2011年春(4月~6月)に放送されたアニメ映画一覧 20

あにこれの全ユーザーが2011年春(4月~6月)に放送されたアニメ映画を評価したーデータを元にランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年04月20日の時点で一番の2011年春(4月~6月)に放送されたアニメ映画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

×

絞り込み

年代別アニメ一覧

69.7 1 2011年春(4月~6月)アニメランキング1位
攻殻機動隊 S.A.C. SOLID STATE SOCIETY 3D(アニメ映画)

2011年3月26日
★★★★☆ 4.0 (165)
1652人が棚に入れました
「東のエデン」の神山健治監督とProduction I.G制作の、大ヒット・シリーズ「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」。そのシリーズ3作目となる長編「攻殻機動隊 S.A.C. Solid State Society」を完全3D化したSFアニメ。西暦2034年。長崎出島の難民武装蜂起事件から2年余り。依然、草薙素子の消息も掴めない中、公安9課、通称“攻殻機動隊”のバトーは、“梵”の刺青をした男たちが相次いで不審な自殺を遂げる事件の捜査に当たっていた。やがて一連の事件は、シアク共和国の独裁者カ・ルマ将軍の嫡子カ・ゲル大佐へと繋がるのだが…。

声優・キャラクター
田中敦子、阪脩、大塚明夫、山寺宏一、仲野裕、大川透、小野塚貴志、山口太郎

がぶりえる さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

電脳目線でのインターフェイスの見え方などは一見の価値あり。

原作:士郎正宗
監督:神山健治
アニメーション制作:Production I.G

攻殻SACシリーズ三部作の最後。2時間弱の長編アニメーション映画。通称「SSS」

元々、映画を作れる予算で作った作品が諸事情によりOVAとなってしまったが、3D映画ブームと共に、攻殻シリーズで出来ないかとの打診を受けて再制作された作品。やっと劇場でお披露目できて良かったですね。

「観る人を電脳化する3D」と言うキャッチコピー通り。電脳目線でのインターフェイスの見え方などは3Dならでは。一見の価値あり。

しいて言うならばそれくらいで、あとは3D映画の持つ良さには到底及ばない。っていうか、あまり意味がない。やっぱり元の2Dアニメーションを3D立体視にするには限界があるなあとは思う。

これまでのSACシリーズや原作・押井映画までものネタなどがたっぷり詰まった作品であることには間違いはないのでシリーズファンには面白いし楽しい作品であるが、一見さんお断り感はやや否めない。映画としてのつくりは中である。

トグサ君が主人公?と思わせつつ、やっぱ後半には少佐の大活躍。
ウチコマよりやっぱタチコマの方が印象的。

トグサ君の家族愛溢れる作品。お父さん現場で頑張ってますよ。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 3

ムクト さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

タイトルなし

映画館で観ました

OPは変わりましたが内容はそのままなので映像について
3D用の映像ではないので飛び出してきて驚くような演出はないのですが、タカの目のサイトーさん視点や電脳での見え方などが実際にあったらこんな感じなのだろうと思いました
アニメを3D映像化しても平たいまま浮き出るのでなく、立体に見えるのは新鮮でした
無理に、3Dということにこだわって飛び出てくる演出をせずとも、映像を立体化しただけというのも新しい見方として楽しめました

投稿 : 2024/04/20
♥ : 2

66.2 2 2011年春(4月~6月)アニメランキング2位
星を追う子ども(アニメ映画)

2011年5月7日
★★★★☆ 3.6 (645)
3184人が棚に入れました
ある日、父の形見の鉱石ラジオから聴こえてきた不思議な唄。誰かの心がそのまま音になったような唄を、忘れられずにいた少女アスナに訪れたひとつの出会い。お気に入りの高台に向かう途中、異様なケモノに襲われたアスナはシュンという少年に助けられる。アガルタという遠い場所から、どうしても会いたい人と見たいものがあってやって来たと語るシュン。2人は心を通わせていくものの、突然シュンはアスナの前から姿を消してしまう。そして聞かされる哀しい知らせ。それを信じられずにいたアスナは、学校の新任教師モリサキから地下世界の神話を教えられる。そこはこの世の秘密が隠されたあらゆる願いが叶う場所で、アガルタとも呼ばれているという。そんな中、アスナの前にシュンに瓜二つの少年と彼を追う謎の男たちが現れる。男たちの狙いは、アガルタへの鍵であるクラヴィス。追いつめられた少年とアスナの前で、ついにアガルタへの扉が開かれる。そこでアスナは、男たちのリーダーが亡き妻との再会を切望しアガルタを探し続けていたモリサキだったということ、少年がシュンの弟シンだということを知る。アガルタへの入り口を目前にして、アスナはある決意をする。「もう一度、あの人に会いたい」。アスナ、モリサキ、シンの3人はそれぞれの想いを胸に、伝説の地へ旅に出る―。

声優・キャラクター
金元寿子、入野自由、井上和彦、島本須美、日高里菜、竹内順子、折笠富美子

あくせる さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

試写会にて拝見。

先日行われたよみうりホールにおける試写会に参加してきました。

公開前だからネタバレできないギギギギギ。

でも、公開前でも話せることはたくさんある。
作品のテイストとして今までの新海誠さんと言う監督のイメージとは一味違う感じを見終わると受けます。
ですが、試写会後時間が経つと実は新海誠さんらしいのではないだろうか?
そんな気持ちがムクムクと湧いてきました。

新海誠さんと言われてどんな映画を思い出すでしょうか?
映像美で思い出す方が多いと思います。
切ないストーリーと言うこともあると思います。
人によっては鬱展開という表現をするかも知れませんね。
私にとっては出会いと別れのストーリーだと思っています。

この作品から感じる映像のフレーバーは確かにジブリよりかもしれません。走り駆けて飛んで冒険して未知と出会う。
少年と少女の出会いも、大人の対応もジブリ的かもしれませんね。
ただし、ジブリ的と言うのは普遍の少年少女へ向けたアニメとしてのテイストを指すくらい広いことだと思うんですよ。

ある部分を取り上げてジブリ的、と言うのなら全てがジブリに組み込もうと思えば可能です。
逆にそれだけ原風景にジブリアニメが入ってる人が多いのでしょうね。

私がこの作品にジブリ的なものを感じたかと言うと……実はノーです。
実に良い意味のアニメ的な要素が多々あります。
そして、それ以上に新海誠と言う監督の良さが表現されてると思うのです。
映像の質と言うのは、自体の綺麗さを如何にうまく表現するかです。映像を美しく作り、それを効果的に表現する。
この作業において日本国内のアニメ映像としては抜群の映像美でした。

そして、ストーリー。
凄く丁寧な作りでした。
私は以前映画の仕事をしていたもので、試写中(上映中)でも映像の尺の長さが反射的に分かります。
そして、今まで見た中で一番丹念に物語のスタート地点を説明していきます。私個人の感覚としては「あれ?これ尺大丈夫?」という感覚が鑑賞中に訪れました。
けれど、物語の大きな展開が訪れ、加速して、最後のセリフを聞いた時にストンと落ち着きました。
「ああ。そっか。これはこういう物語でこの一言が俺は聞きたかったんだな」と思い非常に納得すると同時に映画を思い出して「楽しい二時間だったなー」としみじみと思いました。
表現の手法と言う意味では実に大勢の方に見てもらえるアニメに。
テーマとしては相変わらずの新海誠さん。
そして、書きながら気づいたのですが「新海誠」監督作品について回る「新海さんらしさ」と言う物表現が違うだけで相変わらず存在しました。
余韻と間がないのではなく、余韻と間がある場所が違ったんですねきっと。

作品のテイストやスタイルを変えずにさらに大勢の人々を楽しませる作品として、進化してます新海誠監督!
今までのファンの方も、今まで未見の方も是非劇場で楽しい時間を過ごしてください。

#実際試写会の客層の多様さは驚きでしたね。
#ネタバレは自重します。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 18

チヒロ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

試写会にて観てきました。走るんですよ!?新海さんの作品でw

試写会で一足先に観てきました!おもしろいです! 驚きです!


