2018年夏(7月~9月)に放送されたアニメ映画一覧 5

あにこれの全ユーザーが2018年夏(7月~9月)に放送されたアニメ映画を評価したーデータを元にランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年04月25日の時点で一番の2018年夏(7月~9月)に放送されたアニメ映画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

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年代別アニメ一覧

80.9 1 2018年夏(7月~9月)アニメランキング1位
劇場版 のんのんびより ばけーしょん(アニメ映画)

2018年8月25日
★★★★☆ 4.0 (394)
1784人が棚に入れました
旭丘分校」の生徒はたった5人。学年も性格も違うけれど、いつも一緒に春夏秋冬の変わりゆく田舎生活を楽しんでいます。ある日、デパートの福引で特賞の沖縄への旅行券を当てた「旭丘分校」の面々。夏休みを利用して、皆で沖縄に行く事になるのですが……。

声優・キャラクター
小岩井ことり、村川梨衣、佐倉綾音、阿澄佳奈、名塚佳織、佐藤利奈、福圓美里、新谷良子
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

卓よ、世間ではそれを”ハーレム”と呼ぶんだぜ(笑)

TV版は第1期、第2期とも視聴済み。
TV版と1ミリも違わぬ、安定感抜群のほのぼのほっこりな世界観は秀逸です。

【はじめに】
{netabare}原作の単行本に付属されていたOVA『沖縄へ行くことになった』の前後の物語。
無口なのに存在感抜群の兄ちゃんが福引で沖縄旅行を引き当てるシーンと、全員の服装が同じ辺りからもうかがえる。

OVAでは、『沖縄旅行が当たった~!みんなで行くぞ~!』って、みんなで準備して、飛行機に乗ったところで終了。
あれれ?せっかくの「ひか姉&なっつん」コンビがまさかの不発で、どこか消化不良・・・。
そんな感想だったので、この作品はとても楽しみにしていたんです。{/netabare}

【舞台は日常から非日常へ】
{netabare}夏休み。
まずは、いつも通り4人で遊ぶ光景。
そして、偶然に偶然が重なり、デパートで買い物をする4人とかず姉、駄菓子屋、そして、卓兄ちゃん。
いわば、ここまではいつもの日常。

卓が福引で沖縄旅行を引き当てたところから、物語が徐々に”非日常”へと動き出します。

そして本作の舞台、沖縄へ・・・。
いつもの、山に囲まれた世界(日常)から、海に囲まれた世界(非日常)へと・・・。{/netabare}

【沖縄でも”らしさ”全開の面々】
{netabare}まあ、舞台が変わったとはいえ、いつものメンバーですからね。
ほのぼのほっこりワールド全開です。

面々の”らしさ”は何気ないシーンでもしっかりと描かれています。

個人的に一番ほっこりしちゃうのはバトミントンで遊ぶシーン。
れんげとバトミントンをする蛍。
あちこちに打ち返すれんげに振り回されながらも、れんげが打ちやすい位置に打ち返す蛍。
れんげに対して、しっかりとお姉さん役を果たす蛍らしさが良く表現されているシーンだと思います。

飛行機や食事の時の座席など、絶妙で良く考えられているし・・・。

終始ニヤニヤ、頬が緩みっぱなしです(笑)。{/netabare}

【唯一、いつもとは違うメンバーが、良いアクセントに!】
{netabare}民宿「にいざと」の看板娘・あおい。
夏海と同じ中学一年生。

民宿のお手伝いをする、しっかり者のあおい。
夏海にとっては、とても気になる存在。

夏海にとっては、同じ年齢の娘は”非日常”。
気になって当然ですよね。{/netabare}

【旅行の醍醐味の表現が秀逸】
{netabare}旅行の醍醐味の一つは、いつものメンバーで非日常を体験すること。
そして、最終日に感じる、得体の知れない”寂しさ”も醍醐味の一つだと思います。

あおいの存在が、旅行の醍醐味である、”楽しさ”と”寂しさ”を、分かりやすく伝えてくれます。{/netabare}

【個人的ツボ=ひかげの存在】
{netabare}フライング土下座~飛行機でビビる~難聴でグダグダ~子供部屋で床寝~船酔い~天然記念物~大人部屋でも床寝~ベット死守~泣いてねぇし・・・。
終始安定のボケ要員。
「ひか姉&なっつん」コンビは鉄壁(笑)。{/netabare}

投稿 : 2024/04/20
♥ : 39
ネタバレ

ぽ~か~ふぇいす さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

上映館が倍以上に増えるようです!

