2004年冬(1月~3月)に放送されたおすすめアニメ一覧 12

あにこれの全ユーザーが2004年冬(1月~3月)に放送されたおすすめアニメを評価したーデータを元にランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年04月25日の時点で一番の2004年冬(1月~3月)に放送されたおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

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年代別アニメ一覧

73.8 1 2004年冬(1月~3月)アニメランキング1位
マリア様がみてる(TVアニメ動画)

2004年冬アニメ
★★★★☆ 3.9 (351)
1885人が棚に入れました
憧れの小笠原祥子に身だしなみを整えてもらった事をきっかけに、福沢祐巳が薔薇の館を訪ねると、学園祭の劇について揉めていた。王子役として花寺学院の生徒会長が来る事を聞き、シンデレラ役の祥子が辞退を望んだ為である。
役から逃げる為に祥子は祐巳を妹にすると言うも、祐巳はその申し出を断る。話し合いの末、学園祭までに妹にできたら降りてもいいが、その代役は祐巳が務める事になる。
祐巳もその時に備えて練習に加わり、周りに溶け込んでいく。王子役の柏木が同性愛者である祥子の婚約者だと知った祐巳は、役を引き受けようとする。
しかし祥子は同情を嫌い、申し出を受けずに役を勤める決心をする。学園祭が終わり、もう祥子と会う事もないと黄昏れる祐巳に、祥子がスールの申し込みをした。そして祐巳は、その申し出を受け入れるのであった…。


声優・キャラクター
植田佳奈、伊藤美紀、池澤春菜、伊藤静、能登麻美子、豊口めぐみ、佐藤利奈、甲斐田裕子、斎藤千和、下屋則子、大原さやか、檜山修之、市来光弘

takarock さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

マリみて総論~女性が相手に好意を抱くということについて~

アニメ版は
第1期「マリア様がみてる」(全13話)
第2期「マリア様がみてる~春~」(全13話)
第3期「OVA マリア様がみてる 3rdシーズン」(全5話)*1話約60分。
第4期「マリア様がみてる 4thシーズン」(全13話)

これらを全部まとめてレビューしちゃいますw
とは言ってもネタバレはしません。大仰に言うと「マリみて総論」ですw

原作は今野緒雪先生の少女小説。
アニメ化のみならず、漫画化や実写映画化などのメディアミックスがされた作品で、
百合系アニメの金字塔とも言われている作品です。

さて、みなさんは「百合」と聞いてどんなことを想像しますか?
女性同士でイチャイチャしたり、せせせ・・接吻(キャッ)なんかしたり、
にににに・・・肉体的な関係(キャッ)を伴う
禁断の愛なんてのも想像したりすると思いますが、
百合作品の系統は3つに分けられると言われています。

①少女漫画系統とも言われていますが、
互いが互いを必要とするという、主に精神的な結びつきを強く描いた作品。
きめ細やかな女性の心模様が丁寧に描かれていて、
恋愛感情というよりも、場合によっては、それよりも深い結びつきですかね。

②肉体的接触をメインとした作品
要はガチレズ作品です。レロレロチュパチュパクチュクチュ。←通報!!
こういった作品では、禁断の愛であるが故の罪悪感や葛藤だったり、
一線を超える時の覚悟だったりが取りあげられることが多いですね。

③近年の作品に多く見られる萌え少女たちにライトな百合関係を取り入れた作品。
今更説明不要ですね。動物のような萌え少女たちの戯れを
「あぁ^~心がぴょんぴょんするんじゃぁ^~」とひたすら愛でるような作品です。

①の要素を含んだ②の作品、②の要素を含んだ③の作品というのも存在しますが、
本作は言うまでもなく①に分類される作品です。
百合作品の大本である
エス(特に戦前の、日本の少女・女学生同士の強い絆を描いた文学、または現実の友好関係)
の系譜を受け継いでいる正統な百合作品であり、肉体的な接触はほぼ皆無です。
形而上的なレベルにまで高められた魂の共鳴こそが本作の眼目なのだと思います。

ちなみにですが私は①、②、③の百合作品全部いけます!(えへへ♪)


本作の舞台である私立リリアン女学園はカトリック系のミッションスクールであり、
多数の名家の令嬢が在籍する超お嬢様学校です。
そんな中、極々平凡なリリアン女学園1年の主人公の福沢祐巳(ふくざわゆみ)は、
ある日2年の小笠原祥子(おがさわらさちこ)と出会います。
小笠原祥子は高等部生徒会(山百合会)の幹部であり、この出会いをきっかけとして
福沢祐巳は山百合会を訪れることになります。

「極々平凡な人生を歩んできた私の前にある日突然王子様が現れて、
夢の様な非日常的なステージに導いてくれる」

こうしたシンデレラ願望は女性の潜在的な欲求として根強く残っていて、
特に少女漫画作品によく見られるフォーマットだと思います。
本作の場合、王子様は同性の女性だったということですねw

と、まぁここまでは有り体なんですけど、
本作において特徴的なのはスールという慣習です。
スールというのはフランス語で「姉妹」という意味です。
通常、上級生が身につけているロザリオを
下級生の首にかけることによってスール関係が成立します。
スール関係を結ぶというのは、その相手は自分にとっての特別な存在であり、
山百合会のメンバーにおいては妹=自分の後継者という意味合いを持ってきます。
山百合会のトップには
紅薔薇(ロサ・キネンシス)、白薔薇(ロサ・ギガンティア)、黄薔薇(ロサ・フェティダ)がいて、
2年生の小笠原祥子はロサ・キネンシスの妹(ロサ・キネンシス・アン・ブゥトン)です。
こうした紅薔薇、白薔薇、黄薔薇のスール関係を中心とした群像劇というのが、
本作の概要と言えるでしょう。


さて、ここからは「恋愛感情と言い切れない女性の純粋な好意」について少々語りたいと思います。
これは、本作に限らず様々な百合作品、
特に①の百合作品においては肝となるところなんですけど、
我々は「好意=恋愛感情」と捉えがちです。
あらゆるジャンルから「恋愛の尊さや素晴らしさ」というのは発信されていますし、
ある種の恋愛至上主義に陥ってしまうのは無理からぬところでしょう。
ですが、一口に好意といっても尊敬、保護欲、友情等々、実に多岐に渡ります。
なので、百合作品=同性愛という等式は必ずしも成立するわけではないですし、
少なくとも本作においては成立しないと私は考えています。

女性が相手(男女)に好意を抱くメカニズムを考えていくと、
原始時代、男性は狩猟の為外に出ます。
一方で女性は集落で血族たちに囲まれ家を守るということをします。
そうした名残が現在でもあるのか、
女性のコミュニケーション能力は、男性よりも発達しているように思えます。
相手の僅かな所作の違いも見抜いてきます。
まぁそれで浮気がバレたという男性は数多くいるでしょうけどw
そして、家を守る為の円滑なコミュニケーションを望むということは、
自分や家族に危害が及ばない安全性の確保を強く望んでいるということかもしれません。
それ故に、女性はまず対象相手が
「自分の敵か味方なのか?」を明確に区別しようとする傾向があるように思えます。
男性同士の場合、ほとんどコミュニケーションを取らない相手というのは、
モブのようなもので、そこに敵意を抱くことも抱かれるということも
あまりないのですが、女性相手の場合だとそうでないことが非常に多いですw
こちら側からすれば特に敵意なんてないんですけど、
むこう側からは思いっきり敵意を抱かれてたりすることが往々にしてありますw
従って、これは私の処世術の1つなんですけど、
「私はあなたの敵ではないですよ!味方ですよ!」と強くアピールすることが多いですw
具体的に言うと、とにかく(面倒でも)積極的に話しかけるようにしていますw
ええ、もちろんあにこれでそういうことはしていませんw生粋の面倒くさがり屋なのでw
対象相手を自分の敵ではなく味方だと認識するというのが、
女性が相手に好意を抱く第一段階だと思います。

