1982年春(4月~6月)に放送されたTVアニメ動画一覧 13

あにこれの全ユーザーが1982年春(4月~6月)に放送されたTVアニメ動画を評価したーデータを元にランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年04月17日の時点で一番の1982年春(4月~6月)に放送されたTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

×

絞り込み

年代別アニメ一覧

65.4 1 1982年春(4月~6月)アニメランキング1位
パタリロ!(TVアニメ動画)

1982年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (50)
298人が棚に入れました
小国ながらダイヤモンド産業で世界に知られる常春の国マリネラ。そこの少年国王パタリロ・ド・マリネール8世は天才児ながら、小銭儲けとイタズラが大好きだった。ひょんなことから知人になった英国MI6のバンコラン少佐を巻き込み、今日も世界中や異世界で大暴れ。

声優・キャラクター
白石冬美、戸田恵子、上田みゆき、増山江威子、藤田淑子、永井一郎、池田昌子、間嶋里美

イムラ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

異才による怪作

<2019/12/29 初投稿>
原作は魔夜峰央作の漫画。
40年前に始まって既刊101巻、まだ続いてるそうで。
うわぁ長え(´⊙ω⊙`)

小学校の頃、姉の部屋からパクって読んだ記憶があります。
コテコテの少女漫画のギャグ漫画。
たぶん10巻ぐらいは読んだかな。

今年、ちょっと話題になった魔夜峰央原作の映画「翔んで埼玉」をWOWOWで観て本作思い出しました。

ところで「翔んで埼玉」やばいっすねw
「埼玉県人は千葉県人に見つかってしまうと、穴という穴にピーナツ詰め込まれて九十九里浜で延々と地引き網させられる」とか狂ってるw
千葉県民恐るべしw
魔夜峰央節が炸裂してます。
魔夜峰央の世界って実写化できるんだ!というのは新しい発見でした。

そういえば今年、パタリロの方も実写映画になってましたが。
そっちはどうなんだろう。

というわけで本題に戻ります。

ダイヤモンド産出により小国ながら裕福な常春の国マリネラ。
その架空の国マリネラの国王パタリロ・ド・マリネール・八世が本作の主人公。

パタリロはまだ小学生のくせに、
異様に高い知能と専門的な知識、
ませて、ひねくれて、ネジ切れたような性格に、
潰れた大福のような下ぶくれ顔の殿下です。
ドケチ。

バンコランは英国諜報部MI6(そうです。007のあれ)の少佐。
黒髪ロングの美形のおっさん。
パタリロとは因縁というか腐れ縁というか、仲が悪いのやら良いのやら。
つまりツッコミ担当。

マライヒはバンコランの愛人でこれまた美形。
ちなみに漫画読んでてかなり長いことマライヒが男だって気付かなかったんですよねえ。
女の子だと思ってた。
当時は世間に認知されてるオカマ(死語)と言えばお杉とピーコくらいなもんで、ホモォも表に出てこないタブーでしたし。
男と気がついてからも「いやいや、実は男装の少女だったりするんでしょ?」としばらく疑ってましたよ、ええ。
そういえば二人のベッドシーンとか普通にあったな。
自分、よく小学生であんなもん読んでたな(´・_・`)

正直、当時はそっ閉じしようかと思ったけど、本筋のお話が面白すぎてついつい。

タマネギ部隊はパタリロの近衛兵みたいなもんでしょうか?
その見た目はタマネギ頭に眼鏡、菱形の口で皆さん統一されてます。
基本的には小ボケ要員。
お笑いコンビ「髭男爵」の樋口くんが沢山いる、と思っていただければ。
ところがそのメイクを落とすとみんな美少年。
そーいや、たまにこっちでもBLしてました。

BLと腐女子という概念をちゃんと認識したのはつい10年くらい前なのですが、思い起こすと昔から女性の皆さん、BL好きな人は多かったんですね。

お話は基本的にはアナーキーなギャグ。
パタリロが無茶で理不尽なこと思いついて、
その行動力と異常な頭脳で実行に移し、
めちゃくちゃになって、
でも最後はなんだか丸く収まる。

でもちょいちょい重い話もあったり、
濃い目のSFやファンタジーもあったり、
江戸時代や魔界も出てきたり。
(アスタロトやベルゼブブって悪魔の名前はこの漫画で覚えたような気がします)
なんでもあり。
それもかなり練られてる。
魔夜峰央さんは異才なんでしょう。

アニメの方も半分くらいは観てたと思います。
夕方やってたような。
夕方にホモォ流してたのか!
今考えると、いや当時の世相からしたら殊更すごいですね。

ところでパタリロといえば原作でもお馴染み「クックロビン音頭」ですが、これ元ネタは「ポーの一族」なんだそうで。
「ポーの一族」って名前しか知らないんだけど女性にすごい人気らしいですね。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 30

Dkn さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ドタバタギャグ×秀逸なプロット×ボーイズラブ=パタリロ!

