2016年といえば「君の名は。」だったけど…?2015年おすすめアニメ映画を改めてご紹介!

2016年といえば「君の名は。」だったけど…?2015年おすすめアニメ映画を改めてご紹介!

2016年後半は「君の名は。」が世間を賑わせた年となりました。猫も杓子もよくネタとして取り上げ、TVやラジオでも「前前前世」が流れない日は無かったと言ってもいいでしょう。
そんな大人気となった作品が出た2016年でしたが、皆さま、2015年のアニメ映画と言えばなんだったかを覚えていますでしょうか?
ディズニーからは「ベイマックス」や「インサイド・ヘッド」が公開され、それぞれ人気を博しましたが、他にも様々なアニメ映画が公開され、話題となりました。

今回はそんな2015年のアニメ映画の中から「アニメ好きでなくても、前情報無しで楽しめる」5作品を選び、ご紹介させて頂きます。
アニメを余り見ない友達に『「君の名は。」の他にもなにか良い作品無い?』と言われた時などに、是非ご活用ください。

心が叫びたがってるんだ。

心が叫びたがってるんだ。 / 2016年といえば「君の名は。」だったけど…?2015年おすすめアニメ映画を改めてご紹介!

出典: https://images-na.ssl-images-amazon.com/

あらすじ
幼い頃、何気なく発した言葉によって、家族がバラバラになってしまった少女・成瀬順。
そして突然現れた“玉子の妖精”に、二度と人を傷つけないようお喋りを封印され、言葉を発するとお腹が痛くなるという呪いをかけられる。それ以来トラウマを抱え、心も閉ざし、唯一のコミュニケーション手段は、携帯メールのみとなってしまった。
高校2年生になった順はある日、担任から「地域ふれあい交流会」の実行委員に任命される。一緒に任命されたのは、全く接点のない3人のクラスメイト。
本音を言わない、やる気のない少年・坂上拓実、甲子園を期待されながらヒジの故障で挫折した元エース・田崎大樹、恋に悩むチアリーダー部の優等生・仁藤菜月。
彼らもそれぞれ心に傷を持っていた。

ユーザーの声

てけ
この作品、心情や行動の描写がとても丁寧です。
生徒たちのなんとなく適当な感じや、突然真面目になるところなど、子供の部分、大人の部分の描き分けが実に高校生らしいです。
青春モノにありがちな美男美女ぞろいではなく、地味キャラや色物も多いところもいいですね。

また、言葉選びやしぐさが巧みです。
日常会話の一片に至るまで、どの表現も説得力があり、キャラクターの性格がばっちり伝わってきます。

ストーリー運びも綺麗でした。

たとえば、キャラクター同士がぶつかり合っても、「仲直りしてハイ終わり」ではありません。
それを見ていた他の人の行動に影響を与え、次のシーンに対する起爆剤になります。
悪い気分を引きずらずに済むというおまけ付き。
おかげで、全シーンを通して上手に繋がっている印象を受けました。

テーマは「自己表現」「伝えること」。
言葉による表現、しぐさによる表現。
相手に伝えることの大切さを説いています。

一度の視聴での満足度の高い良作だと思います。

keylove
幼い頃って(子供たち全部に言えることなのですが)けっこう残酷だったりしますよね。
それは自分が思ってることをなんのためらいも疑問も躊躇もなく口に出してしまうから。

もちろんそれは大いに人を傷つけること があります。

多くの人は、子供の頃のことなんて覚えてないんだと思うけど、この主人公は自分の言葉が発端で、自分の心に足かせができてしまったんですね。

最後まで観ればわかることだけど、やっぱりこういうことだったのか。
って思うかもしれません。

この作品は、主人公が救われていく渦中でのクラスメイトたちの心の動きや、優しさやそれぞれの葛藤が同時に描かれていて、それがまた一層感動を呼んだんだと思います。

それになんと言っても歌が素晴らしいです。
作中ではこういうのもあるんだってさりげなく歌の形式についての描写がありましたけど、僕はこういうの知らなくて、本当にびっくりしたし感動しました。

とにかく観て損はないです。
おすすめします。

バケモノの子

バケモノの子 / 2016年といえば「君の名は。」だったけど…?2015年おすすめアニメ映画を改めてご紹介!

