2018年夏(7月~9月)に放送されたアニメ映画一覧 21

あにこれの全ユーザーが2018年夏(7月~9月)に放送されたアニメ映画を評価したーデータを元にランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2020年08月05日の時点で一番の2018年夏(7月~9月)に放送されたアニメ映画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

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78.6 1 2018年夏(7月~9月)アニメランキング1位
劇場版 のんのんびより ばけーしょん(アニメ映画)

2018年8月25日
★★★★★ 4.1 (260)
1213人が棚に入れました
旭丘分校」の生徒はたった5人。学年も性格も違うけれど、いつも一緒に春夏秋冬の変わりゆく田舎生活を楽しんでいます。ある日、デパートの福引で特賞の沖縄への旅行券を当てた「旭丘分校」の面々。夏休みを利用して、皆で沖縄に行く事になるのですが……。

声優・キャラクター
小岩井ことり、村川梨衣、佐倉綾音、阿澄佳奈、名塚佳織、佐藤利奈、福圓美里、新谷良子
ネタバレ

はあつ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

残暑お見舞いなのん~

テレビアニメ「のんのんびより」のファンムービーとしては期待を遥かに上回る出来映え!
美しい自然と可愛く楽しい女子キャラたちによる極上の和みと癒し。
ストーリー性も充分あり、70分という、映画としては短めの尺ながら満腹度は100分以上の長編並みに感じる密度の濃さがありました。
作品の魅力が存分に表され、テレビ版を未視聴の方でも、日常癒し系アニメの人気作たる所以に納得し楽しめるのではないでしょうか。

《ストーリー》

旭丘分校の生徒たちをはじめとする田舎の村民9人の沖縄旅行顛末記。
ユーモラスなキャラたちの個性に沿った小ネタ満載の展開にニヤニヤと和むことしきり♪
そんな中にしっかり描かれる、脚本・吉田玲子さんお得意の、ちょっぴり切なくも心温まるハートウォーミングなエピソード。
のんのんらしい優しさもたっぷり伝わり大満足です!

《作画&演出》

テレビ版と同じく手書きの自然風景は美しく、キャラ画との親和性も高くて目の保養になります。(特に夜のワンシーンにうっとり!)

本作のシリーズを通して川面真也監督の演出面でつくづく感服するのは、シーン毎の間尺の取り方。
今回の映画でも、静止したキャラを見せられる度に笑い声や涙をこらえるのに必死になり、長回しで映る自然風景や建物などの器物を見てるだけでうっとりと癒されたり感慨に襲われてしまう。
しっかり情感を汲み取れる時間を充分とりながらも、決して間延びを感じさせないのは卓越した手腕ですね。

《音楽》

テレビドラマと同じくnano.RIPEさんによるOP。
nanoさんは作品に合わせた曲作りが上手く、海をイメージさせるサウンドでバカンスへの出発気分を盛り上げてくれました。
そしてこれまた同じくキャラ4人によるEDは、バックで場面を振り返りながら名残惜しい余韻に浸れました。

また、劇場ならではの音響システムで、水しぶきや波の音、無数の虫の音に包まれながら美しい景色を眺めてると、マイナスイオンのシャワーを浴びながらキャラ達と共に大自然の中に居るような幸せな気分になれました。

《キャラ》

今作では、なっつんこと夏海が一番活躍?
メンバーそれぞれの個性で笑わせてくれる中、いつもはからかい上手の彼女にキュンとさせられます!

あと個人的に一番楽しめたのは宮内三姉妹。
末っ子れんちょんの才能と感受性の豊かさは要所に描かれ、ホント、将来が楽しみな小学1年生。
長女かず姉には、意外な一面に驚きつつ楽しめました。
そして、キャラたちのお笑いの中でも突出してたのが次女ひかげ。
可愛い一面も見せ、今作のR-1グランプリ受賞でしょう♪

《声優さんの舞台挨拶初見学記》

今回、映画上映後にれんちょん役の小岩井ことりさんとほたるん役の村川梨衣さんの舞台挨拶を見る事が出来ました。

幅広い年代の250人程度の観客のほとんどは男性で平均年齢35歳といったところ。
小岩井さんの生「にゃんぱす~!」で始まるおふたりのトークは、村川さんの盛り上げ方も上手で、アニメ関連イベント初参加で変に緊張してた私も和やかな気分で楽しめました。

村川さんの地声は、ほたるんより「ヒナまつり」のアンズっぽく聞こえ、個人的に好きなキャラ声を生で聞けるのはテンション上がる~!
作品の架空の田舎の事をキャストみんなで「(仮)のんのん村」と呼んでるそうで、制作現場の楽しい雰囲気が伝わりました♪

小岩井さんのトークで、 {netabare} れんちょんがスケッチをプレゼントした夏海への気遣いについて、「テレビ版のひらたいらさんのエピソードで、夏海が機転を利かせてれんちょんを元気づけた事に繋がってる」と言われ、 {/netabare}私の感想も深まると共に、小岩井さんの作品への思い入れを強く感じました。


観光地の旅行先がメイン舞台なので、田舎の「のんびりさ」だけが成分不足ですが、それを補う「強壮バカンス成分」がてんこ盛り。
この夏の暑さを和らげるくつろぎと癒しの清涼剤をぜひご一服どうぞ~♪

投稿 : 2020/08/01
♥ : 31
ネタバレ

ぽ~か~ふぇいす さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

上映館が倍以上に増えるようです!

初日の舞台挨拶は抽選漏れしたため
翌日にあにこれ面子と一回目
今週の舞台挨拶には当選したので
舞台挨拶付きで2回目を観てきました

そんなかんじで初めて観た日は
アニサマ全通の3日目に
会場に行く前に新宿まで寄り道して観たのもあって
かなり疲弊した状況での鑑賞となりました

しかし、この最上級の癒しアニメのおかげで
だいぶ活力を取り戻して3日目へと向かえたように思います

ふだんののどかな田園風景とは舞台は違えど
やっていることはいつも通りの
ゆったり日常アニメ
ゲストキャラクターのあおいちゃんとの
ハートフルな交流もあったりと
とにかく沖縄の情景がとてもきれいに描かれていて
なんだかキャラクター達と一緒に
沖縄旅行を楽しんでいるような気分になりました

あとはサブキャラクターのくせに
{netabare}ジャンピング土下座にはじまり
難聴ネタ
ふとん
リバース
天然記念物
泣いてねーし!{/netabare}
と要所要所でギャグ要員として出動し
美味しいところを全部持っていくひかげに
今回はかなりやられましたw
ほんといいキャラしてる

そしてあまり間を置かずに2回目を見に行ったわけですが
舞台挨拶は置いておいても
2度目の鑑賞でも1回目と変わらず癒されたし
楽しく見れました

そして今は久々にTVシリーズを見返したい思いに駆られています
1期2期ともにdアニメにあるので
今期のアニメをいくつか切れば見れるけどどうしよう?

閑話休題

この映画かなり見れる劇場が少なく
基本的に都会の映画館でしかやっていない感じでした

隣の芝は青いと言いますか
田舎の人は都会にあこがれ
都会の人は田舎にあこがれるものです

のどかな田園風景とゆったりしたスローライフに
まるで異世界ファンタジーでも見るような感覚で
憧憬の念を抱くのは基本的に都会の生活に摩耗しきった層なので
都会に絞っての公開は戦略的に正しかったと思います

この戦略が吉と出たのかどうかは定かではありませんが
館数からするとかなり好調な収益を上げているようで
今回の舞台挨拶にて上映館が27scrから71scrへと
大幅拡大されることが発表されました

特に東北と九州は仙台と福岡で1館づつの上映だったものが
各県で1~2か所みられるようになり
だいぶ見やすくはなってるんじゃないでしょうか?

もし今まで観たいけど近くでやってないからと敬遠していた方がいれば
ぜひもう一度上映館情報を確認しなおすことをお勧めします

この後全国でさらにヒットすれば
劇場版をもう一作
あるいは3期の制作なんて話になるかもしれません
応援のためにもみんなでぜひ観に行きましょうw

おまけ(舞台挨拶内容・ネタバレ含)

{netabare}今回はれんちょん役の小岩井ことりと
なっつん役の佐倉綾音が登壇
映画に関してのちょっとした裏話などをしてくれました

あやねるの話で面白かったのは
夏海とあおいの関係について

あのど田舎の生活では
同い年の子供がまったくいなかったので
夏海にとってあおいは初めての同い年の友達
そして初めて仲良くなった同い年の子と
出会って数日で別れなくちゃいけない
「ほんと切ないよねー」
と、こっこちゃんと頷き合ってました

こっこちゃんは演じる際に考えていたことを
いくつか話してくれましたが
中でもハッとさせられたのは

TV版ではひらたいらさんとの別れを悲しむれんげを
夏海がなかなかにニクい形で元気づけていました
今回の映画であおいとの別れを悲しむ夏海を
れんげが慰めるシーンは
れんげが夏海に教わったことを
夏海にお返しするシーンだと思っているというお話
言われてみるとなるほどという感じで目からうろこでした

りえしょんみたいに難しいことは何も考えてなくて
それでいて感覚的に何でも器用に演じれてしまう人もいれば
こっこちゃんみたいに一つ一つのセリフの意味を
自分なりにあれこれ考え抜いた上で演じてる人もいる
っていうのが面白いですねw{/netabare}

投稿 : 2020/08/01
♥ : 30

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

みんなでもっと遊ぶのん!

テレビで2期が放送されてからもう3年…
この作品の大好きな方は、この劇場版を待ちわびていたのではないでしょうか。
かくいう私もその一人です。

テレビアニメ本編は基本的に1話完結型…
そのため劇場版から視聴しても話は通ると思います。
でも作り手の愛情が目一杯注がれたこの作品を隅々まで堪能するなら、是非前期からの視聴をお勧めします。

続編の放送をテレビにするか、それとも劇場にするかは議論の分かれるところだと思います。
個人的にはその作品に合っているなら、どちらでも良いと思っています。
劇場版には尺に限りがあるので、内容を詰め込み過ぎては物語が発散してしまいますし、テレビで放送する場合も尺が合わず中だるみした作品だって無い訳ではありません。

それではこの「のんのんびより」はどうだったか…
個人的には劇場版で正解だったと思います。
物語の構成から劇場版を選択しても尺の長さに違和感が無いこと…
そして繊細かつ緻密な背景のクオリティが半端無く、作り手の徹底的なこだわりが窺えること…
何よりそこまで手がかけられるのが劇場版の醍醐味だと思うんです。

鮮やかな空の青…
新緑に彩られた森の木々…
普段なら何気なく過ぎてしまう背景の一場面にも細やかな配慮が散りばめられているんです。
作り手の皆さんがこの作品を愛してやまない何よりの証拠なのではないでしょうか。
だから視聴にも気合いが入りますし、作り手の頑張りが感じられる作品は見ているだけで幸せな気持ちになれる気がします。

物語は夏休みもあと少しの時期…
いつもの4人組は今日も一緒に遊んでいました。
いつもと少しだけ違ったのは、駄菓子屋とかず姉が車で出掛ける姿を4人に目撃されたこと…
この僅かな差が、このあとの超展開へと発展する訳ですが…
その立役者は、存在は認識されているものの、殆ど出番がなく空気みたいな人…
と言えば、もしかしたらピンと来る方がいらっしゃるかもしれませんね。
こうして「いつもの日常」を大きく逸脱しながら物語が動いていきます。

途中まで視聴して気付いたこと…
それは物語の「間」をとても大切にしている点です。
思考が巡り、次の展開を思わず期待してしまうような「間」だったり、掌を帰すようにツッコミは秒殺だったり…

それもこれも、この作品に登場するキャラが愛されているからだと思います。
しっかりキャラの特徴が定着しているので見ていて安心感が半端ないんですよね。
でもそれだけじゃありません…
4人は多感な時期であると共に、成長期でもあるんです。
そんな彼女たちが時折見せるギャップがグッと胸に響くんですよね。

誰かのために何かをしてあげたいという純粋な気持ち…
そんな気持ちと優しさは伝染する…
この作品の優しさは心底温かいんですよね。
そして、いつもと違う日常をみんなは満喫していくのですが…
緻密で繊細な作画がキャラの躍動感と魅力に拍車をかけてくれているのが分かります。
この作品のキャラと背景…最強の組み合わせだったのではないでしょうか。

どうして楽しい時間ってあっという間に過ぎてしまうのでしょうね。
勿論時間は有限だから一秒たりとも無駄になんてできないし、決してしなかった…
だからこそ…なんでしょうね。
終盤の夏海の言動…私の涙腺は耐えられませんでした。
だって、私も夏海と同じこと考えていましたから…
こうして物語は「いつもの日常」に戻っていきます。

オープニングテーマは、nano.RIPEさんの「あおのらくがき」
エンディングテーマは、4人による「おもいで」
nano.RIPEさんのオープニングは鉄板ですね。
今回も抜群の楽曲を提供してくれています。
エンディングは「4人らしさ」が感じられる曲でした。

上映時間1時間強の作品です。
相変わらず笑いと癒しのバランスが秀逸な作品ですね。
万人にお勧めできる作品だと思います。

投稿 : 2020/08/01
♥ : 22

75.1 2 2018年夏(7月~9月)アニメランキング2位
ペンギン・ハイウェイ(アニメ映画)

2018年8月17日
★★★★☆ 3.9 (184)
898人が棚に入れました
小学四年生の少年アオヤマ君は、一日一日、世界について学び、学んだことをノートに記録する。利口な上、毎日努力を怠らず勉強するので、大人になったときにどれほど偉くなっているか、見当もつかない。そんなアオヤマ君は、通っている歯科医院の“お姉さん”と仲がよく、“お姉さん”はオトナびた賢いアオヤマ君を、ちょっと生意気なところも含めかわいがっていた。ある日、アオヤマ君の住む郊外の街にペンギンが出現する。海のない住宅地に突如現れ、そして消えたペンギンたちは、いったいどこから来てどこへ行ったのか…。アオヤマ君はペンギンの謎を解くべく研究をはじめるのだった。そしてアオヤマ君は、“お姉さん”が投げたコーラの缶が、ペンギンに変身するのを目撃する。ポカンとするアオヤマ君に、笑顔のお姉さんが言った。「この謎を解いてごらん。どうだ、君にはできるか?」“お姉さん”とペンギンの関係とは? そしてこの謎は解けるのか?少し不思議で、一生忘れない、あの夏の物語。

声優・キャラクター
北香那、蒼井優、釘宮理恵、潘めぐみ、福井美樹、能登麻美子、久野美咲、西島秀俊、竹中直人
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

この小四男子が大人になるのが楽しみでなりません

原作SF小説は劇場鑑賞後に購読。

ボクは大人になったら保母さんと結婚するんだ。
或いは先生と、或いは看護婦さんとか……。

幼少期の園児、児童の中には、時折、
こうした未来を語るナマイキな小僧がおりますがw
あれは果たしてどういった心情なのでしょうか?

年上の女性に甘えているようで母性依存とは少し違う。
だからと言って恋愛のいろはを知っているわけでもない。
大人になってから初恋の相手は先生だったなどと吹かす人もいますが、
あれは恐らく初恋の域には達していなかったと見るのが妥当でしょう。

そして、思春期を経て、恋を知っていく中で
母性依存以上、初恋未満の経験は、いつの間にか霧散してしまう。
その時、少年の心や周囲に何が起こったのか?
についてはあまり語られることもありません。


本作はそんな幼少期から思春期に差し掛かる少年と年上お姉さんの青春を
生命進化史や宇宙観に絡めたジュブナイルSF作品。

歯科医院に勤務するお姉さんを結婚相手に決めている主人公少年。
彼がまた只者ではありません。

“人類代表”就任を企てる少年の野望は、
夢物語にとどまらず、形にすべく既に計画的に動き出している。

ノートに自身の課題と研究テーマを列記。
(しかもジャポニカ学習帳などのお子様向け文具ではない。
論理的思考やスケジューリングに最適な大人向けの外国製方眼ノート)
解決のためのPDCAサイクルを回して、
日々、着実に“エラく”なっている自負を得ているのです。

けれど、宇宙物理学の知見に触れたり、
一流のビジネスマン、研究者に匹敵する
メソッドを体現した天才児をもってしても、
ようやく知りつつある恋の甘酸っぱさについては、認識しきれない。

知識だけでは感じ切れない。
成長や性徴を経ねば分らない感情が確かにある。
少年の知的生活を強調することで
浮かび上がって来る青春という構図が誠にこそばゆいです。


鑑賞された方の中には、というより多くの方が、
こんなすました主人公少年なんているわけないだろうw
と思われたのではないでしょうか。

ただ、私の場合は、自分も幼少期、ろくに方程式も解けないクセに、
舌で乳歯をグラつかせつつ、
NHKでアインシュタインの業績を優しく解説する番組などを見て、
宇宙の真理を知った気になっていたナマイキなガキだったのでw
本作の主人公少年の言動には共感できる点も多々ありました。
(但し私も流石に、{netabare} 怒りの感情を和らげるために、おっぱいを妄想して幸せになる{/netabare}
などということはなかったと弁明はしておきますw)

SF展開も私好みで思索も捗り、久々に幼少期に戻った気分になりました。
嬉しさの余り……また、劇場版の説明だけでは納得できないこともあって、
鑑賞後、原作購入して延々と考察に耽っている内に、
この夏も終ろうとしていますがw後悔などは全くありません。
脳に清々しい汗をかくこともできた素敵な夏でした。


それにしても、この主人公少年は
これからまさに恋を知り、青春を知ることになるのでしょうが、
別次元とも言える思春期の純情を経た時、さらに大人になった時、
この夏の思い出はどう自己解釈されるでしょうか?
未熟だった自分にのたうちまわったりもするのでしょうか?
今から反応が楽しみでなりませんw


その他、主人公少年だけでなく、同級生の男子一名と女子一名もまた、
初めて知ってしまった恋の感覚に戸惑いながらも成長していく。
三者三様の青春も実にくすぐったかった。良作青春SF映画でした。


以下、ネタバレかつ超絶ロングな考察。

一応ノート形式を気取ってはいます。
眺めていても大した「エウレカ!」も来ない半端な代物ですがw
鑑賞後の思索等にお役立て頂ければ幸いです。

{netabare}
□ブラックホールとワームホール仮説と“世界の果て”

劇場版では、“世界の果て”は遠い宇宙の外ではなく、内側にあるかもしれない。
と示唆された程度でしたが、原作では、かなり多岐に亘る思索があります。

例えば、恒星が死を迎える際に重力で自壊するなどして
空間に穿たれるブラックホール。
光も音も時間や空間さえも飲み込まれ押し潰されると言うこの穴については、
その出口が別の宇宙へ通じているという仮説が提唱されています。

この場合“世界の果て”は外側の辺境ではなく、
内側のブラックホールに存在することになるのです。


□始まりと終わりを繰り返す万物

無から生じた宇宙の膨張と収縮。
混沌と秩序、生と死、進化と絶滅、眩しい朝昼と静寂とした夜、
輝かしい夏も四季が巡れば秋を経て、命が眠る寂れた冬を迎える。

全ては始まり、やがて終わり、また混沌とした始まりへと回帰していく。
本作では盛衰を繰り返す森羅万象という宇宙観が、
少年が知覚する周囲のあらゆる事物、体験にあてはめられます。


□宇宙と海の共通点

原作では海の神秘についても、さらなる言及があります。
深海に至っては並の探査船は圧壊する程の高水圧。まるでブラックホール。
そこにすら棲息する生命体は、宇宙のエイリアンを思わせるグロテクスクな外観。

光や音が地上と異なる性質を見せる水中においては、
さながら宇宙空間を想起させる不思議な非日常的な環境を与えてくれます。
宇宙飛行士も水中で訓練に励むのです。

劇場版では、さらりと流されたプールのシーン。
あのカットだけだと全裸で女子の前に浮上する
少年の奇行を強調するだけのネタシーンと化していますがw
原作だと、あの場面に宇宙と海をつなぎ合わせる感覚を読者と共有する、
貴重な水中体験の描写があります。

後で原作を読んでいて、一番これは映像化して欲しかったなと思ったシーンです。


□コーラと多元宇宙論

お姉さんが投じたコーラからペンギンが発生する。これも含蓄に富んだ表現です。

原始の海から発生した生命が鳥類まで到達する生命進化史の早回しとも解釈できますし、
私の場合は幼少の頃見た多次元宇宙論の泡宇宙のイメージ映像を思い浮かべました。

宇宙は単一ではなく、無数に存在していて、炭酸の泡の如く生まれては消えている……。
コーラの漆黒の液体に泡立つそれらがペンギンへと到達し、また元のコーラ缶に回帰していく……。
一連の描写は宇宙の性質も示唆しているように感じました。

いずれにせよ、ペンギンの発生と消滅もまた、万物の盛衰を暗示しているものと思われます。


□<海>とは何か?

