1998年度に放送されたおすすめアニメ一覧 206

あにこれの全ユーザーが1998年度に放送されたおすすめアニメを評価したーデータを元にランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年04月20日の時点で一番の1998年度に放送されたおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

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年代別アニメ一覧

61.8 76 1998年度アニメランキング76位
サイレントメビウス - SILENT MÖBIUS(TVアニメ動画)

1998年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (28)
201人が棚に入れました
人口は増加の一途をたどり、環境破壊による酸性雨が降りしきる近未来のTOKYOでは、人知を越えた不可思議な事件が起きるようになっていた。3rd- AT(サード・アトラクション)と呼ばれ一般人に秘匿されていたそれらの事件は、妖魔(ルシファーホーク)と呼ばれる異世界(ネメシス)の住人たちが引き起こす事件であった。2023年、頻発する妖魔事件に対し、ラリー・シャイアンは Attacked Mystification Police Department(対妖魔用特殊警察、通称AMP―アンプ)を組織、これに対抗する。AMPは香津美・リキュール、キディ・フェニル、レビア・マーベリック、闇雲那魅、彩弧由貴の女性だけで構成されている。彼女たちはおのおのが持つ特殊な能力を駆使し、妖魔に対抗する。

声優・キャラクター
松井菜桜子、鶴ひろみ、本多知恵子、岡本麻弥、永堀美穂、藤田淑子、小山茉美、平松晶子

りじゅ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

サイレントメビウス

映画も2つとも見に行ったし、テレビのやつも新潟ではやってなかったからビデオを借りてき全部視聴しました。

一番最初にこの作品と出会ったのは、友人宅で信長の野望の武将風雲録を5人でやっていたときでした。
5人で信長っているとさ、序盤は順番がすぐ回ってくるんだけど中盤から後半は国の数が増えたり、戦争を頻繁にするから順番が回ってこなくなるのですよ。

そこで仲間は銘々の暇つぶしの漫画や小説を持ってくるんだけど、その中にあったのがサイレントメビウスの漫画だったのです。
当事としてはちょいと大きめのサイズで2巻くらいまでしか出ていなかったと記憶しています。

当時はジャンプくらいしか読んでいなかった私にはとても衝撃的。そして斬新な内容だったのです。



まあ、漫画の話ばかりじゃなくてアニメの話もしますが、じつはそれほどアニメに関しては覚えてないのです。
所々は覚えているのですが、最終回がどんな結末だったのかさえ忘れてしまいました。
たぶん漫画とは違う終わり方だったとはおもうのですが・・・。



アニメや漫画で本気で好きになったヒロイン第二号の闇雲那魅さんを擁するこの作品。ぜひ機会があったらもう一度見てみたいものです。
ってところで今回は〆たいと思います。


※第一号はエルピーさんちのプルさんですw

投稿 : 2024/04/20
♥ : 3

ひげ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

パケ絵劇場版だね。

劇場版は原作を忠実にアニメ化。原作と同時なのか?
当時は既読があたりまえなので舞台の説明はほとんどない。原作読んでないと置いてけぼり。

 
TV版はテレ東無双のはじまった後年年齢層をさげてリメイクしたが主題歌以外どうしようもない。

原作は麻宮騎亜のブレードランナーなどなどSF特撮のオマージュ作品。美少女アクションもの。超B級の人気作品。
アニメ喰霊から感じまくってた既知感はコイツだったwwwすっきりした・・。

登場人物に魔導士、怪力(サイボーグ)、ハッカー、巫女、超能力とテンプレ的な能力を与えた最初の人物といわれる。
グロスポリナーのデザインはすげえな。かっこいい。元ネタがわからない。喋る剣といえばいまだコイツが思い浮かぶ。

美(少)女モノにしてはグロ、ダーク、シリアスなのが時代っすな。 原作の展開とかいまだったら編集さんにキレられるな・・。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 8

kuroko85 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

そこそこ魅せてはいるが、娯楽としていまいち。

角川アニメーション映画として、
「アルスラーン戦記」と同時上映だったと記憶している。

劇場公開作品だけにキャラもストーリーも
それなりに立ってはいるのだが、娯楽としてそこまで魅力性がない。
(一言で言えば、説明が無いので
原作を見ている人だけのメッセージのようにさえ感じた。)
伏線が伏線としていきてないのも大きかったかも。

また、戦闘シーン自体は綺麗で
大げさな描写で魅せてはいるが、
そこに暗示を含んだ過去回想など入るので間延びした
感が否めなかった。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 2

61.8 76 1998年度アニメランキング76位
発明BOYカニパン(TVアニメ動画)

1998年夏アニメ
★★★★☆ 3.3 (12)
91人が棚に入れました
人工惑星シャラク星では人間とロボトがのんびり共生する社会があった。一人前の発明家を目指す少年カニパンはタイシ級免許取得を目指し日々大奮闘するがいつも失敗ばかりしている。

声優・キャラクター
竹内順子、岩坪理江、三橋加奈子、生駒治美、松山鷹志、高橋広樹、田中完、上別府仁資、真島啓、池田未央

61.8 76 1998年度アニメランキング76位
BLUE SEED2-ブルーシード(OVA)

1998年2月4日
★★★★☆ 3.3 (16)
77人が棚に入れました
ブルーシードの続編OVA。アメリカで復活した荒神を追って紅葉ら国土管理室のメンバーがサンフランシスコに乗り込む「奇稲田封滅作戦 Operation MITAMA PHASE1&2」と、アメリカから帰国して温泉旅行にでかけた国土管理室のメンバーが爆弾騒動に巻き込まれる。

白毛和牛 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

TVシリーズから2年後が舞台

この作品はTVシリーズから2年後となって、
また舞台も日本からアメリカへと移りましたけど、
尤も本作に付いてはTVシリーズで綺麗に完結してるので
OVAは正直に言って蛇足だったとは思うけど、
でもTVシリーズから2年後の紅葉や草薙、
それと国土管理室の面々の後日譚が見れただけでもそれなりに楽しめたし、
後は3話の温泉回とかは完全にサービス回だったけど(笑)、
まあ本作はOVAらしくファンディスク的な物としては楽しめました。

【評価】

75点・3B級

投稿 : 2024/04/20
♥ : 0

61.4 79 1998年度アニメランキング79位
バブルガムクライシス TOKYO 2040(TVアニメ動画)

1998年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (13)
95人が棚に入れました
2010年の第2次関東大震災によって東京は廃墟と化してしまうが、「ゲノムコーポレーション」が開発した人型アンドロイド・ブーマによって飛躍的な復興を遂げた。しかし、東京には以後もブーマが住み着き、また、経済的な面ではゲノム社が支配的なシェアを占める事になり、東京はゲノム・シティと化していった。そんな中、ブーマが故障によって暴走を始める事件が多発し、深刻な問題となったため、国はブーマが関係する事件のみを専門的に扱う警察組織A.D.Police」を設立した。熊本から憧れの東京へ上京してきた新人OLのリンナ・ヤマザキは、初出勤の日、暴走したアンドロイド・マッドブーマの事故に巻き込まれる。その危機からリンナを救ったのは、彼女が熊本にいた頃から噂で聞いていた、マッドブーマを相手に戦う謎の組織「ナイトセイバーズ」(以降、「KS」と表記)の一員プリス・S・アサギリだった。憧れのKSの関係者に接触するチャンスだと思ったリンナは、プリスを尾行することでKSの本部に辿り着くが…。

MSR2010 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

OVAリメイク版 テレビシリーズ <誤字脱字改定>

バブルガム クライシス2040

4人組の綺麗なお姉さんが メタルアーマーを装着してナイトセーバーとなりブーマと言われる異種生命体と戦いながら絆と友情、愛を確かめ 深めながら活躍する物語。
世界的に高い人気を受け 6ケ国による実写映画化が 決定された(実現には未だ至っていない)「バブルガムクライシス OVA」のリメイクテレビシリーズ。
ナイトセーバーとは、シリア・スティングレイ(通称シリア)が中心となって プリシラ・S・アサギリ(通称プリス)、リンナ・山崎(通称リンナ)、ネネ・ロマノーヴァ(通称ネネ)の20歳前後の女性から成る私設戦闘チームのチーム名で メカニックにナイジェル・カークランド、謎の少年マッキー・スティングレイ、シリアの執事から成る組織。
ナイトセーバーの資金源は、シリアの父親 スティングレイ博士が発見、研究した「ブーマー」を 特許権ごと「ゲノム」と言う組織が 買い取った利権によるものとしている。

リンナが、田舎からメガロシティとして震災復興を果たした東京に出てきた所から物語が 始まる。
他人を拒絶した人生を選択して来たロックボーカリスト プリス。彼女は、ナイトセーバーの1人であった。彼女を 追って リンナは、シリアと会合、ナイトセーバーの一員となり、ネネと出会い、チームが 完成、新たなチームとして始動して行く。

