2016年冬(1月~3月)に放送されたアニメ映画一覧 28

あにこれの全ユーザーが2016年冬(1月~3月)に放送されたアニメ映画を評価したーデータを元にランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2022年01月20日の時点で一番の2016年冬(1月~3月)に放送されたアニメ映画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

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年代別アニメ一覧

85.6 1 2016年冬(1月~3月)アニメランキング1位
傷物語 鉄血篇(アニメ映画)

2016年1月8日
★★★★☆ 3.7 (1651)
12735人が棚に入れました
それは3月25日― 春休みのある日のこと。
私立直江津高校に通う高校二年生・阿良々木暦は、
偶然に学校一の優等生・羽川翼と知り合う。
彼女の口から飛び出したのは、最近出没するという「金髪の吸血鬼」の噂だった。

普段人との関わりを避けているものの、気さくな翼のことを好ましく思う暦。
その夜、暦は噂の吸血鬼と遭遇する。
“怪異の王”キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレード。
金髪金眼の彼女は、四肢を切断され、周囲に血を撒き散らしながら、暦に助けを請う。

求められるままに、キスショットに自分の血を与える暦。
次に目覚めたとき、彼は彼女の眷属に生まれ変わっていた。戸惑う暦に、キスショットは告げる。

「ようこそ、夜の世界へ―」と……。

声優・キャラクター
神谷浩史、坂本真綾、堀江由衣、櫻井孝宏

チヒロ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

鉄血にして熱血にして冷血の吸血鬼

原作読んだものです。

化物語と違って、戦場ヶ原さんなど、
主要メンバーがでてきません。

唯一羽川だけが登場します。

化物語と違って、数話完結のストーリーが複数あるのではなく、
大きな続きもののストーリーが1つあるだけなので、
前回とは違ってだれるんじゃないかなぁ~と思ってみたり。

あと言葉遊びの要素はハチクジがいない為、希薄です。

ここまでいうと、「つまらないといいたいんだね」と思われてしまうかも知れませんが、それは違います。

期待せずにはいられない自分がいるのも確かだからです。

アロハと鉄血にして熱血にして冷血の吸血鬼がいるからです。

キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードが、一体どんな作画なのか楽しみです。

シャフトに期待。

投稿 : 2022/01/15
♥ : 9

ほめ太郎 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

アニメ「物語シリーズ」で出てくる伏線の数々

アニメ「物語シリーズ」を好きな方々は絶対に気になっている作品
というか原作においても物語の根幹を担う作品なだけに公開が待ち望まれている作品

アニメから物語シリーズに入った方は随分気になっている数々の物語に出てくる『地獄のような春休み』『阿良々木暦が吸血鬼になった物語』として語られる物語がこの『傷物語』というお話です。

当初、TVアニメ「化物語」の続編として2012年公開される予定だった映画で、現在2015年冬においても公開されるどころか公開予定すら公開されてない始末の問題作品です。
あまりにも待たされすぎてアニメ好きにとってはネタバレとなる原作小説「傷物語」のみを購入したアニメユーザーも多いと聞きます。しかし、そんな話が出てもおかしいと思えないほど「傷物語」というお話は「物語シリーズ」において重要な作品です。

それゆえなのでしょうか、現在でも「制作中止」されることなく未だ「制作中」という噂です。

自分の勝手な分析として制作が遅れる原因は物語を追うごとに原作でキャラがころころコロコロと変わる阿良々木暦&忍野忍の史上最強ツーマンセルのせいだとおもいます(笑)
しかし、原作でもある程度区切りのついた頃ですしそろそろ公開されてもよいのでは?

長々と書きましたがまとめますとこの作品は
アニメ「物語シリーズ」を観ている者にとってどんなに待たされても必ず観ておかなければいけない物語。
『語られない怪異は怪異たりえん』のであれば物語も当然叱り
『語られない物語は物語たりえん』のですから。

投稿 : 2022/01/15
♥ : 2

メア さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

おかしいな。。。

あれ、おかしいですね。
自分のレビューを見てみたら以前に書いていたのが【2011/04/29】でした。つまるところ少なくとももう2年も前になるじゃないですか、制作が決定していたのは。
それに何故かこの後の作品のはずの偽物語なども終わってしまっていますよね。。。
シャフトさん、何を思ってこれほどまで延期をしているのでしょう? また、何故映画―――偽物語は延期しているのに偽物・猫物は完成しているのでしょう?
よほど手の込んだ作品になっているのでしょう、これは期待してもいいのでしょうね(皮肉。

投稿 : 2022/01/15
♥ : 11

67.8 2 2016年冬(1月~3月)アニメランキング2位
映画プリキュアオールスターズ みんなで歌う♪奇跡の魔法!(アニメ映画)

2016年3月19日
★★★★☆ 4.0 (14)
52人が棚に入れました
立派なプリキュアを目指すみらいとリコは、初めて遊びに来た街で、はるかたち先輩プリキュアと出会う。リコがついつい使った魔法を見て、はるかたちは驚く! いきなり魔法つかいだということがバレてしまった…? その時、突然闇がはるかを包み込み、プリンセスプリキュア最大の敵・ディスピアが出現! はるかやみらいたちは、プリキュアに変身して一緒に戦う! しかしどこからか少女の歌声が聞こえた時、ディスピアは消えてしまった…。戸惑うみらいたちの前に現れたのは魔女・ソルシエールと、その手下・トラウーマ。彼女たちはある魔法を完成させてために、そのカギとなる<プリキュアの涙>を狙っていたのだ! ソルシエールの力により、先輩プリキュアたちは次々と捕らえられ、残る魔法つかいプリキュアの二人も「囚われの世界」へと飛ばされてしまう! 離れ離れになったみらいとリコは、お互いを探してさまよう。しかしまだ力が足りない二人に、次々と襲いかかる強大な敵! 絶体絶命のピンチを救ってくれたのは、先輩プリキュアたちだった。みらいとリコは彼女たちと共に戦い、その友情の力を見て決意する。みらいの元へ、リコの元へ、絶対戻る!! 果たしてみらいとリコは再会できるのか! 道しるべのように響き続ける少女の歌声とは? <プリキュアの涙>をめぐる戦いには、一人の魔女の切ない願いが隠されていた――!!

声優・キャラクター
高橋李依、堀江由衣、嶋村侑、浅野真澄、山村響、沢城みゆき、新妻聖子、山本耕史

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

転んでもタダでは起き上がらなかった映画プリキュア!ミュージカルという難題に決着を着けた新しいオールスターズの傑作が誕生!

『映画プリキュア』20作目にして『プリキュアオールスターズ』シリーズ第8作目
2月スタートの新作『魔法つかいプリキュア』をメインにしつつ、歴代ファンからは【新人研修】等と揶揄される歴代シリーズから新シリーズ主人公達への引継ぎが行われる作品群の最新作です


ナシまほう界(現実世界)で偶然に『GOプリ』の面々に出会ったみらい、リコ、モフルン
そこへ人の記憶の中を探り出して復元することが出来る魔女ソルシエールの魔法によって『GOプリ』が最も恐怖する存在である“ディスピア”が復活する
『GOプリ』、『まほプリ』は力を合わせディスピアを退かせることに成功したがソルシエールに協力する妖精トラウーマによって彼等のアジトに閉じ込められてしまった
ソルシエールとトラウーマの目的は歴代プリキュアを監禁し、秘薬の調合に必要な“プリキュアの涙”を奪うことだった
ソルシエールは完成した秘薬を使って仲違いしたまま他界してしまった魔法の師匠に再会するつもりだったのだ・・・
バラバラにされてしまったみらいとリコは復元された歴代ラスボスと戦う歴代プリキュアらに励まされながらも互いにパートナーを探すのですが・・・


『春のカーニバル』以降、歌を絡めた構成が『映画プリキュア』のお約束になってきましたが、前作までがあくまで歌は歌とし、ライブ的な演出を用いていたのに対し、今作は明白に【ミュージカル映画】として作られております
街の人々を交えてフラッシュモブの如く歌いだす『まほプリ』や『GOプリ』の面々
ソルシエールとトラウーマは自分達の目的を歌と踊りにのせて説明
などなど実に8曲もの新曲を入れて楽しげなものから悲しげなものまで網羅
作画的にも、たぶん『プリキュア』シリーズとしては初のロトスコープを用いたダンスで、CGとはまた一味違ったシームレスな画面で魅せてくれます


それにバトルシーンもたっぷりあって、そもそもつい先日苦闘の末に倒したばかりのディスピアが劣化コピーとはいえ冒頭で復活するというのが既にアツい
ジャアクキング、ゴーヤーン、エターナルの館長、メビウス、デューン、ノイズ、ピエーロ、プロトジコチュー、レッドとかもういい意味で無茶苦茶やw
(デスパライア様は自身が戦わなかったせいか未登場でした)
また『まほプリ』にとっての見せ場の一つとしてTVシリーズに1日先駆ける形でサファイアスタイルが登場したのもちょっとしたサービスでしたね


44人のプリキュアって・・・数が合わないなぁ・・・って思ってたら『NS3』以来となる、イレギュラープリキュアの“キュアエコー”も登場
コレ本当に嬉しくて拳握り締めてましたねw『NS』シリーズだけのキャラだと思っていましたから
キャストも総勢26人と『NS3』の25人を1人上回って記録更新
「ピンクカルテット(ピーチ、ブロッサム、メロディ、ハッピーの4人で即興に作られたチーム)」など掛け合いも比較的多めに感じましたし、やっぱりブロッサムとマリンは【皆勤賞】だったのは守られる伝統に安心すらしましたw


この作品を特に評価したいのは物語の鍵を握る魔女ソルシエールがプリキュアと対峙してまで秘薬を完成させなければいけない切実な理由にあります
彼女が再会したがっていた師匠の真意とメッセージに気付くシークエンスと、師匠が託した「究極の魔法」を使うシークエンスは涙で顔を腫らしてしまいました;;
ソルシエールを演じた新妻聖子、トラウーマを演じた山本耕史の二人もミュージカル経験豊富ということで演技に遜色なく、寧ろ2人の歌は聴き所です


クライマックスでは『春のカーニバル』で中断したミラクルライトを用いた演出も絡めており、やっぱりミラクルライト(と、一生懸命にプリキュアを応援する劇場の女児先輩方の姿)があった方が『プリキュア』の映画らしいなと思いました


『春のカーニバル』以降、歌とかメンドクサイことに手を出してしまったなぁ・・・っていう残念な気持ちが大きかった『映画プリキュア』でしたが、今作で遂にその難題を昇華してみせたという気持ち良い一作に仕上がっておりましたb
ディズニーにも負けず劣らず、これが【ジャパニメーション流のミュージカル映画】と胸を張れる作品ではないでしょうか!?
強くオススメです!

投稿 : 2022/01/15
♥ : 5

ヌンサ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

ロシュフォールのプリキュアたち

今作視聴前のプリキュアシリーズ視聴状況

Yes!プリキュア5    :ほぼ完
スイートプリキュア♪  :完
スマイルプリキュア!  :完
ドキドキ!プリキュア  :7割ほど
Go!プリンセスプリキュア:序盤

他は未視聴(魔法つかいプリキュア!以降は除く)

公開時は、魔法つかいプリキュア!が始まったばかりの頃のようです。





何故かミュージカル。しかし、アニメでミュージカルって意外と少ないですよね。
ライブなどでの歌唱シーン以上に、動きに意味を持たせる必要がある→作画が大変、といったところでしょうか。

プリキュアの映画を見るのは初めてでしたが、やっぱりプリキュアがたくさん出てくるのは幸せですね。
台詞のないプリキュアも多かったですが、程よく見せ場が与えられていて良かったと思います。

プリキュアの映画と言えば、お客さんである子供たちが、ミラクルライトを振って応援する場面がハイライトです。
おじさんである僕はミラクルライトを振ることができません。
しかし、モフルンたちがミラクルライトを必死に振っている姿を見るだけでも泣きそうになりました(笑)

テレビアニメシリーズの劇場版は、タレントによる声の出演がクオリティを左右します。
もちろん僕も否定的ですが、悪目立ちしなければ上出来だろう、とは考えています。
しかし、今回の山本耕史さんはめっちゃ上手いですね!一瞬、プロの声優かと思いましたよ。
彼は、もっと色々なアニメに出演しても面白いかもしれないなと思いました。ギャラ高&多忙でしょうけど。

クライマックスが、なぜかソルシエールのオンステージだったことに若干の不満はありますが、
プリキュア映画の楽しさを発見することができた一本でした。

投稿 : 2022/01/15
♥ : 0

takato さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

正直駄目オールスターだが….。

ハッキリ言って微妙な作品で、作画悪し、敵がショボイ、歴代のボスを再生怪人みたいに雑に使う、歌を強調するが音楽印象に残らないしエモーショナルな効果を発揮してもいない。なにより能登さんこと、キュアエコーを無駄うちすんな!と言いたい。


正直オススメできないが、唯一良かったのがEDのオールスターダンスシーン。ここは曲も良いし、CGモデルも後ほどじゃないがグッド!。なんでこの良さを本編で活かせなかったのか…。


まぁ、曲が良いと言っても丁度直前に聞いてスタプリのサントラの神っぷりに比べちゃあねぇ。「スタートゥインクルイマジネーション」と「この胸に星は輝く」の煌めきは神々しさすら感じる。キラプリからスタプリまで担当された林ゆうきさんマジ尊敬です。


それにしても、キュアエコーは映画オリジナルプリキュアだから出番少ないのは仕方ないが、SSの満と薫はなんらかしらの救済があってほしい。SS自体が不遇な作品だと思いますし。

投稿 : 2022/01/15
♥ : 1

67.3 3 2016年冬(1月~3月)アニメランキング3位
同級生(アニメ映画)

2016年2月20日
★★★★☆ 3.9 (77)
457人が棚に入れました
メガネの優等生・佐条と、バンドマンのイマドキ高校生・草壁のラブストーリー。

声優・キャラクター
野島健児、神谷浩史、石川英郎

阿紫カービィ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

秘かな握手の記憶は 僕の言葉を話す君

皆さんは、『ボーイズラブ』に、どんな感情を持っていますか?

好き?嫌い?どうでもいい?

色々だと思いますが、

なんとなく感じるのは、変な線引きをしている人が多いのでは?ということ。

『BL』には様々なジャンルがあり、どんどん発展しています。

そして、1度はまると、抜け出せない中毒性もあります。

それに触れもせずに否定的なのは、ちょっともったいないかな…


それに
恋愛は「自由で在るべきだ」と、私は思うので。




この作品が、それを語ってくれています。


とことん造り込まれた美しい水彩画風の背景の中で、ゆっくり流れる2人の恋の物語。


一見、チャラそうな、表情豊かなバンドマンの草壁君は、
相手の気持ちを心底大切に想い、素直で優しい男の子。

一方のポーカーフェイスの左条君は、一見おとなしそうに見えるけれど、頑固で、結構怒りっぽい、焼きもちやき。


この2人はいつも光りに照らされています。
朝の光り、昼の光り、夜の月明かり…

そして
好きな人が悲しむと雨が降り、
好きな人が笑うと雨が止む。


これらの演出は、いかにこの2人が美しい恋をしているかを物語っているようです。


季節と共に変化していく2人の距離。
変わらないのは、相手を想う気持ち。


相手に『こうして欲しい、ああして欲しかった』と望むのではなく、


『ただ側に居る、それだけでいい。』


恋とは、愛とはこういうことでしょう?



色彩と共に美しい、押尾コータローさんのギターの音色。

本当に
静かで、優しく美しい、恋の映画です。


『永遠』という言葉はあれど、『永遠』を信じきれないあたしは、

2人の中に永遠を見るのです。

2つの『光』に。



この映画を観て、
誰か一人の心が、開いてくれたら、嬉しいな、と思うのです。



どうか伝わりますように。

本当に、美しいから。

投稿 : 2022/01/15
♥ : 29
ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ズゴックでなくて、ズコック??

 うちの近くの映画館でやるということもあり、劇場CNでも良く見ていたので、何となく見に行ったです。絵柄を見たときから、女性向きかとは予想はしていたけど、行くと女性客が多かったです。10代後半から年輩の方まで、幅広かったのには驚いたです。

 男子校での佐条、草壁を中心に少し原先が絡む展開のアニメだったです。物語が進むうち見せつけるシーンが多くなっていきました。これが私が学校に行っていた頃から聞いたことのあるBLというものなのでしょうか?です。
 女性の方が興奮するのかなぁ?な、男と女ではあるような見せつけるシーンが、佐条と草壁の仲が深まるうちに発展したと思うです。最初、歌の練習をする友人同士から進み、雰囲気に流されたのが、きっかけだったのに・・・。

 自意識過剰に見えた、桜Trickを思いだしますです。でも、自意識過剰というでもない、また違った男同士の恋の形なのでしょう?です。今、日本でも同性婚が、認められてきているのでそうなのだろうです。
 
 流れる曲とか良い感じだし、背景画など色彩も良くCGではない良さを引き出していて好きなほうでしたです。眼鏡の佐条、金髪の草壁、担任の原以外のキャラは、白目だったりのっぺらぼうだったり、点目だったりでしたけど・・・。このアニメでそれだけ、2人を強調したかったのでしょう。原作あるようですが、どうかは分からないけどアニメ色というより、色彩良くした漫画がそのまま動いたり、喋ったりに見えたです。

{netabare} 原先に佐条が迫られるのを見て、駆け付けた草壁がゲンコツを原先に加え佐城を奪還して、その後告白するところなんか、{/netabare}男と女とは違う形を見たです。{netabare}また、草壁のライブ見に行った後、やきもち??やいた佐条に追いかけた草壁が、砂場で寝ている所に飛び込むのも{/netabare}面白さあったです。

 誰かさんがやっているバンド名、ジャブローに出てきた水中用モビルスーツかと一瞬思ったです。

 仲が深まることは良いことばかりでもなく{netabare}、後半で進路を考えていない草壁にとって、佐条が進路を定めていることは分かれてしまうのでないかという辛さより、嫉妬だったというのは見ものでしたです。
 いったん距離を置いても、草壁がバイクで佐条を試験会場まで送るシーンは、良かったです(「あなた 待ってるわ~」とか)。今まで草壁が佐条詰め寄っていたのに、公衆の面前でも佐城の方から見せつけるようになるのは、驚きというより周囲も意識しない{/netabare}凄さを見たと思うです。

 これが、ゆっくり恋していくことなのだろうです。まぁ、これでいいのだです。
 

投稿 : 2022/01/15
♥ : 10

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

BLと呼ぶのもおこがましい程に真摯で爽やかで丁寧な【ファンタジーではない恋物語】

『同級生』、と音だけ聞くとエロゲの方が真っ先に思い浮かぶタチです;
今作は中村明日美子が2006~7年頃にOPERAで連載していた漫画を内容ほぼそのまま60分の作品に映画化したものです
ジャンルは男子高校生同士が恋に落ちるというもので所謂BLなのですが、そう呼ぶと途端にファンタジーっぽく聞こえてしまうのでオイラとしては普通に恋愛モノとして受け止めたいです
鑑賞料金は特別興行の為に一律1500円
未成年が喫煙&飲酒するシークエンスがあるためレーティングはPG12


