1997年夏(7月~9月)に放送されたおすすめアニメ一覧 42

あにこれの全ユーザーが1997年夏(7月~9月)に放送されたおすすめアニメを評価したーデータを元にランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年04月18日の時点で一番の1997年夏(7月~9月)に放送されたおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

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年代別アニメ一覧

90.5 1 1997年夏(7月~9月)アニメランキング1位
もののけ姫(アニメ映画)

1997年7月12日
★★★★★ 4.2 (2046)
13278人が棚に入れました
エミシの隠れ里に住む少年アシタカは、村を襲った「タタリガミ」に呪いをかけられる。ただ死を待つより、己の運命を「曇りなき眼」で見定めるため、はるか西方の地を目指して旅立つ。そこでアシタカが見たものは、森を切り拓いて鉄を作るタタラの民とその長エボシ、森を守る山犬一族、そして山犬と生きる人間の少女サンであった。アシタカはその狭間で、自分が呪われた理由を知る。やがて、森を守ろうとする動物たちと、その長「シシ神」を殺そうとする人間達の壮絶な戦いが始まる。

声優・キャラクター
松田洋治、石田ゆり子、田中裕子、上條恒彦、西村雅彦、島本須美、小林薫
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

生命の息吹

宮崎駿監督作品。

若い頃に照葉樹林文化に触れた宮崎氏が、
集大成として15世紀を舞台に選んだのは、
アニミズムが衰退し、
神から貨幣へと信仰の対象を変え、
日本人の精神性に根差した自然観に、
変革が起こったのだと確信したからでしょう。
土地に根差した信仰を捨て、
現代に通じる価値観が生まれ始める。
森は本来、不気味なものの象徴であり、
幾多の生命を育む場所であったはずが、
時代の流れとともにその価値も薄れていく。
この作品からは「慈愛」と「凶暴」さを併せ持つ、
「森」が本来の形で写されています。

主人公アシタカに主体性はなく、
サンはまともなコミュニケーションを取れない。
過去作に比べ魅力の乏しい主人公とヒロイン。
宮崎氏がここで描きたかったのは、
ジゴ坊とエボシではないでしょうか!?
{netabare}ジゴ坊は天子様の命でシシ神の首を追う、
帝はシシ神の絶対的な力を手に入れ国を統べる。
森の神に対する反逆、草木は枯れ生命は衰退する。
自然との共生を描く物語の結末はご存知の通りですが、
制作時の宮崎氏の苦闘は「生きろ!」ではなく、
「滅びよ!」に傾いてはいなかったのかと感じます。{/netabare}

聖なる場所としての森と生命を、
鮮烈に見事に描き切ったこの作品を、
彼の最高傑作に推したいと思います。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 103
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

「正義の反対はまた別の正義」という言葉があるけれど……

ジブリ作品。

主人公のアシタカは、自分の住む村を襲撃したタタリ神から、死の呪いを受けてしまう。
そのまま村に居続けるわけにはいかなくなり、旅に出たアシタカ。
旅先で、山を開拓して村の近代化を進めるエボシ、そして、山犬に育てられた少女のサンに出会う。


「正義の反対はまた別の正義」

よく聞くフレーズですが、もののけ姫にも該当するんじゃないでしょうか。

人間と森の対立。
でも別にケンカしているわけではない。
ただ、住む世界や価値観が異なるだけ。

人間側の代表エボシ。
憎まれ役ですが、彼女は自分の住処(タタラ場)を盛り上げ、男女の差別を無くし、立派な人間社会を作り上げようとしています。
森側は古来からあるがまま、自分の住む森を守り続けようとしている。
両者とも決して悪ではないんですよね。

それぞれは単に自分達の世界を守ろうとしている。
それだけで対立が生まれる。
これこそが「正義の反対はまた別の正義」に当てはまると思うんです。

森側の代表であるサンと、森の呪いを受けるアシタカがその間を取り持つ。

そんな構図に、日本的なアニミズム文化が加わり、引き込まれる世界観が生まれ、ジブリの演出力によって素敵な映画に仕上がっているとのだと思います。

{netabare}
さて、映画はそこで終了していますが…。
それは一時的なものにすぎないと思うんです。
ストーリーの中で「人間同士の争い」「森に住むもの同士の争い」も描かれています。

小さな二人が大きな対立を抑えた。
それ自体は大きな功績です。

しかし、そのあとに待っているものは小さな対立の連続。
やがて森は浸食され、人間の台頭する世界になっていく。
それは避けられない運命だと考えると、少し悲しい余韻が残ります。
{/netabare}

投稿 : 2024/04/13
♥ : 92

disaruto さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

パヤオ渾身の一作

制作はスタジオジブリのオリジナルアニメです。
ジャンルはファンタジーです。


エミシの隠れ里に住む少年アシタカは、村を襲った「タタリ神」に死の呪いをかけられる。
アシタカは自分の運命を見定めるため、はるか西方の地を目指して旅立つ。
道中、山犬とともに生きる少女サン、森を開拓して鉄を作り出しているタタラの民たちと出会う。


私が何を語るまでもなく名作。
現時点で6回くらい見ているからw
パヤオさん、それ自体は正直好きではないです。
しかし、この作品については認めざるを得ない。
とんでもない作品ですよ、ホントに。
流石に金がかかっているだけのことはあるw
動きとかリアルすぎる。


本作のテーマは「自然と人間の共生」。
わざわざ言わなくても見てれば分かると思いますが、一応ねw

私の感想。
見るたびにいつも人間の愚かしさに悲しくなるのですよ。
自然を忘れてしまった人間に、“未来”なんてないんですよねえ。
後悔はいつも後からついてくるのです。
声優陣も他のジブリ作品に比べると結構合っていますが、点数調整で低めに。


総括して、監督は好きではないけれど、本作は好き。
不思議な気持ちになる作品ですw

投稿 : 2024/04/13
♥ : 53

83.8 2 1997年夏(7月~9月)アニメランキング2位
新世紀エヴァンゲリオン Air/まごころを、君に(アニメ映画)

1997年7月19日
★★★★☆ 4.0 (1440)
8386人が棚に入れました
最後の使徒は倒された。しかしながら現実に対処できないシンジは固く心を閉ざしてしまう。そして約束の時が訪れる。ゼーレは自らの手による人類の補完を目指し、戦略自衛隊による攻撃をNERV(ネルフ)本部に仕掛けてきた。戦闘のプロに抗う術もなく血の海に倒れていく職員達。その絶望的状況下でミサトは、シンジは、アスカは、レイは、生き残ることができるのか?そして人類補完計画とは?人類の存亡をかけた最後の戦いが、今始まろうとしている。

声優・キャラクター
緒方恵美、三石琴乃、林原めぐみ、宮村優子、石田彰、山口由里子、立木文彦、清川元夢、山寺宏一、関智一、岩永哲哉、優希比呂、長沢美樹、子安武人
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

悲劇的な、あまりに悲劇的な

感じたままの感想を綴ろう。

あれは蝉が鳴く蒸し暑い夏の午後、
劇場を後にした私は喪失感を抱えていた。
エヴァが衝撃的な痕跡を残し終わったのだ。

碇シンジは偉大である。

90年代に蔓延した時代の閉塞感は、
想像もしない形で反動を受け、未だ閉塞的である。
断絶・孤立の時代から「接続過多」の時代へ。
其処かしこに集団が存在し「感情」は強要される。

