1999年度に放送されたおすすめアニメ一覧 209

あにこれの全ユーザーが1999年度に放送されたおすすめアニメを評価したーデータを元にランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年04月25日の時点で一番の1999年度に放送されたおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

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年代別アニメ一覧

68.7 25 1999年度アニメランキング25位
真ゲッターロボ 世界最後の日(OVA)

1999年2月25日
★★★★☆ 3.9 (86)
431人が棚に入れました
宇宙生物インベーダーとの戦いはゲッターロボの活躍で終結した。それから3年後…倒されたはずのインベーダーが地球圏に再度出現。さらに、ゲッターロボ開発者であり、流竜馬(実際は神隼人)によって殺害されたはずの早乙女博士が復活。ゲッタードラゴン軍団を率いて、人類に反旗を翻す。これに対し、解散していたゲッターチームのメンバーが、そして、早乙女殺しの罪で投獄されていた竜馬が、早乙女に立ち向かう。

ひげ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

まさに軍歌

なアニキのOP。めちゃくちゃかっこええwwバカバカしくていいんです。アニキじゃないとぜったいかっこよくないすげえメロディなんだよ。
すまんが後期は好きじゃない。てかなんで変えた・・。

作品は・・・・・最初しかおもしろくないw
ブラックゲッターは超かっこいいんだけど・・という作品。
作品のデキとしては新(NEW)ゲッターのほうがはるかに好きだったりする。ただまぁあっちもすごいおもしろいかっていわれても・・ゲッターだからね・・?

投稿 : 2024/04/20
♥ : 8

こたろう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

一見さんお断り

定番ロボットアニメです。
その昔TVで大人気を博したゲッターロボとは少々趣きが異なり、人気ゲームであるスパロボ発。原作者である永井豪&石川賢の得意とする黒くてグロい世界観が光ります。


まずストーリーですが、わけがわかりません。
勧善懲悪の子供用アニメではなく、進化を司る未知のエネルギーとしてのゲッター線を廻る話だという予備知識はありましたが、それでも設定が理解不能。
スパロボもプレイしてますが、ゲームに出てくる真ゲッターとは機体が同じというだけで、お話はまるで違うので参考にもなりません。
仕方なくWikiで調べましたが・・・・やっぱり理解できませんw
たぶん原作漫画をちゃんと読んでないとダメなんでしょう。
ダイナミックプロがらみの漫画が理解不能の方向にイッちゃうのは、なにもコレだけではないので「まぁ何となくそういうものなんだろう」と雰囲気だけわかってればOKとしておきましょう。

話の本筋はさておき、ストーリー展開の方はというと、少々古臭い「お約束」がよく見られます。
色々と無茶があるご都合主義(敵がやられるまで待っているとか、叫んだら急に強くなるとか)は、昔のロボットアニメさながら。
映像的にグロかったり、それっぽい解説でリアル風に勘違いしそうですが、やっぱり”スーパーロボット”なんですね。
だから、そういう諸々のお約束が飲み込めないと、本作は見るに耐えないものとなっています。


戦闘シーンはカッコイイと感じますが、それは私自身に思い出補正×スパロボ大好き補正がかかっているからという自覚はあります。
冷静に見れば凡庸。
何より、真ゲッター以外のメカがダサすぎw

キャラも初代ゲッターチームへの思い入れがないと、ウザイだけのエセ熱血にみえます。
無理やりな設定で作った女性キャラも、全然魅力ないし・・・キツい。

皮肉なもので、初代ゲッターロボと異なる路線で描いている作品なのに、初代ゲッターロボを知る人(あるいは原作漫画のファン)じゃないと楽しめない作品に仕上がってます。


ゲッターロボは大好きなんで酷評なんてしたくないけど、本作は初見の方にはとてもじゃないけどオススメできません。
スパロボが好きで、興味のある方だけどうぞ。


【追記】
OPは2種類ありますが、これは素晴らしいの一言につきます。
水木、景山、両御大がアツく歌い上げる名曲!

投稿 : 2024/04/20
♥ : 5
ネタバレ

血風連あにこれ支部 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

イントロで完全燃焼させるHEATSというアニソン

スパロボ常連で御三家のゲッターですが、実はハッキリ見た事はなかったのでこの際と思い視聴してみる事にしました。
一言で紹介すると、3人のパイロットで3種の変形合体が可能な、ゲッター線という謎動力で動くゲッターロボとインベーダーと言う宇宙生物との戦いを描くスーパーロボット系SFですね。
とりあえずあらすじから追って説明していこうかと思ったものの。
実は最後まで見た私にも、大筋はわかるものの細かい部分はあんまりわかってないんですよねw({netabare} 博士が最初死んだ経緯とか、隼人が狂って斬りつける所{/netabare} とかもよくわかってないですし
絵的なダイナミックさで魅せる作風なので、大雑把でも何とかなるかなとは思ったんですが…。序盤あたりで撒いた伏線で回収しきれずってところがあり、しっくりこない感じはありましたね。
決して、いい加減に作られてる感じではないと思うのですが。(漫画とか、他アニメシリーズの知識が必要なのかもしれません。そこは詳しくないので何とも言えませんね。

wikiで調べてみると、最初の数話今川監督がかかわっていたなんて話があったそうですね。
1話で恐ろしく細かい作画の変形合体があったのですが、この辺で監督が予算を投入しすぎて監督を下ろされてしまったのかもしれません。
まったくしょうがないですねこの人は(白目)。
ストーリーがやや把握しずらいのは、途中で監督が交代した事が多少なりとも影響を及ぼしているのかもしれませんね。

第2部以降は作画がやや厳しいか?と思える所もありましたが。まあまあのクオリティを保っていたように思えます。(今川監督の演出と比べればどうしても落ちるけど、もうそれはしょーがないです。あの人が滅茶苦茶すぎる(褒め言葉)だけですし)
でも、(上記の噂が本当なら)今川ファンとしてはEDクレジットにも表記しないのはあんまりだなと思いました。

キャラ面においては、途中で主人公が交代した事が厳しいと思いました。流竜馬をはじめとしたゲッターチームはワイルドさもありすごく魅力的だと思いましたが。
その後を引き継いだ少年「號」は寡黙なキャラで何を考えてるのかよくわからず(もっと喋ってくれ~!)。
中盤あたり、話の牽引力が弱いのでは? とそう感じさせざるを得なかったです。
しかし、敵の得体の知れなさや絶望感等、色々感じさせる所もあり。荒っぽさもあるが魅力を感じさせる話でした。

ラストはグレンラガンの原型にもなっているようですね。(グレンラガンの脚本が、ゲッターロボサーガの編集者だったようですし)
ゲッターで描きたかった壮大な戦いの行く末がグレンラガンだって事をネットで見かけて、確かにそれっぽいなと感じました。

それから、特筆すべきはやはりOP2のHEATSですね! この曲は素晴らしいです。
イントロの時点で完全燃焼できてしまうのでは?と感じる程に、説明不要の暑苦しさ。
影山ヒロノブとゲッターロボとかいう、ガソリンにガソリンをぶっかけて火を付けたような組み合わせで熱くならねえわけがねえんだよ! とそう思いましたね。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 8

67.6 27 1999年度アニメランキング27位
メダロット(TVアニメ動画)

1999年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (105)
627人が棚に入れました
お友達ロボット・メダロットが大流行している時代。小学生の天領イッキは、今時メダロットを持っていない珍しいヤツとして見られていた。しかし、川べりで見つけたカブトメダルを拾い、念願のKBT型メダロット・メタビーを手に入れるが、メタビーはマスターの言うことを聞かないという非常に珍しいメダルだった。 破天荒なメタビーに振り回されつつ、イッキは幼なじみのアリカ、良きライバルのコウジ、お嬢様のカリンといった仲間たちとの友情を深めていく。

声優・キャラクター
山崎みちる、竹内順子、仙台エリ、鈴木真仁、坂本真綾、並木のり子、横幕玲王奈、鶴岡聡、内藤玲、石橋美佳、山崎樹範、立石弘一、井関佳子、清水宏、冨田昌則、大谷亮介、篠原功、真島啓、樋口智恵子

ligame さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

合意とみてよろしいですね?

同タイトルのゲームボーイソフトを原作とした、ロボット作品です。
ロボット作品と言っても、巨大ロボット同士の戦闘みたいなのはないです(少しありますが)。
イメージとしては『ポケットモンスター』を思い浮かべてくれればいいと思います。
多分アニメにしろゲームにしろ漫画にしろ、『メダロット』という単語を聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。
子供のころに見た作品ですが、ニコニコ生放送で一挙放送があったので視聴しました。

『メダロット、それはテクノロジーが生み出した、全く新しいロボットである。
ティンペットと呼ばれる基本フレームに、人工知能メダルを搭載。
更に様々なパーツを合体させる事によって、無限の能力を引き出す事ができるのだ!』
これはアニメ開始時のナレーションですが、メダロットの説明としてはこれが一番分かりやすいです。

このメダロットが全世界に普及している近未来、メダロット同士を対戦させる競技、通称ロボトルが流行している世界が舞台。
主人公の小学生・天領イッキと相棒のメダロット・メタビ―を中心としたストーリーです。

序盤は様々なメダロットにスポットを当てたストーリーや悪役のロボロボ団との対決。
ロボロボ団は悪役なんですが、序盤はそんなに悪いことはしていないので憎めないキャラでした。
しかし、中盤から終盤にかけてかなりの悪役になっていきます。
そのギャップにも注目ですね。
終盤の世界大会編はこの作品最大の見どころです。

この作品の魅力は何と言っても個性的なキャラ達です。
魅力的なキャラが多すぎて全員は書けないですが、3名ほど紹介しておきます。

まずは孤高の戦士ロクショウ。
メタビ―がカブト型メダロットならこのロクショウはクワガタ型メダロット。
ゲームではカブトVerクワガタVerとなっているので、言わば第二の主役メダロットです。
メダロッタ―つまり持ち主がいないメダロット、クールで超かっこいいです。

次に怪盗レトルト。
メダルを華麗に盗み出す仮面を被った謎の男。
正体バレバレなのに誰も気付かないところに笑ってしまいます。
怪盗ヒカルト…一体何者なんだ…?

そして最後に私の大好きなミスターうるち。
世界メダロット協会日本支部所属の公式審判。
ロボトルがあればたとえ火の中水の中どこへでも駆けつけます。
その登場シーンが毎回のお楽しみです。
真面目に見えて意外といい加減、感情を表に出してときにはしょんぼりときにはシャキーン。
その感情表現や人間性そして毎回言う名文句、その全部が好きです。
このキャラなくして『メダロット』は語れません。

主題歌もなかなかの名曲。
OPはメタビ―役の竹内順子さんが歌う『知恵と勇気だ! メダロット』
とてもテンションの上がる熱い曲です。
EDはアリカ役の仙台エリさんが歌う『やっぱり君が好き!』
OPとは打って変わってとても癒される曲です。

友情あり、笑いあり、涙あり、熱いバトルあり、まさに王道の少年向けアニメです。
ちょっぴり大人向けの話もあります。
思い出補正もあるかもしれませんが、時がたった今見ても純粋に楽しめました。
全52話と長いですが、見る価値はあると思います。
何も考えずにただ見るだけでも十分楽しめますよ^^

それでは皆さんご一緒にっ!?
ロボトルゥーーーーーーファイトォ!!!

投稿 : 2024/04/20
♥ : 4

負け猫 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

毎回神回

メダロットという小型のロボによるバトルものアニメだが
概ねバトルはあっさりしたものになっている。

メインはバトルにいきつくまでのノリのよいギャグとテンポ
そしてバカみたいな話だったりシリアスだったりのストーリー

昔のアニメという事もあり作画が安定しない、
わざと崩している時もあれば本気で崩れている時もあるw
たまにあるシリアス回でのバトルや
盛り上がりまくりの時のバトルは恐ろしい程ヌルヌルしている。

原作がゲームボーイソフトのメダロット2という事だが、
内容はあまり関係ないので、このアニメ単品で楽しめます。
(ママさんにはびっくりしたなー)

そして奇抜な登場をしてくれる、
ロボトル(メダロットのバトル)公式レフリー 
Mr.うるち には毎回期待してしまうでしょう。
(そこから来るのかwとか、どうしたその格好wとか)

原作ファンはアニメで動くメダロットに感動する事間違いなしです。

個人的に
 アークビートル ←ヘラクレスオオカブトがモデル
 ウォーバニット ←ライオンがモデル
 キースタートル ←カメがモデル
 (アニメはイエロータートルだったかな) 
が大好きでしたねー

投稿 : 2024/04/20
♥ : 1

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

ひよこ売りのオッサンの熱き名台詞。

90年代末の神子供向けアニメの一角


こんなに熱血なロボアニメはこれ以降ではグレンラガンくらい


ナルトよりメタビー派


ひよこ売りのオッサンの熱き名台詞だけで三回見返せる!


