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「攻殻機動隊 新劇場版(アニメ映画)」

総合得点
65.1
感想・評価
155
棚に入れた
1068
ランキング
3393
★★★★☆ 3.8 (155)
物語
3.8
作画
4.1
声優
3.8
音楽
3.7
キャラ
3.8

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攻殻機動隊 新劇場版の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

tachikoma さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3
物語 : 2.0 作画 : 3.5 声優 : 2.0 音楽 : 3.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

少佐ってこんなに魅力ないキャラクターだったっけ?

攻殻機動隊 ARISE AA 全10話とこの映画をやっと鑑賞。

もともと攻殻機動隊 ARISEを2話まで観ていたが、あまりに今回の草薙素子が受け入れられなさすぎて、見るのを止めていた。

観終わっての率直な感想は、少佐ってこんなに魅力ないキャラクターだったっけ?、、、だ。

キャラデザが変わったとかCVが変わったとかではなく、根本のキャラクターそのものがひどい。

電脳ハックされたの気付かないわ、敵に良いように操られるわ、爆弾義体に埋め込まれるわ、あなたウィザード級の凄腕ハッカーなんですよね?それなのにドヤ顔で偉そうに語るので、今までのような圧倒的な実力に裏打ちされた貫禄やかっこよさより、ただの大口叩きの嫌な奴に成り下がっている。

作中にでてくる「私たちのあとに仕事させてあげる」というセリフも、今回の素子が発すると、仕事に対する責任感と自信から発せられたシニカルでウィットに富んだセリフというよりも、ただ己の功名心からくるイキリなセリフに聞こえてしまい、いちいち小物くさい。
この突入についてもそれだけ言っておきながら犯人は取り逃がすし現場を荒らすだけ荒らしておいて、いいとこなし。

素子以外のキャラクターもなんだかなぁという感じ。(特にサイトーはひどい)

シナリオ的にはデッドエンドという攻殻の世界観にあった、それでいて身近に感じられる(想像できる)内容だったため、面白いなとは思ったのだが、シナリオの進め方が一本調子というか目新しさがないというか、
犯人取り押さえましたー、操られてましたー、取り押さえましたー、またまた操られてましたー、の繰り返しで同じことずっとやってんなと感じてしまいどんどん冷めていった。
ファイアスターターという舞台装置自体が疑似記憶を植え付けるウィルスということなので、仕方ない部分もあると思うが、前述の繰り返し含め、敵追い詰めたら多脚戦車でてきますとかも何回同じことやってんだと。

第4の攻殻機動隊と謳って新しいものに挑戦する、という気概は感じられるが、新しくしたものは中途半端、過去作品のオマージュという皮を被った新鮮味のない焼き直し、ARISEという作品を通して攻殻を観ているという高揚感はまるでなかった。

とにかく残念。

投稿 : 2023/05/12
閲覧 : 78
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0

ネタバレ

fuzzy さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3
物語 : 1.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 2.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

パロディ版? ※うっかり再視聴したので追記

一旦解散
実はみんな頑張ってる

亡命する→あらそうと素子が狙撃

とかとか
見た事あるようなシーンが多く

声は人を認識する重要なファクター
声優がたまに変わるのはしゃーないとして
主要陣を全とっかえして
なんか観たことあるなぁ
またこんなことかという感想だったので
ちょっとがっかり

笑い男編はたまに観ます
笑い男や個別の11人のタチコマの活躍に痺れました。

そういうの思い出しちゃうと、うーんでした
もう本作は観ないかな。。


※うっかり再視聴
見事に覚えてなかった

なぜだろうと考察
TV版は定期的にリピッたり、ソリッドステイトはたまに観る。
この3つはなにかしっかりとした敵•ライバルが見えているからでは?

本編は事象はあるがなにが敵なのか後半までよくわからない。
かつ感動や迫力あるシーンはよく観ていた3作で観て、それを超えるものが無い気が。

んーまぁ味がするからしがみたいのはわかるけど。
ちょっと味が自分にはもうしないかな。。でした。。

投稿 : 2023/01/23
閲覧 : 206
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1

ネタバレ

haruto さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

2回目2021.4.8

2回目2021.4.8

投稿 : 2021/04/08
閲覧 : 180
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0

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

もうサイバーパンクで語ることはないのでは?

1980年代から脈々と続いてきたサイバーパンク作品も既に頭打ち。ネタ切れ感は半端ないと思います。

たしかに、サイバーパンクはインターネットや情報社会そのものの危険性や売春や薬物の社会問題まで取り上げられるいいネタでしょうが、それだったら他の新しい価値観を提示して欲しいと思います。

いま、「ブレードランナー2049」や「メッセージ」などの良作SF映画を作ってきたフランス系のドゥニヴィルヌーブ監督がフランクハーバード原作の「デューン/砂の惑星」をリメイクしようとしていますが、ハードSFでも良い題材の原作小説は読んでないだけで結構あるので、是非アニメ会社はネットフリックスなりアマゾンなりに注目を置かれているのだから、出資してもらって権利獲得してアニメ化すれば世界的にも表現的にも更に上を目指せる気がします。

