「花とアリス 殺人事件(アニメ映画)」

総合得点
62.9
感想・評価
105
棚に入れた
428
ランキング
2944
★★★★☆ 3.7 (105)
物語
3.7
作画
3.7
声優
3.5
音楽
3.6
キャラ
3.8
レビューを絞り込む
☆の総合評価
文字数
サンキュー数
視聴状況
表示形式
キーワード
この条件で絞り込む

順順

★★★☆☆ 2.1
物語 : 2.5 作画 : 1.5 声優 : 2.0 音楽 : 2.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

タイトル詐欺

タイトルにつられて見てみたけど、
内容は違うものだった。
期待は裏切られた。

投稿 : 2019/06/15
閲覧 : 32
サンキュー:

0

三毛猫メリー

★★★★☆ 3.1
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 2.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

花とアリス

2019.5.28視聴完了。
書籍既読。

あ~そうそう、原作もこんな感じだったわ。
そういった意味からすれば良くできているのかもしれない。
というかノベライズなので本が後なんだね。

問題は花とアリスの演技がね~
作品中に流れる音楽はとても良かったと思います。

投稿 : 2019/05/29
閲覧 : 49
サンキュー:

5

ネタバレ

ワドルディ隊員

★★★☆☆ 2.8
物語 : 2.0 作画 : 4.5 声優 : 2.0 音楽 : 4.0 キャラ : 1.5 状態:観終わった

殺人事件とは何かを考えさせられたアニメ

この作品は、「花とアリス」の前日談として制作された
アニメ映画である。視聴した後に、「花とアリス」の存在を
知ったため、それに関する詳しいコメントはできない。

ちなみに、このアニメではロトスコープという手法を採用している。
ロトスコープとは、実写で撮影した映像を、セル画にトレース
していく技法の事だ。これを使うことで、リアルな動きの作画を
作ることが出来るというメリットがあるが
反対に、顔が実写映像になりやすいというデメリットもある。
岩井監督は、これをいい具合に活用したようだ。
独特の世界観を生み出せたように思う。

全体を通した感想としては、監督の個性、作風を受け入れられるか
によってかなり左右されるタイプの作品なのだと感じた。
いい所はあったような気がするが、気になる所も多々あった。

まずは良かったところから。
ロトスコープを活用した映像表現はかなり良かったように思う。
最初は抵抗があったのだが、徐々に薄れていった。途中からは、
違和感なく見ることができた自分がいた。まあ、私が初めて
体験したロトスコープ作品がこのアニメだったというのが
大きいのだけど。製作スタッフのこだわりを感じられる映像だった。
後は特にないかな。正直な所これくらいしか出てこなかった。仕方ないね。

ここからは気になった所を述べる。
声優の演技に差がある。
大半の方は特に問題ないのだが、ごく一部の方の演技が
追い付いていない。良く調べてみると、前作の花とアリスに
ゆかりのあるキャストをそのまま声優に
引っ張ってきたようだが、アニメにおいてはそれが裏目に
出たようだ。実写映画を作る時と同じノリで取り掛かっている
のが手に取るようにわかる。
実際に、目を通して確認をしたのかがかなり気になる所だ。

肝心のストーリーだが、悪くはないが良くもない。これといった
ひねりのない微妙な出来。キャラクターにおいても、記憶に
残りそうにない者たちが多数。
一部のキャラクターに至っては、必要ないのでは
と頭の中で考えるレベル。

冒頭、自宅の部屋の2階から落下していたようだが、果たして
あのような形で作業員が受け止めるのだろうか。私では、
あんな上手いこと受け止められない。
両腕を怪我するのがおちだ。良いこのみんなは真似を
しないようにしようね。

途中から、バレエに関する話題が出てきたようだが、その
設定を上手く活かしきれていない。バレエで踊る場面は
あるものの、全体の一割あるかないか位。

その上、バレエと殺人事件とは何の関係性もないし。
私としては、主人公の友達を強引に引っ張るための囮として
使われているようにしか見えなかった。

花は、ある事件をきっかけに引きこもりとなるのだが、
初対面のありすが訪れたらすぐ外に出られるように
なるのは不自然だ。警戒心バリバリで、普通は自分から
近づこうはしないはず。これは監督が元来持っている
特殊能力を花に与えたのが理由だと自らを
納得させることにした。(要は、ただのこじつけである。)

まあ、終電をのがしてしまうというのはわかるし、自宅に
電話をいれたくないという気持ちもあっただろう。だが、
パーキングで停められていたトラックの下で夜を明かすのは
いくらなんでも無理がある。結局、夜明けと同時で色々と
大変な目に合ってるし。やれやれだぜ。

この作品における重要人物であるユダだが、彼に関しての
掘り下げが全く出来ていない。
一応花の幼馴染という設定が付与されているようだが、どうも
しっくりこない。なんせ、キーワードともいえる、婚約届に
関する下りが説明されないので、なぜあのような事態を
引き起こしたのかが見えてこないのだ。今思い返しても
全然わからんし。もしや、魔女もどきの儀式が関係しているんだよ
とのスタッフからのメッセージなのか。それなら納得だ。

この作品における一番の弱点は、明らかに誤解を招く
タイトルそのものだ。物語の終盤になって判明するのだが、
ユダは殺されたのではなく別の場所へ転校しただけに
過ぎないのだ。途中からもしやとは思ったのだが。

そのことを知った時、完全に呆けてしまったのは言うまでもない。
これを劇場で見た方は、どのように感じたのであろうか。
機会があれば、一度聞いてみたいものである。
(流石にいないと思うけど)

要は、作品名と内容の関連性が全く見えてこないのだ。
せめて、「プロローグ」とか「失踪事件」とか「ユダ事件」とかに
変更すれば大きな違和感を抱くこともなく比較的すんなり
視聴できたというのに…。

もしや、「このタイトルをつけた俺って本物の天才じゃーん♪」
などと思っているのだろうか。仮にそうだとしたら、
勘違いも甚だしい。このタイトルに反対するスタッフは
いなかったのかが、かなり気になるところだ。

