シボ さんの感想・評価
4.7
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
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GATE(ゲート) 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えりの感想・評価はどうでしたか?
シボ さんの感想・評価
4.7
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
U-yan さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
退会済のユーザー さんの感想・評価
3.7
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
内容忘れたけど面白かったからまた見たい
ヘンゼル さんの感想・評価
3.8
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
原作未読勢、第2期まで視聴済み。
本作品の舞台は中世風の異世界と現代の東京という数多の作品で使用されている舞台であるため、取っつきやすさはありますが、新鮮さは無いと言ってもいいでしょう。
舞台の新鮮さありませんが、自衛隊をメインとした作品はライトノベルが原作のアニメとなると本作品ぐらいでしょうか。
そのため、テーマとしての題材はかなり珍しい部類だと思います。
作画はそこまで目を見張るものはありませんが、作画崩壊しているようなシーンはありませんでしたのでスムーズに観られると思います。
またOPクレジットを見ると銃火器などを専門的にデザインされている作画監督さんがいらっしゃるようですので、本作品で使用される銃や迫撃砲、戦闘機、戦車、装甲車といったものにこだわっている作品であるとも言えます。
その点を注目して観てもいいでしょう。
ヒロインが第1期の時点で、魔法使いの少女、金髪のエルフ、亜神と呼ばれる神と人間の中間で不死身の黒髪少女の3人が出てきます。
本作品のキャラクター描写としましては、3人目の黒髪少女の出番が非常に多く、残り2人の出番が殆ど空気だったのが残念でしたね。
第2期ではそうではなくなりますが、キャラクターの出し方に格差があると作品の全体的な感想として挙げておきます。
金髪エルフの娘は作品的にも扱いにくいキャラだと感じましたし、個人的にもあまり好みじゃないキャラだったなと思います。
本作品の面白さは、自衛隊という立場の不自由さにあると思います。
自衛隊は中世レベルの異世界の武力とは比べるまでもなく、圧倒的に高度な軍事力を保有しておきながら、政府や国民の世論によって、自衛隊という組織は動かされています。
それは異世界であっても同様で、たとえ力があろうとも、自衛隊であるからそれらを自由行使する事は許されないというものが、作品の物語の展開にもどかしさと、それと同時に「そのような困難をどう乗り越えていくのだろう」といった楽しみを与えてくれます。
自衛隊という立場を大いに生かしているため、非常に好印象です。
異世界物としても観ておいて損はない作品だと思いますので是非一度、ご覧になってはいかがでしょうか。
nyaro さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
この作品、異世界モノ全盛の2023年7月の今見返すと、その作画・美術・色彩・エフェクトなど画面の良さを感じ取ることができます。
決して最上級のクオリティではないですが、異世界モノのアニメを楽しむのに非常に見やすいです。ピニャ殿下やレレイなどの女子たちの瞳の美しさは見事ですし、戦闘シーンは兵器、ロゥリー、魔法のどれをとっても迫力があります。
また、世界観の作り込みがいいです。ピニャ殿下がノケモノ扱いされていることでストーリーに厚さが出ています。また、王子の横暴と種族差別の問題、元老院と王族の対立など迫力があります。
変な言い方ですが、ハリウッド映画程度の勢力の配置にはなっていると思います。現実社会における勢力争いもラノベ的な水準でいけばよく考えれていると思います。
本作は3ヒロイン+ピニャ殿下にちゃんとバックグラウンドがあるので、ストーリーに説得力があり、かつ何といっても面白いし華やかです。私はテュカが暗すぎてあまり好きではないのですけど。レレイ最高です。あの好奇心旺盛なキャラ付けが良くて活き活きしていました。
キャラの欠点は、伊丹の部隊の構成員が物語に参画していない気がします。そこは3人娘とは逆で、バックグラウンドが薄いからだと思います。栗林はエピソードには参加していますが、しかし、やはり伊丹に対する劣等感芸と猪突猛進要員から脱しきれていませんでした。
むしろ後から出てくる黒エルフの娘の方が短いシーンの中ですが、よほどキャラが分厚かったと思います。
自衛隊無双が俺TUEEEではありますが、その無敵の軍隊が異世界に来た場合、どういう反応があるのか?のストーリーですので、その無双を否定しても仕方ないと思います。
テーマ性は一応分断とか差別とかもありますが薄いので、味付け程度でしょう。ただ、冒頭ウマが暴れた村では貧困を丁寧に描けていて、そういう描写が世界観の味わいに寄与していたと思います。
異世界キャラを中心としたストーリー展開の秀逸さと異世界の敵対勢力を蹂躙する爽快感がある、エンタメとして非常に優れた作品だったと思います。面白さでいえば、ハリウッドのよくできたB級映画を見るような感覚でした。
本当に面白いですが、深さが物足りないのでストーリーは若干減点で4.5。キャラは秀逸ですが伊丹部隊のメンバーが薄いので4.5。作画は最上級ではないですがかなり気に入ってますので4.5、音楽も最高水準ではないですがそう低い水準ではないと思います。ED良かった…音楽性というより雰囲気が…4ですね。声優ははっきり良かったです。3人娘は本当に声が合ってました。4.5
フリ-クス さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
リフジンな理由で特定の方々から嫌われている職業、
というものが世の中には存外あって、
その代表格とも呼べるのが、本作の主役『自衛隊』であります。
いまはもうだいぶニッキョ-ソなるものも弱体化しておりますが、
ふた昔ぐらい前のガッコ-には、
クラスのなかに自衛隊員のお子さんがいたりすると
「〇〇くんのお父さんは人殺しですっ」
なんて教壇で断言しちゃうセンセイなんかもおられたそうです。
サベツ、ダメ、絶対。
ちなみに、言っておいた方がよいだろうから言いますが、
僕自身は、リアル自衛隊肯定派であります。
震災の折、大変お世話になりましたし、
災害派遣で現地に赴かれた元陸自の方にいろいろお話を伺い、
純粋にリスペクトいたしております。
政経・国防論からも肯定・改憲賛成派なんですが、
そっちはあにこれカンケ-ないので割愛。
ここは、個人の政治シンジョ-を述べる場ではありませぬ。
さて本作は、そんな自衛隊が異世界で大活躍するおハナシです。
元自衛官の方の原作(未読です、ごめん)でして、
軍装や隊規についてはけっこう正確ではあるまいかと(たぶん、ですが)。
ただし、
関連法規いろいろぶっちぎっておりますので、
IFものとしての完成度は、それほど高いものではありません。
原作者である柳内たくみさんが、
エンタメ性重視で関連法規に目をつぶったのか、
ほんとに現場のことしか知らんかったのか、
は、本人のみぞ知るところ。
ただ、ドラゴンだの魔法使いだのが出てくるおハナシであり、
現行法規どうこうというのはヤボに過ぎるので、
あくまでも『エンタメ特化』作品として評価すべきと思っております。
この物語は、
銀座のど真ん中に突然、異世界と日本をつなぐ『門』が出現し、
六万人もの武装した中世ふうの軍勢が、
いきなり軍事侵攻してきたところから始まります。
民間人への一方的な攻撃、虐殺、逃げ惑う人々。
すぐに陸自が出動し、これを鎮圧。
ただし『門』は消滅せず、謎の世界とつながったまま。
日本政府はこ門の先を『特地』と命名し、
調査および大規模テロの犯人逮捕という名目で、
自衛隊を派遣することにいたします。
で、門の向こうにあったのは、
剣あり魔法ありエルフありドラゴンありの冒険ファンタジー世界。
しかも、様々な鉱物資源が手つかずのままで、宝の山状態。
自衛隊は、特地を治める『帝国』との講和条約締結に向けて、
現地に駐屯地を設けます。
帝国も一枚岩ではなく『講和推進派』と『反対派』が混在する状態。
とある町の攻防戦で知り合った第三皇女を抱き込み、
反対派を懐柔するためにあれやこれや。
それに特地利権を狙うリアル世界の諸大国の思惑なんかが絡んできて、
なんかいろいろ大変だけどガンバロウ、
みたいなところでこの一期はおしまいになります。
自衛隊と現地軍のド派手な交戦というのは、
二話でほとんど終了。
剣だの弓だので現代兵器にかなうはず、ありません。
あと、大きめの戦いは、イタリカの野盗掃討戦ぐらいかしら。
わりとジミめな政治的水面下の動きが多めに描かれており、
異文化コミュニケーションみたいなのが、
全体的にかなり大きくクローズアップされております。
萌え成分もきっちりしっかり盛り込まれており、
ガチのミリタリーアクション作品とは呼べない雰囲気かと。
SF(空想科学小説)と称するのもけっこう気が引け、
ミリタリー成分多めの異世界ファンタジー、
ぐらいの位置づけと考えたらいいんじゃないかと思います。
ちなみにリアル自衛隊というのは、
ここまで自由に動けるものではなくガンジガラメなのですが、
そこは本筋と関係ないのでネタバレで。
{netabare}
本作では帝国による突然の銀座軍事侵攻に対し、
すぐに実弾フル装備した自衛隊が出動していますが、
リアルに考えると、これは大ウソ。
そもそも初期段階では相手の武装も人数も目的も、
何一つわかっていることがないわけです。
せいぜい「武器を持ったヤバいやつが大勢暴れてる」ぐらいの情報量。
そのぐらいの情報量で自衛隊に治安維持出動要請などできるわけもなく、
初期対応としては、まず警察や機動隊が出動します。
(警視庁だけでも四万六千人いますしね)
たぶんSATを出す出さないだけでも情報が錯綜して、てんやわんや。
で、もちろん警官や機動隊は重火器などもっておりんせん。
六万もの殺意をもって武装した『軍隊』に、
催涙ガスだの放水車だのがたいした抑止力になる道理もなく、
瞬く間に弾を打ち尽くし、
相当数の警官や機動隊員が殺戮の餌食に。
神奈川県警なんかも駆り出されたりして時間をいたずらに浪費し、
何千、ひょっとしたら何万という犠牲者を出した末に、
ようやく『警察では対応できない・ムリ』という判断がなされ、
都知事の要請~総理大臣の認可というプロセスを経て、
遅まきながら自衛隊の治安出動が開始されるのがリアルなところかと。
はあ?
