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「バケモノの子(アニメ映画)」

総合得点
70.3
感想・評価
637
棚に入れた
4204
ランキング
1550
★★★★☆ 3.8 (637)
物語
3.8
作画
4.1
声優
3.6
音楽
3.7
キャラ
3.8

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バケモノの子の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

をれ、 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 2.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

バカモノの親?

いわゆるアマプラ見放題で視てみました。

公式サイト;
http://www.bakemono-no-ko.jp/index.html

まず、お話の内容に触れる前に、評価点がいつもよりもかなり低いことについて触れます。その原因は、ほとんどの他作品で4.0以上を通常設定している声優ポイントが低いことによります。劇場の舞台ならば、その必要もあるでしょうが、大声でガナリたてるとウルサイだけではなくなく、音が割れて聞き取り難いです。その一方で声が小さすぎて、あるいは滑舌のせいかハッキリ聴き取れなかったりする処も少なからずあります。意図的な悪意さえ感じる程です。劇場アニメはあまり見ないのですが、声優さんじゃなくて他の分野のプロならば仕方ないことかもしれませんが、開始5分で、初っ端から作品の印象が挽回不能な程悪くなります。
 次に、このお話についての私のスキキライについてですが、多くのテーマを扱っていますが、それ故にその各々が中途半端に感じ、その各々の解決法や答えがワタシの考えからは遠いので、あまり好きになれそうもない作品です。尺の短い劇場作品として、余計なサブストーリーを削いでもっと簡潔にしてメッセージを分かりやすくしたらワタシでもわかりやすかったかもと思います。邪推すれば、ストーリーより先に、おそらく事情で、キャラを先に決めて、それを上手く使うことに相当腐心しているように感じられますが、これはワタシ個人の勝手な思い込みである可能性を否定できません。
 本作でワタシが唯一の納得できる点は、九太の成長へのきっかけを与えた百秋坊の役割です。旧態依然の徒弟制が機能するためには、リアルでも兄弟子のように身近に面倒を見てもらえる存在が不可欠だと思います。本作は成長物語な訳ですが、紆余曲折があっても目標点が熊徹というのは全く納得がいかないですし、久太は結局何になりたいのかどうしたいのか、感情を共感できる処もほとんどなく最後まで分からなかったです。そして、本作最後まで視るのは少しだけ苦痛でした。

投稿 : 2022/08/28
閲覧 : 96
サンキュー:

1

ネタバレ

祇園 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

タイトルなし

半端ものの俺に出来る、たった一つのことなんだよ!

投稿 : 2021/10/17
閲覧 : 153
サンキュー:

0

ネタバレ

ソース さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:----

嫌いではない

前半の師弟関係めちゃくちゃ好きでした。けど後半の展開が急で少しう〜ん...🤔って感じですね。
まぁあまり評判は良くなかったので期待値を下げてみたからかもしれませんが、全然満足できました。

投稿 : 2021/08/04
閲覧 : 147
サンキュー:

2

ネタバレ

haruto さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

2021.7.26

2021.7.26

投稿 : 2021/07/26
閲覧 : 139
サンキュー:

0

ネタバレ

7でもない さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

「あんた教えるのが本当下手だな、駿師匠」

最初、細田監督は複雑な家庭環境で育ったんだな大変だなと思っていたけど、怒ってばかりで何も教えてくれない、天才すぎて教えるのが下手、{netabare}名前は伏せますがアニメーションの巨匠で、いつも若い女性をヒロインにしている人がいます。率直に言うと、彼は男としての自分に自信がないからそうしているのだと思う。彼の若い女性崇拝はイラつくし、関わりたくない{/netabare}、などなどの劇中のせりふからははーんと分かった。

獣人界はジブリの森で、熊鉄は宮崎駿、九太/蓮は細田監督なんだ。
宮野守演じる一郎彦は駿の下でストレスを貯めていた他のジブリアニメーターや自分と似たようなジブリ関連の次世代のアニメ監督家、さしずめ庵野監督や米林監督の比喩だろうか

序盤で熊鉄に見初められ、やがて熊鉄の背を追いかける九太、修行を始めてから九太は熊鉄にもっと分かりやすく教えてくれよ!とか他と比べてだらしない等めちゃくちゃに罵倒する。これも愛です。会ってすぐ食事しようとして玉子かけご飯をぐぁつぐぁつ食べたり、口の中から沢山飛ばす汚いシーンがあるが、今気づいたけどたぶんこれも師匠の演出方法への表裏一体のリスペクトであり、同時に意趣返しなのだろう。そしてやがて熊鉄のステップを学んだ九太は師匠、俺をみろ、俺から学べと叫ぶ。これはもうまんまなんだろうね。

だとしたら熊鉄が最後人の姿を捨てて物を言わぬ神刀になり、蓮の胸の中に封じられるのは監督の監督に対する究極の愛/憎なのかもしれない。


作風はかなり尖っている。途中日本の戻ってからどういう風に着陸するのか悪い意味ではらはらしたけどある程度予測範囲内に着陸してくれた。しかしこんなに現実と異世界を自由に行き来する作品を見るのは久しぶり。劇場版ドラえもんみたい。でも自由に2世界を渡り歩き、えーでちゃんと知り合ったりする割に逆に後半以降は勉強してる事が多く世界が狭く感じてしまった。ただ最後にでてくる炎の剣が映画冒頭をシーン回収しているのは気持ち良かった。


