2004年夏(7月~9月)に放送されたおすすめアニメ一覧 54

あにこれの全ユーザーが2004年夏(7月~9月)に放送されたおすすめアニメを評価したーデータを元にランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年04月18日の時点で一番の2004年夏(7月~9月)に放送されたおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

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年代別アニメ一覧

88.2 1 2004年夏(7月~9月)アニメランキング1位
エルフェンリート(TVアニメ動画)

2004年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (2894)
13755人が棚に入れました
側頭部の対となる二本の角とベクターと呼ばれる特殊な能力を持つ女性型ミュータント、二角奇人(ディクロニウス)。彼女らは人類を淘汰する可能性を持つとされ、離島の国立生態科学研究所に国家レベルでの極秘機密として隔離、研究されている。
ある日、偶発的な事故によって、研究所に隔離されていたディクロニウスの少女ルーシーは拘束を破り、研究所からの脱走を試みる。海に飛び込む直前に頭部に銃撃を受けるものの幸い軽症で済み、彼女はそのまま海へ投げ出される。
一方、大学に通うため親戚を頼りに鎌倉にやってきた青年コウタは、いとこのユカと由比ヶ浜でルーシーに出会ってしまう。頭部に受けたショックでルーシー以外の人格に入れ替わり、「にゅうにゅう」としか喋ることの出来ない彼女をにゅうと名付け、コウタが住むことになる楓荘に居候することになる…。

声優・キャラクター
鈴木千尋、小林沙苗、能登麻美子、萩原えみこ、松岡由貴、細井治、中田譲治

チュウ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

海外最高評価も、日本では知る人ぞ知る名作扱い。

すべてが衝撃的すぎてインパクト大!!
知らない人は是非とも見て欲しいとオススメする作品!

海外ではアメリカを中心に数多くの賞を受賞している。
初開催のAmerican Anime Awards 2007では、
Best Short Seriesに5作品のノミネートを果たすほど!
また、フランスでもJAPAN EXPO AWARDS 2009のベストオリジナルアニメ賞を受賞という快挙を成し遂げた。

今、紹介したように海外では熱烈な人気を誇るこのアニメも日本では知る人ぞ知る名作。
その理由としては、主人公の圧倒的強さとグロテスクさにあると思う。
個人差はありますが、日本人は外人よりもグロさに抵抗がある人が多い。
そのため、一般大衆が好むアニメとは言い難いのは事実である。

しかしながら、アニメの質としては郡を抜いている作品だと言える!!
作品のシナリオ、作画、キャラの構成から全てにおいて素晴らしいクオリティを誇ってるのである!!

もし、この作品を知らない方がこのレビューを読んだら、是非一度観てほしい!!
作品の性質上、グロテスクな場面も含まれ個人差で合う合わないはあると思いますが…
とても感動できる、素晴らしい作品だと断言します!!

エルフェンリートは日本発祥のアニメです!
海外で評価を受けることは有り難いですが、我々日本人がもっと評価すべきなのではないでしょうか?

投稿 : 2024/04/13
♥ : 110
ネタバレ

メルヘン◆エッヘン さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

一見てんこ盛り、破綻しているピースが、見事に収束していく。その先にあるのは感動だ。

俯瞰で記述しなおします。個別キャラとストーリーには触れません。

★どうしてもこの「絵」から好き嫌いがはっきり出やすいようなの難しい面もありますが)もっと評価されていい作品だと思います。わたしも絵は好みではありません。作品は絶賛ですが。

つまり、作画やキャラデザで、印象をもってしまうと、この作品のもつ深みに気づかずにおわってしまうかもしれません。それが問題だということです。

おそらくじっくり鑑賞するタイプの人向け。一級の「SFアイデアとミステリー要素」の融合が産んだ作品だとわたしは思います。

出会いです。また「萌」かよと思ったら違いました。(^0^;)

○悲しい物語です。(なぜか書くとはネタバレですね)
○いろいろな要素が盛り込まれています。ミスリードも同時に誘ってくれます。
○きちんと破綻なく物語が収束していきます。とてもそれが快感です。

さて、

放映年の関係もあって、映像・作画に関しては、たしかにちゃちな気がします。それでも評価は高くしたい。 花まるなのです。破綻しているかのストーリー展開だったのもが見事に収束していく様に、設定だけのアニメではない本作の魅力が凝縮されているのではないでしょうか。
{netabare}
「スラン」のような超能力新人類の迫害を想起(日本のアニメは50年遅れてパクっています)し、ラストの一部(原作のほう)では、「ファウンデーション」のぱくりかぁ(すべからくぱくりです)と思いつつ、実際のところ、シリアルキラー要素もありーの、記憶喪失ありーの、おさななじみありーの、ネコミミにみえなくもない「角少女」ありーのです。てんこ盛り。
{/netabare}
そのてんこ盛りで破綻しているようで、実は物語としては前半はミステリーでもあって、とてもすばらしい作品に仕上がっています。

――(という具合に、カオスに表現したいし、実際、だんだんピースがはまっていく感覚が快感です)

素直に感心しました。めずらしくコミックスの方も合わせて読みました。本来のコミックスの作画ほうもあまりうまい人とはいえない気もしましたが、それはそれ。それとアニメ化の兼ね合いというのもあるんでしょう。

アニコレ評価システムではどうしても高評価にはならないのが残念ですね。(僕は全体的評価は、4.5クラスなんだけど、アニコレだと無理)。無理にあげてみました。※

投稿 : 2024/04/13
♥ : 80

魔女旅に出る さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

ハマれば何度も観たくなります。

約8年前、中学生のときに、人生で初めて観た深夜アニメです。不意に見返したくなり改めて鑑賞しました。なので、この作品を観るのは二回目です。このアニメはグロテスクな場面が山ほどありますが、その一つ一つの場面がヒロインの心の痛みを表しているかの様で、なくてはならない表現だと思いました。ちょっとエッチな場面も多々ありますが、最初は抵抗がありましたが、テーマが重いため、途中から気にならなくなりました(笑)また、2回観ることによりテーマの深さが実感できたため、個人的に最低2回は観てほしい作品です。いづれ、また観たくなるんだろうな…。ハマれば何度も観たくなります。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 75

75.6 2 2004年夏(7月~9月)アニメランキング2位
蒼穹のファフナー(TVアニメ動画)

2004年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (1020)
5847人が棚に入れました
真壁一騎や皆城総士らが住む平和な竜宮島。そこに突然「あなたはそこにいますか…」という叫びがこだまする。それは未知の生命体『フェストゥム』による侵略だった。
一騎は総士から、人類を滅亡から救うために、ファフナーに乗って戦って欲しいと懇願される。やがて一騎達は、人類が数十年も前にフェストゥムの襲撃により壊滅的被害を受け、既に日本列島も存在しない事を知る。
自分達が信じていた平和が、実は幻想であった事を知った少年達は、フェストゥムや竜宮島が独占的に有する兵器 ファフナー・ノートゥングモデルを欲する人類軍との戦いに否応なく巻き込まれていく…。


声優・キャラクター
石井真、松本まりか、喜安浩平、松来未祐、入野自由、新井里美、斎賀みつき、白石稔、仲西環、小林沙苗、堀秀行、田中正彦、中田譲治、葛城七穂、河相智哉、小山力也、石川静、高瀬右光、玉川砂記子、ゆかな、篠原恵美、沢海陽子
ネタバレ

disaruto さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

最期の瞬間に少年少女達は何を思う?

制作はXEBECのオリジナルアニメです。
ジャンルはSFロボット・ヒューマンドラマです。
全編シリアスなので苦手な方は注意です。


竜宮島(たつみやじま)で平和に暮らしていた島民たち。
「あなたはそこにいますか?」
この言葉とともにフェストゥムと呼ばれる生命体が島に襲いかかる。
それまでの偽りの平和が破られ島の真実を知るとともに、子供たちは戦いに身を投じることになる…。


鬱アニメとして結構有名なロボアニメ。
この話はとりあえず暗いw
ロボットアニメだから派手なドンパチがあるのかと思いきや、未知の生命体にいいように人間が蹂躙されます。
それに唯一対抗できるのは、ファフナーと呼ばれる人型戦闘機に乗ることができる子供たちです。

親たちはファフナーをサポートはしますが、ともに戦うことはできません。
つまり表だって死んでいくのは子供たちです。
パイロットが死亡・戦闘不能になったときの悲壮感が、演出も相まってハートブレイクしてきますw
日常がクローズアップされるので対比でよりきつい。
残された親たちの反応も見ていて苦しくなる。


この作品のテーマは「存在証明」です。
「そこにいる」とはつまりどういう状態を指すのか。
作中で何度も言われています。
これについてはカノンのエピソードが印象的。
{netabare}彼女は戦いに身を投げ続け、命令を遵守し、死に場所を探していた。
そんな彼女に一騎は選択をさせ、初めて物事を考えさせた。
そして彼女は選択して生きることを選び、この世で「存在するもの」とはじめてなれた。{/netabare}

自分がそこにいるということを自分で認識し、相手に自分を認識してもらうことではじめて存在することになる、というのがこの作品の答えでしょうか。


このアニメは序盤がつまらないのが欠点ですw
しかし12話から冲方氏が脚本に入ってからキャラクターたちが動きだし、面白くなってきます。
このアニメの起爆剤となるのは女性陣です。

音楽はかなりこだわっているようで終始鳥肌が立ちっぱなしでした。
OP、EDは曲・映像が合わさって、とても素晴らしい出来です。
ぜひ聞いてみてね。


総括して、夏っぽいアニメですが爽やかさは露程もありません。
あるのは悲壮感だけ。
暗いアニメが好きな人ならば見てみるのも良いかもしれませんね。
欠点も多いので決して傑作ではないと思いますが、私自身が本当に大好きな作品の一つですw

投稿 : 2024/04/13
♥ : 53

PPN さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

ベテラン声優陣が光る作品(・∀・)b

未知の生命体「フェストゥム」の地球侵略を止めるべく
戦場に身を投じる少年少女の姿を描いたロボットもの。
オリジナルアニメ。 全26話作品。

2015年に第2期の放送が決定している関係か
MXでされた再放送を録画視聴しました。


舞台は太平洋に浮かぶ孤島・竜宮島。
突如飛来し侵攻を始めた「フェストゥム」により
美しかった島は地獄と一変する。
「フェストゥム」への対抗組織である「アルヴィス」は
人型決戦兵器「ファフナー」を駆って戦いを挑む。
…まぁ、ざっとこんな感じのあらすじです。

概要はよくありがちなロボットアニメといった所ですが
実は鬱よりのシリアス系アニメです。
ストーリーのテンポや進展が遅いのに輪をかけて
ロボバトルに派手さが見られず鬱蒼感が増している印象。
メッセージ性も掴みづらく、難しい用語も多々あるので
2、3周するか補足しながらの視聴が必要かなぁと(´▽`;)
この辺りが作品の足を大きく引っ張るマイナスポイント。

それでもストーリー自体はよく練り上げていると思います。
世界観や細かい設定もしっかりとしていて良かったですね。
特に人間関係、親子関係などのヒューマンドラマが色濃く
丁寧に描かれている点は非常に良かったと思います。
それだけに上記のマイナスポイントが痛かったですね。

この作品のメインはあくまでも少年少女なのですが
親・大人達の心情や表情、人間味も上手に表現されていて
ベテラン声優陣の好演と相俟っている所が見所の1つですよ!

世界観に合ったOP曲『Shangri-La』は絶対のオススメです♬


長々と書きましたが総じて鬱展開が続く作品なので
鬱や人の死が苦手な方にはオススメできません。
ロボットもの好き、ヒューマンドラマ好きな方には
オススメできるかも知れません!
あとベテラン声優ファンね(*´∀`)/″



《キャスト》

真壁 一騎(CV.石井真)
皆城 総士(CV.喜安浩平)
遠見 真矢(CV.松本まりか)
皆城乙姫(CV.仲西環)
羽左間 翔子(CV.松来未祐)
春日井 甲洋(CV.入野自由)
要 咲良(CV.新井里美)
近藤 剣司(CV.白石稔)
小楯 衛(CV.斎賀みつき)
真壁 史彦(CV.田中正彦)
真壁 紅音(CV.豊口めぐみ)
狩谷 由紀恵(CV.沢梅陽子)
遠見 千鶴(CV.篠原恵美)
遠見 弓子(CV.ゆかな)
羽左間 容子(CV.葛城七穂)
要 澄美(CV.石川静)
近藤 彩乃(CV.玉川紗己子♡)
溝口 恭平(CV.土師孝也)
日野 道生(CV.堀秀行)
カノン・メンフィス(CV.小林沙苗)



《主題歌》

OP:『Shangri-La』/angela
ED:『Separation』/angela


【2014 11/03 レビュー投稿】

投稿 : 2024/04/13
♥ : 50

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

「あなたはそこにいますか?」

この作品の存在は少し前から知っていましたが、ロボットもののため、視聴の優先順位が下がっていた作品でした。
まぁ、何も分かっていなかった頃に自分勝手な優先順位を付けてしまっていただけなのですが・・・^^;
でも、2015年の冬アニメとして続編の放送決定を知り、今回の視聴に至りました。

時は2146年・・・地球は未知の生命体であるフェストゥムによって侵略を受け、全滅の危機に瀕していました。
物語の舞台となる竜宮島も同様です。
そして、島を守るべくファフナーという巨大ロボットに搭乗する14歳の少年少女達の生き様と、これまで竜宮島を守り子供を育ててきた大人たちの葛藤を描いた群像劇・・・そんな作品です。

この作品の設定は、かなり奥が深いです。そのため、序盤の物語の展開は設定の説明もあってスローペースです。そして、序盤の説明でも不明点は残りますが、物語の展開に合わせて少しずつ明らかになっていきます。
なので、序盤で切らず6話位まで見ると物語の動きが感じられるようになります。
個人的には、その起点となる出来事が一番見たくなかった場面でしたけれど・・・^^;

この作品は登場人物の心情がとても丁寧に描かれているのが特徴だと思います。

島の命運を年端のいかない少年少女に委ねなければならない大人たちの歯痒い気持ち・・・
我が子には頑張って貰いたい…だけど、危険な目には決して合わせたくない親心・・・
あいつだけには負けたくない…もっと…もっと強くなりたい…守れるように…
どうして自分だけ…何もできないんだろう…誰の役にも立てないんだろう…
あなたの住む島…ちゃんと守れたかな…?

