2022年夏(7月~9月)に放送されたTVアニメ動画一覧 59

あにこれの全ユーザーが2022年夏(7月~9月)に放送されたTVアニメ動画を評価したーデータを元にランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年04月20日の時点で一番の2022年夏(7月~9月)に放送されたTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

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年代別アニメ一覧

66.3 26 2022年夏(7月~9月)アニメランキング26位
連盟空軍航空魔法音楽隊ルミナスウィッチーズ(TVアニメ動画)

2022年夏アニメ
★★★★☆ 3.3 (107)
301人が棚に入れました
世界各地を巡り、ネウロイと戦う人々や故郷を追われた人々に、ひとときの安らぎと心の癒しをもたらす異色の航空団それが彼女たち「音楽隊ウィッチーズ」戦ってみんなを守る統合戦闘航空団のウィッチ達とは真逆の航空団、戦わないウィッチである彼女たちは、“歌や音楽”でみんなの笑顔を守る!それが彼女たち「音楽隊<アイドル>ウィッチーズ」なのです。

声優・キャラクター
鳴海まい、細川美菜子、藍本あみ、真宮涼、都月彩楓、花江もも、結木美咲、琴坂みう、橘きょう
ネタバレ

素塔 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

優しい空

シリーズ開始十周年記念のスピンオフ企画ということで、
当然、ファンと一般視聴層とでは関心に温度差が生じるだろうし、
かつ、先行してリアルの音楽ユニットの活動が始まっているそうなので、
いわゆる販促アニメという色目で見られてしまうのもやむを得ないところか。

心温まる良いアニメだったと思う反面、
ぬるくてとても観ちゃいられん、という意見にも頷ける気がする。
いちいち突っ込む意味もないほど、現実離れしたストーリーなのだが、
そこは作り手の意図を汲み取る度量がこちらにも求められてくる部分。
試しに自分も突っ込みを入れつつ、話の糸口を見つけてみたいと思う。


{netabare}「歌には人を救う力がある。」
こんな信念に基き、戦力外となったウィッチたちが寄せ集められ、
戦争で疲弊した人々の心を癒すことを目的に、音楽隊の活動が開始される。
ではなぜ、実際に歌で心が救われるエピソードを語らないのか?
(また、ワールドツアーと銘打って戦火の及んでいない地域にまで出向くのなら、
苛酷な状況下にある欧州に絞って集中的に回るべきではないのか?)

第3話で語られるエピソードを取り上げてみよう。
疎開中の淋しさが今も癒えず、明るさを失っている村の子供たちが、
メンバーとの交流をとおして笑顔を取り戻す・・・というものだが、
ストーリーの重点は、リーダーのアイラが抱える葛藤におかれている。
戦えないウィッチである自分を否定する感情を引きずっていた彼女が、
子供たちの愉しげな様子を見て、"歌うウィッチ"としての存在意義に目覚める。

救われたのが逆に、音楽隊側の人であったというのが可笑しい。
何のことはない、「歌には人を救う力がある」とは
自分の側も含めての言葉だったというわけだ。この相互的な構図はおそらく、
本作のコンセプトに関わる重要な意味をもっている。

多分、救おう、というような作為性は敢えて避けられたのだろうと思う。
心の傷に寄り添う、という態度に潜む無自覚な傲慢さに毒されていない、
歌や音楽が人と人とをつないでゆき、自然に心が救われてゆく世界。
ルミナスが表現しようとしたのはきっと、そういう世界だったに違いない。

子供たちの中に溶け込んで、一緒に歌っているような無心さ、
よく言えば慎ましさ、悪く言うなら素人臭さ、これがルミナスの個性だ。
本作の作風というか、基調となるトーンもまたこの延長上にあって、
よく言えばほのぼのとした、悪く言うならどこか緩くて締まりのないアニメなのである。

このイメージをそのまま擬人化したようなのが、主人公のジニー。
身元も考えていることもよく分からない、何ともつかみどころのないキャラだが、
物語の終盤は彼女を核に、メインテーマを落とし込む形でシンプルにまとめられる。

鍵となる歌が二曲、作中に挿入されている。「故郷の空」と「永遠の寄す処」。
後の方は有名な「アメイジンググレイス」のメロディーに
本作の挿入歌を手掛けた作詞家がオリジナルの歌詞をつけたもの。
とある個人ブログに採録されていた歌詞を以下に転載させて頂くと、

{netabare} 畦を駆けては 仰ぎみた
 光さざめく 山河
 忘れぬ鐘の音 鳴りわたる
 永久の寄す処や 故郷
 
 友と語らう せせらぎで
 風に託した 夢は
 今なおこの胸 こだまする
 永久の寄す処や 故郷

 心通わせ ときは過ぎ
 家路照らした 銀河
 変わらぬ思いを 包み込む
 永久の寄す処や 故郷{/netabare}


キーワードは勿論、「故郷」。
わざわざ指摘する必要もないほど、本作のテーマはわかりやすいものだ。
現実の、あるいは比喩となった「故郷」のモチーフからも浮かび上がるそれは
居場所を失くした少女たちが本当の居場所を見つける物語、というものだ。

(物語のテーマがこれらのテキストに集約されているのは、一種の簡便法であって、
見せ場となるライブシーンに尺を割かねばならないこの種の作品では
こうした手法を用いてストーリー部分を圧縮し、物語を成立させる。
通常の情報量を圧縮しているために、ストーリーがやや薄く感じられはするが…。)

念願がかなって、使い魔のモフィを仲間のもとへ帰せたが、その結果、
ウィッチではなくなったジニーは居場所を失い、ひっそりと音楽隊を去る。
しかし、発車を待つ列車の中で乗客たちがルミナスのナンバーを合唱する、
その歌声と、今度もまた無邪気な子供たちに背中を押されて、
自分の本当の居場所、「一番の場所」がどこであるかをはっきり悟る。

「ウィッチでも、ウィッチじゃなくても、私、みんなと歌いたい。
 ずっと一緒に飛びたいの。」

そして最終回、再び仲間と臨んだステージの最中に"奇跡"が起こる。
歌によって世界中の人とつながる様子をヴィジュアルに表現した奇抜な演出だが、
その起点となったのは、ジニーの慎ましい優しさだったと自分には思える。
彼女の気持ちに応えて帰ってきたモフィ。相手に向けた心が再帰するその同じ構図が
全世界規模に広がった結果の奇跡という、一貫した流れで捉えてみたい。

(・・・少しばかり想像力を働かせながら、内在する物語の水脈を探り当て、
そこからキャラクターの心情に即した固有のリアリティーを掬い取ること。
この種の作品の鑑賞はこんな風に、ひと手間かけた味わい方が必要になることを
「タクトオーパスデスティニー」のレビューを書いた時の経験から学んだ次第。)

「みんなを応援してるつもりだったのに、私たちの方が応援されてるみたい。」
疲れた心を癒すという、ささやかな目的で届けつづけた彼女たちの歌はいつしか、
歌の力ですべての人々がつながり合う、新しい世界を生みだしていたのだ。{/netabare}


歴代のウィッチたちが死闘を繰りひろげてきた戦場である、空。
その場所がライブステージに変貌したことに、本シリーズのファンは
割り切れない思いを抱いているかも知れない。だが、すべてのウィッチにとって
そこは躍動の舞台であり、仲間たちとつながり、絆を確かめ合う場所である。
戦うウィッチと歌うウィッチ。空は、彼女たち共通の故郷なのだと思う。

アイドルアニメにシフトしたものの、ウィッチーズ本来の世界は感じられる気がする。
そもそも本作からは、アイドル物に見受けられる殺伐さや不純さが一切感じられない。
純度100パーセントの優しさだけで出来ている、例外的かつユニークな作品である。
「歌うウィッチ」の誕生は、ウィッチの新しい在り方を示して見せた。
月並な派生作品ではなく、シリーズの世界をさらに広げる挑戦として相応に評価したい。
あるいは、価値の多様性が問われる現代にこそ、求められる試みだったのかも知れない。


蛇足:{netabare}本作には例の「ズボン」が一切登場しない。
あたかもそれが作品の意義を左右する大問題であるかのように嘆かれる
紳士諸兄のレビューに触れ、あらためて深く感じ入ったものだった・・・
・・・ああ、このシリーズは本当に愛されているのだなあ、と…(笑)。
もっとも自分にはさほどの絶景とも思われず、白熱した戦闘シーンに割り込んでくる
例のマニアックなカメラアングルは正直苦手だったのだが…。
・・・いや、本当ですよ、はい。{/netabare}

2022.10.2 投稿

投稿 : 2024/04/20
♥ : 11

大重 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

ストライクウィッチーズシリーズは追いかけてますが…アイドル展開か…

ストライクウィッチーズシリーズはかなり長いものですが、なんとなくは追いかけています。
いつかネウロイをすべて撃破して取り戻せるのかどうか。

というので興味は持っていますが…
しかし本作は音楽隊ということでアイドル展開ですかね。
今流行…というにはありふれていますが。

空飛ぶアイドルというのは独自性もありますが、単なるアイドルものに終始するなら、ストライクウィッチーズに期待する内容ではなさそうです。

最近はもう際どい格好で飛ぶことはないんですかね。
以前はパンツ丸出しで空を飛ぶ良いアニメだったのですが。
それもあって熱は冷めつつあります。


何話かで断念

うーん、何か見ようかな、と思っても面倒だな、と思えてしまったのですっぱり切ります。
ストライクウィッチーズシリーズ本体には興味はまだ残っていますが…。
見なくても問題無さそうな外伝ですからね。
やっぱり私はストライクウィッチーズにはエッチな格好で空を飛ぶ女の子達を楽しみに見ていたんだなぁ、と思います。
あの食い入るようなアングルが実に素晴らしかった。

単にパンツを見たいというだけではなく、そうした執念を感じる作画には魂が宿ると思うのですよ。
それもあって、昔の方がずっと面白かった。
期を経るごとにどんどん薄味になっていく感じがして寂しいです。

今は昔のように作るのは難しいんでしょうね。文句を言う人はほっときゃいいんですよ。あいつらなんでも燃やすんだから…。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 4

こーど さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.5

なんかズレてる

ストパンシリーズの世界観、価値観から何やら大幅にズレている感じが凄まじい。パンツ云々戦闘云々の前に方向性が定まってないのでは?というのが率直意見です。
ストライカーユニットは兵器なのに前線に出ない娘が私的利用してる点、魔法力があるのに前線に出ない、ネウロイの撃破より音楽を優先する点、ツッコミが止まりませんが需要が謎でもある。とあるアニメがウケてから何やらアイドル路線で滑る作品が多くなりましたがこの作品もそうならないように祈る。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 3

66.0 27 2022年夏(7月~9月)アニメランキング27位
黒の召喚士(TVアニメ動画)

2022年夏アニメ
★★★★☆ 3.2 (218)
674人が棚に入れました
「初めてですよ、神である私に配下になれとおっしゃった方は」 ケルヴィンは目を覚ますと異世界に転生していた。しかも、ガイド役としてその世界の女神を配下に従えて。 前世の記憶を引き換えに、高ランクすぎる召喚スキルと魔法スキルを得たケルヴィンは、冒険者としての生活を始めるが、強敵を求めたがる性格と、新人レベルを遥かに越えたステータスによりすぐに注目を浴びてしまう。 黒のローブに身を包み、戦闘狂な主人公が、仲間を集めてトップ冒険者へと成り上がる、爽快バトルストーリー開幕!
ネタバレ

アニメアンチの憂鬱 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

異世界ハーレム・転生賢者・黒の召喚士の3作を比較してみました

異世界転生もの3作品を単純比較分析してみました。

①異世界迷宮でハーレムを
物語1.0 作画2.5 声優2.5 音楽1.5 キャラ1.5

②転生賢者の異世界ライフ
物語2.0 作画3.0 声優3.0 音楽3.0 キャラ2.0

・主人公比較
①「異世界迷宮でハーレムを」→ 主人公がエロ狂
②「転生賢者の異世界ライフ」→ 主人公が冷徹狂
③「黒の召喚士」      → 主人公が戦闘狂

・オープニングソング比較
①素人の歌?
②無難なライン
③ハイスペック

・エンディングソング比較
①インパクトはある
②インパクトはある
③異世界転生ものには勿体ない?くらいにハイレベル


「異世界迷宮でハーレムを」
何といっても主人公があまりにも{netabare}性欲を持て余す感半端なく潔過ぎる性格のため
ドン引きせざるを得ないというのが正直な印象であります。
百歩譲って通常のハーレムもの作品のように正攻法で行くのならまだ許容できた可能性もありましたが
性奴隷に、獣漢に、主人公の性格もキモイという三重苦は{/netabare}かなり厳しいものがあり
感情移入なんてとてもできるような情況ではありません。

{netabare}エロという概念も人それぞれなのかもしれませんが、恥じらいのないエロは
ただの悪趣味やグロと何ら変わらない{/netabare}というのが個人的な見解であります。
奴隷商が活躍するエンディング以外{netabare}見所がまるでないというのが本作を見て思い至った結論です。{/netabare}

「転生賢者の異世界ライフ」
こちらの主人公はクール過ぎる{netabare}天然ボケ体質でありますが、突っ込み役が不在のため
この厄介な性格を持つ主人公をありのまま受け入れなければならないのが
視聴する側としては中々に厳しいところであります。
主人公が呪文を発動する際に口にする「火球・中」や「火球・掛ける10」とかいう
ネーミングセンスの無さには思わず脱力してしまい、微妙なものを感じずにはいられませんが、
とりあえず主人公がキモく{/netabare}ないだけマシであるとは言えそうです。

現実世界ではいかなる{netabare}仕事も独りでコツコツこなす有能な仕事人間だった主人公が異世界転生を果たし
最後の最後に他人との人間関係について少しばかり心に思うところあったという点については
成長物語的要素が感じられ、{/netabare}もしかしたら本作における唯一の利点である
と言っていいのかもしれません。

「黒の召喚士」
結局のところ本作も異世界転生ものでありしかも度が過ぎる{netabare}ハーレム設定という時点で食傷気味になる
のは回避不能ですがそれでも主人公がキモイとか見所がさっぱりないような他の異世界転生ものと
比べたら本作はだいぶましに思えるのはとても意外{/netabare}で皮肉な結論であると言えます。

未熟な勇者たちを{netabare}訓練して育成してるシーンがそれほど面白かったわけではないですが
ただ主人公がまともな感覚を持っている{/netabare}ことだけは感じ取ることができます。

※※まさに最終話で登場した転生者の将軍と主人公の対峙シーンこそ
まるでこの比較レビューのためにあったと思えるほどのド嵌り展開でありました。

{netabare}奴隷制を肯定する転生者と全否定する転生者という明確な思想的対立を
異世界転生ものという舞台において敢えて描いてみせたことには
かなり重要な意味があると個人的には理解しております。

例えば将来「グレートリセット」や「SDGs」達成により
今の世界が全く別の世界に成れ果てたとしてたら?
今の常識は通用しなくなり、当然我々の価値観も今とはまるで別ものになり得るわけでございます。

その際に「性奴隷」を承認するか否か、あるいは
脳や人体にインプラントを挿入することは生命倫理的観点を踏まえた上で是であるか否であるか等
それに対しての結論を出すのは自分自身であり、個別の自由意思によるものと確信いたします。{/netabare}

異世界転生もの等が暗示する我々の未来とは、果たしてどのような結末を迎えるでしょうか?

{netabare}性奴隷との同居があっさり始まるどこぞのいかにも傾向あるお話よりも、ヒロイン役の女神との面会がなかなか叶わず、いよいよ運命のご対面となった本作の展開の方が色々と胸に感じ入るものがあり
人間ではないとしてもまともな{/netabare}ヒロインが主人公の傍らにいるというのは何とも言えない
安心感みたいなものを感じられ好印象を抱いてしまったのは個人的には不覚でもありますが、
その一方で新鮮な印象も受けたことには軽く驚愕を覚えました。

{netabare}結局のところ女神役の声優の上手さや存在感というものがかなり大きく作用したように思いますが
如何に声優の能力が高く、キャラが良くて、OPEDソングがハイスペックであっても
新たな異世界転生もの作品が過去作品を凌駕するようなことは早々あり得ない
ものと個人的には考えています。{/netabare}

とは言え、今後も異世界転生ものは{netabare}乱発、乱立、乱舞されアニメファンを惑わしに来るでしょう。

一つだけ言えることは異世界転生と人間の根源的欲望は
とても相性が良く、密接な関係性があると考えられます。
「週末のハーレム」という作品は異世界転生ものではありませんが、
人間の未来を暗示しているものと予測いたします。

同じように異世界転生ものも、もしかしたら???

異世界転生もの一般に関する分析考察について本格的に始めたらこの程度の説明量では
到底収まりきるような生半可では済まないレベルの話になりますが、
今回は単なる序章程度のことに留め、これにて失礼したためます。{/netabare}

投稿 : 2024/04/20
♥ : 9

横比較無用ノ介 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

強調したいポイントは、ちゃんと表現しないと

最近は、いかにテンプレをぶっ壊すかを競うフェーズに入って来たかなと思ってました。
しかし、見事なまでのテンプレ作品が来ましたね。
初めて異世界転生ものを見る人にはいいかも。
とは言え、転生ものと言うより、RPGを見ているような感覚だけど...

強い敵に出会うと、笑みを浮かべる主人公。戦いが好きなのは分かる。
でも、これだけじゃ戦闘狂とは感じられない。
"狂"らしさが描けていない。常軌を逸した表情が欲しい。

エルフメイドさんの表情についても同様。
嫉妬して怖い顔をしているはずなのに、主人公が察しておしまい。
肝心なところを描こうとしない。
作画担当は、壊れた表情を描けないのだろうか?

中だるみしたね。
最後になって、典型的な敵役が登場。もっと早く登場させるべき。
バトルシーンと戦闘狂ぶりを、しっかりアピールしたほうが良い。
ひょっとして、第2期を見据えたペース配分なのかな?

投稿 : 2024/04/20
♥ : 3

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

皆さんのレビューに期待します2

 今期、面白そうな1話が多い上に、今後来る2期のための前作のチェック、サブスクオリジナルが多くて加入先が2つ増えてしまい、見たいアニメと映画がいっぱいなので、こういうすっぱりいけるのは助かります。

 ちょっとだけ、異世界モノに対するアンチテーゼ的なテーマがあるかなあ、と思ってポチポチ最後までみましたが、清々しいくらいの思いっきりテンプレでした。ということで「転生賢者の異世界ライフ」に続き、皆さんのレビュー見て考えます。よろしくお願いします。

 なお、記憶が消えてるのにゲームとかお風呂とかは覚えてるんだ…個人のアイデンティティ情報だけ消えているということ?まあ、どうでもいいですけど…

投稿 : 2024/04/20
♥ : 4

65.7 28 2022年夏(7月~9月)アニメランキング28位
異世界迷宮でハーレムを(TVアニメ動画)

2022年夏アニメ
★★★★☆ 3.2 (203)
662人が棚に入れました
ある日、この世に絶望していた加賀道夫が見つけたのは、あやしげなネットゲーム。 ゲームに書かれた、この世界が生きづらいなら異世界で生きればいいという言葉に誘われるまま、 設定やキャラメイクを終えた道夫を待っていたのは、現実とは異なる本物の異世界だった。 様々なスキルやジョブ、魔法に迷宮とまるでゲームのような異世界を舞台に、 自らのステータスを自由に再設定することができる力を駆使して、道夫の冒険が幕を開ける。
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

全部が中途半端で、優れた要素が活かしきれず、つまらなく感じます。

1話 「隠しダンジョン」のエロ強化版? 追記 ハーレムver???

{netabare} 展開は超テンプレっぽい感じです。ストーリーそのものがニーズではないのならそれでいいんでしょう。

 セリフのピーピーは演出?それとも本当に解禁のバージョンだと聞こえるんでしょうか。あまりアニメでやられると画像以上にちょっとイラつきますので、もう少し推定できる程度にピーを入れて欲しいなあ。

 キャラデザはかなりライトノベルのイラストっぽい感じです。巨乳過ぎるしムッチムッチなので、エロがかえってマイルドになりますね。エロそのものより主人公の欲望をギャグにした、アダルトギャグ…という分野があるかわかりませんが、そういうカテゴリーでしょうね。

 ジャージの印象からなのか「このすば」のエロ強化版の雰囲気を狙って、「隠しダンジョン」のエロ強化版になってしまいました、みたいな雰囲気です。
 なお、OPの歌でずっこけました。あれワザと下手に歌ってるんでしょうか?声優さん…歌…ちょっと苦手なんですか?EDは完全にギャグでしたね。毎回変わるなら大したものです。{/netabare}


追記 ハーレムバージョンって隠してるじゃん。

{netabare} いや、別にいいんですけど、負けた感が…ちょっとしたワクワクを返してほしい。セリフはちゃんと聞けました。

 初見のレビューで書きませんでしたが、異世界の設定の説明がセリフではなく、話の展開を見ているとわかるところにセンスを感じました。あ、いやセリフなんですけど、自然な流れと言った方がいいかもしれません。多分面白いほうですね。視聴継続です。{/netabare}


2話 あれ?エロは?冒頭の茶番はなに?ロクサーヌでDT喪失じゃないの?ハーレムメンバー見せちゃった???

{netabare} うーん。2話で今後登場するキャラだしちゃ駄目でしょう。それが楽しみなのに。それとDT失うの、ロクサーヌじゃないの?村でやってましたってこと?ケモミミじゃないから違う人ですよね?

 まさか、タイムループとかじゃないですよね?まあ、どう考えても10年ぶりっていう感じですので違うと思いますが…何かの伏線?だって、それじゃあ10年間で死なないしハーレムのメンバーがああなるってネタバレじゃないの?
 いや最大の楽しみなのに何やってくれてるんでしょうか。何か仕掛けがあるんでしょうか。

 なによりエロは?ハーレムバージョン円盤で売るんじゃないんだ?楽しみはそこなのになぜ?なんか作品の意図がわかりません。

 話の展開は思っていたので悪くない気もしますが、なんかロクサーヌでDT喪失までの道のりがあるから感動があると思うのですが、その前にあのシーン入れる意味がわからないし、作品の本質にかかわるハーレムメンバー集めのネタバレとエロの省略は駄目でしょう。メインの楽しみを3つ潰してどうする気でしょうか。
 何が売りなんでしょうか?それともかなりエモい話になるんでしょうか???

これってシリーズ構成っていう役が悪いの?監督?原作がこうなの?誰がこれ考えたんでしょう?

追記 そうかOPで既にメンバー出してましたね。でもだったら、登場するたびに増えて行くみたいな演出にすればいいのに…先週センスいいなと思ったんですけど…まあ、ストーリー自体は悪くないんですけど…やっぱりエロないのと冒頭のは駄目だなあ。{/netabare}


3話 ああ…話はちゃんと意味がある感じで進みますね。面白いかも。

{netabare} 俺TUEEEじゃないし、スキルや職業も上手く扱っているかも。心理的なものも描写は薄いですが、不安感などが感じ取れなくはないです。

 ただ、今週もロクサーヌちゃん…うーん。焦らしプレイですか。それはさすがに上級者向けですよね。俗物としては、お持ち帰りまで進めて欲しかったですが、まあ、いいでしょう。ケモミミというほどケモミミじゃないですが、しっぽ有り?だとするとお風呂かな?次週に期待です。

 ということで、来週以降に期待ですね。最近3話まで見ないと判断できないのは、短絡的な1話の派手なだけの見せどころではなく、いい傾向かも…といいたいですが、本作は1話にはちゃんと見せてましたね。

 しばらくアニメの作りは1話で軽く釣り、1~3話で展開させて本筋へ、が今後の構成になるのかな?逆にここから外れてピークが6話とかではスタートダッシュで失敗するかも。それと1話がピークだと途中でバッサリですね。

 本作の2話は決して褒められた感じではないですが、まあ、3話で話が展開するのでいいと思います。再視聴の時は3話後半からでOKですね。{/netabare}


4話 あー面白かった。目標達成です。これで最終回ということでいいかな。

{netabare}  まあ、本筋の結末を迎えたということでもういいかな。ここまで楽しませてもらいました。ポチポチチェックはしますけど、演出や世界観設定に感心する要素があるか、ストーリーが面白いか、独自性があるかの、どこかに引っかからないと切ると思います。というか気分的には一旦断念です。

 エロだけなら超ハーレムVERが無料公開にならない限りはもう価値がないですから。

 どうなんでしょう。EDのセンスの良さだけ気にはなっているんですけどね。ロクサーヌちゃんが武器の選び方とかにキャラ付けがある感じなので、ロクサーヌちゃんが単なるエロ奴隷ヒロインではなく、別の活躍するならひょっとしたら化けるかもしれません。ただ、ハーレムは増えるからなあ…そうなると話が薄まるのは目に見えてるし。
 6,7話くらいで覚醒のパタンもあり得ると思いますので、数週間後にチェックはしてみます。

 なお、評価の音楽とキャラはEDの奴隷商人を評価しています。{/netabare}



5話 結局見てしまいました。ロクサーヌちゃんをどう見るかだなあ。

{netabare} 5話を見て思ったのが、ベッドの上のロクサーヌちゃんも可愛いですけど、むしろ戦っているときの方がいいですね。ちょっと股間とかの作画がやりすぎ感はありますけど。
 止め画は多いですが作画悪くないし、なかなか魅力的だと思います。

 ただし、やっぱり奴隷設定がなあ…気持ち悪いとは言いません。異世界転生もののお決まりなので慣れました。が、やはりふと俯瞰して見てしまいますね。美しい性奴隷を買って…というマインドそれ自体にはさすがに慣れましたけど、むしろロクサーヌちゃん側の奴隷根性ですね。

 無垢なので純粋に主人公に心を開いているんでしょうけど、なんかひっかかるなあ。ロクサーヌちゃんの奴隷契約を解除しても「盾の勇者」と同じです。だったら、悩みながら性奴隷やってるとか職業と割り切って主人公を嫌悪しながらも、とか何かあるといいんですけど…まあ、本作のロクサーヌちゃんはこの素直で「ご主人様すごい」が売りなんでしょうから今更いいですけど。

 5話はずっと設定の説明でしたね。それがいいのか悪いのか。つまらなくはなかったし、セリフでダーっと説明しないでエピソードで確かめながらはいいんですけど、ちょっとまとめ過ぎて長すぎかな。来週その分ストーリーが展開してくれるならいいですけど。

 ということで断念しようかとも思いましたが、ロクサーヌちゃんの戦闘シーンがなかなか良かったので視聴継続します。というかロクサーヌちゃんのビジュアルが目立ちすぎて主人公の顔が思い出せないです。{/netabare}



最終話は一応確認。実質断念で。

 奴隷を買って性行為に励むというのは、私は展開として好きではありませんが、異世界転生のマインド=都合の良い自分の人生のリセットと考えると、俺TUEEE、スローライフなどと並んでやむを得ない設定なのでしょう。

 本作がつまらなくなったのは、初め奴隷の商館に行った辺りでは、ストーリー性がありました。生きるために街に出る。奴隷に惚れて、盗賊のアジトをつぶし、お金を儲け奴隷を買う。この部分までは良かったと思います。

 ただ、その後、ダンジョンで設定の確認と試行錯誤を延々と見せられ、家を買いフロを作る。ここがとてつもなくスローライフものッぽくなってしまいます。結局冒険をするのか、スローライフなのか、エッチ(エロいというほどでもない)なハーレムものなのかさっぱりわかりません。

 生き残るという目標も描き方では立派な目標ですが、本作は主人公が何を目指しているのかがわかりません。最終話で考えると、ハーレムを作るのが目標?2話の冒頭はその意味なんでしょうね。ウーンだったら、ダンジョンは端折ってもっとポンポンと進めた方が良かった気が…それとも2期の勝算があったんでしょうか?

 つまり私にとっては、ストーリーに軸がないので、初め面白いと思っていたのに5話以降がつまらなくなりました。スローライフ勢、エロ見たい勢は初めの数話のシリアスで見なくなると思います。何がしたかったのかが不明でした。

 結局全部が中途半端で、ポテンシャルは強く感じる主人公とロクサーヌちゃんですが、何も始まらないまま終わってしまいました。アニメのエロで釣られた勢は続きが見たいから小説、コミックどっちかしりませんが、原作に手が伸びるものなのか。


 エロシーンも、行為の場面を隠すのが「見せられないよ」的なメタギャグになっているわけでもなく、単なる円盤用の販促です。もう業界のやり方であきらめていますが、サブスクの再生回数には響くのでは?そうなると円盤が売れなくなっているご時世で正しいやり方なんでしょうか?

 キャラ造形は悪くないし、ストーリーも他の異世界に比べても冒頭の引きは良かったと思います。EDなどの音楽も面白い試みでした。ただ、すべてが中途半端なので、パーツパーツで評価できても、全体で価値が相当下がっていると思います。

 実際は評価点ほどの印象にはなりません。期待させる分の失速感があるので、意味のないスローライフよりも視聴後感は良くないです。




 

投稿 : 2024/04/20
♥ : 15

カミタマン さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

Roxanne You don't have to put on the red light

2023/01/03 初投稿
2023/01/09 加筆

「エロ枠でしょ?あんまり興味ないけど冷やかしで見てみようか。」って感じで見てみました。

正直,認めたくないのですが・・・面白かったです^^;
すごく短く感じました。気がついたら全12話見終わっていた・・・
感覚的には半分くらいにしか感じませんでした。
いったい何が面白かったのか考えてみると
恐らくなのですが,自分は結構ゲームをやるのですが,ゲームに近い感覚だった事かなと思います。あ!もちろんエロゲじゃなく,RPGですよ!!w
ゲームだとかなり時間を要します。
それに比較してなんとなくゲームをやっているようなストーリー展開で全12話OP,EDカットすれば正味約4時間というお手軽さです。タイパかなりいいです。

一方面白かっただけにエロ要素はむしろ不要と感じました。そういう関係になるのは全く不自然では無いというか,むしろ当然の流れだったとは感じるのですが・・・結構な尺を使い描かなくてもいいのでは?てかウィンドウ並んでいるカットを見せられても・・・(突起エラーや割れ目エラーにはちょっと笑っちゃいましたが^^;)その分本編に時間を割いて欲しかったw

一応申し訳程度ではあるのですが,主人公が現在の日本での価値観と異世界の価値観の狭間で葛藤する様子も描かれていて良かったと思います。エンタメ振りなので突き詰めず触れる程度で十分かとも思いました。

あとは,ハーレム物のように見せかけてハーレム要素は臭わせたくらいなのも悪くありませんでした。

OP 曲は普通ですがロクサーヌが素晴らしいです。
EDはヤバいです!!一回聞いただけで「お魚天国」のように脳内で反復されます。
「絵画より!ダイヤより!!美しい夢の逸品!!!・・・」無限ループ。油断していると口ずさみそうになりますf^^;

まとめると
ま,なんか分からなかったけど面白かったのです(笑)

でも。これの直前に見た「黒の召還士」と脳内で混ざり合っているような気がしますf^^;


2023/01/09 加筆
レビュータイトル
「Roxanne You don't have to put on the red light」
検索してもらえると嬉しいです(^0^)/

投稿 : 2024/04/20
♥ : 15

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

このエロには意志がある!(お見合い夫婦の距離感)

AT-Xにて「超ハーレム ver.」での視聴でした。地上波放送の方が時間帯的に後だったこともあり、たまに規制シーンがどうなっていたのかを録画で確認したくらいで規制版はほとんど観ていません。

本作はコミカライズからの流れでいわゆる「エロシーン」が評判になったアニメですが、意外にもラノベなどにありがちないわゆる「ラッキースケベ」的な描写はまったくありません。

迷宮(ダンジョン)での戦闘シーンにおいて女性キャラが粘液まみれになる、グルグル巻きに糸で縛り上げられる、下着や肌が露わになる、服が溶けるといった他作品でありがちなエロ描写は一切なく、翻ってエロシーンは必ずそれを始める意志が伴って始まる点が特徴的です。

さて本作主人公の加賀道夫ですが、転移先の異世界において特に「世界としての役割」を負わされていません。なろう異世界ものでお馴染みの転生担当女神みたいなのもいませんし、魔王を倒す勇者としての役割を負わされたりもしていません。

状況としてはオープンワールドRPG的な世界でただただ生き延びて明日を無事に迎えることが直接的な目標になってしまっている、ある意味で「志の低い」ストーリーです。

そんな中で始まりの村的なところでゲームイベントとして盗賊を殺し、生計を立てる手段として迷宮探索を選び、ソロ攻略は辛いからという理由で奴隷としてロクサーヌを買い、生き延びるために地味に迷宮や世界自体のルール把握に努めます。

奴隷商のアランからは「獣人で戦闘力は高いが、人間との性行為では子供ができないし性行為に応じることにも同意している」ということでロクサーヌを紹介されますが、道夫はロクサーヌの意思を探りそれを尊重しながら徐々に深い信頼関係を結んでいく点がなかなかに興味深いところです。

二人目の奴隷セリーが登場するのは終盤2話だけであり、道夫とロクサーヌの関係が深まってゆく感じはまるでお見合い夫婦のそれのようでした。

「エロシーン」が単に「裸を見せるため」というところにとどまっておらず、かなり面白かったです。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 21

65.3 29 2022年夏(7月~9月)アニメランキング29位
神クズ☆アイドル(TVアニメ動画)

2022年夏アニメ
★★★★☆ 3.2 (112)
297人が棚に入れました
“クズ“アイドルに“神“降臨!? ドタバタアイドル憑依コメディ「神クズ☆アイドル」2022年TVアニメ化決定!! 顔はいい。しかし、歌わない踊らないファンサしない。まったくやる気のないアイドル“仁淀ユウヤ”。 金のために芸能界に足を踏み入れたが、あまりの熱意のなさに、クビを宣告される。 そんなある日、出会ったのは“神アイドル・最上アサヒ”の“幽霊”?! “クズ”アイドルに“神”降臨?!目指すは、アイドル界の天下一!
ネタバレ

かんぱり さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

推し3人組が面白いです♪(6話みました)

楽して稼げると思いこんでアイドルの世界に飛び込んだ仁淀(によど)ユウヤ。
やる気がない態度を見かねた会社にクビにすると言われた仁淀は幽霊の女の子と運命の出会いをして・・で始まるお話。全10話みたいです。

アイドルものってあまり得意ではなくて、これもとりあえず1話だけ見てみようとお試しで見た作品でした。

もっとアイドルとして活動したかった最上アサヒとアイドルをあまり頑張りたくない仁淀の思惑が一致して二人でアイドル活動していく展開が普通に面白いなぁって。
一応補足すると仁淀くんと吉野カズキくんの2人組で「ZINGS」というユニットで活動してます。

でも私がこの作品で一番面白い!って思ったのは、仁淀くん推し3人組キャラたちでした☆
共通の好きなものに意気投合できて居酒屋で語り合い飲んでる3人組がとても楽しそうで見てる私もニヤニヤ。。
これ毎話Cパートでやるんでしょうか・・公式HPのキャラ紹介でもスルーされてた三人組ですけどw(現在は紹介されてます)面白いのでぜひやって欲しいです。

踊りのシーンはよく動いてると思うけど、ちょっと長いのでもう少し短くてもいいかも。
・・その代わりCパートの時間増やして欲しいw(しつこいかな)

アサヒと出会って仁淀くんが少しずつ変わっていく展開になるんでしょうか?
あまりハードルあげないで気楽に見て行きたいと思います。

1話
{netabare} ナレーション、本好きの神官長の方なんですね。
推し3人組が何気にそれぞれキャラ立ってて面白い♪
Cパートの居酒屋トークが楽しそう♡私も混ざりたい。。{/netabare}
2話
{netabare} 推したちのアイコン特徴出てていいな。
アサヒが満足して消えようとしてるのを必死に呼び止める仁淀くん・・w{/netabare}
3話
{netabare}ウルトラデラックスパフェ凄すぎ!見てるだけでお腹いっぱいwシェア用メニューかな。
何気に写真にアサヒが写ってるしw心霊写真?
今回はお楽しみのCパートなしでちょっと残念・・次回のジャンケン大会に期待ですね!
毎回EDが違うんですね♬推し三人組EDもやってほしいw{/netabare}
4話
{netabare}鳥獣戯画のカエルたちがちゃんと推し3人組になってたり芸が細かいwフランス革命とかw
河川敷の仁淀愛が凄すぎだけど、こんなに夢中になれるものがあるってうらやましいかも。
ツギコは会社員でしぐたろは大学生、河川敷はなんだろ?やっと公式にもキャラ載りましたね♪
次回、大手アイドルのリーダーとアサヒの関係が気になります・・{/netabare}
5話
{netabare}アサヒのファンだった子が他のアイドルのステージで自分のグッズを使ってるのを見てしまう・・
自分がいなくなり、時が過ぎて少しずつ変わっていく世界。
だからアサヒは少しでも自分の爪痕を残したいって思うんだよね・・
Cgrassの瀬戸内くんもアサヒの推しだったのかもですね。今後の展開が気になります。
そういえば3人組アイドルの子たち=推し3人組なんですねw
ある意味推し3人組EDではあるの・・かな。{/netabare}
6話
{netabare}瀬戸内くんの「ちがう!・・ファンだ。」にじんわり。
これ聞いたアサヒはすごく嬉しいだろなーって思ったらやっぱり喜んでましたね♡
自分のファンでいてくれる人たちに何かできることはないのか考えるアサヒ。
亡くなってもそういうことを考えてしまうアサヒって素でもアイドルなんだなって。
あと仁淀くん・・代わりに頑張ったアサヒちゃんにウルトラデラックスパフェ食べさせてあげなよ~。。{/netabare}

投稿 : 2024/04/20
♥ : 20
ネタバレ

テナ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

神×屑 〜ステージ共演〜

この夏見たい幽霊アニメです!
嘘てすw

物語はギャグ×アイドルかな?
物語はクスッと笑えるエピソードもありますし面白いです。
ただ、ライブシーンがなんか違和感がありました。
少し動きがぎこちないかな?
他のアイドルアニメではもっとスムーズに動いてる作品も多いのですが、こちらはライブシーンは微妙でした。

しかし、曲もリズムも良くて、仁淀自身とアサヒ憑依状態ではライブシーンでもしっかり顔つきの違いを出していたのは細かくて高評価です。

この作品を見て思ったのが、どんなアイドルにもファンは居るんだなぁ〜って点ですw
めちゃくちゃやる気のない仁淀にもしっかり固定ファンがいるし、そうした1面を含めて応援してくれるってのは本当にありがたいですよねw

最初は神クズと思ったのですが、神アイドル×クズアイドルの略でした。
やる気のないアイドル仁淀ゆうやの目の前に現れたのは1年前に事故死した国民的人気アイドルで霊体の最上アサヒでした。
彼女はアイドルが大好きで、まだまだアイドルとしての自分を見てもらいたくて、やる気のない仁淀の身体を借りてアイドル活動していきます。
やる気ないから身体を貸す仁淀とアイドル活動をしたいアサヒのウィン・ウィンの関係が成立し活動していきます。
仁淀は楽して稼ぐ術を手に入れました。

アサヒの入った仁淀は別人w
いゃ、別人が入ってるから当然ですが、これはファンもビックリw
ただ、実際問題ギャップ効果でガチで受け良いかもですねw

仁淀は基本はクズなんですよね。
{netabare} でも、ライブステージに立ってみると自分のファンが増えているのを知った。
それは、アサヒのおかげなんですが、ステージに立つ直前まで、やる気は無かったのですが、ステージに立って頑張ろうと気合いいれるシーンはよかったです。

あと、ヒロインが成仏しようとしてるのに、自分がサボりたいが為に成仏止めようとする主人公初めてみたw
{/netabare}

でも、仁淀と吉野の関係ってなんかいいね。
お互いにないものを補えてる感じがして。
仁淀って基本はクズだけど自分に正直に生きてるなぁ〜って思う。
そう言う所は、私も見習いたいけどと難しい所よね。

ジャンケン大会ってこんなに心理戦なんですねw
こんなのがガチで普段からファン達の間で行われてたら、なんだか面白いですねw
ネタ回だけど、どこかではあったりしてw

アサヒは逆で本当にアイドルが好きなんだなぁ〜って、彼女のステージではキラキラして凄く楽しそうで、そうした気持ちが伝わるキャラです。
{netabare} 彼女は同じメンバーの中にメンバーカラーが被ってるメンバーが居て、彼女の居たグループのライブで自分の応援グッグを使い回しされて推し変された事を少し気にしてたんですよね。{/netabare}

でも、私は思います。
アイドルじゃなくても何でもかんでも自分を応援してくれる人がいる。
もしも、アサヒの様な事故死や卒業、脱退、辞めなきゃいけない事があったりするかもしれない。

どんな形でもその場所に立てなくなる日は必ず来る。
その後、そのステージに立てなくても、応援してくれた人は、きっと覚えてると思うんです。
その人が見せたパフォーマンスや貰った勇気や元気を忘れないって思うんです。
時が流れて、推し変したり、名前を口から出さなくなっても、その人のファンであった事は心にしっかり残っていくのだと思います。

アサヒの熱烈ファン登場w
{netabare}瀬戸内くん……人気アイドルグループのメンバーなんですが……
変態ですね……しかしファンとしての気持ちは本当にガチですね。

誰かのトレースって誰にでも出来ます。
更に上手いトレースは1部の人です。
それでも、瀬戸内くんは気づいた。

一応、事情を知らないから仁淀がトレースしてると思ってるんですが……
ガチでアサヒが入って演技していてそれを似てる!と見抜くって……凄いです。

本当に応援してたから解るんだろうなぁ〜
後、「最上あさひのファンだったんですね。」ってセリフに「違う!ファンだ!」ってカッコイイ……
死んでも覚えていてくれたり好きでいてくれる人が居るのは嬉しいですね。 {/netabare}

それだけ思わせるアサヒは更に凄いなぁ〜っておもいます。
誰かの心に、そうした気持ちを届ける事が出来るのは本当に素敵ですね。

{netabare} 瀬戸内君は仁淀のファンになりつつあった。
最初はアサヒのトレースが気に入らないって理由だった。
でも、本当に嫌いなら見たくもないよね。
いつも、彼は思えばなんだかんだ仁淀を助けたりもてたし。
後のトップオタになりますw {/netabare}

仁淀の出した「推しの掛け持ち」はどうなんだろ?
有りですか?無しですか?

