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「Charlotte [シャーロット](TVアニメ動画)」

総合得点
85.4
感想・評価
3630
棚に入れた
16140
ランキング
237
★★★★☆ 3.9 (3630)
物語
3.7
作画
4.1
声優
3.9
音楽
3.9
キャラ
3.9

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Charlotte [シャーロット]の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

ナルユキ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 2.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

主人公にスポットを当てるばかりの単純な作品

作画、音楽、演技がトップクラスの高クオリティを示す「Key×P.A.WORKS」によるオリジナル作品の2作目。後に『神様になった日』を制作する陣営なだけあってやはり期待感募る冒頭には引き込まれるのだが、そこから焦らされる日常回と後半の急展開もセットでついてくる。
ただ本作は『神様になった日』よりは評価できる。まあつまり麻枝准氏の脚本は出る度に劣化しているという残酷な評価もしているのだが……ひとまず置いといてほしい(笑)

【ココがひどい:序中盤と終盤のつながりが感じられない】
いきなりではあるが終盤の展開をダメ出ししたい。
と書くのも、特殊能力者で構成された星ノ海学園生徒会の日常──そこに「他の能力者を保護していく」という目的が加わっている序盤──そして{netabare}主人公の妹が能力の暴走により死亡する{/netabare}中盤の衝撃がいかにも話が動いている風であり面白かったのだが、終盤がそれらとの因果関係を断ち切ってしまうくらいに「突き抜けて」しまったため、結果的に序中盤のシナリオにどこまでの意味があったのかが私には計りかねているからだ。
{netabare}序中盤と終盤の因果が切れてしまったのはやはりタイムリープが原因と考えられる。確かに「妹の死を覆すため」は過去に戻るのに十分な理由だろう。しかしその選択が妹の死から荒れに荒れて立ち直り受け入れた第7話や、サラ・ジェーンとの出会いが巡りめぐって友利の兄の快方に繋がった第8話を無かったことにしてもいて、そこに断裂を感じる。
サラはユウの記憶を引き出すための舞台装置でしかなかったのか?
最初のタイムリープ使用者はユウではなく兄なのに何故ユウが兄のタイムリープ以前の記憶を思い出す?
タイムリープを使ったことで誰がいつ何を知っているのかの情報整理が追いつかない──例えば兄はユウの『略奪』の能力を知っている筈なので、施設に軟禁するという展開は記憶を消して野放しにしていた序盤の状況と矛盾しているのではないか──?
といった疑問も付いて回るようにもなっており、本作でタイムリープを扱ったのは話を展開するにあたってあまり良い手法とは呼べない。{/netabare}
{netabare}11話の片言日本語マフィア登場もあまりに唐突であり、一本通しで観れば最終話の主人公の行動を動機付ける12話をやるためだけのお粗末な話としか考えられない。この話だけキャラクターがほぼ全員、不自然にマヌケにもなっていて負のご都合主義を感じてしまう。ユウは乗り移りを仕掛けたら高所から飛び降りたり敵の仲間を殴って混乱させたりしてたんだけどね7話までは。{/netabare}
まあ細かい粗を探すのは控えて書きたいことは、これら終盤でどれだけ新キャラを出してメインキャラである筈の高城とユサを空気にすれば気が済むのか。Key作品は前半コメディ後半シリアスが伝統らしいが、そんなものを守るためにメインキャラの出番を減らすというのは結局、その2人がムードメーカー以上の重要な役割やコメディリリーフとは違った側面を強くは持ち合わせていないキャラクターであることの証であり、序盤の3・4話はユサ(とミサ)に奇矯極まりない振る舞いを見せる高城に笑った私としてはそのキャラの浅さと12話でのお茶を濁すような2人の扱いにガックリと肩を落としてしまった。
{netabare}てかユウと高城の想い出って牛タンカレーしかねーの……うん、ねかったね(笑) {/netabare}

【ココもひどい:見せたいシーンが世界観をぶち壊している】
ではそんな高城やユサ(とミサ)の出番があった「生徒会の日常」は楽しめたかと訊かれると、そちらもいまいち没入できなかったのが正直なところだ。
特殊能力が宿った少年少女を裏組織や脳科学者たちの魔の手から保護する星ノ海学園。その生徒会の初期メンバーである友利奈緒と高城丈士朗(たかじょう じょうしろう)が進学校で能力を悪用していた乙坂有宇(おとさか ゆう)を確保、お灸を据えて星ノ海学園に転入させるのが第1話の内容である。つまり星ノ海学園生徒会は能力者を取り締まる「警察」のような存在だと自ずと視聴者に刷り込まれるわけである。
その状態で次話、何の免罪符も用意せずに「私の瞬間移動で列の横から商品をかっさらいます」はやっちゃいけないギャグだった。どんな能力で人にバレなかろうが“横入り”というのはマナー違反だし、高城の『瞬間移動』は周りへの被害がそれなりに大きく描かれている。その惨事やくだらない能力の私的使用をギャグとして見せているんだろうなとは思いつつも、能力悪用者を取り締まる生徒会メンバーという肩書きには相応しくないとも思えてしまえるような違和感を覚えた。
この1シーンで星ノ海学園では特殊能力者がどれだけ認知されているのかも気になってくる。「バレなきゃいい」として使って惨事を引き起こした高城の『瞬間移動』を見て購買の職員は溜め息を一つ。いかにも見慣れた光景であることがわかる描写だ。しかし周りは「なんだ!? 爆発か!?」と混乱しているわけで両者の反応は統一されていない。
本作の特殊能力者は裏組織や脳科学者たちから身を隠す「おたずね者」的な立ち位置の筈だ。だからこそ学園で能力を使っていいのかダメなのか。学外で能力を使っていいのかダメなのか。一般人に特殊能力の存在を隠さなければならないのか別にいいのかが非常に重要な要素と言えるし、第2話ということで視聴者は学園のシステム等、本作の“世界観”が非常に気になっている頃合いだ。そんなタイミングでロクな説明もなく特殊能力を使ったギャグを挿し込むと能力モノとしての世界観────序盤で友利が能力悪用者に向ける警告や圧力といったものの説得力がぼやけてしまうように思う。

【ココもひどい:泣きの展開が急ごしらえのものばかり】
「説得力がぼやける」と言えば後半のシナリオを伝統通りシリアスに切り替えることで毎話見せるようになったお涙頂戴シーン。賛否両論ある中で私もまた“泣きゲーのパイオニア”とも呼ばれる麻枝准氏の脚本にしてはその説得力が皆無だな、と感じてしまった。
{netabare}本当に色々なツッコミどころがある中で格別、急ごしらえに感じたのが12話ラストで登場した友利の「単語カード」である。海外へ発つものの英語力が低いユウのために彼女が拵えたものだが、最終話では記憶も判断力も喪っていくユウの心の支えになるという重要なアイテムとして描かれた。素直に観たら感動する、言わば「泣き所」なのだけれども、12話ラストで出てきた物を使って「さあ泣けよ」と詰められても普通は涙なんか出ないと思うのです(笑)
単語カードはそれこそ学生の内にしか使わない物なのだから序盤の学園生活パートで出してもっと思い入れの深いアイテムに出来たのではないだろうか?例えば友利が「テストは対策しとけば能力でカンニングなんてダサいことする必要ないっしょ」とか言って生徒会全員で勉強会を開けば、その最中に友利が単語カードを勉強で愛用していることがわかる、という伏線を張れただろう。妹の死の時は「甘いピザソースのオムライス」がちゃんとカギになってたのだから、最終話に向けてそのくらいの仕込みは出来る製作陣だろうに、そこだけ思い付かなかったのだろうか?それとも単語カード自体が単なる思い付きだったのだろうか? {/netabare}

