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88.8 1753 マクロスFRONTIER[フロンティア](TVアニメ動画)

2008年春アニメ
★★★★★ 4.1 (3905)
18295人が棚に入れました
西暦2059年。「新統合軍」が擁する戦闘艦と一体化した居住艦を中心に、1000万人以上が住まう超巨大宇宙移民船団の一つ「マクロス・フロンティア」(通称「フロンティア」)は、銀河系の中心部を目指す航海の中にあった。
ある日、近隣で航行中の「マクロス・ギャラクシー」船団出身の歌姫・シェリル・ノームが、コンサートのためにフロンティアを訪れる。同じ頃、パイロット養成学校に通う少年・早乙女アルトは、シェリルのステージの一部であるエア・アクロバットに出演することになっていたが、彼女の大ファンだという女子高生・ランカ・リーとひょんなことから出会う。そんな折、フロンティアへ謎の宇宙怪獣が突如来襲。アルト、ランカ、シェリル、そしてフロンティアの人々は、否応無しに宇宙怪獣との戦いに巻き込まれていく・・。キラッ☆

声優・キャラクター
中村悠一、中島愛、遠藤綾、神谷浩史、福山潤、桑島法子、小西克幸、豊口めぐみ、大川透、小林沙苗、三宅健太、田中理恵、平野綾、福原香織、井上喜久子、西村知道、杉田智和

こなぱんだ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

歌ってこんなに力あったんだ!!

マクロスシリーズを見るのはこの作品が初めてだったのですが、少し用語調べるだけでちゃんと今までの内容も理解できて最後まで楽しめました(*´ω`*)

でもこの作品何より良いのは「歌」ですよね!!

アニメを見ていなかった私でもマクロスFの曲だけは知っていましから(^^♪

作中で使われる歌はどれもこれも最高の曲ばかりでアニソンが好きな方には喜ばれますね☆

実際、マクロスFの曲はカラオケランキングのアニソン部門とかでも上位に見かけぐらいなので(^^♪

でも歌だけじゃなくて、恋愛とロボットとかも見所ですね♪





私の個人的に好きな曲↓

「ダイアモンド クレバス」- シェリル・ノーム
「星間飛行」- ランカ・リー

投稿 : 2024/04/13
♥ : 58
ネタバレ

ストライク さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

美男美女のトライアングル

全25話

ジャンル:SF恋愛ロボットアニメ

今回、再放送があったので2週目の視聴

時は
『超時空要塞マクロス』の50年後
『マクロス7』の14年後のお話
どちらもリアルタイムで視聴済み。

簡単に説明すると
地球を後にした人類が、超長距離移民船で移住できる星を探しに宇宙を旅する途中、
未確認生物「バジュラ」と戦うお話。

一応、初代マクロスと時系列的にも続いていますが、見ていなくても全然問題ない内容。
だけど、「初代」と「7」を見ていれば、歌等でなお楽しめます。

恋愛部分では
男一人に、ヒロイン二人の三角関係は、初代と同じです。
戦い方も
歌で敵を怯ませ殲滅する戦法で同じ。


今回のこの作品は、美男美女で、月9のドラマにでもできるような恋愛物語なので、一般的に受けが良いかと思います。

自分は初代ファンなので、イケメン過ぎるアルトには感情移入できなかったです。
それに、{netabare}初代では、ちゃんとどちらか一人を選んでいるのに、このフロンティアでは、アルトが最後までどっちつかずで、選ばずのEDだったから ガッカリでした
┐(-。ー;)┌ヤレヤレ
なので、個人的には初代の方が好き。{/netabare}

ヒロインの二人は、
少女のランカと、大人っぽいシェリルがいますが、
自分はどちらも好みじぁなかったな~>f(^_^;


映像はCGも力入ってて、文句なく初代とは比べ物にならないくらい綺麗です。

ロボットものが苦手な人でも、歌もありで、今までのロボットものとはまた違った味のある作品なので、一度試しに2~3話視聴してみて判断して欲しいです。

結構オススメです!

OPの「ライオン」 歌 - May'n、中島愛
EDの「ノーザンクロス」歌 - シェリル・ノーム starring May'n
は、どちらも名曲! 
たまにカラオケで唄います^^

この2曲は一枚のCDに入っているので即購入でした!
お買い得w ^^



最後に新作マクロス製作が決定されたみたいで嬉しいですね!

次の新作 期待してますw

投稿 : 2024/04/13
♥ : 54

cross さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

シリーズ伝統の『歌』『三角関係』『メカアクション』の三要素を伝統としているようで配分は絶妙でした。【総合評価:78点】

2008年春から秋、全25で放送された作品。

自分は過去のマクロスシリーズを見たことはありません。
時代背景は物語の年代はシリーズ一作目の『超時空要塞マクロス』から50年後、シリーズ第二作目の『マクロス7』から14年後の設定らしいです。
微弱ながら、前作を見ていた方がマクロスと言う世界観の把握には助かるようでした。
しかし、作中で割りと説明もありますので、前作を見ていなくても十分楽しめるつくりでした。


『歌』『三角関係』『メカアクション』
この三つの要素を伝統としているシリーズのようですね。
自分としては、この三要素の中でも特に作品として印象付けられているのは『歌』の要素ですね。

主人公で軍人となって戦う早乙女アルト
そして、アルトともう一つの要素『三角関係』のドラマを演じるのが
銀河の歌姫と称されるシェリル・ノーム
そのシェリルに憧れて歌手を目指し、アイドルとなるランカ・リー。

このヒロイン二人の『歌』、曲数も豊富でどの歌も非常にレベルの高い仕上がりとなっています。
アニメの随所でこの二人の歌が流れ、特に戦闘シーンでは、綺麗なCGでの『メカアクション』をより盛り上げていています。
この『歌』と『メカアクション』の非常にハイレベルの融合がこの作品の高評価の一番に挙げられる要因ですね。

戦闘シーン以外では、軍人・歌手としての生活を送りながらも普通の学生として日々を過ごしている。
平和な学園生活・華やかな芸能活動の中ですれ違いから生まれる誤解や葛藤や悩みが描かれていました。


三人の三角関係について、一方のヒロインがリードした状態を描いたときは、もう一方のヒロインのエピソードを披露して常に拮抗させた状態で、構成力を感じました。
最終的に作中では、この三角関係に明確な結末は持たせていないため、常にシーソーゲームな三角関係となっていました。
まぁ、これも終わらせ方の手法としてはアリですね。


物語としては、終盤ちょっとごちゃごちゃな気もしないでもありませんが、まぁこの程度ならといった感じです。
作画に関しては、やはりそのCGを駆使した戦闘シーンは秀逸、それを盛り立てる歌もあり最高です!!

キャラクターに関しては、主人公のアルトに関して、他であまり見ない歌舞伎の女形と言う独特のアイディアを活かし切れていなかったのが残念
「父親との確執」「空への憧れ」と言った要素もありましたが、そこまで深く描ききれていなかった風に思え、若干設定だけ多く詰め込んだ感はぬぐえませんでした。
ですが、二人のヒロインの間で揺れ動く様に関しては、非常に繊細に描かれていました。

二人のヒロインに関しても、各々に重い運命も持ちながらも、主人公を直向に想っているのが魅力でした。
両者の性格が大きく違いながらも、歌と言う共通点で互いに切磋琢磨していて、三角関係の敵同士なのに見ていて清々しい関係でしたね。
三角関係と言いますが、良くあるドロドロな愛憎劇でなく爽やかに描かれていたのも魅力の一つでした。



非常にレベルの高い作品でしたので、一度視聴してみてください!!

投稿 : 2024/04/13
♥ : 49

66.7 1753 月のワルツ(TVアニメ動画)

2004年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (11)
60人が棚に入れました
NHK『みんなのうた』で2004年10月から11月末まで放送された。
歌と作曲は諌山実生。作詞は湯川れい子
アニメーションは『ノーゲーム・ノーライフ』『さくら荘のペットな彼女』の監督で知られるいしづかあつこ。本作品は同氏のプロ監督デビュー作である。
先にアニメーション部分が何パターンか作られ、その中の1つからイメージを引き出される形で曲が作られた。
『不思議の国のアリス』をイメージした内容になっており、ジャズワルツのリズムに乗せて、月夜のファンタジーが妖しく幻想的に描かれる。

てけ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

卵が先

NHK「みんなのうた」で2004~不定期に放送。

これはアリスか千夜一夜か。
独特な世界観と三拍子の音楽がマッチしています。

美しく、物語性の強い映像作品です。

萌えやリアルには向かっていません。
おとぎ話の、優しさと怖さが同居した造形が特徴的です。

アニメーションはダイナミックで、曲の緩急によく合っています。

時の逆転をイメージしているのでしょうか、

* 逆さにすると女性の姿になるグラス
* 逆転する時計

と、不思議な世界を演出するギミックも見られます。

5分に満たない映像の中で展開される起承転結。

不安を抱えながらも神秘の船に乗って旅をする少女。
出会いを経て、旅を終え、元いた時と場所に帰還する。


映像も鮮烈なのですが、音楽も素晴らしいです。
アップテンポでジャジーなワルツは、一度聞けば耳に残るでしょう。

私は三拍子が好きなので余計に印象深いです。


……って、順番逆じゃん!
「みんなのうた」なので、歌ありきの映像作品です。

ですが、ここはあにこれらしく。。。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 35
ネタバレ

Dkn さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

みんなのうたは♪短編アニメーションの宝庫(゜レ゜)b

「NHKみんなのうた」で、

2004年に初公開されたアニメーション。

本作がアニメ初監督の“いしづかあつこ”さんは
「宇宙よりも遠い場所」で監督をやられていましたね。

みんなのうたの中でもこの幻想的な曲と
世界観に感動した方は多くいらっしゃるでしょう。
NHKの子供向けの短い枠には映像作家の工夫が詰まった
素敵な映像が数多くあり、目を楽しませてくれます。
みんなのうたもそのひとつですね。

番組自体には民謡や童謡のイメージがありますけど、
ある時期からはオリジナル曲をメインに据えていて、
番組発信でヒットしたオリジナルソングも多く存在します。

10年位前ですがアニメ制作をする方々のお話を
聞く機会があった時にみんなのうたを担当してる
アニメ監督さん達のお話を聞いて、
和洋折衷でバラエティー豊かなラインナップに驚きました。
作り方も様々ですが、曲先行とアニメ先行両方あるとか?

「月のワルツ」も書き下ろされたオリジナルソングで
シンガーソングライターの諫山実生さんが作曲しました。
2009年に再び起用された「虹色ラブレター」は、
虹のアーチを滑るポップなアニメーションが楽しい作品。

反してこの月のワルツは少し恐ろしい雰囲気で始まります。
街頭に照らされた暗い路地裏で オルゴールの音色とともに
始まる物語は 童話の世界に少女を誘う。。。

制作をマッドハウスが担当し、見応えがある映像ですよ。

諫山実生さんの月のワルツが素敵なのは勿論ですけど、
ストップモーションアニメや絵本が動くような
平面的な表現の多いみんなのうたの歴史の中でも
TVアニメ主流の技法・表現法だったことが
今でもファンが多い理由のひとつだと思います。

今回は、そんな他のみんなのうたタイトルも紹介します。

↓《その他のオススメタイトル》伏せますね。
{netabare}
根強い人気がある名作、
「ホネホネロック」「まっくら森の歌」
「メトロポリタン美術館」「トレロカモミロ」
「コンピューターおばあちゃん」

皆が聞いたことある曲なら、
「おお牧場はみどり」「手のひらを太陽に」
「ねこふんじゃった」「グリーングリーン」
「ありがとうさようなら」「勇気一つを友にして」
「北風小僧の寒太郎」「南の島のハメハメハ大王」
「今日の日はさようなら」
「WAになっておどろう ~イレ アイエ~」

有名アーティストの曲なら、
「窓」:薬師丸ひろ子
「ぼくはくま」:宇多田ヒカル
「ありがとう」:レミオロメン
「りんごのうた」:椎名林檎
「愛だったんだよ」:玉置浩二
「地球ネコ 」:平沢 進
「風ぐるま」:小林幸子
「ビューティフルネーム」:ゴダイゴ
「ベスト・フレンド~Best Friend~」:SMAP
「魔法の料理 ~君から君へ~」:BUMP OF CHICKEN
「メッセージソング」:ピチカート・ファイヴ
「桜の季節」:EXILE ATSUSHI
「ブーアの森へ」:忌野清志郎

クリープハイプの「おばけでいいからはやくきて 」は
前クールに話題だったボブネミミッミのAC部が担当。

(まだまだあります。入りきらないので割愛)

菅野よう子作曲の、
「うちゅうひこうしのうた」:坂本真綾

他にも、
「道」「おつかれさん」「ピンクと呪文」
「金のまきば」「切手のないおくりもの」
「青天井のクラウン」「山口さんちのツトム君」
「ぼくとディジャヴ」「赤鬼と青鬼のタンゴ」
「だるまさんがころんだ」「ぼくのミックスジュース」
「ラジャ・マハラジャー」「オランガタン」

アニメーション含め好きなのは
「僕は君の涙」「恋するニワトリ」「風のオルガン」

★お気に入り☆
「以心伝心しよう」
古川タクさんのとぼけた可愛らしいアニメーションと
大城光恵さんの歌声が素敵なのです。 だいすきっ♪
{/netabare}
・・とまあ、一部ではありますが
ファンの間で人気の高いものなどを挙げてみました。
勿論全部なんて把握してないしまだまだ良いのがあります。

公式サイトで紹介されている
“みんなのうた映像祭受賞歴”では、
担当をした気鋭のアート・アニメーション作家の作品が
数多く受賞していることを掲載しています。

《受賞作》

「天の川(てんのかわ)」「Po Po Loouise」
「虹色ラブレター」「グラスホッパー物語」
「TIME~時のしおり~」

映像作品として上記の作品はピカイチ。
この番組はクリエイターのお仕事を観る貴重な場所♪
月のワルツも素晴らしいですが他の作品も楽しい!
それをちょっとでも知ってもらいたかった。

短編アニメーションが好きな方は注目してみて下さい^^

投稿 : 2024/04/13
♥ : 13

91.3 1756 けいおん!! 2期(TVアニメ動画)

2010年春アニメ
★★★★★ 4.3 (7389)
30881人が棚に入れました
高校1年生の春に、軽音部に入学した楽器初心者の平沢唯。部長の田井中律、恥ずかしがり屋の秋山澪、おっとりした琴吹紬の3人とともに、普段の部室でのお茶を中心に、合宿、学園祭、クリスマスと楽しい日々を過ごしていた。高校2年生時には、真面目な新入部員の中野梓を迎え、軽音部2度目の学園祭を5人のバンド「放課後ティータイム」として大成功を収める。そして、唯たちは高校3年の春を迎える…。

声優・キャラクター
豊崎愛生、日笠陽子、佐藤聡美、寿美菜子、竹達彩奈、真田アサミ、藤東知夏、米澤円
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

部長の本気を見せてやるぜぃ~!

日常&ほのぼの系の王様。安定の面白さ。しかし、後半は思わず涙ぐんでしまいます。

第1期は2年間で12話なのに対し、第2期は1年間で24話。一つ一つのエピソードが丁寧に描かれています。
OP・ED・挿入歌とも最高の曲ばかり。そう言えば、『けいおん!』きっかけでアニソン好きにもなったような記憶が・・・。

個人的に一番好きなのは11話。理由は・・・。
何故か分からないけどツボなんですよねぇ。
{netabare}
『暑い!』
唯と紬がスク水になったり、澪と紬が着ぐるみを着たり、唯と律がバケツに足を突っ込んでもめたり、トンちゃんの水槽を取りに行ったり、唯と律が生徒会室に乗り込んだり、全員で部長会議のリハーサルをしたり・・・。たった一日の放課後にどれだけイベントがあるの?
で、色々あったけど、最後は『私クーラー苦手なの忘れてた』ってどういうこと?
{/netabare}

もし、この作品を見始めて、少しでも面白いと感じた方は、長く感じるかも知れませんが、我慢してでも24話まで見て欲しいです。
ほのぼの・ほっこりの連続の後、最後には必ず泣けます。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 104
ネタバレ

mio♡美桜 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

友&愛♡ みんな大好き!

♫彡。.:・¤゚♫彡。.:・¤゚♫彡。.:・¤゚♫彡。.:・*゚♫彡。.:・¤゚♫

原作 - かきふらい (芳文社「まんがタイムきらら」連載)
監督 - 山田尚子
シリーズ構成 - 吉田玲子
キャラクターデザイン・総作画監督 - 堀口悠紀子
楽器監修 - 高橋博行
美術監督 - 田村せいき
色彩設計 - 竹田明代
撮影監督 - 山本倫
編集 - 重村建吾
音響監督 - 鶴岡陽太
音響効果 - 神保大介
音楽 - 百石元
音楽制作 - ポニーキャニオン
アニメーション制作協力 - アニメーションDo
アニメーション制作 - 京都アニメーション
アドバイザー - 石原立也
製作協力 - ポニーキャニオン、ムービック、
京都アニメーション
製作 - 桜高軽音部、TBS
放送期間 - 2010年4月6日 - 9月28日
話数 - 全27話(本編24話+番外編3話)


(以上Wikipediaより引用)

♫彡。.:・¤゚♫彡。.:・¤゚♫彡。.:・¤゚♫彡。.:・*゚♫彡。.:・¤゚♫


私に新たなアニメの楽しみ方を教えてくれたけいおん!
アニメのキャラは愛すべき存在である事を教えてくれた
けいおん!