では次の段階はと言うと、対象相手に「どれだけ心を許せるか」でしょう。
何度かコミュニケーションを繰り返していくうちに徐々に対象相手に心を開いていきます。
これは別に男女共通のことなんですけど、
女性の場合だとこの段階で、相談事を持ちかけてくること多いです。
相談事=単なる愚痴だったりすることが多かったりしますがw
ここでのポイントは相手の言うことをひたすら肯定するってことなんですけど、
今回はその話はいいでしょうw
とにかく、女性が相談事を持ちかけてくるというのは、
その対象相手に心を許し始めている兆候だと私は思っています。
さらにそうしたコミュニケーションを重ねていくことによって、
その対象相手に相談事を聞いてもらうことが日常となり、
ひいては自らの心の平穏を保つ為に必要な行為になってくると、
関係が発展していきやすくなると思います。
ただ、対象相手が男性と仮定して、何のアクションも起こさなければ、
只の相談相手からまったく進展しない可能性も結構高いですw

さて、女性が相手(男女)に好意を抱くメカニズムについていろいろと語ってきましたが、
まず対象相手を敵か味方かに識別し、
味方と認識した対象相手にどれだけ心を許せるかというのを土台として、
そこから友情に発展するのか、愛情に発展するのかということになってくると思いますが、
女性はこの過程を非常に重要視する傾向にあると思っています。
高校時代の友人に一目惚れしやすいA君というのがいました。
A君はろくに話したことすらない相手に告白を繰り返し連戦連敗していましたが、
そりゃ当然のことでしょうw
相手からすれば、いくら容姿端麗でも敵か味方かも認識できない相手と
付き合うなんて無理だと考えるのが普通でしょうw
私の経験則上、女性にモテる男性というのは、とにかくマメな人です。
頻繁にコミュニケーションを繰り返し、
女性から心を許される存在になる為の手順をしっかりと踏んできます。
ちょっと話が逸れましたねw

女性が対象相手に「どれだけ心を許せるか」ということを重要視するならば、
そのことを丁寧に描いた本作は、
むしろ、女性にこそ共感が得られるのではと思います。
そして、女性が相手に好意を抱くメカニズムを意識することによって、
女性が抱く好意=恋愛感情という単純なものでなく、
もっと複合的な要素が絡み合ったものであると認識できると思います。
そうすることによって、百合=同性愛という偏見から解放されるのです。
本作が、女性の繊細な心のやり取りを描いた作品ということに気付くことができるのです。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 30
ネタバレ

ワタ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

百合というジャンルを広く知らしめた偉大な作品

マリア様の庭に集う乙女たちが、今日も天使のような無垢な笑顔で、
背の高い門をくぐり抜けていく。
汚れを知らない心身を包むのは、深い色の制服。
スカートのブリーツは乱さないように、白いセーラーカラーは翻らせないように、
ゆっくりと歩くのがここでのたしなみ。
私立リリアン女学園。ここは乙女の園・・・。


毎回アバンで流れるこのナレーションが本作の独特な世界観を見事に表現しています。
というわけで、本作に頻出する専門用語をここでクドクドと説明することはしません。
”山百合会”所属の主人公、福沢祐巳は”ロサキネンシス・アンブゥトン・プティスール”であり
小笠原祥子とは”スール”関係にある。とか言われても初見の人は意味不明でしょうw
でも本作を見てハマりさえすれば、そういった専門用語も自然に覚えられると思います。

あー、ちなみに上記のナレーション、コピペしてませんので。余裕で全文暗記してますので。ww


原作は女性向けの小説。アニメ化の影響により、男性にも支持されるようになりました。
wikiに書いてあったけど、現在では読者の8割以上が男性らしいです。

そう、元々は女性作者による女性向けの作品なんですよね。
学園内を主な舞台とし、優雅で可憐で上品な乙女達の人間関係を中心に描く本作は
「閉じた世界観」であると言えなくもないですが、実際はちょっと違っています。
純粋培養されたお嬢様ばかりでなく、俗っぽさが目立つキャラだって普通にいるし
男キャラも出てくるし、物語にも普通に絡んできます。(出番自体は少ないですが)
{netabare}男と交際してるヒロインもいるし、チラっと触れられる程度ですが援交少女もいますww{/netabare}
アニメ版は多少軽減されてますが、女性作者特有の生々しい部分も割とあったりするんです。

それでも私は原作の方が好きですね。心理描写が非常に細やかで惹きこまれました。
そういった意味でアニメ版には若干の物足りなさがあります。作画も崩れ気味ですし・・・
ただ、豪華声優陣による気品溢れる演技、作品の雰囲気とマッチした音楽など
アニメはアニメで十分楽しめるし、一見の価値ありだと思います。

マリみての影響で私は完全に百合に目覚めてしまいましたw
一時期は同人誌を買い漁ったりネットに掲載されてる二次創作漫画やSSを読みふけったり
異常な程に熱中してましたね。なんというか、これ程妄想を掻き立てられる作品もないです。


原作の引き伸ばしがあまりに酷いので熱はすっかり冷めてしまいましたが、
百合ブームの火付け役であり、百合というジャンルを広く知らしめた本作の功績は偉大です。
後続の百合作品とは一味も二味も違う独特な世界観。
百合に興味がない方も、一度観てみることをお勧めします。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 39

oki96 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

百合作品代表

百合作品代表と言っても過言ではないでしょう。

ミッション・お嬢様学校で女子生徒の日常を描いた作品。その学校の生徒会に主に展開される。

ストーリもあるんですけど、結構日常的なものです。
百合要素は高いですけど、下級生が上級生の「お姉さま」を思う気持ちだけで、恋心とは違います。考え過ぎるよりも、日常のハプニングをそのまま楽しんだ方がおすすめです。

能登さんのファンなので能登さんの志摩子はたまりませんでした。

万人にはおすすめ出来ませんけど、こう言った設定が好きな人には好きになるでしょう。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 3

70.5 2 2004年冬(1月~3月)アニメランキング2位
妄想代理人(TVアニメ動画)

2004年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (795)
4180人が棚に入れました
『妄想代理人』(もうそうだいりにん)は、マッドハウス製作の今敏監督によるアニメ作品。
疲れた現代社会を癒す人気キャラクター「マロミ」をデザインした鷺月子は、ある夜、通り魔少年バットに襲われた。
突如世間に現れた少年バットは次々と人々を襲いはじめ、市井の人々を恐怖へと陥れていく。しかし、幾人も被害者が出、多くの目撃者がいるにも関わらず、少年バットは一向に捕まりそうになかった。刑事猪狩慶一と馬庭光弘は捜査を進める中、被害者の持つ不思議な共通項に辿り着くのだが…。


声優・キャラクター
能登麻美子、桃井はるこ、阪口大助、飯塚昭三、関俊彦、槐柳二、京田尚子、内海賢二、陶山章央、山口眞弓、中嶋聡彦、水樹奈々、藤原啓治、三石琴乃、津村まこと、郷里大輔

レモン さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3

面白いのは序盤だけのクソアニメ

駄作扱いされるから期待はしてなかったが他の今敏作品が好きだったので見ることにした
最初の数話は結構面白かったと思ったが、それ以降はただただ意味不明な駄作にしか思えなかった

少年バットの正体もよくわからなかったしパーフェクトブルーの方が正体明かしてる分だけマシだと思う
個人的な今敏作品の評価は
東京ゴットファーザーズ>>千年女優>>>パーフェクトブルー>>パプリカ>>>>妄想代理人