登場人物それぞれが、色んな思いを胸に抱きながら戦地に赴きます…
小さな気持ちに気付かなかったり、誰かに遠慮したり、選択肢を間違えたりと決して順風満帆な彼らではありません…

それに加え、ファフナーに対する適正差がそのまま能力差となって…少年少女たちの大きな足枷となっていました…
能力の高い少年少女は羨望の眼差しを集めます…
世の中、決して能力の高い人ばかりじゃないのに…

誰もが願うことは自由…けれどファフナー搭乗の副作用も相まって中々思いを遂げることはできません…
でも、この物語では…能力によらず自分の願いを叶える少年少女も居るんです。
それは、自分の全てをかけて願いを叶えようとして、その人の本気が能力差に打ち勝つ瞬間に見ることのできる、最高に輝いたとても切なく儚い夢…
もう、私は涙無しには見れませんでした(/_;)

それだけじゃありません…
全てを知ってしまって…自分の身の振り方も分かってしまい…
それが自分の望む全く逆のものだったら、その事実を素直に受け入れられるでしょうか…?
私なら、きっと無理だと思います。
でも、自分を律しながら一言一言を噛み締めるように自分に言い聞かせる登場人物…
これも、私は涙無しには見れませんでした(/_;)

この作品のオープニングテーマとエンディングテーマは共にangelaさんが歌っています。
オープニングは「Shangri-La」、エンディングはSeparation
どちらも恰好良い上、作品にピッタリなのでどちらも毎回欠かさず視聴しました^^

2クール全26話の作品です。
最初は静かです…でも見応えのある壮大なスケールの物語がちゃんと待っていてくれました。
そして、視聴した後の余韻…とても気持ち良く感じることのできた作品でした^^

引き続きOVAを視聴しようと思います。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 44

70.6 3 2004年夏(7月~9月)アニメランキング3位
モンキーターンV(TVアニメ動画)

2004年夏アニメ
★★★★☆ 3.9 (116)
608人が棚に入れました
プロデビューから3年半で全日本選手権を制した波多野憲二。
そんな波多野憲二や岸本寛ら東京支部に後輩が入って来た。今節がデビューだと言うのに、驚異の新人ぶりを発揮する沖田だった。一方、波多野はワーストモーターに手こずり、4日間の短期開催ということで急いでペラを仕上げることに集中していた。だが、調子に乗った彼は試合中に事故を起こしてしまう。

声優・キャラクター
神谷浩史、南央美、志村知幸、樫井笙人、笹沼尭羅、大橋未歩、麻生智久、松本保典、金月真美、羽多野渉、野島裕史、成田剣

matsu777 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

競艇ファンでない人も観てください

おもしろいです。
競艇という異色のスポーツ?をテーマにしたアニメは他にはありません。
競艇ファンにはドツボの1作でしょう。
また“競艇はギャンブルだから・・・”と敬遠される方もいるかもしれませんが本作品にはギャンブル的描写はほとんどでてきません。
レースでのかけひき、主人公の憲二を取り巻く人間模様、競艇界の独特な慣習やルールなどを巧く取り入れてストーリーを組み立てています。
本作はモデルとなっている選手がいたり、実際にあった出来事をベースにしているストーリーがあったりでわかる人は(結構マニアックな人にしかわからないかもしれませんが)かなりはまります。
男女関係の描写もわずかながら描かれています。女子選手でも対等に勝負できる競艇界・・・・水の上では恋人どうしであってもライバルなのですが・・・・
近年ではプリンス山崎智也と女王 横西奏恵のビックカップルが誕生しているだけに競艇界のラブストーリーについてもっと描いてほしかった。
曲は1期のOPがいいですね。歌詞が物語りによく合っています。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 9

遊微々 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

原作未読、アニメのみ

ボートレース好きの父親が競艇アニメという話だけ聞いてレンタルしてきた作品。
当時はボートレースのボの字も知らない私でしたが、普通に王道スポーツモノとしての側面が強くすんなり見れました。
水しぶきの表現とか結構気合い入ってて作画はキレイだった印象です。
今作のヒロインの一人である青島優子は何気に初恋のアニメキャラだったりします。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 5

めじな さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

感想

1期の続き。

年末の賞金王決定戦終了までの物語。

1期が面白かったら、それなりに楽しめると思う。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 3

68.3 4 2004年夏(7月~9月)アニメランキング4位
マリア様がみてる 春(TVアニメ動画)

2004年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (168)
931人が棚に入れました
マリア像が見守る学舎で姉や妹やそうでない乙女たちが繰り広げる学園ドラマの舞台は超お嬢さまたちが集うリリアン女学園。
学園には清く正しい学園の伝統を受け継ぐために、先輩(姉)が特定の後輩(妹)を指名して指導する、「姉妹(スール)」制度という一風変わった習慣が存在する。
聖から山百合会の合宿に誘われた祐巳。そして、彼女たちが向かった合宿先とは、祐巳の“お姉様”祥子の豪邸だった…。

声優・キャラクター
植田佳奈、伊藤美紀、池澤春菜、伊藤静、篠原恵美、生天目仁美、豊口めぐみ、能登麻美子、清水香里、釘宮理恵

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

リリアン女学院でのドラマは、いつでもマリア様がみてる

シリーズ「マリア様がみてる」の2期です。

“春”という言葉がついているように、
春にかけてのお話です。

上級生の卒業や新入生とのあれこれが
お話の軸となっていました。

メインは1期以上に百合百合しい展開たちなのですけどw

全13話です。


● ストーリー
私立リリアン女学院。

キリスト系のこの学校には、
“スール”と呼ばれる姉妹制度が存在する。

上級生と下級生が姉妹の絆を結ぶものであり、
特別な関係であることを示すものでもある。

もうすぐ3年生は卒業。春が来る…。


主人公は1年生の福沢祐巳(ふくざわ ゆみ)。
祐巳のお姉さまは2年生の小笠原祥子(おがさわら さちこ)。

生徒会である“山百合会(やまゆりかい)”に所属していることからも、
山百合会メンバーに絡むお話も多いです。

詳しい相関図はここでは語り切れないので、
1期をご覧ください。笑

3年生の卒業が近づく寂しさと、
新入生によるフレッシュな刺激によって、

今回も全話飽きることなく楽しめました^^

ジャンルは百合要素強めですが、
明確なラブシーンがあるわけではありませんので、

イチャラブ百合には抵抗がある私にも
問題なく楽しめました^^

今回は、祐巳を含む1年生(途中から2年生)3人に
それぞれスポットライトが当たるお話があり、
それぞれの恋模様?も楽しめました。

なんだろう、
女の子同士のお話なのに「ごちそうさま」な気分になるのはw

「好きだ」という言葉にはしないけれど、
伝わってくる想い。

はっきりと恋愛感情を口にはしないけれど、
友情や姉妹の絆を越えて、互いを誰よりも特別大切に想う。

その全体的な雰囲気が、
百合っ気を作り出しているのだと思います。

お嬢様たちによる雰囲気も重なり、
上品で繊細な雰囲気にも浸れます。

すれ違って、でも誤解が解けたら仲直り…な話が多かったです。

すれ違う期間が長ければ長いほど、
切ない気持ちになりました(´;ω;`)


印象に残ったのは、
祐巳と祥子のお話。

不安から来る祐巳の不安定さには
こちらも「そこまで?」と驚きましたが(笑)、

裏で繋がる物語は美しく、
フィナーレを飾るにはふさわしい物語だと思いました。

心がつながった瞬間、
背景で咲く薔薇には笑いましたけどww

今期は、そんなあからさまな演出に笑ってしまったシーンが
いくつかあったようなww

ロマンチックさを演出するための演出だけど、
冷静に見ていると笑えてしまいました、すみませんw


● 今期印象に残ったのは…

≪ 次回予告 ≫

本編はどちらかというと、真面目な雰囲気。
それに対して、次回予告は遊び心がたっぷりww

次回予告になると、
普段はお堅い祥子さまも壊れていたりと、

本編とのギャップを毎回楽しませてもらいましたw


≪ 祐巳の弟・祐麒(ゆうき) ≫

1期にも登場していましたが、
2期は登場回数が増えていたような。

祐巳のことを心配したり、親しい様子が感じられて、
いい弟でした。

余裕がある雰囲気も、
かっこよかった(*´Д`)

男キャラは少なく、影も薄い中で、
しっかり存在感を出していました。(私の中で。笑)


● 音楽
【 OP「pastel pure」/ ALI PROJECT 】

1期と同様の曲ですが、
2期になって歌詞と歌がつきました。

マリみてといえば、
この曲という印象が、確固たるものになりました。


【 ED「Sonata Blue」 】

こちらは、1期と同じままです。
EDの映像は百合関係全開になっていましたがw


● まとめ
1期と同じように安定して楽しめました^^

文学的な、落ち着いた雰囲気がある作品ですね。

祐巳たちがこれから妹を作るのか、など、
人間関係がまだまだ気になります♪

投稿 : 2024/04/13
♥ : 20

nagi さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

まだ、坂の途中

サブタイトルは春

春は卒業と入学式の季節です。
そうです。感動するお話しを作りやすい季節です。

しかし、本作品は、12~6月のお話。
一風変わった構成が面白く、内容もよかったため、
最後までwktkと感動が止まりませんでした。

個人的に名作の予感。
続きが楽しみです。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 10

66.0 5 2004年夏(7月~9月)アニメランキング5位
機動戦士ガンダム MS IGLOO - 1年戦争秘録 -(アニメ映画)

2004年7月19日
★★★★☆ 3.7 (161)
834人が棚に入れました
ジオン公国軍艦隊と地球連邦軍艦隊は、ルウム宙域で決戦の時を迎える。歴史に葬られた“ルウム戦役”の真実が明らかに。
ネタバレ

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

(❀╹◡╹)ノ 心に響くサイドストーリーは必見です♪

■「MS IGLOO(イグルー)」を簡単にまとめると φ(^∇^ )
「MS IGLOO」シリーズはどれから視聴したら良いのかちょっとわかりにくかったんです(^o^;
っていうか確認もせずに次はこれかなぁ~って適当に選んだら(T-T*)フフフ…見事に間違えましたw
一応メモ程度に順番を記載しときますね(*^^*)

第1期シリーズ『機動戦士ガンダム MS IGLOO -1年戦争秘録-』(劇場版)
第2期シリーズ『機動戦士ガンダム MS IGLOO -黙示録0079-』(OVA)
第3期シリーズ『機動戦士ガンダム MSイグルー2 重力戦線』(OVA)

『一年戦争語録』と『黙示録0079』はジオン公国軍目線で描かれていて、ストーリーも続き物です!
『重力戦線』は地球連邦軍目線でオムニバス形式となっている点が大きな違いとなってますね♪
どのシリーズも全3話でファーストガンダムと同じ宇宙世紀(UC)0079年の一年戦争を舞台に描かれているサイドストーリーとなってますよ(^▽^)


■シリーズ第一弾『一年戦争秘録』φ( ̄∇ ̄o)
本作品を語る前に、「MS IGLOO」シリーズ全体の特徴を書き留めておこうと思います。
ファーストガンダムが放送開始となったのが1979年なので、さすがにセル画全盛期の作画からは古臭さを感じて新世代のガンダムファンの方がみたら「古臭いなぁ~」って思う方もいるみたいですよね!
でもこの作品2004年に劇場版として一年戦争の時代が蘇ってきて、しかも「フル3DCG」で制作されてるもんですから、これっぽっちも古臭さは感じないのです♪
それどころか、一年戦争で活躍したザクやゲルググ等のモビルスーツや艦隊が精巧に細部まで描かれているのを見ただけで興奮してきちゃうのです♪⌒ヽ(*゚O゚)ノ スゴイッ!!!
「MS IGLOO」シリーズは人間模様を深く描いたストーリとなっているので、キャラクターの表情なんかにも相当力を注いでいるように感じ取れました!
まぁ・・・こだわり感がちょっとだけ強く出すぎて、「気持ち悪いかも・・・」って思ったりもしましたけどね
(^▽^;)

ちなみに『一年戦争秘録』と『黙示録007』はジオン公国軍所属の「第603技術試験隊」から見た一年戦争を描いているのですけど、これが非常に心に響くストーリーになっているのです♪
歴史上名を残すことのなかった試作兵器の実戦試験に、心血を注いで散っていった男達のストーリーが詰まった作品となっているんです!
なので、この作品を観終わった後にはこんな気持ちになりました♪
「君たちの事は決して忘れまい・・・」ってね(゚∇^*) ♪

一年戦争で名のある英雄達は直接登場することはないのですけど、それ以上に短編ながらも見応えのあるストーリーはガンダムファンであるなら観ておくべき作品だと思いますよ(*^▽^*)


■記憶に留めておきたい『1年戦争秘録』に登場する人物と試作兵器メモ ρ(・д・*)
第1話「大蛇はルウムに消えた」{netabare}
【兵器】『ヨルムンガンド 』(QCX-76A 試作艦隊決戦砲)
【搭乗者】アレクサンドロ・ヘンメ砲術長
ジオンのモビルスーツ隊が登場、赤いザクの登場で興奮度200%でしたね♪
戦争の表舞台にモビルスーツが台頭してきたことで、「1発撃つ毎にザク3機が作れる」と言われていた『ヨルムンガンド』はその歴史から消えていくことになっていったんですよね!
そんなヨルムンガンドの最後の勇姿を見せてくれたヘンメ砲術長に敬礼(*`・ω・´)ゞ{/netabare}

