「響け! ユーフォニアム(TVアニメ動画)」

総合得点
91.0
感想・評価
2920
棚に入れた
12990
ランキング
34
★★★★★ 4.2 (2920)
物語
4.1
作画
4.4
声優
4.1
音楽
4.3
キャラ
4.1
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響け! ユーフォニアムの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

みどりーぬ さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

隣の芝生は青すぎたな…

歴代の彼女が全員吹奏楽経験者だったので(自慢じゃなくて、母体数が2なので勘弁してください。)
酸いも甘いも色々聞いてきましたが、起こりうる事象に触れすぎることなく、かといってソフト過ぎず、絶妙に描けていて素晴らしかったと思います。
作画もめちゃめちゃ良かったし、なんか甘酸っぱくて泣けてきました。
自分自身も部活はやってましたが、微妙な感じで終わってしまったので、全てを捧げる彼女たちの勇姿は輝かしく見えたし、羨ましくすらありました。
そういえば、なんだかんだ文句言い合ってたあの子達もアルバムでは笑ってた気がします。

投稿 : 2021/06/21
閲覧 : 25
サンキュー:

1

ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

これ、吹奏楽アニメではなく、吹奏楽「部」アニメなんだよね♪

(ユーフォ2を観るにあたって、評判も良かったし、より楽しみたいから1期を再視聴しましたw)

ストーリーの総括は2期のレビューに書きます。

主人公の久美子。部活は真面目にやってたけど、全国目指すほどじゃない。県大会金賞のオケに乗っているだけに、上手いんだけどプロ目指すほどじゃないり。楽器も、ユーフォニアムというマイナーな低音楽器(失礼w)をなんとなく続けてきた。すごく中途半端な設定が逆に珍しい等身大の主人公。

【各話感想】
{netabare}
1話目
ひとつの結果であっても、目線の高さにより、感じ方は人それぞれ。そこそこ上手い部員が、あまり上手くない部に入部するという中途半端さは、意外と新鮮かも。

2話目
楽器選択の場面は笑った。シリアスだけによらず、わりとギャグ要素が入ってるのは良いね♪

3話目
部活内ギスギス。失礼ながら、吹奏楽部らしくなってきたw 麗奈とあすか先輩、格好良い!

4話目
1週間でここまで上手くなるほど、吹奏楽って甘い競技なのか? という誤解を受けそうだが、まあ、アニメだから可。

5話目
女子3人全員が貧乳(いや、普通ですよw)とか、良いね(笑) 麗奈が素敵過ぎるなw

6話目
宝石ネタ笑ったw 葉月回と同時に、初心者回であり低音回。3つの魅せ場をうまく一発で魅せましたね♪

7話目
シリアス、来たね。でも、「マドンナだって芋好きなの」とか、ポイントポイントで萌えや笑いを挟んでくるから重くなりすぎない。

8話目
麗奈の株がドンドン上がってる。こういう不器用なキャラ好きだな。その裏で葉月は切ないし…。これは神回だな。吹奏楽なくても全然見られる作画に台詞回しにストーリー。流石の京アニクオリティ。

9話目
オーディション、強い部活なら普通だよね。私ら運動部も毎日がオーディション(選手選考)だしね。大学の剣道部なんて(うちはまだ良い方だったけど)60人中7人しか試合でられなかったし。ただ、剣道の場合ハッキリ勝敗が見えるから後腐れないけど、音楽とかの採点競技の場合、微妙な差なら遺恨は残るわな。ハッキリ言って主観もあるだろうし。

10話目
なんかこう、実に人間的なキャラが多いですね。やる気なきだった夏妃先輩の良い部分を魅せ、ブレずにここまで来た滝先生の人間的な弱さを魅せ、ある意味で記号化しているキャラクターがほとんどいたいのが凄い(これは原作の良さかな?)。しっかし、女子の嫌な所がでてましたね。こんな時、一切口を挟まない(挟めない)男子の無力さがリアルでした(笑)

11話目
麗奈さん、ちょっと戦場ヶ原さん入ってますよ(笑) 後輩の吉川さんは、悪役を一手に引き受けていますが、完全なる悪にはしないところが上手い。

12話目
ここにきて、久美子がいよいよ主人公らしくなってきたね。まあ、あと1話しかないから、コンクールをちゃんとやる気はないんだがw

13話目
演奏シーン、かなり良かったです。私は耳が良いわけではありませんが、凄く上手いことは伝わりました。映像も素晴らしい。ジャンルは違いますが、「ユーリ!!! on ICE」もこのように、「魅せ処を絞ってしっかりたっぷり魅せる」+「ホモよりユリ(⬅こっちは半分冗談ですがw)」にしとけば、ユーフォ並とは言わないまでも、かなりの評判を受けたのになって思いました。
{/netabare}

【視聴終了】

吹奏楽というか、吹奏楽「部」をしっかり描ききったという印象。私自身、楽器の経験はありませんが、母校が吹奏楽の名門(全国出たりテレビに出たりする)高校なので、色々な話を聞きました。同じ寮に吹部の特待生もいて仲良かったし、自分的に、文化部の中ではこっち側(体育会系)の仲間だなって思ってましたw

誤解を恐れずに言いますが、吹奏楽部って「人間関係のトラブル」と「ミーティング」が多いってイメージです(特に中学校は)。

①そもそも部員が多く、考え方は様々。
②ガチの団体競技だけに、下手な楽器が混ざるとレベルダウン。
③強い吹部の練習時間は、運動部を軽く凌駕する(夏休みとか、普通に午前午後の二部練してた。運動部だと練習のしすぎは故障のもとだが、文化部はその気になればエンドレスで練習している)。
③学校のいたるところで練習しているから、絶対的に顧問の数が足りなく、生徒だけの密室ができる(というか、パートごとに「違う部か」というくらい雰囲気やシステムが違う)。
④しかも、そこには(各学年の人がいるから)明確な縱社会が生まれる。
⑤身体能力がそこまで重要でない(技術の占める割合が大きい)から、年齢によるアドバンテージが少ない(後輩が先輩を超えることも)。

以上のことなどから、様々なトラブルが起きやすい土壌がある部活だと思います(だからこそ、仲良しな吹奏楽部は本当に凄いと思う!)。必然的にミーティングも増えるし、たくさんの葛藤が生まれます。

個人の中に生まれる葛藤と、仲間と仲間の間に生まれる葛藤をしっかりと描ききっています。

その上で、「低音楽器を押し付けられる(辞められない)」や「楽器に名前をつける」など、吹奏楽アルアルを随所に入れ、経験者にも嬉しい演出。

更には、実際の音に関しても、初心者にもわかるように、あえて下手な音を出したり、(私にはわかりませんでしたが、知り合いの元吹奏楽部のアニメ仲間に聞くと)指の使い方とかもかなり正確だし、音も、「微妙に上手い」とか「微妙に下手」とか、凄く高度に原作を表現しているらしいです。あっぱれ!

このアニメを観たとき、ストーリー的な一番の難点として挙げられるのは、「ご都合主義(そんな簡単に銅賞→金賞とれるの?)」というものがあり、そこは確かにそう思うけど、魅せたいのそこ(音楽的なこと)じゃないしね。

とにかく、文句なしの名作でした。これから、2期観ます(ワクワク)!