このタイトルに納得できるものは、製作スタッフや
花とアリスを心の底から崇拝している人々位だろう。
私からすれば、ただの自己満足にしか見えない。

「花とアリス」が大好きな方なら見る価値はあると思うが、それ以外
の方にも面白いと感じるかはわからない。それなりに癖は
あるので、耐えられるかによって評価も変わってくるだろう。
内容重視の方は見なくても大丈夫だ。
私の方からは無理に勧めない。

投稿 : 2018/11/12
閲覧 : 188
サンキュー:

14

ostrich

★★★★☆ 3.4
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

折り合い

実写映画「花とアリス」は、岩井俊二作品を熱心に観ていたころに何度か鑑賞している。結構、好きな作品だ。

もっとも、一時期の岩井俊二作品は全部好きなのだが、思い返せば、「花とアリス」で私の岩井俊二ブームは終わった気がする。それは、たぶん、彼のせいでも「花とアリス」のせいでもない。私が必要としなくなったというか、岩井俊二的な気分ではいられなくなったということだと思う。
もしかしたら、時代の影響もいくらかあるのかもしれないが、よくわからない。ただ、「日常の中のファンタジーを描く」という作風が、良くも悪くも2000年代後半から現在の世の空気と折り合いが悪かったような気はする。

本作は、実写作品の前日譚を10年以上の歳月を経て、ロトスコープアニメーションで描いたわけだが、率直な私の感想は「懐かしい」だった。ああ、岩井俊二は今も岩井俊二なのだな、という。ただ、この感想もまた、良くも悪くも、ではある。

本作は岩井俊二作品にまったく触れたことがない方には、結構、オススメしたい。非常に彼らしい作品だし、彼の作品群は好き嫌いはさておき、一生に一度くらいは触れておいたほうがいいと思うからだ。
ただし、私と同じように一度、岩井俊二作品と距離を置いた人には、若干、皮肉混じりに「いつものアレだよ」と言ってしまうかもしれない。

この「アレ」の中身はいろいろあるのだが、一言で言うなら、前述した「ファンタジー」ということだ。「ファンタジー」と言えば聞こえはいいが、「こんなヤツいねえよ」ということでもある。
ただ、岩井俊二のすごいところは、「こんなヤツ」を、そこそこ現実感を持たせて描いてしまうところで、本作もそういうところを目指してはいる。

だが、ロトスコープアニメーションになったことで、違和感の方が際立ってしまった感は否めない。
なんとも逆説的なことだが、実写は演劇的な要素が入ることで、「リアルな世界の中のファンタジー」として成立するのかもしれない。そして、テレビドラマ出身の岩井俊二は、このあたりには自覚的で、それを活かした演出が抜群にうまかったということなのだろう。
ところが、アニメーションはそもそも形態からしてファンタジーなのだ。そこに現実と隣接したファンタジーを持ち込むと、嘘くささの方が際立ってしまう。

たとえば、作品冒頭にアリスが二階から落ちるシーンがある。
あれが実写なら「面白いウソ」になるところだろう。あるいは普通のアニメーションなら「よくあるウソ」として、アニメのリテラシーと合致しているから違和感はない。
ところが本作の場合は「ありえねー」となってしまう。アリスの体重がいくつかはわからないが、おそらく、40-50キロ前後のものが二階から落ちてきて、その下に別の人間がいたら、ああいう動きにはならないだろう。もちろん、フィクションなのだから、それでもいいのだが、なまじ他の動きにリアリティがあるので、嘘くささが際立ってしまうのだ。

10年以上の歳月を経てもなお、同じキャストでやりたかった結果として、ロトスコープアニメーションを選んだのだと思うが、こういう折り合いの悪さは随所で見られた。それは、動きだけではなく、会話やエピソードにも散見された。

そして、このことが岩井俊二という作家の現在の立ち位置を象徴しているように思えてならなかった。もう、ずいぶんと彼の新作を観ていないが、観ていない理由がわかってしまった気がする。
古参の岩井俊二ファンとしては、ちょっと苦い思いもある作品だった。

■シナリオについて

たぶん、私はシナリオライターとしての岩井俊二がとても好きなのだと思う。
本作の随所に折り合いの悪さを感じてもなお、本作のシナリオはやはり嫌いにはなれない。いや、「おじさんのエピソードは必要か?」とか、いろいろあるけれども、そこが岩井俊二的でもあるのだから、仕方がない。

また、本作に限って言えば、後半の構成がずるい。
「恋人たちの距離(ディスタンス)」だもの。

「恋人たちの距離」について語ると、本作のネタバレになってしまうので詳述はしないが、この構成は岩井俊二の作家性ととても親和性があると思った。

あ、「恋人たちの距離」を知っている人にはネタバレになるのか。
でも、知っている人はむしろ、本作に関心を持つと思うので気にしないことにする。
そもそも、本作はネタバレがどうのという作品でもない。

岩井俊二も「恋人たちの距離」も知っているなら、本作は間違いなく楽しめる。逆に、本作を気に入った方は、岩井俊二作品も「恋人たちの距離」も気に入るはずだ。

■想起した作品

「この街のこども」

前述した「恋人たちの距離」と同様の構成の作品(つまり、本作後半とも同様の構成)。もともとNHKで放映されたテレビドラマだが、劇場版もあり、そちらのほうが視聴しやすいと思う。

本レビューでは本作の「折り合いの悪さ」を指摘してきたわけだが、「この街のこども」は時代とも手法とも完全に折り合っている。本作を好きな方が気に入るのかわからないが、今の日本に生きるなら観ておいた方がいい作品だと私は思う。
岩井俊二が観たなら(おそらく観ていると思うが)、地団太を踏んで悔しがるんじゃないだろうか。
ちなみに、脚本を担当しているのは岩井俊二の弟子筋にあたる渡辺あや。

一応、「この街のこども」は本作よりも先に発表されているので、本作に影響を与えている可能性も否定できない。しかし、構成(と構成によって必然的に語られるテーマ)が同じなだけで、類似したエピソードがあるわけではないことは岩井俊二の名誉のために付け加えておく。

投稿 : 2018/10/16
閲覧 : 95
サンキュー:

1

ネタバレ

にゃん^^

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

「花とアリス」ってゆう映画の主人公2人が出会ったときのおはなし

公式のあらすじ
{netabare}
史上最強の転校生、アリス。史上最強のひきこもり、花。
二人が出逢ったとき、世界で一番小さな殺人事件が起こった。

石ノ森学園中学校へ転校してきた中学3年生の有栖川徹子は、一年前に3年1組で「ユダが、四人のユダに殺された」という噂を聞く。さらに、アリスの隣の家が<花屋敷>と呼ばれ、怖れられていることも……。
花屋敷に住むという同級生の「ハナ」ならユダについて詳しいはずだと知ったアリスは、花屋敷に潜入する。そこで待ち構えていたのは、引きこもりのクラスメイト・荒井花だった……。

ユダは本当に殺されたのか?
花は何故、引きこもり続けているのか?
ふたりの少女の「世界で一番小さな殺人事件」の謎を解く冒険が、始まる―。
{/netabare}

+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-+:-+:

100分くらいのアニメ映画


見おわってから
どこかで見たことあるみたいって思ったら
どこから来たか分からないけどうちに映画のdvdがあった!
誰かがもらってきたみたい^^

ずっと前に見たから忘れちゃったけど
たしか青春ラブコメじゃなかったかな?


それで
今回のおはなしってその前のおはなしで
転校生のアリスが
{netabare}ずっと引きこもりで家がお隣なのに会ったことないクラスメートの{/netabare}花と
初めて会っていつの間にかお友だちになってたおはなし。。かな


おばかな女子中学生2人の青春コメディで
ちょっとミステリー、ちょっと冒険、ちょっとラブコメで
にゃんはときどきふき出しちゃったw


景色は「言の葉の庭」に似てるなぁって思って
キャラは「惡の華」にちょっと似てるかもって思ってたら
ほかの人のレビューに美術監督が「言の葉の庭」の人ってあって
キャラはロトスコープってゆう実写の上に絵を描いてく方法みたい
そういえば景色も実写に色を付けたみたいだったかも。。


花とアリスは2人ともちょっとおばかな感じで似てたかも。。

アリスは{netabare}バレエとかやってるけど
走るのが早くって男の子っぽいw
だからかな?
イジメのおはなしもあったけどあんまり暗くならなかって
おばかなオチがついてたりw{/netabare}

花は{netabare}ほんとは1学年上だけど
いろいろカン違いとかしやすくって
そうゆうところもアリスに似てたかも。。{/netabare}


ほんとにあってもおかしくないみたいなおはなしだったけど
ちょっとよく分からないとこがあって
ネタバレになっちゃうからかくすけど

{netabare}
湯田クンってどうして4人の女子に婚姻届けを渡したんだろう?
花が好きになるくらいだからイケメンなんだって思うけど
モテたかったのかな?{/netabare}


あと
おじさんのおはなしは
{netabare}おじさんがとっても親切な人でよかったけど
あんまりいらなかったかも?

病院に行ってて体が弱ってたみたいだったから
病気で死にかけててやさしいのかなぁ?とかって
かってに思っちゃったけどふつうにお別れして終わっちゃった。。
何かのフラグとかじゃなかったのかな?{/netabare}


それから
{netabare}2人が車の下で眠ったところはこわかった。。
だって
動くの気がつかなかったらほんとにひかれちゃうから{/netabare}

投稿 : 2018/10/08
閲覧 : 485
サンキュー:

56

ネタバレ

ガタリリス

★★★★☆ 3.5
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

序盤と中盤以降で雰囲気が異なる”曇りのち晴れ”のような作品

この作品、少し”悪の華”に雰囲気が似てますね。

キャラデザはロストコープと呼ばれる人間の動きをリアルに表現したもの。
また、声優は素人臭いし、よく分からない奇妙な空気も似てる気がする。
”悪の華”と本作は製作者が同じだったりするのだろうか?
よく分からんがロストコープのキャラデザといい独特な空気感といい、何処となく”悪の華”臭が漂う作品ですねw

転入早々、意味不明な理由で絡まれる。
ユダの結界を破壊したのがどうたらこうたら……。
そして、新興宗教のような奇妙な呪い(まじない)を受けた。
何か知らんが呪いは解けたようだw

そして、隣の家には引きこもりの同級生とその母親であるBBAが住んでいる。
そのBBAはゴミ出しに煩く主人公がゴミを出す度にクレームを付けて来る。
引きこもりの女の子は時々、家の中から主人公をじっと凝視して来る。
怖いんご((((;゚Д゚))))

この学校、キ〇ガイしかおらんがな(´・ω・`)

まあ、序盤の印象はこんな感じですね。
これ以上書くとネタバレになるので控えますが。
ただ、序盤の奇妙な空気が続くのは中盤までで、それ以降は花と主人公のボケとツッコミが印象的なギャグ展開になります。
序盤と中盤以降で雰囲気がガラッと変わる作品ですね。
ユダの謎が花によって明かされるシーンや、最後に{netabare}花がユダと会えたこと{/netabare}によって花が救われたシーンは印象深かったですね。

序盤は殺人だの呪いだのホラーっぽい展開を予想しました。
が、終盤に謎が全部消えた後はスカッと晴れた青空を観たような高揚感に包まれした。
”曇りのち晴れ”
この作品を一言で表現するとこんな感じだと思います。

以上、拙い感想でした(・ω・)ノ

投稿 : 2018/03/29
閲覧 : 99
サンキュー:

13

ネタバレ

ボーア

★★★☆☆ 2.6
物語 : 1.5 作画 : 4.5 声優 : 2.5 音楽 : 3.0 キャラ : 1.5 状態:観終わった

JCw

JCアホ過ぎるww


確かに、
自分も中学生なら、
バカな行動とったなぁ~って
それにしても
アホ過ぎるww知能無さ過ぎw
JCナメ過ぎw

結局
殺人事件じゃないし、
裏切られた感ちょっと。
期待もしてなかったからww

空綺麗だな~とか、
絵が上手いなぁ~とか、
それぐらいで、

よくこんなクソみたいな内容で、
みんな頑張ったなぁ~

投稿 : 2018/03/01
閲覧 : 83
サンキュー:

3

shino73

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

少女A

監督原作脚本、岩井俊二。

映像化された「花とアリス」の前日譚。
花とアリスはいかにして出逢ったのか、
2人の少女が世界一小さな殺人事件の謎を解く、
出逢いと冒険の物語。

純朴で些細な日常を描くロードムービーです。
岩井監督らしく美麗な背景と光のレイヤーが素晴らしい。
台詞の間の取り方や、物に触れるちょっとしたしぐさ、
実写をトレースしているだけあって歩行に関しては感心します。
ゴミ出しのおばさんまで正しく歩いていますからね。
その分、アニメらしさはございません。
心情の多くを語らせないので、
余白に感性を近づけなければいけない。
極めて文学的な作品だとも言えます。