基本的には神出鬼没のパタリロがメチャクチャやるのが面白いギャグアニメなのですが、1話完結の形式を取っているストーリーの中には、かなり練りこまれた話が存在し、1話観終わったあとには映画をみた感覚になるほどの回もあるのです。ギャグ空間の力技でオチを付ける時とシリアスな見入る回とのギャップに、悔しいですがやられてしまいます。こんなに長い間愛され続ける理由がちゃんとあるのでしょうね。

ボーイズラブをゴールデンタイムに堂々と放送してたことでも有名ですね。ジャック・バルバロッサ・バンコランと
暗殺者の美少年マライヒの恋を一貫して、(ベッドシーンまで)放送していました。ほとんどの局が夕方に放送。
一部では朝に放送していたらしく、でも不快に思ったりヤラシイと思う事なく、綺麗だなと思っていた気がします。
・・ですが、お家によっては家族で気まずくなったり、禁止されていたお子さんなども居たのかもしれません。

1980年代は同時期に「まいっちんぐマチコ先生」や「うる星やつら」もあったし。(いいんじゃないだろうか)

パタリロは老若男女問わず人気だった覚えがあります。小学生の男の子でも当たり前のように観てましたし、
やはりギャグ中心のアニメだったことが大きかったのでしょうね。再放送もずっとあったと思うのですけど、最近
あまりやりませんね。途中で時間帯移動があり、その際に「ぼくパタリロ!」にタイトルが変更されました。

何話だったか・・・

マライヒがバンコランに猫の真似でおねだりし、その後バンコランが満更でも無くやれやれといった風に
「甘ったれめ・・(いい声)」と言うのですけど、甘いのはテメーだ!と心の中でツッコミました(どうでもいい話)
この二人の恋は好きなので(原作だと☓☓しますし)それで1000文字くらいのレビューできますね。やめときます。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 25

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

「耽美系エロギャグマンガ」

所詮「漫画」だから規制なしに何でもやって良いという、昭和の牧歌的な社会だからこそ出来た耽美系ギャグアニメ。

それこそ。。BLからロリコン、特殊性癖。。SMなどなど言ってしまえば今の成人漫画系のことは大概この頃の漫画がひとつの作品で「ギャグ」としてやっている。

最初に始まったのは山上たつひこの「がきデカ」であり、その後に「うる星やつら」や「dr.スランプ」などの大ヒットギャグ漫画が続けて輩出され、オタクが生まれたのもこの時代だろう。

今の時代は成人漫画と少年漫画、青年漫画は分離してしまって、どちらの読者も互いに理解し合えない状況になっているが、

この「何でもアリ」な空気感こそ漫画としての最大の持ち味なんではないかと思うのと、最近の非常にお堅く閉塞された社会にはこういった心の余裕やおおらかさが必要なんだと思う。

 

実写「翔んで埼玉」を鑑賞しました。

関東圏の人間は爆笑すると思います。逆に東北地方や関西方面の人たちは話題にも出ないので、あまり面白いとは思えないと思います。

関東あるあるで通しているのでご当地ネタが強く、知っている人は爆笑できるが、知らない人はそんなに面白いとは思わないと思います。

あと「パタリロ」と同じく、魔夜峰央特有の少女漫画やBL漫画を茶化す描写が、本当に少女漫画やBL好きの腐女子の方々にはケンカを売っている。。。と思ってしまうぐらいパロディにしていて面白いです(笑)

基本ノンケで関東贔屓な人ほどツボにはまり、そういうことを真剣に考えてしまったり、逆に関西や東北などのご当地愛が強い人たちには余りにもお粗末な内容に思えるかも知れないです。

僕は千葉県民なので爆笑しました。(笑)

投稿 : 2024/04/13
♥ : 15

61.8 2 1982年春(4月~6月)アニメランキング2位
ドン・ドラキュラ(TVアニメ動画)

1982年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (12)
33人が棚に入れました
広告代理店の倒産により、僅か第4話を放映した時点で打ち切りになったことでなかば伝説と化した一作。吸血鬼の本場トランシルバニアから練馬へと引っ越してきたドラキュラ伯爵だったが、宿敵ヘルシング教授は戦いの決着をつけるためわざわざ来日してくる。伯爵の愛娘チョコラの通う夜間中学の講師となったヘルシングは、あの手この手でドラキュラ退治を果たそうと詰め寄るが…?