【でもココが面白い:乙坂有宇の成長物語】
ここまで酷評続きであるが、どれだけ話が粗雑になっても「主人公の成長物語」という部分に魅力があり、そこに一切のブレが無かったのがこの作品の支持できる所だ。
ユウの悪辣ぶりを見せつけるため「だけ」に星ノ海学園とは別の学校、どう見てもモブではないが結局全然出番のなかった2人の女子高生キャラが用意されている。その第1話だけの舞台で彼の持つ特殊能力、彼のセコい人間性、そして妹にのみ見せる優しさなど全てを描写して主人公の「人物像」だけはちゃんと理解してもらおうとしている。ある意味第1話だけはものすごく丁寧かつ豪勢に作られていると言っていい。
1話だけでその人物像を豪勢に見せたキャラクターはその変化もまた全振りで面白い。ハッキリ書いてクズだった主人公は生徒会の活動で初めて(もしくは久しぶりに)他者を想うようになり他者との喜びを分かち合うようになる。そんな状況になってユウはふと思う。
{netabare}「僕ってこんな人間だったっけ?」
度々この自問が入ることで、さらにユウは自己評価の低い人間だということがわかる。その最高潮こそが第11話だ。突然裏組織と事を構えねばならなくなった一般人の心の叫びを内山昂輝さんが如実に演じている。
こんな自分に何かを成し遂げられるわけがない。
キャラクターにそう言わせたいがための唐突なマフィア登場だったのだろう。{/netabare}
{netabare}妹を喪った後の第7話の豹変ぶりも印象深い。他人を蹴落とし見下す男が唯一愛でていた最愛の家族。それを喪った時、男はもう誰も愛することが出来ない、自分さえも。
そう体現するかのような自堕落な放浪生活と他者への八つ当たりはネタ的に観てもいいが、やはり悲痛なものを感じさせた。{/netabare}
{netabare}そんな彼が自身の真の能力を知り、自身にしか為しえないこと────能力を奪うことによる世界の浄化を決意する。よくよく考えれば「思春期を過ぎれば能力は消える」という設定があるので何の緊急性も無いし、最終話では能力を人の役に立てている者もいてそんな人からも能力を取り上げるというものすごく独善的な行いをするのだけれども、あの自己中心的な主人公が他者への想いでそこまでの行動力を発揮する。これを“成長”と呼ばずして何と表現できるのか。諸々含めて「超展開」と揶揄される終盤でも少年少女による青い理想と実行に移すパワフルさには目を見張るものがあり、どこか「細田守作品」と同じ一般向けな匂いを感じ取れる。 {/netabare}

【他キャラ評価】
目時(めどき)、前泊(まえどまり)、七野(しちの)
主人公のユウは心理面がよく描けていた反面、それは他のキャラが全く活かせていないデメリットも強調することになる。
何が書きたいかというと、この3人必要あったか?と問いたいのだ。
勿論、各々『催眠』『記憶操作』『壁抜け』の能力者であり、これらなくして本作の物語はあらすじすら紡げないのだが、能力モノにありがちな「その能力を出したいから能力者を出す」ような浅いキャラ付けしかされていないのである。それは全員、下の名前すら判明してないことから納得していただけるのではないだろうか。
{netabare}まあ七野は一応わかりやすいキャラ付けがされているが、つまり「性格が悪い」と解釈していいだろうか。
「いざとなればタイプリープすればいい」という雑な作戦でユウを送り出すことを提案し、失敗したとはいえ片目を失って帰ってきたユウに対してキレ散らかす……もう少し提案者としての責任感を持たせてもよかったんじゃないですかね。 {/netabare}

乙坂隼翼(おとさか しゅんすけ)
『タイムリープ』の能力者であり、その代償である視力低下を押して濫用し盲目となったのだが────貴様、見えてるなっ!?
全盲なら全盲らしい振る舞いはリサーチしないと実際の視力障がい者に失礼だと思うんですよねぇ。最終話ではヘリコプターで颯爽と登場してるけど、目見えないはずなのにあんな乗り方できるわけないじゃん(笑)
{netabare}後は老科学者が「キミは頭が切れるが弟さんはそうでもないらしい」と暗に頭脳派であることが示唆されてるけども11話でその説得力が……(汗 12話で「日本の能力者は俺たちで抑えておく」とか言ってたが、正直最終話手前じゃなければそこでまた一波乱あったのではと考えてしまった。ぶっちゃけ頼りない(笑) {/netabare}

友利奈緒(ともり なお)
メインヒロインなだけあってこの娘だけはキャラが立っていた。ちょっと属性を盛り込み過ぎてどんなキャラか判りづらい部分もあるが、そこが「ミステリアス」という属性を生み出しているとも言える。
演出も独特で、ユウと二人きりの会話をする時に時折、喋っているのに彼女の顔が隠されたアングルに変わることで表情が見えなくなる。その時の心情を視聴者の想像に委ねるような魅せ方をしており、本作を観ていて彼女が気にならない人は出てこないだろう。
最期には等身大の女の子、大義を成して帰ってきたユウという男に惹かれる“彼女”として締めることで終始、魅力的な女性キャラクターとして描かれていた。本作に根強い人気があるとすれば、その大部分を支えているのが友利奈緒と言って差し支えない。

【総評】
賛否両論すさまじい作品であるが、私は主人公にスポットを当てただけの“単純”な作品だと評する。
様々な側面を見せる中に“悪”もしっかりと描写された主人公とそれを矯正し見守る母のようなヒロインの関係が王道的かつ独特な距離感も保たせて描かれており、この2人を大団円と共にゴールインさせたことで恋愛モノとしてなら出色の出来映えとなった。
しかし超能力がある世界を描き「能力者を助ける」という目的がある以上『SHUFFLE!』のように恋愛が本筋になることはない。そして大変偉そうなことを書くが主人公とヒロインを立たせるというのは物語においては至極当たり前の話であって、これはアニメ作品であるのだからもっと他キャラの掘り下げも満遍なく行うべきだった。メインキャラクターが5人いるなら5人全員が主人公かのようにその活躍を魅せる。評価の高い他作品はみんなやっていることだ。それを怠っているからこそ様々な人物の「思惑」というものが絡み合ってこないため、本作の脚本は主人公・ユウの物語である“だけ”だと言いきれてしまう。
本質は単純なのにタイムリープや裏社会などの要素を取り入れるなど複雑怪奇に魅せようとする姿勢がむしろ狡く感じた。そしてことごとく上手くいっていない。前半と後半の断裂感を反って助長させており、前半のコメディな雰囲気が好きだった人は後半の急展開に納得がいかなくなる。そんな不満から脚本の粗も目につきやすくなりこれだけの批判も生まれてしまったのだろう。
幸い、批判でも感想には違いないため本作は感想件数がとても多く、総合ランキングでは決して恥ずかしくない順位に収まっているようだ。絵も音楽も高水準で演技もバッチリ。面白そうな雰囲気だけは大きく醸し出されているのでなんだかんだ最期まで観れる出来だったことが一因か。
しかし肝心のストーリーに「積み重ね」や「因果」といったものが感じられず、途中で飽きてしまうというよりかは最終話まで観て「時間をムダにしたかな」と思ってしまうタイプの駄作であった。散々に時間をかけて昭和の感動を見せてきた『神様になった日』よりはマシなのだが、やはり「どのタイミングでも11話のような事件を起こして12話で決意、そして最終話という流れに持っていけたのでは?」という疑念が主人公・ユウの成長物語として加味しても“薄っぺらい”印象を覚えてしまったのが正直な感想である。
{netabare}最終話自体は悪くなかったんだけどね。敢えてご都合的な超常現象で能力を回収するのではなく主人公自身の“あんよ”で苦しみながら、壊れながら地道に世界を巡る。「特殊能力は病気なんです」ということに説得力を1クールで持たせることが出来ていれば素直に感動できたと思います。{/netabare}

