2021年秋(10月~12月)に放送されたアニメ映画一覧 29

あにこれの全ユーザーが2021年秋(10月~12月)に放送されたアニメ映画を評価したーデータを元にランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年07月20日の時点で一番の2021年秋(10月~12月)に放送されたアニメ映画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

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年代別アニメ一覧

77.3 1 2021年秋(10月~12月)アニメランキング1位
ARIA The BENEDIZIONE(アニメ映画)

2021年12月3日
★★★★★ 4.2 (62)
260人が棚に入れました
長い冬を迎えたネオ・ヴェネツィア。寒空の下、合同練習をしていたアイ、あずさ、アーニャの3人は、いつもと様子が違う晃の後をつけたのをきっかけに水先案内人ミュージアムを訪れることになりました。出迎えた館長の明日香は、姫屋の伝説的なウンディーネとして知られる晃の大先輩。二人は姫屋の創業時から大切に乗り継がれてきた1艘のゴンドラの継承者でもあるのですが、晃の話によると、次の乗り手として期待される藍華にはその気がないというのです。納得がいかないあずさは、どうしてなのか理由を探ろうとするのですが……。

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

努力を積み重ねる頑張り屋さん それが優秀な人の証

この映画はARIAのフィナーレです。
2005年にテレビ放映が開始されて16年。多くの視聴者の心を癒してきたARIA
それがついに終わりを迎えました。私達ARIAファンにとって、それは一つの時代の終わりを意味しています。
佐藤順一監督や制作を担当された皆様方、今までありがとうございます。そしてお疲れさまでした。


この映画は、藍華(あいか)と晃(あきら)の昔話が思い出として語られます。
この二人、実は似た者同士なのです。
二人とも、自分には才能がないことを知っていました。

才能がない人が学力・技術力を向上させるためにはどうすれば良いでしょうか?
その答は簡単です。
努力すればいいのです。努力を積み重ねれば良いのです。
但し、口で言うのは簡単ですが、それを毎日毎日実行するのは、相当の忍耐力が必要です。

そして、懸命に努力を重ねても、挫折しそうなときが必ずあります。
そんなとき…、助けてくれる人がいたら、心が救われます。頑張り続けることができます。
藍華は晃に,晃は藍華に、心を救われました。

年下の藍華には晃を助けた記憶がありません。でも、助けられた晃はしっかりと覚えています。
当人はほんの些細な出来事だと思っていても、それで救われる人はいるのです。


Openingは牧野由依さんの「エスペーロ」でした。
初めて聞く曲ですが、どこか懐かしい。まさにARIAらしい曲でした。
そして物語の最初から最後まで途切れることなく穏やかに流れるBGM
とても心が癒されます。

そしてEndingは、牧野由依さんの「ウンディーネ」
これはARIAの始まりの歌。もっとも思い出深い曲です。
きっと多くの人が「ウンディーネ」を聴きたかったはずです。

最初から最後まで、心が癒されます。

欲を言えば、最後は灯里が主人公で締めくくってほしかったです。

投稿 : 2024/07/20
♥ : 19

takato さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ん〜今回は普通にファンムービーかな?

 まさかのARIA新作第二弾。一発目のエンドロールで涙した後に特報が流れた時はひっくり返りそうになりましたが、今回は割とオーソドックスなファンムービーな感じでした。エンドロールなんか正にね。


 全体的には悪くないけど、少々まとまりを欠いていて、前作のように作品のテーマとストーリーが詩にまで高まり溶け合う瞬間はなかった。アイカのエピソードなら、それこそ過去のエピソードのがほんまえがった。特にアキラさんの四葉のクローバーの件とか最高。


 前作が良すぎだっただけで、普通に時間が空いた作品なんだからファン向けにこのくらいで良いのかもだが、ファンだからって安易に満足せんぞ!


 ところで、この流れなら次にトリとしてアカリの回をやらざるをえないだろうが、その辺どうなんやろ?。次こそ泣き虫セレナーデにして欲しいです。

投稿 : 2024/07/20
♥ : 9
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

その 薔薇の香りに包まれて…

原作未読 初日舞台挨拶30分+上映時間61分

TVアニメ放送10周年記念プロジェクト 『蒼のカーテンコール』3部作の最終章です。

初めて初日舞台挨拶を観ました。(中継)

今回は姫屋が中心なので、藍華役の斎藤千和さん(ビデオメッセージ)の・晃役の皆川純子さん、あずさ役の中原麻衣さん、灯里役の葉月絵理乃さん、アリス役の広橋涼さん、監督の名取孝浩さん、そして総監督の佐藤順一さんが登壇されました。みなさん和気藹々でおめでたいお話が3つもありwトークも盛り上がってとても楽しいひと時でした。

冒頭、ショートアニメ{netabare}(結局、私は何が変化したか分かりませんでしたw){/netabare}を挟んで、本編が始まりました。

第1部のARIA The AVVENIRE(未来)はARIAカンパニーの灯里・アイを中心に、第2部のARIA The CREPUSCOLO(黄昏)はオレンジプラネットのアリス・アテナを中心に、そしてこのARIA The BENEDIZIONE(祝福)は、姫屋の藍華・晃を中心のお話です。

今回もアイ、アーニャ、あずさの後輩ちゃんたちが起点となって物語が進んでいきます。

佐藤総監督がお話ししていましたが、テレビの1期から音楽を担当している方達に観る方にすぐにARIAの世界に入れるように何気ない日常に音楽つけてほしいとリクエストされたとのことでこのBENEDIZIONEも始まった瞬間、ARIAの世界に引き込まれました。

藍華・晃の過去を描きながら2人がどう絆が深められてきたかという感じで、とても心が暖かくなるお話でした。

今回も原作者の天野こずえさんの書き下ろし漫画付きパンフレット買いました。藍華・晃に焦点を当ててより密度の濃いお話でしたね。

これで『蒼のカーテンコール』は終わりとなります。寂しくなりますね。後輩ちゃんたちの成長をもっと観たいです。いつかまた会える日を待っています。演者のみなさん・総監督も含めてこれで終わりじゃない感があったので、首をなが〜くして続きを待っています^^
主題歌は牧野由依さん、歌声を聞くと涙が出てきますね。

最後に、火星をテラフォーミングされた水の都アクアの水先案内人(ウンディーネ)たちの物語。ゆっくり流れる時間と何気ないひとときを一緒に過ごして観ませんか。

さあ、お手をどうぞ。

投稿 : 2024/07/20
♥ : 17

76.0 2 2021年秋(10月~12月)アニメランキング2位
ソードアート・オンライン プログレッシブ 星なき夜のアリア(アニメ映画)

2021年10月30日
★★★★☆ 4.0 (176)
888人が棚に入れました
新プロジェクトで描かれるのは小説『ソードアート・オンライン プログレッシブ』を原作とした物語。

デスゲームの舞台であるアインクラッド第1層からクリアまでの軌跡を川原自らが描くリブート・シリーズ。キリトが“黒の剣士”となったエピソードや、《アインクラッド》編では語られなかったエピソード。

声優・キャラクター
松岡禎丞、戸松遥
ネタバレ

遊微々 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

さあ立ち上がれSAOアンチよ!今こそ手の平を返す時だ!!

勝ったあああああああ!!!!
俺ようやく勝ったよおおおおおお!!!!


まあ順を追って説明しましょうか。
最早説明不要な「とある」に続く電撃文庫が誇る大ヒットシリーズ「ソードアート・オンライン」
2012年のアニメ1期放送から、アニメ業界でも一線級の人気を集める作品ですよね。
私自身は1期放送のリアタイ勢なのですが、今まであにこれで触れることはほとんどありませんでした。
まあこの作品やっぱりファンが多いわけじゃないですか。このサイトにも好きな人は多いし、キャッチさせていただいてる方にも高評価な方が多いわけですよ。そんな状況でこんなこと言うのもあれなのでレビューとかも一切控えてたんですが、いい機会だからハッキリ言いましょう。

私このSAO、大っっっっっ嫌いな作品だったんです。

うーん、なんて言うんでしょうか。好きと嫌いは表裏一体とでも申しましょうか・・・
最初の3話くらいまでは面白くて毎週楽しく見てたんですよ。でも10話過ぎたあたりから急速に熱が引いていくのを感じるようになりましてね。最終話まで見終わった時に感じたのが凄まじいまでの失望感だったんですよね。
最初に感じたワクワクが消え失せていくのがどうにもやるせなくてですね。
キャラも世界観ももっと調節すれば上手くいくのになぜこんな結果に・・・という感情が先行してしまって、気づけば反吐が出るほど嫌いな作品になってました。
極端な話、キリトとかアスナとか全員〇ねばいいのに、くらいまで至っていたと思います。


さあそんな私の目に飛び込んできたのが今作「ソードアート・オンライン プログレッシブ」の告知。
最初のSAOの新解釈版というかリブート版みたいな内容ということで、私がずっとヤキモキした気持ちを抱えてた「もっと他にやりようあっただろうがよぉ」をワンチャン形にしてくれているのでは!?という期待を込め、見に行く決意をしたのが3か月前。
で、今日ようやくその日が来たわけですけども、結果は最初に述べた通りです。

いやーーーー、長かった。1期放送から約10年、ようやく面白いと思うことができて良かったですよホント。

{netabare}TVシリーズの本筋をなぞりつつも、ちょくちょく変更が加わってましたね。
アスナの親友であるミトの存在や、キリトと出会うまでの過程が変わっていたりと。
特にキリトとの出会いと関わり方をTVシリーズと変えていたのは本当に大事でしたね。「いつの間にこいつら仲良くなってんの?」状態だったあっちと違って、こっちの方がより自然で受け入れやすいです。
そして危機感の描き方といいますか、命がけの戦いから生まれる緊迫感がよく伝わってきました。そうそうこういうのを求めてたんですよこっちは。
おかげでご覧なさい?あれだけ鼻についてウザさと薄ら寒さしか感じなかったキリトさんの活躍シーンがこんなにも意味を持ったカッコイイシーンに仕上がるわけですよ?
ビーター発言のところとかTV版見返しても「キャーキリトサンカッコイイー」くらいにしか思わないのに、そこに至るまでの経緯をしっかりと描くことで「キリトさん・・・アンタ男やで・・・」と見えてくる不思議!
そして野郎がカッコよければそれに比例してヒロインのアスナの魅力も増すってわけですよ。正直キャラデザ以外の魅力0だなこのヒロインと、そう思っていた時期が私にも・・・というかずっとそうだったんですが、今作で見せた普通の人間らしい弱弱しさやそこを乗り越える強さ、そして時折垣間見える可愛い女の子らしさといった部分が実にGOOD。アスナさん、あんた超ヒロインしてたよ・・・。
ようやくこの二人が好きになれたというだけでも今作が果たした役割は大きかったです。やっぱりボーイミーツガール好きとしてはこのままで終わりたくなかったですしね。

ただ一つ誤算だったのは今作で完結!!
ということではなく、どうやらこのシリーズ続き物になるみたいで・・・
今回の感じだと3~4部作くらいの構成になりそうだなーという予感。
あんまり待たされるのも嫌だなー。
{/netabare}

SAOファンの方はもちろんですが、SAO嫌いな人にこそ一回見て欲しい。
マジで認識変わる可能性あるから!マジで!

投稿 : 2024/07/20
♥ : 31
ネタバレ

ゆーな さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

みんな心配してそう

コロナ心配だったけど映画館に2人で行ってきましたヽ(ω・ヽ)

アスナ視点でアインクラッド編を見ていくだけではなくて、一期になかったお話が追加されて一期で想像するしかなかった部分のお話が見れたのはとっても良かった(*'ー'*)
新キャラクターは不遇な感じがして私はあまり好きではないですけど、一期に登場してないキャラクターなのでいつ死んじゃうの?ってドキドキしながら見てました((((;゚Д゚))))ガクガク

アスナが主役だから優雅な感じカナって思ってたけど、ゲーム好きなキリト君と違ってゲームとそんなに縁がないアスナがSAO事件に巻き込まれたのはもっと不幸な感じがしてかわいそうって思っちゃいました(/_<。)
普通の中学生の女の子だったのにね(´・ω・`)

一期の時も思ったけどフルダイブしている間、身体のほうは無防備だからアスナみたいな可愛い女の子が遊ぶのは心配になっちゃいますよね(-_-;)

とても楽しかったので、映画館に行けて良かったですo(・∇・o)

{netabare}
アスナのサービスシーンはお約束みたいになってるよね(*´艸`)
わたしは女なのでドキドキはしないけど、アスナのサービスシーンって女神様みたいな神々しさがあって、ぜんぜんいやらしさがないのが好きかも!

広場の作戦会議に出ていたちょっと意地悪そうな煽っていた人誰だったかなぁ。
後のエピソードに出てきた人だと思ったけど ホエ?(´д` )

他のよくあるデスゲームに巻き込まれた人だと「あなたのせいで」って責めたりするけど、アスナは全然そういうことしないのがステキ!
{/netabare}

投稿 : 2024/07/20
♥ : 24
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

見たかったSAO

本編は2期の2クール目で切りましたが、アインクラッド編のリブートということで見てきました。
SAOはオチを除いてアインクラッド編だけは面白い作品という印象なのですが、今回の映画はアインクラッド編の一番好きだった部分が範囲ということでとても面白かったです。

{netabare}
SAO本編のいいシーンはそのままで、アスナの序盤の状況が描かれて行く感じでしたが、アスナの友達の新キャラ、ミトのキャラが良かったです。
アスナを常にサポートしつつ、アスナを守ることを考えていて百合感もあったし最高でした(途中でアスナを見捨てちゃうけど)
おじさんキャラを選択するのもなんか可愛くて好きだし、鎌使いと言うのもカッコよくていい。
ミトの戦闘シーンがめっちゃかっこよかった。
死亡フラグが立っていたキャラだけど死ななくてよかった、一番かわいいからどうか最後まで生き残ってくれ...

キリトの登場シーンもかっこいい。
キリト登場部分見せ方はほんとに良かったと思う。
本編でもあるシーンだけど、仲間を庇うためにイキってビーターを名乗るところとか、なんやかんや言ってキリトってかっこいい。

1層ボス戦もよかった、本編よりも良かった。
キリト、アスナ、ミトで協力し合ってボスを打倒するのが良かった。
スイッチで次々に攻撃していくのが盛り上がる見せ方で面白かった。

やっぱりアインクラッド編は面白いなぁという感想だった。
ただSAOって本編は自分的に1、2話がピークだと思ってるからこの先の部分も新要素で面白くなってるといいなぁ。

曲20段階評価
ED「往け」8.5/10
{/netabare}

投稿 : 2024/07/20
♥ : 11

75.3 3 2021年秋(10月~12月)アニメランキング3位
プリンセス・プリンシパル Crown Handler 第2章(アニメ映画)

2021年9月23日
★★★★☆ 4.0 (75)
415人が棚に入れました
1発で戦艦を沈めるほどの絶大な威力を持った新兵器“ケイバーライト爆弾”。
共和国は王国よりも先んじて開発に成功したものの、実用化された3発を何者かによって盗みだされ、王国側に運び込まれてしまった。

一方、王国では王位継承権第三位のリチャード王子が新大陸から帰国。
王位継承権第一位のエドワード王子をはじめ、同二位のメアリー王女、四位のプリンセスと共に、ロンドンに王位継承権者が集うこととなった。
若き王子の凱旋で賑わうロンドンだったが、帰国パレードの最中、リチャードは何者かによって狙撃されてしまう。

混乱が始まる情勢で、コントロールからチーム白鳩に課せられた任務は、ケイバーライト爆弾とその制御装置の捜索と奪還。アンジェ、ドロシー、ちせは爆弾窃盗にかかわったとされる男の家に向かうこととなる…。

奪われた共和国の新兵器の行方と、王室に迫る危機。
不穏な空気が、アルビオン王国を覆い始める―――

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

黒トカゲ星人大活躍

 前回の二重スパイ騒動の次は、爆弾騒ぎのお話だったです。アルビオン王国王位継承権第三位、王子リチャードの暗殺未遂事件も発生するです。これも、のちのちお話に大きく関わることになるかもしれないです。

 盗まれた強力な爆弾を奪還するにあたり、バトルアクションが展開されたです。特にアンジェ、ちせの活躍が今回も光ったです。陰ながらメアリーを気遣い国民も気遣うシャーロットも、どことなく存在感があったです。

 最後の次回につながる伏線が、意外な展開、想定外の陰謀が暗躍するようで、いつやるのかわからない「プリンセス・プリンシパル Crown Handler 第3章」何が待ち受けるのか?「私、気になります!」です。

 中世ヨーロッパの街並みや劇場、船上船内など今回も背景が、凝っていたです。

投稿 : 2024/07/20
♥ : 10
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

続きが気になる

意外と1章からあまり間を開けずに公開された2章。
全6章って何年かかるんだ?と思ってたけど、このペースなら案外早く終わりそう。

{netabare}
正直言って、前回の一章は微妙に感じてしまったのですが、今回の範囲は面白かったです。
話のボリュームも一章に比べて多く感じましたし、話も緊迫感があって面白かったです。
あのトラップだらけの家の探索シーンはほんとに緊迫感があって良かったし、斧を投げる男との戦闘シーンはほんとにうまく緊張感を出せていたと思う。効果音や見せ方が上手かった。
ケイバーライト爆弾を止めるところみたいに、迫力のあるシーンもあって、映画としてうまくできていたと思う。

かっこいい隠語?的なのを使ったりする、スパイものらしいシーンもあってよかった。
最後は意外にも3章に続く感じで終わったけど、こういう引きで終わるパターン、自分は好きかな。
あの斧の男かなり強敵っぽいし再戦が楽しみ。

物足りなかった点を言うと、これは本編でもそうだけど、やっぱりスパイものだからもっと人をバンバン撃ってほしい、そこだけかな。

それとやっぱり何といってもこの作品はBGMが神ですね。
BGMとか普段気にしないけど、この作品はBGMが良すぎてすごく印象に残ってます。
BGMに関して言えば自分的に全作品で一位。
OPもEDもおしゃれでよかった。

ところでこの映画の範囲って本編でいうとどの辺りなんですかね。
自分の曖昧な記憶だと、本編の最後は両国裏切って草原でおれたたエンドだった気がするけど、それを考えると本編の途中?
それとも記憶が間違ってるのかな。
次見るときはしっかりと本編見返してから見るべきか。

特典は一番欲しかったプリンセスの色紙が貰えて嬉しかった。
第一章も一番欲しかったアンジェのコースターが貰えたし運がいいのか?

