2018年夏(7月~9月)に放送されたアニメ映画一覧 21

あにこれの全ユーザーが2018年夏(7月~9月)に放送されたアニメ映画を評価したーデータを元にランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2020年01月21日の時点で一番の2018年夏(7月~9月)に放送されたアニメ映画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

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年代別アニメ一覧

78.2 1 2018年夏(7月~9月)アニメランキング1位
劇場版 のんのんびより ばけーしょん(アニメ映画)

2018年8月25日
★★★★★ 4.1 (197)
955人が棚に入れました
旭丘分校」の生徒はたった5人。学年も性格も違うけれど、いつも一緒に春夏秋冬の変わりゆく田舎生活を楽しんでいます。ある日、デパートの福引で特賞の沖縄への旅行券を当てた「旭丘分校」の面々。夏休みを利用して、皆で沖縄に行く事になるのですが……。

声優・キャラクター
小岩井ことり、村川梨衣、佐倉綾音、阿澄佳奈、名塚佳織、佐藤利奈、福圓美里、新谷良子
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

《祝・第3期制作決定!》卓よ、世間ではそれを”ハーレム”と呼ぶんだぜ(笑)

TV版は第1期、第2期とも視聴済み。
TV版と1ミリも違わぬ、安定感抜群のほのぼのほっこりな世界観は秀逸です。

【はじめに】
{netabare}原作の単行本に付属されていたOVA『沖縄へ行くことになった』の前後の物語。
無口なのに存在感抜群の兄ちゃんが福引で沖縄旅行を引き当てるシーンと、全員の服装が同じ辺りからもうかがえる。

OVAでは、『沖縄旅行が当たった~!みんなで行くぞ~!』って、みんなで準備して、飛行機に乗ったところで終了。
あれれ?せっかくの「ひか姉&なっつん」コンビがまさかの不発で、どこか消化不良・・・。
そんな感想だったので、この作品はとても楽しみにしていたんです。{/netabare}

【舞台は日常から非日常へ】
{netabare}夏休み。
まずは、いつも通り4人で遊ぶ光景。
そして、偶然に偶然が重なり、デパートで買い物をする4人とかず姉、駄菓子屋、そして、卓兄ちゃん。
いわば、ここまではいつもの日常。

卓が福引で沖縄旅行を引き当てたところから、物語が徐々に”非日常”へと動き出します。

そして本作の舞台、沖縄へ・・・。
いつもの、山に囲まれた世界(日常)から、海に囲まれた世界(非日常)へと・・・。{/netabare}

【沖縄でも”らしさ”全開の面々】
{netabare}まあ、舞台が変わったとはいえ、いつものメンバーですからね。
ほのぼのほっこりワールド全開です。

面々の”らしさ”は何気ないシーンでもしっかりと描かれています。

個人的に一番ほっこりしちゃうのはバトミントンで遊ぶシーン。
れんげとバトミントンをする蛍。
あちこちに打ち返すれんげに振り回されながらも、れんげが打ちやすい位置に打ち返す蛍。
れんげに対して、しっかりとお姉さん役を果たす蛍らしさが良く表現されているシーンだと思います。

飛行機や食事の時の座席など、絶妙で良く考えられているし・・・。

終始ニヤニヤ、頬が緩みっぱなしです(笑)。{/netabare}

【唯一、いつもとは違うメンバーが、良いアクセントに!】
{netabare}民宿「にいざと」の看板娘・あおい。
夏海と同じ中学一年生。

民宿のお手伝いをする、しっかり者のあおい。
夏海にとっては、とても気になる存在。

夏海にとっては、同じ年齢の娘は”非日常”。
気になって当然ですよね。{/netabare}

【旅行の醍醐味の表現が秀逸】
{netabare}旅行の醍醐味の一つは、いつものメンバーで非日常を体験すること。
そして、最終日に感じる、得体の知れない”寂しさ”も醍醐味の一つだと思います。

あおいの存在が、旅行の醍醐味である、”楽しさ”と”寂しさ”を、分かりやすく伝えてくれます。{/netabare}

【個人的ツボ=ひかげの存在】
{netabare}フライング土下座~飛行機でビビる~難聴でグダグダ~子供部屋で床寝~船酔い~天然記念物~大人部屋でも床寝~ベット死守~泣いてねぇし・・・。
終始安定のボケ要員。
「ひか姉&なっつん」コンビは鉄壁(笑)。{/netabare}


2019/5/11追記
公式ホームページで第3期の製作が発表されました。
今から楽しみですね。

投稿 : 2020/01/18
♥ : 24
ネタバレ

ぽ~か~ふぇいす さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

上映館が倍以上に増えるようです!

初日の舞台挨拶は抽選漏れしたため
翌日にあにこれ面子と一回目
今週の舞台挨拶には当選したので
舞台挨拶付きで2回目を観てきました

そんなかんじで初めて観た日は
アニサマ全通の3日目に
会場に行く前に新宿まで寄り道して観たのもあって
かなり疲弊した状況での鑑賞となりました

しかし、この最上級の癒しアニメのおかげで
だいぶ活力を取り戻して3日目へと向かえたように思います

ふだんののどかな田園風景とは舞台は違えど
やっていることはいつも通りの
ゆったり日常アニメ
ゲストキャラクターのあおいちゃんとの
ハートフルな交流もあったりと
とにかく沖縄の情景がとてもきれいに描かれていて
なんだかキャラクター達と一緒に
沖縄旅行を楽しんでいるような気分になりました

あとはサブキャラクターのくせに
{netabare}ジャンピング土下座にはじまり
難聴ネタ
ふとん
リバース
天然記念物
泣いてねーし!{/netabare}
と要所要所でギャグ要員として出動し
美味しいところを全部持っていくひかげに
今回はかなりやられましたw
ほんといいキャラしてる

そしてあまり間を置かずに2回目を見に行ったわけですが
舞台挨拶は置いておいても
2度目の鑑賞でも1回目と変わらず癒されたし
楽しく見れました

そして今は久々にTVシリーズを見返したい思いに駆られています
1期2期ともにdアニメにあるので
今期のアニメをいくつか切れば見れるけどどうしよう?

閑話休題

この映画かなり見れる劇場が少なく
基本的に都会の映画館でしかやっていない感じでした

隣の芝は青いと言いますか
田舎の人は都会にあこがれ
都会の人は田舎にあこがれるものです

のどかな田園風景とゆったりしたスローライフに
まるで異世界ファンタジーでも見るような感覚で
憧憬の念を抱くのは基本的に都会の生活に摩耗しきった層なので
都会に絞っての公開は戦略的に正しかったと思います

この戦略が吉と出たのかどうかは定かではありませんが
館数からするとかなり好調な収益を上げているようで
今回の舞台挨拶にて上映館が27scrから71scrへと
大幅拡大されることが発表されました

特に東北と九州は仙台と福岡で1館づつの上映だったものが
各県で1~2か所みられるようになり
だいぶ見やすくはなってるんじゃないでしょうか?

もし今まで観たいけど近くでやってないからと敬遠していた方がいれば
ぜひもう一度上映館情報を確認しなおすことをお勧めします

この後全国でさらにヒットすれば
劇場版をもう一作
あるいは3期の制作なんて話になるかもしれません
応援のためにもみんなでぜひ観に行きましょうw

おまけ(舞台挨拶内容・ネタバレ含)

{netabare}今回はれんちょん役の小岩井ことりと
なっつん役の佐倉綾音が登壇
映画に関してのちょっとした裏話などをしてくれました

あやねるの話で面白かったのは
夏海とあおいの関係について

あのど田舎の生活では
同い年の子供がまったくいなかったので
夏海にとってあおいは初めての同い年の友達
そして初めて仲良くなった同い年の子と
出会って数日で別れなくちゃいけない
「ほんと切ないよねー」
と、こっこちゃんと頷き合ってました

こっこちゃんは演じる際に考えていたことを
いくつか話してくれましたが
中でもハッとさせられたのは

TV版ではひらたいらさんとの別れを悲しむれんげを
夏海がなかなかにニクい形で元気づけていました
今回の映画であおいとの別れを悲しむ夏海を
れんげが慰めるシーンは
れんげが夏海に教わったことを
夏海にお返しするシーンだと思っているというお話
言われてみるとなるほどという感じで目からうろこでした

りえしょんみたいに難しいことは何も考えてなくて
それでいて感覚的に何でも器用に演じれてしまう人もいれば
こっこちゃんみたいに一つ一つのセリフの意味を
自分なりにあれこれ考え抜いた上で演じてる人もいる
っていうのが面白いですねw{/netabare}

投稿 : 2020/01/18
♥ : 29
ネタバレ

shino73 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

夏、れんげ、昆虫

脱力系田舎ライフコメディの劇場版。

優雅で壮大な絵日記を見ているようだ。
星砂と水平線、灯台、満点の星々、
今日もたんぽぽクレヨンは大忙し。
幸せな日常が見事に表現されている。

立ち寄ったデパートの福引で、
特賞の沖縄旅行を当てる導入部から、
主題歌もさわやかで進行と演出が、
とても上手で物語に魅了されています。

僕は以前「山」ではなく「海」に、
舞台を変えたことがこの世界観では、
悪い方に出るのではと皆さんと話をしましたが、
まったくの杞憂に終わりました。

沖縄では快晴の空の下、
{netabare}ダイビング・カヤックからのマングローブ、
旅先での少女との夏の間の小さな友情。{/netabare}
みんなでもっと遊ぶのん!を僕も体感して、
素晴らしく楽しい気分になりますね。

気忙しく疲れた毎日に、
ビタミンと水分を届ける、
清涼感溢れる癒しの日常風景。
皆さんもぜひご鑑賞下さい。

にゃんぱすー!はいつも心に響きますね。

投稿 : 2020/01/18
♥ : 38

74.7 2 2018年夏(7月~9月)アニメランキング2位
ペンギン・ハイウェイ(アニメ映画)

2018年8月17日
★★★★☆ 3.9 (146)
731人が棚に入れました
小学四年生の少年アオヤマ君は、一日一日、世界について学び、学んだことをノートに記録する。利口な上、毎日努力を怠らず勉強するので、大人になったときにどれほど偉くなっているか、見当もつかない。そんなアオヤマ君は、通っている歯科医院の“お姉さん”と仲がよく、“お姉さん”はオトナびた賢いアオヤマ君を、ちょっと生意気なところも含めかわいがっていた。ある日、アオヤマ君の住む郊外の街にペンギンが出現する。海のない住宅地に突如現れ、そして消えたペンギンたちは、いったいどこから来てどこへ行ったのか…。アオヤマ君はペンギンの謎を解くべく研究をはじめるのだった。そしてアオヤマ君は、“お姉さん”が投げたコーラの缶が、ペンギンに変身するのを目撃する。ポカンとするアオヤマ君に、笑顔のお姉さんが言った。「この謎を解いてごらん。どうだ、君にはできるか?」“お姉さん”とペンギンの関係とは? そしてこの謎は解けるのか?少し不思議で、一生忘れない、あの夏の物語。

声優・キャラクター
北香那、蒼井優、釘宮理恵、潘めぐみ、福井美樹、能登麻美子、久野美咲、西島秀俊、竹中直人
ネタバレ

shino73 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

私たちはどこから来て、どこへ行くのか

森見登美彦原作、制作スタジオコロリド。

石田祐康監督、待望の初長編作品。
ひと夏の不思議な体験を鮮やかに描く、
心弾む思春期ファンタジーの傑作であろう。

主人公アオヤマ君は研究熱心で、
世界の不思議に興味津々、
日々学んでは知の探究に励む。
少年特有の好奇心と冒険心も旺盛で、
気になるお姉さんのおっぱいにも、
多大な関心を持つどこにでもいる少年だ。
突然広場の空き地に現れたペンギンたち。
少年の一生忘れる事のできないひと夏が始まった。

少年の視点で描かれる素晴らしい演出、
世界や異性に対する戸惑いと妄想こそ、
どこにでもある思春期の原風景なのだ。
ペンギンハイウェイとは何であろうか!?
{netabare}それは人が歩む進化への道であり、
つまりは思春期から大人になるための道標だ。{/netabare}

ここでは2つの世界が衝突している。
{netabare}折りたたまれ亀裂が生じた「世界の果て」と、
成長の儀礼として少年が歩む「内的世界」だ。{/netabare}
僕はどこか村上春樹「海辺のカフカ」を想像する。
あちらの主題は「アンチオイディプス」である。

移ろいゆく記憶を「夏」という季節に見出す。
少年に習い1つの仮説を立てよう。
それは美しい等式、解けない「夏」の方程式。
これからどれだけの冒険をして大人になるのだろう。

僕たちは幾つになっても道の途中なのだ。

投稿 : 2020/01/18
♥ : 46

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

史上最高のおねショタSF映画!もりみー原作が苦手な人にこそ観てもらいたい!

