2015年秋(10月~12月)に放送されたおすすめアニメ一覧 53

あにこれの全ユーザーが2015年秋(10月~12月)に放送されたおすすめアニメを評価したーデータを元にランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年03月28日の時点で一番の2015年秋(10月~12月)に放送されたおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

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年代別アニメ一覧

78.0 1 2015年秋(10月~12月)アニメランキング1位
終物語(TVアニメ動画)

2015年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (1392)
8366人が棚に入れました
十月下旬、私立直江津高校三年生の阿良々木暦は、転校してきたばかりの一年生女子、忍野扇を後輩の神原駿河から紹介された。
放課後、扇は不思議なことを言い出した。彼女はとある事情から転校を繰り返しており、新しい学校に来るたびにその図面を作成しているという。そして、直江津高校の図面を作成したところ不思議な点があるのだと。図面上は3階の視聴覚室が奇妙に細長くなっているはずが、中からはそうは見えない。もしかしたらそのスペースには何か隠し部屋があるのかもしれないと。暦と扇はその隠し部屋を発見し、中に入るのだが、その部屋から出られなくなってしまう。時計が止まり、扉も窓も接着剤で張り付けられたように動かない。窓や扉を破壊しようにも机も椅子も跳ね返されてしまう。まるで、時が止まったかのように。
扇は何らかの怪異現象では無いかと言いだし、暦は二年前のある事件を思い出す。犯人が分かるまで決して出られない教室で、暦は自分が孤立した原因となった「物語」を扇に語る。

声優・キャラクター
神谷浩史、水橋かおり、井上麻里奈、斎藤千和、堀江由衣、沢城みゆき、花澤香菜、坂本真綾、早見沙織、ゆきのさつき、加藤英美里
ネタバレ

うぃず さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

美少女一番乗り

物語シリーズ中、「ミステリー」度が最も高いかもしれませんね。
それは内容だけでなく視聴者の意見的にも。笑

暦の「友達はいらない、人間強度が下がるから」の理由が「おうぎフォーミュラ」で明かされます。その結果には驚かされたけれど、正直なところ1度目の視聴ではサッパリ判らなかったよ。笑

「おうぎフォーミュラ」を序章として「そだちリドル~そだちロスト」では確信犯とも云うべき扇ちゃんのリードで話が展開していきます。併せて様々な「物語」への伏線もばっちし張り巡らされてますね。これはもはや心理系推理小説の世界。気付けば羽川翼の苛立ちもジワジワと。

今回のヒロイン、卑屈度MAXのツインテール、ハウマッチさんがなかなかの怖さです。「ギブ&テイク」の論点が空回って完全にパラノイア状態。
悲観的にもなりますよ....ところで、この物語に救いは無いの?

ハッピーエンドなのか、
トゥルーエンドなのか、

真相は視聴者の判断に任せるとして、
ラストに見せるハウマッチさんの表情からその答えを窺う事が出来た様な気がします。

そうそう、「そだちロスト」に絡んで「恋物語」での「羽川さん&扇ちゃん」の丁々発止なオーディオコメンタリーも併せて聴いてみましょー。
ユーモアを通り越して少し怖いんだ。

一方、「ハウマッチさん&ひたぎ」のオーディオコメンタリーではハウマッチさんが多少デレます。笑

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400年前、忍野忍ことキスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードが血を吸った事で誕生した初めての眷属との関係を綴った「しのぶメイル」も前エピソード同様に話が深いですし、セリフも多いです....
数度にわたり寝落ちしちゃった事を告白します。笑

でもね、ざっくり簡単に云っちゃえば「元カレ VS 今カレ」の「忍」争奪戦って事ですよね.....ダメ?ダメかなぁ?

ストーリー中、神原と忍の鬼気迫る会話では「人間」と「吸血鬼」という特異な間柄でありながらも、極めて普遍的なテーマから1つの答えを必死に導き出そうとしている姿に心打たれます。「終物語」最大のハイライトだと勝手に信じてます。

{netabare}併せて「猫物語(白)」の伏線も回収してますねー。{/netabare}


「しのぶメイル 其ノ肆 - 其ノ陸」のオーディオコメンタリー(神原&忍)は、これまでのコメンタリーに比べても、かなり核心に迫っているように感じます。それこそ「え、えー、そこまで話して良いのー??」なんてこっちが心配になります。笑

程好く物語を補足出来ますよ。
こちらも宜しかったら一聴あれ。

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終物語は「化」「偽」の世界が好きな人にとって、ビジュアル的には充分に楽しめると思いますが、ストーリーとしては少々難解というか、難儀してしまう部分もあるかなーと思います。でもね、数ある「物語」パズルの大切な1ピース。やっぱり外せないんですよね。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 30
ネタバレ

愛花 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

待ってました(*σ´ω`*)σ

待ってました終物語!
秋アニメで1番楽しみにしていました♪

おうぎフォーミュラ
{netabare}
阿良々木くんが「友達なんて要らない」と考え出したきっかけとなった1年生の夏のある日の物語
阿良々木くんが人間に絶望した物語
阿良々木くん優しいから、無意識にもずっと自分を責めてきたんだろうなぁ…

老倉育ちゃん性格きつそ〜(ー ー;)
ハウマッチが学校復帰して阿良々木くんにどう絡んでくるんでしょう
自分の知ってる阿良々木くんとは変わってしまった阿良々木くんをどう思うのでしょう…
{/netabare}
そだちリドル
其の壱
{netabare}
もうop変わりましたね♪
でもおうぎちゃんのdecent blackのが好きかも。

阿良々木くんが老倉ちゃんに嫌い嫌い嫌い言われすぎて不憫でした(^_^;)

ところで阿良々木くんは、覚えていないことを、扇ちゃんが「〜じゃないですか〜」と言うと、ちょっと疑問に思うもののすぐ受け入れちゃいますよね
扇ちゃんって一体なんなんでしょう??
{/netabare}

其の二
{netabare}
阿良々木くん過去編。
どうやら阿良々木くんは中学生の時おいくらちゃんに数学を教わっていたそうですね。
嫌いになりかけていた数学を彼女のおかげで愛することができたと。
それを忘れて幸せそうに生きている阿良々木くんが、
自分が何でできているかを知らない阿良々木くんが、
おいくらちゃんは憎かったのだろうと。

でもあれれ?おいくらちゃんはどうして阿良々木くんの両親の職業を知っているんだ?
おいくらちゃんと阿良々木くんのあいだには過去にまだ何かあるんじゃない?
と羽川さんに突っ込まれたところで今回は終了。

うーん、解けたと思ったらまた深まって、という感じですね…
あと今回、ギャグ要素などが少ないからかもしれませんが、テンポがやや遅くて長くかんじます…
{/netabare}

そだちロスト

其の壱
{netabare}
扇ちゃんと羽川さんのバトル回‼︎

恋物語で羽川さんは貝木から「忍野メメに親族は存在しない」という事実を聞いているため、扇ちゃんや阿良々木くんが忍野メメの姪と言った時変な顔をするのですね。

ところで扇ちゃんの制服って羽川さんと同じようで結構違いますね。ピンクもブルーも色が違うし、影みたいな感じです。。

ともあれ、阿良々木くんと羽川さんの2人で老倉さんのお見舞いに行くことになりました。
{/netabare}

其の弐
{netabare}

老倉ちゃんが過去を語ります(._.)
老倉ちゃんも相当壊れてるなぁ…

何でもは知らないけど知ってることだけの羽川さんは投げた紅茶のカップまでキャッチできるのか…!
委員長ちゃん、実は運動神経いいのか⁉︎

阿良々木くんの、お前の嫌いは全て僕が受け止めるから、受け入れるから、自分を嫌いにならないで、幸せになってくれという言葉が本当にカッコ良かった…!

そして、普通の人ならスルーしてしまいそうな問題「老倉のお母さんは何処からいなくなったのか?」を気にかける羽川さん、さすがです…

この辺でやっと怪異とか絡んでくるのですかねぇ〜(._.)今までは扇ちゃんという怪異(?)以外登場してないですからね〜

{/netabare}

其の三
{netabare}
老倉さんの家からお暇した2人。
老倉さんのお母さんがいなくなった謎について考えます。
そこで扇ちゃん再び登場。
阿良々木くんが羽川さんを選んだことをまだ根に持っているようで、羽川さんを挑発します(´・ω・`)

羽川さんは水を頭から被って冷静になり、扇ちゃんと同じ1つの解に辿り着きます。
(黒染めが落ちて白黒頭になっていましたね!)

2人がたどり着き、そして阿良々木君にも辿り着かせた解は。。
「老倉育は母親が死んだことに気付かず面倒を見続けたこと」
母親がいなくなったというのは、腐敗して原形を留めなくなったのだということでした。

阿良々木くんはこの事実を1人で老倉さんに伝えに行きます。
案外、老倉さんはこの事実をすんなり受け入れたと阿良々木くんは語ります。
阿良々木くんと2人であった時の老倉さんは本当に穏やかで、老倉さんに対する悪印象をすっかり拭い去ってしまいました。

老倉さんが阿良々木君に残した手紙には何が書かれていたのか、気になりすぎるぅ!!

結局今回は怪異不在のお話でしたね。。
副題が変わってもお話が連続していたりと、終物語は今までとは違う展開になっていきそうですね‼︎

{/netabare}

しのぶメイル
OP⁉︎っと思いましたが忍ちゃんではなかったですね……
どういう意味の歌詞なんだろう。。

やっと物語らしくなってまいりましたよ‼︎

其の壱
{netabare}
臥煙さんに神原を紹介するという約束を果たそうとする阿良々木くんですが、鎧武者の怪異に出会ってしまう。
阿良々木くんは忍ちゃんとのリンクが切れて不死身でなくなっており、神原の左腕も鎧武者のエナジードレインで無効化され、絶体絶命に…
そこに下から炎が湧き出て(苛虎かな?)鎧武者は引きます。
炎の中でまたもピンチな2人を、余継ちゃんが助けてくれます。

{/netabare}

其の弐
{netabare}
余継ちゃんのサービス回ですか⁉︎笑
くそう、なんで阿良々木くんが羨ましく思えるんだ…ヽ(´o`;
余継ちゃんが靴下脱ぐとことか長靴に足突っ込むアングルとかにドキドキしてしまったぞ←

集合場所に行くまでに神原と2人で迷子になってしまった阿良々木くん。
「迷い牛が道に迷わせる怪異なら道を歩かなければいい」
神原でなければ思いつかないなそれは…(^^;;

公園で忍と合流するが、臥煙伊豆湖の姿は見当たらない。そして再び鎧武者が登場する‼︎

{/netabare}
続きが気になります!

投稿 : 2024/03/23
♥ : 30
ネタバレ

ダビデ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

待望の続編

待ちに待った続編が放送されたので,観ています。

第1話は,おうぎフォーミュラの話が1時間でした。{netabare} 忍野扇との語りがメイン。閉じ込められて,暦と育の学級会でのいざこざを思い出した上で,真犯人を推理するという内容でした。
教師も酷いですが,暦を陥れようとする育も酷いうえに,その結末も誰も得していないというか,胸糞悪い感じだなと感じる内容でした。
話しのつかみとしては,その後を気にさせてくれるという意味で,完全につかまれてしまいましたが。
終物語ということで,これまでの話がまとまっていくというか,今までの話が前提で話が広がっていくのだと思っていたら,新たなキャラクターが登場で,過去の話でもあったので,「展開がどうなるのだろう」と興味をそそられてしまいました。{/netabare}

2話目は,そだちリドル其の壱で,{netabare}新たなキャラクターの育との過去を暦が思い出しの語りがあって,現在の育が投稿し,戦場ヶ原さんが出てきて,戦場ヶ原さんに蕩れる内容でした。
1話目にもちょっとだけ出ていたのですが,2話目で蕩れました。{/netabare}

第3話は、{netabare}老倉育との中学生の頃の出会いの押野扇との語りのお話。
羽川翼との語りで終了。{/netabare}
羽川さん、顔とかの雰囲気変わりましたかね??

第4話は、{netabare}羽川さんと扇とのせめぎあい。羽川さんの選択がいつも通りで、破壊力ありました!{/netabare}

第5話は、{netabare}暦と羽川さんと育の三人の語り合いでした。
ちょっと,過去の暗い話な感じでした。
1話目に部屋から出れない怪異みたいなのはあったけど、その後はなかなか出てこず,ようやく冒頭の話が終わり始めた感じなので,話の展開が楽しみです!
育の不幸,羽川さんの不幸,戦場ヶ原さんの不幸と,不幸の大きさは量ることはできないし,野暮だけれど,どの不幸が一番大きいのでしょうね。
1話目と5話目,あと,3話目の暦の両親の職業の話と,なんか,今回は,推理的な要素が強いのでしょうか?{/netabare}

第6話は,{netabare}前回の,育の母親の謎解きの話でした。前回の育との語りの内容から,育の母親がどうなったか,扇が出てきて,羽川さんとヒントを出して,真相に迫る話です。
結局,怪異話はなく,最後まで推理的な展開で育の話は終わりなのですね。
全体が暗い話で続いていたので,育が明るく転校していったことや戦場ヶ原さんのメールでスッキリまとまって,面白かったですっていうか,この後の話がどのようになっていくのか楽しみです!!

そして,育に関する推理は解決したのですが,益々,扇に対する疑問,疑念が増える一方です。少しでも観ていて晴れていけば良いなと感じています!{/netabare}

まだまだ,先が気になり,次回が待ち遠しいです。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 23

77.9 2 2015年秋(10月~12月)アニメランキング2位
ハイキュー!! セカンドシーズン(TVアニメ動画)

2015年秋アニメ
★★★★★ 4.1 (790)
4799人が棚に入れました
すべては、“進化”する―!!「週刊少年ジャンプ」で絶賛連載中・コミックス累計1,600万部突破の次世代王道スポーツ漫画、『ハイキュー!!』。2014年4月~9月に放送されたTVアニメの好評を受け、2015年10月から、TVアニメ セカンドシーズンが待望の放送スタート!監督には『おおきく振りかぶって』でアクション作画監督を務めた満仲勧を迎え、キャラクターデザインには『デュラララ!!』、『魔法少女まどか☆マギカ』の岸田隆宏。そして制作は常に最高のアニメーションを送り出し続けるProduction I.Gと、ファーストシーズンから引き続き、ヒットメーカーによる最高のチーム体制!
日向・影山を演じるフレッシュな若手を、実力派キャストが力強くサポート!セカンドシーズンでは、新たなライバルを演じるキャストも続々と参戦します!
3度のボレーで攻撃へと“繋ぐ”バレーボールに青春を燃やす少年たちの、チームメイトへの熱い思いと、ライバルとの死力を尽くす真剣勝負。本格バレーボール作品の魅力を、さらに“進化”したアニメーション表現でお届けします!

声優・キャラクター
村瀬歩、石川界人、日野聡、入野自由、林勇、細谷佳正、岡本信彦、内山昂輝、斉藤壮馬、増田俊樹、名塚佳織、諸星すみれ、神谷浩史、田中一成、中村悠一、梶裕貴、立花慎之介、石井マーク、木村良平、逢坂良太、浪川大輔、吉野裕行、竹内良太

〇ojima さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

熱い物語で泣きたい方は是非御覧ください。2

熱い物語で泣きたい方は是非御覧ください。
決して悲しさの涙ではありません。悔しさの涙と乗り越えた涙を堪能できます。
号泣はしませんでしたがその都度涙が溢れそうになりました。
1期から3期まで通してでも泣けるのですよね~不思議。

ハイキュー!!全体で言えることですが対戦相手にも物語がしっかりあります。
この作品はその点がとても上手だと思いますね。
対戦相手のエピソードでも不思議なくらい涙が溢れてくるんです。

条善寺
和久谷
伊達工業
青葉城西

各高校本当良い物語詰め込まれています。内容は観てのお楽しみ。

特に烏野のスポットライトは山口。
1期からあるトラウマを克服する描き方がよかったです。やっぱり涙が溢れそうになりました。

目から汗が出ること間違いなし!とてもオススメです。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 32
ネタバレ

文葉 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

託す人、託される人

1期に続き大満足な内容でした
熱いスポ根好きにはたまらないです

キャラ一人一人感情移入しやすい掘り下げ方や
烏野高校以外の敵チームにも思わず声援を送りたくなるくらい個性的なキャラ達に心掴まれました

{netabare} 試合の臨場感やスピード感がアニメから伝わって来ます
烏野vs青葉城西戦が熱かった 3期では強豪・白鳥沢戦が観れると思うとワクワクする・・!
何かに夢中になって戦うことと、仲間がいることの心強さって良いですね。
今回もそうでしたが、敗者となったチームの悔しさが伝わってきて思わず胸がさっと熱くなった
その悔しさも、勝利に対する想いも、次に託していくのだろうと感じました {/netabare}

投稿 : 2024/03/23
♥ : 32

「ひろ。」 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

毎回、最っ高に楽しませてもらってます♪。(6話まで視聴して)

原作未読。アニメ1期は視聴済です。
※★の評価は暫定的なものです。最後まで見終えてから再度つけなおす予定です

>1話まで視聴して
正直、
「1期で満足したし、あとそんなに描く内容ないんじゃないのかなあ?。観なくてもいいかなあ・・」
・・くらいに思ってたのですが、視聴開始後数分で、その考えは覆りました。

なんか作画がさらにパワーアップしてないですか?。
特に感じたのは、顔芸!?かと思ってしまうくらいの心情表現っ!!。
ちょっとホラーっぽいニュアンスも込み?・・でとてもグッときた^^。
漫画的な線の書きこみ?・・な感じがすごくいい味になってて
とても繊細な表現になってるなあって感動しました。
アニメとしてこういう線の書きこみで製作するのって、とても大変なんじゃないのかなあ?。

とにかく、2期も安心して最後まで楽しませてもらえそうです♪。

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>6話まで視聴して
2話以降もどんどん面白さが加速してますね!。
新マネのコもかわいくて良い^^。
でも、それ以上に日向がめちゃくちゃカッコいいですね。
あれは惚れてしまいますわ。。

とにかく展開がアツくて、でもちゃんと笑わせてくれるしホロっともさせられる。
いやあ、青春ですねえ。
文句なしに毎回、最っ高に楽しませてもらってます♪。

ということで2話以降★の評価うなぎ上りです!!。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 16

75.7 3 2015年秋(10月~12月)アニメランキング3位
ご注文はうさぎですか?? (第2期)(TVアニメ動画)

2015年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (1126)
5844人が棚に入れました
この春から高校に通うべく新しい街にやってきたココア。
道にまよって偶然に喫茶ラビットハウスに入るが、実はそこが彼女が住み込む事になっていた喫茶店だった。
ちっちゃくてクールなチノ、軍人気質なリゼ、おっとり和風な千夜、気品あふれる庶民派シャロと全方位的なかわいさの登場人物に、チノの同級生マヤ&メグ、常連客の青山ブルーマウンテン先生も加わって、ラビットハウスは今日もすべてがかわいい!

声優・キャラクター
佐倉綾音、水瀬いのり、種田梨沙、佐藤聡美、内田真礼、徳井青空、村川梨衣、早見沙織、清川元夢、速水奨、茅野愛衣

nk225 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

第4羽「ココア先輩の優雅なお茶会チュートリアル」視聴。

この春から高校に通うべく新しい街にやってきたココア。
道に迷って偶然に喫茶ラビットハウスに入るが、実はそこが彼女が住み込むことになっていた喫茶店だった。
ちっちゃくてクールなチノ、軍人気質なリゼ、おっとり和風な千夜、気品あふれる庶民派シャロと全方位的なかわいさの登場人物に、チノの同級生マヤ&メグ、常連客の青山ブルーマウンテン先生も加わって、ラビットハウスは今日もすべてがかわいい!

前作最後オンエアから約1年半の時を経て、TVアニメ『ご注文はうさぎですか??』。
真っ白なうさぎが目印の喫茶店・ラビットハウスは毎日が大賑わい! 
住み込みで働く可愛い物好きのココア(CV:佐倉綾音)や、店の一人娘でクールなチノ(CV:水瀬いのり)、軍人気質なアルバイトのリゼ(CV:種田梨沙)を中心に、和風喫茶「甘兎庵」の看板娘で大和撫子な千夜(CV:佐藤聡美)と、お嬢様に見られがちな庶民のシャロ(CV:内田真礼)も加わって楽しい日々が再び幕を開けます!

第1羽「笑顔とフラッシュがやかましい これが私の自称姉です」
喫茶店ラビットハウスに住み込みで働くココアは、実家に写真付きの手紙を出そうと言い出します。
けれど喫茶店の一人娘・チノは恥ずかしがってカメラから逃げてしまいます。
きちんと写真は撮れるのでしょうか……?

第2羽「灰色兎と灰かぶり姫」
ラビットハウスに現れた白いフワフワしたお化け……それは自宅から逃げてきたシャロでした。
なんでも彼女の家で怪現象が起こっていると言うのです。
翌日、リゼや千夜にも相談して、シャロの家を訪れることになり……。

第3羽「回転舞踏伝説アヒル隊」
美術の授業で絵を描いていたココアと千夜は、帰り道にチノとマヤとメグに出会います。
彼女たちは写生大会と創作ダンスがあるのだと言います。
ココアと千夜も協力して、まずは絵になるものを探しに行くことにしました。

第4羽「ココア先輩の優雅なお茶会チュートリアル」
季節は巡り、みんなももうすぐ進級します。
ちょっぴり大人になれたかな? 
進級祝いに、とリゼに誘われて優雅なアフタヌーンティーを楽しみました。
その翌日、なぜか妙にココアが張り切りだします。
その理由は……?

サプライズの連続に水瀬いのりさんが思わず涙!? 『ご注文はうさぎですか??』チノのバースデーイベント公式レポート
2015年12月4日(金)中野サンプラザにて、TVアニメ『ご注文はうさぎですか??』の人気キャラクター・チノのバースデーイベントが行われました! サプライズ満載の演出に水瀬いのりさんも思わず涙を見せた本イベントから、早速公式レポートが到着したのでご紹介します!

平日にも関わらず、会場にはチノの誕生日を祝おうと多くのファンが集結。11月に発売されたチノのキャラクターソングアルバム「cup of chino」収録曲を中心としたライブや、数々のサプライズ演出など盛りだくさんのイベントとなった。

ティッピーのナレーションに合わせ緞帳が上がると、ステージにはチノの父・タカヒロ役の速水奨さんの登場といういきなりのサプライズ。速水さんの「ご注文は??」「ライブですよ!」というコール&レスポンスに合わせ、チノ役の水瀬いのりさんが登場すると、「出かけましょうと答えましょう」から、ライブパートがスタートした。続く「未来パズル」では、3Dモデルによるチノがステージに舞い降り、水瀬さんの歌に合いの手を入れる。水瀬さんと入れ替わり再登場した速水さんが、チノとティッピーの声が入ったサンプラーを操作しつつ観客からのお祝いメッセージを紹介していく。

そして再びライブパート。「かえりみちスキップ」のあと、今度は速水さんと水瀬さんのデュエットで「Daydream cafe X’mas Ver.」を披露する。誕生日イベントならではのレアなコラボレーションとなった。続いてのコーナー“Rabbit House in Night”では、ゲストにDJのPandaBoY、ラテアートで有名なBELCORNOのバリスタ・伊藤さんを招き、ステージ上で速水さんがPandaBoY とDJコラボをしながら、伊藤さんがチノのラテアート制作するという『ごちうさ』らしいコーナーが行なわれた。

チノのバースデーセレブレーションでは、ティッピーをかたどったケーキが登場。会場のみんなでハッピーバースデーを歌ってチノをお祝いしたのだが、実は前々日の12月2日は水瀬さんの20歳の誕生日でもあるということで、サプライズで水瀬さんもお祝い。さらにティッピー役の清川元夢さんからコメントが届く。

「水瀬さんの素直なところ、真摯に取り組む姿が今でも脳裏に残っとる。チノちゃん、今の気持ちを忘れずに限りない未来に向かって、これからも邁進してください」という言葉に、感極まって涙してしまったところに、花束を持って清川さんご本人が登場。涙する水瀬さんに「チノちゃんだから来たよ」と優しく声を掛ける清川さんと見守る速水さんは、作品同様、家族のような光景だった。さらにサプライズゲストで花束を持ってメグ役の村川梨衣さんもお祝いに駆けつけ、喜びをわかちあう。

最後は、声をつまらせながら「ごちうさは、いろいろな人に名前を知ってもらった大事な作品で、チノと一緒にステージに立てるなんて思っていなかったから、すごく幸せです」と挨拶すると、最高の笑顔で「ときめきポポロン♪」を会場みんなで熱唱。たくさんのハッピーに包まれたバースデーイベントは終了した。

秋アニメ「ご注文はうさぎですか??」、声優コメント到着! 「ぜひぜひ毎週ぴょんぴょんしてください」
「ご注文はうさぎですか??」は、Koiさんによる4コママンガ(「まんがタイムきららMAX」連載中)を原作としたアニメ作品「ご注文はうさぎですか?」の第2期シリーズ。ウサギがいる喫茶店に下宿することとなった女子高生のアルバイト風景などを描いた日常モノとなっている。OP主題歌にある「こころぴょんぴょん」というフレーズに加えて癒し系の作風であることを表現した「あぁ^~心がぴょんぴょんするんじゃぁ^~」という言い回しはネット界隈で流行した。

メインキャラクターを演じるキャスト陣からコメントを頂きました! 今回コメントしてくれたのは、佐倉綾音さん(ココア役)、水瀬いのりさん(チノ役)、種田梨沙さん(リゼ役)、佐藤聡美さん(千夜役)、内田真礼さん(シャロ役)、徳井青空さん(マヤ役)、村川梨衣さん(メグ役)、早見沙織さん(青山ブルーマウンテン役)、速水奨さん(チノの父役)の9名。早速ご紹介していきます♪

――いよいよTVアニメ第2期『ご注文はうさぎですか??』の放送がスタートしますが、ぜひ意気込みなどをお聞かせください。

■佐倉綾音さん(ココア役)
待っていてくださる皆様あってこその第2期です。本当にありがとうございます。いったいこの作品は、どこまで「可愛い」を突き詰め続ければ気が済むのでしょうか? よりパワーアップした『ご注文はうさぎですか??』を、ぜひ楽しみにお待ち頂ければと思います。

■水瀬いのりさん(チノ役)
ただいまです。第2期もごちうさワールド全開のかわいくてクスっとできる世界観が爆発してます。見ている皆さんをかわいいと唸らせるシーンばかりなのでご注意ください!(笑)

■種田梨沙さん(リゼ役)
ついに『ご注文はうさぎですか??』の第2期が始まります! 第1期以上の可愛さと会話の面白さを目指して、キャスト一同楽しみながらアフレコに臨んでいます。それぞれの魅力が更に増しているように皆さんに感じていただけていたら嬉しいです。

■佐藤聡美さん(千夜役)
第1期の頃と変わらない日常感やキャラクターの可愛らしさで、ファンの皆さんに「帰ってきてくれたんだ?」とホッとして貰える様に真心込めてアフレコしております! 是非心ぴょんぴょんさせながら放送を待っていてくださいね。

■内田真礼さん(シャロ役)
キャラクターと向き合ってまた良い物をつくっていけたら、と思っています。ゆったりのんびりした空気の中にピリッとスパイスが入れられるよう、頑張ります!

■徳井青空さん(マヤ役)
待ちに待った第2期がいよいよスタート!!! また可愛いみんなに会えると思うと心がぴょんぴょんします♪ アニメ放送後もイベントが盛りだくさんでたくさんのごちうさファンの方に会ってきました。みなさまからの暖かい応援のおかげでついに第2期が始まります♪ マヤの可愛いところをぎゅっと詰め込みたいと思います!

■村川梨衣さん(メグ役)
メグの可愛さを更に! もっと! ギャラクティ表現出来るように頑張ります!!!!! きゅ~っ▽!!!!(うさぎ)(鳴き声) そして、第2期も盛り上げられるように頑張ります!!!
(※▽はハート)

■早見沙織さん(青山ブルーマウンテン役)
再びごちうさが帰ってくる! ということでとても嬉しいです。あのゆるかわな空気感に浸れるのが今から楽しみです。青山さんとしても、第1期の時からよりグレードアップしたふんわり個性的な姿をお見せできるよう、頑張ります。

■速水奨さん(チノの父役)
第2期を心待ちにしていたので、とても嬉しいです。チノやココアたちにまた会える! うさぎになった親父とも、スパイスが効いた会話ができる! 楽しみです。

――「ご注文はうさぎですか??」ファンに向けてメッセージをお願いします。

■佐倉綾音さん(ココア 役)
うちの姉と妹を、第2期でも何卒よろしくお願いいたします。

■水瀬いのりさん(チノ 役)
まずはお待たせしましたということと待っていてくれてありがとうございます。ですね。また動くかわいいキャラクターたちに会えるのが私自身とても楽しみです。ぜひぜひ毎週ぴょんぴょんしてください。

■種田梨沙さん(リゼ 役)
第1期を見てくださった方も、そうでない方も楽しめる、とびきりの可愛さと癒しがぎっしりつまった作品です。是非、珈琲や紅茶を飲みながら、のんびりまったり見てください。宜しくお願いします!

■佐藤聡美さん(千夜 役)
お待たせしました!またごちうさを見ながら最高に心がぴょんぴょんする時間をお過ごしくださいね。是非、第1羽のオープニングをご覧になる際はですね、心穏やかに、どの子がどのパートを歌っているか映像と共に楽しんで頂き、提供クレジット以降は最高に心ぴょんぴょんさせてご覧頂くと、楽しいと思います。。!笑。

■内田真礼さん(シャロ 役)
待ちに待った第2期ですね!ごちうさファンの方々に、また素敵なうさぎ時間をお届けします♪

■徳井青空さん(マヤ 役)
お待たせしましたー!!アニメ第2期、私もごちうさファンの1人としてすごく楽しみにしてきました♪とってもとっても可愛いみんなを、初めてごちうさを見るみなさんにも好きになってもらえたら嬉しいです!待っていたみなさまには、第2期でごちうさをもっともっと好きになってもらえると思います♪応援よろしくお願いしますっ!

■村川梨衣さん(メグ 役)
皆様お待たせ致しました!!!みんなのごちうさが帰って来ましたよ~!!嬉しい~!!みんなはもちろん、チマメのマメちゃんも、第2期でも元気に可愛くみんなの心をぴょんぴょんさせちゃいますので、楽しみに待っててくださいね!

■早見沙織さん(青山ブルーマウンテン 役)
いつも応援して頂きありがとうございます。ついにごちうさ第2期のスタートです。第1期をご覧になっていた方も、第2期から見始めるぞという方にもお楽しみに頂ける内容になっております。ぜひ、まったり笑いながらごちうさワールドに浸ってください。青山さんも、今期は失職しないように頑張ります。

■速水奨さん(チノの父 役)
ぴょんぴょん心待ちしてた皆さん。第2期も変わらぬご愛顧のほど、よろしくおねがいします。そして、貴重な出番で、如何にタカヒロを主張し、表現できるか!?乞うご期待!!

水瀬いのりさん・種田梨沙さん、『ごちうさ』2期放送前に話したいこといっぱい!? 第1羽先行上映会より公式レポートを大公開
10月10日から放送がスタートする『ご注文はうさぎですか??』の、第1羽先行上映会が、新宿ピカデリー シアター1で行われた。登壇したのは、プロデューサーである小倉充俊さん(司会進行)と監督の橋本裕之さん、そしてチノ役の水瀬いのりさんとリゼ役の種田梨沙さん。今回、当日の模様を記した公式レポートが到着したので、ここに公開しましょう♪

◆公式レポートで当日の模様を大紹介!
まずはキャスト達の挨拶から始まり、早速上映がスタート。いつものメンバーが集まるだけで、日常がキラキラとしたものになるという第1期の雰囲気そのままに、第2期は、最初からみんなの仲がいいということで、よりパワーアップした賑やかさで、見どころも満載だった。

そんな第1羽の上映が終わり、話したいこといっぱいある!といった感じで再び登壇した水瀬さんと種田さん。ティッピーがかわいくて裏ではしゃいでいたことや、アフレコの思い出話をすると、橋本監督は、第2期はそれぞれの家族の話も出てくるので楽しみにしていてほしいと語っていた。

次の、キャストから監督に聞きたいことを質問するコーナーでは、第1羽にあったパロディ的なところを突っ込んだり、OP制作秘話、さらにこの日は歌だけの披露となったEDのアニメーションを「きんいろモザイク」の天衝監督が担当をしていることなど、興味深い話がたくさん聞けた。

さらに観客からの質問も受け付け、「ティッピーはなんで頭から落ちないの?」という質問には、「すごい良い質問! ちょうど第2羽でそれについて触れてるんです!」と、種田さんが答え、「ラビットハウスはお客さんいなくても成り立ってるの?」という質問には「映ってるときのタイミングです!」と、水瀬さんが怒り気味(笑)に答えていた。

「ここに来られない方がたくさんいたと聞いたので、その方たちにも早く見てほしい。自分にとってもチノはとても大きな存在。これから第2期、一緒にチノちゃんの成長を見守れるのが楽しみです。『ごちうさ』は、何度見ても心が癒やされるのがいいところなので、耳を長くさせながら、待っていてください」(水瀬さん)

「第2期ができるなんて素晴らしいこと。第1羽は、変わらぬかわいさとパワーアップした魅力もたくさんあって、面白くなって帰ってきたと思いました。今日も、見たあと皆さんがニヤニヤしていましたけど、この幸せを10日から全国にお届けできるんだなと思うと楽しみで仕方ありません。新キャラも出ますので、楽しみに待っていていただけたらと思います」(種田さん)

「第1期を応援してもらって第2期があって、第1期を楽しんでくれた人が楽しめる第2期はどんなものだろうかと考えながら、自分も一緒に楽しんで作っています。最後まで応援していただければと思います」(橋本監督)

という3人からのメッセージとともに、トークも盛りだくさんな上映会は終了した。

デキるオタクはここで判断している?
2015年秋アニメも出そろいましたね。しかし、度胆を抜かれたというか……想像していた方向とまったく異なっていたのが「おそ松さん」ではないだろうか。初回の放送がスタートしてからカオスなネタと相次ぐパロディの連続に、ネット界隈を中心に「なんなのこれww(褒め言葉)」状態に。

その一方で「銀魂の監督とスタッフなのか。だったら納得」「監督の過去の作品からすると当然の展開」といった声も。うーむ……どうやらコアなアニメファンは監督などからも事前に情報を得て、放送開始前から内容を想定しているようだ。

【橋本裕之氏】
今期放送:「ご注文はうさぎですか??」
過去に関わった作品(例):「ハロー!! きんいろモザイク」/「そにアニ」/「アクセル・ワールド」

終了と共に多くの難民を生み出す「ごちうさ」シリーズの監督。実は「ごちうさ」が初監督作品。偶然なのかもしれないが、「きんいろモザイク」といい……終了と同時に絶望感で無気力になるアニメに関わっているようだ。

「2015秋アニメEDテーマ人気投票」、結果発表!「ごちうさ」は二冠達成ならず3位に
アキバ総研のアニメポータル「あにぽた」が、2015年11月20日~12月10日に実施していた投票企画「2015秋アニメEDテーマ人気投票」。その投票結果をお知らせしよう。

先行して開催された「2015秋アニメOPテーマ人気投票」が大きな盛り上がりを見せたが、今回もかなり白熱した展開に。特に上位は順位が何度も入れ替わり、最後まで結果を予想することができなかった。
注目は「OPテーマ人気投票」で圧巻の強さを見せ、1位に輝いた「ご注文はうさぎですか??」。EDテーマ「ときめきポポロン♪」(チマメ隊)も11月23日付オリコン週間シングルランキングで総合9位に入った人気のキャラクターソングで、作品ファンや女性声優ファンからの力強い後押しを受け、中盤までは首位を独走。しかし1位・2位楽曲の猛追をかわしきれず、最終順位は惜しくも3位だった。

「2015秋アニメOPテーマ人気投票」、結果発表!1位は1000票超えの「ごちうさ」
アキバ総研のアニメポータル「あにぽた」が、2015年11月16日~12月6日に実施していた投票企画「2015秋アニメOPテーマ人気投票」。その投票結果をお知らせしよう。

作品、楽曲、アーティストなど様々な要素が票の行方を左右し、毎回かなりの盛り上がりを見せる「OPテーマ人気投票」。2015年秋スタートのTVアニメを対象にした今回の投票総数は、なんと9639票! 熱戦が繰り広げられたが、人気シリーズや話題作がその総合力を見せつける結果となった。

唯一1000票以上を獲得して1位に輝いたのは、「ご注文はうさぎですか??」の「ノーポイッ!」(Petit Rabbit's)。佐倉綾音さん、水瀬いのりさん、種田梨沙さん、佐藤聡美さん、内田真礼さんという人気キャスト陣によるキャラクターソングで、発売初週には2.3万枚を売り上げ、11月23日付のオリコン週間シングルランキングで総合4位に入っている。第2期を迎えた癒し系日常アニメ「ごちうさ」の勢いは、まだまだ衰えるところを知らない。

秋アニメは制作会社で選ぼう!
【WHITE FOX】
今期放送:ご注文はうさぎですか?? 2期/うたわれるもの 偽りの仮面

視聴回数2回以上の作品
ご注文はうさぎですか?(2014年)
STEINS;GATE(2011)

放送が終了しても根強い人気作となるWHITE FOX制作アニメ。今期は「ごちうさ」「うたわれるもの」を制作と直接ありがとうの気持ちを伝えたいレベル。
ちなみに「ごちうさ2期」は「キネマシトラス」と共同制作。今期では「それが声優!」をゴンゾと共同制作している。

「2015秋アニメ実力人気投票」、結果発表!
2015年秋に放送がスタートしたTVアニメ63本の中から、毎週楽しみな作品、面白いと思う作品などに投票してもらう本企画。なんと今回は、7000票に迫る熱戦に! 1クールの放送であればちょうど折り返し地点に差し掛かる頃であり、物語が佳境に入った作品も多いだけに、ライブな反応がかいま見える結果となった。放送前に実施した「2015秋アニメ期待度人気投票」と比較すると、放送後に評判を上げたダークホースも見えてくるかもしれない。

3位に入ったのは、人気シリーズの続編「ご注文はうさぎですか??」。「ご注文はうさぎですか?」はウサギがいる喫茶店に下宿することになった女子高生の日常を描いた作品で、本作はTVアニメ第2期にあたる。キャラクターの仲が深まった状態で始まるため、可愛さもにぎやかさも癒しもパワーアップしている、とシリーズファンに好評。声優ユニットが歌うOP・ED主題歌は、11月23日付オリコン週間シングルランキングで同時トップ10入りの快挙を果たす。

OP曲とED曲がオリコン同時トップ10入り! Petit Rabbit's 「ノーポイッ!」/チマメ隊「ときめきポポロン♪」
11月11日発売のPetit Rabbit's 「ノーポイッ!」(TVアニメ「ご注文はうさぎですか??」OP主題歌)が、11月23日付オリコン週間シングルランキングで総合4位にランクインすることがわかった。

発売初週の売り上げ枚数は、2.3万枚。声優ユニット「Petit Rabbit's」(プチラビッツ)としては、TVアニメ第1期のOP主題歌である1作目「Daydream cafe」(2014年5月発売)の最高11位と初週売上1.5万枚をともに上回り、自己最高を記録。また、同日発売だった声優ユニット「チマメ隊」が歌うED主題歌「ときめきポポロン♪」も初週1.4万枚で9位に登場。こちらも第1期のED主題歌に起用された1作目「ぽっぴんジャンプ♪」(2014年5月発売)の最高14位と初週売上0.9万枚を上回っての自己記録更新となった。

実際に観てから決めた!アニメファンが選ぶ「次週以降も観続けたい2015年秋アニメ」
2015年秋アニメの放送が始まってからおよそ一ヶ月。アニメファンにとって、実際に内容を観た上で「これからも観続けよう」と思える作品は一体どれくらい残っているのだろうか?

