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「聲の形(アニメ映画)」

総合得点
88.8
感想・評価
1496
棚に入れた
7400
ランキング
96
★★★★★ 4.1 (1496)
物語
4.2
作画
4.3
声優
4.2
音楽
3.9
キャラ
4.1

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聲の形の感想・評価はどうでしたか?

guru さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

映画作品として非常に豊かなものだと思う。

真正面から、「障害」や「いじめ」をテーマにしていることから、
賛否言われることもあり大変だったであろう、
大今良時による『週刊少年マガジン』で連載もされていた漫画が原作のアニメ映画。
大きな筋は、男の子と女の子その周りの友達の成長ストーリーでしょうか。

原作ものアニメ作品として、映画ということもあり、
「内容(補足)が足りない!」と感じる?方も多い気がするが、
私は上手くまとめられていたと感じた。
いい意味で抽象的な部分がある。
(足りない部分はリアルもしくは考える余地がある)

監督は「けいおん!」など山田尚子、で制作は京都アニメーションが担当。
原作との相性がとても良かったのではないかと思う。
物語のレイヤーとして音楽も非常にこだわって作られているようだ、
主題歌がaikoなのもピッタリであった。

大今先生が一番好きなのは誰ですか?
という質問に対して「みんな嫌いです」と答えたそうだが、
(少し意味は違いますが)
登場人物が大人も子供も、当たり前にみんなイラっとするくらい未完成だ。
(なんだったら物語も)
だからこそ、それぞれがバラバラの速度、方向に一歩一歩進んでいる。
それでも原作者は『子供向け』である事を大切にしているそうだ。
そんな物語だった。

ある意味大人?が好きな予定調和なものではないが、
上記のスタッフによる作品なので、食わず嫌いすることもないだろう。
キャラ可愛いしね。

投稿 : 2018/08/30
閲覧 : 239
サンキュー:

14

fu+i さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 3.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

贖罪

泣けました
どこで泣いたのか覚えてませんが、理屈じゃないんだと思います。
原作のマンガもおすすめ


以下、地上波で2度目の視聴なのでメモ程度に

生きてしたいことがあるか
正し過ぎても相手に性悪にうつることがある

なぜ硝子は将也を好きになれたんだろう 学校で習った「人は一人では生きていけない」って、そういう意味だったのか

投稿 : 2018/08/27
閲覧 : 358
サンキュー:

24

ネタバレ

sunnyday さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

不完全な者同士の意思疎通の難しさ

映画館で公開されている際には見ることができなかったのですが、Eテレで放送されるということで視聴しました。
視聴する前は、単に聾者と健常者の間のいじめを表現したよくある話だと思っていました。ですが本作はそこではなく、人と人との意思疎通の難しさにフォーカスした作品でした。

-物語について-
物語は、登場人物の小学時代を経て高校生となった現在までを描きます。ストーリーの流れが良く、脚本の方が上手く原作をまとめてます。最後に石田が他人の声を聞けるようになったシーンは感動しました。人見知りの自分にとっては、共感できるところがあったりして、やっぱコミュニケーションって難しいな〜と改めて感じました。
ただ、石田が硝子に対して行ったいじめが、行為の悪質さに対して周りの反応が薄い気がしました。傷害までしてあれくらいというのは、少し現実味に欠けます。

-作画について-
いつもの京アニクオリティですが、劇場版ということもあって、背景や水の描写にいつも以上に力が入っているように感じました。美しいです。

-声優について-
僕は耳の不自由な方と関わる機会がないので分かりませんが、硝子の声優である早見さんの声は自然で、本当に上手く喋れない人なのかと思ったほどです。

-音楽について-
BGMは主張しすぎておらず良かったのですが、EDのAikoさんの歌は本作とはあまりマッチしておらず、なんか拍子抜けした感じです。
また、視聴中は気づかなかったのですが、ピアノの伴奏のシーンでは、補聴器を通して聴こえる音になるように録音方法を工夫されているそうで、世界観を大事にしているんだなあと思いました。

-キャラについて-
登場するキャラクターはみんな性格に筋が通っておらず、不安定で、ぐちゃぐちゃです(永束くんは除く)。
例えば、主人公の石田は、小学時代に聾者に対して傷害をしておきながら、高校になってぬけぬけといじめた本人に会いに行きます。はっきりいってクズです。他のキャラクターの性格も、論理が破滅しています。
ですが、現実社会において、何の欠陥も無く、誰にも悪口を言わない、完璧な性格の人はいるのでしょうか。むしろどこか人には言えないことがあったり、後ろめたいことがあって当然だと思います。
論理的に物事を考えて行動できる人なんて、アニメにしか存在し得ないし、そういう筋の通った性格のキャラを期待して観る人もいるでしょう。でも本作はそれを描かずに、実際に存在し得るクズを描きました。その気持ち悪いほどのリアリティが本作に共感や嫌悪感を産む原因だと思いました。

個人的にはとても良い作品だと思ったのですが、対人関係にトラウマのある方、特にいじめられたりした人にとっては結構キツイと思います。でも、僕はおすすめしたい作品です。

投稿 : 2018/08/27
閲覧 : 220
サンキュー:

20

ネタバレ

バニラコーク さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

突き刺さった。

やっぱり不安なんです。
この先の二人の行く末や妹の事、家族の事。
友人の事、環境のこと。世間の事。
彼女が親になった時の事。
彼女の子供の事。
彼女の子供の友達の事。
考えると押し潰されそうになる。
どうしてもこの物語の行く末を考えてしまう。
観る度に涙して、そしてハッピーエンドなはずなのに
不安になるんです。
で、頑張るしかないから頑張るんです。
こう言う気持ちになるひとが少しでも減ったらいいな。


小学生の幼さ故の感情が大人になってみてみると
恐ろしい。怖いと感じた。
いじめの犯人探しから彼の人と関われない、
関わらないという心の聴覚障害が始まったように
思う。 母に対しての負い目。清算してから
死のうと考える。高校生だぜ、ここまでさせる
苦しみを越えた先の絶望はいかほどのものか。
もうひとつが小学生時代の彼女にした仕打ちへの
後悔、自分に対する嫌悪。
ノートを読み返してどう感じたか。
全部自分に跳ね返ってきて初めて自分のしたこと
の酷さに気付き打ちのめされたであろう。
一方の彼女はどうか。笑顔の裏で
彼女もまた自分の事が好きになれない。
自分は周りを不幸にする、必要のない人間だと
ずっと考えていたに違いない。
妹はそんな彼女の気持ちを見抜いていたであろう。
だからこそ動物の死体の写真を撮る。
恐らくは学校で姉の事で苛められたであろう。
言われなき誹謗中傷をされたであろう。
彼女もまた人と関わることに絶望を感じていた
のではないだろうか。
彼女たちの母親もそう。
社会から蔑まれたであろう。人との関わりを
恐れ、社会を憎んだであろう。
祖母の死は姉の自殺未遂の引き金になったか。
妹はそれを危惧し、恐れていたのであろう。
彼の心の障害は彼女と過ごす時間で少しづつ
快方には向かうのかもしれないが
故に過去に自分のした事で自分を責める。
彼女もまた彼との時間で自分の存在を肯定しつつ
あるが、故に彼の自戒の念を自分の存在の
せいにしてしまう。
変わらないと。彼女の自殺未遂と彼の意識不明。
きっかけはともかく二人と周りの人々がそう
考え、行動した時にようやく止まった時間が
動き出す。
この先も二人にはもっと大変な困難が待ち受けて
いるであろう。もっと悲しい出来事が起こるかも
しれない。それでもなお
二人の行く末に素敵な素敵な、、、
心から願います。