『四畳半神話体系』『夜は短し歩けよ乙女』『有頂天家族』のもりみー(森見登美彦)の新境地を『陽なたのアオシグレ』『台風のノルダ』の石田祐康と新井陽二郎のタッグが描いたジュブナイルSF


とある郊外の町が舞台
10歳にして勉強や研究に熱心な好奇心旺盛で達観した思考を持つ少年、アオヤマ
ある日、海も無い町中に唐突に大量のペンギンが出現したのを目撃する
アオヤマ少年と友人はすぐさまにペンギンの出自を探す探検に出るが謎は深まるばかり
その後アオヤマ少年はその達観視した口調が災いし、クラスメートのガキ大将と衝突してしまう
そのピンチを彼が淡い恋心を抱く近所の歯科衛生士の“お姉さん”に救ってもらう
アオヤマ少年がペンギンの謎を追っていることを知ると“お姉さん”はジュースの缶を宙に放り投げた
すると彼女が投げたジュース缶が突然ペンギンにメタモルフォーゼした
「この謎を解いてごらん、君には出来るか?」
かくしてアオヤマ少年は“お姉さん”とペンギンの関連を探り出そうとするのが…


まず一連のもりみー原作の多聞に漏れず、達観視した上から目線な主人公による一人称が主軸となっているのですが、早合点するなかれ
もりみー原作でありながらも畳み掛けるような喋り口調でまくし立てる作品ではないのです
主人公が落ち着いた少年であるという点や、アオヤマ少年を演じた北香那の感情を殺した芝居、そして全体的に間を大切にしたテンポ感を含めて、どちらかというととてもゆったりとした時間が流れる作品になっています
かつ暑苦しい青春モノでなく、もっと爽やかなジュブナイル作品というのも手伝っていますから「もりみー原作はちょっと…」という方にこそチェックしていただきたいところです


この辺りの演出、石田祐康率いるスタジオコロリドの若いスタッフが中心となったことも大きいと思います
少年の、自覚なき恋心を大切に描いていますし、その一方で少年が“お姉さん”に興味を抱くキッカケが“お姉さん”の豊満な「おっぱい」というのがエッチでコミカルでとっつき易いです
また、過去作の様にスタジオコロリド内製が強いのかと思いきや、流石に初の長篇ということもあって亀井幹太監督が演出処理を買って出る、佐藤順一監督がクリエイティブアドバイザーとして参加する、等これまでのコロリド作品とは規模の違いを感じます
一言で言うなれば、これまでのもりみー原作アニメが若者向けな文学作品だったのに対し、今作は老若男女広く、もっと言えばファミリー路線にも喰い込める、本当の意味でのエンターティメントに振った作品に仕上がっていると言えましょう
今日までコロリドを見捨てなかったフジテレビにはよくやった!と言いたい


ところでもりみー原作といえば【いまいち何を考えているのかわからないヒロイン】の存在でありますが、今作の“お姉さん”もまたもりみーヒロインであることに変わりありません
彼女のイヤラシさの無い奥ゆかしさを、蒼井優が見事に演じきっていてコレにも拍手です
キャスティングは完璧で、いわゆる大人の事情なども感じさせません
それは主題歌に起用された宇多田ヒカルの「Good Night」も同じで、まさにこの映画の為にある一曲と言える楽曲です
エンドロールで程よい余韻に浸れることを保証いたします


また、途中で『台風』が来たり、『坂のある町を駆ける』のは思わずコロリド作品ファンには笑みがこぼれてしまうところでしょうw
コロリドにとっては今作が初の長篇にして、1つの記念碑となった、のではないしょうか?
まあ細かいことは置いとくとしても、とかく【おねショタ】っていうジャンルは本当に尊いと思ったのがオイラの本音ですよw

投稿 : 2020/01/18
♥ : 16

lumy さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

本当に森見原作?

原作未読です。
他の森見作品は、小説をいくつか読んだことがあり、
四畳半・夜は短しも視聴済みです。

本作は、森見作品とは思えない程さわやかで、
利口な主人公ですねw
そして舞台が京都でもありません。
それでも、ところどころ森見節が垣間見えて、
やっぱり森見作品なんだと再認識しました。

そして、本作の見どころは豪華なスタッフ陣でしょう。
新進気鋭の石田監督を筆頭に、
森見作品の脚本を務めてきた上田氏、
主役級は女優さんですが、脇を固める声優陣が盤石の布陣であり、
主題歌は宇多田ヒカルと、安定感のある内容となっています。
そして、EDロールをみて驚いたのですが、
佐藤順一氏がクリエイティブアドバイザーとして参加しており、
この何とも言えない爽やかさに合点がいきましたw
(雀犬さんが亀井演出を危惧されていますが、
個人的には、佐藤氏で歯止めがかかったと思っていますw)

ストーリー重視の作品ではありませんが、
全体のレベルが高く、バランスの取れた良作です。
映画館で観て損はありませんよ。

投稿 : 2020/01/18
♥ : 28

73.9 3 2018年夏(7月~9月)アニメランキング3位
僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ~2人の英雄~(アニメ映画)

2018年8月3日
★★★★☆ 4.0 (100)
592人が棚に入れました
白熱の期末試験が終わり、夏休みの林間合宿を控えた雄英高校メンバー。デクとオールマイトは、ある人物からの招待を受け、海外に浮かぶ巨大人口移動都市<I・アイランド>を訪れていた。世界中の科学研究者たちの英知が集まったまさにサイエンスハリウッドのような島で個性やヒーローアイテムの研究成果を展示した<I・エキスポ>が開催される中デクは“無個性”の少女・メリッサと出会う。メリッサに、かつて同じ“無個性”だった自分を重ね合わせるデク。その時、突如鉄壁のセキュリティを誇るアイランドの警備システムが敵<ヴィラン>にハッキングされ島内全ての人間が人質に獲られてします! いま、ヒーロー社会の構造を揺るがしかねない【ある計画】が発動する-! その鍵を握るのは、・オールマイト。

声優・キャラクター
山下大輝、岡本信彦、佐倉綾音、石川界人、梶裕貴、増田俊樹、井上麻里奈、悠木碧、広橋涼、細谷佳正、畠中祐、桑野晃輔、喜多村英梨、西田雅一、三好晃祐、古島清孝、名塚佳織、奈良徹、永塚拓馬、三宅健太、志田未来、新堂圭、生瀬勝久
ネタバレ

ひできち さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

戦闘シーンがカッコいい映画らしい映画

もしかしたら人によってはネタバレかもです
あまり気にしない人なら大丈夫だと思います

{netabare}
人気漫画のオリジナル映画
アニメ見ていれば原作読んでなくても大丈夫です
原作の内容に沿いながらも原作にあまり干渉しなくてアニメのオリジナル映画らしい映画でした
最近のアニメ映画ですとSAOが一番近い部類ですかね
ただ今後少し干渉してくる場合はあると思いますが、声が普段声優をやってないという点でもなかなかないかと思います、総合して原作との不自然という点では大丈夫でした

次に声優、主題歌
有名な少年漫画ですし放送時間帯も深夜じゃないので、あるあるのテレビにもよく出る俳優などの声
今回は映画の重要キャラに志田未来さん生瀬勝久さんが声を当てましたが、違和感はさほどなかったです、志田さんなんかはアニメが好きとも言ってますしね
その映画オリジナルキャラ達がちゃんと動いていて良かったです、特にヒロインは可愛かったです
また主題歌は菅田将暉さんが歌うロングホープ・フィリア、アニメEDでも歌われていますが、とても合っていていい曲だと思います
ここに関してはアニソン歌手ではありませんが、問題もなにも高評価です

肝心の内容
とても面白かったです
流石に全員とは言わなくても、全体的に主要キャラは出ていました
最初は盛り上がりにかけそうかな?と思っていましたが、一度の盛り上げを最後まで落とさずにもっていったのが凄かったです
もうちょっとダラダラやっても良かったのではという感じ

そしてバトルシーン
今回はなんと言ってもここでしょう
流石BONESと言ったところ
迫力がはんぱない
ずっと動きがある映画でしたのでかなり見どころありました
そしてちゃんと感動を入れてきましたね、盛り上がるアニメには必要不可欠と言ったところ

それら全て抑えていたので、この映画は完成度は物凄く高かったと思います
原作も連載開始時から読んでいてファンなので、贔屓目だとは思いますが、そもそも好きな人が見るでしょうし、好きな人なら満足いく仕上がりだと思います
{/netabare}

長くなりましたが
何作もアニメ見てきた上でこの作品はTVアニメも含めしっかりしていると思うので是非とも見てほしいです

投稿 : 2020/01/18
♥ : 5

たわし(ガガ) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

相変わらず作画だけはイイ。

少年ジャンプの人気漫画「ヒーローアカデミア」の劇場用アニメ。

BONS制作のアニメなので、相変わらず作画だけは非常に良いですが、お話は正直キン肉マンと同じかそれ以下の低年齢向けという感じ。

おそらくは「キン肉マン」と同じく低年齢層向けという感じに編集部も考えているのでしょう。現在の「ハンターハンター」や「ワンピース」がほぼ社会人向けの大人路線で保っているのでしょうが、「ヒーローアカデミア」はそういった路線は極力排して、単純明快で明朗快活な話で構成しています。

少子化が叫ばれる中で昨年の漫画の売上は全体で3位らしく、「ワンピース」と「進撃の巨人」の次に売上が高かったようです。今時珍しいですね。

対象年齢を上げるのではなく、逆に下げたことによって成功するとはなかなかのものですが正直中学生や高校生が読むには少しきついかと思われます。良くて小学校高学年くらいでしょう。そこが「キン肉マン」とはちょっと違うかも。

伸び代はあまりない感じがします。

投稿 : 2020/01/18
♥ : 4

加藤と結婚したい さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

戦闘シーンが神ってた!!

漫画、TVアニメの両方制覇した作品なので映画化はものすごく楽しみにしていました!しかも完全オリジナルなんて!!
すみません..話を戻します...
この作品では戦闘シーンを楽しみにしている方も多いと思います。タイトルでも書きましたが、神ってまし笑笑。最後のヴィランとの戦いとかデクかっこいいし、オールマイトもヤバかったです!
見る価値ありました!!映画館で見るのはいつもとは全く異なるので良かったです!!
声優も神ってました!!

投稿 : 2020/01/18
♥ : 2

73.2 4 2018年夏(7月~9月)アニメランキング4位
君の膵臓をたべたい(アニメ映画)

2018年9月1日
★★★★☆ 3.8 (153)
879人が棚に入れました
それは「僕」のクラスメイトである山内桜良 (やまうち さくら) が綴っていた、秘密の日記帳であり、彼女の余命が膵臓の病気により、もう長くはないことが記されていた。

「僕」はその本の中身を興味本位で覗いたことにより、身内以外で唯一桜良の病気を知る人物となる。

「山内桜良の死ぬ前にやりたいこと」に付き合うことにより、「僕」、桜良という正反対の性格の2人が、互いに自分の欠けている部分を持っているそれぞれに憧れを持ち、次第に心を通わせていきながら成長していく。そして「僕」は「人を認める人間に、人を愛する人間になること」を決意。桜良は恋人や友人を必要としない僕が初めて関わり合いを持ちたい人に選んでくれたことにより「初めて私自身として必要されている、初めて私が、たった一人の私であると思えた」と感じていく。

声優・キャラクター
高杉真宙、Lynn、藤井ゆきよ、内田雄馬、福島潤、田中敦子、三木眞一郎、和久井映見

fu+i さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

真実か挑戦

タイトルが気になって、実写は、見る気がしなかったがアニメなら、と思い観てきたんだが、よかった。

遺書のところ、少しもやっとしたが、人生哲学を知る良作だと思う 作中で桜良が言ってた通り、どこかしっくりこなかったところには、きっと、意味なんてないんだろう
あるいは、お互いの人生観の齟齬か、

「僕」に近い人生観だが、
なんか共感できないな… 入ってくる情報過多で、しばらく小説断ちしてたからかな?
いや、周囲に心配させないために空元気に振る舞い死への恐怖を皆無にしようとしてた時期があったので桜良に近い人生観かもしれない しかしまだ、それだけの処世術が身についていないのだが…
いやはや、それにしても、桜良のセリフは軽快だね!
えっと、死ぬときは、自然災害であっけなく死にたいものだね それが一番まわりを悲しませなくて、まわりも納得いくんじゃないかって(汗)

しかして、キミスイの鑑賞者は、「僕」と桜良、どっちにもなれたわけだ

友達でも恋人でもない、というのは、いわゆるソウルメイト的な何かだろう
ここのアニメ成分に「恋愛」入ってるけど、これは恋愛なのか、私には、人生の通過儀礼のようなものに感じたが…

投稿 : 2020/01/18
♥ : 10

kakelu さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

あと少しで神作品だった、おしい作品!

原作、実写ともに既読の私が今作と比較した感想。
初見ではないので、最初から結末は既知の状態です。

■物語
実写板では少しアレンジが加えられており、そこに少し善し悪しが分かれた。
対して、今作は前作に忠実で特にいじったところは見受けられなかった。
実写版でもそうだったが、原作を既読者には物足りないと感じてしまう。
映画という形状仕方がないのだが、情報量がが少なく原作未読者は果たしてこの描写で伝わっているのか?と思うシーンがいくつかあった。
特に、出だしの何分間は読者をかえって混乱させるのではないか?と感じた。
しかし、全体的には概ね良かったと思う。
結末ではラストを知っていたのにも関わらず涙してしまった。
1つ疑問に思ったことは、「君の名は」を少し意識しすぎではということだ。
OPがあったこともそうだが、演出がとても似ていた。
そのせいか、この作品のオリジナル性が欠けたように感じた。

■作画、声優、キャラ
作画はとくに問題なし。
少し輪郭がぼやけたような作画だったが観る分には全く支障はないし、抵抗感も受ける人は少ないんじゃないだろうか。
実写版とは違い、アニメでしかできない描写があったが個人的にはいいと思った。
声優も特に棒読みなどなくキャラにあっていた。
ラストの迫力満点の演技だった。
キャラもよく、ヒロインの桜良はとても可愛かった。
主人公の「僕」も成長過程が見て取れた。

■音楽
先程もあげたが今作が「君の名は」に似ていると感じた音楽。
音楽はsumikaが担当しており、私が好きなアーティストということもあり凄くよかった。
特に、挿入歌の「秘密」が流れたシーンは鳥肌がたった。

■総評
普通に良作だと思う。
だが、原作既読者には物足りないかも。
でも、私みたいに涙もろいかキミスイが好きな人にはおすすめ。
まだ、原作、実写どちらも未読なら普通に楽しめると思う。
sumikaが好き人もいいかな。

