1965年度に放送されたアニメ映画一覧 12

あにこれの全ユーザーが1965年度に放送されたアニメ映画を評価したーデータを元にランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年04月20日の時点で一番の1965年度に放送されたアニメ映画は何なのでしょうか?
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年代別アニメ一覧

計測不能 1 1965年度アニメランキング1位
新宝島(アニメ映画)

1965年1月3日
★★★★☆ 3.9 (4)
21人が棚に入れました
 手塚治虫が興したアニメ制作会社「虫プロダクション」が、手塚治虫作品をアニメ化する「虫プロランド」の第一作として企画した作品。本作の原作は手塚の同名漫画ではなく、スティーブンスンの『宝島』がベースだ。海賊シルバーが狼、少年・ジムがウサギと登場キャラクターを全員、動物として描いているのが特徴。さらに彼ら動物たちが人間としての誇りを持ち、獣らしい振る舞いを抑制している……という斬新な設定が光っている。この「虫プロランド」は当初、隔週でテレビ放送される番組となる予定だったが、諸般の事情により頓挫。そのため『新宝島』は単発の正月特番として放送され、テレビアニメスペシャルの第一号となっている。

計測不能 1 1965年度アニメランキング1位
しずく(アニメ映画)

1965年10月1日
★★★★☆ 3.6 (5)
18人が棚に入れました
 1965年の草月アニメ・フェスティバル用に、虫プロが制作した短編アニメ。 ギラつく炎天下、大海をイカダで漂流中の一人の男。喉が乾き切った彼は、マストの帆布にたまったわずかなしずくを見つけた。男はこれ幸いとばかり必死にそれを飲もうとするが、小さなイカダは彼の動きによってバランスを崩しかけてしまい……。 原案、構成、演出、作画を、手塚治虫ひとりが一週間かけて担当。なお仕上げは、虫プロのアニメ現場のスタッフではなく、手塚のフォローを心がけた漫画部の方のスタッフがメインとなって行なった。その中には後年の特撮番組『サンダーマスク』などでも知られる、平田昭吾や成田マキホの名前も見える。

虚言癖 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

視点は面白いが、結末がありきたり

漂流した男の願望を、悲劇的、かつ喜劇的に描いた本作。

だた一つの願望をコミカルに描いた描写は面白く、
どこか性的な描写があるのは人の性をえがいたゆえだろうか。

メッセージ性をうたっているというよりは
ちょっとひねって面白く見れる作品を作りたかったのだろうを見て取れる。

全体的な構成はいいが、落ちが弱弱しい。
たった一つのことにとらわれた故に……。

予想できる範囲を越えなかったのは、期待した分少し残念だった。

アニメ的ではなく漫画的な作画は今の時代には合わないだろう。

視聴者層が変わってきている昨今、時代に合わせて
このような作品の作り手が現れてくることを願いたいものだ。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 0

計測不能 1 1965年度アニメランキング1位
ガリバーの宇宙旅行(アニメ映画)

1965年3月20日
★★★★☆ 3.6 (4)
18人が棚に入れました
 東映動画が手がけた初のSF長編アニメーションだが、内容的にはファンタジー仕立ての作品。極端に抽象化されたロボットなど、幻想的で独特な雰囲気に仕上がっている。主人公テッド少年の声と挿入歌を当時の人気歌手“坂本九”が担当。森に迷い込んだ少年テッドは偶然、そこに住む年老いた冒険家ガリバーに出会い、宇宙の彼方にある青い希望の星を目指して宇宙旅行に出かけることになる。困難の末、青い星まであともう少しというところで、一行はひとつ手前の紫の星に強制着陸させられてしまう。ロボットのような奇妙ないでたちの紫の星の住人たち。彼らが言うには“青い星”はロボットたちに占領され、自分たちはこの星に逃げてきたというのだ。その後、青い星のロボットが攻めてきて、紫の星の王女をさらっていってしまう。テッドとガリバーは力を合わせ、ロボットに立ち向かうのだが…。