最後の使徒は死にゼーレのネルフ侵攻が始まる。
ゼーレは自衛隊を投入し殲滅作戦が遂行される。
{netabare}絶望的な状況下でシンジは咆哮し覚醒する。
人類の新たな進化を私たちは目撃するのだ。{/netabare}

シンジとゲンドウを直線的に結ぶ第壱話、
エヴァは「父と子の物語」から始まっている。
{netabare}やがてその背景には、あまりに悲劇的な、
レイに象徴される「母と子の物語」が顕現始める。{/netabare}
これがエヴァの原動力であり構造そのものである。

シンジは父に認められ母の愛の共有を願い、
エヴァに搭乗しては他人を傷つけそして救う。
強烈な負荷が、肉体にも精神にも及び、
未熟な心では、現実に耐え切れないだろう。
私たちは生きていくための新しい文法を、
未だどこにも見つけられないでいるのだ。

ほんとに、よく頑張った。

彼を大胆にも肯定しようと思う。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 57
ネタバレ

お茶 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

瞬間心重ねたんだ・・・

開始5分で度肝を抜かれる問題作。始まりと最後の繋がりが秀逸wTV版で語られることの無かったもう一つのエンディングです。

欝屈さと爆発力が顕著に見られる作風。ATフィールドは他者との壁を置き換えた例えで、本作はそれを突っぱらい、人と人との感情が混ざり合う事を描かれている。自分と他人の壁。現実に対する認知。死んで楽になるか?耐えて生きるか?などの現実の捉え方が示唆されている作品です。

とはいえ分けのわからない部分が多々あるので一言。

{netabare} ~
                 
            ,、‐ ''"  ̄ ``'' ‐- 、
        /イハ/レ:::/V\∧ド\
       /::^'´::::::::::::i、::::::::::::::::::::::::::::\
     ‐'7::::::::::::::::::::::::ハ:ハ::|ヽ:::;、::::::::::::丶
     /::::::::::::::/!i::/|/  ! ヾ リハ:|;!、:::::::l
    /´7::::::::::〃|!/_,,、   ''"゛_^`''`‐ly:::ト
      /|;ィ:::::N,、‐'゛_,,.\   ´''""'ヽ  !;K
        ! |ハト〈  ,r''"゛  ,       リイ)|
          `y't     ヽ'         //
         ! ぃ、     、;:==ヲ   〃
         `'' へ、   ` ‐ '゜   .イ
              `i;、     / l
                〉 ` ‐ ´   l`ヽ
            / !        レ' ヽ_
         _,、‐7   i|      i´   l `' ‐ 、_
     ,、-‐''"´  ノ,、-、 / 、,_ ,.、- {,ヘ   '、_    `ヽ、_
   / i    ,、イ ∨ l.j__,,、..-‐::-:;」,ハ、 '、` ‐、_   ,`ヽ
  /  l ,、‐'´ // ',/!:::::::::;、--ァ' /  `` ‐   `'7゛   ',
 /   l  i  ´  く   ';::::::l  / /         /     ',
/     ! l      \ ';:::l , '  /        i/     ',
        
シンジのバーロー!          
             {/netabare}

投稿 : 2024/04/13
♥ : 48

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

死々生々

1997年に公開された劇場版。
「ヱヴァ」ではなく「エヴァ」であることに注意です。

TV版とは異なるエヴァンゲリオンのもうひとつの結末。
というよりTV版が内面世界、映画版が外面世界と言ったほうがいいかも。


私は未だにエヴァンゲリオンの人気の秘訣がわかりません。
わかったら自分で作品を書きます。

……とはいえ、キャッチーな部分がたくさんあったのも事実です。

* キャラデザインの良さ
* 思春期の繊細な行動やリアクション
* 宗教をモチーフとした設定
* ロボットではなく人造人間という設定
* クラシックの多用、長時間の静止画、字幕の利用など、既存のルールを破るアニメ造り
* 「笑えばいいと思うよ」「逃げちゃだめだ逃げちゃだめだ逃げ(ry」のような印象的なセリフとシーン
* 随所で光る、遊び心のあるネーミングセンス


そして謎も多く、考察の余地が大きかったのも幸いしました。
情報を小出しにすれば続きが気になる。
謎が残れば人と内容を語りたくなる。
語ればより多くの人が視聴者層に取り込まれる。
そうして輪が大きくなっていきました。

考察は書きません。
ぐぐればいいと思うよ。


それに加え、映画版ではショッキングなシーンで話題をさらいました。
人造人間がやられたときは何か色々飛び出ますし、主人公のシンジは○○ニーを始めますし、繋がったりしますし。
重要な人物もそうでない一般人も痛そうだし苦しそうだし死屍累々だし。

あろうことか私はこの映画を学校の先生と見に行ったのです。
なんとも気まずいですよね性教育的に考えて。
しかも、帰り道に「ドウジンシ」なるものを設定資料集だと思って買いました。
家で封を切ってみると、そのエログロさに二度目の衝撃!
机の下に隠しておいたりなんかしていません。
友達に持って行かれてショックなんて受けていません。


この映画は「生々しさ」という点において、他の追従を許していなかったと思います。
「リアル」ではありません。
キャラクターの造形は大いにデフォルメされています。
ぼかして描かれることが多かったものを直接的に描く「生々しさ」です。
すでに大勢のファンのいる大衆向けアニメでここまでやるか!と。

さすが「シ」と「セイ」を扱う作品と言いましょうか。
こうして描かれた「生々しさ」がさらに話題をかっさらい、とどめを刺しました。


またストーリーに終止符が打たれているのもポイント。
TV版はシンジの思考を延々と回りくどく流し続けるという、意味のわからない終わり方です。
この旧劇場版では素直に「何が起こったか」が描かれています。
設定集等と合わせていくらかスッキリしたという人も多いと思われます。

話題に劣らないBGMと作画の良さも忘れることなかれ。
『魂のルフラン/THANATOS-IF I CAN'T BE YOURS-』のシングルは素晴らしい。


夕方に上映するとお茶の間は凍りつきます。
しかし、当時のファンを熱狂させるには十分な作品だったと思います。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 38

69.2 3 1997年夏(7月~9月)アニメランキング3位
ルパン三世 ワルサーP38(OVA)

1997年8月1日
★★★★☆ 3.8 (130)
766人が棚に入れました
某国副大統領の誕生パーティーに潜入したルパン。まんまと建物内に忍び込み、金庫のロックを解除した瞬間、銭形警部率いる警官隊に取り囲まれる。「なめたまねをしてくれたなぁ、ルパン!」と、予告状を手にルパンに迫る銭形に対し、「ん~なモン出した覚えがねぇ~んだよ。だから今日はそいつを確かめに来たの」とルパンは意気揚々と答える。ルパンがなんと言っても銭形が信じるはずもなく、警官隊がルパンに飛びかかる。閃光弾で警官隊を目つぶしにしたルパンは、ひらりと身をかわして逃亡。銭形・警官隊とオニゴッコを展開する。だが、突然パーティー会場に謎の暗殺集団が現れて殺戮を繰り広げる。混乱に乗じて屋外に脱出したルパンに銭形の銃口が向けられる。「追いかけっこは、もうおしまいだ!」と銭形がコートの内ポケットにある手錠に手をかけた瞬間、建物の二階から銃声が鳴り響き、銭形の胸を銃弾が撃ち抜いた。銃弾が発射された方向にルパンが見たものは、手の甲にタランチュラの紋章のある手に握られた、シルバーメタリックのワルサーP38だった。
ネタバレ