投稿 : 2020/01/18
♥ : 22
ネタバレ

shino73 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

桜の木になろう

住野よる原作、ベストセラー青春小説。

共感は出来るがあまり評価は出来ない。
理性と感性の評価で大きく揺れています。
僕には感情よりも理性に問い掛けるものがあった。

優れた表現力、ポップなキャラクター、
美しい風景と少しづつ積み上げていく物語に、
中盤までは省略があるにしろ感じ入ることも多い。

偶然にもイエール大学講師シェリーケーガン著、
「DEATH 死とは何か」を読了し、
そのせいでひどく考えさせられることになった。
「死」とはそもそも悪いものなのか。
「死」はどうしてどんなふうに悪いのか。
「死」はいつの時点で私にとって悪いのか。

我々の寿命が60歳と仮定した時に、
後10年長く生きたかったと号泣するのは、
誰しも容易に想像出来ますが、
後10年早く生まれたかったとは泣かない。
それはなぜか?同じ10年なのに。
{netabare}答えは至ってシンプルなものですが、
その答えこそがこのアニメの主題であったなと。{/netabare}

名前のない僕と{netabare}未来のない{/netabare}少女の、
少しづつ大人になろうとしているあなたへ贈る、
桜咲き誇る美しい春の日の物語。

記録よりも記憶に残るアニメとなりました。

投稿 : 2020/01/18
♥ : 43

70.7 5 2018年夏(7月~9月)アニメランキング5位
劇場版ポケットモンスター みんなの物語(アニメ映画)

2018年7月13日
★★★★☆ 3.8 (25)
159人が棚に入れました
人々が風と共に暮らす街・フウラシティでは、 1年に1度だけ開催される“風祭り”が行われていた。 祭りの最終日には伝説のポケモン・ルギアが現れて、 恵みの風をもたらすという古くからの言い伝えが残る中、 街に集まる人々はそれぞれの想いを抱きながら、祭りに参加していた……。 ポケモン初心者の女子高生、リサ。 嘘がやめられなくなってしまったホラ吹き男、カガチ。 自分に自信が持てない気弱な研究家、トリト。 ポケモンを毛嫌いする変わり者のおばあさん、ヒスイ。 森の中で一人佇む謎の少女、ラルゴ。 サトシとピカチュウが彼らと出会い、 みんなの物語が動き出す――。

声優・キャラクター
松本梨香、大谷育江、林原めぐみ、三木眞一郎、犬山イヌコ、石塚運昇
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

人々が風と共に暮らす街

最初PVを観た時、頬への朱の差し方が見覚えのある作画だな。
と思っていたら制作にWIT STUDIOが参加とのことで、
劇場鑑賞の意欲が高まっていた21作目の長編ポケモン映画。

WITと言えば、人々が暮らす街の描写にも主張が感じられて印象的。
なので今回はストーリーだけでなく、5作目『水の都~』以来の、
街並みの風情も期待しての鑑賞。

人間とポケモンたちの絆を認めた伝説のポケモン・ルギアによる、
「恵みの風」で成り立っている風車の都市。
私の観光欲求も満たされました。


シナリオはひとりの力ではできない事も皆とポケモンたちとならできる。
語り尽くされて来た王道テーマを、群像劇により再定義を試みる構成。


とある秘密を抱えて思い詰めた風の市長の娘。

怪我で陸上を諦めて、成人前にして既に挑戦心を無くし欠けているポケモン初心者の女子高生。

卓越したポケモン愛と知識を持ちながら上がり症ゆえ自分に自信を持てないポケモン研究家。

方々に虚勢を張って、嘘を付くのを止められなくなってしまったオッサン。

とある過去からポケモンを毛嫌いしている老婆。


同じ街で暮らしながら互いに無関係だった五人。
いずれも欠点や後ろめたさ等を抱えた不完全な人間たち。
それでも各々が心に持っている善意が、
来訪したサトシ&ピカチュウ、そして他の人々やポケモンたちとの絆を媒介にして、
互いに結び付き、集まって大きな力となり、
「風祭り」に一つの奇跡を起こすハートフルストーリー。

本作においてはサトシも個人では多くを成し遂げられない、
いちトレーナーに過ぎません。
『~みんなの物語』という凡庸なサブタイトルが、
鑑賞後はジンワリと心に染みて来ます。


子供よりはむしろ、社会の歯車として磨り減って
自信喪失気味な大人たちにこそ刺さる物語だと感じました。

逆に未就学児も含む低年齢層にとっては
単純な主人公少年のヒロイズム体現ドラマじゃない分、
大人にならないとチョット良さが分かり辛い群像劇かも?とも思います。

例えば、{netabare}嘘を付いてしまったり、悪事を働いてしまうのもまた人間。
そんな人間にも良さはあって……などと言う語り口。
教育的見地に立って観たら地味に衝撃的な開き直りw
嘘つきは何とかの……云々と語っていそうなお堅い道徳の教科書なんかにはきっと無いw{/netabare}
子供向けとしては、実践的過ぎる?
何度か間違えた大人の人生訓なのかもしれません。

五人の群像の掘り下げについても、やや尺不足を感じたりもしました。


けれど人々が補い合って世界が成り立っているかけがえの無さを、
改めて伝えてくれた本作には勇気を貰えました。

私にとっては『水の都~』と並ぶ観光ポケモン映画の双璧としてだけでなく、
心にも確かに灯をともしてくれた。
後々、思い返すことも多そうな良作ポケモン映画でした♪

投稿 : 2020/01/18
♥ : 11
ネタバレ

このままじゃダメだ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ポケモンイチのイケサトシに出会えた映画でした。

サトシが頼もしすぎてかっこいいぜ!

何故かというと、今回の映画、サトシのライバルになるようなポケモントレーナーが出てこないんです。

ポケモントレーナーという活躍の難しい職業に20年以上いるだけあって貫禄が違いますわ~
ピカチュウとのやりとりは熟練の夫婦のよう。

そんな訳ですから、今回のポケモン映画はサトシ以外の活躍が多い。
主に活躍するのは、ポスターキャラ・サトシとピカチュウを含めて、8人3匹ほど。
それぞれのドラマを抱え、それぞれが過去や問題を乗り越えて、街を襲う災害を鎮めようと取り組みます。

ちょっとだけ君の名は。や、シンゴジラっぽいかも…

キャラが感情的になる場面では、共感して目頭が熱くなりました。

今回はドラマメインなので、バトルは多くないのですが、対ゼラオラ戦のバトルはしっかりかっこ良かったです。
ゼラオラめっちゃ好きになりました。今ポケモンカードゲームでゼラオラデッキ作ってます。

一方、ルギアの出番は殆どなし。光輪の超魔神フーパの方がよっぽど活躍していましたよ。
別にだからいけないというのも無いですけど、主張してこない良さみたいなのもあるので。でも、結局は客寄せの予告だったのかあ…とそんな感じがしただけです。

来年の映画ですが、そろそろ知れ渡っていそうですが{netabare}ミュウツー{/netabare}ですね。CGっぽいテイストでしたけど、まさか…ね。

去年からの映画オリジナル世界線になり、自由度が上がった部分もありますが、ピカチュウ以外のサトシの手持ちを出せなくなった、既存の旅の仲間が出しづらくなったなど弊害もありそうですが果たしてどうなってゆくのでしょう。
新しい挑戦に期待したいです。

投稿 : 2020/01/18
♥ : 4
ネタバレ

根越 詠汰 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

人とポケモンが織りなす奇跡の力

 これは、サトシとピカチュウが、風祭りの「ポケモンゲットレース」に参加したフウラシティでのお話だったです。

 事件に遭遇し、関わるうちにフウラシティに思わぬ大きな災害が降り注ぐです。サトシをはじめ町のみんなが、ポケモンと団結して平和を取り戻すというものです。

 最初の方から、登場するキャラたちが紹介の意味も込めて、さらっと出て来てという感じです。そのキャラ達とサトシが知り合いになって、友達になったり、又は競ったりといったところです。

 ポケモン初心者リサ、姪っ子を喜ばせたいこと一心で嘘をつきまくるカガチ、気弱なポケモン研究家トリト、オリバー市長とその娘ラルゴ、ポケモン嫌いの婆さんヒスイ、これらのキャラ達が大きくこのアニメに関わるのです。あとロケット団も絡むです。{netabare}(リサ、ラルゴの演技もっとうまかったらなぁでしたです。){/netabare}

 ポケモンゲットレース終了後、カガチの嘘から物語は、大きく進行するです。
 ラルゴが山でかくまう謎のポケモンは?、ゼラオラの呪いとは?、盗まれたフウラシティに大切な聖火はどこに?これらの真実が明かされたあと、街にとんでもないことが起こるのです。

 ここからが、このアニメの一番面白いところだと思うです。サトシ、ピカチュウ、リサ、カガチ、トリト、オリバー市長、ラルゴ、ヒスイたちと、ポケモンたち{netabare}の織りなす、ポケモンパワーが奇跡を起こす{/netabare}です。

{netabare}「一人でできないことも、ポケモンと一緒ならできる」{/netabare}サトシ、良いこと言うねぇ(^^♪です。 

投稿 : 2020/01/18
♥ : 5

70.4 6 2018年夏(7月~9月)アニメランキング6位
インクレディブル・ファミリー(アニメ映画)

2018年8月1日
★★★★☆ 3.8 (19)
133人が棚に入れました
悪と戦い、人々を守ってきたヒーローたち。だが、その驚異的なパワーに非難の声が高まり、彼らはその活動を禁じられていた------。
 そんなある日、かつてヒーロー界のスターだったボブとその家族のもとに、復活をかけたミッションが舞い込む。だがミッションを任されたのは――なんと妻のヘレンだった!留守を預かることになった伝説の元ヒーロー、ボブは、慣れない家事・育児に悪戦苦闘。しかも、赤ちゃんジャック・ジャックの驚きのスーパーパワーが覚醒し・・・。
 一方、ミッション遂行中のヘレンは“ある事件”と遭遇する。そこには、全世界を恐怖に陥れる陰謀が!ヘレンの身にも危険が迫る!果たして、ボブたちヒーロー家族と世界の運命は!?

 本作は、『Mr.インクレディブル』(04)で世界中を魅了した、ボブたちヒーロー家族に再会できる作品でもある。監督は、『Mr.インクレディブル』をアカデミー賞2部門(長編アニメーション映画賞、音響編集賞)受賞に導き、『ミッション・インポッシブル/ゴースト・プロトコル』(11)など実写アクションにも手腕を振るうブラッド・バード。

 笑いと驚きに満ちた、一家団結アドベンチャー『インクレディブル・ファミリー』。この家族が、スカッと楽しい夏を連れてくる!

たわし(ガガ) さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

上手くまとまってる。

前作からなんと14年後に続編を作るという、当時6歳の子どもならば立派な20歳の成人である。いやはや、ハリウッド映画の気の長さというものはすごい。

世界初のスーパーヒーローであるスーパーマンがコミックに登場してから今年で80周年であり、記念の年でもあるが、アメリカのスーパーヒーローブームは留まるどころか、勢いを増してユニバース化し、年に10本以上のスーパーヒーロー映画が軒を連ねるようになった。興味のない人にとってはどうでも良い話かもしれないが、

この「インクレディブルファミリー」も同様に観ていて非常に楽しい。

超能力は誰しもが一度は夢見たことあるだろう。空を飛んでみたい。。とか、ケタ違いのパワーを身につけたい。。とか。。透明になりたいとか。。なんでも良いが、そんな夢を叶えさせてくれるのが日米ともにコミックの世界ならではである。

本作は続編ながら、手抜きせずにアメリカンスーパーヒーローもののパロディーを織り交ぜて「サザエさん」的なお茶の間コメディに仕上げたという意味では非常にライトでポジティブなアニメーション映画だった。

さすが、ピクサー。外さない安定のクオリティである。

投稿 : 2020/01/18
♥ : 7
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

パパよ、これがワンオペ育児だ。

スーパーヒーロー禁止法に象徴される、
異端者への風当たりに直面する超能力家族の奮闘を描く、
ピクサー映画13年半ぶりの続編。

基本的な構図は前作と同様。
外の世界に出てヒーローの居場所を取り戻しつつ、
内なる家事、育児に対応する内外二正面作戦。

ただ、一作目と違うのは、成り行きで、
外の仕事に打って出るのがママで、
家庭を守るパパと立場が逆転したこと。


イラスティガールの活躍を満喫したい方には良い構成だったと思います。
今回も良く手足が伸びておりましたw
力技で押す夫・インクレディブルに比べ、
伸縮自在でパラシュート化もする妻の特性、
体得した様々な乗り物スキルからは、
スタントなど多彩なシーンが展開。

さらにバリエーション豊かになった他の能力者との絡みで発揮される、
能力バトル、連係プレーの動きを遺憾なく発揮した
CG作画はパワー十分で、鑑賞者に豪華なヒーロー体験を提供してくれます。


一方、家を守ることになったパパに立ちはだかるのは、
末っ子の赤ん坊・ジャック=ジャック。
ヒーロー界でも稀有なマルチスキルから繰り出される
オテンバぶりは天才的過ぎて予測不能w

奔放なベビーの行動に、劇場観客席のお子様から歓声が上がる中、
振り回されるパパはやつれていくばかりw
さらには繊細なお年頃の長女のトラブルまで複合的に絡んで来て、
事態はこじれる一方……。

そもそも、何が問題だったかすら分らなくなる。
単独主夫業の苦難が凝縮され、いたたまれなくなりますが、
ここで挫けたらスーパーヒーローの名折れ。
家族の底力が発揮されるのはここからです。


シリーズの発端からして、
訴訟社会や、マイノリティといった社会問題との接点を感じる本作。
続編でも女性の社会進出などを内包して世間をチクリと刺激。

前作よりヒーローを取り巻く環境は前進してはいますが、
他方でスーパーヒーローに対する人々の過大な依存と幻想に対しては、
敵キャラを通じて釘も刺して来ます。

童心に爽快感を残しつつ、大人の頭にもしっかり課題を積んでいく。
十年経っても相変わらずインクレディブルはインクレディブルでした。


ところで、複雑化した家庭問題に煮詰まったパパが、
{netabare}最後に当てにしたヒーロー用スーパースーツデザイナー・エドナ。
彼女が発明した赤ん坊が次に何をしでかすか専用衣服から読み取り、
端末で可視化するシステムが画期的でした。

