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「Charlotte [シャーロット](TVアニメ動画)」

総合得点
85.4
感想・評価
3630
棚に入れた
16140
ランキング
237
★★★★☆ 3.9 (3630)
物語
3.7
作画
4.1
声優
3.9
音楽
3.9
キャラ
3.9

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Charlotte [シャーロット]の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

ナルユキ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 2.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

主人公にスポットを当てるばかりの単純な作品

作画、音楽、演技がトップクラスの高クオリティを示す「Key×P.A.WORKS」によるオリジナル作品の2作目。後に『神様になった日』を制作する陣営なだけあってやはり期待感募る冒頭には引き込まれるのだが、そこから焦らされる日常回と後半の急展開もセットでついてくる。
ただ本作は『神様になった日』よりは評価できる。まあつまり麻枝准氏の脚本は出る度に劣化しているという残酷な評価もしているのだが……ひとまず置いといてほしい(笑)

【ココがひどい:序中盤と終盤のつながりが感じられない】
いきなりではあるが終盤の展開をダメ出ししたい。
と書くのも、特殊能力者で構成された星ノ海学園生徒会の日常──そこに「他の能力者を保護していく」という目的が加わっている序盤──そして{netabare}主人公の妹が能力の暴走により死亡する{/netabare}中盤の衝撃がいかにも話が動いている風であり面白かったのだが、終盤がそれらとの因果関係を断ち切ってしまうくらいに「突き抜けて」しまったため、結果的に序中盤のシナリオにどこまでの意味があったのかが私には計りかねているからだ。
{netabare}序中盤と終盤の因果が切れてしまったのはやはりタイムリープが原因と考えられる。確かに「妹の死を覆すため」は過去に戻るのに十分な理由だろう。しかしその選択が妹の死から荒れに荒れて立ち直り受け入れた第7話や、サラ・ジェーンとの出会いが巡りめぐって友利の兄の快方に繋がった第8話を無かったことにしてもいて、そこに断裂を感じる。
サラはユウの記憶を引き出すための舞台装置でしかなかったのか?
最初のタイムリープ使用者はユウではなく兄なのに何故ユウが兄のタイムリープ以前の記憶を思い出す?
タイムリープを使ったことで誰がいつ何を知っているのかの情報整理が追いつかない──例えば兄はユウの『略奪』の能力を知っている筈なので、施設に軟禁するという展開は記憶を消して野放しにしていた序盤の状況と矛盾しているのではないか──?
といった疑問も付いて回るようにもなっており、本作でタイムリープを扱ったのは話を展開するにあたってあまり良い手法とは呼べない。{/netabare}
{netabare}11話の片言日本語マフィア登場もあまりに唐突であり、一本通しで観れば最終話の主人公の行動を動機付ける12話をやるためだけのお粗末な話としか考えられない。この話だけキャラクターがほぼ全員、不自然にマヌケにもなっていて負のご都合主義を感じてしまう。ユウは乗り移りを仕掛けたら高所から飛び降りたり敵の仲間を殴って混乱させたりしてたんだけどね7話までは。{/netabare}
まあ細かい粗を探すのは控えて書きたいことは、これら終盤でどれだけ新キャラを出してメインキャラである筈の高城とユサを空気にすれば気が済むのか。Key作品は前半コメディ後半シリアスが伝統らしいが、そんなものを守るためにメインキャラの出番を減らすというのは結局、その2人がムードメーカー以上の重要な役割やコメディリリーフとは違った側面を強くは持ち合わせていないキャラクターであることの証であり、序盤の3・4話はユサ(とミサ)に奇矯極まりない振る舞いを見せる高城に笑った私としてはそのキャラの浅さと12話でのお茶を濁すような2人の扱いにガックリと肩を落としてしまった。
{netabare}てかユウと高城の想い出って牛タンカレーしかねーの……うん、ねかったね(笑) {/netabare}

【ココもひどい:見せたいシーンが世界観をぶち壊している】
ではそんな高城やユサ(とミサ)の出番があった「生徒会の日常」は楽しめたかと訊かれると、そちらもいまいち没入できなかったのが正直なところだ。
特殊能力が宿った少年少女を裏組織や脳科学者たちの魔の手から保護する星ノ海学園。その生徒会の初期メンバーである友利奈緒と高城丈士朗(たかじょう じょうしろう)が進学校で能力を悪用していた乙坂有宇(おとさか ゆう)を確保、お灸を据えて星ノ海学園に転入させるのが第1話の内容である。つまり星ノ海学園生徒会は能力者を取り締まる「警察」のような存在だと自ずと視聴者に刷り込まれるわけである。
その状態で次話、何の免罪符も用意せずに「私の瞬間移動で列の横から商品をかっさらいます」はやっちゃいけないギャグだった。どんな能力で人にバレなかろうが“横入り”というのはマナー違反だし、高城の『瞬間移動』は周りへの被害がそれなりに大きく描かれている。その惨事やくだらない能力の私的使用をギャグとして見せているんだろうなとは思いつつも、能力悪用者を取り締まる生徒会メンバーという肩書きには相応しくないとも思えてしまえるような違和感を覚えた。
この1シーンで星ノ海学園では特殊能力者がどれだけ認知されているのかも気になってくる。「バレなきゃいい」として使って惨事を引き起こした高城の『瞬間移動』を見て購買の職員は溜め息を一つ。いかにも見慣れた光景であることがわかる描写だ。しかし周りは「なんだ!? 爆発か!?」と混乱しているわけで両者の反応は統一されていない。
本作の特殊能力者は裏組織や脳科学者たちから身を隠す「おたずね者」的な立ち位置の筈だ。だからこそ学園で能力を使っていいのかダメなのか。学外で能力を使っていいのかダメなのか。一般人に特殊能力の存在を隠さなければならないのか別にいいのかが非常に重要な要素と言えるし、第2話ということで視聴者は学園のシステム等、本作の“世界観”が非常に気になっている頃合いだ。そんなタイミングでロクな説明もなく特殊能力を使ったギャグを挿し込むと能力モノとしての世界観────序盤で友利が能力悪用者に向ける警告や圧力といったものの説得力がぼやけてしまうように思う。

【ココもひどい:泣きの展開が急ごしらえのものばかり】
「説得力がぼやける」と言えば後半のシナリオを伝統通りシリアスに切り替えることで毎話見せるようになったお涙頂戴シーン。賛否両論ある中で私もまた“泣きゲーのパイオニア”とも呼ばれる麻枝准氏の脚本にしてはその説得力が皆無だな、と感じてしまった。
{netabare}本当に色々なツッコミどころがある中で格別、急ごしらえに感じたのが12話ラストで登場した友利の「単語カード」である。海外へ発つものの英語力が低いユウのために彼女が拵えたものだが、最終話では記憶も判断力も喪っていくユウの心の支えになるという重要なアイテムとして描かれた。素直に観たら感動する、言わば「泣き所」なのだけれども、12話ラストで出てきた物を使って「さあ泣けよ」と詰められても普通は涙なんか出ないと思うのです(笑)
単語カードはそれこそ学生の内にしか使わない物なのだから序盤の学園生活パートで出してもっと思い入れの深いアイテムに出来たのではないだろうか?例えば友利が「テストは対策しとけば能力でカンニングなんてダサいことする必要ないっしょ」とか言って生徒会全員で勉強会を開けば、その最中に友利が単語カードを勉強で愛用していることがわかる、という伏線を張れただろう。妹の死の時は「甘いピザソースのオムライス」がちゃんとカギになってたのだから、最終話に向けてそのくらいの仕込みは出来る製作陣だろうに、そこだけ思い付かなかったのだろうか?それとも単語カード自体が単なる思い付きだったのだろうか? {/netabare}

【でもココが面白い:乙坂有宇の成長物語】
ここまで酷評続きであるが、どれだけ話が粗雑になっても「主人公の成長物語」という部分に魅力があり、そこに一切のブレが無かったのがこの作品の支持できる所だ。
ユウの悪辣ぶりを見せつけるため「だけ」に星ノ海学園とは別の学校、どう見てもモブではないが結局全然出番のなかった2人の女子高生キャラが用意されている。その第1話だけの舞台で彼の持つ特殊能力、彼のセコい人間性、そして妹にのみ見せる優しさなど全てを描写して主人公の「人物像」だけはちゃんと理解してもらおうとしている。ある意味第1話だけはものすごく丁寧かつ豪勢に作られていると言っていい。
1話だけでその人物像を豪勢に見せたキャラクターはその変化もまた全振りで面白い。ハッキリ書いてクズだった主人公は生徒会の活動で初めて(もしくは久しぶりに)他者を想うようになり他者との喜びを分かち合うようになる。そんな状況になってユウはふと思う。
{netabare}「僕ってこんな人間だったっけ?」
度々この自問が入ることで、さらにユウは自己評価の低い人間だということがわかる。その最高潮こそが第11話だ。突然裏組織と事を構えねばならなくなった一般人の心の叫びを内山昂輝さんが如実に演じている。
こんな自分に何かを成し遂げられるわけがない。
キャラクターにそう言わせたいがための唐突なマフィア登場だったのだろう。{/netabare}
{netabare}妹を喪った後の第7話の豹変ぶりも印象深い。他人を蹴落とし見下す男が唯一愛でていた最愛の家族。それを喪った時、男はもう誰も愛することが出来ない、自分さえも。
そう体現するかのような自堕落な放浪生活と他者への八つ当たりはネタ的に観てもいいが、やはり悲痛なものを感じさせた。{/netabare}
{netabare}そんな彼が自身の真の能力を知り、自身にしか為しえないこと────能力を奪うことによる世界の浄化を決意する。よくよく考えれば「思春期を過ぎれば能力は消える」という設定があるので何の緊急性も無いし、最終話では能力を人の役に立てている者もいてそんな人からも能力を取り上げるというものすごく独善的な行いをするのだけれども、あの自己中心的な主人公が他者への想いでそこまでの行動力を発揮する。これを“成長”と呼ばずして何と表現できるのか。諸々含めて「超展開」と揶揄される終盤でも少年少女による青い理想と実行に移すパワフルさには目を見張るものがあり、どこか「細田守作品」と同じ一般向けな匂いを感じ取れる。 {/netabare}