最後にこのアニメは障害をもつ我が長男と
それを支えてくれる弟のために
二人が大きくなった時に困難にぶち当たった時に
見せたいと思います。

投稿 : 2018/08/27
閲覧 : 335
サンキュー:

21

ネタバレ

筒井筒 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

前半映画とセルDVDの感想、後半はEテレ編集版。

映画では、ほぼ原作のままなので、涙をこらえるほどだった。

この気持ちにまた合えると思い、DVDを購入したが、内容は、ひどく変えられていた。とりかえすには、漫画を読むといい。


17・12・9追記 アニメ化といっても賞を取ってると意味合い変わらない?

ところで、漫画が原作どおり動くということはどういうことであろうか?
待望のアニメ化、とかよくいうけど、それは、ファンの願望ではなかったろうか?応援する作家さんの作品を多くの人に知ってもらい、共感できるという発想でしたか?
今回のアニメは、このまんががすごい大賞であるため、なるべく現状維持にしたのだろう。しかし、僕の記憶が確かならば、将也と硝子の二人のラブストーリー的に演出が原案だったと記憶している。現に、ジャケにも脇役は出てこない。
そのため、演出過剰で原作通りに戻したのかなぁと思っていた。実際は、どうか知らないけど。
アニメ化されるべき作品とは、アニメ化とはいったいなにか?わからない。
バトルものなら、動くのがみたいのかなと納得できる。でも、仮に日常ものとかだと原作が動くって、意外と広報的な側面が強いんじゃないかと思う。それとも、一般的に作家の夢の延長線上がアニメ化や、映画化なのだろうか?
確かに、今回の作品は、原作を後で読んでみると、おもしろい。手にとることができた。感動が蘇った。ということができるが、DVD版は惜しい。削る作業が大変だったろう。しかし、原作を先に読んでDVDを買った人は、どういう感想を持つか非常に気になるところである。あれで、足りるのかな?あとは、記憶残量の問題。間を空けると、DVDでも泣けるのかな。

17/12/22 追記
今回は、花火前のあいさつ回りが、石田君が助けたシーンの次に来た。長束君に硝子が、もう一度築きあげたいと書いた後、佐原さんに会っていた。
つまり、一緒に築き上げたものの建て直しを手伝ってほしいというポジティブな修正だった。泣き顔で終わるのが少々カッコつかないが、作品自体は何度も泣きそうになる。名作だね。あと、過去の回想シーンや植物がよく描かれていました。花火の演出も。耳の話もそういうものとして、泣けるストーリー展開だった。今年7度目です。

18/8/25追記 地上波になって
かなり、DVDを繰り返していた10回目くらいの視聴になっただろうか。
いろんな人の批評を読み、否定的な意見もずいぶん読んだ。
確かに、いじめは将也一人に教師が決め付けで責任を取らせていた。それは、補聴器が壊されて発覚したためで仕方ないと思う。まあ、その責任を植野に擦り付けてしまえば、女子もかなりいじめてたし、将也自体は、子供ながらの悪ふざけとも取れた。人生、どこで歯車が外れるかわからない。将也は、まじめなんだよな、結局。更正したといったほうが正しいが。いじめをしてちゃ、生きててヤバイ。俺は、川井さんの方が、生きててヤバイタイプだと思うのだが。まあ、僕は人生の方向付けは運命に近いものがあると思うし、生まれついたものは、人生に反映されると思ってる、運命論主義者だ。何も変わらなくていい。将也と硝子の人生は、そういえば、テレビ版では、語られなかったな。理容師の資格を取るため学校に行くという話がないというのは、最後のハッピーエンドの質を変えたと思う。最後の最後に、みんなのバツが消えたのだから。しかし、この作品のどこが不愉快なのだろう?たいていは、性格付けの問題として片付けている自分の心が貧しいのか?はたまた、いじめに気づかぬ愚鈍な男ということなのか?まあ、植野は最悪だけどな。加害者意識がない分、川井のほうが危険か。よくあんなのいたな。いねぇよノシ と、京アニからツッコミがはいればなぁ。

投稿 : 2018/08/26
閲覧 : 432
サンキュー:

17

pin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 1.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

“いじめ”がテーマみたいだけど、なんかキモチワルく違和感のある作品だった。

まず、
いじめられている人間が、いじめている人間に対して“ありがとう”なんて気持ちは湧かない。

そして、
“いじめ”がブーメランになって返ってくるという「目には目を歯には歯を」のような報復律は、精神が未熟な子供にとっては、まったくもって抑止力にならない。
このアニメの主人公のように、違うところで不幸が生まれるだけ。

結局は“大人の目線“で商業的に作られた道徳作品。

いじめられ役のヒロインが、こんなアイドルみたいに可愛くなかったら皆さん感情移入できますか?

投稿 : 2018/08/26
閲覧 : 201
サンキュー:

11

ネタバレ

リーク さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3
物語 : 1.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 1.5 キャラ : 1.0 状態:途中で断念した

胸糞悪い。登場人物のクズの割合が異常

あらすじ
自殺を図ろうしてる主人公石田。自殺をしようした理由は小6の時に西宮という少女と出会ったことがすべてのはじまりだった。
感想
昨日NHKでやっていて見ました。登場人物のほとんどがクズで胸糞悪い展開ばかりでおもわずイライラして途中で見るのをやめてしまいました。
竹内や植野や川井や島田などのクズ野郎共に本気でイラっときてしまいました。
しかし、京アニらしい綺麗な作画、実際にありそうなストーリー、そして早見沙織の演技力は高く評価できます。

投稿 : 2018/08/26
閲覧 : 399
サンキュー:

16

ootaki さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 2.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

苦行でしかない

障害をテーマに扱うかなりシビアな物語はコミックで読んだときはいけたのですが、実際にアニメにするとどれだけ精神的なダメージをうけるか、障害のある方にとっても可哀想すぎる話でした。聞いたことあるのですが、障害者にとって一番見たくない番組は障害者をテーマにした番組というのがあったので、自分はそういう話が大嫌いです。いくら、京アニの作品と言えども、自分の豆腐メンタルでは最後まで見るのがかなり厳しい道だったと思いました。モラルどうこうという話を自分が理解する強さがないことも感じました。

