1988年冬(1月~3月)に放送されたおすすめアニメ一覧 43

あにこれの全ユーザーが1988年冬(1月~3月)に放送されたおすすめアニメを評価したーデータを元にランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年12月07日の時点で一番の1988年冬(1月~3月)に放送されたおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

×

絞り込み

年代別アニメ一覧

82.4 1 1988年冬(1月~3月)アニメランキング1位
機動戦士ガンダム 逆襲のシャア(アニメ映画)

1988年3月12日
★★★★★ 4.1 (889)
4413人が棚に入れました
宇宙世紀0093年。旧態依然としてスペースノイドに弾圧を続ける地球連邦政府や依然地球にしがみつく人々の存在に絶望した、シャア・アズナブルは、ネオ・ジオン軍総帥となり、人類の粛正を目論む。
それを察知した、かつてのホワイトベース艦長 ブライト・ノア、シャアの最大のライバルであったエースパイロット アムロ・レイ率いる地球連邦軍 ロンド・ベル隊は、孤立無援の状態の中、最後の決着をつけるべく、小惑星要塞 アクシズを巡る戦いに向かう。

声優・キャラクター
古谷徹、池田秀一、鈴置洋孝、榊原良子、白石冬美、川村万梨阿、弥生みつき、佐々木望、山寺宏一、伊倉一恵、安達忍、潘恵子
ネタバレ

シス子 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

シャア様ご乱心!?・・・つーかロボ物:第7弾

「ファーストガンダム」と「Z(ゼータ)ガンダム」を観てからの視聴
「ZZ(ダブルゼータ)」は未視聴です
その他
「F91」
「ユニコーン」1話~4話
を参考までに視聴

時は宇宙世紀0093年(ダブルオーナインティスリー)
シャアが行方不明になったグリプス戦役(Zガンダム:宇宙世紀0087年)
から6年後

ガンダムシリーズの中では最高のライバル関係
「アムロ・レイ」と「シャア・アズナブル」の最終決戦のお話です


相変わらずの
難解な戦況と
分かりにくいメカや組織の名前
そして
抽象的なセリフの言い回し

特に後半のアムロとシャアの会話は
禅問答のようで
もはや哲学の域に達しています^^


タイトルからもわかるように
この作品は
シャアがメインのお話になっています

ネオ・ジオンを率いる総帥としてのシャア
モビルスーツパイロットとしてのシャア
アムロのライバルとしてのシャア
そして
その他もろもろのシャア・・・
いろんなシャアが見られます

正直に申しますと
個人的には
Zまでのシャアは
クールかつ硬派なイメージで
毎回
"シャア様LOVE(はぁと)"(目もはぁとマーク)状態で作品を楽しんでいました

でも
この作品で
その思いは怒涛のごとく崩れました

{netabare}シャア様がエロオヤジになっちまった・・・(^^! {/netabare}

ファーストでは「ララァ」という女の子にゾッコンで
アムロとは単なるライバルの域を超えて
ララァを巡っての恋敵の関係でもありました

まあそれはそれで良しとしましょう^^

それが
Zでは一変
硬派なキャラを貫き
シャア△^^状態になってたのに・・・

このお話ではまったく別物になってます

{netabare}「クェス・パラヤ」(♀、13歳、生意気な小娘)を突然拉致り
モビルスーツという玩具で遊ばせ
「アムロLOVE」のクェスを「シャア様LOVE」に洗脳するという愚行
しかも
自分の部下である「ナナイ・ミゲル」(♀、年齢不詳、インテリな年増女)にも手を出し二股状態{/netabare}

{netabare}ベッドではいつも寝言で「ララァ」の名前を繰り返し(複数女性の証言)
「ロリコンなんじゃね?」との噂も飛び交うほど(シャアの部下「ギュネイ・ガス」(♂、年齢不詳)の証言){/netabare}

シャア様
なんか変になっちゃったよ~(ToT

シャア様見るのが楽しみで「ガンダム」観てたのに~(ToT(他にもイケメンキャラ出てるから別にいいけど^^)

ト○タからシャア専用オー○ス発売されたのに~(ToT(別に買わないけど^^)


気を取り直して・・・

お話は
シャアの率いるネオ・ジオンの反乱です
スペースコロニーを支配し続けている地球連邦に
"粛清"という名目で地球に「コロニー落し」を仕掛けるシャア
そして
シャアの目論見を阻止しようとするアムロの所属する部隊「ロンド・ベル」と
その他の地球連邦軍部隊
でも実は
ネオ・ジオンと地球連邦の間で極秘の取引が行われていた・・・

ストーリーは少々難しいかもしれませんが
戦闘シーンが多いので
それだけでも結構楽しめます


オススメなのは
シャアが宇宙要塞「アクシズ」を地球に落下させるお話

とくに
アムロが言った
この作品の一番の名セリフ
{netabare}「ニューガンダムは伊達じゃない!」{/netabare}あたりからが見もの

地球に向かって落下している宇宙要塞「アクシズ」(直径十数kmもあるやつ)を
{netabare}「たかが石ころ一つガンダムで押し出してやる」{/netabare}と一喝
無謀にも「ニューガンダム」で押し上げようとするアムロ

シャアはというと
{netabare}搭乗するモビルスーツ「サザビー」が撃墜され
さらには
脱出ポッドごとガンダムに捕まりアクシズの外壁に押し込まれ
アムロの自殺行為とも思える「コロニー上げ」に付き合わされます{/netabare}

{netabare}そんなアムロを見て
味方のモビルスーツが
そして敵方のモビルスーツまでもが
いっしょにアクシズを押し上げようと集まってきます
{netabare}(例えるなら「波打際のむろみさん」のオープニングで、人魚さん達がみんなで隕石を押し上げているシーンみたいな・・・。「むろみさん」を観ていない方、ゴメンナサ~イ^^){/netabare}{/netabare}

とても感動するシーンです

っていうか
感動するシーンのはずだったのです

でも
その時の
シャアとアムロの会話がどうにも理解に苦しみます

{netabare}大気との摩擦熱で
次々と爆発したり跳ね飛ばされるモビルスーツ達{/netabare}
そんな生死を分ける状況下でなされた会話

{netabare}シャア:そういう男にしてはクエスに冷たかったなw
{netabare}(この瞬間の私:えぇぇぇ~(驚){/netabare}
{netabare}アムロ:俺はマシンじゃない。クエスの父親代わりなどできない。(略)
{netabare}シャア:そうかクエスは父親を求めていたのか。(略)
{netabare}アムロ:貴様ほどの男が!・・・
    なんて器量の小さい!・・・
{netabare}(この瞬間の私:アムロ、あんたもだよ!(怒){/netabare}
{netabare}シャア:ララァ・スンはわたしの母になってくれるかもしれなかった女性だ。
    そのララァを殺したお前に言えたことか。
{netabare}アムロ:お母さん?ララァが!?{/netabare}{/netabare}{/netabare}{/netabare}{/netabare}{/netabare}
・・・・・


興ざめしました・・・


{netabare}誰だ~こんなときに親権の話してんのは~w
そんな話
家庭裁判所でやれやコラァ~w{/netabare}

この期に及んでもなお
女性関係で揉める二人に
驚くというよりあきれてしまい
感動の涙が怒りの涙に変わってしまいました^^


またまた
気を取り直して・・・

肝心のモビルスーツですが
やっぱりアムロの搭乗する「ニューガンダム」がカッコイイですね

特に目立つのが背中についている「フィン・ファンネル」
ニュータイプの能力を利用して遠隔操作で操り
相手に四方八方から攻撃できるというスグレモノ

左の肩辺りに大掛かりに装備されていて
なんだか「モノスゴイモノ」が付いてるって感じで
デザイン的にも凝ってます

実はこのニューガンダム
「ニュー」って新しいっていう意味の
「NEW」ではなく
ギリシア文字の
「ν」なんです

ギリシア文字の11番目の文字「ν」
つまり11番目のガンダムなのです

厳密にいうと「アナハイム・エレクトロニクス社」の開発したガンダムシリーズの中で
名前の頭にギリシア文字を付けられた
いわゆる「アナハイム・ガンダム」と呼ばれる機種の11番目だそうです

なんでも
NEWガンダムという仮称で呼ばれていたのが
ちょうどギリシア文字の「ν」とうまく合致したため
そのままもじってνガンダムと名付けられた(Wikiより)
そうで

なんだか
日本のロケットの名称みたいなノリですね

ちなみに1番目は「α」(アルファ)ではなく
なぜか3番目の文字の「γ」(ガンマ)で
「Zガンダム」に出てきた「リック・ディアス」というモビルスーツ・・・
なんかお相撲さんみたいな形で
ガンダムからは程遠いスタイルです


やっぱり「ガンダム」・・・
深いですね~


総括して
宇宙世紀のガンダムシリーズでは
いわば
ターニングポイント的なこの作品
ストーリーやモビルスーツなどの設定は洗練されていますが
その分
わたしのようなガンダム初心者には
少々しきいが高く感じられる内容でした

投稿 : 2024/12/07
♥ : 28

ブリキ男 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

宇宙世紀最終章 ~大佐がファンネルを使わなかった理由~

1979年製作の「機動戦士ガンダム」に始まり、Z、ZZと続いた※1旧宇宙世紀シリーズの最終章を飾る映画作品。

※2一年戦争より脈々と続く、※3ニュータイプの二人、アムロとシャアの因縁の対決を交えた、地球連邦軍とネオジオン軍、両者による地球存亡を賭けた戦いが描かれます。

総集編などではない当時の完全新作映画という事もあって、それまでのシリーズと比べて作画のレベルが格段に高く、キャラ、メカデザインがより洗練されたものとなっている印象を受けます。※4MSの動きやビームサーベル、ライフルの繊細な表現も、後に続くガンダムシリーズのスタンダードを提示した作品となっていたのではないでしょうか?

けれどもガンダムはガンダム、人間ドラマに重点を置いたスペースオペラ然とした作風(ZZはちょっと違うかも)は、それまでのシリーズからしっかりと継承されています。ただ旧来のシリーズと比べて主要人物の年齢が全体的に上がった所為か、何となく大人な雰囲気を残す作品になった気もしないでもありません。アムロ、シャアはもちろんの事、「殴ってなぜ悪いか!」の台詞でも有名な、頼りがいのあるキャプテン、ブライトさんもしっかり登場します。この人については初登場時(19歳)からすでに大人寄りのキャラでしたが、この作品ではさらに円熟した佇まいとなり、貫禄も十分。揺るぎ無い安定感を持った人物として完成された感があります。とは言え、設定上の年齢はまだまだ33歳くらい‥。ホントですか!?ブライトさん!

でもそんな大人な雰囲気も全てぶち壊し? シャアが登場するとやっぱりこうなっちゃいます。

「大佐、なんで※5ファンネルを使わないんです?」に始まり、ライバルのアムロと野っ原で取っ組み合いのケンカをしたり(これはアムロが悪いかも)、情けないMSに勝って何の意味がある?とばかりに、おニューのガンダム(※6サイコフレームの技術情報)をアムロにプレゼントしてあげたり、そのガンダムと自分のサザビー(当然の如く赤いMS)で拳で語り合ったり、一国家の元首としては暴走が過ぎるきらいがありますが、それがシャアというお人、何でも出来るし、大人としての分もわきまえてる癖に、ことアムロと※7ララァの話になると子供になってしまう。本当にこの二人の事が好きなんですね~と戦争のお話なのに、不謹慎ながらどこかしら微笑ましい気分になってしまいました。

サイコフレームの情報をアムロに送ったのは、対等な条件で戦って勝利しなければ、シャアのプライドが許さなかったというのも、もちろんあると思いますが、彼は政治家として、延いてはジオン総帥としての自身の立場に嫌気が差していた様子、シャアは※8暴走する自分とネオジオンを止めさせるべく、あえて敵に塩を送る様な真似をしたのかも‥。自身とその父ジオンを信奉する者達を道連れに、歴史の表舞台から自ら降りようとしている様にも見えました。

そして終幕へと続く、物語のクライマックス、アムロの台詞「νガンダムは伊達じゃない!」より先、伊達じゃないνガンダムの超性能とアムロの奮闘、共鳴し合う人々の意志が絡み合い、人知を超えた奇跡を起こします。SFの枠を越えたとんでも展開でありながら、大きな感動を呼ぶこと間違い無し?

主題歌「BEYOND THE TIME ~メビウスの宇宙を越えて~」は90年代に一世を風靡した時の人、小室哲哉さんが作曲。作家でもある小室みつ子さんの綴る歌詞共々、本作との高い親和性が感じられる曲ですが、最後のフェードアウトがかなり残念。物語が物語なだけにしっかりとピリオドを打って欲しかったです。

劇中音楽は作曲家の三枝成彰氏によるもの。悲壮感の中にも勇ましさが感じられる荘厳なメインタイトルそしてSALLY、最高評価を与えたい。カッコ良過ぎる!