私は有りだと思います。
推し=応援です。
応援は1人の人が1人だけを貫くってのも素敵な気持ちです。
でも、1人の人が2人を応援しても100人を応援してもいいのではないでしょうか?
2人応援したからって応援の気持ちが半分になる訳じゃないし、応援される人も応援してくれる人が他の人も応援してるからって嫌な気持ちにはなりませんよね?

2周年ライブ

仁淀はアイドルを辞めようと何度も思っていました。
理由は面倒だからです。

誰でもあるかもしれない。
「辞めよう」とする気持ち。
学校を辞めよう、部活を辞めよう、仕事を辞めよう。
他にも沢山あると思う。

大変だったり苦しかったり辛かったり不安だったり色々な理由があると思う。
しかし、仁淀は気がつく「他人の頑張り」に。

相方の吉野君の頑張り。
ジングスのファンは彼のファンが殆どで彼の貢献が大きいらしい。
{netabare} 更に彼はドラマにも出演!
ドラマでファンを増やし吉野ファン=ジングスのファンを増やす。
それはグループの追い風になるから。
そうして、場を回す彼の力が無ければジングスは成立しません。{/netabare}

社長の頑張り

多分、グループの1つをライブステージに立たせるってかなりの苦労があるんじゃないかな?
沢山の人に頭下げたり準備したり協力してもらったり、小さな事務所だからマネージャーもいない?みたいだから社長が社長業意外もこなしてたのかな?


ファンの頑張り

ファンって全てのグループのベースの様に思います。
ファンが居るからアイドルはパフォーマンスをしたりライブやイベントが出来る。
応援して貰えるから活動が続けれたりする。
そうした、応援だってライブ行ったりCD買ったりDLしたりイベント参加したりと頑張って支えてくださってる。


最上アサヒの頑張り。

神アイドルと呼ばれた彼女は何故神アイドルなのか?
可愛いから?歌が上手いから?
いいぇ、頑張っているからです。
頑張って練習して、ファンサして自分に出来る事を全力で頑張っていて、その結果、ファンがついて神アイドルになる。
誰かに勇気や元気を与えられる神アイドルになれるのは彼女が頑張ってたからです。

それに気づいた時に仁淀は{netabare} 「アイドルを辞めなくてよかった」 {/netabare}そう思えたのです。
2周年ライブのステージに立ったから気づいた事でした。
自分の頑張りって中々人には伝わりにくいって思います。
でも、人の頑張りにも自分も気づけなくて……だからこそ仁淀の様に誰かの頑張りに気づくて素敵な事ではないでしょうか?

さて、最終話はライブ風景でしたね。
ライブで気になったのは、トーク中にサイリウムライトをファンが掲げてるのに一切動かないのが気になりました(_ ..)_ バタリ

ただ、あのトークは{netabare} 芸人{/netabare}みたいなやり取りで好きな雰囲気でしたねw

最後まで、見ていいアニメでしたね。
なんかありそうで無かったアイドルアニメで個人的には中々好きな作品です♪

投稿 : 2024/04/20
♥ : 12

ねるる さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

主人公の成長を感じない。ドルオタの動向だけは楽しめる作品。

2022/07/28 原作未読。4話見てのレビュー。

視聴前は割と期待してたけど、思ってたほど全然面白くならない。想像以上に主人公にやる気がなく魅力がない。そして、どことなく腐女子ウケを狙ってるように感じる。
主人公より、取り巻きファンのやり取りの方が目立ってるしキャラが濃い。オタファンの攻防を楽しめるかどうかが分かれ目になりそう。

2022/10/27 視聴完了。
~あらすじ~
まったくやる気のないアイドルの主人公が、不運な事故で死んでしまった天性のアイドルの幽霊に会い、一緒にアイドル業をしていく話。

物語のテーマ上主人公にやる気がなく、クズなのは仕方ないのですが最後まで全く魅力感じず終わりました。なんでアイドルやってんのか謎。面倒臭い、疲れた、覚えてない、などの発言も多くギャグ作品なのでマジレスする必要ないですが、ほんと魅力ないアイドルだなーと思ってみてました。なんでこのクズにファンがつくのかが謎でしたね。
元トップアイドルの幽霊のアサヒと共に過ごしますが、成長は微々たるもので根本が変わらないので、作中で自分でも発言してましたが周りに助けられてるだけのクズなキャラでした。

主役のクソさは抜いておき、この作品のもうひとつの見所のオタクファンを描く様は中々に良かったと思います。
限界オタクならこうなるよなっていう共感もあったし、アイドル本人よりファンの方がよっぽど輝いてました。

今作はアイドル業の様を描くので歌唱シーンもあり、最終回はほぼ歌唱+曲への解説、思いを語りますが、全然響かなかった。今はたくさんのアイドル作品があるし、曲のレベルも高く、声優さんの歌唱レベルもかなり高い中で、この作品の曲は響いてきませんでした。ほぼギャグにパロメータふってるので仕方ないですが、力入れてる感じもあったので中途半端に感じました。

声優について、クズな主人公は声の使い分けしますが、差を確かにつけているし、歌い分けもしてるけどびっくりするほどの変化はなく、見所的に薄くなってた気がします。

酷評してますが、原作からのファンの方からしたらまた違った評価になると思います。個人的には主人公の成長度をあまり感じられず、当初の期待よりも面白くならなかったので、低評価にしております。2期あっても見ないと思います。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 10

65.2 30 2022年夏(7月~9月)アニメランキング30位
Extreme Hearts(TVアニメ動画)

2022年夏アニメ
★★★★☆ 3.3 (90)
212人が棚に入れました
現在より少し、未来の話。 サポートアイテム・エクストリームギアを駆使して遊ぶ「ハイパースポーツ」は子供から大人まで様々な層に人気のホビー競技。 そんなハイパースポーツとはなんの縁もなかった高校生歌手、葉山陽和に訪れた ある事件と出会いをきっかけに、物語は動き出す。 「これは私たちが、最高の仲間と出会っていく物語」
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

思ってたのと違った。

{netabare}
エクストリームギアを装着して色々なスポーツをする話。
一話時点だと謎にロボットが大量に出てきたり、アイドルとして成功するためにスポーツをやると言った意味不明な流れだったり、明らかギャグアニメというか、狙ったクソアニメと言う感じで面白かったけど、後半でなぜか真面目路線に切り替わって突っ込みどころも減り何か見たかったものと違うなと言う気分になった。
この設定で王道なスポコンは求めてなかったし、王道としてやるなら序盤のふざけた設定が邪魔にしかなっていなくて纏まりがあまりなかった。
アイドルとしての成功のためにスポーツ大会で優勝と言う設定が支離滅裂すぎて...。
スポーツ頑張りました、その結果スポーツ大会優勝できました→アイドルとして大成しました、の矢印部分で「は?」ってなるせいで最後それっぽい雰囲気出されても何の感動も得られなかった。

キャラもなぜか主人公チームだけがモブみたいな見た目でキャラデザ的にも印象に残らないし、掘り下げもロクにないから全く印象に残らない。
主人公もアイドルを志してる設定だけど、途中からは謎設定故スポーツばかりに気が入ってて結局アイドルになりたいという元の意思が薄く感じるし。

スポーツアニメとしても微妙。
ハイパースポーツと言う割に見栄えは普通のスポーツで、設定のわりにあまりこの作品独自のものを感じられなかったのが残念。
浅く広く色んなスポーツをやっている感じで、スポーツアニメとしての面白さはあまりなかった。

まあ、最終回のライブは予算はそれほどながらそれっぽい盛り上がりは作れていたとは思う。他は、スノーウルフの回は1話と言う尺で綺麗に相手側の掘り下げが出来ていて良かったと思います。
全体的につまらなくはなかったけど面白くもなかった。
曲は地味に良曲が沢山あった作品でした。
明日へのBreakShoot好き。

↓1話毎メモ
{netabare}
1話 ☆5
トライブナイン? 歌なのかスポーツなのか。俺も好きだぞこの曲。
アイドルになれなかったという話を真面目にやっておきながら、
そこから意味不明設定のスポーツ大会の流れに持っていくのは正直感情がついていけないし、そもそも目的から逸れていて題材も噛み合ってないように感じる。
これならアイドル云々設定いらなかったのでは? 真面目な雰囲気とやってる内容があってない。共感しにくい。
この意味不明スポーツを真面目設定でやられてもって感じだな。キャラの見分けつかん。

2話 ☆8
サッカーの試合なのに野球の選抜メンバーって紹介するのなんやねんw
パワープレイw テニプリかな? スポーツかと思ったら今度はカラオケw
ホント方向性が定まってないなw
スポーツ→歌→スポーツとシーンが変わっていくのがもうついていけないw
今度はテニスw

3話 ☆7
データ系は負けフラグ。いつの間にこんな強くなっとんねん。
まるでスポーツアニメ。100パー↑セント ロボをバカにするな。
ガバガバブロック 未だに青目と緑目の区別つかん。
てか相手キャラの方が可愛くね? マジで相手の方が。
草お前戦えるんか。
かっこつけて出てきたのにキャプテン何もせずに負けてて草。
ウィニングライブ? マジで何がしたいねんw モブの方が可愛いのほんとw
入りから語り口調なの固すぎだわ いい最終回だった。

4話 ☆7
謎のロボ。またロボ増えるのか。ロボの方が可愛い。適当グラフやめろ。
やっぱこの3人顔同じ過ぎない? でもロボがいるから。ロボ差別やめろ。
150kg なんでバッティングセンターでバント。黒髪蒼眼好き。

5話 ☆7
尺調整前回のあらすじ。
なんで主人公チームだけモブみたいな顔のキャラばっかなのw
リトルじゃ相手ならんだろ。ロボも声出せや。まともな話やめろ。
誘うんやめたんじゃないんか。てかロボも人数にカウントしろw

6話 ☆7
走っていけ。ロボもメンバーに数えろw 打てや。賢い戦略。
ロボが本気出せば全部決められそう。2人チームサッカーどうすんねん。
5人目さん。結構簡単に割れそう。

7話 ☆4
真面目な展開やらんでくれ…。ほんと面白くないこれ。
シュートの方がネタアニメとして面白い。なんだその止め方。
もっとちゃんとふざけろ。百合か? 結局勝つんかい。
何そのオレンジともお茶とも取れない色の液体 

8話 ☆5
ゴール小さくね? このアニメモブの方が可愛いのはなぜ?
いきなりライブかよ。テコ入れ回か。ブラを取ったら面白いのに。
真面目すぎるんだよな…ほんと。
シュート>テニヌ>エクハ

9話 ☆9
この銀髪?可愛いな。この子マジで可愛い。声好き。
エンゲージキスかな? 今回ミシェルしか見てない。

10話 ☆5
まだスノーウルフ回か。百合か? 今回内容薄いなw
足つった時みたいな姿勢してんな。

11話 ☆5
出OP。モブくそかわいい。28も充分ダメだぞ。
最初とられまくったのはなんだったのか。
1周まわって面白いとかじゃなくてただただ統一感のない中途半端なアニメだな。
モブの方が可愛いのやめろ。作画頑張れ。

12話 ☆5
あまり近未来のハイパースポーツという感じもなくただただ色んなスポーツを転々とやってた印象だったな。ライブエンドか。
悪くは無いけどさ。

曲評価(好み)
OP「インフィニット」☆6.5
2話ED「SUNRISE (Ver.First 2)」☆7.5
3話ED「SUNRISE (Ver.First 3)」☆7.5
4,5話ED「SUNRISE (Ver.Starting 3)」☆7.5
6話ED「SUNRISE(Ver.Unite 4)」☆7.5
7話ED「SUNRISE(Ver.RISE)」☆8
12話ED「SUNRISE(ver.Summer memories)」☆8
1話挿入曲「名も無き花」☆7
1話挿入曲「青空に逢えるよ」☆8
2話挿入曲「明日へのBreakShoot」☆10
3話挿入曲「Dream Soda」☆7.5
3話挿入曲「Rise Up Dreaming」☆8
4話挿入曲「Buzz Everyday」☆7.5
8話挿入曲「大好きだって叫ぶんだ」☆7
8話挿入曲「青空に逢えるよ (feat.Michelle)」☆7.5
9話挿入曲「Hydrangea」☆7.5
10話挿入曲「無限大の魔法」☆6
12話挿入曲「HELLO HERO」☆7
12話挿入曲「Happy☆Shiny Stories」☆6
12話挿入曲「全力Challenger」☆8
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/04/20
♥ : 8

Dave さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

しょうがくせい 男子じどう むけ あにめ

まず設定の時点でかなり無理があるのは素人目にも明らか。JKモノで、歌手を目指すところからの未来技術で運動強化されたエクストリームスポーツ、しかも特定の競技ではなくいろいろ齧るという節操のなさ。アニメ原作らしいいですが、よく企画通ったなあという作品です。

まあアカンやつやろうなと思いながらも2話まで視聴…はい、想像通りでしたw ブレインストーミングした内容をそのままアニメにしちゃったような雑な設定。とっ散らかってますねえ、シナリオもかなり拙いです。サッカーっぽいけどルールとかも適当な感じで、「ぼくのかんがえたすごいシュート」とかやっちゃう感じ。そもそもスポーツと人体強化ってすごく相性悪いと思うんですよね。だって、スポーツものの醍醐味って「試練」とか「努力」とか、まあ言葉にすると陳腐ですが、要は「スポコン」でしょ。そこをドラえもんよろしく努力以外のチートツール使ってしまうと、台無しじゃないですか。

作画は普通、キャラデザはイマイチではありますが、まあ中の下くらい。サッカーとか野球とかバスケとか、なんとなーくサラっとやるっぽいですから、小学生男児向けに土曜日の夕方とかに放送したら、あるいはワンチャンあるかもしれませんね。逆に言えば、成人の視聴にはとても耐えられそうにありません。放送時間間違えちゃったんですかね?

投稿 : 2024/04/20
♥ : 3

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

ツッコミ上等のとんちきハイパースポーツアニメ

最初にお断りしておきますが、スマホアプリでおなじみの「女の子のアイドルがなんらかの競技で勝つとライブができる」というフォーマットにはもはや何の新鮮味もありません。

ただ、本作はまさに「毒にも薬にもならない」感じで流し見するにはとても向いているアニメではないかと思います。止め画が多用される節はありますがトンデモ作画になったりはしないので、わりとストレスフリーに観ることができます。

内容としては、生身の身体能力を超える運動能力の発揮を可能とする「エクストリームギア」を装着して行う「ハイパースポーツ」というカテゴリーの競技を女の子が行うアニメです。

「ハイパースポーツ」のベースは通常のフットサル、バレーボール、野球、テニスなど球技が中心のようです。作中の説明によると元の競技に準拠したルールで行われますが、競技の高負荷に耐えうる特殊なボールが使用されたり、ボールごと相手をゴールに押し込んで得点するといったことが認められるようです。

作中では女子芸能人によるハイパースポーツの大会「Extreme Hearts(エクストリームハーツ)」が開催されており、競技で勝ち進むとライブステージ実施の権利を得るという設定になっています。

「ハイパースポーツ」を可能たらしめる「エクストリームギア」についても、装着者の身体能力についても、真面目に考えたらダメな感じです。実際ならギアがどれだけ優れていようが、あんなプレーをしたらプレイヤーがぶっ壊れます(笑)。

「人数の不足をプレイヤーロボで補える」とか、アイドルアニメというよりはトンデモスポーツ物として観る方が楽しめる気がします。正直なところ、ライブステージが一番気を抜いて観ている箇所です。

主人公チームRISE(ライズ)のメンバーがプレイヤーロボにも愛着を持ち、1号ロボを「いっちゃん」とか親しみを込めて呼んでいるのはなんとなくほのぼのとします。

余談: 本作を観ていると2005年頃に行われていた「スフィアリーグ」(女子芸能人フットサル大会)を思い出します。もっともこちらは競技はフットサルだけでしたし、勝ち抜きトーナメントではなくリーグ戦でしたが…。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 16

65.2 30 2022年夏(7月~9月)アニメランキング30位
新テニスの王子様 U-17 WORLD CUP(TVアニメ動画)

2022年夏アニメ
★★★★☆ 3.3 (29)
132人が棚に入れました
U-17(アンダーセブンティーン)日本代表合宿に参加した越前リョーマだったが、合宿の規範を破ったとされ退去を命じられてしまう。 合宿所を後にしたリョーマは兄である越前リョーガの誘いでアメリカ代表として、「U-17 WORLD CUP」に参戦することを決める。 プロとなるためドイツに渡った手塚と、アメリカ代表となったリョーマが日本代表の敵となる中、「U-17 WORLD CUP」が開幕する───。
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

俺様達の美技に酔いな!でもキャラクター以外はまだまだだね

【紹介】{netabare}
外伝とか劇場版を除くと 本編→全国大会編(OVA)→新テニスの王子様(OVA)→U-17ワールドカップ編という流れなのでそれらを見てから
東京大会の間はまだすごい身体能力しているだけの普通のテニスだったけど、関東大会くらいから分身したり幻覚見せたりコピーしたりと、トンデモ超能力合戦になってます
{/netabare}
【感想】
全国大会編までは好きでしたけど、新テニスの王子様になってからキャラクター多すぎるし話も大きくなりすぎて何が何だかわからない話になってきました
テニスの枠を大きく外れて久しいので、キャラクターが好きで動いている姿が見たい人以外は見なくていいと思います、試合シーンとても短いし、シナリオもご都合主義どころかやりたい放題でなんでもアリ

高校生も混ぜて世界編なんてやらずに普通に中学生のワールドカップやればよかったように思います、高校生のキャラがダメってわけじゃなくてキャラ多すぎて出したいキャラクターの渋滞が起きてる感じがします

キャラ萌えアニメだと思ってるのですがキャラクターが多すぎるので人気キャラはたくさん登場するけど地味なキャラは出番は一瞬だし、出るか出ないか微妙なキャラも多いのが欠点かなー
出るかどうかもわからないキャラクターの登場を信じて視聴を続ける・・・地味キャラ推しのファンってすごいですね・・・
推しキャラクターが試合で活躍するところを見て楽しむアニメかな?

{netabare}
能力とキャラクターを見せたら試合はオマケ、まともに試合してなくて、これまで以上にキャラ萌えアニメになってます
面白いけどキャラの強弱よくわからないし、インフレはどんどん起きるし、超能力も出てきてなにがなんだかわかりませんねー
どっちが強いとか、何がすごいとか、どうやって強くなったのとか、これはどうなってるの!?とか細かいことは気にしちゃダメ

気にしないつもりだったけど、日本人がドイツ代表になったりアメリカ代表になったと思ったら日本代表に寝返ったり、大会のルールもなんでもあり

シャドーハウスに入館したつもりで視聴しましょう
余計なことはー考えないー♪
{/netabare}

【欠点】{netabare}
・作画あまり良くないです
・リョーマとか手塚とか人気キャラは何となく強いのかな?って感じするけどそれ以外のキャラクターの強弱関係が曖昧なので、相手が強いのか弱いのかもわからなくて、作者もたぶんよくわかってない
・国旗を適当にプリントしただけな衣装がカッコ良くない
・全国大会編とか、新テニスの王子様とか本編なのにOVAが多すぎて追うのが大変です、全部地上波でやってください
{/netabare}
【声優】{netabare}
何人か声がかなりきつそうで、本編と声変わり過ぎてる人多いけどこれは仕方ないかなあ
※声優変更とかあるかもですが、そこまで詳しくないのでゴメンナサイ
{/netabare}

投稿 : 2024/04/20
♥ : 8
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

突っ込みどころ満載のテニス(?)アニメ

{netabare}
久々のテニプリ新作。
1期の途中ぐらいまではテニスだったけど、もうこの編になってくるとテニス要素は一切ない。
当たり前のようにブラックホールを設置したり、8人ぐらいに分身したり、試合前に謎の入れ替わりをしていたり、馬に乗ってテニスしたり...とにかく突っ込んだら負け。
真面目に見たらやばいけど、テニプリはもうギャグアニメなので、面白いから良し。
バカみたいなことをクソ真面目にやっているのが何ともシュール、突っ込み不在の狂気が感じられて良き。
テニプリのキャラって異世界アニメとかでも戦えそう()

ギャグ成分がテニプリに一番期待してた部分だから、基本的には満足だけど、今作は不満点も多かった。
まず、試合がダイジェストすぎてあまり国同士で戦っているという状況に共感できなくて、世界大会なのにあまり盛り上がってない。
尺二倍ぐらいあっても良かったと思う。
越前がアメリカチームから帰ってくる流れも何を機にいつ心変わりした...?と言う感じでシナリオにも結構突っ込みどころが多かったのが難点。

まあ、試合もちゃんと1話分ぐらい尺取ってるものは面白かった。
最後のシャルダール戦は熱かったし。
ラケット壊す競技になってしまっていたのは笑ったけど、勢いで王道スポーツアニメみたいになっていて凄い。

手塚戦無しで終わってしまったけど、次はいつかな。

↓1話毎メモ
{netabare}
1話 ☆8
渡米☆越前 草。そうはならんやろ。イキっていく。まだまだだね。
空飛ぶな。みんな引き抜かれてるやんw テニスとは。

2話 ☆9
ギリシャ草、ギリシャ人に怒られろ。
人が吹っ飛ばされるぐらいじゃ驚かない。先制パンチ(ガチ) は?
妄想&幻覚。テニプリのリズムゲームってなんだよ。脱ぐなw
もうよく分からんなww 体感時間短すぎる 斎賀みつき会ってねえ。
キューピー。

3話 ☆7
出たブラックホールw テニスの用語じゃねえ。画がシュール。草。
イップス(大嘘) ほんと超次元だな。
両チーム共もう1人の方突っ立っとるやん。そうはならんやろ。
まあ負けるわな日本。これがネットで話題になってた騎乗テニスかw

4話 ☆9
テニスをそんなことに使うなw
これもうテニスで無双するなろうアニメだろ。実際曲芸
馬上テニスw ほんとギャグアニメより面白いわ。馬狙え。
なんか熱くて草。跳躍力。あれエキシビションマッチだったんかい。

5話 ☆8
でかすぎんだろ。ジャンプ力どうなってんねんw
審判はあの球見抜けるのか...。試合を飛ばすなや。ダブルスとは。
サーブミスって何が起こってんだよw
草、当たっとるやん。特攻隊かな? どういうことだよ...。
当たり前のようなラフプレー 顔狙わないのは良心的? 後遺症残りそう。
何でこんなダイジェストやねん。特殊ED君が代。
クレジットに君が代入れろ。てかマジで君が代でED消すなw

6話 ☆7
??? 何が起こってんだ。てかこいつら中学生…?
ディフェンスに対してディフェンスって引き伸ばしかよw ほんとだよ。
そうはならんやろ。テニス…? オリジナルは弱い。
ほぼ反則だろw チェスの王様

7話 ☆6
草、ケガ人出るぞw ラケット壊すなww ホモ は?
もっとまともなステージでやれやw 生きてんのか?
なんでや。やっぱリョーマかっこいいわ。
お前なんでスイス代表面やねん。白菜

8話 ☆8
白菜 流血は基本 意思があるってそれより意識はあんのか?w
やっぱ逆転までに重みが足りない気がするな今作は。
当たり前のように分身。見極めたこと見極められてて草。
1時間w 失血死しそう。棄権しろ こいつらバトルアニメでも戦えそう
は? けど1ゲームだよね。そらそうよ。
試合中分身とかする奴がテニス選手なはずがない。

9話 ☆5
顔すり抜けてますよ。仁王疑うの草。ある種のホームシック的な。
アメリカ戻るよな?さすがに。日本に戻りたいとかいう流れとかあったか?
やっぱり新テニは正直ネタとしての面白さ以外あまり評価できないな…。
馬上テニスもっかいやれ。てか公式試合最中に鞍替えとか出来んのか?

10話 ☆5
ポリコレ? 試合で何やってんねん。怪我しそう。クルクルしてて草。
全部出来たら苦労はないやんけw 入れられてるのにかっこつけんなw
いや日本側が巻き返すとこダイジェストすぎん?
言うほど中学生か? この流れで負けかい。

11話 ☆8
どっちも仲悪そうで草。いつものテニプリ感あるベンチ。
野球バカにすんな。幼女幽霊が置いてそう。
別に伏線回収でもないからこの見せ方は特に盛り上がらないな。
動物w 舐めプかな? パワハラ 何やってんだよw は?w
これもう薬物だろ。意味わからんくて草。着いて行けんなw

12話 ☆8
馬上テニスで決着付けようぜ。なるほど、わからん。
真ん中狙いで封じ込められるとかテニスかよ。何kmだよw
破壊は無い(壁から目を背け) 今回の試合真っ当に面白いな。
網破れるなら物理的に無理ではw 網を破るスポーツ。草。
こんな威力なら返す時に手持ってかれそう。

13話 ☆7
死にかけてて草。現代日本なのにどんな状況なんだよw
いやそれで登れんやろw テニスはネットを破るのを狙うスポーツだった?
二本で草。手塚倒すまでやらんのかい。
テニスしてないけどな。
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/04/20
♥ : 0

64.7 32 2022年夏(7月~9月)アニメランキング32位
最近雇ったメイドが怪しい(TVアニメ動画)

2022年夏アニメ
★★★★☆ 3.2 (147)
519人が棚に入れました
最近、メイドを雇った。仕事熱心で真面目だけど、とても… ――怪しい―― 田舎の小さな屋敷の主人・ゆうりは、突然現れたメイド・リリスの正体を探っていた。 素性も目的も不明だが、不自然なほど良く働き、料理も洗濯も怖いほどに完璧。そして、あの吸い込まれるような紫の瞳。 きっとリリスは何か企んでいるに違いないと、怪しすぎて、怪しすぎて、ゆうりは何も手につかなくて困っている……。 これは孤独だった1人の少年と、突然現れた怪しいメイドが、少しずつ、絆を育んでいく物語。

ねるる さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.1

面白い所がひとつもない。純粋につまらない作品。

原作未読。3話まで視聴済。途中レビュー

はやみん出演ってことで結構期待してたけど、今のところ今期の中で1番期待外れ。

毎話主人公とメイドのワンパターンなやり取りで学びも面白みも無く飽きる。メイド萌えもしないので尚更良さが分からん。
メイドのいる洋風な世界観の中で、魚屋とかカップ麺とか出てくるのもなんか違和感。
3話で新キャラ出たけど、物語に刺激を与えるわけでは無さそうなので、今後の展開にも期待は出来なそう…。

2022/11/09 全11話視聴完了。
原作漫画未読。

両親を失い、大きな屋敷で1人で暮らす主人公の元に、ある日メイドがあらわれ雇うこととなる。あらゆる家事を完璧にこなす、怪しいメイドと孤独な少年が絆を育む物語。

最終話まで面白い展開は一切なく、ワンパターンなやり取りと想像通りの展開でガッカリ作品でした。

主人公の少年は中盤まで事ある事にしつこいくらいに、怪しい、怪しい、と繰り替えし、メイドがからかうような言葉をかけて、少年の純粋な回答に逆に照れるというお決まりのやり取りにウンザリしてた。よく分からないタイミングで、2人の絆が深まって、怪しいから好きとか大事という気持ちになるけど、変わるきっかけエピソードが薄いから響いてこないし、いつのまに心情変化したの?って思った。
後半になって出てくるサブキャラのメイドも全く物語上で役に立ってないし、あんなメイドいるかよっていうキャラクターで冷めてた。

深読みしすぎかもしれませんが、最終話まで見終わって、主人公はどこか人としての感情というものが乏しく、ちょっとある意味病んでる子なのかなって思いました。目が基本笑ってないし、好きとか嬉しいとかの感情が軽くて薄くて、このキャラを演じるはやみん絶妙だなって思いながら見てました。

キャラクターや舞台設定に派手さがありましたが、物語はつまらないし中身がなく、キャラクターにも魅力がなく、OPもEDもパッとしないしで、見所がない作品でしたね。
原作は人気らしいので、また違ったお話展開なのかな?
原作ファン以外の方にはオススメ出来ない作品でした。非常にイマイチです。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 11
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

子供でいたい働きたくないセックスも不要。ただエロメイドがいればいい。

1話 胸あきエロメイドとショタ系の僧侶枠?1話見る限りでは、話に軸が欲しいかな。

{netabare}  今期作の「継母の連れ子が元カノだった」と本作って、僧侶枠のタイトルだよなあ、と思いましたけどそういう感想はあまりないので、私の邪な心に因るところが大きいのでしょう。

 巨乳胸あきメイドといえば「死神坊ちゃんと黒メイド」があります。あまあまの2人きりの生活なのはそっくりですが、どうでしょうか。あっちは誘惑するっていう話ですからわかります。
 それに「呪い」というテーマがありました。おかげで家族というもの、そして、触れ合えない2人の恋愛がコミカルながら切なく描けていました。歌も夜と月の作画も素晴らしかったですし。

 本作ですが、胸あきメイドはもしいい話にしたいなら、場合によってはノイズにもなります。山奥の屋敷ではないみたいです。あれで外出するなら露出狂としか思えないくらい不自然です。冗談ぬきで微エロコメディじゃないなら、このメイド服はやりすぎです。

 ストーリーは、昔お世話になったとか、何か約束したとかいう因縁だけなら、ちょっとつまらないですよね。ショタとエロメイドのイチャイチャで終わってしまいます。特にショタの無垢性、無知性を強調しすぎているので、その点で底の浅い感じはあります。
 これが「かぐや様」みたいにお互いが超優秀でメイドの素性をめぐっての攻防があるなら面白そうなんですけど。

 日々の2人の間の関係性の軸か、面白そうな謎ポイント、テーマ性なにかがないとつらいですね。

 時代はいつ?斜めのスイッチパネルが付いた全自動洗濯機があるってことは少なくとも2000年以降の話?
 それと両親死んだなら弁護士立てて屋敷売ればいいじゃん、と思ったんですけど領地経営とかの責任の話があるんでしょうか。そこをポイントにしても面白そうです。

 作画はなかなかいいですね。最近CGの技術が上がって来たんでしょうか。人物はほとんど破綻がないですね。ネガティブが無いというだけでなく、なかなかのものだと思います。
 ただ、最近多いですが、引き画がちょっと活き活きしていないというか線が物足りないです。あとは背景美術が適当すぎます。予算の振り方の関係でしょうか。 {/netabare}

 次のレビューは作品終わったあとか、諦めたときにすると思います。



2話 ということで諦めました。広大な屋敷で押しかけ女房のエロメイドと2人きりかあ。

 OP見る限り、現代日本の公用語が英語になって、児童福祉の法律が改正になって、貴族制があることになった世界観でしょうか?逆にイギリスが日本っぽくなったんでしょうか。まあ、設定はこの手の話だから好きにすればいいと思います。というかどうでもいいです。


 問題は、一連の〇〇さんラブコメはそうですけど、女性から近づいてきてくれないと駄目みたいですね。異世界転生で強くなってハーレムで、ももう面倒なんでしょうか。
 現代文明を享受しながら、何もしないスローライフでエロメイドと2人きりがいいなあ、ということですか。

 セックスも現代ではストレスなんでしょうね。単に一方的に好いてくれてイチャイチャがしたい、というのが今の願望なんでしょう。そりゃあ、少子化にもなりますね。いくら何でも草食すぎでしょう。
 しかも貧乏とはいえ、住んでいるのは屋敷ですもんね。遺産である程度はなんとかなるのか、エロメイドがなんとかするのかわかりませんけど。

 人間として成長しない、子供のままでいたい、働かない、ハーレムもセックスもいらないから、誰か自分を分かってくれる人がそばにいて欲しい、というのが本作の描きたいことで、それが願望…なんでしょうか。

 無職転生は人気あったし、異世界ハーレムとかありますから、全部が全部という事ではないでしょうけど…式守さんとか、古見さんとか、阿波連さん、高木さん…出来不出来はありますけど、同じ構造な気が…

 面白いつまらない、というより、悲しくなってきました。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 9

レオン博士 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

最近見たメイドアニメがダサい

【最初に】
最初に怪しいって思うのは全然使用人にふさわしくないメイド服の煽情的なデザインだと思う、こんなメイド服ないし普通にダサい
こんな格好だとご主人様を財産目当てにたぶらかしに来たのかな?ってまず思うかな、半分はあたりでしょ?

わたしはメイド服の魅力は、清楚さにあると思うのです
リリスも司のメイドさんもご主人様差し置いて勝手に話し始めるし、使用人には見えないかなー
お料理も和洋折衷っていうか統一感なさすぎて、せめてもう少し「らしく」できないのでしょうか?

【感想】
まだ3話でどうなるかわからないですが、平和なコメディアニメで不快感とかはないのでまったり楽しむだけなら良さそう

ただ、ホントにこだわりがない作品で残念なところが多い

・だんだん疑いが解けて仲が深まっていくとかなら良かったけど最初から両想いっぽいし、疑いに無理やり感しかない

・坊ちゃんとメイドのラブコメなのにオシャレさがまったくなくて残念
洋館のレトロな雰囲気とかアンティークな調度品とか優雅な雰囲気がない

・現代の普通の町が舞台だけど坊ちゃんの家は古い洋館で、メイドさんはメイドっぽくないのでお金持ちのお坊ちゃんがメイドさんごっこしているだけに見えます

・メイドさん雇うのはいいけど、使用人キープするお金もないなら二人で住むのにあんな大きなお屋敷いらないと思う

いろいろ残念なこと書いたけど、細かいことは気にせずにまったり見ていこうと思います

【作画】
絵はとても平面的で立体感がない、料理がおいしくなさそう

投稿 : 2024/04/20
♥ : 19

64.1 33 2022年夏(7月~9月)アニメランキング33位
金装のヴェルメイユ~崖っぷち魔術師は最強の厄災と魔法世界を突き進む~(TVアニメ動画)

2022年夏アニメ
★★★★☆ 3.1 (168)
528人が棚に入れました
王立オルティギア魔法学院――。 召喚魔術が成功せず留年の危機に瀕していた学院生のアルトは、偶然見つけた古びた召喚魔術の本から魔法陣を描き、封印されていた悪魔ヴェルメイを召喚してしまう。彼女は古来より恐れられる“悪魔”であり、厄災をもたらす強大な力を持っていた。 使い魔となったヴェルメイには定期的に魔力を供給する必要があり、その方法は濃厚なキスをすること。そんな2人の関係にやきもきする幼馴染みのリリア、そして前代未聞の使い魔に呆然とする生徒たち。 最強の使い魔と契約したアルトは、目標である偉大な魔法使い“魔導を極めし者”(プラチナスクエア)を目指す。 崖っぷち魔術師と不健全な悪魔のお姉さんの王道ファンタジー開幕!
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

一昔前のアニメの雰囲気

{netabare}
久々な気がする、転生要素の無い学園魔法ハーレムもの。
最近なろうばかりだったのもあって、そんなはずはないんだけど少し新鮮さが感じられて結構好きな作品だった。
タイトル見た時点では転生賢者と並んで期待してなかった作品だったけど、その期待は大きく上回ってくれた。

ただ、展開は正直ほぼずっと予想通りに進む。
良く言えば王道、悪く言えばありきたり。
自分はなろう系主人公みたいに主人公が冷めてさえいなければ、こういう王道物は楽しめるので、これも例にもれず。
俺TUEEEEじゃないのでちょっと少年漫画らしさもあって良かったと思います。
段々敵がインフレしていく感じもまさに王道漫画らしい。さすがにインフレが速すぎだろとは思いましたがw

最後の方のヴェルメイさんの過去回もありきたりな話ではあったけど、まあその過去を後ろめたく思ってるヴェルメイを主人公が支えてあげるのは二人の関係性がより強固になった感があったし、友情・努力・勝利というか、1クールの盛り上がりは作れていて良かったと思います。

1話の時はエロアニメかと思ってたけど、エロ要素は案外最初だけ。
元々ヴェルメイさんみたいなお姉さん系ビッチキャラは好きじゃなかったので、エロ要素はむしろいらないなぐらいに思ってたので、これはこれで良し。
ただ、リリアちゃんは可愛かったし、服脱いで透明化する回は面白かったかなw
リリアも相当ビッチキャラな気がするけど、やっぱり苦手と言いつつ結局キャラデザなのか()
リリアと主人公の絡みも面白かったかな。

OPとEDは無難に良く、作画も無難。

↓1話毎メモ
{netabare}
1話 ☆7
クソアニメっぽい。ゼロの使い魔かな? シャミ子が悪いんだよ…。
Fateなら…。姉どんな服来てたんだよw 魔力(隠語) ピンクの方が可愛い。
負けたらピンク陵辱されろ。は?
おばさんじゃなくてピンクのエロ展開やれや。無能。思ったより悪くない。

2話 ☆8
ピンクほんと可愛い。原作者も知らないドラゴン
メインヒロインが一番かわいくないじゃん。
ちゃんと服脱がないといけない透明能力って珍しいのではw
視聴者には見える。嫌がる割に普通に行動する当たりやっぱビッチでは。

3話 ☆8
作画ちょっと怪しい? やはりピンクは淫乱...。
この金髪の子かわいいな。こいつら味方になるのかよw
普通に戦闘すんなw わっかりやすいフラグやめろ。
パンツ見えてんぞ。普通にバトルアニメしてて草。

4話 ☆7
からの不意打ちは無いよなさすがに。戦闘面白かったな普通に。
黒曜石先生。おじさんじゃん。
金髪とこいつが普通に仲直りしてんのは意味不明だ。
なんか裏ありそうな声してんな。
けど別に好きになるまでの過程が丁寧とか言うことは無いんだよな。
唐突。氷漬け最高。謎のウテナパロ。また透明飲むのかよw
てかpv見た時は主人公の声やばいと思ったけど全く気にならんな。
ピンクは淫乱。
強敵の次はそれを超える強敵が現れてってほんとに王道展開だな、好き。

5話 ☆7
クリスこの頃に戻して。インフレが激しい。エッッ
まあそりゃ人災だろうなw 倦怠期でしょ。てーきゅう 媚薬か?
姿変わりすぎやろ。召喚者が真っ先に殺されるテンプレは?