演出・編集・背景は素晴らしいがキャラデザや表情付けはかなり癖がある。獣人界の描写よりも渋谷~新宿や地下鉄内の描写の方が印象に残ったかな。よくもまああんなに多くの人数を描いたものだ。そしてクジラ。日本のサブカル界では空飛ぶクジラがキーファクターだったりラスボスや中ボスな事を時折みるけど、大元のネタはなんだろうな。無人の渋谷の道路をクジラの影が徘徊するイメージは鮮烈だ。またCGと手描きを組み合わせた複雑なカメラワークのシーンは本当に素晴らしい。いくつかどうやってこれ作っているんだ?って気になるシーンがあった。


というわけで後半は別の作品みたいな感じもするけど結局なんだかんだで楽しめた。以後細田監督はジブリの森に戻る事はなかったと言う。
 
 
初見2021/7

P.S
関係無いけど、CMで塾のゼット会クロスワードが龍とそばかすの娘のタイアップCMをやっていたけど、クロスワードは新海作品専属かと思ったら、両方ありなんだね。まあそりゃそうか.......。

投稿 : 2021/07/25
閲覧 : 165
サンキュー:

2

ネタバレ

三毛猫メリー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

バケモノの子

2021.7.22 視聴完了。

意外と面白かったです。
安易なストーリーではあるのですが
上手くまとまっていたと思います。

ただ主人公が勉強にめざめる所は気持ちがよくわからなかった。
九歳でバケモノ界に行き本来の教育を
受けていないのに、いきなり図書館で読めない本を
読もうとするでしょうか?

投稿 : 2021/07/22
閲覧 : 195
サンキュー:

11

ネタバレ

栞織 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

西遊記を下敷きにした異世界ものの成長譚

テレビ放映では間に合わず、dアニで視聴。

エンディングのクレジットで参考文献にメルヴィルの「白鯨」とともに、中島敦氏の「悟浄出世」という短編小説が挙げられていました。私も持っている「山月記・李陵」に収録されているらしいです。また探して読んでみたいですが、見たところはっきりと「西遊記」が下敷きになっている異世界ものです。それプラス「封神演義」でしょうか。熊徹と敵対する「ようぜん」というキャラの名前は「封神演義」に出てくる仙人の名前です。熊徹の仲間の豚と猿のキャラは、「西遊記」っぽいです。彼らを指導しているウサギの仙人も、「封神演義」に出てくる元始天尊っぽいですから。従って見たところ、クレジットにはまったく出てこないですが、中国資本の後押しで作られた作品ではないかと思います。異世界の風俗や設定が、あまりにも中国ぽいからです。おそらく向こうの子供たちにも見せるために作られていると思われます。そのためか、日本国内では、この作品はあまり宣伝されていなかったように思います。少なくとも今年夏の「竜とそばかすの姫」ほどの宣伝活動は行われていなかったと思います。2015年ですから、もうだいぶ昔になりますが、確かそうだったと思います。

しかしそうは言っても話としては、主人公のドロップアウトした少年のきちんとした成長譚になっていたと思います。ラストまで複雑なストーリーをよくまとめられていたと思います。そのあたり、さすが細田監督作品だと思いました。派手な作画技術はないですが、地に足のついた作品作りをしていると思います。ホームドラマとして、よく考えられていたと思います。エフェクトなども目立たないところにCGがうまく使われていたと思います。ラストの鯨はうまく演出されていたと思いました。また熊徹のキャラクターが、ひと昔前のアニメっぽく、また父子ものでしたから、お父さんたちの中には懐かしく感じた人もいたのではないかと思います。全体として、ニートになってしまった子供の内面の話のようにも見える作品で、今の社会問題にも通じているものだと感じました。蓮のように強く生きれない子供にも、見たあとで何かが残ればいいなと見ていて思いました。

投稿 : 2021/07/19
閲覧 : 166
サンキュー:

6

ネタバレ

Fanatic さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 2.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

前半の盛り上がりが、鑑後の満足感に繋がらず

監督・脚本は細田守さん。「時かけ」「サマーウォーズ」「おおかみこどもの雨と雪」に続く、同氏の第四作です。キャラデザ・作画監督も、ずっと細田監督とタッグを組んできた山下高明さんが担当。

CVは、相変わらず本職声優をほとんど起用せず、タレントや俳優を多く起用。
ただ、熊徹役の役所広司さんを始め、多々良役の大泉洋さん、百秋坊役のリリー・フランキーさん、宗師役の津川雅彦さんなど、脇を固める……とくに、おじさま方には好演が多かったです。

一方、主人公の蓮を演じたお二人は、どちらもいまいちだったかなぁ……。
幼少期を演じた宮崎あおいさんは、演技はともかく、声が可愛すぎ。
いくら変声期前の男児役とは言え、あれでは普通に女の子です。
最初のうちはずっと、実は女の子だった的な設定なのかと疑って観ていました。

青年期を演じた染谷将太さんは、根本的に発声が微妙。
声がこもっていて聞き取り辛かったですし、幼少期の宮崎あおいさんとあまりにもギャップがありすぎたのも違和感の原因に。

楓役の広瀬すずさんも、どうも合ってなかったです。
本作が声優デビュー作となるようですが、その後の「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」や「ルパン三世3D」などで演じられたメインヒロインを見ても、演技、上達してます?
なぜこの方をわざわざ起用するのか、理由が分かりません(〃_ _)

次に、本編について。
視聴前は、方々からネガティブな評価を聞くことが多くて、ハードルもかなり下がっていました。
そのせいか、前半は「あれ?意外と面白い?」という感じ。

作画も非常に綺麗で、特に渋谷の街のリアルな描写はお見事。
バケモノの世界・渋天街も、少し「千と千尋の神隠し」を思い出させるような東洋風の雰囲気が素敵でした。
そこに偶然迷い込んだ蓮が、熊徹と出会い、修行して強くなっていく過程は、昔のカンフー映画のようなノリで懐かしくも楽しかったです。

蓮だけじゃなく、蓮と修行することで、熊徹の方もまた成長していきます。
反発しながらも絆を深めていく二人の姿からは、単なる師弟関係というよりも、親子関係に近い空気を感じることができました。

ここまでは良かった!

