1991年秋(10月~12月)に放送されたTVアニメ動画一覧 14

あにこれの全ユーザーが1991年秋(10月~12月)に放送されたTVアニメ動画を評価したーデータを元にランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年04月20日の時点で一番の1991年秋(10月~12月)に放送されたTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

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年代別アニメ一覧

68.4 1 1991年秋(10月~12月)アニメランキング1位
ゲンジ通信あげだま(TVアニメ動画)

1991年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (14)
111人が棚に入れました
濃厚なパロディの数々やハイテンションなギャグでカルト的人気を得た、コメディタッチのヒーローアニメ。ヒーロー星から地球にやってきた少年・源氏あげだまは、世界征服を企てるノットリダマスII世一味の悪事を許せず相棒のロボット・ワープ郎を身にまとって気合と共に正義の“あげだマン”に変身する。だが、ノットリダマスの手先として戦う怨夜巫女なる少女の正体は、実はあげだまのクラスメイトだった!

声優・キャラクター
佐々木望、渡辺久美子、三石琴乃、玉川砂記子

67.0 2 1991年秋(10月~12月)アニメランキング2位
魔法のプリンセス ミンキーモモ ~夢を抱きしめて~(TVアニメ動画)

1991年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (10)
82人が棚に入れました
モモの住んでいるマリンナーサは海に沈んだまま。
王家の血を引く者が地上へ行き、人々に夢と希望をもたらすことができれば沈んだままのマリンナーサは海の上に浮き上がらせることができるのです。
そこで、王様は一人娘にミンキーモモと名乗らせ、お猿のチャーモ、犬のクックブック、小鳥のルピピの3匹のお供をつけて地上へと旅立たせたのです。でも、モモ自身は人々が夢を無くさないようにする事よりも、広い外の世界で遊びたくて地上にやってきたのでした。
こうして夢の国のプリンセス、二代目ミンキーモモの大冒険の日々が始まるのです。

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

むかし、むかし、といっても、ほんの少しだけ明日に思えるかもしれない昔

空モモ(小山菜美)に続くミンキーモモの第二作目
1991年~1992年に62話放送された
通称 海モモ(林原めぐみ)

タイトルが分かりづらいせいか、レビューが無いが当時は主に子供に人気があった作品

パラリルパラリルドリリンパ ティアランティアナンマリリンパ ミンキータッチで大人になーれ

なんと、モモには特に使命は無い
ただ大人になって遊んでいるだけなのだ

後半になると次第に世界から夢が失われている現実に気づきだす
そして、59,60話で人間の少女になった空モモ(小山菜美)が登場し、私やみんなの夢を見守ってほしいと託される
ところがあと2話でおしまいでした
前作と同様、夢は誰かに守ってもらうものではない、自分の意思で切り開くもの、と・・・


忘れられた作品でしょうが、1期、2期ともにメッセージ性があり、リアルに直面した魔法少女の決意を描いた隠れた良作であったと思います

追記
本作及びOVAのための林原めぐみさんの唄が非常にいいです
当時思わずCDを買っちゃいました 
ちょっと内緒ですが、小山菜美さんは音痴っぽいです

投稿 : 2024/04/20
♥ : 8

66.9 3 1991年秋(10月~12月)アニメランキング3位
横山光輝 三国志(TVアニメ動画)

1991年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (60)
278人が棚に入れました
『鉄人28号』等で有名な横山光輝が『三国志演義』を元に描いた漫画『三国志』(全60巻)を原作にしたTVアニメ。 1991年10月から1992年9月にかけて放送。 全47話。アニメは原作とは異なり、孫策の呉郡攻略は省略され、物語も赤壁の戦いで終了している。西暦184年の中国。宦官による賄賂政治が蔓延っていた後漢は、大規模な飢饉や略奪する山賊や堕落した政治家によって混乱の只中であった。そんな中、王朝に対する反乱、黄巾の乱が起きる。それを見かねた劉備玄徳は関羽雲長、張飛翼徳と義兄弟の契りを交わし、義勇軍を結成。黄巾賊を倒すため立ち上がる。

声優・キャラクター
中村大樹、辻親八、藤原啓治、松本保典、速水奨

蒼い星 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

桃園の誓い。

アニメーション制作:エーゼット
1991年10月 - 1992年9月に放映された全47話のTVアニメ。

原作は、横山光輝先生が描いた全60巻の歴史漫画。
どこの学校にも置いてますね。

皇帝を曹操の手から救わんと漢帝国の為に戦う義の人・劉備玄徳。
皇帝を傀儡とし中華統一の野望に燃える曹操孟徳。
父と兄の遺志を継ぎ、南から天下を睥睨する孫権仲謀。
智謀は神の如し、天下三分の計を以って劉備に仕える天才軍師・諸葛亮孔明。
他にも登場人物は沢山いますが、省略します。

蒼天航路が連載されるまでの三国志のイメージは、横山三国志がスタンダードでしたね。
劉備は戦下手でキレイ事ばかり言ってる聖人君子だったりとねw
実際の劉備は歴戦の傭兵隊長みたいなもので、食わせ物でもあり、
ヤクザやゴロツキどもが頭を下げる、人を束ねるのに長けた大親分という感じなのでしょうか?

北平の公孫瓚や徐州の陶謙なんて本当は悪党だったのに、
劉備と親しいというだけで良い人に描写されてるのも、昭和の三国志って感じですね。

さて、原作では桃園の誓いから蜀の滅亡まで描いているのに対し、
このアニメでは駆け足気味に物語が進んで26巻の赤壁の戦いを区切りとし、
三国鼎立の時代の夜明け前で終わっています。

聖闘士星矢で有名な荒木伸吾・姫野美智をキャラクターデザイナーに採用して、
原作と比べて作画が濃く感じますね。

実際に見て思ったこと!