投稿 : 2023/12/24
閲覧 : 422
サンキュー:

9

ひゆら さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 1.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

雑なストーリー

設定はそれなりに面白かったにも拘らず、
後半の展開がダメダメ(kuso)過ぎて見て損した

Angel Beatsの失敗から何も学んでいない

音楽やキャラソン展開は楽しめたのでその点のみ評価できる

投稿 : 2023/11/30
閲覧 : 99
サンキュー:

2

ネタバレ

U さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

C. ネタバレ注意 – オムライス と 牛たんカレー

麻枝准原作 P.A.WORKS制のオリジナルアニメ

思春期の少年少女の一部が発症するという特殊能力者を描くSF


<メモ>
2015年のアニメ

13話では描ききれなかったようで
最後に主人公が旅に出るのですが、決意に至る思考が描き足りないのと
突然始まった恋愛要素も主人公が戻ってきたくなる設定にしたかっただけという印象です。

それでも面白かった。
いろいろな能力持ちが出てきたけどテロリストに悪用されるほどの能力ではないような?と思っていたら
タイムリープ・略奪・崩壊がでてきて。 乙坂兄弟最強でした。
ただ、有宇は能力で名門高校の優等生の座を得たり、妹を失った喪失感を暴力で発散させたりあまり好感は持てなかったです。

妹は助けて、熊耳は助けないという判断基準も自己中な感じがしました。
熊耳を助けてあげて欲しかった。


<主要登場人物>
星ノ海学園
・乙坂 有宇:内山昂輝    能力「他人の身体を5秒間乗っ取れる」 但し、視界内の相手 {netabare}本当の能力は「略奪」 {/netabare}
・友利 奈緒:佐倉綾音    生徒会長 能力「不可視」 但し、対象者は1人

・高城 丈士朗:水島大宙   生徒会 能力「瞬間(超高速)移動」 但し、真っすぐしか進めない
・熊耳(くまがみ):竹本英史 生徒会協力者 能力「特殊能力者発見」

・西森 柚咲:内田真礼    人気アイドル 能力「口寄せ(交霊術)」  但し、憑依させられるのは実姉だけ
              姉が憑依している時の能力「発火」

・乙坂 歩未:麻倉もも    有宇の妹 中学1年生 能力「崩壊」 乙坂家秘伝のピザソースを使った料理を作る

・目時(めどき):瀬戸麻沙美  能力「催眠」 但し、一度に1人か2人しか眠らせることができない
・前泊(まえどまり):花江夏樹 能力「記憶消去」 但し、時間を要する 乙坂有宇と歩未の記憶を消した
・七野(しちの):河西健吾   能力「透過」 但し、体力を消耗する

・乙坂 隼翼:小野大輔      有宇、歩未の兄 特殊能力者を守る活動をしているリーダー
                能力「タイムリープ」 但し、能力を使う度に視力が落ちる

・サラ・シェーン:沢城みゆき  友利兄妹がファンであるポストロックバンド「ZHIEND」の作曲兼ヴォーカリスト


<ストーリー>
両親が離婚し妹と2人暮らしの乙坂有宇は他人の体を5秒だけ乗っ取る能力を悪用しエリート校に成績トップで合格する。
トップの成績に加えルックスの良い乙坂有宇は腹黒い性格を隠し優等生として順風満帆な学園生活を送っていた。

学園のマドンナと親密になるため能力を使い事故を自作自演する乙坂に星ノ海学園生徒会長友利奈緒が接近する。
友利奈緒によると能力は思春期の病のようなもので乙坂以外にもたくさんの能力者が存在しているという。
能力者を実験台にしようとしている研究者から守るための学校・星ノ海学園への転入と生徒会への協力を求められた乙坂は
妹と共に転校、引っ越しをし新しい学園生活が始まる。

友利の兄も特殊能力者だったが科学者達の実験台にされ精神を壊してしまったという。

乙坂達生徒会のメンバーは「特殊能力者発見」という能力のある熊耳の示した地図の場所に行き、
「念写」「念動力」「空中浮遊」などの特殊能力者に能力を使わないよう警告をする。実は{netabare}乙坂が気づいていない自身の能力「略奪」で相手の能力を奪っていた。 {/netabare}

ある日、出かけた地図の場所にいたのはアイドルの西森柚咲だった。
西森は半年前に亡くなった姉の美砂を交霊することができるのだが、交霊している時の主導権は姉の美砂のため西森本人は自覚がなく眠り病か多重人格だと思っているようだ。

別の日、熊耳が示したのは乙坂が住んでいるマンションで、妹の歩未にも能力があるらしいとわかるが、歩未が自覚する前に能力を暴走させて死んでしまう。
たった1人の家族を失い自暴自棄になった乙坂を友利が救う。


友利に誘われ「ZHIEND」のライブに行った乙坂は新曲のはずなのに覚えていることに驚き、気を失ってしまう。

実は乙坂には兄がいて妹の歩未と共に研究所で過ごしていたが、「時空移動(タイムリープ)」の能力を持っている兄は手足を縛られ拘束されていた。
乙坂は熊耳たち他の能力者たちに協力してもらい兄を救出しようとしていたが妹の能力「崩壊」が危険視され処分されることになったことを知り
隠していた本当の能力「略奪」を使い能力者からテレパシーと透過の能力を奪い過去に戻ってもらうため兄を助けた。
という夢を見て記憶が蘇る。

目が覚めた乙坂を熊耳が兄、乙坂隼翼がいる「能力を発症させないワクチン」を開発してる研究施設に案内し、隼翼から真実が語られる。

両親の離婚後、乙坂兄弟は3人で暮らしていた。
隼翼は施設への収容回避と、他の能力者を守るため何度もタイムリープを繰り返し
能力者を守るための学校を作ることができたが、タイムリープのたびに視力を失しなうという制約があった隼翼はとうとう失明し能力が使えなくなったという。
乙坂は妹を守るため兄のタイムリープの能力を譲り受け過去に飛ぶ。

妹を助けた乙坂は兄のいる研究施設で特殊能力の発症理由を知る。
75年周期で地球に近づくシャーロット彗星が振りまく粒子を吸ったものが思春期になると特別な能力を持つのだという。

能力を欲している人物に熊耳と友利が誘拐されてしまう。
解放の条件は乙坂。
指定された場所に乙坂はタイムリープができないようにいきなり片目を潰された、崩壊の能力を発動させてしまい建物が崩壊、熊耳が死んでしまう。

テロリストを止めるため乙坂は全世界の能力者から能力を奪う旅に出る。
世界中を回って能力を奪っていく乙坂は少しずつ精神を病み、記憶を失っていく。
乙坂は無事家族・友人の元に帰れるのか。


23.2.10

投稿 : 2023/08/25
閲覧 : 137
サンキュー:

5

ネタバレ

tinzei さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 2.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

ご都合主義で終わらせなかったのは良かったけど・・・・・

麻枝関連の小ネタ(緑川さんが演じる斎藤というキャラなど)が満載。ただ高城が『angel beats』の高松なのはいいにしても、有宇が『甘城ブリリアントパーク』の可児江西也なのは意味が分からない。変わったビジュアルではないから、見た目が被るのはしょうがないにしても、声や性格まで一緒なんて……ただ構想自体は『甘ブリ』のアニメ化以前に始まってるから、ホントに偶然っぽい。


急展開のあるアニメだけど、麻枝准が脚本って聞いて、日常のまま終わるわけないと思った人間の方が多かっただろうから、ショックよりも「お、きたwww」って思った人の方が多かったんじゃない?
といってもあわよくばこのまま平穏に終わるかも?って思ってたから、妹が死んだ段階で切っちゃったけど、終わった後に妹が生き返ったらしいと聞いて、やっと観直した。