今までの新海さんの作品はすべて観てきましたが、
この作品は良い意味でおどろかされました。

なんというか、新海さんの作品って、余韻とか間とか、
音のない情景をメインに扱っていた作品が今までは中心でした。

しかし今回の作品は、そういった余韻などの要素がメインではなく、完全なるアニメーションになっていました。要は伝え方が変わって、情景ではなく登場人物の行動を通してメッセージを伝える普通のアニメーションの手法にチャレンジしている感じです。

だって走るんですよ!?新海さんの作品でw


で、よくジブリっぽいと言われていましたが、確かにそういった部分はあります。

だから今までの新海さんの作品の雰囲気そのままではなかったので、
最初は若干の戸惑いがありました。

が、、そんなのは一瞬!  ていうか、そんな事どうでも良くなったw

すぐにおもしろくなって引き込まれました! 魅入ってしまいました!


今までの作品では絶対に考えられなかったバトル要素もあったのですが、相変わらずの神作画で描かれていて、大迫力ですw

約2時間あったのですが、ホント一瞬で終わってしまいましたね。


ナウシカ、ラピュタ、もののけ姫と、これぞジブリっていう感じの作品が最近ずっとありませんでしたよね。

今回の星を追う子どもは、まさにそれに変わるアニメかもと感じました。

もしかしたら、宮崎駿がいなくなった時に、あの路線を引き継ぐのは新海誠かもしれない。

そう感じさせるとても楽しい2時間でした。


個人的には、今までの新海さんのような作品も観たいと思う部分もありますが、表現の仕方が変わっただけで扱われているテーマは相変わらずの新海誠です。


また背景が相変わらずとてもキレイで、印象的。

子どもから大人まで、誰にでも楽しめる作品だといろんな記事に書いてありましたが、確かにいろんな人が親しめる名作アニメだなぁと思いました。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 18

campanule さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

新たな新海ワールド!

試写会に行ってまいりました!
今までの新海さんの作品とは一線を画す、スピード感溢れる作品に仕上がっています。

あらゆる意味でジブリ作品へのオマージュと受け取りました。ジブリ黄金期を彷彿とさせる、メジャー感が半端じゃありません。
秒速を好きな人には、いろんな意味で衝撃を与える事でしょう。

作画は相変わらず壮絶なまでのクオリティ!
音楽、BGMも新海作品ならではの荘厳なイメージ。
心理描写は繊細で、生々しい。
テーマはシンプルで深いです。

今までの新海さんのファンには賛否両論あるだろうけれど、個人的には雲の向こうや秒速を作った新海さんでなければ生み出せないアニメだと思いました。

公開後はもう一発いきます!
深読みしたいシーンは満載です!

投稿 : 2024/04/20
♥ : 15

64.9 3 2011年春(4月~6月)アニメランキング3位
ブレイク ブレイド 第六章「慟哭ノ砦」(アニメ映画)

2011年3月26日
★★★★☆ 3.8 (156)
1019人が棚に入れました
吉永裕ノ介の異世界ファンタジー・ロボット漫画を全6部作で劇場アニメ化するプロジェクトの最終章。ボルキュス大隊の脅威が迫る中、シギュンはライガットの生還を信じて、デルフィングの解析と新兵器開発を続ける。そして、ついに王都ビノンテンへの総攻撃が開始される。それを迎え撃つべく、急造の新型装甲をまとい、最終形態へと変貌を遂げたデルフィング。ライガットは、様々な想いを胸に、ボルキュスとの最後の闘いへと立ち上がる。

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

予想以上の酷さ・・

ただの サバゲ風ギャグバトルとウザくて諄い戦闘中の
お馬鹿台詞だけです。

雰囲気は良く出ていて作画も安定 演出も良いので
人型兵器(巨大ロボ)でのナンセンスバトルだと思えば
かなりの迫力?と笑いがあります。

物語は完全にお飾りになっています。
何も解決していません。

何も伝わるものはないです。
伝えようとしたものが有ったのかすらも怪しい薄さです。
諸設定とかキャラ同士の相関図だとか全てほっぽり出して
所謂丸投げ状態で 何処までも主人公に都合よくという・・

もし続編が出たとしても 余程暇でも視ない。
視るとしても笑い処の無いギャグアニメ 突っ込んだら負けな
アニメに敢えて突っ込んでみる という感覚かなぁ~

何処まで行くのかある程度予想はしてたけど 其れ以上の
酷さに唖然呆然。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 0

coldikaros さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

伏線は全然回収してないけど

伏線は全然回収してません。驚くくらいに。
ですが、個人的な意見なのですがこの終章ラストのEDへの流れは稀にみる秀逸さだと思います。
正直バトルはあんまりかっこよくはなかったですから、このアニメの魅力は大分損なわれているとは感じます。
しかし、あのラスト1・2分の描写は戦いが終わった後の描き方として素晴らしいものを感じました。
あそこだけ明らかに凝ってないですか?そんな感じです。
内容はどうあれ描写だけでいうなら、とてもきれいな終章だったと思います。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 1
ネタバレ

Baal さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

様々な戦いを超えた先にあるものとは。そしてこの行く末の向こう側には何が・・・

吉永裕ノ介による漫画が原作の劇場アニメです。

全六章の最終第六章です。原作未読。

六章の内容としてはいよいよこの戦いの最後

主人公の友が治めるこの国での直接総力戦です。

第五章で様々な人から受け取った無数にある

思いの塊を持って戦いに赴く落ちこぼれと呼ばれ

続けた主人公がついに動き出す・・・

そんな感じでしたが、最後の戦いは本当に

死力を尽くして戦っているんだと分かる感じが

してとてもよかったです。

様々な人から受け取った思いの塊を胸に最後の

最後まで戦い抜くところは本当によかったです。

~第一章から第六章を通して~

とある国と国の戦争と特に複雑なひねりのない

ストレートなところから始まった物語でしたが

いろいろな将軍たちの思いが強く毎章出ていた

ように思いました。

{netabare}
主人公のロボットだけ古代のものでしかも魔力の

ある人たちには微塵も動かすことのできなかった

ものを主人公はいとも簡単に動かすことができた。

最初はどうして動かなくなったりするのかな

そしてなんで何もしないのに動くようになって

いるのかなと思いました。原理等は分からなかった

ですが、稼働時間が480分つまり8時間に

対して強制待機時間が詳しく見えなかったですが

停止直後に1437分と出ていたのでおそらく

1440分つまり24時間ということだろうと

思います。1:3って思いのほか効率はいいんだな

と思いました。古典的なバトルで魔法がある世界

の中、古代は魔法の力に頼らずにやってきたので

すごい出来だなと思いました。
{/netabare}

戦いの中死んでいった数しれない軍人たちの

思いを乗せた最後がよかったです。

テレビアニメ版も視聴できるのかなと思いました。

(ロボットものが苦手な私でも)