律、澪、紬、唯にとっては高校生活最期の1年、
梓にとっては先輩方との最期の1年間の始りです。

どんな思い出を残してくれるのか、とってもワクワク。

一言で言えばいつもの彼女達に笑っちゃいます。
いつもの彼女達にホッとします。
そして1期より感動します。
グダグダな彼女達なのに泣けちゃいます。
もうズルいです。

楽曲もさらにパワーアップして聞き応えのある曲がいっぱい。
彼女達らしい元気のある曲、意味不明な曲、心にジンと
くるような曲、素敵な構成になっています。

京都アニメーションが贈る「けいおん‼︎」
青春の宝石の輝きをその目で見て、耳で聴いて、
心で感じて下さい。

いつ見ても、どこから見ても楽しい「けいおん‼︎」
いつもそばにいてくれる彼女達。
大好きです!♡


【mio's café】
視聴済みの方限定ですよぉ♪
今日も美味しい紅茶はいってます(*^^*)

{netabare}
唯ちゃん、いきなりの朝練。
朝起きる時間を間違えたとはいえ、やる時は練習してます。
しかも、必殺技の開発中!
…んっ?

静かな朝の音楽室。
響き渡るギターの音色。
ストロークでの「私の恋はホッチキス」のフレーズ。

いいですね。凄くいいです。

朝の空気の透明感と唯ちゃんの奏でる音の透明感。
なんだか、とっても唯ちゃんとギータの一体感を
感じさせてくれます。

桜舞い散る校舎に始業式で校歌を歌う彼女達。
なんだか、いきなり卒業を意識させる様な演出で、
あぁ、やっぱり彼女達もこの作品で卒業して
いくんだなぁって思っちゃったりもした。

なーんて、しみじみ浸ってるのもつかの間、
1期に引き続き律っちゃん座長率いる

「放課後新喜劇」 が大活躍。

1話のクラス編成のお話から2話のさわちゃん先生の
ギター買取りのお話まで萌え要素あり、笑いありの
怒涛の攻撃なんです。

特に2話「整頓!」は私にとって序盤にして最高でした。
とにかく唯、律がパワーアップしてます。
お片づけのシーンでは澪ちゃんがさりげなく髪を
ポニーテールにする仕草にちょっとドキッ。
細かい仕草なんですけれど、この辺りの山田尚子監督の
魅せ方好きです。

荷物を持ち帰った唯ちゃんに
憂ちゃんの「めっ!」ですよ♡
唯ちゃん「許してつか〜さぃ…」萌え死にしそう…♡
澪ちゃん「姉の威厳まるで無しだな…」あぁぁ…

そしてさわちゃん先生に買取り証明書を追求された後の
みんなで「食ぅ〜え!食ぅ〜え!」の大合唱。

澪、紬、梓まで…
なんですか、これ…

律「ごめんなさい~隠すつもりはなかったんじゃが
余りの金額の多さにオラ気が動転してしもうて~‼︎」
梓「心が汚いですね」
澪「昔からこうなんだ」
律「おまえらに言う資格無いだろっ‼︎」

もうなんなんでしょうか…この三文芝居。
笑いが止まりません。
でもこれこそが「けいおん!」なんです。

1期ではボケ倒しが多かったギャクも2期からは梓が
本格参戦して澪とのダブルツッコミ!
厚みが増してます。
澪ちゃんも何となく心強そう…かな?

4話では修学旅行。
2話に劣らず大好きなお話しです。
修学旅行と言えば高校最大のイベントの1つ。
でもどこに行っても律ちゃんと唯ちゃんはやる事は一緒。
ダブルボケ倒しにあずにゃんのいない澪ちゃんでは
もう太刀打ち出来ませんね。

新幹線の中でも金閣寺でも嵐山でもいつものけいおん部。

修学旅行の夜。
枕投げのシーンは凄くむぎちゃんの気持ちがわかります。
やってみたいですよねー。
枕を確認するムギちゃん、かわいい♡

正確無比なムギちゃんの枕が唯ちゃんの延髄を直撃!
「ボフッ!」スローで倒れる唯ちゃん。
ここかわいい…♡
からの澪ちゃんの顔面直撃!
「むぎゅっ‼︎」
もう、何とも言えません。

そして寝静まった頃の
律ちゃん「リコ…ピーン…」

あのクスクスとなる感覚、何しても楽しい修学旅行の夜。
凄くわかるなぁ。
ムギちゃん笑い過ぎて「ぶた鼻」!
もうダメです…

笑いがツボに入りすぎて咳き込む唯ちゃん。

この辺りの空気感を伝える細かい描写が本当に女性ならで
は素敵で楽しいと演出だと思います。

この後は夏フェスや夏期講習、マラソン大会、U&I誕生
秘話?などなどもう書き出せばキリがないくらいの楽しい
お話やちょっと胸にジーンとくるようなお話の連続です。

特に17話「部室がない!」では終盤の風邪を引いて寝込ん
でしまった憂と唯のやりとりが心に響きました。

「U&I 」
イントロから素敵な曲です。
You & I、う&い(憂)、色んな解釈が出来ますけれど
共通するのは憂ちゃんへの感謝の気持ちを綴った曲
という事。
本当に心に響く曲です。

私はレビューのタイトルで敢えて
「友&愛」という言葉を使わさせて頂きました。

何話をみても笑える、どこから見ても楽しめる!

これこそ、けいおん‼︎なんですね。

でも、そんな彼女達にも確実に卒業の2文字は
近づいて来てます。

最後の桜高祭。

涙無くしては観れませんでした…

今まで何かとトラブルやアクシデント続きだった桜高祭。
初めてまともに出来たライブだったかも。
唯ちゃんの尻もちはあったけど。

さわちゃん先生とクラスメートからサプライズな
プレゼント。
嬉しいですよね。
そして唯ちゃんのMCにジーンと…

おっと、本番のライブはここから!

新曲「ごはんはおかず」から始まっての最後は
神曲「U & I」。
パワフルな演奏と唯ちゃんのグダグダなMC。
ここぞのカメラワークも流石!
でも私的にちょっとだけ不満があるとすればライブシーン
が短いという事かな。

最後のライブもっと見たかったです。

そしてライブの後、夕日の射し込む音楽室。

今日のライブの感想を言い合う5人。
これからの活動予定、来年の活動予定。
自分達はいない軽音部の活動予定を語る
律、澪、紬、唯…そして梓。

5つ並んだカバンのキーホルダー…

「け」「い」「お」「ん」「ぶ」

多くの言葉は要りません。
手を繋いだまま寝ている5人に友情と絆と優しさを感じた
とても素敵なシーンでした。

この後はいよいよ卒業に向けてスピードアップ。
卒業アルバムの撮影や大学受験。
アルバムの撮影では唯ちゃんに笑わせて貰いました。
もう彼女、天才ですね。
今更なんですが…

大学受験ではサクラ咲くのメールを貰った梓の
嬉しさを堪えてる表情がたまりませんでした。

卒業式の前日は大掃除を終えた音楽室でのレコーディング。
放課後ティータイム最初のアルバムの完成です。
そういつものピンクのカセットテープ。
けいおん!のシンボルです。

そして卒業式当日、最後まで本当に笑わせてくれます。
最後まで「放課後新喜劇」です。

最終話は序盤から梓の切ない心の動きがとても表現
されていたと思います。
そして、さわちゃん先生からクラス生徒みんなへの言葉。
黒板に書かれた生徒からさわちゃん先生へのメッセージ。

「消せないじゃない…」

この辺りから涙が止まりません…

いつものゆったりした時間が流れる音楽室。
先輩方にそれぞれ読んで下さいとお手紙を渡して
席を離れる梓。

カバンを置こうとした時、自分と先輩方のカバンの間を
遮る様に置かれていた卒業証書。
今まで堪えていた感情が一気に溢れ出しました…

「卒業しないで下さい…卒業しないでよ…」

見ているこっちまで梓が愛おしくて愛おしくて。
もうダメです。私の涙腺が決壊しました。

ここで梓に桜の押し花を渡す唯ちゃん。
「花びら5枚…私達みたいだね!」
唯ちゃんらしい言葉。

もう、梓に対してこれ以上はない言葉だったと思います。

山田尚子監督、吉田玲子さんブラボー!

最後は梓に贈る曲の演奏。

「天使にふれたよ」

梓の涙で潤んだ横顔…とても言葉にならないくらいです。
素敵と言って良いのかわからないけれど、素敵な作画です。
キャラデ・総作監堀口さん最高のお仕事です。
もう私の涙腺も修復不能でした。

最後はさわちゃん先生、和ちゃんを交えての
「ふわふわ時間」でのエンディング。
やっぱり、この子達にはこの曲ですね。

何気ない日常の中でも確実に育まれる友情と絆。
もう、ありがとうという言葉しか見つかりません。

OP・EDの曲も一段とパワーアップしてます。
OPの「GO! GO! MANIAC」「Utauyo!!MIRACLE」
EDの「Listen!! 」「No,Thank You! 」

映し出されるアニメーションを含めもう凄いとしか
言いようがありません。
オリコン1,2位独占は伊達ではありません。

劇中の挿入歌、BGMも1期に引き続き素晴らしいです。

そして最後に最強モブキャラ軍団。
特に3年2組。
1人ひとり紹介すると大変な事になるので、2期で私が
1番気になったのは「若王子いちごちゃん」です。

ツインドリルにロングスカートのあの子です。
無口でシュールな感じ、しかも「バトン部」に所属。
私としては「たまこまーけっと」に移籍して、
かんなちゃんとコンビを組んで欲しいくらいでした。

私に新しいアニメの楽しみ方を教えてくれたけいおん!
日常のささやかな笑いや喜び、色々な魅力が詰められた
「宝石箱」です。
本当にありがとう。

みんな、大好き!
これからも大、大、大好きだよ!♡


【主な登場人物・出演者】

平沢 唯 - (CV:豊崎愛生)
秋山 澪 - (CV:日笠陽子)
田井中 律 - (CV:佐藤聡美)
琴吹 紬 - (CV:寿美菜子)
中野 梓 - (CV:竹達彩奈)
山中 さわ子 - (CV:真田アサミ)
平沢 憂 - (CV:米澤円)
真鍋 和 - (CV:藤東知夏)
鈴木 純 - (CV:永田依子)


【主題歌】

オープニングテーマ
「GO! GO! MANIAC」(第1話 - 第13話)
作詞 - 大森祥子 / 作曲・編曲 - Tom-H@ck
歌 - 放課後ティータイム
2010年4月28日発売 オリコンシングル1位。

「Utauyo!!MIRACLE」(第14話 - 第27話)
作詞 - 大森祥子 / 作曲・編曲 - Tom-H@ck
歌 - 放課後ティータイム
2010年8月4日発売 オリコンシングル3位。

エンディングテーマ
「Listen!!」(第1話 - 第13話)
作詞 - 大森祥子 / 作曲 - 前澤寛之 / 編曲 - 小森茂生
歌 - 放課後ティータイム
2010年4月28日発売 オリコンシングル2位。

「NO,Thank You!」(第14話 - 第27話)
作詞 - 大森祥子 / 作曲 - 前澤寛之 / 編曲 - 小森茂生
歌 - 放課後ティータイム
2010年8月4日発売 オリコンシングル2位。

【挿入歌】

「ぴゅあぴゅあはーと」(第7話)
作詞 - 秋山澪 / 作曲 - 琴吹紬
(作詞 - 稲葉エミ / 作曲・編曲 - 前澤寛之)
歌 - 放課後ティータイム
2010年6月2日発売 オリコンシングル4位。

「ラヴ」(第10話)
作詞・作曲 - DEATH DEVIL
(作詞 - KANATA / 作曲・編曲 - 小森茂生)
2010年6月23日発売 オリコンシングル7位。

「ごはんはおかず/U&I」(第20話)
作詞 - 平沢唯 / 作曲 - 琴吹紬
(作詞 - かきふらい / 作曲・編曲 - bice(ごはんはおか
ず)、前澤寛之(U&I))
2010年9月8日発売 オリコンシングル3位。

「天使にふれたよ!」(第24話)
作詞 - 平沢唯・秋山澪・田井中律・琴吹紬 / 作曲 - 琴吹紬
(作詞 - 稲葉エミ / 作曲・編曲 - 川口進)

{/netabare}

投稿 : 2024/04/13
♥ : 104
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

君は天然色

山田尚子監督作品、構成吉田玲子。
私立桜が丘高校、軽音部の緩やかな日常。

初回の冒頭から完璧、唯のギターソロから、
「あっパン、食パン!!」で一気に魅了される。
平沢唯は、驚異的なキャラクターである。

軽音部の彼女たちと共に過ごす放課後、
この日常こそけいおんの真骨頂であります。
音楽活動は世界を広げる要素でしかないのです。
少し中盤は冗長な印象を残しますが、
キャラクターの強さで跳ね返しています。
軽音部顧問のさわ子先生も素晴らしいですね。

無地のキャンパスほど多彩な色はない。
千差万様、それぞれの色をそこに見るのだ。
そんなメッセージがここにはあるのでしょう。

青春の1ページを刹那に切り取った、
NO,Thank You!のジャケットデザインには、
いつもハッとさせられます。

時は過ぎ、卒業を控えると、
{netabare}彼女たちと共に一抹の寂しさがあります。
楽しくて輝いている時間もずっとは続かない。
ずっと続けば良いのにと、私としては、
静かな物語の終幕に余韻があり好印象です。{/netabare}

素晴らしいシリーズでしょう。
ふわふわで楽しい時間がここにあります。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 97

75.0 1756 劇場版 マクロスF[フロンティア] 虚空歌姫~イツワリノウタヒメ~(アニメ映画)

2009年11月21日
★★★★★ 4.1 (746)
4447人が棚に入れました
西暦2059年、パイロットを目指す少年、早乙女アルトが、新天地に向かって進む銀河移民船団のマクロス・フロンティアにいた。ある日、銀河頂点の歌姫、シェリル・ノームのコンサートツアーが船団へやって来ることになり、アルトは彼女にあこがれるランカ・リーとともに会場に行くが、突如、重機甲生命体バジュラの奇襲を受ける。

声優・キャラクター
中村悠一、遠藤綾、中島愛、小西克幸、神谷浩史、福山潤、豊口めぐみ、保志総一朗、三宅健太、小林沙苗、井上喜久子、杉田智和

ゆりなさま さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

それでもこの愛止められない

この作品の特に印象的に残ったのが
「ユニバーサルバニー」という曲の
ライブシーンでしたヽ(*´∪`*)ノ"

可愛いシェリルのホワイトうさぎに
Sexyなシェリルのブラックうさぎ♪

衣装やセットがもうすごく素敵でランカ派な私ですが、
ユニバーサルバニーは
もしかしたら1番好きな楽曲かもしれないですd(・ω・●)

はたして・・アルトはどちらを選ぶのか!? が気になるとこですね。

イツワリノウタヒメまでみたらぜひサヨナラノツバサも観てほしいです。
きっと感想は大きく分かれるんじゃないかなーって思いますε=ε=ε=(●・д・ノ)ノ

読んでくださりありがとうございました★o(´▽`*)/♪

投稿 : 2024/04/13
♥ : 31

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

マクロスFの濃縮版(前編)

マクロスフロンティアの劇場版です。
ストーリーはテレビ版とは異質。
愛・おぼえていますかと同様、マクロス正史ではないかも。

劇場版だけあって、圧倒的な映像美と歌。
シェリルの迫力ある歌唱力が群を抜いていました。
戦闘と歌が並走する長シーンは圧巻です。
鳥肌が立ちました。

ストーリーは直情的。
伏線をバラマキまくりです。
サヨナラノツバサで謎解きかな。

シェリルかランカかと問われれば、私はやっぱりシェリルですね。
自由奔放、ややツンデレ入りなんて、超私好みです。
彼女、歌にかける情熱がほとばしっています。
プロフェッショナルですね。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 30

アトランティス さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

新生マクロスF アニメverも好きな人はこの映画verもぜひ!!