第1位には、2014年4月からアニメ1期が放送され、「あぁ^~心がぴょんぴょんするんじゃぁ^~」の流行語を生んだ『ご注文はうさぎですか?』のテレビアニメ第2期『ご注文はうさぎですか??』が選ばれた。放送直前に発表した「もっとも期待している2015年秋アニメ作品」でも堂々の1位を獲得した同作。放送後もその期待を裏切る事なく、改めてその人気の高さを証明する結果となった。「暖かくてよく心に沁みます。今シーズンの癒し系の代表だと思います」「キャラが気に入ればとても癒される作品。是非この調子で3期もいってほしい」など、既にその世界観や設定、キャラクター達に癒やされているファンが多いようだ。

「音楽に期待したい秋アニメ」
■今回も名曲誕生の予感大な人気日常系アニメの続編!
来期も優れた声優ソング、キャラクターソングが多数リリースされることかと思いますが、そんな中でも大ヒットの最有力候補といったら、やっぱりコレです、『ご注文はうさぎですか??』! 

昨年、大ヒットを記録した『ご注文はうさぎですか?』……通称『ごちうさ』の続編で、ファン待望の第二シーズン。来期も続編ものが多数放映されますが、この『ごちうさ』、コンテンツとして強力で、尚且つ、男女それぞれに高い支持を得ている作品の続編が並んでいるのが大きな特徴だと思います。

『ごちうさ』は、"木組みの家と石畳の街"に引っ越してきた主人公のココアが、喫茶店ラビットハウスを営むチノやバイト店員兼上級生のリゼといった新しい友だちと出会い、皆と一緒に過ごす日々をキュートに綴っていく、所謂"日常系"アニメの人気作。

西洋風の異国情緒溢れる街の描写や喋るウサギが登場するなど、ちょっとファンタジックな要素もある作品で、その辺りも人気の要因になっているかと思います。

愛らしいキャラクター描写やストーリーが見どころのアニメ作品『ごちうさ』。そんな『ごちうさ』の前シリーズ放送中にアニメファンの間で大流行したのが、オープニング主題歌の『Daydream cafe』です。

アニメの主演声優さんたちによる声優アイドルユニット、Petit Rabbit'sが歌うこのナンバー。擬音を多用したリズミカルかつキャッチーな歌詞が特徴の楽曲で、中でもサビの「こころぴょんぴょん」というフレーズがガッチリとアニメファンの心を掴み、一種のネットスラングとして定着するほどの大ヒットに。

第2期でも、オープニング主題歌はPetit Rabbit'sが担当するので、前期に並び立つ超キャッチーでポップな楽曲の誕生に大きな期待を寄せたいところです!

秋の新作アニメ注目作品
Koiさんによる4コママンガ(まんがタイムきららMAX連載中)を原作としたアニメ作品。いわゆる「ゆるふわ」ものの作品で、ウサギがいる喫茶店「ラビットハウス」を舞台に、そこに集う少女たちの日常が描かれるだけなのだが、妙な中毒性があり、放送後からじわじわとネットを中心に人気が高まっていった。特に、「ニコニコ動画」による同時実況が話題を呼び、その中から、流行語ともなった「あぁ^~心がぴょんぴょんするんじゃぁ^~」という名台詞も生まれたほど。
こうして大人気となった第1期を受け、この秋からは第2期がスタートする。ちなみに「まんがタイムきらら」系の4コママンガを原作としたアニメでは、本作のほか、「ひだまりスケッチ」「けいおん!」「きんいろモザイク」など、名作と言われるゆるふわものがそろっているだけに、第2期も鉄板のゆるふわ作品となりそうだ。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 10

蒼い星 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

2期も安定のもふもふだったよ。

アニメーション制作:WHITE FOX、キネマシトラス
2015年10月 - 12月に放映された全12話のTVアニメ。

【概要】

とあるところに、フランスのコルマールとストラスブールがモデルと思しき、
木組みの家と石畳が特徴のヨーロッパ風の長閑な街がありました。
主人公・ココアが高校進学と同時に、この街に来てから初めての雪解けの季節。

1期で、ココアに大好きな可愛い“妹”と大好きな友達がいっぱい出来て、
喫茶店ラビットハウスに下宿して働きながら高校に通う生活は続いていまして、

春が待ち遠しい空気の街の中、今日も女の子たちは元気です。

【感想】

キャラが可愛いだけの萌えヲタ専用日常アニメと思いきや、
ごちうさには何故か心に響く気持ち良さがありますね。

そもそも、可愛いとはなんでしょう?
アニメの少女がおっ○いを揺らして、科(しな)を作って男キャラに媚びれば萌えヲタは満足なのでしょうか?
考えてみれば、ごちうさの女の子は色気が無いですし、色恋沙汰の対象の男も存在しないですね。
恋愛アニメとお色気アニメは別物ですから、何でも一緒にするべきではないでしょうがw

見た目が明るくてノリが軽いですので見過ごしがちですが、
ごちうさの脚本って、
どこか寂しがり屋の女の子たちがお互いに依存して心の隙間を埋め合っているのが根底にありますよね。
特に、チノちゃん(喫茶店の娘で、ココアが“姉”を自称する対象)にはお母さんがいないですし。

友達同士の絆と愛情が毎回たっぷりとストーリーに込められていて、
アニメの中の女の子たちの笑顔を見て、視聴者もあてられて心がポカポカする。
女の子たちが不安がったり寂しがったりしていると、応援したくなる。

お話の中でココアがチノちゃんを心から心配するシーンとかを見て、
愛と潤いを心に求めている大きなお友達が嬉しくなったり。

つくり手が、視聴者が本当に欲しいものを理解して、
女の子たちの機微と心と心のつながりを描いているからこそ根強い支持層を得た、
実は、シナリオがしっかりしている作品なのだと思いました。

視聴者に媚びてるあざとさが存在していることも事実ですから否定できませんけどね。
あざとすぎるEDアニメを私は1回もスキップできませんでしたw
自分は大抵のアニメでは途中からはOPとEDを飛ばすのですけどね。


これにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 66
ネタバレ

戸愚呂(青春) さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

かわいいは作れる?ってレベルじゃねーぞ

1期のレビューはもふもふなので、2期まで通して視聴した感想でもつらつらと書きたいと思います。

まず多くの人がこの作品に対して抱いているように、「かわいい」に特化した、むしろ「かわいい」だけを楽しむ作品。で間違っていないと思います。

ですので、キャラクターに対して「かわいい」と感じなかった方はほぼ100%楽しめないと思います。

しかし、はたしてこの「かわいい」だけでこんなにも多くの人から愛され、誰もが知るタイトルに成り得るでしょうか?
もちろんそれにはそれなりの理由があると考えます。

真っ先にに浮かぶのは「キャラクター」の魅力であると思いますが、主要5人について事細かに全て書いていてはレビュー投稿が半年後くらいになりそうなので止めておきます。
ただ、これだけは言っておきたい。

「シャロが1番好きです。」

それ以外の観点から、ごちうさが何故こんななも魅力的と感じたのか、大きく分けて3つの項目で書いていきたいと思います。
多分長くなります。

◼︎尋常でない「かわいい」の追求
{netabare}
大量のかわいさで構成されているごちうさという作品は、その「かわいさを引き立てる情熱」が光る作品であると思いました。

自分が感じたのは「コスチューム」と「髪型」です。

それぞれのお店の制服をストーリーに則って着せているのは巧いと思いました。
加えて私服のバリエーションの豊富さが素晴らしかったです。
そしてどれもキャラらしさが出ていて、拘りを感じ取れました。

髪型に関しては本当にずるいですね、ちょっとお出かけや、運動するときなんかにちょこっと結んだりしてるんですよね、凄く自然に!(ここ重要!)
気になるあの子がいつもと違う髪型をしてるのを見ると「おっ!」てなりませんか?その感じです。
{netabare}

1期2話で、ココアがおさげ、チノがちょこっと2つにしてるのですが、チノの髪型を見てココアが嬉しそうにマネするみたいな微笑ましいワンシーンを妄想できますしね、たまらんな。
んー、チノがマネをしてるでもとても微笑ましいのですが、この時期だとそれは考えにくいかなと。
あ、もしかしたらココアが半ば無理矢理チノの髪を、、、
{/netabare}
こんな感じに、いい調子で気持ち悪いもとい心地よい妄想もできます。
他にも髪型がいつもと違うシーンがたくさんあります。
なんでこの髪型なのか、とか、
その髪型になった経緯とか想像すると凄く楽しいです。

このように、「かわいい」に関して飽くなき追求をしているのです。
それにより、こちらは飽きることなく、そして何回か観てもまた新しい発見があったりする訳ですね。
{/netabare}

◼︎無いようである内容
{netabare}
最初に「かわいい」だけを楽しむことを、間違っていないと書きました。
少し曖昧な表現をしたのは、
決して「かわいい」だけの作品ではないと思っているからです。

1,2期通してきちんとした成長物語があります。
個人的には1期では主にチノの成長、2期ではココアの成長が目立ちました。
友情面ではシャロが印象的でした。

塞ぎ込みがちで、あまり人に頼ろうとしないチノが2期ではチヤにアドバイスするまでに成長していたり、ココアの影響を受け心を開いていく様子が1番わかりやすいですね。

内容の面で1番良かったと思う点は、「ココアがしっかりと主人公」なところです。
そう感じたのは2期9話のチヤの台詞、ココアに感謝している。ココアと出会ってなかったらラビットハウスと甘兎庵は友達になれなかった。
というものです。
これはお店に限った話では無いと感じました。
シャロとチヤ、リゼとチノ、チマメ隊、繋がりが元々あったところもありますが、これらを全て強く繋げたのはココアの存在であると、その時感じました。
主人公なので当然だと思う方もいらっしゃるかと思いますが、「かわいい」だけでなくこうしたしっかりとした作りになっている点も評価できると思います。

{/netabare}

◼︎全てが「かわいい」に収束する
{netabare}
通常ならマイナスな方向へ赴く感情やギャグまで、全てがここへ収束されます。
とは言え、これはキャラがかわいいからと言ってしまえばそれまでかもしれませんが、、、

主にマイナスな感情を養分とするドロドロした人間ドラマも観ていて面白いですが、ごちうさの感情は澄みきってます。
その澄んだ感情というのは「徹底的に平和な世界」が作り上げていると感じます。
泥水が浄水器を通して綺麗な水になるかの如く、この世界では負の感情というものは全て澄んだ感情になり、
その結果「かわいい」が残るのです。

ギャグは基本的に2種類の笑いを起こしてくれます。
面白い、の笑いと
かわいい、のにやり
です。必ずと言っていい程2つやってきます。

このようにして、あらゆる要素を最終的にこの作品の中核である「かわいい」へ収束させていることで、こちらに不快な思いの一切の追従を許さず、癒しを与え、作品の魅力をより一層際立てていると思います。
{/netabare}


◼︎まとめ

まだまだ全然書き足りない!
ごちうさの魅力は私なんかが1周観ただけではその全てを汲み取ることはできません、、、
そして文字に起こすなど到底無理です。
そのくらい細いこだわり、愛が詰まった作品でした。

そうですね、私が一言でこの作品を毛布以外の言葉で表すのであれば、

[努力値を「かわいさ」に510振った600族]

ポケモン知らない方にはなんのこっちゃですがすみません。
とにかく強い、そしてあり得ないかわいさなんです。
もう、かわいさが「チート」なんです。
読んで字の如く「ずるい」んです。

それでいて「かわいい」だけではないのです。
たまに本当に良いこというなぁと思う時もありますし、細い演出で楽しませてくれもします。

◼︎おまけ
{netabare}
2期最大の盛り上がりと言っても過言でないモカお姉ちゃんについて何も触れないのもアレだと思いここに少しだけ綴らせて下さい。
レビュー内に組み込めなかった自分の技量の無さが憎い!!

もし、ごちうさが「お姉ちゃん道」を極めるバトルものだったなら、「モカ」はるろ剣でいう「比古清十郎」でしょう。
強すぎてあまり出せないが、登場した際には強烈なインパクトを残す。
同じ技でも威力が違う!的な感じもあります。
実際ボートレース(?)の時、バトルものの様な熱さを一瞬感じました。
「お姉ちゃんを!!超える!!」
てとこら辺で(・∀・)

モカが初めてラビットハウスを訪れた時のシーンが凄く良かったです。
ココアが初めて来たはうさぎを探してました。
モカはココアを探してます。笑
お好きな席へと言われたモカは無意識にココアが初めて座った席へ座ります。
姉妹ですねぇ。
いいですねぇ、こういうの。
粋な演出、ナイスです。

最強のお姉ちゃんであるモカの唯一の弱点が妹のココア。
これもモカが最強のお姉ちゃんたる所以でありますね。

あ、やばい止まらなくなる。
ここいらでおまけ終わります。
{/netabare}

長々と書きましたが、読んでくださった方、ありがとうございます!

投稿 : 2024/03/23
♥ : 28

74.8 4 2015年秋(10月~12月)アニメランキング4位
ノラガミ ARAGOTO(TVアニメ動画)

2015年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (974)
6034人が棚に入れました
黒いジャージにスカーフ姿の“夜ト”は、祀られる社の一つもない貧乏でマイナーな神様。自分の社を築くべく、賽銭〈5円〉で人助けをする、自称“デリバリーゴッド”である。交通事故に遭いそうになった夜トを助けようとしたことがきっかけで、“半妖(魂が抜けやすい体質)”となった良家の令嬢・壱岐ひより、さらに、夜トに拾われ、神様が使う道具“神器”となった少年“雪音”と共に、人間に害を与える“妖”と戦いを繰り広げながらも、その三人の絆は深まっていった。
一方で、七福神の一柱(ひとり)で最強武神である“毘沙門”から命を執拗に狙われ続けている夜ト。ふたりの間に秘められた過去、そして、因縁の対決の行方は…

声優・キャラクター
神谷浩史、内田真礼、梶裕貴、沢城みゆき、福山潤、井上和彦、星野貴紀、東城日沙子、置鮎龍太郎、豊崎愛生、小野大輔、大川透、今井麻美、釘宮理恵
ネタバレ

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

神と人の物語はますます面白く

<2019/10/14 初投稿>

原作は未読です。

BS211で再放送が始まったのをきっかけに1期のレビューを書いたら久しぶりに無性に観たくなって。
1期、そしして2期の本作「ARAGOTO」をまとめ見しました。

やっぱりめちゃくちゃ面白い。
2期は更に面白くなってる印象です。

というのも1期は夜ト、ひより、雪音三人の関係性が定まるまでの地固めとなるお話でした。

2期では1期で出来上がった関係性をもとに、本格的に登場人物の背景を掘り下げながらストーリーが大きく展開していきます。

物語そのもの、世界観、設定、キャラクター造形も本当によくできてるし、映像も音楽も演出も声の演技もバトルシーンも1期に続いて◎

新OPのTHE ORAL CIGARRETES「狂乱 Hey Kids!」もテンション上がります。

ところで今回。
この曲の公式MVをYouTubeで探してみたら再生回数がなんと6,300万回!
コメント欄は英語コメで埋め尽くされてました。

ちなみに1期OPのHello Sleepwalkers「午夜の待ち合わせ」のYouTube公式MVも2,600万回。
そしてやはり大量の英語コメ。

知らんうちにそんなことになってたとは・・・ノラガミは海外でも相当な人気なのかも


さて本作、前半は毘沙門様と兆麻(かずま)そして夜トの三者の過去に纏わるお話、後半は恵比寿神に纏わる大アクションエピソードで夜ト自身の秘密も少し明かされていきます。

以下、キャラ紹介。
(主役三人は前作でご紹介したのでサラッと)

主役の夜トは哀しいジャージ神(なんかこう書くと「ひざ神」みたいだ)
作中に夜刀神(ヤトノカミ)という別神がちょっとだけ出てきますが、こちらは社が実在するちゃんとした神様です。
どんな神様か調べてみたら結構面白かった。

ひよりは相変わらずのお転婆な身体落っことし体質の中学生で、そして雪音は無事思春期を卒業しつつあります。

毘沙門様は一言で言えば「痴女神」
いえウソです。
夜トは「あの痴女」呼ばわりしてますが、真面目で勇猛で、実は心根が優しすぎる哀しい最強武神。
ボンデージ風ファションが似合ってる辺り、遠目に見るとシェリル姉さんに見えなくもない。
入浴シーンの多さはしずかちゃんを遥かに超えるサービス担当(いやお風呂多い理由あるんですよ

毘沙門様の相方の兆麻さんは、性格がちょっとスザクっぽい(声はルルーシュだけどね)。
立ち位置的にも毘沙門様を補佐する道標だし。
有能黒縁眼鏡。
概ねこれでどんなキャラか伝わる人には伝わると思います 笑

小福は源氏名が{netabare} エビス・小福{/netabare} で本名は{netabare} 貧乏神{/netabare} という強烈キャラの神様。
見た目は10代女子風。
バカキャラだけど、基本優しい。
そしてたまに無制限にカッコいい。
あのタンカ切るとこは惚れました(๑╹ω╹๑ )

大黒さんも二人居るのでややこしい 笑
小福の相方の方の大黒さんは見た目は「ヤの付く団体職員」で実は専業主夫。

恵比寿神は真面目で理論派でチャレンジ精神溢れてるボンボンのおっさん。
札束で横っ面引っ叩くのは・・・一度自分もやられたい♪( ´▽`)
極めて自然にボケる技術(うで)も持ち合わせてます。
ところで恵比寿様って神様としては本当にたくさんの逸話と名前があって、福の神のはずなんだけど、生まれ落ちてすぐ海に流されたという伝説もあるなど暗い一面も。
結構な複雑怪奇の神さんなんですよね。

そしてノラ。
ノラは通称で本人はそう呼ばれるのを嫌がってましたね。
白い和服に白い三角頭巾という死装束の少女。
釘宮理恵さんの抑えた可愛らしい声が不気味さと哀しさを際立たせています。

他にもたくさん出てきますが皆こんな感じで魅力的。

本作は多神教ならではの世界観の中で紡がれる神様と人間の物語なのですが、そこにはいろいろな暗喩が含まれているようにも感じます。
人はどんな時に悩み、苦しみ。
どんな風に乗り越えていくのか。
絆とはなんなのか。
そうした問いかけを含んでいるように思えるのです。

本当に三期が欲しいアニメ。
でもなかなかやってくれなさそうなので原作読んじゃおうかな。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 39
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

珍しく、1期より2期が更に面白くなるアニメ

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
1期を観た上での視聴をオススメします♪ 少年漫画原作の王道感が心地好いアニメ。一期よりシリアス成分が多目でしたが、心理描写もかなり丁寧に行われているので、十分に感情移入が出来ました。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
まず、OPカッコいいですね。映像、音楽共に。疾走感がハンパナイ♪

中身ですが、基本的に「毘沙門天編」と「恵比寿編 」に別れます。個人的には、「毘沙門天編」が好きでした。

「いなり、こんこん、恋いろは」や「神様はじめました」でも思ったけど、こういう「日本の神様系」を扱った作品のポイントは、「いかに本当の神様の要素を残しつつ、視聴者のイメージを裏切れるか」だと思います。へ~と少し勉強なって、なんでやねんとツッコミたくなる感じ、と言えば良いでしょうか。

そういう観点から観ても、「ノラガミ」は良いですね。七福神というメジャーどころは、「ボンテージ毘沙門天実は良い人」「スーツ恵比寿善意で悪事を行う」と、見た目と性格で裏切るし、「菅原道真」や「貧乏神(ナイスキャラ!)」が、普通に神様として扱われているところも、神道の懐の広さ(ごちゃごちゃ感)を考えればアリだし。神格=認知度、というのも、あるようでなかった感じだし、シンプルで良い。

そんな中、「本来ただの人間の死霊」であるはずの神器達が大活躍しましたね。

特に、兆麻は、お気に入りです。常に下手に出といて、実は主導権握ってるとか、なんかエロいです(笑) ああいう男に、私はなりたいw

というのは冗談としても、毘沙門天と兆麻の関係性は良かったですね。主従でもあり、恋人でもあり、というのが上手く表現されてました。毘沙門天が唯一弱さを見せられるのは兆麻ですが、大義の前では、そんな兆麻すら切ってしまう毘沙門天の不器用さ。それを全部分かった上で、どこまでも毘沙門天を想う兆麻の献身。なんか、日常系アニメでスピンオフやってほしいな、「毘沙門天一家の日常」とかw

レビュータイトル通り、私は2期の方が面白いと思いました。少年漫画原作らしい作品としては、かなり優秀な作品かと。3期も期待です♪
{/netabare}

投稿 : 2024/03/23
♥ : 40

PPN さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ハイクォリティシリーズ作品(・∀・)v

無名の神『夜ト』、夜トの神器『雪音』。
2人に関わりを持つようなった『ひより』。
この3人の関係性を主に描いた1期の続編。
全13話+OAD2話。
原作:「月刊少年マガジン」連載中の漫画(未読)


続編なので1期からの視聴がオススメ(*´∀`*)ノ
ジャンルはファンタジー&バトルになりますね。

伏線だった毘沙門との確執原因が明らかになる前半。
後半は七福神の1人、恵比寿の持つ謎が中心に。
上記からなる2つの柱で構成されておりまする。

3人の関係性に重点を置いた前期と比べると
バトル色、ファンタジー色がより濃い内容に。
これはこれでアリかなぁと、予想以上に楽しめました♪

それでもやはり3人の姿ばかり追ってしまいましたね。
夜トの喜怒哀楽の表情、雪音の成長と神器としての変化。
そして2人との関係性をより強固なものにと奔走するひより。
この辺りが上手に表現されており1期に引けを取りません。

ダーク、シリアスが増えているもののコメディとの
バランスも変わらず良く最後まで楽しむ事ができました。

ボンズ制作、作画も綺麗、OPEDも良曲、豪華な声優陣と
高いクオリティを誇るシリーズ作品だと思います(・∀・)v


男女問わずでオススメ可能な良作と言っていい作品。
『まだ観てないよ』という方はぜひお試しを♪
安定した面白さがあるので3期を期待して待っています!




《キャスト》

夜ト(CV.神谷浩史)
雪音(CV.梶裕貴)
壱岐 ひより(CV.内田真礼)
エビス小福(CV.豊崎愛生)
大黒(CV.小野大輔)
毘沙門天(CV.沢城みゆき)
兆麻(CV.福山潤)
恵比寿(CV.置鮎龍太郎)
天神(CV.大川透)
梅雨(CV.早見沙織)
真喩(CV.今井麻美)
野良(CV.釘宮理恵)



《主題歌》

OP
『狂乱 Hey Kids!!』/THE ORAL CIGARETTES
ED
『ニルバナ』/Tia

投稿 : 2024/03/23
♥ : 56

74.4 5 2015年秋(10月~12月)アニメランキング5位
ARIA The AVVENIRE[アリアジアッベニーレ](アニメ映画)

2015年9月26日
★★★★★ 4.3 (263)
1676人が棚に入れました
capitolo1 その 逢いたかったあなたに・・・先輩の灯里に同乗してもらい、今日もゴンドラの練習に励むアイ。そのさなか、灯里は運河を行き交うゴンドラの中に藍華とアリスの姿を見つけます。プリマ・ウンディーネになってからというもの、忙しくてなかなか会うことができないでいた3人。ほんの短い時間とはいえそれが叶った“みらくる"に、灯里は過去のある出来事を思い出し、アイに語り始めます。capitolo2 その 暖かなさよならは・・・ある日のこと、アイは興奮気味に灯里に話し始めました。練習中にとっても“みらくる“な体験をしたというのです。見慣れぬ路地の奥で目撃したケット・シーの影…そして、ゴンドラを降りてその影を追った先で出会ったのは、姫屋支店とオレンジぷらねっとで修業中の二人のシングル・ウンディーネだったのでした。capitolo3 その 遙かなる未来へ・・・今、再びの未来をご一緒しましょう。

声優・キャラクター
葉月絵理乃、斎藤千和、広橋涼、大原さやか、西村ちなみ、皆川純子、水橋かおり、川上とも子
ネタバレ

kochiro さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

その、永遠に会えない人は…

季節は“冬”

これは水の3大妖精のひとり、セイレーンと呼ばれるウンディーネが若くして急死した後のお話。

{netabare}
アテナ・グローリィの急な訃報から一週間が経過して、ネオベネチアにはもういつもの穏やかな日々が流れているのですが、アテナの指導を受けた唯一の後輩であるアリス・キャロルだけはずっと部屋に引き籠ったまま。びっしりと埋まっていた予約をすべて断って、後輩のアーニャちゃんを指導する役目も会社に返上し、もうゴンドラに乗ることすらできなくなっていました。

カツカツカツ。

「晃さん、ちょっと待ってください。」

ドンドン!

「アリス、いるんだろ。早く開けろ!」

ガチャガチャ、ドンドンドン!

「ちょっと、まだ早いって言ってるじゃないですか。もう少し待ってからでも。」

「ええい、離せ藍華。こんなドアなんてぶち壊してやる!」

ドカドカドカ!ババン!

「晃さん、無茶しないでくださいって、あ~あ。本当に鍵を壊しちゃった…。」

晃が扉を開けると、部屋の隅にはただ呆然と座っているアリスの姿がありました。

「おい、こんな暗い部屋に閉じこもって、おまえ何やってるんだよ。」

「…」

「…、覚えているか?オレンジプリンセスのゴンドラに3か月も前から予約して、お前のゴンドラに乗ることをすごく楽しみにしていたお客様がいただろ、今日な。代わりに私のゴンドラへ乗ってもらった。…、私のとっておきの場所をたくさん紹介したけれど、結局、帰り際にお前の長期休業中ってのが本当に心配だって言われてな、とても不安そうな顔をさせてしまったよ…。」

「…」

「アリス、私達の仕事はただの観光案内じゃない、お客様に喜びを感じてもらうことが仕事だ。わかっているだろ?」

「…」

「…そうか。お前はウンディーネ失格だ。」

「…」

「私からNo.1の座を奪うのはお前だと思っていたのだが…。見込み違いだったようだな。………残念だ。」

そう言って部屋を出る晃さん。扉の隙間から、ぴょこぴょことまぁ社長がアリスの部屋に入って扉が閉まります。
部屋の外にいた灯里と藍華は、アリスの部屋に入ろうとしますが。

「もうほっとけ、ほら行くぞ。午後のお客様、二人とも予約入っているだろ。」

「でも。晃さん酷すぎます。」

「そうだな。…だが、酷いのはあいつの方だ。ほら行くぞ。」

灯里と藍華は心配な顔をしつつも、この場は晃さんの言葉に従います。
扉の前には部屋に入ることができず、扉を見つめるアーニャちゃんだけが残されました。

部屋の中では、まぁ社長がアリスに優しく寄り添います。

「まー。 まぁー。」

「…、まぁ社長。」

「私。もっとアテナ先輩に恩返しがしたかった。なのに。まだ私なんにも返せてないのに。もう二度とアテナ先輩に会えないなんて……。う。ううう…。」

「…、まぁー。」

その頃、アリシアさんはゴンドラ協会でアリス・キャロルの今後の対応を話し合っていました。その場でアリシアは晃がアテナとアリスの二人が抜けてしまった観光案内の穴を埋めるため、代役として朝から夜中まで休みなくびっしりと働いていることを知ります。
このままでは晃の健康状態が心配です。そこで、多過ぎる仕事量をゴンドラ協会加盟の各社で協力して分散させることとなりました。

その会合は夜までかかり、アリシアは晃のこと考えながら帰宅している途中で偶然ゴンドラに乗っている晃を見かけました。
晃は疲労困憊でゴンドラを漕ぐ手も体も震えていました。うつむいている晃にアリシアは声をかけようとしましたが・・・震えていたのは疲労のせいなんかではありませんでした。

晃の頬には涙が見えました。

「……。 なんだ、アリシアじゃないか。」

「晃ちゃん…」

「変なとこ見られちゃったな。仕事に夢中になっている間は全然、大丈夫なんだ。でも、こうして気が抜けるとすぐ悲しみに負けちまう…。今日な、仕事を放棄しているアリスを怒鳴りに行ったんだが、どうやら私もっ… 私も偉そうなことを言えるほどまだまともじゃないみたいだ。何かしていないとダメみたいでな。…本当に情けない、情けないよな・・・・。」

「…晃ちゃん。」

二人とも、何も言葉が出てきませんでした。ただ、お互いの姿が涙に滲み、アテナのことを思い出していました。

次の日、プリマとして自由な時間が取れない灯里や藍華に代わって、まだシングルの後輩3人組がどうすればアリス先輩がまたゴンドラに乗れるようになるか、アリア社長、姫社長も協力して作戦会議を行います。
そして、アーニャちゃんの意見からまずは笑顔を取り戻すことが重要だということになり、作戦指揮はあずさが担当、アーニャはアリス先輩のお気に入りなどの情報収集を担当、アイは素敵なことが起きる予感にさせる素敵担当、兎に角、どんな素敵でもいいからアリス先輩に見せて笑顔になってもらおうとしました。作戦名は、「アリス先輩を笑顔にする大作戦」。そして、作戦が開始されました。

しかし、打ち合わせ通りにはうまくいかず、空回りばかり・・・。

「ふいにゅ~。ふいにゅ~。ぶい、ぷいにゅ。ぶいにゅ~~!!!」

アリア社長がまぁ社長に自ら“もちもちポンポン”を噛むように仕向けるという体を張ったとっておきも、かじられ損に終わりました。

もうダメかも、と弱音を吐くあずさに、どうしてもなんとかしたいアーニャ。仕事を終えた灯里先輩と藍華先輩も加わってアリス先輩に兎に角、ゴンドラに乗ってもらおうと皆でアリスの腕を引きますがついに振り払われてしまいました。

「もう皆さん、私のことなんかほっといてください!」

アリスもみんなの気持ちがわかっているのに、どうしようもできない自分が許せなくなっていました。

「アリスちゃん。でも、そんな悲しそうな顔をされたら放ってはおけないわ」

「え?」

と、そこにやさしい声がしました。

「久し振りね。アリスちゃん。」

「・・・グランマ」

グランマの後ろにはアリシアも立っていました。
憧れのグランマに今の姿を見てほしくない、アリスはその場から逃げようとしますが晃が逃げ道を阻みました。
「お前からグランマに何も言わなくてもいいのか?」

晃にそんな言葉をかけられて、アリスは重い口を開こうとしました。

「…グランマ、あの…もう…私…」

アリスちゃんがグランマに打ち明けることができずにいると
グランマがアリスのゴンドラを眺めながらゆっくり話しはじめました。

「このアリスちゃんのゴンドラは何人乗りかしら?」

「え、あの…。最大で7人です…。」

グランマは頷いて話を続けます。

「ゴンドラは乗れる人数が限られるから沢山のお客様と出会ってばかりではいられないわ。出会う分だけ、お別れしないといけないでしょ。お別れした後、後悔もしたりするわね。でも、そのお客様と一緒に過ごしたかけがえのない時間を失うことは絶対にないの。」

藍華や灯里は頷いていますが、ちょっと難しい話なので後輩3人はついていけていない様子。アリスはしっかりグランマの目を見て話を聞いています。
(そんなアリス先輩の姿をアーニャちゃんはじっと見つめていました。)

「アリスちゃん、永遠の別れは何時訪れるか誰にもわからないものなの。だから、もしかすると明日、急にグランマがアリスちゃんたちみんなとお別れしないといけなくなってしまうかもしれないわ。」

「え、そんなの絶対嫌です!」

「それは誰にもわからない。でも、グランマはね。今、アリスちゃんと一緒に話しているこの時間を絶対に失うことはないの。だから大丈夫。」

グランマは不安そうなみんなの顔を見回してからまた問いかけます。

「アリスちゃん、もうひとつ聞いてもいいかしら?アリスちゃんにしかわからないことなの。」

「え、は、はい…、なんでしょうか?」

「もしも…、アテナちゃんが今のアリスちゃんに言葉を掛けるなら、なんて言うかしら?」

「アテナ先輩が、今のわたしに…」

「アテナちゃんと過ごした時間が一番長かったあなたですもの。わかるんじゃないかしら。きっと、アリスちゃんの心の中にはアリスちゃんしか知らない、アリスちゃんだけのアテナちゃんがいるはずよ。」

アリスちゃんはしばらく考えてから、不安そうな顔をしている灯里先輩や藍華先輩、後輩のアーニャ、みんなのことを見回します。

「グランマ。私…」

グランマはそっとやさしく微笑みます。

「私…、またアテナ先輩に心配ばかりかけてしまっていたみたいです。」

アリスちゃんの潤んだ目を見てグランマは頷きます。

「そう、でも、これからは大丈夫みたいね。ほら、アリスちゃんはもうアテナちゃんを見つけることができたのだから。」

「グランマ。・・・はい。 あ、あの、みなさん、ご迷惑をおかけしてでっかいすみませんでした。」

涙目の灯里と藍華が笑顔でアリスに抱きつきます。

「おかえり、アリスちゃん」

[newpage]

そして、季節は“春”。

花咲きほこるサン・ミケーレ島にあるアテナ先輩のお墓には、お花を手向けるアリスの姿がありました。

「アテナ先輩、今、私、会社から改めて後輩を指導してみないかって話を受けているんです。落ち込んで、みんなに迷惑かけてばかりのダメダメな私にはもう無理なんて思ったりもしたけれど……。」

と、アリスは木陰からずっとこちらを見つめていたアーニャちゃんの姿に気が付きました。

「でも、私にはアーニャちゃんっていう先輩想いのかわいい後輩が既にいるからでっかい無理です。って、断ろうと思っています。アテナ先輩から教えてもらったこと、ちゃんとアーニャちゃんに伝えたいって思うから・・・見ていてださい。・・・アテナ先輩。次はプリマに昇格したアーニャちゃんと一緒にまたここにきます。でっかい楽しみにしていて下さい。」

アリスは立ち上がるとアーニャちゃんに声をかけました。

「でっかい盗み見禁止です。合同練習はやってないんですか?」

「ごめんなさい。でも私、アリス先輩のことが気になって。」

「仕方がないですね。ほら、行きましょうか。今日、夜は予約が入ってないから練習に付き合ってもいいですよ。」

「はい。お願いします。」

アリスはゴンドラに乗ります、手にはアテナ先輩が愛用していたナンバー「36」のオール。オレンジ色に染まった夕暮れのネオベネチアの街並み。飛び立つ鳥たち。アリスちゃんは優しく微笑み明日へ漕ぎ出します。

アリスのカンツォーネ「ルーミス エテルネ」が春風に乗って町中に広がり、歌声に気が付いた晃さんが笑顔でゆっくりと空を見上げ呟きます。

「そうか・・・、私にもついにゴンドラから降りるときがきたのだな。」

灯里や藍華達にもアリスちゃんの歌声が届きます、そして・・・本当の笑顔がネオベネチアに戻ってきました。

そうそう、気になるアリスちゃんが元気を取り戻したアテナさんの言葉。

{netabare}

それはARIAのことが大好きなファンの心に残っているアテナさんの言葉そのものです。

恥ずかしいセリフ禁止!