初日の舞台挨拶は抽選漏れしたため
翌日にあにこれ面子と一回目
今週の舞台挨拶には当選したので
舞台挨拶付きで2回目を観てきました

そんなかんじで初めて観た日は
アニサマ全通の3日目に
会場に行く前に新宿まで寄り道して観たのもあって
かなり疲弊した状況での鑑賞となりました

しかし、この最上級の癒しアニメのおかげで
だいぶ活力を取り戻して3日目へと向かえたように思います

ふだんののどかな田園風景とは舞台は違えど
やっていることはいつも通りの
ゆったり日常アニメ
ゲストキャラクターのあおいちゃんとの
ハートフルな交流もあったりと
とにかく沖縄の情景がとてもきれいに描かれていて
なんだかキャラクター達と一緒に
沖縄旅行を楽しんでいるような気分になりました

あとはサブキャラクターのくせに
{netabare}ジャンピング土下座にはじまり
難聴ネタ
ふとん
リバース
天然記念物
泣いてねーし!{/netabare}
と要所要所でギャグ要員として出動し
美味しいところを全部持っていくひかげに
今回はかなりやられましたw
ほんといいキャラしてる

そしてあまり間を置かずに2回目を見に行ったわけですが
舞台挨拶は置いておいても
2度目の鑑賞でも1回目と変わらず癒されたし
楽しく見れました

そして今は久々にTVシリーズを見返したい思いに駆られています
1期2期ともにdアニメにあるので
今期のアニメをいくつか切れば見れるけどどうしよう?

閑話休題

この映画かなり見れる劇場が少なく
基本的に都会の映画館でしかやっていない感じでした

隣の芝は青いと言いますか
田舎の人は都会にあこがれ
都会の人は田舎にあこがれるものです

のどかな田園風景とゆったりしたスローライフに
まるで異世界ファンタジーでも見るような感覚で
憧憬の念を抱くのは基本的に都会の生活に摩耗しきった層なので
都会に絞っての公開は戦略的に正しかったと思います

この戦略が吉と出たのかどうかは定かではありませんが
館数からするとかなり好調な収益を上げているようで
今回の舞台挨拶にて上映館が27scrから71scrへと
大幅拡大されることが発表されました

特に東北と九州は仙台と福岡で1館づつの上映だったものが
各県で1~2か所みられるようになり
だいぶ見やすくはなってるんじゃないでしょうか?

もし今まで観たいけど近くでやってないからと敬遠していた方がいれば
ぜひもう一度上映館情報を確認しなおすことをお勧めします

この後全国でさらにヒットすれば
劇場版をもう一作
あるいは3期の制作なんて話になるかもしれません
応援のためにもみんなでぜひ観に行きましょうw

おまけ(舞台挨拶内容・ネタバレ含)

{netabare}今回はれんちょん役の小岩井ことりと
なっつん役の佐倉綾音が登壇
映画に関してのちょっとした裏話などをしてくれました

あやねるの話で面白かったのは
夏海とあおいの関係について

あのど田舎の生活では
同い年の子供がまったくいなかったので
夏海にとってあおいは初めての同い年の友達
そして初めて仲良くなった同い年の子と
出会って数日で別れなくちゃいけない
「ほんと切ないよねー」
と、こっこちゃんと頷き合ってました

こっこちゃんは演じる際に考えていたことを
いくつか話してくれましたが
中でもハッとさせられたのは

TV版ではひらたいらさんとの別れを悲しむれんげを
夏海がなかなかにニクい形で元気づけていました
今回の映画であおいとの別れを悲しむ夏海を
れんげが慰めるシーンは
れんげが夏海に教わったことを
夏海にお返しするシーンだと思っているというお話
言われてみるとなるほどという感じで目からうろこでした

りえしょんみたいに難しいことは何も考えてなくて
それでいて感覚的に何でも器用に演じれてしまう人もいれば
こっこちゃんみたいに一つ一つのセリフの意味を
自分なりにあれこれ考え抜いた上で演じてる人もいる
っていうのが面白いですねw{/netabare}

投稿 : 2024/04/20
♥ : 33
ネタバレ

はあつ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

残暑お見舞いなのん~

テレビアニメ「のんのんびより」のファンムービーとしては期待を遥かに上回る出来映え!
美しい自然と可愛く楽しい女子キャラたちによる極上の和みと癒し。
ストーリー性も充分あり、70分という、映画としては短めの尺ながら満腹度は100分以上の長編並みに感じる密度の濃さがありました。
作品の魅力が存分に表され、テレビ版を未視聴の方でも、日常癒し系アニメの人気作たる所以に納得し楽しめるのではないでしょうか。

《ストーリー》

旭丘分校の生徒たちをはじめとする田舎の村民9人の沖縄旅行顛末記。
ユーモラスなキャラたちの個性に沿った小ネタ満載の展開にニヤニヤと和むことしきり♪
そんな中にしっかり描かれる、脚本・吉田玲子さんお得意の、ちょっぴり切なくも心温まるハートウォーミングなエピソード。
のんのんらしい優しさもたっぷり伝わり大満足です!

《作画&演出》

テレビ版と同じく手書きの自然風景は美しく、キャラ画との親和性も高くて目の保養になります。(特に夜のワンシーンにうっとり!)