夢を忘れた古い地球人に向けた、熱いメッセージが込められた作品でした。


※1:本作品公開後、20年以上の歳月を経て発表された「機動戦士ガンダムUC」と区別する為、便宜上こう呼ばせて頂きました。公式用語ではありせん。

※2:地球から独立を試みた宇宙の民が起こした戦争。この戦争で人類は約半数の人口を失ったという事になっている。

※3:直感や洞察に優れたエスパーみたいな人達。たまに未来予知とかも出来る。スターウォーズのジェダイみたい? 新人類とも‥。

※4:モビルスーツと読む。全高20メートル前後の人型マシン。ガンダムシリーズでは兵士達がこれに乗って戦うのがお約束。よく動くし兵器としての威力も圧倒的。でもコスト的に非常に高そう。ジャンプして着地したら背骨折るとか言ってはいけない(汗)

※5:人の脳波を感知して縦横無尽に飛び回る小型飛翔砲台。ニュータイプは一度に沢山コントロールして四方八方から目標を攻撃する事が出来る。一般人にはほぼ回避不能。νガンダムのはIフィールド(バリア)も張れる。超強い兵器。

※6:機体に組み込む事で操縦者の意志を汲み取り、ロボの反応速度を増大させたり、超常現象を起こしたりする不思議テクノロジーの産物。生身の人間が身に付けているだけでも効果あり。原理は不明。

※7:一年戦争末期に戦場に現れたインド系の顔立ちのニュータイプの少女。アムロとシャアは二人ともこの人が好き。

※8:小説版「機動戦士ガンダム ハイストリーマー」では似たニュアンスの記述があるそう。でもそれはそれ、この映画はこの映画としてみるのが妥当でしょう。いつか読みたい‥。

ガンダムは有名な作品ですが、初めて見る人にもわかりやすい様にいつもより注釈多めになってしまいました。ご容赦を。

投稿 : 2024/12/07
♥ : 23
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

だめんずシャアはマザコンだった。最高に面白かったです。

 ハサウェイを楽しむにはやはり逆シャアをしっかりと見ておくべきだとろうと十数年ぶりに再視聴しました。結構肝心なポイントを見てませんでした。

 戦争という国家間の問題、巨大な歴史の中での個人の小ささ、戦争の悲惨さといったテーマから始まった宇宙世紀ものは結局個人の愛憎で終わりを迎えました。
 世界系はエヴァからというのが定説ですが、個人と世界の関係でいえば本作で描かれていましたね。最後のサイコフレームに理屈はないし、見ている側の判断にゆだねるオープンエンディングでした。

 1988年という年に作成された本作のテーマが非常に個人的な問題に帰結したのは、アニメ史として少し再評価する必要があるかもしれません。
 
 で、肝心の面白さですが、いやー面白かったです。最高です。こんなに面白いと思いませんでした。2時間の枠の中で様々なキャラが交錯して、それでいてシャアのたくらみとそれを阻止する戦いが、きっちり描かれていました。νガンダムのカラーリングもフィンファンネルもカッコいいし。

 チェーンのキュロットスカートの表現にすごいこだわりを感じました。何のフェチでしょうか?
 
 時折カットがはいるミライがいいんですよね。昔の仲間であり夫と息子が当事者です。そのミライが地球にいて何を考えるか。宇宙の戦いばかりの中で、ミライを表現したのはいい演出でした。


以下、シャア、アムロ、ハサウェイについてです。ちょっと長めです。

{netabare} シャアについて
 シャアはララァは母だと言い切っていました。そして周囲からはあの男はロリコンだ、とも。シャアを見ていると彼は切実に女性を必要としているんですね。だから、女性が寄ってくるのでしょう。マザコンで、欲望に素直で、女を自分の食い物にする。いわゆる「だめんず」でした。ナナイの存在価値は胸に顔を埋めることだけでした。

 魂が重力の井戸に引かれる。わかったようなわからないような…結局俺に共感できない奴は死ね、に聞こえます。シャアの思想が過激に走った理由って、やはり「アムロ、俺を分かってくれ」「ララァにもう一度会いたい」「俺を分かってくれる奴以外はいらない」なんですかね。まあ、アムロに対しては愛憎いりまじっている感じでした。

 となるとシャアは本当の意味でのニュータイプではなかったということですね。アムロ、ララァの心の交流がうらやましかったので、俺も混ぜて…ということでしょう。だから、アムロと一緒にサイコフレーム=心の共鳴の光に包まれて安寧を得られたのでしょう。

アムロについて
 本作で主役級でありながら、サブでしたね。むしろチェーンの方がキャラが立っていましたし、非常に魅力的でした。最後のサイコフレームもチェーンのおかげですからね。
 アムロをみるとニュータイプの負の面を背負っていましたね。語るだけ語ってくれましたが、ほとんど内面を見せず解説者、狂言回しでした。
 νガンダムと合わせてとにかく化け物じみた存在で、宇宙時代の新たな人類の形としてのニュータイプの象徴だったアムロは、宇宙に光となって溶け込んでゆきました。
 つまり、本来はここでニュータイプは打ち止め、という意味だった気がします。


ハサウェイについて
 そうでしたね。チェーンを殺ったのはこいつでしたね。許せませんね。クエスも助けられなかったし。だからあんなに暗いのでしょう。なんでこいつは死刑にならないのでしょう?ギギに手が出せないのも女にトラウマがあるせいでしょうか。
 クエスに対しては少年らしい恋心なら理解しますが、ほとんど執着でした。ニュータイプ…ガンダムの主役級の人は惚れやすいですね。語られないけど何かを表現しているのでしょうか。それがないと単なる馬鹿な少年がひっかきまわしただけですよね

 戦場ということで吊り橋効果?命の危機の時の種族保存本能?ギュネイと合わせて考えると心が通じやすいだけに、一般人より惚れやすい?あるいは80年代の時代性ということでしょうか。母と離れたからシャアとおなじくおっぱいが恋しくなった?
{/netabare}


 なお「核の冬」という理論は1980年ごろにカールセーガン等で有名になりました。1988年なら仕方ありませんが、のちにかなり酷評されることになります。アクシズ級の小惑星が落下したときの効果は不明ですが、これはどちらかと言えば小惑星落下で恐竜が滅びたときに生じたものと同様の大気候変動ということかもしれません。

 あと、小惑星が大気圏を通過するときの熱を摩擦と言ってましたね。最近のアニメだと多分みんなちゃんと表現していると思いますが、断熱圧縮ですね。

投稿 : 2024/12/07
♥ : 12

70.6 2 1988年冬(1月~3月)アニメランキング2位
銀河英雄伝説 わが征くは星の大海(アニメ映画)

1988年2月1日
★★★★☆ 4.0 (135)
609人が棚に入れました
常勝の天才ラインハルトと、不敗の魔術師ヤンの初対決である第4次ティアマト会戦を中心に展開する。遙か未来において、銀河系に進出した人類は銀河帝国と自由惑星同盟という2つの陣営に分かれ、約150年間という長きに渡って戦争を繰り返していた。宇宙歴795年、帝国軍の若き大将、19歳のラインハルト・フォン・ミューゼルは、遠征艦隊を率いて自由惑星同盟との戦いに向かっていた。

声優・キャラクター
堀川りょう、広中雅志、富山敬、井上和彦、森功至、若本規夫、柴田秀勝、屋良有作

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

二人の英雄の戦いが 今ここに始まる・・・

銀河英雄伝説の視聴にあたって
(視聴とレビューの方針を1作目の「螺旋迷宮」に代表して記載しています)
https://www.anikore.jp/review/1475830/

【銀河英雄伝説の時系列】
 (1) 「螺旋迷宮」
 (2) 「白銀の谷」
 (3) 「叛乱者」(宇宙暦791年/帝国暦482年8月〜)
 (4) 「決闘者」(宇宙暦792年/帝国暦483年1月〜)
 (5) 「黄金の翼」
 (6) 「奪還者」(宇宙暦792年/帝国暦483年12月〜)
 (7) 「朝の夢、夜の歌」
 (8) 「千億の星、千億の光」
 (9) 「第三次ティアマト会戦」
⇒(10)「わが征くは星の大海」
 (11)「汚名」
 本編 第1話「永遠の夜の中で」
 ※ 「新たなる戦いの序曲」

この物語は、「第四次ティアマト会戦」が描かれています。
この作品が航海されたのが1988年2月で、先に視聴した「黄金の翼」の航海が1992年12月・・・
こちらの方が古い作品という事になりますが、両者を比較しても古さは感じられません。
むしろ、「黄金の翼」はキャラデザが異なり声優さんも総入れ替えとなっていましたが、こちらはこれまでの外伝の流れをそのまま踏襲しているので、より入りやすいと思います。

この会戦をラインハルトは大将で、ヤンは准将で臨む事になりました。ラインハルトはようやく一個艦隊を指揮できるようになっていましたが、ヤンは准将なので戦略を具申しても聞き入れてもらえないのが実態でした。

それにしても・・・新進気鋭の若手が疎まれるのは世の中の風潮なのでしょうか・・・^^;?
確かに異端に見えるのかもしれません・・・でもそれは、物差しの尺度が自分を基準にしているからにほかなりません。
異端に見える・・・という事は、逆に自分より優秀である事を認めてしまっている事だと思えて仕方ありません。

「年功序列」最近はあまり耳にしなくなりましたが、未だこの体勢が根強く残っている企業があるのかもしれません。
もしそうだとすると・・・残念に思えます。何故なら若手がどんなに頑張っても、どんなに成果を上げても会社はそれを評価しないという事ですから・・・
これでは若手のモチベーションが上がらないのも当然です。

頑張ったら頑張った分だけ評価され昇進にも反映される・・・この成果主義が企業の発展には一番だと思います。同期で差が付くかもしれない・・・先輩後輩の関係が逆転するかもしれない・・・でも、その人より自分はどれだけ頑張って成果を上げたのか・・・胸に手を当てて考えてみれば答えは自ずと出てくると思います・・・

150年もの間・・・300回もの戦争を重ねてきた理由がこの風潮にあるような気がします。
従来の考え方や実績にばかり固執し、新しい風を取り込もうとしない・・・
従来や実績を軽んじている訳ではありませんが、それだけだと進歩がありません。
「研究開発をしない企業は衰退する」という事を聞いた事がありますが、新技術や新規分野の開拓が企業にとって不可欠であるように、帝国軍や同盟軍にも同じ事が言えるのだと思います。

「第四次ティアマト会戦」では、従来の考えや実績に固執した顛末が描かれているので、気になる方は是非本編を視聴頂きたいと思います。

帝国軍と同盟軍のどちらも膠着した戦いをどう動かすのか・・・これがポイントになってくる訳ですが、この状態を打開したのがラインハルトとヤンだったんです。
でも立場上、ヤンの才覚は片鱗しか見る事ができません。それでもラインハルトにとっては十分過ぎる情報でした。

この「第四次ティアマト会戦」は、ラインハルトとヤンがお互いの存在を強く意識した戦いでもあったのです。
きっと「常勝」vs「不敗」の英雄の戦いがここから始まるんだ・・・と思うとドキドキです^^

約60分の作品でした。ここまでの道のりは正直短くはありませんでしたが、時間をかけた分の見返りは十二分にあったと思います。
ここまで視聴してきて思ったのは、少なくても外伝においてはラインハルトが主役でヤンが準主役であるという事です。物語が明らかにラインハルト寄りに描かれています。
宇宙船同士の戦いでも同盟軍の船が沈んでいくシーンの方が明らかに多かったですから・・・^^;
次は最後のOVAとなる「汚名」を視聴したいと思います。

投稿 : 2024/12/07
♥ : 14

イシカワ(辻斬り) さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

本編の前にこちらから

記載されているレビューに対する反論・論戦を行いたい人は、メッセージ欄やメールで送りつけるのではなく、正しいと思う主張を自らのレビューに記載する形で行ってもらいたい。したくない時、受諾しない時は以降の文章を読み進めないこと。受諾する方のみ文面を読んでもらいたい。参考になったと思うときのみ、参キューしてほしい。

二人の英雄の出会いと戦いの物語。
初心者にもとっつきやすい作りで、綺麗にまとめられている。一部他の作品とかぶるところもあるが、元々同じ物語を分割し、別のものとして出しているのだからそれも道理。

登場人物としては(有名どころだけ)

ラインハルト・フォンミューゼル
ジークフリート・キルヒアイス
ウォルフガング・ミッターマイヤー
オスカー・フォン・ロイエンタール
パウル・フォン・オーベルシュタイン
メックリンガー
シュタインメッツ
グレゴール・フォン・ミュッケンベルガー
フレーゲル男爵

ラザール・ロボス
パエッタ
ヤン・ウェンリー
ダスティ・アッテンボロー
フレデリカ・グリーンヒル
ドワイト・グリーンヒル
コーネフ
ヨブ・トリューニフト

まだ若く、双方ともに軍隊という組織内で恵まれない立場にあるものの、鋭い洞察眼と意見で話を盛り上げる。

ただし、今回は主にラインハルトを主軸としており、ヤン・ウェンリーの活躍を期待していた人には不満が残るだろう。

スペースオペラの傑作だが、スペースオペラというより、スペースクラッシックと評したほうが正しい。

製作された年数が古いため、やはり画像の粗さを感じるものの、今でも十分鑑賞にたえられる重厚な作りだ。

番外だが、まずは本編の前にこちらから見てもそう悪いことではない。

よく聞くと、ラインハルトの声が本編よりも低く抑えられているのと、「終わらせるよ」という彼らしくない台詞が入っていた。まだ全体像ができあがっていなかったのだろうか。

追記
レビューに記載された言論を規制したい人は、個人の意見を以てするのではなく、あにこれの法的論拠に基づいて規約に記載する必要がある。
運営諸氏に連絡し、説得し、規制を規約に付け加えてもらうこと。

投稿 : 2024/12/07
♥ : 14

pikotan さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

この作品から始まったんですね

2018年春の新作放送前に未視聴だった旧作のうち本編のみ急ぎ視聴しましたが、その後は余裕がなく、あれから1年経ちようやく本編以外の視聴を始めたところです。
まずはこの初アニメ化作品を観たのですが、本編を観た後なのでキャラの性格設定やストーリーの一部にやや違和感はありましたが、それでも全体的には重厚壮大な作品の雰囲気が出ており、劇場版として上手く作られていると思いました。
普通は戦闘シーンではテンポが速く緊張感を高めるBGMを使いますが、この作品ではクラシックを用いているところが逆に効果的に感じます。
後半のボレロが流れるシーンは最高でした。
この劇場版が後の銀英伝シリーズの骨格を作ったのかなと考えると感慨深いです。
視聴するなら、やはりこの作品から入った方が良いかも。
ところで銀英伝を観て思うのは、つくづく現実社会を写した鏡のような作品だなあ、ということです。
そして「バカな大将、敵より怖い」という言葉がいつも頭の中に浮かびます。

投稿 : 2024/12/07
♥ : 4

69.1 3 1988年冬(1月~3月)アニメランキング3位
うる星やつら 完結篇(アニメ映画)

1988年2月6日
★★★★☆ 3.8 (70)
440人が棚に入れました
キュートな宇宙人・ラムと超女好き高校生・あたるが巻き込まれる奇想天外な現象や事件を描いた、高橋留美子の同名漫画をアニメ化。本作は、原作の最終話を元にストーリーが作られている。監督=出崎哲。撮影監督を「おじゃる丸」の大地丙太郎が務めた。ある日、黒ブタの馬車に乗った黒づくめの少年“ルパ”がラムの前に現れる。彼は曾祖父さん同志が決めたラムの許嫁だと名乗り、ラムに指輪をはめさせる。その瞬間、ラムの特殊能力はなくなり、彼女はルパにさらわれてしまう。ラムが連れていかれた先は、闇の宇宙。そこではラムとルパの結婚式の準備が進められていた。あたるはラムを救出するために闇の宇宙へ向かうが、ルパの巧みな妨害工作によってラムとケンカしてしまい、結局彼女を置いて地球に戻ってしまう。ところが、地球で起こった間抜けな事件の解決策として、ルパの持つブタが必要になり…。ラムはブタを提供する条件として、初めて出会った日と同じ鬼ごっこを要求してくるのだった!