もうこのシリーズに頼らなくてもいいんじゃないでしょうか。

まあ、新作出たらしょうがなく見に行きますが。。。

投稿 : 2020/04/03
閲覧 : 448
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8

メタトロン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

黄瀬版としての総評

設定やキャラクターの印象が押井版、神山版にくらべると違和感を感じてしまうのは仕方ない。声優って凄いなぁと思いました。
劇場版4部作からテレビシリーズ新作2話に続く新劇場版への流れは中盤から難解なストーリーに疲弊してしまいました。

総評
これも一つの攻殻機動隊として良作であることをは間違いない。ラストのシーンは原作を読んでいる人にはちょっと感動する。

投稿 : 2019/09/17
閲覧 : 293
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0

ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

普通に楽しめた

2029年3月、総理大臣暗殺事件という戦後最大の事件が発生した。バトーやトグサたち寄せ集めメンバーと捜査を開始する草薙。事件の背後にあったのは、戦後の義体開発の行く末を左右する技術的障害【デッドエンド】をめぐる政治的取引。さらに「洗脳・ゴーストへの侵入・疑似記憶の形成」を一度に行う電脳ウィルス【ファイア・スターター】の存在も見え隠れする。そして、事件を捜査する中で掴んだ手がかりは、草薙の秘められた生い立ちにも繋がっていたのだった……。“攻殻機動隊”誕生の瞬間に、世界は震撼する--。というのがあらすじ。


感想がネタバレに繋がってしまう。
{netabare}クルツが総理大臣との秘密会談で爆死したり、草薙素子と同じ姿の奴がいたりとびっくりした。話が進むにつれて遠隔操作義体がよく登場するように。クルツもセクシーなお姉さんの姿は遠隔操作義体で本体はカプセルに入った白髪の少女だとは思いもしなかった。偽草薙素子の中かと思ってた。作品の冒頭で幼少期草薙素子と手を繋いだ少女が元のクルツで、双子が草薙素子をメンテナンスしていた奴ら。なんとも言えない一抹の寂しさが漂う。草薙素子一人が消息を絶って、他のメンバーが勝手に活躍するシーンも嬉しかったし、ラストのほうに草薙素子がビルから飛び降りて光学迷彩で姿を消すお約束を入れてくれたのは嬉しい。やっぱり国が謀略に関与するんだねえ。花見するのを桜を監視する仕事だとか言う草薙素子節が炸裂。{/netabare}

この作品を見る上で単体でも楽しめたが、ARISEを全部見たほうがより楽しめるとは思う。

まだうごく 坂本真綾、コーネリアス
独特なメロディが癖になる。

投稿 : 2019/04/13
閲覧 : 276
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3

ヒロウミ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 2.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

これが攻殻機動隊?笑えない冗談は素子ちゃん!

ストーリー構成、世界観の構築や声優陣の熱演は素晴らしく優れた作品であるにも関わらず「これじゃない」がゆえに期待を裏切るものでしかない。
裏切りは失望へと変換されリアルタイムのファンじゃなくて心底良かったと思わせるのはこの作品。



ARISE劇場版4作品+PYROPHORICも合わせて視聴済みでのレビューなのだがてっきり無印やSACの関連した物語かと思ったが全く別物。繋がりが薄すぎて本当に引くレベル。

声優陣の総入れ替えでメッタ刺し状態。無印(以降SAC含む)にわざわざ声質を寄せさせているんだがまぁ酷い。沢城姉さんの声がチョー大好きでどの作品もスゴいなぁとほぼ無条件で手放しで感心しちゃうのだがこの作品は本当に「コレジャナイ」。そして特にバトーとボーマはもう止めてくれってレベルにアンマッチ。犬を猫と人を糞と言えというレベル。他の声優さんは悪くないんだけど所詮似せたパチもんはパチもんで明らかに無印の世界観はそこに無い。あ、坂本さんはスゴいなぁと思ったけど他がこれじゃあね・・・。

しかもサイトーとの出会いなど無印での主人公を構成したはずの回想物語全てを反故しちゃってる設定。ナニコレ?以前の作品の製作陣に対する嫌がらせかなにかですか?それとも脚本家が下手なだけですか?まさか原作者が自分の作品を忘れちゃったんですか?
無印、SACでは人と機械の中性的存在であり儚い存在の中でユラユラ揺れつつ自我を構築していく様が妖艶でかっこ良かった主人公。それがC級ヒーロー作品並みの安いヒーローに成り下がってしまっている。あの絶妙なバランスの描写がない。チープ過ぎて失笑しかない。本当に「コレジャナイ」し「コレハナイ」。
更にはARISE4作品の作画の時折ある手抜きが酷い。武器の描写なんか水鉄砲?銀玉鉄砲?こんなんが劇場版なのかと思うと本当にリアルタイムで見なくて良かった。


先にも言ったが「攻殻機動隊」の名が無ければ優れた作品。特に今作は絵も綺麗でこれをスクリーンで見てたなら迫力に押されること間違いなし。だが、この作品は攻殻機動隊であるべきで無印を無視するならば残念ながら優れた作品とは言えない。スーパーマンの続編を見に行ったらスッパマンが出てきたようなものだ。
コレジャナイコレジャナイコレジャナイだらけで失望でしかったこの作品。こんなものを見ても正統な流れを汲んだ攻殻機動隊の続編を望んでしまうのは馬鹿なのだろうが無印、SACシリーズが素晴らしかっただけに諦めきれない。それでもバッタもんに用は無い。
Production IG、しっかりしておくれ!