初監督となるアニメタ出身の中村章子に、キャラデザ林明美、美監は中村千恵子と超豪華スタッフが集結しました
アナログな絵柄の原作の雰囲気を、細い線と柔らかいタッチの作画、淡い色彩、温かみのある背景で見事にアニメートしており、今年観た全アニメの中で画作りはぶっちぎりの1位と言えます
馬越組やら北田勝彦さんやら錦織敦史さんらをはじめとした超一流のアニメタが集結しており、適度にデフォルメや金田的ポージングをコミカルに取り入れた作画だけでも必見の価値あり
さらに劇伴をアコギタリストの押尾コータローが手掛け、Galileo Galileiの尾崎雄貴をフィーチャーした主題歌が爽やかにエンドロールを飾るというこれ以上に無い完璧な布陣といえるスタッフ陣です


物語は男子高校2年の夏
金髪癖っ毛ちょい不良なバンドマンの草壁光
黒髪七三にメガネで優等生な佐条利人
一見して真逆の二人だったが、ある日に草壁は同じクラスで真面目一本木の優等生、佐条が合唱祭の練習で一人だけ歌わず口パクしていることに気付く
その日の放課後、偶然にも教室で一人歌をカゲ練する佐条を目撃した草壁が、彼に興味を持ったことから始まる・・・


全篇は【夏】【秋】【ばかと大馬鹿】【二度目の夏】の4篇で構成されており、基本的にモノローグがとても多いのが特徴
BL云々以前にこーゆー構成が苦手な人には意見が別れる作品だと思います
BL、と言いましたが前述した通りファンタジーっぽさは皆無
【等身大の男子高校生】の【等身大の恋愛】が描かれているのが今作の魅力です
ただそれが【男の子同士】だってことだけが普通でないだけで、男同士であるが故の恋路の障害なんかも描かれているから、これを単純に「BL」と一括りにしてしまうことにはオイラは抵抗があります
それぐらい恋、というものに真面目な作品です


と、言っても原作が短くまとまっていることを見ての通りそれほど重苦しい内容ではありません
サクッと観れるのがまた良い
それでも前半2篇は少し展開が早い様に感じてコミカルな部分以外ではちょっと物足りないように思いましたが、後半2篇は素直にトキメキを覚える清々しい内容だったので皆様に強くオススメ出来る一本に仕上がってると感じます
個人的にはクライマックスでチョロっと出て来るCB400スーパーボルドールの走行シーンがとても丁寧だったことにも拍手です(笑)


それにつけても四十路過ぎて高校生を演じれる神谷浩史ってホント素晴らしいですなb

投稿 : 2022/01/15
♥ : 11

66.8 4 2016年冬(1月~3月)アニメランキング4位
映画ドラえもん 新・のび太の日本誕生(アニメ映画)

2016年3月5日
★★★★☆ 3.9 (30)
152人が棚に入れました
1989年公開の人気作を生まれ変わらせ、7万年前の太古の日本を舞台に、ドラえもんやのび太たちが冒険を繰り広げる。

声優・キャラクター
水田わさび、大原めぐみ、かかずゆみ、木村昴、関智一、千秋

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

「嫌だーっ!僕は・・・この子達の“ママ”なんだよ!?」

初めに言っておきたいです、、、【最高です!本当に最高です!】
リメイクシリーズとしては遂にあの『新・鉄人兵団』を超えたと思います!
ドラえもん映画の新たな金字塔となったのは間違いありません!


1989年に公開、大長編ドラえもんとしては9作目、『映画ドラえもん』としては10作目
『SBMドラ』を除けばシリーズ史上最高の観客動員数を記録した『日本誕生』のリメイク作です


ママへの不満から「自立」と称して家出を決意したのび太
便乗する形でジャイアン、スネ夫、しずかちゃん、ドラえもんも合流したが家出に必要な土地を現代で開拓することは不可能
一同は人間がまだ足を踏み入れてない7万年前の日本へタイムスリップすることに決めた
自分達の理想郷を開拓していく一同、のび太はドラえもんから「ペット大臣」に任命され、ふとした発想でペガサス、グリフィン、ドラゴンを誕生させることに成功した
一方で現代ののび太の家には原始人の少年、ククルが迷い込んできた
人間は誰もいなかったはずの7万年前の日本・・・日本誕生の瞬間がのび太達の冒険と共に紐解かれていく・・・


2年前の『新・大魔境』で監督デビューを果たしたシンエイ動画生え抜きのホープ、八鍬新之介が今作でも監督をされています
今回は自ら脚本も手掛けており、『恐竜2006』で渡辺歩監督が楠葉宏三総監督と共同脚本をしたことを除けば、監督が直接脚本を書いた唯一のドラえもん映画ということになります


原典を変えない、という八鍬監督らしさを残しつつも新たな視点、最新の解釈を取り入れたこれ以上に無い最高の良変がなされました
『新・大魔境』では昔の脚本を引っ張ってきたんじゃないかと思うほど原作準拠でしたし、寺本幸代監督のように原典から内容を大きく変えるというわけでもなく、程よい着地点を見つけたのが今作といえますね


まず目に付くのが「家出」というキーワードを「自立への第一歩」と解釈したことですね
のび太は家出をすることが自立への始まりだと信じているワケですが、本当に誰の手も借りずに生きていくことなど出来るわけもなく、終盤で本当の自立とは?という自問自答に立たされます
これは原典や原作でもキーポイントになっていましたが、今作ではメインテーマとしてより大きく取り上げられています
また、家出をされてしまった親の立場として、のびママがのび太の行方を案ずる描写等もさりげなく追加されているのが細かくて素晴らしい


さらにクライマックスはのび太達が助けを呼ぶことに成功する原典と違い、自分達の力で勝利を得るように方向転換されて、映画的カタルシスをより高めていますし、前述の自立への一歩を踏み出すことにリンクしています
遭難したのび太をペガ達が見つける原典のツッコミ所とも呼べるシークエンスも上手いことアレンジされてました
ククルやヒカリ族の活躍もフィーチャーされ、どのキャラにもちゃんと見せ場がある感じ


そうククル!ククル可愛すぎwうりょっち(白石涼子)が演じるククル可愛すぎですw冒頭の魚を獲るシークエンスだけでも惚れますw
ケッコンして!w


原典では故・永井一郎が演じてたギガゾンビ様は大塚芳忠がより悪役味たっぷりに演じ、ツチダマは複数体存在することに設定が変更されており、原典以上に手強い悪役として描かれてました
それにギガゾンビがウルトラストップウォッチを解除出来る理由も説明されてたのは感服です


そういえばタイムパトロールが久川綾が率いる美女集団だったのはなんだったのでしょうか?w


オイラとして一番注目して欲しいのは原典では割とあっさり描かれていたラストシーン
八鍬監督といえば哀愁と情緒
ドラえもんの映画ってラストは希望的な締め方をするのが基本ですけど、八鍬監督らしい悲しい、切ない、でも乗り越えなきゃいけないんだ!ってラストになっていましたね
めちゃくちゃ泣いちゃいました;;


オリジナル作品や原典を大きく変えたリメイク作にもそれぞれの良さがありますが、今作は原典へのリスペクトを忘れる事無くオールタイムな魅力をより堀下げた結果、【『日本誕生』の完全版】とも呼ぶべき作品になったと思いますb

投稿 : 2022/01/15
♥ : 9
ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

CGドラえもんぶりに見たドラえもん

某系列劇場2件において、このレビューを書いた時点のランキング1位なので、何となく見に行ったです。
 このドラえもん映画は、新でない方を学校行ってた頃、テレビ放送やコミックで見ていたです。内容は、分かってて同じものを見てもと思い興味なかったでしたす。

 見に行くと知っている「のび太の日本誕生」より、作画はかなり良かったでしたです。前作の作画3.5なら、これは4.5でしょうです。
 のび太の{netabare}パパがガウリィで、ママが月野うさぎの声であることは奇妙な感じしたです。
 声優さん達が、変わっているとは言え、知っているものとのギャップは、あったかなぁです。ジャイアンの声だけは、知っている声に近かったかな?と思ったです。ドラえもんは、知っているのと性格変わったみたいというか?、所々で驚くリアクションが加わったように見えたです。

 ギガゾンビは、「ギーガー」と言ってた記憶があった?けど、この映画で言わなかったかなぁ?です。
 手下の土人形が、ギガゾンビのところに帰ると、ギガゾンビに破壊されところは、前作と違ってたか?なぁです。
 追加された点は他に、マンモス石造の襲ってくるところや前作で口先だけだった亜空間破壊装置が、でてきたですねです。

 ククルの活躍もありだったです。ドラえもん達の諦めない活躍も良かったです。
 ドラえもんがギガゾンビに再戦し、槍を投げつけてマスクを割ったところもそうだったです。前作ではタイムパトロールに追い詰められ観念しポロリとはがれたマスクの素顔は、間抜け顔だった。ここでは、コミックの顔に近かったです。
 ドラミちゃん出てくるし、タイムパトロールは前作のおっさん達が変わり、水野亜美の声をだす女性、他数名の若い女性になって出て{/netabare}きたです。

 上映する年代が違えば、内容は同じでも演出は世代に合わせて変えてくるんだなぁと思ったです。
 洗練された「映画ドラえもん のび太の日本誕生」だったです。純粋なのび太も見ものです。大人が見ても楽しめるドラえもんかなぁです。

投稿 : 2022/01/15
♥ : 4
ネタバレ

たこやきトンママン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

ハズレなく、手堅く決めてきたリメイク作。少年の描き方は段々秀逸に。あとはオリジナル作をこのクオリティで安定的に作って欲しい

僕の最初の『のび太の日本誕生』体験は、
藤子・F・不二雄先生が亡くなったときにスペシャルで放送された『日本誕生』。
VHSに録画して、何度も観たものだ。
あれからもう幾年…早いなあ

●全体のこと
リメイクにももう手練れてきたのだろう。
「こんなのドラえもんじゃない!」的なものはなくなり、
旧作をちゃーんと描き直したという感じ。
細かい改変はあれど、
{netabare}
(ギガゾンビがかなりシブいオジサマになってたり、
ローテクがハイテクに勝利するという構図になっていたり)
{/netabare}
ハズレの部分はなし。
でもこれはこれで、何か物足らない…
早くオリジナルでこのクオリティになってほしい。
『ひみつ道具博物館』は最高だったよ。やろうと思えばできるよ!
一緒に見ている子どもたちも、旧作をすでに観たのか、物語を大体知っていた。
「このあとこうなるんだよね~」と話しながら観ていた。
今の子どもにだって、十分旧作は面白いんだ。
こうなるともう、
リメイクをやる意味って”大人の事情”以外の何者でもないじゃないかと思う。
別に悪口じゃないよ!応援してるってことだから!


●各シーンのこと
言い過ぎたお母さんがのび太を気にするシーンがぐっとくる。
特にラストシーン、
{netabare}
のび太が原始時代への家出から帰って来て、
心配していたお母さんがのび太をしかろうとする。
でも、宿題をなんとか終わらせて机に突っ伏してるのび太をみて、
「まあいいか」となる。
{/netabare}
ここでウルッと来た。
こういうシーンで泣けてしまうってことは、
もうのび太目線で作品を追えないってことなんだろうなと思う。
大人になったという嬉しさもあり、少しの寂しさもある。

そしてククル少年がカワイイ。
タイムパトロールへの敬礼を見よう見まねでやろうとしてるシーンとか、
仕草が可愛すぎて叫びだしたくなる。
あと、ほっぺたは基本ちょっと紅い。
前作『のび太の宇宙英雄記』で
アロン少年がこの上なく可愛く描かれていたし、
新ドラは"少年ゲストキャラを可愛く描く術"を
会得してきたように感じる。
やりおる…

ファンを楽しませる小ネタもちゃんと入れてあった。
タイムパトロールの中にいた男女2人組は、
『TPぼん』の二人なんだよね…?

投稿 : 2022/01/15
♥ : 5

66.6 5 2016年冬(1月~3月)アニメランキング5位
劇場版 ラストエグザイル ‐銀翼のファム‐ Over The Wishes(アニメ映画)

2016年2月6日
★★★★☆ 3.9 (19)
251人が棚に入れました
100カットの新作を加え、一部せりふも新録して再構成する。

「トゥラン王国」と「アデス連邦」の大艦隊決戦が、“大空”で繰り広げられている世界。若者や貧困層、そして軍部からカリスマ的な支持を受ける総統ルスキニアが率いる「アデス連邦」は世界制覇を目指し、侵略を続けていた。その圧倒的な軍事力の前に「トゥラン王国」の主力艦隊は、まさに壊滅寸前。その時、小型ヴァンシップ「ヴェスパ」に乗った「空族」の少女ファムが現れる。彼女を中心に、敵味方それぞれを巻き込みながら、ルスキニアの目的は? 謎の力「エグザイル」とは? 数々の謎を秘めた物語が描かれる。



声優・キャラクター
豊崎愛生、悠木碧、茅野愛衣、沢城みゆき、野田順子、興津和幸、松風雅也、土師孝也、小西克幸、福山潤、中村悠一、折笠富美子、伊藤かな恵、ゆかな、郷田ほづみ、喜多村英梨、桑谷夏子

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

世界中のファンが待ち望んだあの冒険の日々を劇場のスクリーンでもう一度!追加カットよりも注目したい、削りの美学が光る総集編!

スチームパンク然とした時代背景
海が無くて渓谷と雲に包まれた世界観
20世紀前半のF1レーサーを彷彿とさせる飛空艇
民族的な意匠を巧みに盛り込んだキャラクター
独特の雰囲気で世界120ヵ国の人々を魅了した2003年の一大傑作『LASTEXILE』
その直接的な続編になる2011~2012年の『LASTEXILE-銀翼のファム-(以下、銀ファム)』
今回初めての劇場版としてその『銀ファム』全21話が再編集&新カットを加えての総集編となって蘇りました


うーん;正直ここでストーリーを説明した方がいいのでしょうか?
そもそもテレビシリーズ『銀ファム』も第1作の無印を理解していない人には手厳しい作品でした
シリーズを全く知らない人が『銀ファム』を観ても「エグザイル」がただの超兵器に誤解されかねないし、ディーオが何者なのかもほとんど説明してない、そしてクライマックスに登場するシルヴァーナがどういう立ち位置であの戦場にいたのかも分かり辛い
テレビシリーズですら無印を振り返る総集編を途中で挿入するぐらいだったのに今作に関しては数少ない既存キャラの一人だったアルヴィス(以下、アル)を無かったことにしてます
(これは編集でアルが登場するエピソードを外す、という意味ではなくアルが映り込んでしまったカットを当時の素材を元に撮影の段階からリテイクして存在自体を無くすほどの徹底ぶりです)
初見でも大丈夫!というご意見もありますが『ラスエグ』を全く知らない人にはあまりオススメ出来ない、というのがオイラの答えです
今作をキッカケに『ラスエグ』を知った方は是非テレビシリーズ2作もチェックしていただきたいところです


具体的に今回の劇場版はファムでもジゼルでもなく、亡国の復興に尽力する幼い王女ミリアに焦点が当てられ、彼女が政治や戦争に翻弄されながらも一国の主として成長していく姿をメインに描かれています
そしてファムやジゼル以上のキーパーソンとして扱われるのが、圧倒的武力(に抵抗しようと結束する力)によって世界平和を成し遂げんとする今作の敵役、ルスキニアです
ファムにもジゼルにも新録のセリフはありませんでしたが、ルスキニアには新録のセリフがあることからもそれは伺えます


全て時系列通りに直っており、まず全ての元凶といえる10年前の第1回グラン・レースの悲劇が語られ、その後テレビシリーズ第1話へ、主要なエピソードはほぼ全部詰め込まれています


逆に削除されたエピソードはというと、タチアナから持ち掛けられる「15匹の鯨取り」は「Buddy」の挿入歌に乗せたダイジェストになっております
グラキエスへの不時着も無くファム達はグラキエス戦役以前にディアンとは出会いません
ボレアースでのヴァサント率いる統合軍とアデス艦隊の戦いはそもそもの戦いの発端を担うアルがいないので描く必要も無く全部カット
ギースがミリアにリリアーナの暗殺を持ち掛けるシークエンスもない(というかギースが出てこない)ので、ミリアが感情的にリリアーナを殺そうとしたことになってます
壊滅の危機に迫ったオーランをソルーシュが助けるシークエンスやヴァサントが遺民の出身であること等、アデス五将軍に関する個々の描写も最低限に留められています
終盤のポイントの一つでもあったファムの出生の秘密は一切として明かされず、その謎にすら触れません
なのでサドリ元帥が死の間際にファムに向けたペンダントを託すシークエンスも無し
そもそもサドリが‟艦と運命を共にする”という直接的描写が無い


そしてお楽しみの追加カット
最も大きくハッキリしたものはグラキエス戦役におけるエグザイル同士の戦いがちゃんと描かれているところですね
これは迫力ある‟超兵器戦”でして今作の最も大きな見どころの一つです
それとリリアーナの死の直後、エグザイルを統べる力(生体キー)がミリアに受け継がれる部分がテレビシリーズより鮮明に描かれてました
先にも挙げたアルの未登場に伴いディーオの口から「グランエグザイル」に関する説明を補完するセリフがあったりもします
そしてクライマックスでファムとジゼルがサーラ救出の為にルスキニアと対峙するシークエンスは、ルスキニアが自ら脱出ポッドの様なモノにサーラを匿うシークエンスへと差し替えられており、ルスキニアが自らの命とグランエグザイルを捧げることで‟平和”を体現せんとしようとしている意味合いがより強くなってます


結果的にテレビシリーズではごちゃごちゃになっていた政治ドラマ、戦争論と平和論、そして少女たちの成長という要素がほぼ全て【ミリアの物語】に統合されており短い時間で上手くまとめ上げられていると感じます
テレビシリーズを超える一作になったとオイラは拍手したいですね
もちろん五将軍やグラキエスの面々、或いはファム自身などキャラクターに思い入れの強い方やアルを(オマケ程度に登場したクラウスとラヴィも含めて)排除したことを許せない方も多いでしょうが、『ラスエグ』ファンにこそ観てもらいたいと思います
これまでの総集編形式の映画にありがちだった‟カットを追加していくことが主体の構成”から、先述のアルの様に‟物語の辻褄が合うように余分なものを消すことが主体の構成”というのがとても手間が掛かっていて大変だろうなぁ、と驚きました
決して手抜き映画ではないのです
何より劇場のビッグスクリーンと音響設備で堪能する『ラスエグ』など、もうお目にかかることは無いでしょうし、この機を逃す手はないですよね?

投稿 : 2022/01/15
♥ : 10

ハンガー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

最高の銀ファムの入り口

ラストエグザイル、タイトルは存じていたのですが、視聴する機会を得ず通り過ぎて来ました。

今回の劇場版はテレビ版第2期の総集編という事でいい機会を得た!と思って観に行った訳ですが、予想以上の満足度です。
若干説明不足な点はありましたが、それを踏まえて入り口には最高の総集編じゃ無いでしょうか!