出典: http://www.bakemono-no-ko.jp

あらすじ
舞台となるのは、人間界のほか、動物のようなバケモノが住む「渋天街」が存在する世界。
人間界「渋谷」から「渋天街」に迷い込んだ一人ぼっちの少年が、強いけれど身勝手なために孤独だったクマのようなバケモノの剣士・熊徹と出会うことで物語が展開する。
少年は熊徹の弟子になり、九太という名前を与 えられ、彼と共に修行や冒険の日々を送ることになる。

ユーザーの声

ato00
九太と熊徹の師弟とは思えぬ言い争いが楽しい。
こんな師弟いないだろうと思いつつ・・・心のままの本音トークが好きなんです、私。
こんな関係、お互い成長せざるを得ませんね。

心の闇とは何かが基本テーマ。
人は誰しも闇を抱えているもの。
その闇を深くするのも人だし、癒すのも人。
また、心の闇に何を宿すかで全く異なった結果となる。
そして、闇によって成長するのも人なんだ。
心の中に灯を・・・そんなことを感じた作品でした。

細田作品ということでなめてました。申し訳ありません。
まさか、こんなに感動するなんて・・・

ろき夫
本作を見て一番に感じることは、広い意味で男の子が好きそうな映画だな、ということ。

主人公の男の子が、熊鉄というバケモノに出会うところからはじまり、ともに成長していくお話で、子供の目線、子を育てる男親の目線、どちらからも楽しめるんじゃないかと思います。
個人的には、どっちの目線にも共感できたなと思います。
熊鉄を演じた役所公司さんの演技 が素晴らしかった、というのも大きいですね。
違和感なさ過ぎてエンドロールまで気が付きませんでした。
「ああ、俺の父親もこんな感じだったよな……」なんて、少し懐かしい気持ちに。

本作パンフレットの細田監督インタビューでは、
「最近、うちに男の子が生まれまして。父親として何ができるかなって、考えたんです。」
と、綴られており、作品には男親としての理想がやはり込められているんだな、と感じました。
確かに、父親だったら男の子が生まれたら、一緒に体を鍛えたり男としての強さを教えてあげたいって気持ちになるかもw

見ているだけで高揚感を得られる、しっかりと作られた王道ファンタジー映画は本当に久しぶりです。
宮崎駿が引退したらしたで次世代の監督が良い作品を作ってくれる……。素晴らしいですね。
会社は違えどバトンは受け渡されていくものなのかな、と感慨深くさえあります。
この幸福な循環がずっと続くといいですね。

リトルウィッチアカデミア 魔法仕掛けのパレード

リトルウィッチアカデミア 機械仕掛けのパレード / 2016年といえば「君の名は。」だったけど…?2015年おすすめアニメ映画を改めてご紹介!

出典: http://i.gzn.jp

あらすじ
幼い頃に見た魔女・シャイニィシャリオのショーで魔法の魅力を知り、伝統ある魔女育成名門校「ルーナノヴァ魔法学校」に入学したアッコ。
騒動ばかり起こしているアッコと、友人で世話役のロッテ、皮肉屋のスーシィの3人は、罰として魔女狩りの歴史を再現したパレードに参加させられることに!
同じく問題児グループのアマンダたち3人と一緒にパレードを成功させなければ、落第決定。
しかしどうせなら、シャイニィシャリオのショーのように思いっきりハッピーなものにしたい!!
街全体を巻き込んだ、アッコたちの魔法仕掛けのパレードが動き出す──。

ユーザーの声

N0TT0N
いいですねぇこれ。スゴくいいです。
たぶん想定視聴者は小学生の女子でしょうから、物語性だとかリアリティだとかについてなんだかんだ言う類の作品ではないんでしょう。
ただただ小学生の女子用に作ったであろう魔法学校を舞台にした作品をそれ以外の人が視ても十分、十二分に楽しめるところまで持っていった制作陣すげぇな。と、躊躇なく言えるくらいの作品だったと思います。

