2000年夏(7月~9月)に放送されたおすすめアニメ一覧 9

あにこれの全ユーザーが2000年夏(7月~9月)に放送されたおすすめアニメを評価したーデータを元にランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年04月25日の時点で一番の2000年夏(7月~9月)に放送されたおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

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年代別アニメ一覧

68.5 1 2000年夏(7月~9月)アニメランキング1位
映画 おジャ魔女どれみ♯(しゃーぷっ)(アニメ映画)

2000年7月8日
★★★★☆ 4.0 (28)
294人が棚に入れました
 1999~2000年にTV放送された「おジャ魔女どれみ」「おジャ魔女どれみ#(しゃーぷっ)」の劇場用作品。TVアニメ版をもとに、魔女見習いとなった小学生の女の子たちの騒動を描いたオリジナルストーリー。怪しげで美しい花“ウイッチークイーンハート”。それは魔女界の不思議な花で、願いごとをなんでも叶えてしまうという。この花が咲く花園にたまたま入ったぽっぷとハナちゃん。ふたりはこの花に眠る魔力に気づくことなく、持ち帰ってしまうのだが…。

65.4 2 2000年夏(7月~9月)アニメランキング2位
ルパン三世 1$[ワンダラー]マネーウォーズ(OVA)

2000年7月28日
★★★★☆ 3.7 (76)
431人が棚に入れました
1カラットもない安物の指輪、マルケスの記念指輪がニューヨークのオークション会場に出品された。呆れ返る衆人をよそに、一人の紳士が百万ドルの値を付けるが、1$差でバンク・オブ・ワールド頭取のシンシアに競り負けてしまう。 そこへ銭形警部が現れた。 シンシアと競り合っていた紳士の正体はルパンだったのだ。 ルパンは指輪を奪い逃走しようとするが、シンシアの部下ナビコフに奪われてしまう。指輪には、持っているだけで世界の王になれるというブローチの所在を示す秘密が隠されていて、シンシアもそのブローチを狙っていたのだ。 ルパンと次元は、宗教にのめり込む五ェ門と共にバンク・オブ・ワールドに忍び込んだ。

酒と肴と頭痛 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

スコッチ党の次元がマンハッタンを。

次元がウイスキーを好むという設定はシリーズ共通と思いますが、どんなウイスキーを好むのか、スコッチだったり、バーボンだったり、話によって変更されていると思います。

この長編では、スコッチ党ということになっています。話の中で大きな清算をしにいく直前に、次元はルパンが待っているバーに入って、ドライマンハッタンを注文します。本来スコッチ党の彼がそうしたのは、感傷気味だったからでしょう。女に優しい次元ですから、清算後、ルパン一味が勝利した所で、救われない女が一人いるのは、彼が感傷的になる理由の一つではないかと感じました。

そして、他の女が一人、成功の道を歩んでいくことになるのですが、同じ大都市の中では上記の救われない女もおり、その対比が、あえてスコッチ党の次元がバーボンを使うマンハッタン(摩天楼)を欲した心境に重なるようで、通常のマンハッタンよりシャープで苦味のあるオリーブを添えた一杯が、この長編をより味わいのある物にしていると思いました。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 0

Moji さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

TVスペシャル第12弾(2000)

「世界の王」になれるという曰く付きの「幸運のブローチ」の鍵を握る安物の指輪。
今回は、盗みをせずにオークションでその指輪をGetするはずだったが、1$と時間差で競り落とされてしまった。
まずはその指輪をめぐって、スバル360でのカーチェイスはもちろん、次元が愛用のM19を落としたり、しっかりと金庫破りもあり、ルパンが死んだり・・・。
幸運のブローチの謎解き、頭取の女社長とのコンゲームもありと、けっこう盛り沢山の内容である。
ルパンが幸運のブローチを狙う理由を「見てみたいだけさ」といってますが、それだけのはずはないよね。
地下駐車場で襲われるシーンでSSKが撃たれ、「オッ!」と思ったらその影からスバル360。イイ演出でした。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 0

サブアカウント01 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

敵でありヒロイン

今回はまさかの敵のボスがヒロインという、今までの作品にはない敵としての魅力やドキドキが楽しめました。
とルパン映画のOPは、ルパンのテーマに合わせてのカーアクションですよねを再確認させてくれるカッコいいOPで始まります。