なにやってんだよ、なんのための自衛隊だよ。
この税金ドロボーがぁ。
そんな声も聞こえてきそうですが、
それが『シビリアンコントロール』の実態なのであります。
実際のハナシ、
自衛隊って設立以来、一度も『治安出動』をしたことがないんですよね。
ゴ〇ラみたいに見た瞬間『警察ではムリ』とわかる相手でない限り、
スクランブル出動というのはマジでキビしいんです。
(このあたりに興味のある方は、
麻生幾さんの『宣戦布告』や
有川ひろさんの『海の底』なんかをご一読あそばせ)
イタリカ攻防戦でも、
ピニャコラーダ(第三皇女)の治安維持協力要請を現場で受けちゃってますしね。
ワ-グナ-鳴らすんかい、
と突っ込むまえに、そんなもん自衛隊が勝手に受けたらあかんのです。
それって内閣総理大臣の専権事項なんですから。
というか、そもそも論として、
門=GATEが日本にしか繋がっていないことだけを理由にして
『門の向こうは日本であると考えることにした』
と言い切っちゃてるところがリッパな国際法違反ではあるまいかと。
(向こうには、帝国という『主権国家』があるわけでして)
もちろん、そこに自衛隊を派遣するための緊急立法、
本作でいう『特地法』も同じです。
あんまり言いたくないけど、けっこうロコツな憲法9条違反。
平和をアイするパヨクさんも、
みんな大好きコクレンさんも黙っちゃいません。
というわけで、
良識派の方々の『ええんか』という問いの答えは『あかん』です。
ただ、どこまでいってもファンタジー作品、
魔法使いだのエルフだのドラゴンだのが出てくるおハナシですから、
そこのところはムリにでも飲んでおくんなまし。
{/netabare}
僕的なおすすめ度は、エンタメ視点で堂々のAランク。
単純な『自衛隊TSUEEE』ではなく。
アクション、萌え、プチ社会問題などがうまく配合され、
いろんな角度から楽しめる総合娯楽作品に仕上がっております。
もちろん自衛隊が主役のおハナシではあります。
いやほんとそうではあるんですが、
既述のとおり、いろんな意味でリアリティがありませんので、
厳格な考証を求めるディ-プなミリオタさんには軽すぎるかもです。
(拙ごときが見ても「はあ?」なカット多いですし)
むしろ『萌え要素のある異世界ファンタジー』好きの方、
それも、出尽くした感のあるモチーフにいささか食傷気味な方あたりに、
こんなんありますよ、とおすすめしたい的な感じかと。
主役の自衛隊員、伊丹耀司がマツリに熱狂するレベルのヲタ、
彼が指揮する第三偵察隊の倉田武雄もヲタ(てかケモナ-)という設定も、
視聴のハ-ドルをかなり下げてくれておりますし。
ただ、自衛隊嫌いの方は、ご覧にならない方が賢明かと。
自衛隊に限らず近代兵器ってたいがい『あんなもん』なんですが、
火力で圧倒するシーン、イラッとする方いるかもです。
(僕は『すっげえ迫力』と素直に感心したクチなんですが)
他の方のレビューを拝読していると、
剣や弓しかない相手に重火器砲弾を容赦なくたたき込み、
何万人も死傷させたことを『虐殺』と解する方もおられるようです。
他の戦争アニメで同じような感じ方をした経験のある方は、
やっぱ、ムリして見ることはありません。
ここでちょっと、ムダ知識。
{netabare}
リアル世界の日本には『警察比例の原則』というのがあります。
これは警察権を行使する際のキマリゴトで、
相手の脅威度や、目的達成の必要性・難易度なんかを考え、
必要以上にアレしちゃだめよ、
相手のヤバさに比例した方法でナニしなさいね、というもの。
おまわりさんが凶悪犯人に発砲した際、
ぎゃあぎゃあ文句いう人たちは、これを拠り所にしています。
この『警察比例の原則』は、自衛隊の治安出動にも適用されます。
ですから、
剣や弓だけの相手に重火器や戦車砲の使用はアレじゃね?