岡村天斎監督といえば、子供向けなら本作、大人向けなら「黒の契約書」に限る(どっちも1期のみ)


アニメ史上最強クラスのママさん


「この世には二種類の大人がいる。責任をとる大人、責任をとろうと努力する大人だ。」、「いや、責任をとらない大人だっているんじゃないですか?」、「そんな輩は大人じゃねぇ!。無駄に大きいクソガキよ!」


キクヒメにカラスミさんという萌えキャラ


真綾さんには珍しい天然お嬢様キャラ


男の勝負を決めるのは熱い魂

投稿 : 2024/04/20
♥ : 8

67.5 28 1999年度アニメランキング28位
劇場版ポケットモンスター 幻のポケモン ルギア爆誕(アニメ映画)

1999年7月17日
★★★★☆ 3.6 (192)
1285人が棚に入れました
サトシ達一行は女船長のみっちゃんの船に乗せてもらい、オレンジ諸島を巡っていた。しかし嵐に見舞われ、オレンジ諸島の海の果て「アーシア島」にたどり着く。島は年に1度の祭りの日であり、サトシ達は島民から歓迎を受ける。時を同じくして、世界中の珍しい物を集めているコレクターのジラルダンが自らの飛行宮を使い、炎の神であるファイヤーを捕らえる。それを察知した雷の神サンダーと氷の神フリーザーが現れるが、ジラルダンの真の目的は海の神「ルギア」を捕獲し、自分のコレクションに加えることであった。

ぱるうらら さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

謎のポケモンX

今さらポケモンのしかも2作目!?と思う方もいるでしょうけど、最近ポケモンの映画にはまりました♪
タイトルに書いてある謎のポケモンXとは表紙のルギアの文字の後ろにある×印から思い出しました。 まだルギア爆誕が上映される以前、ルギアの名称は伏せてあったために後ろが×印=謎のポケモンXとされていたのです。

もともとテレビというものを見なかった私が、生まれて始めてみたアニメは、戦隊モノやヒーローモノ(アンパンマン)、ディズニー系ではなくポケモンでした。
この映画も小さい頃の私の思い出の一部です♪


さてさて、この映画は公開日が1999年であるにも拘らず、物凄いハイクオリティな作画です。 特にジラルダンが乗っていた飛行宮です。よくあの当時であそこまで壮大な作画であるなぁと。 あの飛行宮は当時の子供たちの心をつかんだでありましょう。まぁあの円柱形飛行物体が飛んでいるのは異常ですけど・・・。

この作品は、前作のように小難しいことはほとんどなく、迫力のあるアクションシーンが多い、どちらかといえば子供受けする映画であったでしょう。
この頃のポケモンの映画には、社会的命題が含まれていたそうです。ちなみに本作ではどういった社会的命題が提示されていたのかと言うと、「他者の共生」「大人たちの行き過ぎた個人主義の功罪」だそうです。
そう言われて思い返してみると確かにそれらのことが言えます。ただ単に、カッコい良さや、ちょっとした乙女心を表したモノではなかったのです。

ルギアが目覚めた原因はジラルダンによってサンダー・ファイアー・フリーザーが捕縛され、争わせ、世界のバランスが崩れたことがきっかけ。ジラルダンの目的はあの3匹ではなく、ルギアを捕獲することであり、世界の崩壊なんてどーでもよかったのでしょう。流石は生粋のコレクターです。
あの3匹が暴走することによって世界のバランスが崩れるとは、随分と壮大な設定です。ポケモンの世界ではサンダー・ファイアー・フリーザーをそれぞれ雷の神・火の神・氷の神と称するくらいですから、本当にポケモンなのですね。 ちなみにルギアは海の神。海の神が一番強いそうです。ギリシア神話のポセイドン様様です♪
ポケモンの動向で世界に影響を与えるとは、伝説のポケモンは天災と考えても間違いじゃないかもしれません。今回ではジラルダンがあのポケモンたちに余計なことをしたために天災発生。これは現代で人間が自然を破壊・化学物質の自然界への放出による天災と同じことが言えます。 『触らぬ神に祟りなし』ということです。

この映画において、サトシは大きく成長します。そして無謀度も大幅上昇しますw カスミはデレます。ツンデレ度が増してます。 ケンジはいつも通り。 ロケット団は今回良い人たちです。どこだかで聞いた、『いつもはいじめっこ(悪役)でも、映画で良い事をするといっそう良く見える、ジャイアンの法則』がここでも言えます。

あと、ヤドキングの声は浜田雅功さんがピッタリでした。
この間、5作目である『水の都の護神 ラティアスとラティオス』を見ていて、最後の方において、とある雑誌の写真にジラルダンが載っているのを見て少しビックリ。 まさか再び出てくるとは・・・。 ただのポッと出の敵役ではなかったのです。


まさかこの年になってポケモンを再び見だすとは・・・。まぁ全年齢対象だそうですから。

ポケモンのレビューであるのに、随分と長々とした文章になってしまいました。ここまで見てくださってありがとうございます。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 12

けみかけ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

「世界を救いに行くぜ!」「ピッピカチュー!」

ポケモンの映画の感動傑作といえばやはり「ミュウツーの逆襲」
いやはやしかし、その辺は皆さんご承知のところと思いますので、いまさらオイラが何か書くこともないでしょうね


では娯楽としての観点からポケモン映画を見ると・・・この「ルギア爆誕」こそがポケモンエンターティメントの頂点ではないかと?


とにかくお話のスケールがデカイ、圧巻のバトルシーンもたっぷりで申し分ない出来栄え


さてさて、肝心のお話ですがまずポケモンの世界観において世界に一匹ずつしかいないという伝説のポケモンである、ファイヤー、サンダー、フリーザーという三匹の怪鳥が登場します(劇中では神様扱い)
しかしこの世界に一匹ずつしかいるはずのない三種のポケモンが、今回の物語の舞台となるアーシア島においては全く別の固体が存在している、という設定で原作をハデにぶち壊してくれます
これはかえって潔い
ソレをいいことに伝説の三匹が一同に会してしまう、という子供たちの憧れ的シチュエーションをやってのけ、子供心をくすぐります


そして当時全く未発表だった新種のポケモンであるルギアの登場
さらにこのルギアが伝説の三匹をねじ伏せてしまう、というポケモンバトルファンにはたまらないカタルシスが展開されちまうのです


やがてルギアと伝説の三匹の争いが世界全体の生態系を歪めてしまいセカンドインパクト的事態に発展
主人公サトシと相棒ピカチューは世界の危機を救うべく奮闘する、、、







前作ミュウツーが子供向けにしては少し難しい内容だったことへの反省として、今作はとにかく派手に、強いポケモンが大暴れし、サトシがカッコイイこと言っちゃたり、カスミやロケット団にまで見せ場がある


今作で黒幕となるジラルダン(cv鹿賀丈史)の空中要塞なども当時にしては迫力のあるCGで描かれていたり見所は沢山


そしてなによりフローラちゃんが可愛いw
サトシをめぐってカスミとの絡みもあったりと、ゲストキャラとしての存在感は歴代でもトップクラスではないかと?


ちなみに脚本はミュウツーと同じく首藤剛志さん
首藤さんが亡くなられていたことを今し方知ったこともありご冥福を祈りつつ、このレビューを書かせていただきました

投稿 : 2024/04/20
♥ : 11
ネタバレ

シェリー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

暗闇はまた眼をとじる

ポケモン映画第二弾です。

ジラルダンという男がルギア欲しさにムチャクチャをします。
まず別々の島に住むファイヤー、サンダー、フリーザーを叩き出し、ルギアを誘い出して捕獲をしようとします。
しかしあまりの彼の勝手なせいで今まで均衡を保ち、地球の循環に重要な深層海流を生み出していた3匹のバランスが崩れ、
世界の気候がまでもが狂い、破滅が音を立てて近づいてきました。
さあ、サトシ。あとは君しかいないよ。君が世界を救うんだ。

迫力のあるシーンもたくさんあり、なかなか面白い映画だと思います。
伝説の四体のバトルシーンもただ口から氷や炎を吐くだけでなく、びゅんびゅんと動く見事な空中戦を見せてくれます。
今回はロケット団は味方になって協力してくれます。なんともかっこわるいのにかっこいい!
世界の危機を感じたポケモンたちが大移動をするシーンがあるのですが
事の重大さを示すにも役割としていい働きをしまいしたし、単にそれだけを観てもけっこうすごい。

カスミの恋敵的なのも出てきます。
フルーラという名の流行にふらーっと流されやすそうなかるーい女の子。けど芯は強い。やることも大胆。
初対面でサトシにいきなりキス。この行動で一緒にいたカスミをけしかけます。
フルーラはサトシ達が初めに到着する村の巫女で、彼女の舞は美しく、奏でる笛の音もすごく良い。
風を操って船で陸をガーッと進んでいくシーンなんかはとてもかっこいいです。このシーン好きです。
フルーラは好きです。ビジュアルも声も性格もいいし、なによりかわいいですw
カスミはサトシのことをどう思っているのか。いまだに興味津々ですw

珍しくwikiの記述を見てみたらそこには
「他者との共生」と「大人たちの行き過ぎた個人主義の功罪」と書かれていました。
難しいです。
「共生」は確かに頷けはします。
例えば人がポケモンを、またはポケモン同士も(例としてはサンダー、ファイヤー、フリーザー)互いに過度な干渉はお互いを滅ぼしてしまうことを示唆しているかもしれないです。
でもそんなに言うほど語っていなかったと僕は思います。

後者はまああってるんじゃないかな。
個人主義の功罪。
「功」はジラルダンの乗っていた飛空宮のようなものまで作れるようになった
第二次産業と科学技術の発展による、現在僕たちが生きている文明そのものです。
パソコンも電車も車も、今となっては生活に必要なものは皮肉にもこのシステムのおかげなのです。
「罪」に関してはジラルダンがこの映画で体現しています。
世界に混沌をもたらした人間の代表である、ジラルダンの強欲。あの飛行宮の大きさはそれを表わしています。
でも僕は最後のジラルダンのシーンはとても好きですよ。
墜落した飛空宮をバックに遠くを望む。どんな気持ちだったんだろう。根っからの悪ではなかった気がします。

まあそんな難しいことを考えるよりは、この映画の迫力と彼らの闘志に飲まれた方が面白いです。

{netabare}


ラストのシーンでサトシのママがサトシに言ったことは不思議でした。
「あなたがいるから世界があるの。あなたがいなくなったら世界はもうないの。」
「あなたはこの世界で何がしたかったの?無茶せずにそれを目指しなさい。」
ママさんはこのことからサトシをすごく遠ざけたかったようにも思えます。
さらにルギアは去り際に「私が幻である方が幸せだろう」と言いました。
ミュウツーは記憶を消しました。
セレビィでは思い出はオーキド博士のスケッチブックの中へ閉ざされました。
ラティ兄妹の舞台となったアルトマーレはイタリア語で直訳すると「遠い海」「遥か彼方の海」、意訳すると「永遠なる海」。(wikiより)
ジラーチは千年に一度、デオキシスは人の手の届かぬ宇宙の果てへ、マナフィは海へ沈んでいきました。
様々な方法で本編に影響を残さないようにしていて今回のこれらの発言もそのひとつであると取れなくはありません。
しかし、少し暗示的というか、いまいちはっきりとしないところです。
ママさんがわざわざ”世界”という言葉を用いてまで言いたいことはなんだったんだろう。
世界解釈の違いだろうか。主観、観測している自分の「世界」が世界ではなく、サトシあっての「世界」であり世界である。
サトシの「世界」はサトシだけのものではなく、もちろん彼にとってはそれが全てであるが、同時にそれはママの「世界」の一部でもある。
「他者との共生」を広げることで、それは個々の独立した「世界」であると同時に共有しているという事実があると言える。
例え直接危害を及ぼさずとも(消失、喪失など)多大なる影響を与えることが可能なのだ。
またはこういうこともかもしれない。
世界=the earthよりもサトシの生きる世界が大事だったということ。
つまり、世界の危機なんかよりもあんたが生きてる方がなによりであるという愛の表現だったのではないか。
なにぶん僕の浅い解釈なので疑問は残ります。ですが、ちょっと意味深な気がしたので書いてみました。
ルギアが残した言葉も聞いたときはびっくりした。だってよく分からないから。
でもおそらくで申し上げるならば、存在が事実であることが知られれば、伝説も事実であり、ルギアが怒りを示したことになります。
それはやっぱり恐い。さらに人間のせいと知られればあれだけの大移動で自らの意志を表わしたポケモン達です。何をしてもおかしくはありません。
それとも単純に伝説は伝説として神格化され続けていた方が良いというだけかもしれません。
うーん、よくわからない。なんでママさんもルギアもあんな曖昧な言葉を使っていたんだろ。
考えすぎですかね。すみません。

余談

ヤドキングの声を担当した浜田さん。ガキのトークで松本さんが触れてるいるのを観たのですが浜田さんは特になんも言わずでした。
そんでHey Hey?のトークで主題歌を歌った安室さんを交えてのトークも観たけれど
まあ特には内容に触れずでした。どちらも腹抱えて笑いましたけど。

僕らが子どものころに好きで観たものに
声でも歌でも出演した人たちが好印象を持っていないというのは僕としてはちょっと傷つきますw
まあ浜田さんの出演理由は金と子ども人気かなw なんてねw
この映画の主題歌は当時から好きでずーっと聴いていたのですが時が経ち、安室さんと知ったときにはちょっとへこみました。
あまり好印象を持っていないもので。まあその歌だけはいいから今でも聴いています。歌に罪はありませんから。

まあそんなところで、読んで頂きありがとうございます。

{/netabare}

投稿 : 2024/04/20
♥ : 8

67.4 29 1999年度アニメランキング29位
逮捕しちゃうぞ the MOVIE(アニメ映画)