主要キャラの評価
ルパン・・・大人でカッコいいルパンです。やっぱりルパンはカッコよくないと

次元、五右衛門、不二子、銭形・・・ちゃんとみんなカッコいいです。

敵キャラ、ヒロイン・・・今までにないタイプで非常に魅力を感じました。

タイトル通り1$を効果的に使った演出が、何度も出ており特に最後のシーンは最高にクールでカッコいいです。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 0

64.0 3 2000年夏(7月~9月)アニメランキング3位
デジモンアドベンチャー02 前編・デジモンハリケーン上陸!! 後編・超絶進化!! 黄金のデジメンタル(アニメ映画)

2000年7月1日
★★★★☆ 3.6 (57)
367人が棚に入れました
夏休みにアメリカのミミの元へ訪れたタケルとヒカリ。しかし、突如ミミが消えてしまう。同じ頃、日本にいた太一やヤマト達も姿を消してしまう。アメリカから送られてきたヒカリの救済のメールで、大輔、京、伊織はアメリカへ行く。そこでウォレスという少年と、そのパートナー・グミモンに出会うが…。
ネタバレ

シェリー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

負の感情の権化―孤独―

ニューヨークへ遊びに来ていたミミとタケルとヒカリ。
ヒカリはそこでデジモンの泣く声を耳にする。
それと同時に突然ミミがタケルとヒカリの前から姿を消してしまった。
ミミを筆頭に他の選ばれし8人の子どもたちも次々と姿を消してしまう。
後に残るのは風の通り過ぎてゆく微かな音だけ。
「泣いているデジモン」はウォレスと対峙する。
彼が育ての親のはずなのに、探し人なのに、目の前にいるのが誰か分からず攻撃をする。
ウォレスのパートナーであるグミモン(テリアモン)はそいつから彼をを守るため戦う。
かくして急に去って行ってしまうデジモンにウォレスは言う。
「あの花畑―summer memory―で待ってるよ。」

小さい頃に観ました。怖くて、不気味な記憶しかありませんw
改めて今観ても不思議な映画です。子ども向きではないです。それにしてはあまりにも陰鬱です。
「デジモン映画」としては微妙、「アニメ映画」としてはそこそこ面白いな、と思いました。

観終わると茫漠とした余韻のようなものが残ります。
映像に適度な抑揚はありますが、基本はゆったりとした流れです。
バックにかかる音楽もギターを基調としたセンチメンタルなものが流れています。
今回の主人公のウォレスとグミモンもとてもゆっくりとしゃべります。
これらは本作がこの2人の要素を色濃く反映してるためではないかな、ってちょっと思いました。
主人公として際立たせるためでもあり焦点をブレないようにするために。
しっかりとした世界観を持った作品です。
そしてこの空気がどこか含みを持っているようにも、また悲しさを帯びているようにも感じさせ、
不思議な余韻を風の落し物のようにそっと置いていきます。ちょっと不思議な作品です。

ストーリーの構造は至って単純でしたが、この映画はどこか捉えどころのない世界観を含んでいました。
話が進むにつれてどんどんお花畑に近づいていくのと同時に「泣いているデジモン」の
内的な空間にも近づいていくことになり、「泣いているデジモン」とその空間が
ダイスケ達と同様に画面の外から観ている僕らをも混乱させます。
ふわぁーっとしてると「結局なんだったんだ。」となってしまいます。
でもそこは制作側の虚構の描き方の上手さを褒めるところです。
一見すると掴みどころがないような、そんなところが好きです。
なんか好意を持ってる女の子の好きなところを言ってるみたいな感想だなあw