6話 ☆7
こんな深刻そうな見せ方されても初めての事件起きたのが前回だから重みがないw 00年代のアニメにありそうな展開。タイトル回収。
とりあえずこういう役子安にやらせる脳死キャストやめない?
冷静になれるのは偉い。心臓枠だったか...。あるあるな展開だなw

7話 ☆6
めっちゃ弱気になってるじゃん。よふかしのうたかな?
イチャイチャすんな。

8話 ☆7
闇深そうな生徒会長。古臭いラッキースケベ展開
ビッチしかいねえ。この徐々な王道感好き。タイトル回収来るか?
死人出そう。

9話 ☆7
舐めプやめろw なろうあるある。通り魔かよかわいそう。
替え玉受験。こいつが律儀に筆記試験受けるのシュールだな。

10話 ☆8
ホモの声してんな。このアニメ結構普通にバンバン死人出るな。
インフレが激しい。やっぱこういう王道作品好きだわ。
ハンマーで壊そう。ロリに戻して。

11話 ☆8
ロリの方が可愛い。どうせ教会の奴が殺される。仙台民。
映像視聴とか異世界おじさんかな? ファルマ君がいたら…。
知ってた。泣かせようとしすぎかな?

12話 ☆7
陳腐だけどまあいいと思うよ。そしてなにより、速さが足りない!
隙あらばヤる。リリアの出番増やせ。

曲評価(好み)
OP「abracada-Boo」☆8
ED「Mortal With You」 ☆7
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/04/20
♥ : 13
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

昔懐かしのラノベって雰囲気

[文量→小盛り・内容→感想系]

【総括】
可もなく不可もなく。

エロ要素はあれど、不快な感じはないし、主人公はずっと優しくて安定感がある。

前半は普通に観られたし、後半はそこそこ見処もあった。中盤の展開がややスローで、評価を落としたかも。

最初の1、2話で観るのを止めようと思った人は、まず11話を観て、作品の背景を知った上で、観るか決めても良いかもしれない。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
ヴェルメイさんが、もっと悪魔でも良かったかな? あれだと、ただのちょっとエロい、良いお姉さん(苦笑)

11話の回想は単独で☆4をつけた。

だからこそ、人の美しさと醜さを両方知る悪魔として、もうちょい複雑なキャラクターにできたんじゃないなと感じた。

アルトくんが、ラストにやたら真っ直ぐな告白をするのは、好印象。ぜひ幸せになってくれ。

あとどうでも良いけど、EDの入りでちょっとだけ、モスラを呼び出す歌を思い出した(笑)
{/netabare}

投稿 : 2024/04/20
♥ : 17

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

照れ隠しがエロとは恐れ入る(笑)

1クール12話の間で起承転結が3周くらい回っていて、ちょっとあわただしい感じもしますが原作から意外とエピソードは削られていないので、結局は原作漫画のテンポが速めということなんでしょうね。

自身の傾向として異種族恋愛系の話はわりと好む傾向があるので、そういう意味では本作はそこそこ楽しく観ていました。

大雑把には魔法とか使い魔の召喚とかがアリなファンタジー的な世界にある学園を舞台にしたラブコメディってことになるんだと思いますが、主人公のアルトくんには特に転生設定とかはありません。

メインヒロインのヴェルメイさんは悪魔であり、人間に対しては長命種ということになります。また作中世界で過去に悪魔がもたらした災厄などもあって、悪魔であることを公にするにはリスクが伴います。

また幼馴染みのリリアとしては、自身がアルトくんに恋心を抱いていることもあり悪魔のヴェルメイさんがアルトくんと親密になることは快く思えません。

このあたりのドタバタを楽しめるか、あるいはヴェルメイさんの過去の境遇に関して一定以上の共感・同情心が芽生えるかというのは本作の視聴の上での重要要素の一つと言えると思います。

あとはヴェルメイさんが奔放そうな見た目に反してかなり純情キャラである点、逆にリリアが常識人ぽく見えてアルトくん絡みになるととんでもない暴走をする点が人情面での見どころかと思われます。

個人的にはヴェルメイさんのエロいシーンよりは、リリアの暴走の方がエロ的には目に余る感じでした。リリアはある意味で本作の被害者と言って良いキャラかもしれませんが…。

今クール最終決戦でのヴェルメイさんの過去が明かされる回については、人間のえげつなさが出ていて良かったと思います。風評って怖い…。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 17

63.7 34 2022年夏(7月~9月)アニメランキング34位
夜は猫といっしょ(TVアニメ動画)

2022年夏アニメ
★★★★☆ 3.2 (21)
57人が棚に入れました
疲れて帰ってきた夜は、猫と過ごしたい。フータとキュルガは、いつもいっしょ。かわいい猫の日常がリアルによみがえる。不思議な生態を確かな筆致で描く いま最注目の猫マンガをアニメ化!

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

猫は飼い主には唯一無二。「猫あるある」ではなくエピソードを。

 猫というのは、個性が強いので「猫あるある」というのは、結構猫好きからは受けないのではないでしょうか。

 本作の猫はどうも経験に基づく猫への愛情を表現しているように感じませんでした。あるいは体験談なのかもしれませんが、それなら視点がありきたりすぎます。猫の個性が感じられないと言った方が適切かもしれません。

 むしろ、自身の体験談としてウチの猫はこんな変わってたよ、というほうが共感されると思います。「犬と猫どっちも飼ってると毎日たのしい」の猫は可愛くないですが、あれは経験なんだろうなあ、という実感がこもっています。そして、可愛くないところが可愛いという愛情が感じられます。

 言葉にするとエピソードがない、と言えばいいのでしょうか。猫とのエピソードはつまり猫と過ごした時間であり、唯一無二の体験です。猫と暮らした人間ならここを描かないと。
 正直、本作は猫を飼った事がある人間なら誰でも知ってることですし…それなら自分の猫の方が可愛い、可愛かったと思うし。うーん、猫を飼った事が無い人向けなんでしょうか?

 まあ、私のレビュー名で分かる通り、猫好きなので、ちょっと厳しい評価ですが、本作から感じるのは、愛情ではなく作品としての「猫あるある」でした。

 ということで、ユーチューブで大晦日に総集編公開というということで視聴しましたが、ちょっと残念でした。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 5

63.4 35 2022年夏(7月~9月)アニメランキング35位
BASTARD!!―暗黒の破壊神―[NETFLIX](TVアニメ動画)

2022年夏アニメ
★★★★☆ 3.2 (61)
213人が棚に入れました
近代文明の崩壊から400年後、世界は魔法と剣が支配する混沌の中にあった。 破壊神アンスラサクスの復活を目論む闇の反逆軍団は、その圧倒的な魔力を持つ四天王を中心に、世界を支配するべく、勢力を広げ続けていた。 そんな中、中央メタリオン大陸にあるメタ=リカーナ王国は魔導師率いる闇の反逆軍団に襲撃される。 王国を救うため、大神官の娘ティア・ノート・ヨーコは一つの決断を迫られる。 それは幼なじみの少年ルーシェ・レンレンの内に封じ込められている、かつて世界支配をもくろんだ古の大魔法使いを復活させること。 そして、その封印を解くことができるのは処女による接吻のみ――。 差し迫った危機にヨーコが意を決してルーシェと唇を重ねた瞬間、黒く強大な妖気が周囲に満ちていく。 最強にして最狂、超絶美形主人公、伝説の魔法使いダーク・シュナイダーが今、復活を遂げる!

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

18歳以上向け?いや、この程度のエロは少年向けでしょう。

 今のいままで異世界転生だと思っていました。冒頭のヨーコの服装と周囲の雰囲気の違いを見たら誰でもそう思いますよね?本作で初めて未来の話って知りました。

 後の絵のうまさからは想像できませんが、初めのころは、コミック版はストーリーもセリフもコマ割りも絵もものすごくゴチャゴチャしていました。それがアニメ版になってかなり見やすくなって理解しやすくなりました。

 コミック版の初めの方の絵柄は「きまぐれオレンジロード」の系譜の可愛い子ちゃんですね。髪型にボリュームがあって乱れている感じ。
 古臭くはありますが、絵柄ではコミック版の方が妙にエロかった記憶があります。特にあの繋がれてスライムのシーンとか、乳揉みのシーン。アニメ版は気合いは入っているのは伝わりますが、若干萌え要素が入っているせいか、ちょっとマイルドな感じです。背徳感が足りない?

 で、本作を見て思うのは異世界転生ものとかが内容がない、と言われますが、本作も内容ないですね。内容のなさでいえば今のなろうのどの作品よりも上です。俺TUEEEしながら、乳を揉んで太ももを見せるだけの作品です。

 ただ、それがいいんですけどね。本作から伝わってくるのは少年の夢=力の拡張と可愛い女の子とのエロ。しかもみんな処女というこの妄想力がすごかった。つまりエロスとタナトスですね。
 創作物を作り出すモチベーションというのは、このエロに対する欲望と破壊衝動という、精神分析でいうところの無意識の中「エス」(リビドーと死の欲求)です。
 それを作者の「個」のフィルターを通じて表に出てくるのが創作物になると思います。
 ですので、性表現や美少女表現が創作物のモチベーションにとってどれだけ大事かを規制を叫ぶ人には良く考えて欲しいです。

 本作はこの衝動がダイレクトに表れているので、内容が無くても少年はワクワクするんだと思いますし、人気があるんだと思います。

 ただし、です。少年の時はいいですけど、大人になるとちょっと辛い。エロがあるのでまだ「スプリガン」よりも見てられます。バトルシーンも現実感がなくファンタジーなので違和感はあまりありません。ただ、内容が無さすぎです。
 本作を見て、懐かしいので1回見られたことは見られましたが、途中から戦闘シーンとエロいシーン以外はポチポチとばしてました。



 総評です。アニメについては、作画は奇麗ですし、話も整理されて見やすかったです。ただ、見やすいが故に引っかかりが無い感じもありました。ゴチャゴチャしているからこそのエロさがちょっと物足りなかったかなあ。

 さすがサブスクオリジナル。4話からいいですね。スライムとか乳揉みとかちゃんとやってましたね。妄想丸出しの美少女がエロい衣装を着てエロい目にあうという本来の主旨をちゃんと再現していました。

 ただ内容無さすぎで、やっぱり辛いです。多分ですけど話は整理されていますがほぼ原作準拠ですよね。ただ、内容は少年向け。エロさも少年なら何かの衝動を突き動かしそうですけど、さすがに大人にとっては見て「お、なかなか」程度のエロです。

 それにも関わらず、エロいのと暴力でレーティングがネトフリの大人向け、つまり18歳以上?いや18歳以上のニーズじゃないから。
 18歳以上向けじゃなくて、こういう衝動を刺激するアニメこそ少年に見せろと言いたい作品でした。

 あと、声優さんなんですけど、楠木ともりと東山奈央さんがアニメの演技をしたときの声質がかなり似ている気がしました。なんで、この2人をヒロイン、サブヒロインに当てたのでしょうか?

投稿 : 2024/04/20
♥ : 10

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

そうか・・・、だいぶ時も過ぎたし、私も老いたか・・・。

さて、某岡田斗司夫氏が某ようつべにて「ネット○リックスのアニメはなぜ、つまらないのか」と言う解説をしている動画があったりする。

個人的には「なるほどー」と納得しきりだったのだが、この機会に実感するとは思わなかった。
幸いにも機会を得て観させてもらったのだけれども・・・。


なるほどねー、と思った。


ある意味、伝説的な作品(いろいろな意味で)、かつ私自身も好きだった、思い入れのある作品だったので、視聴したときの自身の所感に戸惑ってしまった。
(ちな、前作アニメ版もみております・・・。こちらもシュナイダーの声がね・・・的な感想とイマイチ感を記憶しています)


曰く・・・、
淡々とストーリーを追ってしまったんだよねぇ。
作画もきれいで、お金が投入されている気配はプンプン、原作にも割と忠実な方と評価できる作りで、キャラクタも大方は頭に入っている。本来なら、感動や、待ちに待った感、ワクワクがあっても良いはずなのに・・・。


そして、原作どおりのギャグやツッコミ、そしてエロ要素にもどちらかと言うと、テンポの悪さや時代感の違い(これは仕方ないね)、なんなら、ダサダサ感を感じてしまった。
恐らく・・・、これは作品は全く悪くなく、当方の感覚が変わってしまったのかなぁ、と少し残念に思った。


もう一度言いますが、この作品は漫画で単発から始まり、連載され始めた時から挑戦的な絵柄、魔法から小道具、モンスター、敵のイメージまで、私のイメージするファンタジー世界のイメージにフィットする世界観、各キャラの個性含めて、大好きな作品だったんです。

萩原氏の筆が遅くなり、季刊ジャンプ(当時は増刊ジャンプとして、スプリングジャンプ、サマージャンプ、オータムジャンプ、ウィンタージャンプが発行されており、読切作品や新人漫画家のデビュー作的なものがたくさん載っていたのです、ここから出てきた作家さん、一発屋さんなどなど多彩でした。ほとんどの号数購入して保管していたのですが、いつの間にか無くなってしまいました・・・、本当に残念。このジャンプの情報ってあまりないんですよねぇ。読切作品でスゴイお気に入りの作品もあったんですが)、そして、点々と掲載雑誌を変えていき、作品発表タイミングがブレていく中でも追いかけていた作品でした。
途中、萩原氏の大暴走や、いよいよ描くのに飽きてきたのか?ストーリー展開が思いつかなくなったのか?等々いろいろと心配になったこともありましたけどねw。


そんな作品が、やっとしっかりアニメ化されたのに・・・。







たぶん、私はこの作品フラットに評価出来ていないと思います。
自分の感覚の変化に軽くショックを受けていますwww。


そして、他の皆さんはどう思っているのかな・・・と他の方のレビューをじっくり読んでみました。
やはり、(ギャグや表現方法等について)時代的に合っていないと評される方も多数おられましたが、「やっと、観れる」と感動しておられる方や、おもしろかったと評されている方もおられました。

そして、私はポツリとささやくのです。
「私もワクワクして、おもしろく観たかったなぁ」と。

時間がたち過ぎたのが悪いのか、私の感覚の変化が悪いのか、はたまた仕方のないことなのか。





評価はすべて3とし、私的にシュナイダーの声が好きでは無かった、と言う感覚的な評価で声優を2.5(八つ当たりですわw)としました。
悪しからず。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 14

burn さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

作画は近代的にアップデートされているけど・・・

第3話のみを見て、なんかコレジャナイ感がMAX。
これなら1992年に映像化されたOVAのほうが良かったですね。
OVAの描き込みには及ばないものの、キャラなどの造形や演出は近代的にアップデートされている。最近の画質で映像自体はキレイ。それなのになぜチープに感じるのか。
他話のシーンの切り抜き動画も見て、少し考えて思い当たりました。このアニメは原作の設定や世界観だけ、その表層だけなぞっている、それに終始していると。

ようするに、漫画原作で萩原一至が表現していた闇の根源から発生しているような何か荒々しい暴力の脈動、すべてを破壊しつくす衝動、それと対照する数々の愛、そういったものがまるでトレースされていないんですね。だから全てが軽々しく、白々しい。
そういったものは感性でしかないんだけど、感性を描くことが創作作品において一番大事なんですね。

なんでだろうなぁ、監督はバスタード!フリークのはずなんだけどなぁ、どこをどうして間違えたんだろう。ちなみにかく言う私も、原作漫画を連載当時からリアタイしていた世代です。

世界観が広がりまくったバスタード!を我々は俯瞰で見ることはできますが、連載が開始した当時は作者も先のことはあまり考えず己のパッションのみを原稿にぶつけていたはず。その“原液”を薄めずに濃縮されたままいかにアニメ化された映像に浸透させるか、難しいことでしょうけど、それが成功した時はじめて漫画原作の神アニメが生まれるわけで。

それと気になるのは主人公ダーク・シュナイダーの声優。どうもDSに高い声質の人は合わないんじゃないかなと思うのですが、なぜかOVAの矢尾一樹さんにしろ今回の谷山紀章さんにしろ高い声質の人が選ばれる。まあ今回はOVAのリスペクトなのかも知れないですけど、高い声質の人が演じるDSは通常時の声は良くとも見栄を切る重要なシーンでも高い声でどうにも軽く思えて迫力に欠ける。
ダーク・シュナイダーというのは、普段はおちゃらけててもここ一番という時には底知れない凄味があるっていうのが魅力だと思うんです。そこが感じられない谷山紀章さんの演技も今回のアニメ化のダメな点です。矢尾さんのDSも違和感がありましたが、それがまだマシに思えます。

絵のレベルはそれなりでも、原作の“魂”(ソウル)を正確にトレースできていたなら水準の評価を得られていたかも知れません。今回のアニメ化は方向を見誤ったってことでしょうか。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 3

62.9 36 2022年夏(7月~9月)アニメランキング36位
RWBY 氷雪帝国(TVアニメ動画)

2022年夏アニメ
★★★★☆ 3.2 (126)
351人が棚に入れました
科学と魔法が同居する世界レムナントには人類や獣人、動物、そしてグリムと呼ばれるモンスターが存在する。 グリムにより暮らしを脅かされてきた人類だが、ハンターの活躍により平和な世界が守られていた。 ハンターを養成するビーコン・アカデミーで出逢ったワイス、ブレイク、姉のヤンとともに「チームRWBY」を結成するルビー。 それぞれの想いを胸にハンターを目指し訓練に励む彼女たちを、今までにない新たな脅威が襲う――。

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

冲方丁と虚淵玄とは…期待枠だけど、1話に不安要素もあります。

 これって、アメリカのアニメが原作なんですね。その割にはものすごく日本的なのはなぜ?ちょっとオリジナルが見たくなりました。が、せっかく日本版を見ているのでタイミングは考えます。

 原案が虚淵玄で、脚本が冲方丁ですか…原作付なのにすごいですね。マルドゥックスクランブルとか天地明察の大ファンなので楽しみですが、シュピーゲルのシリーズとかばいばい、アースとかシュヴァリエとか超めんどくさい感じなんですよね。どっちの冲方が出るんでしょう。オリジナルがあるならそれほどでもないですか。

 演出というか構成なんですけど、あの列車強盗と貴族のシーンの場面転換とかちょっと必要があったかなあ、という感じでした。それと、どういう状況で設定なのか見ていれば理解できるように、なるべく「独り言」で状況説明は避けて欲しいんですけど、ずーっと独り言を聞かされてました。この点でちょっと脚本というか絵コンテというか演出が心配かなあ。口数が多いのはシャフト芸なんでしょうか。

 人物というか画面に美しさが無い気がしました。背景美術が適当なのは感じましたが、画面画面の美的な感じがないですね。決してキャラデザも、作画が悪い訳じゃないんですけど。一番最後ED後のアイキャッチのイラストがものすごくカッコいいので、ああいう雰囲気が出せないかなあ。
 ちょっとタクトオーパスっぽい雰囲気でしたが、あっちの方が画は良かったかなあ。まあ、見慣れないと分からないですけど。

 怪物の設定や戦える特殊な人、月が砕けた世界観などまあ、既視感の塊ですが、話を見ている限りはつまらないという感じではないですね。学園入ってルビーが無双するんでしょうか。無双は嫌いじゃないので、その力がどうストーリーで使われるかがポイントでしょう。

 声優さんは早見沙織さんですが、珍しく雰囲気が若いですね。初め似ている声優さんだと思いました。

 いろいろ文句はいいましたが、ちょっと期待枠ではあります。

 ところでなぜブラックロックシューター?会社違いますよね?ちょっとびっくりしました。まあ、途中でいろいろ調べるとつまらないので、後で関連しらべます。でも気になるなあ。


追記 アマプラにオリジナルが有料であったので、入り口までいったら映像が「カクカクの」3DCGでした。これが6,7,8まで行くと奇麗にはなっていましたが「微妙な」3DCGでした。
 どうしよう?シーズン1が299円なら見てもいい気もしますが…せっかく奇麗に作り直しているなら…
 声優さんは早見沙織さん、日笠陽子さんがクレジットされていました。見たら追記の上、該当のページに感想書きます。




2話 内容的にまとめて見たいので、一旦休止。つまらないというより、あくまで、一気見したい、という意味です。チェックしたい作品が多いのもあります。



 

投稿 : 2024/04/20
♥ : 8
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

赤ずきんと変形武器

虚淵玄×冲方丁、シャフト制作。

科学と魔法が同居する世界レムナントには、
グリムと呼ばれるモンスターが存在する。
グリムの脅威から暮らしを守るハンターたち。
ハンターに憧れる少女たちが、希望を抱き、
ビーコンアカデミーへ入学してくる。

米国産で話題になったWEBアニメが、
新シリーズとなり、日本から展開されます。
まずは主要キャラクターの紹介、
RWBYならではの戦闘シーンが満載です。
 
シャフトとは相性が良いかも知れません。

最終話視聴追記。
{netabare}心の隙間に取り憑くグリム、ナイトメア。
そこはワイスの心が投影された夢の中の世界。
自身の影と戦い、現実世界へと目覚める。
確執や苦難を仲間と乗り越え、
少女たちが成長を始める物語なのでしょう。{/netabare}

多くの経験を経て、チームや個人の成長を描く。
強くは惹かれませんが、まずまず楽しめました。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 25

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

アメリカ発3DCGアニメ原作の日本制作オリジナルストーリー版厨二バトルアニメ

原作はルースター・ティース(Rooster Teeth)というアメリカの制作会社によるオリジナルアニメ作品です。

本作『RWBY 氷雪帝国』冒頭2話は内容的に主要登場人物や設定などの説明が行われる原作の冒頭部分とストーリー的に重なっているため、特に原作を観ていなくても本作からの視聴でOKなようになっています。

原作初期の3DCGが時代的にも予算的にもしょぼい感じだったので、原作初期よりは本作のアニメーションの方が豪華には見えると思います。

作中世界で人類は「グリム」と呼ばれる怪物の脅威にさらされており、グリムと戦う力を持った人たちは「ハンター」と呼ばれています。

グリムと戦うハンターのチームRWBY(作中では無理矢理「ルビー」と読みます)に所属するメインキャラ四人(ルビー/ワイス/ブレイク/ヤン)は全員女性で、「女の子が近接格闘用と中遠距離射撃用に変形する武器で戦う」というビジュアル面を楽しめるかどうかは、本作視聴の分かれ目になると思います。

ルビーが武器オタクという設定も厨二病的かもしれないです。大鎌と銃に変形するルビーのオリジナル武器「クレセント・ローズ」みたいなのは私は個人的に大好物なのです。

チームの名は四人の名前の頭文字由来ですね。なお、名前の頭文字はたぶん各キャラのイメージカラー的な物(ルビー:赤(Red)/ワイス:白(White)/ブレイク:黒(Black)/ヤン:黄(Yellow))と合わせてあると思われます。

原作も日本語吹き替え版が制作されており、本作のキャストは原作の日本語吹き替え版と共通です。

本作のオリジナル部分となるメインシナリオは「承認欲求」をテーマにしていると思われます。このあたりの流れは日本的な脚本かもしれないですね。趣き深い点もありますがやや冗長でテンポ感に欠ける感じはするので、評点はあまり高くしていません。


以下、内容に軽く触れておきます。




主人公のルビー(Ruby Rose)はハンター養成校であるビーコン・アカデミーへの入学が決まった姉ヤン(Yang Xiao Long)について行きますが、そこである事件に巻き込まれ、自身も予定していなかった飛び級でビーコン・アカデミーに入学しハンターを目指すことになります。

で、チーム結成エピソード後の肝心の本作メインシナリオはある人物の悪夢(ナイトメア)にダイブしてのバトルになるのですが、個人的には普通に現実世界で戦う原作の方が好みかも?(←身も蓋もない…。)

投稿 : 2024/04/20
♥ : 16

62.3 37 2022年夏(7月~9月)アニメランキング37位
てっぺんっ!!!!!!!!!!!!!!!(TVアニメ動画)

2022年夏アニメ
★★★★☆ 3.1 (95)
244人が棚に入れました
お笑いが大好きな阪本やよいは、大阪・なんばにある私立華月高校に入学。小さい頃に「こなもんず」というコンビを組んでいた幼馴染み・高橋よもぎと再会する。早速、商店街のコンテストに出るために、思い出の公園でネタ合わせしていると、謎の少女が声をかけてきた――。
ネタバレ

どどる さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

楽しさ

最終的には1話から想像したような上手さとは路線が違う、割と雑なコメディアニメ。
でもこの作品、根本的にアニメが上手い。

15人という人数を完全に制御し切れたとは言えないけど、メインのヤングワイワイを中心に、セレブリ茶からは白壁まこ、弾丸クノイチからは妄想癖のかな、あくだれ王国からはみゆ(親切に私服が名札付き体操服)、シンリャクシャからは宇宙人ちほり。
この7人あたりにスポットライトを合わせている。

個人的にこの中心メンバー7人「以外」からだと、茨城県民にしては美形すぎるあくだれ王国のみさお、メイン回で図々しさが露わになったシンリャクシャの小動物ねもが好き。じゃがいも爆弾。

逆に弾丸クノイチのサラブレッドちとせ、シンリャクシャのリーダーゆいなはキャラが人数の中に沈んでいた気がする。
セレブリ茶のお菓子屋娘ひかりは後半でキャラの薄さを芸風にしていたけど、この立ち位置に3人くらい入っちゃったのは欠点と言える。

ここまで来たら残りの3人についても言及すると、超金持ち娘さえかはメイン回の挙動がカッコよい。
基本的には鉄板の金持ちネタを振るだけの女なのに、金が人格に良い影響を与えている感じがしみだしてくる。
メイン回が4話という早めの話数で行われたのもデカい。

弾丸クノイチの筋肉娘いろはは単純に好み。
この子も筋肉ネタを繰り返すだけだけど、アニメ的に肉体がキレイでえっちで良い。
あくだれ王国のひな。牛久みさおと並んで顔が良い。やっぱり鉄板ネタ以上の地元虐ネタ以外の広がりは薄いけど顔が良い。
あくだれは納豆ヘアのみをタイプの違う美形二人が挟んでる図式なんだな…。


あとはまあ基本的にこのメンバーがワチャワチャしているだけで、このワチャワチャが好きかどうかが全てなんじゃないだろうか。
女の子が3~5人でもワチャワチャできるけど、女の子が15人いればワチャワチャワチャワチャワチャワチャワチャワチャできる。
キャラが15人もいて普通にワチャワチャしようとすると、モブになるキャラが出てきやすい。
それを、15人全員にそれなりにスポットを当てたことは本当に上手さだと思う。

メインコンテンツが「笑い」ではなく「かわいい女の子たち」なのは本物のお笑い好きな人だと不満だろうけど、一般的なアニメファン層を向いていると思う。
わたしはワチャワチャワチャワチャワチャワチャしたアニメ、好きです。




▶1話時点の感想。
{netabare}

漫才のネタじたいで笑わせてくるアニメなのかな~っと思っていたら、どちらかというとクオリティ高い系のコメディアニメだった。
アニメが上手くてびっくり。

1話から15人出てくるのに全然混乱しないのがすごい。
とりあえずメインのトリオ3人。
まあ3人は覚えられるわけで。
あとの12人は1話ではとりあえずチームの個性だけ、覚えて帰ってくださいという感じ。
そのチーム紹介シーンでもスポット当てる子を絞っているので、印象が取っ散らからずに記憶に残りやすい。

茨木出身で、ダサさを売りにしているっぽいあくだれ王国。
あくだれ王国の登場シーンでは、金髪ダサ髷……藁納豆の擬人化みたいな髪型の子にスポットが当たっている。
主人公たちと同じ関西出身、ライバルっぽい普通さのある弾丸クノイチでは、自分の事をめっちゃカワイイと思っている髪の毛ツートンカラーの子。
あとは金持ちチームセレブリ茶と宇宙人チームシンリャクシャ。
15人という人数を考えると、覚えやすい奇抜なチームが2つなのは良い感じのバランス感覚。

というように、感情や視線の誘導が上手い。
今回はここを見ておけばいいんですね、というのが分かりやすい。
技術的に上手いアニメを安心して見たい、という人にオススメかも。


▶クオリティの高さ
ただ、このクオリティの高さが、アニメに慣れた人向けな感じのクオリティ。
てっぺん!!!!!!!!!!!!!!!のビックリマークを見て、多いな~いくつなんだろうって数えてみた時に「15個だから登場人物のことを指してるんだろうな~」とパっと想像がついたりとか(タイトルロゴの! は15色になってどの位置が誰か決まってるし、「ぺ」がよもぎとやよいの二色で富士山に日の出を意図したデザインになったりしてますね)、その手のパターン学習が済んでいる人の方が、より向いてるかもという感覚。

15人という人数がそもそも多めなわけだし、慣れてる方が楽に情報を処理できる理屈。
そう。見ていて「情報を処理している」という感覚がちょっとある。
推理パート? も、先にオチが分かるように誘導されているし、視聴者自信に「あーそういうことね」と腑に落ちさせたい、情報を処理させたい意図があるような気がする。
複雑とか難解というのとはぜんぜん違うけど、これはタイトルから事前に感じるふんいきとはギャップがあるかも。


多めの人数から来るわちゃわちゃ感、もしかしたら群像劇的なものも期待しても良いのかも。
それを上手に誘導してくれるアニメなのだとしたら…と、ハードルの上げすぎもよくない。

細かい点では主人公チームの名前がやよゆになってたり、15人全員名前覚えて見終わってもらおうという努力と配慮を感じる。

▶はじまって3分ちょいの「ドラスティックな鶴」
マジェスティックな君がグラマラスに着こなして???

小ネタをピュッピュと出す雑さけっこう好き。
トキワ荘に対してタカコ荘、しょぼろ納豆とかぜんぜんわからない。

期待を込めて4点スタート。
{/netabare}

投稿 : 2024/04/20
♥ : 8
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

3話 今のところ私は結構面白かったです。シリアスが入るとどうかですね。

1話 面白かったけど、「お笑い」と「大阪弁」かあ…炎上するだろうなあ。

{netabare} この作品は見方が重要になると思います。OPEDとクレジットを見ましたが、どうもお笑い系のプロダクションの協力は無いみたいです。ということは漫才やコントを真面目にやるのではなくて、お笑いはモチーフになるんだと思います。

「大阪弁」に「お笑い」とこだわり派が沢山いるカテゴリーでこれをやると非常に誤解を招くと思います。炎上したり叩かれたりする未来が見えますね。
 あくまで「お笑い」や「大阪弁」は作品のテーマかモチーフであって、それを高いレベルで実現するのがアニメの役割ではないのですが、まあ駄目でしょうね。あれが違う、レベルが低いと叩かれる未来しか見えません。
 これって生理的、反射的な拒否反応なんですよね。冷静に見てもらうのはどんなに工夫しても難しいでしょうね。

 あくまで本作の面白さはマンガ的あるいはアニメ的な面白さなんだと思います。前半こま切れではありましたが4コマ漫画的というよりは、うまくキャラの説明をしてました。トロフィーの事件が1話通じてあったりしたので、脚本は練っているのでしょう。ギャグアニメですね。構成と演出はしっかりできていたと思います。
 M1ならぬてっぺんグランプリが脱落方式だとすると、ひょっとしたらスポコン的な感動になる可能性もありますね。

 そういう視点でみると普通に面白いし、実際24分間飽きずにずっと見てられました。
 
 作画は遠くから見るとちょっと荒い気がしますが、寄りだとかなり丁寧な感じです。キャラデザは久しぶりにみたヒラメ顔の系譜ですね。シャフト的ではなくて、どちらかといえばラブプラス的な目の離れ方ですね。なれるまで数分かかりますが、慣れるとちゃんと可愛いです。

 声優さんはよくわかりませんが、茨城の金髪の小さい子の声優さんの声だけ違和感があったかなあ。

 ということで、私は普通に面白かったです。「お笑い」と「大阪弁」叩き。そこを跳ね返すパワーがあるでしょうか。ご愁傷様にならないようにがんばってください。 {/netabare}


3話 あれ、2話は?って、そういう事情ですか。フィーリングが合えば面白い。批評してもしょうがないので、面白ければ見ればいいと思います。

 2話については、日本を揺るがす大事件でしたから、その題名は駄目なのは理解しました。
 ただ、今週第3話見る限り、え、自粛する必要あった?ですね。

 3話については茨城の子たちがなかなか可愛らしいし、テレビ番組のパロディ的なストーリー展開も面白かったと思います。考察うんうんする話ではないですね。要するにギャグですからね。フィーリングが合うかどうかで見るかどうか決めればいい話で、あらさがしは全く意味がなさそうです。
 むしろ、ストーリーとか設定にツッコミどころがあるくらいがちょうどいい緩さなのかもしれません。

 ただし、親の七光り的な真面目なテーマ性が入ってくるとどうでしょうね。ちょっとシリアス入るなら批評の対象になって出来不出来が出てくると思いますが…どうなりますか。

 取り敢えず新着に気が付いたら見ると思います。もし、シリアス展開になったら、そのとき改めてレビューします。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 8

大貧民 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

とりあえず一話切りはしない方法で。--> 断念した

間とテンポが合えば、まあまあ見ていられる。
まあまあ楽しかった。
関西の子らはあれでいいと思うけど、他の地域はどうだったのだろう。知らんけど。
UFO読んだりとか城立てたりするセレブってのは、設定がとっちらかってる気もしないでも無い。

一話ごとに当番が違うようで、

二話までは、まあ、普通。

三話 ちょっと話が雑。ギャグだからいいのかも知れないが、あれだと税金はどうする積もりなんだろう。あんな感じでちゃんと考えているようには見えないが。

四話 ミステリーゾーン的な話。ジャンル的には好きだが肝心のツッコミネタが微妙。

キャラに共感や感情移入も出来ず、面白さが見いだせないので断念。
OPは良くできていたけどね。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 3

62.1 38 2022年夏(7月~9月)アニメランキング38位
ユーレイデコ(TVアニメ動画)

2022年夏アニメ
★★★★☆ 3.1 (81)
196人が棚に入れました
情報都市トムソーヤ島。ここの住人たちは視覚情報デバイス「デコ(デコレーションカスタマイザー)」を使い、超再現空間と呼ばれ る仮想空間と現実をリニアに行き来する生活を営んでいた。さらに「らぶ」と呼ばれる相互評価が数値的に可視化されており、バラン スのとれた価値観を保つことで平和な社会を形成している。多くのらぶを集めることでデコが拡張されることもあり、住人は多くのらぶ を集めるために日々奔走していた。そんな島では「怪人0」が引き起こしている、「0現象」と呼ばれるらぶ消失事件の噂が広がってい た。ある日、0現象に偶然巻き込まれてしまったことから「ユーレイ」と呼ばれる住人登録の無い、見えない存在になってしまった少女 ベリィ。彼女は天才的なハッカーでありユーレイのハックと出会い、怪人0と0現象の謎を突き止めるため、ハックが率いるユーレイ探 偵団に参加する。ユーレイとして舞い込む依頼を解決していくなかで、ベリィはトムソーヤ島に隠されたある真実に近づいていくことに なる。

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

構造主義と情報化の中で大事なのは、仲間と体験と家族と自分を信じること。

 23年7月に再視聴3回目か4回目だと思います。23年4月までに書いたリアルタイムと追記のレビューをまとめています。ほぼ主旨は変えていません。評価は4.6を5にしました。


 テーマ性のあるアニメのいいところは、興味が尽きないという点もありますが、引用元や難解な思想をかみ砕いてエンタメの形で見せてくれることです。
 エンタメという表皮がかぶさるので、直接見えないため食べる時に中身を口の中で咀嚼し、味わないと何が入っているのかわからないという難点もありますが、本作はかなり上手く料理しているのではないでしょうか?