Dkn さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

おいおい、私のことを知らないのかい?手塚治虫原作アニメだぞぅ?

そして、

日本最短かもしれない
打ち切りアニメだぞ~?(出落ち)


ねぇ・・

ホントザンネンなんですけど、
担当の広告代理店が倒産した不遇アニメなんです。
ちなみに4話までしか放送しませんでした^^
(8話まではできてたようなので地方でやったらしい)

お話しとしては単純明快。

ドラキュラのお約束(弱点)を全部兼ね備え
さらに美人に弱い“ドン・ドラキュラ伯爵”が、
娘の“チョコラ”ちゃんとおくる
ドタバタコメディーなのです。

1話からアホな展開で、伯爵の天敵である
“リップ・ヴァン・ヘルシング教授”が来日し、
当時殺せなかった伯爵の命を狙う。

↑おおっ!「HELLSING」みたいじゃん!

ザンネン!教授はサザエさんみてーな頭した
短足親父なんですわ( -_-)σ ⌒*

しかも持病の痔か何かで毎回とどめを刺せない。。。


まあ、ネタバレと言っても。。

“チョコラ初登場だから~”なんて
カメラ目線で言うメタフィクションありの
ギャグアニメでストーリーは特になし。

人魚や魚人やらが出てきたり、
他の化け物も出てくるし、結構シュールでした。

そのまま続いてたらどうなったかな?

ラスト(8話?)もあやふやですが
引きの絵を止め絵のまま十数秒まわしたり
引き→寄り→引きのような謎カットが入るなど
演出で不安にさせてくれてましたね。

そんな“ドン・ドラキュラ”の好きなところ。

伯爵はとっても娘想いで、
娘もパパをとても大事にしてる。
親子のハートフルな話でもありました。

脚本は先まで作ってたらしいので、
完成形も見てみたかったですね。ザンネン。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 15
ネタバレ

ユニバーサルスタイル さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

手塚治虫らしからぬコミカルすぎるファンタジー

先日偶然レンタル屋で見かけたので。


ネットで調べた所コミカルだとは聞いていたのですが、思った以上にくだけた作品でした。

ドラキュラの伝奇を基にしながらも、ノリはまいっちんぐマチコ先生やおそ松くんのような感じです。
飛び出すネタもダジャレだったり下ネタだったり、完全にギャグアニメですね。


ですが、例外的に7話の「同じ命だパンダも虎も」だけは何故かシリアスな展開に強いテーマが込められていて良かった!秀逸でしたね。
かなり過激な社会風刺を込めた内容だったので見ていて驚きました。今では絶対に放送できないと思います。

詳細
{netabare}
原作は知らないんですが多分オリジナルストーリーだと思います。いきなり雰囲気が変わりましたから(笑)


ストーリー・・・
ある日ドラキュラの屋敷の近くに墜落した飛行機。その中には動物園へ移されるはずの珍しい動物が捕らえられていた。
偶然そこから出てきた一匹の子供のトラと、一匹のパンダを屋敷にかくまうことにしたショコラ。
パンダやトラを捕獲するためハンターが屋敷の近くを捜索していたところ、首筋に噛み痕のある女性が倒れているのを見つける。
その噛み痕はドラキュラが付けたものだったのだがハンターはトラが人間を襲ったと勘違いしてしまう。人を襲ったとなれば殺すしかないとし、パンダは生け捕り、トラは射殺の方針でハンターはドラキュラの屋敷を訪ねる。


時代背景から考えて、当時はパンダが国民中から持てはやされていたと思うんですよね。70年代に流行ったパンダブームです。
誰も彼もがパンダに熱狂しマスコミもパンダのことばかり扱うおかげで、ますます人々の注目はパンダだけに集まる。最近でも昔ほどではないにしろ、リバイバルブームがありましたね。

