1991年秋(10月~12月)に放送されたアニメ映画一覧 8

あにこれの全ユーザーが1991年秋(10月~12月)に放送されたアニメ映画を評価したーデータを元にランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年04月25日の時点で一番の1991年秋(10月~12月)に放送されたアニメ映画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

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年代別アニメ一覧

68.1 1 1991年秋(10月~12月)アニメランキング1位
安達が原(アニメ映画)

1991年11月16日
★★★★☆ 3.8 (11)
30人が棚に入れました
 手塚治虫の『ライオンブックス』シリーズの1本である同名漫画をアニメ化した短編SFファンタジー。能の「黒塚」をモチーフにした、実験的色合いの強い作品だ。独裁者を倒すために活動していた宇宙パイロットのジェスは、政府に捕まり、はるか遠い流刑星に送られてしまう。彼の恋人、アンニー黒塚はそれをきっかけに反政府運動に身を投じるが、彼女もまた追われる身となり、小さな星に逃亡する。彼女は追手を殺し、その肉を喰らって、主人公の帰りを待ち続けるのだが…。

声優・キャラクター
辻谷耕史、伊藤美紀、沢りつお、石井敏郎、京田尚子、内海賢二

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

待ち続ける想いの深さと皮肉な現実 

手塚治虫原作による30分ほどの短編アニメ作品です。

舞台は、宇宙の片隅の忘れられた星でSFになっていますが、
能や浄瑠璃の演目である『安達ヶ原の鬼婆伝説(黒塚の伝説)』を
ベースにした、大人向けの物語です。

主人公は、宇宙調査官であるユーケイ。
ある星に1人で住んでいる人喰い魔女を始末せよ、
という大統領からの命を受け、
その星に降り立つところからストーリーは始まります。

宇宙船の残骸があちこちに残る荒野の先に魔女の住処をみつけ、潜入。
そこには噂どおりの老婆が居て、彼を招き入れ、食事をご馳走し、
寝床まで用意してくれるのですが、疑念が消えないユーケイは
家中を調べ上げるべく地下室へ・・・・そこで彼が見たものは・・
そしてその魔女の正体とは・・というお話です。 

訪ねてきたユーケイの顔を見た瞬間の魔女の表情で、
だいたいの先は読めてしまうものの、
魔女の意外な事実が明かされるシーンには、声優さんの迫真の演技に
涙が溢れ出して止まらず・・・参りました。

これがたった30分の作品だなんて。
あまりに濃い内容と、彼女の想いの深さと、物語の皮肉さに
1時間半くらいの映画を観たような後味がしました。

革命や独裁者に関しての件では、これまで何度となく作品の中で
社会批判してきた手塚氏独特の展開もあり、そしてそのことが何より、
この悲劇を生むことになった原因かと思うと
なんとも皮肉で、胸が痛みます。

彼の最後の選択は賛否の分かれるところかもしれませんが、
哀しく救いようがないけれど、僕としては納得できるラストでした。

この作品はおそらく、歳をそれなりに重ねた女性のほうが、
男性が観るよりもずっと心に響くものがあるのではないでしょうか。
ということで、ぜひ、40代以上くらいの大人の女性の方に
おススメしたい作品です。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 20

ソーカー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

あさましやはずかしのわがすがた

原作は手塚治虫の短編SF漫画。
能の演目である黒塚の伝説を下敷きにした物語。

主人公のユーケイは大統領の勅命を受け、ある星の魔女を始末することを命じられる。

黒塚については全く知りませんが、なかなか面白かったですね
物語は古典的でオチも読めてしまいますが、濃厚な30分でありました。
少々黒塚について調べてみたところ、大分脚色もされているようです
独裁と革命、権力者とそれに抗えぬ者・・・
社会批判の色も濃く感じられるところは手塚治虫らしさを感じました

真実を知ったのにも関わらず主人公は、現実には抗えず悲劇のうちに幕を下ろします
シチュー(スープ?)を素手でむさぼり食い、号泣するラストは心にぐっと来るものがある。
30分の短編映画としては素晴らしいアニメだったけど、ひどく救いようもない内容ではありますw