アテナさん、あなたの言葉にはたくさん助けられました。ありがとうございました。

また今日も平和な日常を過ごせたことに感謝しつつ、現実世界にしかないたくさんの素敵を見つけながら楽しんで生きていきましょう。
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/03/23
♥ : 8

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

「その 素敵なカーテンコールに」泣かないって方が無理!『ARIA』を知る全ての人へ

もはやサトジュンにとってもコミックブレイドにとっても伝説の作品である『ARIA』シリーズのアニメ10周年を記念したオリジナル完全新作
美麗な世界観、ヒーリング系というジャンルの確立をしたあの伝説の『AQUA』そして『ARIA』の続編ですよ!社長!


始まって5分もしないうちに流れる映像と共に『ウンディーネ』ってもうそこで泣いていたオレガイル・・・
こんな映画初めてでした、こんな速攻を仕掛けてくるなんて反則過ぎる・・・;


短編×3本=上映時間計60分の作品でパッケージングの際はテレビシリーズBD-BOXに1話ずつ収録されるとのことでまとめて観れるのは映画館だけ
水無灯里がプリマに、アイちゃんがARIAカンパニーの新人シングルとなった未来を舞台に、回想などで時系列が前後するエピソードが中心となります


1本目は多忙のアリシアの裏誕生日を祝いたいという晃の願いを聞いて奮闘する灯里
そして早速我々は「アクアがくれた奇跡」を目撃するのですよ!
だって!だって!!水の!!!水の三大妖精ががががが!!!!!!
ありがとうございます!本当にありがとうございます!
いやだって!川上とも子さんが!河合英里さんが!そこに!そこにいらっしゃるぅ!
もうホント、泣くしかない
泣くしか出来なかった、無理や
こんなんズルい


2本目の短編はなんとあの“ケット・シー”が出てきちまったwww
これもすっごくイイハナシダナー(´д`)
もういいwもうこれ以上オイラの涙腺を刺激せんどくれぇ


って思ったら3本目のラストォォォォ!
これっwこれはもう予定調和の範疇なんだけどwわかってても泣いてしまう;;;;;;;


いやはや;これは『ARIA』っていう作品とそのバックボーンを知る人にとっては最高に幸せな時間であると同時に最高に切ない時間ですね


最初に述べた通り、3本の短編のOPはテレビシリーズと同じ演出でして、3本それぞれに牧野由依の『ウンディーネ』『ユーフォリア』『スピラーレ』が流れるっていう心を抉る妄執のようなサプライズがやべぇ


思えばこの10年で『ARIA』に携わった人々の色んなことが変わったわけです
この世を去った方もいた
会社が潰れたりもした
ROUND TABLEも解散した
でもこうしてオイラ達の前に、『ARIA』は帰ってきたんですね・・・しみじみ


『ORIGINATION』の頃にやっとHD制作になったこのシリーズ、時は経ち技術も進歩し、今回はCGを用いた背景でより美しくネオヴェネチアが描かれてるのも注目したいところ


新キャラのあずさとアーニャも新世代のウンディーネとして各々が藍華やアリスのエッセンスを受け継いでいてとても味のあるキャラになってる!
それにアーニャ役が茅野愛衣で、今作を観て思いましたが新世代の広橋涼、或いは川上とも子=茅野愛衣なのでは!?ってぐらいキャスティングがマッチしていて面白かったですb
(そもそもかやのんが声優を志すキッカケが『ARIA』でしたね)


まさにファンの大きくて重い期待に応えてみせたカーテンコール
心はまさしくスタンディングオベーションでしたよ

投稿 : 2024/03/23
♥ : 23

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

監督や制作スタッフの優しさを感じました

この映画は灯里の後輩であるアイちゃんたちが登場する三話編成の物語です。
とてもほのぼのとした温かい内容でした。

でも、物語の内容よりも、もっともっと感動したものがありました。
それは・・・
この映画で、監督や制作スタッフの人達の優しさを、充分に感じることができたことです。

この映画の制作のとき、アテナ役の声優である川上とも子さんやアテナの歌声を担当した河井英里さんは、既にガンの病気で亡くなられていたのです。

でも、この映画の第一話と第三話の最後で、河井英里さんの美しい歌声を聴くことができます。
回想シーンでは、川上とも子さんの声も聴くことができました。
そして、エンディングでのスタッフ紹介字幕には、お二人の名前が記載されています。
お二人は、この作品の中で活躍している。この映画に参加しているのです。

亡くなられた後もこのように周りの人達が大切にしてくれる。
この映画を制作された皆さんは、なんて優しい人達なんだろう。
まさにARIAの世界のようです。

それだけで私は嬉しくなってしまいました。


2021年の春、ARIA完全新作が劇場で公開され、アテナ役として佐藤利奈さんが担当されました。
その際、飯塚プロデューサからは「もちろん川上さんも引き続きARIAファミリーです」との言葉をいただきました。

ARIAは人と人との絆を大切にしている物語。
映画をつくる人たちの絆も 大切になさっているのですね。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 48

74.3 6 2015年秋(10月~12月)アニメランキング6位
落第騎士の英雄譚(キャバルリィ)(TVアニメ動画)

2015年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (1368)
7439人が棚に入れました
魂を魔剣に変えて戦う現代の魔法使い“魔導騎士”。

その学園に通う黒鉄一輝は魔法の才能がなく落ちこぼれた“落第騎士”だ。

だがある日、異国の皇女にして“A級騎士”のステラから『敗者は一生服従』という決闘を一方的に挑まれ―勝ってしまう!

一輝は魔法の代わりに剣技を極めた異端の実力者だったのだ!

「なんでもいうことをきかせればいいじゃない!えっち!」

悔しがりながらも一輝に惹かれ始めるステラ。

そして騎士の頂点を争う戦いの中、かつての“落第騎士”は“無冠の剣王”としてすべての騎士からも注目され始める!

最底辺から並み居る強敵をなぎ倒して駆け上がる学園ソードアクション開幕!!

声優・キャラクター
逢坂良太、石上静香、東山奈央、浅沼晋太郎、小林ゆう、金元寿子、東内マリ子、相坂優歌、井口裕香、橘田いずみ、M・A・O、潘めぐみ、松岡禎丞、細谷佳正、有本欽隆
ネタバレ

愛花 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

個人的には秋アニメ1のダークホース*\(^o^)/*

このアニメ、最初は見るつもりもなかったんです。
アスタリスク観るしいいやって。。
でも落第騎士とアスタリスクに第1話が似すぎているという評判を聞いてどんなものかって観てみると。。

まずOPから惹きつけられました。。
ちょっとかっこいい入り出しで男性の方が歌っていて、アニメーションも白黒に赤が映えてクールで、お、これは何か違うぞ!という予感がしました。
曲は酒井ミキオさんの『アイデンティティ』です。

EDは久方ぶりのアリプロさんでしたね。
アニメーションはこれどうなの、って感じでしたが歌は良かったです♪
というか彼女おいくつなんでしょう。。
相変わらずの歌声でした(@_@)‼︎

第3話あたりからとても面白くなってきました。
バトルシーンは動きがとても細かくて迫力があってかっこいい!
主人公最強系と違って、主人公がボロボロの血だらけになりながら勝っていく様もめちゃめちゃかっこいい!!


1-4話
{netabare}
1話
一輝、ステラの着替えを見てしまう→相手の一生服従権をかけて決闘→一輝勝利

2話
一輝、妹と再会(キス。。)

3話
一輝、ステラ、珠雫、有栖院、ショッピングモールの立てこもり事件に巻き込まれます。
一輝かっこよし。。。めちゃつよーい!
有栖院の影を操る能力も気になりますねー(´・_・`)

4話
一輝と桐原の試合。
前半ズタボロの一輝、ステラの呼びかけに冷静になり、桐原の言葉、行動パターンなどから「桐原の思考を掌握」し桐原に打ち勝ちます。
一輝かっこいいよ!!!
その後。。一輝とステラが正式に恋人関係になります(^-^)♡
ヒロインたちの間でどっちつかずの、というより露骨なアタックを受けているにもかかわらず好意を寄せられていることにも気付かないようなラノベあるある主人公より、こういう方が好感持てます!
(妹からの好意にはとても鈍い一輝ですが(笑)まぁそこは、例の"お兄様"同様ということで。)
わ〜〜これからが楽しみです♡♡
{/netabare}

5-8話
{netabare}
5話
ゆる会です(笑)
一輝に剣術の教えを請う学生に、一輝は嫌な顔1つせず剣術を教えます。
その流れで生徒たちとプールに行くことに。ステラも誘われます。

張り切って水着を着てきたステラですが、一輝は生徒につきっきりでステラは不満顔。

ステラは日下部の計らいでやっと一輝と2人きりになりますが、一輝が話があると切り出すとステラは別れ話だと勘違いし、2人で口論になります。

喧嘩の末お互いが想い合っていることがわかり、今したいことを同時に言おうということになると、2人とも小さい声で「キス…」と…\(//∇//)\
いやいや、こっちまで赤面してしまいますよ笑笑

キャバルリィのこういう感じ、他のラノベ作品には無くて凄く好きです‼︎
一輝がステラと恋人関係になったのはかなり正解だったと思います♪

6話
新キャラ綾辻が登場。
父を超えられないという悩みを抱えて一輝に近づいて、一輝の的確なアドバイスを受けます。

教える過程で一輝が綾辻の太ももから股関節にかなり近いところまで触ってギャーーってなりました(^^;;
「自分でやっておいてなんだけど大丈夫だった?」と一輝が聞いていたことから、自覚はあったとわかってちょっとホッとしましたよ←

綾辻は次一輝と対戦することになりましたが、一輝を夜中屋上に呼び出して、何か仕掛けてきそうな気配です。。

7話
絢辻の策略は試合当日に一輝に一刀修羅を使わせて試合で使えなくさせるってことでしたね…
そして試合でも反則をします。
一輝は予め反則を予測しながら、一刀修羅無しで絢辻に勝ちます。
それにしても一輝いつも血まみれですね…OPもそうですが…
いや、かっこいいですね(*σ´ω`*)σ

8話
絢辻の道場を取り返すべく倉敷に決闘を挑む一輝。
剣を交える中で、絢辻の父は無念の内に倉敷に敗れ道場を追われた訳ではなく、嬉しかった、そして相手に無礼のない剣を振るう力が残っていなかったことを申し訳なく思っていたのだとわかる。

まったく予想外の展開で素晴らしかったです‼︎倉敷って乱暴者ですが剣客ですね…!かっこよく見えてきました(^_^*)笑
{/netabare}



9~12話
{netabare}

9話
いわゆるサービス回というやつですかな(・Д・)ノ
いや、でも不自然な感じがなくてよいです!
落第騎士の、ラッキースケベのような控えめなエロではなく遠慮なくエロい展開になるとこ、わりと好きですよ!!
一輝が真面目な性格なのも好感持てます(*^^*)
一輝のおかげでエロいシーンも女性にあまり反感(?)持たれにくい気がします(´・ω・`)

それから我らが生徒会長東堂刀華の初登場回です(*^_^*)

10話
しずくvs生徒会長
バトルが熱すぎる!!
動きが細かすぎです。迫力満点!
文句なしの神回です!
バトルだけでなくしずくの心理描写も盛り込まれているのもよかったです。

11話
赤座の陰謀により一輝が査問にかけられ、監禁されます。
心のどこかで信じていた父親にも突き放され、一輝はどん底へと落ちていきます。

12話
最悪のコンディションの一輝に赤座は刀華との試合を仕組んできます。
絶望のどん底まで落ちきった一輝を、ステラやこれまで一輝が助けてきた仲間たちが引っ張り上げてくれました。
刀華との試合は、今までのどんな試合よりも短く一瞬で終わりましたが。。
ここの作画も本当に素晴らしい!
一輝が集中して世界が白と黒に変わっていき、OPのような作画になったと思ったら、一輝は血まみれになって、牙もむき出して、まさにOPそのものでしたね!
最後に手を突き上げて拳を握り締めるところまで!
本当に、巧いなって感動しました!
一輝と刀華のセリフをぴったり重ねてきたとことも美しかった!
声優さん、絶対に何度も合わせたんだろうなあ。。

一輝のプロポーズも素敵♡
結婚してくださいではなく、家族になってくださいっていうのが実に一輝らしいですね(*^^*)

最終回にふさわしい回だったと思います*\(^o^)/*

{/netabare}

こんなに面白い作品になるとは思っていませんでした‼︎
2期に期待してしまいます(*σ´ω`*)σ

投稿 : 2024/03/23
♥ : 42

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

「落第」は嘘ではないが、「弱い」とは言っていない(笑)。

同タイトルのライトノベル(GA文庫刊)が原作。視聴開始時には原作未読でしたが、2話目くらいで追いついて以下既刊分既読。3話以降は原作を読んだ状態で観ていました。

本作の世界は現実とどこで分岐したのか良くわかりませんが、架空の歴史を経ております。作品世界では自分の魂の力を武器に変えて戦うことができる伐刀者(ブレイザー)という存在がおり、主人公の黒鉄一輝はその養成学校の一つである破軍学園に通っております。

伐刀者(ブレイザー)はその存在自体が実戦戦力と考えられており、日本を始めとして各国で「魔導騎士」として登録・管理されています。

日本にはこのような魔導騎士の養成学校が破軍学園を含めて計7つあり、それぞれに北斗七星の星の名前(破軍/武曲/廉貞/文曲/禄存/巨門/貪狼)がつけられています。

そこでタイトルの「落第」ですが、どこぞの名ばかり劣等生とは違い主人公は物語冒頭で実際に落第、留年して2度目の1年生をやっております。

ただその落第の理由ですが主人公は魔力のレベルが低く、魔力を武器に具現化する最低限の力は持っていますがある事情により進級評価の基準の一つに魔力のレベルが設けられ、2年生に進級することができなかったというものです。

ただ主人公黒鉄一輝の特徴は、決して戦闘力が無いわけではなく単に「魔力を基準にするとレベルが低い」というあたりです。

逆にヒロインのステラ・ヴァーミリオン(ヴァーミリオン皇国というヨーロッパの小国かの第二皇女で新入生として日本に留学)は魔力が最強レベルという対極のようなキャラです。

この二人がそれぞれの目的のために、7校の代表が出場してその頂点をかけて戦う七星剣舞祭での優勝を目指すお話です。

本作でアニメ化された部分では、破軍学園の代表者を決定するための校内戦が描かれます。

まあヒロインの設定(皇女)とかラッキースケベとかブラコン気味の主人公の実妹(雫珠(しずく)ちゃん)とか眼鏡っ娘とかのテンプレ満載の「良くあるバトルアニメ」と言ってしまえばそれまでなんですが、少年マンガ的な妙な熱さのある作品です。

OP曲とその背景アニメもカッコ良いです。学園バトルものが好きな方にはお勧め。

そういえばこの手の作品にしては珍しく本作には主人公の妹以外の肉親が何人かまともに出てくるなあ…。

#2016/06/06 誤字修正

2017.10.18追記:
原作13巻が出ました(まだ読んでいます)。最近BD-BOXのテレビCMを良く観ますが、生徒会長との決戦は超カッコいいですね。

『学園都市アスタリスク』とかぶったとかよく言われますけど、かなり毛色の違う話だと思いますね。

ちなみにアニメから生まれた「夜の一刀修羅」というフレーズは、原作に逆輸入されました。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 54
ネタバレ

るるかん さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

綾辻さんのエピソードが特に好きでした

学園純愛ものかと軽く思っていて、なかなか3話目から
見るのが進まなかった作品ですが、キャラデザが好みだし
戦闘描写も悪くないし、もう少しいい話があるのかな・・・
と思って残りを一気見してみました。
 
思った以上にストーリーの構成が良くて、いい話が多かった
ので、もっと早く見てれば良かったと思いました。
{netabare}
特に剣客とは・・・という命題で構成された綾辻さんとの
エピソードはとてもよくできていたと思います。

そして一輝は剣客として自分を見失わずに、一心にステラへの
想いを貫いた所も、よくある学園ハーレムとは一線を画し心地
良かったところです。{/netabare}

戦闘シーンもよく作れていたと思うし、後半の描写も迫力が
あって、よくできていたと思う。

キャラクターの振り分けもバランスがよく、有栖院さんはとて
も重要なキャラでした。先生では寧音先生がピカ一でしたね。
ああいうキャラは大好きです。
 
2期があったら必ず見ます。戦闘があるストーリーにしては
とてもほんわかした後味のある好感のもてる作品でした♪

投稿 : 2024/03/23
♥ : 24

72.4 7 2015年秋(10月~12月)アニメランキング7位
機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ(TVアニメ動画)

2015年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (736)
3395人が棚に入れました
かつて“厄祭戦”と呼ばれる大きな戦争があった。その戦争が終結してから約300年。地球圏はそれまでの統治機構を失い、新しい支配体系をもって新たな世界が構築されていた。かりそめの平和が訪れる一方で、地球から離れた火星圏では、新たな戦いの火種が生まれつつあった。

 主人公の少年である“三日月・オーガス”が所属する民間警備会社“クリュセ・ガード・セキュリティ”(CGS)は、地球のイチ勢力の統治下にある火星都市クリュセを独立させようとする少女“クーデリア・藍那・バーンスタイン”の護衛任務を受ける。

 しかし、反乱の芽を摘み取ろうとする武力組織“ギャラルホルン”の襲撃を受けたCGSは、三日月ら子どもたちを囮にして撤退を始めてしまう。少年たちのリーダー“オルガ・イツカ”はこれを機に自分たちを虐げてきた大人たちに反旗をひるがえしてクーデターを決意。

 オルガに“ギャラルホルン”の撃退をたくされた三日月は、CGSの動力炉として仕様されていた“厄祭戦”時代のモビルスーツ“ガンダム・バルバトス”を用いて戦いに挑む。

声優・キャラクター
河西健吾、細谷佳正、花江夏樹、梅原裕一郎、内匠靖明、村田太志、天﨑滉平、田村睦心、斉藤壮馬、寺崎裕香、金元寿子、櫻井孝宏、松風雅也
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

ガンダム史上、最もマッチョでドラマティックで悲劇的な《異色作》

だいたいパイロット・スーツも着用せずに、土方(どかた)よろしく筋骨隆々の上半身をむき出しにして鼻血を垂れ流しながらガンダムを駆る少年たちって、一体誰得!?
・・・と思わず叫びたくなる本作ですが、視聴中に涌き上がる様々な違和感に耐えて最後までジックリと視聴してみると、これはこれでナカナカ・・・というか、はっきり言って、かなりレアで面白い作品でした。

本作を見終って、まず思ったのは、そこに確実にひとつのドラマがある、ということで、例えそのドラマが(後述のように)必ずしも自分の好みの種類のものではなかったとしても、これだけ圧倒的な、文字通りのドラマティックな物語を首尾一貫した構想の下に制作して私たちに提示してくれた点に、私は驚嘆してしまいました。

《学園・青春・恋愛もの》にとどまらず、《メカ・ロボット系バトルもの》でも、こんなにも視聴者の心を掻きむしる作品を作ってしまうなんて、長井龍雪監督+岡田磨理シナリオ担当コンビって・・・やっぱり凄い!?

◆総評

(1) 《メカ・ロボット系バトルもの》としての評価

この点は文句なしに高く評価できると思います。
制作年代が新しいこともあって、これまで視聴してきた同ジャンルの諸作品の中でもバトルシーンの格好良さは最高レベルで、しかもバトルの回数が多い点も◎。
私は下記の各話評価の通り、本作の全50話中、★★★(神回)を計1話、★★(優秀回)を計12話としていますが、その唯一の神回は{netabare}Gパイロットの一人シノの戦死する{/netabare}バトル回(第45話)、また優秀回計12話のうち11回までをバトル回としています(※とくに{netabare}主人公の一人・三日月の駆るガンダム・バルバトスがMAと死闘を繰り広げるシーン{/netabare}は迫力満点と思いました)。


(2) 《政治劇》としての評価

以前、『銀河英雄伝説』のレビューの方に書きましたが、《ガンダム・シリーズ》の諸作品は、表面的には如何にも地球周辺の宇宙を舞台とする壮大な《政治劇》のふりをしつつも、実際には、
①Gパイロットである主役級キャラクターとそのライバルたちが、{netabare}バトルを繰り広げる中で大局的に見てほぼ無意味な感情論のぶつけ合いを延々と続け{/netabare}、
②その横で、国家なり軍団なりを率いる首領級のキャラクターたちが{netabare}互いに狡猾な陰謀を画策し合って、やがてあっけなく自滅していく{/netabare}
・・・という、《政治劇》と呼ぶには些か凡庸で支離滅裂な展開になりがちな印象が、個人的には強くありました。

ところが本作は、そうした《ガンダム・シリーズ》一般のイメージを超えて、《政治劇》としても一定水準以上の面白味と、まずは妥当と思われる結末を伴った良作として評価したく思いました。
但し、この《政治劇》という側面にこだわるならば、やはり以前視聴した『太陽の牙ダグラム』という往年の名作(1981-3年、全75話)が、たまたま本作と同じく{netabare}地球に虐げられた植民惑星の独立運動に奔走する武装集団の活動の一部始終{/netabare}を描いており、それとの比較では流石に本作は分が悪い、という感想になりました(※《メカ・ロボット系》作品である以上に本格的な《政治劇》である『ダグラム』と本作を比較するのは酷な話かも知れませんが)。


(3) 登場キャラクターたちの《感情描写系作品》としての評価

これは、これまで主に学園生活を舞台とする青春・恋愛ものの《感情描写系》名作・良作を作ってきた長井龍雪監督+シナリオ岡田磨理のコンビが、果たして『ガンダム』というガチの《メカ・ロボット系》作品でも通用するのか?という疑問から視聴前から注目していた点ですが、結論から言うと、上記のとおり望外の出来の良さでした。
但し、個人的には、長井監督作品、あるいは岡田磨理シナリオ作品は、いずれも“こちらの事前の予想を超えて出来が良い”とは思いますが、自分の本当に好きなタイプのシナリオなり登場キャラたちなのか?と考えると、決してそうではないな・・・という思いに突き当ってしまうので、結局、「作品として実に見事だ」とは思うけれども、個人的な評点はそこまで極端に高くはなりません。
※因みに、長井監督作品や岡田磨理シナリオ作品は、私のお気に入り作品(全部で20作品に厳選)の中に一つも入っていません(※個人評価が★★ 4.7の『凪のあすから』、★★ 4.6の『とらドラ!』でも対象外)。

・・・以上(1)~(3)の各点を勘案して、本作の個人評価を下記のとおりとします。


◆期別/総合評価

第1期  ★   4.4     (第1-25話)
第2期  ★★  4.6    (第26-50話)
--------------------------------------------
総合   ★★  4.5    (全50話)   


これは、《メカ・ロボット系バトルもの》や《政治劇》ジャンルの作品には、概して厳しめの評点を付けがちな自分としては、かなりの高評価となります。
※つまり、同ジャンルでは、『新世紀エヴァンゲリオン』、『ガサラキ』、『宇宙戦艦ヤマト2199』、『超時空要塞マクロス』と同点(※全て★★ 4.5)で、『コードギアス』(※★★ 4.7)に次ぐ2番目に高い評価です。


◆制作情報
{netabare}
原作           矢立肇、富野由悠季
監督           長井龍雪
シリーズ構成      岡田麿里
脚本           岡田麿里、根元歳三、鴨志田一、土屋理敬、大西信介、関島眞頼、吉野弘幸、黒田洋介
キャラクターデザイン 伊藤悠(原案)、千葉道徳
メカニックデザイン   鷲尾直広、海老川兼武、形部一平、寺岡賢司、篠原保
音楽           横山克
アニメーション制作  サンライズ{/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

==== 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ (第1期) (2015年10月-2016年3月) ====

 ------------ OP「Raise your flag」、ED「オルフェンズの涙」 -----------
{netabare} - - - - - - - - - - - Ⅰ. CGS(クリュセ・ガード・セキュリティ)編 - - -
{netabare}
第1話 鉄と血と ★ 火星アーブラウ領クリュセ独立自治区、民間警備会社CGSの孤児達(orphans)、自治区代表首相令嬢地球護送任務、ギャラルホルン(GH)火星支部隊来襲、ガンダム(G)バルバトス起動
第2話 バルバトス ☆ 阿頼耶識システム、MS同士の戦闘・GH撃退、火星独立運動の旗頭クーデリア、参番組(リーダー・オルガ/戦士・三日月/知恵袋・ビスケット)、GH監査局マクギリス&ガエリオ火星到着
第3話 散華(さんげ) ★ 参番組のCGS乗っ取り、決闘(クランク二尉vs.三日月)、鉄華団結成、クーデリア地球護送任務続行{/netabare}

 - - - - - - - - - - - Ⅱ. 鉄血編 - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
{netabare}
第4話 命の値段 ☆ 火星から地球への出航準備、クーデリアと武器商人ゴルドンの交渉、トウモロコシ畑での遭遇(マクギリス&ガエリオ&三日月)、鉄華団の強襲装甲艦イサリビ入手
第5話 赤い空の向こう ★★ アトラ鉄華団入り、オルクス商会の裏切り、火星宙域の戦(GH火星支部長コーラル戦死、三日月vs.ガエリオ&マクギリス、火星離脱成功) ※バトル回として◎
第6話 彼等について ☆ クーデリア地球行きの目的(アーブラウ蒔苗代表との交渉、火星の経済的独立の獲得)、三日月の読み書き学習開始、CGS社長マルバからの入電 ※状況説明回{/netabare}

 - - - - - - - - - - - Ⅲ. テイワズ編 - - - - - - - - - - - - - - - - -
{netabare}
第7話 いさなとり ★★ ナゼ・タービンとの接触、対タービンズ戦 ※バトル回として◎
第8話 寄り添うかたち ★ 交渉取次ぎ成功、鉄華団団長の使命(オルガ独白)、大型惑星巡航船歳星到着
第9話 盃 ★ テイワズ代表M.バリストンとの対面、義兄弟の契り(名瀬(タービンズ)&御留我一家(鉄華団))、新たな利権争奪戦の火種(クーデリアの最初の決断){/netabare}

 - - - - - - - - - - - Ⅳ. ブルワーズ編 - - - - - - - - - - - - - - -
{netabare}
第10話 明日からの手紙 ★ メルビット乗船、アトラの過去、昭弘の昔語り ※ラストの殺陣(たて)の格好良さは〇
第11話 ヒューマン・デブリ ★ 宇宙海賊ブルワーズの襲撃、タカキ重傷、マクギリス地球帰還・ボズワース家訪問(許嫁アルメリア)
第12話 暗礁 ★ 暗礁宙域の戦(ビスケットの作戦立案、Gグシオン(クダル・カデル搭乗)vs.Gバルバトス、昭弘の弟・昌弘)
第13話 葬送 ★★ 続き、宇宙葬、アクシデント(接吻)、支援者ノブリス・ゴルドンの策動 ※引きの良さが目立つ◎{/netabare}{/netabare}

 -------------- OP「Survivor」、ED「STEEL-鉄血の絆-」 --------------
{netabare} - - - - - - - - - - - Ⅴ. コロニー編 - - - - - - - - - - - - - - - - -
{netabare}
第14話 希望を運ぶ船 ☆ フミタンへの指令、コロニー・ドルトⅡ入港、ドルトⅢ(ショッピング)、仕組まれた叛乱
第15話 足跡のゆくえ ★ 続き(仮面の男のクーデリア接触、ビスケットと兄の再会・決別) ※火星にビスケットの双子の妹がいるのにドルトに兄がいるのはやや設定安直×
第16話 フミタン・アドモス ★ 続き(デモ隊虐殺、フミタン死亡) ※面白いのだがシナリオの粗も目に付く点が残念×
第17話 クーデリアの決意 ★ 続き(鉄華団の加勢、Gキマリス(ガエリオ搭乗)来襲、Gグシオン(昭弘搭乗)出撃、「革命の乙女」の目覚め){/netabare}

 - - - - - - - - - - - Ⅵ. 地球降下編 - - - - - - - - - - - - - - - - -
{netabare}
第18話 声 ★ クーデリアの声明の威力、モンターク商会(仮面の男)の支援申出と目的(腐敗したGHの変革)、地球外縁艦隊司令官カルタ・イシュー登場
第19話 願いの重力 ★★ 商談成立、セブンスターズ3子弟の過去、外縁艦隊突破戦(ユージン奮闘)、ガエリア来襲、地球降下、アイン重傷 ※G単機の地球降下(お約束イベント回)
第20話 相棒 ★ 蒔苗東護ノ介(まかないとうごのすけ)との対面(オセアニア連邦の保護、ドルト改革成功、アーブラウ議会護送依頼)、オリガとビスケットの方針衝突
第21話 還るべき場所へ ★★ カルタ隊強襲、珊瑚礁の戦、ビスケット戦死{/netabare}

 - - - - - - - - - - - Ⅶ. 地球編 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
{netabare}
第22話 まだ還れない ★ ファリド家当主イズナリオ(GH地球本部司令官)の野望、アンカレジ航路、阿頼耶識システム・Gフレーム・ギャラルホルンの関係、オルガの敵(かたき)討ち宣言
第23話 最後の嘘 ★ 雪原の決闘申込、騎士道vs.任侠道、カルタ・イシュー戦死(ガエリオ落涙) ※相手の騎士道的振る舞いを無視して不意打ちする展開が個人的にいまいち好きではないが・・・面白くはある回
第24話 未来の報酬 ★★ エドモントン郊外の戦、阿頼耶識一体化アイン参戦、侵入阻止線突破 ※任侠+革命ものという設定から来る「鉄華団の戦う目的」について賛否両論必至
第25話 鉄華団 ★★ マクギリス暗躍(親友ガエリオ瀕死、養父イズナリオ失脚)、アーブラウ最高議会の政変、三日月の左目・左手損傷(アイン撃破)、イズナリオ失脚 ※オルガ「死に場所を与えるのが鉄華団リーダーの役目」発言に賛否両論必至{/netabare}{/netabare}
----------------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)7、★(良回)14、☆(並回)4、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.4


==== 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ (第2期) (2016年10月-2017年4月) ====

  -------------- OP「RAGE OF DUST」、ED「少年の果て」 -------------
{netabare} - - - - - - - - - - - Ⅷ. 夜明けの地平線団編 - - - - - - - - - - - -
{netabare}
第26話 新しい血 ☆ 急成長企業・鉄華団&アドモス商会、世界の治安混乱(GHの権威失墜)、セブンスターズの内情、海賊・夜明けの地平線団来襲、Gバルバトス到着
第27話 嫉心の渦中で ☆ モンターク商会からの地平線団討滅依頼、新団員ハッシュ・ミディ、月外縁艦隊アリアンロッド総司令官(エリオン公ラスタル)と新たな仮面の男
第28話 夜明け前の戦い ☆ 石動の鉄華団協力、地平線団vs.鉄華団(混戦、アリアンロッド艦隊の介入、クジャン公イオク&ジュリエッタ出撃)
第29話 出世の引き金 ★ 続き(敵将サイドバル拿捕)、火星独立活動家アリウム射殺、Gフラウロス&MAハシュマル発掘、マクギリス准将と鉄華団の盟約成立{/netabare}

 - - - - - - - - - - - Ⅸ. 地球支部編 - - - - - - - - - - - - - - - - - -
{netabare}
第30話 アーブラウ防衛軍発足式典 ☆ 蒔苗議長暗殺未遂事件(チャド重態)、傭兵ガランの謀略始動(ラディーチェ裏切り、タカキ(地球支部副責任者)困惑)
第31話 無音の戦争 ★ SAUvs.アーブラウ(紛争勃発、戦線膠着(仕組まれた消耗戦)、マクギリス機降下・紛争介入)
第32話 友よ ★ マクギリスvs.タカキ&アストン、Gバルバトス降下、アストン戦死、ハッシュMS戦初陣、昭弘激怒(傭兵ガラン戦死)、ラディーチェ射殺
第33話 火星の王 ☆ エリオン公ラスタルとマクギリスの因縁、蒔苗議長&チャド回復、マクギリスの提案・鉄華団の方針決定(火星独立への協力)、タカキ退団{/netabare}

 - - - - - - - - - - - Ⅹ. モビルアーマー編 - - - - - - - - - - - - - - -
{netabare}
第34話 ヴィダール立つ ☆ テイワズ内紛の火種、新・仮面の男の目的(復讐)、マクギリスの理想(アギニカ・カイエルの伝説)
第35話 目覚めし厄祭 ★ マクギリス火星へ、ラスタル陣営への内通者、クジャン公イオクの軽率行動、沈黙の天使(モビルアーマー(MA))起動
第36話 穢れた翼 ★ イオク隊壊滅、MA(ハシュマル&プルーマ)迎撃戦(クリュセ市街の危機、農業プラント炎上、Gヴィダール降下) ※厄祭戦/MA/MS/阿頼耶識システムの関係が明らかになる注目回
第37話 クリュセ防衛戦 ★★ 続き(Gフレーム不調、Gフラウロス(シノ搭乗)出撃、Gバルバトスのリミッター解除) ※MAとの死闘は◎
第38話 天使を狩る者 ★★ 続き(Gバルバトスの真の力解放、MA破壊)、テイワズと鉄華団の軋轢、三日月の右半身不随、思い詰めるアトラ{/netabare}{/netabare}