1999年4月24日
★★★★☆ 3.7 (45)
300人が棚に入れました
1年ぶりに墨東署に帰ってきた夏実&美幸。だが、早々に交通管制システムの破壊、銃器の密輸取引など管内で大事件が続発。更には桜橋が爆破され、現場へ向かう二人。だが、その隙を狙って謎の武装集団が墨東署を襲う。残されたのは葵、頼子たちだけ。急いで墨東署に戻る二人だが……。一方、課長は突然上層部に身柄を拘束される……。人気TVアニメの劇場版で、よりハードなアクションとリアリティある映像が描かれている。

声優・キャラクター
玉川砂記子、平松晶子、島田敏、政宗一成、小桜エツコ、松本梨香、関智一、榊原良子、沢木郁也

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

【墨東署VSサイバーテロ】 現代ポリスアクションとしてシリーズ最高の傑作

初期OVA、テレビシリーズ第1期のスタッフの手による最初で最後の劇場作品


正直これ以降のシリーズ(セカンドシーズン、フルスロットル)は全体のクオリティの落差が酷くてとても見れたものではない


当時話題になった【劇場版パトレイバー】【踊る大捜査線THE MOVIE】などに影響を受けたのか、いつにもなくハードな社会派アクション作品に仕上がっており見どころはたっぷり


美幸、夏実はいうまでもなく、
交通課課長や頼子、葵ちゃんに中嶋くん、そしてアニメ版では重要な位置を占める東海林巡査長
と、御馴染みの顔ぶれが勢ぞろいするのは流石の劇場版


さらに今作では警察署を狙ったサイバーテロが発生し、これに対抗すべく墨東署の面々が銃撃戦や激しいカーチェイスを繰り広げる
まさに逮捕シリーズの醍醐味をギュっと濃縮した見応えのある内容


テロリストが仕掛ける電子攻撃の様子は99年当時を舞台にしてることを考えると良い意味で上手く出来過ぎていて、いつ同じことが現代の東京で起こってもおかしくないリアリティが緊張感を引き立てる


劇中では東京の下町を所狭しと駆け巡るミニパト墨東4号が描かれるが、その背景となる街並みの繊細さには驚嘆する
東京という土地をよく知らない者でも、親しみを感じずにはいられないだろう
当時のオイラがまさにそうだった

投稿 : 2024/04/20
♥ : 8

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

「彼奴は幻だ!見るんじゃねえ!」

1999年公開。

辻本夏美巡査と小早川美幸巡査は本庁研修を修了し、
1年ぶりに墨東署交通課へ帰ってきた。
墨東署交通課復帰後間もなく駐車場に止めてある車
から大量の銃器を押収・・その後も大量の銃器及び
謎のMOを押収・・捜査が進む中で、課長が逮捕され
てしまうが・・いったい何が起きようとしてるのか?

SPドラマや実写映画風の如何にも映画!という作風。
交通課の二人が潜水服で犯人逮捕劇・・とか・・
まぁどうなの?ってあまり考えては楽しめない作品。
元々のコンセプトは「時には荒唐無稽な展開もある」
という「ロマンティック系ポリスコメディ」でしたね。

基本コメディは控えめというかシリアス路線。
正直何度も非常時の訓練?とかオチを考えた。
作画は可也手抜きのカット絵も多く感じたけど・・
極端にクウォリティダウンではないかな。演出とは
割り切れない手抜き感があるだけで・・

「夏美。脚ブレーキ!」~
「彼奴は幻だ!見るんじゃねえ!」此処は皆ホッとした
んじゃないかな? 間違いなく「逮捕しちゃうぞ」だ♪

水上・・空・・何でもありです♪

勝鬨橋の可動は推定10億かかるそうですよ・・

クライマックスはもうねw
一気にロマンティック路線ですね♪
TODAYもMOTOCOMPOも確り活躍する♪

ラストは・・まぁこんなもんでしょう^^;



辻本夏実   玉川砂記子
小早川美幸  平松晶子
二階堂頼子  小桜エツコ
葵双葉    松本梨香
中嶋剣    島田敏
課長     政宗一成
東海林将司  関智一
佐賀沙織   飯塚雅弓
ストライク男 堀秀行
原付おばさん くじら
中嶋大丸   青野武
中嶋瀬奈   折笠富美子
FOX和尚    有本欽隆
徳野警部   沢木郁也
金子留理子  嶋崎はるか
遠藤祐香   大野まりな
林綾音    萩原えみこ
田中夏代   大原さやか
本田敏郎   光岡湧太郎
本田恵    齋藤彩夏
蟻塚警視正  渡部猛
木下かおる子 榊原良子

投稿 : 2024/04/20
♥ : 3

67.4 29 1999年度アニメランキング29位
ターザン(アニメ映画)

1999年12月1日
★★★★☆ 3.8 (30)
288人が棚に入れました
幾度となく映像化されてきた『ターザン』の物語がディズニーによって完全アニメ化。英国貴族の息子として生まれながら、嵐によってアフリカに漂着したひとりの赤ん坊。両親を失った赤ちゃんはゴリラに助けられ、たくましく育っていく。だが成長したターザンの前に文明人が現れたことから、ジャングルの平和が破られることになる……。

67.3 31 1999年度アニメランキング31位
To Heart [トゥーハート](TVアニメ動画)

1999年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (181)
1036人が棚に入れました
 クセのある可愛いキャラクターと純愛を描いたシナリオで大ブームを巻き起こし、コンシューマ移植もされたパソコンのノベルゲームを全年齢対象でTV化。キャラクターの交流と日常生活を丹念に描いて好評を博した。高校2年生の藤田浩之は、今日も幼なじみの神岸あかりと登校中。無愛想でぶっきらぼうな浩之だが、文句を言いつつも困っている人は見捨てておけない優しさがある。そんな浩之を、密かにあかりは思っているのだが、鈍感な浩之は気づく気配もなかった。

ワタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

個人的に、思い入れある作品です

深夜、何気なくTVのチャンネルを変えたらやっていたこのアニメ。
深夜にアニメなんて放送してるのかと驚いて、そのまま何となく見続けてたら見入ってしまいました。
自身がアニオタになるきっかけとなった作品です。
もしこのアニメに出会わなかったら、今とは全く違う人生を歩んでいた・・・って言い過ぎかな。
まあ、そんなわけで非常に思い入れある作品です。

ジャンルは学園ラブコメディー。
かつて一世を風靡した美少女ゲームが原作。原作未プレイです。
自分にとって、ToHeratと言ったら真っ先に思い浮かぶのはこのアニメ版。

作風は、他の美少女ゲーム原作と比べて非常に落ち着いた雰囲気で、恋愛色は薄め。
エロも皆無だし、媚びた萌えもなし。
OPで描かれるセピア色に彩られた教室、廊下、玄関、プールなどの学園内の背景。
本編の学園生活を中心とした何気ない日常描写。
これ程までにノスタルジーな気分に浸らせてくれる作品はないですね。

主人公が各ヒロインの抱える悩みを一緒になって解決し、仲良くなるというのが基本的な流れ。
どのヒロインも記号的な部分に頼らない人間味のあるキャラで魅力的。
主人公の浩之も面倒くさがりな性格で、普段はテンション低いのですが
困っている人を放っておけない優しさがあり、いざって時に頼りになるカッコいい男です。

作監はプラネテスやコードギアス等でお馴染みの千羽由利子。
キャラデザがふんわりしていて可愛らしく、表情豊かに描かれています。
水彩チックな背景絵も作風と絶妙にマッチ。
全話崩れることなく安定した、セル画による暖かみのある作画は素晴らしいの一言です。
また、デジタル音でなくアコースティックなBGMも秀逸。
ピアノ、ストリングス、オカリナ等による楽曲群はとても美しく、耳障りが良く、心地良い。

所謂雰囲気アニメで、特別なことは何も起こらない、平坦な日常アニメです。
なのでドラマチックな展開や、刺激を求める方には退屈で物足りないと思いますが
落ち着いた雰囲気が好みだったり、ノスタルジーな気分に浸りたい方にはお勧めです。
また、美少女ゲーム原作が苦手という方も上の条件に当てはまるなら、一度見て欲しいですね。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 58

takarock さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

学園ラプソディ

夏休み明けの新学期、
秋の気配を感じるにはまだ早いと言わんばかりの照りつける陽光の下で、
藤田浩之(ふじたひろゆき)は気怠そうな表情で欠伸をしている。

そんな浩之を毎朝起こしに行き、一緒に登校しているのは、
浩之の幼馴染の神岸あかり(かみぎしあかり)。
浩之のあまりにやる気のない態度に「も~浩之ちゃんはしょうがないな~」と
呆れながらも、次の瞬間にはどこか嬉しさを帯びた表情を見せている。

「おはよう」
屈託のない笑顔で二人に声を掛けたのは、浩之やあかりの幼馴染である
佐藤雅史(さとうまさし)。人当たりがよく、男女共に人気がある。
サッカー部に所属していて練習も大変らしい。

校門をくぐるとけたたましい声が響き渡る。
「ちょっと~!聞いた!聞いた!例の噂! 志保ちゃん情報によると・・・」
彼女の名前は長岡志保(ながおかしほ)。浩之たちとは中学の時からの付き合い。
非常に活発で、噂話に敏感なムードメーカー。
彼女は浩之のことをどう思っているのだろう?好意を寄せているようにも見えるが?
「私がヒロを好き~~!? ないない!この志保ちゃんに限ってそんなことは断じてないわ!」
なんて答えが返ってくるだろうけど、
時折浩之の姿を目で追っている表情はどこか憂いを含んでいる。

学校での1日なんて漫画やアニメみたいに劇的なことなんてそうそう起こらない。
暗号のような名前をノートに書き写す世界史の授業。
誰かの朗読を聞いてるだけで眠たくなる古典の授業。
教科書を立てて、突っ伏して寝ているとふいにコツンと何かが頭を小突く。
くしゃくしゃに丸められたメモ帳。どうやら前の席の奴に渡しそびれたらしい。

昼休み。
購買部の争奪戦を見事勝ち抜き、目当てのパンを頬張る。
買ったばっかりのコーヒー牛乳のパックからは早くも無数の水滴が滴っている。
どうやらもうしばらくこの暑さと付き合わなきゃいけないらしい。

昼休み過ぎから放課後までは異様に長く感じる。
眠気が一気に襲ってくるからだ。
ペン回しをしながらなんとか気を紛らわそうとするものの、
一瞬意識を失ってしまう。 頭を振りながら意識を保とうとするので精一杯だ。

ようやく放課後。
吹部の合奏や運動部の掛け声だったりが、
帰宅部の俺にとっては高校生活の1日の終わりを告げるエンディング曲のようなものだ。
ふと目が止まる校門の前の人だかり。
「話を聞いてください~!ちょっとだけでもいいですから~!」
一人の少女がビラを配りながら困惑した表情で何かを訴えている。
どこか気まずさを感じながらも目を伏せて少女を通り抜けていく。
その刹那、俺の背中越しに浩之の声が聞こえた。
「あれ~朝もビラ配ってたよな~ 一体何やってんだ~?」
それからすぐにあかりの声が重ねられる。
「もう~浩之ちゃんったら歩くのはやいよ。あれ?どうかしたの?」
やれやれ、こいつらのお節介焼きはどうやら筋金入りらしい。
「まっ俺には関係ないわな・・・」
声にもならない声でそっと呟き、俺は雀荘へと歩を進めた。


さて、今回はいつもと違った感じのレビューを書いてみましたw
このレビューで私が伝えたかったのは、些か古臭さを感じる高校生活の素朴さですかね。
99年放送の本作はまさにそのような作品なんですよね。
エロゲ原作のハーレムアニメなんてエロ、ドタバタギャグ等、
本来ならもっとギラギラ、ガツガツしてますw
しかし、本作に限ってはエロゲ原作とかハーレムアニメとかの先入観は持たないで下さい。
エロなんて皆無のノスタルジックな心地良さを感じるアニメでした。
味のあるセル画を含めて、癒やしアニメと言いたい位の良質な作品です。

原作は97年にLeafから発売された学園ラブコメビジュアルノベルで、
時代を作ったとも評されるくらい一世を風靡した作品です。
私がプレーしたのは、発売されてからもうちょっと後なんですけど、
私のルーツとなる作品で、思い入れは非常に強いです。
アニメ版である本作に何気なく店内のBGMとして使われている「Brand-new Heart(原作OP)」を
聴いた時には泣きそうになりましたw それだけ私にとって「To Heart」は特別なんです。
それ故にこれまでなかなかアニメ視聴に踏み出せなかったのです。
同じくらい思い入れのある「WHITE ALBUM」のように裏切られるのが怖かったからw
でも本作においてはそんなことは杞憂でした。
原作とは些か趣を違えますが、観ればきっとあなたも「To Heart」を好きになってくれる。
自信をもってそう言えます。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 33

大和撫子 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

原作に比べるとがっかり

このアニメの原作(ゲーム版)はものすごく感動して特にロボットのマルチのエピソードは涙が止まらないほど素晴らしい内容でした。
まさに恋愛ゲームの代表格とも言える作品だったのですが、それだけにこのアニメ化の出来栄えにはがっかり・・・。
まず主人公の声がまるでやる気なし、聞いていて不快を感じまくり。
恋愛アニメのはずが、ドキドキするような恋愛の絡みがほとんどない。
各ヒロイン達のエピソードがゲーム版に比べてかなり浅い。
そしてなにより原作で涙溢れたマルチのエピソードが全く感動物に出来ていない。
「各ヒロインごとにエンディングを迎えるゲーム版を特に工夫なくアニメ化にするとこうなる」みたいな感じです。
とはいえ、原作を知っている人にとっては物足りない内容ですが、原作を知らない人にはそれなりに楽しめる内容だと思います。
アニメ化の出来が良くなくても原作そのものは素晴らしい内容なので・・・。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 7