放火しただけで一目散に潰走する黄巾賊に醜悪に描かれている官軍の朱儁将軍などなど、
今時のアニメに比べたら考証やディテールが欠けてるかな?
昔はネットなんて無いし、今と比べて資料集めにお金と時間がとてもかかっていたから仕方ないですけどね。

主要人物の有能描写をするのに、
策に引っかかる哀れな敵将やら、主人公と同陣営でも非協力的な上官とかね、
こやつらの頭や性格を極端にひどくしたりするから、
無能相手に、普通の知性の持ち主が無双してるだけにしか見えないんですよねw
原作を読んでるときは然程気にならなかったのにねえ。

思えば、劇場版の銀河英雄伝説「わが征くは星の大海」も、そんな傾向が強かったですね。
当時の軍記物の脚本論として、それが当たり前だったのかな?と思ったりしてます。

正直に言いますと、軍記物の小説やら映像を齧っていますと、
物語が観念的な作りだったり、戦の描写が意外とあっさりしていたりとか、
そういう部分が物足りないと思えるんですよね。

でも、入門編としては良いかもしれない。
古典的作品としては重要なアニメなんじゃないかな?と思いました。

     
これにて感想を終わります。読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 37
ネタバレ

NEOたちばな さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

むむむ!呂布の最後が・・・

三国志好きの三種の神器的な位置付けにある
光栄三国志(ゲーム)・吉川英治三国志(小説)・横山光輝三国志(漫画)の中の横山光輝三国志のアニメ版が本作です
かなり原作と相違点があり、漫画LOVEの方は物足りないかもしれません
キャラデザは原作に忠実です、ちゃんと董卓がスリムです!!!
原作との変更点としては
{netabare}
①戦闘シーン(殺すシーン)がマイルドな描写に変更されています
例えば
イケメンこと顔良が真っ二つに切り裂かれるシーンが兜が割れる描写に変更
あとで書きますが呂布の死に方が命乞い斬首から戦死に変更などなど
②大事なシーンがナレーションのみで終わります
例えば
公孫瓚の死とか袁術の死がサクッと終わります
公孫瓚の死の様子を伝えるのが満寵の初登場シーンなのに・・・
③赤壁の戦いで終わります
消化不良が半端ないです

特にアニメ版で注目したいのは呂布の死に方です
原作は命乞いの末に斬首ですが、アニメ版は最後まで曹操軍に捕まえられることなく雪原の上で全身に矢を浴びて戦死に変更されています
これがめちゃくちゃ格好いいんです、制作スタッフの呂布に対する愛がビシビシ伝わってきました
個人的にはアニメ版で唯一評価できる変更点だと思います
{/netabare}
あと、fence of defenseのOP「時の河」は神曲中の神曲です
これは有名なのでご存知の方も多いのではないでしょうか

なんやかんや書きましたが横山光輝三国志が好きです、アニメ版もこれはこれで好きです
視聴がかなり昔なのでもし何か間違ってたらすいません!
むむむ

投稿 : 2024/04/20
♥ : 11

ひげ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

これは孔明の罠だ

って有名なとこまでは残念ながらいきません。
『げぇ関羽!』な三国鼎立でおしまい。
当時の絶望たるや・・・。まぁ五丈原までってのも大変だし・・。本当は晋の統一までだしね。

なにぶん古い、予算もそこそこのアニメですので作画はあれだったり・・。
しかしたまにある神回、聖矢みたいなキャラデザのリファインがすっごいの。子供の頃でもちゃんと分かりました。
『やってやるぜぇ』な呂布,孕まされそうな孔明ほか声優さんもかなり豪華です。てか今見ると若っwて感じかと。

原作がこういっちゃなんですが今見たらおもしろいのか?というのんべんだらりな展開と、キャラが誰が誰だかわからなくなってくるのが味。そもそも明らかに作者が把握しきれてなく、ちょっと出番がないと誰コイツ?になってること多々。

しかし三国志演技および、現在の孔明のビジュアルイメージを強烈に世に広めた功績は計り知れない。

漫画では横山先生によって広められた『演技』がどんなもんか知っておくと、覇も天地も蒼天も一騎当千wも面白さが増す。
まぁコーエーのゲームでもいいけど。無双の王元姫はヤバイよな?

前期の主題歌と絵がすごい好きだったなぁ・・。それだけでも観てほしい。
漫画はさすがに・・というかた、アニメなら見分けがつきますw。暇つぶしに見てみては。
てか人形劇も何度かやったんだぞ!こっちも再放送しろ。

ちょいと前に嘆願でBOXが出ただと・・・まじか・・・。ほしい・・・・。




投稿 : 2024/04/20
♥ : 9

66.4 4 1991年秋(10月~12月)アニメランキング4位
ドラゴンクエスト ダイの大冒険[DRAGON QUEST](TVアニメ動画)

1991年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (137)
644人が棚に入れました
かつて、勇者アバンとその仲間たちによって、世界を席巻した魔王ハドラーは打ち倒された。 平和を取り戻した地上において、魔王配下の怪物たちは邪悪な意志より解放され、人里から離れて暮らすようになった。そんな場所の一つ、南海に浮かぶ絶海の孤島デルムリン島に、たった一人の人間がいた。 十一年前、難破した船からこの島に流れ着き、かつての魔王の側近であった鬼面道士ブラスに育てられた、その少年の名はダイ。 友達のゴールデンメタルスライム、ゴメちゃんと共に、勇者に憧れる彼が、本当に世界を救うことになる未来を、そのときは、まだ、誰も知らなかった。

キリン  さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

アバンストラッシュが出来ない

「マヌケなテンポの歌だな~」
と思ってしまった主題歌
作曲誰よ?
すぎやまこういち大先生でした。
「あ、・・・・よく聴いたら、味わい深くて重厚なメロディ
それでいて静と動、戦いと平和を彷彿させる
表現の限界がまだ見えてこない、あぁ自然と涙が・・・」
という感じのOPとED

