1997年夏(7月~9月)に放送されたおすすめアニメ一覧 10

あにこれの全ユーザーが1997年夏(7月~9月)に放送されたおすすめアニメを評価したーデータを元にランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年04月19日の時点で一番の1997年夏(7月~9月)に放送されたおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

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年代別アニメ一覧

69.2 1 1997年夏(7月~9月)アニメランキング1位
ルパン三世 ワルサーP38(OVA)

1997年8月1日
★★★★☆ 3.8 (130)
766人が棚に入れました
某国副大統領の誕生パーティーに潜入したルパン。まんまと建物内に忍び込み、金庫のロックを解除した瞬間、銭形警部率いる警官隊に取り囲まれる。「なめたまねをしてくれたなぁ、ルパン!」と、予告状を手にルパンに迫る銭形に対し、「ん~なモン出した覚えがねぇ~んだよ。だから今日はそいつを確かめに来たの」とルパンは意気揚々と答える。ルパンがなんと言っても銭形が信じるはずもなく、警官隊がルパンに飛びかかる。閃光弾で警官隊を目つぶしにしたルパンは、ひらりと身をかわして逃亡。銭形・警官隊とオニゴッコを展開する。だが、突然パーティー会場に謎の暗殺集団が現れて殺戮を繰り広げる。混乱に乗じて屋外に脱出したルパンに銭形の銃口が向けられる。「追いかけっこは、もうおしまいだ!」と銭形がコートの内ポケットにある手錠に手をかけた瞬間、建物の二階から銃声が鳴り響き、銭形の胸を銃弾が撃ち抜いた。銃弾が発射された方向にルパンが見たものは、手の甲にタランチュラの紋章のある手に握られた、シルバーメタリックのワルサーP38だった。
ネタバレ

ヲリノコトリ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

ルパンベスト10のためのレビュー

【あらすじ】
ルパンが特殊な毒を投与され、とある島から出られない身体にされる。「ルパン三世を裏切った過去の相棒」が登場する作品。

【成分表】
笑い☆☆☆☆☆ ゆる☆☆☆☆☆
恋愛☆☆☆☆☆ 感動★★☆☆☆
頭脳★★☆☆☆ 深い★★☆☆☆

【ジャンル】
ルパン三世、TVスペシャル9作目(1997)、ルパン中心

【こういう人におすすめ】
「ルパン三世全部見るぞ」って人。ハラハラドキドキ系ルパン。

【あにこれ評価(おおよそ)】
68.8点

【個人的評価】
トップクラスの閉塞感で怖かった作品。
『自分のお気に入り』

【他なんか書きたかったこと】
{netabare}
 ルパンベスト10のためのレビュー。↓以下同文。
{netabare}
 まだ私が無垢な魂をぶら下げて山野を駆け巡っていた頃、風邪をひくと隣町の小児科に行き、ついでに隣町のレンタル屋で「ビデオ」を借りてきて、布団の中でそれを見ながら、私の液性免疫が急性上気道炎を撃退するのを待つ、という風習が我が家にはあった。
 その「ビデオ」(現在で言うDVDの立ち位置)はほとんどがアニメ映画であり、そのため私は、私が受精卵としてすら存在していなかったときの古いアニメ映画をほとんど知っている。
 ジブリコンプリートなどは我が家にとっては序の口で、ルパン映画、劇場版クレヨンしんちゃん、劇場版ドラえもんなどはほぼ制覇したと思われる。 その中でクレヨンしんちゃんとドラえもんはあまり覚えていないが、ルパン三世は当時の汚れ始めた私の魂にジャストフィットしたらしく、各作品を非常に鮮明に覚えている。

 で、今回ルパンベスト10を作ろうと思い立って、ついでに短めにレビュー書きます。最低でも10個書かなあかん(笑)
 あ、ルパン三世のテレビアニメ1期もたぶん「ビデオ」で観てるんですが、さすがに作画が古すぎて心に留まらなかったようで覚えてないです。だから「ルパンは本来こういうものなのだ!」みたいなのは無理っす。原作も知らないし、というかモンキー・D・パンチさんが何者かもいまいちわかってないし、栗田貫一さんの声に何の違和感も感じてません(笑)
 そういう若輩者の素直な感想です。
{/netabare}