曲20段階評価
OP「LIES & TIES」 9.0/10
ED「Nowhere Land」8.0/10
{/netabare}

投稿 : 2024/07/20
♥ : 3

デューク さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

今からでも遅くない、テレビ版から見て劇場へ!!

人から、「好きなアニメは何?」と聞かれて、ここ数年間は「プリプリ!」と即答してきたぐらいの大好きなこのアニメですが、待望の第2章、お待ちしておりました!
目が回ろうが疲れようが、この作品は誰にも邪魔されたくないので劇場の最前列で見ます。

結果

えがった、えがった

内容は
ええ、一度見たら全て覚えてますよ、スパイですから。
とても楽しい内容だったわ。
・・・・・・

あーもう黒トカゲ星人もプリンセスも可愛いしいうことない!

今からでも遅くないですよ、テレビ版から見て劇場へ行きましょう!!




しかしあおちゃん、ほんとどの役やってもハマりますね。

投稿 : 2024/07/20
♥ : 3

74.7 4 2021年秋(10月~12月)アニメランキング4位
宇宙戦艦ヤマト 2205 新たなる旅立ち 前章 TAKE OFF(アニメ映画)

2021年10月8日
★★★★☆ 4.0 (13)
35人が棚に入れました
白色彗星帝国との戦いから三年──。滅びに瀕したガミラス民族を救うべく、新たな母星の探索を続けていたデスラー総統は、天の川銀河の一画に条件に見合う星を見出す。が、そこは、強大な星間国家の領域内であった。銀河で勃発した領土紛争は、ガミラスと安全保障条約を結ぶ地球を否応なく巻き込んでゆく。地球に軍事的・経済的優位性をもたらしてくれた時間断層という魔法は、自分たちの命と引き替えに消滅してしまった──自責の念に駆られながらも、ヤマト新艦長の任についた古代進は、来るべき有事に備えて新クルーらと共に訓練航海に旅立つ。その中に、自分をつけ狙う何者かが紛れ込んでいるとも知らずに。かつてない不安の時代に、新たなる旅立ちの時を迎えるヤマト。その行く手では、想像を絶する新たな敵が待ち構えていた……。

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

まだ終わらない新たなヤマトの船出

 ガミラスの運命とイスカンダルを巻き込んだ、ヤマトの新たな戦い幕開けのお話だったです。主にデスラーとヤマト新人乗務員に焦点が、当てられたです。今までの回想が、序盤にあるので初めて見る人でも分かると思うです。

 2202で終わりで良かったと思ったけど、2205まだまだ続くです。これも旧作のヤマトの設定を盛り込み、2205風にリメイクした作りだと思われるです。ガトランティス並みの敵の出現や、目的にスケールの大きさを感じたです。
 今回も作画、演出2205ならではの新しいヤマトの世界感も良かったです。

 デスラーの今までに見せなかった人柄を、もろに見せてくれた今作だったです。滅びゆく運命にあるガミラスの新たな惑星を見つけ、ガミラス市民の移住が行われようと進むです。
 地球とガミラスの和平協定のため、出向するヤマトです。新人乗務員も加わるので、また違ったヤマト館内になるようです。また2202で古代進、森雪、ヤマトの帰還により、日常を奪われた人の存在も明かされることになったです。それも含めて、新人乗務員それぞれの行動も描かれるのです。それに対して、古代は何を思うか?だったです。

 後半、正に移住を進めようとガミラスで準備がされていたさなか、何が起こるのか?凄かったです。これと同時にヤマトサイドでどうなっていくのかも注目です。ガミラスはどうなるのか?イスカンダルも何が起こるのか?です。
 何だかんだヤマトらしい行動から、これもいいところで終わってしまい ネタバレレビューを読む続き、「私、気になります!」だったです。

投稿 : 2024/07/20
♥ : 3

74.6 5 2021年秋(10月~12月)アニメランキング5位
アイの歌声を聴かせて(アニメ映画)

2021年10月1日
★★★★☆ 3.9 (113)
369人が棚に入れました
長編オリジナルアニメーション映画『アイの歌声を聴かせて』

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

幸せを呼び寄せる歌声

愉快に笑いながらも、とても感動する物語です。
見終わった後、しばらく席を立ちたくないほど、感動の余韻が沸き起こります。
もしかして、2021年で一番感動したアニメかもしれません。
それほど私のツボに、はまってました。


主人公は天野サトミ。
彼女は以前、上級生の屋上での喫煙を先生に報告したことがきっかけで、教室内で少し浮いた存在でした。
そして彼女の母は、AIロボット・シオンの製作リーダです。
そのシオンが、サトミのいる高校に転入してくるのです。

シオンは美人で明るいAIです。
但しシオンは、いつも変なことをしでかします。ポンコツAIのようです。
転入初日の自己紹介の際に、いきなりサトミに「今、幸せ?」と尋ねたり、教室で歌を歌ったり…、
周りの人たちが驚くようなことばかりです。

でも、それはサトミを幸せにするためにシオンなりに考えてやったこと。
なぜかシオンは、いつもサトミの幸せを願っています。

そしてシオンが変なことをして歌を歌うたびに、
少しずつ幸せになる人が増えてきます。
そして、サトミのまわりには親しい友達が増えてきます。それはシオンのおかげ。

しかし、あることが起こり、物語は急展開します。
そして、シオンがサトミの幸せを願う理由が明らかになります。
それは、とてもとても心温まる理由でした。

土屋太鳳さんが、シオンの声優をされています。
そしてシオンの歌声も土屋太鳳さんの熱唱です。迫力ある美しい歌でした。

最後はハッピーエンドとなりますので、ぜひ劇場へ足を運んでください。
「見てよかった」と、きっと思いますよ。

投稿 : 2024/07/20
♥ : 30

lumy さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

吉浦監督作品の現時点での最高傑作

全くノーマークでしたが、
あにこれでの評価が高かったので、
SAOと悩んでこちらを観に行きました。

吉浦監督作品は、イヴの時間とパテナを視聴済み。
どちらの作品もSFジャンルではおススメできますが、
難点としては、設定が凝りすぎて
初見では分かりにくいという点と、
どっちもなぜか酔ってしまうという点ですw

本作は、この両者がなくなり、
SF青春モノとして劇場で観る価値が充分にあります。
映像はJCスタッフなので安定していて見ごたえがあり、
劇中歌も土屋太鳳さんの伸びのある歌声を
大音量で聞くことができました。

視聴前は、ヒロインの二人が声優ではなかったので
心配な部分もありましたが、見終わってみれば
むしろ二人の演技が光っていましたね。
福原さんってこんなに演技上手かったっけ、
というぐらいキャラに合っていました。

一つ注文を付けるとすれば、
シナリオにちょっとぶつ切り感があった点ですかね。
脚本に大河内先生が加わっているようなので、
2時間うなぎ上りのシナリオを期待しましたが、
最後は少しまとまりがなかったので
涙することができなかった点が惜しいです。
それでも十分に感動できる良い作品でした。
吉浦監督の次回作にも期待です。

投稿 : 2024/07/20
♥ : 25
ネタバレ

テナ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

幸せ

かなり楽しみにしていたアニメ映画です。
私はこの作品を知りませんが、Sunny boyだったかな?
アニメを見終わって必ずCMが流れてて、AIとか歌とか私の好きな題材のキーポイントが多くて凄く期待したってのが、この作品を見ようと決めたポイントです!

さて、物語は試験中のポンコツAIのシオンが転校してきてから始まります。
5日間の短く長い物語の始まり。

1日目

AIと言えば完璧なイメージがありますが何故AIの彼女はポンコツなのか……

1つは極秘実験なのに力加減を一切しない。

{netabare} プールに潜れば永遠に水面に上がらないし、片手でバスケットボールを受け止めて片手で凄い力とスピードで投げ返したり、完全に自分の正体を隠そうとしなかったりw{/netabare}

2つ目は転校初日にシオンはミサトに「幸せ?」と聞く。
彼女はAIで「幸せ」とは何か解らないけど幸せ?と聞いてくる。
彼女には幸せはわからず、自分で調べた幸せを実行していく。
ミサトに幸せになって貰いたくて。

{netabare} 友達を作らせようとしたり、AIロボを暴走させピンチになれば白馬の王子様が登場すると思い暴走する様にAIにお願いしたりw
王子様を確認しようと、人気の男子ごっちゃんにキスをしようとしてみたりw {/netabare}

実は実験の責任者はサトミの母なので密かに行われた実験でシオンがAIだとバレてはダメなのですが……

{netabare} 初日でバレた……4人のクラスメイトの目の前で、間違えて緊急停止ボタンを押してしまい……お腹から何か飛び出して…… {/netabare}

ミサトは母がどれだけAIに力を入れてきたか知っているから、密かに知ったこの実験を成功させてあげたくて……
そうして、5人の秘密がはじまる。

2日目

ごっちゃんとアヤのすれ違い。
2人は恋人同士なのですが、いつしかすれ違っていた。
この理由がまた学生らしくて、あるよなぁ〜ってなりますww
思春期だから悩みも不安も沢山ある、相手の何でもない言葉や態度に不安になり、どうすればいいのか解らなくなる……

でも。
{netabare} シオンの「ごっちゃんはアヤの者じゃないよ」って言葉で、アヤもやっと自分の気持ちに勇気を振り絞る事が出来た。
「もっと素敵な人がいる」失恋した人にはNGな事をシオンが言っちゃたりもしてたけどw
シオンのおかげで2人は仲直りが出来た{/netabare}


3日目

サンダーの試合の話
試合本番に弱くて負けてばかりのサンダー
{netabare} でも、シオンが練習に付き合ってくれてw
AIでも女の子の素体だからかサンダーは練習しにくそうでww
それに比べて本番は男子相手だからやりやすかったのか初勝利を決める事になりました。{/netabare}


4日目

サンダーの初勝利パーティーとし学校を抜け出す6人
しかし、このパーティーが結果的に……

シオンは新しい幸せの形を見つける。
{netabare} 誰かの幸せは誰かを幸せにする。
シオンが気付いたのです。
トウマがミサトが好きで、ミサトもまたトウマが好きだと言う事実を。
そこで、ミサトを幸せにする為に告白の舞台がまた素敵なのです!

ソーラーパネルの向きを変えて月や夜空を反射させた地面に光のイルミネーションに空に打ち上がる花火にシオンの応援ソング{/netabare}
告白の舞台としては最高です⸜(๑⃙⃘'ᗜ'๑⃙⃘)⸝

そんな告白の最中、シオンを初め全員捉えられてしまう。
{netabare} それはシオンの制作会社の星間エレクトロニクスの大人達だった。
いきなりアンカーみたいなのを撃ち込まれて残酷なシーンでした(*꒪꒫꒪) {/netabare}

5日目

{netabare} シオンは自分の実験結果を改ざんしていたものを送っていたのでした。{/netabare}

彼女にとって実験なんて関係なくてミサトに幸せになってもらいたくて勝手に考え行動した。

{netabare} 確かに、AIが自立して何かを起こすとエラーやバグとして処理されるし、AIが映画みたいに反逆行為を起こして人間を襲うかもしれない。
そうなると取り返しがつかなくかる……だから、処分される結果になる。{/netabare}
危険を考えたらそれは仕方ないかもしれない…………って思うけど……

それは違うって思います。
{netabare} 大人達からみたらAIが自分達の監視外で動いていた。
結果だけみたら怖いですよね。

でも、ミサト達からみたらシオンは沢山の幸せを教えてくれたAIなんです!
すれ違いの恋心を修復してくれたり、初勝利出来る様に練習に付き合ってくれたり、幸せになって欲しい女の子に告白される舞台を整えたりシオンは幸せになって欲しいって気持ちだけなんです! {/netabare}

確かに彼女は間違えた事もありました。
{netabare} ロボの三太夫を暴走させたりもありましたが、あれだって誰も傷付けてないし止めようと組み合ったサンダーも怪我はしてません。{/netabare}

だから、きっと彼女はその辺も解っていた。

彼女達の中でシオンはAIではなく友達なんです!

シオンの本当の正体には涙がボロボロでました。
シオンの試験内容に「誰かを幸せにする」なんて課題もなければ、何故、ミサトと母の1日が始まる前の掛け声を知っていたりした秘密も明かされましたし、シオンが昔からミサトを知っていた様なセリフがありましたが、それも明かされました。

シオンのミサトが大好きな気持ちに私は映画館でボロボロ涙が出てきて鼻水まで出そうになるし、鼻をジュルジュル言わせたら隣の人に「コイツ泣いてんな〜」って思われそうだったので、我慢しました‪(͒ ⸝⸝•̥𖥦•̥⸝⸝)‬
それほどにシオンのミサトへの想いや気持ちの強さが心にグッときました。

シオンの正体を知ったミサト達は……

{netabare} 敵陣本社に乗り込みます!
そこで、寝たきりのシオンに再開する。
必至に呼び掛け目覚めるシオンに呼び掛けると目を覚ました。

でも、大人達にバレてしまいシオンを逃がそうと友達達も時間を稼ぐ為に頑張ってくれたけど……シオンもバッテリーが少なくて稼働時間も時間の問題。
最後の力を振り絞り他のAI達に協力して大人達の足止めしてもらう。

会社を封鎖された中でシオンを逃がす彼らの作成それは……シオンはAIだから器は必要ない。
シオンの心を別の場所に逃がす為に屋上へと出る……
シオンとはもう触れ合う事は出来ないけど……

彼女を宇宙空間の衛生へと移す作業が始まる。{/netabare}

シオンは嬉し涙は知らなくて、最後も嬉し涙を流すミサトの涙の意味はわからなかった。

だって、悲しいから涙がでるって認識なんだもん‪(͒ ⸝⸝•̥𖥦•̥⸝⸝)‬
{netabare} それでも、ミサトは笑顔で笑って感謝を告げる。
そして、ミサトと過した5日間を思い返したシオンも最初の頃とは違い「幸せの意味が解らない」と言っていたけど最後は「私は幸せだったんだね」って幸せの意味を知ることが出来た。{/netabare}

シオンは沢山の幸せを皆に与えたけど、シオンも知らずのうちに幸せを貰っていた事に気が付いた(⸝⸝⸝´꒳`⸝⸝⸝)

{netabare} シオンの居なくなった学校で彼らは集まって、告白もしたトウマとミサトはまだ少しウダウダしてて、それを衛生からみたシオンが2人に声を掛ける。
彼女は、ずっと見守ってくれるのでしょうね。{/netabare}

さて、最後の三太夫の顔に貼られて居た物が凄かったですねw
劇場では笑いが漏れてたけど私は感極まって涙を拭うのが必死でしたw

サンダーは愛は重いなぁ〜
愛を拗らせるタイプですねww
{netabare}一応、サンダーの告白が成功してたけど柔道の練習相手としてOK貰えたなんて思ってないんだろなぁww

でも、サンダーの恋の形って素敵だと思います。
恋って誰が誰を好きになってもいいものだし例え相手がAIでも好きって気持ちに代わりはないと思いますし、それを否定する事は誰にも出来なくて否定しちゃダメだと思うからです。
だから、サンダーの片思いって面白いなぁ〜って思います。{/netabare}
恋の形って人の数あって全然違う形をしてる気がしますꉂ(ˊᗜˋ*)ヶラヶラ

全体的な感想としては……

物語に無駄がなくテンポも凄く良かったと思います。
歌も演出が少しミュージカル風な感じで、普通に飽きることなく楽しめました。
凄く面白い作品ですし時間ある人は是非見てもらいたい作品です(ˊo̴̶̷̤ ̫ o̴̶̷̤ˋ)

投稿 : 2024/07/20
♥ : 21

73.3 6 2021年秋(10月~12月)アニメランキング6位
劇場版マクロスΔ 絶対LIVE!!!!!!(アニメ映画)

2021年10月1日
★★★★☆ 4.0 (49)
203人が棚に入れました
マクロスΔの完全新作。

歌うことは生きること。

でこぽん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

なぜ、このような結末にしてしまったのか…

以下はあくまでも個人の意見です。

正直な話、マクロスΔの監督は、今までのマクロスシリーズの主張、守るべき大切なものを忘れているような気がします。

テレビ版もそうでしたが、劇場版では取り返しのつかない結末になってしまいました。

確かに戦闘シーンは迫力があり、歌も素晴らしいし音響効果も抜群です。
でも、最も大切なものを2つも捨ててしまっている。
それが何かすら、監督さんは気づいていないような気がします。

一つ目は、歌の力で戦いを終わらせることと歌の力で戦いに勝つことには、雲泥の差があります。そのことを忘れられたようです。
ミンメイもバサラもランカもシェリルも、歌の力で戦いを終わらせたのです。戦いに勝ったのではありません。相手を力でねじ伏せたのでなく、相手と理解し合えたのです。

二つ目は命の大切さです。歌うことで寿命が短くなるなんてマクロスシリーズの趣旨に反しています。

仮にマクロス7のバサラが登場して、歌の力でフレイヤに生きる力を与えたならば…
と、つくづく思います。

投稿 : 2024/07/20
♥ : 9
ネタバレ

石ころ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

油断して観たら、痛い目にあった...