投稿 : 2018/08/26
閲覧 : 251
サンキュー:

12

ネタバレ

岬ヶ丘 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

本当の聲を聞く

原作既読。原作はコミックですが先に読んでおいた方が作品の色が分かりやすく、映画の方もすんなりと物語に入り込めると思います。原作にしかない場面も多くあるのでおすすめです。また非常に重たいテーマを扱っている作品でもあるので、事前に心の準備が必要という人(自分もでした)にも原作も手に取ってもらいたいです。

物語は人によって解釈や評価が別れやすい内容だと思います。聴覚障がいやいじめといった難しいテーマ、複雑な人間描写などこれまでエンターテイメントとしてのアニメがあまり突っ込まなかった、あるいは突っ込めなかった核の部分を丁寧に描いていたと思います。
私のこの作品への第一印象は、ヒロインが聴覚障がいをもっているといった難しい題材をよくアニメにしようとしたな、という純粋な驚きでした。ただその後原作を読み、映画を視聴していく中でこの作品の訴えかける本質的なメッセージを少しですが理解できたような気がします。

確かに本作は聴覚障がいをもったヒロインと出会った主人公が彼女をいじめ、彼もまたそれが原因で学校で孤立し、最終的に死を考えるようになる。そこから二人が再会し物語が展開されていくわけなので、「障がい」というのは本作の大きな要であり重要なテーマではある。ヒロインの言語発声、手話など一つ一つのシーンが非常に繊細に描かれており、取ってつけたような話題目当ての安易な設定で扱っているわけではないことも伺える。アニメーションで障がいのリアルを描くという意味での映像的な価値は非常に高いと思います。

しかしそれ以上に大切なメッセージは個人的には、「人と人がどう向き合うのか」という万人にとっての本質的なテーマだと感じます。人と人が繋がることの難しさを描く上で、ヒロインは重要なキャラクターだと思います。ヒロインは人間誰しもが感じる人と人が付き合う難しさや苦しさを描くうえで、普遍的で核になる部分を担っており重要なキャラです。
人間は皆不完全ですし、私は人間は健全や障がいといった枠に簡単に線引きできるものではないと考えています。そのうえでヒロインの存在が作品のテーマ性を別の角度から考えるきっかけになるのかなと感じました。

また主人公の将也も過去にヒロインをいじめていた経緯から評価の別れる部分もあるかと思いますが、個人的に大切なキャラクターだと思います。将也が周囲から孤立しているときに周りの人間の顔に×マークがつく演出はとても印象的でした。これは将也は体に特に不自由はなく自由に物を見て、声を聴くことができます。けれど他者のまなざしや本音からは常に目を背け、耳を閉じてしまっている状態と解釈すれば、彼もまた誰かの本当の声を聞くことができない一人の男の子。誰かの声を聴くということはヒロインにとっても主人公にとっても、とても大切で難しいことなのかなと思いました。

その他キャラクターに関しては特に植野や結弦は重要なキャラクターで、色々な意味で物語や人間関係に踏み込み、物語の厚みを増してくれたかと思います。植野の言動は一見乱暴で無理解な側面もありながら、障がいとは何か、人の繋がりとは何かを深く考えされられる重要なキャラクターだと思います。また永塚君も将也にとって大切な友達で、重たい人間関係の中でそれを軽く感じさせてくれる明るくいいキャラクターでした。

演出面ではかなり重たい物語を扱うわけで難しさは相当あったと思います。作品のもつ本質やメッセージ性はそのままに、より多くの人に見てもらえるように全体的に優しく淡く柔らかい光の演出が目立ち、ときに明るい場面効果を用いながら映像としてどう表現するかと試行錯誤しながらも、物語と真摯に向き合っている誠意を感じました。

本作のラストは原作の最終回とは異なりその前の場面で締めくくられていましたが、映画としては綺麗なまとめ方だったと思います。尺の都合という部分もあるとは思いますが、それ以上に一つの作品としてこの作品をまとめあげるならここか一番いい場面だという結論だと思います。文化祭の場面将也の周囲の人の×マークが全て剥がれ、彼らの表情や声が聞こえる中、涙しそれを拭う主人公の姿がとても印象的でした。主人公が一歩踏み出した瞬間だと思います。

物語に関して細かいことを言えば、ヒロインは主人公に好意をもつ展開がやや急であったり、一部のキャラクターが十分掘り下げられていないといった思いもあり、満場一致で素晴らしい作品とは言えない部分も正直あります。
ただそれ以上にこの作品は恐らく実写ではなかなか世に出にくい種の作品かと感じ、漫画やアニメーションという媒体だからこそ表現できた部分が多々あったと思います。数ある媒体の中でアニメーションだからこそできる表現やメッセージを模索し、今後のアニメーションの可能性を広げていくという意味で重要な転換点になる作品だと感じました。

投稿 : 2018/08/04
閲覧 : 211
サンキュー:

20

ネタバレ

s__masa__ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

良かったけど、スッキリしない物語。

(原作未読で)見終わった直後の感想
「感動はした、名作は間違いない。げど何か胸のモヤモヤが...」
「(エンドロールで)えっ、硝子の声優、早見沙織!? 流石ですね...」

作画:京アニだけあって素晴らしい作画。満点です。
声優:特に主役の早見さんと妹役の悠木碧が良かった。

物語:ここなんですよねー。物語は主人公の男子高校生(将也)、そして、その主人公の小学生時代に同級生だった聴覚障害の少女(硝子)の妹(結絃)の視点から語られていきます。

とりあえず、主人公がクズです。もう本当にクズ。眼をそむけたくなるクズ。
{netabare}小学校時代、聴覚障害のある転校生の少女(硝子)をいじめて、それでも健気に(聴覚障害を持っている自分が悪いんだから)「ごめんなさい」と言って友達になろうとしてくる硝子を、うざがり更にいじめます。そのいじめっ子グループは、硝子の味方になった子もいじめで転校させ、硝子も最終的には転校させます。硝子の補聴器すら強引に取り上げ、怪我をさせ、補聴器を壊す、故障させるなどしています。もう本当に胸糞展開。映画冒頭に出てくる主人公が計画的に自殺しようとしてるシーンにも同情できない。いくら反省し報いを受けようとしたとしても。本当に心底嫌いな主人公の出来上がりです。 {/netabare}
ここが、この前提が、「校正した、反省した、罰を受けた」としても、視聴後のモヤモヤを生んでいます。
そもそも扱っているテーマ「いじめ問題」自体が重すぎる。

{netabare} 自殺失敗前後に、 いじめの加害者(将也)が被害者(硝子)を訪ねていき、今でも健気な被害者(硝子)と交流を深めていき、その妹とも交流を深めていく。その後も、小学校時代のいじめグループの人間やら、硝子の味方で引っ越した子やら、主人公の高校からの友達も巻き込んで、仲良しごっこ集団を形成していく。そして、被害者(硝子)が加害者(将也)に「づき」と伝わらなかったけど告白。{/netabare}