67.3 31 1999年度アニメランキング31位
バグズ・ライフ(アニメ映画)

1999年3月1日
★★★★☆ 3.8 (24)
240人が棚に入れました
ホッパー率いるバッタ軍団におさめる食べ物を集めるため、重労働を強いられるアント・アイランドのアリたち。その収穫期の最中、発明家の働きアリ、フリックのミスからバッタ用の食料が川に流される事件が勃発。責任を感じたフリックは、バッタに対抗する助っ人を探しに、ひとり都会へ旅立った。そこで彼がスカウトしたのは、サーカスをクビになった芸人の集団。彼らを英雄と勘違いしたフリックと、新しい余興の仕事にありついたと勘違いしたサーカス虫たちは、意気揚々とアント・アイランドに引き上げてくるのだが……。

声優・キャラクター
デイヴ・フォーリー、ケヴィン・スペイシー、ジュリア・ルイス、へイデン・パネッティーア、デヴィッド・ハイド・ピアース、宮本充、壌晴彦、土井美加、須藤祐実、伊藤和晃

67.2 33 1999年度アニメランキング33位
臣士魔法劇場リスキー☆セフティ(TVアニメ動画)

1999年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (34)
189人が棚に入れました
『臣士魔法劇場 リスキー☆セフティ』 (おみしまほうげきじょう リスキーセフティ)は、臣士れいが『月刊電撃コミックガオ!』上で連載していた漫画作品。また、この漫画を原作とするテレビアニメである。中学生の桂木萌と、桂木家にやってきた死神のリスキー、天使のセフティによるほのぼのアニメで、昔話の世界で宇宙戦争が始まったり、セリフの無いサイレントの話があったりするという、実際はなんでもあり。

イブわんわん さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

面白かったですの^^ byセフティ

1話9分くらいで全24話。
ファンタジーでほのぼのしたアニメです。

詳細は省略。
主人公は女子中学生萌ちゃんと死神見習いリスキー、天使見習いセフティ。
コミカルな日常とそのキャラには癒されました。
ちびキャラはやっぱりかわいいですね♪
それでいて、内容は心に訴えかけてくるようなところもあり、最終話まで楽しめました。

前半は数話で完結のような感じで進みますが、終盤にちょっとストーリーに動きがあります。


1話9分ながら、よくできた良作アニメです。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 4

ななりす さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

警告してやる!このレビューを読むときは部屋を明るくして読むといいらしいぜ

全24話
ジャンル:ファンタジー コメディ 癒し

基本的に1話完結で10分弱と短く、観始めるとあっという間でした。全体的にほのぼのとした雰囲気で癒し感がありますね。その中でコメディが面白いです。リスキー(死神)とセフティ(天使)のキャラが可愛く、この二人は結構ドジな所があって笑えます。

特にセフティの方は眼鏡をかけたドジっ子というのがポイントで、天使であるために悪いことが出来ない所とか良く描けていて面白いです。天使と死神という他では観られないような、でも、良くあるパターンのようなユーモアのある設定ですね。

この2人のギャップがあるキャラを岩坪理江さんが一人二役で見事に演じていたと思います。全体的にキャラのデザインが可愛いんですけど、メルヘンチックな感じで描かれているので、どちらかというと女性向きでしょうか。他のキャラでは犬のポメラニアンのラニーがとっても可愛いです!声優さんの声も凄くキュートでした(笑)。

ストーリーはメルヘンと少しドロドロとした所もあって、ギャップがあります。他にはちょっと切ない感じ、心温まる話もあって感動出来ました。最後に主題歌でED曲は主人公の萌役の坂本真綾さんが歌う「夜明けの風ききながら」が凄く素敵な曲で、優しく心に響く良い歌でした。少し古い作品ですけど、私は癒されたしストーリーも結構良かったし楽しめました。メルヘンの好きな人にお勧めかも。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 4

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

小品の名手、舛成さんの10分アニメ。主役が真綾さんで、彼氏がショタなのが最高!。

 「かみちゅ!」などあんまり大きな作品ではないが、小味が効いてる諸作品を手掛ける舛成さんがおくる、かなり早い時期の10分アニメシリーズ。


 色は全体的に抑えめで、キャラの線は非常に繊細巧緻。ビジュアルからして、地味目でも優しい本作の味わいを見事に表している。リスキーとセーフティーのキャラのコミカルさも良いし、主役の地味眼鏡だがピッタリなcv真綾さんと彼氏が美少年小学生なのが舛成さんらしい、普通のカップルじゃ満足できないセンスが出ている。

 
 基本は主役の萌ちゃんの周辺の話だが、リスキーたちが旅に出る話もありで、1話1話が短いし、飽きさせない作りになっている。全体的に凄い作品では全然ないが、積み上げたものがあるからありがちな最終回も思わず…。


 大プッシュしたい作品ではないが、リスキーたちのように机の一角で大切に置いておきたい作品である(そういえばケロちゃんも同じように机で自分の部屋をもってたな)。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 4

67.1 34 1999年度アニメランキング34位
てなもんやボイジャーズ(OVA)

1999年6月25日
★★★★☆ 3.9 (18)
52人が棚に入れました
宇宙の果ての高校に就職することになった花菱アヤコだったが、着任早々、経営難で学校は閉鎖。路頭に迷ったアヤコは、スポーツ奨学生・七宮若菜と二人で地球へ戻ることを決意する。そこへひょんなことから元ヤクザ組織の幹部のパライラも仲間入り。三人での旅が始まるが、果たしてアヤコたちは無事地球に帰ることができるのだろうか? 『ネギま!?』『ひだまりスケッチ』『さよなら絶望先生』など、斬新な映像演出で知られる新房昭之監督が1999年に手掛けたOVA作品。

セメント さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

うーしししし

大橋巨泉


スペースオペラものに任侠ものやら学園ものやら色々混ぜてめちゃくちゃ煩雑に思えます。
でも世界観の勝利みたいなとこはあって、雰囲気に蹴飛ばされる勢いでさらっと見れちゃいますね。
次から次へと絶叫アトラクションが出てきて乗ることを強要される、みたいなノリですねw
して肝心の物語は、女四人の珍道中です、稀に増えたり減ったりもしますが。

監督は新房さん、作監は石浜さんです、制作はスタジオぴえろ。
アニメーションとしてははっちゃけてるんですが、作品としてはかなり隠れてしまった作品で、知る人ぞ知るアニメなんですよね。
原画には佐々木政勝さん(この頃は佐々木正勝名義)が入りメカアクションで咲かせてます。
レイアウトがどのカットもばっちし決まっていて、そういうのが見たい層からしたら本作はとてもお勧めです。

声優は高橋美紀さん、川上とも子さん、三田ゆう子さん、大谷育江さん等。
パライラって邪王会にいながら広島弁ではなく博多弁を話していませんでしたか?どちらにしても三田さんは出身ではないので似非になるのですが。
そんなパライラを追う女刑事は広島弁でしたけど、演じる土井さんは広島出身ではありませんね。
あと江原正士さんが一人四役やっててその演技力が見所でもあります。

オープニングテーマは誰もが知ってるあの楽曲、「ゲバゲバ90分のテーマ」ですね。
曲名を聞いてもピンと来ない方も多いと思いますが、キリンののどごし<生>のCMの曲といえばすぐ分かるんじゃないでしょうか。
まさかこんなところで使われていたとは・・・
というか他にも「仁義なき戦い」のBGMだったり「赤い靴」だったりが劇中でよく流れるんですが、ちゃんと許可取ってるのか怪しいですw

若菜がTHE褐色っ娘って感じで結構可愛いですね。
なんだかんだパライラのことを心配しちゃうのがまたなんとも。


4人の女の子達が旅するアニメですね。
いつの時代でもあるんですねー、こういうの。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 3

Aurum さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

Early_新房昭之

作り手の熱意(と、リソース投入)が凄いと感じました。
20世紀の作品ですので、今現在で面白いかというと、...。
ですが、タイトルの視点で観ると趣き深いと思います。

作品情報⇒<a href="https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%A6%E3%81%AA%E3%82%82%E3%82%93%E3%82%84%E3%83%9C%E3%82%A4%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%82%BA" target="_blank">Wikipedia</a>

新房昭之評@2005⇒<a href="http://www.style.fm/log/05_column/animesama06.html" target="_blank">旧旧.WEBアニメスタイル</a>

投稿 : 2024/04/20
♥ : 1

tinzei さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

よく聞くop

女三人組の地球へのハチャメチャな旅を描いた作品。
すごく面白いのに知名度がなさ過ぎて、周りで知ってる人皆無だった。
正直内容はほとんどギャグ、けれどちゃんと地球への旅路を描いている、三人組もそれぞれ天然、トラブルメーカー、ツッコミでバランスとれてるし、それを追う敵?もちゃんといる、ハチャメチャだけど筋道はちゃんと立てているからしっかり楽しめるアニメ。
ただovaだから4話しかないのが残念、普通に1クールでやってもよかったんじゃないかな。




個人的には乳首見して欲しかった・・・

投稿 : 2024/04/20
♥ : 0

66.4 35 1999年度アニメランキング35位
クレヨンしんちゃん 爆発!温泉わくわく大決戦(アニメ映画)

1999年4月17日
★★★★☆ 3.6 (111)
614人が棚に入れました
職員旅行で同じ埼玉県内の奥秩父の温泉に出かけたふたば幼稚園の先生たちが、巨大な怪獣を目撃。取り調べを受け、足止めを喰らったことから、翌日、幼稚園は休みになった。この知らせに喜んだしんのすけは、早速留守番をサボって散歩に出かけるが、途中、地面に突っ伏して倒れている・丹波・と名乗るおじさんを発見。風呂に入りたいと言う彼を家に招待すると、一緒に楽しい一時を過ごすのだった。ところがその翌日、野原一家は・日本人の心・である全国の温泉を秘かに管理、維持している政府機関「温泉Gメン」の基地に連れさらわれてしまう。
ネタバレ

れんげ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

『風呂は身体だけでじゃなくて、心の汚れも落としてくれる。』

劇場版クレヨンしんちゃんの第7作。
1999年公開。


【前置き】

原恵一さん、脚本&監督作品の第3弾。

当時の私は、この愉快なタイトルとは裏腹な、本作の予告で流れたキャッチフレーズ

「野原一家離散! それと同時に、突如出現した巨大ロボット!!

 シリーズ最大のピンチに、野原一家初の敗北かっ!!」

に、焦りを隠せませんでした。

しかし実際に本作を見てみると、そのような描写は一切無く、今思えば初めて映画で「予告詐欺」なるものを体感した作品となりました。

劇場版クレヨンしんちゃんシリーズは、製作期間が短いこともあり予告を公開する頃には、まだプロットの段階であることも多々あるようなので、今回もその影響ではあるのですが。
にしても、野原一家離散エピソードが一切無いというのは…どうなのでしょう…。

ちなみに、約12分のショートストーリー「クレしんパラダイス! メイド・イン・埼玉」も、同時収録。
総じて110分と、劇場版の中では最長となっています。



【あらすじ】

日本の温泉を守る秘密組織「温泉Gメン」と、「風呂嫌いテロ組織YUZAME」の戦いを軸にして、

野原一家の家の底に眠る「金の魂の湯(略して、きんたまの湯)」の、不思議な力をめぐり、YUZAMEが操る超巨大ロボットに立ち向かう、というストーリー。


【論じてみる】
{netabare}
まず、最初に流れる、同時収録の
「クレしんパラダイス! メイド・イン・埼玉」
は、日常的雰囲気の無いファンタジー要素の強い内容で、特に記憶に残るものではなく、なんとか「ぶりぶりざえもん」に〆を任せて笑いをとった感じ。
劇場版では最後の声出し出演となる彼なので、そういう意味では貴重なのですけれど…。
一度見たら、もういいかなって思う内容でした。


さて、肝心の本編ですが…。
本作は、これまでの場面がドンドンと切り替わるジェットコースターのような展開に比べると、少々スローな展開。
敵は、これまでと同じ世界規模のテロ組織ですが、「温泉」というテーマを元に話が進むことや、中盤まで物語が春日部と「温泉Gメン」本部内のみで展開するので、絵的にも盛り上がりに欠け退屈に感じてしまいます。

敵組織である「YUZAME」の主要エンバー3人も、これまでと比べキャラ立ちが強いとは言えず、見せ場も多くありません。
ボスである「Mr.アカマミレ」の悪に走った動機にしても、しょーもなさ過ぎるという点では笑えますが、それで世界征服だと押し切られてもなぁ……とキャラクター共々思っちゃいました。

ギャグとして見れば良いのは当然としても、もうちょっとココのクオリティは練れなかったのか?という気持ちを、節々で感じました。


中盤以降は、YUZAMEの襲撃から敵の本拠地へと侵入していきますが、やたらとドンパチが多く、ここも話が進み辛いのです。
おなじみのギャグも少し控えめで、シリアス感が強いですし。