【他キャラ評価】
目時(めどき)、前泊(まえどまり)、七野(しちの)
主人公のユウは心理面がよく描けていた反面、それは他のキャラが全く活かせていないデメリットも強調することになる。
何が書きたいかというと、この3人必要あったか?と問いたいのだ。
勿論、各々『催眠』『記憶操作』『壁抜け』の能力者であり、これらなくして本作の物語はあらすじすら紡げないのだが、能力モノにありがちな「その能力を出したいから能力者を出す」ような浅いキャラ付けしかされていないのである。それは全員、下の名前すら判明してないことから納得していただけるのではないだろうか。
{netabare}まあ七野は一応わかりやすいキャラ付けがされているが、つまり「性格が悪い」と解釈していいだろうか。
「いざとなればタイプリープすればいい」という雑な作戦でユウを送り出すことを提案し、失敗したとはいえ片目を失って帰ってきたユウに対してキレ散らかす……もう少し提案者としての責任感を持たせてもよかったんじゃないですかね。 {/netabare}

乙坂隼翼(おとさか しゅんすけ)
『タイムリープ』の能力者であり、その代償である視力低下を押して濫用し盲目となったのだが────貴様、見えてるなっ!?
全盲なら全盲らしい振る舞いはリサーチしないと実際の視力障がい者に失礼だと思うんですよねぇ。最終話ではヘリコプターで颯爽と登場してるけど、目見えないはずなのにあんな乗り方できるわけないじゃん(笑)
{netabare}後は老科学者が「キミは頭が切れるが弟さんはそうでもないらしい」と暗に頭脳派であることが示唆されてるけども11話でその説得力が……(汗 12話で「日本の能力者は俺たちで抑えておく」とか言ってたが、正直最終話手前じゃなければそこでまた一波乱あったのではと考えてしまった。ぶっちゃけ頼りない(笑) {/netabare}

友利奈緒(ともり なお)
メインヒロインなだけあってこの娘だけはキャラが立っていた。ちょっと属性を盛り込み過ぎてどんなキャラか判りづらい部分もあるが、そこが「ミステリアス」という属性を生み出しているとも言える。
演出も独特で、ユウと二人きりの会話をする時に時折、喋っているのに彼女の顔が隠されたアングルに変わることで表情が見えなくなる。その時の心情を視聴者の想像に委ねるような魅せ方をしており、本作を観ていて彼女が気にならない人は出てこないだろう。
最期には等身大の女の子、大義を成して帰ってきたユウという男に惹かれる“彼女”として締めることで終始、魅力的な女性キャラクターとして描かれていた。本作に根強い人気があるとすれば、その大部分を支えているのが友利奈緒と言って差し支えない。

【総評】
賛否両論すさまじい作品であるが、私は主人公にスポットを当てただけの“単純”な作品だと評する。
様々な側面を見せる中に“悪”もしっかりと描写された主人公とそれを矯正し見守る母のようなヒロインの関係が王道的かつ独特な距離感も保たせて描かれており、この2人を大団円と共にゴールインさせたことで恋愛モノとしてなら出色の出来映えとなった。
しかし超能力がある世界を描き「能力者を助ける」という目的がある以上『SHUFFLE!』のように恋愛が本筋になることはない。そして大変偉そうなことを書くが主人公とヒロインを立たせるというのは物語においては至極当たり前の話であって、これはアニメ作品であるのだからもっと他キャラの掘り下げも満遍なく行うべきだった。メインキャラクターが5人いるなら5人全員が主人公かのようにその活躍を魅せる。評価の高い他作品はみんなやっていることだ。それを怠っているからこそ様々な人物の「思惑」というものが絡み合ってこないため、本作の脚本は主人公・ユウの物語である“だけ”だと言いきれてしまう。
本質は単純なのにタイムリープや裏社会などの要素を取り入れるなど複雑怪奇に魅せようとする姿勢がむしろ狡く感じた。そしてことごとく上手くいっていない。前半と後半の断裂感を反って助長させており、前半のコメディな雰囲気が好きだった人は後半の急展開に納得がいかなくなる。そんな不満から脚本の粗も目につきやすくなりこれだけの批判も生まれてしまったのだろう。
幸い、批判でも感想には違いないため本作は感想件数がとても多く、総合ランキングでは決して恥ずかしくない順位に収まっているようだ。絵も音楽も高水準で演技もバッチリ。面白そうな雰囲気だけは大きく醸し出されているのでなんだかんだ最期まで観れる出来だったことが一因か。
しかし肝心のストーリーに「積み重ね」や「因果」といったものが感じられず、途中で飽きてしまうというよりかは最終話まで観て「時間をムダにしたかな」と思ってしまうタイプの駄作であった。散々に時間をかけて昭和の感動を見せてきた『神様になった日』よりはマシなのだが、やはり「どのタイミングでも11話のような事件を起こして12話で決意、そして最終話という流れに持っていけたのでは?」という疑念が主人公・ユウの成長物語として加味しても“薄っぺらい”印象を覚えてしまったのが正直な感想である。
{netabare}最終話自体は悪くなかったんだけどね。敢えてご都合的な超常現象で能力を回収するのではなく主人公自身の“あんよ”で苦しみながら、壊れながら地道に世界を巡る。「特殊能力は病気なんです」ということに説得力を1クールで持たせることが出来ていれば素直に感動できたと思います。{/netabare}

投稿 : 2023/12/24
閲覧 : 422
サンキュー:

9

ネタバレ

U さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

C. ネタバレ注意 – オムライス と 牛たんカレー

麻枝准原作 P.A.WORKS制のオリジナルアニメ

思春期の少年少女の一部が発症するという特殊能力者を描くSF


<メモ>
2015年のアニメ

13話では描ききれなかったようで
最後に主人公が旅に出るのですが、決意に至る思考が描き足りないのと
突然始まった恋愛要素も主人公が戻ってきたくなる設定にしたかっただけという印象です。

それでも面白かった。
いろいろな能力持ちが出てきたけどテロリストに悪用されるほどの能力ではないような?と思っていたら
タイムリープ・略奪・崩壊がでてきて。 乙坂兄弟最強でした。
ただ、有宇は能力で名門高校の優等生の座を得たり、妹を失った喪失感を暴力で発散させたりあまり好感は持てなかったです。

妹は助けて、熊耳は助けないという判断基準も自己中な感じがしました。
熊耳を助けてあげて欲しかった。


<主要登場人物>
星ノ海学園
・乙坂 有宇:内山昂輝    能力「他人の身体を5秒間乗っ取れる」 但し、視界内の相手 {netabare}本当の能力は「略奪」 {/netabare}
・友利 奈緒:佐倉綾音    生徒会長 能力「不可視」 但し、対象者は1人

・高城 丈士朗:水島大宙   生徒会 能力「瞬間(超高速)移動」 但し、真っすぐしか進めない
・熊耳(くまがみ):竹本英史 生徒会協力者 能力「特殊能力者発見」

・西森 柚咲:内田真礼    人気アイドル 能力「口寄せ(交霊術)」  但し、憑依させられるのは実姉だけ
              姉が憑依している時の能力「発火」

・乙坂 歩未:麻倉もも    有宇の妹 中学1年生 能力「崩壊」 乙坂家秘伝のピザソースを使った料理を作る

・目時(めどき):瀬戸麻沙美  能力「催眠」 但し、一度に1人か2人しか眠らせることができない
・前泊(まえどまり):花江夏樹 能力「記憶消去」 但し、時間を要する 乙坂有宇と歩未の記憶を消した
・七野(しちの):河西健吾   能力「透過」 但し、体力を消耗する

・乙坂 隼翼:小野大輔      有宇、歩未の兄 特殊能力者を守る活動をしているリーダー
                能力「タイムリープ」 但し、能力を使う度に視力が落ちる

・サラ・シェーン:沢城みゆき  友利兄妹がファンであるポストロックバンド「ZHIEND」の作曲兼ヴォーカリスト


<ストーリー>
両親が離婚し妹と2人暮らしの乙坂有宇は他人の体を5秒だけ乗っ取る能力を悪用しエリート校に成績トップで合格する。
トップの成績に加えルックスの良い乙坂有宇は腹黒い性格を隠し優等生として順風満帆な学園生活を送っていた。

学園のマドンナと親密になるため能力を使い事故を自作自演する乙坂に星ノ海学園生徒会長友利奈緒が接近する。
友利奈緒によると能力は思春期の病のようなもので乙坂以外にもたくさんの能力者が存在しているという。
能力者を実験台にしようとしている研究者から守るための学校・星ノ海学園への転入と生徒会への協力を求められた乙坂は
妹と共に転校、引っ越しをし新しい学園生活が始まる。

友利の兄も特殊能力者だったが科学者達の実験台にされ精神を壊してしまったという。

乙坂達生徒会のメンバーは「特殊能力者発見」という能力のある熊耳の示した地図の場所に行き、
「念写」「念動力」「空中浮遊」などの特殊能力者に能力を使わないよう警告をする。実は{netabare}乙坂が気づいていない自身の能力「略奪」で相手の能力を奪っていた。 {/netabare}

ある日、出かけた地図の場所にいたのはアイドルの西森柚咲だった。
西森は半年前に亡くなった姉の美砂を交霊することができるのだが、交霊している時の主導権は姉の美砂のため西森本人は自覚がなく眠り病か多重人格だと思っているようだ。

別の日、熊耳が示したのは乙坂が住んでいるマンションで、妹の歩未にも能力があるらしいとわかるが、歩未が自覚する前に能力を暴走させて死んでしまう。
たった1人の家族を失い自暴自棄になった乙坂を友利が救う。


友利に誘われ「ZHIEND」のライブに行った乙坂は新曲のはずなのに覚えていることに驚き、気を失ってしまう。

実は乙坂には兄がいて妹の歩未と共に研究所で過ごしていたが、「時空移動(タイムリープ)」の能力を持っている兄は手足を縛られ拘束されていた。
乙坂は熊耳たち他の能力者たちに協力してもらい兄を救出しようとしていたが妹の能力「崩壊」が危険視され処分されることになったことを知り
隠していた本当の能力「略奪」を使い能力者からテレパシーと透過の能力を奪い過去に戻ってもらうため兄を助けた。
という夢を見て記憶が蘇る。

目が覚めた乙坂を熊耳が兄、乙坂隼翼がいる「能力を発症させないワクチン」を開発してる研究施設に案内し、隼翼から真実が語られる。

両親の離婚後、乙坂兄弟は3人で暮らしていた。
隼翼は施設への収容回避と、他の能力者を守るため何度もタイムリープを繰り返し
能力者を守るための学校を作ることができたが、タイムリープのたびに視力を失しなうという制約があった隼翼はとうとう失明し能力が使えなくなったという。
乙坂は妹を守るため兄のタイムリープの能力を譲り受け過去に飛ぶ。