本作の中軸を担うのは「泣いているデジモン」でした。
ある程度までは飼いならすことのできる感情も、閾値を超えてしまうと手の付けようがありません。
そうなってしまっては避けることのできない。
大きな津波が押し寄せてきて、淀みのない黒い闇になすすべもなく飲み込まれてしまいます。
心はもう奴らのもの。徐々にひびを入れ、腐敗させ、さらに身体への影響も怠らない。
頃合いを計ってとどめを刺す。大きな槌を振りかぶり、槌は無駄のない弧を描き一撃で心を叩き割る。
そうして人は鬼なる。
不条理な世界なために大事な人たちから暴力的に引き離されてしまった「泣いているデジモン」。
底のない恐怖にどれだけ泣き、苦しんだのかは今の姿を見れば一目で分かります。
それはまるで圧倒的な武力により虐殺された歴史の名の無い多くの人々の亡霊のよう。
負の感情に支配されてしまった「泣いているデジモン」。
そうして犠牲になったデジモンとウォレス、そしてダイスケ達の物語をぜひ観てほしいです。
大丈夫、救いはあります。




↓余談「孤独について」
興味ない人はタグを開いてはだめ。ほとんど関係ないことだよ。
それに一生懸命書いたけど稚拙な文章だし、なにより恥ずかしいからw
{netabare}
「絶対の孤独はこの世に存在しない」「人はみな孤独である」
たしかに人はある面ではみな孤独ではないし、孤独になりきることも不可能かもしれない。
しかし、またある面では人はほんとうに孤独である。これは真実である。
下の文章とは関係ない。



自ら独りになった。
彼らとの会話にどうにも価値が見い出せなかった。
くだらない話は好きだ。けれど彼らはどうも違った。歯車が噛みあわない。だから離れた。
数人を残してただ消費されていく時間をできるだけ少なくしようと努めた。水道の蛇口を閉めるように自然に行った。
われわれは人とのコミュニケーションが下手だと言われるがそれは違う。ただあなたとは話したくないのだ。
いささか人より疲れることを別にすれば表面を取り繕って話をすることくらいいくらでもできる。
しかし人は、それに見合うだけの価値が無いことに努力をしようとはあまり思えない傾向にある。
行き着く先が明確であれば尚更。つまりそういうことになる。無言の戦争。拒絶の反撃。
じゃあ何が楽しいんだって言われる。寂しい奴だとも言われる。しまいにはキチガイにだって扱われる。
われわれの周りには人が溢れ、物が溢れ、酒があり、セックスがあり、無能な政治家もいれば、戦争もあり、核兵器もある。
カフカの書いた処刑台もすぐそこに存在している。ずっと前から。
求めるものだって、たとえそうでないものだってその手の中にすでに収まっている。
そうさ!みんなあるのさ!なにも困ることはないさ!ほらほらグラスが空いてるぜ!
女だっていくらでもいるさ!トランクに好きなだけ詰めて持っていきな!
きみきみ泣くことはないさ。そういうときは買えばいい。性欲はいつだって不足している。それがこの世界なんだよ。
さあさあ笑いな!笑えばいい!僕らの悩みなんて宇宙からすればちっぽけなもんさ!
そうだ、肩を組もう!みんな本音で話そうじゃないか!いつだってぼくらは幸せさ!人類みんな兄弟さ!Love&Peace。
そうじゃないだ。僕が求めていることは普遍じゃない。安定でも保険でも、よりかかることのできるなにかでもないんだ。
いやそれらだって必要なのは分かってる。でも違うんだ。
それはもっと特別で、僕だけのものなんだ。
大切なのは信念だ。荒れ狂う海の上で役に立つものは少ない。
大砲なんて要らないよ。捨てちまいな。オールもいい、酒も全部流すんだ。いつも甲板に残るのは俺たちだけで十分さ。
嵐が止んだら西へ行こう。西だ。流されるままに行くんじゃない。西だ。俺が決めたんだ。
世俗から逃げるのとだって違う。どうしたってこの世界でうまく生きていかなくちゃならないさ。
もし僕が並列に走っている電車に飛び移れるならそうしたい。でもそれはできない。この世界だけなんだ。どうしたって。
分かってる。分かっているさ。そんなに怒鳴らないでくれよ。
でもさ普遍じゃないんだよ。聴いてるかい?普遍だよ。
生きるのは僕なんだ。君じゃない。同時に戦うのも僕なんだ。そうだよ、君じゃない。
遠くから姿の見えない雷が音を鳴らす。警告だ。ずっと前から鳴っているんだ。誰も気づかない。
僕らはあまりにも無防備だった。無関心だった。無計画すぎた。
おなかを叩くとポンと音がする。ああ、空洞だ。
肝要なのは僕だ。そして、君だ。骨子であり、核であり、中心だ。
いつもいつもホルスターに手あてておく必要はないよ。でもね、「考えて」ほしいんだ。
それは森の中だって海の底だってできることだ。どんなところでもできる。今できないことじゃない。
よーく考えるんだ。その集積の中に君はいる。もちろん僕はぼくの集積の中にいる。普遍じゃない。
なにか分かったかい?気が付くことはあったかい?よし、それならさっそく行動だ!
外に出ろ!スコップを持て!穴を掘るんだ!みんな自由さ!
ゆっくりでいいよ。時間をかけていいんだ。だってすぐにできることじゃないからね。
周りの言うことなんか気にするな!奴らはシステムに消耗されていくハイテクな人種さ!
石を投げられたって、水をかけられたって気にするな!泣きたい夜もあるけど今は耐えるときなんだ。我慢だ。
僕は夢を見る。掘り終わった穴の上に僕が立っている。そしてこう叫ぶんだ。
「勝者は僕だ!今ここにいる、ここに立っている僕なんだ!」
そのときの朝日はとびきり綺麗だった気がする。いや、そう信じたいだけかもしれない。