最後のオチは予想外だったけど、ご都合主義(有宇が何の代償もなく全能力を奪う)で終わらせなかったのはさすが。個人的には沢城とmarinaのタッグが見れただけで十分だったけど、思ったより楽しめた。
ただそれでも『angel beats』とかに比べると微妙。「オチは予想外」って言ったけど、最後駆け足で終わらせた感は否めないし、妹退場っていう分かりやすい方向転換があったのは評価するけど、後半で能力を奪っていくのは、もう少しじっくりやっても良かった。特にユサ・ミサだけじゃなくて高城も何かしらの伏線が欲しかったけど、もしそれらを挿入すると完全に12話を超えるから尺を考えると仕方ないのかもしれない…。

投稿 : 2023/04/01
閲覧 : 244
サンキュー:

1

ネタバレ

なっぱ‪‪𖧷‪‪𓈒𓂂 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ただの学園生活じゃないだと!?想像してた30倍くらい大きな規模でした。

Angel Beats!と同じスタッフさん達が制作した
オリジナルアニメという事で興味があった作品です。
"超能力持ちの学生が出てくる"という認識のみで鑑賞。
(もはやあらすじ内容以下の知識量w)

Angel Beats!にはたくさん泣かされたので
Charlotteは学園で超能力者達が力を使って
わちゃわちゃし笑わせてくれるのかなと思いきや、、
予想は大ハズレwww

それどころか、
{netabare}超能力者達がこのまま増え野放しにされたままだと
力を使った争いが国を超えて起こってしまい
日本も巻き込まれるという話に発展する。

最終的に相手の能力を"略奪"できる力を持つ
主人公の乙坂有宇が思春期を終えて力が消える前に
世界中の能力者から能力を奪う旅に出る。{/netabare}
え、、壮大すぎませんかwww

{netabare}1度妹を亡くしたあとの様子から
闇落ちの素質を大いに持っている乙坂有宇が
1人で世界を周り力を得ていくとか不安しかなくて、
どこに戻るんだ?とか記憶が曖昧になりだした時は
ほらもう言わんこっちゃない〜とハラハラしましたw

その度に友利ちゃんが渡した単語帳に
救われるのは良かったですね。
必ず学園に帰ってくること、帰ってきたら付き合おう、
という約束は脳への負担が大きい略奪のせいで
忘れてしまっていたのは悲しくてたまりません。

こんなの全員の能力を略奪し終えても
こんな記憶の状態じゃ帰れないのでは?
という疑問はお兄さん達のタイミングの良すぎる
お迎えがあったので解決、無事日本へ帰還。

しかし目が覚めた乙坂有宇は
目の前にいる友利ちゃんの事は誰なのかすら分からず、
今までの乙坂有宇の性格なら喚いてただろうけど
この時は穏やかな様子で友利ちゃんの話を聞いていて
特殊能力と一緒に毒気も消えたのかな(´∀`)w{/netabare}

ジャンル的にも恋愛というより学園生活の方に振れてて
{netabare}最後の約束に関してだけは恋愛感がありましたが、
それ以外は学園での生徒会活動をこなしていく話が
ほとんどだったのでベタベタしてなくて観やすかった。

特殊能力もなくなりこれからは今までと違い、
乙坂有宇の新しい記憶がみんなとの楽しい思い出で
いっぱいになったらいいな〜。{/netabare}

余談ですが、
この作品を観てると無性にオムライスを
食べたくなります。(途中一時停止して作って食べた)
{netabare}さすがに秘伝にはしなかったけどねw{/netabare}

投稿 : 2023/03/09
閲覧 : 214
サンキュー:

10

白毛和牛 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 1.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

後半の展開が雑すぎる

まあ途中の段階でもそこまで面白いと思ってなかったけど
後半の展開に関してはさすがに雑すぎて付いて行けなかったですね。
麻枝さんはどうもTVアニメの脚本や構成を手掛けるのは不得意みたいですね。

【評価】

20点・D級

投稿 : 2023/02/07
閲覧 : 211
サンキュー:

1

ネタバレ

kosmic さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

おもしろい! けど少しもったいない作品

最終話の感動的なラストシーンをYoutubeのショーツでみて、
面白そうだなと思い、視聴開始。

とりま1話見て、主人公が結構なクズで面白く、視聴継続。

{netabare}

(2話以降は急激に丸くなるけど、それはご愛敬ということで。。笑)

ちょっとクサイ言動や唐突な展開、EDの入りが気になることも多かったけど
全体的にはいい作品だった。

{/netabare}

あと、奈緒ちゃんのぶっきらぼうな感じがとにかくかわいい

投稿 : 2023/01/23
閲覧 : 225
サンキュー:

2

かとー さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

key系が全く合わない自分が最後まで見れました!

key系の作品は、全て途中切りするくらい自分には合わないのですが、この作品が気になり視聴。

最初からオタ特有のノリが強いのでまた途中切りしそうでしたが、物語途中からなかなか面白くなってきました。

話の展開がかなり早すぎたり色々思う事もありましたが、最後まで視聴できて良かった作品でした。

投稿 : 2023/01/17
閲覧 : 161
サンキュー:

2

ネタバレ

ももたろす さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

諸々良かっただけにもう少し話数が欲しかったアニメ

よく言われているけど、終盤の駆け足感がやっぱり惜しい
能力を奪い切るまで世界を渡り歩く上でのストーリーももう少し欲しかった
せっかく色々能力を使えるから活かしてほしかった
友利奈緒ちゃんがやっぱりかわいい
op ed共に良き
edはめっちゃリピートして聞いてた

投稿 : 2022/10/17
閲覧 : 162
サンキュー:

4

たまき さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

13話とは思えない話の厚み

とにかく13話とは思えないくらい、とっても濃い内容!
作品を見ている途中で、1話分の内容なのに数話みたくらいの感覚に陥ります。
基本key作品は2クール展開で、前半で日常パートを行いキャラクターに対する愛着をもたせ、後半でシリアスな内容に入り感動にいたるという流れなのですが、シャーロットは13話で違和感なくこれを演出します。
話の切り方や展開のもたせかたが凄い!

また、key作品といえば音楽がつきものですが
今回ももれなく雰囲気にとってもマッチしており鳥肌でした。
唯一難点をあげるのであれば、英語歌詞が・・・

2クールの作品だと、人によっては途中で飽きてしまったり
忘れてしまいがちですが、13話の作品でこれだけ濃密な内容であれば
万人にオススメ出来るアニメだと思います。

投稿 : 2022/09/06
閲覧 : 198
サンキュー:

5

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

マジで泣ける!