投稿 : 2021/05/16
閲覧 : 276
サンキュー:

65

竜王 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

モブのような主人公、モブのような楽器

個人的に京都アニメーションの中で一番面白い作品だと思います。
まず推したいのは京アニ手掛ける繊細で美しい楽器たちです。楽器に映る服の反射なども事細かく描いています。まさに京アニにしか描けないものだと思います。
そして凄いのは、実力のある人達が綺麗な楽器を使うという吹奏楽部特有のルールをちゃんと使用しているところです。例を挙げるとチューバ担当の後藤と葉月の楽器を見ていただければわかります。このように、細部まで徹底的にこだわって制作されています。

そして何より主人公である久美子役の黒沢ともよさんの演技が素晴らしいです。
役者の仕事もされていることもあってか、自然とした演技がとても上手いです。キャラとの関係性が伝わるような喋り方の違いであったり、本当に素晴らしい演技しかされてません。何の特徴もない(アニメらしさのない)女子高生を上手く演じられています。どこかモブらしさがあるのがとても愛らしいです。そう感じるのは、彼女がユーフォニアム奏者だからかもしれません。

投稿 : 2021/05/14
閲覧 : 331
サンキュー:

18

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

京アニ的スポコン野球アニメ

 昔は強豪だったこともあった、万年1回戦敗退の野球部。
 外野に全国級のスラッガー(田中あすか)はいるが、真面目なだけのキャッチャーで部長(小笠原晴香)と130KM/H後半くらいの珠は投げられる(中世古香織)がなんとか部を引っ張っている状態だった。
 そこに若くて優秀だが過去にいろいろあった新監督(滝昇)が赴任してきて、同時に監督の赴任のうわさを聞いた150KM/H級の超高校級投手(高坂麗奈)が強豪校への野球推薦を蹴って入学。
 1年生の新入生、外野経験者だが本当は内野がやりたい経験者(黄前久美子)、中学野球で活躍したいぶし銀のショート(川島緑輝)、高校デビューのライト補欠(加藤葉月)が加わる。
 甲子園を目指すという部員たちに、監督は試しに紅白戦をやらせるがあまりの体たらくにブチ切れ、対外試合を禁じられそうになる。仕方なく、外野、内野、投手に分かれて練習を始めるが… 
 という話を吹奏楽に置き換えたものです。

 つまりこのアニメは、スポコン野球アニメなのです。吹奏楽だから目新しく感じますが。
 ただ、プロットはこのようにありふれていますが、ここはさすがの京アニ、ストーリー、エピソードで非常にうまく仕上げています。

 特に第8話の麗奈と久美子のエピソードは、ずっと繰り返しリピートして大げさでなく100回以上は見たくらいの仕上がりです。別に百合だから、ということではありません。構成が上手かったのか、ありふれた部活ものがここで一気にレベルが上がります。

 麗奈の覚悟、久美子の覚醒、SNS全盛時代の仲間に対する問題提起と何かに打ち込むことの美しさ等々を非常に美しい映像と音楽で見せてくれます。

 第8話を見るためだけでも、このアニメは見る価値があると思います。また、ヒロインの声優の演技でも話題になりました。話題以上だと思います。

投稿 : 2021/05/06
閲覧 : 83
サンキュー:

5

コタロー さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

生存競争・生存共創・生存協奏

またまた素晴らしいアニメに出会えました。

コタローはバリバリの体育会系ですが
吹奏楽も一部体育会系ですね!

少し厳しく!!
半年そこらで、全国に出れるレベルになるには
血と汗と涙が必要です。
それに個人の思いと負けん気が必要です。

遊びか本気の度合いを生徒に委ねている自体
全国レベルには到底不可能でしょう!!
とマジに書いてしまいましたが

音楽・画策・キャラどれをとっても
最高です。
京アニですか・・・
素晴らしいできですね

この作品も多くの人に
努力することの素晴らしさ
仲間で育む人間関係
社会にでる上での”上下関係”の厳しさ
を教えてくれるでしょう!

でも
試合に出るものはベストです。
上級生優先ではありません
また
実社会でも実力があるものが出世します。

社会の縮図も散りばめられ
人間形成の大切さも解く
本当に素晴らしい作品です。

勿論、涙を流す所もありますので
勇気・本気・根気と感動を与えてくれます。
では!!

投稿 : 2021/05/04
閲覧 : 40
サンキュー:

5

ネタバレ

ねっち さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

忍び寄るおもしろさ

 すごくよかったです。ストーリー全体としての完成度が高くとても引き込まれました。メインはめちゃくちゃ真面目な部活ものでそこに恋愛や人間ドラマが絡んでくるといったテイストになっています。
 ストーリーもさることながら突出すべきは作画でしょうか。さすが京都アニメーションといったところで金管楽器の色艶や目や髪の色彩など見れば見るほど魅了されてしまう作画でした。
 そしてカメラワーク。京アニらしさが炸裂しており、会話の合間の足の描写、顔のアップ、ピントのぼかし、そのどれもが実写的で意味のあるものに感じました。
 個人的に好きだったのはトランペットでのソロパート決めでの一連です。かおり先輩のひたむきさとチームへの気持ちが伝わってとても感動しました。
 この作品の欠点としてはやはり序盤のほうはどこか淡々としているのでストーリー全体としては面白いのですが単発単発のインパクトは少ないのかなと思いました。また、これは私の頭が悪いだけなのですが麗奈とあすか先輩がいまひとつ掴みきれずに終わってしまったことが心残りでした。それから、最終話の演奏で回想やナレーションを入れるよりも演奏のみのちからで魅せて欲しかったなぁと思います。
 ですが青春群青劇としてかなり自分の理想にも近く、これからの彼女らの音楽や人間ドラマがとても気になり、2期が楽しみです!

90/100点

投稿 : 2021/05/01
閲覧 : 105
サンキュー:

7

あーちゃん さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

吹奏楽の音色を聞くとなぜか泣きそうになる

いい!登場人物に癖はあるけど、嫌いじゃない。
そして、JKのふくらはぎがもっちり、ぷっくりで非常によい。笑
あと、制服がかわいい。

個人的には高校の吹奏楽部って未経験者は入りにくいイメージだけど、
吹奏楽部のある中学ってそんなに多くないのかな?

どの登場人物も、等身大という感じで感情移入できすぎた。
オーディションのやり直しは、かおり先輩の立場だと、やめて!と思うけど、かおり先輩を応援していた子からすると、がんばった人には報われてほしいという思いがあったんだろうなと思う。

大きな事件があるわけではない。
でも、高校生や全力で部活に臨む彼女たちにとっては大問題で、避けては通れない問題。
一歩一歩、わからないながらも進んでいく感じが、青春だなあと思う。
一つ一つの出来事で一喜一憂する、揺れ動く心。
いいなあ、もう一度青春時代を過ごし直したい笑

投稿 : 2021/05/01
閲覧 : 33
サンキュー:

2

やまと さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

京アニで一番好きな作品

京アニのなかでもかなり最近の作品ですよね!
けいおん!とは違ってこっちはガチで全国目指すスポ根ものとしてみてます!
そしてキャラの心理描写や部活の様子がリアルなところこんな感じのキャラ、こういう展開ってホントにありそうだなって感じの描写がリアリティあってそこがよかったですね。
1話の死にたくなるほど悔しい!が11話でやっと気持ちがわかった描写あそこはかなり好きでした。
また久美子が特に成長して熱が出た部分でもあるのかなあとおもった!
はづきちゃんも最初はあまり好きなタイプではなかったけど、回を重ねる事にいい子なのがわかってよかったし麗奈ちゃんも不思議ちゃんながら自分の意思を全く曲げない負けず嫌いで誰よりもトランペットをあいしてるところがよかった!
個人的には僕は京アニで一番好きな作品です!