もしかしたら(いやもしかしてじゃなく)

テレビアニメ版を視聴する方がいいのかなと思いました。

総評として

◆個人的点数評価 76.835点

投稿 : 2024/04/20
♥ : 12

64.8 4 2011年春(4月~6月)アニメランキング4位
イリュージョニスト(アニメ映画)

2011年3月26日
★★★★☆ 3.9 (32)
127人が棚に入れました
長編デビュー作「ベルヴィル・ランデブー」で世界的に高い評価を受けたシルヴァン・ショメ監督が、フランスの喜劇王ジャック・タチが娘へ遺した幻の脚本を、タチをそのまま主人公のキャラクターとしてアニメ化したハートフル・ヒューマン・ストーリー。時代遅れの老手品師と純真な少女との切なくも美しい心の交流を、ノスタルジックかつペーソスあふれるタッチで綴る。 1950年代のパリ。かつての人気も今は昔、初老の手品師タチシェフは、寂れた劇場や場末のバーを巡るドサ回りの日々。そんなある日、スコットランドの離島を訪れたタチシェフは、ひとりの貧しい少女アリスと出会う。手品師を何でも叶えてくれる“魔法使い"と信じ、島を離れる彼に付いてきてしまうアリス。やがて、言葉も通じないながらも一緒に暮らし始めた2人。落ちぶれた自分を尊敬の眼差しで慕うアリスに、いつしか生き別れた娘の面影を重ね、彼女を喜ばせるべく魔法の呪文とともにプレゼントを贈り続けるタチシェフだったが…。
ネタバレ

ねこmm。 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

ご注文はうさぎですか?  【ねこ's満足度:80pts】

フランスの名優ジャック・タチが遺した脚本を、シルヴァン・ショメ監督が脚色した作品。
2011年にはクロックワークスと三鷹の森ジブリ美術館の配給で、日本でも公開されました。

主人公は老いた奇術師。
西へ東へのどさまわり生活のさなか、彼はとある離島でひとりの少女に出会います。
貧しくも純粋な心を持ったその少女の名は、アリス。
彼女は信じてしまいます。奇術師である主人公を”本物”なんだと。

そしてはじまる、ふたりの旅。
いくつかの季節がめぐり、やがてふたりの生活に大きな変化が訪れるのですが……。

極端に少ないセリフ、切なさいっぱいのシチューエピソード(※1)。
「これが人生でしょ」と言わんばかりの{netabare}なんともあっけない{/netabare}ラスト(※2)。
全編通して淡々としていて、いかにもフランス映画といった印象でした。

物語の説明も一切ありません。
それだけに、キャラの動きや景色の移り変わりひとつひとつに大きな意味が込められていました。
動き自体はコミカルなものが多いのですが、その辺りを酌んで観ると逆に切なく見えたりもします。

そういった”温かさ”と”寂しさ”の絶妙なさじ加減、それを彩る美しい音楽。
ディズニー以外の海外アニメの中では、久しぶりにいい作品に出逢えた気がしました。



(※1){netabare}芸人としての最後の晩餐にシチューを選んだ腹話術師。
そのシチューを口にすることで生への執着を取り戻す自殺志願の男。
その後、腹話術師は哀れ路上生活へ。自殺しようとしていた男は新たな人生へ。
芸人たちの悲喜こもごもな人生を描いた、作中もっとも印象に残るエピソードでした。{/netabare}

(※2)作中のアリスの行動には度々疑問符が付きます。
問題は、なぜそれを主人公が許してしまうのかということ。
もちろん、その答えは最後にちゃんと用意されています。
が、それがわかってもなおモヤっとした余韻が残るのは、やはりフランス映画の特徴なのかも。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 23

ゴリラの唐揚げ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

人生の残酷さ、厳しさ、儚さ

ロックが流行して手品は時代遅れとなってしまった50年代のパリ。

初老の手品師であるタチシェフと、離島暮らしの言葉の通じないアリス。
2人が出会って旅が始まります。

ストーリーは実際に見てもらうのが一番良いと思いますので割愛します。


この映画は台詞が極力抑えられ、登場人物も様々な国の人たちが出てくるので言語も不明瞭なものとなってます。ですがキャラクターの身振り手振りで何を伝えたいのか視聴者も理解できるので違和感はないです。

また、サイレントであるのを際立たせる美しい映像、背景、人物の細かい動きなど描写もとても丁寧で、哀愁漂う絵は見る人を一気に魅了します。
手描きとCGの組み合わせも絶妙でそれだけでも見る価値はあります。


映像の美しさとは裏腹に時代の流れの残酷さ、儚さといったものが表現されていて視聴後はなんとも言えない悲しさ、切なさ、喪失感が待っています。ですが決して悪いだけではなく、むしろ前向きにもなれるような極上のカタルシスを味わえると思います。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 14

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

これぞ「バンドデシネ」

最近のヨーロッパでは日本の漫画やアニメが流行っているためにいわゆる「アニメ調」の目が大きく、デフォルメされたキャラクターが中心となってしまっているが、本作はその風潮から脱却し、いわゆる昔ながらの「バンドデシネ」をやっている。

バンドデシネはフランスとベルギー中心の漫画であり、繊細で緻密な画風と色彩が持ち味なのだが、本作でもその緻密さをいかんなく発揮し素晴らしいアートの世界観が広がっている。

宮崎駿が惚れ込むのも無理はないでしょう。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 8

63.3 5 2011年春(4月~6月)アニメランキング5位
名探偵コナン 沈黙の15分[クォーター](アニメ映画)

2011年4月16日
★★★★☆ 3.6 (269)
1602人が棚に入れました
ある日、朝倉都知事宛の脅迫状が届き、翌日、都知事が開通した新地下鉄トンネルが爆破される。コナンの活躍でけが人は出さずに済んだが、都知事を狙ったテロ事件への懸念が高まる。コナンは、都知事が国土交通大臣時代に関わった新潟県のダム建設を巡って怨みを持つ者がいないか調査に乗り出す。やがてダム建設の村で8年前に起こった交通死亡事故と、同じ日に崖から転落して以来意識を失ったままの少年・立原冬馬の存在が事件の重要なカギとして浮上してくるが…。

声優・キャラクター
高山みなみ、山崎和佳奈、小山力也、渡部陽一、茶風林、緒方賢一、岩居由希子、高木渉、大谷育江、林原めぐみ、山口勝平

リリー さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

迫力あって良かった!