第2話「遠吠えは落日に染まった」{netabare}
【兵器】『ヒルドルブ』(YMT-05 試作モビルタンク)
【搭乗者】デメジエール・ソンネン少佐
「鯛は腐っても鯛、軍人は腐っても野良犬以下よ!」って言葉が印象的でした♪
やさぐれてしまっていたソンネン少佐はキャデラック特務大尉のかつての上司で憧れの存在だったんですよね!
『ヒルドルブ』の解像度の低いモニタ画面がみょーにリアルで戦闘シーンに臨場感と緊迫感をあてえてた印象です(*^^*)
連邦軍に鹵獲されたザク6機との戦闘では、の火力と機動力の高さを120%引き出して戦うソンネン少佐の技量の高さが見事に描かれてました♪
命尽きるまで『ヒルドルブ』と共にまだ戦える姿を見せてくれたソンネン少佐に(*`・ω・´)ゞ{/netabare}

第3話「軌道上に幻影は疾る」{netabare}
【兵器】『ヅダ』(EMS-10 試作モビルスーツ)
【搭乗者】ジャン・リュック・デュバル少佐
過去に欠陥商品として正式化競争から消えた機体が新型兵器と銘打って再び戦乱に姿を表した背景とは・・・
ジオン・連邦双方の戦況を踏まえた情報心理戦を絡めてたストーリーは本当に見応えがありましたね♪
デュバル少佐にとって『ヅダ』は自分の姿そのものだったんですね、彼の最期は嘲られ恥辱に満ちた表情ではなく『ヅダ』と共に一瞬でも戦えたて本懐を遂げた満足気な表情が印象的でした(*`・ω・´)ゞ{/netabare}


■MUSIC♫
OP曲『時空のたもと』
 【作詞】菜穂【歌】Taja
 切なさや儚い気持ちにさせてくれるような、じんわり心に沁みるバラードのナンバーです♪

2012.04.21・第一の手記
2012.05.06・第二の手記(追記:記憶に留めておきたい~)

投稿 : 2024/04/13
♥ : 26

偽ニュー隊長 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

確かにそこに存在したんだ

ガンダム宇宙世紀シリーズの1つ。
ファーストガンダム時代の補足的OVA。
 
ストーリーはジオン軍技術試験隊の話。
3話と非常に短いので、ファーストガンダムを
観ていないとまったく分からないであろう作品。
そういう意味では敷居が高い印象を受けた。
 
最前線で戦う兵士たちを裏でささえる部隊。
彼らの活躍、心の葛藤が描かれている。
そして、ザクとの量産化にやぶれたMS。
 
歴史の表舞台に登場することはなかったEMS10ヅダ。
しかし、EMS10ヅダは確かにそこに存在した。
そう思わせてくれた作品。
 
アニメーションが3DCGということで
とっつき難い部分はあるものの
描写は非常にリアルに描かれていた。
MSの動きもすばらしかった。
(時代的に動きすぎな感は否めないが)
 
とにかくファーストファンであれば見ておいて損はない。

なお、これの続きが
・機動戦士ガンダム MS IGLOO -黙示録0079-
・機動戦士ガンダム MSイグルー2 重力戦線
とあるので合わせて観ておこう。
(あにこれに登録がなかったので追加リクエストしてきた)

とまあ色々書いてきたが
何が言いたいかというと

シャアが見たかった。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 11

だんちょー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

これは面白い!

全3話。

ファーストガンダムの時代のサイドストーリー。

まぁファーストガンダムを見てないとまったく意味わからないですが、かなり面白いです。

フルCGにも取り組んだ意欲作です。

ファーストのジオン側の視点から見た話し。戦争の影で散っていった人間をリアルに描いた良作です。

最近の作品ですが、モビルスーツや兵器などの古めかしさを上手く表現してるなぁって感じがします。

ファーストでは詳しく語られなかったルウム戦役・オデッサ攻略戦後などファンにはヨダレだらだら垂らしそうな展開がwww

投稿 : 2024/04/13
♥ : 11

65.9 6 2004年夏(7月~9月)アニメランキング6位
マインドゲーム(アニメ映画)

2004年8月7日
★★★★☆ 3.8 (154)
609人が棚に入れました
ある日、西は電車内に飛び込んできた初恋の相手・みょんと再会を果たす。彼女の案内で姉・ヤンの経営する焼き鳥屋に案内されたが、そこで彼女がりょうと婚約している事を知り、落ち込む。その時、突如借金取りのヤクザが押しかけ、それに巻き込まれた西は、お尻の穴から銃弾を撃たれて脳天破裂という、何とも無様な形で死んでしまった。しかし、現世に未練残りの西は、神様の意志に逆らい、自らの意思で生還したのであった。

声優・キャラクター
今田耕司、前田沙耶香、藤井隆、たくませいこ、山口智充、坂田利夫、島木譲二、中條健一、西凜太朗
ネタバレ

ねこmm。 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

素晴らしき哉、人生!  【ねこ's満足度:80pts】

ある日突然命を落とした青年が、”もう一度”に賭けて奔走するハイテンション・ムービー。
2004年公開で、当時の各アニメ賞を総なめにした湯浅政明氏による監督デビュー作品です。

主人公の西くんは漠然と今を生きるフリーター。
そんな彼はひょんなことから初恋の相手・みょんちゃんと再会します。
最初こそ下心丸出しで喜んでいたものの、突きつけられた現実に徐々に落ち込みだす西くん。
さらに追い打ちを掛けるがごとく、とんでもないことに巻き込まれてしまうのですが……。

アーティスティックな映像に、独創的すぎるアイデアと奇抜な演出。
一時たりとも目を離せない、まさに”湯浅ワールド”全開といった感じのアニメです。

作品のテーマ&メッセージはごくごくシンプルなもので、
『{netabare}人生なんてちょっとしたコトでいくらでも変わっていくんやで~{/netabare}』ということ。
それがこの監督の手に掛かるだけで、ここまで奇想天外なお話になってしまうのだから驚きです。
若干冗長に感じる部分もありましたが、全体的には抜群のスピード感で100分があっという間。
特にクライマックスシーンでの疾走感は、一緒に駆けてる錯覚に陥るほど迫力がありました。

主人公のみならず、他の登場人物の背景まで垣間見えてしまうのもすごいと思わせる点。
ひとつひとつ描かれてるわけでもないのに、なぜかその人の”人生”が見えてきてしまう。
冒頭3分間の意味不明な映像が、ラスト10分間で明らかになっていく展開は鳥肌モノでした。
同じようで違うふたつのとある物語。その違いを楽しむのが、実は一番の醍醐味だったりもします。

主人公を演じるのはお笑い芸人の今田耕司。その他にも吉本芸人が多く登場しています。
そのせいかどこか『吉本新喜劇』的な人情味も感じられたのは、わたしだけでしょうか?(笑)。

間違いなく万人受けはしないけど、ハマる人はガッツリハマる。そんな作品だと思います♪

投稿 : 2024/04/13
♥ : 22
ネタバレ

ぺし さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

考える暇があったら、まず一歩踏み出せ!! 死んだように生きてんじゃねえよ!!

いきなり変なタイトルですいませんm(__)m 見終わってそう言われている気がしたもので(笑)

サブタイトル
「その男気合いだけで生還。愛しい過去×はじける未来∞ハイパーテンションムーヴィー!」

こっちレビューのタイトルにすれば良かったな(笑)


「四畳半神話大系」「ケモノヅメ」で知られる湯浅政明監督の初監督作品。
文化庁メディア芸術祭アニメーション部門をはじめ数々の賞を受賞。
声優のほとんどを吉本芸人が担当している。

小学校の頃にTVでやってるのを見て、正直その時は良く分かんなかった。けど、それ以降何かの度にこのアニメのシーンをふと思い出し、また忘れるという事を繰り返した。そして今日また思い出した。名前も忘れていたので、なかなか見つけるのに時間がかかった。やっと見つけた……そうだよこれこれ(*_*)

[あらすじ]
ある日、西は電車内に飛び込んできた初恋の相手・みょんと再会を果たす。彼女の案内で姉・ヤンの経営する焼き鳥屋に案内されたが、そこで彼女がりょうと婚約している事を知り、落ち込む。その時、突如借金取りのヤクザがおしかけ、それに巻き込まれた西は……

あにこれのをちょっと短くしました。ネタバレして欲しくない所を削りました。

圧倒的な色彩感覚。怖いぐらいの疾走感。も~ぐちゃぐちゃ。意味不明。

生きるって何だ、死ぬって何だ、好きって何だ、嫌いって何だ。

どれだけ、惨めでも、無様でも、生きてみろよ…

{netabare}
俺の頭にずっと残ってたシーン。クジラの体の中で生活するシーンだった。
やっぱここのシーンは映像も臨場感があって一番好きだなぁ。じーさんが木の柱にひたすら懺悔の言葉を掘ってたのは見てて苦しかった。

途中で中の人の顔が実写で挿入されることが何度かあるけど、一気に現実に引き戻される感じで、良い演出だったと思う。

クジラから脱出するシーンには圧倒された。波の流れを、クジラに飲み込まれる、戦車や飛行機が効果的に表していたと思う。4人が何としても、脱出して生き抜いてやるって気持ちが痛いほど伝わってきた。足が折れそうになって元に戻るシーンは短いけどちょっと笑った♪
{/netabare}

最後のメッセージ。「THE STORY HAS NEVER ENDED」
物語はまだ終わっていない。様々な選択によって未来は変わるということだろうか。自分の人生は自分で決めるしかない。この話もたくさんある可能性の一つだうか。ん~分からない、全然分からない。けど確実に心に来るものがあった。

103分の長編アニメ映画です。ストーリーに沿って見るというよりは、感覚的に楽しむ作品かと思います。見る人によって好き嫌い別れると思うけど、もっと知られて欲しい作品です。正直、言いたい事の半分も書けなかったのでぜひ実際に見て判断して下さい(^_^ゞ

あと、どっかに細かく解説しているサイトがあったので、見た後に気になった人は調べてみて下さい。たぶんすぐ見つかります。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 21
ネタバレ

takumi@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

生きることを諦めない強靭なエネルギー

文化庁メディア芸術祭アニメーション部門をはじめ
数々の賞に輝いた湯浅政明の初監督作品。

まずはじめに、正直言ってかなり観る人を選ぶ作品だとは思う。
決して美しいとは言えない作画。
決してかわいいとかカッコいい、とは言えないキャラデザ。
でも、全編通して表現されるアーティスティックな雰囲気と
観る人によって感じ方が大きく分かれそうな内容、脚本。
湯浅監督の作品は大体がいつもそんな感じだけれど
僕はとても気に入ってしまったし、すごく楽しめた。

昭和から平成の今までの、様々な場所とシーンが映し出されていく冒頭。
それが何を意味するのかは後半でわかるのだが、
とにかく多くを語らないので、考えながら観ることは必至。
でも、ゆっくり考えてられないほどのスピード感で物語は展開していく。

幼馴染の女の子と偶然再会した主人公が、彼女と彼女の姉とともに
ある事件に巻き込まれ、自体はとんでもないことに・・・
だが、彼はもう一度やり直したかった。そこから始まる物語。
予想を裏切る展開はほんとうに面白い。
そして心にしみるセリフが深くてとても良い。
{netabare}
恐怖は自分の中にある、自分のマインド次第なんや。
せやから楽しいと思ってみようよ。
信じたまま行動することが、すべての壁をぶち破る鍵や!
何もしないで寝てるのと、何かを感じて動いてるのとどっちが楽しいか。
生きている、感じている、目が見える、音が聴こえる、動ける。
ここは臭い、でもそれが嬉しい。なぜなら生きているから!
{/netabare}

そんな言葉の数々が、ある目的を果たそうとする強靭なエネルギーとなり
またある時は、古典的な性描写を背景にしながら
この作品が一番のテーマとしていることに繋がっていく。

つらいとき、哀しいときこそ、笑え、そして楽しんでしまえ。
才能もコネもなくても、何もしないで死んでいくより
自分の力で何かしたい。壁を越えたい。生きて生き抜こうじゃないか。
愚かながらも愛すべき人間、たくましく生きてこそ人間。
生きるって素晴らしい!生きたもん勝ちや!楽しめたもん勝ちなんや!
僕にはそう感じ取れたし、元気をもらった。

思えばすごく大阪人的思考の物語だった。
そしてラストに表示される英文を見てハッとさせられ
Fayreyの唄うED「最初で最後の恋」を聴きながら、
なぜだか無性に泣けて仕方なかった。

ほとんどのキャストが吉本興業からで、ほぼオール大阪弁であり、
それゆえになおさら大阪人気質が伝わってきたのかもしれない。
なのでもしかしたら、大阪人嫌いな人が観たら嫌気がさすかも(笑)

そしてふと今、これを書きながら・・
主人公が出会ったあの老人はもしかしたら、神様だったのかもしれないと
そんなことを思ってみたりしている。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 17

65.9 6 2004年夏(7月~9月)アニメランキング6位
MEZZO FORTE International Version(OVA)

2004年7月23日
★★★★☆ 3.7 (96)
498人が棚に入れました
ハリウッドが認めたジャパニメーションの最終兵器=クリエーター「梅津泰臣監督」が放つ最新作にしてTVシリーズ初監督作品OVA「MEZZO FORTE」VOL.1、VOL.2を、インターナショナルバージョンとしてバージョンアップし登場!! [R-15] ※.このアニメはR18「メゾフォルテ」時のHシーンをカットしてあります。 暴力的な表現があります。

takumi@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

これぞエンターテイメント!