この文章の語り手の僕が私シェリングフォードと同一人物であるとは限らないです。
ただ孤独はおそらくこういうものではないかというひとつの仮説です。
未熟すぎて仮説にもなっていないかもしれないけれど。
孤独には、とびきり素晴らしい輝きがある反面で、人ひとりを犯すほどの毒となる面もあります。
でも僕はその良い面である前者を主張したい。
ずっと誰かといるだけでは気づくことのできないことがたくさんある。
まあ逆もそうなんだろうけど、こればかりはなかなか口では説明できないです。
どちらの方が良いというわけではないのだけれど、孤独には良い面だってありますよ。
でもわざわざなろうとする必要まではない。独りの時間を大切にできればそれでいいんじゃないかな。
大事なのは「いかにして大切にするか」ということなんだけどね。
{/netabare}

投稿 : 2024/04/20
♥ : 4

63.8 4 2000年夏(7月~9月)アニメランキング4位
ブラックジャック 空から来た子供(アニメ映画)

2000年7月1日
★★★★☆ 3.6 (10)
71人が棚に入れました
ブラック・ジャックの元に、最新鋭戦闘機「レポール」に乗ってベラド共和国の軍人ガガノフがやって来た。銃を向けながら高圧的な態度で息子アンドレイの治療をブラック・ジャックに依頼するガガノフ。アンドレイの体は、心室中隔欠損症に伴うアイゼンメンゲル症候群によって手の施し様がない状態に陥っていた。一度は治療を断るブラック・ジャックだが、目の前でアンドレイが倒れる姿を見て、医者としての本能が動き出す……。

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

20ページのマンガを22分。これをどう見るかですね。

 ブラックジャックというのは基本週刊連載で1話完結でした。原作を確認すると20ページの話です。それを22分の話にしたのがどうかですね。

 原作では、あの逃亡してきた軍人は銃でブラックジャックを脅したりしません。逃亡のシーンも簡略です。ピノコのシーンも全然ありません。
 でも、軍人としての矜持、そして親子の愛情、ブラックジャックの医師としてのプライド、医師のできることとできないこと等々かなりブラックジャックのエッセンスが凝縮された名作と言えます。

 別に原作厨ではないですし、原作だけだと物足りない部分をアニメ版は補って作品として良く仕上げたとは思います。軍人の苦悩も脱出の経緯もよく描写していました。ただ、原作の短いながらエッセンスが凝縮されていたテンポの良さがなく、アニメ版は冗長に感じました。

 また、ラストシーンが変わっているのがどうか、ですね。確かにブラックジャックに迷惑が掛からないように、という意味ではアニメ版も分からなくないですが、原作の責任の取り方がカッコ良かっただけに、どうだったか。

 TV版についてレビューを書くかわかりませんが、マンガ20ページに1話。うまくいっているものもありますが、どうだったでしょうか。原作はたっぷりあるのだから、1週2話のほうが良かった気がします。
 