同じ黒塚を扱った夢枕獏原作の『黒塚 KUROZUKA』も見てみたいですね

投稿 : 2024/04/20
♥ : 7

しげ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

権力の犬の悲哀

圧政を敷く政府に反抗してテロを起こした男が逮捕され、数百光年先へ流刑となる。流刑地に向かう途中で革命が成功し、男は国に帰るが、恋人はいない。革命政府の暗殺者となった男は革命政府に楯突く者を殺し続け、最後の標的である老婆が恋人の成れの果てである事を知る。

少し前に見た英国アニメのアニマルファームと内容が似ていますね。人間社会は正義だ平等だと振りかざしても、結局は私利私欲で動くのだと言う、どうしようもない結末です。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 1

66.1 2 1991年秋(10月~12月)アニメランキング2位
うる星やつら いつだってマイ・ダーリン(アニメ映画)

1991年11月2日
★★★★☆ 3.7 (40)
230人が棚に入れました
 人気コミック『うる星やつら』のアニメ化10周年を記念して製作された劇場用オリジナル版。女好きで、相変わらずナンパに精を出す諸星あたるは、ある日ルピカ姫と名乗る美女の色香に迷い、宇宙へと連れさられてしまう。そのルピカは、幼馴染みの豆腐屋・リオの心を捕まえるため、神殿星にある究極のホレ薬を手に入れようとしていたのだが、それには宇宙一の煩悩の持ち主あたるが必要だったのだ。それを知ったラムは愛しいダーリンあたるを奪い返そうと、宇宙へ向かう……。

声優・キャラクター
平野文、古川登志夫、神谷明、島津冴子、松井菜桜子、古本新乃輔

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

御馳走様♪

「うる星やつら」放映開始10周年記念劇場版映画。
1991年11月公開。

いつものように、ガールハントに精を出していたあたる。
そこへ「ルピカ」という宇宙人の美少女が現れた。
ルピカはあたるを誘い、あたるは案の定付いて行くが・・

ルピカには当然の如く・・ある思惑があった・・好きな男
に惚れ薬を飲ませ、身分の差を乗り越え告白させる事・・
その実行の為「宇宙一の煩悩の持ち主」あたるが必要だった。
ラムは何時もの如く・・あたるを連れ戻しに行くが・・

何時もの如く何時ものメンバーがドタバタとナンセンスな
ギャグや煩悩全開?のラブコメが始まる♪

アラビアンナイト風?


最近のアニメに近い形で進化?してきたキャラデザが
一気に後退した感じに変更されている。※瞳が小さい等。
全体的に劣化した感じでレトロな雰囲気。
ん・・何処かで視たデザイン・・ガ・・ン・・・z・・
作画が不安定なのと、コメディ展開で崩れ易い・・

クライマックスは・・ドサクサでオールキャストに♪


諸星あたる - 古川登志夫
ラム - 平野文

ルピカ - 松井菜桜子
リオ - 古本新之輔 
隊長 - 田の中勇 

テン - 杉山佳寿子
おユキ - 小原乃梨子
弁天 - 三田ゆう子
ラン - 小宮和枝
レイ - 玄田哲章
面堂終太郎 - 神谷明
三宅しのぶ - 島津冴子
メガネ - 千葉繁
パーマ - 村山明
カグカリ - 野村信次
チビ - 二又一成

あたるの父 - 緒方賢一
あたるの母 - 佐久間なつみ
ラムの父 - 沢りつお
ラムの母 - 山田礼子

サクラ - 鷲尾真知子
錯乱坊 - 永井一郎
藤波竜之介 - 田中真弓
竜之介の父 - 安西正弘
温泉先生 - 池水通洋
校長 - 西村知道

投稿 : 2024/04/20
♥ : 0

ごはんちゃん さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

普段通りが面白い

相変わらずのドタバタコメディです。
ラムちゃんがあたるを追って、あたるが逃げて
宇宙の果てへ。うる星やつらの、王道といっても
いいストーリー構成となっております。

キャラクターもあら、そんなキャラまで?
といった感じでちょいちょい出てます。
(テンちゃんのお母さんもちょっとだけうつってる)

面白いと言いますか、うる星ファンなら是非
見て頂きたい作品のひとつです。

(そういえば、お雪ちゃんの声って
のびたの小原乃梨子さんなんですね。
今更気がつきました…。うる星何度も見たのに・・・。)

投稿 : 2024/04/20
♥ : 5

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

天使がはじいてた恋の矢の代わり、乙女の願いをかなえるのはなに?