舞台は、現代からそう遠くない未来。
人型のロボットが実用化され、治安は悪化、混沌としたそんな世の中。
合法非合法を問わず危険な仕事の代行を生業とする危険代行業
DSA(ディーエスエー)の3人が主人公。

なんだろう? 観終わっての爽快感がハンパない。
随分と残虐な殺し合いしたり、撃たれた頭から血がドロドロ
滴り落ちたりするのに、ぜんぜん不愉快にならない。
って多少はそういうアクションを見慣れてるせいもあるかもだけれど、
不思議な軽快さと明るさがあるのは、
ストーリーにキレがあるのと、テンポのいいアクション、
それに何より、各キャラの立て方が素晴らしいということ。
短い時間の中、気持ち良いくらい無駄のないシナリオとキャラ立ち。
見せ場たっぷりのアクションシーンがめいっぱい詰め込まれている。

中でも際立っていたのは、黒川のおっちゃん。
懲戒免職処分を受けた腹いせに、警察内部の実情を暴露本にして
出版をしている元刑事なのだけれど、この人の声は
今は亡き広川太一郎さんが担当していて、
昔から彼のお得意だったセンスのいい駄洒落やオヤジギャグが満載。
きっとあれはほとんどアドリブなんじゃないか?と思うほどだった。
そして彼の存在がなければこの物語、面白さは絶対に半減しただろうと思う。

アクションも、これぞエンターテイメント!とも言うべき派手さで、
リアリティなんかどうでも良くなるなぁって笑ってしまうほどのドンパチ。
コンクリート脆すぎだろ~ってツッコミたくなるくらいに
みんなして頭やら手やら突っ込んでる。

DSAの3人組の中の紅一点であるみくらのキメ台詞も、
見事なカンフーも、のびのびやっててとても魅力的。
また彼女と互角の勝負だった桃実のキレっぷりも最高だった。

と、褒めすぎても何なので、唯一個人的な好みを言わせていただくと、
女の子の瞳の色が明るすぎたのだけ、ちょっとだけマイナス。
でも逆に言えば自分的な難点はそれだけ。

この作品、エロシーンが元々あったからアダルトアニメとされていたようだが
それらをカットした本作でも、物語に支障はまったくないので
アクションものが嫌いじゃなければ、いろんな方にオススメできる作品。

ちなみに「メゾフォルテ」とは音楽用語で言うところの
「やや強く控えめに大きく」という意味。
この作品を観終えてみて、納得のタイトルだった。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 36

hiroshi5 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

固定観念に縛られるな!良作はタイトルだけでは判らない

AVだから・・・・って思ってるそこのあなた!その偏見を捨てましょう!!

内容や作画ともにスンバらしいデキでした。こういうアニメってやっぱり最近ないのかな?なんにせよハリウッドに大きな影響を与えたこの作品はもっとアニメファンの人々に見て貰う必要があるように思えました。特に最近のアニメばっかり見てる人に。

ルパンやカーボーイビバップのような迫力のあり、熱くなるようなアクションは本当に必見。
ストーリー展開も明るく、スピーディーで飽きることなくすぐ見れます。
二話構成でこれだけの展開は(王道だが)、本当に良く出来てるとしか言いようが無いですね。

私はR指定の方を見たんですが、エロイシーンが嫌いな方はカットされた編集版があるので、そちらの方を。
しかし、私個人としてはR指定の方を見て欲しいですね。なんというか、二つのエロシーンはサービスという概念だけでなく、ストーリー自体に直接的に関連しているように思えました。一つ目のエロシーンは愛情を、二つ目は本能を、表現していると、私は感じました。
しかし、エロロイドの(名前もそうですが)性能って凄いですね・・・苦笑

あと、キャラも素晴らしかった!
判りやすい性格だったものの、皆個性たっぷりで独特な雰囲気を出していました。作中で「はげおやじ」と言われていた黒いおっちゃんが私は個人的には好きでしたが(セリフが面白いw)、ヒロインも普通にめちゃカワイイ!

う~ん、私にしてはベタ褒めですな・・・汗
しかし、それだけ私を熱くさせるような作品だったと言うことでw

この作品、冒頭にも書きましたが、エロが入るからって見るのをやめないで欲しいですね。時間も掛からなくて、手軽に見られるので悩むことはありません。
この作品を気に、古い良作を色々見てもらいたいですね^^

ちなみに、この作品のタイトル、international versionって素で凄いと思いますw
今まで国際使用のアニメなど見たことがありませんでしたwまぁ日本のアニメは国際レベルで見られていますが、案外、日本人より昔のアニメにはまっていたりするもんですよ。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 19

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

史上最高のR指定作品!

18禁の文字通りアダルトアニメとして発売されたシリーズ


海外でも高い評価を得ている天才アニメーター『梅津泰臣』(最近ではそれ町のOP、BLOOD-CのOPが有名)の貴重な監督作品の一つです


後にテレビシリーズ化されますがそっちは酷いのでみなくていいです(お


HなシーンをカットしてR-15指定にしたバージョンがこのようにリリースされていますが、内容には遜色ないです
バイオレンスなシーンはたっぷりなのでその辺苦手な方はご注意を


純粋に『ド派手ガンアクションアニメ』としてお楽しみください
コンクリートが発泡スチロールのように粉々砕けますwそんなところが素敵ですw


故・広川太一郎さんの独特な語り口も最高b


同監督の「A KITE」
こちらもオススメです

投稿 : 2024/04/13
♥ : 10

65.4 8 2004年夏(7月~9月)アニメランキング8位
霧の中のハリネズミ(アニメ映画)

2004年7月18日
★★★★☆ 3.8 (29)
83人が棚に入れました
ロシアを代表する世界的アニメーション作家ユーリー・ノルシュテイン監督が75年に手掛けた傑作短編アニメ。切り絵をベースに、気の遠くなるような繊細で根気の要る作業を通して創り出された優しくイマジネーションに溢れたファンタジックな世界が展開する。2004年、「話の話」「ケルジェツネの戦い」などノルシュテイン監督の代表作を一堂に集めた特集上映<ユーリー・ノルシュテインの世界>にて、国内で初めて正式ロードショー公開。 夕暮れどき、小さなハリネズミはジャムの入った壺をハンカチに包み仲良しのコグマの家へと向かう。一緒にジャムをたべながら空の星を見て楽しく過ごそうというのだ。ところが、トコトコ野原を歩いているうちに周りには濃い霧が立ちこめてきて、ハリネズミはいつのまにか道に迷っていた。そうこうするうち、ハリネズミは霧の中にたたずむ美しい白馬を目にする。好奇心いっぱいのハリネズミはそのままどんどん前に進んでいった。そしてすっかり霧につつまれてしまったハリネズミは、やがてそこでちょっと怖くてとびきり不思議な体験をするのだった…。

ニャンキチ君 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

五里霧中

 前に絵本で読んだことがありましたが、ユーリ・ノルシュテインさんが有名なアニメーション作家であることは知りませんでした。お恥ずかしい。(・∀・i)

 1975年のアニメの映像ということですが、本当に綺麗です。ウィッキによれば 『本作は切り紙を使ったアニメーションであり、全体を覆う霧は、非常に細かい紙片を舞台上に置き、1フレームごとにすこしずつカメラに近づけていくことによって、表現されている。』とのことです。

 10分位なので お子さんとかお孫さんと一緒に楽しんで観て下さい。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 18

ワドルディ隊員 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ロシアを代表する非常に優れた短編アニメ

このアニメは中々特殊なタイプの作品なので
見終わった後は、言葉でどう表現すればよいか
分からなくなってしまった。
気長に読んでもらえると幸いだ。

基本的に暗い作風ではあるが、それ以上に
表現力が高く、舌を巻くレベルだ。
切り絵で制作されているようだが、
そこんじょそこらのアニメとは格が違う。
幻想的な世界を生み出すことに成功している。
キャラクターの動かし方も、とてもコミカルなため
一種の萌えを感じることができる。

一番驚いたのは、水の演出部分だ。
まるで、本物の水を見ているかのようだ。
誠に感服した。私自身、これが1970年代に作られた
ものだとはにわかには信じられなかった。

上手く言い表すことができないが、
他の作品にはない魅力というか力強さ
が間違いなくあると確信した。

このアニメを見ていた時、やはり、タルコフスキー監督の作品を
思い出した。それと同時に、ロシアの作品は、とても
芸術性に優れたものが多いなという印象を受けた。

名作だと言われても全く不思議ではない。
芸術性の高いアニメが大好きな方は、必ず視聴すべき
作品だと思う。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 13

ポール星人/小っさ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

なんか私如きがレビューなんておこがましいとしか思えない

「外套」と言う作品も有名ですので、某有名動画サイトで観ました。
あにこれには未登録のようですのでこちらに追記します。
原作はロシア文学、ゴーゴリだそうで。

私が観れたのは10分程度です。
しかし、1980年から今に至るまで作り続けてるそうで未完なんだそうです。
・・・もうそれ聞いただけで絶句です。
で、観て更に絶句です。
もう日本のアニメとは異質の気持ち悪いほどのリアルさと表現力。日本のアニメって結局記号なんだなと再認識させられます。

お勧めはしませんが、日本のマスプロダクト的なアニメとコレ観てる10分間の違いを楽しむのもイイと思います。
話の話だと、ちと長いですしね
////////////////////////////////////////////////////
10分弱のアニメーションです。
絵と音楽だけで酔えるんですもんね。
四の五の言う気になれない。
過去にレビュー書いた人が居ないってのは、皆そう思ったからなんでしょうか。
なんかわからないけど、凄い。

たかが10分です。是非見る事お勧めします。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 13

65.3 9 2004年夏(7月~9月)アニメランキング9位
炎の蜃気楼 みなぎわの反逆者(OVA)

2004年7月28日
★★★★☆ 3.8 (16)
127人が棚に入れました
『炎の蜃気楼』(ほのおのミラージュ)は、桑原水菜による小説。TVアニメは2002年にキッズステーションで放映。
現代に怨霊となって甦る戦国時代の武将(怨将)を調伏して冥界へ送る使命を科せられ、400年間他人の体を奪いながら(換生)生き続けてきた者たちが主な登場人物。
彼らの戦いと愛憎を軸に物語は展開していく。その今までにない卓越したストーリー性と、予想を超える展開で、若い女性たちを中心に絶大なる人気を博している。主人公は、仰木高耶(おうぎ たかや、上杉景虎)で、副主人公は、橘義明(たちばな よしあき、直江信綱)。

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

これ・・BLモノとは別物だと思う

今回、以前投稿したレヴューを加筆再編集しています。

桑原水菜による小説を原作にした、3話構成のOVA作品です。

世界史、日本史など歴史はけっこう好きなので、
こちらの本編を視聴したのがきっかけで、この作品も視聴しました。
内容的には本編を知っていたほうが、人物関係など把握できるので
本編を先にご覧になるほうが良いでしょう。

この物語は、現代に怨霊となって甦る戦国時代の武将(怨将)を調伏して
冥界へ送る使命を上杉謙信から科せられ、400年もの間、
他人の体に換生しながら生き続けてきた者たちが主な登場人物です。

イメージ的には、木村拓哉さんと北野武さんが織田信長と豊臣秀吉
としながらも現代人の格好のままドライブしていて、
そこに少年の姿に生まれ変わってる伊達政宗がやってくる・・
っていうCMが最近流れていますが、ちょうどあんな感じですw

当然、歴史上の人物がゾロゾロ出てきます。
主人公の上杉景虎をはじめ、彼に仕えていた直江信綱、
織田信長や北条氏照などなど。

このOVAで主軸となるのは、
本編で景虎としての記憶が甦った高校生仰木高耶と、
景虎の力に対する直江の嫉妬と忠誠心が交錯した固執が明かされ、
本当はお互い必要とし合っているはずが、景虎のほうが直江を素直に
受け付けることができないことをきっかけに、
記憶を自分で封じてしまった原因がなんとなくわかってきて・・・
というところでしょうか。

命を主君に預け、忠誠を誓う戦国時代での信頼関係と、
嫉妬と複雑な愛憎が入り乱れた直江の想い。
現代では、忠誠心から上司に自分の命をかけるような人は
ごく一部の業界を除いてあまりいなさそうですし、
そういう信頼による男同士の絆を描くとすぐBL扱いしてしまうのは。
ちょっともったいないな・・と僕は思っています。
ってだいたい、このDVDのパッケージイラストが誤解の元ですよ~

ただ・・ほんの数秒ですが性模写もあるため、
BL系に分類されてしまうのは仕方がないかもしれませんが、
一般的なBLモノとはまったく違うし、
それ以上に重厚な歴史的事実が流れているので、
逆にBL系を期待してご覧になった方には不評なんじゃないかと。

それより、戦国時代の武将が現代の人間に憑依して
馬ならぬバイクや高級車を乗り回していたり、
携帯を駆使していたりすることのほうがなんだか楽しいし、
いろんな想像が掻き立てられます。

欲を言えば、直江のセリフというか言い回しが
キザじゃなければ良かったかもって思いますが(苦笑)
とにかく、大人向けな物語です。
2004年の作品なので、作画など少し古さも感じますが、
物語の背後に流れる壮大なストーリーで、けっこう引き込まれました。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 12

64.9 10 2004年夏(7月~9月)アニメランキング10位
ニニンがシノブ伝(TVアニメ動画)

2004年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (175)
812人が棚に入れました
『ニニンがシノブ伝』(ににんがしのぶでん)は、古賀亮一による漫画作品及びそれを元にしたTVアニメ。
試験勉強に勤しむ「楓(かえで)」の部屋に突如として見習い苦の一「忍(しのぶ)」が現れる。なんと忍は自分の試験の課題として楓の下着を狙っていたのだった。
忍者学部くのいち学科で忍法を学ぶシノブが、音速丸、サスケ、妹の雅とドタバタギャグを繰り広げる。


声優・キャラクター
水樹奈々、川澄綾子、釘宮理恵、若本規夫、関智一

ざんば さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

(゜3゜)

主人公は一応しのぶですが
実質の主人公は音速丸という黄色い正体不明の物体です。
その音速丸がいろんな騒動を起こす
エロ、下ネタ、変態多めのギャグアニメです。

少しグダグダな感じもありますが
基本的になにしてるのか訳分からないけど
勢いに乗せられてなんか面白い、みたいな感じで
何も考えずに見れるので心に癒しをくれます♪

そして今作は若本ファンのためにあるアニメ!
と、言っても過言ではないほどの若本アニメです。

好きな人は必見です。見なきゃ損!損!
若本の渋い声、ふざけた声、カッコいい声などなど・・・
好きな人にはたまらないものが何から何まで取り揃えてございます。

それ以外も川澄綾子、水樹奈々、関智一、釘宮理恵、小野大輔と
無駄に豪華すぎる面々・・・w
皆さん楽しそうに演じられているので
聞いているだけで楽しくなってきますね