その描写や銃火器の設定も本物を元に描いたリアル重視ですが、本作を見るであろう多くの子供達にとっては、それは大した魅力には繋がらないことも考慮すべきだったかもしれません。


終盤は、巨大ロボットが春日部に出現。
ニュース等の報道関係、国会での談話、はたはた株価の急落まで、ここでもその描写は妙にリアリティがあります。
日本の自衛隊の戦いも、野原一家そっちのけで描かれていますし。

ただ、その戦いぶりはやはりクレヨンしんちゃん。
陸上自衛隊に対し、巨大ロボットが繰り出したのは巧妙な心理作戦。

『ゴジラのテーマ』

を流し見事、陸上自衛隊を後退りさせるのでしたwwww
馬鹿馬鹿しくて大好きです、こういうの。


そして最終戦。
「金の魂の湯(略して、きんたまの湯)」(←大事なことなので2回言いました。)の力で変身した野原一家VS巨大ロボットのバトル。

ここに関しても正直、突拍子が無さ過ぎると言うか…。
子供向けだと片付けてしまうには前作までのキャリアがありましたので、この終盤の展開には承服出来ないという気持ちが強く、とても冷めてしまいました。

後味が悪いというのも、また大きなマイナスでしたね。
{/netabare}



【初めての、田村ゆかり】
{netabare}
さて…。
毎作、味のあるキャラ立ちを見せるオリジナルの味方キャラクターですが、本作では温泉というテーマもあり、非常にエロチック。
たまにはクレヨンしんちゃんで、こういうのも良いですね。

中でも、田村ゆかりさんが演じる「指宿(いぶすき)」ちゃんは、劇場版屈指の可愛さです。

第2作のルルに続いて、この指宿ちゃんも私的には、劇場版の可愛いキャラベスト3の一角です。
(もう1人は12作目のカスカベボーイズに登場します、ここで既にピンと来る人もいるでしょうね☆)


さて、この指宿ちゃん。
しんちゃん的な ふっくらほっぺ&ショートカット(←重要)の可愛らしい容姿。
加えて、ミニスカートに肩を出した浴衣姿ってのが、とても乙なのです。
ちなみに、育つところはしっかり育っており、ひまわりがふいに揉みしだくシーンも…。
色々と男心をくすぐるシーンが盛り沢山のキャラなのです、グヘヘ。

そして、なんと言っても…あの可愛らしい声ですね。
声優なんて山寺宏一しか知らない、そんな当時から「この指宿ちゃんって、可愛い声だなぁ…。」と思っていました。

後に、『御大 田村ゆかりさん』の存在を知るようになった後、この指宿ちゃんも田村ゆかりさんだと分かった瞬間は、驚きよりも笑ってしまいました。
私は、自覚するよりも更にずっとずっと早く、彼女の声に骨抜きにされていたのですね。
王国民とまでには、まだなれておりませんが。


彼女の名シーンと言えば、やはり中盤で敵の罠と知りつつも

「先輩…私、もぅ我慢出来ない……。。。」

と、温泉に入ろうとして自らの帯を解いていくシーンですね。
(放映前に、販促の為テレビで本作をチラ見せされた際もココが放送されたのですが、また良いトコロで切られて続きは劇場で…ってされた恨みは、今も忘れておりません。)

ここを初めて見た時は、幼少期ながら私の顔は、その現場にいた35歳のひろしと同じ表情をしておりました。

そこから本作定番の銃撃戦に突入するのですが、ここでも彼女の胸元に隠れて、

「うっほほ~ぃ、これこれ~♪」

と言って胸を頭で押し上げるしんちゃんが、本気で羨ましかったですね。
ホント子供には刺激が強いぜ、ありがとうございました。



……もう指宿ちゃんばかり語りましたが、他のキャラでは、今では音源としても貴重な

『丹波哲郎さん』

が声をあてた、温泉の精「丹波」さんも、味がありました。

『しんのすけ…、覚えておけよ。

 風呂は身体だけでじゃなくて、心の汚れも落としてくれる。』

この台詞を言う哲郎さんの声はとても渋みがあり、シリーズを通しても特に胸に響く言葉でした。
{/netabare}



【総評】

シナリオとしては、旧作に比べて抑揚の薄いストーリー展開で、私の中では初期10作の中では最低ランクの作品です。
実際に興行収入の方も、本作は始めて10億円代を切った作品であり、それは歴代でも最低の数字でした。

ただ、舞台が春日部ということもあり、本編の登場キャラがそれぞれ町の危機に対し、どんな行動をしているのかは見ていて非常に面白いシーンでした。
「埼玉紅さそり隊」を始め、「かすがべ書店の店長と中村さん」「ミッチー&ヨシリン」「ななこお姉さん&神田鳥さん」、ちゃっかり「臼井儀人」さんも、また登場してます。
私的には終盤よりも、ここが作中でも一番面白くて熱くなりました。


あまりオススメ出来ないのは残念ですが、それでも田村ゆかりさん演じる「指宿」ちゃんは、メチャクチャエロ可愛いです。
本作は今より15年前の作品になるわけですが、あの可愛らしい声が当時から今も全く変わっていないのは、本当に驚きです。
年を取らないという都市伝説さえある声優さんですが、声に関してだけで言えば、確実に年の流れを感じさせない実力派の声優さんであることは、間違い無いでしょう。

ではでは、読んでいただきありがとうございました。


次回作は、第8作「嵐を呼ぶジャングル」です。


◆一番好きなキャラクター◆
『指宿(いぶすき)』声 - 田村ゆかりさん


◇一番可愛いキャラクター◇
『指宿(いぶすき)』声 - 田村ゆかりさん


◆胸元に隠れたいキャラクター◆
『指宿(いぶすき)』声 - 田村ゆかりさん


◇「チェリオ!」って言いそうなキャラクター◇
『指宿(いぶすき)』声 - 田村ゆかりさん

投稿 : 2024/04/20
♥ : 21

ValkyOarai さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

温泉は日本の心 温泉札から始まった全て 唯一の同時上映はこれだけ ガルパンの原型はここなのか?

温泉を破壊しようと企むYUZAMEの最終的な動機が爆笑www

それと民間自衛隊のInvasion of Astro-Monster
は死亡フラグですから!!wwwww
まあ敵組織のYUZAMEもゴジラのテーマで返り討ちにしたからwww

玄田さん「馬鹿逃げるな!!アレはゴジラじゃない!!
あーーー!!12億円の戦車がーーー!!弁償しろーーーーーー!!」
でwwwwwww
アクションビームかバッドエナジー砲かド――――ン!!
を撃ってくださいよ~!!

また同時に上映した短編も面白い
(ヒーローヒロイン大勢出て怪獣をボコらないで貰いたい
プリキュアオールスターズじゃないから)

投稿 : 2024/04/20
♥ : 2

★ほのぽん★ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

タイトルなし

クレヨンしんちゃんシリーズは結構好きで、

毎回きちんと観てるんだけど、

今回はちょっと話が面白くなかったし、

キャラクターが生きてなかったと思う。

話の展開が強引…というか、

ちょっと何でもアリ気味になってるような(特に最後らへん)。

んで、今作は風呂って事もあって変にエロい。

ギャグで飛ばせないスケベっぽさが、

子供向け映画としてはちょっと気になった。

まぁでも、要所要所ではきっちり笑わせてくれたのは○(ケツだけ歩き最高!!(≧▽≦)ノ)。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 5

66.4 35 1999年度アニメランキング35位
金田一少年の事件簿2 殺戮のディープブルー(アニメ映画)

1999年8月21日
★★★★☆ 3.7 (23)
184人が棚に入れました
劇場版「金田一少年の事件簿」第2作で、前作から3年ぶりの公開だった。ストーリーは本作のために用意されたオリジナル編である。また小説家・京極夏彦や俳優の夏八木勲も声優として出演。およそ1万年前の海底遺跡に囲まれた沖縄の巨大リゾート、ディープブルー・アイランドのホテルに金田一一(はじめ)たちが招かれた。このリゾート開発を進める藍沢国際海洋開発の令嬢・茜は、キングシーサーと名乗る何者かから脅迫を受けていることを一に語る。

声優・キャラクター
松野太紀、中川亜紀子、池澤春菜、平田広明、森川智之、小杉十郎太、堀内賢雄、田中敦子、高橋理恵子、安原義人、田の中勇、青羽剛、玄田哲章、矢尾一樹、西村ちなみ、小野健一、高木渉、二又一成、龍田直樹、高橋直純、水原リン、百々麻子、納谷悟朗、京極夏彦、夏八木勲

66.3 37 1999年度アニメランキング37位
アキハバラ電脳組 2011年の夏休み(アニメ映画)

1999年8月14日
★★★★☆ 3.7 (19)
101人が棚に入れました
王子様の一件が過ぎ去ってから4ヶ月後。ひばり達は中学2年の1学期を終え、夏休みの準備に余念がなかった。そうした中でアキハバラを中心とした地域に異変が発生し始めていた。その異変の原因が王子様の城=プリムム・モビーレのメインコンピュータの暴走にあると知ったひばり達は……。

声優・キャラクター
島涼香、林原めぐみ、吉住梢、浅川悠、長沢美樹、新谷恵、堀江由衣、くまいもとこ、水田わさび、鶴ひろみ、緒方賢一、本多知恵子、玉川砂記子、かかずゆみ、松山鷹志、鈴木琢磨、西村ちなみ、喜多川拓郎、長嶝高士、橋本昌也

66.0 38 1999年度アニメランキング38位
機動戦士ガンダム 第08MS小隊 ラスト・リゾート(OVA)

1999年7月25日
★★★★☆ 3.5 (197)
1209人が棚に入れました
『第08MS小隊』ラストエピソード。戦争終結後、ミケルとキキはシローを探してジャングルの奥地へと向かう。そこでジオンの子どもたちに出会った彼らは、亡くなった重病の子どもがシローの恋人と同じアイナという名前であることを知る。子どもたちとシローの間にはつながりがあるのか?そしてシローの行方は?
ネタバレ

わっち さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

08小隊の本編の続編。その後の2人はどうなったのかスッキリします。

主人公とヒロインが戦争の後、どうなったのか描かれています。
本編を見た人はここまで見ないとスッキリしないかもです。

話もしっかりしていて、しっかりオチもあります。
ただ、もう少し2人をメインにして欲しかったかもです。

ちなみにラストリゾートの意味は
{netabare} 最後の楽園 {/netabare}
{netabare} 最後の抵抗 {/netabare}
2つの意味がかかっています。

こういう作品のタイトルに複数の意味があるのは
気づいた時に、はっとしたり、鳥肌が立ちますね。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 1

こたろう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

あれ?ガンダムは?

その後のお話です。
「ガンダム」なのにガンダムは一切でてきません。
モビルスーツも殆どでません。
まぁ、いいんですけどね。

主人公であるシローとアイナも数秒しかでません。
いいのか?w


行方不明の2人の軌跡を辿る形で物語は進行します。
ちょっと哀しくもイイ話があって、大団円って感じで締められます。

その後どうなってるか気になった人が「あー良かったね」と安心するための一作というところでしょうか。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 1

二足歩行したくない さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

シローとアイナの終着点の話になっています

機動戦士ガンダム 第08MS小隊の特別編です。

内容は、第08MS小隊視聴済みが前提となっています。
1年戦争が終わったことにより解体し、散り散りになった小隊。
ミケルだけは隊のみんなから小隊長を探してほしいという願いを託された。
生死不明のまま行方不明となっていたシロー・アマダを探すキキとミケルは、野宿をしていたところ、現地の孤児に囚われてしまい、という話。

本編では、結局ハッピーエンドなのかバッドエンドなのか明確に描かれずに終わるのですが、本作でシローとアイナのその後が具体的に登場するので、本作を見ることでモヤついていたところがすっきりすると思われます。
本編の曖昧なラストも、それはそれで良かったと思うのですが、本作にて明示的に後日談が描かれているため、MS08小隊の物語はこれですべて終わったんだという印象を持ちます。

本作は、モビルスーツの話でも、戦争の話でも、小隊の話でもありません。
戦闘もないし、新作モビルスーツも出てこない、あくまでシローとアイナの終着点の話になっています。
よって、08MS小隊本編を見た人でも、シローとアイナとかどうでもいいという人にはおすすめできないです。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 1

65.9 39 1999年度アニメランキング39位
サイボーグクロちゃん(TVアニメ動画)

1999年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (39)
338人が棚に入れました
雑種の黒猫「クロ」は生意気な暴れん坊だが、飼い主の老夫婦への恩返しを忘れない、忠義な猫でもあった。しかし悪の科学者ドクター剛がクロを使って世界征服をしようとたくらみ、勝手にサイボーグにしてしまう。それから次々と一癖も二癖もあるキャラクターがでてきて、クロをトラブルに巻き込んだり、逆に巻き込まれたりしていく。そんな毎日をうんざりしたり楽しんだりしながら、サイボーグクロちゃんは今日も暴れ回る。

声優・キャラクター
坂本千夏、手塚ちはる、古澤徹、小松里歌、大本眞基子

葉都 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

「面白かった!」と文句なしに言えるギャグアニメ

とても幼い頃に何度か見たきりでしたが、なんとなくで見返してみると凄くハマってしまいました。昔ハマらなかったのは幼すぎて内容が把握できてなかったせいかと思います。

主人公クロちゃんやミーくん、マタタビなどの猫達が格好良すぎて、猫なのにとても人間が出来ていて非常に魅力的です。
サイボーグに改造されてしまったクロちゃんがマシンガン片手に大暴れ!というハチャメチャなギャグが話のメインになるのですが、ふとした瞬間にこぼれる名言の数々には大人もどきりとさせられてしまいます。

「子供向けのアニメでここまでやるのか!」というブラックなギャグや暴力表現もまかり通る良い時代に、スタッフが愛と熱意を存分に込めて作ったんだなーと自然に思える素晴らしいアニメです。

「サイボーグクロちゃん」というタイトルを聞いたことがない若い世代の人にこそ、是非一度見て貰いたい作品です。
本当に面白いですよ!おすすめです!