ヲリノコトリ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

ルパンベスト10のためのレビュー

【あらすじ】
ルパンが特殊な毒を投与され、とある島から出られない身体にされる。「ルパン三世を裏切った過去の相棒」が登場する作品。

【成分表】
笑い☆☆☆☆☆ ゆる☆☆☆☆☆
恋愛☆☆☆☆☆ 感動★★☆☆☆
頭脳★★☆☆☆ 深い★★☆☆☆

【ジャンル】
ルパン三世、TVスペシャル9作目(1997)、ルパン中心

【こういう人におすすめ】
「ルパン三世全部見るぞ」って人。ハラハラドキドキ系ルパン。

【あにこれ評価(おおよそ)】
68.8点

【個人的評価】
トップクラスの閉塞感で怖かった作品。
『自分のお気に入り』

【他なんか書きたかったこと】
{netabare}
 ルパンベスト10のためのレビュー。↓以下同文。
{netabare}
 まだ私が無垢な魂をぶら下げて山野を駆け巡っていた頃、風邪をひくと隣町の小児科に行き、ついでに隣町のレンタル屋で「ビデオ」を借りてきて、布団の中でそれを見ながら、私の液性免疫が急性上気道炎を撃退するのを待つ、という風習が我が家にはあった。
 その「ビデオ」(現在で言うDVDの立ち位置)はほとんどがアニメ映画であり、そのため私は、私が受精卵としてすら存在していなかったときの古いアニメ映画をほとんど知っている。
 ジブリコンプリートなどは我が家にとっては序の口で、ルパン映画、劇場版クレヨンしんちゃん、劇場版ドラえもんなどはほぼ制覇したと思われる。 その中でクレヨンしんちゃんとドラえもんはあまり覚えていないが、ルパン三世は当時の汚れ始めた私の魂にジャストフィットしたらしく、各作品を非常に鮮明に覚えている。

 で、今回ルパンベスト10を作ろうと思い立って、ついでに短めにレビュー書きます。最低でも10個書かなあかん(笑)
 あ、ルパン三世のテレビアニメ1期もたぶん「ビデオ」で観てるんですが、さすがに作画が古すぎて心に留まらなかったようで覚えてないです。だから「ルパンは本来こういうものなのだ!」みたいなのは無理っす。原作も知らないし、というかモンキー・D・パンチさんが何者かもいまいちわかってないし、栗田貫一さんの声に何の違和感も感じてません(笑)
 そういう若輩者の素直な感想です。
{/netabare}

 「もうルパンはこの島から出られないの!?あんなに自由だったのに、もうマスクしないとお外で泥棒さんできないんだ!」という我ながら可愛らしくハラハラドキドキしながらみた作品。
{/netabare}

投稿 : 2024/04/13
♥ : 10

血風連あにこれ支部 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

貴様だけは容赦しねぇ、ワルサーは2丁もいらねえんだ

個人的に、テレビシリーズ映画OVA含めて一番好きなルパン。
カリオストロもいいんだけど、大衆向けのエピソードよりも泥棒稼業らしくアングラっぽさが光る話のほうが好みなのだ。
謎の暗殺集団。各国政府の極秘事項になっている謎の島。島のガスに反応する毒薬。大量の金塊。衛星から狙撃されるレーザー。と、色々無茶もやってるけど、なかなか見ごたえのある話だと思う。
とっつぁんを狙撃した犯人が誰なのか。ルパンの過去にも関わっているその人物を探し出すフーダニット的な要素もあって、こいつ怪しいなーとかあれこれ予想しながら見るのもけっこう楽しいと思う。

いつも飄々としているルパンにしては珍しくも、殺気を漲らせるシーンが見られる。
タイトルの台詞なんかはなかなかの鳥肌ものだと思う。
ルパンのテーマ曲に沿ってナイフアクションや肉弾戦が流れるシーンは演出作画共に大変よく満足な代物だったと思います。
ルパンが好きな人には是非ともお薦めしたい作品です。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 4

大和撫子 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

かなりシリアスで重い話です

「自由」をテーマとする作品。
今回は財宝や秘宝などを盗む事にはかかわらず、ルパンが過去に決着をつけるといった内容です。
いつものおちゃらかルパンはこの作品にはいなく、シリアスでかっこいいルパンが見れます。
見終わった後に心打たれるものがありました。
ルパンシリーズの中でも最高傑作のひとつです。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 4

66.5 4 1997年夏(7月~9月)アニメランキング4位
夢のクレヨン王国(TVアニメ動画)

1997年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (75)
561人が棚に入れました
『夢のクレヨン王国』(ゆめのクレヨンおうこく)は福永令三が執筆した児童文学作品群である『クレヨン王国』シリーズを原作としたアニメ・漫画作品である。《ストーリー》「死神編(1話 - 49話)」 12の悪い癖を持つ、クレヨン王国のシルバー王女。彼女の12歳の誕生日に、かつて封印された死神がよみがえった。そしてシルバーの親のゴールデン国王とオパール王妃を石にしてしまった。元に戻すにはシルバーの悪い癖を直し、死神の詫び証文を手に入れて封印しなければならない。そこで、シルバーはオンドリのアラエッサ、ブタのストンストン、そして12人の野菜の精をお供に、死神を追って国中を旅する。「天使編(50話 - 70話)」死神を倒した後、クレヨン城の侍女にネコのプーニャが加入。彼女の不手際で古い柱時計に封じ込められていた2人の天使、シャカチックとユックタックが復活。イタズラ好きの彼らは天使のスタンプで国中を混乱させる。シルバー達は天使を追って再び旅に出る。

声優・キャラクター
徳光由禾、坂田おさむ、竹内順子、高村めぐみ、宍戸留美、家富ヨウジ、松尾銀三、桜井ちひろ、望月祐多、松本美和、宮田幸季、赤井田良彦、小西寛子、ゆーり、乃村健次、小栗雄介

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

どれみスタッフの前作品。やっと50話以降が見れた。

どれみスタッフの前作品


アニメ史上最強クラスの元気が出るop


子供向けでも手抜きしない誠実な作画や内容が光る


12人の野菜の精みんな良いキャラだよね、どうでもいいけど。


冷静に考えるとシュールすぎる世界


最高の相棒キャラのアラエッサとストンストン


おジャ魔女の時点でも新人だったあいちゃんやももちゃんがより初々しい。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 12

ねるる さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

明るく前向き!笑顔が素敵なクレヨン王国シルバー王女の大冒険物語

1997年~1999年の間、日曜朝8時半からのニチアサ枠で女児向けアニメとして放送された作品。全70話。

野菜やクレヨン達が暮らすクレヨン王国の王女シルバーが、仲間たちと一緒に大冒険をするお話。

幼少期に絵本を買ってもらって大好きだった事もあり、とっても懐かしく、記憶に残っていた通り大好きな世界観を楽しめました。

12の悪い癖を治すため、死神を封印するため、天使を捕まえるために大冒険するお話だけど、どのお話も1話に起承転結があるから分かりやすいし、なによりキャラクターがとっても素敵でした。
主人公シルバーは子供らしくワガママなところも沢山あるけど、前向きで行動力と決断力があるし、自分のためにも誰かのためにも頑張れる、優しくて強い、笑顔がとっても可愛い女の子で思わず憧れちゃう位素敵なキャラクターでした。
一緒に旅をするアラエッサ(鶏)とストンストン(豚)も可愛くていい奴らで、シルバー王女との関係性も家来だけど友達で心許しあってる距離感がとっても良かった。
死神も含め、出てくるキャラクターたち癖ありつつもみんなどこか可愛くて愛着湧くキャラばかりで、野菜や食べ物、動物やクレヨンなどをモチーフにしたキャラデザも好きでした。可愛い。

