2014年秋(10月~12月)に放送されたアニメ映画一覧 22

あにこれの全ユーザーが2014年秋(10月~12月)に放送されたアニメ映画を評価したーデータを元にランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年04月24日の時点で一番の2014年秋(10月~12月)に放送されたアニメ映画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

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年代別アニメ一覧

76.1 1 2014年秋(10月~12月)アニメランキング1位
楽園追放 -Expelled from Paradise-(アニメ映画)

2014年11月15日
★★★★☆ 4.0 (886)
4645人が棚に入れました
われわれはどこから来たのか われわれは何者か

われわれはどこへ行くのか――。

地球はナノハザードにより廃墟と化した。

その後の西暦2400年、大半の人類は知能だけの電脳世界ディーヴァに生きていた。

電脳世界に住む捜査官アンジェラは、

闘力を誇るスーツ・アーハンを身につけ地上に初めて降り立った。

そして地上調査員ディンゴと共に地上のサバイバルな世界に旅立った。
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

重力では好奇心には勝てない

オーソドックスな王道SF作品。

人口爆発と資源問題、
地上はナノハザードにより廃墟と化した。
地上を捨てた大半の人類は、
電脳空間ディーヴァに移行し、
恒久の平和を手に入れる。
{netabare}そのディーヴァに地上からの不正アクセス。
目的正体不明のフロンティアセッター。
不安に駆られるサイバースペースの住人。{/netabare}
捜査官アンジェラは地上に降り立ち、
世界の謎に迫ろうとしている。

世界観の作り込みとシナリオが、
上手にまとまっていて好感が持てる。
大切なのは物語なのでしょう。

相反する2つの価値観、
{netabare}進化の次のステージに進むこと。
肉体の檻の中で生きていくこと。{/netabare}
管理され制限された精神世界と、
空腹に疲弊し、病気になる地上の重たい肉体。

そう言えば草薙少佐も、人が人足り得るのは、
好奇心あってこそだと言っていましたね。

銀河の果てまで、旅立とう。
勇敢なるその一歩が新しい歴史を作るのだ。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 66

takarock さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

3DCGの進化と可能性・・・でも結局はアンジェラタンの尻!

2014年11月公開のアニメ映画。
監督は水島精二氏、脚本は虚淵玄氏、
劇場用フル3DCGアニメーション。

もし、あなたがアニメ評論家ならば
本作は絶対に視聴しなければならない作品でしょうw
というのも「3DCGの進化と可能性」というのは
現在必ずと言ってもいい程アニメ評論の俎上に乗せられるホットトピックだからです。
従って3DCGアニメーションの「蒼き鋼のアルペジオ」や「シドニアの騎士」の
視聴もマストですw いや、アニメ評論家ならではですけどねw

2014年現在今まさにアニメ業界は大きな変革期を迎えており、
私たち視聴者はその渦中を目の当たりにしている最中なのかもしれません。
それだけ3DCGの進化は著しいということなのでしょう。

もし本作のあるべきレビューなるものが存在するならば、
本作に照らし合わせて3DCGの技術論を語っていくというものなのでしょうが、
無論私にそのような知識はございませんw
なので、ここでは水島精二監督の言葉を引用したいと思います。

「いままでの現場だと、リスク回避のため2Dのアニメーターが
レイアウトとラフモーションを作り、
それを元に3DCGアニメーターが作業をするという手法を取っていた。
しかし、それだと3DCGアニメーターの実力も分からないので、2Dアニメーターを介さず、
直接3DCGアニメーターに画づくりをしてもらうことを提案した」

また、水島精二監督は本作の制作を通して確かな手応えを感じたのか
このような言葉も残しています。

「キャラクターの表情や表現も向上していて、
 今回の制作を通じて、3DCGで萌えアニメが作れる確信を得た」

新時代の到来を期待せずにはいられないお言葉です。

これは3DCGが2Dを駆逐するということではなく、
水島精二監督も相補的な関係を望まれているようです。
両者が相互に刺激を与え合うことによって、
作業の効率化、優秀な人材の確保、
そしてより質の高い作品の提供という循環が理想的なのでしょうね。

さて、このような予備知識を得てしまうと視聴前のハードルというのは
かなり高めに設定されてしまいますが、製作陣もそれは望む所なのかもしれません。

というわけで簡単なあらすじを(知っている方は飛ばしてください)。

西暦2400年、地上は荒廃化している中、
人類の98%は肉体を捨て自らをデータ化し、
電脳世界「ディーヴァ」で豊かな生活を謳歌していた。
ある時「ディーヴァ」へ地上からハッキングを受けるという事件が起こり、
ディーヴァ捜査官アンジェラ(CV:釘宮理恵)は
生身の体(マテリアルボディ)を纏い地上へと降り立つ。
地上調査員ディンゴ(CV:三木眞一郎)と共に地上のどこかに身を潜めている
ハッカー「フロンティア・セッター」を追っていくという話です。

で、感想なんですけど、あらすじを読んでもらえば分かるように
どこかで聞いたことがあるような話ですし、
最後まで観ても特段語るようなことはございませんw 
飽きずに最後まで楽しめましたけど「まぁおもしろかったです」で感想は終了ですw

ストーリー自体は凡庸かもしれませんけど見所は結構あります。

ディンゴ役の三木眞一郎さんは物語シリーズで貝木泥舟役を演じておられますが、
非常に人間味溢れるところなんかは貝木泥舟に通じるものがありますw
そんなディンゴとアンジェラ(くぎゅうううううう)のやり取りなんて
ニヤニヤしながら観てましたw
「か、勘違いしないでよね。別にあんたのことを認めた訳じゃないんだからね!(赤面)」
こんな台詞は多分なかったような気がしますが、まぁくぎゅってましたねw

人間味溢れると言えば自我を持った人口知能(CV:神谷浩史)なんてのも居て、
この辺りは「翠星のガルガンティア」を彷彿とさせます。
テーマも似通ったところがありますね。

利便性を享受するも実質的には電脳世界の運営に支配されながら生きていくのと
不便性を伴いながらも自らの生き方を自分で決めることができる地上での生活とでは
どちらが真に豊かなのか?
あるいは合理性、効率性のみを追求する人間と
遊びの心を持ち合わせている人口知能とではどちらが人らしいのか?
とかそんなテーマを投げかけてはきますが、
私感としてはあくまでエンタメの範囲内です。
特に哲学的な重厚な作品という印象は受けませんでした。
製作陣もライトなSFということは意識されていたようですけど、
その通りの作りになっていると思います。気軽に観れると思いますよ。

そしてやはり本作の注目ポイントはセルルックのフル3DCGアニメーション映画ということで、
キャラの表情などがどれだけ自然な出来なのかということになりますが、
これはかなり高いレベルで仕上がっていると思います。
前知識なしで視聴すればもしかしたら3DCGということに気付かないレベル
・・・というのは流石に言い過ぎかもですが、私がブヒるには十分でしたw
それでも気になる箇所というのは存在しましたし、
激情だったり鬼気迫る表情ということで言えば線がちょっと軽いですね。
「キルラキル」なんかは情念のこもったGペンタッチの線で迫力満点だったのですが、
まぁそれは極端な例とはいえ、あっさりし過ぎて迫力不足な点は否めませんでした。

戦闘シーンも爆発だったり構図やアングルはさすがに3DCGという出来なのですが、
建物が若干ジオラマっぽいなとか細かい所を観ていけば
まだまだ課題は残っているのかもしれませんね。

しかし、一番の見所はアンジェラタンの揺れる乳に、尻!尻!尻!尻!(尻の4カード)ですw
真面目なテーマを扱っているだけにこういう露骨なサービスカットが
必要なのかどうかは疑問符がつくところなんですが、
これも技術の進化を示す為には必要なことなのかもしれませんw

長々とした文章になってしまいましたが、
私が本作で最も印象に残っているのは結局「アンジェラタンの尻」ですw

とはいえ、「3DCGの進化と可能性」という観点で言えば
後々まで語られるであろうエポックメーキングな作品ということになるでしょう。
もしかしたら本作を劇場で観たという歴史の証人になれるチャンスかもしれませんよw

投稿 : 2024/04/20
♥ : 64

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

色々な意味で魅力的なヒロイン

陳腐な表現だけど、すごいアニメを観ました。
これこそ、次世代アニメっていう奴?
専門的なことはわからないけど、CGが動くこと動くこと。
そして、メッセージ性が強烈で、シンプルなストーリー。
さらに、ヒロインアンジェラの露出度の高い臀部・・・
思う存分、楽しませてもらいました。

ヒロインの声が釘宮理恵さんということで、視聴を決定。
ツンモードのヒロインはまさに適役ですね。
その上、ややロリ容姿とナイスボディーに露出度の高いコスチューム。
私、ヒロインにメロメロになりました。
また、主人公ディンゴの声が良いですね。
三木さんの落ち着いた柔らかい声。
声に確固たる自信が満ち満ちています。
こちらはちょっとだけメロッとなりました。

内容と言えば、近未来にありそうなリアル物語。
人間の本当の幸福とは?を考えさせてくれます。
ヒロインが最終的に見せた、
使命感に満ちた表情、鬼気迫る真剣な表情、それにバカ話に笑い転げる表情が、
その答えでしょう。

釘宮さんの声がきっかけだったとは言え、収穫の多い作品でした。
こんなアニメ映画がもっと増えればいいですね。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 43

69.1 2 2014年秋(10月~12月)アニメランキング2位
劇場版アイカツ!(アニメ映画)

2014年12月13日
★★★★★ 4.2 (42)
239人が棚に入れました
トップアイドルを目指して、アイドル活動(=略してアイカツ!)をしてきた「星宮いちご」にビッグチャンスが! なんと、いちごが主役のスペシャルライブを行えることになったのだ!いちごが考えたライブのタイトルは、その名も「大スター宮いちごまつり」!その会場は、トップアイドル「神崎美月」のライブをいちごが初めて観た「スターライズスタジアム」!これを成功させれば、いちごは正真正銘のトップアイドルになれるかも!そんないちごを、親友の「霧矢あおい」、「紫吹蘭」が全力サポート!さらに「有栖川おとめ」、「藤堂ユリカ」、「北大路さくら」、「一ノ瀬かえで」、「神谷しおん」、そして「大空あかり」ももちろん登場!スターライト学園のほか、ドリームアカデミーのアイドルたちも総出演します!果たしてどんなステージになるのか!?歌あり、ドラマあり、笑いあり、涙あり!アイカツ!史上最高にアツいステージが、いよいよ始まります!