週刊少年ジャンプに連載していた
『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』です。
こちらもアニメ『ドラゴンクエスト 勇者アベル伝説』同様
ファミコンソフト『ドラゴンクエストⅣ』の発売前に
連載がスタートしました。連載前の読切の時点で
ドラクエⅣのモンスターが登場してましたね。
要するに「これ読んでドラクエⅣ買えよ」ってことです。
アニメ化はその2年後くらいです。

勇者に憧れる主人公の少年『ダイ』は
かつての魔王ハドラーから解放された
心優しいモンスター達と島で暮らしていました。
しかしそんな平和を脅かす大きな存在が・・・

そんな感じのストーリーで
いちドラクエファンの私が気になるのが世界観。
なかなかの再現でした。
単純にそのままゲームの
ドラクエの世界では無く、
ドラクエを壊さないように
オリジナルの世界を広げていってます。

私が中学生のときの作品で、剣道部だった私は
『アバンストラッシュ』という
この作品の必殺技を極めようと
稽古中、先生の目を盗んで他の部員と頑張っていました。
全てを斬る『アバンストラッシュ』ですが
私の竹刀は籠手からすっぽ抜け(試合だと反則)
よりによって先生の背中に直撃しました。
先生は怒らず
竹刀は雑巾を絞るように持って
左手に力を入れて、右手は添えてるくらいだと
私に小学生剣士がまず教わる基本から
教えなおしてくれました。
とても『アバンストラッシュ』の練習をしていたなどと
言えるわけもなく封印です。

このように、子供はもちろん
思春期を向かえた男子生徒まで
ついマネしたくなるような
マネしやすいフォームの技なのです。

アニメは原作の途中までです。
『ダイの大冒険』ファンの方は
最後までやってほしかったのではないでしょうか。


以下ファミコンのドラクエⅢネタです。
お暇な方だけどうぞ☆


{netabare}当時、小学5年生だった私は
『ドラゴンクエストⅢ』の発売を今や遅しと
待ち侘びる少年の内の一人でした。

発売日は平日であるにもかかわらず長蛇の列が出来て、
社会現象にまでなり、買えなかった少年達による
恐喝や窃盗事件が後を絶たず当時のニュースになりました。

…と言う都会の状態とは打って変わって、ド田舎育ちの私は
本屋で『ドラクエⅢ』をあっさり購入。

そんな平和な中、
『黄金のツメ』を探せ!と言うのが
発売前から、言われてたんです。
キャンペーンみたいな感じで。

もちろんノーヒントです。
皆ゲームの本編を楽しみながらも頭の片隅に
『黄金のツメ』はいったい何処にあるんだろって感じで
プレイしていました。

ある日(たしか発売から2,3日後)
一人の少年A山くんが『黄金のツメ』を発見し、
一日にして学校中に広まり、
たちまちA山くんの株は急上昇
『神』にまで成り上がりました。

時を同じくして、その『黄金のツメ』の在処が発覚した日、学校を休んだN野くんがいました。
残酷な子供達は、いくら『風邪で熱出して休んだ』
と本人が言っても、
「絶対、家でドラクエやっとるわ」
と決め付け=卑怯者のレッテルが
N野くんに貼り付けられました。

次の日、N野くんは学校に来ました、
どうやら登校して早速『黄金のツメ』が見付かったという
噂を耳にしたみたいでしたが、
肝心の場所を教えてもらって無いみたいで、
私に在処を聞いてきました。
しかし卑怯者のN野くんに教える訳にもいかず、
学校中の男子が一丸となって堅く口を閉ざしました。
物凄い結束力です。

・・・・その日の学級会

議長「今日の議題はN野くんから
『黄金のツメについて』です」

先生「ちょっと待て、N野なんじゃこりゃ?」

N野「はい、みんなが~
『黄金のツメ』の場所を~
教えてくれないので~
そういう仲間はずれは~
ダメだと思います」

恐らく先生はよく解からないままだったと思いまが
議長は話を続けました。

先生「なんで、みんな教えてやらんのじゃ?」

    シ~~~~ン

先生「キリン、なんで教えてやらんのじゃ?」

キリン「…だって~
『黄金のツメ』を見つけて場所を書いて『ファミコン神拳』に送ったら、景品が貰えるから、
N野くんに教えるとその当たる確率が下がるからです。」

ファミコン神拳とは、当時の『週刊少年ジャンプ』で
不定期に掲載されていた袋とじで、
『黄金のツメ』を探せ!
のキャンペーンをやっていたのです。

もちろん本当はただの意地悪で教えないだけです。

先生「・・・・そりゃあ・・・・N野・・・・仕方ないのぉ」

N野「・・・・・・・」

先生「まあ、ゲームなんじゃけぇ」

N野「・・・・・・・」

先生「我慢せぇや。なっ」

N野「うぅわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!(号泣)」

そしてN野くんは自分の椅子を持ち上げ
泣き叫びながら投げ飛ばしました。

先生「N野っ!!!!!!(怒)」

こうして、N野くんは、教えてもらえないうえに
先生からこっぴどく怒られました。

N野くんゴメンね☆
しょーがないから、教えてやるよ。
イシスのピラミッドの地下を
隈なくしらべてごらんよ。


君は♪
いじめた~♪
ヤツに♪
手をさ~しのべ~♪
許す~だ~ろ~う♪

投稿 : 2024/04/20
♥ : 21

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

相手によって出したり引っ込めたりするのは本当の「勇気」ではない。

タイトルの言葉は格言だと思います。しかも、この言葉をいうのが、盗賊でろくでなしの魔法使いが言うのでなかなか胸に響きます。

最近のファンタジーはダークでアダルトな内容なのが多いですが「芯」がないんですよね。主人公の動機に

なぜヒーローはヒーローたりうるのか。

超能力があるからヒーローなのか。金持ちだからヒーローなのか。

違うでしょうと。

「勇者」や「スーパーヒーロー」は一般人にはできない決断や行動ができるから特別であって。

周囲の状況や私利私欲で動く人間は一般人と変わらないんですよね。

そういうことだと思います。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 20
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