例えるならパズル
穴だらけだけで全体は分からないから、これが完成した時良い絵になるかは分からないけど、今はまっているピースはとっても綺麗でした。
早く完成させたくて仕方が有りません!是非テレビアニメもみたいです。

ちなみにこのピースはこんな感じです

ファンタジーRPGのような世界背景
国家間の戦争
温かみのあるメカ
古代兵器
復讐の連鎖
健気で可愛い少女達
イケメンな敵
アクロバティックな空中戦

ピンとくるものがあった貴方、オススメです

投稿 : 2022/01/15
♥ : 7

しゅりー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

2016年の再来 ~願いを翼に風をこえて~

TVアニメ「ラストエグザイル-銀翼のファム-」の放送終了から約4年経って劇場公開された作品。
TVアニメではチーフ演出を務めていた高橋幸雄さんが監督となり、
新規のカットや台詞の修正などによりTVアニメの物語が約2時間で再構成されたアニメです。

TVアニメは良くも悪くもファム、ジゼル、ミリアの3人、
特にファムを中心に描かれていた物語だったと記憶しています。
ファムの若く自由闊達な姿が物語の原動力となりながらも
その無邪気さを残した視点をたよりに戦争の表と裏が描かれたことで
物語の説得力が十分に発揮されず、賛否がわかれたのだと今は思います。

さて、本作は周辺の国々を征服していくアデス連邦により占領された
トゥラン王国の第二王女ミリアに主人公を移したことにより
同じ出来事を描きながらもTVアニメとは違うストーリーに見えるという特徴を持っています。
それは王国の再興と平和のために戦う彼女の成長に関わるエピソードが
重点的に描かれたことで彼女の運命の重さ、姉リリアーナや
アデス連邦総帥ルスキニアとの関係性がクローズアップされたことが大きいでしょう。
また、TVアニメの主人公ファムとその相棒ジゼルも彼女の迷いをはらい
決意を後押しする追い風としてしっかりと存在感を残していると感じました。

ちなみにTVアニメでは前半頃に行われる15隻の鯨捕り(敵艦鹵獲)シーンが
TVアニメオープニング「Buddy」をBGMにハイライトとして流れるのは
ミリアから見るファムとジゼルの姿としてすんなり観れる感覚でした。

映像としては元々ヴァンシップの俊敏な動きや大規模な艦隊戦など大空を舞台に
美麗な映像が描かれていましたが、これがとても映画館のスクリーンと合います。
TVアニメでは艦隊同士が正面から砲火を交え続ける冗長なシーンもありましたが
本作では冗長な部分がかなり削られているのでテンポが良いです。

総集編的な映画の常としてTVアニメで印象的に感じられたシーンなども
だいぶ削られているのが人によっては難点となりますし、
2003年の「LAST EXILE」の主人公たち3人はほとんど出てこないのが
残念と感じられることもあるかもしれません。

それでももし「ラストエグザイル-銀翼のファム-」について
懐かしいと思えるような方であれば、是非ご覧いただきたいと思います。
元々シリーズをご存知の方にテンポの良い優れた映画であるとオススメします。


本編と関係ありませんが…
今回新宿のバルト9で観賞時、本編開始直前に海外のアニメファンと思われる方々が
4名ほどいらっしゃり「さすがラストエグザイルは客層が違う!」と勝手に感慨にふけっていました。

投稿 : 2022/01/15
♥ : 6

66.5 6 2016年冬(1月~3月)アニメランキング6位
KING OF PRISM by PrettyRhythm(アニメ映画)

2016年1月9日
★★★★☆ 3.9 (27)
205人が棚に入れました
舞台は4年に一度開かれる「プリズムキングカップ」
個性豊かな男の子たちが続々登場し、あなたの心をきらめかせます。
3人を待ち受けるさらなる試練とは一体何なのか!?

彼らの新しい物語が今、幕を開ける...

声優・キャラクター
柿原徹也、前野智昭、増田俊樹、寺島惇太、斉藤壮馬、畠中祐、八代拓、五十嵐雅、永塚拓馬、内田雄馬、浪川大輔、蒼井翔太、武内駿輔、関俊彦、森久保祥太郎、三木眞一郎

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

【キンプリはいいぞ】菱田×京極×乙部のオールスタースタッフ!『ラブライブ』の監督の本気!!みんなを笑顔にするステージを!!!【キンプリへようこそ】

『プリティーリズム・レインボーライブ』の正当な続編にしてシリーズの名脇役として活躍した男性キャラ達を主人公にしたスピンオフシリーズ第1弾の映画
上映時間は約60分


まずお伝えしたいのですがこの映画【歴史的傑作です!w】
『うたプリ』とか『美男高校』とかが苦手で無い方は絶対に観た方がいいです!
だって天地がひっくり返るぐらい面白いw
劇場の男女比は見事に5:5!
満員の観客は最初から最後まで腹抱えて笑い倒し!
昨今、男性人気か女性人気かのどちらかに極端に偏った作品が多く、あれだけ話題を呼んだ『ガルパン』ですら女性客はほとんど見受けられないというのが寂しい現状
ところが、この映画は男女両方のハートを鷲掴みにしたわけです
こんなアニメ映画、なかなか出会えるものではありませんから本当に凄い


『レインボーライブ』最終回に登場した男性3人組ユニット、「Over The Rainbow」のその後と、新たにエーデルローズに入寮した7人の新人スタァへの橋渡し的な物語、さらに暗躍するシュワルツローズと呼ばれるライバルの登場で今後の展開も予想される新シリーズのプロローグ的な映画となっています


「Over The Rainbow」やエーデルローズに関してはダイジェスト的な回想を含めて解説されるので『プリティーリズム』シリーズを全く観たことが無い!って方にもオススメします


また『レインボーライブ』から2年が経過しているようで、かつてプリズムスタァとして切磋琢磨していた少女達の現状もチラッと登場し、彼女達の成長した姿を拝めるというファンサプライズもあってプリズムエリートは観に行かない理由などありません
ちなみにエーデルローズ新人の中にはあの涼野ユウ(いとの弟)も成長した姿でいるからなんとも感慨深いんだこれがw


監督はお馴染み、『プリティーリズム』シリーズや『プリズムツアーズ』を手掛けた菱田正和
『プリズムツアーズ』のルート4、つまり男性アイドルをピックアップした上映回が好評だったことを自ら劇場に足を運んで実感し、温めていた今作の企画を実現させたそうな
菱田監督はホント天才でして、超低予算&超短期納品で今作を完成させています
60分作品にも関わらず、30分作品と同等までに2D動画の枚数を絞ったというのだから驚きです
なのに作画の粗雑さは全く持って感じませんでした
それどころか、2D作画でダンスするカットすらあるのだからタマゲた
ちなみに昨今のアニメ、特に劇場版ともなると作監が数人〜数十人という大所帯になることも珍しくないです
(個人的にはこの人海戦術ってのは嫌いです)
が、今作は原案、キャラデ、作監を全て松浦麻衣が1人でこなしてるのもポイントですね


それにしても『プリティーリズム』という2年も前に稼働終了したアーケードゲームのアニメを、再始動させることに水面下で尽力したavexには拍手
まあ、男性アニメアイドル的なものをすぐに始められるのはコレだ!って思ってたんでしょうな
そしてタカラトミーにとってはほとんど金にならない企画なのによくOKが出たものです
関係者には感謝しかない


そしてとにかく注目していただきたいのは、やはり(笑えるw)ライブシーン
キ○ガイ染みてるともいえる今作のライブを手掛けたのはプリズムエリートにとってはこれまたお馴染みの京極尚彦(演出)と乙部善弘(CGディレクター)


そう、京極さんといえばあの『ラブライブ』シリーズの監督
彼が『ラブライブ』のライブシーンに用いてる演出というのは『プリティーリズム』シリーズで培ったものなんです
当時『ラブライブ』が盛り上がってきた為に京極さんは『レインボーライブ』の演出をほとんど手掛けることが出来ませんでした
その鬱憤晴らしなのかw今作では狂気に満ち満ちた演出の数々を披露しています(笑)


【これが『ラブライブ』の監督の本気】と言わんばかりかの『E.T』パロ!マトリックスからの五郎丸!!未成年の主張!!!(言ってる意味が解らないでしょうがオイラにもワカリマセンでしたw)
なんてかあのひと頭オカシんじゃないでしょうかwww(褒め言葉です)


そんなオールスタースタッフが揃ったのだから低予算なんぞ跳ねのけるほどのパワーに溢れた映画となってます
文字通り、観に来た方を「笑顔にする」作品ですねb
2016年、マストなアニメの1本に入れておいて絶対に損は無いと確信しています!
是非その目で確かめてください
























4DX応援上映観てきました!
座席のモーションや振動は『ガルパン』ほど激しいモノではないしそもそも60分と短い時間なので4DXの「動き」が苦手な方でもなんとか観れる丁度いい尺だと思います
モーションは主にプリズムショーの動きに合わせてなのであたかも踊ってるかのような気分になります
カヅキとアレクのレビテーションの風が心地よかったw
フラッシュ演出も効果的に入ってました
が、何より驚いたのがシャボン玉演出ですよw
プリズムショーの度にシャボン玉が降ってくるので上映終わった後に床が石鹸でデロンデロンのトゥルントゥルンになってて危なかったですw
ただでさえ面白いキンプリがさらに面白くなってしまった
ありがとうキンプリ
ありがとう4DX

投稿 : 2022/01/15
♥ : 8

takato さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

笠希々さんオススメで見てみたが…。

全然、女性向けアニメは見ないのだが、好きなアニメレビュアーさんの笠さんが推してた作品なので見てみたが、やはりキツイ…。


女性に媚び媚びでセクシーアピールな部分はやはりキツイのだ。


男性向けの作品の女性キャラって媚びてるとはいえ、可愛い小動物系で癒される感じ露骨に恋愛や性に繋がらない感じだけど、女性向けってなんでこんなに露骨なのか?。


格好つけ過ぎて滑稽、或は気持ち悪くなっちゃってる部分は受け入れがたい。


ライブ中に突如、自転車二人乗りデート妄想みたいなのが始まってキメキメな後に、二人乗りはダメ絶対!みたいな交通安全のポスターか!みたいなギャグになってる部分は爆笑だったが。


キャラの描写も、仕方ないっちゃ仕方ないが薄すぎて、いかに狂った展開をやられても、そのジェットコースターに私は乗れてないからなぁ…な虚無感が。

ぶっ飛んだ展開や描写に関しても、ウテナやGガンを通ってきた人間としては、それだけじゃそんなに衝撃は受けぬ。だって、前述の二つのがもっと半端ないもん!。


ただ、この物語どうなるのか気になったし、キャラが掘り下げられるだろうと思って続編のテレビ版を見てみたら、こっちは面白いのでキッカケを作ってくれたのには感謝したい。

投稿 : 2022/01/15
♥ : 9
ネタバレ

ハンガー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

キンプリって何ですか

通常上映2回、4DX上映1回行ったのにまだ≪KING OF PRISM by PrettyRhythm≫のKING OF PRISMの部分しか知らないのはこれいかに。
これはプリティリズム・レインボーライブを観てない言い訳にしか聞こえないしれない。しかし、キンプリが奥の深い作品であることは変わりないのだ。

そもそも、プリティーリズムを知らない私がキンプリを知ったきっかけは、全裸の男の子達が前売り券を飾っている攻めたアニメがあるとの噂を得たことがきっかけだったと思う。

だから第一印象は絶対ヤバいアニメじゃん(面白そうだ)と思った。

では、見に行こうと決めて、スマホで上映情報を調べていると、【応援上映】と【通常上映】、二種類の上映があった。そもそも応援上映とは何だ?キャストやスタッフの祭壇イベント系か?と考えを巡らすが当然答えが出るはずもなく、グーグル先生に頼ることにする。

応援上映とは、応援による発声や吹き替え、ペンライトを振ることが許可された上映のこと。
イメージは全くつかめなかったが、掻い摘んでこのようなことができるらしかった。

私は、通常上映を観ることにした。
遅い時間に出かけたので、応援上映は間に合いそうになかったし、なにより未知でヤバそうなアニメを最初から応援上映という特殊な形態で観る勇気は私にはなかった。

さて、このヤバそうなアニメという印象は、開始後すぐに頭のオカシイアニメという印象に切り替わる。

プリズムショーはスケートをモチーフにしているけれど、ライブ演出が異次元というか、全裸で分身したキャラクターが無限ハグ…ハグ…ハグとエコー効かせながら飛んでくるし、吹き替えのためだけに用意された音声のついてないシーンが存在するし、{netabare}二人乗りしてる自転車を勢いよく漕いで、車体が宙に浮き、着地した後で、「公道での二人乗りは禁止だよ」のセリフはごく全うなように感じて、そもそもなぜ自転車をこのタイミングで漕いだのだろうかとか{/netabare}考えるとわからないことだらけで全く理解に追いつかなかった。
そしてあっという間にクライマックスが近づく。
カリスマ的アイドルユニットの解散に嘆くファン、そこに新たな希望の星として輝こうとする少年。

ライブ演出の意味不明さや、脱ぎたがりな面を除けばなんやかんや良い話で収束した。
それどころか、そのライブ演出の意味不明さや脱ぎたがりな一面は、ギャグとして昇華できるものであったので、家族や友人にネタ話としてはもってこいだった。

その後、私は話題の流れで再び見に行くことになる。
今度は家族と共に鑑賞に来た。上映タイプは再び通常上映だ。
うん、何度見ても意味の分からない演出だ。
しかし、1回目と違ったのは、このカオスな空間を時々心地よく感じるということだった。

私はもう一度見に行こうと決心した。
それからというもの、ことあるごとに、キンプリをもう一度見に行きたいという欲にかられるようになった。
そこまで面白いというほどの映画ではなかったはずなのだが、ここまで本能に訴えかけられる作品になるとは、以外だ。

そのチャンスがめぐってきたのはそれから2か月後のこと。4DX上映が公開されるという情報が入ったのだ。
私はこの時点で、推しのユキノジョウのグッズを漁るようになっていて、見に行かないという選択肢は既になかった。

この4DXは応援上映でもあったから、初めての応援上映でもあった。
久しぶりのキンプリは4DX+応援上映の効果も相まって想像以上に楽しい空間であった。
ただ一つ、心残りとなったのは、恥ずかしくて声援があまりかけられなかったということだった。今まで映画館でこんなにも自分が無力だと思ったことは無かった。リベンジしたかったのだが、結局その後、もう一度見に行くことはしなかった。
4DXでやりきったという感想を抱いてしまったこと、
手練れ達に交じって応援を送ることは自分には出来ないと足がすくんでしまったことが原因であった。

その後3か月はチャンスがあったのだ。今思えば本当に勿体ないことをしたなと思う。作品自体は、DVDで再び視聴できるが、ライブ感を味わえるのは劇場の特権だ。たった1600円、たった数時間の上映、もう後悔はしたくない。次回作のキンプラではその辺納得がいくまで堪能しようと心に決めている。

投稿 : 2022/01/15
♥ : 6

66.4 7 2016年冬(1月~3月)アニメランキング7位
PERSONA3 THE MOVIE #4 Winter of Rebirth(アニメ映画)

2016年1月23日
★★★★☆ 3.9 (69)
435人が棚に入れました
「滅びの時は、確実に迫っている。止める事は出来ない」

死を知り、死を見つめ、死と向き合う。さまざまな出会いと別れを繰り返し、その度に、成長を遂げてきた結城 理と仲間たち。その戦いは、世界のためではなく、自分自身のためだったのかもしれない。それでも、戦いの先に平穏な日々があると信じて彼らは戦い続けてきた。しかし、滅びは人類が背負うべき運命だと少年は言う。友人だと信じていた少年が、無情にも現実を突きつける。季節は冬へ。その先にある春を迎えるため、理が下す決断とは──。


声優・キャラクター
石田彰、豊口めぐみ、鳥海浩輔、田中理恵、緑川光、能登麻美子、坂本真綾、緒方恵美、中井和哉、田の中勇、沢城みゆき

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

【Burn~My~Dread♪】最終章にして最高傑作【Burn~My~Dread♪】原作愛、作画、演技、音楽の全てがネ申クラス【Burn~My~Dread♪】死生観への問い掛け【Burn~My~Dread♪】RPGアニメの頂点

『ペルソナ3』を全4部作で劇場作品化したシリーズの最終章
前作までのあらすじは特に無いので前3作の視聴をオススメします
監督は今シリーズ第2章、及び『P4G』の田口智久


前作ラストで望月綾時が人間ではなくシャドウだと判明
彼こそが滅びを司る存在である‟ニュクス”の器、13体目のシャドウ‟デス”であった
10年前、アイギスによって結城の体の中に封印されたデスはファルロスという少年の姿で結城の中に宿り続けたが、12のアルカナを持つ大型シャドウの討伐によって遂に真の姿と記憶を取り戻したのだ
ニュクスの降臨によって全ての生命が死してしまうという事態を回避するためには、12月31日までに綾時を殺すしかない
しかし、綾時を殺すことが出来るのは彼と同等の存在である結城だけだった・・・


前半は近づく終末のカウントダウンに打ちのめされ、絶望していく仲間達と決断を迫られる結城くんをじっくり丁寧に描くシリアスパート
確実に「死ぬ」と宣告された時、残された時間をあなたはいったいどう過ごしますか?
家族の死、仲間の死、そして自分の死へと・・・死生観を問いかけてくる『P3』というシリーズ全体に通ずるテーマを総括したようなお話と戦慄迫るその描き方は強く心を惹きつけられました


常々思ってましたが、このシリーズが超豪華声優を起用するのも深い意味があって、石田彰の一人芝居をはじめとしこの名優達でなければまず演技不可能だろうって芝居の高いクオリティがこのシリアスさを掻き立ててるんですよね
最近だと『RWBY』の日本語版にも感じたことですが【決して無駄遣いではない豪華キャスト】っていいですねb


そして結城が下す決断
これは原作ゲームにおいてトゥルーエンドに辿り着くための最も大きな分岐点となるのですが、所謂バッドエンドも結城のデジャヴとして描かれてるので原作ファンには胸アツな展開です


シリアスだけが売りの最終章ではありません
『P4』や『P4G』がそうであったように、今作もゲームを知り尽くした人には堪らない要素である所謂フルコンプ状態に主人公を仕上げるため、あの‟エリザベス”のイベントを途中挿入してきます
これがシリアス一辺倒な物語に箸休め的な笑いを呼び、映画としてのバランスを高度に持ち上げています
めちゃくちゃ面白かったですw


そして遂に緊迫の最終決戦へ
作画やCGもフルに動き回ってクオリティは満点
さらに‟刈り取る者”や‟アルカナの旅路”も完全に再現し物語の中に自然に組み込まれている
これはもうゲームのアニメ化という難しいジャンルにおいて最高傑作と呼んでいいのでは!?
RPGにおけるエンカウントとは実に唐突なものですが、アニメや映画でそれをやってもただの超展開に過ぎない
それをこれほどまでにすんなりやってのけるのには恐れ入ります


そしてあのラスト・・・
あのラストをどう受け止めるかは、ご覧になった方次第ということでしょう
生きるとは?死ぬとは?そして、生かすとは?
ようやく『P3』という作品がなぜ多くの人々に支持、評価されているのかがオイラにも理解できました
イイハナシダナァー(´Д`;)ホント


第1章がクソツマランかったとか;
第3章が温泉回だったねとかw
以前の3作を踏まえた上での変則映画ではあるものの、この最終章単発に関しては『P4』から続くシリーズの頂点、、、
否、【ありとあらゆるRPGのアニメ化としての頂点】に君臨したといえる出来栄えだったのではないでしょうか


クライマックスでイゴールから発せられる「私の役目もようやく終わりを迎える・・・」という‟田の中イゴール”からの別れの挨拶には切なくなりましたね
田の中勇さん、本当にお疲れさまでしたm(__)mあなたは僕たちの中で生き続けていますよ

投稿 : 2022/01/15
♥ : 8
ネタバレ

死屍累 生死郎 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

今まで僕は生きていなかった

ペルソナ3映画 最終章

本当に素晴らしい作品でした。
主人公の「今まで僕は生きていなかった」
このセリフにすごい説得力があり、妙に納得した気分になりました。
このシリーズで一番の名言だったのではないでしょうか

作画、演出もここまでのレベルのものは滅多にないでしょう。
雪の描写、光の入り方、埃、景色、もう全てがすごかった。

シナリオ面も原作厨の自分も納得のオリジナル展開でした。
エリザベスの使い方もよかった。出てきていなかったコミュメンバーも
ちょくちょく出てくるあたりも細かいなと思いましたw
{netabare} 最後、綾時の迷いが主人公の中に残っていてタナトスが出てくる展開は胸熱でした。アルカナ、宇宙くだりもきちんと入れてくれていて満足 {/netabare}

音楽は言うまでもなく良かったです。ですがもう少し音量あげても良かったと
思いましたね。特にラストバトルは あと「全ての人の魂の戦い」と
「Burn my Dread」の流れるタイミングが逆でしたね。こちらも決して
悪くはないですが、歌詞的には原作通りの方が個人的には熱かったかなと
思います。EDはやはり「キミの記憶」でした。あの曲の入り方がもの悲しいけど晴れやかなメロディーがいいですよね。

これ以上書くと長くなりすぎるのでここら辺にしておきますが、この作品は
原作を活かし、より高いステージに持っていった至高の一品です。
是非、映画館で見ることをおすすめします(^ω^)

投稿 : 2022/01/15
♥ : 8

65.5 8 2016年冬(1月~3月)アニメランキング8位
劇場版 selector destructed WIXOSS(アニメ映画)

2016年2月13日
★★★★☆ 3.8 (68)
431人が棚に入れました
希望、願望、欲望……それぞれの想いを胸に、少女たちが危険なゲームの渦に飲み込まれていく物語が描かれる。

声優・キャラクター
加隈亜衣、久野美咲、佐倉綾音、茅野愛衣、釘宮理恵、赤﨑千夏、瀬戸麻沙美、種田梨沙

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

痺れろ!震えろ!!恐れ慄け!!!これぞselectorの完成形だーっ!!!!