声優・キャラクター
諸星すみれ、田所あずさ、大橋彩香、黒沢ともよ、沼倉愛美、安野希世乃、三村ゆうな、下地紫野、石原夏織、秋奈、高橋未奈美、冨岡美沙子、洲崎綾、寿美菜子

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

【観てくれた方がステキな明日を迎えられるようなステージを】

ええwヒカリさんとタイトル被ってしまったので既に意気消沈してるんですがwこれ以外思い浮かびませんよホンマw


アイドルとファッションをテーマにしたアーケードカードゲームが原作のシリーズ、初の劇場版
2ndシーズンまでの旧主人公、星宮いちごが名実共にトップアイドルとなるためのスペシャルライブ「大スター宮いちご祭り」が開催することが決定する
会場はいちごちゃんがアイドルになる決断をした思い出の地、スターライズスタジアム(水道橋にあるアレ)


アイカツの世界観ではアイドルはセルフプロデュースが常識なのでライブの成功に向けて奮起するいちごちゃん達
2ndシーズンまでのキャラクターが総出演、さらに3rdシーズンから新主人公の大空あかりちゃんが登場します
ドリアカ組の合流時には胸が熱くなり、思わず拳握ってたw
(ちなみにスミレちゃんとひなきちゃんは・・・;)


内容は歌って、踊って、喋って、食べて、崖上って・・・それと「穏やかじゃない!」とまあ、まさしく“いつものアイカツ”そのもの
しかしいちごちゃんが目標にしてきたトップアイドル、神埼美月さんが引退を仄めかしたことで、これまでにない苦悩の表情を見せるいちごちゃんが見どころのひとつ


流石劇場版という仕掛けがいくつかありました
キーパーソンとなるオリジナルキャラでシンガーソングライターの花音(CV:藤村歩 歌:こだまさおり)がCG無しで熱唱するライブ作画
アイカツシステム無しでライブを披露する、手書き背景&手書きモブとCGキャラが混在するライブなどがソレ


そして終盤の『大スター宮いちご祭り』は今作の目玉そのもの
ライブとしての構成、スタジアムならではの音響、アイドルライブらしい寸劇など、まさしくライブビューイングでも観ているかのような一体感素晴らしいです
思わず立ち上がって腕振りたくなる感じ
『ムビマス』が作れなかった雰囲気はコレ
楽しいんですよ、ライブシークエンスが
菱田正和の『プリリズ』や京極尚彦の『ラブライブ』にはまだ追いつけてないですけどね、あのカメラワークとかかなり研究されてるようですが、モーションのバラつかせ方がわざとらし過ぎてアレじゃただの素人ダンスですって


うん、でもアンコールではオイラ自然と涙が・・・;;


エンドロールでは2ndシーズンまでのエンディング曲のメドレー
いいですねぇ、“星宮いちごちゃんの物語”にまさしく一区切り付けたわけです
『アニマス』、『ラブライブ』、『プリリズ』が好きな人も是非チェックをば

投稿 : 2024/04/20
♥ : 14

シャベール大佐 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

いちごのアイカツの集大成

星宮いちご主人公のアイカツ2年間の集大成的な劇場版。
とても良かったです。
2期までのキャラが勢揃いのオールスターキャストですが、この劇場版のストーリーの軸は、神崎美月→星宮いちご→大空あかりと繋がる縦のラインの物語になっており、登場キャラが多すぎて焦点がぼやけるようなこともなく、一つの作品としてしっかりと纏まっています。
美月に憧れてアイドルになり、その背中を追い続けたいちごのアイカツの完成、そしていちごに憧れてアイドルになった3期の主人公あかりへのバトンタッチといった意味合いの作品です。
脇キャラにもそれぞれ見せ場やお約束のギャグなどもあって、いつものアイカツの雰囲気はそのまま。ステージシーンもたくさんあり、エンドロールのメドレーも含めて懐かしい楽曲も聴けます。
2期までの101話を観たアイカツファンにとっては感慨深く、また3期のあかりの活躍を見守る上でも非常に重要なエピソードですので、アイカツファンなら必見の劇場版です。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 11

★光姫★ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

アイカツ

あらすじ

ある日いちごの元に、いちごが主役のスペシャルライブ「大スター宮いちごまつり」のオファーが来る。そんな中「神埼美月」は頼もしく成長したいちごたちにアイカツ!の未来を託して引退することを考え始める。まだまだ一緒にアイカツ!をしたいいちごは自分の感謝の気持ちを伝えるために、美月へ贈る最高のステージを作ることを決意する。(wikiより)

子供向けのアニメですが、大人でも楽しめると思います。
衣装がかわいかったです。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 0

68.2 3 2014年秋(10月~12月)アニメランキング3位
映画 ハピネスチャージプリキュア! 人形の国のバレリーナ(アニメ映画)

2014年10月11日
★★★★★ 4.1 (21)
114人が棚に入れました
めぐみたちが保育園で人形劇を披露していたときのこと。突然その中にあったバレリーナの人形がしゃべりだし、「王国を救ってほしい」と告げる。つむぎというその人形の少女に連れられて、めぐみたちは人形たちが住むドール王国へと向かい、そこにいた王子のジークに招待され、城での舞踏会を楽しむことになる。そうしたなか、めぐみはつむぎの様子がおかしいことに気づき、何があったのか聞こうとする。一方ジークに一目惚れしたひめは、ジークとの恋の予感を感じていたのだが、その最中にサイアークが襲撃、謎の男・ブラックファングによってつむぎは囚われの身となってしまう。そして王国に隠された悲しい秘密を知っためぐみたちプリキュアはつむぎを、王国を救うためブラックファングに立ち向かう。

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

【おまえ自身の手でこの国を守るんだ】これは幸せを勝ち取る映画です。一人じゃない、それこそが幸せへの鍵。【何も出来ない癖に簡単に助けるなんて言わないで!】

バレリーナ人形のつむぎに誘われて、人形の国『ドール王国』にやってきたハピネスチャージプリキュア達
しかしドール王国にも幻影帝国のサイアークが現れ、プリキュア達は戦闘を余儀なくされる
いつものコンビネーションでサイアークを追い詰めるが浄化寸前のところでサイアークが消滅
ただ事ならぬ事態に疑問を抱くも暫しドール王国の歓迎ムードに浸る一行
しかしドール王国の歓迎はプリキュアを倒すための罠であり、つむぎの正体は足が不自由になり二度とバレエを踊れない体になってしまった人間の少女だった
そしてつむぎの裏切りと彼女の身に起こった悲しみを知り困惑するキュアラブリー
さらにドール王国の影にはつむぎの悲しみを利用して幻影帝国の転覆と地球の支配を同時に企む、ブラックファングが暗躍していたのだった・・・


これまで『プリキュア』の映画と言えばシリーズ古参のベテラン監督か有望な新人演出家の登竜門として基本的にメインスタッフは東映アニメーション社内で構成されているのがお約束でした


ですが今回初めて『ひぐらしのなく頃に』シリーズや『ゴールデンタイム』の監督して著名な今千秋を起用
さらにキャラクターデザイン&作画監督には『ぱにぽにだっしゅ!』や『夏のあらし』のキャラデザ、またテレビシリーズでは“キュアハニーの変身バンク”を担当したことでプリキュアとも縁の深い大田和寛が担当
つまり東映のお家芸であったはずのプリキュアの映画において、メインスタッフが外部から雇われたフリーランスで構成されるという初の挑戦がなされているんです
こういった試みは近年ディズニーも取り入れています


外部スタッフとは言えど映画とテレビシリーズでキャラクターの性格が違う・・・などと言う所謂“足並みの不一致”は一切ありませんのでご安心を


ただし大田さんの作画をよく観てきた方なら判る通り、大田さんの作風の個性である“極太のアウトライン”“キラキラした瞳”“立体的な髪の毛”“長いまつ毛”が多用されるかなり個性的、そしてケレン味の強い作画なっております
(キュアフォーチュンもイケメンに?w)
ハッキリ言ってテレビシリーズとは全然違う、似ても似つかない作画なんですがここはオイラとしては【絶賛】せざるを得ない(笑)
実際に芝居、アクション、エフェクト、表情とまあどれを取ってもハイクオリティ



キャスティングにはほっちゃん、小野D、帝王森川さんがゲストに登場
つむぎちゃんのキャスティングはほっちゃんであることが前提としてあったらしく、それに合わせて可愛くキャラデザされたらしいっす


肝心のお話は『スマプリ 絵本の国』を観た方ならアレに近いものを感じるかもしれません


ただスマプリが笑顔をテーマにしていたのに対し、今作は【幸せ】をテーマにしてます
みんなを幸せにする、というハピプリの謳い文句へ
「プリキュアはみんなを幸せにするんでしよ?だったら私の足を直して!」
と、見事論破してくる辺りは心がえぐられる様な想いになりますね
こればかりはプリキュアにどうすることも出来ない、それを突き付けられるキュアラブリー


それに今作の黒幕であるブラックファングが力押し一手の幻影帝国の幹部とは思えんほどの策略家、精神攻撃の使い手、最強のマッチポンプ野郎、近年稀に見る大悪党として描かれておりプリキュア達をかつて無いほどに追い詰めます
(流石は元ゴーヤーン様やw)


さらにいたいけな少女、つむぎちゃんの悲痛な心の叫びに耐え切れずオイラはずっと号泣;;
つむぎちゃんの【不幸】があまりにも具体的なので正直中盤は悲惨過ぎる
悲しげな劇伴とか挿入歌のタイミングもすげぇ
あまりに暗い内容なので(毎年のことですが)劇場の子供の半分くらいが泣き出す
そしてけみかけも男泣きの大人泣きですよ