うーん、うーん。えー。あっそー。

{netabare} 将也が元「いじめの加害者」であったことがバレて、硝子の前で 仲良しごっこ集団崩壊。おばあちゃんも死去。硝子・結絃が主人公を家に呼んで被害者母と表面上の和解→被害者一家と花火大会→何故か突然、硝子が帰ると言い出す。見送る。妹が機転を利かせて主人公を被害者家に行かせる→硝子が自殺スタンバイ→助けた代わりに主人公が被害を受ける。意識不明で入院。{/netabare}

なんやろ、主人公周りのくっついたり離れたりの動機描写が結構「ふわっ」としてるなー。ただのラブストーリーったらビビッと来た!的「ふわっ」とした動機でも許せるけど、被害者と加害者ですよ。よっぽどの動機がないと納得いかないけどなー。超えなきゃいけないハードルはかなり高いスタート設定だけどなー。

{netabare}しかし、この事件で元被害者家と元加害者家の立場が逆転し、硝子の母親が、主人公の母親に土下座して謝るシーンには本当に泣かされました。妹も加わって土下座。病院の外では硝子が元女いじめっ子リーダーにより、暴力を受けてる。それにより、硝子の自殺の原因が、「自分は災いの原因で、自分さえ居無くなれば、みんな幸せになれる」というものだったとハッキリ分かる。両母親が止めに入り、硝子は元加害者母の足に地べたですがり付き謝罪。{/netabare}

そしてしばらくして主人公も回復し、また仲良しごっこ集団が回復し、主人公自身の問題も解決していき。尻切れトンボな感じで終了。

硝子は最初から最後まで健気で優しい。
主人公は、栄光の時代に罪を犯し、どん底まで行って回復する。
自業自得やん!不良がちょっと良いことしたらすごく良い事してるように見えるのと同じで、まず「不良である」という前提を忘れすぎ。この主人公も、罪の意識にさいなまれ校正して回復する。でもクズやん!
お前の回復に被害者利用するのは止めてくれ、そっとしてあげてくれ、という思いが、常にモヤモヤを生んでしまいました。

でも両親は、当事者じゃないけど責任を負わなきゃならない。結果、両家が加害者であり被害者になってしまう。その健気な硝子の母親が謝罪するシーンは本当にやりきれなくて泣いてしまいました。

良作です。間違いなく。しかし、スッキリしない。
主人公が成長し回復する、これハッピーエンドですか?
成長を喜べるか? 僕にとっては両方ノーでした。

◆追記◆(「3月のライオン」2期までを未視聴の方は見ないで下さい){netabare}
「3月のライオン」2期のひなちゃん中心回なのですが、本当にいじめの展開がリアルで、結末も説得力がありました。被害者は本当に心に傷を持ちます。「聲の形」を見た後に、「3月のライオン」2期を観ましたが、「聲の形」の中盤以降の展開で、被害者と加害者が仲良しごっこ集団を作るのだけど、本当にリアリティーがないと改めて感じましたね。それぐらい、被害者と加害者の間には高い壁があると思います。ましてや恋愛感情なんて!「聲の形」作者はたぶん加害者寄りの視点の持ち主なのかな...と思います。「被害者は謝れば許すでしょ?その後、加害者と友達になったり恋愛対象になったり被害者もできるでしょ?」という考えですよね本作も。でも「3月のライオン」作者は被害者寄りで、「絶対許さない!」と結論付けています。 善悪論ではなく、どっちが加害者・被害者双方の心情描写として現実味があるか?という意味で、断然「3月のライオン」でしたね。僕個人的には。「3月のライオン」も良作ですのでおススメです!{/netabare}

投稿 : 2018/07/20
閲覧 : 537
サンキュー:

15

kuroko85 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

私から聲を奪った作品

この超話題作を今頃見てしまいました。
(しかも娘に紹介される形で)
しかし、凄いなー、現代の日本アニメは、、、
こんな題材に真っ向勝負なんて!
(京アニすげー)

実は私は昔、少しレトリックの勉強をしていました。
ですからどんなものでも、ある程度
体をなして表現する事が出来ます。
(出来ると思っています)
これは少し自慢させて頂ければ、
表現する事の難しさを知っているという事です。
そしてこの作品のレビューを表現しようとした際
どこを切っていいのか、どこを煮ていいのかさえ
迷いました。
題材か、表現か、
題材なら障害か、贖罪か、純愛か、それとも日本と言う島社会が
本質的に抱えている閉鎖的社会性か。
表現なら完璧なまでの個性か、機微を描く描写の妙か、
わざと音を使わない演出の妙か、
(あの顔に✖の演出すげー)

そこで私は諦めた。
私如きが表現出来る程、矮小な作品でないと実感しています。
【聲の形】というタイトルでありながら
饒舌な私から【聲】を奪った作品にただひれ伏すのみ!

投稿 : 2018/07/06
閲覧 : 221
サンキュー:

17

ネタバレ

satoshidaz さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

良い。

見終わってスッキリする映画でした。
胸糞悪いシーンもあるけど
全部、清算されるのがいいとこでした。

アフターストーリー作って欲しいね!

投稿 : 2018/07/03
閲覧 : 123
サンキュー:

6

一光 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

シナリオ大好きです。

切なさもあり、感動しました。
ヒロインのキャラクターは可愛いです。

投稿 : 2018/06/30
閲覧 : 192
サンキュー:

7

ネタバレ

田中助次郎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

見終わった後の複雑な気持

私の小さい頃の記憶もよみがえってきた
序盤、中盤、終盤で物語の流れが変わり、
序盤の予想はどんどん裏切られていく
ヒロインの描写はすばらしいが、感情表現も言葉も少なく
考えていることを読み取りのはとてもむつかしい

投稿 : 2018/05/28
閲覧 : 165
サンキュー:

6

あぱぱ さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

「ごめんなさい」の意味

視聴回数は二桁回数。

人それぞれで、さまざまな受け止め方ができる作品です。

主人公、ヒロイン、二人を取り巻く周りの人たちのコミュニケーションが、
この作品を何度も見てしまう鍵になっています。

「ごめんなさい」だけでは伝えきれない「聲」を何度も聞いてほしいです。

世代を問わず、すべての人に鑑賞していただきたい作品です。
特に自分の事が嫌になった時や、自分の周囲を見つめなおしたい時に
視聴すれば、胸の内に変化があるかもしれないと思います。

私は、この作品の人間らしさが共感できます。いいとこも悪いところも。

(余談及び追記)

「ごめんなさい」とは「何が」「ごめんなさい」なのでしょうか?
相手に対して「何が」が伝わらなければ、「ごめんなさい」という言葉は、「負の言葉」として相手に伝わることもあります。