勇者とは

ゲーム『ドラゴンクエスト』シリーズの設定・世界観を元に、オリジナル冒険ストーリーで連載した
少年ジャンプの同名原作コミック(視聴後に全巻購読)のバラン戦までをアニメ化した作品。

【物語 4.0点】
『ドラクエ』の諸要素を友情・努力・勝利の少年ジャンプ三原則で再構築した王道冒険譚。

魔王軍幹部らとの死闘は常に薄氷の戦い。
互いに切り札を出し尽くしてからが本当の勝負。
倒れたと思ったキャラは大体死に損なっている。
といった複数話に跨がる長期戦の筋書きも典型的。

『ドラクエ』に“閃き”システムなどないはずだが、
死線で覚醒した能力や必殺技が起死回生の一手になる、如何にもな熱い展開。


ゲームよりジャンプらしいシナリオに傾斜する中、
地味にゲームらしいのが勇者パーティの成長度。

RPGをリアルな時系列に当てはめると、
スライムにすら苦戦していた少年少女たちが、
僅か数ヶ月の内にレベルアップして魔王を屠る
という恐るべき勇者伝説をロールプレイしていることになるが。

本原作もまた少年勇者たちが3ヶ月程の間に
大魔王とタメを張る驚異の成長物語を叩き付けてくる。

しかも、その短期間の内に“転職”までするメンバーもいるから凄まじい。
本作でも{netabare}マァムが“魔弾銃”を装備した僧侶戦士→武闘家に転身を決意。{/netabare}


だが、この爆発的な成長力こそ若者にしか出せない特権。
短期間で大きな可能性を見せる少年勇者たちのオーラを表現できているからこそ、
倒した強敵(とも)の共闘を始め、勇者に惹かれて行く者たちの言動にも説得力が出て来る。


【作画 3.5点】
力を抜くところはしっかり抜く。
装備のヒビ割れ、傷だらけの肉体など、バトルのズタボロ感を出す描写には注力する。
など、いつものジャンプ原作の東映アニメ。

紋章、オーラ、必殺剣、亀裂や傷口などを光らせる演出も相変わらずで、
出血多量、部位欠損など、ハードな描写も、容赦なく19時台のお茶の間にお届け。


デザインは大体、原作に忠実だが、
レオナ姫のヘアカラーが茶髪→金髪になったのが謎。
(まぁ、金髪美少女は俺得でしたがw
{netabare}氷漬けにされた姫……不謹慎ですが美しかったですw{/netabare})


【キャラ 4.0点】
12歳の少年勇者ダイ。
上述の常人離れした急成長を、{netabare}竜人{/netabare}という超人設定により根拠付けられる。

そのため、勇者として人間たちを救うことが正しいことなのか?
ことある事に思い悩み、それが作品の重要テーマにもなっている。


個人的に心に残っているのが第42話にて……
{netabare}ダイたちが、街を襲う竜を紋章の力で退けるシーン。
助けてあげた人間たちに竜人の力を恐怖され、狼狽える勇者に、
人間は勝手なやつらだよね~と“死神”キルバーンが煽って来る。{/netabare}

よくある強すぎる勇者の葛藤シーンですが、当時、子供心に凄く刺さりました。


マトリフ師匠もセクハラしたくなるwスタイル抜群なマァム、レオナ姫らヒロインズ。
個性的な魔王軍幹部の面々と、キャラは本来5.0点付けて良い所だが、
大魔王バーンの悪逆非道、ハドラーの男気。
そして何よりポップの凡人代表(←でもないがw)として共感できる言動の数々など、
放送打ち切りにより本領の半分も発揮できなかったキャラが多数いるので
ここは4.0点止まりとさせて頂きます。


【声優 4.0点】
ダイ役の藤田 淑子さん。積み上げて来た、
女性によるワンパク成分入りの少年ボイスのキャリアを遺憾なく発揮。

レオナ姫役には当時売り出し中の久川 綾さん。当たり前ですが声がお若い。

大魔王バーン役に内海 賢二さん。魔王ハドラー役に青野 武さん。
共に覇王、魔王慣れしたお二人が担う最強の魔王軍。
幹部にも経験豊富な渋い配役が成され、
声優陣も最強!……と行きたい所ですが。

惜しいのは、一人多役。
しかもポップ/ミストバーン役に難波 圭一さん。
アバン/キルバーン役に田中 秀幸さん。
など勇者&魔王両サイドの重要な役の掛け持ちがある。
実力十分とはいえ、これ放送打ち切られずに、
原作終盤までアニメ化が続いていたら相当無茶なことになりますw


【音楽 4.0点】
ゲーム音楽も手がけた、すぎやまこういち氏が担当。
劇伴にもゲームBGMが多数アレンジ投入され、
この熱血バトルが『ドラクエ』だったことを思い出させてくれます。

OP「勇者よいそげ!!」&ED「この道わが旅」。主題歌も、すぎやま氏が作曲。
EDは『ドラクエ2』EDの歌唱曲でもある。
OPはお馴染みのファンファーレから始まる合唱大会の曲みたいな勇壮さ。
EDは卒業式で歌われそうな懐かしさ。
普通のアニソンとは一線を画した、素朴な味わい。


【感想】
今年10月より、再アニメ化放送がスタートする『ダイの大冒険』。
PVで打ち出された、剣が刺さった石碑のビジュアルからは、
今度こそ、最後までアニメ化するというスタッフの決意を感じます。

一新された配役も私は今からとても楽しみ♪
勇者たちの旅路、しっかりと見届けたいと思います。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 24