同じ動物なのに、パンダだけ特別扱いし愛玩の対象にする人間たち。その一方で人間に害をもたらす、価値のない動物には目もくれない人間たち。
そもそも国が積極的にパンダを厚遇するのはただ国益のためでそこに愛など存在していませんね。だから利益にならない動物は扱いがおざなりになりがちです。
こういった人間に都合の良い生き物以外を排除しようとする独りよがりな考えに苦しめられる姿をドラキュラと重ね合せた脚本だったのだと思います。

この回の脚本は小山高生さん。かなり彼の信条が表れているお話だと思いましたね。差別反対。博愛主義。


こんな台詞がありました。一部抜粋です。
(例1)パンダとトラを捜索中のハンター
「トラは射殺してもエエけどパンダは生け捕りにするんだ!」「そうだ、パンダは無事動物園に届けるんだ!」「人間に害を与えないし、またとない貴重な動物ですからねパンダは」

(例2)パンダとトラを捜索中のハンター、続き
「猛獣は子供だってやっぱり危険ですよ」「それに引き替えパンダは大人しい愛される動物だからなあ」

(例3)トラを射殺するつもりがパンダに発砲してしまうハンターたち
「なんてこっちゃ。パンダを撃っちまった」「誰が責任を取るんだ」「下手したら大変な国際問題だよどうしよう」

(例4)ショコラに「あなたたちが殺したのよ!」と叱責され、ハンター
「トラは死んでもしょうがねえが」「パンダはなんとか生かして動物園へ連れて行きたかったんだがね」

(例5)先ほどの発言に対して「どうしてそんな事言うのよ!」と問いつめるショコラ、本音を打ち明けるハンター
「パンダの方が値打ちもんだから」

(例6)ハンターの冷淡な反応に憤慨するショコラ
「パンダだってトラだって同じ命じゃないの!どうして差別するのよ!二匹とも逃げたんじゃないのよ。檻が壊れたから出ただけなのよ」
「大人の方が猛獣よ。勝手よ・・・。」

(例7)共に死んだパンダとトラ。憐れな二匹に祈りをささげるショコラ
「神様お願い。憐れなトラちゃんを、どうかこの次はパンダに生まれ変わらせてやってください」


うーん・・・ラスト悲しげなBGMと共に夜空に映し出される生きていた頃のパンダとトラの姿はけっこう胸に来ます。
この回はショコラの心情が丁寧に描かれていて別物のような名作っぷりでした。内容の是非はともかく、不意打ちで見たら衝撃を受けます。
{/netabare}

かなり制作者の‘エゴ’が見え隠れする主張だけに違和感を覚える方も多そうです。当時だったからこういった大人のストレートな心の叫びを訴えることが出来たといえるでしょう。



主役のドラキュラ役の声優は内海賢二さんで、無駄にイケメンボイス(笑)

ライバルのヘルシング教授は滝口順二さんで、こちらは正にハマり役な演技。

ヒロイン(ドラキュラの娘)のチョコラは島津冴子さんで、本当に可愛らしい声で癒してくれます。OPの仕草も可愛い!

コウモリ安兵衛は肝付兼太さんで、物語の進行役・直接的に登場しないイレギュラーなキャラです。逆に話のテンポを阻害してしまっているような気がします(笑)

キャラクターはどれも良いです。ただ回によっては作画がガタガタで見るに堪えないシーンもありました。


内容は確かにくだらないですが、打ち切られるほどつまらないとは思えなかったです。(放送中止の理由はスポンサーの資金繰りの問題らしいですが)

特に終始コミカルなノリの中での7話の話は考えさせられました。

最近はよくレンタルビデオ屋で存在を見掛けるので、暇な人は一度見てみてはどうでしょうか?