投稿 : 2024/04/20
♥ : 0

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

タイトルなし

ブラック・ジャックの元に、最新鋭戦闘機「レポール」に乗ってベラド共和国の軍人ガガノフがやって来た。銃を向けながら高圧的な態度で息子アンドレイの治療をブラック・ジャックに依頼するガガノフ。アンドレイの体は、心室中隔欠損症に伴うアイゼンメンゲル症候群によって手の施し様がない状態に陥っていた。一度は治療を断るブラック・ジャックだが、目の前でアンドレイが倒れる姿を見て、医者としての本能が動き出す…。軍人として生きてきたガガノフ、そして妻ミゲルと息子のアンドレイ、三人の親子の絆が、苦悩するブラック・ジャックに希望を与える…。というあらすじ。

安定のブラックジャック。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 0

62.4 5 2000年夏(7月~9月)アニメランキング5位
HAND MAID メイ(TVアニメ動画)

2000年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (81)
442人が棚に入れました
ドラえもんのような「知能を持ったロボット」を生み出すことを目標に研究に励む、学生・早乙女和也の元に、とある事情で1/6サイズのメイドロボットである「サイバドール・メイ」が送られてくる。メイは、高い知能と人間と変わらない外観を持っており、住み込みメイドとして和也に尽くすことを自分の任務としていた。
一方、和也の下宿先の大家の娘・谷かすみも和也に恋心を抱いており、メイが和也と同居することで次第に関係が深まっていくことに複雑な思いを抱くようになる。物語が進みメイが人間と同じサイズとなると、メイ、和也、かすみの関係は本格的な三角関係になる。
また、人間とロボットの関係がどうあるべきかということが本作品のテーマとされているが、和也は人間とロボットを平等に扱うことを信条としているため、この三角関係も複雑なものとなっていく。

ネロラッシュ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

パンチラお色気たっぷり

ドラえもんを作りたい!と言い切る主人公早乙女和也くん。
普通パロディなら名前をもじったり、モザイク処理したりするが、キムシン監督大丈夫か?と心配になってしまいます。

ドラえもんと出したからのび太を想像しがちだが、この主人公はきっとキテレツくんだと思うのだ。
イカリヤというイカ型ロボットを作ったので、コロ助っしょ!
それでああっ女神さまっの螢一のようにお人好しなので、多数登場するメイドロボットに好かれてのパンチラお色気たっぷりのドタバタハーレムラブコメになっていくのだ。
主人公のライバルというか、勝手に何かしら突っかかってくる南原というのがいるが、最初ウザいんだけど実はいいやつなんじゃね?だったりで、そういうのは好きです。

このアニメはやはりパロディ多いかな。
気づいただけでも快傑ズバット、ゴレンジャー、エースをねらえ、ベルばらと…

話の途中からヒロインのメイドロボットが等身大になってしまって、1/6サイズのままだったら武装神姫であったのにね(笑)である。

余談ですけど、あの花で売れっ子になった長井龍雪氏が制作進行をしてます。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 4

JBさん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

ただのロボと侮るなかれ・・・

全11話とちょと1クールに満たない話数ですが
しっかりまとまっていると思います。
内容としてはラブコメハーレムですが、思いやりとか思い出といった
心に通ずる物が、いかに大切な物なのかが、
描かれていて本編ラストはちょと感動できました。
そして、最後にぽろりと明かされる内容はさらりとイイ雰囲気で流されますが、
よくよく考えると・・・それって・・・
えええええええええええええええ!!!Σ(゚Д゚;)ってなりましたww

投稿 : 2024/04/20
♥ : 4
ネタバレ

ユニバーサルスタイル さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

ロボットとメイドさんにはいつだってメイっぱいの夢と希望がある

客観的に見れば、一昔前の美少女アニメです。
正直言ってキャラクターの萌え要素は今の方が洗練されていて可愛らしいです。

しかし「HAND MAID メイ」にはこの頃のアニメ特有の魅力があります。
それは、萌えアニメでありながら熱いキャラクター達とワクワクするストーリーを兼ね備えているところです。
男性キャラクターの活躍もしっかりと、ストーリーの中心となるテーマもブレずにしっかりと。そこらへん制作者のこだわりが感じられます。
がっしりと心を掴まれてしまったため長々と愛を綴ります。


