるの見たから
どこかでずっといっしょにいるんだろうなぁ。。

学校では排除の儀。。
ツインテの子は抜け出して
友だちの扉の前に
使い捨てられてたサイボーグクマを見つけて
「見つけたよ」ってだきしめた。。

ここ
ちょっとうるうるしちゃった。。

「こうして2人は断絶の壁を越えて旅立ちました。。」
さいごは
るるがミルンに2人の物語を読んであげてて
ミルンが
「このあと2人がどうなったか分からないケド
分ったことがある。。」ってチュッ♡

「約束のキス ボクからすればよかった。。」って
それでるるが
「ずっといっしょだよ☆」って
かわいいかったネ♪

2人がいたのは「スキがキスになる場所」。。
2人は死んじゃったはずだけど
この世界では関係ないみたい^^

銀子と紅羽も
みんなに撃たれたあとに旅立ったみたいだから
死んじゃったのかな?
でも
きっとそんなことって関係ないんだよね☆

ずっといっしょって
そうゆうことなのかも。。
{/netabare}


見おわって


よく分らない事件とかおきて
だんだんナゾが分かってきておもしろくなってくるけど
やっぱりさいごまでよく分らないおはなしだったみたい。。

たぶん考えながら見るより
かわいい女の子たちとクマを見ながら楽しむ萌えアニメだったのかも?


どんな人向けかよく分からないケド
ユリが好きな人とかわいいキャラが好きな人が見たらいいかも☆


女子だけじゃなくって
ユリ裁判のクマの男の子3人もかっこかわいかった^^


~*~♡~*~♥~*~♡~*~♥~*~♡~*~♥~*~♡~*~

おばかなにゃんが考察っぽいのやってみた^^

{netabare}
よく分からないおはなしだったけど
にゃんは嵐って学校のいじめとか仲間はずれとかのことだって思って見てた

でも
ピピンさんのレビュー見たら「社会派アニメ」ってあって
人種差別のことなのかな?って思って

クマって何のことかなって考えたら
日本人と混ざって暮らしててふつうに日本語話して
顔だって見ただけじゃ分からないのに
ネットとかで差別されたりしてる日本に住んでる朝鮮とか韓国の人?
って思って調べたら

朝鮮の神話に

『三国遺事』が引用する「朝鮮古記」によれば、桓因(桓因は帝釈天の別名)の庶子である桓雄が人間界に興味を持ったため、桓因は桓雄に天符印を3つ与え、桓雄は太伯山(現在の妙香山)の頂きの神檀樹の下に風伯、雨師、雲師ら3000人の部下とともに降り、そこに神市という国をおこすと、人間の地を360年余り治めた。「一頭の虎と熊が人間になりたいと訴えたので、桓雄は、ヨモギ一握りと蒜20個をあたえ、これを食べて100日の間、太陽の光を見なければ人間になれるだろうと言った。
虎は途中で投げ出し人間になれなかったが、熊は21日目に女の姿「熊女」になった。配偶者となる夫が見つからないので、再び桓雄に頼み、桓雄は人の姿に身を変えてこれと結婚し、一子を儲けた。これが檀君(壇君)王倹である。」(ウィキペディア)

ってあって

これってクマが女の人に変身して
朝鮮とか韓国の人の祖先になったってゆうおはなしで
ユリ熊嵐でクマが差別されてるのって
やっぱりその人たちのこと言ってるのかも?って

でも韓国とか朝鮮って分かっちゃうと
「さくら荘のペットな彼女」のサムゲタンみたく叩かれちゃうから
クマ女子にしたのかも?
クマ女子ってかわいかったよね^^
{/netabare}



あと関係ないけどほかの人のレビューで
ほんとにあったおはなしで
クマにおそわれて7人殺された村の小説「羆嵐」ってゆうのがあるって。。

調べたらその場所がパパのいなかの近くだったからびっくりしちゃった!

投稿 : 2021/07/24
閲覧 : 1292
サンキュー:

112

あーちゃん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ピングドラム見てから見たくなったので、、、

さらざんまい、ピングドラムときて、本作を視聴しました。
くまかわいい。

投稿 : 2021/06/20
閲覧 : 295
サンキュー:

3

ウェスタンガール さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

デリシャスメル

美味しそうな臭いを嗅ぎつけたキミ、キミ。
そう貴方だ。
キミは罪グマだ。

「ギルティ」である。

罪を認めるからこそ本物が見えるのである。
シンプルなことだ。
それこそが「セクシー」。

もう恐れることはない。
透明な嵐の中であっても、「キラキラ」と光り輝き続ける美しさを得たのだから。

しかし、必ずしもパートナーが必要な訳ではない。
見つけてくれる人がいなくても、キミには想像力がある。

断絶の壁を越え2次元の世界に生きればよいのだ。

さぁ、鏡に映る自分を打ち砕け!

このキモヲタ変態野郎め!、と叫べばよいのだ。

投稿 : 2021/06/14
閲覧 : 218
サンキュー:

8

ネタバレ

Bハウス さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

百合のスタンド使いクニヒコ・イクハラ

幾原監督と言うと「セーラムーンSS」「ウテナ」と
百合成分のシーンを見せるのが上手い方

本作も存分に百合百合しているまさに幾原ワールド全開

主人公が人間で人に化けた人食いクマたちが接近する
「スキ」と言う感情をキーワードにハイテンポでストーリー展開

ウテナで天井桟敷のJAシーザーを招聘したように
この作品も舞台の様なダイナミズムがあって

その中で登場人物たちが「スキ」という思いを
それぞれ抱いていた

好きだからちょっかい出すが
好きだからあなたを食べちゃいますとなり

急にシーンの濃淡が出て
いきなり修羅場になるのもこの作品の魅力

最終的には主人公とその母が同じような因縁があり
その悲劇を繰り返すかどうかと言う流れだけど

ラスト見たかどうか覚えていないw

投稿 : 2021/05/18
閲覧 : 169
サンキュー:

2

ネタバレ

tinzei さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2
物語 : 1.0 作画 : 3.0 声優 : 2.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

合わなかった

『ピングドラム』の時も思ったけど、この監督の演出あまり好きになれない。こういうのを好きっていう人もいるんだろうけど、個人的には合わなかった。


opも似たような感じ、向こうはやくしまるえつこだったけど、このopは知らない人だった。

投稿 : 2021/02/28
閲覧 : 162
サンキュー:

2

ネタバレ

まーたん さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 2.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

第3話で断念無念

15年冬って本格的にアニメ真剣に見だした時期なんだけどこれだけ当時見てて見るの辞めちゃったやつ☆好きなやつすまんな。
よく覚えてないけど流石にサイコすぎてもう見るの辛くなってきちゃった。
唯一見るのやめた作品やけどこれからも観るつもりないからごめんねm(_ _)m

投稿 : 2020/10/27
閲覧 : 281
サンキュー:

3

ペンギン丸 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

私はスキを諦めない

冒頭から視聴者置いてけぼりのわけのわからない展開が続くが諦めてはいけない。
最後まで見るとちゃんとわかる。。。気がする。

投稿 : 2020/08/23
閲覧 : 298
サンキュー:

4

のらのら さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

もったいない作品

前作、「輪るピングドラム」同様のテイストで作られているのだが、ちょっとキャラが弱いです。
話の到達点・視聴者に伝えたい事は分かる。
が、ピングドラムの謎の様にそこまで興味が沸かない。
タイトル通り、ユリ成分が入っているので一般人にはオススメ出来ないかなw
個人的に最終回の展開はアリです。

ユリ好きな人は是非見てください(本質はそこじゃないけどw

投稿 : 2020/07/12
閲覧 : 268
サンキュー:

4

既読です。 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 1.5 作画 : 4.5 声優 : 2.5 音楽 : 4.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

意味より世界観?

多数派に排除される個性(イジメ)?
LGBTモノ?

「さらざんまい」からイクニさんの作品
後追いしていますが

風変わりな画や独特の世界観のみで
内容はあまり解りません。

ピカソやダリのような
天才に近い方なのでしょうが
解る人とそうでない人に分れるアニメで
私は後者です。

解読する気力もないです。

投稿 : 2019/09/15
閲覧 : 399
サンキュー:

4

ネタバレ

大重 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ユリ、熊、嵐という関連性のない3つの言葉を組み合わせたら、何か訳のわからないものに

1話感想:
うーん、ユリ、熊、嵐という関連性のない3つの言葉を組み合わせたら、やっぱり訳のわからないものができました、という感じというか。
面白いかと言われると首をひねりますが、とはいえ不快感は無く、何かすごい感じはします。間違いなく視聴継続。
こういうわけわからない系は狙っているのが透けて見えると冷めるのですが、作り手に本当に何か伝えたいものがあるのに私がそれを受け取れない感じがします。
あ、絵のクオリティ等は高めですね。少女漫画的ですが可愛らしいかと。
あと必然性のない百合は好きじゃないんですが、必然性とかどうでも良くなる内容なのでOKです。

全話感想:
正直わけわからん…と思いながらも、
熊がやたら可愛いし、女の子もまあ可愛いし、
何となく雰囲気は良いので、切る要素はないな…と見続けている内に、
だんだんくせになってきてしまった。ガウガウ。
最後まで見れば一応わかったけど、結局わからないといえば分からないような。
でも何だか良かったので感動しました。ガウガウ。

ユリは苦手で、特に論拠のないユリはダメなんですが、これだけ世界観がぶっ飛んでいると全然気になりません。

途中で総集編スタッフインタビューみたいのがあって幾原監督初めて見ましたけど意外と普通な雰囲気でした。
本当に独特なセンスを持っている人は逆に変に奇をてらったりしないのかもしれません。
しかし自分を普通だと思っているところが逆に一番おかしいのかもしれない。

投稿 : 2019/06/02
閲覧 : 406
サンキュー:

3

ネタバレ

カマイ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

神アニメ認定しますが、万人受けはしない...