  ------------------ OP「Fighter」、ED「フリージア」 ------------------
{netabare} - - - - - - - - - - - ⅩⅠ. タービンズ編 - - - - - - - - - - - - - - - - - -
{netabare}
第39話 助言 ☆ クジャン公のタービンズ(TB)強制捜査、TB成り上がり物話、雲隠れ
第40話 燃ゆる太陽に照らされて ★ イオク隊のTB殲滅作戦(禁忌の弩砲ダインスレイヴ使用)、シノ&昭弘隊のTB救援、強襲装甲艦ハンマーヘッド突撃、アミダ&名瀬戦死
第41話 人として当たり前の ★ 名瀬の葬儀、昭弘&ラフタのデート、ジャスレイの挑発(ラフタ暗殺)
第42話 落とし前 ★ 鉄華団のテイワズ&アドモス商会との絶縁、弔い合戦(ジャスレイ隊への殴り込み・殲滅)、マクギリス派決起(GH地球本部制圧、セブンスターズ支配体制転覆クーデター開始) ※バトル回として◎{/netabare}

 - - - - - - - - - - - ⅩⅡ. クーデター編 - - - - - - - - - - - - - - - - -
{netabare}
第43話 たどりついた真意 ★ マクギリスの過去、ガエリオとの再会、Gバルバトスvs.Gキマリス、Gバエル起動(マクギリスの切り札、錦の御旗)、マクギリス&ガエリオ両者の宣言
第44話 魂を手にした男 ★ セブンスターズ他当主の中立(マクギリスの誤算)、最終決戦前夜(アリアンロッド艦隊vs.マクギリス隊&鉄華団)、アトラ告白
第45話 これが最後なら ★★★ 決戦開始(ラスタルの非情な策略(ダインスレイヴ斉射)、鉄華団突撃、マクギリスvs.ガエリオ、奇襲失敗・シノ戦死))
第46話 誰が為 ★ 続き(ホタルビ轟沈、石動(イスルギ)戦死、マクギリス隊&鉄華団撤退)、GH火星支部のマクギリス敗残軍受け容れ拒絶{/netabare}

 - - - - - - - - - - - ⅩⅢ. 反革命編 - - - - - - - - - - - - - - - - - -
{netabare}
第47話 生け贄 ★ マクギリスの地位剥奪、鉄華団の窮地、三日月/アトラ/クーデリアの約束、オルガの直談判・ラスタルの拒絶、包囲された鉄華団本部
第48話 約束 ★★ 脱出作戦開始(蒔苗議長・TB生き残りの協力、マクギリス単騎出撃)、オリガの最期
第49話 マクギリス・ファリド ★★ 鉄華団本部前の死闘、火星周辺宙域の死闘、ハッシュ戦死、マクギリスの最期
第50話 彼等の居場所 ★★ ユージン&ダンテ撤退(脱出トンネル開通)、昭弘の最期、三日月の最期、後日譚(GH民主化、火星連合成立、ヒューマンデブリ廃止、武器商人ゴルドン暗殺、三日月の忘れ形見){/netabare}{/netabare}
----------------------------------------------------------------------
★★★(神回)1、★★(優秀回)5、★(良回)12、☆(並回)7、×(疑問回)0 ※個人評価 ★★ 4.6

※なお本作の構成として、上記のそれぞれ4つのOP/EDの切れ目で、一応【起/承/転/結】の4パート構成になっていて、鉄華団の「興起/発展/暗転/壊滅」を各々描き出している、と見ることが可能です。


◆視聴メモ(第1-2期)
{netabare}
・第1話視聴終了時点
厄祭戦終結してから約300年後(P.D.323年)の世界であり、偶然“発掘”された厄祭戦当時使用されたガンダムという超兵器が戦闘の帰趨を決する、という世界観。
作画/演出は流石に良い。とくにMS同士の殺陣(たて)が格好良くて◎
・第3話視聴終了時点
オルガ&三日月コンビから『天元突破グレンラガン』のカミナ兄貴&シモンを連想させるが、同作よりもう少し深い内容があることを期待できる出来。
・第18話視聴終了時点
仮面の男の正体が早くも見破られる等、展開の速さは高評価(※以前視聴した幾つものガンダムシリーズはシナリオの引き延ばしが目立っていたのとは対象的)。
・第19話視聴終了時点
ガンダム恒例の地球降下イベント回。
毎度ながら犠牲者が出て(※大気圏突入で通常のMSは炎上してしまう)見ていて熱くなる安定の面白さ◎。
・第33話視聴終了時点
ここまで幾つもの困難を乗り越えて大きく発展してきた鉄華団だったが、この回でマクギリスから唐突に提示される「ギャラルホルン火星治安維持権限の委譲、すなわち、火星の王になる」という危うい話に、オルガが熟慮せずに乗っかかってしまったことが同団にとって裏目にでてしまう(鉄華団の凋落の始まり)。
・第36-37話視聴終了時点
緊迫した展開は凄く良いのだが、道化役のクジャン公イオクは要らなかった気がする。
・第44話視聴終了時点
マクギリスの誤算に対してオルガが怒りを爆発させるが、既に時遅し。
・第45話視聴終了時点
本作のバトルシーンは例外なく格好良くて面白いけど、この回が間違いなく最高(※本作唯一の ★★★ (神回) 認定)。{/netabare}


※その他、種々の考察事項については、第2期のレビューの方にまとめました。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 30
ネタバレ

ossan_2014 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

赤砂の植民地〈コロニー〉

【2016/03/28視聴完了して改稿】


何故タイトルにガンダムと入れなければならないのかよく理解できない。

{netabare}そもそも〈ガンダム〉というのは『機動戦士ガンダム』という固有の作品のことだと思っているので、タイトルに「ガンダム」と入れたアニメを全て一つのシリーズのように語る把握の仕方に違和感がある。
マーチャンダイジング上の理由など視聴者には無関係で、作品を語る上では考慮する必要のない要素だ。
本作も独立した一つの作品であって、「シリーズ」性など何処にもないし、シリーズ中の一作のような言い方は無意味だろう。{/netabare}

が、そんなメタ的な違和感とは別に、本作は作品それ自体としてはよく考えられているように見える。

独立戦争前史、といった雰囲気を漂わせる作品世界は、細部まで緻密に構築されているようにみえるが、中でも作中の「言語」状況がまず興味を引く。

現実の延長として「世界」が構想されているようで、地球側勢力では英語が使用されていると明示される描写があり、どうやらこの世界全体の共通語になっているようだ。
これに対し、主人公の名前や「鉄華団」の名付けの描写(「 『鉄火』 じゃなく 『鉄華』 だ」)、盃事での(中国語ではない)日本語の漢字から見る限り、火星の、あるいは少なくとも火星の下層階級において、生活言語は日本語であるらしいと暗示されている。


生活言語と、英語という「支配言語」の二重性は、中国に返還される前の香港を思い起こさせる。

当時、英語が「公用語」であった香港だが、公用語とは生活が英語で行われているという事ではない。
公的な「支配」が(生活言語の広東語とは全く異なる)英語で行われるという事で、学習によって英語を身に着けないと「公的」な支配領域=社会の中心的領域に接近できない事を意味する。
会話は習慣によって獲得する「技能」だから、周縁部でも接触の機会があれば不正確でも「英会話」は習得できる可能性はある。が、読み書きは「教育」によって「学習」する知的能力で、これが無ければ結局のところ中心部へはいけない。
きっかけとなる教育の機会が不十分であったり、教育がそもそも受けられないと、会話すら身に着けられず、就業可能な職種が社会的に(能力的にではなく)限定される事になる。

したがって(というのは当時これを解説してくれた香港人の言葉だが)例えばタクシー運転手は英語が話せない。利用するときは、目的地の住所を漢字表記した名刺などを見せなければならなかったものだ。

英国領「植民地」香港に似ていると思わせるという事は、本作の火星が、作中の状況説明の言い回しがどうであれ、実体として「植民地」そのものだと製作者にイメージされていることを示しているものだろう。
いや、植民地としてよくイメージが具体化されているから、結果的に現実の植民地都市と似た状況が描写されているのか。


アニメ作品では、不平等を押し付けられた植民地が反旗を翻す描写はよくあるが、せいぜい不平等を許すなというスローガンとデモが描かれるのが精一杯で、どのように不平等が「構造化」されているかは立ち入らないことが殆どだ。
が、本作では、その不平等が具体的にどのように表れるのか描き出されている。

植民地の支配は、必ずしも不平不満を武力で圧殺するだけで維持されるものではない。
例えば、階級を創る、植民地内に「貧困」を構造化することで運営されるものだ。

単に貧困を押し付けるのではなく、そこから脱出する手段を奪って貧困「層」として固定化した階級にすること。

主人公や「鉄華団」の子供たちが読み書きできないことが、典型的な手段の表れだ。
マニュアルが読めずにモビルスーツの整備に参加できない主人公は、同時に、普通の工場のライン作業やファストフードのサービス業からすらも排除されていることを意味し、戦闘行為というある意味で最低辺の肉体労働にしか就業することができない。
教育が無いことによって上級職=階級上昇を阻まれ、その結果としての貧困が次世代に保護や教育を与えられない原因となり、貧困「層」は再生産される。

教育という「通行手形」を与えられない者は、貧困層の「上」へと通過することができない。
各階級ごとに「上」へ上昇する関門はもうけられ、それぞれの関門を通る「通行手形」の発行をコントロールすることで、宗主国は植民地内に階級を作り出す。
宗主国に近い「上流」から遠い「下流」まで、分断され固定化された階級は、階級横断的な全社会的な蜂起を困難にし、宗主国を頂点に管理下に置かれることになる。

鉄華団の子供たちの境遇は、そのように構造化された貧困の結果だ。
貧困の中に保護も援助もなく放置された子供のたどる道筋を体現しているのが主人公で、今も現実世界のどこかに無数にいる「三日月」たちを想起させる。
が、この「植民地」の生活言語があえて日本語であるのは、どこかの国の教育行政が、必要性の疑問に回答しないまま英語教育の拡大を、それも読み書きを捨てて会話に特化した授業を制度化していることが、もしかすると影響しているのかもしれない。
この教育制度が生み出すであろう、雇用契約書は「読めない」が「ご主人様」の命令は理解できる「人材」は、「下僕」や「奴隷」に最適化されていると憶測を呼ぶもので、下層に固定されている本作の「鉄華団」の子供たちを強く連想させるものだ。

改革者を志す「お嬢様」が主人公と子供たちに読み書きを教えるエピソードは、教養主義的な美談の表現ではなく、このような植民地支配の構造を製作者が緻密に構想していることの現れに思える。

上流の「お嬢様」が貧困の実態に触れて戸惑う描写は、「底辺にいる俺たちの事がお前らにわかるのか」という手垢のついた下層民の主張を呼び寄せ、視聴者の同調をも呼び寄せるものだ。
食事の世話で「鉄華団」の子供たちに接近するクーデリアの姿は、上流お嬢様を底辺にひき下ろすようなルサンチマンの慰撫を視聴者に与えるように見えるが、製作者の視線はそれほど単純ではない。

乱暴な言い方をすれば、底辺に押し込められた者の気持ちを「上」から理解することはできないのかもしれないが、〈なぜ〉底辺という「下」流に押し込められ、〈どのように〉そこからの脱出を阻まれて固定化されているかという構造は、「上」から見下ろす視点によってはじめて可視化されるものだ。
(下から見上げて容易に理解できてしまう構造であれば、そもそも支配に使用することができない)

貧困に生存自体がすり潰されようとする絶望の中で、あらゆる手段で生き残りを図る「鉄華団」
このところ話題の「ヤンキー」論のように、貧困の中で生存のために相互扶助するヤンキー共同体を思わせる「鉄華団」だが、例え生存に十分な金を稼ぐことができたとしても、そもそもの生存のための苦闘を彼らに強制する「貧困」が何処から押し付けられ「どのように」脱出を阻まれているかを認識することはできない。

「鉄華団」と同化するクーデリアは数十人の子供に救いを与えているかもしれないが、そこを離れ本来の「上流」に回帰した時、同じ境遇にいる数万倍、数十万倍の子供たちを解放できる可能性があることを、読み書きを教える彼女の姿は、想像させるものだ。
彼女の担うべき戦いは、鉄華団の生存のための戦いとは異質なものであるのだと、両者の同根源性と不可分性を同時に見せながらも、製作者は暗示しているように見える。


18話で、地球降下を目前にして、襲い掛かる敵の攻撃を退けた物は、クーデリアの「言葉」ではない。
いや、「言葉」によって語られている彼女の「正しさ」が退ける力を持っていたわけではない。
事実上の宣戦布告ともいえる彼女の言葉を支える、「政治力」が、攻撃を退けた。

様々な勢力の思惑がたまたま状況を作り出したように見えるが、これは中学生好みの、「黒幕」のオヤジ共の「裏工作」にクーデリアが操られているといった「陰謀論」の結果とは異なる。

政治力とは、「権力」を行使する力なのではない。
他者に対し「影響力」を及ぼす力が政治力であり、それぞれの勢力が影響力を及ぼし合う駆け引きが「政治」なのだ。
法律によって行使される「権力」は、飛び切り力の大きい「影響力」に過ぎないのであって、対抗する「影響力」が十分に大きければ当然に無効化される。
デモも抗議行動も政治であり、選出された議員の議会内でのアレコレの行動は「政治」のほんの一部分にすぎない。
「政治」は予定調和的に社会や体制の維持を保証して行われる駆け引きではなく、影響力の行使は、時に体制の安定など吹き飛ばすものだ。

影響力の源泉は、各種ある。「鉄華団」の行動が彼女の要請によって決定されることも、その一つの表れだ。
「鉄華団」に対して命を捨てるように「命令」することは、彼女にはできない。が、彼女の望みとあれば、「鉄華団」は劣勢での戦闘をためらわないだろう。

様々な勢力が、それぞれの思惑でクーデリアをコントロールしようとする。が、それは同時に、彼女自身の思惑で彼らを動かす契機ともなる二面性を持つ。
経済的な利害のバランス、社会思想的な立場、知名度、その他の要因が、彼女の発言や行動に「影響力」をもたらすのであり、彼女の「宣言」は、その「政治力」を自覚的に行使していくという「宣言」でもある。
この「世界」のこの時点で、この「力」を行使する立場にあるのは彼女のみであり、彼女にしかできない「戦い」の開始を告げるものだ。

誰かが自分を殺しにかかって来ているとき、相手を返り討ちにすることも厭わずに反撃するだろう。
相手に配慮して、反撃が本当に正しい事なのか、相手を殺す前に考慮しろと勧める人間はいない。

が、殺しに来るのが「政府」のような政治的存在の場合に限って、流血を避けて体制を傷つけない配慮をするべきだと説教する人間の言いぐさは、どう見ても倒錯としか言えない。
今まさに体制に殺されようとする人間には、流血を避けろという人間は、端的に「敵」だ。

自らの手を血に染めることも厭わないというクーデリアの決意は、「政治力」の行使に対して責任を引き受けるという覚悟でもある。
終幕で、封鎖を突破し、議場へ突入しようとするにあたって、鉄華団の制服からドレスに着替えたクーデリアの姿は、彼女自身の「戦場」へ赴くという決意をよく表現している。


{netabare}議場への突入にあたって、子供たちに敵の攻撃を引き受ける囮役を割り振るオルガの決断は、現象としては、物語の冒頭で、少年たちを生きた弾除けとして使い捨てようとした「上司」たちと同じに見える。

が、違う。
決定的に違う。

それは、子供たちの自発的な忠誠心の発露であるからではない。
「組」のために親分の命令で鉄砲玉として殴り込みをかけるような忠誠心などでもない。

この突撃が、ビジネスとしての戦闘行為を逸脱し、戦闘集団としての戦術的組織性が消滅して、「私」の輪郭が消え集団と融解して境界がなくなるような「蜂起」の発生を寓意したものであるからだ。
「蜂起」は単なる集団行動ではない。「私」が集団として生きられ、集団が同時に「私自身」である超越的な祝祭の時間。そこでは私の死は集団の生に転化してしまうような、特権的な一瞬の生の燃焼だ。

ここで描かれているのは、革命へと連鎖するかもしれない、蜂起が生成する瞬間と、それがまさに生きられようとするダイナミズムだ。{/netabare}


幾多の「戦場」が描かれてきた物語だが、それは単に「戦いが行われている場」であって、実は物語の最初からいわゆる「戦争」はどこにも生じていない。
行われているのは、合法性に疑いのあるギャラルホルンによる武力行使と、これも非合法とは決めつけきれない「鉄華団」の反抗で、「影響力」の力関係でどちらにも転がる暴力の「合法/非合法」の曖昧性が、ビジネスとしての戦闘という「鉄華団」の隙間「商売」を成立させている。

商売としての戦闘であれば、生きて金を受け取ることが最優先だ。
金をあきらめて命を拾う選択もあり得るだろう。

が、物語が追ってきた経験と度重なる仲間の死が、「戦闘」の意味を変容させた。

物語を通して「鉄華団」にとって、眼前の「敵」は、「金銭」の前に立ちふさがる「商売」上の「障害物」だった。
{netabare}終幕において、「奴ら」が存在する限り自分は存在することができない、という絶対的な「敵」へとその意味が変貌する。
彼等の存在そのものを圧殺しようとする「何か」、全存在をかけて敵対しなければならない「何か」だと。

「商売」用の戦闘集団としての組織はここに解体して、「蜂起」の集団へと変貌することになる。{/netabare}


{netabare}ゼロ年代論壇の影響だろうか、革命を蔑視して冷笑する感性が多勢を占めているように見えるのは、政治的権力の奪取のために少数者が「手段」として大衆を利用するイメージが固定しているからだろう。

このような反感を避けるため、彼等の蜂起は、「思想」や『主義」の代わりに、「鉄華団」という「未来」へ掛け金を積む、象徴的なギャンブルとして、表現される必要があった。

だが、革命は、政治目標の達成の「ため」に、誰かに計画されて主導される「手段」ではない。
「革命」は、どこかから到来する「蜂起」という契機が、たままた政治課題とシンクロした場合に「結果として」発生するに過ぎない。
現時点での「鉄華団」の「蜂起は」、まだ革命へと接続する機縁を得てはいないようだ。

子供たちが死が明白である戦闘に参加することに涙するメリビットの描写は、個人が恣意的に離脱できない蜂起の暴力的な超越性を理解しないところからきている。
雪之丞の、「間違っている」が止められない、という述懐もまた「間違っている」

それでも二人が本気で子供たちを思いやる描写が丁寧に重ねられてきたからこそ、この誤りに不快や安易さを感じさせることはない。
あたかも蜂起へ参加しようと旅立つ、自分たちの理解を超えてしまった子供を見送る、年老いた両親のような印象を与えるものだ。{/netabare}


植民地支配を緻密に構築することで、日常描写の端々に自然にその実像が反映された描写が展開することになり、多くのアニメ作品に見られる「自由と平等の為の戦い」といったバトルを設定するための体裁に過ぎない空論性に立体的な実質を与えて、戦闘行為に陰影と必然を与えることに、本作は大きく成功したと言っていいだろう。

植民地から富を収奪している宗主国が「交渉」によって莫大な利益を自ら放棄することは、ほとんど現実味のない空想的な事態であって、放棄させる何らかの実行力による強制が必然化される。

強制力は、各種「影響力」の駆け引きとして作品世界に登場した。クーデリアもまた、影響力のプレーヤーとして参加する。
影響力の綱引きが「植民地」をどう動かすかは、まだ明瞭ではないにせよ。

が、「影響力」が当面の「鉄華団」の生存を確保するのだとしても、「貧困」と、これを基礎とした「植民地」支配にどのように影響してくるのか。
「鉄華団」の生存でよしとして、「貧困」を必然化する「植民地」支配構造は放置されるのか。

「蜂起」一瞬の燃焼だ。特権的な生の経験は、永続性を持つことができない。が、耐え難い抑圧がある限り何度でも連鎖して発生する。
一旦は収束した「鉄華団」の蜂起は、再び生じるのだろうか。

はたして「蜂起」は独立戦争へと向かい、ことなる思惑を持った「影響力」を排除し、「貧困」体制を破壊できるのか。


行く末を暗示するものは、ラストでクーデリアから子供たちと主人公に託された「宿題」にあるようだ。

そもそも「自由」と「平等」は対立的な概念だが、独立戦争や革命にはそろって呼号されるのは、直接の動機である不平等が、被支配者にの前には「自由」を妨げる障害となって立ち現われるからだろう。

「平等」は突き詰めれば分配のルールの問題で、これの改善を求めることは条件の変更を目的化するもので「自由」の領域とは何のかかわりもない。
「自由」からは、不平等は勿論あらゆる抑圧がその「敵」として問題化される領域が開かれるもので、平等よりもはるかに大きな運動の原動力になる。

言い換えれば、植民地独立は、不平等の撤廃を出発点としていても、「自由」の要求を運動内に取り込むことが出来なければ、蜂起を伴う「闘争」として発生できないという事だ。

本作内でこれが反映されたものが、文字を学びたいとクーデリアに申し出る主人公が語る、いずれ本を読みたいのだという「夢」だろう。
ここで語られているものは、教養主義的な人格陶冶や階級上昇の実利ではない。

「貧困」を与えられた所与の状況であると認識して、そこでの適応しか視野にない主人公は、社会改良的な「平等」の実現には積極的な興味も意義も見出していないように描写されている。
が、空虚な内面を抱える主人公が語る、本を読みたいという「夢」は、本の彼方に幻視される「ここではないどこか」という場所に到達したいという欲求の芽生えを感じさせるものだ。
「どこか」へ行く=「自由」への欲望の兆しを、そこに見たいと思う。

主人公の「自由」への欲望の芽生えは、自身の動機が皆無に見える主人公の戦闘行為が、やがて植民地独立の闘争へと接近していく必然を予感させる。

欲望の兆しを「本を読みたい」=文字を学ぶことで表現したこともまた、象徴的だ。

様々な領域で存在するであろう各種の「自由」の中で、根源に近い場所に位置するのが教育=学問の自由であろうからだ。
眼前の不平等が何かの自由を阻害しているのだとしても、それを阻害であると考えることが出来なければ「自由」にむけて闘争することすらできない。
「自由」を獲得するには、まず「考える」こと=学問が「自由に」行われなければどこにも出発できないだろう。

ここではないどこか、「鉄華団」の辿り着くべき場所へは。

とりあえず、二期も目が離せない。




ロボットアニメに『機動戦士ガンダム』が「戦争」を持ち込んで以来、ロボットアニメでは戦争の否定と戦闘を同時に見せるというねじれた設定を導入せざるを得なくなった。

が、凡百のありきたりなアニメでは、人殺しはよくないという気分から戦争を「絶対悪」認定し、戦闘と戦争を区別できない安直な態度しかとる事が出来ず、語るべき作品が登場することはなかった。或いは、その絶対悪にもかかわらずそれが発生してしまう必然との板挟みで、作品自体が破綻するか。
語るに足る作品は、この「ねじれ」を回避する設定を構築できたか、ずらすことに成功した物しかない。

本作の、戦闘の回避を自己目的化して思考停止する倒錯をとらず、自己の敵である社会悪に敵対する目標を見失わない「蜂起」は、ねじれの正面突破を目指した独創性を感じさせる。

この国で戦争の悲惨を振り返るとき、なぜか不思議に、天災のような、自然に降りかかる災害のように語るばかりで、「意思決定者」という名前を持った人格が支持者の賛成を集めたうえで決行する、徹頭徹尾「人為的」な、責任をとるべき人間のいる社会的行為だという事実を無視しているように見える。

植民地の貧困もまた、「鉄華団」の少年たちが感じているような、文句を言っても始まらない乗り越えるべき苦境ではなく、頂点に名前のある「責任者」を戴く官僚組織の運営によって管理される「人為的行為」だ。

戦争状況の向こうに「責任者」を見出す視線をアニメに持ち込んだ『機動戦士ガンダム』と、貧困の背後に「人為」を告発する本作と。
社会への視線のベクトルの類似性によって、本作に「ガンダム」の名は与えられているのかもしれない。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 8

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

ガンダム・バルバトス 三日月・オーガス出撃!

2015年~2016年にかけて放送された機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ第一期

監督 長井龍雪 構成 岡田摩里 P 小川正和 制作 サンライズ

Pの小川さんが若者向けのガンダムとして立ち上げたシリーズ最新作。
とある科学の超電磁砲で高評価を得た長井監督に決定したが、
多忙と言うことと、機動戦士ガンダムAGEが先行したため後ろにずれ込む。
長井監督はとらドラ以来の仕事仲間である岡田摩里氏を構成に希望、
ここに新時代のガンダムが誕生することになる!!!

ラテンアメリカ系のBGMが戦争と言うよりは内乱のイメージとぴったりでした。
初期冨野ガンダムのようなロードムービーを目指したようで、
目的がはっきりとしたストーリーはとても分かりやすかったです。
長井監督は敵味方関係なく価値観を同様に描くことに注力したようで、
戦争に正義など無いという真実が画面から常に迫ってきました。

敵モビルスーツのコクピットを狙う、つまり敵を殺すことが勝利。
これは過去のガンダムが避けてきた戦闘ではないでしょうか?
唯一、0080のガンダムのパイロットクリスがザクのコクピットを狙うシーンは誰もが胸に突き刺さったと思います。

このガンダムではこの戦闘姿勢が基本です。
ロボットを倒すことは人を殺すことである、それは主人公側にも降りかかる。
そんなガンダムが観れるとは、想像もしていませんでした。

この作品にはほとんど萌えと言うものが感じられないため、
どうにも未完成だった70年代ロボットアニメの完成を目指した、
私の渇望していた作品のようです。
さらに冨野監督のガンダムとZガンダムのあいだにある泥臭いロボットアニメの雰囲気にも近いようです。

満点にならなかったのは、現代アニメ技術総動員には見えなかったためですが、
だからこそ表現できる真実の血生臭ささこそがこの物語でもあります。

想像をはるかに超える機動戦士ガンダムに大満足でした。

2期視聴には少し間を開けたいと思います。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 29

70.9 8 2015年秋(10月~12月)アニメランキング8位
学戦都市アスタリスク(TVアニメ動画)

2015年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (1042)
6806人が棚に入れました
“アスタリスク”と呼ばれる水上学園都市“六花"を舞台に物語は展開する。

アスタリスクは、世界最大の総合バトルエンターテイメント星武祭の舞台であり、六つの学園に所属する星脈世代の少年少女がここで覇を競う。

声優・キャラクター
田丸篤志、加隈亜衣、東山奈央、井澤詩織、小澤亜李、内田雄馬、星野貴紀、赤﨑千夏、田村睦心、内山夕実、長妻樹里、杉田智和

ハウトゥーバトル さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

委員長の出番少なすぎでしょ

視聴理由 とくになし

序盤 あ、主人公うぜぇ

中盤 委員長!

終盤 控えめに言って委員長すき

この話は人々の御託となった学生同士の戦闘
ジャンルはラブコメ・ハーレム・バトル
なんかもう王道だよね
そして案の定主人公うざい。私がハーレム主人公のことが嫌いなだけなんだろうけど、やはり主人公が「きしょい」といえるくらいウザイ。
内容にかんしても、単調に見える。ただ単に戦いながらラブコメしてる感じ。しかも主人公最強系だからどうあがいてもかつ。もうバトルの勝敗よりも作画に集中しちゃうくらい。実際普通だったけどね。バトルのほかに見どころはありません。ラストがすごい気になる終わり方です。あれですね。分割2クール。
ユリスに関しては見た目と口調があっていない。あの見た目からしたら、最初は丁寧語でしょ。
そして委員長がすごいすき。なのに出番がすくない。クローディアちゃん!もっと頑張って!まぁ正直ハーレムいうてもヒロイン確定系だから修羅場になることは少ないかな(ないとは言っていない)

作画は普通。
opはWEST GROUNDさん作編曲で艦これの名曲「吹雪」を歌った西沢幸奏さん作詞歌唱の「Brand-new World」神曲
edは「輪廻のラグランジェ」のopを作編曲したRasmus Faberさん作詞作編曲でオーウェリアの声を担当した坂本真綾さん歌唱の「Waiting for the rain」
キャラはクローディア・エンフィールドで5.0だったのですが、主人公で4.5ですよまったく。

総評 まぁよくわからないけど戦って恋して戦うアニメ

投稿 : 2024/03/23
♥ : 11

SUGAR MAN さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

魔法系学園モノ×ソードアート・オンラインみたいな!?

同じく今期の魔法系学園モノの「落第騎士の英雄譚」は正直よくある学園ハーレムモノっぽいなぁと思ってしまったけど、アスタリスクのほうは設定もビジュアルもちょっと凝ってる感じ♪

1話だけ見た感じ個人的にはこっちのほうが面白そう^^
「ソードアート・オンライン」と同じA-1 Picturesだからかな!?

ゲーム世界の話しではないけど、戦闘シーンの必殺技の感じとかがちょっとゲームっぽいかも。

ストーリーもなんだか気になる始まり方で
続きが気になる♪

学園都市モノだから「とある~」シリーズ好きな人も楽しめそうかな!?

投稿 : 2024/03/23
♥ : 6

wonder_boy さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

流石は、A-1 pictures。

はい、内容は普通過ぎるほどに普通でした。
最近のラノベあるあるがそのまま具現化された
内容で
ひねりもなく意外性もなくただ普通の内容でした。

しかし、作画とOPは神レベル。

他とはバトルシーンの質が全然違いますね。

正直に言ってこんな普通の内容の物語に
A-1 picturesはもったいない。凄く。

評価も作画と音楽以外は3.5ですが
作画が5なのと音楽が4.5なので
意外と高評価になってるだけです。

内容で言えばまだ落第騎士の方が面白かったかな。笑

もぉヒロインとかの名前も思い出せないレベルでした。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 14

70.3 9 2015年秋(10月~12月)アニメランキング9位
おそ松さん(TVアニメ動画)

2015年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (931)
4248人が棚に入れました
一世を風靡した伝説の6つ子が、今よみがえる!

古き良き昭和の時代―。
日本中を沸かせた名作ギャグ漫画「おそ松くん」。
そしてその昭和の最後を華々しく飾った前作アニメ。

それから時は流れ、現代。
街並みも、ライフスタイルも変わった今、あの6つ子たちも、
ひそかに成長を遂げて帰ってきた!

あの頃と同じ家に住み、大人になってもマイペースに生きる、おそ松達。
はたして、イヤミやチビ太、トト子にハタ坊、ダヨーン、デカパンなど
個性豊かなキャラクター達の現在の姿は…!?

声優・キャラクター
櫻井孝宏、中村悠一、神谷浩史、福山潤、小野大輔、入野自由、遠藤綾、鈴村健一、國立幸、上田燿司、飛田展男、斎藤桃子

米麹米子 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

クソ笑った

一周回って飛び抜けてて
笑ってしまったでござるよ
キヨシ殿

一話だけでいいから見てみて(*´艸`*)
レビュー書き直すかも謎w

と、書いてはみたもののこれじゃあんまりなのでw
いやー、濃厚な30分でした。
赤塚不二夫80周年で作られた作品だけれども
無駄に曲がいいのが腹立つし
スタッフが私得。

やりたい放題でどこの層を狙っているのか不明ですが
1話でお腹いっぱいになるパロの多さ。
ニャル子の比じゃないと思う。
昭和ネタやらなんやらごちゃ混ぜにして闇鍋喰らった感じ。
カオス感が半端ない。

もう1話終了でいいんじゃないかなって思うくらい
堪能しました。
コレ、来週からどーするんだろう。

赤塚先生も「これでいいのだ」って多分…言ってくれると思うよ?

2話以降の心配をしていたのですが面白い。
本来のおそ松くんを知らないので見ていて楽しい。
総集編はボツというかお蔵入りになったものがあるらしく
あのような形になった模様。
副音声も聞きながら観れるというお得感が。

ただね、他の作品がまともに見れない(;´∀`)
声優さんがはっちゃけてるので
ちょwwwって他のアニメ見てると真面目なのに被害が及ぶ
とんでもない爆弾みたいなもんですわ。
ブラック&シュールなのからグフッと声が出るものまで
幅広い層に受けてるのがなんとなく理解できます。
予想外だったのが腐ですね。
イケメンだけかと思いきやおそ松くんでも需要があるようで。

2クールですので残りの後半楽しみたいと思います。

新年早々シコ松に笑ってしまった。
いや、あれね目撃すると本当に気まずい。
2度ほど遭遇したことあるけど
鍵を閉めてこっそりやってほしいものだ。

十四松祭りが地味にツボ
カオス感とシュールさがじわじわ来て
CRただいま!とか十四松パンで吹いた
ラーメンの下で既視感がと思ってたら
八幡兄弟だったでござる



「はなまるぴっぴはよいこだけ」(第1話 - 第5話、第7話 - 第12話)
作詞 - あさき / 作曲・編曲 - 96 / 歌 - A応P

「全力バタンキュー」(第13話 - )
作詞・作曲 - 池波曼寿 / 編曲 - 池波曼寿、有木竜郎 / 歌 - A応P

ED
「SIX SAME FACES 〜今夜は最高!!!!!!〜」(第1話 - 第12話)
作詞・作曲・編曲 - TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUND / 歌 - イヤミ feat.おそ松×カラ松×チョロ松×一松×十四松×トド松
「SIX SHAME FACES 〜今夜も最高!!!!!!〜」(第13話 - )

投稿 : 2024/03/23
♥ : 51
ネタバレ

もがっぺ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

パロが面白すぎるww

こんなに笑ったアニメは久々かもしれない!というほど自分のツボなアニメです!
さすがアニメ銀魂と同じ監督さん!雰囲気も少し似てる気がします。

1話からうたぷりやラブライブや弱ペダや進撃のパロが溢れかえっていて、そこらへんの代表的なアニメを見てる人ならわかるネタが多く、誰でも楽しめると思います\(°Д° )/
お気に入りは3話の最初で、{netabare} 洋画のホラー映画でsawというのがあってそれパロなんですけど、つい二ヶ月まえくらいに見たばっかりだったのであっ!このシーンか!ってなって面白かったです。 {/netabare}

声優さんもめちゃくちゃ豪華で、イケボなおそ松さんいただきました笑

投稿 : 2024/03/23
♥ : 7
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

十四松を推してます(笑)

[文量→大盛り・内容→感想系]

【総括】
私は原作(おそ松くん)は未読なので、そこを踏まえたレビューはできません。せいぜい、ちび太のおでんと、イヤミのシェーくらいしか知らず、正直、「おそ松」がどんな奴かも良く分かっていない状態からの視聴開始でした。

1~2話は、六つ子の見分けも出来ず、性格の違いも分からず、「評判のわりには、あんまり面白くないな~」と思っていました。

しかし、六つ子それぞれのキャラクターが掴めてきたら飛躍的におもしろくなりました。また、基本的に1話完結なので、どこから観ても楽しめると思います。

ギャグ系アニメとして、久々に良アニメでした♪

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
マッスル♪マッスル~♪ ハッスル♪ハッスル~♪

特に好きな回は、5話「カラ松事変」「エスパーにゃんこ」、9話「恋する十四松」、15話「面接」、23話「灯油」「ダヨーン族」です。

5話は、フリからオチまでに盛大な時間と労力をかけたところが見事。特に「エスパーにゃんこ」の大オチは、「2つの異なるエピソードで1話構成(という思い込み)」と「視聴者が、六つ子それぞれのキャラクターはつかんでいても、完璧には識別しきれていない話数」という、2つの要素をつかった心理トリックが使われており、ある意味では優秀なミステリーでした♪ てか、カラ松、可愛そうすぎでしょ(笑)

9話の「恋する十四松」は、おそ松さん屈指の感動回。たまにこういうのをはさんでくるからズルいよね(笑) この話で一気に十四松好きになりました♪

15話の「面接」も十四松回ですが、9話とうって変わり、ギャグ面が強調されています。ネプチューンのホリケンさんを100倍くらいブッ飛ばした感じの予測不能の笑いに翻弄されましが、それが気持ち良かったです(笑) また、十四松をサポートする市松も良い味だしてました♪ あのコンビは好きです!