新世代のクリエイターに関して特集が組まれると、
その才能が何を見て影響されたのか興味は尽きません。
彼もまた多くの方に影響を与えた一人でしょう。
僕としては「物語」があることに衝撃を受けましたが、
そもそも「物語」の排除が岩井作品の真髄ではなかったのか。

不思議な魅力を持った良品ですね。

投稿 : 2018/02/19
閲覧 : 291
サンキュー:

36

このままじゃダメだ

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

キャラが良い

有栖川徹子が転校した先の学校では「ユダが4人のユダに殺された」という逸話が残されていた。

そして、そのクラスでは彼女を取り巻く雰囲気がどうも冷たい。

納得がいかない徹子は、訳を聞いて回る。すると、
「ユダって去年の3年2組にいた生徒。ユダには4人の妻が居たの。そのことをそれぞれの妻に秘密にしていたの。ある日その秘密が4人の妻の知ることとなったの。彼は毒を盛られたの、アナフィラキシーという名の毒。誰がもったかは分からない。」
という話を聞いた。

まるでアナザーみたい

と思っていたのですが後半で謎が解けて大爆笑。
前振りの仰々しさからは想像できないほど中学生の範疇を遺脱していないちっぽけないたずらでありました。

これはクセになります。

特に印象深かったのはやはりキャラの濃いい登場人物たちでしょうか。

主人公
有栖川徹子(旧姓:黒柳)
かなり気性が荒く深く考えず突っ走る傾向がある。
印象的なセリフはからかってきた男子を顔面パンチした後に発したセリフ「転校生なめんじゃねぇぞこら、場数が違うんだよ、わかってんのかおら!良い気になってんじゃねぇぞ、コノヤロー」
大人しくしていれば可愛いのにな・・・

もう一人の主人公
荒井花
引きこもりの少女。年は徹子よりも一つ上。ユダの幼馴染である。
惡の華の中村さんに近いものを感じたけど、違った。
思ったよりしっかりしていて、自分のしたことに負い目を感じている律儀な様子や、好きな人に毎年誕生日プレゼントとバレンタインのチョコレートをあげるひた向きさと恋心による嫉妬心が描かれていて可愛いなと思いました。

徹子の母(cv相田翔子)
若作りをしている。というか実際に若い。
イケメンを食い物にしていそうな女性。女の友達はいないらしい。
仕事で小説を書いている。
声の人のイメージそのままと言う感じでした。

徹子の父(cv平泉成)
平泉成さんが声をあてているのに漂うエロ親父臭、思わず笑ってしまいました。
ところで、ユダ父の上司も平泉さんではないのでしょうか?
徹子の勘違いで病院までついてきてしまった徹子にご飯おごってくれたり、駅まで送ってくれたり、殺伐としたこの作品で唯一癒しを与えてくれた良いキャラクターでした。

陸奥睦美
教室の床に魔法陣を描いたり、怪しいおまじないを駆けたり、授業中に錯乱したり、イタイ子なのかなと思ったら思ったより現実を見据えていてまともな子だったので笑わせて頂きました。


だらだら長くなりましたが、この作品が凄いのは物語・声優・キャラクターだけではありません。

なんたって作画も素晴らしいのです。
背景は言の葉の庭で美術監督を務めた滝口比呂志氏。
特徴的な赤と青の光の入れ方に再現された街並みと光の反射が美しいです。
なお、人物作画は惡の華で用いられたロトスコープと3DCGが切り替わりで使われている模様です。
よーく目を凝らすと微妙な動きや人物の重みの感じ方の違いで判るのですが、上手く切り替わられています。

3DCGの新たな可能性を見た気がして嬉しくなりました。

投稿 : 2018/02/19
閲覧 : 185
サンキュー:

12

ネタバレ

リタ

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

味があって面白い

実写映画の前日譚らしく、声も実写の女優さんが担当しているようだけど、とても自然でキャラ達が可愛かった。

3Dのようななめらかな独特のアニメーションで、決して美麗ではないけど味わい深く最後まで楽しく見る事が出来た。

物語も天真爛漫なヒロインと、わりと親しみやすい面白いクラスメイトの絡みなので観ていて苦しくなく、深夜の描写や花のした事などは良くはないが、アニメとしては問題なくサラッと青春モノとして楽しめた。

あんな友達欲しいなぁ。 きっと怒ったり笑ったり沢山色んなことをこれから作っていくんだろうなと、羨ましく思った。 女の子達なのにスッキリ楽しめる素敵な映画だった。

投稿 : 2018/02/11
閲覧 : 52
サンキュー:

3

ネタバレ

不良中年

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

いやー面白かったー

 実はこの作品はGEOで何度か見たのだけれど、これまで何となく借りる気分にならなかったのです。

が!

先日youtubeで大人も楽しめるアニメランキング的な動画を見てたら紹介されていたので借りてみました。

はじめはキャラデザや声がチョット浮いてるような気がしてたのだけれど、どんどん話に引き込まれ最後まで一気に見てしまいました。

アリス(有栖川さん)の少しカン違いの行動であらぬ方向に行ってしまうところとか、言動とか面白くてけっこう笑わせていただきました。

転校当初はクラスの子たちも何だか嫌な感じだったのだけど、真相がわかると結構愛すべき人達だなと思えます。

後半は引きこもりのハナちゃんとユダ君の安否を確認するためにドタバタ劇を演じることになるのだけれど、少し切ない感じや羽目を外す感じが如何にも中学生、大人ではないしかと言って子供と言うほどでもなくいい感じに表現されていたと思います。

こんな楽しい作品を教えてもらい動画をアップしてくれた人には感謝します。

途中からキャラデザも声も凄くしっくり感じて心から楽しむことが出来ました。

投稿 : 2018/01/31
閲覧 : 46
サンキュー:

1

秋月双真

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

★★★★★☆

おもしろかった!

おもしろかった!

予想と違った展開するのはおもしろい!