これぞマイフェイバリット神アニメ。だーまえが横浜ベイスターズファンという事で登場人物がベイスターズが元ネタでニヤリとさせられたが序盤はコミカルな展開からの徐々にシリアスにしていってラストで感動に持っていったのは流石でした。

投稿 : 2022/08/20
閲覧 : 196
サンキュー:

6

ネタバレ

たつや さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

序盤と終盤、隙がないよね(中盤は隙だらけ) 最終話は神回

総括すると、このCharlotteというアニメは、見る価値は十分にあると思う。これだけワクワクさせてくれる、面白いストーリーはなかなかない。ただ見せ方がもう少し何かあっただろう、という意味で中盤はあまり評価は良くないが。やっぱり序盤と終盤のインパクトが半端ない。これに尽きる。いや本当に面白かった。このアニメ作ってくれた製作委員会の方、本当にありがとう。


↓各回の感想↓

1話 10p 2話 9p 3話 9p 4話 9p 5話8p
6話 8p 妹が死ぬのはとても悲しいことだが、その見せ方がもう少し何かあったのではないかなと思った。
7話 7p うーん、闇堕ちシーンも、そこから立ち直るシーンも、もう少し何か別の見せ方があったのではないか、と思う。あまり感動もできなかった、、微妙すぎる。
8話 8p 9話 8p 過去へ。
10話 8p 真相。妹さんを助ける
11話 9p テロリストとの戦い
12話 10p 伏線回収、見せ方が上手い。少し甘いかもしれないがCharlotteとしての満点。
13話 11p 最終回でここまでやると思わなかった、というのが正直な感想。もう話ぶっ飛びすぎててどこから話したらいいのか、言葉では語り尽くせないというか、ある意味ここまでやったアニメって他にあるのか、と思うほどの度肝を抜かれたという意味で満点超えの11点。世界から超能力者を消し去るために世界中を飛び回って略奪の能力で相手の能力を奪っていく。何千、何万の人々の能力を奪うってことはそれだけ精神にもくるし能力も抑えられるか分からないのに、それをやってのける漢、乙坂有宇。本当に凄いし尊敬できる。最後のあれはびびった笑笑そんなタイミングで助けのヘリ来るか!!!!爆笑
それはさておき、日本に帰ってきて友利奈緒と再会するが、ゆうは記憶喪失に。そりゃそうや、あんだけのことをやってのけたんだから。乙坂有宇という人間にリスペクトを覚えると同時に、これからは幸せに生きて欲しいなという思い。最後の単語帳とウォークマンを映すシーンは本当に泣きそうになった。奈緒はずっとそばにいるよ、そう言ってる気がした。
最終回は賛否両論分かれると聞いていて、その意味を理解すると同時に、僕は賛辞を与えたいと思った。

最終評価:114(点)÷13(話) ×10=87.6(点)

投稿 : 2022/08/12
閲覧 : 243
サンキュー:

4

ネタバレ

りょん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

タイトルなし

ベイスターズファンからすると、PVの段階から絶対に見ると決めていた作品。

また、佐倉綾音さんを好きになったきっかけの作品。

{netabare}
最終話にあそこまで詰めこまなければ完璧だと思った。
また、最終話の内容だけでも2期が作れそうな内容だった。

また、ハッピーエンドとは言い切れない終わり方もとてもよかったと思う。

しかし、そこに持っていく流れはとても面白かった。
{/netabare}

毎話毎話、友利がとても最高でした。

投稿 : 2022/08/07
閲覧 : 109
サンキュー:

1

タイガー さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

引くなっ!

特殊能力を持つ少年少女のお話

最終回詰め込んだなー!って思って見てたけど、そんな時間使うシーンでもないかな?と思ったので良かった👍と思う

みんなの今後が気になる所だが。。。

奈緒の脱力キャラすごく惹かれた💕

高城の使い方雑すぎて笑ったw
あの体もっと見たかった///💕

柚咲・美砂の声優さん内田真礼さん!本当に素晴らしいなあ!乾杯です!!

妹のことも、お兄ちゃんのことも主人公と同じ気持ちで物語進んだ

最後恋愛に持っていかなくてもよかったんじゃ?とも思うけど、奈緒ちゃん可愛かったからヨシ。

立ち向かう勇気を教えてくれる作品

投稿 : 2022/06/20
閲覧 : 233
サンキュー:

3

TK さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

音楽も神

ハロハロとかZHIENDの曲未だに聴いてる

投稿 : 2022/06/19
閲覧 : 133
サンキュー:

2

ラートム さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

見た後の喪失感

見た後にくる喪失感があり、終わり方がよくあと1話ほしいとなってしまう感じがいいです。←漫画版もみてみましょう!

投稿 : 2022/06/14
閲覧 : 207
サンキュー:

1

ネタバレ

ララフェル さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

流石key。1クールでストーリーが重厚。

{netabare}
散見されるレビューを基に意見するが
少し前まで流行っていた
異能力バトルがメインの内容ではない。

keyのオリジナルアニメ作品。
ラノベが原作のアニメではない。
そりゃ緻密に考えられてるわ。

急展開。
伏線回収。
終わり方。
主人公の心情の移り変わり。
どれも全て好きでした。
{/netabare}

これが7年前のアニメだとは。。
見て良かった。

投稿 : 2022/06/11
閲覧 : 189
サンキュー:

3

ハリス さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

おもろい

前知識マジでゼロで見ました。最初は異能系っぽくて意外だなと。。そこそこライトな雰囲気の中にちょっとシリアスなストーリーもあって面白いなとおもって見てた。で、キャラめっちゃ良いとも思った。

見終わったので更新。
とりあえず悪い点は、終盤が駆け足すぎた事。1シーズン使っても良いであろう話を約23分にまとめた感じ。本筋からそれなくていいけど、感情移入には早すぎたかな

あとは良かった。

投稿 : 2022/05/04
閲覧 : 223
サンキュー:

2

ネタバレ

Hamy さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5
物語 : 2.5 作画 : 2.5 声優 : 2.5 音楽 : 2.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

終盤のせいでせっかく良かった前半が…

かなり勿体ないという印象
前半はかなり面白い
世界観、キャラが良い、何より1話ごとの展開が面白く、引き込まれた
妹が死んでから主人公が立ち直るところはなんか無理やりな感じがして少ししっくりこなかったけど…
問題は終盤
ストーリーが行き当たりばったりで面白くない、キャラや今まで積み上げてきた思い出が活かせていない、など
尺不足以前に、あの展開はどうなんだという感じ
最終回に至ってはもはや作業
主人公が奈緒のことを忘れてしまう展開は良かったにしても、それならいっそラストシーンも暗くして締めるべきだったと思う
おかげで中途半端なまま終わり
別に能力者を全世界から消す展開は必要なんてなかったのでは無いかという終わり方だった
1話はあんなに面白かったのになぁ…

投稿 : 2022/04/09
閲覧 : 286
サンキュー:

4

よこちゃん さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

面白いけど、もったいない

Angel Beats!
Charlotte
神様になった日
いわゆる、麻枝准、P.A.WORKS、key作品。
全部観たことになります、ただ、Angel Beats!と神様になった日は、観たのが1年以上前でだいぶ忘れてレビューしてません。もう一度観てレビューするつもりです。

さて、このCharlotteですが、特殊能力持ちの主人公が、インチキしてるのをバレ、特殊能力持ちばかりが通う学校に転入させられます。理由は科学者達に研究目的で酷い目に合うのを回避するため。面白い設定だなと思いました。特殊能力は便利だが厄介な欠点もあり、上手く使わないといけません。

もう、7年程前のアニメなのに、さすがP.A.WORKS作画良い、キャラ絵も全然古臭くない、美少女キャラ可愛いです。ヒロインの生徒会長、友利奈緒が脱力系で話し方もぶっきらぼうで独特。たまーにデレると言うか感情を出す。ツンデレとは微妙に違う気がするけど可愛い。声優さん推しのあやねる、上手いなぁ。
あと、これも推しの内田真礼も声を使い分け、上手くてギャップが良いキャラが生徒会にいます。あとは男子の高城、特殊能力が危険すぎてウケる、そこに主人公も入れられます。個性の強いキャラばかりです。
一人忘れてました、主人公の妹。独特な話し方ですが私は好きです。

話は生徒会活動メインで進みます。私は学園もの好きなので楽しく観てたんですが、中盤急展開、一気にシリアスな話になっていきます。ギアを1段階上げたような感じ。すごい話になって来たぞ。しかし、新たに出てくるキャラ達の個性薄い(苗字だけやし)。変わりに面白い生徒会メンバーの出番が減る、ちょっとシリアスすぎへん?話が説明っぽくなり、どんどんスケールが大きくなっていく。嫌な予感がしました。これ、Angel Beats!みたいになるのでは?

