1995年度に放送されたTVアニメ動画一覧 58

あにこれの全ユーザーが1995年度に放送されたTVアニメ動画を評価したーデータを元にランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年04月20日の時点で一番の1995年度に放送されたTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

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年代別アニメ一覧

90.7 1 1995年度アニメランキング1位
新世紀エヴァンゲリオン(TVアニメ動画)

1995年秋アニメ
★★★★★ 4.1 (6252)
25240人が棚に入れました
西暦2015年。15年前に起こった大災害・セカンドインパクトで総人口の半数近くを失った人類は、使徒と呼ばれる新たな脅威にさらされていた。国連直属の非公開組織である特務機関NERV(ネルフ)は、汎用人型決戦兵器 人造人間エヴァンゲリオン (EVA) を極秘に開発し、予測されていた使徒の襲来に備えていた。そのパイロットに選ばれたのは、わずか14歳の少年少女たちだった。
 主人公である「碇シンジ」は、他人との接触を好まない内向的な少年だが、ネルフの総司令である父親ゲンドウによって、EVA初号機のパイロットに突如選任される。こうしてシンジらEVAのパイロットたちは、世界の命運を託され、命をかけて戦う過酷な状況に追い込まれる。セカンドインパクトの真相や襲来する使徒の正体、そして秘密裏に進められる「人類補完計画」など数多くの謎と共に、主人公シンジの成長と挫折を織り交ぜながら物語は進んでいく。

声優・キャラクター
緒方恵美、三石琴乃、山口由里子、林原めぐみ、宮村優子、立木文彦、石田彰、清川元夢、優希比呂、長沢美樹、子安武人、関智一、岩永哲哉、岩男潤子、麦人

さえぽん さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.4

最強中二病アニメ

意味のない用語、オチを考えてないストーリーや伏線。
底が浅く色々と酷い。
未だこんなアニメが面白いと思ってる人、
さっさと中二病卒業しては?

まあ未だ恋愛のした事の無い童貞さん
あるいは社会で働いた事のない学生さん
あるいはコミュ障&モテないという
リアルじゃ永遠に主人公になれないタイプの人間で
シンジと自分を被せて見てる人達が
これを見て大喜びするのはなんとなくわかります。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 161
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

神話の始まり

庵野秀明監督作品、制作GAINAX。

当時としては映像も素晴らしく、
アニメの常識を超えた作品となった。
アニメというジャンルを更新した作品。
90年代の世相は図らずも、
既存の価値観の転倒が始まって、
その象徴として祭り上げられてしまった。
その辺りはもう語り尽くされています。

特撮ものとしても秀逸な作品です。
エヴァ搭乗に活動制限を設けたのが大きい。
戦闘シーンは(新劇含め)今でも色褪せない。

後半は精神世界に沈殿していきますが、
{netabare}自己による内閉は世界の内閉よりも深い。{/netabare}
アニメでは新しい主題の発見だと思う。
岐路に迷うのはいつも未熟なものたちなのだ。

自分の形を失った世界、
それはどこまでも自分であり、
どこにも自分がいない脆弱な世界。
ATフィールドからの解放、
そして他人という恐怖がまた始まる。

これは少年が世界を肯定する物語なのだ。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 92
ネタバレ

mio♡美桜 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

私にとってのファーストインパクト!

{netabare}
原作未読

今更のエヴァレビューですがまだ書いてなかったので
忘れない様にメモ的な感じで書いてみます。

数年前、ほとんどテレビアニメシリーズを見た事が
無かった私が唯一、最後まで見た作品です。

まして巨大ロボットが登場するアニメなど縁が無く
なぜ最後まで見れたかというのは、まず、第1話、
第2話のインパクトの強さでした。

1人の少年がいきなり巨大ロボットに乗せられ
突然襲来した使徒と呼ばれる未知の巨大生物と
いきなり戦わさせられ、しかも暴走なる状態に突入。

最初からこんな展開だとこの後どうなるの?
という非常に気になる物語の始まりからでした。

そして私が惹きつけられたのが、ロボットと思っていた
エヴァンゲリオン初号機が実は汎用人型決戦兵器、
すなわち人造人間エヴァンゲリオンだったという事です。

これには驚きました。
そしてこの事が私の心をつかんだ最たる要因だったと
思います。

そしてその操縦スタイル、戦闘スタイルが常にロボット
では無く生身の人間が戦う感じがした事でした。
血液みたいなのが噴き出したり、怪我した時に包帯
巻いてるんです。

パイロットはエントリープラグなる容器に搭乗し、
エヴァ後頭部の脊椎の部分から挿入。
プラグ内はL.C.L溶液なるもので充たされ、エヴァとの
神経接続。さらに起動するには一定のシンクロ率が必要。
通常動力は外部からアンビリカルケーブルで接続され、
外れると稼働時間は1分。使用する武器は刀剣や銃火器と
いった設定に心奪われました。

登場するキャラ、特に女の子綾波レイ、惣流・アスカ・
ラングレーの魅力も大きかったです。
特にアスカは今、思うとあーこういうキャラがツンデレ
だったんだーって感じです。
プラグスーツのあのピタッとしたデザインも好きでした。

とにかくその世界観とお話の設定にとてつもない魅力を
感じ、1話からのめり込む事が出来た数少ない作品でした。

最近の作品で同じ様な感覚に陥ったのが進撃の巨人
です。
当時、この作品が社会現象にまでなったのも頷けます。

最後は何やらちょっと意味不明な終わり方に
なっちゃったけれど、私にとってとてつもない
インパクトを与えた作品でした。

今でも大好きな作品です。
{/netabare}

投稿 : 2024/04/13
♥ : 73

76.6 2 1995年度アニメランキング2位
ロミオの青い空(TVアニメ動画)

1995年冬アニメ
★★★★☆ 4.0 (253)
1383人が棚に入れました
スイスの小さな村、ソノーニョ村に少年ロミオ11歳が生活していた。 平和に暮らしていたロミオ一家にある日村にやってきた人身売買人、死神ルイニの魔の手が襲い掛かる。 ロミオの父ロベルトは、頑なに息子ロミオを売り渡す事を拒み続けるが、遂に病に倒れてしまう。 それを見たロミオは医者を呼んで父を救うため、自分の身を売る事を決意する。 こうして、ロミオは煙突掃除夫として、ミラノの街へ旅立つのであった。

声優・キャラクター
折笠愛、藤田淑子、岡村明美、川村万梨阿、安西正弘
ネタバレ

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

あなたは、どんな状況でも正義を貫きとおせますか?

この物語の舞台は19世紀のイタリア、ミラノ。人身売買が公然と行われていた時代。
主人公ロミオが、どんなに不幸な状況でも自分の信じた正義を貫きとおす物語です。
全33話です。最初は不幸の連続ですが、最後はハッピーエンドとなるので、安心して見られます。

当時は煙突掃除夫として、多くの人身売買された子供が作業していました。
煙突の中にたまった煤を取り除く作業です。

体が小さくなければ、煙突の中に入れません。
だけど煙突の中での作業は、足を滑らせれば大怪我をします。
それでなくとも、煤だらけの劣悪な環境です。
作業する子供達の多くは喘息、肺炎となり、やがて亡くなります。
このことは歴史上の事実です。決して物語ではありません。


主人公のロミオは、スイスの小さな村に住んでいましたが、
父が病気となり医療費が払えないので、自ら「死神」とあだ名されている人身売買商人に買われます。
そしてミラノで煙突掃除夫として働くのです。

ロミオは心の優しい少年です。
そして、バカがつくほどの正義感があり、しかも正直者です。
{netabare}
ミラノに行く途中、嵐の中で船が転覆して死神が溺れます。
死神が死ねばロミオは自由になるのですが、ロミオは命の危険を顧みず、死神を救助します。
ミラノでは、雇い主からあらぬ疑いをかけられて警察に突き出され投獄されそうになりますが、雇い主を危機から救います。
雇い主の命を救う行為は、言い換えれば自分が投獄されることを覚悟しての行動でした。
{/netabare}
ロミオは自分の損得よりも、人間として正しいと思ったことを最優先します。
それはロミオの純粋な心を表していました。

また、どんなときでもロミオは希望を失いません。
そんなロミオの明るい顔を見ると、思わず元気が湧きます。

そして、ロミオの親友であるアルフレッド。
頭脳優秀で統率力のあるアルフレッドが、この物語をさらに味わい深くしています。
アルフレッドは数奇な運命に翻弄された少年。ある意味、ロミオよりも魅力的です。
彼の生きざまは、多くの人の心に残るでしょう。


オープニングは笠原弘子さんが歌う「空へ…」 とても美しい歌です。
一度聴いてみてください。澄み切った青空が見えてきますよ。(^_^)


ところで、天使は英語でAngelです。
女性用の接尾辞 ”~etta” は「小さな」、「かわいい」を意味しています。
Angeletta(アンジェレッタ)は「小さな天使」、「かわいい天使」を意味します。
ロミオがミラノで出会ったアンジェレッタは、まさにかわいい天使でした。(^_^)

投稿 : 2024/04/13
♥ : 35
ネタバレ

ワタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

まさに、世界”名作”劇場

世界名作劇場。子供の頃に見ていた人も多いだろうけど
自分はまともに見た作品は一つもないんですよね。 
名犬ラッシーを見た記憶がおぼろげにあるぐらいで。

本作「ロミオの青い空」は知名度こそ低いものの
一部から絶大な支持を受けており、高評価されている作品ということで観てみました。

まずOPが名曲すぎる。もうイントロ部分からジーンと来ますね。
煙突の中を登っていき、青い空がパッと開けてタイトルが出る映像演出が実に素晴らしい。

ストーリーは、村に住む少年ロミオが、とある事情でミラノの煙突掃除夫として働くことになり
その中で、煙突掃除の子供達により結成された「黒い兄弟」の結束であったり
家族間の心温まるエピソード、無二の親友であるロミオとアルフレドの厚い友情などが描かれます。

キャラクターが本当に魅力的で、メインキャラのみならず
陽気なお調子者だけどどこか達観してる感もあるダンテ、
ロミオの仕事の親方であるロッシ、不良グループのリーダーで厨二病全開なジョバンニなど
脇を固めるキャラもいい味出してます。そしてヒロインが皆可愛い!(重要)

ただ不満というか、物足りなかった点もあります。
それは「煙突掃除」という仕事の過酷さや危険性に対する掘り下げが浅かったこと。
スタッフの狙いは分かるんですよ。原作をだいぶ改変してるとのことですが
名劇は子供向けだし、話が重くなり過ぎないように配慮するのは懸命な判断だと思います。
後半以降、感動・友情路線を強調するのも悪くないし
不覚にも何度も涙ぐまされた身としては文句も言いづらいんですけどね。

{netabare}アルフレドの死因は親方から過酷な労働を強いられた結果だと推測できますが
そもそも煙突掃除という仕事自体が相当に危険を伴うもので
落下による怪我や火傷、そして煙突内の大量の煤を吸い込むことによる肺病の恐れがあります。
狭い煙突内を移動できるのは小柄である子供だけですが
だからと言って子供にこのような仕事をさせるのは異常としか思えない。
(実際、イギリスでは1875年に煙突掃除夫法が議会を通過して児童労働が禁止になったとのこと)

煙突掃除夫として働くことがいかに過酷であるかをもっと描写していれば
アルフレドの夢をロミオが受け継ぎ、新たな時代を切り開かんとする流れも
最終回ラストのナレーションも、もっと心に響くものになったかと思います。
もちろん、子供達の煙突掃除夫としての誇りは決して否定されるべきものではない。
初めて煙突から屋根に登った時の「煙突掃除の少年だけの世界」は
観ているこちらにも伝わってくる感動的な光景でしたし。{/netabare}

いずれにせよ、本作が素晴らしい傑作であることは間違いない。
どんな困難にもめげない、勇敢な心を持ったロミオ達のたくましい生き様に胸打たれ、
観終わった後は心の中に青い空が広がるような澄んだ気持ちにさせられます。
老若男女問わず、もっと多くの人に観てもらいたい作品です。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 35
ネタバレ

takarock さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

「世界名作劇場」の看板に偽りなし!!

あにこれに来てからもうすぐ3年になりますが、
レビューというのはコンスタントに書いていないと、
書くのが億劫になってきますw
「別に俺が書かなくてもいくらでもいいレビューを書く人はいるし。。」
「書こうにも何も思いつかないからまた今度気が向いたら書こう。。」
このように思いつく限りの言い訳を並べているのが現在の私の状況なんですけど、
この作品のレビューはなんとか書かなきゃいけないと思ったのが、
本作、「ロミオの青い空」です。

1995年に「世界名作劇場」枠で放送。全33話です。
ある程度アニメに精通しているアニメファンの中では、
その評判は知れ渡っていますし、
私も以前から「いずれ視聴しなければ」とチェックしていました。
そして実際に視聴したんですけど、
まさに「世界名作劇場」の看板に偽りなし!!という出来でした。

古い作品ですし、知る人ぞ知る名作なので未視聴の方も多いと思います。
そういった方たちになんとかこの感動を伝えたいと思ったので、
もうレビューの書き方なんて忘れかけている私が今一度筆を執った次第であります。
重大なネタバレは回避しますが、若干のネタバレ有りです。
事前の情報を一切遮断したいという方はこれ以上は読まないでください。


{netabare}「大まかなあらすじ(知っている方は飛ばして下さい)」(wiki参照)
スイスの小さな村、ソノーニョ村に住む少年ロミオ(11歳)が家族の為に
人身売買人である死神ルイニと契約して身を売ることを決意するが、
それはイタリアのミラノで煙突掃除夫として過酷な労働を強いられることを意味する。
ミラノへ向かう道中、同じく煙突掃除夫として売られた少年アルフレドと出会う。
一旦は離れ離れになるもアルフレドとミラノで再び出会い、二人は親友となる。
ミラノでは過酷な重労働、そして不良少年ジョバンニ率いる狼団等
ロミオたちに幾多の困難が立ち塞がる。

まず、本作はキャラクターが良いです。
素直で快活、強さとやさしさを併せ持つロミオ。
才能・見識・人格とすべてが優れていて、まさに貴公子と呼ぶに相応しいアルフレド。
不良少年で狼団のボスであるジョバンニは、アルフレドをライバル視してますが、
狼団の仲間がアルフレドに卑劣な罠を仕掛けたことを厳しく咎めます。
正々堂々と勝負して勝たなければ意味がない。まるでどこぞの誇り高きサイヤ人の王子のようですw
狼団のメンバーである少女ニキータもよかった。
近年の瞬間的に性格が豹変する情緒不安定なツンデレでなく、古き良きツンデレでしたw

私は本作を、ロミオを中心として、
幾多の困難を乗り越え如何にキャラが成長していくのかという成長物語として観ていたのですけど、
ロミオの性格というはある意味完成されているんですよね。
素直で快活、強さとやさしさを併せ持っているわけですから、
成長の余地は残されているのかと視聴途中は疑問を抱いていたのですけど、
その心配は杞憂でした。
様々な人たちとの出会いや別れを経てロミオは様々なものを得てきました。
狼団に対抗すべきアルフレドと共に結成した黒い兄弟の仲間たちとの絆もその1つでしょう。
また、最初文字を読むこともできなかったロミオはミラノで大学教授のカセラ教授と出会い、
これをきっかけとして書物に触れ、知識の海へ泳ぎ出します。
この描写が本当によかった。最後まで本作を観終えた後に、
最初と比べてロミオは人間としてひと回りもふた回りも大きくなったと強く実感できて、
成長物語として気持ちよかったです。実に清々しい気持ちでした。
ところで、本作の悪役として登場するキャラのほとんどはとことん悪ですw
ロミオを煙突掃除夫として買い取った親方の息子のアンゼルモもその1人です。
なにかとロミオを虐め、そのやり口も陰湿極まりないもので、
性根が腐りきっているんですけど、
個人的には彼が改心し、成長することを期待して観ていました。
まぁ、どうなんでしょうねw 彼も少しは成長したのかもしれませんねw

本作と言えば、ロミオとアルフレドの熱い友情、そして黒い兄弟の仲間たちとの絆です。
ロミオはアルフレドを崇拝していて、
アルフレドには何をやっても敵わないと思っていますが、
アルフレドはそうは思っていません。
本当に凄いのはロミオの方だと。本当の強さを持っているロミオを心から尊敬しています。
こうした二人の思いは様々な台詞に滲み出ています。ぐっときます。
人間関係において最も大切なことは、信頼関係を築くことだと思います。
様々な苦楽を共有し、築いてきた人間関係というのは何ものにも代えがたい宝物であると
本作を視聴して改めて感じました。


(おまけ)

無粋なのは承知の上でなんですけど、
煙突掃除夫として売られた子供たちは二度と帰ってこれないというのはなんだったのかw
序盤こそ煙突掃除夫としての過酷な労働状況を示す場面はありましたが、
中盤くらいから結構余裕あるなこいつらと感じずにはいられませんでしたw
カイジの地下の強制労働くらいの絶望感は覚悟していたんですけど、
これだとかなりきついけど稼ぎはいい出稼ぎなのでは・・・
まぁ本作の性格や放送時間を考慮したらあれくらいが丁度いいのかもしれませんねw{/netabare}

投稿 : 2024/04/13
♥ : 31

72.7 3 1995年度アニメランキング3位
新機動戦記ガンダムW[ウイング](TVアニメ動画)

1995年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (570)
3265人が棚に入れました
A.C.195年、宇宙コロニー居住者達の一部レジスタンスは、強引な武力支配を続ける地球圏統一連合とそこに潜む軍事秘密結社OZの壊滅のため、「オペレーション・メテオ」を発動し、開発した5機の「ガンダム」と5人のパイロットを地球に送り込み、世界各所でOZへの破壊行動を図る。しかし、作戦は事前にOZに傍受されパイロットのひとり、ヒイロ・ユイは地球降下時に撃墜され、連合軍高官の娘リリーナに正体を知られてしまう。ヒイロはリリーナに「お前を殺す」と告げるが…。
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

終わりにして、始まりのガンダム

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
歴代のガンダムシリーズの中でも、1つのターニングポイントになった作品です。この作品を、「是」とするか「否」とするかで、多分、ガンダムファンの中でも真っ二つに割れるかと思います。

自分は、「V」「W」「X」あたりがリアルタイム視聴世代なんで、やっぱり好きっすね♪

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
自分にとっては、古き良きガンダムの最終作にして、イマイチ受け入れらない新しい時代の先駆け的な作品になります。

テレビシリーズの制作順でいけば、V → G → W → X → 逆A → SEED となります。タイトルに「新」機動戦記とつくように、(イロモノ担当のGを抜くと) 初めての宇宙戦記(UC)ではない作品になります。また、同時に複数のガンダムとイケメン主人公が登場するという、現在のガンダムに繋がる流れを作りました。

これは、女性ファンの獲得と、テレビゲーム化(&ガンプラの販売数増加)を考えた時には重要な要素でした。さらに、アメリカで初めて放送したガンダムでもあります。(そして、目論見通り、多くの女性ファンと利益を得ました)

この辺の商業的な部分を否定的にとらえるファンも多い(し、気持ちも分かる)けど、私は、わりと肯定的です。サンライズもたくさんの社員を抱えてるし、金稼がないと、おちおちガンダムも作ってられないしね。ガンダムの新作を出してくれるなら、ちゃんと金儲けもしてくれいというスタンスです。

ただし、それ(金儲け)と作品のクオリティーは別の話です。近年、作品自体のクオリティーが下がってるのは、残念ながら事実だとは思います。

でも、このWには十分な魅力がありました。特に魅力的だったのは、トレーズです。

ガンダムといえば、魅力的な敵役は欠かせません。でも、ラルやノリスのように武骨でもなく、シャアほど野心的でもなく、一見ザビ家のように高慢ちきで、戦争を遊びのように行っているトレーズのことを、最初は大嫌いでした。

しかし、様々な事情の中で離反するゼクスをあえて見逃し、レディの愛情に関してはなんだかんだ一途であり、自分なりの歪んだ美学の元に生きるトレーズは、単なる嫌なやつではなくなっていました。

そして、あの戦死者を全て覚えてるシーンで完全にやられました。

トレーズの凄さは、「あえて悪役になり、わざとやられる」なんてことは考えず、自分なりに精一杯勝ちにいったところです。その上で、どちらが勝っても戦後がうまくいくように計算していました。これは、超個人的に、「ロードス島戦記」でマーモを率いて戦った、「赤髪の傭兵ベルド」に共通するものがあり、ロードスをこよなく愛する身としては、どストライクでした(まあ、知る人は少ないだろうけどw)。

書きたいことはつきません(全メインキャラに同じくらい書けますw)が、長くなったのでそろそろ終わります。ということで、その他様々な面で観ても、古き良きガンダムの系譜を受け継ぎつつ、新たな世界を開いたWを、私は高評価です♪

ちなみに、私はデスサイズが好きで、初めて買ったプラモもデスサイズでした。☆5は、当時小学生で、リアルタイムにハマったという補正は否めませんが(^-^;

ちなみにちなみに、昔はなんてことなかったんですが、今、「ガンダムw」とすると、草はえそうなガンダムで、嫌ですね(笑)
{/netabare}

投稿 : 2024/04/13
♥ : 38
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

ツッコミどころ多くて逆に楽しめる中二病ガンダム!