 「もうルパンはこの島から出られないの!?あんなに自由だったのに、もうマスクしないとお外で泥棒さんできないんだ!」という我ながら可愛らしくハラハラドキドキしながらみた作品。
{/netabare}

投稿 : 2024/04/13
♥ : 10

血風連あにこれ支部 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

貴様だけは容赦しねぇ、ワルサーは2丁もいらねえんだ

個人的に、テレビシリーズ映画OVA含めて一番好きなルパン。
カリオストロもいいんだけど、大衆向けのエピソードよりも泥棒稼業らしくアングラっぽさが光る話のほうが好みなのだ。
謎の暗殺集団。各国政府の極秘事項になっている謎の島。島のガスに反応する毒薬。大量の金塊。衛星から狙撃されるレーザー。と、色々無茶もやってるけど、なかなか見ごたえのある話だと思う。
とっつぁんを狙撃した犯人が誰なのか。ルパンの過去にも関わっているその人物を探し出すフーダニット的な要素もあって、こいつ怪しいなーとかあれこれ予想しながら見るのもけっこう楽しいと思う。

いつも飄々としているルパンにしては珍しくも、殺気を漲らせるシーンが見られる。
タイトルの台詞なんかはなかなかの鳥肌ものだと思う。
ルパンのテーマ曲に沿ってナイフアクションや肉弾戦が流れるシーンは演出作画共に大変よく満足な代物だったと思います。
ルパンが好きな人には是非ともお薦めしたい作品です。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 4

大和撫子 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

かなりシリアスで重い話です

「自由」をテーマとする作品。
今回は財宝や秘宝などを盗む事にはかかわらず、ルパンが過去に決着をつけるといった内容です。
いつものおちゃらかルパンはこの作品にはいなく、シリアスでかっこいいルパンが見れます。
見終わった後に心打たれるものがありました。
ルパンシリーズの中でも最高傑作のひとつです。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 4

65.6 2 1997年夏(7月~9月)アニメランキング2位
スレイヤーズぐれえと(アニメ映画)

1997年8月2日
★★★★☆ 3.6 (36)
219人が棚に入れました
ストーナーという町にやってきたリナとナーガは、ひょんなことから、岩や土を原料にした人型モンスター・ゴーレム作りの屈指の職人ガリアの家に招待された。ガリアには親譲りの腕を持つ息子のヒューイがいたが、ふたりは折り合いが悪く喧嘩ばかりである。そのために、ガリアはゴーレムを作るどころではなく、苦しい生活を強いられていた。ストーナーの町はハイゼンとグラニオンというふたりの権力者が町の所有権をめぐってって対立関係にあり、そんな争いを終わらせるために、国王は双方に巨大なゴーレムを1体ずつ作らせ、それを戦わせて勝利した方が町の所有権を得るという提案をする。早速、ハイゼンはガリアを、グラニオンはヒューイを味方につけて、それぞれ巨大なゴーレムを作ることになった。しかし、戦いまでにゴーレムを動かすためのゴーレム・コアに魔力を貯める時間が足りない。そこでガリアとヒューイは、そのパワーをリナとナーガに求めることにした。

声優・キャラクター
林原めぐみ、川村万梨阿、井上喜久子、加藤精三、子安武人、若本規夫、川久保潔、塩沢兼人

大和撫子 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

唖然となりました

劇場版第3作目。
ゴーレムを作って戦わせる国にリナとナーガが巻き込まれる話。
なんとなくベタな展開になると思いましたが、やはりスレイヤーズはやってくれました。
衝撃的な展開に唖然、目が点になりました。
星10をあげたくなるようなかわいいリナが見られます。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 1

65.5 3 1997年夏(7月~9月)アニメランキング3位
忍ペンまん丸(TVアニメ動画)