本作のシリーズを通して川面真也監督の演出面でつくづく感服するのは、シーン毎の間尺の取り方。
今回の映画でも、静止したキャラを見せられる度に笑い声や涙をこらえるのに必死になり、長回しで映る自然風景や建物などの器物を見てるだけでうっとりと癒されたり感慨に襲われてしまう。
しっかり情感を汲み取れる時間を充分とりながらも、決して間延びを感じさせないのは卓越した手腕ですね。

《音楽》

テレビドラマと同じくnano.RIPEさんによるOP。
nanoさんは作品に合わせた曲作りが上手く、海をイメージさせるサウンドでバカンスへの出発気分を盛り上げてくれました。
そしてこれまた同じくキャラ4人によるEDは、バックで場面を振り返りながら名残惜しい余韻に浸れました。

また、劇場ならではの音響システムで、水しぶきや波の音、無数の虫の音に包まれながら美しい景色を眺めてると、マイナスイオンのシャワーを浴びながらキャラ達と共に大自然の中に居るような幸せな気分になれました。

《キャラ》

今作では、なっつんこと夏海が一番活躍?
メンバーそれぞれの個性で笑わせてくれる中、いつもはからかい上手の彼女にキュンとさせられます!

あと個人的に一番楽しめたのは宮内三姉妹。
末っ子れんちょんの才能と感受性の豊かさは要所に描かれ、ホント、将来が楽しみな小学1年生。
長女かず姉には、意外な一面に驚きつつ楽しめました。
そして、キャラたちのお笑いの中でも突出してたのが次女ひかげ。
可愛い一面も見せ、今作のR-1グランプリ受賞でしょう♪

《声優さんの舞台挨拶初見学記》

今回、映画上映後にれんちょん役の小岩井ことりさんとほたるん役の村川梨衣さんの舞台挨拶を見る事が出来ました。

幅広い年代の250人程度の観客のほとんどは男性で平均年齢35歳といったところ。
小岩井さんの生「にゃんぱす~!」で始まるおふたりのトークは、村川さんの盛り上げ方も上手で、アニメ関連イベント初参加で変に緊張してた私も和やかな気分で楽しめました。

村川さんの地声は、ほたるんより「ヒナまつり」のアンズっぽく聞こえ、個人的に好きなキャラ声を生で聞けるのはテンション上がる~!
作品の架空の田舎の事をキャストみんなで「(仮)のんのん村」と呼んでるそうで、制作現場の楽しい雰囲気が伝わりました♪

小岩井さんのトークで、 {netabare} れんちょんがスケッチをプレゼントした夏海への気遣いについて、「テレビ版のひらたいらさんのエピソードで、夏海が機転を利かせてれんちょんを元気づけた事に繋がってる」と言われ、 {/netabare}私の感想も深まると共に、小岩井さんの作品への思い入れを強く感じました。


観光地の旅行先がメイン舞台なので、田舎の「のんびりさ」だけが成分不足ですが、それを補う「強壮バカンス成分」がてんこ盛り。
この夏の暑さを和らげるくつろぎと癒しの清涼剤をぜひご一服どうぞ~♪

投稿 : 2024/04/20
♥ : 34

68.9 2 2018年夏(7月~9月)アニメランキング2位
曇天に笑う<外伝>〜桜華、天望の架橋〜(アニメ映画)

2018年9月1日
★★★★☆ 3.7 (15)
91人が棚に入れました
明治の動乱期を舞台に、宿命の戦いに臨む若者たちの葛藤と絆を描いた唐々煙原作の人気コミック「曇天に笑う 外伝」を劇場アニメとして映像化した歴史浪漫活劇3部作の後編。曇三兄弟の長男・天火が大津を離れ、弟の空丸と宙太郎は家名を継ぐ重さを実感しはじめていた。そんな中、鍛錬に励んでいた空丸と武田が何者かに襲撃される。その襲撃者の力と身のこなし、そして笑い方は、どこか天火と似ていた。男の正体を追ううちに、空丸たちは思わぬ秘密にたどり着く。そんな彼らの前に、蒼世と鷹峯が立ちはだかり……。アニメ「進撃の巨人」などで知られるWIT STUDIOが制作を手がけ、中村悠一、梶裕貴、代永翼ら豪華声優陣が集結。

63.9 3 2018年夏(7月~9月)アニメランキング3位
劇場版 フリクリ オルタナ(アニメ映画)

2018年9月7日
★★★★☆ 3.4 (59)
229人が棚に入れました
モヤついている高校生・河本カナ。嵐のごとく登場するハル子。その時カナの額にお花が生えた! 煙を吐きがら街をぶっ潰すアイロン。毎日が、毎日毎日続いていくと思っていた・・・。力を手に入れたカナはアイロンをぶっ飛ばせるのか!?