23話は、個人的に「おそ松さんの集大成」と思っています。まず、「灯油」は、

①日常の些細な(クダラナイ)出来事を題材にし、②六つ子の個性の違いによる争いを見せ、③結果、全員がクズ。そして、「ダヨーン族」で、④あり得ないような超展開に発展させ、⑤さりとてただの馬鹿話にはせず、感動要素を入れ、⑥最後は下ネタでしめる、という展開。

「クダラナイ日常」「六つ子の個性」「全員クズ」「超展開」「感動」「下ネタ」これに「パロデ
ィ」を加えると、おそ松さんが出来上がると思い ます。

24話がトト子回、また最終回への流れとなっていきますから、「おそ松さんらしいおそ松さん」は、23話が最終回で、制作もそのつもりで、やりたいこと全部をやってきたのかなって思いました。

疑問に思うのは、このアニメが主に女子に人気、という点です(小中学生に人気と言うのは、なんとなく分かりますが)。ここに関しては、女性のレビュアーさんのレビューを拝見したいですね。どこに女子が萌える要素があったのでしょうか。(ちなみに、うちの県でも「おそ松さん展」とかやってて、小中学生が親子で行ってますが、親御さんは、第2話「ブラック工事」や第3話「銭湯クイズ」、第13話の「シコ松」、最終話などは知らないんでしょうね(苦笑) 子供もホントの事は言わないだろうし。世代的に、おそ松くんは知っていて、ポップな絵柄と音楽に騙されている親と、騙してグッズを買わしている子供を見ると、もうそれ自体がブラックユーモアで、赤塚さんのワールドを感じてしまいますw)

OPは二期共に中毒系で、特に一期は耳に残りました。職場で鼻唄を口ずさみそうになり、ヤバかったですw

もし、原作者の赤塚不二夫さんが御存命で、このアニメを観られたら、何とおっしゃったでしょうか? 「これでいいのだ」って、言ってくれたら、制作の皆さん、きっと泣いちゃいますね(涙)
{/netabare}

投稿 : 2024/03/23
♥ : 33

70.1 10 2015年秋(10月~12月)アニメランキング10位
ゆるゆり さん☆ハイ!(TVアニメ動画)

2015年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (612)
3460人が棚に入れました
ゆるゆりの主人公・赤座あかりだよ!!「ゆるゆり」がテレビに帰ってきたよ―!
夏休みも終わって学校も始まったし、またこれからごらく部のみんなで楽しいことたくさんしたいな!じゃあさっそく部室いこう!

声優・キャラクター
三上枝織、大坪由佳、津田美波、大久保瑠美、藤田咲、豊崎愛生、加藤英美里、三森すずこ

うち. さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

作風が変わった三期

一期二期のようなあかりいじりが無くなり全体的に丸くなった雰囲気が漂うゆるゆり三期

なんだか今回はゆるふわな話がメイン(?)なのか刺激的なシーンは減ったような気がします、例の姉は除いて。
ようやくタイトル通りの緩い百合を楽しめるのかもしれませんね。

相変わらずキャラの造形が上手いというか面白さの中にも可愛さを両立しているのは見事ですね、キャラの掛け合いが面白いです。

・最終回まで見た感想
 ひたすら安定して面白かったの一言。もしかしたら今までのゆるゆりアニメよりも良かったとさえ言えてしまう三期でした。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 9

nk225 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

第7話「忘れられない一日になる」視聴。

変わらない毎日がまだまだ続くんだ!

赤座あかり・歳納京子・船見結衣・吉川ちなつの4人が行っている部活動「ごらく部」。
それに目をつけ、ちょっかい(?)を出し続ける「生徒会」。
愛が溢れまくりで明日から元気に生きていけること請け合いのまったりストーリーが、テレビに帰ってくる!

第1話「それは、すなわち、娯楽の始まり」
ゆるゆりの主人公・赤座あかりだよ!!
「ゆるゆり」がテレビに帰ってきたよ―!
夏休みも終わって学校も始まったし、またこれからごらく部のみんなで楽しいことたくさんしたいな!
じゃあさっそく部室いこう!

第2話「さぁおびえるがいい」
す、杉浦綾乃よ!
もういきなり出番なんて聞いていないわ!
またみんなのところに帰ってこれて嬉しいわね。
べ・・・別にあなたのために戻ってきたわけじゃないんだから!
でも待っててくれてありがとう!
あれ、お母さんが呼んでる。
なにかしら・・・。

第3話「自覚無し」
じゃじゃーん!
大室櫻子さま登場!
みんな元気してたかな?
わたしはいつも元気元気だよ!
そういえばこの前向日葵と勉強してたんだけどね。
向日葵また・・・あの・・・む・・・むねとか大きくなっている気がして・・・
ムキー!しかも小言もいってきてさ。
よし、いいこと思いついた!

第4話「その夜は、みんなの想いをつないでゆく。」
みなさん、あかりの姉の赤座あかねです。
いつもうちのあかりがお世話になっています。
あかりは本当にかわいいから、ほんとあかりはいつ見ても天使で、目に入れてもいたくないわ。
あぁもあかりのあれをあーして・・・と、いけないわ。
今日は友達がくるんだった。
準備しないとね。

第5話「少女は、闇に落ちる。」
池田千歳です~。
みなさんにまたお会いできてうれしいわ~。
それに、早速綾乃ちゃんと歳納さんがいろいろと見せてくれて…いや~妄想がはかどりますわ~。
あぁ思わず鼻血が・・・。
はっいけないいけない。
今日は綾乃ちゃんと出かける予定やったわ!楽しみやな~!

第6話「見えない顔は、其処にある。」
吉川ちなつです☆
結衣先輩のあんな姿がこんな姿がみれて、ちなつはもう・・・嬉しすぎて!仕方ないですからちょっとだけ、みなさんにもちょっとだけ見てもいいですよ!
今日も結衣先輩のウチへお呼ばれしてるんです。
おめかししていかなくちゃ!

第7話「忘れられない一日になる」
はっはっは!
みんな、ゆるゆりの真の主人公・歳納京子だ!
ちょっと遅くなったが、良い子のみんなは待ってくれてたかな?
これからごらく部が新たな敵を倒しにいくからついてきくれ!
えっそんな話ないって?ざんねーん。

デキるオタクはここで判断している?
2015年秋アニメも出そろいましたね。しかし、度胆を抜かれたというか……想像していた方向とまったく異なっていたのが「おそ松さん」ではないだろうか。初回の放送がスタートしてからカオスなネタと相次ぐパロディの連続に、ネット界隈を中心に「なんなのこれww(褒め言葉)」状態に。

その一方で「銀魂の監督とスタッフなのか。だったら納得」「監督の過去の作品からすると当然の展開」といった声も。うーむ……どうやらコアなアニメファンは監督などからも事前に情報を得て、放送開始前から内容を想定しているようだ。

【畑博之氏】
今期放送:「ゆるゆり さん☆ハイ!」
過去に関わった作品(例):「ゆるゆり なちゅやちゅみ!」2作品(監)/「最近、妹のようすがちょっとおかしいんだが。」(監)/「SHIROBAKO」

かわいい女の子でお世話になっている畑監督。ちなみに「R.O.D -READ OR DIE-」や「マギ」の監督として知られる舛成孝二氏のお弟子さんとのこと。

一瞬ブームになった、アニメ発信の言葉
近年はアニメ作品発祥の流行語も増えています。ただ、一般的な流行語と同じく、その流行はあまり長続きしないもの。そこで今回は、「一瞬だけはやったアニメ発の流行語」をご紹介します。「懐かしい!」と思える言葉もあるかも?

●「アッカリーン」
2011年に放送された『ゆるゆり』で登場した言葉。タイトルコール前に「アッカリーン!」と主人公のあかりを呼ぶほか、作中の効果音としても使用されています。ネット上では「\アッカリーン/」という表記でよく使われました。

「ゆるゆり さん☆ハイ!」放送記念! グッドスマイル×アニメイトカフェのコラボが12月1日からスタート!
赤座あかり・歳納京子・船見結衣・吉川ちなつの4人が行っている部活動「ごらく部」。彼女達とその周りのキャラクター達が織り成す、愛が溢れまくりで明日から元気に生きていけること請け合いのまったりストーリーがテレビに帰ってきました!

グッドスマイル×アニメイトカフェ秋葉原・大阪日本橋では、テレビアニメ第3期「ゆるゆり さん☆ハイ!」の放送を記念して、コラボカフェがスタートしております! 期間は、2015年12月1日から2016年1月30日まで。入場方法は、全日程先着入場制となります。

お楽しみいただけるフード・デザートメニューには、あかりのお団子をモチーフに肉団子を使用した「あかりのお団子バズーカ丼」が登場。他にも、作中に登場する和風ハンバーグをイメージした「京子も大好き!CoCoッスレストランの和風おろしハンバーグ!!」や、ちなつの髪に吸い込まれたピンポン玉を白玉で表現した「ちーなの超常現象パフェ」などが登場いたします!

ドリンクメニューには、京子と綾乃を表現した「京子と綾乃の同級生ドリンク」や、千歳と千鶴を表現した「千歳と千鶴の妄想!?ドリンク」、"アッカリーン"と書かれた「消えないで主人公!?あかりのカプチーノ」といったコラボメニューをお楽しみいただけます。

コラボメニューを注文いただいたお客様には、「クリスマスポストカード」をランダムでひとつプレゼントいたします!(配布期間:2015年12月1日~12月25日)また、カフェ限定発売となる、「トレーディングアクリルキーホルダー」や、「トレーディング缶バッジ」、「マフラータオル」など、見逃せないグッズが多数発売!

「2015秋アニメ実力人気投票」、結果発表!
2015年秋に放送がスタートしたTVアニメ63本の中から、毎週楽しみな作品、面白いと思う作品などに投票してもらう本企画。なんと今回は、7000票に迫る熱戦に! 1クールの放送であればちょうど折り返し地点に差し掛かる頃であり、物語が佳境に入った作品も多いだけに、ライブな反応がかいま見える結果となった。放送前に実施した「2015秋アニメ期待度人気投票」と比較すると、放送後に評判を上げたダークホースも見えてくるかもしれない。

並みいる話題作をおさえて1位に立ったのは、2000票以上を獲得した「ゆるゆり さん☆ハイ!」。「ゆるゆり」は、七森中の「ごらく部」に所属する女子中学生4人と生徒会一同を中心に、ゆるい日常や存在感の薄い主人公のギャグ描写で支持を集める人気シリーズ。TVアニメ第1期が2011年に放送されて以降、第2期、OVA、特別編が制作され、本作はTVアニメ第3期にあたる。以前と変わらず、キャラクターの可愛さと親密さをまったり堪能できる内容になっており、安心して観られる居心地のよさがファンの心を離さない。

結衣のネグリジェ姿! 「ゆるゆり」のなもりさんがTwitterのアンケート機能を使ってサービス画像を投稿
TVアニメ・マンガ「ゆるゆり」の作者なもりさんが、Twitterのアンケート機能を使ってサービス画像を投稿しています。「京子『結衣がお風呂入ってる隙に、パジャマをすり替えてみるか』」というツイートに「ネグリジェ」と「ガウン」のアンケートが付属しており、結果76%の投票を得たネグリジェ姿の結衣の画像が投稿されました。さすがはなもり先生だ!

「ゆるゆり」は、女子中学生たちのゆるくて平和な日常生活を描いた作品。普段男っぽい格好をしていることの多い船見結衣にこんな服を着させるとは、まったくなもりさんは恐ろしいクラゲだぜ(なもりさんの自画像はクラゲのような生き物)。さらに、おまけとしてガウン姿の結衣の画像も公開。なんてサービス精神だ。

秋アニメは制作会社で選ぼう!
【TYOアニメーションズ】
今期放送:ゆるゆり さん☆ハイ!
過去の作品(例):たまゆらシリーズ/オオカミ少女と黒王子(2014)/戦国無双(共同制作・2015)

かっこいいアクションシーンからふんわりかわいいキャラクターまで幅広い作品を手掛けている。
テレビアニメシリーズ1~2期は動画工房、3期からはTYOアニメーションズが担当。「ゆるゆり なちゅやちゅみ!+」もTYOアニメーションズの制作だ。

【2015秋アニメ】今期はどれ見る?
なもり先生の人気マンガを原作とするアニメシリーズ、今回で第3期となります。『ごちうさ』同様に女の子ばかりが登場する作品ではありますが、先方の都合で納品スケジュールが1/3ほどカットされて心の中が修羅場と化していても優しい気持ちにしてくれる……ふふふっと微笑みながら見守る作品といった感じで気に入っています。

同年代(中学生)の設定を持つ他作品と比べて、キャラの精神年齢の表現が非常にうまい作品だなと感じていましたが、今回から制作スタジオが動画工房からTYOアニメーションズに変更されています。

スペシャル版となる『ゆるゆり なちゅやちゅみ!+』をすでに手がけているので大丈夫だとは思いますが、OVAとTVシリーズは似て非なるもの。ちょっぴり不安を抱えていますが、今期もきっとたくさんの笑顔を提供してくれるはずなので、今のうちに表情筋を鍛えて待機しておきますね。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 9

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

制作会社が変わっても、変わらないゆるさ

原作未読。キャッチさんから紹介で視聴。

1期、2期と変わらず、「ゆるい百合」というか、「ツンデレ」というか、「片思いの連鎖反応」というか、とにかく微妙なズレが面白い。

制作会社が変わったことで感じた最大の違和感は、向日葵の自宅が団地から一戸建てに変わったことくらいかな?

1期、2期と比べて百合成分が強くなった半面、日常感が強くなったのも特徴。

最終回に感動的な場面があるのも良かった。
もちろん、最後にはしっかりオチがありましたけどね・・・。

最後まで、何も考えずにまったり見れるのが『ゆるゆり』の最大の魅力。


あっ!あと、アッカリンの「空気感が薄い設定」が薄くなったのは少し残念。
その代わりに櫻子が面白く仕上がっていた。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 31

70.0 11 2015年秋(10月~12月)アニメランキング11位
俺がお嬢様学校に「庶民サンプル」としてゲッツされた件(TVアニメ動画)

2015年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (854)
5273人が棚に入れました
「あなたは、我が校の“庶民サンプル”に選ばれました」ごく平凡な高校生・神楽坂公人は、ある日突然、『清華院女学校』に拉致されてしまう!伝統と格式あるこの学校に通うのは、名家の令嬢ばかり。おまけに外の世界に出たこともなければ、同世代の「男」を見たこともないという超絶箱入りっぷり。異性と世間に免疫をつける教育のため、「庶民サンプル」として選ばれた公人だったが、ケータイ、ゲーム、漫画すら知らないお嬢様たちにとって「庶民」は憧れの存在で…!?いきなりお嬢様にモテモテ生活スタート!ハートフル学園ラブコメディ。

声優・キャラクター
田丸篤志、芹澤優、立花理香、桑原由気、森永千才、大西沙織、原由実
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

俺がお嬢様学校で庶民として浅い知識を披露してたらたくさんのお嬢様をゲッツしていた件

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
という、フツーのハーレムラブコメですw メインヒロインズは、いずれも可愛いくて、キャラが良いアニメだな~と。

とにかく、ふざけているアニメでした(褒め言葉)。パロネタも多く、分かる人には分かる部分も。スタッフの悪ノリで作られてる感じがして、おバカアニメとしては、かなり良かったという印象です。

あと、OPが個性的でオススメです。絵も歌もカオスで、毎回観ちゃいました。EDは普通に素敵で良い曲でしたね♪

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
ハーレムものとして、安易であまり好感の持てない設定です。、、、でもでもでも、そんなの関係ねぇ(笑)ですw とにかく、キャラが全員可愛い♪

愛佳のツンピュア感。麗子のちょっと黒いお嬢様感。白亜のロリロリしさ。可憐のダメさw

個人的には可憐が好きだったのだけど、登場回(3話)で、(自分だけ仲間に入れてなくて)「私も入れて(涙)」がMAXで、あとはただの変態さんになっていったのが残念だったな~と。

次は愛佳ですかね。ツンピュアさん、良い人だな~。最終的には、彼女がメインヒロインなのだろうか?

注目は最終回。スタッフの悪ノリが極まった回。完全に楽しみながら作ってるってことが伝わってくる良回です。無駄に熱い作画にロボにマトリックスにと、もう何が何やらw ツッコミが追い付かない。あのツンピュアさんの素敵な台詞の中に、むりくりゲッツを押し込んでくるセンスとか、思わず笑ってしまいましたよ(笑)

これは、2期を期待したい作品。 九条さんの謎とか、幼馴染み声優さんを含めた5角?関係とか、まだまだ楽しめそうな点は多い。愛すべき、バカアニメでしたねw
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
まあ、ハーレムですな。しかも、「なにも秀でていない」のに、ただ、「庶民」というだけでモテモテになれるという、インスタント妄想の具現化ですな。

2話目
ダブルヒロインだけど、今のところツンピュアさん一択だな~。

3話目
お前、どこの召喚獣だよ(笑) 新キャラ二人とも、良い感じだな。「私も入れて涙」は、萌えたw

4話目
ツンピュアさん、良い娘だな~。女子のガチ喧嘩、あんまり見ないな~。

5話目
芋餅、みたらしタレつけようぜw なんだよ、ゲームかよ(笑) ゆるゆり、ガチで見せるなや、そして、あかりんを的確にディスるなや(笑)

6話目
公人、ナイスノリツッコミw 1発目で、全身のフリが合うとか、天才か。可憐はいつでもダメだな~(笑)

7話目
太腿フェチw 可憐、ドM(笑) あら? 麗子さん、嫉妬? ツンピュアさん、メールの冒頭、太宰ですやんw 人工呼吸、ちゃんと手順踏んでるし、お嬢様の嗜みなのかな(笑) ん? どんな展開?

8話目
期待の可憐回だったけど、ちょい残念。もうちょいハネると思ってたのに。

9話目
萌え萌えキュンのSEが、蝿w 白亜回。強制的に萌えさせてくるけど、幼女はな~。

10話目
ダンディさん、そのまんまやん(笑) 太腿の描写に力入れすぎ(笑) ちなみに、この作品のタイトルって本来、『俺がお嬢様学校に「庶民サンプル」として拉致られた件』で、拉致→ゲッツに変わってるんですよね。配慮かな。

11話目
盛り上がってきましたね~。ツンピュアさん、良い人や~。OPの筋肉の人、ちゃんと登場人物だったんですねw

12話目
バトル作画、力入れすぎ(笑) ロボとかマトリックスとか、なんかもうごちゃ混ぜw え? 作中時間、まだ1ヶ月ちょいしか経ってないの? なぜ、その感動シーンにゲッツを入れたんだよ(笑) お母さん、結局は良い人。特殊EDで良い感じに締めようとしても、手遅れだぞ。最後まで、ゲッツアニメだったな(笑)
{/netabare}

投稿 : 2024/03/23
♥ : 29

jethro さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

主人公の毅然とした態度が他の類似アニメと一線を画す

自主規制?により原作タイトルと異なった「ゲッツ」を盛り込んだ
メインタイトルは、ちょっと古めかしいイメージだったが
意外ととっつき易く楽しく視聴させてもらいました。
ちなみに「ゲッツ」はアニメオリジナルではなく
原作でも使用されているネタでダンディ坂野さんとのコラボ回もきちんとあります。
この辺りの表現はかなり原作に忠実でした。

個性的なキャラクター続出の本作ですが
突出した魅力No1は超ドSメイド九条みゆき
彼女の存在なくして本作は成立できないくらい最高のキャラでした。
「目が覚めましたか? ずっと目覚めなければ良かったのに・・・」
この絶句するようなセリフ、最高すぎて身悶えしてしまいそうですwww
7話Cパートで露呈する、この言葉の深い意味も含めて
彼女抜きの「庶民サンプル」は、おかずのない夕食のようなもので
彼女が存在することによって最高級の料理へと変貌してしまう事実が素晴らしい

そして彼女に次ぐのが花江恵理、出番回数が極端に少ないながら
最終回の大トリを務めたのはダテじゃありません
現役高校アイドル声優で超萌え声、しかしドS資質を兼ね備えた幼馴染

愛佳や可憐というダブルツンデレ、メインレギュラーのさらに上をいく
超ツンデレを匂わせるこのダブルドSの2人が本作を至極のものへとしている
作品自体は、二人の活躍を匂わせながら「お預け」状態で終了しましたが
是非是非、次期シーズン制作を期待し、二人メインの話を見たいものです。

話はいきなり脱線してしまいましたが
本作の一番の魅力は
主人公の性格や態度が通常のハーレム系アニメと
一線を画したところではないでしょうか
これ系のアニメ主人公の場合エロ系シチェーションに対し
「えぇぇぇぇ!!」「あわわわわわっ!!」などと必要以上に慌て
あたふたするのが常なのですが
白亜に接する態度など、普通のパターンだとお決まりのこのリアクションがなく
逆に毅然とした冷静な態度で相手に接するところが、パターン破り的で実に面白い
とはいえ、この冷静さは、彼が太ももフェチであるという
性癖が高じた結果であること(通常の部位では興奮乏しい)など細部への配慮も抜かりない
さらに加えてセバスチャンとあだ名が付くほどの世話好きな性格がもたらす物語の変化は
起伏に乏しいが、常に微笑ましくも暖かい方向性へと誘われ
この「うまい」設定と流れが
下品でお下劣な表現を、イヤミや角が立たないものへと昇華させてしまっている
キャラクターデザインも可愛らしく
ほのぼの系アニメとしての側面もあり
今期数少ない最後まで楽しく視聴出来た作品の一つとなった

原作読んでしまいました!!
この先メチャメチャ盛り上がります!!
白亜とすごすなにげない休日その2や
可憐の「野兎の君」良かった!泣いた!素晴らしかった ( ´ ▽ ` )ノ
是非2期をお願いします!!

(原作既読後一部加筆)

投稿 : 2024/03/23
♥ : 13

らいたん さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

視聴確定

『庶民って、すごいですわ!』

世界観が面白そうだなと思い一話を見た所、これからが期待できそうだったので。

お嬢様達が携帯電話(スマホ)や電車をはじめとしたの庶民的なものを知らないなど、技術レベルが庶民〉〉〉〉〉上流階級となっていて、庶民的なものに興味津々なお嬢様達が面白いです!

2話は笑いどころが結構あって見ていて楽しかったてすw

とまぁ、見てない人も、気になっている人も、見るべし!面白いですよー!

投稿 : 2024/03/23
♥ : 5

70.0 11 2015年秋(10月~12月)アニメランキング11位
櫻子さんの足下には死体が埋まっている(TVアニメ動画)

2015年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (932)
4960人が棚に入れました
北海道の旭川を舞台に、抜群の美貌とスタイルを持っているのに美しい骨を愛でるのが大好きなお嬢様の九条櫻子と、そんな彼女に振り回される平凡な高校生の館脇正太郎の2人が、骨にまつわる事件にかかわっていく物語。

声優・キャラクター
伊藤静、榎木淳弥、今村彩夏、磯辺万沙子、高橋広樹、石田彰、柿原徹也

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

とりあえずここで終わるしかないよな…

原作(角川文庫刊)はアニメ視聴時に既読。

原作は巻の通し番号がふられていないので、後から既刊分を読もうとすると面倒くさいですね。サブタイトル見ても順番はわからないですし。角川文庫の公式サイトとかで刊行順を確認してから読むと良いです。

2017年4月から(~7月まで?)フジテレビ系列で同タイトルのドラマを放送していますが、あのドラマは登場人物の名前以外の設定はかなり原作から変更されているのであまり本作品を観る参考にはならないと思います。

主人公は櫻子さんの近くにいることで事件に巻き込まれる館脇正太郎(たてわき しょうたろう)くんなのですが、櫻子さんもヒロインというよりは正太郎くんとのW主人公的なポジションです。

ジャンル的には一応「ミステリー」ということなんだと思います。骨格標本士であるところの櫻子さんが、骨や死体に関係する知識によって事件の真相を暴いていきます。つまり職業的には探偵ではないのですが、櫻子さんの作中での役割はほぼ「探偵」ですね。

アニメ化されたのは1~4巻くらいの内容+7巻収録の「アサヒ・ブリッジ・イレギュラーズ」(ただし、作中の季節は原作の冬から夏に変更)です。

それと12話はドンピシャ原作にあたるエピソードはないのですが、内容的には6巻「白から始まる秘密」の再構成みたいな感じですかね。アニメを観てから原作を読むという方は、6巻までを一つの目安とされると良いと思います。

一応1話もしくは前後編で各話が完結する形式になっていますが、原作では3巻ないしは4巻あたりまで読む、あるいはアニメだけを観ていても1~12話通して観ればシリーズとしての大きなストーリーが存在することはわかるかと思われます。

アニメ化にあたっての原作からの大きな変更は1~4巻原作の内容よりも百合子が推されてよりヒロインっぽく描写されている点、原作では準レギュラーっぽい薔子さんが「呪われた男」(後編)以外でスルーされている点、原作を読んだらわかる「在原さん」がアニメではほぼ影も形もない点といったところでしょうか。

あとは警官が出てくる必要があるときには原作では別の警官だった場合でも、アニメでは全部内海さんになっている辺りですかね。ただ内海さんは原作でも5巻以降準レギュラーっぽいのでこれはあんまり気にはならないです。

たぶんシリーズ構成的に12話だとここで終わるしかないという感じの最終回ですが、10~12話あたりまで付き合うと続きはとても気になるかもしれません。

ですが、原作も完結していないのでアニメ化範囲は妥当だったと考えますし、2期目は作りたくてもしばらく作れない気がします。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 47

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

「さぁ、謎を解こうじゃないか・・・」

この作品の原作は未読ですが、アニメーション制作がTROYCAさんだと知って興味を持ちました。
この会社はこれまでアルドノア・ゼロを制作していますが、作画のクオリティが高かったのを記憶しています。今回の作品もアルドノアの雰囲気をどことなく感じさせてくれる・・・そんな作品の印象を受けました。

この物語の舞台は北海道の旭川・・・そして主人公は市内の高校に通う館脇 正太郎(たてわき しょうたろう)です。
彼はなんとなく先が見えている人生に面白さを見いだせず、平凡な日々を過ごしていました。
そんな正太郎の日常に非日常をもたらすのが九条 櫻子(くじょう さくらこ)・・・生物の骨を組み立てて標本にする標本市なんです。
この物語は、身の回りで起こる事件の謎を正太郎がアシストしながら櫻子さんが標本士という独特な視点から暴いていく・・・そんな感じの物語です。

作画がとにかく綺麗で見ていて気持ちの良い作品です。
そして物語も内容の深さに応じて1話〜複数話で構成されているので、飽きることなく視聴する事ができます。
何といっても・・・一つ一つの話が抜群に面白いんです。

例えば、重度な介護を必要とする人が自宅にいてその世話に明け暮れていた人が、ある日突然身内がフッと姿を消してしまったとします。
そして暫く戻ってこないので探してみると、山の中のガケから転落し死亡していたのが見つかった・・・
理由も証拠も何一つないのに・・・ついこの前まで元気あったのに・・・
この様な状況にいきなり直面した場合・・・死をどう捉えるでしょうか。

その死をプラス指向で捉えられると良いのですが・・・正直良いイメージはあまり湧きそうにもありません。
でも櫻子さんはこう言うんです・・・
「骨は雄弁なんだ・・・」
死体に口なし・・・は何度も耳にした台詞ですがそれとはまるで真逆・・・
でも櫻子さんの手にかかると、色んな状況が・・・色鮮やかに次々と浮かび上がってくるんです。
物事の視点や切り口を変えたら違う世界が見えてくる・・・あれと同じなのですが、櫻子さんって心根の温かい人なんでしょうね。
浮かび上がる状況が、その死で一番痛めた人の心を解きほぐしてくれるんです・・・
この作品の中では幾つかの物語が描かれているのですが、どの物語も骨は雄弁でラストは目頭に訴える作品だったと思います。

もちろん、真相は骨からしか出てこない訳ではありません。
理由が分からなかった・・・
だけどニコニコと笑ってくれていたから、それが嬉しくて繰り返した・・・
小さい頃によくある一面です。
その笑顔の裏には何が隠されていたのか・・・

人はたくさんの優しさの中で生きているのかもしれない・・・
この作品を視聴して・・・そんな事を感じました。

オープニングテーマは、TRUEさんの「Dear answer」
エンディングテーマは、TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUND feat.大竹佑季さんの「打ち寄せられた忘却の残響に」[17]
TRUEさんの歌・・・格好良かったです^^

1クール全12話の作品でした。作品の出来は高かったと思います。
気になるのはラストです・・・あれでサイは投げられたんですよね?
あれは続編への布石なんですよね?
あれで続きが見られなかったら寂しさを感じます^^;
原作のストックが不足しているなら待ちます。
待つので続編をいつか見せて欲しいです^^

投稿 : 2024/03/23
♥ : 41
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

生と死の狭間に見えるもの

旭川の美しい風景をバックに淡々と進行する本格ミステリーアニメ。
淡々とする背景には、主人公櫻子さんの性格がある。
冷静なる観察眼。
美人探偵櫻子さんの真骨頂はまさにここにある。

助手に相当するのは正太郎。
ひ弱い印象の高校生で、この物語の進行役だ。
この子がまたかわいい。
櫻子さんが「少年」と呼ぶ気持ちがよくわかる。
{netabare}どうも櫻子さんとは浅からぬ因縁がありそうだ。{/netabare}

事件の真相は証拠物件に集約される。
ここでいう証拠物件とは死体そしてそれが腐敗した結果生じた骨。
このアニメ、多数の死体と骨が描写され生々しい。
櫻子さんはそれを観察し、事実を推理するのが楽しそう。
完全なる死体骨オタクだ。
生前の出来事を客観的事実に基づき論理的に推理する。
そして、辿りついた先には・・・。

{netabare}物語は、各事件が某人物に収斂するように流れます。
まるでもつれた糸がほどけるように。{/netabare}
結末は続編に持ち越しか?
さあ、本格的に謎を解いてもらおうじゃないか。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 38

69.0 13 2015年秋(10月~12月)アニメランキング13位
劇場版 蒼き鋼のアルペジオ-アルス・ノヴァ-Cadenza(カデンツァ)(アニメ映画)

2015年10月3日
★★★★☆ 4.0 (226)
1181人が棚に入れました
劇場版第2弾。

今回は完全新作エピソードとなる。

声優・キャラクター
興津和幸、渕上舞、沼倉愛美、山村響、ゆかな、藤田咲、内山夕実、松本忍、宮下栄治、津田美波、東山奈央、原紗友里、M・A・O、福原綾香、佐藤聡美、三森すずこ、五十嵐裕美、木内秀信、置鮎龍太郎、釘宮理恵、中原麻衣、中田譲治
ネタバレ

ホワイトマウス さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

カメオが意味するもの、それはコピーじゃない、自分自身。

アルペジオCadenzaでロシアの港町で群像さまがイオナに買ってあげたもの、あにこれの男性はご存知かどうかわからなかったので気になって書いてます。これをご存知の男性の方はとっても素敵だと思います。群像さまがイオナに買ってあげたもの、それは単なるブローチではなく {netabare} 、カメオです。

カメオの説明のwikiです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%A1%E3%82%AA

私もそうですが、光るプレゼントを頂くと、きれいですし、とっても嬉しいです。でも、カメオの場合、私の気持ちとしてはちょっと違う。奥深い感じ。カメオはもともと、ローマとかギリシャの時代は、ハンコのような役割をもってて自分の分身というものでした。それにカメオは偽造されないようにとっても細やかに作られていて、きれいで芸術性もあるけど、それが本当じゃなくて、本来は自分自身を証明するもの、コードとか認証とか暗号とか、そういったものだったようなんです。群像さまが最初にイオナに出会った時、イオナは群像さまのコードがわかって動いたけど、今回、群像さまが自分でカメオをイオナに買ってあげたことで、それがとても強く感じました。でも、イオナはヤマトの偽物だと思ったときから、カメオを着けていませんでした。大事なものを身に着けないって、とっても悲しいこと・・・・。でも、ラストシーンで、イオナはコンゴウとのふれあいで、ヤマトという人格じゃない、ヤマトに託された自分自身、イオナはイオナなんだとわかって、最後にカメオを身につける。でも、結局、別れの時だったんですよね、その意味を私が理解した時って。
イオナが自分自身がわかったのに、消えていくなんて、あまりに悲しすぎて、つらくて・・・

この作品で、群像さまがカメオを買ってあげるシーン、私にとってすごく重くて、 {/netabare}このシーンはアルペジオCadenzaではとってもささやかなんだけど、重要なシーンだったと思います。


これまでのレビューです。


●2015.11.14 01:14 イオナ、あなたは・・・・

今日、お仕事が終わったあとにレイトショー、見てきました。

私、前回見た時はラストシーンでイオナが{netabare}艦長の前に戻ってきたんだと思ったんですけど、今日観た感想は・・・悲しいけど、イオナの魂だけが帰ってきたみたい・・・・。そう見えたんです。そう感じた途端、{/netabare} 艦長どうして笑っていられるの? どうしてお帰りって言えるの? 

悲しくて、でも素敵な作品だったと思います。

最後のnanoさんの歌、ほんとうに素敵でした。

でも、これでアルペジオは終わるのかと思うと、とても寂しいですね。

●2015.11.03 16:55
人間よりもなんて素敵なの、メンタルモデルって・・

アルペジオCadenza、見てきました。もう、涙があふれ出てしまって、最後のほうは、もう耐えられなくなって・・・・

ひどいよ・・・予告編やアルペジオのHPではCadenzaでnanoさんの曲が使われるなんて全然書かれていなくって、がっかりしてたんだけど、それがCadenzaのラストで、あんな素敵なnanoさんの曲が流れるなんて、もう、反則だよ・・・・
{netabare}

群像さまのおとうさん、心変わりしたんじゃなくてよかった。
ヤマトとの会話してるシーン、群像さまがタカオやハルナ、キリシマ、ヒュウガたちとお話ししているのと同じ雰囲気で素敵でした。結局、人類との戦いを混乱させたのは、群像さまのお父さんの暗殺だったのがすごい衝撃で、それでムサシにあんな行動をとらせたんですよね。ムサシの気持ち、とってもよく分かって、悲しかった。それにヤマトって、優しくって素敵。だからイオナが生まれたんだよね。
ヤマトとムサシのシーン、とっても悲しくって、見ていられなかった。人間と同じだよね。いえ、人間よりも純粋かも。メンタルモデルのほうが人間よりもとっても素敵に思えてしまう。

コンゴウとイオナのシーンも感動しました。TV版の最終回とは立場が逆転していて、でもコンゴウがイオナを励ます場面、とても自然でした。この時のコンゴウ、とてもきれいでした。

そして、イオナ、きれいでした。ラストは特に。それとロシアの街のシーンもすてき。特に群像さまがイオナにカメオを買ってあげるシーン、大好きです。そして、nanoさんの歌とともに消えていくイオナ、群像さまの絶叫。あの絶叫が、nanoさんの歌が、いまだに耳から離れません。

群像さま、ご両親のお墓の前で、再会できたのでしょうか。

あれ、なんかこのシュチュエーション、「結城優奈は勇者である」に似てなくもないかも。{/netabare}

投稿 : 2024/03/23
♥ : 55

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

「嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い―――――――――――――何もかもっ――――――――――――消えてしまえええええ!!!」

昨今のアニメは原作遵守を謳うあまり〆のあまい作品ばかりですが近年最高の原作超越アニメである3DCG作品『蒼き鋼のアルペジオ-アルス・ノヴァ-』の完結編
『DC』の新作パートから直接の続編になっているので鑑賞前に最低でも『DC』をご覧になることをオススメします


原作をご存知の方はわかってらっしゃると思いますが、もうこのシリーズは原作と同じ路線へ修正舵を効かせることは不可能なほどオリジナル展開に進んでいます
そして今作、堂々とオリジナルの結末を迎えての大団円です!!!