投稿 : 2024/04/13
♥ : 7

Moji さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

く、くだらなさすぎる

日本で、最短で「打ち切り」になってしまったアニメ番組。
4話まで放映され、完成分の8話までがDVD化されている幻の作品。
理由は「担当広告代理店の資金繰り悪化」というが、「面白くないからスポンサーが降りた」ための様な気がしてならない。
親父ギャグ以下のギャグに、間延びした展開、イボ痔がどうしたとか・・・。
イマドキの小学生ならソッポを向くだろう。「チ○チ○」「う○こ」で笑えていた、われわれの世代でもニガ笑いものだ。
恐らく、赤塚不二夫ならば面白いギャグ漫画になったのであろうが、手塚治虫ではねぇ。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 1

58.3 3 1982年春(4月~6月)アニメランキング3位
ゲームセンターあらし(TVアニメ動画)

1982年春アニメ
★★★☆☆ 3.0 (14)
90人が棚に入れました
『月刊コロコロコミック』に連載されていた同名のマンガをアニメ化。「ゲームセンターあらし」の異名を取る、ゲームチャンピオン・石野あらしが、親友の月形一平太、大文字さとるらと共に、ライバルたちとゲームの腕を競っていく。原作に登場する、「炎のコマ」や、「真空ハリケーン撃ち」などの、荒唐無稽な必殺技の数々は、アニメでもうまく再現されていた。その一方で、あらしのプレイするゲームの再現には苦戦し、今ひとつ臨場感に欠けていた。結局、裏番組の人気番組『クイズ100人に聞きました』の牙城を崩せず、26話で終了した。なおアニメ版では、原作では1度しか登場していない松本すみれが、あらしのガールフレンド役として登場。また、アニメオリジナルキャラクター、ナンドー会長とその秘書エリカ・能登が、毎回の悪役を勤めた。

maruo さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

あらしの出っ歯はダイヤモンドより硬い B

原作既読(というかめちゃくちゃ好きでした)

石野あらし(アニメ紹介画像の中央上)が、大文字さとる(同左)や月影一平太(同右)とともに、ゲームで様々な敵と対戦し、打ち倒していくというアニメです。

ゲームといっても昔のものなのでたかが知れています。インベーダーゲーム、ギャラクシーウォーズ、平安京エイリアン、ムーンクレスタ、バルーンボンバー、ギャラクシアン、などなど、中年以上には垂涎もののレトロゲームのオンパレード。(原作ではゼビウスまで出てきました)

ゲームをプレイする際にあらしは様々な技を繰り出すのですが、これが非現実的で凄まじいものばかり。

「水魚のポーズ」:ヨガの水魚のポーズをすることによって精神を集中し、ゲームのスピードが遅く感じるという技。

「月面宙返り(ムーンサルト)」:いわゆる体操のムーンサルト(原作読者の方、ムーンサルトりではありません)。ちなみにアニメ紹介画像は月面宙返りをやっているところ。

この辺りは実在するからまあよいとして、

「炎のコマ」:コマを素手で回転させることによって特訓を積み、レバーを動かす手から空気の摩擦によって炎が上がるという技。両手を使う炎のコマダブルアタック、月面宙返りから炎のコマダブルアタックに移るという合わせ技もある。炎のコマダブルアタックは、タイミングを誤ると火だるまになるというのだから、まさに命がけです。

「エレクトリックサンダー」:手と手をすり合わせて電気を発生させることによってコンピューターを狂わせ、ハイスコアを狙う。(インチキじゃん!?)

「真空ハリケーン撃ち」:体を高速回転させることによって真空を発生させ、ハリケーンのような強風を起こすことによってレバーとボタンを操作する。

などなど人間業ではありません。

こうした技を身に着け敵に勝つために、あらしは血みどろの特訓を行うのです。たかがゲームのために・・・です。

敵方もあらしの技に負けない必殺技を駆使する者もいます。

その一人が文部省推薦ゲーマー・インベーダーウーマン(実はあらしの母が変身している)。彼女の得意技は、自慢のボインでレバーとボタンを激しく操作する「ノーブラボイン撃ち」です(あくまで服の上からですよ・・・^^)。

このように技の応酬がエスカレートして、肝心のゲームの中身がぶっ飛んでいるというのも本作の特徴です。
当時の小学生の間ではゲーム中に「炎のコマーー!!」とか叫んだりするのが流行ったものでした。

もし、あらしの出っ歯にヒビが入っている絵を見たことがある人がいたとすれば、それは乳歯です。永久歯はダイヤモンドより硬いので、誤解なきようお願いします。

さて、この作品、面白いかと問われるならば? 多分、リアルタイムで見ていた人以外は相当キツイと思いますwww

ちなみに、原作者のすがやみつる氏は、私の嫁の高校の大先輩にあたります。嫁もこの漫画(アニメ)のことは知っていて、すがや氏にメール(ファンレター)を出したら返信が来たと言って喜んでいました^^
マイクロコンピュータの発達期に「こんにちはマイコン」という入門漫画を書いたことでも知られている人です。この本には、ゲームセンターあらしの主要人物がそのまま出てきます。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 10