声優・キャラクター
新谷真弓、美山加恋、吉田有里、飯田里穂、田村睦心、小西克幸、永塚拓馬、鈴木崚汰、伊藤美紀、真坂真帆、森功至、松谷彼哉、青山穣
ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

17歳の叫び

アニメーション製作Production I.G×NUT×REVOROOT
監督:上村泰、副監督:鈴木清崇、脚本:岩井秀人
キャラクター原案:貞本義行、キャラクターデザイン:高橋裕一

何がフリクリなのか分からない。
2000年製作のOVAフリクリの監督である
鶴巻和哉から発せられた言葉だ。
それだけフリクリという作品には、
多様性があるということだろう。
音楽、作画、パロディ、ロボット、SF、青春などなど、
渾然一体となってさまざまな要素が盛り込まれていることが、
ひとつの特徴といえるかもしれない。

舞台は何の変哲もない田舎町。
ごく普通の女子高生、河本カナ(カナブン)は辺田友美(ペッツ)、
矢島聖(ヒジリー)、本山満(モッさん)という
3人の友達といつも一緒。
秘密基地「ハム館」を拠点に、楽しい学生生活を送っていた。
しかし、彼女たちの前にハルハラ ハル子が現れて、
日常は大きく変化していく。

街にできた大型ショッピングセンター、
カナブンのバイト先の蕎麦屋で
男がいつも同じ月見そばを注文することも
ひとつの象徴だろう。日本初の女性総理大臣は
国民に何かを隠して計画を進めている。
激動の予感を漂わせながら、カナブンの日常は過ぎていく。

女子高生たちは日々の暮らしを満喫している。
ヒジリーは大人ぶって年上の恋人と付き合っている。
モッさんは進路を決めて自分の力で夢に向かって邁進している。
カナブンはある男子が気になり始める。
ペッツは高村薫の『照柿』を読みながら、
幼馴染のカナブンを特別な存在として意識し、秘密を抱えている。

日本での公開はこちらが先だったが、
『フリクリ プログレ』の製作が決まったあとに
オルタナの製作が開始されたため、
プログレの内容とは、違う形でのやり方が求められていたという。
つまり、プログレのほうが正当派の続編であって、
こちらは、あくまで番外編。本編とは少し外れた内容になっている。

そして、違いをどこで出すかということで、
女子高生の日常を描いた青春ストーリーに
ハル子が絡んでくるという展開になっている。

正直なことを言うと、この話であったなら
『フリクリ』である必要性はほとんどない。
女子高生の青春ストーリーが中心にあって、
ハル子や世界観が重なってくる。
そのため、ハル子のポリシーというか哲学が
ずれているように感じてしまう。
監督がこの作品で重視したのは、
「女子高生のリアル」だとインタビューで語っている。

監督の上村泰はガイナックス時代に『トップをねらえ2!』の
設定制作補助を務めたところからキャリアをスタートさせ、
その後もいわば鶴巻和哉の下で仕事を覚えた人物。
鶴巻和哉のやり方をつぶさに見てきたため、
フリクリの監督としてはうってつけの人物だったのだ。
そして、脚本は舞台作家で演出家でもある岩井秀人を起用。
これは鶴巻和哉が昔のインタビューで語っていたことだが、
フリクリを考案していたときには、色々な舞台を頻繁に見に行っていて、
演出は舞台の手法にかなり影響されたそうだ。
アイロン型の工場やギターを武器のように
使用するというような小道具の使い方は確かに舞台っぽい。
そういう面も踏まえた抜擢だったことが想像できる。
上村泰監督はフリクリのファンだと語っており、
その結果、完成したのが、この『フリクリ オルタナ』なのだ。

ここで、冒頭の鶴巻和哉のコメントが浮かぶのだが、
どれだけ近くにいても何が正しいのかは、分からないのだろう。
特に、このフリクリという作品には、
当時の時代性やガイナックスの社風が色濃く反映されている。
そういう意味では、このフリクリも「アリ」なのだとは思った。

物語の核をなすのは、主人公カナブンとペッツの話となる。
彼女たちの関係性が、この世界の命運を決定づけるキーとなっていく。
{netabare} 女子高生の叫びが世界に関係していくというのは面白いが、 {/netabare}
この作品は良くも悪くもOVA版『フリクリ』を意識しすぎているのが
マイナス方面に働いてしまっている。
それと、この2人を話の中心にするなら、
もう少しそれぞれの想いを前面に出したほうが良かったと思う。
ほかの2人のエピソードを削ってでも、
こっちに持ってくるべきだったのではないかと感じてしまった。

個人的なフリクリという作品に対するイメージは、
「バットを振り切る」ことが重要で、
色々なことに縛られていない自由度が最大の魅力だと思っている。
しかし、この作品では女子高生のドラマを
丁寧に描いていくこと以外では、
ほぼ前作の方向性をなぞっただけという印象は拭えない。
プログレの方向性があったにせよ、
もう少し前作に縛られない部分もあったほうが良かった。

また、この監督は音楽に対して、
あまりにも無頓着すぎるのではないだろうか。
ピロウズの曲が流れているところで、
キャラクターが歌い出すシーンがあるのだ。
どうしてこういうことをやって良しとしたのかは理解できなかった。
理由はあるのだろうが、これは百パーセントあり得ない演出だろう。

それぞれのドラマはよく作りこんでいて、
完成度が高いだけに色々と惜しい作品だったと思う。
ピロウズの曲自体は相変わらず聴かせてくれる。
(2019年10月20日初投稿)