世の中では察しのいい人ばかりではありません。
「何が」を言わなくて伝わるだろうというのは、言った本人の傲慢になってしまいます。

「負の連鎖」は、どんなポジティブな人でも、本人が望んでいなくてもネガティブな思考へ取り込まれてしまうことがあります。

この作品を視聴されいる途中で「負の連鎖」に飲まれてしまうと、作品全体が否定的な視点でしか見られなくなります。これは私の感じた経験です。

上記にも書かせていただきました「ごめんなさい」をすべて「ありがとう」に変換して視聴されると、台詞の意味合いは変わってしまいますが「負の連鎖」から少しだけでも遠くから見えるようになると感じていますので、もし再視聴される機会がありましたら、試していただきたいと願っています。

誰しもが自分の気づかないところで「相手を傷つけているかもしれない」という思いやりの気持ちで接すれば、哀しい想いをせずにお互いに幸せになれると信じています。

肉体への暴力、言葉の暴力、どちらも許される事ではないですが、作品を見ている自分自身が変わらないと、同じ過ちは永遠に減ることはないと思っています。

投稿 : 2018/05/28
閲覧 : 328
サンキュー:

29

ネタバレ

おさーん さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

この映画、好きです。

美しく心が浄化される
喜怒哀楽を与えてくれた
必見!

投稿 : 2018/05/28
閲覧 : 234
サンキュー:

6

米麹米子 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

breath

障害者との恋愛話と聞いてて
絶賛されてたけど
まぁ、私の天邪鬼精神が恋愛かぁ、、、と
視聴を躊躇っていた

でも、見てみるといじめや葛藤
伝えるということ
聾唖者についてや恋愛など
テーマはある意味普遍的で

呼吸するの辛い時があるよね

ふと疑問があって
今は聾唖学校に行かないのかな?
知ってる人たちは皆聾唖学校行ってた
発達やダウンもゴリ押しで最近普通クラスに
入れるという話は聞いたことがある

OP良かった

障害あるなしに下向かないで
10代ならではの青春味わってほしいなって
実際、すごく苦しむ時間なんだけど
悩むのは後でいいから、楽しんでよって思った

花火はさすがやで
京アニ女の子可愛いし

綺麗事って斜に構えてみるのよりも
素直に疑問持たずに見た方がいいと思える確率高い

投稿 : 2018/05/23
閲覧 : 415
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33

kenkenpa さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2
物語 : 1.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 2.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

前半重すぎる

前半が糞過ぎ、苛める奴が嫌いな人には前半で耐えきれないかも!!主人公に100回くらい死ねと思ってしまった、後170万を燃やす馬鹿親にも苛ついた
てか高校生で170万なんて貯められるわけねえし、
出だしは最悪、最後まで見れるのか俺は

一応最後まで見ました

評価高くて結構期待したが期待外れ、感動要素ってどこ?主人公がきもすぎて好感持てない

そもそも西宮は主人公のどこに惚れた?苛められてただけじゃんマゾなの?
これ見て感動した人ってどこで泣けた?かなり涙もろい俺が涙腺に全く響かなかった、どこで泣けたんだああああああ

最終評価としてはシナリオが意味不明、登場人物もろくな奴がいない、後見てて苦痛にしかならず、評価書くためだけに気合で観きった

まあ流石京アニ、女の子だけは可愛いし作画も流石、それ以外になんもありませんでした

バイオレットエバーガーデンは毎週泣かせてもらったんだがなあ

投稿 : 2018/05/23
閲覧 : 207
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5

384 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

地元、大垣がモデルになってるアニメ映画!

高校生の時毎日利用してた大垣駅と、その周辺がモデルになってる…しかも京アニ産やと!?そら見んといかんわ!!…と思って視聴。笑

まあ、本当にただ『モデル』になってるだけではあったけど見覚えのある風景が沢山出てきて感無量!!
作画、演出も流石京アニ、流石声優陣(幼少期の主人公を除いて)で文句なし!

だが内容としては『イジメ』と『聴覚障害』を題材にしたストーリーで、現実でそれらと深く触れずに生きてきた私的にはフツーに感動したけど、
ちょっと簡単に自殺し過ぎじゃない??とかちょいちょい思う所もあったりで、評価は賛否両論しそうかもね。

投稿 : 2018/05/12
閲覧 : 206
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11

ネタバレ

試しに作ってみた さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

今までになかった聴覚障害の子のアニメ映画

耳が聞こえないっていうことは、こんなにも、苦労するのかな。
人によっては、賛否両論あると思うけれど、少なくとも私は聴覚障害について考えさせられ、とても勉強になった。

それと、手話の「あなた、私、友達。」のところ、手の動き上手にかかれてて、すごくよかった。手話はできないけれど、覚えてみたいなって思った。

前半は恋愛あり、いじめのシーンありで、どきどきしながらみてました。でも後半は少しぐだぐだ感があった気がする。心理変化を描きたいのだと思うが、なんか腹立たしい。人の過去とか、悪口みたいなことばかり話して、なんだかいやだった。

結局は、友情物語?それとも、障害の子に焦点を当てた作品?最後の学園祭のシーンで、周りの学生の顔からばってんが剥がれていく様子が描かれて終わったから、主人公の成長ストーリーなのかな。

主人公が退院した後の話をもう少し長くみたかったから、もったいなかった。
でも全体として、素晴らしい作品だった!


あと個人的に考えたこととして、
西宮さんについては、お母さんしかでてこなかったから、きっとシングルマザーの家庭の設定だと思う。普通の子をお母さん一人で育てていくのもすごく大変なのに、障害を持った子を一人で育てるのはもっと大変だと思う。この映画では妹が親代わりみたいなところもあるけれど。。
とにもかくにも、障害をもったひとも、みんな幸せに暮らせる世の中になってほしいって考えた、そんな素敵な映画でした。

投稿 : 2018/05/12
閲覧 : 245
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12

マリーさん さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

良作!