という声は単なる『考え方の違い』ではなく、
ちゃんとした論拠のあるご意見であり、カンタンに否定できないんです。
そんなもんリチギに守ってたらこっちが死ぬわ
という言い分は、ジンケン派の方々にはおそらく通用いたしません。
原作者さんが本作をあまりリアルに寄せなかったのは、
そういうめんどくさい事情を考慮したからかも知れませんね。
{/netabare}
お話は、二話のBパ-ト以降、
主人公の伊丹耀司率いる第三偵察隊の活動がメインになり、
けっこう、というかかなり、小ぢんまりしていきます。
この第三偵察隊、途中で魔法使い・エルフ・神官が合流しますので、
リアルなハードミリタリー感は、ほぼ皆無。
てか、どちらかというと萌え成分が、かなり多めではあるまいかと。
キャラ編成に合わせているのか、殺伐としたシーンも少なく、
むしろコミカルな演出やプロットが多用されていて、
一話二話で「うげ」と思った方も、次第に落ち着いてくる感じですね。
ただし、イタリカ攻防戦はけっこうインパクトありますし、
国会に呼ばれてリアル日本に戻ったりとか、
いろいろとメリハリをつけたプロットが展開していくので、
ストーリーが冗長という感じはいたしません。
二期はけっこうグダグダになっていくのですが、
少なくとも一期は、
しっぽまでけっこう美味しく食べられます。
役者さんのお芝居は、ほとんどが高レベルで安定していてよき。
主人公の伊丹耀司を演じる諏訪部順一さんが、
まるでコンマスみたいに全体のトーンをうまく調整していて、
でこぼこのないまとまった世界観を構成しています。
東山奈央さんの演った、レレイ・ラ・レレーナ
種田梨沙さんの演った、ロゥリィ・マーキュリー
この二人は、ユニークなキャラ造形をしているので一聴の価値アリ。
あと、特別なお芝居は何もしていませんが、
内田姉弟のおねえさんである、
内田真礼さんの演った、栗林志乃
が、拙個人として、とってもお気に入り。
脳筋な自衛隊のしたっぱ、という感じがよく出ていて楽しい演技でした、
ちょっとだけ残念に思ったのが、
日笠陽子さんが演じたヤオ・ハー・デュッシ。
むか~しからある定番で無難なキャラに、
むか~しからある定番で無難なお芝居をのせた感じで、
登場と同時に物語のテンションがガクッと落ちた気がしました。
もちろん、彼女のキャラ造形が好きな方を否定はいたしません。
いたしませんが、拙的には、
こういうフックが少ない昔ふうのキャラには、
『安心・安全』ではなく『攻めたキャスティング』をした方が、
物語の鮮度が維持できたように思うのであります。
(日笠さんファンの方、ほんとごめんなさい)
作画は、さすがA-1 Picturesさんという感じで、
おおむね問題なし。てか、きれい。
加えてアルヌスの丘での夜戦表現などは『ど迫力』のひとこと。すげえそす。
ほんと、ほとんど全編で高品質なのですが、
なぜか時々「はあ?」というカットが混じっちゃうんですよね。
イタリカ攻防戦なんか、
作画チ-ムの『見せ場』のはずなのに、
なんじゃこれ的なカットがいくつも差し込まれてだいなしに。
あまりリアルに描くと残虐になる、という配慮かもしれませんが、
ばっと見は、ただ『ヘタ』なだけ。
あんたら、描いてなんぼのショーバイでしょうに。
音楽は、劇伴とEDは、まあまあよき。
で、あくまでも極私的な評価にすぎないんですが、
OP曲、岸田教団&THE明星ロケッツさんの『GATE〜それは暁のように〜』は、
好きくありません。
もっとはっきり言うと『きらい』です。
曲そのもののよしあしというよりも、
バンド名に『教団』とつけるセンスが好きくありません。
あと、歌詞がおもいつかず『Wo』でごまかしたのもマイナス評価。
(それやっていいの、寺山修司さんぐらいだと思います)
曲自体は楽しくていい感じだと思うし、
カット割りもていねいで世界観をよく表していてよき。
ほんと、単に拙がヘンクツなだけのイチャモンなのであります。
いずれにいたしましても、
本作における自衛隊というのは『テーマ』ではなく『モチーフ』です。
あんまり難しいことをいってる作品ではありません。
ムカシ映画の『戦国自衛隊』にインスパイアされ、
自衛隊がファンタジー異世界行ったら反則級の無双状態になるんじゃね?
みたいなお気楽想像から生まれた娯楽作品かと。
かわぐちかいじさんの『ジパング』みたいな社会派アニメと違い、
楽しんでいただけたらそれでよし、
好きか嫌いかはジブンで判断してくださいね的な作風なのであります。
なにかのプロパガンダみたいな要素はなく、
政治的にうんちゃらかんちゃらもありませんので、
安心してご賞味あれ。
いやいやそうじゃないんだ、
自衛隊を『正義』みたく書くこと自体がプロパガンダなんだ、
キュ-ジョ-さえありゃ鉄砲なんかいらないんだ。
そういう方のご意見も、当然尊重いたします。
いたしますが、たかがアニメのことでもありますし、
ここは穏便に収めてやってくださいまし。
逃げんのかゴラァ、とか文句いわれましても、
そのあたり拙の愚考するところは、
レビュータイトルに全て込めさせていただいておりますです、はい。
名無し さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
最初はアニメとかあんま見てなかった頃に、2回目は就活で苦しかった頃に、そして数多のアニメを見た後にと、3回みた結果、ずっとおもしろい!オタクすぎなくて、すごく見やすいです。
昨今の異世界系アニメは「死にましたー」→「可哀想なんで、最強パワー付けて他の世界でよろしくやってよ」みたいなのが多くて、生前(いわば前世)なんて辛いこといっぱいでどうでも良いよねっていう、陰キャ思考の作品が多く、異世界に行ったら行ったっきりで、行き来するなんてのはほぼ無いんですよ。これは陽の性質を持つジャンプアニメや、MARVEL作品と対になってますね。ですが、この作品は前向きな気持ちで異世界に行って、前向きな気持ちで村人を助け、前向きな気持ちで国まで救います。そして前向きな気持ちになります。現地人との戦争のとことか、ニッポン!ニッポン!って感じです。あとは、Fateオマージュ?要素?が若干あり、それも良いですね。
風の澪 さんの感想・評価
3.8
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
私が感じた作品の魅力としては3つ
①キャラクターの個性
②ファンタジー世界における自衛隊の活躍
③異世界と各国の思惑
アニメでは①が前面に押し出され、次に②で世界観を現実に近づけ、その裏に③が存在することでストーリに厚みが増し、ただのキャラクターアニメではないところが面白かったです
伊丹はかなり出来過ぎなキャラクターなんですけど、そこを他の要素でうまくオブラートに包みこんでいる感じで、最後まで楽しめる演出をしています
で、アニメが面白かったので小説を読んでみたのですが。。。
1巻で断念しました
アニメを見た時の魅力が無くなっているというか、②の魅力が前面に押し出されているというか
(1巻だけかもしれないですけど)
原作1巻を読んだ印象としては、アニメスタッフはかなり頑張って原作を崩さずにそれでいて多くの人が作品に入りやすい演出してるなぁと思いました
なっぱ𖧷𓈒𓂂 さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
〚自衛隊×異世界〛という物珍しさに惹かれて初鑑賞。
5話くらいまでは入り込めなくてボーッと観てました。
主要キャラが出揃うまでは正直つまらなくて((ボソッ…
だけどそこからは面白くなってきて24話を一気見で
あっという間に終わってしまいました!
まず主人公である伊丹さんのcvが馴染みのある
声優さんだからスっと入ってきて良かったですね。
{netabare}そして異世界で基本的に3人の女の子、
テュカとレレイとロゥリィに囲まれていますが
伊丹さんの対応がオタクの割にあっさりしているので
ハーレムものが苦手な私でも楽しめました( •ᴗ• و(و"
デレデレとか無駄なエロがないのが高得点!{/netabare}
また女の子たちがみんな可愛かったです♡
見た目と性格も一致していたので
観ていて違和感もなくイライラすることもなく、
特に伊丹の部下(?)の女の子2人が好き!