投稿 : 2017/08/07
閲覧 : 57
サンキュー:

2

ネタバレ

◇fumi◆

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

女子中学生同士の友情の物語は爽やかすぎてまぶしいです

2015年公開の劇場版アニメ 100分
原作監督脚本 岩井俊二

2003年の短編映画「花とアリス」は、高校生の三角関係を描いた青春ドラマで、
翌年には岩井俊二が監督脚本音楽Pで長編映画化される。

荒井花(鈴木杏)有栖川徹子(蒼井優)宮本雅志(郭智博)

この「花とアリス殺人事件」はその前日譚という設定らしい。
岩井俊二はこの夏公開の「打ち上げ花火下から見るか?横から見るか?」
の原作家なので、ちょっと話題の人かも知れない。

主人公の荒井花と有栖川徹子の役は同じ人。
もう20代後半なので中学生の役は無理と言うことでアニメになったのかな?
声優はほとんど俳優が務めているので賛否あると思うが、自分は気にならなかった。

「花とアリス」は女子高生の友情を主に描いたが、
監督は当初から二人の出会いと友情の始まりをアニメにしたいと思っていたらしい。
10年以上の間が開いてしまったが、創作意欲は薄れていなかったようだ。
 
絵コンテを元に実写映像を取り、トレースするという「ロトスコープ」で制作されているため、違和感を感じるかもしれない。
その手法はともかく、
背景が非常に美しく、新海監督が「君の名を。」の参考にしたというのも他の人が書いています。

{netabare} 二人の女子中学生の友情の始まりを描くにあたって、
非常に未完成な人格の少女を設定し、非日常的な事件の出会いから、
家出同然の出発、社会の中の自分たちを知り、大切な存在を見つける、
という流れで、後半はミニロードムービーと言える。

暴力的で幼い思考の少女「アリス」(有栖川)と中二病的だが大人びた「花」が、
異質な存在から次第に打ち解けていく様は大人への成長として納得のいく描き方だと思いました。 {/netabare}

前半は美しい背景と静かな日常、アリスの良い意味での子供っぽさが魅力的で引き込まれました。
後半はほとんどアニメであることを忘れるような、映像との一体化を体験出来て楽しめました。

大荒れなストーリーの大作を観終わったという丁度いい時期に出会えて、
スムーズに観ることが出来ました。
良作アニメですが時期が良ければ最高の作品と思えるかもしれません。

投稿 : 2017/08/06
閲覧 : 117
サンキュー:

25

ネタバレ

makiano

★★☆☆☆ 2.0
物語 : 1.5 作画 : 1.5 声優 : 1.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

タイトルなし

ストーリーも絵もダメ(好みではない)ですが・・
声がダメでしょ?

ま、声が良くなっても評価はほとんど上がりませんが。


{netabare}だいたい殺人事件は起きてないんだから「花とアリスの物語」
でいいんじゃない?
感動もないし笑いもないし謎解きもない。
違うおじさんを追跡するシーン、必要?
テーマは何? 引きこもり? 友情? バレエ? いじめ? 恋?
あまりの意味不明さで、最後まで見てしまいました。
{/netabare}

私には全く合わない、つまらない作品でした。

投稿 : 2017/07/15
閲覧 : 56
サンキュー:

3

sobako777

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

実写版よりリアル、なのに不思議な独特の世界に引き込まれる!

岩井俊二って、やっぱ凄い! 数々の実写映画も、個性的で独特の美しい世界がちょっと癖になる監督だが、このアニメも、実写よりずっと解りやすくよりリアルながら、でもちょっとミステリアスで、過不足のない、すべてにおいてセンスの良さを感じさせる素敵な作品だった。同名の実写版も見たが、アニメの方がより好きだ。よりキャラや世界観の魅力がじわじわと浸透してきて引き込まれ、印象に残った。地味だが文句なしに面白い作品!

投稿 : 2017/05/18
閲覧 : 65
サンキュー:

5

ani

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

花とアリス 殺人事件

 
と聞いてはじめに思ったのは真面目で
重い話なんだろうな と

恐る恐る見た
あれ?なにこれ いつ事件おこんの?(しかもCGだし)

そんな感じでぼーっとつまんなそうにみてたら
想像と違った内容の物語ってわかってきて
いつのまにか嵌ってみてた


あんまり言えないので見たほうが早いです

投稿 : 2017/04/21
閲覧 : 53
サンキュー:

4

2010sw

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

新海監督が使ったというのは星空のところかな?

新海監督がこの作品のカメラワークを「君の名は。」に使ったと
言うインタビューの情報を得て、観てみた。
下からのアングルで星空をバックにカメラがぐるっと
回るところかな?
印象的でいい感じだった。

絵は実写ベースのようで、手描きをかぶせた上に
輪郭検出して乗算でさらにかぶせたみたいなかんじかなぁ。
実写を使うと手描きでは困難な密度感が得られるので
最近自分も良く使う。2017冬アニメの亜人ちゃんは・・
のEDも一部そうかな?

影の全然ないキャラも含めて、手法のほうに意識が
いってしまったのだけど、絵をなかなか楽しめました。
変わった絵を見たい人には良いかも。

ストーリーは、違ってはいるのだけど
”Stand by me”を想いだしてしまった。
なんていうか子供たちが新しい世界を知っていくって面で。
殺人なんて趣味じゃないなー、ヤダナーとおもったけど
そこはいろいろ大丈夫だったので、そっち方面弱い人も
大丈夫です。

投稿 : 2017/02/05
閲覧 : 68
サンキュー:

4

退会済のユーザー

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 2.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

劇場版を観て たびたび思うこと… 俳優さん、女優さんにも演技が上手い方は多くいらっしゃいますが

劇場版を観て たびたび思うこと… 
俳優さん、女優さんにも演技が上手い方は多くいらっしゃいますが…

作品が良いと思うほど(ストーリー等の)
声優さんを起用していただきたい…


ストーリーに入り込めず
とても残念な気持ちになってしまうことが
あります

もちろん すばらしいなと思うこともありますが

たとえば
俳優さんの個性が強すぎて
アニメキャラよりも
その方の顔が浮かんでしまう
とか…
たとえば
俳優としての演技は定評があるのに
声だけの出演の場合 棒読みに…