※騎士道とはそもそも中二病の産物である(ドン・キホーテを読めば明らか)。

少し前に『機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ』のレビューに、「こういう“任侠ガンダム”じゃなくて“騎士道ガンダム”を観たいものだ」と書きましたが、そういえば以前視聴した『ガンダムW』って結構中二病っぽかったな?と思いだして再視聴して観ました。

※制作情報追加&各話評価パートのみ更新。
※以下、以前の感想。

◆総評

数あるガンダム・シリーズの中でも、「ガンダムに一切乗らない・操縦しない」女性キャラクターを主人公に設定し、彼女の周囲に協力者(あるいは時に敵対者)となる色とりどりのイケメン・パイロット達を配置して、あからさまに女性ファン獲得を狙った作品は、本作くらいではないでしょうか?

そういう意味で本作は、

(1) とくに序盤(第11話まで)は、なかなかインパクト強くて惹き込まれたのですが、
(2) 制作途中で監督が実質的に交替してしまう、というアクシデントもあって、第21話以降はシナリオがどんどん支離滅裂になっていってしまい、真面目に話の筋を追いかけるのが虚しくなってしまいました(※つまり、シナリオ面では駄作)。
(3) それでも、主人公の少女リリーナを始めとする登場キャラクター達がそれぞれ個性的に描かれているのが幸いして、何とか最後まで(色々突っ込みを入れつつも楽しく)視聴し終えることが出来ました。

以上から本作の感想をひとことで纏めると、シナリオ自体は突っ込みどころが多いけど、①男性は「妹もの」、②女性は「イケメン動物園」としてまずまず楽しめる「キャラ立ちガンダム」ということになるかと思います。

従って・・・


◆本作をお勧めしたい人1(妹プリーズ!な人)

'80年代ガンダムつまり《宇宙世紀シリーズ》の実質的な主人公である仮面の男「赤い彗星」ことシャア・アズナブル(本名キャスバル・ダイクン)は、{netabare}ジオン公国の国是である「ジオニズム(Zeonism)」という架空の思想の提唱者(故ジオン・ダイクン)を実父とし、今は他家に引き取られて分かれ住むセイラ・マス(本名アルテシア・ダイクン)という実妹{/netabare}をもっていました。

それに対して、本作の重要キャラである仮面の男「ライトニング・カウント(稲妻の伯爵)」こと{netabare}ゼクス・マーキス(本名ミリアルド・ピースクラフト){/netabare}は、{netabare}サンクキングダム(王国)の国是である「完全平和主義(Perfect Pacifism)」という(現実世界でもありそうな)思想の提唱者(故ピースクラフト王)を実父とし、今は他家に引き取られて分かれ住む実妹リリーナ・ドーリアン(旧名リリーナ・ピースクラフト){/netabare}をもっています。

そして、《宇宙世紀シリーズ》では{netabare}「ジオニズム」という理想の実現のためにジオン公国やその他の宇宙コロニーで立ち上がる人々{/netabare}が登場しましたが、本作でも{netabare}この「完全平和主義」という理想の実現のために旧サンクキングダム領やその他の地球圏各地で立ち上がる人々{/netabare}が登場します。

さらにその後、本作TVシリーズ終盤には{netabare}地球へのコロニー落としのエピソード{/netabare}が登場し、そして続編OVAには{netabare}戦死した指令官の幼い娘を擁立する残党のエピソード{/netabare}が登場する・・・となると、これはもう《宇宙世紀シリーズ》をオマージュした作品といって良いのかも知れません。

但し、《宇宙世紀シリーズ》 では、シャア・セイラ兄妹のうち、物語が兄シャア(本名キャスバル)の方にばかり偏っていて、妹セイラ(本名アルテシア)についてはサイド・ストーリーとなる『ガンダム THE ORIGIN』を含めても未だ全然エピソードが物足りないのに比べると、本作は、兄の側以上に妹の側のエピソードを丁寧に描き出しているので、《宇宙世紀シリーズ》 を見て「もっと妹プリーズ!」と叫んでしまった人には、本作はとくにお勧めできるのではないでしょうか。


◆本作をお勧めしたい人2(イケメン動物園プリーズ!な人)

本作の主人公リリーナは男性向けアニメによく出てくるような「テンプレ萌えキャラ」とは真逆の、かなり面倒くさい一面も備えた等身大の女性キャラとして描かれており、逆に彼女に関わってくる少年キャラ達の方が「テンプレ萌えキャラ」化しているので、そういう「美少女動物園」ならぬ「イケメン動物園」が好きな人にもお勧めできる作品ではないでしょうか。


◆作品別評価

(1) 新機動戦記ガンダムW (TVシリーズ)     ☆ 3.8 (49話)
(2) 新機動戦記ガンダムW Endless Waltz (OVA) ☆ 3.5 (3話)
(3) 新機動戦記ガンダムW Endless Waltz 特別篇 ☆ 3.6 (OVAを再構成)
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  総合                    ☆ 3.7   (計52話+劇1)


◆制作情報(TVシリーズ)
{netabare}
原作           矢立肇、富野由悠季
監督           池田成、高松信司(代行)
シリーズ構成      隅沢克之
脚本           隅沢克之、面出明美、千葉克彦、川瀬敏文
キャラクターデザイン 村瀬修功
メカニックデザイン   大河原邦男、カトキハジメ、石垣純哉
音楽           大谷幸
アニメーション制作  サンライズ{/netabare}


◆視聴メモ(※主に本作の突っ込みどころ)
{netabare}
・第1話視聴終了時点
作画の動きが少ない点が気になるが、なかなか惹きつけられる面白いスタート(※特にヒーロー&ヒロインが中二病っぽい点が◎)。
・第3話視聴終了時点
G側&敵側将兵とも中二病色が濃くて好感。
・第8-9話視聴終了時点
これ、もしかして「逆襲のゼクス特尉」か?→宇宙世紀シリーズ・ガンダムでのシャア&セイラ兄妹の物語が物足りない人向けには面白いかも。
展開が早く色々と予想外な点は評価したい。
男から見るとヒロインが微妙。ED「It's Just Love」で視聴者睨みつけてウンコ座り?してるし笑。
メインヒロイン(リリーナ)が急に某国の王女であることを告げられ、そこから簡単に「私の国」意識を強く持つのはシナリオが乱暴過ぎる
サブヒロイン(レディ・アン)は二重人格(眼鏡ブス→コンタクト美人に性格豹変)という設定だが、余りにキャラクターの描かれ方に一貫性がなく白ける。
・第12話視聴終了時点
いかにも死亡した風な描写があったヒイロが、第12話で回復していて白ける。この手の安直なシナリオは止めて欲しかった。
・第14話視聴終了時点
それまでサンクキングダムのことなど何も知らなかったリリーナがいきなり同国の代表になっているのは無謀で白ける。
同じく第14話からの、ヒイロのノベンタ元帥の家族への懺悔行脚が嘘っぽくて白ける。→この辺りから登場キャラの心情推移や全体シナリオの安直さ・適当さが目に付くようになってくる。
・第15話視聴終了時点
爺がゼクスを幼少期から知っている設定でのあのリリーナとの会話は矛盾×
・第18話視聴終了時点
この回終盤の長めのデュオ独白から今度は、急に「平和主義(反戦主義)」のプロパガンダみたいな主張が首をもたげてくる。
・第21話視聴終了時点
カトルの父が「完全平和主義」という個人的な信念のために決して自分ひとりの所有物とはいえない資源コロニーを自爆させる展開、そしてそのことでカトルがコロニーの他の住民たちを愚民として軽蔑し悲憤する展開を描いており、かなり違和感がある。
・第22話視聴終了時点
サンクキングダムからの親善大使を自称するミリアルド・ピースクラフト(=ゼクス特佐)と眼鏡なしレディ・アンが突然、今後の方針について会談をはじめており、第17話以降のレディ・アンの人物像の支離滅裂さと併せて、本作の全体シナリオの支離滅裂さが決定的となる。
・第30話視聴終了時点
市井の爺さんの口を借りて「完全平和主義」という考えをゴリ押ししてる感じがイマイチ。
・第40話視聴終了時点
リリーナの演説で「世界(=すべて)が一つになる」というセリフが登場。
・第41話視聴終了時点
ここに至って、第25話で射殺されたかのように描かれたていたレディ・アンが意識不明ながらも存命であることが判明→ダメなシナリオの典型だな、これは。
・第48話視聴終了時点
ミリアルドの真意=敢えて大々的な戦闘行為を繰り返して、戦争の愚かさを全人類に知らしめること、と判明。
ミリアルドの父=かってのサンクキングダム国王ピースクラフトは、コロニーの英雄ヒイロ・ユイと共に「完全平和主義」という理想の実現のために戦った→ミリアルドはこの父王の理想を受け継いで、父王の盟友と同じ名前を持つ少年ヒイロ・ユイと共に再び「完全平和主義」の実現のために戦う意思をもっていることが判明。
・第48話視聴終了時点
ドロシーは「人類の心の変革」のために戦っている、と判明。
・第49話視聴終了時点
ミリアルドによれば、完全平和の条件は「全ての兵器の破壊」そして「人々から戦う意思を取り除くこと」。{/netabare}


◆パート別評価(TVシリーズ)

(1) オペレーション・メテオ編 ★ 4.1 (第1~11話)(11話) ※ヒイロ含む5人のGパイロット
(2) オペレーション・ノヴァ編 ★ 4.0 (第12~26話)(15話) ※トレーズ&レディ・アン
(3) 総集編           ☆ 3.0 (第27~28話)(2話) 
(4) サンクキングダム編   ☆ 3.7 (第29~40話)(12話) ※リリーナ
(5) 巨艦リーブラ降下編   ☆ 3.7 (第41~49話)(9話) ※ミリアルド
------------------------------------------------------------
  総合             ☆ 3.8 (計49話) ※上記は各パートの中心キャラ


◆各話タイトル&評価(TVシリーズ)

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

※アフターコロニー (After Colony, A.C.) 195年の物語

=========== 新機動戦記ガンダムW (1995年4月-1996年3月) ===========

 - - - - - - OP「JUST COMMUNICATION」、ED「It's Just Love」 - - - - - -
{netabare}
第1話 少女が見た流星 ★ オペレーション・メテオ発動(5機のG地球降下)、ウイングG(ヒイロ・ユイ搭乗)vs.ゼクス上級特尉隊遭遇戦、リリーナ&ヒイロの出遭い
第2話 死神と呼ばれるG(ガンダム) ★ リリーナ誕生パーティ、連邦&OZの海没G回収作戦、Gデスサイズ(死神デュオ搭乗)の妨害、デュオvs.ヒイロ
第3話 ガンダム5機確認 ★★ ヒイロ囚わる、デュオのヒイロ脱出幇助、特別MS部隊スペシャルズ(トレーズ上級特佐指揮下)、Gヘビーアームズ(トロワ搭乗)のコルシカMS工場急襲、Gサンドロック(カトル搭乗)部隊来援
第4話 悪夢のビクトリア ★ 張五飛のOZヴィクトリアMSパイロット養成所襲撃、ノイン教官の逡巡、シェンロンG無双、トレーズ暗躍
第5話 リリーナの秘密 ★ 養父ドーリアン外務次官爆殺(OZレディ・アン)、ピースクラフト家息女、ドクターJの目的(英雄ヒイロ・ユイ、OZ討滅)
第6話 パーティー・ナイト ☆ OZの学園襲撃、ウィングG(ヒイロ機)のリリーナ救助、トレーズからの作戦中止命令
第7話 流血へのシナリオ ★ OZ(トレーズ上級特佐指揮)の軍事クーデター(オペレーション・ディブレイク)、連合軍和平派ノベンタ元帥死亡、利用されたG4機(五飛の制止)、セプテム将軍謀殺
第8話 トレーズ暗殺 ★ ニューエドワース基地爆破阻止(サリィ軍医&ヒイロ活躍)、ゼクス特尉の本名(ミリアルド・ピースクラフト)、トロワ&五飛のトレーズ艦船急襲、張五飛vs.トレーズ剣戟戦、五飛敗北 ※騎士道展開◎だがタイトル詐欺は残念×
第9話 亡国の肖像 ★ 初期型MSトールギス出撃、ゼクス指揮下OZ軍の旧サンクキングダム駐留連合軍制圧、ゼクスの素顔と目的
第10話 ヒイロ閃光に散る ★ アン特佐の姦策、Gのトーラス破壊作戦、ヒイロ(ウイングG)vs.ゼクス(トールギス)、コロニー破壊の脅迫、Gの黒幕(ドクターJ)の降伏受諾、ウイングG自爆・ヒイロ死亡?、G残機撤退 ※タイトル詐欺?
第11話 幸福の行方 ★ カトルの素性、ウェリッジ侯爵の便宜とリリーナのアン狙撃失敗、中東マグアナック隊のOZ抗戦・G2機撤収支援、ノインのリリーナ保護{/netabare}

  --------------------- シナリオの切れ目 ----------------------
{netabare}
第12話 迷える戦士たち ★ クーデターから一ヶ月後、ヒイロ回復(トロワ&キャスリンの介抱)、OZと連合の紛争継続、張五飛の復活(サリィとの出遭い)
第13話 キャスリンの涙 ★ OZの旧連合モガデシオ要塞攻撃(OZ仕官の狂気、ゼクス特佐の怒り)、トロワの自爆願望とキャサリンの制止
第14話 01爆破指令 ☆ OZ黒幕(ロームフェラ財団)会議の一幕、ノベンタ元帥の娘シルビアへの謝罪(ヒイロ) ※リリーナが急にサンクキングダム代表になっているのはやや唐突×
第15話 決戦の場所南極へ ★ ノインのヒイロ&トロワ接触・南極移送、ノベンタ夫人の手紙、ロームフェラ調査隊のノイン攻撃・トロワ出撃(調査隊撃滅)
第16話 悲しき決戦 ★★ 修復されたウイングG、ヒイロ(Gヘビーアームス)vs.ゼクス(トールギス)一騎打ち、リリーナの制止、ノインの告白(兄妹の因縁)、調査隊来襲・ゼクス単騎出撃(戦う意味の再獲得) ※ゼクスへの好感度が急上昇する回であり本作の見せ場の一つ
第17話 裏切りの遠き故郷 ★ トーラス&無人戦闘兵器モビルドール(MD)部隊運用開始、レディ・アンのコロニー懐柔工作、Gサンドロック(カトル機)自爆、G開発者5人投降、ヒイロ&五飛宇宙へ ※眼鏡なしレディ・アン初登場回
第18話 トールギス破壊 ☆ トレーズ&レディ・アンそれぞれの思惑(ゼクス&拘束科学者達の活かし所)、ゼクスのトレーズ決別
第19話 バルジ強襲 ☆ トーラス&MD隊vs.Gデスサイズ(デュオ拘束)、ヒイロによるデュオ救助、OZ宇宙要塞バルジ(レディ・アン指揮下)周辺の戦い(五飛撤退) ※レディ・アンの二重人格ぶりは微妙
第20話 潜入、月面基地 ★ OZのコロニー支配進行、マグアナック隊のカトル機奪還作戦、トロワ潜入(Gデスサイズ破壊、レディ・アンとの対面)、OZ新型MS(ヴァイエイト&メルクリウス)機動
第21話 悲しみのカトル ☆ 新型MS(トロワ&ヒイロ搭乗)実験、ゼクス機との遭遇戦・ゼクス投降、資源コロニー管理者ウィナー(カトルの父)のOZへの反抗と民衆の離反・爆死
第22話 独立を巡る戦い ★ 旧連合軍事コロニーD120(ギンター指揮下)へのミリアルド接触、ロームフェラ財団の野心(デルマイユ公爵のツバロフ技師派遣)、トレーズのゼクスへの依頼(レディ・アン救済)、バルジのD120砲撃失敗、五飛投降 ※シナリオの分かり辛さは×
第23話 死神に戻るデュオ ☆ 地球でのOZ反抗活動(サリィ)、OZ志願兵ヒルデの造反、デュオの月面MDプラント破壊作戦・失敗・投降 ※シナリオの散漫さは残念×
第24話 ゼロと呼ばれたG(ガンダム) ☆ 暴走カトル機の資源衛星破壊、G開発者&パイロット達の窒息危機
第25話 カトルVSヒイロ ★ 月面プラントでのMD量産開始・地球投入計画、トレーズの反対・幽閉、レディ・アン(バルジ)vs.ツバロフ(MD部隊)、G科学者・パイロット解放とレディ・アン射殺?
第26話 燃えつきない流星 ☆ オペレーション・ノヴァ(ロームフェラ財団のMD地球投入作戦)開始、トレーズ派の叛旗、ヒイロvs.カトル、両名地球へ{/netabare}

  ----------------- ここより2話はほぼ総集編 -------------------
{netabare}
第27話 勝利と敗北の軌跡 ☆ ※ほぼ総集編(主にヒイロ/リリーナ視点)
第28話 すれ違う運命 ☆ ※同上(主にゼクス/トレーズ/レディ・アン視点){/netabare}

