1994年度に放送されたおすすめアニメ一覧 217

あにこれの全ユーザーが1994年度に放送されたおすすめアニメを評価したーデータを元にランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年04月26日の時点で一番の1994年度に放送されたおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

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年代別アニメ一覧

66.7 24 1994年度アニメランキング24位
間の楔-あいのくさび 完結編(OVA)

1994年5月1日
★★★★☆ 3.6 (41)
244人が棚に入れました
『間の楔(あいのくさび)』は、『小説JUNE』の'86年12月号から'87年10月号まで連載されて人気を博した吉原理恵子・作、道原かつみ・挿画による"SF激愛ロマン"。

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

相容れない者を結んでいた楔の正体は・・

1巻の「間の楔」レビューから引き続き更新します。

1対1ならまだ平和だったのかもしれない。
問題の多くは、ふたりに絡む数人の人間達の深い友情や、嫉妬。
いつだってそうだよね・・・関係に歪みが生じるのは。

舞台が近未来ということで、生活空間も街も車も、現代とはまるで違い。
エリートも脳以外はアンドロイドだったりと、なかなかハードな世界。
リキと出会い、人間らしさを取り戻していったイアソンにとって、
その感情は単純な恋愛などとは比べ物にならないほどの深さが
あったということが後半でわかって、愕然とした。

リキとガイの深い友情。
イアソンとリキの歪んだ愛情。
そして、生き抜いていくための手段。
さらには、手段を喪失した後に初めてわかるアツい想い。
あれれ??何これ純愛と変わらない?そんなバカな。
最初は陵辱系か??と思ったけれど、いやいやこれもまた
列記とした純愛と呼べるよ・・と確信してしまった。

というより、歪んだ遊び心⇒歪んだ愛⇒憎しみ⇒
あるものを喪失⇒大切なものに気づく・・・と辿った結果
最終的に残った想いが純愛だった、ってことなんだと思う。

ちなみに、登場人物の中で感情移入しやすかったのは、カッツェ。
リキの相棒であったガイの想いも、痛いほどわかるのだが、
あそこまで激しいと結局、己の身を滅ぼすからね。

とにかく、なかなか見応えのある作品でした。
物語のテーマなどに苦手な部分はあるものの、作品を冷静に判断した場合
今まで観てきたBL作品の中ではダントツの仕上がりです。

時代を経て、古いキャラデザ、古い技術の背景もハイクオリティに
生まれ変わったリメイク版も、出ているのでいつか観てみたい。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 14

nani-kore さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

うお~ん;BLで泣かされるぅ~~;;

前作のOVAは前篇で、本作が完結編となります。
あいかわらず歴史を感じさせる作画ですが、少し年数を置いたせいか、登場人物達の美麗度がUPしています。
シティ〇ンターみたいで表情の硬かったリキの顔に、ところどころ豊かな感情が現れ、少年らしい可愛らしさが見られるようになりました。
そしてイアソン、怖い位にますます美しいです。。

氷のように美しいイアソンは、冷酷なシンジゲートのボスのハズなのに、ピュアな不良少年の魅力にどんどん内部崩壊していきます。
そして。。なんなんだよ~!イアソン、あんた何考えてるんだよ~!!
わかんねぇよ!そんな無茶苦茶な愛なんてっ!!
うお~ん;BLで泣かされるぅ~~;;

いや~、正統派BLの金字塔、さすがにハンパなかったです(- -);
腐りかかった女で良かった♪と、うっかり思っちゃう名作でした~;;

投稿 : 2024/04/20
♥ : 5

にゃんちゃこ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

ラストはまさかの衝撃!そんな~!

重苦しいSTORYに耐えながら、なんとかラストまで完走!
年代を感じる描写で、ここまで衝撃を受けるとは思いませんでした。
どこからこの様な異世界の発想が出てくのか?作家さんがやっぱり凄いですね!

最後の最後まで、重苦しく物悲しいSTORYでした。

最後が衝撃過ぎる!
切な過ぎる!

途中からBLアニメだと言うことを忘れる様なシーンばかりでした。

完璧好みによりますねこのアニメ。

その前にハードBLだと言うのを忘れてはいけません。

最後まで観てしまったけど、やっぱり重苦しいダークなSTORYは苦手です。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 0

66.7 24 1994年度アニメランキング24位
メタルファイター MIKU(TVアニメ動画)

1994年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (17)
53人が棚に入れました
主人公みくはネオ・プロレス団体、TWP所属のレスラー。この時代、プロレスはメタルスーツをつけて行うネオ・プロレスへと発展し、レスラーもメタルファイターと呼ばれていた。伝説のネオプロレスチャンピオンアクアマリンに憧れるマイナー団体所属の新人メタルファイターのみくは、三人の同僚ファイターとともに、アイドルレスラーチーム、プリティ・フォーとして売り出されデビューする。彼女らは芝野世界女子プロレスがプロモートする統一チャンピオンシップに出場し、アクアマリンへの挑戦権を得るべくさまざまなファイター達と戦いを繰り広げていく。

声優・キャラクター
吉田小南美、折笠愛、根谷美智子、小野寺麻理子、梁田清之、三木眞一郎、龍田直樹、篠原恵美、藤原啓治、中博史、水原リン、峰あつ子、勝生真沙子

ユニバーサルスタイル さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

女の子だけど真面目にスポ根してる姿勢に好感触。

普通女の子達が主役だとお色気が目立ちがちですが、このアニメは終始泥臭いプロレス(正確にはネオプロレス)らしさを見せてくれました。


後半からは作画も安定していき、戦闘の見栄えが良く盛り上がりました。
サファイアやアクアマリンなど強力なライバルの存在も燃えます。


特にこの作品、流れるBGMが素晴らしいと思います。かの有名な川井憲次氏の功績と言えます。
付け加えると、監督はシャフトで活躍する前の新房昭之監督です。そういう意味でも貴重なアニメだと思います。


前半が作画悪の上展開の起伏に乏しいこと、ミクちゃん以外のプリティーフォーが置いてきぼりなこと辺りが残念ですが、面白かったです。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 3

66.6 28 1994年度アニメランキング28位
おいら宇宙の探鉱夫(OVA)

1994年11月11日
★★★★☆ 3.7 (11)
39人が棚に入れました
宇宙開拓をテーマに扱ったOVA。全2巻(2話)でリリースは終了したが、物語の内容的に完結しているわけではない。 西暦2060年。宇宙開拓のプロフェッショナルである探鉱夫が拠点とする小惑星トータチス。ここで生まれ育った少年・南部牛若は両親のような探鉱夫になることに憧れ、小型艇の免許試験に臨む。だがその一方、牛若の父も参加していたハレー彗星捕獲プロジェクトが行われる中、軍事衛星のミサイル誤射のためトータチスが惨事に見舞われてしまう。試験中にトータチスを見失いながらも牛若は何とか帰還に成功。惜しくも試験には落ちるものの、牛若のライバルの美少女・河原町フキは彼を励まして……。 本作の制作はトライアングルスタッフで行われた。監督は飯田馬之介、キャラクターデザインには川元利浩と後年のOVA『ガンダム08MS小隊』スタッフの名前が参列。本作の原画にメカデザイナーのカトキハジメが参加していることにも注目。

ビアンキ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

スペースコナン

レンタルDVDで全話視聴。
1994年に発売されたOVA、全2話。


本作の感想を書いてみる。


本作の一番大きな魅力は、
近未来的・SF的な機械等や宇宙空間が丁寧に描かれ、リアリティを持っているということだろう。

特に宇宙空間における無重力特有の挙動には、徹底されたこだわりが見受けられる。

人間の動きはもちろんだが、
宇宙空間を浮遊する岩や、建造物の破片が
人為的に退けられたりした際のもったりとした挙動や
そのもったりとした挙動のまま他の物や壁にぶつかった際の
ズッシリと重みを感じさせる作画・描写は凄い。

その他、
無重力に飛び散った血液の表現なんかも含めて、
物体の挙動に関してはどれも
「実際本当にこう動くんだろうな」と思わせるだけの説得力があった。

正直、この良い点は言葉では説明しづらい。
ぜひ実際に見て確かめてほしい。



リアリティと言うと、

例えば第2話が始まって5分くらいに、
主人公の乗る小型の宇宙船(ビーグル)が壁にぶつかり、
宇宙船のガラス(もしかしたらガラスじゃないのかも知れないけど)にヒビが入るシーンがある。

この直後、主人公は2回大声をあげようとするのだが、主人公は2回とも大声をあげず小声で喋る。

このシーン、
作品中に明確な説明は無いが、宇宙船から酸素が漏れている。
よーく音を聞くと、「ソレ」の表現なのか「シュー」という音がしている
分かりづらいけど。


他にも、
第2話後半、主人公の顔半分が火傷し爛れている。

なんとなく見ていると「何故に火傷した?」と思ってしまうのだが、

この第2話の前半で、主人公はある事情で仕方なく、ヘルメットをかぶらずに宇宙空間に出ており
その際に顔半分に強い光を浴び火傷したということになっている。

このシーンも作品中に明確な説明は無い。
(医師が「日焼け」というシーンはあるが)

「説明がない」というのは悪い点と捉えてしまう方もいるかもしれないが
本作はテレビアニメではなく、
94年当時から購入したり、レンタルしたりしないと基本的に見れなかった「OVA」である。

こういった、なにげないリアリティを存分に描き、打ち出した作品は
マニア向けのOVA作品として十分すぎるほど価値があっただろう。

この作品に関しては、
上記のような説明無しのリアリティある描写は良い点だと私は思う。



上記にあげたような「リアリティ」とは
対極に近いものになるのだろうが、本作にはもうひとつ魅力がある。

それは主人公の「牛若」だ。

この主人公、年齢的にも、頭身的にも、(作画という意味で)動きをとっても
「未来少年コナン」のコナンそっくり。

この作品中では(多分)唯一の
生粋の宇宙生まれ、宇宙育ち。

そんなキャラが
宇宙服を着て、無重力の空間を
コナンのように大胆に生き生きと走って、飛び跳ねる。

明るく、子供らしい性格だが知恵があるあたりも似ているだろうか?

しかし本作のSF的リアリティを損なうほど
ファンタジーなキャラではない。

リアリティ重視一辺倒で地味にならないようにする
1つの工夫やスパイスとして、この主人公を入れることにより、
本作全体が明るすぎでもなく、地味過ぎもしない、
ちょうどいいバランスになっていると私は感じた。

良い主人公だった。



この作品の欠点

私や他の方の感想を見かけることなく
自分でこの作品のタイトルを検索し、
このレビュー一覧までたどり着いた方は、まず間違いなくご存知だろうが、

本作は元々全6話の構想で作られていた作品である。

しかし実際には2巻まで、2話分までしか発売されていない。
当時、あまり映像ソフトのセールスが芳しくなく
打ち切られてしまったらしい。

さっき「マニア向けとして価値はあった」と言ったが、
ここまでリアルなSFは
アニメ史上、あるいはごく一部のマニアたちの好みにおいて「価値」はあっても、
当時の多くのアニメファンたちにとって「需要」は無かったのだろう。

シナリオに関しても
決してキリのいいところではなく、
非常に続きが気になる所で終わっている。

「物語が途中で終わっている」というのは大きな欠点だろう。

作品自体は地味すぎず、かといって明るすぎないテイストで、リアルなSFを描いた傑作だ。

それゆえ打ち切りという事実は本当に、本当に惜しい…。
今現在でも、続きを作ってほしいというファンをときどき見かけるのも納得。



まとめ
さっきも書きましたが、地味すぎず、かといって明るすぎないテイストでリアルなSFを描いた傑作です。

SFが好きな方で、見ていない方がいれば是非見てください!
良いとこで打ち切られてしまったのが本当にもったいない作品ですが、
SFが好きな方であれば第2話までだけでも十分楽しめると思います。


それと最後に
主題歌の 「おいら宇宙の探鉱夫節」 に関して。

声優の立木文彦が歌っております
働く「探鉱夫」たちの哀愁と気合いを感じさせる良曲です。
本作を観賞する機会があれば、是非じっくり聞いてみてくださいね。


下手くそで纏まりのない文章、お読み頂きありがとうございます。

2016年8月3日
お気に入りに追加。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 10

ゼルミナ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

”冷たい方程式”が支配する宇宙のプロフェッショナリズム

2020再鑑。ン十年ぶりに見れた。dアニメに感謝!