いじめ描写があるという理由で避けていた作品でしたが勉強がてら見ることにしました。
私自身少しばかりですがいじめる側といじめられる側の両者を経験したこともあり、主人公の気持ちが涙がでるほど伝わってきました。
私はアイデンティティを守ることでいじめは起こってると思っています。
いじめをなくすには相手に配慮する気持ちが大切です。憲法第13条が規定する「個人の尊厳」を大事にしてほしい。
多くの方に「聲の形」を見てほしいです。

作画や音楽の感想
京アニは氷菓以降つまらない作品を制作する会社の印象でしたが、今回は全てにおいて完璧でした。綺麗な川、気持ちいい空、気温を感じ取れる描写、音響が大好きです。

投稿 : 2018/05/02
閲覧 : 194
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9

designing さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

マリア

感想はみんなが書いてるようなのと同じなので、
マリアについて書こうと思う。
マリアはなぜかずっと笑ってる。
なんでずっと笑ってるんだろう、
と考えたとき、あるひとつの答えが出てきた。
マリアも幼稚園でいじめられてるのではないか?
笑ってれば誰かが友達になってくれるかも。。。とかそういう可能性。
考えすぎか。
そういう裏設定的なものがなければ、マリアは最強にかわいい。
とくに西宮妹が公園の遊具で寝てるときのシーンで、
マリアは遊具の出入り口で、ちょこんと座ってこっちを見て笑ってるのだ。
あれが最強に癒される。

投稿 : 2018/05/02
閲覧 : 214
サンキュー:

10

ネタバレ

うどんこ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

早見沙織すごい

聴覚障害の子を声で演じる、非常にデリケートな芝居をやり通していて、本当にすごいと思いました。

 手話とアニメがすごく相性がいいと感じました。漫画で読んで居る時より、手話の意味を読み取ろうと一生懸命見てしまった。
 画面の端っこで、西宮姉妹が手話で話してるのも、何を話して居るのか、つい注目していました。
 手話の意味を説明しないまま次に行った時、さっきのはなんだ?とぐるぐる考えて、前のめりになって、見入ってしまいました。

西宮さんが居るところでは、耳が聞こえる同士の人が喋っていても、手話を使って話すのが印象的でした。そう言う配慮ができる人間になりたいと思った。

投稿 : 2018/04/30
閲覧 : 217
サンキュー:

11

オカルトマン さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

感想

大体のあらすじは知りつつ原作未読で視聴。あまり観たくなかった。

子供の世界は残酷なのになんで普通の小学校に転校してきたのか謎だった。
(大人の世界は汚い残酷さだけどw)
初めは胸糞悪い展開が続きます。極悪顔したガキが酷すぎる。気持ち悪くなってくる。。。

極悪顔したガキ、自分が虐められたからって良いやつに変わり過ぎだろ。
あんだけ酷いことする奴がそんな簡単に変われるかよ。と思いながら視聴。

でもなんだかんだ言いながらみんな成長していくところが魅力なのかな?

後半、植野とかいう893女ほんとに腹立ったw

最後は丸く収まってよかったですね。悪い作品ではないと思います。一度は見ても損はないかと思います。
初めのいじめのシーンが短かったからよかったけど長かったら吐いてたかも。

正直想像よりは大分マシで良かった。

投稿 : 2018/04/22
閲覧 : 187
サンキュー:

6

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

天使じゃないキャラ達による視聴者が救われる物語

2016年公開の劇場版アニメ 129分

原作 大今良時 監督 山田尚子 脚本 吉田玲子 音楽 牛尾憲輔
総作画監督 西尾太志 音響監督 鶴岡陽太 制作 京都アニメーション

オープニングテーマ The Who 「MY GENERATION」
エンディングテーマ aiko 「恋をしたのは」

舞台は岐阜県大垣市 岐阜県養老町の養老天命反転地

繋がりたいけど繋がらない、伝えたいけど伝わらないというディスコミュニケイション。

全体を通して描かれるのは、主人公「石田将也」の心のさまよい。
道徳と言う現実を知る以前の幼き日に犯してしまった罪に対する葛藤はついには自分を押しつぶすが・・

能面の様に張り付いた笑顔の下に、障害を持って生きることに立ち向かい続ける少女「西宮硝子」。

社会的に難しいが、今描かなくてはならない重大なテーマに取り組んだスタッフの本気こそが見どころ。
普通はエンターティメント作品としては邪道ではあるが、
あえて、物語よりも前面に押し出すことで視聴者とのディスコミュニケーションを回避する。
これは間違って伝わってはいけない物語であるという決意が感じられる。

Shape of Voice と言うタイトルで全世界に発信する小さくとも揺るがない物語として、
自分も揺るがない満点評価としました。

この作品の最も重要な要素は音である。
前作「響けユーフォニアム」で音響監督の鶴岡氏と対立的な立場であったといわれる山田尚子監督は、
鶴岡音響監督を全幅の信頼の元、「聲の形」を名作に仕上げました。
声優に関しては吉田玲子氏と共に厳しい指導で一切の無駄な音を排除し形ある言葉だけを選びました。
そして、雑音と共に響くバッハのインヴェンション。
アンドレイ・タルコフスキーの作品にも迫るほどの完成度。

それ以上に重要かもしれない要素があります。
無表情で厳しい現実を甘くデコレートしたアニメ特有の技術。
これが、自分のタイトルにつながります。
救われるのは視聴者の魂であるのです。
「けいおん」「たまこラブストーリー」は「聲の形」に昇華されました。
まったく山田尚子さんという人はアニメ監督になるために生まれてきたような天才でした。

音響技術によって再現された「西宮硝子」に聴こえる異質の音。
これが優しい世界に触れたように感じられる演出は見事の一言です。

障害者は常に他人に傷つけられ続けているのです。
それならば、自分が選ぶべき行動は?
考えてみてください。本当に救われるのは誰なのかを。

投稿 : 2018/04/21
閲覧 : 988
サンキュー:

61

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

もう何周かしたいところだけど

繰り返し2回観た。山田尚子監督作品なんで、2周目は演出に注視しつつ。あと何回か観たいところだ。
追記:計4回くらい観た。

西宮の心情は彼女の周りにも、こちら側にも伝わりにくいけど、石田と同じく、とにかく自己否定が過ぎるという事を、改めて意識的に前提として観ると、各場面で読み取れるものも増えたり変わったりするね。
これはいろんな場面でそうだけど、個人的には、石田が共に遊園地に行った人達それぞれに”ヒドいこと”を言って、みんなが去ったあとの西宮の表情とその気持ちが特に。
西宮に、みんなが言ってる事、言われている事が聞こえてるかどうかは知らないけど、いずれにせよ石田から友人が離れていった、この状況は理解出来ているでしょう。
(追記:聞こえてないだろうね。橋の上での会話が始まった直後くらいの遠い場所からのカットで、西宮は結絃に、手話で、指降って状況の説明をとお願いしてるよね。結絃は目を逸らす。)
石田は全部自分が悪いと言うが、このとき西宮もまた、この状況になったのは自分のせいだと思ってしまうんだね。
石田も西宮も基本的に、他人を責めない、というか責められなくなるくらい自分が嫌いで、自分のせいにする。
1周目なんか、みんなが去ったあとの西宮の向ける目を見て、石田のことを少し攻撃的な目で見てんのかと思ったけど違うよね。
なんで勘違いしたんだろうと考えると、もしかしたらこれは石田の感情かも分からないね。ここの感想は、3周目には変わってるかもしれないし確信的になるかもしれないし、微妙なところ。でも西宮の表情を見て、何かしら思ったはず。
追記:別に攻撃的な目線だと思ったって事はないのでは。