1997年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (18)
175人が棚に入れました
動物達が忍者として暮らす山々の一つ・念雅山にある日、じいやさんがペンギンを連れてきた。『まん丸』と名づけられた天然ボケなペンギンは、頭領のネンガ、先輩のタヌ太郎・ツネ次郎など、お山の変な仲間たちと修行に励む毎日を送ることになるが、念雅に代々伝わる天容の笛がネンガの弟ギオが率いる羅門衆の手により奪われてしまった。それを取り返すべく、まん丸とタヌ太郎とツネ次郎がギオを探しに旅に出るが……。

声優・キャラクター
池澤春菜、山口勝平、関智一、小杉十郎太

64.7 4 1997年夏(7月~9月)アニメランキング4位
地獄先生ぬ~べ~ 恐怖の夏休み!!妖しの海の伝説!(アニメ映画)

1997年7月12日
★★★★☆ 3.5 (13)
62人が棚に入れました
悪霊から子供たちを護る小学校教師の活躍を描いたTVアニメの劇場版を、「東映アニメフェア」内のプログラムとして上映したシリーズ第三弾。 生徒たちやゆきめ、律子先生も引き連れぬ~べ~がやってきたのは南の島。その美しい光景からはこれまで悩まされてきた悪霊騒ぎなど無縁に思われたが、この島には200歳になると人を食らうようになる海蜘蛛の伝説が伝わっていた。そんな話はまるで気にしない子供たちだったが、彼らの前に姿を現したのは妖怪ならぬ渚という不思議な雰囲気の美少女だった。子供たちを引き連れ、沖に浮かぶ蜘蛛島へと向かった彼女の正体とは一体? TVシリーズの放映終了後に上映された一編で、この後本作はOVAシリーズへと続投されていく。

63.9 5 1997年夏(7月~9月)アニメランキング5位
烈火の炎(TVアニメ動画)

1997年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (110)
740人が棚に入れました
忍者にあこがれる主人公花菱烈火は、炎を生みだす不思議な力を持っていたが、それを隠しながら霧沢風子や石島土門と高校生活を送っていた。偶然治癒の力を持つ少女、佐古下柳と出会うところからストーリーは始まる。佐古下柳と花菱烈火は、お互いの力を打ち明け、烈火は柳を守る事を誓う。謎の女性、影法師の出現により、烈火達は魔力を持つ道具、魔道具の存在を知る事となる。

声優・キャラクター
岡野浩介、増田ゆき、平松晶子、飛田展男、緑川光、置鮎龍太郎、三石琴乃、くまいもとこ

Dkn さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

姓は花菱――名は烈火 新火影忍軍頭領、花菱烈火推参ッ!!

『烈火の炎』は1995年から週刊少年サンデーにて連載されていたバトル漫画。全33巻。

忍者に憧れる主人公「花菱烈火」は、生まれつき“炎を操る不思議な力”を持っていた。忍者には仕えるべき君主があると尊敬できる君主を求めて売られた喧嘩に明け暮れていたある日、車に轢かれた猫を不思議な力で癒やした“治癒の少女”、「佐古下柳」との出会いを果たす。



1話の開幕から時空流離で現代へ飛ばされる烈火。

原作では姫(佐古下 柳)との出会いから始まる所を、漫画が進んでいたこともあって紅麗(くれい)や森光蘭をチラ見せしながらの1話になります。アニメでは原作16巻の「裏武闘殺陣編」まで放送。

戦国時代に活躍したとされる「火影忍軍」が使用した「魔導具」と言われる武具でのバトルが、他の忍者作品との相違点。作中で超常の力が扱える人間は数名しかおらず、ほとんどは火影忍軍の遺物である魔導具によって超常バトルを可能にしています。火影忍軍「虚空」と「海魔」の二人が製作した魔導具は戦乱の世で猛威をふるう強力な武器であったが、虚空の「人を生かすための魔導具」と海魔が作った「殺戮する為の魔導具」は両極の位置にあり、主人公サイドが扱う「風神」「閻水」「土星の輪」「金剛暗器」はすべて虚空が製作した物。

