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「聲の形(アニメ映画)」

総合得点
88.7
感想・評価
1496
棚に入れた
7399
ランキング
101
★★★★★ 4.1 (1496)
物語
4.2
作画
4.3
声優
4.2
音楽
3.9
キャラ
4.1

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聲の形の感想・評価はどうでしたか?

Marsa さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

心にしみる作品

大人でも楽しめます。楽しむというより心にしみる感じですね。爽快感はなく純恋愛でもないですが、色んな角度からこの作品を見ようとして考えさせられます。

投稿 : 2017/07/12
閲覧 : 238
サンキュー:

23

エロマンガ先生 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

タイトルなし

原作が好きでどこまでいってもうまくいかない辛さに読みながら胸を痛めていました。これが映画化になると知ったとき、略化されてアニメ化失敗になるんじゃないかなぁと思っていましたが、ちゃんと原作のこれは略さないで欲しいというエピソードが描かれていて、映像化成功だなと思いました。うるっと泣けますが、原作の方が泣けます。
でも是非見て欲しい作品です。

投稿 : 2017/07/11
閲覧 : 201
サンキュー:

5

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

映画は問題定義のみ、原作は模範解答付き

伝えたくても伝わらない。
いかに伝わらないかを、最後にその人物ごとに視点を変えて描いた原作と。
伝わらない部分はヒントだけ残して、リアルに感じ取らせようとした映画。

両方アリじゃないでしょうか。

映画だけ観ていても、原作でしか描かれなかった、個々のキャラが背負った葛藤の存在は感じ取れました。
完ぺきにとは言わないけど、ドロドロと渦巻く何かが、そのキャラを動かしているだろう事。
(まず制作上の制約ありきかもしれませんが)映画製作者の意図で、それを敢えて描かなかった事。
それらは確実に伝わって来ました。

いや、感じ取れなきゃ、ダメなんです。
この作品の、一番重要な部分は、そこじゃないでしょうか?

原作を先に知っていたら、私自身も、原作を称えるスタンスで感想を述べていたかもしれませんが… 運よく、映画を先に観ました。

作品に感動し、各々のキャラの描かれなかったプライベートな部分を、勝手に想像していました。
セリフの意味、行動の意味… 自分の中で、色々な角度から類推し、妄想し…
原作を読んで、答え合わせが出来ました。

そう、あれはある意味で、推理小説で言うところの読者への挑戦。
あの時点までで、ヒントはすべて出そろっていたのですね。

合っていた部分、作者とは違う膨らませ方をしていた部分。
私は両方を楽しめました。

そこを考えると…
映画の方が、現実に近いのかもしれません。
現実の世の中は、原作のように、正解は示してくれませんから。

投稿 : 2017/07/06
閲覧 : 187

ルカルカ さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

自分の心に響くアニメ

私たちの周りで起こりうるリアルな日常を描いた青春ストーリー

人間関係・差別・いじめなど重いテーマを取り扱っていてとても考えさせられ、心に訴えかけてくるものがある。

主人公の葛藤だったり、ヒロインの葛藤、それを支える家族や友達、それぞれにそれぞれの考え方や思いがあり、すれ違った傷つけあったり。
それぞれの登場人物の目線に立って考えれば、だれもも間違っていないしそれが個性だと思う。


私は初めてこの作品を観てから、2日後にはDVDを購入していた。
それほど印象的で興味深い作品だった。


何回も観直す度に理解できる部分や泣ける部分が増えてくる作品だと思う。

誰かにおススメのアニメ映画はと聞かれたら、間違いなくこの作品を挙げることだろう。

投稿 : 2017/06/29
閲覧 : 151
サンキュー:

9

snow さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

よくまとまった映画化でした<80>

子供らしい考えなしで硝子をいじめて、自分がいじめられる方に転落した将也が高校生になって贖罪するところに、植野が硝子のせいで将也がこんなになってるとガンガン責めていくという構図。
障害者だからって一方的な描き方をしないのねん。連載版とは違うとは言えこんなのを投稿して受賞する大今良時の異才っぷりが素晴らしい。今やってる連載でもまた異才の違う面をみせてたり。
映画では川井が自覚なしの自己保身で相手を傷つけてくところもちゃんと残してた。
ラストそんな川井が硝子を抱きしめて涙を流す訳で、そういう自分を善人と信じてるがゆえの善人っぷりを否定しないこと、人に完全を求めない的なところは描けてたんじゃないかな。
あとは映画尺の都合で薄くされちゃったけど、
全7巻の原作を2時間枠の映画にするために、コア人間関係とその変化に絞ったのはいい選択だったと思う。


京アニ作画で内容のある原作をやったかなりの良作なのに、キャッチーさや話題性で「君の名は」、内容的な評価で「この世界の片隅に」というバケモノ級の作品に挟まれてしまった上映時期の不幸。
自分も上記の2本は劇場に観に行ったので、本作は原作既読なこともあって観に行かなかった。

TVCMは酷かった。「西宮!ショーコー!」「君に生きるのを手伝ってほしい」と、何の脈絡もなくクライマックスシーンだけ垂れ流してたのはなんだかなーでした。

投稿 : 2017/06/25
閲覧 : 182
サンキュー:

7

ネタバレ

こたろう さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

考えさせられる作品

始めに決してイジメを肯定するわけではないので誤解のないようお願いします

ただこの作品の登場人物全員の気持ちがなんかわかるな〜と感じました。
西宮硝子の気持ちや想いは障害を持たない私には想像を絶するところではあると思いますが…

小学校6年の時、聾唖の少女硝子が転校してきた所から話しが始まります。
ガキ大将の石田将也は気になりますがどう接していいかわからない。その為ちょっかいや悪戯をしかけます。しかしそれはだんだんとエスカレートしてしまう…
まだ善悪の判別も曖昧で自分のしている事の重大さ、卑劣さに気付かない年頃のこと。周囲も少なからず囃し立てる。そのせいで将也はなにも気付かないままイジメを続けてしまった。

植野も最初は面倒見の良い姉御肌でしたが背負い・背負わされすぎた。

硝子は友達になりたい。みんなの話しを聞きたい。ですが自分の事で周りに迷惑がかかる事も分かっているその為振り絞った作り笑顔とすぐに謝ってしまう癖というか処世術が出来てしまった。

全キャラ語るととんでもない長文になりそうなんで割愛します(汗)

簡単に纏めますと、、
小学校時代の担任がダメすぎるだろと思います
将也が悪くないわけではありません。
ですがもっと早く手を打てたでしょう。
1人に全てを押し付けて先生としては楽でしょうけどね、人間としては最低です。

ストーリーは硝子の健気さや壊れそうでギリギリで繋ぎとめている心が見ていて切なく思います。
将也の心の傷、罪の意識
硝子の優しさ、健気さ
植野の本当の気持ち
結弦の想い、責任感

自分が同じ立場ならと色々考えさせて貰った素晴らしい作品だと思います。





硝子ちゃんめっちゃ可愛い!
早見沙織さんさすがやで!!!!