今まで全てのコナン劇場版見てるけど、その中でもTOP3には入る作品だと思いました。

作品重ねるごとにどんどんアクションがすごくなっているけど、
ここ数年(ジョリーロジャー以降)ちょっと自分の中で落ち込み気味だった劇場版の評価がまた上がった作品でした。

ただ、個人的に渡辺陽一さん(戦場カメラマン)が嫌いなのもあるせいか、声優に使う意味なかった感じ。。
物語にも特に絡まないし、無理やり突っ込んだ感じでした。
前作のDAIGOの時は、がっつり絡んでたのに。
だったらいらないじゃないかと。。

アクションシーンは、迫力あった!!
もうコナンすごすぎる!!
完全に人間離れしてるけど、カッコ良かったです。
でもラスト15分、予測不能。ではなかったな。。

しかし相変わらず蘭ちゃんは健気ww

投稿 : 2024/04/20
♥ : 8

メア さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

最近お決まりじゃないか?

一応見てきました。

正直内容は・・・・・・

最近のコナン君、なんか当たりはずれがなくなってきてないか?

8年位前の事件と現代の事件のなぞが一度に解き明かされます。
まさかの犯人が・・・。(ネタバレやめときます)

ラスト15分、予測不能。

そうだったか?
ラスト15分はかなりおちが予想できたぞ。

CMでやってるとおりコナンがスノボー(いつものスケボーの改良版)であーだこーだやって、むちゃくちゃな事して死に掛けます。

ライフル持ってどんどん撃ってきます。
射撃の腕よすぎでした。
当てないようにするなんて。

タイトルが沈黙の15分の意味が最後に間違えなく分かる作品。分かんない人は小学生以下と言えるくらい、間違いなく小学生でも分かる。

相変わらず蘭と新一(コナン)の会話シーンはあり、最近多い「まさか新一が!?」的なのもまたあり、なんとかばれずにすんだ。正直このパターンはもういらない。

なんで渡辺(戦場カメラマンの人)さんをだしたのか?
受け狙いだろ。
相変わらずゆっくりなしゃべり方でした。
げんたにもつっこまれていたし。
警察があんなんでもいいのですかね?

作画はよかったので(ただ映画館の都合上で見た動画は劣化していたが・・・・・・ふざけんな!! 謝罪くらいよこせ!!)コナン好き見てもいいとは思うが、たぶん来年テレビ放送するから、そうでもない人はスルーでいいと。

歌は「B`z」さんでした。
まあまあよかったかな。
相変わらずEDの作りはよかったが、なんか今回はいつもと違って・・・

投稿 : 2024/04/20
♥ : 9
ネタバレ

ノリノリメガネ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

シリーズ最高のクズ犯人

シリーズ15作目。このあたりからとても作画が綺麗になってくる。
{netabare}
全体を通し、サスペンスとアクションのバランスがかなり良い具合に仕上がっている。特に冒頭の地下鉄爆破事件はかなり迫力があって引き込まれた。

今回の犯人がなかなかマッドでクズでひどいやつだったのは良かったと思う。
借金作って宝石強盗し、その帰りで飲酒無免許運転でひき逃げし、都知事を地下鉄ごと爆破し、最終的には村一つ消し去ろうとするという、シリーズ中最も救いようのない犯人だったと思う。凶悪すぎてどうかしてるとしか思えない。というかもはや立派なテロ。これほどの重大な事件を引き起こしたのに、その背景には哲学もなく、本人はただただ宝石欲しさのためにやっているというところにかなりの狂気を感じてしまう。
でも、このように犯人をとことんクズに描き、同情の余地も与えないようにしたのは良いことだと思う。あんまり犯人に同情できちゃうと犯罪を正当化しているようにも見えちゃうから。

途中、ゲンタとミツヒコの喧嘩を仲裁するコナンが良いこと言っている。
今作は珍しく少年探偵団と灰原がフィーチャーされた作品。舞台が新潟なので警視庁の面々もほとんど出てこない。
灰原がコナンのボードと相乗りするシーンは灰原好きとしては萌えるものがあるね。

ラストのダム爆破からの雪崩ももはや人智を越えていて、一体どうすりゃこんな芸当ができるのかとツッコミを入れたくなるが、やりすぎなのは毎度のことなので今回は目をつむりましょう。
コナンを捜すシーンはなんだか感動してしまった。

長らく意識不明だった冬馬くんがその重い設定の割りにはあまり本編に関わっていないのは不憫ではあるし、全体的に小ぶりな感じはあるのだが、シリーズの中で考えればまずまずの良作の部類ではないかと思う。
{/netabare}

投稿 : 2024/04/20
♥ : 2

62.9 6 2011年春(4月~6月)アニメランキング6位
戦国BASARA -The Last Party-(アニメ映画)

2011年6月4日
★★★★☆ 3.8 (96)
417人が棚に入れました
決戦の地、関ヶ原。今、戦国最大の戦いが、幕を開ける―時は群雄割拠の戦国時代、覇王・豊臣秀吉の起こした動乱は終結した。だが、戦乱の世は未だ終わることなく、覇王の不在は新たな戦を日ノ本に呼ぶ……。一つは奥州に闇あり。伊達政宗の前に現れた修羅の如き凶王――名は石田三成。崇敬する主、秀吉を討った怨敵・政宗に抱く私怨が世にもたらすものとは何か。一つは戦場に光あり。武田と上杉の永き因縁に終止符が打たれようとした時に降り立った、槍を捨て己の拳のみを武器とする男――名は徳川家康。「絆」の力を持って天下統一を成すとする決意、その理想が、戦なき世を望む者たちに抱かせる思いとは何か。そして、関ヶ原に混沌あり。宿命を背負いし武将たちは全ての決着を着けるため、戦国の世に暗躍する影が誘いし決戦の地・関ヶ原へ――

けみかけ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

なんだいつものバサラか

劇場版だからといって何も特別なことはなくいつものバサラです


前シリーズでイマイチどこへ行ってしまったのか分からなかったお市や明智光秀も再登場します


そもそも、織田信長も豊臣秀吉も倒してしまったのに今更「関ヶ原の戦い」を出来んのか?って心配は後半の無茶苦茶振り(BASARA振り?)で解消されましたw
そーきたかーwと納得
その点は評価したいです


EDでは久々に足軽ダンスが復活していますw

投稿 : 2024/04/20
♥ : 2

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

殴り愛!!

2011年6月4日公開。上映時間90分。戦国BASARAシリーズの
2期以降に劇場公開されたアニメ。
ジャンルはスタイリッシュ英雄アクションとなっている。
※時代改変モノの歴史ロマンティック路線?何でもあり☆


予告PVの後に視ると色々思い出せて浸れるかも?
声優も多く馬鹿台詞も多いので結構楽しめるかも?

信長→秀吉→とくれば徳川家康だが・・敢えて石田三成!