宇宙開拓のプロフェッショナルである探鉱夫が、拠点である小惑星で事故に見舞われ、事態を好転させようと努力するうちに背後に潜む陰謀に気づいて…というあらすじが既に燃える!

タイトルの通り、慣性の法則をはじめとする様々な物理的制約に縛られたシビアン環境で、キャラクター達が問題を解決していく様がカッコ良くも知的好奇心を刺激され、二重に面白い。燃える!!(二回目)

そして、様々な世代のキャラクターが登場する所も、素敵な所。
世代が違えば考え方も違い、そこにドラマがあるんだよねー。
燃える!!!(三回目)

あと、(これは完全に趣味の範疇だがw)重機っぽいメカが一回りして滅茶苦茶カッコよく見えるのだよ!燃える!!!!(四回目)

本作に限っては未完である事が「見ない理由」には全くならない。
日本のOVA屈指の名作だと思うぞ。

あ、日髙のりこ演じるヒロイン(ヘルメットじゃねーよ!w)も可愛いです。
萌える!(一回目)

投稿 : 2024/04/20
♥ : 1

66.5 29 1994年度アニメランキング29位
ドラえもん のび太と夢幻三剣士(アニメ映画)

1994年3月12日
★★★★☆ 3.6 (80)
503人が棚に入れました
自分が英雄になった夢を見たのび太はすっかり夢見ることに取り付かれてしまい、ドラえもんが出してくれた自分の思い通りに夢が見れる機械「気ままに夢見る機」に夢中になる。そんなある日、謎の男に「夢幻三剣士」という夢を見ることを薦められて、早速試みるのび太。「夢幻三剣士」の世界の中で、ユメミル国は妖霊大帝オドロームに侵略されていた。のび太はユメミル国を救うべく「白銀の剣士」になるために旅をする。

声優・キャラクター
大山のぶ代、小原乃梨子、野村道子、肝付兼太、たてかべ和也、千々松幸子、松原雅子、田中亮一、来宮良子、秋元羊介、中庸助、稲葉実、田村錦人、屋良有作、郷里大輔、広瀬正志、田口昻、神山卓三、石丸博也、家弓家正

Dkn さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

トリホー(笑)

大長編ドラえもんシリーズ第14作。
ドラえもん映画化15周年記念作品。

F先生曰く一種の失敗作。

「気ままに夢見る機」というドラえもんの出した道具。
それは自分が見たい夢を見ることが出来るというもの。

「あなたはもっとすごい力が手に入る。ただし、
『夢幻三剣士』の世界でのことだが…」と謎の老人から
言われた「のび太」は、その日未来デパートから届いた
ダイレクトメールに書かれた「夢幻三剣士」のタイトルを目にする。

この作品でテーマとして扱われ、印象的なのが、「夢と現実との境界線が薄れていく」ということ。
これは夢見る機の副作用であり現実世界でのび太達に様々な出来事が起こっていく。

原作者の藤子・F・不二雄先生によれば、「夢の暴走」をテーマに描きたかったらしく、最後には夢の中の
化け物達が現実に這い出し夢と混合してしまうというラストにしたかったとか。でもそれはドラえもんの
テーマにそぐわないということで変更し、その後はキャラクター達が勝手に動き出してしまい、
意図しない所へ行ってしまったらしい。なんともまあ、夢のある話ですね^^

夢幻三剣士を「一種の失敗作」と称した先生ですが、
夢と現実の混合する恐怖や、印象的なシーン,キャラクターなどが魅力的です。
先生がご存命だった時に唯一原作がない「パラレル西遊記」にも共通する展開が出てきますね。

異色を放つ出来となった、大長編ドラえもん。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 7

ちあき さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

あこがれの夢(仮想)世界

この映画に出てきた好きな夢を見る秘密道具があったらいいなぁと子供ながらに思いました。いまの仮想現実などの発想に似ていると思うのですが……。
ストーリーの展開もVMMORPG的な発想と似ていると思います。


ドラえもんのアニメ映画では、武田鉄矢氏が手掛ける歌がとても印象的で、作品の良さを更に引き立ててくれます。本作では珍しく2曲手掛けています。「世界はグー・チョキ・パー」「夢の人」

「世界はグー・チョキ・パー」は、子供向けな歌ながら深い歌詞です。
みんな違うから あいこでしょ♪

投稿 : 2024/04/20
♥ : 5
ネタバレ

ノリノリメガネ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

夢落ち冒険ファンタジー

シリーズ15本目。

セットしたソフトに応じて意図的な脚本の夢を見ることができる夢見る機が本作のキーアイテム。
{netabare}
夢幻三剣士のソフトの中を冒険していくファンタジー作品。ドラゴンや魔王のようなわかりやすい敵を勇者となって倒しに出かけるという王道ストーリー。子供の時、ドラクエやFFが好きだったので、こういう冒険ものは当時心躍るものがあった。

しかし今観ると、夢見る機の隠しボタンの存在は完全にチート機能だし、そもそもなんであるのかその意味も必要性も良く分からなかったというのが正直なところ。

のび太としずかが一回ずつ死亡するというなかなか緩くない描写もあるし、緊迫感とかハラハラドキドキワクワクは随所にあるのだけど、なんとなく脚本にまとまりがないというか、結局は夢落ちなのが残念ではあった。
終盤で一度ママの横やりのせいで危機一髪のところ助かるわけだけど、そこからもう一回挑みに行くほどの義理がないというか、たかがソフトの物語になぜ命をかける必要があるのかとツッコまざるを得ない。この辺り、いつものようにゲストキャラとの友情なんかを描けば戻る理由になったと思うのだけど。

中盤まではワクワクしたのにラストにかけて尻すぼみな感じが残念だった。
挿入歌の使いどころはセンスが良かったと思う。
{/netabare}

投稿 : 2024/04/20
♥ : 1

66.5 29 1994年度アニメランキング29位
KEY THE METAL IDOL(OVA)

1994年12月16日
★★★★☆ 3.7 (67)
324人が棚に入れました
 科学者の娘をモデルに作られたキィが人間になるためにアイドルを目指す長編OVA。「うる星やつら」をてがけたスタジオぴえろが制作に携わっている。ロボットであるキィは3万人のファンを得ると人間になれると聞く。東京で再会した親友の厨川さくらと共に同居していたが、彼女の不思議な力に宗教団体やプロデューサーなど多数の人が惹きつけられていく…。

ソーカー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

友達3万人出来るかな?ひたすら不気味なロボットアイドルミステリー

主人公の巳真兎季子は、自身を祖父の武羅尾に作られたロボット「キィ」だと信じていた。
「本当にキィを思ってくれる友人を3万人集めれば、キィは人間に生まれ変われる」
という祖父の遺言を実行するべく、キィはアイドルを目指すのだが様々な奇怪な事件に遭遇する
展開が進むごとに深まる謎、事態は混沌していく・・・

OVA全15話、うち14話と15話は95分の超大作
ここまで力の入ったOVA作品ってなかなか無いですね

ジャンルとしてはSFミステリー?でしょうかね?
SFというには、ちょっと設定に甘さがあるので(かなり興味深くはあるが)
謎に満ちたミステリーとして見るのがいいでしょう。
ちょっとグロいシーンもあるし、終始不気味。
人を選ぶ作風なので、一話でダメだと思ったら素直に切りましょう。

この作品は序盤から設定や状況を十分に説明せず、ポンポン話が進んでいく
それでいて不気味で暗い雰囲気、謎だらけのまま13話まで続きます。
13話までに色々なヒントが隠されていて、13話までが出題編とも言えるでしょう
14話が解答編で15話で一気にラストへ突っ走る。
謎を謎のまま終わらせず、ちゃんと解答を用意しているところはいいですね。
こんな面倒なストーリー構成さえしなければ、もっと支持されたはずなのですが
敢えてそういう作りをしている作品みたいですw

ストーリー自体はかなり練り込まれていて、難解というわけでもないのですが
視聴者が積極的にのめり込んでいかなければ、なかなかついて行きづらい作品です
キャラも演出もストーリーも何もかもが異質。それゆえに、決して万人受けはしません。
謎の展開、不気味な雰囲気を噛みしめながら、
物語に入り込んでいける人でなければ楽しめません

この作品の出来が良いか悪いか・・・判断は難しい
種明かしもちょっと強引ですし、娯楽性に欠けると言わざるを得ない。
しかし、練り込まれたストーリー・独特の世界観・オリジナリティという面でみれば
突き抜けた魅力があって、よくぞここまで作りあげたなと・・・・賞賛したい。
深いテーマ性も潜んでいる作品で、色々と考えされられることもある。
他の作品には絶対にあり得ない魅力が詰め込まれています。

「KEY THE METAL IDOL」という作品は「KEY THE METAL IDOL」という作品を本当に愛している人に捧げる
そういった制作者の意図が明らかに感じられる作品で、はなから大衆受けを狙っていません
そういう意気込みで、これだけの大作を作り上げたというのは本当に凄いと思う

コアなアニオタのなかでも一際コアな人におすすめする作品です

投稿 : 2024/04/20
♥ : 12
ネタバレ

まみあな さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

ロボットモードの巳真兎季子に惚れました

 実はこの作品をレンタルした時は、第一巻だけ観て、鑑賞するのを止めた。理由の一つは、「3万人の友達を集めることが必要」ということが、いかにもビデオを3万本売らなければ採算がとれない、という都合を露骨に表して視聴者に泣きついているように感じて腹が立ったからだ。
 しかしそのことよりも、ヒロインの兎季子(キィ){netabare}が本当に機械仕掛けのロボットと理解して、しかもそ{/netabare}のロボットが人間に変わるなんて、未来でない現代の技術水準では有り得ないバカバカしい設定だ、と感じたことのほうが大きい。キィが人間の自覚を持つ時には、ロボット構造が腸とかヒトの内臓と入れ替わるパターンが提示され、キィがロボットと生物体のヒトとを行き来していることを表現している。{netabare}このパターンはシンボルの積りのようだが、第5話辺りまで見続けなければ、「自分がロボットである」というキィの単なる思い込みという重要な設定を理解できない視聴者は多かったはずだ。{/netabare}その結果『バカバカしい』となって、多くの視聴者を逃がしてしまったに違いない。おそらく興業的には赤字で、アニメの脚本・演出としては『不出来』の極みだ。
 YOUTUBEで外国字幕のを無料で鑑賞できるようになり、ようやく全話観て、全ての登場人物の趣が理解できた。特にヒロイン巳真兎季子は私にとって最高のキャラですね。これだけで、この作品の不出来さが霞んだ。「あばたもえくぼ」という言葉があるが、本作についての私の物語評価は、作品全体の評価を上げるための大幅な贔屓です。
 「ゲル」がロボットの動力と制御の基となっている設定は、よく考えたと思う。
 新興宗教を描いたのは面白い発想だ。インパクトもある。しかしオウム真理教事件のせいでおそらくマイナス要素とされてしまっただろう。残念だ。
 音楽は申し分ない。特に、「キィのララバイ」は素晴らしい。岩男潤子さんの歌唱がいつまでも耳に残る。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 9