これ……スーパーヒーロー限定と言わず、全世界の子育てに悩む親御さんのために、
是非とも一般向けに改良&販売しましょう!{/netabare}

投稿 : 2020/01/18
♥ : 13

根越 詠汰 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

家族が一つになるとき

 始まった少し後から、スピード感あふれるヒーローアクションが、凄かったアニメだったです。ヒーローアクションという題材の中に、家族というものの大切さを見せてくれた、正に異色のアニメだっと思うです。
 吹替版、字幕版で見たです。

 ヒーローが認められない法律のある世界の中で、悪者から町を守ることだけを考えて生きている、家族の姿は良かったです。

 その中において、支援者の手を借りて、働く母親の姿があったり、娘のためにしたことが仇となったり、子育て育児に追われ父親の姿があったり、両親を助けるために活躍する子供たちの姿が、印象的過ぎました。

 非常に個性あふれる親子で、ハラハラしたり、可笑しかったり目が離せない展開だったです。

 進み方は単純のようにも見え、よくこんな事が次から次へと起こるなぁという出来すぎた進行に思えたけど、親子で見に行って楽しめるアニメだと思うです。

 全体的にイラスティガール(ママ)の活躍が、冴えていたです。物語の進行上の成り行きで働くことを決意し結果を出していくのだけれども、ルフィーと同じ能力を持つ彼女は最高だったです。
 優れた洞察力にもたけ、それが悪者の黒幕の核心に迫りすぎたため、捕らえられ利用されてしまうほどだったです。
 人を助け、悪者と戦う姿は、非常にスリリングで良かったです。また悪者を叩きのめすだけではなく、何を言われたとしても、命を見捨てない姿勢は、私の知ってきたヒーローの手本だったと思うです。

 Mr.インクレディブルは、ヒーローとして活躍するだけでもなく、父親として家族のために何ができるのかを、日常を通して見せてくれたです。

 ヴァイオレットも思春期の女の子みたいで怒りっぽかったけど、家族が好きなんだなぁというのを最後にも見せてくれたです。

 ダッシュもジャック・ジャックも元気いっぱいで、いい味出してたです。ジャック・ジャックの愛嬌振りまく姿には、赤ちゃんらしい可愛さがにじみ出ていたけど、インクレディブル ファミリーでなければ、手に負えないと思ったです。

 終盤の海上での活躍は、手に汗握る展開で、Mr.インクレディブルの体を張った活躍も見所です。

 結果よし、スリル満点「これでいいのだ!」でしたです。吹替版の声優さんも役になりきっていて素晴らしかったけど、英語はあまりわからないけど、字幕版も捨てがたいものがあったです。これ、私なんか好きです。また見に行ってもいいかなぁです。

投稿 : 2020/01/18
♥ : 6

69.6 7 2018年夏(7月~9月)アニメランキング7位
劇場版 七つの大罪 天空の囚われ人(アニメ映画)

2018年8月18日
★★★★☆ 3.8 (35)
256人が棚に入れました
ここは妖精族や女神族や魔神族が存在する世界。魔神族の暗躍により、滅亡寸前だった大国・リオネス王国を救ったのは、大罪人であり伝説の騎士団〈七つの大罪〉と、ひとりの王女だった。そして、リオネス王国に平穏がもたらされてから少し時が流れたころ――。国王の誕生日を祝うため、幻の食材・天空魚を探しに辺境の地へやって来た〈七つの大罪〉たち。団長のメリオダスと、人の言葉を話す豚のホークは、天空魚を求めるうちに空高く、雲の上に存在する天空の世界“天空宮”へと飛ばされてしまう。天空宮には翼をもつ“天翼人”が暮らしている。メリオダスは掟を破った天翼人の少年と間違えられて牢屋へ入れられてしまう。天空宮では三千年間封印される凶悪な魔獣の解放を防ぐため、儀式の準備をしていた。だが封印を解こうと天翼人の命を狙う、“ベルリオン”率いる強靭な魔神族の集団〈黒の六騎士〉が姿を現す。残虐非道な彼らからみんなを守るため、メリオダスたちは〈黒の六騎士〉と激突する!

声優・キャラクター
梶裕貴、雨宮天、久野美咲、悠木碧、鈴木達央、福山潤、髙木裕平、坂本真綾、杉田智和

たわし(ガガ) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

「ヒーローアカデミア」とは違って盛大にコケた

恐らくほぼ同期でありライバルの集英社の「ヒーローアカデミア」が当たったのにも関わらず、こちらの方は盛大にコケてしまった。

「フェアリーテイル」もそうだが漫画はまずまずの好調なのにも限らず、少年ジャンプのようにアニメや劇場版にまで展開できないのは、少年ジャンプの二番煎じな売り方しか出来ていないからかもしれない。

マガジンはもともとドラマ化、実写化で名が売れてきた雑誌なのだから、もっとドラマ化できるような企画を増やして実写映画などで勝負をしたほうが良いのかもしれない。

投稿 : 2020/01/18
♥ : 9
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

良くも悪くも王道バトル系

七つの大罪が勢揃いして、同じ方向を向いて戦っているってだけでも、贅沢な感じがしました。
いろんな意味で自由な人ばかりですからね(笑)。

王道バトル物として、充分に楽しめるレベルの作品でした。

ところで、『{netabare}息子と他人{/netabare}の区別がつかない父親って・・・?』。
この点だけは、最後まで引っかかっちゃいました。
この点だけが、マイナス評価です。

投稿 : 2020/01/18
♥ : 6

67.8 8 2018年夏(7月~9月)アニメランキング8位
詩季織々(アニメ映画)

2018年8月4日
★★★★☆ 3.6 (39)
211人が棚に入れました
【陽だまりの朝食】北京で働く青年シャオミンは、ふと故郷・湖南省での日々を思い出す。祖母と過ごした田舎での暮らし、通学路で感じた恋の気配や学校での出来事...子供時代の思い出の傍には、いつも温かい、心のこもったビーフンの懐かしい味があった。そんな中、シャオミンの祖母が体調を崩したとの電話が入る。【小さなファッションショー】広州の姉妹、人気モデルのイリンと専門学校生のルル。幼くして両親を亡くした2人は、共に助け合いながら仲良く一緒に暮らしていた。しかし、公私ともに様々な事がうまくいかなくなってきたイリンはついルルに八つ当たりしてしまい、2人の間には溝ができ、大喧嘩をしてしまう。【上海恋】1990 年代の上海。石庫門(せきこもん)に住むリモは、幼馴染のシャオユに淡い想いを抱きながら、いつも一緒に過ごしていた。しかし、ある事がきっかけとなり、リモは石庫門から出ていき、お互いの距離と気持ちは離れてしまう。そして現代、社会人になったリモは、引っ越しの荷物の中に、持っているはずのないシャオユとの思い出の品を見つけるのだった。

声優・キャラクター
『陽だまりの朝食』坂泰斗、伊瀬茉莉也、『小さなファッションショー』寿美菜子、白石晴香、安元洋貴、『上海恋』大塚剛央、長谷川育美

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

全然観に来てる人が少なくて嘆かわしい!!!これは正しく2010年代版『秒速』ですよ!!!

新海誠監督の制作拠点としてもお馴染みのコミックスウェーブフィルムの新作
新海作品に強い影響を受けた新世代スタッフを中心に、中国のハオライナーズが「中国の都市を舞台に、中国の衣・食・住・行(行は交通)といった文化をテーマにした『秒速』みたいなのを作りたい!」と実に10年も前に持ちかけた話がキッカケとなった短篇3部作です




~陽だまりの朝食~
雨の降る北京を足早に行く男性、シャオミン
彼は喧騒とした都会の朝の中で、ふと故郷の朝の思い出を蘇らす
幼少期の好物であった三鮮米粉(さんせんビーフン)を祖母と食べた日々
そして淡い青春の日の隣にも三鮮米粉はあった
いま彼の目の前にあるのは、チェーン店で量産された米粉だ
もう思い出の味を口にすることは無いのか…そう思った矢先、1本の電話が入る…


~小さなファションショー~
中国第3の都市、広州は世界中のアパレルメーカーが拠点を置く現代のシルクロード
そんな広州で一流ファッションモデルとして働く女性、イリンは服飾の専門学校に通う実の妹のルルと二人暮らしをしていた
順風満帆かに見えたイリンの人生だったが、モデルとしての人気にも陰りが見えてきたことに焦りを感じ、自分を追い込んでしまう
やがてやるせなさの矛先は妹のルルに向けられ、イリンとルルは喧嘩してしまう
仲直りのキッカケを掴めぬまま、イリンはモデル引退をマネージャーに切り出すのだが、マネージャーからは1枚のメモが託される…


~上海恋~
90年代、上海の石庫門(せきこもん)と呼ばれるポピュラーな集合住宅で青春を過ごしたリモ、シャオユ、パンの3人
リモ青年は建築設計士となって上海に戻ってきたが、仕事は上手くいかず憤りを感じていた
そんな最中、男友達パンが引越しを手伝ってくれていると1本のカセットテープが発見される
それは淡い想いを抱いた幼馴染、シャオユとの交換メッセージを送りあったテープだった…
なぜリモはテープをシャオユに返さなかったのか?
なぜリモとシャオユは離れ離れにならなければいけなかったのか?
全てを思い出す為に、リモはテープを再生出来るラジカセを探し始める




まず率直に今作、『秒速5センチメートル』『言の葉の庭』『君の名は。』といった新海作品が好きな人に是非観ていただきたいです


美麗な美術や作画は言うまでもありませんが、今作が描いているのはSFでもファンタジーでも無く、中国の等身大の日常です

中学校の制服がジャージだ、とか
蕎麦でも饂飩でもなく米粉が朝食だ、とか
日本で言うところの団地や長屋に相当する石庫門の作り、とか
色んなものが“あの『君の名は。』クオリティ”で丁寧に描かれつつも、オイラの様な日本人にはとても新鮮な光景に映るんです


ところが今作のストーリーの根幹で、“国や文化の違いがあっても人の青春は新海作品で描かれているモノと同じなんだ”という新海作品との共通点に辿り着くんです


新海作品と違うアプローチをしながらも、新海作品と同じ着地点に辿り着く
こんなに美しく、斬新で、面白い映画は今までにありませんでしたよ
文字通り、10年前では思いつかなかったであろう、2010年代版『秒速』ですねこりゃ


にも関わらず、プロモーションが上手くないのか東京都でも封切り時の公開館数は僅か5館
大作サマームービー真っ盛りの季節ということもあって、上映回数も来客数もまばら…


おかしい!
こんなに新鮮な作品を、今観ないで何時観るのか!?
けみかけは『詩季織々』を応援していきたいと思います
鑑賞料金は一律1300円の特別興行でお得
どうせ後からBDを後出しするんでしょうけど、鑑賞チケット提示で本編DVDも買えます(買いましたw)


個人的に、今後の日本のアニメ業界は“日本のアニメ制作の技術を海外の顧客や出資者に買ってもらう時代”が来てると思ってます
もう日本のヲタクの財布をアテにする時代は終わりました
そういう意味でもハオライナーズ、ビリビリ動画、NETFLIXが配給に協力している今作は新時代への回答を既に提示してると言えるでしょう


その一方で、エンドクレジットを観れば純粋な日本人のスタッフが制作現場の中心を担っていることがよくわかります


誰にでも出来るわけではない
日本人だからこそ作れるアニメを、世界の人にお金を払って観てもらう時代の到来と言えます
あなたも今作を鑑賞してみて、時代の先駆者になってみるのは如何でしょうか?

投稿 : 2020/01/18
♥ : 20

shino73 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

夏の思い出

コミックスウェーブが描く美麗な風景と、
3つの短編が織りなす珠玉の青春アンソロジー。

自分と世界との関係を知ることは難しい。
世界は絶えず動いている。
何かにずれを感じて立ち止まろうものなら、
もう流れにはついていけない。
僕たちは自分の居場所さえわからないのだ。

初恋の終わりはあっけないもので、
何も言葉を持たず何も出来ずに終わる。
彼は冷たい街が無表情にさせるという。
心の何かが損なわれてしまったのだろう。
彼が失くしたものは何だ?