声優・キャラクター
平野文、古川登志夫、神谷明、島津冴子、鷲尾真知子、千葉繁

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

ラムとあたるの歴史的異次元ラブコメ完結編(仮)届け愛の電撃ショック!

1988年上映の劇場版 うる星やつら 第五作目 完結編ですが最終編ではありません

原作 高橋留美子 監督 出崎哲 脚本 金春智子 制作 マジックバス

1981年から1986年まで218回にわたりテレビ放送され、
劇場版も4作作られた「オタアニメのレジェンド」の原作版の完結編の映画化。

マジックバスは杉井ギサブローが設立した制作会社で主にグロス請けで現代でも活発に活動しています。
配給会社の東宝は「完結編」とすることで製作を了承した作品。
なぜなら、同時上映作品が「めぞん一刻 完結編」なので。

初の原作付き劇場版と言うことで、
作者特有の取っ散らかったキャラコメディになっていますが、
個人的には原作にやや難ありという感想です。

過去劇場版で何度も観たようなシーンの連続が原作コミックの最終章では、
作者の発想の貧困さを露見しているように思えます。
その劇場版も、本作未登場のクラマ姫編を金春さんが何度も脚色したものが多く、
本作もその路線ではがっかりです。
ちなみに、次作「いつだってマイダーリン」も同様。
作者が「ビューティフルドリーマー」の発想に嫉妬したのも当然かな。

この作品のアニメーションとしてのレベルは年代を考慮すると相当優秀です。
現代でもストレスなく観れる作画レベルで、
やや太めのキャラですが、体重が感じられる高度な出来です。
監督の出崎兄は無個性っぽく見せながら、各キャラに生命を与えられる、手練れ監督です。
名監督である弟の「エースをねらえシリーズ」で唯一監督を請け負った「新エースをねらえ」でも生命感が躍動しています。

個人的な評価としては、
押井守に奪われたうる星やつらを高橋留美子と金春智子が取り戻したが、
物語的には何も進展させられず、出崎哲監督の名演出に助けられた。
と言う感じです。

アニメ「うる星やつら」は多くの人がかかわった長期作品ですので、
制作側にもいろいろドラマがあったことが伝わっています。

原作でさえ最初は、お馬鹿ヒーロー「諸星あたる」の地球を狙う宇宙人撃退物語だったものが、
最初の侵略者「ラム」が戻ってきて主人公に居座ると言う破綻ぶりです。

それでもなお、「うる星やつら」はコミック界、アニメ界に燦然と輝く名作中の名作。
私も数十年に渡ってこの作品を愛し続けています。
物心つき始めの頃から知っていて、死ぬまで愛し続けるであろう作品は、
これと、「ゲゲゲの鬼太郎」だけかも知れないです。

ネガティブな意見はこのくらいにして、この作品最大の見どころは、
ランちゃんのUFOでしょうかw
初期の頃のラムのUFOはどうなったのかな?
弁天、お雪の活躍もいいです。レイさんはどうでもいいです。
宇宙戦闘の作画はなかなか凝ってまして監督と制作会社の実力がうかがい知れます。

先にも書いた通り、生命の躍動する人物画は、
ラストの輝くばかりのラムとあたるのシーンにスーパーノヴァの如く炸裂します。
素晴らしい部分もイマイチな部分も含めて、
これが「うる星やつら」の完結編(仮)。

永遠のヒロイン「ラムちゃん」完全復活の日を信じて、
今回はやや厳しい意見になりましたが評価点は平均以上です。

出崎哲氏制作のエンドロールには涙が溢れました。

投稿 : 2024/12/07
♥ : 15

レッツマゲマゲ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

あれ…なんか安心してる俺がいる…

昭和を代表する人気アニメのひとつではないでしょうか。

それにしてもなんて内容のないオチのない漫画なんだと当時から思ってましたがそれでも毎回楽しみに観ていました。

楽しければいいじゃない的な、なんてバブリーな頃の作品なんでしょう。


なんでもないお祭り漫画として私の中で完結するはずのこの作品が、そうはならずに今も記憶に刻まれる名作となってしまいました。

それもこれもこの「うる星やつら 完結編」にてガッツリハートを鷲掴みにされたからなんですが。

当時初めて買ったこのマンガの単行本が最終巻である34巻だったのですが、うる☆には珍しく丸々1冊通したストーリーになっていました。この34巻をそのまま劇場版完結編にしたのがこの映画ですね。

だいたい毎回1話読み切りのドタバタだったのに…どうしたことだ!?でも最後まで読みきったあとすぐにレンタル屋に走ってアニメでも完結編を鑑賞しました。

この完結編これだけ観ても楽しめるのでしょうが、それ以前からの「しょうもないやり取り」からみていた方がより完結した感を味わえます面倒臭い話…(汗)

平行線のようで時には距離が近づいたかと思うとやっぱり特に代わり映えのない日常を過ごしていた「あたるとラム」ですが、やっぱり最後ってどうなるの?どうなったの?って気になるところでしたからね。

いや~そうなったか!ってゆうか
そうなの~!!ってゆうか

でもなんかこの作品らしい最後で…
あれ?なんか安心してる俺がいるってところに落ち着き、ひとまずこの作品に終止符を打つこととなりました。

昔のアニメですし、ここだけ観てみる?とゆう感じもあるので今更新規でオススメまではしません。

オールドファンが昭和ノスタルジーにちょっと触れたい時に手に取るアニメ作品といった感じでしょうか。

投稿 : 2024/12/07
♥ : 1

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

一生続く痴話喧嘩♪

タイトル道理「うる星やつら」の劇場版シリーズ完結篇。
1988年2月6日公開。

劇場版『うる星』シリーズでは唯一の原作付き作品で、
最終章「ボーイミーツガール」をほぼ忠実にアニメ映画化
している。(wiki抜粋)

ある日、ラムは黒い服を着た老人に「お前を嫁にする」と
言われる悪夢にうなされるが・・

ラムは空飛ぶ豚に乗る男・ルパに拐われてしまう。
あたるたちは救出に向かうが…。


劇場版の中で最もTV版の雰囲気に近いかな?
物語も簡潔で単純明快なラブコメになっている。
キャラデザなど微妙に雰囲気が変わっている。

あれ・・やはり恋愛モノに弱いみたいだ・・面白い♪
良い最終回ではありませんかw

「うる星やつら」放映開始10周年記念として後に劇場版
「うる星やつら いつだってマイ・ダーリン」が有るけどw


諸星あたる - 古川登志夫
ラム - 平野文
ルパ - 塩沢兼人
カルラ - 井上瑤
ラムの曾祖父 - 北村弘一

面堂終太郎 - 神谷明
三宅しのぶ - 島津冴子
テン - 杉山佳寿子
お雪 - 小原乃梨子
弁天 - 三田ゆう子
ラン - 小宮和枝
レイ - 玄田哲章
因幡 - 鈴置洋孝
藤波竜之介 - 田中真弓
竜之介の父 - 安西正弘
サクラ - 鷲尾真知子
錯乱坊 - 永井一郎

ラムの父 - 沢りつお
ラムの母 - 山田礼子
あたるの父、ウパ - 緒方賢一
あたるの母 - 佐久間 夏生
メガネ、記憶喪失装置 - 千葉繁
パーマ - 村山明
カクガリ - 野村信次
チビ - 二又一成
温泉先生 - 池水通洋
校長先生 - 西村知道
コタツネコ - 西村朋紘

投稿 : 2024/12/07
♥ : 0

68.9 4 1988年冬(1月~3月)アニメランキング4位
エースをねらえ!2(OVA)

1988年3月1日
★★★★☆ 3.9 (13)
70人が棚に入れました
宗方は、自分の死期が近いことを悟る。そして学生時代からの無二の親友である桂大吾にひろみを託す決意をする。桂もそれを承諾する。何も知らぬひろみは、アメリカ遠征での結果、準優勝しメダルを宗方に見てもらおうと胸躍らせる。しかし、宗方はすでにこの世を去っていた。「岡、エースをねらえ!」と、ただ一言書き残し・・・。悲しみに明け暮れる毎日に、ひろみは抜け殻のようになっていた。桂はひろみを立ち直らせようと、心を鬼にして接する。そんな中、宗方の異母兄妹である蘭子が、ショックのあまりに旅に出た先で事故にあい、重症だという知らせが入る。ひろみは悲しいのは自分だけではないと知り、再びコートに復帰する。やがて全日本オープンで蘭子と対決し、その勝者が竜崎麗香(お蝶)と対決する事となるが・・・。

アスカ蘭 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

きっと…見ている

物語
死にゆく者が何を残し、残された者がそれを受け止め、どう乗り越えていくのか。
大変重いテーマになっており、涙なくしては見れない。
宗方仁の死に直面する岡ひろみ、ひろみと同じく絶望の淵へと落とされる緑川蘭子、宗方コーチに秘めた想いを寄せていた竜崎麗香。登場人物の心理を深く掘り下げている。
整合性が取れない部分もあるが劇場版エースをねらえ!(&旧エースをねらえ!)の続編。

スタッフ
総監修出崎統氏、監督古瀬登氏であるが、出崎統氏が絵コンテ、アフレコの立会い,脚本の打ち合わせ等の実質的な監督作業を行っている。

作画
前作の劇場版エースのねらえ!と比較すると、かなり絵のタッチが変わっていますが、キャラクターデザイン・作画監督ともに同じ杉野昭夫氏が担当しており、それほど違和感は感じられない。絵的には同時期の「おにいさまへ・・・」に近い。
参考・・・杉野昭夫氏の絵のタッチは劇場版ゴルゴ13、海外との合作作品参加を境に変化していきます。

声優
宗方仁(野沢那智)、愛川マキ(菅谷政子)以外が総入れ替えされているが、水谷優子さんがイメージを壊さず岡ひろみを熱演している。その他のキャストも、野沢那智氏の弟子系の方々を中心とした出崎作品の常連声優陣で固められており、違和感がほとんどない。

投稿 : 2024/12/07
♥ : 4

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

エースをねらえ!第二部の映像化 エースをねらえ劇場版から9年

原作コミックにおいても第二部開幕時点では宗方コーチは生きている
このOVAはコミック第二部に準拠したもので13話という1クール分の長さ

第二話が「岡!エースをねらえ!」なので、ここが「新エースをねらえ」の最終話とダブる
地上波でも放送された

主に岡が宗方の死を乗り越える成長を描いているのだが、ちょっと問題があった
岡以上に宗方を慕う少女が二人いたからだ
これが原作においてもやや崩壊気味のストーリーとなった原因と思える

宗方に恋の炎を燃やした竜崎麗華、宗方を兄以上の存在として愛した緑川蘭子

岡ひろみと緑川蘭子の壮絶なゲームは矢吹ジョー対力石徹を思い出してしまうほどの迫力である

1988年に制作され、翌年にはアニメオリジナルの「ファイナルステージ」が制作された

声優はマキ以外はすべて変わっている
出崎統の力作に興味がある方にお勧め

投稿 : 2024/12/07
♥ : 8

ポテ☆とと さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

一度は・・・。

一度は見るべきですね!
エースをねらえ!→エースをねらえ!2と見ました。
無印は主人公が大物になる話で、
2では、、、見てみてください!
昔のアニメですが、素晴らしい作品ですよ。

投稿 : 2024/12/07
♥ : 0

66.4 5 1988年冬(1月~3月)アニメランキング5位
ドラえもん のび太のパラレル西遊記(アニメ映画)

1988年3月12日
★★★★☆ 3.6 (91)
527人が棚に入れました
のび太は「西遊記」の劇に出ることになったが、脇役で妖怪の一人なので面白くなかった。本当は孫悟空をやりたかったのだ。のび太は本物が見たくて、タイムマシンで当時のシルクロードへ向かった。そこでのび太は女の子に悟空と間違えられて大喜び。しかし、戻って来て皆に報告するが、誰も信じてくれない。のび太はドラえもんと再びシルクロードへ行くがやはり、悟空は実在しなかった・・。
ネタバレ