しかも作画がかなり綺麗だと思います
どうでもいいところまで力入ってますw
それにEDの「くるくるりん」はかなりお気に入りの曲だったりします。
こういう楽しいED大好きです。

何から何までくだらないアニメですので
疲れたときにでも見るといいかもしれませんね
ほぼありえないですが2期があったらみたいです♪

ちなみにタイトルの顔文字は音速丸です

投稿 : 2024/04/13
♥ : 21

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

「なのは丸さん」動画で死ぬほど笑った!。若本さんや水樹さんのベストアクト候補?。

「エロいのは男の罪。それを許さないのは女の罪(若本節)」

「怖くてトイレに行けな〜い」、「僕がトイレさ!」

「ああ〜、どっかにエロい絵を見るだけでお金くれる国ないかなぁ〜」


 ユーフォーテーブルと聞いて思い浮かぶ作品といえばタイプムーン作品に代表される闇夜が似合うシリアスな作品だろう。しかし、初期はこんなド阿呆な作品が存在したのである!。


 本作はどうしようもないくらい下らんネタの繰り返しだが、実に豪華声優である。水樹さん、川澄さん、釘宮さん、関智さん、小野D、そしてなにより若本さん。


 この豪華声優が実力120%引き出されてギャグをやり続ける潔さは爽快である。そして、本作の水樹さんはアホ可愛い水樹さんキャラとしては最強であり、ギャグ若本さんの中でも最も偉大なキャラである。


 滅茶苦茶なネタに加えてアドリブやりまくりで、関智さんなんて普通に笑いながら喋ったりするんだから他にないと言いたい。


 そういえば、本作に「なのは三期」を合わせたmadは死ぬほど笑わせて頂きました。それにしても、こんなご時世だとこういう下品、ナンセンス、お馬鹿作品を見るとかえって癒やされるのである。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 16
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

音速の若本規夫劇場♪

ド天然ヘッポコ巨乳見習いくノ一・忍(しのぶ)と自称・鷹の音速丸らが繰り広げる、
ドタバタ忍者コメディ漫画(未読)の1クール連続アニメ化作品。

【物語 3.0点】
内容はないw

なんなら各回2本立てエピソード。
例えば「忍者、花火で浮かれるの巻」とか「怪植物、暴れるの巻」とか{netabare}「音速丸、地獄に落ちるの巻」{/netabare}とかw
タイトル名見ればあらすじは大体分かりますw

あとは、今の時代なら、否、当時でもハラスメントでスリーアウトな音速丸らが、
煩悩の赴くままに、エロ方面、オタク方面、特定世代以下はキャッチ困難な時事ネタなど、
方々に脱線を繰り返しグダグダになる無礼講w

隠れ身の術すら満足に決まらない本作に、本格忍者物への期待などもっての他。
視聴者の皆さんも低俗ギャグに身を委ねて笑撃の地獄に落ちましょう♪


【作画 4.0点】
アニメーション制作・ufotable

15年以上前のギャグアニメ作画に、この評点は自分でも高すぎだろうと狼狽しますがw
ネタが何処まで逸脱しても追従する多彩な映像表現は見ていて飽きませんし、
時折、ギャグの片手間に見せる忍者アクション動画などは、目を見張る物がある。
シリーズディレクター・外崎 春雄氏など、
後に『鬼滅の刃』などで最高峰のアクションアニメーションを構築するスタッフ等の、
才能の片鱗を存分に感じるので、評価せざるを得ませんw

ええぃ!音速丸をヌルヌル動かすな!気持ちワリィ(笑)


【キャラ 4.0点】
ドジっ娘属性のくノ一・忍(しのぶ)。
基本黄色球形のUMA・音速丸は彼女の里の頭領であるはずだが、
何故か彼女は音速丸を鷹と思い込んで事実を把握できていない。
などという人物相関からして既に頭痛がしますw

彼女が忍び込み損なった部屋のJK・楓。
{netabare}試験課題のJKのパンツ目当て{/netabare}という
残念過ぎる出会いにも関わらず、二人はやがて微百合関係の様相を呈するw

が、そんなグダグダを完封する勢いで作品を制圧するのが音速丸。
音速丸が時に羽を生やし、脳筋マッチョに変形し、
パンツや巨乳等に囚われ、独演し始めたら最後。
サスケ率いるコピペ忍者部隊も交えて狂宴がいつ果てること無く続く。
余りの傍若無人ぶりに、{netabare}一度、地獄に落ちるが、地獄ですら音速丸を扱いきれず現世に送り返される体たらく。{/netabare}
クレイジーだぜw


【声優 4.0点】
一応の主人公くノ一・忍(しのぶ)役の水樹 奈々さん。
奈々さんに関しては、時折、叫ぶ演技を巡って、声が張れてないとのヤジが飛ぶのを見かけます。
ですが、声を大にして訴えたいのは、菜々さんは、普段おしとやかな役が回って来ることが多く、
控えめな絶叫でキャラクターを表現しているのであって、
忍みたいにナチュラルに弾けた役が回ってくれば、
元・演歌歌手志望の声量を以って、何処までも弾け飛ぶことができるということ。
てか、何が「気分はいつもぐるぐる~」だよ(笑)

音速丸役の若本 規夫さん。
粘性を最大化したクセ声で、すすーっと不謹慎領域への侵犯を繰り返し、
気色悪い奇声、擬音までカバーして、尺を荒稼ぎするMVP級の活躍。

CV.奈々さんとただならぬ仲になる楓役の川澄 綾子さん。
“ツンデレの女王様”就任前の釘宮 理恵さん演じる生意気な妹・雅(みやび)と音速丸のマッチアップ。
サスケ役の関 智一さん。彼が率いるモブ忍者軍団の一員にCV.小野 大輔さんが紛れ込むなど、
脇に至るまでタレントが敷き詰められる豪華絢爛(才能の無駄遣い?)w


【音楽 3.5点】
劇伴担当・山本 はるきち氏。
和風テイストも付加した明快な打ち込みサウンドで音速丸たちのボケとツッコミをサポート♪

OP主題歌は森 由里子さんの「シノブ参上!」
シリアスさなど微塵も感じないポップで明るいサウンド。
OPアニメーションは効果音に加え、茶々を入れる忍&音速丸たちのやかましいセリフ付きw
「この物語はスーパーハンサムボーイ音速丸と、
彼を取り巻く美女たちの愛と肉欲とポロリ……が満載のアニメであ~る」

ED主題歌はkaoru「くるくるりん」
本編の悪酔いの勢いでシュータタ♪シュータタ♪と倒れ込める和風宴ソング♪
当時のufotableのこだわりなのかEDアニメーションはクレイアニメ。
粘土になっても音速丸はパンツ被ってますw

夏祭り話の挿入歌では水樹 奈々さんがこぶしをきかせる。


【余談】
昨今の色々なコンテンツが忘れた頃にリバイバルするドサクサに?
『ニニンがシノブ伝ぷらす』が続編コミックとして展開中。
あの音速丸を現代に蘇らせるなど正気の沙汰じゃありませんw
令和の混迷は深まるばかりですw

投稿 : 2024/04/13
♥ : 15

64.4 11 2004年夏(7月~9月)アニメランキング11位
ギャラクシーエンジェルX 第4期(TVアニメ動画)

2004年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (67)
414人が棚に入れました
「ギャラクシーエンジェル隊」は、トランスバール皇国近衛軍に属する特殊部隊である。その任務は、古代文明が残した科学技術「ロストテクノロジー」の回収なのだが、実際にやってる事は、猫の捜索や誘拐事件の犯人捜し、VIPや超重要犯罪者の護送、アステロイドに放置された粗大ゴミの処理や惑星に刺さった釘抜きなどと、ほとんど「何でも屋」。
第4期は、2004年7月7日25:30にテレビ大阪他で放送開始された全13回26話(#1~18)。
ビデオ・DVDタイトルはギャラクシーエンジェルX(エックス)。

蒼い星 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

終わった。

ミルフィーユたちが織りなすドタバタコメディも4作目。
脚本家を入れ替えたりして作られたんですが
ギャグものの宿命でしょうか
お笑いのセンスが自分と噛み合わなかった。
3作目はバッチリだったんですけどね。

これはやっぱり前作まで、キャラ>>>あらすじ だったのが
今作では あらすじ>>>キャラ と
優先順位が変わってしまったということなんでしょうか?
それでも、後半になると笑えるエピソード増えてきて
お!これならイケるとなったところで最終回。
第4期の魅力を最大限発揮するのには1クールは短かったのかもしれませんね。

最終週の2つのエピソードはとっても良かったですよ!

投稿 : 2024/04/13
♥ : 5

セメント さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

YEAH!あ・しぇきしぇき

YEAH!ろけんろー


さらに新キャラの烏丸ちとせが加わって、正真正銘最後の「ギャラクシーエンジェル」です。
あ、まぁ「る~ん」があるんですが、あれは「ギャラクシーエンジェル」とは別の作品と思った方が・・・

3年続いたシリーズもいよいよ終わりとなりました、最終話の26話でも感動的な結末となって(?)大団円を迎えてるわけです。
ブロッコリーの会社としての変動と、中の人の入れ替わり立ち代わりで、事実上続編制作が不可能になってしまったのは悲しいことですが、1話15分とはいえ既に膨大な量のアニメーションになってるので、偶にセレクション再放送してくれるくらいで丁度いいのかなとも思ってます。

時に山寺さんが登場したりとよく分からない声優の豪華さを見せてましたね。

個人的にはBGMも評価の対象です、よく他のテレビ番組でも使われてますよね。
4期までずっと同じBGMだったのでおでんのように沁みてます。

蘭花さんもフォルテさんも超が付くほど好きですね、蘭花さんの頭についてる玉の有用性を語らせたら3時間じゃ足りないですね。


ギャグアニメとしてなかなか評価している作品であります。
1話が短いですし順番も無くてかる~く見れると思いますので皆さんも見ましょう。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 2

ひげ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ブロッコリーの崩壊。

前作でのTo be continuedの公約のため、倒産覚悟の最終章。まぁGA以前の問題だが・・
前番組が打ち切りになったため急遽13話だけ作られた。
そのため前作までのスタッフが完全にそろっていないのでキレは落ちる。
原作ゲームでの新キャラ烏丸ちとせの扱いに終始こまった様子。声優さんとあいまってどう考えても使い物にならない。原作でも空気なわけで・・
よって大幅に改造され勝手に被害者になって復讐を狙うイタイ子にされた。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 1

64.3 12 2004年夏(7月~9月)アニメランキング12位
KURAU Phantom Memory-クラウ・ファントムメモリー(TVアニメ動画)

2004年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (135)
704人が棚に入れました
西暦2100年。世界は生活圏としての都市「メトロポリス」とライフラインとしての生産層「エコロジア」に区別されていた。そこでは互いが互いを助け合い、戦争や貧困をもはや過去のものとしていた。
人々が暮らすメトロポリスでは、地上400mを誇る超高層ビル群と重力制御によるエアカーを主流とした交通により、ストレスの無い理想の社会を形成していた。その一方で、人類は宇宙へと進出し、月に都市を建て、更なる外宇宙進出を計画していた。
次世代エネルギーの研究者である天箕博士は、月面にある基地で研究チームと共に原子衝突実験を行っていた。しかし、その最中に、突如実験装置から飛び出した2つの光が天箕博士の娘、天箕クラウに衝突し、彼女の体を分解してしまった。しかし、その光は再びクラウの姿を形作り、クラウは「リナクス」として蘇る。ただ、もう1つの光の行方は誰にも分からないままであった…。
それから10年後。クラウはリナクスの力を隠しながら、悪を取り締まるエージェントとして日々を送っていた。そんなある日、クラウの中からもう1つの光の対である少女「クリスマス」が現れる。

ソーカー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

リナクスがあふれ出しそう。

原子衝突実験の際に事故でクラウにリナクスが宿り、元の人格を失ったリナサピアンとなってしまう。
対のクリスマスと共に警察組織GPOから追われる生活が始まる・・・と書いてもなんのこっちゃ分からんでしょうが、超ザックリ言えば二人の少女の愛の逃亡劇です、ちょっと違うけど(笑)かなり雑多に書き記したので後で書き直すかも。

・クラウとクリスマス
クラウとクリスマスの堅い絆が本作の特徴。クラウはリナクスの超人的な力をもってクリスマスを守ろうとする結構男前なところがありつつ、母性というものも感じる優しいキャラクター。クリスマスは可愛らしい少女ではあるが、芯の強いところもある・・・といった感じ。美しい音楽とともに暖かな雰囲気を作り出す表情豊かなキャラクターには好感が持てる。

・影の主役は父親?
我が子が得体の知れないものに身体を乗っ取られてしまった・・・なんてことよくフィクションではあります。本作では父親がその引き金になってしまっていてひたすら自責の念にかられる、かなりヘヴィな境遇です。しかもそれが人間らしく振る舞い「お父さん」と呼び始め、我が子同然のように見えてしまう。さらには二人に分裂(?)するものですから、その苦悩は計り知れないものがあると思われるのですが、リナクスであるクラウやクリスマスも我が子同様に大切に想うようになります。クリスマスとクラウの絆に目に奪われがちですが、私が本当に良い想ったところはこの極めて特殊な親子関係にありました。彼女たちの手助けをするダグやアヤカの心にも家族というものが大きなウエイトを占めているのも印象的。この作品の凄さは家族愛に止まらない分け隔てのない愛にあるのですが、それに反して作風自体は地味で落ち着いています。

・リナクス、対
本作に出てくるリナクスやら対と言った謎めいたSF設定。リナクスは知性を持つエネルギー体(?)らしく、対の定義も理系の方なら感覚的に理解しうるものらしいですが、はっきり言って詳細は全く分かりません。原子衝突実験の際に発生した事象ということですが、原子とかさっぱり分からんので。とりあえず作中だけでは観念的なものとしか捉えられない。対とは惹かれ合う存在、代わりとなるものはいない、なんだかツインソウルな感覚で恋愛や家族愛とは一線を画している。未知の知性体を難しく定義づけせず未知のまま扱うあたりが、評価が分かれるポイントかもしれない。リナクスの超人的な力を駆使したアクションも華麗で美しいけど、アクションものとして捉える人は多分誰一人としていない。