<前編>
「ゲノム社」が、開発中の宇宙からのエネルギー供給システムからのエネルギーにより「ブーマー」の自立異常化によって凶暴化が頻発。これを撃滅すべく「IDポリス」「ナイトセーバー」が 対処。「ゲノム社」の策略に寄り敵対する「IDポリス」「ナイトセーバー」。
「ゲノム社」内部で発芽し始めた作略と内部分裂の序章。
「ナイトセーバー」の正義は、守られるのか・・・。

<中編>
明かされるシリアの過去と「ナイトセーバー」結成の秘密。
奮闘するネネのハッカーとしての資質。
リンナの途惑いと葛藤。
プリスの人を拒絶する心の解凍。
守護する者として「IDポリス」「ナイトセーバー」の互いは 歩み寄れるのか・・・。
同じ頃、新たな敵「ブーマー」の遺伝子操作に寄って生まれた カンブリア紀の生物データを元にした怪物が 目覚める・・・。
余りに多い異常進化体と凶暴化、シリアが「ゲノム社」に対処すべく向かった先は、暗黒街の半分を占めると言われる風水を用いる一派の長。
一派の長との会合の結果、進化の秘密を推測。その恐るべき仮説を知る事となった「ナイトセーバー達」。
「ゲノム社」の作略と「ブーマー」の新しい脅威が 襲いかかる メガロシティ東京。
激しい戦いの果てに「ナイトセーバー」達が 見たものとは・・・。
次第に明かされる「ナイトセーバー」達が 使用しているメタルアーマの秘密とは・・・。

<後編>
遂に発現するラスボス。
進化するナイトセーバーのメタルアーマ。
物語は、最終局面へ移行して行く。
恐怖と危機感による諸外国の動向。
その間で
シリア、プリス、リンナ、ネネを はじめとするナイトセーバーとIDポリスの面々。
帰結は、何処へ向かうのか・・・。
メガロシティ東京は・・・。
「ナイトセーバー」達は・・・。

父親からの恐怖の遺産・・・デビルマン?
化け物の出現と進化・・・バイオハザード?
心の葛藤と収縮、解放・・・エヴァンゲリオン?
強敵に立ち向かうスタイル
・・・サイボーグ009?
風水、地脈・・・陰陽師?
新旧の日本の文学、アニメ、漫画のごった煮的なストーリー。OVAからの派生とはいえ 纏まり感のあるストーリーだと思います。
戦闘シーンは、古き良き時代の日本アニメを踏襲、その為か、古さを 隠せないが、安定感はあると思います。
流石にOVAよりは、脱ぎっぷりの良いヌードシーンが多くはない点は、賛否両論があるかもネ(笑)
今あるアニメに少なからず、影響を与えたアニメだと思います。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 3

61.4 79 1998年度アニメランキング79位
夢で逢えたら(TVアニメ動画)

1998年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (10)
54人が棚に入れました
生まれてから24年間彼女のいない人生に不安を覚えたフグ野マスオは占い師に恋人ができるか見てもらったところ、かえって来た答えは「一生恋人も結婚もできない」というものだった。その結果にショックを受けるもその運命を打破すべく入った見合いパブで潮崎渚に一目ぼれをする。渚を無理やり連れ出した渚の友人でマスオの同僚でもある磯辺波子の計らいにより2人はお近づきになりマスオは渚を恋人にするべく奮闘するのだが・・・。

CC さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.8

現実で逢ってるやん

 ビジネスジャンプで連載され、TBS系列のワンダフル枠で放送された5分程度のラブコメディ。全16話です。

 あらすじの通り、彼女いない歴=年齢の「フグ野 マスオ」が主人公です。危ないネーミングセンスですね。占い師に「一生恋人できない」と言われますが、その下りの意味がなくなる三角関係のラブコメディが描かれています。
 「マスオ」は本作のヒロイン「渚」の事を想い、会社の後輩の「美帆」に想われている立ち位置。ショートアニメならでは展開の早さで三人それぞれの関係がどんどん進展していき、「誤解」や「すれ違い」の連続で、主人公の下衆っぷりにはイライラさせられましたが、最後は上手くまとめられている作品です。

 「マスオ」に感情移入できれば、本作の見え方も変わってくると思うのですが、「マスオ」のヘタレ加減が癇に障って、上手く向き合えない作品でした。

 ワンダフル枠なので、当然「微エロ」成分は含まれていますのでご安心を。毎回なぜか「渚」のシャワーシーンがあるので。色気は感じませんけどね。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 3

61.3 81 1998年度アニメランキング81位
爆走兄弟レッツ&ゴー!! MAX(TVアニメ動画)

1998年冬アニメ
★★★★☆ 3.3 (35)
217人が棚に入れました
星馬兄弟が属するビクトリーズは、WGPで勝利した後、さらなる飛躍を求め世界へ旅立った。そしてビクトリーズを超えるべく、ミニ四駆に情熱を燃やす新たな兄弟が現れる!! エアロミニ四駆を駆使する彼らの名は、兄・一文字豪樹と弟・一文字烈矢。エリートレーサーの養成機関である「ボルゾイスクール」のレーサーたちと死闘を繰り広げる。爆走兄弟の新たな物語が今、始まった!!

声優・キャラクター
渡辺久美子、日髙のり子、池澤春菜、鈴村健一、宮崎一成
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

子どもの時に観られたことに心から感謝

1998年1月放送開始のTVアニメ。
レッツ&ゴー三作は自分が子どもの時に見ておいて本当に良かったと思っている作品群です。
無印とWGP編は現在再視聴できないのでレビューは書いていませんが、本作と同じくらい好きですし、どれも本当に面白かったです。
MAX(本作)は無印、WGP編とは主人公も舞台も変わりました。


WGP決勝戦と時を同じくして物語は始まります。
トップレーサー(主にバトルレーサー)を養成するボルゾイスクールに在籍する一文字豪樹と、弟の烈矢。
レースの勝敗に不平を言ったことがきっかけで、豪樹はミニ四駆開発者であり指導者でもある父・正宗にいきなりスクールを追い出されてしまいます。
豪樹はその後、母方の叔父が勤める会社・GEN製作所に厄介になりながら何人ものレーサーと勝負を繰り広げ、一方烈矢もレースに負けたことで自分の走りに疑問を抱き、スクールを出て兄のところに転がり込みます。


ストーリーはシリアスとコメディの差が大きく、良く言えばメリハリがきいています。本筋に絡む回は内容が濃くとても引き込まれますが、息抜き回はライトで脱力するような話もあって、ダレていると感じてしまうと辛いかもしれません。

キャラクターは個性豊かでしっかり作り込まれ、メインキャラは作品内での役割もしっかり持たされています。
ただ、一部のキャラクターに描写のブレがあります。特に源さんやミナミちゃんはとても良いキャラクターなのですが、シリーズ構成の脚本と他の脚本家で大分性格が違っていてかなりもったいないです。

作画は良い時とそれほどではない時が割とはっきりしている印象です。絵柄や動きに個人差がはっきり出ていて、作画監督の個性を見る人には楽しいと思います。
特にキャラクターデザインの石原満さんや、高見明男さん、坂崎忠さんは子どもの動きに躍動感があり、くるくると楽しそうに動き回ります。絵の綺麗さもですが、キャラクターの演技(仕草と表情)が楽しい。

第1話はとても掴みが良く、素晴らしい出来です。
ただ兄弟が別行動をとる序盤は、烈矢側は暗い雰囲気なのに対し豪樹側は明るく、その対比は面白いのですが、初見では若干掴み所が無く感じられるかも。もちろん、その後のストーリー展開に必要な描写なのですが。
本作は烈矢がスクールを出て変わり始める中盤からが面白くなります。

世界観についてはダーティな面もあり、WGPまでの明るい雰囲気から少し印象が変わっています。
本作はスピードレーサーとバトルレーサー両方いて、レース内でのバトルが普通に行われ、スピードレーサーも自分の力でそれを跳ね除けていくのが最大の特徴です。
「清く正しく」という作品がほとんどの子ども向けではちょっと珍しく、面白い方向性だと思います。

{netabare}
主人公の一人(烈矢)がバトルレーサーですし、無印やWGPに比べればMAXはバトル自体を強く否定する雰囲気ではありません。
とはいっても一貫して「バトルなんてつまらない」「ゴールまで走らないなんてつまらない」というスタンスの豪樹が、一緒に走ったレーサーを変えていくキャラなので、どちらかといえばノーマル寄りではあるんですけど。