投稿 : 2018/10/26
閲覧 : 537
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12

shiratori さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

うーん。。

期待したほどではなかった。

投稿 : 2018/08/15
閲覧 : 180
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0

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ネタバレ無し

映画館で見ました、面白かったです。
話がややこしいうえ、
ARISEシリーズを見ていないとついていけない懸念がありますが、
安心してください。
私はこの新劇場版が最初で、その後ARISEを最初から見ました。
アクションやSF設定もよく考えられてます。

あとEXELEのNAOTOがちょい役で出てまして、下手っぴですが、
あれくらいならちょうど良いです。
ツタ〇さんでブルーレイレンタルとか暇な時にどうぞ、

投稿 : 2017/10/13
閲覧 : 191

tinzei さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

なんでみんな批判的なの??

普通におもしろいんだけど、終わり方もいいしちゃんと初代に繋げてきたし


ただやっぱり少佐の声はあっちゃんがいいかな

投稿 : 2017/02/13
閲覧 : 270
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1

ネタバレ

DM さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

タイトルなし

アライズ全編纏め
・SACとはまた違ってそこまで脳が疲れない
・やっぱりコチコマが可愛い
・若い時の荒巻は胡散臭い
・SACとは声優が変わってるので違和感はあるものの、これはこれで○


戦闘が多く散りばめられてるので映画的緩急もそこそこあって気付いたら観終わってる感じでした

アライズもアライズなりに良作でした。

投稿 : 2016/08/15
閲覧 : 236
サンキュー:

0

ネタバレ

craftbeer さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

未来を拓く

ARISEの最終話です。内容はARISEの中で一番だと思います。

最後のまとめでも、話がドンドン二転三転していく様は観ていて楽しいですし、新たに『デッドエンド』と『第三世界』というキーワードがファイヤースターターの本質を映す役割となるなど、新しい宿題を貰いながら話が進行する感覚は攻殻って感じで良かったです。

後半に原作やGHOST IN THE SHELL(以下GIS)のネタを入れるなど、世界線の含みを持たせるようなところもよかったですし、そもそもファイヤースターターはGISに登場した人形遣いの原型ともいえるかも知れません。

EDの「まだうごく」が、デッドエンドと第三世界の両方の意味をもつように聞こえるのもまた面白いところで、意味深です。

投稿 : 2016/07/25
閲覧 : 266
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2

葡萄柚 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

かっこ良すぎ

攻殻機動隊は中1~中2あたりに観ていたらはまってしまいました。
ARISEの続きで草薙さんの過去などを知れて面白かったです。
いつかこういう時代が来るのだろうかとドキドキしてます、
近い将来なって欲しいですね(笑)



前髪好きですね

投稿 : 2016/04/11
閲覧 : 198
サンキュー:

0

ネタバレ

ポール星人/小っさ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ちゃんとARISE観終えてからにしてネ

円盤買ったので居間で飯食いながらTVで再視聴したんですが、コレ多分ヘッドフォンで観た方がいいですね。台詞聞き洩らすと思う。
かみさんが想像以上の喰い付きで、どんだけ攻殻好きなんだよと亭主引き気味な感じ(汗)
という事で、若干評価点上げます。

 本作の設定での素子は胎児状態での義体化な訳ですが、紅殻のパンドラの福音は10歳。
義体技術の成熟期にゼロから義体を動かすのと、義体技術の黎明期に一度自らの体を捨てての全身義体への適合ってどっちが難しいのかなとか思ったりすると、やっぱ紅殻って変なアニメですが最高に面白いプロットだったなと。

しかし、作品毎に素子の義体化の時期が違うってのも攻殻と言うコンテンツらしいというか(汗)
/////////////////////////////////////////////////////
押井版に肉薄する様な名作では無いですが、アニメとしてつまんなくはないと思います。
ただ押井版の"あ、俺なんかいい物見ちゃってる?"的なんか頭良さげなシンプルな美しさと完成度は無いです。別に私G.I.Sディスってませんからね。当時VHS版予約して買ったんすからw
正直、新劇場版は独立した映画としては並程度だと思います。
ARISEのTVシリーズのラストとしては満足ですが、個人的には何度も観たくなるという類の作品じゃなかったです。

 原作の冒頭花見のシーンの前が見たいって人にはお勧め。
なんで台詞を 桜の24時間監視・ヌードバーに連れてってやるぞ から変えたのかは?ですが。そもそもフチコマでないし。
そんなものが居るかは判りませんが攻殻難民が居るのだとすれば、そういう層に向けた作品としてはマズマズな出来な気はします。


 私はミリオタではないので見方間違ってるかもしれませんが、{netabare}序盤の大使館突入いくら何でも大味過ぎ。ファイナルオプションを見てるつもりがニューヨーク1997を見せられたような残念感w
小人数だから力技なのかもしれませんが、扉を抜くのに爆薬でなく連射とかやられちゃうと一気に冷めるというか。あれじゃ人質殺されなかった方が不思議。
アクションとしての見栄えはイイですが、もっと緻密な突入で他の戦闘シーンとの差別化しても良かったような。ド派手な戦闘ばかりで食傷気味なシリーズですし。
監視カメラ等の実行犯直視以外の目が多いであろうこの時代で、内視鏡やデンタルミラーでチマチマ覗く方がリスキーだから力押しって事なんすかね。