ノリノリメガネ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4

三蔵法師の器の大きさが光る

シリーズ9作目。
{netabare}
のび太とジャイアンらとのいざこざをきっかけとして、大昔の中国にドラえもんの道具のヒーローマシンの中から西遊記に登場する妖怪たちが現実世界へ解き放たれ、結果歴史改編されてしまうという導入。

歴史が変わった現代の、学校のみんなや家族が妖怪になっているという描写はなかなかホラー色の強い演出だったと言える。

歴史改編が起こったのは元を正せばのび太のせいなのだが、途中からドラえもんのミスみたいになってたのが切ない。こういうところがあるからのび太のことは好きになれないんだよなぁ。ただでさえあらゆる能力が低いのに性格まで悪いからなぁ。

全体的にはオーソドックスな冒険回で、西遊記になぞらえたストーリー展開で、ラストは牛魔王を倒して歴史も元通りになりハッピーエンド。ドラミが今回もナイスアシストを決めた。

前半のホラー展開にはハラハラさせられたが、後半は盛り上がりに欠け、ラストもあっけなく終わってしまう。見せ場が少なすぎる。ハッキリ言ってぽっと出のドラミが最も活躍している。もっと悟空の能力を活用するとか、リンレイとの友情を育む描写があったりすれば違ったかも。ドラえもんの道具も真新しいものは何も登場せず。設定はいいものがそろってたのに活かしきれてなかった感じ。

作品としてはお粗末な点が目立つが、リンレイがスパイであることに気付いていた三蔵法師の器のでかさと二人の絆の表現は良かったと思う。

また、主題歌が何回も劇中で使われているのが印象的だった。イントロがなんかおもしろい。

余談だけど、作中のヒーローマシンは22世紀のゲームなわけだけど、これ今でいうVRに近いやつだよね。現実で22世紀にもなればヒーローマシン以上のゲームが開発されているかもしれないね。
{/netabare}

投稿 : 2024/12/07
♥ : 2
ネタバレ

アリス★彡 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

アニメオリジナル

ドラえもんの映画として、エンターテイメントを重視して考えるなら、上位に来る作品でしょう。アニメオリジナルでしたが、とっても面白かったです。

ドラえもん達が歴史を改変してしまい、大変なことになります。
その元の原因となるのは、ドラえもん達という皮肉。
自分たちで起こしたことを解決する、そういった内容です。

子供の時の感想ですが、西遊記の舞台なので、スケールが大きく、ワクワク感もありました。

ただ、自分たちが原因で起こったことを、自分たちで解決するのに、くだらなさを感じてしまう方は、視聴をおすすめしません。

本作をエンタメ作品としてか、文学作品として観るかで、評価が変わってきます。エンタメ作品としてみると、最後の落ち{netabare} (ドラミが来たこと){/netabare}は視聴者の予想を欺く展開で、なかなか面白く、かつ理にかなっていて、高評価に値します。「ラストの上手さ」以外にも、視聴者を飽きさせない展開、テンポの良さ、なども評価が出来ます。
しかし、文学作品としてみると、テーマがいまいち掴みづらく、薄っぺらさを感じるので、評価が出来ないかもしれません。ドラえもんの昔の映画と比べると、この作品には、テーマの深みというものが不足しています。アニメオリジナルということもあるのでしょうが、藤子・F・不二雄さんの特有の深さ(注釈:1)というものが感じられませんでした。なので、そういう視点から観ると、満足が出来ないと思います。

注釈:1(秘密道具のメリットを描きながら、デメリットも描いて、人間的な本質的な部分を描く)


私は、エンターテイメントとして、面白いと感じたので評価を高くしておきます。

投稿 : 2024/12/07
♥ : 17
ネタバレ

ざんば さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

のび太「やあやあ我こそは石から生まれた石猿、孫悟空だぁい!!」

↑ジャイアン「な~にが、だぁい!!だ。」ボカッ
この掛け合いは今でも良く覚えてましたw
久しぶりに見ましたがとても懐かしかったです。

え~改めまして今作は1988年公開のドラえもん映画。
タイトルのように西遊記がモチーフですね

あらすじは本物の孫悟空に会うためにのび太は
7世紀の中国に行ったところ
そこにはのび太そっくりの孫悟空が!!
とまあ、こんなところですね。

1番印象深いのはなんといってもパラレルの世界ですね
まさかあんなミスで未来が変わるなんてね。
{netabare}ただのギャグ展開からのあの落差はすごいですね
特に私はママが怖い、超怖い、なにあれ・・・
こんなのを小さい頃よく見てたなあ・・・なんて思いました
ママの声優、千々松幸子さんのドスの利いた演技が素晴らしいですね
聞いてて背中がゾワゾワしてきます。
さらには、トカゲのスープに先生の変身などなど・・・
当時の子供達にトラウマを植え付けたんだろうなと思いますw
ただ自分的には他の3人の危険が危ないところが見れなかったのは残念。{/netabare}

そしてストーリーの伏線のまとめ方が素晴らしい!
流石ですね~
見終わった後に疑問点がなくて
綺麗に回収していきますので気持ちがいいです

う~ん!
ドラえもんはどれを見ても飽きさせないし
ワクワク、ドキドキさせてくれますね。
何回見ても面白いのは本当に凄いですね~



超余談ですが
超レアアイテムのこうもりホイホイ銃が出てきたときは
秘密道具大百科を当時、何度も何度も読んでいた私は興奮してました
こんなものどこで使うんだ?なんて思ってましたからね。

投稿 : 2024/12/07
♥ : 9

65.5 6 1988年冬(1月~3月)アニメランキング6位
めぞん一刻 完結篇(アニメ映画)

1988年2月6日
★★★★☆ 3.6 (46)
228人が棚に入れました
 高橋留美子の同名原作をアニメ化し、大ヒットを記録したTVシリーズ「めぞん一刻」の続編。TVとはキャラクターデザインを変えて、五代裕作と音無響子の挙式を2日後に控えた一刻館の人々を描く劇場オリジナル作品だ。明後日が結婚式だというのに、一刻館ではまだ宴会が続いていた。一の瀬、四谷、朱美ら酒好きの住民たちに無理矢理誘われ、参加していた五代だが、次第に落ち着かなくなってきていた。めぞん一刻の管理人にして、五代の恋人・響子の帰りが遅いのである。ここ数日、誰かからの手紙を待っていた様子だったと聞いて、心配になる五代。そこへ、五代に思いを寄せていた矢神がやってきて…。

ガムンダ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

取って付けた八神救済回

本編終了後のエピローグ的な話ですがこれ、映画ですよね?
当時の人はわざわざ映画館に行ったんですかね。
無くても全然本編は成立してますし完結もしてますので、名残惜しいファンの為の映画でしょうか。

本編では主人公五代に振られっ放しジャーマンの八神が祝福にかこつけ何がしかの納得を得に一刻館にやって来ます。
が、女子大生になった八神がバブル期ソバージュ(初期型田島陽子さんの髪型)になっているのに衝撃を受け、つくづく観たくなかったです。
あの八神がウェ~イな感じでコンパに行くとこ想像したら幻滅です。
その衝撃の為に内容をよく覚えていません。すんません。

八神の声は烈アニキです。
八神の友達んお声はまる子と綾波です。本編にしか出て来ませんが。

是非、本編を観てください(笑)

投稿 : 2024/12/07
♥ : 8

横浜ゆう さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ダーリンはウチのものだっちゃ❤

完結編です
結婚直前の一刻館の出来事ってとこです。

まぁ、キャラデザが見事にテレビシリーズからぶっ飛んだのでwww
違和感を隠せない人が大多数でしょう

でも、動きに関する表現とかは細かいですよ
表情とかもテレビ版では味わえない作品ですね~

二階堂くん出てきますから原作ファンに配慮ですね。
基本的に八神と五代と響子さんとのけじめ的な位置づけです。

番外編ですから原作にもテレビ版にもありませんので、
好きな人はやっぱ見たいですよねっ!

硝子のキッスはマジで印象的だった
上手いわけではないのだが・・・
なんなんだろ?

投稿 : 2024/12/07
♥ : 6

大和撫子 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

キャラの絵が微妙

結婚式の前日の宴会での話。
この宴会に五代の教え子である八神が訪れる展開は、原作には描かれていない八神の五代に対する想いの決着という感じで良かったです。
この作品のストーリー自体はなんでもない話なのですが、見終わった後の爽やか感は最高でした。
TVアニメ版とキャラの顔の絵がだいぶ違うのが気になるところ・・・。

投稿 : 2024/12/07
♥ : 1

65.3 7 1988年冬(1月~3月)アニメランキング7位
火の鳥・宇宙編(OVA)

1987年12月21日
★★★★☆ 3.6 (23)
91人が棚に入れました
「漫画の神様」手塚治虫の代表作『火の鳥』の、未来宇宙を舞台にしたSFミステリー譚のOVA化。ペテルギウス第三惑星から地球に向かう資源輸送船。そのブリッジで当直官・牧村のミイラ化した死体が発見され、そばには「ボクハ コロサレル」との紙片が。猿田ほか仲間の4人がおびえる中、隕石事故で輸送船は航行不能に。やむなく船を捨ててそれぞれ個人用緊急宇宙艇で脱出する4人だが、彼らの後を追うもう一隻の宇宙艇。それはあの死んだはずの牧村のものだった……!? 『妖獣都市』『バンパイアハンターD』などの傑作で、世界中に知られる巨匠クリエイター・川尻善昭が、尊敬する手塚治虫の原作をもとに監督した本編・約50分のOVA。もともと旧・虫プロダクションに所属し、手塚の晩年までアニメ創作に協力した川尻は、原作「宇宙編」も好きな作品の一つとして深く読み込んでおり、丁寧に仕上がった秀作となっている。特に前半、宇宙船内の閉ざされた空間での筋運びは、かなりの緊張感。

maruo さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

火の鳥、その美しさの中に潜む本質とは? B+

原作未読

舞台は宇宙であり、ジャンルとしてはSF(+ミステリー?)に分類されるのかもしれませんが、必ずしもSFでやる必要性がない、普遍的なテーマを扱った作品であると言えます。

他の手塚作品にも言えるのかもしれませんが、表層だけを眺めるだけでも掴み易くできていながら、さらに深く立ち入る者を拒まないストーリーとなっています。ただ、一つだけ言えることは、どのような見方をするにせよ、非常に重苦しい内容であることは間違いないです。

私が感じたことを一言で言い表すならば、「むごたらしいまでの因果応報」でしょうか。

[あらすじ]を読んでいただければ推察できると思いますが、物語は緊迫感を持って進んでいきます。後半にかけて、その緊張感が、ある人物の過去の行為が原因となっていることが明らかにされていきます。そして、最後には火の鳥が現れて、物語は終焉を迎えることになります。

火の鳥は、物語の進行上は特段の役割がある訳ではありません。しかしながら、実際はありとあらゆるものに潜んでいて、人はその掌から逃れられない宿命にあるかのようです。ちょうど、斉天大聖孫悟空が釈迦の掌の中で弄ばれていたかのように(古いドラマ「西遊記」を見ていた人にはお馴染みですね)。

美しく光り輝きながら羽ばたく火の鳥は、さながら太陽のようです。暖かな愛を与えるものでありながら、時には無慈悲に生命をも奪っていくものへと変化します。全てを司るものなのか、それとも全てを司る者に使わされた者なのか。そのどちらであっても人間(登場人物)にとっては大差ないことなのかもしれません。

原作に殆ど触れていない私が、火の鳥という存在の本質を理解するには、かなり無理があると言わざるを得ません。そんな半端者の私ですが、火の鳥は、実は極めてニュートラルな存在なのではないかと思うのです。関わりを持つ人によって、見せる表情が変わってくるのではないか、と。火の鳥が、慈悲のある存在に見えたにせよ、畏怖の対象として見えたにせよ、私たち自身の中にその原因があるのではないでしょうか。

投稿 : 2024/12/07
♥ : 14

とらお さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

漫画版は脅威の読み方が出来ます

漫画「火の鳥」の読み方講座
①まず「火の鳥」全巻を目の前に置く
②適当に途中の巻から読み出す(仮に5巻「鳳凰編」とします)
③最終巻まで読んだら1巻に戻って4巻まで読む
④あら不思議、4巻が最終巻として成立している
①~④はどの巻から読み初めても成立します

どの巻から読んでも1巻であり最終巻になる、さすがSランク漫画です


市川昆監督の実写版での猿田彦の動画紹介をしたいところですが、
あにこれ的にはショートアニメ「火の鳥 道後温泉編」を見るべし
2019/05/24公開の最新作ですぞ!
www.youtube.com/watch?v=FgPl9Lro80g
1話というのが期待できるw

投稿 : 2024/12/07
♥ : 1

トラウーマン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

僕のトラウマ第3弾。

手塚治作品は常に人間の心情をありありと再現する。恋愛感情、私欲、道徳心。キャラクター一人ひとりがそれぞれの感情をもとに行動し、その結果がこの物語の核をなす。最近のアニメにはない、現実的なキャラの立て方は流石日本のアニメ、マンガ界の巨匠の作品だけある。しかしその感情表現があまりにもリアルでありすぎるが故、非現実的な状況のなかでより奇異な姿として浮き彫りになり、決して視聴者にいい気分を与えない。

たった一度見ただけなのに、二度と忘れられない。
そして二度と見たくない…悪い意味ではないが、怖いのだ。

投稿 : 2024/12/07
♥ : 4

64.8 8 1988年冬(1月~3月)アニメランキング8位
小公子セディ(TVアニメ動画)

1988年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (21)
101人が棚に入れました
日本アニメーションの「世界名作劇場」第19作。原作は第17作の『小公女セーラ』と同じ作家バーネットの手によるもので、様々な境遇に立たされる主人公セディの姿を描いた一編。ニューヨークで暮らす明るい少年セディの家へ、イギリスのドリンコート伯爵からの使者が訪問。伯爵は死亡した長男に代わり、次男であるセディの父ジェイムズを後継ぎに決めたという。だがジェイムズも急死したため、セディがイギリスへ向かう。そんなセディを祖父の伯爵は…。