投稿 : 2017/06/21
閲覧 : 237
サンキュー:

26

Qoo さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 1.5 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 2.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

原作を読んでほしい。原作未読で高評価をつけた方には特に

2時間という尺に無理に収めようとした結果、安直な大衆受けする感動物語に仕上げられてしまったというのが率直な感想。
本当の聲の形はこんなもんじゃない。

原作はもっと人間のドロドロした汚い部分が詳細に描かれているし、将也と硝子以外のキャラクターにもしっかりスポットが当たっている。
そのスポット部分を省いてしまったことにより将也以外の行動原理が希薄で、唐突に意味不明な言動をするキャラクター達に困惑した視聴者も多かったのではなかろうか。
ヒロインである硝子ですら、なぜ将也を好きになったか、なぜ死のうと思ったのか、を映画ではしっかり描かれておらず、感情移入しにくい構成になっている。
あのシーンもカット、あの台詞もカットではもったいない。
各々の心境の変化がまったく伝わらない。

総評として原作が良かっただけに、残念な結果。
唯一評価できるところは流石は京アニと言うべきか美麗な作画部分ぐらい。
出来ることならこんなダイジェストを切って貼ってした2時間映画にせず、しっかり1クールとってアニメ化して欲しかった。

投稿 : 2017/06/21
閲覧 : 224
サンキュー:

7

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

92点。どっかの歌と映像美だけの映画と違い、内容が濃い

92点。同時期にうれた
君の名は。
なんかよりも倍以上の内容評価をします。

人の痛みに触れ、生と死に触れ、生きる活力を表現する。
涙腺を刺激する。

一人で、集中して観ると素晴らしい作品です。

投稿 : 2017/06/19
閲覧 : 172
ネタバレ

M.out さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

コミュニケーションの形。すなわち、聲の形。

 個人的に評価を述べるならば、2016年のアニメ1位である。

 この作品は「人と人とのコミュニケーション」を描いたものである。聲唖による言葉が聞こえない、また発せないことによって生まれる隔たり。自ら心を閉ざすことによって生まれる心の隔たり。そんな風に伝えられない思いを持つ、硝子と将也をメインに添えた物語である。
{netabare}
 心を隔てることで対人関係から逃げてきた将也が、硝子と出会うところから高校生パートが始まる。始めは初々しく、おどおどしながら、「好き」が「月」に変わってしまったりしながら、友人の助けを借りて徐々に分かり合っていく様子を描く。これが中盤まで。
 そして、コミュニケーションを取り始めた将也はその難しさを知っていく。繋がろうとすればこんがらがって、すれ違っていく。そして心の相対速度がmaxを迎えたとき、その切なさに人は涙する。少なくとも共感するならば、直視してはいられない。たいへん苦いのだ。
 そして、終盤、本当に想いが伝わったとき、その素晴らしさに人はまた涙する。少なくとも私は泣いた。
 そして将也は成長していくわけです。
 氷菓のような青春の甘くないところをテーマに描いた本作だが、とんでもない傑作である。
 ついでに。障害者を弱者という立場で描かず、一人の人間として描いている点がいい。特に終盤の文化祭で、将也が硝子に手を引かれるシーン。障害者が健常者を導くシーンであり感慨深い。また、植野という存在は常に硝子と対等であろうとした存在である。だから、硝子と将也以外で多く描かれたのが植野なのだろう。
 {/netabare}

漫画原作とは違い、将也の視点が大きく打ち出された本作では、そぎ落とされた要素が多い。そのせいで掘り下げられないキャラも出てきたわけだが、コンパクトにまとまっていて、個人的にはこっちの方が好きだ。
 あと、牛尾憲輔の音楽はやはり良い。

投稿 : 2017/06/19
閲覧 : 211
サンキュー:

9

ネタバレ

さな さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0
物語 : 2.0 作画 : 2.0 声優 : 2.0 音楽 : 2.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

泣けはする

聴覚障害の女の子とその子を昔イジメてた少年との恋愛もの?という設定は良かったけど、色々と私には合わなかったところがあったので低評価で。
まず、手話の説明が無いところがあって何言ってるのか分からなかった場所が数カ所あった。
手話の説明が後出しだった所もちょっとなと思いました。
ヒロインも、昔イジメられてた人間を何故好きになれるのか理解出来ない。
謝られて優しくされたからといって恨みが無くなることは無い。
というか、恨んでる様子が無かったから、それも理解出来ない。
あと、黒髪長髪の女が理解できなかった。
主人公が入院してヒロインが会いに行った時、面会者を通すか通さないかは家族が決めることであって、間違っても久しぶりに会った、小学校の同級生の赤の他人が決めることでは無いと思う。
他のキャラも大なり小なりイラっとする所があって、見てて終始イライラする作品でした。

投稿 : 2017/06/18
閲覧 : 161
サンキュー:

4

ネタバレ

KYY23 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

観ていて、懐かしくなった

まず、小学生の時のいじめのシーン。子供って最初に悪気が無くてもけっこうエスカレートして、ひどいことをしてしまうものです。それが、強調されていた点が良かったなと思います。

私自身も成人式で地元の友人と再会したとき、仲が悪かった人と意外と話が合うようになって笑いあったりと、互いに成長したことで、人間関係が上手く改善した経験があります。


また、高校生の将也は、クラス内で悪口を言われているような幻聴が聞こえているっぽいシーンがありましたが、
飛行船が学校から見えているときに他の男子から話掛けられていたりと(将也はずっと机に顔を押し付けていましたが)、普通にクラスメートから好かれているなと、感じちょっと嬉しかった(笑)