2008年アニメで一斉を風靡したマクロスシリーズのマクロスフロンティアの劇場版版第1部

新たに再構築した新作で約120分の内容です。

ストーリーはほぼアニメverと同様。
ですが細かく見ているとテレビverと違うシーンが結構あります。
シェリルノームの作中での設定が少し変わっていたり作中の人物が少し大人びて?いたり、


新規作画7割、再撮影9割になっており見た感じでは
「ストーリー(流れ)はよく似ているけど何か違う」
という感じを受けると思います^^;


あと新規作画の件で1言付け加えると
ライブのシーンがかなりリアルさを増したものになっていると思います。
ライブ参加者が持つあの光る棒(名前出てこなくて……)が1本1本細かく描かれていたり、歓声、スタジアム雰囲気、演出etc..
どれもかれこも素晴らしくまるで実際にライブに来たかのような錯覚を受ける。
シェリルの舞台は独特でまるで未来のライブって感じを受けましたが良かったと思います♪

テレビverでお馴染みの
What`bout my star
Welcome To My Fan Club`sに加え
新曲Pink monsoonでしたかね(ライブ)


それと
この映画verではテレビverでは無かったランカちゃんのCMソングがたくさん流れます^^
テレビ版でもあったあのコンビニのシーンももちろんありますが今回はそれに加え
新しく何種類かのCMソングが流れてます
これに関しては特にいうことはないですね。


話は変わり
今回作画の方は7割新規ということで
特に日常シーンに新しい描写がたくさん入っていました。
夜のシーンが増えた印象ですね。
シリアスシーンとか静かなシーンが少し増えていたかなと、、

醍醐味の歌ではシェリルがランカより1歩抜きん出ていた印象です♪
最後の戦闘歌シーンはほぼ半分以上シェリルのステージです
第2部ではランカが輝き出すのでしょうね、、多分

あと戦闘シーンでは相変わらずカッコ良い機体と歌とのマッチには
さすがマクロス!!
となりとても満足でした☆

敵の攻撃から逃げるアルトのシーン(道路を滑る感じで逃げるあのシーン)が特に圧巻でしたね
こんなに進化するんだ~と思いました

このレビューを見てから見る方はぜひそこに注目していただきたいです(^_^;


こんな感じで今回は結構シーン説明をまじえてこの映画を紹介しましたが
この作品はテレビverマクロスFを未視聴の人でも十分楽しめる内容になっていると思います。
テレビverを見ているとなお楽しめますね

そんな1作でした(o^^o)

その他新曲↓
妖精(シェリル)
オベリスク(シェリル)
ユニバーサル・バニー(シェリル)

オベリスクは良かった曲だと思います
でもやっぱり1番好きなのは「ライオン」ですね~

ライオン~ランカver~とか最高でした☆☆



次の第2部サヨナラノツバサでは

娘々Final Attack フロンティアグレイテスト☆ヒッツ
が聴けるんですね~♪
楽しみにしてます♪


一作目イツワリノウタヒメ キャッチコピー
「歌で銀河が救えるわけないでしょ!」

投稿 : 2024/04/13
♥ : 26

75.5 1756 劇場版 マクロスF[フロンティア] 恋離飛翼〜サヨナラノツバサ〜(アニメ映画)

2011年2月26日
★★★★★ 4.1 (764)
4443人が棚に入れました
人気SFアニメ「マクロス」シリーズで、2009年に公開されて大ヒットした『劇場版マクロスF~イツワリノウタヒメ~』から続く完結編。軸となるテレビ版ストーリーを大幅に改変し、二人の少女の歌声に秘められた謎をめぐる死闘を描く。監督は、テレビシリーズ第1作目からスタッフに名を連ねる河森正治。「マクロス」史上かつて類を見ないハイクオリティー映像で繰り出される激しいメカアクションと、テレビ版とは異なる新たな結末は必見。

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

感じるアニメ(マクロスシリーズの集大成)

畳み掛ける音楽、爽やかな三角関係、躍動するバルキリー。
マクロスシリーズの基本的三大要素を最高の形で融合させた集大成とも言える作品である。

理屈じゃなくて感じるアニメ。
この圧倒的な映像美と音楽を目と耳で感じること。
それがこのアニメの正統的な楽しみ方と思う。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 34

だんちょー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

\(^o^)/オープンランカ

2011年10月20日BD&DVD発売。見直しました。

劇場版2部作の2作目。

1作目はTV版の流れも含みつつ進んでいきましたが、こちらはほぼ新規ストーリー。

2作目はランカメインですね。可愛い歌がたくさん^^やはり管野よう子さんの曲はいい曲ばかりです^^

\(^o^)/オープンランカ!www

さすが劇場作品。ライブシーン・戦闘シーンなど物凄いですね♪

ストーリー展開は個人的には劇場版が好きですね。

過去作(初代・7・プラス・ゼロ)を観てる方には楽しめるネタも入ってたりして面白かったです。

TV版では曖昧に終わった三角関係もこちらではしっかり決着がつきます。

是非本作をご覧いただいて衝撃の結末を楽しんでいただきたいですw

もちろん見たことない方は上記過去4作(100話くらい?)を見てから・・・ を見なくても大丈夫な内容なのでこの劇場版2部作は見て欲しい作品です♪

投稿 : 2024/04/13
♥ : 20

★mana★ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

アルトの「女装」にご注意を!

前作「イツワリノウタヒメ」から続く
劇場版の後編。
私的な意見ですが、前作を観ていなくても
本編を観ていればこの作品だけでも理解出来ると思います。


いきなりスタートからシェリルのライブから始まりますが
映像が高画質過ぎる!(劇場で観たからそう思えただけ?w)
そのライブ途中にこの作品の鍵を握る出来事が起こります。


これも私的意見なのですが、この劇場版シリーズ、
何故かシェリルが可愛そうに思えて仕方が無かったです。
(基本本編に沿ってはいますが、内容は全く違います。そこがミソ)


中盤はちょっと眠たくなるような映像が流れますが、(若干イライラ含む)
そこは見逃さず!(艦長に注目!終盤に「あれか!」と思える場面がありますw)


本編でもでしたが、終盤の戦闘シーン+歌とのコラボレーションは鳥肌物です!この作品の題名「サヨナラノツバサ」という楽曲が使用されていますが
ただただ「最高」です。あれは劇場で観てほしかった・・・


最後重大発表があります!
「アルトついに・・・」


そして完結編の意味が分かります。


知りたい方は観てみて下さいね!!

投稿 : 2024/04/13
♥ : 19

75.7 1756 BLUE GIANT(アニメ映画)

2023年2月17日
★★★★★ 4.1 (84)
277人が棚に入れました
「オレは世界一のジャズプレーヤーになる。」
ジャズに魅了され、テナーサックスを始めた仙台の高校生・宮本大(ミヤモトダイ)。
雨の日も風の日も、毎日たったひとりで何年も、河原でテナーサックスを吹き続けてきた。
卒業を機にジャズのため、上京。高校の同級生・玉田俊二(タマダシュンジ)のアパートに転がり込んだ大は、ある日訪れたライブハウスで同世代の凄腕ピアニスト・沢辺雪祈(サワベユキノリ)と出会う。
「組もう。」大は雪祈をバンドに誘う。はじめは本気で取り合わない雪祈だったが、聴く者を圧倒する大のサックスに胸を打たれ、二人はバンドを組むことに。そこへ大の熱さに感化されドラムを始めた玉田が加わり、三人は“JASS”を結成する。
楽譜も読めず、ジャズの知識もなかったが、ひたすらに、全力で吹いてきた大。幼い頃からジャズに全てを捧げてきた雪祈。初心者の玉田。
トリオの目標は、日本最高のジャズクラブに出演し、日本のジャズシーンを変えること。
不可能と思われる目標に、必死に真摯に、激しく挑む---。
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

🏅ジャズ🎷演奏シーンが凄すぎて月🌘まで飛ばされるかと思いました

やがて世界的なテナーサックス奏者となる宮本大(だい)の足跡を描く、
ジャズ漫画シリーズ(第1部・5巻、仙台編~東京編序盤辺りまで購読中)の劇場アニメ化作品。

【物語 4.0点】
原作は明らかに連続アニメ化した方が適した連載コミック。
ですが原作再現よりも、映像でも“本物のジャズ”を届けたいと原作者が熱望。
これを受けスタッフは初手から音響設備で音楽体験を最大化できる劇場アニメで制作する勝負に出る。

構成は4分の1がライブシーン。
あとは東京編「JASS」3人のバンド活動を中心にピックアップしシナリオを形成。
そのあおりで仙台編にて“河川敷のコルトレーン”主人公・大(だい)を芽生えさせた恩師・由井など、大幅カットされたシナリオ多数。

だが決して物語が音楽の添え物というわけではない。
アドリブソロなどで回想カットを挿入し激情を昂ぶらせリミッター解除する。
演奏能力インフレも急激となるが、そこもバイト中のエアピアノ、エアドラムのカットで補完してエモさをアップさせる。
「ジャズは感情の音楽」、故にジャズの演奏は再現不可能な一度きりのパフォーマンス。
作品がこだわる価値観や、ジャズの火力を最大化するために必要なシナリオ熱量は十分確保されている。


【作画 5.0点】
アニメーション制作・NUT

演奏シーン。私は過剰な演出を排除して、ジックリと音楽を聴かせる映像の方が好み。
ですが、本作の場合は、テナーサックス中心に音楽が怪物級に強力。
ただ奏者をキャプチャーするだけでは絵が音楽に押し負けてしまう。

よってサックスが火を噴こうが、星を出そうが、演出が時空間を超越しようが。
この音楽と対峙するなら、アニメーションも総力戦だよねと納得するしかありません。

「すべての感情を音で表現できること」を至上とする大(だい)の音楽観。
受ける作画もセリフに頼らず、時に言葉以上に感情を爆発させる必要があります。

これに対応したのが総作画監督・キャラクターデザイン・高橋 裕一氏らのスタッフ陣。
『Vivy』でも歌でみんなを幸せにしたいAIの心の在り処という難題を取り扱った高橋氏。
サックスを描くのは宇宙戦艦を描くより難しいと愚痴りつつもw
彼らの画作りがフィットしたのも私にとっては大きかったです。

何より私は青の映像が大好物。
緻密に構築された青い東京の街並みを眺めるだけでうっとりしてしまうのですw


大(だい)がビッグになる未来は確定している本作。
大の伝説の始まりを関係者に尋ねるインタビュー形式の映像もしばしば挿入され、
巨星が頭角を現すスピード感を後押し。


【キャラ 4.5点】
★超新星若手ジャズトリオ「JASS(ジャス)」

宮本 大(だい)/テナーサックス……ほぼ独学でパンチ力のある演奏を体得。「世界一のジャズプレイヤーを目指す」が口癖のジャズの化け物。

沢辺 雪折(ゆきのり)/ピアノ・作曲……幼少より技術を積み上げて来た天才タイプ。大と出会うまでは才能を持て余し、片手演奏でナメプしたりしていた(ある意味これも伏線回収されるから凄い)ジャズシーンを変えると豪語するなど、大とはまた違った、ナルシスト方面のビッグマウス。

玉田 俊二/ドラム……サッカーサークルで燃焼しきれない衝動をこじらせた大学生。部屋に転がり込んで来た大に触発され叩き始めた初心者。キャリアの中で組むメンバーを変えるのがジャズバンドと割り切る2人とは対照的に、体育会系らしい仲間意識も持つ熱血漢。

以上3人の青春劇が基軸。
雪折の上手く弾きこなせているようで実は吹っ切れていない。
張り合える巨星・大に連れられ、ぶつかれる壁にまで高められることで初めて挫折と成長を知る。
器用なイケメンが不器用に足掻く様は、何度味わってもグッときます。


ノッてる若者たちを見定めるジャズ関係者の大人たちも渋くてグッド。
{netabare} 雪折にぞんざいに扱われた後、謝罪される豆腐屋のオヤジ。
玉田の成長するドラムが好きだといってくれたファンのおっさん。{/netabare}
衰退の一途をたどるジャズ。細々と語り継ぐファンのためだけに弾いていても仕方がないというのも一理ある。
ですが、巨星が出現した時、愛をもって見極めるだけのファンがいなければ、星は輝かず廃れるのみ。

ジャズだけでなくアニメ鑑賞などあらゆるジャンルの愛好家が肝に銘じたい心意気です。


【声優 4.0点】
若手俳優のメインキャスト3人の周りをベテラン声優陣が固めて安定をはかる、よくある劇場アニメの布陣。

最適解とは思いませんが、若い勢いを大人が受け止めるという構図が多発する本作ならそれもありでしょうか。

主人公・大(だい)役の山田 裕貴さん。
今年の大河ドラマでは、主君・家康にツンツンする重臣・本多忠勝役で好演中。
大口を叩くが実力もある若者の猛々しい演技が得意なのでしょう。
声だけの本作でも、その一端は発揮されていた印象。

山田さんは共演者とぶつかることで演技が引き出される憑依型の役者。
雪折(ゆきのり)役・間宮 祥太朗さん、玉田役・岡山 天音さん。
コロナ禍でも臆せず同世代俳優3人の同時収録を敢行したのも好判断だったかと。
3人のおバカな青春の掛け合いもまずまずのお味でした。


そんな若者の鼻面をへし折ったり、引き上げたりする役回りを演じたのが平(たいら)役・東地 宏樹さん。
日本一のジャズクラブを背負うプライドと責任から放たれるジャズ愛の鞭。
そこまで言ってくれるのかと私も胸のすく思いでした。


【音楽 5.0点】
Dolby Atmosにて劇場鑑賞。

担当は世界的なジャズピアニスト・上原 ひろみ氏。
劇伴だけでなく「JASS」のライブ楽曲群、EDも作曲。
宣伝のための無粋なポップス主題歌なんて要らない。全編ジャズで貫き通す潔さ。
さらには自身も雪折のピアノ演奏担当としてプレイヤー参加。

ジャズを知らないお客さんにも聞いてもらえる演奏をする。
ジャズで一番を目指すんじゃない。東京の音楽シーンのてっぺんに立つ。
作中主人公たちの大口に、現実のプロが全身全霊の音楽制作で応える。
この制作体制が既に熱いです。

サックスなどの音圧の強さが目立ちますが、繊細さも併せ持ちます。
こじんまりとした店のピアノは敢えて調律を甘くしてもらった
との上原氏のこだわりは、素人の私には高度すぎて分かりませんがw
真摯な音作りから醸される情熱はビンビン伝わって来ました。

繊細なのは音響も同様。
ライブ会場で熱狂する観衆などは臨場感があり没入させられました。

地味にお気に入りなのは、主人公が天候に合わせた選曲意図を汲んだ一コマ。
それが{netabare} ジャズバー「TAKE TWO」店主アキコとそこを練習場にする「JASS」の縁{/netabare} の始まり。
雨音とジャズが一体となった素敵なシーンです。


【感想】
2023冬アニメ。私の大本命が期待通り、いや想像を超えたパフォーマンスで魅せてくれました。

やはりライブシーンが圧巻。
{netabare} 星はあまりに高音になると赤を通り越し青く燃えるのだ。{/netabare}
アニオリだという演出も交えてタイトル回収されたクライマックス。
感極まった私の目頭もヒートアップ。劇場から出たあと鏡で見た自分の眼が赤すぎて恥ずかしかったですw

音楽アニメとしては今年随一とか、近年屈指とかではなく、
私の生涯の中でも指折りのインパクト。
青々と魂を燃焼される演奏シーン。必見です♪

投稿 : 2024/04/13
♥ : 29

フィリップ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

体の奥底まで伝わるジャズの熱量

アニメーション制作:NUT、
監督:立川譲、脚本:NUMBER 8、
キャラクターデザイン:高橋裕一、
音楽:上原ひろみ、原作:石塚真一

アニメで本格的な音楽を聴く―――
アニメを観始めたころは、そんなことを考えたこともなかった。
アニソンなんて、オタクたちの聴く声優の歌う音楽だろう。
そんなふうに思っていた私は、自分の「偏見」を恥じることになる。
今では、私は「アニソン」ばかり聴いている。

『キャロル&チューズデイ』という音楽アニメの傑作がある。
アニメとしては、微妙な部分も多いのだが、音楽は最高だった。
その作品を音楽の面で超えたと言えるのが『BLUE GIANT』だ。
演奏シーンについては、体の奥まで響くほどの凄みを感じさせる。
クリント・イーストウッド監督の『バード』という
チャーリー・パーカーの生涯を描いた映画があるが、
ライヴシーンは、それにも引けを取らない表現力だ。
それもそのはず、音楽の部分のほぼ全てを任せられたのが
世界的ジャズピアニストの上原ひろみ。
よくこんな人を1本のアニメに引っ張ってこられたと思う。
上原ひろみというと、秋吉敏子以来ともいえるほど、
日本人として世界に認められ、活躍しているジャズ・ミュージシャン。
ジャズの本場、ニューヨークの最も有名なジャズクラブ、
ブルーノート・ニューヨークで何度も公演を行うなど、
世界でも指折りのミュージシャンだ。

そんな一流ジャズ・ミュージシャンがこだわった表現。
とてつもないレベルで完成度が高い。
特に主人公・宮本大の演奏シーンには痺れる。
力強い音色、心地よいスイング、スムースなアドリブ。
そして、何よりも圧倒的な熱量がある。

最近は、ジャズをほとんど聴いていないので、
宮本大役の馬場智章は、
初めて知ったミュージシャンだったが、
経歴を見てみると、バークリー音楽大学の奨学生として
音楽を学んだエリート。
報道ステーションのテーマ曲を手がけ、
リーダーアルバムを2枚リリースしているという
期待のジャズマンだそうだ。
上原ひろみからの要望をしっかり受け止めた
その表現はどこか別格な雰囲気さえ感じさせる。
コルトレーンっぽさを感じたと言ったら言い過ぎだろうか。
漫画は読んだことがないが、
この作品にあまりにもぴったりとはまる演奏だった。

ジャズを聴くようになってから、
音楽表現の幅広さや奥深さが、それなりに分かるようになった。
初めて聴いたのはデクスター・ゴードンの『GO』というアルバム。
1曲目の『Cheese Cake』に魅了された。
テナーサックスの音色とその空気感に衝撃を受け、
ジャズという音楽にはまっていった。
ジャズの真の魅力を知るには、ライヴに行くのがお薦めだ。
映画のなかでも語られるが、
ジャズの聴きどころは、即興(インプロヴィゼーション)にある。
そこで感じるのは、「メロディの良さ」ではない。
私たちは、幼い頃から西洋音楽を基礎とした音楽を
ずっと学んできているので、
音楽をメロディでしか聴かない人が多い。
しかし、黒人音楽をベースとした音楽では、
リズムや流れのほうが重要になってくる。
例えば、黒人たちが白人アーティストの
1枚のアルバムを聴いたとき、
間奏の部分で大いに盛り上がったりすることがある。
作曲家がリズムやテンポを重視した聴きどころを
持ってきている場合も多く、
これを「ブレイク・ビーツ」と呼び、
西洋音楽との大きな違いとして今では幅広く認識されている。
つまり、演奏者や作曲者の「ノリ」のような部分が
凝縮されているような音楽になっていることがあるのだ。
黒人音楽であるジャズの聴きどころが、
メロディ部分ではなく、テーマの後のアドリブ(即興)にあるというのは、
そういう感覚が大きく影響している。
だから、ジャズの良さを知るには、
ライヴを聴くのが手っ取り早い。

私もジャズの本当の良さが分かるようになったのは、
ライヴに行くようになってからだった。
チック・コリアやハービー・ハンコック、キースジャレット、
ゴンサロ・ルバルカバのピアノ、アート・ブレイキー、
ジャック・ディジョネットのドラム、
グラント・グリーン、ウェス・モンゴメリーのギター、
マイルス・デイビス、ケニー・ドーハムのトランペット、
チャーリー・パーカー、ジョン・コルトレーン、
ジョシュア・レッドマンのサックス。

かなり昔の話だが、『BLUE GIANT』の作中に登場する
有名ジャズクラブSo Blueのモデルであるブルーノート東京で、
ジョシュア・レッドマンのサックスを聴いた夜の
震えるほどの感覚は、今でも忘れられない。
天才的なアドリブとスムースなフロウ、
音が体に沁み込んでくるような感覚を覚えたのは、
あの夜が初めてのことだった。

『BLUE GIANT』を観て、
音楽を聴いて恍惚としたブルーノートでの体験を思い出した。
そんなことを感じさせるほど
『BLUE GIANT』には、質の高い音楽がある。
上原ひろみが音楽全体を仕切っているのだから、
ある意味、当然かもしれないが、
主要曲の作曲も行うなど、
かなり力を入れていることが分かる。