声優・キャラクター
折笠愛、宗形智子、小川真司、渡部猛、堀江美都子、阪脩

aitatesoka さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

ハードルを乗り越えれば楽しめるはず

この作品は「名作劇場」シリーズの中ではあまり人気のない分類になるらしい

しかし、同じ「名作劇場」のペリーヌ物語と同じ要素がかなり多く同作品を楽しめるならこちらも同様に楽しめる要素がある

ただ、キャラクターの絵柄が若干劇画のような成分を含んでいることが不評な場合もあるらしく視聴を途中でやめてしまう人もいるらしい

作画などはこの年代にしてはしっかりしているしストーリーも「小公子」がベースなので特徴的な絵柄が気にならなければ楽しめるはずである。実に惜しい作品だ

投稿 : 2024/12/07
♥ : 1

とおる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

タイトルなし

まあ、良かったけど
なんかこれといって良いところも悪いところもなかった感じ


終わり

投稿 : 2024/12/07
♥ : 0

64.6 9 1988年冬(1月~3月)アニメランキング9位
おそ松くん(TVアニメ動画)

1988年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (14)
79人が棚に入れました
第10回(1966年)小学館漫画賞を受賞した、赤塚不二夫のギャグコミックのTVアニメ化第2弾。松野家のおそ松、カラ松、チョロ松、一松、十四松、トド松は六つ子の兄弟。性格は違うが顔と服装はまったく同じ6人が、フランスかぶれのイヤミやおでん好きのチビ太など変わり者ばかりが集まる町内で、六つ子ならではのイタズラを繰り広げる。1966~1967年に放送された第1作のスタッフ・キャストを一新。六つ子以上の人気キャラとなったイヤミやチビ太の活躍が目立つなど、全体のテイストも前作とは異なっている。2004年には本作をテーマにしたパチンコ、2005年にはパチスロ台もリリースされた。

声優・キャラクター
井上瑤、松本梨香、林原めぐみ、真柴摩利、松井菜桜子、横尾まり、肝付兼太、田中真弓、大平透、神山卓三、水鳥鐵夫、千葉繁

ace さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

前作より格段に落ちる

・イヤミの声優を変えるという無能采配
まず第一にこれに触れねばならない

ありえんね
初代イヤミは小林恭治ね
もう・・・小林恭治はイヤミのために存在してるのかと思うくらいのドハマリだった
雨森雅史がバカボンパパのために、
大山のぶ代がドラえもんのために、
野沢雅子が悟空のために存在してるのと同じ次元です
なぜ肝付兼太に変える?

原作者の赤塚もこの采配に
周囲に「前と全然違うなあ」と不満を漏らしていた・・・

ちなみに、小林恭治は赤塚が直接スカウトした声優で、赤塚のお気に入りだった
小林恭治こそ、あの「シェー」を全国に浸透させたおそ松くん最大の功労者
赤塚の目星は大正解だったわけだが・・・
なぜか今作で交代・・・ひでぇ!

肝付は先輩でもある小林恭治を
「宇宙人」と大絶賛するほど、その声優としての力量を認めているのにね

俺は、あの小林恭治の交代は「なにしてくれてんねん!」と憤慨するほどショックだ
なぜ本作最大の功労者を変えるんだ?
事情があるのか?

小林恭治のエピソードをネットで見るたびに、「天才的声優」というのがわかる

・主人公はイヤミとチビ太
恐らくね
おそ松くんっていうタイトルですけど
主人公はイヤミとチビ太コンビです
おそ松ら六つ子はいわゆる、悪ガキのいじり役でメインになることはあまりない・・・

・もう1つの元祖天才バカボン
「元祖天才バカボン」がキャラクターを変えて行われている、という認識で相違なし
登場キャラもバカボンに登場していたキャラが多い、逆に言えば
おそ松に登場していたキャラがバカボンに登場していたとも、言える
「あ太郎」で準レギュラーだった「べし」と「けむんぱす」、「にゃろめ」
「バカボン」で準レギュラーだった「レレレ」「目ん玉つながりお巡りさん」も
最初の方限定で出てくる
赤塚作品オールスターと言っても過言ではない

・おそ松は別にいい子ではない
それどころか逆に悪ガキという印象
チビ太もイヤミも別にいい子、いいお兄さんではない
というか、素直で性格がマシなキャラは一人もいない

・主人公はチビ太
前作はギリギリおそ松が主人公という感じだったが
今作はチビ太がギリ主人公
厳密にはチビ太+イヤミが主人公と言えるか

・六つ子は別に誰でもいい
「おそ松じゃないと」とか「十四松じゃないと」とか
六つ子の中の特定の誰かじゃないとダメな場面はまったくない
これは前作も同様
六つ子それぞれの個性は0です

・そもそも六つ子である必要はない
これは前作のレビューでも書いたが
はっきり言うが三つ子でも間に合う
六つ子であるという特徴を活かす場面は前作よりも多分多い
「影分身」と思わせてピンチを巻き返したり、そういうところだが
正直数えるほどしかないし
三つ子でも、なんなら双子でもその気になれば間に合うし
それほど六つ子であるという特徴を活かす場面もないため
長男のおそ松だけいればいい

ちなみにおそ松らの母ちゃんはのび太にそっくり・・・

・ミッキーマウス方式です
これも前作のレビューで書いたね
同じキャラが配役を毎回変えて登場するミッキーマウスのような方式を採用している
イヤミは前回は大金持ちの、今回は乞食の、次回は社長の役をしているなど
国会議員の回まである
大きく配役が変わらないのは六つ子くらいのもの

・あらゆる時代、世界で大暴れ
海賊、江戸時代、アメリカ西部、宇宙、西遊記などなど
いろんな時代のいろんな世界でいろんな役で暴れまわるのは爽快!

・前作(1966年の白黒版)のリメイクがちょくちょく
1966年時の回のリメイクがちょくちょくある

◯良い

・個性的すぎる各キャラたち
チビ太+イヤミのコンビ
はた坊、デカパン博士、ダヨンのオヤジ、六つ子
そして今作から追加されたお巡りさんなど
赤塚作品独特の個性的すぎるキャラたち
おもしろいです!!

・サービスはかなり良い
ヒロイン(?)のトト子のことね
けっこうパンチラします
前作とは比べ物にならないくらい出番も増えたし
これは良いですね!

・イヤミの存在
チビ太と並ぶもう一人の主人公
ピンク上下のスーツに赤い蝶ネクタイ
ピンと跳ね上がったヒゲと3本の出っ歯、おかっぱオカマヘアーに
「しぇー」「ざんす」「~ちょっ!」の口癖という
どうすればこんな奇抜なキャラを考えつくんだ、という
今まで見た中で最も個性の強いキャラ

「じゃりン子チエ」のヒラメちゃんは
おかっぱ頭、ヒラメ顔、鼻と眉毛がなく口が「3」という
凄まじい個性を持つ、個性ナンバー1キャラだったが・・・・
恐らく、このヒラメちゃんを超えたわ、イヤミ



◯悪い

・六つ子の個性は皆無
ないです、マジで
例えば、唐松は特にスポーツが得意だとか、おそ松は特に勉強ができるだとか
そういった特徴はなく、見かけも性格もそっくりなので
「常に分身の術を使っている1人」という認識でなんの問題もない

・パンチが足りない
はっきり言えば「ぶっとびっぷり」が足りない
バカボンやカブトボーグみたいに突き抜けたバカ話はあまり多くない気がする
早い話が退屈してしまう話は残念ながらちょくちょくあります・・・

・トト子大はしゃぎwwww
ドラえもんでいうしずか位置・・・だと思うでしょ?
大間違い
そうだなぁ・・・似たようなキャラで言うと
「絶対無敵ライジンオー」の白鳥マリア、「一休さん」のやよい、
「ど根性ガエル(第一期)」の吉沢京子ってところかなぁ・・・
金に目がなく、常にハイテンション、金のためなら誰も騙すし誰とでも結婚する
金命のキャラになってしまい
前作のおしとやかで女性らしい、おとなしいトト子の面影は0
こいつは40年後でもこの性格なので、ある意味すごい

・トト子、崩壊・・・
痴漢に自ら尻を突き出しスカートをめくらせようとするなど
前作のおしとやかで女性らしい、おとなしいトト子は崩壊
すぐ上で同じようなこと書いてるけどねwww
前作から最も変わったキャラ
いや、変わったと言うか崩壊したキャラ

そもそも前作から変わったキャラはトト子くらいしかいないけどね
他のキャラはあまり変わってない気がします

・改悪
前作(1966年の白黒版)のリメイクがちょくちょくあるわけだが
どういうわけか、結末が悪くなっている回が多め
いやそのままリメイクすればいいやん?っと・・・
妙な小細工をして駄目にしている
平成版(今作)のスタッフの方が明らかに才能がない

・意味不明な回
昭和&平成初期のアニメ特有ですね
赤塚作品は特に顕著な気がする
変なボクシングの話や、西遊記の話なんかいるか?
チープすぎてダメダメ

・目ん玉つながりのお巡りさん、消滅
初期に出ていた、バカボンを代表する目ん玉つながりのお巡りさんが知らん間に消滅し
気持ち悪いヒゲのおっさんがお巡りさんになっている
なんか、毎回変な女の子の人形と一緒に出る奇妙なお巡りさん
ちなみに声優さんは平成バカボンの目ん玉つながりのお巡りさんと同じ人
あ、そうそうレレレのおじさんも最初の数話出てたのに、すぐ消滅
なんなんだ?
バカボン人気にあやかろうとしている感じですかねぇ・・・

・相変わらず胸糞回はちょくちょく・・・
赤塚不二夫作品特有ですねこれは
イライラする回がちょくちょくある
ギャグアニメにいちいちイライラしちゃあ、まだまだ修行が足りんなァ俺も・・・・

◯VERDICT

10/10

・うむ!とてもおもしろかった!
まさしく赤塚作品ですね
イかれてるバカアニメ
頭空っぽにしてバカなキャラたちがバカなことをしているのを見て楽しむ

・ただ前作の方がだいぶおもしろいです
前作(1966年の白黒版)の方が良かった
シンプルに前作のシナリオ・構成を担当した人間のほうが才能があるということだろうな~
もちろん、個人的な好みの問題も否定せんが

・やはりいつまでも違和感が消えないイヤミの声優
肝付兼太ね
前作の小林恭治があまりにもハマってたために
肝付兼太レベルでも物足りない
肝付兼太が悪い訳ではない
そもそも「シェー!」「~ちょっ!」を不動のものにしたのは小林恭治ですからね
ここまでくればもうイヤミの分身と言っていいんではないか

なので、肝付兼太が演じるイヤミは
「誰だよ、こいつイヤミじゃねーよ」となる・・・

・スターシステム
同じキャラが様々な役を演じることを、こう呼ぶみたいです
このアニメはまさにそれ
国、年齢、役柄、職業、性格、関係性、親子関係まで変わります
自分は「ミッキーマウス方式」と勝手に名付けている
はた坊やチビ太は幼稚園児役での見た目のまま、おっさんの役もやる
もう常識は一切通用しない

・彼らの未来
終盤に、40年後?の回があるのだが
性格の悪いいたずら三昧の六つ子やチビ太は大人として、社会人として
真面目に働いている
イヤミも同様、真面目に働いていた

なんか、なんだろう・・・・・寂しいねw
嬉しい寂しいってやつ
唯一変わらないのはトト子のみだった

投稿 : 2024/12/07
♥ : 0

イカちゃん☆休止中 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

☆おそまつ第2弾

ユニークなキャラクターが沢山出てきて面白いです♪
おそ松くん達よりイヤミとチビ太がメインなんですね。


可愛いのはハタボウです(*^^*)


1988.2.13-1989.12.30(全86話)


制作/フジテレビ、スタジオぴえろ

投稿 : 2024/12/07
♥ : 1

手乗り変タイガー さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

主役

主役はイヤミだよね?「シェー!」

投稿 : 2024/12/07
♥ : 0

64.0 10 1988年冬(1月~3月)アニメランキング10位
F-エフ(TVアニメ動画)

1988年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (24)
113人が棚に入れました
『F』(エフ)は六田登による漫画作品(1986年-1992年までビッグコミックスピリッツで連載)、またそれを原作にしたTVアニメ。2002年には続編の『F REGENERATION 瑠璃』が登場している。
【ストーリー】主人公は群馬県赤城村(現渋川市)出身の赤木軍馬であり、親友のタモツとともにF1ドライバーを目指して上京した。
その後、FJ1600、F3、国際F3000を経て、軍馬はF1へたどり着くこととなるが、父や兄との対立、後に軍馬と結婚することになる純子との関係、赤木家のお手伝いとして雇われていたユキとの別れ、その傷心を癒すためにたどり着いたロンドンでのサコやピーボーとの出会いと別れ、ほかにも軍馬の父総一郎が主役の第二次世界大戦後のエピソードなどといった様々な人間ドラマが描かれている。

銀くじら船ブリキ丸 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

目指せF1! 上京サクセスストーリー

主人公・赤木軍馬は、型破りで破天荒な男です。
彼は実家では問題児扱い、初対面の人にもケンカを売るなど、激しい気性でトラブルが絶えません。
でも親友や知人女性に認められ、サーキットのレーサーを志します。

田舎ではトラクターを駆ける、井の中の蛙に過ぎません。
でも上京し、都会という大海でもがいて行きます。
金策や人集めで苦労しつつ、ライバルが多数居る中で、レースを勝利していきます。

