2000年冬(1月~3月)に放送されたおすすめアニメ一覧 10

あにこれの全ユーザーが2000年冬(1月~3月)に放送されたおすすめアニメを評価したーデータを元にランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年04月20日の時点で一番の2000年冬(1月~3月)に放送されたおすすめアニメは何なのでしょうか?
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69.0 1 2000年冬(1月~3月)アニメランキング1位
銀河英雄伝説外伝/螺旋迷宮(OVA)

1999年12月24日
★★★★☆ 3.8 (18)
157人が棚に入れました
田中芳樹原作のスペースオペラ「銀河英雄伝説」外伝の第5 弾。自由惑星同盟軍と銀河帝国軍との間に小競り合いが発生。帝国軍の擬態に騙された同盟軍は、惑星エル・ファシルで包囲されて大ピンチに陥ってしまう。戦況不利の自由惑星同盟軍司令部は窮余の一策としてヤン・ウェンリー中尉に脱出計画を一任。彼は計画を策定し、不安がる民間人との折衝にあたるが、ヤンの行動中に軍首脳部は民間人を見捨てて逃亡してしまうのだった。後方支援もなく前線に取り残されてしまったヤンと民間人の運命は……!? 人気のSFアニメOVAで、監督は前シリーズに引き続き石黒昇が担当した。

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

36通の投書が示唆する真実とは・・・?

----------------------------銀河英雄伝説の視聴にあたって------------------------------

この作品は、これまで時間が取れずに視聴を見送ってきた作品です。
ですが、2017年にプロダクション I.Gさんの制作で新アニメプロジェクトが発表されたのを受け、今回の視聴に至りました。

本編110話、外伝52話、劇場版3本の超大作です。この作品の様に本編や外伝などに物語が分かれていると、気になるのは視聴する順番です。

実は何の気なしに本編の1話を視聴したのですが、私は物語の展開・・・というより、登場人物の台詞についていけませんでした。
もしや・・・と思ってwikiで調べてみると、シリーズ作品の時系列が記載されていました。

その時系列を見てビックリ・・・何と本編が一番最後だったんです^^;
どうりで登場人物の台詞についていけない訳です・・・
この大作の時系列は以下の通り12に分かれています。

⇒(1) 「螺旋迷宮」
 (2) 「白銀の谷」
 (3) 「叛乱者」(宇宙暦791年/帝国暦482年8月〜)
 (4) 「決闘者」(宇宙暦792年/帝国暦483年1月〜)
 (5) 「黄金の翼」
 (6) 「奪還者」(宇宙暦792年/帝国暦483年12月〜)
 (7) 「朝の夢、夜の歌」
 (8) 「千億の星、千億の光」
 (9) 「第三次ティアマト会戦」
 (10)「わが征くは星の大海」
 (11)「汚名」
 本編 第1話「永遠の夜の中で」
 ※ 「新たなる戦いの序曲」

上記ののうち、本編を除き(5)(10)※の3本が劇場版で残りが外伝です。
※は本編の第1話と第2話に相当する様ですが、未視聴のため内容に齟齬があった場合は、別途修正します。

次に「あにこれの棚」との関係ですが、(2)と(9)が検索してもヒットしませんでした。
そこで、この2作のレビューは恐らく外伝52話分を纏めてレビューできる「銀河英雄伝説 外伝(OVA)」に記載したいと思います。

また私個人の忘れ防止も兼ねて作品番号の左側に現在どのレビューを書いているかを判別しやすくするために「⇒」を入れておきたいと思いますがご了承下さい。
途中で挫けるかもしれませんが、出来るところまでやってみたいと思います^^
--------------------------------------------------------------------------------------

物語の舞台は自由惑星同盟と銀河帝国による戦乱の世が150年以上に渡って続いている世界・・・
この物語の主人公は、ヤン・ウェンリー・・・戦乱の世ではあるものの、彼は戦争に全く興味がなく歴史研究の道に進みたいと考えており、大学に進学する予定でした。しかし、ヤンと彼の父親が乗っていた宇宙船の不慮の事故でヤンは無一文になってしまい大学への進学を断念せざるを得ない状況に追い込まれてしまいました。

それでも歴史研究の道を諦めきれないヤンは、タダで歴史の勉強ができる学校を探したところ、唯一合致したのが同盟軍士官学校でした。
しかし、在学中に歴史が学べる戦史研究科が廃止されてしまい・・・彼は別の学科への転科を余儀なくされてしまうのです。
学校の先生からはこれまでのヤンの戦略シミュレートの戦績が評価され、エリートコースと言われる「戦略研究科」を勧められます。
数奇な運命を辿ってきたヤンですが、士官学校を卒業したとある日、居合わせた惑星エル・ファシルが帝国軍に突如襲われてしまいます。
民間人を見捨て次々と逃亡する軍上層部を尻目に、ヤンは300万人の民間人救出に成功するのです。