予感は的中しました、第10話辺りから駆け足気味になり、出てくる敵もなんか雑。結局、また話詰め込みすぎて尺足らずになってるんですよね。そして最終第13話、1話でやるには無理ある内容。悪い意味で有名になってしまいましたね。私は全12話にしと俺たたエンドにした方が良かったのではと思いました。

Angel Beats!でも尺の事かなり言われてたのに、5年後のこのアニメでも同じ展開にするのは、麻枝准が出来ないのか、わざとかどちらかでしょう。結末から逆算したと言ってますが、とてもそのように思えません。

OPは映像も曲も非常に良いですね。
曲はAngel Beats!と同じくLiaです。
残念なのは古いからなのかAmazonミュージックに無いんですよねー残念。

文句も言いましたが、もったいないだけで、十分面白いアニメだと思います。だから平均満足度は4点台です。最近のアニメは3点台が私的に多いので、頑張って欲しいし、やはり面白いアニメは古くても配信されているのですね。ぜひお勧めします。

投稿 : 2022/03/31
閲覧 : 431
サンキュー:

20

ネタバレ

ひー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 2.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

作話の計画性に疑念を抱かざるを得ない作品

物語として最も評価したい点は、タイムリープものへの急展開である。序盤は主人公含む限られた登場人物のちょっとした非日常学園生活が主であり、彼らがこのレールの上を如何に面白く走ってくれるのかと期待していたというのが正直なところであった。途中、主人公の妹をいとも簡単に殺してしまう展開は衝撃的ではあったが、時間という次元にまで手を加えるようなはしごの外し方をされるとは思ってもみなかった。以降、主要な登場人物も増え、またそれぞれの役割も変化し、物語に厚みが増していく。いい意味で期待を裏切るその展開・構成を評価したい。

大筋の物語構成は評価したいが、詰めの甘さが随所に見られる。大きな問題は、学園において能力を使うという行為がどのような位置づけにあり、社会が能力者とどのように関係を持っているかについて十分な描写が無い点にある。それゆえ、学園がどのように能力者やその予備群を管理しているのか(あるいはすべきか)も不明瞭である。これらのことが物語全体に稚拙な印象を与えているように感じられる。

また、キャラクターの個性に十分に踏み込みきれていない。一般に異能の力は使用者の性格により、それが果たす役割や効果が大きく変わりうる点に魅力がある。特に後半は登場人物も増えるので、彼らの能力がコマ切れのようにしかみることのできなかった点は残念である。

そして打ち切りのような、巻の最終話は思い出したくもないクオリティの低さである。もう少し丁寧に終われるよう計画的に作話しなければ鑑賞者はおろか作中の登場人物にも失礼というものではないだろうか。後半の物語のボリュームに対し説明が追いついていかずそのまま終わりを迎えてしまったという印象が強い。

物語のリアリティや登場人物の個性を十分に発揮するための工夫に今ひとつ欠けていると言わざるを得ない。

投稿 : 2022/03/23
閲覧 : 279
サンキュー:

5

ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

冷めてみると駄作、感情移入するといつまでも心に残る作品…かもしれません。

 最近また見返して、やっぱりいい作品だよなあと感じる反面、構成とSF設定がなあと思いつつ、最終回は心を持って行かれて涙してしまいました。

 通しでは3,4回目の再視聴だと思います。私はたぶん1000本まで行かないにしても、かなりの本数のアニメを見ていると思いますが、再視聴の対象はそう多くありません。そして、本作は時折見たくなります。

 本作の音楽が大好きということはあります。歌詞内容まで含めてアニメベスト1に挙げてもいいくらいです。でも、それだけではないと思います。

 構成が悪い、という評価は仕方がないと思います。中盤のSFパートに移る場面、夢の後が全部セリフでの説明になってしまってます。SF好きとしては前半をもっと絞ってSF部分を丁寧にストーリーで構成すれば面白いのに、という見方も正しいでしょう。
 あの目の見えないミュージシャンの話必要かなあ?その分最終話もせめてもう半話あれば、という気もします。

 でも、ひょっとしたらですけど、キャラ…主人公もそうですけど、特にヒロインに感情移入する時間が必要だったのかなあ、と、今になると思います。または2人の関係性に入り込むと言い換えることもできるでしょう。

 中盤の大事件のあとの主人公の放浪とヒロインとの関係を語るのは、キャラにのめり込んでいないと、描けなかったと思います。そのための前半6話であり、その後の意味が分かりづらいミュージシャンの話だったのかなあという気がしてきました。

 今でもヒロイン友利奈緒の姿を見ると心がざわつくんですよね。別段好きな造形でもないし、無駄に突っ張っていて好きな性格でもないんですけどね。それだけ感情移入したという事だと思います。

 じゃあ、2クールなら十分に満足できたか、と言われると自信がありません。短い中に圧縮して言葉足らずだからこそ、見られた気もします。本作を十分語られすぎるとSF的なアラが目立つ気がします。最終話と音楽のための話…そのためには深ーく感情移入することが大事で、冷めた目だと普通または駄作に感じるのかもしれません。




以下、1回目のレビューです。


 麻枝さんというのは、最終話というか最後の落としどころを決めてから逆算して脚本を書いているんでしょうかね。そして、その最後に合わせて曲を作っているような。

 ですので、最後のエピソードとOP、EDは出色の出来です。最終回のEDの曲は本当にいい曲した。

{netabare} 曲と結末については、記憶、単語帳というアイテム、そして主人公の使命。それが1つの世界観になっています{/netabare}

 この部分だけとれば、最高のアニメになる…はずだったんだと思います。
 妹の件から、SF的な展開になる部分も、おお…なんか、すごい展開だ…と非常にワクワクしました。

 ですが、やっぱり、構成が悪くて、本当に掘り下げなければならない部分がどこか置いてけぼりな気がします。
 それと、恋愛もの、というか、人を好きになるプロセスを描くのが、苦手なんでしょうかね。

{netabare}  冒頭の各エピソードを少しまとめる。あのアイドルの子の話をバッサリやって、もっとヒロインとの心の交流を挟む。最終回1話でやった展開をもう少し深掘りする。 {/netabare}

 これだけで、かなり、分かりやすくもっと面白くなった気がします。むろん、私はアニメ制作に関しては素人なので、プロの仕事のほうが結果的に良かった、ということになるかもしれません。
 ですが、やっぱり、イマイチ、この神設定、神曲、神最終話を持っているこのアニメが大人気にならない理由はどこかにあると思います。

 最終回を見るだけでももちろん価値はあるのですが、しかし、途中のエピソードで「人を惹きつける何か」がもう少しなんとかなればなあ、といつも思います。

投稿 : 2022/03/14
閲覧 : 746
サンキュー:

15

ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 2.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

普通に学園能力モノとしてやればよかったのに。

文章が酷かったので修正

{netabare}
賛否両論な作品だけど、前半は悪くなかったと思う。
5話までは、能力モノとして一話一話の完成度が高くて面白かった。
主人公の略奪の能力を使って色んな能力を持った人と対峙していき問題を解決していく、と一話完結の話としてはかなり面白い方のアニメだったと思う。
野球回は特に面白かった。

ただ、一話完結の話が終わり本筋の話に差し掛かった6話がこのアニメのターニングポイントであり、自分の中での評価のターニングポイントでもある。
妹が死んで主人公が闇落ちするところまでは良かったんだが、その闇落ちがあり得ないぐらい極端。
意味不明なほど自暴自棄になって機構を繰り返したり、そうはならんやろって言いたくなる
で、そうかと思えば最終的にはあっさりとオムライスで完全復帰という。
なんというか心理描写が全然できてない、下手。