また、硝子に再会した翌日朝のシーン、将也 母の「たくさん食べな~」のセリフが心に響きました。私も子供の頃に母から「おかわりもあるからたくさん食べな~」と言われたことを思い出しました。


家族で食事をするって幸せなことなんだなと。実家に帰った時に母に感謝の気持ちを伝えたいと思いました。


全体的に見て、硝子の妹、結弦が可愛かったです。登場人物の中でも一番、辛い思いをして、悩んだ女の子だと思います。



また、iPhoneの登場するシーンが多いなと思いました。どのキャラクターもiPhone。Android端末全盛の響け!ユーフォニアムとは対照的でした。現代の高校生の8割はiPhoneを使っていると言われていますので、リアルな再現なのかな。

ちなみにTUTAYAディスカスのBDレンタルにて視聴しました。アニメ映画では珍しく、BDレンタルが用意されていて、かなり高画質で楽しめました。作中の花の映像がリアルで美しい。
何度でも見直したい作品です。

投稿 : 2017/06/16
閲覧 : 195
サンキュー:

11

ISSA さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

人と向き合う勇気を探して…

原作一期読みしました
正直、重いし胸くそ悪くなるし、胸締め付けられる場面もあります。
上手く言えませんが、モラルだったり感受性だったり成長させるきっかけになる作品かもしれません。

娯楽性は少いので興行的に伸びるか解らないけど京アニ制作の映画化すごく楽しみです。


9月17日に公開するみたいです。
PV見る限り綺麗な映像になってたので、原作読んだ時の衝撃的な内容生かしつつ京アニらしい作品なってたらいいな。

ようやく視聴完了

思ってたより、胸糞悪い部分がマイルドになって見易い感じになってる。
主人公とヒロインの成長が描かれている部分は原作と同じで良かった。
主人公のお母さんやヒロインのおばあちゃん…原作だと胸に残る良いこと言って印象だけどカットしてたかな?

作画はさすが京アニで文句ない仕上がり、挿入歌のアイコさんの曲も合ってますね。

この映画の特筆は声優さんの演技力かも、主人公の入野自由さん&ヒロイン役の早見沙織さん&ヒロイン妹役の悠木碧さんが素晴らしすぎ…
この部分は同時期映画の君の名は越えてます。
悠木碧さんのカメレオン声優が更に、ターニャとも僕街ともヒロアカのカエルちゃんとも違う声だし。

原作ファンなら少し不満出るかもですが、視聴してない方は是非とも見て欲しい映画です。

投稿 : 2017/06/16
閲覧 : 424
サンキュー:

46

時猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

独り言

OPの音楽聞いた時、京アニさんこんな音楽だったけってびっくりしちゃったw

今回、予告を見て『いじめ』がテーマのお話なんだろうなって思ってDVDを借りて視聴しました。

例えば、自分が幼少のとき、耳が聞こえないっていうある意味異質なものがクラスに入ってきたらどうだろうか??
きっと僕は相手をいじめてしまうなと思い少しつつ。。いじめたとき自分は相手にどんな風に接するのかとかいろいろかんがえちゃったな。

内容は作り手さんを知らずに観たいなって思ったから、一種の『いじめ』を知れるお話かなって思いつつ。お話は時々??になってわからないところもあったけど、でも、登場人物が成長していくのをみて、感じて、久しぶりに人間らしさが見れた気がする

僕はこのアニメを見て、客観的に、耳の聞こえない人を知ってほしい。嫌なこと言われても、されても彼らはわからないんだ。周りの音が聞こえないってどんなに不便か僕は想像もつかない。
このお話はたくさんの登場人物がでて、たくさんの考えが出る。お話は尺の都合上飛躍しているところもあるけれど、ぜひ見てもらいたいな。

僕も、時間があるときに今度は漫画でもよんでみようかな

投稿 : 2017/06/11
閲覧 : 151
サンキュー:

8

みいちゃん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

絵柄と合わない

考えさせられる内容だとは思いますが
この題材を萌え系な絵柄でやるのはちょっと違う気がする・・・。

オタクがオタクみたいな内容と思ってみたら困惑したので
違う絵柄にするかドラマにするかしたほうがよくない?って思ってしまった。

京アニなので絵はものすっごく上手ですね。

違う絵柄で出会えたならまた違う感想になってかもしれません。
どうしても困惑してしまった。

投稿 : 2017/06/07
閲覧 : 197
サンキュー:

3

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

耳の聞こえない少女の虐めが題材のアニメ

まあみんな知らないふり関わらないが原点かな

小学生のクラスで虐めが起こり苛められて転校

その後高校生になって心を入れ替えて再開する
(現実は入れ替えなど無いだろうけどアニメでは入れ替えてる)

その後さまざまな葛藤が描かれているそれがメインの物語なのだろう

綺麗に描かれているが現実と乖離しすぎかな

いじめはしないほうがいいけど現実には起こってしまう

難しい問題を描いてしまったのだろう

アニメ的に評価すると良くも悪くも無くと言ったところでしょうか

人それぞれ苛めに対する考えは違うと思う

人それぞれ考えされることはあるのではないかと思う

アニメの苛め耐性は世界名作劇場で鍛えられてしまったので

超欝になるような内容では無いと思う

追加

売れるための作品でありけして虐めと向き合った作品では無いと思う

投稿 : 2017/06/05
閲覧 : 148
ネタバレ

※アニをた獣医師() さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

良かったぞい! 漫画と別ものかな?

新しい予告見たけど、声優があってて素晴らしいよ♪
aikoの歌もこの物語にすごくあってる!
石田と西宮、小学生のころケンカして離れていった西宮が実は石田を救ってくれていた、そうして高校生となった石田は成長して西宮にどう接していくのか?西宮に償うことが生きる意味となった石田はどうするのか?


アニメだと省略するしかなかったとこもあるけど、充分作品の魅力は伝えられていた! いろんな人にみてほしいね、原作も!