・総評
SF設定は面白そうなのですが、SFアニメというよりヒューマンドラマの色彩が濃い。謎を含みつつも基本は分かりやすいストーリー・キャラの表情の豊かさには光るものがあって、絆が感じられる本作に好印象を持たれる方は多いのではないでしょうか。クラウとクリスマスの逃避行とGPOの内情が絡み合う丁寧なストーリー展開ですが、リナクスの謎を解き明かす展開には至らない。ゆえに漠然としていて視聴者を引き込む力がやや弱いのが難点ですが、力強く暖かで心に響く良作。難解さは無く、むしろ女性にお勧めしたいハートフルなアニメ。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 10
ネタバレ

じぇりー さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

これからの時期におススメ!世界観の確立された良作

やはり原作なしのオリジナルアニメーションは、きっちり完結してくれるので安心して見られる。
あらすじと成分にある通り、主人公クラウの「対」として生まれる少女の名は「クリスマス」。

そして、タイトルとなっている"Phamtom Memory"についてだが、作中にはこの言葉は一度たりとも出てこない。
しかしタイトルに入るくらいなのだから、作品の重要なキーワードであることは間違いない。

クリスマスの名の由来、そしてこのファントムメモリーとは一体何を指しているのかが明らかになるのは、最後にふわっと暖かい余韻を残してくれる最終話である。
視聴を始めた方は是非、最後まで観てほしい作品である。

私は、この作品は様々な「家族愛」を描いているのだと思う。
主人公クラウとクリスマスは、例えるなら姉妹・夫婦…あるいは、互いにとってそれ以上の存在であり、サブキャラクターたちもそれぞれの家族愛を心に持ちながら、クラウ達に協力する。
戦闘シーンなどもあるが、圧倒的にヒューマンドラマに重きを置いた作品である。

物語の大半が、クラウとクリスマスの、{netabare}リナクスを執拗に捕獲しようとする国際警察機関GPOからの追跡からの、逃避行と潜伏を描いているので、潜伏先で出会うという形の、数話だけ登場するキャラが多いのが特徴なのだが、{/netabare} その誰もがそれぞれのドラマを抱えているのがまた良い。

それは時にクラウ達を励ます暖かさだったり、彼女たちを戦いに駆り立てる悲しい運命だったり…いずれにしても心にグッとくるものがあるのだ。

最後に、この作品はOP/EDの音楽・映像共に作品の世界観と見事に融合していて非常に良かった。
特に全24話中の何話かは、その回のラストシーンでED曲のイントロが流れ始め、そのまま曲途中からEDに移る、という手法を取っているのだが、この演出がまたにくい。

例えそのラストシーンが、感動で終わっても、ピンチで終わっても、悲しいシーンで終わっても、曲のもつ独特の神秘性のおかげで、どの場面にも有効だったのは素晴らしいの一言に尽きる。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 8

セメント さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

リナクス

"おかえり、クラウ"
"ただいま、クリスマス"


やってることとしては訳あり姉妹の愛の逃避行ですね、それだけ聞くと素晴らしい百合アニメかと思いがちですが、そんなこともあるようなないような。
主題は「DTB」や「コンレボ」にあるような能力者迫害ものでしょうね、展開は結構早めで置いて行かれることもしばしば。
ただ、大事なのは、クラウが生まれた経緯と、GPOという組織の陰謀。このあたりをしっかり抑えていれば難しいと感じることもないでしょう。

ボンズアニメですね、監督は入江泰浩さん、随所随所に絵コンテや演出で参加していて、氏の持ち味を余すとこなく発揮してます。
入江さんといえば「ソウルイーター」のOP一人原画が有名ですね、やり始めたらとことんやるタイプの人かなーって印象です。
小松英司さんや三輪和宏さんなどボンズメーターの活躍も然ることながら、7話の二宮常雄さんが作監でやってた回とか強く覚えてますね。
超絶可愛いクリスマスと全然似合わないクラウのメイド姿、良かったなぁ。

声優は登場人物も少ないのでそんなに。
クラウ役に川澄綾子さん、クリスマス役に小林美佐さんですね、小林さんは最近あまり活躍されてませんね。

曲は素晴らしいですね、OPを新居昭乃さん、EDを勝木ゆかりさんが担当してます。
心臓に直接響く様な心地良いサウンドです、派手さとは無縁の落ち着いた楽曲も本作にマッチしています。

クラウとクリスマスの行く末をただただ見守っていたい、そんな感じですね。
色んな国を訪れて、はたまた宇宙まで躍進したりと、ダグと共に彼女達の旅を見守るのが本作のコンセプトです(断言)


質アニメ独特の単調さはあって、リナクスとか対とか設定は凝ってるんですがねぇ。
こういうのは覚悟を決めて見ないといけないので大変かもしれませんが、面白いです。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 6

63.9 13 2004年夏(7月~9月)アニメランキング13位
金色のガッシュベル!! 101番目の魔物(アニメ映画)

2004年8月1日
★★★★☆ 3.7 (72)
418人が棚に入れました
富士山を訪れたガッシュたちは、魔本を持つ少女・コトハに出会う。彼女の言う洞窟に向かった彼らは、そこで謎の少年と魔界最強の戦士・黒騎士と遭遇する。

声優・キャラクター
大谷育江、櫻井孝宏、釘宮理恵、前田愛、菊池正美、高橋広樹、こおろぎさとみ、郷田ほづみ、森川智之、矢島晶子、三石琴乃、高山みなみ、大塚周夫、錦織健

63.9 13 2004年夏(7月~9月)アニメランキング13位
機動戦士ガンダムSEED スペシャルエディション 虚空の戦場(OVA)

2004年8月27日
★★★★☆ 3.7 (55)
394人が棚に入れました
C.E.(コズミック・イラ)70、新人類“コーディネーター”によるザフト軍と“ナチュラル”たる地球連合の確執は“血のバレンタイン”事件によって、ついに武力衝突へと発展。戦火の中、中立地域ヘリオポリスに住むコーディネーターの少年キラ・ヤマト(保志総一朗)は、ナチュラルの友人たちを守るためストライクガンダムに乗り、かつての親友アスラン(石田彰)と敵対することに…。人気TVアニメーション『機動戦士ガンダムSEED』全50話の3部作総集編第1部。TVの第1話から21話までを新作カットも交えて再編集、アフレコも新たにやり直している。

二足歩行したくない さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

本編未視聴であれば違和感ないのかもしれません

ガンダムSEEDのテレビ版総集編作品。
ガンダムは劇場版で総集編をやることが多いのですが、本シリーズはOVAで、全3巻となっています。
1巻目である本作では、テレビ版のPHASE-21まで、アークエンジェルが北アフリカに流され、アンドリュー・バルトフェルド率いる部隊をストライクが退けるシーンまでとなっています。

2巻目、3巻目に比べると収録されている話数が最も多くなっています。
その割にはエピソードのカットは少なく、強いて言えば、アフメド・エル・ホズンの死や砂漠でサイとキラが喧嘩をするシーン、そして、1巻と2巻の間にあたるエピソードですが、インド洋でのモラシム隊との戦いがカットされています。
その他、各PHASE間のつなぎ、ちょっとした合間のシーン、回想シーンなどがちょいちょいとカットされ、全体的に短縮した形となっていますが、大きなカットはないため、余り違和感は感じずに視聴できます。
SEEDを手っ取り早く視聴したい方にはありかもしれませんが、私的にはテレビ版の視聴をおすすめします。
過去のガンダム総集編も然りですが、やはり総集編は駆け足で再生されている感じがしてしまいます。本編未視聴であれば違和感ないのかもしれませんが。
なお、サイとの喧嘩シーンがカットされているので、有名な「やめてよね。本気でケンカしたら、僕にかなうはずないだろ」のセリフはカットとなっています。この点は残念なポイントです。

種々の事情により、声優も一部変更となっています。
ニコルの声優が朴璐美さんになっているのは良しとして、アイシャの声優がビビアン・スーから平野文となっています。
正直テレビ放映時、ビビアンの声は浮きまくりでしたが、あのミステリアスなキャラに下手くそなビビアンのアテレコはハマり役だったと思うので、私としては変えてほしくなかったです。
追加カットもありますが、特筆するほどの量ではなかったと思います。
序盤ラスティのカット、セリフの追加があるくらいです。
本編視聴済みの方があえて見る必要のあるほどのボリュームの追加、改変はないと思います。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 4

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

時間のない人のためのSEED。3部作の1話目。

テレビシリーズ全50話を再構成し、一部に新作カットを追加
した特別総集篇。PHASE-01 - 21までを描いた「虚空の戦場」、
同22 - 40までの「遥かなる暁」、同41 - FINAL-PHASEまでの
「鳴動の宇宙(そら)」の3部作で構成されている。

画面アスペクト比は4:3のままで16:9ワイド状になるよう原画
の上下部分をクロッピングしている4:3レターボックスで新撮。

数人の声優が諸事情から変更され、サブキャラクターの兼任
などから一人二役以上を担当するキャスティングも増えて、
その後の関連ゲーム作品では本3部作版のメンバーでアフレコ
されているものの方が多い。

続篇の『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』の回想シーンでは
一部採用されている。

ストーリーは大幅な短縮が図られ、一部には本編とは全く異
なるシーンへと新規カットで差し替えられたり、存在自体が
省略されていたりする。

一応唯の再編集ではなく、大幅カット等による印象の変化等
にもある程度の対応がされているようです。

50話も視てられるか!という人には充分楽しめる内容かも?

因みにちょちょいと修正を加え綺麗にしたHDの方が良いかも?
ディスティニーもSEEDもHDリマスターがある。
本作の追加差し替え等のシーンがHDにも使われている様です。

SEEDもDestinyも中間に総集編が入っているので・・余程の
ファン以外は視ない作品かもしれない?

私的には高画質化と色彩の差異が微妙ですがHDリマスターを
全話視たほうが良いかなと思ったり・・

私はSEEDシリーズが大好きなので全て視たし・・逆に古いの
も可也視たけどw

投稿 : 2024/04/13
♥ : 4

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

テレビアニメ版を観た人向け

スペシャルエディションとありますが、当初のイメージとしては、いわゆる通常の総集編というか、テレビアニメのダイジェストというヤツなんでしょ?と思っていたら、何気に新しいシーンも入っていたりして、まぁソコソコに楽しめました。

しかし、それはご新規さんに優しいか?と問われれば、違うかなと。どうしても説明不足だったり、端折りすぎだったりで、スカスカ感は否めません。

個人的にはアイシャの声優が平野文さんに代わっていたのが何気に驚きでしたね。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 3

63.9 13 2004年夏(7月~9月)アニメランキング13位
GANTZ 〜the first stage〜 全13話ノーカットバージョン(OVA)

2004年8月25日
★★★★☆ 3.7 (12)
46人が棚に入れました
フジテレビの規制により一部シーンがカットされ、本来の13話分を11話に再編集されており、一部、残酷シーンなども修正が施されている。

それらはDVD化の際に補完された。

63.7 16 2004年夏(7月~9月)アニメランキング16位
遊☆戯☆王デュエルモンスターズ 光のピラミッド(アニメ映画)

2004年8月13日
★★★★☆ 3.8 (19)
113人が棚に入れました
バトルシティでの戦いを経て三枚の「神のカード」を入手した武藤遊戯。ライバルの海馬瀬人は彼を打ち倒すべく、デュエルモンスターズの創始者ペガサス・J・クロフォードのもとを訪れ、「神のカード」を打ち破る強力な二枚のカードを手に入れる。再び遊戯に挑む海馬であったが、そのデュエルの裏には千年パズルと対をなす8つ目の千年アイテム「光のピラミッド」を所有したアヌビスの邪悪なる陰謀が隠されていた。

ootaki さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

アニメ映画で一番好き

借りて見たのですが、物語が非常に深みがあって面白く、これだけのクオリティーはなかなか映画でできないと思いますし、遊戯王シリーズの中でも相当いい方ですね。映画で見たかったです。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 1

63.3 17 2004年夏(7月~9月)アニメランキング17位
風人物語(TVアニメ動画)

2004年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (52)
328人が棚に入れました
部員がたった2人のデジカメ部の部長で空を撮るのが好きな女の子・ナオと同じくデジカメ部に所属しナオと親友のミキ。
ある日、風を自由に操ることができる空飛ぶ猫をいつもの撮影場所である校舎屋上で目撃し、驚いたナオが屋上から落下した時、突如巻き起こった風により助けられる。その風は、代用教員の大気先生が起こしたものだった。
その事を知ったナオ達は、大気先生の故郷である風の里を訪れ「風を操る能力」を手にすることになる…。


声優・キャラクター
名塚佳織、花村怜美、入野自由、岩村愛、杉山大、水野理紗、竹田雅則、AZU

ソーカー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

心の中に風を起こす、透き通るような雰囲気

女子中学生のほのぼのとした日常の中で、風にまつわる不思議な出来事を描いた作品。
とはいえ、さして大事が起こるわけでもないので、力抜いてまったりと心で感じるアニメ。
一話完結型ですが、一話一話の余韻はなかなか良い。

押井守監修ということでなんとなく見た作品ですが
各話とも風にまつわる魅力的なエピソードばかりで、爽やかで本当に良い作品だと思います。
ただホントに緩い日常を描いた心暖まる作品なので、時として強烈な眠気に襲われることも。
空気感みたいなものを大事にしているんでしょうねぇ。

風を使うには心に風を起こすことが肝要だそうで、逆に言えば心次第で如何様にも風は変わる。
作中で猫は風を使って飛べるんですが、ふわふわと漂うような感じですw
それがあまりにも自然なので、ふと猫飛んでないかなぁ?と空を見上げたくなる。
川井さんの音楽も透き通るような、なんとも不思議な雰囲気を醸し出しています。

一番の特徴はカクカクした独特な作画ですが、これがなかなか味があって結構好きです。
キャラデザもカクカクしていますが、意外に細かでナチュラルな表情が伝わってくる。
歪な脚線に妙なエロシズムを感じる人はごく稀?まぁそういう作品ではないですが・・・w
そして、やはり風が吹く様々な描写、雲が流れる様が非常にいいです。
風を気持ちよく感じさせてくれる素晴らしい作品でした。

しかし、その独特の作画が入口を狭くしてしまっているのは間違いないですし
「素晴らしい」「つまらん」と評価が真っ二つに分かれそうな作品です。
特に空気感・雰囲気で楽しめない人にとっては、全くもってつまらん作品ではあるとは思うけど
なんだかよく猫が活躍(?)するので、猫好きにはたまらない作品かも。
とにかくアイキャッチの猫のイラストは切り取りたくなるぐらい可愛いのです。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 17

daadaadaa さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

風と猫のアンサンブル

風をテーマに扱った作品。
独特な作画と爽やかな雰囲気に虜になってしまいました。
「風人物語」は私が大好きなアニメ作品の一つです。
特に風/猫の描写と扱い方が気に入りました!
凄くお勧めします!