同時上映の短編マクロスFの新作目当てで、合わせて観ました。正直Δの方にはあまり期待していませんでしたが、いい意味で裏切りられました。

詳述は避けますが、マクロスシリーズの肝とも呼べるストーリを占める柱は、歌、戦闘、そして三角関係という認識で、私はシリーズを通して視聴していました。テレビ版Δが公開されたとき、三角関係が薄まってると思って三本柱の一本が揺らいだと思って、やや残念に思っていました。

今回の劇場版視聴後、シリーズの三本柱と思っていた「三角関係」の要素は誤りで、歌、戦闘、そして「{netabare}悲恋{/netabare}」が本当の柱なのではと、思わずにはいられませんでした。今一度、この要素の視点でもって、シリーズを改めて視聴し直したいと思った次第です。河森監督、そして劇場版Δに携わった方々に、気付きをいただけたこと、素晴らしい作品に仕上げ公開していただいたこと、深く御礼申し上げます。心を入れ替えて出直してきたいと思います。

追記:マクロスプラス、7、そして若干Fの要素も、劇場版では含まれています。併せて視聴すればより楽しめると思います。

投稿 : 2024/07/20
♥ : 5

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

ごりごり、燃えた 燃え尽きたんよー

 マクロスΔの続きで、ハヤテやワルキューレら共に故郷に帰ったフレイヤだったです。
 突然の奇襲に立ち向かうワルキューレ、Δ小隊、特にフレイヤが命を賭けて歌うお話です。再び愛の告白、マクロスファン必見驚きのサプライズキャラ登場もあったです。

 以前の「劇場版マクロスΔ 劇場のワルキューレ」は、TV放送のアレンジ構成で少し話をラストも含め変えていたです。今回は完全新作、ワルキューレの歌が目立ちすぎる前回とは違い、フレイヤを軸にハヤテ、美雲、カナメ、レイナ、マキナ、ミラージュなどの絡み、以前明かされた謎を盛り込んだ作りになっていたです。

 フレイヤの里帰りも含めライブを行ったウィンダミアで、一体何が起こるのか?突然の出来事に話は、盛り上がりを見せるです。
 戦いのさなかに、全力を出すフレイヤに一体何が起きるのか?注目です。フレイヤを思うハヤテであったり、美雲であったりとどうなるのかなぁと思ったです。ワルキューレそのものの存在意義も見た気がしたです。

 敵の正体、目的、対抗戦力も何なのかな?設定だったです。「マクロス+」の要素を取り入れたΔならではな、演出も施されていたです。

 自分の身を顧みないフレイヤの決断、その先に何がおころのだろうか?衝撃の展開へと進むのです。人間にしかわからないともいうべき、歌の力を見せたと思うです。以前の戦いの終わった直後、地球人とウインダミアの間で互い全てを受け入れられなかった面も見れた流れで、一つにまとめることができたように見えたです。

 ED後のシーンは、ハヤテたちが受け入れた展開の中で残された希望のように、ハヤテと新たな命を見せたように思えたです。

投稿 : 2024/07/20
♥ : 5

72.1 7 2021年秋(10月~12月)アニメランキング7位
EUREKA/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション(アニメ映画)

2021年11月26日
★★★★☆ 3.9 (39)
207人が棚に入れました
エウレカが作り上げたスカブコーラル(珊瑚状の情報生命体)の中の仮想世界。その崩壊とともに、仮想世界の人々がこの地球に姿を現して 10 年が経過した。この“大融合”の結果、仮想世界の人類は「グリーンアース」を、旧来の地球人類は「ブルーアース」を名乗り、水面下でさまざまな衝突を繰り返すことになった。そしてグリーンアース軍の高官デューイ・ノヴァクは、自分たちの尊厳を守るため、仲間とともに決起し、大規模なテロ計画をついに実行へと移す。混乱の元凶として世界中から憎まれるエウレカは、国連の独立師団無任所部隊 A.C.I.D.(アシッド)の上級戦闘員となっていた。この世界を平和に保つために生きる。それがエウレカの選んだ贖罪の道だった。そんなエウレカに、スカブコーラルを操る能力を持つ新たな“EUREKA”、少女アイリスを保護する命令が下る。最初は対立するばかりだった 2 人は、孤独な逃避行を通じて、次第に互いのことを理解していく。やがて世界が危機に直面した時、エウレカは極限まで自らの力を振り絞って戦う。「アイリスとこの世界を守りたい」。エウレカの願いの果てに待つ未来とは――

Acacia さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

さようなら、すべてのエウレカセブン。

舞台挨拶中継付きの鑑賞済みです。
まずは、ハイエボリューション初の全編新規作画で描かれた事は良い点でした。
キャラデザが異常に不安定でしたが…。
※PV観ただけでもお解りになると思います。終始あんな感じです。
ここら辺りはボンズ社長(南氏)の過去インタビュー
(人が常に同じ顔をしている訳がない云々)
を読んでると、どう受け取るべきか少し悩みどころでもあります。

物語は無難に置きに来たと言うか…。
大人と子供の古典的なロードムービーという所でしょうか。
作品毎に違う趣向を魅せてくれるのはファンとしては
嬉しくもありながら、

交響詩篇エウレカセブン(以下2005年版)って
「俺たちが過去作からオマージュしたハイセンスな現代のロボットアニメを創ってやるぜ」
みたいな意欲を感じ、それこそエウレカセブンが大勢の方に受けた
ブランド力なのではと思っていたので今作のあまりにも古典的な回帰に少し違和感。
ハイセンスが感じられませんでした。

今作をもって、エウレカセブンのシリーズは完結との事で、
2005年版から追いかけた身としては、義務感が終えて一安心。
ハイエボリューションに関してはANEMONEから惰性で観てました。

正直、ANEMONEからの「すべてのエウレカセブンを包括する」
というコンセプトも僕としては
「2005年版以外に大勢に認められる作品を創ってから言ってほしい」
としか思えません。エウレカセブンというブランドに夢を見て、
年月と共に醒めるも
感性を豊かにしてくれた事に感謝しつつ


「さようなら、すべてのエウレカセブン。」

投稿 : 2024/07/20
♥ : 10

ウェスタンガール さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

最高の人生の見つけ方

正に“エウレカ・クロニクル”という展開が痛快(エイリアン2、ターミネーター2“愛”に溢れている^^)で、前作の“アネモネ”と続けて観ることが出来たことは、戸惑いの中で一作目に接した身としては、甚だ僥倖という他ない。

タイトルに使わせて頂いた「最高の人生の見つけ方」、原題は“The Bucket List”であり、そのものズバリ“棺桶(バケツ)リスト”。注)
ご存知『スタンド・バイ・ミー』のロブ・ライナーの作品である。
要は「死ぬまでにやりたいリスト」のお話なのだが、何故か“アネモネ”の、そして“エウレカ”の、全てをさらけ出し我が道をゆく、その“男前な”生き様に、何よりその世界観に被ったのである。

“We live, we die. Wheels on the bus go round, and round.”

これである。
惚れ惚れするのである。
よく言われる“リブート”作品ではない。
世界観の中に包含された人間の意志の物語なのだ。
人類の代表である“アネモネ”とコーラリアンである“エウレカ”、二人の“人間”の物語が完結する。
父親の影に怯え、その尻拭いに終始した“かのお話”とは、また違った感動を覚えるはずだ。

あと、“アゲハ隊”と被る“スーサイド・スクワット”、“スーパー6”の面々にも惜しみない拍手を!


 注)kick the bucket について。

   首を吊って自殺する際に台にしたバケツを
   蹴ることから転じて、「死ぬ」という意味
   だそうで、アングロサクソン独特の皮肉が
   利いた言い回し。
   言外には、意思を持って死ぬこと、つまり
   は“生き抜く”という意味が込められている
   のは明らかではあるが、そうは言わない
   のが良い。

投稿 : 2024/07/20
♥ : 8
ネタバレ

TAKARU1996 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

たとえ二人、並んで見た夢から覚めても……


本作には、ここまで辿り着けた者にしか理解出来ない「感動」があります。しかしそれは、この『シリーズ』とどれだけ真摯に向き合ってきたかで程度の変わる感情です。
微塵も後悔したくないのであれば、ハイエボ過去作以外に『交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい』は触れておく事を推奨します。





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「本当に長い旅をしたね、私達。一緒に生まれたこの星の上で、沢山笑ったね。いっぱいいっぱい泣いたね。そして、ずっと一緒に居てくれた」
「これからだってずっと一緒だ。どれだけ君が遠くに行ったって、道程がどんなに苦しくったって、辛くたって、必ず見つける。だから、ずっと一緒だ」

「迎えに行くよ、必ず」
「うん、待ってるから。ずっと待ってるから」


交響詩篇エウレカセブン 第51話「ニュー・オーダー」(脚本:野村祐一)
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今日からおよそ1週間前、公開日初日に早速観て来たんですけど「伝える内容が一貫したまま進化すると言うのは凄い事」だと思うんです。
人間とは、生きてきた時間の累積によって思想が変化を遂げるもの。信念がなければその時々の影響によって前後左右へ移り行くもの。
しかし不思議な事に、TVアニメから始まって小説、漫画、劇場版へと至った『交響詩篇エウレカセブン』の人生指針は、主義主張と言うのが個々の作品、見事なまでに一貫しています。
それはレントンとエウレカのように。変化していく時間の中で「純粋性」を未だ我が身に強く秘め。流れ行く世界の中でも奥底に綺麗な想いを持ち続け。世界が違えど、関係が変われど、相違に囚われる事無く伝えたい内容を見事なまでに統一させてきました。

{netabare}
本作が一貫して貫き通してきた思想。それは「人間がどのように生きるべきか」という哲学的命題。その中で生み出される不器用な生き様です。『交響詩篇エウレカセブン』シリーズとは、様々な生の傍らで光る『愛』を終始深く統一していったまま魅せてきた物語そのものであり。今回の最終作は、そんなこれまで描いてきた中に描けなかった描写を挟んで、エウレカの「新しい体制」を見事に築いたと言える次第。


「夢」から目覚めた女性=エウレカ・サーストン。
「夢」に囚われし少女=アイリス・マッケンジー。
蒼にも翠にも染まれない半端者として生き長らえてきたエウレカは、同一存在であるアイリスを導く中で、彼女との時間を「宝物」と思えるようになります。
自分にとっての世界が崩れた時、別の何かにまた「世界」を見出せる。これは人が抱ける強さの特性。彼女にとっては、それがアイリス。もう1人のEUREKAであり、筋トレや飲酒と言う逃避に代わって彼女が見つけた『大事なもの』と言えるでしょう。

その関係を邪魔するは「夢」に囚われし男=デューイ・ノヴァク。仮想の住人として生きてきた事を知った彼は、1つの現実に再構築されてもそこに「世界」を見出せず。自身がEUREKAの特性によって創られた「夢」である事に固執したが為、自死によってしか世界の中に居る「自分」を肯定出来ません。だからこそ彼は、エウレカの宝物……涅槃へと導く事の出来る「アイリス」を奪い「死ぬ事が出来れば唯一無二の人間と証明出来る」と強行に及ぶのです。自他諸共消滅する事によって「自身の決断で自分とその全てを消した」と。彼なりの『実存』を獲得しようとした訳です。


そんな彼等の軌跡が延々繰り広げられるからこそ、最後に至ったご褒美の回答が兎角素晴らしくて堪りませんでした。
「ずっと一緒」のレントンがエウレカの前に姿を現し、ずっと待ち望んでいた「夢の世界」が「現実」で見事に体現する。これは『交響詩篇エウレカセブン』からずっと伝えて来た事の全肯定でもあるんですから。
『ハイエボリューション1』のラストシーン。辿り着かんとした彼の証。ニルヴァーシュZ内に生きていたレントンの「夢」がアイリスによって「現実」と化した……エウレカの諦めの悪さが齎した幸福の具象。

「ねだるな、勝ち取れ、さすれば与えられん」

世界が違えど、関係が違えど、伝えし内容は一貫したまま。
それは「夢の残骸」でも「現実」を再構築出来る事を示し、生きる価値を各々に齎します。
例え全てが「夢」だとしても、その道に触れて育んだ時間は紛れもなく、愛する事の出来た「世界」であり「現実」であり「宝物」にする事が出来る。
そして、夢に消えたと思っていても、その想いは確かに生き続けるのです。それは雪月花のように。限りなく続く軌跡の中で、懸命に強く歩み続けた「現実」の中で、漸く果たされた2人の「夢」として。変わる事無く永遠に……(『交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい』参照)
そしてその結果、そんなこれまで歩んできた旅路全てが過去から続く作品の系譜全てへ『愛』を示しているのにも震えてしまいます。「夢という名の現実」として、自分達が歩んできた道程を全肯定するその行為は、これまで『交響詩篇エウレカセブン』と言う作品全てを認め、受け容れ、愛し続けたからこそ生み出してくれた『EUREKA』なんです。

それは正に「夢」と「現実」の融合によって生まれた優しき調べ。アイリスの中でも眩く輝き始める決意の証。それは美しき進化を果たした『愛の物語』として目出度く開花した瞬間なのでした。


正直、別世界を描いた話としては『交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい』の面白さと感動には勝りませんし、前作『ANEMONE』が齎した衝撃にも負けるでしょう(TVアニメ本編の傑作具合は言わずもがな)
しかし『EUREKA』には、ここまで辿り着けた者にしか理解出来ない「感動」があります。それは長い旅路の中で、エウレカが勝ち取った「願いの軌跡」そのもの。現実を生きる俺達にも、深く心に根付くモノです。
{/netabare}


『交響詩篇エウレカセブン』を中2の頃に初めて観てから、本シリーズはいつも俺の傍で強く優しく支えてくれました。レビューを書く事で作品が目出度く完結してしまう……その「事実」にここまで抵抗を覚えるアニメと言うのも、この先の自分が辿る道では生まれてこないと思います。
そしてだからこそ思うのです。個々の作品に感じたその想いは、いつまでも色褪せる事なき魂の中で、確かに生き続けていく事を。
これからも傍で見守っていて欲しい。エウレカ、君が本当に大好きだ。





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もう迷う事は無い。
私の進むべき先には、今、信じるものがあるのだから。
この星に、生きる全ての人達に、とびっきりな気持ちで。
きっとまた、いつか。どこかで!