そして【不幸】しか見えなかったつむぎちゃんに対し、キュアラブリーが出す【幸せを見つける為の鍵】の答え
注目していただきたいですねb


ふなっしーも流石本人役としての出演だけあっていい仕事するし、それに良く動く(笑)
『絵本の国』から4作連続で素晴らしい映画が続いたので、流石にもう力尽きる頃かと思っていたのが正直なところでしたが、どうやら取り越し苦労だったようです
普段プリキュアとか観ない人も是非に!
そのために揃えたスタッフとキャストだと思います

投稿 : 2024/04/20
♥ : 11
ネタバレ

ねここ時計 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

ハピネスパワーで救ってみせる

プリキュアは初期から(ふたりはプリキュアから)みているのと、
人形が大好きなので、この映画はとても期待して観に行きました。
おもしろかったです。

今回のプリキュアは、キャラデザ評価が低いようですが私はすきです。
特にこの映画では、少女らしいおちゃめな表情がとてもかわゆいです。
真剣な本気モードの表情も、とても良かったです。


人形をモチーフにしているので、感情移入しやすいです。
女の子なら、幼い頃に大好きなお人形さんがいたのではないかな?^^
表情は変わらないのに、自分が操ることで笑顔にみえたり、悲しくみえたり。
そんな人形をモチーフしたこの作品、とても深いものに仕上がっていました。

ヒロインつむぎちゃん
彼女の悲しい真実。
{netabare}
この世界でなら踊り続けることができる
誰も壊さないで 
誰にも 壊させない


この深い悲しみ。同時に助けて!とも聞こえました。
プリキュアがどうやって救うのだろうかと、ハラハラみていましたが
直球でしたね。{/netabare}

つむぎちゃん、人形たち、プリキュアたち
みんな真っ直ぐでピュアなんです。

心のド真ん中に直球でバンバン投げ込まれ
やさぐれまくっていた心が解けて、まっさらにされました。
そんな私の心に、登場人物たちの純粋な想いが入ってきて
感動してしまい涙しました。


女の子の「可愛い♪」と乙女心がたっぷり詰まった宝石箱みたいな映像たち。
繰り出される映像に、うわぁぁってなりました。

人形たちが動いておしゃべりしたり、
白馬の王子様と、かわいいフワフワドレス着てお姫様みたいにお城で踊ったり。

かなり夢見がちだけど、どんな女の子でも一度は「そんな風になりたいなぁ」
と思ったことがあるはず。
変身シーンもとてもかわいらしくて。お化粧するんです。


ひとりで行ったので、観にいくのに少しだけ勇気が入りました 笑
観に来ていた幼い女の子たちも
みんなプリキュアと同じくらいかわいらしくって、キラキラでした☆


ドレスライトをもって(映画館でもらえるのです)
みんなで光を灯してくれ {netabare}なっしー!w{/netabare}
言われたので {netabare}(まさかの場面でふなっしー登場){/netabare}
がんばれ、プリキュアー!って
一緒にピンクのライトを振ってしまうほど、物語に入り込んでしまいました。

こういう作品好きです。
心にどんどん入ってきて、知らないうちに感動してるっていう。
是非みなさんも観てほしいな。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 14
ネタバレ

ユニバーサルスタイル さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

愛の恵みで幸せ紡ぐ

プリキュアの映画、はじめて観ました。面白かったです。
                                                                 おわり



・・・位で終わらせようかと思っていたのですがとんでもない!!
とっても面白かったです。ということでなが~く書きます(笑)


今回の映画は「人形」の持つポジティブなイメージとネガティブなイメージ両方が明示されていて、さながらトイストーリーのようにも感じられました。

人形は長年愛を注ぐことで命が宿る、なんて言われる通り持ち主の愛情の深さを表すと思います。

また逆に人形は無機質な印象、無気力な印象も与えます。操り人形なんかはこちらのイメージが強いように思います。

考えようによっては「人間的」にも「無機的」にも捉えられる人形。
分かりやすいようで、深いです。

人形を題材にしたのは上手いと思いました。話の構成を基盤としてしっかり支えていて、安定感がありました。



しかし!それだけじゃなくて、プリキュアとして、ハピネスチャージプリキュアとしてのテーマも追求されているのが素晴らしい。

『プリキュアは本当に誰にでも笑顔を取り戻す事ができるのか』

見ていくと、ハピネスチャージプリキュアはアンパンマンに近い存在なのではないかと思いましたね。


今回ヒロインのつむぎちゃん。

お姫様のような出で立ちでてっきりひめ(キュアプリンセス)と対になる存在かと思えば、めぐみ(キュアラブリー)との関係の方が深いです。

つむぎちゃんが現れたことで、めぐみは心を揺さぶられます。
{netabare}
幸不幸、そしてプリキュアにできることできないこと・・・。
{/netabare}

初めて出会う存在にめぐみはどうするのか?

・・・と、若干百合百合っぽく表現してますが、本編の描写から察するとこれは最早友情を超えたものであると確信してます(笑)

(ネタバレ注意)
{netabare}
めぐみ達が幼稚園で行っている人形劇。
めぐみは不器用なため王子様とお姫様の大事なキスシーンで糸を絡ませてしまう。
そこで強引に糸を断ち切ってご満悦のめぐみ。キスシーンが台無し!と怒るひめ。

これがそのままその後の関係に直結してます。

それは、ひめがジークとキスをしようとしたらサイアークに邪魔されたシーン?そうではありません。
お姫様=ひめ 王子様=ジークというのは見せ掛け。

実際は終盤、不幸の糸に絡め取られて身動きの取れないつむぎを、ラブリーが糸を断ち切り救出するシーン!
お姫様=つむぎ 王子様=めぐみなのですよ。

そして最後の抱擁がキスの代わり、というかもうキスと変わらないですよね!

これは・・・ラブリーな二人のパワーを感じますわ!!
{/netabare}


話を戻して、本編での彼女について。

つむぎちゃんの踊りは、その発する言葉と流れる音楽と相まって壮観でした。
作画的に踊りが凄いとかそんなことはないのですが、それでも目が離せない。
つむぎちゃん絡みのBGMは本当に秀逸です。

台詞ひとつ取ってもすごく感情が込められてるんです。
声優が堀江由衣さんだということ、中盤でやっと分かりました。いつもの演技のつもりで聴いていたら気付かなかったです。

特にこの台詞、聴いた瞬間鳥肌が・・・・。
{netabare}
「みんな幸せハピネスにするんでしょ?だったら私の人形になって。」

幸福な相手を貶めようとする冷たさと、救いを求める悲痛さが籠った名台詞。
{/netabare}

つむぎちゃんの心の叫びが痛いくらいに響いてきて、堀江さんいやほっちゃんすげえなあと改めて思いました。
プリキュアを務める若手勢に貫録を見せるような迫力でした。


ただ一つ、本来のターゲット層である子供にああいう苦悩や痛みが理解できるのか、とは思いました。

なんとなくプリキュアと妖怪ウォッチ好きは同じくらいの年齢層に思えるのですが、中学生くらいが見た方が共感できるような気がするのです。

となると、話を理解してもらうより絵で魅せる方が賢明です。

子供の頃見たアニメは内容自体は忘れてしまっても、印象的なシーンはいつまでも覚えているものだと思います。

おそらくこの辺りは印象的だったと思います。
{netabare}
・誠司、リボンとぐらさんが人形にされてしまう。ブルーもその後人形の姿で登場する。

・つむぎがめぐみを、ジークがひめを裏切り攻撃してくる。

・自信を喪失したラブリーをプリンセスが激励する。「私の知ってるラブリーはそんなじゃない!」

・糸に呑み込まれ身動きの取れなくなるつむぎ。

・ブラックファングに単身立ち向かうジーク。あえなくやられ、消滅する。

・サイアーク、ブラックファングに特攻し消滅していく人形たち。

・つむぎの増幅させた不幸を源に世界中に不幸を拡散させるブラックファング。

・巨大化するブラックファング、それに立ち向かうラブリー達。

・圧倒的な力で敵を消滅させるラブリー。

・人形の国が消滅する直前に、ラブリーを抱きしめて感謝するつむぎ。
{/netabare}

眺めているだけでも凄いと思える絵ばかりでした。特に後半は見所だらけ。
おそらくそれが作り手の狙いなのでしょうね。



見終わった後でごちゃごちゃしてしまったのでまた書き直そうかと思います。
いや、とにかく良い映画でした。恥ずかしさを忍んで観に行った甲斐ありました。こういうアニメに弱い!
そういえば、子供より大人が泣いている姿がチラホラ見られました。それがとても脳裏に焼き付いてます。


蛇足
{netabare}
ふなっしーが人形じゃなくて着ぐるみで本当に良かったです。
人形の国にまで来られたらムードぶち壊しですから(笑)
でも好きですふなっしー。不思議と嫌いになれません。
{/netabare}

投稿 : 2024/04/20
♥ : 10

67.4 4 2014年秋(10月~12月)アニメランキング4位
THE LAST -NARUTO THE MOVIE-(アニメ映画)

2014年12月6日
★★★★☆ 4.0 (188)
1200人が棚に入れました
月が異常接近!このままでは月が崩壊し、隕石となって地上へと降り注ぐという最悪のシナリオが待っていた。地球最後の日に向けたカウントダウンがスタート! ナルトはこの危機を乗り越えられるのか?ナルト、最後の物語が始動-!!