投稿 : 2024/04/20
♥ : 1

ウィラード さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

まあまあ ストーリーばかり求めている今の自分からしたら見るのきついだろうな

ギャグコメ系の漫画です
猫?と思わせる回想があったりと色々突っ込みどころがあって楽しい作品です

アニメはいわゆる1話完結型であり
ストーリー求めている人には評価されない作品だと思います

自分はもうストーリーだけしか求めてないので
こういう作品は今から視聴すればきついでしょう
ただ、ギャグコメとかそういう部類を求めているならそれは高評価となるでしょう

おさえるべき点をおさえたギャグコメなので
まあまあ面白いといった評価です

後、このアニメ作品はアニメ会社が確か倒産かなんかして
途中でアニメ終わったという口なんで
完結しなきゃアニメじゃねぇよという方には不向きかと思われます

投稿 : 2024/04/20
♥ : 0

65.9 39 1999年度アニメランキング39位
アレクサンダー戦記(TVアニメ動画)

1999年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (11)
45人が棚に入れました
「帝都物語」の荒俣宏の同名伝奇ファンタジーを原作に、アレクサンダー大王の生涯を壮大なスケールで描く。日韓共同で制作。プロデューサーは「幻魔大戦」のりんたろう、監督は「花田少年史」の兼森義則。2000年には劇場版が公開され、ゲームにもなっている。紀元前4世紀、ギリシアの北方マケドニア王国で、“運命の子"が生を受けた。世界を滅ぼすといわれた子供、それがアレクサンダーであった。やがて17歳を迎えたアレクサンダーは、ギリシア軍との戦いで初陣を迎える。

徳寿丸 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2

イスカンダル

原作未読。
Fate/Zeroでライダーとして召喚された征服王を題材とした作品…で・す・が…とにかく強烈なキャラデと世界観と描写についていけなくなる事この上ないかも知れません。単純に大王の軌跡を歴史にそって描いてるわけではありません(横山三国や蒼天航路とは違う)。異世界のファンタジーと思った方がしっくりきます。彼は征服者なのか破壊者なのか…アイオニオン・ヘタイロンはどこまでも付いて行くみたいです。

私のツボ:ガイキング?

投稿 : 2024/04/20
♥ : 3

65.8 41 1999年度アニメランキング41位
ライオン・キング2 シンバズ・プライド(OVA)

1999年8月26日
★★★★☆ 3.8 (10)
68人が棚に入れました
ミュージカルでも親しまれている、人気アニメーションの第2弾。動物たちの王国「プライド・ランド」の王女と、王国の乗っ取りを計るオスライオンの悲恋を通し、家族の絆や融和を描く。主人公のキアラはある日、故郷から遠く離れた「アウトランド」でコブと出会い、親しくなる。しかしコブはキアラの父であり、「プライド・ランド」の王シンバを憎むように育てられていた……。前作の主人公シンバや敵役のスカーも登場し、物語に華を添えている。また日本語吹替版では、佐藤藍子や山本耕史が務めていることも話題になった。

65.7 42 1999年度アニメランキング42位
キョロちゃん(TVアニメ動画)

1999年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (53)
399人が棚に入れました
探検家でもあるマツゲール博士は、エンゼルアイランドの遺跡の探検中に、生まれたばかりの不思議な鳥を発見する。博士はこの鳥に「キョロ」と名付け、探検の相棒として一緒に世界各地を回る事にした。それから3年後、博士はキョロちゃんのふるさとであるエンゼルアイランドに船で向かっていたときに、嵐に遭遇し船が難破してしまう。キョロちゃんはエンゼルアイランドにたどり着いたものの、マツゲール博士は行方不明になってしまった。エンゼルアイランドでパチクリたちと友達になったキョロちゃんは、博士の無事を祈りつつ、エンゼルアイランドでの生活を始める。

声優・キャラクター
伊東みやこ、本田貴子、上村貴子、間宮くるみ、芳野日向子、水内清光、納谷六朗、さねよしいさ子

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

私にとってのムーミン谷、エンゼルアイランド。

 本作はキョロちゃんというご存知のブランドを背景に、「クレしん」映画などで活躍してきた本郷監督にかなりフリーハンドを委ねた作品だといえる。そこで産まれたのは、よりシュールさとコミカルさを増した「ムーミン」だと私は思う。結構被ってる要素が多いし。ちなみに釘宮さんのデビュー作は、本作のメンタマル星人こと小さいオッチャン。ニラミ警部な塩沢さんはやはり最高。


 子供時代にムーミンをそれほど通らならなかった私にとっては、本作こそ別世界で時には呑気に、時には意義深く、時にはナンセンスでシュールな味わいを、通常の商業作品より遥かにのんびりとしたペースでずっと楽み続けられる稀有な作品であった。今にして見直すと、栗コーダーカルテットさんたちの音楽にこの時すでに出会ってたのが驚きだ。それにしても、91話もあったんかい!。


 ちなみにオススメは17話「はたらくキョロちゃん」、23話「きらきら星の涙」である。ベタでシンプルな話上手くやることこそ子供向け作品では効果を発揮する。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 6

65.7 42 1999年度アニメランキング42位
週刊ストーリーランド(TVアニメ動画)

1999年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (28)
177人が棚に入れました
視聴者投稿の創作ストーリーを主体にアニメ化する、数話オムニバス形式の一時間番組。山下豊と和恵は、結婚10年目になる共稼ぎの夫婦。だが子供がないこともあって夫婦仲は冷えきっていた。そんなある日、謎の配達人たちが「箱入り娘/生かすも殺すもあなた次第」というゲームをハードごと置いていく。ゲーム画面には可愛い赤ん坊が映り、こちらの声にも反応。和恵はこの子育てゲームに興味を覚えて赤ん坊に「玲」と命名。すっかりのめり込んでいく。そして当初はたかがゲームだと思っていた豊も、いつしか玲を本当の娘のように思うようになっていた。だが月額3万円のゲーム契約料を払いながら数年目、 画面内で小学生に成長した玲に思わぬ出来事が……(「究極の『子育てゲーム』」)。アニメ制作会社は、日本アニメーション、TMSやシンエイ動画など全8社が交代で担当。現代劇に限らず民話風のものまでバラエティに富んだ内容の話が放映された。

65.6 44 1999年度アニメランキング44位
遊☆戯☆王(アニメ映画)

1999年3月6日
★★★★☆ 3.6 (18)
135人が棚に入れました
高橋和希による同名コミックのアニメ化作品の劇場版。東映制作のテレビ朝日版アニメ放送から1年後に公開された。ゲームが好きな高校生武藤遊戯が、古代エジプトに伝わる闇のアイテム「千年パズル」を手に入れたことで別人格を手にし、別人格である闇遊戯が悪人達を「闇のゲーム」で倒していく本作。劇場版の物語は、最初の海馬戦の後日談となっており、少年・青山翔悟が偶然手にしたレアカード「真紅眼の黒竜(レッドアイズ・ブラックドラゴン)」を巡り、遊戯と海馬の再戦が行われるのだが……というもの。

沙祈 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

遊戯王

真紅眼の黒竜(レッドアイズ・ブラックドラゴン)を巡り遊戯と海馬がデュエル!

Cast
武藤 遊戯(緒方恵美)
城之内 克也(森川智之)

翔吾(山田栄子)

海馬 瀬人(緑川光)

本田 ヒロト(置鮎龍太郎)
真崎 杏子(かかずゆみ)
野坂 ミホ(ゆかな)
老婆(京田尚子)
ケンタ(西川宏美)
サトシ(前田このみ)
シュン(宇和川恵美)
部下(稲田徹)
オペレーター(土門仁)
アナウンサー(幸野善之)

OP
FIELD OF VIEW「渇いた叫び」
ED
WANDS「明日もし君が壊れても」



30分程度なので短い。
海馬が茶髪になった。
杏子、本田、ミホの出番は短い。
東映アニメ版OPに出てたブラックマジシャンがようやく登場。

闇遊戯になる時のシーンがカッコいい。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 0

65.3 45 1999年度アニメランキング45位
エクセルサーガ(TVアニメ動画)

1999年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (68)
478人が棚に入れました
F県F市の地下。世界征服のために市街征服を目指す秘密結社アクロスに、二人の美少女構成員・エクセルとハイアットがいた。二人は総帥イルパラッツォの元で市街征服の事業をこなしつつ、安アパートに暮らしてバイトで生活費を稼ぐという貧困生活に喘ぐ。一方、彼らの陰謀を察知した市政の黒幕(?)蒲腐博士は…。

こたろう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

「実験」と「大宇宙の大いなる意思」。あらゆる免罪符を手に入れたアニメ

副題に「へっぽこ実験アニメーション」と付いているとうりです。
実験と称して、毎回ムチャクチャ好き勝手をやっているバカアニメ。そりゃもう「実験」なんですから失敗することもあります。大スベリしようが、どこかから抗議が来る様な内容だろうが、とりあえずやっちゃいます。
原作もへったくれも無いような暴走ぶりですが、いいんです。原作者が許可してるんですからw


都市征服を目指す悪の組織「アクロス」の構成員である主人公のエクセルが、毎回指令を受けて活動するというがの基本設定ですが、そこは「実験」ですから、毎回作り方が違います。
スポ根風にしたり、ラブコメ風にしたり、アメコミ風にしたり、ロボットアニメ風にしたり・・・と、色々な試みをします。
まぁ、どんな風にしようが荒唐無稽なバカアニメであることに変わりはありません。
ノリと勢いに任せたギャグが炸裂しています。

まともなストーリーはありません。
一応、アクロスと市街安全保障局の対立構造みたいのはありますが全然絡まないし、最終回でちょっと進展があったぐらい。
むしろアニメオリジナルで作った、監督自身が出演して演じる「ナベシン」のサイドストーリーの方がサマになっていますw

正直2クールは長すぎでした。
序盤はそれなりにノリノリでしたが、中盤以降のネタが尽きたあたりからのグダグダっぷりが半端なかったですw
こういう作品なので、そのグダグダも特色になってしまっているのが救いですが。


とにもかくにも、アホ。
人が死のうが、街が壊滅しようが「大宇宙の大いなる意思」でリセットしてしまうチカラ技をガンガン使って好き放題をやっています。
普通は「これができりゃ苦労はせんわ」とクリエイターの自制心が働く製作者側のタブーを、”実験”の名の下に犯しまくる問題作。
ただのギャグアニメだと思って見たら気が狂います。
こういうカオスな作品を笑い飛ばせる方にはオススメですが、万人ウケは難しいでしょう。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 14

Dkn さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

へっぽこ実験アニメーション!ハーイル!イルパラッツォ!!

最近だと「紅殻のパンドラ」の六道神士原作のアニメ。

第1話「六道神士殺害計画」

↑1話から作者の六道神士の部屋に忍び込んで、主人公のエクセルが青龍刀で殺そうとします。原作から狂ってる漫画
なのでアニメ版はぜんぜん違う楽しさがあって良かった。作者側はアニメがどんな出来になっても訴訟しないという
アニメ制作側しか得をしない誓約書を読み上げ一話が始まるナベシン(ワタナベシンイチ)の代表作。

ナベシンといえば日本で一番アニメに登場する出たがり監督。ルパンの格好したアフロ、そいつがナベシンだーっ!

『ルパン三世 GREEN vs RED』のアフロルパンは笑いました。

何度死んでも大宇宙の意志で復活するヒロイン“エクセル”が愛するイルパラッツォ様の為にメチャクチャする。
相棒のもう一人のヒロイン“ハイアット”が貧弱でいつも死にそうになっています。ファンの間では、

「反発しつつも相思相愛」

なんていう謎の言葉が生まれるほど原作と違うのに「エクセル・サーガ」アニメ化するとこうなると、何故か納得して
しまいました。ちなみに最終回まで作者と監督が出てきます・・なんでじゃ!メタフィクションも大盛りですね。

最終回だけはシリアスに行くぞなんて言っておきながらシリアスになったらなったで嫌に役者の演技の巧さが際立ち
逆にギャグ度が増します。アニメ最終回でやった設定が原作でも採用され、重要な設定になるなどの逆輸入もあり、
「エクセル・サーガ」ファンならアニメは必見ですね(?)(そもそもこのサイトに何人いるのか知らないけど)

まあ、原作と別物なので原作至上主義の方にはすこぶる評判の悪いアニメでもあります。ナベシンのせいです。

EDをメンチ(非常食用に飼われている犬)がマイクスタンドで歌う「メンチ・哀愁のボレロ~食すのね」はシュール。
“食すなら一思いに、お肉が硬くならないように”と歌詞もブラックユーモアに満ち満ちています。切ない。
ラストで幕が引かれてメンチが連れて行かれるのも、途中に塩で味付けされてるのも悲しいw強く生きろメンチ。

原作は昔持ってました。六道神士の漫画好きなんで、全部集めてましたね。オススメは「Holy Brownie」です。

原作の最終回、このはてしなく遠い男坂をよ!と言わんばかりのENDには、15年間連載してこれかよ!(笑)と
笑うしかありませんでした。六道神士はブレねえなあ。


あとエクセルの声優、「三石琴乃」さんが超絶早口で次回予告するまとめは一見の価値ありですよ。

昔やってた「なんでもQ」のキャラクター「うらら」みたいな流暢な喋りで素敵。
私は市立戦隊ダイテンジンとペドロさんの単語で笑う体になってしまいましたwww

投稿 : 2024/04/20
♥ : 13

うぃず さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

侵略、おふくろ様

一言でいえば「カオス」。

無秩序
無責任
無慈悲
無節操
無鉄砲

まさに悪夢の五重奏です。
ただし「クソアニメ」って訳じゃないんですよ。
だって「あいまいみー」を初めて観た時にも近似した印象を持ったし。笑
とはいえ、今では絶対にO.A.出来ない内容かと思います。
最初で最後の「へっぽこ実験アニメ」ですね。

----------------------

え、声優の無駄遣い?