ハマモトさんが発見した膨張と収縮を繰り返す不思議な浮遊球体<海>
この世界に開いた塞ぐべき“穴”との指摘からも、
また上記の考察からも、ブラックホール?と推測したい所ですが、
重力による星の潰滅に由来しないためか、万物を吸い込み圧壊する性質はない模様。

一方でワームホールの如き異次元空間への転移機能は有していて、
<海>の中では物理法則や時空も混沌としています。
劇場版でも“世界の果て”と形容された<海>
原作では加えて「カンブリア紀」の海とも再三強調されています。
多種多様な海洋生物が爆発的進化を遂げては消えていった……。
地球生命史でもっとも多くの可能性が繚乱した時期。

<海>はかの時代の如き混沌への回帰をもたらすのです。


□ペンギンの役割

ペンギンと言う鳥類はまさに生命進化史の天邪鬼。
海の生命が数億年かけて上陸を果たし、翼を獲得し、大空に羽ばたいた……。
その進化に逆行するようにペンギンは、空を飛ぶことをやめ、
翼をフリッパーに変え、生命の故郷である海に舞い戻り、生き生きと泳ぎ回る。
そのクセ、かつての陸棲から海の主と化したシロナガスクジラと異なり、
ペンギンは完全に海棲生物にはならない。
「ペンギン・ハイウェイ」と呼ばれるルートを通って
彼らは海から陸の浜辺へ帰って行くのです。

お姉さんが出すペンギンたちもまた、混沌たる<海>と呼応しながら、
完全に混沌に回帰することはない。
それどころか混沌を振りまく<海>を、
残された鳥類としてのアイデンティティたるくちばしで突いて消してしまうのです。

混沌に最接近しながら、秩序へ舞い戻って来る。
「ペンギン・ハイウェイ」は混沌に背を向ける者たちの進路でもあるのです。


□ジャバウォックの役割

……これには参りました。なにぶん『鏡の国のアリス』の記憶がないものでして……。
こんなキメラみたいな怪物いましたっけ?

で、結局、ウィキペディアなどを当てにする羽目になったわけですがw

その中で使えそうかな?と思ったのはジャバウォック退治が、
「言語の存立」を脅かす混沌を両断する比喩であるとの解釈。

陸に出張って来たクジラの如き風貌のそれは、
混沌から秩序を構築する営みを妨害する<海>からの使者。
混沌の穴を塞ぐペンギンにとっては
やはり天敵となる存在だと思われます。


□少年の成長に待ったをかける、混沌回帰の誘惑

少年はお姉さんを未来の結婚相手と決めている。
けれどそれは恋慕の感情を理解できていない、
母性依存以上、初恋未満の幼少期の未熟である。
少年が幼少期を脱し恋とは何かを知れば、
お姉さんとの関係は成立し得ない幼少期の夢想として霧散する運命にある。

生まれて成長していっても、人はやがては死に絶える。
万物はどーせ原始の混沌に戻っていくと言うのに、
遠くの海辺の街など目指す必要はあるのだろうか?

このまま成長もせず、恋も知らず、
将来お姉さんと結婚すると無邪気に思えていた頃の
甘い夢に溺れていても良いのではないか?

混沌への退行という誘惑は、
成長し恋を認識しつつある少年を惑わせ続けます。


□新興住宅街と子供のセカイとお姉さん&ペンギンの行動可能範囲

原作では、主人公たちが暮らす新興住宅地についても多くの言及があります。
少年が引っ越して来た時は、誕生直後の宇宙や原始の地球の如き静けさだった街が、
人口増加と共に活気を得ていく……。

星や銀河が繁栄した宇宙史や、多様な進化が花開いた生命史と重ね合わされた、
ビッグバンのようなエネルギーで膨張を続けるこの街には
お姉さんが出すペンギンの素材ともなり得る特別な力が宿っているのです。

さらに“世界の果て”は内側にあるかもしれないという論理は、
子供たちが行動し、探検できる範囲内に
“世界の果て”はあるという幼少期にありがちな夢想とリンクします。

海辺の街を目指すためにはこの住宅街を、子供のセカイを出て、
外に踏み出さねばならない。

そして奇しくも子供のセカイはお姉さんやペンギンたちが存在できるエリア。
ペンギン・エネルギーが届く範囲ともリンクするのです。



□それでも少年は海辺の街を目指す

混沌への退行という誘惑を振り切って、
少年は秩序を阻害する<海>を終らせる決断をします。

それは恋と知ってしまったお姉さんとの関係。
でも現状では叶わない子供と大人の関係。
それらを一度精算する辛い判断でもあります。

例え、万物がやがて無に帰すものであっても、
少年は進化を続ける存在として、成長を選択し、
内側の“世界の果て”に籠もるより、遠く外側にある“世界の果て”を目指すのです。
子供のセカイを出て、海辺の街へ……。

幼少期を脱して思春期へと、街の安泰と共に、
少年の成長は健全性を取り戻すのです。


□お姉さんの体調と<海>の膨張・収縮とハマモトさん

<海>の拡大と相関関係にあるお姉さんの体調。

加えて私には少年と同級の少女ハマモトさんとの関係も
関連しているように思えます。

ハマモトさんは少年に思春期の健全な恋を体験させるキーになる登場人物。
ハマモトさんと<海>の研究を開始する前は拡大期にあったと言う<海>。
お姉さんも割と元気でした。

この辺りにの関連性についてもデータを整理すれば面白いのでは?と感じています。


□お姉さんの正体と役割

結局、私にとっては、これが一番の謎として残りました。

物体からペンギンを生成する人知を越えた存在であったお姉さん。

世界が混沌に飲み込まれるのを防ぐため生まれた異次元人か?
はたまた、主人公少年がお姉さんと結婚するという夢想が、
夏の終わりに彼女の引っ越しにより霧散する……。
という現実がまずあって、
そこからSFファンタジー方面へ派生した幻想がペンギンを出すお姉さんだったのか?
なかなか明確な答えが見出せません。

ただ、一つ思うのは、お姉さんは素敵な女性であったということ。
幼児、児童の結婚願望を向けられて、
軽くあしらうでもなく、中途半端に悪ノリするわけでもなく、
論理的に思考し研究する少年の可能性にかけて、
自身の謎を課題として提示するという形で、
少年が自力で思春期への成長へ踏み出す契機を与えた。

私は彼女の言動を好意的に受け止めています。{/netabare}

投稿 : 2020/08/01
♥ : 30
ネタバレ

四畳半愛好家 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

世界は研究すべき”不思議”で満ちている!

原作:「ペンギン・ハイウェイ」既読
 著:森見登美彦
  (代表作「夜は短し歩けよ乙女」「四畳半神話大系」「有頂天家族」等々)

『他人に負けるのは恥ずかしいことではないが、昨日の自分に負けるのは恥ずかしいことである。一日一日、ぼくは世界について学んで、昨日の自分よりもえらくなる。…今日計算してみたら、ぼくが二十歳になるまで、三千と八百八十八日かかることがわかった。そうするとぼくは三千と八百八十八日分えらくなるわけだ。…えらくなりすぎてタイヘンである。…結婚してほしいと言ってくる女の人もたくさんいるかもしれない。けれどもぼくはもう相手を決めてしまったので、結婚してあげるわけにはいかないのである。
 もうしわけないと思うけれども、こればかりはしょうがない。』(原作抜粋)

毎日学ぶことをモットーに、日々ノートを片手に世界に対する研究を重ねている優秀だけどちょっとスケベな愛すべき阿呆小学生の主人公と、謎多きお姉さんを中心に据えた、不思議なファンタジーSF作品。

森見作品にあるまじき優秀な小学生が主人公であるが、内在する阿呆さは”らしい”主人公でもある。美しい「お姉さん」の不思議な力に関する研究を進めていく中で生まれた謎が謎を呼ぶ作品であり、青春を感じさせる爽やかな作品でもあった。

途中冗長気味で、退屈に感じられる部分もあったが、総じて森見さんの描き難いオリジナリティーあふれる不思議な世界観を、精一杯うまく映像化していることに大変満足できた作品であり、面白さ、熱さ、美しさ、そして切なさが見事に融合された良作であったと思われる。
(ちなみに自分は泣きました。アオヤマくんは泣かないことにしているのに…。)

森見ファンはもちろん、ちょっと変わったアニメ映画が観たいなら、ぜひともチャレンジしてみてほしい作品である!

以下項目別ネタバレ付き感想
{netabare}
物語:4.5
 森見×上田誠は心配の必要なし。
 謎が謎のまま残ったことを残念に思う意見が散見されるし、その意見には大いに共感できるが、この不思議な世界を説明するのに十分な言葉はこの世に存在しないと思うし、誰もが納得する答えはきっとない。
 世界に空いた穴である<海>”広がる世界の果て”を埋めるためのペンギンであり、そのペンギンを生むお姉さんはきっと人間ではなかった。<海>がなくなれば<海>エネルギーで存在しているペンギンやお姉さんは消えてしまう…。主人公が立てた仮説はこんなところであろう。そして、主人公以上にお姉さんの真理に近づいた人間もまたこの世にはいない、とどまるところ現状人知では手には負えない問題なのである。
 これらは原作において”素敵な”父の言う「解決しないほうがいい問題」であり「理不尽なこと」であった。

 ただし、ぼくは決してあきらめていない。

『ぼくは世界の果てまでたいへん速く走るだろう。みんなびっくりして、とても追いつけないぐらいの速さで走るつもりだ。世界の果てに通じている道はペンギン・ハイウェイである。その道をたどっていけば、もう一度お姉さんに会うことができるとぼくは信じるものだ。これは仮説ではない。個人的な信念である。』

声優:3.5
主人公「アオヤマくん」を演じたのが北香那。演技がぶれずに想像以上にフィットしたキャスティングであった。
お姉さんは蒼井優。こちらは評価が分かれるかもしれない。演技力は流石であったが、アニメ声に毒された自分には、もう少し綺麗な声であててほしかった気がする…。
ウチダくんは釘宮であったこともあり、可愛すぎかよ!もしかしてヒロインよりも…なんて思ってしまったり。
その他お父さんを演じたのが西島秀俊…!棒演技ではあったものの、暖かい声はやはり素敵であった。

キャラ:4.0
アオヤマくんとお姉さんは安定として、脇を固めるキャラ達も素敵であった。ハマモトさんなんて可愛いじゃないか!
個人的には原作からお父さんがお気に入りだったりする。
いじめっ子のスズキくんと一緒に遊べるようになったのも良かった。

作画:4.5
素晴らしい。難しい世界観を見事に映像化しているし、演出も申し分なし。

音楽:4.5
主題歌は宇多田ヒカルの「Good Night」。最高にマッチしていて、エンディング中に席を立つ人が極端に少なかったように感じた。

最後にぼくとお姉さんに明るい未来があることを祈って、原作の最後の素敵すぎる文を引用したい。

『ぼくらは今度こそ電車に乗って海辺の街に行くだろう。
 電車の中でぼくはお姉さんにいろいろなことを教えてあげるつもりである。ぼくはどのようにしてペンギン・ハイウェイを走ったか。ぼくがこれからの人生で冒険する場所や、ぼくが出会う人たちのこと、ぼくがこの目で見るすべてのこと、ぼくが自分で考えるすべてのこと。つまりぼくがふたたびお姉さんに会うまでに、どれぐらい大人になったかということ。
 そして、ぼくがどれだけお姉さんを大好きだったかということ。
 どれだけ、もう一度会いたかったかということ。』

{/netabare}

投稿 : 2020/08/01
♥ : 17

YwJje43950 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

ペンギン・ハイウェイ

監督:石田祐康
キャラクターデザイン:新井陽次郎
脚本:上田誠
アニメ制作:スタジオコロリド
原作:森見登美彦


ペンギン・ハイウェイのレビュー欄に醜いものをみた。
子供に対し、持つべき人格を許さない人々だ。
彼らが子供に求めるのは、彼らが一方的に抱く子供的イメージ。
”女は弱いもの。男に頼らなねば生きていけない”的な考え方に近いものを感じる。子供は子供らしく振る舞えとは、ずいぶんである。
アオヤマ君は実在しないかと言われれば否だ。若くして立派な研究者であったり、或いはクリエイターであったりすることは、現実に珍しくはあってもファンタジーでない。ここに納得できないなら、もっと見聞を広げたほうが良い。アニメ観てる場合じゃない。
”アオヤマ君が人として嫌いだ”というなら、映画を視聴したうえでの”感想”として認められるが、映画鑑賞中、アオヤマ君に対する違和感に終始していたなら、上に描いたとおりだ。アニメ観てる場合じゃないぞ。
私には新作映画が公開して数日の内に鑑賞できた場合にルーティンと化した趣味がある。公開して数日しか経っていないのに軽薄に内容を叩く馬鹿によるアリガタイ感想文を拝読することだ。例えば、森見ワールドというフレーズを使う割には、今更アオヤマ君の性格に噛み付くような、高瀬川の如き底の浅さを見せる面白感想文など。満載である。
これは下手なシューティングゲームより楽しいものだ。”軽薄”が頑張って書いた感想文を瞬く間に論破、論破、論破。非常に爽快であるから、みんなもやってみたら良い。公開後数日限定の楽しみである。
原作小説を読めば簡単に涙してしまう私は相当にこのアニメ映画を気に入った。アニメ化に際する、その解釈やストーリーの纏め方に私は非の打ち所がないようにすら思えた。脚本、上田誠 氏に圧倒的感謝である。全体通して、原作を読んでいないような全くの初見さんに対して不親切な演出もなくはないが、整っていたと思う。アニメーションに関しても非常に楽しく観られた。人やペンギンの動きが良かった。お姉さんのおっぱいは常に、健全なままにエロかった。スタジオコロリド、石田祐康監督、その今後にも注目したい。
アオヤマ君、お姉さん、ハマモトさんまで含め、期待通りのキャラクターデザインで嬉しかった。いや、アオヤマ君とお姉さんは、既に小説の表紙に見せていた姿からギャップが無かったからともかく、ハマモトさんのがもう特に、私のイメージに合っていたのが喜ばしい。キャラクターデザインは新井陽次郎 氏。なんでも、専門学校卒業後ジブリに入社し、『借りぐらしのアリエッティ』や『風立ちぬ』等の制作に参加してきた人物だそうだ。ナイスジョブと言わざるを得ない。

「謎が謎のまま終わった」
「よく分からなかった」
とのレビューを見かけるけど、原作を読んだ、故にストーリー展開に対してある程度余裕を持ってついていけた者から言わせていただくと、本作は起こることに対しいろいろと説明はされていたよ。だから何回か観れば分かると思う。
アニメ版『打ち上げ花火〜』みたいな、何度観てもふわふわなもんではない。
まぁ、あらゆるモノが何故ペンギンに変わるのか、その原理を本作に求めてるのならば、その限りでない。

ちなみに、本作におけるアオヤマ君は小学4年生である。が、実は小学校3年生のアオヤマ君について書かれた『郵便少年』という短編、いわば前日譚が存在する。『ペンギン・ハイウェイ 公式読本』にも収録されるようである。
『ひとなつの。 真夏に読みたい五つの物語 (角川文庫)』にも収録されており、『郵便少年』だけが目当てであれば、こちらが安い。原作とあわせて、未読の方は是非。

…そういえば、ウチダ君独自の死生観が披露されることは無かったな。あれも印象深いから、そこはもう、原作で。ということです。

取り急ぎ、ここまで。

追記:アオヤマ君の部屋の机の左側には壁に取り付けられた棚がある。これの一番上には、かつて使っていたはずの郵便カバンと郵便帽が置かれている。短編を読んだうえでチェックしたい。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
それにしても2018年。
2016年には『君の名は。』『聲の形』『この世界の片隅に』
2017年には『夜明け告げるルーのうた』『夜は短し歩けよ乙女』(湯浅祭である。)
なかなか印象深いアニメ映画が毎年現れているが、今年、『リズと青い鳥』に加え、『ペンギン・ハイウェイ』が傑作アニメ映画郡に名を連ねた感がある。
いやま、私も網羅的に観てるわけじゃないからね、これらがすべて、ということではないけれども。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

○参考まで
「ペンギン・ハイウェイ」原作者・森見登美彦×石田祐康監督対談 一度断ったアニメ化オファーをOKした理由とは
https://s.animeanime.jp/article/2018/08/15/39478.amp.html