個人的にはとっっっても面白かったです。
たふぁユリ熊嵐にはタイトルにもある通り、非常に強力な百合成分が含まれています。まだ肌色描写も多く、どうしても万人受けしません。そういうのが無理という人はどうしようもないです。
ただこれだけは勘違いして欲しくなくて言うんだけど、百合とレズは違うと言う事(このアニメに限らず)
百合→女の子同士のイチャイチャ。「友達や親友」として好きの延長線。もしくは人間性を見て好きになった人がたまたま同性だった。
レズ→元から恋愛対象が同性のみ。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

では評価の方に移ります。
私にとっての面白いアニメですが主に2種類あります。
(1)最終回(終盤)での強烈な、伏線回収や感動シーン
(2)毎話面白く、早く次回が見たいと思うような作品

そんでこのユリ熊嵐ですが、前者になります。
なので当然、最後まで見ないとこのアニメの良さが分かりません。またちゃんと見ないと理解しにくい所があります。
ただよく比較される同監督のピングドラムよりは1クール短く、理解もしやすいかと思います。

一見ファンタジーアニメなのですが、実際はファンタジーの皮を被った社会派アニメです。でも世界観は立派なファンタジー。
昼ドラの修羅場なんて表現してる方もいますが、そんなドロドロした気持ちには全くなりませんでした。ただモブなどの登場人物も含め、考え方が非常にリアルな点はその通りですね。

どんな人間も自分の為に行動します。ボランティアだって善悪を置いといて考えれば、行動自体は自己満足な物です。普段表に出さないだけで、どす黒い心をうちに潜ませている人は、現実世界に山ほど溢れている事でしょう。
それをアニメで表現しているまでです。

簡単に人を殺しすぎだと言う人もいますが、クマとして生まれた以上それは性なので仕方ありません。

とまあ批判に対する擁護だけしておきます。
評価に関してはとても面白かったとだけ。

もし見る気になったかたは、作中に出てくる「透明な嵐」という言葉の意味だけ知っておくと分かりやすくなるかもしれません。
ネタバレにはならないと思いますが、まっさらな状態で見たい人のためにも一応隠しておきます。
{netabare}
透明な嵐=同調圧力、少数派は非常識人と言った風潮、いじめられっ子を庇った人が虐められるとか大体そういう感じの意味です。
{/netabare}

投稿 : 2019/04/06
閲覧 : 614
サンキュー:

4

ネタバレ

ツークツワンク さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4
物語 : 1.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

敵味方全員悪人 紅羽と純花に救いは無いのか…

百合要素たっぷりの萌えアニメと見せかけてのサスペンスホラー。
開幕から主人公の親友が死ぬという始まりなので終始陰鬱なストーリー展開で進行する。

ピングドラム同様、愛とか同調圧力に対しての小難しいテーマを描きたいのかもしれないが、そういう深層のテーマを描く前に表面のストーリー自体が破綻している。

この作品の熊という種族は嫉妬の余りに、家族(王族の弟)や親友(助けてくれた人間)を平気で手にかけるようなサイコパスの集まり。
殺人シーンもファンシーな感じに見せようとしてるが、食人鬼やゾンビ映画のシーンを重ねて見てみるとかなりエグイことをしている。
熊のプーさんではなくて本能のままに肉を喰いちぎる獰猛な熊の危険性を描きたいのだろうが、擬人化しているがために狂気でしかない。
こんな危険生物達は排除されて当然である。排除すべきだろう。

人間陣営も空気の読めない人間は投票によって排除される。
排除の具体的な内容は不明だが透明な嵐(集団によるいじめ?迫害?)によって多分死ぬのだろう。
この投票なのだがどんどんクラスメイトを追放すれば次は自分の番になるだろうと思う人も出てくるなりしてパニックを起こし、論理的に破綻しかねないのだが…。
投票の仕切りをやっている人間を殺すことによって投票の効果はリセットされるようで、椿輝紅羽に投票を斡旋した人間は皆殺しにされる。

話の内容はストーリー進行3割、演出(エロ含む)3割、回想4割くらいなので全然話が進まない。
回想によって内面を掘り下げようとしているのだが、前半の二人を見ているとどうにも紅羽を守ろうという愛より、単なる食欲によって人喰をしていたように見えてしまっているせいで全部が茶番に見える。

愛というのは一人に与えると他の人間に与えられないもの。
嫉妬は時に殺意に変わるという悲しみ。
そういうものを描こうとしている割には嫉妬からの殺意が軽すぎるがために、相対的にそんな簡単に崩れてしまう愛がもの凄く軽く感じてしまう。

紅羽と純花が終始不憫なままで終わってしまう。
弟を殺した罪熊のるるは死亡。
最後の女の子は次の生贄になるのだろうか。個が変わっても全体が変わるとは思えない。
救いというものが無いのだ。

百合のエロ萌え要素と陰鬱なストーリーによる化学反応は全く起こらず、出来上がったのは暗黒物質である。

投稿 : 2019/02/25
閲覧 : 383
サンキュー:

2

ネタバレ

雀犬 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

クマーーーー!

2015年冬アニメ。幾原監督によるオリジナルアニメーション。
制作はSILVER LINK.

嵐が丘学園に百合城銀子と百合ヶ咲るるという少女に扮した
2匹の人食いグマが転校生として侵入し、
クラスで孤立している椿輝紅羽に接近する。
―――狩るか食われるか
人とクマの戦い、そして怒涛の百合展開が始まる!!

・・・というお話。⊂( ・∀・)ワケ ( ・∀・)つワカ ⊂( ・∀・)つラン♪

難解と評判のアニメですが僕はこう解釈しています。
{netabare}
2008年前後にKYという言葉が流行しました。
ご存知かと思いますが、KYとは「空気(K)が読めない(Y)」の略です。

平和で楽しい空間を守るためにその輪からはみ出そうとするもの、
平和を乱そうとするものをKYというレッテルを貼り排除しようとする。

皆が穏やかな空気、いわば「凪」の状態を維持しようと躍起になる。
誰かが「波風を立てる」ことを許さない。
こうして表面上は落ち着いた「凪」に見えてもその裏では
目に見えない風が吹きつける居心地の悪い集団が形成される。
その一般的に同調圧力と呼ばれる力を「透明な嵐」と表現しています。

2017年の流行語が「忖度」「インスタ映え」であった通り、
10年たっても日本人のコミュニティー志向は変わっていません。
「仲間」「周囲」「共同体」の承認を得るために、
気分を察知し、空気を読むことがますます重要視されるようになっています。
(このアニメは「承認」という言葉もキーワードになっていました。)

このような社会になった背景には
地域・家族・会社という旧式の共同体が空洞化し、
縦のつながりが弱くなった分、人は横のつながりを大切にしようとする
ようになったからだと言われています。

「ユリ熊嵐」はそんな世の中で息苦しさを感じず生きるには?
というテーマを掲げています。
作品は複雑怪奇ですが、幾原監督の持っている答えはシンプルだと思う。

「一対一のつながりを大切にしよう」

そうすれば「一対多のつながり」で苦しまなくても良くなるんだよ、と。
本作が第一話から最後までずっとスキスキスキスキ言ってるのは
「好き」という感情は「一対一」の関係で生まれるものだからです。
本作が女の子同士の絡み、百合を描いているのは
男女の「好き」だとどうしても性欲、動物としての本能が前面化されてしまう。
百合なら好きという感情は精神的なつながりだけ成立するし、
アニメとして美しくビジュアル化できるという利点があります。
それだけの理由で本作は百合を描いているんだと思います。

透明な嵐に負けない、個のつながりを作っていこう。
それが「ユリ熊嵐」が視聴者に訴えかけたいことではないでしょうか。
{/netabare}

なるほど、このアニメの持つメッセージ性は素晴らしい。
が!!肝心のお話が「ユリ熊嵐」はあんまり面白いと思えなかったのです。
途中で何回か寝落ちしかけたw

同監督の「輪るピングドラム」も抽象的で難解な作品ですが、
こちらは運命日記というマクガフィンを使ってキャラを動かし
日記、そして人の命を賭けた争奪戦という物語を作り上げていました。
ピンドラにはエンタメとしての完成された面白さがあった。
でも「ユリ熊嵐」は物語がどこに向かうのか曖昧で、
最後までフワッとしている。
僕はあまり引き込まれるものがなかったですね・・・
ちょっとお勧めしづらいアニメになってしまいました。

幾原監督の次の新作は「さらざんまい」という謎すぎるタイトル。
次も社会派アニメなのでしょうか。
オンリーワンの作品を作られる方なので楽しみにしております。

投稿 : 2018/05/04
閲覧 : 644
サンキュー:

29

1994 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7
物語 : 2.0 作画 : 2.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

ピングドラムは面白かったのですが。。ガウガウ

同監督の輪るピングドラムが面白かったのでこちらも見てみましたが、、
これ小百合モノだったんですね笑

当方男でそういうのに興味もなかったので断念しようかと思いましたが、「いや、最終話まで見ないと分からない」と思い直し、最後までみましたよ。

ネタバレになるので詳しくは書けませんが、
黒幕的な人は中盤であっさり分かってしまいます。ピングドラムのような意外性のあるストーリではありませんでした。

キャラクターが可愛かったので笑、とりあえず評価3です。
暇つぶしに見る分にはいいと思います。

投稿 : 2018/01/21
閲覧 : 363
サンキュー:

3

ogahiroaki さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

監督は間違いなく変態

初っ端から全力投球のユリ、独特の世界観、「熊が断絶の壁を越えた」とは一体何なのか??掴みから気になることばかりです。
次いで流れるOpは17禁レベルで刺激的、腹部から蜂蜜垂らすのはやりすぎwww
まだ最初の5分しか見ていませんが、磯原監督の作家性と性癖を存分に堪能できそうだから座り直してちゃんと見ようと思います。

投稿 : 2017/12/27
閲覧 : 238
サンキュー:

3

ネタバレ

CAD さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

タイトルなし

私はスキをあきらめない
私はスキをあきらめない
私はスキをあきらめない
私はスキをあきらめない
私はスキをあきらめない
私はスキをあきらめない
私はスキをあきらめない
私はスキをあきらめない

投稿 : 2017/06/09
閲覧 : 210
サンキュー:

1

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 2.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

3話しまで視聴

意味がわからない。
『輪るピングドラム』っぽい。

投稿 : 2017/05/19
閲覧 : 267

fu+i さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

前半、使い回しが少し多いかな

もっとゆりゆりした話かと思ったら、鳥肌ものだった

投稿 : 2017/05/01
閲覧 : 516
サンキュー:

11

ハル さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 2.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

相対的に、薄味

「廻るピングドラム」と同じ監督の作品という事で
あいかわらず独特な世界観がまず目に付きました。

繰り返され味が出てくる演出やキャッチフレーズの造りは
相も変わらず、説明できぬ良さがあったと思います。
また、視覚的表現も同じく独特の"色"が出ていましたね。
正直「回るピングドラム」ほど強烈には感じませんでしたがw

視聴中思った事ですが
序盤にある、世界観の説明などは良しとしても
劇中によく出てくる言葉(スキや透明等)の説明や示唆が薄く
解釈が少し難しかったように思いました。

個別に自由な解釈で当てはめていってもイイのでしょうが
どうにもしっくりこず、考察をする意欲も沸くまでには至らなかった…

というわけで、見ていてさほど刺激を受けなかったので
こういった評価となります。

---以下蛇足---

そもそも百合というジャンルに、私があまり理解がないので
のめりこむにはパンチが弱かったのかな?とも思いますが
世界設定のバックボーンも規模が大きいとは思えず
これは恐らく私だけの問題ではないだろう、という所へ帰結しました

どうしても「廻るピングドラム」の強烈な印象がある為
私と同じく視聴済みの方は、相対的に強いインパクトは受けないでしょう…

投稿 : 2016/12/18
閲覧 : 260
サンキュー:

3

Amarok さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:今観てる

タイトルなし

王道のBL作品の要素が見られます。ホンマモンの百合作品(?)って初めて見ますが、
やっぱり同性愛の物語の美的要素って男女問わず同じなんですかね
自分にとって、百合作品の最大公約数的なものになるのではないかと思います
当時は最終話見れなかったので、早くレンタルして見たい

投稿 : 2016/09/19
閲覧 : 282
サンキュー:

2

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ユリ熊嵐。ガウガウ

かわいらしい絵柄やタイトルに惹かれ、見てみました。

ユリ+熊だからハチミツみたいな甘くてふわふわしているお話を想像していましたが濃厚なドロドロでした(笑)
絵柄や独特な言葉遣いや表現がなければ結構ダークめなお話かと思います。

物語は絵本を読んでもらっているような感覚のまま進みます。
1話目は全く話が分からず、その後も分からないままでしたが少しずつ少しずつ話が繋がります。

人によって解釈が全然違うと思いますが、最後まで見るとひとつの絵本を読み終わったような気持ちになれるかと思います。序盤は全くわからないので安心して見続けて欲しいです・・・!

OPとEDの中毒性は半端ないです((・ω・))

投稿 : 2016/08/07
閲覧 : 289
ネタバレ

麦茶 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

Viens avec moi. J'ai besoin de toi.

[ 熱中度:S ] [ 好み:S+ ] [ 楽しさ:S ] [ 面白さ:S+ ]
[ 作画:S+ ] [ 演出・絵コンテ:S ] [ キャラ:S ] [ 音楽:S ]

<< 総合評価:S >>

いや~本当に面白い作品って言葉で表現できませんね。

前半の少し抽象的なストーリーの掴みとは打って変わって、後半はわかりやすく王道的に話を進めてくれました。その点、先のレビューでも書いた通り視聴者に歩み寄ってくれている配慮を感じますね。
ただ、それが逆に言えば直球すぎというか、前半をあれだけ想像力豊かに脳みそを使わせてきたのだから、後半ももう少しひねりを加えても良かったんじゃないかな~と贅沢なことを思っちゃったりもしますw あ、決して今回のストーリーが悪かったというワケではありませんよ!

1クールの中に作者のやりたいことを詰め込みに詰め込んだ、本当にカロリーの高いアニメでした。
やっぱり何を魅せたいのかがちゃんと伝わってくるアニメって強いですね~。

ここまで感動したのは久しぶりです。ありがとうございました。



【僕もキスがもらえない】(2015.2/2)

「私たちは、最初から貴方たちが大キライで、最初から貴方たちが大スキだった。」
「だから、本当の友達になりたかった。あの壁を越えて・・・。」

今回はルルの過去回想。銀子と出会って、断絶の壁を越えるまでのお話。
裁判長の語りと紙芝居的な演出も交えながら寓話チックに物語を進めていく第4話。

前回までで既に卓越された語感センスにニヤニヤしっぱなしでしたが、それは今回も止まらず、「デザイア~」とか「じゃまじゃまジャマー」とかされた日にはもうね、完全にね。あ~ほんとルル可愛いなチクショウ!
でも凄いのはこの語感センスだけでなく、映像表現もさることながら、一話の中でかなり練り込まれた最高のストーリー。まさかこの作品で泣くとは思いませんでした。

今回はそこらへんも踏まえつつ、また例によっていつも通り内容の方を整理していこうと思います。
毎度のことですが、個人的な妄想の垂れ流しなのでテキトーに聞き流していただければ幸いです。


{netabare}(1)ルル姫と蜂

百合ヶ咲るるになる以前までの人生。ルル姫は王国1番の存在で、すべての人々から愛を享受していたみたい。でもルル姫に近寄ってくるのは、事務的なスキを与えるだけの侍女だったり、利欲的なスキを築こうとする他国の王子だったり、跡継ぎのことしか頭にない両親のスキだったり・・・。

彼女の「お姫様」というポジションから考えても、度々押し付けられる空っぽなスキを無意識下では拒んでるんじゃないかな。それが蜂となってパーソナルスペース(心の壁)を作り、「入ってくるな~!」と普段からアピールしているように見えます。家族3人で並んで映っているカットでも、両親ですらこのエリアの外側にいたのは何だか悲しいですね・・・。

彼らの「愛(スキ)」は本物ではない・・・と、そう語っているワンシーンに思えました。

それでも皆の1番であることにルルがまんざらでもないのは、まだ「本物のスキ」を知らないから。
これがある出来事によって変わっていきます。

【キーワード:蜂(ハチ)】・・・ルルの無意識の感情(好意・敵意)を表す


(2)みるん王子と約束のキス

>「『本物のスキ』はお星様になるって本当?」
>「・・・本当よ。『本物のスキ』は天に昇ってお星様になるの。」
>「そして流れ星となって地上に落ちたお星様は、『約束のキス』になるのです。」
>「フン、『スキ』が『キス』になるなんてバカな昔話、萎えるガウ~。」

惑星クマリアが爆発し、その流れ星が城に落ちた直後に誕生したルルの弟。

>「じゃあボクがお姉たまに『約束のキス』を取ってきてあげる!」
>「ボクはお姉たまが大スキだから、今の流れ星はボクの『スキ』なんだっ」
>「きっと何処かに落ちてるよ~!」

男の子なので、当然跡継ぎはみるん王子となり、王国1番の座を奪われてしまったルル姫。そんな彼女から受ける執拗なイジメを物ともせず、『約束のキス』と呼ばれる蜜瓶をみるん王子は届け続ける。

ここで少し内容を整理します。

まず2人の会話から「流れ星=約束のキス」という仮説が立ちます。
そして『約束のキス』と呼ばれている瓶の中には「蜂蜜」のようなものが入っていました。
蜂蜜とは、所謂「お星様」のような黄色をしていると同時に、「蜂」が作るもの。

つまり、これはお星様が地上に落ちて生まれたみるん王子の「本物のスキ」であると共に、ルル姫の無意識(蜂)にある「本物のスキ」が生み出したものだと考えることができるのではないでしょうか。

>「これ・・・君の弟の?」(蜜瓶を差し出す)
>「そ、そうよ。」
>「谷の向こうに落ちてた。だから届けに来た。君が捨てたの?」
>「・・・そうよ。」
>「でも『君のモノ』だ。」

終盤でルル姫が銀子と出会ったときに、蜜瓶を弟のものと認めた上で「でも君のモノだ」と銀子に返されるシーンがありましたね。この台詞のあとにもう一度ルル姫とみるん王子の会話を聞くと、さきほどの「2人が創りだした」という仮説にも信憑性が増してくるような気がします。

つまり『約束のキス』とは、本物のスキを持つもの同士の愛の結晶・・・的な?
(ちょっと言葉にすると恥ずかしいw)