投稿 : 2024/04/20
♥ : 41
ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

いつまでもこのままでいたい!・・・・ そう思ったって良いと思うです。

   久々の初日、初回上映で見れたです。
 かなぶんを中心としたペッツ、ヒジリー、モッさんの仲良し4人組の日常、非日常をそれぞれの視点に描かれたお話だったです。かなぶんと出会ってかなぶんの能力に気づいた、お姉さん自称なのか?宇宙捜査官ハル子が、やたらちょっかいを出してくる展開です。長い上映時間だったです。

 かなぶん、ハル子やたら目立ってたです。敵なのか侵略者だかわからない、突然出てくる機械生物とハル子が戦うです。宇宙だか火星の話が、何の関係があるやら出てくるです。

 4人でバカやって騒ぎつるむ日常は、ありがちな女子高生なでしょうか?です。4人で興味本位に共同制作して作るロケットは、楽しかったと思うです。

 4人それぞれに互いに、何も知らない事情が描かれていたところも見所です。心配なのか?役に立ちたいと思うのか?ハル子の行動に注目です。
 大人だかの恋のことだったり、進路で自分でつかむために進む夢だったり、同年代の恋する気持ちはどういうものか?だったです。自分が思ってきた変わらないでほしいと思う毎日は、友達にしてみればどうだったか?を破天荒に描かれていたです。

 常にハル子が中心にいるようで、絡むハル子の大胆かついたずらにも見える行動があったです。ハル子は、何をしたいのか?あまり私には理解できなかったところがあるです、

 全体を通して、かなぶんが望むいつも変わらない毎日は、自分としてもそんな気持ちは持っていたいと思うです。かな分が望んでいても、一番の親友は実は、どうなのか?、つらい現実も見せられたです。{netabare}最後の方で、人は年を取る、周りの風景も変わる、そんな中でも笑顔は変えないでいいとか言ってたようなセリフは、共感できるものがあるです。{/netabare}

 かなぶんが思うように、いつまでも4人仲良くしていきたいと思うのは、決して悪くない人として当然の願いであると考えるです。このお話は、そんな自分が望まなくても変わるもの、変えてはいけないものを訴えてもいるように見えたです。そこが、面白みなのかもしれないです。「これでいいのか?」な終わり方だったけど・・・・・・・・です。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 6

二足歩行したくない さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

なんで今更フリクリ?

2000年リリースされたOVAフリクリの18年越しの劇場版アニメ。
なんで今更フリクリ?
あのガーッときてドーンってなって、しっちゃかめっちゃかで、ピロウズのメロディとナオ太とハル子がロボと宇宙人でズゴゴゴゴってなるあのフリクリのアニメ映画です。

OVAの方は視聴済みですが、内容をほとんど覚えていないです。
宇宙人のハルハラ・ハル子は前作から続投ですが、それ以外のキャラは出てこず、前作との繋がりも、多分無いです。
主役はある街の女子高生「河本カナ」と、その友人たちで、彼女たちが青春したり、友情を深めたり、夢を追いかけたり、裏切られたり、それでバカヤローと叫んだりする話になっています。

OVAのフリクリが頭にあった上で視聴しましたが、比較的分かりやすい作品になったと思いました。
OVAは、ギター担いだベスパ女が主人公を撥ね飛ばした挙句、ギターでぶっ叩いて額からロボを出すという視聴者置いてけぼりな内容でしたが、劇場版はストーリーに起承転結がついていて、良くいえばとっつきやすいですが、悪くいえばフリクリらしさが薄れたと感じました。
私的には悪くはなかったですが、本作を見ているのはもう十中八九、フリクリOVAを芳ばしい時期に触れてしまったおじ様たちなので(私も然り)、本作のできについては納得いかない方が大多数なのではないかと思います。
フリクリってさあ、もっとめちゃくちゃだったじゃん、と。
ひとつのアニメ作品として見ると普通に面白いと思いますが、"あの"フリクリをイメージすると肩透かしを食らうことと思います。

130分強の映画ですが、中は6話分のアニメに分かれています。
続編のフリクリプログレでワンクール完結となっている様子ですが、本作だけでも完結しています。
面白かったですが、女の子も可愛いというほどでもないし、マミ美のようなインパクトも無く、OVAの方が高レベルだったように思いました。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 0

計測不能 4 2018年夏(7月~9月)アニメランキング4位
それいけ!アンパンマン かがやけ!クルンといのちの星(アニメ映画)

2018年6月30日
★★★★★ 4.1 (4)
15人が棚に入れました
アンパンマン達の住む町では、年に一度開かれる『星祭り』の準備が進められていた。

ある日、どんな物でも吸引してしまうばいきんまんのゴミ箱から謎の黒い卵が突然飛び出した。そして卵の中から『クルン』という元気な子供が現れた。

自分が何処からやって来たのかを覚えていないクルンは、毎日楽しく仲間達と過ごしていた。ところがある日、大量の黒い星がアンパンマンワールドに降り注ぎ、草木が枯れてしまう大事件が発生する。