投稿 : 2020/08/01
♥ : 9

74.4 3 2018年夏(7月~9月)アニメランキング3位
君の膵臓をたべたい(アニメ映画)

2018年9月1日
★★★★☆ 3.8 (217)
1075人が棚に入れました
それは「僕」のクラスメイトである山内桜良 (やまうち さくら) が綴っていた、秘密の日記帳であり、彼女の余命が膵臓の病気により、もう長くはないことが記されていた。

「僕」はその本の中身を興味本位で覗いたことにより、身内以外で唯一桜良の病気を知る人物となる。

「山内桜良の死ぬ前にやりたいこと」に付き合うことにより、「僕」、桜良という正反対の性格の2人が、互いに自分の欠けている部分を持っているそれぞれに憧れを持ち、次第に心を通わせていきながら成長していく。そして「僕」は「人を認める人間に、人を愛する人間になること」を決意。桜良は恋人や友人を必要としない僕が初めて関わり合いを持ちたい人に選んでくれたことにより「初めて私自身として必要されている、初めて私が、たった一人の私であると思えた」と感じていく。

声優・キャラクター
高杉真宙、Lynn、藤井ゆきよ、内田雄馬、福島潤、田中敦子、三木眞一郎、和久井映見
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

青春感動アウトレット

原作未読 実写版未視聴


これ小説けっこう有名ですよね。
それに実写もアニメも劇場版が作られるなど肝いりじゃないですか。その割にはイマイチでした。

身体の悪い部位があったらそこと同じ場所食っときゃ直るというお祖母ちゃんの知恵袋ネタはご存知の方多いのではないでしょうか。曰く「肝臓の調子悪いからレバー食っとこ」。
それを地でいく話となるのかどうか、余命短い相方との切ないラブストーリーを想像していた事前の私です。ベタ大好きなのでばっちこーい!と受け入れ態勢完璧でしたがこれまで視聴の優先順位は上がってきませんでした。地上波でやるってのを見つけたのがきっかけとなります。


 ベタだけどベタになりきれてない


長年培われてきた感動のお作法は世の中に存在します。そこをずらしての意外性を演出するにあたり事前の種まきがなされてないので感情を揺さぶるには至りません。そこ説明してくれりゃ感情移入できるのに!ってやつです。
悪目立ちしたのがキャラクターの行動/言動の根っこにある動機。これが良くわからない。取り急ぎダメ出しするよりも先に良きメッセージについて触れます。


■良きメッセージ

・{netabare}近づいたのは対極にいるからだと桜良(CV:Lynn)は言った。桜良逝去後に春樹(CV:高杉真宙)がとった行動は意趣返し。自分とは真逆の桜良に近づくための真逆の行動をする勇気。こうして故人の遺志は受け継がれていく。{/netabare}

・{netabare}心が通じ合えた、必要とされたことを実感してから旅立てたこと。死因よりも死んだ時期がこの物語には重要だったのだと思う。{/netabare}

生きる意味や執着。繋がりで得られるもの。ベタだったり変化球だったりそんなに外してるとは思いませんでした。ただしいかんせん説明不足です。雰囲気で乗りきれればOK!そんな作風でした。



■悪しきエトセトラ

くどいようですが種まきがありません。らしきものは見つかっても「それ理由になるかなぁ?」と首をひねるものが散見されます。ヒロインが主人公に惹かれる理由。主人公の突き放したヒロインへの態度の理由。恭子(CV:藤井ゆきよ)が頑なに春樹を拒む理由などけっこうコアなとこがダメ。
特に桜良と春樹。この主軸が惹かれあう妥当性を見い出せなかったのは致命的かも。「なんで二人一緒にいるの?」。しっくりくるこないで作品評価の別れるポイントになると思います。

{netabare}※春樹がモテ要素皆無なキャラに見えたので、なおさら桜良が彼に近づく理由に強いものが欲しかったのもあります。逆もしかりで、非モテコミュ障がかわいい子に言い寄られて舞い上がりましたとしか見えないのが極めて残念でした。{/netabare}

それと声優にも一言もの申したい。根本的に内罰的な主人公は抑揚のない中で感情を表わす難しい演技を求められます。この難役を演じるには声のお芝居経験に乏しい俳優では荷が重かったでしょう。俳優と声優の組み合わせでしたらむしろ男女を逆にしたほうが実力差が隠れてよかったと思われます。




画は綺麗で劇伴/主題歌は普通。
難病ヒロインと内向男子の別離の話ってそれこそ野球で打線を組めるくらい巷に溢れてるベタな題材で、こちらもいつもどうりに踊りたかったのですがそれができなくて残念です。
なお、著名原作がそれなりに骨子まとまってそうなので大崩れしてるようには感じません。推奨はしない佳作。そんなところです。



※余談

■お里が知れる

膵臓である意味/必要性はそれほどなかったと思います。音感とイメージの薄さで白羽の矢があたった臓器。それ以上でも以下でもない。
どういうことかというと、まずは“(仮題)君の○○をたべたい”というフレーズを思い浮かべてみてください。この○○に入るのが肝臓や心臓だと生々しいというかスプラッター要素マシマシですよね。大腸に至ってはウ○コをイメージしてしまうかも。なんの機能かわからなければわからない方がいい。
それで膵臓(スイゾウ)。脾臓(ヒゾウ)なんかも候補に挙がりますがそれだと音のリズムが悪くなっちゃう。というわけで膵臓。
これでも充分センセーショナルです。カニバリズムかなんかだと勘違いするしそれを狙っているのです。出自を見れば無理はありません。

{netabare}小説投稿サイト「小説家になろう」に投稿{/netabare}

タイトルで目を引かないと埋もれますからね。「タイトルはアレだけど感動作だよん」話題になってた時耳にしたのはこんな声でした。
そして私あまり好きじゃないんですよねこの商法。作品の中身と乖離するから。WEBニュースの見出し勝負みたいになっちゃいます。今しがた漱石が『こころ』なんてタイトルにしてなろうに投稿したら埋没しちゃうのでしょう。弊害はしっかり出てました。

{netabare}膵臓の病気持ちでアルコール摂取はねーだろ{/netabare}

少なくともアニメ映画だけでみれば、タイトルのインパクト重視で中身を練られてないように見えました。本末転倒とはこのことです。




■声優Lynnのお仕事

これこそ余談です。私の深夜アニメの入口は『風夏』。ヒロインはLynnさんが演じられてました。今日びの声優さんは綺麗だな~と時の流れを感じた次第です。
そんで風夏のネタバレ込みでふわっと思ったのが以下、

{netabare}自分死んだ時の通夜に彼氏が来てくれないの一緒じゃん、と。{/netabare}

{netabare}アニメ『風夏』はアニオリで別の世界線。原作漫画との対比でした。では♪{/netabare}



視聴時期:2020年5月 地上波

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2020.05.09 初稿

投稿 : 2020/08/01
♥ : 37

アトランティス さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

季節と色を大切に使い作られている

原作は住野よるさんによる大ヒット小説『君の膵臓をたべたい』
本作はそのアニメ映画です。
アニメ映画の前に実写版が放映され、こちらも結構話題になっていましたが
アニメ映画の方が、より原作に近い内容のようです。

2時間弱の内容で
ストーリーは簡潔に書くと、ある日通院中にひょんなことから見てしまったクラスメイトの闘病日記。人に興味を持つことのなかった主人公が彼女との出会い生活を通して人として、大事なもの、失いたくないものを得ながら成長していく話です。

主人公が人として大事なものを得ていく過程で
余命宣告を受けたクラスメイト桜良の存在がとても大きく働きます。
主人公「僕」に感情移入すればするほど感動も大きいと感じました。

レビュータイトルにもあるようにこの作品がただの余命感動ものとして
他の作品の中に埋もれてしまうことがないのは、その表現の技巧さでしょう。

小説は活字で読者を豊かな想像(創造)の世界に導くもの、
映画は音、色などの視覚聴覚を通して視聴者を作品の世界へ導くもの、
この作品は小説、映画においても季節と色を設定に上手く活かせていると
思いました。

ヒロインである桜良は突然この世から姿を消すように去ってしまうのですが
まるで桜が儚く一瞬で散っていくように、命の火を消してしまいます。
様々な出来事が始まる季節のように、生き生きとこの世界で生を全う
していた彼女の去り際は本当にあっけないものでした。
主人公「僕」とヒロイン桜良の関係は、この世にある言葉では言い表せない
と小説でもアニメ映画でも表現されています。
だけど、季節なら。
桜が咲く春の樹のような名前も持った主人公なら。
言葉で言い表せない関係も少しは理解出来るのはないだろうか。
本編の終わりで主人公の名前が明かされるシーンは小説でもアニメ映画でも
これまで2人が積み重ねてきたものが走馬灯のようにフラッシュバックするか
のような衝撃を受けました。
まぁこの小説が大好きでしたので、若干僕の脳内補正でポジティブに書いて
いますが、アニメ映画の挿入歌の「春夏秋冬」(sumika)にあるような

「桜の予報も虚しく
大雨が花を散らせた

ご飯の味 花の色
加工のない甘い香り
人肌を数字じゃなく
触覚に刻んでくれた

何千回 何万回でも 思い返してもいい
何千回 何万回 次の季節の為に
春が来て 夏が来て 秋が来て 冬が来る
そしてまた春に 次のまた春に」
(一部引用)

の歌詞からはやっぱりこの映画が季節と色を大切にしているんだなという
印象を受けます。また曲を聴きたくなってきました。

少し長くなりましたが
『君の膵臓をたべたい』というタイトルで
若干損をしているような感は否めないですが
桜良も可愛いし、加えて背景も光るように綺麗な作画なので
ぜひ皆さんにお勧めしたい一作でした!

お読み頂きありがとうございました。


ーーーーーー作品情報ーーーーーー
原作:住野よる『君の膵臓をたべたい』(2015)双葉社
アニメ映画制作:スタジオヴォルン
        君の膵臓をたべたいアニメフィルムパートナーズ
監督:牛嶋新一郎

声優
僕:高杉真宙
山内桜良:Lynn

投稿 : 2020/08/01
♥ : 16

Dave さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

主人公の男の子にモテ要素がないのが致命的

1. 主人公に共感できない理由
画はきれいだし、まあそれなりに真面目に頑張って作った作品だとは思うんですが、まったく刺さらなかったですね。で、なぜ刺さらないのかを考えてみたんですが、やはり主人公の男の子に魅力を感じられないのが最大の原因かと思うのです。だからリアリティを感じられない・共感できない。

2. 光らなければ刺さらない
作品の早い段階で、ヒロインの女の子が置かれた状況は理解できたし、彼女の魅力もテンポよく描けていると思います。では、それに釣りあう相手だっただろうか?別に少女漫画に出てくるようなイケメン・万能で非の打ちどころのない爽やかくんである必要はないのです。むしろ、不器用でもいいし、欠点があるくらいの方が魅力的かも知れません。でも、一方で他にはないキラリと光る部分がないと、ヒロイン側からアプローチをかける説得力が生まれない。

3. たとえば…
たとえば「四月は君の嘘」の主人公ピアニストとか、「ハイスコア・ガール」のゲーマー少年とか、彼らはべつにイケメンじゃないし、パッと見てモテるタイプではない。しかし明らかに人よりも優れた部分があって、その背景に普通の人にはできない努力をしていて。そのうえでさりげない優しさがあったなら、ああ確かに女子としては惚れるかなあと。

4. なんだ、この他力本願
ところが、ただクラスの目立たないだけの主人公だと、主人公を応援する気になれない。これじゃあ、まるで努力もなく勝手にハーレムを夢見るオタクの空想みたい。よくありますよね、昨今のチープな異世界モノとか、魔法なんとかとかにありがちなパターン。まあ、あそこまでチープとは言いませんが、やはりもう少し主人公の魅力は引き出す必要があったんじゃないでしょうか。

5. ちゃんと男性声優起用しましょうよ
この手のアニメ映画にありがちなんですが、主人公の声優が下手…と思ったらやっぱり本職の声優じゃないんですね。これもよくわからない「ジブリからの伝統」なのかもしれないんですが、どうして本職の声優さん使わないんですかね?特に男性キャラね、男性の声はべつに重要じゃないとでも思ってるんでしょうか? ヒロイン役のLynnが上手いだけに、余計にレベル差を感じました。

6. 逆ご都合主義
最後に、あの終わり方…つまり「事件」のことですが、どうしてあのイベントを入れる必要があったのでしょう?「逆ご都合主義」とでも評すべきトンでも展開で、そんな偶然あるわけないだろうと全力で突っ込みました。

7. 人物描写の薄さと苛立ち
親友の女子の方も首尾一貫してウザいし、ガムくんも印象的なわりには「通りがかり菊蔵」なみの絡みの薄さで、これまた魅力が描き切れていませんよね。実写映画の方も昔、海外に行く飛行機の中で見たような気がするけど…そちらもあまり覚えてはいないものの、こんなにひどい感想ではなかったような気がします。

投稿 : 2020/08/01
♥ : 5

74.0 4 2018年夏(7月~9月)アニメランキング4位
僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ~2人の英雄~(アニメ映画)

2018年8月3日
★★★★☆ 4.0 (114)
724人が棚に入れました
白熱の期末試験が終わり、夏休みの林間合宿を控えた雄英高校メンバー。デクとオールマイトは、ある人物からの招待を受け、海外に浮かぶ巨大人口移動都市<I・アイランド>を訪れていた。世界中の科学研究者たちの英知が集まったまさにサイエンスハリウッドのような島で個性やヒーローアイテムの研究成果を展示した<I・エキスポ>が開催される中デクは“無個性”の少女・メリッサと出会う。メリッサに、かつて同じ“無個性”だった自分を重ね合わせるデク。その時、突如鉄壁のセキュリティを誇るアイランドの警備システムが敵<ヴィラン>にハッキングされ島内全ての人間が人質に獲られてします! いま、ヒーロー社会の構造を揺るがしかねない【ある計画】が発動する-! その鍵を握るのは、・オールマイト。

声優・キャラクター
山下大輝、岡本信彦、佐倉綾音、石川界人、梶裕貴、増田俊樹、井上麻里奈、悠木碧、広橋涼、細谷佳正、畠中祐、桑野晃輔、喜多村英梨、西田雅一、三好晃祐、古島清孝、名塚佳織、奈良徹、永塚拓馬、三宅健太、志田未来、新堂圭、生瀬勝久
ネタバレ

ひできち さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

戦闘シーンがカッコいい映画らしい映画

もしかしたら人によってはネタバレかもです
あまり気にしない人なら大丈夫だと思います

{netabare}
人気漫画のオリジナル映画
アニメ見ていれば原作読んでなくても大丈夫です
原作の内容に沿いながらも原作にあまり干渉しなくてアニメのオリジナル映画らしい映画でした
最近のアニメ映画ですとSAOが一番近い部類ですかね
ただ今後少し干渉してくる場合はあると思いますが、声が普段声優をやってないという点でもなかなかないかと思います、総合して原作との不自然という点では大丈夫でした

次に声優、主題歌
有名な少年漫画ですし放送時間帯も深夜じゃないので、あるあるのテレビにもよく出る俳優などの声
今回は映画の重要キャラに志田未来さん生瀬勝久さんが声を当てましたが、違和感はさほどなかったです、志田さんなんかはアニメが好きとも言ってますしね
その映画オリジナルキャラ達がちゃんと動いていて良かったです、特にヒロインは可愛かったです
また主題歌は菅田将暉さんが歌うロングホープ・フィリア、アニメEDでも歌われていますが、とても合っていていい曲だと思います
ここに関してはアニソン歌手ではありませんが、問題もなにも高評価です

肝心の内容
とても面白かったです
流石に全員とは言わなくても、全体的に主要キャラは出ていました
最初は盛り上がりにかけそうかな?と思っていましたが、一度の盛り上げを最後まで落とさずにもっていったのが凄かったです
もうちょっとダラダラやっても良かったのではという感じ

そしてバトルシーン
今回はなんと言ってもここでしょう
流石BONESと言ったところ
迫力がはんぱない
ずっと動きがある映画でしたのでかなり見どころありました
そしてちゃんと感動を入れてきましたね、盛り上がるアニメには必要不可欠と言ったところ

それら全て抑えていたので、この映画は完成度は物凄く高かったと思います
原作も連載開始時から読んでいてファンなので、贔屓目だとは思いますが、そもそも好きな人が見るでしょうし、好きな人なら満足いく仕上がりだと思います
{/netabare}

長くなりましたが
何作もアニメ見てきた上でこの作品はTVアニメも含めしっかりしていると思うので是非とも見てほしいです

投稿 : 2020/08/01
♥ : 5

たわし(ガガ) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

相変わらず作画だけはイイ。

少年ジャンプの人気漫画「ヒーローアカデミア」の劇場用アニメ。

BONS制作のアニメなので、相変わらず作画だけは非常に良いですが、お話は正直キン肉マンと同じかそれ以下の低年齢向けという感じ。

おそらくは「キン肉マン」と同じく低年齢層向けという感じに編集部も考えているのでしょう。現在の「ハンターハンター」や「ワンピース」がほぼ社会人向けの大人路線で保っているのでしょうが、「ヒーローアカデミア」はそういった路線は極力排して、単純明快で明朗快活な話で構成しています。

少子化が叫ばれる中で昨年の漫画の売上は全体で3位らしく、「ワンピース」と「進撃の巨人」の次に売上が高かったようです。今時珍しいですね。

対象年齢を上げるのではなく、逆に下げたことによって成功するとはなかなかのものですが正直中学生や高校生が読むには少しきついかと思われます。良くて小学校高学年くらいでしょう。そこが「キン肉マン」とはちょっと違うかも。

伸び代はあまりない感じがします。

投稿 : 2020/08/01
♥ : 4

デルグ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

作家がいつも同じ作風ではいつか限界が来ると思う。

映画館で一度観ましたが
劇場2作目鑑賞に備えてネトフリで再度視聴。

多分メインの顧客層である子供達に
向けた、王道な物語。
アクション作画とキャラクターの熱さを
主軸に置いて創作しているのがはっきり見えるので、
この作品に、様々な要素を持ち出して、大人が
批評するのも若干、野暮な気もします。

以前から子供向け番組を創りたいと
発信していた「ボンズ」。

その一つの目標に到達し、
多種多様な作品を創る
(自分に合わない物が在ったとしても)
追い駆ける楽しみが増した、制作会社だなと思います。

投稿 : 2020/08/01
♥ : 5

71.2 5 2018年夏(7月~9月)アニメランキング5位
劇場版ポケットモンスター みんなの物語(アニメ映画)