まだLainや灰羽の方が良いんじゃねとも思ってしまう

投稿 : 2024/04/20
♥ : 1

セメント さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

少年バット

『パーフェクトブルー』『東京ゴットファーザーズ』と世界的に高い評価を受けた今は亡き、今 敏監督の初のTVシリーズ、ということで、妄想代理人
ゾクゾクする面白さがありました、全13話の1クール
これは見てよかったです
電波なストーリーの中に今敏監督の哲学的な思想が粘着してる、ポストモダンなアニメとでもいうのかな
トリッキーな内容で大人向け、難解で台詞が深いです

見る人それぞれに違う印象を与えるストーリー
この作品自体が劇中劇であるっていう見解が強いです
自分もいろいろ考えてみて、自分なりの答えを見つけたのですが、それも数あるうちの一つのポイント
答え合わせとはちょっと違うのですが、監督による、この作品の解説、制作秘話なんかが書かれてる「妄想」の産物ってサイトがあるので、照らし合わせてみるのもまた面白いですよ

作画は、本気のマッドハウスという風評通り、その世代にしてはかなり安定してます
おっとキャラデザを責めるのは堪忍ですよ
そういう作品なんです
萌えとまでは流石にいかないにしても、それでも声優の演技に助けられてたましたね、ツッキーの可愛さとか

OP「夢の島思念公園」
私は平沢進だぞ平沢唯じゃないの人dtkr
超怪電波ソング、初聞の人は、たぶん怖いと思うんじゃないかな?
このOP映像の構想なんかは、四畳半神話体系に受け継がれてますね、結構好きです
EDも計り知れない面白さと恐さがありまして、完全にラ㍑

声優は総じて豪華
マロミにモモーイこと桃井はるこを持ってきたのはイミフですが
能登可愛いよ能登
飯塚昭三関俊彦三石琴乃田中敦子内海賢二京田尚子槐柳二
他方、少年バットは声いらなかったかななんて思います

印象に残るキャラクターを次々と生み出す
ありふれているようで、そうでない
思い返してみると、いやぁ褒め言葉の常套句しか思いつかない
刑事二人組みとか好きよん


すごいもん見たなぁっていう高揚感があります
こんなすごいものがアニメの中にあるんだなぁって
これだけのものを表現できるアニメという媒体、あぁ良きかな良きかな

投稿 : 2024/04/20
♥ : 15
ネタバレ

disaruto さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

現代病はあなたのそばにも…

制作はMAD HOUSEのオリジナルアニメです。
ジャンルはサイコサスペンスです。


「マロミ」というキャラクターを生み出し一躍時の人になった主人公の鷺月子が、ある日の夜にバットで少年に襲われる。
「少年バット」と呼ばれる少年はいったい何者なのか?


監督・原案は「PERFECT BLUE」「パプリカ」などで知られる今敏氏。
同氏が手掛けた最初で最後のテレビアニメシリーズです。


10年近く前の作品ですが作画が良いですね。
風景、モブキャラなどもしっかりと書き込まれており、細かいところにも目が行き届いています。
音楽もこれまた良し。
気味悪いw
サイコ要素が強いのでどこかゾクゾクするものが多めです。
OP・EDを見ていただければ狂気の片鱗を感じることができると思います。


ストーリーは基本的に一話完結型ですが、つながりはあります。
8~10話に関しては本筋には全く関係なくオマケ感が強いですが、8話は個人的には解釈の余地が多くあってお気に入りだし、9話は案外作品の肝を表しています。


8話について。
{netabare}最後の写真のシーンで彼ら三人が幽霊になっていることがわかります。
他にもおじいさんが少女の足元をなぜか見たり、男に触ったりして確かめています。
そうすると、女湯に全員で入っていたことに納得がいく。

いったいどこのタイミングで死んだのか?
彼らが生きているときは「影」があります。
電車で自殺した男が生きて見えたのは、彼らがすでに死んでいたから。
つまりそれ以前に行った練炭自殺ですでに死んでいたということになりますね。
錠剤が最後の一錠なのに戻っていたのは生前の記憶で巻き戻ったといったところでしょうか?

タイトルの「明るい家族計画」、自殺した三人が生殖能力に乏しい。
つまり「先のことなんて考えず、現実的なことを考えず、あるがままを楽しめ」というメッセージなのかな?{/netabare}


最初に月子を襲った「少年バット」はいったい誰だったのか?
劇中でしっかりと答えは出ていますが、さて?

以下「少年バット」について。
{netabare}少年バットは月子が10年前に都合の良い嘘をついたことで生まれました。
つまり月子の妄想。
怒られたくないという事情が重なり、この世界に再び現れた。
少年バットは人々の不安の大きさに伴って存在感を増していきます。
何度も井戸端会議や噂の描写が描かれているのはそれを表すためでしょう。
9話はそれだけにクローズアップしたもの。
普通だったらこの話は月子の件で終わっているのですが、模倣犯が現れることで事態は変わります。

模倣犯は二人の人物を襲っただけですが、人々の不安は爆発的に大きくなります。
そこからはもう大変。
精神が病んでしまった人々が、本当はいない少年バットに襲われ(た風に感じ)ます。
10話は猿田がすべてやったように思われますが、その他は誰がやったかはさっぱりわかりません。

結局少年バットは何なのか?
私の答えは、「人々の不安が積み重なり、だんだん巨大化していく被害妄想」ということにしておきます。
大災害は人々のよりどころになっていたマロミがなくなったことで起こった。{/netabare}


以下このアニメ全体の考察。
{netabare}災害から復興した後も人々の不平・不満はこぼれています。
結局、いつになっても人は自分の状況をそのまま受け入れたくはない。
全部受け入れていたら狂ってしまいますからね。
この事態は変わることはない、いつでも「少年バット」はこの社会に内包されている。
一人の虚言に端を発して現れるかも。

個人的に、「えー?それアニメでしょー」とディスプレイに表れていたのが気になりました。
結局、この作品は「アニメ」。
ラストの馬庭を見ると、この作品が馬庭の妄想とも捉えられます。
「細かいことは気にするな」ってことなのかw{/netabare}


総括して、話を放り投げているのは気になってしまいますが、いかようにでも解釈できる余地を残している点では良い作品だと思います。
絵のタッチ・雰囲気・題材がアニメっぽくなく、新鮮でした。
独特なアニメが見たい、考察アニメが見たい、サイコでゾクゾクするアニメが見たい、なんて人はどうぞ。



そも、終わりに見えし物語。
巡り巡りて事始め。
布石を拾い結ぶれば。
永劫回帰の無限廊。
解かれぬままの謎はなく。
謎を孕まぬ解もなし。
それではみなさん。
さようなら。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 49

65.1 3 2004年冬(1月~3月)アニメランキング3位
ふたりはプリキュア(TVアニメ動画)

2004年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (171)
995人が棚に入れました
勉強嫌いで無鉄砲だけどスポーツ万能、人一倍正義感が強くクラスでも人気者の美墨なぎさ、成績優秀でお嬢様育ちのおっとりとした性格の雪城ほのか、ふたりは同じベローネ学院女子中等部の2年生。2人は邪悪なドツクゾーンが光の園を襲撃し、地球に逃れてきたという不思議な生き物メップルとミップルに出会う。そして、メップルとミップルによってなぎさとほのかは変身する能力を与えられ、力を合わせてドツクゾーンから送り込まれてくる邪悪な敵と戦うことに…!?