バトルレーサーもスピードレーサーも様々なタイプが出てきますが、見せ場が登場回しかないような場合もあり、キャラクターの変遷を楽しむまでには至らない部分もありました。
個人的にはせっかく色んなタイプのレーサーがいるので、一人ひとりをもう少し掘り下げてくれたら、世界観をさらに補強する事ができたと思います。そこは少し残念です。

雰囲気としてはレースアニメというよりはホームドラマですねw
出てくるマシンが「これミニ四駆じゃないだろw」と言いたくなるようなものばかりで、しかも日常描写に凄く力を入れているのでそう感じます。
中小の下請け企業が立ち並ぶ下町の雑多な風景や、軽妙さや渋さのあるBGMが、清濁併せ呑む世界観によく合ってます。

子どもたちと大人たちの描写がそれぞれに濃く、どちらの世界も重要視しています。
大人たちは子どもを一人の人間として扱っているのが印象的で(時には叱ったり振り回されたり助けてあげたりしますが)、一方の子どもたちも自分の考えがはっきりしていて、行動は子どもらしいのに意思決定は大人のよう。妙にかっこいいです。

一文字兄弟は正反対の性格という点は星馬兄弟と同じですが、こちらは弟が兄に影響される部分が大きいです。豪樹はレーサーとしての成長に比重が置かれ、烈矢は精神的な成長を大きく描かれます。
豪樹の生来のおおらかさと烈矢が作中で獲得する柔軟性は、本作の世界観を体現するような面があり、私はとても気に入っています。

第1話に豪樹の性格はほぼ描写されていますが、おおらかでお兄ちゃん気質、裏表がなく、楽しむ走りとその性格で何人ものレーサーを変えていきます。
豪樹の走りはスピード命ですが、バトルを仕掛けられても跳ね除けるだけの実力と精神的な強さも持っています。愛機マックスブレイカーZ-2はスピードに特化し、後継機のブレイジングマックスもその発展型。

烈矢はスクールを出てからは、気持ちを素直に言葉にしない面がありながらも、兄や周囲の人たちに甘えることも増え、子どもらしさと意志の強さを見せるようになっていきます。
バトルにはバトルで、スピードにはスピードで対抗するという自分の走りを身に付け、自分のマシンが破壊される覚悟もしてレースに挑み続けました。草薙兄弟にシャドウブレイカーZ‐3を壊されるシーンは、烈矢のこれまでを理解しているとすごく切ないです。
バトル向きのZ‐3から扱いの難しいナックルブレイカーZ-1に愛機を変えた際、それに合わせた走りを追求するという柔軟性の描写も良かったです。

豪樹は同タイプの後継機、烈矢は全く違うタイプのマシンを二台目にしているのも対比になっていて面白いですね。

烈矢に関しては、バトルとスピードがごっちゃな世界観に対応する上手いキャラ付けだと思っていたので、新マシンのナックルブレイカーがバトル向きでない(できないわけじゃないのでしょうが)のが少し残念でした。
ですがラストレースで草薙兄弟に対して「ガタガタ言ってるとぶっ壊すぞ!」みたいなセリフがあったので、Z-3と一緒に悩みぬいて獲得した自分のスタンスは変わっていないのだろうとも思います。

父の正宗は最初は良くない父親に見えるのですが、中盤ボルゾイに叛意を見せてからは、豪樹と烈矢を心から信頼し二人の決断と行動を見守ってきたこと、真摯にマシン開発に向き合っていた本質が見え始めます。
この親子が並んでいると本当に和みます。スリーショットが少なくて少し残念かも。

子ども達がマシンを自分のものにするのを信じて預けている一文字博士と、自分のマシンが世界一である事を証明して欲しくて娘を走らせた大神博士。
レーサーとしても人間としても成長し、マシンに素晴らしい走りをさせたマリナが父親を変え、二人の心が通じ合う流れは本当に素晴らしいです!
一文字家と大神家は、親子関係でも開発者とレーサーの関係性でも、正反対で面白いです。

下町の悪友でレース仲間のひとしは、凄く良い役回りでした。
一見弱いギャグキャラですけど、一文字兄弟に何回負けても、バトルレーサーに何回壊されても、一つのマシンを改良し続け実力を付けていきました。市販マシン使いの星ですw
ひとしは一般的なレーサーを代表するキャラクターとして素晴らしく、ラストでネロの気持ちが変わるきっかけになるセリフは必聴。

草薙陣・漸兄弟は子どもの時は魅力がわからなかったのですが、今回かなり好きになりました。
一文字兄弟と、影の世界しか知らない草薙兄弟は、大人との関わり方の違いから全く正反対の個性を獲得していたように見えます。だからこそ、草薙兄弟が新しい世界を知って自分たちの意思を見せるようになっていくのが面白いところですね。
その後がかなり気になるキャラクターたちです。
{/netabare}

脚本はシリアス回は全体的にきちんとしていて、シリーズ構成の星山博之さんは特に素晴らしかったです。
土台のしっかりしたキャラクターであることが一話観ただけでわかるような行動や台詞が多く、たまに入る粋な台詞回しが良いです。第41話の大人同士のやり取りは特に好きでした。
第41話「マリナ 父との再会」は、星山さんの脚本、演出は監督の加戸誉夫さん、コンテがなんとキャラデザの石原満さん(作画監督もです)。内容の濃さ、コンテ演出の素晴らしさ、作画の力の入れ具合が、第1話や最終話に劣らない内容でした。

全体的には粗もあり、世界観も万人受けはしにくいかもしれません。
けれどもストーリーや雰囲気は味わいが深く、キャラクターも背景を想像するのが楽しく、スタッフの当時のパワーも感じられ、繰り返しの視聴に堪える楽しく骨太な作品になっていると思います。
数年ぶりの再視聴でしたが、大人になっても再発見があり、何度観ても素晴らしさは変わりません。
シリーズ構成の星山さんや一文字正宗役の中村秀利さんは残念ながら亡くなられていますが、この作品を子どもの時に観られて、本作に関わった全てのスタッフに心から感謝しています。
(2015.8)

投稿 : 2024/04/20
♥ : 8

61.2 82 1998年度アニメランキング82位
ヴァイスクロイツ -Weiβ kreuz(TVアニメ動画)

1998年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (20)
152人が棚に入れました
様々な手段を使い、法の手から逃れる犯罪者を独断で処刑する闇の組織「Weiß(ヴァイス)」。そこに所属する4人の男達。彼らは皆、過去に大きな傷を負っていた。自分の過去と向き合い、そして「人殺し」としての運命に翻弄されながら、やがて彼らはエスツェットとよばれる組織との戦いに巻き込まれていくのだった。

りおんぱん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

「ヴァイスになった時から、十字架は背負っている」

様々な手段を使い法の手から逃れる犯罪者を独断で処刑する闇の組織
「Weiß(ヴァイス)」そこに所属する4人の男達
アヤ・ケン・ヨージ・オミ
「闇の白き狩人達よ、黒き獣の明日を狩れ」

組織説明
クリティカァ 
「主にヴァイスやクラッシャーズが動くための情報収集を行う」
クラッシャーズ 
「クリティカァによって集められた情報を元に
司令官が“殺”以外の判断を下したときに動かす組織」
ヴァイス
「クリティカァに籍を置き特に優秀な者で結成される暗殺集団」


~感想~
本編全25話+ドラマCD+続編OVA全2話 感想になります

ドラマCDは意外も本編に繋がる内容が掘り下げられていて
不明な点が多々出るので聴くことにしました


【本編・OVA】

1998年と古い作品のため画質はとても悪いですが
観ているうちに慣れてきます

設定も良くキャラクターも魅力的だったけど
シナリオ(構成)がひどくて良い作品がつぶれてたと思います
ですが「ヴァイス」という世界観として見るととてもいい作品だと思う

ストーリーは特に盛り上がりもなく全体的に暗いです
4人はそれぞれ暗い過去を持っていて
ヴァイスに入るときに決めた覚悟をみんなそれぞれしたはずなのに
しつこいぐらい引きずって重い雰囲気をさらに重くしている
精神的にも成長がみられなく同じことを何度も繰り返して飽きてしまう
本編後のOVAでも変わらずです

殺し屋なので毎回人を殺していくが
すごいと感じたのが家族・親友・恋人たちが
自分たちの手で殺したり殺されたりとためらいなくあるところ
そんなダークな部分は好きだったりします


面白い!と思う作品ではないが続編も観ようと思える作品でした


【ドラマCD】

Weiβ kreuz Dramatic Image Album Ⅰ・Ⅱ 
「The Eternal Angel」
アニメ1期1話より前のエピソード
ヨージにスポットをあてており
人間国宝の人形師が実は人間の皮膚を人形に使っていることにより
missionが下される
そしてヨージに思いを寄せる女子高生が狙われてしまう物語