2018年7月13日
★★★★☆ 3.8 (28)
189人が棚に入れました
人々が風と共に暮らす街・フウラシティでは、 1年に1度だけ開催される“風祭り”が行われていた。 祭りの最終日には伝説のポケモン・ルギアが現れて、 恵みの風をもたらすという古くからの言い伝えが残る中、 街に集まる人々はそれぞれの想いを抱きながら、祭りに参加していた……。 ポケモン初心者の女子高生、リサ。 嘘がやめられなくなってしまったホラ吹き男、カガチ。 自分に自信が持てない気弱な研究家、トリト。 ポケモンを毛嫌いする変わり者のおばあさん、ヒスイ。 森の中で一人佇む謎の少女、ラルゴ。 サトシとピカチュウが彼らと出会い、 みんなの物語が動き出す――。

声優・キャラクター
松本梨香、大谷育江、林原めぐみ、三木眞一郎、犬山イヌコ、石塚運昇
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

人々が風と共に暮らす街

最初PVを観た時、頬への朱の差し方が見覚えのある作画だな。
と思っていたら制作にWIT STUDIOが参加とのことで、
劇場鑑賞の意欲が高まっていた21作目の長編ポケモン映画。

WITと言えば、人々が暮らす街の描写にも主張が感じられて印象的。
なので今回はストーリーだけでなく、5作目『水の都~』以来の、
街並みの風情も期待しての鑑賞。

人間とポケモンたちの絆を認めた伝説のポケモン・ルギアによる、
「恵みの風」で成り立っている風車の都市。
私の観光欲求も満たされました。


シナリオはひとりの力ではできない事も皆とポケモンたちとならできる。
語り尽くされて来た王道テーマを、群像劇により再定義を試みる構成。


とある秘密を抱えて思い詰めた風の市長の娘。

怪我で陸上を諦めて、成人前にして既に挑戦心を無くし欠けているポケモン初心者の女子高生。

卓越したポケモン愛と知識を持ちながら上がり症ゆえ自分に自信を持てないポケモン研究家。

方々に虚勢を張って、嘘を付くのを止められなくなってしまったオッサン。

とある過去からポケモンを毛嫌いしている老婆。


同じ街で暮らしながら互いに無関係だった五人。
いずれも欠点や後ろめたさ等を抱えた不完全な人間たち。
それでも各々が心に持っている善意が、
来訪したサトシ&ピカチュウ、そして他の人々やポケモンたちとの絆を媒介にして、
互いに結び付き、集まって大きな力となり、
「風祭り」に一つの奇跡を起こすハートフルストーリー。

本作においてはサトシも個人では多くを成し遂げられない、
いちトレーナーに過ぎません。
『~みんなの物語』という凡庸なサブタイトルが、
鑑賞後はジンワリと心に染みて来ます。


子供よりはむしろ、社会の歯車として磨り減って
自信喪失気味な大人たちにこそ刺さる物語だと感じました。

逆に未就学児も含む低年齢層にとっては
単純な主人公少年のヒロイズム体現ドラマじゃない分、
大人にならないとチョット良さが分かり辛い群像劇かも?とも思います。

例えば、{netabare}嘘を付いてしまったり、悪事を働いてしまうのもまた人間。
そんな人間にも良さはあって……などと言う語り口。
教育的見地に立って観たら地味に衝撃的な開き直りw
嘘つきは何とかの……云々と語っていそうなお堅い道徳の教科書なんかにはきっと無いw{/netabare}
子供向けとしては、実践的過ぎる?
何度か間違えた大人の人生訓なのかもしれません。

五人の群像の掘り下げについても、やや尺不足を感じたりもしました。


けれど人々が補い合って世界が成り立っているかけがえの無さを、
改めて伝えてくれた本作には勇気を貰えました。

私にとっては『水の都~』と並ぶ観光ポケモン映画の双璧としてだけでなく、
心にも確かに灯をともしてくれた。
後々、思い返すことも多そうな良作ポケモン映画でした♪

投稿 : 2020/08/01
♥ : 11

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

小さい事は良い事だ、群像劇の佳作。

本作は、アニメレビュアーの笠さんが誉めていたので気になって見てみたら、ポケモン殆ど通ってない私でも楽しめる佳作でした。


本作の特徴は、なんといってもサトシがショタ可愛…、もとい群像劇のキャラたちが良い。


本作ではわかりやすい悪役も出ないし、伝説ポケモンとかを軸にも置いていない。多くのキャラの思惑が絡みあっている内に事件が起こってしまう…というスタイルなのだ。


このスタイルは難易度が高い、アホな人がやったら御都合主義丸出しかつ地味な話になりそうだが、本作は多くのキャラを活かせているのが好印象。


ベタだが、それぞれ弱さを抱えてるキャラたちがその弱さを克服する事で前に向かうのを描けている。


特に、アメリカ映画のキャラか!ってツッコミたくなった、可愛い姪っ子に尊敬されたくて嘘ばかりついてきた駄目駄目な叔父さんはえがった(アメリカ映画なら離婚したお父さんだろうが)。


そして、本作のポケモンはみんな可愛いし、地に足がついているのが良い。本作では強力なポケモンは殆ど出ないでサイズ的にも能力的にも小さなポケモンである。


これまた下手にやったら地味だろうが、みんな健気に頑張っている場面が描かれているし、ポケモンとの共存というテーマがビジュアルでハッキリ示されている。


地に足がついてるポケモンバトルも、実写映画にも言えることだが、特殊効果ばっかりで派手なんだろうが空虚さがあるアクションよりずっと迫るものがある。


そして、単純にゼラオラが可愛い。露骨に可愛いでしょ~って媚びない可愛いさはレベル高い。


本作は、いつものポケモン映画を求めてる人にはどうかわからない。しかし、そんなポケモン見てない、子供向けでしょって思ってる人ほど見てほしい(あとは、ショタコンの人とか…)。


そして本作はオーキド博士のナレーションで締める。やった役のことは割りとすぐ忘れちゃうチャーミングな運昇ちゃん。そんな運昇ちゃんが永年やってきたオーキド博士の最期のナレーションは、今までとは全く違う感慨で心に迫る。

投稿 : 2020/08/01
♥ : 8
ネタバレ

上芝 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ポケモンイチのイケサトシに出会えた映画でした。

サトシが頼もしすぎてかっこいいぜ!

何故かというと、今回の映画、サトシのライバルになるようなポケモントレーナーが出てこないんです。

ポケモントレーナーという活躍の難しい職業に20年以上いるだけあって貫禄が違いますわ~
ピカチュウとのやりとりは熟練の夫婦のよう。

そんな訳ですから、今回のポケモン映画はサトシ以外の活躍が多い。
主に活躍するのは、ポスターキャラ・サトシとピカチュウを含めて、8人3匹ほど。
それぞれのドラマを抱え、それぞれが過去や問題を乗り越えて、街を襲う災害を鎮めようと取り組みます。

ちょっとだけ君の名は。や、シンゴジラっぽいかも…

キャラが感情的になる場面では、共感して目頭が熱くなりました。

今回はドラマメインなので、バトルは多くないのですが、対ゼラオラ戦のバトルはしっかりかっこ良かったです。
ゼラオラめっちゃ好きになりました。今ポケモンカードゲームでゼラオラデッキ作ってます。

一方、ルギアの出番は殆どなし。光輪の超魔神フーパの方がよっぽど活躍していましたよ。
別にだからいけないというのも無いですけど、主張してこない良さみたいなのもあるので。でも、結局は客寄せの予告だったのかあ…とそんな感じがしただけです。

来年の映画ですが、そろそろ知れ渡っていそうですが{netabare}ミュウツー{/netabare}ですね。CGっぽいテイストでしたけど、まさか…ね。

去年からの映画オリジナル世界線になり、自由度が上がった部分もありますが、ピカチュウ以外のサトシの手持ちを出せなくなった、既存の旅の仲間が出しづらくなったなど弊害もありそうですが果たしてどうなってゆくのでしょう。
新しい挑戦に期待したいです。

投稿 : 2020/08/01
♥ : 4

71.0 6 2018年夏(7月~9月)アニメランキング6位
インクレディブル・ファミリー(アニメ映画)

2018年8月1日
★★★★☆ 3.8 (21)
153人が棚に入れました
悪と戦い、人々を守ってきたヒーローたち。だが、その驚異的なパワーに非難の声が高まり、彼らはその活動を禁じられていた------。
 そんなある日、かつてヒーロー界のスターだったボブとその家族のもとに、復活をかけたミッションが舞い込む。だがミッションを任されたのは――なんと妻のヘレンだった!留守を預かることになった伝説の元ヒーロー、ボブは、慣れない家事・育児に悪戦苦闘。しかも、赤ちゃんジャック・ジャックの驚きのスーパーパワーが覚醒し・・・。
 一方、ミッション遂行中のヘレンは“ある事件”と遭遇する。そこには、全世界を恐怖に陥れる陰謀が!ヘレンの身にも危険が迫る!果たして、ボブたちヒーロー家族と世界の運命は!?

 本作は、『Mr.インクレディブル』(04)で世界中を魅了した、ボブたちヒーロー家族に再会できる作品でもある。監督は、『Mr.インクレディブル』をアカデミー賞2部門(長編アニメーション映画賞、音響編集賞)受賞に導き、『ミッション・インポッシブル/ゴースト・プロトコル』(11)など実写アクションにも手腕を振るうブラッド・バード。

 笑いと驚きに満ちた、一家団結アドベンチャー『インクレディブル・ファミリー』。この家族が、スカッと楽しい夏を連れてくる!
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

パパよ、これがワンオペ育児だ。

スーパーヒーロー禁止法に象徴される、
異端者への風当たりに直面する超能力家族の奮闘を描く、
ピクサー映画13年半ぶりの続編。

基本的な構図は前作と同様。
外の世界に出てヒーローの居場所を取り戻しつつ、
内なる家事、育児に対応する内外二正面作戦。

ただ、一作目と違うのは、成り行きで、
外の仕事に打って出るのがママで、
家庭を守るパパと立場が逆転したこと。


イラスティガールの活躍を満喫したい方には良い構成だったと思います。
今回も良く手足が伸びておりましたw
力技で押す夫・インクレディブルに比べ、
伸縮自在でパラシュート化もする妻の特性、
体得した様々な乗り物スキルからは、
スタントなど多彩なシーンが展開。

さらにバリエーション豊かになった他の能力者との絡みで発揮される、
能力バトル、連係プレーの動きを遺憾なく発揮した
CG作画はパワー十分で、鑑賞者に豪華なヒーロー体験を提供してくれます。


一方、家を守ることになったパパに立ちはだかるのは、
末っ子の赤ん坊・ジャック=ジャック。
ヒーロー界でも稀有なマルチスキルから繰り出される
オテンバぶりは天才的過ぎて予測不能w

奔放なベビーの行動に、劇場観客席のお子様から歓声が上がる中、
振り回されるパパはやつれていくばかりw
さらには繊細なお年頃の長女のトラブルまで複合的に絡んで来て、
事態はこじれる一方……。

そもそも、何が問題だったかすら分らなくなる。
単独主夫業の苦難が凝縮され、いたたまれなくなりますが、
ここで挫けたらスーパーヒーローの名折れ。
家族の底力が発揮されるのはここからです。


シリーズの発端からして、
訴訟社会や、マイノリティといった社会問題との接点を感じる本作。
続編でも女性の社会進出などを内包して世間をチクリと刺激。

前作よりヒーローを取り巻く環境は前進してはいますが、
他方でスーパーヒーローに対する人々の過大な依存と幻想に対しては、
敵キャラを通じて釘も刺して来ます。

童心に爽快感を残しつつ、大人の頭にもしっかり課題を積んでいく。
十年経っても相変わらずインクレディブルはインクレディブルでした。


ところで、複雑化した家庭問題に煮詰まったパパが、
{netabare}最後に当てにしたヒーロー用スーパースーツデザイナー・エドナ。
彼女が発明した赤ん坊が次に何をしでかすか専用衣服から読み取り、
端末で可視化するシステムが画期的でした。

これ……スーパーヒーロー限定と言わず、全世界の子育てに悩む親御さんのために、
是非とも一般向けに改良&販売しましょう!{/netabare}

投稿 : 2020/08/01
♥ : 14

根越 詠汰 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

家族が一つになるとき

 始まった少し後から、スピード感あふれるヒーローアクションが、凄かったアニメだったです。ヒーローアクションという題材の中に、家族というものの大切さを見せてくれた、正に異色のアニメだっと思うです。
 吹替版、字幕版で見たです。

 ヒーローが認められない法律のある世界の中で、悪者から町を守ることだけを考えて生きている、家族の姿は良かったです。

 その中において、支援者の手を借りて、働く母親の姿があったり、娘のためにしたことが仇となったり、子育て育児に追われ父親の姿があったり、両親を助けるために活躍する子供たちの姿が、印象的過ぎました。

 非常に個性あふれる親子で、ハラハラしたり、可笑しかったり目が離せない展開だったです。

 進み方は単純のようにも見え、よくこんな事が次から次へと起こるなぁという出来すぎた進行に思えたけど、親子で見に行って楽しめるアニメだと思うです。

 全体的にイラスティガール(ママ)の活躍が、冴えていたです。物語の進行上の成り行きで働くことを決意し結果を出していくのだけれども、ルフィーと同じ能力を持つ彼女は最高だったです。
 優れた洞察力にもたけ、それが悪者の黒幕の核心に迫りすぎたため、捕らえられ利用されてしまうほどだったです。
 人を助け、悪者と戦う姿は、非常にスリリングで良かったです。また悪者を叩きのめすだけではなく、何を言われたとしても、命を見捨てない姿勢は、私の知ってきたヒーローの手本だったと思うです。

 Mr.インクレディブルは、ヒーローとして活躍するだけでもなく、父親として家族のために何ができるのかを、日常を通して見せてくれたです。

 ヴァイオレットも思春期の女の子みたいで怒りっぽかったけど、家族が好きなんだなぁというのを最後にも見せてくれたです。

 ダッシュもジャック・ジャックも元気いっぱいで、いい味出してたです。ジャック・ジャックの愛嬌振りまく姿には、赤ちゃんらしい可愛さがにじみ出ていたけど、インクレディブル ファミリーでなければ、手に負えないと思ったです。

 終盤の海上での活躍は、手に汗握る展開で、Mr.インクレディブルの体を張った活躍も見所です。

 結果よし、スリル満点「これでいいのだ!」でしたです。吹替版の声優さんも役になりきっていて素晴らしかったけど、英語はあまりわからないけど、字幕版も捨てがたいものがあったです。これ、私なんか好きです。また見に行ってもいいかなぁです。

投稿 : 2020/08/01
♥ : 6

たわし(ガガ) さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

上手くまとまってる。

前作からなんと14年後に続編を作るという、当時6歳の子どもならば立派な20歳の成人である。いやはや、ハリウッド映画の気の長さというものはすごい。

世界初のスーパーヒーローであるスーパーマンがコミックに登場してから今年で80周年であり、記念の年でもあるが、アメリカのスーパーヒーローブームは留まるどころか、勢いを増してユニバース化し、年に10本以上のスーパーヒーロー映画が軒を連ねるようになった。興味のない人にとってはどうでも良い話かもしれないが、

この「インクレディブルファミリー」も同様に観ていて非常に楽しい。

超能力は誰しもが一度は夢見たことあるだろう。空を飛んでみたい。。とか、ケタ違いのパワーを身につけたい。。とか。。透明になりたいとか。。なんでも良いが、そんな夢を叶えさせてくれるのが日米ともにコミックの世界ならではである。

本作は続編ながら、手抜きせずにアメリカンスーパーヒーローもののパロディーを織り交ぜて「サザエさん」的なお茶の間コメディに仕上げたという意味では非常にライトでポジティブなアニメーション映画だった。

さすが、ピクサー。外さない安定のクオリティである。

投稿 : 2020/08/01
♥ : 7

70.3 7 2018年夏(7月~9月)アニメランキング7位
劇場版 七つの大罪 天空の囚われ人(アニメ映画)

2018年8月18日
★★★★☆ 3.8 (41)
301人が棚に入れました
ここは妖精族や女神族や魔神族が存在する世界。魔神族の暗躍により、滅亡寸前だった大国・リオネス王国を救ったのは、大罪人であり伝説の騎士団〈七つの大罪〉と、ひとりの王女だった。そして、リオネス王国に平穏がもたらされてから少し時が流れたころ――。国王の誕生日を祝うため、幻の食材・天空魚を探しに辺境の地へやって来た〈七つの大罪〉たち。団長のメリオダスと、人の言葉を話す豚のホークは、天空魚を求めるうちに空高く、雲の上に存在する天空の世界“天空宮”へと飛ばされてしまう。天空宮には翼をもつ“天翼人”が暮らしている。メリオダスは掟を破った天翼人の少年と間違えられて牢屋へ入れられてしまう。天空宮では三千年間封印される凶悪な魔獣の解放を防ぐため、儀式の準備をしていた。だが封印を解こうと天翼人の命を狙う、“ベルリオン”率いる強靭な魔神族の集団〈黒の六騎士〉が姿を現す。残虐非道な彼らからみんなを守るため、メリオダスたちは〈黒の六騎士〉と激突する!