反面、ストーリーについてはそれほど驚くべき点はないともいえる。
地元の仙台の川辺でひたむきにサックスを練習していた
主人公の宮本大が世界一のジャズプレイヤーになるため、
東京に出て仲間を作り、奮闘していくというのが基本ストーリー。
ただ、この作品には、シンプルで真っ直ぐなストーリーが合っている。
ジャズという音楽から感じられる泥臭さや熱量が物語から滲み出てくる。

漫画の存在は知っていたし、
映画化されたことを耳にしても、
ジャズを一般の人を相手にアニメで表現するなど
無理な話だろうと思っていた。
好きな人には申し訳ないが『坂道のアポロン』が
放映されたときにとても期待して観たのだが、
音楽面でとても落胆したことが
記憶に深く残っていたこともあった。

日本アニメは凄い。
ジャズをアニメでここまで表現できるということは、
もう何でも実現可能な気がする。
多くの人が指摘しているように
演奏シーンでのポリゴン表現は残念だった。
ここを上手くやっていれば、さらに評価は高まっただろう。
個人的には、そういうマイナス部分もカバーするほど
音楽面が素晴らしかった。

日本アニメが「本物」を制作することのできる
世界でトップの業界なのだろうということを
改めて感じさせてくれた。

※ところで、作中に登場したソニー・ロリンズならぬ
ソニー・スティットについてだが、
『Sonny Stitt/Bud Powell/J. J. Johnson』というタイトルの
鳥が飛んでいる珍妙なジャケが目印の人気アルバムがある。
ジャケのしょぼさに反して中身の演奏の迫力がとんでもなくて
笑ってしまうほどだったのを思い出した。
もし機会があれば、一聴して欲しい。
(2023年4月2日初投稿)

投稿 : 2024/04/13
♥ : 28

かんぱり さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

素晴らしいジャズ演奏に酔わせていただきました🎵

仙台市出身の宮本大(みやもとだい)は世界一のジャズプレイヤーになるべく単身東京に降り立つ。
そして彼の人柄と熱い音楽に集まった沢辺雪祈(さわべゆきのり)と玉田俊二(たまだしゅんじ)と共にジャズバンド"JASS"を結成して・・

原作は石塚真一さんのコミックで全10巻(第1部)。
現在は第4部のニューヨーク編連載中みたいです。
主人公のダイの出身地が地元ということもあり、そしてジャズも嫌いじゃないのもあって原作は第2部のヨーロッパ編まで読んでます。

原作は話も面白いですけど、読んでると音楽が聞こえてくるような迫力ある描写が特徴的で、「これアニメ化して欲しいけど難しそうだな」って思ってました。

映画化の話を聞いて嬉しかったですけど、10巻の内容をどう取捨選択してあの作品のエッセンスを失わずに作品化できるのかちょっと不安でした。

で、劇場は都合で行けなくて今回配信で見たんですが、なかなかうまく落とし込んでるなって感じました。
本当はダイがジャズと出会った高校時代の様々なエピソードもなかなか良くて好きなんですけど、この作品で一番観たかったのはやはり演奏シーン!!
ジャズピアニストの上原ひろみさんの音楽をはじめとした素晴らしいジャズ演奏に酔わせていただきました🎵

それから見てていいなと思ったのは、ダイ、雪祈、玉田 3人の距離感が素敵だったこと。
お互い言いたいことを言い合って、でもさりげなく相手を気遣ってたり・・
これもダイという魅力的な人柄とサックスがあったからなのかもですね。

作品のタイトルの一部にもなってる"BLUE"
元々黒人音楽の憂いを帯びた感じから来ている言葉で、ブルースの語源にもなっててジャズにも良く使われてるんだけど、作中でダイが「ジャズはとても熱い音楽だべ。一番熱い炎は青いんだ」みたいなことを言ってて、そういう解釈も素敵だなぁって思いました。

仙台は毎年9月に「定禅寺ジャズフェスティバル」を市内あちこちで多くのバンドが参加して2日間開催しています。
最近はコロナの影響で縮小傾向にありましたが、知り合いが参加してることもあり、ちょくちょく見に行ってました。
ダイの出身地が仙台なのも、このイベントが発端みたいです。

音楽好きな方におすすめしたい作品です。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 23

65.4 1756 TAMALA 2010 a punk cat in space(アニメ映画)

2002年10月19日
★★★★☆ 3.9 (11)
34人が棚に入れました
日本のアーティスト・ユニット、t.o.Lが監督・制作・脚本・キャラクターデザインのほぼ全てを兼任し、4年かけて手掛けたファンタジー・アニメ。舞台は“ネコ銀河系宇宙"。親しみのある外見とは裏腹に、暴言を連発する1匹の猫タマラの秘密をめぐって、ナンセンスで皮肉のこもったストーリーが展開される。 2010年のネコ地球。タマラはTOKYOのMEGURO-CITY、権之助坂のアパートに住むパンク・キャット。1歳の誕生日を迎え、自慢の宇宙船で生まれ故郷・オリオン座エデッサ星へ飛び立った。しかし、途中で隕石に襲われて惑星Q星に不時着する。脱出したタマラは動じるどころかドライブしていたオスネコのミケランジェロをナンパ。派手に遊びまくるタマラのパワーに押され気味のミケランジェロだったが、本当は故郷に帰りたい彼女の素直さに惹かれていく。やがてQ星の街もタマラの影響で大きく変貌していくのだが…。
ネタバレ

ユニバーサルスタイル さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

KAWAII CRAZY CAT

・・・・予感はしていました。
ジャケットは面白そうだけど実際見てみたらすごくつまらないんじゃないかっていう予感が。


ああっやられた!
見事に雰囲気だけのアニメでした!
90分もあるのに最後まで見てしまった・・・・。
90分あればカップラーメンが30個くらい作れますよ!!


愚痴です。
{netabare}
キャラクター先行のメディア作品ってあるじゃないですか。
先にキャラクターを作って、その後で漫画なりアニメなりで設定を作っていく感じの。

これもそんな感じがしました。タマラっていう主人公のネコちゃんが作られて、そこからストーリーという名の設定を考えていったのかなと。

グルーミー(ピンク色で口から血がしたたってるクマです)みたいな、
可愛い見た目なのに腹黒い、不思議な魅力のある♀ネコ。
二足歩行で喋るけど、人間用のトイレで用を足すけどネコ。

そのタマラちゃんに合わせたパンク、というかアバンギャルド!なSFワールド。最初は案外悪くないんじゃないかって思ってました。


でもね、やっぱりこういう不思議な世界は丸々種明かししないから面白いと思うんです。受け手の想像力に任せることで、魅力を感じるものだと。

わざわざ90分の内半分以上使ってこの世界を言葉で説明しちゃうのは面白くないです。せっかく素敵なアニメーションがあるのだから、映像で表現してくれた方が良かったです。

逆にこの話の空っぽさが目に見えてしまって残念でした。

ナレーションもそれ自体は新海誠さんのアニメみたいでいいですよ。
でも、このアニメに合わせたらすごく雰囲気が台無し!(笑)
もちゃもちゃした喋りは全然タマラに合ってないと思うし、他の方に当ててもらった方が(この際タマラ役の声優にでも)良かったと思います。


勿体ない!勿体ないです。
タマラちゃん始めネコ達のキャラクターやネコ銀河系だのCATTY&Co.だの個性的なものが多くて、それだけでも十分楽しめるものだと思います。
30分のOVAだったら面白くなったんじゃないかなあ・・・。
{/netabare}


主人公のネコ「タマラ」ちゃんの第一印象はスーパーミルクチャンの「ミルク」ちゃんぽいなあって感じです。
要は、見た目はとっても可愛いのに中身はひどく残酷で冷徹なキャラ。

気に入らない相手には容赦なく「ぶっ殺すぞ」または無言で回し蹴り。
気分が良い時も言葉づかいは汚く、ボーリング場にて「ファッ○ンストライ~ク」。
いつも目をキラキラ輝かせながらそんなことをするのです。

「ワタチ、怖いものないの」って傍若無人な態度も素敵です。
「その服どうしたの?買ったの?」「万引きちたの」のやり取りも中々。

タマラの声優ハラシマアツコさん、聞いたことないですが妙に可愛い声がそそります。やっぱりミルクちゃんですね。


タマラちゃんの不思議さを内包したようなファッ○ン・・アーティスティックな世界はなんだか夢の中にいるような心地にさせてくれます。

カートゥーンとも違った独創的な映像と音楽。
特に音楽は最高。映像以上に胸に訴えかけてくるものを感じます。
激情のような、神秘のような、奥深いです。


もしこれ面白いかと聞かれたら「全然面白くないです」と答えます。
でも、なんか好きです。
深夜部屋を真っ暗にして眺めてたら不思議な気持ちになれるアニメです。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 11

90.3 1890 けいおん!(TVアニメ動画)

2009年春アニメ
★★★★★ 4.2 (9670)
36854人が棚に入れました
私立桜が丘高校に入学した1年生の平沢唯は新しいことを始めようとするが何も思いつかず、2週間もの間部活の入部届けを書けずに日々を過ごしていた。同じく1年生の田井中律は幼馴染で一緒に入学した秋山澪と共に軽音楽部の見学に行こうとするが、部員が前年度末に全員卒業してしまったため、4月中に新入部員が4人集まらなければ廃部になると聞かされる。合唱部の見学に来るつもりで間違えて軽音楽部に来てしまった1年生の琴吹紬は、律と澪の掛け合いを聞いているうちに彼女達が気に入り、入部することに同意する。3人は部の存続のため、あと1人を入部させるべく勧誘活動を開始した。

声優・キャラクター
豊崎愛生、日笠陽子、佐藤聡美、寿美菜子、竹達彩奈、真田アサミ、藤東知夏、米澤円

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

つきぬけるような楽しさ!

原作未読です。

特にやることも決めず、高校に入学した「平沢唯(ひらさわゆい)」。
ちょっとしたきっかけで軽音部に入部することになります。
そんな軽音部で繰り広げられるゆかいな日常。


レビュー用のメモの中で一番多かった単語は「楽しい」でした。
普段、そんな抽象的な言葉は使わないです。
……が、このアニメはとにかく「楽しい」が目立ちました。
全編を通してあふれ出る「楽しさ」。
それが、このアニメのテーマであり魅力でもあると思います。

キャラクターが楽しそうにしていると見ているこっちまで楽しくなってきます。

音楽という身近な素材。
かわいらしくて良く動く、個性的なキャラクターたち。
誰にでもわかる、テンポがいいボケとツッコミの応酬。
みんな仲良しで、見ていてほほえましいです。

全編通して、肩の力を抜いて見れました。
つらさや苦しさといった、「現実だけで十分!」と感じるような要素がほぼありません。

今考えると、学校ってよくできているなと思います。
社会人になってからは、毎日毎日同じことの繰り返し。
でも、学校では、自分からアクションを起こさなくても、イベントがやってきます。
黙っていても新しいことを積み重ねていけるんですよね。

そんな学校を舞台に、理想的な友人関係を築き、学校生活を送る「けいおん!」の世界。
そりゃ「楽しさ」がにじみ出てくるでしょう。


なお、音楽を題材にしたアニメなのに、演奏シーンが少なめです。
毎回演奏会をするような展開や、「努力、根性、勝利」なんかを期待すると面食らいます。
あくまで主な内容は、キャラクター同士の交流にあります。


ただし、BGMを含め、流れる曲自体はとっても良いです。
特にEDテーマ「Don't say "lazy"」は、映像と相まってハイクオリティ!
日本にすると「『サボってる』なんて言わないで!」って感じでしょうか。

活動内容は、

・お茶を飲む
・おしゃべりをする
・お菓子を食べる
・買い物に行く
・そしてたまに練習する(これ重要)

ですからねぇ……。
まさに「けいおん!」のイメージそのものを表してるタイトルです。

・嫌な展開がない
・とにかく楽しさがあふれてる
・良質な音楽のグルーブ感

これだけでも、たくさんの人に合う作品だと思います♪

投稿 : 2024/04/13
♥ : 129
ネタバレ

mio♡美桜 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

見ればわかるからっ!

♫彡。.:・¤゚♫彡。.:・¤゚♫彡。.:・¤゚♫彡。.:・*゚♫彡。.:・¤゚♫

原作 - かきふらい (芳文社「まんがタイムきらら」連載)
監督 - 山田尚子
シリーズ構成 - 吉田玲子
キャラクターデザイン・総作画監督 - 堀口悠紀子
楽器監修 - 高橋博行
美術監督 - 田村せいき
色彩設計 - 竹田明代
撮影監督 - 山本倫
編集 - 重村建吾
音響監督 - 鶴岡陽太
音響効果 - 神保大介
音楽 - 百石元
音楽制作 - ポニーキャニオン
アニメーション制作協力 - アニメーションDo
アニメーション制作 - 京都アニメーション
アドバイザー - 石原立也
製作協力 - ポニーキャニオン、ムービック、
京都アニメーション
製作 - 桜高軽音部、TBS
放送期間 - 2009年4月2日 - 6月25日
話数 - 全14話(本編12話+番外編2話)

(以上Wikipediaより引用)

♫彡。.:・¤゚♫彡。.:・¤゚♫彡。.:・¤゚♫彡。.:・*゚♫彡。.:・¤゚♫



私がまだアニメに興味を持ち始めるかなり前の話。
アニメに興味が無くても周りから聞こえてくる
「けいおん!」の名前。

ふーん、そういうアニメが流行ってるんだ。
なんかオリコンチャートで松田聖子さん以来の
なんちゃら…

アニソンって凄いんだね。

萌えって何⁇

そんな感じでした。

それから数年後、私の部屋のキャビネットの上に
唯ちゃんのフィギュアが鎮座する事になろうとは
私自身予想だにしませんでした。

人生ってわからないものですね…

アニメって基本的にストーリーの起承転結がしっかり
していて、喜怒哀楽を楽しむものだと思っていましたので、
この「けいおん!」を見た時の「怒」「哀」が抜けた
「喜」、「楽」だけの世界が異様に感じました。
多分、受け止め方は個人差があると思うのですが、
私にはその「喜」、「楽」だけの世界が異様でありながら
も心地良く、一緒に楽しんでる気持ちにさせてくれる
不思議な感覚が日常の生活でのストレスから解放させて
くれる魔法だったのかもしれません。

そんな、とある高校の軽音部を舞台に繰り広げられる
「けいおん!」
前年度の卒業生で部員数0となった桜が丘高校「軽音部」
このままだと廃部の危機。軽音部存続の条件は4人。
入部を希望していた田井中律ちゃんが発起人となり幼馴染
みの秋山澪ちゃんを強引に、合唱部と間違えやってきた
琴吹紬ちゃんを見事勧誘。
あと1人となったところで「軽い音楽をする所(口笛とか…)
」と思いのこのこやってきたのが、天然ドジっ娘の平沢唯
ちゃん。
この4人を中心に毎日お茶したり、おしゃべりしたり、また
お茶したり、たまに練習したり、たまにイベント。

後半になると新しい1年生新入部員の中野梓ちゃんも入部。
グダグダな先輩に喝を入れようと頑張る梓ちゃんだけど、
やっぱり彼女も流されグダグダな毎日。

はっきり言えば毎日グダグダな彼女達です。
でもなぜか彼女達だと不思議と許せちゃうんです。
むしろ見ていて楽しい。

その中にある言葉では上手く言えない様なキラリと光る
いくつもの宝石を見つけられるなら、きっとこの作品を楽
しめます。

作画は京都アニメーションならではの丁寧な作りで
主題歌も劇中歌を含め全てが魅力的な楽曲で構成されて
います。
視聴してみてオリコンチャートなんちゃらも納得。

ストレスゼロの魔法のような「けいおん!」の世界。
ゆっくりまったりと楽しみましょうね。



【mio's café】
視聴後に来てくださいね♪
お茶にしましょう(●'ω')_旦~
{netabare}
見ればわかるからって友達に言われ続けてきたけいおん
は、私にとって京都アニメーション製作の2作目の作品。
(1作品目がCLANNAD AFTER STORYでした。)

CLANNAD AFTERであまりにも号泣した為でしょうか、
どんなに友人に勧められても、見ようとしなかった
作品でした。

アニメを見るきっかけになったのが「とらドラ!」で
その次に見たのが「STEINS;GATE」
その後が「CLANNAD」シリーズでした。

ラブコメ王道からSFタイムリープ大作、涙腺崩壊話題作
どれもが面白くて感動して大好きな作品になりました。

そんな3作品を見てからのひらがなタイトルで

「けいおん!」???

ひゃっ…かるっ…
前に名前だけは聞いた事がある。

キャラは何となく可愛いけれど…

最初はこんな印象でした。

この時の私は日常系というジャンルのアニメを視聴した
事が無く、これといった感動も無くただのほほんとした
アニメかなぁという様な先入観だけで敬遠していました。

ある日、あまりの暇さと友人の根気強いプッシュに
そこまで言うんだったらちょっと、さわりだけでも
って感じで視聴開始。

そしたら、なんと!