主人公の烈火は魔導具を持たずに一族に伝わる「炎術師」の力で戦います。烈火に宿った「八竜」は物語の中で徐々に力を呼び起こされ烈火の助けになっていきます。八竜は炎術師の魂が宿ったもので、元となった人格と炎の型が能力のもとになっている設定が面白い。原作から人気のある「紅麗」「雷覇」「ジョーカー」など、可愛い女の子だけでなく男性キャラクターも魅力的だったので女性人気も高かったようですね。

原画家が変わると顔が違うこの時期のアニメらしい雑さがあるのはご愛嬌。回によっては見どころもありましたが、全体的に作画はあまりよろしくありません。原作の厨二全開バトルは安西信行の作画センスがあって中和されていましたから、名乗りを上げながらわかり易いバトルモノへと変換されたアニメ版は見ていて少し恥ずかしかったですね。残酷描写やHなシーンも子供向けに改変されていて、戦闘シーンでのパンチラや服が脱げるのも全然嬉しくない。パンツがハンペンみたいでした。

少年サンデーにしてはHで残酷描写も多めな烈火の炎ですが、アニメでは原作と違って陰惨なシーンも匂わす程度で、完全な子供向けとして作られています。愚痴を漏らすと、この「烈火の炎」はじめ、昔のアニメは子供向けに描写の軽減が有り大味な物も多くアニメでの改悪は当たり前で、現代は予算の都合や宣伝目的が無いとアニメ化出来ず長尺で放送出来ない時代。アニメがしがらみに縛られず制作されていた時代を知りません。そのため原作が好きでもアニメは面白く無いという評が後を絶えないのだと思います。少しずつ改善され新しい形態も生まれていますけどね。

OPの「なんか幸せ」は烈火の炎らしいポジティブさとアンニュイ感があっていい曲でした。

パチスロ台だと声優が一新しているようです。今でも深夜向けとして森光蘭や木蓮、命(みこと)のえげつなさを全開にした、ポロリと残酷描写増々の原作再現100%で行けば充分通用する気がします。えーと、鴉 -KARAS-じゃなくって…牙狼-GARO-みたいな雰囲気でやってくれないだろうか。・・無理か。漫画後半の裏麗(うらうるは)の面々、螺旋と鬼凛のイチャつきもとい共依存恋愛も観たいし、煉華も神威も濃いですから映えるでしょう。チョコジャンキーの牙王もね。

【余談につぐ余談】
某アプリゲームにサンデー括りで登場もしていました。藤田和日郎の「うしおととら」と出ていたので、師弟共演で微笑ましかったですが出るとは思ってなかった。八竜の「崩(なだれ)」デザインは藤田和日郎がやったほどの師弟愛ですし、藤田先生とアシスタントさん達は今でもTwitterで飲み会をやった報告があったり、アニメ化記念に駆けつけたりと仲が良くて笑顔にさせてもらっています。

サスケ、フジ丸、ピュンピュン丸、ガッチャマン、ハットリくん、忍たま乱太郎など、日本といえばサムライか忍者というくらい忍者を題材にしたアニメは多く、90年代に忍者アニメが復権して数作あった中で特に印象的だったのが「忍空」。その後「NARUTO」が世界的な人気を博しました。NARUTOは約20年前からの作品なのに全く人気も衰えずデザインも古くなりませんね。今や忍者の代名詞となっていますからスゴイ作品です。

幽☆遊☆白書にストーリー構成とキャラ設定が似ていて、「劣化の炎」と呼ばれる事もあって心苦しいのですが、人物や台詞に物語の仕掛けなど別の魅力が多くある作品なので、忍者モノの黒歴史にしないで欲しいですね。ただ、現在連載しているスピンオフ作品「麗の世界で有栖川」は黒歴史になりそうですが。頑張れ(笑)

投稿 : 2024/04/13
♥ : 20

-刹那- さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

八竜(`・ω・´)

私が小学生でアニメも数作品しか観ていなかった頃に出会ったアニメ。
ですので今観たらどう思うか分かりませんが、当時の私にはとても面白く、思い出の1作と言っても良いでしょう。