Weiβ kreuz Dramatic Collection  
Ⅰ・「The Holy Children」
アニメ1期中のケンの過去エピソード
幼い頃に母親を失い、父親に持て余されて
心理カウンセリングもやっている
シスターの教会へ預けられた過去を持つ
街で偶然にも一緒に教会で育ったナツキに出会う
そこで教会に行くことになりシスターとも再会するが
シスターはカウンセリングにきた人にマインドコントロールをし
人を殺させているということでmissionが下される
またシュバルツの那岐がシスターの元に預けられていたことも
ここで明かされシスターを裏切らないという
約束を破ってシスターを殺したケンとヴァイスに殺意を抱くようになった

Ⅱ・「ENDLESS RAIN」
ヴァイスに配属される前とアニメ1期中に繋がるのアヤのエピソード
両親を失い、妹が病院に入ってすぐの頃にペルシャに拾われ
生け花教室をアジトとしている仙台のクリティカァに配属
紫苑・桔梗・黒百合・椿と共に調査missionをこなす
紫苑はアヤの刀の師であり、そして紫苑から日本刀を授けられた
桔梗が裏切り紫苑・黒百合・椿を殺し蘭に重傷を負わせて逃亡
ヴァイスのmissionターゲットとして再びアヤの前に現れる

Ⅲ・「Kaleidoscope Memory」
アニメ1期中の百恵の過去エピソード
花屋さんを離れ老人ホームに入るが
そこの食事に毒物が混ぜられておりmission下される
百恵の過去の恋人・再開とほのぼのしています
ターゲットを見逃したのは初めてなのでは…?

投稿 : 2024/04/20
♥ : 5

ヒロ(4代目) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

うは、男性声優マジ豪華!!

このアニメの見所は 子安さん脚本って所と
男性声優陣の豪華さでしょうか・・・。

まぁ話に関しては 本職じゃない方なので
しゃーなしとしても・・・。

声優陣が、
子安武人・関智一・三木眞一郎・結城比呂 といい所揃い。
だったので 見ました。

絵柄がちょっと女性向けっぽかったけど
            内容が花屋をやりつつ裏家業。

必殺仕事人を 美男子全員でやったらこうなる的な作品?

曲は 個人的にOPの「Velvet Underworld」
                が結構気に入ってます。 

投稿 : 2024/04/20
♥ : 2

61.2 82 1998年度アニメランキング82位
快傑蒸気探偵団(TVアニメ動画)

1998年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (27)
147人が棚に入れました
スチームパンクの世界にある街「蒸気都市(スチームシティ)」を舞台に、少年探偵の鳴滝と自立メガマトンの強力、看護婦の鈴々が難事件を解決していく。この世界では、燃料となる物質が石炭しか採掘されなかったため、蒸気機関が異常に発達している。「マトン」と呼ばれる蒸気機関で動く人型ロボットや、「メガマトン」と呼ばれる巨大マトンが存在する。

61.1 84 1998年度アニメランキング84位
花さか天使テンテンくん(TVアニメ動画)

1998年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (17)
179人が棚に入れました
クラスで一番ダメな奴と評判の桜ヒデユキとオチこぼれの食いしん坊天使テンテンくんのハートフルコメディ。小栗かずまたの人気コミックをTV化。人が誰でも生まれる前に神様から授かるという才能の種“サイダネ”。だが、小学生の桜ヒデユキは、そのサイダネをもらいそこねて生まれてきてしまった。天使のテンテンくんが吐き出した梅干しの種が、サイダネの代わりに彼の体に入ってしまったのである。神様はテンテンくんに地上に降りて、ヒデユキが本来もらうはずだった才能が何か見極めるように命じた。

声優・キャラクター
鈴木晶子、摩味、萩森旬子、中川亜紀子、野島健児、天神有海、志賀克也、徳永悦子、石川大介、杉野田ぬき、神代知衣、沢口千恵、高橋広樹、浅川悠、永井寛孝、大須賀純

61.1 84 1998年度アニメランキング84位
銀河漂流バイファム13(TVアニメ動画)

1998年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (11)
66人が棚に入れました
人類が宇宙に進出し、遠く44光年離れたイプザーロン系まで開拓の手を伸ばしていた時代・・・。イプザーロン系第3惑星クレアド、地球人が第 2の故郷として“発見”したその星は、異星人ククトニアンが長い年月をかけて再生している途中の星であった。地球軍はわずかな居住者しかいないその星を武 力で侵略し、異星人の存在は民間人には極秘とされた。ククトニアン達は地球軍に対し撤退を要求するも、地球側はこれを無視。地球は何も知らない民間人をイ プザーロン系に入植させ続けるのであった。ところが、地球のクレアド侵略より数年、ククトニアン達はついに反抗の準備を整え、地球軍に戦いを挑むときがやってきた。ククト軍の電撃作戦 によりクレアドは陥落。大量の避難民が発生することとなった。地球軍は避難民を地球に避難させるために、避難民の地球移送計画を実施する。最後の避難民を 乗せた宇宙練習艦ジェイナスは地球に向けて出発するものの、度重なるククト軍の攻撃により、大人達は一人、また一人と死亡し、ついには乗組員は子供13人 だけとなってしまった。誰にも頼れずに生きる、13人の子供達の旅が始まる・・・。

声優・キャラクター
保志総一朗、菊池英博、鳥海勝美、竹村拓、野沢雅子、あきやまるな、冨永みーな、笠原弘子、原えりこ、佐々木るん、滝沢久美子、千々松幸子、手塚ちはる、大塚芳忠、渡辺美佐、川上とも子、緒方賢一

59.9 86 1998年度アニメランキング86位
Night Walker ナイトウォーカー 真夜中の探偵(TVアニメ動画)

1998年夏アニメ
★★★★☆ 3.2 (14)
104人が棚に入れました
『Night Walker -真夜中の探偵-』は、1993年にPC-98用として発売、2001年にWindowsに移植された推理もののアドベンチャーゲーム及びそれらを原案として1998年にテレビ東京系列で放送された連続アニメ作品。テレビ東京放映のアニメでは唯一のアダルトゲーム原作の作品。多発する怪奇現象や超常現象、それらはナイトブリード(ブリード)と呼ばれる闇の種族の仕業であった。探偵事務所を営む紫藤龍彦は、裏ではブリードを狩ることを生業とするヴァンパイア(吸血鬼)である。ブリードがらみの事件を追う松永弥生、紫藤に憧れる女子高生山崎理保、使い魔のグニと共に、大都会を舞台に数々の事件を解決していく。

59.8 87 1998年度アニメランキング87位
スーパードール☆リカちゃん(TVアニメ動画)

1998年秋アニメ
★★★★☆ 3.2 (16)
152人が棚に入れました
 小学生の香山リカとドール・リカが活躍するマジカルファンタジー。誕生から約40年、変わらぬ人気を誇る女の子向け玩具の金字塔・リカちゃん人形をモデルに、オリジナルの世界観、ストーリーで展開したTVシリーズ。香山リカは小学3年生。大司浦町のテレジア学園に通うごく普通の女の子だ。しかし、その正体は人形の国ドールランドの未来の女王である。ドールランドで起きた内紛のために、リカは赤ん坊の頃に日本に逃れてきていたのだ。

An@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

子供にみせたい1つ

「現実見過ぎちゃBAD
凹んでるなんてNO
もっともっともっともっとね
夢を集めなくちゃ!」

全体的に
夢あふれる歌詞でしたよー


評価はいいのですが、
かなりの子供向けアニメです。


ところで、主人公しっかりしすぎだよ(笑)精神年齢高い!
結果、周りのバカさが際立っていた(笑)

メインメンバーが4人なのにブレスレットを持つのは3人ていう、誰でもってわけじゃない点も自分は好き。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 0

59.6 88 1998年度アニメランキング88位
突撃!パッパラ隊(TVアニメ動画)

1998年秋アニメ
★★★★☆ 3.1 (16)
77人が棚に入れました
鉄砲で撃たれても死ぬことのない不死身の主人公・水島は、「死神」と呼ばれ恐れられていた。そんな彼は、最も死に近いとされている「地の果て最前線」「地獄の最強部隊」こと「パッパラ隊」に配属になった。だがその部隊の正体は、実は遊んでばかりのオキラク部隊であった。この隊を嫌う水島だったが、ランコやとびかげ等との出会いもあり、少しずつ現状が変わって行く…訳も無く、今日も彼はランコ達にイジられるのであった。

59.6 88 1998年度アニメランキング88位
銀河鉄道999 エターナル・ファンタジー(アニメ映画)