声優・キャラクター
本名陽子、ゆかな、関智一、矢島晶子

偽ニュー隊長 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

ありえな~い

おっさんがプリキュアを評価するのも
いささか気が引けるのだが、
ここはあえてレビューなるものを書こうと思う。

女児向けとして作成された本作。
この後、永きに渡り放送されることとなる
まさにヒット作プリキュアの初代。

魔法少女物に位置づけられるが、
魔法らしきものはあまり出てこない。
基本肉弾戦でキメは光線を打つw

おっさん世代にはセーラームーンと
言ったら伝わるのではないだろうか。

そんな戦いを美少女2人が繰り広げる。
2人は性格も得意分野も全く異なるりまるで正反対。
当時としては主人公が黒と白という変わった設定。
そんな彼女達が悪の勢力ドツクゾーンと戦い活躍するのである。

女児向けということもあり基本1話完結で進んでいく。
49話と長いようだが、結構展開は速い。
内容的には2部構成みたいな感じでできている。
比較的見やすく飽きにくく出来ていると思う。

戦闘シーンも血なんてものは一切無く、
さらに直接的に顔を殴るなんて描写もない。
至れり尽くせりの安心設計。

友情、恋愛要素もあり、
友情は2人とも初対面からはじまり、
徐々に仲良くなっていくのだが
意外とすんなり仲良くならなかったり
時には喧嘩したりとなかなか良く表現しているのではと思う。

恋愛はなぎさ(黒)中心。
憧れの先輩が、といった感じだ。
いつも元気ななぎさが先輩の前だと、
というベタな感じだが、なかなか微笑ましい。

OP曲は五條真由美さんが歌う
「DANZEN! ふたりはプリキュア」
歌だけは知ってるって人もいるのでは?
なかなか乗りがよく、耳に残る。

全体的にはやはり女児向け。
随所に女の子受けしそうな設定が盛りだくさん。
その分、お子様がいる所には安心してお勧めできる。

でも、個人的には結構楽しめた。
基本友情ものは好物なので、その辺りは良かった。
現状のスイートプリキュアまで含めても
初代が1番好きかなと思う。

とまあ色々書いてきたが
何が言いたいかというと

おっさんがプリキュアなんて
「ありえな~い」

投稿 : 2024/04/20
♥ : 13

お茶 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

断然な鉄板

ふたりはプリキュア。本作はのちに続くシリーズにとって、逆に二人という点でまず異色になる作品である気がします。ただ私もこのシリーズに関しては、色々思うことがあっても、書くのが恐れ多いというのが事実であり、世間的にもそのような位置にあるような気がします。

セーラームーン等のちょい後位に放送開始され、何かとこのようなジャンルは差別化を図ろうとするのが鉄板であると感じます。話自体の起伏というよりも、設定そのもので、どれくらい視聴者のハートを掴むか、てな感じでしょうか。

そもそも長編なので、その新しさ(鉄板)が勝敗の分かれ目。本作の特筆すべきところは、男児アニメに勝るとも劣らない肉弾戦と、少女二人による友情(百合?)や、一瞬で覚えられるくらいのキャッチーな歌、そして白黒二色のキャラの良さ。あと感じるのは若干年齢設定上げてる感。大きなお友達向け仕様にもなっているのかな

そんなわけでございますが、私が本作の好きな点はやっぱり鉄板です。女児アニメでここまでするかっていう戦いや、子供向けでここまで追い込むかって位キャラを悩ませるし、そんなあとの爽快な勝利が音と共に単純にパワフル。

そんな単純(パワフル)さにおける鉄板の痛快さは何か普遍的な気がします。
例えばキムタクのドラマは設定こそ違うものの、大体キムタクっぽさを感じます。そのぽさは大したことはないのですが、HEROで言えば真面目検事の中で一見不真面目に見えるキムタクが異彩を放っていく風で構成されている。

ですがその不真面目風の中で大したことは実はやっていないような気がする。子供でも理解出来るような、悪い事をしたら謝りましょうとか、嘘をつくのは良くないみたいな、誰もが分かってるつもりで、忘れてる普遍的共通点を少しキムタク風にしてあるだけ。異彩に魅せて実際は普遍みたいな、ギャップが良さではないのかなと思っております。

ふたりはプリキュアにおいても上記したような、差別化を図った設定・ビジュアルと共に、普遍的な正義・友情であったりをパワフルに、ある意味ではあざとい位に魅せてくる。無印においては結構好き嫌いが激しいので、まぁキムタクのように好きな人は好き、嫌いな人は嫌いとハッキリする作風ではありますが、世の中に嫌気がさした時など見てみると気持ちいいかもしれません。だってやってらんないじゃんw

投稿 : 2024/04/20
♥ : 29

けみかけ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

やり過ぎなカタルシス

シリーズ第1作
通称:初代、無印

老若男女問わない人気で、
現在も続くプリキュアシリーズ長寿の秘密は、シリーズごとにキャラクターや世界観がリセットされることにある
そのことによってマンネリ化やファン層の固着化を避け、それぞれのシリーズに違った良さが生まれる
こういった部分を見ると「セーラームーン」や「おじゃ魔女どれみ」などよりも「仮面ライダー」や「ガンダム」シリーズに近いものがあると思う

この初代の最大の特徴にして、
後々のシリーズにも受け継がれる点として、
女児向けアニメとしては正直やり過ぎな感のある徹底された『カタルシスの追求』にあると思う

絶対無敵のヒロイン、プリキュアは『悪』に対してとことん容赦がない
彼女達は魔法や超能力よりもプロレスやボクシングばりの肉弾戦でぶつかり合う
そんなプリキュアに向かう敵キャラクター達は、
まさに捨て身で勝負を挑んでくるのだ

このあまりに体育会系なノリは今作のシリーズディレクターを務めた西尾大介氏が、
あのドラゴンボールやエアマスターを手がけた方だと聞けば納得していただけるだろう

しかしこれらがスポーツマンシップのある爽やかな世界の話ではなく、
世界の命運を掛けた生死を分かつ戦いとして描かれるのだから、
子供向けとしては少々やり過ぎな感がある
ティーン世代以上にもプリキュアファンが多いのはこういったことも背景にあるのだろう

しかしここまで『勧善懲悪主義』に徹した子供向け作品は、
ゼロ年代以降ではアニメ、特撮ドラマ問わず珍しいのではないか?

そういった意味では往年の昭和特撮ヒーロー

特に、一見して噛み合わなそうな二人組が変身という点で「ウルトラマンA」や「超人バロム1」を連想させる







あとなぎさがテライケメンwww

投稿 : 2024/04/20
♥ : 6

62.5 4 2004年冬(1月~3月)アニメランキング4位
アズサ、お手伝いします!(OVA)

2004年1月1日
★★★★☆ 3.7 (30)
84人が棚に入れました
『アズサ、お手伝いします!』は、第2回アニマックス大賞受賞作品。テーマは「21世紀のスポ根」。
《ストーリー》野球部にロボットを使っても良い。そんなルールができた頃、連敗続きと部員不足で廃部寸前のひなびた野球部は、部の存続を掛けロボットを購入することを決意したが、強力なロボットには手が出せず、安く手に入れたメイドロボット「アズサ」しか購入できなかった。それでも、部員になれないよりましと特訓させるが…。

ウェスタンガール さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

プラクシー・アズサ

今、Ergo Proxy を観ている。
とても面白い。川邊優子という方が脚本を担当されている。
そんな彼女が、2003年に第2回アニマックス大賞を受賞し、翌年アニメ化された作品がこれである。
処女作であるが、これがまたとても面白い、というか、メイドロボのアズサが可愛い‼︎
cv は能登麻美子さん‼︎、熱演である。
舞台は、野球ロボが認められている22世紀の高校野球で、主人公の所属するチームは、お約束の弱小チーム。
助っ人として入部したアズサの活躍やいかに。
キャラデザは確信犯的昭和レトロである。
感動必至のスポ根コメディで、こういう作品を見つけると嬉しくなってしまう。

今のところは、web上で観ることができる。
素晴らしい。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 7

62.4 5 2004年冬(1月~3月)アニメランキング5位
こちら葛飾区亀有公園前派出所 THE MOVIE2 UFO襲来!トルネード大作戦!!(アニメ映画)