声優・キャラクター
坂本九、本間千代子、宮口精二、堀絢子

AXIOM25 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

子供向けまんが映画の中の胎動

昔の東映劇場アニメで、わんぱく王子の大蛇退治に次いで好きな作品です。

物語は主人公の少年テッドたちが、冒険家ガリバーの作った宇宙船で旅をするSFファンタジー。
おとぎ話的な前半から後半はSF度が高まりますが、全体的にはシンプルな子供向けのストーリーと言えます。
しかしそんな中でも青い星でお姫様が目覚めるラストシーンは、ハッとするものがありました。
これは当時まだ新人のアニメーターだった宮崎駿さんのアイデアで、当初の予定より変更がなされたそうです。このシーンのおかげで物語に深みが出ているように感じるのは、さすがと言うべきでしょうね。

作画で特筆すべきは紫の星でのキャラクターや背景のデザインです。とてもポップでシュール、かわいいけどちょっと不気味。シンプルな線と淡い色で構成されていてオシャレな感じすらします。
それと歌に合わせてお互いの星を紹介するシーンはNHK教育なんかで流れそうな印象ですが、今現在の目で見ると斬新な感じがしました。

正直、特に前半は退屈な部分もあったり、動物たちや兵隊人形のキャラは余りにもおとぎ話ちっくできついものがあります。しかし宇宙に出てからの展開はとても不思議な魅力があり、全体の点数としては高く付けられませんが大好きな作品です。

また宮崎駿さんのごく初期の仕事としてジブリファンの方にも一見の価値ありだと思います。
最後まで見れば後の宮崎監督作品に繋がる部分がなんとなくではありますが見えてくる気がします。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 2

計測不能 1 1965年度アニメランキング1位
たばこと灰(アニメ映画)

1965年10月1日
★★★★☆ 3.7 (3)
13人が棚に入れました
1960年代からの、都内は草月会館で開催される、アニメーション作家たちの自作発表の場「アニメーション・フェスティバル」用に虫プロが出展した短編アニメ。 どこかの国のニワトリたちの厩舎。そこでは数え切れないほど多くのメンドリが卵を産んでいた。狭い室内に入ったメンドリたちを統括するのは、一匹のオンドリ。このオンドリは、ニワトリ小屋の持ち主らしい人間の代わりにメンドリたちを監督。その恩賞にただ一人、自由を与えられ、葉巻まで吹かしていた。今日も当たり前のように運び出される卵。この状況に怒ったメンドリたちは反乱を起こしてニワトリ小屋に立てこもるが……。 支配と搾取、自由などが主題。実質的なアニメ映像は手塚の元アシスタントだった異才クリエイター・月岡貞夫が、夫人の助力を得ながら、ほぼ一人で構想から制作までしている。本来はアニメ・フェス用の参加作品が少ないので、手塚が月岡に声をかけて誕生した作品。

計測不能 1 1965年度アニメランキング1位
宇宙少年ソラン(アニメ映画)

1965年7月24日
★★★★★ 5.0 (1)
11人が棚に入れました
1966年から二年間にわたって放映された、人気SFヒーローアニメの映画版。 10年前に失踪した天才科学者・立花博士。彼は自分が開発した反陽子爆弾の悪用を恐れて宇宙に逃亡、そのさなかに死亡していた。その博士の絶命時にまだ赤ん坊だった遺児は、高度な宇宙文明のソラン星人によってサイボーグ手術を受け、超能力の持ち主・立花ソランとして地球に帰還した。そんなソランと相棒の宇宙リス・チャッピーは地球の考古学者・古月博士とその娘ミカに出会い、彼らの後見を受けることになる。だがその古月博士は、時価100万ドル以上の世界最古のドクロを発見しており、これを狙って悪人たちが魔手を伸ばしていた。 劇場版のサブタイトルは「百万ドルのどくろ」。作品内容は、テレビシリーズ第1話「秘密のペンダント」のブローアップ版。