声優・キャラクター
梶裕貴、雨宮天、久野美咲、悠木碧、鈴木達央、福山潤、髙木裕平、坂本真綾、杉田智和

たわし(ガガ) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

「ヒーローアカデミア」とは違って盛大にコケた

恐らくほぼ同期でありライバルの集英社の「ヒーローアカデミア」が当たったのにも関わらず、こちらの方は盛大にコケてしまった。

「フェアリーテイル」もそうだが漫画はまずまずの好調なのにも限らず、少年ジャンプのようにアニメや劇場版にまで展開できないのは、少年ジャンプの二番煎じな売り方しか出来ていないからかもしれない。

マガジンはもともとドラマ化、実写化で名が売れてきた雑誌なのだから、もっとドラマ化できるような企画を増やして実写映画などで勝負をしたほうが良いのかもしれない。

投稿 : 2020/08/01
♥ : 9
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

良くも悪くも王道バトル系

七つの大罪が勢揃いして、同じ方向を向いて戦っているってだけでも、贅沢な感じがしました。
いろんな意味で自由な人ばかりですからね(笑)。

王道バトル物として、充分に楽しめるレベルの作品でした。

ところで、『{netabare}息子と他人{/netabare}の区別がつかない父親って・・・?』。
この点だけは、最後まで引っかかっちゃいました。
この点だけが、マイナス評価です。

投稿 : 2020/08/01
♥ : 6

さんふらわあ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

映画ならではの七つの大罪

七つの大罪全員が揃うのは珍しいですし、戦闘シーンも迫力がありました。
空を舞台にしていて夏映画らしい作品になっていました。
小さな子供がたくさん見に来てました。
見て良かったです

投稿 : 2020/08/01
♥ : 4

67.6 8 2018年夏(7月~9月)アニメランキング8位
詩季織々(アニメ映画)

2018年8月4日
★★★★☆ 3.6 (46)
227人が棚に入れました
【陽だまりの朝食】北京で働く青年シャオミンは、ふと故郷・湖南省での日々を思い出す。祖母と過ごした田舎での暮らし、通学路で感じた恋の気配や学校での出来事...子供時代の思い出の傍には、いつも温かい、心のこもったビーフンの懐かしい味があった。そんな中、シャオミンの祖母が体調を崩したとの電話が入る。【小さなファッションショー】広州の姉妹、人気モデルのイリンと専門学校生のルル。幼くして両親を亡くした2人は、共に助け合いながら仲良く一緒に暮らしていた。しかし、公私ともに様々な事がうまくいかなくなってきたイリンはついルルに八つ当たりしてしまい、2人の間には溝ができ、大喧嘩をしてしまう。【上海恋】1990 年代の上海。石庫門(せきこもん)に住むリモは、幼馴染のシャオユに淡い想いを抱きながら、いつも一緒に過ごしていた。しかし、ある事がきっかけとなり、リモは石庫門から出ていき、お互いの距離と気持ちは離れてしまう。そして現代、社会人になったリモは、引っ越しの荷物の中に、持っているはずのないシャオユとの思い出の品を見つけるのだった。

声優・キャラクター
『陽だまりの朝食』坂泰斗、伊瀬茉莉也、『小さなファッションショー』寿美菜子、白石晴香、安元洋貴、『上海恋』大塚剛央、長谷川育美

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

全然観に来てる人が少なくて嘆かわしい!!!これは正しく2010年代版『秒速』ですよ!!!

新海誠監督の制作拠点としてもお馴染みのコミックスウェーブフィルムの新作
新海作品に強い影響を受けた新世代スタッフを中心に、中国のハオライナーズが「中国の都市を舞台に、中国の衣・食・住・行(行は交通)といった文化をテーマにした『秒速』みたいなのを作りたい!」と実に10年も前に持ちかけた話がキッカケとなった短篇3部作です




~陽だまりの朝食~
雨の降る北京を足早に行く男性、シャオミン
彼は喧騒とした都会の朝の中で、ふと故郷の朝の思い出を蘇らす
幼少期の好物であった三鮮米粉(さんせんビーフン)を祖母と食べた日々
そして淡い青春の日の隣にも三鮮米粉はあった
いま彼の目の前にあるのは、チェーン店で量産された米粉だ
もう思い出の味を口にすることは無いのか…そう思った矢先、1本の電話が入る…


~小さなファションショー~
中国第3の都市、広州は世界中のアパレルメーカーが拠点を置く現代のシルクロード
そんな広州で一流ファッションモデルとして働く女性、イリンは服飾の専門学校に通う実の妹のルルと二人暮らしをしていた
順風満帆かに見えたイリンの人生だったが、モデルとしての人気にも陰りが見えてきたことに焦りを感じ、自分を追い込んでしまう
やがてやるせなさの矛先は妹のルルに向けられ、イリンとルルは喧嘩してしまう
仲直りのキッカケを掴めぬまま、イリンはモデル引退をマネージャーに切り出すのだが、マネージャーからは1枚のメモが託される…


~上海恋~
90年代、上海の石庫門(せきこもん)と呼ばれるポピュラーな集合住宅で青春を過ごしたリモ、シャオユ、パンの3人
リモ青年は建築設計士となって上海に戻ってきたが、仕事は上手くいかず憤りを感じていた
そんな最中、男友達パンが引越しを手伝ってくれていると1本のカセットテープが発見される
それは淡い想いを抱いた幼馴染、シャオユとの交換メッセージを送りあったテープだった…
なぜリモはテープをシャオユに返さなかったのか?
なぜリモとシャオユは離れ離れにならなければいけなかったのか?
全てを思い出す為に、リモはテープを再生出来るラジカセを探し始める




まず率直に今作、『秒速5センチメートル』『言の葉の庭』『君の名は。』といった新海作品が好きな人に是非観ていただきたいです


美麗な美術や作画は言うまでもありませんが、今作が描いているのはSFでもファンタジーでも無く、中国の等身大の日常です

中学校の制服がジャージだ、とか
蕎麦でも饂飩でもなく米粉が朝食だ、とか
日本で言うところの団地や長屋に相当する石庫門の作り、とか
色んなものが“あの『君の名は。』クオリティ”で丁寧に描かれつつも、オイラの様な日本人にはとても新鮮な光景に映るんです


ところが今作のストーリーの根幹で、“国や文化の違いがあっても人の青春は新海作品で描かれているモノと同じなんだ”という新海作品との共通点に辿り着くんです


新海作品と違うアプローチをしながらも、新海作品と同じ着地点に辿り着く
こんなに美しく、斬新で、面白い映画は今までにありませんでしたよ
文字通り、10年前では思いつかなかったであろう、2010年代版『秒速』ですねこりゃ


にも関わらず、プロモーションが上手くないのか東京都でも封切り時の公開館数は僅か5館
大作サマームービー真っ盛りの季節ということもあって、上映回数も来客数もまばら…


おかしい!
こんなに新鮮な作品を、今観ないで何時観るのか!?
けみかけは『詩季織々』を応援していきたいと思います
鑑賞料金は一律1300円の特別興行でお得
どうせ後からBDを後出しするんでしょうけど、鑑賞チケット提示で本編DVDも買えます(買いましたw)


個人的に、今後の日本のアニメ業界は“日本のアニメ制作の技術を海外の顧客や出資者に買ってもらう時代”が来てると思ってます
もう日本のヲタクの財布をアテにする時代は終わりました
そういう意味でもハオライナーズ、ビリビリ動画、NETFLIXが配給に協力している今作は新時代への回答を既に提示してると言えるでしょう


その一方で、エンドクレジットを観れば純粋な日本人のスタッフが制作現場の中心を担っていることがよくわかります


誰にでも出来るわけではない
日本人だからこそ作れるアニメを、世界の人にお金を払って観てもらう時代の到来と言えます
あなたも今作を鑑賞してみて、時代の先駆者になってみるのは如何でしょうか?

投稿 : 2020/08/01
♥ : 20

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

新海インスパイア系の海外第一号店

2019.01.14記


日中合同のアニメ映画(配信はNetflix)


詩季織々・・・“しきおりおり”と読みます。
キャッチさんのご推薦もあり鑑賞の機会に与りました。観たのは昨年です。

3つの短編。合計74分。さくっと観れるサイズなのでお気軽にどうぞ。
 1.陽だまりの朝食
 2.小さなファッションショー
 3.上海恋


■コミックス・ウェーブ・フィルム
言わずと知れた『君の名は。』『秒速5センチメートル』『言の葉の庭』を手掛けた製作会社さんが中国の製作会社と合同で制作にあたってます。
「陽だまりの朝食」と「上海恋」をChineseの監督さんが担当してたりします。よっぽど新海誠が好きなんでしょうね。モノローグの多用、内向的な男、時間軸を利用したストーリー構成と静謐さを湛えた演出などなど、新海誠作品をところどころ彷彿させるところがあって、同監督作品が好きな方でしたらチェックしておいてよい作品なんじゃないかと思います。
むしろ舞台を中国に移し、彼らの日常を切り取ったほどよく切なさを感じさせる物語はどれもきらりと光るものがあります。
お国柄、劣化コピーだろ?とか抗日映画のイメージしかないぜ!といった先入観は不要です。プロパガンダ映画でもないのでご安心ください。普通のアニメです。


■“面子”と“同族愛”と“ゴーイングマイウェイ”
とはいえ、登場人物それぞれところどころChineseっぽいところがあって、そこは比較文化の点で興味深いところでした。
そこは話聞けよ!(ゴーイングマイウェイ)とか、そこは素直になんなよ!(面子)とか、そこまでしてやるんかねぇ(同族愛)とか、お国柄を反映した表現も見どころの一つです。
こう書くと突っ込みどころ満載のように聞こえるかもですが、意外と違和感なくて不思議と物語に溶け込んでいますのでむしろ気づかないかもしれません。


■中国の高度成長
土地計画で変わりゆく街並み。農村と都市部の対比。価値観の逆転。
人民にとっても激動であったろうここ20年の変化は日本の比ではありません。その変化といった部分がストーリーの背景になってたり、さりげなく挿入されてたりと、これは現代日本では描けない物語でもありました。
劣化コピーではないよ、といえる理由でもあります。


新海テイストを盛り込みつつも独自の演出が光るお奨めの一品です。


■オマケ
寿美菜子さんが出演されてます。
寿さんと言えば、特別な存在であったユーフォニアム吹きの先輩役だったり、特別である自分に縛られた生徒会長役だったりと、私の少ない視聴遍歴のなかでも“特別”がつきまとう声優さんです。
本作では2.小さなファッションショーでの出演。案の定、“特別”につきまとわれていたなぁと思いだしたのが、レビュー執筆のそういえばきっかけでした。
姉妹の姉役での出演。妹はこちら『ゴールデンカムイ』のアシりパ役を好演されてた白石晴香さんの抑え気味の演技もなかなかだったりします。


-----
2019.04.27追記
《配点を修正》

投稿 : 2020/08/01
♥ : 32

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

3つの短編が織りなす珠玉の青春アンソロジー

この作品は日中合同アニメ映画です。
2018年8月から日本、中国、シンガポールを除く全世界でNetflixが独占配信しているそうです。
かく言う私もNetflixで視聴しましたけれど。

視聴後にレビューを書くためwikiをチラ見して知ったのですが、本作品の総監督であるリ・ハオリン氏は、新海監督作品である『秒速5センチメートル』を鑑賞して感銘を受けて、同作の制作会社であるコミックス・ウェーブ・フィルムにオファーしたそうです(wikiより)。
でも中々スケジュールの都合が合わず、「君の名は。」の完成後から制作に着手したんだそうです。

新海監督の作品に感銘を受けるのは理解できます。
あの圧倒的な作画…見惚れちゃいますよね。
もちろん、この作品でも圧倒的な作画を堪能することができます。

この作品のもう一つの特徴は、描かれているテーマだと思います。
中国の作品って、「実は凄い血族の末裔だった」とか「とある危機に超人的な力に目覚めた」という感じの作品が多い中、この作品が取り扱っているのは生活の基盤そのもの…
そのため物語の激しい抑揚はありませんが、しっかりとテーマの伝わってくるのが感じられます。

そんな珠玉の物語が全部で3つ…
「陽だまりの朝食」
「小さなファッションショー」
「上海恋」

「陽だまりの朝食」は、一人の青年の成長の物語…
彼は朝食にビーフンを食べるのが習慣になっているのですが、温かいビーフンと都会の冷たさのギャップがどうにも埋まらなくて…
幼い頃、祖母と食べたビーフンはもっと美味しかったのに…
土地柄でビーフンの味や具材に違いを感じながら昔を懐かしむ…そんな感じの物語です。

「小さなファッションショー」は、ファッションモデルの姉と服飾専門学校に通う姉妹の物語…
幼い頃に両親を亡くしてから、実質的に姉が生活と妹を支えてきました。
でもずっと姉に頼ってばかりもいられません。
ファッションモデルという仕事は水物で、すぐに時代から淘汰されてしまう職業です。
でもそんな頑張りをちゃんと見てくれている人がいて…そんな感じの物語です。

「上海恋」はタイトル通り淡い恋の物語…
幼馴染に対していだく淡い気持ち…中々言葉に出せない気持ち…
でも言葉にしなくても、お互いがお互いの気持ちに気付いている…
そんな関係がずっと続くと思っていました。
けれど、成長に伴い必ず訪れる進学という選択…
あと一歩踏み出していれば、状況は劇的に変わっていたと思います。
その一歩を踏み出すことができなかった…そういう後悔の気持ちって誰にでもあると思います。
すれ違う時間と気持ち…
でも彼らに用意されていたのはそんな陳腐な結末なんかではありませんでした。
3本の中で一番好きだった物語です。

上映時間74分の作品です。
ハオライナーズの作品ですが、深夜に放送されているハオライナーズ枠とは
一線を画した作品だと思います。
目線を上げて、前を向いて歩いていく…そんな人の背中を優しく押してくれる作品だと思いました。

投稿 : 2020/08/01
♥ : 15

66.3 9 2018年夏(7月~9月)アニメランキング9位
ちいさな英雄 ―カニとタマゴと透明人間―(アニメ映画)

2018年8月24日
★★★★☆ 3.5 (19)
67人が棚に入れました
兄と弟の勇気、母と子の絆、そして、たったひとりの闘い。小さな涙と優しさは、3つの物語を通して、やがて大きな強さとなっていく――。

声優・キャラクター
オダギリジョー、尾野真千子、田中泯
ネタバレ

いしゆう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

今ある環境に屈しない3組のちいさな英雄たちのおはなし○o。.。

あらすじはあにこれを参照ください。

上映時期:2018年8月~

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

〇物語
合計3本の短編劇場作品です( 3本で合わせて54分 )○o。.

1話:カニーニとカニーノ
水中で暮らすカニの爪で漁をする家族の日常風景を描いた作品 
{netabare}
冒頭に小魚を捕まえて笑顔でいたら
後半大きな魚に食べられそうになったり

お父さんが居なくなって兄妹だけで探しに行ったりと
自然の厳しさや食物連鎖を肌で感じそして家族の絆の大切さを実感し
成長していくカニーニとカニーノ 

内容よりもカニの爪を器用に使って漁をする斬新さにビックリ♪
{/netabare}

2話:サムライエッグ
卵の食物アレルギーを持つ子供と家族の物語
{netabare}
コンビニやスーパーで視界に入らないことのない卵製品
その数は世の中に溢れかえっています

症状に悩まされるのは本人だけでなく家族にも負担が掛かります
だからこそ食物アレルギーを克服する! 

彼の戦いは始まったばかりですが 
希望に溢れた感じで終われたのは良かったかな○o。.
{/netabare}

3話:透明人間
透明人間の日常を描いたおはなし
{netabare}
誰にも認知されない寂しさを描いた内容になっていますが
食べても軽いってどうなってるんだろう?うー秘密が知りたい!
{/netabare}

☆゚・*:.。.☆゚・*:.。.☆☆.。.:*・゚☆.。.:*・゚☆☆.。.:*・゚☆

〇主題歌
木村カエラが歌う”ちいさな英雄”
彼女らしいポップな楽曲です。

〇作画
スタジオポノック制作
3話とも監督が違うのですが
全体的に柔らかい作画が印象深かったです

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

〇観終わって
視聴前はタイトルだけで
きっと可愛らしい物語なんだろうなぁって勝手に判断してました
ほんとごめんなさい!

現状を変えていこうと前向きに生きる3組のちいさな英雄たち!
その決意に勇気もらいました! 今日とは違う明日が待っている!!
よし! わたしもがんばろ○o。.。

〇最後に
3作品とも監督が違うから
世界観や作画の表現などがそれぞれ違っていて楽しかった♪
共通して水の映像がありますがみんないい味出してて感動しました○o。.

以上 最後までお読み下さりありがとうございます。






 

投稿 : 2020/08/01
♥ : 14

上芝 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

ポノック短編劇場

3本の短編を纏めたもので、各々のテイストがかなり違います。
まとめての評価は難しいですが、共通していたのは、どれも道徳的な内容で、映像的な魅力が高いということでした。娯楽的な面白さを求めたいならば、今期はディズニーか、ペンギンハイウェイか、ポケモンを見ていただくのが宜しいかと思います。
マニア向け、教育者向けの内容ではありましたが、チケット代が通常の映画と比べて安く、この価格で、これだけのものが見れるのであれば、劇場に足を運んだ甲斐があったなあと思いました。

1本目 カニーニとカニーノ
沢蟹を擬人化したようなキャラクターが活躍する物語です。
監督は米林宏昌さん。音楽は村松崇継さん。と、マーニー、メアリ路線の映像作品に仕上がっています。
コンセプトデザインに田島光二さんが関わっているというで、かなり期待していましたが、あくまでコンセプトだからか、田島さんの色はそんなに感じられなかったです。
見どころは圧倒的な作画。自然風景をここまで重厚に美しく描けるのか!という驚きがありました。
物語は普通です。セリフがわずかしかないので、翻訳しやすそうです。

2本目 サムライエッグ
道徳アニメにしては面白いという評価。
卵アレルギー持ちの少年が卵と戦うお話です。何故サムライエッグなのかはわかりませんでした。
母と子のリアルな奮闘記という感じで、生生しさがありました。
気を使っていても、誤って口に運んでしまうこともあるとすると、食物アレルギーもちの方は本当に大変ですね。

3本目 透明人間
物語はこの三本の中で一番面白かったです。
透明人間というより、空気人間という感じがしましたが、理由が気になった方は是非見ていただければと思います。
カニーニとカニーノほどじゃ無いにせよ、作画が良かったですし、世界設定がわかりやすかったのも良かったですね。
こぢんまりとした世界という感じが自主制作っぽいと感じましたが、そこがまた味があって良いです。
カラーみたく、アニメーター見本市とかで定期的にやってほしいという希望が湧きました。

そして、4本目? OP・ED・幕間
これが最悪です。無駄に凝っていますが、全て裏目に出ています。
全然空気が読めてなくて、余韻をぶち壊しです。

投稿 : 2020/08/01
♥ : 7
ネタバレ

根越 詠汰 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

ちいさな英雄とは何か?