交響詩篇エウレカセブン 第51話「ニュー・オーダー」
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投稿 : 2024/07/20
♥ : 1

72.0 8 2021年秋(10月~12月)アニメランキング8位
サマーゴースト(アニメ映画)

2021年11月12日
★★★★☆ 3.8 (66)
249人が棚に入れました
光溢れる世界を描き出す気鋭のイラストレーター loundraw(ラウンドロー) 初監督映画作品「サマーゴースト」2021年公開決定!
ネタバレ

素塔 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

夏の深淵

短編らしく緊密に構成された、メッセージ性が濃厚に感じられる作品だった。
どこかノスタルジックな風合いの映像に、繊細な劇伴音楽が寄り添い、
何よりも全編にただよう、ナイーブな内省の手触りが好ましい。

青年期が直面する生と死のテーマそれ自体は、既存作品と較べても
ファンタジックなフィルターに和らげられているためか、尖鋭な印象に欠けている。
感覚的にメッセージを感受し、あまり踏み込まない鑑賞法も確かに正解かも知れない。
ただ、自分が感じ取った本作の個性は、むしろ主知的な側面にある気がする。

幽霊とのファーストコンタクトで、いきなり質疑応答がはじまる。
あおい:「幽霊にも、スクールカーストってあるんですか?…」
ここはクスっと笑っていいところなのだろうが、本作の基本的な方向性、すなわち、
真剣で切実な「問い」の物語であることがすでに示唆されているように感じられた。

友也。あおい。涼。

「生きる」とはどういうことかを知ろうと、彼らは必死に模索する。
そのそれぞれの「問い」の在り方を精細に注視したい思いに自分は駆られる。
絢音を加えた四人のそれぞれの視角から重ね写しに浮かび上がる、
生と死をめぐる独自の省察、それこそがこの作品の創造のコアなのではないか、と。

大勢に逆行しているとは承知しつつ、敢えて自分はテーマにロックオンする。
観念的な事象を扱うにあたり、「経験」という概念を用いて可視化する方法をとった。
かなり思弁的な内容につき、適宜スルーでお願いします。


{netabare}1 友也

絢音と友也との、初対面の問答はこのようなものだった。

 ―きみは何が訊きたいの?
 ―幽霊には世界がどんなふうに見えるのか、知りたいんです。
 ―それは無理ね。簡単に説明できるものじゃないから。
  幽霊のことは幽霊にしかわからない。

絢音の素っ気ない返答はしかし、その先の展開を予告したものだ。
二度目に会いに行ったとき、「友也くんはどうして生きてるの?」と逆に質問され、
「自分が生きているのかどうか、時々わからなくなる」と本音を漏らす。すると、
「じゃあ、試してみる?」と、彼の手を取って、空中散歩へと誘いだす。

絢音は友也にこんな「飛び方」を指南する。

  深い場所。心のずっとずっと奥で願うの。
  魂は君が望む方へ向かう。
  さあ、考えて。きみはどこへ行きたい?

魂の促しに注意を澄まし、自分が本当に願うことに照準を合わせる。
二人の幽霊は美術館を訪れ、満喫する。絢音とともに過ごす自由で濃密な時間。
それは友也にとって、かつてない深い「経験」だったのではないか。

友也の幽霊チャレンジを、"考察"風に説明するとこんな感じだろうか。
飛翔は勿論、しがらみからの解放であり、自由のメタファー。
そこから、自己の心の奥底へとダイブ。深く沈潜し、真実な心の声を聴く。

ここで、この先の物語を読み解くための一つの仮定を立ててみたい。
機械のように虚ろな日々を送る友也が心の底から求めていたものとは、
生きていることを本当に実感できる、確かな「経験」だったのではないか。
そして、絢音の本質、それは彼を「経験」へと導く存在だったのではないか――。


2 あおい

物語の終盤。三人が互いの抱える問題をカミングアウトする流れの中で、
飛び出していった涼のあとを追い、泣き崩れる彼の傍らであおいが語りかける。

  わたし学校でいじめられててさ、ずっと苦しかった。
  生きてる意味とかそういうの、全然わかんなくなっちゃって…
  何か新しい答えがほしくて、幽霊をさがしたの。

このシーンのあおいの言葉は、作品理解へのブレイクスルーとなる重要なものだ。
セリフは次のようにつづく、

  涼くんとは全然違うのかも知れない。
  でも、きっと友也くんも悩んでるんじゃないかな。
  わたしたちが出会ったことには、意味があるはずだよ。

同じ「意味」という語が二度、口に出されていることに注意したい。
両者の間に認められる決定的なニュアンスの違いを精確に捉える必要がある。
ここにおそらく、本作のテーマ的省察の最重要ポイントがあるはずだ。

「生きてる意味」がわからない。・・・
サマーゴーストに会おうとしたあおいの動機、それは「意味」を知ることだった。
だが、生きる意味とは何か。それは果たして問いとして成立しているのだろうか?
その「意味」はいわば虚像であって、追っても追っても遠ざかってゆく逃げ水のようなものだ。
それに疲れ果てて、いつしか生を無意味と決めつけ、逃避する口実にすりかえられる。

友也が絢音(?)に死へと誘われるシーンで、その真相が明らかにされる。

 ―何の意味があるの?
  つらいだけの世界にどうしてそんなにしがみつくの?
 ―たしかに嫌なことばっかりだけど・・・まだ終わってないんだ。
  涼くんとかあおいちゃんとか、少し顔をあげれば、新しい出会いがあるって知った。
  ・・・おまえは絢音さんじゃない。死ぬ理由を探してた僕だ。

「意味」への問いに潜んでいた自己欺瞞の罠が暴露される。
「生きる意味」を問うことは、「死ぬ理由」を探すことと背中合わせの表裏一体なのだ。
あおいの場合も、幽霊はひとりぼっちだと聞いて安堵していたことから、
「生きてる意味」よりも、やはり「死ぬ理由」の方に傾斜していたのだろう。

だが、彼女はすでにその先にいた。

「わたしたちが出会ったことには、意味があるはずだよ。」

無根拠にあるものと信じ、漫然と追い求める「意味」ではない、
自らの経験の中から自身で見出し、与えていこうとする「意味」。
そこには彼女の変化と、獲得されつつある能動性が反映している。

この二つの「意味」のあいだには深淵が横たわっている。
それを跳び越えること、それが「認識」と呼ばれる営為なのだ。
われわれが正しく生きるために跳び越えねばならない深淵は、実は足元にある。
時にそれは冒険であり、決死の飛躍である。


3 絢音

「わたしたちが出会ったことには、意味があるはずだよ。」

あおいのこの言葉に対応した、具体的なストーリー展開が、友也と絢音の交流だろう。
絢音は友也に自分の死の真相を打ち明け、遺体を見つけてほしいと願う。
友也だけが絢音の助けを必要としていたのではなく、二人の関係性は相互的なものだ。

いま仮に、生きるということをフラットに、一つのプロセスとして捉えた場合、
友也が陥っている状態がいわば生の「プロセス不全」だとすれば、
「死」が宙吊りにされたままの絢音の現在もまた、同じような不全の状態だと言える。

 ―僕は絢音さんを見つけたい。今はそれだけです。
 ―わかった…。きっとそれで全部わかるね。
  命の終わりは友也くんの未来で、私の過去。二人のちょうど真ん中だから。

遺体を発見すること、すなわち絢音の死の確定を結節点として、
それが終点である絢音の過去と、そこが起点となる友也の未来とは
完全な対称性を示している。二人の人生が「死」を境に向かい合っているのだ。

この事実は同時進行する二つのシーンによって象徴的に表現されている。
絢音が入っているトランクを掘り起こすのと並行して、もう一人の友也は
自室の押し入れに隠しもっていた真っ白なカンバスを掘り出す。
絢音の過去と友也の未来。終わりと始まりが同じ一つの瞬間に重なり合い、燃焼する。
そしてこの瞬間に、二人が出会ったことの「意味」が集約されているのだ。

友也にとってその瞬間は、絢音との「経験」を完結させるものだ。
だが同時に、そこからはじまる新しいプロセスの「意味」を規定するものでもある。

掘り出したトランクを開けて絢音と対面したとき、
絢音の「死」という、抗いようのない現実を彼はあらためて「経験」する。
この経験は友也にとって、彼女と出会った経験の「意味」をさらに問いつづけ、
生に向き合う構えを根本から変化させる契機となるはずだ。

  現実に戻って絢音さんを見つけなきゃいけない。
  いつか死ぬってこと。絢音さんが生きていたってこと
  もっと、ちゃんと知らなきゃいけないんだ。

では、「もっと、ちゃんと知る」ためには何が必要か?
一つの経験の意味を、新たな経験によってさらに深めること。
そのようにして、「経験」はさらなる「意味」を求めて深まりつづける。
その連鎖こそが「生きる」ということの実質なのではないのか?
「生きる意味」とはその果てに、最後のピースのように得られるものであるはずで、
性急に求められるべきものではないのだ。

「きっとそれで全部わかるね」、と絢音は言った。
「死」という経験を経て、友也が一つの認識に達することを彼女は予感していたのだ。
そのとき彼もまた、一つの深淵を跳び越えたのである。

掘り起こされたカンバスと向かい合い、友也の制作の日々が流れる。そして、
完成された作品に描かれていたもの、それは花を抱いて微笑む絢音の肖像だった。

そこに定着されたものは紛れもなく、成就した一つの「経験」の姿だ。
生きるということ。「経験」によって「意味」に到達すること。
このアニメ映画が伝えるメッセージは確かにそこに結実している。同時にその絵には
絢音への思慕とともに生きていく友也の決意が示されているようだ。


4 涼

一年後の夏の夕暮れ。同じ場所で三人が再会する。
春に逝った涼がサマーゴーストになって現れる。その理由はおそらくシンプルなものだ。
「ちゃんと話せてよかったぜ。最後はしゃべれなかったから。・・・」

実は四人のなかで涼だけが、「プロセス不全」からは自由だった。
未来を断たれた苦悩の中でも、真っ直ぐに正しいプロセスを貫いていた。
生まれてきたことへの懐疑、不条理と向かい合う恐ろしい苦悶の時間を送りながらも、
最後まで生を意欲しながら逝った、その死に向かうプロセスが正しく完結しているからこそ、
彼の表情は安らかで、生きていく二人を励ますことさえできるのだ。

ラストシーン。涼が去ったあと、友也とあおいが滑走路に佇んでいる。

今さらだが、最後に一つ、残された問いがある。
なぜサマーゴーストと会う場所は、飛行場の滑走路なのだろうか?
それらしい答えは幾らでも見つかりそうだが、自分としてはこじつけと言われようと、
これまでの論旨を踏まえた解釈を提示してみたい。

サマーゴーストの登場シーンは、飛行機が滑走路へ着陸するイメージで描かれていた。
これは多分、彼女が「死」という深淵を飛び越えて、三人の前に現れたことを意味している。
友也とあおいも、それぞれの経験の中で深淵を跳び越え、二つの死を経験して
現在の地点に着地している。このラストシーンはそのことを強く印象づけるものだ。
そして今、そこからふたたび歩き出そうとしている。

 もしかしたら、言われたとおりにしてた方が楽だったかなって時々思うよ。
 でもいいんだ。どんなことも、どうせいつか終わるって思ったら、
 なんか、こわくない気がしてきたから。
 ちゃんと、自分で選んでいくよ。

生とは死に至るプロセスである。
死はそのプロセスの終点として予見的に内在し、生を補完している。
待ったなしの現実。その中でもがきながら能動的に、主体的に「意味」を見出してゆく。

そう、やはりこれは、ささやかな「認識」の物語なのだと思う。{/netabare}


2023. 8. 28

投稿 : 2024/07/20
♥ : 16
ネタバレ

カミタマン さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

静かで,澄んだアニメーション

空の美しさに惹かれ見てみました。

勝手に爽やかな話をイメージしてみたのですが

{netabare}
意外に重い3人の,いや4人の事情があり
視聴前のイメージとは結構違いました。
{/netabare}

しかし,作品は始終物静かに進行し
絵も美しく
ストーリーも良かったです。

1時間未満の劇場用作品で初めて面白いと思った作品でした。

『絶望の怪物』を忘れていました(^-^;

投稿 : 2024/07/20
♥ : 19

ひろたん さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

単館系で観る映画のような独特な余韻を味わえる作品

イラストがそのまま動いたような感じの作画がとても新鮮な作品でした。

■等身大のリアル

この作品は、単館系で観る映画のような独特な余韻を味わえる作品です。
ここで言う単館とは、下北沢にあるような50席ぐらいのシアターのことです。
上映作品は、だいたい支配人の意向で偏っている感じでしょうか。
それよりも、駆け出しの監督作品の公開の場と言う意味合いの方が大きいです。
それこそ家庭用機材で撮影した自主製作の延長線のような作品も上映されています。
そのため、上映作品は、粗削りのものが多いです。
しかし、この駆け出した頃の作品だからこそできた表現と言うのもあります。
それは、いろいろな表現技術が身についてくると、どことなく消えてしまう何かです。

この作品もそんな印象をうけました。
青臭い分、本当に表現したいことがにじみ出ているような、そんな感じです。
自分の置かれている状況に悩む高校生の気持ちを特に脚色をせず淡々と描いています。
それがむしろ等身大と言うかリアルに感じられた理由です。


■幽霊

この物語では、都市伝説で「サマーゴースト」と囁かれる女性の幽霊が登場します。
名前は、「絢音(あやね)」。
ネットで知り合った高校生の3人がこの幽霊と出会うことから話が展開します。

「ゴースト」には、「人が突然消える(いなくなる)」と言う意味もあります。
実は、絢音の母親にとっては、ある理由で絢音が突然消えたままの状態なのです。
娘の絢音にとっては、それが唯一の心残りとなっていました。
そんな絢音と3人の高校生が一緒に突然消えた理由をめぐる物語となっています。
そして、最後にキャッチコピーの「ありがとう、見つけてくれて」にたどりつきます。


■劇伴がいい

この物語は、そんな「生と死が交錯する夏の夜」の出来事を描きます。
これはもちろん生きている3人と死んでいる絢音の出会いと言う意味があります。
それと同時に、3人もまた、ある理由で死を意識しているからです。
このなんとも不思議なひと夏の出来事を劇伴が神秘的なものとして演出します。
そして、この劇伴のおかげで、最初から最後まで独特な雰囲気で物語が進行します。


■まとめ

観終わった後、どう表現していいか分からない、言葉にできない余韻が残ります。
逆に言えば、表現できないからこそ、それが余韻として残るのだと思います。
私は、こう言う余韻は大好きです。
それは、自分の中で必死に答えを探そうとしている証拠だからだと思うからです。
しかし、結局のところ、いつもしっくりくる言葉は見つかりません。
でも、心の中では、ちゃんと答えは見つかっているのだと思うのです。
なぜなら、なんとなく心が軽やかになったと感じるからです。

この物語でも主人公が空を浮遊することをきっかけにそれこそ心が軽くなり始めます。
それは、同時に自分の中にある問題に必死に向き合い答えを見つけ始めたからです。

主人公は、最初、「自分が生きているかどうか、時々分からなくなる」と言いました。
もし同じように思っている人がいたら、この作品を観てもらえたらなと思います。

私は、言葉にできるような明確な答えは、見つからなくてもいいと思っています。
でも、自分の「心の重さや軽さ」には、気を付けてみてほしいと思っています。
それが自分と向き合うと言うことだと思うからです。
もし、自分の心が少しでも軽くなったと感じたら、それは答えが見つかった証拠です。
そしたら、もう焦らなくてもいいのです。
なぜなら、自然とその答えに向かって行動ができるようになっていくからです。

この作品は、独特な浮遊感でその過程を表現していたのではないかと思います。

投稿 : 2024/07/20
♥ : 26

71.9 9 2021年秋(10月~12月)アニメランキング9位
攻殻機動隊 SAC_2045 持続可能戦争(アニメ映画)

2021年11月12日
★★★★☆ 3.8 (23)
174人が棚に入れました
2045年。全ての国家を震撼させる経済災害「全世界同時デフォルト」の発生と、AIの爆発的な進化により、世界は計画的且つ持続可能な戦争“サスティナブル・ウォー”へと突入した。だが人々が、AIによる人類滅亡への危機を日常レベルで実感できるまでには衰退の進んでいない近未来――。内戦・紛争を渡り歩き、廃墟が横たわるアメリカ大陸西海岸において、傭兵部隊として腕を奮っている全身義体のサイボーグ・草薙素子とバトーたち元・公安9課のメンバー。電脳犯罪やテロに対する攻性の組織に所属し、卓越した電脳・戦闘スキルを誇っていた彼女らにとって、この時代はまさにこの世の春である。そんな草薙率いる部隊の前に、“ポスト・ヒューマン”と呼ばれる驚異的な知能と身体能力を持つ存在が突如として現れる。彼らは如何にして生まれ、その目的とは。大国間の謀略渦巻くなか、いま再び“攻殻機動隊”が組織される――。
ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

超人部隊 VS 覚醒新人類??