  --------------------- シナリオの切れ目 ----------------------
{netabare}
第29話 戦場のヒロイン ☆ ノインのサリィ救出・G機体捜し、「完全平和主義」の国サンクキングダム、ドロシー(デルマイユ公息女)学園転入
第30話 リリーナとの再会 ☆ Gパイロット抹殺命令、完全平和主義の町周辺の戦(傭兵ヒイロ奮闘)、ヒイロとリリーナの再会 ※爺さんとカトルの会話は説得力ゼロ×
第31話 ガラスの王国 ☆ ヒイロ&カトル学園転入、ロームフェラのサンクキンgダム侵攻の謀略、ノインの防衛戦力準備発覚(リリーナ承諾)
第32話 死神とゼロの対決 ☆ デュオを使ったウイング・ゼロ実験、トラント特佐暴走とデュオの阻止
第33話 孤独な戦場 ☆ ゼクスのOZ軍襲撃、ロームフェラ財団のリリーナ招致、トレーズ派本拠地ルクセンブルクへのMD降下、ゼクス&ヒイロ救援出撃
第34話 その名はエピオン ☆ トレーズからヒイロへ新型機譲渡、トールギス自爆・ウイングゼロ乗り換え(ゼクス)、悪魔の機体ガンダムエピオン出撃
第35話 ウーフェイ再び ☆ キャスリンのトロワ保護(記憶喪失)、張五飛出身コロニー(辮髪←満州モチーフ?)自爆、オペレーション・ノヴァ終了・サンクキングダム侵攻準備
第36話 王国崩壊 ★ ロームフェラ派OZ軍のサンクキングダム侵攻、リリーナの主権放棄・降伏
第37話 ゼロVSエピオン ☆ ゼロ・システム搭載機同士の対決(ヒイロvs.ゼクス)、ホワイトファング(コロニー独立革命派)決起(ツバロフ死亡)、ゼクスのエピオン搭乗、リリーナのロームフェラ(RF)財団代表就任受諾
第38話 女王リリーナ誕生 ★ トロワの戦線復帰、リリーナの財団代表就任・武装蜂起呼び掛け・世界国家樹立宣言
第39話 トロワ戦場へ帰る ★ ホワイトファングのザクス接触、リリーナの同調者増加(ウェリッジ侯&ドロシー他)・財団内の不協和、Gデスサイズヘル(デュオ機)参戦 ※ただの悪役と思われたドロシーの暗躍は意外○
第40話 新たなる指導者 ★★ デルマイユ公失墜・宇宙退去、リリーナのOZ武器放棄・コロニーとの共存演説成功(ヒイロのリリーナ暗殺中断)、ホワイトファング(WF)司のOZ宇宙軍殲滅(デルマイユ公戦死)・司令官ミリアルドの地球排除宣言{/netabare}

 - - - - - - - - - OP「RHYTHM EMOTION」、ED(変わらず) - - - - - - - -
{netabare}
第41話 バルジ攻防戦 ★ WFの宇宙要塞バルジ猛攻、トレーズの財団代表奪取(リリーナ解任・解放)、バルジ砲発射、ミリアルドの真意問いただし(ノイン)、バルジ轟沈
第42話 リーブラ発進 ★ WF旗艦(巨大戦艦リーブラ)からの「人類最後の戦争」宣言(ミリアルド)、ドロシーのWF合流 ※レディ・アン生存はご都合主義×
第43話 地上を撃つ巨光(オーロラ) ☆ トロワの記憶回復、リリーナ宇宙到着・ミリアルドへの直談判、リーブラ主砲の地球砲撃
第44話 出撃Gチーム ☆ ミリアルドの狙い(消耗戦によるG疲弊)、エピオン(ミリアルド)vs.ゼロ(ヒイロ)、ドロシー操縦MDvs.G4機(ゼロシステム使用カトル指揮)、リーブラvs.ピースミリオン
第45話 決戦の予感 ☆ ヒルデのリーブラ脱出・情報提供、ヒイロ&トロワのデータを組み込んだMD(メルクリウス&バイエイト)vs.Gデスサイズヘル(デュオ機)
第46話 ミリアルドの決断 ★ ヒイロのリーブラ潜入、ミリアルドの真意(ピースクラフト王の遺志完遂)、トレーズの決闘申込、ミリアルドの“騎士道”拒否、レディ・アン戦場復帰(ウイングG大破)
第47話 激突する宇宙 ★ ノインを撃てないミリアルド、サリィ指揮艦(ピースミリオン)のリーブラ突撃、リーブラ主砲沈黙、カトル&デュオのリーブラ侵入
第48話 混迷への出撃 ★ ミリアルドの目的(核の冬)、「人類の心の変革」のため戦い(ドロシー)、トレーズの真意・戦死(対張五飛戦)、レディ・アンの敗北宣言
第49話 最後の勝利者 ★ 「完全平和」の条件、コロニー代表団の声明、ゼロ(ヒイロ)vs.エピオン(ミリアルド)、リーブラ欠片の地球落下阻止(ヒイロ)、地球圏統一国家樹立{/netabare}
--------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)12、☆(並回)17、×(疑問回)20 個人評価 ☆ 3.8


◆制作情報(OVA/劇場版)
{netabare}
原作           矢立肇、富野由悠季
監督           青木康直
シリーズ構成      隅沢克之
脚本           隅沢克之、面出明美、千葉克彦、川瀬敏文
キャラクターデザイン 村瀬修功
メカニックデザイン   大河原邦男、カトキハジメ、石垣純哉
音楽           大谷幸
アニメーション制作  サンライズ{/netabare}


◆各話タイトル&評価(OVA/劇場版)

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

※TV版ラストから1年後(AC196年)の物語

======= 新機動戦記ガンダムW Endless Waltz (OVA) (1997年1-7月) ======
{netabare}
第1話 静かなる軌道(サイレント・オービット) (1997年1月) ★ リリーナ誘拐、L3X-18999コロニー独立宣言(自称トレーズの娘マリーメイア)、廃棄G回収ブロックの戦(デュオvs.トロワ、ヒイロvs.張五飛)
第2話 過ぎ去りし流星(オペレーション・メテオ) (1997年4月) ☆ 続き、トロワ過去譚、ゼクス復活、黒幕デキム・バートン、本来のオペレーション・メテオ(コロニー落とし)
第3話 永遠への回帰(リターン・トゥ・フォーエヴァー) (1997年7月) ☆ 続き、マリーメイアの改心、デキム・バートン射殺、G全機破壊{/netabare}
--------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)1、☆(並回)2、×(疑問回)1 個人評価 ☆ 3.5

ED 「WHITE REFLECTION」


==== 劇場版 新機動戦記ガンダムW Endless Waltz 特別篇 (1998年8月) ===

全1話 ☆ 3.6 ※OVA版全3話を劇場公開用に再構成+新規カット追加、90分

主題歌 「LAST IMPRESSION」



◆最後に「完全平和主義」というアイデアのゴリ押し傾向について一言

本作を見始めた当初は、サムネ画像にある5人の個性豊かなイケメン・パイロットを取り揃えた《複数ガンダム・複数パイロット》の純粋エンタメ作品なのだろう、と軽く思っていたのですが、視聴を進めていくうちに、

①この5人は、ただの戦闘要員で、
②本作の物語の根幹は、『完全平和主義』という理念を実現するため奔走する某国王族の兄妹、および彼らに協力ないし敵対しつつ互いにそうした理念の実現のために戦う理想家たちの必死の活躍を描き出すことにあるらしい・・・ということが分かってきて、「あれ?そんな作品だったの?」と、ちょっと肩透かしを喰らった気持ちになってしまいました。

本作の制作者の意図としては、登場キャラ達が懸命に追求するこの「完全平和主義」という、何だか脳味噌お花畑っぽいアイデアを、視聴者に宣伝して同調者を得たかったのかも知れませんし、逆に、そうした大仰(おおげさ)なアイデアを訴える人達の思考や行動の支離滅裂さを揶揄したかったのかも知れません(そのどちらなのかは、判然としません)。

※因みに本作の数年後に制作が始った『機動戦士ガンダムSEED』シリーズにも似たようなアイデアが扱われていますね)。

但し、そういう特定のアイデアのゴリ押し傾向は、本作の場合、そのシナリオの破綻によってほどほどに希釈されており、そうしたシナリオの支離滅裂さによって、逆に本作はエンタメ作品として救われたような印象が残りました(本作のことを「俺の妹がこんなに完全平和主義なわけがない」と突っ込みたくなった所以)。

そういう意味で、本作は、個人的な位置づけとしては、
(1) シナリオ自体は余り評価できないけれども、
(2) 主にキャラクター面で可愛げがあって《憎めない作品》となりました(そういうキャラの可愛さ成分が本作よりも不足気味の『ガンダムSEED』シリーズよりも個人的に好印象なくらいです)。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 28
ネタバレ

ヒロトシ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

思春期を殺した少年の翼

一言で言うと『雰囲気アニメ』なんですよねw

設定は割と面白いものが揃ってますが、それを5人のパイロットの視点でストーリーを展開しようとしたので、物足りない点がちらほら出てきてしまった。おかげで登場人物に共感するには些か枠が足りず、結果として何だか分かりにくい作品になってしまったなあという印象です。起承転結に至るまでの過程が充分に視聴者に説明されないので、唐突な展開に面食らった人も多かったと思います。私もその1人です。しかし登場人物の芝居がかった台詞や行動が意外に面白く、そこがかなり癖になる、歴代ガンダムシリーズの中でも異色の作品ではないかと思います。

雰囲気アニメらしく、ガンダムもやたら強いです。今までの作品でもガンダムは割とスペシャルな機体として描かれていましたが、これはもう段違い。{netabare}ガンダニュウム合金とかいうチートのおかげで5人のパイロットが操るガンダムは無敵を誇っていました。ガンダニュウム合金は製造が難しく、コストも高いんですが、ビーム等の武器出力増大を引き出し、衝撃に対しても非常に強いという代物だったので、後に連合軍がガンダニュウム合金仕様のMSを手に入れたり、モビルドールを戦線に大量に参加させるまでは、ほとんどヒイロ達には手も足も出ない状況という、序盤はまさにガンダム無双な状態でした。しかし記念すべき第1話ではゼクスがリーオーの自由落下戦法でウイングガンダムを損傷させ、早々に敗北を味わわせたりもしていますね。この頃はヒイロもキャラがまだ固まっていなかったのか、笑いながら相手を撃墜させるといった場面もあったりして。{/netabare}

そうそう、後このガンダム一見凄く真面目なアニメに見えるんですが、実はシュールなギャグもちらほらあったりするんですよ。ぶっちゃけガンダムシリーズで一番笑える作品かもしれない。

{netabare}・誕生会に誘われるも招待状をビリビリ破るヒイロさんリリーナさんは当然涙目、それを観てヒイロさんはリリーナの涙を拭ってやるが、直後に『おまえを殺す』とか耳元で囁く。

・毎回ヒイロさんにパーツ泥棒されるデュオさん

・ドザエモン状態になっているヒイロさんのカットで普通に話が終わる

・トロワに自爆した感想を聞かれ、『死ぬほど痛いぞ』とか真顔で言っちゃうヒイロさん。流石のトロワさんも大爆笑。

・敵の罠にはめられてあっさりと元帥殺しちゃうヒイロさん。

BGMも妙に煽り入れるメロディーだし、何より登場人物のほとんどが頭おかしいんじゃないかと思う程、発言と行動がぶっ飛んでるのが笑いに拍車かけてますね。デュオが自分の事を常識人で苦労人と評するのも納得の世界です。{/netabare}

レビュータイトルにもなっている『思春期を殺した少年の翼』はこの作品の中でも屈指の名BGMです。特撮・ドラマ・映画の音楽も手掛ける大谷幸さんの渾身の作品だと思います。戦闘シーンを迫力満点に彩る迫力あるメロディーもさることながら、タイトルもこの作品の雰囲気に合っており、ガンダムWを象徴するBGMと言えるのではないでしょうか。

余談ですが、この作品ダブルオーに似ている所が多々あったりします。ヒイロとリリーナの関係や作品のキーとなるオペレーションメテオ等等。ダブルオーを見ている人で本作を見ていない人は一度手にとられてみてもいいかもしれません。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 24

71.1 4 1995年度アニメランキング4位
スレイヤーズ(TVアニメ動画)

1995年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (296)
1813人が棚に入れました
天才魔道士リナ=インバースはひょんなことから、剣士ガウリィとアトラス・シティに向かう旅に出た。二人をつけ狙うゼルガディスの目的は、魔王シャブラニグドゥの復活にあるらしい。魔王とは一体、何者なのか?その企みは?

声優・キャラクター
林原めぐみ、松本保典、緑川光、鈴木真仁、子安武人、石川悦子

Zel さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

黄昏よりも暗き存在、血の流れよりも赤き存在

1995年放映作品
ライトノベルの走りだった原作のアニメ化

この作品観るとドラグスレイブの呪文詠唱暗記してた黒歴史を思い出すw
最近15年ぶりに観直したけど懐かしくて楽しめた

皆個性豊かで好感が持てるキャラが魅力的
キャラデザも大好きだった
前半はギャグパートも多めだったが、何気に世界設定がしっかりしてた為後半にかけてクライマックスに差し掛かると一転してシリアス展開も違和感は無くよく出来てると思う
この1期だけ観ると「まぁまぁ面白い」程度の評価となってしまうが、シリーズ最高峰とされる2期NEXTに続く序章として是非鑑賞して欲しい

リナ役の林原めぐみさんが巧すぎて圧巻
この時代の声優でトップクラスだったのは頷けます

投稿 : 2024/04/13
♥ : 22

ぽぽたん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ファンタジーコメディの源流。 チート主人公に必要なモノは何だろう

転んでもタダではおきない守銭奴
ドラゴンも跨いで通る乱暴者

銀河英雄伝説・ロードス島戦記など硬派とされるラノベに
一切興味がなかったじぶんが食いついたのが
スレイヤーズでした。表紙絵が可愛かったですし

上の2作品を買うようになっても外出用であって
家で読むのはスレイヤーズですね(笑)

今でこそ、堅苦しくないファンタジーの方が多いですが
当時は堅苦しくて重たい世界観が主流だったと思います


・はじめに
まずキャラが可愛いってことは一番大切ですよね
可愛くなきゃそこでお別れです

そして、主人公が普通な少女じゃ、トラブルに巻き込まれることはできても
自分がトラブルの種にはなれません。

自称普通の主人公もたいてい普通じゃないですよね?
それなら初めから特別ってすりゃいいのに


・愛されるチート主人公
主人公リナは世界トップクラスの実力がある魔道士で、
その気になれば世界の大英雄になれますし
人類どころか魔族までその名がとどろく有名人です。
しかし、名声に全く興味をしめさず
力を誇ることもありません
彼女の仲間たちも同様です。

自分を美少女天才魔道士といっていますが嫌味じゃない
リナは俗っぽいです。。
小銭に汚い!生活力がありすぎます。
誰よりも力を持ちながら、あっけらかんと
日々旅する生活を愛していて
きままな風来坊といった少女なんです

そんな主人公ですから巻き起こす物語は
愉快でアニメも痛快娯楽劇といった
コメディー作品に仕上がっています。

チート主人公に求められる個性は
力や名声を誇示しない、
俗っぽさと愛嬌を持っている
こういった個性ではないでしょうか

主人公に求められることは
共感できるか
もしくは憧れられるかでしょう。
リナの生き方には憧れることができます。


・さいごに
作画には古さを感じますしギャグシーンのリアクションも
オーバーで古典的です。。
しかしながらキャラクターとストーリーに魅力がある作品は
時代を超えて楽しめるものだと思います。
また世界観がもともと軽いのでチープに感じる作画は
リナの破天荒なキャラクター性を引きたてるように思います。

主人公が名声や力、明確な目標をもっている作品も良いですが
そんなのクダラナイと吐き捨てて颯爽とするヒロインは
痛快であり、カッコよく、そして可愛らしいです。


長々とおつきあい頂き誠にありがとうございました。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 20

Ballantine さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

最高の冒険ファンタジー!

シリーズ物第一弾、全26話。男向け魔法少女物

■TVアニメ
スレイヤーズ     ←ここ
スレイヤーズNEXT
スレイヤーズTRY
スレイヤーズREVOLUTION
スレイヤーズEVOLUTION-R
■劇場版
スレイヤーズ(劇場版)
スレイヤーズRETURN
スレイヤーズぐれえと
スレイヤーズごぅじゃす
スレイヤーズぷれみあむ
■OVA
スレイヤーズすぺしゃる
スレイヤーズえくせれんと


当時メッチャはまっていましたよこのアニメ。
好きな声優が出ていたのには今更ながらに驚いた。林原めぐみとか緑川光とか石田彰とか…
一昨日からニコ生で一挙放送やっていますよね!見ていない人必見いますぐにニコ生行って来るべきだ!

暴れるモンスターあれば、とことんぶちのめし。
輝くお宝あれば無理やり独り占め。
大胆不敵!電光石火!勝利は私のためにある!

主題歌
オープニングテーマ「Get along」
歌 - 林原めぐみ・奥井雅美、作詞 - 有森聡美、作曲 - 佐藤英敏、編曲 - 大平勉
エンディングテーマ「KUJIKENAIKARA!」
歌 - 林原めぐみ・奥井雅美、作詞 - 有森聡美、作曲 - 奥井雅美、編曲 - 矢吹俊郎

どっちも最高に好きでした。いやぁもう音楽聞いただけで懐かしさのあまり涙が出てきますよ。゚(゚´Д`゚)゚。


当時何度も何度も繰り返し見て覚えた黒魔法↓
「黄昏よりも暗き存在(もの)、血の流れよりも赤き存在(もの)
時間(とき)の流れに埋もれし偉大なる汝の名において、
我ここに闇に誓わん、我らが前に立ち塞がりし
全ての愚かなるものに、我と汝が力もて、等しく滅びを与えんことを
ドラグスレーーーーーーーーーーーーーーーーイヴ!!!」

いやぁもう本当にハマりましたよハマリまくってましたよ。
ドラゴンボールよりハマってたかもしれない位ハマってましたよ。
いい歳して呪文詠唱したら魔法が出せるんじゃないかと思っていたりいなかったりw
一々魔法の詠唱の言葉が中二病心に火を付けたんでしょうねぇ。片っ端から魔法の詠唱覚えていましたよ。
友人とどっちが覚えられるか的な競いあいになっていたっけ。


魔法少女モノと聞くとプリキュアとかセーラームーンが思い浮かぶと思いますが、このアニメはRPG的な感じですね。
FFとかドラクエみたいな。なので完全に男向けなアニメです。
カッコイイ魔法を使ったり、剣士や白魔道士やら等が仲間になっていき、ドラゴンを倒したり怪物を倒したり街を守ったり、世界を救ったりともうまさに王道のRPGみたいな感じです。

このアニメの面白いところは単純にカッコイイ話だけではないのです。ギャグ要素満載ですっとぼけた話が中心なので実に気軽に見れる面白い作りになっています。が、それでいてカッコイイ所はキッチリしめるというこの抜群の切り替えの良さ!
昨今のアニメは見習うべきだ。

もうねぇシリーズ物どんだけ出ているんだって位超長編アニメなんですが、実に面白い。個人的にはドラゴンボールより好きだったりしますね。思い出補正があるのかも…やっぱりDBの方が好きかも…w
これ以上に面白いRPG系冒険ファンタジーものって現代だと無いんじゃないかと。伝勇伝はかなり面白かったが続編出なかったのが凄く残念。あれが続いていれば個人的にこのアニメを超えていたかもしれない。

もしアニメを見てハマった人がいれば全シリーズ見て欲しいです。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 17

71.1 4 1995年度アニメランキング4位
ふしぎ遊戯(TVアニメ動画)

1995年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (243)
1720人が棚に入れました
中学三年生の夕城美朱(ゆうきみあか)と本郷唯(ほんごうゆい)は、 ある日、国立図書館の中で『四神天地書(しじんてんちしょ)』という古い本に吸い込まれ、 異世界へと迷い込んでしまう。その不思議な世界で2人は暴漢に襲われるが、額に「鬼」の 文字を持つ少年『鬼宿(たまほめ)』によって救われた。だがその直後、不思議なことに唯だ けが元の世界に戻り、美朱一人が取り残されてしまった……。

声優・キャラクター
荒木香恵、冬馬由美、緑川光、子安武人、坂本千夏、関智一、神奈延年、石井康嗣、川上とも子、古澤徹

エミ(エミタク) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

好きな作品だけど・・・納得いかないのょ;;

学生の頃に好きだったマンガふしぎ遊戯。
オバンになった今、今度はアニメ版を観てみた。


原作とアニメ版って内容が微妙に違うんだねぇ~

細かい違いは別にいいよ^^
時間の関係でカットしたり設定を省いたり。
それはしょうがないと思うよ。うん。

でも・・・でもさぁー


【ラストを変える】ってどうよこれ!!( ゚Д゚)<ありえねーからっ!!(怒

最後どんな選択をするのかって重要な所だよね?
それを変えたらあかんやろ・・・▄█▀█●

個人的には好きな作品ですので評価は高くしたかった・・・
でもこの違いは私的にナシなんで評価低めっす☆


でも原作知らなくてアニメだけ観るならぜんぜんアリだと思うよ♫
それに声優も豪華ですっ(*'∀'*)♪

投稿 : 2024/04/13
♥ : 26

★mana★ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

愛する人を守り抜く。

小学生の頃から好きなアニメだったのですが
大人になってもう一度みても面白い作品でした。


最初はギャグアニメ的な要素満点ですがw
進めば進むほどドキドキしますし、
最後の方はひたすら感動です!
何気に戦闘シーンもあり!!