{netabare}ところが、青年期に入って蓮が現実世界の渋谷と行き来できるようになると、いきなり知識欲が芽生えたり、大学に行きたいと言い出したり、実の父親と再会して一緒に暮らそうとしてみたり……。
蓮の心境の変化の理由付けも曖昧でしたが、物語の構成としても、前半の熊徹と過ごした渋天街パートが生かされておらず、テーマが散らかってしまった印象。

熊徹と暮らし始めたのも、他に選択肢がなかった蓮少年にとってはいわば成り行きで、生きるために強くなりたい、というエゴが発端だったと思います。
そこから深まっていった熊徹との絆を、普通にそのまま生かすようなシナリオにすればよかったと思うのですが、いつの間にか、闇に囚われた一郎彦との対決という超展開に発展していて、正直頭がついていきませんでした。

ぽっと出のヒロインの楓も、いったい何がしたかったのか。
もっと以前から蓮との絡みがあったのならともかく、後半になって急に出てきて大学受験を進めたりして、物語を脱線させただけだった印象。

あと、よく分からなかったのがチコ。
途中、女の子?の姿になってましたよね?
なんだか意味ありげなキャラだったわりには何も回収されずに終わっちゃいましたし、あれは一体何だったんだろう?{/netabare}

観終ってみて、この何も残らなかった感じは何だろう?と思い返してみると、やはり、いろいろ詰め込みすぎてテーマがぼやけてしまっていたのが要因だったのかな、と思いました。

大きく分けると、前半の熊徹との日々を描いた渋天街パートと、青年期以降の、人間社会に適応していこうとする現実パートの、二部構成のようなプロット。
この配分が均等すぎて、どちらの印象も弱めてしまっていたのかなぁ……。

恐らく「新冒険活劇」というキャッチに相応しい、ダイナミックな展開を試みて作られたプロットなのではないでしょうか。
一つ一つのパートはそれなりに観応えがあったので視聴中は楽しめましたが、鑑後の満足感には繋がっていなかった気がします。

投稿 : 2020/11/22
閲覧 : 195
サンキュー:

5

ネタバレ

くろゆき* さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6
物語 : 2.0 作画 : 5.0 声優 : 1.0 音楽 : 1.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

知らないこともっとたくさん知りたくない?

途中までは、「今度の細田守はちょっと一味違うか?」とも思えた点も部分的には
あったのですが・・・・・・・・・

映像は相変わらず高クオリティでしたね。例えば熊哲と猪王山の対決シーンは前者の
筋肉が膨れ上がる様とか普通に躍動感バネェで、まるでフィルム(自分が見たのは
他の多くの方同様某地上波放送時ででしたが)の中の彼らがホントに生きていたかの
様だったし、後述する一郎彦の終盤の暴走劇の際も、あの抑えられない憎悪の測り
しれない大きさを象徴していた様(?)だったクジラの不気味だけでなく、神秘さも
いくらか感じられたかのような独特のタッチもまさに「自分だけの武器」だったかもです。

また声優陣も、最近もジョジョの重ちー等が印象深い山口勝平氏等ちゃんとプロの人も
起用されていましたが、染谷将太氏も、役所広司氏も、広瀬すず氏もそういうプロの人
じゃないにしては頑張られていたレベルでした。しかし・・・・・・・・・・・・・

どうも描き切れていなかった肝心な点も目立ちました。楓が図書館で注意した
ごじゃっぺな連中に仕返しされかけたのを九太(蓮)が助けた際、姉ちゃん達が
兄ちゃん達が案の定彼にぶちのめされたのを見てすぐ逃げたのも、「お前らの友情って
そんな程度のものなんだな。」と冷ややかな笑いが浮かびましたが、彼女はまだ、
人間界では長い空白があった九太の道標みたいになっていて、ここらはそれなりでした。

途中で九太が親父と喧嘩したのも、前者がどうも短絡的だった様なで、まさに
「親の心子知らず」だったのでしょうが・・・・・・・途中までは「良い」寄りの
「普通」かなあでしたが、後半自分にとっての評価を大きく下げてしまったのは一郎彦の暴走です。

声優の宮野真守氏もどうも滑舌が良くなくて、「もっと頑張って!!あなたならもっと
出来る!!」でしたが・・・・・・勿論九太同様自分が人間だった事への葛藤も
描かれてはいて、バケモノの世界だろうが、人間の世界だろうが離婚または親の多忙等家庭環境故に
親子のすれ違いが起きてしまった悲哀も同じだとか言いたかったのでしょうが、
独り善がりに嫉妬していた九太を罵倒・暴行し、熊哲にも危害を食らわして挙句の果てに
人間界でも半ば好き勝手に暴走と、幼少時の九太の失踪共々「何故彼はそこまでしなければ
いけなかったほど追い詰められていたのか?」等の説得付けが甚だ不十分で、全く悪い意味で唐突にも感じられました。

彼との「宿命の戦い」は、実父以上に喧嘩しながらも、肉親以上の「絆」はあった事も
示されてはいて、上から目線な言い方なのは自覚した上で言いますが、結局こいつは
自分がこの世界(バケモノ)で最も不幸なんだと勝手に思い込んで、そういう不幸も自分の
都合の良い様に免罪符にしていた、甘ったれたガキがそのまま図体だけでかくなった
様な奴だったじゃないか。この程度の手合いがラスボスだったなんて普通にショボい
でしょでしたが。最後は彼も九太と同様に育ての親(猪王山)から実の肉親以上の
愛情を受けていたんだよとも示されていて、また手首に巻いていた赤い紐を見て何か
思う所もあった様ですが、そういう愛情も受けて、心を入れ替えて成長・改心した姿や
九太との和解とかも良く描いてほしかったです。