凄い、これは本当に良い映画です
完全に甘く見てました、ダークホースです;
「WIXOSS」という実在のトレーディングカードゲームを題材にしつつも、サスペンスな展開が連続する【鬱アニメ】として人気を博した『selector』シリーズ
2014年の春期に『infected』全12話が、秋期に『spread』全12話がテレビシリーズとして放映されたシリーズを総集編として再構成しつつ、新規シークエンスの挿入によって結末を大きく変えた【新訳】とした90分の劇場版です


巻き込まれたら逃げれない、願いを叶えるために戦いの無限ループへと身を投じる少女達を描いた所謂『まどマギ』系アニメ、、、というところにあらすじは留めておきましょうか?
可愛い女の子達がトコトン酷い目に遭う!
仄かに描かれる友情を超えた女の子同士の(百合的)愛!
そういう作品です、察してくださいw


最大の観どころは女性声優陣による鬼気迫る演技
それが劇場版総集編ってことでこれでもか!ってぐらい盛り沢山です
加隈亜依さん、赤崎千夏さん、釘宮理恵さん、、、っていうか全員凄すぎる;
魂を削って演じてる感やばい
これぞプロ、これがプロ
ただ豪華、ってわけでなくこのキャストでなければイケナイ感強いですね


基本的にテレビシリーズ2作を順に追っていくのですが、セレクターバトルの真相に関わりの無いちよりとエルドラはほとんど出番が無い
また、セレクターバトルの真相は繭やイオナの口から直接語られる為に、中盤の解説役だったふたせ文緒に至ってはその存在すら無かったことになってます
少しセレクターバトルの真相の説明に関しては急ぎ足になってますね
オイラはこれで十分だと思いますが初見イッパツ観ただけでは理解出来ない人もいるかもしれません


また、唯一気になってしまった点としてはるう子がイオナに「ユキ」という名を授けるシークエンスが丸々削られてしまっているので、目的が不一致してたるう子とイオナがいつの間にか和解してしまっているのが残念でした


さて、その逆に最も大きな新規挿入シークエンスとなるのが序盤早々からラストに至るまでたっぷりと尺を割いてウリスの過去が明らかになることです
なぜウリスが戦いに身を投じ続ける歪んだ性格になってしまったのか?
そのバックボーンの部分を描くことにこの映画は一番注力しています
これが本当に良かったですb
ウリスがただのキ○ガイでないことがよくわかります
また、彼女の出生にまつわる新キャラも登場します


そして物議を醸し出した‟あの”テレビシリーズラストシーン
これもかなり具体的な描写に差し替えられており、ルリグとなってしまった少女達のセレクターバトル終了以後の姿なども克明に描かれていました
前述した過去をしがらみに持っている為、全てが終わった世界にも希望を持てなかったウリスを‟含め”【本当のハッピーエンド】が鑑賞者を待っています!
素直に涙が出ました、拍手です


でも!
この映画を是非劇場でチェックして欲しいポイントはもう一つあるんです!
それが井内舞子さんによる劇伴です!
音圧たっぷり、ノイジーかつキャッチー、ダンサブルでいてメロディアスな井内さんの電子音楽
これが劇場の音響だと全然迫力が違う
ほんま痺れます
最近だと『ガルパン』の音がすげぇ、って言いましたがそれに並び立つ作品ですよコレは
立川シネマシティでの極上爆音上映もやってるんですけど『ガルパン』は人気なのに『selector』はガラガラって・・・勿体無さ過ぎる!
機会があれば極爆行きたいですぅ・・・皆さんにも是非劇場でチェックして欲しいです

投稿 : 2022/01/15
♥ : 12
ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

恐ろしく怖いウリスです!+ 演技力

 初日0:00からの最速上映、見てきたです。このアニメというと深夜放送されていた闇のアニメという印象だったので、深夜見た方が世界観にあっているのかと思ったです。
 これの劇場CNを見ていたときTV放送の続きの話なのかと思っていたけど、繭目線、特にウリス目線の強い総集編に新作カット+αのアニメだったです。

{netabare} 序盤でウリスの人間だった時(留未)のお話があるですけど、幼い頃から人として悪い言い方をすると狂っているような恐ろしさが、すでにあったでしたです。一緒にいる幸に対し「幸は、棒を一本取ると辛になる・・・」だとか言って、信号無視して飛び出すシーンは、性格の歪んでいるようにしか見えなかったです。
 タマの名前の由来も、その後分かるです。{/netabare}最初からドス黒いとでもいうのか?楽しいカードバトルでなく、暗黒の展開にしか見えない印象だったです。
 でも、前半などTV総集編の映像まんまみたいなところが、オリジナリティに欠けていると思えたのは、残念だったかなぁです。

 ウリスが伊緒菜になったときなど、さらに邪悪さが増したとことが見どころだと思ったです。{netabare}病院で意識のない幸に会いに行ったのだが、気遣って話してきた婆さんに対し、邪悪そのものとしか思えない対応に{/netabare}私とは全く違う次元の人間なので恐怖を見たです。

 るう子がユキと共に繭の世界に乗り込む展開に変わり、ウリスが伊緒菜でなく繭のルリグとしていつの間にか登場するのだが、ウリスの気が狂っているキャラ全開だったです。

 ルリグは、元の少女達に戻った。TV放送では描かれなかった{netabare}花代、緑子の触れ合いやるう子が、人間になったタマに再開できたのは{/netabare}劇場版ならではでしたです。
 肝心のウリスは、地獄に落ちればいい{netabare}と思っていたけど、ルリグの姿として再開した幸が手を差し伸べた展開は、意外性があるというのかウリスも救われたんだなぁ{/netabare}と見てしまったです。
 るう子、タマ、繭の霞む劇場版だったです。

2016 2.13 +

 再び見てみて感じたのは、TV放送を見ないで劇場を見たとすると、この部分が理解できるのかなぁ?と思ったです。

{netabare} 最初に観たときにすぐわかったウリスがいきなり繭のルリグ登場する所、イオナが突然ユキの名前になった所、繭の謎にあまり触れられていない所、ちよりが一瞬みたいで何だったの所など・・・・。まだ他にもあるかもしれないけど。{/netabare}

 この劇場版WIXOSS、やはりTV放送の捕捉と新作カットとかのウリス視点を表しているように見えるです。

EDの歌、同じ人が歌っててもどこか激しさとでもいうのか?、今までのWIXOSSの歌と違った良い歌でしたです。

役とはいえ、ウリス、晶が少女らしさのない言葉を堂々と話すのを再び劇場で聞くと、声優さんの凄さを改めて感じたです。
 それとは別にるう子、タマも役にあってたと思ったです。それでも断トツは、やはりウリスだと思うです。

投稿 : 2022/01/15
♥ : 14
ネタバレ

ezo さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

selector完結編

テレビアニメselector~WIXOSSシリーズの劇場版。

序盤と終盤が劇場版新規、中盤が総集編+αといった感じでウリス寄りの構成となっています。追加されていたのは{netabare}ウリスやるう子の過去、selectorバトルが終わったその後の話など。その他中盤でも細かい部分でテレビ版とは異なる点があった感じです。{/netabare}

劇場版新規のラスト15分程は素晴らしかったです。特に{netabare}るう子と人間になったタマが再会したシーンは感動もの。

るう子とタマの話はこの劇場版で完結したといった感じです。{/netabare}

総集編のイメージが強く賛否両論といった感じですが総集編の部分も音響が素晴らしく迫力が出ていて観ていて引き込まれました。

編集の仕方もダークな感じの雰囲気が出ていて良かったと思います。

ただアニメを観ていないと何がなんだかわからないと思うのでその辺りは注意。

個人的にはもう一度映画館へ行くかBDを買って見直したい映画です。

投稿 : 2022/01/15
♥ : 10

65.1 9 2016年冬(1月~3月)アニメランキング9位
新劇場版『頭文字D Legend3 -夢現-』(アニメ映画)

2016年2月6日
★★★★☆ 3.8 (28)
134人が棚に入れました
詳細不明

声優・キャラクター
宮野真守、小野大輔、中村悠一、内田真礼、白石稔、諏訪部順一、平田広明

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

「どっちもヤバイ・・・勝負をすればどちらかが確実に負ける・・・このバトルの結末を、俺はなぜか見たくないんだ・・・」

スタッフ全入れ替え、キャスト全入れ替え、時代設定変更、ユーロビート封印しての『頭文字D』シリーズのリブート映画
60分×3部作の最終作


冒頭、劇場のみのスペシャプログラムとして前2作を軽く振り返るダイジェスト映像が流れます


物語は所謂『VS FC3S』篇、理論派である高橋涼介とFC3Sの前に遂に秋名のハチロクが追い詰められる・・・
天才VS秀才、ドリフト対ドリフト、ホットバージョン誌でアミューズとJ'sのエスニが群サイで鉢合わせした時を思い出します(笑)


なのですが冒頭から前作で未回収だった“イツキのハチゴー”と“池谷先輩のS13”に拓海が乗るエピソードが挿入されます
前作は駆け足にバトルばっかりだったのが残念でしたが今作はドラマパート、特に「色ボケ」と称してギャグと恋愛も程よく絡んでいるのが素晴らしいです
青春映画としても十分楽しめる1本になってます


本当にまれいタソがなつきをやってて良かったw
なんせイチイチエロい!
なに喋らせてもエロい!
“そこはかとないエロス”ってのはこーゆーことを言うんですねぇ(しみじみ


迫力のバトルシーンはもちろん健在
スタートダッシュでホイールが空転する時に、ただCGのホイールを回すんじゃなくて回転方向に効果線が載っかってブレた残像を引き摺ったモデルが一瞬映るのなんか丁寧な仕事を感じます
もうほんと手描きなのか否かオイラには判断が付かないレベルですコレ


また、TVアニメ『1st STAGE』ではオミットされてしまった啓介FDと中里32の遭遇戦も描いてくれたのは嬉しい
まさに“原作通り”


そして今作、一番驚いたというか面白かったというか【劇場でオイラ一人だけ腹抱えて笑いまくってた】のが・・・
【オマケ的に登場した新型TOYOTA 86とその謎のドライバー】ですwww
『FINAL STAGE』でも政治的な理由で登場した新86でしたが、今作はただのカメオ出演だけに留まらずこれ見よがしに拓海とハチロクにバトルを仕掛けてくるのです
しかも新86を駆る姿の見えぬ謎のドライバー、その声が誰がどう聞いても“某みきしん”
エンドロールには【Shinichiro Miki】となwww
アレにはみなさん各々思うところがあるでしょうが、劇中で拓海が「(親父のでなく)自分のクルマを持ちたい」と連呼していたことからオイラ個人としては【別の世界線からやって来た未来の藤原拓海】と思うことにしますwww
だってその方がロマンチック♪


これにて新劇場版シリーズは完結
このシリーズ自体は大変楽しめましたが流石に20年前の漫画に出てくる30年前のクルマをシンデレラストーリーの主役機にするのはもうどうかと思います
(ライバル達のクルマさえ現代では軒並み旧車扱いです)
正直『頭文字D』はもうお腹イッパイなのでこの新劇スタッフで前作が【アニメ史上最大の駄作】と言っても過言ではなかった『湾岸ミッドナイト』か、アニメ化の話が途中頓挫してしまった『オーバーレブ!』が観てみたいというのがオイラの本心です

投稿 : 2022/01/15
♥ : 5

kuroko85 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

新劇場版ではこの三作目が一番

今回の新劇場版3部作ですが、
この三作目が一番良く出来ていると感じています。
それは今回の見せ場の高橋涼介のバトル自体ではなく、
それ以外の枝葉の部分が
魅せていると感じたからです。
冒頭から、説明もなく86ではなく、
85を運転している主人公。
こういったエピソードを無理なく、
挿入してバトルメインの中でも人間模様や
葛藤を描いていますね。
特に主人公自身の
悩みは断片的に描かれていながらも、
この作品の「答え」になる部分なので、
丁寧に。そしてしつこい位に描かれていました。
逆にTVシリーズの1期(確か全7話だったはず、、)を
この3部作でやると決めていた事が
分かっていたからこその挿入かも、、、
(ただ、85のエピソードは
TVシリーズ1期ではなかったような、、、)

例によって、次回登場確定の
人物がギャラリーしており、
継続を示唆している作品ですね。

投稿 : 2022/01/15
♥ : 1

るるかん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

涼介はもっと上品であるべきだった

画質もバトルの描写もよくできています。
FCとAE86のツインドリフトのシーンとか
ほんとにカッコよかった!!
登場人物はキャラデザも綺麗になって夏樹なんて
ほんとかわいいw
 
ただ、このシリーズで私が一番解せない所は、涼介
の言動がガキっぽくて品が無いところ。
涼介はもっとキザでカッコつけてて、でも話すと
言葉使いは知性と気品に溢れている所が、好きだっ
たし、イニDの影の立役者的位置づけだから、その
人のキャラまでデチューンしてはいけないのではな
いか?・・・と勝手に一人でそう思いましたw
 
このシリーズ前の涼介がとても好きだったので、
声優もそのままでやってもらいたかった。他は大きな
不満はありません。イニD好きなら楽しめたはずです!

投稿 : 2022/01/15
♥ : 3

65.0 10 2016年冬(1月~3月)アニメランキング10位
ガラスの花と壊す世界(アニメ映画)

2016年1月9日
★★★★☆ 3.6 (197)
1008人が棚に入れました
原案は、新進気鋭の創作ユニット「Physics Point(フィジクスポイント)」によるシナリオ&イラストレーション作品『D.backup(ディー・ドット・バックアップ) 』。2013年に募集された「アニメ化大賞 powered by ポニーキャニオン」の大賞作品。

声優・キャラクター
花守ゆみり、種田梨沙、佐倉綾音

けみかけ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

お話以外は大変素晴らしかったのですがお話が最悪・・・;

ポニーキャニオンのアニメ化大賞を受賞した2人組創作ユニット、Physics Pointの『D.backup』を原案にしたオリジナル映画
2015年冬の時点で企画が発表され、2015年10月の東京国際映画祭の時点で試写会は開かれていたので結構制作に余裕はあった模様
上映時間は67分
既にアメリカでの公開も決まっています


キャラデ原案はカントク、脚本は志茂文彦、そして監督ははましーこと石浜真史
総作監は瀬川真矢、平野絵美、川村敏江(女神)
メインキャストは花守ゆみり、種田梨紗、佐倉綾音のぽにきゃんお抱えの3人


人類の歴史を様々な時代や地域別に記録した人類と地球のバックアップデータを保存する「知識の箱」という装置の中でアンチウィルスプログラムとして存在するデュアルとドロシーという名の二人の少女
彼女達の日々は知識の箱を監視し、保存されたデータを一つ一つ解凍してはウィルススキャンをし、必要であればウィルスに汚染されたデータを圧縮、削除する
そんな彼女たちの前に、ウィルスに襲われ記憶喪失となった少女、リモが現れた・・・


ざっくり言って【プログラム擬人化SF】です
ぽにきゃんやはましーとしては、ターゲットを男性客に絞りたい、という思惑から登場人物は美少女オンリーになったそうです
キャラソンに合わせて料理や洗濯をしたり、お菓子を食べたりするシークエンスは日常系深夜アニメのような描写でした


プログラムの世界の、擬人化されたプログラムの話、なので会話の中では「トロイ」「デッドロック」「ヒューリスティックエンジン」等のIT用語が平然と飛び交います
さらに今作のキーワードとなる「Violet Operating System(ViOS)」「mother.exe」といったオリジナルの専門用語が唐突に出てきたりもします


また、‟バックアップデータを解凍して復元された仮想の世界”と‟その上層にあるデュアル達の日常がある世界”が場面転換と共に突然切り替わったりもします
(こーゆーのは映画『インセプション』かTVアニメ『アルペジオ』の最終回が個人的には思い浮かびますね)
このような構成には頭が着いていかないよ!って方にはまずオススメできません


で、ぶっちゃけ露骨に肌色多めのあざといキャラ描写だろーと、IT用語のキャッチボールで素人置き去りだろーと、その辺一切を目ぇ瞑ってもこの作品、オイラとしては全然評価出来ないんですわ;


リモが終盤に言う「綺麗なもの」が結局なんだったのか提示されてないんですよね
「ガラスの花」という外観と「意思決定しない人間」というワードでしか提示されてない
具体的にどんな人間がガラスの花たるのか、それを明示した方が良かったでしょう


それにデュアルやドロシーはウィルス扱いされた人間こそが=綺麗なものだとリモを否定しにいかならなければならないはず
スミレやドロシーの家族こそが=綺麗なものだと反論すべきだったがそれをしなかった
(二人の最後のセリフが視聴者に回答を委ねるという暗喩にはなっていましたが)デュアルとドロシーは、本来見つけ出すべき回答に辿り着けてはいないので、テーマに対して未完結であると取れます


それにダイアナが「mother.exe」を作った理由が「娘のような存在を増やさぬため」とか言っちゃてるけど、娘に何があったのかは示唆されてない
まあ娘には不幸があったんだという暗喩がこのセリフ一つに込められてるんだろうけど、ダイアナ博士を擁護する描写が何も無いから結局「mother.exe」を作ったダイアナこそがトンデモサイコ博士だったという結論になってしまう
「mother.exe」が勝手に暴走しただけで人類滅亡はダイアナの予想の範囲外だった、とか一言付け足せばダイアナは救われるのにね


そんなこんなであのバットエンド?です
こんなに救われないアニメは中々無いw
なんでもセリフで説明すればいいってものではありませんが、流石にあの観終えた後の胸糞悪さは何なんだホント;


そう、お話がダメダメなだけでその他の点、特に画作りは申し分ないんですよ
髪や瞳にハイライト入れまくってカントクさんのキャラデを再現しようとするスタッフの努力は凄い
女神こと川村敏江さん降臨しまくってる
キノコ雲を伴った爆発のエフェクトやべぇ
バックアップデータを3人でチェックしていく世界旅行のようなシークエンスでは唐山大地震やハリケーンカトリーナの被災地を出したり、アルプスやエアーズロックなどの大自然を背景画、音楽などと共に世界の残酷さや美しさとして魅せてくれる
この辺りは素直に魅入った


でも事前の期待も大きかっただけに、これはちょっといただけないってのがオイラの率直な感想です
本来ならば「短いなりによくまとめた」という言葉を掛けたいのですが【なんせまとまってない】
泣いてください!というラストなんだけど泣けるとこまで持ってけてない
男に媚びたキャラ作りやキャラ描写が余計にシリアスなシークエンスへの感情移入をさせづらくしてる
脇がいちいち露出するポージングとレイアウトを選んでるのはあまりに露骨過ぎて正直退く
ドロシー(あやねる)がウザイ・・・のはまあ逆に魅力か(笑)
原作の「d.backup」はいくらでもアレンジ出来そうな感じなのでもう一度作り直してみてはどうだろうか?