変わらないものと変わっていくものがある。
ここでは陽だまりの朝食であり、
初めて芽生えた淡い恋心の思い出だ。
急速に色褪せていく記憶の中で、
背中にそっと手を置いてくれる優しいもの。
確かに変わらないものがある。
それは季節を巡り、時を越えて、
僕たちの背中を後押ししてくれるのだろう。

希望を持ち歩いていくしかないのだ。
人生とはそういうことだろう。

投稿 : 2020/01/18
♥ : 44

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

新海インスパイア系の海外第一号店

2019.01.14記


日中合同のアニメ映画(配信はNetflix)


詩季織々・・・“しきおりおり”と読みます。
キャッチさんのご推薦もあり鑑賞の機会に与りました。観たのは昨年です。

3つの短編。合計74分。さくっと観れるサイズなのでお気軽にどうぞ。
 1.陽だまりの朝食
 2.小さなファッションショー
 3.上海恋


■コミックス・ウェーブ・フィルム
言わずと知れた『君の名は。』『秒速5センチメートル』『言の葉の庭』を手掛けた製作会社さんが中国の製作会社と合同で制作にあたってます。
「陽だまりの朝食」と「上海恋」をChineseの監督さんが担当してたりします。よっぽど新海誠が好きなんでしょうね。モノローグの多用、内向的な男、時間軸を利用したストーリー構成と静謐さを湛えた演出などなど、新海誠作品をところどころ彷彿させるところがあって、同監督作品が好きな方でしたらチェックしておいてよい作品なんじゃないかと思います。
むしろ舞台を中国に移し、彼らの日常を切り取ったほどよく切なさを感じさせる物語はどれもきらりと光るものがあります。
お国柄、劣化コピーだろ?とか抗日映画のイメージしかないぜ!といった先入観は不要です。プロパガンダ映画でもないのでご安心ください。普通のアニメです。


■“面子”と“同族愛”と“ゴーイングマイウェイ”
とはいえ、登場人物それぞれところどころChineseっぽいところがあって、そこは比較文化の点で興味深いところでした。
そこは話聞けよ!(ゴーイングマイウェイ)とか、そこは素直になんなよ!(面子)とか、そこまでしてやるんかねぇ(同族愛)とか、お国柄を反映した表現も見どころの一つです。
こう書くと突っ込みどころ満載のように聞こえるかもですが、意外と違和感なくて不思議と物語に溶け込んでいますのでむしろ気づかないかもしれません。


■中国の高度成長
土地計画で変わりゆく街並み。農村と都市部の対比。価値観の逆転。
人民にとっても激動であったろうここ20年の変化は日本の比ではありません。その変化といった部分がストーリーの背景になってたり、さりげなく挿入されてたりと、これは現代日本では描けない物語でもありました。
劣化コピーではないよ、といえる理由でもあります。


新海テイストを盛り込みつつも独自の演出が光るお奨めの一品です。


■オマケ
寿美菜子さんが出演されてます。
寿さんと言えば、特別な存在であったユーフォニアム吹きの先輩役だったり、特別である自分に縛られた生徒会長役だったりと、私の少ない視聴遍歴のなかでも“特別”がつきまとう声優さんです。
本作では2.小さなファッションショーでの出演。案の定、“特別”につきまとわれていたなぁと思いだしたのが、レビュー執筆のそういえばきっかけでした。
姉妹の姉役での出演。妹はこちら『ゴールデンカムイ』のアシりパ役を好演されてた白石晴香さんの抑え気味の演技もなかなかだったりします。


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2019.04.27追記
《配点を修正》

投稿 : 2020/01/18
♥ : 32

65.9 9 2018年夏(7月~9月)アニメランキング9位
UNDER THE DOG Jumbled(アニメ映画)

2018年6月23日
★★★★☆ 3.5 (12)
98人が棚に入れました
国連管轄の特殊部隊「フラワーズ」。そのナンバー06である「冬月ハナ」は、ある任務の遂行の為、江の島のとある公立高校に転入する。任務対象は、クラスメイトの「七瀬俊一」。ハナが俊一に接近を図る頃、時を同じくしてある中年男性がその高校に俊一を訪ねてやってくる。さらにその中年男性を追うようにして、在日米軍までもがハナと俊一のいる高校へと進出を開始。急速に戦場のきな臭い匂いが漂い始める中、さらに一人の少女が彼の地へと向かっていた。

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

【フラワーズは必ず全滅する】

『428〜封鎖された渋谷で〜』で知られるゲームクリエイターのイシイジロウと『CANAAN』『花咲くいろは』『天狼Sirius the Jaeger』の安藤真裕監督が2014年にアメリカのOTACONで発表したプロジェクトを発端に、当時Kickstarter(アメリカのクラウドファンディング)で『リトルウィッチアカデミア』の$62万5518を超えて、アニメとしては史上最高額の$87万8028を集めて制作された作品


原作自体は1996年に既に書いていたとのことで、少々古臭さが残るものの、『LEON』のマチルダを意識したようなあどけなさが残る少女が銃器を手に取り死闘を繰り広げるというバイオレンスアクション作品です


30分のアニメ作品『UNDER THE DOG Episode 0』自体は2015年12月には完成し、出資者へのリワード品として配布されました
その後、今作の劇場公開や主題歌制作の為の第2弾クラウドファンディングが2017年10月に発表され、2018年6月に満を持して国内の劇場での一般公開となりました


劇場公開された『UNDER THE DOG Jumbled』では、短篇ギャグアニメ『アンシアちゃん』と真の主人公であるアンシアの人物像を掘り下げる実写モノローグ『Overture to UNDER THE DOG』と『UNDER THE DOG Episode 0』本編、そしてアンシアを演じる瀬戸麻沙美による主題歌がセットになって約50分の作品として公開され、数量限定でブルーレイも劇場と通販で発売
ちなみにBD版では『Overture to UNDER THE DOG』の中で劇場版ではカットされてしまったくだりが収録されいるので、より世界観への理解を深めたい方はBD版も手に取ることをオススメします


























さて、前置きがだいぶ長くなってしまいました;


東京オリンピックが大規模テロで中止され、軍事的規制が強化された2025年の日本が舞台
特殊な能力を有する年端も行かぬ少女達だけで構成された国連の特殊部隊である「フラワーズ」通称:Under the dog(負け犬部隊)に所属する、普段は普通の女子高生である冬月ハナ
ハナは家族を人質に取られ、危険で汚れた任務を任されることとなる
ハナの今回の任務は同級生の中にいるフラワーズの様な能力者達の解放の鍵を握る少年を保護することだった
しかし別のターゲットを狙ってなんと米軍タスクフォースの介入が始まってしまう
やがてターゲットは能力の暴走によって「パンドラ」と呼ばれる怪物に豹変、一瞬にして戦場と化す校舎
ハナは一縷の望みを託す少年を必死に守る為、銃を手に血生臭い死闘を繰り広げていくのだが…


『KITE』『ノワール』『GUNSLINGER GIRL』『Phantom』といった作品はアメリカでは「ガン&ガールズ」と呼ばれ一定の人気がある様です
クラウドファンディングでの結果がそれを示しています
今作、最も力を入れてるのはやはりガンアクション、というかミリタリーアクションシークエンスです
タスクフォースの無駄の無い動き、HK416やM4A1といったリアルな実銃、ブラックホークやアパッチからの支援射撃、SF要素を多く持ちながらもとかく軍事考証が良く出来てます
『ブラックホークダウン』とか『トランスフォーマー』の実写映画とか好きな人には特にオススメです
また、実写モノローグを絡めた辺りも含めて押井守監督作品からの影響をだいぶ感じます


ところがこの作品、アメリカ映画ならば【どう生き抜くか?】を描くところなのですが、イシイジロウ氏も言うとおり、【どう死ぬのか?】を描いた作品と言えるでしょう


タスクフォースやパンドラといった強敵に対し、いくら並外れた才能と異能力を持ち合わせていようとも、ハナ1人では到底生き残れない過酷過ぎる状況
やがて力尽きてしまうハナを見届ける真の主人公アンシアのゴーグルに映ったハナに表示された「Pandoralization」というゲージ
アンシアに危惧される「ゲノムハザード」「パンドラ化」という状態を示す言葉
クライマックスでアンシア自身に見受けられるパンドラと同じ身体的特徴


つまりコレですね…フラワーズはいつか必ずパンドラ化してしまう日がやってくる…そして人質にされた家族もまず助かることは無い…という悲劇的結末が既に暗示されているんです


そのことがわかる文言は『Overture to UNDER THE DOG』の中にも登場していて、アンシアはこの中で自身を日本の桜に例えています
桜は枯れない花、であると同時に、全て散るという特徴を持っています
醜いパンドラの姿になるのではなく、散り様、つまり美しい死に様をアンシアやフラワーズは今後も模索していくことになるのです


もちろん、今作でハナが守り抜いた少年が作中で「希望」と呼ばれていた様に、フラワーズにも何らかの救いが残されている可能性も無きにしも非ず
しかし少女の家族を人質に取って人殺しを強要するような組織が真実を謳っているとは到底思えませんね、僕は
果たして真実とは何なのか、このシリーズは『Episode 0』と題されている通り、人気によっては今後の展開が期待されるところであります


“フラワーズが全員死ぬその日まで”けみかけは『UNDER THE DOG』を応援し続けます

投稿 : 2020/01/18
♥ : 3

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

せめて艶やかな死を…。

この作品は、友人からの勧めで視聴に至りました。
少しググってみると、アメリカのクラウドファンディングにおいて当時歴代最高出資額を集めた作品なんだそうです。
日本でも、最近放送された「Dies irae」や、募集開始から僅か5時間で目標金額を達成した「リトルウィッチアカデミア 魔法仕掛けのパレード」などクラウドファンディングを利用したアニメが制作されています。
こんな事を調べていたら、こんな記事を見つけました。

『発売10周年を迎える「リトルバスターズ!」 そのスピンオフ企画「クドわふたー」は同一の世界観を元にした“if”の物語です。』
何と目標金額3,000万円に対して、7,800万円もの支援があったそうではありませんか。
元々20分のOVAの制作で出資を募った結果、支援金が6,000万円を超過して劇場版アニメに昇華したんです。
しかも、制作スタッフから6,000万円を超過した支援金は、必要経費を除き全て本編のクオリティアップに使用するとの約束付き…
2019年の秋に劇場でクドに会えるそうです…

個人的な意見ですが、このクラウドファンディングは作り手と支援者との間に一体感を醸成できるシステムなのだと思います。
今回の場合も支援者の方々の力添えが無ければ劇場公開は実現できなかった訳ですから…
支援者だからこそ感じられる誇りや自負だってゼロじゃないと思います。

クドの姿を見て勝手に盛り上がってしまい、レビューから思い切り逸れてしまいました^^;

Under the Dogの主人公…
完走して振り返ってみると主人公って誰だったんでしょう…
確かに主人公らしき人は登場します。
国連管轄の特殊能力を持つフラワーズと呼ばれる7人の子供たち…そのナンバー06である冬月ハナは任務遂行のため、とある高校に転入するところから物語が始まります。

何故フラワーズの一員となったのか…
物語では触れられていませんが、フラワーズに入る前に相当な葛藤があったことだけは推察できます。
何故ならフラワーズの一員として背負った十字架があまりにも重たすぎるから…
確かな事は、フラワーズに入ったら全力全開以外は許されないということ…

ハナは命令を忠実に実行しようとします。
そんな健気な女子高生と対峙するのは、火力と数の暴力の数々…
女子高生一人を相手にたくさんの戦車やヘリコプターが容赦なく弾丸を打ち込んでくるんです。
正にこれが壮絶と言わんばかりの展開と言わず何と言うのでしょう…

フラワーズのメンバーは他にも登場します。
ハナ以外のメンバーも凡そ特殊な能力を持っているのが分かります。
ですが、その能力は戦闘に特化しているかと問われると正直分かりません。
もっと日常の…普段の生活に僅かばかりですが彩りを与えてくれる能力なのかもしれません。

満身創痍でも引き金を引き続けるハナ…彼女が口にする台詞は「まだやれる…」
どこまでも残酷で救いの無い作品…だったのではないでしょうか。

テーマソングは瀬戸麻沙美さんの「少女たちのメロディ」
深いピアノの調べと切ない歌詞とメロディが印象的な曲でした。

物語は序盤で終わった…という感が強いです。
これまでの様々な投入が決して無駄ではなかった事を証明するためにも続編の制作を希望します。
そしてこの作品を勧めてくれた友人に改めて感謝したいと思います。

投稿 : 2020/01/18
♥ : 10
ネタバレ

根越 詠汰 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

殺し屋、軍隊、怪物だったです。

 良く分からなかったけど、たまたま劇場のHPで見かけたため興味本位で見てきたです。

 ショートムービーから始まり、なんか実写が出てきて、本番といった流れだったです。

 朗読の続く、緑の大地をメインとした実写を見たときには、何なのかなぁ?と思ったです。
 {netabare}アンシア・カレンバーグ、心の回想だったようです。{/netabare}

 本番になるとフラワーズが何なのか?を始めとする意味ありげな世界観の説明から、物語が展開していく設定だったです。

 失敗したら終わりという、展開が急すぎる感があってこのアニメ自体が、これからの始まるみたいな印象だったです。

 私たちの希望といっている物は、本当に希望なのだろうか?が、見所だと思うです。

{netabare} 学校でいきなり外人軍隊が襲撃してきたり、怪物が出てきたり、アンシア登場、これまでの展開は何のためだったのか?と思ってしまう衝撃?の最後・・・・これも一つの面白みなんだろうなぁです。{/netabare}

投稿 : 2020/01/18
♥ : 4

65.6 10 2018年夏(7月~9月)アニメランキング10位
ちいさな英雄 ―カニとタマゴと透明人間―(アニメ映画)

2018年8月24日
★★★★☆ 3.5 (14)
58人が棚に入れました
兄と弟の勇気、母と子の絆、そして、たったひとりの闘い。小さな涙と優しさは、3つの物語を通して、やがて大きな強さとなっていく――。

声優・キャラクター
オダギリジョー、尾野真千子、田中泯

このままじゃダメだ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

ポノック短編劇場

3本の短編を纏めたもので、各々のテイストがかなり違います。
まとめての評価は難しいですが、共通していたのは、どれも道徳的な内容で、映像的な魅力が高いということでした。娯楽的な面白さを求めたいならば、今期はディズニーか、ペンギンハイウェイか、ポケモンを見ていただくのが宜しいかと思います。
マニア向け、教育者向けの内容ではありましたが、チケット代が通常の映画と比べて安く、この価格で、これだけのものが見れるのであれば、劇場に足を運んだ甲斐があったなあと思いました。

1本目 カニーニとカニーノ
沢蟹を擬人化したようなキャラクターが活躍する物語です。
監督は米林宏昌さん。音楽は村松崇継さん。と、マーニー、メアリ路線の映像作品に仕上がっています。
コンセプトデザインに田島光二さんが関わっているというで、かなり期待していましたが、あくまでコンセプトだからか、田島さんの色はそんなに感じられなかったです。
見どころは圧倒的な作画。自然風景をここまで重厚に美しく描けるのか!という驚きがありました。
物語は普通です。セリフがわずかしかないので、翻訳しやすそうです。

2本目 サムライエッグ
道徳アニメにしては面白いという評価。
卵アレルギー持ちの少年が卵と戦うお話です。何故サムライエッグなのかはわかりませんでした。
母と子のリアルな奮闘記という感じで、生生しさがありました。
気を使っていても、誤って口に運んでしまうこともあるとすると、食物アレルギーもちの方は本当に大変ですね。

3本目 透明人間
物語はこの三本の中で一番面白かったです。
透明人間というより、空気人間という感じがしましたが、理由が気になった方は是非見ていただければと思います。
カニーニとカニーノほどじゃ無いにせよ、作画が良かったですし、世界設定がわかりやすかったのも良かったですね。
こぢんまりとした世界という感じが自主制作っぽいと感じましたが、そこがまた味があって良いです。
カラーみたく、アニメーター見本市とかで定期的にやってほしいという希望が湧きました。

そして、4本目? OP・ED・幕間
これが最悪です。無駄に凝っていますが、全て裏目に出ています。
全然空気が読めてなくて、余韻をぶち壊しです。

投稿 : 2020/01/18
♥ : 7
ネタバレ

根越 詠汰 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

ちいさな英雄とは何か?