石川頼経 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

違う意味で印象に残った作品でした

このアニメ作った人、多分、テレピゲームのことにあまり詳しくなかったと思います。
まあ、原作付きですが、原作の滅茶苦茶さも有名です。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 4

計測不能 4 1982年春(4月~6月)アニメランキング4位
魔境伝説アクロバンチ(TVアニメ動画)

1982年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (6)
37人が棚に入れました
謎の秘宝「クワスチカ」を探し求めるアマチュア考古学者、蘭堂タツヤは、5人の子供たちと共に、自ら製作したバンチャーマシンに乗り込み、世界中の遺跡を巡っていく。その行く手に立ちふさがる、クワスチカの謎を狙う地底人ゴブリン一族。強力な兵器を繰るゴブリンの軍団に、5台のバンチャーマシンが合体した、巨大ロボット・アクロバンチが立ち向かう。高い年齢層に向けた作品造りで知られる国際映画社の作品。後に人気イラストレーターとなる、いのまたむつみが初めてキャラクターデザインを手がけたことで知られる。第1話の時点で、オープニング、エンディングのフィルムが未完成で、数週間をかけてアップデートしていったというエピソードを持つ。

計測不能 4 1982年春(4月~6月)アニメランキング4位
タイム教室 トンデラハウスの大冒険(TVアニメ動画)

1982年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (5)
32人が棚に入れました
 前作『アニメ親子劇場』に続く、聖書の世界を舞台にしたSF時間旅行もの。少年・安土ゲンは、ガールフレンドの夏山カンナ、そしてカンナの弟ツク坊とともに、森の中の怪しい洋館に入った。そこで3人が出会ったのは、異才の科学者・待夢博士。博士は助手のロボット・カンデンチンとともにタイムマシンを制作中だった。だが落雷の影響で、未完成のままタイムマシンが作動。一同は館ごと、異次元空間に突入してしまう。やがて彼らが漂着したのは、紀元後1世紀の世界。彼らはイエス・キリストとその弟子たちと出会い、その生涯を追うことになるが。旧約聖書の世界を主題にした前作『アニメ親子劇場』から、設定やキャラクターも刷新。内容の方も、今度は新訳聖書の世界を主体とする。番組制作は前作と同じくタツノコプロ。この後、シリーズ第3弾にあたる『パソコントラベル探偵団』が製作放映されている。

石川頼経 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

畏れおおくもイエス様の生涯の物語です。

男の子と女の子とロボットの三人組(?)が
トンデラハウスという空飛ぶおうちでタイムワープしながら大冒険します。
ここまで聞くと、「昔良くある児童アニメだな」と思い浮かべるでしょうが、
ワープする先がイエス様の近辺ばかり、
そう、これはキリスト教の団体がタツノコプロに依頼して作ったキリスト教子供むけ布教アニメなのです。
勿論、普通のアニメとしても楽しめますが、イエス様の生涯をなぞる話しなので、最後の方はあまりに重いです。

ちなみに「アニメ親子劇場」と「パソコントラベル探偵団」と併せて「聖書三部作」と言われてます。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 3

まふと さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

キリスト教アニメ

主人公達が好きな時代にワープできるトンデラハウスに乗ってイエスキリスト一行の起こした奇跡や聖書に載っている出来事を見るアニメ

小学校がキリスト教だったので、カトリックの時間に観ていた
テーマ曲が耳に残ってて今でも歌える

内容はあんまり覚えていないが当時楽しみだった記憶があるので良い作品だと思う

投稿 : 2024/04/13
♥ : 2

計測不能 4 1982年春(4月~6月)アニメランキング4位
おちゃめ神物語 コロコロポロン(TVアニメ動画)

1982年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (8)
21人が棚に入れました
70~80年代、秋田書店の少年誌・青年誌を中心に大活躍した、人気漫画家・吾妻ひでおの神話コメディをアニメ化。神々が集う古代オリンポスの世界。太陽神アポロンの娘ポロンは、いたずら好きの半人前の神様。友だちであるエロースが一人前の愛の神なのに、自分は周囲に認めてもらえなくて悔しがる。みんなの評価を集めようと頑張るポロンだが、いつも結果は失敗ばかり。それでもオリンポスの神々は実はポロンが大好きなのだった。