2003年12月20日
★★★★☆ 3.5 (27)
195人が棚に入れました
“こち亀”の愛称で親しまれ、TVアニメも好評を博す人気長寿コミックの劇場版シリーズ第2弾。今回の両さんは、美女と共に東京とハワイをまたいでUFOや竜巻、友人の死の謎に迫る。また、レギュラーメンバーのほか、若手女優の平山あやが声優に初挑戦している。監督は前作に引き続き高松信司。 葛飾区亀有。いつも平和なこの町が、最近にわかにUFOの目撃情報やミステリーサークルの出現で騒々しくなっている。そんな時、亀有公園前派出所は両津を留守番で残し、他のメンバーは慰安旅行でハワイへ飛んでいた。しかし、往生際の悪い両津は、ちゃっかり貨物に紛れて飛行機内に潜入し、ハワイまで来てしまう。それも束の間、やはりハワイでもトラブルを巻き起こした彼は地元警察から指名手配の身に。そんな両津は逃亡中、セスナを華麗に操縦するミーナという謎の美女に救われるのだが…。

声優・キャラクター
ラサール石井、森尾由美、宮本充、佐山陽規、林家正蔵

62.0 6 2004年冬(1月~3月)アニメランキング6位
ワンピース映画 呪われた聖剣(アニメ映画)

2004年3月6日
★★★★☆ 3.5 (125)
681人が棚に入れました
伝説の美しい宝刀「七星剣」と、目も眩むようなお宝が隠されているというアスカ島に上陸した麦わら海賊団。しかし、船番をしていたゾロが、いつのまにか姿を消していた。
一行がゾロを探して島の奥に向かうと、村を襲う海軍剣士の中にゾロの姿があった。信じ難い彼の行動に驚く一行をよそに、ゾロは島の少女・マヤが持っていた三つの宝玉を奪い、去って行ってしまった。

声優・キャラクター
田中真弓、中井和哉、岡村明美、山口勝平、平田広明、大谷育江、山口由里子、中村獅童、内博貴、久本雅美

AKIRA さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

キャッチコピーはルフィVSゾロとなっていますが…

ロードショーで視聴

キャッチコピーはルフィVSゾロとなっていますが実際はルフィVSサガ、サガVSゾロで見事に肩透かしをくらいましたww

ゲスト声優で3人ほど芸能人が出ているんですが、これも見事にやっちゃってくれたます(笑)
内博貴さん(NEWS)、久本雅美さん、中村獅童さんなんですが、棒読み過ぎなうえに敵役の重要どころだったりするもんだから、見ていて結構きつかった…

ストーリーもワンピースの世界観と少し離れている印象を受けましたね

投稿 : 2024/04/20
♥ : 3

エウネル さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

う〜ん

ゾロをメインとした話です。ゾロの旧友が登場し色々あります。
正直、なんか微妙。映画なので戦闘シーンとかはそれなりにかっこよく、迫力のあるものだった。でも見終わった後、キャラの顔が思い出せない。映画オリジナルのキャラのカリスマ性が無さすぎる。
これは仕方が無いかもしれないが、ゾロとルフィくらいしか活躍していない。他の仲間が空気です。サンジが少し戦ったかなー。それくらいです。
まぁ、見てもいいと思うがそこまで期待しないほうがいいと思います。
そういえば小さい頃に映画館で見た気がする。でも内容は思い出せねーや。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 26

61.9 7 2004年冬(1月~3月)アニメランキング7位
MEZZO メゾ(TVアニメ動画)

2004年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (78)
414人が棚に入れました
現代からそう遠くない未来。街には人型のロボットが実用化され、治安は犯罪率の上昇とそれに反比例しての検挙率の低下により混沌としたそんな世の中。そこに、合法非合法を問わず危険な仕事の代行を生業とする危険代行業DSAの3人がいる。
今回の依頼は、プロ野球球団・ピーチツイスターズのオーナーで桃井グループのトップ・桃井桃吉の誘拐だったが、膨大な報酬と引き替えに請けてしまったことが運の尽き。迫り来るは、桃井の娘で血を見るのと殺人が大好きなサイコ女・桃井桃実。
果たして、DSAは無事に仕事を終わらせることが出来るのか。

ジョニー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

18禁アニメ

18禁アニメであるMEZZOフォルテの続きをTVアニメ化したのがこの作品。
元々の作品のクオリティが半端なかったため、今作ではクオリティーの低下は感じますが初回のバトルは、さすが梅津監督と思わせる重力&力学無視のバトルが展開されます。
キャラデザも可愛らしいデザインに変更され、親しみやすくなり、危険代行業DSAの三人が前作通り、ハチャメチャながらも事件を解決していきます。
数少ない梅津監督オリジナル作品ですので、ぜひ視聴をオススメします。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 0

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

だって悪党でしょ?僕ら。

MEZZO「International Version」の続編のTV版。全13話。
TV版は近未来SFアクションというより御都合ファンタジー。
一応科学なエピソードもある。

人と見分けがつかない程高性能なロボットが実用化され街
に普通に浸透しているという近未来設定。※制作当時の。
世界は犯罪率が上昇し、検挙率の低下により混沌とした・・

合法非合法問わず危険な仕事の代行を生業とする危険代行業
が幅を利かせる時代を生きるDSA(ディーエスエー)3人の話。

膨大な報酬には当然大きなリスクが・・目先の餌(報酬)に
は釣られない!堅実な仕事を熟すことを信条にするが・・
何故か大きな事件に巻き込まれて・・気ずいた時既に遅し?

健一(広川太一郎)の台詞や雰囲気が凄く面白い。
ハードボイルドに滑稽な雰囲気を持ち込む駄洒落おやじ・・

OVAから可也劣化したようです。尺の使い方も無駄が多くて
スリリングな展開も臨場感を失い・・アクションアニメとは
思えない程の劣化ぶりかな・・ゲストキャラの声優も結構な
面子だと想うのですが・・世界観も臨場感も軽快でコミカル
な雰囲気も劣化してしまって・・爽快感が失速ですね・・

それなりに楽しめる内容かな・・
OP/EDは中々良い雰囲気で好きかな。

キャラの個性はあって、毎話ゲストスタイルを取れるので
余裕で面白くできると想うのですが・・描写力とシナリオ
や演出が駄目なのかなぁ~・・残念・・


DSAメンバー

鈴木 海空来(小谷朋子)DSAの紅一点。未来予知能力を持つ。
ブルース・リーをこよなく愛する少林寺の達人で銃も一流。
子供っぽく無愛想で警戒心が強い。優しく思いやりがある。

黒川 健一(広川太一郎)元警視庁刑事部捜査第一課の刑事。
警察内部の実情を暴露本にして出版。本の印税でDSA設立。
現役時代の後遺症があり、肉体仕事は海空来と原田に任る。

原田 智久(山崎たくみ)頭脳明晰。科学技術のエンジニア。
格闘もそこそこの腕であり、いわゆる器用貧乏。
見た目はファンキーだがシャイな部分も持つ。大の猫好き。

五十嵐 あさみ(松来未祐)小学6年の12歳で虐められっ子。
海空来の一挙手一投足に魅了され師匠と呼び事務所に通う。

ブラックシザース

ハサミの麦ちゃん(長島雄一)本名は麦山 千代奇
DSAの事務所と同じ雑居ビル1階で「麦屋」という床屋を営む。
正体は非合法活動専門集団「ブラックシザース」のボス。

魚眼の和外(宮崎一成)本名不明の殺し屋
殺人術は超一流の上、ルックスも美男子だが、服は無頓着。

その他の登場人物

尾真張 三造(辻親八)黒川が昔居た所轄の署長。

可奈子(福圓美里)あさみを虐める過激ないじめっ子の1人。

真央(赤木美絵)あさみを虐める過激ないじめっ子の1人。

長谷川 愛子(能登麻美子)TVのお天気情報キャスター。

朝倉 麻否/M-ANON9993(野田順子)アサクラ技研の現社長。

麻碑斗(石田彰)好青年に見えるが謎の多い男。

綾(笹本優子)本名は不明。人気絶頂のグラビアアイドル。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 1

plum さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

あのクオリティはTVアニメでは無理なのだろうか

18禁OVAである「MEZZO FORTE」のTV版。どうも映画化の前にTV版を製作することで、ある程度の層をつかむのが狙いだったようです。DVD1巻のインタビューで、梅津氏がそんなことを言っていました。結果的に、おっちゃん役の広川氏が亡くなられた事もあり、それは実現しませんでしたね。