細田氏のクリエイターとしての努力を否定するわけではなく、長々と述べたけど、
要するに結局今回も他の作品同様、他の大きな肝心な点が抜けていて、見かけほど
人間ドラマとして訴えかけられたものが無かったです。細田氏はまた、確かに宮崎駿氏
以上のアニメーターになれる潜在能力もないわけではないとも思うのですが、勿体ない。
良い点もあるけど、悪い点がそれらをも台無しにしてしまったダメパターンにはまって
しまっていました。

投稿 : 2020/07/14
閲覧 : 203
サンキュー:

2

ネタバレ

蒼い星 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7
物語 : 2.0 作画 : 4.0 声優 : 2.5 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

ぼやけているアニメ。

【概要】

アニメーション制作:スタジオ地図
2015年7月11日に公開された劇場版作品。
監督は、細田守。

【あらすじ】

両親が離婚して、母親とふたりで暮らしていた9歳の少年、蓮(れん)は、
交通事故で母親を亡くし、自分を迎えに来てくれない父親、
そして養子として引き取るというものの、跡取りがどうのこうのと利己的で、
言葉の端々に情の薄さを感じる親類に嫌気が差して家を飛び出してしまう。
夜の渋谷をうろついていた蓮は、路地裏で全身毛むくじゃらの大男たちと遭遇して一悶着。
熊のようで人間ではない大男の姿に蓮(れん)は、『バケモノ』と呟いてしまった。

彼らが去っていったあと、夢なのか?と疑いながらスクランブル交差点をふらつく蓮。
蓮は補導の警察官に捕まりそうになり、逃げているうちに不思議な場所に迷い込む。

そこはバケモノの世界「渋天街」。
来た道が塞がっていて帰れなくなった蓮は、
バケモノの世界をうろついていると、百秋坊に助けられ、
百秋坊の友人である熊のようなバケモノ「熊徹」と再会する。

バケモノ界の長老である「宗師」から弟子をとることを命じられていた、
長老の後継者候補の一人である熊徹は、蓮を引き取り「九太」と名付けて弟子にした。

粗暴なバケモノの師匠と行き場がない人間の子供。
いがみ合う2人であったが、徐々に関係が変わっていくのだった。

【感想】

このアニメは、アングルを変えながら膨大なモブのひとりひとりが動きまくる作画。
本当にお金がかかっていて技術と手間暇は凄いのですが、作画を通して何を表現したいの?
と思うと絵に魅力が感じられず、喜怒哀楽の表情などの作画芝居を見ても感情に作用しない、
アニメのキャラを魅力づけるものは言葉の巧拙よりも、
作画表現と声優の声の表現に価値を置く自分としては惹かれるものが薄いアニメーションでした。

お話としては、子供を持つようになった細田守監督に思うことがあるのか、
近年は子育てアニメばっかりになってる気がしますね。

子を育てる経験を通して、親もまた子供から教えられて成長をする。
子は親の庇護を受けて成長するが、自分で考えて自分の道を歩き始めるようになる。

作品を通して伝えたいメッセージらしきものはあるかと思います。

カンフー映画をモチーフにした、蓮(九太)と熊徹の義理の親子にも似た師弟関係とか見るに、
絵柄とか好きじゃないのですが、ショタアニメとして子供の成長を見守る擬似親子物語として、
否定的意見ほど悪い作品じゃなかったのでは?とは思っては見たものの、
蓮(九太)が9歳から17歳になって声優が染谷将太に変わってから、あれ?て感じが。

大きくなった蓮(九太)が妖怪の世界と人間社会を行き来出来るようになって急に本を読み始めたり、
社会復帰に興味を持ち始めたりするのですが、妖怪世界では武術一辺倒だった蓮(九太)が、
文字に触れて人間社会を学ぼうと思うに達するまでの伏線や、きっかけ作りの描写が存在しない。
何故こうなった?という蓮(九太)の心情の流れが丁寧に表現されていないと思います。

蓮(九太)の父親が唐突に出てきたものの、
父親が妻の親族によって妻子と引き離されたという原作にある説明が全く無いのと、
その父親が善良な人間であるというだけの薄くて事務的な扱いで、
キャラ的に掘り下げられていないために、実の親子関係の描写が実にあっさり。
妖怪世界にいて8年間人間世界では失踪状態だった蓮(九太)の人間世界での居場所づくりという、
役割キャラでしか父親がなっていない。

また、ヒロインの女子高生・楓が登場するのですが彼女に対しては批判的な意見が多いですね。
これもまた蓮(九太)に高卒認定&大学進学を進研ゼミの勧誘漫画の如くに勧めてくる、
蓮(九太)の物語のためのメンター(助言者)の域から出ていなく、
彼女の過去を語ってみても、話の内容が薄っぺらすぎて共感性に訴えかけてこない。

全体的に、ひとりひとりが感情をもった人間がぶつかり合っているというより、
ストーリーの都合で役割を演じているだけという作為の積み重ねが、
この作品の本質に見えてしまいますね。

あれもやろうこれもやろうと後半にいろいろ詰め込みすぎたために、
「九太」と「熊徹」のふたりの物語としては薄くなり、
更には「蓮」と「父親」の親子の話が適当になってしまったこと。

極めつけは「九太」と物語のラスボスになる「一郎彦」の精神的な対比が話の軸になるはずが、
「一郎彦」の描写が圧倒的に薄くて足りないこと。「一郎彦」を重要キャラにするのであれば、
幼少期から「九太」と積極的に絡ませて「一郎彦」の心が壊れていく伏線を張って、
丹念に描くべきではなかったのか?