 GHOST(ゴースト)という草薙素子を中心とした傭兵部隊が、任務をするうちに怪しい組織に同行されるです。ポスト・ヒューマンと呼ばれる人間離れした新人類?の巻き起こす事件に巻き込まれ、行方を追い立ち向かうお話です。

 個性的なキャラ、人間のように振舞うAIロボットが魅力的だったです。電脳世界にシンクロしている?場面もなんか凄いです。とある屋敷に潜入したときに出てきたおっさんが、 {netabare}前は見せないけど全裸で激しいアクションをしたのに度肝を抜かれたです。また、AI犬も{/netabare}凄かったです。

 GHOST以外でトグサが、行動するお話とシンクロし所々お話を盛り上げるです。面白くなってきたと思っていたら、話は完結せずいいところで終わってしまったです。続きがあってほしいと思うけど、この時点では分からなかったです。続きがなかったらもったいないです。

投稿 : 2024/07/20
♥ : 3

71.5 10 2021年秋(10月~12月)アニメランキング10位
映画 すみっコぐらし 青い月夜のまほうのコ(アニメ映画)

2021年11月1日
★★★★☆ 3.8 (15)
54人が棚に入れました
とある秋の日、キャンプに出かけて行ったすみっコたち。楽しい時間はあっというまに過ぎ、夜もふけてきた頃、ぺんぎん?は、ある伝説を思い出す。「5年に1度おとずれる、青い大満月の夜。魔法つかいたちが町にやってくる」すみっコたちが見上げた先には、大きなブルームーンが浮かんでいた!その夜、いつもの町にふしぎな魔法がかけられて...?

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

感動する話じゃないけど大切な何かを感じ取れる作品

【紹介】
劇場版すみっコぐらし第二弾。
前回の劇場版が感動作品な作りでしたが、今回は教育アニメのような作りで子ども向けを意識している感じはしましたね。
大人でも楽しめる内容なので、ぜひお子さんと一緒に視聴してみてください。
癒されたい人には特にオススメしますよ。

【全体的なクオリティ】
相変わらず丁寧な作りをしていますね。

【キャラクター】
たくさんキャラクター出てきます。
今さら言うまでもないですがみんな可愛くて動いているのを見ているだけで幸せな気分になれますね。みんな可愛すぎでしょ。
新キャラであるふぁいぶ君も一生懸命で生きづらそうなところがすごく可愛かったです。

【シナリオ】
色々なキャラを出したいために、ちょっとメインとなる話が始まるまで長くてメインの話が説明不足気味ではありましたが問題はないと思います。
クスリと笑える要素もあり、頑張ってと応援したくなる要素もあり、シナリオはわかりやすいので大人も子どもも素直に楽しめる作品になっています。
前作で評価された感動的な話をやろうとせず、見ている人に伝えたいことを伝えようという意思が感じられ、教育アニメを意識した作りは個人的には高く評価したいと思いました。

【総評】
コロナ下でいろいろと暗いニュースばかりでなかなか光が見えないこの世の中だからこそ視聴して欲しい作品。
子ども向けだと色眼鏡で見ず、疲れているから癒されたいなくらいのモチベーションでいいので是非視聴してみてください。

なんやかんや言っても可愛ければそれで満足なアニメなので
期待通り可愛い姿が見れて癒されたのですごく良かったです。

特に子ども達にはこういう作品に触れてもらって、何かを感じ取って欲しいなと私は思います。

夢を持つことの大切さ、夢に向かって頑張ることの尊さが、多くの子ども達に伝わりますように。

投稿 : 2024/07/20
♥ : 12

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ネッシーやETみたい + 癒やし系

 すみっコと呼ばれる生き物達の日常と魔法使い??が、絡む一時の叶えられた夢のお話だったです。
 ナレーションのお兄さんの語りが、ほのぼのとした平和な世界に誘うです。声をださないすみっコが、行動しぐさによって良いあじだしていたです。Eテレのような絵本をより良くしたかんじだったです。

 夢みる平和な毎日を送るすみっコ達が、満月になると現れる魔法使いの伝説を信じ会いに行ったです。何だかんだ遭遇し、魔法を見せてもらうです。末っ子のふぁいぶが、とり残されてしまうです。同情したとかげをはじめ、すみっコ達と過ごすことにです。ETを思い出すような要素に、独特な暖かい生活が入るように描いていたです。

 全体的に見てて落ち着き、心温まる、感動もしたりした展開が好きだったです。ふぁいぶが、ちゃんと帰れるので「これで、いいのだ!」です。子供むけも侮れないです。
 すみっしーというのは、名前が受けたです。

投稿 : 2024/07/20
♥ : 4

二足歩行したくない さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

すみっコたちの夢で照らされたまほうの夜のおはなし

サンエックスのキャラクター"すみっコぐらし"のオリジナルアニメ映画第2弾。

夜空の上にある魔法使いたちが住む魔法の世界。
そこには5人の魔法使いが住んでいるのですが、その中で一番小さい末っ子の"ふぁいぶ"は勉強中で、まだ上手に魔法を使うことができませんでした。
一方で、すみっコたちはお気に入りの"喫茶すみっコ"で、キャンプの計画をしています。
秋の天気がいい日、買い出しを済ませたすみっコたちは、スミッシーが出るという湖・すみっ湖にやってきます。
その夜は5年に1度の青い大満月の夜、魔法使いたちがやってきて夢を叶えてくれる夜でした。
キャンプを楽しむすみっコたちの前に魔法使いたちが降り立ちます。
楽しい夜を過ごすすみっコと魔法使いたちですが、居眠りをしているふぁいぶを置いたまま、魔法使いたちは帰ってしまいます。
1人残されたふぁいぶに、すみっコのひとりとかげは、しばらく一緒に暮らすことを提案する、という展開です。

すみっコぐらしの劇場場は1作めが非常に評判がよく、私も「子供だましでしょ」となめて視聴して、まんまと感涙してしまった覚えがあります。
そんなわけで、ハードルが上がった2作目だったのですが、私的には、普通に良作だったと感じました。
前作のような感動作というほどではないのですが、前作に引きずられない、すみっコぐらしらしい内容だったと思います。
前作と同じレベルの感動を期待して視聴すると肩透かしを食う可能性はありますが、本作は本作で見れてよかった、素直に楽しい気持ちになれたと感じました。

登場するすみっコたちは、みんな夢があります。
シロクマは寒いのが苦手なので早く夏になってほしい、ペンギン?は自分がなんなのか知りたい、とんかつのはしっことエビフライのしっぽは誰かに食べてほしい、ネコは理想の姿になりたい、ざっそうはブーケになりたい、そしてとかげ、とかげの夢は、これは秘密なのですが、すみっコたちにも誰にでも、思い描く望みがあります。
でも、夢を叶えるためには努力が必要で、夢がかなわないことは悲しいことです。
じゃあ"夢"って何なの?必要なものなの?というテーマが内在されているように思いました。
ちゃんとかわいいのですが、しっかりと考えさせる部分があり、大人が見ても楽しめます。

前作とは違い、泣けはしませんでしたが、とても癒やされました。
ラストもすごくキレイで、ほっこりとできる作品だったと思います。
最初から最後まで急転直下して破裂して死ぬような展開になりそうに無いので、ドキドキしたくない方やお子様も安心できるアニメです。
3作目もあるといいなと思いながら、もう一周見ようと思います。

投稿 : 2024/07/20
♥ : 2

70.4 11 2021年秋(10月~12月)アニメランキング11位
劇場短編マクロスF〜時の迷宮〜(アニメ映画)

2021年10月10日
★★★★☆ 3.8 (38)
179人が棚に入れました
人気アニメーション「マクロスF」の完全新作「劇場短編マクロスF ~時の迷宮~」が、2021年公開予定の「劇場版マクロスΔ 絶対 LIVE!!!!!!」と同時上映。

でこぽん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

これはマクロスFのサービス映像というよりも劇場版の続編

これはマクロスF(フロンティア)のサービス映像というよりも「劇場版マクロスF サヨナラノツバサ」の続編。
10年のときを超えてこの映画を制作してくださった皆様に感謝します。

行方不明になった早乙女アルトを探し続けているランカ・リー。
彼女は、ある星のプロトカルチャー遺跡の前で歌を歌います。

すると、不思議な現象が起きて…

マクロスFファンにはたまらない映像と音楽です。
まさにここは時の迷宮。
目と耳と心とで感じ取ってください。

はたしてランカはアルトに出会うことができるのでしょうか?
そして意識不明中のシェリル・ノームと共演ができるのでしょうか?


この映画は本来は2021年2月に発表されるはずでしたが、新型コロナの影響で11月になりました。
この続きを期待しています。

投稿 : 2024/07/20
♥ : 7

石ころ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

感慨深い、ただこの一言に尽きる

劇場短編ということで、劇場版サヨナラノツバサ公開から10年という節目の年に、続編をΔの劇場版との同時上映にこぎつけたこと、制作陣の方々には感謝しかありません。視聴後、また続編が制作されるのではと、淡い期待を生むような良い作品に仕上がっています。
あとGood job!以来の三年ぶりの劇中の新曲は、予想を裏切らない出来で聴きごたえがあります。機会があれば、もう一度劇場に足を運べるといいのですが...

投稿 : 2024/07/20
♥ : 1

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

どうせ蛇足を作るならしっかり最後まで見せて欲しい。

 なんとも中途半端だったなあ、という印象です。どうせ蛇足を作るならちゃんと見せればいいのに、という気がします。

 今回見せた内容は、劇場版のラストで作品の意味を読み取れば分かる内容でした。
 前作終わりのオープンエンディングは今時の流行じゃないとしても、だったらもうちょっと今回は尺をとってカタルシスを作ろうよ、ということです。この内容ならライブだけで良くね?と思いました。ランカはいいですけどシェリルが不足すぎでしょう。

 私はマクロスの中で一番好きなのはフロンティアなので、見られるのはうれしい気持ちもありますけど、もう消化した作品の余韻をいつまでも見せてくれる必要はありません。


 作画です。ランカのキャラデザと作画はとても良かったです。TV版はちょっと線の数が少ないのが物足りなかったですが、髪とかなかなかの出来栄えだったと思います。

 ただ、後半2,3分ですね。今後マクロスのライブ映像ってキャラは3DCGになるんでしょうか?だったら中途半端はやめて欲しい。せめてエフェクトや手書き修正で自然に見える工夫は欲しいなあ。

 本音を言えば時間と予算に追われるTVアニメならともかく、劇場版は手書きでやって欲しい。せめて3Dモデリングはやめて欲しい。モデリングはメカだけにして、人物はCG使うなら動画、着彩の省力化の方向性でお願いしたいなあ。原画、中割の表現が失われていくのは寂しいなあ…というのはノスタルジーでしょうか?

投稿 : 2024/07/20
♥ : 4

70.1 12 2021年秋(10月~12月)アニメランキング12位
フラ・フラダンス(アニメ映画)

2021年12月3日
★★★★☆ 3.7 (46)
110人が棚に入れました
新入社員、夏凪日羽。志望動機「みんなに”笑顔”を届けたい。」福島県いわき市に暮らす高校生・夏凪日羽。卒業後の進路に悩む日羽は、かつて姉・真理が勤めていた「東北のハワイ」こと「スパリゾートハワイアンズ」のポスターを見て衝動的に、新人ダンサー=フラガールの採用試験に応募する。未経験ながらも採用された日羽は、鎌倉環奈、滝川蘭子、オハナ・カアイフエ、白沢しおんたち同期と共にフラガールへの道を歩み始めるが、個性豊かすぎる5人の足並みはそろわず、初ステージで、ある大失敗をしてしまう。「史上最も残念な新人たち」と呼ばれ、落ち込む彼女たちだったが、恋、ダイエット、そしてフラ…と、いいことも辛いことも分かちあいながら、フラフラしながらも絆を深めていく―――。それぞれの想いを胸に彼女たちは今日もステージへ。笑いあり涙ありの新人フラガール成長物語。わたし、"フラ"を仕事にします。

声優・キャラクター
福原遥
ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

楽しい楽しい、ふらふらダンス、アロハー!

 姉のフラダンスをみて育った夏凪日羽が、ハワイアンズの新入社員として他個性派四人とともに、フラダンサーを始める奮闘記だったです。
 姉、縫いぐるみの関連性?、先輩達、従業員に支えられて、色々悩みながらも5人が成長する過程、とくに日羽において描かれているです。

 福井県いわき市にあるハワイアンズを舞台としていて、行ったことはないけど舞台裏も含めて現場が再現されているのでないか?と思ったです。スクールアイドルと違い、歌わずにハワイを感じさせる?衣装をまとい、独特の腰振り手付きなどで踊るさまは、よくできていたです。
 着ぐるみも踊るパフォーマンスなど、楽しさはあったです。

 はじめから上手く行かない様も、人間らしいものがあったと思うです。遊興施設で年柄年中、同じことをし続ける人たちの姿を見たです。
{netabare}  大会までも出てきて、印象的なパフォーマンスをしても結果が伴わないところが、現実的を見せられるようだったです。
 そんな彼女たちを応援した人たちも、日羽達もこれを境に、気付き前に進む{/netabare}終わり方、私にはありふれていて、地味でそんなに感動できるものでなかった気がするです。
 キャラ的にどこか普通すぎて、さっぱりとしすぎた感が、歪めないように見えたです。

投稿 : 2024/07/20
♥ : 3

遊微々 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

流した汗と涙の数だけ、人を笑顔にする仕事

恐らく今年最後に見るであろう新作アニメーション映画。
告知の時点で見に行く予定ではありましたが、うん、素敵に面白いですねこれは。

作品の舞台となる福島県にあるスパリゾートハワイアンズのダンシングチームといえば、2006年に蒼井優主演で「フラガール」として映画化されたことでも知られており、今作では主人公の夏凪日羽ちゃんを始めとする5人の新人がフラガールとして成長していく物語が展開されています。

シリアスなシーンも展開されますが比率としてはそれほど多くなく、全体的に明るくポップな作品でしたね。でも2時間の中に登場人物それぞれにちゃんとスポットを当てていて、みんなの個性が好きになる構成でした。
作中では3.11の震災の際の苦労が語られていましたが、これは現在のコロナ渦ともリンクして捉えることができ、中々に考えさせられるものがありました。

制作を担当しているBN Picturesは「アイカツ!」シリーズの制作でも知られ、やはりそこで培ったノウハウを活かしてかフラダンスの映像シーンは可愛かったですよ。

とは言っても、作画自体はTVアニメーションのちょっと延長といった感じだし、ストーリー自体も傑作と呼べるほど印象に残るわけでもなく、全てが小奇麗に75~80点代にまとまっているなーと言うのが総評。
ただ誰が見ても無難に楽しめる作りになっていたので、良作だと思います。

投稿 : 2024/07/20
♥ : 7

さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

アイカツなるほど

リアルなお仕事系アニメとして、いい感じに楽しめたが、盛り上がりどころが散らばっており、一本の映画というよりも、1年ものの夕方アニメの総集編という感覚だった。

ステージシーンのCGのセルルックとの親和性が高くてちょっと見ないうちにここまで進化してたのかと驚いた。
ただ、それはそれとして、
遠景か顔UPが多く(アニメとしては間違ってないけど…)、折角のフラダンスアニメなので、もう少しダンス描写が細かく見たかったな。

投稿 : 2024/07/20
♥ : 5

69.3 13 2021年秋(10月~12月)アニメランキング13位
整形水(アニメ映画)

2021年9月23日
★★★★☆ 3.6 (26)
77人が棚に入れました
誰もが美しくなれる奇跡の水。つけたら最後、破滅のはじまり――。小さい頃から外見に強いコンプレックスを持ち、人気タレントのメイクを担当しているイェジ。タレントからは罵倒され、ふとした偶然で出演したTV番組では、自分への悪意ある書き込みで自暴自棄に。そしてある日、巷で噂になっている“整形水”がイェジの元へ届けられた。顔を浸せば、自らの手で自由自在に思い通りの容姿へと変えることができてしまう奇跡の水。後遺症も副作用もない。美しくなりたいという欲望に駆られ、イェジは“整形水”を試すことを決意する。全く新しい人生を歩むために。それからしばらくして、周囲で不審な出来事が起こり始める……。
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