伊達政宗&真田幸村が大好きだ!!という人には最高傑作♪

BASARA=婆娑羅=下克上。


序盤いきなり本多忠勝が!!
私としては忠勝見たらもう満足だ♪
たぶんラストも此処だ!!って所で登場する事だろう♪

このアニメは何処までも巫山戯ていて熱血で「殴り愛♡」

片倉小十郎とか渋いキャラも美味しく料理する作風。

TV放送・ゲームファンには充分面白い内容だったと思う。
知らない人が推められて視てもそれなりに楽しめると想う
歴史物だけど・・矢張り全シリーズ視たほうが楽しめる。

時系列的に此れが最後か・・後はBASARAでは無くなるので。
別角度でのパラレルとかならもっと視たいかもw


伊達政宗 - 中井和哉
真田幸村 - 保志総一朗
徳川家康 - 大川透
石田三成 - 関智一
前田慶次 - 森田成一
片倉小十郎 - 森川智之
猿飛佐助 - 子安武人
大谷吉継 - 立木文彦
長曾我部元親 - 石野竜三
毛利元就 - 中原茂
武田信玄 - 玄田哲章
上杉謙信 - 朴璐美
夢吉 - 桑谷夏子
最上義光 - 白鳥哲
豊臣秀吉 - 置鮎龍太郎
浅井長政 - 辻谷耕史
お市 - 能登麻美子
小早川秀秋 - 福山潤
天海 - 速水奨
織田信長 - 若本規夫
ナレーション - 渡辺英雄
良直 - 遠藤大輔
左馬助 - 徳本恭敏
文七郎 - 金野潤
孫兵衛 - 酒巻光宏
兵 - 坂巻学、松本忍、小田柿悠太、
田尻浩章、小澤一仁、寺本光希
村人 - 遠藤さやか、あいざわゆりか

投稿 : 2024/04/20
♥ : 4

よると さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

まあまあかな

ギャグのようなバトル。
熱いバトル。

私は二期が面白かったかなって思うんですが、3作めの劇場版はギャグが満載で、アニメならではありだなーっていう演出とか展開でしたね。

政宗なんて、かっこつけているわりには一時的にやられていたり、いつものド派手なアクション(空を飛んだり)、兵が踊ったり、そういうところがギャグっぽくて、ありえない展開で、BASARAらしいかなって思います。


まあ、アニメだからこそ、そういう演出展開なのはありえるのでは?といえばそれまでだけどね。

わけわからんレビューになってしまったけど、まあまあよかった。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 2

61.6 7 2011年春(4月~6月)アニメランキング7位
トワノクオン 第1章 泡沫の花弁(アニメ映画)

2011年6月1日
★★★★☆ 3.6 (154)
834人が棚に入れました
近未来の東京――。ベスティアと呼ばれる特殊能力に目覚めた少年少女が確認されるようになっていた。自らの能力に飲み込まれ、暴走するそんなベスティアたち。そのベスティアを人知れず鎮圧するためのサイボーグ部隊を擁するクーストースが暗躍する。ある夜、ベスティアの少年が追いつめられた時、獣のようなベスティアが現れ、深手を負いながらも、少年を連れ去る。それはインサニアと呼ばれ、クーストースがかねてから狙っている謎のベスティアだった。翌朝、ベスティアの少年――ユーマは目を覚ます。そこはファンタジアム・ガーデン。ベスティアとなった少年少女が集う場所だった。そしてユーマは、クオンという少年と出会う……。

けみかけ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

2011年を代表する・・・ってか今年最高のアクション超大作!!!

『08MS小隊』などでお馴染み、飯田馬之介監督の遺作となってしまったオリジナル映画


近未来の東京を舞台に、異能者となってしまい謎の組織から命を狙われる若者達
これを救うべく立ち上がった変身ヒーローの戦いを描くミュータントバトルアクションです


全6章の連続公開モノということで、
この第1章自体は導入的な要素が強く、見終えても映画を一本見たという感じにはならない
空の境界的なものを期待しても無駄です
最近なんか多いですね、こーゆー映画っぽくまとめない映画
普通にハイクオリティなOVAの1話、という感覚


ただこの第1章を少しでも面白いとも思っていただけた方・・・グロ描写に耐性のある方・・・バトルアニメが見たいと思っている方・・・
是非に全6章の完走を目指してください!


乱戦&高速なバトルシーンや圧巻の変身シーンなど、
作画的な見どころは多数あり
今年のアニメ全ての中でも最高の正統派アクションに仕上がっております^q^


豪華声優陣の演技は丁寧だし、キャラクターデザインも可愛い!
後半はロマンスを感じるお話の比率も高くなってきますよ
マジ、スクライドとか見てる場合じゃねーっす!w

投稿 : 2024/04/20
♥ : 18
ネタバレ

かげきよ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

迫力の異能集団バトル

サイボーグ戦術部隊VS異能者集団の戦いを描いた物語。

声優さん、結構豪華です。
作画も凝っていてアクションシーンはスピード感があり迫力はなかなかです。

第一章と言うことでメンバー紹介と概要であっと言う間にEDへ。

社会秩序を乱す異物を排除したいサイボーグ組織、
異能で苦しむ少年少女を助けたいクオンとその仲間達。
それぞれ思う正義があるようです。
{netabare}
主人公、少年の姿ではありますがクオンと言うだけあってかなり長生きしていて色々含みがありそうです。
能力覚醒する子供達にはトラウマや精神的な苦痛の跡があり、
こちらも何やら意味深いものがありそうです。
{/netabare}
取りあえず第二章も観てみます。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 6

Baal さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

能力に目覚めしモノたち

アニメ監督・飯田馬之介とアニメ制作会社・ボンズ

によるオリジナル企画として全六章の劇場アニメ

制作された作品です。これはその第一章です。


異能の力を覚醒させてしまった人たちの

それらを人知れずに排除しようとするものたちと

それらを救おうとする人たちの戦いが描かれて

います。


第一生は能力に目覚めてしまったアトラクターと

呼ばれる存在をすべて救おうとする主人公クオンと

新たに目覚めてしまった少年やキリという少女

が出会う物語です。


まだ第一章ということでどうして能力に目覚めてしまった

人が現れていくのか、現れる理由とは。そして

なぜ排除しようとするものと守るものがいるのか

というようなことはほとんど物語の中には出ていません。

どちらの存在も秘密裏に動いているとのことで

戦いが周りを封鎖した状態にしてから始まり、

その戦いが異能によって体を異形の存在とした

クオンたちとその秘密裏に動く異能に目覚めたもの

を排除しようとする組織のサイボーグととなっています。

あまり異能といっても魔法のような感じではなく

相手もサイボーグということでかなりが肉弾戦と

なっていて派手な演出とかは感じられなかったですが

その肉弾戦の動きは結構よかったと思います。

まだ存在等の理由が明かされていないので

これからそういうことにも焦点が当てられた

彼ら彼女らたちの物語も見ることが出来るのかなと

思うので第二章以降も楽しみです。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 14

59.4 8 2011年春(4月~6月)アニメランキング8位
Xi AVANT [クロッシイ・アバン](アニメ映画)

2011年4月9日
★★★★☆ 3.5 (23)
101人が棚に入れました
『Xi AVANT』は、NTTドコモの次世代通信LTE サービス“Xi(クロッシイ)”が普及した近未来の世界を舞台に、「ある男を探せ」という指令を受けた外務官僚・篁(たかむら)カオルが、Xi携帯を片手に旅をする姿を追った約3分30秒のアニメーション。監督は「東のエデン 劇場版」の神山健治。「攻殻機動隊 S.A.C. Solid State Society 3D」の併映。

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

CMだったら豪華すぎる~

神山健治監督をはじめ、『攻殻機動隊 S.A.C. SOLID STATE SOCIETY 3D』
および『東のエデン』のメインスタッフにより制作された
3分30秒というとても短いアニメーションです。
攻殻機動隊 S.A.C. SOLID STATE SOCIETY 3Dの同時上映作品として公開されました。