永遠の名曲『ン・パカマーチ』も最高。毎話聞いても大好きな曲。聞いてるだけで元気が出ます。

子供向け作品ですが大人になっても楽しめました。前向きに笑顔で頑張る姿に元気もらえました。子供向けながら良い作品です。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 10

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

12の悪い癖を持つ王女と仲間たちの旅。

児童文学作品「クレヨン王国」シリーズを原作とする、
1997年から放送されていたアニメ。

子ども向け(アイテムなどのグッズから特に女児向けであったと思われる)アニメですが、

内容をちゃんと見てみると、
生き方について考えさせられるところも多い。

子どもに自信を持って見せられる作品ですね^^
というか、子どもに見せたい。

全70話です。


● ストーリー
クレヨン王国のシルバー王女は12歳になった。
その誕生日パーティに知らない少年が現れた。

少年は国王と王妃、つまりシルバー王女の大好きなお父様とお母様を石にして去ってしまう。

シルバー王女は少年を追うために旅に出ることに。

ブタのストンストンとニワトリのアラエッサをお供にして、
少年の行方を追う。


70話という長編で、
死神編(1話~49話)と天使編(50話~70話)に分かれています。

死神編がメインの印象があったので、
そこで終わってもよかったのではと思っていたのですが、
後半の天使編も結構楽しめました。

死神編は、石になってしまったお父さんとお母さんを元に戻すために、シルバー王女の12の悪い癖を直し、復活した死神を封印することが旅の目的。

このシルバー王女の12の悪い癖がなかなか曲者でw

おしゃれに3時間かける、散らかし癖、お寝坊、ウソつき、げらげら笑いのすぐ後に怒り出す、自慢癖、欲しがり癖、激しい偏食、意地っ張り、けちんぼ、都合が悪くなるとすぐに人のせいにする、疑い癖。

シルバー王女がいろんな場所を旅し、
いろんな人たちに出会いながら、

自分の悪い癖によって困ったり、
同じ悪い癖を持つ他人に振り回されることで反省したり、
時には自分の悪い癖も使い方次第では長所になるんじゃない?と発見したり、

「人の振り見て我が振り直せ」的なストーリー展開が多かったように思います。

よくないところは良くないと見せ、
正しいことは清々しく行う。

シルバー王女は悪い癖こそあるものの、
まっすぐで明るくて優しくて、根はとてもいい子なんだよね。

その良さが悪い癖によって曇らないところがいい。

自分に悪いところがあったとしても、
自信をなくしたりせず、堂々としているからこそ。

自信を持ち過ぎなので、時には自分を振り返ってみてほしいと感じることも少なくありませんでしたが。笑


後半の天使編は、クレヨン城に封印されていた天使が逃げ出したので、
連れ戻しに旅に出る話。

一度旅の味を覚えたら、
お城での生活なんて退屈だっただろうね♪

死神編で旅した街を再び訪れるのが懐かしい。

“天使のいたずら”という新エッセンスによって、
ストーリーは新鮮になっているのがいいです。

後半からの新キャラ・プーニャもいいかき乱し役です♪


● キャラクター
シルバー王女(cv.徳光由香)、ニワトリのアラエッサ(cv.坂田おさむ)、ブタのストンストン(cv.竹内順子)。

この3人がメインキャラクターです。

そして毎回登場するのが、シルバー王女が持つ“香水箱”から呼び出す12人の野菜の精。

誰が何人登場するのかは、毎回ランダムだけど、
個性豊かな野菜の精達の活躍で物語が大きく動くことも多いから、

この作品には欠かせないキャラです。

私は「どうでもいいけど」が口癖の女子高生ほうれん草のホーレソレがお気に入りでした♪
(この野菜たちのネーミングも好き。)


● 音楽
【 OP「ン・パカ マーチ」/ 徳光由香、東京少年少女合唱隊 】

これは名曲ですよね。

アニメを見たことのない人も聴いたことがありそう。

一度聞くと印象に必ず残る曲。


【 ED「ありのままに」/ 杉山加奈、東京少年少女合唱隊 】

原作者の福永令三さんが作詞した曲。

自然がいっぱい歌われていて、
福永さんらしい歌詞。

OPとは反対に、
しっとりとした曲です。


● まとめ
昔の朝の子ども向け番組は名作が多いですね。

「クレヨン王国」シリーズは子どもの頃原作を読み漁っていたこともあり、思い入れの強い作品です。

アニメはアニメの雰囲気で別物だと捉えていますが、
このアニメのクレヨン王国も好きでした^^

いつか全話観たい!と思っていたので、
完走できて大満足です♪

投稿 : 2024/04/13
♥ : 9

65.6 5 1997年夏(7月~9月)アニメランキング5位
スレイヤーズぐれえと(アニメ映画)

1997年8月2日
★★★★☆ 3.6 (36)
219人が棚に入れました
ストーナーという町にやってきたリナとナーガは、ひょんなことから、岩や土を原料にした人型モンスター・ゴーレム作りの屈指の職人ガリアの家に招待された。ガリアには親譲りの腕を持つ息子のヒューイがいたが、ふたりは折り合いが悪く喧嘩ばかりである。そのために、ガリアはゴーレムを作るどころではなく、苦しい生活を強いられていた。ストーナーの町はハイゼンとグラニオンというふたりの権力者が町の所有権をめぐってって対立関係にあり、そんな争いを終わらせるために、国王は双方に巨大なゴーレムを1体ずつ作らせ、それを戦わせて勝利した方が町の所有権を得るという提案をする。早速、ハイゼンはガリアを、グラニオンはヒューイを味方につけて、それぞれ巨大なゴーレムを作ることになった。しかし、戦いまでにゴーレムを動かすためのゴーレム・コアに魔力を貯める時間が足りない。そこでガリアとヒューイは、そのパワーをリナとナーガに求めることにした。

声優・キャラクター
林原めぐみ、川村万梨阿、井上喜久子、加藤精三、子安武人、若本規夫、川久保潔、塩沢兼人

大和撫子 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

唖然となりました

劇場版第3作目。
ゴーレムを作って戦わせる国にリナとナーガが巻き込まれる話。
なんとなくベタな展開になると思いましたが、やはりスレイヤーズはやってくれました。
衝撃的な展開に唖然、目が点になりました。
星10をあげたくなるようなかわいいリナが見られます。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 1

65.5 6 1997年夏(7月~9月)アニメランキング6位
忍ペンまん丸(TVアニメ動画)

1997年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (18)
175人が棚に入れました
動物達が忍者として暮らす山々の一つ・念雅山にある日、じいやさんがペンギンを連れてきた。『まん丸』と名づけられた天然ボケなペンギンは、頭領のネンガ、先輩のタヌ太郎・ツネ次郎など、お山の変な仲間たちと修行に励む毎日を送ることになるが、念雅に代々伝わる天容の笛がネンガの弟ギオが率いる羅門衆の手により奪われてしまった。それを取り返すべく、まん丸とタヌ太郎とツネ次郎がギオを探しに旅に出るが……。

声優・キャラクター
池澤春菜、山口勝平、関智一、小杉十郎太

64.9 7 1997年夏(7月~9月)アニメランキング7位
ヘラクレス(アニメ映画)