▒▒▒ ⇒ムフ♪ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

エェ〜ロス♪エロスゥ〜♪エロぉ〜すんません♪ ワァ───ヽ(*゚∀゚*)ノ───イ

何十年も前だからこれしか覚えてないやぁ(ノ∀`)アチャー

多感な時期に神話の世界に興味を持つキッカケになったこのアニメ……

アポロン
ゼウス
エロース
イカロス……等

変に名前を覚えてた気がするww

絵も可愛くて、ギリシャの神様を面白おかしく描いてて、よけいに興味を持ってしまった記憶がある♪

あとなにかとエロいとこも( *´艸`)ムフ♪

リメイクしてくんないかなぁ(人´∀`*)

初の1番レビュー(文章の)だから
AA使っちゃたよぉ〜♪
途中では迷惑かけそうで使えないのよねぇww
  ___
_l≡_  _ |_  ( ワイルドだろぉ〜♪
 (≡・ω・)  )
  (__ヽyゝヽy━・
  /_l:_|
  |LlL

投稿 : 2024/04/13
♥ : 1

計測不能 4 1982年春(4月~6月)アニメランキング4位
科学救助隊テクノボイジャー(TVアニメ動画)

1982年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (6)
20人が棚に入れました
英国の人形劇番組「サンダーバード」の新規映像化を企画意図に制作されたSFアニメ。西暦2006年。世界連邦の発足と同時に、地上から戦争は抹消された。だが進んだ科学の誤用や悪用から、新たな種類の災害や犯罪が続発する。これに挑んで人々を救うのは、連邦の下部組織・国際救助機構テクノボイジャーのメンバーだ。火鷹雷児たちテクノボイジャー隊の精鋭はそれぞれ機能を特化させた救助メカを操縦。今日も被災地に直行する。

声優・キャラクター
武岡淳一、伊藤真奈美、富山敬、中尾隆聖、青野武、丸山裕子、小林清志、井上孝雄

計測不能 4 1982年春(4月~6月)アニメランキング4位
とんでモン・ぺ(TVアニメ動画)

1982年春アニメ
★★★★☆ 4.0 (2)
14人が棚に入れました
デザイナーをめざし、鹿児島から上京してきた花村モンペ。人気デザイナー・加納麻紀の家でお手伝いをすることになった彼女だが、加納家には、超能力を使う赤ちゃん・ペーちゃんがいた。今日もモンペは、好奇心一杯のペーちゃんと、彼女の超能力によって命を持ったぬいぐるみのナンダ郎、チリチリのいたずらに振り回されるのだった。前番組の『おはよう! スパンク』に続いてテレビ朝日が土曜19時台に送り出した少女向けアニメ作品。『スパンク』でスパンク役を演じたつかせのりこがぬいぐるみのナンダ郎役で再登板し、コメディ調の作品の雰囲気を支えた。なお、主題歌は、作曲・タケカワユキヒデ、編曲・久石譲。

計測不能 4 1982年春(4月~6月)アニメランキング4位
ぽっぺん先生と帰らずの沼(TVアニメ動画)

1982年春アニメ
★★★★★ 5.0 (1)
13人が棚に入れました
赤い鳥文学賞を受賞した、舟崎克彦の児童文学シリーズの一編を原作とするアニメスペシャル。独活大学にて生物学を教える助教授・ぽっぺん先生は、雑誌社から大学構内にある帰らずの沼に関する原稿を頼まれていた。そんなある日、沼のほとりで昼食をとっていた彼は目の前をウスバカゲロウが横切ったので、ついつい追い懸けてしまう。するとあろうことか、彼もまたウスバカゲロウの姿になっていた。その後、鼻長魚、カワセミ、イタチ……と自分を食べた生物の姿に次々と変身するぽっぺん先生。彼はそうして、食物連鎖というものを自らの身を通し実感することになる。主演は、キャラクターと見た目が似ているタレントの岸辺シローが担当した。

計測不能 4 1982年春(4月~6月)アニメランキング4位
白い牙 ホワイトファング物語(TVアニメ動画)