説明台詞だらけの脚本なのに、物語にゴテゴテといろいろ引っ付けてしまった挙げ句に、
話の軸になるはずの部分が人間としての描写が不足しているうえに配分がよろしくない。
個人的には見せるべきであった部分が圧倒的に足りてないうえに、
しまいには少年誌的&中二病的な展開にして、
ありきたりな台詞を吐かせて決着でドラマとして足りていない。
だから、台詞や展開に胸が熱くなることもない。
身も蓋もない言い方をすれば展開が雑に見えてしまいます。

人と人の物語というよりも作者である監督の言わせたいことを登場人物に言わせてる感じが強くて、
脚本の重要性を改めて感じさせる作品でした。細田守監督は今作品から自分で脚本を書いていますが、
プロットだけ作ってプロの脚本家に任せて、あとは演出に専念したほうが良いのでは?
というのが正直なところですね。


これにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2020/04/15
閲覧 : 317
サンキュー:

37

ネタバレ

tomledoru さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

バケモノは人間の方かな?

哲学・宗教っぽいお説教で

「心の鬼」

の存在を知っている人ほど,自覚のある
生き方ができると教わったことがあります。

「バケモノの子」でいうと人間の持つ
心(胸)の中の闇というやつでしょう。

幼少期から,一度もいたずらや悪さをしないで
育った人がいるなら,それは異常です。

人は,時には他人にも言えず,悩みや嫉み
憎しみや,悲しみを胸の内に秘めるものです。

「バケモノの子」では,化け物の方が
「心性が高く,人間性の方が低く」描かれますが
それは本当のことかもしれません。

最後に渋谷周辺で現れた化けクジラが
その例といっても過言でないでしょう。

九太はそれを,自分の心の闇に葬り去ろうとします。

ところで,主人公の両親がいなくなるという前提で始まる
アニメって多いですね。
成長ものなら仕方がありませんが…

それって何とかならないものなんでしょうか❔

あとヒロインの影が薄かったのは心残りでした。

Mr.Children『Starting Over』(トイズファクトリー)
はよかったです。

投稿 : 2019/10/23
閲覧 : 224
サンキュー:

5

ネタバレ

ShouyouACL さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

The film is exceptional, keeping all the staff of ookami kodomo and toki wo kakeru shoujo the film has a very good direction with great scenes.


The story of the movie has a small problem that could have gotten bigger, but it could contain itself, I will comment on at the end of this issue.

The characters are great, I want to focus on Kyuta, his master and his master's colleagues. They steal the scene, the rest of the characters are good, but not as good as the protagonists. If we parallel characters in other legal films, such as those mentioned in the introduction, the secondary characters in this movie become bad.

The story can be divided into 5 segments, introduction, development and relationship between the protagonists, back to the human world or arc of discovery, competition arc or hook to the end and finally the final arc that would be the outcome.

The first three bows are very well written, nothing to complain about, but from the fourth the anime gets a little confusing, and this is due to the excessive events that occur very quickly, this creates a discomfort that takes time to get used to. The final bow is reasonable, completes everything left to close, but could have been better.

The romance of the anime is presented from the beginning of the third arc, it is gradual and for many scenes forgotten, perhaps it was better not to have.



The animation of the movie is perfect. After what has been seen in the previous films of this director and his studio, better and better movies are expected, and this one does not disappoint.

All the scenes are beautiful, very well directed and with great sequel plans. This anime does what I miss in today's anime, which is a fight with a static or almost static scene. This kind of static direction best shows the movements and choreography of the fights.

Special effects are mostly used from the third bow, this bow calls for more extravagant scenes due to the direction the story has taken. Taking a CGI here and there the movie has a perfect animation.


The design is very beautiful. In both the monster world and the human world, both are beautiful. The monster world has a lot of scenery variation due to the fact that the development arc (2) is set in it. The character design is the same as Ookami kodomo, ie beautiful. Costumes, swords, nights, days, everything is well done. The leap in quality that the director made following the separation of Madhouse and the creation of his own studio (Chizu) is visible.


Music has its moments to shine, and when it is used, it does so with mastery. If it is compared to another director's film, the music does not have much impact, because the films have totally different themes, although they are relatively similar. The music in the movies is well placed and has good songs.

Sound mixing is easy to evaluate because anime has so many struggles. Well done and well placed, scenes with bad mixing are nonexistent.


The voice acting of the film is exceptional. The protagonist has an amazing voice actor, and this fits all the protagonists. Even the secondary characters are well interpreted.

Drama scenes are sad, the laughter is captivating, especially the screams, the screams are hilarious.

Great movie.