OVA2話に対してTV版は13話。MEZZO FORTEが素晴らしい出来であったことから、かなり期待しながら見ました。海空来、黒川のおっちゃん、原田の主要キャラ3人をもっと掘り下げてくれるのかな、あのテンポよく爽快なアクションシーンを13話も見れるなんてー!その期待は、1話でかない、3話で終了しました・・・。

1話は素晴らしいんです。MEZZO FORTEと同等のクオリティです。ところが2話から、作画がとんでもなくヒドイことになります。例えば車が走るシーンで、3種類の映像を続けて3回くらい流されたときには、DVD壊れたかと思いましたよ。キャラも全然動かなくなります。キャラデザも1話のクオリティからは、ガタ落ちです。アクションシーンが売りだったMEZZO FORTEからアクションシーンを取ったらどうなるか・・・。何話か忘れましたが、途中で流れた4年前の前作の方がクオリティ高いってどういうことなの。

Wikiを見てみると、全13話のうち唯一1話だけ、梅津氏が作画監督、コンテ、脚本をやっていました。2話以降は、ほぼ総監督くらい。これを見て思ったのは、梅津氏の作画や動きのクオリティが維持するためには、やはりTVよりOVAか劇場作品しかないのかなぁ・・・と。

そんな訳で、AmazonにてDVD1巻のみ購入しました。中古で300円くらいだったかな。ハハハ・・・やっすいなぁ。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 6

59.8 8 2004年冬(1月~3月)アニメランキング8位
B-伝説! バトルビーダマン(TVアニメ動画)

2004年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (10)
68人が棚に入れました
「ビーダマン」と呼ばれるビーダマ発射マシンが発達した異世界「ビーダワールド」。ここはビーダマンの腕前が全てを決める世界である。大輪ヤマトは世界最強ビーダーを目指し、ライバルたちと熱いバトルを繰り広げていく。

59.7 9 2004年冬(1月~3月)アニメランキング9位
ブラック・ジャック 命をめぐる4つの奇跡(TVアニメ動画)

2004年冬アニメ
★★★★☆ 3.3 (14)
79人が棚に入れました
モグリの天才外科医ブラック・ジャックが活躍する、手塚治虫が描いた医療マンガを原作とするテレビアニメ。よみうりテレビ開局45周年、ブラック・ジャック生誕30周年を記念して制作され、TVスペシャルとして放映された。原作の4つのエピソード「医者はどこだ」「勘当息子」「U-18は知っていた」「ときには真珠のように」がアニメ化されており、本作の制作時に作られた設定は、のちのTVアニメシリーズにもいかされた。また、主題歌にはB`zの「ROOTS」、そしてテーマ曲としてB`zの松本孝弘の手による「THE THEME OF B・J」が起用されている。

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

タイトルなし

原作でもおなじみの作品たち
清潔操作無視してるけど、良作ですな。


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
#1 医者はどこだ!
世界一の実業家ニクラ、彼のひとり息子で不良のアクドが交通事故で瀕死の重傷を負った。B・Jは彼の臓器を入れ替えるために、別の体が必要だと告げた。ニクラは無関係の青年を死刑にさせ、その体を使えと指示。「金があれば何でも出来る」そう豪語するニクラに対してB・Jは……。

#2 勘当息子
雪の田舎町に降り立ったB・J、彼は町外れの民宿に一夜の宿を求めた。そこの老婆は自分の還暦の祝いの準備をしていた。久しぶりに都会から3人の息子が帰ってきてくれると老婆はうれしそうだ。しかし息子たちは帰ってきてはくれない。ガッカリした老婆はそのまま持病を悪化させて倒れてしまう……。

#3 U-18は知っていた
コンピュータが診察し、コンピュータが手術をする。そんな巨大ハイテク病院を制御するメイン・コンピュータ《ブレイン》がある日突然、入院患者を人質にとって反乱を起こした。「ワタシハビョウキデス。ブラック・ジャックヲ ツレテキナサイ」……。駆け付けたB・Jは、コンピュータの手術をはじめる。

#4 ときには真珠のように
ある日、B・Jのもとに石で作った鞘に収められている一本のメスが届けられた。包みにはJ・Hのイニシャル。B・Jはそれが子供の頃の彼を救った恩人、本間丈太郎からのものだと気づき、本間の元を尋ねて行く。そしてB・Jは老衰で横たわる恩人の懺悔を聞き、その死に立ち会うことになる。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 0

57.1 10 2004年冬(1月~3月)アニメランキング10位
ゆめりあ(TVアニメ動画)

2004年冬アニメ
★★★★☆ 3.2 (38)
305人が棚に入れました
16歳の少年・智和は、ある夜不思議な夢を見る。
翌朝、目覚めた彼の前に、モエラと呼ばれる夢の世界で出会った少女・モネが現実の世界に現われる。そして、クラスメートの吾妻みづきらとともに、夢世界を侵略してくる敵と戦うことになる。また、その戦いや彼女らと過ごす生活の中で主人公は少女達との関係を深めていく。

声優・キャラクター
有島モユ、浅野真澄、井上喜久子、中山さら、仲西環、鈴木麻里子、田中かほり、羽多野渉、稲田徹、福圓美里

心底に来るアニメ切望 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

当時としては珍しいHV制作TVシリーズ(当時のBS-iで初回放送)だけあって画の方はまずまず良かったですが、それ以外の印象は典型的萌ハーレムモノだっただけの終始インパクトの薄いアニメでしたね…。

まだこのアニメが初回放送した当時は多くの地上波勢(午前&18〜19時帯で放送された2020年代でも続いている言われるメジャーアニメ勢も含めて)が4:3サイズのSD画質だったので、HVでの画自体が斬新に見えたすっかり昔懐かしの時代…。暇で観ていたがこのアニメもHV制作だけあって画の出来自体はまずまず良かった方でしたが…。
画の出来自体プラス声優陣の演技の良さ以外は主要キャラクター達のデザインも含めてこれと言って良い意味での個性が終始出せなった(かと言ってイライラする位に悪い事も無かったが…。)典型的萌ハーレムアニメだったのがやはり残念だった…。
当時新鮮だったHV制作TVアニメだった割には本当に良いも悪いも印象に殆ど残らなかった…。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 0

52.6 11 2004年冬(1月~3月)アニメランキング11位
ヒットをねらえ!(TVアニメ動画)

2004年冬アニメ
★★★☆☆ 2.9 (24)
105人が棚に入れました
『ヒットをねらえ!』は『超変身コス∞プレイヤー』に引き続いて放送された「変身3部作」の第2弾。
刑事ドラマが好きで、その制作に携わることを志望して宝竹に入社した生田美月に、プロデューサーとしての初仕事が任されることになった。しかし、それは刑事ものではなく色物企画の特撮番組『超変身コス∞プレイヤー』であった。そして、彼女はどこか釈然としないものを感じつつ、慣れない中、関係者の気まぐれや横車に振り回されながらも、必死に番組作りに邁進していくことになる。

声優・キャラクター
能登麻美子、田口宏子、笹島かほる、草尾毅、石井隆夫、木ノ下ぐみ

こたろう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

子供パンツを見せるエロ。ロリなOLの奮戦記

変身3部作。
『超変身コスプレイヤー』という子供向け特撮番組のメイキング物語。
子供のようなプリントパンツを履いた24歳、身長146cm、見た目チビッコの新米プロデューサー(女)が主人公。
TV番組を企画・プロデュースする裏方さんの苦労とドタバタを描いたお話です。