舞台は、NTTドコモの次世代通信サービス「Xi携帯」が普及した近未来。
主人公 カオルが、「ある男を探せ」という指令を受け、
Xi携帯の情報を頼りにスペインのバルセロナへと向かうのですが
果たして「ある男とは・・・」というストーリーです。

短いし。物語の内容はどうということもなく単純ですが、
ガジェット好きには興味がそそられる内容だし、
なにしろスタッフに惹かれてしまったんですよねw

テンポ良く歯切れ良く、適度なワクワク感もあり、映像もきれい。
あの後どうなったのか、すごく続きが観たくなります。
ほんと、展開はCMそのものって感じでしたが、
実際に欲しくなりますもん、あのケータイ。

ちなみに外務省のノンキャリ官僚、銀髪、ロン毛、メガネ
というスタイルのカオルの声は、神谷浩史さんが演じています。

キャラクター原案は羽海野チカさん、森川聡子さん。
音楽は川井憲次氏、 制作はProduction I.Gです。

動画はYouTubeでも配信されていますが、公式サイトはこちらです。

http://xi.ph9.jp/

投稿 : 2024/04/20
♥ : 9

58.7 9 2011年春(4月~6月)アニメランキング9位
クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ黄金のスパイ大作戦(アニメ映画)

2011年4月16日
★★★★☆ 3.4 (76)
344人が棚に入れました
臼井儀人原作人気TVアニメの劇場版第19弾。今回のしんちゃんは本格スパイ・アクションに挑戦。憧れのアクション仮面からのメッセージを受け取り、謎の少女レモンとスパイ修行に励む中で恐るべき陰謀に巻き込まれていくしんのすけと野原一家の活躍を描く。ゲスト声優には本作の主題歌も担当する関ジャニ∞の村上信五と大倉忠義。ある日、しんのすけの前に、アクション仮面からのメッセージを携えた謎の少女レモンが現われる。アクション仮面はなんと、しんのすけに対し“君をアクションスパイに任命する、正義のために一緒に戦おう”と呼びかけていた。すっかりその気になったしんのすけは、パートナーだというレモンの指導のもと、スパイ訓練を開始する。やがて、そんなしんのすけにアクション仮面からの指令が届く。それは、悪の博士に奪われた正義のカプセルを取り戻すというものだったのだが…。

声優・キャラクター
矢島晶子、ならはしみき、藤原啓治、こおろぎさとみ、村上信五、大倉忠義

57.6 10 2011年春(4月~6月)アニメランキング10位
手塚治虫のブッダ 赤い砂漠よ!美しく(アニメ映画)

2011年5月28日
★★★★☆ 3.3 (38)
153人が棚に入れました
手塚治虫が10年の歳月をかけて描きあげた名作コミック「ブッダ」をアニメ映画化した全3部作の第1弾。声優陣には吉岡秀隆、吉永小百合、堺雅人ら豪華俳優が結集する。舞台は2500年前のインド。世界の王になると予言されたシャカ国の王子シッダールタは、思春期を迎え、厳しい階級社会に疑問を抱くようになる。そんなとき、強大なコーサラ国がシャカ国に侵攻してくる。そこでシッダールタは、コーサラ国一の勇者と呼ばれる青年チャプラと出会う。

kuroko85 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

実在の人物の話なので、、、

嫁が子供の為に買ったDVDが有ったので、
子供と見ました。
子供が好きではないので、運よく1度しか見ていません。
(トトロは30回ではききません)

当然実在の人物の話なので、史実なども
絡んでいるでしょうが、、
インド等言う国、あのカースト制、
そして当時の宗教観等あらゆものが
想定外です。
そこでこの話を理解しろというのが
少し酷かも、、(もちろん子供に対してではなく
これは私に対して)

投稿 : 2024/04/20
♥ : 2

じぇりー さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

東京中央銀行さん!(違

「この」タイミングで見てしまった。

すなわち、続編となる第2部が今週末公開で…
そして、メインキャストには昨年の流行語大賞を取られたあの方がいて…

この第一部に於いて、ほぼ主人公格となるチャプラ役の堺雅人さんは、以前からずっと好きな俳優さんで、ドラマ・映画と色々見てきたので、ずっと見たいとは思っていた作品だった。Gyaoさんありがとう。でもこれ第2部のためのプロモも兼ねてるんでしょうね。

第一声が聞こえた瞬間、その台詞の力強さと勢いに「まんま半沢や!」と思ってしまった。

どうでもいい長い前置きになってしまったが、この作品は何といってもまず映像が素晴らしい。
手塚治虫さんの絵のタッチを再現しつつも、現代風の作画を取り入れているように感じる。
生き生きと動く人物や、背景の描写の繊細さ、色彩の美しさ。
見ているだけで、当時のインドの世界観に浸ることができる。

「ブッダ」とはご存じの通り仏教の開祖であり、作品自体もフィクション織り交ぜつつブッダの生涯を描いたものであることは有名だが、特にこの第一部に関してはフィクション部分となっているストーリーが主軸になっており、2国間で繰り広げられる壮大な戦乱と、その戦乱に翻弄され、カースト制度に苦しみつつも懸命に自らの成すべきことを、時に命を賭してまで遂げようとするキャラクターたちのヒューマンドラマとして見ることができる。

終盤で、シッダールタ(ブッダ)がある決心に辿り着いた時に流れる吉永小百合さんのナレーションは胸に突き刺さるようだった。

このナレーションに込められたメッセージだけを取っても、十分この作品を見た価値はあったと思えるほど、手塚治虫さんが遺した「生きる」ということへの一つの考え方に触れることができたような気がした。

「生まれてくるということ」「生きるということ」「死んでいくということ」…人はいつでも苦しみを抱えて生きている。

やはり手塚治虫ワールドは深遠だ。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 6

Zel さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

赤い砂漠よ!美しく

2011年劇場公開作品

舞台は今から2000年以上前のインド
人々はカーストと呼ばれる4段階の身分のもと暮らしていた
カピラ城の王子ゴータマ・シッダルタはクシャトリヤの身分として何不自由のない生活を送っていた
しかし幼い頃よりシッダルタは「なぜ人は死ぬのか」「同じ人間なのになぜ身分があるのか」などの疑問を常に抱えていた
そして息子が生まれた日、シッダルタは遂に僧としての道を歩み始めた

劇場にて鑑賞しました
残念ながら個人的には面白いと感じませんでした
手塚治虫先生原作なので私に合わなかっただけで、観る人が観れば素晴らしい作品なのかもしれません
声優に芸能人起用していたのもマイナスに感じます
ただ作画はとても綺麗でよかったです

2014年に第二幕が公開されるようですが、私は鑑賞しません

投稿 : 2024/04/20
♥ : 8

57.3 11 2011年春(4月~6月)アニメランキング11位
豆富小僧(アニメ映画)