Bakemono in Ko


History- 8.5

Animation- 10

Design- 10

Music- 9

Dubbing- 10


Final grade 9.5

投稿 : 2019/08/27
閲覧 : 201
サンキュー:

0

ネタバレ

テレ美 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5
物語 : 1.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

タイトルなし

激しくモヤモヤした。

サマーウォーズ大好きだったのにな。

劇場公開当時はみに行きたいとまで思ってたのにな。
これは、忙しくて見に行けなかったのは不幸中の幸いだったんだなと思いました。
バケモノ側の世界に行った後、もう一度人間界に戻ってくるパートって必要だったかしら。
バケモノ界にずっといて、一郎彦の暴走が始まって人間界にも影響が出た程度で良かったんじゃないの?
あのヒロインもいらなかった気がする…。
バケモノ界におよばれしてまで主人公に伝えたことが「こんなとこより人間界戻ろうよ(要約)」って。どんなけ空気読めないんだよと呆れたわ。
映画館にみに行く時は脚本担当要チェックですねこれは。

投稿 : 2019/07/03
閲覧 : 171
サンキュー:

2

ネタバレ

岬ヶ丘 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

まとまってはいるが・・・

 物語としては破綻はしてないけど、なんとなく作り手の都合でいい話だったよねという無理矢理なまとめかたをしているような印象を受けた。

 前半主人公が化け物の世界で熊徹と出会い、なんだかんだありながらも信頼や絆を深めていくいう描写はよかったと思う。ベタではあるけれどお互い教えたり教わったり、という二人の関係性がこの作品の要だった気がする。熊徹の成長もこの作品の大事なポイントだった。

 中盤から主人公が現実世界に帰れるようになってから、うーん・・・と思うことが多くなった。実父や楓との出会いなど主人公の話に重きを置きすぎたかなと。ここでの熊徹の葛藤などをもう少し描いてほしかった。全体的に主人公と熊徹の奇妙な師弟関係(親子関係)の軸がぼんやりしてしまった。熊徹のライバルの長男もバケモノの子だったという展開はよかった。

 あとは戦いが全て終わったあと、主人公はこれからどういう人間になるのかという部分もやや曖昧。「時かけ」だとヒロインのこれからに思いを馳せることができたが、この主人公の未来はあまり想像できなかった。ストーリー的には、平均点かな。

アクションシーンなどはとても見応えがあるし、役者さんのお芝居も想像以上によかった。広瀬さんは声優さんとしてもすごい人だなと思いました。

視聴日 18/7/28

投稿 : 2018/08/12
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退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3
物語 : 2.0 作画 : 3.5 声優 : 2.0 音楽 : 2.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

前半だけ

主人公が成長するにつれつまらなくなる。

投稿 : 2017/12/25
閲覧 : 221
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ヒロポン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ちょいびみょい

 細田守監督の最新作と言うこともあり期待していたが,人間界とバケモノの世界での人間関係を同時に描いているため時間が足りないと思った。最初の主人公が幼い頃から成長していく過程は細田守っぽくはないながらも割と良い流れだった。
 そのまま行けば良かったが人間界に戻って、人間界の生活も始まって、お父さんにも再会して…。いろいろとぶっ込みすぎた感じがあった。
 とどめクライマックスシーンには、熊鉄が剣になって主人公の前に急に現れるという点。熊鉄との別れが唐突に訪れた主人公の気持ちを考えるとなんともいえない。

 まあ悪くはないがちょっと微妙なストーリーだったと思う。

また、作画は他の作品に比べ動きがなめらかで生き生きとしていた。少しディズニー作品よりの動きだった。

投稿 : 2017/01/04
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ミッツ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

久し振りに感動した。

テレビ放送で録画したのをほっぽり投げていて、暇な連休に何気なく視たら感動した。もっと早く視ればよかったと後悔。
タイトルやネットなんかでは話題になって、なんとなくシナリオは分かってたけどやはり直接見ないと分からなかったです。
感動も確かにありましたが、それ以前に主人公のライバル?になる一郎彦も人間、そして産まれて間もなく捨てられてたのを拾われたシーンでいい歳こいたオッサンが泣きました。多分家庭を持つ人ならあのシーンで涙に来るかと思います。
話がスキップするくらいテンポいいとこも詳しく書いたりすれば三時間の大作なんでしょうが、そこはスッキリ整理され二時間ちょいになってますね。
ネットじゃ評価別れるって言うけどわたしは個人は満足してます。
あと主人公が中盤から文武両道で軽くチートでした。
あえて言うオチなら熊鉄の最後の変身?転生?は……あれ意外なかったのかな?と少し疑問。
でも大まかなキャラやストーリーは誰でも感情移入出来ると思います。
あと最初の15分はジブリの某神隠し的アニメに似てますか似て非なるものです。

投稿 : 2016/11/30
閲覧 : 202
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星空☆彡 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

おもしろい!!

おもしろい!!

投稿 : 2016/10/29
閲覧 : 230
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しゃけ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

親子向け作品というのでしょうか

すごく定石を守ったいい作品だと思います。
ほしいところに必要なものがちゃんと詰まっててダメなところは特にないです。
映画作品ということもありどこかブレイブストーリーに似た物足りなさがありますが見て損はないです。

投稿 : 2016/10/19
閲覧 : 222
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1

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dakiramk3 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 2.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

正直ハードル上げすぎじゃねえかと思う

 なんだか一部では宮崎駿の後継者と噂され、監督名だけで映画館に足を運ぶ人も増えつつあるという細田守監督の作品。かく言う私もそのクチで、『サマウォ』なんかは割と楽しく観た覚えがあるけど、こいつは……

 とりあえず自分が感じたのは、全体を通して話が普通ってあたりか。徹頭徹尾熊徹との師弟関係で詰めていけばアツい物語になったと思う。ぶっちゃけ、あの女の子とか人間の闇とか必要あったのかと……それらがあったおかげで、折角の前半の核である熊徹とのやりとりがぼやけてしまった気がしてならない。

 なんというか、その宮崎駿作品に見受けられた、おもひでぽろぽろ以降の、監督が作りたい物を作っていない、ウケる物を作らなければいけないプレッシャーが、このような一般人にとって無難な作りになってしまった原因の一つなのでは。
 しかし、サマウォや時かけは、一般人にもアニメをある程度視聴している人にとっても楽しい作品だった事を考えると、それが原因なのかどうかも分らなくなってきてしまった。