 アニメ3作品による小さな英雄とは何かをそれぞれ、違った側面から見せてくれたです。

{netabare} カニを人に擬人化した「カニーニとカニーノ」は、災害に巻き込まれてしまった父親を捜す冒険を短く描き、たどり着いた先にカニーニとカニーノの勇気と成長を見せてくれた展開だったです。

 「サムライエッグ」は、卵アレルギーに苦しめられる男の子と母親の奮闘を描いていたです。卵が入っているとわからい食べ物を口にしただけで、命の危険にさらされてしまうです。どんなときでも、子供を守る母親の姿、一人になって卵が入っているとわからず食べてしまい苦しみながらも、もがき行動し命を取り留めるシュンの姿が、この上ないものだったです。

 「透明人間」は、服を着ていても誰にも気にしてもらえない透明人間の男性が、一人葛藤していたです。そんな彼がトラブルに会いながらも、人間の心を最後の最後に見せて証明したシーンが良かったです。{/netabare}

 という展開が、これらのアニメにあたる英雄とは何なのか?見に行った人それぞれに「こういうことなんだなぁ」と見せてくれたです。

投稿 : 2020/01/18
♥ : 3

DEIMOS さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

ポノックは晋治のためにあるのか!

スタジオポノックが生き残りをかけて投入した短編映画。米林、百瀬、山下の三人が監督を手がけた三作品で計1時間ほど。

結論、百瀬のサムライエッグが最も面白い。かぐや姫で見せた線画の手法をここでも活かした。題材が、アレルギー持ちの子供とその母親の掛け合い、というのも面白い。自分が幼少期に病気を持っていた人、そういう子供を持つ親の視点で見れば感動必至。

階段を駆け下りるシーンなど、作画の見所がたっぷり。これを支えたのはあの橋本晋治。山下の透明人間でも人を描かずに質量を表現するという前代未聞のことをやってのけた。このアニメーターの力量には感服する。

最も残念だったのは米林の蟹の話。ポノックは米林を作画監督に降格させるべき。次代を担うタレントは別にいることは自明だ。

投稿 : 2020/01/18
♥ : 4

64.2 11 2018年夏(7月~9月)アニメランキング11位
未来のミライ(アニメ映画)

2018年7月20日
★★★★☆ 3.2 (162)
575人が棚に入れました
とある都会の片隅の、小さな庭に小さな木の生えた小さな家。ある日、甘えん坊のくんちゃん(4歳)に生まれたばかりの妹がやってきます。両親の愛情を奪われ、初めての経験の連続に戸惑うくんちゃん。そんな時、くんちゃんが出会ったのは、未来からやってきた妹、ミライちゃんでした。このちょっと変わったきょうだいが織りなす物語。それは、誰も観たことのない、小さなお兄ちゃんの大きな冒険の始まりでした―

声優・キャラクター
上白石萌歌、黒木華、星野源、麻生久美子、吉原光夫、宮崎美子、役所広司、福山雅治

lumy さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

思ってたんと違う。

サマーウォーズ以来の細田監督作品です。
サムネの画像と、山下達郎のテーマソングが気になり
公開初日に観て参りました。

あまり前情報なく突入したので、
てっきりミライちゃんを助ける話なんだと思ってしまい
想像していたテーマと違っていましたw
冒険ものというよりは、ファンタジーに近いですが、
「家族」というテーマは十分に伝わってきました。
ただ・・・切り口は良かったんだけど、
最後まで盛り上がりに欠けてしまったのが
マイナスポイントでしょうか。
なんとなく良い話で終わってしまった感があります。

あとは、あんまり子供向けでないところも
マイナスポイントかな。
現役の子育て世代のママパパが観ると
グッとくるものがあるかもしれません。


(翌日追記)
レイトショーで観たので視聴後には子どもが寝ていたのですが、
本日起きている子どもを見て、本作への評価が上がりました。
この作品は、子育て世代を癒す効果があるみたいですw
子育てあるある、よく捉えられていると思います。

投稿 : 2020/01/18
♥ : 27

雀犬 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

子育てアニメでした・・・

観て来たよ。
えー、このアニメの感想ですが。
ホント「子育てアニメ」なんで独身にはつらい内容かと思います。
細田監督は「サマーウォーズ」からずっと
家族をテーマにしたアニメを制作してきましたが
過去作よりさらに直截的な作品だなと感じました。
ファンタジックなものを期待していると落胆するかもしれません。

親戚が集まって、しばらくしたら子育て話が始まって、
子供が泣くから寝不足だとか
なんやかんや苦労話を聞かされて、
ボクは興味ゼロでも適当に相槌打つしかなくて
でもやっぱり可愛いんだよなと
子供の写真を見せられて
ボクは「あ~可愛いね」と返すしかなくて。
最後は「子供はイイゾ!雀犬お前も結婚したらどうだ!」
みたいな。はぁ。


そういう居心地の悪さを終始味わうことになるかもしれないので
独身の皆さんは覚悟しておいた方が良いかもしれないです。
登場人物とのライフステージの違いは如何せん埋めがたいもの。

ただ家族持ちの方からも「子育ての苦労なんて現実だけで十分です」
といった否定的な感想をちらほら見かけたので
誰のために作ったのかよく分からない作品になってしまったようにも思います。

人物の描写は非常にリアリティー重視で良く出来ていたと思います。
なのでCVに声優を使っていなくても違和感はあまり感じなかったのですが
デフォルメがきいていないぶん
まるでホームビデオを100分見せられているような感覚がありました。

公開後の感想を見聞きした限り、予想以上に否定的な意見が多い。
我が子の成長を見届ける喜びを共有したいという思いに悪意はなくとも
ネットが普及し個人が情報を気軽に発信できる時代になった今、
SNSやBLOG、動画サイトで自らの幸せや充実ぶりをアピールする人が増えており
他人の自己顕示欲というものに皆うんざりしているようにも思います。

国民的アニメを作りうる監督として期待されていた細田さんも
自身の個人的な体験をベースにした作品を作るという
これまでの路線を変更しないと今後は大衆の支持を得られないのかもしれません。

投稿 : 2020/01/18
♥ : 28
ネタバレ

shino73 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

樫の木の記憶

細田守監督作品。

甘えん坊の4歳児くんちゃんに妹が出来る。
両親は赤ん坊に付きっきりで育児に追われ、
くんちゃんは家庭に居場所が見つからない。
疎外感を感じた彼は小さな樫が茂る庭へ飛び出す。
{netabare}そこには不思議な世界が待ち受けていた。
くんちゃんの心の冒険が始まる。{/netabare}

家族の絆を描くどこか啓蒙的な作品です。
ここにも戸惑ったレビューが数多くあります。
たしかに娯楽としては弱いかなと思う。
ただ物語の本質はそこにはない。

家族とはそもそも偶然性で出来ている。
子供は親を選べないと言うが親も子供を選べない。
ここで重要なことは、
{netabare}偶然とも呼んでいい些細なことの重なり、
そして繋ぎ合いが僕たちの系図を作るということだ。{/netabare}
家族とは偶然性が生んだ共同体である。

もしあの時、懸命に走らなければ。
もしあの時、懸命に働かなければ。

歴史は選択した小さな出来事の集合である。
家庭を持つ方はきっと感じるものがあるでしょう。
心が豊かになるも複雑な印象を受けた作品でした。

※細田監督作品初レビュー。
細田作品の感想をやっと書けましたが、
彼の物語は見事なまでに閉じてしまっている。
普遍的な娯楽映画を創りたいのでしょう。
そしてその素養と才能も十分持っている。
言い換えれば芸術・哲学・文学的な立場からは、
降りてしまっているのではと感じる。
そこが僕には苦手な理由であろう。

投稿 : 2020/01/18
♥ : 40

64.0 12 2018年夏(7月~9月)アニメランキング12位
劇場版 フリクリ オルタナ(アニメ映画)

2018年9月7日
★★★★☆ 3.4 (43)
158人が棚に入れました
モヤついている高校生・河本カナ。嵐のごとく登場するハル子。その時カナの額にお花が生えた! 煙を吐きがら街をぶっ潰すアイロン。毎日が、毎日毎日続いていくと思っていた・・・。力を手に入れたカナはアイロンをぶっ飛ばせるのか!?

声優・キャラクター
新谷真弓、美山加恋、吉田有里、飯田里穂、田村睦心、小西克幸、永塚拓馬、鈴木崚汰、伊藤美紀、真坂真帆、森功至、松谷彼哉、青山穣
ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

17歳の叫び

アニメーション製作Production I.G×NUT×REVOROOT
監督:上村泰、副監督:鈴木清崇、脚本:岩井秀人
キャラクター原案:貞本義行、キャラクターデザイン:高橋裕一

何がフリクリなのか分からない。
2000年製作のOVAフリクリの監督である
鶴巻和哉から発せられた言葉だ。
それだけフリクリという作品には、
多様性があるということだろう。
音楽、作画、パロディ、ロボット、SF、青春などなど、
渾然一体となってさまざまな要素が盛り込まれていることが、
ひとつの特徴といえるかもしれない。

舞台は何の変哲もない田舎町。
ごく普通の女子高生、河本カナ(カナブン)は辺田友美(ペッツ)、
矢島聖(ヒジリー)、本山満(モッさん)という
3人の友達といつも一緒。
秘密基地「ハム館」を拠点に、楽しい学生生活を送っていた。
しかし、彼女たちの前にハルハラ ハル子が現れて、
日常は大きく変化していく。

街にできた大型ショッピングセンター、
カナブンのバイト先の蕎麦屋で
男がいつも同じ月見そばを注文することも
ひとつの象徴だろう。日本初の女性総理大臣は
国民に何かを隠して計画を進めている。
激動の予感を漂わせながら、カナブンの日常は過ぎていく。

女子高生たちは日々の暮らしを満喫している。
ヒジリーは大人ぶって年上の恋人と付き合っている。
モッさんは進路を決めて自分の力で夢に向かって邁進している。
カナブンはある男子が気になり始める。
ペッツは高村薫の『照柿』を読みながら、
幼馴染のカナブンを特別な存在として意識し、秘密を抱えている。

日本での公開はこちらが先だったが、
『フリクリ プログレ』の製作が決まったあとに
オルタナの製作が開始されたため、
プログレの内容とは、違う形でのやり方が求められていたという。
つまり、プログレのほうが正当派の続編であって、
こちらは、あくまで番外編。本編とは少し外れた内容になっている。

そして、違いをどこで出すかということで、
女子高生の日常を描いた青春ストーリーに
ハル子が絡んでくるという展開になっている。

正直なことを言うと、この話であったなら
『フリクリ』である必要性はほとんどない。
女子高生の青春ストーリーが中心にあって、
そこにハル子や世界観が付いてきた印象だ。
そのため、ハル子のポリシーというか哲学が
ずれているように感じてしまう。
監督がこの作品で重視したのは、
「女子高生のリアル」だとインタビューで語っている。

監督の上村泰はガイナックス時代に『トップをねらえ2!』の
設定制作補助を務めたところからキャリアをスタートさせ、
その後もいわば鶴巻和哉の下で仕事を覚えた人物。
鶴巻和哉のやり方をつぶさに見てきたため、
フリクリの監督としてはうってつけの人物だったのだろう。
そして、脚本は舞台作家で演出家でもある岩井秀人を起用。
これは鶴巻和哉が昔のインタビューで語っていたことだが、
フリクリを考案していたときには、色々な舞台を頻繁に見に行っていて、
演出は舞台の手法にかなり影響されたそうだ。
アイロン型の工場やギターを武器のように
使用するというような小道具の使い方は確かに舞台っぽい。
そういう面も踏まえた抜擢だったことが想像できる。
上村泰監督はフリクリのファンだと語っており、
その結果、完成したのが、この『フリクリ オルタナ』なのだ。

ここで、冒頭の鶴巻和哉のコメントが浮かぶのだが、
どれだけ近くにいても何が正しいのかは、分からないのだろう。
そういう意味では、このフリクリも「アリ」なのだとは思った。

物語の核をなすのは、主人公カナブンとペッツの話となる。
彼女たちの関係性が、この世界の命運を決定づけるキーとなっていく。
{netabare} 女子高生の叫びが世界に関係していくというのは面白いが、 {/netabare}
この作品は良くも悪くもOVA版『フリクリ』を意識しすぎているのが
マイナス方面に働いてしまっている。
それと、この2人を話の中心にするなら、
もう少しそれぞれの想いを前面に出したほうが良かったと思う。
ほかの2人のエピソードを削ってでも、
こっちに持ってくるべきだったのではないかと感じてしまった。

個人的なフリクリという作品に対するイメージは、
「バットを振り切る」ことが重要で、
色々なことに縛られていない自由度が最大の魅力だと思っている。
しかし、この作品では女子高生のドラマを
丁寧に描いていくこと以外では、
ほぼ前作の方向性をなぞっただけという印象は拭えない。
プログレの方向性があったにせよ、
もう少し前作に縛られない部分もあったほうが良かった。

また、この監督は音楽に対して、
あまりにも無頓着すぎるのではないだろうか。
ピロウズの曲が流れているところで、
キャラクターが歌い出すシーンがあるのだ。
どうしてこういうことをやって良しとしたのかは理解できなかった。
理由はあるのだろうが、これは百パーセントあり得ない演出だろう。

それぞれのドラマはよく作りこんでいて、
完成度が高いだけに色々と惜しい作品だったと思う。
ピロウズの曲自体は相変わらず聴かせてくれる。

投稿 : 2020/01/18
♥ : 32

esso-neo さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

叫べ!17歳!!