まあ映像と話の流れから読み取れることはこんな感じですが、みるん王子がなぜ「本物のスキ」を持ってるのかというのは、流れ星関連の難しいことを考えなくとも、あんなに純粋で無垢な彼の愛情を見れば誰に聞いても(1)の人たちとは違う「本物のスキ」だってわかりますよね。
ルル姫は、心の奥底では、そんなみるん王子のことが『スキ』だったんです。(蜂が2人を囲ってくるくる回る)

だから「私は、最初からあなたが大キライで、『最初からあなたが大スキ』だったんだ」となるワケですね。

ちなみに『大キライ』の部分は、ルル姫が何度もみるん王子を騙して崖から突き落とすシーンで説明されています。箱に書いてあるとおり『愛(みるん王子のスキ)』を足蹴にしながら、自分の無意識の中にあるスキを、自分のスキの中にいるみるんを何度も心の奥底へ追いやろうとするルル姫。

>「ルル姫様は、みるん王子が届けた『約束のキス』を投げ捨てました。」
>「ルル姫様が欲しかったのは、そんなものではなかったからです。」

みるん王子が拾ってきた蜜瓶を投げ捨てようとする行為も同じですね。

この場合、蜜瓶とは『ルル姫の愛』で、こうすることで、ルル姫は無意識に『スキを諦めよう』としているんです。なぜなら、スキを諦めないと、邪魔者を消してしまわないと王国1番の座が手に入らないから。彼は生まれたときからそんなルル姫のデザイア~にとって邪魔な存在だったので『最初から』大キライとなるワケですね。
しかし、みるん王子は蜜瓶を必ず持って帰ってきてしまいます。自分のスキを届けることを、そしてルル姫の中にあるスキを諦めさせません。

このときにも、ルルの蜂(無意識)がみるん王子を受け入れている演出を挟むのが何だか憎いです・・・。

【キーワード:約束のキス】・・・相思相愛の証(みたいな感じの何か)。


(3)みるん王子の死

そんな折、ルル姫のもとへ訃報が入ります。

>「た、大変です!みるん様が・・・お亡くなりになりました。」

侍女が部屋に入ってきたときのドア音を聞いて、ルル姫は「またみるんか」みたいな顔をするんですけど、この顔がどことなく楽しげで・・・。なんというか、世話のかかる弟が「遊んで遊んで」とせがんで来るのを煙たがるお姉ちゃんみたいな。

>「ともかく・・・思い通りになったわね。」

そのあとのこの台詞。誰がどう見ても、ルル姫の胸にはつっかえがあるんです。
もうこれがホントに切なくて・・・とまあそれはいいでしょうw

>「そんなワケで、人々の感心、権力、愛の言葉。ルル姫様の欲しかったものは全て手に入りました。」
>「それもこれも、みるん王子が死んでくれたおかげです。」
>「それなのに、ルル姫様は一向に嬉しい気持ちになりません。それどころか何か・・・」
>「大事なモノをどこかに置き忘れたような、ひどく虚しい気分に襲われるのです。」

冒頭(1)で書いたように、今までルル姫は「本物のスキ」とは無縁の生活を送っていました。そこにみるん王子が現れ、だんだんとルル姫も「本物のスキ」に気付きかけていたんじゃないのかな。
みるん王子に触れたことで、今まで自分が他人から受けていた、また今受けている「スキ」も偽物なんだと薄っすら分かってしまう。自分でもまだそれがどんな感情なのか理解してはいないみたいだけれど、今まで通り王国の1番になっても嬉しい気持ちにはなれないのはそのためでしょう。

そして何より「本物のスキ(みるん王子)」がいなくなった穴・・・ これが一番大きいと思います。

『失って初めて気付く』とはよく聞く言葉ですが、空虚な愛を手に入れるために、自分が本当に欲しかったものを足蹴にしていたなんて、何とも皮肉な話です。しかも失ってなお、お姫様はその感情を理解できないというのは・・・残酷なものですね。

果たして、あのとき夢の中のルル姫は、『約束のキス』を受け取ることができたのでしょうか・・・。
あ~もうホント切ないぜチクショウ!!なんて良い話を書くんだ幾原ァ!!!


(4)ルルの蜂と事故死

>「わたくしは確かに見ていました。『完全』に『単なる』事故でした。『事故死』です。」
>「本当にいつものように、大スキなルル姫様に蜂蜜を届けるのだとおっしゃって、蜂の巣に近づき・・・」
>「そして蜂に刺されてお亡くなりになりました。あっという間でした。」

ここまで、蜂はルル姫の無意識の感情を表していました。それが今回、みるん王子を殺してしまった。多分・・・冒頭の赤い光(蜂)とコテッと倒れるクマが映っていたシーンはこの瞬間じゃないかな。

実はみるん王子が入っていた箱の「愛」という張り紙にはもうひとつの意味がありまして、それがここでは重要になってきます。一体何故、崖から突き落とすとき、ルル姫は毎回『あえて』みるん王子をダンボール箱の中に入れたのでしょうか。そして、どんなに過酷な状況に追いやっても、『箱に入っていた』みるん王子が死の淵から舞い戻ってきたのは何故でしょうか。

私は・・・箱の張り紙には、『ルル姫の愛』も含まれていたんじゃないかと思うんです。

どんなに憎い弟でも、本気では殺すことができない。そんなルル姫の葛藤が、ダンボール箱となって「跡継ぎを消す」という露骨な悪意からみるん王子を守っていたのではないでしょうか。つまり、ルル姫の殺意を『姉弟喧嘩』の範疇に収まってることを示していたのが、あのダンボール箱だったというワケなんです。

しかし、みるん王子は死んでしまった・・・。

そう、ダンボール箱で戯れ合う姉弟喧嘩とは異なる『自分自身ではどうにもできない蜂(無意識)の針』で。

現実の幼い姉弟でもよくありますよね。
>どこへ遊びに行くのにも着いてくる弟に嫌気がさしてしまうお姉ちゃん。
>そんなときに幼さ故の意地悪で、弟に嘘をつき置き去りにしてしまった。
>でもやっぱり心配になって戻ってみると、姉の姿を見つけ笑顔で走り寄ってくる弟の横から車が・・・。

直接的には関わってないにしろ、ルル姫の『意地悪』によってみるん王子の死を招いてしまった。それを侍女の台詞でも『事故死』と露骨に強調することで、『本気の殺意とは真逆のもの』だったということを表現しているのではないかと思います。

もうこれ書いてるだけで悲しくなってきますわ・・・。


(5)『失ったものを忘れたら、本当に失ってしまうよ。』

銀子が、蜜瓶を捨てたルル姫に投げかけた台詞。第4話の総まとめ的な言葉。
ルル姫の失ったものとは、みるん王子のことであり、ルル姫にとっての『本物のスキ』。

>「私は・・・最初からあなたが大キライで、最初から・・・あなたが、大スキだったんだ。」

銀子の言葉で、ルル姫はようやく、本当にようやく自分の心の真ん中にある隙間にみるん王子(本物のスキ)を見つけたのです。同時に、みるん王子の死が自分のしてきた「愛の拒絶」の結果だと気付いてしまいます。これ以降、好意も敵意も無意識ではなくなり、蜂は物語から消え去っています。

そして、『蜜瓶(約束のキス)』はルル姫の手元にしっかり留まるようになったワケです。
(ルルが自分の中の無意識、スキを自覚し『約束のキス=相思相愛』が完成した)

>「銀子、るるね。銀子に会ったあの日のこと、絶対忘れないよ。」
>「銀子が私のスキを見つけてくれた、届けてくれた。」
>「だから・・・るるは何があっても、スキを諦めないよ。」

第3話にあったルルのモノローグも、今聞けばどんな意味だったのかすんなり入ってきますね。
「スキを諦めない」については、次の項目で触れることにします。


(6)ユリ裁判とスキを諦めないクマ

>「そう、あなたは失う前の私。ううん、違う。多分、あなたは一度失ってる。」
>「それでも、もう一度会える人が、そこにいるなら・・・たとえ、壁の向こうでも!」

断絶の壁を越えて、ヒトの世界へ「スキを返しに行く」と言う銀子。
その背中に自分と同じものを見たルルは、一緒に断絶の壁を越える決心をする。

スキを諦めない銀子と、好きを諦めようとしていたルル姫。
そして今、彼女は自分のしてきた罪と正面から向き合うのです。

>「私も・・・罪熊だから。」

銀子に出会う前は、ルル姫はスキを諦めるクマでした。お城の人たちとの空っぽな上辺だけの関係も甘んじて受け入れ、周囲の流れに身を委ねる。つまり「透明」な状態。
実は3話までと内容的には同じで、スキを外部から壊すものとして登場していた『透明な嵐』を、今回は自分の中の葛藤として描いています。この場合の透明な嵐とは「王国1番の座に戻りたい」という暗い欲求で、そのときのルル姫の行動だけを汲み取ると「自分が透明だった状態に戻そう」という同調圧力が働いているようにも見えますよね。

結果的に『約束のキス=相思相愛』は届けられ、ルル姫はスキを諦めなかったわけですが、せっかく自分のスキを透明な嵐の中から見つけたのに、せっかく自分の中のスキに気付くことができたのに、肝心のみるん王子はもういません。
紅羽にとっての純花と同じく、透明な嵐によって既に消されてしまっています。

>「失ったものを忘れたら、本当に失ってしまうよ。」

だから、ルル姫は『スキを諦めない』。この気持ちを忘れてしまったら、みるん王子を本当に失うことになるから。そう誓って、彼女は約束のキス・・・今は亡きみるん王子との愛の証を抱き続けるのです。