投稿 : 2022/01/15
♥ : 21
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

擬人化美少女プログラムもの・・・という新たな萌えジャンルを創出?

今年1月の公開映画で、未だ上映中の劇場もあるのに、早くもバンチャで販売されていたので視聴してみました。
(本作は正味67分。TV放送アニメの3話分の長さしかなくサクっと視聴できました)

◆総評

設定はなかなか凝っていて興味深かったのですが、ストーリーは今ひとつ盛り上がりに欠けてしまった印象。
それでも、あれこれ考察しながら結局3回も見てしまったので、個人的には好きな部類の作品だったのでしょう。

※これから視聴する方への提言

何も考えずに1回目視聴

公式サイトのIntroductionのページの人物相関図とChronology(年代記)を確認する(※必須)。

2回目視聴

wikipediaその他の説明サイトや考察サイトを色々チェックしてみる。

3回目視聴

※これが一番楽しめる視聴方法かも。


◆考察

(1)本作終盤で、{netabare}以下の3世代の女性の姿をしたプログラムたちが、謎空間で会話していることに注意

①スミレ(祖母) ← O/SのViOSは、スミレの少女時代の姿で擬人化
②ダイアナ(母) ← 主要APP(アプリケーション・プログラム)だったmother.exeは、ダイアナの姿で擬人化
③リモーヌ(娘) ← mother.exeのバックアップ・プログラムのリモは、リモーヌの姿で擬人化{/netabare}


(2)終盤の謎会話シーンの考察

{netabare}※ウィルス駆除プログラムの片割れ(デュアル)が、終盤に何度も「スミレ」と呼びかけてるのは、実はスミレに擬人化されたViOSというプログラムに話しかけている、ということ。

※デュアルは、「自分たちアンチウィルス・プログラムは決められたアルゴリズム(論理演算手続き)に従うだけの存在であり、自由意志を持たない」とずっと思っていたが、スミレ(=ViOSの擬人化)から「貴方も自分で決められる」ことを教えられ、mother.exeに書き換えられる以前のオリジナルの姿に戻ることを選択する。

※リモは、mother.exeのバックアップ・プログラムだが、少女時代の姿の祖母スミレ(=ViOSの擬人化)のアドヴァイスを受けて、母ダイアナ(=mother.exeの擬人化)の「デュアルやドロシーがエラーを返したら(=mother.exeの命令に反する行動を起こしたら)、“知恵の箱”という仮想空間を強制フォーマット(初期化)する」という命令が完全に遂行される前に自らが消滅する、という選択をする。{/netabare}

投稿 : 2022/01/15
♥ : 30
ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

寂しい世界感 これでいいのか?+

 知識の箱と呼ばれるデータべース内の物語。分かりやすく言うため、パソコンに例えると、Windowsを自然や社会環境を人間世界に置き換えてているというところですか。セキュリテイソフト(プログラム)が、アンチウィルスとしてデュアル、ドロシーという少女にあたるですね。

 現実世界に見える展開も作りもので、そこがウィルスに汚染されるとデュアル、ドロシーが駆除するわけです。デュアルが上映最初の汚染された世界駆除した後で、リモという謎の少女が、黒いものに囲まれて現れる。保護され仲良くなっていくのだが・・。
{netabare} デュアル、ドロシーに今まで感情だかが、わからない状態だったのか?リモの人間らしい振る舞いとでもいうのか?3人の生活が始まったです。そこからの展開が、映像と歌で進むです。作られた世界にデュアル、ドロシーが、感情移入している光景が所々にリモによってか?変化が見受けられたです。

 ウイルスとの戦いに巻き込まれ気を失ったリモが、デュアルのピアノ演奏により、何だか凄い存在に覚醒するのだけど、急展開だったように見たです。知識の箱の中枢??のマザーというのが、自分たちを作った人間たちを危険因子とみなして滅ぼすの決めただとか、きれいなものを集めて理想の人間??だかを作るとかを??リモが話したです。滅されたのような廃墟、終わりのほうにも出た建物に火が吹き上がる光景を見たです。{/netabare}何かなぁ・・・。アニメでもこれはどうなのか?作画は、悪くないのに物語、ウィルス戦いの後の次々が、後半など私には訳が何だかでしたです。

 言えるとすれば、感情を持ったプログラムのお話なのでしょう。{netabare}これ以上に詳しくしませんが、リモとの別れからデュアル、ドロシーが前向きになった。一方一番最後あたり、人間の世界が大変なことになっていて、男二人が会話したそばで、知識の箱?と思えるもの?だかが、動いていたのですが。一緒に見た近くの人に聞いても、間違いなかったです。ここは、このアニメの始まる前の話だったのかなぁ?です。{/netabare}これでいいのかなぁです。

                     2016 2.21 +

投稿 : 2022/01/15
♥ : 14

64.2 11 2016年冬(1月~3月)アニメランキング11位
コードギアス 亡国のアキト 最終章「愛シキモノタチヘ」(アニメ映画)

2016年2月6日
★★★★☆ 3.6 (223)
1242人が棚に入れました
「この世界を滅ぼすことが俺の目的だよ」

暴走するシンのギアス。兄との最後の戦いを決意するアキト。ユキヤの放った爆弾によりユーロ・ブリタニア軍を三分の一に減らすことは出来たが、ヴァイスボルフ城を包囲されたwZERO部隊が圧倒的に不利な状況にあることは変わらない。そこに敵であったアシュレイが新たな仲間として加わる。アキトは最後の戦いを前に、自らの髪を切りレイラに渡す。
「今度の戦いでもし死んで、死体も残らなかったら……これを」
レイラはアキトを見つめる。
「私はもっとアキトと話したいことがあるのです。だから……必ずみんなと一緒にここへ帰ってきてください」

ひとの心が一つに結ばれるとき、運命の秘密が明らかになる。真実が示す未来は果たして希望か絶望か。運命の闘いがついに終局を迎える――。
『コードギアス 亡国のアキト』、ついに完結!

声優・キャラクター
入野自由、坂本真綾、日野聡、松岡禎丞、日笠陽子、藤原啓治、茅野愛衣、甲斐田裕子、川田紳司、森久保祥太郎、石塚運昇、寺島拓篤、伊瀬茉莉也、松風雅也、工藤晴香、櫻井孝宏、福山潤
ネタバレ

ニワカオヤジ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

批判はごもっともですが

本編(ルルーシュ)のストーリーが完璧で立ち入る隙がないので、アキトの方は内容には期待していませんでした。
なので、 {netabare} 結局レイラのギアスは何やったん?とか、シンが死ね死ね言う理由って、しょーもなすぎて、ただのアホじゃね? {/netabare}とか思ったらダメです。

とどのつまり、女性陣(レイラ、アヤノ)と作画を楽しむ作品だと思います。あと個人的には橋本市子さんの音楽が良かったのでサントラを買いました。

まあ肝心の戦闘シーンは、CG綺麗なんだけどナイトメアもカメラワークも速すぎて、動体視力が追いつきませんでした。

あと、内容の批判はしないと言いながら、一つだけ言わせてもらうとすると、
{netabare} レイラがアキトに惚れる理由が無いですね。あんな根暗、無愛想、変な髪型(三つ編み)の男、どこがええねん。 {/netabare}

投稿 : 2022/01/15
♥ : 2

さくらす さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2

ギアスの皮を被った作品

以前録画しておいたものをステイホーム中に見ました。

コードギアスに関しては多くの方が高い評価をしていたことは知っておりましたが、何しろ絵が嫌いで見る気が起きず長期間放置しておりました。
それが何の気無しに一話を見たところからハマり、R2含めて一気観したのが今から数年前のこと。

なので、鑑賞前はそれなりに期待もしておりました。

が、見終わって印象に残ったのは、キャラが「死ね、死ね」叫んでいるシーンだけ。
ストーリーも頭に残らず、魅力的なキャラもおらず、見終わった前後で自身の身に何の変化もなかった作品でした。

駄作を見せられて、時間を無駄にしたという怒りの気持ちすら湧いてきません。

コードギアスが好きで本作を見ようと考えている人がいるなら、全力で止めたいところです。思い出は美しいほうがいいと思います。

投稿 : 2022/01/15
♥ : 1

pikotan さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

それなりに楽しめるが物足りなさも

第一章から最終章までのまとめの感想です。
反逆のルルーシュと比べると、作画は格段の進歩で戦闘シーンは迫力でした。
しかしながら他の方も書かれているように、個人的には戦闘シーンの割合が多すぎる気がします。
もう少し人物にスポットを当てて、物語を掘り下げて欲しかったです。
ギアスを使うことも少なく、そこも個人的にはマイナスです。
良かったのは坂本真綾さんの歌ですね。
作品にとても合っていました。
反逆のルルーシュが面白く期待していただけに、惜しい作品です。

投稿 : 2022/01/15
♥ : 1

63.6 12 2016年冬(1月~3月)アニメランキング12位
甲鉄城のカバネリ 序章(アニメ映画)

2016年3月18日
★★★★☆ 3.8 (20)
217人が棚に入れました
2016年4月より放送開始の甲鉄城のカバネリの特別先行版

63.5 13 2016年冬(1月~3月)アニメランキング13位
アーロと少年(アニメ映画)

2016年3月12日
★★★★☆ 3.7 (17)
100人が棚に入れました
もしも、隕石が地球に衝突せず、恐竜が絶滅をまぬがれていたら?」というかつてないスケールの世界観をテーマにしている。

絶望をまぬがれ文明を言葉を得た恐竜たちは、言葉を持たない人間たちと共存しており、我々が知っている地球とは少し異なる舞台で物語が進行する。

本作の主人公は臆病で甘えん坊の恐竜アーロ。

大好きな家族とはぐれてしまった彼は、言葉も通じない見たこともない生き物・人間の子どものスポットと出会う。

見た目も性格も正反対なひとりぼっちの同士の二人が手を取りあうことで、どのようなストーリーが紡ぎ上げられるのか。

壮大なアドベンチャーである最新作も見逃せない内容となった。

けみかけ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

斜め上過ぎる文化観と美し過ぎる自然描写、そして言葉無き友情

2015年11月に本国で公開されたピクサーの最新作
監督は『崖の上のポニョ』の全米公開版のディレクションや『カールじいさん』の同時上映短篇であった『晴れ ときどき くもり』の監督を務めたピーター・ソーン


日本公開の予告編では言葉を話す恐竜と原始人の少年が言葉無き友情を育む物語とされてますが、オイラにざっくり解説させてもらうとコレは立場が逆転した人と動物の話で所謂【動物モノ映画】
本来なら飼い主の立場にいる人間がペット的な扱いを受け、文化的上位にいるのが恐竜、やがてお互いの立ち位置や種族を超えた友情が芽生えていく・・・というのがこの映画です


もし隕石が地球に衝突せず、恐竜が絶滅していなかったら・・・
恐竜たちは姿こそ変えずも言葉を話し、家を建て、畑を耕し、家畜を飼って暮らすという文化を持っていたであろう、というちょっと斜め上過ぎる世界観
草食性恐竜一家の末っ子として生まれたアーロは体も小さく、とても怖がりのため満足に仕事をこなせず姉や兄からはからかわれていた
そんなアーロを一人前にしてやろうと、パパはサイロを荒らす謎の泥棒を捕まえて殺すようアーロに仕事を与える
しかしサイロを荒らしていたのはこれまで見たことも無い生き物、原始人の少年スポットだった
スポットの気迫に恐れを為し、殺すことをためらったアーロはスポットを逃がしてしまう
パパは一家にとっては害獣であるスポットを逃がしておけんとアーロを連れ出しスポットに止めを刺そうとするが氾濫した川の濁流に飲まれ命を落としてしまう
パパを死なせてしまったアーロは気に病むがある日またも一家の敷居にスポットが忍び込んできたのだった・・・


まず四足歩行の草食性恐竜が首を器用に使って畑を耕している、という世界観があまりに突拍子も無く、コレを素直に受け止められるかが多くの人にとっての関門になりそうです
『のび太と竜の騎士』みたいに人の姿をした恐竜でなく、基本的なフォルムは変えず知性と文化を持ち合わせた恐竜というのがあまりに幼稚に見えてしまいます


また、スポットそのものの行動が犬っぽいというのも人によって可愛く見えるか否か怪しいです
原始人ならむしろ猿っぽく動く気がしますからね


にも関わらず、パパの死を境にシリアスな展開が続き子供が泣き出してしまうようなショッキングな場面も多々あります


最も見どころに感じるのがアーロとスポットの二人旅の中で時折挟まれる雄大な自然
草花や木々、山々に河川、雲や雨などまるで実写かと見紛う美しさの自然が、果てしなく広大に描かれておりココには本当にお金がかかっていそうなだなぁ、と溜息が漏れます


お話の中で演出が上手いなぁ、と感心したのがアーロとスポットが自分の出生を語る場面でお互い言葉が通じないが故に一言も交わすことなく互いの家族を説明していたのが印象的でした


日本語吹き替え版には子役の石川樹をはじめとした話題の芸能人が起用されていましたが、旅の途中で出会うティラノサウルスのブッチ役である松重豊の座った声は聴きどころです
松重豊は『百日紅』といいナレーター業といい、声の仕事も器用にこなしていて凄いですね


全体的にイイハナシであることや美しすぎるフィールド描写には素直に拍手を送りたいところ
ですが、前述のとおり根本的に【動物モノ映画】なので臭過ぎるというか泣かせが露骨なところがワザとらしい一作でした
Kiroroのbestfriendのアレンジが流れる日本語版エンドロールも寒い、そんなハッピーエンドじゃないし
また、最新の学説に伴いヴェロキラプトルに羽毛が生えているといった描写があるのに対し、そもそも巨大な四足獣が家を建てて暮らしているという生活感は説得力に欠け、‟映画的な嘘”があまり上手くなかったという印象を与えます
世界的にもそれなりのヒットはした模様ですが製作費が予算を遥かにオーバーしたようでピクサー初の赤字作品となった模様ですね

投稿 : 2022/01/15
♥ : 8

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

日本のアニメ界の危機を感じた

たまたま、付き合いで視聴。内容的には、正直、微妙。ホームドラマ、家族愛というよりは、無力なアーロの成長、勇気を描くのがメインか。まあ、アメリカらしいな~という、感動の押し売り。ライオンキングで崖の下に落ちた後みたいな展開をずっと続けてた。

しかし、驚いたのは、やはりその映像技術。雲とか風の表現とか、正直、ヤバイ。仮に、予算を湯水のように使ったとしても、日本のアニメーターはここまでのCGを作れるのだろうか?

やらない、なら良い。けど、できない、のはマズイ。

私は2D(手描き)のアニメの方が好きだし、内容的にも、アメリカのアニメは子供っぽくて嫌いなものが多いです。それでも、ここまで技術で溝を開けられるのはマズイな~と、1アニメファンとして不安になりました。

投稿 : 2022/01/15
♥ : 17
ネタバレ

NANA さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

アーロの成長を描いた王道物語。子供に見せたい映画

物語は友情や家族をテーマに大事に描かれていて、どこか懐かしさを思い起こさせる。奇想天外なストーリーや派手な演出はないかもしれませんが、ゆっくりと、でも確かに心に響く映画でした。
言葉が少なく情景やキャラの表情で心情を描いていたのも、子供には逆に親しみやすかったのかもしれません。(劇場の子供達の反応は良さそうでした)
言葉で全て語るのでなく、表情や行動からそれを感じ取って欲しいという作り手の思いが込められた作品だと思いました。

この映画の大前提は、「もしも地球に隕石が落ちなかったら」

恐竜は絶滅せず、知識を得て彼らなりの生きる術を身に付けている。ここでは後から生まれてくる人類の方が知能が低く、まるで犬のような扱いです。
アーロは恐竜ですが、中身は人間そのものです。外見は異なっても、アーロの考え方や行動は共感しやすく描かれていて、アーロの経験や成長を美しい大自然の中で疑似体験出来ます。劇場でこれを観ていた子供達は、きっと素敵な冒険をしたことでしょう。

CGによる背景はどこまでもリアルで、本物と見間違う出来でした。必ずしもリアルが良いとは思いませんが、この作品はとことん本物を追及し、あたかもそこにいるような気分にさせてくれます。

物語は弱虫のアーロが勇敢な少年と出会い、一緒に冒険をしながら成長していく話です。
中でも、下記の3つの成長か印象に残っています。

{netabare}
アーロは偉大な父親を、少年スポットのせいで失ってしまいます。でも、スポットが殺したわけではなく大自然の脅威によるもので、その危険を避けることも出来たのです。アーロはスポットを憎んていましたが、次第に心を許していきます。
岩の下敷きになった時、穴を掘って助けてくれたのはおそらくスポットです。アーロを元気付けるために食べ物を運んで来てくれたのもスポットです。アーロは戸惑いながらも心を許し、憎むのをやめます。彼を憎んだところで父親は帰って来ない。そして、アーロ自身が生きていくために彼が必要だと感じたのでしょう。

死んだ父親の幻と再会したシーンでは、切なくて涙が出ました。このまま父親の後に付いて行く方がアーロにとって幸せなのかもしれない。そこには怖いものもなければ、悲しみもない。きっとこれまでの弱虫アーロなら、それを選んだはず。でも、アーロは友達のために生きることを選びます。幻を振り払い、自分の力で起き上がり、スポットを助けに行きます。
生前父親がアーロに「お前は強い子だ」と言った理由がようやくここでわかりました。

スポットとの別れのシーンでは、最初に他の人間の姿を見掛けた時、アーロはスポットを彼らから遠ざけようとします。自分以外の者の所へ行って欲しくなかったのでしょう。アーロにとってスポットは、もはやなくてはならない大切な友達になっていました。ずっと一緒にいて欲しい、いるべきだと。
当初、アーロは、親を失ったスポットが人間の元へ戻ることはないと思っていたかもしれません。でも、アーロの目の前でスポットを温かく迎え入れる人間の家族を見て、そして彼らに甘えるスポットを見て、考えを改めます。自分に帰る場所があるように、スポットにも帰るべき場所がある。ずっと一緒にいられたらアーロはどんなに幸せだったでしょう。でも、スポットの幸せを願うからこそ、アーロはスポットを彼らの元へ送り出します。
最後のハグは互いの幸せを願い、道は別れても決して忘れない、大好きたよと告げているようでした。
{/netabare}

投稿 : 2022/01/15
♥ : 3

63.2 14 2016年冬(1月~3月)アニメランキング14位
劇場版 探偵オペラ ミルキィホームズ~逆襲のミルキィホームズ~(アニメ映画)

2016年2月27日
★★★★☆ 3.6 (33)
125人が棚に入れました
研修旅行に来ていたミルキィホームズの4人。猿たちに囲まれ温泉につかり、のんびりしているところに警報が鳴り響く!怪盗帝国の4人が宝を狙ってやってきたのだ。ミルキィホームズVS怪盗帝国、双方トイズをフルに使っての激しいバトルが繰り広げられる!さらにGenius4の面々も駆けつけ、三つ巴の激闘に発展!だが、その大激闘の最中に、上空から激しい雷が!!被雷したミルキィホームズの4人はまたしてもトイズを失ってしまい・・・。

声優・キャラクター
三森すずこ、徳井青空、佐々木未来、橘田いずみ、明坂聡美、岸尾だいすけ、寺島拓篤、下野紘、南條愛乃、新谷良子、田村ゆかり、沢城みゆき、真壁刀義、金尾哲夫、伊藤静

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

全てのシリーズの伏線を回収する!たぶんこれが最初で最後の集大成的ファンムービー!!バリツ!!!