妹を助けた乙坂は兄のいる研究施設で特殊能力の発症理由を知る。
75年周期で地球に近づくシャーロット彗星が振りまく粒子を吸ったものが思春期になると特別な能力を持つのだという。

能力を欲している人物に熊耳と友利が誘拐されてしまう。
解放の条件は乙坂。
指定された場所に乙坂はタイムリープができないようにいきなり片目を潰された、崩壊の能力を発動させてしまい建物が崩壊、熊耳が死んでしまう。

テロリストを止めるため乙坂は全世界の能力者から能力を奪う旅に出る。
世界中を回って能力を奪っていく乙坂は少しずつ精神を病み、記憶を失っていく。
乙坂は無事家族・友人の元に帰れるのか。


23.2.10

投稿 : 2023/08/25
閲覧 : 137
サンキュー:

5

ネタバレ

tinzei さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 2.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

ご都合主義で終わらせなかったのは良かったけど・・・・・

麻枝関連の小ネタ(緑川さんが演じる斎藤というキャラなど)が満載。ただ高城が『angel beats』の高松なのはいいにしても、有宇が『甘城ブリリアントパーク』の可児江西也なのは意味が分からない。変わったビジュアルではないから、見た目が被るのはしょうがないにしても、声や性格まで一緒なんて……ただ構想自体は『甘ブリ』のアニメ化以前に始まってるから、ホントに偶然っぽい。


急展開のあるアニメだけど、麻枝准が脚本って聞いて、日常のまま終わるわけないと思った人間の方が多かっただろうから、ショックよりも「お、きたwww」って思った人の方が多かったんじゃない?
といってもあわよくばこのまま平穏に終わるかも?って思ってたから、妹が死んだ段階で切っちゃったけど、終わった後に妹が生き返ったらしいと聞いて、やっと観直した。


最後のオチは予想外だったけど、ご都合主義(有宇が何の代償もなく全能力を奪う)で終わらせなかったのはさすが。個人的には沢城とmarinaのタッグが見れただけで十分だったけど、思ったより楽しめた。
ただそれでも『angel beats』とかに比べると微妙。「オチは予想外」って言ったけど、最後駆け足で終わらせた感は否めないし、妹退場っていう分かりやすい方向転換があったのは評価するけど、後半で能力を奪っていくのは、もう少しじっくりやっても良かった。特にユサ・ミサだけじゃなくて高城も何かしらの伏線が欲しかったけど、もしそれらを挿入すると完全に12話を超えるから尺を考えると仕方ないのかもしれない…。

投稿 : 2023/04/01
閲覧 : 244
サンキュー:

1

ネタバレ

なっぱ‪‪𖧷‪‪𓈒𓂂 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ただの学園生活じゃないだと!?想像してた30倍くらい大きな規模でした。

Angel Beats!と同じスタッフさん達が制作した
オリジナルアニメという事で興味があった作品です。
"超能力持ちの学生が出てくる"という認識のみで鑑賞。
(もはやあらすじ内容以下の知識量w)

Angel Beats!にはたくさん泣かされたので
Charlotteは学園で超能力者達が力を使って
わちゃわちゃし笑わせてくれるのかなと思いきや、、
予想は大ハズレwww

それどころか、
{netabare}超能力者達がこのまま増え野放しにされたままだと
力を使った争いが国を超えて起こってしまい
日本も巻き込まれるという話に発展する。

最終的に相手の能力を"略奪"できる力を持つ
主人公の乙坂有宇が思春期を終えて力が消える前に
世界中の能力者から能力を奪う旅に出る。{/netabare}
え、、壮大すぎませんかwww

{netabare}1度妹を亡くしたあとの様子から
闇落ちの素質を大いに持っている乙坂有宇が
1人で世界を周り力を得ていくとか不安しかなくて、
どこに戻るんだ?とか記憶が曖昧になりだした時は
ほらもう言わんこっちゃない〜とハラハラしましたw

その度に友利ちゃんが渡した単語帳に
救われるのは良かったですね。
必ず学園に帰ってくること、帰ってきたら付き合おう、
という約束は脳への負担が大きい略奪のせいで
忘れてしまっていたのは悲しくてたまりません。

こんなの全員の能力を略奪し終えても
こんな記憶の状態じゃ帰れないのでは?
という疑問はお兄さん達のタイミングの良すぎる
お迎えがあったので解決、無事日本へ帰還。

しかし目が覚めた乙坂有宇は
目の前にいる友利ちゃんの事は誰なのかすら分からず、
今までの乙坂有宇の性格なら喚いてただろうけど
この時は穏やかな様子で友利ちゃんの話を聞いていて
特殊能力と一緒に毒気も消えたのかな(´∀`)w{/netabare}

ジャンル的にも恋愛というより学園生活の方に振れてて
{netabare}最後の約束に関してだけは恋愛感がありましたが、
それ以外は学園での生徒会活動をこなしていく話が
ほとんどだったのでベタベタしてなくて観やすかった。

特殊能力もなくなりこれからは今までと違い、
乙坂有宇の新しい記憶がみんなとの楽しい思い出で
いっぱいになったらいいな〜。{/netabare}

余談ですが、
この作品を観てると無性にオムライスを
食べたくなります。(途中一時停止して作って食べた)
{netabare}さすがに秘伝にはしなかったけどねw{/netabare}

投稿 : 2023/03/09
閲覧 : 214
サンキュー:

10

ネタバレ

ももたろす さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

諸々良かっただけにもう少し話数が欲しかったアニメ

よく言われているけど、終盤の駆け足感がやっぱり惜しい
能力を奪い切るまで世界を渡り歩く上でのストーリーももう少し欲しかった
せっかく色々能力を使えるから活かしてほしかった
友利奈緒ちゃんがやっぱりかわいい
op ed共に良き
edはめっちゃリピートして聞いてた

投稿 : 2022/10/17
閲覧 : 162
サンキュー:

4

ネタバレ

たつや さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

序盤と終盤、隙がないよね(中盤は隙だらけ) 最終話は神回

総括すると、このCharlotteというアニメは、見る価値は十分にあると思う。これだけワクワクさせてくれる、面白いストーリーはなかなかない。ただ見せ方がもう少し何かあっただろう、という意味で中盤はあまり評価は良くないが。やっぱり序盤と終盤のインパクトが半端ない。これに尽きる。いや本当に面白かった。このアニメ作ってくれた製作委員会の方、本当にありがとう。


↓各回の感想↓

1話 10p 2話 9p 3話 9p 4話 9p 5話8p
6話 8p 妹が死ぬのはとても悲しいことだが、その見せ方がもう少し何かあったのではないかなと思った。
7話 7p うーん、闇堕ちシーンも、そこから立ち直るシーンも、もう少し何か別の見せ方があったのではないか、と思う。あまり感動もできなかった、、微妙すぎる。
8話 8p 9話 8p 過去へ。
10話 8p 真相。妹さんを助ける
11話 9p テロリストとの戦い
12話 10p 伏線回収、見せ方が上手い。少し甘いかもしれないがCharlotteとしての満点。
13話 11p 最終回でここまでやると思わなかった、というのが正直な感想。もう話ぶっ飛びすぎててどこから話したらいいのか、言葉では語り尽くせないというか、ある意味ここまでやったアニメって他にあるのか、と思うほどの度肝を抜かれたという意味で満点超えの11点。世界から超能力者を消し去るために世界中を飛び回って略奪の能力で相手の能力を奪っていく。何千、何万の人々の能力を奪うってことはそれだけ精神にもくるし能力も抑えられるか分からないのに、それをやってのける漢、乙坂有宇。本当に凄いし尊敬できる。最後のあれはびびった笑笑そんなタイミングで助けのヘリ来るか!!!!爆笑
それはさておき、日本に帰ってきて友利奈緒と再会するが、ゆうは記憶喪失に。そりゃそうや、あんだけのことをやってのけたんだから。乙坂有宇という人間にリスペクトを覚えると同時に、これからは幸せに生きて欲しいなという思い。最後の単語帳とウォークマンを映すシーンは本当に泣きそうになった。奈緒はずっとそばにいるよ、そう言ってる気がした。
最終回は賛否両論分かれると聞いていて、その意味を理解すると同時に、僕は賛辞を与えたいと思った。

最終評価:114(点)÷13(話) ×10=87.6(点)

投稿 : 2022/08/12
閲覧 : 243
サンキュー:

4

ネタバレ

ララフェル さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

流石key。1クールでストーリーが重厚。

{netabare}
散見されるレビューを基に意見するが
少し前まで流行っていた
異能力バトルがメインの内容ではない。

keyのオリジナルアニメ作品。
ラノベが原作のアニメではない。
そりゃ緻密に考えられてるわ。

急展開。
伏線回収。
終わり方。
主人公の心情の移り変わり。
どれも全て好きでした。
{/netabare}

これが7年前のアニメだとは。。
見て良かった。

投稿 : 2022/06/11
閲覧 : 189
サンキュー:

3

ネタバレ

Hamy さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5
物語 : 2.5 作画 : 2.5 声優 : 2.5 音楽 : 2.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

終盤のせいでせっかく良かった前半が…

かなり勿体ないという印象
前半はかなり面白い
世界観、キャラが良い、何より1話ごとの展開が面白く、引き込まれた
妹が死んでから主人公が立ち直るところはなんか無理やりな感じがして少ししっくりこなかったけど…
問題は終盤
ストーリーが行き当たりばったりで面白くない、キャラや今まで積み上げてきた思い出が活かせていない、など
尺不足以前に、あの展開はどうなんだという感じ
最終回に至ってはもはや作業
主人公が奈緒のことを忘れてしまう展開は良かったにしても、それならいっそラストシーンも暗くして締めるべきだったと思う
おかげで中途半端なまま終わり
別に能力者を全世界から消す展開は必要なんてなかったのでは無いかという終わり方だった
1話はあんなに面白かったのになぁ…

投稿 : 2022/04/09
閲覧 : 286
サンキュー:

4

ネタバレ

ひー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 2.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