これまで彼の評価は決して芳しくありませんでしたが、この奇跡の脱出劇により「エル・ファシルの英雄」と賞賛され、階級も少佐に昇格し周囲の状況が一変してしまいます。
もとより読書や歴史の勉強が好きなヤンにとってこの状況は正に青天の霹靂・・・
自分の実態と英雄と呼ばれる事に対する不釣り合いがヤンにとってモヤモヤの原因だったのですが、これまでの数奇な人生経験からどんな境遇にも適応できる順応性と、彼の人あたりの良さが功を奏したのでしょう・・・軍の先輩から戦史に関する仕事の依頼を受け、物語が動いていきます。

銀河英雄伝説が大作である片鱗は、この作品で見えたような気がします・・・物語の内容に関する説明が細かく、しかも端折らないんです。
こんな感じで制作していたら大作になると思います。でも説明が丁寧でくどくもないのですんなり受け入れられるんです。

ヤンの新たな任務はタイトルにも記載した「36通の投書が示唆する真実」を知る事です。
それは、かつて自由惑星同盟の英雄と呼ばれたブルース・アッシュビー提督に関するモノであり、隠蔽せざるを得ない事の真相が暴くことになるかもしれない・・・

でもその真相が次への思わぬ譜石になっているかもしれない・・・と考えると、ここから先の視聴に気合が入ります。
この「螺旋迷宮」は1999年〜2000年にかけて制作された作品なので、作画の古さは否めませんが、視聴してみて、この作品にとって大事なのは作画の綺麗さではなく、人を引き込む重厚な物語なんじゃないかと思います。

まだ、この作品のホンの一部にしか触れていないので、この感想は変わるかもしれません。
でもスルメの様に視聴を進めれば進めるほど、味が出て来る作品の様に思います。

螺旋迷宮は全14話でした。ほぼ1クール作品と同じボリュームですが、あっという間に視聴が終わってしまった様な気がします。

引き続き「白銀の谷」を視聴したいと思います。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 13

67.7 2 2000年冬(1月~3月)アニメランキング2位
おジャ魔女どれみ♯(しゃーぷっ)(TVアニメ動画)

2000年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (111)
892人が棚に入れました
魔女はバラの木から生まれるのだが、100年に一度、とてつもない魔力をもった魔女の赤ちゃんを産むという「ウィッチー・クイーン・ローズ」の開花が間近に迫っていた。どれみたちは小学3年生の終業式の日にマジョリカに忘れ物を届けに行く途中、そのウィッチー・クイーン・ローズから魔女の赤ちゃんが生まれるところに居合わせたことから、1年間その赤ちゃんのママとなることを義務づけられてしまう。

小学4年生に進級したどれみたちは、新たに仲間となった瀬川おんぷとともに再び魔女見習いに戻って、その魔女の赤ちゃん・ハナちゃんを1年間育てることになる。無事に育てることができたならば、以前没収した水晶玉を返すことを女王様は約束した。どれみたちはなるべく魔法を使わずに、自分たちの力でハナちゃんを育てようと決心するが、慣れない子育てに戸惑うばかり。また落第すれば親権を剥奪されてしまうという魔女界の医者(マジョハート)による検診を乗り越えながら、次第に一人前の母親として成長していく。

声優・キャラクター
千葉千恵巳、秋谷智子、松岡由貴、宍戸留美、大谷育江、永澤菜教、高村めぐみ

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

伝説第二弾!。魔法使いはいらない子。

おジャ魔女シリーズの第二弾。


前作で最期のほうに加わった、おんぷちゃんの魅力が掘り下げられているのがグッド!。


そして、シリーズの軸になるハナちゃん登場。


それにしても、本作の子育てに、次作の御菓子作りとプリキュアはおジャ魔女の流れをちゃんと受け継いでいるなぁ。


おジャ魔女の魅力である、おジャ魔女たちやクラスメイトのエピソードの面白さは更に磨きがかかっている。


特に40話「春風家にピアノがやってきた」は、シリーズでも屈指の神回なので必見。


しかし、本作には弱点がある。それは魔法使い界の要素がつまらん!という点である。


ハナちゃんの検診は、まぁ見習い試験みたいなもんだからまだいい。


しかし、オヤジはともかく、フラット4は微妙…。


いちおチャラい悪役という設定だけど、単にそれに留まらない魅力がないと物足りない。ふじお君を能登さんがやってるのは嬉しいが。


シリーズ通して出てるクラスメイトの男子である小竹や矢田君のほうがずっと魅力的である。


そのため、シリーズ全体だと良かったり悪かったりで、正直後半の魔法使いのエピソードは飛ばしてもそれほど問題ない。


どれみの面白さは、大きな物語の変遷ではなく、個々のキャラクターの魅力を掘り下げる日常エピソードにあるので。


それにしても、紫色担当のおんぷちゃんのキャラって「キラプリ」のゆかりさんに受け継がれている気がするなぁ…。子供向け作品の王道の良い子じゃないのがグッド!。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 9