事の発端を"人形使い"に安易に直結させず、彼が生まれた情報の海を"第三世界"と表現して世界観の繋がりを意識させる作り自体は納得なんですが、故に原作なりG.I.Sを未見の人には訳ワカメになりそうな映画になっちゃってるのは商売的にどうなのよ?とは思いました。

 ARISEの鮨詰めの1時間程濃密でない作りにしてない訳で、なればこそクルツとツムギとの繋がりの部分はお涙頂戴とは言わずとも情感有る演出多めにしてくれた方が個人的には好みすね。施設の子供達という要素と鉛色の大人社会の構図でもう少し印象深い絵に出来たような。
というかラストでの残された施設の子供達に対し原作のあのセリフ吐く?
救済センターでジメジメしてた彼らと施設の子達って立ち位置がちと違う気がするんですけど。
{/netabare}

 ARISEシリーズの総体としての作りはとても親切で、絵と台詞を漏らさず注視していれば展開と物語に考察が必要とされないのはイイと思います。
その点では時代をちゃんと見てますよね、制作側が。
ただ如何せん、出てくる言葉等が攻殻と言う物を知っている前提なのは苦しいトコというか。
攻殻と言うコンテンツに目新しい魅力が無くなってしまった今、イマイチARISEがウケなかったのは出来云々を別として止むを得なかったのかなと。
私的にはジャンクフードの合間にちょっとイイお肉食わせてもらったみたいな満足感は有りましたです。攻殻が好きな方は見ても悪くないんでないかと。

投稿 : 2016/04/05
閲覧 : 486
サンキュー:

13

ネタバレ

ISSA さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

迫力ある戦闘シーンが見所

攻殻機動部隊は基本
突入→戦闘→制圧→電脳ハッキングと難解なストーリーてイメージでしたが今回も…
目が離せないので、ちょっと用事しながら見る私にはキツいです。
戦闘シーンは相変わらずスゲー、カッコいいでした。
それだけでも1度は見る価値あります。

花見もない殺伐とした職場て不満出たので、草薙素子が桜の咲いてる場所で24時間待機て命令…
素子なりの花見にクスッと笑えました。

公安九課のメンバーが花見でドンチャン騒ぎしてるのは見たくないけど、もう少しクスッと笑えるとかアクセントあった方がいいのかな?
スゲーカッコいいで終わってく、次お金払ってまでは見たいと思わなかった。

否定的な意見もしましたが、そこらの洋画&邦画よりは全然凄いし面白いのでお勧めは出来ると思います。

投稿 : 2016/02/25
閲覧 : 280
サンキュー:

8

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ARISE劇場版。予想通り。

原作:士郎正宗
シリーズ総監督:黄瀬和哉
脚本:冲方丁
監督:野村和也
音楽:コーネリアス
アニメーション制作:Production I.G

映画一本としての出来はともかく。
映画としてはそんなに面白いわけではない。派手にドンパチやって盛り上げようとしてるのが見え見えである。
所詮、シリーズモノの最終編でしかないのが微妙なところ。

ARISEの締めくくりには十分。
今までのARISEシリーズ観てるならいいけど、イキナリこれを観てもうーんとしか言えないと思うな。

ファイア・スターターの伏線を回収。
なんですか第3世界って?ん?やっぱり例のアレ「上部構造」の事言ってらっしゃるんですよね。^^;
もうね。オチはそれしか無いのかと。。。
内容が薄っぺらくなるならもうやるなよと。

ラストのオチは予想通り。
まあこのラストシーンだけ見れれば、原作厨として、押井厨として、満足するものだと思える。原作読んで無いやつはお呼びでない。
でも、これでしょ?これがファンが見たかったシーンでしょ?的なヤツがちらつくのは何故でしょう?w

だんだんとキャラデザ(特に目ね)を変えてくるなんてズルいだろ。
押井映画版のような目。

ロジコマをフチコマと言えない大人の事情。
見てればわかってしまう黒幕。
第3世界とかいう厨2発想。
予想を裏切らないラストシーン。

薄いよ。内容が薄いよお。
流石にこれには気がつくよお。

良くも悪くも上でも下でもない作品でしたw

投稿 : 2016/02/21
閲覧 : 371

全身タイツ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

1回じゃ理解出来ません。

まだ一回しか観てないのですが、半分も理解してないと思います。粗方理解出来るまであと5回くらい掛かりそうです。
そんな感じなので感想も覚束ないのですが、面白かったかと聞かれれば面白かったです。ARISEシリーズの中でも良い出来だと思います。

作中で政治的な話や専門用語が多数出てきたので、途中からストーリーを追いかけるのは諦めて戦闘シーンだけ楽しんでました。
私の理解力にも問題があるのでしょうけれど、ここまで複雑にする必要は無いのでは?と。円盤を買って何回も楽しむならともかく、劇場で観て「判らなかった・・・」というのは可哀想な気がします。