とにかくキャラデがみんなキュートで、主役級3人以外も含めそれぞれにキャラがたっていて、アニメよりイラスト向きとも思えるスーシィやロッテ、それにヒロインアッコが上下左右、手前から奥にと兎に角よく動き、表情もくるくる変わり、ギャグまんがみたいに大胆にデフォルメ化され たりと、ほんと目に楽しいアニメだったと思います。

基本的な物語展開がシンプルなだけにより一層見せ方の良さが際立っていました。
単純にワクワクできてハッピーになれる大人の視聴にも耐えられるファンタジー♪

これはそういう作品です。

maruo
この作品はクラウドファンディング(ウェブで制作資金を募ること)を利用した(おそらく日本初の)作品です。
日本人は水と安全はタダと思っている、とか言われて来ましたが、従来の「アニメ(やテレビ番組)」もそれに近かったように思います。
面白いコンテンツには惜しみなくお金を払うし、今後に期待するのであれば投資もする。
こうしたスタイルが、今後、日本でも根付いていくきっかけとなる作品かもしれません。

特筆したいのは音楽!
BGM演奏はロシアの管弦楽団(正式名称は忘れてしまいました…)が担当しています。フルオーケストラです。
作曲は、数々のテレビ番組(アニメも含む)や映画の音楽を担当し、日本アカデミー賞最優秀音楽賞も受賞した、大島ミチルさん。交響曲や弦楽四重奏曲(クラシック)も作曲している方です。
この作品の主な舞台が中世の雰囲気を持つ魔法学校なので、フルオーケストラの重厚な演奏とは非常に親和性が高いです。
かと思えば、滑稽な場面ではコミカルに、哀しい場面では物寂しく、場面に応じて変幻自在に表現しており、音楽って感情表現もできるんだな-と改めて思わせてくれます。

BORUTO -NARUTO THE MOVIE-

BORUTO -NARUTO THE MOVIE- / 2016年といえば「君の名は。」だったけど…?2015年おすすめアニメ映画を改めてご紹介!

出典: http://boruto-movie.com/

あらすじ
長きに渡る戦争を経て高度成長を遂げた新時代。
七代目火影・うずまきナルトが統治する木ノ葉隠れの里を中心に、新たな忍を育てる「中忍選抜試験」が5つの里合同で開催されようとしていた。
里の手練場で修業に明け暮れる三人一組の下忍たち。サスケの娘にしてナルトに憧れを抱くサラダ、多くの謎を持つ超優秀な忍ミツキ、
そして才能を持ちながらもナルトをクソオヤジ呼ばわりするボルト。
ボルトは、多忙が故に家族と過ごす時間すらないナルトを「親なんて初めからいない方がいい」と寂しさゆえに忌み嫌うようになってしまっていたのだ。

ユーザーの声

けみかけ
『NARUTO』シリーズの映画最新作

原作最終回、『THE LAST』のラストシーンで登場したナルトとヒナタの息子、ボルトを主人公に描かれる新世代の物語です

見どころはやはり、後日譚でありながら『NARUTO』のオールスタームービーと呼べる豪華布陣ではないでしょうか
サスケとサクラの娘、サラダ
シカマルとテマリの息子、シカダイ
サイといのの息子、いのじん
その他にもどこかで見覚えのあるメンツの子供と思しきキャラが沢山出てきます

単純に笑いや涙を誘う映画が良い作品とするなれば『バケモノの子』に軍配が上がるんです
が、『NARUTO』という人気シリーズの重み、キャラの魅力といったポイントを考慮すると語り甲斐のある作品は今作の方なんですよ

ってことで『NARUTO』に想い入れのある方、『NARUTO』の面白さが分かる全ての方に是非観て欲しい!
そんな素晴らしい1作でしたね

ラ ム ネ
小学生の頃から追って読んでいたナルト、その〆として見事な出来栄えでした。
重要なのは、この劇場版でナルトを初めて見た人もすんなり見ることができ、過去の物語を辿りたいと思わせることにも成功していることです。
初見者とわず、小学生から、大人まで、見れます。脚本が巧いしわかりやすい。
何が大切で、何かカッコいいのか、この父性(規範)なき社会に失いがちなものを、あざやかに、描き出します。

屍者の帝国

屍者の帝国 / 2016年といえば「君の名は。」だったけど…?2015年おすすめアニメ映画を改めてご紹介!