失敬、ミステイク

プロダクションIGに移ってまさかの復活劇
作り上げるに当たってスタッフが直面する問題
「フリクリってなんだ!?」
時系列的におそらくハルコがアトムスクに出会う前じゃあねえかと思う。どこか大人が強調され、以前の執念がない。摑み取れという命題が霞むのはもうしゃーない。オルタナティブな面を見せる前日譚でつまらんと言われるのも原石に近くなったものだからじゃあないだろうか。
よーくみると単体でキャラクター達の変貌や喪失にチクリチクリと胸を刺されるのだが、今回のフリクリ、IGらしい大失敗があるんだねぇ。続きはプログレで

投稿 : 2020/01/18
♥ : 3

たわし(ガガ) さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

「オルタナ」は失敗作。次に「プログレ」に期待します。

アメリカではケーブルテレビ局で放送することが既に決まっており、実は全12話で放送し終わっているらしいですが、日本では劇場二部作で作ったみたいです。「オルタナ」の方ははっきり言ってそんなに面白くありません。昔のフリクリの方がまだキャラクターに個性を感じますが、今回はそういった個性はほとんど感じないどころか、キャラクターがいかにもガイナックステンションなのでついていける人がどれだけいるのか疑問です。

海外ではその奇抜さ故にカルトムービー化して、恐らくは海外資本で作られたのでしょうが、欧米でも設定等が受けるのか疑問が残ります。

うーん「プログレ」に期待。

投稿 : 2020/01/18
♥ : 6

計測不能 13 2018年夏(7月~9月)アニメランキング13位
アラーニェの虫籠(アニメ映画)

2018年8月18日
★★★★☆ 3.1 (9)
64人が棚に入れました
郊外の工場跡地に建つ巨大集合住宅。最近では、女子高生の変死体が発見され、不可解な心霊現象が目撃されるなど、いわくつきの噂が絶えない場所だった。ここに引っ越してきた18歳の女子大生りんは、ふとしたきっかけで怪異に見舞われる。死の呪いの恐怖におびえる彼女は、やがてこの建物の謎を探る民俗学者の時世や、呪術師の斉恩らとの出会いを通して、自らも怪異の正体に迫っていく。

ガタリリス さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

花澤信者必見!

内容はホラーですが、スト-リーとかは何だか分かり辛かったです。
自分が感じたのが「バイオハザード」と「サイレント・ヒル」を合わせたようなイメージを抱きましたね。
「バイオハザード」のように科学的に説明できるような恐怖と「サイレント・ヒル」のような超現実的な恐怖、両方が同居してるようなイメージ。
重度の統合失調患者が、幻覚によって虫の怪異を見るようになって、徐々に日常生活に支障を来たしていると考えれば辻褄が合う・・・が、そういった描写はないからやはり全部現実で起きたこと(もちろん作中で)なんだろうね。
ラストに夢落ちと思わせといての虫によって侵略された世界が印象的でした。
個人的には夢落ちで終わった方が良かった気もするが、この辺は人それぞれの好みによるかな。

他に気になった事は、3Dのキャラデザや花澤さんが主人公の声を担当してることかな。
この作品のキャラデザは結構好きでした。
特に黒髪の女の子はドキッとするくらい可愛かったです。
主人公も西洋人形のような顔立ちで、洋風のオシャレな女性といった感じのイメージで眼の保養になるね。
そこに花澤さんの声が加わるので、魅力度2割増し。
あまり萌え萌えした感じはなく、大人で清楚なイメージの声が印象的でした。
花澤信者必見のアニメですねw

正直、内容は微妙ですがキャラデザが良かったのと、花澤さんの声の印象が良かったので、そこで評価が少しプラスされた感じかな。
あとは、グロテスクな描写も少しあるので、そういうのが苦手な方は敬遠した方が良いかも。
まだまだ残暑厳しい季節ですので、ホラーアニメを観て身体を冷やすのも良いかも知れませんね(適当w

以上、拙い感想でした(・ω・)ノ

投稿 : 2020/01/18
♥ : 3

計測不能 13 2018年夏(7月~9月)アニメランキング13位
曇天に笑う<外伝>〜桜華、天望の架橋〜(アニメ映画)

2018年9月1日
★★★★☆ 3.9 (6)
38人が棚に入れました
明治の動乱期を舞台に、宿命の戦いに臨む若者たちの葛藤と絆を描いた唐々煙原作の人気コミック「曇天に笑う 外伝」を劇場アニメとして映像化した歴史浪漫活劇3部作の後編。曇三兄弟の長男・天火が大津を離れ、弟の空丸と宙太郎は家名を継ぐ重さを実感しはじめていた。そんな中、鍛錬に励んでいた空丸と武田が何者かに襲撃される。その襲撃者の力と身のこなし、そして笑い方は、どこか天火と似ていた。男の正体を追ううちに、空丸たちは思わぬ秘密にたどり着く。そんな彼らの前に、蒼世と鷹峯が立ちはだかり……。アニメ「進撃の巨人」などで知られるWIT STUDIOが制作を手がけ、中村悠一、梶裕貴、代永翼ら豪華声優陣が集結。

計測不能 13 2018年夏(7月~9月)アニメランキング13位
押絵ト旅スル男(アニメ映画)

2018年7月20日
★★★★☆ 3.5 (1)
23人が棚に入れました
 「私が探していた人はね、この中にいたんだよ」
 明治と昭和、夜と昼、狂気と正気、レンズの彼岸と此岸とに別れゆくゆく兄と弟・・・。
 夕闇の奥山に浮かんで消える、極彩色の幻景奇譚。

 江戸川乱歩の原作をベースに、浅草を舞台にした幻想的な短編アニメーション。

 美術館の学芸員が主催する「トリメガ研究所」が開催した「めがねと旅する美術展」内で上映された。
 青森県立美術館  :2018年 7月20日~2018年 9月 2日
 島根県立石見美術館:2018年 9月15日~2018年11月12日
 静岡県立美術館  :2018年11月23日~2019年 1月21日

監督:塚原重義
キャラクターデザイン:やぼみ
音楽:アカツキチョータ
出演:梶裕貴、細谷佳正、坂本頼光 他

計測不能 13 2018年夏(7月~9月)アニメランキング13位
BAO(アニメ映画)

2018年8月1日
★★★★☆ 3.3 (6)
18人が棚に入れました
息子が成長して家を離れていき、寂しくてたまらないおかあさん。そんなある日、不思議な出来事が。なんと手作りの中華まんに、かわいい命が宿ったのだ・・・!?

計測不能 13 2018年夏(7月~9月)アニメランキング13位
映画ドライブヘッド トミカハイパーレスキュー 機動救急警察 (アニメ映画)

2018年8月24日
★★★★☆ 4.0 (2)
12人が棚に入れました
ドライブヘッド最大の危機!?
信じる力で地球の未来を守るんだ!
ある日、機動救急警察が謎の少年・テラに襲われる。
その正体は、悪の人工知能が乗りうつったアンドロイドだった!
テラの強力なエネルギーにより、ゴウたちはドライブヘッドを操縦できなくなってしまう。
さらに巨大化したテラが周囲を飲みこみ地球が大ピンチ!
かつてない緊急事態に、チームドライブヘッドが再び走り出す!
はたして、ゴウたちは大切なものを守ることができるのか !?
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

流石の安定感…なのですが

2018年8月24日公開の劇場アニメ。
8月中に見に行ったのですが、レビュー書くのが遅くなってしまった…。
(9月中旬に二回目観たので一部書き直しました。二回とも親子連れが見に来ていて、お子さんが楽しんでたのも和んだw)

TVアニメから繋がった内容で、配信アニメで映画のさわりを説明した形になっています。なのでTVアニメと配信版を見ていないとお話がわかりませんが、その分濃い内容でした。
言葉の選び方が小さい子にはちょっと難しいかも、とは思いました。

TV放映終了から半年しか準備期間が無く同時進行でWEBで新作も公開していましたが、それでも安定したクオリティを保っています。劇場に足を運んで良かったです。
シンカリオンの登場は短いながら上手く処理しています。せっかくなら次の映画はVS系の共演作が見たいかも。
最後の展開、これ2期作れそうなんですが期待して良いのかな…?

…あと、ずっと待っていたサントラが映画のお陰で発売されました!もう出してくれないかと思っていたので嬉しくてw
オーケストラ調のメインBGMは重厚ですが軽快で、キャッチーな格好良さも。打ち込みで作られた曲も手が込んでいて聞き飽きないです。オーケストラと打ち込みで同じメロディをアレンジした曲もあり、印象が全く違うので聞き比べるのが楽しい。平野さんの曲やっぱり好き。
ただTVで使われた曲にも未収録のものがあるし、映画にも追加BGMあったかも…。


【良かった点】{netabare}
レスキューあり・バトルありで脚本も破綻なく、レスキューとドラマのバランスも良くて満足でした。ドラマや心理描写を入れ込むのが上手ですね。
新キャラクターはテラだけなので、その分お馴染みのキャラクターをしっかり描けています。

音楽も映像も相変わらず良質。手描き部分は流石に忙しそうだったけど、子ども達の動きとコンテ演出は良くできていて見ていて楽しい。
キャラクターみんな言動も作画も演技も生き生きしていましたし、ロボットもCGもやっぱり格好いい。
TV版では犬のアクセルが和み要員でしたが、映画版はアクセルはもちろん猫のクラッチがすごく可愛かった!落ち込んだゴウ君がクラッチを抱き上げるシーン好きです。

TV版も地球の危機でしたが、今回もやっぱり地球の危機。テラフォーミングの機能を使って地球を人間が住めない惑星に改造しようとするテラ。海外のSFアクション映画とかでありそうな展開ですw
脚本の荒木憲一さんはこういう展開が得意なんだろうなって改めて思いました。

今回の映画、TVアニメではあまり深く描かれなかったドライバー達の愛機に対する思い入れがかなり見れたのがとても良かったです。
黒江田さんがS.I.B.メガマックスを自分で破壊するシーン、サイクロンインターセプターが行方不明となってゴウが珍しく声を荒らげるシーン、タイガが仲間に「僕を支えてくれ」とマスターバックドラフトを自分自身のように言うシーン。
TV版でも愛機が壊れた時にはレスキューに出られないもどかしさが描かれたこともありましたけど、映画でさらに描写が深まっています。

大人の行動がまた良くて、これもドライブヘッドの大きな持ち味。前述の黒江田さんもだし、怒るゴウ君をたしなめるお父さんと西園寺指令も良かった。
刈狩博士の復讐が明確な形になって、「自分の能力を正当に評価しなかったことを機動救急警察のお偉方に後悔させてやる」ためにレスキューに助力してくれるというのが良い落し所でした。刈狩博士がゴウに対等に接していたこと、ゴウが正義回路を信じて行動するのも良かったです。

短い上映時間でしたが、月一回のWEBアニメでその分を補うことで尺不足にならずに済みました。この方法が良いか悪いかはさておき、詰め込み過ぎになるよりはずっと良いと思えました。WEBアニメは新規作成の回だけでも1時間近くになるから、実質2時間弱の物語ということになります。
BDが発売される時には一緒に収録されるのかな?でないと内容がわかりにくくなりそうだし、一緒に楽しめる方が良いですから。{/netabare}


【個人的に勿体ないと感じる点】{netabare}
子ども向け作品で基本的に一度しか見ない映画なのに、描写がわかりにくいのが難点でした。

私は、「機械に善悪は無くて人間の心が影響して善にも悪にも染まる」という内容はこのシリーズの肝だと思っています。なのでテラを倒して欲しくないなあと思っていて、二回目は注意して見てやっと気づいたんですけど、テラは「倒された」のではなくて「崩壊した」描写になってるんですね。
レスキューものとして人命優先が徹底されていること、そこに善人悪人の区別は無いこと、人の悪意に影響されたAIも否定していないこと。それらはシリーズ全体通して描かれたとは感じられたのですが、とにかくわかりにくい;


映画ラストで、テラの「僕は不死身さ。人間の悪意が消えないようにね」という言葉に対してゴウの「そんなことない!僕は人間を信じる!」というやり取りがあります。最初はちょっと唐突に感じたんですが、その前の刈狩博士とのシーンから考えると理解できる気がします。

ゴウが刈狩博士を信じた根拠はドライブギアにもあるのですが、犯罪者である刈狩博士にも正義感があるとわかっていたから。つまり善意や使命感から来る行動だと感じたからではないかと思います。
犯罪者の検挙は自分たちの役割ではないとゴウがよく理解していることはTV版でも度々描かれていたので、この展開に違和感もありませんでした。

そしてTV版でゴウのおじいちゃんが「AIは人間と共に成長し、未来を切り拓く良きパートナー」という言葉を遺している。「正しい心を持つ人間と繋がっている正義回路」と「人間の身勝手な心に触れた邪悪AI」の対比構造自体はきちんと出来ていますし、AIは人間の心を映す鏡と言ってもいいかも知れません。
人間は良い心と悪い心を両方持っていてこそ人間だと思うんですよね。
本作では一般市民・犯罪者に関わらず人命最優先という前提がここまで守られてきていますし、改めて見ると、この作品には邪悪AIやテラを否定するような描写も無かったと思います。