とは言いながら、9課結成前のメンバー、当然ながら若々しいです。少佐の前髪ぱっつんもこれはこれで好きですし、サイトーの髪型ややさぐれっぷりも微笑ましいですね。そしてボーマが饒舌w

円盤買って何度も観ようという方にはお勧めです。

投稿 : 2016/02/02
閲覧 : 260
サンキュー:

5

ヌンサ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 3.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

サンドイッチを食べる姿に激萌え

 Blu-rayを購入して視聴しましたが、劇場に行くべきだったと後悔するくらい面白かったです。

 他のシリーズと違って、ボーマがやたらと活躍しているのがちょっと微笑ましかったです。

 藤本修の声をEXILEの人がやっていますが、結構がんばっていたと思います。セリフがめっちゃ多いにもかかわらず、そこまで違和感を感じなかったのはすごいことです。

 少佐が義体になった経緯が、STAND ALONE COMPLEXシリーズと異なります。どちらが正史なのか、それともどちらも正史ではないのかは不明です。

 ARISEシリーズの始動がアナウンスされた当初から、少佐のデザインには賛否両論ありましたが、ここまでシリーズを見てきて見事になじんできたなと感じました。っていうか、これまでの少佐のデザインの中でも2番目に好きかもしれません(1番はGHOST IN THE SHELLの)。STAND ALONE COMPLEXシリーズの少佐が一番親しみやすいとは思いますが、個人的には冷たさの感じられる(目の感じが特に)今作の少佐の方が好きかもしれません。

 ラストシーンが、GHOST IN THE SHELLと美しすぎるくらいに見事につながっていて感動しました。

 P.S.ファイア・スターターが、現代のSNSなどにおける"炎上"のメタファーだと知った時は結構腑に落ちました。

投稿 : 2015/12/30
閲覧 : 248
サンキュー:

3

蟹チャーハン さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

頭悪すぎて話しについていけず

パーツパーツいうけどモノ扱いはしない。これが一番の決めセリフですね。(言ったのはボーマだったか?)9課結成以前のチームの結束を肌で感じられて楽しめました。

ただシナリオは…… SACの頃に比べると複雑というか、見ている側からすると敵が多すぎて、焦点が定まらないまま、勢いだけで最後までもっていかれた感じです。もう一回見ろということですね。たぶんARISEから復習し直せと(笑)

ARISEの伏線を回収するようにキャラもキーワードもつながっているけど、その実、ファイアスタータという言葉が何度も出る割には、あの首ねっこにつけてた丸っこい本体は登場しないままとか謎も多くて、なんでもきっちり丁寧には説明をしてくれないんで、見ている側もアレコレ考えないとなりません。これも情報戦なのかw

攻殻好きな人からすれば、ゴーストのありかにまた一歩近づけた気がして4点。よくわからない人には、なんのこっちゃで2点かもしれません。さて、復習するかな~

それと、モトコの声が若い頃の雰囲気にしたくて坂本嬢に変わったのはいいんですけど、バトーは大塚さんのままがいいなぁ。やはりあの声でないと自分は攻殻を見ている気分になれない。

投稿 : 2015/12/29
閲覧 : 239
サンキュー:

2

うにゃ@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

やっと最後に解りやすい作り

アライズ決着編。の割にTV版ほど難解にはなっていなく、伏線を繋げていくと最後はそこにたどりつくといった解りやすい作りだったと思う。
やっと素子の髪型が戻った。

100点中85点

投稿 : 2015/12/28
閲覧 : 210
サンキュー:

1

pin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

政治色が強いから言葉説明が多くて困る

やっぱダメだわ、ついていけない。
少佐の擬体が少女型だったってのもネット解説で知る始末。。

まあでも、

アライズも含めてだけども、
イシカワ、サイトー、パズ、‥、えっとあと誰だっけな?
そこらへんのキャラをちゃんと掘り下げていたので部隊としての存在があって緊張感良く観れたかな。

投稿 : 2015/11/29
閲覧 : 249
サンキュー:

0

さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観たい

なんで最近・・・

攻殻機動隊SAC以降ファンになり全作みてます。

色々と探してRODって作品も見つけて見ました。これも良かったです。

でもちょっと思うのが最近昔はこうだった!みたいに時系列を逆行する作品が多いですよね。自分としてはあまりすきじゃない

でも見るまで凄く楽しみです。

投稿 : 2015/09/23
閲覧 : 215
サンキュー:

0

ネタバレ

teji さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

なるほどってかんじかなぁ

なるほどってかんじかなぁ やっぱり 面白いものは おもしろい

投稿 : 2015/09/10
閲覧 : 406
サンキュー:

1

ネタバレ

SUGAR MAN さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ロジコマとバトーさん

~~攻殻機動隊シリーズ時系列 (一部劇場版除く)~~
■草薙素子 陸軍501機関所属時代~独立部隊結成まで
・攻殻機動隊 ARISE(ALTERNATIVE ARCHITECTURE)2015年4月 - 2015年6月 (全10話)