キャラクターもそれぞれ個性があり
何気に声優さんも豪華です!!

投稿 : 2024/04/13
♥ : 12

ねここ時計 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

愛おしい人のために

正直、私も愛おしい人のために朱雀の巫女になりたいと思いました!

乙女の願望が沢山詰まっている作品。

OPとても良い。
OPを観れば何となく内容がつかめると思います。

主人公がかっこいい男たちにモテモテなのですが、
ドジで一生懸命なので許されてしまうと思います。

余談ですが私はこの作品で
朱雀、青龍、白虎、玄武の「四神」を知りました。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 8

70.4 6 1995年度アニメランキング6位
ぼのぼの(TVアニメ動画)

1995年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (156)
923人が棚に入れました
ラッコの“ぼのぼの”と、シマリスやアライグマなど、強烈な個性を放つ森の動物たちが繰り広げる、元祖癒し系動物ギャグアニメ。
独特な作風は子供を中心に人気を集め、現在でも根強いファンを持つ。原作にある哲学的な要素は、節々に見られるものの抑えられ気味になっており、純粋なギャグアニメーションとして(たまに教訓的な話もある)製作されている。また、原作を元にしている話がいくつかあるが、ほとんどが大幅に改変されている。

声優・キャラクター
渡辺久美子、吉田小南美、藤原啓治、小杉十郎太、田中真弓、ならはしみき、柳沢三千代、キートン山田、茶風林

ようす さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ぼのぼのと一緒に、ほのぼの哲学

子どもの頃に大好きだったアニメです。

シマリスくんの「いじめる?」は、
妹と一緒に「怒られる!」と思った時に親相手によく使ってたわww

最近またブームが来ているのかな?
グッズとかよく見かける気がします。

1話が10分程度のショートアニメです。
全48話。


● ストーリー
森に暮らすラッコのぼのぼの、シマリスくん、アライグマくんは
仲良し3人組。

いつも森で楽しく遊び、いろいろな出会いや発見をしている。

今日は何をして遊ぼうかな?


≪ 個性豊かなキャラクター ≫
マイペースでおっとり素直な、ぼのぼの。

早口でせわしない、時々腹黒のシマリスくん。

乱暴者のガキ大将。子どもたちの中では大人びているアライグマくん。


この3匹がメインキャラクター。

3匹だけの発見をして喜んだり、
大人たちから何かを学んだり、
誰かと触れ合ってみたり。

子どもたちがのびのびと学び、成長していく物語。

観ている側はそれを見守っている感覚に近いです。

そのほか、登場するキャラクターはすべて動物。

いわゆる脇役キャラも個性が強くて、
1話しか登場しなかったりするのに、すごく印象に残りますww

「しまっちゃうからね~。」のしまっちゃうおじさんは
その典型例なのではないでしょうか…。(彼は何度か登場しますが。)


≪ 「どうして楽しいことって終わっちゃうのかな?」 ≫
ぼのぼのは考えます。

「どうしてだろう?」とのんびり。

私たちが普段は見過ごしている当たり前なこととじっくり向き合います。

答えにたどり着けないときは、
森の先生のような存在・スナドリネコさんが子どもたちを諭してくれる。

時々あるこのような哲学回、大好きでした。


≪ ”間”の使い方 ≫
なんとも言えないシーンでは言葉の代わりに

「ぴゅぴゅぴゅぴゅぴゅーん」の効果音と一緒に汗が飛び出したり、
「はいや!はいや!はっはっは!」というオチをつけたり、

このなんともいえないオチ達がすごく好きww

お笑いで言う”間”を、効果音でうまく笑いに変えています。


≪ 10分の中で… ≫
1話が10分なので観やすい、というのに加えて、
10分の中に詰まっている内容の濃さ。

もちろん、48話の「どれもがおもしろい!」とはいかないのですけど、
いいお話が多いです。

上で述べた哲学回をはじめ、笑いあり、感動あり…。

1話の中で笑いも感動も満喫できるぼのぼのって、
すごい作品なのではないかと思います(笑)


● 音楽
OPはなし、EDのみです。

このEDが秀逸…!すごく好きです。


【 前半ED「近道したい」/須賀響子 】
歌詞がすごく好きです。

この歌を聴くと自然と肩の力が抜けて、楽になります。

生き急がなくたっていい、近道したっていい。

苦労することが立派なことじゃないんだから。


【 後半ED「LOVE, TWO LOVE」/須賀響子 】
こちらも歌詞がすごく好き。

「自分を愛すること、人愛すこと。
ひとつにならないから、きっと地球はいつでも回っている」

いさかいの絶えない世界。
だけどそんな世界だからこそ私たちの住む愛しい世界なのだと、

世界を丸ごと包むこの歌の愛が、たまらなく好きです。


● まとめ
子どもの時は、ぼのぼののシュールな笑いがすごく好きだったけど、
今も変わらず大好きでした^^

大人が子どもの頃を忘れないのと同じように、
私はぼのぼの達のことをずっと忘れないと思います。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 21

Hawaii さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

今でも好きだ

世界観が平和なのでのんびり見れます。
登場キャラクターもおもしろいやつばかりでしたww
ぼのぼのがこの物語のキャラクターの
なかで一番好きです。
しまっちゃおうねおじさんも憎めないやつ。
ぼのぼののパパも観てるだけで癒されます。
かなりゆったりしているので観る人を選ぶかもね
心温まる笑えるアニメなのでお気楽に見てもらえれば
うれしいです。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 10

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

90年代にすでに存在した日常ギャグアニメの金字塔。最高の配役は最高の演出に勝る。

時は90年代!。ジャンプ黄金期でハイスコアガールだった時代。子供にとってはイケイケでなんの影も差さないかに見えていた時代。


そんな時代に、すでにその後に訪れる癒し、脱力なシュールさ、日常系といった要素を先どったアニメが存在していた。


その名のも「ぼのぼの」


そのタイトルからだけでもわかる脱力っぷり。タイトルバックの音楽ものんびりの極致であり、わずか1話10分ほどの中で繰り広げられるのは劇的さは欠片もないしょーもなさ。


しかし、そんな内容なのに全く退屈させられることはない。いくら見続けても飽きないし、見るほどに彼等が好きになる。


ぼのぼの、しまりす、あらいぐま。このメインの奇跡的なマッチぶりだけで本作は勝利を確定していると言える。


話は少し変わるが、「おジャ魔女どれみ」の声優さんをPがオーディションした時、有名な人や上手い人ではなく、役に合ってる変わった声の新人さんばかりを選んだという。


シロバコの岩浪さんではないが、新人さんでも演技は育ててあげれば上手くなる。しかし、声に合ってる特異な声は他に替えがたい価値がある。


やはり声優さんは流行ってるタイプに合わせたそこそこ上手い人とかではなく、他にはない個性こそ重要だと言いたい。


最高に声優さんと合っているキャラたちのやり取りだけでここまで愉快なアニメは稀有だろう。


更に、本作はシュールなぼのぼのの妄想や、なんでも疑問に思って哲学する心が他にない楽しさを産み出しているのも素晴らしい。


物凄い盛り上がりとは無縁だが、飽きずにずっと見れる名作としてオススメな一本です。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 10

69.6 7 1995年度アニメランキング7位
美少女戦士セーラームーンSuperS[スーパーズ](TVアニメ動画)

1995年冬アニメ
★★★★☆ 3.9 (82)
672人が棚に入れました
平和な生活に戻った街。相変わらずドジで泣き虫のうさぎ。そしてレイ達や衛、ちびうさ達の日常。しかし、平和に見えるこの街に新たな戦いの序幕が近づいていた。
それは、数世紀ぶりの日本での皆既日食が起こる日のこと、月が太陽をさえぎり完全な闇につつまれる。しかし、この大自然のアトラクションに、レイや衛など霊感の鋭い者は、何か不吉な予兆を感じずにはいられなかった。
そのアトラクションが終焉の時、巨大なテントが出現していた。唐突に現れた謎のテントはサーカスの一団のテントだった。実はこのサーカス団こそ、セーラームーン達の新たなる敵となる「デッドムーン」のアジトであった・・・。
何故かペガサスを求め、世界征服を狙っている「デッドムーン」とセーラームーンたちの新たな戦いが始まろうとしていた。

石川頼経 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

フィッシュアイのエピソードが最高

特筆すべきは石田彰氏の「フィッシュアイ」というキャラクターです。
「アマゾントリオ」という敵役が居て、全員、本当は男性でオカマ言葉でしゃべるのですが
他の二人は「いかにも男がオカマ口調でしゃべっている」というキャラなのですが、
フィッシュアイに関しては「言われなければわからない、言われても信じられない見事な女声」と言われるくらいの女声そのものなのです。

アマゾントリオ退場の時の彼女(?)の悲劇的なエピソードと
「そんな事じゃ恋のライバルはつとまらないぞ」といううさぎちゃんのセリフはシリーズ屈指の名シーンです。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 2

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

夢をテーマにしている

アマゾンとアマゾネスが登場して夢がどうたらこうたら
アマゾンてオネエみたいな口調で喋ったり、女の子の恰好したがる奴もいたけど、しっかり男なんやな。乳首描かれているシーンあってびっくりした。
アマゾネスはロリっぽい娘たち

あとペガサスがどうたらこうたら
新たにダイアナという猫登場

前作までとは違って話のほとんどが一話完結のように思えた。シリアス要素よりもコミカルな感じが印象的。誰でも見られるようにマイルドにしたのかな?

さすがに終わりのほうは話繋がっていたな。楽曲は好きだけど、内容は少し薄いように感じてしまった。内ゲバぽいのもあったが、敵の悲しみ描写すくなめであっさり終わった。
確かに夢があるほうが若々しいよね。

亜美ちゃんの髪色って水色だったような気がするけど、いつから緑になったのかなあ?


以下あらすじ
皆既日食によって太陽が姿を隠し、日本中が暗闇に包まれた。ひとときの平穏な日々を送るセーラー戦士たちも、この世紀の天体ショーを心ゆくまで楽しんでいる…。世界に日の光が戻った時、十番街の中心に奇妙な巨大テントが姿を現していた。その正体が何なのか、セーラー戦士たちには知るよしもない。その頃、修行中のちびうさは、夢の中で不思議なペガサスと出会っていた。幼い心を騒がせるちびうさ。ペガサスの出現は、セーラー戦士たちを再び過酷な戦いへと導く運命の前触れなのだろうか? 美しい夢を持つ人々を襲い、世界征服を目論む謎のデッドムーンとの関係は? かつてない力を持った最強の敵との戦い。そして徐々に明らかになってゆくシリーズ最大の謎。さらなる進化を遂げたセーラー戦士たちの活躍が始まる!


OP
ムーンライト伝説 歌 ムーンリップス(桜っ子クラブさくら組(大山アンザ・森野文子
ED
私たちになりたくて 歌 藤谷美和子
“らしく”いきましょ 歌 Meu(梶谷美由紀)
挿入歌
同じ涙を分け合って 歌 久川綾
ルート・ヴィーナス 歌 深見梨加
セーラーチームのテーマ 歌 朝川ひろこ
私たちになりたくては秋元康さん作詞らしい。さすがやね。BGMも良いところで流れるので要注目。
“らしく”いきましょは名曲です。ずっと聴いていられる。
ルート・ヴィーナスも実は好き。美奈子ちゃんがまことちゃんに対抗してアイドルぽいことしようとしたときに少し流れた程度なのが残念。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 2
ネタバレ

もちごめ さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

愛すべき敵キャラ

SuperSは、セーラームーンの中でもいちばん好きなシリーズです。
このシリーズでは、ちびうさにスポットが当てられてます。
ペガサスとの淡い恋物語、うさぎとの親子愛。
ペガサスが出てきて天を舞うなんて、なんてメルヘンな世界なんだ…と思いました。

しかしこのシリーズ、いちばん魅力的なのは敵キャラだと言っても過言ではないぐらい、彼(彼女)らに首ったけになりました。

皆既日食とともに、突如街に怪しげなテントが現れます。
そこのサーカス一団の敵幹部、アマゾン・トリオ。
3人ともオネエ口調なんですが、漫才みたいな会話や、ときどき見られるポンコツ具合が憎めなくて愛おしいです。
{netabare}最後は切なかったけど、元々動物だった彼らが本当の人間になりたいという夢が叶って幸せになれたのかな。{/netabare}

アマゾネス・カルテットは中盤〜後半に出てくる敵幹部です。
みんな可愛いのですが、とってもワガママ。
上司にあたるジルコニアに「おばば」と呼んだり、口ごたえしたり。
でもやっぱり可愛い。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 2

67.3 8 1995年度アニメランキング8位
十二戦支 爆烈エトレンジャー(TVアニメ動画)

1995年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (10)
55人が棚に入れました
物語の舞台は、ムーゲンというさまざまな動物の精霊達(第一話では「妖精」と呼称)が平和に暮らす異次元の国。人間が作った様々な物語の世界「ノベルワールド(昔話・おとぎ話)」で構成された果てしなく天空に続くノベルポールを存在の柱とする国である。ところがムーゲンの真下、深海の闇の中にある邪霊城に潜む邪霊王・ニャンマーが、ノベルワールドの破壊を企み、邪霊モンスター達を次々と送り込んで来た。このままではノベルワールドが破壊され、ムーゲンは崩壊してしまう。オーラ姫は、ムーゲンの守護神・「エトレンジャー」を招集、「エトレンジャー」は時空間転移マシーン・キリンダーに乗ってノベルワールドに向かう。邪霊モンスターは侵入したノベルワールドの人物になりすまし、その世界観を狂わせ物語の進行を妨害することによって破壊しようとする。エトレンジャーが一つのノベルワールドにいられるのは2日間。その間に邪霊モンスターを見つけ出し「浄化」しなくてはならない。狂ったノベルワールドでエトレンジャーを待ち受けるものは何であろうか。

声優・キャラクター
坂本千夏、森川智之、星野充昭、氷上恭子、山野井仁、納谷六朗、長嶝高士、宮村優子、亀井芳子、川村万梨阿、沢海陽子

67.3 8 1995年度アニメランキング8位
アラジン(TVアニメ動画)

1995年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (10)
50人が棚に入れました
詳細不明

66.6 10 1995年度アニメランキング10位
H2 [エイチツー](TVアニメ動画)

1995年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (121)
702人が棚に入れました
中学野球のエースピッチャーだった国見比呂は、右ヒジの故障を宣告され、あえて野球部のない千川高校に入学する。だが、故障が実は誤診だったことがわかると、親友であり最大のライバルである橘英雄と決着をつけるため、甲子園を目指すことに。2人の“ヒーロー”の対決に、ヒロイン2人の想いが交錯する、『タッチ』のあだち充らしい青春スポーツ・ラブストーリー。

Key’s さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

古い作品ですが原作が好きなのでアニメも見てみました

原作は一応全部知ってるし大好きです
ドラマを見て意外に面白かったので
アニメも見てみることにしました

あらすじ
大の親友であり、そしてライバルでもある
国見比呂と橘英雄。
2人はチームメイトの野田敦と共に中学野球で
地区大会二連覇を果たすが、その後医師から比呂は肘、
野田は腰にそれぞれ爆弾を持っていると診断されてしまい、野球を断念。
英雄が野球の名門・明和一高に進んだのに対し、
比呂と野田は野球部の無い千川高校に進み、
それぞれサッカー、水泳に取り組むことにした。

千川高校には野球部はなかったのだが、
「野球愛好会」が細々と活動していた。
比呂は、ひょんなことから行われることになった
サッカー部と野球愛好会との野球の試合に参加するも、
試合中のサッカー部員たちの野球を馬鹿にした態度を嫌い、その場でサッカー部を退部し野球愛好会へ入会する。
そこにたまたま見ていた野田も一緒に入会する。
二人は1試合だけの参加のつもりだったが、
中学時代に肘、腰の診断を行った医師が
無免許で逮捕されたことを知り、
別の病院にて何の異常もないことを知ると
正式に愛好会へ入会。
そして甲子園に行くために「野球部」への昇格を目指す。
という感じである


個人的には作品の雰囲気が好きで、
セリフの棒読みなど言われてますが
僕は特に気にならなかった。
あだち充作品が元々好きなので、
たまたまそうだったのかもしれない。

幼馴染の比呂とひかりが互いに恋人や恋人候補がいつつも、相手のことを気になってしまう部分がもどかしく、
甘酸っぱい気持ちにさせてくれる。
私は恋愛ものとして十分楽しめたが、
野球ものとしてはあまり印象に残っていない
というか野球描写が少ないなw

原作に忠実なのは良いが展開が
ちょっと遅いと思ったかな
野球部になるまでに19話くらい掛るしw
それに最後も原作に追いついてしまったのか
中途半端に終わってしまったし・・・
野球がこれから面白くなるところだったんですが・・・

原作の独特の空気をうまい具合に表現できてたと思います、それを退屈と思って見た人はあだち作品が
基本あってないんでしょうね。
声優、作画、この2つは個人的には十分合格点
特にメインキャラ4人の声優は
これ以外他に考えられないって程あっていたと思います

それになんといってもOPが非常によく
印象に残っています!
これだけでもアニメ見た価値あったかも?