ねねねねの さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

キイというキャラクターが魅力的

グロいとレビューにあったので覚悟してましたが
アキラと比べればそこまでではないです。
事前情報で変に意識して構えて見てしまっていけませんでした。

作画:安定して良いです。エロくない乳首描写アリます。
声優:岩男潤子さんに長沢美樹さんというド安定かついい演技に震えます。
キャラ:最後まで見て無駄なキャラが居なかったのが凄い。
    やはりキイちゃんが魅力的、さくらちゃんももちろん。
音楽:特別な歌がありますが、なかなかに良いです。
物語:すこしややこしく複雑です。

この作品は
物語的に超盛り上がる!超やったぜ!スッキリサイコー!という
カタルシスはありません。
ただ観終わるとキイという存在がじんわりと心に残ります。
不思議と、子どもが巣立っていくのを見ている気持ちになりました。

バイオレンスなテーマかつSFですが、完全な創作世界での作品かと思いこんで観ていると混乱します。
思いのほか現代の日本社会、そこにちょっと特殊な設定が加わる…
パラレルワールドという感じですね。ちょっと陰鬱ですけど。

後半、ほぼ丸々説明回があり、そこでようやく色々な答えが出ます。
道中やきもきしつつも、起こってしまった事を傍観しつつ
KEYの選択を見ましょう。

雰囲気に惹かれた方&なるべく続けて観れる方にはオススメ。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 2

66.4 31 1994年度アニメランキング31位
SLAM DUNK 全国制覇だ!桜木花道(アニメ映画)

1994年7月9日
★★★★☆ 3.7 (34)
191人が棚に入れました
「東映アニメフェア」で上映されたTVアニメ『スラムダンク』の劇場版第二作。 神奈川県予選を勝ち進み、夢に見たインターハイ出場に向けて意気上がる湘北バスケ部の面々。しかし次の対戦相手・津久武高校を率いるのは、中学生の頃に赤木や小暮のチームメイトだった伍代だ。彼らも一目置くその実力者に加えて、花道にとっては憧れの晴子に近づく不届き者である南郷もまた、津久武高校の要注意選手なのであった。やがて始まる予選試合は、序盤こそ津久武高校のペースに圧倒されるものの、開き直った花道の奮闘が意外な記録を生むことになる? 試合の行方のみならず恋のさや当てもまた楽しい、こちらもアニメオリジナルのエピソード。原作の展開に合わせ、リバウンド王の異名をとる花道の活躍が堪能できる一編だ。

66.2 32 1994年度アニメランキング32位
クレヨンしんちゃん ブリブリ王国の秘宝(アニメ映画)

1994年4月23日
★★★★☆ 3.5 (122)
631人が棚に入れました
野原家の嵐を呼ぶ園児・しんのすけは商店街の福引を当て、ひろし、みさえの両親と共にゴールデン・ウィークは南の島のブリブリ王国へ。だがそれは王国の秘宝を狙う秘密結社ホワイトスネーク団の罠だった。何と誘拐されたスンノケシ王子と瓜二つだったしんちゃんは、親衛隊の美人少佐ルルの努力にもかかわらず、ホワイトスネーク団の参謀ミスター・ハブとおかまの部下ニーナ&サリーに連れ去られる。


声優・キャラクター
矢島晶子、ならはしみき、藤原啓治
ネタバレ

れんげ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

『殺す!殺す!って、気安く言わないでよ!! 子供が見てるでしょうがっ!!』

劇場版クレヨンしんちゃんの第2作。
1994年公開。

前作は夏休み公開でしたが、本作以降はゴールデンウィークに公開となっております。
よって、本作に限っては前作から1年経たずして公開。
スタッフの皆様お疲れ様でした。

前作は作品紹介も兼ねた作りであったのに対し、今作は今現在では定番の、野原一家が大騒動に巻き込まれ、家族の絆を深めながら立ち向かうという方向性を見出した作品でもあります。
くわえて、ファンタジー色も勿論強いのですが、それ以上に強烈な格闘シーンが目白押しで、こちらも後々に継承されていきました。

あと、記憶にある方も多いかもしれませんが、オープニングはクレイ(粘土)アニメで制作されており、以降こちらも劇場版クレヨンしんちゃんシリーズの定番となりました。
これが毎度、クオリティが高く見ていて楽しいんですよね。



あらすじとしては、福引で「ブリブリ王国」への旅行券を当てた野原一家が、旅客機内で
{netabare}
実はその旅行を画策し、しんのすけをある理由から誘拐する算段を立てていたホワイトスネーク団と対峙し、その陰謀に巻き込まれていくというストーリーです。


本作を見た方なら誰もが感じると思いますが、内容はインディ・ジョーンズとアラジンをクレヨンしんちゃんとして上手く混ぜあわせたような作りとなっています。
特にアラジンへの、オマージュが強いですね。

だからこそ読めてしまう部分も多々あるのですが、本作の魅力はなにより、個性的で魅力的なキャラクターが多いことなのです。


まず、初期からしんのすけを付け狙うオカマの2人組、ニーナとサリー。
この2人が、悪党ながらも人間味があり、しんのすけと行動していく内に心境に変化が湧いていくんですね。
勿論、オカマなりにですが。

当初は、「そのガキを渡しなさい!」と声を荒げていましたが、いつの間にか2人は寝ているしんちゃんに対してこうも言っていました。

「寝顔だけは可愛いじゃない…?」
「寝顔だけはね……。」

この内、サリーの声を担当された塩沢兼人さん(本編ではぶりぶりざえもんの声優)は、後の5作目でも味方のオカマキャラで再登板されています。
実際、オカマっぷりが絶妙にハマってらっしゃいましたからね。
ブチ切れた時の口調なんか怖かったりもして、幼少期はちょっとビビりましたけど。
(塩沢兼人さんに関しては、語りだすと長くなるのでメインの第6作で……。。。)


そして、メインのボスキャラの一人。
逆三角形をまさに絵で描いた体格の、ミスター・ハブ。
俳優として活躍されてらっしゃる中田浩二さんの声の渋さが凄まじく、敵キャラらしい冷徹さを見せ、その圧倒的な格闘術?もインパクト抜群。
のワリに、作中とある場面では真面目にコミカルなダンスも披露する万能ぶりも見せてくれます。

悪党でも、ただの悪党では終わらない。
これが、特に初期の劇場版クレヨンしんちゃんシリーズは強くて、個人的に大好きなところです。


しかしなにより私が個人的に押したいのは、劇場版全シリーズ内でも3指に入る程大好きな女性キャラクター。
そのミスター・ハブと世界の命運をかけて戦う

『ルル・ル・ルル』

ですね。
ブリブリ王国の秘宝を求め、秘宝に繋がる鍵となる王国の王子スンノケシと、スンノケシと全く同じ身格好のしんのすけを連れ去るホワイトスネーク団に対し、王の奪還のために動くキャラクターが彼女なのですが…。
その活躍っぷりは、作中でも際立っていました。

基本的に真面目一本で、見た目もショートカットの(私好みの)綺麗なお姉さんなのですが、どこかズレた感覚の持ち主で、流石の野原一家でさえ表情を曇らせる場面も……。。。。
あげくには、オカマの2人組にまで

「あたし達の方が、よっぽどノーマルじゃない?」

なんて言われる始末。

しかし、いざ師匠(カンガルー)直伝の格闘技を披露すると、その圧倒的強さに惚れ惚れしてしまうのです。
彼女が最終戦で言い放った

「鼻が高過ぎたみたいねぇ、ミスター?」



「殺す殺すって、気安く言わないでよ!! 子供が見てるでしょうがっ!!」

の台詞のシーンは、今でも他のアニメでは中々味わえない程の熱さがあります。
私は、何っっ度見ても痺れます。


王子に対しての、愛情にも似た献身ぶりも良いですね。
終盤では、人間味溢れるニーナとサリーが、ルルのその健気な献身ぶりに涙してしまう場面も…。
しんのすけが絡むことにより

「何笑ってんの?」

「感動してんのよ(怒)」

ってやりとりになっちゃってましたけど…。。。。
{/netabare}


総評として。
本作は、前作同様に子供向け色の強い作品ではありますが、初期10作の定番となる『魅力的なオリジナルキャラと、熱いバトルで魅せる』シリーズの地盤が固められた内容です。

そして、今回の敵はしんのすけの誘拐が目的である為、ひろしとみさえが、しんのすけをどれだけ大切に想っているかが垣間見えるのも良いですね。

勿論、定番のギャグも今作はピカイチ。
スカイダイビングのシーン、野生の猿とのやりとり、誘拐直後のしんのすけの立ち振舞いなど、思い返してもニヤついてしまうシーンが多いです。
初期の作品は毎度毎度、よく90分弱でこの内容をまとめたなぁと感心してしまいます。

総じて前作よりも、大人も子供も一緒にっていうより関係無く、誰もが見やすいエンターテイメント作品になっているかと思います。


ではでは、読んでいただきありがとうございました。

次回作は、第3作「雲黒斎の野望」です。



末筆となりましたが、メチャクチャに格好良く、時にはコミカルな天然さを見せて可愛らしい。
そんなルルの声を御担当された、声優の紗ゆり(さゆり)さん。

後に本編でも、しんちゃんの憧れの女性ななこお姉さんを演じて下さいましたが、2012年に55歳という若さでがんにより他界されました。

今回レビューを作るにあたり本編を見返しましたが、やっぱり最っっ高にハマリ役で、ときめくような声でした。

本当に声優さんは、お亡くなりになってもファンの中で耳に刻まれ生き続けるのですね。

改めて、なんて素晴らしい職業なのだと感じ、こんな気持ちを抱かせてくれたことに、感謝の気持でいっぱいになりました。


◆一番好きなキャラクター◆
『ルル・ル・ルル』声 - 紗ゆりさん


◇一番可愛いキャラクター◇
『ルル・ル・ルル』声 - 紗ゆりさん


◆嫁にしたいキャラクター◆
『ルル・ル・ルル』声 - 紗ゆりさん


◇罵られたいキャラクター◇
『ルル・ル・ルル』声 - 紗ゆりさん

投稿 : 2024/04/20
♥ : 17

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

優れたバトルアクションと脚を楽しみましょう…それだけですけど。

 クレヨンしんちゃん人気絶頂の時期の作品ですね。興行収入も良かったみたいですが、面白さでいえばそうでもないです。他の作品のレビュー用に見返そうと思ったら作品を間違えました。せっかくなのでレビューしておきます。

 小学生向けの活劇ですが、大人が見ても楽しめる水準です。90分なのでテンポがいいので飽きる頃には終わるでしょう。私は大変面白く見た記憶があります。1回限定ですが。今回見返しましたが、10年以上間があると思いますがちょっと辛かったです。(クレしんは不思議なことに、劇場版になると対象年齢が下がる気がします。コミックは大人用、TV版は薄く広くで、劇場版は小学生から中学生までしょう)


 それを補ってくれるのがアクションシーンでしたね。冒頭の賊が侵入するシーンからかなり見せてくれます。人が非常に良く動いています。完全なギャグ体型がヌルヌル動いているのがちょっと不思議な身体感覚ですね。ルル=ル=ルルというヒロインのアクションが良かったです。かなり動いていました。それと御御足を大胆に見せてくれてます。

 ドラえもんもそうですけど劇場版になると女性キャラが急にエロくなりますね?お父さん向け?クリエータがなんか表現したくなる?