小学生時代の私でも楽しめたので、物語は分かりやすくはまりやすいかと思います。
正義感の強い主人公、その主人公烈火に宿った八竜の力は少年だった私の憧れでしたね^^
また、技や武器・戦闘場面も様々な形で有りましたので展開が楽しみでした!
ラストもすっきりな終わり方だったかな。

作画は当時にしては良い出来かと。

声優は、大事な主人公が高校生らしからぬ声で残念・・・

OPである「なんか幸せ」は今でもたまに口ずさんでしまう程好印象でノれる1曲です。
ただ、アニメが42話あるのに対してOP/EDが3曲しか無かったのかな。物足りない;;


姉も好きだったようで全話観たようですが、少年向けかなとは思います。
はまる人にははまると思いますので、年齢性別問わず、気になった方は少し観てみてはいかがでしょうか。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 7

Hawaii さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

裏武闘殺陣w

典型的なバトルアニメ、で少しエロが入ってますね
昔のアニメにしては良い出来だと思いますよ
バトルはありがちでベタであるけれども
物語とか設定はわかりやすく少年向けだといえますね。
意外とオススメの作品です。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 4

計測不能 6 1997年夏(7月~9月)アニメランキング6位
ジャングル大帝 劇場版(アニメ映画)

1997年8月1日
★★★★☆ 3.7 (8)
44人が棚に入れました
手塚治虫の代表作のひとつである『ジャングル大帝』の劇場版。雄大なサバンナを舞台に、人間に育てられた白いライオン・レオの成長を描いた物語。監督は「キャッツ・アイ」の竹内啓雄、音楽はシンセサイザー奏者の冨田勲。声優として倍賞千恵子、立川談志が出演し注目を集めた。アフリカのジャングルには莫大なエネルギーを持つ“月光石"が眠っていた。この石を求めてジャングルを侵略しようとする人間を阻止するため、ライオンのレオが立ち上がる。

計測不能 6 1997年夏(7月~9月)アニメランキング6位
ゲゲゲの鬼太郎 妖怪特急!まぼろしの汽車(アニメ映画)

1997年7月12日
★★★★☆ 3.8 (6)
26人が棚に入れました
水木しげる原作による国民的妖怪漫画「ゲゲゲの鬼太郎」。そのTVアニメ第4シリーズの劇場版第3作めとして作られたのが約25分の本作である。 吸血鬼率いる西洋妖怪たちが地獄から脱出した。彼らはこの世とあの世そして過去と未来を自在に行き来できる「まぼろしの汽車」を奪い取ることに成功したのだ。この一大事を閻魔大王から聞かされた鬼太郎とその仲間たちは西洋妖怪を食い止めようとするが、苦戦を強いられてしまう。さらに鬼太郎は妖怪石炭に変えられ、汽車の燃料にされようとしていた……! 本作の制作は従来どおり東映アニメーション(当時は東映動画)が担当。1997年夏季の「東映アニメフェア」の一作品として上映され、『地獄先生ぬ~べ~』や『キューティーハニーF』そして『たまごっち』が併映作品だった。

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

妖怪大戦争に続き西洋妖怪とのバトル勃発 可愛すぎる鬼太郎チームの活躍

1997年公開の劇場版 鬼太郎第四期の3作目に当たります 23分

原作 水木しげる 監督 吉沢孝男 脚本 大橋志吉 音楽 和田薫
キャラデザ 作監 荒木伸吾 姫野美智 配給 東映
OPDE 憂歌団

鬼太郎 松岡洋子(三代目鬼太郎声優)
ねこ娘 西村ちなみ(アリア社長など)
吸血鬼 塩沢兼人(往年の名声優)

これはこれは綺麗なアニメ―ションです。
この第四期と言うものはキャラがどうこうと言うより、
綺麗な水木しげるに尽きると思います。美麗と言ってもいいくらい。

キャラもモブも背景も水木ワールドから一歩も出なくて、
となりのトトロ並みの美しいアニメーションに仕立て上げたのが第四期、特に劇場版です。

大海獣、おばけナイター、に続く第四期の劇場版の三作目。
20世紀最後の鬼太郎はオリジナル作品です。テレビ版は98年まで続く。
テレビ放送版と同様の長さですが劇場版なので作画は最上級でしょう。