投稿 : 2021/04/20
閲覧 : 57
サンキュー:

11

ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

揺れ動く高校生たちの心情を、吹奏楽を通して鮮やかに描いたマスターピース

大人になる一歩手前の高校生の真っ直ぐな気持ち、
自分の信じる価値観、思い通りにならないもどかしさ。
そんな感情を吹奏楽部の活動を通して表現した名作。
今さらだが、個人的にはこの作品に出会ったことで、
また本格的にアニメを見るようになった。

アニメーション制作:京都アニメーション、
監督:石原立也、演出:山田尚子、
シリーズ構成:花田十輝、
作画監督:池田晶子、原作:武田綾乃

主人公は、ユーフォニアムという低音のマイナー楽器を担当する
吹奏楽経験者の黄前久美子。
1期では久美子と高坂麗奈、2期では鎧塚みぞれと傘木のぞみ、
久美子と副部長の田中あすかを中心に物語が進んでいく。
この作品が優れているのは、高校生同士の距離感の描き方が
リアルに感じられることだ。
それは、原作者の武田綾乃が作品執筆当時に現役の大学生だったことが
大きな要因だと思う。
数年前までは、登場人物と同年代だったというわけで、
執筆するにあたり、周りの友人たちや実際の高校の吹奏楽部員たちに
取材を行い、リアルを積み重ねていったという。

しかし、正直言って、アニメでここまで地味な主人公は、
他作品ではいないのではないだろうか。
見た目と性格があまりにもパッとしないどころか
「思ったことが口に出てしまう」という癖くらいしか
分かりやすい特徴がない。
ただ、ユーフォニアムや吹奏楽に対する気持ちが揺れ動いていたり、
知り合いが少ない高校を選んだり、控えめな性格だったりと、
かなりリアルに近い設定だ。
これは武田綾乃が自分の友人をモデルにしているからで、
私にとってはアニメキャラのテンプレートから外れた、
ある意味好感の持てる人物像だった。

1期は久美子が中学時代に麗奈に対して言い放った
「本当に全国に行けると思っていたの?」と
麗奈が叫んだ「死ぬほど悔しい」という
気持ちのギャップを埋める物語となっている。
このふたりの関係性を中心にしながら、
弱小吹奏楽部が新任顧問・滝昇の指導によって、大きく変化していく様と、
部員同士の関係性、「上手くなりたい」という
部員の気持ちを丁寧に表現している。

{netabare} 久美子と麗奈の距離間が少しずつ縮まっていく様子がいい。
気の弱い久美子は、麗奈に話しかけようとするのだが、
過去の出来事が引っかかって、なかなか上手くいかない。
ある日、河原で幼馴染の秀一と新任顧問である滝昇について
噂話をしていたところを麗奈に聞かれてしまい、
険悪な雰囲気になってしまう。
翌日、麗奈のほうから「昨日は言い過ぎた」と告げられ、
そのまま別れようとするところで、久美子は直感する。

「このまま何も言わなければ、また後悔する」と。
久美子は決心して、自分たちも噂話をしていて良くなかったこと、
そして、練習が中止になった日、麗奈が吹いていた
「新世界より」のトランペットで、とても元気づけられたことを
伝え、走ってその場を後にする。
人との関係性というのは、適切なタイミングで思いを相手に伝えないと、
ずっと変わらないことがある。
そんな状況をふたりが交差する瞬間にスローモーションで表現している、
とても好きなシーンだ。
この回から久美子と麗奈は近づいていく。
電車で偶然出会って、少しの間、ふたりで歩くときのぎこちない空気感や、
久美子の話し方がとてもリアルだ。
麗奈が「黄前さんらしいね」と言って、久美子に好印象を持っていることが
感じられたときの様子などは、こちらまで楽しい気持ちにさせてくれる。
この辺りの表現は、黄前久美子役の黒沢ともよがとても上手いと感じた。

そして、ふたりの関係性が劇的に変化するのが8話で、
多くの人がレビューしているだろうが、私もこの回を見て、
完全に気持ちを持っていかれてしまった。
あがた祭りで起こる葉月と秀一の出来事、
それに並行して麗奈と久美子は大吉山に登る。
中学時代にあったわだかまりもここで霧消する。
そして「特別になる」という麗奈の宣言に久美子は圧倒され、
同級生の気持ちの強さに尊敬と親愛の念を抱く。
その後、ふたりで「愛を見つけた場所」を吹く。
奥華子が作曲した美しいメロディにのって、大吉山の街並みや、
ほかの生徒たち、葉月と緑輝が出会うシーンなど、
それぞれの様子がとてもドラマチックに映される。
最後には久美子と麗奈が寄り添いながら曲を奏でるシーンで終わる。
この回は、何度繰り返して見たか覚えていないほどだ。

8話を境にして物語は大きく動いていく。オーディションが行われた結果、
トランペットのソロパートは、3年生のパートリーダーである
中世古香織ではなく、1年生の麗奈が吹くことになり、吹奏楽部は大混乱。
滝昇と麗奈が昔からの知り合いだったことも明らかなになり、
部内は疑心暗鬼に陥る。
香織を崇拝する吉川優子との間で諍いが起こり、
最終的には再オーディションが行われることになる。

この話での主役は、もちろん麗奈なのだが、
彼女と争う立場の香織についてもしっかりと描写されている。
優子が度々思い出すシーンで、「上手ですね」と優子が話しかけると、
香織が「上手じゃなくて、好きなの」と言う、
淡い色で描かれたシーンは、香織のこれまでの努力や想いを考えると
胸が締め付けられる。
争うふたりをそれぞれの視点からしっかり描いており、
部員たちが吹奏楽に真摯に向き合う姿が、とても心に残った。

また、オーディションでのトランペットの聞き比べシーンが絶妙で、
本当に上手く作っている。
何となく聞いていると、どちらが優れているかよく分からないほど、
両者とも上手いのだが、よく聞いてみると、麗奈のほうの音が太く、
音を伸ばしたときのヴィブラートがとても印象的なのだ。
個人の趣味だけなら、香織の音のほうが綺麗で好きだという意見も
あるかもしれない。
それだけ繊細な表現をしている。音が主役の作品なので、
こだわりを感じさせる良いシーンだった。
既出だと思うが香織のほうは洗足学園の音大生、
麗奈のほうはプロ奏者の上田じんが担当している。

久美子が自分の演奏に苦悩するところも12話で描かれている。
原作にはない、追加された話なのだが、
この回を入れたことで、全体がとても上手くまとまったと思う。
自由曲の「三日月の舞」で追加されることになった
ユーフォニアムの部分を久美子がどうしても上手く吹けない。
滝から指摘されて、必死に練習するのだが、
最終的にはそこの部分は久美子だけが吹かないという
曲構成にされてしまう。
久美子はそれが決まった帰り道に悔しさのあまり、
泣きながら宇治橋を疾走し、鴨川に向かって「上手くなりたーい」と絶叫。
「死ぬほど悔しい」とつぶやく。
その時、久美子の頭のなかで、中学生のときに麗奈と一緒に演奏した
「地獄のオルフェ」が流れ、麗奈が中学のコンクールのときに
自分に告げた気持ちを初めて実感するのだ。
視聴者は、ここで初めて久美子と麗奈が同じ気持ちになったことを
理解する。秀逸な回だったと思う。

そして、最終回も出色の出来だった。個人的には12回までで、
十分に満足していたのだが、
最終回は、これまでの回を吹き飛ばすくらいの卓抜の完成度だった。
まず、最初の12分間を起床して電車に乗り、学校に到着して楽器を運搬し、
会場に到着、演奏が始まる前までを描いた構成にしたことが英断だった。
もちろん、作画のボリュームの関係で演奏シーンを
それほど長くできなかったという事情もあったのだろうが、
ここの12分間によって、視聴者までが本番までの緊張感を
存分に味わうことができた。
実際、私は放映時に前半を見ていて、手に汗をかくほど緊張した。
本番が始まるときの眩しさを感じさせるような光の色合いも素晴らしい。
自分が舞台に立っているような感覚を味わわせてくれた。
もちろん、吹奏楽を演奏するシーンも完成度が高い。
ピストンを押す動きなどにきっちりと音を合わせるなど、
アニメーションでこれをやるとかなりの手間がかかると思う。
演奏シーンの迫力には本当に驚かされた。
作画崩壊などが相次ぐアニメ業界において、
1クールのTVアニメでここまでできるのは京都アニメーションくらい
しかないだろう。「凄い」のひと言に尽きる。 {/netabare}