・キャラ、キャスト
{netabare}
主人公である早乙女和也はPCをいじるのが大好きな大学生。
彼の夢は「ドラえもんのようなロボットを作ること」。
単に美少女ロボットが好き、というわけではなく、ロボットと人間が分け隔てなく接することができる未来を夢見る青年なのです。
声優の山口隆行さんにはあまり見覚えがありません。でも、主人公として遜色ない演技でした。
彼が愛するロボットのために奮闘する姿を見て、並々ならぬ情熱に涙します。


和也と同じくらい熱いキャラクターとして、彼のライバルである南原耕太郎が挙げられます。
とにかく和也をライバル視し、事あるごとに妨害を働きます。また稀代の変人なため毎度派手なリアクションをかまし、主人公を食ってしまうほど存在感があります(笑)
しかしライバルを自称するだけあり和也に劣らぬ熱いハートがあります。
ピンチのときにはカッコイイ男、ナイスガイです。
声優が上田祐司(現:うえだゆうじ)さんということもあり、色んな意味で忘れられないキャラクターになりそうです。


そしてメインヒロインであるメイちゃん、素晴らしいのです。
主人である和也を慕いながらも好意は密やかに胸の奥にしまっておく。そんな奥ゆかしさがまさにメイド愛だと思います。(視聴者サービスのお色気シーンや設定にはあざとい所もありますが)
OPの一カット、口づけするふりをして誤魔化すシーンが二人の関係性を上手く表していて、秀逸!
ロボットのはずが段々と感情に目覚めていき、自分の気持ちを抑えられなくなるメイちゃんに激しく萌えます。
山本麻里安さんの声には賛否両論あるかもしれませんが、個人的に激しくツボです。というか、山本さんがメインヒロインってだけで満足です。


メインヒロインの一人、谷かすみちゃんも外せないです。
長らく隣に住む和也の世話を焼きながら、積み重なっていく想い。
一人称が「ボク」であるのでまだあどけなさがあり、和也へ異性としての接し方ができず悶々としています。そこが可愛い。
ロボットであるメイを対等な関係として、恋敵として認める姿勢にも惚れます。
まだ新人であった頃の高橋美佳子さんの声がなんとも微笑ましいです。上手くないけどもしっかりした個性は既にあったんですね。


なんと、釘宮理恵さんも出演なされているではないですか!!
今まで全く知らなかったもので、声が聴こえてきた瞬間驚きました。
レナちゃんです。ポジションでいえば妹だと思います。
わがままで甘えんぼ、そんな自分を受け入れてくれる和也を慕う姿が可愛らしいです。
一度泣きだすと超音波を発生させる・・・なんてくだりはパロディが含まれている気がします。
既視感はありますが、釘宮さんのパワーで個性際立つキャラクターです。


あとまあ、キャラクターとしてはあまり好みではありませんが、
女性陣に氷上恭子さんや南央美さん、井上喜久子さんに荒木香恵(現:荒木香衣)さん。男性陣に三木眞一郎さんや神奈延年さんなど。
豪華声優陣と名乗っていいキャスティングです。
{/netabare}


・作画、音楽
{netabare}
作画は当然粗さもあります。
しかし、雑な仕事ぶりは感じられません。
少なくとも後年のTNKの作画よりは綺麗かと思います。
また、意外なほど大人しいキャラデザなので今見ても抵抗は少なかったです。

音楽も萌えを意識した感はさほどなく、爽やかささえあります。
コメディとシリアスを使い分けた多彩なサントラでした。

OP「JUMP〜メイっぱい抱きしめて」はほんと、夢がある歌詞とワクワクする音楽、名曲です。
ED「ほんとの気持ち」は、まだ高橋さんの手馴れていない頃なので生暖かい目で見ていました(笑) 主題歌歌っていたこと自体知らなかったので、これは黒歴史だったりするのでしょうか。
{/netabare}