 あと、やっぱり芸能人を声優に使うのは止めた方がいいんじゃないだろうか。確かに役所さんは名優だし上手いところもあるけど、外連味のある叫び声とかの部分で物足りなさを感じたし、主役にいたっては……山口勝平さんや宮野真守さんとの対比で余計浮き彫りになる始末である。大泉洋さんは個人的に大ファンなので、文句は言わずに日和っておく。

 でも本人そのまんまかと思わせるリリー・フランキーさんだけはガチ!良い味出しすぎである。

投稿 : 2016/09/09
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花丸 さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0
物語 : 1.0 作画 : 1.0 声優 : 1.0 音楽 : 1.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

ツッコミどころが。。。

あの異世界に行くところが完全なる千と千尋の◯隠しやないかい!と吹き出して、しかも最終的に自由に行き来しててなんなのこのぐだぐだな世界観!?とイライラしました。他にも色々とツッコミどころ満載で映画館でみたけど高い金払って映画館で見るんじゃなかった。金曜ロードショーで十分だった。

投稿 : 2016/09/06
閲覧 : 227
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snow さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

面白かったけどそれ以上が欲しくなった<60>

細田作品だと一番まとまってる感じ。
裏を返せば定番・王道な構成をそのままやっただけ感もあり。
上手くまとめましたを超えてテーマ・思想すら感じさせるような作品作りがそろそろ求められるんじゃないかね、巨匠!と、かなり良いけどもっと良くやってくれ的な期待で文句だらけになってしまったのはご愛嬌。

最初はガキ主人公のウザさとバケモノ世界の新鮮味のなさで、夏休み子ども向け映画的な退屈を感じてたけど、主人公の成長と共に面白く感じるようになってきて、いきなり渋谷に戻されたあたりで期待値は最高潮。
バケモノ世界で確固たるポジション積み上げたところでいきなり現実世界に戻すとか残酷なことするなーって期待。
この残酷さをバケモノ≒自然の脅威のメタファー≒制御不能の天災みたいな風に捉えれば、人間社会を否定してバケモノの世界で上手くやるなんて甘えてただけみたいな、武術が強くなるなんてことじゃない人間的な成長まで見せれるかな、と。
でもまあ、好きに行き来可能でお勉強を始めちゃうんだけど。
身寄りのない状態で無一文で現代社会に放り出されるとか色々面白い展開描ける気がするんだけどなぁ。
作品に高尚な風味付けたいのか、いきなり図書館で文学ってのがあんまよろしくない。街がどうなったとか、ドラゴンボールまだやってるのかとか色々あるだろう。図書館行ってもまず新聞とかじゃね?
んでヒロイン登場。これもなんだかなーなヒロイン像。逃げろつっても逃げない足手まとい行動と身の程知らずの説教は大きなマイナスポイントだけど、まず主人公が女として見てないのがなんともかんとも。
母親死んでるんだから母性を感じるとか他にもいろいろ意味付けできるやろー。
勉強教えるだけなんで現代生活の象徴でしか無く、そしてその象徴が甘っちょろい。
ヒロイン必要だからって配置されただけに見える。

んでまあ後は話をまとめるだけの展開やね。
特に主人公と対に描いてた訳でもないのに「君の闇ですこんにちわ、俺をやっつけたら話がまとまりますよー」的な敵出したり。
熊徹が生きてると現代に帰ったら育ての親を捨てる展開になるから、転生させて胸に飛び込ませたりとキャラを片付けるためだけの展開があったり。
んで現代に帰って大学受験。現実世界に帰還するモチベーションもイマイチなんだよなあ。
クマ消えたし、年齢的に今受験しとかないとヤバイし、なんて合理的な考えじゃ夢がなさすぎる。

迷い込む→主人公の成長→現代へ帰還→クマの決闘→クジラ大暴れという構成・見せ場の配置はうまかった。サマーウォーズでも途中に山つくってさらに山な構成してたけど婆さんの解決が鮮やかすぎて後ろの山がかすんで蛇足と化してたし。
主人公が修行して成長して強くなるとこ丹念に描いたんだから、その強くなった結果を存分に見せるようなシーンで脳汁噴出させてこないのはもったいなかったかな。

あとキャラデザから背景までビジュアル面凡庸。芸能人がカツラと特殊メイクしましたみたいなキャラはインパクト不足。
演出も見惚れるようなシーンはなかった。おおかみこどもでは首をかしげるような話を豪腕演出で見せきったのに。

投稿 : 2016/07/30
閲覧 : 207
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2

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ValkyOarai さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

負けんじゃねーよ!!

人間が獣の世界に入り込んで弟子になるっていう話
やっぱ絵はサマーウォーズや

でもちゃんと教えましょうよ
擬音じゃ分かんねーよwww

投稿 : 2016/07/23
閲覧 : 220
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6

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ちゃおりー さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

タイトルなし

ちょっと設定フワフワしたところが多かった印象。リリーフランキー良い芝居しとる。

投稿 : 2016/07/21
閲覧 : 185
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1

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もろう さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 2.5 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 2.5 キャラ : 1.5 状態:観終わった

詰め込みすぎてる

家とか街のデザインが良かった。
表情や仕草が細かく表現されていた。
九太が大人になっても、二人の関係が根本の部分ではあまり変わってないところが面白かった。

九太が突然渋谷に続く道を見つけてしまい、騒音と共に渋谷に戻ってくるシーンがあり、かなりの時間をバケモノ界で過ごしてきたはずなのに、渋谷に戻ってきてしまった事への驚きや焦りを感じているシーンがなかった為、違和感を感じた。
正直に言って楓との出会いは必要性を感じなかった。熊徹と九太の絆と成長を描くアニメで良かったのではないかと思った。無理に楓との出会いを詰め込むから、逆に薄っぺらい感じになってしまったように感じた。
渋谷に戻ってから、人間界とバケモノ界を行き来しているようだが、初めてバケモノ界に来たとき、道が急になくなって戻れなくなっていたのに、急に行き来できるようになるのは不自然に感じた。理由があるなら、そのシーンや説明が欲しかった。都合が良いように見えてしまう。