いわゆるサクセスストーリー的なノリの作品。
意に沿わない仕事に最初は戸惑いながらも、周りの人達に支えられて人気番組を創っていく過程が描かれています。
番組制作に関わるあらゆる出来事やしがらみに晒され、それをマネジメントしなければいけないプロデューサーの苦労話が中心で、これが意外と面白い。
展開や問題解決の方法などのツメが甘くてご都合主義的ではありますが、エロコメにしては結構なオシゴトものの要素が盛り込んであって、見応えはアリです。
個人的には、変身3部作では本作が一番楽しめました。


エロについては、とにかくロリっぽい。
主人公がお色気担当の中心ではありますが、冒頭で語ったとおり見た目はお子ちゃまで子供パンツを愛用しているOLです。
当然、各所のサイズもそれに違わない規格。
OLなので社会的には大人ですが、別段エッチな行為に及ぶわけでもなく、転んでパンツみせたり、お風呂で裸みせたりのサービスシーンです。健全、健全。
他のOLさんや、コスプレイヤーの面々もサービスしてくれますので、エロの出現率はわりと高めです。

ちなみに、見た目は子供っぽくても性格や言動はオトナです。
中の人は能登麻美子さんなので、ロリ声を発しているわけでもありません。
最初は、能登さんのイメージとはかけ離れたキャラのように思いましたが、意外と合ってました、これが。


変身3部作は全部そうですが、とにかくB級です。
キャラデザもそこそこ、ストーリーも深さはなく、作画も褒める程でもない。
ただ、B級のエロ作品だと最初から割り切ってみるなら、決して悪くはない出来です。
能登さんにソロで歌わせているOPは、ちょっとアレだとは思いますがw

別々の視点で3作つくるという企画は面白いので、変身3部作全部を揃えてご覧ください。



【エロ成分】
パンツ  :☆☆☆☆
おっぱい :☆☆☆
裸    :☆☆☆
性行為  :☆
マニアック:☆☆☆
エロス総評:☆☆

投稿 : 2024/04/20
♥ : 14

ななろう さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

まぁまぁ楽しめました。

このアニメの面白い所は、企画でまず3つの作品に分かれていることです。
観る順番を個人的には、この順番が良いかと(^^ゞ

1.「LOVE LOVE?」は、TV番組「超変身コス∞プレイヤー」でコス∞プレイヤー役を演じた5人のアイドル女優達が、原作者という秘密を隠してメイキングカメラマンとして番組に参加する主人公・大泉直人の争奪戦を繰り広げます。

2.「超変身コス∞プレイヤー」は、「LOVE LOVE?」の中で演じていたTV番組「超変身コス∞プレイヤー」を視聴者目線で描かれた物語です。

3.この「ヒットをねらえ!」は、「LOVE LOVE?」の中で、番組制作会社のプロデューサー・生田美月をメインに、TV番組「超変身コス∞プレイヤー」のメイキングドラマが描かれます。

宝竹に入社したお子様容姿の生田美月を主人公にして、制作側から裏側が面白おかしく描かれていてプロデューサーとしての初仕事として「超変身コス∞プレイヤー」任されることになります。

お子様容姿でドジっ娘と言うことでスタッフからも信頼されずからかわれるコメディータッチで進んで行きながら、度々起きるトラブルに必死に奔走していくことになります。

「LOVE LOVE?」での主人公が原作者ということを隠して現場に参加すること等、「LOVE LOVE?」側では描かれていなかった裏側部分もあり楽しめます。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 0

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

ロマンティック路線のOLアニメ。

番組制作の裏舞台。

能登さんがヒロインなんだけど・・キャラデザが・・
中途半端だなぁ~・・大人ロリでもなくMOBキャラ。
台詞の演出もきつい・・キャラ設定に無理ある気が。

因みに1話・・何なのこれ!ってバスとUPで終了。
裏舞台ドキュメント風とはいえそういう路線ですね。

単純に理想と現実の違いから・・ドタバタコメディ。
序盤はヒロインの物語になってて・・って当たり前?

何かMOB並みのサブキャラスピンオフ視てる感じ・・
女優キャラも絡むので余計貧相で・・残念・・
ギャグ系アニメのようなソフトなデフォルメも微妙。
サービスカットが随分あるけどあまり可愛くない。
キャラデザと共に敢えて色気を削ぐ演出に感じる。

制作現場のシーンが少なくてどっちつかずな感じ。
裏舞台ネタも単純で世間一般社会のあるあるの枠内。
意外性や興味を惹く業界ネタがない・・ありきたり。

コスが何故あんなふうになったのか?という絡みも
少なくて・・「黒騎士クリス」「下克上」「巨大ロボ」や
玩具メーカー云々も常識でそれ以上のネタがない。
コスでエロ露出が増減するのも予想の範疇のネタ・・
それが淡々と垂れ流しの情報として何の演出もなく
描写されるので面白みもない。唯のOL物の日常・・

TV放送8話(1話14分程度)+DVD4話充分長く感じる・・
中弛みや無駄なシーンが多過ぎる・・盛り過ぎ・・

OPは能登さんEDは亜波根綾乃



生田美月   能登麻美子
久留米健治郎 草尾毅
谷川弥生   田口宏子
早川和美   笹島かおる
生田皐月   斉藤梨絵
荻島翔    木下ぐみ
大泉直人   宮野真守
八神菜摘   松来未祐
桂木洋子   小林沙苗
城ヶ崎ヒカル 大原さやか
今村さやか  吉田真弓
早坂みく   浅井清己
御木本真也  渡辺英雄
高橋竜之介  青木誠
かのうたつお 石井隆夫
韮沢譲治   加藤亮夫
田宮俊太郎  中村秀利

投稿 : 2024/04/20
♥ : 2

51.4 12 2004年冬(1月~3月)アニメランキング12位
超変身コス∞プレイヤー(TVアニメ動画)

2004年冬アニメ
★★★☆☆ 2.8 (27)
130人が棚に入れました
コスプレ好きの女子高生である星野古都が、偶然邪神を復活させてしまい、その結果世界は魔物の徘徊する危機的状況に陥る。
この状況を打破するため、彼女はコスモポリタンプレイヤー(略称:コス∞プレイヤー)と呼ばれる祈祷師の一人であるミコレイヤーとなり、仲間のコス∞プレイヤー達とともに敵と戦っていく。


声優・キャラクター
松来未祐、小林沙苗、大原さやか、吉田真弓、浅井清己、金田朋子、櫻井孝宏

こたろう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

戦隊ヒロインのエロ。劇中作品なので後回しでみてね

変身3部作。
いわゆる少女戦隊ヒーローものです。
この『超変身コスプレイヤー』自体はアニメでなく、”特撮のTV番組”であるという設定が前提となっているアニメ。

なんか、ややこしい事言ってるようですが、そうなんだから仕方ない^^;

作中のTV番組 『超変身コスプレイヤー』
その番組制作の物語 『ヒットをねらえ!』
原作者と役者の物語 『LOVELOVE?』

この3作が1つの世界で連動しており、総合して「変身3部作」と呼ばれます。


さて、戦うヒロイン番組である本作。
エッチな露出は多いですが、物語の内容や設定は昨今の変身ヒーローものを踏襲したかのように結構シリアスな構成になっています。
子供向けでありながら、大人の視聴者も意識したドラマ要素がチラホラ入れてあり、勧善懲悪な戦隊ものというより、主人公の成長や仲間との信頼関係を構築していく面が強調された内容。
単なるエロ系のお色気作品だと思って視聴すると、いい意味で予想を裏切られることになります。