魔女旅に出る さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

子育ての難しさ、大切さを知る事が出来る作品

おジャ魔女どれみ第二期は、小学生の女の子4人が魔女の赤ちゃんを育て「人間と魔女の交流を取り戻す」事を目的としたストーリーです。また、主人公を含め、彼女たちの通う小学校の生徒と親の関係にスポットを当てた話など、子育てとは何か、教育とは何かを考えさせられる作品となっています。親も子も楽しめる素晴らしいアニメーション作品です。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 7

ユニバーサルスタイル さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

正に『ハートフル』な作品。

このアニメは自分の中で数少ない、一期を超えた二期アニメですね。
子育てを通じて親の大変さや偉大さ、愛の深さが見えてくる。貴重なアニメです。
親子で見ることの多い朝アニメにとって、うってつけのテーマだと思います。
小さなお子さんがいらっしゃる方にはオススメです。もちろん感動的なアニメが好きな方ににもオススメできます。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 4

67.2 3 2000年冬(1月~3月)アニメランキング3位
銀河英雄伝説外伝/叛乱者(OVA)

2000年1月1日
★★★★☆ 3.8 (15)
121人が棚に入れました
田中芳樹原作の人気OVAシリーズ外伝。銀河系宇宙を舞台に英雄たちの群像劇を描く大河作品。中尉に昇進したラインハルトは駆逐艦ハーメルンIIに航海長として赴任する。ところが、あまりにも若い新航海長の就任に不満を感じた兵士たちがラインハルトに不信感をもってしまう。兵士たちの突き上げにあった、その艦の実質的な指揮官・ベルトラムは、サイデル兄弟とはかってラインハルトの実力を試そうと彼に宇宙作業を命じるが、試す側であるサイデル兄弟が逆にラインハルトに助けられてしまい……。前作からひきつづき脚本・河中志摩夫、絵コンテ・石黒昇のコンビが贈るスペースオペラシリーズ第6弾。

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

心の衡(くびき)解き放ち、強き翼 いま星の海に羽撃く・・・

銀河英雄伝説の視聴にあたって
(視聴とレビューの方針を1作目の「螺旋迷宮」に代表して記載しています)
https://www.anikore.jp/review/1475830/

【銀河英雄伝説の時系列】
 (1) 「螺旋迷宮」
 (2) 「白銀の谷」
⇒(3) 「叛乱者」(宇宙暦791年/帝国暦482年8月〜)
 (4) 「決闘者」(宇宙暦792年/帝国暦483年1月〜)
 (5) 「黄金の翼」
 (6) 「奪還者」(宇宙暦792年/帝国暦483年12月〜)
 (7) 「朝の夢、夜の歌」
 (8) 「千億の星、千億の光」
 (9) 「第三次ティアマト会戦」
 (10)「わが征くは星の大海」
 (11)「汚名」
 本編 第1話「永遠の夜の中で」
 ※ 「新たなる戦いの序曲」

この「叛乱者」は、「白銀の谷」に続きラインハルトの物語が描かれています。
「白銀の谷」では配属先で戦果を上げ中尉に昇進したラインハルトは、念願の宇宙艦隊勤務である駆逐艦ハーメルンIIの航海長の任を拝命することになります。
もちろん、キルヒアイスも同艦の保安主任として赴任します。
この2人・・・同じ誓いを共有する間柄ですが、強い信頼関係で結ばれている事を強く感じさせてくれます。
こういう関係って、今の私には存在しないので二人が羨ましくて仕方ありません。

宇宙艦隊勤務は地上とは異なり、たった一つのミスや判断の遅れで仲間の命が一瞬で失われてしまう・・・とても過酷な職場です。
だから皆んなが重視するのは、戦闘時において艦と仲間を守る純粋な戦力のみ・・・
そこにポット出の貴族出身の青二才が航海長を務めるなんて・・・通常は有り得ない事です。

しかも平民と貴族では出席のスピードがまるで違う・・・これまで何年も下積み生活を強いられた平民出の軍人にとって、ラインハルトの処遇には面白くなかった事でしょう・・・
その気持ちは分かります・・・何故なら貴族も平民も人間である事に変わりはないのですから・・・
でも人間が勝手に作り上げた枠に縛られるのも・・・また人間なんですよね^^;

「平民出の軍人に「死ね」と命じられるのは貴族出指揮官様の特権だ・・・
だけど、俺たち平民出の軍人だって死ななくても良いところでは死にたくないんだよ・・・」
ごく自然で当たり前の事だと思います・・・でも、こんな台詞が聞こてくるという事は、死と隣り合わせの戦闘の連続で身も心も疲弊しきっているから・・・

そんな痛みを掬い上げるのが上官の役目だと思うのですが、あまりにも長く続きすぎた戦争が、人々の心をどんどん歪ませていっているのだと思います。

軍人として一番大切な事・・・それは数多くの武勲を上げる事でも、たくさんの敵を殺戮する事でもなく「生きて帰る事」だと思います。
もし、これが戦国時代の世の中だったら、思想はまるで違うと思います。
でも今は戦国時代でも無ければ、切腹して罪を償える訳でもありません。