・ストーリー
{netabare}
そもそも萌えってただ「可愛いから愛でる」ものとは違うと思っています。
萌えは燃えのごとく、心のときめきか魂の震えか、そういった情念の表れなのです。
美少女が主人公と苦難を乗り越え心を通い合わせる、その熱いストーリーに一喜一憂しつつ美少女の虜になるのが萌えだったのではないか・・と思うのです。


HAND MAID メイはそんな古き良き萌えを感じさせてくれる、主人公の早乙女和也とハンドメイド(手のひらサイズのメイド型アンドロイド)のメイによるハートフルコメディです。

メイドさんとのドキドキ同居生活というのも楽しみですが、
意思疎通の出来る人型アンドロイドという未知の技術や機械に心が宿るという夢物語に心躍らせられる、近未来SFという側面も見所です。(イヴの時間のような)


作中でも明言されている通り、『ドラえもん』をオマージュしたような節があります。
それはキャラクターではなく、設計思想とでもいうべき「なんでも出来る未来」の可能性を描いた点です。

ドールと人間で力を合わせて困難を乗り越えていくのが一番の肝ですね。
1話の些細なトラブルから出会いが始まり、10話で不思議な運命が判明する流れもなんだかドラえもんっぽいです。


2000年・・・インターネットを通じた近未来への夢と期待にあふれた時代を感じさせます。
今は実際にこの頃思い描いていた夢のような技術が着々と実現させられている一方、人々の未来への夢や希望が薄れていっている気がしてなりません。
なんでも現実的になったせいで逆に夢を見ることが難しくなったとでもいいましょうか。
今一度この時代を振り返って、夢を見る素晴らしさを思い出すのも良いと思います。
{/netabare}



と、これはダメなレビューだ・・・・・。
でもどうせ当時見ていた人達は忘れているだろうし、今からこれを見ようなんて変わり者も(自分を除いて)いないでしょうから、ぐだぐだの褒め殺しでもいいやと開き直ります。
改めてこの頃の美少女アニメが好きだな!と再認識しました。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 3

61.6 6 2000年夏(7月~9月)アニメランキング6位
ストレンジドーン - STRANGE DAWN(TVアニメ動画)

2000年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (32)
203人が棚に入れました
ある日、異世界に飛ばされてしまったふたりの女子高生・ユコとエリ。
強い日差しの下、奇岩が立ち並ぶ荒野をあてどもなく歩き、川で休憩してるところへ突然、小さな生き物が襲ってくる。
それはこの異世界での「ヒト」であったのだ。シャルと名乗る辺境警備隊隊長によって助けらた二人はシャルの村に案内される。村では「魔人」と呼ばれ、救世主扱いされ村人総出の歓迎の祭が開かれるのだった。
そんな折、魔人が村にやってきたという情報を得た他部族が村に侵入して戦いが始まり、ユコとエリたちはそこに暮らす小人たちの戦争に巻き込まれてしまう。

chance さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

【ガリバーFT】【ヒューマンドラマ】ファンタジーってそもそも逃避の文学って言われたし

小人だらけの異世界に召還された女子高生二人のシリアスファンタジー(ガリバー風)(ギャグほぼなし)

原住民からは魔人と恐れ崇められるものの、当人達は特異な力があるわけでもない唯の女子高生(いちおうデカイだけ)
”いや実際異世界に飛ばされても、ご都合能力が備わってなければ困る挙句不幸になるだけだよね”展開で、数多あるご都合ファンタジーに冷水をぶっかける様な対極作風です。

また主人公達含めリアリティある自己中人間描画は「俺こーいうタイプ嫌いなんだよね」キャラを数多く排出し、見応えあるドロドロのヒューマンドラマが楽しめます。
※社会人経験を積んだ人なら「あーいるいるこーいう奴」ってのに出会えるはず・・・って事は大人のほーが楽しめるアニメかも。

クライマックスはポカーンでしたが・・・

ご都合作風よりは、不快な人間心象描画があってこそ、物事は思い通りにいかず不幸がおしよせてこそのヒューマンドラマでしょと感じる人にオススメです。
あと、この作品を楽しむ上で、FTはあんまり関係ないです。たぶん。

ちなみに上記文は酷評ではなく私的褒め言葉です。面白いですよ。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 6