軍馬を囲む脇役達、赤木家の親族達も、味方も居れば
敵も居て、対立したり一緒に行動したりしますが、
とても個性的で存在感がありました。

アニメは原作の聖編(FJ1600からF3)までで終了してます。
原作と比べて成人向きな内容(エロとか)はソフトです。

熱いキャラの魅力や、激しいレースが楽しめる作品です。

投稿 : 2024/12/07
♥ : 6

ガムンダ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

制約の多いアニメ化

群馬育ちの若者、赤木軍馬がF1レーサーを目指すおはなし。
原作漫画はとっても面白いんですよ。
車とかレースとか全然知らなくても全然オッケーで面白いです。

そのほんの序の口部分をアニメ化した作品で、軍馬の前に最初に立ちはだかるライバル聖との戦いを描いています。
当時はTVアニメと言えば子供の観る物だったので、かなり内容をいじらざるを得ませんでした。
もし原作最後までアニメ化していたら後々不都合を生じる様な改変も含まれます。
それでも小森荘での冬のシーンやOP/EDなどは良く雰囲気を表しています。
「エリア88」もそうでしたが壮大な物語を全編アニメ化するのはなかなか困難なようですね。

投稿 : 2024/12/07
♥ : 3

ストックトン さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

タイトルなし

レース物のアニメの中で最も好きな作品。
かなり熱いレースにかけるストーリーと
重く暗いドロドロとした人間関係を
描いているのがすごく印象的だった。

投稿 : 2024/12/07
♥ : 1

62.6 11 1988年冬(1月~3月)アニメランキング11位
燃える!お兄さん(TVアニメ動画)

1988年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (18)
90人が棚に入れました
国宝 憲一(ケンイチ)は幼い頃、父の不注意から川に流され、山で行方不明になってしまう。しかし、山に住む空手家に拾われたケンイチは野生児としてたくましく(?)成長する。そして本当の家族と街への憧れからケンイチは下山し、程なく本当の家族と再会する。だがしかしケンイチには都会の知識や常識がまるで無く、本人の人間離れした身体能力もあいまって、普通ではないトラブルに満ちた日常が繰り広げられるのであった。

声優・キャラクター
矢尾一樹、本多知恵子、緒方賢一、松岡洋子、松岡文雄、沢木郁也、池田秀一、屋良有作、速水奨

風来坊 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

あちゃ!おちゃ!玄米茶!(*゚∀゚)つ旦

もはや詳細まで覚えていないので「途中で断念」という体で。

今となっては知る人ぞ知る化石ダジャレ「あちゃ!おちゃ!玄米茶!」発祥作品です。でもジャンプ作品だけあって当時は結構流行ったんですよw
ギャグアニメですが、箸が転がっても面白く感じる時代。今の洗練されたギャグと比べる方が酷ってもんです。観るとすれば温かい目で観てくださいw

投稿 : 2024/12/07
♥ : 3

アニオタ王になる さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

痛快ギャグアニメ

主人公が桁外れな超人で、そのありえない力がドタバタ騒ぎを起こすと言う内容のギャグアニメ。

とにかく主人公がおもしろい!
こんなめちゃくちゃな人が周りに居たら毎日退屈しないて楽しそうだw

家族や友達やペットも個性的だし面白いです。

投稿 : 2024/12/07
♥ : 0

K.S さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

面白かったです。

30年近く前の作品です。
原作とは若干異なるオチ。

そういえば原作者どうしたんだろ・・・

投稿 : 2024/12/07
♥ : 1

62.6 11 1988年冬(1月~3月)アニメランキング11位
バイオレンスジャック/地獄街編(OVA)

1988年1月1日
★★★★☆ 3.4 (11)
48人が棚に入れました
漫画家・永井豪の代表作でもある『バイオレンスジャック』。本OVAは、原作漫画版の新章というべき80~90年代の「漫画ゴラク」連載版の一編を元にしており、同じ永井豪の『ゴッドマジンガー』のネタが観られる。成人指定の作品ゆえ、暴力描写も激しい。 関東を瞬時に荒廃させた大地震。地獄のような無法状態と化す中で人々は必死に生きていた。新宿の地下街で生き延びていた人々はA~Cの3グループに分派。A地区は男性、B地区が無法者、そしてC地区が女性を中心にしていた。ある時、A地区でガレキの中から謎の大男ジャックが出現。B地区のボス・マッドザウルスはジャックに興味を抱き、三地区合同のフリーマーケットを開催して人々を集める。そこでジャックに対しC地区の代表アイラは、A地区の男がかつて女性たちを蹂躙した事実を告げ、自分たちの味方になるよう懇願。だがB地区がA地区とC地区にキバを剥き……。 本作の実制作はStudio88が担当したが、作画協力として『聖戦士ダンバイン』などのビーボォーも名を連ねている。
ネタバレ

Dkn さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

理性を無くした動物の群れ

はーい! すごく汚い言葉をいっぱい使うから
良い子もお兄ちゃんもお姉ちゃんも帰った帰った~!

↓【マジでエログロ耐性ない人は見ないでね☆】
{netabare}
基本はレイプと殺戮です。

レイプ→殺す→レイプ→殺す→レイプレイプレイプ
って感じにストーリーが構成されてますw

パッケージにもでてますが、ゴッドマジンガーのアイラ・ムーのそっくりさん
アイラ武藤がメインヒロイン的な扱い。

北斗の拳の世紀末ってなんだっけ?ってくらい、人としての倫理観なんてお母ちゃんの股に置いてきたわ糞が
・・と、食らって殺してSEXします。なんだろ・・ショッキングとかじゃなく、(ノ∀`)アチャーって感じ。
レイプシーンに至ってはエロさというより悲惨さが勝ってしまい、もうちょっと艶っぽく
細かに描いても良かったかなー?とは思ってますけど、趣旨と違うのでいいでしょうw

OVAとしては4作出ていますが、ジャックの声優は違います。
石塚運昇さんは2作声を当ててらっしゃいますね。この地獄街編では小林清志さんが声を当てています。
原作からジャックは人格変わったり方向性が変わったりするのですが、そこは原作見ていただくしか無い。

荒れた街に住む人々は、一欠片のハムで殺し合いをします。ゴキブリの足を毟って喰ったりで大変。
カニバリってるシーンでは、亡き恋人(腰にペニスバンド付けてる女)を食らって人外になるマッドザウルス。

このマッドザウルスと(cv青野武)ジャック(cv小林清志)の対決が燃えました。
『貴様のような地獄のケダモノの 住むべき世界ではない!!』
モノトーンで背景動画ヌルヌルの、爪とナイフの刹那の切り結び。
まるで永井豪の絵がそのまま動いてる様な臨場感に大興奮。
その後は赤と黒の2色だけで作画がされ、人外をとっくに超えてる2人は、
ついには赤の主線だけで表現される。その死闘具合が伺えます。

戦闘後の余韻や、地上に出ることが出来た人々が見た、
壊滅し廃墟と化した東京の描写も結構心に残るものでした。
{/netabare}

オススメなんか一切しませんが、永井豪の世界観を、板野一郎はじめ素晴らしいクオリティーであげてくれた
この『バイオレンスジャック 地獄街編』は、80年代OVA作品の中でも印象に残ってる気がします。

投稿 : 2024/12/07
♥ : 11

tinzei さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

エロアニメ

ova二話。

一話の時もエログロはあったが、さすがにマ〇コまでは出していなかった。

終盤はレイプと殺戮の連続、エロアニメとして観た方がスッキリする。ただ前話はアニメオリジナルだったのに対して今回は原作通りらしい。

投稿 : 2024/12/07
♥ : 0

しげ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

エログロですな

地震で地下街に閉じ込められた人々が少ない資源をめぐっていがみ合う話。この話は女の人が虐待される場面が多いから女性は避けるべし。

投稿 : 2024/12/07
♥ : 0

62.2 13 1988年冬(1月~3月)アニメランキング13位
魁!!男塾(TVアニメ動画)

1988年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (61)
257人が棚に入れました
筆頭・剣桃太郎を始めとする男塾一号生のメンバーが、理不尽な教官や二号生らの強烈なしごきに耐え乗り越えたり、外の世間とのトラブルに巻き込まれ(というより、男塾の面々が騒動の原因の場合が多い)ながらも、知恵や人情、そして男気で解決していく。

声優・キャラクター
堀秀行、山口健、屋良有作、銀河万丈、松田重治、つかせのりこ、平野正人、郷里大輔、千葉繁

セシウス さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

書店に欲しい☆民明書房コーナー♪

 原作は週刊少年ジャンプ全盛期に読んだことがあります。設定などはある程度原作に忠実に作られているようです。
 この作品については前半はコメディで男塾のメチャクチャな世界観を楽しめます。後半は突然バトルアニメに変化して、バトルを通じて主人公たちに強力な仲間が集まってくる過程を描きます。原作ではひととおり仲間が集まったところで校外の強敵達と戦うはずだったのですが、アニメ版はその前に終了してしまいました。男塾バトルは原作そのままに、武術・武器・戦い方・戦う場所がムチャクチャな上、死んでも死んでも実は死んでいなかった、として再登場するのが気楽で見ていて楽しかったのですが、途中で終わってしまって残念です。

 作画はキャラクターデザインが原作より若干ごつくなっていますが、バトルシーンは漫画に毛が生えた程度の迫力です。
 音楽はこの作品によくマッチしていてOP曲ED曲も作品に良くあった曲だと思います。
 声優はこの異様に濃いキャラクター達をよく演じていたと思いますが、一部に私のイメージとあわないキャラクターがいました。最も肝心な塾長の声は郷里さんでばっちりだったと思います。

 34話と中途半端に長い作品でしたが一気に最後まで見れたのでそれなりに面白かったのだと思います。途中打切りが残念でした。(最終話はVTRのつなぎ合わせで悲惨な状況でした。)

 女性キャラが全く出てこない作品です。男同士の濃くて暑苦しい話を笑いながら見たい時に最適な作品です。

投稿 : 2024/12/07
♥ : 2

westkage。 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

あれはもしや「阿弐故礼!」よもやこの目で見ることになるとはっ!? なにぃ?知っているのか雷電っ!?

本作は宮下あきらの漫画を原作とした作品です。

1985年から週刊少年ジャンプで連載され、テレビアニメとしては1988年2月から放映がスタートしています。約26年前の作品ですね、懐かしいです。

ストーリーですが、まず全国から来た手のつけられないような不良少年ばかりが通う全寮制の高校「男塾」が舞台となります。男塾は軍隊のような厳しい管理体制をした特殊な学校であり、過激なスパルタ教育が日常のように施されています。主人公「剣 桃太郎(つるぎ ももたろう)」とその仲間たちは男塾に通う中で「笑いあり・戦いあり」の学校生活を送ることになる…といった流れです。

原作は特に色濃く「軍国主義」的な表現が多かった作品ですが、アニメ化するにあたり、過激な描写や発言は控えられています。またアニメはあまり人気が持続しなかったせいか、途中で無理な打ち切りをしています。

当初はギャグがメインの作品でしたが、話が進むにつれて上級生やライバル達との戦いの場面が多くなり、バトル物に変化していった作品です。絵柄も「北斗の拳」を彷彿させるような濃いキャラで、バトルものにもしっかり馴染んでいましたね。

かなり馬鹿馬鹿しい内容のアニメですが、原作の漫画は今見ても笑える作品ですので、もしレトロアニメに興味があるようでしたら漫画をオススメします。恐らく大体の漫画喫茶には置いてあると思います。

投稿 : 2024/12/07
♥ : 13

ひげ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

アメトーークででたので・・

いろいろとパロディされているの作品なのですが知らない人多数。時代なのか・・
鉄拳のあいつはもちろん塾長がモデル。

北斗の拳ぽい絵だが中身はギャグである。シュールな。
到底人気がでるとは思わないが知っておいて欲しい迷作。
アニメ版もかなりのイカレっぷり。

ちなみに魁メモリアルなる超有名同人ゲームがあったのはご存知だろうか。システムをそのままパクっているが台詞が秀逸。
うまく仲良くなれば卒業式に伝説の木の下で・・・・・。




投稿 : 2024/12/07
♥ : 5

61.2 14 1988年冬(1月~3月)アニメランキング14位
New Story of AURA BATTLER Dunbine(OVA)

1988年2月25日
★★★★☆ 3.4 (12)
45人が棚に入れました
サンライズの人気ロボットアニメ『聖戦士ダンバイン』のOVA版で、全三巻の中にそれぞれTVシリーズの再編集版と完全新作の未来編をカップリングした内容。異世界バイストン・ウェルの覇者を目指した領主ドレイク・ルフト。その野望に端を発した戦いが終焉したはるか先の時代で、再びバイストン・ウェルに戦火の兆しが到来。謎の黒騎士ラ・バーンが、強大なオーラバトラー(戦闘ロボット)ズワウスを使って全土を制覇しようとしていた。これに挑むのは、高貴な武人たる「聖戦士」の若者シオン・ザバだが、シオンとラ・バーン両者の間には彼ら自身も知らぬ前世に連なる因縁があり、さらにこの戦乱の陰ではある者の悠久の時を経た邪悪な妄執が蠢いていた(新作パート)。新作の監督は、TV版の富野由悠季からサンライズの諸作で活躍の演出家・滝沢敏文に交代。TV版との意外なリンクが話題を呼ぶ。

声優・キャラクター
中原茂、鷹森淑乃、速水奨、よこざわけい子、田中正彦

ヌンサ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

テレビシリーズで見たいヴォリューム

 良くも悪くも出渕裕さんの趣味全開のダンバインでした。

 設定とかも非常に細かそうだったので、もっと長いシリーズとして見てみたかったです。さすがに全3話で終わらすのは、もったいなかったかもです。

 声優陣では、あまり存じ上げない方ですが、ベラーナ・ガリアッハ役の安達忍さんの声が非常に好みでした。

投稿 : 2024/12/07
♥ : 2

hiryki さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

かなりちがう

本編見たあとに、ついでに見てみた。
話は大雑把で、細かい場面が雑な感じだった。
たった3話だから、しょうがないのかも知れないけど。

投稿 : 2024/12/07
♥ : 0

60.3 15 1988年冬(1月~3月)アニメランキング15位
DRAGONS HEAVEN ドラゴンズ ヘブン(OVA)