かわいいんです♡

ジャケットのイラストだけではそこまでかわいいと
思わなかったのに、実際に動画で見ると動く彼女達、
お喋りする彼女達がいちいちかわいいんです。

ここ大事なので、2度言います。

いちいちかわいんです♡

随所に見られる笑いどころ豊富な小芝居もどきの
ボケとツッコミ。

彼女達がやるからこそなんです。

だから「いいんです!」

ストーリーは、はっきり言って頑張らない
グダグダな女子高生の毎日。

本当なら私でもちょっとイラっとくるくらいです。

だけど彼女達、たまに頑張るんです。

だから「いいんです‼」

彼女達だから「いいんです‼︎」

カビラさんがいっぱい出てきたぁ…
あーなんか訳分んなくなってきちゃったぞ〜

私はそんな彼女達に律ちゃん座長率いる

「放課後新喜劇」と名付けました。

本当に彼女達のやる事が秀逸なコントなんです。
原作が4コマ漫画だからかなぁ。

そんな彼女達のお話を見ていて私が最初に凄いと
思ったのはキャラの表情の豊かさはもちろんの事、
一人一人の脚の描写の多さでした。

その脚の形や動きでの個性や感情表現をする手法に
感動すら覚えるくらいでした。

妙に現実的な脚の太さと長さ。
決して良いとは言えないスタイルがまたかわいんです♡
ごめんね…リアルに健康的って意味なんだよ。

背景やキャラの作画もそこは京都アニメーション。
桜の咲く街並み、茜色に染まる校舎、
迫力のライブシーンなど、どれもこれも素敵です。

その中でも、私がすっごく好きなのは、ライブシーンで
唯ちゃんと澪ちゃんが歌う時の横顔の口の動きなんです。

すみません凄くマニアックで…

もう、本当に間近で熱唱している姿を見ている
ようなんです。

けいおん!を見て思ったんですけれど、
横顔の描き方が凄く綺麗だなって。
おデコから鼻、唇からアゴにかけてのラインとか。

そして特に目、しかも眼球なんです!

横顔の眼球の描き方、私的に凄いです。

すみません、またまたマニアックで…

多分、京都アニメーション:堀口さんのキャラデが
私的にピンポイントだったんだと思います。

そしてもうひとつ凄いなぁって思うのが
登場するキャラクターの層の厚さです。

主要5人のキャラ

田井中律、秋山澪、琴吹紬、平沢唯、中野梓

をとりかこむ通称:モブといわれるキャラのレベルの高さで
した。(モブと呼んでいいのかわからないけれど…)

その代表格が唯ちゃんの妹、平沢憂ちゃんです。
多分彼女は他のチームに移籍しても即クリーンナップを
任せられるでしょう。
唯ちゃんがエースなら憂ちゃんは正捕手。
憂ちゃん無しでは唯ちゃんの活躍はあり得ないくらいの
存在。
唯ちゃんとはまた違う癒しキャラです。

その次にやっぱりさわちゃん先生こと、山中さわ子先生。
神出鬼没の彼女、けいおん!の中で唯一の大人のキャラ
かもです。(隣のおばあちゃんを除いて。)
とにかくそのカリスマ性が凄いです。けいおん部OBで
伝説?のギタリスト&ボーカリスト。
どっちが生徒かわからなくなるような時があるけど、
こんな先生いたら楽しいだろうなぁ。

そして唯ちゃんの幼馴染みの、のどかちゃん。
真鍋和ちゃんは頭良くってマイペース。
でも、けいおん部相手に(特に唯ちゃんに対して)繰り出す
シュールな一言が以外と強烈で面白いです。

その他にも憂、梓の同級生の鈴木純ちゃん。
私的には1番のシンデレラガール!
などなどこのモブキャラの充実度は
のちのけいおん‼︎(2期)においてさらに開花していきます。
多分、1チーム作れるくらいです。
(特に3年2組のクラスメートの子達)

OPの「Cagayake!GIRLS」、EDの「Don't say "lazy"」
をはじめ、どの曲もこれがアニメの曲⁈っていうような
素敵な曲ばかりで、曲と一緒に流れるアニメーションも
とても手が込んでいます。
見ていて圧巻の映像で特に楽器の描き方とか凄いです。

律ちゃんのドラム、今日も走ってる〜♪
あずにゃんのカッティング今日もキレッキレだね♪
的な感じで私はいつも聞いてます。
ここが彼女達の音楽を楽しむ重要なポイント。
彼女達は確かにここに存在しているんです。

そんな、いっぱいある曲の中でもやっぱり、
私的に1番好きなのは「ふわふわ時間」かな♡
このタイトルと歌詞が一番彼女達を表現してる気がするし
桜高祭でのライブで何かにつけて思い出がある曲です。

1年生の時の桜高祭での「ふわふわ時間」。

この時は訳ありで澪ちゃんのリードボーカル。
唯ちゃんのコーラスには最初ビックリしちゃって
笑っちゃうけれど、ハスキー唯ちゃんも可愛かったよ♡
あんな状態でも頑張ってる感があって凄くいいです。

でも豊崎さん、凄いです。
どうやって、あの声出してたんだろう…?

澪ちゃんには怒られそうだけど、最後のハプニング!
「しましま時間」も良かったです♡

2年生の時の桜高祭での「ふわふわ時間」は、もうこれは
私のけいおん!の名シーンでも5本の指に入ります。

一言で言うならムギちゃんの超ファインプレー。
ナイスです、good jobです!

そして唯ちゃんの「もう1かぁ〜い」の時のカメラワークが
また凄いです。
あの臨場感がたまりません。
見ていて鳥肌たっちゃいました。

私がけいおんを大好きになった理由の一つが、彼女達と
時間を共有している気にさせてくれる演出でした。

彼女達が音楽準備室でお茶している時も、
合宿に行ってる時も、講堂でライブしてる時も、
いっつも同じ空気を感じれるんです。
同じ場所にいる気になれるんです。

彼女達と同じ空気を感じれる、本当に不思議です。
説明できない心地良さと共感できる世界観とはまでは
いかないけれど、空気というか雰囲気…

あ〜わかんないっ!

これが「日常系」と呼ばれるアニメの魅力の1つ
なのでしょうか。

「けいおん!」も何がいい、どこがいいって言葉で上手く
説明できない珍しい作品なんです。本当に。

だけど、

「いいんです‼︎」

だから、最後に私は声を大にして言いたいです。

とにかく

「見ればわかるからっ!」って。

結局、友達と同じ事言ってるし…



【主な登場人物・出演者】

平沢 唯 - (CV:豊崎愛生)
秋山 澪 - (CV:日笠陽子)
田井中 律 - (CV:佐藤聡美)
琴吹 紬 - (CV:寿美菜子)
中野 梓 - (CV:竹達彩奈)
山中 さわ子 - (CV:真田アサミ)
平沢 憂 - (CV:米澤円)
真鍋 和 - (CV:藤東知夏)
鈴木 純 - (CV:永田依子)


【主題歌】

オープニングテーマ
「Cagayake!GIRLS」
作詞 - 大森祥子 / 作曲・編曲 - Tom-H@ck
歌 - 桜高軽音部
2009年4月22日発売 オリコンシングル4位

エンディングテーマ
「Don't say "lazy"」
作詞 - 大森祥子 / 作曲 - 前澤寛之 / 編曲 - 小森茂生
歌 - 桜高軽音部
2009年4月22日発売 オリコンシングル2位


【挿入歌】

「ふわふわ時間(タイム)」
作詞 - 秋山澪 / 作曲 - 琴吹紬
(作詞 - かきふらい/ 作曲・編曲 - 前澤寛之)
歌 - 桜高軽音部
2009年5月20日発売 オリコンシングル3位

「わたしの恋はホッチキス」
作詞 - 秋山澪 / 作曲 - 琴吹紬
(作詞 - 稲葉エミ / 作曲・編曲 - 藤末樹)
歌 - 放課後ティータイム

「ふでペン 〜ボールペン〜」
作詞 - 秋山澪 / 作曲 - 琴吹紬
(作詞 - 稲葉エミ / 作曲・編曲 - 川口進)
歌 - 放課後ティータイム

「Maddy Candy」
作詞 - KANATA / 作曲・編曲 - 小森茂生
歌 - DEATH DEVIL
2009年8月12日発売 オリコンシングル9位

{/netabare}

投稿 : 2024/04/13
♥ : 124

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

私をアニメの世界に導いた作品 その1

言わずと知れた、日常ほのぼの系アニメの王者。

たまたま放送していた本作を視聴し、以来、アニメの世界にどっぷりとハマってしまいました。

OP、ED、挿入歌全てが最高。【とにかく売れましたよねぇ】
声優陣も最高。【当時無名だった5人が、今では揃って超売れっ子に!】
物語のテンポが絶妙。【原作が4コマ漫画ならでは】
作画が綺麗。【写実的な背景とアニメ顔の登場人物が絶妙にマッチしている】
 →特にBGMとぴったり合っている演奏シーンは圧巻です。

2年間が12話にまとめられているので駆け足感は否めませんが、その分、第2期は1年間が24話に。

今更ですが・・・。まずは、第1期を視聴したら、第2期、そして劇場版の順番で視聴する事をお勧めします。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 116

92.4 1890 CLANNAD AFTER STORY-クラナド アフターストーリー(TVアニメ動画)

2008年秋アニメ
★★★★★ 4.4 (10428)
33907人が棚に入れました
『CLANNAD ~AFTER STORY~』は、「CLANNAD -クラナド-」の第2期シリーズ。「世界の終わりは悲しい色に満ちていた」あの感動のストーリーが再び――。制作は第一期に引き続き京都アニメーションが担当し、脚本も引き続き原作ゲームの大ファンと公言している志茂文彦氏という、黄金タッグで作られている。
ネタバレ

Key’s さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

とても感動できる作品♪

あらすじ

2学期が始まった。
朋也たち3年生はそろそろ進路を決めなければいけない時期だが、
朋也は自分の将来が見えないまま、
相変わらず渚の家に居候していた。
そんな中、秋生が隣街の商店街チームと野球の試合をすると言い出す

そしてだんだんと
卒業に近づいていき
みんながそれぞれの道を歩き始める

そして朋也や渚に
さらなる過酷な運命に
立ち向かうことになる



感想


文句なしに面白いと思います
音楽、作画、声優どれもよかったですし
何よりストーリーが良くてとても感動しました
特に18話では泣いてしまいました
BGMが効果的なタイミングで使われていると思います

話は完全に一期のCLANNADの続きなので
一期を見てから視聴してほしいと思う
高校生活の終わりの方と社会人としての
生活が主なストーリーですね


1期と比べるとより絞られた
1つのテーマで物語が進行しているように思いました。
アニメでこれほど、、というより今までに見た
どんなドラマや映画も超えてしまう程に泣きました。


ジャンルは個人的には
恋愛ものではなくテーマである「家族」や
「人と人との繋がり」を描いたものだと思います。
特に後半は毎回涙しながら見てました。
作画のクオリティの高さはさすが京都アニメーションです

泣かせ方としては相当あざとい手法を用いていますし
感動と同情の押し売り感が半端ないですが
わかっていても泣かされてしまいますw
でも人によっては萎えたりして泣けないかも知れないですね

1期よりもギャグは少な目になっています
1期の時も書いたかもしれませんが
作画というかキャラデザが
万人受けはしないんでしょうね
好き嫌いが分かれるかもですw


key作品のほとんどに言えることですが
日常生活のなかにファンタジー要素が組まれている為
いや、ありえないだろとか思う時があります。

感動させようという演出がベタでみえみえなのですが
何回見ても感動しますし、BGMの力が強いと感じます。
主人公の気持ちにあった曲調を選択している
シーンや音楽の入り方が本当に秀逸で
後半はずっと涙腺崩壊してました

最終回あたりは結構展開が早いです
原作をやってないとどういう事なのか、
なんであの演出にしたのかわかりずらいかもしれません
意味が分からない人もいると思います
その人の為に下の方に解説を
書いてみたのでよかったら読んでください


でも全体的に見て上手くまとめてると思いますし
原作やってなくても充分感動できると思います
伏線や謎を最後に丁寧に回収し、
そしてあの終わり方で締めたということにあります。
演出も凄い良かったです。


人との絆が――当たり前に、
普通にあることがどれほど尊いのか、再確認しました。
世界は悲しみに満ちているけれど、
だからこそ美しい想いで溢れている。
このアニメーションの中にはそんなたくさんの想いが
詰まっていると思いました。

演出面は時間の表現が上手いです。
移ろう季節に合わせて変化する関係性が、
青年期を終え大人になりそして親に至る過程が、
巧みに緩急をつけて描かれ、見ていて飽きませんでした


ぜひ一度は見て欲しいオススメ作品です!



少しここからは
物語のわかりにくい所を
説明をしようと思う
ネタバレなんで隠しておきます
まだ全話見てない人は見ないでください
{netabare} ~


幻想世界の存在意義について

何も生まれず、何も死なない世界・・・。
それが『幻想世界』
CLANNADという物語を理解するためには
『幻想世界』の解釈が不可欠であり、
いくつかの疑問点を解消しなければなりません。

そしてまずは
幻想世界の少女は汐、
ガラクタ人形は朋也です。
そこを理解したうえで読んでもらいたいです

幻想世界は、朋也たちがいる世界と同じように進んでいく平行世界です。
渚と朋也・少女とガラクタ人形(元々は光)の出会いから始まり、
学校卒業・あの小屋にとどまるだけの世界からの卒業、
社会人になって一人立ち・旅に出る…という風に。

そして、朋也と渚・汐の関係が、
ガラクタ人形と少女の関係に置き換わっただけですし、
渚が死んだ後は汐に引き継がれたので、
人形と少女の関係は変わっていないんですよね

また、渚は幼少時に死に掛かったときに、
町を愛する秋生があの場所へ連れて行き、そこでの願いを町が叶え、
町そのものである少女が渚の半身となることで
生きることが出来たわけです。

その後、町の自然が奪われていったり、
単純に冬になり緑が減るような時期には町が弱るのか、
渚が発病してしまいます。
汐も同じですけどね。
アニメでは冬に渚が動いていたかどうか覚えてませんが、
恐らくは冬に元気な状態の渚はほとんどいなかったはずです。

何で渚と汐は助かったか?

改めて考えてみると、恐ろしく説明不足な部分でした。
アニメの各話のタイトル画面で光が表示されていますが、
これは登場キャラクターたちの願いが叶ったりしたときに
増えているはずです。
そして、幻想世界で見える光は、町の人たちが幸せを願う想いでした。

こうした光が集まったことで、
想いの力が少女を動かして奇跡を起こす…と書くと、
やはりもの凄くご都合主義に思えてしまいますよね…。

ゲームではもっと長いし、秋生や早苗さんのエピソードもあったので、
もの凄く色んな幸せな風景を朋也が作る手助けをして、
長い長い道のりを歩いてきて、
最後はああいう結末(汐との旅行)になってしまったわけですけども、
頑張ってきたご褒美みたいな形でトゥルーエンドもあったのかな?
と思うのです。
アニメではその辺を納得させるところには至らないですね

朋也と汐の旅行が終わった世界と、
渚たちが助かった世界との関係は?

これは、ゲームでは明確にループしていましたから、
パラレルな世界と言い切れます。
ただアニメでは、結局どこの選択肢でも間違えていないわけですし、
見た目では一本道なのにいきなり時間が戻った?って
驚く展開になってしまってます。

ゲームでは、最初は絶望した朋也が「渚と出会わなければよかった」って
回想するときに選択肢自体が現れず「出会わなければよかった
→抜け殻のような生活」という流れが自動だったんですよ。
アニメではそういう演出自体がありましたっけ? で、汐編まで終わり、
各シナリオでの必要な光を集め終わると、
渚が汐を出産するシーンで「出会わなければよかった?」となる場面で
選択肢が現れ、ようやく奇跡が起こり渚が生きるわけです。

その辺の説明がアニメでは為されていなかったわけなので、
わからなくて当然だと思います。
ですから、他のキャラのシナリオと同等に、
朋也と汐が倒れた世界も、渚が助かった世界も、
一つの可能性を示した別の世界とも言えるでしょうね。
この辺は、原作者がゲームならではの世界観や
シナリオの設定をしたために起こった弊害みたいなものだと思います


{/netabare}

長くなりましたがこんなところでしょうか? 
そもそもがアニメ化で良さが伝わらないだろ?!

と思っていた作品だったので、
むしろこれだけ新規でCLANNADに触れてくれる人が
多いこと自体が感激しているんですけども。

ただそんなご新規さんが読後感悪く去ってしまうのは惜しいんで
僕なりに解説をしてフォローしてみました
これを読んでまたCLANNADをぜひ見直してほしいです

投稿 : 2024/04/13
♥ : 237
ネタバレ

だんちょー さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

何度観ても泣いてしまう…… 個人的に最高の名作

全22話+番外編2話+総集編1話。

原作ゲームコンプ&アニメ14週視聴し再度レビュー更新。
1期からの続きの話ですね。
ゲームのアフターストーリーはほとんど卒業後の話になりますが、序盤は1期で描いてなかった芽衣・美佐江・有紀寧のサブヒロインの話が続きます。
特に有紀寧のストーリーには光の珠に纏わる逸話が出てくる大事なストーリーだと思います。
こういう主要キャラじゃない人物にスポットを当てた話は個人的に好きです。
9話からは朋也と渚のストーリー。今まではずっと学生時代でしたが、急に展開が早くなります。
18話以降は常に涙腺崩壊w泣きすぎてゲロ吐きそうになりました(笑)
アフターは恋愛よりも家族を前面に押し出したストーリーになりますが、正直自分はこの手の話ではほとんど泣けないようなドライな人間でしたが・・・
ストーリーもいいですが曲も主題歌、劇中歌とも素敵な曲がたくさんありますのでオススメです。Liaさんの声に癒やされます。
すべて見終わった後に、もう一度1期と2期のOP映像を見返して欲しいと思います。
これを作ったスタッフさんセンス半端ないです。CLANNADの全てを表現してるといっても過言ではないかと・・・
今ではOPだけで洗面器1杯分は泣けそうw
この作品に出会ったおかげで感動するということを思い出せた、個人的には最高作品です。
絵が嫌いと言う理由で見てない方が結構いると聞きますが、はっきり言って見ないと損だと思います。
1期から続けて見るには結構長い(1期2期合わせて4クール分)ですが、それだけの価値はあると思います。
個人的ランキングでは間違いなくNO.1のアニメです!
是非1期から見ることをお勧めします♪


ここからは結構不評である終わり方について主観たっぷりの妄想的な考察が入るので、自分なりの解釈がある方は見ない方がよいかも・・・

{netabare}
・朋也人生ループ説
『なぜ渚は生き返った?・平行世界?夢落ちかよ』と言う意見がありますが、朋也は現実世界→幻想世界→現実世界→・・・と、ひたすらループしてると思います。
1期冒頭に『この街は嫌いだ。忘れたい思い出が染み付いてるから』のセリフ。確かに朋也は親父にいろいろ酷い扱いをされてましたが、それだけで『街』まで嫌いになるだろうか?渚が幼少に死にかけたときに秋夫が願いをかけた場所であった奇跡。渚が『街』と繋がっていて街を削られるごとに衰弱していく記憶。汐が衰弱していく悲劇。これらの記憶が少なからず残っているからループしてると想像してます。
そして渚と共通する幻想世界の記憶。アフター最終話の幻想世界での『光をたくさん集めれば奇跡が起きる』という少女のセリフ。これも何度もループして光の玉を集める渚を救う奇跡を起こすのが朋也の目的なのかと考えています。
しかしアニメ化にあたり、原作ゲームでは各キャラそれぞれのストーリーが一本化されているためループしてるのが非常に分かりにくくなってるのが難点。杏と智代ストーリーだけが『もうひとつの世界』として番外編的に描かれてるだけですね(これも恐らくストーリー上、渚メインにすると矛盾が発生するための処置だと思われるが)


・幻想世界について
ことみエピソードに出てくる『かくされた世界』が幻想世界なのでは?『街』と繋がった渚(渚の死後は汐に伝わる)と朋也だけが幻想世界に行けるのは、好き嫌いにかかわらず街にこだわりがあったからなのか・・・ アフター最終話にて少女がロボットの『パパ』と話しかけてることから少女=汐・ロボット=朋也だとすぐわかると思います。汐が現実世界で唯一買ってもらったおもちゃのロボットと似たものを作りだし、そこの父親の意識が宿るとは、なんとも悲しくなります・・・

・光の玉とは?
アフターの美佐江エピソードで『願いをかなえる光』・有紀寧エピソードで『幸せな瞬間に現れる光の玉』等のエピソードがあります。これも朋也(汐誕生後は汐)しか見れないのも朋也が特別な存在だからなのか?