1991年公開の劇場版うる星やつら 第6作 77分

原作 高橋留美子 監督 山田勝久 脚本 高屋敷英夫 金春智子
作画監督 高橋久美子 制作 キティフィルム マッドハウス

うる星やつらはテレビ版では完結せず、終了後の1988年に「うる星やつら 完結編」が公開され物語は終了した。
その後も未アニメ化のエピソードが10作以上OVA化されるという人気作で、
この作品はアニメ化10周年を記念した劇場公開オリジナルストーリーです。

同時上映は「らんま1/2 掟破りの激闘編」なので時代が変わったのちの作品と言えます。
ソフト化は犬夜叉公開記念の2001年。なんと21世紀です。

80年代アニメの金字塔であった本シリーズも90年代ではレトロ化と思いきや、
スタッフ一新で90年代らしいポップなキャラデザと軽快な進行の快作となっています。

物語は「オンリーユー」「リメンバーマイラブ」同様、
厄介なオリキャラ登場によりラムと当たるを引き裂くドタバタコメディです。
金春さん・・・・
しかし、当時夫だった大ベテラン高屋敷氏によりストレスを感じないテンポ感のある良い脚本です。

最も気になる点はキャラデザや作画の変更ですが、
前作「完結編」ですでに監督が出崎哲氏に変わっており、時代の流れと受け入れました。
完結編の脚本も金春さんですが原作に忠実だと言うことと、出崎兄の監督により良作になりました。

この劇場版は全編ラムがトラ縞ビキニ!それだけで満足です。
セーラー服などという無粋なものは脱ぎ捨ててビキニで大活劇、本道です。
なぜかランちゃんのセーラー服が妙に可愛い。

そして、副主人公は弁天様のようです。
舌足らずのべらんめえ口調が可愛い弁天様を堪能できる嬉しい1本です。
なぜかお雪がロボット風で変ですが、引き立て用なんでしょうね。
ラムの幼馴染の3人娘にスポットがあてられたこの作品、実は割と好きです。

劇場版全6作中最も原作の雰囲気に近いすっからかんのストーリーは、
押井氏の呪縛から完全に解き放たれた新時代のうる星やつらを予感させましたが、
現在のところこれが劇場版最新作です。

現代のアニメスタッフによる21世紀劇場版うる星やつらは実現するんでしょうか。
その前にテレビシリーズのリメイクでしょうねえ。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 17

63.0 3 1991年秋(10月~12月)アニメランキング3位
らんま1/2 中国寝崑崙大決戦!掟やぶりの激闘篇!!(アニメ映画)

1991年11月2日
★★★★☆ 3.5 (25)
227人が棚に入れました
 高橋留美子のドタバタ格闘漫画をアニメ化。本作は劇場用作品の第1弾。TVシリーズと同じく中嶋敦子がキャラクターデザインと作画監督を担当。早乙女乱馬は父と共に格闘技の修行をしている青年。だが、修行で中国を訪れた際、入ると女に変身してしまうという泉に落ち、それ以来、水に触れるとキュートでナイスバディな女の体になるように…。また、彼の父もパンダに変身する泉に落ちて変身体質になってしまった。ふたりともお湯をかければ元に戻るのだが…。そんな乱馬には親が決めた許嫁がいる。天道道場師範の三女・高校生のあかねだ。乱馬とあかねはお互いに惹かれあっているはずなのに、しょっちゅうケンカばかりしている。ある日、らんまは天道家三姉妹の下着を狙っている男“八宝斎”を見つけ、とっつかまえようと町中を巻き込んでの追いかけっこを繰り広げていた。だが、八宝斎を追っている人物がもうひとりいた。象使いの少女“ライチ”だ。彼女はなんと八宝斎に、「私の青春をかえせ」と迫るのだった…!?