もう一つ、他の場面の話。
今作の最後の、植野の西宮に対する”バカ”という手話が”ハカ”になってしまっていて〜、というのは有名な話だろうけども、確かに西宮の仕草はそれを教えようとしてるな〜と2周目で思った。
1周目なんかそんなん分からなかったけど、言われてみればそうだ。
西宮が伝えようとしている事を、私はキチンと受け止められてなかったわけで、これが作品のテーマであるコミュニケーションの難しさというものだろうと思われた。
この作品において西宮の心情や言いたい事を理解するのは難しく、しかし、だからこそリアルだ、というのは受け売りだけども、確かに。

植野について、まぁ別に嫌いだなぁと思ったなら嫌いでもいいけど、この作品において、それだけでは済まない重要人物だね。って思うんだけどうまく書けないなぁ。
例えば観覧車の中での会話なんかは、西宮が、『自分の事が嫌い』と言って、それで全て自己完結してしまって、植野の言いたい事が、耳の聞こえる聞こえないという問題でなく、伝わらない。
今作品において、重要なシーンじゃないかと思うんだよな。
そこに至るまでに西宮の持つ障害はおおいに関係してるだろうけど、ここ観覧車内ですれ違ってしまっている理由は彼女の持つ障害そのものでない。
ここにあるのはもっと人間の内的な部分の問題であって、またコミュニケーションの難しさなんだろう。
他のシーンでも語る事の多いキャラだと思うけどここでは上の例で終える。
自分の中で彼女についてまだ考えが纏まってない感もあるからね。
あと、植野って石田に好意持ってる?それは今も続いてる?微妙なところだ。
石田の自転車の後ろに突然乗ってきた植野。大きい道路を挟んで反対側に西宮を見つけて、その後の彼女の一連の行い。
どう見たって嫌な奴だけど、山田尚子監督の演出を手掛かりにその心情を読み取る必要があろうと思う。ここらへんは、3周目、4周目だなぁ。
個人的に、”たまこまーけっと”の、みどちゃんを思い出させるキャラだなと思う。声優が同じだったりするけども。
追記:この記事の最後に載せているインタビューを読んだんだけども、やはり好きなんだね。そう思うとやはり切ない人だよなぁ。まるでみどちゃんの様だという感想は、外れてないな。
植田の想いが通じる事はもう無いんだろうな。西宮さんとは今後、良き友になれるのかもしれない。
かつての石田と結絃の関係と、西宮と植田の関係は似ている、というのはどこかのブログで読んだことである。

作中で嫌いになるなら川井さんでねえの?と思いもした。しかし、多くの人が気付いただろう、彼女の態度こそ極一般的なものであるわけだ。
きっと小学生石田の言う通り、彼女も陰で悪口みたいな事を言っていたんだろう。でも川井さんの『私はそんなこと言ってない』も本当なんだろう。
イジメを見ても注意はしないし直接関わらない。表面上優しい。
それでも、無自覚の精神的暴力をふるい、そして差別している。私だって、正直な話、西宮の第一声にギョッとした。
その時感じた異物感こそ、イジメの種である事はお分かりでしょう。
追記:生き方の上手い人だよな、石田とか西宮とか、植野と比べて。

2周目が終わった時点で残った疑問は、西宮が自殺を決めたのはどのタイミングだったろうということだ。見逃してしまっているようである。
西宮母の誕生日以前のどこか?
花火大会での別れのときの西宮の手話が、『ありがとう』だったのが印象的だ。
追記:ばあちゃんが死ぬ前のシーンで、結絃は夢を見るよね。寝てるばあちゃんに引っ付いてる結絃が見た夢の中で、小学生時代?の西宮は苦しそうな顔で、結絃に対して何か手話をする。あれは、『死にたい』と言ってるんだね。気付いてみると、確かに劇中でこの手話に関して説明はあるんだね。具体的には、西宮が自殺を測ったシーンよりも後、結絃が部屋の写真を剥がしているシーン。
自殺を決意したタイミングを直接示すわけではないけど、この夢は西宮の心情を示唆してはいるよね。
西宮はこう思ったんだ。劇中でも西宮が言ってるとおりだけど、自分と居ることで石田は不幸になると。自分が石田と居ることで、石田は彼の周りの人間から拒絶されてしまうのだと。
西宮が見える範囲にいると、石田は、加害者として扱われてしまうからね。
そういう意味で、西宮は自身がいなくなれば、と考えてしまう。
西宮は、石田に連れられてデートしていたとき、どういう気持ちだったろう。
そういう事を考えながら本編を観ていると、やはり、花火大会の夜、病院での出来事、それぞれのシーンが、よりこちら側の心にくる。

蛇足ではあるけれども、これもまた強く印象に残っているので書いておく。
結絃は可愛いかったね最高に。
初めて制服姿を見たとき、いや、その場面での事情を考えれば、少し不謹慎ではあるんだけども、いやぁ、
あぁあぁあぁ〜〜〜〜〜〜って、なったんだ。
追記:西宮の妹だと発覚する直前くらいのシーン、石田が結絃に西宮の耳の件で拒絶されたとき、いつも人の顔にバツつけるのと同じように傘で結絃の顔が見えないように遮ったでしょ。
結絃がこの後、石田の言葉を受けて結絃のほうから傘を持ち上げて視線を合わせるわけだ。この一連のシーンは物語上においても重要なシーンだろうけど、それ以上に、持ち上げてこちらを覗き込む結絃の可愛さったらないでしょ。なかろうもん。

追記:バッハの練習曲インベンションが、映画最後の文化祭に入るシーンまでの各場面で少しずつ弾かれているらしい。"練習曲"であることがキモ。
インベンションもう少し聴き込んでから観ると、もう少しここらへんが体感できるかもな。

メモ:『聲の形』音楽・牛尾憲輔インタビュー
http://a.excite.co.jp/News/bit/20161008/E1475063249559.html

BGMの曲が特徴的な映画だったけども、作品のコンセプトに沿った作りなんだなぁ
メモ:牛尾憲輔インタビュー 山田尚子監督とのセッションが形づくる音楽
https://www.google.co.jp/amp/s/s.animeanime.jp/article/2016/09/16/30521_2.amp.html



=文章のリメイク=(改めて書いてみたもの。個人的な、文章を書く練習として。かといって文章として練ってあるかと言われればそんなことはない。文章を書ける人ってすごい。ここまで読んでくださった方々にはスルーを推奨。書きたいこと最後まで書いてないし。書きたいことの半分も書いてない気がする。あれ?なんだかこの作品についていくらでも書けるような気すらしてきたゾ?もう一回観たいなぁ聲の形。TVで放送しないかなぁ。WOWOWでは放送し始めてるんだよね。契約してないけど。地上波でそのうち来ませんかね?まぁ、どうしても辛抱たまらなくなったら、そのときはレンタルでもしますよ。えぇ。)