 それと作中の地下ダンジョンのようなところのギミックの表現が他からの流用だとは思いますが、見せ方が上手くてここは面白かったです。
 
 クレヨンしんちゃんですから、親子3人の冒険譚ですね。珍しく幼稚園組が全く登場しませんでした。みさえとひろしが積極的に物語に関わってくるのが劇場版の特徴ですが、本作については解決に夫妻がかかわったかというと、ちょっと脇役感が強かったですね。
 加えて夫婦喧嘩を頻繁にするのですが、内容がヒロシがみさえに状況を作った責任を押し付けるような攻め方をしていました。これが結構不愉快でしたね。モラハラ…覆水盆に返らず…うーん。時代ですかね。LGBT的な表現もちょっとスレスレでしたね。

 牽強付会的に友情とか欲というテーマが付けられなくはないですが、まあ、童話的な寓意が若干ある程度です。

 
 ブリブリ大魔王…ブリブリ左衛門ではないですが、やはり塩沢兼人さんがよかったなあ…他の役で出てるのにもったいない。やっぱりマクベの声だからいいと思うんですけどね。

 OPのクレイアニメはやっぱり良かったですね。今は3Dですからね。貴重です。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 6

66.2 32 1994年度アニメランキング32位
今日から俺は!! 第2巻 夕陽に赤いヒキョー者(OVA)

1994年5月1日
★★★★☆ 3.6 (11)
55人が棚に入れました
『今日から俺は!!』(きょうからおれは)は、西森博之による少年漫画作品。またそれを原作にしたOVA作品。千葉の架空の高校である軟葉高校と、その周辺地域を舞台にした「ツッパリ格闘漫画」でありギャグ漫画。主人公・三橋貴志と、相棒の伊藤真司の2人が様々な敵と戦ったり珍事に巻き込まれたりする。

66.0 34 1994年度アニメランキング34位
紺碧の艦隊(OVA)

1994年3月1日
★★★★☆ 3.5 (56)
202人が棚に入れました
 荒巻義雄原作の人気小説をOV化。監督は「機動戦士ガンダム 第08MS小隊」で有名な神田武幸。第二次世界大戦を舞台に大日本帝国海軍が欧米列強よりも強い戦力を保持していたら……という架空戦記。太平洋戦争が勃発し、満を持して戦いを挑む高野五十六は連戦連勝の快進撃を繰り広げる。
ネタバレ

Kuzuryujin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

大風呂敷 広げすぎたら 尻すぼみ

前半は、かなり面白かった。
しかし後半、調子に乗り過ぎた感あり。
転生し人生をやり直すはずだった帝国軍人たちが
結局、無間(むげん)地獄に嵌ってしまったかのよう。
終わり方が中途半端となってしまってがっかり。

以下は、未視聴の方は、観る気無くすような
読まない方がいいネタバレありますので注意。
(以下の流れを知ってたら、自分は最初から観なかったと思います)
{netabare}
強い日本軍で太平洋戦争を日本軍常勝で再現するのは
エンタメとして非常に楽しい。

しかし、対戦相手が米国ではなく、
ヒトラー率いるナチスドイツにした頃から先行き不安となった。

戦線は拡大し、全く史実にないドイツへの爆撃やら、
インドでのドイツ軍との陸戦、制海権争いなど
必要だとは思えない展開がマイナスな印象に。
また、英国を弱体化させたのはやり過ぎだし、
正史では、日独伊三国同盟だったイタリアは一体何してる状態。

そして最終話で、根本的な終戦にはならなかったという虚しさ。
一時停戦となったものの、史実通りヒトラーが歴史上で裁かれることもなく
世界の脅威のまま終了、となったことが一番いただけない。

途中までの痛快感を一気に吹き飛ばすラストでした。
結局、戦争は再開され長期化されるだろうと暗示のまま終了。

エンタメとして後味悪すぎです。
後味さえ良ければ、物語評価は4.0にしてたでしょう。

上手く戦争に負ける、というテーマはいつの間にか吹き飛び
兵器開発競争の負の連鎖から抜け出せなくなってしまった。

後半の兵器の開発スピードの不自然な異常な速さ。
後半からは、あっという間にジェット戦闘機が主力になり、
原子力に変わるエネルギーも開発され、
兵器の威力が短期間に現代レベルに近い所まできてしまった。

エンタメであっても、過去の戦争から学ぶべきものがあり
反戦のメッセージをどこかに期待していたのがことごとく裏切られました。

原子爆弾がどこにも投下されなかったは唯一良かった。
しかし、あのラストの先にあるのは
水素爆弾などの新たな大量殺戮兵器の脅威が待ってる、としか思えません。
{/netabare}
アイデアとしてはとてもいい話だと思います。
結末を知らない方が楽しめますので、ネタバレには要注意です。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 4

こたろう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

仮想戦記の元始作

90年代、書店の新書版小説コーナーには「○○の艦隊」と名のつくものが、雨後の筍のごとく沢山並んでいました。
今でこそ廃れてしまいましたが、いわゆる「IF戦記」「仮想戦記」「空想戦記」と言われるジャンルです。
紺碧の艦隊は、その先駆けとなった小説。
小説のヒットにあやかって、徳間書店から、当時としてはまだ珍しいメディアミックス戦略が展開されました。
ゲーム化、コミカライズ、そしてこのアニメ作品化。
かなり刊行を重ね、アニメだけでも32話も作成されています。

ストーリーの大綱は、第2次世界大戦で戦死した英傑達が、パラレルワールド 『後世』 に記憶を持ったまま転生し再度歴史をやりなおすというもの。
これから起きる戦争の記憶があるわけですから後出しジャンケンも同然。周到な戦略&戦術と、新基軸の兵器で敵さんをボコボコにします。
国土を焼かれて無条件降伏という辛酸を舐めたあの戦争を、
もっとマシに戦うには?他にやり様が無かったのか? あそこで勝っていればどうなった? あの爆弾がなかったら?
と、政治的・軍事的にシミュレートするのがIF戦記と呼ばれる所以。
大国を相手に一歩も引かずに戦い抜いた先で、果たして日本は平和で秩序ある世界に貢献できるのか。
・・・・そんな事を想起して楽しむ作品です。
(そんな単純に上手く行くものか!って野暮な突っ込みはナシです)


で、このアニメですが、内容の半分は戦闘シーン。
第二次大戦当時の航空機、戦艦、巡洋艦、潜水艦の戦いです。
戦闘機が機銃をを打ち、戦艦が艦砲射撃を行い、潜水艦が魚雷で艦船を沈める、至極真っ当な戦争を描いています。
SFチックな超兵器はありません。(終盤は原作者がトチ狂って そういうのも一部出てきますが)
ちょとだけ優秀な兵器で、愚直に職業軍人として作戦行動を行うオッサン達の物語。ただそれだけです。

ちなみに、「紺碧艦隊」は潜水艦で構成される隠密艦隊。
噴進弾(トマホークミサイル)、酸素魚雷(航跡の出ない魚雷)、ワルター機関(電池を必要としない推進機関)など、色々な秘匿装備があります。
飛行艇も搭載できる潜水空母でもあります。・・・・・むむっ、結構超兵器かもw


反戦の倫理観や歴史的な正当性などを抜きして正直に申しますと
日の丸をつけた艦船や航空機が活躍するのは、やっぱりイイ!

万人には決してオススメしませんが、兵器好き、軍事モノ好きにはたまらない作品です。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 12

ひげ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

架空戦記の決定版

某艦娘アニメが萌えアニメと悪魔合体させようとしたものがこちらです。

連合艦隊長官 山本五十六が後世と呼ばれる『照和』に転生します。
そこは『昭和』とまったく同じ戦前に日本。違うのは自分の苗字。
五十六さんは同じく転生者がいること知り同士を集め戦争回避に努めます。
しかし元乗艦の艦娘と同じように『逆らえないなにか』的なものの存在を感じながら開戦日を迎えてしまうのです。

ですが2週目の人生、前世の教訓を生かし電探開発、震電改的航空機、大和型の予算であのイオナ、しおいちゃんこと『伊400型』を大量に生産します。
通商破壊こそ正義!まさに『オリョクルいってこい』です。

その潜水艦艦隊の名前が作品名となっています。


前半は『戦闘機の制空権の取り合いは物量負けする』という長官の超理論の元、魔改造された戦艦比叡がレーダー+ショックカノンで米軍機を全滅させたりはしますが比較的『真面目な架空戦記』です。

後半になるとナチスドイツ、ヒットラーやフリーメーソン、ライフル協会みたいな悪の組織と戦うエンターテイメントに!


敵がドイツになるわけですので二次大戦潜水艦モノの傑作映画『Uボート』へのリスペクトみたいな演出があったりしますが、比べるのが失礼なブっとび具合。
馬鹿馬鹿しいと思うかこれくらい頭が悪いほうが割とありと思うかは視聴者様次第。

島田兵ならぬ飛田兵が大活躍します。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 8

66.0 34 1994年度アニメランキング34位
幽★遊★白書 冥界死闘篇 炎の絆(アニメ映画)

1994年4月9日
★★★★☆ 3.6 (22)
133人が棚に入れました
90年代を代表する週刊少年ジャンプ掲載の人気コミックが、二度目の劇場映画化を果たしたのが本作だ。 三途の川が氾濫し霊界は沈没寸前に。人間界にいた浦飯幽助のところへ這々の体で逃げ延びてきた霊界案内人・ぼたんによると、それは冥界の王・耶雲の仕業らしい。人間界に五つある霊気門のパワーを解放すれば霊界を救えるらしいのだが、そこにはすでに耶雲の手下が先回りしており幽助や仲間たちと激戦を交えることに。そしてついには耶雲本人が姿を現し、体内に冥界復活の鍵を秘めていたぼたんまでも連れ去られてしまう! TVシリーズ並の尺数だった映画一作目とは異なり、今回は長編にパワーアップ。夜の東京を縦横無尽に駆け抜けるアクションシーンは必見だ。

声優・キャラクター
佐々木望、千葉繁、緒方恵美、檜山修之、田中真弓、深雪さなえ、鈴置洋孝、横山智佐

渡辺探偵事務所の所長 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

ぼたんファンへの贈り物

測定不能だと!!?

とってつけた感が丸出し映画だけど、当時は面白かった。
今思えばこれは「ぼたんファンへ向けた贈り物」以外の何物でもなかろう。

しかし!ぼたんよりしゃしゃり出てる奴が出てくる。
正直言うとマジでそいつがいらない子だった。

恵まれないヒロインぼたん!今日もさまよってる霊を救ってくれよな。


格闘ゲームの隠しキャラでボスが登場したような気がする。冥界の王は多分映画補正で手こずっただけで、本来ならば瞬殺出来る相手なんだろうな

投稿 : 2024/04/20
♥ : 4

65.8 36 1994年度アニメランキング36位
七つの海のティコ(TVアニメ動画)

1994年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (70)
432人が棚に入れました
早くに母を亡くした主人公の少女・ナナミは、海洋生物学者の父・スコットと相棒のアル(アルフォンゾ)とともにティコというシャチを連れて海洋調査船「ペペロンチーノ号」で暮らしながら世界中を旅している。目的は伝説の生き物「ヒカリクジラ」を探すことだが、なかなか手掛かりすら見つからない。冒険好きのお嬢様女子大生・シェリルと、スコットの大学時代の先輩の息子・トーマスを仲間に加え、ヒカリクジラを捜し求めて世界中の海へ冒険の旅に出る。

声優・キャラクター
林原めぐみ、池田秀一、緒方賢一、水谷優子、摩味

65.8 36 1994年度アニメランキング36位
覇王大系リューナイト(TVアニメ動画)

1994年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (41)
298人が棚に入れました
騎士に憧れる見習い騎士アデュー。真の騎士になるため、「アースティア」の中心に突き刺さっている剣、通称「アースブレード」に向かい旅を続ける。旅先で出会う仲間達(魔法使いのパッフィー、忍者のサルトビ、僧侶のイズミ)と共に旅を続ける途中、アースティアの支配を目論む敵に立ち向かう。

声優・キャラクター
優希比呂、矢島晶子、小杉十郎太、西村朋紘、折笠愛、置鮎龍太郎、松本保典、関俊彦、永島由子、辻谷耕史

はとぽん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

王道を行く王道

騎士道大原則!!