前作ラスト、大戦艦ヒエイとの戦闘に痛手を負いながらも引き分けたイ-401とそのクルー
そして遂に霧の艦隊総旗艦、超戦艦ムサシと千早翔像により人類への最終降伏勧告がなされる
引き続き総旗艦ヤマトを追うつもりのイ-401にヒエイが率いる霧の生徒会の追っ手がかかる
人類に残された猶予は1週間
蒼き鋼と霧の生徒会、そして霧の総旗艦艦隊を交えた最終決戦の火蓋が切って落とされる


遂に明かされる大海戦の真実
イオナはどこから来たのか!?
翔像はなぜ人類を裏切ったのか!?
オリジナルながらも見事に総まとめにかかってきています
もはや何も言うことは無い・・・
そして、これで本当に最後なんだね、という哀愁に思わず涙が;;;


もちろん個性豊かな霧の生徒会にも注目
センサービット、ロケットアンカー、ビームサーベル、超長距離射撃、、、もはや艦隊戦の常識を覆す武装(笑)
これに対して蒼き鋼は千早群像の機知に富んだ戦術と文字通りの“総力戦”で迎え撃つ
さらにイ-401では、イオナが一時的に機能を停止したことで人間クルーだけでの対応を迫られることになり、401クルーの真の実力がイオナのピンチをフォローする
うーん、これには胸がアツくなります
さらに終盤では“男のロマン”が炸裂!思わず人目も憚らず爆笑しましたwww


深夜テレビシリーズから地続きになった映画としては本当に最高の1作になったと思います
まさかのクライマックスでは、戦艦の類がお好きな方なら夢にも思わぬ形で実現する、あのアルス・ノヴァモードを超える最終決戦に原作ファンもアニメファンも“ド肝を抜かされる”ことでしょう


ラストシーンをハッピーエンド取るか、バットエンド取るかもアナタ次第
手放しではない、かと言ってダラダラとした続きを匂わせることも無い
今シリーズの魅力が解る方は、是非その目で最後を見届けていただきたい

投稿 : 2024/03/23
♥ : 19
ネタバレ

Kuzuryujin さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

公開前に冒頭の20分だけ観れました。これはいい!!

劇場公開は2015年10月3日が初日ですが、なんと!
9月24日22時~、TOKYO MXにて放送された、
『劇場版アルペジオ第2弾『Cadenza』公開記念特別番組 冒頭20分大公開!!』
を視聴することが出来ました。(BS11では29日(火)の25時より放送)

通常TV放映枠の公開前のプロモーション。
本編からそのまんま20分も放送するとは…
制作者の自信の現れですね。

いいですねー!
やばいっ、掴みは最高!!
あっという間に話に惹きこまれました。
これは出来がかなりよさそう!

特に、新キャラの霧の生徒会のナチ、アシガラ。
陰と陽、柔と剛の対比が見事でキャラ立ちまくり。
ムサシも冒頭から存在感が半端無い。

{netabare}
20分などあっという間。
傷つき武器弾薬も不足、ナノマテリアル不足で回復もままならないイ401。
ナチ、アシガラの猛攻に晒され、早速窮地に追い込まれ、
さてこれからどうなる、あわや轟沈かというところで時間切れ~
コンゴウのその後など、話題には上がってもまだ不明なまま。
商売上手過ぎや~ファンなら誰でも、これ観たら劇場に足運びたくなりそう。
{/netabare}
現時点の評価は、あくまでも冒頭の20分+期待値での評価です。
BD/DVD発売後になってしまうかもしませんが、
いずれは必ず全部観て、レビューと評価は修正するつもりです。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 8

68.8 14 2015年秋(10月~12月)アニメランキング14位
『たまゆら~卒業写真~』第3部 憧 - あこがれ -(アニメ映画)

2015年11月28日
★★★★☆ 4.0 (104)
455人が棚に入れました
校内でも、卒業後の進路についての話題が増えてくる高校3年生の初夏。ある出来事をきっかけに、のりえが「スイーツ封印」を宣言。大好きなスイーツを食べたり作ったりするのを止めただけではなく、卒業後の進路も白紙に戻してしまいます。楓、かおる、麻音は、そんなのりえを心配しながらも、将来を左右することだからと何も言えずにいました。一方、「お好み焼きほぼろ」の店主ちもから4人にとあるイベントの内容を考えて欲しいとの依頼が。「私たち展」でも中心になってさまざまな企画を考えたかおるは、迷わず快諾。しかし、いまだに将来の目標が見つからないという進路についての迷いもあって、受験勉強とどっちつかずの状態になっていき……。

声優・キャラクター
竹達彩奈、阿澄佳奈、井口裕香、儀武ゆう子、茅野愛衣、内田彩、飯塚麻結、大原さやか、福井裕佳梨、宮本佳那子、広橋涼

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

閑話休題のギャグ回か~ら~の~3度目の憧憬の路、そして岐路に立つぽって・・・しかしスタッフは万策尽きてた!\(^o^)/

四季に合わせて60分×4部作で贈る『たまゆら』の完結編
その第3部、舞台は秋


まず大変残念なことに第2部までネ申ハルコミンの作画を褒めまくっていたわけですが、、、ついにここ来て万策尽きてます;
たぶんBDの発売が延期になったのはリテイクが残っているからだと思われます、それぐらい作画スタッフが力尽きてますよ
ってことで劇場公開されたモノとソフトのモノはだいぶ印象変わるんじゃないか?と予測してます


前半は麻音たん回で三者面談で父から「のどか亭は継がせない」と宣言されてしまった麻音たん
才能あふれる我が子にとって、のどか亭の跡継ぎという気負いを背負わせたくないという父ながらの愛情のつもりだったが、麻音たんも意地になり親子喧嘩になってしまう
なんとか父を説得するため、一同はのどか亭のある大崎下島に乗り込む麻音たんに同行するが・・・


これは完全にギャグ回でしたねw
展開もオチも予定調和の通りというか
まあ麻音たんに関してはテレビシリーズで散々色々な面を描いてきたので今更シリアスなのもどうかってことなんでしょう
このあとに控えるぽってのエピソードに向けても閑話休題という感じ
むしろ目玉はやっぱり父役が古川登志夫で母役が平野文という『うる星』カップルのやり取りか
最後のあのカット考えたの誰だよ!って調べたらコンテも演出もサトジュン監督本人でしたw
一番遊んでんのはおめぇかよ!


打って変わって後半はシリアスストーリー
ギャグの後にすぅっとシリアスを持ってくるのは日本のアニメだけだってGrey Haddockも言ってましたね
ぽってのローレイが故障したまま迎えた高校生3度目の憧憬の路
『hitotose』7話、『もあぐれっしぶ』9話以来です
思い出や美しい情景を写真に収められぬままの時間が過ぎていく様は、進路を決めていく親友たちが遠ざかっていくのを感じていたぽってには内心苦痛だった
亡き父の旧友である夏目望からは進路のアドバイスをされるも、ふんぎれのつかないぽってにかおたんが思わず本心を突く一言を述べる・・・
「本当は東京に行きたいんじゃないの?」


このお話は前半は秘境探検部の新キャラや、ちひろちゃんにひっつきすぎのともちゃんといった笑いどころが続くもwクライマックスでは「進路」という言葉に追い詰められていくぽっての心情を刻々と描写していくシリアスなものです
エンドロール直前に流れ出す主題歌「これから」のピアノアレンジが染み入り、サビと同時にこちらの心もえぐられるような気持ちになります


とことん泣かしてくれるな!サトジュン!
次回はいよいよシリーズ完結の第4作、正座して待ってますんでスタッフさん達頑張って!

投稿 : 2024/03/23
♥ : 11
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

秋は、憧憬の路。

高校3年秋、進路相談も佳境に入ったようです。
なんか、ちょっと遅いような・・・まあいいか。
今回は、まおたんとぽってのお話です。

<まおたんのお話>
親子間のほんのわずかな見解の相違。
{netabare}真正面から向かい合えば何てことのない話です。
はいはい、勝手にやって下さい。{/netabare}
それにしても、多才なまおたん。
二兎を追うものは一兎も得ずですぞ。
あっ、二兎じゃなかったんだっけ。
それに、口笛で会話するのはやめて下さい。

<ぽってのお話>
憧憬の路に満を持して夏目さん登場。
{netabare}でも、ぽってはなにやら浮かない様子。
かおたんは鋭いね。
ぽっての悩みに気づいちゃった。{/netabare}
この話は第4部に続くってこと?

第3部は、ぽっての話が中途半端な分だけ評価は低下。
最終回である第4部は、涙が枯れちゃう予感だよぉ。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 15
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

出会いは人を豊かにし、別れは人を強くする

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
たまゆらシリーズ。ラストの1個前。

もう、たまゆら好きな人しか観てないですよね。

ということで、皆さんは同志です(笑)

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
前半は麻音回。
なんだい?  前作に引き続き風呂のシーンあったけど、ここまできてサービス精神ですか(笑)  麻音父、可愛い(笑) 麻音が一番地に足付いてない感じだったけど、ここにきてようやく、ですね。確かに、全てやろうと思えば、自営業しかないわな(笑)  でも、経済学部ってのは意外性ありすぎ、正直、萌えたw これがギャップ萌えか(笑)

後半は再びぽって回。
ぽってが良い風景観て写真撮りたいって気持ちは、私らが良いアニメ観てレビュー書きたいって気持ちに近いんかな(笑) ここでも、「不易流行」。職業にしていくなら、デジカメは必須。フィルムも捨てるわけではないんでしょうが。

「出会いは人を豊かにし、別れは人を強くする」という言葉があります。

父との永久の別れ。親友(ちひろ)との別れ。憧れの人(志保美さん)との別れ。それらを通し、強くなってきた、ぽって。

卒業を期に、カオタン・ノリエ・麻音との別れや、竹原との別れもあるでしょう。もしかしたら、父のカメラとの別れもあるのかも。でもきっと、ぽってなら、少し落ち込んで、それから強くなるのでしょう。

カオタンの言葉「私たちも、この町も、一緒に過ごした3年間も、消えたりしないから、なんにも心配ないよ」は、=写真だと思いました。

写真=「そこにあった証明」とでも言いましょうか。

時間は流れていき、過去に逃げていても何にもならない。でも、時々にはそこへ帰って来て、次に前に進む力には変えていける。

夢に向かって進んでいく、ぽって。次回、最終回。観たいような、観たくないような、複雑なファン心理w
{/netabare}

投稿 : 2024/03/23
♥ : 19

67.4 15 2015年秋(10月~12月)アニメランキング15位
ハイ☆スピード!-Free! Starting Days-(アニメ映画)

2015年12月5日
★★★★☆ 4.0 (127)
774人が棚に入れました
水とふれあい、水を感じることに特別な思いを持つ七瀬遙。小学生時代最後に出場した大会でのメドレーリレーで、橘真琴、葉月渚、松岡凛とともに、遙は「見たことのない景色」にたどり着いた―――。そして桜が満開の春。遙は真琴とともに岩鳶中学校へ進学。新たな生活が始まろうとしていた。水泳部に入部することになった遙と真琴は、椎名旭、桐嶋郁弥と4人でメドレーリレーのチームを組んで試合を目指すことになってしまう。考え方も目的もバラバラな4人。そして彼らにはそれぞれに抱えた悩みがあった。そんな中でリレーの練習を重ねるも、上手くいかないままで……。「チーム」となるために必要なこととは何か。過去のメドレーリレーに心が囚われたままの遙が新たな場所で何を思うのか―――。

声優・キャラクター
島﨑信長、鈴木達央

夢見る先生 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

想像を超えた京都アニメーション

待ちに待ったFreeシリーズの映画化に期待をしている人も多いと思いますが、私は中学時代ということであまり期待してませんでした‥‥制作に携わった方すみません!なんだかアニメでいい感じで完結していたので!
でも、始まった瞬間、Freeらしいサントラとともに素晴らしい作画で一気に興奮してしまいました。
内容は見てからのお楽しみということで詳しく触れませんがいろいろと伏線が張られていてきちんと解決する感じが本当にすがすがしかったです!
また、中学生らしいバカバカしい会話や楽しそうな感じが存分に伝わってきて飽きることなく楽しめました。
特にアニメでは登場していなかった郁也と旭、またアニメではそんなに出ていなかった貴澄がこの映画を盛り上げていて新キャラでしたが大好きになりました。
今年を締めくくるのにぴったりな爽快で心躍る映画です

投稿 : 2024/03/23
♥ : 56
ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

ハイ☆スピードって、どこら辺指すのだろう?

 中学に入ったばかりの遙と真琴、椎名旭、桐嶋郁弥の思春期と友情アニメですかです。

 結構世話好きの先輩達に気にされながらも、遙と真琴は岩鳶SCのチームが忘れられないでいることなど、旭や郁弥もそれぞれ内面にわだかまりを抱えたです。バラバラでリレーがうまくいかなかったけど、一緒にいるうちに成長と友情が芽生え、最後はうまくいくっていうのだなぁです。
 
{netabare} 江ちゃんと美帆先生(雑誌の表紙グラビアに出てた)以外、殆どFreeキャラ登場でしたです。Freeみたいに遙達上腕二頭筋キャラではなく、中1ということで少年らしい感じです。渚、怜も小6で声が、Freeと違っているのは、声変わり前がこの声だからなのかなぁ?です。{/netabare}
 誰でも、中学、高校と進学すると新しい一歩とか、今までと違う自分になろうと考えがちになるというのがあるです。このアニメでは、それがもろに出ていたようでしたです。

 遙はこのころも{netabare}「俺はフリーしか泳がない」だけど、真琴が言葉遣いとか自分を無理に変えようとしたりだったなぁです。
 遙と同じクラスに旭、郁弥もいて旭の誘いや先輩の勧誘により、成り行きというのかで、みんな水泳部になるです。水泳部があって先輩もいるというのが、{/netabare}水泳部を作ったときのFreeとの違いだなぁです。

 不器用に手紙を遙に渡す宗介や、手紙の中や思い出に登場した凛の目標も心を揺さぶるものがあったと思うです。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 9

アニメBIGLOVE さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

青春とは

青春とは Freeが大好きだった私はどちらかというと過去より未来の方のストーリーを知りたいと思っている側の人間でした。
なのであまり期待しないで行ったらもう監督x音楽x脚本の方がFree!いやハイスピードを愛しているのがひしひしと伝わってきて観ている私たちもハイスピードを大好きになれた気がしました。
過去を後から作品にするのは珍しいですがこの順番だからこそ伝わってくる重みもありました。
高校生のときとはまた違った中学生だからこその葛藤、人間関係。
全てのシーンに意味があって点と点を結んでいくと一つの線 になる感じが観ている人を1秒たりとも飽きさせずに最後のEDまで持って行きます。
EDまで余韻に浸らせてくれないぐらい(笑)
ハイスピードはまさしくアニメーションの概念をいろいろ変えてくれる作品でした。
まだ観ていない方にはぜひ観に行って欲しいですし、ぜひ大きなスクリーン、映画だからこそ堪能できる何かを得て帰って欲しいです!

投稿 : 2024/03/23
♥ : 3

67.3 16 2015年秋(10月~12月)アニメランキング16位
蒼穹のファフナー EXODUS 2期(TVアニメ動画)

2015年秋アニメ
★★★★☆ 4.0 (269)
1402人が棚に入れました
人類最高のエスペラント“日野美羽”と、宇宙から飛来する第4のミール“アルタイル”。
彼らの対話に必要なミールのかけら“世界樹アショーカ”を再び根付かせるため、ナレインはエスペラントと難民を率い、新天地をめざしていた。
まずナレインたちが向かったのは、エリア・シュリーナガルから近い人類軍基地ダッカ。
一騎たち竜宮島の派遣部隊もナレインの要請を受け、彼らに同行していた。
だが、次のキャンプまでたどり着いた一行を待っていたのは、視界を奪われるほどの暴風と砂煙、そして待ち伏せしていたかのように現れた敵の大群だった。

声優・キャラクター
喜安浩平、石井真、松本まりか、佐々木望、福圓美里、新井里美、白石稔、白石涼子、梶裕貴、島﨑信長、小野賢章、石川由依、田中正彦、土師孝也、篠原恵美、葛城七穂、小林沙苗、石川静、高瀬右光、ゆかな、諸星すみれ、てらそままさき、遠藤綾、小松美智子、京田尚子、大友龍三郎、置鮎龍太郎、中村悠一、岡本信彦、森田成一、潘めぐみ、宇乃音亜季、佐々木りお、鈴木達央、浅倉杏美、世戸さおり
ネタバレ

愛花 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

17話視聴。カノンが。。

待ちに待ったファフナーEXODUS2期‼︎
14話〜
{netabare}
14話
OP変わんないんかーい!と思いつつ、安心しました(^-^)
このOP、曲もアニメーションも好きです。
これしかない感ありますよね♡

キャンプで総士、一騎、真矢が星を見上げながら話すシーンが印象的です
総士、語りすぎ…そして「わかるか?」って言われてもなぁ(^-^)笑
相変わらずですね♪

最後の最後で広登が人類軍から1発食らってしまいます…‼︎
広登はどうなったのでしょう⁉︎

15話
人類軍がナレイン率いるシュリーナガルの人々と竜宮島の派遣部隊に襲いかかります!フェストゥムは人類同士で戦っているのを見てほくそ笑みます。

狙撃された広登の件ですが…人類軍にファフナーごと持って行かれたのち、
「乗ってたやつの死体。あんまり残ってないけど」との言葉が…
ウソでしょ…⁉︎なにかの間違いだって展開を望んでしまいますが、やっぱり真実なのでしょうね…

人類軍のパイロットの「こんな時代さ、ずるいヤツが生き残るんだよ」との言葉が印象的。
こんな時代ってどういう意味で使ったのでしょう。
フェストゥムが人類を滅ぼそうとする時代?
人間同士殺し合わなければならない時代?
一騎や総士たちなら、そんな諦めたようなせこいことは考えず、抗い続けようとするでしょうに…

16話
オルガたち高速機4機が竜宮島に帰る直前でフェストゥムに襲撃され、全機壊滅。
フェストゥムに島を追跡されていること、島内部にフェストゥム側のスパイがいることが判明する。
島に残ったフェストゥムパイロットたちの異常現象も進行しているよう。
カノンはフェストゥムの未来予知能力の使い方を知るが、目の前から母の姿が消え、カノンの知らない機体があった。
ここで総士の「未来を求めるには、今を生きる命を使うしかない」という言葉が入ります。

希望を望むこともままならない状況になってきましたね…
また、ちょくちょく出てくる第2次L計画の存在がかかります。
決行されることはないと思いますが、それにしては出てきすぎでは…⁉︎
そしてカノンのお母さんは消えてしまったのでしょうか…?
こういう終わり方をするとEDの暗夜行路が心にしみますね…

17話
思い入れのあるキャラたちが死に、お話が重くなっていくことで、ただOPを観るだけで泣きたい気分になるようになってきました(;_;)

引き続き竜宮島のお話。
カノンの母親は別に消えてませんでした。総士の語った命とは、カノン自身のという意味だったのですね。

姉早苗の元に行くことしか考えない母に、慧が自分の気持ちを初めてぶちまけます。
母はL計画の計画書を捨て、ちゃんと未来へ歩いていこうとします。

未来とたった1人で戦い続けるカノン。
減少していく体重。0kgになった時カノンは…

進行していくファフナーパイロットたちの同化現象。
しかし剣司が同化現象の原因はファフナーに最も近い場所:指のリング跡の部分と神経で繋がる脳の部分で起こっていることに気付く。
同化現象を止め、身体を元に戻す希望が見えてきました。

未来でカノンが戦い続けたおかげで、12/18以降の未来が開かれる。
しかしそれは、カノンと一騎2人しか生きていない未来だった。

今日はお祭りのよう。
体重が1kgをきっても浴衣を着れるのかカノン。←

早苗の灯籠を流しながら、慧の母はフェストゥムに島が探知される原因は潮流にあるのではと思いつく。

お祭りを抜け、羽佐間翔子のワンピースを着て、一騎のいた喫茶店楽園に行くカノン。座って飴をなめながら祭りの花火を見る。
目の前に幻想の一騎が現れ、一緒に生きようとカノンに手を差し伸べる。
しかしそれは、2人だけが生き残って他の皆は死んでしまう未来。
カノンはその未来を拒みます。
『お前と居られる未来があった、それだけでいいんだ』
一騎の幻想は消えます。
カノンはたった1人で、静かに消えていきます。
一騎に、愛していると言い遺して。

お前といられる未来があった、それだけでいいというので傾物語のキスショットやPhantomのドライを思い出しました(;_;)

今回飴をなめる描写が目立ったカノンですが、なめる場所ごとに包み紙にさようならと書き残していたのでしょうか。

ショコラの遠吠えで終わるのは、RIGHT OF LEFTと重なりました。

{/netabare}

投稿 : 2024/03/23
♥ : 19
ネタバレ

Takaさん さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

2期は絶望しかなさそう・・・

今期大本命の一角。ファフナー2期。
色々と問題があったけど放送されたのでなにより。
※1期と劇場版必須

OP/EDは1期のままだったけど悪くないし変える必要ないかなと。
18話でOP変わるけど、映像が反則すぎる…凄く良い。
EDは良い曲だけどOPにして欲しい曲。

26話 竜宮島
{netabare}
操られているとはいえ、ミツヒロ強すぎ!
人外パイロットが束になってもって…

真矢の終わり方だけ悲しい。
安定の溝口さんだけど、ビリーの変貌ぶりは酷い。

一番予想外だったのが、ホモエンドだったことかな。
悲劇のヒロイン総士と主人公一騎の別れ。
甲陽と来栖が引き止めて、総士の転生体みたいのが
出てくるとは…一騎は、人外で未婚の父になったねー
真矢の存在が報われない。

俺たちの戦いはこれからだ!で終わったから、
劇場版か3期ありそうな感じ。
主人公は、2代目総士?になるのかな?
{/netabare}

25話 蒼穹作戦
{netabare}
1話の総士のメッセージに繋がったのは、続きは劇場版か、
3期フラグなのかな?

最終決戦は、人外キャラ同士で終わりそうだけど、
新国連のBBAとか最終回でどうなるのかな?

次回タイトルは、青字だから、平和的に終わるのだろうけど…
{/netabare}

24話 第三アルヴィス
{netabare}
ミミカIN 暉OUT

去る人、復活する人と色々いるけど、ミミカは人としての復活なのかな?

一騎は一騎で、『ニンゲンヤメマスカ?』で、
人外の存在になっちゃったみたいだけど、ここの演出、
カノンと翔子の外見が似ている存在がいたのだけど、
翔子は色々と問題があり、セリフ使えないのは分かるけど、
代替えで違うキャラじゃダメだったのかな?

姉を守り、散っていった暉の見せ場回と思いきや、
復活したチート一騎が最後にかっさらっていく回だった。
暉、報われないー
{/netabare}

23話 理由なき力
{netabare}
真矢は、ゴルゴというより、第3の主人公的な位置に見えた回。

真矢により、やっと「アルゴス小隊」逝ったかと思ったら、
女キャラだけ残った…残りの話数で何かやらかしてくれそうなキャラだ。

新国連軍のBBAは、また交戦規定αを発動したけど、
真矢の捨て身の脅迫で、自身が助かりたいが為に発動を中止…
どこまでクズなのだろう。

ミツヒロは、ガンダムSEED DESTINYのレイ・ザ・バレルと
同じ様な感じになりそう。まぁ、容姿も似ているし。

次回タイトルも赤字だから、複数人逝きそうな予感。
26話で終わるかも、そろそろ心配になってきた。

続きは、劇場版で!だけはやめてほしいw
{/netabare}

22話 憎しみの記憶
{netabare}
全裸に始まり全裸で終わる回だった。

真矢が捕まり、真矢父の代わりに協力しろと、
新国連軍のBBAが…どんだけ真矢父が同志だったんだよと。

全ての元凶は、新国連軍みたいだけど、
主人公サイドばかり死んでるから、
そろそろ何故か生き残っている「アルゴス小隊」とか、
新国連軍の中心的人物たち死なないかね。

あとは、総士が、新しい島が出来た場合、
ミールになると告げられたのは衝撃。

一騎は、島に愛されているらしいから、
人外の存在にでもなるのかな…
{/netabare}

21話 目覚めの時
{netabare}
開始早々、みんなフラグ立て過ぎだよ…

新国連軍のばーさんが黒幕なの分かっているけど、
「アルゴス小隊」全員無事で強襲かけてくるとかないわーと思った。

唯一のギャグパート
真矢⇔一騎を岩陰から見守る総士(諦めた)暉(まだ諦めてない)
カノン、可哀想過ぎだろうと…

21話終わり間近に、まさかの来主操登場!
EDにもキャラ追加されてたし味方だろうけど、
あと1人分枠が空いている気がするけど、カノンじゃないよね?
{/netabare}

20話 戦士の帰還
{netabare}
島での戦い終結。
甲洋IN ミミカOUT

カノンは、一騎たち移動組の座標まで未来視
復活なさそうな活躍…

新国連軍の「アルゴス小隊」は、追撃するも、
ナレインのトラップに引っかかり、フェストゥムと強制戦闘に…
これは、ざまぁとしか言い様がない。
次回の壊滅ぶりを楽しみに観たい。
{/netabare}

19話 生者の誓い
{netabare}
フラグ乱立回だった。

恋愛面
一騎⇒大勝利 真矢 / 敗北 暉
剣司、咲良⇒結婚 / 敗北 里奈
双子揃って敗北とは…

死亡フラグ
羽佐間先生⇒カノンの後を追うのか…
咲良の母

島での攻防戦で、彗が逝くかなぁと思ったら…
まさかの甲洋復活は熱かった!!(ヒトとしての肉体も回復していたし)

カノンは命を使い切ったから、復活しなそうだけど…

凄く面白い回だった。
{/netabare}

18話 罪を重ねて
{netabare}
カノンと一騎の別れの件からスタート。
織姫曰く、命は消えたけど、存在はあるらしいから復活に期待。

島への進行者(フェストゥム)とキャンプを急襲する
新国連「アルゴス小隊」…隊長と女1人以外死亡したみたいだから、
この2人が次回、どう動くかだけど、暉が闇落ちしそうな感じ。

真矢は覚悟を決めているので、一騎と総士に襲いかかった
「アルゴス小隊」メンバーを銃で躊躇なく瞬殺。
主人公2人を守るヒロイン化。
真矢は最期、一騎を守って消えそうで怖い…
{/netabare}

17話 永訣の火
{netabare}
未来視で未来を変えたカノン

体重も0kg…自分の願望ではなく島の未来を選択し、
一人静かに消えていったカノン゚(゚´Д`゚)゚
一騎と結ばれるのは願望ってのも切ない。
絶対、真矢に勝てないってことか…

羽佐間さん、また娘を亡くしてしまった…

少しの幸せの後の大きな絶望なファフナー
{/netabare}

16話 命の行方
{netabare}
竜宮島にオルガを乗せた輸送機到着!と思ったら…
パイロットとオルガ死亡…輸送隊全滅。

久しぶりの竜宮島パートだったのに絶望しかない。

カノンの未来視が覚醒したのかファフナーが変化?した。
この新しいファフナーもチート機になるのかな。
{/netabare}

15話 交戦規定アルファ
{netabare}
人類軍から攻撃を受ける難民たち…
爆撃機を発見した真矢は説得を試みるも、
爆弾が落とされる瞬間に爆撃機を撃墜GJ!

一方、撃墜されたヒロトは、ファフナーごと
「アルゴス小隊」に回収されるー
この小隊自体、ゲスキャラ多いけど、女キャラが一番ゲスいかな。
人類軍のばーさんも含め凄い末路を辿りそうだけど…

次回予告のタイトルが赤字なんだけど血が大量に飛び散るのかな…
主要キャラが何人か散りそう。
{/netabare}

14話 夜明けの行進
{netabare}
冒頭で人類軍同士の殺し合いと移動キャンプの絶望シーンからの
終盤までは移動日常で平穏って感じだったけど…

終盤のフェストゥムとの戦闘で人類軍が援軍に来たのかとおもったら、
フラグ立ててたヒロトが人類軍にコクッピット狙い撃ちで死亡。

毎回1人ずつ減っていくのかな…
{/netabare}

投稿 : 2024/03/23
♥ : 9

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

「世界の祝福とともに僕らは出会い続ける・・・何度でも」

この作品は、蒼穹のファフナーEXODUSの分割2クールの後半です。物語に繋がりがあるので、前作未視聴の方はそちらからの視聴をお薦めします。

この作品のシリーズは以下の通りです。
①蒼穹のファフナー (TVアニメ)
②蒼穹のファフナー RIGHT OF LEFT(OVA)
③蒼穹のファフナー HEAVEN AND EARTH(劇場版)
④蒼穹のファフナー EXODUS(TVアニメ)
OVAは時間軸を少し遡っていますが、他の3作は時間軸が繋がっています。
時間を遡っているとはいえ、OVAの内容も繋がりが無いわけではありません。
OVA以降の作品をより彫り上げて視聴したい・・・と思われる方には視聴をお薦めします。

「あなたはそこにいますか・・・」
この声とともに竜宮島がフェストゥムから攻撃を受けたのが西暦2146年・・・
そして、EXODUSはそれから4年後の西暦2150年が舞台となります。
苦しみに悲しみを積み重ねてきた4年間でした。
大切な仲間と島・・・たくさんの犠牲が生まれました。

時間と共に知識や感情などあらゆるモノを吸収し進化を続けるフェストゥム・・・
4年という年月が長いのか短いのかは分かりません。
ですが、4年前と現在で異なるのは少なくてもフェストゥムからあの声が聞こえなくなった・・・という事です。

そして4年という歳月は竜宮島の住民にも変化をもたらしました。
一騎ら第一世代のファフナー乗りは真矢を除き現役パイロットを退き、ファフナーには新世代のパイロットが搭乗する様になっていました。
もともと長い間搭乗できる代物ではありませんし・・・特に一騎は死線を彷徨うほどの出来事もあったので、真矢とカノンは
「一騎にはもう二度とファフナーに乗って欲しくない」
と強く思っていました。
こういう穏やかな日が続けば、誰もファフナーに乗る必要はないのですが・・・
世の中そんなに甘くはありませんでした。

4年前は何もかもが手探りだったフェストゥム・・・
相手の事もコミュニケーションの手段も何一つ理解していなかった。
唯一の接点となる言葉が「あなたはそこにいますか・・・」
それが聞こえなくなったという事は、最早人類から得るものは無いと彼らが判断したのでしょう・・・
そして4年後の今・・・あらゆる面で多様化し統率の取れたフェストゥムが再び牙を向けるのです。

フェストゥム・・・無茶苦茶強くなっていました。
そして、竜宮島の住民は自分の島だけを守ればいい・・・という状況を完全に逸していたのです。
新たなミールを向かい入れる新天地に向かうことになるのですが、その間の執拗なフェストゥムの攻撃で竜宮島から選抜されたメンバーは絶体絶命の危機に陥ってしまうのです・・・

でもここからが長年培ってきた竜宮島ファフナー乗りの真骨頂・・・
彼らの仲間を守るという気持ちが半端無いことが言動からヒシヒシと伝わってきます。
「自分の命の使い方を考える」
耳にしたことの無い言葉ですが、とても重い一言です。
そんな決死の覚悟で第一世代のパイロットは再びファフナーの操縦桿を握ることに・・・
それで事態は一気に快方に向かうはずでした。

新国連本部が発令した「交戦規定アルファ」により状況が一変してしまうのです。
ここから先は本編で救いのない争いの顛末をご確認下さい。
私はとても涙無しでは見れませんでした・・・

オープニングテーマ
「イグジスト」「DEAD OR ALIVE」
エンディングテーマ
「暗夜航路」「愛すること」「ホライズン」
全てangelaさんの曲です。
オープニングはお互いの曲同士の繋がりを感じる事ができました。
この作品とangelaさんの曲調が物凄く合っていると思います。
最終話で暗夜行路が耳に入ったときは思わず目頭が熱くなってしまいました^^;

EXODUSとして前後半合わせて②クール26話の作品でした。
作画も綺麗だしロボットも良く動いていましたし文句は何もありません。
気になるのは続きです。一応の終わりにはなっていますが本懐は未だ遂げていないんですよね^^;
ラストのメッセージが続編への布石である事を願っています^^

投稿 : 2024/03/23
♥ : 25

66.7 17 2015年秋(10月~12月)アニメランキング17位
ルパン三世 新シリーズ(part4)(TVアニメ動画)

2015年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (376)
1953人が棚に入れました
外伝やスピンオフではない純粋なTVシリーズとしては、1985年の「ルパン三世 PARTIII」以来30年ぶりの新作。舞台はイタリアとサンマリノ。総監督の友永和秀さん、シリーズ構成・脚本の高橋悠也さん、キャラクターデザインの横堀久雄さん、音楽の大野雄二さん、アニメーション制作のテレコム・アニメーションフィルムなど、シリーズを熟知したスタッフがそろう。

声優・キャラクター
栗田貫一、小林清志、浪川大輔、沢城みゆき、山寺宏一、藤井ゆきよ、咲野俊介
ネタバレ

SUGAR MAN さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

優れた芸術と泥棒は似ている。どちらも人の心を盗む術を知っているからだ。

イタリアが舞台の新シリーズ!(2クール)

まず冒頭のセリフからしてカッコイイ♡

「イタリアが愛の国であるならば
 すべての愛はおれの手中にある」 by ルパンⅢ世

ルパン、次元、五右衛門、不二子、銭形の絶対外せないいつものメンバーに
新キャラで準レギュラーのレベッカ(と執事のロブ)、ニクス
そして{netabare} レオナルド・ダヴィンチ{/netabare}

というわけで舞台やキャラに新要素はありつつ、ルパン一味のキャラ設定やストーリー展開は長年のルパン好きも納得の王道スタイルでバランスがとれた良作♪

2クール24話ですが安定して最後まで楽しめました☆

個人的には13話がすごく良かった!!

小さい頃から大好きだったけど
やっぱりルパンはいいっ!

投稿 : 2024/03/23
♥ : 7

スネイブル さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ちゃんとルパンしてます。

TVシリーズの正当なナンバリング作品として評価できる品質だと思いますし、そうなるべく丁寧に作ろうという意思が伝わります。
作品数も多く様々に表現されてきたキャラなので、どこに焦点を合わせるか(はたまた新たな表現が見れるのか)が見所でしたが、全体的に良いとこ取りをして無難にまとまってるという印象です。
(アイキャッチなんかはしっかり原作の風味もだしてますね)
逆に言えばクセがない感じで、作品個別のファンからするとそこが欠点になりうるかもしれません。パンチがたりないというか。
クリカンの声もかなり安定感が出てきた様に思いますし、他の声優交代もなかなか合っていると思いました。次元の声にどうしても全盛期の張りがないのでそっちの方が気になるくらいですね。

ストーリーは1話完結しつつも全体として新キャラとの関わりを追っていく作りだと思います。遊ぼうと思えば遊べる良い方法ではないでしょうか。ぜひ遊んで欲しい。

OPはしっかり原点回帰してくれてていいですね。EDは石川さゆり面白いし、やりたい事もわかりますがもうひとつと言う気がしました。オシャレでひねりもあるしいいんですが、なんでしょう、つんく臭かな?w

総評としては、今まじめにルパンのTVシリーズを作ればこうなる という予想をしっかり実現してくれてる良作だと思います。
が、予想以上の名作になれるかは難しいかもしれません。期待したいです。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 5
ネタバレ

❣ユリア❣ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

新シリーズだよっ!ついにルパンが帰って来た〜!!!

1900年代にもやっていましたが、ルパンを見るのはこの新シリーズが初めてでした☆
つまりこれが初見ということです!


今回の場所はイタリアです!
新しくなったルパンも大暴れ!最後まで楽しく見れました♪

〜前のルパンとの、違いは?〜
昔のを見たことないので違ったらすいません(>_<)

まずはOP曲!!!
あれ片目を隠すと3Dみたいに立体になるんですよ!
すごいですよね作りが!!
ぜひ皆さんもやってみてください♪

服の色が赤?から青に!大人っぽくカッコよくなりましたねぇ〜♪
あと、ルパンの声、昔と同じ声優さんらしいんですが、少し雰囲気が変わってるらしいですよ!
昔から見てる人はそこと注目です!

新キャラ登場しますよ〜!
現代に合わせたキャラだなぁと思いました♪

ではでは内容やキャラに入りましょう♪
{netabare}

第1話でまさかのルパン結婚!?笑
初っぱなからビックリでした
そして新キャラのレベッカ!すごいカッコいいキャラですね!レベッカの声も好きでお気に入りです♪
1話完結?なので気軽に見れていいですね♪
そしてやっぱり怪盗って親切に予告状出すんですね
ふむふむ....〆(・ω・。)

そして第1話だけですが、それを見て改めてルパンがどういうアニメかわかりました☆
思ったよりも堅苦しくなく、ギャグが、多めの話ですね!飽きずに楽しく見れます!