やっぱりこの作品はショウタとしょうこの成長していく姿、自分を見つめ直して成長していくのが素晴らしいと思う❗それを声優のはやみんや自由さん、悠木碧、いろんな人がそれぞれのキャラの魅力も引き出してくれていた。感服ですよ

改めてみて、漫画とアニメでは違いも多かったけど、それはそれでやはり良かったと思う。少年と少女の苦悩、成長が描かれており、感情移入は難しいかもしれないけどやはり見ていて苦しく思うところもあり、感情を動かすアニメだった。
個人的に思ったのは、ビンタのシーンとか、ショウタのお母さんのカレンダーの理由聞くシーンryとか、もっと迫力あっても良いと思ったね。 躍動感がほしかったかな?もっと

投稿 : 2017/06/03
閲覧 : 351
サンキュー:

20

k さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

すごい!

原作を読んでから劇場版を観たが素晴らしい作品に仕上がっていた。

声優の早見沙織がすごい!

投稿 : 2017/06/03
閲覧 : 182
サンキュー:

3

ネタバレ

やと さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

しょうこちゃんかわいすぎぃぃぃぃ♥️

君の名はと時期が被らなければ聲の形が有名になってた!しょうこちゃんがかわいすぎてやばいアニメ!内容もしっかり出来ていて設定もバッチリ!問題は最後ちょと泣けなかったかな!

投稿 : 2017/06/03
閲覧 : 157
サンキュー:

3

ネタバレ

datteba さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

まあ、それがあんたか

碧いうさぎ~ずっと待ってる~
って流れるかと思ってハラハラしてました。
{netabare}結果流れませんでした。{/netabare}

投稿 : 2017/06/02
閲覧 : 128
サンキュー:

3

ネタバレ

りっとん さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

名作

同時期くらいに上映してたって理由だけで君の名はと比較しまくるんでご了承ください。

自分の君の名はのレビューを見て貰えばわかると思いますが、私は君の名はのストーリーをほとんど評価していません。況してや、聲の形を見た後だと尚更評価する気が無くなりました。聲の形を見ている間は、何とも不思議な気持ちでいました。現実的な世界観、いつまでも不安定な日常や人間関係、そういうストーリーに引き込まれて、自分も様々な立場からその場にいるように感情が動いていました。
君の名はは作画や音楽で引き込んでいる感じはあったんですが、最初からハッピーエンドに向かうためのお誂え向けのストーリーのせいでいまいちのめりこめませんでした。夢があるといえばそれまでなんでしょうが。

そう考えると、君の名はのビジュアルは本当に勿体無いと思います。流星群のシーンでの作画や、RADWIMPSが恋愛もののストーリーにあっていたのでビジュアルも評価されているので、あの作品あってのビジュアルだったのかもしれませんが、もし君の名はのクオリティのビジュアルと聲の形のストーリーが組み合わさったら、それこそ最強の作品だったでしょうね。

ここからは比較ではなく真面目にレビューしたいと思います。ヒロインの西宮硝子は耳が聞こえない。聴覚がないという方はたくさんいると思います。でも、主人公の石田将也が少年時代硝子に負わせた傷を、大きくなって、支え合うことで癒すという他にないストーリーは、言い表せない深みがありました。さらにそのストーリーを通して、健常者と障害者の差別が残る日本の社会に一石を投じていたのではないかと思います。それだけ壮大な作品でした。

何回も言ったように、本当に文句なしのストーリー、構成でした。一度は見るべきです。

投稿 : 2017/05/30
閲覧 : 134
サンキュー:

5

まいまい さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

泣けた

いじめや障害者等を題材にしているため、重いテーマでした。作画はとても綺麗です。
私は中盤以降泣いてしまいました。

観賞した後も考えさせられるような、道徳的なストーリーでした。

投稿 : 2017/05/28
閲覧 : 167
サンキュー:

6

あにすきー さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

心の形

教師は相変わらず馬鹿に書かれている。本当のことだけどね。
虐めてた事さえなんとも思ってないことのほうが多い中で
いい終り方。

投稿 : 2017/05/28
閲覧 : 240
サンキュー:

6

デュフフ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観たい

ごめんなさい

原作は連載物を既読(オリジナル、リメイクは未読)
当時毎巻出るのを心待ちにしてたほど漫画では引き込まれました。
後味の悪い感じで読み始まった記憶がありますが、なぜか引き込まれました。
なので、アニメ化で期待もある一方、不安が大きくて見れてなかった。
原作の印象も薄れてきたことと、たまたま見る機会があったので視聴


尺の関係か解釈上いらないと思ったのかわからないけれども
主人公二人だけにスポット当てすぎてて
他の人物描写等がかなり省略されて良さが減った

原作ではもっと後味の悪いドロドロしたものを感じられるほど等
人物描写が繊細に表現されてて、
それが作品の世界観やストーリーにDEEPなものをもたらしていたが
大雑把にいえば主人公2人だけにまとめられちゃって
大味なストーリーになってしまった。

京アニだけに萌要素を多めにするためなのかわからないが
あっさりしすぎの演出が多く引き込まれ感が少なかった
その分見やすくはなっているので、多くの人が視聴する機会も増えるのだろうが

個人的には色々な部分で原作の解釈が監督と違ったみたいで、
演出その他に違和感を感じながらの視聴になってしまった
テクニックに走って逆に薄く感じさせる場面も多々あった
正直言えば原作がよかったから救われたが
アニメとして原作の良さをさらに引き出すという意味では
演出その他イマイチに感じた

終盤盛り上がる場面であの劇伴はないわーという選曲に萎えたり
くどいなーっていうかうざい感じとか

当初の懸案通り、2Hで表現するには無理があったようで
見なければよかったなあと感想です。

原作を読んでしまった人は視聴はやめたほうがいいと感じました。
逆に原作を読んでなければ、まずアニメから視聴で、
後か原作という流れであれば残念感を感じづに楽しめるかと思います。


正直原作と比較してのレビューは
アニメのレビューとしてどうなのかという葛藤もありますが

できる限り原作を頭から吐き出した状態での評価は
飽きずには見れると思いますという程度しか出てきません。
表現方法が違うとはいえより良いものがあると思えるなかで
良かったとは言えないです

投稿 : 2017/05/28
閲覧 : 236
サンキュー:

9

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

「君に生きるのを手伝ってほしい」

この作品の原作は未読ですが、この作品自体が物凄い話題になっていたので気になっていた作品の一つで、ようやく視聴に漕ぎつける事ができました。

この作品の主人公は、高校3年生の石田将也…
これまでの僅かな人生…ですが彼はその中で贖罪を背負いながら生きてきました。

これは彼の贖罪の物語…そして場面は小学生6年生時代に移って物語が動いていきます。
きっかけは一人の少女…本作品のヒロインである西宮硝子が転校してきたこと…
彼女は生まれつきの聴覚障害者だったのですが、その「周りの人との違い」が摩擦を生むことになるのです。