66.2 5 1991年秋(10月~12月)アニメランキング5位
わたしとわたし ふたりのロッテ(TVアニメ動画)

1991年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (13)
62人が棚に入れました
ロッテとルイーゼは夏休みの林間学校で出会い、お互いがそっくりな事に気付く。そこで仲良くなった2人は、自分たちは両親に別々に引き取られた双子の姉妹だったことを知る。会ったことのない親への想いから2人は入れ替わって家に帰ることを思いつく。全く違う新しい生活に戸惑いながらも、2人はその生活を楽しみ、何度か入れ替わりながら、いろいろな出来事を体験していく。2人の夢は家族4人で生活すること。なんとか両親を仲直りさせたいのだが…。

声優・キャラクター
佐久間レイ、鶴ひろみ、富山敬、吉田理保子

さざぼう さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

面白い!がぴったりの作品

隠し事をされていたのを偶然知った二人が、知らんぷりして逆にとんでもない隠し事をして生活をします。
秘密はわくわくさせてくれて、見ていて面白いです。

それから、お互いが混乱している中見せるふとした優しさや、心ない発言に対する真剣な気持ちには心を打たれます。
また、目に見えないものの表現の仕方は現代には失われたもので、とても新鮮で素敵に感じます。

色々なところで様々な衝突はあるけれど、どれも見心地の良いものでホっとさせてくれる、そんなアニメです。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 2

なめ猫 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

名作劇場アニメのバイブル

この作品はとても素晴らしい。
ウインクの曲が作品とものすごくリンクしていて
このために作曲したのかと思ってしまいます。

声優の佐久間レイさんと鶴ひろみさんですが、
私としては、ルイーゼが佐久間レイで、ロッテが鶴ひろみのほうがしっくりくるなあっと思ったんですが、どうでしょう。
まあ、入れ替わっちゃうんで、関係なくなっちゃいますが。

当時あまり視聴率がよくなかったんかな?
裏番組でなんか強いのがあったような気がする。

この作品は、名作劇場アニメの中でもっとも好きな作品です。
古いアニメであまり知られていないようなので、残念ですが、名作アニメなので、見る機会があれば是非見ることをおすすめします。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 2

65.1 6 1991年秋(10月~12月)アニメランキング6位
キン肉マン キン肉星王位争奪編(TVアニメ動画)

1991年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (47)
247人が棚に入れました
日本で活躍する(!?)ダメ超人、キン肉マンは実は大キン肉星雲キン肉星に住むキン肉族の王子だった。超人オリンピック、宇宙超人タッグ・トーナメントと数々の戦いに打ち勝ったキン肉マンは、キン肉星の新大王となる事に成ったが、その前にキン肉マンを王位継承者として認めないという5人の邪悪の神々が現れた。神々はキン肉マンが生まれたばかりの時、病院に火災が起こり、6人の子供の取り違えがあったと主張し、キン肉マンを除く、他5人の超人を真の大王継承者として推薦した!!邪悪な神々の主張により、ここにキン肉マン星王位争奪サバイバルマッチが始まった!!

声優・キャラクター
神谷明、松島みのり、池水通洋、速水奨、千葉繁、平野正人、松岡洋子、永澤菜教、佐藤正治
ネタバレ

エクスカリバー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

88点 キン肉マンシリーズで一番輝いた作品

キン肉マンと言えばギャグバトルアニメで
ギャグ6・バトル4位の比率だったのが一転
ほぼ完全なバトルアニメになってしまった作品
往年のキン肉マンを知ってる人から見れば邪道なのかもしれない
私個人的な意見ではこっちの方が熱さが伝わって◎
{netabare}
キン肉マンのキャラデザインも心成しかカッコイイのが多かったw
ソルジャー・ゼブラ・マンモスマン・サムライ・ラーメンマンは特にカッコよかった{/netabare}

因みに歴代超人で唯一無敗だった超人はマンモスマンただ1人らしい

投稿 : 2024/04/20
♥ : 3

アルカット さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

キン肉マンのイメージを超えた名作。

キン肉マンと言えば、初期はバトルをするにはするが、キン骨マンとの戦いや、ラッキー過ぎる勝利など、何かとギャグ志向の強い作品でした。無印版のアニメを観ても、それは分かるかと思います。


ですが、この作品しかり、少し前の超人タッグトーナメント編からガラリと作風が変わります。話がダークでグッと重たくなり、いつも超人同士でバトルしてばっかり。簡潔に言えば「ギャグが無いガチンコバトル」に変貌します。


さて、この作品はキン肉星の王子候補にされてしまった超人達が仲間を集めて勝利を目指すという"シンプル"かつ、キン肉マンの話を知らない人が観ても"楽しめる"作品になっております。

もちろん何人か、過去に登場して活躍した超人達がチームに加わるので前作を知っておくに越した事は無いでしょうけど。

個人的には、前作最後の超人タッグトーナメント編からの視聴をオススメいたします。屁のつっぱりはいらんですよ。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 4

60.8 7 1991年秋(10月~12月)アニメランキング7位
炎の闘球児ドッジ弾平(TVアニメ動画)

1991年秋アニメ
★★★★☆ 3.2 (19)
137人が棚に入れました
『爆走兄弟レッツ&ゴー』で有名なこしたてつひろによるドッジボールを題材にした少年漫画が原作。小学館の少年誌『コロコロコミック』に1990年代前半に連載。この作品の影響で90年代初頭に日本中各地の小学校で爆発的なドッジボールブームが起こり、スーパードッジ全国大会等も開かれた。毎日父の墓石を相手にドッジの練習に励む少年、一撃弾平がドッジを通し、さまざまな仲間や二階堂大河等のライバル達と出会い、闘いを通して成長し、友情を育んでいく。