また、さんざん論じられたことだと思うが、
画面における陰影のこだわりが半端ではない。
その時のキャラの置かれた状況を光と影によって表現している。
顕著なのは11話のオーディション前に久美子と麗奈が話すシーンで、
悩んでいる様子の麗奈はずっと影に入っていて、
全体的に暗くなっているのだが、
決意した瞬間に影から出て、顔に光が当たる。
1期では一瞬のことなので、初見だと分かりにくいが、
2期だと優子とみぞれによって、より分かりやすく、
効果的に演出している。

そして1期は特に劇伴がよりドラマの完成度を高める効果を発揮している。
オーディション前に久美子と麗奈が話すところで流れる
「去来する想い」や、オーディション後に香織が「吹けないです」と
言うところの「重なる心」、大会当日に準備する教室で流れ、
こちらの緊張感を高めてくれる弦楽器が特徴の「一途な瞳」など、
その場の雰囲気を一気に変えてくれるほどの力のある曲が
いくつもあるのだ。

この作品は2015年の放映から、ずっと楽しませてくれていて、
それだけの魅力が詰まっている。
吹奏楽とそれに懸けた高校生たちの想いを実感できる、
見事なアニメだと思う。
また新作が作られても、全く引き延ばしの感じはなく、
常に高いレベルで安定している。
(2018年4月初投稿)

(2019年8月3日追記)
{netabare}ユーフォ1の印象的なシーンとして
よく挙げられるのが8話と12話だ。
8話は大吉山に登って久美子と麗奈の友情が深まる重要な回。
そして、12話は原作にはないオリジナルの話として作られ、
ユーフォ1を全13話の1本のアニメとして
評価するのに絶対に欠かせない回となっている。
その12話の演出と絵コンテを担当し、
京アニのプロ養成塾の講師も務め、
若手アニメーターの教師的な役割も担っていた
木上益治さんが先日の放火事件で
亡くなっていたことが公表された。61歳だった。

映画の『ドラえもん』、『クレヨンしんちゃん』、
『AKIRA』での原画を担当していたことでも知られ、
多くの有名テレビシリーズを手掛けた。
京都アニメーション入社後は、
原画、演出、絵コンテ、作画監督として
ほとんどの作品に参加し、まさに京アニを支え続けてきた人物。
アニメーターとしては多田文雄(文男)、
演出家としては三好一郎と名前を使い分けていた。

ユーフォシリーズのコメンタリーを聞いていると
木上(三好)さんがいかに京アニのクリエイター陣から
絶大な信頼を得ていたのかが分かる。
トップの石原立也や山田尚子らの監督陣も
木上さんの適切なアドバイスには
いつも耳を傾けていたようだ。
あの山本寛でさえ、木上さんのことは
尊敬していたと聞く。

ユーフォ1の12話では、シリーズ全体に
関わる素晴らしい仕事をされている。
特に久美子が「上手くなりたい!」と叫びながら
宇治橋を疾走するシーン。
橋の手前から走り出して右へとカーブし、
通行人を掠めながら駆ける動きは圧巻だ。
木上さんは絵コンテで細かく指示をしている。
リアルタイムでの視聴当時、ネットなどでは
「何だこれ!」「凄すぎる」という絶賛の嵐だった。

そして、久美子の頭の中では
麗奈が「メチャクチャ悔しい!」と涙を流した中学時代の
コンクール曲「地獄のオルフェ」が鳴り響き、
ここで、ようやく久美子と麗奈は、
完全に気持ちを分かり合えたのだった。
1話で「本当に全国に行けると思ってたの?」
から12話に至る久美子と麗奈のストーリーとして
完結した形になっている。
視聴者をハッとさせる見事な演出だった。
そう考えると13話の位置づけは、
もはや、おまけともいえるのかもしれない。

もうひとつ見逃せないシーンは、
久美子が学校に携帯を忘れて取りに行く場面。
滝と久美子は話しながら教室に行き、
携帯を発見して帰るときに滝が
「あなたの『できます』という言葉を
私は忘れていませんよ」と久美子に告げる。
この言葉を入れることを提案したのが木上さんだった。
滝の人間性を知ることのできる重要なシーンで
作品にさらなる深みを与えている。
京アニにおける木上さんの立ち位置を考えると、
このセリフを入れたことにとても納得する。
おそらく木上さんはユーフォのキャラクターで
滝にいちばん想いを寄せていたのではないか。

京アニの良心ともいえる重要な役割を担い、
若手アニメーターを支え続けた人物だった。

木上さんの仕事
https://i.imgur.com/IK1NOgU.gifv
https://i.imgur.com/6KsUD8n.jpg
https://i.imgur.com/OanDBvo.jpg
https://i.imgur.com/CiqVJAx.jpg
https://i.imgur.com/ThCPCxT.jpg{/netabare}

(2021年4月17日追記)
※もう1ヵ月も前の話だが、
原作の武田綾乃が『愛されなくても別に』で
第42回吉川英治文学新人賞を受賞した。
ノミネートされていたのは知っていたが、
加藤シゲアキのニュースばかりだったので落選したと思っていた。
初期の作品から成長とともに読んできたので、
何か近所に住んでいる女の子が賞をとった気分。
今後もユーフォの短編なども含め、良作の執筆に期待。

『響け! ユーフォニアム 5th Anniversary Disc
~きらめきパッセージ~』は、短編小説の内容が
声優付き、演奏付きで楽しめる。
誰が話しているのかの説明がないので、
TV版を鑑賞して、キャラ名と声優が一致していないと
理解するのが難しいかもしれない。
短編が映像化されないのは残念だが、
十分に堪能させてくれる。「壁ドン」のネタは、
声優付きの演出だったから、より楽しめた。

投稿 : 2021/04/17
閲覧 : 848
サンキュー:

140

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

青春群像劇って素晴らしい。

最近念願の円盤を購入して、一から見直したので
ついでに感想でも書こうかと…。

作画はさすがの京アニクオリティ。
背景からキャラクターから作画が素晴らし過ぎて
見ててハァっとため息が出るくらいに全ての映像がキレイ。

ストーリーもボクは学生さん達が若さを全開にして、
何かに一生懸命打ち込んでるモノが大好物なようで、
必死に目的を持ってひたむきにがんばっている姿は
もぅ見てて泣けて泣けて…。
ボクは何でこんな風に青春を過ごせなかったのかと
映像のすごさも相まって羨望の眼差しで見いってしまいます。

ただこの作品、ボクには少々
百合成分が強く感じられてしまい、
久美子と玲奈のやり取りに違和感を感じ、
表現がキツく思える箇所があったり、
明日香センパイのキャラクターが苦手で、
ユーフォが吹ければイイとか言ってるのに、
回りにチョッカイ掛けてくるなぁとか、
都合のイイ時だけでしゃばってくるなぁと見えてしまい、
2期も含めてあんまり好きになれませんでした。
中のヒトはムギちゃんで大好きなのに…。

まぁでもそういうモノも含めて青春群像劇って
面白いのでしょうね。
作品は円盤を買うくらい大好きになりましたし。
最後のコンクールは涙と鳥肌でもう自分が
どうなってしまうのか分からないくらいに
感動しちゃいました。

吹奏楽部が最終的にはどうなっていくのか
勝手に想像しながら、続編を心待ちにしたいと思います。

投稿 : 2021/04/12
閲覧 : 65

のぞみ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

これぞ青春

さすが京都アニメーションである。作画が素晴らしい。またキャラが立っており、笑いあり涙ありまさに青春である。音楽に興味なくとも問題なく、見終わる頃には吹奏楽に興味が湧いてくる。

投稿 : 2021/03/23
閲覧 : 26
サンキュー:

2

ネタバレ

コーヒー豆 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

スポ根・青春・吹奏楽。

スポ根で勝負してきた京都アニメーション。
野球で言うと、甲子園目指しましょうという感じですね。
スタメンのゼッケンを奪い合う熾烈な競争、アイドルでいうと総選挙。そういう熱い競争が観られました。

メインキャラ4人をはじめ、吹奏楽部による青春を描いた本作品。

音楽は楽譜を読める程度の知識がありますが、吹奏楽の知識は全く無し。吹奏楽部はこんな厳しい練習しているんだなと、見方が変わりました。

4話
{netabare}
久美子と高坂さんの少し遠い距離が縮まったシーンがよかった。
{/netabare}

7話
{netabare}
部長も葛藤。それでも立ち直って成長しました。
{/netabare}

夜景シーンの綺麗さなど、さすがの作画でした。
8話は盛りだくさんの回で、好きな回の一つかも。高坂さんと久美子の掛け合いが至高でした。。高坂さんのツンツンサバサバキャラ、ツンサバはいいですね。

11話
{netabare}
オーデション。うまく落とし所がはまっていた。レイナとクミコの友情がくっそ胸アツです。
{/netabare}
OP、EDともにノリが良くて聴いていて飽きませんね。

物語とキャラの濃さ、熱量、情熱、吹奏楽って奥が深いですね。
自分の中では、かなり面白かったです。
音楽好きな人もそうじゃない人も楽しめると思います。
2期も続けて観たくなりますね♪

投稿 : 2021/03/05
閲覧 : 83
サンキュー:

29

心底に来るアニメ切望 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

(一部レビュー文章とスコアを訂正しました。)同時期に制作放送していたカートゥーンのグラビティフォールズとは逆のカラーのアニメ。

このアニメの多くの高評価は他のレビュアーの皆様が詳しく解りやすく書いてありますので私も概ね同感の意見として高得点で評価して割愛させて頂きます。
但し、確かに本作は本当にとても出来の良いアニメですが、じゃあ私的お気に入りと言われたら、正直、そうでは無いです…。何故か?それはハッキリ言えばこのアニメと逆のもう一方のカートゥーンの方が本当に私の心にマッチしているからです。とは言えこのアニメが気に入らない、出ている主要キャラ達が嫌だ、とも決して思いません。その理由はグラフォの主要キャラクター陣(特にスタン(リー)とメイベル)の人格や行動スタンスはユーフォニアムの主要登場人物達とは鏡あるいはコインの表と裏の様な関係だと強く感じるからです。
グラフォの主要キャラ達の場合は多少(と言うかディズニー制作とは思えない位にかなりのブラックユーモアだけど…笑&冷汗)の悪事や悠々自適な行動をしても、少なからずの愛情や正義感そして家族愛を全面に出しています。例えそれが大きな成果や勝利を取れそうとしても前記に書いた事特に家族愛を優先して行動して行きます。
それに対してユーフォニアムの主要キャラクター陣の方は過去の一部の吹奏楽部員達の極端に言えば正しくグラフォの登場人物達と似た様な適当にやっていて遊んでいただけで真剣に吹奏楽をしていなかったのをかなりの対立或いは強い嫌悪感を現した様に、様々な衝突と葛藤をしながらシビアに貪欲なまでに多くのモノを犠牲にしてまでも勝利と言う頂点を目指して行きます。
ですので本来の私の好みでならば後者のユーフォニアムの方を支持すると観ていて思いましたが、グラフォのあのブラックユーモアやミステリアスにも惹かれましたが何と言っても一番に理由は独特の(特に家族)愛を描いたこのカートゥーンの方に感銘を受けて強いフォロワーになった訳です。まあ、正直、ユーフォニアムの方も共感する所は少なからずありましたが…。以上表現が上手く伝わり難いと思う人もいるとは思いますがユーフォニアムを観てストレートに真っ先に思った気持ちをこのレビューで書きもした。私の想いが伝われば本当に幸いです。(一部レビュー文章とスコアを訂正しました。また、このアニメの続編、スピンオフ、劇場版は時間があればレビューを書きたいと思います。)
そして2019年7月18日に起きてしまった大変凶悪な事件によって、犠牲或いは心身に深い傷を負った多くの京アニスタッフの皆様に御冥福とお見舞いを祈り、一日も早い復興を心底から強く願っています。

投稿 : 2021/03/03
閲覧 : 56
サンキュー:

5

ネタバレ

ハムレック さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:----

The 青春

この作品には青春が詰まっているなぁという印象。(スポ根要素も) そして描写も細かい。しかし...いやそれ故に自分が想像してた以上の生々しさがあり、話がドロドロしてたかなぁと思う。(特に先輩退部やオーディションのところ?) 正直自分はもう少しlightな作品だと勝手に想像してたので肩透かしを食らった感じになって好きになりきれなかった。というより「はやく次の話が見たい!」ってならなかった。なので1クール見終わるまでだいぶ時間がかかった。まぁでも素晴らしい作品であることに間違いはありません。

2期は見るか分かりません。まぁGYAO!の無料公開があるっぽいので見る可能性の方が高いですかね。

投稿 : 2021/02/15
閲覧 : 84
サンキュー:

14

ネタバレ

うおお さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

見てよかった

舞い上がる
高揚感


 ☝️

(4話)
{netabare} こうやって見ると吹奏楽部ってめっちゃ大変ですね。部の仲間たちと息を合わせて""合奏""にしなければいけない。先輩後輩の上下関係もきつそう。久美子達のいる低音パートは他に比べると和やかそうで良かった。 {/netabare}
(7話)
{netabare} めっちゃリアルだなーーーーーーーー!!まぁ俺は幽霊部員だったんですけどねw高校のこの感じなつい。。。 {/netabare}
(8話)
{netabare} あぁ。。今回ものすごく良かった。ちょっとうるってした。好きだなぁこういう祭りの雰囲気。あと今回で高坂さんもっと好きになった。高坂さんのストレートな感じと久美子のどぎまぎした感じが見てて楽しい。青春。 {/netabare}
(9話)
{netabare} オーディションの緊張感がこっちにも伝わって来てドキドキした。 {/netabare}
(10〜11話)
{netabare} 滝先生は不正をするような人ではないって今までの彼の部に対する真摯さから十分分かっていたので、他の部員が高坂さんに対して攻撃的になっていたのはあんまり宜しくなかったかなぁと。最悪いじめに繋がるかも知れんし。でも最終的に皆が納得の行くような形で纏まったので安心しました。 {/netabare}
(12話)
{netabare} 一つのことにあんなに一生懸命になれるのは凄い。なんか学生時代怠けてた自分が情けなく思ってきたなぁ。今回はうだる夏の空気感が良かった。作画が綺麗。 {/netabare}
(13話)
{netabare} これまでの色んな努力や情熱が今回に詰まってた。最後泣いちゃった。青春の全力さが伝わって元気を貰えたいい作品でした。 {/netabare}

投稿 : 2021/02/06
閲覧 : 146
サンキュー:

9

ネタバレ

natsO29625 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

葛藤

 この作品のポイントは登場人物の人間関係や心理描写が丁寧に描かれていることである
{netabare}
  オーディションの時にレイナがソロパートを吹くことになったとき、香織先輩を慕っている後輩の優子が先輩にソロパートを譲って欲しいと頼む
 普段のレイナなら他人に惑わされずに自分を貫くところだが
優子の真剣な思い、香織先輩が3年生で今年で最後の学年であること、去年の3年生の先輩達とのいざこざ
 これらが複雑な人間関係が絡み合いソロパートを自分が担うべきなのか揺らぐレイナの気持ちやそれを目の当たりにする久美子の気持ちなどがとてもリアリティあふれている感じた
{/netabare}

  私の高校時代にも吹奏楽部があって全国大会に出場するくらい強い部活だったのだが、響けユーフォニアムを視聴するたびに自分の母校のことを思い出す

 京アニは驚くほど作画、演出、声優のクオリティが高いので、普段あまりアニメを見ない人でもこの響けユーフォニアムはおすすめできる作品だと思う

投稿 : 2021/02/03
閲覧 : 67
サンキュー:

7

uhwhz11961 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:----

おすすめ

1話1話、ストーリーに引き込まれる。素晴らしい作品。

投稿 : 2021/02/03
閲覧 : 55
サンキュー:

2

ネタバレ

odeo さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

滝先生は免罪体質者なのか

 この作品には、涼しい顔に優しい笑みを浮かべ辛辣な言葉を吐く、滝昇という顧問が登場する。その台詞のなかには、生徒達を奮い立たせ演奏を良い方向へと導くものもあるのだけど。
 印象に残ったのは、再オーディションで中世古香織に向けて言った「あなたがソロを吹きますか?」
 この言葉をチョイスした作者のセンスは素晴らしいが、さすがに辛辣すぎやしないかとも思う。「高坂さんにソロをお願いしたい」ではインパクトに欠けてしまうのだろうが、あれではまるで「あなたの方が下手でも吹きたいか?」というようにとれてしまう気がする。
 中世古は、厳しい部活環境のなかで、周囲の人間を支え続けてきた生徒であるはずなのに、そんなことを言われる必要があったのだろうか。
 あくまでも自分の意思で決めて欲しいという思いが隠されていたのかもしれないけれど。
 やたらと滝に寄った感想になってしまったが、作品としては人気の高さが納得できる素晴らしい内容であった。

投稿 : 2021/01/22
閲覧 : 84
サンキュー:

8

ネタバレ

圧力鍋 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

スポ根×吹奏楽 人間味溢れる最高のアニメ

原作未読。今更ながら視聴。
吹奏楽とスポ根系のアニメです。この作品に出てくるキャラは一人一人人間味を感じて色々刺さるものがありました。また京アニが製作しており、「京アニはすごいなぁ」と感じました。

●吹奏楽がリアルに描かれている
私自身は吹奏楽部の経験はありませんが、調べてみるとかなり細かく書かれています。吹奏楽部に入っていた人なら「あるある」と関心する場面は多いんじゃないのかなぁと思います。

●演奏の音楽も細かい部分まで描かれている
{netabare}海兵隊や三日月の舞(麗奈と香織がそれぞれトランペットのソロを演奏するシーン)など{/netabare}演奏時の音楽も細かい所までよく再現していてすごいなと驚きました。細かいので違いが分からないかもしれませんが、よく聞いてみると音の抑揚などが違っています。

●一人一人それぞれ人間味を感じた
それぞれのキャラが吹奏楽に対する想いや葛藤などの場面が人間味を感じ色々刺さるものがありました。{netabare}小笠原部長の部長としての責任感に対する葛藤や香織先輩のトランペットのソロパートに対する葛藤、麗奈の特別になりたいという想いなど視聴者(特に吹奏楽部に入っていた方)は色々刺さるものがあるのではないのかなぁと感じました。{/netabare}

吹奏楽を題材にしており、アニメにあまり馴染めていない人(特にアニメにあまり馴染みがない吹奏楽部の方)にも勧めやすい作品なのではないかと感じました。気になっているのであれば是非見た方がいい作品だと思いました。

投稿 : 2021/01/11
閲覧 : 51
サンキュー:

7

ネタバレ

ぴかちゅう さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

期待通り。リアリティはないかなぁ。

年末年始に一気にみました。前から見たかった作品だけれども、このペースでアニメを見たのは久しぶりです。久美子はちょっと醒めてるけど基本いい子だし、麗奈も素敵。二人で特別になりたい、と言い合っているところとか(12話)は、結構自分は興醒めになりがちなシーンなのだけど、今回は違和感なかったです。個人的には12話に心を動かされて、そこから最終話に持っていく盛り上がり方もよかった。あと、中川先輩がなんとなくツボ笑

リアリティはちょっとないかなぁ。野球なら、4番エースが一人いれば勝敗も変わってくるけれど、吹奏楽だと、一人では大きな違いは作れないだろうし。楽器は急に上達するのも難しいだろうから、万年銅メダルという高校が一気に上位を狙えるというのは考えにくいなぁと。

あと、トランペットの再オーディションもなんかなぁと。拍手で決めますっていうのもどうかと思うし、拍手してるの、お互いの応援団だけだし。そもそも、香織先輩は、麗奈の演奏聞いたことあっただろうし、あそこまで引っ張るまでもなく、実力で勝てないの分かっていたのでは。まぁ分かったうえで、不満分子を抑えるためにわざと再オーディションやってもらったのかもしれませんが。結構、思考が深入りするキャラも多いので、そういう可能性もありますね。

全体としては、期待通りのよい作品でした。

投稿 : 2021/01/08
閲覧 : 193
サンキュー:

8

ネタバレ

遊微々 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

追いつきたい初心者と追い抜かれる経験者

ようやく見れました~!!
いやいや、京アニ作品なので話は当然耳に入ってましたし、放送中は京都に在住していたため本作のポスター駅とか各所で見かける機会も多かったもので、ずっと気にはなってたんですよね。ただ当時の自分は吹奏楽よりもスクールアイドルと決闘者に夢中だったもので、ついつい先延ばしにしてしまいました。気づけば5年くらい経ってました・・・、腰上げるのが遅すぎぃ!!

高校の吹奏楽部を舞台にした純然たる王道青春ストーリー、実に満足でした。
部内でのいざこざに起因したリアルな人間模様が本作の見どころの大きな一つでしたが、実を言うとあんまりそこには焦点当てて見てませんでした。というのも見る限り腐ってたのは前年の3年が中心って感じなので、それなら半年くらいは我慢できるだろうと思ったので。私情を挟むと、私自身も高校時代にかなり面倒くさいいざこざがありました。しかもこれが1個上でしたので、3年が抜けてからの方がむしろ地獄って感じだったので(まあ私らの場合は指導者絡みでしたが)。

個人的に1期で私が共感した目線で見れたのは葉月ちゃん、中川先輩、香織先輩の三人。
まずは葉月ちゃん、メイン4人の中で唯一の未経験。彼女の境遇、すごいよく分かります。自分は初心者で、周囲は経験者。右も左も分からなくて当たり前だし、出来ないことがたくさんある、なんていうのは頭では分かってるんですよ。でもね、身近にいる同級生が自分には出来ないことあっさりとこなしている姿、これ焦るんですよ・・・。吹奏楽は団体で演奏するんで特にその気持ちが強いと思います。周囲は初心者だからと気遣ってくれるかもしれませんが、当事者としては早く追いつきたいという気持ちが強いんですよ。足を引っ張りたくないとか、迷惑かけたくないとか色々あるんですが、とにかく一人置き去りにされてるような孤独感が半端じゃない。葉月ちゃんの逸る気持ち、よく分かるわぁ・・・
そして中川先輩と香織先輩の二人は逆に実力と経験のある後輩にポジション奪われる立場、これも分かる・・・。私の場合は何とか死守できましたが、これはソフトボールという競技の特性上ですかね。野球もソフトも10m飛ばそうが100m飛ばそうが、ヒットは同じヒット1本として扱われますから。結果が全てなので、質までは考慮されないんですよね。当然結果を出すために技術はもちろん問われますが、運も介入してくれます。私の場合はたまたま打率が勝っていたためレギュラーを奪われませんでしたが、私自身は技術では負けている確信があったので常にヒヤヒヤしてました。ましてや彼女たちの場合は野球やソフト以上に技術=結果に直結しますよね?上手い人間の方が選ばれるべきだと頭で理解している分、より悔しかっただろうなーと思いますね。
ただこういった集団内での高い競争意識は、そのチームが一つにまとまるために最も重要なことということも同時に描いてくれていましたね。馴れ合いの関係では本当の意味で一つになることは出来ません。互いに普段からライバル関係で競い合い努力して鎬を削る、そうすることで個々の実力が高まるのはもちろんのこと、その様子を普段から身近で見ているからこそ、本番の時に誰かがミスをしても全員が全力でカバーに回れるんです。頑張っているからこそ、一人一人の責任感が大きくなっていることも分かるため、絶対個人の責任にならないようにするという意思が生まれるからです。これぞ真のチームワークと呼べるでしょう。