声優・キャラクター
竹内順子
ネタバレ

kids さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

恋愛メイン!主役は・・・ナルトじゃないような(笑)

週刊少年ジャンプで長らく連載されていた超有名漫画が、昨年ついに完結!それに伴って作られた青年ナルトの恋愛物です。結局誰が誰とくっついたのか知ってはいましたが、それでも十分に楽しめました。


★登場人物について
ええ・・・・この作品の主人公は、おそらくヒナタなのではないでしょうか?初登場時には引っ込み思案で、分家のネジにコンプレックスを抱き・・・と頼りないキャラでしたが、今作では非常に魅力的なヒロインだったなあと思います。引っ込み思案な面は恋に踏み出せない乙女な姿として可愛らしく描かれ、一方で大切な人のためには、何事も恐れず進むとても頼りになるキャラクターとなっています。まさかここまでのキャラになるとは思っていなかっただけに驚かずにはいられませんでした。
そして長髪がとても似合っています!そりゃナルトも惚れますわ。

一方でナルトは、特に前半は忍者としての成長しか見せてくれず、ちょっと残念でした(笑)。あんな簡単に螺旋手裏剣を扱えるようになってたのはすごいけどさ・・・・平和になったんだからそんなことよりヒナタのこと気づけよ!と突っ込んでいる自分がいたりします。後半は逆に忍者としての見せ場、恋愛モノとしての見せ場が続いていたので、主人公としての貫禄は十分に見せてくれたなと感じました。

その他にも任務に同行するサクラなど今までに出てきたキャラは大体ひと通り出ています。キャラによってめっちゃ見た目や雰囲気が変わっていたり、全然変わってなかったりしますが、それはみてのお楽しみです。


★ストーリーについて
今回のストーリーはヒナタの恋愛成就がメインでした。展開自体はシンプルでとてもわかり易かったので、展開が予測できてしまう方もたくさんいらっしゃるのではと思いましたが、作品全編を通してのマフラーによる叙述表現など、演出がとてもうまいなあと感じました。 {netabare}ナルトがヒナタを意識し始める時にマフラーが二人をつなぎ、敵にヒナタが連れて行かれた時にはマフラーが焼かれ、再び編まれたマフラーが二人の想いをつなぐ・・・、 {/netabare}なぜマフラーを選んだのかは謎ですが、この一貫性のある演出はとても気に入りました。

一方忍者としてのシナリオでは、 {netabare}六道仙人の弟 {/netabare}が登場し、あのインフレ激しい戦争編の後でもバトルの迫力には満足できるのではないかと思いました。白眼に関する新たな設定も明かされ、ナルトとヒナタという組み合わせにより一層合理性を感じさせることに繋がったのではないでしょうか?
個人的には {netabare}敵の大筒木トネリに対して、ずっと傀儡と一緒に月で暮らすという孤独な境遇に同情してしまいたくもなってしましたが、やはり月を落として世界を再構築というのはやり過ぎですね。一人では暴走してしまうものも、そばで理解し支えてくれる人が一人いるだけで、全然違うのではないかなと思います。そう思うとなおさら一族皆殺しの経緯が気になってきますね。 {/netabare}


★最後に
さすがにナルトを知らない人に突然勧めるのは無茶かなと思いますが、ファンは満足出来る内容になっていると思います。一度ご覧になってみてはいかがでしょうか?


★おまけ(グチ)
{netabare}ナルトがヒナタに惚れたのは、結局何がきっかけなんでしょうか?あの幻術で見せられた夢がきっかけだとすれば、自分に向けられた好意に気づいたから好きになった、ということになりますが、それでいきなりあそこまで本気になれるものなのでしょうか?まあそこら辺は人によりけりなので推測するだけムダかもですけど。
でも当初はヒロインのサクラをサスケと取り合うという形だっただけに、それがラストで急に変わるのには違和感が拭いきれませんでした。一応この映画の中でサクラが「ナルトが私を好きだと言っていたのは、サスケと張り合うためだ」という趣旨の発言をしていますが、あんなに長くに渡りサクラを好きだと指定他にもかかわらず、そのセリフ一つで納得するのは僕には無理でした。 {/netabare}

みんな納得してるのかなあ・・・。どう解釈してるんだろ?

投稿 : 2024/04/20
♥ : 8

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

観てるこっちが恥ずかしくなる内容 『たまこラブスト』を超えて2014年最高の恋愛映画はコレ!

なんだか笑われそうなのでちゃっちゃと書きますねw
ナルトとサスケの最終決戦から2年後を描いた文字通り『ザ・ラスト』な映画


前半は幼少期から現在に至るまで、ナルトへ一途な想いを寄せるヒナタの視点で告白するか否かのドギマギした心情が描写され“まんま少女漫画”
いやw冗談ではなくw
少女漫画を観る様な気持ちでないと恥ずかしくて堪えられないと思います
そーゆーの苦手な人は観ない方がいいです(キリッ


しかし一方のナルトは第四次忍界大戦の英雄として持て囃され、“まさかのモテ期到来中”でヒナタの気持ちには全くの無頓着
そんな最中、月が地球に落下し地上が滅びるやもしれない・・・という前代未聞の危機が迫っていることを知った五影
さらに白眼を狙う謎の傀儡一味がハナビを誘拐
ハナビをさらった一味と月の接近を関連付けたカカシはシカマル、ナルト、サクラ、サイ、そしてヒナタを捜索に向かわせる


中盤では皮肉にも敵の幻影によって思い出の中に閉じ込められたナルトが、ヒナタが如何にナルトのことをずっと見つめ、想っていたのかを気付かされ彼女の気持ちにようやく答える事となります
その後はナルト視点とヒナタ視点が並行します


そして遂に姿を現す黒幕、大筒木トネリと月の忍にまつわる秘密・・・
さらにトネリは自身の目論見のためにヒナタを花嫁にしようとしてまう・・・


やっと想い通じ合ったナルトとヒナタが敵の手によって引き裂かれてしまう、というベタな展開ではあるものの、そこに至るまでの回想がオーバーラップする演出、感情描写、芝居や表情の作画、声優の演技などの丁寧さが相まって恋愛映画としての完成度は『たまこラブスト』を超えて堂々の2014年No.1ですb
いやマジで
監督はけみかけがネ申と崇めるお方の一人、小林常夫
ナルトで監督をするのは初、自身としては『黒神』のテレビシリーズ以来5年ぶり
演出に浜名孝行
絵コンテに山下宏幸、遠藤正明、川﨑博嗣、新井浩一
作画は西尾&鈴木のメインスタッフ陣
つまりむらたさんと伊達さんは関わっていない、それでいい、むしろそこがいい(お


当然ナルトの映画なので全編におけるアクションシーンも見どころです
特にクライマックスの月面戦闘はシリーズでも屈指の傑作
舞う閃光、飛び散る粉塵、重厚感ある拳撃、ラブラブ天驚拳的なアレw
これだけでも十分価値ありです
そしてエンドロールの都留さんのイラスト
ああ、ナルト本当に終わっちゃうんだなぁっていう感動も一頻りに、古参メインスタッフ大集合の作画祭りですよ


唯一文句を付けるとしたらキーアイテムとなるヒナタがナルトの為に手編みしたマフラーが編んでも編んでも戦闘で引き裂かれ、その数なんと3回も及ぶことですかね(笑)
流石にやりすぎですw

投稿 : 2024/04/20
♥ : 23

daruma さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

長年のラブストーリーが決着すると思うと胸熱

 原作後の話ですので原作ファンとして観ないわけにはいかない作品です。

 メインテーマはラブストーリーです。原作で謎のままだった六道仙人の弟が関係してきて転生眼や、月での戦いなどNARUTOファンならわくわくするような設定もありましたがメインではありません。

 ヒナタとナルトのあれこれはNARUTOの初期のころからの話だったので、ようやく決着がつくと思うとなんだか感激です。

 あのナルトとヒナタが立派に成長して恋愛する話で映画一本作られるというのは以前だったら考えられないというか、バトル漫画としてのNARUTOが好きだった自分としはそこまで重要なストーリーでもないかなと思っていましたが、最高の出来でした!NARUTOを締めくくるにはふさわしい作品です。

 落ちこぼれだったナルトがみんなに認められて、ずっとナルトを想っていたヒナタの思いに気づき、サクラやシカマル、サイ、ハナビらに後押しされて結ばれて、感動的なエンドロールに繋がるという流れが最高です。

 サスケの出番が一瞬だったり、サクラを好きだった理由が雑というか、考えられなくもないけど散々匂わせといてその程度だったの?と納得できない部分も少々ありましたが、私としてこれほどまでに完璧なエンドは考えられないです!

 ラブストーリーとして楽しめる作品なのでNARUTOファンは是非観てほしいです!

 

投稿 : 2024/04/20
♥ : 2

65.6 5 2014年秋(10月~12月)アニメランキング5位
劇場版 進撃の巨人[前編]-紅蓮の弓矢-(アニメ映画)

2014年11月22日
★★★★☆ 3.9 (97)
728人が棚に入れました
巨人が牛耳る世界。高さ50メートルの防壁に囲まれた街、シガンシナ地区に暮らす少年エレンはのどかな日々を過ごしていたが、ある日、巨人が壁を越えたことから運命が一変する。巨人によって母親を失ったエレンは復讐(ふくしゅう)を誓い訓練兵団に入団。やがて兵士となり戦いに身を投じていくが……。

声優・キャラクター
梶裕貴、石川由依、井上麻里奈、谷山紀章、小林ゆう、下野紘、逢坂良太、細谷佳正、橋詰知久、嶋村侑、三上枝織、藤田咲、神谷浩史、小野大輔、朴璐美、藤原啓治

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

オイラにとっては泣ける作品なんですよ ええ、泣きましたとも やっぱり進撃の巨人は最高だぜb

祝日の早朝という理由なのか、やたらティーン世代の多い劇場で観るという嬉しい悲鳴
若い子が友達数人とグループ作って映画館に来るってことはいいことですねb
オイラは学生の頃「高校生友情割引」を一回も使ったことありませんでしたよ(T_T)


さて2013年春~夏にかけ放送され、その人気っぷりたるや世界をも震撼させたという『進撃の巨人』の総集編が劇場版として登場です
『[前編]-紅蓮の弓矢-』と題された内容は主にテレビシリーズ1~13話まで
つまりね、リヴァイ兵長はほとんど出てきませんよ、許せ
後々重要な役割を果たす“リヴァイ班”もこの時はかなり扱いが雑、許せ


上映時間は120分です
具体的に描かれているのは1~2話、4話後半~6話前半、7~8話、10話後半~13話
つまりミカサの過去とか、巨人の胃袋とか、時系列が前後するようなシークエンスを積極的にカット
うん、オイラが監督の立場だったら同じように作ります、納得