聴覚障害…何も聞こえない音のない世界…
人は自分の身の周りの情報の殆どを視覚と聴覚から得ているので、その一つがぽっかりと抜け落ちてしまった世界は、きっと怖いと感じると思います。
だからそんな世界を懸命に生きようとしている人には手を差し伸べられる人間でありたいと思います。
そんなこと、今の小学生だって分かっていること…

だけど、人の心がそんなに簡単に割り切れないのも事実…
きっかけはとても些細…でも引っ込みのつかない気持ちが拍車を押し、ふと気が付くとエスカレートし過ぎている…という事ってありますよね。

彼女は一生懸命だったと思います。
だって、同じ学校生活を送るなら友達と楽しく過ごしたいです。
きっと、一歩踏み出すのも相当勇気が必要だったと思います。
でも彼女はちゃんと踏み出しました。
やり方は自分なり…でしたけれど、それが彼女の精一杯だったんだと思います。
彼女の差し出すノートは希望で満ち溢れる筈…そんな夢だってきっと何度も見たと思います。

現実は、夢とはだいぶかけ離れていましたけれど…
彼女のちょっとはにかんだような愛想笑いが胸に刺さります。…
人ってどういう顔して良いか分からないとき咄嗟に笑顔を作る事があると思います。
諦め成分がたっぷり入った作り物の笑顔…
でもこれ…小学生がしていい顔じゃないと思うんです。

彼女の一生懸命が何を招くのか…その答えは是非本編でご確認頂ければと思います。
タイミングは直ぐ…じゃないかもしれない。
けれども、行動に対する結果は必ずついてくるものだから…

それを一番痛感したのは、間違いなく主人公の石田将也だったでしょう…
因果応報…彼がこの言葉の真意を会得するのに多くの時間は必要ありませんでした。

その因果を贖罪と位置付けて向き合い、高校生になった将也が踏み出した一歩がこの作品のもう一つの顔です。
「自分の事を好きになれますか?」
こんなテーマが内包されていたように思います。

自分の犯した罪は消えない…
その罪は人の記憶からも消えることはない…
そしてその罪はどれだけ月日を費やしても突然姿を現し、平然と心を抉ってくる…
そう思えるのは自分に課した痛みが足りないから…?
償いきれていないから…?

そう考えると、人は後悔で出来ているのかもしれない…
だからやり直すチャンスがあるんだ…
次の一手を間違わないために考えることができるんだ…
そして…人は変われる…
大切なのは気の持ち方…なんだと思います。

本当に色んな事がありました…
でも振り返ってみると喜びも痛みもすべては次の一歩に繋がる糧だったと思います。
将也と西宮に待ち受ける未来…是非本編でご確認頂ければと思います。

キャストですが、はやみんが聴覚障害者という難しい役に挑まれましたが、彼女の迫真の演技に正直圧倒されちゃいました。
これはもうはやみんの天性の才能なんでしょうね。
それにはやみんと悠木さん…この組み合わせも堪らなかったです。
そのほかにも藩さん、石川由依さんなど旬な声優さんも出演されているのもポイントだと思います。

京アニさんの作品なので、キャラデザは可愛いし良く動いています。背景もとても綺麗で申し分ありません。
全てにクオリティの高さを感じることのできる作品だったと思います。
最後に、願わくば将也と西宮に末永い幸があらんことを…

投稿 : 2017/05/28
閲覧 : 454
サンキュー:

47

ネタバレ

みのるし さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

むずかしいです

むずかしい。これはむずかしい。

映画観る前は、身障者と健常者がややあっていい仲になる的な話で、おたがいに辛いこと、悲しいことに出会いながら力を合わせて乗り越えていく姿に共感し、感動する的な、そおゆうハナシだと思ってましたんですけども。

ぜーんぜん違いました。
ぜーんぜんですよ。

でもですね。

この映画観終わった後にすぐ気がつきましたけども、先にボクが述べたようなそおゆうハナシだとしたら、これはまったく身障者を喰ったとゆうか馬鹿にしたとゆうか、なんしかそおゆう事になるわけですよ。

ってくらいものすごい真剣にこのクソ重たいテーマに取り組んでいます。
さすが京アニ。こおゆうハナシで20億も稼ぐとは相変わらずいい仕事をする。

なので、近しい人に身障者、または精神疾患の方がいらっしゃる方はもちろん、ぞうでない方もこれはあるていど覚悟して見ないといけません。と思います。

身体障害や精神疾患はボクなんかが思っている以上になまやさしいもんではないのだとゆうことを思いっきり知らされます。そしてそれがその人らの日常なのだとなると、映画館をスキップして出てきて『いや~感動したな~』とか絶対言えんはずやと思います。

このハナシに出てくる人はみんなほとんどろくでなしです。

身障者を前にして『それも個性のウチだからー』とか脳天気に言えるようになるには、相当の経験と精神力と愛が無ければその域にはたどり着けません。

そんなもんナイフのように人を傷つけることに無頓着な生きざまの小中学生のコミュニティにそんな人が突然舞い込んできたらそれはえげつないことになるに決まっています。

この映画では高校生になるまでを描いていますが、このハナシに出てくる人らは{netabare}誰一人そこまでの域に到達しないまま終わります。

要するにみんないろいろな気づきはあって、人としてそこそこ成長はしたのかもしれませんが、あいかわらずろくでなし{/netabare}で終わります。

これはボクだけがそう思うのかもしれませんが、見終わったあと鬱な気分になりました。それは多分このハナシに出てくる人よりもボクの方が全然ろくでなしだと思ったからに他ならないからだと。

物事の真理を求める貴兄にこそおススメしたい作品です。

投稿 : 2017/05/27
閲覧 : 241
サンキュー:

10

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

耳の聞こえない人の声とは

漫画と比べると漫画の方が好きだ。表情とか心理描写は漫画の方が優れていると感じた。

映画で良かった点は何か。音があること。ショウコの声はアニメでないとわからない。

耳が聞こえないと自分の声が聞こえないから調整ができない。抑揚が外れた、滑舌が悪い声になる。

小学生だったら、面白がって色々いたずらをするだろう。気持ち悪さというのは確かに感じる。

一番良かったシーンはショウコの身代りとなり、意識不明になった石田を見てウエノのがショウコに激昂するシーン。

ショウコの母がウエノを止めるためにウエノと平手の打ち合いになる。そこを止めたのは石田の母だった。

それに対してショウコは石田の母の足にすがりついて謝る。ごめんなさい ごめんなさい ごめんなさい。調子の外れた声で切実に訴える声に涙が出た。

自分への罪悪感と、石田への謝罪。そして石田を取り巻く人たちへの謝罪。この展開は漫画にはない。しかもアニメでしか表現できないショウコの声だった。

二回目を観たので追記します。

小学校の担任が何とも言えない嫌な感じを出している。ショウコいじめの犯人探しの発言は先生として、大人として良くないと感じた。まあ、何となくリアルだなと納得してしまったが。

ショウコの母親に謝りに行ったショウヤのお母さん。母親同士で話た後にショウヤに話かける場面で、耳から血が出ていることに気付いた。この後の展開の伏線になっているのに初見では気づかなかった。170万を貯めて返すだけの動機は、このシーンであると納得した。

ショウコが病院で何か言われ、部屋で落ち込んでいる場面。右耳を何度も抑えたり、離したりをしている。このシーン以降、ショウコの補聴器は片方となる。

二回目を見て、これは片方の聴力が完全に無くなり、補聴器をつけても意味の無い状況になったことを理解した。気づくべきだったが、初見ではスルーしてしまっていた。

ショウコのおばあちゃんの葬式の場面で、音に雑音が入っていて、音響の不具合かと初回は思っていたが違うことがわかった。

おばあちゃんの死でユズルの、そしてショウコの心が壊れそうなことを音で表現しようとしているのかもしれない。

あるいは、補聴器を付けたショウコの耳には補聴器の機械的な雑音が混じった音が聞こえるのかなと思った。

ショウコとショウヤが花火を見ている場面で、花火の音でコップのお茶に波紋ができている。音を波で表していて良い。つまり、花火の音は耳の聞こえないショウコでも、カラダ全体にくる振動で伝わっているということだ。

ショウコの自殺はなぜ花火の日だったのか?ショウコは何度も自殺を考えている。ユズルはそれをさせまいとして、動物の死骸の写真を見せて気持ち悪がらせていた。

ショウコの中に自分が他人を不幸にした出来事や人数を数えていて、それが石田の仲間たちを離散させる出来事で、限界を突破した。耐えきれなくなったのでは。

石田がみんなを吹っ飛ばした後に、石田が見たショウコは何とも言えない表情をしていた。これがトリガーだと思う。改めて思うと、ショウヤと同じことやってるなショウコは。

ウエノについて。好きなキャラクターなのだが、聲の形という物語では良い面でも悪い面でもストーリーの起点となっている。

小学校の時に、補聴器を始めてショウコから取り上げたのはウエノである。それに食いついたショウヤはエスカレートし、仲間からの離反といじめの道を辿る。これが無ければ、ショウヤはいじめが公にはならず、いじめられることもなかったかもしれない。

ショウヤへ急接近するウエノを見てショウコはどう思ったか。これが起点となって 月 の告白となる。ウエノがいなければ、ずっとうやむやだったかもしれない。

ウエノに関して言うと、好きなものに対しての対応が不器用すぎて報われない。見た目も良くて、頭も良くて、統率力もあるのに石田への想いは報われない。

逆に嫌いなものに対しては、意志を明確に示し、時には容赦なく引っ叩く。泣き寝入りなんかしない。物語を引っ掻き回すことで良くも悪くも物語は進んで行く。

逆にカワイは好きになれない。石田が言った オマエは自分が可愛いだけなんだよ というセリフはその通りだと思った。

カワイというキャラクターは計算であれをやっていると思っていたが、計算ではなく、素でああいうことをしてしまうキャラだと、声優さんのコメントで知って愕然とした。

引っ掻き回しているけど、計算できてるのはウエノだけで、石田の全体を把握しているのもウエノだけだ。頭の良い奴がもう一人いれば状況は変わっただろうに。

最後に石田の貼り付けたバッテンが剥がれていく。何となくエヴァのTV最終回を二回目では思い出した。おめでとう。という感じ。

ショウヤのお母さんについて。出来た母親だなと思う。ショウヤの自殺未遂も見抜いて、ショウコのショウヤへの行いも許して。この人がいるから、物語が安定してまとまっていると感じる。


3回目を観て追記

石田の抱える問題は他者を信頼してコミュニケーションを取ることが出来ないことだ。

石田はいじめたショウコとの関係が回復すれば、解決すると考えていた。しかし、ショウコはいじめのことで石田を恨んだりは小学生の頃からしていない。

だからこれを解決しても石田の問題は解決されない。

ではなぜ最後、石田の他者へのバッテンは剥がれたのか。

石田が他者を信頼すると決意したからだ。そのきっかけはショウコの飛び降り自殺を止めようとした時だ。

彼は自分のトラウマである他者を信頼を決意することと引き換えに、ショウコの命を助けることを願う。人生最大の度胸試しをする。

この出来事を通して、ショウヤは他者を信頼できず、自分の存在を自分自身で認められない苦しみは、死ぬほどの出来事ではないという考えに至った。それより好きな人が苦しんで、死を選んでしまうことの方が辛い。

ショウコの存在認識によって石田の抱えていた問題は相対的にどうでも良くなった。だから石田は生きるのを手伝って欲しいとショウコに告げる。

問題を遡ってみる。石田が問題を解決するためには、ショウコの自殺を止めなければならない。

ショウコの自殺は、石田の友人関係が吹っ飛ぶことで発動した。また、小学生のときは婆ちゃんという家族の中でのセーフティネットがいたが、二回目はいないから自殺は決行された。