作画は流石の京アニクオリティ、全編通して非常にレベルが高かったです。
終わり方が完全に2期ありきの結末だったのが少々いただけませんが、総じて評判通りの作品だったように思いました。

投稿 : 2021/01/03
閲覧 : 128
サンキュー:

41

みゃー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

これでもかと言わんばかりの直球勝負

小説原作、原作は未読
吹奏楽部所属の女子高生が主人公の青春アニメ

そう、例えるなら
全盛期の藤川球児の全球ストレート勝負のような。
藤川球児を知らなければ大谷翔平のストレートでも
ロベカルの殺人フリーキックでも構いません。
いや、殺人はダメかw

...もし伝わりづらかったら申し訳ありません。
でもそれぐらい見ていて気持ちの良い
真っ直ぐな青春部活アニメでした。
この1期でハマった人は2期、そして
誓いのフィナーレまで駆け抜けてみてください。

なんか自分もこの頃に戻って青春を謳歌したくなっちゃいますね。
嗚呼、中高生が羨ましい...

投稿 : 2020/12/30
閲覧 : 203
サンキュー:

27

ネタバレ

やまげん さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

スポ根と吹奏楽は相性が良い

原作未読。

リアルタイム放映時、録画していたHDDのデータが飛んで視聴できなくなった。3年前にNHKで再放送があったので録画したが、一度見る機を逸したからか、なかなか見る気が起きずに、いまさら視聴。

結果、もっと早く見ておけば良かったと後悔。

{netabare}弱小校に凄腕コーチがついて成長、というスポ根ではよくある物語ではあるが、意外にも吹奏楽とスポ根って相性いいなと思った。

とはいえ、楽器の演奏技術がどのように向上したかについては、ほとんど描かれていない。これは、詳細に描かれてもよくわからないので、正しいと思う。

描かれているのは、登場人物の演奏技術の成長ではなく、吹奏楽を通した心の成長で、それが普通のスポ根とちょっと違うところで、良いと思う。

作画と音楽のシンクロは、コンクールのシーンだけでなく、教室での練習のシーンなども含めて、大変だったと思うが、すごく良かった。さすが京アニ。

京都の橘高校のマーチングの動画は何度か見たことがあって、オレンジの悪魔と呼ばれていることは知っていたが、橘高校をモデルにしたと思われる強豪校が出てきてニヤリとした{/netabare}

投稿 : 2020/12/28
閲覧 : 71
サンキュー:

6

ネタバレ

がっちゃまん さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 1.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 1.5 状態:観終わった

キャラの行動原理が理解不能

舞台は高校吹奏楽部。主人公の入部した部は、やる気がある練習したい部員を追い出してしまった、なあなあ吹奏楽部でした。でもなんかちょっと頑張ったら全国いけました、テヘペロ!主人公の私はユーフォ難しくて本番吹けなかったけどねーって感じのあらすじ。
登場キャラの大半がウザく、そのキャラクターの行動原理の不可解さと、丁寧な作画描写による現実に寄せた世界観とのギャップをかなり不快に感じてしまった。
 
まぁまず本当に全国行こうとするなら、やる気のあった人たちに頭下げてまず連れ戻すよね。残ってる奴ら技術的にカスなんだから、結局それで最後に金賞取るとか意味わからん。県予選なんて年始まってすくでしょ。3,4ヶ月程度で追いつけるわけないだろうよ。あと、ソロパートの選出でもわけわからん派閥争いで、3年優先しろとかいうアホがかなりいたし、目標の全国はどういう共通認識があったのかマジで謎。しまいにはぴえーんって泣き出すし。こんな稚拙な描写の歪みで物語が本当につまらなく感じた。

投稿 : 2020/12/24
閲覧 : 62
サンキュー:

3

じょっくん さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

吹奏楽部員なら誰もが共感するリアリティ

限りなく現実の吹奏楽部に近い感動の物語

投稿 : 2020/12/22
閲覧 : 34
サンキュー:

2

Tnguc さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

【お気に入り】 吹奏楽を題材としたスポ根アニメ、心が響くこと間違いなしの名作

~
 吹奏楽部を題材とした青春モノであり、弱小チームが全国大会を目指す王道のストーリー展開となっているが、吹奏楽部が抱える複雑な人間関係や、姉妹の不仲な部分、主人公ながらも若干スレている女子高生・黄前久美子(おうまえ・くみこ)などが写実的なアクセントとなっていて、ビジュアル面に反して内容はとてもドラマ的。序盤のサンフェス編はわりとトントン拍子で進んでいくが、その後の展開は真面目な練習ばかりで、本作と同じ脚本家が手掛けた「けいおん!」や「宇宙よりも遠い場所」などと比べると実にスポ根をしている。その情熱の火中で少し物冷めていた久美子が、音楽や仲間を通して青春を再熱させていく様子は素直に共感させるパワーがある。ただ、楽器は自分を映す鏡でありながら、そこに映るのは理想と現実のギャップばかり。限られた時間の中でその焦燥感と戦いながら「特別」な自分を求めて練習を重ねる生徒たちの瞳はいつも不安で震えている。吹奏楽部の部員は一緒に練習をする仲間であると同時にレギュラーの座をかけて競うライバルでもある。そこでは、勝ち取る者、挫折する者、敗北する者、自分の夢を誰かに重ねる者、まるで松本大洋(まつもと・たいよう)の「ピンポン」を読んでいるかのような夢と現実の厳しさが描かれていて胸が締め付けられる思いに駆られてしまった。放課後、いつもの3人が初めて一緒に演奏をした「きらきら星」。夕陽に照らされてプリズムのように乱反射した教室で残響したその音色は、まさに青春の輝き、情熱の響きだった。

個人的評価:★★★★☆(4.5点)

投稿 : 2020/12/19
閲覧 : 267
サンキュー:

31

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

そして、また、次の曲が始まるのです

私をアニメの沼に招待してくれた作品です♪

投稿 : 2020/12/13
閲覧 : 28
ネタバレ

シボ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

響いたよ!こんな自分にも

中学の吹奏楽部の大会で金賞で喜ぶ部員達の中で
久美子の隣でダメ金で悔しさのあまり涙が止まらない麗奈。
「悔しくって死にそう!」って絞り出すように答える麗奈に
久美子が思わず言ってしまった
「本気で全国行けると思ってたの?」って言葉。

思わぬ形だったけど、お互いが本音を言い合ったあのシーン。
(本編でも振り返りありますけど、自分も事あるごとに振り返ってしまう彼女達にとっても忘れらないだろう瞬間)

この瞬間から2人は赤い糸が繋がってたんでしょうね。

全国を目指す吹奏楽部については
所さんの笑ってコラえて!でも何度か観てて
(こちらもリアルなだけに感動あります)、金賞にダメ金があったり
文学部とはいえ体育会的のりだなってのは知ってました。

そして強豪校に必ずいる!?個性的な顧問の先生。

久美子が入学した北宇治高校吹奏楽部は歓迎会で奏でる演奏は
お世辞にも上手いといえないレベル。

そんな久美子が入部した吹奏楽部に顧問としてやってきたのが
滝昇先生。(凄い上達しそうな名前だな~)

先生はまず楽しくやるか、ガチでやるかの選択を迫ります。
結果、部員達自らで決めさせた目標(多数決ではありましたけど)
「全国大会出場」という目標に向かって進んでいくことになります。

部活動って顧問の先生との出会いって本当に大事だよな~って
思います。
よく指導の先生によって学校を決める話を聞きますけどそれも
わかります。(麗奈だってそうやって北宇治高校にやってきたわけだし)

滝先生は自主性を引き出すのが上手いだろうなって思います。
厳しいだけではたぶん向上心バリバリの人ばかりなら別ですけど、
今までが普通の高校生だった人があんなに素直についていかないかなって。

学年による立ち位置の違いや、考え方、思いの違いは当然あって
たくさんの部員達は先生に反発したり、お互いに衝突しながらどんどん
成長していく物語にどんどん魅了されていきました。

序盤の山場、久美子たちが初めて迎える吹奏楽部のお披露目
「サンライズフェスティバル」の回はとっても興奮しました。

一つ前の強豪立華高校の演奏や観客の歓声に、すっかり動揺してしまう
部員達。
突然、トランペットを吹いた麗奈。何か悪いことした?って感じで
髪をかき上げる姿の凛々しさに感動~~。

そしてそれまで、常に控えめな発言だった滝先生の
「さあ、北宇治の実力を見せつけてきなさい!」
 手を振り広げてのその言葉。 待ってました~!