駆逐艦ハーメルンIIの乗組員は、「いい奴」が多かったと思います。でも、人間が勝手に作り上げた階級に固執した人もゼロではありませんでした。
この様な状況の中でラインハルトとキルヒアイスの取った行動は・・・?
二人にとって、これまでくぐり抜けてきたどの死線より厳しかったのではないでしょうか。

OVA全4話の物語でした。もう現時点で作画の古さは全く気になりません。
それより早く次が見たくてウズウズしています^^;
今度は、「決闘者」を視聴したいと思います。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 13

66.4 4 2000年冬(1月~3月)アニメランキング4位
銀河英雄伝説外伝/奪還者(OVA)

2000年1月1日
★★★★☆ 3.8 (14)
116人が棚に入れました
田中芳樹原作の人気OVAシリーズ外伝。銀河系宇宙を舞台に、英雄たちの群像劇を壮大なスケールで描く。ラインハルトは中佐となり、“巡洋艦ヘーシュリッヒ・エンチュン"艦長に就任した。しかし戦いがそうあるわけでもなく、訓練に明け暮れる毎日が続く。そんな、鋭気をもてあましていた彼に極秘任務の要請が来る。あのヘルクスハイマー伯爵が、軍の試作武器を手土産に自由惑星同盟に亡命するためフェザーン回廊を進んでいるという。彼の任務は、単独で同盟領に侵入、亡命を阻止の上、武器を回収することだった。武勲を立てる機会と考えたラインハルトは、この話を受け、任務の内容を部下にも知らせずに出撃した……。「銀河英雄伝説」外伝のシリーズ第8弾。

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

野望への道は自らの手で切り拓け・・・

銀河英雄伝説の視聴にあたって
(視聴とレビューの方針を1作目の「螺旋迷宮」に代表して記載しています)
https://www.anikore.jp/review/1475830/

【銀河英雄伝説の時系列】
 (1) 「螺旋迷宮」
 (2) 「白銀の谷」
 (3) 「叛乱者」(宇宙暦791年/帝国暦482年8月〜)
 (4) 「決闘者」(宇宙暦792年/帝国暦483年1月〜)
 (5) 「黄金の翼」
⇒(6) 「奪還者」(宇宙暦792年/帝国暦483年12月〜)
 (7) 「朝の夢、夜の歌」
 (8) 「千億の星、千億の光」
 (9) 「第三次ティアマト会戦」
 (10)「わが征くは星の大海」
 (11)「汚名」
 本編 第1話「永遠の夜の中で」
 ※ 「新たなる戦いの序曲」

この物語は、ラインハルトが巡航艦ヘーシュリッヒ・エンチェンの艦長に着任してから約半年の間、自由惑星同盟からの攻撃もなく艦に所属する部下と訓練を積み重ねていたとある日、極秘の任務を受けるところから始まります。

こうしてみると、劇場版「黄金の翼」の時はにラインハルトは少佐だったので、「奪還者」の前までを描いた作品という事になります。

極秘の任務・・・その白羽の矢が何故ラインハルトに立ったのかは分かりません。
何やら軍上層部は王朝との繋がりもあるらしく、姉のアンネローゼやラインハルトを快く思わない輩がいるようなので、何かにつけて目の敵にされている様な気がしてなりません。
結果的に、ラインハルトの武勲に貢献し彼は16際にして中佐にまで駆け上がったのですから、その相手も皮肉なモノです^^;

今回の任務は・・・これまでの任務より相当やっかいでした。
何せ自国領を離れなければいけない上、任務の極秘性から巡航艦ヘーシュリッヒ・エンチェン単独で行動しなければならなかったからです。

それに極秘任務なので、公式記録に残ることもなければ武勲にもならない・・・つまり、彼個人が賞賛される事はあっても実を結ぶ事はありません。
それでもラインハルトはこれをチャンスと捉えて任務を拝命し・・・物語が動いていきます。

自国領を出るとどうなるか・・・答えは簡単で敵があちこちにいるという事です。
それと、ラインハルトらのもう一つの不利な点として自国領じゃないので限られた航海図しかないんです。
言い換えてみると、右も左も・・・そして敵がどこにいるかも分からないところで所期の目的を達成する必要がある、という事です。
こう考えてみると、この任務はあまりにも横暴・・・

ラインハルトがどれだけ機転を効かせても人間一人にできる事って限界があります・・・
彼の長所でもあると思いますが、良く周りに相談するんですよね・・・周りといっても殆どがキルヒアイスなんですけれど・・・^^;
でもキルヒアイスが絶妙なタイミングでこれ以上無い様な提案を進言するんです。
ラインハルトばかりが目立っているようですが、影の立役者は間違いなくキルヒアイスであり、時にはラインハルトより切れる一面も見る事ができます。