個人的にはそこそこ楽しめるアニメでした
でもやっぱりアニメは万人受けするものではないので
純粋にストーリーを楽しみたい人は
ドラマか原作を見たほうがいいですね

投稿 : 2024/04/13
♥ : 32
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

あだち充さんの作品で一番好き(原作)

[文量→小盛り・内容→余談が本論系]

【総括】
「H2」というタイトルですが、全然「H(エロ)」ではないですよ(いや、ちょっぴりエッチではあるけど)w 青春野球アニメです。

主人公の国見比呂の「H(ひろ→ヒーロー)」と、ライバルの橘英雄の「H(英雄→ヒーロー)」、二人のヒーローで、「H2」。まあ、妹尾河童さんの「少年H」みたいなものですよ(笑)

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
野球モノとしても、青春学園モノとしても一級品。ヒロインの「ひかり」と「春華」は、ホントに良ヒロイン。しっかりモノで、ちょっと抜けていて、ドキッとするほど大人で。「タッチ」の「南ちゃん」を2分割したようでしたな。

ひとつ疑問に思うのは、昔(中学生くらいの時)は、9:1で春華派でしたが、今(オッサン時)は、7:3でひかり派なんですよね。やはり、ひかりの魅力はガキには分からんだろうな(笑)

あだち充さんの作品群は、まさに「ワールド」と言われるだけあり、抜群の安定感(笑) あだちさん曰く、「同じ劇団が、舞台とシナリオを変えて演じている」らしいです(タッチにしろ、みゆきにしろ、H2にしろ)。

アニメは、中途半端な位置で終わります。個人的には、原作をオススメしたいですね♪(アニメは☆3。原作は☆5ですw)
{/netabare}

【余談~ 原作で好きなシーン ~】

以下、アニメ終了後の原作のネタバレなんで、避けたい方は避けて下さい。
{netabare}
原作で好きなシーン。

1位
3年生 夏の甲子園準々決勝 木根が先発した試合で、9回に国見をベンチに下げたシーン。木根を信じた千川ナイン。限界を超えた木根。泣けた。名シーンだし、あの熱い場面をあそこまでユルく余白たっぷりに描ける漫画家は、あだち充さんだけだと思う。これは多分、多くの人が認める、H2のNo.1名シーン。

2位
栄京学園 広田 のナイフのシーン。父親の言葉。「ナイフは持ってるだけでいい。絶対に使うな。そしてギリギリの命のやりとりになれば自分が勝てるんだと思ってだまって殴られてろ。」これ、凄い言葉だと思う。ナイフは実際のナイフではなくても良い。心に1本のナイフをもって生きることは、私は必要だと思っています。つまりは、プライド。どこかで敗けを認めない意地。上司に怒鳴られてる時とか、この言葉を思いだそうw 実際に、若手社員は、その気になればオッサン上司をボコれる場合が多いんだから、「あえて怒鳴られてやってる」と(笑) 広田は他にも、名シーンがたくさん。新監督に殴られたところ。一塁からの全力送球。自分の前のバッターが粘った結果のアウトに対して、「ナイスバッティング」。引退後、受験勉強をしていて、「趣味の草野球……だと? てめぇらには一生ムリだ。化け物もめ……」の表情。本当に好きです。

3位(同率で2つ)
木根と国見の会話。木根が勝手に国見の家で飯を食ってる後に、冷蔵庫を荒らしながら、

木根「なんか冷たいモンないか?」
国見「俺の視線じゃダメか?」

のやり取り。なんか、スッゴいあだち充さんっぽい。

あと、野球のミーハーファンの会話を、柳が聞いたシーン。

「ね、ね、柳くんよ。」
「やなぎ?」
「ほら、セカンドの。」
「セカンドって何?」
「二塁手よ、すっごいうまいのよ、あの人。」
「へ―、じゃ、もうすぐいちるいしゅだね。」
(柳がコケる)

の会話も好きですw う~ん、あと3時間は話せる(笑)
{/netabare}

投稿 : 2024/04/13
♥ : 30

コーヒー豆 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

あだち充さん原作の名作。

原作既読。

週間少年サンデーで連載されていた野球漫画H2 。タッチとはまた違った青春スポーツ物語です。

当時は1990年代。いろいろなスポーツアニメ・漫画が流行っていました。自分はスラムダンク、メジャー、と並んで好きな作品でした。

アニメは完結はしていません。全部で41話です。原作の方はしっかりとまとめられて完結済。野球にラブコメ、少し笑えるギャグなど、あだち充ワールド全開な作品で、タッチよりも自分としては印象が良いです。

OPは久保田利伸さんの曲でテンションの上がる感じ。
久しぶりに観てもいい野球アニメだなと思える作品です。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 12

66.4 11 1995年度アニメランキング11位
怪盗セイント・テール(TVアニメ動画)

1995年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (86)
516人が棚に入れました
聖(セント)ポーリア学院に通う羽丘芽美は、マジシャンを父に持つ中学2年生の少女。しかし夜になると自らが住む聖華市に出没する怪盗セイント・テールになって巧妙な詐欺や窃盗で巻き上げられた金品を盗み、本来の持ち主に返す。学院礼拝堂の見習いシスターにして情報アシスト役のパートナーの親友・深森聖良と共に、犯罪被害に遭った「迷える子羊」達の救済に走っている。警察さえ手玉に取るセイント・テールを追うのは、クラスメートの天才少年・アスカ.Jrこと飛鳥大貴。彼は市長より特命を受けた、セイント・テール専任捜査官なのだ。最初は生意気なアスカ.Jrに怒り心頭に発した芽美だったがその想いはやがて微妙なものへと変化していき、徐々に彼がセイント・テールを追う真摯さに心惹かれていく。

声優・キャラクター
櫻井智、井上喜久子、岡野浩介、こおろぎさとみ、森川智之、永島由子、大塚明夫
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

「私を追いかけて掴(つか)まえて」

◆女の子の「追いかけて」願望をストレートに描き出した'90年代の良作

本作のヒロインは、{netabare}日本のどこかの港町にあるミッション系スクールの中等部2年に在籍する髪の長い少女{/netabare}で、神様への祈りで変身すると、その長髪が「ポニー・テール」になるので「セイント・テール(聖なるしっぽ)」という渾名(あだな)がついています。

彼女をサポートするちょっと変人っぽい同級生の少女や、{netabare}彼女を追いかけているうちに恋をしてしまう{/netabare}同級生の少年が、サブキャラとして大活躍する、という点で、今期から新章の始まった『カードキャプターさくら』とちょっと似ています。
(※そういえば、キャラクターデザインもちょっと似ている感じですね)


◆「変身(魔法)少女」と「怪盗(義賊)」の良好なコンビネーション

先にレビューを書いた『神風怪盗ジャンヌ』の方が、ヒロイン(ジャンヌ)を取り巻く世界観のチグハグさが目立ったのと比べると、ジャンルのよく似た本作の方は、

(1) アニオリ展開が多いこともあって、シナリオ自体は終盤までマンネリ気味ですが、
(2) 世界観が「ミッション系スクールに通う少年少女の物語」として綺麗にまとまっていて、

・・・その分評価が高くなりました。

(3) 古い作品にも関わらず、作画崩壊がほぼなく、キャラデザ秀逸、OP/EDとも印象的、そして最終回を綺麗にまとめた点、も個人的にそれぞれ高評価です。

芽美&アスカJr.の二人の《関係変化》に軸をおいた本作の一貫した展開は、さくら&小狼の物語には叶わないけど、やはり'90年代を代表する同級生&少年少女のファンタスティックな恋物語の一つ、といっていいのではないでしょうか?


◆制作情報
{netabare}
原作マンガ       立川恵(『なかよし』1994年10月-1996年10月連載)
監督          鍋島修
シリーズ構成      飯岡順一
脚本          藤田伸三、大川俊道、米村正二、日暮裕一、いとうなおこ他
キャラクターデザイン 立川恵(原案)、阿部純子
音楽           松尾早人
アニメーション制作  東京ムービー {/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回
*第??話*はアニメ・オリジナル回(全部で19回=19/43=44%強)

============= 怪盗セイント・テール (1995年10月-1996年9月) ===========

 - - - - - - - - - - - - OP「時を越えて」、ED「純心」 - - - - - - - - - - -
{netabare}
第1話 登場!キュートな大泥棒!? あなたのハート盗みます ★ アスカJr.の怪盗セイント・テール専任捜査官任命
第2話 素敵なライバル! アスカJr.  ★ 
第3話 芽美の恋人はハリネズミ!?  ☆ ルビィ(マスコットのハリネズミ)登場
第4話 ウェディングヴェールは大嫌い ★ 
第5話 幸せ伝説!? 時計台の大騒動 ☆ 
第6話 強敵現る! 転校生リナ ☆ 高宮リナ転入(聖ポーリア学院中等部2年)
第7話 涙!なみだの初ランデブー!? ★ 
第8話 ピンチ!落とし物にご用心 ☆ 芽美への怪盗疑惑(高宮リナ)
第9話 コンテスト会場は大混乱! ★ 
第10話 告白…しちゃった!? ★ リナの疑いが一旦収まる
第11話 スクープ写真で学院祭大騒動 ☆ 新聞部のお騒がせ少年(佐渡真人)登場
第12話 仰天!大トカゲのサンタ!? ★ 
第13話 神秘!ローザ王女の鏡 ☆ 
*第14話* 愛と涙のプラットフォーム ☆ ※以降しばらくアニオリ展開でマンネリ気味
*第15話* 宝石泥棒を追え!名犬リトル ☆
*第16話* 中華の鉄人を盗め! ☆
*第17話* バレンタインのハート泥棒!? ★
*第18話* さわると危険!超電流の罠 ☆
第19話 彗星大接近!地球最後の夜!? ★
*第20話* 幻の怪鳥の卵を取り戻せ! ☆
*第21話* 思い出のハーモニカを盗め! ★
*第22話* UFO現る!? 町は大騒ぎ! ☆
第23話 ニセ予告状!? 秘密の香水の罠 ★ 
*第24話* 許せない! ☆ {/netabare}

 - - OP「明日へと駆け出してゆこう」、ED「Up Side Down -永遠の環-」 - -
{netabare}
*第25話* 強敵!エリート女刑事と対決 ☆ 
*第26話* 芽美が大富豪の息子と婚約!? ★ 
第27話 美少女アイドルを救え! ★ 高宮リナの芽美追究再び
第28話 市長の陰謀!白鳥を盗め(前) ☆ 
第29話 市長の陰謀!白鳥を盗め(後) ★ 
第30話 正体がバレる!芽美危機一髪 ★ 
*第31話* 月の宝石を盗め! ☆ ※以降8回はマンネリ気味のアニオリ展開
*第32話* 女子マラソン選手の靴を盗め ☆
*第33話* 少女剣士の願い!名刀を盗め ☆
*第34話* サラブレッドを取り戻せ! ☆
*第35話* ”幸福の樹”を取り戻せ! ☆
*第36話* 自然の宝・美しき蝶を守れ! ☆
*第37話* 幻の名画!帰って来た女探偵 ☆ 
*第38話* 爆笑!ドタバタ探偵団大活躍 ☆ {/netabare}

 - - - - - - - - - OP (変わらず)、ED「夢みるメロディー」 - - - - - - - - -
{netabare}
第39話 ”白いイルカ”を海へ帰せ! ★ 
第40話 母の秘密!女怪盗の復しゅう ★ アスカJr.の告白
第41話 強敵!? かわいい悪魔のワナ! × 仙道真珠&怪盗ローズマリー登場 ※クライマックなのに脚本大味で残念
第42話 母の敵! ローズマリーの陰謀 × 芽美身バレ ※同上
第43話 最後の闘い!アスカを救え ★ ※ラストを綺麗にまとめた点は◎{/netabare} 
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)18、☆(並回)23、×(疑問回)2 ※個人評価 ☆ 3.8

投稿 : 2024/04/13
♥ : 12

イカちゃん☆休止中 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

☆芽美ちゃんが可愛い♪

セーラームーンと並ぶ90年代の変身ヒロイン物の傑作アニメ☆

手品を使うシーンがファンタジックでお洒落です♪
アスカJr.も聖良ちゃんも可愛いです(*^^*)

今でも充分楽しめるアニメです☆

原作/立川恵「なかよし」講談社

監督/鍋島修

制作/トムスエンタメ

放送期間
1995.10.12-96.9.12全43話+おまけ劇場

テレビ朝日木曜19台後半

投稿 : 2024/04/13
♥ : 4

toto さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

心がキュンとしちゃうぜ

ストーリーのおおまかな説明をするならば

ルパン三世におけるルパンと銭形のとっつぁん。

しかし、そこを男と女にするだけで、あら不思議。

恋愛で切なくなれる作品に変わっちゃった。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 4

66.1 12 1995年度アニメランキング12位
クマのプー太郎(TVアニメ動画)

1995年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (17)
127人が棚に入れました
「ビックコミックスピリッツ」に連載された中川いさみ原作の4コマコミックを基にしたアニメ。主人公・プー太郎は、皮肉屋で憎たらしい性格のクマだ。彼が、引っ越しした先で出会った、非常に小さなことで幸せを感じるしあわせウサギや、常にMYマイクを持参し「ねぇ、歌ってもいい?」が口癖の猿、カラオケざるなど、個性が強すぎるキャラクターたち。そんな彼らにまとわりつかれ、いつも酷い目にあってしまうプー太郎の日常を描いた、不条理シュールギャグ。


声優・キャラクター
古本新乃輔、矢島晶子、西村朋紘、よゐこ、立木文彦、松山鷹志、松本保典、パンチユーホー

じぇりー さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

フ○テレビご乱心!?未だに頭から離れないアニメ界の異端児

フジテレビ系列で1995年に19:30という、がっつりプライムタイムに放送されていた、一見子供向きに思えて、全くそうではないある種、歴史的な問題作だと思う。

ストーリーというほどのストーリーもなく、1回に3話構成のオムニバス形式。プー太郎をはじめとする動物「など」を模したキャラクターが毎回、バカで意味不明な行動を取る…だけの話。

シュールで下品で意味不明…なのに。

ドハマりした。妹弟と毎週楽しみに観ては、キャラクターのセリフを真似していた。
当時の落書帳は、クマプーのキャラの絵で埋め尽くされた。

特に、しゃべり方と声が特徴的で神出鬼没な「ウェイター」、逆さ言葉まではいかないが、言葉をごちゃまぜにしゃべり、もはや日本語の原型をとどめていない言語を話す「まくわうり」などは、登場するだけでテンションが上がった。

なおかつ、OP曲の「たいたいづくし」の一節が:

「♪さぼって昼まで寝ていたい
楽してたくさん誉められたい
汗水流さず儲けたい
ついでにモテたいプー太郎♪」

これ…アニメのコンセプトには合致しているし、大いに共感するフレーズではあるけれど、子供が見るアニメで堂々と流しちゃっていいの!!?と子供なのに思っていた。

そのくらい、気持ちのいいくらい、突っ切ってた。
フジテレビ、やるもんだな、と思った。
今の時代じゃ絶対にプライム帯にこんなアニメしないのだろうな…と思う。

DVD化してくれたら絶対に買うのに…

投稿 : 2024/04/13
♥ : 2

shirakana さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

いつ?

面白いです。
シュールな笑いが詰まってます。

観たのは小学生でしたが、今でも時たま幸せうさぎのセリフが浮かびますw

最終回でプー太郎が「じゃぁまた再放送で・・・。」
的なことをいったのですが、いっこうに再放送されず。。。

もう一回観たいな

投稿 : 2024/04/13
♥ : 1

65.8 13 1995年度アニメランキング13位
ニャッキ!(TVアニメ動画)

1995年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (13)
84人が棚に入れました
NHK教育で放送されたクレイアニメ。イモ虫のニャッキがゆっくりゆっくり、けれど好奇心旺盛に街を冒険する。一見、メルヘンタッチでかわいい印象のアニメだが、その内容はかなりブラックでシュール。制作はクレイアニメーション作家・伊藤有壱。ミントグリーンのイモ虫・ニャッキは、友だちのイモ虫と出会ったりしながら、毎日のように街を探索している。ニャッキが探検する場所は、キッチンだったり蚊取り線香だったりと、私たちが日常、目にしている場所ばかり。でも、小さなニャッキにはそこが大冒険の舞台! 時には危険な目にあったりもするけれど、ニャッキはめげずに冒険を続けていく…。

65.0 14 1995年度アニメランキング14位
NINKU -忍空-(TVアニメ動画)

1995年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (156)
941人が棚に入れました
大戦の時代、悪政で人々を弾圧していた帝国府は忍空隊と呼ばれるわずか数十名の隊員で構成される部隊によって壊滅寸前に追い込まれた。帝国府はかろうじて大戦に勝利するも、忍空の力を恐れて討伐に乗り出す。風助は連れ去られた母親を救出し、帝国府の悪事を食い止めるべく旅にでる。
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

皆さんにとって、「忍者漫画(アニメ)」といえば?

[文量→小盛り・内容→雑談系]

【総括】
「忍空」とは、「忍術」と「空手」を合わせた架空の武術です。内容としては、ギャグ&バトル。ギャグは小学生が喜びそうな系統。バトルは意外と熱いです。ジャンプらしい作品だと思います。

(「NARUTO」の作者である岸本先生は、忍空の大ファンであり、大きく影響を受けたと公言されています。クオリティ的には、「NARUTO」の方が数段上だとは思いますが、確かに同じ系統ですし、偉大な作品だと思います。「NARUTO」の1話目とか、忍空っぽいです)。

あと、OP「輝きは君の中に」、ED「それでも明日はやってくる」は、どっちもめちゃくちゃ良い曲です♪ 90年代の、こういうパワフルで、ちゃんとメッセージ性のある曲って、好きなんですよね~!

今更、アニメを観る方は少ないかもですが、せめて曲だけでも聴いてほしいっすね♪


【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
以前、NHKの「バクモン」という番組で、忍者を特集してました。その中で、日本の代表的な忍者漫画(アニメ)が、紹介されていました。それが、「NARUTO」「忍者ハットリくん」「あずみ」「忍たま」の4作品でした。

はぁぁ!? 忍者漫画と言ったら「忍空だろ!」と、思ったので、怒りのレビューです(笑)

(いや、冷静に、総合的に考えれば、この4作ですがw)

……ちなみに、私は、藍眺が好きでした♪

とにかく、NARUTOが好きな(若い)人には、ぜひとも観てほしいですね、アニメでも漫画でも。んで、こんな作品もあったんだと知って欲しいっす!
{/netabare}

投稿 : 2024/04/13
♥ : 26

ろき夫 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

心温まる作品

今となっては10年以上前の古い作品になりましたけれども、私の中で、この作品のよさは少しも薄れることはありません。

完成度の高い最近のアニメに慣れている方には、このアニメは展開が遅く、ワンパターンで、ストーリーの粗が気になるかもしれませんが、このアニメには人情味あふれるキャラクター達が繰り広げる心温まる話がたくさんあります。
ありきたりといえばありきたりの話ばかりかもしれませんが、なにか惹き付けられるものがあるのです。
私の乏しい表現力では表すことが難しいのですが…。

観るたびにとても癒されてますw

そして、この作品を強く印象付けているのが何と言っても鈴木結女さんの曲です。
OP・EDともに歌いあげ、そのどれもが名曲です!!
とくにED「それでも明日はやってくる」はまさに神曲で、歌詞が良すぎるw前向きになれる曲です。
曲だけでもぜひ一度聴いてもらいたいです。

自由奔放な主人公「風助」
女嫌いという珍しいキャラ設定の「藍眺(あいちょう)」
女好きで男気あふれる「橙次(とうじ)」
わがままな一般人「里穂子(りほこ)」
の個性あふれるキャラ達の忍術活劇が大好きです。

当時のアニメとしては戦闘シーンは良く出来ているのではないですかね。欲を言えば、メキラとの本気の戦闘が観たかったですね。

以上です。読んでいただきありがとうございます。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 11

Katchan さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

だけど、楽しいだけならば …きっと、幸せ見失う。

まず鈴木結女さん歌うOP&EDが最高です!
※いつも歌詞には考えされますね。

それと声優陣も充実しており、アクションシーンは当時は圧巻でした。
>NARUTOに影響を与えたのも分かります。

忍術と空手を融合した武術「忍空」で戦場を支配していた部隊長であった風助。

そんな風助が戦場などで学んだ、争うことの愚かさ。
…しかし、戦が終わっても、争いに飢えた忍空使いは絶えない。

そんな風助の「生きる」をテーマにした救済?物語かなぁ。
※原作とは少し内容が違うので、比べてみるのも良し。

ギャグシーンも結構あるので笑えますw

JUMPアニメの中では大好きでした。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 3

計測不能 15 1995年度アニメランキング15位
アンネの日記(TVアニメ動画)

1970年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (13)
56人が棚に入れました
第二次世界大戦下のオランダ・アムステルダム。そこに暮らすユダヤ系の人々は、いつくるともしれぬ“反ユダヤ政策(ユダヤ人狩り)"の恐怖に脅えていた。そんな家族の一つ、13歳の少女・アンネの家族にも、ある日“呼び出し"がかかった。 その日のくる事を予想していたアンネの父・フランクは、あらかじめ用意してあった“隠れ家"へ家族を伴って移り住む。そこはとある事務所の屋根裏部屋。人目のある昼間は息を殺して過ごすような辛い生活の中でも、アンネは両親からもらった日記に希望を書き綴ることによって、その明るさを失わずに過ごしていたのだった。

とまときんぎょ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

譲り合いの気持ちが生まれる …カモ。

不穏な事件が起きていますが


(あにこれの表示、テレビアニメになっているけれど、映画じゃないかな。1995年の。)