既に発売中のテレビシリーズのBD用に使われている修正済みマスターを使用してます
だからフランツの“モツ”とかおもいっきり出てきます
よくこれで映倫が黙ってますねぇw
放映時話題になった“不自然な止め絵処理”もちゃんと直してあるのでアニがジャンを救出する時に巨人を踏みつけるカットもバッチリよ
11話のかの有名な立体機動のカットも尺増ししてより迫力を上げてきてます
映像的価値素晴らしい


でもね、いくら絵の修正とかしてもトロスト区編の終盤になってくると“明らかに引きが多い”ことがわかっちゃうんですよね
止め絵と沈黙が多くなるんです
まとめて観るとシリーズ前半との対比になるので尚更
こればっかりはもうドウシヨウモナイ


追加シーンと呼べるほどのものはなく、エレンとジャンが解散式の夜に喧嘩をするシークエンスが大幅にレイアウトから見直され新規に書き起こされた
という点が変更点ですかね
喧嘩をした、という事実自体には変化ありません


音響関連では劇伴を一部差し替えて5.1ch用に再ダビング
アフレコのやり直しはしてません
当時のままの声優さんの演技をお楽しみいただけます
特に石川由衣なんか1話の頃とラストシーン比較すると面白いです
いやぁしかしまあ、やっぱり澤野さんの劇伴がいい味出してます
凄い緊張感、高揚感、絶望感、哀愁感、達成感
これだけでも劇場で観るは十分価値あります
劇場版だからって5.1chに作り直すとは限りませんからね
貴重です


一部劇場では4DXに対応とか?
さすがにこれは観に行かないかなw
ええ、だってオイラにとって『進撃の巨人』ってすごく感傷的な作品なんです
そりゃあまりにシュールすぎて笑っちゃうって方の気持ちも凄くわかるし、サシャに関しては言うまでも無く超面白いですけどw
だってこんな残酷な作品ってそうそうないでしょーよ
テレビシリーズでもアルミンの名台詞ではもうボロボロ泣きましたとも
だから4DXとか別にええねん
(それより『インターステラー』のIMAX版・・・)


今回も泣かせていただきました
エレンのお母さん、エレン、ミカサの三人がお母さんが死ぬか生きるかの瀬戸際のやり取り
あそこの声の演技、表情、何度見ても胸痛い
アルミンが無力だと腰砕け、喰われる寸前からのエレン登場、からの腕切断
やっぱそこでも泣いちゃう
そして再会するアルミンとミカサ、「壮絶な戦死を遂げましたー!」の報告
これで3度目、やっぱり泣いちゃう
内容わかってても泣いちゃう
これだから井上麻里奈大好きです、最高b


そっから今度は立て続けに「すごく強い!・・・ので私は・・・」→「彼の戦術的価値を説きます!」と、名シーンと名台詞オンパレード
さらに浅野恭司さんの鬼気迫る表情の正に鬼のような修正でオンエア版から輪を掛けて増す臨場感
特にアルミン、やっぱアルミンの表情への力の入れ方ですよ、たまらん
アツイ!アツすぎる!これぞ総集編の醍醐味!


まあ何がいいたいのかってーっと、いい歳したオイちゃんが目を真っ赤に、鼻水すすりながら観てて中学生?高校生?の方々ごめんなさいm(__)mってことです

投稿 : 2024/04/20
♥ : 27

キリン  さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

音がでけーよ

内容は、TVアニメ版とほとんど一緒(ちょっとだけ追加あり)

やはり劇場版ということだけあって、
巨人の迫力が3倍増しです。

仕事帰りにナイトシアターで観たので、
寝てしまうかも・・・と心配だったのですが、
めちゃくちゃ凄い音でビックリして
ショック死するところでした。

立体機動も立体音響で心地よい

とにかく家でテレビで観るのと
一番の違いは“音”でしたね。
お金払って劇場に足を運ぶわけなので
違ってもらわないと困るんですが・・・

まだTVアニメ観てないという方も
これ観りゃ、だいたいOKでしょ。

学校や職場でまだ『進撃の巨人』を観ていない
・・・けど、TVのCMやコンビニとかでよくに目する
少し気にはなる・・・程度の
お友達や同僚がいたら
誘ってみるのも良いかもしれません。


私はフラレました。


2016年TVアニメ第2期制作決定!

投稿 : 2024/04/20
♥ : 30

ゆりなさま さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

総集編を劇場の大画面でヽ(゚∀゚o)

劇場版 進撃の巨人-前編-

劇場版観て参りました。
総集編+ちょい足し。

TVアニメを2回くらい観ていたので特別面白い!とかは
思いませんでしたっw
音と迫力を楽しめた感じです。

ただ、個人的に好きなリヴァイ兵長がでてくるシーンは
テンション上がりました。
大画面にリヴァイ♡
やっぱりかっこいいヽ(´∀`*)ノ!!

前編は後編に向けて復習できた内容でした。
総集編なので内容知ってる方はわざわざ観に行かなくてもいいかもしれないですが
音や迫力を感じに行くのもいいんじゃないかと思います。

後編が楽しみですd(>ω<*)☆

投稿 : 2024/04/20
♥ : 33

64.3 6 2014年秋(10月~12月)アニメランキング6位
劇場版 モーレツ宇宙海賊 ABYSS OF HYPERSPACE -亜空の深淵 VIDEO MASTER EDITION(アニメ映画)

2014年11月8日
★★★★☆ 3.9 (15)
104人が棚に入れました
モーパイBlu-ray&DVDの発売を記念して、ビデオマスター版の上映が決定!

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

完全版比較とモーパイについて知ってる2,3のこと

セルソフト用に再編集されたマスター素材を用いた1週間限定のイベント上映
本編の内容については
http://www.anikore.jp/review/871041/
をご覧いただければと思います


正直かなり完成度の高い映画だったので特に直しようが無いと思ってました
半年以上前の記憶をたどる限りでは、作画的なリテイクはたぶん衣装関連だけ
特に冒頭の無限彼方の制服姿、アドヴァジーレ搭乗時のダイバースーツ辺り


それと色調、光源などの撮影効果の部類が全体的に明るめになって見やすく
メカCGやエフェクト類のノイズが低減して特に“命綱”はハッキリ見えるようになった気がします
台詞を聞き取りやすくする方向に音量も調整
たぶんこんなもんです、間違ってたらごめんなさい


いやぁ、それにしても音楽がアツイ映画ですね
冒頭の彼方くんの逃走中の如何にもなジャズィーな曲はルパンかマウスでも使われてそうな軽快さ
電子戦に相応しいエレクトロの旋律
クライマックスでの重厚なストリングス
そしてラストにヨット部の歌、この歌が持つ帰郷感はすごい


改めて思うのは無限彼方というオリジナルキャラと亜空間にまつわる秘密というSF的な題材を扱ったことで、原作ファンやテレビシリーズファン以外でも楽しめる構成になっている事に高く評価したいですねb
それなのにテレビシリーズが抱えてた要素はちゃんと全部入ってるんですよ
京アニや庵野作品にはこれが出来ない(てかやらない)


説明臭い長台詞のラッシュや回想シークエンスは狂言回し的芝居や比喩的映像表現で魅せてくれて飽きさせる事がありません
富野作品や押井作品にはこれが出来ない


サトタツ監督には改めて拍手です
この映画、傑作ですね

投稿 : 2024/04/20
♥ : 13

てん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

テレビ版を観たくなった

動画サイトにて無料で公開されていたので観てみた。

キャラのこと何も知りません。

これまで(アニメ版)のストーリーなどなにも知りません。

だが、面白かった!

知らなくてもどんどん引き込まれた(流れていたコメントのおかげでもある)

ちょいちょい笑かしてくれるので好きです。

テレビ版いつか観てみたいです。





[壊れるー]
[もう無理]
[退避なさい!]
[早く!!]
[ギャー!!]

[さあ,逝こうか]

三代目にはツライ状況だが表示画面でこうまで笑えるとは(笑

投稿 : 2024/04/20
♥ : 0

61.8 7 2014年秋(10月~12月)アニメランキング7位
宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟(アニメ映画)

2014年12月6日
★★★★☆ 3.7 (61)
232人が棚に入れました
西暦2199年。ヤマトは大マゼランを後にしようとしていた。
目的地イスカンダルで〈コスモリバースシステム〉を受領したクルーたちの間には穏やかな空気が流れていた。
その矢先、ヤマトは大マゼラン外縁部で突如出現した謎の艦隊と遭遇する。
彼らは〈ガトランティス〉を名乗り、ヤマトの引き渡しを要求してくる。
戦闘を回避し地球に急ぎたいヤマト。だがその前に未知の生命体まで出現し行く手を阻む。

間一髪ワープするヤマトだが、その眼前には、薄鈍色(うすにび色)の異空間に浮かぶ惑星の姿があった…。(新作)

声優・キャラクター
菅生隆之、小野大輔、桑島法子、鈴村健一、大塚芳忠、麦人、赤羽根健治、國分和人、千葉優輝、千葉繁、藤原啓治、久川綾、田中理恵、佐藤利奈、内田彩、細谷佳正、平川大輔、土田大、チョー、伊勢文秀、関俊彦、高城元気、はらさわ晃綺、遊佐浩二、森谷里美、木島隆一、宮本充、石塚運昇、小川真司、玄田哲章、江原正士、井上喜久子、山寺宏一、秋元羊介、大塚明夫、若本規夫、堀勝之祐、伊藤静、青山穣、中村浩太郎、森田順平、茅原実里、広瀬正志、中田譲治、佐藤せつじ、辻親八、諏訪部順一、里卓哉、吉開清人、柿原徹也、たかはし智秋、三浦綾乃、島香裕、江川大輔、優希比呂、大川透、小野塚貴志、岡村明美、岡本信彦

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

もうひとつの結末というより、一度はやってみたかったことか!? 「もう何が起きても驚かないわよ」とは新見さんの弁

予告編を見る限りでは『ヤマト2199』のifストーリーとなるのかと思いきや、実際は第24話と第25話の間にあったサイドエピソード
今までどのシリーズも描こうとしてなかったイスカンダルから地球への帰路を舞台にしています


シリーズ本編終盤の制作中に新作を映画として独立させることが決まったので唐突に現れた新キャラ桐生美影、七色星団に消えたフォトム・バーガーなど
撒いていた伏線をようやく回収しに来たというわけです
それほど驚くような伏線ではありませんでしたが(笑)
だって誰も知らんうちに新メカとかあるんですもん


『さらば~』、『ヤマト2』以来となるガトランティスが主たる敵勢
オイラてっきりヤマト×ガトランティス×ガミラスの三つ巴になると思いきや意外とあっさりした展開に・・・?
本編第14話でも一度ありましたが、ガトランティスに追い込まれたヤマトが別宇宙に迷い込み、そこでまさかの精神攻撃を喰らってしまうというお話
SF半分、サイコサスペンス半分な内容です


みどころは帰路ということで波動砲を封じられているヤマトが強大なガトランティスに対しどう立ち回るか、そして指揮権を委ねられた古代の成長ぶり
それとお馴染みの主題歌を葉加瀬太郎がヴァイオリンで奏でるインストアレンジのオープニング
そしてアホみたいに集まった豪華アニメタ(笑)主に庵野秀明とか

投稿 : 2024/04/20
♥ : 20
ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

追憶の航海、あえて劇場で見なかったが・・・!