出典: http://www.crank-in.net/

あらすじ
19世紀末、かつてヴィクター・フランケンシュタイン博士が生み出した、死体に新たな生命を与えて「屍者」として動かす技術が世界に広まり、いまや屍者は労働力や兵力として世界を支えていた。
親友フライデーとの約束のため、自らの手で違法に屍者化を試みたロンドン大学の医学生ジョン・H・ワトソンは、その技術と野心を見込まれ、政府の諜報組織「ウォルシンガム機関」にスカウトされる。
そこで極秘任務を与えられたワトソンは、フランケンシュタイン博士が残した、生者のように意思を持ち言葉を話す屍者=ザ・ワンを生み出す技術が記された「ヴィクターの手記」を求めて旅に出る。

ユーザーの声

どらむろ
執筆途上で早逝されたSF作家・伊藤計劃(いとう・けいかく)先生の小説が原作のスチームバンクです。

19世紀末+謎テクノロジーのスチームバンク+ゾンビ
です。ゾンビ物としてかなり迫力満点でコワイです。
…元ネタ(フランケンシュタインやワトソン等の小説の知識)知ってた方が楽しめそうです。

主人公の若き医学生ワトソン博士は死んだ親友を屍者にして、今は魂の無いロボットに過ぎない彼を、いつか本物の魂を取り戻す事を追い求めていく…。
ゾンビ物…と思いきや、ロボットSFでの古典的なテーマ(魂の在り方や人間性)に通じるテーマを感じました。

ゾンビが蔓延するスチームバンク、素晴らしい作画でした。
スチームバンクも良いのですが、やはりゾンビがコワイ!
特にゾンビに詳しいワケではないのですが、迫力も動きも凝っていた。

ヘルシングやフランケンシュタインやホームズなどの有名人多数なので、知っていると何か嬉しいです。

ぽ~か~ふぇいす
この屍者の帝国という作品でも鏤められた要素全てを理解するためには
SF・ミステリ・科学・哲学・宗教そして19世紀の歴史背景など
幅広いジャンルの造詣を要求されます

こんな風に書いていくと
まるでこの映画が極めて難解で一握りの人だけが楽しめる作品
というように見えがちですが
この作品の見事なところは
細かいところがわからなくても楽しめる点にあると思います
まっさらな状態でこの映画を見て細部まで理解するのは不可能ですが
スタッフもそんなことは承知の上で
全てを理解できなくても楽しめるように作ってあります
原作の魅力を言葉で説明するのではなく
直接感じてもらうというのがこの作品の切り口で
それは非常にうまくいっていたと思います

 

いかがだったでしょうか。
こうして改めて取り上げると、2015年も面白い、話題になった作品が多かったなぁ…と振り返れますね。

リトルウィッチアカデミアは今季(2017年冬)はTVアニメシリーズとしても放映中で、かなり期待値の高い作品ですね。
BORUTOも来季(2017年春)に同じくTVアニメ化が決定しており、今から予習で視聴するのも良いかもしれません。
屍者の帝国は「伊藤計劃PROJECT」の3作品のうちの一つであり、現在同プロジェクトの「虐殺器官」が絶賛上映中ですので、気になる方は是非映画館へ足を運んでみてはいかがでしょうか。

また、今回は「前情報なし」という前提でおすすめしたため取り上げませんでしたが、劇場版作品の人気も根強く、
攻殻機動隊、PSYCHO-PASS、ARIA、たまゆら、Free、ラブライブ、シドニアの騎士 などなど、多くの作品が映画化されています。
詳しくは2015年アニメ映画ランキングで確認できますので、気になる方は是非あにこれへアクセスして、
素敵なアニメ映画ライフをお過ごしください。