この作品で あらためて
声優さんの演技力は素晴らしいなと

演技重視でキャスティングしていただけたら
もっと内容に入り込めたかと残念に思います


ミステリーとしてとても良いとの
評価が目にとまったので
視聴いたしましたが

内容に入り込むことができずに
ストーリーが上の空になってしまいました


荒井花(花)-    鈴木杏
有栖川徹子(アリス)-蒼井優
黒柳健次-      平泉成
有栖川加代-     相田翔子
荒井友美-      キムラ緑子
堤ユキ-       木村多江
湯田光太郎 -     勝地涼

投稿 : 2017/01/23
閲覧 : 69

DEIMOS

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

少女の心の交流を描いた青春アニメ。

TVドラマで有名な岩井俊二氏の初アニメ監督作品。
アニメといっても、ロトスコープで作っているので実写に近い感覚で見れる。タイトルでは、サスペンスぽいが、実際には、大した事件は起こらず、単に少女の友情の芽生えを描く青春映画。

冒頭ダンスシーンは作画面の見どころ。ロトスコープは、実写でもない、アニメでもない不思議な感覚を得られる。TVアニメ悪の華も同様。

有名女優の演技力はさすが。嘘くさい声優のそれとは大違い。

聖地は都内になるが、背景はつぎはぎなので、もっと一連の街をフィーチャーして欲しかった。

投稿 : 2017/01/07
閲覧 : 62
サンキュー:

2

ネタバレ

ああ

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

fish in the pool

満足度はそんなに高くなかったけど、
そんなに嫌いではない作品でした。

この作品は、ロトスコープという一度実写して、
それからアニメとして描くという手法をとっていたような気がするのですが
割と悪くなかったと思います。

ロトスコープと言えば、惡の華という作品が頭に浮かんでしまいますが
あれは私からすれば話も結構ファンタジーでなにより原作が漫画ということで
個人的には失敗だったかなと思うのですが、
この作品は私は知らなかったのですが、もともとは実写映画の続編という
形ですし、なにより話の規模もわりと広がらず、現実味があるかと言えば
微妙ですけど、結構こじんまりとした話なので相性が良かったように思います。

タイトルには殺人事件と関してますが、
結構明るい作品です。いろんな人がいるなーというのを主人公を通してみる感じです。そういった作品なので、殺人事件に関していえば、、、、、、なのですが、途中からそういう作品なんだと気づくので観点を間違わなければ悪くない作品だと思いました。

投稿 : 2016/12/03
閲覧 : 72
サンキュー:

4

一一一

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 2.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

日常に潜むというか振り回してくる系謎

思ったより愉快な感じで最後まで視聴できました。
タイトルから想像していた感じの物語ではないので殺人事件に引っ張られすぎないように観た方がいいかもしれません。
いじめっ子男子高校生のリアクションがつぼw。

投稿 : 2016/09/15
閲覧 : 90
サンキュー:

1

ネタバレ

茉奈

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ミステリーかと思ったら

タイトルから選んで、実写版があったことも後から知りました。

まず声がいい!
誰がやってるのかと思ったら実写版の人。
つまり女優!

女優でもこんなにぴったりな人いたなんて!
もし、これを萌え萌えの声なんかでしてたらここまでおもしろいと思わなかったと思う。

次に絵。
最初はちょっと違和感があったけど見てくうちにだんだんはまってくる。

最後に物語とキャラ。
初めの方にバレー踊ってたんで、バレーの話か…
って思ったら窓からのぞけばいいのに、わざわざ段ボールを使って覗き窓から落下。
うわ!
って思ったら下にいた業者の人さっすが!

って思いました。

それからもずっと笑いっぱなしでした。

花とアリスとってもいいです。
ゆだくんも。

ここまで最高な女優を起用したアニメもなかなかないのかなーって

女優俳優起用の作品って棒読みが多いので、なかなか好きになれなかったんですがこれは最高でした!

蒼井優と鈴木杏の声にはまりました!

投稿 : 2016/08/12
閲覧 : 76
サンキュー:

3

蒼い星

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

芸能人ありきのアニメかもしれない?

アニメーション制作:ロックウェルアイズ、スティーブンスティーブン
2015年2月に公開されたアニメ映画。

【概要】

 史上最強の転校生、アリス。史上最強のひきこもり、花。

二人が出逢った時、世界で一番小さな殺人事件が起こった。

 ↑公式サイトより引用

2003年、2004年に公開された岩井俊二監督による実写映画『花とアリス』
の11年ぶりの新作はアニメ作品。

二人の主人公である荒井花(鈴木杏)、有栖川徹子(蒼井優)が、
実写映画(高1)より一年前(中3)に出会い親友になるまでの経緯話。

【感想】

取り敢えず、思ったことを箇条書き。

・タイトルからしてメルヘン+サスペンスと思いきや、
 女子中学生のユーモラスな日常+ミステリーもどき。
・ジャンルは青春コメディ?
・なんでアニメにしたの?といえば、
 主演女優の鈴木杏と蒼井優。前作から歳月が流れてアラサーになった2人を、
 フイルムの中だけでも中学3年生に見えるように加工するためのツールとして、
 実写撮影→トレースというロトスコープの手法はうってつけだった!
 フォトショップでお見合い写真を見栄え良くするのとだいたいが一緒です。
・大人にタメ口の14歳がやりたいように行動してるだけの内容。親の躾がなってないね。
・会話のノリがお笑い芸人っぽい!声の出し方からして、可愛さや萌えや繊細さとは全くの無縁。
・アニオタとは全く違う客層を当て込んでる作品、ドラマ好きな若い女性向けか?
・物語に山場もなく、ほんに一つの目的を達成して主役二人のプロローグだけで終わった感じ。
・背景の色使いは好き。
・『悪の華』と比べたらロトスコープを活用できていたような?
・でも、やっぱり登場人物に感情移入できなくて心に響く場面が1個も存在しなかったので、個人的にはちょっと微妙です。

先に実写作品の『花とアリス』を観ていれば別の視点もあったかもしれませんけど、
特に観たいとは思わないですので今回はパスということでw

ほんとうの意味でアニメである必然性を感じない作品でした。


これにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2016/06/18
閲覧 : 138
サンキュー:

40

ラ ム ネ

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

普通の世界と、その外側。・・・岩井俊二監督作。

 「普通の世界と、その外側」をテーマにしていると岩井俊二監督は古本屋にあったなにかのパンフレットで書いていた。あやかって照らそうと思う。本作は登場人物の花とアリスが、「その外側」に当たる、として置く。彼女たちは奔放だ。少年期の憧憬というのは、しとやかで聡明な姉的女性のイメージがあるが、中年期の憧憬というのは、純粋で奔放な妹的少女のイメージがある。花とアリスは後者、現代的で、将来のことなど気にもせず今を感情自由に生きている。彼女たちの姿勢が、「その外側」の役割となって、「普通の世界」を感化させていきつつ、「殺人事件」という幻想を一緒に追い、二人の間に友情ができていく物語になっている。恋ではなく、同性の友情というのがいい。そうだ、世の中、恋よりも友情の方が実に問題だ。ご存知、2004実写「花とアリス」に後続していく。

 「普通の世界と、その外側」は、言い換えて二元的な意味を与えることができる。「日常と幻想」「慣習と異常」「依存と自由」「社会と世界」。彼女たちは「消えたユダの謎」を追って、日常の外にいた人々と一期一会に邂逅をしながら、終電を絶たれ、帰路に戻れなくなってしまう。日常の慣習を離れ、慣習の社会を離れ、見知らぬ世界に迷い込み、全力疾走する。そして日常の慣習に励む「普通の世界」を、一瞬、その世界に連れ去ってしまう。
 たとえばだ。岩井俊二監督はよく有名童話を作品に取り入れているが、本作では黒澤明監督の「生きる」が、オマージュだろうか、引用されていることに気が付いた。アリスが「ユダ(湯田)の父」を間違えて、見知らぬ爺さんを追跡してしまい、カフェで爺さんに食事をご馳走になる(あたりからの)場面で、お爺さんは14歳のアリスと会話をすることで瑞々しい懐旧の情に浸るところだ。古い西洋式の大階段のある二階建ての綺麗なカフェで、向こう側でドレスコードの若者たちが賑わっている。映画「生きる」でも、退屈に仕事をしてきた役所の老人(志村 喬)が、癌で余命宣告された後、仕事場の若く奔放な女性社員とふれ、その人間の純粋さに見惚れる場面がある。本作のお爺さんも「どうせ暇だし」と慣習的な日常の愚痴をしているし、病院で検査をしていたし、会社でブランコに乗るシーンもあり、顔も志村に似ている。お爺さんは、少女に日常を振り回されたのだが、別れ際に「ありがとう」と口にする。もしやすると、映画「生きる」のように、少女の純粋に学び、なにかを世の役に立つものを残そうと、奮闘するのかもしれない。
 アリスという人物像、奔放で自由、なにも背負っていない足取りの軽さ、踏み込みの強さ、A型でしっかりしている。「生きる」に登場する女性社員にアリスの姿を見て、引用されたのだと思う。他にも、彼女の人物像に見合ったシーンや要素が振り分けられ、それらがばらばらにではなく、ある日常という統一性をもって続いていく。それは2004「花とアリス」にも同様に見られる。
 また、花という人物像。妄想的で、いけず。ストーカー。でも、オタク適例のように閉鎖的でなく、開放的。O型。引きこもりも、外部的な理由でなく(イジメとか)、とことん内的な、妄想的な自業自得という、オカシイ設定だ。アリスは、花に始まる妄想的な逸話に付き合うことになる。そこは映画の方で見て頂きたい。

 岩井俊二監督は、作品の映画環境、撮影手段を開拓して来た。海外進出(日本継続への不安もあってか)、そしてアニメーション。(表現法も新しい)。「花とアリス殺人事件」は、3.11の震災以前最後に撮られた映画だ。震災後の映画企画「リップヴァンウィンクルの花嫁」は、「慣習社会から世界へ(普通の世界からその外側へ)、そして世界を前提にした社会に回帰する」というテーマをより影響的に思考された傑作だった。今や1980年代から上の世代が映画や小説よりもアニメに通例化しているなかで、時代を取り入れる先駆でもある岩井俊二監督が、若い世代に普及しやすいアニメーションという新たな文脈で、次にどのような作品を構成するのか(SFだろうか?) 、もしあるのなら楽しみでならない。2016/4/29

投稿 : 2016/04/29
閲覧 : 119
サンキュー:

4

褐色の猪

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

まるで実写のフイルムをなぞったかの様だ

コマ割りカメラワークも日本の映画によくある感じだし、
と思ったらその通りでそーいう手法で作られたアニメなんですね。
もともとB級邦画大好きなので映像的に違和感無く、ストーリーもしっかり消化し展開も面白い、楽しめました。
が、
これ実写でいいんじゃないですかね?
あえてアニメにする意味はあったんでしょうか。

投稿 : 2016/02/23
閲覧 : 98
サンキュー:

4

ネタバレ

IPnZZ84463

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

全ての登場人物を愛せる作品

何の予備知識も無くこの作品を見たんですが、タイトルからなんとなく想像していたストーリーとは全く違う展開に驚きました。
この作品の中に、サスペンス要素はほとんどありません。序盤のサスペンス要素は物語が進むにつれて、徐々に心温まる青春コメディへと昇華されます。

そして、この作品には悪人が居ません。というより、主人公に対して悪意を向ける人間が居ません。登場人物はほぼ全員、主人公に対して好意を持って接しているような感じがします。
好意は言い過ぎにしても、聖人君子のような良い人ばかりです。
主人公がどんなに自分勝手な行動をしても、皆それを受け入れてくれます。
こんなの現実ではありえない、と思いながらも、登場人物の心根の優しさに思わず泣きたくなりました。

現実ではありえないストーリー展開ではあるものの、ストーリーと関係の無い細部にはとても現実的な描写が含まれています。
まず、ロトスコープなので動作のリアリティは言わずもがなです。喋りながら踊ったり、手を動かしたり、辺りをキョロキョロと見回したり、動作がとても自然で良かったです。当たり前といえば当たり前ですが。

あとは、主人公が教室で自己紹介する際、黒板に書いた小さな文字とかですね。
自分では結構大きく書いたつもりでも、書き終えてから見てみると意外と小さかったりした経験は誰にでもあるんじゃないんでしょうか。