ロゥリィは初め受け入れ難い声と性格でしたが
回を追うごとにロゥリィの事が分かり出してからは
その声と性格もむしろ好きになっていました。
ここまでほぼキャラの事しか言ってないけど、
もちろん物語も大雑把に言えば面白かったです。
面白かったんだけど惜しいなーって。
もう少し残虐さとハートフルのバランスが
とれてたらもっといい作品になってたんだろうな。
日本人が日本の自衛隊すごいよっていう話を
作ってるのかと思うとこそばゆくなりますねw
{netabare}せめて敵となる相手を
異世界側のみにしてリアル海外を出さなければ
複雑な気持ちにならずにいられたのにな〜。{/netabare}
【気になった点】{netabare}
◇ジャーナリストの発言が胸糞悪くてたまらない。
◇テュカの伊丹に対する「お父さん」呼びが
仇を打っても最後まで続いたのが気持ち悪かった。
◇自衛隊員達があくまでも「守る」というスタイルを
貫き通していたにも関わらず終盤の逃げる際の行動は
武力的にあまりにも一方的で残虐に見えてしまった。
◇なぜ敵にリアル他国を登場させたのか。
◇異世界側の名前長すぎて単純に覚えられなかった。
{/netabare}
個人的には好きな作品ですが、
人によっては不快感を与えられるかもしれないので
堂々とはオススメできないのが残念です。
私は好きですよ!!!私は!!!w
カモミール さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
あおむし さんの感想・評価
3.8
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
かつくん さんの感想・評価
3.7
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
自衛隊の人道的をを貫く姿勢に誇らしさを感じました
異世界転生物よりファンタジーとリアルが交差する方が
楽しく思えたので評価したいです
{もっと評価されるべき}
あと さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
異世界アニメとして黎明期に作られた作品であり、その分もあって出来もとても良かったですね。面白かったです。今の時代にこのアニメが作られていたらこうはならなかったんだろうなとも感じました。アニメ自体は主人公が怠惰な超善人でお人好しという性格ながら有能であり、主人公を信じればなんとかなる、という展開が多くやりすぎかな、となりつつも様々な冒険を経ていく群像劇のような構成が良かったですね。現実的な視点や政治的に考えるとこれはどうなんだろう?みたいなところもあったりはしたのですがそこはフィクションですし面白くなっているので特に不満は無いですね、出てくる女の子たちも可愛かったです。そしてOPがとても熱い。このOPに圧倒されてしまいました。このアニメの価値を高めている要因だとも思います。もう少し深く見てみたり、設定を深く知りたかったところもあって、原作を知っている方ならわかりそうな所もあり中々興味深かったです。異世界ファンタジー作品として戦争やアクション面での作画や葛藤も面白かったです。とても素晴らしい作品でした。
ダビデ さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
漫画で読んだ方が面白い作品。
設定やプロットは愉しいのですが、現実的側面のフィクションの部分の描写から、ちょっとサメがちな面があって残念。
Lucy1206 さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
原作見ず、1.2期を見た感想として…
どういった視点で見るかで印象変わりそう。
良くある異世界物の感覚で見ると自衛隊側が圧倒しすぎて物足りないかも。
外交、政治etc といった側面を踏まえて見ると、
自分はすごく楽しく一気見しました。
残念?ポイント
政治的、外向的な側面をもっと詳細に描いて欲しかった。
自衛隊が敵国であれ人間をとくに躊躇なく〇害するところに違和感
ゲートの謎には触れられたものの今後のストーリーとの関連性が弱い
ただ残念ポイントをもっと深堀させると人を選ぶ作品で全体評価は落ちそう…w
原作見てないのですが続作あれば是非とも視聴したいですね
ヘラチオ さんの感想・評価
4.0
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
リアタイ視聴時は1話だけ見てあとは夜中まで起きているのがしんどくて断念しており、対して面白くもないんだろうと思っていた。
アマゾンプライムに追加されていたのを発見して、以前友人がお勧めだと言っていたことを思い出して再視聴。
異世界から敵が襲ってきて日本人が拉致されてしまう。
そこで自衛隊。乗り込んでいく。
憲法上では軍隊ではないけれど、世界的に見ても屈指の軍事力を誇る自衛隊の強さを見せつけていく。
{netabare}凶悪な強さを誇るドラゴンを銃火器で倒すという純粋な文明力の強さ。普通異世界は強力な魔法で倒すよな。魔法より銃が強い!!{/netabare}
自衛隊だけどリーダーシップを発揮する伊丹が中心人物としてモテモテ。エルフやら魔法使いやら巫女?みたいな人たちを仲間に。
思っていたよりは面白かったなあという感想。2期がますます面白くなる。
OP
GATE〜それは暁のように〜 歌 岸田教団&THE明星ロケッツ
ED
ぷりずむコミュニケート 歌 テュカ&レレイ&ロゥリィ(金元寿子&東山奈央&種田梨沙)
本作で初めて岸田教団&THE明星ロケッツというグループを知った。名前だけ見て怪しげな団体かと思ってしまったんだけど、ボーカルの歌声とかロックなメロディは割と好きかな。この作品以降もちょくちょく活躍しているし、やはり実力あるのだろう。
以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
8月某日 東京。いつもと変わらないはずだったその日。東京・銀座に異世界への「門(ゲート)」が忽然と現われた。門から続々となだれ込んでくるモンスターの軍勢を撃退した陸上自衛隊は、門の向こう側の「特地」に進出。現地住民との接触を開始する。第三偵察隊を率いるオタク自衛官・伊丹二等陸尉は、「特地」を探索中に巨大な炎龍が集落を襲う場面に遭遇。生き残ったエルフの美少女を助けたことで、異世界の住民たちと交流を深めていく――。モンスターとの戦闘や現地住民との交流を通して、伊丹は「異世界」とどう向き合っていくのか。超スケールエンタメファンタジーの門(ゲート)が、今、開かれる!
1. 自衛隊、異世界へ行く
8月某日午前11時50分。東京・銀座に、突如として石造りの『門(ゲート)』が出現。門からはオークやトロール、ゴブリン、ワイバーンなど、異世界のモンスターの軍勢が続々とわき出し、見境無く通行人に襲い掛かった。この事態を収拾させた自衛隊は、ゲートの向こう側「特地」へ現地調査のために赴くことになる。銀座で多くの人を救い昇進したオタク自衛官の伊丹二等陸尉も、先陣を切って乗り込むことになった。戦闘車両で門に飛び込む自衛官たち。門の向こうで彼らを待ち受けていたのは。
2. 二つの軍勢
特地を調査するため門をくぐり抜けた自衛隊。その目前には「特地」の大軍勢が集結していた。猛攻撃をかける「特地」の軍勢を撃退した自衛隊は、異世界の住民と友好的な関係を結ぶため、深部情報偵察隊を編制。第三偵察隊を指揮することになった伊丹は、偵察中に集落を襲う炎龍を目撃するも、炎が収まったときには村は全滅していた。廃墟を調査していた伊丹たちが見つけたものは──。
3. 炎龍
炎龍に襲われた集落の調査中、井戸の中から金髪の美少女エルフを発見した伊丹たち第三偵察隊。次に到着した村で村長に炎龍のことを伝えると、彼らは襲われることを恐れ、村を捨てて避難することになった。第三偵察隊は避難民を先導し、安全な場所まで送り届ける。その中で、エルフの少女「テュカ」、コダ村の魔導師「レレイ」、暗黒の神エムロイの使徒「ロゥリィ」など、異世界の住民との関わりを深めていく。
4. 見知らぬ地へ
伊丹たち第三偵察隊がアルヌスに連れ帰った避難民は、自衛隊の基地付近に作られた避難民キャンプで生活を始める。彼らは初めて触れる日本の文化に驚きを隠せないが、食事や入浴でひとときの安らぎを得る。テュカとロゥリィ、レレイの3人も浴場で出会い、お互いの境遇を知り仲を深めていった。
5. イタリカ攻防戦
イタリカの街を目指すテュカ、レレイ、ロゥリィの3人と伊丹たち第三偵察隊。街を目前にした彼らが見たのは、空に立ちのぼる黒煙だった。そこでは「帝国」の皇女ピニャが住民を指揮し、アルヌスから潰走し盗賊と化した諸王国軍の残党と戦っていた。
6. 戦女神の騎行
イタリカの街で盗賊との戦闘に参加することになった第三偵察隊。だが盗賊が攻め込んできたのは伊丹達が守る南門ではなく東門だった。門を突破され、出せる兵も尽き、茫然自失となるピニャ。市内の蹂躙も時間の問題と思われたが、自衛隊の戦闘団が空からやってきた。到着するやいなや対戦車ミサイルにロケット弾、20ミリ砲という圧倒的な火力で地上を制圧。ハルバートを振り回すロゥリィも加わり形勢は一気に逆転した。あっという間に全滅する盗賊を見たピニャは、あまりに強大な自衛隊の力に戦慄する──。
7. 皇女の決断
イタリカからアルヌスの丘へと戻る途中、帝国の薔薇騎士団に捕まってしまった伊丹。往来の無事を約束した協定に違反する形となり、それを口実に戦争を仕掛けられる心配をするピニャだったが、当の伊丹はウサ耳や猫耳のメイドに囲まれまんざらでもない様子。助けに来た第三偵察隊の面々も丁重に扱われ、和気あいあいと談笑、メイド達と「異文化交流」を楽しむのだった。
8. 門の向こうのニホン
国会の参考人招致に応じるため、テュカ、レレイ、ロゥリィの3人を連れ、富田、栗林と共にクリスマス間近の日本へと戻って来た伊丹。そこには「ニホン」という交渉相手を深く知るために付いて来たピニャの姿もあった。買い物や食事の後、伊丹と3人娘は国会へ向かい・・・。
9. 箱根山中夜戦
姿を見せない“敵”からテュカとレレイ、ロゥリィ達を守るため、伊丹が訪れた先は元嫁である梨紗のアパートだった。翌日、梨紗はレレイ達を引き連れ買い物を楽しみ、ピニャとボーゼスは富田と共に図書館へと向かう。ひとり別行動を取った伊丹は嘉納防衛・特地問題対策大臣に会い、当初の予定通り箱根の温泉宿・山海楼閣に行くよう命令を受けた。
10. 絶望と希望
政治的判断により伊丹達の警護を中止せざるを得なくなった自衛隊特殊作戦群。姿を現した“敵”は大国3カ国の工作員だった。その前に立ちはだかるのはハルバートを構えたロゥリィ。 人ならざる戦闘力を誇るロゥリィは、三陣営を相手に大立ち回りを見せる。
11. 来訪者
日本と帝国が開戦して5ヵ月。アルヌスではゲートを介して人的、物的交流が盛んになり、基地の周囲には現地人の街が形成されつつあった。一方、日本との圧倒的な国力の差を知り講和への強い決意をもった帝国皇女ピニャは、帝国内で発言力を持つ人物達と水面下の交渉を進める。
12. 伊丹なら
故郷の村を襲った炎龍を退治してもらおうと、噂に聞いた【緑の人】を頼ってアルヌスにやってきたダークエルフのヤオ。ヤオはアルヌスの空を飛ぶ2機のファントムを見て【緑の人】──自衛隊の力を確信するが、街で見かける自衛官は言葉が通じず、依頼ができずにいた。
あ~にゃ さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
ストーリーは自衛隊が異世界転生みたいな感じです。
個人的に自衛隊(というより戦争)はあまり好きではないので、それが活躍する話というのは好感が持てなかったのですが、それを除いたキャラクター達はとても個性的でストーリーも良いと思いました。
ロゥリィとピニャはとっても可愛いです!