1998年3月7日
★★★★☆ 3.3 (21)
71人が棚に入れました
機械人間との戦いの旅から一年、地球に戻った少年・鉄郎は、今では新たな支配者・総督ボルカザンダIII世から危険分子とみなされ、処刑されようとしていた。
ところがその時、メーテルを乗せた999号が鉄郎を救った。
999に乗り込んだ鉄郎はメーテルと再会。
彼女から宇宙に暗躍する闇の支配者との戦いに鉄郎の力が必要であることを聞かされ、懐かしい車掌や星屑になった筈のクレア、新しい仲間である電子妖精のカノン、そして猫のミーくんらと共に、終着駅アルティメイトへ向けて新しい旅に出発する。
太陽系を通り越して、次の停車駅である惑星大テクノロジアへ向かう999。
途中、その軌道に異変を察知した銀河鉄道は、ブライトリングファイヤーフライ駅に緊急停車した。だが、そこで彼らを待ちかまえていたのは、闇の支配者の先兵、女騎士のヘルマザリアだったのである…。

Moji さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

「さよなら」の続編

1999年、「999」にちなんで「完結編」を企画していたそうだ。
その序章にあたる作品で、最後に「1999年... 銀河鉄道999 宇宙の中心へ!」の文字が躍った。
しかし、配給収入が目標に届かなかったため「完結編」は中止となり「ヤッチマッタ映画」になってしまった。
原作通りではないらしく、かなりの苦情がでたということだが、原作を読んでいない私にとってはフツーに楽しめた。
まぁ、相変わらずの鉄郎の正義感と、困った時のマッテマシタ・キャラの登場(最後にはとうとうヤマトまでチラッと)と、悪い意味の松本らしさは出ているが・・・。
54分で1駅に停車なので、TV版の2話分である。
1駅分の物語として観る場合は、「いつも通りの松本作品」として楽しめるだろう。
しかし「完結編」の序章とした場合、この調子ならば「完結編」が出なくてよかった気もする。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 2

レイン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

他のレビューを見たけど思ったより良かった。

これ短くするためなのか原作とかなり違いますよね。
鉄郎のキャラデザインからして映画版の続きというより
テレビ版の続きとして見たほうがいいですね。
ストーリーは松本零士らしい話でしたが映画向きでは無かったですね。

作画は頑張ってましたが前半の999の作画はCG臭さが強くてイマイチでした。
でも後半の戦闘シーンになってから作画が一気に良くなりました。
さすが映画版って感じです。

声優は豪華ですね。
ハーロックの声は合ってない感じでしたがしょうがない。

これ長編として最初からちゃんと作っていたらもっと良くなっただろうに。
999の新作だったのにもったいない作品で終わってしまった感じですね。

ありがとうございました。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 3

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

これで続編なしかぁ

過去の映画版で2枚目だった鉄郎の顔が戻り、これはこれで人間味が出ていていいかなと感じました。

もっとも、導入部のみの映画化とはいえ、1時間は短いという印象で、ヘルマザリアと鉄郎の対決がクライマックスというのはちと物足りなさを感じましたね。この後に一行が深刻な問題に直面してさあこれからと思ったらエンディングに入ったのにはびっくりしました。

どうやら興行的に失敗したそうで、それによって次回作が作られなかったみたいですが、出来不出来はともかくとして完結させて欲しかったです。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 5

59.2 90 1998年度アニメランキング90位
万能文化猫娘(TVアニメ動画)

1998年冬アニメ
★★★★☆ 3.2 (33)
217人が棚に入れました
2013年、某県マネキ市は三島コンツェルンの本拠地として成立している都市である。その都市に生活するマッド・サイエンティスト夏目久作によって製作された万能猫脳アンドロボットであるヌクヌクは、女子高生として高校に通うことになった。そこで出会ったのは、硬派を気取るがイマイチ締まらない少年、常にアコースティックギターを持ち歩く若大将気取り、マッド・サイエンティスト予備軍の発明オタク、ホイッスルがトレードマークの熱血学級委員、お蝶婦人も真っ青のタカビー娘、呪術が趣味の過激な根暗少女、読書が趣味の必要以上に寡黙なメガネ少女と、ヌクヌクや夏目家にも負けず劣らずアクの強い同級生達であった。一方、三島の若社長三島重三は自社のシェア拡大を世界征服に例えて、会社をショッカーまがいの悪の組織風に仕立てて活動する困った人物。商品として開発した巨大メカを市街地でデモンストレーションするが、暴走事故を起こしては損害を出す。三島に対抗意識を燃やす久作に煽られ、三島のお騒がせ巨大メカから町と家族、友人を守る為、正義のアンドロボットヌクヌクは今日も戦うのであった。

声優・キャラクター
林原めぐみ、伊倉一恵、神谷明、島津冴子、久川綾、平松晶子、成田剣、根谷美智子、山崎和佳奈、川崎恵理子、堀内賢雄、石川英郎、私市淳、菅原祥子

westkage。 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

私が当時、初めて「萌えた」キャラかもしれませんw

本作は高田裕三の漫画を原作とした作品です。原作の漫画より、TVやOVAでの人気の方が高かった作品です。TV版とOVA版でも主要キャラの設定が大きく異なるので注意です。

主要キャラは、猫の脳みその人型アンドロイド「夏目温子(ヌクヌク)」小学生でヌクヌクの脳である猫を拾った「夏目龍之介(龍さん)」龍之介の父親でありヌクヌクの開発者「夏目久作」の3人です。このTV版はコメディとして作られているので、ストーリー性は皆無です。他のシリーズ(特にOVA万能文化猫娘DASH!)ではキチンとストーリーが描かれているので、また違った印象を受けると思います。

ヌクヌクは猫耳みたいなアンテナを出したり引っこめたり出来るんですが、それが当時とても可愛かったですね。私が初めてアニメで「萌えキャラ」に出会ったのは、このヌクヌクだと言っても過言ではないかもしれません。まあ当時は「萌え」という言葉自体が今ほどメジャーでは無かったですがw

ヌクヌクの担当声優は「新世紀エヴァンゲリオンの綾波レイ・スレイヤーズのリナインバース」でも有名な当時の人気声優「林原めぐみ」が担当しています。

レトロアニメキャラに萌えたいという方にはオススメ出来る作品です。ただし返品はできませんw

投稿 : 2024/04/20
♥ : 14

ヌンサ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

漆細工のような作品(大げさ)

 OVA版とは設定も変わっていました。この時代のアニメ作品には多かったのでしょうか。

 OVAよりも幅広い層に向けた作品になっているかなと思いました。特に夕方アニメ感を(実際夕方に放送していたようです)。

 それでも所々に特撮などのパロディを加えたり、テレビ番組風の字幕などを挿入する辺りには、この時代のアニメスタッフの"オタクならではのこだわり"を強烈に感じました。画面の端まで気にする領域にまで達した今の年齢で視聴すると、「当時の子どもが見ても絶対に気が付かないだろ」ってところにまでこだわっていることがよくわかります。

 それでも夕方アニメ感を失っていない最大の要因は"繰り返し"です。いわゆる"お約束"なんですが、これがほぼ毎話あります(笑)。毎回すべてのキャラクターがだいたい登場して、基本的には同じことをします(笑)。しかし、なかなかこれが結構面白かったです。繰り返すという意味では、まさに漆塗りですね(無理やり)。

 声優陣では山崎和佳奈さんの張りのある声が最高でした。基本的に好きな声優さんだらけだったので、褒め言葉しか思い浮かびません。

 万能文化猫娘DASH!も引き続き(AT-Xで)視聴する予定なのですが、シリアス路線のようで少し不安です。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 4

スガル72 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

中身の無いドタバタコメディ

演出がクドい部分はありますが、勢いがあるのでそれほど気にならないかもしれません。
でも耳障りな効果音と共に、度々突然に挿入される人物カットは結構うざいです。
声優の演技は全体的に良いのですが、悪の首領の高笑いに気合が入っていないのが難点です。
主人公キャラの性格は魅力的ですが、猫の脳を移植したアンドロイドという設定は、感情移入しづらかったです。
主人公のビジュアルは、SF的な耳飾りを除くと、他の脇役キャラに埋もれてしまいます。
勢いだけの作品で、深さもありません。
中身の無いドタバタコメディが好きな人以外にはお勧めしません。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 0

58.8 91 1998年度アニメランキング91位
ロストユニバース-LOST UNIVERSE(TVアニメ動画)

1998年春アニメ
★★★★☆ 3.2 (57)
303人が棚に入れました
遙か未来の宇宙を舞台に、やっかいごと下請け人のケインの活躍を描くコメディタッチのSFアドベンチャー。「スレイヤーズ」の神坂一の人気SFノベルのTV化だ。宇宙船ソードブレイカーを駆り、事件を求めて惑星から惑星を渡り歩くケイン:ブルーリバー。運動神経は抜群だが、頭の方はちょっと問題ありの青年だ。火星で出会った元探偵のミレニアム:フェリア:スターゲイザーと、ケインの宇宙船の制御コンピータで、ちょっとひねくれた人格のキャナル:ヴォルフィードとともに、さまざまな事件を解決する。

さと さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ヤシガニはここから!