 アニメ3作品による小さな英雄とは何かをそれぞれ、違った側面から見せてくれたです。

{netabare} カニを人に擬人化した「カニーニとカニーノ」は、災害に巻き込まれてしまった父親を捜す冒険を短く描き、たどり着いた先にカニーニとカニーノの勇気と成長を見せてくれた展開だったです。

 「サムライエッグ」は、卵アレルギーに苦しめられる男の子と母親の奮闘を描いていたです。卵が入っているとわからい食べ物を口にしただけで、命の危険にさらされてしまうです。どんなときでも、子供を守る母親の姿、一人になって卵が入っているとわからず食べてしまい苦しみながらも、もがき行動し命を取り留めるシュンの姿が、この上ないものだったです。

 「透明人間」は、服を着ていても誰にも気にしてもらえない透明人間の男性が、一人葛藤していたです。そんな彼がトラブルに会いながらも、人間の心を最後の最後に見せて証明したシーンが良かったです。{/netabare}

 という展開が、これらのアニメにあたる英雄とは何なのか?見に行った人それぞれに「こういうことなんだなぁ」と見せてくれたです。

投稿 : 2020/08/01
♥ : 3

66.1 10 2018年夏(7月~9月)アニメランキング10位
UNDER THE DOG Jumbled(アニメ映画)

2018年6月23日
★★★★☆ 3.5 (12)
110人が棚に入れました
国連管轄の特殊部隊「フラワーズ」。そのナンバー06である「冬月ハナ」は、ある任務の遂行の為、江の島のとある公立高校に転入する。任務対象は、クラスメイトの「七瀬俊一」。ハナが俊一に接近を図る頃、時を同じくしてある中年男性がその高校に俊一を訪ねてやってくる。さらにその中年男性を追うようにして、在日米軍までもがハナと俊一のいる高校へと進出を開始。急速に戦場のきな臭い匂いが漂い始める中、さらに一人の少女が彼の地へと向かっていた。

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

【フラワーズは必ず全滅する】

『428〜封鎖された渋谷で〜』で知られるゲームクリエイターのイシイジロウと『CANAAN』『花咲くいろは』『天狼Sirius the Jaeger』の安藤真裕監督が2014年にアメリカのOTACONで発表したプロジェクトを発端に、当時Kickstarter(アメリカのクラウドファンディング)で『リトルウィッチアカデミア』の$62万5518を超えて、アニメとしては史上最高額の$87万8028を集めて制作された作品


原作自体は1996年に既に書いていたとのことで、少々古臭さが残るものの、『LEON』のマチルダを意識したようなあどけなさが残る少女が銃器を手に取り死闘を繰り広げるというバイオレンスアクション作品です


30分のアニメ作品『UNDER THE DOG Episode 0』自体は2015年12月には完成し、出資者へのリワード品として配布されました
その後、今作の劇場公開や主題歌制作の為の第2弾クラウドファンディングが2017年10月に発表され、2018年6月に満を持して国内の劇場での一般公開となりました


劇場公開された『UNDER THE DOG Jumbled』では、短篇ギャグアニメ『アンシアちゃん』と真の主人公であるアンシアの人物像を掘り下げる実写モノローグ『Overture to UNDER THE DOG』と『UNDER THE DOG Episode 0』本編、そしてアンシアを演じる瀬戸麻沙美による主題歌がセットになって約50分の作品として公開され、数量限定でブルーレイも劇場と通販で発売
ちなみにBD版では『Overture to UNDER THE DOG』の中で劇場版ではカットされてしまったくだりが収録されいるので、より世界観への理解を深めたい方はBD版も手に取ることをオススメします


























さて、前置きがだいぶ長くなってしまいました;


東京オリンピックが大規模テロで中止され、軍事的規制が強化された2025年の日本が舞台
特殊な能力を有する年端も行かぬ少女達だけで構成された国連の特殊部隊である「フラワーズ」通称:Under the dog(負け犬部隊)に所属する、普段は普通の女子高生である冬月ハナ
ハナは家族を人質に取られ、危険で汚れた任務を任されることとなる
ハナの今回の任務は同級生の中にいるフラワーズの様な能力者達の解放の鍵を握る少年を保護することだった
しかし別のターゲットを狙ってなんと米軍タスクフォースの介入が始まってしまう
やがてターゲットは能力の暴走によって「パンドラ」と呼ばれる怪物に豹変、一瞬にして戦場と化す校舎
ハナは一縷の望みを託す少年を必死に守る為、銃を手に血生臭い死闘を繰り広げていくのだが…


『KITE』『ノワール』『GUNSLINGER GIRL』『Phantom』といった作品はアメリカでは「ガン&ガールズ」と呼ばれ一定の人気がある様です
クラウドファンディングでの結果がそれを示しています
今作、最も力を入れてるのはやはりガンアクション、というかミリタリーアクションシークエンスです
タスクフォースの無駄の無い動き、HK416やM4A1といったリアルな実銃、ブラックホークやアパッチからの支援射撃、SF要素を多く持ちながらもとかく軍事考証が良く出来てます
『ブラックホークダウン』とか『トランスフォーマー』の実写映画とか好きな人には特にオススメです
また、実写モノローグを絡めた辺りも含めて押井守監督作品からの影響をだいぶ感じます


ところがこの作品、アメリカ映画ならば【どう生き抜くか?】を描くところなのですが、イシイジロウ氏も言うとおり、【どう死ぬのか?】を描いた作品と言えるでしょう


タスクフォースやパンドラといった強敵に対し、いくら並外れた才能と異能力を持ち合わせていようとも、ハナ1人では到底生き残れない過酷過ぎる状況
やがて力尽きてしまうハナを見届ける真の主人公アンシアのゴーグルに映ったハナに表示された「Pandoralization」というゲージ
アンシアに危惧される「ゲノムハザード」「パンドラ化」という状態を示す言葉
クライマックスでアンシア自身に見受けられるパンドラと同じ身体的特徴


つまりコレですね…フラワーズはいつか必ずパンドラ化してしまう日がやってくる…そして人質にされた家族もまず助かることは無い…という悲劇的結末が既に暗示されているんです


そのことがわかる文言は『Overture to UNDER THE DOG』の中にも登場していて、アンシアはこの中で自身を日本の桜に例えています
桜は枯れない花、であると同時に、全て散るという特徴を持っています
醜いパンドラの姿になるのではなく、散り様、つまり美しい死に様をアンシアやフラワーズは今後も模索していくことになるのです


もちろん、今作でハナが守り抜いた少年が作中で「希望」と呼ばれていた様に、フラワーズにも何らかの救いが残されている可能性も無きにしも非ず
しかし少女の家族を人質に取って人殺しを強要するような組織が真実を謳っているとは到底思えませんね、僕は
果たして真実とは何なのか、このシリーズは『Episode 0』と題されている通り、人気によっては今後の展開が期待されるところであります


“フラワーズが全員死ぬその日まで”けみかけは『UNDER THE DOG』を応援し続けます

投稿 : 2020/08/01
♥ : 3

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

せめて艶やかな死を…。

この作品は、友人からの勧めで視聴に至りました。
少しググってみると、アメリカのクラウドファンディングにおいて当時歴代最高出資額を集めた作品なんだそうです。
日本でも、最近放送された「Dies irae」や、募集開始から僅か5時間で目標金額を達成した「リトルウィッチアカデミア 魔法仕掛けのパレード」などクラウドファンディングを利用したアニメが制作されています。
こんな事を調べていたら、こんな記事を見つけました。

『発売10周年を迎える「リトルバスターズ!」 そのスピンオフ企画「クドわふたー」は同一の世界観を元にした“if”の物語です。』
何と目標金額3,000万円に対して、7,800万円もの支援があったそうではありませんか。
元々20分のOVAの制作で出資を募った結果、支援金が6,000万円を超過して劇場版アニメに昇華したんです。
しかも、制作スタッフから6,000万円を超過した支援金は、必要経費を除き全て本編のクオリティアップに使用するとの約束付き…
2019年の秋に劇場でクドに会えるそうです…

個人的な意見ですが、このクラウドファンディングは作り手と支援者との間に一体感を醸成できるシステムなのだと思います。
今回の場合も支援者の方々の力添えが無ければ劇場公開は実現できなかった訳ですから…
支援者だからこそ感じられる誇りや自負だってゼロじゃないと思います。

クドの姿を見て勝手に盛り上がってしまい、レビューから思い切り逸れてしまいました^^;

Under the Dogの主人公…
完走して振り返ってみると主人公って誰だったんでしょう…
確かに主人公らしき人は登場します。
国連管轄の特殊能力を持つフラワーズと呼ばれる7人の子供たち…そのナンバー06である冬月ハナは任務遂行のため、とある高校に転入するところから物語が始まります。

何故フラワーズの一員となったのか…
物語では触れられていませんが、フラワーズに入る前に相当な葛藤があったことだけは推察できます。
何故ならフラワーズの一員として背負った十字架があまりにも重たすぎるから…
確かな事は、フラワーズに入ったら全力全開以外は許されないということ…

ハナは命令を忠実に実行しようとします。
そんな健気な女子高生と対峙するのは、火力と数の暴力の数々…
女子高生一人を相手にたくさんの戦車やヘリコプターが容赦なく弾丸を打ち込んでくるんです。
正にこれが壮絶と言わんばかりの展開と言わず何と言うのでしょう…

フラワーズのメンバーは他にも登場します。
ハナ以外のメンバーも凡そ特殊な能力を持っているのが分かります。
ですが、その能力は戦闘に特化しているかと問われると正直分かりません。
もっと日常の…普段の生活に僅かばかりですが彩りを与えてくれる能力なのかもしれません。

満身創痍でも引き金を引き続けるハナ…彼女が口にする台詞は「まだやれる…」
どこまでも残酷で救いの無い作品…だったのではないでしょうか。

テーマソングは瀬戸麻沙美さんの「少女たちのメロディ」
深いピアノの調べと切ない歌詞とメロディが印象的な曲でした。

物語は序盤で終わった…という感が強いです。
これまでの様々な投入が決して無駄ではなかった事を証明するためにも続編の制作を希望します。
そしてこの作品を勧めてくれた友人に改めて感謝したいと思います。

投稿 : 2020/08/01
♥ : 11
ネタバレ

根越 詠汰 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

殺し屋、軍隊、怪物だったです。

 良く分からなかったけど、たまたま劇場のHPで見かけたため興味本位で見てきたです。

 ショートムービーから始まり、なんか実写が出てきて、本番といった流れだったです。

 朗読の続く、緑の大地をメインとした実写を見たときには、何なのかなぁ?と思ったです。
 {netabare}アンシア・カレンバーグ、心の回想だったようです。{/netabare}

 本番になるとフラワーズが何なのか?を始めとする意味ありげな世界観の説明から、物語が展開していく設定だったです。

 失敗したら終わりという、展開が急すぎる感があってこのアニメ自体が、これからの始まるみたいな印象だったです。

 私たちの希望といっている物は、本当に希望なのだろうか?が、見所だと思うです。

{netabare} 学校でいきなり外人軍隊が襲撃してきたり、怪物が出てきたり、アンシア登場、これまでの展開は何のためだったのか?と思ってしまう衝撃?の最後・・・・これも一つの面白みなんだろうなぁです。{/netabare}

投稿 : 2020/08/01
♥ : 4

64.6 11 2018年夏(7月~9月)アニメランキング11位
未来のミライ(アニメ映画)

2018年7月20日
★★★★☆ 3.2 (180)
664人が棚に入れました
とある都会の片隅の、小さな庭に小さな木の生えた小さな家。ある日、甘えん坊のくんちゃん(4歳)に生まれたばかりの妹がやってきます。両親の愛情を奪われ、初めての経験の連続に戸惑うくんちゃん。そんな時、くんちゃんが出会ったのは、未来からやってきた妹、ミライちゃんでした。このちょっと変わったきょうだいが織りなす物語。それは、誰も観たことのない、小さなお兄ちゃんの大きな冒険の始まりでした―

声優・キャラクター
上白石萌歌、黒木華、星野源、麻生久美子、吉原光夫、宮崎美子、役所広司、福山雅治
ネタバレ

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

ちょっとした奇跡がつながってつながって、今の私達がいる。

『バケモノの子』に続く、
細田守監督の長編作品。

細田監督の作品の中では、
『時をかける少女』が一番好きです。

8月ごろに劇場で見てきました。
(レビューは書いていたのに、投稿が遅くなりました^^;)

大きくない会場でしたが、満員でした。

少し遅めの時間帯だったからかもしれませんが、
大人しかいませんでした。(年齢層はバラバラ。)

もっと子どもが多いかと予想していましたけれど。
でも内容は確かに子ども向けではないかな。笑

100分ほどの作品です。


● ストーリー
4歳のくんちゃん(♂)に妹ができた。

妹・未来(みらい)の世話に追われる両親に対し、
くんちゃんは寂しさを感じる。

むしゃくしゃする気持ちから、
わがままを言ったり、未来に意地悪をしたり。

そんな気持ちで中庭を通ると、
不思議な世界と不思議な人たちに出会った。


細田監督の作品には
現実世界に溶け込んだファンタジー設定が多い気がします。

今回もそうですね。

くんちゃんは中庭を通して、
家族の未来や過去に触れます。

そんなこと、
現実世界ではありえないファンタジーですが、

出会った人たちから教わったことを自分の行動に活かしていく様子は、
ただの4歳児にも見えます。成長だねえ。

ただ、これまでの作品で感じた
“どうなるかわからないドキドキ”という点からは
遠かったように思います。

むしろ、刺激を期待せず、
日常系作品だと捉えたほうがいいぐらいですw

育児に奔走する両親と、
両親の愛が欲しいくんちゃんの、

ちょっと慌ただしいけれど、
振り返ってみると、幸せと奇跡が詰まった日常。

そんな中に、少しのファンタジーを織り交ぜて…
という物語でした。


≪ 脚本ではなく、絵で魅せようとしていた? ≫

だけどごめんなさい、
私には物足りませんでした。

それはドキドキな冒険を期待していたから、
というのもあると思うのですが…。

くんちゃんは不思議な体験を、
日を置いて何度も体験するので、
短編集のようにも受け取れる作品です。

ひな人形のエピソードは、
嫌いではないのですが、
やたらと時間がかけられていたような。

飽きてきたなーと思い始めたところに、
{netabare} 無駄に緊張感を持たせた、だるまさんが転んだのような、スローモーション。 {/netabare}

それほど重要でも見せ場となるシーンでもないのに、

「私達は大きなスクリーンで何を見せられているの?」と
なんだかあきれてしまいました^^;


しかし、作画はきれいだったしこだわりも感じられたし、
全体的に力が入れられているのが、よく伝わってきました。

キャラの表情も豊かというか、顔芸というかw

今回の作品では、脚本よりも、
こうした絵で魅せようとしていたのかな?

描きたかったシーンやキャラの表情を、
楽しんで描く。

それがこの作品の源なのだとして、
こちらもそれをわかった上での鑑賞であれば、
もうちょっと楽しめたかも。笑


● キャラクター
甘えん坊の4歳児、くんちゃん。
いやーこの年頃の男の子はかわいいですね(*´Д`)ハァハァ

だけど、わがまま全開、駄々っ子全開。笑

愛するには、
難しいキャラですw

お母さんもお父さんもたくさん出番がありますが、
よくある両親キャラだし…。

未来ちゃんはかわいかったですが、
かわいいというだけで、特別なインパクトもないし…。

キャラで評価できるのは、
ひいじいちゃんぐらいかしら?

馬もバイクも乗りこなすひいじいちゃん、かっこよかったわー!
彼の起こした奇跡も素敵♪

cv.福山雅治なのは、気付きませんでした。
エンドロールで驚いたw


● 音楽
【 OP「ミライのテーマ」/ 山下達郎 】
【 主題歌「うたのきしゃ」/ 山下達郎 】

どちらも、なんだか懐かしさを感じるメロディ。

穏やかな2曲で、
この作品にも合っていたと思います♪

私は主題歌の方が好みかな^^


● まとめ
つまらなさや怒りを感じるほどではないですが、
全体的に平和なストーリーでした。

少なくとも、
「よし、観るぞ!」と意気込んで見るタイプの作品ではありません。

この作品を観終わった頃には、
子どもの成長を大らかに受け止められる気がする…そんな作品でした^^

投稿 : 2020/08/01
♥ : 26
ネタバレ

ヲリノコトリ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

ハートフル子供向け教育アニメ

 周囲の評価が相当悪かった気がしましたが、見てみたら割と良かったです。

 家族をテーマにすることが多い細田監督の作品の中でも、最も対象年齢が低く、ポニョとかクレヨンしんちゃんとかと同じで、小学生くらいに向けられた作品だと思われます。登場人物を反面教師として、子供の成長を促進したり夫婦関係を改善する効能がありそうです。

 だからまあ、細かいツッコミは野暮というか。別に3人で1本の笏とりに行ってもいいですよね。顔が面白かったら。「笏とるのに尺取り過ぎ」とかいうツッコミが思いついても飲み込めますよ、うん。

 そのほかも大体がノリと構図を重視したものでそこまで深く追及されることを考慮してなさそうなので別にいいとして。


 1つだけめちゃくちゃ深いと思ったシーンがありまして。
{netabare}
 駅員さんに「自分自身を定義しろ」的なことを言われて「お母さんの子供…」的なことしか答えられなくて……という場面(さっき見たばかりなのにふわふわな記憶)。

 劇中では最終的に、くんちゃんは「みらいちゃんのお兄さん」ということになって、親をめぐっての敵対関係が終わり、くんちゃんとみらいちゃんの関係が良好になる、というハッピーっぽいエンド。
 でも「自分自身の定義」って人生すべてでいえば、ここで終わらないですよね。「未来のくんちゃん」にはまた別の定義があるはずで、「親になったくんちゃん」にもまた別の定義がある。

 で、この質問に対して自分なりに答えが出ている状態がいわゆる「自我同一性の確立」ってやつなのかな、と思いました。つまり「自我同一性」とは「自分自身に不変の称号を与えること」なのかな、と。

 そんな風にこの作品は考えれば考えるほど深い……わけではないです。将来子供ができたら一回見せてみようかな、ってくらいのほのぼのアニメです。
{/netabare}


 あと他の人も書きまくってますが
{netabare}  くんちゃんの声よ。
 もう若い女性の声以外の何物でもない(笑)
 そう考えると幼稚園児の声ってあんなにツヤツヤしてないですよね。もうちょっとキンキンというか。 {/netabare}

投稿 : 2020/08/01
♥ : 21

フェイルン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

とても良く出来た赤の他人のホームビデオ

私は細田作品が好きで、これまで

時をかける少女
サマーウォーズ
おおかみこどもの雨と雪
バケモノの子

と観てきたので、今回も期待をして観に来ました。

大抵の映画は初日に観に行くスタイルなので、今回も公休にして初日に観に行きました。
初日ながら、平日の金曜日という事もあるのか、余り混んでいない。

ぶっちゃけ一番印象に残ったのは、映画が始まる前に流れていたエヴァ最新作が2020年公開予定の予告が流れていた事。そのくらい、今回の作品はなんというかマイルド。

映画そのものは、過去の細田作品と比べると、無理にファンタジーと結びつけている感があり、そのファンタジー要素も除くと、自分より生活が豊かなリア充家族の子供が贅沢を言っている作品に感じた。エンターテイメント性も過去作品と比べるとやや薄めかなと感じる。
時をかける少女、サマーウォーズ、おおかみこどもの雨と雪、バケモノの子と脚本を手がけてきた奥寺佐渡子さんが今回は関わっておらず細田監督自らの脚本である。そんな為か、掛け算とも足し算とも言えない短編エピソードの集まりで、画質は良いが各々のエピソード同士の構成と展開がトリップしていて噛み合っていないホームビデオを観ているようである。
絵的には、細田作品だなぁと思わせる演出が随所に取り入れられていた。
作中で印象に残った所と言えば、最初の方でミライちゃん出てきた手を突くところ。妙にリアリティありました。

ちなみに私は40代の独身おっさんでして、更に1人で観に行った。なので、「リア充乙!!」「結婚や子育ては、人を変えるんだろうな。」と、作品に対して嫉妬やら距離を感じた。そして、「はよ結婚して、子育てして、共感してみろ!!」と言われいるかのような痛みを伴った。

まぁ、リアルで恋愛していて恋人同士もしくは結婚して子育てしているような方々がこの作品を観たら、多くの共感を得たのかもしれません。
2年後くらいに金曜ロードショーで放送されると思われますので、それでもいいかなと思うレベル。Blu-rayは毎度購入していましたが、今回は買うかあやしいレベルですね。

投稿 : 2020/08/01
♥ : 13

64.6 11 2018年夏(7月~9月)アニメランキング11位
劇場版 フリクリ オルタナ(アニメ映画)

2018年9月7日
★★★★☆ 3.4 (48)
183人が棚に入れました
モヤついている高校生・河本カナ。嵐のごとく登場するハル子。その時カナの額にお花が生えた! 煙を吐きがら街をぶっ潰すアイロン。毎日が、毎日毎日続いていくと思っていた・・・。力を手に入れたカナはアイロンをぶっ飛ばせるのか!?