音楽をマイケル・ナイマンが手がけていて、しっとりと気持ちに響く美しさです。

1943年、アムステルダム。13歳の誕生日を迎えたアンネ・フランクの日々から始まります。
隠れ家での生活に身を潜めてからのアンネと家族、そして同居の隣人たちとの暮らしの描写や、ちょっとした表情が丁寧で豊かです。
人物を遠目に暖かい印象に描く画面からは、アンネがどんな女の子だったかが親しみを持って伝わってきます。

街の季節感、家の中の生活感。身じろぎを控えるときの緊張感。
それでも、はじめこそ険悪なこともあった隣人たちと生活を重ね合うやり取りから、わかりあえたことは多くあるのだと気づかされます。アンネが学んだ、しなやかな心の自由さとは。

歴史的な悲劇の影の中で、お互いが一歩譲り合う気持ちが育まれていた様子を見ていると、
こちらの日常の些末なイライラや憤り…
あんなことも…
こんなことも…
「大人はどうして争い合うの…?」
などとアンネ風に窓の外を眺めてやり切れる、そんな気がしないでもないです。


この作品では迫害の肉体的に辛い部分が隠されてはいるけれど、踏み込まれた瞬間の寄り添いあっていた姿が忘れられない。
この先が無かった日常の話であるから、なおさらに、失われた幸福な記憶として心に残ります。

あと9ヶ月、戦争が早く終わっていたら。
最後のお誕生日会で姉マルゴーがアンネへたむけた言葉が、ただ自然で純粋でありきたりで、切ないのです。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 25

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

迫害の中でも自分らしく生活する少女の描写が胸を打ちます。

 本サイトの放送時期は1970年となっていますが、キービジュアルにアンネフランク生誕75年記念とあります。アンネフランクは1929年生まれですので、この作品は1995年のアンネの日記でしょう。キービジュアルは2004年にDVD発売したものだと思います。

 この作品はアンネの日記のほぼ忠実な再現です。アンネの少しお転婆な、苦境の中でもおしゃれをし、皆の前で夢を語り、そして恋までする思春期あるいは思春期前の少女の日常が良く描けています。
 と同時に、それを取り巻く恐ろしい状況。隠れて暮らさなければならない、世界最大の人権侵害の1つであるナチスによるユダヤ人迫害の恐怖と絶望がアンネに迫ります。

 私はこのアンネの日記を読んで、ホロコーストって本当にあったんだなあ、と深く納得した記憶があります。さすがにこのリアリティは創作・捏造ではないだろう、と思います。
 ホロコースト陰謀論もありますけどね。その辺は都市伝説で遊びの範囲でとどめた方がいいでしょう。本当は遊びでもすべきではないでしょうが。

 本作はアンネが連行されるところまでですが、確か実写映画では日記を離れてアウシュヴィッツまでも描いていたものを見たことがあります。裸にされて髪を切られるシーンや、狭い部屋で病気に苦しむ人々の描写にトラウマになりかけた記憶があります。

 作品ですが、アンネフランクが活き活きと描かれています。わがままなところもありますが、年齢相応の普通の女の子です。
 背景美術やキャラデザがとても丁寧です。映画の方がリアリティがあるかもしれませんが、アニメという抽象化をすることで役者ではないアンネフランクが再現できており感情移入がしやすいとも言えます。
 
 なお、本作品は転載利用可らしくユーチューブに乗っています。もちろん日本語版で見ましたが、英語版もあります。そして、英語版は700万回以上再生されており(23年6月現在)、コメントが1万件以上ついていました。
 コメントの内容は、アニメの出来そのものと、この作品を作った意義のどちらかをほめたたえるものが多いです。隠れ家の生活などかなり正確に描写されているとのこと。つまり、当時を知っている人も感心するレベルの出来なんだと思います。

 アニメは本当に美しいし音楽も素晴らしいのでそれだけでも、一見の価値はあります。

 夏といえば太平洋戦争に想いを馳せる時期です。わずか100分程度の映画ですので、ちょっと離れてヨーロッパの第2次世界大戦を振り返るのもいいでしょう。ヨーロッパ版の「とある世界の片隅で」ただしバッドエンド版という位置付けもできるでしょう。

 可愛そうな話ですが、戦争を知らない私にとっては、そういう歴史的事実を消化することで、少しだけ自分の内面が豊かになった気がする作品です。

 文学作品あるいはドキュメントとも言えますので、ストーリーもキャラも評価はできあません。
 まあ、思想的な部分もありますので評価せずの意味でオール4にしておきます。さすがにオール3というレベルの出来ではないので。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 5

みかみ(みみかき) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

アンネのエキセントリックなところも出ていてよかったです

歴史的に巨大な悲劇でありながら、
生身の人間としてのアンネ・フランクがあらわれてくるあたりが、「アンネの日記」の愛されているところだろうと思いますが、アンネのいやな奴感とかも少し出ていてよかったか、と。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 2

64.4 16 1995年度アニメランキング16位
ナースエンジェルりりかSOS(TVアニメ動画)

1995年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (30)
209人が棚に入れました
森谷りりかは、私立白鳩学園に通うどこにでもいる普通の小学4年生の女の子。10歳の誕生日に、同学園に転校してきたクィーン=アースの戦士カノン(加納望)から「ナースエンジェル」として地球侵略を企むダークジョーカーと戦い、地球を救う「命の花」を探す使命を託される。カノンの助けを得ながらダークジョーカーと戦っていくりりかだが、カノンはその身を黒のワクチンに蝕まれていた。残り少ない緑のワクチンを惜しむカノンは治療を拒否し、命を落としてしまう。カノンの力を譲り受けた幼馴染の星夜をパートナーに迎え、戦いと命の花探しは続く。

声優・キャラクター
麻生かほ里、石田彰、菊池英博、天野由梨、三ツ矢雄二、冨永みーな
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

「愛と正義のナースエンジェル・・・」 こころの琴線に触れる'90s「隠れた名作②」

◆ポスト・セラムン世代の“天使”ネーミングを冠したドラマティック感動作
 ⇒ 《敵を粉砕》するのではなく、《癒し浄化する》ヒロインの創造(その2)

詳しくは、『愛天使伝説ウェディングピーチ』のレビューに書きましたが、'90年代に興隆した「変身(魔法)少女&戦士」アニメの大まかな流れとして、

(1) まず、1992年からテレビ朝日系列で放送の始まった『美少女戦士セーラームーン』シリーズの特大級ヒットがあり、
(2) その強い影響を受けつつ、次のSTEPとして、1995年からテレビ東京系列で、“戦士”ではなく“天使”をモチーフとする(※つまり《敵の粉砕》ではなく《癒し・浄化》を本分とする)ヒロインが活躍する2つの作品、『愛天使伝説ウェディングピーチ』、『ナースエンジェルりりかSOS』、がそれぞれ放送された。
(3) この2作品のうち、
 ① 『ウェディングピーチ』の方は、後の『プリキュア』シリーズなどの“戦隊もの”に引き継がれ、
 ② 『りりかSOS』の方は、後の『魔法少女リリカルなのは』、『魔法少女まどか☆マギカ』などの“ソロ戦士もの(*1)”にその流れが引き継がれていった。

・・・というのが私の個人的な見立てです(※もちろん異論は歓迎します)。

(*1)『なのは』、『まどマギ』は複数の変身少女が登場し活躍するから「ソロ戦士もの」ではなく、むしろ「戦隊もの」に近いのでは?という突っ込みが即座に返されそうですが、それらの作品を詳しく見ていくと、そうした変身少女たちが必ずしも常に「戦隊」を組んで協力関係にあるわけではなく、むしろ敵対していたり疎遠になっていて、主人公の少女がソロで厳しい判断と行動を迫られる展開が本筋である、という意味で「ソロ戦士もの」に分類しています。


◆『セーラームーン』の「ロマンチックさ」と「ドラマチックさ」の後継作品

上記の考察を更に補足すると、『セーラームーン』の特大級ヒットの大きな要因の一つは、武内直子氏の書かれた原作マンガのシナリオの「ロマンチックさ」と「ドラマチックさ」の両要素の稀にみる大胆な結合にある、と私は思っているのですが、

その両要素のうち、

<1> 「ロマンチックさ」(※主に女性受けする要素)の方を、『愛天使伝説ウェディングピーチ』が受け継ぎ、
<2> 「ドラマチックさ」(※主に男性受けする要素)の方を、『ナースエンジェルりりかSOS』が受け継いで、

・・・それぞれ現在に至るも、「戦隊もの」(※女子向け作品が多い)、「ソロ戦士もの」(※男子向け作品が多い)それぞれに、それらの要素が引き継がれている、と考えるとしっくりくる気がします。

ここで私が、『りりかSOS』の(※実際の人的な影響関係はともかく内容面での)後継作品と指摘した、『なのは』、『まどマギ』、『ゆゆゆ』を、「ドラマチック」と感じる人はいても、「ロマンチック」と感じる方は、多分いませんよね?

レビュータイトルに書いたように、この手の作品が私たちの「こころの琴線に触れる」のは、その内容が「ロマンチック」だからではなく、「ドラマチック」だからです。

ここでは、この「ドラマチック(=劇的)」という感覚が、いったい本作(あるいは『なのは』、『まどマギ』、『ゆゆゆ』といった後継作品)のどういう内容から醸し出されているものなのか?を少し突っ込んで検討してみたいと思います。

※その際、同じ「ドラマチックさ」でも、確りした伏線も、背景となる設定もなしに、場当たり的に悲劇的なイベントを発生させて、視聴者を無理やり泣かせにかかる、いわゆる「お涙頂戴」的な「安直なドラマチックさ」は除外します。


◆「心情倫理」と「責任倫理」のせめぎあいが《感動》の源泉

と、ここで急に難しい専門用語を使ってしまうことをお許し下さい。
この手の用語は確かに一見とっつきにくい代物なのですが、一旦その定義を頭の中に入れてしまえば、以降は、複雑な概念を、それらの短い用語を駆使して簡潔に言い表わすことが可能になり、論議の経済性の向上と高度化に明らかに役立ちます。
ということで、先ずこの両用語の簡易な定義から・・・

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20世紀ドイツの社会学者マックス・ウェーバーは、その代表的著作『職業としての政治』(1919年)において、以下の異なる2つの倫理観にもとづく人間の行為の類型を定式化した。

 ① 「心情倫理」 とは、自らの行為の価値を純粋に信じて、その結果は神に委ねて省みない態度をいい、
 ② 「責任倫理」 とは、予測できる限りで自らの行為の結果を考慮し、その責任を引き受けなければならない、という態度をいう。

この2つの倫理は、必ずしも対立するものではなく、「意図の純粋性」と「結果を考慮する責任」を同時に引き受けようとする ③ 「心情-責任倫理」 の立場もあり得る。
しかしウェーバーは、およそ善い目的を達成するためには、ときに道徳的に正当化し得ない政治手段に訴える必要があると考え、場合によっては悪魔との結託をも覚悟する ② 「責任倫理」 を、より政治的に優れた実践理念とみなした。
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以上の用語を押さえたうえで、本作の感動ポイントに即して考察すると(※下記の ◆各話タイトル&評価 の★★ (優秀回) の箇所参照)・・・

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(1) 第19話 [よみがえる命の輝き] 
{netabare}
断末魔の痛みに苦しむ敵の中ボス(デューイ)を前にして、

 <1> ヒロイン(りりか)は、自らの信念に従って、残された最後の緑のワクチンを投与し彼を救おうとするが(=①心情倫理の現れ)、
 <2> 彼女のサポーター(星夜)は、緑のワクチンをここで使い果たせば次の敵と戦えなくなってしまう、と彼女の行為を思い留まらせようとする(=②責任倫理の現れ)

 →そして結果的に、ヒロインは、自らの信念を貫く(=①心情倫理を優先する){/netabare}

(2) 第35話 [白き天使永遠に] (最終話)
{netabare}
地球とクイン・アース双方の滅亡を防ぐためには、ヒロイン(りりか)の体内にある「命の花」を解放しなけならない(=つまり、ヒロインは命を落とさなければならない)、という状況を前にして

 <1> ヒロイン(りりか)は、大切な人たちを守るために潔く自らの命を差し出そうとするが(=②責任倫理から始まって、③心情-責任倫理に到達?)、
 <2> サポーターたち(星夜、デューイ)は、たとえ地球が滅びてもヒロイン(りりか)の自死を思い留まらせようとする(=①心情倫理の現れ)

 →そして結果的に、ヒロインは、自分だけがもつ「聖なる力」に伴う「責任」を全うする、という新たに獲得した「信念・心情」に基いて、「命の花」を解放する(=③心情-責任倫理を貫く){/netabare}
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このように、本作の感動は、登場キャラたちの、①心情倫理と、②責任倫理の、厳しいせめぎあいを描き出すシーンのうちに生み出されていること、が確認できると思います。

そして実は、私が本作の内容上の後継作品と考える『魔法少女まどか☆マギカ』、『結城友奈は勇者である』の両作で生まれる感動も、これとほぼ同じ構図から、おそらく生み出されているものと推測できます。
(※但し『魔法少女リリカルなのは』に関しては、この考察が上手く当てはまるのかイマイチ自信がありません)

また、本作で連呼される「愛と正義のナースエンジェル」という印象的なフレーズの、「愛」と「正義」という概念にも、この考察は関連してきます。
「愛」も、「正義」も、その対象となる他者なり社会なりを必要とする性質上、それを行おうとする者の一方的な「心情」だけで突っ走るのは危険であり(=①心情倫理だけでは不足)、あらかじめ行為から生じる結果を予測して、その「責任」を背負う覚悟を決めておくことが、より望まれるのは当然ですね(=②責任倫理を兼ね合わせる必要性)。

そういう意味で、本作は、あくまで「子供向け」に企画され製作・放送されたアニメ作品ではありますが、「愛と正義のナースエンジェル」という決まり文と響きあう内容をも確り併せ持った、決して紛(まが)い物ではない《感動》を与えてくれる、言葉どおりの意味での《隠れた名作》と個人的に評価したいと思います。

因みに、本作や『魔法少女まどか☆マギカ』に描かれているタイプのヒロインの立たされる極限状況とその選択に、強い拒絶反応を示してしまう方々も多いようで、『結城友奈は勇者である』に至っては、そうした反応が祟(たた)ってか、あれほど多くの世評を受け商業的にも成功した良作であるにも関わらず、本サイトでの評価が意外と低迷してしまっている主要因になっている感があります。
もしかしたら、そういう方々は、上に説明した①心情倫理の方にばかり偏って、②責任倫理を全く顧(かえり)みない価値判定を下してしまっているのかも知れませんね。


◆視聴メモ
{netabare}
・OP「恋をするたびに傷つきやすく…」、ED「りりかSOS」は、どちらも平易だがドラマチックな歌詞と曲調で、ともに何かしら強く心に響いてくるものがある。
・第2話~第11話までは、どちらかというと単調な展開が続くが、第12話以降少しずつ話が動き出して、第14話で大きな転換点がくる(テーマは「癒し・浄化」か?)
・第14話~第19話の流れで、「ナースエンジェル」の意味がようやく確定する(=敵の心をも浄化させ癒す存在)
・終盤のOP「どーにか こーにか」、ED「笑顔を忘れない」は、最初のOP/EDほどのインパクトはないが、聴き慣れてくると、それなりに趣のある良曲に思えてくる。
・ヒロイン森谷りりかの母親の名前が「まどか」(※ただの偶然と思いますが)。{/netabare}


◆制作情報
{netabare}
原作マンガ      秋元康(原案)、池野恋(作画)(『りぼん』1995年1月-1996月6月連載)
監督         大地丙太郎
演出協力       高橋良輔
キャラクターデザイン 池野恋(原案)、渡辺はじめ
脚本         戸田博史、竹田裕一郎、面出明美、平見瞠、丸尾みほ
音楽         光宗信吉
アニメーション制作  スタジオぎゃろっぷ{/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

========= ナースエンジェルりりかSOS (1995年7月-1996年3月) ========

 - - - - OP「恋をするたびに傷つきやすく…」、ED「りりかSOS」 - - - -
{netabare}
第1話 白き天使舞いおりて ★ 加納先輩転入、りりか10歳の誕生日、プレゼントと変身
第2話 バラの花束は危険な香り ☆ 加納の入院、ダークジョーカー(DJ)・デューイ来襲
第3話 伝説は遠き星をこえて ★ 緑のワクチン、加納の真の姿(カノン)、伝説のナースエンジェル
第4話 小さな友情のはじまり ☆ 迷子の子犬(ハーブ)、ヘレナ王女の声、卑劣なDJケトーの罠
第5話 輝くちから失わないで ☆ 怠け者クッキー騒動、エンジェルハ-トカルテ、クラブのDJ浄化
第6話 あこがれは霧の中に ☆ 高原の別荘滞在、星夜の恋心、DJフォギー浄化
第7話 思い出は宝石のひかり ☆ 美しい思い出を奪う電話、カノンの思い出覗き見、DJデルフォ浄化
第8話 すれ違いながら微笑んで ★ りりかとパパの喧嘩、パパとみゆきの交流、DJザイダー浄化
第9話 光よ本当の顔を教えて ☆ 「いのちの花」捜し、偽の加納先輩騒動、変身DJ浄化
第10話 はじめてのとまどい ☆ カノンの焦り、りりか特訓と重い期待、ヘレナ王女登場、水の怪物・電気の怪物来襲、敵の自滅
第11話 いのちの花を求めて ★ 緑のワクチン・黒のワクチン、ケトー撃退、カノン倒れる
第12話 カノン光にまぎれて ★ カノン不在、デューイ本格襲撃、星夜の気付き
第13話 きずなは戦う力となって ★ カノンの目的・星夜への託し物、カノン失明
第14話 星に消えたカノン ★★ 星夜の超能力、執事シオン死亡、ケトーの悪の心浄化・消滅、カノン死亡
第15話 さよならが言えないまま ☆ ※第1-14話の総集編、挿入歌「ここにいて」{/netabare}

 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 物語の区切り(1) ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
{netabare}
第16話 天使の誓い ふたたび ☆ りりかの迷い、デューイの星夜襲撃、りりか立ち直り
第17話 闇にむかう二つの光 ☆ りりか&星夜共闘、デューイの異常な攻撃力と自滅
第18話 天女の祈り赤く映えて ☆ 紅葉狩り、デューイ再来襲、撃退
第19話 よみがえる命の輝き ★★ 痛みを感じない敵、最後の緑のワクチン、デューイ自滅と手当て、黒カノン登場
第20話 カノンふたたび ★ 加納先輩の変貌、緑のワクチン枯渇
第21話 遠ざけられた心 ★ 黒カノンのりりか&星夜離間策、無防備なりりか、星夜の懸念と献身
第22話 悲しい真実 ★ 星夜のデート妨害作戦、りりかの気付き、意外な救援者
第23話 聖なる願い涙にゆれて ★ デューイ変心、緑のワクチン補充、黒カノン撃退

 - - - - - - - - OP(変わらず)、ED「笑顔を忘れない」 - - - - - - - -

第24話 デューイ新たなる輝き ★ デューイりりか宅来訪、ブロスの追手撃退
第25話 招かれた最後のパーティ ☆ ブロスの館、幻との戦い、healing flush炸裂、ブロスの黒カノン乗り移り
第26話 お帰りなさい… ★ 続き、腕時計の仕掛け、聖なる光、ブロス消滅、カノン帰星{/netabare}