1982年春アニメ
★★★★★ 4.4 (3)
10人が棚に入れました
20世紀初頭のアメリカで生まれた動物文学の傑作を、TVスペシャルとしてアニメ化したもの。 アラスカの荒野で生まれた、犬の血が混じった子狼。インディアンの子供・ミトサァに拾われホワイトファングと名付けられた彼は、やがて立派なそり犬として成長を遂げていく。だが闘犬師に目をつけられ、連れ去られてしまうのだった。その後ケガが元で父をも失ったミトサァは、一人ホワイトファングの姿を求めて荒野を彷徨うが……。 制作協力には日本サンライズ(現・サンライズ)が参加し、キャラクターデザインは『ガンダム』の安彦良和、演出には映画『ルパン三世』の吉川惣司といった豪華スタッフが名を連ねた。

声優・キャラクター
本郷淳、納谷悟朗、小松方正、梶哲也、阪脩

計測不能 4 1982年春(4月~6月)アニメランキング4位
アニメ野生のさけび(TVアニメ動画)

1982年春アニメ
★★★★★ 5.0 (1)
10人が棚に入れました
昭和期の文壇で活躍し「椋鳩十児童文学賞」に名を残す作家・椋鳩十(むく・はとじゅう)の著した動物文学を原作とする、毎回一話完結のTVアニメシリーズ。山から拾われてきた一匹の子ギツネ。だがなかなか人間の餌づけを受け入れず、何も口にしようとしない。しかし日にちが経ってなお、なぜか子ギツネは元気だった。実は、人間に捕まった子ギツネを心配したキツネの両親が、夜間、人目を盗んで子供のもとに餌を届けに来ていたのだ……。(「金色の足あと」)。アニメ制作は『合身戦隊メカンダーロボ』『アンデス少年ペペロの冒険』の和光プロダクションが担当。メイン脚本家は、タツノコプロやサンライズの諸作で活躍の鳥海尽三。1970年代の深夜ラジオ番組『たむたむたいむ』(ニッポン放送)のDJとしても大人気だった放送作家・かぜ耕司が、主題歌「愛する地球(ほし)の上で」の作詞を手がけている。

計測不能 4 1982年春(4月~6月)アニメランキング4位
孫悟空シルクロードをとぶ!!(TVアニメ動画)

1982年春アニメ
★★★★★ 5.0 (1)
10人が棚に入れました
放映当時のシルクロード・ブームと、お馴染みの「西遊記」を組み合わせて制作されたスペシャルアニメ。太宗皇帝の命により、遠い天竺の地へ経典を取りに向かう三蔵法師と妖怪の孫悟空。ある村で新たに妖怪・猪八戒を改心させ、さらに川に巣食う沙悟浄も道連れに加えようとするが、悟浄は去ってしまう。火を噴く火焔山にさしかかった一行は、不思議童子の計略で、妖怪たちに包囲されてしまった。彼らの正体は天界の将軍たち。人気の高い三蔵をねたんで、皇帝が放った刺客だったのだ。戻ってきた悟浄の加勢を得て危機を脱した一行は、今度は自分たちの意志で天竺への旅を続けるのだった。全編がミュージカル仕立てになっており、また随所に実写によるシルクロードの情景も挿入されている。孫悟空の声はタレントの榊原郁恵が担当した。

計測不能 4 1982年春(4月~6月)アニメランキング4位
二死満塁(ツーダンフルベース)(TVアニメ動画)

1982年春アニメ
★★★★☆ 4.0 (2)
8人が棚に入れました
ポプラ社から刊行された砂田弘の児童文学のアニメ化。日生ファミリースペシャルとしてこどもの日に放映された。題名の正しい読み方は「ツーダン フルベース」。通称チビ六・佐藤六助は、少年野球チーム「エッグス」のショートを担当。彼はある日、母から預かった大切なお金を落とし、やむなく不良高校生のダンプとタワーに借金をする。だがワルの二人はその借金と引き換えにチビ六に八百長を要求。苦悩するチビ六だが、チームメイトの捕手タツオの姉・友代に励まされて勇気をふるう。番組制作は東宝とグループ・タックだが、アニメ本編の実制作は、老舗のアニメスタジオ・亜細亜堂が担当。劇場版『ドラえもん』などで有名なクリエイター・芝山努が演出(監督)、作画監督を担当した。現役時代の野球選手・長島茂雄が本人役でアフレコ出演している。
ページの先頭へ