 本作、大きなフレームで言えば、構造主義の奴隷問題ですね。要するに自分自身というものは生物、社会、言葉、情報、その他さまざまな自分を取り巻く、事象によって外部的に規定されている。その制約からは逃れられず、自分の考えや欲望などは無いという話です。
 そこに対する答えが、ならば、大切なのは実体験と仲間であり家族の記憶である、という事なんでしょう。「DO IT YOURSELF」「スーパーカブ」がまさにこういう話だったと思います。

 初めはパノプティコンのようなフーコー的な世界観も考えたのですが、それはちょっと考えすぎなのかもしれません。が、島が円形で上から監視される形で監獄を連想させます。

 または、もう少し視座を落としても、情報ネットワークに支配された人間の生活もまた、逃れようがない未来という視点もあったと思います。むしろ、最終話まではこちらの話がメインだったと思います。

 オーウェルの「1984」のような監視社会におけるデオドランドされた社会という問題がありました。正義の定義の画一化は思想統制そのものです。社会は骨抜きにされ、表層だけは平和な社会ができる。「リコリスリコイル」「サイコパス」でも扱っていたテーマです。

 情報の真偽の問題があります。これは情報に踊らされるという面もありますが、流通される情報量によって、無いものが実在化する、という点も描いていました。ユーレイデコのユーレイの部分。つまり、情報的に認知されない存在は実在しない。ゆえに情報がないものは排除する。
 ただ、ネガティブな事だけでは無かったですね。なぜウワサを信じるのか?好奇心ですね。好奇心が行動につながりました。
 
 もちろん「攻殻機動隊」や「シリアルエクスペリメントレイン」「電脳コイル」などの後継としての役割もあるでしょうが、ゼロ現象は集合的無意識のようなものではなかったので、サイバーパンクとしての問題提起は薄かった気がします。


 デコの存在は、自分が見たいものだけみる。自分を見られたいように見せる。そして、社会が見せるべきものだけ見せる。ラブポイントは承認欲求であり、価値観の統一化です。評価=経済でした。
 これはSNSのいいねはコカインよりも人を中毒にさせる問題とも関連しそうです。ここから言えるのは、自分を信じること。自分の価値観を持つことでしょう。

 本作で気になるのは、マークトゥエインという「作者」とトムソーヤという「作品」の関係。そして「ハックルベリー=フィン」という「登場人物」の関係ですね。
 ハックルベリーは経済社会、労働社会に嫌気がさして死を偽装して逃亡します。どこまでメッセージを込めたのかは制作者に聞かないとわかりませんが、アナロジーを考えると面白いネーミングです。ただ、これはまあアナロジーというほどでもないかなあ。冒険にひっかけているだけかも。


 で、これだけ詰め込まれているのに、話は面白いんですよね。1回目はちょっとハックの独特な言葉がひっかかりましたが慣れると気になりません。これは、言語によってハックの自由さ、無垢さを象徴しており、ラストにつながってくるのでしょう。

 それとデコが壊れて=視点が自由になる。また、情報から消えることでユーレーになる。そしてどんどん広がっていくベリーの世界。この展開がストーリーの面白さにつながっていました。

 作画は良いですね。キャラは独特ですが、この話は萌えではちょっと伝えきれない気もします。その一方でもし「リコリスリコイル」のキャラデザでやってればという気もします。そこで損している感はありました。

 音楽。いいですね。OPEDとも毎回ほぼとばさなかったです。途中のBGMも楽器が少なめのピュアな音だったのが、雰囲気を盛り上げました。

 トータルでテーマとして情報化社会、ポスト構造主義の中で生きる視点を与えてくれて、非常に良い出来だったと思います。
 そして、SFとして設定も話もよくできていました。種まきも伏線回収も展開も良質だったと思います。
 キャラも必要十分な配置を無理なく使い切っており、また、キャラ造形も上手いかったと思います。

 サイエンスサル。いいですね。「平家物語」「映像研には手を出すな!」などTVは絶好調です。こういうのを作りたいという想いが感じられます。

 本作は見れば見るほど面白くなる、不思議なアニメです。最近上で上げたように同じようなテーマの話が増えている気がします。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 14
ネタバレ

横比較無用ノ介 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

現代らしい童話なのかな

マーク・トウェインの作品を拝借しつつ、仮想未来都市を設定。
POPでカラフルでありながらも、奇妙な雰囲気が漂う世界が舞台になっている。
お節介で直情的なベリィと、自己中心的なハック。
子供を主人公にすることで、ストーリーは無軌道な感じになる。

だが終わって見れば、シンプルな物語だった
情報規制、情報隠蔽によって、犯罪抑止された世界が理想的なのかを問う内容。
このメインテーマを直線的に描くと、殺伐とした雰囲気になりかねない。
そこで、子供たちがメインの物語にしたのだろう。

後半は目標が明確になり、分かりやすくなった。
だが、序盤の散乱したイメージが強すぎて、高評価は付けにくい。
作品同様、感想もまとまりを欠いてしまう。

ということで、以下雑感。
{netabare}
「トムソーヤ島」
冒険少年の名を冠する島。その実態は監視社会(某大国でしょうか?)。
だが、枠にはまらない者は必ず生まれる。否定したくても、人間は元々多様です。

「オノマトペ」
ハックがやたらと使う耳障りな擬音。彼が嫌いで脱落した人も多そう。
実は、教育を受けていないため、語彙力が無いことを表現しているのかな。
海外向けには、どのように翻訳するんだろう。

「嘘から出たまこと」
トイレットペーパーが不足するというデマ情報。これをメディアが否定。
その結果、トイレットペーパーに関心が集まり、買い占めが起き、不足してしまう。
人間は万物の尺度。最近は扇動目的のデマも多い。気を付けましょう。

「主観だけで体験し判断することでは、感情と言う罠に嵌り、時に真の評価を...」
情報リテラシーにも通じそうな、フィンのセリフなんだけど、まさか、
"感情移入できないので、つまらないとか言ってると、本当の面白さは理解できないよ"
という意味じゃないよね。過剰な深読みであって欲しい。

「Complete Control」
The Clashの1977年の曲。
"Oh, complete control, even over this song"
この曲でさえ、完璧にコントロールされている。
{/netabare}

投稿 : 2024/04/20
♥ : 5
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

目に映る虚構と心に映る真実

【紹介】
「情報化社会の歪に疑問を投げかける」メッセージ性全振りな作品で、メッセージのいくつかには共感しました!
VTUBERにメタバース、ARにVR、そのうちこんな風に仮想空間と現実が融合した世界で生活する日が来るのかも?

【感想】
こういうものを作りたいっていう意思とオリジナリティが感じられていい作品だと思いますし、面白かったです!
面白かったけど、なんか好きになれなかった

意識高い系のデザインやキャラクターは尖っていて個性的だけど、狙いすぎかも、わたしには良さが分からなかったです
それから「ラブい」「ゲジゲジ」とかバズらせようとしてるようなオリジナルワード連呼もニガテ
流行語ってみんなが使っていればエモいけど、みんなが使わないキャッチーなワード連呼してる人を見てるといたたまれない気持ちになります
それを意識高い系な雰囲気で堂々とされると、うーん・・・?って微妙な気持ちに
そういった意識高い系な作りとなんかずれてる感じが好きになれないとこかなー?

{netabare}
作者の伝えたいメッセージ伝えることには成功してるけど、伝えることに一生懸命でシナリオが犠牲になってる気がします
ベリィやハック達の生き方を中心にした話じゃなくて、伝えたいメッセージにキャラクターを登場させているだけな感じで物語の軸がないように思います

それから世界観の設定も不思議なことが多くて、これだけ情報化社会が発達しているのにどうして人が手動で管理してるの?とか(国中??都市???に流れる情報を全部人が管理って、何人必要なの?)大事な情報を管理しているところに簡単に侵入できてしまうセキュリティとか
すごいのかすごくないのかよくわからないです
たぶん有害な情報かどうかなんて今でもAIが識別して管理できると思うの
{/netabare}
【シナリオ】{netabare}
大量の情報の中から取り入れる情報を取捨選択できる世の中ですが、情報を取捨選択している気になっているけど実は与える情報を管理されている嘘で塗り固められた世界
現実世界でもそういうところはあるけど、それが行き過ぎた世界がユーレイデコの世界観

みんな自分が知りたい情報、見たい情報、楽しみたいコンテンツを自分で選んで自分で判断している「気になっている」けど
その自分で選択して手に入れた情報はホントウに真実?
それは管理者によって都合の悪い情報は削除され、都合の良い偽情報によって塗り替えられた虚構・・・
ただの文章や映像ならいいけど、それが視覚や聴覚まで塗り替えられるようになったら、人は真実に気づけるのでしょうか?

「ラヴ」がないと楽しい生活はできない、なりたい自分になるにも、見たいものを見るにも「ラヴ」が必要
このラヴは多くのSNSにある「いいね」と同じ、あにこれにもありますよね

この「いいね」を集めないと生活できない世界の歪な姿を描くことで、いいねを集めるために何でもする世の中への疑問を投げかけているみたい
わたしも同感です、人からいいねをもらうこと、人から評価されることを最優先にしていくと、大事なことを見失う気がして
本当に魅力的なものは、他人の評価を気にせず、自分が一番いいと思ったものを見せることじゃないでしょうか?
それは多くの人には受け入れられないものかもしれないけど、誰か一人から「最高!!!」って言ってもらえるものになるかも?

こんな風に情報化社会のいろいろな「変なこと」を痛烈に風刺しながら「忘れちゃいけない大事なこと」をメッセージとして発信しているみたいで
いい作品だと思います
{/netabare}
【例えばこんなメッセージが込められていました】{netabare}
・真実でも有害になりそうな情報は検閲して削除してしまう世の中は正しいの?
・情報を削除されるとすぐに忘れてしまうくらい人間の記憶は曖昧、でも大事なことは絶対忘れない
・目の前に実物があるのに、登録されてないor身分が証明されてないと信じてもらえない、見えてるのに見えなくなることの奇妙さ
・目で見たわけじゃないのに、誰でも編集できるwikiをホントウだと信じて疑わないこと
・ネットにあふれる嘘の情報、真実がどうかよりも書いたもの、騒いだものがち、声の大きな意見が正義という歪んだ世論
・人は真実でも嘘でもないただのうわさを信じるのか?誰からなのかわからない噂を伝言ゲームみたいに人から人へ伝えていく謎のシステム
・悲しみは一人でも十分に味わうことができるけど、喜びは誰かに手伝ってもらわないといけない

シナリオ書いた人の伝えたいことはなんとなくわかって、共感ポイントが多いアニメでした

{/netabare}

投稿 : 2024/04/20
♥ : 14

61.8 39 2022年夏(7月~9月)アニメランキング39位
ハナビちゃんは遅れがち(TVアニメ動画)

2022年夏アニメ
★★★★☆ 3.1 (38)
97人が棚に入れました
有明ハナビ花:和氣あず未
高輪バーサス戦:上坂すみれ
日本橋サンダー雷:M・A・O
堀江タコスロ墨:東山奈央
東桜モグモグ超:大空直美
磯上コンドル翼:南條愛乃
東雲ムサシ:今井文也
クマザワ・ナレーション:増田俊樹
イッカククン:日野まり
コジロー:加藤英美里

レオン博士 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

ボカロPはフォントで遊びがち

【感想】5話まで視聴済
パチスロのことは全然知りませんが、ネタが単純なので知らなくても特に問題なさそう
5分小ネタアニメですが、まだ前半だからなのか、別にパチスロじゃなくてもいいネタが多くて残念
気軽に見れるので暇なら見てもいいかも

【キャラクター】
実際にあるパチスロ機を擬人化したようです、実機の写真も見てみましたけどなんとなく色合いがイメージされているのかな?ってくらい、性格ももしかしたら実機にちなんでいるのかもですが私にはわかりません

【音楽】
短いですが毎回OPアニメと歌が違うみたいです、作詞作画編曲をボカロPが全部やってるみたいで、ボカロ動画を声優が歌ってるような感じ
パチスロ機をテーマに作詞してるみたいなので、本編よりパチスロネタ込められてるかもしれません、本編よりもこっちのほうがパチスロ愛を感じます

投稿 : 2024/04/20
♥ : 12

snow さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

せめてパチらしく<51>

初回は無味無臭だったけど、WEBで公開されてる原作漫画読んでみたらクズ要素をかなり脱臭した結果だったのね。
パチ業界らしいクズ設定でキャラ立てしてるのにそこ脱臭したらアカンがな。
途中回ではそれなりに回復してたけど、最終回に美談持ってきて〆てた。
なんかアニメの悪役に腹を立てる幼い視聴者みたいな感性の監督ですねぇ。

パチパチ<48>
1話視聴。
パチスロ擬人化ショートアニメ。原作漫画ありだけどパチ屋原案。
ショートアニメ発注されると取り敢えずこんなのという定形フォーマットな感じ。
似たような出自の「じゃんたま PONG」ほどネタに創意はなさそげ。
OPあるのに静止画一枚で押し通すとは思い切りがええやないの(褒めてない)と思ってたらEDも同様。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 0

ミュラー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

何だったんだ、これは

スロットマシンの擬人化。
脳天気なスロットマシン3人娘が、
「下町ゴッドヘブン」というパチスロ屋で働く日常を描く。
内容的には特徴のない日常かなあ。
11話までと12話が全く毛色が違うので、12話だけみるのがオススメ?

しかしながら、出演声優は一流だ。
3分しか本編無いのに!

そして何と言ってもOP、EDが豪華。
TOKOTOKOさん、マイキさん、164さん、ナナホシ管弦楽団さん、
SLAVE.V-V-Rさん、夏代孝明さんとか、
ボカロ好きには良く知られた有名どころばかりである。
OP、ED聞くためだけに見ても良いかも?

投稿 : 2024/04/20
♥ : 4

61.3 40 2022年夏(7月~9月)アニメランキング40位
5億年ボタン~菅原そうたのショートショート~(TVアニメ動画)

2022年夏アニメ
★★★☆☆ 3.0 (49)
123人が棚に入れました
5億年ボタン…そのボタンを押すと100万円が出てくる…その代わり億年間何もない空間で過ごさなくてはならないというバイト…しかし、5億年経った瞬間、記憶は消され元の状態 押した本人の感覚では一瞬で100万円というバイト… 5歳のトニオ 14歳のジャイ美 17歳のスネ子の3姉弟は、入院中の父親の治療費が払えず途方に暮れていた… そんなとき、3姉弟の前に、5億年ボタンをもった人物が現れるのであった…
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.3

3話 凝ったゆっくり動画。後で切り抜きを作ってくれれば十分かな。

1話 思考実験を作品にするならテーマ性とエンタメ性を足してストーリー化しないと。

{netabare}  まずEDクレジットにビームマンPが出てきて驚きました。MMD…ミクミクダンスのエフェクトで有名な人ですよね?フィギュアにしか見えないエフェクトとかで感動した記憶があります。「ろん」さんのあれです。東方が踊ってた…忘れましたけど…よければニコニコを参照してください。

 で、まあ5億年ボタンという思考実験については、無限に等しい期間の苦痛は、記憶を失うことで無かったことになるのか?
 その人にとってどういう意味を持つのか、ということでしょう。

 孤独な5億年は火の鳥の未来編などで表現されていましたが、死にも勝る苦痛でしょう。知っている方はあの冷凍睡眠装置の前で何百年も待った挙句に…という悲惨な話を覚えていると思います。
SAOのキリトは確か200年でかなり消耗していましたね。

 なので、たとえ5億年が5年でも私は嫌ですね。50日なら考えなくもないです。500日なら死んでも嫌です。図書館のようなアーカイブがあれば10年くらいならいいですけど。自分の将来の苦痛が想像できるかどうかでしょうね。

 思考実験なので、5億年経過させて、精神を生きながらえさせて、元に戻して、記憶を消去するなどという科学技術を持った人がたどり着けない真理ならそりゃあ無理でしょう、という突っ込みは無しにします。

 本作では別のテーマもあります。5億年一人で思索にふければ真理にたどり着くかどうか、ということだと思いますが、絶対に無理でしょうね。個人の考えは絶対に歪みますから、補正するものが必要です。大天才ならあるいは、という事もあるかもしれませんが、それは宇宙規模の大天才でしょう。
 しかもそのたどり着いた真理が真実かどうかの検証は誰がやるのか。5億年ボタンの発明者でしょうか。

 これの説明を真摯にしてくれるなら、まあ、意図はわからなくは無いです。ただ、エンタメにできるかどうかですね。今のところ、それこそ中2の雑談にしか見えません。


 地球の方はドラえもんに出てきた地球儀を作る話が思考実験に変形した感じ?キャラの名前からしてドラえもんオマージュですよね?
 これも質量保存の法則とか因果関係とか言ったらダメなんでしょう。となるとタイムパラドックスの時間の経過ではなく、空間に置き換えた感じなんでしょうね。平行の鏡の無限性のバリエーションですかね。

 本来はこういう思考実験をエンタメ性とテーマ性をプロット化して、演出やキャラ、舞台設定を考えてストーリーにしてこその「作品」ですからね。
 ダイレクトに思考実験そのものを説明するのが作劇といえるかどうかですけど…まあ、2話を一応確認する気にはなりました。が、決して期待はできないかなあ。
 5億年ボタンだけでなく、いろんな思考実験を沢山紹介してくれるなら価値があると思いますので、感心するようなものをどんどん提供してください。{/netabare}



2話 今のところ駄目。一旦休みます。

{netabare}  作者の中に思考実験や哲学的に表現したくてしかたない何かに突き動かされて作った作品じゃないみたいですね。5億年どう過ごすか?は5分で済む話です。その更に先がないと。

 来週結果があるかもしれませんが2話の作りだとレベルが心配だし、真理にたどり着いた…やったー5億年経過→戻る、だけだったらもういいです。結果だけ確認するかもしれませんが、現状だと視聴中止にしておきます。

 評価は来週しますけど。オール1かなあ。{/netabare}



3話 ユーチューブで転がっている科学入門を拾ってきた感じ。後で切り抜きを作ってくれれば十分かな。

 超ひも理論とか大統一場理論とかは、既にある概念の紹介だけでした。ここから先を発想することができればそれこそ天才ですがこんな概念が最先端ですよ、と言ってお終いです。もちろん数式使って詳細に説明されてもわかりませんのでこれが限界でしょう。

 そこをエンタメにできるなら大したものですが…哲学、宗教との関連付けは誰でも考えることです。センスオブワンダーはないです。つまり連想ゲームで終わってしまっているだけに見えました。
 ユーチューブのゆっくり動画をちょっと凝って作りました…かな。あるいは疑似Vtuberですね。試みには好感を持てますが、正直興味が繋がりません。要するにつまらないです。後で要点だけだれか切り抜きを作ってくれると助かります。

 発想とチャレンジは悪くないのでストーリーだけ点数残しますが、あとは1ですね。



 




 

投稿 : 2024/04/20
♥ : 7
ネタバレ

横比較無用ノ介 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

陰ながら応援します

最初に「無知の知」を持ってきたのは失敗。
無知を自覚すれば、無限の時を思索に費やし、真理を追究し続けるはず。
悟りへのストーリーは破綻してしまう。

超弦理論の映像表現は良かった。
だが、その後の神学理論を音楽とMVで表現する試みは、面白く感じない。
(人によるでしょうが)

超弦理論も有力だが仮説に過ぎない。さらに有力な理論が出てくれば廃れるだろう。
結局、この作品全体が映像表現のチャレンジなんだろう。
チャレンジすること自体は評価する。トライ&エラーは進歩に不可欠。
だが、この作品が面白いかと聞かれれば...
残念ながら、4話で脱落します。


話は逸れるが、NHKの「笑わない数学」を見た。面白かった。
どのようにして難問を表現するか。その点でこのアニメと似ていると思った。
難問をどれだけ掘り下げるか。そして矛盾なく容易な表現ができるか。
その努力と方向性の違いを感じた。

以下、1話視聴後の感想。
{netabare}第一印象は令和版の星新一ショートショートかな。
でもSFだけじゃなく、いろいろ実験的な試みもある。
面白いかどうかは、今後の展開次第。今は何とも言えない。

ただ菅原そうたさん、セルフパロディはやめて欲しい。
自己満足が強すぎると、ファンしか見なくなるよ。
そこまで有名人じゃないと思うんだが...{/netabare}

投稿 : 2024/04/20
♥ : 2

九会 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

哲学要素は好きだが、尺の管理が悪い。

押すと100万円貰える代わりに5億年を別空間で過ごす(過ごした後の記憶消去あり)ボタンが中心になってくる話
この作品、5億年ボタンを擦りすぎている感が否めませんが、そう感じるの作品の構成の問題なのかなと思います。4話まで主人公のトニオが5億年ボタンを押した話が展開されるのですが、この作品前半はストーリー後半は声優さんのアドリブコーナーで構成されるんですよね。(声優さんのアドリブパートでてさぐれ!部活ものを思い出しました。調べたところ両作品の監督が一緒に仕事をしていたみたいですね、納得)
似た形式のてさぐれ!は話の中にアドリブを組み込んでいる形なんですが、この作品の場合は前半後半に分けられているのが問題。2、3話ですむ話を4話またいでおこない、話が続いているのに間にアドリブコーナーを挟むので8分割されているように感じるんですよね。徐々に声優さん達の個性がでてくるのも嫌いじゃないんですが、他の作品よりも時間が短い作品なのに続きものなのはいかがなものかなと思いました。
一方で哲学史などに触れる部分は銀河万丈さんのナレーションや声優さんが演じるキャラクターの説明もあってアニメというよりは教育テレビのように感じる雰囲気があり、興味をひかれたのでブラッシュアップしてその枠を狙うべきなのかなと思いました。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 6

60.9 41 2022年夏(7月~9月)アニメランキング41位
咲う アルスノトリア すんっ!(TVアニメ動画)

2022年夏アニメ
★★★☆☆ 3.0 (106)
272人が棚に入れました
魔法(べんきょう)のあとは、とっておきのティータイム ここは全寮制の魔法学園都市《アシュラム》 ペンタグラムと呼ばれる少女たちが〈真の淑女〉を目指し、教養や礼儀作法、そして魔法を仲良く学んでいます。 生徒のひとりである少女・アルスノトリアは、同じ第五寮に所属するムードメーカーのメル、無口でマイペ―スな小アルベール、委員長気質のピカトリクス、クールなアブラメリンといつも一緒。 授業を受けたり、係活動をしたり、"あの部屋"で放課後のお茶会を開いたり……少女たちが送る、楽しく・賑やかな日々をお届けします!
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

呆然です。騙しではないけど裏切り。冷静になるのに1か月かかりました。

すげーの来た!冒頭の1分で視聴決定。

{netabare}  今5分しか見てないですが、すごいのが来ましたね。とにかく動きがすごい。背景がすごい。演出がいい。
 回廊のシーン。3分12秒くらいのところ、下にネズミらしき影が動いたの気が付きましたか?すれ違った人の顔がブレていましたね。

 倍速、小画面では楽しめないアニメ来ましたね。こんな冒頭でワクワクさせられたのはすごい。今見ている「リトルウィッチアカデミア」と同レベルかもしれません。

 随所に「見せよう、魅せよう」という演出が入ってます。OPの映像も素晴らしいです。まだどの方向に進むかわかりませんが、とにかくこの数分の凄さをレビューしておきます。

 まどマギねらい?または日常系?どっちかわかりませんが、どんどん予想を裏切って欲しいです。 {/netabare}


1話 見終わりました。そもそもOPみればバトルものってわかりましたね。ヒロインの瞳が気になる。

{netabare} ヒロインの瞳だけ、内側の線が作画されていませんね。しつこいくらい瞳の描写があったので、ヒロインだけ異質の存在なんでしょうか。非人間性の表れ?
 匂いってなんでしょうね?咲くと言う字とEDの5色の花からすると、彼女たちは花なんでしょうか。髪飾りがそんな感じでした。

 作画はすごいですが、どっちかというと油断していられない緊張感がすごかったです。セリフ聞き逃したり、見落としがあるとなにかを逃してしまいそうです。

 お茶会のシーンだけで、個々の性格と世界観が推察されます。お嬢様学校でめったに外出できない環境。戦う世界観なんでしょうか。そしてロンドンは最先端の憧れの街。おそらくそのロンドンが最後のシーンでああなっている感じです。未来なのか過去なのか現在進行なのか。占いがありました。つまり、現在ということでしょう。
 あーそれとも最後に本がでてきましたね。あれをこれから読むなら過去の話かあ。ここはちょっと情報が少なくてわかりません。

 虫というのは回廊に出ていたアレの事?

 うーん。これは数年に1度の作品が来た感じでしょうか。まあ、1話なので判断は早計ですが、すごい作品の気がします。{/netabare}


2話 やっぱりすごい。レベル高い今期の中でも飛びぬけている。面白くて一瞬も目が離せない。気が抜けない画面とセリフ。

{netabare} OPを見る限りでは アルスノトリアが一旦闇墜ちして悪魔のサイドになって、仲間の力で覚醒して戦うみたいな感じですね。やっぱり目の描写とか細かいセリフを拾ってゆくと、異質な存在のような感じがします。それを無理無理魔法でこっちサイドにしてるとか?

 先週の3分くらいのところに回廊に出ていた黒い影は猫の使い魔的なものでした。

 お腹がへるというのは、魔力の維持のために必要だという設定に見えます。隠された場所で悪魔への対抗勢力として、魔女を育成している学園みたいですね。身長があからさまに違う組み合わせで、ロウクラスということは学年制なんだとは思いますが、他の生徒が出てこないのが何か仕掛けがありそうです。

 今回は偽物の虫でしたけど、本当に表れるとそれが悪魔に連絡して悪魔に学校が嗅ぎつけられる?学校は何か所にもあって、5人組で1つが全国にある?あるいは次元が違う?魔法でどこかに隠されている?先生の部屋に浮遊している物品の意味ですね。異空間的なのでなにかあるのでしょう。

 学校中に張ってある護符で守っているのは、まあ明示されていました。

 EDの歌詞に涙越えてがありますので、誰か死ぬ可能性を示唆していますが、5人組なのか過去の出来事なのかわかりません。

 今後ストーリーで徐々に設定と舞台の説明を見せて行く話になるんでしょう。露骨なまどマギの雰囲気は一筋縄ではいかないというメッセージでしょうね。

 考察しないとついていけないかもしれませんが、一方で比較的順番にわかりやすく明示される気もします。クリエータの感じから言って、今の時代に演出やストーリー構成を考察しなくても分かるように合わせてくるのでしょう。となると次回ポイントの3話ですね。

 瞬きを忘れるくらいに面白いです。おかげで疲れました。視聴は冒頭の1分で決定なので、レビューは今後は気が付いたことがあれば、です…けど、来週見終わった後、すぐに書いていそうです。


 よふかし、プリマ、ユーレイ、薬局、惑星、金装、キス、オバⅣ(ダンまちⅣ)、ハーレム(期待)などいろいろいい作品ありますが、本作はちょっと頭飛び出てます。次が「よふかし」「プリマ」「ユーレイ」です。リコリコはまだ未知数ですがリコリコ含め、オリジナルが多くてうれしい限りです。


 追記 ふと考えると、次元の狭間にあって、実際彼女たちは本物の花?だから虫が駄目とか?虫は本物の虫かどうかもありますけど…人間が次元を超えたときにできる影…とか?いや、妄想だから全然わかりませんけど…「咲」で「わらう」ですからね。1話冒頭の演出からいって、なんかそんな気もしてきました。
 まあ、外れてくれて全然いいんですけど。こういう妄想が楽しめるのがいいアニメなんだと思います。{/netabare}



3話 温暖化で熱帯化した地球の未来の話だと、読み取れ言っている?

 本作のエピソードの意味と白い鳩、植物園、ペンギンについて考えていたらそこに行き着きました。


{netabare} 喜望峰にいたと伝えられている飛べない鳥ってペンギンのことですよね。そのフンが結晶化しています。サラリと言ってましたが、未来…SFということ?
 喜望峰って、大航海時代を連想しますが、もう一つ。南極の近く、を連想します。ペンギンという概念が無い=南極の氷はもうない。そして鳩はいる。これって、温暖化で水没したっていう設定でしょうか?
 白い鳩が飛んできましたからね。しかも猫との会話のシーンでわざわざ影を入れています。これはこの鳩の意味を考えろというサインだと思います。白い鳩はノアの箱舟の大洪水のあと、オリーブを咥えてきた鳥です。あの鳩のシーンをわざわざ入れたって、これを読み取れってことでしょうか?

 追記 そうか猫はオリーブが大好きらしいですね。マタタビと同じ効果があるということです。つまり、あれはオリーブクッキーでそれを鳩が咥えたということか。
 もう完全にクリエータ側が視聴者に挑戦してきている気がします。我々のレベルを計るマーケティング的なアニメなんでしょうか?

 植物園は植生ですが、ドリアンもデビルズタン(こんにゃく)も熱帯性だしなあ。シダが生い茂ってました。何か設定があるようなないような。あの紫の小さい花はアンゲロニアという植物なら熱帯性ですね。どうでしょう?自生する植物は熱帯化している?
 第3話はこの世界観を読み取れ、という制作者サイドからのメッセージな気もします。

 となるとあのカメムシは南米とか東南アジアあたりのカメムシになるんでしょうか?調べてないですが高い確率でそうなる気がします。

追記 カメムシは「ミナミアオカメムシ」ですね。お尻の模様で分かるのを選んだみたいですね。ほぼ決まりですね。


頭の丸い髪の毛が嗅覚に関係するならどうしても蝶々を連想します。
あの金粉のようなおかしの対価は花粉?
お菓子屋の子とアルスノトリアの瞳の作画が同じ感じです。

 冒頭は、何か城のようなところが陥落して、黒い塊が崩壊してました。WARNINGなのでいつもの人間VSあの暴れている人たちなんでしょうけど。どうも土に見えますね。土かあ…となるとやっぱり花との関連を連想しますが、考えだすとキリがないですね。人間はみんな土に帰っている?

 ということで絶対に日常系ではないし、緊迫感があるアニメだと思います。 {/netabare}


4話 月の見え方が南半球では?で、月下美人を知らない?

{netabare} 学園はあの5名+先生かと思っていたら、他の生徒がいました。
 不穏な言葉としては「月に人がいる」というところですね。SF的な設定があるならやはり人類の未来の話となりますが、どうでしょう。人類は月に避難した?ただ、それよりは「今回は月に注目しろよ」というサインだと思います。

 ジェボードンという狼男の名前がでていました。さすがに知らないので調べてみたら(WIKIではジェヴォーダン)1867年にフランスに現れた狼の怪物らしいです。これが100年以上前と言うなら感覚的には本作は2000年から現在くらいまでの感じです。

 ただ、満月の作画を確認してもらえるとわかりますが、あの月は非常にリアルに作画されてますが、非常に違和感があります。で、満月の写真を確認すると、月の影(海)が日本やイギリスだとあり得ない位置にあります。この見え方は多分南半球から見た場合の見え方ですね。これは地球の地軸がずれるとか、イギリスが場所を移すとか、何かそういうことがないと起こらないと思います。
 このレベルの作品のスタッフですので、勘違いはないと思いますがどうでしょうか。やらかしだったらシラケますが。WARNINGの時の月の映像も一緒でしたし。
 とにかく現代の地球ではないことは確かだと思います。

 WARNINGといえば宗教関係の争いがあったことが示唆されていました。それと「探し物」してましたね。ということは同時代で学園を探しているのでしょうか。OPから考えるとそういう感じです。

 それとあの影猫が忙しそうでしたね。満月の夜には何か出てくるのかもしれません。

 で、最後の花ですが、設定はどう考えてもサボテンなので月下美人だと思います。月下美人はお茶にして飲みます。月下美人知らないのにお茶に入れていいのか?という気もします。が、ちょっと咲いた感じの花が見覚えがある月下美人でないこと、青い光の粒が気になりました。なにか変異しているのでしょうか。それよりなにより、月下美人を知らないというのはどういうことでしょうか。

 メキシコが原産らしいですが、中南米も壊滅している?喜望峰も壊滅して、メキシコもだめなら南半球は水没しているということでしょうか?
 とにかく満月に咲く(迷信ですけど)、お茶にいれる、サボテンだから月下美人なのは間違いないですけど、それが不思議な何かに変わっているというのが読み取れます。

 地軸がずれて植生や環境が変わった可能性…とかいうと読みすぎ?

 少女たちの「魔法」というのが現状あまり見えてこないのが、今回の月下美人?と相まってちょっと謎です。ただ、本作はこうやって謎解きを楽しむ話だとしたら、月の角度は関係あると思いますが…うーん。

 そうそう、名前ですが、ピカトリクスは「賢者の極み」という魔術書、アブラメリンは「術士アブラメリンの聖なる魔術の書」という本があります。小アルベールは「栄光の手」の作り方が書かれた本の事でした。ヒロインの名前はもう本作ばっかりヒットするので調べていません。
 WARNINGで探しているのが本っぽいですし、やたら本が多く出てきますからね。彼らは本=魔法少女を探しているんでしょうね。


追記 4話で出てきた「ミナミアオカメムシ」は温暖化に伴い、生息域の北限がどんどん上がってきているので、かなり問題視されているカメムシですね。

 それと、白い鳩は考えてみたらノア伝説なら洪水の終了を知らせる鳥なので、最悪の時期は過ぎたといういう事かもしれません。ただし、押井守ファンの人ならオリーブを咥えていない白い鳩というのは不穏だと分かると思います。あのクッキーをオリーブと考えていいかどうかが分かれ目の可能性もあります。 {/netabare}



5話 やっとアルスノトリアが何の本だかわかりました。

{netabare}  図書館のパウリナと姉妹でレメゲトンの姉妹だと明言してましたね。5冊組の魔導書です。ということはアルス・ノウァという本の様です。この本の別名が「名高き術」アルス・ノトリアという本みたいです。ミカエルがソロモン王に授けた書だそうです。ここで天使が出てきました。天使VS悪魔の構図がわかりそうです。
 蒼き鋼のアルペジオにアルスノヴァってありましたけど、同じスペルですね。関連はあとで調べます。
 なお、アルスノヴァと調べると音楽の種類ばっかりヒットします。

 図書館は現代過去未来・古今東西の知恵がある、というセリフがパウリナからでて、精霊が低位のプログラムでAI内部かなあという疑いも出てきましたが、さすがにそれは面白くないでしょう。先週の月とかが活きてこなくなりますので。
 広大な図書館…いいですね。攻殻機動隊の最後とか、図書館の魔女とか。アレクサンドリアのヒュパティアとか思い出します。女性との組み合わせばっかりですけど。ユーレイデコにもイメージとして出ていました。本好きの…はネタバレなのでやめましょう。知識の集約=図書館なのは共通のイメージみたいですね。
 そう…古今東西の知恵を集めた図書館って、実際には無い図書館のイメージが強いですよね?ヴァーチャルな知識の集積のイメージです。本作を読み解くのにあの図書館の造形は非常に迷いますね。

 パウリナと図書館のお片付け精霊?がほぼ同じデザインです。ちょっと後で考えてみますが、仮説としては精霊とイコールなんでしょうか。

 それよりもカクレンボの時のあのレメゲトンの女神像がいました。これの一番小さな象だけなんの傷もないのがアルスノトリアということでしょう。パウリナはどうやらあの像から判断すると怪我を負ったか首から上がないか…という歴史がある気がします。他の3人は戦いでどうなったのか。

 それと大アルベールはフランス語の魔術書なので外から来たということなのでしょうか。小アルベールと姉妹ならこちらも同様でしょう。ただ、アブラメリンもドイツ語なのでその辺は後で考えます。
 あとネクロマンティアという娘はロジャーベーコンの魔術書らしいです。他の登場人物も魔導書と関係あると思います。それ以外の名前が混ざってないかは気になりますけど。それと、内容がストーリーに関係してくるかわからないので、それぞれの本の内容は調べてません。

 小アルベールの瞳、気になりますね。今回7分15秒以降しばらく、オッドアイでしたね。能力を使うと…ということでしょうか。この子、寝てばっかりのせいなのか、演出でもなかなか他の娘にくらべて瞳をまともに見せてくれないので、ちょっと気になっていましたが、なんの秘密でしょうか。

追記 レメゲトンは悪魔や精霊の性質をもつ魔導書らしいですね。つまりアルスノトリアは、OPの映像からいって悪魔サイドに味方する可能性もあるのか、昔味方して今はこっちサイドということなんでしょうか。{/netabare}



6話 世界観が見えてきたような、全然勘違いしているような。

{netabare} さて、WARNINGの中のブラウニーの噂云々がありました。つまり、ペンタグラムが買い物をした少年の店と距離的には非常に近い場所にいるということですね。ただ、わざわざ同じような石畳の繁華街。両者の建物が全然違う感じでした。
 WARNING内の街は白壁に暗い色の木材の3階建てで模様が特徴的、買い物に来た街はレンガ造りで歩道も街灯もあります。

 もちろん「今度はどこを滅ぼす」という不吉なワードと、買い物をした場所ののどかな雰囲気が全然違いますし。

 それと山というか高原というか草原の部分も、牛をなだめるのに魔法を使った場所は「虫がいる」と騎士団が言っていた場所だということでしょう。つまり両方は非常に近接しているということです。

 そして初めに行った妖精がいるお店から10分であの商店街につくのは不自然ですので、何らかの移動があったと思われます。
 WARNINGと商店街、妖精の店。3つの場所の植生…つまり植物の感じが違いますから、少なくとも3層あるいは学園の4層くらいのパラレルワールド的な重なりがある感じがしました。

 虫と噂で場所的な近接は言っていながら、違う場所に見えるのはなぜかという部分が本作の世界観なのでしょう。

 今回も満月なのは何かがあるのでしょうか?あるいは月光の画面的なもの?

 そうそう。メルの首のヘッドホンですね。これがあるので少なくとも現代は通った先、つまり未来なんだろうなあ、とは思います。小アルベールの目はやっぱり能力を使う時オッドアイになるみたいですね。

 それと個々の能力が魔法じゃないところもちょっと注目しました。あのパラソルとか包帯とか使ってましたが魔法ではないということですよね。彼女たちはなんなんでしょう?


 さて、本作も6話でおそらく半分くらいですから、以前のも含めて、そろそろ世界観が見えてきました。

 前に考察した、3話の温暖化うんうんは考えすぎかもしれませんが「喜望峰にいたと言われる飛べない鳥」という表現や白い鳩が意味もなく出てきた理由、4話の満月の作画や月下美人を知らないなどに意味がないとなると、3話、4話自体の意味がなくなりますので、私の解釈に間違いがあっても、ヒントのポイントは間違っていないはずだと考えています。

 いよいよ折り返しですので、7話が始まる前にもう1度1話から6話は見ておきたいですね。{/netabare}


7話 時代設定に仕掛けがありそうですね。

{netabare} WARNINGのパートが具体的になってきました。ステッキにシルクハット、スーツにネクタイ。それに金属の金網と大英帝国という呼称、オーストラリア大陸に本格的に植民されて以降で、銃の形状から言って、1860年前後かなあという気がします。ヴィクトリア朝ですね。この時代の女性の帽子はふんだんに鳥の羽がありました。新聞が出回ったのも同時期からなです。
 それ以前のWARNINGパートの描写は、もっと時代が古そうな感じなので、かなり長い期間ペンタグラムを捜索しているのでしょうか。

 まあ、何よりカンムリがある鳥はオウムに分類されることが多いので冠インコというのは特殊なインコだと思いますが、本作でいっていたアオカンムリハネナガインコはググる人はググっていると思いますが存在しません。色的にはルリコンゴウインコですけどね。
 渡りをするインコならアカハラワカバインコで絶滅危惧種です。これもまた、学園がある時代には絶滅しているということでしょうか。

 WARNINGパートのインコが直接現れたのなら、学園はビクトリア時代ということになりますが、多分、今までの考察からいうと、時間を越えられる何かがあるのでしょうね。

 ただ、該当するインコがいないなあ…月下美人だけなら、突然変異なのかとおもいましたけど、WARNINGのインコも同じ絵なんですよね…もうちょっと確認しますけど、これはWARNING内含めて違う世界線の話なんでしょうか?

 渡りをするインコってわざわざ言ってましたが世界で2種類しかいないんですよね。絶滅した鳥も調べましたが、該当のインコがいません。メスだけ白い毛が額にねえ…それはもうインコじゃないし…わざわざ、いない生物の説明をする意図…うーん。これが学園の時代だけなら未来の話となるんですけど…

 来週あたり、WARNINGは第2次世界大戦期あたりで、次が現代…そして、みたいな感じ?

 なお、ペンタグラムを捜索している側の名前は有名な司祭からとっているみたいですね。学園の先生等はタロットカードから?

 それにしても、さすがに本作もちょっと作画がおかしかったですかね。ジャムを塗る手とかの作画、厳しかったですね。

追記 そういえば異端をせん滅していた場所には必ず鳥を収集に来ていたといってました。テラオーストラリアスはオーストラリア大陸の事ですね。やはり、学園の場所は南半球…オーストラリアが怪しいですね。{/netabare}


8話 一旦総括です。

{netabare} 白い鳩が飛んでくるので、ノアの箱舟との関連を読みましたが、そこまでではありませんでした。どうも洞窟を越えて行き来しているような雰囲気でしたね。冒頭のWARNINGの中にわざわざ鳩の影を入れていました。

 あとはいくつかの時代に跨っているかと思っていましたが、騎士に従う仮面の男たち、みんなマントの下はネクタイでしたね。ということはWARNINGの場面はビクトリア時代固定なのかもしれません。

 以前、ジェボードンという狼男の名前がでていました。以前1867年と書きましたが、1767年の間違いです。フランスに現れた狼の怪物で、それを100年以上前と言うなら少なくともビクトリア時代と辻褄があいます。ただ、メルの首のギミックがどう見てもヘッドフォンなんですよね?