石田の友人関係を吹っ飛ばすために、過去を知らない真柴がいじめを知ろうとし、川井が暴露。その上で植野の介入が必要。

植野を介入させるためには、川井の中継が必要。川井と関わるためには、佐原探しをする必要がある。

佐原探しはショウコとコイの餌やりをするようになる必要がある。コイの餌やりをするようになったのはナガツカがショウコを守るユズルを退けたからだ。

ナガツカがユズルを退けたのは、ショウヤの友人だからだ。ナガツカとショウヤが友人になるためにはチャリカツアゲを助ける必要がある。

遡ってみると。ショウコと会おうという行動を取っている。ナガツカのチャリカツアゲを助けた。この二つのショウヤの行動が問題解決の糸口になっている。

婆ちゃんがかけたユズルを心配する言葉について。
婆ちゃんはユズルがショウコの問題に関して肝心なところで無力であることを知っていた。

それは、ショウヤ入院後の植野の暴走と、母の暴走を止められなかったことが証明している。

だからそれを理解したユズルは苦しむと思って、ああいうやんわりとした忠告をしたのだと思う。

疑問が一つ。ショウコの夢の中でショウヤはバイバイと言い。それをきっかけにコイのいる橋へと向かう。なぜショウヤのいる病院に行かないのか。

それはショウヤの死を恐れて飛び出したからではないからだ。

ショウヤがもし目を覚ましても、ショウヤの関心の中に自分がもはや入らないことを想像し、恐れ、ショウヤが無くてはならない存在になっており、耐えきれなくて飛び出したのではないか。

だから、毎週火曜日にショウヤと会話したコイの橋に走って行った。

ショウヤの人間関係を復旧しようとショウコは奔走し、苦手な植野とも向き合うことに成功する。そこでショウコは気づく。自分が抱えていた問題が解決されたことに。

彼女の問題は、他者とのコミュニケーションを恐れ、それを行うことができないことだ。だから、意味のわからない笑顔で、ごめんなさいを繰り返していた。小学生のときはそれを打破しよう筆談ノートを試みるが失敗。でもそれが彼女の命をかけた挑戦だったから、池の中に入ってしまっても必ず取りに行く。

夢の中のショウヤは、なぜか最後に小学生の姿に戻りバイバイと言う。小学生のショウヤはショウコと積極的に関わり、自分の本音を引き出した存在だ。

ショウコは自分が他者とのコミュニケーションが取れていないから、小学生のショウヤはかまってくるのだと考えていたのではないか。

だから、彼女の問題が解決した今、ショウヤはショウコに関わる理由がなくなったと思った。火曜日のコイのエサやりの時間は二度と来ないと怖くなった。

でも、ショウコの中でショウヤは無くてはならない存在になっていた。こういうことではないか。

コメンタリーを観て

婆ちゃんの葬儀のとき、ショウコが小指で手話していることに気がついた。蝶々を指してるのかなと思っら、おばあちゃんという意味の手話だった。

ユズル役の碧さんが、キャラクターたちの言動を国家の外交戦略で例えていて面白いなと感じた。個人を一つの国家と見立てて、他人との関わり方を外交交渉と見ると規模が違うだけで本質的な問題をこの作品は扱っていると感じた。

投稿 : 2017/05/26
閲覧 : 248
ネタバレ

千石 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

タイトルなし

たくさんの事をこの映画で再度学ぶことができました。

見終わった後、すぐにでも誰かにこの気持ちを伝えたいような気分に

なりました。大切な物はすぐ近くにある事そして、友情の脆さ、命の尊さ。

1時間ちょっとの映画ですが、内容がギュッと濃縮されていて本当に素晴らしかったです。

投稿 : 2017/05/23
閲覧 : 211
サンキュー:

3

ネタバレ

熊胆 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

導入がいじめだったから凄く重いでお涙覚悟と思いきや見続けるうちに
「伝えることの難しさ」をメインテーマとした作品なんだと理解した。

いじめも伝えることが簡単であったなら無くせるんだろうにね。

投稿 : 2017/05/21
閲覧 : 143
サンキュー:

3

エイジ君 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

うるっときた

映画良い感じに纏まってたと思う
色々省かれてたけどしょうがないね
漫画読み直そうかなぁ

投稿 : 2017/05/20
閲覧 : 213
サンキュー:

3

ネタバレ

ねこまっしろ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

後にも先にもこれが私にとって1番心に残るであろう名作‼︎

京都アニメーション制作ということでこれは見逃せまいと思い、映画館へ行きました! まだ見れてなかった「君の名は」と合わせて2作品まとめて見ました。
「君の名は」の圧倒的な作画の美しさを見た後で劣って見えるかな?と心配に思いましたが、どちらかと言えば私はこちらの方がよかったです!
年代層問わずに一度は見て欲しいですね〜‼︎
上映後、しばらくは頭の中にずっと余韻が残り、放心状態でした(・・)
思い出すだけで涙が出てきます。゚(゚´Д`゚)゚。

作画は物語の続きが気になってよくわからなかったですが、色使いや奥行き感を出してる所が京アニらしくてよかったです!

aikoさんが歌う主題歌「恋をしたのは」でaikoさんの歌声を聴いてるだけで知らずのうちに体は鳥肌が立ち、涙が出てきます。本当いい曲だなぁ〜。゚(゚´ω`゚)゚。

キャラは、とにかく西宮さんが可愛かった!会話上手ではなくても、いつも笑顔で接しようとする前向きな彼女を見習いたいと思いました。
そして声役の早見さんの演技も去ることながら聴覚障害者さながらの喋り口調に驚きを隠せませんでしたo(^o^)o・・・と言うのも私が小学6年生の時、同じ聴覚障害を持った女の子と同じクラスになりましたが、作中と違い特別支援組があり、昼休みと一部の授業以外はクラスに顔を出していませんでした。その女の子と喋り方が瓜二つだった!作中までのいじめはなかったのですが、放課後の帰り道に友達が「あいつキモいよね」と言っていたり、周りからもそういった目で見られていたと恐らくは思います。
私も同じ事を思っていただけに見た時はその子に謝りたい気持ちになり、同時にその立場になった時の辛さを痛感しました。


永束君の見た目モブキャラみたいだが、石田に助けてもらった恩を忘れず自転車を探してきた姿にいい奴だなぁ〜と思いました。それでいてノリの良さと情の深い所を見ててやっぱり友達は見た目で判断しちゃダメだと言うことですよね(*^o^*)
私も永束君みたいに友情身溢れる人間になりたいと思いました!