ただし、1話が10分にも満たないため、本作を単体で視聴しても、色々と表現不足で面白くありません。
大事なところが端折られているだろうし、作風も話数によって全然変わるので混乱してしまいます。
裏にある番組構成のコンセプトが、これだけではおそらく理解できない。
(どうしてそうなったかは、変身3部作の他の作品で語られることになるのですが)
あくまで「劇中作品」である事を念頭に置いて視聴なさるのがよろしいでしょう。


エロの方ですが、コスプレイヤーの衣装は露出が多く、パンチラ的なショットも多彩。
着替えや入浴シーンもそれなりに入っています。
ですが、前述のとおり内容がわりと重たいため、エロスを感じるか?でいえば、変身3部作の中では一番その要素が薄い作品でもあります。
だいたい、パンツじゃないしw
設定上は”子供も見る番組”なわけですから、乳揉んだり不自然なラッキースケベイベントを入れるわけにもいきません^^
仕方ないですね、それは。


バトルも並。
エロも並。
ストーリーはそれなりですが説明不足。
キャラもあくまでテンプレートです。
(コスプレイヤーを演じている役者の個人のパーソナリティは別ですから)
変身3部作は、どの作品から見てもいいように作ってありますが、この作品だけを観てもやはり意味がありません。
逆に言えば、番組作製の裏側を知ったうえで見ると 「ほぉ」 と納得させられるものがあります。
こういう試みは素直に面白いと思います。
アニメ作品としてはストーリーも作画もB級の域は決して出ていませんが^^

他の作品と平行しての御視聴がよりお楽しみ頂けると思いますので、変身3部作は全部揃えて一気に見るのがオススメです。



【エロ成分】
パンツ  :☆☆☆
おっぱい :☆
裸    :☆☆
性行為  :☆
マニアック:☆☆☆
エロス総評:☆

投稿 : 2024/04/20
♥ : 17

ななろう さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

今ひとつかな

このアニメの面白い所は、企画でまず3つの作品に分かれていることです。
観る順番を個人的には、この順番が良いかと(^^ゞ

1.「LOVE LOVE?」は、TV番組「超変身コス∞プレイヤー」でコス∞プレイヤー役を演じた5人のアイドル女優達が、原作者という秘密を隠してメイキングカメラマンとして番組に参加する主人公・大泉直人の争奪戦を繰り広げます。

2.この「超変身コス∞プレイヤー」は、「LOVE LOVE?」の中で演じていたTV番組「超変身コス∞プレイヤー」を視聴者目線で描かれた物語です。

3.「ヒットをねらえ!」は、「LOVE LOVE?」の中で、番組制作会社のプロデューサー・生田美月をメインに、TV番組「超変身コス∞プレイヤー」のメイキングドラマが描かれます。

この「超変身コス∞プレイヤー」は主人公星野古都が、偶然コスプレイヤーと呼ばれるミコレイヤーとなり、仲間のコスプレイヤー達とともに敵と戦っていきます。
ただ「LOVE LOVE?」の話の中で、急遽制作中止になるので観ていると後半はちぐはぐな場面が出てきますので、最初に観るとこの意味が解りません。

個人的には「LOVE LOVE?」のおまけアニメのような感じがしてしまい物語も今一つでした。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 1

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

クライマックス盛りダイジェスト?

「変身3部作」2004年1月~6月に放送されたテレビアニメ。
「超変身コス∞プレイヤー」TV8話+DVD4話。全12話
[ヒットをねらえ!」TV8話+DVD4話。全12話
「LOVE♥LOVE?」TV9話+DVD4話。全13話
3作品でTV25話のひとつの作品+DVD12話。

「ヒット~」「LOVE~」で劇中劇として扱われている完パケ。

「破綻しがちで支離滅裂な内容を持った番組」として・・
そういう風に「敢えて」作られている。
つまり破綻・・支離滅裂具合を愉しむ感じ?w
しかもTV放送分は劇中劇のダイジェスト版という設定。
当然アニメ作品ですが、実写版変身戦隊物という設定。


あらすじ
コスプレ好きの女子高生「星野古都」が、偶然邪神を復活
させてしまい、魔物の徘徊する危機的状況に陥る。
この状況を打破する為に、「コスモポリタンプレイヤー」
略称:コス∞プレイヤーと呼ばれる祈祷師の一人として
ミコレイヤーとなり、他のコス∞プレイヤーと共に戦う。

キャラデザは割と視やすい。序盤の展開も普通に戦隊物
のファンタジー風・・2話で放送1本。1話毎にOP/ED予告。
OPは如何にも戦隊物?EDは結構好きだったりする♪
OPは馬鹿っぽくEDは露出路線の映像。本編も徐々に露出
傾向で美少女コスプレ萌と露出路線の狭間を揺れる感じ。
所謂何故その服でアングルでそのポーズ?という感じ?
そこそこ露出とかエロアングルとか触手とか?だけど
最近のアニメって殆どそうだから然程ってかんじかな?

シーンの繋ぎが・・とぶとぶwww物凄い強引に飛ぶw
なんか・・真面目に作れば充分面白そうな・・だから
ダイジェスト風という言葉が出るのかな。
宣伝が派手で凄い映像で躍動感あって観に行ったら・・
そのCM映像が最高の部分で・・内容が無い映画多いよねw

各話エンディングが如何にも次に何か起きる!とか誰か
重要な人物が出る!というような常套手段で確り終わる♪
これ・・自主制作とかやってる人に勉強になるかも?
皆此処から膨らませたり捻って肉付けする際に・・拗れ
させてしまうんだよね><・・

これ・・最近のアニメそのものなのでは?
皆クライマックス盛りでサービスシーンダイジェストで、
後は繋がりの悪い所にそれなりの理由や緩急の描写だけ。

12話クライマックス・・13話愈々1期最終話?此処までは
あの手この手で梃入れ路線変更?頑張ったって感じかな。

14話これが支離滅裂の謎展開かな?超展開?夢オチ?
15話一気に新キャラ4人!新章で一挙放出?クルスも?
システムの生みの親も登場・・16話・・コスプレイヤー
最終形態!TV放送は此処まで・・続きはOVAでww
17話心の闇と戦う?19話以降裏設定やら更に新事実やら
もう・・支離滅裂・・最後は歌って終わり。
22話はご丁寧にEDが二重にある。

事務所の力関係?でアングルや露出や演技に縛りがある
設定のようなものを感じる。タレントのイメージ重視?

ん~・・此処まで作るなら全部見せて欲しかったな・・
結構苛っとくる程度に不足な映像の部分気になるよ。
最近のメディアミックス物と変わらないきもするけど。


DVD#4
THE COSMOPOLITAN PRAYERS THE MOVIE
劇場版「超変身コス∞プレイヤーVS暗黒宇宙将軍予告編」
劇場版「超変身コス∞プレイヤーVS暗黒宇宙将軍」

えっと・・おもしろそですよw

巫力?とか10万人の巫女集結とか?
敵はスペシャル激辛20倍だそうです。
銀河刑事ギャルバン・・
色々もってくるね・・

果たしてこの裏舞台は・・

「ヒットをねらえ!」だっけ?


星野古都「ミコレイヤー」(松来未祐)
スカーレット・チャーチ「シスタレイヤー」(小林沙苗)
プリシラリヤ・シャマラン「サリーレイヤー」(大原さやか)
レミューリア・シャリア「ラビアンレイヤー」(吉田真弓)
イコ・スー「ディアンレイヤー」(浅井清己)
クルス・プリースト(櫻井孝宏)
イン/ヨウ(金田朋子)
タキツヒメ(清水香里)
大助 (那須めぐみ)
黒之皇子・マの方(浪川大輔)
黒之皇子・アの方(鈴村健一)
黒之皇子・イの方(青木誠)
黒之皇子・クの方(宮本充)

投稿 : 2024/04/20
♥ : 2
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