スレイヤーズの後もあり、同じ神坂作品もあって
声優はほぼスレイヤーズと同じです。

そして、数々の伝説を残した作品でもあります。
再放送で見ることはないと思いますが
OP画像の中途半端さ、ヤシガニの回の画像のあのカクカク

この為、ひどいアニメーションは、この回のタイトルをとり
『ヤシガニ』と言われるようになったそうです。

気になる人は、ニコニコ動画で確認するといいかもw
笑えますよw

画像以外を除けば、シナリオやCG、戦闘シーン、キャラ、
良かったと思います。

OP画像も、完成版はクウォリティ高いですよ(^-^)

投稿 : 2024/04/20
♥ : 5

大和撫子 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

作画崩壊の代名詞

第四話のタイトルは「ヤシガニ屠る」。
この第四話の作画はそうとう酷い内容でこの回のタイトルから「ヤシガニ」という業界用語が生まれ不名誉なレッテルを貼られてしまった作品です。
序盤の作画の酷さは当時「エヴァンゲリオン」の影響を受け業界でのアニメ制作数が急激に増えたことから、業界のドタバタにこの作品がもろに影響を受けてしまったのでしかたがないことともいえます。
とはいえ作画が酷いのは序盤のみで、その後は安定した作画をみせています。
肝心のストーリーは「スレイヤーズ」の世界観をSFにしたような感じで「スレイヤーズ」で登場した魔王や武器の名前がそのまま劇中に使われ、パラレルワールドとしても見れます。
宇宙戦艦が戦闘機並の速さで戦闘します。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 0

大重 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.5

伝説の作画崩壊アニメ。ヤシガニ前に耐えきれずに切ったことが悔やまれる。

あの頃はまだアニメなんて絵が汚いのが当たり前、くらいに思っていました。
それでも、驚くくらいに絵が汚かったです。

非常にカクカクで、止め絵すら酷い。
CGだけが妙に浮いている。
回を追う毎に酷くなり、その集大成がかの伝説のヤシガニだったのでしょう。

といっても私はヤシガニの前に耐え切れずに切ってしまったのでした。
今考えると、ヤシガニまでは見ておけば良かったですね。
リアルタイムに伝説の目撃者になれたのに、もったいことをしてしまった。

この時の後悔から、作画崩壊しそうなアニメはちょっとだけ続きを見たくなってしまう。まあ期待通り作画崩壊しなくても怒れるわけでなし、そういう楽しみ方は良くないと思いますが。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 0

58.8 91 1998年度アニメランキング91位
浦安鉄筋家族(TVアニメ動画)

1998年夏アニメ
★★★★☆ 3.1 (28)
186人が棚に入れました
大沢木小鉄は千葉県浦安市に住む小学2年生。とりあえず走ってから考える浦安一のバカである。彼の家族や周囲の人々もデンジャラスな性格の持ち主ばかり。今日もまた彼らの平凡でかなりおかしな日常の幕が上がる。

イカちゃん☆休止中 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

☆「浦鉄」

浦安が舞台の大沢木一家のドタバタギャグ。

ナレーションが講談調でOPが面白です。(^o^)

典型的なギャグで般若みたいなキャラが多いです。

バカバカしいけど笑ってしまいました(>_<)~


少年チャンピオン掲載

監督/大地丙太郎

アニメーション制作/スタジオディーン

1996年6月30日-8月24日(全33話)

投稿 : 2024/04/20
♥ : 2

58.4 93 1998年度アニメランキング93位
支配者の黄昏 TWILIGHT OF THE DARK MASTER(OVA)

1998年1月21日
★★★★☆ 3.1 (11)
39人が棚に入れました
新書館から刊行された漫画家・奥瀬サキの伝奇バイオレンスコミック『支配者の黄昏』を原作とする中編OVA。監督は『化物語』ほかの新房昭之が務めた。 近未来の東京は怪異な大爆発で壊滅状態となっていたが、都心部はネオ新宿として復興を遂げた。このネオ新宿で何者かに人間が食い殺される事件が発生。その犯人は角やキバを生やした鬼のような怪物だという。この鬼を「退治」する依頼を受けた私立探偵・紫擾津那美(しじょうつなみ)。実は彼こそ天敵たる鬼から人間社会を守って戦い続けてきた「守護者」だった。事件を追う紫擾津那美だが……。 本作の制作はマッドハウスが担当。主人公の紫擾津那美は関俊彦が演じた。

ワドルディ隊員 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

きれいにまとまってはいる

この作品は、奥瀬サキ氏の漫画を原作としたOVAである。
OVA視聴後に原作を知ったため、原作に関してのコメントはできない。

鬼を題材としたアニメであるため、どこか既視感を覚えるなと
感じたものの、私は好意的に受け止められた。

先に良いと思った点を挙げる。
比較的テンポがよく、そこまで中だるみはしなかったこと。
ちょっと気になるなーと思う場面が少しばかしあったものの、
50分足らずの時間なのでこれで正解なのかもしれない。
味気ないと言われればそれまでだが。

声優も豪華なメンツで固まっているため、そういった点でも楽しめた。
他のホラーOVAの時でも感じたのだが、この頃の関 俊彦氏は
ホラー物に結構携わっていたように思う。

これは私だけかもしれないが、設定は好みの部類に入る。
製薬会社が開発した薬によって、人間を鬼へ変えてしまうと
いう設定で私が思い出したのはBLOOD+というTVアニメ。
支配者の黄昏における鬼の形相も、それに類似したようなもの
を連想させる。まあ、支配者の黄昏に出てくる鬼に
翼のようなものは流石についていなかったが。

また、サバトを摸したような場面も登場する。最初はどういった
ものなのか分からずに、一瞬目を凝らしてしまったが、
その手の作品に慣れている方なら何事もなかったかの
ように目を通すだろう。

支配者の黄昏とBLOOD+の関係性は今の所発見できては
いないが、BLOOD+の製作スタッフが支配者の黄昏を
参考にした可能性は十分にある。

ここからは気になった所を。
尺が足りないのが災いし、後半はかなり慌ただしい展開へ
と変わっていった。もう少しじっくり描いてもいいのになーとは
思ったのは私だけではないはずだ。

中盤に登場したジャンク屋や敵キャラクターの出番が
かなり短いのも個人的には気がかり。
それ故、印象に残るキャラクターが少ない様に感じ
感情移入がしづらくなってしまった。

咬ませ犬的なポジションである晃龍は、作中の中でも好きな
部類の悪役であり
「貴様ァー、死ねぇー!!」
「うるさい、貴様も消えろー!!」
といった死亡フラグを丁寧にレクチャーしてくれていたのだが、
退場するのがあまりにも早くとても切ない気持ちで
終わってしまった。彼の咬ませ犬っぷりをもっと見たかったなー。
まあ今更こんなことを呟いてもしょうがないが。

良くも悪くも無難といった印象の作品ではあるが、
グロテスクな描写にある程度耐性のある人ならば
特に問題なく視聴できるだろう。
自信のある人ならば昼食時や夕食時でも普通にいけそうなレベル。
個人的には良作だと思う。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 7

58.0 94 1998年度アニメランキング94位
聖ルミナス女学院(TVアニメ動画)

1998年秋アニメ
★★★☆☆ 3.0 (16)
68人が棚に入れました
17歳の高校生・木島海平は亡き祖父木島綿平の遺言で聖ルミナス女学院の新理事長を引き受ける事になった。その頃学院では、メリナ・スカフィシがシャワー室から失踪するという事件が発生していた。海平は友人の龍三、従妹の糊湖、その友人の良子らと共に学院中を探し回るが、そんな彼らを嘲笑うかの如く次々と学院内の少女達が消失する事件が発生する。さらに海平の前に謎の少年と老婆(鈴吉萌絵)が現れ、海平に渡された祖父の遺品のポケットベルには謎めいた不可解なメッセージが送られる。そして彼の与り知らない所で密かにある計画が進められていた・・・。

声優・キャラクター
岩永哲哉、保志総一朗、石村知子、飯塚雅弓

とまときんぎょ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

消えるお嬢様

今観ている「マルドゥック・スクランブル」の監督は他にどんな作品に関わっているのかなー?とあにこれ検索したら、この作品がリストにありました。
制作?とかよくわからない担当部分に名前がありましたが^^;