2009年からメディアミックス作品としてスタートした『ミルキィホームズ』シリーズの集大成的劇場版


偵都ヨコハマを舞台にトイズと呼ばれる超能力を駆使する探偵学院の少女4人組ミルキィホームズ
それに相対する怪盗帝国、さらに警察組織Genius4を絡めた三つ巴の争いを描いたヒロイックファンタジー
シリーズによって作風が異なるものの、今作は総監督に森脇真琴、監督に桜井弘明、脚本にふでやすかずゆき、キャラデザに沼田誠也、ということでパロディやデフォルメなど不条理コメディ色がメインの作品となっています


まず第2幕で散々【黒幕】っぽい動きを見せていながら結局何一つ正体が明かされなかった森・アーティ(ちゃん?)の正体が明かされる
まあバレバレにも程がありましたがw
さらに黒歴史などと酷評された岩崎版ミルキィこと『Alternative』シリーズからエドガー・モランがメインの敵役として登場
錦織版ミルキィこと『ふたりは~』と『TD』からフェザーズが登場
そしてアイリーンちゃんをはじめとしたゲストキャラが多数登場
モブを含めるとホント凄いことになっています;
つまりこれまで並行していた全てのアニメ作品を【全肯定】しつつ特に各作品を説明する描写やセリフが無いため【ファンムービー】であることが大前提となっているお祭り映画であると言えます


さらっと新日プロレスネタもいくつかありつつwそもそも今作の敵役の一人に真壁刀義が声優で参加していてショートケーキを食べていたのが特に面白かったですねw


森脇版ミルキィと言えば原作ゲームを無視しまくった‟ダメダメなミルキィホームズ”によるポンンコツ不条理コメディですが、それを逆手にとった今作のクライマックスではウルっとさせてくれる泣かせのシークエンスで成長した4人の声優の渾身の芝居が堪能できます


オチは少し弱い・・・というかアルセーヌさんの手の上で転がっていましたーwっていうこれもシリーズではお馴染みの落とし方でしたね;
ただでさえ上級者向けと言われれるシリーズでしかもかなりハイテンポに進む今作ですが、ファンであるなら観ない手は無いでしょうb

投稿 : 2022/01/15
♥ : 7

qwerty さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ミルキアンには◯〜△ 初見さんは×

森脇真琴監督が作るミルキィが帰って来る!と期待していたのですが…
第1幕、第2幕の皮を被った何か得体の知れないものを見た、というのが正直な感想です。
これはおそらく森脇監督が総監督という立場で、実際に制作の中心にいたであろう人は、桜井弘明監督であったことが理由かもしれません。

前半はほとんどギャグパートですが、ネタを詰め込みすぎてわかりにくい上に、みんなテンションが高すぎる。尺が足りないのか?と思っていたが、その割にはトゥエンティが出てきて解説するシーンは長すぎる。そして何よりもTV盤第1幕、第2幕でやったネタを映画でやる。くどいくらいやる。同じネタを繰り返し過ぎて、ギャグが面白いというより「またか…」と思ってしまう。

後半はキャラクターが真面目に現実に向き合うようになり、演出もガラリと変わる。所々にギャグを挟みつつそのままクライマックスへ。
後半は落ち着いていて割と良かった。キャラクター、特にシャロの可愛さと良い子っぷりが十分に感じられてぐっときました。
しかし、前半から急にテンションがかわるので、「さっきまであんなにいい加減だったじゃないか!」と思わずにはいられませんでした。



音楽:TDでも担当していたELEMENTS GARDEN。とても良い曲を作るグループだと思いますが、今回はキャラクターの声にかき消されて聞こえません。
作画:PVで見たそのまま。第1幕のタッチをTDの塗りにした感じです。それと顔芸多し。
ストーリー:そんなものは存在しません
脚本:理性を疑うレベル。
演技:終始テンションが高い。それと、プロレスラーの真壁刀義さんが演じる役がありますが、思っていたよりも悪くない演技でした。もともとセリフは少ないですが。
ギャグ:面白いものもありますが、どんどん流れていくのでその面白さを感じる暇がない。
キャラクター:TVに出てきたレギュラー、準レギュラー、端役に至るまで全員出てきます(一瞬しか出ないこともありますが)。探して見るのも楽しみのひとつです。

良いところ:エリーが今回は結構エロいです。後、変身シーンは思わず笑ってしまいました。G4が久しぶりに全員出てきたたことにもちょっとだけ感動。最初に流れる、「映画を見るときの注意」(シャロ編)も面白かったです。


総評:
ミルキアンにとっては好きなキャラクターがまた見れるということで◯ですが、作品自体の質は良くないので△。

初見さんには絶対にオススメしませんし、見たとしてもミルキィホームズはこんなものなのかとは思わないで欲しい。TV版は本当に名作です。

適度なカオス、そして可愛く魅力的なキャラクター、加えて最後はちょっと良い話で終わる。それがミルキィホームズの魅力で、いまだに第1幕が1番人気が高い所以なのだと思います。
製作者は今後、続編(期待してます!)を作るときはこのことを念頭において作って欲しいです。

投稿 : 2022/01/15
♥ : 2

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

何度転んでも立ち上がる! 七転八倒!それがミルキィホームズです!

2016年の大晦日に「探偵オペラ ミルキィホームズ ファンファンパーリーナイト♪ 〜ケンとジャネットの贈り物〜」が放送されました。
このミルキィシリーズはこれまでずっと視聴を続けてきて穴を空けたくなかったので、大晦日の特番前に本作を視聴する事としました。

このシリーズ…短編作品を踏まえると、結構な数の作品が制作されているんです。
時系列で並べると以下の構成になります。

・探偵オペラ ミルキィホームズ:2010年秋アニメ 全12話
・探偵オペラ ミルキィホームズ 特別編:2011年8月 全1話
・探偵オペラ ミルキィホームズ 第2幕:2012年冬アニメ 全12話
・探偵オペラ ミルキィホームズ Alternative ONE & TWO:2012年8,12月 全2話
・ふたりはミルキィホームズ:2013年夏アニメ 全12話
・探偵歌劇ミルキィホームズTD:2015年冬アニメ 全12話
・劇場版 探偵オペラ ミルキィホームズ〜逆襲のミルキィホームズ〜

物語の舞台は「偵都ヨコハマ」
この街には「トイズ」と呼ばれる特殊能力を使って暗躍する「怪盗」と「探偵」が存在しており、日々己のプライドをかけて激しい攻防が繰り広げられ…という下りなら、手に汗握る展開の連続が期待できそうな作品をイメージできますが、この作品は少し趣向が異なっているんです。

物語の中心にはミルキィホームズ…著名な探偵をご先祖様に持つ4人組のチームですが、これまで見てきたところ、彼女たちは「トイズ」の能力の定着がどうも今一つ…
もう今まで何度失ったり復活したりを繰り返してきた事か…

トイズの能力を持たない探偵は怪盗にとって赤子の手をひねるようなモノ…
当然展開もグダグダになりますし、トイズを失って何度も苦い思いを味わってきました。
それでも彼女達は絶対諦めないんです。
例えどんなにボロボロになっても…
このシリーズ…グダグダな展開が数多くありながら、それでもここまで続いているのは根強いファンのお陰だと思っています。

こうして本作の物語が動いていく訳ですが、ミルキィの原点に還ったような…そんな印象を受けた作品でした。
まず本作の大前提として「一見さんお断り」の作品となっています。
まずキャラの説明は一切なく、これまで視聴してきた人には懐かしく感じられる「ボケとツッコミ」についても、何の前触れもありません。

でもこの作品はこれで良いんだと思います。劇場版ですから尺に限りがあります。
無駄な説明に時間を割く余裕なんてこれっぽっちも無いんです。
なので、この作品をしっかり楽しみたい方は、過去作品からの視聴をお勧めします。

これまで事件の起きる展開は大体お約束でした。
①怪盗アルセーヌとその一味である怪盗帝国が騒ぎを起こす
②探偵ミルキィホームズが出動~現場に急行し怪盗と対峙
③明智小衣率いる警察組織「Genius4」が現場に駆け付け、良かれと思ってやった事が結果的にミルキィの足を引っ張る
④グダグダな展開に移行…

でも、今回「偵都ヨコハマ」を騒がせる怪盗はアルセーヌではありません。
「偵都ヨコハマ」には暗黙のルールがあるんです…禁忌を犯したモノには鉄槌が下される筈…
しかし、遥か時空を超えた因縁…蓄積された時間と抑圧を糧に立ち塞がる力はとても強大…
「偵都ヨコハマ」を舞台に繰り広げられる捕物帖…決して画面から目が離せません。

何故ならこの作品に出演する登場人物は、これまでそれだけの歴史を刻んできているから…
ミルキィ…いつも明るい4人組ですが、落ち込む事だってあります…
自分達の無力さ…不甲斐なさを本気で攻めた事も一度や二度ではありません。
でも…どん底から這い上がるための4人組…それがミルキィホームズなんだと思います。

そんなミルキィを見守るアンリエットさん…
何だかんだ言いながら窮地には必ず駆け付けるこころちゃん…
それにフェザースだって…
そしてそれらの糸が絡み合ってミルキィの逆襲に繋がっていくのです…
本作でも十分過ぎるくらい、登場するキャラは魅力的に描かれていたと思います。

ワクワクする展開と魅力的なキャラ…気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

上映時間約70分の作品です。
完走して振り返ってみると、これまでの主要キャラは全て登場したのではないでしょうか?
ミルキィの活躍を称える新聞記事の下には天城茉莉音ちゃんの名前もありましたし…
久々にミルキィを視聴しましたが、色々と思い出しながら視聴できたので嬉しく思いました。

投稿 : 2022/01/15
♥ : 5

62.9 15 2016年冬(1月~3月)アニメランキング15位
カラフル忍者いろまき(アニメ映画)

2016年3月1日
★★★★☆ 3.5 (14)
41人が棚に入れました
あにめたまご2016作品。制作はシグナル・エムディ

小学3年生の姫乃が田舎の大きな屋敷に引っ越してきた。
しかし、そこはなんと忍者屋敷だった!
炎を操る赤巻、水回り担当の青巻、日曜大工担当の黄色巻。
忍者たちは、姫乃を姫と勘違いして、
それぞれの得意ワザでこじんまりと問題を解決していく。
しかし、忍者の力はそれだけではなかった。
青巻と黄色巻の分身が合体して混ざると緑巻が、
同様に赤巻と青巻で紫巻が、赤巻と黄色巻で橙巻が誕生するのだ!
そんな色とりどりの忍者たちとの不思議な生活が始まる一方で、
屋敷に近づくのは巨大な竜巻。姫乃一家はどうなるのか!?
カラフル忍者は姫乃を守ることができるのか!?

声優・キャラクター
清水葉月、板倉光隆、水野理紗、犬山イヌコ、山﨑バニラ、一龍斎貞友、長縄まりあ、キンタロー。、柳原哲也、打田マサシ、吉田仁美

ato00 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4

忍者何人じゃ

あにめたまご2016の作品。

田舎のぼろ屋に引っ越した3人家族。
なんとその家には、妖怪と思しき三色忍者が寄生。
たわいのないほのぼの感が漂う教育アニメです。

絵柄がEテレ昼間って感じで、幼い。
忍者の顔がお尻とは・・・安っぽいです。

色の三原色の美術授業を思い出す内容。
二色づつ忍者を混ぜ、六色忍者へ。
最終的には全色混ぜて、正義の味方ブラック忍者登場。
個人的には、ブラックな展開が良かったかな。
でも、ブラックアニメは教育上好ましくないですね。

美術としては良いのですが、竜巻の気象学的考証が甘い。
このため理科としては失格です。
出直してくるように。

投稿 : 2022/01/15
♥ : 16

62.8 16 2016年冬(1月~3月)アニメランキング16位
映画ちびまる子ちゃん イタリアから来た少年(アニメ映画)

2015年12月23日
★★★★☆ 3.7 (14)
53人が棚に入れました
TVアニメの放送開始から25周年を迎えることを記念して制作されるこの新作映画。脚本はさくらももこが自ら担当し、まる子がイタリア人の男の子に求愛されたり、大阪と京都に旅行したりするというストーリーが展開される。

声優・キャラクター
TARAKO、屋良有作、一龍斎貞友、島田敏、佐々木優子、水谷優子、渡辺菜生子、キートン山田、中川大志、劇団ひとり、パパイヤ鈴木、渡辺直美、ローラ

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

‟いつものまるちゃん”を維持しつつ映画としてのスケールとクオリティを丁寧に作り込んだ素朴さの中に感動を生む忘れかけたジャンルの傑作

テレビアニメ化25周年を記念して作られた23年ぶりの映画
(まあ25年の間には空白の時間もありましたが)
知ってる人は知ってることでしょうがまるちゃんの映画は過去2作とも【伝説】と呼べる傑作でした
今作もスタッフはテレビシリーズと共通、脚本は原作者さくらももこ


ある日の清水市、花輪クンの友人で外国人の小学5年生6人がホームステイしにくる
アメリカのマーク(菅沼久義)
香港のシンニー(ローラ)
ブラジルのジュリア(渡辺直美)
ハワイのネプ(パパイア鈴木)
インドのシン(劇団ひとり)
そして、イタリアのアンドレア(中川大志)
アンドレアは出会うなり「まる子」というニックネームに興味を持ち執拗にまる子の家に泊まりたがる
はじめは迷惑がるまる子だったが実はアンドレアの祖父が「Marco」という名前であり、彼が日本に興味を持ったのは写真家だった祖父が日本で出会った人々の話をしてくれたからだという
花輪クンは外国人の子供達とクラスメイト達を誘って観光旅行に行こうと誘ってくれた
まる子とおじいちゃんは観光がてらアンドレアの祖父ゆかりの地と思い出の人々を共に探すことを決める


基本的に『まるちゃん』という作品は知っての通りデザインや演出は完成されています
なので、今作で特に奇抜なことはしません
変わらない良さ、を体現している映画だと思います


と、言いつつも舞台となる清水、京都、大阪、そして東京上野の1970年代の様子を丁寧に描写しており、懐かしさを感じたり古き良き昭和に浸ってしまう人も多いのではないでしょうか


ゲストに芸能人を使うという今のフジテレビらしい仕掛けも全く違和感は無く、キャラの味をより濃くしてました
ただ途中の大阪にチラッと出てくる通行人のおっちゃんがトータス松本なんですが、彼だけはシンジラレナイくらい【ド下手くそ】なのでそこだけは耐え凌ぐ必要があります;


特にやはりまるちゃん役TARAKOさん、普段のテレビシリーズではそうそう観られないであろう感極まった演技が際立っておりましたので、ソレと比較するとゴミカスのようでしたわ


クライマックスを盛り上げる大原櫻子の挿入歌やエンドロールで流れるウルフルズの主題歌はさくらももこ先生の作詞ということもあって、印象的な場面を盛り上げる&心地よい余韻を味わえる曲に仕上がっております


映画、というとお金と時間のかかった大作やそれなりのスケール感を期待してしまうところですが、95分という長尺で楽しむ‟いつも通りのまるちゃん”という作品に仕上がったと思います
低予算映画や実録ドキュメンタリーとか、或いはこういう作品に出会ってしまうと高尚さなど至高の感動の前には何の意味も持たないのかもな、と思ってしまいます
素朴さの中にある感動、味わいたい方は是非チェックしていただきたいですね

投稿 : 2022/01/15
♥ : 13
ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

ボーノ まる子泣き 友情の栓抜き +

 2015年最後に見た劇場アニメ。「映画ちびまる子ちゃん イタリアから来た少年」、クリスマスイブに見たです。
一番最後の21時過ぎということもあって、親子連れは流石にいなかったし見てる人も少なかったです。去年最後に見た劇場映画より、こっちのほうが好きでしたです。
 ちびまる子ちゃんというとアニメ化した当初は見てたです。でも、ドラえもんみたいにマンネリ化し、同じ話を繰り返したりしんみりする話が多すぎたようで、いつの間にか私はすっかり見なくなってしまったです。でも、数年ぶりの映画化ということやCN見て、もう一度だけでもと思い見たです。

 劇場CNなどでお馴染み、花輪くん家に来た6人の外国のお友達が、まる子たちの家にホームステイして仲良くなったけど、帰ってしまうお話です。焦点は、まる子とアンドレアです。
 これは、ドラ泣きならぬ、まる子泣きといった感動を感じたです。

 外国のお友達といっても、声優さんの演技からしても外見だけで、外国人のように思えなかったです。まる子たち以外で目立ったのは、まる子のおじいちゃん、たまちゃんのお父さん、小杉くんですかねぇ。
 小杉くん、ハワイから来たネブをホームステイすることになるけど、かなり気が合う反面、食い意地張りすぎて、わがままになってしまうのがたまに傷です。

 まる子、アンドレアに突然気に入られるけど、めんどくさがって初めはかなり嫌がったです。でも、アンドレアの亡くなったおじいさんの話を聞いて、友情を深めていったです。+まる子のおじいちゃんも。
 それがキーワードになった、大阪の「のん気屋吞兵衛」と店の栓抜きなのです。{netabare}ここでなど、アンドレアの言う「半年前におじいちゃんは、死んでしまいました」という表現は、「亡くなりました」とか「他界しました」というほうが、良かったです。{/netabare}

{netabare} 花輪くんの伝手で、大阪、京都に分かれて旅行することに。そこらで、地元の人の暖かさが、非常に良かったです。こういうのも人間味あふれたちびまる子ちゃんの長所なんだなぁです。
 まる子とまる子のおじいちゃんの聞き込み空しく、のん気屋吞兵衛は無くなってて、その夫婦は上野に引っ越したまでで、全く手掛かりは閉ざされてしまったです。{/netabare}

 劇中歌が、何か感動したです。学校のピアノ演奏で、外国のお友達達の歌。巴川灯ろう流しに行った浴衣姿のまる子とアンドレアが過ごす時に流れた歌なんか、あの花EDや最終回を思い起こすような感じみたいな良い歌でしたです。

 アンドレアがイタリアへ帰る日、東京に着いて帰りまでかなり時間があった。アンドレアのために、そこからのまる子とまる子のおじいちゃんの行動も、友情パワーのなせる業だと思ったです。
 今度こそ、アンドレアの日本に来た一番の願いが叶い感動したです。まる子とおじいちゃん凄い!です。

 アンドレア空港から帰るとき、切なさが半端なかったです。以前、まる子が南の島に行ったとき、プサディという少女と仲良くなったけど、帰るときの話を思い起こしたです。今回それとは、比較にならないと思ったです。
 アンドレアがイタリアに帰ったとき、両親に話した内容や、旅行でたまちゃんのお父さんのカメラを借りて取った写真が、良かったです。
 あの栓抜きも素晴らしいものになった!です。これでいいのだ!です。