声優・キャラクター
新谷真弓、美山加恋、吉田有里、飯田里穂、田村睦心、小西克幸、永塚拓馬、鈴木崚汰、伊藤美紀、真坂真帆、森功至、松谷彼哉、青山穣
ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

17歳の叫び

アニメーション製作Production I.G×NUT×REVOROOT
監督:上村泰、副監督:鈴木清崇、脚本:岩井秀人
キャラクター原案:貞本義行、キャラクターデザイン:高橋裕一

何がフリクリなのか分からない。
2000年製作のOVAフリクリの監督である
鶴巻和哉から発せられた言葉だ。
それだけフリクリという作品には、
多様性があるということだろう。
音楽、作画、パロディ、ロボット、SF、青春などなど、
渾然一体となってさまざまな要素が盛り込まれていることが、
ひとつの特徴といえるかもしれない。

舞台は何の変哲もない田舎町。
ごく普通の女子高生、河本カナ(カナブン)は辺田友美(ペッツ)、
矢島聖(ヒジリー)、本山満(モッさん)という
3人の友達といつも一緒。
秘密基地「ハム館」を拠点に、楽しい学生生活を送っていた。
しかし、彼女たちの前にハルハラ ハル子が現れて、
日常は大きく変化していく。

街にできた大型ショッピングセンター、
カナブンのバイト先の蕎麦屋で
男がいつも同じ月見そばを注文することも
ひとつの象徴だろう。日本初の女性総理大臣は
国民に何かを隠して計画を進めている。
激動の予感を漂わせながら、カナブンの日常は過ぎていく。

女子高生たちは日々の暮らしを満喫している。
ヒジリーは大人ぶって年上の恋人と付き合っている。
モッさんは進路を決めて自分の力で夢に向かって邁進している。
カナブンはある男子が気になり始める。
ペッツは高村薫の『照柿』を読みながら、
幼馴染のカナブンを特別な存在として意識し、秘密を抱えている。

日本での公開はこちらが先だったが、
『フリクリ プログレ』の製作が決まったあとに
オルタナの製作が開始されたため、
プログレの内容とは、違う形でのやり方が求められていたという。
つまり、プログレのほうが正当派の続編であって、
こちらは、あくまで番外編。本編とは少し外れた内容になっている。

そして、違いをどこで出すかということで、
女子高生の日常を描いた青春ストーリーに
ハル子が絡んでくるという展開になっている。

正直なことを言うと、この話であったなら
『フリクリ』である必要性はほとんどない。
女子高生の青春ストーリーが中心にあって、
ハル子や世界観が重なってくる。
そのため、ハル子のポリシーというか哲学が
ずれているように感じてしまう。
監督がこの作品で重視したのは、
「女子高生のリアル」だとインタビューで語っている。

監督の上村泰はガイナックス時代に『トップをねらえ2!』の
設定制作補助を務めたところからキャリアをスタートさせ、
その後もいわば鶴巻和哉の下で仕事を覚えた人物。
鶴巻和哉のやり方をつぶさに見てきたため、
フリクリの監督としてはうってつけの人物だったのだ。
そして、脚本は舞台作家で演出家でもある岩井秀人を起用。
これは鶴巻和哉が昔のインタビューで語っていたことだが、
フリクリを考案していたときには、色々な舞台を頻繁に見に行っていて、
演出は舞台の手法にかなり影響されたそうだ。
アイロン型の工場やギターを武器のように
使用するというような小道具の使い方は確かに舞台っぽい。
そういう面も踏まえた抜擢だったことが想像できる。
上村泰監督はフリクリのファンだと語っており、
その結果、完成したのが、この『フリクリ オルタナ』なのだ。

ここで、冒頭の鶴巻和哉のコメントが浮かぶのだが、
どれだけ近くにいても何が正しいのかは、分からないのだろう。
特に、このフリクリという作品には、
当時の時代性やガイナックスの社風が色濃く反映されている。
そういう意味では、このフリクリも「アリ」なのだとは思った。

物語の核をなすのは、主人公カナブンとペッツの話となる。
彼女たちの関係性が、この世界の命運を決定づけるキーとなっていく。
{netabare} 女子高生の叫びが世界に関係していくというのは面白いが、 {/netabare}
この作品は良くも悪くもOVA版『フリクリ』を意識しすぎているのが
マイナス方面に働いてしまっている。
それと、この2人を話の中心にするなら、
もう少しそれぞれの想いを前面に出したほうが良かったと思う。
ほかの2人のエピソードを削ってでも、
こっちに持ってくるべきだったのではないかと感じてしまった。

個人的なフリクリという作品に対するイメージは、
「バットを振り切る」ことが重要で、
色々なことに縛られていない自由度が最大の魅力だと思っている。
しかし、この作品では女子高生のドラマを
丁寧に描いていくこと以外では、
ほぼ前作の方向性をなぞっただけという印象は拭えない。
プログレの方向性があったにせよ、
もう少し前作に縛られない部分もあったほうが良かった。

また、この監督は音楽に対して、
あまりにも無頓着すぎるのではないだろうか。
ピロウズの曲が流れているところで、
キャラクターが歌い出すシーンがあるのだ。
どうしてこういうことをやって良しとしたのかは理解できなかった。
理由はあるのだろうが、これは百パーセントあり得ない演出だろう。

それぞれのドラマはよく作りこんでいて、
完成度が高いだけに色々と惜しい作品だったと思う。
ピロウズの曲自体は相変わらず聴かせてくれる。
(2019年10月20日初投稿)

投稿 : 2020/08/01
♥ : 40
ネタバレ

根越 詠汰 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

いつまでもこのままでいたい!・・・・ そう思ったって良いと思うです。

   久々の初日、初回上映で見れたです。
 かなぶんを中心としたペッツ、ヒジリー、モッさんの仲良し4人組の日常、非日常をそれぞれの視点に描かれたお話だったです。かなぶんと出会ってかなぶんの能力に気づいた、お姉さん自称なのか?宇宙捜査官ハル子が、やたらちょっかいを出してくる展開です。長い上映時間だったです。

 かなぶん、ハル子やたら目立ってたです。敵なのか侵略者だかわからない、突然出てくる機械生物とハル子が戦うです。宇宙だか火星の話が、何の関係があるやら出てくるです。

 4人でバカやって騒ぎつるむ日常は、ありがちな女子高生なでしょうか?です。4人で興味本位に共同制作して作るロケットは、楽しかったと思うです。

 4人それぞれに互いに、何も知らない事情が描かれていたところも見所です。心配なのか?役に立ちたいと思うのか?ハル子の行動に注目です。
 大人だかの恋のことだったり、進路で自分でつかむために進む夢だったり、同年代の恋する気持ちはどういうものか?だったです。自分が思ってきた変わらないでほしいと思う毎日は、友達にしてみればどうだったか?を破天荒に描かれていたです。

 常にハル子が中心にいるようで、絡むハル子の大胆かついたずらにも見える行動があったです。ハル子は、何をしたいのか?あまり私には理解できなかったところがあるです、

 全体を通して、かなぶんが望むいつも変わらない毎日は、自分としてもそんな気持ちは持っていたいと思うです。かな分が望んでいても、一番の親友は実は、どうなのか?、つらい現実も見せられたです。{netabare}最後の方で、人は年を取る、周りの風景も変わる、そんな中でも笑顔は変えないでいいとか言ってたようなセリフは、共感できるものがあるです。{/netabare}

 かなぶんが思うように、いつまでも4人仲良くしていきたいと思うのは、決して悪くない人として当然の願いであると考えるです。このお話は、そんな自分が望まなくても変わるもの、変えてはいけないものを訴えてもいるように見えたです。そこが、面白みなのかもしれないです。「これでいいのか?」な終わり方だったけど・・・・・・・・です。

投稿 : 2020/08/01
♥ : 6

ガタリリス さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

オルタナなのに商業主義的な匂いが・・・。

『オルタナティブとは?』
「代わりとなる、型にはまらない」といった意味を指す言葉。
1970年終わりから1980年代にかけてのアメリカにルーツを持ち、商業主義的な産業ロックや人気の音楽様式とは一線を画す前衛的な音楽スタイルです。

グーグル先生に訊いて見たら、こんな説明が載っていました。
本作はJKがキャッキャウフフする今時の大衆迎合的雰囲気で、とても商業主義的な匂いがしました。
上記の“商業主義とは一線を画す”とは真逆な感じがして、ある意味皮肉にすら感じます。
内容もあまり面白くなく、ありがちな青春物のパロディのようで既視感満載でした。
突発的な超展開なども本家の真似事のように感じてイマイチ楽しめなかったですね。
まあ、色んな意味で2番煎じのような印象を持つアニメでした。
本作は酷評になってしまいましたが、次のプログレは楽しめたら良いなと余韻を残して感想を終えたいと思います。

以上、拙い感想でした(・ω・)ノ

投稿 : 2020/08/01
♥ : 12

62.3 13 2018年夏(7月~9月)アニメランキング13位
アラーニェの虫籠(アニメ映画)

2018年8月18日
★★★★☆ 3.3 (14)
72人が棚に入れました
郊外の工場跡地に建つ巨大集合住宅。最近では、女子高生の変死体が発見され、不可解な心霊現象が目撃されるなど、いわくつきの噂が絶えない場所だった。ここに引っ越してきた18歳の女子大生りんは、ふとしたきっかけで怪異に見舞われる。死の呪いの恐怖におびえる彼女は、やがてこの建物の謎を探る民俗学者の時世や、呪術師の斉恩らとの出会いを通して、自らも怪異の正体に迫っていく。

ガタリリス さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

花澤信者必見!

内容はホラーですが、スト-リーとかは何だか分かり辛かったです。
自分が感じたのが「バイオハザード」と「サイレント・ヒル」を合わせたようなイメージを抱きましたね。
「バイオハザード」のように科学的に説明できるような恐怖と「サイレント・ヒル」のような超現実的な恐怖、両方が同居してるようなイメージ。
重度の統合失調患者が、幻覚によって虫の怪異を見るようになって、徐々に日常生活に支障を来たしていると考えれば辻褄が合う・・・が、そういった描写はないからやはり全部現実で起きたこと(もちろん作中で)なんだろうね。
ラストに夢落ちと思わせといての虫によって侵略された世界が印象的でした。
個人的には夢落ちで終わった方が良かった気もするが、この辺は人それぞれの好みによるかな。

他に気になった事は、3Dのキャラデザや花澤さんが主人公の声を担当してることかな。
この作品のキャラデザは結構好きでした。
特に黒髪の女の子はドキッとするくらい可愛かったです。
主人公も西洋人形のような顔立ちで、洋風のオシャレな女性といった感じのイメージで眼の保養になるね。
そこに花澤さんの声が加わるので、魅力度2割増し。
あまり萌え萌えした感じはなく、大人で清楚なイメージの声が印象的でした。
花澤信者必見のアニメですねw

正直、内容は微妙ですがキャラデザが良かったのと、花澤さんの声の印象が良かったので、そこで評価が少しプラスされた感じかな。
あとは、グロテスクな描写も少しあるので、そういうのが苦手な方は敬遠した方が良いかも。
まだまだ残暑厳しい季節ですので、ホラーアニメを観て身体を冷やすのも良いかも知れませんね(適当w

以上、拙い感想でした(・ω・)ノ

投稿 : 2020/08/01
♥ : 3

KANO さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

怖いもの観たさで

本作ですが、怖いもの観たさで鑑賞。
ホラーとしての雰囲気、作画は良かったと思います、花澤香菜さんの演技は恐怖心を煽るもので流石ですが、ホラーとはいえ肝心のストーリー構成などが、掴みにくく、好みの方もいらっしゃるでしょうが、一般受けしない様な感があります。私自身は印象に残らない作品でした
花澤香菜さんのファンは演技内容的には必見かと。

投稿 : 2020/08/01
♥ : 4

秋月双真 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

★★★★☆☆

おもしろかった!

超展開?雰囲気は映画館で観るのに向いていると思う。

投稿 : 2020/08/01
♥ : 0

計測不能 14 2018年夏(7月~9月)アニメランキング14位
曇天に笑う<外伝>〜桜華、天望の架橋〜(アニメ映画)

2018年9月1日
★★★★☆ 3.9 (9)
52人が棚に入れました
明治の動乱期を舞台に、宿命の戦いに臨む若者たちの葛藤と絆を描いた唐々煙原作の人気コミック「曇天に笑う 外伝」を劇場アニメとして映像化した歴史浪漫活劇3部作の後編。曇三兄弟の長男・天火が大津を離れ、弟の空丸と宙太郎は家名を継ぐ重さを実感しはじめていた。そんな中、鍛錬に励んでいた空丸と武田が何者かに襲撃される。その襲撃者の力と身のこなし、そして笑い方は、どこか天火と似ていた。男の正体を追ううちに、空丸たちは思わぬ秘密にたどり着く。そんな彼らの前に、蒼世と鷹峯が立ちはだかり……。アニメ「進撃の巨人」などで知られるWIT STUDIOが制作を手がけ、中村悠一、梶裕貴、代永翼ら豪華声優陣が集結。

三毛猫メリー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

大蛇実験

2020.4.24 視聴完了。

秘密裡に大蛇細胞の実験が行われていた。
そのことを知った空丸たちは調査を始める。

まあまあの内容で必見はエンディングロール中に
出てくる写真の数々。
彼女の白無垢姿に感動(。>﹏<。)

投稿 : 2020/08/01
♥ : 5

計測不能 14 2018年夏(7月~9月)アニメランキング14位
押絵ト旅スル男(アニメ映画)

2018年7月20日
★★★★★ 4.3 (2)
23人が棚に入れました
 「私が探していた人はね、この中にいたんだよ」
 明治と昭和、夜と昼、狂気と正気、レンズの彼岸と此岸とに別れゆくゆく兄と弟・・・。
 夕闇の奥山に浮かんで消える、極彩色の幻景奇譚。

 江戸川乱歩の原作をベースに、浅草を舞台にした幻想的な短編アニメーション。

 美術館の学芸員が主催する「トリメガ研究所」が開催した「めがねと旅する美術展」内で上映された。
 青森県立美術館  :2018年 7月20日~2018年 9月 2日
 島根県立石見美術館:2018年 9月15日~2018年11月12日
 静岡県立美術館  :2018年11月23日~2019年 1月21日

監督:塚原重義
キャラクターデザイン:やぼみ
音楽:アカツキチョータ
出演:梶裕貴、細谷佳正、坂本頼光 他

計測不能 14 2018年夏(7月~9月)アニメランキング14位
BAO(アニメ映画)

2018年8月1日
★★★★☆ 3.4 (7)
18人が棚に入れました
息子が成長して家を離れていき、寂しくてたまらないおかあさん。そんなある日、不思議な出来事が。なんと手作りの中華まんに、かわいい命が宿ったのだ・・・!?