礼節正しく心根の優しさがそのまま顔に出ているキルヒアイスです・・・
頑な心も、凍りついた表情も温かく包み込む・・・ラインハルトとは異なる才能を持っているのですが、今回もそれを遺憾なく発揮してくれます。

苦しいだけだった極秘の単独任務・・・事の成り行きと顛末は、是非本編でご確認下さい。
苦しみの中に人の心の温かさを感じる事のできる作品だったと思います。

OVA全4話の作品でした。このところ、ラインハルトの物語ばかりが描かれていますが、この作品はダブル主人公ではなく、ヤンはどちらかというと準主役的立ち位置なのでしょうか。
ラインハルトの物語も十分に面白いので立ち位置より次の作品の方が気になる様になってきたので構いませんけれど・・・^^
それでは、引き続き「朝の夢、夜の歌」を視聴したいと思います。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 11

65.9 5 2000年冬(1月~3月)アニメランキング5位
銀河英雄伝説外伝/決闘者(OVA)

2000年1月1日
★★★★☆ 3.8 (15)
119人が棚に入れました
田中芳樹原作の人気OVAシリーズ外伝。銀河系宇宙を舞台に、英雄たちの群像劇を壮大なスケールで描く。大尉となったラインハルトは軍務省内で味気ない書類の山に埋もれていた。そこで目にしたのは必要悪として堂々とまかりとおる軍内部の不正だった。正義感から憤るラインハルトだが、残念ながら彼にできることは何もない。自らの無力さを痛感するだけだった。そんなとき、知己のシャウフハウゼン子爵が因縁の相手から決闘を挑まれて苦境に立っていることを知らされ、仕事での無力感に蝕まれたラインハルトは決闘の代理人に名乗りを上げるのだった……。「銀河英雄伝説」外伝のシリーズ第7弾

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

守るべきものは誇りか夢か、それとも愛か・・・

銀河英雄伝説の視聴にあたって
(視聴とレビューの方針を1作目の「螺旋迷宮」に代表して記載しています)
https://www.anikore.jp/review/1475830/

【銀河英雄伝説の時系列】
 (1) 「螺旋迷宮」
 (2) 「白銀の谷」
 (3) 「叛乱者」(宇宙暦791年/帝国暦482年8月〜)
⇒(4) 「決闘者」(宇宙暦792年/帝国暦483年1月〜)
 (5) 「黄金の翼」
 (6) 「奪還者」(宇宙暦792年/帝国暦483年12月〜)
 (7) 「朝の夢、夜の歌」
 (8) 「千億の星、千億の光」
 (9) 「第三次ティアマト会戦」
 (10)「わが征くは星の大海」
 (11)「汚名」
 本編 第1話「永遠の夜の中で」
 ※ 「新たなる戦いの序曲」

今回の「決闘者」もラインハルトに纏わる物語です。豪気で真っ直ぐなラインハルトも魅力的ですが、そろそろヤン少佐の物語の方も気になってきました。
それに「常勝の英雄」vs「不敗の英雄」対決もまだお預け状態ですし・・・^^;
この辺りは大作ならではの構成と展開なんでしょうね・・・どんどん楽しみが膨らんでいるのが自覚できる位です^^

今回の「決闘者」は、タイトル通り我々が知っている決闘のスタイルに酷似しています。
1対1でお互いに背中を合わせて・・・両者反対に10歩ずつ歩き振り向きざまにドン・・・とやるアメリカの西部劇の様な感じなんです。

でも決定的な違いは、大切なモノを賭けて勝負するのが代理人である事と、相手に与える傷が少ない状態で戦意を喪失させた方が勝ちと、中世ヨーロッパの騎士道精神が混ざり合っているところです。

先の駆逐艦ハーメルンIIでの活躍で武勲を挙げたラインハルトは、大尉に昇格し戦闘の最前線からほど多い内勤業務に勤しんでいました。そこでラインハルトが見たものは・・・軍の中枢部の実態でした。
これまで戦闘の最前線では色んなモノを見てきました。でもそれは「死と常に隣り合わせ」の最前線であるが故の実態・・・かと思っていましたが、軍の状況はラインハルトが想像していたより劣悪で、それが常態化していたのです。

こんな所にいる位なら最前線の方が・・・と考えるのは、いかにもラインハルトとキルヒアイスといったところですが、ここは2人を押し留める存在・・・アンネローゼの暮らす場所でもあったのです。
ラインハルトが皇帝を憎悪する気持ちも分かります・・・姉弟なのに自由に会うことも許されていないなんて・・・
直ぐ傍にいるのに手を伸ばしても届かない・・・これって歯痒いですよね^^;

ラインハルトもキルヒアイスも、純粋にアンネローゼのためになる事がしたいだけ・・・
その純粋な心は、アンネローゼの友人家が申し込まれた決闘をラインハルトが代理人として受託し・・・物語が動いていきます。