・風子について
かなりぶっ飛んだ存在に見える風子ですが、最重要キャラではないかと。1期初期には隣町で入院していて幽体離脱みたいな状態で現れましたが、このせいなのか朋也の町がループしている事や、渚(汐)が『街』と繋がっている事、汐が亡くなってしまう事も知っていたのではないだろうか?ひっかかってるのがアフターで風子が朋也の家で言ったセリフ。
【汐ちゃんを連れ『戻し』にきただけ】という言い回し。何故『連れて行く』ではないのか?悲劇を知っていて汐だけでも助けたかったのではないだろうか(考えすぎか?)
さらに『汐ちゃんの匂いまで覚えた』のセリフにもひっかかりが・・・ 最終話での病院での奇怪なセリフ『可愛い匂いがします』。時系列上繋がりがないにもかかわらず汐の匂いを覚えていたのは、やはりループ世界を客観的に知っていたからでは?このセリフを残し病院の木の下(渚が街と繋がった場所)に走りだします。アニメはそこで終わってしまいますが、実は1期のオープニングで風子が【幻想世界の少女=汐】を発見するシーンが描かれてるのをご存知でしょうか?全て見終わった後にOPを見直して欲しいと前述したのはこのためです^^
12周見て気付いたんですが、アフター最終22話の風子が病院に行くシーンに移るときのテロップ。今までAパートとBパートの間はちゃんとタイトル通り『CLANNAD AFTER STORY』って表示だったのにこのシーンだけは『CLANNAD』なんですよね。これってわざと1期を意識させてOPを見せようとしてたのかなと少し感じた(また考えすぎ?)
{/netabare}

なんだか長くなってしまい、さらには良くわからない文章になってしまいました。余計に訳わかんなくなっちゃうかもw

投稿 : 2024/04/13
♥ : 237
ネタバレ

偽ニュー隊長 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

とにかく9話までがんばって見てほしい(85点)

ゲーム原作。原作未プレイ。
全24話。

個人的満足点:85点
アニメ系統:ファンタジー&家族愛

あにこれでの評価が異常に高いために視聴を開始したわけだが
正直、はじめの内は見るのが拷問だった。
CLANNADの方もはじめの内は拷問だったのではあるが。
 
はじめの6話ぐらいは見るのに相当日数がかかった。
1話みては数日放置、また1話見て数日放置が続いた。
9話にたどり着くのに1ヶ月ぐらいかかったんじゃないかと思う。
この段階では正直ここまでの高評価の理由はまったく理解できなかった。
 
それでも、これから見始める方はどうか9話ぐらいまでは我慢して見てほしい。
9話あたりからはぐっと物語りに入っていけることと思う。

家族の絆をうまく表現していて後半きっと涙腺崩壊を体験することが出来ると思う。
自分自身ここまで泣くとは正直思わなかった。
本当に序盤、我慢して見てよかったと思う。

ここまで泣けたのは感情移入の度合いだと思うが
自分の場合、後半、ありえないぐらい感情移入してしまっていた。
あまり書くとネタバレになりかねないため控えるが
そこまでの感情移入を実現したのは現実と非現実の
融合ではないかと思う。
実生活にありそうで、なかなか無い。
そんな部分を自分の実生活と重ね合わせてしまっていた。

家族の絆のすばらしさ。
朋也を取り囲む人々の心の温かさ。
そこにもってきてのあの卑怯なまでの泣きポイント。
色々突っ込みどころはあるかもしれないが、素直に泣いてしまえる。
今では団子大家族を聞いただけで泣きそうになる始末。

しかし、物語を満点としていないのは
序盤のダルさと最後の最後に違和感があったため。
というか最後にファンタジーであったことを認識させられた。
最後は原作をプレイしている方なら意味が分かるのだろうが
CLANNADの序盤やアフターの序盤が辛かった人には理解するのは難しいと思われる。

私も理解できなかったので、思わずゲームを買ってきた。
ゲームをやると理解は深まると思われる。
どうしても納得いかない方はゲームをプレイしてみてはいかがだろうか。

それ以外は作画、音楽ともかなりよい出来だと思う。
キャラデザは好みではないが、1期にて耐性ができていたので、問題ないレベルだった。

色々突っ込みどころはあるかもしれないが素直に大泣きできるアニメである。
家族の絆に感動して、泣きたい方には自信をもってお勧めできる。
お涙頂戴な話が嫌いな方にはお勧めはしないが。

ただし、視聴の際には注意していただきたいことがある。
私はティッシュで挑んだが、ティッシュ大量消費という罠にはまったw
これから視聴する方はタオルもしくはバケツを準備していただきたい。


と、まあ色々書いてきたが
何がいいたいかというと

汐は俺の娘!


■追記
以下、個人的な思いを書きたいと思う。
完全にネタバレだし、まったく参考にもならないだろうが、この思いは書き記しておきたい。
お時間の許す方はお付き合いくださいませ。

{netabare}

私はこれほどアニメで泣いたことが無いのではあるが、どうしてそこまでになったのか。
正直な所、CASがリアルかと言われればリアルではないだろう。
非現実的だし、最後にファンタジーであることを思い知らされる。
しかしながら、私は号泣してしまったのである。

いったい何に号泣したかと言われれば、汐の存在である。

渚の死後、汐をおきざりにしてしまう朋也。
朋也をぶん殴りたいと思ったのも事実だが、今となれば朋也の気持ちも分かる気がする。
私も一児の父であるが、娘が生まれてすぐに親の自覚があったかと言われればなかった。
自分が父親になった実感など全くといっていいほどなかった。
自覚が出てきたのは娘が1才すぎてからだろうか。

そんなことを思い返すと、あのタイミングで最愛の人を失った状況で
娘のことを考えられなかったというのも分かる気がする。

話が少しそれたが、そんな状況の中、汐は本当にいい子に育っていた。
自分を置き去りにした父親を嫌うことなく、むしろ一緒にいたいと。

そんな汐のセリフ1つ1つに泣かされてしまった。
列車の中でトイレに泣きにいった汐
「泣いてもいいのはトイレの中と、パパの胸の中だって」
おもちゃをなくしてしまって
「あれ、ひとつだけだから」「選んでくれて、買ってくれたものだから」「はじめて、パパが・・・」

こういったセリフ達が私を号泣させた。

自分の娘と重ね合わせていたのかもしれない。

そんな汐が渚と同じ難病になってしまったときは愕然とした。
アニメのキャラの運命に愕然としたのである。
私の娘も実は心臓病である。
娘が心臓病だと知らされた時のことが思い出される。
あの瞬間、私はアニメに向ってこんな残酷なしうちやめてくれと本気で思ったのである。
そして、案の定、汐はだんだん弱っていってしまう。
もうこの辺りからまともに画面を見ていられなくなってしまっていた。

最後のシーンで旅行に行こうと言い、出かける二人。
汐の足取りがだんだん重くなっていく。
冷静に考えればありえないような行動ばかりだが、
もう、この時点で私には冷静な判断力などあるはずがなかった。
本気で汐を助けてやってくれと願っている自分がいた。

最後のループシーンに最初は意味不明だったが、今は良かったと思っている。
私は汐に幸せになってほしいと思っているのだから・・・

{/netabare}

投稿 : 2024/04/13
♥ : 131

87.4 1890 ギルティクラウン [GUILTY CROWN](TVアニメ動画)

2011年秋アニメ
★★★★★ 4.1 (7195)
30365人が棚に入れました
「僕にはわからないんだ、みんなと何を話したらいのか。だから内心焦りながら”友達風”のものを増やして、生きてきた。」
 時は2039年。「僕」の名は、天王州第一高校に通う高校二年生桜満集(おおま しゅう)。欝屈した気持ちを抱えながら、どこか世間に覚めた視線を送る彼はクラスメイトたちとも一定の距離を保ち、ただ漠然と、平穏な日々を送っていた。学校の休み時間に交わされる退屈な会話。ヘッドホンから流れる少女の歌声。「…でも、これでいいのかな?」10年前、突如発生した”アポカリプスウィルス”の萬延によって、大混乱に陥った日本。無政府状態となったこの国は、超国家間で結成された”GHQ”の武力介入を受けその統治下に置かれることとなる。のちに「ロスト・クリスマス」と呼ばれるこの事件をきっかけに、日本は独立国家としての体を失い、形だけの自治権を与えられ、そして人々は、カリソメの平和を享受していた。スピードを上げていて走り抜けていく”GHQ”の装甲車。テレビから流れるテロのニュース。「僕にももっと、やれることってないのかな・・・・・・」しかし集の平穏である日常はある日、突然、打ち破られる。放課後、お気に入りの場所で出会った、ひとりの少女。彼女の名は、楪いのり(ゆずりはいのり)といった。集は憧れ、ウェブ上で絶大な影響力を誇る人気の歌姫。そして彼女には、もうひとつの裏の顔があった。”GHQ”からの「日本の解放」を謳い、命をかけて孤独な戦いを続ける

声優・キャラクター
梶裕貴、中村悠一、茅野愛衣、花澤香菜、竹達彩奈、嶋村侑、寿美菜子

cross さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

綺麗な作画と良質なOPとED、物語も壮大だが2クールでもまだ足りない感じ。【総合評価:84点】

2011年秋から2012年冬にかけ、全22話で放送された2クール作品。

2011年秋の視聴アニメを考慮していた際、「友達を武器に使う」「友達をしもべとして使う」と言った情報から興味をそそられ、作画にも惹かれて視聴を決意したと言う感じです。

この作品の特徴を挙げるなら、やはり真っ先に挙がるのは作画の綺麗さにありました。
本作は2011年秋から放送が開始され、同時期に放送を開始したFate/Zeroと比べ見劣りしてしまった分、印象に残りにくいのですが……
とは言え、Fate/Zeroが同時期でなければ、その作画は群を抜いていた事は間違いないです。

そして、もう一つの特徴は良質なOPとEDです。

1クール目
OP『My Dearest 』 ED『Departures 〜あなたにおくるアイの歌〜 』
2クール目
OP『The Everlasting Guilty Crown 』 ED『告白』

以上の4曲は個人的な感想ではありますが、どれもとても良い曲だったと思います。
特に二つのOPはどちらも映像面でも楽しめ、とても見応えのある仕上がりだったように思えます。
作中でもヒロインのいのりが『Departures 〜あなたにおくるアイの歌〜 』を歌うのですが、その時もやはり音楽と映像の融合でとても見応えがありましたね。
同曲を使っての最終話のラストも、今までの集といのりを想うと本当に胸に染みるラストでした。


各キャラクターのデザインも自分としてはかなり好みとあって、視聴は特に苦も無くいきましたね。
まぁ、序盤の主人公の煮え切らない感じを不快に思う方も居るかもしれませんね。
メンタルの弱さで精神状況が結構コロコロ変わってしまいますね。
自分としては、状況下からして主人公の弱さは、逆に人間味があるなと感じております。
言っても主人公は高校生、あんな非日常すぎる状況に適応なんて絶対に出来ないでしょう。
そんな人間味溢れる主人公の苦悩とそれを乗り越えていく成長は割と描かれていて、好印象でした。
最も、アニメに、しかもこの作品のようなSFにリアルな人間味なんて要らん!!と言われればそれまでなんですけどね……


物語に関しては、かなり多くの設定を盛り込まれ、壮大で非常に見応えがある筈と言った感じ
ですが、多くの設定を深く描ききれずに、どうしても多くの設定だけが存在するだけで活かしきれていない実状は否めないですね。
ですので、視聴していると展開が飛躍しすぎだったり、付いて行けなかったりする事も……
素材自体は個々に面白さを持っているように感じられるだけに、ちょっと残念でしたね。
もっと、ひとつひとつの設定を濃密に描ききれば、面白かったのでしょうけど、2クールを使ってもちょっと捌ききれなかったですね。
4クールぐらい使って長くやれば壮大な物語に化け、名作になれたかもしれませんね。

所々、とても面白い面もあり、ここから一気に面白くなるのでは?
そんな期待を常に持ちながらの視聴でしたが、どうにも面白さにムラが多かった印象を受けます。
とは言え、本当に面白い回や展開、設定があったので、波に乗り切れなかったのは非常に勿体無かった……
結構、多くの方が途中で視聴を断念していると聞く中、自分はまだまだ挽回できる!!
そう信じて毎週視聴していたので、愛着はかなりある作品でしたね。

2クール目からの展開は、やや早足過ぎる感じはするも、個人的な感想でいえば面白かったように思えます。
まぁ、物語としてはやはり強引に締めた感じがし、先ほども書いたようにもっと時間をかけれればと思ってしまいます。
しかし、ラストシーンは今までの集の苦悩、そしてそれを乗り越えていく中でどれだけいのりの存在が集にとって大きかったのか。
それを考えると、非常にこみ上げるものがある、とても切なくも綺麗なラストではありました。


作画は非常に素晴らしく、今まで視聴した作品の中でもクオリティはかなり高い部類
OP、EDも良質で物語を度外視すれば、非常に素晴らしい出来栄えの作品ではありました。
勿論、面白い展開の回もあり、2クール目から展開は個人的には面白かったです。
一度お時間があれば視聴してみてはいかがでしょうか?

投稿 : 2024/04/13
♥ : 164
ネタバレ

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

・・・ずっと側に居ても、いい? (;`O´)oダメーーー!!∑('◇'*)エェッ!?

■「ギルティクラウン」ってどんなアニメなの(⌒^⌒)b
舞台は近未来の日本、突然発生したウィルスのパンデミックにより日本が無政府状態になるほどの危機的状態になったのでした。
そこに武力介入してきたのが、超国家間で組織されている「GHQ」だったのです!
そんな従属国に成り下がった日本でしたが、10年後に新たな戦いが起ころうとしていたのです♪

平穏な日々を送っていた天王洲第一高校2年の少年がある少女と出逢い「ヴォイド」という力を手に入れるのです。
その力とは、「GHQ」のロボット兵器を一刀両断するほどの破壊力だったのです!
また、少女の出逢いが必然的にレジスタンス「葬儀社」との出逢いともなり、彼の運命が大きく変わって行く事となるのです。


■「ギルティクラウン」と出逢った日の日記φ(*'д'* )
作画のクオリティーの高さは劇場版でも見ているような綺麗さと演出で本作品に対するスタッフの意気込みをかなり感じる事ができました♪
キャラデザに関しても、男の子の力強さや女の子の柔らかい肌の質感を丁寧に描写できていて感心するほどの出来栄えです♪⌒ヽ(*゚O゚)ノ スゴイッ!!!
BGMの巧みな手法が秀逸で、シーン毎にメリハリあって他の演出をより際立たせている事も印象的ですね♪
緊迫感を出す場面や会話などでBGMが邪魔にならない様にちゃんと気配りがなされていているのが良くわかりますし、選曲のセンスも良いので好印象です♪

後は2クール枠を余すことなく使った壮大なストーリーがどれだけ見ている人の心に響く物になっているかでしょうね(*^-^)
1話観ただけではまだ全体像がハッキリしないので、なんとも言えませんけこの作品の雰囲気から並々ならぬ力強さを感じるのできっと満足いく結果を見せてくれると信じています♪


■総評
放送前はとっても期待していたノイタミア発ロボットアニメだったんですけど、心にイマイチ響かなかったみたいです(・・∂) アレ?
OP曲/ED曲/BGM/作画についてはかなりの高評価を多くの人から頂けてましたよね♪
もちろんσ(^_^*)アタシも同じように思ってました♪
でも残念なことに一番大切なストーリーの組立がチグハグな部分が目立っていて、押さえておきたいポイント見間違えていたように感じました。
そういった意味ではオリジナルストーリーらしからぬ出来栄えになっていたかもしれませんね。
まず、『友達』とか『背徳感』をキーワードに掲げていましたど、こだわり過ぎで足枷になっていたような気がしたのです。
たとえば、「友達を武器に戦う」キャラの個性をヴォイドの形として表現しているのですけど、ハレちゃんの包帯は良いとして、他の人のヴォイドの形が本当に個性を表現しきれていたのかなぁって思うのです。
どちらかと言えばストーリーに都合の良いように各キャラに当てはめただけのような印象のほうが強かった気がします!
また『背徳感』については、後ろめたい気持ちや罪悪感をどのように描写していくか、どう関連付けしていくかがポイントだったんですけどね(≧▼≦;)
とくに主人公の桜満 集(ouma shuu)の引込み思案で臆病な性格は、罪悪感や後ろめたい気もちを背負わせるにはやりやすいキャラだったと思うのですけど、その殆どが周囲の影響によって背負わされたものだったんです(´;ェ;`)ウゥ・・・
戦争を知らないナイーブな性格な集の心情をリアルに描いていたとは思うのですけど、ワンパターンな表現だったがために主人公としては物足り無さを感じちゃったわけなのです。
せめて終盤くらいは誰の影響も受けず、みずから道を切り開いた上で背負った『背徳感』をみせてほしかったなぁって思いました。
幼い頃の恙神涯(tsutsugami gai)が集のリーダーシップに憧れを抱いていた事や、最期にいのりとすべてを背負おうとした集の行動が、もっと素直に受け入れることが出来たかなぁって思うんです
…c(゚^ ゚ ;)ウーン
きっと最後の最後、誕生日のシーンを見た時にもっとスッキリした清々しい気持ちで見れたような気がするんですよね!