〜お気に入りキャラ&場面〜


やっぱりルパン!
何よりもかっこいいんですよね!
全部と言っていいほど?
好きな女の子を助けるために自分の身を放り出してまでして助けるなんて…!
なんて、いい人なんだ!と。
まあ若干、ん?これはどうなのかなぁ??という場面もありますが…そこはスルーしときましょう笑

そして、たまにほんとに怪盗なの?と疑ってしまうくらいです
しかし…やっぱり物は盗みます!
どんな、厳重な警備があってもスルリと抜けて盗み出す!さすが、怪盗!
そして超超頭がよく、もはや天才レベル!
しかし、たまに抜けてるところがあるのが面白みの1つです♪

また、とっつぁんとも、何気に仲良いのが見てて楽しいです♪
とっつぁんも、ただの警察?の人ではなくちゃんと面白みがありますよ〜!!


そしてレベッカ!!!!
最初の第1話の時点でもうほんとにハマりました!!!
なんて、かわいくてかっこいいの!?ファンになったくらいです♪
モデルというのも、ランキング1位というのも文句なしのかわいさカッコよさ!
もう、完璧と言えるほどの美少女です♪
あの話し方もすごく好きなんですよね♪
そしてルパン並にすごいあの運動神経の良さ!
カッコいい…!あんなに走れたり飛び乗ったり…
確かにレベッカの言う通り、スリルが、あって楽しそうですよね!
私も憧れるくらいです♪笑
レベッカのスリルを私も体験してみたいわ!
…なんて♪

あと、個人的にレベッカの持ってるスマホケース(ウサミミ)がすごくかわいくて私も欲しくなりました笑


次元こと相棒くん!
相棒くんもルパンに負けないくらいカッコいいです!

例えば、第4話の相棒くん!何これカッコよすぎませんか!?ってか敵に立ち向かうとか…驚きです!
そして銃全部避けれるとかなんてすごいんだぁぁ!!


かっこいい続きではありますが
五ェ門こと侍くんもこれまたすごい!
なんともキレイな剣裁きです!

例えば第9話の銃を真っ二つにするところとか!
プロ級ですよあれは!
一体どんな修行を積んだのか…


〜お気に入り場面〜

第13話
ルパンの脱獄すごかったです…
予想を覆すような話でした…!
ってかそれ以上にとっつぁんがすごいなぁと…!
しかもルパン専用の監獄って…
半年も経ったなんて…
とっつぁん…
ルパンもなんだかかわいそうに見えました…
まさか食べてないなんて…
ってかとっつぁん食料どこから?運んできてもらってるのかな?
死んだ…と思ったら
まさかこんな細工が!?

さすがルパン!って思いました!


第14話
いつものルパン&とっつぁん来たぁ〜!!
やっぱ好き
相棒!!くんすげえ
侍くんすげえ
途中からすり替わったのか!
なんだ(笑)盗んだのか(笑)
それで売ってお金にする、なるほど!!
逃げ方うける
ルパン以外は見逃すのね(笑)

第15話
先生とかすごっ
先生ダメダメじゃん
ルパンかっけ〜!
まさかのダイヤが藤子の下に行くなんて(笑)
ダイヤキレイ

第16話
藤子の豪華船すごい
うらやま〜
侍くん寿司に関心ありますな(笑)
侍くんうけるエア運転(笑)
看板切りやがった(笑)
藤子優雅すぎうらやま
女好きの犬笑笑
女との約束は死んでも守る笑笑
犬の飼主めんでぃー
名前、五右衛門って笑笑
休日のわりには警部忙し
ってかせっかく助けたのにすぐに逃げられるって(笑)
この犬計算かよ

第16話
目であれだけできるなんて!!!
え?二人ともやばっ
数ミリズレただけで死ぬじゃん!やばっ確かに化物だわ!
ただの泥棒さ!ってカッコイイ!!

第18話
始まりの晩餐?絵がすごい
ニクス助けたのか!?こわっっ
ちょっとグロくね?残酷
1番怖いかも

第21話
舞台は日本!
藤子の和服見れてよかった〜!
明智ホームズ?弱そ(笑)
罠か!なるほど!
ほんとにルパン捕まったんだ(笑)
明智うぜえ〜
確かにポンコツ(笑)
変装に変装!?
しかも明智の髪ズラ!?ウケるんだけど
藤子かっこいい〜!
予告、いい子すぎちゃったかしら?
って笑笑
でもカッコい!好き!

第22話
ONOFF笑笑
国内CM出演率第1位
出演した映画は23週連続トップ3
10代から30代が選ぶなりたい顔ランキングベスト1

すげえ!
でも確かにそうかも!レベッカかわいい好き!!
ルパン盗むとかすごっ!!がんば〜!
カッコイイ気合入ってるぅ〜!
レベッカすごいな!
執事?さん…あっ、強いなすげえ
予告状のやり合いっ子おもしろい(笑)
ロブやさし!!
すげえクツの中に無線機!?やばっ
ロブやさし!!!なんていい執事!!!
ってかレベッカだって警察達気づかなかったのね?
アニメの世界だから??
この話好き!

第23話
もう最終回!?一気見?のせいかあっという間でした
前の8人?6人しかいないよ?
夢の中か!イタリアの夢を逆手…なるほど!!
ルパンが最初のゲストって最初に考えが分かって目覚めたってことか!
みんなヤバイよお
と思ったらみんな勝ってる!すごい!
もしかしてレベッカ…!?
失格だったのか…
ルパンがレベッカの人格に入るだなんて!考え方がすごい!!!
ニクスととっつぁんが最後にいなかったのはこのムードが台なしになるからか笑
藤子(笑)
レベッカ…
別れ方悲しすぎでしょ…!(泣)
レベッカともお別れなの?
最初と最後似てた♪
またレベッカに会ってよね?ルパン…
{/netabare}

あと、個人的に題名のBGMがルパンのやつ?だったんだ!と見て初めて知りおおお〜ってなりました
はい…


とにかく!昔とはまた違う新しい感じになっていて、要らすもキレイですし垂れでも楽しめると思います!
次作もやってほしいものですね!!!

投稿 : 2024/03/23
♥ : 8

66.0 18 2015年秋(10月~12月)アニメランキング18位
うたわれるもの 偽りの仮面(TVアニメ動画)

2015年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (537)
2709人が棚に入れました
目覚めたのは雪深き山間部。
過去も名も思い出せぬまま彷徨う男に、世界は優しくはなかった。
巨大な牙を持つ生物が襲い掛かり、闇に蠢く異形が男を追い詰める。
そんな男に差し出されたのは白く美しい少女の手……
その手を取った時、物語は始まった。

声優・キャラクター
藤原啓治、種田梨沙、利根健太朗、水瀬いのり、加隈亜衣、原由実、山本希望、櫻井孝宏、佐倉綾音

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

格段に綺麗になった作画を引っ下げて帰ってきてくれました・・・

この作品は、うたわれるものの2期に位置する作品です。前作との直接的な繋がりがないのでこの作品から視聴しても問題はありませんが、前作より登場するキャラがいるので、懐かしさや1期との違いを堪能されたい方は前期からの視聴をお薦めします。

この作品の放送はとても楽しみでした。前作が好きで2巡くらいは視聴していると思います。
その上ヒロインのCVが種田さん・・・と知り俄然盛り上がったのを覚えています。

1話を見て感じたのは作画が格段に綺麗になっている事です。前作が2006年の春アニメで放送されたので今から10年前・・・今前作を視聴しても作画には古さを感じませんでしたが・・・
技術の進歩か制作陣の拘りか・・・それとも両方・・・?
作画の綺麗さには舌を巻きましたが、一番ビックリしたのが物語の序盤で前作のキャラ・・・カルラとトウカが登場してくれた時です・・・キャラデザがムッチャ綺麗になっているじゃありませんか^^
ここで前作の記憶を新たにするためもう一巡する事を決め視聴しましたが・・・その気になれば2クールの視聴だってあっという間です^^
こうして自分的には万全の状態で視聴を進めたつもりです^^

物語は、記憶の無い青年が猫耳しっぽのある美少女と冬の雪山で出会うところから始まります。
その少女は名をクオン(CV:種田さん)・・・各地を一人旅をしていたところでした。
青年は自分の名前すら記憶も無ければ文字の読み書きもできない有様・・・
これでは生活もままならない、という事でクオンが親代わりになる事に^^

親代わりになったクオンが最初にしたのは・・・名を与える事でした。
ちょっと考えたクオンは「あなたの名前は・・・ハク」
この名前は「伝承にまでうたわれし御方の名」
そして見覚えのある鉄扇をクオンはハクに渡すのですが、この時点で前作とどの様に交わっていくのかが半端なく楽しみになってしまいました。

肉体労働は苦手ですが頭の回転が早く機転の効くハクは、帝都でオシュトルに認められてクオンと一緒に働くようになり・・・ここから大きく物語が動いていきます。

クオンの勧めで旅籠屋白楼閣を拠点にしたハクは、オシュトルの命によりドブさらいの毎日・・・^^;
ですが、事あるごとにハクの周りには人が増えていくんです。
ハクは普段から特別何かに打ち込んでいる訳でもなければ、周りに気を遣って手伝ったりする様な事は決してありません。
白楼閣で見かける彼は昼間はお茶を飲んでいるか・・・甘いお菓子を食べているか・・・
夜になると男だらけの大宴会に興じてみたりと、やっている事は青年・・・というよりオッサンです^^;

でも・・・だからこそ彼の周りには何の気兼ねもいらないオーラが立ち込めているのでしょう・・・
そのオーラに惹きつけられ・・・癒される・・・だからハクの周りには人が集まるのだと思います。
元々はハクとクオンの二人だけだったのに・・・ホント大所帯と言っても過言ではないと思いますよ^^

クオン(種田梨沙さん):本作のヒロインでハクの親代わりでトゥスクル出身の彼女・・・前作とも大いに関係しています。
ネコネ(水瀬いのりさん):才女ですが激動を渡り歩くことを運命付けられ・・・
ルルティエ(加隈亜衣さん):気弱ですが家庭的で料理や裁縫を得意としています。
アトゥイ(CV:原由実さん):物腰の柔らかい口調が特徴の彼女ですが、戦闘力の高さが魅力です。
ノスリ(CV:山本希望さん):とんでもない事をやらかした後、ハクがお目付け役となり一緒に居ることに・・・
オウギ(CV:櫻井孝宏さん):ノスリの弟で情報の収集や操作が得意。
ウルゥル、サラァナ(CV:佐倉綾音さん):鎖の巫と呼ばれる双子の能力者。
ヤクトワルト(CV:江口拓也さん):各地を渡り歩く剣豪。
シノノン(CV:久野美咲さん):ヤクトワルトの養女。

回を重ねるにつれハクの周りが華やかになっていったと思っていましたが、改めて見てみると女性の比率がメッチャ高いじゃないですか・・・!?
これにカルラとトウカもいるんですよね・・・カルラのその妖艶さはどこから・・・っていう位魅力的・・・
ハク・・・これは羨まし過ぎでしょう^^;

こんな平和な毎日がずっと繰り返されれば良いのに・・・
でもそんな思いは所詮フラグでしかありませんでした^^;
久々に聞いたトゥスクルの地名・・・帝都に起きた一大事・・・
でも事態はこれだけでは済みませんでした・・・

大粒の涙が・・・嗚咽が止まらない・・・
「どういう事かな・・・?」が唯一発する事のできた台詞・・・
その目に生気は宿っていますか・・・?
それでも約束を違えぬようにと全てを振り払って前を見つめるのですが、その目に映っているのは何だったんでしょう・・・
詳しくは本編でご確認下さい。
最終話・・・私は涙が止まりませんでした。

オープニングテーマは、「不安定な神様」「天かける星」
エンディングテーマは、「ユメカウツツカ」「星降る空仰ぎ見て」
全てSuaraさんが歌っています。
オープニングはどちらも格好よくて好きな曲でした。
うたわれのテーマソング=Suaraの図式が既に出来上がっていると思います^^

2クール全25話の作品でした。前作は2クールで物語に区切りがつきましたが、今回の作品は2クールでも未だ道半ばです。
少し前に3期の噂をネットで目にした事があります。
物語の展開的にも面白くなるのはむしろここから・・・という感じがします。
続編が出るという前提で見ると作画も綺麗・・・キャラデザも綺麗で見どころ満載・・・
物語の展開的には帝都の物語にトゥスクルがどう絡んでくるのか・・・あるのは期待ばかりです。
この作品をしっかり活かすためにも・・・続編の制作を宜しくお願いします。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 20

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

最終回の感想「おい。」

うたわれるものの2期です。
場所も登場人物も変わってます。

主人公はハク。
当然、記憶喪失です。
ヒロインはクオン。
謎の頼りがいがあります。
私はこっそり、「かなちゃん」って呼んでいるかな。
その他、可愛いのやら、強いのやら、危ないのやら。
サブヒロインがいっぱいです。
これ、恋愛抜きのハーレムアニメと言うのかな。

もちろん、前作キャラも強引に登場します。
トウカ;相変わらずアワアワしてます。
カルラ;不思議な色香を漂わせてます。
アルルゥ;成長してます。あっ、沢城様だ!
カミュ;くぎゅだ!

物語は、ほぼ箸にも棒にもかからない日常。
そして、時々、戦場です。
ラストにやっと急展開かな。
伏線を撒き散らして未回収だから、「なんのこっちゃ」ですね。
自分としてはキャラを見るだけで楽しかったのですが・・・

調べて見ると、これ三部作みたい。
結局は秋発売のゲームで種明かし。
これ、アニメ化してくれないと恨みます。

ハクで始まりハクで終わった本作。
肩の力の抜けた自然体キャラは私のお気に入り。
3期が気になる・・・かな?

投稿 : 2024/03/23
♥ : 33

うぃず さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

にゃも

25話、全く飽きる事無く観る事が出来ました。
因みに原作&前作は未視聴です。
それでも概ね問題無しかな?
*ただ今視聴中~

前半12話くらいまではコミカルな日常系がほぼメインって感じ。
云ってみれば「表」の世界。

主人公「ハク」(CV:藤原啓治さん)とキャラクター各々との出会いと絆を様々なエピソードを絡めながら親睦を深めていきます。観てるこちらも難しい事考えず、大笑いしたり、ニヤニヤしちゃったり気楽な状態でその世界に自然と浸っていけますよ。メインヒロイン?「クオン」(CV:種田梨沙さん)の口癖も可愛い~

一見するとハーレム状態なのですが基本恋愛モードは無いでーす。

------

折り返し13話からは一気に「裏」の世界、シリアスモードへ。
様々な事実や問題が露呈していく事になります。

それでも忘れた頃に小さくギャグが挟み込まれるのです。
「えええ!このシーンにギャグ入れるー!?」ってな感じでシリアスとのギャップに笑っちゃったり。楽天家とも云える主人公「ハク」の性格だけに許されたパートなのかもしれませんね。それだけに悲しみや苦しみを感じるパートでは際立って苦悶している様にも感じます。

話数が進むとそんなギャグなんてもう入る隙間なんぞ全くありません。怒涛の展開で一気に最終回まで。1話1話の体感時間がここまで短く感じたのはこのアニメが初めてかも。

やはり2クール分あるとキャラクターに深みが出てきますね。
気が付くと感情移入してました。

OP、EDいずれも良曲ですよ~

投稿 : 2024/03/23
♥ : 11

65.2 19 2015年秋(10月~12月)アニメランキング19位
機動戦士ガンダム THE ORIGIN II 哀しみのアルテイシア(アニメ映画)

2015年11月7日
★★★★☆ 3.9 (107)
566人が棚に入れました
宇宙世紀0071年。サイド3、ムンゾ自治共和国を脱出して3年。ジオン・ズム・ダイクンの遺児であるキャスバルとアルテイシアの兄妹は、ジンバ・ラルと共に地球に逃れ、テアボロ・マス家に身を寄せており、エドワウとセイラという名で平穏に暮らしていた。だが、彼らを追うザビ家の魔の手が、再び迫りつつあるのであった…。そのころ、サイド3はジオン自治共和国と国名を変え、ザビ家が実権を掌握し、支配体制を固めつつある一方、地球連邦軍に対抗するための新兵器、モビルワーカーの開発に着手していた。

声優・キャラクター
池田秀一、潘めぐみ、浦山迅、銀河万丈、三宅健太、渡辺明乃、喜山茂雄、沢城みゆき、茶風林、恒松あゆみ、一条和矢、松田健一郎、土屋トシヒデ、藤村歩、古谷徹、関俊彦、大塚明夫

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

【【【いい水着回だった】】】

初代『ガンダム』(ファーストガンダム)のキャラデザを務めた安彦良和が、独自解釈でファーストガンダムをコミカライズした漫画、『THE ORIGIN』のアニメ化
1話約70分、全4部作(予定)の第2話


一応冒頭にあらすじがナレーションされるので第1話の内容を忘れてしまっていてもOK


舞台は前作から3年が経過した0071の地球から始まります
アンダルシアの富豪、テアボロ・マスの養子となったキャスバルとアルテイシアは、それぞれエドワウとセイラと名乗っていた
テアボロ邸を隠れ蓑にしていたジンバ・ラルは二人の子を担ぎ出しザビ家への反抗を企てるが二人を実子のように愛していたテアボロからは強く非難される
そんな矢先、テアボロ邸にザビ家からの刺客が放たれ二人の命が狙われる・・・


セイラの姓である“マス”の由縁、シャアの姓である“アズナブル”の由縁、後の宇宙世紀を牛耳ることとなるアナハイム社の登場、ダイクン側だったランバ・ラルがザビ側に着いたキッカケ、黒い三連星やヤシマ家やレイ親子の登場・・・
とにかく散りばめられた後のシリーズに深く関わることとなるキーワードの連続には、どちらかといえばコアなファンの方がアツくなってしまうのでは?w


みどころの一つは極秘裏に開発されるモビルスーツの原型、モビルワーカーによる模擬戦
某エヴァの如く背中にコードを繋がれたまま、重量感ある動きで格闘戦をするその姿は、これまでガンダムシリーズのメカの姿とは一変してリアリティに溢れているものでした


それとラストシーンでファーストの名シークエンスである
「待ってぇ、兄ぃさぁん、キャスバル兄さぁ~~~んヽ(´д`;)ノ」
を完全再現していたのは思わず笑ってしまいましたw


個人的には“ミライが喋ったと思ったらオードリーだった”、“シャアを名乗る青年が現れたと思ったらデュオだった(或いはクルーゼかレイ!?)”のが面白かったですかね
そして何より、【序盤から9歳のセイラの水着が拝める】とかネ申回かよw


なんかどんどん超コアなガノタorまっさらな気持ちで観れる初心者にしか対応出来ない変なアニメになってきたなぁ、つまりニワカお断りってことです!


ちなみに何かの伏線?なのか、上映と次回予告の後にファーストガンダム第1話のガンダム起動シーンが今作と同じCGで挿入されました・・・
リメイク、、、するのか!?

投稿 : 2024/03/23
♥ : 11
ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

未成年役としては、声に無理を感じる?

 地球に逃げて、ジンバ・ラルの伝手で、富豪デアボロ・マスの養子になっていたキャスバルとアルテイシア。

 難民キャンプの救護活動後、家のプールで泳ぐ元気なアルテイシアは、ガンダムでお馴染みのセイラ・マス。ジンバ・ラルのお話に退屈しているキャスバルは、エドワウ・マスとなっていたです。名前をザビ家の追手から、隠しているためである。デアボロとは、親子としてうまくやっているです。

 セイラは声変わってないけど、まだ未成年のエドワウがここで前回と打って変わり、急にみんなの知っているシャアの声になるのは、どこか不自然さを感じたです。

 で、 {netabare}やはり襲撃を受けることに・・・。ジンバ・ラル殺され、デアボロは大怪我に。エドワウは、具合の悪かったセイラを守り切ったです。デアボロのお見舞いにシュウ・ヤシマとここでお馴染み、娘のミライ・ヤシマ登場。シュウの伝手でマス親子、サイド5テキサスコロニーへ。
 そこでお世話になるのが、アズナブル親子である。子供の名前が、何とエドワウそっくりシャア・アズナブル。これだけで、先の展開が読めてしまう気がするです。

 ザビ家、ジオン設立のお話やモビルスーツの原型、鉄血のオルフェンズとはやや違うモビルワーカー試作実験などもありの展開。この試作実験、どこかガンダムの前とは思えない迫力あるです。
 何故か、ちょこっとハロとアムロ父子も登場するです。

 ずっと会えないままでいたキャスバルとアルテイシアのお母さんの悲報、猫のルシファも他界、悲しみがエドワウとセイラ襲うです。{/netabare}
 前回の次回予告、CNでもやっていた墓の前で、アルテイシアに別れを告げるキャスバル場面になったです。

 次回、来年2016年春に上映予定となったけど、前回秋上映といって冬になったから夏になるのかなぁです。

 物語の流れとしては、はっきりと繋がりがあり良くないわけでないけど、前作程の興奮というのか?私にとって新鮮さがどこか薄いように見えたです。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 8

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

僕は傷口に永遠の赤を纏う

2016年発売のOVA第2弾 「機動戦士ガンダム THE ORIGIN Ⅱ哀しみのアルテイシア」
58分

前作より3年後スペインアンダルシアに隠れ住むキャスバルとアルテイシア。
名をエドワウ・マス、セイラ・マスと変えている。
時代は変わりサイド3は地球連邦政府に対して次第に態度を硬化させ不穏な空気が漂う。

この話ではファーストガンダムの主要キャラが登場し始めます。
ザビ家の人々、ランバラル、オルテガ、ミライ、アムロ・・・
声優が変わっていないのはエドワウ「池田秀一」とアムロ「古谷徹」ですが、
12才くらいの声は相当厳しいような・・・
それ以外の役柄は全く違和感ありません。

ついにサイド3のザビ家はモビルアーマー(まあ、つまり搭乗型二足歩行ロボット)の開発を始めます。

宇宙世紀0074 サイド5のルウムでセイラが出会う「シャア・アズナブル」とは何者か?

さあ、ついに多くの若者を狂わせオタクと言う人種を生んだ、
世紀の美女「セイラ・マス」がその片鱗を見せ始めます。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 16

65.0 20 2015年秋(10月~12月)アニメランキング20位
K RETURN OF KINGS[ケーリターンオブキングス](TVアニメ動画)

2015年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (366)
2289人が棚に入れました
現実とは微妙に異なった歴史を歩んだ現代日本。そこには巨大な異能の力を持つ7人の《王》が存在していた。彼らは自らの力を分け与えたクランズマンたちと共にクランを形成する。青く結晶する秩序、荒ぶる赤き炎、白銀に輝く不変、そして、緑に枝分かれする変革。それぞれの属性を持つ《王》たちは今――。青のクラン《セプター4》を率いる《青の王》宗像礼司は多くの重責を担っていた。《黄金の王》國常路大覚の管理下にあった御柱タワーおよび、《王》を生む謎の聖遺物であるドレスデン石盤も、今では宗像礼司の下にある。そして先代《赤の王》周防尊を殺めたことにより生じた《王》殺しの負荷。一方、赤のクラン《吠舞羅》のクランズマンであった櫛名アンナは、緑のクラン《jungle》による御柱タワー襲撃を経て、新たな《赤の王》として覚醒し、《吠舞羅》の仲間たちと再び強固な絆を結んでいた。そして白銀のクランズマン、ネコと夜刀神狗朗は、《白銀の王》伊佐那社の生存を信じ、彼の行方を探している。しかし《白銀の王》を探しているのは彼らだけではなかった。《緑の王》比水流もまた――。活性化する《jungle》の動きをきっかけに、再び《王》たちの運命がより合わさる。

声優・キャラクター
浪川大輔、小野大輔、小松未可子、堀江由衣、杉田智和、興津和幸、櫻井孝宏、福山潤、中村悠一、沢城みゆき、宮野真守、森田成一、名塚佳織、下野紘、津田健次郎、梶裕貴、飯塚昭三、佐藤聡美

浩平 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

大人になった少年二人の絆

~あらすじ~
2012年10月に第1期「K」が放送され、2014年7月には劇場版アニメ「K MISSING KINGS」が全国で上映公開されました。今作は劇場版のその後を描いた第2期となります。
現実とは微妙に異なった歴史を歩んだ現代日本。そこには巨大な異能の力を持つ7人の「王」が存在していた。彼らは自らの力を分け与えたクランズマンたちと共にクランを形成する。


絆の物語めっちゃ面白かったです。美咲と猿比古2人の絆のシーンは盛り上がりましたね♪
本編はもちろんのこと、OP、EDもよかったです。これぞ「K」という感じがよく出ていました。
1期をまだ見ていない人は公式サイトで公開されているダイジェスト映像を見よう!できれば劇場版も見ておきたい。
みんなで一緒に「K」の魅力に浸りましょう!

投稿 : 2024/03/23
♥ : 18
ネタバレ

愛花 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

迫力あるバトルシーン!

1期、劇場版と続く2期です。

バトルシーンが劇場版よりさらに丁寧に描き込まれていて大迫力です‼︎

作画が少し変わった感じがして…淡島さんやネコの胸・お尻が異常なくらい強調されてますね…笑
男どもばかりだからちょっと女気入れにきたのかな⁇(´・_・`)
光を綺麗に入れていて作画がクォリティーアップしたと思いました(*σ´ω`*)σ

そしてOPは最高‼︎
赤の王アンナ役の堀江由衣さんが歌う「アシンメトリー」、アニメにもあっていてとても良い‼︎
((歌詞中の「赤い(尊い)」ってところ、周防尊のことでもあったのですね、、最終話見終わった後に気付きました、、笑))

EDもカッコいいですね、そして曲とアニメーションとすごく合ってます!

{netabare}
全体として
石盤を手に入れ石盤の力を全人類に与え、人類を進化させようとする緑のクランを
白銀、青、赤のクランが連携して阻止しようとするストーリーのようですね!

世界レベルの問題をまるでゲームをするかのように楽しむ緑のクランと
命をかけてそれを阻止しようとする3クランが対照的。

個人的には白銀の王に跪いていた黄金のクランズマンのうさぎ達が、ニヤリと笑っていたように見えたのが気になるところです。。
そして赤の王が代替わりしたように黄金のクランが代替わりするのはいつになるのでしょうか⁇

{/netabare}

{netabare}
比水流を止めることに成功した白銀・赤・青連合ですが、本命は灰色のクランの王だったことが判明‼︎
まんまと石盤を奪われてしまいます…‼︎

連合内でも険悪な雰囲気になってしまって、伏見が緑に寝返りそうで…‼︎

でもなんだかんだ美咲を想っている(←)伏見のことです、最後の最後でやっぱりこっち側でしたって展開に期待(´・ω・`)

ところで、やっぱり今期のセクシー描写?サービス描写?はやり過ぎで見てて気持ち悪いです。。主にせりちゃんなんですけどね、、
倒れてるシーン、アングル的にそんなにお尻大きくならないでしょ⁉︎一瞬胴体真っ二つになったかと思いましたよ⁉︎⁉︎

{/netabare}


{netabare}

石盤が解放されて、世界中で多くの人が石盤の魔法の力を手にして大パニックに。

白銀、赤、青の王はそれぞれ再び石盤の元へ集結します。

宗像さんと岩さん、クロとみしゃくじ、伏見とスクナ等々、バトルが熱いです‼︎

やはりKはバトルシーンですね( ̄▽ ̄)

伏見のピンチに駆けつける美咲もかっこ良かった…!そしてお互い大好きなくせにすれ違いまくっていたこの2人が和解できたようで、感激しました…‼︎

石盤の力をすべての人にという流とは対照的に、シロの選択は石盤なんてなくてもいい、美味しいご飯があって、それを一緒に囲める仲間がいれば、というものでしたね(*。・ω・`*)
シロらしい、シロたちらしい選択です。

ダモクレスダウンによって石盤を壊したシロ。流は石盤の力で生きながらえていたので、死んでしまいます。それでも、流も予想外の展開を楽しめたようですし、救いのない最期にならなくて良かったです(;_;)

しかし石盤の力で意識が別の身体に入っていたシロは、石盤の消滅とともに消えてしまって。。

そのままED。こんなラストあり⁉︎と思ったら、シロさん、元のアドルフKヴァイスマンの身体で戻ってきました。良かった〜!

最終話EDは1期のOPを歌っていたangela。この1話だけのEDなんて、贅沢。。!そしてとてもよい。。!!

同じ日にファフナー最終話もやっていましたので、もう両方angelaに持って行かれたぜ!って感じです(*σ´ω`*)σ♡

{/netabare}

観終わって。。
1期よりもぐんと作画が良くなって、バトルシーンは本当に迫力がありました!!(^-^)
バトルが多いストーリーだったので作画の巧さが光っていたと思います♪

多分これでKシリーズはお終いでしょうか?続けようがないですもんね?
と思いつつ自分の感想を読み返していたのですが、黄金のクランのところのウサギが薄ら笑いだったの、あれはなんだったのでしょう。。わたしの気のせいだったんですかね、、(笑)
いやはや、どうしても続きを期待してしまいまして(^^;;

楽しめる作品でした(^-^)!

投稿 : 2024/03/23
♥ : 22

フロー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

剣をもって剣を制す。我らが大義に曇りなし

帰らぬ王、芽吹いた王、戻った王、乱れる王、
轟く王、見守る王、王を守った王

ただの一枚、
不変の奇跡がもたらした物語は終幕へ


劇場版の続き、
正統続編であるこの作品は
見ていて終始考えさせられるモノがありました

王とはどうあるべきか、、、
臣下として出来る事は無いか、、、

王が臣下を従えるだけで無く
時にはその逆も然り


個人的にはそれが王とはとても思えませんが
嫌いじゃ無い関係性でした

投稿 : 2024/03/23
♥ : 2

64.6 21 2015年秋(10月~12月)アニメランキング21位
対魔導学園35試験小隊(TVアニメ動画)

2015年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (693)
4141人が棚に入れました
魔力を持つ人間が滅びようとしている世界ーー武力の頂点の座は剣から魔法、そして銃へと移り変わっていた。残存する魔力の脅威を取り締まる『異端査問間』の育成機関、通称『対魔導学園』に通う草薙タケルは、銃が全く使えず刀一本で戦う外れ者。そして、そんなタケルが率いる第35試験小隊は、またの名を『雑魚小隊』と呼ばれる、劣等生たちの寄せ集めだった。しかし、ある日、『魔女狩り』の資格を有する超エリートの拳銃使い・鳳桜花が入隊してくる。隊長であるタケルは、桜花たちと魔導遺産回収の任務に赴くのだが-ー。

声優・キャラクター
細谷佳正、上田麗奈、大久保瑠美、白石涼子、伊藤かな恵、野水伊織、遊佐浩二、山田奈都美、安済知佳、三木眞一郎、赤羽根健治、関根明良、津田健次郎、三咲麻里、三瓶由布子、小日向茜、中田譲治

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

「トワイライト・エンチャント反転、フレキシブルマテリアル開放・・・私と宿主は最強ですから」

この作品の原作は未読ですが、ラノベ原作の異能バトルラブコメ・・・このジャンルを認識した時点で視聴は決定なのですが、主人公に細谷さん、ヒロインに白石さん、伊藤さん、野水さんと強力なキャストが視聴を後押ししてくれた作品です。

物語の舞台は魔女を取り締まる「異端審問官」の育成機関である「魔導学園」
戦いのスタイルが剣から銃に移り変わる中、主人公である草薙タケルは刀しか使えず、周りからは半端物扱いを受けてきました。
この学園では小隊と称するチームで動き、任務に応じたポイントが与えられる事になっているのですが、タケルが率いる35試験小隊は、他の小隊に入れない劣等生で構成されており、ポイントもままならない状況でした。
そんなある日、この35試験小隊に何故か超エリートである鳳桜花が入隊してくるんです。
そしてエリートと劣等小隊の初の任務に赴き・・・物語が動いていきます。

まず、主人公のタケルが格好良すぎです^^
彼は家族や仲間をとても大切にしています。
「それを守るためなら世界中を敵に回してでも俺は守る・・・守らせて欲しい・・・」
そう有言する彼はそれを全力で実行しようとするんです。

彼の扱う刀は決して最新の武器ではありません・・・
きっと異端審問官としてこの道を極めていく上でのハンデになるのかもしれません・・・
でも、彼の情熱と気迫が・・・そんな事を微塵も感じさせないんです。

そして彼は強いだけではありません・・・
「俺にも半分背負わせてくれ・・・」
これまで誰にも言えなかったトラウマ・・・怒りで狂いそうになった出来事・・・覚えていないことに対する不安・・・
物語の進展に伴い明らかになるメンバーの苦しみを決して一人で背負わせようとはしないんです。

今まで35試験小隊は、周りから落ちこぼれの吹き溜まりのように思われてきました。
でもそれは全てを曝け出せなかったから・・・意地でも自分の考えを曲げなかったから本当に折り合う事ができなかった・・・
一人・・・そしてまた一人と心の内を明らかにして皆んなが本当の意味で繋がった時・・・きっとこの小隊は最強の小隊になるんだと思います。
・・・と思わせる位、主人公のタケルは格好良かったですね^^
細谷さんの声質も主人公に合っていると思いました。

そして小隊は主人公と以下の4人で構成されています。
鳳 桜花(CV:上田麗奈さん)
西園寺 うさぎ(CV:大久保瑠美さん)
杉波 斑鳩(CV:白石涼子さん)
二階堂 マリ(CV:伊藤かな恵さん)
タケルとヒロインの距離・・・物語の回を重ねるごとに確実に縮まっていきます。
劣等生の集まりといえど皆さん可愛い子揃いである上、容姿端麗、ロリ巨乳、すげー巨乳にちっぱいとどこにもスキがありません^^;
タケル・・・全く羨ましい限りです^^;

でもタケルが羨ましいのはこれだけじゃないんです・・・
表向きはタケルの妹とされているラピス(CV:野水伊織さん)の存在が半端ありませんでした^^
彼女の特性上、ヒロインの様に常に登場する訳ではないのですが、作品の中でタケルが格好よく見えたのは間違いなくラピスの功績だと思います。
「トワイライト・エンチャント反転、フレキシブルマテリアル開放・・」
彼女のこの台詞を機に状況が一変します・・・ここから先は鳥肌モノの展開の連続です^^

オープニングテーマは、アフィリア・サーガさんの「Embrace Blade」
エンディングテーマは、いとうかなこさんの「Calling my Twilight」
いとうさんの曲、何て格好良いんでしょう・・・初めて耳にした時から完全にハマりました^^
今期のアニソンBEST10の上位に入る曲になると思います^^

1クール12話の作品でした。でも・・・伏線色々回収されていないですよね^^;
というか、謎を増やして終わったような・・・^^;
続編への布石なのでしょうか^^?
そうだと嬉しく思います♪

投稿 : 2024/03/23
♥ : 20

浩平 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

アスタリスクのような王道展開でもなく、キャバルリィのように目を見張る戦闘描写もないが、派手さは無いものの安定したつくりで個人的には最も心惹かれました

第1話を見た感想としては、面白いと思いました。
継続して視聴しようと思います。


第3話ではアクションたっぷりで面白かったです。
それにしてもラピスちゃん可愛いなぁ
ずっとあの低めのテンションでしゃべるのが、たまらない(*´ω`*)
そして有能感が溢れ出てる!

ところで、なんか想像してたのと違う方向にアニメが進み始めました。
予想外だけどかっこよかったです!!

そういえば、タケルはあんなに強いのに、なんで皆から馬鹿にされてる35小隊にいるんだろ??
その辺の事もいつか分かるのかな?

新キャラも出てきてますます展開が楽しみになってきました!!