 カメムシやドリアン、デビルズタンなどが出てきたので温暖化を疑いましたが植物園かなあ?サボテンなどの描写を考えると植物園かな。

 ただ、月の影が南半球である、ペンギンを知らない(喜望峰にいた飛べない鳥=ペンギン)、フンの結晶らしきもの、月下美人をしらない、南に住む渡りをするインコは実在しますが色形が全然違う、学園は未来にあるか異次元にあるかしないとおかしいですね。
 学園はオーストラリアにあって、ロンドン(イギリス)と地下空間でつながっている…としても、買い物の時の描写がちょっと合いませんね。

 7話で出てきた鳥と動物のオリの中が熱帯性のものでした。そこにも同じインコがいて、8話で羽を鳩が持っていましたので、連続している。つまり、騎士のいる世界との関連はわかりませんが、そこに仕掛けがありあそうです。

 魔法で行き来していることから考えても、何等かの別世界なんでしょう。

 アルスノトリアの実際の本の内容とOPから考えて過去あるいはこれから闇墜ちするのかと思いましたが?どうでしょうね。
 あの頭の巻き毛の形状、瞳の異質な感じと匂いに敏感なこと(花がにおいに敏感なのはおかしい)、それから姉さんが精霊をかぶっているような形状を考えると、そこに秘密がある感じはあります。蝶々のような昆虫をイメージしていましたが、考え過ぎかなあ。白い鳩に意味があるのか、今回の仕掛けのためだけなのか。

 なお、発光性のキノコで本作に登場したキノコに似ているものはみつけられませんでした。形が違うものもいくつか調べましたが、該当するものは見つからず。
 ただ、月下美人も青く光ってましたから、何か光る物質に関連がある気がします。ラジウム的な放射性物質?とか?あの地下空間はちょっとナウシカの腐海の下の化石化した空間に似ていた気も…あるいはやっぱり超未来でナノテクノロジーとか?
 なんで青い丸が入り口につながっていたかはちょっと不気味ですけどね。人為的な感じもするし、子供がいなくなったというWARNINGと関係あるなら、子供がなにかやった?

 それと鳩がなぜあんな地面にいるかですね。

 まあ、これからいろいろあるんでしょう。{/netabare}


9話 WARNINGなしかあ。で、雪が降る。

{netabare} イギリスは日本ほど雪は降らないそうですが、それでも雪は初めてというほどではないはずです。ただ、スノーエンジェルって、普通にやる遊びみたいだし、ロシアンティーを知っていましたね。

 それとずっと満月ですけど、これって何でしょうか?この現象は地球上のどこでも起こらないと思います。時間の経過がないのに、季節だけ進行する…?あるいは彼女たちが活動できるのが満月の夜だけ?ちょっと月下美人のエピソードと辻褄があわない気もしますが。

 ですので、やはり場所的か時間的なトリックはあるんでしょう。
 
 WARNINGがありませんでしたね。来週あたりから何かあるんでしょうか。一体何を見せたいアニメなんでしょうね?{/netabare}


10話 「聞く」ものかあ。「香りを聞く」ですかね?

{netabare}  香道とかでは「香りを聞く」っていいますから、アルスノトリアがやっぱり何か特殊なんでしょうかね?まあ、OPがそのままですもんね。

 本かあ…騎士が狙っていたのも本だし、ヒロインたちの名前が本の名前だからなあ。本の表紙のデザインがみんな一緒なのとか、意味があるのかな?

 で、見えないところで、騎士と日常的に戦ってるのかな?やっとか?やっとなのか?あと2回で何かあるのか?もう開き直って、日常だけで終わってもいいけど、意味的なネタバレはしてほしいなあ。{/netabare}


最終話 解答無しで呆然としました。 

 冷静になるのに時間がかかって、レビューするのに1か月以上かかりました。騙されたというわけでは無いです。初めから日常っていってるんだから。

 ただ、アニメ視聴者に対する暗黙の約束というか、紳士協定を破ったという感じは強くあります。考察は楽しませてもらいましたが、ゲームやるとわかるのかな?ただ、アニメでそれは駄目でしょうね。特に本作はアニメ作品として、謎解きがないと価値が10分の1以下になるのでは?

 ニトロプラスはどうしちゃったんでしょう?2015年以降あまりアニメでぱっとしません。アニメ制作会社として大丈夫でしょうか。ニトロプラス作品の視聴はリアルではしないと思います。

 キャラと作画は評価しますし、発想は悪くなかったと思いますが、ストーリーはやっぱり評価できませんでした。心情的には楽しませてもらった分を勘案しても、3以上はつけられません。


 

投稿 : 2024/04/20
♥ : 16

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

これまた・・・困ったなぁ。

第一印象は悪くない。
美しい背景とシャープでクリアに、そして丁寧に愛らしく描かれたキャラクタ達。
画面から伝わる雰囲気、感じさせる世界観も期待できそうに感じた。

ただ、キャラクタ達は確かに可愛らしいのだが、ある意味、ちょっとクセがあるな、とも感じた。
このクセの受け取り方によっては、苦手だと言う方もいるかもしれない。
少し「狙い過ぎ」(何を?)なのかもしれないね。
いろいろな属性的な意味でね。


視聴を続けていく上で、各キャラの個性として自然に受け入れられるかどうかがカギになると思いましたね。
私自身がw。


さて、1話見て、2話見て…、
なるほど、わからん。
あまり、ピンとくるところがなかったです。
私の理解力が不足しているかもしれません。
キャラクタ達が、いろいろとやっているのを見てはいるのですが、観察しているだけというか「ん!!愛でる系ですか?これは…」とw。

以降、続けて最終話まで視聴してみたが・・・。


なんと、驚いたことに!!


「ん!愛でる系ですか?これは・・・?」の印象が最後まで残るとは思わんかったデス。


まず・・・メインになるストーリーがわからん。
(原作はノータッチ、知りません)

どうやら2軸で進行しているのはわかった、学校生活と騎士団とやらが動いているパートが別々に進行しているので、ここは簡単。
ただ、そこからが・・・。

何となく、何となく魔法学園都市側の生徒たちが「今見えている姿(人)ではなく、別のなにかなんじゃないかな~的な「勘」が働いたが、にしてもわからんw。

このカラミが見えてくると、ものすごーく面白い事に気づきそうな「気配」「期待」も感じてはいるけれども、今は、わからんw。



・・・結局、現時点の12話まで見た限りは、わからん別軸が動いているのを感じつつも、最後まで、学園で生活する少女たちを愛でる≒観察する以外の事は出来なかった印象。

なので、物語の評価は★1としました。
またの機会があれば、変わるかもしれません。

で、愛でる系とドライに割り切ってみれば・・・。

なんと主人公っぽいアルスノトリアが苦手でしたw私。
なんというか、でっかいタラちゃん(誰?)みたいな感じがして、少々、狙い過ぎでは無いですかね、いろいろ。

なので、あまり観察していても楽しくはなかったんですなぁ、これがw。

その他の娘たちは割と好きだったんですけどねぇ。
メルは元気でよかったかなぁ。
小アルベールも割と好きでした。

その他の美人さんの教師陣も割と好きでしたかねぇ、景色としてはw。




・・・だが、「おもしろかったとは言っていないw」



そうなんですよねぇ、これだけのクオリティの絵面、雰囲気の醸成にはかなりのリソースを投入しているはずですよねぇ。
OP/EDもそれなりの形にはなっていましたし、バックの絵的にも力が入っていました。

それに、確かにいい雰囲気を醸し出しているんですよねぇ。
キャラクタの造形もしっかりしています。
「当たり」を狙って作ったに違いない!という期待感を持てる兆しがあるのですが・・・。


まさか、ここまでの「観察キット」として終わらせるつもりで作った訳ではないと思うのですが・・・。

きっと、この後に絵面と雰囲気と投入したリソースに見合ったストーリが展開される・・・続きがあると信じたいのですが、どうなんでしょう。


と、個人の期待を込めた感想です。

このままだったら、もったいないよねぇ。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 17

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

ゲーム前日譚的なアニメの辛さ(オカルト好きなら楽しめるかも?)

最初に断言しておきますが、本作はストーリー的な起伏がほとんどなくて面白さをストーリーに求める向きの方にはまったく面白くないアニメです。

主にゲームの販促としてキャラの浸透を図って企画されたと考えられます。

ゲームと関わりのあるアニメとして、ゲーム自体のストーリーをアニメ化するパターンと、ゲーム世界の状況に至るまでの前日譚としてのアニメを作るパターンがありますが、このアニメは後者すなわちストーリー的には前日譚です。

前日譚として作る以上、作中世界で発生する問題を決着させるわけにはいかないのでストーリーの作り方にはかなり重い制約がかかることは想像に難くありません。

実際、前日譚で面白かったアニメってあまり記憶には残っていなくて近年だとそんな中ではわりと面白かったなと思っているのは『禍つヴァールハイト』くらいです。

そうなると本作を楽しむには、魔女を育成する女の子しかいいない学園でのキャッキャウフフを楽しむか、もしくは物語の背景に実在した法律「妖術行為禁止令」などの影を感じて考察しながら観るかくらいしか選択肢はないのではないでしょうか。

「妖術行為禁止令」は18世紀のイギリスで施行された実在の法律で、19世紀のイギリスと思われる作中世界でも有効なはずです。そこではケルトの伝承をベースに脈々とスコットランドに受け継がれている魔法を教える学園は見つかれば弾圧・処罰の対象であるはずで、教師や生徒たちは惨殺される危険があります。

作中キャラの空気がユルいのに買い出しなどで一般人に見つからないように行動していることにはそういった背景があると考えられ、見つかる危機が彼女たちの身近に迫ることを視聴者に知らせているのが「WARNING!」なのだと思われます。

そしてたぶんゲームでは実際に聖騎士に学園が発見されて衝突が起きた未来が訪れるのだと思いますが、アニメでそれが起きることを示唆しているのはOPでの映像だけですね。

ということで、かつてのあるいは現役の「ムー民」であったり、オカルト的な物にある程度ニヤニヤできる人にはこんなストーリーのなさそうなアニメでも楽しめる要素はあるということで、この稿を締めたいと思います。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 18

60.2 42 2022年夏(7月~9月)アニメランキング42位
惑星のさみだれ(TVアニメ動画)

2022年夏アニメ
★★★☆☆ 2.9 (160)
349人が棚に入れました
ごく普通の平凡大学生だった雨宮夕日は、ある日現れた喋るトカゲに「地球の危機」を救う協力を依頼される。拒否する間もなく獣の騎士団の一員となった夕日は、指輪の力で超能力・掌握領域が与えられるが、早くも敵に襲われてしまう。絶体絶命のその時、夕日を救ったのはなんとお隣に住む少女・さみだれだった。救世主の降臨と思いきや、実はさみだれは地球征服を企む魔王だった……。 そのでたらめな強さと魔王的魅力に惹かれた夕日は彼女の下僕となり、彼女が望む別の思惑に加担する事になる。
ネタバレ

アニメアンチの憂鬱 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

アニメファンの先見性の無さに絶望したが、「逆張り完全勝利」を確信したので強気に攻めまくります

※解釈難易度が高すぎるため物語評価を4.5に下方修正
※その一方で音楽評価を5に上方修正

●ルシファーとは誰か?

本作のサブタイトルに「ルシファーとビスケットハンマー」とありますが
{netabare} この【ルシファー】とは一体誰のことでしょう?

本作のヒロイン兼もう一人の主人公である「さみだれ姫」は自らを「魔王」と
自称していましたから、【ルシファー】=魔王という関係性からして
【ルシファー】とはさみだれ姫のことを指しているようにも思えます。

ただ気がかりなのはさみだれ姫は自分のことを【ルシファー】と言ったことはなく
【魔王ルシファー】と言うならば魔法がもっと使えていいような気もします。

「魔法使い」という立ち位置にあるのはアニムスでありますが、
魔法使いのアニムスが能力によって生み出した最大の泥人形=ビスケットハンマーも
さみだれ姫の剛腕パンチによりあっけなく粉砕され、本人も獣の騎士団と姫の連合軍に
意外とあっさり追い込まれ、倒されてしまいます。

アニムスがラスボスの【魔王ルシファー】というのは今一つ説得力が無いように思えます。

そうするとやはり【ルシファー】とは魔王を自称していた「さみだれ姫」
のことを指していたのでありましょうか?

結論を下す前にまずは、そもそも【ルシファー】とは何であるのか考えてみたいと思います。
【ルシファー】とは【堕天使】の名前であります。

堕落する前の「天使」だった頃の名前は【ルシフェル】と言います。
美しく極めて知性が高い天使でありました。

【ルシフェル】とはラテン語で【明けの明星】を意味します。
【明けの明星】とは【金星】のことであります。
【金星】と所縁の深い【ルシフェル】は【光の天使】とも言われます。

そもそも「天使」という存在の性別は不明でありますが
その美しい面影からして、「女性的」な要素が強いように思われます。

聖書解釈の通説によれば【堕天使ルシファー】は【反逆者=サタン】であるとしていますが
それとは真逆の見解を持つ立場の解釈によれば
アダムとエヴァの願いを叶え、【知恵の果実】という叡智、人類に文明の【光】をもたらした
真の救世主こそがルシファーであるとのことらしくルシファーに対する
ある種真逆の解釈、これをめぐっての対立関係が浮き彫りになるのであります。

【光の天使】を崇める側は「全能なる創造主」のことを傲慢で身勝手な神
【デミウルゴス】と称し蔑み反逆の意を示します。

どこかで聞いたことあるようなこの【デミウルゴス】とは男神であり
それに対する真の救い主とする【光の天使】には女性的性格が見受けられますが
それがやがて「女神信仰」と結合し世に広まって行くのであります。

男神【デミウルゴス】は「破壊者」として捉えられ
一方「女神」は命を育む地母神と考えられるようになります。

このような前提を踏まえて本作を解釈してみますと
ビスケットハンマーで惑星を砕く破壊者=男神アニムスと
それに【反逆】する女神アニマという対立関係が成り立つわけであります。

本作のOPソング【暁光】、そして最終領域「願い叶う【光】」も
【光の天使】を暗示し、更には「バビロン 天使の詩」も同じ
天使を表しているのでありましょう。

破壊者アニムスが男神【デミウルゴス】であるならばそれと対立する
アニマは女神であり、【光の天使】ということになり
美しい天使【ルシフェル】、反逆者【ルシファー】を表していたわけであります。

本作で【アカシックレコード】を掌握していたのはアニマのようでありましたが
その意図するところは「知恵の天使」との関係性を示すためであったように思われます。

アニマの頭にはでかい【リング】が乗っかっていますが、
あれは「天使の輪」を表していたということであります。

最終的にさみだれ姫は能力を覚醒させビスケットハンマーを砕き、惑星を破壊できるほどの
力を身に着けたわけですがそもそも姫と騎士団に能力を与えたのは精霊アニマでありました。

つまり【ルシファー】とは、アニマのことであったわけであります。{/netabare}


●猫が繋ぐ魔王の属性
風巻氏が「創造領域」の能力により12体目として生み出したのは{netabare}黒猫のクーでありました。
「クー」の名前の由来が「(時)空」からきているのかは定かではありませんが
敢えて巨大化させた「黒猫」には何かしらの意味があったのかもしれません。

一つ思い当たるのは、「シュレディンガーの猫」です。

猫が「生きる」可能性と「死ぬ」可能性、
東雲師範と朝日奈姉が「映画」を「見に行った」可能性と「行けなかった」可能性
二人の子孫アニマが未来に「生まれた」可能性と「生まれなかった」可能性
アニムスの惑星破壊を阻止できる可能性やアニムスと≪一緒に生きる≫可能性、
そしてそれが叶わない可能性
そのような様々な可能性が発現するパラレルワールドが無限分岐する世界の有様を
量子論的観点に基づき再現しようという意図のあらわれとして「シュレディンガーの猫」
を仄めかす描写があったのではないかと推測いたします。

「幻獣が刻まれる」ゲートが置かれるあの異次元空間ではあらゆる潜在的可能性が存在し
他の次元と繋がってもいます。

アニマの拠点でもあるこの異次元空間こそが無限に分岐するあらゆる世界の可能性や
次元が集約する中心点と考えていいのかもしれません。

さみだれ姫救済を実現したこの世界線では、東雲朝日奈夫妻は結ばれず
従って子孫のアニマも生まれないという因果の結果になるはずでした。

しかしながら、「シュレディンガーの猫」が示す「量子論」において重要なのは
「観測者」という存在であり、早い話が観測者の意志の介在により
世界線の行方は変動し、世界線の分岐と因果の結末も変化するというものであります。

東雲師範は命がけで主人公を守り、そして自分の技を継承させるという選択を選びました。

師範の死により「2本柱」の融合は行われず、「未来」を示す3本目は生まれない
はずでしたが、技を継承した弟子である主人公はアニマの異次元空間で「方天画戟」を得て
これを未来へのバトンの如くアニマに手渡すのであります。

異次元空間で死んだはずの師範との対決を乗り越え、生まれなかったはずのアニマに未来を繋ぐ。

通常のSF思考で考えたら矛盾していますが、「量子論」という荒業を使えばあらゆる可能性
は観測者の意志によりどうにでもなるというお話でありますから
「シュタインズゲート」がご都合主義的ハッピーエンドで終わったように
可能性は無限大の何でもありということになるわけであります。

この世界線では東雲夫妻は「映画」を見に行けませんでしたが、さみだれ姫と地球は救済され
しかも主人公の覚醒によりアニマの未来の可能性にも道が開かれたようであります。

二人が見に行けなかった「映画」のタイトルが特撮超人「インコマン」であったかどうかは
定かではありませんが、異次元空間にあるゲートの扉に刻まれた4体目の「幻獣」の
ヴィジュアルは「インコマン」に似ているような気がします。

「インコマン」と言えば東雲師範が将来なりたいヒーローでありまして
師範の「未来」の希望であります。

ビスケットハンマーを除く泥人形の中で最も手強いマイマクテリオンは
この「インコマン」に変身しますが、これはある意味東雲師範の
「未来」の希望がアニムスが生み出した泥人形の形に現れたという風にも考えられ
あの「ゲート」に刻まれた4体目の幻獣は東雲師範の思いと連動するかのようにして
その子孫のアニムスに受け継がれ幻獣として発現したとも言えるわけです。

獣の騎士団にいる3体の幻獣に対し「幻獣インコマン」は1体でこれに対抗
できるという意味で最強の幻獣であるわけですが
最強の男東雲師範の未来の希望を示す存在だからこそそのように顕在化した
ということになるのでしょう。

マイマクテリオンが本好きなのは、東雲師範に通じるものがありますが
直接的由来は作り主であるアニムスによるものであります。

世界の分岐と世界線が複雑に絡み合い、途切れたり繋がったりしつつも
未来を形成していくパラレルワールドでは意外な因果の因縁と結末が
あるということなのでしょう。

最強の幻獣は「インコマン」でありますが、それでもビスケットハンマーに
対抗するには力不足であります。

そこで「魔法少女」の力を「インコマン」に融合し3本柱にあたる
より強力な存在を創造しようとアニマは目論み、
生み出されたのが究極兵器「ブルース・ドライブ・モンスター」であります。

アカシックレコードの頂点を極め異次元空間の頂から惑星を見下ろした
主人公が見たものはビスケットハンマーの隣に並ぶこの究極兵器であります。

その時流れたthe pillowsの「バビロン 天使の詩」のEDソングが示す
「天使」とは、インコマン最終進化形態の「ブルース・ドライブ・モンスター」であったのです。

「魔法少女」は朝日奈家(さみだれ)を、「インコマン」は東雲家(半月)を表し、その
「2本の柱」の融合により「3本目の柱」が生まれ、未来につながるということであります。

そしてこの究極の融合体を起動させるのが、師範の弟子でありアニマの思い人であり
「方天画戟」を受け継ぎ未来に手渡した男、雨宮夕日であります。

もともとは同じ眷属だからということもありますが
よく見たら登場キャラがそれぞれどこか似ているのは多元時空の相互作用により
現在過去未来が全部並列して干渉しているような状態にあるからなのかもしれません。

東雲弟は戦闘狂でアニムスは分析狂であります。
解体して分析したい衝動が抑えられないアニムスは
「メイドインアビス」の「黎明卿」に似ていますが
タナトゥスの原理に囚われており、そしてまた
東雲弟の攻撃衝動も同じようなものであるようです。

最後に追い詰められたアニムスは欲求への執着のためか
全身が真っ黒な姿に変わり果てましたが、
戦闘狂の東雲弟も黒づくめの服を好んで着ていました。

さみだれ姫にもアニムスが示すような強いタナトゥスの衝動が生まれますが
それには遺伝的なものや多元時空の作用などが関係しているのでありましょう。

あらゆる可能性が顕在化するアニマの異次元領域では特に
(現象の)観測者の意志や思いが次元に大きな影響を及ぼし得るため
アニマと同じレベルの精神力を持つさみだれ姫の純粋無垢な思いは
無限大の力を生み出すことが可能となり、自虐的なタナトゥスの衝動も
それに見合う出力で顕在化されるわけであります。

要するに無限の力があることを純粋に信じれば、それだけでその力が得られるわけです。

さみだれ姫の魔王の人格はアニムスに起因するネガティブな破壊衝動と
アニマの作用によるその潜在的思念の無限増長にあると考えられそうです。

さみだれ姫はあまりに純粋無垢な性格だったため、自己否定の負の感情も
ストレート過ぎて極端に至り、無理心中衝動として顕在化したようであります。

それを食い止めるには「愛」しかないと述べましたが、
最終的な愛の告白に至るまでに描かれていた伏線としては、
≪手をつなぐ≫というものがあったように思います。

最強の「矛」と「盾」は矛盾します。
アニマとアニムスも同じような存在なのでしょう。
矛盾はしているようでも≪手をつなぎ≫≪一緒に生きていく≫なら
矛盾は乗り越えられ最強の矛と盾は成り立ち得ると
そう弟子に伝えたのはカジキの師匠でありました。

カジキの師匠は主人公と意味深に握手を交わすシーンがありましたが
未来に繋いで欲しいという願望の現れだったのかもしれません。

師匠から弟子に思いが受け継がれたように
「願い叶う【光】」に乗せ
≪一緒に生きて≫行こうという主人公の思いが
姫に届く可能性が顕在化した世界、それを望んだのは
アニマであり、{/netabare}それこそが彼女の願いであったということでありましょう。

以上のように解釈してみるととても綺麗な終焉までを見事に描き切っているため
もしも展開が把握できるなら2週目3週目以降も楽しめる名作であるとも考えられ
よって原作ファンが絶賛する気も理解できるという結論に至るわけであります。




●アニマの嘘

十年後、大人になった{netabare}主人公はアニマに召喚されブルースドライブモンスターの内部、
錬金術が作用するその空間に現れます。

そこでアニマとの会話が始まり獣の騎士団、「指輪の従者」の選定基準が 「月の模様」で
あったとネタばらしされますが、早い話がこれはフェイクであると個人的には考えています。

厳密に言うとアニマではなく原作者がフェイク、ないしはぐらかしているわけでありますが…

獣の騎士は全部で12人でありますが、さみだれ姫も最前線で戦う戦士の1人なので
全部で【13】人ということになります。

フクロウの騎士=茜太陽は裏でアニムスと通じており、当初はアニムス側のスパイ
の立ち位置におり、最終的にアニマ率いる獣の騎士団の側につくことを決めたわけであります。

つまりフクロウの騎士は【13】番目の騎士ということになりますが、フクロウというのは
古代象形文字で【13】を表すものであり、「知恵」を司る女神の聖獣であります。

フクロウは「知恵」を象徴するシンボルでありますが、知恵と言えば
アカシックレコードであります。
更にカジキマグロの秋谷師匠は何者からか全能の知恵を付与されていたわけですが
恐らくはアニマが関係してるように思われます。

ユングの提唱したアニマとは知恵の女神を表すような存在であり
従ってフクロウがアニマの側に随伴するのは必然的帰結ということになるわけです。

更に「カジキマグロ」という聖獣の正体について考えてみたところ
例えば「うお座」というものが真っ先に頭に浮かびますが
なおも「聖獣」という存在を意識しつつ深堀りしていくと
「エレファントノーズフィッシュ」というナイル川に生息する魚に辿り着くのであります。

「エレファントノーズ」ですから象のように長い鼻がある魚でありまして
その姿はカジキマグロに似ているわけであります。

古代エジプト神話に登場するオシリスの守護者には「メジェド」という魚の聖獣がおりますが
その由来は「エレファントノーズフィッシュ」であるとのことです。

オシリスとは「植物」の再生を司る植物の神であることから
この魚の聖獣も「植物」と関係があると言うことになります。

「エレファントノーズ」は象の鼻ですが、象と言えばインド神話のガネーシャであります。
ガネーシャとは学問の神でありますが、鼻が長いあるいは鼻が高いというのは
クレオパトラの逸話にあるように教養や学識あることを表します。

そして魚系の聖獣的存在に当たるものを他にも探してみると【バビロニア】神話の
「オアンネス」という名の半魚人的なものが見つかりますが
どうやらこれは「知恵」の神として崇められていたということであります。

「本」は「知恵」を象徴する小道具でありますから、本かたくさんある図書館
と言うのは知恵の集合体であります。

「アカシックレコード」とはありとあらゆる知恵が集積された超次元的「アーカイブ」であり
本が好きな人たちは自然とここに集まるわけであります。

さみだれ姫の父は作家であり、東雲師範と主人公はそのファンであり本にサインを貰います。
茜太陽もアニムスも本が好きで、カジキの師匠も同じ系統であるわけです。

獣の騎士団は全員同じ眷属と予想できますが、特に本好きな人たちは
遺伝的に近しい関係にあるのでありましょう。
カジキの師匠と東雲師範の髪型が似ているのもそういう意味合いがあるのだと考えられます。

カジキの師匠は泥人形との死闘の末、力尽き息を引き取りますが
その背後には「大樹」が天に向かって聳えていました。

この最後のシーンの「大樹」の描写は「植物」の神オシリスと聖魚「メジェド」の関係性に
完全につながり、しかも「大樹」が「世界樹」=「ユグドラシル」を暗示しているのなら
ここでもやはり「知恵」につながるということになります。

北欧神話に登場する「ユグドラシル」の頂上には「フレスベルグ」という名の幻獣が留まって
いるという話でありますから、つまり「月の模様」を見て適当に思いついただけという
アニマの証言はこれまで象徴的表現法を使いつくして矛盾なくつなげてきたすべてのこと
と辻褄が合わなくなるわけであります。。

恐らく真相は【バビロンの一族】と「月」の関係を象徴的に
仄めかしたかっただけのように思います。

獣の騎士の指輪は「ロード・オブ・ザ・リング」に由来する魔法のアイテムであり
アニムスは魔法使いと呼ばれていました。

しかしながら本作ではアニマやアニムス、獣の騎士たちの異能力を「サイキック」として
強調してる節があるように思えます。

「月」の女神の側のアニマが象徴する原理、例えばサイキック能力や最終兵器を
起動させた錬金術の原則、そういったものの由来と所属がどこにあるのか明確に
示したかったので「月」という連想的キーワードを用いたように思います。

陰と陽の対立関係においてハンマーで断罪される側の「陰」=「月」が
断罪する側に対して逆襲するという構図、これを示唆していたのでは
ないかと推測いたします。

獣の騎士団の筆頭である「さみだれ姫」は宿命的な「罪」を背負った
故に死ななければならない定めでした。

かつて罪故に滅んだ都市は【バビロン】であります。

【大淫婦バビロン】とは罪深い【バビロン】という都市を比喩的に表現したものであります。
【バビロンの空中庭園】とは恐らく彼ら独自の文化、「錬金術」に繋がるものであり
本作でサイキックとして描かれたものは【呪術】に由来するのだと思われます。

12ではなく【13】という数字が強調されるのも彼ら独自の文化に関係しているようです。

獣の騎士も風巻氏が創造した泥人形の数もアニムスが生み出した(ハンマー含む)泥人形も
全部で【13】であるのはすべて計算通りであったわけです。

【13】は{/netabare}「惑星」に関する数字であり、「願い叶う【光】」やOP曲の「暁光」に関係します。

以上、本作特有の「象徴的表現法」はかなり洗練されているとは思いますが、
これを見てすべてを理解できる人は限りなく少ないように思います。
という意味では酷評されるも無理ないと言えるのかもしれません。



最終話を見た感想としては、伏線は見事に機能して辻褄も合っており
矛盾点は基本無いように感じました。

設定も精密というくらいなまでに見事に生かされていたようですが
ただこれを見て普通に全部理解できるかと言えば、解釈難易度かなりのもののため
ついて行けない人も相応にいるように思います。

象徴的な表現法が多用されていますが、これもそういう視点から見ないと
ただ説明不足の物語にしか見えないということになるのかもしれません。

もしかしたら原作の重要箇所を端折り過ぎていたために説明不足感が生まれたという
可能性も否定はできませんが、個人的には話の大筋は理解できてしまったので
最終的に大きな減点には繋がりませんでした。

解釈を難しくしている要因について考えてみましたが、一つには純粋SF{netabare}というよりも
スチームパンク寄りの方向に偏った世界観や設定がそれに該当するように思いました。

ユング的集合的無意識の世界、そこには4体の「幻獣」が刻まれた扉=【ゲート】が存在します。

3体は【獣】の騎士たちにおいて発現しますが、残り1体はどうなったかと言うと
どうやら「ブルース・ドライブ・モンスター」というのがそれのようです。

【獣】と「幻獣」は対応していますが、【獣】と「モンスター」も対応しています。
「幻獣」はファンタジー的な表現でありますが、片や「ブルース・ドライブ・モンスター」は
純粋SFというより「スチームパンク」的な表現に基づく存在と考えられます。

「スチームパンク」において最も重要な小道具は蒸気機関ではなく「飛空石」であり
超古代のロストテクノロジーであります。

主人公が「ブルース・ドライブ・モンスター」の内部に入って、何もない空間に歩を進めると
飛空石的なものが動いて道をつくっていくという描写ありますが、これは
スチームパンク的機構を表現していると解釈できるわけです。

ただのスチームパンク的表現なら理解するのはそれ程難しくないように思えますが
そこに「錬金術」の要素が加算されるので解釈難易度は更に上がります。

ハンマーに対抗するこの最終兵器をここでは「LW」と呼称します。
LWに至るまでには【ゲート】をくぐって来るわけですが【ゲート】とは
「2本柱」によって表現されものであります。

そしてこの「LW」を操縦できる資格者とはアニマと同じ意識レベルに達した者
即ち【アカシックレコード】に辿り着いた者であるわけです。

アニマ以外に【アカシックレコード】に辿り着いたのは、さみだれ姫と主人公の2人だけですが、
姫には姫の思惑があり、アニマもそれを知っていたこともあって、最終的に
操縦者に選ばれるのは主人公であります。

LWの内部では時空の歪みによるのか定かではありませんが、別次元の自分の「精神体」と
アクセスできるという現象が起こります。

別次元の相互的で連鎖的な結合が起こるだけということなら、SF的な「量子論」という
発想でも理解可能な現象でありますが、別次元の「精神体」と繋がるという発想は
やはりこれは錬金術寄りの思考回路であるということになるように思います。

【ゲート】は「2本柱」でありますが、その先を極めたものは「3本目」を得た
と言うような解釈がなされるようです。

つまり錬金術の法則が作用するその空間で「方天画戟」を手に入れたという描写は3本目の
「3本柱」を暗示しており、当然の如く未来人のアニマに手渡されるわけであります。

「2本柱」は「男と女」や「陰と陽」などの一対のもを表しますが、2本の柱の融合により
新たに3本目が生まれるということであります。

アニマは主人公と姫の子供ではありませんが、未来の親族に当たる存在であり
この次元の世界を終わらせようとするアニムスに対峙し未来を切り開く立ち位置にあるため
3本柱を示す「方天画戟」を手にし事を成すのであります。

さみだれ姫が「アカシックレコード」に辿り着いたということを表現するために
「ピラミッド」の頂点に仁王立ちするようなシーンがありますが、姫がつけたマントが
見事に「△」の形を再現していたりしますからかなり計算高いものを感じます。
ついでに言いますと姫の「知ってんで」という口癖も「アカシックレコード」を
示すための伏線であったようであります。

更に言うと本好きの茜太陽は「図書館」に通っていましたが、この「図書館」とは
「新世界より」や「輪るピングドラム」の作中で不思議めいた図書館として
示されるものであり、アカシックレコードの象徴的表現であると考えられるわけです。

「量子論」的発想でもある程度の解釈は可能ですが、更に細かく見ていくとするなら
「スチームパンク的な世界観」や「錬金術」的な発想が必要になるようでもあり、しかし
そんなことを考えているだけで既におなか一杯になりそうですが、
更に「エヴァンゲリオン」に見られた「エロスとタナトゥス」というような二元論的発想も
必要になってくるとしたら、それはなかなかにカオスな状況と言えるのかもしれません。

取り合えず「アニムス」は破壊を表し、「アニマ」は創造を表します。
病が原因でさみだれ姫は自己否定的自虐的な思念に囚われますが
このマイナス思考は「アニムス」の要素であります。

自己否定的思考だから自分のエゴにも否定するため、欲もなく
その反動として自分以外のありとあらゆるものに愛着が生まれます。

他者への思いやりの心がある純粋無垢な少女は主人公と運命的な出会いを果たし
純愛に目覚めます。

しかし一方で自分が病という鎖に囚われるだけでなく更にその鎖で家族を縛っている
ということに罪悪感を覚え、死という罰を自分に課さねばならぬと覚悟を決めるのであります。

純愛に目覚めた少女はこの惑星と無理心中をすることにより、自死の刑罰を実施しようと
目論みますが、この考え方はどこか矛盾しており屈折しているわけです。

ある種の葛藤的な精神作用のもつれや心理的拮抗状態は相反する「エロスとタナトゥス」の
原理から説明可能でありますが、相反する「アニマ」と「アニムス」との衝突
戦闘とはさみだれ姫の中の葛藤を表しているとも考えられるわけです。

ハンマーは鉄槌であり、断罪の象徴であります。

罪悪感と断罪による幕引きはさみだれ姫の思いでありました。
自虐的で自己否定的な衝動はタナトゥスの作用でありますが
ハンマーはタナトゥスを表すものでもあるわけです。

世界は愛せても罪深い自分は許せないというタナトゥスの衝動、これに打ち勝つには
エロスという存在肯定の衝撃が不可欠であり、やはり最後は愛の告白タイムとなるわけです。

告白タイムと言えば屋上のシーンでありますが、あの時はハンマーに靄がかかっておりました。
あの時は魔王の僕となれと口説いたさみだれ姫でありましたが、本心は別にあり
主人公には見えていなかったのでありましょう。

やがて人間的に成長した主人公は思いやりの心を持ち、時にピエロの役を演じながらも
姫の純愛レベルに達するまで距離を縮め、遂には霞を蹴散らし姫のハートをぶち抜く
渾身の一撃を放つのであります。

生きることに意味を与えるための必死の告白は既定路線でありますが
それでも屋上での告白タイムのやり直しという風に考えるとこれ以上の着地はないと
言えるくらいしっくりくる結末であったように思います。

「惑星と無理心中」という発想が純愛を示していると気が付けば何の違和感もありませんが、
「無理心中」という発想が古すぎたため、純愛物語的な最後の告白タイムに{/netabare}
違和感を感じた人ももしかしたらいたのかもしれません。


●SF的設定がもたらした罪と罰、視聴者を混迷に導くか?
個人的に思ったのは本作はファンタジー路線を進むべきであり
アニ{netabare}マとアニムスのSF的未来人設定は他の要素との食い合わせが非常に悪い
ような印象を強く受けました。

ユングが提唱した「集合的無意識」 なる概念は非常に曖昧で漠然としており
なおかつそれに「アニマ」と「アニムス」という更に漠然とした概念が乗っかってきたら
それはもはや「科学」とは真逆の領域の問題であるということになるでしょう。

そもそも心理学とは心の科学を目指しながらも、実質は科学ではなく、
極めて曖昧で漠然としている人の「心」を科学的に解明するというのは
そもそも不可能な試みであるとしか思えません。

本作において「集合的無意識状態」に関わる夢の中のような世界に主人公が召喚可能なのは
「さみだれ姫」の存在によるとこころが大きいように思われますが、その「不思議領域」が
「アカシックレコード」に繋がるかと考えた時には、やはり言葉の定義の曖昧さ
という問題が最後まで残るように思います。

そういう曖昧さを許容しつつも、重要キャラであるところの頭に【リング】を身に着けた
「アニマ」には超自然的な力が備わり、ある意味「メタフィジカル」な認識を
提供できる存在であるということは確認できるわけでありまして、よってこの不思議領域に
召喚された主人公が長い長い階段を上り「ピラミッド」であるようであり、
「世界樹」であるようでもあるその頂点に辿り着き、上から「ビスケットハンマー」を
見下ろしているシーンが描かれていたことからして、それは頂点を極めた者であるという
ことの表明であるわけですから、結果として「アカシックレコード」に辿り着いたという
解釈が成り立つわけであります。

この解釈がギリギリの線で成り立つのはアニマという神秘キャラを大前提にしていますが
「アカシックレコード」をSF的に科学的に{/netabare}説明しろと言われたら
恐らくすべてが破綻することと思います。

そしてもしも{netabare}「アカシックレコード」{/netabare}の本質が知りたいという人がいるならば、
個人的には {netabare}「密教」{/netabare}をやることを強く推奨するでしょう。

●作画が惨いと評判の一見して糞アニメと呼ばれる本作の真価は如何に?
主人公の成長については兎に角よく描けていたことだけは間違いない良作アニメ
だと思っておりましたが・・・

前回の内容を見る限りにおいては各種の不安要素が徐々に鎌首をもたげてくるような感じで
じりじりと嫌な雰囲気が全体を包み込むようにして広がっている、
そんな印象を強く受けてしまいました・・・

更に悪いことにはこの期に及んで原作ファンの酷評とか見たら、いよいよこれは本格的に
期待外れの結末とか覚悟するしかないという話になるわけであります。

そのような前提で最新作を見たわけですが、どういうわけがこれが期待外れなまでに面白い!?
なんじゃこりゃ??というまるで意味不明な展開であります。

本作のキャラ設定とかやたら洗練されていることは重々承知していましたが
だからと言って終盤戦での失速が無いという理由にはならないわけですから
ある程度までは終盤戦での失速あり得ることについては想定していたのですが・・・

実際蓋を開けてみたら、駄作どころか良作レベルを余裕越えるもの凄い盛り上がり展開が
待っていたという、なんじゃこりゃ?展開であります・・・

本作については、原作ファンが何を言おうが全無視でいいのかもしれません。
本作は「腐っても鯛」レベルの物語性を誇るが故に、
結末を見ずして即断は禁物と改めて実感した次第に御座います。



●因果律の糸は絶たれた?
{netabare}主人公と姫には前世での因縁があり、なので二人は自然と惹かれ合ったのだと
そんな風に考えていたわけですが、前世の因果ではなく、幼少期のエピソードが縁だとすると
少々想定していたのは違うと言いますか、スケール感が不足しているような
そんな印象を抱いてしまいました。

アニマとアニムスの関係性もSFっぽい過去描写が予想外でやや期待外れ感があり、
現状微妙な空気も漂っていたりもいたします。

姫が主人公のことを「ゆう君」と呼ぶのは、彼をハニートラップに嵌めるための
魔王の知謀によるものではないかと疑っていましたが、純粋無垢な少女の心残っているが故に
「ゆう君」と言っているのだとすると魔王という設定はどうなったのでしょうか?