セシウス さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

おもしろかった!闘志・向上心・友情を描いた作品

 原作マンガは未読ですが、メガドライブ(笑)のソフトを持っています。MDソフトの中では対戦型スポーツゲームの傑作と言ってよく、今でもたまにプレイします。dアニでたまたま見つけたので懐かしくなって見てみました。

 子供が5~10mくらい跳躍でき、マッハを超える速度でボールを投げられる世界です(笑)
 主人公は天性の才能を持った少年ですが、ある出会いから学校のドッジボールチームに入り様々なライバルと戦いながら幻のスーパーショットを会得するという王道ストーリーです。キッズ向けアニメらしく単純熱血の主人公や登場キャラそれぞれの性格や立ち位置はとてもわかりやすいですが、チョイ役や退場するキャラもきちんと描写されていて好感が持てます。
 また、4クール作品ですが、終盤でも初期のエピソードについての言及がちゃんとあって見直すと辻褄が合わない、なんてこともなく一貫してきちんと作ってあります。
 キャラクターはなんといっても主人公の母親です。父親が失踪(大人になってもドッジボールをやっていてダメ人間ぽいw)している中、水泳教室のインストラクターをやりながら息子をしっかりと育てています。性格はやや大雑把ながら可愛いし色っぽくて大変よろしかったですw
 声優さんたちは伝説級の方々が完璧に演じています。日高のり子さんの熱い演技がとても良かったです。

 作画は年代相応です。必殺ショットはゲームの方が見栄えが良いと思いました。ヒロインは主人公と同級生ですが、4年間ずっと主人公よりひと回り大きく描かれていて、小学生っぽくて良かったです。
 音楽はOP・EDとも名曲です。4クール不変ですが、アニメーションも不変で、チームのメンバーが変わってもそのままでした。

 古いキッズアニメですが予想以上に楽しめました。47話中2回も泣いてしまいましたw 疲れたおっさんには案外こういう作品の方が良いのかもしれませんw

投稿 : 2024/04/20
♥ : 0

計測不能 8 1991年秋(10月~12月)アニメランキング8位
ウルトラマンキッズ 母を訪ねて3000万光年(TVアニメ動画)

1991年秋アニメ
★★★★☆ 4.0 (4)
38人が棚に入れました
円谷プロの人気ヒーロー「ウルトラマン(歴代ウルトラ戦士)」とウルトラ怪獣をディフォルメした可愛いキャラクターが活躍するTVアニメ。M7.8星雲で平和な日々を送るウルトラキッズと怪獣たち。その中の一人で保護者の怪獣グローサー先生のもとで暮らすマーは、8年前に生き別れになったパパとママを捜すべく広大な宇宙に冒険の旅に出ようと思う。そんなマーに同道するのは、セブ、ター、ピコ、ピグコ、ミドリ、ガッツン、それにいつもはいじめっこのバルなどの面々だ。宇宙船キッズスターに乗り込み、星々を巡る一同だが……。それまで映画とTVに登場していた「ウルトラマンキッズ」のアニメ先行作とは世界観を一新。全く新たな趣向で語られる新シリーズ。初放映はNHK衛星放送で、世界初のハイビジョン作品としてオンエアされた。
ネタバレ

ぱに さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

懐古シリーズ①

全26話(wikiより)
記憶はほぼなく、1994年4月から放送された地上波の放送を見ていたと思う。
当時○才。小学生だった。

内容は救助船で不時着した主人公が不自由なく育てられた恩を忘れ、星を捨ててまで両親を探しに友人たちを拉致って宇宙に旅立つというなんとも無茶なストーリー。


26話使って最終的に
{netabare}

両親には会えず、痕跡?メッセージ?を見つける

{/netabare}

というなんとも消化不良のまま終わった、はず。


本題はここから。
私が感想を書きたかったのは曲がこの作品を思い出すためのキーとなったからだ。


OP「コスモス アドベンチャー」
ED「Twinkle Twinkle Wink 〜お願い Shooting star〜」

歌はとても印象的で、山野さと子さんがOP・EDともに担当している。
作詞は佐藤ありすさん。この人も90年代アニソンの作詞担当してるんだよなぁ。Zooに提供した「Choo Choo TRAIN」とか。まぁ本題とは異なるので割愛。


歌を覚えていてそこから記憶を頼りに発掘したアニメなので感慨深い。
アニメの内容が微妙でも曲だけはしっかりと記憶に残るってのが凄い。(私の記憶じゃなくて曲のほうね)

他にもあるので、記録としての感想を書いていく懐古シリーズは続く。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 1

計測不能 8 1991年秋(10月~12月)アニメランキング8位
チエちゃん奮戦記 じゃりン子チエ(TVアニメ動画)

1991年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (8)
32人が棚に入れました
大阪の下町西荻でバクチとけんかに明け暮れる父「テツ」に代わり、ホルモン焼屋を営む小学5年生の少女「チエ」が主人公の、浪速の下町人情アニメ。物語はチエがテツや周りの個性豊かな大人達のさまざまな騒動に巻き込まれながらも、持ち前のバイタリティで日々の出来事を乗り越えていく話が中心。作中に1970年代の話題や下町の人情味のある触れ合いが描かれており、70年代の大阪の雰囲気が表現されている。漫画アクションで連載されていた、はるき悦巳の漫画が原作。1981年春に劇場版が公開(監督:高畑勲)。お笑い芸人を声優に起用し、当時は話題となった。この映画版が好評を博したため、秋にはテレビ放送が始まる。制作は大阪の毎日放送。出演者のほとんどが関西出身者で占められており。自然な関西弁が特徴の一つだったが、第1弾から10年後の91年秋から始まった第2弾『チエちゃん奮闘記』では、第1弾の続きではあるが声優陣が大幅に入れ替わっている。