細田守監督だったので、期待して観たが、キャラクターに対する魅力を感じられず、内容的にもあまり楽しむことが出来なかった。

投稿 : 2016/06/25
閲覧 : 201
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2

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ニャン さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

バケノの子

最初に人間の子拾って
弟子にしたけど
最後はその人間のために
助けたとこが
泣けました。

投稿 : 2016/05/10
閲覧 : 207
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2

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シ マ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 1.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態:途中で断念した

断念

後半の町中でのバトルで見る気力が尽きた・・・。
まず主人公にまったく感情移入出来なかった。ひねくれすぎ?
設定が雑。渋谷を化け物が合羽着て普通に歩いているとかもう少し考えて欲しかった。最後のバトルも。
少女を出した意味が見いだせなかった。父親との話を深めた方が良かったのでは。
随所で感動させようとしてくる部分がわざとらしかった。
作画、声優(幼少期の主人公を除いて)はとても良かった。

投稿 : 2016/04/30
閲覧 : 199
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2

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ちょっとななめ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

バケモノに育てられたバケモノの子

ファンタスティック。
感動場面もいかにも『お涙ちょうだい』な感じではなく、あくまで男くさい感じがまた良かった。
心に残る素晴らしい作品。
きっと何度も繰り返し観ると思う。

投稿 : 2016/03/10
閲覧 : 225
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3

ネタバレ

ゆかたん半島 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

心がぐっとなる作品でした

少年とバケモノ
最後の方にぐっと心を掴まれ、涙が溢れ出してきました。ずっと一緒だね…
と悲しくて嬉しくなる
いい映画でした。

投稿 : 2016/03/09
閲覧 : 188
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シルメリア さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

飛天御剣流奥義「天翔龍閃(あまかけるりゅうのひらめき) 」∑(OωO; )

って思ったのは私だけでしょうか?
逆刀・真打ちが…熊鉄になるわけだが。
思い切り、序盤からネタバレから
入ってしまうなぁ!┏○ペコッ

さて、どう書いたらいいものか?
この世界には、現実の渋谷と
化け物の世界の渋天街がある。
主人公こそ「蓮」(九太)は、
幼い頃、当時7歳の時に母親の事故死により
金持ちの一族らしい?、親戚達より逃げるように
家出。
放浪と渋谷の町を彷徨っていた…。
歩き疲れ駐輪場で蹲っていたところを
化け物のの「熊鉄」と出会う!
一方、熊鉄の世界では
宗氏が引退をし、神さまになると言うことで
跡目の宗氏を決める対決が行われることになっていた。候補は、2人。
人望もあり、礼や義に厚く、2人の息子を持つ
「猪王山」
もう1人が
厚顔無恥で暴虐無人の
「熊鉄」
この2人が宗氏の座を争う!
現宗氏に、熊鉄は弟子取るように言われ…。
とまぁ、あとはなし崩し的に
蓮と熊鉄の共同生活が始まる。
一般人が見る分にはおもしろいんじゃないかな?
アニオタが見るには、ちょっと何かが足りない
もどかしさを感じるかも!
まぁ、大衆向けのアニメ映画だから
こんなもんだよねヾ(≧∇≦)
感動するところも勿論あるが
総合的に評価すると
割かし普通
声優に著名人を使っている時点で
俺の中の及第点を超えることは
まずないだろう!
では、
(。>ω<。)ノ またねぇっ

投稿 : 2016/03/06
閲覧 : 212
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バケモノの子のストーリー・あらすじ

原作・脚本 細田守監督。


舞台となるのは、人間界のほか、動物のようなバケモノが住む「渋天街」が存在する世界。

人間界「渋谷」から「渋天街」に迷い込んだ一人ぼっちの少年が、強いけれど身勝手なために孤独だったクマのようなバケモノの剣士・熊徹と出会うことで物語が展開する。

少年は熊徹の弟子になり、九太という名前を与えられ、彼と共に修行や冒険の日々を送ることになる。
(アニメ映画『バケモノの子』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2015年7月11日
主題歌
≪主題歌≫Mr.Children『Starting Over』

声優・キャラクター

役所広司、宮﨑あおい、染谷将太、広瀬すず、山路和弘、宮野真守、山口勝平、長塚圭史、麻生久美子、黒木華、諸星すみれ、大野百花、津川雅彦、リリー・フランキー、大泉洋

スタッフ

原作:細田守、 監督:細田守、脚本:細田守、作画監督:山下高明/西田達三、美術監督:大森崇/高松洋平/西川洋一、音楽:高木正勝、製作:中山良夫/齋藤佑佳/井上伸一郎/市川南/柏木登/中村理一郎/藪下維也/熊谷宜和、ゼネラル・プロデューサー:奥田誠治、エグゼクティブプロデューサー:門屋大輔/高橋望、プロデューサー:齋藤優一郎/伊藤卓哉/千葉淳/川村元気、ラインプロデューサー:和気澄賢、アソシエイトプロデューサー:佐藤譲/伊藤整/鈴木智子、色彩設計:三笠修、CGディレクター:堀部亮、美術設定:上條安里、衣装:伊賀大介、編集:西山茂、録音:小原吉男、音響効果:赤澤勇二、音楽プロデューサー:北原京子、キャスティングディレクター:増田悟司

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