矛盾を解くための尺はまだ残っていますが、この先どう転ぶのでありましょうか?{/netabare}


●未来へ続くは棘なりしか、飛燕草
ファンタジーとは「集合的無意識」{netabare} の世界を具現化しただけの世界というのは
ある意味正しい解釈でありまして、ファンタジーとはご都合主義だと言われたら
それまでの話でありますが、当然のお約束として泥人形とビスケットハンマーの
攻略法が見えてくるという展開が訪れます。

最強の男東雲師範を新技で撃破した主人公には、もはや敵なしと思われましたが
何故か蛇の騎士「白道やよい」とは相性悪いらしく見事に2連敗を喫し、
手も足も出ない醜態を晒すのであります。

ある意味天然キャラの蛇の騎士でありますが、二人が目論む「惑星破壊」を何としても
止めようとする意気込み・気合は十分であり、主人公に対する彼女の思いもそれだけ強い
のに対して、主人公はそれに対してどう向き合っていいのか態度を決めかねているため
当然集中力は低下し、東雲師範の時のように完全制御できた新技が上手く発動できず
見事に「捕縛」されるというオチであります。

かつて鉄血の「鎖の掟」で主人公を捕縛するかの如く自由を奪ったのは彼の祖父でありましたが
さみだれ姫はその鎖を壊し主人公をその鎖から開放します。

そこで主人公は自由を手に入れたでしょうか?
姫が彼に求めたのは絶対服従であり、新たに鎖の関係を結ぶ契約を半ば強引に
主人公に迫ったのであります。

「鎖の掟」の後遺症により人間不信の呪縛から抜け出せていないその時の主人公は
自分から幸せを奪った世界を呪っており、その世界に復讐できるならばと姫の惑星破壊計画に
快く賛同するわけですが、後にさみだれ姫だけでなく東雲師範や世話焼きな大人たち、
仲間たちと触れ合うことにより人間的成長を遂げ気が付けば信頼できる人たちが周りに溢れ
奪われるだけの人生から一転して与えらる側にいることに気が付きます。

東雲師範をはじめ与え続けてくれた人たちの恩に報いるためにも、主人公は
究極の決断を迫られることになるでしょう。

「愛しているぜ魔王の騎士」と言うさみだれ姫、
「愛しています我が魔王」と呼応する主人公
二人の間に本当に愛情はあるのでしょうか?
姫が一番愛しているのはこの惑星であり、だからこそこの惑星と無理心中しようとするわけです。

尊敬の念や信頼感あったとしても恋愛関係にはない二人の間に
自由恋愛的な立場から割り込んでくる蛇の騎士により
三角関係が生まれるわけでありますが、鎖の呪縛により自由恋愛の経験が無い
主人公は{/netabare}どのような態度を示すでしょうか?

ある意味泥人形との戦いを描くよりも落としどころが難しいため
不安がまず頭をよぎりますが、この決着をどうつけるのか大変見ものでもあります。

●ネタバレソングの登場?
{netabare}「集合的無意識」とは心理学者ユングが提唱した言葉でありますが
主人公と姫が何度か会合していた場所はその領域に当たるものだと思われます。

そこにある扉には奇妙な生物の絵が刻まれておりましたが
もしかしたらそれは「幻獣」であるのかもしれません。
だとするともう一体いるということもあり得そうです。

超自信過剰な男=東雲師範との決闘で師匠を超えた主人公は
彼以上の自信家となり、潜在意識下に眠る無限の可能性を顕在化させ
奇跡を起こし得る超越的存在となったのかもしれません。

ヒロイズムの完成によって物語が加速するか、むしろ高みを極めたが故に
逆にピークアウトしてしまうのか、この終盤戦にすべてがかかっていると言えましょう。 {/netabare}

●連鎖するくびきの虜
フクロウの騎士 茜太陽はムッツ貧弱根暗眼鏡キャラであるところの主人公に
どこか似ているところがあり、 {netabare}深い闇を抱えているようであります。

その闇故にアニムスに付け込まれ取り込まれてしまったのか、はたまたアニムスに取り込まれた
振りをして接近するのが彼の本意か、定かではありませんが
かつての主人公が鎖の掟に囚われもがき苦しんでいた日常から、さみだれ姫の手により
解放されたように、仲間の鉄拳制裁という荒療治をきっかけに何も決断しないという生き方から
開放され、生に輝き見出したのも必然のような気がいたします。

昇る太陽は覚醒し、幻獣の騎士が出揃います。
ここまでは【梟】という裏設定の発動を含め予定通りの展開と言えましょう。

しかしながら残りの話数もわずかとなり、その割に描かなければならないものが
山ほど残っていることを考えると少しばかり不安なものを感じずにはいられません。

さみだれ姫、アニマ、アニムスにまつわる謎や前世での戦いの経緯
そして主人公の未来の・・・
これらのことを詰め込み過ぎの駆け足であっさり片づけるようなこ{/netabare}とだけは
どうにか避けてもらいたいと願うばかりであります

●「墓穴」に入らずんば虎児を得ず
原作ファンによる「ネタバレ禁止かん口令」のフラグ{netabare}が発動し
後半戦に入るや否や怒涛の巻き返し展開が始まった模様です。

我らが主人公=ムッツリ貧弱根暗眼鏡は太郎の死に対し激しい憤りと自責の念に苛まれ
復讐を果たすべく幻獣の力を手に入れようと必死にもがくのでありました。

自分が不甲斐ないばかりに東雲師範に続き後輩をも死なせてしまうという大失態、屈辱、後悔
負の感情のオンパレードの荒波に飲み込まれ、前後不覚五里霧中のままに決闘に挑むも
敢え無く惨敗・・・惨め惨め、ただただ惨めな男でありました。

ここまで激しく空回りする主人公とか前代未聞でありましょう。

そして降ればどしゃ降りの雨中、自ら掘った墓穴に嵌って
「生きているのも嫌になる」程に自分があまり馬鹿らしく思え、
自分という存在の愚かさや無力さを際限ないくらい徹底的に思い知らされるのでありますから
これはもう笑うしかない・・・

墓穴を掘る男=「アンダーテイカー」という役者が墓穴の独壇場で繰り広げる喜劇の舞台、
その背景には雨があり、沈む夕日が似合うでしょう。

バッティングセンターでフルスイングするも、思いっきりカラ振りした時の痛み、
それはとにかく屈辱的なものでありましたが、
そんなカラ振りや空回りが史上№1に似合う男、
それこそ我らが主人公「Mr.アンダーテイカー」その人であります。

決闘の敗北と雨と墓穴、すべてがこれ程までに機能する物語展開など
それだけでもうお腹一杯になるほどのフルコースでありますが
太郎と花子のキャラ設定もかなりエグイことになっているようです。

太郎の超共感性体質というのもかなり凄い設定でありますが
花子を死なせないためにはどんなことでもやり得るという太郎の動機を
これ程までに説得力ある形で裏付けるとは、完全に脱毛であります。

必殺技は「叫ぶ」べきだという話でありましたが、
喪服を纏った弔い合戦において騎士たちが発する「叫び」には鬼気迫るものがあり
高ぶりまくる胸熱感は必至のことでございました。

特に陰キャ眼鏡の花子の「叫び」には極上の味わいある響きが感じられ、
陰から陽にスイッチ転換する成長っ振りも含めお見事な結び締めであったと思いました。{/netabare}

●踊るデッドエンドのからくり
後半戦に突入早々{netabare}死亡フラグは発動します。
3度ほど仄めかされた死亡フラグがこのタイミングで成就したのには理由があったようです。

大前提としてあるのは泥人形の攻撃力は異常に高く、一発食らえば即死もあり得るということ。
今回の太郎ターンではその大前提を再確認するような形になったように思われます。

東雲師範も一撃でデッドエンドを迎えましたが、その時は不幸な事故みたいなもので
弱小主人公を助けようとしなければ、本来の実力で泥人形の攻撃は回避可能なはずでした。

それが今回の騎士型泥人形は攻撃力だけでなく、素早さやリーチの長さなど含む
トータルでの戦闘力は格段に高く、最強打撃王のさみだれ姫でさえも手を焼く有様です。

騎士の中でも一番弱そうなのはネズミの太郎ですが、ただでさえ死亡リスクが高いのに
幼馴染の花子のことを気遣い、命がけで守ろうとするわけですから
生還する可能性は無きに等しいということになるのでしょう。

更に悪いことには、そんな太郎の思いを知ってか知らずか当の花子ときたら
まるで自分の命を軽んじているかの如く泥人形に対する囮役を自ら買って出るという始末で。
ある意味自殺志願者のようにも見えてしまう花子ですが、そんな彼女の真意とは
いかなるものであったのでしょうか?

もしかしたら彼女は自虐的な人間で、その自虐の意味するところは
自分が太郎の足枷になっていることに対する自責の念、それが元にあるのかもしれません。

騎士の中で最も弱いのは太郎であり花子であることを自覚していたからこそ
自分の命を有効に使うため、あるいは太郎の足手まといならないために
危険な役を敢えて引き受けたような気もいたします。

太郎と花子はお互いの気持ちをどこまで理解していたでしょうか?
互いが相手を思い庇おうとすればするほど死亡リスクがどんどん高まってしまうという不条理。

そんな不条理を受け入れ自らをその犠牲に捧げようとした花子と
その不条理を全否定する形で愛のために自らを犠牲に捧げた太郎。

兎に角太郎の思い、願いは徹底しており、花子の命を救うためならば
どんなことでもやる覚悟ができていたようで、
騎士の願いにより花子の命には保険がついたとしてもそれでは満足せず
即死のリスクが少しでもあるならば、そのリスクを完全に潰しておこうと
言わんばかりに自らを楯として曝け出し、花子の即死のリスクを強引に
回避させたのでありました。

カマキリのキル曰く「無駄死にだ」ということですが
太郎にしてみれば結果即死のリスクを潰せたわけですから
意味ある行動だということになるでしょう。

太郎の死はある意味必然ということになりますが、その必然を今まで回避できたのにも
理由があったようです。

泥人形の攻撃力が高すぎて食らえば即死という大前提があったからこそ
夏合宿により各自の能力を高めるだけでなく、数の利を生かしたチームプレイを強化し
泥人形に対抗しよういう話でございまして
その戦術に効果があったからこそ、その時点での犠牲者はゼロであったというわけであります。

そしてユニコーンの騎士に覚醒した南雲隊長の踏ん張りと言いましょうか
「決して誰も死なせはしない」という必死過ぎる執念も死亡フラグを覆す
方向に作用していたようでありましたが、冷静に戦況を分析したアニムスの
今回の策謀、分断戦術により死亡フラグを回避する要因はすべて取りの払われたのでありました。

太郎の犠牲により命を拾った花子ですが
もしも彼女に自虐志向があるならばどうなることでしょう?
愛想笑いの{/netabare}ジュリエットが迎える運命とは、さて?

●死亡フラグは3度死ぬ?
獣の騎士すべてが集結し、これから泥人形との{netabare}死闘は激化するように思われ
そして死亡フラグ的なものも3度ほど出されたようですが、
ここまですべて不発に終わったようです。

今回のフラグ回避には精霊アニマの能力によりユニコーンの騎士が覚醒したことが
大きく作用していますが、それにしても度重なるフラグ回避の展開にはどのような意図が
込められているのでしょうか?{/netabare}

1話~6話の主人公の{netabare}成長・覚醒{/netabare}を描いた物語展開には個人的にかなりの好印象を持っておりますが
それ以降から前半戦終わりにかけての展開には{netabare}少し中途半端で6話以前と比べるとやや物足りない
ような感を抱いております。

後半戦突入してもなおまさかこの調子で進むとかいうのは流石にないとは思いますが
もしもこのような感じが続くなら十分減点対象になるものと認識いたすところにございます。{/netabare}

失速し続けるのか?それとも急転するのか?
後半戦に期待を託します。

●先の展開を予想
獣の騎士全員揃っての初戦は{netabare}(フラグ全否定という形になり)犠牲者ゼロという{/netabare}結果でしたが、
この先も順調に{netabare}勝ち進むとは到底思えませんし、恐らく戦死者はそれなりに
出るのではないかと予想いたします。

強そうなキャラは馬、カラス、フクロウ
最強の「矛と楯」コンビのニワトリと亀も弱くはないのかもしれません。

一番弱そうなのがカマキリとネズミ、そしてヘビです。
一番最初に死にそうなのは、恐らくネズミなのかもしれません。
幼馴染を庇っての戦死とかは、ありそうなパターンであるように思われます。

ただ仲間を庇っての戦死パターンだと東雲師範の弟や馬の騎士も十分あり得る話ですし、
一見して裏切り者のようなフクロウも、仲間との交流が深まれば態度を反転させ
突然熱血キャラ化する可能性も全否定はできません。

騎士の中で一番立ち位置が不明なのが黒猫ですが、現時点では裏切る可能性も含め
余談は禁物と言ったところでしょうか。

ヘビの騎士は、もう少し先のところで主人公のピンチを回避すべく体を張った結果
戦死して{/netabare}しまうような展開はありそうかと思いますが、

次回以降その辺に注目しつつ展開が動くことを期待いたします。

●ある意味アニメという概念が通じない世界を描く?
最新話は{netabare}謎のヴェールに包まれた存在であるところの{/netabare}「姫回」でした。
獣の騎士が勢揃いしていよいよ急展開を迎えるのか?と思いきや
{netabare}まるで朝日奈一家のホームドラマみたいなベタな{/netabare}展開を見せられた
通常のアニメファンはかなり戸惑ったのかもしれません。
{netabare}その一方でドラマ性重視の当方としましては非常に満足できる回でありました。
ある意味王道ホームドラマ展開でベタベタでありますが、王道故の良さも漲っておりました。

さみだれ姫は不治の病を患っており、その治療法を確立するために姫君の母親は
医学者でもあったことから、海外に移住し長らく研究に没頭する日々を送り
それ以降娘に会うことも滅多にないような状況になるわけです。

姫自身も自分の母が海外暮らしを余儀なくされている理由には自分の病がもとにあり
その治療のためならば仕方ないと頭では理解しつつも、複雑な思いを抱き、家族の関係のこと、
特に母親に対し悶々と思い煩うのでありました。
母にも姉にも自分の傍にいて欲しいが、母や姉家族がバラバラになってしまったのは
自分の病が原因、すべては自分が蒔いた種であるとさみだれ姫は思い煩い、
罪悪感にも似た後ろめたさや自分という存在を悔いるようなセンチメント、
女子高生くらいの年齢特有のとても繊細でとても脆い自己嫌悪的感情の渦に
飲み込まれてしまうのであります。

そんな中、今回株を急激に上げたのがむっつり根暗貧弱眼鏡でお馴染み
我らの冴えない主人公=雨宮夕日 その人でありますが、今回の彼の態度・振る舞いは
つい最近飲酒し始めたにすぎないボンクラ大学生とは思えないくらいにスマートで
空気読め過ぎる大人そのものだったことには思わず舌を巻いてしまうくらいに、
見事な成長っぷりでございました。

本作は「成長物語」という要素がかなり大きく、故に
成長物語とはどういう特質があるのか理解できない人に説明するのはとても厄介な話でありますが、
逆に「成長物語」{/netabare}について精通してる人からしたらある意味神回だったと言っても
過言ではないのかもしれません。

以前ならば慎重さこそに重きを置いていた貧弱眼鏡の主人公でしたが
ここぞと言う瞬間には{netabare}掌握領域を発動させ「超飛躍」を成し遂げて
そして、さみだれ姫を(ハートごと?)掴み取り、姫の母親の元に送り届けるのであります。

主人公の大人びた対応は、本人曰く東雲師範の真似をしただけということですが、
さみだれ姫の家族関係を見て色々と思うところがあったようで
自分の家族である祖父との冷え切った関係性について見直しを図るあたりも
彼の成長を大いに感じられるような、成長物語{/netabare}としてはとても見所が多いお話でありました。

●主人公が騎士契約に応じた理由
{netabare}①姫が好みのタイプだったから(前世からの因縁?)
②姫が信頼に足る得る人物だったから(行動力がある)
③この惑星を砕くという姫の企てに共感したから

※③についてもう少し詳しく書くと以下のようになります
父の不幸な死をきっかけに母親はショックを受け失踪
祖父は人間不信に陥り孫が父親と同じ道を歩まぬようにと
「他人を信じるな」という(体罰ありきの)洗脳教育を実施。
少年時代から信頼関係とも無縁、家族愛とも無縁の不幸な人生を歩み
性格が歪んでしまった主人公は、自分を不幸にした「この世界」を呪い
いつか復讐してやろうという気持ちを密かに抱くようになる。

姫に出会い姫によって提案された惑星を砕くという計画を世界に対する復讐の好機ととらえた
主人公は心よりこれに賛同したため「御意!」と応じたというのが話の経緯であります。

このようにして主人公と姫の騎士契約は見事成立することとなりましたが姫の性格、本性
については謎の「ヴェール」に包まれているところがあり前世の因縁で出会うべくして
出会い、相思相愛の結果強く結ばれたような結婚契約にも見えるこの契約の背後には、
姫の本当の思惑が隠されているようにも思えてなりません。

ヴェールは結婚式の時花嫁が被るものですが、
(騎士の指輪)リングも結婚式の時に身に着けるものであります。
主人公の立ち位置から見たら姫との誓約を交わす儀式は結婚式のようにも見えますが
姫の側から見たらそれは偽装結婚式であったのかもしれません。

1話冒頭のシーンは桜の花から始まります。
桜の季節と言えば入学式の頃合、4月ではないかと予想されますが、
4月と言えばエイプリルフールであります。
もしかしたら姫と主人公の誓約の儀式は「嘘」だったのでしょうか?

姫が何を思い主人公に近づき、何を成そうとしているのか謎の部分が多いですが
それについて重要な鍵となるのは姫の性格、人格であると思われます。

恐らく姫の誕生日は6月(より詳しく言うと6月6日)ではないかと推測いたします。
その理由は名前が「さみだれ」で梅雨を表すというのがまず1つ目
次に1話冒頭の桜の季節の後の連休に主人公が実家の祖父の元に帰っていましたが、
連休とはゴールデンウイークを指し、祖父の容体が急変し命を救う願い事を申し出るシーンでは
雨が降っていたことから(「五月晴れ」という割に5月はよく雨が降るので)その時期は5月であり
獣の騎士が全員揃って海で合宿したのが夏ですから、5月~7、8月の間に姫の誕生日が
あったということなります。
というわけで姫の誕生日は5~6月ということになりますが、その時期の星座は双子座であります。

双子座とは何を暗示してるかご存じでしょうか?
これは「聖闘士星矢」にも通じるところありますが、
双子座とは「二重人格」を暗示するものでございます。

さみだれ姫のもう一つのヴェールに包まれた人格は、
精霊アニマによるところが大きいように思いますが
魔法使いアニムスの妹=アニマと思われる人物は本作OP最後の方に登場する人物のようです。

髪の色が緑色なのは「楯の勇者2」のオスト・ホウライを想起させますが
それは大淫婦バビロン=男を惑わす悪女を意味するのでしょうか?
それともやはりユング心理学を踏まえた解釈こそが適切な結論を導き出すのでしょうか?
いずれにしましても、姫の人格に秘められた謎を解くには少々骨が折れそうな気がいたします。{/netabare}

●10話でついにすべての条件が揃った?
{netabare}今にして思えば、1話の内容がよくわからないとか主人公や姫が何考えてるのかさっぱり
理解できないというような声も少なからずありましたが
実はその意見はある意味正しい指摘でもあったのは事実です。

1話の問題の屋上シーンで、突然ビスケットハンマーの挿入により
ストーリー展開に水を差し、すべてを謎のベールに包んだ最大の理由は恐らく
さみだれ姫の性格が実は二重人格であり、そのことが後の物語展開にとって
重要な意味があったために敢えてカムフラージュしたのではないか?と
当方は邪推しております…
しかしながら、要するにすべての謎が解き明かされるのはまだまだ先のことで
1話からすべての説明を晒さないならそれは不親切でさっぱり意味がわからないし
見る気もなくなるとあっさり本作を切った人たちには、それについて
いくら説明しても馬耳東風なお話になるのでしょう…

その一方で、自分なりに1話で何故に主人公が豪傑姫がもちかけたプランに対し
やる気満々で「御意!」とあっさり答えた理由についての解説を今だに書ききれてないので
説得力まるでないレビューと批判されたら返す言葉もないというのが現状であります…

少し言い訳すると「ユング心理学」の「集団的無意識」について少々調べてから
色々まとめようかと妄想奮闘してる際に、時をすっ飛ばす
スタンド能力保持者の奇襲攻撃を受けたのが最大の原因であります…{/netabare}

●9話で明確になった本作の特徴
群像劇をさり気なくぶっこみつつも師弟関係の人間ドラマをまともに描いてくるあたりは
流石名作という評判もあながち嘘ではないと確認した回でした。


●小耳にはさんだ情報によれば、なんでも本作に対しては原作ファンによって
「ネタバレ厳禁」のかん口令が敷かれている模様です。
そしてここでの評価が異常に低いという状況と合わせて総合的に考えると
これは「途中で切ったら後悔する系の名作」あるいは「隠れた名作」になる可能性が濃厚です。

キャラ設定や謎めいた各シーンを振り返ってみると、兎に角分析しなければならない要素が
あまりに多すぎてそれをまとめようにも1話だけで手一杯な状態であります。

考察系を得意とする人には{netabare}是非とも見てもらいたい作品ですが、
この時点で本作の評価に関しては自信をもって当てにいけることを確信しましたので
ここで超強気に!本作の評価を全体的に上方修正いたします。{/netabare}

今後の展開に大注目であります。


〇7話視聴直後の感想…
主人公の思いとその行方{netabare}は、少なくとも第1話の段階では固い結束により運命的なまでに決定づけられたように見えましたが今まで出会い別れて訪れる心優しき世話焼きたちの影響を受けた結果、
主人公{/netabare}にいよいよ「変化の兆し」が現れるのでありました。
{netabare}亡き東雲師範の願いや思い{/netabare}を受けたことが特に大きかったのは言うまでもないですが、
{netabare}この「変化の兆し」こそ{/netabare}が新たな展開を生むのは必至の状況。
{netabare}「変化の兆し」を匂わす描写については確かに相応の緻密さで以て「達磨落とし」が可能なくらい相応程度には積み重ねられてきたとは認めるところですが、{/netabare}
より多くの視聴者に正しく伝えるには、{netabare}丁寧さと尺が不足している感が否めず
重要なポイント故に残念感がよりましてしまったというのが個人的な見解です。

親愛なる下僕に躊躇なく「愛してる」を言う姫殿下の真意とは、実は第1話が「偽装結婚式」みたいな様相を呈していたことからある程度には予想できてましたが
まさかこれ程までに急展開するのは予想ができず、その詳細について書きそびれてしまうという見事なまでの我が醜態でありました…{/netabare}


●第1話を押さえるための予備知識に触れてみます。
{netabare}「ケモノの騎士」とは何でしょう?
「ケモノ」と「騎士」の2つの構成要素を持ちます。
「ケモノ」と言えば「大淫婦バビロン」ですが、それは何故かというと「バビロンの大淫婦」は
「ケモノ」に乗ってやってくるからです。

「騎士」とは何でしょう?
馬に乗り甲冑纏えば「騎士」に成れるでしょうか?
騎兵と騎士は別もので、騎士は貴族であり、盟約に従い主君に仕えるものであります。
「最後の騎士」として名高い「マクシミリアン1世」はハプスブルク家の血族ですが、
ハプスブルク家の家紋は「双頭の鷲」です。
2つの頭を持つ黒い鷲、そのヴィジュアルは日本の八咫烏にも似ていますが、このように
貴族の家紋になどによく使用される奇妙な生き物たちは「聖獣」
と呼ばれたりする存在であります。

実際の貴族を思い浮かべれば、ケモノ(=聖獣)と騎士とは実は相性が良く、
双方に密接な関係性があるのは容易に理解できることと思います。
そういうわけで、主人公のもとを訪れた(黒蜥蜴星人のような?)蜥蜴の騎士とは
実は聖獣を表しているというお話であります。

「ケモノの騎士」に似たようなものを他作品で探してみると
「楯の勇者」の「ラフタリア」と「聖闘士☆彡星矢」の「聖闘士」が思い浮かびます。(当初の)
ラフタリアは騎士ではなくただの剣士であり身分も奴隷階級ですが勇者に従い主人を守る存在であり、
かつ勇者とは時に王国やその姫を救い王権を託され王族に転身する展開もあり得ることからしても
王族予備軍であるところの勇者に仕えるケモノの剣士ラフタリアは
「ケモノの騎士」と全く同じ存在と言えます。
そしてケモノが聖獣ということならば相方のフィーロもその条件に適合します。

上段でケモノと言えば「大淫婦バビロン」だと申し上げましたが大淫婦とは売春婦のラスボス
みたいな存在であり、そのような前提で考えるなら「楯の勇者」の「オスト・ホウライ」は
まさにそのイメージにぴったり当てはまると言えるのではないでしょうか。
「大淫婦バビロン」とは要するに男を惑わす悪女的存在のことを意味します。

彼女は「霊亀」の本体でありますが、霊亀とは聖獣でありケモノであるから
大淫婦バビロンに繋がるのは必然なのであります。
そして「楯の勇者2期」の最後の最後に「ケモノの剣士」たちと「大淫婦オスト」が
「恋バナ談義」に「花を咲かせる」シーンが印象的に描かれているのも
もしかしたらそういう繋がりが背景にあるからなのかもしれませんね?

聖闘士もケモノの騎士と全く同じで、ケモノ(=聖獣)の甲冑を纏い「女神アテナ」の
生まれ変わりであるところの沙織お嬢様に仕えます。
「女神アテナ」とはギリシア神話の神ですが、ギリシア神話の神々は肉体関係を大前提とした自由恋愛には超積極的な性格を持ち合わせており、その中でもアフロディーテ(=ヴィーナス)は
特に愛欲まみれの女神として名高い存在です。

女神アテナと大淫婦バビロンではイメージに若干のズレがあるようにも見えますが、
Zガンダムのレコア少尉がジュピトリス(ジュピターは木星、主神ゼウスを表す)の男にそそのかされ
かつて男女の関係性を持った?とも噂されるクワトロ大尉とエウーゴをあっさり裏切り華麗に転身した時に乗っていたMSの機体名が「パラス・アテネ」だったのは偶然ではなく
必然であると個人的には理解してます。

ギリシア神話の神々はどうやら性衝動が抑えられない性分を持ち合わせているようで、そういう意味においては大淫婦バビロンと似たようなものとして解釈できるのではないでしょうか?

ケモノと騎士と大淫婦に関連性があるならば、本作においてもその法則は当てはまるのかも?
という話になりますが、ならば主人公=蜥蜴の騎士にとっての親愛なる姫殿下は実は大淫婦の化身
なのか?という疑問が浮上します。

よくよく考えてみると姫殿下の本性と言いますか、内に秘められたもう一人の人格の正体が魔王であることからして魔性の属性を持っているのは至極当然であり、
それ故に「大本命の思い人」に対する執着心や独占欲が並外れて強く、ならばこそ烈火の如く
灼熱的でドロドロの「愛憎劇」が繰り広げられるのは必然と言っていいのかもしれません。{/netabare}

●本作の敗者復活も可能かもしれない?
潜在的力を秘めた究極の※「ネタバレ」ソングです。
{netabare}途中で切った人には2、3度聞くことを推奨いたします。
Half time Old 「暁光」
https://youtu.be/zunFoF97vLc

「暁光」とは夜が明けるころに差す日の光のこと{/netabare}


●タイトルとOPからイメージされるもの
本作 ~惑星のさみだれ~ は ☆彡☆彡☆彡{netabare}「惑星を砕く物語」☆彡☆彡☆彡であります。
惑星が木端微塵に砕け散りそのかけらが流星群となって降り注ぐ様を
「さみだれ」という言葉で表しているのだと思われます。 そしてまた、
「さみだれ」はとめどなく「流れる涙」を暗示してるのではないかとも考えられます。
「惑星=☆彡」とは光であり希望であり、それが跡形もなく砕け散る儚さのようなものを感じる物語。
「さみだれ」という名を持つ渇望の姫君の物語でもあります。{/netabare}

●洗練しつくされているからこそ理解するのが難しいキャラ設定について
{netabare}本作攻略のための重要なポイントは姫殿下が「二重人格」であること。
ただしそれがはっきりと示されるのは3話のことであり1話ではほのめかす程度
の描写しかありません。
そのため1話の時点で姫の二重人格性については見抜ける人は皆無であり
1話の終盤、クライマックスシーンにおける原作者の意図するところが
読みにくくなっている点に注意が必要です。

姫殿下の性格分析は難しいのでまずは比較的簡単な主人公の方から始めましょう。
主人公はムッツリ・根暗・貧弱・眼鏡の大学生ですが
将来の夢もなく無気力に平凡に地味に生きてるだけ
はっきり言って人間的魅力が皆無に近い人物です。
今は亡き父親が警察官だったこともあってか案外真面目で頑固な一面もあるようで
そういう意味では生真面目な騎士クレザント卿とどこか似てるところがあるのかもしれません。

父の不幸な死をきっかけに家族は崩壊
悲劇的出来事にショックを受けた祖父は「人間不信」になり
孫である主人公に対して鉄血の「鎖の掟」を課すのでありました。
「敵を作るな!腹を刺される。味方を作るな!背中を刺される。」という鎖の掟
それを破ろうものなら鎖で体を拘束され物置に三日三晩閉じ込めるという体罰を加えられるのですが
その恐怖体験がトラウマとなり主人公の人格と行動原理に大きな影響を及ぼし
ある種のマインドコントロールのように主人公の精神に作用し、
結果「鎖の掟」は主人公を完全支配するするのでした。

第1話でクレザント卿が主人公に対し騎士になるよう何度も促すのに対し
完全拒否の姿勢を頑なにまでに貫いたのには、主人公が無気力人間だったということもありますが
一番の理由は「鎖の掟」の縛りと「人間不信」があったからというのが事の真相であります。
そういうわけで人を信じない、仲間を作らないという生き方を貫いてきた主人公を騎士に
引き入れるのは主人公の性格上、基本的には不可能のように見えますが、その不可能を
可能に変えたのが精霊アニマを宿した姫殿下の実力ということになります。

本作のヒロインさみだれ姫の性格は明るく優しく元気で活発、陽気で健気で可愛く強い、
一撃粉砕!豪快姉ちゃんです。
非の打ちどころがないくらいの完璧キャラでまさに漫画みたいな話ですが、
要するに主人公が理想とするタイプなのでしょう。

「朝日と夕日」「雨(宮)と五月雨」というキャラの名前には
対比構造が仕込まれているようにも思えます。
豪傑の姫君は主人公がないものをすべてもっているような人物で
本作主題歌「暁光」の2番の歌詞にある「与えられた人」とはまさに「さみだれ姫」のことであり
それに対して主人公は「奪われた人」に当たるのだと言えましょう。

昇る朝日に沈む夕日、両者には対照的な面もある一方で相通じる側面もある
という意味では相性がとてもいい凸凹コンビで、運命的片割れの結実であり
出会って結ばれることについては、
設定上は必然と考えられますがそれが具体的にはどのように展開されるかについては、
問題の屋上のシーンにて確認してまいりましょう。{/netabare}

●豪傑の姫君の投機敢行、その目的は?
{netabare}1話終盤のクライマックスシーンにて豪傑姫は主人公の学校に突然現れ、屋上に彼を呼び出しますが
それは何のためでしょうか?

もしかしたら視聴者の多くはその理由をミスリードしてる可能性があり得ます。
屋上に着いて言われるままに見上げた空に浮かぶのは、あると言われねば見ることも叶わぬという
問題の「ビスケットハンマー」ですが、その姿はあたかも謎の「ヴェール」に包まれているかの如く
輪郭はボヤけているようにも見え、あるいは朧げな影だけが映し出されているような状態でした。

そのあまりに巨大な姿を見て取り乱す主人公、一方で視聴者もその突然のインパクトある展開に
ハンマーで頭を殴られたような衝撃を受けたのでないでしょうか?
「ビスケットハンマー!?」「なんじゃそりゃ??」と…
その結果何が起きたかと言うと、展開を見失い状況がわからなくなったのではないかということです。

豪傑の姫が主人公を屋上に呼び出した真の理由はビスケットハンマーを見せることが最終目的ではなく
より重要なのは主人公を口説き落として自分の配下に加えることです。
学校の屋上というシチュエーションでまず思い浮かぶのは何でしょうか?

そうです「告白タイム」です。そして屋上でなければならない理由のもう一つは
例の「決死のダイビング」を敢行するためであります。
ハンマー見せるだけなら別に学校の屋上に限らず見晴らしのいい河原でも山でも
どこでもよかったという話になります。
屋上のシーンにおける「ビスケットハンマー」が「ヴェール」(=目隠し)として機能していたため
多くの人たちは展開を見失い話についていけなくなってしまったのだと推測します。

そもそも屋上に上がるためには階段を使用するのは当たり前の話ですが、階段から屋上に上がった瞬間にその流れをぶった切るかの如くビスケットハンマーのシーンが強引にねじ込まれます。
それにより少し前の階段のシーンのいきさつが全部記憶から
吹っ飛んでしまったという可能性が考えられます。

屋上に上がる前の階段のシーンでは姫殿下と主人公とクレザント卿の三人で
重要な会話のやりとりがあります。
その会話シーンに言及するにあたってまず、本作の主題歌「暁光」の歌詞をもとに
主人公の考えを分析してみるとその後の展開が読みやすくなるのでここに引用します。

「好きなもの嫌いなもの いつか変わってしまうけど」

主人公にとって「好きなもの」とは、要するに豪傑姫殿下のことですが
貧弱主人公にはない圧倒的強さや決断力、実行力、カリスマ性などを持ち合わせ
泥人形のファーストアタックでは命を救ってくれた恩もあるので告白タイム前に
既に姫殿下に惹かれていたのは容易に想像できます。
好きと嫌いは裏腹の関係性があり、嫌いの反対は好きであると考えることもできます。

そして例の階段のシーンでは、主人公の嫌いなタイプについてが明らかにされているのです。
そのあたりの会話を引用します。

姫 「大丈夫やって。信じとる。」
夕日「信じる信じないを気安く口に出すやつは嫌いだ。」
姫 「知ってんで。」

主人公が嫌いなタイプとは口先だけで説得力がまるでないような人間。
具体的に言うと警察官でありながら父を欺き裏切った父の同僚みたいなタイプの人間
ではないかと予想できます。
人間不信により他人を、他人の言葉を容易に信じない主人公の人間性については
姫殿下も十分「知っていた」ので策を弄して口説き落としに行ったというのが
屋上のシーンの趣旨ということになります。

口だけで信じてると言ったところで信じてはもらえないので決死の覚悟で屋上ダイブしたわけです。
最終的に主人公が姫殿下を救出し事なきを得たのですが、何故そんな危うい真似をしたかと言えば
姫殿下が主人公のことを信じていたからであり、「信じてる」という言葉が嘘でないことを
決死のダイブという行動でもって証明するためでありました。

眼鏡キャラの主人公はリアリストなので自分の目で見た決死のダイブの現実を否定できません。
「信じてる」ということを行動によって示されたならそれを否定することはできないのです。
これにより主人公の心は完全に豪傑姫の虜になり
「次はそっちが信じる番や」「私のものになりなさい」と畳みかけられれば
「御意」となるの当然の成り行きと言えましょう。

主君と騎士の騎士契約は結婚契約にも似ています。
この契約において一番大事なのが信頼関係です。
姫殿下は臣下のために決死のダイブを行い
臣下の主人公は姫を助けるために命がけでそれに応えた。

それにより両者の信頼関係は固く結ばれ、婚姻関係にも似た騎士契約が
(形式上)成立してしまいました。
豪傑姫の策略により主人公は意図せずして「命がけで主君を守ってしまった」のですが
その時点で「騎士の要件」を満たしてしまい、突然のことで条件反射的に姫を助けただけと言い訳したところで行動で示してしまったならば、事実上の騎士になったも同然ということになるでしょう。

問題の階段のシーンでクレザント卿が
「姫、まだ早いですぞ」「こんな腰抜け眼鏡にあれを見せるのは」
と発言してますが、「あれ」を見せるのは早いという「あれ」とは何であるかというとビスケット
ハンマーというよりも「姫の決死の覚悟」と解釈した方が意味が明確に通るように思います。

決死の覚悟示すためにダイブしても、主人公に能力を使って救う実力が「まだ」足りないなら
姫の命が危ういということになるから、時期早々という判断をしたのだと推測いたします。

しかしながら主人公の潜在能力を見抜き、彼を信じるに値すると判断した豪傑姫は
躊躇なくダイブを敢行したわけですが潜在的に魔王の人格を内に秘めた豪傑姫には
人並外れて優れた先見の明があり、主人公の性格含めすべてお見通しだったことを
表しているのだと言えましょう。{/netabare}


原作はなんだか凄いらしい!?という高評価の一方で、アニメ化されたに本作に関しては、原作ファンでさえもが酷評してるような?情況がここのレビューでさえも当然の如く見受けられますが、
当方個人の見解としましては{netabare}本作は必ずしも駄作認定するには惜し過ぎる作品であり金さえあればどうにもなるような作画技術にだけに特化した?ドラマ性についてはまるで描けてない既存の人気作品に
比べたら{/netabare}本作はマシどころか控えめに言っても佳作か?
それ以上の傑作予備軍になり得るものと確信!?いたします。

本作の特徴として抑えてほしいポイントとして、まず異能力バトルの要素はあるもののそれを最大の見せ場としていない{netabare}ということ、次にコメディパートは比較的多いようでも{/netabare}コメディ{netabare}方向に針を振り切る
のではなく、むしろ真逆の{netabare}絶望や鬱的な{/netabare}方向に針を振り切ることを意識した作りになっている点を指摘しておきましょう。
逆に言えば「かぐや様は濃くらせたい」や「酢パイ家族」のような{/netabare}純コメディ路線が好みの人には相性が悪い可能性が濃厚です。
ジャンルセレクト的な話をすると{netabare}成長{/netabare}物語ということになりますが、ミステリーの要素もそれなりに強く、同じ原作者の系統に属する「プラネット・ウィズ」同様の独特のクセがある{netabare}
だけにとどまらず、本作の方がマニアックな傾向がより強まり、{/netabare}よってクセの強い作品が苦手{netabare}だったり、ストーリーとはシンプルイズベストに限るという信条をお持ち{/netabare}の人には向かないように思われます。

また原作ファンなどからの酷評の原因として考えられることは、もしかしたら決定的な!?尺不足という問題があるのかもしれません。
{netabare}個人的には物語展開的に辻褄が合わない点は特にないですが、他の人の意見によれば、不満を抱いてる感が強いようで、その原因の一つとして尺不足感や状況説明の雑さなどがあるのだと言われればそうなのかもしれません。{/netabare}

(6話まで見て評価を全体的に上方修正)
ストーリー展開だけで評価したら今期注目度№1のリコリコに勝るとも劣らない優れた描写力、これこそが本作の最大の売りであります。
しかしながら、描写力のレベルが高いというのは諸刃の剣にもなり得、見てる側にとっては難解であるという結果にも繋がりやすく、その結果が低評価に表れているものと推測いたします。

ビバビバびろ~んと天空に聳える
あの「ピロウズ⚖ハンマー」の正体とは?
{netabare}それが何であるか?元ネタはピロウズというロックバンドの曲らしいとか言われてますが、ハンマーとは「鉄槌」とも表現でき「断罪」のシンボルという風にとらえることもできます。
(人類はなに故に断罪されねばならぬか?というのも本作に込められたテーマの一つでしょうか??)
ビスケットハンマーや魔法使いが何であるのか?それを知っているのは原作既読者等を除けば皆無なのが当然ですが、そういうミステリーの要素に興味を持てるかどうかというのも、
ハングオンか?脱落か?の分岐の行方に大いに関係するような気がいたします。{/netabare}

{netabare}(話題作のリコリコにも当然当てはまることでもあり…)作中にはちゃんと描写されているのにも関わらず視聴者には全く伝わってないことがあるというのはアニメ全般にあり得る一般現象ですが
そのように視聴者置いてけぼりで制作者サイドの自己満足的傾向に対してある種の不満や批判的な念を抱きクレームをつけたくなる心理はある意味まっとうで正しいとさえ言えるのかもしれません。{/netabare}

そういう意味では本作は不親切な作りをしているとも言えますが、{netabare}各シーンでの製作者の描写意図が読み取れるならば、これが嚙めば嚙むほど味が出るイカみたいな作風に嵌ること間違いなし!の
個人的には自信をもってごり押しできる高品質の{/netabare}優良作品になり得るものと確信いたします。

本作を攻略する上で一番重要なことは、主人公をはじめとする登場人物の性格や人間性をいかに正確に把握できるかということに尽きます{netabare}が、1話でそれができなかった人は
それ以降の展開の波には乗れずに脱落するのが運命のようです。{/netabare}

一見して無気力で根暗で何の魅力もない主人公?
視聴者ウケは初回から非常に厳しく、{netabare}こんな弱小キャラで戦闘開始とか無理ゲー糞ゲー過ぎんだろ!という懸念を抱くのはもっともなご意見でありますが、
そのような懸念を見事一撃でひっくり返した1話の予想外の展開は個人的には衝撃的でした。この逆転勝利の秘訣はキャラ設定の緻密さ絶妙さにあったと言えましょう。{/netabare}

「{netabare}騎士{/netabare}契約」になんて絶対に応じないはずの主人公があっさり姫と契約してしまうというミステリー?その謎が解けるかどうかが最大の関門でありますが、そこを見事にクリアできるなら
{netabare}6話の超劇的展開、主人公の「叫び」に心揺さぶられること間違いなし!6話のボリューム感と言いましょうか、{/netabare}濃厚な人間ドラマをここまで上手く描けた作品はなかなかお目にかかれないと
アニメアンチも太鼓判押さざるを得ないというとても皮肉なお話でございましたw


(これは図に上ったアニメアンチの露骨な蛇足に過ぎない意見ですが)
{netabare}本作は少なくとも主人公等が行動することに対しての論理的根拠?みたいなものについては最低限描写されてます。
それについて十分理解していてそれでも本作の展開を意味不明と酷評してるならまだ好みや感性の違いということで理解もできますが、必要最小限度の描写を無視して意味が分からんいうのは…
読解力の無さ?なのか…何が描写されたるかありのまま読めないパーソナリティの偏狭心さ?故なのか…何故そこまで歪んだ心を持ってるのか?今ではアニメアンチになった当方には理解不能な話です…

もちろん読解力は大事ですが、それより大事なのは人間的感性です。
異世界転生ものという糞アニメの乱発=腐りきった世界の流行劇に毒されてここのアニメファンの目や感性は腐り果ててしまったのでしょうか?
だとしたらアニメアンチの憂鬱はこの先未来永劫続くかもしれません…{/netabare}

投稿 : 2024/04/20
♥ : 7

干野梅蔵 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

ただただ、泣・・・。ノンカロリーレイプ

長い文句が続きます。
漫画は本当に面白いんです。騙されたと思って買ってみてください。
-----------------

原作がこれまでの人生で
TOP3に入るくらい好きなのです。

無理です。。。

何年も切望していた、渇望していた
待ちに待った大好きな作品のアニメ化が
まさかこんな黒歴史として
上塗りされるなんて・・・。

最高の食材を用意して
生ゴミしか作らないって凄いですね。

アニオリでもないのに
ここまで酷い原作レイプは初めて観ました。

むしろアニオリでレイプされてた方が
幾分か気持ちが楽だったかも知れませんね。


話の流れ、進行に若干の前後はあります。改悪です。

漫画とアニメは違うにしても
魅せ方の作り方は似ていると思います。

原作では漫画として
くっきりはっきりと魅せのコマを置いてありますし、
キャラクターたちの心の機微も
きちんと表現されています。

どこいったんですかね・・・・



粗いだけの中身のないパラパラ作画は
目が腐ったかと錯覚させられてしまうほどです。
(原作から夢を含まらせ過ぎた弊害)

表現しなくちゃいけないところを
ゼロカロリーで消化すんな。


心の機微なんて気にしようもないほど
淡々と飄々と
「何か言ってる、何かしてる」時間がただ流れているだけ。


声優も被害者だよ。

名のある声優もいらっしゃるけど
配役が総てを無駄にしてる・・・?