■独立部隊結成~公安9課所属まで
・攻殻機動隊 新劇場版(2015年6月20日公開)←この映画

■公安9課のお仕事☆
・攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX(S.A.C.)2002年10月1日 - 2003年11月30日(全26話)
・攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG 2004年1月 - 2005年1月(全26話)
・攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society 2006年9月(OVA)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
というわけで
この劇場版は少佐が独立部隊を結成してから公安9課に所属するまでのお話。

まったく新しいアニメとしてみたらどうなのだろう?
普通に面白くはあるのかもしれないけど、やっぱりS.A.C.が好きすぎるのでarise~新劇場版は比べちゃうとちょっとなと思ってしまう部分もいろいろね。。

音楽もコーネリアスだしもちろん良いんだけど、やはり菅野さんに慣れてしまってるんだよねw

意図的にだとは思うけど
音楽も少佐の性格もあえて無機質にしている感じがする。
S.A.C.はどちらももう少し遊びというか彩りがあって、そこが良いんだけどな。

それより一番気になったのは
{netabare}
arise観てたら黒幕もうわかってるし
あとは独立部隊にこだわってた少佐がどうして公安に入る気になったか、そこんとこちゃんと描いてくれるんだよね!?って期待してたのにそこがほとんど描かれてないっていう^^;
{/netabare}

攻殻の癒し系AIタチコマの前身ロジコマちゃんは相変わらず良い仕事してましたが♪
{netabare}
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ロジコマ「死んだ人はどうしました?」
トグサ 「どうしようもなかったよ」
ロジコマ「修理が不可能ならデータの回収と復旧をオススメします」
トグサ 「死んだら命もゴーストも復旧できねぇの」
タチコマ「不便なユニットですね。バトーさんは死んだことがありますか?」
バトー 「そのはずだったが全身義体になっちまったのさ」
ロジコマ「バトーさんが少佐のパーツとして働くのは死ぬためですか?」
バトー 「オレみたいないい男はなかなか死なねぇの。わかった?」
ロジコマ「はい。いつも貴重な学習経験をありがとうございます♪」

別のシーンで
トグサ 「みんな生きてるか?」
ロジコマ「死んだら修理できませんよ」
バトー 「いい男は死なねぇんだよ!」
--------------------
{/netabare}

S.A.C.は数年に一度は見直してるけど、そろそろまた見直す時期かなw


~好きなセリフ~
草薙素子「真実にたどり着くか、ここで降りるか、お前たちのゴーストに従え」

投稿 : 2015/09/06
閲覧 : 638
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2

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

【あらそう】セルフオマージュの塊みたいな映画でしたが電脳化、義体化への答えは提示された意欲作では【窓の外だ!】

『新劇場版』と言ってますが95年の『GIS』のリメイクというわけではなく『ARISE』シリーズの完結編という位置づけです
『ARISE』シリーズに登場した人物たちの思惑に終止符が打たれるという内容であるが故に、例え『攻殻』ファンであっても同シリーズを観ていない方にはチンプンカンプンでしょう


逆を言えば『GIS』や『SAC』を全く知らなくても『ARISE』だけ観てればOK
今作に先駆けて『ARISE』をテレビオンエア用に再編集した『AAA』は放送開始当初なぜ時系列をシャッフルしているのか意味が理解出来ませんでしたが、たぶん「あらそう」で始まって「あらそう」で終わりたかったためでしょう(笑)


『AAA』で唯一オリジナルエピソードとなった『PYROPHORIC CULT』はクルツがファイアスターターを完成させる為、と素子の独立攻性部隊に国家予算が降りるキッカケの為、にあった一幕というだけで観ても観なくてもどちらでも


さて『ARISE』シリーズは一貫して人類電脳化、義体化への警鐘を鳴らしてきました
今作ではその答えが出るというカタチの結末となっています
感覚操作の危険性(Pain)、記憶操作の危険性(Whispers)、高度メンテナンスの必要性(Tears)、精神と身体の同一性崩壊の危険性(Stands Alone)
そして最後に今作では電脳の規格が更新されることで規格を選び間違えた義体が救済されること無く朽ち果てていくという【電脳と義体のシェア選択】がテーマ
その答えの鍵を握っているのが産まれた時点で全身義体だった素子、そしてクルツと言うわけ


電脳ウィルス、ファイアスターターに関する一連の事件は『ARISE』シリーズを全部観た方ならクルツが黒幕だとバレバレなわけなんですが、今回なんとそのクルツが密会中だった総理大臣もろとも爆殺されてしまう


荒巻の誘いを断り、独立行動を続ける素子は501機関時代の盟友でありつつ、今作では幼馴染であったことも同時に明かされるクルツの仇討ちを決意し事件を洗いなおしていくのですが・・・


みどころは『ARISE』シリーズから継続して真綾が演じることで血気盛んな若者として描かれる素子
可愛過ぎる沢城ロジコマ


そして今作で注目したいのは満を持してのコドモトコの登場、っていうかまんま子供時代の素子が描かれている
黄瀬総監督自らが描く子供時代の回想シーンは既に今作のクライマックスと呼べるのでは


さらに素子の義体がボロボロになっては更新されていくうちに『GIS』や『SAC』、あるいは原作に近いキャラデザになっていくのがポイント
これはまんまラストカットに繋がっていて、まあセルフパロディみたいなもんでオイラのように思わず笑っちゃうか、旧作が好き過ぎて怒りを覚えるかはその人次第ですかね