ラインハルトは決闘に関する知識も経験もありません・・・ラインハルトはアンネローゼの事が姉として本当に好きなんですね・・・好きという気持ちはキルヒアイスも一緒ですけれど・・・^^
自分の好きな人が、好きでも無い人と一緒に居させられている・・・こう思うとホント苦しいです。
でも何もできない自分の無力さを痛感する・・・
だからラインハルトが受託した決闘は姉上のためでもありますが、きっと自分自身のためでもあったと思うんです・・・

でもこの決闘は見方を変えると、アンネローゼの事をよく思わない輩にとっては格好のエサだったんですよね・・・
水面下で様々な思いが蠢きながら決闘の当日を迎えます・・・

決闘の模様は是非本編をご覧頂きたいと思いますが、私はラインハルトのあんな取り乱した姿は初めて見た様に思います。
でも、そのラインハルトの気持ち・・・凄く良く分かるんです^^
もし自分がその立場だったら間違いなく同じ言動を取っていたと思います。

OVA全4話の作品でした。銀河英雄伝説は面白いと聞いた事がありますが、その訳が分かってきた様に思います。これだけ視聴してまだ物語の序盤・・・というのは物語の奥深さを感じます。
もう、この作品にほぼハマりつつある状況です・・・OVAにおける次回作は「奪還者」の様ですが、時系列をみるとその前に劇場版「黄金の翼」があるので、次はそちらを視聴したいと思います。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 13

64.6 6 2000年冬(1月~3月)アニメランキング6位
こちら葛飾区亀有公園前派出所 THE MOVIE(アニメ映画)

1999年12月23日
★★★★☆ 3.5 (38)
307人が棚に入れました
 国民的人気漫画を原作としたTVアニメの劇場版。亀有に出現した謎の爆弾犯をめぐり、おなじみ両さんたち派出所メンバーの活躍を描く。ともさかりえが声を演じた爆弾処理班などの新キャラに加え、破天荒な両さんが映画版ならではのスケールで大暴れ。お馴染みの浅草をはじめ、上野、銀座と実際の街並みを活写した美術も見どころ。品田虎三が経営するシナトラホテル、顧問弁護士マーティン率いるシナトラ商会の悪趣味なビル群が次々と爆破された。犯人は、弁天小僧と名乗る謎の爆弾プロ。葛飾暑にはFBIから爆弾処理のエキスパート・星野リサと、パートナーのロボット・ダンディが派遣される。嫌々ながらもリサとコンビを組んで捜査にあたる両津。そんな時、葛飾暑に弁天小僧から新たな犯行予告が届く。

声優・キャラクター
ラサール石井、森尾由美、宮本充、佐山陽規、伊東四朗、林家正蔵、小松政夫、ともさかりえ

64.0 7 2000年冬(1月~3月)アニメランキング7位
A KITE INTERNATIONALバージョン ディレクターズカット完全版(OVA)

2000年1月1日
★★★★☆ 3.6 (15)
48人が棚に入れました
1998年にグリーンバニーから発表された18禁アニメのVol.1とVol.2を再編集し、英語吹替を施したインターナショナル版。女子校生と殺人請負人、ふたつの顔を持つ美少女・砂羽。表と裏の世界を巧みに使い分ける大人たちの淫魔な呪縛から逃れられず、泥沼の世界に生きる砂羽が唯一心を許せる存在は、同じ世界に生きる謎の少年・音不利だけであった。二人はお互いに同じ性を感じながら、惹かれ合う。ある時、砂羽は組織と決別しようとする音不利の始末を命じられ、音不利に銃口を突き付けるが…。儚いと知りながらも愛情を育むか、それとも殺し屋の掟を優先するか。やがて物語は、冷酷なクライマックスを迎える。そして、砂羽の行方は……!?。

テングタケ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

大人のエンターテインメント

萌え絵ではなく、青年誌のようなキャラデザが印象的。
エロアニメの編集版ということらしい。U-NEXTで鑑賞。
主人公が可愛い上にエロくて魅力的。派手なアクションとぶっ飛んだバイオレンスが見事。
元アニメからエロシーンを削ったようだが、十分眼福シーンは残されている。
ストーリーは特筆するほど面白いものではないが、大人の娯楽作品としては十分及第点。劇中の狂ったような激しいジャズと、エンディングの落ち着いたサックスの対比も興味深い。
カイトって主人公の名前かと思ったら全然違った。まあ題名にAが付いてるけど。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 1

62.7 8 2000年冬(1月~3月)アニメランキング8位
ワンピース映画 - ONE PIECE(アニメ映画)

2000年3月4日
★★★★☆ 3.5 (94)
488人が棚に入れました
伝説の大海賊ウーナンが宝を埋めたという黄金の島が舞台。
「ワンピース」を目指して今日も航海を続けるルフィ、ゾロ、ナミ、ウソップたち。ケンカ中のところを、ナミのお宝を盗みにきたコソドロ三人衆と海賊エルドラゴに攻撃されてしまうが、なんとか生き延び、エルドラゴに捕らえられていた少年トビオを助け出す。ウーナンに憧れているトビオの話を聞き、ルフィはウーナンがいい奴だったら仲間にしようと言い出し、一同は黄金の島へ向かうことに・・・。
『週刊少年ジャンプ』で連載中の人気コミックを基にした、TVアニメの劇場版。海賊王を目指す少年ルフィが、仲間たちと繰り広げる冒険と騒動をコミカルに描く。