整形大国・韓国が自戒するルッキズムの極致

韓国のウェブトゥーン(スマホ向けに縦スクロールして読む形式のwebコミック)にて連載のオムニバス『奇々怪々』の中の人気エピソードを、同国のスタジオ制作でアニメ映画化したサイコホラー。

【あらすじ】
{netabare}容姿にコンプレックスを持つ、芸能事務所メイク担当の女・イェジ。
外見至上主義(ルッキズム)による蔑みを受け続け、荒んでいく彼女の元に、
「整形水」なる美容液が届く。
”美(にく)”を自在に練り直すことができる魔法の液体により、超絶美女・ソレに生まれ変わった彼女は、
幸せな人生を掴むため街に繰り出すが……。{/netabare}

【物語 4.0点】
やはりそう来るよね→と思わせてからの容赦なき二番底、三番底。

表層だけ楽しむライトな見方でも終始悲鳴を上げられる。
が、深読みするコア層。
例えば、韓国で、整形にまつわるアイテムの話なら、『笑ゥせぇるすまん』的にも、
どーせ、こうドーン!と落として、教訓はこうだろう?
との予想に中盤までは応えて、やっぱりねと安心させておいて、
そこから違う展開で魅せ、唸らせる。
近年の韓流映画のトレンドを押さえた多段構造のプロット。


韓国と言えば、整形により顔面崩壊したグロ画像ニュースがしばしば飛び込んで来ますが、
本作は過剰な外見至上主義(ルッキズム)をテーマに、
整形大国の社会問題に深く切り込む。

ネット大国でもある韓国。
“指殺人”と揶揄されるネット上の激しい誹謗中傷も、歯に衣着せぬセリフ回しで表現。
おぞましい整形、ホラー描写も多々あった本作ですが、
私が一番醜いと思ったのはネットリンチの描写。
{netabare}主人公が整形前に外見によりトップタレントからの虐めで受けたストレスを、
匿名コメント欄のバッシングで憂さ晴らしする場面。
ろくに努力もせず、怠惰な肥満体で、菓子を貪りながら、
有名人を、ネットでカチカチと叩いて嗤う。{/netabare}
匿名で他者を貶める人間など、所詮あのような浅ましいブタ野郎なのだと再認識w


【作画 4.0点】
アニメーション制作・SS Animent

主役ヒロインのビフォアアフターからしてキャラデザ変化が急激。
整形前や、周りの一般人は、細目&釣り眼のリアル調の顔立ち。
整形後や、美人さんたちは、瞳が大きくてキラキラした日本の漫画に多い理想像。

融通の利くCGの利点を生かして変身により現実と理想を往復する
自身と環境の激変に対応。

こねて、かためて、ドロドロと液体に絡めて、削ぎ落として……。
”美(にく)”の描写もとにかく激しいw
ステーキなど挑発的な飯テロ?も挟んで来ますが、
出血多量も伴う本作鑑賞後、焼き肉にがっつける勇者がいたら俺は尊敬しますw
描くからには、そこまでやる?って位やり切るのが韓流ですw


【キャラ 4.0点】
主人公イェジ。
美女ソレとして生まれ変わっても尚、消えないコンプレックス。
真っ直ぐにならない心根、愛情への飢餓感。
典型的だが、整形大国の歪みが凝縮された良好なヒロイン。

それはトップタレント美女のミリも同様で、
美人なら社会は何処まで許してしまうのかと執拗に問い続ける。

イェジに転機をもたらすイケメンのジフンさん。
(※核心的なネタバレ){netabare}美貌が損なわれるのを恐れずに、女の美を楽しむには男になる他ないという極論を体現。{/netabare}


警備のおっさん、コンビニ店員。
主人公のビフォアアフターで露骨に反応が変わるモブも象徴的で明快。
美人になったからって{netabare}匂いまで良くなったと思い込んでクンカクンカ{/netabare}するとはw
ルッキズムの先入観って怖いw


皆、掌を返す中、変わらないのは主人公の両親が娘を想う気持ち。
子供のために{netabare}大金ばかりでなく”美(にく)”も切り{/netabare}与える親心に絶句。
身近にあった愛。気がついて欲しいのですが……。


【声優 4.0点】
(※日本語吹替版を劇場鑑賞)
主人公イェジ/ソレ役の沢城 みゆきさん。
内面外面共にアップダウンが激しい、絶叫も伴うホラーヒロインという難役。
さすがの表現領域の広さに加え、本作では口に綿を詰めて、
太っていた頃のヒロインボイスをカバー。
美人化後、あざとく微笑んで悩殺する、漫画的なショットにも難なく対応。
やっぱり、みゆきち。頼りになります。

ジフン役の諏訪部 順一さん。
楽しそうにイケボ飛ばしていて何よりですw

その他、上坂 すみれさんによるトップタレント・ミリの
張り合いがいのある高飛車ボイスに、
マネージャー役・日野 聡さん。"施術者”役・たかはし 智秋さん。
脇まで”ちゃんとした声優”陣で盤石の吹き替え。


【音楽 3.5点】
劇伴担当・ホン・デソン氏。
底辺の冷たさを思い知らせる静寂のピアノバラードから、
光の当たる世界のウキウキ♪BGM。
攻める場面では狂騒のシンセ重低音の連打で殴りかかり、
トラウマ増大に拍車。


【感想】
徹底した描写により、人間の上辺だけじゃなく内面の美醜をも引きずり出した
奥深いグロを喰らう衝撃作。
昨年のマイ最恐アニメは間違いなくコレです。
DVDリリース&レンタルも開始されたようなので、
興味のある方は胃腸の都合の良い時間帯(クドいがとても重要w)に覗いてみて下さい。

投稿 : 2024/07/20
♥ : 15
ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

起こる光景に目をそらしたくなる恐怖

 画像からしてホラー映画にしか思えないアニメ、見るか?迷ったです。吹替版が豪華声優陣が携わることもあり、衝撃の話題作だとかで怖いと思いながらも、見ないわけにいかないと決意し見てきたです。グロかったと呼ばれたアニメは今まで深夜放送録画で、内容も知らずに初めて見てきたこともあったので私、大丈夫だと思ったです。
 成形というと昔から韓国で流行っていることは、知られている題材なのでこれをどのようにアニメで表現するのかも、「私、気になります!」です。
 で、韓国アニメ劇場上映、初めて見たです。吹替版見たです。

 メイクアップアーティストのイェジが性格の悪い人気タレント、ミリから罵りを受けさらに、コンビニ、守衛からも馬鹿にされ、ネットでも誹謗中傷と外見のコンプレックスにストレスをさらにため引きこもっていたです。
 そんなある日、メール後に自宅に届けられた誰もが美しくなれるという成形水がきたです。それを利用し、販売者を訪ね恐るべき手ほどきを受け、成形したイェジが、ソレと名を変え新しい生活を満喫するも、欲望にとりつかれた行為が破滅へと進んでいくお話だったです。

{netabare} 悪魔の所業としか言いようのない、成形水の使用過程、自らの失敗から家族も巻き込み、美しさという怨念による異常な他人への犯罪、罪の引き起こす幻影、さらに信じた者の実態、狂った悪い奴による末路があったです。{/netabare}身の毛がよだつ、人間のすることとは思えない異常な展開だったです。まさに、サイコホラーです。R12です。「メイドインアビス」、「PSYCHO-PASS」とも違う異質なグロさを感じたです。

{netabare} 結局、悪い奴がのうのうとしていることや、変わり果てた誰かさんで終わってしまうことに納得いかなかったです。 {/netabare}
 人の弱みに付け込み、人を怪物にしてしまう成形水は許せなかったです。一滴残らず、完全処分するべきだと思ったです。この展開にならなければ話にならなかったけど、イェジに限らず最初に使わず捨てていたらと思うです。

 このアニメにおいて美しくなりたい、愛されたい、人間の果てしない欲望と狂気は恐ろしかったです。
 CGアニメで怖かったけど、キャラの動きがどこか不自然なところがあった点、一つ残念だったです。

投稿 : 2024/07/20
♥ : 6

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

かなり面白い。3DCGが不思議と今敏的な世界観とマッチしている。

 整形大国韓国だからこその整形批判…という点はもちろんあるでしょう。ですが、サスペンスホラーとしても相当面白いです。感じとしては、パーフェクトブルーに近いですし、結末はマルドゥックスクランブルのあるエピソード的な感じですが、いつもの真似という感じは全然しませんでした。
 ストーリーに真似があるとすれば「ヘルタースケルター」でしょうか。でもまあ、どちらかと言えばやっぱり今敏ワールドですね。
 ネット社会的な風刺や、見た目に関する劣等感の問題も入ってます。やっぱり韓国はエンタメに仕上げるのは上手いですね。

 CGの方向性をリアルの人に寄せていますが、これが不思議なくらい見苦しくないです。これを実写でやったら見てられないくらいの猟奇な感じがありますが、このCGの頃合がなかなかマッチしていました。

 つまり、社会的なテーマ性があるし、ストーリーが練れていて想像以上に面白いし、こういう本格的ヒューマンドラマのアニメが目新しいし(あるいは今敏以来)で、低予算っぽく見えるわりにかなり評価できました。

 こういうのが作られるなら期待できますね。

 ただし、です。韓国のエンタメ市場はドラマがほぼ9割くらいらしいですね。その他は映画です。ですから、アニメの市場は極めて小さいそうでアニメは発達しづらいんでしょう。
 それと、マンガアニメは「バカの壁」の養老孟司先生曰く、漢字ーかなの混合文字文化と大きくかかわっているらしいので、漢字を捨てた国では日本的アニメは発展しないでしょうね。

 こういうシリアスなドラマ風のサスペンスのストーリーは大したものです。この方向性で3DCGアニメ作ったら面白そうですね。今敏的世界感とマッチしていました。

 ただ、市場性ですよね。日本人くらいアニメマンガが好きな民族はいないでしょう。文学からして村上春樹とか芥川とか夏目とかマンガ・ラノベですから。
 韓国は前述の通りアニメ市場が厳しい。アメリカはこの手の作品なら実写ですよね。欧州はもっとアニメアニメしたほうが受けますし。となると日本ですけど、日本人なら韓流ドラマでしょうね。つまり、売り手がありません。

 結論としては、同様の作品があれば見たいと思うレベルの作品でした。ただし、作成が続くなら、ですね。

投稿 : 2024/07/20
♥ : 8

69.1 14 2021年秋(10月~12月)アニメランキング14位
ミラベルと魔法だらけの家(アニメ映画)

2021年11月28日
★★★★☆ 3.6 (14)
46人が棚に入れました
監督:バイロン・ハワード『塔の上のラプンツェル』『ズートピア』、ジャレド・ブッシュ『ズートピア』
音楽:リン=マニュエル・ミランダ『モアナと伝説の海』
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

呼び寄せる奇跡の魔法

 親子3代で、魔法の家と奇跡のロウソクよりギフトという魔法を授かった家族の話で、ギフトを授かれなかったミラベルを中心におばぁちゃんたちとの関わりを描いたです。吹替版を見たです。

 楽しい生活といとこの晴れ舞台を境に家に起きつつある異変に気づいたミラベルが、真相とそれを防ぐために聞き込みを繰り返し冒険的な展開になるです。
 ミラベルの家族のルーツと、守ってきたことが失ったとき大切なことを見つけ、奇跡を生む感動の展開が素晴らしかったです。

 ミラベルなどのキャラCG、リアルに近い表情や本当のような手など、美しい背景、魔法の家のパフォーマンスがすごく良かったです。
 特にミラベルをはじめ家族の歌、音楽、ラテン系の音楽、ミュージカル展開も素晴らしいです。動物が出てきたり、蝶が舞う映像は綺麗だったです。
 またもDISNEY凄い映像をつくったです。家族でも楽しめるです。字幕版も見るです。

投稿 : 2024/07/20
♥ : 4

takato さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

足を引っ張る要素がなければ…。

 久々のディズニー映画。予告の段階で思ってたが、キャラ多すぎ問題が少々足を引っ張ってる。しかし、それ以上の問題はミュージカル要素。


 本作のテーマは割としっとりとした地に足のついたものだけに、テンション高いミュージカルと食い合わせが微妙。地味になりかぬないからミュージカルを入れたのかもだが、それじゃあ本末転倒。普通にしっとりした場面も、コメディータッチな場面も活きてたからそんなに無理して入れなくても感が。


 ミュージカルの問題は、下手するとその場面では話の進行が止まってしまうとこがある。本作ならミラベルが持っているギフトは、特別なものじゃなく人間力、即ち思いやりの心だって着地のために必要な描写がもっと入れなきゃならなかったような。


 他の家族の面々も能力じゃなくて、それぞれのあるがままの人格が大切なんだってよりなるべきなんだろうがキャラ多すぎ+ミュージカルで尺足らず問題が…。


 決して悪くはなくてイキそうなになるけど(クライマックスのドアベルのとことか)、イキ切れない勿体ない印象の作品ですた。それにしても、イザベルを平野綾さんがやってるのを意味深に感じてしまうお年頃。


 それにしても、なんか最近アメリカアニメ映画は家族推しが過ぎる気がする。こんなに多いと逆にアメリカ人は不安なのか?と勘繰りたくなる。


 ちなみに近年の家族作品だと『ミッチェル家とマシンの反乱』は傑作でした。基本イケテナイ駄目駄目家族で、家族マンセーじゃないバランス感覚が良い。主役の娘がオタクの映画志望なのがクライマックスにちゃんと活きてるし。

投稿 : 2024/07/20
♥ : 6

65.3 15 2021年秋(10月~12月)アニメランキング15位
神在月のこども(アニメ映画)

2021年10月16日
★★★★☆ 3.3 (19)
94人が棚に入れました
少女の名は、カンナ。母を亡くし、大好きだった"走ること"と向き合えなくなったこども。そんな少女が、在る月、絶望の淵に母の形見に触れたことで、歯車が廻りはじめる。現れたのは神の使いの、うさぎ。出雲までの旅にカンナを誘う。少女は問う「本当に、お母さんに会えるの?」白兎は答える「ご縁が、あれば。」行く手を阻むのは、鬼の子孫、夜叉。行く先で出あうのは、大小様々な八百万の神々。神無月と書き、全国から神々が姿を消す月を神在月と呼び、神々を迎えてまつる神話の地。島根・出雲、この島国の根と読む場所へ、自分を信じて駆ける少女のものがたり。

声優・キャラクター
蒔田彩珠、坂本真綾、入野自由

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

神無月でも神在月でもどっちでもいい

 幸せだったころの回想から、走ることに現在は違和感ある主人公カンナが、夜叉、シロに出会って、韋駄天としての役目をすることになったです。亡くなった母親を求めて旅の途中迷い、そそのかされながらも自分を見つめ、本来の自分を取り戻していくお話だったです。
 東京から出雲へと神社を訪れるので、神がかりな話が盛り込まれているです。出雲の神様に渡す供物をゲットしていくわけです。

 カンナの内面、母との日々、亡くなったことが自分に非があるのかと思い込む苦悩といろいろです。カンナの声優さんが、私にとても子供の声のように聞こえなかった点が残念なところです。

 目的は、達成されなければ話にならないけど、なんか平凡なような気がしないでもなかったです。

投稿 : 2024/07/20
♥ : 4

計測不能 16 2021年秋(10月~12月)アニメランキング16位
劇場版 抱かれたい男1位に脅されています。~スペイン編~(アニメ映画)

2021年10月12日
★★★★★ 4.5 (4)
33人が棚に入れました
2013年7月に連載を開始し、シリーズ累計発行部数400万部を突破した桜日梯子による大ヒット漫画『抱かれたい男1位に脅されています。』。芸能界を舞台に繰り広げられるボーイズ・ラブを描いた本作は、2018年に待望のTVアニメ化。そして2021年、「だかいち」がついに劇場へ――5年連続で”抱かれたい男1位”だったベテラン俳優・西條高人と、その座を奪った新人俳優・東谷准太。数々の試練を乗り越えてきた二人が、今度はスペインへ飛び立つ――!東谷のルーツも紐解かれるスペイン編。

計測不能 16 2021年秋(10月~12月)アニメランキング16位
映画トロピカル~ジュ!プリキュア 雪のプリンセスと奇跡の指輪!(アニメ映画)

2021年10月23日
★★★★☆ 3.8 (6)
28人が棚に入れました
夏海まなつ/キュアサマー:ファイルーズあい
ローラ/キュアラメール:日高里菜
涼村さんご/キュアコーラル:花守ゆみり
一之瀬みのり/キュアパパイア:石川由依
滝沢あすか/キュアフラミンゴ:瀬戸麻沙美
くるるん:田中あいみ
花咲つぼみ/キュアブロッサム水樹奈々
来海えりか/キュアマリン:水沢史絵
明堂院いつき/キュアサンシャイン:桑島法子
月影ゆり/キュアムーンライト:久川綾
シプレ:川田妙子
コフレ:くまいもとこ
ポプリ:菊池こころ
シャロン:松本まりか
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