作話の計画性に疑念を抱かざるを得ない作品

物語として最も評価したい点は、タイムリープものへの急展開である。序盤は主人公含む限られた登場人物のちょっとした非日常学園生活が主であり、彼らがこのレールの上を如何に面白く走ってくれるのかと期待していたというのが正直なところであった。途中、主人公の妹をいとも簡単に殺してしまう展開は衝撃的ではあったが、時間という次元にまで手を加えるようなはしごの外し方をされるとは思ってもみなかった。以降、主要な登場人物も増え、またそれぞれの役割も変化し、物語に厚みが増していく。いい意味で期待を裏切るその展開・構成を評価したい。

大筋の物語構成は評価したいが、詰めの甘さが随所に見られる。大きな問題は、学園において能力を使うという行為がどのような位置づけにあり、社会が能力者とどのように関係を持っているかについて十分な描写が無い点にある。それゆえ、学園がどのように能力者やその予備群を管理しているのか(あるいはすべきか)も不明瞭である。これらのことが物語全体に稚拙な印象を与えているように感じられる。

また、キャラクターの個性に十分に踏み込みきれていない。一般に異能の力は使用者の性格により、それが果たす役割や効果が大きく変わりうる点に魅力がある。特に後半は登場人物も増えるので、彼らの能力がコマ切れのようにしかみることのできなかった点は残念である。

そして打ち切りのような、巻の最終話は思い出したくもないクオリティの低さである。もう少し丁寧に終われるよう計画的に作話しなければ鑑賞者はおろか作中の登場人物にも失礼というものではないだろうか。後半の物語のボリュームに対し説明が追いついていかずそのまま終わりを迎えてしまったという印象が強い。

物語のリアリティや登場人物の個性を十分に発揮するための工夫に今ひとつ欠けていると言わざるを得ない。

投稿 : 2022/03/23
閲覧 : 279
サンキュー:

5

ネタバレ

御宅 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

もったいない作品

5年ぶりとなるKeyとPAの共同作品だが、やはりAB同様に尺の使い方が下手だなぁという印象。2クールあればという声が多い印象だが、1クールでも十分足りる作品だろう。ギャグとバンドの話を削っていればもうちょっと終盤良くできたのでは?最後の一話で世界進出するなら、ウケは悪いと思うが最初からそのようなコンセプトしておけばよかったと思った。
音楽は相変わらず素晴らしいものばかりです。個人的に麻枝さんは音楽だけで良いと思います。

投稿 : 2021/12/11
閲覧 : 453
サンキュー:

2

ネタバレ

かがみ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

選択と喪失

前作「Angel Beats!」においては死んだ世界戦線が神に抗った。そして今作で星ノ海学園は科学者達に抗う。本作は前作同様マルチチュード的構図を導入し、そこに「選択と喪失」という主題を接続している。楽しげな前半を経て中盤のある出来事から物語が動き出す。THIENDのボーカル、サラの言葉が示唆するようにこの世界は能力という「奇跡」の使用は何らかの形で代償を伴う因果律が存在するようだ。果たして乙坂もタイムリープで妹を救った代償として右目と日常を失ってしまう。

その後、世界中の全ての能力を奪う旅に出たユウは様々な能力を奪いいつからか「隻眼の死神」と呼ばれるようになる。そしてその旅の途中、治癒能力を略奪した乙坂は再びタイムリープで世界をやり直せるチャンスを手にする。けれども乙坂はこの世界に留まる事を決意する。そして最後に乙坂が手に入れた能力は果たして「勇気」であった。

本作はいわば奇跡に頼らない勇気の物語だ。世界観設定はやはり秀逸。ストーリー全体も起承転結がきちんとしている。ゲスい主人公とサバサバ系説教ヒロインという取り合わせも新鮮であったし、泣きと笑いのバランスも前作の反省が活かされており、かなり洗練されており、AB同様後半はやや超展開気味ではあったが、最後は爽やかな終わり方であった。

投稿 : 2021/11/25
閲覧 : 298
サンキュー:

4

ネタバレ

蒼い星 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

展開にドッキリするには良いと思います。

【概要】

アニメーション制作:P.A.WORKS
2015年7月5日 - 9月27日に放映された全13話+TV未放映1話のTVアニメ。

監督は、浅井義之。

【あらすじ】

未成年の少年少女が極稀に、若干不便な制限がついた「特殊能力」を発症する世界。
18歳ごろになると「特殊能力」は消滅するという。

ルックスには自信がある少年・乙坂有宇は他人の身体を5秒の間だけ乗っ取るという、
超常的な特殊能力を持っていた。対象は自分の視界に映る人間のみという制限から、
腹いせにムカつく連中を殴り合いの仲間割れに追い込む程度の使い方が常だったが、
能力で他人の答案を覗いて記憶して書き写すカンニングでニセ優等生を演じていて、
高校受験も誰が頭が良くてどこに進学するかを各進学塾で徹底的にリサーチして、
「特殊能力」を悪用してエリート進学校にトップ合格。勿論、これは秘密である。

有宇は、入学後に自作自演で交通事故から美少女を守るイケメンを演じることで、
学校のマドンナとお近づきになり彼女の心を射止めようとしていた。

ところが、テストの結果が常に完璧すぎることから生徒会から不正を疑われて、
たったひとりでテストを受けることを強要される。
校長らの許可を得ていて、90点以上とれないと退学だという。
乗っ取る対象の他の生徒がいない部屋でカンニングが不可能の状況である。
常に能力だけで答案を埋めてきたので自力で問題を解くのは絶対無理だった。

更には、その場に現れた星ノ海学園生徒会の生徒会長・友利奈緒に、
有宇の能力と、これまでやってきた不正行為の数々が全て筒抜けであることを言われて、
追い詰められた有宇は逃亡。

有宇は、追いかけてきた友利と同じく生徒会役員の高城丈士朗に捕まり、
彼女らも特殊能力の持ち主であり、その目的が能力者を集めて保護することだと聞く。

このまま能力を使い続けていれば科学者達の実験材料にされてしまうとのことで、
本人の同意なしに、有宇は妹の歩未とともに星ノ海学園への転入が決定。
身元保護の都合から兄妹二人で住んでいたアパートから、
学園に併設されたマンションへの引っ越して、またふたり一緒に住むことになった。

有宇は学園で生徒会に入り、友利らとともに能力者に接触して能力を使わないよう警告したり、
学園に転入させて保護する活動に協力することになるのだった。

【感想】

「Angel Beats!」から5年ぶりとなる、麻枝准による原作・脚本のオリジナルアニメ。
アニプレックスの鳥羽洋典プロデューサーが麻枝氏に惚れ込んでいて、
その彼の作品性をアニメで思う存分、好きに発揮してもらいたいとの企画なんですね。

今作もやはり、エロゲの理屈で設定を作っていますかな。
乙坂兄妹は両親が離婚していて、おじさんが親権を押し付けられていて、
父母から捨てられていて、おじさんとも同居していない事実から、
親族からも育児放棄されている状態の高一と小一の未成年が、
小さなアパートで保護者抜きに二人暮らしというヘビーさなのですが、
その辺の事情とか設定とかどうなってるのか深堀りされていない?

登場人物も、主人公の乙坂有宇の容姿やポーズや特殊能力なども、
「コードギアス」のルルーシュのパロディキャラみたいですね。
転入先の学園の生徒会の構成も、SOS団から長門有希ポジがいない感じです。
現役アイドルキャラの西森柚咲が途中で転校してきて生徒会に加入するのですが、
朝比奈みくる←→ゴトゥーザ様にキャラ付けが似ているような?

キャラの個性にしても、2015年時点では既に下火になっていた暴力ヒロインがいたり、
麻枝准の価値観というか好みが2000年代を引きずっていると思います。

能力者を集めた学園というのも、どこかの某有名アニメで聞いたような設定ですし、
タイムリープ展開など、アニメファンに人気があった作品の要素を少しずつ寄せ集めて、
作品世界を創造していった感じですな。

モチーフが無さ気な妹ちゃんも語尾が「なのでござる」「なのですぅぅぅぅ!」
こういうの可愛いと思ってる人には良いのでしょうけど、
自分としては、“あり・なし”で言えば“なし”かなあ?

「Angel Beats!」ではキャラが多すぎであるのと終盤で駆け足であったためか、
今作では登場人物をむやみに増やさずに、
物語開始当初では妹を大事にしてる以外に人格的に良いところが一つもない、
主人公の有宇の心の成長を中心にして周囲との人間関係に重きを置いたつくりかな。
そこは前作の「Angel Beats!」よりは丁寧であったかと思います。

序盤は麻枝准の脚本では定番の野球回があったりで、
5話目まではコメディタッチ気味に能力者回収の話が続きます。
姉妹の話や友情の話など、ちょっといい展開?にしながらも、
相変わらず麻枝准のギャグが面白くはないですけどね。

それが6話目でとある重要人物が死んでしまったのをきっかけにして、
それまでの呑気さとは同じアニメとは思えないほど痛々しい内容に変貌します。

大事な人を失った失意で精神に異常をきたした主人公が能力を使って暴力をふるい、
麻薬にて出しそうなまでになっていたのを、活を入れられて立ち直るエピソードから、
ピタゴラスイッチ的に話がつながって事態の解決へと続くのですが、

人は一人で生きているのではなくて見てくれる人が周りにいて、
他人とのつながりでその人の人生は支えられて意味を持つ。
大事なものは、きづいたら直ぐ側にあって、それが幸せであるなど、
このアニメで伝えたいことはわからないでもなかったです。

やさぐれた主人公の噛ませ犬にされ散々恐怖と苦痛を味合わされた不良集団や、
単なる心が狂った悪役にされてシナリオのパーツとして使い捨てられた少女など、
その描き方に、主人公らに感動させるためだけの捨て駒として、
それ以外になんの価値がないと言わんばかりの描写を極端だなと思いましたけどね。

「特殊能力」を研究する機関が過剰に高圧的で非人道的で銃器を携えていて、
え?これ?現代日本での話だよね?と再確認したくなったりした第9話、
話にご都合主義を感じながらもハッピーエンドで良かったねと思えた第10話。

賛否両方を感じながらも、10話目で終わっていればまだ良かったと思います。

それが、第11話から最終回までの3回を費やして物語は超展開を迎えます。
中国系のマフィアみたいなのが出てきて残酷なシーンや犠牲者が出てきたりで、
下らないギャグだらけの日常と異様に重いシリアスな部分との温度差は広がります。

・アニメでこんなに泣ける作品があったのか!って思ってもらいたい。
・誰かの人の心を動かしたい。

と、麻枝准が「神様になった日」のインタビューで言っているのですが、
そうするには、主人公に関わる脇役がギャグ担当の賑やかしメンバーであったり、
シナリオをシリアスにするには設定の荒唐無稽な部分が勝ちすぎていますかな。