他にも、キャラデザが美麗な反面、見た目が幼く見えてしまうので、行動や言動に重みや深みを与えるべきだったのですけど、心情の変化が描写されていない場面もあって説得力が欠けているシーンが目についちゃいましたね(^▽^;)
「城戸 研二」の凶悪さや才能、「ダリル・ヤン」の不器用な生き方など、どれだけの人が印象に残ってるのでしょうか?
アンドレイ・ローワン大尉の名言{netabare}「生き直せるなら今度はもっと人に優しくしろ、本当はもっといい子だったんだろ、ダリル坊やは」{/netabare}
の場面は名シーンになるはずだったのに…いきなりそんな事言われてもねぇ(∀`*ゞ)

面白い設定や展開があっただけに、なんだかもったいなかったなぁって印象でした(^=^;
期待が大きかったぶん余計にそう思ってしまったんでしょうね♪


■MUSIC♫
OP曲『My Dearest』
 【歌】supercell(こゑだ)
 テンポやリズムに微妙な変化を付けて疾走感の中にギルティクラウンの世界観を表現したナンバー♪
 そんな変幻自在の曲を力強よく見事に表現してたこゑだちゃんって何者w
 
ED曲『Departures ~あなたにおくるアイの歌~』
 【歌】EGOIST(chelly)
 σ(・・*)アタシの中で2011年度バラード部門があったらNo.1ソングです♪
 この曲、簡単そうで難しい、切ない悲しげなバラードなんでよね!
 とくにAメロなんかはほとんどピアノの伴奏しかない中、見事に心憂い表現までも出来ているのです♪
 末恐ろしい17歳ですね・・・♪⌒ヽ(*゚O゚)ノ スゴイッ!!!
 声質は透き通るようなウィスパーボイスで久しぶりに心に響く名曲に出会えました(*^▽^*)

OP曲『The Everlasting Guilty Crown』
 【歌】EGOIST(chelly)
 『Departures ~』とはうってかわってアップテンポのナンバー!
 この子はやっぱりバラード向きかなって、ちょっと思ったりして♪
 
ED曲『告白』
 【歌】supercell
 明るく元気で疾走感溢れるロックチューンなナンバー!
 
挿入歌『エウテルぺ』
 【歌】EGOIST(chelly)
 幻想的で淋しげなバラード♪
 安心して聴ける良質なバラードですね(*^^*)


2011.10.16・第一の手記
2012.05.19・第二の手記(追記:■総評、■MUSIC)

投稿 : 2024/04/13
♥ : 123

ワタ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

色々もったいなさ過ぎる

無政府状態となりGHQの統治下に置かれている日本が舞台。
とある出来事がきっかけで「王の能力」を宿してしまった主人公の運命やいかに・・・全22話。

素材は良かったのにどうしてこうなった\(^o^)/
世界観、設定、キャラデザ、どれも好みだったし
演出・作画レベルは非常に高かった。
しかし脚本が素材を全く活かしきれていない。
整合性無視のご都合展開はいちいち突っ込んでいたらキリないけど
キャラの心理描写が非常に雑で、行動原理がイミフな点はホントなんとかして欲しかったですね。
画面の中だけで盛り上がってる感が半端なく、最終回はその集大成といった感じでした。

中盤の学園編は結構楽しんで観てました。
とあるキャラの悲劇から主人公覚醒黒化の流れは盛り上がったし
閉鎖区域から脱出するための策を色々練る中で
リーダーとしての立場にある集の苦悩がよく描けていたと思う。
でもその後の展開にほとんど影響を及ぼしてないっていう・・・w

BGMに関しては、場面にそぐわない自己主張の激しい楽曲がちらほらと。
主題歌は安定のスパセルで曲、映像ともに素晴らしかったです。
特に後期OPは神がかったクオリチーで
疾走感溢れる曲と、映像の雰囲気がバッチリはまってましたね。
このOPだけ見ると名作な気がしてくる不思議!

割と好意的な目で観てましたが、糞アニメと罵りたい一歩手前まできちゃってます。
まあ嫌いではないですね。色々もったいなさ過ぎるアニメ、そんな感じです。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 85

91.6 1890 四月は君の嘘(TVアニメ動画)

2014年秋アニメ
★★★★★ 4.3 (5046)
20053人が棚に入れました
母の死をきっかけにピアノが弾けなくなった元天才少年・有馬公生。モノクロームだった彼の日常は、一人のヴァイオリニストとの出逢いから色付き始める。
傍若無人、喧嘩上等、でも個性あふれる演奏家・宮園かをり。少女に魅せられた公生は自分の足で14歳の今を走り始める。

声優・キャラクター
花江夏樹、種田梨沙、佐倉綾音、逢坂良太、早見沙織、梶裕貴
ネタバレ

にゃんぴ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

かをりのセリフ......・゚・(*ノД`*)・゚・。

原作未読

ずっと考えてる、何でこのアニメは「四月は君の嘘」という名前なの?

最終回まで見ないと分からない、

気づけば、実は1話から最終回まで伏線だらけ!!!嘘だろ......・゚・(*ノД`*)・゚・。

本当に悲しくて切ない嘘...

恋愛、青春、音楽系アニメが好きな人、ぜひ。

かをりのセリフ:
{netabare}受けたいです、手術。ほんの僅かでも時間が伸びるなら、ほん

の僅かでもそこに希望があるのなら、何だって縋りたいです。四月に出会っ

た男の子がいました、泣いて吐き出してみっともないぐらいあがいて、で

も、舞台で星のように輝いて、その人生は美しく奏でられるメロディーのよ

う、その男の子と約束したんです、また一緒に弾こうって、だから、私も一

生懸命あがいてやろうと思います、みっともなくても悪あがきでも、あがい

てあがいてあがいてあがきまくってやる...{/netabare}

投稿 : 2024/04/13
♥ : 200
ネタバレ

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

ひたすらきれいで、せつない

中学三年生の、
過去のトラウマによりピアノが弾けなくなった天才ピアニストの少年と、自由奔放な演奏で聴衆を魅了する天真爛漫なヴァイオリニストの少女。

二人が四月に出逢うところから物語は始まります。

本放送時、1話目観て「やたらキラッキラッしてるなぁ・・・パスかな?」と録りだめだけして、放置。
翌正月に暇でまとめ見してはまりました。
それから、最終回まで毎週が待ち遠しく。
テレビ番組でこんな気持ちになったのはいつ以来でしょうか。
自分の中ではBest of Bestの作品です。

以下、評価、感想です。

物語は勿論のこと、映像、音楽、演出、声優さんの演技全てが素晴らしい。

絵柄は背景含め丁寧できれいでカラフル。
目のチカチカするようなものではなく、優しくそれでいて鮮やかな色彩。
背景は一つ一つ切り出しても十分美麗なのですが、さらに登場人物のその時々の気持ちを真摯に映し出しています。

キャラクターの表情もワンシーン毎に丁寧に描かれており、声優さんの演技も相まって、1つ1つの動作や台詞が生き生きと伝わってきます。

原作漫画の構成・演出がもともと秀逸なところに、アニメでは漫画にはない「色」や「音」「精細な背景」を乗せ、さらに細かい工夫を重ねた演出で作品の魅力を最大限にまで引き上げている印象。

声優さんの演技では主人公「公生」とヒロイン「かをり」役の花江夏樹さんと種田梨沙さんが特に好きでした。

花江さんは公生のデリケートに揺れ動く心情をごく自然に表現されてます。
モノローグが多くそれがポエムっぽいので最初は面食らいましたが、花江さんの演技ですぐに馴染んでしまいました。

かをりは明るく天真爛漫ながら実は心のうちに葛藤を抱えているという複雑なキャラクター。
(最終話まで観てから二周目観るととそのことがよくわかります)
種田さんはその複雑な役回りを本当に上手く演じてらしたと思います。

音楽は演奏シーンの音と描写、ともに凄かったですね。
私は素人なのですが、音楽やってる人からの評判も素晴らしく高いようです。
重要な演奏シーンではとてつもない手間をかけてるそうで。
作画は単なるCGだけではなく、モデルアーティストの演奏を10台くらいのカメラで囲んで撮影した画像を見てアニメーターが手で起こしたのだそう。
特にヴァイオリンの演奏シーンは本当に圧倒されてしまいます。

ストーリーはジャンル分けするなら「音楽もの」「ボーイミーツガール」「恋愛」「少年の成長」といったところでしょうが、個人的にはそうした範疇には収めたくないなぁとか思ったり。

ストーリー展開が読めてしまい萎えた、という声もちらほらあるようですが、わかっていても釘付けになってしまうような迫力と物語としての完成度の高さがあります。


二つのプロット

{netabare} 「挫折した天才が、ヒロインに励まされ鼓舞されながら周囲との関係性に気がつき、自分の演奏を取り戻し、さらには成長していく」{/netabare}

{netabare} 「自分の死期を悟ったヒロインが残された時間を精一杯生きる」{/netabare} 

が九十九折のように絡み合いながら展開されていきます。


特に後者は最終回まで隠されているので、二周目はヒロインの気持ちが手に取るようにわかり、感動がいや増していきます。

この作品を{netabare} 死んで{/netabare} お涙頂戴というのが見当違いだということは、二回観た人ならわかるはず。


一番好きな作品なので熱く語ってしまいましたが、この作品のファンの方ならたくさん書いてしまう気持ちも共感いただけるかと 笑。

とりあえずチャンスがあれば人におすすめしている作品です。

<追記①>
「君」という言葉について
公生とかをりは互いを「君」と呼びあっています。
もはや君嘘を象徴するワード。

でも互いに互いを「君」と呼ぶとか変ですよね。
そもそも「君」とか現実ではあまり使わないし。

普通に考えると君嘘の公生、かをりは、{netabare} 互いを少し距離を置いた{/netabare} 存在としようとしていた。

でもただそれだけなら苗字で呼べばいい。
やはり「君」と呼びかけるのはなんらか特別な気持ちがあるのだと思います。
他の人には「君」と呼びかけたりしてないわけですし。

公生のモノローグ{netabare} 「近づきたいけど近づけない」。{/netabare} 
結局これなんじゃないかな。
これはかをりも同じだったんでしょう。
だから「君」と呼ぶ。

渡と椿にはそんな二人はやはり特別な関係に見えたでしょうね。
だから渡も察するし、椿もヤキモチを焼くんだろうな。

とか思いました。

<追記②>
君嘘を観た感想は人さまざま。

放映直後はネットでいろんな声が飛び交っていたのを覚えています。
号泣して虚脱感に苛まされたという人もいれば、ストーリーが読めてつまらなかったという人も、その中間な人も。

感動したという人も、どこの部分に感動したというのは人により異なるようです。

※以下は重度のネタバレです。
{netabare}
私の場合は、最終回の手紙のとある一文でした。

ここまでの話で、
かをりが公生と出会う前から公生の演奏に惹かれていたであろうこと、
嘘は「渡くんのことが好き」であるだろうこと、
くらいは想像してました(まぁ普通見当つきますよね)。

気になっていたのは
「公生に近づくためになぜそんな無茶な嘘をついたんだろう」

手紙の前段では子供の頃からの公生への憧れが綴られていました。
だから公生に近づきたい気持ちは納得。

でもですよ。
普通、嘘ついて他人をダシにして好きな人に近づくとかはとんでもない行為。
それだけで相当な無茶。
さらには公生を力ずくで舞台に引きずり上げるとか相当無理無茶してます。

「なぜそんな無茶を?」

手紙にはこうあります。

---------
ある夜、病院の待合室で、お父さんとお母さんが泣いてるのを見て
『私は長くないのだ』と知りました

その時です
わたしは・・・走り出したのです。

後悔を天国に持ち込まないため、好き勝手やったりしました」
---------

私はこの
「わたしは・・・走り出したのです。」
にやられてしまいました。

自分の死を悟った14歳のヒロインが残された時間を精一杯生きようと心に決めた瞬間。

ああ、そうか
だから勇気を出してそんなギリギリの無茶をしたのか

「聖の青春」(大崎善生 著)というノンフィクション小説を読んだ時と同じような感動と衝撃でした。


しかし、 かをりのついた嘘は悲しい嘘でもありました。

四月の出会いの後、かをりの中には、公生に対して音楽家としての憧れだけではなく、一人の異性としての好意が芽生えていきます。
しかし、いくら感情が膨らんできても誰にも漏らせません。
知られてしまったら椿にも渡にも酷いことをしたことになる。
何より「私は通り過ぎて居なくなる人間」
もし仮に付き合うようなことにでもなったら公生にも酷い悲しみを与えてしまう。

公生とはあくまで音楽家としての関わりであると一線を引き、真の想いはどんなに勘ぐられても自分の中にしまっておくしかないものでした。

それでもかをりは公生への高まる想いを抑えきれず葛藤していきます。
「自分のことを忘れてほしくない」
「自分の本当の想いを知ってほしい」
そんな「音楽以外でも結びついていたい」という気持ち。

いろんな気持ちがないまぜになり、その帰結があの最期の「手紙」なんでしょう。


もちろん公生の成長やかをりへの想い、青春といった要素もひっくるめて私はこの作品が大好きなのですが、この作品が自分の中で特別になった一番のポイントはこうしたところです。

死んだから悲しい、という話ではない。
死ぬまでのたった1年足らずの短い時間を、周りには隠しながらも、葛藤しながらも、足掻いて足掻いて必死に走り抜けた女の子の話。{/netabare}

アニメでこうした感動が味わえるとは思いませんでした。

<2019/2/1 追記③>
第2話の最後の方。

帰り道、かをりが渡を待つ振りをして公生を待ち伏せしてるシーン。

このやり取り好きなんですよ。

かをりを傷つけまいと、ガールフレンドと帰る約束をしてる渡のことを悟られないように「渡はまだ部活」と嘘をつく公生。

そんな嘘に気がつきながらも「じゃあ渡くんを探しに行こっかなー」と意地悪な素振りをする、かをり。

それを慌てふためいて止めようとする公生

たぶん、この時、かをりは公生が{netabare} "思ってた通り、優しい人"{/netabare} なのだと実感したのかなぁ、と。

<追記④>
この作品の特徴に
「大切な言葉を繰り返す」
というところがあります。

同じ意味で
違う意味で
同じ人が
違う人が

それも結構な話数を飛び越えて。

さらに、時には反対の言葉を持ってきて対の関係にする。

これらがこの作品の魅力を引き立てています。
まるで作品そのものが「詩」のよう。

何度か観た人はそうした、紡がれる言葉を探してみるのも良いかもしれません。

<更新履歴>
2017/9上旬 初投稿
2017/9/19 追記①
2017/10/15追記①修正
2018/9/21 本文を大幅に加筆修正し、追記②を追加
2019/2/1 追記③
2019/11/07 追記④
2023/4/23 一部削除

投稿 : 2024/04/13
♥ : 162
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

聖女のように

A-1 Pictures制作。

青春を謳歌する中学生の悲喜交々、
真摯に「生」と向き合い、
過去を乗り越えようとする少年と、
聖女のように「献身」に身を捧げた少女の、
これは美しくも儚い物語なのです。

母親から勝つためだけの演奏を叩き込まれ、
ヒューマンメトロノームと揶揄される少年。
母親の死をきっかけにピアノが弾けなくなる。
やがて1人の少女との出逢いがあり、
モノクロームな日常が、カラフルに色づき始める。

{netabare}死を悟った時、残りの人生をどう生きるのか、
この物語が問いかけるものはそういうものだ。
少女は幼かった自分に大切なものをくれた、
大好きな少年に、最後の生を捧げたのだ。{/netabare}

音楽は本来、楽しいものである。
五線譜の檻に閉じ込められた少年への、
少女からの大切で温かいメッセージです。

最も胸を打つ最高のシーンがあります。
{netabare}延命手術を決意した彼女へ贈るショパンのバラード。
その最後の演奏中に少年は、
舞台に現れた彼女を見て顔をゆがめる。
驚きではなく、安らぎでもなく…、
この世にもう彼女はいないと知ったのです。{/netabare}

色彩が命を吹き込み、音楽は魔法になる。
{netabare}春の訪れとともに、彼女の生を想う、
美しく咲き誇った彼女をまた好きになる。
彼女のついた微笑ましい嘘に涙を堪える。
これからもきっと。{/netabare}

素晴らしい作品に感謝したいです。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 134

91.6 1890 映画けいおん!(アニメ映画)

2011年12月3日
★★★★★ 4.3 (3040)
15411人が棚に入れました
「放課後リターンズ!」「けいおん!」は、いつでも進行形!!あの大人気TVシリーズが遂に映画化!TVシリーズでは描かれなかった、桜が丘高校在学中の軽音部5人の繰り広げるゆるやか部活ライフを描く。卒業を控えた軽音部3年生 唯、澪、律、紬の4人は、いつもどおり部室でお茶したり、バンドの方向性を話し合ったり?とゆるやかな時間を送っていた。そんなある日、教室で同級生たちが「卒業旅行」を企画していることを知り、唯たちも卒業旅行に行こうということになる。そのことを聞いた梓も参加することになり、各自、候補地の希望を出す中、くじ引きの 結果「ロンドン」へ行くことに決定!ガイドブック等旅行の準備をしながら、各自、ロンドンへの思いをはせる。

声優・キャラクター
豊崎愛生、日笠陽子、佐藤聡美、寿美菜子、竹達彩奈、真田アサミ、米澤円、藤東知夏、永田依子
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

けいおんシリーズの魅力が詰まってる。元気のないときに見ようc(-。-,,)c)~

原作未読。
けいおん1期、2期ともに視聴済み。

1期レビュー→ http://www.anikore.jp/review/408583
2期レビュー→ http://www.anikore.jp/review/413114

劇場版は時系列でいうと、けいおん2期の終盤間際、23~24話の辺りです。
どのようにして24話につながったのか、裏話が描かれています。
視聴後、もう一度、けいおん2期の終盤を見直したくなりました。


けいおんは「日常の中にある楽しさ」がテーマだと考えています。
その日常の中で、「山」となるイベントが含まれています。
その中でも最も大きいであろう山が丁寧に描かれています。

イベントですから、正確には日常ではなく非日常です。
しかし、日常の延長線上にある「ちょっと大きな日常」といってもいいくらい、自然なキャラクターの姿が表現されています。
キャラクターの細かいしぐさ、テーブルの上に置かれた小物、背景のいたずら書き。
そんなさりげない描写ですら、楽しい日常を感じさせてくれます。

「ああ、またボケやツッコミをしながら壁に落書したんだろうなぁ」
「今日あったことをぐだぐだ話しながらお菓子の包み紙で遊んだんだろうなぁ」

なーんて想像してしまいます。

みんなの仲の良さが伝わってきます。
本当に楽しそうです。
こちらまで楽しくなってきます。
何ていえばいいんでしょう。
ペットのしぐさに癒やされる感じでしょうか?
{netabare}あずきゃっとc(-。-,,)c)~{/netabare}

日常の枠をギリギリこえない、楽しさがテーマの物語。
そして、感動も忘れていません。

「けいおんシリーズの魅力とはこういうものだ!」とうまく伝わった作品だと思います。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 93
ネタバレ

Yulily さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

卒業は さよならじゃない(点数以外全て更新)

1期、2期 視聴済み
過去視聴作品レビュー

高校の部活動けいおん部。「放課後ティータイム」という5人のガールズバンドの女の子たちの物語です。けいおん劇場版は何度見ても新しい発見や違った感動があります...とても愛があふれる作品です。

けいおん部はとにかくマイペースな部活です。
部活中に楽しいおしゃべりの時間、ティータイム。優しい時間が流れます...