1997年7月1日
★★★★☆ 3.6 (14)
81人が棚に入れました
天界の支配者ゼウスに、息子ヘラクレスが誕生した。みなが彼を祝福する中、たった一人喜ばない黄泉の国の王ハデス。彼は、ゼウスを倒す計画を成長したヘラクレスに阻まれるとの予言を受けていたのだ。ハデスにより、人間世界に落とされたヘラクレス。彼は生まれた世界に帰るため、真の英雄となるべく旅立った……。「アラジン」のスタッフがギリシア神話に題をとったアドベンチャー・アニメ。

64.7 8 1997年夏(7月~9月)アニメランキング8位
地獄先生ぬ~べ~ 恐怖の夏休み!!妖しの海の伝説!(アニメ映画)

1997年7月12日
★★★★☆ 3.5 (13)
62人が棚に入れました
悪霊から子供たちを護る小学校教師の活躍を描いたTVアニメの劇場版を、「東映アニメフェア」内のプログラムとして上映したシリーズ第三弾。 生徒たちやゆきめ、律子先生も引き連れぬ~べ~がやってきたのは南の島。その美しい光景からはこれまで悩まされてきた悪霊騒ぎなど無縁に思われたが、この島には200歳になると人を食らうようになる海蜘蛛の伝説が伝わっていた。そんな話はまるで気にしない子供たちだったが、彼らの前に姿を現したのは妖怪ならぬ渚という不思議な雰囲気の美少女だった。子供たちを引き連れ、沖に浮かぶ蜘蛛島へと向かった彼女の正体とは一体? TVシリーズの放映終了後に上映された一編で、この後本作はOVAシリーズへと続投されていく。

64.0 9 1997年夏(7月~9月)アニメランキング9位
天地無用!真夏のイヴ(アニメ映画)

1997年8月2日
★★★★☆ 3.5 (36)
201人が棚に入れました
 「天地無用!」の劇場版第2弾。脚本はOVA「ああっ女神さま」を手がけた長谷川菜穂子。かつて、天地の祖父・遥照に失恋してしまった闇の世界の住人・由厨葉はある企みを思いつく。それは天地と自分の髪の毛を使って少女を作りだし、天地を自分の手に入れようとするものだった。ある日、天地は墓参りの途中でひとりの少女と出会う。彼のことを「パパ」と呼び、なついてくる彼女に一同は戸惑いを隠せない。天地を慕う魎呼と阿重霞は、少女を呼び出し真相を話すよう迫るが…。

40代後半のおっさん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

劇場版

天地の娘と自称する麻由華とそれに振り回される天地一家。じつはその影には過去の因縁が・・・・

エンディングで永井真理子さんの真夏のイブが流れるんですが、ここだけで泣けてくる。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 2

ピュー太 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

最高!

夏に見た作品。これがきっかけでアニメ見るようになりました。  
思い出の作品!!

投稿 : 2024/04/13
♥ : 1

63.9 10 1997年夏(7月~9月)アニメランキング10位
烈火の炎(TVアニメ動画)

1997年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (110)
740人が棚に入れました
忍者にあこがれる主人公花菱烈火は、炎を生みだす不思議な力を持っていたが、それを隠しながら霧沢風子や石島土門と高校生活を送っていた。偶然治癒の力を持つ少女、佐古下柳と出会うところからストーリーは始まる。佐古下柳と花菱烈火は、お互いの力を打ち明け、烈火は柳を守る事を誓う。謎の女性、影法師の出現により、烈火達は魔力を持つ道具、魔道具の存在を知る事となる。

声優・キャラクター
岡野浩介、増田ゆき、平松晶子、飛田展男、緑川光、置鮎龍太郎、三石琴乃、くまいもとこ

Dkn さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

姓は花菱――名は烈火 新火影忍軍頭領、花菱烈火推参ッ!!

『烈火の炎』は1995年から週刊少年サンデーにて連載されていたバトル漫画。全33巻。

忍者に憧れる主人公「花菱烈火」は、生まれつき“炎を操る不思議な力”を持っていた。忍者には仕えるべき君主があると尊敬できる君主を求めて売られた喧嘩に明け暮れていたある日、車に轢かれた猫を不思議な力で癒やした“治癒の少女”、「佐古下柳」との出会いを果たす。



1話の開幕から時空流離で現代へ飛ばされる烈火。

原作では姫(佐古下 柳)との出会いから始まる所を、漫画が進んでいたこともあって紅麗(くれい)や森光蘭をチラ見せしながらの1話になります。アニメでは原作16巻の「裏武闘殺陣編」まで放送。

戦国時代に活躍したとされる「火影忍軍」が使用した「魔導具」と言われる武具でのバトルが、他の忍者作品との相違点。作中で超常の力が扱える人間は数名しかおらず、ほとんどは火影忍軍の遺物である魔導具によって超常バトルを可能にしています。火影忍軍「虚空」と「海魔」の二人が製作した魔導具は戦乱の世で猛威をふるう強力な武器であったが、虚空の「人を生かすための魔導具」と海魔が作った「殺戮する為の魔導具」は両極の位置にあり、主人公サイドが扱う「風神」「閻水」「土星の輪」「金剛暗器」はすべて虚空が製作した物。

主人公の烈火は魔導具を持たずに一族に伝わる「炎術師」の力で戦います。烈火に宿った「八竜」は物語の中で徐々に力を呼び起こされ烈火の助けになっていきます。八竜は炎術師の魂が宿ったもので、元となった人格と炎の型が能力のもとになっている設定が面白い。原作から人気のある「紅麗」「雷覇」「ジョーカー」など、可愛い女の子だけでなく男性キャラクターも魅力的だったので女性人気も高かったようですね。

原画家が変わると顔が違うこの時期のアニメらしい雑さがあるのはご愛嬌。回によっては見どころもありましたが、全体的に作画はあまりよろしくありません。原作の厨二全開バトルは安西信行の作画センスがあって中和されていましたから、名乗りを上げながらわかり易いバトルモノへと変換されたアニメ版は見ていて少し恥ずかしかったですね。残酷描写やHなシーンも子供向けに改変されていて、戦闘シーンでのパンチラや服が脱げるのも全然嬉しくない。パンツがハンペンみたいでした。

少年サンデーにしてはHで残酷描写も多めな烈火の炎ですが、アニメでは原作と違って陰惨なシーンも匂わす程度で、完全な子供向けとして作られています。愚痴を漏らすと、この「烈火の炎」はじめ、昔のアニメは子供向けに描写の軽減が有り大味な物も多くアニメでの改悪は当たり前で、現代は予算の都合や宣伝目的が無いとアニメ化出来ず長尺で放送出来ない時代。アニメがしがらみに縛られず制作されていた時代を知りません。そのため原作が好きでもアニメは面白く無いという評が後を絶えないのだと思います。少しずつ改善され新しい形態も生まれていますけどね。

OPの「なんか幸せ」は烈火の炎らしいポジティブさとアンニュイ感があっていい曲でした。

パチスロ台だと声優が一新しているようです。今でも深夜向けとして森光蘭や木蓮、命(みこと)のえげつなさを全開にした、ポロリと残酷描写増々の原作再現100%で行けば充分通用する気がします。えーと、鴉 -KARAS-じゃなくって…牙狼-GARO-みたいな雰囲気でやってくれないだろうか。・・無理か。漫画後半の裏麗(うらうるは)の面々、螺旋と鬼凛のイチャつきもとい共依存恋愛も観たいし、煉華も神威も濃いですから映えるでしょう。チョコジャンキーの牙王もね。