懐かしい作品ですね。

かなりの数のキャラクターがそれぞれリューという専用のロボを扱い、冒険をするという物語です。
いわゆるファンタジーRPGをアニメにした感じです。

今はもうアニメなんて当たり前のように受け入れられているので、
今とは違って少し声優さんの演技が大袈裟風なところもありますが、それはそれで楽しめます。

やっぱり昔のアニメなので、今から比べると綺麗な作画ではなく、キャラクターもどことなく古臭い感じはあります。

若干子供向けな空気もなくもないですが、とにかく熱い。

リアルタイムで見ていたときはもう毎週楽しみにしていました。

wikiなんかを見ていただければわかると思いますが、とにかく設定が凄い練りこまれています。
とても覚えられたものではありません。ですが何となくわかってしまうのが不思議です。

全52話と長いですが、個人的にはオススメです。
DVDBOXなんかも出てたはずです。

コミック版もありますが、こちらは全3巻でアニメとは全然別物です。ちょっと試しに読んでみるぐらいならありだと思います。

興味があれば見てみてはいかがでしょうか。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 5

65.6 38 1994年度アニメランキング38位
赤ずきんチャチャ(TVアニメ動画)

1994年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (122)
681人が棚に入れました
チャチャは赤いずきんがトレードマークの、魔法使いのたまご。もちもち山の小さな家で、世界一の魔法使い・セラヴィーの弟子として生活している。魔法の腕は未熟で、とんでもない失敗を引き起こしてばかりだが、セラヴィーや幼馴染でボーイフレンド兼ペットの狼男・リーヤと共に、楽しく日々を過ごしている。ある時、チャチャとリーヤはひょんなことから、うりずり山に住むセラヴィーから世界一の称号を奪うことを狙う魔女・どろしーの城を訪れた。どろしーの弟子・しいねはチャチャを見るなり彼女に一目惚れしてしまい、以来、チャチャ、リーヤと行動をともにするようになる。

キリン  さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

ファンタジーで日常 そしてカワイイ

少女マンガ原作ですが、
男女ともに楽しめる作品です。

放送当時は少女マンガ(アニメ)と言えば、
『美少女戦士セーラームーン』が幅を利かせていた時代で、
その影響もあるのか、売れる為の大人の事情か
この作品も原作には全く無い、
『マジカルプリンセス』と言う
変身美少女ヒロイン要素が組み込まれていました。

変身美少女モノは、個人的には・・・・まぁ、大好きですけど、
この作品には、それに頼らなくても十分におもしろい
キャラクター達がたくさん登場します。
『Dr.スランプ アラレちゃん』のような
世界観で、個性豊かなキャラクター達の
ファンタジーだけど日常を描いたアニメです。

むしろ、変身後の戦闘シーンなどの尺を考えると、
変身前の笑える日常ギャグシーンが
圧迫されていることになるので、少し残念です。

残念なのに、マジカルプリンセスの武器である
『ビューティーセレインアロー』や
『ウィングクリス』などの
おもちゃを買いました←どないやねん

まあ、そんな変身モノも
途中から無くなり(目的を達成して)
このまま終わるのかと思いきや、
原作どおりの『赤ずきんチャチャ』になって
続いていきました

もう一回観たいですけど、DVD-BOX高いし、
レンタルでチャチャを扱ってる店を見たことがないですねぇ

投稿 : 2024/04/20
♥ : 6
ネタバレ

リアっぴ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

元々は原作派です(`・ω・´)

元々は原作派で、赤ずきんチャチャのアニメなんて見たことなかったのですが(見てから気づきましたが、最近になって1度は見てたようですがあまりにも原作と違い過ぎて断念したんだと思います。)

ついこの間に、赤ずきんチャチャの新刊が出たのご存じですか?その名のタイトルも「赤ずきんチャチャ N」!!!

私の赤ずきんチャチャエピソードを書かせてもらいますと
赤ずきんチャチャは私が初めて集めたマンガでとても想い深いのです。もう最後の方になってくると、いろいろと出し過ぎて、やりすぎて訳がわからなくなって、うまいことしめたように終わっていましたが、まさかまさか、赤ずきんチャチャが復活するなんて夢にも思いませんでした。

久々に赤ずきんチャチャのマンガを読んで、彩花みんさんの絵の描き方もチャチャたちのキャラも全然変わっていなくて
安定の赤ずきんチャチャって感じがして、とても嬉しかったです。


と、まあそんなようなことを某サイトでシェアしたところ
「私このアニメ見てたー」とか
「私このアニメと漫画両方みてたー」とか

アニメを見た人のコメントがあったので
赤チャファンとして、こりゃあ見なければダメな気がする!
と変な闘争心を燃やして、今更ながら見始めておりまするのじゃ(笑)

まー、ずっと原作で来てた私にはアニメ独自の設定があったりして最初は受け入れ難かったりしたのですが
放送してた当時はきっと、今の大人向けのアニメ(いかがわしい意味ではなく、今は大きくなってからアニメを見る人が多いうという意味で)ではなく
子どもに向けてたアニメだったと思うので、今でいうプリキュア的な魔法少女みたいな設定が必要だったから
アニメ独自の設定{netabare}チャチャが変身するシーン{/netabare}ができたのかなーと。

原作通りすぎず、かといって離れすぎていないので
それなりに、原作ではこうだったなとか思いながら懐かしみながら見ています。
それに、まさか赤チャのアニメを見て泣く日が来るとは
第15話を見るまでは思いませんでしたね(笑)

「チクショー、リーヤとチャチャのボケ満載のアニメじゃなかったのかよ!」とか思いながらボロボロ泣いてましたわw

ある程度は、マンガはマンガ アニメはアニメ
と割り切って見る方がいいのかもしれません。


以上15話まで見た後のざっとした感想です。これからも他のアニメを行ったり来たりしながら見続ける予定です。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 6

coldikaros さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

名前だけは聞いてた

名前だけは随分と昔から知ってましたね。それに、opを見ているともしかしたら子供のころ見ていたかもしれないなと思うぐらい既視感がありました。
まるっきり子供向けかと思いきや言葉遊びがたくさんあったりと意外と今でもそれなりに楽しめますね。
キャラクターはすこぶるいいのですが、声優さんのチョイスがなかなかきわどいものがあり、自分は見ている間に慣れてきましたが、これは相当に違和感があります。特にsmapの香取慎吾さんがやったリーヤは慣れるまで時間がかかるでしょう^^;
ストーリーは王道も王道で敵が来て倒すを長いこと続けます。
この作品の珍しいところは大ボスを倒した後でもストーリーが結構長いことあることです。
全部で74話あるのですが、後日談のようなものが24話も続くので驚かせられました。蛇足感も正直ありましたが^^;
意外と楽しめるものですね。しっかり考えられて物語が作られているので比較的どの層でも見やすいかもしれません。
まぁどの層にでもオススメするかと言われればそうではありませんが。
懐かしさを求めてなら見てもいいかもしれません。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 4

65.2 39 1994年度アニメランキング39位
今日から俺は!! 第3巻 日本一のワガママ男(OVA)

1994年8月1日
★★★★☆ 3.6 (11)
56人が棚に入れました
『今日から俺は!!』(きょうからおれは)は、西森博之による少年漫画作品。またそれを原作にしたOVA作品。千葉の架空の高校である軟葉高校と、その周辺地域を舞台にした「ツッパリ格闘漫画」でありギャグ漫画。主人公・三橋貴志と、相棒の伊藤真司の2人が様々な敵と戦ったり珍事に巻き込まれたりする。

64.6 40 1994年度アニメランキング40位
青空少女隊(OVA)

1994年10月21日
★★★★☆ 3.6 (12)
78人が棚に入れました
自衛隊がイメージアップを図るため、世界初!女性パイロットだけのアクロバット・チームを結成、その名も「801st T.T.S.(Tactical Training Squadron)」!目指すは第二のブルーインパルスのはずが・・・801st T.T.S.に転属を命じられた整備員の主人公、石動拓也が入間基地を舞台にパイロットの羽田みゆきと三鷹ありさとの三角関係を中心に一癖も二癖もあるキャラクターたちがストーリーを描いていく。

おふとん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

「GIRLS & KAWASAKI T-4」・・・20年前の、特定層向けOVA。

1994年から全7話が制作されたスカイアクション+ラブコメOVA。
航空自衛隊中部航空方面隊入間基地の、女性パイロットだけで編成されたアクロバットチーム
第801練習飛行隊が舞台のお話。

本編となるのが前半の3話。主人公の整備員・石動三曹を巡って、
2人のヒロイン羽田二曹と三鷹二曹が地上と空で修羅場を繰り広げる三角関係ラブコメディ。
番外編と後半3話が、801飛行隊の濃ゆい面々が織り成す
ドタバタコメディだったりちょっといい話だったり。
話数が少ない分無駄なシーンが無く、テンポもいいので中弛みせず一気に観られました。

「美少女+兵器」という設定は最近はあまり珍しくもないけど、20年近く前にもあったんだこういうの・・
キャラデザインは「少しだけ目が小さくなったAIR」、私の乏しいアニメ暦で強引に例えるならですけど。
90年代の萌え絵ってこんな感じなのかなぁ・・・個人的には違和感なし。

ていうか主人公が美少女フィギュアを持っていたり、ヒロインの1人は微妙にツンデレちゃんだったり
ピンク髪の萌え系キャラいたり・・・明らかに当時の「特定」の層を狙ってるな?この作品(笑)

OP冒頭に「協力 航空自衛隊」と提示されているにも拘わらず、お色気あり(温泉回もあるよ!)、
夢オチながら☢ネタあり、賭けに夢中になって真面目にアラート任務やらなかったりと結構フリーダム。
空自さんってば協力作品に対して意外におおらかなんですね(*^ー゚)b

まあそれはそれとして、やはり空自協力だけあってメインとなる機体T-4の描写はお見事。
コクピット内から外装まで精密に描かれていて、最近の下手なCG画よりよほど見栄えがいい。
アクロバットチームの話なので当然空戦シーンは殆どないものの、綺麗なマニューバを見せるT-4に
制作陣の頑張りが見て取れて、この点では飛行機ヲタとして個人的に大満足でしたね。

残念なのは、やはり前半3話だけで三角関係の恋模様を描くには無理があり、お話がボリューム不足。
鷺ノ宮一曹、下連雀二曹、小西一尉ら脇役たちも含めて、皆しっかりキャラ立ちしていたのに惜しい!
せめて1クール分12話ぐらいで観てみたかった作品です。


おせじにも万人受けする設定とは言えず(20年前なら余計にか?)、
古いOVAということもあって現在の認知度ほぼゼロ。
当時の飛行機ヲタとアニヲタさん達をターゲットに絞ってピンポイントで狙い撃ちしたような作品かなぁ。
現代の深夜アニメを観ている層で飛行機好きなら、
結構違和感無く楽しめるのではないかと思った次第です。


【主な登場機体】
・ 川崎 T-4
・ ボーイング/三菱 F-15J
・ ロッキード・マーティン F-16C(サンダーバーズ仕様)
・ 三菱 零式艦上戦闘機五二丙型

投稿 : 2024/04/20
♥ : 8

ガムンダ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

盛ってリメイクすればウケる素材

航空自衛隊に創設された、女性のみのアクロバットチームを舞台にした、女性パイロットと整備科男子のラブコメ等々。
協力:航空自衛隊がクレジットされる1990年代中期のOVA作品。
全7話。