第5話では長らく廃止されていた「魔女狩り祭」が復活!
祭りで使われる特殊貨幣が現金と交換可能と聞いたタケルは俄然、やる気を出し始める。現金には弱いわけね(笑)

お風呂からの流れはお約束だったけど、やはりああいう流れはニヤニヤが止まらりませんね(笑)

さりげなく「私というものがありながら!!」 とか言っちゃって完全に彼女気取りのマリちゃんも可愛らしい。

4話5話と尻上がりに楽しくなってきました。 掛け合いも相変わらず面白い。


第7話では、ハーレム展開が進む中、闇が深い感じの子の当番回となり見るのが楽しみでした。

戦績表を見て、作中ではかなり功績上げてるように見えるのにこいつらまだビリなのかとTVにツッコミを入れてしまいました。

『私が何をしていたか教えてやってもいいが、お前に真実を知る覚悟があるか?』
重要なシーンみたいなセリフですね。
『半分背負う宣言したくらいで、そこの奴らみたいに私が容易く落ちると思うなよ!』
容易く落ちたちょろいヒロインズが猛抗議です(笑)

さて、しばらく学校を休学すると言い残し、学校をあとにする。
居場所をつきとめるも、銃撃を食らってしまう。
うんうん、シリアスな展開になってまいりました。
そして、隠れ家へと急ぐ男と女が1人づつ・・・
このシナリオでまたヒロインが1人落ちるというわけですね、と思っていたら・・・!?
なんですと、このシーンでEDですと(笑)
次週どんな感じで始まるんだよ!!と、ツッコミをいれつつ、次週を楽しみに待っていようと思います。


さて、第9話ではヒロイン全員を攻略したところから始まります。

今回は、シリアス路線が続いた後のコメディ回でした(笑)
30分の中に短編2話という構成でした。

シリアスな戦闘も面白いけど、魔導遺産をめぐってドタバタするコメディ回もありですね。
ヒロイン全員攻略後のハーレム状態になってからの海回とか最高のタイミングです!

来週も期待です!ちなみに私はマリ派です。


第10話を視聴して、妹の様子が、いや・・・かなりおかしいんだが・・・

ハーレムに妹属性キャラが加わった!!
妹のために稼いでいると言っていたが、妹は拘束されている。魔女か何か?

最後の言葉には震えあがりました。
「ねぇ、お兄ちゃん。お願いがあるんだけどいいかな・・・」
「おう、なんでも言え。」
「せっかく皆が作ってくれた時間なんだ。今日はなんでもいう事を聞いてやる!」
「じゃあ・・・キセキを〇してくれないかな」

え、今なんて・・・

また続きが気になる引きで終わらせてくれました。
正にクライマックスと言ったところです。次回も期待が高まります。


第12話を視聴して、
兄の死という強烈なイメージに直面し、その力を暴走させる妹。
妹を殺さなければ、世界が危うい。
妹を救うために自分を犠牲にする兄。
世界のために妹を殺すのか・・・それとも・・・兄妹の運命は?

サブタイトル「限りなき願い」、妹死亡フラグびんびんです。


伏線を残しつつ、終わりを迎えましたがはたして2期はあるのでしょうか・・・?

投稿 : 2024/03/23
♥ : 17

ネロラッシュ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

ハーレム?ハーレムなのか?やっぱハーレムだ!

どうしてこんな主人公に女子が群がる!ってな主人公ではなく、隊長らしく活躍するのでムカつく事はなかった。
女子にフラグ立てまくりなのに鈍感なのはハーレム主人公のお決まりではあるけど。
OPのスタッフクレジットで名前一文字の色を変えるというのは、いろんなアニメでやってるから目新しさはないし、静止画っすからね。
もっとビュンビュンキャラが動いているのが観たかったかな。
うさぎちゃんがかわいすぎるから文句無しです。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 3

64.0 22 2015年秋(10月~12月)アニメランキング22位
アイカツ! 4thシーズン(TVアニメ動画)

2015年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (35)
192人が棚に入れました
アイカツもいよいよ4シーズン目!
「ルミナス☆ジャパンツアー」に出発したルミナスの3人は、最初のツアー先・北海道で歌とダンスが好きな大地ののと白樺リサに出会う。

おきらく さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

音城セイラの妹、ノエルちゃんのステージが見たかった。

もうじきラストで、ドリアカ・カーニバルで、最後の秘密兵器、音城ノエルちゃんが、ドリームアカデミーに編入。もし最終回が半年遅かったら、音城ノエルちゃんのステージが見られると思います。

4期後半の主題歌は大空あかりちゃんたちルミナスが登場する「スタートライン」ではないかと思います。劇場版もハチャメチャなコメディな30分くらいの短編映画になりました。ほんとうは「アイカツ!」2回目の長編の劇場版が見たかったです。

ラストに向けて、曲の質も向上。ライブシーンも徐々に進化しました。

大人の事情もあり、急遽「アイカツスターズ」へと。なんか未だに納得できないです。

3年間「アイカツ!」を楽しませてくれてありがとうございます。
フォトカツでの活躍をお祈りします。できたら大きい友達むけのOVAをだして欲しいです。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 0

ひげくま さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

第四形態の戦闘力は期待大

隠れた名作の1期。(主人公:星宮いちご)
ライバル校の設定を生かし切れずグズグズだった2期(主人公はいちご、大空あかりは77話で第二形態となる)

3期、大空あかりが第三形態で主人公になるも、なかなか浸透せずシリーズ後半までイマイチ盛り上がらなかった。

そんな不遇のヒロインが第四形態になりパワーアップ。
その女子力はフリーザ様を上回る数値を叩き出した(スカウターにより計測)

オープニングを見る限り、3年間積み上げた物を惜しみなくヤル気らしい
・夏樹みくる再登場 (ソロデビュー 美月と対戦フラグ)
・ライバル校ドリアカ勢まさかの大抜擢
・トライスター3名が一緒に登場(完全復活の布石か?)


切らなくて良かった。これからまた面白くなりそうだ。

とりあえず「アイ!カツ!」と言いながらランニングして来ます。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 0

シャベール大佐 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

素晴らしい作品に感謝です

女児向けアイドルアニメの4期。話数でいうと第153話から第178話までの全26話です。3年半に渡って放送されてきたアイカツも、この4期でついに完結となりました。
4期が始まる時点では、過去3年のシーズンと同様に1年間放送されるものと思っていたので、2クールで終了してシリーズ完結になるという話を知ったときは残念でしたが、どんな作品にも終わりは訪れるわけで、全178話も毎回楽しませて貰ったことに感謝の気持ちです。実際の季節とともに作品内の季節も進み、毎年4月にはキャラが進級する作品で(1期と2期の間に作品内の時間では1年のブランクあり)、1期開始時に中学1年だった先代の主人公・星宮いちご世代も、この作品では高校2年になっていて、このあたりで終了するのが綺麗な終わり時なのかもしれません。
で、この4期の内容ですが、おおまかにいうと前半は主人公・大空あかりのユニットであるルミナスの全国ツアー、後半は学園のトップアイドルを決定するスターライトクイーンカップを描いています。
全国ツアーでは、大地のの、白樺リサという、北海道出身で、喋るとちょっと方言が出たりする純朴な新キャラ2人が登場して、これがとてもかわいかったです。初登場から、たった2クールでシリーズ終了してしまうのが、もったいないと思ってしまうような素敵なキャラでした。大地のの役の声優さんの声も良かったです。
後半のクイーンカップでは、大会が始まる前の段階から各アイドルがクイーンを目指す真剣な意気込みや、支えてくれる周囲の人の期待なども描かれていて、そういった描写を観ていると、どのキャラにも勝たせてあげたいと思ってしまいます。でも最終的に勝利するのは1人なわけで、負けてしまうアイドルはとても悔しいのだけれど、しっかりと結果を受け止めて、自分を上回った友達を讃える爽やかな姿は、1期後半のED曲ヒラリヒトリキラリの歌詞のようで、とてもアイカツらしかったです。シリーズが終わってしまうのは本当に寂しいのですが、満足できる終盤のまとめ方だったと思います。
音楽は過去のシーズンと同様、この4期でも好きな曲がたくさんありました。ステージシーンのクオリティも文句なし。逆光の演出なども綺麗で素晴らしかったです。個人的には、大地のの白樺リサのlucky train、ダンシングディーヴァのLOVE GAME、氷上スミレのいばらの女王などのステージは特に好きで、何度も繰り返し観ていました。
1期から4期まで観終わって、健全で、かわいくて、笑えて、爽やかで、ときには熱く、そして質の高い音楽と綺麗なCGのステージシーンがあって、本当に素晴らしい作品でした。近いうちにまた、1期の最初から全部観直していきたいと思います。
そして4月からは、キャラや世界観を一新してアイカツスターズが始まります。あまりにも好きだった作品の新シリーズということで、大きな期待とともに不安もありますが、これまで同様の素晴らしい作品になることを願っています。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 8

63.7 23 2015年秋(10月~12月)アニメランキング23位
ストライク・ザ・ブラッド OVA 前篇(OVA)

2015年11月25日
★★★★☆ 3.7 (183)
1074人が棚に入れました
いつものように登校している古城と雪菜。そこへ突然現れたのは何者かに追われているラ・フォリアだった。彼女を追ってきた大男と刃を交える雪菜。本格的な戦いが始まるかと思われた時ラ・フォリアは衝撃的な発言をする「お父様、この方が私が初めてをささげた第四真祖、暁古城です! 」ラ・フォリアは父ルーカスから結婚相手を決めるよう言われていたため、その相手に古城を選ぶと宣言。それを認めないルーカスだが、そこにラ・フォリアの母ポリフォニアが現れ、詳しい話をするために古城と雪菜をパーティーに招待することに。だがそのパーティー会場には、浅葱や矢瀬、凪沙や紗矢華まで招待されていた。どうやら古城と関係のある人物を招待したようなのだが…古城をめぐり女性陣のある意味熱いバトルが展開される!?

声優・キャラクター
細谷佳正、種田梨沙、瀬戸麻沙美、日高里菜、葉山いくみ

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ヒロインの皆さま・・・ご無沙汰でした^^

この作品は本編の後日譚となっています。視聴者は登場人物や各種設定を全て理解している前提で制作されているので、本編を未視聴の方はそちらからの視聴をお薦めします。

「凪のあすから」「東京レイヴンズ」「ゴールデンタイム」「キルラキル」など、最強の2クール作品が一挙に放送された2014年冬アニメ・・・本編はこの最強の一画をなす作品だと思っています。
あにこれの総合得点も現時点で79.0点と高い点数をたたき出している事からもこの作品の人気が伺えます。

それもそのはず・・・最強の2クール作品の中でも頭一つ分ヒロインのキャラデザの可愛らしさが抜きん出ていましたから・・・そしてその中でも中学生なのに、中学生らしからぬ雰囲気を持つ姫柊雪菜ちゃんがCVの種田さんとの相性も良く抜群過ぎ・・・(//∇//)
個人的には煌坂のツンデレも私の中ではど真ん中・・・
見た目は金髪派手系娘ですが、内助の功で古城を影から支える浅葱も中々・・・
いや、時折大胆なラ・フォリアの存在を忘れちゃ駄目でしょう・・・

これだけ魅力的なヒロインが数多く登場するこの作品・・・ハーレム系が苦手な人は難しいかもですが、私はハーレム系の作品がどちらかというと好みなので、目一杯本編を堪能させて貰いました。

そのOVAが制作されたんです・・・
これは見ない訳にはいきません。今期の作品の視聴数は少なくはありませんが、本編を復習のために一巡してOVAの視聴に臨みました^^;

本編のラストで不思議な少女を見ましたが、このOVAは未だそこまで時間が経過しておらず物語は朝の平凡な一幕から・・・古城と姫柊の登校シーンから始まりまるのですが、OVA2話という事もあり一気に物語が動くので・・・ヒロインが全員集合するまで多くの時間は必要ありませんでした。

今回は戦王領域とアルディギア王国の調印式が絃神島で行われる・・・という事で、戦王領域から煌坂が・・・アルディギア王国からラ・フォリアが訪れる事になった訳ですが、ラ・フォリアの大胆発言を発端に・・・物語がややこしくなっていきます^^;

ここで明らかになるのが、古城がどれだけのヒロインに「お手付き」をしてきたか・・・という事です。
本編では流れるように物語が展開されていくので、あまり気にとめませんでしたが、改めてその顔ぶれと人数を見てみると・・・古城君は「鬼畜」とか「変態」とか言われても仕方ありませんね^^;

そして今回の調印式に対して別の思惑が蠢いていること・・・これも物語の展開から徐々に明らかになっていくのですが、その輩・・・とんでもないカードを使ってくるんです。
予兆は・・・あったと思います。
だって態度が・・・絶対有り得ないですもん。

こうして物語は後半に続いていきます。
内容的に「良いところ」で切れるので、続きが気になって仕方ありません。
引き続き後篇を視聴したいと思います。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 20
ネタバレ

カボチャはんたー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

お風呂シーンは見ものです('ω')ノ

ストライクザブラッドのOVAです!
本編のあとのオリジナルストーリーですかね
ラフォリアと雪菜がメインのお話ですかな~

{netabare}
大体朝は雪菜に怒られ始まりよなw
ラフォリア調印式のために絃神島に来るみたい
だけど事件に巻き込まれるのが古城だよねwww
ラフォリアを追うのはバイキング?(笑)
おっとこのおっさん国王wラフォリアの父親w
あー話ややこしくなるやつね(笑)

ファミレスも迷惑だよなw王族が来るとかwww
真祖には冴えない古城w
雪菜愛人扱いされてるw
愛人の5~10人覚悟してる、さらにラフォリアの結婚相手に古城を…
あらあらお母さんまで登場してw
パーティーに呼ばれる古城と雪菜
そして怪しい動きが…

王様ってのはつくづく大変…
あれ?浅葱に矢瀬も(*´▽`*)
見知った顔がいっぱいw凪沙もアスタルテもw
夏音と古城の関係者が集められたみたい
那月はまだ来てないみたいw
そして颯爽と紗矢華も登場wwwww警備といえば紗矢華

ヴァトラーは今はいないみたいね
夏音も完全に王族のお姫様だな(*´▽`*)
古城さん罪づくりなやつよなwww
こりゃ王様とバトルあるなと思いきや乱入者

いやーバトルなら無敵の面々よな~
古城さんってハニートラップに引っかかるタイプよな(笑)
母親から直々に娶ってとw

とりあえずお話はまた明日…
それよりもお風呂タイム~(*´▽`*)
なんか古城周りの女の子集められてwパーティーだなw

別にストライクザブラッドはおっぱい出さなくてもいい作品なのにな~
また一緒にお風呂回www
みんなおっぱい丸出しでwwwwww
古城誘いまくるな~(笑)
とりあえずみんなのお風呂姿見れてあざす(*´▽`*)

ラフォリア既成事実を作るつもりまんまんw
もはや女狐扱いwwwwwwww
これは任務これは任務( ´艸`)

今日の古城さんはある意味一味違うからな~
雪菜のあの受け入れたときの感じはマジでこう…ね♡
ラフォリアの積極性なw
おっと古城は操られてて…雪菜油断した…
状況的には…

ラフォリアと雪菜捕らえれてしまって
古城さんだめだめだな~
{/netabare}

カボチャ的に浅葱と紗矢華はマジアウト( *´艸`)♡
リアルにだと雪菜と夏音とアスタルテw

投稿 : 2024/03/23
♥ : 9

63.1 24 2015年秋(10月~12月)アニメランキング24位
東京喰種 トーキョーグール 【JACK】(OVA)

2015年9月30日
★★★★☆ 3.7 (161)
853人が棚に入れました
CCGによる「梟(フクロウ)」討伐作戦から遡ること12年前東京13区では「ランタン」と呼ばれる喰種による捕食事件が頻発し、CCGが捜査にあたっていた。そんな中、高校生・富良太志は、肘の故障が原因で野球を続けられなくなった挫折から、かつてのチームメイトで親友でもある、リョウ、アキと共に不良行為を繰り返していた。だが、リョウと仲違いしてしまった太志は、ふたりから離れ、ひとりで行動するようになる。リョウとアキはそんな太志を心配しつつも、うまく声をかけられず、それぞれにもどかしい思いを抱えていた。ある日の深夜、不良グループと行動を共にしていたリョウとアキを「ランタン」が襲う。通りがかった太志は、ふたりを助けようとするが到底敵わない。そこへ現れたのが、同じクラスの有馬貴将だった。有馬は人間離れした動きで「ランタン」を攻撃し、追い詰めていく。勝てないと判断した「ランタン」はその場を立ち去り、太志は命を救われた。太志は、自分自身のため、そして失った仲間の仇を取るため、有馬にランタン討伐の協力を申し出る。

声優・キャラクター
浪川大輔、木村良平、早見沙織、鈴木達央、大久保瑠美、うえだゆうじ、西凜太朗

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

「出てけ、マトモな生徒の邪魔だ」「どうせ俺はマトモじゃねーよ」「バチが当たったのかな、わたしマトモじゃないから」

電子書籍としてジャンプLIVE(現・ジャンプ+)で連載された『東京喰種』シリーズスピンオフ作品の単発OVAです


劇中最強の喰種捜査官だった特等捜査官、有馬貴将
そして彼と同級生であったとされる上等捜査官、富良太志を主人公とし、彼らの高校生時代を描きます
元は野球少年だった大志だが故障が原因で野球を辞め、バイクを乗り回し授業をサボるという不良として過ごしていた
しかしそんな日々にも違和感を覚え不良仲間からも孤立していた矢先、「ランタン」と呼ばれる喰種によって友人達が死傷する
ランタンに襲われ寸でのピンチを有馬に助けられた大志は、協力してランタンを追い喰種狩りを始めた・・・


学生の身でありながら潜入捜査官として活躍する有馬の姿は一連の『東京喰種』シリーズ中でも特に強い厨二病要素醸し出し、また青春ドラマ感を感じさせる三角関係の構図など、とても同じ作者から出てきた作品とは思えない良い意味で斬新な切り口の一作になっています
一連のシリーズよりか対象年齢層が低めのように感じました、グロテスクな描写は健在ですけど


スタッフは監督がテレビアニメのOPを手掛けた嶌田惣一に、総作画監督が中嶋敦子に、と一部がバトンタッチしています
テレビシリーズ本編は暗い場面ばかりが中心となっていましたが、今作は晴れ渡る夏空の場面が多く、キャラの色彩設計も鮮やかになっていたりと、画面的にはほとんど別のアニメなんじゃないかと思えてきます
こういった点は原作者も意図して『JACK』単体で完結し、本編を知らない読者を取り込もうという試みを継承していると思います
つまり『東京喰種』に馴染みの無い方にもオススメできる作品なんですね、本作


で、あると同時に有馬と大志を待つ非情な結末には『東京喰種』シリーズ全体における共通したテーマ、本質を感じる事が出来、シリーズファンの期待を一切裏切らない素晴らしい1本になっていると保証します


さて、劇場での先行公開版では本編前に花江夏樹のナレーションに載せたメイキング映像がたっぷりと流れます
監督と脚本の御笠ノ忠次が、浪川大輔と木村良平が、それぞれ対談するといった様子が映し出されています
こういう新しい試みは個人的に大変うれしく、特別興行の割にお釣りをもらった感があって俺得なんです
でもきっと大半のヲタからは「それより早く本編ミセロ」といった声が上がりそうで少し心配にもなりましたわ(笑)

投稿 : 2024/03/23
♥ : 11

愛花 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

CCGの死神有馬貴将の高校時代

有馬貴将が高校時代、喰種ランタンを追っていたお話。

有馬が富良という相棒素直に受け入れたところが意外でした。。(´・_・`)
有馬は何を思っていたのでしょうか⁇

この頃から有馬は最強ですね〜(^^;;
しかも頭も回る!カッコよすぎです(*σ´ω`*)σ

有馬の黒髪が違和感でしかありませんでした(^^;;
有馬はどんな過程を経て白髪になったのか。。有馬の過去について掘り下げて欲しくなりました!(*σ´ω`*)σ

喰種の気持ちについて「わかる気がする」と言った富良。CCGの中にそういう捜査官もいること、そして彼が有馬の身近にいたことはこれからの東京喰種において重要になってくる気がしました!(。+・`ω・´)

投稿 : 2024/03/23
♥ : 11

63.1 24 2015年秋(10月~12月)アニメランキング24位
Wake Up, Girls! Beyond the Bottom(アニメ映画)

2015年12月11日
★★★★☆ 3.8 (73)
279人が棚に入れました
東北代表として出場した「アイドルの祭典」での活躍が認められ、アイドル文化の中心地・東京に進出した「Wake Up, Girls!」。メジャーレコード会社bvexとの契約も決まり、活動は順風満帆に思えた。だがブレイクの立役者だったプロデューサー・早坂相が手を引き、7人が動きの早い東京の芸能界の中で「WUGらしさは何か」を見失った結果、苦い挫折を経験する。レコード会社や関係者たちが手のひらを返す中、それでもあきらめずに前に進もうとする「Wake Up, Girls!」の姿を見た早坂は、彼女たちが再び挑戦するための武器として、新曲「少女交響曲」を与えるのだった。「Wake Up, Girls!」は、心機一転して地元仙台から活動を再開。日常ライブの復活や全国行脚を通しての地道な努力は、少しずつだが、着実に全国のファンへと届き始める。一方、アイドル界の頂点である「I-1club」では、最新シングルの売上ミリオン割れを契機としたセンター争いが勃発。「I-1club」プロデューサー・白木の非情な采配は、意外な形で「Wake Up, Girls!」とアイドルたちを大きなうねりへと巻き込んでいく。敗れて尚あきらめられないもの。アイドルとは何か。その答を求めて、物語は再び「アイドルの祭典」へと収束する。

声優・キャラクター
吉岡茉祐、永野愛理、田中美海、青山吉能、山下七海、奥野香耶、高木美佑

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

「WUGはWUGである」「真摯であること、正直であること、、一生懸命であること、、、。」

アニメキャラとリアルアイドルのハイパーリンク、虚実混濁の物語『Wake Up,Girls!』の続・劇場版、その後編


ホントしつこく言いますが『ラブライブ』や『アイマス』も大好きなオイラとしてはこの『WUG』の泥臭さやホンモノ感に前者の作品群は今一歩及んでいないのが残念なんです
もちろん、アイドルや声優としてのWUGは未だ素人臭さが残っている
が、【物語】(つまり可能性)としての『WUG』を超えられるアイドルアニメは暫く出て来そうにありません
これだけの内容を53分に押し込められるヤマカンの構成力と演出力と予算配分はホント素晴らしいです
尺を引っ張り、3DCGを駆使したライブシーンをして、派生ゲームやグッズ展開をガンガン仕掛けていくという、昨今のとにかく派手で豪勢なアニメ映画達に一石投じるシェイプアップされた作品が今作なんです


遂にアイドルの祭典を目前に控えた2015年夏
I-1 clubの参戦、I-1センター交代と志保の博多左遷、菜々実に迫られる光塚受験のチャンス・・・
そして、早坂の楽曲無しで挑む決勝戦・・・
WUGとは?WUGらしさとは?WUGにしか出来ないこととは何か?
遂に幕を開けるアリーナの大舞台・・・


物語のテンポはかなり早くも、泣き所、アツイ部分をしっかり抑え込んでいるので鑑賞後の清々しい気分に本当に良く出来た映画だ!と関心しますb
ただ、唯一難点としては以前のシリーズの視聴を前提とする作品ながらも、松田の困惑や太田さんの奮闘など前作まであった要素を今回に限ってはほとんど切り捨てています
と言うのも、今作でWUGやI-1志保以外で物語に華を添える役割が丹下社長と白木GMという2トップの過去にあるからなんでしょう
また白木GMの裏で暗躍する陰のトップについても語られてませんでした
まあこれ以上風呂敷を広げるつもりは無いってことなんですな


その代わりといっちゃなんですが、今作の鍵を握っているGreen Leavesに最初期から所属しその名前だけが明かされていたサファイヤ麗子が登場
奇しくも佐久間レイが演じるこのキャラ、ヤマカンは佐久間レイと日高のり子だと「『トップをねらえ!』になるw」とか思ってたらしいですが(笑)ヤマカン自身も気付いてなかったそうですが2人とも今回演じてるキャラと偶然のハイパーリンクが起こってた
詳しくはネタバレになってしまいますが丹下社長と麗子の過去と二人の声優の過去が一致してるんですねー、まさに奇跡


みどころはまずとにかく作画
ただ可愛い、だけじゃない
くしゃくしゃに顔を歪めながら泣いたり笑ったりする美少女達の表情や仕草です
ヤマカンは最近、派手に仕草をつけて動かすより微妙な表情の付け方で心情を表現する演出に拘ってます
その対極のような存在として、とにかく難解な芝居作画に挑みたがる近岡直
一見して水と油のような二人がぶつかり合いながら試行錯誤をしてキャラに表情をつけていってるのがよくわかります


ああただw
一つだけ予想外に笑ってしまった点が未夕ですw
未夕が喋るたびに『ハッカドール1号ちゃん』の顔が頭をよぎっちゃうんですよねw
他の2人は全然そんなことないんですけど、未夕=美祐=1号ちゃんってことで、如何に彼女が自然体で演技してるかってことに繋がってるかの証拠なんでしょうが・・・
いやー前半はちょっと集中出来んかったw


楽曲においては前記している他のアイドルアニメ達と『WUG』は完璧に互角で渡り合えるでしょう
クライマックスの高揚感を保ったまま、エンドロール、そして余韻を打ち消すことなく閉幕
これが良い
考えてもみて下さい、長々とアニメキャラのダンスを観せられても、それはもはや映画でなく音楽PVじゃないですか?
どうしてこれが他のアニメには出来ないんでしょーかねぇ・・・

投稿 : 2024/03/23
♥ : 13
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

神の曲「Beyond the Bottom」についてとことん語り尽す

アニメソングではなくアイドルソングを。
作品の強固な方針の下、作られた『WUG』の楽曲たち。
アイドルらしい恋愛、可愛らしさ、妖艶さ。
それを表層に装いつつ、時に物語の中にいる登場人物やアイドル自身に向けて、
時に日本人全体に、そして時に東北の被災地に向けてメッセージを発信。
色々な立場の人間が聴いた時によって、
様々な感想を抱くことができる多面性を持ち合わせています。

本作のED主題歌「Beyond the Bottom」はその多面性において、極め付けとなった曲。
ストーリーは割と王道で、最後すっきりするお話のはずだったのですが、
私は楽曲の持つ膨大な情報量に圧倒され、
エンドロールの間、ずっと固まっていました(苦笑)

以下、楽曲考察……超絶ネタバレ&長文注意w

{netabare}
○タイトル、表層{netabare}

曲名だけ意識して聴くと、どん底から這い上がっていく、
WUGの心情表現と決意表明と取れます。
さらには80年~90年代ポップスを思わせるメロディーラインから、
もう一度、芸能活動を始めると決めた作曲者で、
丹下社長がアイドルだった頃からの“戦友”が、
自分とWUGの少女たちを重ね合わせる視線も感じます。{/netabare}

○寄る辺なき自由に毒されたラスコーリニコフ青年や現代人に向けて{netabare}

サビで飛び出す“混沌(カオス)となったこの自由から逃げ出そう”
という一見、矛盾した表現。

解読の鍵は二題で“刃(やいば)を立て薄ら笑う”ラスコーリニコフ青年にあるようです。

ラスコーリニコフはロシアの文豪・ドストエフスキー作『罪と罰』の主人公青年。

近代人が獲得し、そして呪縛された際限なき思想と選択の自由。
自由を謳歌し、後退する宗教の導き無しで、
正しい道を選び続けることができる人間はごく僅か。

それどころか、人間性や倫理感の破壊を止める信仰も失われた、
近代社会の片隅にて、この青年の思想と選択の連続は、
連鎖的な被害妄想へと変質している。

明日すぐに食いはぐれるわけでもないのに、まもなく起こると決めつけている自身の転落、
さらには家族の数年後の破滅まで、悲観を雪だるま式に膨らませ、格差社会を呪詛。
ついには「一つの微細な罪悪は百の善行に償われる」
という超理論と、その実践たる殺人に墜ちていく……という滑り出し。

19世紀後半の小説主人公ながら、20世紀後半の映画『タクシードライバー』のデニーロ等から、
時にいわゆる“わけの分からない犯罪”をも引き起こす、
自由という混沌の中で、病んだ現代人に連なる負の系譜。

彼らを果てしなき思想と選択の自由の泥沼から救済するには……。
例えばその健気さでラスコーリニコフに人間性を取り戻させたソーニャのような……。
自由という混沌に創造主の如く、もう一度秩序と人間性を回復させる
一筋の光となる女神が必要なのだ。

そのような境地に至った時、荒んだ現代人には、
『聖闘士星矢』のアテナの如き衣装に身を包んだWUGの少女たちは、
その身の犠牲も厭わない、利他の精神に満ちた、
救済と導きの女神に見えるに違いないのです。{/netabare}

○混沌としたアイドル戦国時代終焉のため降臨したWUGという女神{netabare}

世代交代を演出されながら、果てしなく続くアイドル戦国時代。
アイドルは競争であり、戦いと言いますが、果たしてそうなのでしょうか?
芸事には確かに競い合いも付き物です。
ただ“群ドル”の内部競争を頂点とした昨今のアイドルブームは、
プロデューサーの仕掛けにより、人為的に演出された、
過剰で無益な戦いと私の目には映ります。

時に、地方都市を再起を期す“左遷先”と舞台設定されながら(失礼な話だw)
プロデューサーの手の中で競い合わされる少女たち。
一方向へ回遊する魚の如く、集団管理される彼女たちのサバイバルの中から
一人二人と沈んでいく者が続出し、友情は剥がれ落ち、
情熱、パトスは失われ、“誰も彼もが 心と歌を忘れる”

こんな状況をアイドルファンは本当に楽しんでいるのでしょうか?
アイドルファンが本当に見たいのはいかつい侍ではなく、
笑顔のアイドルなのではないでしょうか?

実際、最後ファンが支持したのは、
演出された内部抗争を切り売りする、会いに行ける“群ドル”ではなく、
全国津々浦々、会いに来てくれる「Wake Up, Girls!」でした。

そうした面から見ると、本作の後のWUGの明日も、
どっちなのか朧気ながら見えてきます。

WUGのコンテンツの今後については、昨年末のイベントにて
白木により{netabare}「私達I-1clubはWake Up, Girls!を吸収合併します」{/netabare}
と方向性が宣言されています。

焚き付けたアイドル戦国時代の成果を一手に握り、
さらに戦乱をアイドルブームの火を絶やさぬための
必要悪として続けようとする白木に対して、
WUGは自分たちらしく最後の命を燃やし、終止符を打ち伝説となることで、
身を挺してアイドルたちの笑顔を守る……。

こんな展開を私は勝手に予想していますw
この歌詞はかつてのアイドルから旧友白木への忠言とも取れます。
いずれにせよ、続編での早期の解答を私は熱望します♪{/netabare}


○WUGの、そして菜々美の心境{netabare}

落ち込んだり、色々迷ったし、間違ったこともあったけど、
これからWUGらしさを見つけよう。頑張ろう。
そう決意したメンバーにとっては、
この楽曲は混沌から道を選んだ自分たちの背中も押してくれる、
一筋の光明となったはずです。

ところが、歌詞を見た時点でまだ進路を決めかねている
奈々美にとっては相当な重荷になったと思われます。

自らの決断の連続で未来を自由に選び取って行かねばならない。
それに伴う痛みも自分で受け止めて行かねばならない。
まさに未来の永遠さに直面し、苦しむ奈々美には、
この曲は悩みが深まる毒だったと思います。

それでも彼女は決断し、ステージでこの曲を歌うことを選択しました。
彼女が皆と一緒にステージに立つシーンは、
短かったこの曲のライブシーンの中でもクライマックスだったと、
私は思っています。{/netabare}


○そして、東北の被災地に向けて{netabare}

震災から4年が過ぎ、原子力ダイナモ(発電機)にも再び灯がともり、
震災の記憶は着実に薄れつつあるようです。

けれどようやく復旧が一段落ついたに過ぎない被災地は、復興も道半ば。
未だに多くの被災者が仮設住宅での避難生活を余儀なくされています。
除染だって目処が立っていません。

そういえば放射性物質による健康被害が、
本格的に顕在化するのは4年後だと言われていました。
海洋に遺棄された高濃度汚染水の魚介類による生物濃縮もそろそろ明らかになる頃……。

もっとも、甲状腺がん患者が出たり、魚介類の汚染データが出たところで、
原発との因果関係は一切あってはならない、という大博打を、
政府も東電も打っている以上、その辺りはニュースにはなかなか……。
と……これ以上、続けたら尊氏も不謹慎、風評被害の罪で抹殺されかねないので、
この辺りにしておきますが……。

いずれにせよ、東北の人々の多くは依然、夜明け前の暗闇の只中にいるのです。
先日も、宮城県の魅力をPRするためのWUGの短編アニメ制作が発表されました。
仙台はまだまだWUGを宮城に元気を与えてくれるご当地アイドルとして、
一筋の光明をもたらす女神として、必要としている、ということなのでしょう。{/netabare}
{/netabare}
○結論

「Beyond the Bottom」は混沌の中にいる多くの人々の心に光をもたらす女神の歌。
平たく言えば“神曲”ということなのであります。


追記:劇場版WUGにおけるエンディングの表現について{netabare}

短いライブシーンから画面暗転w歌が続く中そのままエンドロールw
これに対するアイドルアニメ何だからライブシーンもっと見せてよ!との要望。
私も気持ちはもの凄く分かります(苦笑)

二次元のWUGが歌って踊るシーンを満喫したい!
例えば劇場版一作目の主題歌「タチアガレ!」でそれを求めた場合……。
セガのPSvita用ゲーム『ミラクルガールズフェスティバル』(みがる)の
FULLライブPVを見るのが最善手というのは、いささか寂しい気分ですw

ただ、劇場版WUGのED主題歌はどれも情報量が凄まじい。
過去作の「タチアガレ!」にせよ「少女交響曲」にせよ、
歌詞世界に30分アニメ一話分くらいのボリュームがあります。
本作の「Beyond the Bottom」に至っては、上記で長々と書き連ねた通り(苦笑)
映画一本分くらいの内容が詰め込まれています。

私の場合、そこで作中にてライブシーンをフルで作画されたところで、
お祭りを楽しみつつ、物語と共に歌詞世界を受け止め切る自信がありません(苦笑)

実際、劇場版WUGのエンドロールにてED主題歌を聴いている時間は、
天井を見上げて物語の余韻に浸り思索に耽っているか、
目の汗で画面が霞んでいるか、頭がパンクして思考停止しているか……。
いずれにせよ、アイドルアニメなのに文字しか流れてないじゃないか!と悪態をつこうにも、
私には、どーせ画面なんてまともに見えていないわけですw
そんな落武者に対して、最後のクライマックスに長く美しいアニメMVなど、まさに猫に小判w
だから、個人的には見逃しても痛くない暗転エンドロールでもいいかなと(苦笑)

けれど、やはりアイドルアニメと言えばライブシーンという方もいるわけですし、
萌え目当てやお祭り気分から軽く入って見たら、思いがけず深い物語に惹かれた。
というパターンもあり得るわけです。

「アイドルは物語である」と論理先行で無駄を削ぎ落すのも良いのですが、
他方、監督さんは「WUGで東北にビジネスチャンスを」との意気込みも語ってもいるわけです。
ならば、キャラクタービジネスの観点からも、お祭りとしての長尺ライブシーンの提供など、
もう少し柔軟な対応があってもいいかな?とも思います。
けど、スタッフさんたちの方針から考えると、多分、実現しないでしょうね……(苦笑)

……というわけで、セガのスタッフのみなさん。
『みがる』での「Beyond the Bottom」の楽曲ダウンロードコンテンツの製作、配信、
及びFULLライブシーンの再現。
どうかよろしくお願い致しまする~~w{/netabare}

投稿 : 2024/03/23
♥ : 23

YDK さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

アイドルアニメの頂点へ。

続・劇場版後編のために、今までの物語があるといっても過言じゃありません。
今からでも遅くはありません。TV版を全話観てからどうぞ。

新曲(Beyond the Bottom)がとんでもなく良かったです。
聴いている最中ずっと泣いていました。
アイマス、デレマス、ラブライブの曲も聴いていますが、今回続・劇場版後編の新曲はその中でNo.1だと思いました。

WUGはいまいち盛り上がらず、なんでかなあという感じですが、
アニマス、アニデレ、ラブライブと比べてもまったく遜色ない面白さと、楽曲も全く劣らず素晴らしいので、これを機に巻き返してくれると嬉しいのですが…。


参考:Beyond the Bottom MV
https://www.youtube.com/watch?v=yZCTFNsrpQ8

投稿 : 2024/03/23
♥ : 15
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