【余談につぐ余談】
某アプリゲームにサンデー括りで登場もしていました。藤田和日郎の「うしおととら」と出ていたので、師弟共演で微笑ましかったですが出るとは思ってなかった。八竜の「崩(なだれ)」デザインは藤田和日郎がやったほどの師弟愛ですし、藤田先生とアシスタントさん達は今でもTwitterで飲み会をやった報告があったり、アニメ化記念に駆けつけたりと仲が良くて笑顔にさせてもらっています。

サスケ、フジ丸、ピュンピュン丸、ガッチャマン、ハットリくん、忍たま乱太郎など、日本といえばサムライか忍者というくらい忍者を題材にしたアニメは多く、90年代に忍者アニメが復権して数作あった中で特に印象的だったのが「忍空」。その後「NARUTO」が世界的な人気を博しました。NARUTOは約20年前からの作品なのに全く人気も衰えずデザインも古くなりませんね。今や忍者の代名詞となっていますからスゴイ作品です。

幽☆遊☆白書にストーリー構成とキャラ設定が似ていて、「劣化の炎」と呼ばれる事もあって心苦しいのですが、人物や台詞に物語の仕掛けなど別の魅力が多くある作品なので、忍者モノの黒歴史にしないで欲しいですね。ただ、現在連載しているスピンオフ作品「麗の世界で有栖川」は黒歴史になりそうですが。頑張れ(笑)

投稿 : 2024/04/13
♥ : 20

-刹那- さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

八竜(`・ω・´)

私が小学生でアニメも数作品しか観ていなかった頃に出会ったアニメ。
ですので今観たらどう思うか分かりませんが、当時の私にはとても面白く、思い出の1作と言っても良いでしょう。

小学生時代の私でも楽しめたので、物語は分かりやすくはまりやすいかと思います。
正義感の強い主人公、その主人公烈火に宿った八竜の力は少年だった私の憧れでしたね^^
また、技や武器・戦闘場面も様々な形で有りましたので展開が楽しみでした!
ラストもすっきりな終わり方だったかな。

作画は当時にしては良い出来かと。

声優は、大事な主人公が高校生らしからぬ声で残念・・・

OPである「なんか幸せ」は今でもたまに口ずさんでしまう程好印象でノれる1曲です。
ただ、アニメが42話あるのに対してOP/EDが3曲しか無かったのかな。物足りない;;


姉も好きだったようで全話観たようですが、少年向けかなとは思います。
はまる人にははまると思いますので、年齢性別問わず、気になった方は少し観てみてはいかがでしょうか。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 7

Hawaii さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

裏武闘殺陣w

典型的なバトルアニメ、で少しエロが入ってますね
昔のアニメにしては良い出来だと思いますよ
バトルはありがちでベタであるけれども
物語とか設定はわかりやすく少年向けだといえますね。
意外とオススメの作品です。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 4

63.1 11 1997年夏(7月~9月)アニメランキング11位
はれときどきぶた(TVアニメ動画)

1997年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (43)
296人が棚に入れました
日記に書いた恥かしい話をママ達から読まれショックを受けた則安は、「それならウソを書いてやる」と「明日の天気ははれ、ときどきぶた…。」と日記に書いた。しかし次の日、空一面ぶたの海になり本当にぶたが降ってくる。慌てて日記に書いたぶたを消すが、一匹だけ子ぶたが残ってしまう。そしてパパやママから子ぶたを捨てて来いと言われるが……。

声優・キャラクター
南央美、かないみか、間宮くるみ、松井菜桜子、梁田清之、三石琴乃、渡辺美佐

61.5 12 1997年夏(7月~9月)アニメランキング12位
それゆけ!宇宙戦艦ヤマモト・ヨーコ II(OVA)

1997年8月6日
★★★★☆ 3.3 (13)
71人が棚に入れました
庄司卓の小説を原作としたOVAシリーズ第2弾。全3話にて完結した。人が死なない未来の戦争で、エースの座を欲しいままにしている女子高生ゲーマーの山本洋子は、夏休みの到来にはしゃぎ、現代で遊び回っていた。しかしそんな彼女を狙い、わざわざ未来から宇宙戦艦に乗ってやってきたのは性格に難アリでエースの座を追われた女・シルヴィー。彼女は、屈辱を晴らすために衛星軌道上での決闘を洋子に申し込む! 温泉あり、ちょっとしたロマンスもありと、今回もバラエティに富んだ内容。本作の主題歌「そうだ、ぜったい。」は、歌手・奥井雅美のライブ定番曲になり、後年のTVアニメ版でもセルフアンサーソングが作られている。

計測不能 13 1997年夏(7月~9月)アニメランキング13位
レイアース(OVA)

1997年7月25日
★★★★☆ 3.4 (8)
81人が棚に入れました
人気作家CLAMPが送る本格ファンタジーマンガをOV化。監督はTVシリーズを手がけた平野俊貴が担当する。中等部の卒業式を間近に控えていた光、海、風の三人は願いが叶うとされる伝説の桜の木の下で友情を誓っていた。しかし、そんなある日、異世界セフィーロが東京に出現、地球の運命をかけた戦いに巻き込まれてしまう…。原作とはまったく違ったオリジナルストーリーが展開される。

計測不能 13 1997年夏(7月~9月)アニメランキング13位
サクラ大戦 花組ビデオブロマイド(OVA)

1997年6月25日
★★★★☆ 3.5 (9)
50人が棚に入れました
 1996年に家庭用ゲーム機セガサターン用の美少女恋愛アドベンチャーソフトとして発売され、以降も数多くの関連作が作られている「サクラ大戦」シリーズ。そのゲーム第1作中にインサートされるアニメムービーパートなどをもとに構成されたのがこのバラエティビデオ『~花組ビデオブロマイド』で、各巻約40分の上下巻がリリースされた。時代は大正12年。西洋と日本の文化が入り交じる帝都・東京は一見華やかな文明を築き上げていたが、同時に帝都は闇で怪異が蠢く魔都でもあった。対するべく政府は対降魔組織・帝国華撃団を組織。これは帝国華撃団・花組の青年将校・大神一郎と、真宮寺さくらたち美少女6人の戦いをつづった記録である。本作には声優同士の対談映像なども収録。また本作は、1997年暮れに発売されるOVA『サクラ大戦~桜華絢爛~』に先駆けて刊行されたビデオソフトである。

計測不能 13 1997年夏(7月~9月)アニメランキング13位
みすてないでデイジー(TVアニメ動画)

1997年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (8)
45人が棚に入れました
核シェルターの中で育った歩野零二郎は、地球を脱出して愚かな人類の自滅していく様を観察して楽しもうと考えていた。 が、松沢ひとみに出会い計画を変える。

とまときんぎょ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

妄執ボーイミーツガール

もうずいぶん昔な気がしてしまうけど…

ひきこもり科学少年の、妄執ボーイミーツガール学園もの。
永野のりこの白衣のマッドサイエンティスト漫画の原点的作品でしょうか。

本作の主人公の歩野くんは、割と勘違いアピールの爽やかキャラでしたが、ヒロインをあの手この手で束縛しようとする邪道な恋路。

しかしアニメはこれといって記憶がないなー^_^;
深夜にしては、そしてこの原作にしては!、すごく爽やかに出来てた気はする。

テーマソングを何故か仲間由紀江が歌ってたんですよ。
♪どんなー なーやみも ワン・モア・チャンス!♪っていう、可愛い歌だったので覚えています。
(←ゲームのロックマンでも使われてたとか何とか)

永野のりこの原作密度で言えば、デイジーちゃんよりその後の代表作「GOD SAVE THE すげこまくん!」の方が濃くて手に負えない感じなので、そっちをアニメ化して欲しかったかな。