TV本編のラストも駆け足気味で勿体なかったと思いますし、今回も、自我を持ったテラとせめて一度は対話するとか、もう少しわかりやすい描写が出来たらさらに良かったと思います。
もっとも、2期制作が決定してるとかなら話が変わってくるかも…?{/netabare}

それ以外は引っかかる所も無く、TV本編で物足りなく感じていた部分もだいぶ描かれた印象。
TVアニメが好きなら十分楽しめると思います。
(2018.9.6投稿、9.17改訂)



【WEBの無料配信アニメについて】
2018年1月から月に一回無料配信されたWEBアニメ。TV本編の総集編と新作を織り交ぜて映画の話の冒頭を展開しており、現在でも無料で視聴できます。映画を見に行くなら視聴しておくべき。
映画鑑賞後に再視聴してみたけど話の流れもなかなか、作画は忙しそうだけど安定していますし、演出も申し分ない。半分くらいはロボットのシーンなので無茶なスケジュールでもなんとかなったって感じでしょうか。
欲を言うと、タイガ、ミコトのメイン回があるのにジンのメイン回が無いのが少し残念。映画にもジンの活躍はあるけど、映画は実質ゴウがメインの物語ですし。

以下各話内容。
{netabare}
#1 始動!新たなるドライブヘッド計画!!(総集編)
邪悪AIの事件の総集編。ゴウたちドライバーは最後に新機体の開発計画が始動していることを聞かされます。
ゴウ君たちのいつものやりとりも見られたり、結構和むw

#2 新戦力!ドライブヘッド02(ゼロツー) MKⅢ(マークスリー)を開発せよ!!(総集編)
3機のなかで最初に開発されることになった02MKⅢに必要な機能を洗い出すため、という感じで02MKⅡブレイブバックドラフトメインの総集編。

#3 完成!マスターバックドラフト!!(新作)
災害救助中にステルス戦闘機に襲撃され、ブレイブバックドラフトが壊されてしまいます。
15分という尺の中でレスキューでロボットの見せ場も作りつつストーリーもきちんと展開しているのがドライブヘッドらしい。変にもったいつけないのはこのアニメの良い所ですね。

#4 空飛ぶ炎の勇者!ブレイブジェットファイター!!(新作)
またもステルス戦闘機が現れ、救助活動中のドライブヘッドを襲撃。タイガと新機体の活躍によりステルス戦闘機を退けるも、解析の結果パイロットは少年の姿をしており生体反応が無いことが判明。
02MKⅢマスターバックドラフト、専用の戦闘機ブレイブジェットファイターのお披露目回です。

#5 発進!第4のドライブヘッド計画!!(総集編)
03MKⅡβ計画が始動。ジンとミコトがそれぞれ活動するため、もう一機、ミコト用の機体を開発することに。

#6 白い救世主!ホワイトパールホープ!!(新作)
惑星開発研究所で火災が発生し、テラフォーミング用の完全自立型アンドロイドが消えていることが判明。ステルス戦闘機について調べていた機動強襲警察の黒江田さんがそれを調査します。この回の作画凄く好きだった。
そしてミコトの乗り込む03MKⅡホワイトパールホープ出動。ちょっと可愛らしいデザインとキラキラした演出がwこのアニメ女の子も見てるのかなあ。

#7 シンクロ合体!アーマードエンペラー!!(新作)
消えたアンドロイドには自己進化機能があることが判明。災害救助の最中、邪悪AIに乗っ取られ「テラ」と名乗りドライブヘッドの前に現れます。

#8 映画公開直前SP
実写笹川アナ大活躍で最後の宣伝。
{/netabare}(2018.9.6)

投稿 : 2020/01/18
♥ : 3

計測不能 13 2018年夏(7月~9月)アニメランキング13位
アーリーマン~ダグと仲間のキックオフ!~(アニメ映画)

2018年7月6日
★★★★☆ 3.8 (3)
11人が棚に入れました
 昔々、マンモスもいた大昔、少年ダグは部族の仲間と小さな谷間で平和に暮らしていました。しかし谷間で採れる青銅を狙う、ブロンズ・エイジ・シティのヌース卿によって故郷を追われてしまいます。 故郷を取り戻すため、ダグは仲間と共に、ブロンズ・エイジ・シティで崇拝されている「サッカー」というスポーツで、ヌース卿に勝負を挑みます。

 「ウォレスとグルミット」シリーズで、数度のアカデミー賞に輝くニック・パークとアードマン・アニメーションズの最新作。

ワドルディ隊員 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

ニックパーク版少林サッカー

この作品は、ニックパークが手掛けたアニメ映画の一つである。
過去にニックパーク作品は何本か視聴したことがあり、
面白い物が多かったため今作はどのような展開に
なるのか、気になっていた。流石に目を見張るほどではなかったが、
中々楽しい時間だったなと今になって思う。

おおまかなあらすじとしては、こんな感じ。
マンモスがいた頃の原始時代が舞台。主人公の少年であるダグは、
ユーモラスな部族のメンバーと相棒であるイノシシ、ホグノブと
共に小さな谷間で平和な日々を送っていた。

だが、ある日を境に、ブロンズ・エイジ・シティの暴君ヌース卿が、
谷で採れる青銅を求めマンモス軍隊を引き連れて侵攻してくる。
強引に追い出され、谷での生活が出来なくなったダグ達は、
殺伐としたバットランドへ避難を余儀なくされてしまう。

部族たちは必死に抵抗するが、失敗に終わったうえ、偶然にも
ダグが軍隊に捕らわれてしまう。ブロンズ・エイジ・シティで
目覚めた時、そこで高度な文明が発達した光景を見て
呆気に取られてしまうダグ。群衆に押し流され、辿り着いた先は
巨大なスタジアムだった。そこでサッカーと呼ばれるスポーツが
行われていることを知った彼は、自分の故郷を取り戻すために、
ヌース卿へサッカーで勝負を挑むことを決意するのだが…。

全体を通した感想としては、話が非常に分かりやすくまとまりが
ある王道物だった。但し、今までのニック・パーク作品と比べて
平凡な出来だと感じることもあり手放しで褒められるとは
いいがたい。タイトルにも記したように、話の流れが
少林サッカーに沿っていることが関係しているのかも。

まずは良かったところから。
昔から、ストップモーションアニメを制作しているということ
もありキャラクターの動かし方にこだわりを感じられる。
特に、動物に関してのこだわりは目を見張るものがある。

大半のアニメだと、あざといという感情がどうしても
残ってしまうのだが、違和感を感じず映像に没入できる
のは大きい。そのシーンだけを抜き取りたいくらいだ。
また、適度にユーモアがちりばめられており、自然と
笑みがこぼれる自分がいた。

次は気になった点を。
ストーリー構成がすこぶる悪いわけではないのだが、
視聴していて如何せん物足りないなーという感情を
消すことはできなかった。

私自身、「最新作にして最高傑作」という謳い文句に
つられたこともあるが、一番の要因はダグチームにいる
11人のメンバーを上手く活かせられなかったことだろう。

11人それぞれに個性があり、それをサッカーの試合に反映させる
はずだと期待していたのだが、尻すぼみだった。
一部のキャラクターに至ってはほぼ空気と化していたし。
私には、頭数そろえるためにとりあえず用意されただけ
の人形のようにしか見えないのだ。

某アメコミ映画会社はその点に関しても抜かりはなかったぞ。
各キャラクターにきちんと見せ場を用意することの大切さ
を改めて認識した。もっとキャラクターを大事に扱って
欲しいと思わずにはいられなかった。非常に勿体ない。

すこぶる脚本が練られているわけではないが、ニックパーク作品
をこよなく愛する方や少林サッカーが大好きな方なら
見る価値はあると思う。個人的には良作だと思う。

投稿 : 2020/01/18
♥ : 5

根越 詠汰 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

原始人 VS 青銅人 サッカー対決

 これも何んとなく見て来た字幕版で見た映画だったです。

 面白い顔した粘土人形のキャラ達の織りなす、原始人がサッカーをするという奇抜な発想のアニメだったです。
 パペットアニメーションとよばれる部類になるけど、みるからに外国のアニメらしいアニメだったです。

 ある意味面白味があり、親子でもうけるアニメだと思うです。原始人の先祖たちの物語の始まりなんか、こんなことありうるのかなぁと思うような、非現実的な画像だったです。

 淡々と展開が進み、住んでいる谷を取り戻すために原始人の少年、ダグの魅了したサッカーで試合を青銅人に申し込むに至るです。ルールを知らない原始人たちが、団結して仲間を得て上達していく展開も親子とかで見ると和むような、感じがするです。

 イノシシだか羊なのかわからない豚のボグノブの存在は、原始人たちにとって大きな役割を果たしていくところが、見逃せないです。

 大団円を迎えなければ話にならないのだけれども、それがどのように訪れるのか?見に行ってのお楽しみです。

投稿 : 2020/01/18
♥ : 4

計測不能 13 2018年夏(7月~9月)アニメランキング13位
とてもいじわるなキツネと仲間たち(アニメ映画)

2018年6月24日
★★★★☆ 4.0 (1)
10人が棚に入れました
田舎がいつも平和だというわけではない。この農園の動物たちは、特にめちゃくちゃだ。

ひよこたちのママになるキツネに、コウノトリを演じるうさぎ、サンタクロースになりたいアヒルまで!もし、あなたが、田舎の暮らしが、公園の散歩のようだと思っているなら、大間違いかもしれないよ?

褐色の猪 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

2017年に制作されたフランス・ベルギー合作品

原題は「Le Grand Méchant Renard」
監督;バンジャマン・レネール / パトリック・インバート

オスカー候補にもなった『くまのアーネストおじさんとセレスティーヌ』のクリエーターが描く、かわいいながらも、フレンチ・ユーモア溢れるアニメーション。

日本では2018年6月「フランス映画祭2018」横浜にて上映された、25分程x3編の計80分の作品。

力強い線画、背景と同化し色彩良く動物たちもイキイキと描かれてます。すばしっこいヒヨコの動きにシビレました。

今回の上映は字幕ではなく弁士による日本語同時訳という試みでした、ストーリー重視のアニメならともかく動きで魅せるアニメーションでは動作と台詞のタイミング同期は重要だと再認識しました。近くに座っていたハーフと思しきお子様(多分仏語を理解す)はもう抑えきれないって感じで終始笑いっぱなし、私も幾度か笑声上げちゃいましたがその域には達せず悔しいw

実力有る声優さんによる吹き替え版を所望す大変良い作品です。

投稿 : 2020/01/18
♥ : 5

計測不能 13 2018年夏(7月~9月)アニメランキング13位
それいけ!アンパンマン かがやけ!クルンといのちの星(アニメ映画)

2018年6月30日
★★★★☆ 3.5 (2)
9人が棚に入れました
アンパンマン達の住む町では、年に一度開かれる『星祭り』の準備が進められていた。

ある日、どんな物でも吸引してしまうばいきんまんのゴミ箱から謎の黒い卵が突然飛び出した。そして卵の中から『クルン』という元気な子供が現れた。

自分が何処からやって来たのかを覚えていないクルンは、毎日楽しく仲間達と過ごしていた。ところがある日、大量の黒い星がアンパンマンワールドに降り注ぎ、草木が枯れてしまう大事件が発生する。

『いのちの星』の故郷への悪影響を懸念したアンパンマン達は、故郷となる地を目指し宇宙へと飛び立つ。果たしていのちの星を救う事ができるのか。

このままじゃダメだ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

何の為に生まれるのか

アンパンマン30周年記念作品。

ちらっと話題になっていたので早起きして見に行きました。

いのちの星というアンパンマンが生まれた元に焦点を当てており、
幼児向け作品で何の為に生まれるのか。という問いかけをするのでかなりレアな感じがしました。しかし、深くツッコミ過ぎると幼児を置いていっちゃうので、掘り下げは無かったです。
もしかしたら、スタッフはやりたかったのかもしれませんが、アンパンマンという作品の性質上、致し方ないところではあります。

アンパンマンがピンチになった際、バイキンマンが「アンパンマンをやっつけるのは俺様だから、やられるな」というニュアンスの発言をし、助けに入ったところはベタですけど胸熱くなりましたね。

最近はあまり見かけませんが、二次創作作品で深く突っ込んでくれる人がいるんじゃ無いかな、と予想しました。


作画面において、CGの余波がアンパンマンにまで達していたことは衝撃でした。
アンパンマンはずっと手書きだろうと思っていたのですが。
時代は変わるものですね。

戦闘シーンは見やすいスピードですが、ワンパンほどの迫力がありましたよ。
見ごたえがありました。

随分と久しぶりにアンパンマンを見るので、他のアンパンマン映画がどんなものだったか全く覚えていないのですが、大人も楽しめる分、子供が楽しめなかったら嫌なのですが、実際どうなのでしょうね。
対象年齢設定って難しいものです。

投稿 : 2020/01/18
♥ : 5

計測不能 13 2018年夏(7月~9月)アニメランキング13位
映画 おかあさんといっしょ はじめての大冒険(アニメ映画)

2018年9月7日
☆☆☆☆☆ 0.0 (0)
0人が棚に入れました
1959年から放送されているNHKの子ども向け番組「おかあさんといっしょ」を初めて映画化。
2018年放送時のレギュラーメンバー、ゆういちろうお兄さん、あつこお姉さん、よしお兄さん、りさお姉さんがスタジオを飛び出し、思いがけない場所へ冒険に出る。
また、人形劇「ガラピコぷ~」はアニメ化され、しずく星からツムリ星に遊びにきたチョロミー、ムームー、ガラピコが、そこで出会ったツムリ族のお姫様イオとともに、イオの友だちだったロボットのゴムリを助けるため奮闘する物語が描かれる。
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