2011年4月29日
★★★★☆ 3.3 (18)
96人が棚に入れました
人気作家・京極夏彦が、豆腐をお盆に載せてたちつくすだけの異端の妖怪“豆腐小僧”の自分探しの珍道中を描いたユーモア妖怪小説『豆腐小僧双六道中ふりだし』を、深田恭子、武田鉄矢、松平健はじめ豪華俳優陣を声優に迎えて3Dアニメ化したファンタジー・コメディ。時は江戸時代。妖怪なのに人間を恐がらせることが苦手で、父親である妖怪総大将の見越し入道に怒られてばかりの出来損ないの妖怪、豆富小僧。ある日、そんな冴えない日々に嫌気がさし、別れたお母さんに会いたいと、もの知りの達磨先生を伴い旅に出ることに。ところが、途中で妖怪と対立するタヌキに捕まり、しばらくして閉じ込められたお堂から出てきみると、なんとそこは二百年後の現代の日本だった。やがて豆富小僧は、人間には見えないはずの自分に気づいた一人の女の子アイちゃんと出会う。父親を亡くして孤独なアイちゃんと次第に心を通わせていく豆富小僧だったが…。

声優・キャラクター
深田恭子、武田鉄矢、小池徹平、宮迫博之、平野綾、はるな愛、壇れい、松平健

天神 羅愚羅 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

手前は豆富小僧ですから、一丁前です。

素直に面白かったです(´ω`)
 
豆富小僧の持つ豆腐の意味は結局、明確には明かされませんでしたが、なんとなくは伝わりました(´ω`)
 
本職の声優さん以外に、俳優さんを多数出演させてますが、皆さん上手で、ノーストレスでした(゜∀゜)
ウルトラ銀河伝説のウ○トラの母とは大違いでした(゜-゜)

特に大泉洋の死神は絶品でしたヽ(゜∀゜)ノ
深キョンの豆富小僧もかわいらしくてよかったです(´ω`)

展開の強引さや、ご都合主義っぽさも、児童アニメとして観れば許容範囲内です(´ω`)
 
私個人的に言えば、唯一の難点はフルポリゴンアニメってことですかね?(゜-゜)
3Dアニメなんで、ポリゴンの方が安上がりなのはわかりますが、やっぱり馴染むまでにちょっぴり時間がかかります(゜-゜)
 
クライマックスは感動しました(゜ω゜)

一途なおから頭の活躍、是非楽しんでください(´∀`)

投稿 : 2024/04/20
♥ : 2

53.3 12 2011年春(4月~6月)アニメランキング12位
鬼神伝(アニメ映画)

2011年4月29日
★★★☆☆ 3.0 (61)
224人が棚に入れました
京都に住む中学生の天童純はある日、謎の魔物に追いかけられ、僧侶の源雲に助けられる。そして、そのまま時空を超えて1200年前の平安時代にタイムスリップさせられてしまう。彼はそこで、貴族から“鬼”と呼ばれる者たちの話を聞く。彼らは妖術を使い、人々の生活を脅かしていた。そして純こそが、封印された幻のオロチを目覚めさせ、戦いを終結させることのできる“救いの御子”だというのだった。ところが、鬼族の少女・水葉と出会った純は、彼女が語る衝撃の事実に、果たして貴族の側に正義があるのか分からなくなってしまう。 高田崇史の同名ノベルスを「劇場版 NARUTO-ナルト- 大激突!幻の地底遺跡だってばよ」の川崎博嗣監督で長編アニメ化した伝奇ファンタジー・アクション。ひょんなことから平安時代にタイムスリップした中学生の少年が、そこで繰り広げられる鬼と人との対立に巻き込まれていく中で、歴史の裏に秘められた意外な真実を目の当たりにしていく姿を描く。

声優・キャラクター
小野賢章、石原さとみ、中村獅童、近藤隆、森久保祥太郎、伊藤健太郎、加瀬康之、小森創介、咲野俊介、東條加那子、相ヶ瀬龍史、野島昭生、塚田正昭

横浜ゆう さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

そんなに昔のアニメじゃなかったのね~

初めは80年代くらいの作品化と思いきや・・・
2011年の劇場版だったですね~

作品は平安時代へタイムスリップした主人公。
そこは鬼と人が戦う時代だった。

主人公は鬼と戦うよう僧侶源雲に言われるが
鬼と戦うことに疑問を持ち始める主人公純は葛藤する。

キャラデザや映像等が古臭く感じたので数年前とはつゆ知らずwww
キャラデザは攻機とかNARUTOの人ね~
髪の毛の表現とかそれっぽいでしょ?www

出来は悪くなかったですよ。設定とかも悪くない。
レンタルしてまで見るかと言われれば悩むなぁ~
再放送してたら録画して暇なとき見てもいいんじゃね?的なwww

荒削りだけど不思議に引き込む作品でしたね~

投稿 : 2024/04/20
♥ : 0

そあら さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

なんかすごい

う~ん世界観は僕好みで大好きなんですが残念なところが多々あります。
まず物語は駆け足過ぎていまいちわからないまま淡々と進んでいくところが残念ですね、二倍くらいの時間があれば丁寧に描ける気がします。

次に声優がたぶん俳優さんを何人か起用してると思うのですが気にならないと言ったらウソになってしまいますね(・_・;)
駆け足の物語と声優のことが気になって世界観に浸れないのが痛いところです。


説明不足や掘り下げがないのでなんかわからんがすげーというのが正直な感想です。世界観が好みなだけにおしいです。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 3

ひらめ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

アクションが良い

アクションが凄かったですね。
とくに水辺の戦いの水しぶきが迫力ありました。
かっこよかったです。


シナリオはいまひとつといったところですかね。
世界観がよく分からなかったです。


あと主人公がいまいちぱっとしなかった印象です。
「勇気」がひとつのテーマだったと思うけれど、
主人公がホントに勇気をふりしぼったのかは少々微妙なところです。
ただ叫んだだけで解決してしまったので。


総合的には、まずまず。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 0

計測不能 13 2011年春(4月~6月)アニメランキング13位
劇場リミックス版 アップルシード XIII ~遺言~(アニメ映画)

2011年6月13日
★★★★☆ 3.6 (4)
32人が棚に入れました
非核大戦と呼ばれる戦争で荒廃した未来。海上に浮かぶ巨大人工都市オリュンポスでは、遺伝子操作されたクローン人間=バイオロイドが都市運営を統括し、人間やサイボーグと共存する理想郷を形作っていた。そんな中、特殊部隊ESWAT隊員のデュナンと、同僚にして恋人の多機能サイボーグ、ブリアレオスは、オリュンポスに敵対するテロ組織との闘いを繰り広げていた。やがて、連続する事件の影に意外な人物の存在が浮かび上がる。

計測不能 13 2011年春(4月~6月)アニメランキング13位
メアリー&マックス(アニメ映画)

2011年4月23日
★★★★★ 4.8 (4)
18人が棚に入れました
前作「ハーヴィー・クランペット」でアカデミー短編アニメ賞に輝いたオーストラリア人監督アダム・エリオットが、20年来の文通相手というニューヨークに暮らすアスペスガー症候群の男性との交流を基に紡ぎ上げた珠玉のクレイ・アニメーション。ともに孤独を抱えたオーストラリアの少女とニューヨークの中年男性との間で始まった手紙のやり取りを通じて、互いに紆余曲折を経ながら強い絆で結ばれていくさまと、それぞれの20年に及ぶ悲喜こもごもの人生模様を、ブラックユーモアを織り交ぜつつ切なくも優しい眼差しで綴る。声の出演は「シックス・センス」のトニ・コレットと「カポーティ」のフィリップ・シーモア・ホフマン。 オーストラリアのメルボルンに住む8歳の少女メアリー。友だちのいない彼女は、アメリカの見知らぬ誰かに手紙を書こうと思い立ち、分厚い電話帳から変わった名前のマックス・ホロウィッツさんを選び出す。当のマックスは大都会ニューヨークに暮らす肥満体の中年男。他人とのコミュニケーションが苦手で孤独な日々を送っていた。そんなある日、オーストラリアの少女メアリーが出した手紙が届く。これに対しマックスはタイプライターで丁寧な返信を綴る。こうして、2人の20年以上も続く文通による交流が幕を開けるのだが…。