特に隊の主要キャラ女2男1三角関係が軸になるのですが、その関係の成立過程もあまりリアリティもありませんし、最終話は主要メンバー以外のちょっと良い昔話で終わると言う謎構成。
今見るとキャラデザやボケの間などが何とも古臭い事は否めません。
(キャラデザは当時の感覚でも魅力薄と思ってましたけど)

しかし設定はかなり見どころのある素材と思います。
航空自衛隊にはエリートパイロットに拠るチーム「ブルーインパルス」が存在しますが、こちらはそれと比較して自衛隊の広報パンダ役と言う場末部署。兵舎も基地の片隅のボロ屋。
敵が攻めてくるわけでもない脱力系の日常コメディと言うネタは素材としては結構面白いと思います。

作画もコックピットから立ち上がるパイロットのパースの効いた構図や、
ローパスする機を見送る女性自衛官の姿など、ダイナミックでドラマチックなハっとさせられるシーンが幾つかありました。
それをこれ見よがしに使うのではなく、短い尺でサっと入れる所がなんかとてもセンスが良かったです。

因みにヒロイン達が乗る機体はT4ですが史実の本家ブルーインパルスは当時はT2を装備し、後にT4に転換されましたとさ。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 0

64.4 41 1994年度アニメランキング41位
タイムボカン王道復古(OVA)

1993年12月26日
★★★★☆ 3.5 (11)
47人が棚に入れました
30周年記念と銘打つとおり、『タイムボカンシリーズ』を中心としたタツノコプロ作品のキャラクターが複数登場する。特に第二話は、タツノコキャラクターが多く住むという架空の都市「タツノッコン王国」が舞台で、テレビアニメ第1作の『宇宙エース』を初めとする多数のキャラクターがゲスト出演している。

こたろう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

自虐パロディの原点

タイムボカンシリーズのファンにはヨダレものの豪華オムニバス作です。シリーズを知る人が見たら抱腹絶倒の良作。
もちろん主役は三悪です。


あんまり古い作品は、わからない人も多いのでレビューしないつもりでしたが、タイムボカンシリーズは再放送などで知ってる方も多いので書いてみました。
ヤッターマンもリメイクされてるしね。


さて、このOVA、何が凄いかというと、徹底的に自虐パロディを入れています。
シリーズ7作の全キャラが登場しますが、
居ても居なくていい主人公だとか、
1シリーズだけ顔が違う(ヤットデタマン)とか、
途中で打ち切りになった(イタダキマン)とか、
世間で揶揄されていたこと全ーーー部を、自分でネタにしてます。
もう清清しいくらいの潔さw


また、往年のタツノコキャラ達が出演しますが・・・・ギャグしてます。
ガッチャマンとかテッカマンが、あのクソ真面目な顔のままでおチャラけてます。
もうね、名作の雰囲気ブチ壊し!
でも、タイムボカンだからいいかぁ!で許せますw


また、ドロンジョ様の意外なその後アレとかも語られてます。
ファンなら絶対見るべし!の隠れた名作です。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 4

64.1 42 1994年度アニメランキング42位
ドラゴンボールZ 超戦士撃破!!勝つのはオレだ(アニメ映画)

1994年7月9日
★★★★☆ 3.5 (93)
534人が棚に入れました
天下一武道会の賞金の取立てを行いにミスター・サタン宅には18号たちが訪れていた。 散々取立てを行ってもまだ賞金が届いていないと言い張るサタンの下にいとこのジャガー・バッダ男爵の使い・メンメンが現れる。 サタンのために用意した戦士と戦えという要求に対していやいやジャガーの下へ向かうサタン。しかし、人造人間18号や同じ場にいた孫悟天、トランクスも付いて行ってしまう。サタンの弟子として何故か戦うことになった18号たちだが、ジャガーの準備した戦士など彼女らの敵ではなくバイオ戦士たちを一蹴してしまう。 その後、見慣れない施設群に興味津々の悟天たちだったが、そこでサイヤ人と思われる一体のバイオ戦士のカプセルを発見、中にいた戦士がこちらを向いた瞬間に悟天たちは驚愕した。それは前回の戦いで死亡したブロリーのクローン、バイオブロリーだった。

声優・キャラクター
野沢雅子、古川登志夫、堀川りょう、草尾毅、皆口裕子、田中真弓、藤原啓治、鈴木富子、郷里大輔、佐藤正治、龍田直樹、伊藤美紀、茶風林、島田敏、江川央生、幸野善之、麻生智久、木村明日香、嶋方淳子、高木均、八奈見乗児

nk225 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

本作のEDには、原作にもアニメ本編にもなかった悟天とトランクスの生まれた頃のシーンが描かれている。

ある日、ミスター・サタンの幼馴染、ジャガー・バッタ男爵が、サタンに挑戦状を突きつけてきた。ジャガーはバイオ戦士を造り、幼い頃サタンに敗れた屈辱を晴らそうとしていたのだ。悟天、トランクスと人造人間18号はサタンについてジャガーのところへ行き、カプセルの中のバイオ戦士を観察していたが、その中にブロリーの姿が!動きだしたブロリーに、超サイヤ人に変身した悟天とトランクスは連携プレーで攻撃をかけ、なんとか互角の戦いを繰り広げるが、カプセルの培養液が溢れ出し、ナタデ村を飲み込んでいく・・・

1994年7月9日に公開された「ドラゴンボール」シリーズの劇場公開作第14弾である。

大全集には「劇中で18号がミスター・サタンに、優勝賞金を渡せと迫る点から天下一武道会終了後だろう。だがこの時期、超戦士達は魔人ブウ戦で大忙しのハズ。劇場版ならではの物語」と書かれている。
また本作のEDには、原作にもアニメ本編にもなかった悟天とトランクスの生まれた頃のシーンが描かれている。

オープニングテーマ - 「WE GOTTA POWER」
エンディングテーマ - 「ドラゴンパワー∞」

投稿 : 2024/04/20
♥ : 8

63.7 43 1994年度アニメランキング43位
愛と勇気のピッグガール とんでぶーりん(TVアニメ動画)

1994年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (30)
185人が棚に入れました
聖林檎学院中等部に通う中学1年生の少女・国分果林。ある朝、学校に遅刻しそうになって急いでいた果林は、道端で偶然子豚を見つける。しかしその子豚はブーリンゴ星という星の王子様、トンラリアーノ3世(トンちゃん)で、修行のため地球に来ているという。そして、いきなり果林に変身してスーパーヒロイン『ぶーりん』として活躍してほしいと頼む。しょうがないと、果林が変身してみると、なんとピンクの『ブタ』になってしまった。当然果林は断るのだが、『ぶーりん』として良い事をすると真珠が1つずつ与えられ、真珠が108個溜まったら果林の望む姿に変身できるようにするということで、なし崩し的に妥協するのだった。

声優・キャラクター
白鳥由里、渕崎ゆり子、石田彰、松本梨香、大山高男、佐藤智恵、麻見順子、山田義晴、カシワクラツトム、高木渉

63.7 43 1994年度アニメランキング43位
GS美神 極楽大作戦!!(アニメ映画)

1994年8月20日
★★★★☆ 3.5 (11)
84人が棚に入れました
400年の時を超えて美神のもとに届いた1本の槍・・・
それはかつて本能寺で織田信長と死闘をくりひろげた悪魔祓い師・明智光秀から現代のGSに向けた【吸血鬼の復活を阻止せよ】とのメッセージだった!
新宿副都心を安土城に変えたノスフェラトゥと美神との死闘が始まる!!

声優・キャラクター
鶴ひろみ、堀川りょう、國府田マリ子、富沢美智恵、西原久美子、千葉繁、山崎和佳奈、茶風林、森川智之、曽我部和恭

63.5 45 1994年度アニメランキング45位
DNA2 何処かで失くしたあいつのアイツ(TVアニメ動画)

1994年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (66)
309人が棚に入れました
DNAが人に無意識の行動指令を与えることが解明され、DNAの書き換えによって人の行動を制御する技術が確立された、63年後の未来。63年後の未来は人口増加により、子供を2人以上作ったら死刑という法律が作られるほど、人口過密に悩まされていた。そんな時代に、女性を虜にするDNAの持ち主メガプレイボーイ(以下、メガプレ)が、すでに100人以上の子供を残していることが発覚する。100人以上が持つメガプレDNAにより人口増加に拍車がかかることを危惧した政府は、“DNAオペレーター”葵かりんを過去の時代に派遣し、最初のメガプレDNAの持ち主である男のDNAを書き換えることにした。しかし、その男である桃生純太は、女にモテず、さえない、おおよそメガプレとはほど遠い人間だった。かりんは予定通りに仕事を果たしたはずだったが、実はDNAを書き換える弾(DCM弾)を取り違えており、純太はメガプレに覚醒する片鱗を見せ始める。

ま いっか さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

原作:桂正和

これは親に隠れてコッソリ見るやつ。
原作は週刊少年ジャンプで連載された、ちょっとエッチなSFラブコメ漫画。
原作者の桂正和先生といえば、最近では『ZETMAN』がアニメ化されたり、『TIGER & BUNNY』のキャラクター原案を務めたりと、まだまだご活躍のお方。

ざっとあらすじ。
女性の色気にあてられるとピンクのゲロを吐いてしまう男の子が主人公。
だがそんな彼が将来は、何人もの女性を虜にして100人の子供を産ませる"メガプレイボーイ"になるらしい。それを阻止する任務をおって、未来からカワイイ女の子がやってくる。
しかしその任務は失敗し、主人公は徐々にメガプレイボーイの素質を見せ始めていってしまう…

まぁ古臭さを感じてしまう作品なので今更オススメはしない。
だけどハマれば、未来から来たカリンちゃんの、主人公に対する気持ちを思って涙ぐむくらいはできるはず。他の女の子も可愛いんだ、オナラしちゃう女の子とか。
残念ながら作画は崩れるけど、キャラの内面はちゃんとしてると思う。

OPはラルクの「Blurry Eyes」、EDはシャ乱Qの「シングルベッド」で、どちらも名曲。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 2
ネタバレ

天啓 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

超有名ビッグバンド二組を育てた迷作

シャランQの名曲シングルベッドがEDと劇中BGM
ラルカンシェルのデビュー曲が OP
とまあ、なんと贅沢な OP&ED

これは元々知っていた情報なのだが
本作については見ていなかった

以前から気になっていたんだけど、ようやく見ることが出来ました

内容は
22世紀の日本は 人口爆発で人口増えすぎて困っていた
そんな中、様々な女性と付き合い子供を100人産ませる
メガプレイボーイという(以下メガプレと称する)存在がいた
その系譜を辿ると 20世紀に 桃生純太という高校生が 最初のメガプレ
ということを突き止めた時間管理局
その桃生純太のメガプレ化を阻止するべく、20世紀にタイムマシンにより
エージェント を送り込み 純太のDNAを操作することでメガプレ化阻止を目論む
このエージェントがかりんちゃんという女の子 メガプレ純太に惚れてしまい、ミイラ取りがミイラになるというお話

ターミネーターのオマージュなのかな
ポンコツヒロイン自ら過去に飛び 主人公純太がメガプレにならない様に行動するわけだが
ことごとく失敗 その結果 余計メガプレになってしまうという話だから
完全にターミネーターと同じ道だ(ターミネーターはポンコツじゃないけどね)
純太は何もしなければ、全然もてそうにない、ダメダメな男子高校生だったんだけどね
女性アレルギーでちょっとエロい物みたりすると吐き気を催しゲーゲーしちゃうくらいダメダメな男だったのに

キャラデザ
ヒロイン、サブヒロイン含め女の子は 4人
未来から来たかりんちゃん、幼馴染の亜美ちゃん 亜美ちゃんの友人で新体操部のことみちゃん、学年一の美女 倫子ちゃん
みんな、なんかエロゲを連想させるキャラデザ でもエロゲ原作では無くジャンプ連載漫画だった。