いや、そもそも演技をさせていないようにすら感じます。

適当に朗読させられてるような
気分が上がったらたまに燥いでもいいですよ
くらいの指示ですかね?

作画と噛み合ってないんですよね。
全てがちぐはぐな気がします。


まだまだ
書き殴りたくて仕方がないのですが
ここいらでやめておきます。

お目汚し失礼致しました。。

音楽は
作品の内容に沿った素晴らしいものです。


後世に残る傑作を使って
誰も見向きもしない作品を仕上げた
考えさせられる作品でした☆






(( イキュラス・キュオラ))

投稿 : 2024/04/20
♥ : 8
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

考察勢向けニッチ作品ですね。原作はみんなついて行っていたの?

「昔は人気だったとか」「原作と違って作画が」とか言う評価もありまいたが、本当でしょうか?

 本作の面白さは少なくともSF的な考察です。完全にサブカルSF考察厨のニッチ向けです。
 最後で比較的まともな説明があったので、かえってびっくりするくらいでした。そこは種まきしておいて考察させようよという気もします。

 この話、みんなついて行けていたのでしょうか?どう考えてもストーリーに首を傾げながら見るような感じです。それとも人間ドラマに見るべきところがあって人気だったのでしょうか?

 それと原作の絵は検索でチェックした程度ですが、正直アニメと大して変わりませんでした。


 さて、本編です。考察の要素ですが、地球を壊すという意味2人分、アカシックレコードは結局だれが得た、アニマアニムスの正体、半月と稲近の特殊扱いがどういう意味なのか?時間経過のSF的扱い、特殊な空間の人物はいつの人物か?などを考察して行くと答えらしきものが見える気がします。

 特にさみだれが地球を壊したいという意味については哲学的な死の意味に通じるところも出てきます。
 12人の使途はなんのモチーフかとか正体についてはちょっとずっこけました。
 ストーリー上いろいろな人間の思惑はありますが、基本こんな感じで押さえて行けば素材は一旦必要十分は整います。

 ただこういう要素があっちこっちに散らばっていて、初見だけで理解できるかなあ、という感じはします。特にアニメはペラペラ紙を捲るような考察がやりづらいです。

 私は20、21話を先に見て、タイムパラドックスどうなっているの?という視点で見ていたのでなんとか初見でも、ひっかかる場所はブックマークを脳内でつけられましたので、戻る手間はそうでもなかったですけど、視点が人間関係や12使途などに幻惑されると厳しいですね。

 タイムパラドックスの明確な回答は無いですが、時間遡行により世界線が増えるイメージの説明と、未来が変わるような説明、未来と過去の因果の逆転を許容するような説明が混在し、不思議な感じがしました。ここは言葉足らずですね。人の動きと関連は理解できますけど。

 本作がなぜサブカル系に分類されるかわかりました。少なくとも分かりやすいエンタメではなく、SF的な視点で流れをつなげるという楽しみを見出すのだと思います。
 やっぱり「ブギーポップ」を連想します。あれの面倒くささに通じます。「ザ・ラノベ」と言うくらいクリエータへの影響が大きな作品なので、本作の原作者も読んでいるのでは?

 本作原作者とアニメ化に挑戦したクリエータの、壮大で頭を使う展開にチャレンジした精神には素直に敬意を表したいと思います。

 5話までがちょっと気に入らないので、マイナスポイントはありますが、68点くらいはつけて良いのでは?5話まで上手く作っていれば75点という感じです。SFだけなら80点くらいかなあ。
 



21話までレビュー

 途中見てなかったですが、2クールもクライマックスなので確認のため20話~21話の説明を聞いてえっ?何それ?となりました。若干戦闘シーンなどとばして遡りながら確認しましたが以下の部分不明です。

 5話で断念していたので、改めて見返すとアニマ・アニムスという主要キャラが重要みたいですね。

「アニマ・アニムス」はユング関連でネットで調べればわかると思いますが、この名前を対にして冠したことが何かテーマ性や思想性がありましたでしょうか。神とか宇宙が出てくるのでそれっぽく説明は出来るでしょうけど…
 そもそも兄妹の{netabare} 未来人超能力者{/netabare}という「設定の説明」はありましたけど、アニマ・アニムスの存在理由というかどういう存在なのかの説明がありません。

 アニマ・アニムスの名から言って、さみだれ夕日の関係性が逆に起点で、病気や母親に関連して未来に何かを産み出した、みたいな読み取り方も考えましたが、どうも違います。つまり、最後に突然設定を出されて「はい、これが答えです」という「進撃の巨人」的な設定で設定を収束させるようなのイメージを抱きます。で解決方法が{netabare} 超兵器{/netabare}って…


 あるいは地球に対するハンマー=破壊の象徴だと思いますが、この破壊の意味性って時間をさかのぼりたいっていう欲求?ハンマーは子供っぽさの表れ?
「さみだれ」というわざわざ通常人名にしない名前を持って来た意味は?12人の気象現象を各名前にした意味は?そもそも12人の意味は月別ってこと?12使途とかではなく?

 そもそも{netabare} 未来の地球が壊されてもどこかでアニムスが退治できれば、未来は無かったことになる?タイムパラドックスは? {/netabare}
 ここの説明が無い気がします。

 土人形VS12人の騎士はルールだけの問題かよ?という突っ込みはさておいて、そこのドラマに意味がないとは言いません。ただなあ…さみだれ夕日とアニマアニムスの因果関係性が逆転するとか、何かないかなあ?
 あと精霊はアニマに以前会っていたような感じですけど、いつ会ったの?

 なお、秋谷が{netabare}アカシックレコード持ちで、超能力者、かつタイムマシンの話題があるとすると…秋谷は時間を越えられ…るのかなあ?そこは言っていない気も。ただ、あの本の読む因果関係の前後がなあ…つまり、因果関係=タイムパラドックスはこれで解決しているということ?
 うーん。いっそ輪廻の話?そもそもアカシックレコードが欲しいっていう設定はどうなってるの?もうどっかにあるってこと? {/netabare}アニムスが地球壊す意味は?
 あとカジキと老人ですから「老人と海」ってなんか関係ありますかね?力を振り絞って最後の航海…少年との交流…まあ、雰囲気だけかもしれません。 

 さみだれが、地球が欲しいことに対して何か意味合いがあるのでしょうか。病気を治さないという理由が「年を経た魂」ですから、この魂設定ってなんでしょうね?この魂も唐突でした。


 以上のようなことが最終回で説明あるんでしょうか?それとも考察するとわかるのかなあ…ただ、救いがあるとすれば、最後まで話が描かれそうですね。それだけは大変よろしいかと思います。

 で、言われている作画どうこうは、私は別に気になりません。むしろ1話~5話くらいの導入部のエピソードに、今の視聴者にも興味がひかれる工夫が足りない気がします。
 あと、この内容を2クールでやっても恐らく今の視聴者はついてこれないです。ブギーポップとかと同じですね。原作を読んでいることが前提になる気がします…私も画面だけだと理解しきれている感じがありません。

 評価は一旦オール3に戻して、視聴中にします。最終回確認してからですね。


22話 〇〇〇年って…そういうこと?

 アニムスの〇〇〇年はいる…ってそういうこと???偶然の一致のわけないですよね。マンガ原作なんだから。
 うーん。あんまり似ている感じとか同一人物っぽくはないですけど…顔の特徴が全く似てないなあ。ただ、彼については唐突な設定だなあとは思いましたけど。

 表現的には彼自身じゃなくて{netabare} 答えを教えてくれる人とコンタクトした感じでした。アカシックレコードは別人格でそことつながるという感じなんでしょうか。だから500年もかかるって感じでしょうか。{/netabare}まあ、関連を考察するんでしょうねえ。

 後はさみだれがなんで地球を壊したいか、ですね。


 あ、そうか。別人だけど、習得までに〇〇〇年かかるってこと?やっぱりアレには人格があって、教えてくれる感じなんでしょうか。ただ、どこかでそのタイミングがあるという示唆かもしれません。



以下 初見時断念までレビュー

1話「さみだれ」って名前かい!面白さはこれからかな。

{netabare}  むかし「ぼくの地球を守って」というマンガがあって、なぜかそれと似た話かなあと思っていました。初見であれギャグ?と思いましたが、本作中に以前の記憶的なものもあり、あたらずとも遠からず、という感じでしょうか。物語の構造は騎士集め…というか南総里見八犬伝ですね。

「さみだれ」って涙っぽくて詩的な言葉だよなあとおもってたら、名前かい!という突っ込みを入れたいです。ただ、どうでしょう惑星の涙ととると意味が出てきそうですけど。

 一見ギャグにみえますが、内容は正統派の騎士ものなんでしょう。あらすじ見るかぎり魔王だそうですが、それは視点の問題なので地球を守る側なのか攻める側なのかはこれからでしょう。構造というか視点の逆転で途中からシリアスになる?キービジュアルに「悪い顔」がいますからね。

 天気がモチーフの名前なので環境問題関係ある?と疑いましたがどうでしょうね。地球にハンマー=破壊の象徴ですから可能性はなくはないですが…これは考えすぎでしょう。1話見る限りあまり含意はなさそうです。半魚人(泥人形)が環境破壊の象徴にもみえなくはないですが、正直よくわかりません。

 あと大学生の女性の教授?とヒロインの姉妹ですが、だったらヒロインとの関係がよくわかりません。昔から隣に住んでるんですよね?じゃないと知り合いなのはおかしい気が。田舎だから世間が狭い?ちょっともう1回確認しますけど。

 話の展開がどうなるのかは気になります。面白さは…これからでしょう。{/netabare}


2話 うーん。日常回?1クールで話収まるんでしょうか?説明セリフが多すぎなのは原作から?それともアニメの脚本?

{netabare} 爺さんの確執とかヒロインとの力の差で悩んだりがありますので、必ずしも物語が進行していないわけではないんですけど、ちょっと弛んだ回でしたね。

 ジョギングに行くときにわざわざジョギングに行くってトカゲが言わなくていいと思います。原作の進行はわかりませんが、無駄をどんどん切ってゆく雰囲気がありませんが、ちゃんと完結するんでしょうか?

 お風呂場のサービスショットもちょっと意味が…ギャグなのかエロなのか状況説明なのか判然としません。姉妹が同居しているのは既に1話でわかっていました。これを入れるなら姉妹ってわからない状態にしないと意味がないカットな気がするんですけど。

 おじいちゃんの件もカットバックいれて雰囲気盛り上げておいて「お、これはなかなかいいじゃない」と思ってたらなんか思ってたよりしょぼい事件だし、2話内で説明しちゃうし…

 ヒロインの心情をこの段階でセリフで言わせるのもちょっとなあ…そういうのは地球に対する愛情をエピソードか設定で見せてもらってからのほうがいいかな。好きだから壊すは心理としてわからなくはないですけど、今のところセリフの上滑りで感動に結びついてないですね。

 どうせ説明しちゃうなら、ここまで1話で入れられたと思うんですけど…物語の密度が薄いなあ。EDとか見る限りあと5,6人は集めるんですよね?だとすると1クールで終わる期待は薄いかな…

 あと主人公の部屋の本棚に並んでるのって、横山光輝氏の三国志?色目がちょいちょい変わるので確信できませんが、赤で黄と水色、黒の取り合わせならそれっぽいですけど…伏線なら感心しますが、どうなんでしょうか?

 今回気が付きましたが、本作のロゴの英語タイトルはルシファとビスケットハンマーです。ヒロインがルシファ…堕天使、サタンの堕天前の名前ですね。神への反抗ということならハンマーの正体は神ということでいいんですかな?
 ということは悪魔軍団ただし本当は正義 対 神さま 本当は人類の敵という感じ?

 いろいろいいましたが、面白くないわけじゃないのでしばらく視聴継続ですね。 {/netabare}


3話 ストーリーの骨格は面白いんですが…これは駄目かなあ。

{netabare} なんといいますか、ストーリーの骨格、いわゆるプロットは面白いと思います。ただ、演出と小エピソードが、面白くないです。
 セリフで全部しゃべっちゃうし。これってセリフの両を半分にできないかなあ…と。それで話が通じるような脚本、演出にすれば面白くなりそうなんですけど。トカゲもしゃべりすぎ。モノローグ多すぎです。で、夢で展開しちゃうし。

 爺さんの危篤状態も呼吸器つけてはーはー言ってるだけだし。爺さんとの思い出のカットバックとか…ちょっとやりようがあったと思うのですが。
 爺さんが病気になって気が弱くなって、家族に癒されて…もうちょっと見せ方があったと思うんですけど、説明されてもなあ。

 もちろん、バトルシーンの泥人形の迫力がなくて、危機感が全く伝わってこないのもあります。

 展開で見せない割には、話の密度も薄いし。主人公の泥人形との戦いでの覚醒もまったく迫力もないし、覚悟も見せられないし、爺さんとの確執の解決が何かのくびきからの解放につながって強くなるでもないし。で、結局夢の中で…うーん。

 新幹線のテーブルの表示がやたら詳細だったり、畳の目を作画するなら、もうちょっと力の入れ方がある気がします。

 とにかく冗長で話の展開に切れがなくて、セリフの説明が多すぎて、肝心のシーンに迫力も感動もなくて…これってなんでしょうね?

 OPとか悪くはなかったんですけど…

 もう1週だけ確認しますけど…これは期待値が爆下がりですね。{/netabare}



5話 スケールの大きさを期待したんですけど、冴えない男がジャージで住宅地と公園でトカゲとジョギングするのをずっと見せられても…

{netabare} 本作の原作は途中から面白くなる…らしいですね。だったら、その途中から始めればいいだけの話です。古いマンガなら原作通りにやる必要はないと思います。

 12~13話で、どこまで持っていける、どこで掴んで引き付ける…計算できるはずです。
 本来結末まで描くのがクリエータの責任だと思いますが、昨今のアニメ業界の事情だと仕方ないなら、せめて2クールで作れないか頑張る。だめなら人気を出して2期につなげる。
 
 つまりシリーズ構成が決定的に駄目です。本作の5話までの話はできれば1話かせめて2話で説明しきるか、4話くらいで十分面白いところを見せてから時系列入れ替えてやるべきです。
 もしかしたら6話から面白くなるのか、8話からなのか知りませんが、1話切り3話切りはどうするんでしょう?

 で、アニメの出来は…うーん、話が面白ければ気にならないかな、と思ってましたけど、面白くないので気になりました。4話までも見るべきところが何もなかったですが、5話は完全に紙芝居ですけど止め画すら駄目でしたね。 {/netabare}

投稿 : 2024/04/20
♥ : 14

59.7 43 2022年夏(7月~9月)アニメランキング43位
転生賢者の異世界ライフ~第二の職業を得て、世界最強になりました~(TVアニメ動画)

2022年夏アニメ
★★★☆☆ 2.7 (221)
657人が棚に入れました
突然、異世界に召喚されたブラック企業の社畜・佐野ユージ! 異世界での彼の職業、それは『魔物使い(テイマー)』。冒険者になることも難しいとされる不遇職。しかし、仲間にしたスライムのおかげで様々な魔法、そして、第二の職業『賢者』を手に入れる! 圧倒的な力を得たユージだが、自分の強さには無自覚で…? 最強の力で無自覚無双!

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2

これは、困った・・・。

多種多様な「転生もの」「異世界物」「ファンタジー的もの」作品を観てきた。
そして、その中には、世間様的に(世間って、なんだw!?)アカン作品の扱いをされてきたタイトルをも視聴してきて、お人好しの甘々評価を書いてきた私なのですが・・・。


う~む、全く刺さらんw。
厳密には、全くではないし、頑張って最後まで視聴をしたのだけれども・・・。
合う合わないのレベルなのかなぁ、これって。


この作品の「何か」を私が拒絶している or 許容できないのかもしれない。


なーんか、適当というか、雑というか、絶対的に足りないものがある気がする、ネガティブな要素を感じる。
この作品以上に主人公が「俺つえー」で「ふざけてて」「どーしようもない作品」でもいい所、おもしろかったところを見つけてきたつもりだったんだけど。

どのへんなのかなぁ。


私の場合で言うと・・・


・狙っているのかは知らんけど、雑っぽい各話タイトル。ちっともウィットに飛んだところや、センスの良さ、狙いが効いている気がしない。

・何なら作品タイトルすらも回収できていないのでは?
(最終盤にトンチはありましたが、効果的ではないと感じました)


・主人公に魅力を感じない(ありていに言えば好きではない)。


・ついてきている話すオオカミが好きになれない。


・あまりにも何でもできる主人公(これは他作品でもあるしなぁ・・・)


・メインとなっているストーリーが・・・適当。


・いろいろとエピソードが唐突で雑。


・サブキャラ達の扱いが雑(使い捨て感がでかい、せっかく魅力的なキャラや仲間になりそうなキャラがいるのに関係性が薄い、それであの最終盤・・・、普段の私なら胸アツなんだろうけれども・・・とってもフラットな感情でした。私的に、ここがキモかも・・・。)


・設定、キャラ、mob絵が中途半端(最悪ではないが半端過ぎてイライラしてしまった。)


・なんか、この作品作ってる責任者の人が「この作品好きじゃないんじゃね?」と感じてしまった。


・何ものかになろうとして、何ものにもなれなかったという印象の作品。


あたりかなぁ。
(あくまでも※個人の感想ですw。お許しを。)


とにかく、全てのリソースが独りよがりに、主人公を「中心」に「物語を前進させる為だけ」に無意味に、雑に消費させられている感が強い。
観ている方は「一体私は何を見せられているんでしょうか・・・」感満載でした。



ちなみに、タチコマ的な立ち位置のスライムたちは、それほど気になってはいないんですよねぇ。
むしろ、唯一の仲間感のあるキャラというか、好印象ポイントかもw。







どうにも・・・。
いつもなら「私には合いませんでした」という表現で済ます、と言うか逃げるのですが・・・。

この作品、私にとっては「ほぼ、何も残らない作品でした><;」


何せ、終盤で自分のかかわってきた人たちが自ら立ち上がって戦う姿を知っての主人公のセリフが「こういうのもアリか」ですから。

カタルシスが足りない、熱量が足りない、キャラの関係性が足りない。
とにかく、感情が動かない作品でした。

大変申し訳ないが、私的には「こういうのはナシで!」お願いします。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 14

にこま さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2

これは噂以上!!

漫画読み アニメはじまり 見て後悔

これ原作者が監修してオッケー出したんでしょ?
原作者は本当はこういうのにしたかったの……

1からちゃんと書いてる漫画とは完全に別物だね。漫画読んでいた人に酷評されるのも理解できる。
漫画で描かれていた良いところが全部吹っ飛んでただの根暗主人公のチート無双になってるんだもの。

アニメの演出や話数等の大人の都合なのだろうけど時系列がめちゃくちゃ。
話の流れで回想挟むからテンポが悪いし今それ必要ないよね?

そもそも始まりを丁寧にしないでコケた作品はいっぱいあったろうに。
なぜ駄目な表現を入れてしまったのか・・・・・・

転移直後~デライトの青いドラゴン討伐までは丁寧にしておけばもっと人気出ただろうにね。ものすごくもったいないと思った。

デザインは原作に遵守っぽい。でも原作絵好きじゃないんよー。
プライドウルフはかっこいいんだけどね。性格とミスマッチすぎてアニメだと違和感ある。

アニメオリジナルのモンスター全般のデザインがものすっごくダサい。
これなら漫画版を移植したほうが良かったのでは?と思う。

まあ、まだ途中なのでもう少しみてみよう・・・・・・

投稿 : 2024/04/20
♥ : 2
ネタバレ

TaXSe33187 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

いつものやつを全カットしたいつものやつ

進行諸島作品の賢者シリーズ
まぁ作者とシリーズ名が揃った時点で察する人は察する

概略で言うと、デスマ系主人公が異世界に転生してなんやかや無自覚無双なやつ
もっと直截に言っちゃうと失格紋の代わりにスライムを使役するテイマーな賢者
目玉焼きの味付けを塩から醤油に変えたくらいの内容

ただし1話2話連続放送の内容は結構な衝撃だった
{netabare}
時系列すげー勢いで無視してんだもの
この手の作品で定番の転生までの流れはオールカット
街で冒険者登録をするときにアレコレ馬鹿にされるテンプレもカット
割と能力あるじゃん!な評価を受けたとこからスタート

多分原作ファンはガチギレしてんじゃないかな?
進行諸島作品に期待するのって序盤のテンプレ部分なはずだし、そこを外しちゃ駄目でしょ
原作の持ち味を殺してまでわけわからん改変をするのは何がしたいんだろう…

個人的にはそもそもテンプレが酷すぎて苦手な作家なので、
こんだけカットすんのもアリではある
ただ、この構成を許容出来るのは「異世界モノに慣れ、かつ進行諸島作品に飽きた人」という狭い層だけ
メインターゲットからズレた人にしか受け入れられない出来としか言えない

そもそも原作や漫画を知らない初見にとってかなり不親切な構成なのは間違いない
アニメ化にあわせて改変すること自体は良いんだけど、その改変が誰の得にもなってない
原作よりシンプルにするなり、逆に序盤の流れを丁寧にするなり、
改変するにせよ間口を広くするための工夫をすべき
奇をてらうこと自体を目的に奇をてらったような、届けたい相手を考えない脚本という印象

転生前の様子や転生直後の様子は夢で思う返す形で一応あるにはある
でも、話の流れをぶった切る形で突然回想に入って、しかもその回想も短すぎて説明不足が過ぎる
現在の時系列に注視してる人にはただの邪魔でしかない
逆に序盤の時系列を知る機会としても、ほんの5分足らずでは全く説明になってない

時系列を崩すなら崩す、過去を描くなら描くでちゃんと統一すべき
奇抜さを求めた割に微妙に尻込みして序盤の描写を混ぜたような、ものすごくダサい空気が漂ってる

作画は今のところ悪くない
キャラの見せ場を使い回して、その分動き自体は綺麗に整えてある
毎話同じ動きをされたら流石に萎えるけど、話の過程をキッチリ整えれば良い見せ場になるかも
{/netabare}

現状、シナリオは失格紋の比じゃない出来
あのくらい解説まみれなのもキツいけど、構成の時点で説明を諦めんのはもう…
夢だのよくわからんフラッシュバックだのじゃなく、一度しっかり序盤を整理して展開してほしいかな


7話視聴
{netabare}尺稼ぎ大変そうだなぁ…
いや、脚本自体を原作から弄った結果なのでただの自業自得なんだけど

内容に関しては言うことないかな
ガバがガバでガバになった結果ガバってEDを迎える繰り返し
まー見どころはないよね

特に7話の内容に関しては最初から最後まで疑問まみれ
そもそも何故暗殺対象の候補なのか?
暗殺者が直々に候補者を見極めるのは二度手間じゃないのか?
メシアス村を攻めた際には正体に一切気付かれてないから根本的に逃げる意味自体なかったのでは?
一撃で魔物を倒したのに「脅威でない」と判定されたのはなぜか?

真面目に考えると駄目なんだろうなぁ
最初っから真面目に考えてなんかいないけど、ぼーっと見ててもツッコミが止まらないのは流石に酷い
つーか結局オオカミとの出会いも回想でやるのな
じゃあ時系列順に最初からやりゃいいじゃん
{/netabare}

印象は当初から変わらず
出来の悪さへの確信と、尺稼ぎの雑さから(想定通り)評価は下げる

投稿 : 2024/04/20
♥ : 2

59.6 44 2022年夏(7月~9月)アニメランキング44位
ラブライブ!スーパースター!! 第2期(TVアニメ動画)

2022年夏アニメ
★★★☆☆ 2.8 (174)
274人が棚に入れました
澁谷かのん:伊達さゆり
唐 可可:Liyuu
嵐 千砂都:岬なこ
平安名すみれ:ペイトン尚未
葉月 恋:青山なぎさ
桜小路きな子:鈴原希実
米女メイ:薮島朱音
若菜四季:大熊和奏
鬼塚夏美:絵森彩
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

「私を叶える物語」

【物語 3.5点】
「みんなで叶える物語」……『ラブライブ!』シリーズ伝統のコピー。
加えて『~スーパースター!!』では「私を叶える物語」を提示。
さらにLiella!ライブ開演前の円陣では「ソングフォーミー!ソングフォーユー!ソングフォーオール!」と気勢を上げます。
みんなも大事だけど、まずは私から。これが『~スーパースター!!』の特徴なのです。

従来作ではラブライブ!こそが夢であり、スクールアイドルで結果を出すことこそが夢の実現というシナリオ。
一方で『~スーパースター!!』ではラブライブ!をキッカケに自分の夢を叶えるという傾向も強い。
その象徴が、スクールアイドル活動を通じて、諦めていた音楽の夢を再び追いかけ始めた澁谷かのんなのです。


全体構成は、道中キャラ回に脱線しつつも、終盤まで割りとラブライブ!大会を無難にこなしていく。
で、最終盤に{netabare}かのんのウィーン留学?→{netabare}結局、中止!?{/netabare}{/netabare}と急展開。
面喰らう方もいるとは思いますが、ファンとしては上記コンセプトを押さえていれば、
最終盤も、あぁ、ここで、ラブライブ!と夢、どちらを優先するのか?という核心に踏み込んで来たかと首肯できる内容でした。

ただ、1期を観て、テーマをNHK Eテレ向けに一般層にも噛み砕いていけば、
より普遍的な青春アニメとして化けるポテンシャルも感じていただけに、
ラブライバーむけに内向したような脚本は、少々、勿体ないなという気持ちもあり。


【作画 4.0点】
アニメーション制作・サンライズ

日めくりカレンダーや落ち葉でワイプして場面切り替え。
各話タイトルは画面切り替えを挟まずに、レタリングを駆使して背景に埋め込み視聴者の興味を持続。
テンポアップのための映像編集の工夫は2期でも継続。

ここはキャラを動かして楽しませると決めた所には、ソースを集中させる配分も相変わらず良好。
その点から面白かったのが『ラブライブ!』恒例の花田脚本カオス回?とも目された第七話「UR 葉月恋」
{netabare}葉月家の大型犬・チビの早送り動作で一日中ゲームにハマる恋を表現し、
Liella!メンバーの顔芸だけでゲームの興奮を伝える。
アバンみたいにゲーム画面を見せようと思えば見せられるのに、
敢えてゲーム画面は描かず魅せる辺りにキャラクターアニメの意地を感じました。{/netabare}

振り返ると今回あんましメインストーリー進まなかったなw
という日でも、満足できたのはテンポの良い映像による部分が大きいです。


【キャラ 4.0点】
Liella!には新メンバーの2期生4人が加わり計9人に。

・桜小路きなこ……素朴な田舎娘。まずは、きなこから新メンバー加入の流れを作る無難な立ち上がり。『ラブライブ!』と北海道の縁も継承。

・米女メイ……{netabare}近視{/netabare}により目つきが悪いが怒っているわけじゃない、さそり座の女。同級の親友・四季だけでなく、高レベル・ラブライバー属性によるクゥメイの共鳴。まさかのメイれんの禁断!?と1期生との絡みも上々。

・若菜四季……多機能ゴーグルや{netabare}二人三脚強制ギプスw{/netabare}など科学部所属という前説明以上の発明王ぶりwメイたち2期生がスクールアイドルに挑戦する背中を押す役。

・鬼塚夏美……自称・株式会社オニナッツCEO。フォロワーとゼニが欲しいハラグロ?動画配信者。{netabare}日経平均全面安{/netabare}くらいしか印象に残らなかった序盤はどうなるかと思いましたがw実はオニナッツが一番、自己実現に飢えた『~スーパースター!!』らしい新キャラでした。{netabare}「初めての一等賞」{/netabare}は感動しましたし。Liella!加入後も炎上芸に闇落ちしそうになる危なっかしさは変わりませんがw

1期で、作詞・かのん、振り付け・千砂都、ステージ&衣装デザイン・可可など、
役割分担含めて5人のLiella!が完成されていたので、ここに割って入るのは難しいのでは?
と思っていましたが、むしろ、1期生と2期生で被る属性を接点に、絡みを展開して溶け込ませる。

2期生一辺倒になるかと思いきや、後半では、恋の意外な趣味、クゥすみの深掘り、そしてかのんと色々覚醒したちぃちゃんと、1期生も結構、掘り下げてバランスを取ってはいましたが……。
スクールアイドルとしては9人がシックリ来ますが、
1クールアイドルアニメとしては、やはり窮屈な印象。


新ライバルキャラとしてウィーン・マルガレーテが出現。
{netabare}ウィーン関連で、かのん{/netabare}と絡む意外性。
前作のライバルユニット・サニパ。よもやの結末に愕然。


μ'sの裏の、ひふみトリオ。Aqoursの裏の、よいつむトリオ。
Liella!の裏の、なやこトリオ。
『ラブライブ!』伝統。スクールアイドルを縁の下で支えるナンバリング優秀モブトリオの系譜。
その内の一人に、ついにフルネーム設定が!
{netabare}新・生徒会会計・七草ナナミ氏。就任{/netabare}おめでとうございます♪


【声優 3.5点】
・桜小路きなこ役・鈴原 のぞみさん……1期生一般公募オーディション落選組からの抜擢。かのん役・伊達 さゆりさんとは接点があり、2期で感動の再会。その点を踏まえて観る序盤。かのきな、尊いです。

・米女メイ役・薮島 朱音さん……嵐千砂都役・岬 なこさんに続く第二のお団子。生放送等では時折ネタにオラオラ~って感じで絡んで来ますが、キャラ同様、怒っているわけではなく、多分緊張しているだけと思われるので、温かく見守りましょう。

・若菜四季役・大熊 和奏さん……生放送で、突如、お団子をドアノブに見立てて回すなど、鮭を捕獲する熊の如くネタに対する喰い付きが俊敏なLiella!の猛獣。

・鬼塚夏美役・絵森 彩さん……元・アイドルグループ経験者。「オニナッツ~♪」と、なこさんとは対照的な四角い顔立ちでネタに絡んで行く振る舞いも手慣れた物。

おっとりした鈴原さんを除けばネタに薪をくべてややこしくする新入りばかりなので、
結局ネタにツッコミを入れて事態を収拾するのは、なこさんだけという構図は変わらずw


作中でも、新人にネタの千本ノックを浴びせる鬼の音響方針は相変わらず。
ライバル・マルガレーテ役の結那さんも元ガールズバンド・ボーカルの歌唱力を期待しての起用で、演技はたどたどしい面も。


【音楽 4.0点】
Liella!の新曲。テクノポップな「ビタミンSUMMER!」
大江戸?お祭りソングの「Chance Day, Chance Way!」
と変化球のインパクトはまずまず。が直球のインパクトはもう一つなのは1期と変わらず。

むしろライバル・マルガレーテによる妖艶なミュージカル風の勝負曲「エーデルシュタイン」の方が直球で良かった印象も。

Liella!の楽曲パワーについて思うに、コロナ禍の影響が挙げられると邪推します。
今、“2.5次元”ライブ会場でも、コールが禁止され、クラップ(手拍子)で代用するヲタ芸が定着。
楽曲もコールを煽るより、合いの手を促す編曲傾向が2期でさらに強まっている感があります。
特にクラップをアレンジしたOP主題歌「WE WILL!!」などは顕著です。

クラップ曲もアガるんですが、やっぱりコール曲のテンションには勝てないんですよね……。

Liella!にも一度で良いからコールで思い切りブチ上がるステージで歌わせてあげて頂きたいです。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 15

lumy さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

焼き肉のたれ。

1期視聴済みです。
ちなみに、1期の評価は★4.2でした。
うーん、1期から2期にかけてこんなに★の評価が
下がったのは初めてかも。

やっぱり、人数が大幅に増えたことは良くなかったです。
もともと大味なシナリオだったのが、
人数が増えたことでさらに大味になってしまったような
感じでしょうか。
相変わらず、リエラの中の人たちは和気あいあいとして
微笑ましいのですが、
アニメのキャラ設定を9人分描き切るとなると
ラブライブのパワーシナリオでは対応できていない
かもしれません。

ラブライブシリーズは、スーパースターが初めてだったので
もしかしたらこーゆう感じなのでしょうか。
焼き肉のたれは、万人受けするおいしさですが、
さすが毎日だと飽きてしまうものです。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 14

さとう さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.5

ラブライブ史に名を残す究極の駄作

兎にも角にも脚本が絶望的に稚拙。
1期の悪いところ反省する気があるのか?と言わざるを得ない。しかもキャラ描写に至っては1期で問題点だった特定のキャラへのヘイトチャージがさらに悪化。ずさんな設定に関しても相変わらずで新ライバルの存在感の薄さやライブシーンの微妙さも引き継がれていました。
脚本も作画もあのレベルから改善できない限りはラブライブシリーズはもう終わりかな。

追記 断念したものの炎上したらしき最終回をきっかけに残りの話も見てみました。評判が悪いのも納得せざるを得ない。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 8

59.4 45 2022年夏(7月~9月)アニメランキング45位
東京ミュウミュウ にゅ~♡(TVアニメ動画)

2022年夏アニメ
★★★☆☆ 2.9 (47)
140人が棚に入れました
ごく普通の女の子・桃宮いちごはある日、密かに憧れていた学園のアイドル・青山雅也とデートをできることに! 待ちに待ったデートの日、突然まぶしい光に包まれ、猫が体の中にはいってくる夢を見て以来、猫の耳やしっぽが出てきたり、行動もなぜか猫っぽくなったりして……!? なんとそれは「エイリアン」が寄生した生物「キメラアニマ」から地球を救うためにイリオモテヤマネコのパワーを使える「ミュウイチゴ」に選ばれたため!ほかの4人の仲間を探し出し、地球の環境を汚染しようとするエイリアンを止め、青山くんを、みんなを守らなきゃ! 合言葉は……「地球の未来にご奉仕するにゃん♡」

大重 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

懐かしいですが完全に少女漫画ですね。作者が亡くなられていたとは

どういう経緯でアニメ化したのかは良く知りませんでしたが…。
今年漫画家の訃報が多すぎじゃないか、ということで挙げられていた方だったので、亡くなられていたのは知りませんでした。
なんだか最近悲しい訃報は多いですね、本当に…。
いやとりあえず気を取り直して。

まあ本作は昔アニメになっていましたね。
セーラームーンとかの流れで、少女漫画原作でも女の子がエッチな格好で戦うアニメには男の需要もあったようです。
今もプリキュアに繋がっているわけで、その間を繋いでいた一本だったのかと思います。

まあ私はあまりこのジャンルは好きではないので断念です。
やっぱり少女向けは絵にエッチさが足りないんですよね。

イケメンがあれこれ出てきて、あっちとこっちとキスするところは、まあ少女向けだな、という感じですが、男が見るとちょっとですね。
ビッチっぽい。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 2
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

無難な女児アニメ

{netabare}
皮肉でも何でもなく深夜のプリキュア。
当時朝アニメで見てた層に向けてるから深夜放送なんだろうけど。
(それでも新規層獲得のために朝に放送しても良かったのではと思わなくもない、最近女児アニメが少ないし)
旧作未視聴だからよくわからないけど、多分ストーリーも旧作をなぞっているのかな...? 少なくともキャラは同じで。

ノリは古め、完全に女児アニメのノリ、作画も一世代前ととにかく流行からずれているような作品だけど、どこか懐かしさがあって嫌いじゃなかった。
ストーリーは薄め。毎回日常パートをやったあとに敵が現れて全員で倒して終わりのワンパ。だけど、女児アニメだしそれで良し。
プリキュアも含め、女児アニメの戦闘シーンはさすがにそんなに面白いとは思えないけどお約束だしね。それに戦闘パートよりもどこかぶっ飛んでる日常パートや恋愛パートに主に尺が割かれていたから基本的に大人が見ても退屈しない作りで良かったと思う。青山くんの頭のおかしさ好き。

敵自分たちの星がだめになったから地球に侵略に来た設定だけど、その部分の回収はまだ特になく。
絶滅生物というテーマを扱った作品でもあるのでその辺りを上手く回収してくれるとストーリー性があって評価したくなるけど、その部分は2期に回す感じかな。だから、2期の最後のまとめ方には期待してる。

これ好きな人はプリキュアも見た方がいいと思う、いや、これ見てる人はさすがに見てるか...?