ただ、モブキャラはけっこう簡単にどんどん死んでいくので苦手な人は見ないほうが良いかも。
本当の戦争だったらそうなのかもしれませんが、敵だったら容赦なく殺していく姿にちょっと引きました。
RFC さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
8bit さんの感想・評価
2.7
物語 : 2.5
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 1.5
状態:途中で断念した
設定が面白そうだったので視聴したが…
あぁやっぱりダメだ、投稿サイト系の書き物は。
記号的なキャラしかいない。人間ではない。
てんてん さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
天地人Ⅱ さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
カミタマン さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
2022/01/23 投稿
まず,タイトルが微妙なのです
「GATE(ゲート) 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり」
もう今更長さについてはあえて触れないとして・・・(まあ実際それほどは長くないですし)
でも・・・正直に言って読み方がよく分かりません・・・
GATEの方は丁寧に読み方が付いているけど,
「斯く」の方です(語彙力・・・というか漢字力?^^;)
まあなんとなく文脈的に「かく」かな?と読んでいたのですが微妙に自信なしw 「しばらく」もこんな字だったような(暫くでしたw)この文章を書くに当たって調べたら「かく」で当たってました。「しばらく」だったらかなりコメディー方向に振ったタイトルでそれはそれで良かったとは思うのですが・・・
とにかく,このタイトルで「なんて読むんだ?」なんて言っている自分のようなちょっと教養の無い輩にはこの時点で敷居が高かったりするのです。
なかなか人を選ぶタイトルです!!
しかもアニコレでは,評価が割と分かれているようなので気になります。
自分はどっち?たぶん,ダメなほうかな?w
とりあえず,見始めると随所に強烈な違和感を覚える(後述)のですが面白い!!
話のテンポや,次回が気になるような構成の力でしょうか?自分は割とチョロくどんどん話に引き込まれてしまいました。
キャラクターもなかなかに魅力的に感じました。
ハーレム構成員の女の子もですが
それ以上に,柳田(メガネの人)とか菅原(外務省の人)などがけっこういいと思いました。変な意味じゃ無く(笑)
20話の{netabare}シェリー救出とか24話のピニャ救出などはウルウル{/netabare}しちゃいました。
20話見終わった後などは,「あと4話で終わるの寂しいなぁ~」といった心境になっていました。
かなり,のめり込んで楽しめた作品だったと思います。
しかしこの作品,常に強い違和感を感じさせ,問題提起してきます。
まず1話冒頭
銀座に門が現れ,オーク,ゴブリン,コボルド,ドラゴンライダー,その他騎士などが攻め込んで来ます。指揮官がいてある程度陣形なども取っていることから明らかに軍事的な進行(侵攻?進攻?どれが正しいんだ?)と捉えられると思います。
そしてその中で,事件に巻き込まれた33才オタクの主人公が警官に襲いかかろうとした異世界の兵士の胸を剣で刺します。(ここはせめて民間人を助けるためにしてくれれば印象はちょっとは違ったかも・・・)
その後,銀座に到着した自衛隊によって,攻めてきた,オーク,ゴブリン,コボルド,ドラゴンライダー,その他騎士などは退けられ一応事件は収束します。
後に日本政府は門の向こう側を特別地域(特地)として日本国内と考え自衛隊を派遣します。自衛隊は門の向こう側のアルヌスの丘に陣を張り,現地の軍隊と交戦します。
2話の会話で成された内容によると,銀座とアルヌスの戦闘での異世界側の犠牲者は12万人と言われています。
12万人ってどの位か調べてみると
東日本大震災 約2万
新型コロナウィルス感染症 日本国内約2万
日清戦争の日清両国の総犠牲者(病死も含めて)約4万人
長崎の原爆 約7万4千人
関東大震災 約11万
広島の原爆 約14万人
日露戦争 日本軍約9万 ロシア軍約8万
こうやって並べてみると,関東大震災と広島の原爆の間です。
自衛隊が銀座とアルヌスの丘で殺した異世界人の数です。
とりあえず,日本国憲法の条文を貼っておきます。
第九条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
② 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
戦争で勝った連合国軍は日本に再び戦争を起こさせないよう,このような憲法を作らせ軍隊も解体させました。
ところが冷戦が激しくなるとアメリカは日本に軍事的組織が必要であると考えるようになっていきました。なんせ日本の近隣にはソ連,中国,北朝鮮と日本の脅威になりかねない国々がひしめいています。敗戦国とは言え有力国である日本は西側陣営として守りたい。在日米軍のみではアメリカの負担も大きい。
そこで警察予備隊を経て自衛隊が設立されました。
日本に軍事的な組織を設立するに当たって,ネックとなるのが9条の②の条文です。
ここの解釈が,自衛隊の性格を決定づけることになるのですが。
②の条文には前提として「前項の目的を達するため」という文言があります。前項の目的とは①の「国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」の部分に当たると考えられます。したがって国際紛争を解決する手段としてでなければ軍事力の保持は可能という解釈が成り立ちます。
では,具体的にどのようなケースか?