主人公の有宇には一定の配慮をしているものの、
繊細に登場人物を組み立てて人の心を扱うというよりは、
結局やり口はいつもの、頭を鈍器で殴って涙を流させるという性質のものであって、
それは、気づいたら涙を流していたという類いのものではありませんね。

また、最終回付近ではいきなり話が大きくなって、
超スピード展開と力技で無理やりまとめた挙げ句に、
麻枝准おなじみの、いつもの車椅子エンドで終わったのを見るに、
自分が見たかった話とは違うなと思いました。

特別篇の 「強い者たち」みたいにゲストキャラを重視したり、
毎回の積み重ねで徐々に有宇のこころが変わっていく路線で行けば、
もっと良いものになってたかもしれませんが、
○○の死で始めて有宇の心が変化するなど、
鈍器で頭を殴るような力技に頼るところがあり、
物語を丁寧に構成してまとめるに1クールでは力不足で尺不足かなと思いました。


これにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2021/10/31
閲覧 : 353
サンキュー:

44

ネタバレ

ひろたん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

主人公は、長く孤独な旅を終え再びヒロインのもとに戻ってくる。それは、まるで彗星のように・・・

この物語は、「後で絶対バチあたるな、こいつ!」と思う主人公が登場します。
案の定、すぐにその機会がやってきて、どたばたスタートします。
その後、ヒロイン奈緒が統率する学園課外活動ものに移行します。

奈緒が率いる生徒会が行っている活動は、特殊能力者を保護することです。
特殊能力とは、思春期に発症する一過性の病気です。
しかし、一度発症すると社会的に抹消されてしまいます。
そこで、生徒会は、発症した人をいち早く見つけ助ける活動をしていきます。

ここで「なるほど、そう言う話なんだ」と思ったが最後、足をすくわれるのです。
つまり、この物語は、途中から最初に予想もしていなかった方向に進みだします。
この話の面白さは、このストーリーの転換にあります。

物語は、シリアスな展開となり、この世界の謎も明かされていきます。
{netabare}
・能力は、シャーロット彗星がバラまいた物質が原因で発症すること。
・未来には能力者たちの人権がないこと。
・能力者たちは、その打開のため各能力を駆使してタイムリープしてきたこと。
・今の状況を創り上げるのにタイムリープを何回も繰り返す必要があったこと。
{/netabare}
とてもSFファンタジーらしいストーリー展開です。
ここまでは、非常に面白いです。

さて、いよいよここからがラストに向かって盛り上がっていくところです・・・。
ところが、その先の脚本がちょっと残念なのです。
数人の微妙なテロリストが現れたあたりから話が小さくまとまっていきます。

最後に主人公は、世界中の能力者を救うために旅に出ます。
それは、世界中を飛び回るグローバルレベルの大仕事です。
それなのに、やっていることが地味な個人作業を続けていきます・・・。
その間、他のキャラも絡んできません。
ずっと一人で孤独な旅をしていくのです。
しかも、それらは、さらっとダイジェスト的にまとめられています。
正直、尻すぼみ感が拭えません・・・。

自分は、最後、シャーロット彗星をからめて何か起こることを期待しました。
しかし、実際は、病気の原因として少しだけ話題となり、それっきりでした。
結局、彗星とは関係ない方向に話は進んでしまうのです。
この話は、昔からある彗星にまつわる伝承をベースにしたと言う点で面白いです。
それに1話目では、主人公の妹が一生懸命天体観測もしていました。
それなら、最後も彗星を活かした展開になると嬉しかったのです。
そうすれば、タイトルにちなんだステキな話になったと思うのです。

そう残念がっている自分の中に、ある1つの疑問が浮かんできます。
それは、ではなぜ「彗星」が題材だったんだと言うことです。
タイトルにもなっているのに、なぜこんなにも「彗星」の扱いが小さいのか?
そこに重要なメッセージはないのか?と、言うことです。

もやもやしながらも、物語はラストを迎えます。
主人公は、最後、約束通り奈緒のところに戻ってきました。
この時の病室での二人の会話のシーンは、とても感動しました。
「あっ、そう言うことなんだ。」と、ここで初めて自分は気づきました。

彗星は、病気の原因を世界中にバラまきました。
主人公は、世界中をまわってその病気を無効化してきました。
彗星は、単独で長い周回軌道を回り再び私たちの前にその姿を見せてくれます。
主人公は、一人で世界中を駆け巡り再び奈緒の前にその姿を見せたのです。

主人公は、まるで宇宙空間を一人で巡る彗星のように辛く長い旅をしてきのです。
そして、再び戻ってきたのです。
つまり、この話は、話そのものが彗星のようなテーマだったと言うことです。
これでやっと疑問が解けました。
タイトルにも、そんな意味が込められていたのではないかと思います。
そう考えると、なんだかステキな終わり方だと、だんだん思えてくるのでした。

後半の展開をもう少し丁寧に描いていてくれたら良かったと思いました。

投稿 : 2021/10/18
閲覧 : 273
サンキュー:

25

ネタバレ

にゃん^^ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

異能力バトル+コメディ=ラブストーリー?

あらすじはあにこれのを見てね☆

絵はP.A.WORKSだからとってもキレイ☆

おはなしも1話目はとってもおもしろくって
あってゆう間に終わっちゃった♪


↓は1話ずつの感想。。見おわって時間があったら読んでね☆

{netabare}
1話目
{netabare}
はじめ
異能を使っていい学校に進学するとかって
コードギアスとかデス・ノートとか未来日記みたく
主人公が異能をうまく使って
世界を変えようってするようなおはなしなのかな?って
思っちゃった^^

ちょっとかっこよくって
頭がよくって。。とかって
かってに考えてたら
とちゅうからコメディになっちゃったねw

悪役っぽいのかな?って思ってた
乙坂有宇(ゆう)クンも
妹思いでやさしいところもあるし

能力を見つけられちゃって
そうゆう生徒ばっかり集めた「星の海学園」に
転校させられて生徒会に入って
有宇クンみたく能力を悪用する人をおどす。。んだって

あと
兄妹には
もう1人いたみたいだけど
2人ともいたことも覚えてないみたい。。

もしかして
その人も異能があって消えたか消されたとかなのかな?

あと
お母さんはどうなったんだろう?


これからどんなおはなしになるのかな?
楽しみ☆
{/netabare}

2話目
{netabare}
政府は能力者を人体実験に使って
ボロボロにしちゃうみたい

「星の海学園」は
そんな能力者とか兄弟とかを守るために作られた学校で

有宇クンは生徒会長の
友利奈緒(ともりなお)と高城クンといっしょに
能力者を止めるお仕事をはじめたの。。

;;:*゚*◇*゚*:;;:*◆*゚*:;;:*◇*゚*:;;:*◆*゚*:;;:*◇*:;;:*゚*◆

高城クンが
購買でパン買うためだけに能力を使って頭から血を流すところ
おばか。。w
本人はぜんぜん気にしてない笑っちゃったけど
ありえないよねw

奈緒のお兄さんのおはなし
悲しかった。。
お母さんから捨てられたみたいになって
あんなにボロボロにされちゃうんだ。。

有宇クンの能力がもし見つかったら
あんなふうになっちゃうかも。。


ギャグとかコメディが多くって
ちょっと悲しいおはなしがあって
いいおはなしみたい☆

来週も見るね♪
{/netabare}

3話目
{netabare}
今日の能力者はアイドルの西森柚咲(ゆさ)

お姉さんの霊が憑依できる能力で
お姉さんも発火の能力を持ってるんだ。。

柚咲はぐうぜんに
あるTV局のプロデューサーのヒミツを知っちゃって
追われてたの。。

;;:*゚*◇*゚*:;;:*◆*゚*:;;:*◇*゚*:;;:*◆*゚*:;;:*◇*:;;:*゚*◆

おはなしはギャグが多くっておもしろかった^^

お姉さんの霊が取り付いて。。
それで
そのお姉さんの仲間がほんとはお姉さんのこと好きで
霊のお姉さんにコクって。。って

そこだけだったら
「レーカン!」に出てきそうなおはなしだったけど
ギャグもアクションもあって
あと
能力を使って悪い人をこらしめたりするのがおもしろかった♪
{/netabare}

4話目
{netabare}
連動力で球を曲げるピッチャーのおはなし

力を使うのやめさせるために
その子のチームと試合するの。。

あと
先週のゆさりんが転校して来て
生徒会の仲間入りしたの

*:..。♡*゚¨゚゚・*:..。♡*゚¨゚゚・*:..。♡*゚¨゚・*:..。♡*゚¨゚゚・*:..。♡*゚¨゚゚

おはなしはふつうかな?
ピッチャーの人を甲子園に連れてきたくって
能力を使ったってゆういいおはなしだったけど

さいご
奈緒のちょっとした実験って何だったのかな?
「今はまだ分りません。。しばらく様子見です」
能力者に能力を使うと何か起きたりするのかな?
気になるなぁ^^
{/netabare}

5話目
{netabare}
山で飛行少年(?)を止めるおはなし

山に4人で行ってキャンプしながら
能力者があらわれるのを待つんだけど。。

✈✈✈✈✈✈✈✈✈✈✈✈✈✈✈✈✈✈✈✈✈✈✈✈✈✈✈✈✈✈✈✈✈✈✈

奈緒がリンチされてたのってどうして?
そんなに悪いことしたの?
終わっても平気な顔してられる奈緒ってすごいなぁ。。
仕返ししようとも思わないみたいだし


バーベキューって何かイミあったのかな?
それともただ日常回みたくしたかっただけ?
なんだか能力者を見つけるおはなしってゆうか
日常のおはなしを見せたいのかなぁ。。

でも
高城クンが有宇クンに
「もしかしてこの先。。試練が待ってるかも知れませんよ」って
それってこのあと
有宇クン1人で戦ったりしなくっちゃいけないとかのフラグ?

ZHIENDの曲よかったナ
聞いてるとなみだが出そう。。
有宇クンはまた何か思い出しかけてたみたい。。

あゆ(妹)がカゼひいたみたい
これも何かのフラグなのかな?