↓1話毎メモ
{netabare}
1話 ☆9
ファッとして桃源郷みたいな曲名だな。
やっぱ女児アニメのノリ好きだわ。絶滅危惧種題材の作品とは珍しい。
急にセリフのIQが50ぐらい上がってそう。
そうはならんやろ。生身で避けられるのすごい。見た目より重いw
ゆっくりかな。

2話 ☆7
勝手にそんなもん注入されるの怖いな。この古臭いノリ好き。
自分の分もある辺り完全なパシリではない。
レタスって虐められてそう呼ばれてるかと思ったが本名か。
人も乗っ取れる? 話はこれ系のテンプレなぞってる感じだな。

3話 ☆8
こいつらも宇宙人か? はよ付き合え。良くも悪くも女児アニメだなこれ。
絶妙に可愛くない子来たな。きっしょ。
こいつらもうそんな雑魚キャラ扱いなのね。
結構恋愛要素いい感じでは。

4話 ☆6
古臭いノリだ。ホモ。この少女漫画感w てっぺんか?
演技審査主人公不合格だな。猿芝居やめろ。歌あんまりだな…。
演技もだけど。帰るのはっや。
割り込み参加して歌い出したり優しいんじゃないのかよw
まあ狼だから一匹狼なのね。
「うざいわ」の言い方、声のトーンがガチすぎるんだよw

5話 ☆6
ぷりん嫌い。結構ガチで投げてるの草。
声優どう考えてもみんとの方が上だぞ。
ミュークルかな? ざくろだけ仲間になるの遅いなw
この緑男ほんとキモいわ。

6話 ☆7
このうざいわ聞くたびに草生えるからやめろ。
出前誰も頼んでなかったらどうするw 道連れ成功じゃん。
とうとうばれた?

7話 ☆6
ブンドルブンドルー! 何の成果も得られませんでした!
正体バレない世界かw ざくろ怖いわほんと。
エイリアンは絶滅させる。バレる世界観なんか?w
バレても言うて困ることないやろ。
今回はデータ収集だけが目的で倒す気はなかった?
いや引っ張らなくても…もうバレてることにしろよw
いちごどこ行ってんってなるやろ。

8話 ☆6
東京湾で泳ぐのか…。浮気するな。
レタス抜けたキャラなのかしっかりキャラなのかよくわからんな。
失敗とは。ザクロの顔めっちゃ崩れてたな。これ死ゾ
よぅわからん覚醒 ナルホドネ データ系キャラは無能
最初のカマが1番強そう。粉塵爆発って知ってるか?

9話 ☆7
確かに忙しそうだけど学校行ってるイメージは無い。
留学の話どこ行ったし。青山くんw 荒ぶる工事員
なんで二人がかりやねんこの役 敵久々にこいつだな。
そろそろバレろや。青山くん骨何本か持ってかれてそう。
そろそろ正体ばらせ。酸欠早くね?青山くん鈍感すぎや。

10話 ☆5
浮気現場。青山くんとかいうやべーやつ。これ隠喩か?w
無責任な白金くん、サイコパス。やましいことありますよ感満載。
ヤッパリアノコガイナイト なんで服着た状態に戻るんだよ!
どうでもいい引きやめろ。

11話 ☆7
前回もこんな展開だった気がする。オマタセ 地球への警告か?
結構食らってて草。青山くんのライバルの猫
サンドイッチなんか食ってないではよいけ。
自分の星の代わりを地球に求めるのに大気汚染起こすって何がしたいん?
こいつらに都合のいい環境とは違うってことか?はい信号無視。
からの不法侵入 最後の盛り上がりは良かった。
こんな状況で外出禁止指示でてないんかよw

12話 ☆8
モスラかな? ミュウアクアってなんだっけ? 無能3人組。
いつもきわめて小さい事象起きてそう。
二人の関係についてはいい感じにしまったな。

曲評価(好み)
OP「Cat!! してSuperGirls」☆5.5
ED「トキメキ☆イチゴいちえ」☆8
6話挿入曲「私を呼ぶ声」☆5
12話挿入曲「my sweet heart ~にゅ~♡Ver.~」☆7
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/04/20
♥ : 7

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

転んでキスするのは女児向けマンガ。深夜アニメで大丈夫かな?

 22年夏アニメの中にあるので見ました。沿革もスタッフも全く知らないで見ました。2話見た後ちょっと調べたらリメイクらしいですね。

 転んだ時に胸に顔を埋めるか揉んでしまうのが、少年マンガまたはオタクマンガ。キスするのが少女マンガです。したがって本作は少女マンガだと分かります。だから、雰囲気的にはプリキュアですね。2話が友達回でしたし。

 キャラデザは少女マンガ的系譜で華やかで露出もあるけど守るべきところはしっかり守っている感じなので、本当に女児向け少女マンガですよね。

 動物保護のテーマ性があるのかないのか。敵とはいえ、バトルしていいんだろうか?と思ったら一応本体は生き残るんですね。ここのテーマ性がちゃんとあれば見られるものにはなると思うのですが、これがないならちょっと厳しいですね。

 人間の味方をしていいのか?という問題まで行き着ければなかなかだと思います。生命の絶滅は人間の責任とすれば、ですけどね。各年代のカタストロフは火山だったり、隕石だったりいろいろみたいですから。

 要するにテーマがあるか萌えがあるかがイマイチ分かりません。深夜アニメのニーズにマッチするか、ですね。私はまあ多分見ませんけど、テーマがあるか、闇墜ちがあるなら見るかもしれません。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 6

58.9 46 2022年夏(7月~9月)アニメランキング46位
むさしの!(TVアニメ動画)

2022年夏アニメ
★★★☆☆ 2.8 (29)
120人が棚に入れました
『浦和の調ちゃん2期』にあたる作品となる。
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.1

どこの、なんのPRがしたいか全く不明。セリフの説明だけでは…

1話 浦和の調べちゃんの続編ですね。名前変えるならそれっぽく表現しないとわからないのでは?「むさしの」って題名イメージ湧くんでしょうか。

{netabare} 浦和がさいたま市にあって、しかも「むさしの」は埼玉のことだと思う人っているでしょうか?武蔵野市は東京だし、旧武蔵国も東京都と埼玉県を含みますから…武蔵境、武蔵新城などの駅も東京だし。武蔵野丘陵国営森林公園の俗称は森林公園で、しかも熊谷とかだし…うーん。PR下手すぎ?だから「さいたま市」はイマイチ…まあ、それが味なんでしょうね。

 今初めて気が付きましたが、登場人物の名前って、旧浦和市の地名なんですね。で、今回は大宮含みみたいですね。写真で大宮駅の多分西口が写ってましたけどわかる人いるかなあ…

 ご当地アニメなのに、肝心のプールの名前「沼影市民プール」はぼやけた写真だけで、テロップも出ないし。題名の「海水浴」で埼玉に海はねーというギャグなんでしょうけど、それは伝わらないでしょう。
 水着回の価値もあまり見いだせませんし、部活の話されても…それ、説明いりませんか?

 で、今回は浦和を飛び出して関東へ、ってあるので公式ホームページのストーリー見に行ったら「準備中」でした。

 EDの体操もなんかすごいですね。1期の「新幹線はとまらなーい」より更に脱力系です。

 うーん。やる気が無いのが個性?もはやシュールですらあります。メタ的には面白いので確認しますが、アニメそのものとか、PRアニメとしてどうなのよ?{/netabare}



2話 そうか大宮が入れば鉄道部が活きるか。

 大宮と言えば北の玄関。上野、東京から北に向かう電車はほぼ全部とまります。旧大宮操車場、大宮総合車両センター、D51の展示、そして、なんといっても鉄道博物館がありますね。だから鉄道部かあ。ライバルっぽい子達は大宮の高校でしょうね。



最終 女子たちが騒いでいるだけの甲子園でほぼ尺を消化。どこの、なんのPRがしたいのか全くの不明。

 鉄道をモチーフにしたなら、鉄道をクローズアップするだけでもフォーカスする内容が分かりやすかったのに。鉄道博物館と大宮周辺の鉄道を、写真をバックに可愛い女の子が紹介するだけのほうがまだ見られたかも。あるいは飲食店巡りでもいいですけど。

 うらわの調ちゃんの方がまだ話があった気がします。EDも良かったし。アニメなのにセリフで済ませようとしたのが、敗因でしょう。さいたまについて内容が頭にまったくしみ込みません。







 

投稿 : 2024/04/20
♥ : 6
ネタバレ

TaXSe33187 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

なんかすごい

5分アニメ?3分?
なんか埼玉だかなんだかの地元ネタをやるのかやらないのか…なやつ
棚に入れる時に知ったけどこれ何かの2期なんだね

1話2話をまとめて観たけど、なんかこう…なんとも言えない…
この短い時間を完全に持て余してて、無言の時間がやけに長い
2期ってことはこれを持ち味に何かしら好評を博したのか…?

{netabare}
途中に挟まる地元ネタの場面で完全に無言になるのはなんなんだろう…
普通に画面上に書かれた内容を読み上げるとかすればいいのに
画面はほとんど動かず、キャラは喋らず、作画は弛く、というか実写背景
今まで虚無を感じるアニメも割と観たけど、「虚無を観た」と言えるアニメは初めてかも
つーかこれほぼ動かねーし根本的にアニメじゃねーな
どころか紙芝居にすらなってねー場面が大半
{/netabare}

短いので視聴は継続
やべー空気だけで全てが構成されていて逆に惹かれてしまう
ただしオススメはしない、というか何もオススメできる要素はない
クソアニメを楽しむ向きとしてもツッコミどころすらないので、そっち方面の需要も微妙かな…

視覚的にも聴覚的にもとにかく情報量がないので困惑以上の感情が芽生えない
これ見るくらいならお湯注いだカップ麺を凝視するほうが同じ時間をより楽しく過ごせそう

投稿 : 2024/04/20
♥ : 3

ミュラー さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

取り上げない方が良いかもしれない

埼玉ローカルで放送の5分アニメ。
いったい何のために製作されたのか、全く分からないアニメ。
画面には女子高生の顔が大写しにされ、口がパクパクしているだけのアニメ。
紙芝居の方がよっぽどマシ。
埼玉県内の女子高生があつまってクイズをやっているようなのだが、
アニメを見ても何をしているのか全く伝わってこない。

極めつけはエンディングで、いきなりうさぎちゃん体操とか始まるのだが、
マイクラみたいな2頭身ドットキャラがなんだか動いているみたい。
体操しているのかどうかも分からない。
やる気のないアナウンスと伴奏が流れて、毎回いきなり途中で切られて終わり。

見ていても何も分からないのも凄いが、かなり狂気に近いものを感じてしまう。
これで出演声優が超一流というのだから、恐れ入る。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 8

58.2 47 2022年夏(7月~9月)アニメランキング47位
ブッチギレ!(TVアニメ動画)

2022年夏アニメ
★★★☆☆ 2.9 (58)
146人が棚に入れました
侍が日本を支配していた時代…… 新選組は何者かの手により一人を残して全滅してしまう ―― 新選組の替え玉として選ばれたのは7人の罪人 京都の治安を守るため 極秘の替え玉作戦が実行される 咎人よ、誠を背負え――

大重 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

なかなかぶっ飛んだ幕末もので面白そうでもありますが…好きではないかも

新選組が全滅したのを、死刑囚を代役に復活させると、なかなかインパクトのある開始です。
武井宏之原画も良い感じで一応面白そうとは思いました。

ただ、すごく面白そうかと言えばそこまででもないですね。
主人公がガラが悪くてあまり好きなタイプでもない。
いちいちうるさいです。

そのせいですかね。どうにもハマりきれない感じは。
面白さはあるので見たい気持ちもありますが…
正直ちょっと面倒な気もします。本数次第ですね。

途中感想
やはり本数が多く断念しました

投稿 : 2024/04/20
♥ : 2
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

替え玉の理由と最終回に???全体的には面白いんでしょうね。

 替え玉の設定必要だった?新選組の歴史改変ものって普通にある気がするんですけど。たしか、沖田総司が女性だった設定ってつかこうへいの「幕末純情伝」でしたっけ?

 途中で見なくなって寝かせておいて、最終回が面白そうだったらみようかなとおもって、見たら{netabare}安倍晴明??? {/netabare}ウーン、としか言いようがありません。

 数話ポチポチと見た感じだと、キャラデザとかエピソードの内容とか作画・画面作りとか悪くないんですけどね。ただ、新選組のバックボーンとして違うキャラ付けをして、何の意味があるんだろう?という感覚に支配されてしまいました。

 裏新選組とか、違う組織にしたほうがまだ感情的に乗れたかもしれません。妖刀とかいろいろありますけど…うーん替え玉設定を全然シナリオにいかせてないですよね?いや、エンタメとしては面白いかもしれませんが、新選組があまりにメジャーすぎです。

 22年秋は沢山作品がある中、アマプラだったので実は5話くらいになって「あれ、見てなかった」と気が付いた作品で見るのが面倒になったという不幸がありました。ちょっと時間をおいて新選組の替え玉設定を忘れてみたら面白いかもしれません。

 一応最終回とか飛ばし飛ばし確認してますが、ステータスは「途中で断念」でしょうね。じっくり見たら面白いかもしれませんが、あらためて再視聴しようと思って数話で気力が切れたので一旦断念で。





以下 初回視聴時の1話目のレビューです。

 藤堂平助が新選組の立て直しというとちょっと違和感がありますが、まあ、個々のキャラは設定なのでしょう。日本国という意味での国という概念も当時は坂本龍馬くらいしか持たないという事だったので、仮面の侍たちが国のため、と言っている点には興味があります。

 山南をさんなんと呼んでいるのが珍しいですが、実際、やまなみなのかさんなんなのかはっきりしないみたいですね。沖田=美少女の流れは正統派です。個人的には斉藤一が好きなので、沖田のライバルでそのうち美少女で登場してくれると嬉しいです。

 チャレンジングなアニメは嫌いではないし、サムライチャンプルーみたいなヒップホップ時代劇というハチャメチャな成功例があるカテゴリーなので、違和感は楽しめばいいのでしょう。

 本作は最低3話、できれば最後まで追って、国という概念をどう拾うかの深掘り具合で判断したいです。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 7
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

無難なアニオリ作品

{netabare}
新撰組の替え玉の武士たちが鬼相手に暴れる話。
これと言っていいところもなく、かといって悪くはない何とも言えない作品。

史実に沿いつつストーリーを展開していく形式の歴史モノは結構好きだけど、これは結局新撰組云々よりも、ただただ雑面の鬼という架空の存在と戦う普通のファンタジー物になってしまって、新撰組の替え玉と言う個性的な設定があまり活きていなかった感。
敵を架空の存在にするのではなく、史実通り敵を長州藩薩摩藩にしてファンタジーバトルものにした方が面白かったんじゃないかなと思う。
これだと劣化鬼滅の刃にしかなってない感。

それに、雑面の鬼たち、あんな特殊能力を持ち合わせてるなら攘夷路線も現実的に見えるし、あそこまで悪役のように描かれていたのも少し違和感があった。
桂小五郎とか、出したはいいものの結局名前を出しただけでキャラとしてあまり扱えておらず、よくわからないまま仲間になって、何がしたいのかも分からず終わっていったし。普通に仲間になるならアキラとの関係性にも面白みがない。
キャラも一番星とアキラとサクヤ以外はあまり印象に残らず。
前半の方は全員満遍なく活躍していて良かったけど、後半になるとツキトと一番星の関係性ばかり重視されて他のキャラの出番が一気に減った。

良かった点。
こういう複数人で何かミッションをこなすジャンル(こういうジャンルなんて言うんだろう)は結構好きなので何も考えずに見たらそれなりには楽しめた。
戦闘もそれなりには凝っていて面白かった。
少なかったとはいえ所々、史実に絡んだ話もあったのは良かったと思います。
ツキトと一番星の対立に関しても長い話数にわたって丁寧にやっていて最後は上手くまとまっていたかなと。殺してほしくはなかったけど...。

↓1話毎メモ
{netabare}
1話 ☆6
新撰組か。 朝倉っぽいキャラいるな。水落は生存フラグ。上弦の鬼?
てか主人公側にこんなクソジジイが。このじじい絶対好きになれんわ。
金髪から刀受け取ったら仮面暴徒化するのね。分かりやすい。そんな簡単に戦えんのかよ。実写並みの作画。ボカロ臭いED
親殺された回想あっさりしすぎなのと、1話から早速何も無く剣扱えるのも王道としては物足りないかな。
お面と初めてであった時の反応も親の仇ということが感じられない。

2話 ☆7
佐久間象山w 本名そのままか。有能SP キャラデザが寒いわ。
これファンタジーものと思ってたけど、幕末ものがしたいのか?
時代劇として結構いいな。

3話 ☆7
簡単とはw 写真が残ってる人物の話となると最近感があるな。
似てねえ。ハゲ。トモダチゲームでみた。わざと誘き寄せたのか。
てなると桂は替え玉? 桂小五郎死ぬの? さすがにね。

4話 ☆6
新撰組こそ奇襲してんだろw 矛盾してね?
拷問ぐらいこの時代なら普通だろ。変に美化せんで欲しいわ。
鬼滅狙いかやっぱ? そういや鬼がどうこうの設定あったな。
お前らも利用したよな? あんまり面白くはないな。やっぱ兄かよ。

5話 ☆6
鬼滅かな? 誰やこいつ。この頃まだ隠れキリシタン滅んでなかったんか。
結構やばいことやってて草。幽霊さん。
仲良くなってるじゃんこいつら。今更だがEDクソダサいな。

6話 ☆5
このじじいとデブ寒いからいらんわ。
やなんでこいつら置いておいてどこかに行く? ガバガバかよ。
1話じゃさすがにこいつに感情移入できんわ。草。
せっかく新撰組の替え玉という面白い設定があるんだからそれにもっと重きを置いて欲しいな。

7話 ☆6
銀髪の子やっぱ可愛いな。じじいとデブ結構影薄いな。
お母さんかよ。痛そう。ペラペラ喋る。池田屋事件

8話 ☆6
死にません言ってるわりに助かる率低くて草。
池田屋突入もっとちゃんとやれ。火薬しょぼいぞ。
こいつら禁断の恋してるんかよw そして部下を見捨てるw
作画回かな? 唐突に庇うの草 そんな流れなかったじゃん、見せ方下手だわ。雑だわ。兄は何がしたかったんだ。

9話 ☆7
褒められてよかったと言っても火事止められてないよね。
桂と完全に馴れ合ってるの面白くないなあ。
この時代ならそれが普通だよな。まあ殺そうとしてたなら仕方ない。
誰やねんこいつ。そういやおったな。こ
の立ち位置を坂本龍馬ではなく佐久間にしてるのは評価する。草。

10話 ☆8
いきなり歴史物っぽくなったな。発音酷すぎて共感性羞恥あるわ。
you are demonww アメリカ船襲ったって事実どうもみ消す?
いや速すぎんだろ。下関戦争かな?
長州雑面双方に策略あって面白いね。兄弟の話も面白くなった感はある。
けど他国に対応する為と言うなら雑面も別に悪くないのでは?

11話 ☆6
この力あるなら欧米と渡り合えるだろうし攘夷もありやろw
特に何も無く仲間になってしまう桂さん。ツキトなんかギャグみたいで草。
蔵面達が完全な悪役のように描かれてるのが少し違和感ある。

12話 ☆7
この骨なんか草。蛤御門の変? 謎に死ぬ金髪。
将来的にこいつら敵対するだろ。

OP「1番光れ! -ブッチギレ-」☆7
ED「断罪デモクラシー」☆4.5
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/04/20
♥ : 7

56.7 48 2022年夏(7月~9月)アニメランキング48位
KJファイル(TVアニメ動画)

2022年夏アニメ
★★★☆☆ 2.8 (15)
53人が棚に入れました
20世紀初頭から世界各地に突如出現し始めた個性豊かな怪獣達。 当初は抵抗を試みた人類であったが、 その巨大な力を前に、 完全なる駆逐は不可能であるとの結論に達し、 怪獣を監視・分析することに叡智を集結させた。 そして誕生したのが国連怪獣監視団(通称:クーロンズ)である。 不屈のリーダー海堂勇一郎事務局長を筆頭に、 怪獣生態学の権威である小林丸兆治、 怪獣機能分析学の才媛クレア・コールマン、 怪獣防災学の異端者ケニー御子柴、 対怪獣戦略学の貴公子ニキータ・タルコフスキー、 怪獣言語学の道を切り拓いた新世代ルル・ドゥ・ピカード、 そして怪獣生命科学の重鎮ギレルモ・マルケス。 怪獣科学のエキスパートたちが数百体にも及ぶ怪獣達を監視・分析し、 怪獣と人類が共に生きる世界を模索し続けるのであった。

56.1 49 2022年夏(7月~9月)アニメランキング49位
森のくまさん、冬眠中。(TVアニメ動画)

2022年夏アニメ
★★★☆☆ 2.7 (17)
49人が棚に入れました
「ノワと番になりたい!」 森で暮らすクマのノワは、子犬を拾った。 アイリと名付けて大事に育てることに。 初めての子育てに右往左往しつつも、アイリは素直で優しい子にすくすく成長。 2人仲良く暮らしていたが、ノワにはある悩みが…。 それは、もうすぐ冬眠の時期なのに、アイリが乳離れしてくれないこと! こんなに甘えん坊で大丈夫だろうか…? 不安な気持ちを抱えたまま、どうにか冬ごもりを始めて数か月。 胸に違和感を感じて目を覚ますと…目の前には大きな成犬が!? もしかして…あのアイリ!? 乳離れできないワンコ×親バカなおっとりクマさんの 癒し系ケモミミBL登場?

レオン博士 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.6

ずっと冬眠してて

【紹介】
熊が擬人化した男性が犬が擬人化した少年を育ててたら懐かれてそろそろ親離れしないといけないのに離れられずに同棲生活が続くようです
低質なショートエロアニメで釣って契約(プレミアム版)すればもっとそういうシーンが見れますよっていういつものアニメフェスタ宣伝ショートアニメ

【感想】
ずっと発情しっぱなしのBLアニメです
そういうシーン見たい人以外は見なくていいです

私はBLアニメでも楽しめますが、これは全然ダメです
BLってイケメン同士が絡めばいいってものじゃなくて、キャラクターの魅力がしっかり見せられて、二人が引かれあうまでのストーリーがあって、そういった土台があるからこそ萌えられるんだと思うんですよね
そういうバックボーンが何もないのにただ発情してるところを見せられてもBL好きは満足しないでしょう

音楽ほぼありません、シナリオありません、設定が雑です、作画も低質で最低限崩れないようにしてるくらい、顔もカッコよくなくて全くキャラに魅力ありません

完全にブレーキが壊れたBLアニメです
獣耳つけた男性同士の絡みだけ見たい女子には最高かもしれませんが、それ以外何もない作品なので、そういうシーンに興味ない人は見る必要がありません

投稿 : 2024/04/20
♥ : 12
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4

久々にマジできつかった僧侶

{netabare}
これ僧侶枠の中で一番きつかったかも。
いや、きつくてもコメとか実況あったら面白いから切ったりはしないんだけど...w

1話から最終話までずっとホモホモしてるだけで終わってしまった。
BLしてるだけで特に内容がないので書くこともないです。
ストーリー性も皆無だったかな。
BL好きな人には受ける...?
5話のサブタイの〇首保護計画にはさすがに笑ってしまった。

↓一話毎メモ(何も書いてない)
{netabare}
1話 ☆2
謎タイトル。くっそBLだなw これはきっつい。あのさぁ。
一話で冬眠終わるのか。

2話 ☆2
きっつ。成長速くね。キスしちゃったじゃねえよ。

3話 ☆2
ホモしてるだけだな。

4話 ☆2
倦怠期か? きっつ。近親相姦モノですか...。

5話 ☆2
サブタイで笑わせに来るのやめろ。なんか草。

6話 ☆2
いつまでそれやってるねん。初ED

7話 ☆2
このホモ臭い声とノリ。マジできつい

8話 ☆2
獣のままでいろ

9話 ☆2
これで泣かないとダメなの? ホモ臭い声やめて。

曲評価(好み)
ED「繋いだ手とぬくもりと」☆5.5
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/04/20
♥ : 1

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

耐性がないとキツいかも

童話チックなタイトルからの内容は美少年及び美青年に擬人化された動物達のBLモノでした。

その手のジャンルに耐性のある人なら絵柄は悪くないし、声優の演技も良好な方なので見られるかと思いますが、いかんせんBLなので苦手な人には直視するのもキツいレベルだったかなと。これで他の僧侶枠の通常版同様に抑えているのが驚きでプレミアムにしたらと想像するとエグさが半端なさそうですね。

良い悪いというより、合うか合わないかで左右される作品かと思います。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 2

50.6 50 2022年夏(7月~9月)アニメランキング50位
シュート!Goal to the Future(TVアニメ動画)

2022年夏アニメ
★★★☆☆ 2.2 (44)
110人が棚に入れました
元掛川高校のキャプテンでありイタリア名門チームでも活躍した“世界の闘将”神谷篤司。今は弱体化した掛川高校に通いサッカー部と距離を置こうとする辻秀人。2人が出会う時、新たな伝説の幕が上がる―
ネタバレ

Takaさん さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.1

今更・・・ifルートかな・・・

無印でアニメ化失敗したよね???
同年10月には、ブルーロックが放映だから前座的な?

1話から作画がヤバイ。
PVからの女性専門家臭も。どの層をターゲットとしているのだろう?
掛川といったら、名物の各校との試合はアリでOK?

12話
{netabare}
決勝は流石に負けたど、左を1日で習得とか辻君天才か!

ケンジは、久保さんのお墓にペプシ備えるだけのキャラなしで登場。
「シュート!」って冠使う必要なく、女性専門家アニメだーね。
{/netabare}

9話~11話
{netabare}
シュート!におけるメガネキャラ鬼畜は継承。
和広より、鬼畜ド畜生キャラだったけど・・・

11話で、トシが登場したけど、森久保さんだと、
森久保さんであり、トシじゃないんだよね。
性格軽すぎな感じだし。

もう、健二も登場させたら???
{/netabare}

6話~8話
{netabare}
闘将神谷をDT呼ばわりとか部員たち・・・

背番号10が欠番も、原作と違うかな。

サッカーの試合をFPSゲームに置き換えるとか、
やはり、「シュート!」って冠不要では?
{/netabare}

3話~5話
{netabare}
平松が、医師やりながらクラブチームのオーナーで登場。

プロやってから、医師とか、やはり天才。
平松出てきたなら、白石は登場しそう。
{/netabare}

2話
{netabare}
主人公のトラウマとなっている小久保が、野間田高校って、どこ?
一応、イングランドのアンダー候補まで行った設定らしいけど、
なら、原作で掛川と所縁のある藤田東高校、清水学苑高校辺りの
特待枠では?
{/netabare}

1話
{netabare}
神谷は引退しているのだろうから、年齢的に35歳ぐらい?

原作だと、遠藤が監督やって常勝軍団維持エンドだったんだけど、
この設定だと、田仲夫妻含め、平松、白石出てこなそうね。

意外だったのが、磯貝先生の推薦と校長らしき人が、
神谷にコーチ打診していたシーンかな?
磯貝先生、年齢的に定年していたのかと・・・
{/netabare}

投稿 : 2024/04/20
♥ : 3
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.6

サイコパスサッカーアニメ

【感想】
まだ7話なので暫定の評価です

サッカーアニメとしては何もいいところありません
BLっぽい雰囲気は出てるのでそういう目で見るならアリなのかもですが、キャラに魅力がないのにBL展開だけ見せられても・・・

メチャクチャすぎて逆に面白いのでギャグアニメとして見るといいかも

原作シュートの未来の話でオリジナルアニメのようですけど、原作のキャラクターも何人か出てくるのですが、「これが伝説の〇〇監督・・・」と言ってみんなで褒めてるけど、上辺だけのリスペクトに加えて雑な話の展開で原作キャラの栄光を穢しているように思います

サッカーの動きが全然できてない作画が酷いですけど、話もメチャクチャでキャラクターのセリフや行動が何もかもおかしくてサッカーのこと何もわかってないのかな?
2話は特に酷くて、サッカーの試合よりもBLっぽい空気を出すほうが大事みたいです

【おかしなところとか、微妙なところとか】
{netabare}
・試合が××× 
走り方が変、姿勢が変、けり方が変、どこに蹴ってるの?、キーパーの飛び方が変、ドリブルが変、ディフェンダーかわすときの動きが変、ディフェンスがぼーっと立ってるだけで何もしてない、フォーメーションが適当
・動きが変なのをごまかすためか、試合の展開は飛び飛び
・大昔の掛川は凄かった!と力説を続ける風馬君は父親の話にしても何十年も昔の話ばっかりでおかしい、どこ見てサッカーしてるの?
・キーパーするときに目をとじていたらどこにボールくるかわからないでしょ
・辻君のシュートは見た目は普通のシュートにしか見えないし他の子のシュートと違いがないけど何がそんなにすごいの?
・シュートがとれる気がしないって言ってキーパーの心おれてるけど、メンタル弱すぎませんか?
・みんな自信過剰で人を見下して挑発して怒って人のせいにしてばっかり
・EDアニメのクネクネダンスは何? 気持ち悪い
・2話の小久保君は本当に気持ち悪いし、サイコパスすぎて怖い
・こんな試合、練習にならないですよって言って試合放りだして勝手に帰る相手チーム
・野間田戦の後に辻君が全員から責められてるけど、点とるチャンスも辻君以外誰も作れてなかったし、誰も活躍できてなかったでしょ
・神谷監督の指導で「しばらくボールに触るな」と「ボールと常に一緒に生活しなさい」はいいけど、そのおかげでどう上達したのでしょうか?
・お風呂にサッカーボール浮かべて何の練習になるの? お風呂が汚れるだけ
・辻君はもうサッカーやりたくない、サッカーやりたくないのは小久保君のせいってうじうじしていたのに試合になるとみんなを見下しながら指示をきびきび出し始めて勝手だなーって思う
・部員みんな辻君のことが気に入らない感じだったのにいつのまにかチームメイトとして認めている感じに
・風馬君とメガネ君が急に怒り出したと思ったら過去を語りだしたけど、辻君はそんなこと知らないし、なんで部にこだわってるのって聞いてるだけで怒りだして意味わかんない
・部員は足りないしずっとバラバラなのに「目指すは全国制覇」
・先輩2人のチーム離れて戻ってくるの流れがメチャクチャでかなりモヤる
・監督のボイコットした先輩へのアプローチも不自然で、部員を自力で奮起させられないカリスマ性のない監督にみえます
・先輩2人部活ずっと離れてたのに急に試合出て監督の掛け声「掛川のサッカーをやりきれ」全員揃った練習一回もやってないのに掛川のサッカーって何ですか?
・主人公たちも相手チームも何がどうすごいのかよくわからないまま個人技だけ見せられて「すごい」の連発、アクロバティックでごまかしてる
・体育館に集めて合宿の前に男だけの肝試し・・・この回いる?
・プールに全裸で飛び込む部員達・・・飛び込むのは辞めましょう、水掛け合ってじゃれあう部員達、そのまま監督の恋バナに・・・パジャマパーティーか!
・全然絆が深まっている感じがないのに、7話で10番もらった辻君にみんな認めてるぜって顔、肝試しと裸の付き合いで仲良くなったの?
{/netabare}

投稿 : 2024/04/20
♥ : 15
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

今期一のギャグアニメ

{netabare}
80年代か90年代かの作品の続編。(なお原作レイプ)
確実にクソアニメだけど、笑えるクソアニメなので好きなアニメではあった()

サッカーアニメだけど、サッカーというよりもホモアニメの印象しかない。
1話から試合の相手がヤンホモだし、かと思えば途中で身内のメガネもヤンホモ化するし...。本当に誰得なんだw
日常回でホモホモするアニメはよくあるけど、試合中の会話でホモホモしだすアニメとか中々ないんじゃないかw
サッカーの試合ろくに描かずにホモばかりしてるアニメ。
ホモがない試合にしても突っ込みどころしかない。
なぜか急に主人公がFPSゲームの記憶を思い出して、試合中にFPSシーンが入る(あまり重ね合わせにもなってない)し、傀儡師とかいう謎の存在が出てくるしほんとに意味わからん。正体ばれた瞬間よろつきだす傀儡師さんには笑った。
サッカーの試合自体にも、結構遠くにいたはずのプレイヤーが急に近くにワープしてボール奪ったり、わざとハンドをする糞プレーだったり色々突っ込みどころしかない。

ストーリーも酷い。
主人公の言葉に惑わされて転がってるボールをキャッチできない無能キーパー、自分から勝負挑んどいて負けたら退部する魅力0の先輩達、高校生と一緒になってプールや体育館でふざけて起こられる監督...ギャグアニメとしての素質はかなり高い。
絵面も基本的に面白くて、プールで起こられている絵面や、全員で退部届を破っている絵面は本当に面白かったw
あと、絵面と言えばEDの謎ダンス。

実況付きで見ると本当に面白かったので今期5番目ぐらいに楽しめたアニメではあります(いい作品とは言っていない)

↓1話毎メモ
{netabare}
1話 ☆6
出ギスギス。サッカー恐怖症w アオアシかな。1人でもやれや。
煽っていくスタイル。過去の栄光。作画悪いな。
いや、普通にやめたいならやめろや…。
ほも臭い。謎EDダンス。

2話 ☆6
話聞けやこいつw ちゃんとサッカーやってる時点でいいわ。ざっこw
絵ww 自分のこと棚に上げんなw 金髪がホモ臭い。謎FPS
FPSとどう重ね合わせてんのか全くわからん。
普通にやってればいい話なんだけど、セリフとかがホモに寄りすぎててな。
謎ダンスed

3話 ☆4
アオアシの劣化展開? 入らなければとか圧力かけるの最悪でしょ。
事実じゃん手抜いたの。まぁ正直結構王道で悪くないな。
主人公の信念とか。急に泣き出すw
止められないとか言って急に泣き出すのは謎すぎるw
自分から勝負挑んどいて負けたら抜けるのかよw
先輩達客観視できなすぎでしょw 去る者ってこれかよ。

4話 ☆3
揺れる(ED) ほんと茶番だよ。お前が入れ。ブラックかな?
シュート、エクハ、テニヌ、今期のスポーツアニメはギャグアニメばっかだなw ボール手放し取るやん。
しょうもないけんか。赤髪の過去とか部分部分はいいんだけどな。
先申し込んだのにw その発狂がギャグなんだよw

5話 ☆6
なお何もしていない模様。くそしょぼい銃とCGのゲームやめろ
ゲームとの重ね合わせいらんやろ絶対。監督何もしてねえ。
結局頭下げさせてるじゃん。
いや休んどけw 走ってるだけじゃん。なんやねんそのシュートw
最後割とまとまってたやろ。まあ最後は割とよかったかな。

6話 ☆3
またホモか。てっぺんか? 圧力がすごい。
ヨーロッパへの熱い風評被害やめろ。確かにちょっと粗いが。
さすがにラフプレーがすぎるだろw
しょうもない茶番展開挟むなや。はよ4ねやこいつ。
ラフプレー薦めんなやw

7話 ☆3
これ締めどころどうすんの? 絶対盛り上がらなそう。
しょうもない茶番回やめろや。大の大人が何やっとんねん。
キャラ崩壊やめろ。ホモ。
勝手にプール使ったら怒られるだろまた。あのさぁ…。
明日服どうすんねんこれ。脱いでて草。そらそやろ。
ほんま草生えるわ。今回はテニヌより面白いかもしれん。
マジでギャグアニメだろこれ。ほんとは☆9付けたいけどw

8話 ☆3
白いの(意味深)誰でもええやろ。謎死神演出ギャグだろw
監督が指示出せや。謎のボイス草 サッカーよりFPSの描写凝ってるの草
傀儡師とは。棒立ち見えないってなんだよw あとその声ほんと草生える。
いやいやw なんで飛んでるボールに走って間に合うw
そしてわざとハンドのクソプレー また外してて草。
キーパー何ビビっとるねん。マジで面白すぎだろこのアニメ。

9話 ☆2
いっつも崩壊してんな。回想もう終わりかよ。ホモ分断
クッソホモアニメしてて草。ヤンホモ 何も悪いこと書いてなくね?
そうはならんやろ。いきなりクズになるの草。
バカアニメなのにシリアスぶるな。
言うほど赤髪と仲良くしてる感ないよな。謎ギスギス なんでそうなるw

10話 ☆2
めんどくさいホモしかおらんの草。上手く水を避けるボール。
ガチホモに共感できんわ。ストーカーやんけ。

11話 ☆3
作画w 辻にしかパスできないメガネクソ無能だろ。
てかこの客の量はなんだよw プロサッカーの試合か?
応援じゃなくてはよ試合でろやお前。お前こそ何やってんだよ。
なんや今のアイキャッチ 観客見てるぞw
公式試合に途中から参加とか出来んのか? いや退部届破るシーン草。
今の壁なんだよw ぶつかったまま止まってて草

12話 ☆2
隙あらばホモ。技名つけるなw 元カノ。ホモ嫉妬してて草。
止め絵がひでえ。なんであの位置から間に合ったw 今回はネタ成分弱め。

13話 ☆5
ヤンホモ。けどこの手の作品にしてはサッカーの試合まだ動いている方っていうねw 決して良くは無いけど。は? 負けるんかいw
このホモなんだよマジで。
謎挿入曲場面に合っても無いしクソうるさくて草。めっちゃいい曲だけどさw
最後までホモ

曲評価(好み)
OP「アオレイド」☆6
ED「RIVALS」☆8.5
13話挿入曲「夜明け前」☆9
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/04/20
♥ : 7
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