西宮の心情は彼女の周りにも、視聴者側にも伝わりにくい。
西宮は言葉を発さず手話を使う。手話を知らない私は、彼女の伝えたいことを明確につかめない。
なので、登場人物の中でも手話のわかる人、結絃とか石田を介して、初めて西宮の発するメッセージを理解することになる。
とはいえ、西宮のメッセージを直接受け取ってないから、視聴者からすれば、メッセージの鮮度が落ちる。
果たして、最低限でも劇中で使われる手話を知らないままに、西宮の心情を理解してやれるものだろうか。
映画そのもののゴールはわかりやすくハッピーエンド。
特に構えることなくこの映画に触れたひとは、観終わってそのまま満足してしまうかもしれない。
しかし、手話がわからないまま観終わってしまった人のこの作品に対する理解は、実は相当に抜けている。
なんだかんだ西宮の手話に関しては説明があるじゃない、という人もあろうと思う。たしかにそうだ。
しかし、1回観て満足してしまった人に、はたして細かな演出への理解があるだろうか。
例えば花火大会の夜、別れ際の手話の意味を知っているだろうか。
『またね』とか、『じゃあね』ではないのだ。
例えば本作の最後のほう、文化祭で、植野が西宮に対してバカと言った。口でも言ったが、同時に手話でもそう伝えようとしていた。この手話が正しく『バカ』と伝えることができていないということを、知っているだろうか。
手話がわからなければメッセージの意味合いも正しくつかめない。映画をひとつ鑑賞するのに、主要人物の心情をいまいち理解できないままに終えるのはあまりに面白くない。
2つ目の例に挙げたシーンにおいて、実はコミュニケーション上のすれ違いが起こっているのだ、という事実に気付くか否かで、そのシーンに対する印象もがらりと変わってしまう。
手話のわからない人間が、気軽に1回観て消化できる作品ではないのだ。
ここで肝要なのは、ストーリーそのものが難しいものである、と言いたいわけではないということだ。
ここにあるのは「コミュニケーションの難しさ」である。
気軽に1回観ただけでは消化できない作品となった要因はこれだ。より具体的に言えば、
「私たちと、西宮との間のコミュニケーションにこそ難しさがある」ということだ。
これがこの作品の理解をひとつ妨げる。そして、それこそがこの作品におけるひとつの重要なテーマであるとも思われた。
よくある演出として、登場人物が自身の心情をナレーションしたり、心の中でセリフを吐いたりすることがある。しかし、劇中、西宮の心の中の声を私たちが聞くことはない。あえて排しているのだろうと思う。これは先に挙げたテーマにも関係することだ。私たちは、西宮を実在の人物として相対する必要がある。
現実の人間とコミュニケーションをとるにあたっては、「喋ること」の占めるウエイトはとても大きい。それが所謂健常者の側に立つ私の中での常識である。
私たちの主なコミュニケーションの手段は喋ることである。言葉である。
私たちが西宮とのコミュニケーションを難しいと感じる理由は何か。私たちがいつも行うコミュニケーションの手段が通じない相手だからである。
私たちは普段喋ることでコミュニケーションをとる。対し、西宮は手話によってコミュニケーションをとる。
こういった関係性にあって、人はどうすべきか。別に、正解がこれということもないが、少なくとも西宮は歩み寄っていった。口で喋ることを、一度選んだのだ。印象的なのは、告白のシーンだ。好きだといった。そしたら?
石田には、月と言ったのかと勘違いされた。
逆に、『健常者』の側から歩み寄っていったのは誰だろう。それが石田である。植野もまた、そうだった。
『好き』と『月』のような、コミュニケーション上のすれ違いは、劇中、要所で起こる。先に挙げた、植野が手話で『バカ』と言った(つもりの)シーンだってそうだ。西宮は正しく『バカ』と伝えるための手話を教えようとするが、植野にはそこが伝わっていなかったりする。
付け焼刃の『バカ』だった。植野に西宮の手話がわかるかと言えば、分からないのだ。
視聴者の側から見て、互いに通い合ったかのようだったが、その実、最後まですれ違っている。
これもまた、『コミュニケーションの難しさ』というものが描かれている。
そしてそのまま、そのズレを許容するのであった。

投稿 : 2018/04/14
閲覧 : 269
ネタバレ

saiha さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

メンタルが削られる

障碍者に対するいじめという非常にヘビーな描写があるため見ていて辛い。
主人公とヒロインの両方が自殺しかけてるし。
でも間違いなく見た後に心に残る作品だった。

最後はハッピーエンドなので安心してください

投稿 : 2018/03/21
閲覧 : 241
サンキュー:

8

ヴィノカカオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

さすが京アニ

日本では障がい者に対して、作品内のような対応になってしまう。
致し方ないことなのだと思います。
現実でもおこりうることだと思いました。

アニメ作品として素晴らしい作品でした。
小さいお子さんはもちろん、大人もみてほしいと思いました。

個人的な意見ですが、同時期に上映していた「君の名は。」より
よい作品でした。

ちょっとまじめに書いてしまいましたが、
西宮さんの声優、早見沙織さんの演技がすごい!!!

投稿 : 2018/03/21
閲覧 : 205
サンキュー:

16

えくいてぃ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

それぞれのキャラが立っていて、現実っぽくて、素直に感動しました!

小学6年生、やっぱりああいう雰囲気になることもあるのでしょうね。
そこで話が終わらずに、その後もちゃんと描いてるのが、
この作品のいいところなのかも?って思いました。

その後でもやっぱり性格はそんなに激しく変われるものでもなくて、
やっぱりもめちゃうこともあるけど、
変に飾らないで、素直に自分を出せるっていいね^^

投稿 : 2018/03/18
閲覧 : 197
サンキュー:

11

SK-046(しろ) さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

重めの題材

原作 未読

「いじめ」「障がい」等々がテーマのアニメ映画

面白おかしく観る映画ではありません

割と重めなテーマで色々考えさせられる作品

原作知らないですが全体的にまとまってて良作でした


泣けるまではいかなかったですが感動する場面もあり良かった

西宮役 声優・早見沙織さんの演技力にはビックリしました

作画も素晴らしい、さすが京アニですね!


映画館に足を運んだ価値のあった作品でした^^

投稿 : 2018/03/17
閲覧 : 240
サンキュー:

20

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聲の形のストーリー・あらすじ

聲の形」は、聴覚の障害を持つ少女・西宮硝子と、彼女へのいじめに加担していた過去を持つ少年・石田将也の物語で、2人の衝突や再会を通して、孤独や絶望、愛などが描かれている。(アニメ映画『聲の形』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2016年9月17日
制作会社
京都アニメーション
主題歌
aiko『恋をしたのは』

声優・キャラクター

入野自由、早見沙織、悠木碧、小野賢章、金子有希、石川由依、潘めぐみ、豊永利行、松岡茉優

スタッフ

原作:大今良時(講談社コミックス刊)、 監督:山田尚子、脚本:吉田玲子、キャラクターデザイン:西屋太志

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