声優・キャラクター
田中真弓、中井和哉、岡村明美、山口勝平

三毛猫メリー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ウーナンの宝物

2021.4.13 視聴完了。

サンジが仲間になる前の、まだ総勢4人だったころの出来事。
おでん屋の岩蔵とウーナンに憧れる孫のトビオ関連の話です。

1時間に満たないので見やすく
内容も良かったですね。

特に今は亡き
青野武さん
内海賢二さん
野沢那智さん
とても素晴らしかったです。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 7

唯衣 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

タイトルなし

劇場版第1作目
2000年3月4日公開

投稿 : 2024/04/13
♥ : 1

59.2 9 2000年冬(1月~3月)アニメランキング9位
ブギーポップは笑わない Boogiepop Phantom(TVアニメ動画)

2000年冬アニメ
★★★★☆ 3.2 (91)
454人が棚に入れました
上遠野浩平の人気ノベルを原作に、オリジナルストーリーで展開するサイキックロマン。多感な高校生たちの間に起きる不可解な出来事をオムニバス形式で描く。女子高校生たちの間で静かに広がっている噂があった。この街には“死神”ブギーポップが存在するという。それは、他愛ない噂のようでいて、奇妙に真実味があった。聖谷高校1年の殿村望都は、現実にブギーポップに出会った1人だ。内気で潔癖性のため、男の子が苦手な彼女は、心の底にある気持ちをずっと抱えていた。

声優・キャラクター
清水香里、浅川悠、浅野まゆみ、福山潤、能登麻美子、小林沙苗、程島鎮磨、渡邉由紀、吉住梢、近田和生、伊藤美紀
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

ブギーポップとは何か

マッドハウス制作。

ブギーポップ以降、以前とまで言われる、
数多くの作家に影響を与えたラノベの金字塔。

ブギーポップとは何か、
負の感情の具現化・擬人化である。
思春期の不安定な心と、疲弊し蝕まれる現代人の心。
自分自身には決定的に何かが足りないと、
他の人にはあるのに自分には欠けていると、
欠けているものを誰かに埋めて欲しいと願う心。

人格障害、いじめ、壊れた家庭環境、
ピーターパン症候群、メサイヤコンプレックス、
{netabare}心の歪みが具現化され世界の敵として現れる時、
浮かび上がる「不気味な泡」それがブギーポップ。{/netabare}

主要キャラのスピンオフである為ご注意を。
等身大の少年少女が思い悩み、妬み、抵抗し、
大きな1枚の絵を完成させる群像劇であります。
彼らは外の世界を知らず私たちのみがそれを知る。
名付けえぬものに心を蝕まれたオムニバスである。
ゆえに世紀末の世相を掴む貴重なドキュメントだ。

{netabare}人の可能性は善にも悪にも平等に開かれている。
孤独の虫に、心を蝕まれないよう願うばかりだ。
自分を知ること、それだけでは正しい道ではない。{/netabare}

私たちに新しい可能性が開かれ、
苦しみの全てが終わりますように。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 56

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

ラノベの地位を確立した名作「ブギーポップは笑わない」の後日譚となるるオリジナルストーリー

2000年1月~3月にテレ東の深夜アニメとして放送された

原作 上遠野浩平 監督 渡部高志 構成 村井さだゆき キャラ原案 緒方剛志
制作 マッドハウス
 
OP「夕立」スガシカオ ED「未来世紀(秘)クラブ」杏子

テレ東は90年代から深夜アニメに力を入れ始めているが、この作品あたりが本格的深夜アニメのありようを確立したと言えると思う。

原作未読 ウィキによると原作のストーリーを知らなければ理解不能だということ。
同時期に上映予定だった実写劇場版とリンクの予定だったが、
映画の制作が遅れ、いろいろ手違いが起こった作品のようです。

各話の語り手が変わり、セカイ系不思議ストーリーとして初めから理解する気が無い人(わたしのような)なら雰囲気アニメとして楽しめます。

主役のブギーポップは清水香里 ブギーポップファントムは浅野まゆみ
他に能登麻美子、伊藤美紀、田村ゆかり、浅川悠、など新旧世代が共演。

毎回、意味が判然としないミステリーゾーンが描かれ、最終話に向かって収束していくはずが、映画版の不備などで構想が狂ったらしい。

もはや原作を読まなくては理解は無理とのこと。

リアルな描写の少年少女たちが黄昏の空間へと紛れ込んでいく。

あなたもトワイライトゾーンに踏み込んでみませんか?