 去年は、ルパンvsコナンMOVIEだった。2014年、最後に見る劇場映画は、これだったんだけど。

 ん~・・・。イスカンダルから帰還途中の物語なんだなぁ・・。

{netabare} ヤマトが、ガトランティスの襲撃を受け、近くの惑星に逃げ込むところから、別世界みたいなところに迷い込んでしまう。そこで、救難信号を受けた古代進ら5人は、ガミラスのフォムトらと出会う。と続いて、話が続くわけだが・・・。{/netabare}

 私が、小学生の頃とかに、映画のTV放送で見てきたヤマトに比べると迫力というのか、ワクワクするというのか、物語の展開にも迫力が、何か薄い気がしたんですよねぇ・・・。あの時感じた、大きな使命を背負ったような世界観に及ばないような。

 ヴァイオリン演奏などの音楽は、まあこってたかなぁ。作画とかは、綺麗になっているんだけど・・・。これならまだ、TV放送されたヤマト2199のほうが、見ごたえあったかなぁ・・・。

 TokyoMXで、深夜公開直前の特番は、完全新作ということで、期待を持てそうな印象があったのに・・・。

 見所あえてあげるなら、波動砲なしでガトランティスを切り抜けた、古代進の戦術だと思う。あと、桐生やフォムトの人間ドラマでしょうか?

 悪いというのでないけど、自分には思ってた程ではなかった。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 12
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

不思議の国のヤマト

イスカンダルからの帰還途上で起こった出来事を描いています。
舞台は大マゼラン星雲縁辺部ジレル。
滅びゆくジレルは、人の心を操れる魔女の星です。
この地でヤマトはまたまた戦闘に巻き込まれます。
登場勢力はヤマト・ガミラス・ガトランティス。
三つ巴の攻防の末・・・

サブストーリーとはいえ、本編に負けず劣らすエキサイティングでした。
今回はダブル主人公かな。
ヤマト側はもちろん古代進。
ガミラス側は戦場運の強いバーガー。
また、キーパソンは言語解析技術者の桐生美影です。
美影はドジッコだけど冷静さを兼ねえ、なかなかかわいいです。

{netabare}ヤマトホテルでの出来事が物語の肝。
不思議の国での人間関係に注目です。
また、ジレルでの戦闘シーンが幻想的。
ラストの戦艦同士の近接戦などドラマティックですね。{/netabare}

バーガーの声を諏訪部順一さんがされています。
低音ボイスが渋いったらありゃしない。
あと、挿入歌「わかれ」がいい味を出してします。
{netabare}ラストの悲壮感のない前向きな「わかれ」が印象的です。{/netabare}

投稿 : 2024/04/20
♥ : 22

60.0 8 2014年秋(10月~12月)アニメランキング8位
サンタ・カンパニー(アニメ映画)

2014年12月18日
★★★★☆ 3.7 (16)
50人が棚に入れました
文部科学省選定・第67回カンヌ国際映画祭紹介上映・第27回東京国際映画祭特別上映など数々の素晴らしい経歴を持つアニメ作品。


少女ノエルは不思議な会社「サンタ・カンパニー」に入ったばかりの新人。

サンタクロースのお手伝いをする正式な「トントゥ」になるために試験にのぞみます。

そんな大事な時に、サンタ・カンパニーに遅れて届いた1通の手紙。

不備扱いで処理されそうになったその手紙がノエルと3人と1匹の仲間たちのプレゼントを巡る冒険へと誘います。

小説から1年経った新たな成長の物語を短編アニメーションで紡ぎます!

サンタ・カンパニーは「サンタ部」「プレゼント部」「トナカイ部」の3つの部署から成る大手企業。

普段のサンタ部は世界一のセキュリティー事業を営んでおり、プレゼント部は物販業&運送業、トナカイ部はナビ事業や農業、動物事業を行っています。

そして一年に一度3つの部署が共同し、親御さん達からの依頼を受け、自社自慢の能力を活かして安全にプレゼントを運ぶ事業を行う日がクリスマスイブなのです!

声優・キャラクター
藤村歩、梶裕貴、戸松遥、釘宮理恵、櫻井孝宏、東地宏樹、稲葉実、北田理道、古城門志帆、烏丸祐一

徳寿丸 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

藤村さんがヒロインだと結局むかつくんだよな(笑)

オリジナル作品。
30分のアニメ。視聴後、ヒロインが藤村さんだと判明。このヒロイン自体は別にムカつかないけど、友達の娘が将来性悪女になると思われる空気をバンバン出して嫌いなキャラになりました(私感)。いるでしょ?ノリで回り巻き込んでいざとなったら自分本位にこれまた回りを巻き込んでとんでも繰り返して、最後は泣いて私が悪いのって同情引こうとする奴・・・。はっきり言うべきだ!おまえが悪い!って。きっと根に持って復讐されます(怖)。
やっぱ、藤村さんがヒロインするとこうだよ(笑)。やっぱ、端役でこそいい味出す藤村さんでいてほしい(笑)。
全然、作品の内容には触れてませんが・・・そういう事です。
釘宮さんの男の子声はなんか好きだなぁ。

私のツボ:いや、墜落したよね?!生身だよね?!いくら雪積もっててもほとんど埋まってなかったし?!

投稿 : 2024/04/20
♥ : 2

褐色の猪 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

子供たちに向けたクリスマスアニメ

「コルボッコロ」「サンタ・カンパニー -クリスマスの秘密-」
二本立て上映にて鑑賞

「コルボッコロ」「サンタ・カンパニー -クリスマスの秘密-」双方、糸曽賢志氏が数年前に自主制作した作品、
それを手直し長尺版としたものを今回上映の様子、


プロットは良い、

ストーリー構成進行も割と鉄板、

作画は現在のTVアニメ標準位とも言えるが映画としては手抜き、

二本立てにせず「コルボッコロ」を止めてこっちに注力し「サンタ・カンパニー」を90分位の映画にすれば良かったのでは、、

何れにせよもうちょっと頑張って欲しかった( ´・ω・`)

投稿 : 2024/04/20
♥ : 3

57.9 9 2014年秋(10月~12月)アニメランキング9位
宇宙戦艦ヤマト2199 追憶の航海(アニメ映画)

2014年10月11日
★★★★☆ 3.4 (15)
102人が棚に入れました
西暦2199年。人類は絶望の淵に立たされていた。外宇宙から襲来した謎の星間国家〈ガミラス〉による遊星爆弾により地球は壊滅的な被害を負い、人類滅亡までの猶予はわずか一年…残された最後の希望。それは、人類初の恒星間航行が可能な宇宙戦艦〈ヤマト〉で、ガミラスの攻撃によって汚染された地球を浄化再生するシステム〈コスモリバースシステム〉を受け取りに行く〈ヤマト計画〉だった―――
人類の命運を懸けた16万8千光年の大航海を追想する。(新たな視点で振り返る特別総集編)

声優・キャラクター
菅生隆之、小野大輔、桑島法子、鈴村健一、大塚芳忠、麦人、赤羽根健治、國分和人、千葉優輝、千葉繁、藤原啓治、久川綾、田中理恵、佐藤利奈、内田彩、細谷佳正、平川大輔、土田大、チョー、伊勢文秀、関俊彦、高城元気、はらさわ晃綺、遊佐浩二、森谷里美、木島隆一、宮本充、石塚運昇、小川真司、玄田哲章、江原正士、井上喜久子、山寺宏一、秋元羊介、大塚明夫、若本規夫、堀勝之祐、伊藤静、青山穣、中村浩太郎、森田順平、茅原実里、広瀬正志、中田譲治、佐藤せつじ、辻親八、諏訪部順一、里卓哉、吉開清人、柿原徹也、たかはし智秋、三浦綾乃、島香裕、江川大輔、優希比呂、大川透、小野塚貴志、岡村明美、岡本信彦

けみかけ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

「あぁこれは確かに、酷いw」とか思わず言っちゃったよ!ヤマトファンよ、どうか怒りをお治めたもうw

『宇宙戦艦ヤマト2199』を130分に押し込めた総集編


(『スタドラ』という前例はありますが)一体どうやったら全26話を2時間強に押し込められるのか?
それは正に“押し込む”作業でした(笑)


具体的に描かれているのは第5~24話まで
さらに実際に語られるのは冥王星編、次元断層編、中性子星編、ビーメラ4がチョロっと、バラン星編、七色星団編、レプタポーダがチョロっと、そして大ガミラスとイスカンダル
これらを間髪入れず叩き込む、いや流し込むような繋げ方をすると2時間強になりますw
これ以外は全部カット
とーにーかーくー全部カット


いやしかし、改めて繋げて観るとヤマトの足の速さは異常w駆逐艦もビックリやw
戦闘後の修復過程も異常だとよぉ解りますね(爆)