Moji さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

異色のファンタジー

気弱なエリ、自分勝手のユコ。
どちらに共感するかによって見方や感じ方が違ってくるだろう。
この二人、登場シーンから現代と違う世界にいて「?」状態だが、それは視聴者も同じ。
普通は異世界に飛ばされた人間がドッキューン、バッターン大活躍するのだが、この二人はまったく役に立とうとしない。
あっ、と言う間に3話(DVD1枚)を観終えてしまった。コーヒーを煎れて次へ・・・、と見始めたら止まらなくなってしまった。
たぶん、今までにないパターンで、現代からファンタジー世界に飛ばされてきた二人の考え方がヘンにリアルなためだろう。
恐らく、多くの現代っ子はそんな思考や行動ではないだろうか。
そのため、小人達との思考のズレがまた面白い。
エリとユコは現代に戻れるのか?結末はある意味衝撃のラストである。「ど~なっちゃうのぉ?」

投稿 : 2024/04/20
♥ : 1

ネロラッシュ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

大好きだ。

原作佐藤順一監督。

異世界に飛ばされてしまった女子高生ユコとエリ。
そこは小人が住む世界で戦争の真っ只中。
魔神様と崇められてしまう2人であったが…

ガリバー旅行記の小人の国だけを抜粋した感じだろうが、この作品の魅力はなんといっても主人公の女子高生がただの傍観者であるということ。
膝下くらいしかない小人なのだからちょい蹴飛ばしただけでも倒せるのにそれすらしない。
元々友達という仲ではない2人なので、意見の食い違いとか、トイレはどうしようや月1で来る女の子の日の相談とか、どうやったら元の世界へ戻れるのかだけ。異世界へ行ったら勇者とか英雄として大活躍するのは多数あるが、素直な行動というか、リアルで良いと思う。

横手美智子渾身の脚本と言えるのがこの作品で大好きだ。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 3

59.4 7 2000年夏(7月~9月)アニメランキング7位
メダロット 魂(TVアニメ動画)

2000年夏アニメ
★★★★☆ 3.3 (26)
246人が棚に入れました
コクリュウを社長とする新進企業が生み出した、新しいメダロット・「デスメダロット」。メダロット社に対する反発ともいえるデスメダロットは、ただロボトルに勝利することのみを目的とした攻撃的な存在であった。
また、デスメダロットには通常のメダロットにあった人間じみた感情が全くなく、イッキとメタビーのような絆など持ち合わせていない。しかし、子供たちはやがてデスメダロットの戦闘力に魅せられていく。

声優・キャラクター
堺雅人、吉野裕行、中尾隆聖、高橋美佳子、木内秀信、関智一

計測不能 8 2000年夏(7月~9月)アニメランキング8位
それいけ!アンパンマン 人魚姫のなみだ(アニメ映画)

2000年7月29日
★★★★★ 5.0 (1)
27人が棚に入れました
劇場版「アンパンマン」第12作。ゲスト声優として南果歩、中山秀征が出演。うずまき城に住む人魚姫のサニーは陸の世界に憧れて、人間になれるという“紅色ヒトデの髪飾り"を海の魔女から盗み出してしまう。人間となったサニーはアンバンマンやしょくぱんまんたちと仲良しになり、楽しい日々を過ごす。しかし“紅色ヒトデの髪飾り"には恐ろしい呪いがかかっており、ばいきんまんは呪いの力で封印されていた怪獣・ゴロンゴラを目覚めさせてしまう。

計測不能 8 2000年夏(7月~9月)アニメランキング8位
それいけ!アンパンマン やきそばパンマンとブラックサボテンマン(アニメ映画)

2000年7月29日
★★★★★ 5.0 (1)
22人が棚に入れました
やなせたかしの絵本が原作のアニメーション。10年以上に渡ってTV放映されており、人気キャラクター、アンパンマンの活躍ぶりは子供から大人まで人気が高い。町へ食料を運ぶメロンパンナちゃんとやきそばかすちゃん。そこへばいきんまんが現れ、ふたりを襲う。通りすがりのやきそばパンマンの協力によってばいきんまんを追い払ったが、ばいきんまんは巨大化したブラックサボテンマンを使って、再びメロンパンナちゃんたちに襲いかかってきた。
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