投稿 : 2024/04/13
♥ : 6

k-papa さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

独特の絵のタッチで魅力的

学園生活+ファンタジーって定番なんですが、
独特の絵の感じがある意味、異質で非日常的な味があります。

この作品を見ることにより、いつも吹いている風に対して
畏怖を持つことに・・・はならないか。(^^;;

魔法使いでも怪異ともちょっと違う日本的な趣のある
幻想なんでしょうね。

でも、やっぱりこの絵に拒否反応を起す人もいるでしょうね。
私もとても好きですけど。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 5

63.2 18 2004年夏(7月~9月)アニメランキング18位
NARUTO ナルト 大活劇!雪姫忍法帖だってばよ!!(アニメ映画)

2004年8月21日
★★★★☆ 3.6 (115)
621人が棚に入れました
カカシ班は、映画『風雲姫』シリーズ・最終作の撮影のために雪の国へ向かう、女優富士風雪絵の護衛任務についた。しかし、雪絵は雪の国へ行くことを嫌がり、役を降りると言う。仕方なく、雪絵を強引に船に乗せ雪の国へ向かう一行。
途中雪忍の狼牙ナダレ達に襲われる。狙いは、女優富士風雪絵として身分を偽っていた雪の国の先代君主の娘、風花小雪と彼女が持つ六角水晶。
雪の国では10年前にクーデターが起こり、君主風花早雪が実弟、風花ドトウに殺された。その際、風花小雪はカカシと供に雪の国を脱出した。その後、風花小雪は身分を偽り、富士風雪絵として生活していた。

声優・キャラクター
竹内順子、杉山紀彰、中村千絵、井上和彦、甲斐田裕子、石塚英彦、美山加恋

AKIRA さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

第7班はやっぱりサスケがいないと

1作目くらいですかね7班がちゃんとそろって出てくるのって。

映画とか女優というのがNARUTOの世界観にイマイチしっくりこなかったですが、ストーリーも練れていたし、女優の設定も上手く使えていたのでその点は評価できます。

原作とは関係ないオリジナルの作品なのでNARUTOを知らなくても楽しめる作品です。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 4

中田祥子 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

原作終わったので

原作終わったので、一から見てる。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 2

kusunoki さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

かわいいナルトたち

NARUTO初めての映画。ナルトたちがまだ可愛かったころの物語。ナルトかわいい♪٩(๑'ᴗ'๑)۶そして、いざってときはかっこよかった!

投稿 : 2024/04/13
♥ : 2

63.2 18 2004年夏(7月~9月)アニメランキング18位
アガサ・クリスティーの名探偵ポワロとマープル(TVアニメ動画)

2004年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (32)
166人が棚に入れました
舞台は1930年代のイギリス。その首都ロンドンを拠点に活躍する探偵、エルキュール・ポワロ。ベルギー警察で活躍した彼は、引退後、その明晰(めいせき)な頭脳と洞察力を活かし、探偵業をしています。紳士の身だしなみと、自信にあふれたものごしで、難事件を次々と解決します。
もう1人の主人公、ジェーン・マープルは、ロンドン近郊に住む、上品でおしゃべり好きな老婦人。素人探偵ですが、豊富な人生経験と鋭い観察力で、真犯人を突きとめます。名探偵2人をつなぐオリジナルキャラクターの少女、メイベル・ウエスト。ミス・マープルの甥の娘にあたる彼女は、自分の未来を切りひらくため、ペットのアヒル、オリバーと一緒に、ポワロ探偵事務所のドアをたたくのです。

声優・キャラクター
里見浩太朗、八千草薫、折笠富美子、野島裕史、城雅子

シャベール大佐 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

推理物が好きな人なら普通に楽しめそう

ミステリーの女王アガサ・クリスティの2大キャラであるエルキュール・ポワロとミス・マープルのシリーズを原作にした推理アニメ。さすが原作がしっかりしているだけあって普通に面白いです。
原作にはないメイベルという女の子キャラをミス・マープルの親戚でポワロの助手という設定で登場させることで別々のシリーズを1つのアニメシリーズとして繋げています。全39話のうち、およそ3分の2くらいがポワロ回、残りがマープル回といった割合です。1つの事件は長いもので全4話、短いものは1話完結。個人的にはクリスティの熱心なファンというわけではないので(小説は代表作をいくつか読んだことがある程度。このアニメ同様にNHKで放送していたイギリス製作のポワロの実写ドラマは結構好きです)、オリジナルキャラを出すことにも特に違和感や拒否感はありませんでした。アニメの出来自体も手堅い作りで悪くないように思います。名探偵コナンや金田一少年が好きな人なら気に入るかもしれません。
また、ポワロ、マープルといった主要キャラから各回のゲストキャラまで、声の演技に有名俳優を多数起用しているのもこの作品の特徴です。各話でそれらのキャラが最初に登場するときは役名と声を演じている俳優名が画面に表示されるので、この人は声の演技も上手いなあとか、この人は声優は向いてないなあ、などと思いながら観るのもありかと思います。
音楽はBGMは良かったと思いますが、OPとEDは作品の雰囲気にあまり合っていなかったように感じました。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 13
ネタバレ

石川頼経 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

このミステリシリーズは面白い

推理小説原作原は推理漫画原作と違ってアニメには向いてないと思いますが、
この作品は面白かった。
声優が俳優が担当している人が多くイマイチという意見については、このNHKアニメの場合、あまり気にならなかった。
というか、むしろ合っていたと言っても過言ではない。
NHKアニメというのはなんだか独特の雰囲気があり、そういうのが許せるという良いという雰囲気がある。
某所で「不思議の海のナディア」と同じ製作スタッフが作っているらしい。確かに雰囲気はなんとなくは似ている。

ただ、気になった部分として、いわゆる黄金期の推理小説なら誰でも知っている事だが、
当時の欧米の量刑基準は正当防衛や精神異常などの例外を除いてほぼ殺人=死刑(イギリスでは絞首刑、アメリカでは電気椅子、フランスではギロチン)だったりする(だから推理小説では話しの締め方として犯人は逮捕されるより自殺するケースが多い)。
ほのぼのとした優しい雰囲気の本作の犯人たちにもそれが当てはまるとなると気が重い。
まあ、パラレルワールドであの世界の量刑基準は現実や原作とは違うのかもしれないが。

ポワロの性格は実は結構、原作に近い、むしろ実写化作品の堂々した紳士で隙のない雰囲気のポワロよりも、
あの、小太りのおっとりとした「食事、食事」と事件の解決より食べる事や日常生活を楽しむ事を優先させる緊張感のない性格はいかにもだ。

逆に原作とはかけ離れているのはミス・マープルで原作では、もっと過激な性格である。
犯人に対する怒りは強く「復讐の女神」という作品の題名はそれを語っている。
「パディントン発4時50分」やこのアニメにはなってないが「ポケットにライ麦を」という作品では最後の方で相当な暴言を吐いている。
そしてポワロは犯人に憐れみを感じた場合は自殺する機会を与えているのに対してマープルは犯人が勝手に自殺する事はあっても、彼女がその機会を意図的に与えるなんて事はない。
もっとも、マープル作品の犯人は邪悪な同情の余地のない奴ばかりだが。
アニメではその辺は改変されてマープルが犯人を気遣ったり、犯人に同情の余地があるようにされている。

また、原作マープル作品は「推理小説とは言えない」という評価もあり、マープルの推理思考も明かされない「直感型探偵」に分類されている。
そもそも、「嘘と邪悪はまるわかり」というキャラで「探偵」とは言いにくい。
あと、メイベルは今作のウリとも言われる可愛い魅力的キャラだが、こういう背景もある。{netabare} 実は原作の短編集『火曜クラブ』所収の「聖ペテロの指のあと」に「メイベル」というマープルの姪が登場するが、既婚者であり、なおかつ殺される被害者役である。また「知的障害がある」という記述もあり、一応、名前と「マープルの姪」という設定だけは借りているにしろ、アニメのメイベルとは別人と見ていい。 {/netabare}

投稿 : 2024/04/13
♥ : 12

k-papa さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

NHK的な探偵物アニメ。過去の俳優使うのは?

如何にもNHK的なアニメ作品。
アガサ・クリスティのメインキャラを旨く使っています。
そのために話の繋がりに違和感が無かったです。
それにしても過去の俳優を使うなんて
まるで某ジブリのプロデューサーさんみたいです。

まあ、気楽に親子で見る作品ですね。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 1

62.8 20 2004年夏(7月~9月)アニメランキング20位
ルパン三世 盗まれたルパン ~コピーキャットは真夏の蝶~(OVA)

2004年7月30日
★★★★☆ 3.6 (67)
347人が棚に入れました
フランスのバスティーユで、トラックに積まれていたブルボン朝の財宝がトラックごと奪われた。銭形は犯人をルパンだと思いトラックの追跡を始める。しかし、犯人はルパンではなく左腕に蝶のタトゥーを入れた金髪の少女だった。そこにルパンがやってきてトラックに潜入するが、次元の前でトラックごとさらわれてしまう。\n\nルパンをさらったのは、マルコヴィッチというかつてアルカトラズ連邦刑務所から脱走した男で、不二子を人質にとり、世界一の警備を誇るグラン・バトー博物館にある、手に入れた者全てが謎の死を遂げるという魔の宝石ブルズ・アイを盗んで来るようルパンに要求する。

声優・キャラクター
栗田貫一、小林清志、増山江威子、井上真樹夫、納谷悟朗、中田浩二、青野武、八奈見乗児、浅川悠、品川徹、入江崇史、水内清光
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ルパンシリーズの中でもトップレベルに可愛いゲストヒロイン

ルパン三世は、他のアニメとは一線を画している(格が違う)ので、展開やキャラには文句の言いようがありません。

(だから面白い、と言いたいのではなく、ルパンはもはや1つのジャンルとして確立されているということ。アニメで言うならば、アンパンマンやドラえもんと同格。映画ならば、「男はつらいよ」や「釣りバカ日誌」みたいなもの。ルパンの大筋云々を論じるのは不粋というか、だったらルパンを観るなよと。時代劇観といて、予定調和を批判してもしゃーないって感じ。だから私は、ルパンやらドラえもんやらを評価する場合は、どーしても、「味付けの部分だけの評価」になってしまいます。)

その上で本作の見所は、ゲストヒロインのベッキーの可愛さにあると思います。少女(17歳)であるベッキーがゲストヒロイン。このベッキーが、とにかく「いじらしい」。

(いじらしい→弱いものや子供が、一生懸命に努める有様や心根が、いたいたしくあわれだ。共感して可哀想がるほど健気だ。健気で可憐だ。の意)

とにかく、一生懸命なんですが、全てにおいて未完成で、不安定で、至らなく、でも純粋で、だからこそ可能性があって……。ホント、17歳の少女の表現(未熟な眩しさ)としては完璧だと思ってます。

正に、日本人の古のDNAに訴える可愛さ(笑)

そして、普通はこんな魅力的なヒロイン、アニメでは良い思いをするのですが、そこは流石に(五右衛門以外はw)大人なルパンファミリー。大人の余裕で軽くあしらうところが、たまらなく格好良い。(ルパン三世には、大人の格好良さが詰まっています)。

正に、峰不二子と対極にいるキャラクター。

ストーリー的にも、裏切りに次ぐ裏切りで、最後まで飽きない構成がされており、これまた秀逸。さあ真の黒幕は誰だ? といった、エンタメ要素も強い。

様々な意味において、ルパン三世シリーズの中ではやや異色な本作品。でも、私はルパンの中でもTOP5に入るくらい好きです。是非、視聴してみて下さい!