計測不能 1 1965年度アニメランキング1位
宇宙パトロール ホッパ(アニメ映画)

1965年7月24日
★★★★★ 5.0 (1)
10人が棚に入れました
オリジナルはNET(現・テレビ朝日系)で放映されていた、東映動画(現・東映アニメーション)制作のTVアニメ。ここで紹介するのは、1965年夏の「まんが大行進」(後の「東映まんがまつり」の原型となった、複数のアニメ作品を上映するプログラム)のプログラムの1本として上映された作品。内容は、TV版第17話「大あばれ金属人間」のブローアップ版(TV版のフィルムを劇場映画用のフィルムに焼き直したもの)。併映は『スーパージェッター』『狼少年ケン』『少年忍者 風のフジ丸』『宇宙少年ソラン』。

計測不能 1 1965年度アニメランキング1位
クマゴローの大冒険/ヨギ・ベア物語(アニメ映画)

1965年7月17日
★★★★☆ 4.0 (2)
9人が棚に入れました
冬眠から覚めたクマゴローは、恋人が動物園に連れていかれたことに驚いて、救出作戦を遂行する。ハンナ・バーベラのアニメーション・キャラクター、クマゴローが活躍するスラップスティック・コメディ。

ポール星人/小っさ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

まったく可愛さの無い熊のお話

随分前に何故か観まして。
仕事から帰ってTV付けたらやってたので観ただけなんですけどw
アメリカのカートゥーン物ですが、子供の頃は観てた記憶ないんですよね。

 この作品の奇跡は、全く主人公が可愛くないのです。
この手の奴はコ憎たらしいけど、何故か愛らしいのが売りの筈。
しかし、この作品の主人公のクマゴロー(ヨギ・ベア)は冬眠してるか迷惑かけてるかどちらかしかしないんですよね(汗)
確か国定公園に住んでるんですが、訪れた客の弁当食べちゃったり余計な事しでかして公園のレンジャーの方々に迷惑掛けるかという展開ばかり。
ブーブーとかいう小熊が一緒に居るんですが、この子熊の存在が有るから観てられるだけでして。
私の文才無さがもどかしいんですが、トムとジェリーとかああいうの期待しちゃダメなかわいげの無さなんですよ。
私はこのダメさが逆にシュールに感じて結構好きなんですが、一緒に観てた嫁さんはクマゴローにイライラしてました。なかなか無いと思いますよ、人をイラつかせるカートゥーンの主人公って。しかも狙っての事じゃなさそうだから尚更。

改めて観たいかと言うと別に観たくも無いですが、コレ観て嫁さんがイラつく姿は観たいかもw

投稿 : 2024/04/20
♥ : 5

計測不能 1 1965年度アニメランキング1位
風のフジ丸 少年忍者大猿退治(アニメ映画)

1965年7月24日
★★★★☆ 4.0 (2)
9人が棚に入れました
1965年夏に開催された「まんが大行進」のプログラムの1本として上映された作品。内容は、TV版『風のフジ丸』の第51話「甲賀鉄甲術」、第52話「忍法火炎竜」を再編集して44分の長編に仕立てたもの。併映は『スーパージェッター』『宇宙パトロール ホッパ』『狼少年ケン』『宇宙少年ソラン』。当時の人気TVアニメ5作が併映されるという豪華なプログラムだったが、いずれもTV版からの流用で、劇場用の新作は制作されてはいない。

計測不能 1 1965年度アニメランキング1位
少年忍者 風のフジ丸 まぼろし魔術団(アニメ映画)