一発目で「あ~この曲か~!」てなるライディーンの勇ましい響きにちょっと背中がぞわぞわってきちゃいました。
これ、もし生演奏聞いてたらヤバいやつですね~~。

観客が引き込まれていく演奏は、私自身も「物足りないよ~もっと聞かせて~」ってくらいに感動しました。

全員参加のマーチングが終わり、いよいよ全国大会へ向けての
レギュラー選抜が始まります。
強豪なら当たり前にあるだろう、先輩、後輩、問答無用の実力主義。
こんなのどの学校でも絶対ドラマあるよね~。

祭りの日の山頂でのシーン。
麗奈からの告白、気の合わない人と群れたくない。
中学時代に久美子を他人と違うって意識したあの瞬間。
久美子と向き合った時の麗奈のあの瞳、ホントに
吸込まれそうに美しかった~。 
「トランペットやったら特別になれるの?」
「やっぱり久美子は性格悪いっ」って久美子にしか見せないだろうなって優しく微笑む姿のギャップに
あ~~ダメです・・・。
山なのにヒールで白いワンピースだけでもドキドキしてるのに
こんな笑顔観たら好きになっちゃいますよ。

そんな中、葉月ちゃんは振られちゃいましたね。気丈にふるまってたけど緑ちゃんの前で涙する姿もグッときちゃいます。これも青春だ~。

そしていよいよオーディション
ここまでストーリーを追ってきてキャラクターの気持ちも少しずつ
解ってきた中での選抜は緊張感ありました。

ユーフォの夏紀先輩の落選には思わずこみ上げるものあった~。
退屈そうに窓の外観てた彼女が、陰ながら頑張ってたシーンを観た後に
この結果はきちゃいますね。
次の話で夏紀先輩にはもっと泣かされましたけど。 
楽譜の文字ヤバイ、良い人すぎるし泣く。 好きだ~~夏紀先輩!!

そしてトランペットは麗奈が1年でソロに選ばれ、部全体に動揺が。

やっぱりコンクールまではそんな順調にはいきませんね。

ソロパートをかけた再オーディションの話も熱かった~~!
中世古先輩の3年の意地に一歩も引かない麗奈の姿。
それでも久美子だけには「ちょっとやりにくい」って本音を少し見せた
りもあって、やっぱり葛藤もありますよね。

なんで2年のリボンちゃんが中世古先輩推しなのかわかるシーンも
ちゃんとあって、2年生の複雑な気持ちも伝わるし、なんだよみんな
良いやつかよって、この吹奏楽部がどんどん好きになっていきます。

ソロオーディションの演奏シーンはちょっと目をつぶって聴いてました。
(アニメなのに絵みてないなんて、バカな事してますね)
そして聞き耳立ててる自分にも差がわかってしまうくらい
「音は嘘をつかない」ってなっちゃう演出にめっちゃ泣けました。

リボンちゃんの納得したくないのに実力差がわかってしまう悔しさが
切なすぎます。
そしてどちらを推すか部員達の拍手をさせたのに滝先生は
中世古先輩にソロを吹くかを問います。誰にも決着に介入させない
やり方に、凄いやこの先生って。

後半は麗奈の熱にあてられた久美子がどんどん本気でユーフォに向き合っていくように。

努力に努力を重ねてる最中に、びっくりするくらいあっさり先生に
久美子のパートカットが言い渡されます。

「上手くなりたい、上手くなりたい・・・・誰にも負けたくない」
本当に努力した人だけが味わうであろうその気持ち。
久美子が大泣きしながら思わず口をついた
「悔しい~! 悔しくって死にそう」
オープニングでの麗奈の気持ち、麗奈の本当の理解者となれた瞬間。
こちらまで涙止まらなかった。

落ち込んでる中、
忘れた携帯を取りに行った際の滝先生の人たらしな言葉。
「あなたの出来ますという言葉を私は忘れていませんよ」は流石ですね。

最終回
コンクール本番。
控えの子達の手作りお守りを渡すシーンに部の成長を感じます。
ステージに上がるまでの緊張感。盛り上げてくれますね~

課題曲から自由曲「三日月の舞」
のっけからトランペットの勇ましい音に心持ってかれます~!
めっちゃくちゃ高揚感!!
そして劇中何度も聞いてきたトランペットソロ、横で見守る中世古先輩や
袖で祈るように待つ控え組の夏紀先輩に葉月ちゃん。
色々なことが浮かびながらの演奏シーンは圧巻で涙止まりません。

「そして私たちの曲は続くのです。」

最高の結果を得るまでを追った映画のようなエンドロール。
あ~観て良かった~って満足感いっぱいな余韻に浸ることが出来ました。

絵も素晴らしくて特に放課後、西日が眩しい教室や、公園は特に
印象的でした。

2期ではこの吹奏楽部どう成長していくのかな。
こんな作品の続きが観れるのが楽しみでしかありません。

投稿 : 2020/12/05
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サンキュー:

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響け! ユーフォニアムのストーリー・あらすじ

高校1年生の春。
中学時代に吹奏楽部だった黄前久美子は、クラスメイトの加藤葉月、川島緑輝とともに吹奏楽部の見学に行く。
そこで久美子は、かつての同級生・高坂麗奈の姿を見かける。
葉月と緑輝は吹奏楽部への入部をきめたようだったが、まだ踏み切れない久美子。
思い出すのは、中学の吹奏楽コンクールでの麗奈との出来事だった。

吹奏楽部での活動を通して見つけていく、かけがえのないものたち。
これは、本気でぶつかる少女たちの、青春の物語。(TVアニメ動画『響け! ユーフォニアム』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2015年春アニメ
制作会社
京都アニメーション
公式サイト
tv.anime-eupho.com/
主題歌
≪OP≫TRUE『DREAM SOLISTER』≪ED≫黄前久美子(CV:黒沢ともよ)加藤葉月(CV:朝井彩加)川島緑輝(CV:豊田萌絵)高坂麗奈(CV:安済知佳)『トゥッティ!』

声優・キャラクター

黒沢ともよ、朝井彩加、豊田萌絵、安済知佳、寿美菜子、早見沙織、茅原実里、石谷春貴、津田健次郎、小堀幸、藤村鼓乃美、山岡ゆり、日笠陽子、沼倉愛美、久川綾、櫻井孝宏

スタッフ

原作:武田綾乃(宝島社文庫『響け!ユーフォニアム北宇治高校吹奏楽部へようこそ』)、 監督:石原立也、シリーズ構成:花田十輝、キャラクターデザイン:池田晶子、シリーズ演出:山田尚子、美術監督:篠原睦雄、色彩設計:竹田明代、楽器設定:髙橋博行、撮影監督:髙尾一也、音響監督:鶴岡陽太、音楽:松田彬人

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