エクセル(CV:三石琴乃さん)
ハイアット(CV:南央美さん)
イルパラッツォ(CV:子安武人さん)

と軽くメインを挙げただけでもお判り頂けたかと....。笑

----------------------

「ちょっと観るの躊躇しちゃうな....でも..でも」

そんな恐れを知らぬ貴方には某動画サイトにて次回予告をまとめた動画がありますのでちょこっと検索してみましょ。思いがけず「声優の本気」(主に三石琴乃さんの)に触れる事が出来ます。いっそ「予告が本編」って事にしちゃいましょうよ。(暴論)

本編は「面白い」のベクトルが未だ見ぬ果ての方向を指しているので、
正直なところお薦めはしません。
不条理の宝石箱。

寧ろ時間のムd....ううん、なんでもない。


だから絶対に観ちゃダメ。
絶対だからね。
絶対。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 13

65.3 45 1999年度アニメランキング45位
ゴクドーくん漫遊記(TVアニメ動画)

1999年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (43)
226人が棚に入れました
その名の通り自分勝手で極道な性格の冒険者「ゴクドー・ユーコット・キカンスキー」は自由気ままに生きることを本分としており、金儲けなどの悪巧みのために仲間を利用することも多々あるが、大抵はしっぺ返しに遭っている。彼を取り巻く個性豊かなキャラクターが繰り広げる笑いあり涙あり?の冒険活劇。寓話的要素が見られることもある。

声優・キャラクター
石田彰、吉田小百合、島香裕、金月真美、三木眞一郎、水野愛日、堀絢子

たこ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

一昔前のラノベ王道的物語

ラノベにはそれほど詳しいわけではないのだが
『悪党で自己中な主人公が大暴れ』的な作品は一時期流行しており
アニメ放送時の典型的ラノベ、いわゆる「スレイヤーズ」時代の産物である。
今や悪影響どうこうで夕方に放送することなんて出来ないだろうが
不良がいいことをすると~なギャップに近い感覚として
単なる悪党退治物語も主人公が悪側になるだけで結構新鮮に映り
その酷い行動・発現には痛快さを感じていた。
テンションの高さとテンポの良さで見る人を選ばずそれなりにウケそう
後半は若干失速したが許容範囲内。
作品の質こそ違えどいつの時代も『かっこいい悪』は憧れの対象である。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 1

chance さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

【FTラノベ】【悪逆非道バカギャグ】駄菓子菓子!初見作品

ラノベありきたりFT世界でゴクドー・ユーコット・キカンスキーが悪逆非道を繰り返すギャグコメディー。

自分の都合の良い方に流れる(結果裏切り)は日常茶飯事、自分に気の有る女がいれば酒場に売る、召還に応じる魔剣を手に入れたら質に売った後召還する、戦闘になったら女を盾に置いて逃げる等々「自分が一番大事」を臆面も無く堂々と行う主人公の人間臭さはもちろんながら、そんな主人公に呆れ卑下しつつ、これまた自己中心的な正義をかざす、自己の都合に利用する、局面打破の為に嫌々協力する脇役達も人間味溢れ、数あるラノベ作の中でも一風変わった珍作。
当時「ロードス島戦記」「スレイヤーズ」「フォーチュンクエスト」とあわせて見てたであろうメジャー作でもあります。よね?

愛と友情と正義にムズシが走るタイプにオススメ?ながら、本質はギャグコメディなので昭和のギャグノリに耐えれないと辛いかも。

ちなみに私はED曲のWAKE UP!WAKE UP!WAKE UP!WAKE UP!好きで当時よくカラオケで歌ってました。

別な話、原作者の中村うさぎは最近朝日ニュースター等の政治番組にコメンテーターとしてよく出てくるので違和感バリバリです。ゴクドーくん作者→悪党心理に精通→政治コメンテーター、な訳ないか・・・

イースOVAの評価書きたいなぁ・・・

投稿 : 2024/04/20
♥ : 2

Maskwell さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

かっこ悪いところがカッコいい、そんな主人公

ゴクドー・ユーコット・キカンスキー
彼は傍若無人な性格で、他人の迷惑など全く考慮せず(むしろ進んで迷惑をかけて)自由気ままに生きている。
そして、とてつもなく屁がくさい。

しかし、そんな彼がひとたび「魔剣よ来い!」と叫べば虚空からは炎の魔剣が現れ、眼前の敵を薙ぎ払う。

悪だろうが魔王だろうが神様だろうが、彼の前に立ちはだかるものに歯向かい、自分の私利私欲、自分のアイデンティティの全てをぶつける。

人間としては決して尊敬できない面の方が多い。しかし、我々にはできない「自由」をゴクドーくんはいとも簡単にやってのける。
彼が世界を自由に駆け回る漫遊記。

今となっては古臭く感じる部分ももちろんあるが、少年心を思い出させてくれる作品であることに変わりはない。



あばよ!誰にも文句はいわせねーぜ!

投稿 : 2024/04/20
♥ : 1

65.1 47 1999年度アニメランキング47位
神風怪盗ジャンヌ(TVアニメ動画)

1999年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (108)
706人が棚に入れました
日下部まろんは一見普通の高校生。だが実は巷を騒がす怪盗ジャンヌの正体・そしてジャンヌ・ダルクの生まれ変わりである。神の娘としての彼女の使命は美術品に憑依した悪魔を始末し、神の力を取り戻すこと。警察や親友の都に追いかけられながらも、着実に使命をこなしていた。そんな彼女の前に現れたのは、謎の怪盗シンドバッド。尽くまろんに敵対する彼の目的は…。

声優・キャラクター
桑島法子、千葉進歩、松井菜桜子、西原久美子、矢島晶子、山口勝平、千葉繁

ちゃんみー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

原作と比較してしまう作品

原作が好きでアニメの方も視聴した作品です。

主人公が怪盗となり、人の心の闇につけ入る悪魔を退治する作品。
設定は原作と変更なかったので満足!

しかし、ストーリーはオリジナル要素が強く、尚且つ原作に比べ古臭い感じがして少し残念でした。
少女マンガの見所でもある、恋愛要素も薄れていました。

でも捉え方を変えれば、アニメのストーリーと、原作のストーリー、2つを楽しめるとも思えるので、ぜひ原作も観ていただきたい作品です。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 0
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

ジャンヌ・ダルクなのになぜ巫女服?

『満月(フルムーン)をさがして』(※個人評価 ★ 4.1)の原作者・種村有菜氏のもう一つの代表作を原作とするアニメ作品ですが・・・こちらは色々と設定矛盾が目立って、ちょっと残念な出来でした。
やっぱりヒロインが、{netabare}ジャンヌ・ダルクの生まれ変わり、{/netabare}という設定である以上、変身後の衣装が巫女服は致命的に変だよ。
もっとヨーロッパ的&キリスト教的な世界観で統一されていれば良かったんだけど、チグハグさばかりが目立ってしまう印象でした。

その他、
{netabare}(1) ヒロインの相手役(怪盗シンドバッド)が、タキシード仮面の安易な紛(まが)い物・劣化版にしか見えず、ほとんど魅力がない点
(2) 親友の同級生が実は・・・という有りがちな設定を、最終話近くまでグズグズ引っ張ってしまう点
(3) ヒロインの宿命・使命に関わる謎解きや最終話近くのクライマックスが、脚本の甘さが祟ってイマイチ乗り切れない点
(4) 作画微妙なシーンが多い点{/netabare}
・・・も評価点数を低目に付けてしまう要因となりました。

但し、本作最大の見所である、{netabare}ヒロインを支えるマスコットが実は{/netabare}・・・という鬱設定は、この時代としては思い切ってよく描いたと思うので、その点だけは高く評価したいと思います。


◆制作情報
{netabare}
原作マンガ      種村有菜(『りぼん』1998年2月-2000年7月連載)
シリーズ構成     富田祐弘
脚本         富田祐弘、横手美智子、藤本信行、吉村元希、金子ツトム
キャラクターデザイン 種村有菜(原案)、香川久
音楽         加藤みちあき
アニメーション制作  東映アニメーション{/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

============== 神風怪盗ジャンヌ (1999年2月-2000年1月) ============

 - - - - - - - - - OP「PIECE OF LOVE」、ED「ハルカ…」 - - - - - - - - -
{netabare}
第1話 怪盗は予告状とともに ☆ まろん&都と稚空(ちあき)の出遭い
第2話 標的は親子の絆!? ☆ 稚空の枇杷(びわ)高校2年転入
第3話 包囲網! 敵は全校生徒 ☆ 黒天使アクセスタイム、怪盗シンドバッド登場
第4話 泥棒仕事は企業も救う!? ★ クラス委員長(水無月大和)の祖父、シンドバッドの悪魔封印
第5話 エアポート非常警戒! ★ ジャンヌ・ダルクのエピソード、まろんの躊躇い
第6話 相棒は謎のおばあちゃん? ☆ 
第7話 親子刑事! 最後の賭け ★ 東大寺警部(都の父)左遷の危機
第8話 愛のメロディを盗め! ☆
第9話 非情のチェックメイト ☆ ジャンウとシンドバッドの方針の違い
第10話 仮面の男! 本物は誰だ ☆ 委員長に取り憑いた悪魔
第11話 ああ、美しき刑事の心 ☆ シンドバッド「お前にはこの仕事は向いてない」
第12話 ピンは剣よりも強し! ☆ 演劇「ロミオとジュリエット」鑑賞会
第13話 忘れな草のハート泥棒 ☆
第14話 ターゲットは花嫁衣装 ☆
第15話 遊園地の衝撃告白! ★ 
第16話 初キスは月光に輝く! ★ 「君に怪盗を辞めさせたいんだ」
第17話 急接近! 恋の台風上陸 ★ 稚空の婚約者、新体操個人戦
第18話 悪魔が襲う友情の勲章 ★ 悪魔に取り憑かれた都
第19話 封印! 父の愛の証明 ★ 知稚の父(名古屋海生(なごやかいき))登場、マロンドーム封印
第20話 元気に勇気が壊れた日 ☆ 母からの留守電 
第21話 都、恋と友情を撃つ! ☆ まろんへのジャンヌ疑惑(都)、都の告白・失恋
第22話 ダイブ! W怪盗死す ☆ 名古屋総合病院、知稚の家庭事情、知稚の父誘拐事件
第23話 狙撃! 魔性の青い蝶  ★ 続き ※内容盛り沢山の注目回のはずだが、脚本・演出とも大味で残念×
第24話 豪華客船モンキー騒動 ☆ 
第25話 怪談! 幽霊学校の夏 ☆
第26話 潜入! カラクリ忍者城 ☆
第27話 涙のお別れ天使フィン ★ ロザリオ消滅、チェス駒収集完了、フィン天界へ{/netabare}

 - - - OP「Dive into Shine」、ED「Till The End 〜終わらない愛を〜」 - - -
{netabare}
第28話 悪魔降臨! 新変身の時 ☆ 悪魔騎士ノイン&ミスト登場、新しいロザリオと変身、紫界堂聖先生赴任
第29話 超美形! 謎の先生登場 ☆
第30話 元気復活で燃える闘志 ☆
第31話 怪盗ついにCM出演!? ☆
第32話 怪盗ジャンヌ抹殺指令!! ☆ 東大寺警部に取り憑いた悪魔
第33話 嘘つきシンドバッド!! ★ 「貴方は誰?」 ※本作の見せ場(知稚身バレ回)だが脚本の甘さは×
第34話 別離宣言! もう誰も信じない!! ☆  
第35話 ジャンヌ復活のLOVEパワー! ☆ ミストのまろん攻撃をかばう知稚
第36話 泥棒は刑事の味方か!? ☆ 不遇の科学者・東大寺昴(都の兄)に取り憑く悪魔
第37話 悪魔の心臓を持つ少年 ☆ 重病少年・高土屋全登場
第38話 決断!? 悲しみの封印 ★ 「ジャンヌ・ダルクの魂を汚す存在」、高土屋全死亡
第39話 願いは一つ! 父と母に ☆ 離婚したまろんの父母の安否
第40話 邪悪変身! ミスト猛攻 ★ ノインの変心、悪魔ミスト消滅
第41話 再会フィン!! 劇的悪夢 ★ ノイン激白、堕天使降臨
第42話 怪盗、時空を越える!! ★ 処刑前夜のジャンヌ・ダルクの元へ ※脚本自体は大味×
第43話 友情崩壊!? 魔氷城決戦 ☆ 都の悪魔憑き、ノインの犠牲
第44話 汝、神風となれ! ☆ 最終決戦{/netabare} 
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★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)15、☆(並回)29、×(疑問回)0 ※個人評価 × 3.4

投稿 : 2024/04/20
♥ : 9

k-papa さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

強気に本気、素敵に無敵、元気に勇気・・・だったかな?