1988年2月25日
★★★★☆ 3.3 (20)
39人が棚に入れました
80年代には『機動戦士ガンダムZZ』などでメカデザインを手がけ、21世紀に入ってなお『巌窟王』でもビジュアル面で参加している異才クリエイターの小林誠がストーリーほか、さまざまな面で力を振るった異世界ロボットファンタジーOVA。 地球上で長く続いた人類と機械生命の攻防は、人類側の全地表制圧作戦によってひとまずの終局を迎えることとなった。この結果、思考する人類側戦闘ロボットのシャイアンはオペレーターを失って残骸の中で長い眠りにつく。やがて千年もの歳月が流れるが、近くを一人の少女イクールが通りかかったことでシャイアンは再起動を果たす。様相を変じていたものの、かつての戦いがなおも続いていると知ったシャイアンは、イクールを新たなオペレーターに迎えて再び戦場に立つ。シャイアンは敵対陣営ブラジル軍の中にいる仇敵エルメダインとの決着を望むが。 本作は約30分のアニメパートのほか、模型作家でもある小林誠自身が制作した主人公メカのシャイアンの全高2mにおよぶ立体物などによる実写映像も収録された。

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

バブル真っ只中の作品はディストピアすら明るい。時代を考えてしまいます。

 NieR:Automataを見ながら、本作を思い出しました。同じく機械生命体を扱った作品でも全然違うなあと思いました。本作の能天気さの方がテイストが好きです。本作は1988年ですので、バブルまっしぐらの右肩上がりしかない時代ですね。そこで描かれる作品はディストピアですら明るいです。アニメ作品の制作が意図しない時代性というのを考察する場合のいい例になると思います。

 本来、本作の延長戦上にある人間と機械生命体の闘争と協力の行方、それをどう描くかが重要なんですけどね。そこは全無視です。つまりテーマ性はほぼありません。

 また見たいと思って、ユーチューブでも…と思ったらなんとDアニメにありました。それで見てびっくりしたのは実写パートがあるんですね。興味ないのでニメ部分だけ見ました。

 さて、本作のロボット等のデザインはフランスの作家「メビウス」の系統だといわれますが、この作品と直接比べても似ていません。機械のディテールとか柔らかさとかはもちろん似ているんですけど間に、宮崎駿氏や大友克洋氏、永野護氏などの解釈を挟む必要があるでしょう。特に色彩のセンスや日本人のセラミック好きなどによる変化が顕著に表れています。
 
 作品全体は特にジブリの影響は大きいです。ロボットやキャラデザインはZZに非常に近いとも言えますが「幻魔大戦」の影響も受けてるかなと思いました。大友氏がメカまでやったんでしたっけ?頭が四角いロボットや美少女キャラが後半につかうパワードスーツなどからは感じました。

 それ以外の第一印象は下記の前回レビューで書いていますが、やっぱりムッチムッチの髪の毛ボリューム満点の萌えキャラがまぶしすぎてそれ以外に興味が向きづらいです。

 評価3.9は高すぎるので3.7に落とします。ただ、画面を見る価値が高い作品なので、それは問題ではないでしょう。

 

23年1月 ムッチムチのプルツーがパワードスーツに乗って、ジブリ世界で戦う感じ。

 ZZのプルツー(ただしムッチムチ)みたいな娘が、ロボットと共に戦うバディものです。全体的な世界観やセラミック的な機械・ロボットの質感が宮崎駿的です。ただ、ロボットのデザインそのものは独自性があり、特に搭乗型と自律型のロボットのデザインコンセプトに違いが見ものです。

 ヒロインはパワードスーツを着て、ドーベンウルフみたいなビームをぶっ放したりします。パワードスーツのデザインはちょっとマクロスのメルトランディ軍のスーツの影響を感じます。
 ヒロインは戦闘美少女としては明るくカラッとしたこだわらない系です。その分危機感はないですけど。天津甘栗が好物ですが、キャラ付けというほど設定が機能するわけではないです。80年代OVAらしくちゃんとフロに入ったり、下着姿などがあります。健康的すぎてあんまりエロくないですけど、そこがいいという気もします。

 世界観は重厚でディストピアは多分裏設定がちゃんとあるんだろうなあ、という作り込みになっています。ストーリーそのものは極めて単純で、設定がもったいない気がします。テンプレと言えばテンプレです。

 BGMが笑ってしまうくらい80年代でした。

 爆発とか煙の作画がオネアミスやナウシカほどではないですが、丁寧で好感がもてます。作画は全体的に良いですが動きは少ないです。美術はメカの質感の描き分けやデザインコンセプトが楽しめます。

 全世界観、ロボットのデザイン・作画とヒロインの戦闘美少女としてのエロティシズムを堪能するというOVAなんだと思います。戦闘美少女アニメ好きなら見て損はないクオリティでした。

 この作品の設定、コンセプトとキャラデザで1クールでリメイクしたら人気が出る気がします。たまにはこういう痛快なアニメもいいのでは?

投稿 : 2024/12/07
♥ : 4

やまだ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

モデラー小林誠の模型PVのオマケアニメ

サムネ見てピンとこなければ見なくていいです。パワードスーツ来た美少女が長砲身ビーム砲をブッっ放す映像に萌えられる方限定。

ZZガンダム、ジ・オ、バウンドドック等のデザインでお馴染み小林誠のファン以外お断り作品。OVA42分の内、1/3程度は大型模型の実写映像(メイキング含)。アニメの内容は世界観こそ凝ってるが、ストーリーは敵が襲って来てやっつけて終わり。自分のメカの模型作りたいだけの企画。メカをカッコいいと思う方は楽しめると思う。作画は独特で今では再現できないような作風。マンガをそのまま動かしたような雰囲気なので一目みて「ふ〜ん」と思うだけでいいのでメカ好きを自認するお方には見て欲しい。

ヒロインの造形は顔面こそアニメ調だが骨格はリアル寄り。現在のアニメに慣れた方は違和感があるかも。安心の入浴シーンも完備。

アニメ全体の雰囲気はいかにも80年代。戦時中の設定なのに皆あっけらかんとした態度。音楽もオッサンからすれば懐かしさがこみ上げる。そうそうこの時代のアニメってこんな音楽ばかりだったよなあ、と。

トゲトゲしてたり羽根生えてたりシャープ過ぎるスーパーロボ然としたメカより隙間に配線が詰まってるようなメカデザインがお好きな方なら。

永野護のFSSは設定資料集書きたいから書いてるマンガですが、これは小林誠が模型作りたいから作ったアニメでしょう。スタッフに韮沢靖の名も。クリーチャーは出ませんが。

投稿 : 2024/12/07
♥ : 9

Tnguc さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

90年代のシューティングゲームのような世界観

~
 「戦え!!イクサー1」や「破邪大星ダンガイオー」で人気を博したアニメスタジオ・AIC(アニメインターナショナルカンパニー)による、美少女キャラクターをアクの強いロボットアニメに落とし込んだOVA群の一作品。特撮によるスタッフロール兼OPが良くも悪くも印象的。というかOPの劇伴が壮大すぎて笑える。人類と機械によるアルマゲドンから1000年後の更地と化した地球が舞台で、人物も背景も同じ手法で描かれた点描風の作画はあまり類を見ない(漫画版ナウシカが近いか?)。設定やビジュアルに反してキャラクターはビックリするくらいにフランクで、人格を持つロボットですらブリブリ(死語)。劇伴もシティミュージックで、なにがなんやらよく分からないが、この手の作品は「デザインと作画さえ問題なければ良いんだよ!」と言わんばかり。特出する部分は平野俊弘(ひらの・としひろ)がデザインした美少女キャラクターと小林誠(こばやし・まこと)によるメカデザイン、あとはロボットの油臭い戦闘描写くらいだろうか。と言うかそれくらいしかない。

個人的評価:★★☆☆☆(2.5点)

投稿 : 2024/12/07
♥ : 2

54.1 16 1988年冬(1月~3月)アニメランキング16位
つるピカはげ丸(TVアニメ動画)

1988年冬アニメ
★★★☆☆ 2.8 (11)
78人が棚に入れました
セコさを楽しみながら、たくましく生きていくハゲ田ハゲ丸一家。彼らの超節約術「つるセコ」の数々が、爆笑を呼ぶ!つるセコパワーで大暴れのギャグアニメ。

声優・キャラクター
つかせのりこ、緒方賢一、向井真理子、巻島直樹、金丸淳一、鷹森淑乃、水原リン、千葉繁、田原アルノ

キリン  さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

生きる勇気を与えてくれた

主人公が小学生なのにハゲです。

しかも名前が『ハゲ田ハゲ丸』

息子にこんな名前を付けるなんて
どんな親だ!と思ったら
父親は『ハゲ蔵』でした。

原作はコロコロコミックに連載していた4コママンガ
かなり昔のアニメになりますが、
今でもOP ED 共に主題歌が歌えます。

ビンボー一家のハゲ田家は
いかにセコく(つるセコと言います)
生き抜いていくかに命を懸けて
日々暮らしています。

驚かれるかもしれませんが
これはギャグアニメです。

同じ雑誌に連載してアニメにもなった
『おぼっちゃまくん』と対照的な暮らしっぷりです。

実はこのアニメは子供向けなんですが、
当時の私には、まだ早すぎたのか
あまり笑えませんでした。
気が付いたら放送が終了していました。

大人になったら、また違った見方が出来るのかな?
と思っていたのですが、
大人になったら、どこにも見当たりません。


ハゲでビンボー
にもかかわらず、たくましく生きるハゲ丸の姿は
全国の薄毛でお悩みの方に
きっと勇気を与えてくれると思います。

投稿 : 2024/12/07
♥ : 15

ムッシュろい さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

タイトルなし

こ、子供のころ観たような。。
うっすらOPソングを覚えてるような。。

投稿 : 2024/12/07
♥ : 2

計測不能 17 1988年冬(1月~3月)アニメランキング17位
闘将!!拉麺男(TVアニメ動画)

1988年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (7)
47人が棚に入れました
漫画家ゆでたまごの代表作『キン肉マン』の人気キャラクター・ラーメンマンをスピンオフさせた同題コミックのTVアニメ化。幼少時に父を殺されたラーメンマンは、超人拳法の達人・陳老師の教えを受けてついに闘龍極意書を得るに至った。拳士ラーメンマンは仇の毒蛇(コブラ)党3兄弟を倒し、弟子のシューマイ少年とともに修行の旅路につく。闘龍極意書を狙う刺客を倒しつつ、生き別れの妹・拉娘(ラーニャ)をラーメンマンは探すが…。

ブリキ男 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

英雄覇王乱立せし世に、その人あり 天下無敵の超人拳法、その名も美来斗利偉・拉麵男!

こけしの様な面立ちに、べんぱつ頭とどじょうひげ、泣く人あらば、駆けつける、友との絆、捨て置けぬ、知る人ぞ知る天下無双の正義漢、その名は美来斗利偉・拉麵男!(ビクトリーラーメンマンと読む。何かスゴい…。)

80年代の人気漫画「キン肉マン」、その登場人物の一人である―※1残虐超人、後に正義超人へと転身する―ラーメンマンを主人公としたスピンオフ作品。「キン肉マン」とは時代、舞台設定が大きく異なり、中国の三国時代を髣髴とさせる古風な世界観が特徴です。(それでもたまに変なテクノロジーが‥。)

盗賊団「コブラ党」に両親を殺され、そして残った、たった一人の妹とも生き別れ、天涯孤独の身となったラーメンマン。故あって、超人拳法の拳聖と称される"陳宋明"に師事します。

十二年の歳月を経、超人拳法免許皆伝の証「闘龍極意書」の継承者となった拉麺男。「コブラ党」への復讐を胸に、学び家である超林寺を後に、一人旅立ちます。

そして対決の時…!

超人拳法を身に付ければ数人、数十人? いやさ十万、百万の軍団(いきなり飛んだ!)を相手にしても、一人で打ち倒す事が出来るなど、大風呂敷を広げた陳宋明。そしてその弟子拉麺男、彼の口から突如と飛び出すとんでも科学、第一話の「台風の目を知っているか?」を始めとし、ファンタジーとも妄想ともつかぬ、ワケの分からない洞察で、数々の奇跡を手玉に取ります。

あれこれ言ってしまった後では説得力も失墜しますが、荒唐無稽物語と断じては勿体無い。2話、ガダムとの試合におけるラーメンマンの傲慢、それによって生じる悲劇。※2ラーメンマンとパーコーメン、ラーメンマンとザーサイ、幼少期に培われ、失われた友情、そして芽生える新たな絆。

度肝を抜かれるアクション、ファンタジーにも脱帽ですが、免許皆伝の武芸者ながら、若輩ゆえの精神的未熟さを抱えた拉麺男が、さすらいの旅を通して人間的に成長するドラマにも魅力があります。

中でも、先に挙げたガダムとの試合については、考えさせられる事が多々あります。拉麺男の師匠である陳宋明曰く「10の力のものを、10の力で倒せとは教えたが、100の力で倒せとは教えたおぼえはない」がそれ。この台詞が意味する所とは、余った90の力がどこかへと向かうと言う事…、それが消える事は決して無いのです。

百歩先の敵を打ち倒すという超人拳法の奥義「百歩神拳」を始めとし、「落葉紅脚(らくようくれないきゃく)」「回転龍尾脚」「打穴三点崩し」など、技のネーミングにも、原作者ゆでたまご先生の卓越したセンスが感じられます。(中には変なのもあるけど…)

OP、EDテーマ、「輝け!ラーメンマン」と「希望への旅」はもう、文句の付け様も無い程カッコイイ! 拉麺男という人物像に従って忠実に歌詞が組まれており、曲調も中華ロック! アツ苦しくも哀愁漂う名曲です。

その姿には炎! 闘将!!拉麺男、是非御一見あれ!