シュタゲ、わたモテといい、四畳半神話大系といい、昔からネガティブ思考の人が駆けずり回るお話が好きだったんだな、自分…と思い出しました。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 8

ガムンダ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

早過ぎた言えばこれこそ

引きこもりの天才科学少年(メガネ)、おかっぱの女子高生、ミサイルのミミちゃんその他のドタバタ喜劇。
ラブコメとはちょっと違う、アレがナニなおはなし。

原作者は永野のりこ
この方の漫画、まず絵がお洒落で綺麗です。
ギャグセンスは風刺もあり少し儚くて切ない笑いが特徴です。

アニメの方は今の基準で観ると流石に作画が古いですが、中身を見ると今どき深夜アニメの源流を随所に感じられると思いますよ。

デイジーちゃんの声優はググると出演はなんとこれと「もののけ姫」の脇役のみ。
売れずに廃業したんでしょうか。
ちょっと素人っぽいですが味があって良いと思うんですけどね。

永野作品には他にも魅力的なのがたくさんありますので是非アニメ化希望します。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 1

計測不能 13 1997年夏(7月~9月)アニメランキング13位
ジャングル大帝 劇場版(アニメ映画)

1997年8月1日
★★★★☆ 3.7 (8)
44人が棚に入れました
手塚治虫の代表作のひとつである『ジャングル大帝』の劇場版。雄大なサバンナを舞台に、人間に育てられた白いライオン・レオの成長を描いた物語。監督は「キャッツ・アイ」の竹内啓雄、音楽はシンセサイザー奏者の冨田勲。声優として倍賞千恵子、立川談志が出演し注目を集めた。アフリカのジャングルには莫大なエネルギーを持つ“月光石"が眠っていた。この石を求めてジャングルを侵略しようとする人間を阻止するため、ライオンのレオが立ち上がる。

計測不能 13 1997年夏(7月~9月)アニメランキング13位
爆走兄弟レッツ&ゴー!!WGP(ワールドグランプリ) ~暴走ミニ四駆大追跡~(アニメ映画)

1997年7月5日
★★★★★ 4.1 (5)
42人が棚に入れました
田宮模型の人気玩具“ミニ四駆"シリーズと連動した、児童向け熱血テレビアニメーションの劇場版。監督は、テレビ版と同じアミノテツロー。ミニ四駆を楽しむ少年の憧れである世界グランプリ全チーム参加記念レース“ロイヤルフェスティバルカップ"に謎のマシンが乱入した! 事故を誘発する悪質な走行に他チームのマシンが続々と壊れる中、小学生レーサー・烈と豪兄弟が参加するチームTRFの面々だけは何とか完走を果たすが…。

計測不能 13 1997年夏(7月~9月)アニメランキング13位
TVで発見!!たまごっち(TVアニメ動画)

1997年夏アニメ
★★★★☆ 4.0 (2)
41人が棚に入れました
1997年当時、爆発的なブームとなっていた電子ゲーム「たまごっち」のテレビアニメ版。フジテレビ系にて毎週月曜、19時56分~20時に放映された短編作品。放送開始とタイミングを合わせて、同年7月開催の東映アニメフェアでは劇場版『たまごっちホントのはなし』も公開されている。各話は基本的には、おやじっち、まめっちを始めとするたまごっちが主役を務める。なお、「たまごっち」のブームが世界規模で拡大していたことを受け、本作に登場するキャラクターはセリフをしゃべらず、擬音や表情などで感情が表現される。

計測不能 13 1997年夏(7月~9月)アニメランキング13位
富士見二丁目交響楽団(OVA)

1997年7月22日
★★★★☆ 3.8 (4)
33人が棚に入れました
富士見二丁目交響楽団(通称フジミ)のコンサートマスター・悠季は、夏休みに帰省先の田舎から戻ってみるとアパートが全焼。居場所を失なった彼は、楽団の指揮者・圭の部屋にころがりこむはめに。しかし圭は男ながらも悠季に激しい恋心を抱いていて…。

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

いくら攻めだからって押すばっかりじゃアカンねんw

コンマスと新任の指揮者という関係の2人が主人公。
強引で高慢、慇懃無礼な印象の指揮者というとつい、
「のだめカンタービレ」を思い浮かべてしまうのだが、
こちらは男同士で、しかも指揮者のほうがコンマスに
情熱的な恋を抱いているという設定。

もう、ほんとにね。 どんだけ俺様なんだっていう。
こういう人って、失恋したり挫折味わったりしたことないんじゃないかと
思ってしまうほど、自信が漲ってるというか・・・
ある意味それは、オケを引っ張っていくのに必要な部分でもあるけど、
決定的に、いや絶望的に足りないのが、相手の気持ちを思いやること。

グイグイ押せばいいってもんじゃーないよねっ。
相思相愛で、そういう彼が惚れられてるなら文句なしだけど
拒否されてても理解しようとしないってところが、苦手だぁー
しかも、めっぽうキザなんだよな。

あれじゃ、心を開くどころか平行線。
行為に成功したところで、独り善がり。 ああむなしい。

上下関係を誇示するより、コンマスとは信頼関係が何より大切なんだから。
あっ!そうか、なるほど・・BL特有の「攻め」と「受け」を
そのまま指揮者とコンマスの特徴に置き換えたかったんだね。

原作はシリーズ化されており、けっこう人気が高いらしいのだが、
もし続編が続くのだとしたら、だんだんと2人の信頼関係が高まって
素晴らしい演奏ができるようになっていくのだろうか。

個人的には、音楽に関わる仕事をしている者として
音楽性も楽しめつつ、そういった信頼関係が高まる展開なら
続編が製作されたら観てみたいとは思う。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 12

計測不能 13 1997年夏(7月~9月)アニメランキング13位
超光速グランドール(OVA)

1997年8月25日
★★★★☆ 3.9 (6)
28人が棚に入れました
97年に発売されたアクションゲームのOVA作品。「美少女+メカ+アクション」というコテコテの素材を、ゲームやOVAなどメディアミックス展開を行ったことで話題となった。 天樹ひかるはドジでおっちょこちょいなオタク少女である。ある日、ひかるは遊園地で友人たちと楽しいひと時を過ごしていると、謎のサイボーグ・ガービッジの襲撃を受ける。ひかるは、宇宙の彼方にあるグランナース星王家の血を引く姫だったのだ。ひかるはグランナース星の王位継承者の証・王家の鎧(グランスーツ)を装着し、グランドールに変身。王家の鎧を奪おうとする宇宙からの刺客に立ち向かうことに。

arts さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

オタクの少女が変身して戦う作品

90年代のOVAで全3話。
オタクの少女が変身して戦う作品。
企画協力にあかほりさとるの名があるが、本作も典型的なあかほり作品と言える。

キャラクターもメカもどこか既視感のあるいかにも90年代といった感じだった。
ただ、個人的にはこの時期の特有のキャラデザは大好きなので楽しむことができた。
OVAのためかサービスシーンが数か所あるのも嬉しかった。

物語に関して話数が少ないため駆け足に感じるところがあったが、あまり細かなところを指摘するのはこの種の作品に対しては野暮だろう。
オタク設定の必要性についてもツッコんだら駄目だろう。
グロシーンなどはなくノリはいいため、余計な頭を使わずに楽しむ見方が正しいのだと思う。
それからEDだけは素晴らしかったことにも触れておきたい。
原作ゲームでも使用された曲なのかは知らないが、ED曲はとても印象に残る曲だった。