原作りぼん連載。
読んでました。
種村さんの作品はイ・オ・ンが好きなんですが、流石にアニメ化されなかったな。

怪盗セイントテールの二番煎じとも言われたが、
神の使いというところが近いか。

流石に原作ほど目が大きくないが、まあ大きいキャラですね。
気になる男の子が宿敵?というのもセイントテールに近いか。

なんでジャンヌ・ダルクが怪盗なのよという突っ込みもありますが、
一応ちゃんとした理由もあります。

結構楽しみに見ていましたが、実は低視聴率で打ち切りに近い感じで。
セーラームーンほど受けなかったみたいですね。

基本ラブコメです。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 3

65.0 48 1999年度アニメランキング48位
十兵衛ちゃん ~ラブリー眼帯の秘密~(TVアニメ動画)

1999年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (60)
285人が棚に入れました
今から約300年前、江戸時代初期の剣豪、柳生十兵衛は今際の際に、弟子の鯉之助に「ラブリー眼帯」を授け、2代目柳生十兵衛を探し出せと言い残して死去する。2代目の条件は――「ぽちゃぽちゃのぷりんぷりんのぼんぼーん」。 300年後の現代。2代目にいきなり指名されてしまった中学2年の少女・菜ノ花自由。彼女は「ぽちゃぽちゃのぷりんぷりんのぼんぼーん」であるため、その名を継ぐ資格があると鯉之助はいう。彼は300年間気力だけで生きながらえてきたのだ。見事認められた自由はいやいやながらも眼帯をつけたとたん、天下無双の剣の達人「十兵衛ちゃん」へと変身、柳生に代々深い恨みを持つ「竜乗寺家」からの挑戦を受けざるを得なくなったが、実は2代目柳生十兵衛の剣には秘密の力があった。

こたろう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

ヘンな「間」を持つ独特なギャグ

ギャグアニメですが、変身モノでもあります。
主人公の十兵衛ちゃんが、柳生十兵衛の生まれ変わりとして変身して襲い来る敵と戦う・・・とまあ、ありがちな設定です。
さすがに絵柄が古くて、今の感性では萌えるのはキツイと思いますが、十兵衛ちゃんのキャラクターが良かったです。


ストーリーは、シリアスな本筋にギャグを乗せつつバランスよく進行していきます。
ありきたりな話ですが、普通の女子中学生でいたい十兵衛ちゃんと、それを許さない周りの状況とが絡んで、それなりに飽きることのない展開です。
基本的にギャグアニメなんですが、ギャグがストーリーの邪魔をしない風変わりな作風。
会話の掛け合いや、カットの入れ方に独特の”間”があって、ネタそのものはお寒い限りのギャグですが、嫌悪感なく見ることが出来る不思議な作品です。
くだらなさ過ぎて、決して笑えはしませんが。


見所はやはりキャラクター。
十兵衛ちゃん、可愛いです。
ちょっと幼いつたない感じの喋り方で、ぽそっと短くイキな事を言うのが魅力。
表情にあまり出さないうえセリフの量が少ないのに、キャラが立ってるのが見事です。
なんだろ、これ? 独特。ほんと特異な空気の「萌え」を持つキャラ。
うーん、言葉で表現するのが難しいッス。

脇を固める男連中もベテラン実力派声優ぞろい。
ウザくて、暑苦しくて、カッコよくて、愛らしい野郎どもが揃ってます。
特に親父さん、熱演です。


古いキャラデザと寒いギャグをスルーできれば、お話自体は意外と楽しめる作品。
独特の空気とギャグに興味のある方はご覧ください。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 7

みかみ(みみかき) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

むむむ

 わたしが自分をアニオタではないと思う理由のいくつかの理由の一つがこのアニメの存在…。

 友人のアニオタにこのアニメを全話みせられたのだけれども、それがさっぱりわたしはこのアニメのハマるべきポイントがわからず、ずっと見ていてただただ辛かった…。いや、まあ全くつまらないということはなかったのだけれども、wktkするポイントもなくて…。
 アニオタの知人諸氏に聞くと、このアニメの評価はだいたいかなり高いのだけれども、わたしはそれがさっぱりわからないので、何か、自分がものをわかっていないのだなあ、という気分になったまま、今に至る。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 5

maruo さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

ギャグが合うかどうかが鍵 C

ごく普通の中学生・菜ノ花自由が、ラブリー眼帯を付けると無敵の2代目柳生十兵衛に変身するというお話です。

この作品を知らなかった私にとっては、タイトルからして眉唾物でした。
「眼帯」に「ラブリー」を付けるセンスが良く分からない。
柳生十兵衛から眼帯と遺言を受けた小田豪鯉之助が、後継者を探すという気力だけで300年生きてきたというのも良く分からない。
ギャグパートを専門に担当するキャラクターとして、バンカラトリオというのが出てくるのですが、これが雰囲気的には非常に良いものを持っているものの、いかんせん私の笑いのツボを刺激するには至りませんでした。
他も、総じて笑えなかったので、これはギャグアニメなのだろうか?と自問しながら視聴していました。

となると、チャンバラものとして見た方がよさそうです。
そう腹を決めたころには物語は既に終盤でした(笑)
アクションもの全般を余り見慣れない私としては、チャンバラものとしてどうだったかも十分評価することはできません。
一番の見所だと思ったのは、最終回でアクションシーンの最中で見せた、菜ノ花自由とその父親の信頼関係・絆といったところでしょうか。
そこだけは、他の方に向けても、見る価値があると言えます。

ただ、やっぱり何かと中途半端さを感じてしまいます。
ギャグ+シリアスの狙いで作ったのだとは思いますが、放送当時はギャグも面白かったでしょうに(いや、それも危ういか?)、なまじギャグがあるためにシリアスにもなりきれていないという印象です。

キャラデザインも今見ると古臭さを感じるので、敬遠されるかもしれませんが、主人公・菜ノ花自由はだんだん可愛く見えてくるタイプのキャラですので、これは余り気にする必要はないと思います。
ただ、やはり、ギャグが受け入れられるかどうかですね、この作品は。
合わなかったら、視聴するのがかなり辛いと思います。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 15

64.7 49 1999年度アニメランキング49位
デ・ジ・キャラット(TVアニメ動画)

1999年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (95)
514人が棚に入れました
『Di Gi Charat』(デ・ジ・キャラット)は、ブロッコリーが展開するキャラクター企画『デ・ジ・キャラット』を元に、TBS系深夜番組「ワンダフル」内で放送された『デ・ジ・キャラット』シリーズにおける初のアニメ作品。

蒼い星 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.9

見終わったにょ!

TBSの深夜番組「ワンダフル」の一枠を使って放映されたことから、
「ワンダフル版」とも呼ばれているそうです。
1回あたりOP含めて4分弱、全16話のショートアニメです。

宇宙人の、でじことぷちこが秋葉原にあるアニメショップ・ゲーマーズでアルバイトをしている日常不条理コメディで、
真田アサミさん(でじこ役)と沢城みゆきさん(ぷちこ役)がメインを演じたデビュー作でもあります。

昨夜に見終わったのですが、正直つらかったですw
毎回毎回が意味不明過ぎる展開…波長が合えば面白いんでしょうけど…。
作画が酷い!ギャグアニメに潤沢な予算なんて求めてないし省エネ作画にもある程度は理解あるつもりですが、
それを通り越して毎回崩れすぎてて『プルンプルン天国』状態?持ち味とか言ってるレベルじゃありません!
でじことぷちこの声が非常に似合っているのですが、
今でこそ名優の沢城さんですが当時は新人の中学生だけあって、ただのロリ声声優ですし、
全体でも南央美さんや置鮎龍太郎さんなど声優さんの名前の割には、いざ聴くと、ぱっとしないキャスティングでした。
主題歌は、奥井雅美さん。作中のBGMは可も不可もなくってところでしょうか?
キャラの評価…不条理とシュールさが売りなんですけどツボに入りませんでした。

暇つぶしにはなりますが、お金を払ってまで見る作品じゃないですね。無い無い尽くしの環境で頑張ったんでしょうけど。
ファンの方には本当に申し訳ないですが、正直言って長所を見いだせない作品でした。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 25

ひげ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

秋葉原を形成したといえる伝説の人物

『でじこ』ビルから出来てから秋葉原が秋葉と呼ばれる現在のようになったような気がするがたぶんあってる。
いまの秋葉とはまた少し違う。でじこの登場後、今から数年前までが秋葉原の全盛期だろう。大企業が介入してきた現在の秋葉を憂うものは多い。

作品は『また今夜~』な深夜番組で『マサルさん』『浦安』とかの枠で放送されてたショートアニメ。
勘違いしてほしくないのは萌えはまったくない。一切無い。1ミクロンもない。
もしあるならば当時ぷちこデビューの現役JCだった沢城みゆきだけじゃないか。
貧乏なゲマズのバイトでじこを中心にしたカオスなギャグアニメが繰り広げられる。
当時の業界への痛烈な風刺もあり爆笑もの。いまではわからないかも。

なんといっても『うさだひかる』は迷キャラ。ネーミングセンスも駄洒落なんだけどなんか素敵w。

当時、なぜ、一般人に、でじこ=キモオタのイメージがまとわりついたのが謎だったが、秋葉でぶつかったオタクが『にょ』といったのですべてを理解した。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 13

お茶 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

意味不明な世界をどう解釈するか。

あずまんが大王が日常系の起源だとすると
こちらは萌えの起源だそうなw詳細は不明ですが。
萌えのトレンドを意識させた意味で起源かもしれません。

本作は実在するお店、秋葉原のゲーマーズのマスコットキャラとして戦略販売していたアニメだそうで、オタクの生態を描きながら萌えというワードをメインに展開されているのだが、内容はかなりカオス。5分だか3分だか忘れましたが、OP曲に役半分の時間を使いしかも凝っているという謎配分。

萌えるのかと聞かれたら萌えないこともない、萌のトレンドを前面に打ち出しながら、終始意味不明な新世界に連れてってくれる。先日あいまいみーっていうこれまた新世界アニメ(仮)を視聴していつも感じることは、日常系でたまにある新世界系(仮)にたまにでくわす楽しさときたら、アニメやめらんねーと心底感じさせてくれる。

新しいものを見たときの自分はこれをどう理解すればいいかとか?どこに面白みを見出すのかとか?タネを明かすように観るのも面白いし。いわゆる何だこれは!と見るのも一つだと感じる。

現代美術を目の前にして、よく分からないんだけど何かを感じとったり。例えば一見1次元に見える絵が三次元に見える角度があったり、影に見えるところが、光に見えたりするメタファー(隠喩)を汲み取るまなざしって大事な気がします。

明らかに世界が壊れているんだけど、これを意図して作っているモノだと捉え、壊れた整合性のない黄金比みたいなものをどう自分は解釈するのか、ここに美学を感じます。アニオタになる前は萌えとかが、異様に感じたように、理解出来ないものをどう解釈するかって、案外怖い事かも知れない。でもオタクになったからには、本作のような作品の周波数もキャッチしようとすること自体が本作の楽しみ方なのかもしれないと私は感じます。

_

萌えの起源なんてもっと昔からあるハズ。本作が特異なのはオタクの生態を過剰なまでに描き切り、でじこというキャラクターを通して萌え文化を知らしめたのではないでしょうか。

でじこは、猫耳、尻尾など当時の萌えアイテムを全装備させたようなキャラなのでwとある方に伺った所グッズなど、アニメ単体より、ゲーマーズのマスコットとしてグッズなり、なんなりで流行っていたらしいです。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 36

64.7 49 1999年度アニメランキング49位
シティーハンタースペシャル 緊急生中継!? 凶悪犯冴羽?の最期(OVA)

1999年4月23日
★★★★☆ 3.6 (17)
129人が棚に入れました
人気アニメシリーズのTVスペシャル版第三弾。 冴羽商事へ久々に飛び込んできた依頼の内容とは、殺人事件を目撃してしまったという人気女性キャスター・朝霧さやかの身辺警護。しかし彼女と共に敵の追撃をかわして逃走していたリョウは、加工してある映像を駆使した報道によってなぜか誘拐殺人犯の汚名を着せられてしまう。その裏にはメディア王と呼ばれる男の陰謀が、そしてリョウ自身に関わる哀しい過去が絡んでいた。そして、整形していたというさやかに秘められた素顔もやがて明らかになる。彼女は、リョウが傭兵として戦っていた時代の仲間だったのだ……。 2年ぶりの復活となった本作は、CGで描写されるアクションなどにかつてない新味を感じさせる仕上がりとなった。一方でクライマックスの挿入歌に初代EDテーマを用いるなど、ファン泣かせの演出も。
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