>「それでは被告グマ、百合ヶ咲るるに問います。」
>「あなたはスキを諦めますか?それともキスを諦めますか?」
>「私はスキを諦めない。『キス』を諦めます!」
>「・・・ッ!」
>「そうすれば、あなたはキスを永遠に失うことになるのですよ?」
>「私のキスは、既に失われた。もう二度と会えない。」

『キス』とは、愛を受け入れるということ。
『スキ』が愛することだとしたら、文字通りその逆という認識で良さそうですね。

しかし、『ルル姫のキス=みるん王子からの愛』は既に失われた。もう二度とみるん王子と会うことはできない。そんなルル姫がキスを諦めることに何の躊躇いもないのは不思議ではないと思います。むしろ、諦めるしかないのですから。
つまり、彼女はみるん王子とのキスを諦めて、全てのキスを諦めた。誰からの愛も受け取らない、愛されなくて良い・・・と。もちろんみるん以外とのキスは可能だったのでしょうけれど、これがルルの選んだ決意・贖罪。

そんな一方通行で報われない、彼女の『無償の愛』を聞いて、裁判員たちも少し動揺していたように見えます。みるん王子の「おねがい、『キス』して?」という必死な訴えも、『キス』というワードの意味を考えると少し重みが変わってきそうな気がしますね。

>「でも、銀子は会えるから!きっと私の代わりに、約束のキスを果たしてくれる。」
>「つまり、自分の果たせなかった希みを百合城銀子に託す・・・というワケですか?」
>「それで自己自制を謀ろうというのは自己満足に過ぎません。傲慢、罪・・・ですよ?」
>「いいの、私は罪熊なんだから!」

でも銀子は違う。もう失ってしまった自分とは違って、また会うことができる。
それを叶えることができれば、私はもう一度みるんに会えるような気がするから・・・と言う。

>「わかりました。判決を申し渡します。」
>「・・・ユリ、承認!」

そしてルル姫は人間となり、銀子と一緒に断絶の壁の向こうへ旅立つ。
さて、約束のキスは果たされるのか・・・それとも。

それがセクシー、シャバダドゥ。{/netabare}


とそんな感じで、第4話は幕を閉じたわけです。はー長かったw
ラストシーンでは2人のキャラの『約束のキス』っぽいアイテムが対比で描かれていたので、またいつか銀子の回想もやりそうですね。やっぱりあのペンダントは{netabare}紅羽の母親のもの{/netabare}だったのかな。

他にもメインのストーリーからは少し外れていますが、まだまだ気になったことはかなりたくさんあったのですけど、さすがに長くなりすぎた気がするので今回はこのくらいで終わりにしておきます。

一応これは私の妄想が過度に入っているということを、再度お伝えしておきますね。
貴方の目には、第4話はどんなふうに映ったでしょうか?それではまたお会いしましょうノシ

シャバダ~シャバダバダ~バ~。


【ドヤ顔ダブルピース宣言】(2015.1/23)

{netabare}ちょ、ちょっとこれ3話ヤバくないですか!?

見てる途中、見終わった後、てかこの作品に触れてる最中はもう戦慄が止まりませんでしたよ・・・。いや~今まで曖昧だった部分がいっきに晴れて、全てのピースがパカッとはまりましたね。ところどころ2話までの私の見解と近いところもあったのでかなりスッキリしました。

今回、アニメの起点となる第3話というわけですが、このタイミングで「透明な嵐」というタイトルを持ってくるという脚本家、もとい監督の完璧な采配には感服しました。ホントにもう世界観の構築からキャラの会話、ストーリーの運び方に至るまでの全てが完璧です。

1話から既に「ユリ熊嵐」という世界はこれでもかと言うくらい確立されていましたが、今回外堀を埋めるという形で視聴者にそれを明確に認識させることで、世界を作るだけではなく「入り込ませる」工夫を魅せてくれたのは大きいと思います。

ここが今までの幾原監督作品との一番の違いであり、私が何より良いと思ったポイントです。
端的に言えば「分かりやすい」。視聴者に歩み寄ってくれているのが伝わりました。

そしてそれは、表面的なサラッとすくうことができる浅いものではなく、アニメを見ることでじんわりと理解が染みこんでくるという分かりやすさ。キャラの言葉や情景描写だけではなく、1話から続く物語の連続性、映像表現やその他演出全てがこの作品を語っているんです。

やっぱりアニメ好きとしては、ここまでアニメーションで勝負してくる作品をもってこられたらたまんないですね。監督と脚本が同じ作品は魅せたいものがハッキリとしていて分かりやすいです。


さて、こんな感じでレビューの出だしを切ったところで、今回も例によって内容の方をサクッとまとめていこうと思います。ネタバレを多分に含みますので、ご閲覧いただく際はご注意くださいませ。


◆透明な嵐◆

>「私たちは、透明な存在であらねばなりません。」
>「それでは『排除の儀』を始めましょう。」

大方、2話までの私の見解通り「透明な嵐=同調圧力」ですね。ここで明確に「空気を読めない=悪」というテロップも出ました。クマにやられた純花は仕方なかった、彼女は「悪」だったのだから・・・と。

こんなに明るみな社会の闇も珍しいですね。イジメカッコワルイ。

>「私たちは、次に排除する『悪』を決めねばなりません。」
>「Let's search evil!!」

まとまりを保つためには不穏分子は潰さなきゃいけない。そのための排除の儀。
なんか投票シーンを見て少し前に流行った「人狼」っていうゲームを思い出しちゃいました。

>「セレクト!ついにこの時がきた!!!」
>「私はあの子を、椿輝紅羽を食べる!・・・ジュルリ。」

自分の思惑通りになってご満悦の委員長ちゃん。「透明な嵐」がくるのを望んでいたのは紅羽が美味しくなるのを待っていたワケではなく、やっぱり食べるための口実ができるからのようですね。

なるほどなるほど、見えてきましたよ~。

①人間は「排除の儀」によって、足並みを乱す『悪』を決める

これは群れの空気を保つための必要悪とも言えますね。もし何かのキッカケでこのまとまりが瓦解してしまったら、自分たちの身を守るすべがなくなってしまうワケですから。まあ逆に言えば、皆が「スキ」という感情を持てば、それでもまとまり合えるということだとは思いますけど。

②『悪』となった人間は群れから追い出される(=ヒトの世界から追い出される)

ここで1話にあったライフ・クールの言葉を思い出してください

>「ヒトとクマの間には、断絶という越えられない壁があるのです。」
>「被告らはそれを越え、ヒトの世界に侵入しています。これは明らかに『食べ過ぎ』です。」

やっぱりクマはヒトの世界から追い出された人間だけを食べていたんじゃないですか?

だから委員長は「透明な嵐」を待っていた。ヒトの世界から排除された獲物が来るのを。
物理的には断絶の壁を越えてますが、この作中では概念的なものと考えていいでしょう。

これは以前の投稿から「断絶の壁=人間のルール」と書いている通り、この壁が、人間が群れを作るための括りであり、クマはその群れから追い出された(壁から外に出た)人間を狙って食べていたわけですね。

しかし、この秩序を無視し、群れから排除されていない人間を「食べる」クマがいます。
それが次に「ユリ裁判」でお話する銀子&るるたちです。


◆ユリ裁判◆

①まず1話で銀子&るるが食べていたのは誰?

これはラストシーンで語られた、赤江カチューシャという子だったようですね。靴下を折っていたのが純花ちゃんだけだったので、私も最初はすっかり騙されちゃいましたw 見返してみると、赤江ちゃんの足元は1回も映っていないんですよね~。ここでひとつのミスリードがあったわけです。

そして、それを偶然目撃した委員長ちゃんが驚いた・・・と。

②クマは排除された人間しか食べられないんじゃないの?

上記のようなことが起こったので、当然これが問題になってきます。赤江ちゃんは可愛い顔して1話でモブとヒソヒソ陰口叩いますからね。悪意があるかどうかはともかく、それを見る限り「透明な嵐」の一員であることは間違いないでしょう。当然排除の対象にはなっていません。

>「裁判長、今すぐユリ承認を!椿輝紅羽を助けたい!ガウガウ!」
>「私たち・・・人を食べます。食べなきゃ、銀子のスキが守れないんです!」

しかし、3話にして分かりやすく言葉に出してきてくれました。
銀子のスキを守るためには、人を食べなきゃいけない。透明な嵐を止めなきゃいけない。

ここで1話の捕食シーン「たとえ罪でも食べるよ。スキを壊すものは許さない。」に繋がるんです。

この流れからして、ユリの花壇を伐採したのは大方この赤江ちゃんでしょう。次のシーンのカメラアングルのせいで銀子たちが投げたのかと思わせていたレンガも、多分この子の仕業です。銀子たちは建物の上から赤江ちゃんの悪行の一部始終を見ていたわけですね。

>「貴女は透明になりますか?それとも、人間食べますか?」

透明になるとは、スキを諦めるということ。
そして銀子たちは人間を食べる選択をする。『私はスキを諦めない』。

このような過程を経て、3話ラストに鬼山江梨子ちゃんへ放った「これからキミを・・・食べるから。ジュルリ。」となるわけですね。ここまでが、ユリ裁判とそこで毎回決議されている「食べる」対象についての諸々になります。

問題は次です・・・w


◆ユリ承認◆

いや~さっきは調子こいて「全てのピースがはまった」とか言ってましたけど、良く考えたら全然そんなことありませんでしたね。正直このシーンで何をしているのかサッパリわかりません!!w