2~5話まで
おはなしはそんなにおもしろくなかったけど
何か起きそうで次が気になるみたい^^
{/netabare}

6話目
{netabare}
能力は崩壊。。
場所は学園のマンション
でも
能力者になれるのは中高生くらいの子で
昼間学校に行ってない。。

それってもしかして
カゼで休んでるあゆのこと⁉

奈緒とゆさりんは有宇クンといっしょに
ようすを見にお見舞いに行くことにしたの。。

●ヽ(>ω<。)ノ○ヽ(>ω<。)ノ●ヽ(>ω<。)ノ○ヽ(>ω<。)ノ●ヽ(>ω<。)ノ○

いつもみたくギャグいっぱいのおはなしだったけど
先週あゆが話してた
クラスの男子をふったおはなしがこんなことになっちゃうなんて。。


崩れたコンクリとかどかそうってして
有宇クンも落ちてきたかけらが当たりそうになってたけど
それはきっと高城クンが助けてくれたって思う☆

でも
あゆはどうなっちゃったんだろう?
あと
間に合わなかったか⁉って言ってた女の子は誰だったのかな?
{/netabare}

7話目
{netabare}
あゆは死んじゃって
残された有宇クンは引きこもったまま何日も。。

高城クンとゆさが訪ねても出てこない
白柳さんが行っても。。

男の人たちがつれ出しに来たとき逃げて
あちこちでケンカしながら何日もたって
ある時
倒したけんか相手の持ってた麻薬(たぶん)を吸おうってしたら。。

*†*:;;;:*†*:;;;:*†*:;;;:*†*:;;;:*†*:;;;:*†*:;;;:*†*:;;;:*†*

あゆの生きてた頃のおはなしもあんまりなかったし
死んじゃったところもはっきり映ってなかったから
有宇クンの悲しい思いが
あんまり伝わってこなかったみたい。。

それに
妹を死なしてとっても悲しかったの分かったけど
大切な家族が死んじゃった人なんていっぱいいるし
グダグダちょっと長すぎて
有宇クンの気もちがあんまり伝わって来なかったみたい。。


でも
ずっといっしょにいてくれた奈緒の思いは伝わったカナ
5話の飛行少年のときもずっと待ってたし
人を助けてあげたいって思ったら
かんたんにあきらめたりしない人なんじゃないかなぁ。。

これ以上はダメってゆうところまでずっと見守ってくれるなんて
それから
乙坂家の秘伝ソース入りオムレツは
にゃんも見ててなみだが出ちゃった。。

奈緒ってイジワルっぽいけど
ほんとは神さまみたいな人なのかも☆


あゆが死んじゃって
生徒会にもどって
これからどうなるのかな?

それから
タイトルのCharlotteって何のことなのかな?
{/netabare}

8話目
{netabare}
前半はゆさりんの歌を聞かせたいだけのギャグ回だったみたい

後半は
目の見えない外人の女の人(サラ)と知り合って案内したら
その人が奈緒と奈緒のお兄さんが好きだった
「ZHIEND」のボーカルだって分かって
心がこわれて病院にいるお兄さんに会ってもらおうって
連れてったの。。

~✩~♪~✩~♪~✩~♪~✩~♪~✩~♪~✩~♪~✩~♪~✩~♪~✩~♪

前半は
ふつうのアニメだったら歌があってよかったのかもだけど
あとの「ZHIEND」の曲が良すぎていらなかったかも。。
その分
後半がもっとゆっくりだったらよかったかも?


それで後半は

有宇クンが奈緒のお兄さんのこと考えてあげたり
奈緒のこと大事だって気がついたり

奈緒も
有宇クンがサラをお兄さんと会わせたいって言ったとき
気もちがない返事してたけど
サラと会ってお兄さんがちょっとよくなって
素直に「ありがとうございます」って。。
見ててなみだがじわーってにじんできちゃった。。

有宇クンは懐かしい感じがしたみたいだったけど
1話で兄妹がもう1人いたみたいだったのと
何か関係あるのかな?
{/netabare}

9話目
{netabare}
有宇クンはデート気分で奈緒と
「ZHIEND」のコンサートに行った

とちゅうで
新曲なのに聞いたことある曲を聞いたら
わけの分からない記憶を思い出して
頭をかかえて叫び出したんだけど。。

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

やっとおはなしが進んだみたい。。

この世界って
研究所に捕まって人体実験されてる超能力者を助けるために
有宇クンたちのお兄さんがタイムリープして作った世界で

その時お兄さんを助けるとき使った
もう1つの有宇クンの能力は
ほかの人の能力をうばえる「略奪」ってゆう力。。
(やまじょの山田クンみたいかも)

これで
あゆのこと助けられるかもしれない☆



超能力少年たちを助ける組織って
お金は誰が出してるかちょっと不思議だったけど
タイムリープの力があったら大金持ちになれるね^^
{/netabare}

10話目
{netabare}
お兄さんが今までどうやって世界を変えてきたかってゆうおはなしと
そのせいで目が見えなくなって力が使えなくなったから
こんどは有宇くんが略奪でお兄さんの能力を取って
あゆを助けに行く。。ってゆうおはなしで

今までのおはなしがつながったし
あゆも助かってよかった☆。。んだけど。。

----------------キリトリセン----------------

何だかあらすじ読んでるみたいで
早すぎてあんまり気もちが伝わってこなかったみたい。。

あゆを助けるところも
今までだったら1話くらい使って1つのおはなしやってたから
もうちょっと何かあるのかなぁ。。って思ったけど
あれっ⁉ってちょっと思っちゃった^^
(前半の方のおはなしを少なくして
後半にあゆをうらんでた子があゆに助けられて
すなおになるようなおはなしとかあったらよかったかも)


でも
ここまで来たから
あと
どうやって世界を変えるのかって楽しみ☆
{/netabare}

11話目
{netabare}
超能力は病気でシャーロット彗星が原因で。。

やっとシャーロットが何か分かってよかった
でも
あんまりおはなしとは関係なかったねw


運転手の人は
家族を人質にされて超能力者の情報を海外のグループに教えてた。。

ほかのおはなしでも時々あるけど
仲間にそのこと話して助けてもらったらいいのに☆
話したたのがばれたら殺されるって思うのかも。。

でも
ゼッタイ約束守るいい人って
こんなひどいことしないってにゃんは思うけど。。


熊耳クンかわいそう。。
歯を折られたりして最後に死んじゃうなんて。。
もう有宇クンは
ぜったいタイムリープできなくなっちゃったのかな?
助かってほしいなぁ☆
{/netabare}

12話目
{netabare}
前半は
有宇クンがひどいケガをして入院
みんながさし入れ持ってお見舞い。。

お兄さんは親友の熊耳さんが死んで
落ち込んじゃって。。


食べ物のおはなしが多かったみたいw
ゆさりんが実家のおそばを食べてるときに
ミサ(お姉さん)が出て来たところはうるうるしちゃった。。

後半は
能力者を救いたいって思う有宇クンに
奈緒が世界中の能力者から能力をうばえばいいって。。

それで
有宇クンが旅に出かけることにするの


ほかの恋愛アニメは好きでもはっきり言わないの多いけど
今回は
有宇クンが自分の思いをかくさずに奈緒に伝えた所がよかった☆

今回が最終回でもよかったかも^^
{/netabare}

13話目
{netabare}
世界中回って
みんなから能力をうばいながら有宇クンがこわれていくところ
ちょっと急ぎすぎて気もちが伝わりにくかったけど
約束どうり帰って来れてよかった☆


奈緒は有宇クンがどうなってもちゃんと待ってた。。
有宇クンの恋人で

奈緒は無表情キャラだけどほんとはとっても気もちが強い
5話でなかなか会えない飛行少年を待ってたり
7話でこわれちゃった有宇クンのことずっと見てたり


有宇クンはぎゃくに気もちが弱そう。。
すぐに「できない」とか言っちゃう
すぐにこわれちゃう

でも
やっぱりいい人なんだよね。。
何だかんだっていろいろ言っても
ちゃんとやらなくっちゃいけないことやったから^^


だけど
有宇クンがこわれながらさいごまでやり通せたのって
奈緒がいたから
奈緒のくれた単語帳あったから


2人が会えたから
世界中の能力者を助けることができたし
能力者を助けるってゆう目的があったから
2人が会えた☆

さいごはいいラブストーリーになってよかった☆
{/netabare}
{/netabare}

見おわって

レビューでほとんどの人が書いてるみたく
後半とか
とくに最終回につめこみすぎちゃったみたい。。
有宇クンが変わってくところがよく分からなかった


あと、いろいろやりすぎて
最終回まで何のおはなしかよく分からなくって
1つ1つのおはなしがうすくなっちゃったみたい?


それと、ゆさりんと奈緒ってあんまりつながってなかったみたい
男子は好きだったかもだけどゆさりんっていなかった方が
ヒロインが奈緒だってはっきり分かってよかったかも?って


でも、さいごはいい終わり方でよかった☆
感動しちゃった。。


それから、いろいろ気になったことあったけど
あれってさいごに有宇クンの能力がぜんぶ消えちゃったのかな?
じゃなかったら{netabare}心がよめるはずだから
奈緒の思いとか2人の約束とかすぐわかったって思うけど。。{/netabare}

投稿 : 2021/09/12
閲覧 : 1914
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208

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テングタケ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 2.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

エンジェルビーツのスタッフ作ということで

観る前から不安しかありませんでしたが、
あれよりはマシでした。

ですが、完成度が高いかと言われると全然そんなことはありません。
主人公は序盤・中盤・終盤においてクズです。
肝心な敵の描写がぞんざいです。
日本の研究所もさることながら、あの外人組織の描写のやる気のなさ。
序盤のヒロイン格がなぜか中盤で出てきて放置です。
バンドボーカルの扱いもおざなりです。
ラストの、全世界の超能力を一人で奪い去るなんて荒唐無稽でしらけました。
その能力が無ければ生きていけない人々もいただろうに、主人公の独善で強制徴収ですか。
正直必要のないエピソードです。敵組織倒してエンドでよかったのに。

妹が死んだ瞬間、はいはいタイムリープ能力ね、と思いました。
それと記憶操作を組み合わせれば、後出しで何でもできます。
主人公の真の能力が超能力を奪うという展開は、もっと丁寧に伏線を張るべきでした。兄の存在も同様です。

投稿 : 2021/08/31
閲覧 : 364
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5

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佐藤拓海 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

面白い。けど…

私はPAWORKSの作るアニメは結構好きなので少し評価高めです。

内容。ある日主人公は相手を想っていたら(恋心ではない)相手に乗り移るという能力があることを理解した。
そして、その能力を持つのは自分だけでないと知り物語が始まります。 