日本国憲法は国民に基本的人権を保障しています。
つまり日本国の政府は日本国民の基本的人権を守る義務を負っているという事になります。つまりは日本国民の生命や・安全・自由・財産などが脅かされた場合には守らなければならないという事です。そのための,つまり自衛のための最低限度の戦力の保持は可能であると。※ここら辺の解釈については諸説有ります。
そんなわけで,自衛隊法という法律を作り自衛隊を作りました。
以下自衛隊法から自衛隊の任務に関する部分引用
第一章 総則
第三条 自衛隊は、我が国の平和と独立を守り、国の安全を保つため、直接侵略及び間接侵略に対し我が国を防衛することを主たる任務とし、必要に応じ、公共の秩序の維持に当たるものとする。
2 自衛隊は、前項に規定するもののほか、同項の主たる任務の遂行に支障を生じない限度において、かつ、武力による威嚇又は武力の行使に当たらない範囲において、次に掲げる活動であつて、別に法律で定めるところにより自衛隊が実施することとされるものを行うことを任務とする。
一 我が国周辺の地域における我が国の平和及び安全に重要な影響を与える事態に対応して行う我が国の平和及び安全の確保に資する活動
二 国際連合を中心とした国際平和のための取組への寄与その他の国際協力の推進を通じて我が国を含む国際社会の平和及び安全の維持に資する活動
3 陸上自衛隊は主として陸において、海上自衛隊は主として海において、航空自衛隊は主として空においてそれぞれ行動することを任務とする。
銀座への出動は「我が国の平和と独立を守り、国の安全を保つため、直接侵略及び間接侵略に対し我が国を防衛すること」を目的とした出動と捉えていいかと思います。
とはいえ,敵側死者数6万という数は,国内世論的には相当数の異論が噴出する可能性もあり得ます。
一方,特地への自衛隊派遣については,特地を日本国内と考え派遣したという設定ですがこれにはかなり無理があるように思います。まあ門を介して日本に隣接はしているのですが,とりあえず領有に関しては,どこの国も領有していないのであれば言った者勝ちと言った側面もあるのですが,国際的に認められるには他国政府から承認される必要もあります。領有を一方的に宣言し自衛隊を派遣するのは,門のこちら側での紛争の火種になりかねません。
やるなら,自衛隊法第3条2の一 我が国周辺の地域における我が国の平和及び安全に重要な影響を与える事態に対応して行う我が国の平和及び安全の確保に資する活動としての派遣が適切でしょう。門周辺の警備に当たる的な?でもなぁ~でも相手側が攻めてきて6万の死者が出ちゃうんだから・・・
邦人救助の名目では?いやこれも自衛隊法上無理か
以下引用
(在外邦人等の保護措置)
第八十四条の三 防衛大臣は、外務大臣から外国における緊急事態に際して生命又は身体に危害が加えられるおそれがある邦人の警護、救出その他の当該邦人の生命又は身体の保護のための措置(輸送を含む。以下「保護措置」という。)を行うことの依頼があつた場合において、外務大臣と協議し、次の各号のいずれにも該当すると認めるときは、内閣総理大臣の承認を得て、部隊等に当該保護措置を行わせることができる。
一 当該外国の領域の当該保護措置を行う場所において、当該外国の権限ある当局が現に公共の安全と秩序の維持に当たつており、かつ、戦闘行為(国際的な武力紛争の一環として行われる人を殺傷し又は物を破壊する行為をいう。第九十五条の二第一項において同じ。)が行われることがないと認められること。
二 自衛隊が当該保護措置(武器の使用を含む。)を行うことについて、当該外国(国際連合の総会又は安全保障理事会の決議に従つて当該外国において施政を行う機関がある場合にあつては、当該機関)の同意があること。
三 予想される危険に対応して当該保護措置をできる限り円滑かつ安全に行うための部隊等と第一号に規定する当該外国の権限ある当局との間の連携及び協力が確保されると見込まれること。
一~三まで全て当てはまらないですね。
ここで気がついたのですが,このアニメの放映時期2015年って集団的自衛権に関するいわゆる「解釈改憲」なるモノが行われたりして,自衛隊を巡る状況が大きく変わった年でもあります。
それを踏まえると,おそらく作中でも解釈改憲が行われ,自衛隊を特地に派遣することを可能にしたとみるのが妥当という気がします。
つまり,安易に解釈改憲を重ねれば自衛隊が大量虐殺を行う未来もあり得ると言うメッセージと受け取ることもできるのでは無いでしょうか?というかそう思いたいw
この作品を見ていると楽しいのですが,「自衛隊とは斯くあるべきなのか?」との思いがチラチラ頭をよぎります。
有るランク付けでは自衛隊の軍事力は世界第5位だとか,予算的には世界第9位だとか実はGATE同様かなりの実力を持つ軍事的な組織だったりします。しかも,憲法上は曖昧な存在のまま・・・
一方で,銀座とは言わないまでも,北方領土や竹島は占領されたまま。尖閣諸島は中国の船舶が頻繁にやって来て,北朝鮮は日本海にミサイルをたびたび発射。日本周辺をロシアと中国の海軍が隊列を作って航行・・・「正義と秩序を基調とする国際平和」は大丈夫か?
憲法第9条は守るべき?改正すべき? 解釈改憲って有り?とりあえず玉虫色で触れない?どれが一番いいのだろうか?
そして作中では重ねて,自衛隊による大量殺戮が行われます。
そして,それを割と好意的に描いています。
なかなかの,問題提起ですね!
この作品を見て,自分は改めて自衛隊について考えたり調べてみたりしました。そういった問題提起的な側面からもこの作品の価値は高いように思います。
そして,自分に対しての違和感
この作品で自衛隊が人間を大量に殺すことには違和感があったのですが
ゴブリンやオーク,ジャイアントオーガなどなどイメージがモンスター寄りの一部のデミヒューマンが殺されることには全く抵抗を感じませんでした。
人間の指揮する軍勢を構成していると言うことは,知性を持ち言葉を理解する種族と捉えていいと思います。つまりは,人種的な違いですよね?
なのに人間以外の殺戮に違和感をもたない自分,おそらく人種差別の出発点はそこなのでは無いでしょうか?
ところで登場人物の名前で栗林ってふと気になりました。
栗林中将って聞いたことあるような・・・栗林忠道陸軍大将,硫黄島の指揮官だった人物でした。作中の栗林みたいなキャラに名前使っちゃっていいのだろうか?というか大日本帝国の軍人を連想させるような名字は極力避けるのが無難だったように思います。
ちなみに他の自衛隊関係のキャラクター何人か(全員じゃ無いですよ)検索してみたら検索したキャラの名字全て大日本帝国陸軍の人物に該当者有りでした,まあ珍しい名字とかでは無いので偶然かも知れませんが・・・
主人公の伊丹に関しては自衛隊法を眺めていて気がついたのですが,
最後の附則に方面総監部の所在地等が一覧表が記載されていて,
方面総監部所在地は札幌市,仙台市,東京都,伊丹市,熊本市となっていました。この中で最も名字として捉えやすく地名のイメージが薄いのは伊丹ですよね?