そして、18年ぶりに「ブギーポップは笑わない」が復活。
本作品は「ブギーポップファントム」というオリジナルストーリーだったので、
今度こそ上遠野浩平の小説がアニメ化されるのか、どうなのか?

主役「ブギーポップ/宮下藤花」に悠木碧 霧間凪に大西沙織
監督は夏目慎吾 制作はマッドハウス

「新世紀エヴァンゲリオン」「最終兵器彼女」と並ぶセカイ系の名作が、
今度こそ再現されるのかどうなのかは、見てのお楽しみでしょう。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 24

Ballantine さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

西尾維新の原点

化物語など物語シリーズの原作者こと西尾維新がこの作品の原作者である上遠野浩平を執筆業を志した決定打であったと度々インタビューで答えている。

注意点

それから原作の『ブギーポップは笑わない』および『夜明けのブギーポップ』の後日談を描いたオリジナルストーリーであること。
同年公開の映画版とリンクするメディアミックス企画であり、原作の場面や台詞も登場するがその一部は映画版のそれに基づいているようです。
原作と同様に各話の語り手が異なり、全ての話を見ることで事件の全体像が浮かび上がってくる構成となっているが、小説本編を読んでいないと内容をほとんど理解できない。
感情移入が難しいです。
(『笑わない』の部分は映画版によって補われるはずだったが、公開が遅れたため構想が狂ったらしい。wikiより引用

なんとも難解なアニメです。原作未読な為か…
子供が大人になるにあたって切り捨てた部分をやっつけるのがブギーポップ?
大人への階段を登ることを促すのがブギーポップ?
心の闇を食う少年を倒すブギーポップ
なんだろう心理的描写で言うと物語シリーズには似ているのは感じました。
恐らく作者のいとをくむには小説及び映画を見ないとわからないのでしょうけど。
なので評価は3です。
全部見てないので良くわからないのですけど、多角的視点で物語を書いてるのは面白いですね。
まぁその分感情移入がしづらいのが難点なんですけど、恐らくその辺りもこのシリーズ全部を見ていけばきっと面白いのでしょう。

物語シリーズが好きな方はこのシリーズを読んでアニメをみてみるのもお勧めかもしれません。
なんか羽川さんみたいなキャラも出てきますしね。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 15

58.8 10 2000年冬(1月~3月)アニメランキング10位
AMON デビルマン黙示録(OVA)

2000年1月1日
★★★★☆ 3.2 (24)
75人が棚に入れました
元となっているのは、永井豪の伝説のコミック「デビルマン」を、衣谷遊が新たに描いた漫画。物語は、人に化けたデーモンが社会に潜伏するようになり、人々が疑心暗鬼にかられて悪魔狩りを始めたころから始まる。最愛の人を失い絶望したデビルマンは、自分が取り込んだはずの悪魔・アモンに精神と肉体を支配されてしまう。蘇ったアモンが選ぶ道とは?

ポール星人/小っさ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

これはイカンと思いましたが、しょうがないのかも

追記
他の方のレビュー見て、アモン対デビルマンと言う展開だったと知りショックです。マジすか。
全然覚えてないって事は・・・やはりアレな作品認定ですw
確かに観ながら、早く終わんねぇかなと思った記憶あるしなぁ。
余程俺には合わなかったんでしょう。

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随分前に妻が何故か入手してくれたので、アレ~OVAのデビルマンの続き出てたのか~と期待して視聴したのですが。

 原作準拠のデビルマンが見たい人にはアレです。無駄にアレンジしすぎ。
原作好きもTVアニメ見てた世代も既に皆オッサン。
そういう世代が作品に対する愛をもってアニメ化してくれない限り、恐らくデビルマンという作品を私たち世代にも納得のクオリティでは映像化出来ないと思う。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 5

Moji さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

ちゃんとした原作版を望む

タイトルで原作に近いものかと期待したが、近いけれど原作の良さがまったくない作品。
ただのグロモノになっている。
原作が手元にないので読み返せないが、原作はもっと大きなモノを感じた。
所詮90分ではこんなモノか?

投稿 : 2024/04/13
♥ : 3

セメント さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

アモン

不動明


見る機会があって、実はデビルマンシリーズ見てなかったんですけど、これだけ見ました。
テレビ版は相当子供向けなイメージでしたけど、本来の永井豪作品と言えばそうなのですが、イメージが覆されましたね。
残酷な描写が克明に描かれて、幼馴染一家は勿論のことユミなんかは相当・・・

OVAはこんな感じなのですね、絶対に「誕生編」も「妖鳥死麗濡編」も見よう!と思いました。

ただ両方とも本作より10年以上古い作品で、声優とかも変わっちゃってるんですよね。
比較的馴染み深い名前の多い本作の方が好きかもです。

緊迫感のある音楽です。

永井豪特有の揉み上げ、主人公に似てる友人がいるんですよねー、どうでもいいですけど。


絶対にOVAシリーズ通して見るマン!

投稿 : 2024/04/13
♥ : 3
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