物語。
分かりやすくて面白い。しかし、ネタ→深刻。
という流れが苦手な人は結構多いと思うのでそういう人にはオススメ出来ない。個人的に一時的な流れより全体的な流れを評価しています。そのためそういう感情の落差も楽しめてます。また、最終話には2015年のとき見ていた人でも、これ綺麗に終わるの?!と思うほどドキマギしたことがあるはずです。最後は結構流れは速いが見せるとこはきちんと魅せます。そこは本当に凄いと思いました。

作画。
特に言うことはないです。安定していて良いです。

声優。 
みんな有名です。当時から人気になりつつある人達がメインキャラクターです。今では大人気ですよね。

キャラクター。
ビジュアルからもキャラを掴めるようにと結構分かりやすい性格をみんなしています。声優の声もあっていて
個人的には満点です。


最後。
このアニメはやはり流れが肝になってきます。
バトル系のように段々と強くなったりと、そのだんだんが少ないです。そのためそういう人たちには向いてないと思います。また、時々入るギャグが嫌とか言う人もいた気がします。そこは………何とも言えないですね。
やっぱり好き嫌いが出るのでしょうか?個人的には何も違和感ないんですど……。

因みに終わってから気づいたんですけど、
題名から伏線入ってるみたいです。
そこも評価しています。
charlotte

投稿 : 2021/08/06
閲覧 : 407
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6

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0
物語 : 1.0 作画 : 2.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 1.0 状態:途中で断念した

麻枝テンプレが昇華

麻枝准の作品はレビューの評価スコアが高く、CLANNADやAngel Beats!は我慢して最終話まで視聴した。

イキリ主人公、謎の野球回、サムイキャグ、泣き作品としてのアザトサなど数々の大嫌いなテンプレの試練を乗り越えた俺エライ。

だがシャーロット、てめえだけは駄目だ。テンプレが癪に障るレベルまで昇華し視聴していてイライラした。

1話のイキリクズエピソードは何とか乗り越えたのだが、7話の団子串攻撃で心が折れた。例え身内が不幸な事件で死んで闇落ちしたとしても(死んでないらしいが)、何の罪の無いヤンキー達を再起不能になるほど襲う理由が理解出来ない。湘爆や鬼爆でもそんなことしないぞ!そんな主人公が思い出の食物(オムレツ)一つで復活だと。バッカじゃねーの。

つらつらと書いていて分かったのだが、庵野秀明と同じで麻枝は入れ込み過ぎて作品を私小説化してしまう傾向があるのだろう。俯瞰して物を見れないから、キャラクターが先鋭化して万人受けしなくなる。こういうのが好きな人は好きなのだろうが、、、

最後に、やはり彼の作品を鑑賞するのはしんどいわ。

投稿 : 2021/06/03
閲覧 : 553
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アスク さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

シャーロット

Charlotte
この作品はよくも悪くもわかりやすい作品だと思いました。それは演出や伏線の張り方、感動する演出などがすごく単純なんです。例えば高城とゆさを同行させるとまずいから体を入れ替えて吹っ飛ばさそうと有宇が考えた時に、それより先に奈緒が蹴っちゃったというシーンは後々略奪の能力が判明した後に能力略奪しちゃうから高城蹴ったのかーみたいにすごく納得することができたり、投影の能力があった弓道部の人と戦ったときに「奈緒の下着を投影した!」と言わせ小さい投影した写真の画面に視線を集中させ(そこまで緻密に考えられてたとは思わないけどw)あれ下着投影されてないじゃん〜って印象深く残させたとこで終盤で略奪ですごく納得させたり、わかりやすい分とても記憶に残っていたため発見などがすごくできて面白かったです。伏線や演出を散りばめるよりはわかりやすい演出を少ししてくれるくらいが敷居を高めずに見れて楽しいなと思いましたね。また結構古臭いテンションでゆさりんなんとかシリーズゥ!みたいなテンションが高かったり、奈緒やあゆがめちゃくちゃ可愛かったり終盤の評判は悪く言われど好きなアニメにあげる人がいるのもよくわかった。
終盤に関してはお分かりの通り1話に感動演出を入れすぎて逆効果になったっていう事でしたが、先程も述べた通りCharlotteの演出とか展開が少なくてゆったりゆったりっていう空気感を大事に進めてくれれば本当良かったと思います。本当キャラもめちゃくちゃいいのにもったいないなとおもいました
好きなキャラ→あゆ (可愛いぃ)

投稿 : 2021/04/23
閲覧 : 364
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4

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あーちゃん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

異能系日常アニメならまだましだった

angel Beats!視聴後にCLANNADを視聴すべきか迷って、短いほうのこちらを選択。

うーん、キャラが好きになれなかったし、話もあまり好きじゃないかなあ。
序盤の能力者を見つけて使わないように説得する話を続けていれば、可もなく不可もなく、普通の日常系としてはよかったと思う。プラスで能力が目覚める条件とか、能力を持ってない人にばれないのはなぜかとかがわかっていくような話だったら面白かったかもなあと。

中盤からは何回山あんねんって思ったけど、脳死して見てたから最後はよかったと思う。

でもやっぱり、アニメのシナリオじゃなくてゲームのシナリオって感じが否めない・・・
他の作品は気が向いたら見るかな・・・

―――

原作者は目を光らせて能力を使わせるのや、バカキャラ(ネタキャラではなく)を主軸におくのが好きなのか??

テンション高いキャラが多すぎてしんどい・・・

能力者がいるとわかってから、個人を特定できる理由がぬるすぎる・・・

他にもいろいろ納得いかないところが多いけど、個人的にはABよりは気にならなかった気がする。
異能系日常ギャグアニメとしてみていたからかもしれない。

投稿 : 2021/04/02
閲覧 : 500
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8

ネタバレ

UZKmQ32928 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

途中までは良かったのに……

生徒会長の知略とそれぞれの能力を活用して能力の悪用を止める……までで終わっていたら良かったと思います。
作品は全体にほのぼのとしていて、主要キャラクターの個性と魅力も光っている名作……だと思っていました。
突然の妹の死は作品の雰囲気とは全く違ったこともあり、かなりショッキングでしたが、そこから能力の危険性をアピールしつつ、悲しみを乗り越えて主人公の成長を描くためのシーンであり、家族との絆を確認しつつもヒロインとの絆を築く転機にもなっており、名シーンとなっていました。
その後ライブデートをするまでは良かったのですが、そこから色々とぶち壊された感じが否めません。
タイムリープで妹を救出してからというもの、それまで一緒にやってきた生徒会メンバーは過去の人のようになり、もう作風も何もぐっちゃぐちゃにしてから無理矢理エンドに繋げたような、酷い印象でした。何と言うか、例えば勇者パーティーでやってきた物語の後半で、いきなり「古の勇者パーティー」に主人公が参加し、元パーティメンバーはたまに登場するだけの賑やかしになったかのような違和感。

制作陣は「この作品はゲーム化できない」などとコメントしているらしいですが、キャラクターは魅力的ですので、むしろゲーム化して各キャラクターを掘り下げられるルート分岐を作っていった方が良いのではないかと思います。今の段階ではヒロイン以外の生徒会メンバーの背景も掘り下げられていないし、ZHIENDのボーカルとか、転校前の好きな相手とか、折角出したのに大した扱いも無いまま消えていたりと、なんか節々に勿体なさを感じます。

投稿 : 2021/04/01
閲覧 : 260
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4

ネタバレ

Pam さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

大風呂敷を・・・

大筋のストーリーは良かったと思います。よくある異能ものかと思いきや、SFだったりとある意味で予想を裏切られました。ただ、後半は風呂敷を広げ過ぎて畳みきれなかったかな〜という印象。全体的には良作!

投稿 : 2021/02/14
閲覧 : 222
サンキュー:

1

ネタバレ

砂粒と嵐 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 2.0 作画 : 3.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

ガバガバなストーリーと素敵な声優陣

まどマギのエッセンスを感じた。
思春期だけの特殊な能力、タイムリープして何度もやり直すこと、全ての異能力者/魔法少女の「存在をなかったことにする」ためにひとりが生贄になる/人間をやめるという代償を払って戦うこと、そのへんの共通点がある。

序盤はとにかく特殊能力で無双していく展開。日常系学園生活ほのぼの異能力ドラマという雰囲気で、あらゆるシチュエーションで異能力を振りかざすのが楽しくて仕方ないっぽい。
後半で一気に話が展開して面白くなるが、やや駆け足の印象。
タイムリープのくだりもあっさり1話ぐらいで流れちゃうし、死んだ妹はさらっと助かるし、さっき親近感が芽生え始めたばかりの熊耳はあっという間に痛々しく死んでしまうし、最終話だってきっと、「隻眼の死神と呼ばれる少年が世界中を回って能力を奪っていく」というストーリーで一本漫画を連載していくことだってできるぐらいの内容だ。
ただ、あの最終話、世界各地での能力者のあり方とか世界とかそれを受け入れる側の人間の倫理とかだいぶ違うだろうに、それを画一的な価値観の押し付けに感じて、モヤモヤする。最後の少女の能力が「勇気」だ、みたいなくだりも正直よくわからない。ああいう感じのオチで本当に良かったのか、、、?
手軽に感動できるシーンはちょくちょくある。妹とか熊耳とか美砂とか、人の死が絡んでくるとどうしたって泣いちゃう、感情を刺激してくるのがとてもうまいので。

友利がめっちゃ可愛い。あやねるの声はいつもうるさくて苦手なんだけど、あの音域とテンションと抜け具合であればめっちゃ好きだ!
内田真礼の声も見事だし、麻倉ももちゃん演じる妹も可愛い。

しがし若干、主人公が癪に障る。
廃人になって自暴自棄な姿にもイライラしたが、あそこで謎に1話のヒロインが再登場するのも意味不明だし、友利を上げるために噛ませで出されただけに感じられる。「ラノベ主人公」って感じのムーブをちょくちょく醸してくるのも本当にうざいけど、声が内山昂輝だからギリギリ我慢できた。
廃人から抜け出したきっかけが、「友利の作った・妹の得意料理の・お袋の味の・オムライス」だったのもモヤつく。
とはいえ最終話で記憶をなくしてしまった状態の声色が、別人のように穏やかで、泣きそうになった。内山昂輝がすごいだけなんですけどね、

タイムリープのあたりや世界観の設定はガバガバだけど、その大味な感じがまた良さかもしれない。エンタメだし。
シャーロット彗星の仕業?ってのも「はえ〜」という程度に納得するしかなかったが、キラキラ感と奇跡感が現れているので、そういういっこいっこのニュアンスを感じ取っていくような見方で全編楽しむべきなのではないか。

あと、やたらものを食ってるアニメだな、という印象を受けた。そういう監督なんですか?