一応「対象外の人間を食べる」ことに対して承認してるような節はあると思うのですけど、そんな局所的な意味ではなく、もっと広いなにか大きな、大局を指しているような雰囲気があるんですよね。
だって、もしこのユリ承認が「人間を食べる」ことに対してのみ行われたものだったら、そのあとのペロペロも、襲われたハズの紅羽が無事なことも説明がつきませんからね。

そこで一つたどり着いた結論が

「ユリ承認には、輪るピングドラムで言うところの『運命の乗り換え』的な何かがあるのでは?」

ということです。

実は、1話のときに少し引っかかっていた裁判長の言葉がありまして・・・。
>「ようこそ・・・断絶のコートへ。さあ、扉は開かれました。」
>「生きとし生けるもの全て、そう、ヒトとクマの『彼岸』もここなんです。」
当初はあまり意識していなかったのですが、今思うとちょっと意味深に感じます。

『彼岸(ひがん)』:仏語。生死の迷いを河・海に例えたその向こう岸。悟りの境地をいう。

つまり何が言いたいかというと「紅羽はあのとき一度死んでいるんじゃないか?」ということです。
そして、例によって運命の乗り換えには「対価」が必要ですからね。それがあのペロペロかな~と。

紅羽から伸びたユリの花から滴る蜜をすするクマ2匹・・・。

まだ一体これがどう絡んでくるのかは分かりませんけど、大きな力にはそれなりの代償が必要というのが世の常ですからね。もしかしたら、紅羽の「スキという感情」を舐めとっているのかもしれません。

最終的にどうなるかは・・・まあ、あくまで予想の範疇を出ませんけども。

>「・・・いける!約束のキスを、私にッ!!(ダーン)」

銀子たちの想いは届き、ユリを承認された紅羽は運命を乗り換えます。そして確変を起こし、サンライズ立ちからの一撃をかましたり、それ以前の話では襲われる前の状態に戻ったりしていたワケです。
委員長ちゃんは多分生きてると思いますけどね~。腕章がちぎれた描写だけですし。

ということで、ユリ裁判と承認の見解についてはまあ、かなりコジツケもありますがこんな感じですかね。


◆その他気になったこと◆

・第3話冒頭でアップになっていた鳥型の紋様

かなり強調してましたが、何か意味があるんでしょうかね~。一応東京都の鳥に「ユリカモメ」が指定されていますけど、特に何かの象徴というわけでもなさそうですし・・・。
東京が舞台なのかな?でもそれってそんな重要なことなのかな~。

箱仲ユリーカ・・・ユリーカ・・・ユリーカモメ・・・ユリカモメ・・・ハッ!
いやいやいやいやそんなまさかね。

・学園長と紅羽の母

旧知の仲だったようですね。紅羽たちの前、二人でユリの花壇を育てていたという。
まあつまり百合だったわけですが、その箱仲ユリーカさんが今は学園長をしている・・・と。

これまで出てきたクマの名前を見る限り、「ユリ」と入ってるこの人も怪しいとは思うのですが、普通にいい人そうなんですよね。これからどう絡んでくるんでしょうか。

・銀子とるる

家の地下室で射撃の練習をしている紅羽を見つめる銀子。
るるは紅羽ばっかりで構ってくれない銀子に対してスネてしまう。

>「椿輝紅羽、きっとすごく美味しい女の子なんだよね・・・。」

この台詞がホントに切なくて、一気にるるのことが好きになりました。

きっとるるは、銀子のスキをちゃんとは理解できてないんじゃないかな~。
「何でこんな紅羽に執着してるの?他の女の子(食べ物)と何が違うの?」的な。
銀子が好きだから、銀子のためだから協力してる感じ。

しかもここまで想われている銀子はまったくるるのこと相手にしてないんですよね。いつもるる以外を見てるんです。記憶が曖昧ですけど、まだ銀子は作中で名前を読んだり、目を合わせたりしたことないんじゃないですか?w
ほんとに儚くて心にキますわ・・・。

まったくるるちゃん可愛すぎるぜ。

>「銀子、るるね。銀子に会ったあの日のこと、絶対忘れないよ。」
>「銀子が私のスキを見つけてくれた、届けてくれた。」
>「だから・・・るるは何があっても、スキを諦めないよ。」

この台詞も何かありそうですよね。これから過去のことも掘り下げてくれると嬉しいです。

・百合園 蜜子

第3話で一番良かったポイントを聞かれて、即答できるレベルで感動しました。
いやだって・・・もうこれはさすがにイカンでしょw 悠木碧さんの圧倒的な演技もさることながら、あの畳み掛けるような煽り。私も紅羽と一緒になって感情が昂ぶりましたね。

てかこんなにキャラの台詞で怒りを覚えたのは初めてかもしれません。
それほど最高なワンシーンでした。年明けからいいもの見れましたよホント。



まあこんな感じで、第3話はとても満足いく結果で幕を下ろせたんじゃないでしょうか。

それにしても、いきなり「ユリダァク~」ってきたときはお茶を鼻から吹きましたねw ほんとこういう細かいところがイチイチ私の琴線に触れてくれます。あ~書いてたらもう一度見たくなってきちゃいました。

それでは長くなりましたが、今回のレビューはこれくらいでお開きにします。
閲覧ありがとうございました。{/netabare}


【2話ショック!!】(2015.1/17)

{netabare}2話で少しですがクマサイドのことも見えてきましたね。

1話の投稿で気になった点も加味して、今回も内容の方を整理していきたいと思います。
まあ言ってしまえば自分用のメモみたいなものです(殴

それでは、まずは特に重要そうなところから書いていきます。


◆1話で銀子&るるが食べていたのは純花ではなかった!?◆

>「散々食い散らかしてようやく分かったわ。排除されてる個体だけが、本当に美味しいってこと。」
>「スキを諦めない娘の肉だけが、ザクロと蜜の味がする。私の飢えを満たしてくれる。」
>「泉乃純花、貴女はとても美味しかった。」

委員長ちゃんのセリフ。紅羽が狙われる理由も一緒に説明してくれましたね。
そうなると、1話で銀子たちが食べていたのは誰だったんだろう・・・?

>「もうすぐ・・・『透明な嵐』がもうすぐ来る。・・・あぁ待ち遠しい!」
>「早く・・・早く食べたぁい。椿輝紅羽を!ギャウギャーウ!」

「透明な嵐」が来ないと紅羽のことは食べられないっぽい。
それとも嵐にさらされて美味しくなるのを待っている?

純花はその嵐に合ったから食べられたというのは分かるけど、他の被害者はどうなんだろう?

>「椿輝紅羽は、泉乃純花へのスキを諦めなかった。」
>「群れの空気を読まぬモノは、排除の対象になる。そういう仕組みですものね。」

委員長&このみの会話。「スキ」は群れの空気を壊すもので、それは排除の対象になる。
つまり「スキ」を持った子が透明な嵐に合い、クマに食べられてしまう。

そういえば1話でも「クマにとって私たちはか弱い獲物だから常に群れていなくちゃ」とかモブが言っていまいたね。透明な嵐によって群れから追い出され、クマに狙われる隙ができてしまうって感じなのかな?

>「ダメね。やっぱり透明な娘は透明な味しかしない。」

しかし『透明な嵐(社会の同調圧力)』によって『透明(スキを諦めた)』になってしまった子は美味しくない。ラストシーンで委員長が食べてたのは「スキを諦めない子」ではなかったみたい。

この被害者は、2話序盤にモブが話していた「遺体の見つからない行方不明の子」ですね。


◆実は1話屋上で紅羽を襲ったのは委員長&このみだった!?◆

確証があるワケではないのですが、私もすっかり騙されていました。

1話で紅羽を襲ったクマ2匹の「目」をもう一度良く確認してみてください。
右の黒いクマは切れ長で、もう一方の茶色いクマは横に長い楕円形なんですよね。

色だけなら銀子&るるの可能性もありますが、「目」が委員長&このみのクマと酷似しているんです。

このことを合わせて考えると、どうやって1話終盤に屋上で倒れている紅羽をどこからか突然湧いた委員長ちゃんが最初に見つけて保健室に運んだのか、2話でこのみを射殺したときに委員長ちゃんがあそこまで2匹目のクマに警戒心を抱かなかったのか。

これらに説明がつきそうな気がしてきますよね。


◆それじゃあ「ユリ裁判」って一体何?◆

上記の事実に気付いたとき、真っ先に浮かんだ疑問がコレです。

最初は銀子&るるが紅羽に襲いかかったから、1話であの3人がユリ裁判に出席したのかと思っていたけど、1話も2話も襲いかかったのは別人・・・というか別クマ。

『ユリ裁判の流れ』

①裁判官から意味深な電話が掛かってくる

>「貴女のスキは本物?これは断絶の壁からの挑戦です、椿輝紅羽。」
>「貴女のスキが本物なら、屋上へ行くがいい。クマが貴女を待っている。」
>「その身をクマに委ねれば、貴女のスキは承認される。」

②屋上でクマに襲われて謎空間に落ちる

これが裁判官の言っていた貴女を待っているクマ?
そしてこのクマに身を委ねれば「貴女のスキ(ユリ)」は承認される?

委ねるのは銀子&るるかとも思ったけど、それだとここでクマに襲われる過程に意味がなくなっちゃうような・・・ これがユリ裁判のトリガーになってるのかな?