『いのちの星』の故郷への悪影響を懸念したアンパンマン達は、故郷となる地を目指し宇宙へと飛び立つ。果たしていのちの星を救う事ができるのか。

さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

何の為に生まれるのか

アンパンマン30周年記念作品。

ちらっと話題になっていたので早起きして見に行きました。

いのちの星というアンパンマンが生まれた元に焦点を当てており、
幼児向け作品で何の為に生まれるのか。という問いかけをするのでかなりレアな感じがしました。しかし、深くツッコミ過ぎると幼児を置いていっちゃうので、掘り下げは無かったです。
もしかしたら、スタッフはやりたかったのかもしれませんが、アンパンマンという作品の性質上、致し方ないところではあります。

アンパンマンがピンチになった際、バイキンマンが「アンパンマンをやっつけるのは俺様だから、やられるな」というニュアンスの発言をし、助けに入ったところはベタですけど胸熱くなりましたね。

最近はあまり見かけませんが、二次創作作品で深く突っ込んでくれる人がいるんじゃ無いかな、と予想しました。


作画面において、CGの余波がアンパンマンにまで達していたことは衝撃でした。
アンパンマンはずっと手書きだろうと思っていたのですが。
時代は変わるものですね。

戦闘シーンは見やすいスピードですが、ワンパンほどの迫力がありましたよ。
見ごたえがありました。

随分と久しぶりにアンパンマンを見るので、他のアンパンマン映画がどんなものだったか全く覚えていないのですが、大人も楽しめる分、子供が楽しめなかったら嫌なのですが、実際どうなのでしょうね。
対象年齢設定って難しいものです。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 6
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

なんのためにうまれて なにをしていきるのか

【物語】
年に一度の星まつりの準備が進められる中、宇宙から不思議なクルンという子がばいきんまんの所に落ちてきます。クルンは自分が何者かわかりません。ですがそんな時、黒い星が街にいくつも落ちてきます。クルンは強い使命感に突き動かされ、アンパンマン達と共にいのちの星のふるさとへ向かいます。

今作でモチーフとなったのは主題歌「アンパンマンのマーチ」。
「なんのためにうまれて なにをしていきるのか」
歌詞を読みなおすと、テーマ性を深く映画に反映させていると感じます。


【作画】
ゲストキャラクターデザインの素晴らしさ。背景の美しさ。コンテ・演出・カメラワークがシンプルで幼児向けとして優しく見やすい画面作り。キャラクター性を反映した仕草の可愛らしさ。
どれをとっても変わらぬ安定感と高品質です。
最初のアンパンマンとだだんだんの戦い、カット割りなどはシンプルですが、背景とマッチしていて凝っていますね。でも一番いいなって思ったのは日常作画です。クルンも他のキャラもとても可愛らしい。ばいきんまんと遊ぶシーンも微笑ましいです。


【声優・キャラクター】
ゲスト声優である杏さんの素朴な声質とあどけない演技は申し分なし。とても可愛らしいです。

【音楽】
アンパンマン映画ではやなせ先生の遺した歌を参考に作っていくことが多いようですが、なんと今作は主題歌をモチーフにしています。
アンパンマンそのもののメインテーマのひとつでもありますから、この曲を選んだことからしても、今作はかなり力を入れて作っているということですね。


【感想】
{netabare}
記憶を失ったクルンは最初ばいきんまんのもとに姿を現します。そしてクルンはばいきんまんや皆と遊んで楽しさを知り、けれども使命感に突き動かされて自分のあるべき場所へ戻っていく。
「何のために生まれたのか」というのが今回の問い掛けですが、その答えは人の数だけあるのですね。子供向けは答えの出せない問い掛けをして見ている側に考えてもらうことが出来るのが良い所ですが、今作はそれが顕著です。
(ばいきんまんの出したごみの問題は今回はさわりだけで、また別の機会にやったほうが良いでしょうね。)

ばいきんまんはアンパンマンをやっつけるため、アンパンマンは誰かを助けるため。EDで他のおなじみのキャラが自分の料理をふるまっているのを見ると、きっと彼らは自分の作ったものを食べた人の笑顔を見たい、そうして喜んでもらうことが使命なんだろうなと感じます。
そしてそれをまだ得ていない人たちに対しては、ジャムおじさんが「生きる理由を見つけられたらそれはとても幸せなこと」とフォローを入れてくれるのが良い。

ばいきんまんがアンパンマンを助けるシーンがあるんですけど、アンパンマンに助けられた借りを返すとかではなくて、ただ純粋に自分の心に従ったのだと感じられるのが良いですね。
生きる理由を問う物語と聞くと小難しく感じますけど、作中の誰もが自分の心に正直に行動してるので理屈っぽくならない。良い幼児向け作品は変に理屈で固めないんですよ。見る側の感性を信じて作っているからです。そういうところが好き。{/netabare}

どこか哲学的な面も感じる作品。オススメです。
(2021.10.20)

投稿 : 2024/04/20
♥ : 6

計測不能 4 2018年夏(7月~9月)アニメランキング4位
映画ドライブヘッド トミカハイパーレスキュー 機動救急警察 (アニメ映画)