計測不能 4 1991年秋(10月~12月)アニメランキング4位
おたくのビデオ 劇場版(アニメ映画)

1991年11月30日
★★★★☆ 3.5 (6)
29人が棚に入れました
ごく普通の大学生がアニメに惹かれ、やがて会社まで作ってしまう。その経過をコメディタッチに描いた異色作。「新世紀エヴァンゲリオン」の制作会社ガイナックスが、1985年に制作した自伝的OVA「おたくのビデオ」「続・おたくのビデオ」を再編集した劇場版。ごく普通の大学生だった久保は、高校時代の友人の田中と再会し、その変貌ぶりに驚く。彼は「おたく」になっていたのだ。田中とその友人たちは、久保の前でまるで暗号のような内容不明の会話を繰り広げる。最初は馴染めなかったものの、いつしか興味を抱いていく久保。そこには大学生活になかった、不思議な面白さがあった。

計測不能 4 1991年秋(10月~12月)アニメランキング4位
ぞうのババール(アニメ映画)

1991年12月1日
★★★★☆ 3.5 (5)
25人が棚に入れました
 ぞうの国の王になったババールの活躍をユーモラスに描いたファンタジー・アニメ。原作はフランス中の子供たちに親しまれて来た同名の絵本。柔らかい線描とおおらかな物語は大人も充分に楽しめる作品だ。

みかみ(みみかき) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

これも子供の頃好きだったシリーズ

これも、BSでけっこうやってたんだよね。昔。
昔っていうのは、具体的には、わたしが小学生~中学生の頃にかけて。だから90年前後かな。

基本的には、ほのぼのした話なんだけど、ほのぼのした雰囲気が長く続くぶん、事件がおきたときのヤバい感とかがけっこうズドンときた記憶があった。
なんか、ドラクエ5あたりをやってたときに感じたような感動に近いものがあった気がする。ほのぼの荒野がいきなり雰囲気がかわる様子とか、パパスがあれしたときの気分にそっっくりだった記憶。

っていうか、このアニメレビューついてないなw
当時BS見てた人の数って、実はアニオタ以上にマイノリティなのかなw

投稿 : 2024/04/20
♥ : 7

計測不能 4 1991年秋(10月~12月)アニメランキング4位
有閑倶楽部 香港より愛をこめて(アニメ映画)

1991年12月14日
★★★★☆ 4.0 (2)
22人が棚に入れました
 一条ゆかりが描く人気コミックスをOVA化したもので、本作はその第二弾にあたる。悠里の父の「ギョーザが食べたい」の一言がキッカケとなって、有閑倶楽部一同はそれに付き合う形で本場・香港までひとっ飛び。しかし現地で彼らは、チャイナ服の美女との遭遇を機になぜか香港マフィアに追われるはめになる。マフィアの狙いはマイクロフィルム入りの小さなカプセルであり、それをメンバーの内誰かが料理に紛れて飲み込んでしまったらしいのだ。ついには全員捕縛されてしまい、ずらりと目前におまるが並べられるという屈辱的な扱いを受けつつも、やがて彼らの反撃が開始される!メインキャストには、関俊彦や日高のり子など当時の人気声優がずらり並んだ。

計測不能 4 1991年秋(10月~12月)アニメランキング4位
月光のピアス ユメミと銀のバラ騎士団(アニメ映画)

1991年12月14日
★★★★☆ 4.0 (2)
10人が棚に入れました
 少女小説作家・藤本ひとみのファンタジー「ユメミと銀のバラ騎士団」シリーズ第1巻『月光のピアス』を原作とした約70分の長編アニメ映画。 ある日突然、17歳の少女・佐藤夢美(ユメミ)の耳に貼りついてしまったピアス。それは「月光のピアス」と呼ばれるものであった。この呪いを解くために、ユメミの幼なじみの高天宏や、18才にして名門ミカエリス家の家主かつ「銀のバラ騎士団」の総帥・聖樹・レオンハルト・ローゼンハイム・ミカエリス・鈴影、ユメミの後輩・光坂亜樹、そして鈴影の幼なじみである才女・冷泉寺貴緒らは冒険の旅路に出発。学園からドイツへと向かい、さらには時空を超えて中世の魔女裁判の時代へ……。 本作の実制作はスタジオぴえろが担当。監督はもりたけしが手がけたほか、原画のスタッフも今掛勇、本田雄、黒田和也、鶴巻和哉、斉藤明英、増尾昭一、前田真宏ら錚々たる面々がそろっている。

計測不能 4 1991年秋(10月~12月)アニメランキング4位
鳥たちの戦争 オリバーとオリビア(アニメ映画)

1991年12月1日
★★★★☆ 4.0 (2)
8人が棚に入れました
カッコウのオリバーとスズメのオリビアが力を併せて、親の敵の鳥ファーギンと戦う姿を描く、デンマーク製の長編アニメーション映画。
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