④出席するのはいつも紅羽&銀子&るる

クマに襲われた紅羽と、何故か登場する2匹のクマ。

⑤「人間食べます」からの「ユリ承認」

やっぱり銀子の「食べる」は違う意味っぽいな~。
でも1話ラストで物理的に誰かをガリゴリ食べていたときも「食べる」って言ってたしな~あ。

少なくとも委員長とかこのみとは違う特別なクマなのかな?そんな感じがする。

でもまあ、その「ユリを承認する」ってことの意味がまだ全くわからないんだけどもw
百合を舐めるシーンも含めて、これだけはいつまで経っても何も見えてこないですね~。

そういえば、1話だとユリ裁判のあと紅羽は「気を失って倒れていた」らしいけど、2話では意識もあるし、クマに襲われる前の状態に戻っていますよね。ここも何か関係があるのかな~・・・。


◆その他気になったこと◆

・アバンのモノローグ

>「私たちは、最初からあなたたちが大キライで、最初からあなたたちが大スキだった。」
>「だから、『本当の友達』になりたかった。あの壁を越えて。」

毎回入れてくるのかな?繰り返し視聴者に聞かせるということは、この台詞がキーになってくるのでしょうね。まだ深い意味は掴めませんが『本当の友達』については前回の投稿でまとめた方向に攻めていくつもりです。

・先生の意味深なセリフ

>「泉乃純花さんの『地上での生』は、終わりを迎えました」

また妙な言い回し。普通に「天国へ逝った」というそのままの意味にも受け取れるけど、この作品内であえて登場人物にこういう言い方をさせるのは少し気になりますね。

>「可哀想に・・・あの子は『また』、大切な人を失ったのね。」

紅羽に対して発せられたであろう言葉。『また』って言ってますね。
大方1人目の「大切な人」に当たる人物は母親のことでしょう。

学園の先生だから、家庭のことを知っていても不思議ではないけど・・・
何かもっと深く入りこんでそうな臭いがしますね~。
しかも学園内に霊安室のようなものが?ここに被害者の遺影をしまっているみたい。

・クマが捕食をする場所

紅羽が純花と大事に育てていたユリの花壇・・・。
クマが人間を食べる現場って、2話までを見る限り必ずその裏側なんですよね。

ここを「人間の心」と見立て白椿の花言葉「理想的な愛情」の件も加味して考えてみると、この二人が育んできた愛情(百合)を『本物のスキ』と仮定するのならば、その裏側に当たるものは「暗い肉欲」?

つまり『愛情』と『性欲(本能)』の軋轢。
このシーンからは、そんな対比のメッセージを感じます。

・紅羽と銀子の会話

>銀「知ってる?悲しい、寂しいときの涙はご馳走の味がするんだ。」
>銀「紅羽のスキは本物だ。涙の味・・・紅羽のスキは本物だ。ガウガウ。」
>紅「貴女に何がわかるの?」
>銀「分かるよ。私のスキも本物だから。」

『本物』と『偽物』。本物というのは、上記の「理想的な愛情」のことでしょう。
委員長やこのみの「スキ」は肉欲だった。しかし、銀子のは違うということ?

>銀「椿輝紅羽・・・会いたかった。私たちはキミに会うためにここに来たんだ。」
>紅「どういう、こと?」
>銀「匂うよ・・・デリシャスメル、ガウガウ。キミに私のスキを・・・。」

やはり銀子は普通のクマとは少し違うみたいですね。
まだ核心には遠いですが、何か秘密があることは2話全体を通して明らかになりました。

スキが本物だからこそ「食べる」という行為も、他のクマのように物理的なモノにならないのかもしれませんね(百合の蜜を舐めとるような)。でもこの考えでいくと、1話ラストで銀子が「罪でも食べる」と言ってガリゴリ捕食していたことと繋がらないんですよね~w

これはアバンでも言っているように、クマの習性とも取れますが・・・。
(>「クマは人間を食べる!そういう生き物!」)
もしかしたら、紅羽をイジメた人間を裁いたのかもしれませんね。
つまり「透明な嵐」に当たる誰かを。

う~ん難しい。まだもう少しヒントが欲しいところです。


◆2話のまとめ◆

①純花を食べたのは委員長ちゃん
②1話で紅羽を襲ったのは委員長&このみのクマ
③「スキ」を抱くと透明な嵐に襲われて、クマに食べられる
④「スキを諦めない子」がデリシャスメル
⑤紅羽のスキと、銀子のスキは同じ本物
⑥銀子&るるは普通とは違う特別なクマ?

やっぱりまだユリ裁判のところと、1話ラストで銀子&るるが何を食べていたのか。
この2つがけっこう引っかかっていますね~。

次はいよいよ第3話。そう、ユリ熊嵐というアニメの彼岸もここなんです!
どんなふうに展開していくのか楽しみですね~。{/netabare}


【クマショック!!】(2015.1/10)

{netabare}ちょっと編集するときにエラー出て、最初の投稿とここらへん一帯が消えちゃいました\(^o^)/
なんか1月10日の私が1話について書いてたみたいなので、お暇だったら見てあげてくださいw


それでは、気になったことや重要そうなワードから見ていきます。

(1)ユリ熊嵐というタイトル

「熊嵐」とは、熊を仕留めたあとに吹き荒れると言われている強い風のことみたいです。
ユリ+熊嵐・・・ どういう意味なんでしょうね。

(2)花壇に咲いたユリ

これはほぼ同性愛(百合)のメタファーで間違いないでしょう。
それを紅羽と純花で育てて(はぐくんで)きたわけですね。

(3)断絶の壁

これについては、OP直後に世界観の解説で抽象的にですが言及されていました。
>「人間たちは、断絶の壁を作って私たちクマを自分たちの世界から追いだそうとしたけど~。」
>「でもでも、人間のルールなんて、通用しないんだからね!ガウ!」

これは「断絶の壁=人間のルール」と解釈していいのかな。
人間たちが、道徳や倫理を盾にして身を守ってる気になってるけど、そんなのクマには関係ないよってこと?とりあえず、これによって人間の世界とクマの世界が隔てられた・・・と。

(4)クマ

メインだけあって必ずキーになってくるのでしょうけど、1話の段階ではどういう立ち位置なのかまったく把握できませんね。以前投稿した際に適当こきましたけど、見ればみるほど意味が分からなくなってくる存在です。

分かっているのは、爆発した「小惑星クマリア」の破片が地球に降り注ぎ、その影響でクマが人間を襲うようになってしまったこと。「クマは人間を食べる!そういう生き物!」みたいだけど、無差別に狙うワケではない?こと。

>「私達は、最初から貴女たちが大キライで、最初から貴女たちが大スキだった。」
>「だから、本当の友達になりたかった。あの壁を越えて。」

アバンのモノローグ。「本当の友達」、「スキ」と「キライ」。うーん、重要そうなワードですね。

(5)椿輝 紅羽(人間)

今作の主人公(だと思う)。名前に入っている椿という花を英訳すると「カメリア」。
そして、キャラの髪色に重なる白椿の花言葉は「理想的な愛情」。

小惑星「クマリア」と椿の花「カメリア」。な~~~んかありそうでなさそう。

(6)登場人物の名前

クマ:「百合」城 銀子
クマ:「百合」ヶ咲 るる
人間:※椿輝 紅羽
人間:※泉乃 純花
人間:「百合」園 蜜子
人間:「百合」川 このみ
人間:箱根「ユリ」ーカ
人間:赤江 カチューシャ
人間:鬼山 江梨子

キャラ名のあちこちで見受けられる「百合」という文字。
そして、初登場する女性キャラすべての名前テロップ下にタグ付けされた「ユリ」という言葉。
名前に「百合」以外の花を持つ※二人のキャラクター。

何かありそうな匂いがプンプンしますねぇ~。

(7)先生の「クマが出没したので友達と一緒に行動するように」という発言

ここの台詞に違和感というか「友達と」というところを強調しているようなイメージを受けました。

(8)透明な嵐

花壇のユリが全部刈り取られているシーン。

>「嵐が・・・追いかけてきた。これが最初。大切なものから壊していくっていう警告。」
>「透明な嵐は、全てを壊していく。私たちがすり減って消えてしまうまで・・・。」

これは(11)の「透明」という言葉と合わせて考えてみると、社会の同調圧力や排他的悪意を表しているような気がしました。いわゆる「イジメ」ですね。そう言ったどうしようもない大きな流れのようなものを自然災害になぞらえて「嵐」と呼んでいる?

>「たとえ何をされても、私は紅羽ちゃんを・・・『スキ』を諦めないよ。」

「スキを諦めない」って不自然な台詞ですよね。
この「スキ」という単語に含みを持たせている印象があります。

(9)二人の汚れた手

これもほぼ間違いなく「罪、悪いこと」のメタファーでしょう。
つまり「罪=禁じられた恋(百合)」で、委員長さんは透明な嵐(同調圧力)に逆らおうとする共犯者ということで、一緒に手を汚していますね。

(10)「そう、だから今度こそ大切な人は・・・この手で守る!」

過去に何かを臭わせるような紅羽のセリフ。母親っぽい人と映っている写真をあえてここのシーンで見せているのに、家の中に紅羽以外の気配を感じない。紅羽のクマに対する敵愾心とこの状況を加味して考えると、昔クマに母親を食べられた?
そして何故か、銀子がつけている首輪と紅羽ママのネックレスが酷似しているんですよね。
これは絶対なにかありますよ・・・。

(11)モブの「透明にならないからいけないのよ」という言葉

クマに襲われて行方不明になってしまった純花に対して囁かれたもの。この場合の「透明になる」とは、言葉のニュアンスと、その前にあったモブたちの会話とを合わせて考えてみると「社会の流れに従う」みたいな感じ?