計測不能 13 2011年春(4月~6月)アニメランキング13位
少年マイロの火星冒険記 3D(アニメ映画)

2011年4月23日
★★★★☆ 3.7 (4)
17人が棚に入れました
「ベオウルフ/呪われし勇者」「Disneys クリスマス・キャロル」のロバート・ゼメキスがプロデュースを務め、再びパフォーマンス・キャプチャーを駆使して描く3Dアドベンチャー・アニメ。火星人にさらわれた母を追って火星へと辿り着いた少年が繰り広げる大冒険を描く。監督は「タイムマシン」のサイモン・ウェルズ。 9歳の少年マイロは、口うるさいママとケンカして思わず“ママなんかいなくなっちゃえ"と口走る。ところがその夜、本当にママが何者かにさらわれ、庭に着陸した宇宙船の中に。マイロはあわてて後を追い、発射寸前にその宇宙船に潜り込む。やがて彼が辿り着いたのは、高度に発達した奇跡の星、火星だった。マイロは、地球生まれの火星育ちという陽気な謎の男グリブルの助けを借りて、大切なママの救出へと向かうのだったが…。

計測不能 13 2011年春(4月~6月)アニメランキング13位
きかんしゃトーマス ミスティアイランド レスキュー大作戦!!(アニメ映画)

2011年4月23日
★★★★★ 5.0 (1)
13人が棚に入れました
青いボディのタンク機関車“トーマス"と仲間たちの活躍を描くイギリスの子ども向け人気長寿番組「きかんしゃトーマス」を装いも新たにフルCGで描く映画版の第2弾。新しくレスキューセンターが建設されることになったソドー島。しかし、はりきりすぎたディーゼルの不手際で、建設に使う大切な木がすべて海に落ちてしまう。そこで、あらたな木を調達するため、トーマスはソドー島を飛び出し、メインランドへ向かうことに。ところが、トーマスを乗せたイカダが、船と連結していた鎖が切れたことで漂流してしまう事態に。やがて辿り着いたのは、霧深い謎の島“ミスティアイランド"。そこで、初めて見る3台の機関車と出会うトーマスだったが…。

計測不能 13 2011年春(4月~6月)アニメランキング13位
はやぶさ HAYABUSA BACK TO THE EARTH(アニメ映画)

2011年5月14日
★★★★☆ 3.8 (3)
12人が棚に入れました
2003年5月9日。小惑星探査機「はやぶさ」は、小惑星「イトカワ」に向け長い旅に出た。
本体わずか1m×1.6m×1.1mの小さな体の「はやぶさ」の使命は3つ。第1のミッションは、地球スイングバイ(地球の重力を利用して「はやぶさ」の速度や軌道を変える事)によって「イトカワ」に到達すること。
第2のミッションは、地球との通信に往復約30分かかるため、色々なことを学習しながら、自分の居る場所や行くべき方向を「はやぶさ」自身で判断する自律制御を行うこと。
そして第3のミッションは、惑星がどのように誕生したのか、太陽系が生まれたころの様子を知る手がかりが残っていると考えられている小惑星「イトカワ」の”かけら”を必ず地球に持ち帰ること。

そんな「はやぶさ」を待ち受けていたのは数々の困難だった。
度重なる燃料漏れ、予期せぬ機体のダメージ、失敗を経てもなお諦めずに「イトカワ」への着陸を試みた後の通信の途絶、そして全エンジンの異常停止・・・

計測不能 13 2011年春(4月~6月)アニメランキング13位
あなたをずっとあいしてる(アニメ映画)

2011年6月6日
★★★★☆ 3.6 (2)
8人が棚に入れました
絵本作家・宮西達也の「ティラノサウルス」シリーズ。

そのシリーズを原作にアニメ映画され、草食恐竜との間に芽生えた絆を描いた『おまえうまそうだな』に続き、第2弾の作品となる。

NANA さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2

前作とは比べ物にならないほど薄っぺらい

「おまえうまそうだな」というアニメ映画の続編です。(原作は宮西達也さんの絵本)たまたまテレビで見た前作がすごく良かったので、この作品が映画館で公開されていたことを後で知り悔しく思っていました。なので、レンタル化されて早速視聴してみたのですが…

期待していたものとは程遠い出来でした。
まず、微妙にデザインの違うキャラクターを見て、これは続編なのかそれとも過去の話なのか悩み、まったく別の話なのだと理解しました。
前作もそうなのですが、このシリーズは人間社会を恐竜アニメに投影している、そこまでは良かったのですが…

今回は切ない感じの話なのかななどと期待している間に、キャラクターが問題を自己解決している。あれ?あれ?と言う間に、なんとなく話は進み、その台詞どこから出て来た⁉︎というような台詞をキャラクターが次々に言います。何もしていないのに、勝手にキャラクターが成長して自己解決してしまう展開に終始???でした。しかも、どこかで聞いたような台詞ばかり。ガンダムかと。
良い感じの(説教臭い)台詞は言うのですが、話の展開と台詞が繋がっていないので白々しいです。前作とのあまりの違いに驚き呆れるばかりでした。

エンディングロールを見て納得しました。監督初めスタッフが日本人じゃない。(ー ー;)
差別視するつもりはないですが、日本アニメの繊細さはやはり日本人でないと描けないと思いました。
予算がなかったのかな。なんで映画化したんだ。(泣)

このアニメが気になった方は、まず前作を見ることをお勧めします。(前作のレビューもそのうち書きます)

投稿 : 2024/04/20
♥ : 1

計測不能 13 2011年春(4月~6月)アニメランキング13位
カンフー・ラビット(アニメ映画)

2011年5月1日
★★★★★ 5.0 (1)
3人が棚に入れました
ある朝静かな村で、ウサギのフーがおかしを売りに行こうと家を出ると、何かにつまづいて転んでしまい、売り物のおかしが全部パーになってしまう。
急いでおかしを拾い集めるフー。するとその手が何かをつかんだ。それは倒れているサルのおじいさんの足だった。
慌てて介抱するフーにおじいさんは、都にいる娘のペニーを探し出し、隠し持っていた“札(ふだ)"を渡してほしいと頼む。
それはカンフー界のトップが代々受け継ぐお札で、実はこのおじいさんこそがカンフー界のトップ、シーフー老師なのだ。
そんなことを知る由もないフーに、老師は最後の力を振り絞り、自分の持つカンフーの全てを託し、息絶えてしまった。
突然のことで戸惑いながらも、フーは意を決し都へと旅立つ。
一方その頃、都ではシーフー老師が行方不明になり、一番弟子のスラッシュがトップの座に就いたという話題で持ちきりだった。
ページの先頭へ