万年雪を溶かす真夏の光

【紹介】
トロピカル~ジュ!プリキュアの劇場版です。
公開初週に見に行ったのですが、今さらレビュー書きます。
映画館は半分以上が家族連れで小中学生くらいの女の子がいっぱいいて、娘の引率のパパ達が居心地悪そうにしていたのが微笑ましかったです。子供連れじゃない大人の女性も結構いっぱい見に来てました。

視聴前は、なんでコンセプトが近いわけでもないハートキャッチとコラボなんだろ?って思ったけど、とてもいい形でコラボできていて、どっちにも見せ場がちゃんと用意されていて良かった。
前の映画はキャラをただ出しただけで、コラボさせる意味があんまりなかった。

【作画】
劇場版にしては少し作画が怪しいところはありました。そんなに気にならないですが。
恒例の来場者特典のライトが今回はリングになっていたところからも、予算がちょっと厳しかったのでしょうか?
※もらえるのは中学生以下限定です。

それでもリングをもらって大喜びしている子ども達の顔を見て和みました。
コロナはどうしようもないですが、子どもたちの笑顔を守れる国でありたいものですね。

常夏のプリキュアが真冬の舞台で戦うところが劇場版感あってよかったですね。夏が恋しくなりそうです。

変身シーンが省略されずちゃんと流れるのが長いって思う人も多そうですがポイント高いです!
ローラが葛藤する表情の変化が本当によく描けていたと思います。引き込まれました。

【キャラクター】
{netabare}
シャロンの設定がかなり重くて、なんとか助けてあげて欲しいなーって思いながら見ていました。すごくせつない話ですね。
アニメ版ではいつもクールな感じのあすか先輩がはしゃいでいるところが可愛かった。

惜しいところを挙げると、シャロンとの交流をもうちょっと時間かけて丁寧にやったほうがよりラストのシーンに想いを乗せやすくなったと思う。
シャンティアへの想いも、トロプリのメンバーは表面上だけに見えて、ちゃんとそのへんが描けていれば、
滅びゆく想いを継ぐっていう気持ちにも説得力が出るし、最後の葛藤にも深みが出ると思いました。
{/netabare}

【音楽】
主題歌がまたいいところで流れるんですよ。あれはずるい。
ここまで持ってくる演出が素晴らしすぎて、最高の演出で物語の余韻に浸れました。

ただ、せっかくハートキャッチとコラボしているのなら、楽曲でもコラボ感がもっと欲しかったのと、EDの絵は動きがあったほうが良かったな。

【シナリオ】
テレビシリーズのほうは今回、あまり波風が立たない作りなので劇場版は結構重い感じで見ごたえがあって面白かった。
{netabare}
ローラ中心の話で、最後は戦うのはつらいけど、避けられない戦いだからみんなの力を借りて戦うっていう安直な終わり方じゃなくて、

「生きていた証が残せれば意味がある、やり直せる」

「ローラは今いちばん、何がしたいの?」
まなつは仲間のローラを信頼して、すべてをローラの意思に委ねます。ローラがしたいようにしていいよって。
それに答えて、自分のしたいことの答えをローラは出します。

もうこれどうしようもないよね救いがないよねって誰もが思っていた展開で戦うことを辞めて歌をうたうことでせめて想いを伝えることを選んだところがとても良かった。
シャロンとのやり取りは鬼気迫っていて、ローラがみんなとの出会いで成長してきたことの集大成って感じでローラの魅力が凝縮されたとても素晴らしいシーン。

感動してしまいました。きっとローラは良い女王様になれるでしょうね。
{/netabare}

【総評】
ずっとお気楽な感じのトロプリのイメージとはだいぶ違う重みのあるシナリオで、より深みが増しました。
子どもには結構難しくて重いシナリオかなと思いましたが、
{netabare}
「シャロンちゃんがかわいそうだった」ってママに訴えかける女の子の悲しそうな表情が心に残りました。
もちろんあの境遇はかわいそうなんだけど、わたしは想いを引き継いでくれる最高の友達に会えて幸せだと思った。
あの子が大人になったときにもう一度見て欲しいなと思いながら映画館を後にしました。
{/netabare}

投稿 : 2024/07/20
♥ : 9
ネタバレ

郷音 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

こころトロピカる冒険! みんなで雪の王国へレッツゴー!!

2021年公開映画。

雪の王国に招待されたトロピカる部の面々にいつもとは違う敵が現れる。

先輩プリキュアであるハートキャッチ勢も登場します。

普段のトロプリは明るく元気に!がテーマですが、今作はなかなか重たい話になってます。

{netabare} 既に滅んでしまった国の唯一の生き残りである王女が、招待した人を帰さず国民にするため強力な敵を生み出すというストーリーです {/netabare}

ローラとえりかが気が強く言いたいことをはっきり言う似た者同士だから対立するけど和解して共闘するのはサブストーリーとしてもすごくよかったね

くるるんが大活躍する姿を見れる日が来るとは思わなかったよ…w

今作もコロナのせいでミラクルペンライトは振れないのはしゃあないとはいえ残念だよね

{netabare} 映画の最後に次回は来年秋!となっていたので、春映画はもうやらないのか…?それとも別の形でサプライズ…? {/netabare}

投稿 : 2024/07/20
♥ : 1

計測不能 16 2021年秋(10月~12月)アニメランキング16位
カラミティ(アニメ映画)

2021年9月23日
★★★★★ 4.4 (6)
24人が棚に入れました
『カラミティ』は、西部開拓史上、伝説の女性ガンマンと知られるマーサ・ジェーン・キャナリーの子供時代(11歳)の物語です。マーサは家族とともに大規模なコンボイ(旅団)で西に向けて旅を続けていますが、旅の途中、父親が暴れ馬で負傷し、マーサが家長として幼い兄弟を含め、家族を守らなければならない立場になってしまいます。普通の少女であったマーサは、乗馬も、馬車の運転も経験がありません。そんなマーサは、少女であることの制約に苛立ち、家族の世話をする義務をよりよく果たすために少年として服を着ることを決心します。女性は女性らしくという時代にあって、マーサの生き方は、古い慣習を大事にする旅団の面々と軋轢を生みます。更にマーサを野獣からの危険から救ってくれた中尉をコンボイに引き入れたことで、盗みの共犯の疑いまでかけられてしまいます。そして……。

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

「ロング・ウェイ・ウエスト」アメリカでもマカロニでもなく【フレンチ・ウエスタン】が導き出した現代への回答

アメリカ西部開拓時代に実在した史上初の女性ガンマン、カラミティ・ジェーンことマーサ・ジェーン・キャナリーの少女時代を描く82分のフランス&デンマーク合作映画
長篇アニメ映画初の全篇Flash作品であった『ロング・ウェイ・ノース』のレミ・シャイエ監督の下にスタッフが再集結
今作でもアウトラインを廃したアーティスティックな画作りが特徴です


荒野を新天地へと向けて進む幌馬車隊の中に幼い妹や弟の面倒を見る少女、マーサ・ジェーンの姿があった
一家は貧しく、母は旅の途中で亡くなり、父も幌馬車隊の中ではうだつの上がらない立場にあった
一家を支えなければ、と強気な性格のマーサは旅団長の息子でやや傲慢な性格のイーサンを相手にしても怯まなかった
だが女性は控えめに構え、幸せな結婚を望む・・・という事を強要されていた時代
保守的な旅団長や幌馬車隊の仲間達、さらに実の父親からもマーサの破天荒な性格は煙たがられていた
そんなある日、マーサの父は大怪我で動けなくなってしまう
イーサンに貸しを作りたくないマーサは投げ縄を練習し、馬の扱いを覚え、スカートではなくジーンズを履いた
マーサの行いは当時の人々にとってまさに奇行そのものだった
しかしそんなマーサの行動力は運悪くも裏目に出てしまい、とうとう仲間達から家族共々「カラミティ(疫病神)」と呼ばれてしまう・・・


『ロング・ウェイ・ノース』では煌びやかなロマノフ朝時代のサンクトペテルブルクと北極の雪原を見事に対比させたレミ・シャイエ監督でしたが、今作では前作と真逆の色使いをするアメリカ西部開拓時代の荒野や森林が舞台
これをアウトラインを廃したデジタル作画で表現するとなると、単純に色数が増えて工数も増えるので大変です
しかし完成した映像は雄大なアメリカの自然を美しく表現しており、ある意味写実性とはかけ離れた画作りをしているにも関わらず非常に説得力を持っているのが素晴らしい
まさに“絵が動く”事への感動を思い出させてくれる、とてもアニメーションらしい作品だと思います


個人的には最近『ノマドランド』という中国人監督が撮ったアメリカのロードムービーを観たんです
日雇い生活をしながら各地を転々と放浪する高齢者達を描いた作品だったのですが、そこでアメリカンドリームの原点とは商売をして大金持ちになる事じゃなく、西部開拓時代の様に広大な大地を自らの意思で駆け回る事にあるのやも・・・?と描かれていたんですね
だから今作もアメリカ人のアメリカ映画ではなく、フランス人のフランス映画だからこそアメリカの自然の美しさに気付けたんじゃないかな、と感じました


また今作は女性の解放を謳った昨今流行りの路線の作品ではあるものの、アメリカの、特にアメリカのアニメでは忌諱されがちな過激な表現が随所に観受けられます
悪役が女性キャラの首を絞めるカットをポスターにしただけで抗議文が寄せられ、しかもそれが取り沙汰される様な国ですからね、今のアメリカは
ところが今作で疫病神扱いされるマーサは結構露骨に虐げられます
顔を打たれるシークエンスすらあります
フランス映画を観慣れてると思うのですが、フランス映画って未だ暴力、セクシャル、人種に対して過激な表現が比較的許容されてると感じます
もし同じ題材を現在のアメリカで映画にしたら、もっとずっとぬるい作品になった事でしょう
そんな意味でも今作はレミ・シャイエ監督らしい作品になったと思います


その一方で映画が終わる頃にはちゃんとマーサが愛おしく感じる様に上手く出来ているんです
マーサは劇中で実に3回、細かい変化を加えるとそれ以上に衣装が変わります
服や髪型が変われば可愛くもカッコ良くもなれる
マーサは自由な生き方を象徴する存在であるといえます


そして『ロング・ウェイ・ノース』もそうでしたが今作も実は史実に沿ったお話ではありません
そもそもカラミティ・ジェーンの伝説は都市伝説的に様々な逸話が残されています
それこそ既に数本の西部劇の題材にされ、最近だと『Fate/Grand Order』に登場する等、作品毎に描かれ方は様々です
今作はそれを逆手に取り、そもそもマーサ自身が人々に話を語る時に【話を盛りがちだった】という部分に着目しているのです
つまりこの映画とはカラミティ・ジェーンの伝説の一つにしか過ぎず、それが実話が否かは全く問題ではないというところに着地してるのですね
故・高畑勲監督に「映画的な嘘が上手い」と言わしめたレミ・シャイエ監督のこれぞ真骨頂といったところでしょう


さて、原語のフランス語版だけでも世紀の傑作だと思ったのですが、せっかく日本語吹替版も制作されたのでそちらもチェックしました
これが本当に良く出来ているんです
まずマーサ役に起用された新人声優、福山あさきさんのお芝居が心の底から上手い!
マーサの役柄やオリジナルキャストのサロメ・ヴルヴァンの声質とも完璧にマッチしていました
エンドロールでカントリーミュージックを意識したシャンソンの主題歌が流れるのですが、吹替版だとこれを日本語訳にしたバージョンが流れるんですね
そしてこの歌の歌唱もバッチリ嵌っていました
フランス語、日本語、どちらもオススメ出来る完璧な作品に仕上がったのは貴重です
クライマックスとなる金鉱のシークエンスはどちらのバージョンでもお芝居がとても丁寧で聴き応えがあります
ですので是非片方だけとは言わず両方楽しんで欲しいと願います

投稿 : 2024/07/20
♥ : 5

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

一方通行まっしぐら、自分を貫いた少女の話

 吹替版を見たです。西部開拓時代、住む街をめざす馬車による集団移動の旅において、家族を守るために男として振舞う少女、マーサの冒険を描いていたです。

 もともと男勝りだったマーサは、うまく集団に溶け込めないようで家族以外からは、ギスギスした雰囲気があったです。女性は結婚することに強い執着を持つ環境下において、慣習にとらわれない真直ぐなマーサの存在、主張、生き方を受け入れない状況だったです。

 ある日、野獣から助けてくれたサムソン中尉をみんなに合わせることで、後でマーサが思わぬ濡れ衣を着せられるです。
 濡れ衣を晴らすため、マーサは家族を置いて集団を離れ、旅に出るのです。そのさなか、出会いそれを通して、目的を果たす方向に進むのです。
それまでの過程が、語るには長い展開だったです。
 嘘と演技を繰り返したり、少年勝りな行動そのすべてがマーサをとてつもなく成長させていったです。

 目的を話し、家族やみんなのもとに変えてきたマーサの姿は、薬業紙でなくなっていたです。マーサの行動は、みんなを納得させ分かり合う姿が、罷業に良かったです。題名の「カラミティ」とは何なのか?、分かる時が来るのです。自分らしく生きるということを、見せてくれたお話だったです。

 日本にはない絵画のような、絵の具で描いたような美しい風景、独特のキャラクターが、いい味出していたです。なかなか面白いかったです。声優さんもなかなか良かったです。字幕はしらないけど、EDのマーサが、歌っていると思われる歌が分かりやすくこのアニメの世界感にあってて良かったです。

投稿 : 2024/07/20
♥ : 2

計測不能 16 2021年秋(10月~12月)アニメランキング16位
さよなら、ティラノ(アニメ映画)

2021年12月10日
★★★★☆ 4.0 (6)
24人が棚に入れました
昔むかし大昔、人間たちが生まれるよりも、もっともっと昔のお話です……。そのころ、地球には恐竜という生き物が棲んでいましたが、氷河期が近づいてきて世界は荒廃しようとしていました。独りで旅するプテラノドンの少女プノン(声:石原夏織)は、乱暴なゴルゴサウルスの手下ルッチ(声:森川智之)とゴッチ(声:檜山修之)に襲われ、食べられそうになります。と、そこにティラノサウルスのティラノ(声:三木眞一郎)が現れました。地上最強の恐竜の出現に驚き、慌ててその場から逃げ出すたち。しかしその後ティラノはプノンに目もくれようとせず、木の上になっている不思議な赤い実をむしゃむしゃと食べ始めるのでした。肉食をせず暗闇を怖がるティラノを気に入ったベジタリアン(?)のプノンは、自分が赤い実がたくさんなっている地上唯一の楽園“天国”を探しながら旅していることを話し、一緒に行こうと誘います。一度は断りながらも“天国”へ導く不思議な蝶の後を独りで追いかけていくプノンのことが心配で、一緒に旅することを決めたティラノ。一方、数多くの草食恐竜=獲物が棲む“天国”の存在をゴッチらから聞かされたゴルゴサウルスの“白い悪魔”ことゴルゴ(声:小西克幸)は、その場所をすぐに見つけるよう命令します。やがて旅の途中、プノンとティラノは母親とはぐれておなかをすかしたトリケラトプスの子どもトプス(声:悠木碧)を助けますが、何と彼は“天国”からやってきたのだと言います。トプスの道案内でようやく“天国”の入り口に辿り着いたプノンとティラノ。しかし、そこで彼らを待ち受けていたものとは……。

声優・キャラクター
三木眞一郎、石原夏織、悠木碧、小西克幸、井上喜久子、森川智之、檜山修之、宮西達也、石塚運昇

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

蝶が誘う天国は?