 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 物語の区切り(2) ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 - - - - - - - OP「どーにか こーにか」、ED(変わらず) - - - - - - - -
{netabare}
第27話 お騒がせ王女のひとめぼれ ☆ 残留「黒のワクチン」暴走 ※新展開だが、第二王女ミミナ登場は唐突×
第28話 ときめくおデコに陽がさして ☆ みゆきにDJ憑依、加納親衛隊解散
第29話 叶えて、小さな願いを ☆ 美沙(デューイを慕う幼稚園児)にDJ憑依、偽デューイ騒動
第30話 魔法の靴が走ってた ☆ くるみ(サッカー好きな祖母)にDJ憑依
第31話 花林が渡したチョコレート ☆ ヴァレンタインデー、剣道部の遠藤先輩にDJ憑依 
第32話 もしかして命の花? ☆ 中山さん(りりかの父親の植物研究所職員)にDJ憑依
第33話 危険な詩(うた)に笑顔消されて ☆ 西所沢さん(宇崎医院の名物患者・詩人)にDJ憑依
第34話 明かされた最後の運命 ★ ヘレナ王女の様態悪化、地球壊滅の危機、星夜発病、最後の緑のワクチン、カノンの不吉な予告
第35話 白き天使永遠に ★★ 命の花の真実、りりか11歳の誕生日、世界の救済 ※同上{/netabare}
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)3、★(良回)13、☆(並回)19、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.2


◆追記

それにしても、本作のサムネは、どうにかならないのでしょうか?
本作は、どうみても男子or体育会系女子にしか受けない硬派な作品だと思うので、今のサムネだと、きっと作品内容を誤解されてしまうと思います。
(※実際、放送時はスポンサーの玩具メーカー(タカラ)が見込んでいた女児向けグッズ売上が不振で、本来なら1年間4クール作品となるところを、3クールに満たない35話で打ち切りになったそうです)

・・・ということで、本作はサムネにあるような、お花畑で女の子がルンルンしている作品では決してありません。
どちらかというと、上記のように、『魔法少女リリカルなのは』、『結城友奈は勇者である』、そして『魔法少女まどか☆マギカ』に近い作品です。

そういう作品が好きな人は、是非本作を視聴してみて、それで気に入ったら、今度はレビューも書いて、もっと本作を宣伝して下さいね。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 13

64.3 17 1995年度アニメランキング17位
飛べ!イサミ(TVアニメ動画)

1995年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (58)
459人が棚に入れました
花丘イサミ、月影トシ、雪見ソウシの三人は幕末に活躍した新撰組の子孫。ある日、花岡家の蔵で新撰組の秘密基地を発見し、光を放つ不思議な剣を手に入れる。そして、世界征服と花丘魁博士(イサミの父)の誘拐を企む悪の秘密組織「黒天狗党」と戦っていく。初期は少年探偵ものの方向性で、「しんせん組」で巷で起こる事件を追い、主にイサミが剣を用いて悪党と戦うという内容だった。中盤から黒天狗党が本格的に暗躍し始め、しんせん組もパワーアップを果たして「ヒーローもの」の方向にシフトしていく。

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

チャリンコヒロインの悪党退治♪

最近、ジャニーズの某メンバーが
うわさのキッスの件で謝罪する会見映像を眺めていて、
そう言えば、TOKIOは若い頃、“やるじゃん♪なかなかやるじゃん♪やるじゃんあいつ♪”
と子供向けのヒーローアニメでテーマ曲歌ってたな……。

という感じでふと思い出してみた、
1995年~教育テレビ放送のNHKオリジナルアニメ。


新撰組局長・近藤勇の末裔である主人公小5ヒロイン・花丘イサミが、
同級生少年のトシ&ソウシとのトリオで、
「しんせん組」を結成し、先祖伝来の「龍の剣」などのアイテム&からくり発明品を駆使して、
町内と世界の平和を守る。


本作で私が特に好感するのは、子供の世界を大事にしつつ
ヒロイズムを完遂している点。

象徴的なのはイサミたちの移動手段が一貫して自転車であること。

「黒天狗党」との鉱石「ルミノタイト」を巡る攻防は、
中盤以降、巨大ロボや巨大宇宙船も乱入しつつ、
歴史の裏側やSFも絡め激化していきますが、
それらは時に三輪車幼児も従えるイサミたちの活躍により、
概ね自転車出動圏内で、片付けられます。

「しんせん組」の攻撃方法もイサミの剣、ソウシの弓矢は王道として、
トシに至ってはボールを投球したりシュートしたり……。

あくまで子供たちのチャンバラごっこや秘密基地など、遊びの延長線上で、
お子様に対して適宜ギャグも交えてフレンドリーに正義を示して行きます。

特に前半は後半のような「しんせん組」変身コスチュームもなく、
小学生たちが通学した私服で、
そのまま悪党退治に直行する放課後ヒーロー感。

視聴当時、私の中では既に、小さな子供のコミュニティー内で、
世界の一大事が完結するシナリオをガキ向けと斜に見る擦れた精神が芽生えていましたがw
本作の姿勢に関しては当時も今も親近感を覚えます。

子供の遊び感覚で世界が救われるものかwと大人は馬鹿にするのでしょうが、
夢の移動手段・自転車を獲得し、「はじめてのおつかい」レベルから、
活動領域を急拡大している小学生らにとっては、
チャリで遊び回ることができる範囲こそセカイの全テ。
この時めきを大事にする本作のセンスにグッと来ます。

子供たちの正義に対して作品内の大人たちも真剣なのも好印象。
狭い世間で、家族親戚、小学校関係者一同、
発明、隠密と、しばしば裏の顔も使い分けつつ、
少年少女のヒーローへの憧れ具現化を裏に表にサポート。

子供だましにお付き合いと見せかけて、
大人が秘めた親子愛や、思わぬヒーローオタク趣味などw
今風に言うところの“大きなお友達”が楽しめる要素もスパイスされており、
なかなかに侮れません。


私にとっては、某・東の名探偵と共にストライカーのヒーロー適性を確信させてくれた。
また某・木ノ葉隠れ里のくノ一や某・ぶっちゃけあり得ない黒いプリキュア戦士に先駆けて、
ボーイッシュヒロインとスパッツの相性を脳裏に刻みつけてくれた。
心の中で結構、重要な位置を占めるアニメです。


蛇足:で、またTOKIOのOP主題歌「ハートを磨くっきゃない」について……。

デビュー曲の「LOVE ONLY YOU」からの、
聴いていて赤面する位はずい求愛ソングの流れを引き継いだ4thシングルですが、
これがまた、作品内容と全然合ってないw(苦笑)

それでも、スタッフは、ミスマッチにめげずに、本作シナリオの切ない要素や、
小5ヒロインや女教師が秘める色気などを掘り起こしてOPアニメーション化しつつ、
ネオン風の演出も交えて、ジャニーズ曲を懸命にテーマ曲化。

そんなお子様向けアニメの背伸びしてる感も意外と印象的だったりします。


今回、あのメンバーが結局、何をやらかしたのか、真相は私には分りませんが、
NHK並びに同局が展開する若者及び子供の世界は、本作のご町内の皆様も含めて、
それこそ「Rの法則」が始まるずっと前から、TOKIOをひいきにして来たわけです。

その恩を、番組が吹き飛ぶレベルのご迷惑という仇で返すとは……。
何か、ホント言葉がないです……。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 17
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

ハートを磨くっきゃない♪を聴くっきゃないw

[文量→小盛り・内容→雑談系]

【総括】
NHKオリジナルアニメの第1作目。当時のNHKらしく、敵も味方も少し抜けていて、どこか子供っぽくて憎めない。本当の意味での悪者がいない、家族で安心して観られる、温かいドタバタコメディ。

TOKIOさんが歌うOP「ハートを磨くっきゃない」は、90年代のアニメを代表する(と言っても過言ではない)名曲。是非とも聴いてほしい。

面白い面白くないじゃなく、リアルタイム視聴世代なんで、すごく思い入れが強い作品です。

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
主人公の「花丘イサミ」が良い。活発でボーイッシュな少女だが、芯には優しさを持っている。黒髪ショートカット&スパッツ&剣道。最近、(メインヒロインとしては)少なくなった類いのキャラですね♪ 当時は大好きだったな~♪

年をとって大分変わったけど、小学生当時、やはり黒髪ショートで活発な剣道部員を好きだったのは、イサミの影響かな?(あるいは逆に、だからイサミが好きだったのかもしれないw)
{/netabare}

投稿 : 2024/04/13
♥ : 16

ヌンサ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

アイキャッチもめちゃくちゃカッコいい

小さいころに何となく見ていて記憶に残っていたアニメ作品なのですが、佐藤竜雄監督ということで今の年齢になって改めて視聴してみました。

いやぁ、子供向けアニメとは思えないクオリティですね。多分、ものすごく複雑な裏設定とかがある作品だと思うのですが(細かい科学技術や人間関係とか絶対ありそう)それを真綿で包んだかのような柔らかさと優しさがある感じです。子供向け作品なので、敵キャラが親切で非常に微笑ましいです。難しいことも噛み砕いて説明されていて、ここまで大人も子供も両方が楽しめる作品は珍しいのではないでしょうか。

そして、今の自分の年齢だからなのか、女性キャラクターがやたら可愛い印象があります。いや、全員可愛いです!ここまで女性キャラにときめいたのは初めてかもしれません(笑)。特に高木はるかと烏丸ヒロ子にメロメロでした。さらに男性キャラクターも印象的な人物が非常に多くて、各キャラクターを掘り下げたエピソードをもっと放送してほしかったなと思いました。

声優陣も実力者ぞろいの中、主人公の花丘イサミを演じていた中嶋美智代さんの声が非常に存在感を出していました。少し上ずった感じの非常にかわいらしい声で、もっと色々な作品に出演してほしかったなと思いました。プロ野球選手の奥さんだと最近知って、非常に驚きました。

全50話で足りないと感じてしまうくらい各話のクオリティが高くて、なおかつ軽い気持ちで見ることができる作品だと思います。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 7

63.8 18 1995年度アニメランキング18位
アリス探偵局(TVアニメ動画)

1995年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (49)
315人が棚に入れました
童話に登場するキャラクターや動物が住人として暮らしている「ふしぎの村」という騒がしい村を舞台に、花屋の一人娘アリス、その花屋に居候している探偵江戸川写六、そして彼の助手イナバの3名を中心にストーリーが展開され、この3名が多発する怪事件を解決に導いていく。怪事件といっても殺人や流血シーン、シリアスな描写は一切なく、窃盗や傷害事件などたわいもない事件ばかりである。犯人のほとんども簡単な注意等ですまされ、刑に服した様子もなく事件後も普通に社会生活を送っている。
最後は写六の「さて、テレビの前のみんなはもうわかったかな、……ずばり推理してくれたまえ」という台詞で締められ、次回放送の冒頭でイナバが種明かしをしながら事件の真相を事件簿ノート(絵日記)に記すという形になっている。

声優・キャラクター
白石文子、佐久間レイ、熊谷ニーナ、関根信昭、上田敏也、中村大樹、大友龍三郎、三木眞一郎、岩男潤子、嶋村カオル、本間ゆかり、柴本浩行、高田由美、吉田理保子、鈴木清信、巴菁子

こにゃた♪ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

昔見てた。お夕飯の時間だった

たしか天才テレビくんでやってた。

なぜか犯人がつかまらないで終わる。
犯罪者だらけの村が舞台だった気がする。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 1

63.7 19 1995年度アニメランキング19位
ストリートファイター2 V [STREET FIGHTER II V](TVアニメ動画)

1995年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (36)
173人が棚に入れました
日本の南西諸島の中にある海宮内島できこりの手伝いをして生活しているリュウの元にある日、アメリカに住む友人、ケンから手紙が届く。そこには百ドル札とアメリカに来いという短いメッセージだけだった。とまどいながらもリュウは日本を離れる決意を固める。リュウはアメリカへと飛び立つ。アメリカの空港に着くとそこにはケンがリュウを待っていた。ケンに連れられ、ケンの自宅へと向かうリュウ。そこは見たことも無い豪邸だった。家に着き、ケンの部屋に案内されると、そこにはケンが勝ち取った数々のトロフィーが。それに見とれているリュウにケンが見せたいものがあると言う。

風来坊 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

昔懐かしなんとやらという作品

対戦型格闘ゲームの金字塔であるスーパーストリート
ファイターシリーズの一つ、スーパーストリート
ファイタ-IIXを原作としたアニメ(1995年放送)。

ゲームを原作としたアニメということでゲームファンを
対象としたアニメかと思いきやゲームとは異なる設定が
用いられてたりしてやきもき。キャラクターの性格も
イメージとちょっと違うような?

そして極めつけは昔のアニメにありがちな
「おいおい(;・∀・)アリエネー」とツッコミたくなるような
シーンが盛りだくさんwその分BGMや効果音を丁寧に
選んでいるなと思いきやシーンが変わるごとにBGMが
ブチッ!ブチッ!なんてこともw
結構荒い仕事されるのね(;´Д`)

でもストーリーはとってもシンプルで分かり易く
バトルアニメらしい作りになってました。
まだまだアニメ=子供のものという意識の下で子供向けに
作られた作品ですからこのくらいのもんでしょう。
昔観た人が懐かしむ程度に観る作品でした。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 12

ひげ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

俺より強いヤツに待ちガイル!!

某作品の帯の煽り。マジ秀逸じゃん!!って思ってた。 が・・『おまえのとこ言わなかったの?』っていう興ざめな一言をくらった。考えた出版社の人がどうだかはしらん。でもたしかにガキって暇だからいろいろ考えるからな。でてくるセリフではあるな。あ、この漫画面白いよ。

さて当作品、ちょっと?w話もゲームと違うし年齢もちがうんだっけね。イマイチおもしろくなかった思い出。
羽賀さんの昇竜拳が印象的。案外声が悪くない。飢狼もなかなかデキよかったよね。まぁOPとEDだけ知ってればいいと思うwてか放送前に一回昼間かなんかにスペシャルやったっけ?

個人的には同じ製作陣でも映画版がイチオシ。あっちはちゃんとカプコンが指揮ってるのよね。彼の時代の始まりを告げた意味でもすごかった。カキコしてこよう。
あとはファミマガ?だかの漫画ね。たしかチュンリーのおっぱいみれるよ。あと師匠もあそこからだよね。
平城京何周年ってのもなかったっけ?ww

投稿 : 2024/04/13
♥ : 5

Britannia さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

視聴中の感想

ホモアニメなのか?

ケン金持ちだなぁ

羽賀研二、声優素人なのに上手い!!

波動昇竜拳w

ポケモンショックで目がやられる

投稿 : 2024/04/13
♥ : 5

63.6 20 1995年度アニメランキング20位
ご近所物語(TVアニメ動画)

1995年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (62)
361人が棚に入れました
主人公の幸田実果子は、矢澤芸術学院(通称ヤザガク)の服飾デザイン科に通う高校1年生。夢はデザイナーになって自分のブランドの店を持つことで、夢の実現のために頑張っている。同じマンションのお隣さん山口ツトムとの恋愛や、彼女を取り巻く友人・知人たちの人間模様・恋模様を描く。

声優・キャラクター
宍戸留美、山口勝平、森川智之、冬馬由美、山崎和佳奈、新山志保、津久井教生、川浪葉子、田中秀幸、青野武
ネタバレ

文葉 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

ご近所物語

「Paradise kiss」を観てから気になってしまい
アニマックスで放送してくれました。

アニメは全50話。
題名からホームドラマを連想してたけど実際は恋愛モノ。
作画が癖があり、若干古いので
(ネットで検索したらアニメより原作の方が断然絵が綺麗!)
何度も断念しそうでしたが、個性的なキャラともどかしい恋愛模様。
服装や振る舞いがお洒落なキャラクターのおかげでアニメを見終わることができました。
キャラ同士が使う連絡手段が「携帯」ではなく「ポケベル」なのが懐かしい。

アニメが半端な所で終わってしまったので
(放送中に原作ストックに追いついてしまってアニメオリジナルエピソードも混ざってる模様)
原作は見ていませんが、若干気になっています。
ご近所物語を見て、Paradise kissをもう一度見直したいと思いました。

<お気に入り回>
11話  Wデートって本気(マジ)?
{netabare} 茉莉子先輩がツトムの好みを知り、
服装や髪型など清楚キャラになってWデートする回
ツトムの実果子への強い思いを再度感じ茉莉子先輩が身を引くのが切ない {/netabare}
14話 ピイちゃんパニック
{netabare} 私もピイちゃんと同じでぬいぐるみを今でも大事にしているのでこの回は切なくて切なくて・・ピイちゃんがまた一つ成長した姿を見れた。 {/netabare}
15話 サンタへの贈りもの
{netabare} ツトムは昔から実果子だけを見て、想って
クリスマスの夜は毎年実果子だけのサンタになるなんて・・色々泣ける {/netabare}
34話 一夜の天使…リサ!
{netabare} 凄くロマンティックな回だった。リサの株急上昇! {/netabare}

一番好きなエピソード
44話 嵐のまえぶれ (前後辺りのエピソード)
{netabare} 実果子と実果子のお父さんの再会エピソードが素晴らしい。
ツトムが実果子に「ロケット(ペンダント)」を作って
自分の写真を入れて欲しいと願いプレゼントした。
だけど、実果子がその中に「写真を入れるスペース」に入れたいのは
ツトムではなく父の写真だった。

自分を置いていった父親を忘れられずに
家に一枚も父の写真がないことに気づき、ツトムの前で泣いてしまう。
ツトムは実果子が父親と会えるように一生懸命調べる
(この時代ってパソコンは今ほど普及してないし、調べ物するのも今ほど楽ではないと視聴中再度気づいた。)
結果写真展を開催していることを知り、実果子を連れて行く。

この回で「実果子ーー!!」と海にいる娘に向かって呼ぶ父と
再会に感極まって抱きつく実果子に思わず涙腺が緩んだ。

私も実果子と境遇が似ていて、私の場合は小6で両親が別居し
中一で離婚が成立した。私は本当は父親に付いて行きたかったが
実果子のお父さんのような優しい父では無く現実は様々な問題があった。

母が育ててくれたおかげで今があり、今度は私が家族を支える番。
だけど、実果子と同じで愛された記憶は消えないものだから恋しくなる時がある。声も姿も6年会ってないから殆ど忘れてしまった。
その場合、優しかった頃の昔の父の夢を見る。
今いる家族のことを考えると「今はそれでいい」と思ったけど
実果子の父親との再会シーンは私の想いと重なって感極まってしまった。
{/netabare}

投稿 : 2024/04/13
♥ : 32
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

アメリカンクラッカーのような2人に祝福を♪

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
恋愛、ファッションなどに興味がある人にはぴったりかと♪

名作少女漫画が原作。原作好きだったんで☆4でも良いんですが、アニメではちと中途半端だったので、1下げましたm(._.)m


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
エキセントリックな女の子が主人公なのも、ちゃんと幼馴染みとくっつくのも、その幼馴染みがサルっぽいwのも、少女漫画としてはかなり珍しいと思う。

このアニメも、確かに小さい頃に妹と一緒に観ていたはず(日曜の朝だったかな?)。「マーマレードボーイ」と記憶が被るが、こっちの方が大人でスタイリッシュな感じ。

ただ、(当時はそういうことは分からなかったが)原作連載中でのアニメ化だったこともあり、アニメは中途半端な位置で終わっている。やっぱり、この作品は原作(漫画)がオススメ。あのウザかったバディ子のことが愛しくなってからが、ようやく見所かと(笑)

それに、矢沢あいさんの独特のタッチは、やはりアニメ絵にするのは難しかったかもね。

主人公の実果子は、一見、気の強そうな不思議キャラに見えるが、それは「作られた(偽っている)」部分も多く、実は繊細で弱い部分がある。だから不登校の過去をもつ。非常に特殊なキャラ設定で魅力的、可愛い部分もある。

けど、やはりキャラデザが、、、タラコ唇に金髪(赤髪)とか、あまりにもマリリン・モンロー的で、小学生だった私はそれを受け入れられるほど、大人じゃかった(苦笑)