声優・キャラクター
中山千夏、西川のりお、永井一郎、太田淑子、山口朱美、三輪勝恵、表淳夫

ace さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

前作より悪い・・・

うーん・・あかんかなぁ
前作のテツは「いいところもあるクズ」だったが
今作では普通にクズになった

前作はわずかに、いいところがあったが
今作はまったくいいところがない
ただ金を求めて走り回ってクズ行為を働くだけのおっさんになってしまった

で、ほとんどテツが主人公になってしまったのでつまらない
前作はクラスメートたち、ヒラメやマサルなどが主人公となって
わちゃわちゃやってたはずなんだが
そのマサルや先生も出番が激減し、テツばっかりになってしまった
小鉄やらJrもただひょっこり出てきてブツブツ言うだけの役になった
前作ではモビーディックやら強敵ネコなどもいて
小鉄主人公回もけっこうあったのに・・・

うーん・・・ストーリーは相変わらず破天荒でわけわからんっぷりが
楽しいアニメではあるが
前作と比べるとガクッと落ちる

でもまぁ、おもしろいことはおもしろい・・かな

投稿 : 2024/04/20
♥ : 0

計測不能 8 1991年秋(10月~12月)アニメランキング8位
楽しいムーミン一家 冒険日記(TVアニメ動画)

1991年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (4)
31人が棚に入れました
フィンランドの作家トーベ・ヤンソンの小説でムーミン・シリーズと呼ばれる一連の小説が原作の作品。風貌がコビトカバに似ている妖精に似た生き物、ムーミン・トロール(主役)の家族や友人達が繰り広げる日常を描いている。子供向けの作品であるが、小説での雰囲気はけして明るくはなく、不条理な内容も頻繁に登場。登場人物には哲学的・詩的な発言をするものも多い。また、本作品はヤンソン自身が制作に関わったことで、原作の設定や世界観が反映されるようになり、フィンランドのテレビでも繰り返し放映され、ムーミンブームを世界中で巻き起こす起爆剤となった。

声優・キャラクター
高山みなみ、大塚明夫、谷育子、かないみか、子安武人、佐久間レイ

計測不能 8 1991年秋(10月~12月)アニメランキング8位
丸出だめ夫(TVアニメ動画)

1991年秋アニメ
★★★★☆ 4.0 (3)
21人が棚に入れました
森田拳次作の同名漫画作品を原作とした作品。1964年から1967年まで週刊少年マガジンにて連載され、1966年3月から1967年2月まで日本テレビ系でテレビドラマとして放送された。科学者でだめ夫の父親、はげ照博士が発明した家事以外特技のない変なロボットのボロットは、ボロットの前にしか現れない母、夢代の幽霊に「だめ夫の面倒を見て」と頼まれ面倒をみる事に。しかし、だめ夫は何をやっても本当にダメで……。勉強も運動も何をやってもダメだけど、とってもポジティブな小学3年生、丸出だめ夫とその周囲を取り巻く人々の様子を描いたほのぼのギャグアニメ。OPの「三百六十五歩のマーチ」は、水前寺清子が歌っている。

声優・キャラクター
鉄炮塚葉子、田の中勇、田中真弓、滝沢久美子、緒方賢一、折笠愛、一龍斎貞友、白鳥由里

ace さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

あぁー!いぃーー!!!(迫真)

○ストーリー概要
のび太そっくりの小学3年、ダメ夫のもとに、お世話係のボロっとがやってくる
ボロっとはドラえもんのように便利道具は出せないが、ドラえもんと同じくらい愛情深く
ダメ夫を見守り、世話をする
そしてそれが騒動に繋がるのが大筋
家や部屋まで野比家そっくり
バカボンのように破天荒でぶっ飛んだバカ話が多め、ちょい感動系もあり
いきなりUFOが現れたり、ダメ夫が織田信長とそっくりさんだったり
ストーリーはぶっ飛んでいます
キッズ向けギャグアニメなので、まぁこれが普通ですかね

○キャラ
・ダメ夫
見かけは太ったのび太で、テストも0点ばかりでダラけた性格だが
のび太と違ってやればできる系で、がんばればいい点数を取れる
だが頭がおかしい
バカボン的なイカれっぷり
動物園でわざとライオンの檻を開け放ち、見物客に襲いかかっているところ
「よかった、ライオンが元気になって^^」と喜んだり
のび太はやらないと思われる大きな被害を及ぼす嘘を平気でつくなど人間性は壊滅、クズ

だが・・・・
絶体絶命の危機のボロットを助けるため命がけで救おうとする
ボロっトが壊れるのなら自分も運命をともにすると宣言し、実際に命をかけて有言実行する
映画版のび太のような、たしかな意志と英雄的な一面もあり一概にクズとは言い難いかも


・相棒のボロっと
ドラえもん位置のロボットだが、ドラえもんのように道具を出すことはできない
ロボットだからって力が強いとかそういう特殊な能力も一切ない
ただ家事をこなすだけのお世話ロボット
眼の前で子供が溺れ死にそうになっていても「ダメ夫を助けるボヨ(笑)」と無視
通りすがりの一般人をボコって服をパクる
博士を鉄の塊でぶん殴る、
高い壺を割る
線路にはまってダメ夫とともに死にかけるなど
いいところなにもなし

・ハゲ博士
ダメ夫の親父にしてボロットの産みの親のハゲ
キテレツ位置
タイムマシンを造るレベル
このハゲの発明品が色々と騒動を起こし、冒険したり危機を救ったり逆に危機に陥ったり
まぁまんまキテレツ大百科です
上に書いた通り、こいつ本人やこいつの発明品が原因で騒動が起こることが多い
話の導入の役割を果たす
しかし、ダメ夫が失神するほどの体罰を加えるなど凶暴な一面があり
道具の使用に息子からも金を取ろうとするなど、息子並みのクズ
よく理由もなくボコボコにされたり不幸な目にあうやられ役でもある