中盤ファイアスターターのホストが素子と同型の義体を使っていることから素子VS素子、というトンデモナイ絵面が繰り広げられるのも面白かったです


当初から過去作にも増して愚痴を垂れまくるキャラとして描かれていたトグサの憎まれ口も健在


久々に登場したツムギの大活躍は今作で最も泣かせるシークエンス
それに回想シーンに登場するツムギの幼少期は誰もがびっくりしたことでしょう
野島健児さん本人が一番驚いてましたからね


まあなんやかんや旧作ファンに言われていますが『GIS』でも『SAC』でもない上で“SFサイバーパンクサスペンスアクション”という『攻殻』の本文は全うしたのでないかとオイラは思います
それに話しが、キャラが、と散々文句を言われたとしても“音楽面に関しては完全に旧作と肩を並べてますしね”


強いて言うなら肝心の【攻殻機動隊が結成に至るまで】が描かれるという序文だったはずが、ほとんど成り行き任せで荒巻の下に就いているのが残念
もうちょっと盛り上げて欲しかったのが本音です


それとEXILのNAOTOが演じていたヤツはいてもいなくても良かったのでは?と(笑)

投稿 : 2015/08/09
閲覧 : 907
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19

ネタバレ

フェイルン さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

TV版ARISEと比べて

TV版ARISEといいますか、BD ARISE4巻では、細かくは書きませんがコレジャナイ感で不満がありました。

新劇場版は、それらを踏み台にしたかのようなシナリオで、失敗ばかりでいまいち頼りない少佐が強くなり、メンバーと共にまとまっていく様が出ていました。

あと、出生については思っていたほど重量ある量は語られませんでした。

投稿 : 2015/07/11
閲覧 : 327
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1

ネタバレ

daruma さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

攻殻前日談ならでは

 ARISEの方のレビューにも書いたんですが、ファイアスターターの謎だったり、第三世界だったりと明かされていないことが多かったのでARISEシリーズは評価したくてもできないところがあったんですよね。

そういった気になる謎やモヤモヤしている部分がこの映画を観ることによって一気に解消されます。

{netabare}PV観たときに素子の義体の声が完全にクルツだったのでPVの時点で黒幕がお察しだったのは残念。そこは隠せよ笑{/netabare}

ARISEに対するひっくーい私の評価がこの映画で一気に上がりました笑

映画を観たらもう一度最初からARISEを見直したくなるレベルです。

 映画館で観たせいもあると思いますが、大迫力の戦闘シーン映像と音声で手に汗握りっぱなしの100分でした。

できれば公開している間に劇場に足を運んでほしいです!正直DVD・BDじゃもったいない!

 一番の見どころは何と言ってもラスト2シーンですね!攻殻ファンならビビビッとくるのではないでしょうか?!

 あの2シーンでいろいろと声優だったり、キャラデザだったり、細かい性格だったりと違和感があったARISEも攻殻機動隊のひとつだと印象づけられました。

特にGHOST IN THE SHELL2.0を先週観たばかりだったのでゾクゾクしちゃいましたよ笑

 ARISEシリーズを総括すると「攻殻機動隊前日談が上手く描かれた作品」だったのではないでしょうか?

素子の性格もARISE(じゃじゃ馬)=>SAC(可能性の模索)=>GIS(限界を知り悟りを開きつつある)と精神年齢の変化を感じられる一つのピースとして観ることができると思います。

同じように違和感を感じたキャラクターの印象も攻殻前日談ならではのものだと思えばなんか好きになれそうなシリーズです。

投稿 : 2015/07/08
閲覧 : 299
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3

shoratio さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ARISEと原作を繋ぐ、『攻殻らしさ』が滲み出た作品

主人公である草薙素子が攻殻機動隊という独立部隊を創設していく過去を描いたARISEと原作士郎正宗の攻殻機動隊を繋ぐ作品が本劇場版攻殻機動隊。今まで少し物足りなさを感じたARISE作品に比べて、ARISEでの伏線を回収していく中で『原作の攻殻らしさ』が滲み出ており、とても楽しく観ることができました。特に歴代の攻殻機動隊をオマージュした雰囲気の中で原作に繋がっていく物語・シンクロした音楽にとてもシビれました。押井、神山監督の攻殻機動隊で生まれた名言やストーリーに繋がっていくんだなと感じる部分が多くあり、色々と想像できる作品です。そこを意識しながら観るとまた楽しめるかと思います。
*野村監督は歴代の攻殻機動隊が好きだったんだなーと感じました。*

近い将来の科学技術の発展で生じる政治、経済、外交、軍事問題を複雑に絡ませ、サイボーグによる戦いや銃撃戦などのアクション、ネットを通じた電子戦や情報戦をふんだんに盛り込んだ稀有な作品だと思います(案の定、物語は難解です笑)。SFパンク好きな人におススメです(近未来に実現できるような技術で言えばソードアートオンライン?、銃撃アクションのBlackLagoonやヨルムンガンド、政治外交問題など+αさせた作品です)。原作の漫画を読んでいる人は最後のシーンは要チェックです!