2018年8月24日
★★★★★ 4.3 (3)
15人が棚に入れました
ドライブヘッド最大の危機!?
信じる力で地球の未来を守るんだ!
ある日、機動救急警察が謎の少年・テラに襲われる。
その正体は、悪の人工知能が乗りうつったアンドロイドだった!
テラの強力なエネルギーにより、ゴウたちはドライブヘッドを操縦できなくなってしまう。
さらに巨大化したテラが周囲を飲みこみ地球が大ピンチ!
かつてない緊急事態に、チームドライブヘッドが再び走り出す!
はたして、ゴウたちは大切なものを守ることができるのか !?
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

流石の安定感…なのですが

2018年8月24日公開の劇場アニメ。
8月中に見に行ったのですが、レビュー書くのが遅くなってしまった…。
(9月中旬に二回目観たので一部書き直しました。二回とも親子連れが見に来ていて、お子さんが楽しんでたのも和んだw)

TVアニメから繋がった内容で、配信アニメで映画のさわりを説明した形になっています。なのでTVアニメと配信版を見ていないとお話がわかりませんが、その分濃い内容でした。
言葉の選び方が小さい子にはちょっと難しいかも、とは思いました。

TV放映終了から半年しか準備期間が無く同時進行でWEBで新作も公開していましたが、それでも安定したクオリティを保っています。劇場に足を運んで良かったです。
シンカリオンの登場は短いながら上手く処理しています。せっかくなら次の映画はVS系の共演作が見たいかも。
最後の展開、これ2期作れそうなんですが期待して良いのかな…?

…あと、ずっと待っていたサントラが映画のお陰で発売されました!もう出してくれないかと思っていたので嬉しくてw
オーケストラ調のメインBGMは重厚ですが軽快で、キャッチーな格好良さも。打ち込みで作られた曲も手が込んでいて聞き飽きないです。オーケストラと打ち込みで同じメロディをアレンジした曲もあり、印象が全く違うので聞き比べるのが楽しい。平野さんの曲やっぱり好き。
ただTVで使われた曲にも未収録のものがあるし、映画にも追加BGMあったかも…。


【良かった点】{netabare}
レスキューあり・バトルありで脚本も破綻なく、レスキューとドラマのバランスも良くて満足でした。ドラマや心理描写を入れ込むのが上手ですね。
新キャラクターはテラだけなので、その分お馴染みのキャラクターをしっかり描けています。

音楽も映像も相変わらず良質。手描き部分は流石に忙しそうだったけど、子ども達の動きとコンテ演出は良くできていて見ていて楽しい。
キャラクターみんな言動も作画も演技も生き生きしていましたし、ロボットもCGもやっぱり格好いい。
TV版では犬のアクセルが和み要員でしたが、映画版はアクセルはもちろん猫のクラッチがすごく可愛かった!落ち込んだゴウ君がクラッチを抱き上げるシーン好きです。

TV版も地球の危機でしたが、今回もやっぱり地球の危機。テラフォーミングの機能を使って地球を人間が住めない惑星に改造しようとするテラ。海外のSFアクション映画とかでありそうな展開ですw
脚本の荒木憲一さんはこういう展開が得意なんだろうなって改めて思いました。

今回の映画、TVアニメではあまり深く描かれなかったドライバー達の愛機に対する思い入れがかなり見れたのがとても良かったです。
黒江田さんがS.I.B.メガマックスを自分で破壊するシーン、サイクロンインターセプターが行方不明となってゴウが珍しく声を荒らげるシーン、タイガが仲間に「僕を支えてくれ」とマスターバックドラフトを自分自身のように言うシーン。
TV版でも愛機が壊れた時にはレスキューに出られないもどかしさが描かれたこともありましたけど、映画でさらに描写が深まっています。

大人の行動がまた良くて、これもドライブヘッドの大きな持ち味。前述の黒江田さんもだし、怒るゴウ君をたしなめるお父さんと西園寺指令も良かった。
刈狩博士の復讐が明確な形になって、「自分の能力を正当に評価しなかったことを機動救急警察のお偉方に後悔させてやる」ためにレスキューに助力してくれるというのが良い落し所でした。刈狩博士がゴウに対等に接していたこと、ゴウが正義回路を信じて行動するのも良かったです。

短い上映時間でしたが、月一回のWEBアニメでその分を補うことで尺不足にならずに済みました。この方法が良いか悪いかはさておき、詰め込み過ぎになるよりはずっと良いと思えました。WEBアニメは新規作成の回だけでも1時間近くになるから、実質2時間弱の物語ということになります。
BDが発売される時には一緒に収録されるのかな?でないと内容がわかりにくくなりそうだし、一緒に楽しめる方が良いですから。{/netabare}


【個人的に勿体ないと感じる点】{netabare}
子ども向け作品で基本的に一度しか見ない映画なのに、描写がわかりにくいのが難点でした。

私は、「機械に善悪は無くて人間の心が影響して善にも悪にも染まる」という内容はこのシリーズの肝だと思っています。なのでテラを倒して欲しくないなあと思っていて、二回目は注意して見てやっと気づいたんですけど、テラは「倒された」のではなくて「崩壊した」描写になってるんですね。
レスキューものとして人命優先が徹底されていること、そこに善人悪人の区別は無いこと、人の悪意に影響されたAIも否定していないこと。それらはシリーズ全体通して描かれたとは感じられたのですが、とにかくわかりにくい;