1965年3月20日
★★★★★ 5.0 (1)
9人が棚に入れました
1965年春に開催された「まんが大行進」のプログラムの1本として上映された作品。内容は、TVアニメ『風のフジ丸』の第29~34話の「南蛮邪法変」編を再編集して、50分の長編映画に仕立てたもの。『風のフジ丸』は、この時期の「まんが大行進」のプログラムの目玉となっており、劇場用新作こそ作られなかったものの、TV版を再編集した長編が人気を博していた。同時上映は『狼少年ケン』(TV第56話「おく病なライオン」のブローアップ版)と劇場用新作『ガリバーの宇宙旅行』。

計測不能 1 1965年度アニメランキング1位
狼少年ケン おく病なライオン(アニメ映画)

1965年3月20日
★★★★★ 5.0 (1)
9人が棚に入れました
東映動画(現・東映アニメーション)初のTVアニメで密林を舞台にした大人気冒険ロマン『狼少年ケン』の劇場版第七弾。ライオン国の若き皇太子ローリーは気の弱さゆえに、現皇帝である老父から勘当され、やむなく武者修行の旅に出た。やがてローリーは「二本足の狼」こと少年ケンたち狼の仲間に出会う。距離を隔ててその事実を知ったライオン国の皇帝は狼一族の首長ボスに親書を送り、どうか狼たちが我が子を勇敢に教育するようにと丁寧に請願した。その気になったボスは自分自身で、そして仲間に指示してローリーに逞しく生きていくための訓練を行なうがうまく行かない。ついにボスは、ケンに教育役を任せるが……。TVシリーズ第56話「おく病なライオン」のブローアップ版。新作長編アニメ『ガリバーの宇宙旅行』の同時上映作品として公開された。

計測不能 1 1965年度アニメランキング1位
狼少年ケン 誇りたかきゴリラ(アニメ映画)

1965年7月24日
★★★★★ 5.0 (1)
9人が棚に入れました
東映動画(現・東映アニメーション)初のTVアニメで密林を舞台にした大人気冒険ロマン『狼少年ケン』の劇場版第八弾。1965年3月。ドドンパ国立自然動物園のゴリラ山では、ボスのアンクルがある新聞の切れ端を入手した。それは甥のゴリラ(ゴリ公)が主役のTV番組の情報らしい。ゴリラ一族は整列してくだんのTV『狼少年ケン』を観るが、そこに映るのは主人公ケンに倒される悪役ゴリ公の惨めな姿だった。仲間の笑い物になったアンクルは激怒。一族を率いて動物園を脱走し、甥やケンのいるドガール国のジャングルに向かう。アンクルはケンを倒してゴリラ一族の雪辱を濯(そそ)ごうとするが!? TVアニメシリーズ第72話「誇り高きゴリラ」のブローアップ版。1965年夏の東映の児童向けプログラムでTVアニメばかりを集めた興行企画「まんが大行進」の中で上映された。

計測不能 1 1965年度アニメランキング1位
未来からきた少年 スーパージェッター(アニメ映画)

1965年7月24日
★★★★★ 5.0 (1)
8人が棚に入れました
TVアニメ黎明期の大人気番組だった、SFヒーローアニメの劇場版作品。無人のゴーストタウンを散策する、若手女性カメラマンの水島かおる。彼女はそこで、秘密の地下ウラン鉱脈を狙うギャングのボス「重要指名手配25号」と出くわした。窮地のかおるだが、そこに奇妙な乗物と一人の若者がいきなり出現。若者は30世紀から来たタイムパトロール723567号=ジェッターと自称。未来の犯罪者ジャガーを追って、この時代にやってきたのだと語るが……。1965年1月7日に放映のTVシリーズ第1話「未来から来た少年」をブローアップ上映。1965年夏の児童向けプログラム「東映まんが大行進」の一本として公開された。なおTVシリーズの相応分の話数はのちにカラー編としリメイクされており、第1話もカラー化されたが、本映画版はオリジナルの白黒版が元となった。オリジナルの第1話では、人気のセミレギュラー悪役ジャガーのキャラクターデザインが、のちのものと微妙に違っている。
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