個人的には好きだがすべての人におススメできる作品ではない。
90年代特有の絵柄やノリが好きな人にのみ、本作を一度見てみることをおススメしたい。

蛇足だが、本作の視聴に並行して原作ゲームのプレイ動画も見てみた。
全く存在を知らなかったがクソゲーや理不尽ゲーといった類の評価を受けている作品らしく、実際に見てみてもそんな感じだった。
興味がある方はこちらもチェックしてみてもいいかも知れない。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 3

ユニバーサルスタイル さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

オタク美少女の変身ヒロインアクションという良い所取りのアニメ。

OVAなので案の定尺的に物足りなさはありますが、
あざといほど受けそうな設定を詰め込む発想は嫌いじゃないです。
90年代バリバリなキャラデザのハイテンションなノリですが、ヒロインひかる役の岩男潤子さんの声はあまりキンキンしてなくて不快に感じませんでした。
他のキャストも売れっ子ばかりで意外と豪華。
変身後のコスチュームもちょっと近未来的でカッコいいです。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 3

計測不能 13 1997年夏(7月~9月)アニメランキング13位
ゲゲゲの鬼太郎 妖怪特急!まぼろしの汽車(アニメ映画)

1997年7月12日
★★★★☆ 3.8 (6)
26人が棚に入れました
水木しげる原作による国民的妖怪漫画「ゲゲゲの鬼太郎」。そのTVアニメ第4シリーズの劇場版第3作めとして作られたのが約25分の本作である。 吸血鬼率いる西洋妖怪たちが地獄から脱出した。彼らはこの世とあの世そして過去と未来を自在に行き来できる「まぼろしの汽車」を奪い取ることに成功したのだ。この一大事を閻魔大王から聞かされた鬼太郎とその仲間たちは西洋妖怪を食い止めようとするが、苦戦を強いられてしまう。さらに鬼太郎は妖怪石炭に変えられ、汽車の燃料にされようとしていた……! 本作の制作は従来どおり東映アニメーション(当時は東映動画)が担当。1997年夏季の「東映アニメフェア」の一作品として上映され、『地獄先生ぬ~べ~』や『キューティーハニーF』そして『たまごっち』が併映作品だった。

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

妖怪大戦争に続き西洋妖怪とのバトル勃発 可愛すぎる鬼太郎チームの活躍

1997年公開の劇場版 鬼太郎第四期の3作目に当たります 23分

原作 水木しげる 監督 吉沢孝男 脚本 大橋志吉 音楽 和田薫
キャラデザ 作監 荒木伸吾 姫野美智 配給 東映
OPDE 憂歌団

鬼太郎 松岡洋子(三代目鬼太郎声優)
ねこ娘 西村ちなみ(アリア社長など)
吸血鬼 塩沢兼人(往年の名声優)

これはこれは綺麗なアニメ―ションです。
この第四期と言うものはキャラがどうこうと言うより、
綺麗な水木しげるに尽きると思います。美麗と言ってもいいくらい。

キャラもモブも背景も水木ワールドから一歩も出なくて、
となりのトトロ並みの美しいアニメーションに仕立て上げたのが第四期、特に劇場版です。

大海獣、おばけナイター、に続く第四期の劇場版の三作目。
20世紀最後の鬼太郎はオリジナル作品です。テレビ版は98年まで続く。
テレビ放送版と同様の長さですが劇場版なので作画は最上級でしょう。

第四期をどう見るかですが、
二期から15年後に始まった三期は大変な冒険作で、
高い人気を得たことによりその後の鬼太郎シリーズ復活の最大の功労作品になりました。
そこで、原作者にボーナスという感じで美しすぎる原作通りの鬼太郎が作られたのではないかと思います。
四期から日曜朝放送に変わり、子供たちにさらなる高評価を得た最長期作品になりました。

一つ難点を挙げるなら、時間帯的に優等生アニメでなくてはならないと言う宿命を負ったことです。
この「幽霊電車」はねこ娘のパンチラが何度も拝めるわけですが、
テレビ版ではほとんどないし、鬼太郎の見どころだったグロ描写は皆無です。

5期、6期と続き、国民的アニメになった「ゲゲゲの鬼太郎」です。
たまに回帰的な「墓場鬼太郎」やちょっと過激な劇場版でうっぷんを晴らしつつ、
半世紀にわたり日本人の魂となった水木しげるとゲゲゲの鬼太郎を楽しみましょう。

この作品では高いレベルの作画とこれ以上あり得ないキャラ造形、
そして、墓場ではないゲゲゲの物語をきちんと踏襲した鬼太郎大ピンチが観れます。

初心者にお勧めできますが、これ以上のアニメーション作品は現代でもなかなかありませんよ。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 9

計測不能 13 1997年夏(7月~9月)アニメランキング13位
キューティーハニーF(アニメ映画)

1997年7月12日
★★★☆☆ 2.9 (5)
23人が棚に入れました
パンサークローの魔の手から危ういところをキューティーハニーに救われた考古学者ロベルトは、すでに絶滅したといわれている古代蝶のさなぎが入った一個のカプセルをもっていた。蝶は古代王国メルカトの守り神で、羽化すれば王国の秘宝、エメラルドの城へ導くと言われており、パンサークローが狙っているのもそのためだった。永井豪の代表作のひとつ「キューティーハニー」がリニューアルして復活。

計測不能 13 1997年夏(7月~9月)アニメランキング13位
竜機伝承(OVA)

1997年7月25日
★★★★☆ 3.9 (5)
22人が棚に入れました
同名の人気パソコンゲームをOV化。剣術の修行に明け暮れる主人公のセディは雪の中で記憶を失った少女ミュウを助ける。彼女は強大な軍事力を誇る帝国から狙われている身だった。ミュウを守りながら、記憶喪失の謎を追う。それが自分の父を亡き者にした仇敵との出会いともなるのだが…。

計測不能 13 1997年夏(7月~9月)アニメランキング13位
それいけ!アンパンマン 虹のピラミッド(アニメ映画)

1997年7月26日
★★★★★ 5.0 (1)
22人が棚に入れました
「アンパンマン」劇場版シリーズ第9弾で、アンパンマン・ミュージアムのオープン1周年記念作。ゲスト声優として、アナウンサーである福澤朗が出演。はるか遠く、銀河のかなたにある虹の星。そこではレインボー王子と虹の子たちが美しい虹を作っていた。しかし、彼らのもとにばいきんまんが現れ、虹をつくりだすもととなる“虹の玉"を盗み出してしまう。ばいきんまんの悪行を知ったアンパンマンたちはさっそく虹の星へと旅立つが…。

計測不能 13 1997年夏(7月~9月)アニメランキング13位
新・湘南爆走族 荒くれナイト 第一章(OVA)

1997年9月12日
★★★★☆ 3.7 (4)
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「湘南爆走族」を手がけるヤンキー漫画の巨匠・吉田聡のコミックを原作にしたオリジナルビデオアニメの第1弾。圧倒的な強さと速さで湘南最強を誇るチーム「輪蛇」のメンバーの活躍を、ド派手なバイクアクションと独特のギャグによって描いているのが特徴の作品だ。 あるとき、対立するチーム「夜行蟲」副総長・知地岩が「輪蛇」に全面戦争を仕掛けてきた。周囲を巻き込み抗争は拡大の一途をたどる。そんな中、ついにリーダーの善波が事態を収拾するために乗り出す……。本作は、『SLAM DUNK』『地獄先生ぬ~べ~』『遊☆戯☆王』など、数々の名作を手がけた西沢信孝が総監督を務めている。
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