純太のキャラデザは ドランゴンボールかい!!と思うほど
悟空に良く似ている
特にメガプレに変身するシーンなんか、そのまんまじゃないか!と思ったわ
変身することで腕っぷしもサイヤ人の様に強くなる
もちろん バトルするスーパーサイヤ人的敵キャラも準備されている
倫子の元カレでプレーボーイの竜二
{netabare}ポンコツかりんちゃんが メガプレ抑止DCM(Dna Controll Medicine)弾
を純太に向けて発射するのだが、純太への気持ちに心が揺れ
手元が狂い 竜二に命中してしまう
{/netabare}竜二はその影響で特殊能力を手に入れ サイヤ人化し
倫子の心を奪った純太に復讐しようとする

作画は、昔の作品なんで 画は綺麗じゃない


感想
しかし、これほど、BGMと内容が合わない作品も初めて見た
というか、BGMのシングルベッドが良すぎる
純太がメガプレに変身して、女の子を口説く時に流れるんだけど
歯の浮くセリフを言ってる時にこの曲のオフボーカルバージョンが流れる
確かにリアルで女の子口説く時に使うなら効果的かもしれないが
アニメじゃやっぱり、全然合わない
でも、そこが笑えるんだけどね
そういう風に女の子口説く奴って、女の子から見たら
私と同じ様に バッカじゃないの!!って思ってるんじゃないかと思ったわ
そうは言っても 流石に最終回でアミちゃんとのラブシーンで流れた時だけは
合ってたな、まあまあの感動シーンだったからね

なんだかんだ言って結構笑えたし面白かった

ラルカンとシャランQのファンなら話のネタに観てみるのもいいかも^^

投稿 : 2024/04/20
♥ : 6

イカちゃん☆休止中 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

☆90年代の隠れた名作?

メガプレイボーイの遺伝子を書き換えるために未来から
来た葵かりんとその男の純太を中心とするラブコメ☆


ハーレムの雛形みたいな感じで面白い作品です(*^^*)
エンディングでシャ乱Qが歌うとき静止画像なのが
時代を感じます。


製作-パオハウス


日本テレビ1994.10.7-12.23全12話+OVA 3話
17:30-18:00

主観的評価(B)


追記欄_

投稿 : 2024/04/20
♥ : 4

63.5 45 1994年度アニメランキング45位
ジェノサイバー 虚界の魔獣(OVA)

1994年5月24日
★★★★☆ 3.5 (38)
140人が棚に入れました
バイオレンス描写に定評のある大畑晃一監督が手掛けた、日本に先駆けて初めてアメリカで先行発売されたOVA。全3巻が制作された。 生体エネルギー・ヴァジュラをその身に秘めた双子の姉妹・エレインとダイアナ。彼女らが精神融合を果たした時、恐るべき超生命体ジェノサイバーが目覚めるのだが、妹のエレインは本能の赴くまま真に行動し科学者ケネスの元から逃亡してしまう。それを追う姉のダイアナは妹と戦うことも辞さないが、覚醒したジェノサイバーの巻き起こした爆発によりエレインは10年後にタイムスリップしてしまう? 過激なアクションに目を奪われがちだが、世界の終末に向かってひた走る悲壮感溢れたドラマ部分も見逃せない。
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

今まで見た中で一番グロかったアニメ(閲覧注意)

アメリカで発売され、過激な描写が話題を呼んだOVA。
日本ではネット配信のみです。
バンダイチャンネル → http://www.b-ch.com/ttl/index.php?ttl_c=611

まさか、あにこれにあるとは思いませんでした。


デビルマンの原作をご存じでしょうか?
人間の恐ろしさを描いた物語なのですが、それに似た内容です。

超絶的な力を手に入れた主人公の少女エレイン。
しかし、なるべくしてなったというより、そう導かれた話。
怪物と化したエレインと、人間達の数十年にわたる戦いを描いたSF作品。


とにかく目立ったのはグロさ。
○○を△△とか、××を□□とか、まあ、正気の沙汰ではないです。

※伏せ字の内容を知りたければどうぞ。責任は取りません!
{netabare}
・生きたまま解剖しつつ、死なないように保存
・手で、脳みそを脊髄ごと引きずり出す
・ミンチになるまでマシンガンで撃ちまくる
・女性や子どもの集団に火を付けて焼き殺す
等。
もちろん、カメラによるごまかしや、暗転処理はありません。
むしろ「……そんな奧まで見ないで(*ノノ)」ってくらいばっちり見せつけています。
{/netabare}

グロさ以外の見所は、

・世界の終わりを感じさせる、退廃的な雰囲気
・同じく、それに見合ったスケールの大きさ
・キャラデザインのかっこよさ
・アクションシーンの派手さ
・作画の綺麗さ(当時としては)
・意外に豪華な声優陣

といったところでしょうか。
謎が謎を呼ぶストーリー展開や、バトルシーンに至るまでの経緯も、インパクトがあって魅入りました。

テーマは「人間の狂気」。
前述の通り、それに見合うだけの狂った表現が満載。

そして、もう一つのテーマは「無垢さ」。
エレインは生まれつき知能に障害を抱えています。
そんな主人公はなかなかいませんね。
エレインは言語を発することができないものの、普段は人畜無害です。
それは、彼女が生来持っている、母性にも似た無垢な優しさによるもの。
しかし、そんな純真無垢な彼女が「人間の狂気」という本性に触れるとどうなってしまうのか……。

2つのテーマを絡めた、スケール感の大きい痛烈なSFアニメ。
荒削りな上に、グロさに目が行きがちですが、なかなか面白いテーマを扱っていて、飽きずに観られました。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 37

ワドルディ隊員 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

日本アニメの中でも特異なスーパーカルトアニメーション

まずこのアニメはトップクラスに
過激な残酷描写がてんこ盛りである。

某動画サイトでもその部分をピックアップしたものが
存在するが侮ってはいけない。
女子供問わずいろんな人間が死んでいく。
また、作画も非常に高くある意味
スプラッター要素を極めた芸術作品とも思える。
相当な覚悟が必要だろう。

内容としてはデビルマンが近い。
物語が進むにつれ最終的には荒廃していく世界も
非常によく似ている。
ただ、非常に難解であるため一回の視聴で理解するのは無理がある。
解説サイトがあるので、見終わった後はそれで把握するのがいいだろう。

一話における後半の戦闘シーンは見所。
当然スプラッターまみれなのでそこは踏まえたうえで。

日本のアニメの中ではこのアニメが一番上級者向け
なのではないかと思う程強烈な作品であった。
スプラッター描写に慣れていない人にはまずオススメできない。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 7
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

作中でもカルトと言ってしまう(笑)

スプラッターで有名なスーパーカルトアニメーション。まず、1話目が非常に分かりにくい。ただ、スプラッターで気づけば、終わってる。
最後のほうの話は{netabare}ジェノサイバーが封印?されてかなり時間が経ったときのこと。最後の盲目の少女が妊娠したまま殺されたシーンは悲しかったが、少し希望はあったかも。{/netabare}

海外では評価が高いとか。僕はそんなにグロいとは思わなかったけど、心臓が弱い人は注意。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 0

63.5 45 1994年度アニメランキング45位
天使なんかじゃない(OVA)

1994年9月21日
★★★★☆ 3.5 (12)
71人が棚に入れました
創立されたばかりの私立聖学園。第一期生の冴島翠は2学期早々生徒会役員候補に担ぎ出されてしまい、その日の午後に立会演説会でスピーチする羽目になってしまう。緊張した面持ちで講堂に行くと、立候補者の中に以前から存在が気になっていたリーゼント頭の男子生徒、須藤晃を見つける。くじ引きにより最初にスピーチを始めた翠だったが、マイクコードに足を引っ掛けて転んでしまい、更にスカートがめくれて全校生徒の前で自分のパンツを丸出しにしてしまう失態を犯してしまうが、晃のフォローにより無事切り抜ける。投票の結果、翠と晃、そして麻宮裕子、瀧川秀一、河野文太の5人が第一期生徒会役員に就任する。こうして、翠は晃たちと生徒会活動を行いながら、3年間の高校生活を送ることになる。

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

可愛いのだけど何かが足りない

『NANA』や『パラダイスキス』でおなじみの
矢沢あいの出世作が原作ということで視聴。
原作は『りぼん』にて、1991年から1994年まで連載されたらしい。

舞台となるのは、創設されたばかりで一年生しかいないという高校。
主人公である冴島翠(さえじま みどり)は生徒会役員候補に担ぎ出され、
スピーチした際のハプニングから人気が出て副会長に。
その時フォローしてくれた男子、須藤晃(すどう あきら)が会長となり、
役員に決まった他の生徒達とともに、生徒会活動を行っていく、という話。

学園祭、恋に学校生活にといかにも青春なのだけれど、
翠が底抜けに明るすぎてハイテンションというのは好みが分かれそう。
そして彼女が恋する相手に対しても、個人的には魅力を感じることができず
ちょっと置いてけぼり感を味わってしまった。

彼女の気持ちは理解できるけど、共感はできない・・そんな感じ。
登場人物の内面がもう少し深く描かれていたら、
物語にも奥行きが出たんじゃないだろうか。
とはいえ30分じゃ、いくらなんでも短すぎたのだろうね。

原作は根強いファンがいるそうだし、きっともっと描き込まれているのだと思う。
少女漫画らしいキャラデザでとても可愛いので、なんだかもったいなかった。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 19

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

名作少女マンガの半端なOVAですが、キャラデザが良かったです。

 おまけみたいなOVAです。続きを出そうとしていたかどうかはわかりません。1話しかないですが、一応見たことがあるアニメと名のつく作品は全部レビューする方針ですので記載しておきます。ただ、原作の話が中心になりますが。

 原作は「NANA」の矢沢あいさんで、少女マンガの名作と言われているんでしょうか。かなり有名な作品だと思います。

 ただ、今読むと昭和的型のオンパレードではあります。既に岡崎京子という化け物がデビューしていますので、本当に古き良き少女マンガの総括という作品になっています。だからこそ、日本で一世を風靡した初期の韓流ドラマのようにピュアなところが受けたのかもしれません。
 あるいは、型とか類似性は関係なく、キャラに乗るのが少女マンガの作法なのだろうと気付かせてくれる作品でした。

 雨の中で仔猫を助ける=やさしい…好きというのがまた…リーゼントかいという突っ込みも入れたくなります。
 結果的に内面描写がほぼ無い状態で全体的にルッキズムで話は進みます…と言いたいですが、少女マンガは可愛く見えても普通という設定があるので、少女マンガの文法が分からないと駄目なのかもしれません。

 先ほど、昭和マンガの総括と書きましたが、くっついたり別れたりするところが80年から90年くらいの新しさだったのかも、という気もします。好きだから別れるという文脈がいつの時代がメインなのかはあとで調査したいかなあ。
 その点では、影のヒロインの麻宮という恋愛的薄幸の美少女が見どころで、むしろそちらの方が古風な耐える少女で乗れるかもしれません。

「天使なんかじゃない」という題名が示すような、少なくともモテモテの美少女の自分の汚い内面についての葛藤という話ではないです。一応早いうちに言葉で伏線回収があります。
 ひょっとしたら、初めはその路線を考えていたの?と思わなくはないですが、キャラ造形から言って普段は明るいだけの元気な女の子の、嫉妬と劣等感をさしているのは読み取れる…気がします。

 いきなり体育館の舞台で転んでパンツを見せるところとか「けいおん」の澪ちゃんを思い出しますが、本作の人気度からいって影響はあるかもしれません。

 人気作故のOVAだと思います。作画というかアニメ技術に関してはゼロ年代以前の感じがでてますが、ヒロインのキャラデザ、作画は結構秀逸です。横顔には苦労が感じられますが。なお、キャラデザは「A KITE」の梅津泰臣氏みたいですね。