                         2015 12.25 +


 あれからまた見に行ったけど、平日昼間とはいえ客が、私一人というのも悲しいです。このまる子良い話なのになぁ・・・。もっといろんな人に見てもらいたいと思うのだが・・・。

 まる子とアンドレアの友情、やっぱり泣けるです。感動のまる子です。

 それ以外にも、相変わらず丸尾君の「ズバリ・・・でしょう」や藤木くんと毒のある永沢くんの存在感もあったです。

 アンドレア、外人とは思えない人間味あふれていて良かったです。

投稿 : 2022/01/15
♥ : 8
ネタバレ

四畳半愛好家 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

ちびまる子ちゃんのファンですが…これは違う気がする…。

 「あにこれ」でも良いレビューが多い今作ですが…正直言いますと、個人的には全く楽しめませんでした…。

 「ちびまる子ちゃん」を「子供向け作品」と考えている人には、大の大人が今更今作をつかまえて、「面白くない」なんて書いてるのも変に感じるかもしれませんが、原作や他の劇場版2作は、「大人が楽しめる」作品でした。

 原作は未だに繰り返し読んでも笑えますし、劇場版の「大野君と杉山君」は非常に感動できるノスタルジックな名作です。「わたしの好きな歌」の音楽性と芸術性は、むしろ大人向けですし、音楽シーンだけでも繰り返し観る価値があります。

 そんなわけで、大人でも楽しめることを期待して今作に挑んだ私ですが、作品として「変わらない部分」よりも「変わってしまった部分」を強く感じました。

 以下批判的なネタバレ付き感想
{netabare}
「ちびまる子ちゃんらしくない」と感じた点
①キートン山田が空気…。
 原作を含め、「ちびまる子ちゃん」と言えば、ナレーター(キートン山田)のツッコミで成立してる部分があると思うんです…。しかし、今作は本当に目立ってないですし、物足りないです。

➁オチが来ずに終わる…。
 これはかなり残念な点の一つです。原作だって、感動する劇場版だって、最後は必ずオチがあって笑って終わる、それが「ちびまる子ちゃん」だと思います…。キートン山田が目立たなかった理由の一つでもあるかと。

➂丸尾君の扱いが可哀想
 一番嫌だった点かも知れません。丸尾君は周りがドン引きするキャラではありますが、「ちびまる子ちゃん」の世界では、周りがドン引きするようなキャラ達も、結局は輪の中に入れて一緒に出掛けたり遊んだりするんです。
 それだけに熱心に留学生と交流したがっていた丸尾君をあそこまで冷遇するのには違和感しかありません。ホームステイは駄目でも、旅行に連れて行ってあげればよかったと思います。
 花輪君は泣いて頼まれたら、若干引きつつも大抵のことは受け入れる懐の深いキャラだったはずでは?彼が最後まで断ったのが、ファンとして予想外でショックでした。(花輪君の提案が広まって沢山来ちゃうみたいな展開多いですよね…。)

④友蔵が普通過ぎて面白くない…。
 友蔵はさくら家のお笑い担当のボケ爺(さくらももこの祖父の理想像)ですが、今作の彼はまともなことばっかり言っていて、違和感しかありません…。
今のまる子だと、友蔵って阿呆なこと言わないのかな…?

その他物語的に嫌なところ
➄「イタリアから来た少年」の違和感
 物語の中心の彼ですが、不自然なほどにいい人です。そんな彼が、「マルコ」というあだ名だけで、丸尾君の頼みを断る辺りにそもそも違和感があります。

 また、イタリア人であるという設定をまんま忘れそうなぐらい、日本語がペラペラです。原作の「南の島」の話では、言葉が通じなくても友情が生まれる感動作を書いていたのに…。
 外国人が日本に来たなら、「言葉の壁」は多少なりとも描くべきでは?外国人の留学生が来るっていう展開は、小学生時代経験した人も多いと思いますが、最大の問題は「言葉の壁」でしたよね…。外国人にはせめてカタコト感でも出してほしかった…俳優とかタレントが声優やってるから無理だったのかな??

⑥留学生の声優がひどい
 完全に話題づくりのキャスティング。イタリア少年に感情移入しづらいのも、外人がみんな外人っぽくないのも、ひとえに声優が酷いって言うのもあるかもしれません…。俳優・タレント・芸人を使うならせめて、ハーフとか使えばよかったかも。
 外国人の日本語の演技ではなく、完全に日本語の下手な日本人の演技になっている。俳優の中には、いい声出す人もいますが、今作は全員最悪でした。
 TARAKOさんは相変わらず最高の演技しているのに…。「まる子ちゃん」でこういうキャスティングをしてほしくなかった…。(たいして話題にもなってないし)

➆綺麗なだけの絵柄
 絵柄が原作により近い「大野君と杉山君」、芸術的な作画で遊んでいた「わたしの好きな歌」…。どっちも今作よりどこか薄暗くて、古臭い感じはします。今作の絵柄はとても明るくて、綺麗です…。しかし、過去の2作の作画の方が絶対に魅力的です!!
 もちろん感性の問題だと思いますけど…過去2作しっかり観たなら、きっと作画に物足りなさを感じると思います…。
{/netabare}
 てな感じで、嫌いな点を沢山挙げてしまいましたが、感動シーンは一応あります。(私は泣けませんでしたが…)

 あとは小杉君とかが目立ってるのは嬉しいですね。

 大人が一人で観る作品としては全くお勧めできません。子供に見せる感じなら問題なしだと思います。
 
 ただ、どちらにしても、物語・作画・音楽、あらゆる点で「大野君と杉山君」の方が優れていますし、芸術点満点の「わたしの好きな歌」の方が見ごたえがあります。(後者は、放送を録画して楽しむしかありませんが…)

 原作の「南の島」の話とかを劇場化した方がよかったと思う…。

投稿 : 2022/01/15
♥ : 4

62.6 17 2016年冬(1月~3月)アニメランキング17位
風の又三郎(アニメ映画)

2016年3月1日
★★★★☆ 3.5 (20)
55人が棚に入れました
あにめたまご2016作品。制作は武右ェ門。

父の仕事の都合で一時的に都会から山の学校に転校してきた女の子。
クラスの子供たちから”風の子”と勘違いされ、ちょっと遠巻きな扱いを受けます。少女に興味を抱く男の子は仲良くなりたいのですが
気になりながらもなかなか近づけません。女の子は田舎暮らしはあまり気に入らず、早く帰りたいと思っていますが
偶然に本物の風神様に出会ってしまったことで
周りとの微妙な距離感を取りつつも和に加わっていきます。子供たちの持つ畏怖と柔軟さ、恋愛以前、といった風景を
童話を通して短く、儚く描ければと思います。

声優・キャラクター
山崎智史、稲葉菜月、田中正彦、関根航、堀江瞬、諸星すみれ、阿久津秀寿、下地紫野、斎藤桃子、小島幸子、高橋理恵子、阪口周平、岡田栄美

ato00 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.4

古い!

あにめたまご2016の作品。

このアニメは宮沢賢治の童話が原作なのかな?
どうも、以前アニメ化されているので、この作品はパクリという位置づけ?
それとも、アニメーターの練習ということかな?
どちらにしても独創性ゼロの作品です。

作画は水彩画風。
この絵柄でノスタルジックの演出?
古すぎます。

これを言っちゃおしまいと思うんですが、生徒が動物の必然性は?
ミミズの生徒は流石にやり過ぎ。

唯一、羽根を振ると風がふっと生じる所は、いい感じ。

投稿 : 2022/01/15
♥ : 18

あじかん さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

子供目線

この作品は主人公とヒロイン以外のクラスメイトが動物。
熊からミミズまでいます(笑。
そういった、体のつくりや生き方も違う生きもの達の中で、主人公が助け合いながら共存しています。

私たちは人間ですが、一人ひとり得意不得意があって考え方もちがい、障害をもった人もいます。この作品を観て「みんな一緒でみんな違う」ということを子供たちが感じてくれれば、偏見やイジメの無い学校生活が送れると思います。

投稿 : 2022/01/15
♥ : 1

61.6 18 2016年冬(1月~3月)アニメランキング18位
かっちけねぇ!(アニメ映画)

2016年3月1日
★★★★☆ 3.4 (15)
54人が棚に入れました
あにめたまご2016作品。制作は手塚プロダクション。

愛子の暮らす寺には半分しか絵が描かれてない不思議な襖があった。
本当は天女が描かれるはずだったというその襖。「そんな絵を描けるようになりたい!」
な~んて、幼い頃は思っていけど、17歳になった愛子は将来の夢も展望もない。
そんな愛子の前に突然、謎の男が現れた。
「かっちけねえ!」なんて江戸言葉を話し、着物姿で褌をはいた変態男。
住職である祖父の一存で、寺で寝泊まりすることになり、「冗談じゃない!」と怒っていた愛子だったが、ぶっきら棒な彼の優しさに気づき、次第に惹かれていく。
やがて、明らかになる彼の正体は――。

声優・キャラクター
茜屋日海夏、加古臨王、大竹宏、会一太郎、芝原チヤコ、牧口真幸、うえだゆうじ、中尾友美、仲村美沙希、梶川翔平、古賀葵

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ビバ!タイムスリップ

あにめたまご2016の作品。
国家予算を使ったこの企画。
視聴四作品目で初めての当たりです。

東京・江戸間タイムスリップもの。
江戸の絵師が現代東京に。
絵画の好きな女子高校生が面倒をみることに・・・
絵師の驚きと女子高生のツッコミが楽しい。

設定は、2016春アニメの某作品と被る。
でも、こちらはあくまで文化的。
軽いラブコメの様相です。
ほんの少しの感動要素の味付で、シナリオがキュッと締まってます。

ラストはお決まりですが、なかなか楽しいオチ。
長編アニメにしてエピソードを追加すれば、ひとかどのものが出来そうです。

最後に。
スカイツリーから眺める富士山はそんなに大きくありません。
ひとつだけ気になったところでした。

投稿 : 2022/01/15
♥ : 14

いぬわん! さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

タイトルなし

 文化庁の若手アニメーター等人材育成プロジェクト”あにめたまご2016”参加作品。手塚プロダクション制作。

 現代の女子高生と、江戸時代からタイムスリップしてきた襖絵職人の物語。

 時代の文明ギャップに驚くシーンは、当時放送されていた『クロムクロ』と被っていた。考えることはみんな一緒なのね。

 寺の住職である女子高生の祖父は、手塚治虫のキャラからの流用。手塚プロは、そろそろ手塚キャラから離れたほうがいいのでは。

 エンドクレジットの『中堅アニメーター』に杉野昭夫さんの名前がある。同名異人でなければ大ベテランなのではないかな。そうすると、現役アニメーターのほとんどが若手に該当してしまう気がする。

投稿 : 2022/01/15
♥ : 13

61.0 19 2016年冬(1月~3月)アニメランキング19位
デジモンアドベンチャー tri.第2章「決意」(アニメ映画)

2016年3月12日
★★★★☆ 3.4 (41)
264人が棚に入れました
アルファモンが出現してから時は流れ、お台場の街は少しずつ復興が進んでいた。「日本に帰ったら、絶対大きいお風呂に入ろうって決めてたんだ!」ミミの一声もあり、新たに仲間に加わった望月芽心とメイクーモンを歓迎するために選ばれし子どもたちは近所の温泉テーマパークへ。楽しいひと時を過ごす一同だったが、そこに丈の姿はなかった。大学受験という目の前にある現実と、「選ばれし子ども」であるという責任の間で煩悶する丈。「なんでまた、僕達がやらなきゃならないんだ?」そんな折、またしてもお台場に感染デジモンが現れる。それはあの誇り高きウィルス種、オーガモン―暴走するその姿をTV局のヘリコプターが中継する中、立ち上がるミミとパルモン。「いいデジモンもいるってことを、はっきり分からせてあげる!」しかし、光子郎の制止を無視したミミとパルモンの戦いは、予想外の結果を招くのだった―それぞれに悩みを抱える丈とミミ。月島総合高校の文化祭当日、そんな二人の前に、あの男が現れる―今、再び 冒険が進化する―

声優・キャラクター
花江夏樹、三森すずこ、細谷佳正、田村睦心、吉田仁美、池田純矢、榎木淳弥、M・A・O、荒川美穂、坂本千夏、重松花鳥、山口眞弓、櫻井孝宏、山田きのこ、竹内順子、松本美和、徳光由禾、森下由樹子

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

選ばれし子どもたちの苦悩と日常コメディをほどよく混ぜながら物語の加速を感じる第2章、ズッキュゥーン!

『デジモンアドベンチャー』の6年後を描く正当な続編の第2作
前作を振り返るナレーションがお馴染み平田広明の声で語られるので極端に言えば今作からでも視聴可能です


前作ラストで9人目の選ばれし子どもである望月芽心とメイクーモンに合流した面々
しかしオメガモンとアルファモンの戦闘によってお台場近辺には壊滅的な被害が出ていた
現実世界でデジモンの力を行使することに戸惑いを感じ始める太一
その一方では、号令を無視し続け普通の子どもに戻りたがろうとする丈と、それを心配するゴマモンの姿があった
また、芽心を向かえた月島総合高校では文化祭の開催が迫っていたが実行委員に名乗り出たミミは、価値観の違いからトラブルを起こしてしまう・・・


前作はあまりにも軽すぎるシリアスパートでのノリや低調な作画に正直あんまり面白くありませんでしたが、今回は程よくコメディとシリアスが調和していてかなり良かったです


大江戸温泉物語で空や芽心達に裸を見られれてしまう太一
Hooters風のコスプレで踊るミミ、それに惚れる光子郎
メイクーモンに「お願い」されるレオモン、そしてそれに「ズッキュゥーン」しちゃうレオモン
と、まあ元永慶太郎監督らしいギャグは素直に面白かったです
時々方言になる芽心ちゃんかわええw


シリアスパートでも、選ばれし子どもを辞めたがる丈の話と子どものままで大人になりきれないミミの話が並行していき、二人が雨の中で悩みを打ち明けるシークエンスが印象的


相変わらず作画は低調でしたが今作では日常風景と心理描写がメインだったので前作ほどの違和感は感じませんでしたし、ラストのバトルも手に汗握る展開と演出で魅せてくれます


そして何より、シリーズファンの期待を最高潮に高めてくれたのがラストに登場したデジモンカイザー
つまり、そう【賢ちゃんのご帰還】ですよ!
これは素直に次回が楽しみですねー


それと、和田光司さん
本当にお疲れ様でしたm(__)m

投稿 : 2022/01/15
♥ : 2
ネタバレ

latte さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

決意

2章!
まだまだ序盤だし、これからってところなので笑えるところも多くて面白かったです!
高校生っていう子供でも大人でもない時期。決意っていうタイトルだったから、1章での太一の葛藤のことかなって思ってたけど、丈先輩メインでした。

前回もだけど、OPでテンション上がりますね!やっぱいい曲です!
{netabare} ミミちゃんって思い立ったら行動力すごいけど、さすがに男湯入るのはまずいでしょwヒカリたちも便乗しちゃってるし、笑えたからいいけどさ!
太一、ヤマト、タケルの浴衣姿かっこよすぎ(笑)
それにしても、タケルなんであんなチャラ男みたいになっちゃったんだろう・・・やっぱヒカリとくっついてほしいな・・・とか思う(笑)

丈もミミもやりたいことがあって、無鉄砲に進んで時々反感買っちゃうミミも、大人になろうと必死で空回る丈も、なんかいいなって思います。いつまで選ばれし子供でいなきゃいけないのか、いつまで子供って言われるのかって悩んでるの見て、気づいたら大人になってる自分に少し悲しくなりました。うまく言えないけどね。
ゴマモンの進化泣きそうになりました。パートナーっていいな。デジモンたちはいつも無邪気で子供みたいで、成長した太一たちと少しギャップがあって・・・でも心が通じ合ってる感じがほんと素敵!

レオモンとかけんちゃんとか懐かしのキャラが続々出てきて、出てくるたびにテンション上がっちゃいます!レオモンはアグモンたちに振り回されてて笑えた!
けんちゃんは何考えてるんだろうね。ってか02のメンバーも登場するのか?ってちょっと期待してます(笑){/netabare}


次は夏ですね、楽しみです!

投稿 : 2022/01/15
♥ : 2

Lotus; さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

太一の…

成長が見れて嬉しいです。

こちらの第2章を見ようとしている方はすでに第1章をご覧になっているかと思うので、大まかに説明させていただきます。

この作品は初代デジモンの10年後を描いたもので、全6章を予定している中の第2章にあたります。

内容については今作のサブタイトルは「決意」となっていますが、個人的には「成長」、あるいは「苦悩」がしっくりくるかと思いました。

初代デジモンでは皆が子供だったため、子供もなりの考え方で行動していましたが、あれから10年経ち、皆高校生になりました。

大人になるにつれ考え方や見えてくるものが大きく変わり、何が正しいのかわからなくなっていく。そんな様子が今作には描写されていました。

そのため、キャラ1人1人の魅力がしっかりと伝わる作品に仕上がっていました。

まだまだ全6章中の2章です。言ってみれば序章に過ぎません。これからどのような展開になるのか楽しみでなりません。

やっぱりデジモンは最高です。

投稿 : 2022/01/15
♥ : 0

58.7 20 2016年冬(1月~3月)アニメランキング20位
UTOPA(アニメ映画)

2016年3月1日
★★★★☆ 3.3 (11)
33人が棚に入れました
あにめたまご2016作品。制作はSTUDIO4℃。

地球は20世紀以降、数百年に亘る自然破壊や生態系破壊、核や生物兵器などを使用した戦争により、大地が汚染や崩壊で荒廃し、大多数の動植物が死滅していった。そして、地球史上6度目の大量絶滅‘ビッグシックス’を迎えた。
 そんな中、人間は空中に都市を建設し、絶滅寸前の動物達を移住させ、種の保存を試みた。空高くに隔離されたこの空中都市では、長い年月をかけて動物達が進化を遂げた。人工的な遺伝子交配を経て進化した彼らは、言語を獲得し、二足歩行をする特殊な生命体として文明を築き始め、何不自由なく幸せな暮らしを営むまでに発展を遂げた。もはや、下界の存在を思う者は居なくなっていた――
 ある日、一粒の植物の種が空中都市に紛れこんでくる。種を拾った空中都市の子供達は、外の世界を覗いてみたいという衝動を抑えられなくなり、まだ見ぬ世界へ冒険に出ることを決意した。
 ひとたび地上に降りると、決して戻れないということを知らずに……


声優・キャラクター
田中あいみ、上田麗奈、深谷悠、星野貴紀、前田敏子
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

進化の行くつく先?

あにめたまご2016の作品。

環境破壊・戦争により地球生物がほぼ絶滅した設定。
冒頭に様々な御託を並べるけど、結局動物人間によるドタバタ冒険記です。

まず、巨大なイモムシ状ペットが気持ち悪い。
なんだか愛でられているんだけど、不自然極まりない。
そんなもの捨ててしまいなさいって感じ。
それと我儘な女子キャラがいちいち文句をたれるから、うざくて仕方ない。
そんなに嫌ならとっとと帰りなさいって感じ。

{netabare}ラストに人語を話す鳥との決闘ですか。
スリルと暖かさの演出のようだけど、とって付けた感は半端ない。{/netabare}

見るに堪えないアニメの中で、どぎつい色彩は少しだけ眩しかった。

投稿 : 2022/01/15
♥ : 19

計測不能 21 2016年冬(1月~3月)アニメランキング21位
映画 プリパラ み~んなのあこがれ♪レッツゴー☆プリパリ(アニメ映画)

2016年3月12日
★★★★☆ 3.9 (9)
46人が棚に入れました
えぇーっ!ファルルがいなくなっちゃうの!? はるか遠くプリパリにいるらぁらの大切なともだちのファルルから届いたメッセージ。アイドルの聖地「プリパリ」からキラキラがなくなり、このままだとプリパラの世界がなくなっちゃう!とSOSが届いたのだ!! プリパラアイドルたちは、チームにわかれて世界中のプリパラのステージで「いいね♥」を集めながらプリパリめがけて全力ダーッシュ!! らぁらたちはファルルを助けて、プリパラの世界を救うことが出来るのか?!