ルミナス、深夜アニメで観てました。
レビュー書くつもりでアニメを見てこなかったので、記憶がおぼろげですが。
全寮制のお嬢様女学院内で女生徒が謎の失踪、捜査のために主人公と友人が学院に侵入するが、相次ぐ失踪事件…というお話でした。
絵は画像のゲーム版とは違い、もっとアッサリした落ち着いたトーンの絵だったような…あれ?画像検索したら結構濃い( ̄◇ ̄;)。


印象的だったのは、主人公のご友人がですね、ノリノリで女装して女生徒として日々生活するんですよ。今時に言うと男の娘、かな?
見た目はシニヨンの可愛い子なんですが、でもやっぱ言葉じりが男っぽくてサバサバしてる。

男っぽい女の好きな友人がこのキャラにはまって観てました^^;
サクラ大戦でもお気に入りがカンナさんという…

みんなちがって みーんな いいー♪


結局、事件の真相はどうだったんだっけな…??
あんまりビックリするヒドイオチでもなく、まったり女学院生活を見学して終わった気がしています。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 24

石ころ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

ミステリーテイストの形容しがたい何か

評価に困るタイプの深夜アニメ黎明期の作品です。
EDがALI PROJECTなのでミステリーだと思いきや、方向性が終始定まらないオカルトだった。
毎回女学生が行方不明になり、主人公の理事長が周りを巻き込んで捜索に奔走するループが続きます。伏線じみた描写から推測してたものが、最後裏切られる上に、ラストの引きが腑に落ちない。
雰囲気を楽しむことを優先して、深く考えずに観るほうが賢明かもしれません。感じるタイプのアニメ、ブレンパワードの残り香が若干するのは気のせいだと思いたい。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 2

白毛和牛 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

何となく掴みどころが分からなかった学園ミステリー作品

この作品って男子高校生が成り行きで女子高の校長になりながら
女子高生が謎の失踪をしてしまう事件に挑む内容でしたが、
正直に言うと作品の雰囲気が淡々としているだけで掴みの弱い内容なんだけど
何故か不思議と続きを見てしまう面白さが有りましたが、
でも最後にどうやって事件が解決したのかに付いては腑に落ちない気もしたが。
それとキャラクターに関してはシスター茜が好きだったのと、
そしてED曲の「LABYRINTH」個人的には好きな曲でした

【評価】

68点・2B級

投稿 : 2024/04/20
♥ : 1

56.2 95 1998年度アニメランキング95位
聖少女艦隊バージンフリート(OVA)

1998年4月25日
★★★☆☆ 3.0 (12)
32人が棚に入れました
『サクラ大戦』『機動新撰組 萌えよ剣』などの近代日本をモチーフとした作品で知られる広井王子が原作・総指揮を担当したアニメ作品。『新機動武闘伝Gガンダム』『ジャイアント・ロボ THE ANIMATION』などで知られる今川泰宏が原作・構成・シナリオを担当した意欲作でもある。 大艦巨砲時代の日本をモチーフとした「我が国」を舞台に、超能力を持つ少女を集めた海軍特殊部隊「バージンフリート」候補生たちの奮闘を描く。ごく普通の女学生・海野潮風はある時、超能力「バージンパワー」の高さを見込まれ、新生バージンフリート隊の候補生となる。だが、お嫁さんに憧れる潮風は未婚を強いられるバージンフリートへの参加に思い悩むのだった。

rocknlol さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.1

3話分のプロローグ

サクラ大戦の広井王子の作品だけあって、少しダサいOP曲からして同類の匂いが漂う。

サクラ大戦でもそうだったが、この広井王子なる人物からは乙女に対するただならぬ執着を感じる。もちろん私も乙女は好きだが、この作品の問題は「乙女が好き。ただそれだけ」という点にある。
ヴァージンなどとご大層な単語を用いている割には、その手のエロ描写はまったくなく、パンツはおろか水着まで一切出ない。入浴シーンさえも。
そうだ。ただ「美しい乙女を愛でるだけ」の作品なのだ。パンツはもちろん、ポロリさえも珍しくなくなった昨今の作品と比べるといまいち刺激にかける。まぁ、これは変態な私の感想なので一般人の方々はさほど気にならないだろう。

では、一般人の方々にも楽しんでいただけるようストーリが興味津々なのかというと、いや、全然そんなことはない。
サービスシーン好きな私なのだが、私がアニメを見る第一の理由はエロではない。その方面には18禁アニメの方がずっと役に(何の?w)立つ。私を含めみんな、基本的にアニメには面白さと感動を求めているのだ。
しかしこの作品はそのどれも備えていない。

始終盛り上がりに欠ける展開:淡々というより延々と続いていると言った方
が正しいくらいの日常パート。健全というより常識的過ぎてあくびしまくりのギャグパート。フリートなのに艦隊戦などは全くなく空中戦一色の戦闘パート。とにかくつまらないの一言に限る。
戦争の冷たい現実を突きつけられる2話のラストにはさすがに興味が沸いたが、結局はめでたしめでたしで片付けてしまうむなしさ。
極めつけは「我々の物語はこれからだよ!」と言わんばかりのしまりのないラスト。

わけの分からない設定:ヴァージンエネルギーという未知の力がこの作品の核心のようだが、それが最後まで未知の力である。ざっと念動力+都合のいい万能の力なのだが、これは未知と言うよりわけの分からないと言った方が正しいかも。しかも処女ではなくなると使えなくなるという何と面倒くさい設定までついている。さすがにこれには何も期待できまい。また「36歌仙12官女」という言葉が始終聞けるが、これに対する説明も無いに等しい。これはもはや不親切ではなく安普請だろう。


そして、ウィキペディアで検索してみてようやく納得した。
そうだ!そもそも期待していた私が間違っていたのだ。これは後に発売されたゲーム版の販促用デモだったから。
アニメ版でファンを集めてゲーム版で一儲けするするつもりだったんだろうけど、アニメ版がこれじゃ逆効果だったに違いない。

一般的にアニメに対して「必見の価値あり」、「見ない方をオススメします」、「まあまあかな」などの評価があるが、この作品に対しては「見なくても(大いに)結構」です。うむ、ぴったりだ。



最後に一つ。作品性とは別に関係ないかもしれないが、主人公は16歳なのに声が老けていて聞くたびに少々イタかった。どう見てもあれは精精30後半だろう。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 3

田中タイキック さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

艦●れが糞アニメ?馬鹿言っちゃあいけねぇよ!!

1998年4月25日~1998年10月25日
全3話

『サクラ大戦』『魔神英雄伝ワタル』の広井王子と
『Gガンダム』『ジャイアントロボ』の今川泰宏がコンビを組んだOVA作品
このどうやったって混ざらなそうな二人が原作ということで気になり
さらに聖少女艦隊バージンフリートというタイトル
少女?艦隊??んんっ!?
私の中の羅針盤が行けと命じたような気がしたので視聴しました


時は世界戦争末期の1923年
敵である連合軍の圧倒的な物量によって「我が国」の本土、横浜に上陸されそうになる
絶体絶命の危機に立たされた「我が国」は切り札として
処女のみで編成されたバージンフリート隊を投入し、彼女たちが使う未知の能力"バージンエネルギー"の威力によって連合軍は撤退
連合軍とは休戦条約を締結し、大戦は一応の集結を迎える

それから15年後、「我が国」は来るべき再戦に備えるため
バージンエネルギーを使える処女を育成する施設「海軍中野女子分校」を設立
物語の主人公、海野潮風(うみの しおかぜ)はその分校に入学することになった


以上のあらすじを冒頭2分程度の回想と簡単な説明で済まし物語は始まります
(ズキッ…うっ何か既視感がっ…)

最初の説明の不親切さと尺の短さも手伝ってストーリー展開は非常にわかりづらい
「女の子のみの隊」で「処女の女の子の力」を使うっていうエロゲみたいな設定なのにエロ展開はほぼ無し
メインの女の子も3人と少なく、みんな明るくて良いんだけどギャグ展開が多く
性格がいまいち掴めないままストーリーはどんどん進んでいく


主軸となる「バージンエネルギー」にしたって一体どういう力なのかまるで分からない
説明はほぼ無く映像で感じろってことなんだろうけど出てきた描写といえば
『ピカッと光を放ったと思ったら敵艦隊をやっつけていた』
『ピカッと光を放ったと思ったら撃墜された飛行機が飛べるようになっていた』


な… 何を言ってるのか わからねーと思うが
おれも何をしたのかわからなかった…
超能力だとかそんなチャチなもんとしか思えなかった
もっと恐ろしいものの片鱗を味わいたかったぜ…

っていう感じでいまいち盛り上がりに欠ける

2話でけっこう衝撃的な終わり方をして、お!?ってなるんだけど
3話でその衝撃的な展開が無かったことになるみたいな締め方をして
キャラクターたちはすごいハッピーエンドみたいな空気出してて…
見てるほうは物凄く肩透かしを食らってしまいます
(ズキズキッ…うっまた何か既視感がっ…)

あとフリートなんてタイトルに入ってるもんだから
迫力の艦隊戦を見せてくれるものだと思っていたんだけど
そういう描写も見当たらず…


【総評】
バージンエネルギーの設定も、キャラクターも、世界観も、
何一つ活かせて無くなにか突き抜けた物も無く
ただひたすら退屈なお話でした

キャラデザと声優さんはよかったよ
主題歌も最近には無い感じで面白かったし

タイトルにも書いたけどいろんな意味で艦これのプロトタイプというか
お姉さん的な位置の作品だと思うと面白いのかなーという印象
(お話が残念な面も含めて)

dアニメストアで配信中

投稿 : 2024/04/20
♥ : 7
ネタバレ

境界線の観測者 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.6

結婚しません、勝つまでは!!