投稿 : 2015/07/05
閲覧 : 257
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2

ネタバレ

ぼんさん。 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

上映初日に見ました

とにかく良かったの一言。製作陣の力の入れ具合がよく伝わった気がします。
上映後に監督さんも言っていましたが、アクションシーンが多めになっていましたね!でも、ちゃんと攻殻らしい伏線の回収もありました!

自分はにわかなので一つ分からないのが、確かSACでは素子は飛行機事故に巻き込まれて全身義体になったと表現されてたのにARISEや今作では素子はテロに巻き込まれて全身義体になったとあるところです。
宜しければよく分かる方誰か教えて下さい!

投稿 : 2015/07/04
閲覧 : 198
サンキュー:

4

ネタバレ

みかみ(みみかき) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

冲方攻殻は、ちょっと欲しかった方向性とは違うのかもしらん

ARISE Border:1のほうに書いたけど
あー、がー、うーん、ちょっと「これがほしかったわけじゃない」感。
 
冲方作品には、好きなものもあるし、攻殻機動隊というか、冲方丁作品という感覚で見たほうがいいのかもしれないな、という感じがしてきた。

冲方作品は、『天地明察』『マルドゥック・スクランブル』の2作品は小説で読みましたけれども、『天地明察』はかなり面白くよめた一方『マルドゥック・スクランブル』は、なんていうか、つまんないということはないんだけど、わたしとは「SF」にもとめるもののツボが違うのだろうなあ、という感触がただよった一品でした。
 
なんつーか、『天地明察』は人間描写はどうでもよくて、江戸風俗や、プロジェクトX的なはなしがすごくよくって、ほんと読んで良かったなという気分になったのですが、マルドゥックは、「対戦シーンなげえよ、アカギとまでは言わないけど、カイジよりもなげえよ…」みたいな気分。まあ、おもろいつーたらおもろいけど、うーん、どうかなー、みたいな。
 
はっきりと言えば、わたしには、マルドゥックの良さはわからん。
その「わからん」感じが、この新劇場版にもそのままの形で反映されてしまったのか何なのか、そこもわからんのですが、なんともいえない「これのようでいて、これじゃないんだよなー」感。
 
ディテールのこまごまとした、SF的小ネタ詰め込んでくるあたりは、決して嫌いじゃないし、悪いことはない。悪いことはないんだけど、わたしにとって、攻殻で描いてほしいSFってのは、こうやって小ネタ詰め込むことだけじゃなくて、世界のすべてがいまよりも情報に覆われたときに、社会の根幹の何がかわってしまうのか、ということの「新しい風景」を描いてほしい、ということ。それに尽きる。
 
なもんで、冲方攻殻は、わたしにとっては「コレジャナイ感」があまりに強い。

投稿 : 2015/07/04
閲覧 : 378
サンキュー:

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攻殻機動隊 新劇場版のストーリー・あらすじ

2029年3月、総理大臣暗殺事件という戦後最大の事件が発生した。
被害者の中には草薙素子のかつての上司、501機関のクルツもいた。バトーやトグサたち寄せ集めメンバーと捜査を開始する草薙。
「お前たちは私のパーツだ。パフォーマンスを発揮出来ないヤツはパージする」と言い放つ草薙に、「俺たちはパーツか?」と反発するメンバー。
事件の背後にあったのは、戦後の義体開発の行く末を左右する技術的障害【デッドエンド】をめぐる政治的取引。
さらに「洗脳・ゴーストへの侵入・疑似記憶の形成」を一度に行う電脳ウィルス【ファイア・スターター】の存在も見え隠れする。
そして、事件を捜査する中で掴んだ手がかりは、草薙の秘められた生い立ちにも繋がっていたのだった……。暗躍する謎のサイボーグ。
総理大臣暗殺の真相。“第三世界”の存在。その先に待ち構える罠。たった1人で己の“戦場”に向かう草薙は、後に残すメンバーに最後の“命令”を告げる。
「自分のゴースト(魂)に従え」。残された6人が己のゴーストに従う時、はぐれ者の寄せ集め集団は最高のパフォーマンスを発揮するチームへと変化する。
“攻殻機動隊”誕生の瞬間に、世界は震撼する―。(アニメ映画『攻殻機動隊 新劇場版』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2015年6月20日
制作会社
プロダクションI.G
主題歌
≪主題歌≫坂本真綾・コーネリアス『まだうごく』

声優・キャラクター

坂本真綾、塾一久、松田健一郎、新垣樽助、咲野俊介、中國卓郎、上田燿司、中井和哉、沢城みゆき、野島健児、浅野まゆみ、潘めぐみ、麦人、宮内敦士、NAOTO

スタッフ

原作:士郎正宗、 総監督:黄瀬和哉、監督:野村和也、キャラクターデザイン:黄瀬和哉、脚本:冲方丁、音楽:コーネリアス、総作画監督・サブキャラクターデザイン:大久保徹、美術監督:竹田悠介/益城貴昌、撮影監督:田中宏侍、3DCG監督:井野元英二、音響監督:岩浪美和、色彩設計:広瀬いづみ、メカニックデザイン:柳瀬敬之/竹内敦志、モーショングラフィック:荒木宏文、特殊効果:村上正博、編集:植松淳一、サウンドトラック:フライングドッグ

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