追加要素も少しありましてキャラの口調で語れる新規ナレーション & 七色星団での戦闘における多数の新規CGカットがソレ


正直、今回の総集編を作るに当たってスタッフ間ではどこを削るかで揉めに揉めたそうです

そりゃアタリマエ
ヤマトの魅力といえば群像劇、戦争の中の人間描写、そのドラマですよ
個性豊かなキャラクターの多さこそがヤマト、そしてヤマト2199の財産












この映画ではヤマトの旅路を一本にまとめるために古代進の視点以外はほぼ切り離しておるんですね
だからヤマトクルーのプライベートとか、ノランが森雪とユリーシャが別人だと理解するくだりとか、ヒルデちゃんとかヒルデちゃんとかヒルデちゃんとか!
諸々のドラマ成分が足りないのですよ


レプタポーダの会合をナレーションだけですませた時にゃあ「ああ!そこ飛ばすんだ!?」と内心ちょっとビックリよw
まとめサイトみたいにまとめ読み出来りゃ何でもいいってもんじゃねぇって!w


それでもガミラスの濃ゅいオッサン達はやっぱ描きたいよぉ、ってことで戦闘シーンはちゃんと魅せます
特に前述の通り七色星団戦は一番の見どころか


いやしかし、これはもう『ヤマト』・・・うんまあ、百歩譲って『ヤマト2199』と言っていいのか;
散々「媚びてる」とか言われつつも、新規キャラはドラマを豊かにする為に作ったはず
それをこんなドンパチ映画という形で集約するとは・・・なんてアホゥな・・・


一体誰得?何の意図があってこんなの作りゃにゃならんのか!?
ってーと実は今作で描かれていない第25,26話のifエピソードってかアナザーエピソードとなる新作映画、『星巡る方舟』への繋ぎとして作ったらしいんですね


あざとい;
別に新作への伏線があるわけでもなしに、7回も劇場に足を運んでくれたファンなら素直にお布施すると思いやがって;
実にあざとい


ヤマトファンの方々、2199ファンの方々、どうかこの総集編への期待はほどほどに
【あくまでネタとして観れる方のみドウゾ】
って感じですよ、ホントw


ちなみに今回のEDテーマは水樹奈々です

投稿 : 2024/04/20
♥ : 13

Mi-24 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.4

話が飛び過ぎで意味不明。2時間で完結する映画作品として成立していない。

「宇宙戦艦ヤマト」は見た事が無かったので、新しい作品の「宇宙戦艦ヤマト2199」を見てみました。
しかし全26話を見るのはきついので映画を見る事に。

しかし話が飛び過ぎで、重要なパートも削られているため、話の内容が分からない。
この物語の核心である筈のイスカンダルに、何の前触れも無くいきなり到着している。
しかも始めて見る新キャラが、居るのが当たり前のように主要人物と話している。

TV版ヤマト2199の全26話を未視聴の場合は、全く話の内容が分からないような構成になっている。
「映画作品」と名乗る事が許されないレベルの酷い出来だ。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 2

57.3 10 2014年秋(10月~12月)アニメランキング10位
劇場版 gdgd妖精s っていう映画はどうかな…?(アニメ映画)

2014年9月27日
★★★★☆ 3.4 (18)
100人が棚に入れました
背負った「運命」は変えられるのか・・・仲間との再会は叶うのか・・・タイムリミットは24時間!
ピクピク、シルシル、コロコロは「妖精の森」に住む妖精さん。森のおうちに集まって仲良くお話したり、自由に魔法を使えちゃう「メンタルとタイムのルーム」で思いっきり遊んだり、ほかの世界を覗き見できちゃう「アフレ湖」で色々な想像をしてみたり…、そんなコミカルな毎日を過ごしていた妖精たちに、突如として不穏な出来事が…。
シルシルはある晩、魔女による悪夢にうなされ「運命の呪い」を告げられる。予知夢の内容は仲間の妖精達が無残にも魔女達に次々と亡き者にされる悲惨な光景であった…。
背負った「運命」を変えるため、シルシルはひとり森のおうちを後に「龍の玉」を求め、危険度MAXの「グンマー国」へ旅立つ。森のおうちに残された手がかりをもとに、シルシルに迫る危険を感じ後を追うピクピクとコロコロ。
シルシルの挑戦に立ちはだかるものとはいったい何なのか、道中に潜むトラップは、果たしてその結末は…。

けみかけ さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0

みなまで言うな!分かっていたはずだ!!gdgdが90分やるってのはそーゆーことだってことを!!!(笑)

最初に言わせてください、予告編観てる方はもうお解りいただけると思いますが所謂【イイハナシっぽくまとめる】系です


まず序盤を飾るのは“KEI”です
はい!
何を言ってるのか解らない人はそのままで結構ですw


次に同時上映となる『なりヒロwww』
こちら10月スタートの『gdgd』スタッフによる新作テレビアニメの序章、というかほとんどあらすじ程度のおまけであり『gdgd』とどこがどう変わるのか現時点では未知数
素直に放送を待ちましょう


そして“いつもの『gdgd妖精s』”が始まります
コントパート、メンタルとタイムのルーム、そしてお待ちかねのアフレ湖
しかしシルちゃんが【妖精達が『進撃の巨人』ばりに惨殺される】という悪夢を見たことで展開が急変
友を救うために旅に出るスペクタクルストーリーへ


そんなことなんてどうでもいい(爆)
とにかく『gdgd妖精s』という作品に多くのファンが期待しているのは“アドリブ”、“ラジオ感”ですよね?
アフレ湖、即興4コマ漫画、時間制限付き無茶振り
とまあとにかくアドリブを振ってくる量は凄い
劇団ひとり並に凄い
って!そりゃ尺が90分もあれば量も増えるわ!w


逆に言えば尺が90分になったというだけで特に劇場版らしいスケール感やクオリティの変化は無い
ある意味安心?いつもの『gdgd妖精s』です


かなり無理矢理、ではありますがゲストとして出てくる“でんぱ組.inc”(それと秋葉原ディアステージ)の方達も元々が面白い人なので盛り上げに一役買ってくれてます


スタッフには『PeepingLife』の森りょういちが加わりましたがこれでなんか変わったというわけではありません
途中で本筋とは無関係に登場するゲストキャラが森さん自身なので『gdgd』の可愛い2頭身キャラで『PeepingLife』と同じノリの会話劇をやる、っていう一幕があるって程度に留まってます
まあコレはコレで新しい試みであり個人的にはツボにくる感じあって好きです


何度も言いますが劇場版ではなく、90分拡大版という目で観るべきでしょう
ただこのシリーズ観に来てる人ってやっぱ“声優観に来てる人”じゃないですか?
今回はでんぱ組も森りょういちも声優も好きなオイラにとっては俺得なコラボでしたが、ファンを裏切る形になったかもしれません
まあ色々ありますが最高の褒め言葉として【今年度最低の映画】という輝かしい称号をこの作品には是非差し上げたいと思いますb

投稿 : 2024/04/20
♥ : 17

nk225 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

『劇場版gdgd妖精sっていう映画はどうかな…?』のタイトルで、2014年9月27日より公開。

妖精の森に住む3妖精のgdgd(ぐだぐだ)な日常を、チープ感漂うCGキャラと声優陣によるアドリブ満載の脱力的展開で描き、カルトなファンを生み出した異色の深夜TVギャグ・アニメの劇場版。
声の出演は三森すずこ、水原薫、明坂聡美。またゲストキャストにはでんぱ組.inc。
監督はTV版に続き菅原そうた。

妖精のピクピク、シルシル、コロコロはグダグダで楽しい毎日を送っていた。
そんなある日、シルシルは悪夢の中で仲間の妖精たちが魔女たちに亡き者にされてしまうという“運命の呪い”をかけられてしまう。
自らの運命を変えるため、たった一人で危険な“グンマー国”へと旅立つシルシルだったが…。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 8

ケンちゃん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

ある意味すごいポリシーだよね...

※※※
文章は苦手で(ネタばれに注意も大変だし)短めの感触や印象を伝える程度が多いかと。
割と【まじめに・辛目に】ホシ付けてますので、作品の評価はホシをご参考にして頂ければと...
基準はプロフィールをご参照下さい。
http://www.anikore.jp/users/profile/54802/
※※※


え~っと...これ...劇場版だよね?...

これ、本当に上映したん?...映画館で?...

正直な感想は、ずいぶん長いTVだな...ってw

ある意味すごいポリシーであり、期待(?)を裏切りません!w

投稿 : 2024/04/20
♥ : 2

54.6 11 2014年秋(10月~12月)アニメランキング11位
こんな私たちがなりゆきでヒロインになった結果www(なりヒロwww)(アニメ映画)

2014年9月27日
★★★★☆ 3.2 (10)
46人が棚に入れました
梵(そよぎ)ソクラ、プラト、アリスの3姉妹が宇宙に存在する組織「ブラック.inc」を相手に巻き込まれるヒロイン!?アニメ♪♪

(9.27(土)公開の劇場版『gdgd妖精s』と同時上映)

声優・キャラクター
田村睦心、巽悠衣子、内田真礼、西村太佑、落合弘治

計測不能 12 2014年秋(10月~12月)アニメランキング12位
映画『くるみ割り人形』(アニメ映画)

2014年11月29日
★★★★☆ 3.5 (7)
31人が棚に入れました
みにくい人形、けれど彼女にとっては命だった。世にも鮮やかな色と音に包み込まれる感動の【極彩色ミュージカル・ファンタジー】

計測不能 12 2014年秋(10月~12月)アニメランキング12位
Peeping Life – WE ARE THE HERO – (アニメ映画)

2014年11月15日
★★★★☆ 3.2 (6)
31人が棚に入れました
中間テストの勉強のためにコータの家に集まったショータとコータ。

ふとテレビをつけると、「怪獣出現」の臨時ニュースが流れていた。不信がる二人のそばで爆発音が響き渡る!