で、そのあとは海外のプロ(意味不明)との争いになってさらに迷走。
学校が能力者を守るために作られた等ABよろしくの意味不明設定が出てきて話としてもガバガバさが目立ってくる。
タイムリープもね。
タイムリープで友利の兄が一瞬正気を取り戻した話だったり、良い内容がなかったことにされるのがね。
CLANNAD AFTER STORYの最終回もタイムリープでそこまでの話がなかったことにされたのが気に食わなかったけど、今回もそれと全く同じ。

最終回は自分は詰め込みすぎだとは思わないけどやはり粗が目立って酷く感じた。
妹はすごい手間をかけてまで救うのに対して、友人は救える状況でも「よくない気がする」という意味不明な理由で救わない。
主人公が色んな能力を手にして片手間で救えるような状況で。
なんかなぁ...。
そして、ラストは記憶喪失エンド。何がしたかったのかよくわからないし何で感動したらいいのかも。

まあただAngel Beatsよりは5倍ぐらいマシな作品だと思うよ。
キャラに不快感はなかったし、ギャグもかなり面白かった。
key作品は前半が退屈になりがちだけど、その前半部分がめっちゃ面白かったというのも大きい。
前半部分に関してはkey作品で一番面白いと思う。

前半部分を削れと言ってる人が多いけどむしろ削るべきは後半部分じゃないのかって思う。
key作品=感動させなければいけないなんて決まりはないのだから普通に能力モノとしてやればよかったのに。
{/netabare}

21/3/14投稿
22/2/19修正

投稿 : 2022/02/19
閲覧 : 508
サンキュー:

4

しんくに さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

尺が......

2度見た結果の感想↓

2クールにしても十分楽しめただろう内容だが,1クール完結の作品にしたため,クライマックスで巻いているように感じる.
だが,それはそれでありだとも感じられるレベルの完成度になっており,涙なしには観れない良作.

投稿 : 2022/02/01
閲覧 : 344
サンキュー:

2

ネタバレ

vXacd94478 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 1.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

シナリオ以外は高水準

この作品の中で一番素晴らしいのはOP。OP曲も素晴らしいが、映像もしっかりリンクしていてみていて飽きない。OPはとばす派だが、この作品は毎回見ていた。

登場キャラクターはみんな魅力的だった。視聴者から反感を買いそうなアクションを起こしたキャラクターもいたが、個人的にはそれが人間臭く感じ、嫌悪感を感じることはなかった。

シナリオはかなり残念だった。
{netabare}
みなさんが言われている通り、前半の日常パートを削って後半を掘り下げたほうがよかった。また、それだけではなく内容にも問題があるように思われる。ご都合主義な展開が多く、登場人物の考えには賛同しにくいものが多々ある。なおざりな行動をする者が多く、特にタイプリープが出てきたあたりから、もっとうまいことやれただろうにと思うことが多かった。最後のほうとか半ばヤケクソ。端折りながら、ご都合主義を展開し続けた最終話は、この作品のシナリオの集大成としてはよかったのかもしれない。シナリオに感動された方もいらっしゃるだろうが、私はこんなチープなシナリオに振り回された魅力的なキャラクターがかわいそうで仕方なかった。削った方がいいと先ほど述べた前半パートの方が、キャラクターの魅力に触れられたので楽しかった。
{/netabare}

投稿 : 2022/01/14
閲覧 : 223
サンキュー:

3

ネタバレ

御宅 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

もったいない作品

5年ぶりとなるKeyとPAの共同作品だが、やはりAB同様に尺の使い方が下手だなぁという印象。2クールあればという声が多い印象だが、1クールでも十分足りる作品だろう。ギャグとバンドの話を削っていればもうちょっと終盤良くできたのでは?最後の一話で世界進出するなら、ウケは悪いと思うが最初からそのようなコンセプトしておけばよかったと思った。
音楽は相変わらず素晴らしいものばかりです。個人的に麻枝さんは音楽だけで良いと思います。

投稿 : 2021/12/11
閲覧 : 453
サンキュー:

2

ネタバレ

かがみ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

選択と喪失

前作「Angel Beats!」においては死んだ世界戦線が神に抗った。そして今作で星ノ海学園は科学者達に抗う。本作は前作同様マルチチュード的構図を導入し、そこに「選択と喪失」という主題を接続している。楽しげな前半を経て中盤のある出来事から物語が動き出す。THIENDのボーカル、サラの言葉が示唆するようにこの世界は能力という「奇跡」の使用は何らかの形で代償を伴う因果律が存在するようだ。果たして乙坂もタイムリープで妹を救った代償として右目と日常を失ってしまう。

その後、世界中の全ての能力を奪う旅に出たユウは様々な能力を奪いいつからか「隻眼の死神」と呼ばれるようになる。そしてその旅の途中、治癒能力を略奪した乙坂は再びタイムリープで世界をやり直せるチャンスを手にする。けれども乙坂はこの世界に留まる事を決意する。そして最後に乙坂が手に入れた能力は果たして「勇気」であった。

本作はいわば奇跡に頼らない勇気の物語だ。世界観設定はやはり秀逸。ストーリー全体も起承転結がきちんとしている。ゲスい主人公とサバサバ系説教ヒロインという取り合わせも新鮮であったし、泣きと笑いのバランスも前作の反省が活かされており、かなり洗練されており、AB同様後半はやや超展開気味ではあったが、最後は爽やかな終わり方であった。

投稿 : 2021/11/25
閲覧 : 298
サンキュー:

4

U-yan さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

アニメ好き以外の知名度は低いかもだけど良作だと思います!

特殊な能力を持つ少年少女の物語です。そりゃもう特殊です。主人公とその仲間達が国の陰謀から、仲間や家族や愛する者を守るという可愛い作画の割には結構シリアスな内容だと思います。時におちゃらけもありますし、観やすい作品だと思います。

投稿 : 2021/11/14
閲覧 : 293
サンキュー:

3

ネタバレ

蒼い星 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

展開にドッキリするには良いと思います。

【概要】

アニメーション制作:P.A.WORKS
2015年7月5日 - 9月27日に放映された全13話+TV未放映1話のTVアニメ。

監督は、浅井義之。

【あらすじ】

未成年の少年少女が極稀に、若干不便な制限がついた「特殊能力」を発症する世界。
18歳ごろになると「特殊能力」は消滅するという。

ルックスには自信がある少年・乙坂有宇は他人の身体を5秒の間だけ乗っ取るという、
超常的な特殊能力を持っていた。対象は自分の視界に映る人間のみという制限から、
腹いせにムカつく連中を殴り合いの仲間割れに追い込む程度の使い方が常だったが、
能力で他人の答案を覗いて記憶して書き写すカンニングでニセ優等生を演じていて、
高校受験も誰が頭が良くてどこに進学するかを各進学塾で徹底的にリサーチして、
「特殊能力」を悪用してエリート進学校にトップ合格。勿論、これは秘密である。

有宇は、入学後に自作自演で交通事故から美少女を守るイケメンを演じることで、
学校のマドンナとお近づきになり彼女の心を射止めようとしていた。

ところが、テストの結果が常に完璧すぎることから生徒会から不正を疑われて、
たったひとりでテストを受けることを強要される。
校長らの許可を得ていて、90点以上とれないと退学だという。
乗っ取る対象の他の生徒がいない部屋でカンニングが不可能の状況である。
常に能力だけで答案を埋めてきたので自力で問題を解くのは絶対無理だった。

更には、その場に現れた星ノ海学園生徒会の生徒会長・友利奈緒に、
有宇の能力と、これまでやってきた不正行為の数々が全て筒抜けであることを言われて、
追い詰められた有宇は逃亡。

有宇は、追いかけてきた友利と同じく生徒会役員の高城丈士朗に捕まり、
彼女らも特殊能力の持ち主であり、その目的が能力者を集めて保護することだと聞く。

このまま能力を使い続けていれば科学者達の実験材料にされてしまうとのことで、
本人の同意なしに、有宇は妹の歩未とともに星ノ海学園への転入が決定。
身元保護の都合から兄妹二人で住んでいたアパートから、
学園に併設されたマンションへの引っ越して、またふたり一緒に住むことになった。

有宇は学園で生徒会に入り、友利らとともに能力者に接触して能力を使わないよう警告したり、
学園に転入させて保護する活動に協力することになるのだった。

【感想】

「Angel Beats!」から5年ぶりとなる、麻枝准による原作・脚本のオリジナルアニメ。
アニプレックスの鳥羽洋典プロデューサーが麻枝氏に惚れ込んでいて、
その彼の作品性をアニメで思う存分、好きに発揮してもらいたいとの企画なんですね。

今作もやはり、エロゲの理屈で設定を作っていますかな。
乙坂兄妹は両親が離婚していて、おじさんが親権を押し付けられていて、
父母から捨てられていて、おじさんとも同居していない事実から、
親族からも育児放棄されている状態の高一と小一の未成年が、
小さなアパートで保護者抜きに二人暮らしというヘビーさなのですが、
その辺の事情とか設定とかどうなってるのか深堀りされていない?