>「一人でいるのが悪いのよ・・・。」
>「生き延びるには、友達が必要!」
>「クマにとって私たちは、か弱い獲物だもん。常に群れていなくちゃ。」
>「そうよ、群れの空気が一番大切なんだから!」

また「友達」というワードが登場。先生の忠告(7)のこともあってなんだか意味深ですね。
ここまで通して見ていくと、どうしても「集団」を意識しているような描写が目立ちます。

>「でもこれで、次の透明な嵐は・・・。」

次の・・・? どういう意味だろう。

(12)裁判官「あなたの『スキ』は本物?これは断絶の壁からの挑戦です。」

アニメ内でたびたび口に出される「スキ」という言葉。
「断絶の壁=人間のルール」という考えでいくと、これは社会を敵に回してでも純花を好きでい続ける覚悟はあるか?という問いに思えますね。

(13)裁判官「その身をクマに委ねれば、あなたの『スキ』は『承認』される。」

これはそのままの意味にも取れるけど・・・終盤を見るとよく分からなくなってくる~。

(14)ユリ裁判

問題のシーン。紅羽がクマに襲われたと思ったらいきなり謎空間に落ちていき、
「食べたい・・・今すぐあの娘が食べたぁ~い!」という掛け声と共にイケメンボイスで開廷。
なにが「かいてーーーい」だよアホwww頭パンクするわボケwwwwww

ここでは「食べる」と「スキ」の二つの言葉がピックアップされていました。

>①「被告グマ、あなた方は罪熊であることを認めますか?」
>②「ガゥ~・・・ でもぉ~私たち、お腹がペコリンなんですぅ~。」
>③「私たちは『スキ』をあきらめない。」

①→②の会話の流れだと「人間を食べる=罪」だけどお腹が減って、という訴えに見えます。
しかし、③のセリフが入ってくると全く意味が分からない会話に・・・「食べる=スキ」・・・なのか?
クマが人間を食べることは一種の愛情表現・・・? いやいや。

>「ヒトとクマの間には、断絶という越えられない壁があるのです。」
>「被告らはそれを越え、ヒトの世界に侵入しています。これは明らかに『食べ過ぎ』です。」

ん?んんん?「食べ過ぎ」?これは一体どういうことだろう。
クマの世界で食べる分にはいいけど、ヒトの世界にまで行って食べるのはやりすぎって意味?
つまり普段はクマの世界に入り込んできた人間を食べていた?

>「では被告グマに問います。あなたは『透明になりますか?』それとも『人間食べますか?』」

頭がカチ割れそうだ・・・。今までの内容(8)(11)で考えると、やはり「透明になる=社会の流れに従う」という意味になるのかな。ここでの社会とはクマの世界のもので、ライフ・クールの訴えを素直に聞き入れてヒトの世界から手を引くか、それとも・・・って感じ?

>「ユリ、承認!」

なぜここでいきなり「ユリ」という言葉が!?
やっぱり「食べる=スキ」だから同性愛でユリ(百合)、そしてそれを承認っていう流れなの?w

(15)謎空間での出来ごと

輪るピングドラムでお馴染みのシーン。
今回は「生存戦略ゥー!!!」の代わりに「ユリ承認ー!!!」

>銀子「紅羽・・・私はあなたを『食べる』。」
>紅羽「私の望むものはどこ?」

>紅羽「透明な嵐の中、私は探す。」
>銀子&るる「どこを探すの?」「何を探すの?」
>紅羽「約束のキスを・・・私に!」

透明な嵐の中、つまり逆境に合いつつも紅羽には探さなきゃいけないものがあるみたい。

映像としてはユリ承認されたクマが何故か変身、擬人化して紅羽から伸びるユリの花から滴る蜜を舐めているという艶美なもの。そして3人が手を重ねて終了。あぁ^~頭が破裂しそうなんじゃあ^~。

また「食べる」という言葉が出てきましたね。
そして食べられたハズの紅羽の体には何も異変がない?

やっぱり「食べる」という言葉は普通とは違う意味で使われているみたいです。
(13)で言われていた「委ねる」とは今のような状況のことで、「承認される」とはこういうこと?
つまり「食べる=承認」? スキだったり承認だったり頭がこんがらがってきた~。

そういえば、OP映像では紅羽&銀子&るるの3人が仲良さそうにしてるけど、これも何か関係があるのかな~。それに銀子と紅花がキスしようとしてるし・・・「約束のキス」・・・うーん。

(16)意識が戻ってからの紅羽

謎空間から戻ると保健室のベッドの上に。
横で看ていた委員長ちゃんによると「1人で倒れていた」とのこと。

>「嘘よ・・・だって屋上にクマが!純花を、純花を返すって!!」

そんなことクマ言ってたっけ? (13)の言葉をそう解釈したのかな。
とにかく純花はまだ戻っていないらしい。

(17)問題のラストシーン

>「ガリガリ、ゴリゴリ、ガリガリ、ゴリゴリ・・・」

この引きのせいで今まで積み上げてきたピースが音を立てていっきに崩れていきました(白目)
えぇ~「食べる」って・・・えぇ~。もうどういうことやねん!!!

この擬音からして間違いなく「物理的」に食べられてますよね?w
多分、被食者は行方不明中の純花ちゃん・・・。

>「ガゥ~、やっぱり美味しいね!人間の女の子は。」
>「たとえ罪でも『食べる』よ。ガウガウ。『スキ』を壊すものは、許さない。」

ここでの罪というのは、ユリ裁判(14)で言われていた「ヒトの世界に侵入して食べる行為」のこと?
でも食べるってこういう意味じゃなかったんじゃないの!?w

(15)で「あなたを『食べる』」って銀子に言われてた紅羽は食べられてないのに・・・。

そしてまた登場した「スキ」という単語。しかも今度は「壊す」という意味深な言葉付き。
純花が「スキを壊すもの」で、それが許せないから「罪」でも「食べる」?

本格的にこんがらがってきたあああああああああああああ。



とまあ、今分かってる(?)ことを箇条書きにするとこんな感じですね~。
これら(1)~(17)の話をまとめると・・・

①紅羽と純花は愛し合っている(2)
②しかし、それは罪であり(9)社会の理解は得られない
③理解できない、浮いたものには同調圧力が働く(8)
④そのためヒトは、排他されないように集まり、群れて行動する(7)(11)
⑤その集合体における個人を「友達」と呼ぶ

なんか良くある学園ドラマで描かれるドロドロ劇に似た何かを感じますよね。特に女子のw
ハブられないように、嫌われないように周りに合わせるだけな表面上の社会。

そんな中で、紅羽と純花は「真実の関係」を築いていくワケです。

これが「ユリ熊嵐」の中におけるヒトの世界を表す構図だと思います。
そして、そんな世界が「断罪の壁=人間のルール」に囲われているんですね。
なんだか(4)の「本当の友達」に繋がりそうな気がしてきますね~。
(5)の花言葉「理想的な愛情」も一緒に考えると面白そうです。


で、ここにクマが絡んでくるワケなんですが・・・。
まあこのクマのことが存在から言ってることまで、その全てがまったく理解できないんですよね~。一応、以前投稿した際に書いたような「対極的存在」じゃない・・・とは思うのですが、まだいまいち掴めてないのでハッキリとした答えは出せません。

せめてラストの捕食シーンがなければ考えようはあったのですが・・・w


つまり何が言いたいかというと、ここまで色々まとめた結果「何も分からなかった」ということです!!

まあここまで色々考えてる時点でかなりハマってるということだけでも伝われば・・・w
とそんな感じで、これからも楽しみにしながら見ていきたい作品筆頭ですね。

癖はかなり強いですが、世界観がとても魅力的で、映像だけでも楽しめるくらいの出来だとは思うので、気になった方は一度視聴してみて欲しいです。

それでは長くなりましたがここらへんで失礼します。
閲覧ありがとうございました。{/netabare}

投稿 : 2016/07/18
閲覧 : 782
サンキュー:

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ユリ熊嵐のストーリー・あらすじ

あるとき、宇宙に浮かぶ小惑星「クマリア」が爆発し、その破片が隕石となって地球に降り注いだ。するとこれに呼応するように地球上の全てのクマが突然凶暴化し人間を襲うようになる。かくして人間とクマの長い戦いが始まり、いつしかお互いへの憎しみから両者を隔てる「断絶の壁」が築かれた。
そんなある日。人間側にある「嵐が丘学園」に百合城銀子と百合ヶ咲るるという2人の転校生がやってきた。だがこの2人、その正体は「断絶の壁」を越え、人間に化けた「人食クマ」だったのだ。(TVアニメ動画『ユリ熊嵐』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2015年冬アニメ
制作会社
SILVER LINK.
主題歌
≪OP≫ボンジュール鈴木『あの森で待ってる』

声優・キャラクター

荒川美穂、生田善子、山根希美、諏訪部順一、斎賀みつき、山本和臣、小倉唯、悠木碧、小清水亜美、日笠陽子、井上喜久子、遠藤綾

スタッフ

原作:イクニゴマキナコ、キャラクター原案:森島明子、 監督:幾原邦彦、キャラクターデザイン:住本悦子、プロップデザイン:阿保孝雄、色彩設計:木村聡子、美術監督:中村千恵子、撮影監督:荻原猛夫、編集:西山茂、音響監督:幾原邦彦/山田陽、音楽:橋本由香利、音楽制作:KADOKAWA(メディアファクトリー)

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