一方、幼馴染みのツトムが実果子によせる愛情は、正に「純愛」そのもので、幼心にも、こういう格好良い軽さに憧れた。実果子の弱さ、強さ、才能を誰よりも深いところで理解していて、右往左往しながらも恋愛関係を深めていくところが、本当に素敵。

この二人の関係性は、「アメリカンクラッカー」のようだと思う(この比喩は個人的にかなりのお気に入り)♪

カラフルでビビットな色づかい。楽しげなリズム。お互いに何度もぶつかり合うけれど、根っ子ではしっかりずっと繋がっている。正に、アメリカンクラッカー!(、、、って、若い人はアメリカンクラッカー知らないかもw)。

収まるところに収まるストーリーには、安心感を覚えた。

好きなキャラは、及川歩。破天荒でトリッキーで前衛的な、少女漫画らしからぬキャラが乱立する本作において、唯一の「らしい」キャラクター。古風な美人で、キャラデザ含め「あざとさ」を感じてしまいがちだが、それが天然物というか、ちゃんと彼女の本心からきているところが良かった。まあ、1種の清涼剤でしたなw

この作品は、「ご近所物語」と言われるだけあって、すごい近いところ同士での様々な恋愛模様が描かれる。でも、メインの4人の女性キャラが、最終回では全員結婚までしているのは珍しいのでは? 個人的には、作品世界をしっかり完結していて良かったと思う。

また、矢沢さんの他の作品群との関連性やちょっとしたパロディも含まれていて、矢沢あいファンとしては必見の作品だろう。

ちなみに、私は矢沢あいさんの漫画をほぼ読破している(笑)
{/netabare}

投稿 : 2024/04/13
♥ : 20

えくいてぃ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

少し昔の作品で50話見応えたっぷりでした~w

「Paradise kiss(パラキス)」櫻田実和子の姉、
幸田実果子(訳あって苗字違います^^それは作品でw)と
パラキスの最後の方で出てきたメンバーを
中心とした仲間たちの物語です^^

子供から大人に成長していく過程の微妙な感情を
「うんうん、そうだよね~」とか思いながら見てました^^

先にパラキスを見てしまったので、
作画はちょっと幼っぽく感じましたけど、
ファッションはやっぱりいいですw

全50話!見応えたっぷりです^^
回想シーンが多い分、感情移入はしやすいですけど、
さすがに3回以上繰り返されると飽きてしまいましたww

50話以外に劇場版もあるのですけど、
時間も30分で内容としても新しいものは特になかったので
見なくても良かったかなぁ~?と思いましたw

投稿 : 2024/04/13
♥ : 10

63.4 21 1995年度アニメランキング21位
天地無用!(TVアニメ動画)

1995年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (81)
521人が棚に入れました
ごく平凡な高校生、柾木天地は帰宅途中、宇宙海賊に襲われている美少女、魎呼と出会う。成り行きで彼女を自宅にかくまうことにした天地であったが……。そして夜、夕方の敵が柾木家に現れた。相手の話によると、魎呼こそが宇宙海賊で、自分は銀河警察(ギャラクシーポリス)の刑事・美星であるというが……。

声優・キャラクター
菊池正美、折笠愛、高田由美、横山智佐、水谷優子、小林優子、天野由梨、小桜エツコ、青野武、緒方賢一、高木渉、大塚みずえ、矢島晶子

coldikaros さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

異様な壮大さ

壮大です。いい意味でも、悪い意味でもです。
序盤は伏線張りとどうでもいいハーレム展開が続き、あまりのわけの分からなさに困惑してしまいました。
話数の半分程そんな感じで費やし、そこからの展開がまぁ激しかったですね^^;
序盤の展開から考えてここまでストーリーがきっちりしているものだとは思いもしませんでした。
まとめていうなら、面白いと思うことを全部詰め込みましたっていう作品だと思います。
それぞれの分野に特化した作品にはどれも及びませんが、特に後半は王道の安定した面白さを感じました。
この作品の前身となったOVAがあるのですが、あちらの方が出来がいいらしいので、全部見る気が初めからあるのならこちらから見た方がいいと思います。
あちらを見てからこちらを見ると、もしかしたらがっかりしてしまうかもしれませんので。
逆にぱっぱと面白いほうだけ見て、切り上げたい方は向こうのOVAから見た方がいいでしょう。
その場合、こちらはOVAを見た後に視聴を考えればいいです。
非常に立ち位置が微妙になってしまっている作品ですが、そう見下げたものではないと思います。
壮大であるが故にチープなこういう作品も、またアニメとしてありだろうと僕は思いますよ^^;

投稿 : 2024/04/13
♥ : 5

ヌンサ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

やっぱりOVAが一番・・・かな

 「OVAシリーズと微妙に設定が違う」という作品の感覚は、サクラ大戦シリーズとかに近いものがあるかもしれません。

 毎度この作品のレビューで言っているように、僕はご近所レベルでのドタバタ劇こそが「天地無用!」の醍醐味だと思っています。なので、後半の宇宙篇は・・・でした。

 この作品で最も優れていたのはエンディングアニメーションだと思います。ますなりこうじ(現・舛成孝二)さんによる魎皇鬼のアニメーションが最高に可愛いです!曲も非常に耳に残ります。折笠愛さん、高田由美さんによる歌は・・・アレですが(笑)、素の声が美しいので何度も聴きたくなりますね。

 P.S.次作の「新・天地無用!」はキャラクターデザインとストーリーの幼さについて行けず、さらに続く「天地無用! GXP」も途中で視聴を断念してしまいました・・・すいません。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 3

イブわんわん さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

OVAとはちがった展開

全26話でOVAよりはちょいと薄味な感じ。

サービスシーンもあまりなく、シリアスな部分も控えめだが
コミカルなとこは多めかな。

キャラもそのままだが、最低限に収まってます。

ですが、天地無用!の面白さはそのままです^^

見るのでしたら、TV版を見てからの方がいいかな・・・

投稿 : 2024/04/13
♥ : 3

63.0 22 1995年度アニメランキング22位
あずきちゃん(TVアニメ動画)

1995年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (65)
433人が棚に入れました
秋本康、木村千歌原作の同名コミックのアニメ。小学5年生のあずきを通して、少女の成長、等身大の女の子の淡い恋心を描いた作品。新学期を迎え、あずきちゃんのクラスにも転校生がやってきます、その転校生・勇之助くんにあずきちゃんが一目惚れするところから話は始まります・・・。

声優・キャラクター
ゆかな、宮崎一成、川田妙子、松本梨香、佐久間レイ、真殿光昭、津久井教生、小桜エツコ、皆口裕子、安井邦彦、鈴木晶子、園部啓一
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

なんでもな~い、なんでもな~い、君の笑顔を~♪ あいつじゃない、こいつじゃない、僕が見つける♪

[文量→小盛り・内容→感想系]

【総括】
というOPは今でも口ずさめるw 歌の力って凄いな♪

内容を思い出そうとWikipedia見てみたら、秋元康さんが原作なんですね。あの人何でもやってんな(苦笑)

内容はほとんど思い出に残っていないんだけど、あずきちゃんの「勇之助君!」っていう響きだけは耳に残ってる。 声優さんの力も凄いな♪


【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
あずきは確か、バリバリの恋する乙女って感じで、当時小学生だった自分は苦手でした。まあ、今になって思えば、等身大のヒロインだったのでしょう。

ストーリーとしては、なんかモテモテの勇之助君が女の子にキャーキャー言われるたびにあずきがヤキモチやいたり、弟に怒鳴り散らしたり、泣いてみたりと、とことん情緒不安定な感じになって、子供心にも「面倒くせぇ女だな」と思った記憶があるw
{/netabare}

投稿 : 2024/04/13
♥ : 21

tomledoru さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

90年代のアニメです。時代背景が懐かしい。

流通している,DVD以外,なかなか視聴する機会がないので,
名前は有名でも鑑賞する機会のない,もったいない作品です。

90年代NHKで3年にわたって放映されたものの,初めの
DVDは2000部限定,後の復刻版も5万円を超える高価なもので
伝説のアニメになっていました。(います。)
DVDを保有していないとなかなか見られない
環境です。

復刻版を所有していましたが,最近手放しました。

小学5年生の恋愛模様を描いたもので,木村千歌
各々の少女ユニットを手掛けた秋元康が原作です。

あずきちゃんの周りには,個性豊かな男女の友達が多く
勇之助くんとの恋模様を描きつつも,

周りの仲間たちや先生などとの日常的な
アニメととらえることもできます。

アニメの内容としては現実の小5
以上の年齢を感じさせる心情や内容を描いています。

レンタルやネットで見られる環境がもし整えば
もっと視聴者も増えて,高い評価を得られる作品だと思う
のに,その点は残念です。

小学生のくせに恋だのキスだのと目くじらを
立てるほどの作品ではないので,
まれな機会でも鑑賞する機会があったら
ぜひ見てみてください。

原作の5巻のなかよしコミックスも
面白いので,こちらから入るという手もあります。

中年といっては失礼ですが,90年代に多感な年代だった人
には,懐かしいアニメであることには間違いありません。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 3

AKIRA さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

アニメは小学生編のみ

NHKで純粋な恋愛アニメを放送していたことがまず珍しくて、つい興味を持って観てしまいました。

原作の全てではなく小学生編だけをアニメ化したのは大正解だったと思います。

なにせ中学生編ではあずきちゃんは他の男の子に恋。

性格も小学校のころと比べると明らかに純粋さが抜けてしまっているので、教育的で安心して見られるとは言い難いです。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 3

63.0 22 1995年度アニメランキング22位
黄金勇者ゴルドラン(TVアニメ動画)

1995年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (16)
132人が棚に入れました
小学校6年生のタクヤ・カズキ・ダイは、元気がよすぎるイタズラ好きのワンパク3人組。ある日3人は、不思議な宝石パワーストーンを手に入れた。その中には「勇者」と呼ばれるロボット・ドランが眠っており、同時にこの石が黄金郷・レジェンドラへ行くための鍵になるという。 しかし、パワーストーンを狙って、ワルザック共和帝国の第1王子・ワルターが襲い掛かってくる。復活の呪文によってパワーストーンより甦った黄金勇者ゴルドランとともに、世界中に散らばる8つのパワーストーンを探すレジェンドラへの冒険が始まった!!

声優・キャラクター
南央美、森田樹優、岡野浩介、成田剣、茶風林、坂東尚樹、山野井仁、森川智之、麻見順子、定岡小百合
ネタバレ

Dkn さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

冒険が始まる ドキドキが始まる!ハートは熱いほど楽しくなるよ!

ハーリケンをけっとばし トラブルをけちらし ほんとのエナジーが動き出している


1995年から全48話で放送。勇者シリーズ第6作目。

それまでの勇者シリーズでは、敵や味方をはっきりと分けたシリアスな話も多分に含まれたストーリーもありました。

この『黄金勇者ゴルドラン』では、原点に立ち返りシリアス成分を減らし、コメディタッチな部分を最大限に活用した
ものになっています。勇者シリーズが好きという方より、ゴルドランだけ、もしくはゴルドランが一番好きという声も
よく聞きますね。同じくサンライズが手がける「エルドランシリーズ」という勇者シリーズの前身、三部作+1作の
頃からの雰囲気に立ち返ったようなゴルドランは、主人公の男の子が一人では無く三人だったり、悪役側にヒロインが
いたり、途中で作中の目的がガラリと変わったりと今までのシリーズとは全く違う展開で視聴者を驚かせました。

コメディ要素が強いのですが、感動や熱い展開がないかというとそんな事はなく、友情や愛情などをテーマにしたり、
お約束の追加ロボやキャラクターに、ニセロボが出てきたりと、笑いの中に色んな感情が湧き出てくるアニメでした。
サンライズが誇る数々のロボットアニメの中でも異色ながら光り輝く良作だと言えます。

敵キャラが味方になる熱い展開を『先週まで悪役だったくせに!』と言ったり、メタフィクションも多い。

勿論子供向けのロボットアニメという名目はあるのですが、この頃からロボットアニメというのは大きいお友達の物
でもあったので、ロボットアニメファンが楽しめるようなオマージュだったり、ちょっと古めのギャグを主人公が
言ったりと、大人も楽しめる要素が随所で見られるのも特徴。主人公三人の性格もアッケラカンとしているものの、
子供っぽいだけじゃなく芯を食った発言などもあり魅力的。作画も流石のサンライズ、流石の勇者シリーズですね。

「黄金勇者ゴルドラン」は、敵も味方も濃い奴ばかり。中でも好きなのは「ワルター・ワルザック」です(笑)

彼はホントに良いキャラでした。後半の展開では(ネタバレ→){netabare}弟の「シリアス・ワルザック」が新しい悪役キャラとしてワルターを追いやって、どっからどう見ても宇宙海賊キャプテンハーロックの格好をした、宇宙海賊「イーター・イーザック」という名を借りて主人公たちを助けますよね(笑)戦隊物の追加戦士と同じく、このイーザック(ワルからイイに変わりましたw)が駆るキャプテンシャークがベラボーにカッコイイ!

ヒロインらしいヒロインがシャランラしか出てこないのですが、正直ワルターの弟のシリアスがヒロインだと思ってます(笑)後半彼も主人公側の方へ傾いてきてきますね。ドランと漂流したときにするやり取りで、タクヤ達がダッシュボードに入れてるチョコを「チョコ・・食べるか?」とドランが差し出してシリアスに断られるシーンが和む。ラスト付近では笑顔なんか見せたりして可愛すぎますね、シリアス。勇者シリーズは萌える男の子出し過ぎですよ。なあ、『ジェイデッカー』(!?)

・・あと、偽ゴルドランの埴輪回はもう伝説ですね。劇中でOPを玄田哲章が歌って、メタフィクションまで入れ込み番組を乗っ取ろうとして、スカイゴルドランにツッコミ入れられる(笑)『ぼうけんーがーはーじまーるーどきどきーがーはじーまるー(低音)』『勝手にぼうけんを始めるなー!』楽しいアニメだ・・。モノホンやらパチモンやら、俗っぽい言葉を使うな(笑)(ナベシン回だったんですねw通りでw)最終回の、三人の答えも痛快でした。冒険が終わらないんだなと思って嬉しかった。

あー・・また見たくなってきました!勇者シリーズ見返そうかなっ!

因みにゴッドシルバリオンの

「超白銀合体・・!!ゴォォォォォッドシルバリオンッ!!!」って名乗りが好きでした。{/netabare}

「冒険」がテーマでもあるので、いろんな場所へ行くのも他のシリーズと少し違う所ですかね。


勇者シリーズの中でも「笑い・感動・熱さ」のバランスが良い『黄金勇者ゴルドラン』、オススメです。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 7

ヒーマ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

かっこいい(*^_^*)

勇者シリーズはどれをみても最高の作品ばかりです。
ロボット好きならみんな見てるんではないでしょうか!!

投稿 : 2024/04/13
♥ : 1

63.0 22 1995年度アニメランキング22位
ママはぽよぽよザウルスがお好き(TVアニメ動画)

1995年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (16)
95人が棚に入れました
婦人生活社の育児雑誌『プチ・タンファン』に連載された、青沼貴子の漫画をアニメ化。通称『ママぽよ』。保与田(ぽよた)未来・源大の新米夫婦は、生まれたばかりの長男ヒョウガと長女ジュラに振り回されっぱなし。若いパパとママが、子育てに奮闘する毎日がコミカルに描かれる。タイトルの「ぽよぽよザウルス」とは、かわいいけれど恐竜さながらに大暴れする子供たちのこと。なお、原作は作者の実体験を元にしており、青沼家の実名が使用されているが、アニメ化にあたりオリジナルの名前に変更されている。

声優・キャラクター
松本梨香、チョー、白鳥由里、こおろぎさとみ、島香裕、中沢みどり、渡辺美佐、野本絵理、市原由美、南杏子、瀧本富士子、芳野日向子、本井えみ、野田順子、渡辺久美子、大塚智子

Dkn さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

ママからみた子供たちは大怪獣!

ちなみに「ママはぽよぽよザウルスがお好き」をやっていた夕方土曜のアニメ放送枠は、長い間新作のなかった
ウルトラマンシリーズの新作、平成ウルトラマンのはじまりで消滅しホントに怪獣枠になっちまいました(笑)

育児雑誌に掲載されていた原作のアニメ化だけあり、お母さんの目線から子育ての大変さを見るアニメ。
女性作家さんの強みは体験を俯瞰的に描けるとこですね~。せきららと言うかあけすけと言うか…(笑)

男性作家さんの体験漫画だと最近出た、ちばてつや先生の新作「ひねもすのたり日記」が出て嬉しかった。

クレヨンしんちゃんほどの下品さや子供中心の展開がなくて、身につまされたりキツイ表現もよくあります。
当時何となく夕方にテレビをつけてたら放送してました。なので詳細なところは知らなかったのですけど、
何となく記憶に残るアニメでした。その後も再放送で何度も見かけていたので人気があったんでしょう。

時代を感じるなと思うのが、旦那さんを「ダーリン」と呼んだり、(今呼んでる家庭はあるのかw)
パンツインしてたりと古さはありますが、根本的な嫁姑問題や夫の子育てに対するスタンスなど現代の子育てと
大きく変わらない気がしなくも…ない?です(笑)

最近の新米パパは子どもとゲームで遊んで、ポケットWi-Fiを持ち外出しスマホを貸してと言われYouTubeを見せ、
一緒にユーチューバーの真似をしたりするらしく、そう愚痴ってる彼はBluetooth飛ばしてAirPods使ってました。
(やだー!近代化してるー(;´Д`))

確か2話構成で前後半に分かれてるんです。そこでガオー!ガ――オ~!!と怪獣の着ぐるみをきた子どもたちの唸り声で後半が始まります。耳に残るし可愛いですねw女の子と男の子の2人なんですけど、女の子の方がこおろぎさとみさんで、クレヨンしんちゃんのひまわりと同じ声優さんですね。あの人赤ちゃん全部やるのかな?こおろぎさんじゃないけど最近ベビーシッターズで大人と赤ちゃんを兼役で演じててビックリ!声優さんはみなさん器用ですよね。こおろぎさとみイズムを受け継いでる本渡楓さんの赤ちゃんは流石に上手かったです。楽しみな声優さん。

たまに涙腺持っていかれる感動話が来て、良いアニメでしたね。最近abematvでクレヨンしんちゃんの初期TV放送を
観て思い出しました。しんちゃんはネトフリでも映画が置いてあるのかな?よし!クレヨンしんちゃん観よう(笑)

いやあ…ママはぽよぽよザウルスってレンタルや配信あるのか知らないのでw今は権利どこにあるんでしょうね?

投稿 : 2024/04/13
♥ : 8

もあにめ♪ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

レビューされていなかったことにびっくり。そこそこ知られていると思っていました。

クレヨンしんちゃんとママはぽよぽよザウルスがお好きは、おそらく好みが分かれるでしょう。しんちゃんのほうが 「おばかな」 ギャグもありのホームコメディで、ママぽよはどちらかというと、子どもらしさそのものにズームインした楽しさ。ベクトルがすこし変わるんです。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 2

62.4 25 1995年度アニメランキング25位
ちびまる子ちゃん 第2期(TVアニメ動画)

1995年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (57)
310人が棚に入れました
さくらももこの同題漫画を原作とした、超人気ホームアニメ第1作。監督は「ドラえもん」や「日本昔ばなし」の芝山努が担当している。独特の発声のTARAKOが演じる主人公まる子はハマリ役として評判になった。静岡県清水市に住む小学3年生のももこは、みんなから“まる子”と呼ばれる女の子。お母さんを「あんた」呼ばわりして怒られることもあるけれど、おじいちゃんはまる子の味方だ。身の回りで起きる事件にまる子は一喜一憂の日々を過ごす。
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