目の前に広がる、怪獣出現という絶望的な状況に驚き、焦る2人。

しかし、「こんな時は必ずヒーローたちが助けに来る!」

そう言って二人はヒーローたちの登場を切に願うのであった。

しかし、肝心のヒーローたちはいつも通りの日常を過ごしていた・・・

ファッボーイムスリム さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

冗長にも程がある

とりあえず下手クソなコントを見せられる。それで笑って下さいってんだから笑える。開始10分、これ以上面白くならないという意味で限界に到達。ラストシーンの数分前まで飛んで、ラスト観て終わり。10分程度の作品なら高評価も可能。

こういう冗長で起伏が乏しく、そのくせ情緒も風情も感じられない映画を観ると、ますます映画館で映画見る気が失せていく。わざわざ映画館まで足運んで金まで払ってこんなもん見せられたら、確実に開始5分で退館する。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 1

計測不能 12 2014年秋(10月~12月)アニメランキング12位
メアリーと秘密の王国(アニメ映画)

2014年10月18日
★★★★☆ 3.7 (6)
26人が棚に入れました
研究者の父親と暮らすため、森の奥地にある彼の家を訪れたメアリー。だが、研究に没頭している父親の態度にうんざりして、家を出ていくことにする。そんなとき、森の中で瀕死の小さな人間を発見。秘密の国の女王だという彼女から謎の花のつぼみを託されたメアリーは、突然体が小さくなってしまう! 女王の兵士「リーフマン」から、この「生命のつぼみ」が悪の勢力「ボーガン」に渡ると森が滅びると聞いたメアリーは、彼らとともに戦うことを決意。果たして森の未来を救うことができるのか。


声優・キャラクター
高垣彩陽、小野大輔、小山力也、本田貴子

計測不能 12 2014年秋(10月~12月)アニメランキング12位
劇場版 ミニスキュル ~森の小さな仲間たち~(アニメ映画)

2014年10月18日
★★★★☆ 3.9 (3)
23人が棚に入れました
2012年からNHK Eテレで放送されていた大ヒットアニメシリーズ『minuscule ミニスキュル~小さなムシの物語~』の劇場版。
険しい岩山がそそり立ち、手つかずの自然が残る南フランスの自然保護区を舞台に、数々の困難に遭遇しながらも旅を続けるムシたちの冒険が描かれる。

虚言癖 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

ここに記そう、私の後悔の思いを

評価は付けない。

私はこの作品に対して評価を持てない。

映像美という意味ではCGは優れているのだろう。
物語性もまぁあるため、その点も評価しようとすればできるかもしれない。
コミカルな部分もあり、作品としては形になっている。

ただ、私に取ってはこの作品と向き合った時間は
ひたすらに退屈なもので、時間を返してほしくなり、

おすすめはしない。
このレビューを見てくれる人がいるのならば、
貴方の人生の1時間30分をこの作品に使ってはならない。

これは私からの警告であり、願いだ。
どうか私と同じ思いをする方が出ないように。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 0

計測不能 12 2014年秋(10月~12月)アニメランキング12位
TATSUMI マンガに革命を起こした男(アニメ映画)

2014年11月15日
★★★★☆ 3.9 (4)
22人が棚に入れました
劇画の名付け親・辰巳ヨシヒロの半自伝的作品ともいえる『劇画漂流』を基に、現在の青年漫画に多大な影響を与えることとなった辰巳の苦悩と才能を描くアニメーション映画。シンガポール映画界の旗手エリック・クーが監督を務め、ナレーションを辰巳ヨシヒロ本人が務める。

さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

シンガポール映画とは思わなかった

以前、今度コミケに出すんです。という話をデッサンの先生にしたら、漫画描いてるなら観てみたら。と勧められたのがこの映画だった。
しかしマイナーな為か上映は気づけば終わっているし、レンタル屋にも置かれていない。

目当てのものを観るために期間限定でサブスクに登録して、観たかったアニメやドラマを探すたびに、見付けられなかった作品への期待値が高まっていくのだが、この作品もそういったもののうちの一つだった。

ちなみに見つけたのはNETFLIX。

開始はだいぶ癖のあるモノローグともったりしたFlash系のアニメーションに95分見続けるのはキツイかな?と思ったけど、アバンを超えると引き込みが強くなって、気づけば70分くらい経っていた。

物語は辰巳ヨシヒロ氏の生い立ちをなぞりながら、同氏の作品を交互につなげて、厚みのある人生を描いた物語になっている。

それまで辰巳ヨシヒロ氏のことは知らなかったけど、それまで大人向けというふわっとしたくくりしかなかった漫画に、劇画という名前をつけてジャンルを確立した人物だった。

自分の漫画は一回も先生に見せたことないのに目指す絵柄とか、考え方とか、自分に近くてデッサンのパース狂いだけじゃなくてまさか傾向も見抜かれていたのではないかと恐ろしかったりする。

EDロールを観ていたらカタカナの名前が多くて驚いた。
制作したのはシンガポールの制作チームだった。
作中で描かれる漫画は痴情を描いたものが多く、国境を越える普遍的な題材ではあると思うけど、どうしてこの人物にスポットを当てて制作に乗り出したのかはやっぱり気になるね。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 3

計測不能 12 2014年秋(10月~12月)アニメランキング12位
WILLPOLIS(アニメ映画)

2014年12月5日
★★★★☆ 4.0 (2)
17人が棚に入れました
山崎貴監督によるツアー・オープニング・アニメーションの完全版。
架空の街・WILLPOLISを探す少年の旅を描いた独特の雰囲気が漂っている。

計測不能 12 2014年秋(10月~12月)アニメランキング12位
サミーとシェリー 七つの海の大冒険(アニメ映画)

2014年10月4日
★★★★☆ 4.0 (2)
15人が棚に入れました
ウミガメの繰り広げる冒険を描いたベルギー製アドベンチャーアニメ。生まれたばかりのウミガメのサミーは、砂浜から海へ向かう途中でカモメに襲われてしまう。サミーは難を逃れることができたが、同じく生まれたばかりのシェリーは波にさらわれ、離ればなれになってしまう。サミーはシェリーとの再会を果たすため、大海原へ旅に出る。ハエの宇宙飛行士たちの冒険を描いた「ナットのスペースアドベンチャー3D」を手がけた製作陣が再結集した。

声優・キャラクター
鈴木あきえ、LiLiCo、羽多野渉、柿原徹也

計測不能 12 2014年秋(10月~12月)アニメランキング12位
ブック・オブ・ライフ 〜マノロの数奇な冒険〜(アニメ映画)

2014年10月31日
★★★★★ 4.4 (4)
11人が棚に入れました
ある博物館にスクールバスが止まった。そこから降りてきたのは生意気そうな子供たち。係員の言うことなど聞く気がないようで、好き勝手やっている子供たちを見かねたのか、一人の女性が子供たちを博物館の秘密の部屋に連れて行った。そして彼女は一冊の本を前にして、子供たちにその物語を読み聞かせる。「ブック・オブ・ライフ(生命の本)」に書かれている不思議な話を。

Dkn さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ディア・デ・ロス・ムエルトス(死者の日)

「死者の日」とはラテンアメリカ諸国における
祝日の1つ。特にメキシコにおいて盛大な祝祭が行われる。
本作はそれをテーマに極彩色の世界を見せてくれる。

【あらすじ】

ある博物館にスクールバスが止まった。
そこから降りてきたのは生意気そうな子供たち。
係員の言うことなど聞く気がないようで、好き勝手やっている
子供たちを見かねたのか、一人の女性が子供たちを
博物館の秘密の部屋に連れて行った。
そして彼女は一冊の本を前にして、子供たちに
その物語を読み聞かせる。
「ブック・オブ・ライフ(生命の本)」に書かれている
・・・不思議な話を。


メキシコのアニメーター、グティエレスの初の長編監督作。

実は日本で一般の劇場公開は無く、公開から1年後にやっと
日本でもDVDで発売された。その為、日本国内での認知度は低い。

この映画は、死生観という難しいテーマを扱ってはいるが、
伝えたいメッセージと、ストーリーの一貫性から
痛快な娯楽作品として完成度が高く、どの層でも楽しめる。

目を引く色鮮やかな美術設定が素晴らしく、
それまであまり観たこともない画面構成と色彩が
メキシコの地で育った監督らしい感性なのだろうか?

視覚からも私達を楽しませてくれる映画になっている。

吹き替えのレベルも高く、安心できる。
特定映像に入っている前日譚的な短編や、主題歌のPVも
とても素敵なので観て欲しい。

お休みの日に、家族で見て欲しい映画です。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 5

計測不能 12 2014年秋(10月~12月)アニメランキング12位
放課後ミッドナイターズ キュン様&ゴスの爆笑★マジックショウ(アニメ映画)

2014年11月5日
★★★★★ 5.0 (1)
9人が棚に入れました
放課後ミッドナイターズのキュン様&ゴスのおバカコンビが4D王で帰ってきました!!

ステッキにシルクハット...今回は何やら二人でマジックショウを敢行するようです!!

計測不能 12 2014年秋(10月~12月)アニメランキング12位
獣兵衛忍風帖BURST(アニメ映画)

2014年12月6日
★★★★★ 5.0 (1)
8人が棚に入れました
『獣兵衛忍風帖BURST』は国内外で絶大な支持を受ける『獣兵衛忍風帖』から、20年の時を経て監督自身がスピンアウト作として蘇らせた。これまで劇場未上映はもちろん、商品化もされていないという貴重な作品だ。川尻善昭さんは1950年生まれ。虫プロダクションを経て、マッドハウス設立時からアニメーターとして参加し、『SF新世紀レンズマン』で監督デビュー。その後、オムニバス作『迷宮物語』の「走る男」や『妖獣都市』のスタイリッシュな演出で自己のスタイルを確立させた。国内外からも高い評価を得ており、『マトリックス』のウォシャウスキー監督をはじめ多くのファンを持つクリエイターである。

計測不能 12 2014年秋(10月~12月)アニメランキング12位
ドラゴンネスト(アニメ映画)

2014年11月2日
☆☆☆☆☆ 0.0 (0)
0人が棚に入れました
勇者伝説がここから始まる。韓国発の大ヒットオンラインゲームを初CGアニメ映画化!
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