まとめると,予想に反してミリオタでもハーレム好きでも無い自分が見ても,すごく楽しめました。娯楽作品としてかなりお勧めです。
一方で自衛隊に関して,問題提起をしていてそういった意味でも存在価値が高いと思います。
ただし,短絡的に自衛隊による大量虐殺アニメと受け取られかねない恐れもあるので,国外への展開は控た方が無難な作品と言えるかと思います。
恐れ入りますが,法解釈等の論争はご容赦下さい。
事実誤認などのご指摘はアニコレのメールでしていただければ,こっそりと訂正させていただきます^^;
sukasuka さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
自衛隊+異世界ってことで、まぁロクなもんじゃないと今までずっとスルー。
たまたまYouTubeでオススメ一覧に上がっていたPVをクリック。
これ案外面白いんじゃねと思いネトフリで視聴したらドハマリした。
勢いついでに、ヤフオクにあったBD全巻セットを3万円弱で購入。
まだまだお宝アニメがあることを今回も大いに思い知らされた次第。
バニラコーク さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
人が沢山死ぬ。
特に最初の方に主人公がナイフで異世界人を、、、
基本的にはこういった内容には抵抗がありますし
許容出来ない部分もあるのですが
と、前置きした上で
ヒロイン達が素晴らしい。
弾着!とか5、4、3、2、ひと、今!とか
なんだかワクワクしてしまって。
正直、男心をくすぐられてしまいます。
賛否両論あるでしょうが
娯楽作品と割りきって楽しむのであれば
物凄く満足です。
ちあき さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
ミリタリーものだと思っていたけど、実は異世界ファンタンジー。騙されました。良い意味で。
公式サイトには「異世界×自衛隊」と書いてあるので、ネタバレではないんでしょうが、私みたいにタイトルだけで判断して人にとっては、かなりインパクトのある作品だったのではないでしょうか。
そんなわけで、ツカミはばっちりでした。そのままの勢いで話も進んでいき、面白かったです。
ただ、中盤を過ぎたあたりから、徐々に失速気味だったでしょうか。その失速していったままゴール(ラスト)って感じです。
一応区切りはついていましたが、ラストもなんだか中途半端な感じが否めないのです。(原作はもうちょい先があるみたいですね……)
take_0(ゼロ) さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
タイトルのとおり、観る人が見れば卒倒しそうな内容でしょうねぇ。
私としては「エンターテインメント作品として」楽しんで視聴できました。
もちろん、たくさんの人の生死が描かれており、ある意味の加害側として「自衛隊」が描かれているので「ヒャッハー楽しい~」って事ではないのですが、エンタメと不快の間っていうのは人それぞれですし、まったく人の生死を描かない作品ばっかの世の中も変でしょ、というのが私の考えです。
不快な人は観なければ良いだけ、強制はしませんし。
(とは言え、絶対に許容できない、してはいけないというレベルの表現も世の中にはあるでしょう、という事も踏まえておきたい事です)
個人的には、総じて自衛隊という職業に対しては敬意を持っている方の人間だと思っているのですがね。
さて、物語の内容としては、
異世界系戦国自衛隊+異文化交流ってところでしょうか(交流には遺憾ながら戦いも含む)です。
なかなかに異色な異世界ものという事で大変興味深かったです。
現代の日本と中世ファンタジーレベルの異世界がつながってしまう・・・。
そこに対して、争いながらも、日本国、自衛隊らしいアプローチでの対応を重ねていくという・・・。
まぁ、やはり戦闘シーンについては、私とて「むむっ」と思っちゃったりしないことは無いのですが「事にあたっては・・・」という事もありましょうし、自国民またはその保護下にある人々を守るためには、やる時にはやってほしい訳で・・・。
話が進むうちに外交交渉的な話も進んで行くにつれまた一段話が面白くなってきました。
シンゴジラ的と言いますか、政治部門のお話も描かれ「ほーん、なるほどねぇ、そういう話になるんか」と。
そしてファンタジー部門ではやはり多彩なキャラクターが光りましたね。
どのキャラクターもなかなかにキャラ立ちがしていて楽しかったです。
そして、そのキャラクター達との自衛官、日本人との交流もなかなかに楽しかったです。
それと、OP/EDともに私は好きになりました。
多少、POP過ぎてイメージに合わないのかな、とも思いましたが曲としてはよかったです。
異世界ものとしては、異色な作りかもしれませんが、割と全体的にきっちりと作ってある印象がありました。
もちろんフィクション故のテキトーなところはあったかと思いますが、そういうところが目立たなかったのはお手柄だと思います。
ぜひ観てみる価値はあると思うのですが、
やはり自衛隊が人を殺めるシーンが多くある点が、許容できるかどうかが一つの壁になるかもしれませんねぇ。
自衛隊というだけでアレルギーがある人には無理でしょう。
でも、やはりいろいろな問題、要素を含んだ作品は観る価値のある作品と私は評価したい。
エンタメとしてとらえるも良し、問題作と捉えるも良し、です。
2021.10再視聴。
細かいところを言えばガバガバなところはあるのでしょうけれど、やっぱり物語として面白かったです。
私的には再視聴に耐えうる作品と言う扱いです。
自衛隊が「敵」を殺めるシーンには確かに「!?」と思うのですが、「敵」に対して躊躇したり、ブレたりすることが自身や仲間、あるいは助けるべき人の命に直結するとしたら、やはりやむを得ないと私は思うのです。
「やる気の敵」と相対して「話せばわかる」は私としてはナンセンスだと・・・、おおぅ、またいらぬことを書いてしまいました。
ガバなところはあるにしても、日本国の矜持とするところ、守るべきルールはクソ真面目に守ろうとする姿勢が描かれている所も好きでしたね。
ま、この点も言いたいことがある方は多々おられるでしょうが、私は好きだ、という事で。
ちょっと厳しい事を書いてしまいましたが、私はやはり異文化、異世界と交流して仲間をつくっていく作品が好きなようです。
そういう点では、戦った相手国の人間と交流したり、全然レベルの違う文明、文化の人たちを仲間にしていくこの作品は好きな作品でした。
セシウス さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
原作は元自衛官が書いた小説だそうですが、未読です。2期24話見ての感想です。
ファンタジー世界と現実の銀座をつなぐ門が出現して、異世界人が大軍で剣と弓矢を持って襲撃してきたため自衛隊が撃退、門を占拠して異世界人と交渉しながら異世界の開拓を図る、というお話です。
自衛隊の描写は細かくてリアルです。また日本政府や諸外国に関する描写もちゃんとしていて「自分たちで勝手に想像して」ではないところに好感が持てます。
物語の構成が上手く、続きがとても気になります。各キャラクターの描写も良かったと思います。主人公の中堅自衛官は実はオタク趣味で、同好の士である後輩とファンタジー世界に関する豊富な知識を披露して、部下の女性自衛官に眉をひそめられるあたりはお約束ですが好きです(笑
とここまで賞賛しましたが、この作品が絶賛されていない理由と思われるポイントをいくつか。
話にいくつか粗があります。フィクションですから細かい話は別に気にしなくて良いのですがかなり根本的なポイントに粗を感じました。
まず最大のキーである「ゲート」についての違和感です。{netabare}第1話でゲートが出現したと同時に異世界軍が侵攻してきたので、ゲートは異世界人が作ったものだと思ったのですが、後に自然発生・自然消滅するものであることが示唆されます。自然発生する門の前に大量の武装した兵士を準備していると考えると無理があります。{/netabare}
次に異世界人の戦い方です。{netabare}基本的に剣と弓でしか戦いません。従って重火器で武装した自衛隊に一方的に殺戮されます。魔法使えば良いのに…ヘリなんて風魔法一撃で落とせるでしょ…{/netabare}
あと戦争とはいえ何の罪悪感もなく異世界人を殺しすぎです。確かに魔法など未知の力を持つ相手ですから殺らなきゃ殺られるで仕方ないとは思いますが、自衛官たちはメンタルを病むわけでもなくキャンプ地で楽しそうなのがちょっと背筋が寒くなりました。
作画は良好だと思いますが右肩下がりの印象です。序盤は本当に綺麗に感じますが、2クール目あたりから微妙に感じるシーンが増えてきます。
音楽は良いです。OP・EDともあまりスキップしませんでした。
シン・ゴジラと同じようなノリで楽しめる作品です。ただシン・ゴジラほどのメッセージ性は感じません。すごく面白かったけど2回は見ない、という感じの作品でした。
颯沙 さんの感想・評価
2.6
物語 : 2.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 2.0
状態:観終わった
ひろぞう さんの感想・評価
3.8
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
GATE(ゲート) 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えりのレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。
あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら。
GATE(ゲート) 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えりのレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら
こちらのフォーム よりお問い合わせください。
異世界戦争勃発!陸上自衛隊員達の運命は――?20XX年、突如として東京銀座に「異世界への門(ゲート)」が開かれた。中からあふれ出た「異世界」の軍勢と怪異達。陸上自衛隊はこれを撃退し、門の向こう側『特地』へと調査に赴く。第三偵察隊の指揮を任されたオタク自衛官の伊丹耀司二等陸尉は、巨大な炎龍に襲われる村人たちを助けたことで、エルフや魔導師、亜神ら異世界の美少女達と奇妙な交流を持つことになるが……(TVアニメ動画『GATE(ゲート) 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり』のwikipedia・公式サイト等参照)
諏訪部順一、金元寿子、東山奈央、種田梨沙、戸松遥、日笠陽子、内田真礼、安元洋貴、石川界人
原作:柳内たくみ(アルファポリス刊)
監督:京極尚彦、シリーズ構成:浦畑達彦、キャラクターデザイン・総作画監督:中井準、サブデザイン:細越裕治、ミリタリー監修:鈴木貴昭/金子賢一、銃器設定/銃器・兵器作画監督:青木悠、アクション・エフェクト作画監督:松本顕吾、色彩設計:茂木孝浩、美術監督:高橋麻穂、音響監督:長崎行男、音楽:藤澤慶昌
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2016年冬アニメ
異世界戦争勃発!陸上自衛隊員達の運命は――? 20XX年、突如として東京銀座に「異世界への門(ゲート)」が開かれた。中からあふれ出た「異世界」の軍勢と怪異達。陸上自衛隊はこれを撃退し、門の向こう側『特地』へと調査に赴く。第三偵察隊の指揮を任されたオタク自衛官の伊丹耀司二等陸尉は、巨大な炎...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2004年秋アニメ
西暦200X年の6月。日米新ガイドラインの下で海上自衛隊の自衛艦隊が海外派遣でエクアドルへ向かう途中、その中の最新鋭イージス艦みらいがミッドウェー沖合で突如嵐に巻き込まれ落雷を受ける。 その直後からレーダーからの僚艦喪失や故障していないにも関わらず衛星通信が不能になったり、雪が降る...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2006年冬アニメ
ジェット戦闘機のパイロットになりたかった内田一宏は航空自衛隊に入隊。だが自分の希望とは裏腹にパイロット養成の選考過程でヘリコプターの操縦士になってしまう。同期の小坂隆が希望通りイーグルドライバー(F-15戦闘機のパイロット)になるなか、それでも気持ちに折り合いをつけて配属先の小松...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2018年春アニメ
「私は、君とソラを飛ぶ。」 甘粕ひそねは、航空自衛隊の岐阜基地に勤務を始めた新人だ。 素直すぎて無意識で他人を傷つけるのに疲れ、任期限定の自衛官を選んだのだ。 だが、運命の出逢いが彼女の人生を根底から変える。 基地に秘匿された戦闘機に擬態するドラゴンがひそねを選び...