しかし作中の音楽がめっちゃエンジェルビーツだったので笑った。
オープニングはめちゃくちゃにいいし、劇版もずっと綺麗。アイキャッチの音がオープニングのアレンジになってるのもポイント高い。

それにしても沢城みゆきのキャラはもっと活かせたのでは?
ただ「ライブデート」が描きたかったから使われただけにも見えるし、中途半端に中間で尺を割いた割には物語の核心にもさほど関係がなかったのが残念。

投稿 : 2021/02/09
閲覧 : 252
サンキュー:

7

ネタバレ

キャンキャン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

トータル的には好きだけど…

2回目の視聴して、改めて尺の取り方がほんとに惜しく感じてしまった。
神様になった日と同様、最後が駆け足すぎてバタバタって感じですよね。内容は面白いと思う分、ほんとに惜しく感じてしまいます。最終回の終わり方は好きですが…神様になった日、ABと同様に最後に泣かせに来てる感が見え見えと感じてしまう。もはやだーまえさんの作品をそう言った先入観なしで見れなくなってしまったのかな?

投稿 : 2021/01/16
閲覧 : 311
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4

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ブラッキー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

これは神

はっきり言って面白かった
設定自体はAngel Beatsのように重いものがありつつも程よくギャグシーンが含まれていて重くなりすぎない話になってるのは流石。
登場人物たちは、思春期限定で発現する能力を持っているが、
{netabare}それに目を付けた研究機関などによる被害が多発しているため、能力者たちを一つの学校に集めて保護するなどの活動が裏で行われている。しかし、学校の影響力も国内にとどまり、海外では能力者たちが様々な形で虐げられているというのが現状。能力が発現しておらずその因子を持つものが能力を発現できないようにする研究は進んでいるものの既に発現してしまっている能力者に対する対処法は今のところないに等しい。そこで相手の能力を奪う能力を持つ主人公は、世界中の能力者の能力を思春期が終わるまでに奪いつくすことを目指して世界へ飛び立った。主人公は能力を奪っていくものの、能力を奪うごとに自我が失われていく。全ての能力を奪い終えた主人公は記憶をなくし、自らの恋人の記憶さえもなかったが、恋人との約束は心の底に残っていたことが判明する。{/netabare}
能力を持つことで様々な苦しみがあり、能力によって命を落とすものや能力の使用によって実生活に支障が出るものなど、ストーリーはかなり重い。しかし、どれだけボロボロになろうとも決してあきらめずにそれに立ち向かっていく主人公。最後は涙なしでは語れません。最初は屑な主人公の屑っぷりがばれて、主人公が自らの栄光を失うところから始まりますがあの始まりでこの最後は流石にずる過ぎます。
このプロジェクトは確か最新シリーズの政策が決定したようですが、そちらも十分期待できる出来だと感じます。楽しみですね

追記 最新シリーズはレビュー書いたように期待していたものは見れませんでしたが、是非ともまた次のシリーズを作ってほしいなと思います。

投稿 : 2021/01/14
閲覧 : 385
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4

ネタバレ

ゆうすけ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

主人公…

1話で主人公が好きな女の子を振り向かせるために、能力を使って他人を危険な目に遭わせたところがどうしても許せなかった。
幸いなことにトラック運転手の命に別状はなかったが
一歩間違えば悲惨なことになっていた。
運転手も仕事で忙しいのにトラック破損させられた挙句、おそらく責任を取らされたであろうことを考えると悲しい。
能力を使ったことに、しっかりとした大義名分があればある程度理解ができたかもしれないが…
学生で精神が未熟だった設定だとしても、流石にあれはやりすぎ…
下手したら好きな女の子も亡くなっていた可能性があるし…
誰もが危険な目に遭わないように好きな子を振り向かせる方法はいくらでもあるだろうに、なぜあえてリスクをある方法を取ったのかがよくわからない。
もしかしたら、主人公はこういう人間ですっていう演出だったのかもしれないが、俺は正直キツかった…

そのため、主人公をどうしても好きになれなかった。
友利はあの状況を理解していたと思うので、人としてそこは注意をして欲しかった。
ただ、終盤はつらい状況ながら最後まで自分にしかできないことをやり遂げたところは本当に素晴らしかった。

投稿 : 2020/12/31
閲覧 : 477
サンキュー:

7

ネタバレ

スプリット さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

風呂敷広げすぎたけど個人的に好き

再放送もあったし、神様になった日がイマイチすぎたのでお口直しに二度目の視聴

<物語⭐︎3.0>
10話まで⭐︎4.5
第一部が10話までなら、第二部までが11話〜13話
率直な感想、風呂敷広げすぎ。
OPの「何を選びとり 何を諦める」の歌詞を本編に活かして欲しかった。
1クールと選択してるわけですから、諦める部分も必要ですし捨てることでマイナスになるとも限りません。
ちなみにこの作品個人的に好きな作品です。
{netabare}
第6話に妹のござるちゃんが亡くなり、第7話の主人公の荒れる話も好きですし、やっぱり10話までのワクワク感すごいですね。
{/netabare}

やはりオチに持って行くまでの雑さがやはり目立ちます。
個人的な意見ですがオリジナルアニメで尺が足りないという言い訳はおかしいと思います。
原案は素晴らしいんですが、そこからのブラッシュアップが足りないと2回目の視聴でも感じました。
好きな作品ですが、⭐︎3.8になりました。

投稿 : 2020/12/29
閲覧 : 242
サンキュー:

7

ネタバレ

よいよい さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

すごくいいアニメだった。

勧められて一気見しました。神様になった日と同じ制作会社だと言うことで、期待が持てた作品。展開が急すぎたりして掴めない部分があったりしたけれど、それでも何とか脳内で追いついて、完走しました。
1番私的感動したのは。なおちゃんが実家で妹がよく作っていたオムライスを精神崩壊していた乙坂にご馳走して泣いてた所ですね〜中々胸にきました。
最後は記憶を無くしてなおちゃんと再会したのはちょっとなんか個人的にすごく悲しくなってしまった。感動ではない。そういえば、能力を全て乗っ取ったのは良いけど、最後はどうやって能力を封じ込めたの?ってなってしまった。そんなの言ってたらきりがないんだろうけど(笑)

投稿 : 2020/11/11
閲覧 : 310
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4

ネタバレ

YOSHiRoo-- さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

尺が足りてない

Angel Beats!でも感じたが麻枝准オリジナルアニメはいつも尺が足りてない様に感じる。特にこの作品は後半が詰め込み過ぎで台無しである。設定はkey作品の中では斬新なもので良かったため残念な限りだ。
また音楽についても麻枝准がスランプだったこともありkeyにしては…という感じであった。(あくまでkeyにしてはであり劇伴は相変わらず力が入れてあってクオリティは高かった。)
しかし設定自体は面白くしっかり最後は泣けるものになっており、声優に関しても実力のある人が揃っていて良かったため十分良い作品ではあると感じた。特にkey作品を見てみたいという人には入りやすいものになっていると思う。

とにかく尺が悔やまれる作品である…

2020年麻枝准オリジナルアニメ第三弾「神様になった日」に期待‼︎

投稿 : 2020/10/01
閲覧 : 426
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4

ネタバレ

たまご さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

キャラは好き

展開が急だったり、削った方が良いような場面も多かったけど、友利奈緒みたいなヒロインはなかなかいないし、魅力もあるし、主人公がクズなところも良いと思う。最後の展開はもう少し時間をかけるべきだったし、タイムリープに相手の組織は本当に気づくことは出来るのかみたいな疑問点は残った。

投稿 : 2020/09/24
閲覧 : 203
サンキュー:

2

ネタバレ

たかぴ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 2.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

前半:単調、後半:ぐちゃぐちゃ

友人に勧められ視聴開始しました。

1話目から超能力(?)を駆使するという物語ですごく面白い展開になりそうだなと期待したがために微妙な評価になってしまったと思います。

まず、前半は超能力者を見つけ注意するの繰り返し。全く面白みがなかったです。ずっと同じ展開の繰り返しだったので、これが続くなら視聴やめようかなとも思いつつ、友人に悪いので視聴続行。

主人公が妹を亡くし、鬱になり始めるところでやっと「転」が起こり、何が来る?と期待していたが、なんとも言えない後半でした。

妹が好きなのか、生徒会長が好きなのか、はっきりして欲しい曖昧な作品で幕を閉じたと感じます。無理やり、タイムリープを詰め込んだり、面白い要素を入れればいいという感じがしてしまい、最終回は泣かせとけ!感で後半はぐちゃぐちゃしたまま、エンド。

おすすめはしないかなという作品でした。

投稿 : 2020/08/18
閲覧 : 306
サンキュー:

5

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Charlotte [シャーロット]のストーリー・あらすじ

思春期の少年少女のごく一部に発症する特殊能力。
人知れず能力を駆使し、順風満帆な学園生活を送る乙坂有宇。
そんな彼の前に突如現れる少女、友利奈緒。
彼女との出会いにより、暴かれる特殊能力者の宿命。
それは麻枝准が描く、青春を駆け巡る能力者たちの物語――。

麻枝准、Na-Ga、P.A.WORKSによるオリジナルアニメ第2弾が始動!(TVアニメ動画『Charlotte [シャーロット]』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2015年夏アニメ
制作会社
ピーエーワークス
主題歌
≪OP≫Lia『Bravely You』≪ED≫多田葵『灼け落ちない翼』
挿入歌
ZHIEND『marina』西森柚咲(CV:内田真礼)『How-Low-Hello』

声優・キャラクター

内山昂輝、佐倉綾音、水島大宙、内田真礼、麻倉もも

スタッフ

原作:麻枝准、キャラクター原案:Na-Ga、 監督:浅井義之、脚本:麻枝准、キャラクターデザイン:関口可奈味、総作画監督:杉光登/関口可奈味、アクション作画監督:宮下雄次、美術監督:東地和生、色彩設計:菅原美佳、撮影監督:佐藤勝史、3D監督:小川耕平、特殊効果:村上正博、編集:高橋歩、音楽:ANANT-GARDE EYES/麻枝准、音楽制作:ビジュアルアーツ・1st PLACE、音響監督:飯田里樹

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