Dkn さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

タイトルなし

ハートフル饅頭物語

投稿 : 2020/08/01
♥ : 1

計測不能 14 2018年夏(7月~9月)アニメランキング14位
アーリーマン~ダグと仲間のキックオフ!~(アニメ映画)

2018年7月6日
★★★★☆ 3.9 (5)
12人が棚に入れました
 昔々、マンモスもいた大昔、少年ダグは部族の仲間と小さな谷間で平和に暮らしていました。しかし谷間で採れる青銅を狙う、ブロンズ・エイジ・シティのヌース卿によって故郷を追われてしまいます。 故郷を取り戻すため、ダグは仲間と共に、ブロンズ・エイジ・シティで崇拝されている「サッカー」というスポーツで、ヌース卿に勝負を挑みます。

 「ウォレスとグルミット」シリーズで、数度のアカデミー賞に輝くニック・パークとアードマン・アニメーションズの最新作。

ワドルディ隊員 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

ニックパーク版少林サッカー

この作品は、ニックパークが手掛けたアニメ映画の一つである。
過去にニックパーク作品は何本か視聴したことがあり、
面白い物が多かったため今作はどのような展開に
なるのか、気になっていた。流石に目を見張るほどではなかったが、
中々楽しい時間だったなと今になって思う。

おおまかなあらすじとしては、こんな感じ。
マンモスがいた頃の原始時代が舞台。主人公の少年であるダグは、
ユーモラスな部族のメンバーと相棒であるイノシシ、ホグノブと
共に小さな谷間で平和な日々を送っていた。

だが、ある日を境に、ブロンズ・エイジ・シティの暴君ヌース卿が、
谷で採れる青銅を求めマンモス軍隊を引き連れて侵攻してくる。
強引に追い出され、谷での生活が出来なくなったダグ達は、
殺伐としたバットランドへ避難を余儀なくされてしまう。

部族たちは必死に抵抗するが、失敗に終わったうえ、偶然にも
ダグが軍隊に捕らわれてしまう。ブロンズ・エイジ・シティで
目覚めた時、そこで高度な文明が発達した光景を見て
呆気に取られてしまうダグ。群衆に押し流され、辿り着いた先は
巨大なスタジアムだった。そこでサッカーと呼ばれるスポーツが
行われていることを知った彼は、自分の故郷を取り戻すために、
ヌース卿へサッカーで勝負を挑むことを決意するのだが…。

全体を通した感想としては、話が非常に分かりやすくまとまりが
ある王道物だった。但し、今までのニック・パーク作品と比べて
平凡な出来だと感じることもあり手放しで褒められるとは
いいがたい。タイトルにも記したように、話の流れが
少林サッカーに沿っていることが関係しているのかも。

まずは良かったところから。
昔から、ストップモーションアニメを制作しているということ
もありキャラクターの動かし方にこだわりを感じられる。
特に、動物に関してのこだわりは目を見張るものがある。

大半のアニメだと、あざといという感情がどうしても
残ってしまうのだが、違和感を感じず映像に没入できる
のは大きい。そのシーンだけを抜き取りたいくらいだ。
また、適度にユーモアがちりばめられており、自然と
笑みがこぼれる自分がいた。

次は気になった点を。
ストーリー構成がすこぶる悪いわけではないのだが、
視聴していて如何せん物足りないなーという感情を
消すことはできなかった。

私自身、「最新作にして最高傑作」という謳い文句に
つられたこともあるが、一番の要因はダグチームにいる
11人のメンバーを上手く活かせられなかったことだろう。

11人それぞれに個性があり、それをサッカーの試合に反映させる
はずだと期待していたのだが、尻すぼみだった。
一部のキャラクターに至ってはほぼ空気と化していたし。
私には、頭数そろえるためにとりあえず用意されただけ
の人形のようにしか見えないのだ。

某アメコミ映画会社はその点に関しても抜かりはなかったぞ。
各キャラクターにきちんと見せ場を用意することの大切さ
を改めて認識した。もっとキャラクターを大事に扱って
欲しいと思わずにはいられなかった。非常に勿体ない。

すこぶる脚本が練られているわけではないが、ニックパーク作品
をこよなく愛する方や少林サッカーが大好きな方なら
見る価値はあると思う。個人的には良作だと思う。

投稿 : 2020/08/01
♥ : 6

根越 詠汰 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

原始人 VS 青銅人 サッカー対決

 これも何んとなく見て来た字幕版で見た映画だったです。

 面白い顔した粘土人形のキャラ達の織りなす、原始人がサッカーをするという奇抜な発想のアニメだったです。
 パペットアニメーションとよばれる部類になるけど、みるからに外国のアニメらしいアニメだったです。

 ある意味面白味があり、親子でもうけるアニメだと思うです。原始人の先祖たちの物語の始まりなんか、こんなことありうるのかなぁと思うような、非現実的な画像だったです。

 淡々と展開が進み、住んでいる谷を取り戻すために原始人の少年、ダグの魅了したサッカーで試合を青銅人に申し込むに至るです。ルールを知らない原始人たちが、団結して仲間を得て上達していく展開も親子とかで見ると和むような、感じがするです。

 イノシシだか羊なのかわからない豚のボグノブの存在は、原始人たちにとって大きな役割を果たしていくところが、見逃せないです。

 大団円を迎えなければ話にならないのだけれども、それがどのように訪れるのか?見に行ってのお楽しみです。

投稿 : 2020/08/01
♥ : 4

計測不能 14 2018年夏(7月~9月)アニメランキング14位
映画ドライブヘッド トミカハイパーレスキュー 機動救急警察 (アニメ映画)

2018年8月24日
★★★★☆ 4.0 (2)
12人が棚に入れました
ドライブヘッド最大の危機!?
信じる力で地球の未来を守るんだ!
ある日、機動救急警察が謎の少年・テラに襲われる。
その正体は、悪の人工知能が乗りうつったアンドロイドだった!
テラの強力なエネルギーにより、ゴウたちはドライブヘッドを操縦できなくなってしまう。
さらに巨大化したテラが周囲を飲みこみ地球が大ピンチ!
かつてない緊急事態に、チームドライブヘッドが再び走り出す!
はたして、ゴウたちは大切なものを守ることができるのか !?
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

流石の安定感…なのですが

2018年8月24日公開の劇場アニメ。
8月中に見に行ったのですが、レビュー書くのが遅くなってしまった…。
(9月中旬に二回目観たので一部書き直しました。二回とも親子連れが見に来ていて、お子さんが楽しんでたのも和んだw)

TVアニメから繋がった内容で、配信アニメで映画のさわりを説明した形になっています。なのでTVアニメと配信版を見ていないとお話がわかりませんが、その分濃い内容でした。
言葉の選び方が小さい子にはちょっと難しいかも、とは思いました。

TV放映終了から半年しか準備期間が無く同時進行でWEBで新作も公開していましたが、それでも安定したクオリティを保っています。劇場に足を運んで良かったです。
シンカリオンの登場は短いながら上手く処理しています。せっかくなら次の映画はVS系の共演作が見たいかも。
最後の展開、これ2期作れそうなんですが期待して良いのかな…?

…あと、ずっと待っていたサントラが映画のお陰で発売されました!もう出してくれないかと思っていたので嬉しくてw
オーケストラ調のメインBGMは重厚ですが軽快で、キャッチーな格好良さも。打ち込みで作られた曲も手が込んでいて聞き飽きないです。オーケストラと打ち込みで同じメロディをアレンジした曲もあり、印象が全く違うので聞き比べるのが楽しい。平野さんの曲やっぱり好き。
ただTVで使われた曲にも未収録のものがあるし、映画にも追加BGMあったかも…。


【良かった点】{netabare}
レスキューあり・バトルありで脚本も破綻なく、レスキューとドラマのバランスも良くて満足でした。ドラマや心理描写を入れ込むのが上手ですね。
新キャラクターはテラだけなので、その分お馴染みのキャラクターをしっかり描けています。

音楽も映像も相変わらず良質。手描き部分は流石に忙しそうだったけど、子ども達の動きとコンテ演出は良くできていて見ていて楽しい。
キャラクターみんな言動も作画も演技も生き生きしていましたし、ロボットもCGもやっぱり格好いい。
TV版では犬のアクセルが和み要員でしたが、映画版はアクセルはもちろん猫のクラッチがすごく可愛かった!落ち込んだゴウ君がクラッチを抱き上げるシーン好きです。

TV版も地球の危機でしたが、今回もやっぱり地球の危機。テラフォーミングの機能を使って地球を人間が住めない惑星に改造しようとするテラ。海外のSFアクション映画とかでありそうな展開ですw
脚本の荒木憲一さんはこういう展開が得意なんだろうなって改めて思いました。

今回の映画、TVアニメではあまり深く描かれなかったドライバー達の愛機に対する思い入れがかなり見れたのがとても良かったです。
黒江田さんがS.I.B.メガマックスを自分で破壊するシーン、サイクロンインターセプターが行方不明となってゴウが珍しく声を荒らげるシーン、タイガが仲間に「僕を支えてくれ」とマスターバックドラフトを自分自身のように言うシーン。
TV版でも愛機が壊れた時にはレスキューに出られないもどかしさが描かれたこともありましたけど、映画でさらに描写が深まっています。

大人の行動がまた良くて、これもドライブヘッドの大きな持ち味。前述の黒江田さんもだし、怒るゴウ君をたしなめるお父さんと西園寺指令も良かった。
刈狩博士の復讐が明確な形になって、「自分の能力を正当に評価しなかったことを機動救急警察のお偉方に後悔させてやる」ためにレスキューに助力してくれるというのが良い落し所でした。刈狩博士がゴウに対等に接していたこと、ゴウが正義回路を信じて行動するのも良かったです。

短い上映時間でしたが、月一回のWEBアニメでその分を補うことで尺不足にならずに済みました。この方法が良いか悪いかはさておき、詰め込み過ぎになるよりはずっと良いと思えました。WEBアニメは新規作成の回だけでも1時間近くになるから、実質2時間弱の物語ということになります。
BDが発売される時には一緒に収録されるのかな?でないと内容がわかりにくくなりそうだし、一緒に楽しめる方が良いですから。{/netabare}


【個人的に勿体ないと感じる点】{netabare}
子ども向け作品で基本的に一度しか見ない映画なのに、描写がわかりにくいのが難点でした。

私は、「機械に善悪は無くて人間の心が影響して善にも悪にも染まる」という内容はこのシリーズの肝だと思っています。なのでテラを倒して欲しくないなあと思っていて、二回目は注意して見てやっと気づいたんですけど、テラは「倒された」のではなくて「崩壊した」描写になってるんですね。
レスキューものとして人命優先が徹底されていること、そこに善人悪人の区別は無いこと、人の悪意に影響されたAIも否定していないこと。それらはシリーズ全体通して描かれたとは感じられたのですが、とにかくわかりにくい;


映画ラストで、テラの「僕は不死身さ。人間の悪意が消えないようにね」という言葉に対してゴウの「そんなことない!僕は人間を信じる!」というやり取りがあります。最初はちょっと唐突に感じたんですが、その前の刈狩博士とのシーンから考えると理解できる気がします。

ゴウが刈狩博士を信じた根拠はドライブギアにもあるのですが、犯罪者である刈狩博士にも正義感があるとわかっていたから。つまり善意や使命感から来る行動だと感じたからではないかと思います。
犯罪者の検挙は自分たちの役割ではないとゴウがよく理解していることはTV版でも度々描かれていたので、この展開に違和感もありませんでした。

そしてTV版でゴウのおじいちゃんが「AIは人間と共に成長し、未来を切り拓く良きパートナー」という言葉を遺している。「正しい心を持つ人間と繋がっている正義回路」と「人間の身勝手な心に触れた邪悪AI」の対比構造自体はきちんと出来ていますし、AIは人間の心を映す鏡と言ってもいいかも知れません。
人間は良い心と悪い心を両方持っていてこそ人間だと思うんですよね。
本作では一般市民・犯罪者に関わらず人命最優先という前提がここまで守られてきていますし、改めて見ると、この作品には邪悪AIやテラを否定するような描写も無かったと思います。


TV本編のラストも駆け足気味で勿体なかったと思いますし、今回も、自我を持ったテラとせめて一度は対話するとか、もう少しわかりやすい描写が出来たらさらに良かったと思います。
もっとも、2期制作が決定してるとかなら話が変わってくるかも…?{/netabare}

それ以外は引っかかる所も無く、TV本編で物足りなく感じていた部分もだいぶ描かれた印象。
TVアニメが好きなら十分楽しめると思います。
(2018.9.6投稿、9.17改訂)



【WEBの無料配信アニメについて】
2018年1月から月に一回無料配信されたWEBアニメ。TV本編の総集編と新作を織り交ぜて映画の話の冒頭を展開しており、現在でも無料で視聴できます。映画を見に行くなら視聴しておくべき。
映画鑑賞後に再視聴してみたけど話の流れもなかなか、作画は忙しそうだけど安定していますし、演出も申し分ない。半分くらいはロボットのシーンなので無茶なスケジュールでもなんとかなったって感じでしょうか。
欲を言うと、タイガ、ミコトのメイン回があるのにジンのメイン回が無いのが少し残念。映画にもジンの活躍はあるけど、映画は実質ゴウがメインの物語ですし。

以下各話内容。
{netabare}
#1 始動!新たなるドライブヘッド計画!!(総集編)
邪悪AIの事件の総集編。ゴウたちドライバーは最後に新機体の開発計画が始動していることを聞かされます。
ゴウ君たちのいつものやりとりも見られたり、結構和むw

#2 新戦力!ドライブヘッド02(ゼロツー) MKⅢ(マークスリー)を開発せよ!!(総集編)
3機のなかで最初に開発されることになった02MKⅢに必要な機能を洗い出すため、という感じで02MKⅡブレイブバックドラフトメインの総集編。

#3 完成!マスターバックドラフト!!(新作)
災害救助中にステルス戦闘機に襲撃され、ブレイブバックドラフトが壊されてしまいます。
15分という尺の中でレスキューでロボットの見せ場も作りつつストーリーもきちんと展開しているのがドライブヘッドらしい。変にもったいつけないのはこのアニメの良い所ですね。

#4 空飛ぶ炎の勇者!ブレイブジェットファイター!!(新作)
またもステルス戦闘機が現れ、救助活動中のドライブヘッドを襲撃。タイガと新機体の活躍によりステルス戦闘機を退けるも、解析の結果パイロットは少年の姿をしており生体反応が無いことが判明。
02MKⅢマスターバックドラフト、専用の戦闘機ブレイブジェットファイターのお披露目回です。

#5 発進!第4のドライブヘッド計画!!(総集編)
03MKⅡβ計画が始動。ジンとミコトがそれぞれ活動するため、もう一機、ミコト用の機体を開発することに。

#6 白い救世主!ホワイトパールホープ!!(新作)
惑星開発研究所で火災が発生し、テラフォーミング用の完全自立型アンドロイドが消えていることが判明。ステルス戦闘機について調べていた機動強襲警察の黒江田さんがそれを調査します。この回の作画凄く好きだった。
そしてミコトの乗り込む03MKⅡホワイトパールホープ出動。ちょっと可愛らしいデザインとキラキラした演出がwこのアニメ女の子も見てるのかなあ。

#7 シンクロ合体!アーマードエンペラー!!(新作)
消えたアンドロイドには自己進化機能があることが判明。災害救助の最中、邪悪AIに乗っ取られ「テラ」と名乗りドライブヘッドの前に現れます。

#8 映画公開直前SP
実写笹川アナ大活躍で最後の宣伝。
{/netabare}(2018.9.6)

投稿 : 2020/08/01
♥ : 3

計測不能 14 2018年夏(7月~9月)アニメランキング14位
とてもいじわるなキツネと仲間たち(アニメ映画)

2018年6月24日
★★★★☆ 4.0 (1)
10人が棚に入れました
田舎がいつも平和だというわけではない。この農園の動物たちは、特にめちゃくちゃだ。

ひよこたちのママになるキツネに、コウノトリを演じるうさぎ、サンタクロースになりたいアヒルまで!もし、あなたが、田舎の暮らしが、公園の散歩のようだと思っているなら、大間違いかもしれないよ?

褐色の猪 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

2017年に制作されたフランス・ベルギー合作品

原題は「Le Grand Méchant Renard」
監督;バンジャマン・レネール / パトリック・インバート

オスカー候補にもなった『くまのアーネストおじさんとセレスティーヌ』のクリエーターが描く、かわいいながらも、フレンチ・ユーモア溢れるアニメーション。

日本では2018年6月「フランス映画祭2018」横浜にて上映された、25分程x3編の計80分の作品。

力強い線画、背景と同化し色彩良く動物たちもイキイキと描かれてます。すばしっこいヒヨコの動きにシビレました。

今回の上映は字幕ではなく弁士による日本語同時訳という試みでした、ストーリー重視のアニメならともかく動きで魅せるアニメーションでは動作と台詞のタイミング同期は重要だと再認識しました。近くに座っていたハーフと思しきお子様(多分仏語を理解す)はもう抑えきれないって感じで終始笑いっぱなし、私も幾度か笑声上げちゃいましたがその域には達せず悔しいw

実力有る声優さんによる吹き替え版を所望す大変良い作品です。

投稿 : 2020/08/01
♥ : 5

計測不能 14 2018年夏(7月~9月)アニメランキング14位
それいけ!アンパンマン かがやけ!クルンといのちの星(アニメ映画)

2018年6月30日
★★★★☆ 4.0 (3)
9人が棚に入れました
アンパンマン達の住む町では、年に一度開かれる『星祭り』の準備が進められていた。

ある日、どんな物でも吸引してしまうばいきんまんのゴミ箱から謎の黒い卵が突然飛び出した。そして卵の中から『クルン』という元気な子供が現れた。

自分が何処からやって来たのかを覚えていないクルンは、毎日楽しく仲間達と過ごしていた。ところがある日、大量の黒い星がアンパンマンワールドに降り注ぎ、草木が枯れてしまう大事件が発生する。

『いのちの星』の故郷への悪影響を懸念したアンパンマン達は、故郷となる地を目指し宇宙へと飛び立つ。果たしていのちの星を救う事ができるのか。

上芝 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

何の為に生まれるのか

アンパンマン30周年記念作品。

ちらっと話題になっていたので早起きして見に行きました。

いのちの星というアンパンマンが生まれた元に焦点を当てており、
幼児向け作品で何の為に生まれるのか。という問いかけをするのでかなりレアな感じがしました。しかし、深くツッコミ過ぎると幼児を置いていっちゃうので、掘り下げは無かったです。
もしかしたら、スタッフはやりたかったのかもしれませんが、アンパンマンという作品の性質上、致し方ないところではあります。

アンパンマンがピンチになった際、バイキンマンが「アンパンマンをやっつけるのは俺様だから、やられるな」というニュアンスの発言をし、助けに入ったところはベタですけど胸熱くなりましたね。

最近はあまり見かけませんが、二次創作作品で深く突っ込んでくれる人がいるんじゃ無いかな、と予想しました。


作画面において、CGの余波がアンパンマンにまで達していたことは衝撃でした。
アンパンマンはずっと手書きだろうと思っていたのですが。
時代は変わるものですね。

戦闘シーンは見やすいスピードですが、ワンパンほどの迫力がありましたよ。
見ごたえがありました。

随分と久しぶりにアンパンマンを見るので、他のアンパンマン映画がどんなものだったか全く覚えていないのですが、大人も楽しめる分、子供が楽しめなかったら嫌なのですが、実際どうなのでしょうね。
対象年齢設定って難しいものです。

投稿 : 2020/08/01
♥ : 5

計測不能 14 2018年夏(7月~9月)アニメランキング14位
映画 おかあさんといっしょ はじめての大冒険(アニメ映画)

2018年9月7日
★★★★★ 5.0 (1)
3人が棚に入れました
1959年から放送されているNHKの子ども向け番組「おかあさんといっしょ」を初めて映画化。
2018年放送時のレギュラーメンバー、ゆういちろうお兄さん、あつこお姉さん、よしお兄さん、りさお姉さんがスタジオを飛び出し、思いがけない場所へ冒険に出る。
また、人形劇「ガラピコぷ~」はアニメ化され、しずく星からツムリ星に遊びにきたチョロミー、ムームー、ガラピコが、そこで出会ったツムリ族のお姫様イオとともに、イオの友だちだったロボットのゴムリを助けるため奮闘する物語が描かれる。
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