 一瞬ですが、麻宮さんが髪を少しだけかき上げるシーンがあるのですが、これはゴージャスな演出かなと思います。今時の演出ではかなり意図してないとやらないのでは?少女マンガということで、女性らしさを演出するのに、これは今の作品に見習ってほしいです。

 ということで、アニメ史的には1話で終わる大したことはないOVA作品ですが、原作がかなり有名かつ人気なので原作を読んだついでにチェックした作品です。

 私が読んだバージョンのコミックスにはバンプオブチキンの藤原基央氏が寄稿してましたね。なんか、わかります。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 3

63.4 48 1994年度アニメランキング48位
とっても!ラッキーマン(TVアニメ動画)

1994年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (47)
381人が棚に入れました
 最高についてない男の子が、最高についてるヒーローに大変身。ラッキー(幸運)だけを武器に、地球の平和を守るため、悪と闘い続ける新ヒーロー。その名は、「とっても!ラッキーマン」。
運を味方にすれば怖いものなしで、負け知らず。それまでの力がまるでうそのように、ついて ついて つきまくり、パワー全開たちまちつよーいヒーローに大変身。そのラッキーマンに変身するのは、日本一不運な中学生の、追手内洋一(ついてない よういち)君。洋一の運のなさは、家族の折り紙つき。朝起きて歯を磨けば練りわさび、おまけに昼まで断水状態。また、目覚まし時計をとめようと電源に指を突っ込み感電し、小鳥に八つ当たりしたためにかけられた糞の重さが原因で、なんと全治二週間の打撲などなど……。そんな洋一が、不運の延長から元祖ラッキーマンに出会い、“ラッキーマン”になったとたん、ついて ついて つきまくってしまう超ラッキーなヒーローとして大活躍。これまでの常識を見事に打ち破ったギャグヒーロー、それがラッキーマンだ。

ソーカー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

結構好きだった。

漫画は友人に全巻譲りましたが、がもうひろしのファンでした。
アニメはよっちゃん編で終わったんでしたっけね?
とにかくラッキーマンは運だけで勝てちゃうわけなんですが
案外敵とのバトルももの凄く計算された「運」が結構凄いんですよね、この漫画。
そのくせ天才マンの天才ぶりは大したことないというのが謎。

お気に入りのキャラはバトラー君です。ひねくれたR2D2みたいやつ。
最強男爵が負ける要因には自らの間抜けさと、バトラー君のおっちょこちょいぶりもあったような。
不細工です代の才女ぶりと、綺麗田見代のビッチぶりに複雑な思いにさせられる。
ヒロインにとかく魅力がないwギャグとしては結構面白いですが。

シリアスな展開でもギャグを忘れないところがとても好きでした。
さっちゃん編とかも見たかったかも知れない。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 11

Dkn さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

週刊少年ジャンプ最強の主人公、幸運のヒーローラッキーマン!!!

「君には見えるか!あの幸運の星が!」バクマンに出てくる漫画、「超ヒーロー伝説」の元ネタですね。

不幸な少年がヒーローに変身することでどんな敵が来てもラッキー(運)だけで倒してしまうギャグアニメで、
ストーリーのベースにあるシリアス成分がゆるいキャラデザとギャップになっていて惹き込まれるのが特徴。

たびたびファンの間で討論になる“ジャンプ最強は誰か?”でいつも上位にいるのもラッキーのおかげw

アニメーター金田伊功のキャラクターデザインで、大の字で飛んで金田びかってるアニメ版ラッキーマンは
全50話で「よっちゃん編」世直しマンとの戦いまで放送。VHSがちょろっと出てるだけで全話は見れないかな?
「デスノート」や「バクマン」の原作者なので、もし興味ある人は漫画で読んで下さい。

デスノートやバクマンの連載中は、ガモウひろしと大場つぐみが同一人物であることを黙っていましたが、
バクマン連載時、薄々(?)ラッキーマンのガモウひろしだとわかって読んでいて、主人公サイコーのおじさんが
ガモウひろしの半自伝的に描かれていたのがムズッとする変な感覚でした。漫画家題材含め手前味噌の塊。
更にバクマンで扱う声優業界の闇に切り込む展開は興味が薄い人間が聞きかじった情報で捉えている典型で、
「どうせこんな世界でしょ?」と決め付け印象づける内容の浅さに辟易し、ベテランアシ(中井)の作中での
描き方もガモウひろしっぽい根の暗さがにじみ出てて、爽やかな青春と謳われるたびにマジかよと思っています。
そのくせ少年漫画的に最後は良い話でオトして後味の悪さを軽減してるのが、煮え切らねえし中途半端で(ry

いかんバクマンの愚痴になってる。前にボロクソ言ったレビューを書いて自己嫌悪で消しました。
その辺りがバクマンを素直に観られない理由で、ドラマとして面白くても灰汁が強くて苦手な理由なのです。
フォローしておくと上記に書きだした部分以外は熱血ドラマが魅力であり全部を批判しているわけでは無く、
単に作者が自己投影し過ぎる話が嫌いなだけなのでしょう。

ラッキーマンの話に戻ると、この当時は連載中かつ夕方放送で子供向けの為、不適切な点の改変もありました。
藤子F先生がジャイアンの妹の名をジャイ子にして名前でからかわれる子がいないように配慮した話は有名ですが、
本作には「不細工です代」というキャラクターがいるので、アニメでは改変され苗字は言ってなかったです。
ラッキーマンが面白くなるのは、ヒーローがどんどん増えてキン肉マンのように元々敵だったキャラクターと
共闘しはじめるのが楽しいのでリメイクするなら長編メインでやって欲しい…。(しないだろうなw)

八代亜紀が歌う「ラッキーマンの歌」は耳に残る名曲!

ラッキーマンは登場時に必ず、「ラッキー クッキー ◯◯キー」と、◯に“き”で終わる言葉を入れるので、
そこで“八代亜紀”と原作漫画で言ってた(気がする)ため、八代亜紀さんが歌を担当したのだと思います。

今読むと時事ネタが若い方にはサッパリでしょうが、緩い絵と裏腹にシリアスで王道少年漫画的な熱い展開と、
とぼけたスカシ具合のバランスが絶妙なので、是非ギャグが好きな人やデスノートとバクマンのストーリーが
好きな方に原作コミックをオススメしたい。努力・友情・勝利の三兄弟ヒーローやスーパースターマン好き☆

投稿 : 2024/04/20
♥ : 19

63.4 48 1994年度アニメランキング48位
湘南純愛組!(OVA)

1994年1月21日
★★★★☆ 3.4 (14)
74人が棚に入れました
 講談社刊「週刊少年マガジン」で人気を博した藤沢とおる原作のヤンキーコミックのオリジナルビデオアニメシリーズの第1弾。主人公は地元で「鬼爆コンビ」と呼ばれ、恐れられている鬼塚英吉と弾間龍二。二人ともキレると手をつけられないほどの強さを発揮する。そんな二人だから学校生活もやりたい放題。ところが悪行にたたり、とうとう停学処分が下されてしまうが……。監督を『劇場版 エスカフローネ』『鉄腕バーディー DECODE』の赤根和樹が担当し、二又一成、堀秀行、鶴ひろみなど人気声優陣を揃えている。

ひげ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.1

いつの間にかリストに追加されてたのね・・あーいれちゃいましたかー

GTOがドラマやるというので・・・発見してしまた。
原作語りだしたらとまらねえよ・・。

アニメ版は全然なの・・湘爆とはえらい違い。
初期の話が多く、お金がないからか肝心のバイクバトルもない。
50分にまとめるストーリーの切った張ったがへたくそ。
作品からのメッセージ性もクソもない。
最終巻のみがまぁ純愛組らしいかな・・。ほぼそのままやってるだけに・・。まぁ原作読んだほうが・・・。


作品概要
特攻の拓とならんでマガジンがヤンキー漫画雑誌と呼ばれた原因のひとつ。
らぶひな、ボーイズビーを忘れてるってか。
じゃぁ童貞雑誌だ。そして、たまに週間はじめの一歩。

鬼爆と呼ばれる伝説のコンビが主人公。
伝説というだけあって様々な逸話を持つがなぜ強いのか、謎のまま。
湘爆と違うのは、時代のせいか、今時ヤンキーはオタク以下だと本人達の言うとおり、、ヤンキーをやめたい、嫌いなんだけどなんだかやっぱりヤンキーやってるヤンキー漫画。

お世辞にもおもしろい漫画ではなかったのだが、極高のVMAX戦あたりから少しずつキャラクター達に肉が付いてくる。

暴走天使編は作品に世界背景、色を付けた決定的なストーリー。
なぜ彼らが最強であるのか、過去の話も交えて描くことで、「強い男とはなにか」とか「本当に大切なものはなにか」そういうテーマがはっきりとしてくる。
ヤンキーとか不良とかそういう問題じゃないんだよと。
またあれ以上バイオレンス、くさいドラマのある大げさな話は書く必要がなくなった。書けなくなった。

その過程で真樹さんというシュート!の久保さんと双璧をなす愛すべき漢のなかの漢、みんなのアニキが遂に誕生します。その人気からスピンアウトで生前の話まで描かれる。久保もあったっけ。
その彼の形見であるカワサキZⅡを英吉が引き継いでいたことが発覚。後付だけど。
『誰にことわってもめごとしてる?天下の国道で』ってふざけて真似したのは黒歴史。恐れ多すぎ的な意味で。
以後、ここ一番ではかならずゼファー1100ではなく、ZⅡで登場する英吉。
その素性から絶対に負けるわけがない、予定調和的なマシン、ガジェットでもあります。ワンパだけどそれがなんかいい。
GTO本編終了後あまり登場させないのはそういう意味もあるのかな・・。描くのがめんどくさいだけかもしらんけど。
今週からやってるのはもちろん〆はCBXだよね?・・・・先生・・。


この暴走天使(ミッドナイトエンジェル)編以降、もともとそこそこ面白かった日常?ギャグ要素がどんどんハイセンス化。
しょうもない話からはじまり、気がつけばいい話で終わらせる。
せっかくかっこよく終わったのに、次の週で壮大なオチが待ってたり・・・・・。
勝手な考察ですが、「銀魂」の空知さん絶対すきなんだと思います。キャラも構成もなんだか似てます。顔芸とかも。。。

個人的なおもひで
好きなキャラは冴島、南野先生、うさぎちゃんとか・・。真冬、仲条コンビもいいね。Dの食卓やってたりさ・・。
エピソードなら真冬の話、西湘バイパスでのレース、そしてピンクの象。あれは男にはわからないらしいエヴァ以上のミステリー・・。

劇中でも出てくる湘南平に若気の至り、いやみんなやったであろう・・鍵をかけたことがあるがまんまと別れた。
ハーレー純正のゴッツイロックでやってるのを見かけたので次はそうしようと思った。南京錠では甘いらしい。
まだあの金網あるのかな・・。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 7

62.7 50 1994年度アニメランキング50位
銀河戦国群雄伝ライ(TVアニメ動画)

1994年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (19)
96人が棚に入れました
神聖銀河帝国皇帝であった光輝帝が崩御したことにより帝政が崩壊する。多数の軍閥による権力抗争が始まる中、北天を制したのが元 帝国左将軍の比紀弾正である。比紀弾正は自身の最も信頼する側近の四天王と共に北天を瞬く間に併呑。五丈国を建国し、残る南天の制圧を掲げ、銀河統一へ向けて動き始めた。そんな折、四天王の一人である狼刃は、その軍団の中で一兵卒であった竜我雷に興味を示し、一躍師団長に抜擢する。ついに戦国時代の風雲児が歴史の表舞台に立つ時がきたのであった。
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