この作品が伝えたい事は「生きる」ことであって、「いじめ」はそれまでの伏線だと私は捉えています。

{netabare} 物語の始まりは西宮さんが転校してきて、聴覚障害者を持つ彼女は喋るのが苦手なので、会話するときはノートを通じてコミュニケーションを取ろうと呼びかけるも、だんだんクラスメイトとの狂いが生じていじめられるようになる…。
敬遠されたり、補聴器を投げて遊んだり、黒板に悪口を書いたりいじめはエスカレート。そんなある日、西宮さんのお母さんから度々補聴器がなくなったり、壊されたりしていると連絡があり、学級会で、担任から石田の名が上がり、石田は他のクラスメイトも西宮さんをいじめていた事を話すもみんなから裏切られ、その後、友達の島田が中心となって石田がいじめの標的にされ、西宮さんと同じようにいじめられる。そんな石田を庇うかのように、石田の机に書かれた落書きを消す西宮さんを見て、自分のした事を悔やみ、申し訳ない気持ちになるが素直になれず、西宮さんと取っ組み合いになる。
その後、石田は西宮さんに対して、謝罪の気持ちを伝えようとするが、その前に西宮さんが転校。その後も小学校を卒業するまで石田へのいじめは続く。
中学に上がってからは、島田と広瀬が石田の悪口を言いふらし、それ以来石田はトラウマになり、他人の顔を見ないようになった。


ここからはそれに対する感想を書いたのですが、大体は私の過去話を絡めて長々としています。
{netabare}
始めに、 西宮さんがいじめられている所がなんだか昔の私を見ているようで私の心に突き刺さり、心苦しかったです。開始早々から涙が出てました。゚(゚´Д`゚)゚。
私も実際そういう経験をしている身なので余計に心が痛く感じ、とても締め付けられる思いで見てました…。
それと石田が中心になっていじめられていたにも関わらず、今度は石田が標的になった後、石田の机に書かれた落書きを消していた西宮さんは思いやりがあるなぁと思いました!そして芯の強い子なんだなぁ〜と思い、彼女のことを後押ししてあげたい気持ちになりました!
普通、いじめを受けた奴とは「もう関わりたくない」「一生会いたくない」「あいつの存在自体を頭の中から忘れたい」「あいつさえいなければ・・・」と思うのが率直な気持ちだと思います。私も実際、そう思っていた1人ですし・・・。忘れたくても忘れられずその1年間、いじめられては友達に慰められ、その度に先生はそいつに説教するも全く反省せず、未然に防ぐこともなくまたいじめられて・・・の連鎖でした。
西宮さんが転校してから小学校卒業までの間の石田は同じ立場になってからようやく西宮さんの気持ちが分かったのと共に、自分のした事が跳ね返ってくるんだと後悔したと思います。
中学以降の石田の性格が私と同じようで、その気持ちがわからなくもないと思いました。
私も、相手と顔を合わせるのが苦手で、人混みも嫌い、他人の目が怖くて下ばかり向いて例え仲のいい友達であっても目と目を合わせにくいです。 {/netabare}
{/netabare}

私が今までで1番涙腺崩壊したシーンは、 {netabare} 花火大会途中で西宮さんが家に帰り、石田はゆづるのカメラを取りに家へお邪魔した時、西宮さんがベランダから飛び降り自殺しようとしたシーンで、涙が溢れると同時に西宮さんが死んでほしく無い一心で私は思わず手を伸ばしそうになりました。今でも西宮さんが飛び降り自殺しようとするシーンを思い出すと涙が出てきます(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
その後の石田が落ちてから病院に搬送され、西宮さんのお母さんが石田のお母さんに土下座するまでの展開に、1人1人の命の大切さと、誰かを失った時に周りに与える悲しみがどれだけなのか、改めて認識させられました!
人間誰しも生きていれば嫌なことや困難が立ち阻むことがあっても、それ以上に嬉しいことがあり、友達と一緒に笑ったり泣いたり楽しい思い出を作り、そして好きな人がいずれ現れ、幸せを感じ、結婚をして新たな命を育み、家族を持ち、幸せを分かち合い、かけがえのないものを手にする事こそが真の生きる意味だと思います(^O^☆♪
これからの人生、私の周りの人達に助けられているんだという事に対する感謝と命をくれた父と母。かけがえのない大切な友達を胸に、生きていこうと思いました!
そしてこれからの人生を楽しみ、悔いのないように生きて、いずれ一緒に生きる事を手伝ってくれる素敵な相手を見つけ、幸せな家庭を築いていきたいです*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*
そして後世に命の大切さを伝えていきたいです!

視聴後、テレビでCMをよく見るようになりましたが、「西宮・・・硝子ーーっ」ってセリフが流れるから泣けてくる…。
{/netabare}

これを機に私も前を向いて一歩踏み出そうと思います!
生きることのありがたみ、一人一人の命の大切さをこの作品から伝わればと私は思います。


2017年5月20日追記:またいつでも見たくなるような気がして、早々にBlu-rayを予約。 人生で初めて円盤を購入し、再視聴しました!
物語のある程度の展開は頭に入っていながらも、心に深く刻み込まれるような感動を与えられました!

再視聴で印象に残ったシーンは{netabare}石田のお母さんが石田の稼いだ170万を持って、「もう死なないって言わないとこの170万を燃やす」と。
結果的に燃えてしまったけれど、その後に言ったお母さんのセリフ「死ぬために稼いだお金なんていらない。」この一言に、どれだけお金があっても命には換えられない、という親の鏡とも言えるシーンでした。 幸せはお金で買えないと言いますが、このシーンは正しくそれだと思いました。

簡単に捨てていい命はどこにもないってね^ ^
{/netabare}

投稿 : 2017/05/20
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聲の形のストーリー・あらすじ

聲の形」は、聴覚の障害を持つ少女・西宮硝子と、彼女へのいじめに加担していた過去を持つ少年・石田将也の物語で、2人の衝突や再会を通して、孤独や絶望、愛などが描かれている。(アニメ映画『聲の形』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2016年9月17日
制作会社
京都アニメーション
主題歌
aiko『恋をしたのは』

声優・キャラクター

入野自由、早見沙織、悠木碧、小野賢章、金子有希、石川由依、潘めぐみ、豊永利行、松岡茉優

スタッフ

原作:大今良時(講談社コミックス刊)、 監督:山田尚子、脚本:吉田玲子、キャラクターデザイン:西屋太志

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