映画ラストで、テラの「僕は不死身さ。人間の悪意が消えないようにね」という言葉に対してゴウの「そんなことない!僕は人間を信じる!」というやり取りがあります。最初はちょっと唐突に感じたんですが、その前の刈狩博士とのシーンから考えると理解できる気がします。

ゴウが刈狩博士を信じた根拠はドライブギアにもあるのですが、犯罪者である刈狩博士にも正義感があるとわかっていたから。つまり善意や使命感から来る行動だと感じたからではないかと思います。
犯罪者の検挙は自分たちの役割ではないとゴウがよく理解していることはTV版でも度々描かれていたので、この展開に違和感もありませんでした。

そしてTV版でゴウのおじいちゃんが「AIは人間と共に成長し、未来を切り拓く良きパートナー」という言葉を遺している。「正しい心を持つ人間と繋がっている正義回路」と「人間の身勝手な心に触れた邪悪AI」の対比構造自体はきちんと出来ていますし、AIは人間の心を映す鏡と言ってもいいかも知れません。
人間は良い心と悪い心を両方持っていてこそ人間だと思うんですよね。
本作では一般市民・犯罪者に関わらず人命最優先という前提がここまで守られてきていますし、改めて見ると、この作品には邪悪AIやテラを否定するような描写も無かったと思います。


TV本編のラストも駆け足気味で勿体なかったと思いますし、今回も、自我を持ったテラとせめて一度は対話するとか、もう少しわかりやすい描写が出来たらさらに良かったと思います。
もっとも、2期制作が決定してるとかなら話が変わってくるかも…?{/netabare}

それ以外は引っかかる所も無く、TV本編で物足りなく感じていた部分もだいぶ描かれた印象。
TVアニメが好きなら十分楽しめると思います。
(2018.9.6投稿、9.17改訂)



【WEBの無料配信アニメについて】
2018年1月から月に一回無料配信されたWEBアニメ。TV本編の総集編と新作を織り交ぜて映画の話の冒頭を展開しており、現在でも無料で視聴できます。映画を見に行くなら視聴しておくべき。
映画鑑賞後に再視聴してみたけど話の流れもなかなか、作画は忙しそうだけど安定していますし、演出も申し分ない。半分くらいはロボットのシーンなので無茶なスケジュールでもなんとかなったって感じでしょうか。
欲を言うと、タイガ、ミコトのメイン回があるのにジンのメイン回が無いのが少し残念。映画にもジンの活躍はあるけど、映画は実質ゴウがメインの物語ですし。

以下各話内容。
{netabare}
#1 始動!新たなるドライブヘッド計画!!(総集編)
邪悪AIの事件の総集編。ゴウたちドライバーは最後に新機体の開発計画が始動していることを聞かされます。
ゴウ君たちのいつものやりとりも見られたり、結構和むw

#2 新戦力!ドライブヘッド02(ゼロツー) MKⅢ(マークスリー)を開発せよ!!(総集編)
3機のなかで最初に開発されることになった02MKⅢに必要な機能を洗い出すため、という感じで02MKⅡブレイブバックドラフトメインの総集編。

#3 完成!マスターバックドラフト!!(新作)
災害救助中にステルス戦闘機に襲撃され、ブレイブバックドラフトが壊されてしまいます。
15分という尺の中でレスキューでロボットの見せ場も作りつつストーリーもきちんと展開しているのがドライブヘッドらしい。変にもったいつけないのはこのアニメの良い所ですね。

#4 空飛ぶ炎の勇者!ブレイブジェットファイター!!(新作)
またもステルス戦闘機が現れ、救助活動中のドライブヘッドを襲撃。タイガと新機体の活躍によりステルス戦闘機を退けるも、解析の結果パイロットは少年の姿をしており生体反応が無いことが判明。
02MKⅢマスターバックドラフト、専用の戦闘機ブレイブジェットファイターのお披露目回です。

#5 発進!第4のドライブヘッド計画!!(総集編)
03MKⅡβ計画が始動。ジンとミコトがそれぞれ活動するため、もう一機、ミコト用の機体を開発することに。

#6 白い救世主!ホワイトパールホープ!!(新作)
惑星開発研究所で火災が発生し、テラフォーミング用の完全自立型アンドロイドが消えていることが判明。ステルス戦闘機について調べていた機動強襲警察の黒江田さんがそれを調査します。この回の作画凄く好きだった。
そしてミコトの乗り込む03MKⅡホワイトパールホープ出動。ちょっと可愛らしいデザインとキラキラした演出がwこのアニメ女の子も見てるのかなあ。

#7 シンクロ合体!アーマードエンペラー!!(新作)
消えたアンドロイドには自己進化機能があることが判明。災害救助の最中、邪悪AIに乗っ取られ「テラ」と名乗りドライブヘッドの前に現れます。

#8 映画公開直前SP
実写笹川アナ大活躍で最後の宣伝。
{/netabare}(2018.9.6)

投稿 : 2024/04/20
♥ : 3
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