※1:「キン肉マン」におけるブロッケンJrやキン肉マンに対する思いやりを見ると、決してそうとは言い切れない部分があります。ゆえに本作では人格者と昇華されたのでしょう。

※2:パーコーメンもザーサイも人名です。食べ物ではありません。

投稿 : 2024/12/07
♥ : 23

計測不能 17 1988年冬(1月~3月)アニメランキング17位
機動戦士SDガンダム(アニメ映画)

1988年3月12日
★★★★☆ 3.7 (3)
45人が棚に入れました
同名のOVAの劇場版。『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』との同時上映であった。内容は、同名OVAの1本目「ガンダム大地に立てるか?」と、2本目「ジオン・ホテルの脅威?ガンダムペンション破壊命令!!」の再編集版となっている。 「ガンダム大地に立てるか?」は、サイド7に侵入した3機のザクの愉快なやりとりや、脚が短くなってしまい、大地に立てるのか怪しいガンダムなど、名シーンをSDならではのギャグで盛り上げてゆく。そして「ジオン・ホテルの脅威?ガンダムペンション破壊命令!!」は、アムロたちが経営するガンダム・ペンションに、ジオン・ホテルのシャアが因縁をつけてきた。MSを引き連れて騒動を起こすシャアのせいで、ペンションは大騒動に見舞われるというギャグ色の強い一編だ。

計測不能 17 1988年冬(1月~3月)アニメランキング17位
機動戦士SDガンダム(OVA)

1988年1月1日
★★★★☆ 3.6 (5)
42人が棚に入れました
『機動戦士ガンダム』シリーズのモビルスーツとキャラクターたちを2頭身にディフォルメし、パロディ化した短編アニメ集。 1本目はガンダムシリーズのエピソードをコミカルなギャグタッチにした「ガンダム大地に立てるか?」。2本目はアムロ、カミーユ、ジュドーの3人が経営するガンダム・ペンションと、シャアの経営するジオン・ホテルのバトルを描いた「ジオン・ホテルの脅威?ガンダムペンション破壊命令!!」。3本目はSDの名誉をかけて行われる第一回SDオリンピック大会の模様を描いた「SDオリンピック!スタジアム・笑いに染めて」。いずれも原作を知る人ならば大爆笑必至の内容となっている。

計測不能 17 1988年冬(1月~3月)アニメランキング17位
恐怖のバイオ人間 最終教師(アニメ映画)

1988年2月6日
★★★★☆ 3.8 (9)
38人が棚に入れました
山本貴嗣の学園ギャグバイオレンス漫画『最終教師』をOVA化。発売に先がけて『銀河英雄伝説』の同時上映作品としておよそ一ヵ月半早く劇場公開された。 遺伝子工学研究所から一匹のゴキブリ人間が逃走して3年。五日市町にある関東最悪の異名をとる「私立帝王学園」に新しく赴任した教師・茶羽顔八こそ、かの人間とゴキブリを融合させたゴキブリ人間だった。札付き揃いの学園の生徒をすべて屈服させるべく、顔八は総番長の美少女・白鳥雛子にお仕置きを目論む。はたして顔八は服装検査をはじめて彼女を下着丸出しにしてやろうとするが、何と雛子はブルマーを着用していた。これを機に雛子を慕っていた男子は少しずつ心変わりして顔八に味方するようになり、彼女もショックで不登校状態に。学園はこのまま顔八の思うがままにされるのだろうか。 本作の見どころのひとつは、個性派俳優として頭角を現わしはじめた竹中直人が顔八を怪演している点。監督と作画監督は『北斗の拳』などで知られる芦田豊雄が務めた。

計測不能 17 1988年冬(1月~3月)アニメランキング17位
聖闘士星矢 神々の熱き戦い(アニメ映画)

1988年3月12日
★★★★☆ 3.7 (7)
35人が棚に入れました
同タイトルの人気TVアニメから派生した、劇場用作品の第2弾。「東映まんがまつり」におけるプログラムの一環として上映された。 北欧アスガルドの地に消えたキグナス氷河の行方を捜すため、彼の地のワルハラ宮にてドルバル教主と接見するアテナ。しかし手掛かりはなく、やがてドルバルの野心が露見する。それはすなわち、聖域(サンクチュアリ)の掌握であり、そのためにアテナは囚われの身となってしまう。彼女を救い出すため氷原を駆ける青銅聖闘士たちに挑むのは、主神オーディーンに仕える強大な神闘士(ゴッドウォリアー)だった。 後にTVシリーズで行われたアニメオリジナル展開「アスガルド編」の基盤となった映画で、後年まで『星矢』に関わることになった山内重保が初めて監督を務めた記念すべき一作。

声優・キャラクター
古谷徹、鈴置洋孝、橋本晃一、堀川りょう、堀秀行、潘恵子

計測不能 17 1988年冬(1月~3月)アニメランキング17位
装甲騎兵ボトムズ サンサ(OVA)

1988年1月1日
★★★★☆ 3.7 (6)
33人が棚に入れました
ミリタリーテイストが多分に漂う人型兵器AT(アーマード・トルーパー)の存在、戦場において必ず生き残る主人公キリコを巡る過酷な運命、PS(パーフェクトソルジャー)と呼ばれるヒロイン、フィアナとのラブロマンスなど、世界観&物語の完成度の高さから、1980年代を代表するリアルロボットアニメの金字塔として語られる『装甲騎兵ボトムズ』。本作は、1983年から1984年までに全52話で放送されたTVシリーズの、砂漠の惑星サンサを舞台としたエピソード・サンサ編(第29話~第39話)を総集編としてまとめたもの。総集編化にあたり、オープニングは谷口守泰、エンディングは塩山紀生による新作画で構成された。

計測不能 17 1988年冬(1月~3月)アニメランキング17位
レイナ剣狼伝説(OVA)

1988年2月5日
★★★★☆ 3.6 (8)
30人が棚に入れました
80年代前半に誕生した変形ロボット玩具『マシンロボ』シリーズ。そのTVアニメ版第1作である『マシンロボ クロノスの大逆襲』の後日談的な新作OVAが本作だ。『クロノス』のキャラクターデザイン担当だった羽原信義の第一回監督作品でもある。 かつてクロノス星で戦っていたロボット超生命体の美少女レイナ・ストールは、大決戦の末に人間として転生。遙麗奈の名で日本の帝都女学院へ転校してくる。学園では少女が少女のままでいられる「エイリスの伝説」が真しやかにささやかれ、空想家の女生徒・小島ナミもそれを信じていた。やがて夢多き少女の佐野ゆう子をはじめ、女生徒が次々と行方不明になる事件が発生。その裏では時の支配者タイド・タイラントが暗躍していた。麗奈はクロノス族の神剣・剣狼を手に立ち上がるが……。 本作は全3巻作られたうちの第1話。この第1話のナミたち女生徒のデザインにも『クロノス』に登場したゲスト美少女のイメージが投影されている。

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

3部作のⅠが素晴らしい。青春の時間の使いかたを描く良作です。

DMMTVに無料登録したせいか、この作品の広告が死ぬほど出てくるので、ヒロインの格好がちょっとエロいのもあって根負けして見ました。Dアニでですけど。
 マクロスの美樹本氏の匂いはしますが、関係はないみたいです。ただ、マクロスとかダイコンフィルムとかクラリスとかオタク第1世代のクリエータの匂いがプンプンするキャラデザです。

 本作はマシンロボクロノスの大逆襲というTVのスピンオフだそうで、さすがにこの時代のアニメを44話も見る気になりません。
 OVA3作ありますが、今回はⅠのレビューです。というのはⅡ、Ⅲはいかにも本編の外伝みたいな感じで大して面白くないのですが、Ⅰだけはかなり深いテーマ性を持って作られていました。Ⅰだけ見ても十分話は理解できますし。

 どこかの女学園にセーラー服の美少女が現れます。「明日ちゃんのセーラー服」を想起します。そして、結果的に逆説的ですが非常にテーマが重なります。
 時計がイメージ映像としてクローズアップされるので、時がテーマなのはすぐに分かります。
 そして少女たちの永遠の時のような童話が語られ、その一方で退廃した街で無為な時間を過ごす少女たちと一人妄想の世界で遊ぶ少女が描かれます。

 そして敵はその少女たちの時間を吸い取る魔物のような存在です。つまり「明日ちゃんのセーラー服」で少女たちがギターなりカメラなりそれぞれが自分というものを掴んでゆく過程と対照的です。あるいは「響け!ユーフォニアム」の8話でもあります。
 浪費している時間はつまり心の中に巣食う魔物ということです。

 ヒロインは本編でどういう活躍をしたかわかりませんが、大人しそうな可愛い少女ですが、仲間と一緒に修行をした自分のやるべきことを積み重ねた時の流れでアイデンティティを確立しているのでしょう。唯一魔物に対抗することができました。

 1988年作ですが、この時代のアニメはこういうテーマを扱いだしていたんですね。もうちょっとSF+半裸の美少女的なオタク文化アニメを想像していましたが、素晴らしい内容でした。Ⅰに関してはですけど。
 ちなみに1988年は逆シャア、AKIRA、トップをねらえ、火垂るの墓などがありますので、ひょっとしたらアニメ史において線引きができる年代なのかもしれません。

 そして更に、エンディングがまるで登場人物たちは実は女優で、この作品は映画の一部を撮影したものだよ、というような「シンエヴァ」のような演出もなされていました。こちらはそこまで深い意味なのかわかりません。単なるOVA作品としてのメタ的な遊びなのかもしれませんが、しかし、意図的ではないにせよアニメを見る時間はこれで終わり。一回元にもどろうか、のような感じを受けます。

 あと、やっぱり絵作りがいいですね。昔の作品の乱れや技術不足は多々感じるのですが、構図やエフェクト、力の入れ方の緩急を使って魅力的な絵作りをしようという気持ちが感じられます。色合いもいいし。
 それと懐中時計のデザインも作画も素晴らしです。アニメでこれを出してくるところに時代の豊かさを感じました。

 なんとなくうざい広告にひっぱられて見てみましたが、これは見て良かったです。Ⅱ・Ⅲはちょっと途中で飛ばしちゃいましたが。Ⅰは行きつ戻りつ30分足らずのアニメを結構時間をかけて見てしまいました。

 ですので評価はⅠの評価とします。音楽が時代性があって高い評価はできませんが、それ以外は素晴らしかったと思います。

投稿 : 2024/12/07
♥ : 6

計測不能 17 1988年冬(1月~3月)アニメランキング17位
装甲騎兵ボトムズ クエント(OVA)

1988年1月1日
★★★★☆ 4.0 (5)
30人が棚に入れました
83~84年にサンライズ(当時は日本サンライズ)が制作したリアルSFロボットアニメ『装甲騎兵ボトムズ』。その第4クール目に相当する第4部「クエント」を再編集したのが本OVAである。 愛する女性フィアナと宇宙へ脱出した青年キリコだが、戦いに身を投じていた忌まわしい過去が彼を苛める。ついに宿敵イプシロンを倒したキリコは謎多き軍人ロッチナの示唆を受けて砂の惑星クエントへ向かう。そこで彼はかつての戦友ル・シャッコと再会。やがてキリコはクエントで三千年前に栄えた古代超文明の異能者=ワイズマンの存在を知る。神のごときワイズマンの後継者となる道を選ぶかに見えたキリコだがその真意は……。 本作のテーマソングはOP・EDともにTV版のものを使用しているが、タイトルバックの新作映像はキャラクターデザインを担当したアニメーターの塩山紀生が手がけている。

ヌンサ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ウド編~クエント編で、基礎知識を手に入れました

 パーフェクトソルジャー≠強化人間 だとしたら、異能者≠ニュータイプ ということになるのでしょうか?

 ガンダムシリーズよりも泥臭いイメージ(末端の一兵士が戦うとか)のあった作品ですが、思っていたよりも方向性には近いものを感じました。ワイズマンに会ってからの展開は結構衝撃的でしたが。

 最後の方は、モロ2001年宇宙の旅でしたね(笑)

 その後OVAがたくさん製作されているということは、面白い作品がたくさんあるということなのでしょう。これから、少しずつ見ていきたいところです。テレビシリーズの空白期間や数十年後のエピソードなど・・・作画技術(特にCG)の向上と共に期待大です(今更)。

投稿 : 2024/12/07
♥ : 0

計測不能 17 1988年冬(1月~3月)アニメランキング17位
ゲゲゲの鬼太郎 地獄編(TVアニメ動画)

1988年冬アニメ
★★★★★ 5.0 (1)
29人が棚に入れました
およそ2年半にわたって展開された『鬼太郎』第3シリーズが終盤期を迎え、放送時間の変更に伴って「地獄編」へ改題。この「地獄編」は全7話の小編だが、鬼太郎の出自などを前面に押し出した異色編にして意欲作でもある。妖怪の実力者ぬらりひょんが、地獄界・地上界・天井界を支配しうる叢雲(むらくも)の剣を地獄から盗み出した。さらにぬらりひょんは鬼太郎を倒すため、彼の心に隠れた母親への慕情を悪用。敵の目論見にはまり、亡き母への想いから地獄への旅路についた鬼太郎だが、そんな彼に母は妖怪蝉を通じて語りかける……。
12
ページの先頭へ