声優・キャラクター
茜屋日海夏、芹澤優、久保田未夢、山北早紀、澁谷梓希、若井友希、牧野由依、渡部優衣、佐藤あずさ、斎賀みつき、上田麗奈、赤﨑千夏、デヴィ夫人、川栄李奈

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

映画プリパラ初の‟完全新作”だ!面白くないわけがない!【全コース制覇】

2014年夏からテレビシリーズが続く『プリパラ』の3本目の映画でありつつ、前作までがライブパート中心の作品だったのに対して今作では初めてストーリー重視の完全新作となっています
メインスタッフもテレビシリーズの本陣スタッフがそのままスライドしてるのが特徴
作画が悪い(笑)ことをネタにすらしてしまう『プリパラ』ですが今作に関しては原画スタッフは日本のアニメタonlyですし、公開当初怪しかったカットも円盤化の際に修正されまくっててwある意味『プリパラ』らしくないクオリティの高い作品に仕上がってます


驚くべきというか、凄いのが前作までも通常興業は一切せずに一般が1200円という特別興業だったのに、今回は普通に60分完全新作で劇中に未発表の新曲まであるのに【一般でも1500円】という映画の価格破壊とも言うべき価格設定がされていることですね
『プリキュア』や『アイカツ』と比較してこのシリーズが最も異なる点は【超低予算アニメ】であることを自覚してるってことなんよ!
それなのにそれ感じさせないクオリティで今作は作られてるんです!
ホントお釣りが来る感じってのはまさにコレですね


本編が始まる前に製作委員会のロゴクレジットが挿入されるわけですが、サラっと「タツノコプロ設立54周年記念作品」とか書いているwww
何の記念だよ!すげぇ中途半端だろ!w
まさに出オチ


本編が始まるとすぐ、らぁらがミュージカルばりに歌い出すという『プリパラ』らしからぬオープニングでの幕開け
コレ、ちゃっかりふでやすかずゆきの作詞なんですよね(爆
そしてアイドルの聖地にしてプリパラの本部がある‟プリパリ”にいるファルルが助けを求めている、という緊急連絡に集結するパラ宿のアイドル達
1期クライマックスを彷彿とさせる胸アツな展開に一行はプリパリを目指す決意をするが、プリパリ行きに用意されたのはチキチキマシンのような一風変わった乗り物ばかり
実はコレ、全て【大河原邦夫デザイン】
21世紀の今になって‟女児向けアニメ”でビックリドッキリメカを巨匠にデザインさせる・・・こんなところでタツノコの力を無駄遣いさせるとは・・・何気にマッハ号みたいのもいるしw


しかしアロマゲドンの悪ふざけにより‟ドクロ型のキノコ雲を伴った大爆発”で世界各地に飛ばされてしまう面々(まさに爆
ここからユニット毎に場面転換して世界各地のプリパラにアクセスし、ファルルを救うのに必要な「いいね」を集めるためにライブをすることに
世界各地のプリパラ、という字面とその描写だけでも笑ってしまいますが世界各地にはやっぱりちゃんとメガ姉ぇとメガ兄ぃがいて、それぞれ各地に対応した服装と喋り方なのが細かいw


途中かなり自然な流れで分岐パートに入り公開週によってフィーチャーされるサブキャラが変わっていきます


映画公開第1週目は【緑風ふわり、黄木あじみ】がフィーチャーされます
これ、すごく面白かったですw
このライブは既存曲「コノウタトマレイヒ」のアレンジでしたがCGは作り直されてるので本編を知ってる人もそうじゃない人も笑えたと思います
なんせ‟あの”【あじみ先生がいるライブ】ですから面白くないわけがありませんからw
こんなに面白いのがあと2本も観れるとか尋常じゃないw
基本、何度も同じ映画に足を運ぶことはしませんがこれなら普通に3回観るわ!


公開第2週目は【紫京院ひびき】がフィーチャーされるコース
ゴビ砂漠(語尾砂漠)で映画の撮影をしていたひびき様
今回の騒動には無関係だったようですが遭難していたDressing Pafe一行を保護したが為に“ライブをして砂漠に水を湧き上がらせる”という無理難題をやってのけるハメに(笑)
しかしそこは語尾砂漠、あのあじみ先生を育て上げた地である(ゴクリ
当然、ひびき様も無事で済まされるわけ無く・・・
これホントに腹抱えて笑いましたw
ひびき様のキャラ崩壊w良い意味で耐えられませんわw


公開第3週目は【そふぃ親衛隊】がフィーチャーされるコース
ちゃん子、定子、なおちゃん、栄子ちゃん、蘭たん、ななみ、ラブちゃんといったサブキャラがニューヨープに集結し地下F・Cなるものに案内される
F・Cってファンクラブ?ファンシークラブ?いいえ、ファイトクラブです(爆
地下F・Cの正体は1回負けると100回勝たないと解放されない金網デスマッチの会場であった
一番強そうwという理由から代表者にされるちゃん子
そして遂にちゃん子がCGモデル&専用曲付きでライブ(という名の試合)をする!
これは究極のネタコースなのかwと思いきや、重量感を残しつつキレッキレに踊るちゃん子の姿はギャグというより感動モノでした;
『プリパラ』のキャッチコピーである「み~んなトモダチ、み~んなアイドル」を体現したコースだったので最も上級者向けの割にド直球な内容と言えます


クライマックスでのプリパラの終わり=ファルルの消滅を心配するユニコンやらぁら達の悲痛な叫びには胸が痛むみます
イイハナシやで、ホンマ
「み~んな友達、み~んなアイドル」がプリパラのキャッチコピーでありつつメインテーマ、それを象徴しているファルルの消滅は本当に悲しいことなんですよね


ラストを飾る新曲、「オールアイドル組曲 プリシャス♪」のライブシーンは圧巻
劇場の大スクリーンに映えるその美しさたるや、『アニマス』の「M@STERPIECE」や『ラブライブ』の「SUNNY DAY SONG」と並び立つスケールでありながらも、これぞ『プリパラ』ならでは!と言わしめんばかりに【文字通り世界を飛び回る演出】に『プリパラ』という作品の無限の可能性を感じましたねb


キーパーソンの新キャラを演じたゲストのデヴィ夫人の芝居もメチャクチャ上手くて面白かったです
「声優やりたかった」と言ってるだけあって【かなり‟酷い”キャラ】だったにも関わらずノリノリで演じられているのが伝わってきましたよ


ただよくわかんねーのがミニファルルの中の一人を川栄李奈という元AKBのトーシローがやってたり、エンドロールで流れる曲がSKE48だったり、しかもイマイチ『プリパラ』の世界観にマッチしてない曲だったりと、ちょっとよくわかんないタイアップがあったのには正直退きました・・・;
高柳明音が『プリパラ』ファンを公言してるのは存じてますが、正直に高柳自身がゲスト出演する・・・ぐらいで留めて欲しかったぁ
誰やねん川栄って・・・;
avexはこーゆー積み重ねたモノを台無しにするのホントヤメた方がいいです
それに良いタイミングでi☆Risが声優アワードに輝いたしで、推しどころがオカシイと感じたのはオイラだけ!?


しかしまあ森脇監督とふでやすかずゆきのコンビと言えば、奇しくも先々週の劇場版『ミルキィホームズ』で実にハッチャけてるなぁ~、と感服したばかりでした
が、今作はそれを数倍上回るインパクトでしたよb
アッチは良質なファンムービーでしたが、コッチは『プリパラ』も知らない人にも是非チェックして欲しい!
もちろん『キンプリ』ファンもウェルカムです!

投稿 : 2022/01/15
♥ : 6

前原由羽 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

プリパリ完走したぷり

イオングループと提携したことにより、前作の2倍以上に上映会場が膨らみ、世の中にプリパラの輪が増えていって嬉しいです。地方の上映ながら、私の年齢の半分くらいの子が観に来てくれることにしみじみさを感じました。彼女たちが私と同じくらいの年齢になって、プリパラという素晴らしい作品が世に存在してたことを思い出してプリティーリズムシリーズを振り返ってもらえたら、それはもう感無量です。

さて、本題へ...

プリパラ映画のスタートはらぁらが観客に語りかけるような歌から始まります。題して、「あなたがプリパラに来るのを、あたし待ってる。」なんでそんなタイトルが長いのかというと、作詞がふでやすさんだからというわけではなくて、歌詞がミュージカル調だから。普段聞き慣れない音楽の上に、歌詞が思いっきり非日常に連れて行ってくれる内容だったので、3回行って3回聴き入りました。(ちなみに、作詞がふでやすさんだったことは3回目の時に初めて気づきました...けみかけ大先生のレビューにも書いてあったのに情けない...)
分岐ルートを見るのが目的のはずが、この曲が1番の目当てになっていたような。それにしても、なぜプリミュでこの曲を使わなかったんだろう...やっぱり、ライブミュージカルであって、ミュージカルじゃなかったからかな。

その後、なぜかグランドプリパラキャニオンという北アメリカと日本がつながった狭間の空間に落ちて、タツノコプロの宣伝(?)が始まります。(ヤッターマンとか私の世代じゃないから分かんない...詳しくはけみかけ大先生のレビューで)

そして、アロマゲドンの爆弾によりチームごとに上手い感じに固まって分かれて、ファルルのため(アイドル引退を逃れるため)にライブを各地で行うという所で、やっと主題がやってきます。あぁ、長かった。。。

そらみスマイルはグリオと田中さん(山田さん!?)が目立つオオサカプのプリパラで新曲を披露します。この曲は大きく4部で構成されるのですが、4部のリズムが全然違っていて非常に歌いにくいです。タイトルは「トライアングル・スター」となかなか意味深。プリパラ3期で登場するTriangleがカバーするのでしょうか。

Dressing Pafeとアロマゲドンは既曲を歌っただけなので、特筆することはレオナの英語が流暢だった以外は特にないです。尚、この時点であじみは大西洋にいます。

ここから分岐点

ふわり、あじみコースでは、あじみがなぜかパルプスにやって来て、ふわりの名曲の盛り上げ役として登場します。確かに新キャラ同士の組み合わせといえども、余りに不自然に見えました。このコースを入れた目的はただ一つで、ふわりのおじいさんをダビンチに仕立て上げたかったからだと思います。地上波では流せなかった内容だったかも。

ひびきコースでは、語尾砂漠でひびきをさんざんいじめます。本作に一番マッチしてた感があり、「純・アモーレ・愛」を映画館で聴けたのはホント嬉しかったです。映画はプリパラ2期終了後の後日談ということでしょうか、安藤がちゃんといました。

親衛隊コースでは、デスマッチで1回負けると100回勝たないと出られないプリパラ地下FC(ニューヨープにある)に入ってしまい、ちゃんこが半ば強制的にデスマッチ送りされて、戦って、いつの間にかライブをして勝って、出られました(めでたし!)というストーリーになります。これは、本当にファンサービスですね...美形でなく、決して体がスマートでないちゃんこがどう演出されるのか楽しみでしたが、力強さが前面に出てました。器用さや美しさだけが魅せるところじゃない、自分の個性を魅せるところは力強さ、体のポーズ、独特の動かし方、いろんなところにあるんだということを学ばさせて頂きました。
最後の最後に一瞬、飛行機にのったあじみが登場するのですが、彼女(たち)はパルプスからプリパリに飛び立ったはず。。。偏西風にでも乗ってニューヨープからプリパリに行く途中なのでしょうか。

主題に戻り、ファルルのいるプリパリにらぁらたち主人公が到着

ことの発端が、全て大神田姉妹の食べ物関連の喧嘩によることを知り、らぁらたちと同様に観衆たちも呆れかえりました(2人の喧嘩でプリパラがつぶれるって、どんだけ性善説でプリパラが成り立ってるのだか...)。だけど、それが原因でプランス革命がおこり、ファルルが眠りについてしまったのは現実(ガリバー旅行記みたい)。サイリウムチャームを使って何とかファルルに煌めきを届けようとするが、全然足りません。プリパラのシステムがダウンして、画面がどんどん暗闇に包まれてしまいます。
らぁらたち一行、ファルルそしてプリパラの運命は如何に!?

と盛り上がるところで、主人公以外のプリパラアイドルが突如勢ぞろいしてサイリウムチャームの煌めきを届け、あっけなくファルルは目覚めます。そして、「1階にプリズムストーンショップがあるよ」というミニファルルの貴重な一声を聞いて、衣装チェンジして、これまた歌いにくい組曲を披露します。ここで集めた煌めきを利用して大神田姉妹の喧嘩を止め、プリパラの平和を取り戻しました(めでたし!)、で終わり、後はエンディング(後述)。
以上が大まかなあらすじとなります。


今回の映画のテーマは何だろうと考えて、3回観たわけですがあんまり見えて来ないんです...(笑)。ただ単に大神田姉妹の喧嘩の部分をピックアップすれば、「戦争」と「平和」がすぐ近くにある(久里須かなめちゃんのネタ♪)が主題だと思われるのですが、そうすると今回散々登場したプリパラの世界観がただのネタで終わってしまうんですよね...
私としては、らぁらたちがライブをすることで世界中の多くの人にプリパラに関心を持ってもらい、平和なプリパラの世界と日常の混ざりあったバーチャルリアリティーな世界に引き込み、世界中を平和にしたいとかいう構図を考えてたわけですが、2人の喧嘩でシステムダウンするようなハリボテな世界がプリパラだったので、プリパラが平和を語るにはまだまだ改善の余地がありそうです。結局、戦争と平和の連続性がメインテーマだったのでしょうか。何か、考察対象が抜けてる感があります。

応援上演は、非常にやりにくかったです。というのも、1年前の映画はライブがほぼ連続で続いてたため、歌うなり、掛け声をかけるなり、盛り上がった場を冷やす余地はありませんでしたが、今作はライブとライブの間が比較的長く、合間を掛け声とかで場を何とか冷やさない努力をしないといけない上、近場の劇場が増えたことで応援上演の平均参加年齢がガタ落ちし、公式からお触書まで登場したため、あんまり盛り上がりませんでした。

でもって、最後のSKEの歌うEDに至っては、(私が観たときは30人ほど観衆がいましたが)誰もサイリウムを振ってませんでした。私は、直感でプリパラを知らない人が歌ってるんだろうと思いましたが、あながち間違ってなかったかもです。最初の2回はほぼ聞き流してたのですが、3回目によくよく聴いてみると、どうやら非日常から日常に立ち戻れというようなという歌詞のテーマで、歌い手に個性がない上に、SKEの誰が歌っているか分かんないし、裏拍の独特のリズムに合わされてるという、日常の前に倣えという現実味を表現したかのような音楽でした。
とすると、今作は日常→OP→非日常→ED→日常の構図を持ってきたということでしょうか。プリパラの曲は基本的に非日常を描いた曲がほぼ全てですが、この曲は真逆なので、非日常に浸かりたい観衆にとってはサイリウムを振りたくなかったのでしょうね。

今一つ、どこに対象を持ってきているのかが分かんない映画だったかと思います。私は1年前ほど、盛り上がれなかったし、プリパラの世界に浸かれなかったし、主題を味わえなかったと思います。しかし、今作が、いろんな劇場で上演され、より多くの人にプリパラの世界を体感してもらえたという意味では、それ相応の意義はあったかと思います。

投稿 : 2022/01/15
♥ : 2

計測不能 21 2016年冬(1月~3月)アニメランキング21位
父を探して(アニメ映画)

2016年3月1日
★★★★☆ 4.0 (6)
31人が棚に入れました
ブラジル発の長編アニメーション

出稼ぎに出た父親の行方を捜す少年の姿と、少年の目を通して映し出されるブラジル社会の現実を、全編セリフ無しで描いたアニメーション

褐色の猪 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

英題は「The Boy and the World」

第20回メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞受賞
2014アヌシー国際アニメーション映画祭クリスタル(最高賞)受賞
第88回アカデミー賞 長編アニメーション部門 最終候補にノミネート
ブラジルとしては初の快挙

出稼ぎに出た父親の行方を捜す少年の姿と、少年の目を通して映し出されるブラジル社会の現実を、全編セリフ無しで描いたアニメーション(wikipedia・公式サイト参照)

手作業とデジタル双方を駆使しての作画だそう。

セリフなしというか喋ってます。字幕はありません。
監督によるとポルトガル語だかの単語を逆さ読みさせた音声を当てているそう。なので喋っている音声に内容も意味もないとの事、面白い事を考えますね。

熱く軽快な南米の音楽とPOPな作画が交差。

キャラの顔形はクレイアニメーションの「ニャッキ!」をちょっと連想したりして明るい感じなのですが、

軽快そうでいて重厚な作品でした。

投稿 : 2022/01/15
♥ : 4

ワドルディ隊員 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

絵の表現力を用いて社会問題を描いたブラジルの良作アニメ

このアニメはブラジルで制作された
長編映画である。
この作品を見るきっかけになったのは、
私をキャッチしてくださった方からの推薦だ。

おおまかなあらすじとしてはこんな感じ。
少年は、両親と幸せに暮らしていたが
ある日を境に、父は出稼ぎで旅立ってしまう。
少年は、父を探すために旅に出るのだが…。

この作品の大きな特徴は、非常に芸術性の高い
作画である。鉛筆タッチで描かれているということも
あり、このアニメの魅力にも繋がっている。
後、鮮やかな色使いには目を見張るものがある。
美術の勉強がしたくなる程の素晴らしい出来だ。

冒頭と最後に、サイケデリックな描写があることを
除けば非常に目に優しい作品なのではないかと思う。
キャラクターデザインが、愛らしくデザイン
されていることもあり一種の萌えを感じることができる。
一部のシーンで、急に真っ白になるが
数秒間だけなので安心して欲しい。

実は、この作品は環境や経済等といった
社会問題をアニメでうまく表現している。
また、終盤でいきなり、実写の映像が挿入されるため
度肝を抜かれた。ただの冒険アニメではないと
考えを改めたのだ。

考えさせられることも多く、濃密な映画だった。
個人的には、名作と呼ばれても不思議ではないと
感じるほど、素晴らしい作品だった。良作だと思う。

投稿 : 2022/01/15
♥ : 9

計測不能 21 2016年冬(1月~3月)アニメランキング21位
モンスターホテル2(アニメ映画)

2016年2月20日
★★★★☆ 3.8 (9)
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モンスターたちの社交の場・モンスターホテルで出会ったドラキュラの娘・メイヴィスと人間のジョナサンがついに結婚!二人の息子・デニスも誕生しドラキュラは大喜び。なんとしてもデニスを一人前のモンスターに育てたいドラキュラは、いつもの仲間と一緒に孫育てに奮闘中。そして迎えたデニス5歳の誕生日。メイヴィスが招待したドラキュラの父・ヴラッドは人間が大嫌いな古いタイプのモンスターだったので、さぁ大変。デニスの誕生日はモンスターの家族と人間の家族を巻き込んでの大騒動に!