登場人物も、主人公の乙坂有宇の容姿やポーズや特殊能力なども、
「コードギアス」のルルーシュのパロディキャラみたいですね。
転入先の学園の生徒会の構成も、SOS団から長門有希ポジがいない感じです。
現役アイドルキャラの西森柚咲が途中で転校してきて生徒会に加入するのですが、
朝比奈みくる←→ゴトゥーザ様にキャラ付けが似ているような?

キャラの個性にしても、2015年時点では既に下火になっていた暴力ヒロインがいたり、
麻枝准の価値観というか好みが2000年代を引きずっていると思います。

能力者を集めた学園というのも、どこかの某有名アニメで聞いたような設定ですし、
タイムリープ展開など、アニメファンに人気があった作品の要素を少しずつ寄せ集めて、
作品世界を創造していった感じですな。

モチーフが無さ気な妹ちゃんも語尾が「なのでござる」「なのですぅぅぅぅ!」
こういうの可愛いと思ってる人には良いのでしょうけど、
自分としては、“あり・なし”で言えば“なし”かなあ?

「Angel Beats!」ではキャラが多すぎであるのと終盤で駆け足であったためか、
今作では登場人物をむやみに増やさずに、
物語開始当初では妹を大事にしてる以外に人格的に良いところが一つもない、
主人公の有宇の心の成長を中心にして周囲との人間関係に重きを置いたつくりかな。
そこは前作の「Angel Beats!」よりは丁寧であったかと思います。

序盤は麻枝准の脚本では定番の野球回があったりで、
5話目まではコメディタッチ気味に能力者回収の話が続きます。
姉妹の話や友情の話など、ちょっといい展開?にしながらも、
相変わらず麻枝准のギャグが面白くはないですけどね。

それが6話目でとある重要人物が死んでしまったのをきっかけにして、
それまでの呑気さとは同じアニメとは思えないほど痛々しい内容に変貌します。

大事な人を失った失意で精神に異常をきたした主人公が能力を使って暴力をふるい、
麻薬にて出しそうなまでになっていたのを、活を入れられて立ち直るエピソードから、
ピタゴラスイッチ的に話がつながって事態の解決へと続くのですが、

人は一人で生きているのではなくて見てくれる人が周りにいて、
他人とのつながりでその人の人生は支えられて意味を持つ。
大事なものは、きづいたら直ぐ側にあって、それが幸せであるなど、
このアニメで伝えたいことはわからないでもなかったです。

やさぐれた主人公の噛ませ犬にされ散々恐怖と苦痛を味合わされた不良集団や、
単なる心が狂った悪役にされてシナリオのパーツとして使い捨てられた少女など、
その描き方に、主人公らに感動させるためだけの捨て駒として、
それ以外になんの価値がないと言わんばかりの描写を極端だなと思いましたけどね。

「特殊能力」を研究する機関が過剰に高圧的で非人道的で銃器を携えていて、
え?これ?現代日本での話だよね?と再確認したくなったりした第9話、
話にご都合主義を感じながらもハッピーエンドで良かったねと思えた第10話。

賛否両方を感じながらも、10話目で終わっていればまだ良かったと思います。

それが、第11話から最終回までの3回を費やして物語は超展開を迎えます。
中国系のマフィアみたいなのが出てきて残酷なシーンや犠牲者が出てきたりで、
下らないギャグだらけの日常と異様に重いシリアスな部分との温度差は広がります。

・アニメでこんなに泣ける作品があったのか!って思ってもらいたい。
・誰かの人の心を動かしたい。

と、麻枝准が「神様になった日」のインタビューで言っているのですが、
そうするには、主人公に関わる脇役がギャグ担当の賑やかしメンバーであったり、
シナリオをシリアスにするには設定の荒唐無稽な部分が勝ちすぎていますかな。

主人公の有宇には一定の配慮をしているものの、
繊細に登場人物を組み立てて人の心を扱うというよりは、
結局やり口はいつもの、頭を鈍器で殴って涙を流させるという性質のものであって、
それは、気づいたら涙を流していたという類いのものではありませんね。

また、最終回付近ではいきなり話が大きくなって、
超スピード展開と力技で無理やりまとめた挙げ句に、
麻枝准おなじみの、いつもの車椅子エンドで終わったのを見るに、
自分が見たかった話とは違うなと思いました。

特別篇の 「強い者たち」みたいにゲストキャラを重視したり、
毎回の積み重ねで徐々に有宇のこころが変わっていく路線で行けば、
もっと良いものになってたかもしれませんが、
○○の死で始めて有宇の心が変化するなど、
鈍器で頭を殴るような力技に頼るところがあり、
物語を丁寧に構成してまとめるに1クールでは力不足で尺不足かなと思いました。


これにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2021/10/31
閲覧 : 353
サンキュー:

44

ネタバレ

ちあき さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

良作

物語が大きく展開する箇所がいくつかありましたが、うまくまとまっていて、とても面白かったです。

ただどうしても一つ心残りが……
{netabare} お義兄さん、どうなったんでしょうか……{/netabare}

投稿 : 2021/10/26
閲覧 : 404
サンキュー:

5

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Charlotte [シャーロット]のストーリー・あらすじ

思春期の少年少女のごく一部に発症する特殊能力。
人知れず能力を駆使し、順風満帆な学園生活を送る乙坂有宇。
そんな彼の前に突如現れる少女、友利奈緒。
彼女との出会いにより、暴かれる特殊能力者の宿命。
それは麻枝准が描く、青春を駆け巡る能力者たちの物語――。

麻枝准、Na-Ga、P.A.WORKSによるオリジナルアニメ第2弾が始動!(TVアニメ動画『Charlotte [シャーロット]』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2015年夏アニメ
制作会社
ピーエーワークス
主題歌
≪OP≫Lia『Bravely You』≪ED≫多田葵『灼け落ちない翼』
挿入歌
ZHIEND『marina』西森柚咲(CV:内田真礼)『How-Low-Hello』

声優・キャラクター

内山昂輝、佐倉綾音、水島大宙、内田真礼、麻倉もも

スタッフ

原作:麻枝准、キャラクター原案:Na-Ga、 監督:浅井義之、脚本:麻枝准、キャラクターデザイン:関口可奈味、総作画監督:杉光登/関口可奈味、アクション作画監督:宮下雄次、美術監督:東地和生、色彩設計:菅原美佳、撮影監督:佐藤勝史、3D監督:小川耕平、特殊効果:村上正博、編集:高橋歩、音楽:ANANT-GARDE EYES/麻枝准、音楽制作:ビジュアルアーツ・1st PLACE、音響監督:飯田里樹

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