あと、主人公が母親からバレエを習いたいかと聞かれた時。ちょっといじけたような態度がとてもリアルで、感動しました。素直に感謝を伝えられない所がとても中学生らしいです。

他にもたくさんあるんですが、書いているときりがないので割愛します。
人によって感想は違うと思いますが、私はとても素晴らしい作品だと思いました。

投稿 : 2016/02/11
閲覧 : 87
サンキュー:

2

かさい

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

岩井俊二という新しいアニメジャンル

大げさに言ってしまえば新ジャンル。
ロトスコープと3DCGを駆使したアニメーション。

原作、脚本、企画、プロデュース、音楽、そして監督まで一人でこなしてしまった、いわば岩井俊二さんの作品。

率直な感想は、今まで見てきたアニメとは明らかに違った。
撮影、作画、演出含むアニメ表現があれっ?て感じ。
こんな表現もありなのかと。
見ていてとても楽しかったし、面白かった。

本編は、CGとロトスコープに分かれている。
ロトスコープならではの細かい芝居や難しい動きのバレエやダッシュ、3D背景などを用いた作画等、斬新かつ新鮮なアニメーションだった。
キャラの顔はデフォルメされており、表情も豊かで時にはアニメ的な表情も見ることができた。

美術はアニメと実写の間にあるくらいのちょうど難しそうなキャラを違和感なく歩かせていたし、職員室やレストラン等細かい点も沢山あって背景としても美しく仕上がっていた。
音楽はその時の場面やシーンに添っている感じで、キャラの心情やシーンの状況などと上手くマッチしていたし、作品の雰囲気もしっかり支えていた。
この作品は劇伴少なめだと思う。その点、作品への没入感もかなりのものだった。

投稿 : 2016/02/06
閲覧 : 98
サンキュー:

6

ネタバレ

ニャンキチ君

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

意外とおもしろい。( ´艸`)

 本格的ミステリーものかと思ったら 違っていて…さすがにこのおもしろさは 観てもらわないと伝わらないような気がします。書くのがめんどくさい訳ではありません。(・∀・;) アリスと花の出会いの紆余曲折アニメです。(笑)

 ロトスコープのアニメは 惡の花以来ですが このアニメにピッタリ合っていて 星の夜空の下で二人で踊るシーン いいですねぇ。
 あと 声が声優さんでなく(いつもだと気になってしょうがないのですが) それもまた 合っていました。
  

 
 


 

投稿 : 2015/12/27
閲覧 : 105
サンキュー:

11

ソラ

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

HOTEL"Under The Car"

台詞・ジョーク、話し方・言葉遣い、間の取り方・テンポに笑わしてもらいました。ピーピングライフ的なスナック菓子感覚。

悪の華の流れから見てしまったけど、あれと比べて割とアニメ調な動作・キャラデザで実写・演じている俳優に引きづられていない印象でした。ちょっと邦画っぽくない落下演出があったのも印象的。

岩井俊二氏はこの作品をつくろうと思ったきっかけが「自分が若い頃に遊びまわってた時、車の下で夜を明かしたことがあったこと。」だと答えたのがおもろかったのですが。
それがこの作品の全てではないかと私は思う。

見えないものに興味を持ち、人の家に勝手に侵入して、意味のない嘘をつき、知らないおじいさんと謎の交流をして、終電を逃し家に帰れなくなる。
岩井俊二氏がイメージする若さゆえの無礼さ、危うさ、見切り発車で行き当たりばったりな部分、そして自由さ、そんなノスタルジーから生まれた戯れなんだなと。インタビューを聞いた後に思い返してしまった。
登場人物たちがやってることとかは、結果を考えてみると至極なんてことのないことなんだけど、日常を生きるってことは、そんななんことなさの積み重ねなんだなとなんとなく感慨深くなってしまった。

どうでもいいけど蒼井優しゃべり方が083クサくて笑った。年齢重ねると喋り方も変わってくるのね。

投稿 : 2015/12/23
閲覧 : 123
サンキュー:

6

血風連あにこれ支部

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

史上最強の転校生と、史上最強のひきこもりがユダの死の真相を追う!

タイトルに漂っているミステリー臭がずっと気になっていたんですよね。
借りて見てみると、期待していた方向性とはやや違ったが、見ているうちにじわじわと妙な面白さに引き摺られる感覚を覚えました。こいつは嬉しい誤算ですね。
作品と声優の演技、作画の雰囲気が恐ろしくマッチしています。
惡の華でも使われてましたか。ロトスコープって奴が、作品世界とキャラの相乗効果を高めてより強いリアル感を演出しています。
ミステリーを期待するとアレですが、一見の価値はある作品かと思います。

だが、一言だけ言いたい。
おめーらいくら寒いからって車の下で寝るのはやめろって! マジで危ねーから!

投稿 : 2015/12/10
閲覧 : 159
サンキュー:

13

次の30件を表示

花とアリス 殺人事件のレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
花とアリス 殺人事件のレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら こちらのフォーム よりお問い合わせください。

花とアリス 殺人事件のストーリー・あらすじ

2004年に岩井俊二自身が原作・脚本・監督を務めた、ふたりの少女を描いた映画『花とアリス』の新たなストーリーをアニメで描くことになる。

『花とアリス』の前日譚となり、史上最強の転校生のアリスと史上最強のひきこもり 花が出逢ったとき、世界で一番小さな殺人事件が起こった、とのストーリーになるという。ふたりの出会いの物語だ。

アニメ映画では、鈴木杏と蒼井優を彷彿させるデザインのキャラクターが登場し、さらにふたりがこの声を演じることで10年ぶりに競演するのもみどころだ。

ちなみに映画は先に声を録音するプレスコを採用している。(アニメ映画『花とアリス 殺人事件』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2015年2月1日

声優・キャラクター

蒼井優、鈴木杏、勝地涼、黒木華、木村多江、平泉成、相田翔子、鈴木蘭々、郭智博、キムラ緑子

スタッフ

原作:岩井俊二、 監督:岩井俊二、脚本・音楽:岩井俊二、CGディレクター:櫻木優平、ロトスコープアニメーションディレクター:久野遥子、色彩設計:片山由美子、美術監督:滝口比呂志、実写撮影監督:神戸千木

このアニメの類似作品

この頃(2015年2月1日)の他の作品

ページの先頭へ