世界大戦の最中、超常の力を持った未婚の少女で
結成された海軍特殊部隊バージンフリート隊が存在した。

「我が国」は来るべき時に備え「バージンエネルギー」を持つ少女達を集め
バージンフリート隊の復活を目指し少女達を集めていた。

時代を鑑みれば作画は良い。

設定は面白いけれど、扱い切れていない。
ストーリーが致命的に面白くない。
キャラクターに欠片も魅力がない。

ないない尽くしのOVA。

時間的制約を鑑みても駄作の域。
OVA 30分×3話=90分の短い時間でも魅力的で面白い作品はいくらでもある。

アニメ的SF演出の面白さと説得力を出せずうまく調理「出来ていない」

正直見る価値はないかもしれないが絞り出すのなら
少女×超能力×軍隊(兵器)の先走りアニメ的な存在ではあるのだろうから
知識として知っている、見ている分には話のネタにはなると思われる。



自分用メモ

第一号作戦 初体験
{netabare}

「子供は国の宝物」

模擬艦隊と連絡不通
艦橋にずらずらと出てくるのは笑うよね

今のは実弾!!

いかれぽんち ふるーつぽんち

実弾使っておいて「誰がそこまでしろって言った―!!」

あのバージンエネルギーがあふれる初体験の快感が ⇒ は?

若本規夫さんがキャストにいるくらいしか価値を見出せない一話であった
{/netabare}
第二号作戦 五月の雪
{netabare}

なぜだー!!(迫真)

こわーい職業の人

糞みたいな茶番で尺がもったいないレベル

「強いバージン……あなただったのよ」
作戦に穴があるってレベルじゃないんですけど(笑)

これは戦争なんだよ、だから死ぬよね。
{/netabare}
第三号作戦 初夜桜
{netabare}

結婚しよう。

敵、爆撃王。

「我々は軍人であるぞ」
「それまでは女を守るのも男の役目」
女々しい嫌がらせしてるキャラに言わせるセリフではない

そんな勝手は許されない!!

茶番。
{/netabare}

投稿 : 2024/04/20
♥ : 0

54.5 96 1998年度アニメランキング96位
時空転抄ナスカ(TVアニメ動画)

1998年春アニメ
★★★☆☆ 3.0 (17)
72人が棚に入れました
剣道部所属の男子高校生・三浦恭資は、顧問の師匠・舘正成の試合観戦に行くが、決勝戦の相手を前に、舘は様子がおかしくなったかと思いきや、抜き胴で相手を倒すも、肋骨骨折の負傷に追い込んだとして問題になり、全国大会進出出場を辞退。その後、行方不明となった。恭資は、舘の婚約者・桐竹由花と共に、舘を捜しにペルーへと旅に出る。

声優・キャラクター
鈴村健一、子安武人、林原めぐみ、うえだゆうじ、陶山章央、室園丈裕、阪口大助、水野愛日、伊藤健太郎、西村ちなみ、吉田小百合、青野武、森久保祥太郎、森川智之

計測不能 97 1998年度アニメランキング97位
ひみつのアッコちゃん[1998年](TVアニメ動画)

1998年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (5)
115人が棚に入れました
加賀美家に代々伝わる古い西洋手鏡─この鏡をジッと覗いていると自分の花嫁姿が見える─と教えられて育ったアッコは、母からもらったその手鏡を大切にしていました。ある日、近所のお姉さん・レイ子さんとトメ吉さんが結婚式前に大喧嘩をしてしましいました。何とかしようとしたアッコは、レイ子さんに手鏡の言い伝えを教えて励まそうとしましたが、大将たちとの騒動の中、大切にしていた手鏡を割ってしまいます。アッコは壊れてしまった鏡のために「鏡のお墓」を建てるのでした。その夜、アッコがまぶしい光に目を覚ますと「鏡のお墓」から、光の柱がたちのぼっていました。そして、その光に吸い込まれ、進むと、そこは無数の鏡たちが漂う「鏡の国」でした。アッコの手鏡もあります。するとその手鏡の中から美しい鏡の国の女王があらわました。アッコは鏡を割ってしまったことを詫びると、女王からこれまで手鏡を大切にしてくれたお礼にと、『テクマクマヤコン』の呪文で何にでも変身できる「コンパクト」を手渡されました。レイ子さんとトメ吉さんとの結婚式当日、結婚式に遅れるレイ子さんの代わりにコンパクトを使って花嫁さんに変身するアッコ。ところが所詮は代理の花嫁、結婚式はドジと失敗の連続で……。

声優・キャラクター
山崎和佳奈、梅田貴公美、鈴木琢磨、こおろぎさとみ、生駒治美、竹内順子、山本圭子、山口健、冨永みーな、永野愛、堀江美都子

計測不能 97 1998年度アニメランキング97位
YAT安心!宇宙旅行(第2期)(TVアニメ動画)

1998年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (5)
86人が棚に入れました
1996年に放映されたTV作品の続編。人間ドラマの要素も含んだファミリー向けスペースコメディだ。時は未来、次元トンネルが開発され、誰もが簡単に太陽系外の宇宙旅行もできる時代。第二期は、YATのメンバーが見知らぬ宇宙へ飛ばされてしまうところから始まる。彼らはそこで、悪の帝王ガノンに狙われる超能力者マロンと科学者ノートと出会う。ノートの発明した瞬間移動マシンで地球へ帰れると喜んだのもつかの間、手下のバラスの襲撃を受け、ノートがさらわれてしまう。

計測不能 97 1998年度アニメランキング97位
グランダー武蔵RV(TVアニメ動画)

1998年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (9)
73人が棚に入れました
都会から田舎に引っ越してきた風間武蔵は、大森卓・星山澪、そしてミラクルジムと出会い、釣りの面白さに気づいていく。しかし、武蔵の才能に気づいた鬼道グループが武蔵をつけ狙うようになり、武蔵は「闇のトレーニングジム」へとつれさられてしまう……。

声優・キャラクター
水原リン、山野さと子、石塚堅、亀井芳子、優希比呂、岡野浩介、辻谷耕史、田野めぐみ、村井かずさ、中田和宏

ヒロ(4代目) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

バス釣り!!流行ったよねぇ。

前作、グランダー武蔵の 続編です。

前作で 実力をつけた 武蔵 が 伝説のルアーを求める
ライバル達に勝負を挑まれる行く。

武蔵が 魚を掛けた時は 「FISH!!」
と いってたので。 その辺りは子供さんが釣りしてたら
良く言ってたのを覚えてる。

OP の 「Chase The Wind」 って曲が結構好きです。

題材が 釣りなんで マイナーですけど割と好きでした。 

投稿 : 2024/04/20
♥ : 0

計測不能 97 1998年度アニメランキング97位
こっちむいてみい子(TVアニメ動画)

1998年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (8)
67人が棚に入れました
パパが長崎に出張となった。10日間も家を留守にしてしまうというのだ。「カステラ!」「めんたいこ!」、みい子とまもるは同時にお土産をねだった。そこにひときわ大きなママの叫び、「私、今週忙しくて、家事全部は出来ない!」・・・・そう、みい子の両親は共働きだ。だからいつも家事を4人の分担制にしている。一人ほど、あまり守らない人がいるんだけど・・・。「大丈夫、私にま・か・せ・て。」みい子はパパに約束したのだが・・・。いつも後で後での繰り返しで、何もやらないみい子。洗濯物は残ってるし、台所もすごい状態だ。まもるはあきれて自分の洗濯だけ済ませ、疲れて帰ってくるママは、そんなみい子を怒る気力もない・・・。諦めてママが掃除をしようとすると、さすがにバツが悪いのか、みい子もムキになって片付けるが、ママの大切な皿を割ってしまう。
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