【蛇足(ベッキーという名前)】
{netabare}ベッキー、凄く好きなキャラですが、「ベッキー」という名前だけで、少々複雑な胸の痛みを覚えるのはきっと、ゲスのせいですねw 陣内さんのせいであの名曲が結婚式で歌われなくなったコブクロさん的な不遇を感じるのは、私だけでしょうか(笑){/netabare}

投稿 : 2024/04/13
♥ : 13

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

ルパンが盗まれたかと思いきや

タイトルに盗まれたルパンとありますが、それは序盤のみで、そこからすぐにお馴染みの次元や五右衛門と大暴れするわけだけど、その次元達に事情を説明せずに囮にした挙句に見捨てたのにはちょっと残念だったかな。

ゲストヒロインは魅力的でルパンがイマイチだったのも相まって良い存在感。

それだけに黒幕が小物だったのは残念で、総じて物足りなさを感じました。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 3

大和撫子 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

実に面白い内容でした

「手に入れた者は謎の死をとげる」といわれている魔石に関わる話。
この設定から繰り広げられるストーリーはしっかりとまとまっていて、非常に良い出来でした。
またルパンの女版を思わせるようなゲストキャラも魅力的で、ルパンとのやりとりは見ごたえがあります。
もし仮にルパンの作品に完結編なるものがあるとしたら、この作品がそう呼ばれてもおかしくないと思えるような内容でした。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 3

62.8 20 2004年夏(7月~9月)アニメランキング20位
シュレック2(アニメ映画)

2004年7月24日
★★★★☆ 3.6 (20)
119人が棚に入れました
心優しい緑の怪物シュレックとその仲間たちの活躍をブラック・ユーモアとパロディ満載で描き大ヒットを記録したファンタジー・アニメの続編。お馴染みのメンバーに加えて、今回新たにアントニオ・バンデラスが声を担当した新キャラ、長ぐつをはいたネコが登場。結婚したシュレックとフィオナ姫の2人を恐るべき陰謀が待ち受ける。 様々な苦難を乗り越え、めでたく結ばれたシュレックとフィオナ姫。そんな2人がハネムーンから戻った時、“遠い遠い国"に住むフィオナ姫の両親ハロルド国王とリリアン王妃から“結婚を祝う舞踏会"の招待状が届けられる。だがその真意は、“どんな男と結婚したのか、顔を見せにいらっしゃい"といういわば呼び出しだった。そして、シュレックとフィオナ姫はドンキーも連れて現地へ赴くことに。しかし、彼らが到着すると、ハンサムな王子の登場を期待し歓迎ムード一色だった全国民はシュレックの容姿を見て愕然、国中に動揺が走る…。

ASKA さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ドリームワークス制作シュレック2。怪物とお姫様のラブストーリー。

観終わりました。
前作シュレックを観ていたがとてもおもしろかったので、期待も高めでの視聴でしたが、とても面白くエンターテイメントとして楽しめました。

まずキャラクターが非常に美しい3DCGで描かれており、動きを見ているだけでも楽しめることと、話も面白くシュレックとドンキーのコンビも大変面白かったです。

音楽面でも途中にミュージカルのようにキャラクターが歌うので楽しめました。このシリーズの特徴ですが、他のおとぎ話のキャラクターがゲストで出てきたり他の作品のパロディも入っているのでそのあたりも楽しめたポイントです。特にお気に入りなのが可愛い見た目ながら声が渋い長靴をはいた猫が一押しですね。今作も楽しめましたので、1を見て楽しめたのなら見ておくべき作品です。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 5

62.5 22 2004年夏(7月~9月)アニメランキング22位
ストラトスフォー CODE:X-2(OVA)

2004年8月27日
★★★★☆ 3.6 (40)
185人が棚に入れました
美風たち4人は、大気圏へと落下を始めた第7オービタルステーションを空中で破壊するために出動する。

ポール星人/小っさ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

ちゃんと本編の続きなんで観ないと駄目かも

 この手のOVAの常の当たり障りのない後日譚かなと思いましたが、主人公達がメテオスイーパー候補生からコメットブラスターへ一歩踏み出すお話なので続くアドバンスを観る予定の方は省いては駄目です。
私、このX-1・2の2エピソードは飛ばそうと思ってたんですけどね(汗)

 治療・対処の描写が無いままの香鈴がそのまま美風・彩雲・静羽と一緒に居るってのも何か変な気がしますが、そういうこの仲良し四人の部分に突っ込み始めると途端につまらなくなっちゃう作品なので、スルーを推奨なのです。

 思うにそういうの女の子成分イラネって人の為に、同04年に戦闘妖精雪風のOVAが売られたんだと思うんですよねw
そう解釈しましょうそうしましょう。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 4

浩平 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

CODE:X-1の続編になります

ストラトス・フォーOVAシリーズ第2弾となります。
これだけ見てもわからないので前作から見ることをオススメします。

まあ、今回も美風達、下地島と宇宙をうまく組み合わせていて、楽しかったです。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 3

こたろう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

結論。キャラアニメでした

CODE:X-1の続きです。
X1ではいつもの日常でしたが、ちょっとした事故があってこのX2ではちゃんと出撃します。
デカいミサイルを積んだ新型の機体を飛ばしますが、なかなかカッコイイ。ほんと、この航空機への描写の拘りはイイなぁと思えます。


えーと、で、肝心のストーリーですが伏線回収は皆無でした。
これはもう、次のOVAシリーズで回収されると思うしかないことしときます。


ただ、本作を見て、ストラトスフォーの作品として主軸は見えた気がします。
指令がよく言っていることですが、
「若者の未来のために我々のできることをする」
です。

つまり、ヒヨッコ達が夢に向かって成長するのがメインテーマ。
日常のコメディも、拘りのメカも、SF設定も、政治的陰謀も、宇宙生物も、そのための舞台背景にすぎない。
そう考えれば、TVシリーズを見て不満に感じていた陳腐な展開にも納得ができました。

やっぱりキャラアニメとして見るの正しいようです。


最終的には、主人公たちが夢を叶えるため決意を新たにし、行動しはじめた所で本作は終了します。

続きはこの後、「ストラトスフォー アドヴァンス」シリーズへ・・・・

投稿 : 2024/04/13
♥ : 2

62.4 23 2004年夏(7月~9月)アニメランキング23位
劇場版ポケットモンスター アドバンスジェネレーション 裂空の訪問者 デオキシス(アニメ映画)

2004年7月17日
★★★★☆ 3.5 (118)
826人が棚に入れました
ある日、宇宙から隕石が飛来し氷原に激突した。隕石の元へ駆けつけた観測隊のロンド博士たちが見たのは、DNAポケモン「デオキシス」だった。そこへさらにデオキシスを追って「レックウザ」が襲来。激しい戦いの末にデオキシスは敗れ、レックウザも天空へと帰ってゆく。その戦いのさなか、ロンド博士の息子であるトオイは戦いから逃げようとしたポケモンの群れの移動に巻き込まれ、それがトラウマとなりポケモンに触れなくなる。

声優・キャラクター
松本梨香、大谷育江、うえだゆうじ、KAORI、山田ふしぎ、林原めぐみ、三木眞一郎、犬山イヌコ、山寺宏一、ジョン・カビラ、ベッキー
ネタバレ

シェリー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

オーロラが導くもの

宇宙から来たポケモン「デオキシス」。
超ハイテク都市であるラルースシティにサトシ達が着いてしばらくしたとき、デオキシスはやって来た。
彼は目についた人とポケモンを攫って行ってしまった。
時を同じくして宙からやって来た侵入者に対し怒ったレックウザも街にやって来てしまった。
彼らが戦闘を始めたら町は大変なことになる。サトシ達と残ったメンバーは協力してこの危機を乗り切ろうとする。
デオキシス、レックウザ、トオイのトラウマ、不思議な友達、目的の分からない誘拐、様々なことが交錯するこの街の運命や如何に。

予告詐欺が甚だしい本作ですが、僕は割と好きです。
主となる戦いが中途半端に終わってしまうのは非常に惜しいです。けれどもそこ以外は見応えのある映画でした。
ラルースシティがどういう街なのかを登場人物たちや野生のプラスル、マイナン、ゴンベを使って上手く描写していたし、
デオキシスの目をかいくぐって誘拐された人たちを助けに行くシーンなんかはドキドキものでした。
他にも、特にポケモンたちが公園で遊ぶシーンが楽しそうだったのをとてもよく覚えています。
上映時間が少し長いせいかサトシ達のいる世界を他の作品より、より詳しくより鮮明に描けていた気がします。だから好きなんです。
映画限定の登場人物たちとの関係も良く描かれていたし、トオイのトラウマ克服も非常に共感できました。

{netabare}

リュウが特にかっこよかったです。
サトシと険悪になりながらも、みんなをかばってデオキシスの犠牲になりました。
そのときの「バシャーモ。もういい。」ってとこが潔すぎて、かっこよぎですw
もうひとつ、サトシ達が誘拐された人々を助け出すことに成功したときのグーサインもかっこよかった。

トオイのトラウマ克服も非常に良かった!
一度は自分のせいでマイナンが捕まったと自分を責めてしまったけれど
最後は恐い気持ちを振り切り、飛び降りながらもプラスルとマイナンを助け出した彼はすごい。
何が苦痛なのか、またその重さは人によって異なります。
普段から独りだったトオイにとってポケモンにも触れらないことはきっと相当辛いことだったと思います。
ポケモン中心の世界にいる以上触れられないと人間関係も上手くいかなかったはずです。
そんな彼がサトシ達といることで徐々にこころを開き、最後にはトオイが自分自身でトラウマを乗り越えることができた。
そんなトオイの描写は細かく、また人間らしく描かれていて吸い込まれるように観ていました。
本当に良かった!観ているこっちまで嬉しくなっちゃったw トオイはサトシ達と出会えて本当に良かったです。
{/netabare}

テーマソングの「L・O・V・E・L・Y 〜夢見るLOVELY BOY〜」も良く、ポケモン映画の中で3,4番目くらいに好きな作品です。
他のポケモン映画に比べていまいち迫力には欠けるかもしれないけれど、
反対に他のそれにはない良さが存分に出ていると思います。面白いです。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 4

SK-046(しろ) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

ポケモン映画 第7弾

アニメレビュー 懐かしシリーズ

小学6年生までポケモン映画は観に行きました

デオキシスが自分の中でラストになります(これで僕の年齢がバレます 笑)

内容は一番記憶に新しいはずですがほぼ覚えていません

時間の経過ってほんと早いなって思います(汗)

フォルムチェンジするデオキシス、レックウザもカッコよかったです


デオキシス以降も時間があればいつか観たいなと思います^^

投稿 : 2024/04/13
♥ : 3

SMTH・P さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

おもしろかったです

今回の作品は、未来感が出ていておもしろかったです。
伝説のポケモンが、沢山出すぎて逆にって感じでした。
でも、最終的にとても感動しました。
ポケモンの映画で2番目に好きですね。
皆さん是非!

投稿 : 2024/04/13
♥ : 2

61.7 24 2004年夏(7月~9月)アニメランキング24位
スチームボーイ - STEAM BOY(アニメ映画)

2004年7月17日
★★★★☆ 3.4 (174)
804人が棚に入れました
『スチームボーイ』(STEAMBOY)は、大友克洋が監督した2004年公開のSFアニメ映画作品。
【ストーリー】舞台は19世紀のイギリス。科学技術が目覚しい発展を遂げていた時代。
マンチェスターに住むレイは、オハラ財団に出向したため渡米している発明家の祖父ロイドと父エドワードと同じく、発明が好きな少年だった。

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

博士の異常な愛情

大友克洋監督、脚本村井さだゆき。
総製作費24億円、空想科学冒険活劇。

科学に夢を託した19世紀のイギリス。
人類の科学技術は目覚ましい発展を遂げ、
蒸気の力が世界を変えた。
舞台は万国博覧会が目前に迫るロンドン。
発明家の家系である主人公レイのもとに、
超高気圧のエネルギー「スチームボール」が届く。

90年代中頃に、
デジタルエンジンプロジェクトとして構想するも、
中核である「スチームボーイ」の製作期間は9年。
完成があまりにも遅すぎました。
企画段階では実現不可能だった映像も、
ソフトウェアの技術革新により楽々と更新され、
物語の終盤は作家も熱意を失ったのかと思う。

しかし、偶然手に取る機会があり、
何気に10年振りに視聴したのですが、
意外にも記憶以上に面白く反省しきりです。

美術や背景の驚異的な書き込み、
群衆もここまで動くのかと躍動感に感動します。
きっと世界観を楽しむアニメでしょう。

お時間ある方はぜひ。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 47

ソーカー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

続編が見たい

酷評が目立ちますが、映像も音楽も一級品でお話以外は完璧でした。
世間で言われてるほど酷い作品ではないと思いますが・・・当時見た時は確かにガッカリしました。
お話が陳腐すぎる上に、エンタメとしても微妙でしたから、大作揃いの2004年アニメ映画では最も期待はずれでした。

エンタメとして面白いかどうかは、主人公が重要と思いますが
今一つ本作の主人公はピリッとしないキャラでした。科学大好きと言う事以外これといった個性がない。意志の強さが感じられず、終盤になるまで迷いまくってましたね。あまり主人公らしくない。
逆にスカーレットは魅力的で際だっていたが、主人公の薄さはやはり残念なところ。
まぁ感嘆するようなもの凄いシーンの連続ですが、クライマックス長すぎてむしろ疲れる。

科学への妄執なんて扱う辺り陳腐ですが、「スチームボール」にはワクワクさせられました。平和利用と軍事利用の表裏とか・・・原発問題で紛糾してる今公開されていれば、エネルギー問題と武器輸出問題を関連して扱っている作品として、それなりの評価は受けていたかもしれません。
しかしこういうのは真面目に見ても白けるだけなので・・・・

やはり単純にブラックユーモア全開の方がもっと分かりやすくて面白いと思います
勢いはあったものの、「おふざけ」が足りなさすぎて、毒も足りなさすぎたなと。
アホ親子の大喧嘩をもっと馬鹿馬鹿しく見せてほしかった、そしたら傑作になってたかも。

本編よりエンドロールの方が非常に面白そうだったので、続編作ってほしいですね。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 12

三毛猫メリー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

スチームボーイ

2019.6.1視聴完了。

実際に起こっていても不思議じゃないそんな話でした。
こことは違う世界線の話とすれば
受け入れやすいのかもしれない。

それでもかなり突っこみ所の多い作品です。
いろいろ突っこみながら見るのもありです。
甚大な被害が出ているはずなのに、そこは描写されず
視聴者の想像力任せいうのが個人的には不満。
被害の残酷さは描いてほしかったな。


ここのところドラクエ10(オンライン)に
はまっていて、アニメにさく時間が減っています(笑)

投稿 : 2024/04/13
♥ : 9

61.7 24 2004年夏(7月~9月)アニメランキング24位
ストラトスフォー CODE:X-1(OVA)

2004年8月27日
★★★★☆ 3.5 (40)
196人が棚に入れました
巨大彗星の衝突から地球を救った美風、香鈴、彩雲、静羽の4人は下地島基地に帰還。再び訓練とバイトに明け暮れるいつも通りの日常へと戻るかに思えたが…。

浩平 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

TVシリーズの続編です

この作品はTV版「ストラトス・フォー」の続編OVAです。物語はTV版最終回エピローグから始まります。

ぶっちゃけ、今回はあくまで次へ向けての繋ぎってところですね。それぞれの目標を改めて確認した者達が、新たな旅立ちの時を迎えるって感じです。

TVシリーズを見た方にオススメします!
まだTVシリーズを見ていないという方はTVシリーズを見てからの視聴をオススメします。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 3
123
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