・ブラックコブラ団
ハゲ博士たちと敵対する3人組み
世界征服を目的としているがやることは博士家に対する嫌がらせのみ

・その他のサブキャラたち
ジャイアン位置はいないがスネ夫位置はいる
モモコ&ウメコの委員長双子コンビが一応しずか位置かな?
変な外人(ほんとにこういう名前)や、じゃま美おばさん、カネモチくんなど
話を盛り上げる個性豊かすぎる多くのキャラたち
サブキャラはおもしろいです
ヒロイン(?)のモモコ&ウメコにはパンチラがある

○ここが良い!
・やっぱりいいなぁ古いアニメは
懐古厨ではないが古いアニメにはおもしろいのが多い
とにかく話がいちいちぶっ飛んでいて、おぼっちゃまくんとバカボンとキテレツとドラえもんが
組み合わさってるような感じ
キッズ向けギャグアニメはこれで良い!
おもしろいです

・童心に帰った気にさせる
ドラえもんなど、小学生が主人公で小学校生活が舞台となるアニメは
「うんうん、この時代はこうだったよなぁ」とか、自分の小学校生活を思い出したりする
懐かしい雰囲気を感じることができるのがこういうアニメのいいところ
このアニメは、ダメ夫の小学校生活を軸としているため
自分の小学校時代と重ねてノスタルジーに浸ることができた!!

○ここがダメ!

・世界観がよくわからない
頻繁にタイムスリップしたりUFOがくるアニメではあるが、
小学3年がそのへんで平気でバイトできるし、よくわからない・・・

・通販でハゲ博士並みの道具を簡単に誰でも買える
例えるなら、ドラえもんの秘密道具を誰でも電話一本で買える感じかな
ブラックコブラ団がこれを利用しハゲ博士に色々仕掛ける
ハゲ博士クラスの発明家がゴロゴロしているのではないか

・最終話
意味不明でした

○まとめ
上にも書いたけど、ドラえもんxキテレツxバカボンのハイブリット作品
おぼっちゃまくんをさらにアホにした作品といえばわかりやすいかな?
ぶっとびっぷりは、おぼっちゃまくん以上、バカボン以下・・・て感じ
嫌いになれない不思議な魅力がある不思議なアニメ

投稿 : 2024/04/20
♥ : 1

計測不能 8 1991年秋(10月~12月)アニメランキング8位
燃えろ!トップストライカー(TVアニメ動画)

1991年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (5)
15人が棚に入れました
イタリアにサッカー留学中の日本人少年の成長物語。ヨーロッパが舞台となっており、チームメイトは全員外国人。優秀なコーチやライバル達と出会い、衝突や葛藤の中で力強いリーダーとして成長していく。日本人ばかりが出てくる他のサッカーアニメと違い、国際色豊かなところもこのアニメの魅力のひとつとなっている。イタリアのジュニアチームでプレーしていた光は、かつて伝説的エースストライカーだった町医者のロブソンに見出され、所属していたジュニアを辞めて彼のコーチを受ける事になるのだが……。

声優・キャラクター
伊倉一恵、銀河万丈、西原久美子、吉村よう、福田信昭、松本梨香、折笠愛、カシワクラツトム、ならはしみき、佐藤智恵、茶風林、田野めぐみ、飛田展男、菊池正美、山崎たくみ、本多知恵子

計測不能 8 1991年秋(10月~12月)アニメランキング8位
バカボン・おそ松のカレーをたずねて三千里(TVアニメ動画)

1991年秋アニメ
★★★★☆ 4.0 (2)
14人が棚に入れました
ギャグの神様・赤塚不二夫の人気キャラクターが共演する前後編、合計一時間のTVスペシャルアニメ。バカ田大学のカレーライス研究会会員と会ったパパは、急にうまいカレーが食いたくなった。やっぱり本場のカレーならインド=天竺では、という本官さんの助言をもとに、三蔵法師となったパパは猪八戒のバカボン、チビ太の孫悟空、イヤミの沙悟浄を連れて旅立つことになる。だがその途中、一行は、性格の悪いトト子姫と眠れぬ森のダヨーンの争いに巻き込まれてしまう。ぴえろ(スタジオぴえろ)制作のスペシャルアニメで、同社制作のTVシリーズ『平成天才バカボン』の枠内でオンエアされた特別編。そのため共演編ながら、比重は『おそ松』よりも『バカボン』に置かれている。トト子が、伝説の曙出版版・赤塚不二夫全集を読んでいるというマニアックな劇中ギャグも登場。

計測不能 8 1991年秋(10月~12月)アニメランキング8位
Reporter Blues(TVアニメ動画)

1991年秋アニメ
★★★★★ 5.0 (1)
8人が棚に入れました
イタリア国営放送RAIと日本の東京ムービー新社(TMS)が制作したTVアニメシリーズ。他社と異なりTMSが携わった海外向け作品は日本側のキャラクターデザインを活かすことが特徴の一つだが、本作も名アニメーターである杉野昭夫のものが採用された。時は第一次世界大戦後の1920年代。フランスの新聞社「LA VOIX DE PARIS」で働く一人の活発な美人記者がいた。その名はアントワネット・プラトゥ。トニーの愛称で親しまれる彼女は、相棒のカメラマンである青年アラン、チーフのシャイヨ、その秘書で星占い好きの女性ウラリア、さらにトニーの愛猫フィリッポたちとともに様々な事件を日夜追う。オフの時はマークたち多くの仲間が集まった音楽グループ「パリ・ブルース」でサックスを奏でるトニーだが、フランスだけでなくヨーロッパ各地に出没する女賊マダム・ラパンとその部下イゴーの悪事は決して見逃さない。持ち前の行動力をふるい、トニーとアランはマダム・ラパンの犯罪計画に挑むが。本作はTMSの作品らしくハーモニー方式を用いた画面も散見。作画にはビーボオーら日本のアニメスタジオも参加している。
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