ジャンル:アニメ映画
放送時期:1993年8月7日
一九九九年、PKFに参加した陸上自衛隊レイバー小隊が、東南アジア某国において全滅した--。それから数年後の東京。突如戦闘機F-61が横浜ベイブリッジを爆破したが、報道ではそれが自衛隊機であったと告げられた。民衆は自衛隊への不信感をつのらせていく。特車二課第二小隊の後藤隊長は、事件の背後...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2013年秋アニメ
異世界交易の切り札は『萌え』だった!? 高校中退状態の慎一が、セッパつまったあげくの就活で得たのは、ファンタジー世界で、おたく文化を伝導するという仕事!? ほとんど騙された形で連れて行かれた場所は、ドラゴンが宙を飛ぶ、まさに異世界だった! が、このあまりにも異常な状況と展開でも、生粋...
ジャンル:OVA
放送時期:1990年6月1日
暗黒皇帝ベルドに率いられたマーモ帝国軍と「至高神ファリス」を奉じる神聖王国ヴァリスを中心とする国々との戦い(英雄戦争)を背景として進む。アラニア王国出身の若き戦士パーンは、亡き父と同じ騎士になる夢を求めて仲間と共に冒険の旅を続けるうちに、英雄戦争の狭間で暗躍する「灰色の魔女」...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2019年冬アニメ
突如出現した謎の飛翔体、ザイ。それは、人類の航空戦力を圧倒した。彼らに対抗すべく開発されたのが、既存の機体に改造を施した「ドーター」と呼ばれる兵器。操るのは、「アニマ」という操縦機構。それは——少女の姿をしていた。鳴谷慧が出会ったのは真紅に輝く戦闘機、そしてそれを駆るアニマ・グ...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2016年冬アニメ
第三次流砂現象によりその一部が泥濘に沈んだ東京。復興作業用に作られた、 高出力・強化外骨格<ウィルウェア>を使った犯罪の増加に対処すべく、警察庁警備局は、 その吉祥寺分室に第五特別公安課第三機動強襲室第八係──通称<ダイハチ>を新設した。 様々な法的制約としがらみに縛られながら、 知恵...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2022年春アニメ
目覚めるとMMORPGで自身が使用していたゲームキャラの姿のまま、異世界に放り出されていた「アーク」。その姿は、見た目が鎧、中身が全身骨格という"骸骨騎士"であった。 ──正体がバレたら、モンスターと勘違いされて討伐対象になりかねない!? アークは目立たないよう傭兵として過ごすこ...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2015年夏アニメ
男子生徒5人、女子生徒1000人の学園を舞台に、女風呂を覗いた罪で、裏生徒会の手により懲罰棟に投獄された5人の学園生活を描くコメディ。
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2015年夏アニメ
時は2138年。 仮想現実の中を自由に遊ぶことのできる体感型ゲーム全盛の時代に一大ブームを巻き起こしたオンラインゲーム《ユグドラシル》は静かにサービス終了を迎えるはずだった。 しかし、終了時間を過ぎてもログアウトしないゲーム。突如として意思を持ち始めたNPCたち。ギルドの外には見...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2015年夏アニメ
思春期の少年少女のごく一部に発症する特殊能力。 人知れず能力を駆使し、順風満帆な学園生活を送る乙坂有宇。 そんな彼の前に突如現れる少女、友利奈緒。 彼女との出会いにより、暴かれる特殊能力者の宿命。 それは麻枝准が描く、青春を駆け巡る能力者たちの物語――。 麻枝准、Na-Ga、P....
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2015年夏アニメ
異世界戦争勃発!陸上自衛隊員達の運命は――?20XX年、突如として東京銀座に「異世界への門(ゲート)」が開かれた。中からあふれ出た「異世界」の軍勢と怪異達。陸上自衛隊はこれを撃退し、門の向こう側『特地』へと調査に赴く。第三偵察隊の指揮を任されたオタク自衛官の伊丹耀司二等陸尉は、巨大な炎...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2015年夏アニメ
「旭丘分校」の生徒はたった5人。学年も性格も違うけれど、お花見をしたり、川で遊んだり、いもほりをしたり、かまくらを作ったり・・・いつも一緒に春夏秋冬の変わりゆく田舎生活を楽しんでいます。穏やかで何気ないけれど、笑えて、ほろっとして、心があたたかくなる。そんなゆるやかでやさしい時...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2015年夏アニメ
学校に寝泊まりしちゃおうという学園生活部。シャベルを愛する(?)くるみ、皆をまとめるりーさん、おっとりした顧問のめぐ姉らに囲まれた丈槍ゆきの瞳に映る幸せな“日常”はしかし……!? 千葉サドル×海法紀光(ニトロプラス)の強力タッグが贈る注目作。
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2015年夏アニメ
容姿端麗!文武両道!誰もが羨む美妹(びもうと)には、ある秘密があった…。 妹に手厚いYJが新たな妹像の創出に挑む!新解釈・兄妹コメディ♥ 内弁慶の外美人!チグハグギャップな妹ライフ此処に開幕ッ!!!
ジャンル:アニメ映画
放送時期:2015年9月19日
監督 長井龍雪 脚本 岡田麿里 キャラクターデザイン 田中将賀 制作 A-1 Pictures 青春群像劇 第2弾 劇場版完全新作オリジナルアニメーション 幼い頃、何気なく発した言葉によって、家族がバラバラになってしまった少女・成瀬順。 そして突然現れた“玉子の妖精”に、二度と人を傷...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2015年夏アニメ
北海道某所に存在するファミリーレストラン「ワグナリア」。小鳥遊宗太がひょんなことからバイトとして働くことになったこの店は、個性的すぎる店員達ばかりが働くファミレスだった。そんな小鳥遊と店員達が元気に危険に活躍(!?)するファミレスバイトコメディー!!
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2015年夏アニメ
生まれつき赤い林檎のような美しい髪をもつ少女白雪は、生まれ育った国タンバルンの王子ラジにその珍しい髪の色を気に入られ、愛妾の座を用意される。拒否する形で髪を切り国を出た白雪は、辿り着いた隣国クラリネス王国の森でゼンと名乗る少年と出会う。追ってきたラジ王子から彼女を助けてくれた...