 飛べない子供プテラノドンのプノが、ティラノサウルスのティラノと出会い、蝶を追って天国に向いそこでどうなるのか?なお話だったです。
 プノ、ティラノは、肉食なのに赤い実しか食べないです。そんな二人の友情が、見られるです。天国???はに何があるのか?二人にとっての天国とは何なのか?プノとティラノはどうなるのか?親子でも楽しめるです。

 何処か懐くようなプノを初めは相手しないティラノも、次第に何だかんだ心を開いていったようだったです。
 絵本によくあるキャラが、ドラえもん映画展開を織りなし、ターミネター2結末と、これからどうする決断だったです。
 絵本の恐竜世界に描かれる時代独特の背景、幻想的な蝶、蝶の群れは綺麗な気がしたです。

 天国手何なのか?疑わしくも思えた気がするです。勝手な優位性を作り、自分たちだけが安全なところに居座り続ける所をそうなのか?考えさせられたです。
 そんな自分勝手な連中に対しても、危険が迫る時、プノの勇気、ティラノの決死の活躍は良かったです。いい奴、勝手な奴、弱い奴が織り交ざった世界だったです。
 このタイトルが意味することは、最後にわかるのです。 

投稿 : 2024/07/20
♥ : 3

計測不能 16 2021年秋(10月~12月)アニメランキング16位
ブライト:サムライソウル(アニメ映画)

2021年10月12日
★★★★☆ 3.5 (8)
23人が棚に入れました
幕末から明治の狭間。長き江戸の時代は血が流れる代わりに光(ワンドが放つ力)をもって終わりを迎え、新しい時代に向けて変わり始めていた。そんな世界の中で、生きる目的を失った隻眼の浪人「イゾウ」と、人殺しに嫌気が差し、盗賊から足を洗おうとしているオーク「ライデン」の二人は、時を同じくして出会ったエルフの少女「ソーニャ」と彼女が持つ「ワンド」を、北にあるエルフの国に無事送るため、東海道を旅することになる。三人の行く手を阻むのは、森羅万象すべてを従える「ダークロード」の復活を目指して「ワンド」を手にしようとする謎の組織(インファーニ)。彼らは新政府も巻き込んでイゾウたちから「ワンド」を奪おうとする。京都から横浜までの東海道を舞台に、イゾウとライデンの「ワンド」を守る旅が始まる。

計測不能 16 2021年秋(10月~12月)アニメランキング16位
アムリタの饗宴(アニメ映画)

2021年12月7日
★★★★☆ 3.3 (3)
23人が棚に入れました
詳細不明

計測不能 16 2021年秋(10月~12月)アニメランキング16位
ボス・ベイビー ファミリー・ミッション(アニメ映画)

2021年12月17日
★★★★★ 4.2 (5)
22人が棚に入れました
ボス・ベイビーと兄ティムが繰り広げた、赤ちゃんVS子犬の死闘から25年――。ボス・ベイビーは正真正銘のエリート社長として大成功し、兄のティムはタビサとティナという娘に恵まれ、幸せな専業主夫に。成長した2人はすっかり疎遠になっていた。そんなある日、ベイビー株式会社に、悪の天才博士が世界征服を企んでいるという情報が舞い込む。世界を救うためには再びボス・ベイビー&ティムの力が必要と、2人の元に派遣されたのは、新たに「ボス・レディ」に任命されたティムの娘ティナだった――。「私、ボス・レディ。新たな任務を伝えに来たわ」世界中の赤ちゃんを洗脳し世界征服を企む悪の天才博士を止めるため、ボス・ベイビーとティムはスーパーミルクで赤ちゃん返りし、潜入捜査に向かう。見た目は赤ちゃん、中身は本当におっさんの2人は、世界を救うため史上最大のミッションを達成できるのか―?!

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

兄弟と家族の幸せは、

 前回のボス・ベイビーから数年後、大人になって家族を持ったティムと、会社社長で大忙しの弟セオが、一定時間だけ元に戻り、アームストロング博士の計画を突き止め、阻止するお話だったです。

 大人になった二人の行き違いのままだったです。ティムの娘ティナがボスベイビーとして娘として、二人の距離を縮める役割を担っていたです。ティナの姉、ダビサとティムの距離感も改善する過程を見られるです。
 子供のころは一度きりしかない、でも時には一緒になれることを特にティムとセオが見せてくれたです。また、父と娘、家族の一つの在り方もよかったです。
 ダビサの通う学校の校長のアームストロング博士は、何なのか?驚くべき正体も見に行ってのお楽しみです。どんな結末かもです。

 計画である親を排除し赤ちゃんの世界にするという奇想天外な発想と秘密裏で行われている活動がうけたです。忍者姿の赤ちゃんも出てきて、面白かったです。
 クライマックスに近づくあたり、ティムとセオの行動、ダビサを助けるティムのうまいタイミングでの変化は、都合が良かったです。
 アームストロング博士の計画阻止は切っ掛けで、ティムとセオが大切なものに気付き思い出すことが、ティナの願いだったとわかるです。

 CGアニメとして、親子で楽しめるお話で、声優さんも悪くなかったです。感動のラストとその後があるです。

投稿 : 2024/07/20
♥ : 2

計測不能 16 2021年秋(10月~12月)アニメランキング16位
ロン 僕のポンコツ・ボット(アニメ映画)

2021年10月22日
★★★★☆ 3.9 (8)
20人が棚に入れました
友達が欲しい少年バーニー。友達を作れない<Bボット>ロン。
一人と一体の“本当の「友情」”を探すハートウォーミング・アドベンチャーが今、始まる―

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

イギリス史上最大規模のスタジオが贈る感動作・・・と見せかけたブラックコメディ!『ベイマックス』に似てるとは言わせないぜ!!むしろ『マッドマックス』だぜ!!!

イギリスでアニメと聞くと『ウォレスとグルミット』や『ひつじのショーン』のアードマンアニメーションズが思い浮かびますが今作は新進気鋭にしてイギリス史上最大規模の新興スタジオ【ロックスミスアニメーション】の処女作になります
20世紀スタジオの20世紀アニメーション製作なのですが2019年にディズニーが20世紀スタジオを買収した影響で本作はディズニー配給となっています
ぶっちゃけ『ベイマックス』とか『WALL-E』のEVEに似てる・・・とは思いつつも本編は全く違う内容なので安心して騙されてくださいw
今後は同社の作品はワーナー配給が決まっておりディズニー配給、20世紀アニメーション製作、ロックスミスアニメーション制作の最初で最後の映画になる予定です


ベンチャーIT企業、バブル社が開発した子供向けロボット型デバイス、「バブルボット(通称:Bボット)」が大流行した世界
中学生の少年、バーニーは昔の友達とは疎遠になり、Bボットも持っていなかったのでいつも独りぼっち・・・
Bボットを懇願されたバーニーの父親と祖母は誕生日プレゼントにと必死の思いで彼に手に入れたBボットを贈った
だがそれはネットワークには繋がらず、必要なプロトコルコードがインストール出来ない不良品だった
危険な騒動を引き起こす不良Bボットに振り回されるバーニーだが、やがて予測不能な不良Bボット行動に冒険心を掻き立てられ、愛着を持って「ロン」と名付けるようになる
バーニーは“友達作りを手伝う”という本来のBボットの役割をロンに果たさせる為、自分なりの友達の条件をロンに教え込んでいく
しかしロンが街や学校に繰り出した事で制御できないBボットが存在する、という騒動は大きくなっていく・・・


まず誤解して欲しくないのですが“友情”をテーマとしつつも本作はいわゆる「お涙頂戴モノ」ではなくコメディ、それもかなりブラックユーモアが満載の作品です
正直、映像のクオリティはピクサーの20年オチって感じでしたがわっちは1人でゲラゲラ笑ってましたw
ですが隣で観に来ていた小さいお子さん連れのお母さんは凍り付いていましたねw
劇中の言葉をそのまま借りれば「マッドマックスとセサミストリートのライブ」の様な映画です


まず冒頭のバーニーの独りぼっち具合ですが描き方によっては鬱になりかけるぐらい切ないもののはずが、バーニーが独りぼっちなのを必要以上に周りの人間が気に懸けている、とすることでただの痛々しい笑いに変えてしまっています
また動物がアレルギー体質なので苦手、と言ってるバーニーに対してやたらと羊毛の服を手作りして薦めたがるバーニーの祖母はもはや老害を通り越して狂人です
この祖母ですがロンの分析よると「元・反共産主義者」というプロフィールが明かされます
ファミリー向け映画でこんな単語が飛び交うとは思いませんよねw
察するにバーニーの一族のルーツは東側国家からの移民であり、家族がやや貧しい暮らしをしているのはそれに由来している事を暗喩した場面なのかと思います
また屠殺を理解できていないロンが生き物を絞め殺しかける場面もあります
これはBボットが生き物や人間を傷つけられないプロトコルコードを持っているのに対し、ロンは例外的になんでも出来るということを説明する場面なんですが、屠殺を笑いのネタにすると怒り出す人もいる世の中なのでこの映画やイギリス的にはOKということなのでしょうw
さらにパロディにおいてもディズニー配給の強みを活かし?『スターウォーズ』のキャラが登場する場面があったかと思いきや、一方でロンが『スタートレック』を引用した「新たなる未知へ」という台詞を口にするなど中々糸目をつけませんw


結局のところ本作はSNSや動画投稿など不特定多数を相手にすることに縛られても本当の友達は作れない!ってところに帰結するのがテーマです
・・・なのですがそれは本編の前半でスマホの通知に縛られまくっているバーニーの父親が口にしているので、とどのつまりこの映画は【壮大な自虐ネタ】であると言えますw
ブラックユーモアに笑いたい人にオススメする今年随一の笑える傑作でしょうb
ロンを吹き替えた関智一の心の籠もってない一定のトーンで淡々と喋りつつ冷たさを感じない芝居が良かったので特にこだわりがなければ吹き替え版をオススメします


数少ない問題点はディズニージャパンが本作のパンフレットを作ってないって事と、Dolby CINEMA対応作品なのにどこも上映していないって事でしょうか
買収すんなら全部面倒みろっての

投稿 : 2024/07/20
♥ : 2

さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

タイトルなし

前方から怖いというささやきが聞こえた。
後方で子供が泣き出し、一組の親子が劇場を後にした。

まあわかる。
トラウマを植え付けるほどではないが、耐性がなければ致し方ないと思う。

ティザー普通に可愛いし。
絵柄もなんかディズニーっぽいし。
親が、パット見連れていきやすい映画っぽいのが仇になってる感があった。

物語の主軸はあくまで児童向けなのだが、小ネタがブリティッシュジョーク全開なのでえぐい。
先日見たアイの歌声を聞かせても似たような題材の作品だったために文化の違いを感じとれたのがエモくて、意図していないところで感傷に浸ったりなどしていた。

思ったより批判的な感想になってしまったけど、
ロンが可愛くて面白かったのは確かで、決してつまらない訳では無いよ。

投稿 : 2024/07/20
♥ : 2
ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ポンコツから始まる理想の友達ロボット

 一人ぼっちの少年バーニーが、AIロボットロンと出会うも最初は理想とかけ離れたAIロボット嫌煙し、ポンコツでもバーニーに役に立とうとするロンに愛着を持ち、冒険を通して本当のの友情を築くお話だったです。

{netabare}  誕生日プレゼントとして渡されたAIロボットだったけど、バーニーの思ったものと違うために返品をしに行くです。その途中で、ロンの行動がバーニーの心をつかみ、スクラップにされそうになったけど、バーニーの機転で回避し隠れてロンと過ごすことになったです。{/netabare}

 楽しい日々が始まるもトラブルに巻き込まれ、ロンと共に森に冒険することになるです。ここでの生活が楽しいかったかと思うです。バーニーが危なくなったとき、機械を超えたロンの行動は良かったです。
 ここからが、展開が変わり面白くなるです。子供とロボットの友達あり方へと誘われるです。バーニーとロンかどうするのか?見てのお楽しみです。

投稿 : 2024/07/20
♥ : 3

計測不能 16 2021年秋(10月~12月)アニメランキング16位
劇場版アルゴナビス 流星のオブリガート(アニメ映画)

2021年11月19日
★★★★☆ 3.6 (3)
15人が棚に入れました
Argonavis
七星蓮:伊藤昌弘
五稜結人:日向大輔
的場航海:前田誠二
桔梗凛生:森嶋秀太
白石万浬:橋本祥平

GYROAXIA
旭那由多:小笠原仁
里塚賢汰:橋本真一
美園礼音:真野拓実
曙涼:秋谷啓斗
界川深幸:宮内告典

八甲田健三(マスター):宮内敦士
摩周慎太郎:佐藤拓也

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

どこが流星のオブリガードだったのか?

 TV放送の総集編を短時間に上手くまとめたのと新作カット少々、どこかに謎の男がほんの少しだけ出てくる話だったです。最終回の最終回らしくない終わり方の先も、少しだけ描かれているシーンもあるです。

 蓮が子供の頃見たライブバンドのシルエットがここでは、違っているのと那由多が自分の生い立ちや、父親のことを少しだけ語っていたです。
 あと、蓮が那由多に会いに行く場面がここでは、短時間ですすめるためか違っていたことに気づいたです。

 初めて、アルナビを見る人にはこれでいいのかもしれないです。TV放送まんまでほとんど湿られているところに新鮮味を感じなかったです。総集編上映にしても、ユーフォのやり方と雲泥の差があったと思うです。

投稿 : 2024/07/20
♥ : 2

計測不能 16 2021年秋(10月~12月)アニメランキング16位
劇場版オトッペ パパ・ドント・クライ(アニメ映画)

2021年10月15日
★★★★★ 4.9 (3)
11人が棚に入れました
町いちばんのグータラ男が、ある日突然パパになる!?ふしぎな生きもの「オトッペ」たちが暮らす町、オトッペタウン。町いちばんのグータラで知られるウィンディは、やることなすこと全てがテキトー。風の吹くまま気の向くまま、自由に暮らしていた。ある朝のこと。ウィンディが目覚めると、そばに自分そっくりの小さな赤ちゃんが! 親友のDJシーナや町のみんなに助けられながら、なぜか赤ちゃんを育てることになったウィンディ。そんな中、オトッペタウンに近づいてくる「歌う彗星・ウタウーネ」。ウィンディたちは、やがてドタバタ大騒動に巻き込まれていく……!!

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

情操教育番組の劇場版?と身構えたが歌とお話とネ申作画で60分直球勝負な正統派ミュージカルです!

NHK Eテレで身の回りの“音”を題材にしたショートアニメ『オトッペ』初の劇場版長篇
といってもたった60分です
テレビシリーズでは脚本等を担当していたインディアニメ出身の飯塚貴士の商業アニメ初監督作品
音が具現化した不思議な生き物「オトッペ」達とオトッペタウンに迷い込んだDJ志望の少女、シーナが織り成すミュージカル映画です


風のオトッペ、ウインディ
彼の元に突然ウインディそっくりな赤ちゃん、リルが現れる
オトッペタウン一番のグータラ男であるウインディは、ある日突然リルのパパになることを強いられたのである
ウインディになついてしまったリルの世話を、苦労しながらも、周りに助けられながらもこなしていくウインディ
やがてウインディは自身のパパとの思い出を重ねリルと心を通わせていく
しかしリルはオトッペタウンに訪れるウタウーネ彗星を船にして旅をするウタウーネの女王さまの愛娘だった!
リルを取り返すべくウタウーネは強行手段でオトッペタウンに乗り込みだす
かくしてオトッペタウン史上最も小さくて最もビックな物語が描かれる!


ミュージカル映画なので最初から最後まで歌いっぱなしです
物語もすんなり入って来て、子供向け番組特有の説明臭さや情操教育番組にありがちな赤ちゃんが泣き止みそうな大人には意味不明シークエンスもありません
純粋にお話に没入出来ました


本編自体は3DCGがメインですが歌のパートでは2Dアニメも織り交ぜられこれが凄く丁寧、というかネ申作画連発で1曲ずつ作風も違ってて短く纏められたMVの様に飽きる事なく観れました
この辺りインディアニメ出身の飯塚監督の采配が上手くハマったと感じました


キャストには井口裕香や久野美咲といったレギュラー陣はもちろん、テレビシリーズのゲストキャラだった西島秀俊やチュートリアル福田
それに加えミュージカルならばということで藤原紀香、斉藤工、阿佐ヶ谷姉妹らが参加し、これが絶妙にハマっているのが面白いです
斉藤工はエンドロールを読むまで全く気付きませんでしたw
なぜこんな妙ちくりんなキャラに斉藤工!?と思いましたが斉藤工の監督映画に飯塚貴士監督が参加していた様で、いわば友情出演の様な参加だったみたいです
すげぇな・・・飯塚監督・・・


ヲタクにしか伝わらないであろう『エヴァンゲリオン』パロディがあったと思いきや、クライマックスではオトッペタウンとウタウーネの戦争状態を“歌で解決する”とあってもうもはや『マクロス』を観ているような気分にすらなります
子育ての話なのですが“子守なんて大変だからそもそも親になんかなりたくない!”って考え方を否定してないのも多様性を許容してて好感的


唯一残念だったのが小さいお子様向けに照明を明るめにするのがどの劇場もマストな様でして、丁寧に作られた映画なだけに完璧な状態での上映をどこかでお願いしたいと思いました

投稿 : 2024/07/20
♥ : 1
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