第四期をどう見るかですが、
二期から15年後に始まった三期は大変な冒険作で、
高い人気を得たことによりその後の鬼太郎シリーズ復活の最大の功労作品になりました。
そこで、原作者にボーナスという感じで美しすぎる原作通りの鬼太郎が作られたのではないかと思います。
四期から日曜朝放送に変わり、子供たちにさらなる高評価を得た最長期作品になりました。

一つ難点を挙げるなら、時間帯的に優等生アニメでなくてはならないと言う宿命を負ったことです。
この「幽霊電車」はねこ娘のパンチラが何度も拝めるわけですが、
テレビ版ではほとんどないし、鬼太郎の見どころだったグロ描写は皆無です。

5期、6期と続き、国民的アニメになった「ゲゲゲの鬼太郎」です。
たまに回帰的な「墓場鬼太郎」やちょっと過激な劇場版でうっぷんを晴らしつつ、
半世紀にわたり日本人の魂となった水木しげるとゲゲゲの鬼太郎を楽しみましょう。

この作品では高いレベルの作画とこれ以上あり得ないキャラ造形、
そして、墓場ではないゲゲゲの物語をきちんと踏襲した鬼太郎大ピンチが観れます。

初心者にお勧めできますが、これ以上のアニメーション作品は現代でもなかなかありませんよ。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 9

計測不能 6 1997年夏(7月~9月)アニメランキング6位
それいけ!アンパンマン 虹のピラミッド(アニメ映画)

1997年7月26日
★★★★★ 5.0 (1)
22人が棚に入れました
「アンパンマン」劇場版シリーズ第9弾で、アンパンマン・ミュージアムのオープン1周年記念作。ゲスト声優として、アナウンサーである福澤朗が出演。はるか遠く、銀河のかなたにある虹の星。そこではレインボー王子と虹の子たちが美しい虹を作っていた。しかし、彼らのもとにばいきんまんが現れ、虹をつくりだすもととなる“虹の玉"を盗み出してしまう。ばいきんまんの悪行を知ったアンパンマンたちはさっそく虹の星へと旅立つが…。

計測不能 6 1997年夏(7月~9月)アニメランキング6位
新・湘南爆走族 荒くれナイト 第一章(OVA)

1997年9月12日
★★★★☆ 3.7 (4)
20人が棚に入れました
「湘南爆走族」を手がけるヤンキー漫画の巨匠・吉田聡のコミックを原作にしたオリジナルビデオアニメの第1弾。圧倒的な強さと速さで湘南最強を誇るチーム「輪蛇」のメンバーの活躍を、ド派手なバイクアクションと独特のギャグによって描いているのが特徴の作品だ。 あるとき、対立するチーム「夜行蟲」副総長・知地岩が「輪蛇」に全面戦争を仕掛けてきた。周囲を巻き込み抗争は拡大の一途をたどる。そんな中、ついにリーダーの善波が事態を収拾するために乗り出す……。本作は、『SLAM DUNK』『地獄先生ぬ~べ~』『遊☆戯☆王』など、数々の名作を手がけた西沢信孝が総監督を務めている。

計測不能 6 1997年夏(7月~9月)アニメランキング6位
それいけ!アンパンマン ぼくらはヒーロー(アニメ映画)

1997年7月26日
★★★★☆ 3.5 (2)
18人が棚に入れました
「アンパンマン」の劇場版「虹のピラミッド」の同時上映作品。ジャムおじさんによって作られたアンパンの顔を持つヒーロー・アンパンマンがさまざまな事件を解決していくストーリー。なかでも本作は、アンパンマンの仲間のふたりにスポットを当てている。少し短気な面はあるものの、困っている人を放っておけないカレーパンマンの物語「カレーパンマンとまほうのふで」、頭が良くいつもみんなに親切なしょくぱんまんをメインとした「しょくぱんまんとにせしょくぱんまん」の2本。
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