部員は5人。内4人は3年生(唯、澪、律、紬)
あずにゃんこと梓ちゃんは1つ年下の後輩、唯たち4人はこの年に卒業を控えています。この5人で過ごせるのもあとわずか、そんなかけがえのない大切な時間を描きます。

部活動での沢山の思い出。この場所で仲間意識や信頼関係を築き絆を育みましたね。

沢山の楽しい時間を皆で過ごし、辛いことや大変なこともありましたが皆で成長した、けいおん部。
ずっといつまでも、終わらないで..誰もが思ったことでしょう…

{netabare}
刻々と時は過ぎ...
卒業旅行に憧れの地ロンドンへ5人で行きます。
はしゃぐ澪がとても可愛いですね。
後輩のあずにゃんはドタバタした旅行のサポートを行いここでもしっかり者でした。

あずにゃん。唯は先輩ですが数々の頼りない行動に何度も振り回されたけれど、何だかんだいっても大好きで大切なんですよね。唯×あずにゃんとっても良いコンビでした。
時にあずにゃんと唯がお互いに相手を思いやるシーンに感動でした。

「最後に、先輩らしい事をしたい!」という唯達の想い、後輩あずにゃんに残せるものはないか、、そして生まれる歌。この卒業旅行を経てつくられたのですね。

あずにゃんに秘密でつくりあげた、けいおん部の絆と思い出を歌にした「天使にふれたよ!」

4人にとってかけがえのない天使あずにゃんへおくるシーンには感動でした。

先輩4人のありったけの愛情と感謝。この歌声、歌詞はあずにゃんの心に深く刻まれたことでしょう。
{/netabare}

劇場版の最後のシーンがアニメシリーズ最終回の名シーンに続いているのです。きれいにまとまり笑えて泣ける素敵な映画でした。

会えたよ! すてきな天使に
卒業は終わりじゃない
これからも仲間だから♪

投稿 : 2024/04/13
♥ : 82

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

ファンには嬉しい大満足の劇場版でした( *・ω・)ノ

■けいおん!!!3期を期待せずにはいられなくなっちゃいますね‥…━━ *  m(゚▽゚* ) ホシニネガイヲ・・・
まさか、生まれて初めて公開初日に映画を観に行くことになるなんて思ってもいなかったです!
それだけ期待もしてたし、好きな作品のひとつだったんですよね(^ー^* )フフ♪
そしていざ劇場へ||ヽ(*゚▽゚*)ノミ|Ю ワタシノセキハドコ♪
上映時間116分・・・「けいおん!」らしさがたっぷり詰まったあっという間の至福の時間でした
♪⌒ヽ(*゚O゚)ノ
 
劇場版でも、監督に山田尚子さん、脚本に吉田玲子さん、キャラデザに堀口悠紀子さんといった主要どころが女性スタッフ中心に制作されているので、キャラのちょっとした行動や仕草、思考や感性が等身大の女子高生として描かれているところは相変らずでとっても好感がもてました。
それと劇場版「けいおん!」の予告PVでも知らされていたように、卒業旅行で海外へ行く事になるのですけど、ちゃんと海外でも彼女達の「らしさ」が生かされているので、なんだかとっても安心しちゃましたw
それと京都アニメーションの安定感抜群な作画は「これぞプロの仕事」って感じで改めて感心させられちゃいました(゚∇^d) グッ!!

劇場版「けいおん!」はTVシリーズで培ってきた良いところを、背伸びさせずにそのまま詰め込みましたって印象なのです。
TVシリーズの延長線上で違和感なく楽しむ事ができるので、ティータイムに紅茶を飲んで
C=(^◇^ ; ホッ!っとするような感覚にさせてくれました♪
いつもでもどこでも変わらない「け」「い」「お」「ん」「ぶ」が観られるのが劇場版「けいおん!」の良い所なのでしょうね(*゚▽゚)ノ
けいおんファンにとって劇場版「けいおん!」は間違いなく大成功といえる作品だとおもいます!
まだ「けいおん!」を観たことないっていう方は是非TVアニメシリーズを観てから視聴することをお薦めします♪

アタシσ(゚-^*)にとって色々懐かしい気持ちにさせてくれるのが「けいおん!」って作品なので文句なしで観て良かったです(*^o^*)
学生時代の友達との思い出、バンド仲間との時間、海外で知り合いにバッタリ会ったときの感動などなどw
家に帰った後に愛用の楽器たちと戯れたことは言うまでもありません《《《《♪♪(*´▽`*)ノ゛

そういえば、漫画は唯ちゃん達の卒業組みとあずにゃん達の高校生組みが並行してそれぞれ連載中なのでアニメ化を否応なしで期待せずにはいられないですよね♪
また新しい「けいおん」と出逢えることを楽しみにしてます☆⌒ヽ(*'、^*)

2011.12.04・第一の手記

投稿 : 2024/04/13
♥ : 80

86.3 1890 坂道のアポロン(TVアニメ動画)

2012年春アニメ
★★★★☆ 4.0 (2169)
10036人が棚に入れました
1966年初夏、船乗りの父親の仕事の都合で、横須賀から長崎県の田舎町へ転校してきた一人のナイーブな少年・薫。
転校初日、バンカラな男・千太郎との出会いのおかげで、薫の高校生活は思わぬ方向へ変化していく。
更に、薫は千太郎の幼なじみ・律子に、律子は千太郎に、千太郎は上級生の百合香にと、それぞれの恋の行方も複雑になっていく。

声優・キャラクター
木村良平、細谷佳正、南里侑香、遠藤綾、諏訪部順一、北島善紀、岡本信彦、村瀬歩、佐藤亜美菜、鈴村健一、櫻井孝宏
ネタバレ

takumi@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

原作を読まずに待ってた

とうとう終わってしまった。
10話から最終回まで、かなり駆け足ではあったけれども
うまくまとまっていたし、時の流れを早くに見せてくれたほうが
ぼんや千太郎の高校時代の純粋さを残した記憶のまま、
大人になった彼らの姿を観ることになるので、
なおさら感動できたのかもと思う。

心が震えた細かいシーンを挙げればたくさんあるけれど、
最終回を観終えた今思い返すと、くるまった白いシーツを
ぼんがふわっと取り上げるシーンが合計3回出てきたことが印象的。
1回目は学校の屋上で千太郎と初めて会った瞬間。
2回目は病院の屋上で、3回目は教会で。

千太郎=ドラムっていう象徴が、ぼん=ピアノというほどに
2人は言葉で会話する以上の内容と、絆と幸福感を、
演奏を通して分かち合っているのが素晴らしい。

どんなに年月が経っていようが、心のどこかで信じて待っている。
8年経っても使い込まれている千太郎のドラムを見てそう思った。
一方、ぼんのほうは場所が教会だったため、ピアノではなかったものの、
当時流行り始めていたエレクトーンが、時代を象徴していてとても良かった。

そうそう、2人に再会をさせることになるきっかけが
{netabare}
百合香さんだったことも、彼女が淳兄としあわせに暮らしていることも、
なんだか嬉しかった。とにかく、感無量・・・
{/netabare}

原作を既読の方にとっては、想う部分がまた違うかもだけれど
未読の僕としては、爽やかな終わり方で、大満足です。

---------------------------------------

<9話の感想>

タイトルとなった曲は・・確か使われてなかったと思うのだけど、
「私を愛すか置いていくか」って意味そのまんまの展開だった。

今回はそれぞれの想いが、ギュギュっと詰め込まれて、
でもそれが全然違和感なく、綺麗にまとまっていたと思う。

思いがけず、自分の中に新たな恋が芽生えていることに気づいて
揺れ動きながらも打ち明けられない想い。
{netabare}
思いがけず、自分が好かれていたことに気づいて戸惑い、
本命の女性を奪っていった淳兄への果たし状として
最後のセッションをする千太郎。

何度も積極的なアプローチをしたのにも関わらず失恋した薫は
律ちゃんの心の変化に気づくはずもなく・・・

そして、百合香を大切に想いながらも、東京へと戻らねばならない淳兄。
ホームでの二人の会話があまりに切なくて、胸がズキズキ。
でも、列車が動き始める瞬間に聞こえたある言葉で、
咄嗟にとった彼の行動には正直、拍手喝采!うるうるきた~

「どうしよう・・・乗せちまった」

「これからどうするの?」と頬を赤らめ
嬉しそうに微笑んだ彼女の顔がとても魅力的だった。

百合香に大胆な行動をさせるきっかけとなったのは、
「何も言わんで終わりを待つのは もうやめようと思って」
という律ちゃんの一言だった。
{/netabare}

しかし、いつ聞いても律ちゃんの長崎弁は癒される。
かわいくて仕方ない!そして次回はついに彼女も?

あ~~~来週が待ちきれないよっ☆

---------------------------------------

<8話の感想>

文化祭以来モテモテの薫、人気急上昇。
あみもののテキスト本にある写真を見て、薫をふと想う律っちゃん。
淳兄がアパートの階段に落としたショートピースの箱を拾って
火をつけないままくわえ煙草をしてみる百合香。
百合香の言葉から、大学時代の同志を想う淳兄。

つまらないことで胸をドキドキさせながら誰かを想う
せつない気持ちを歌った「シーズ・フーリッシュ・シングス」が
今回のタイトルだった。

それにしても、淳兄の部屋で
{netabare}押し倒されたときの百合香。
抵抗した手のひらに、彼の胸の激しい鼓動と本心を察知して
即座に冷静な態度をとれちゃうあたり、{/netabare}
只者ではないぞとw
到底、千太郎には手の届かないふたりだね、やっぱり。

でもそんな千太郎が、薫の投げかけた一言から、
{netabare}幼い頃からの律ちゃんの自分への想いに{/netabare}
気づくくだりには、こみ上げるものがあったなぁ・・
そして商店街から見える夕空があまりにも美しかった。

律ちゃんは自分の恋心が揺らぎ始めているようだし
今後もひと波乱ありそうで。
恋愛を諦めて友情を選んだ薫は、果たして・・

まったく、唸るほどに脚本がうまいなぁって思う。

-----------------------------------------------


<7話の感想>

なんだかんだ、この作品に関してだけは毎回感想を書かずにいられなくなる。
そのくらい内容が濃く、毎回胸をアツくさせてくれる物語だ。

今回は文化祭を中心にしたお話。
前回の海辺での気まずさを引きずっている千太郎と薫の
意地の張り方がなんとも、傍から見てると微笑ましいけど
当の本人たちにとっては心がズシンっと重くなるほどなんだろうな。。

そして長崎らしく、また時期的にも7月あたりなので
雨のシーンが多いのも、なかなかリアルだし、薫の心情を表す演出に
すごく役立ってる天気だと思う。

さて文化祭当日。 ちょっとしたアクシデントが。
でもそのおかげで、「雨降って地固まる」ことに。

千太郎のセリフ「大事な相棒 待たせとるけんな」にジーン。。
そして千太郎と薫の息の合った演奏に、またまたジーン・・・
ジャズメドレーでの2人の演奏中、体育館へとまっしぐらな校内での生徒達の足元や
回想シーンにもう我慢できなくなってウルウル。。。(><。

さらには、演奏直後のラストシーンにもジワ~~~っと胸が熱くなり・・
ほんと、たまらないよなぁ・・毎回こう泣かされちゃ(笑)

アニメ版のサントラに入っていた文化祭での曲がノーカットで
流れていたのも感動だった!

百合香さんにとっては、なかなかへヴィーな回であったわけだけど
彼女の恋はどうなっていくのか・・今後はそちらも気になるところ。

---------------------------------------------

<6話の感想>

薫の不安、嫉妬、傷心・・・痛いほどビンビン伝わってきて
後半は思わず目頭が熱くなった。
わかるよ~めちゃめちゃわかる、感情的になってしまった彼の想い(><。

今回新登場のビートルズファン 松岡くんを、
薫くんが認める時は来るのかな?
恋には鈍感だけど、友情には深いものを示す千太郎の今後次第で
物語はさまざまにカタチを変えていきそう。

印象的だったのは、絵画とジャズは近いところにあるという言葉。
絵画はキャンバス、ジャズは演奏に、その場その時に生きている自分を
刻み込む感じがする・・という淳兄の言葉。
それを想うと、今の薫くんは日々そのものがジャズだよね。

ちなみに今回の表題、「You don't know what love is」
ジャズナンバーの1曲なのだけど、僕はニーナ・シモンの歌で聴くか
ソニー・ロリンズの演奏で聴くのが好きです。
--------------------------------------------

<5話の感想>

先月28日にリリースされたばかりの24曲入りサントラの中の
大好きな1曲「バードランドの子守唄」
これはいつかかるんだろう?と思っていたら今回だった。
しかもしかも、反則なほど感動してしまうシーンで流れやがった!

ちなみに音楽については、ジャズについてかなり詳しく書かれた
hiroshiさんのレヴューをオススメする。

そして今回は70%涙が溢れて15%クスクスニヤニヤ、
残りの15%はセツナイ思いで胸が痛んだ。

{netabare}まずは薫と律ちゃんの糸電話のシーンが秀逸!
東京にいる母と薫が再会し、食事しながら失恋を笑い飛ばすシーンに号泣。
淳兄のアパートを千太郎と訪ねた時、百合香からの手紙の束がポストに
挟まったままなのをみつけ、慌てて部屋に押し込む薫の思いやり。
薫の東京行きに強引に同行する千太郎の友情・・{/netabare}

もう何もかもが心に響いた今回の5話。
ますます今後が見逃せない。

------------------------------------------
<4話まで視聴>

{netabare}律ちゃんに恋をした薫。
律ちゃんは千太郎、千太郎は百合香、百合香は淳兄・・{/netabare}

やはり予測したとおり、恋の輪舞曲という感じ。
でも、みんなすごく純朴なところがあるので、ペースはスロー。
傍から観てるこっちが照れくさくなるほど、初々しすぎて眩しい・・

それだけに、手痛い失恋なんかして欲しくないのだけど。
みんなそうやって成長していくのだよね。
その成長がまた、ジャズの上達ともクロスオーバーしていて
とても好感が持てる。

律ちゃんの前で、度々眼鏡を外して何気にアピールする薫や
好きな子の前では純情剥き出しになってしまう千太郎、
そして律ちゃんの胸のうちのチクンっとした痛み・・
みんながとても純粋で、素敵だ。


<以下は初回を観てすぐの感想>
============================================
まず一言。

「待ち遠しかったーーーっ!!」

ずっとアニメ版の放送を楽しみにしてきたので、ほんと嬉しい。
1話を視聴したが、作画も脚本も演出もキャラデザも音楽も、
どれもこれも予想以上に良かった。

テレビアニメ『COWBOY BEBOP』を手がけた監督 渡辺信一郎氏と
音楽を担当している菅野よう子さんの久々のタッグ。

舞台は1966年の初夏の長崎。
父親の仕事の都合で横須賀から転校してきた高校一年生の西見薫と、
「札付きの悪」と周囲から恐れられている川渕千太郎、
千太郎の幼馴染である迎律子、このクラスメイト3人が主な主人公。
優等生で心を閉ざしがちだった薫が、
千太郎や律子との出会いをきっかけに知ったジャズの魅力をベースに
彼らの友情や恋模様を描いていく物語。

ピアノ、ジャズ、1960年代、港町長崎・・・
どこをとっても個人的にドストライクな作品なので、
これからの毎週が楽しみ。

すでに発売されているコミック版のサントラの収録曲リストは
全12曲で以下の通り。
これらの曲がアニメで演奏されていくのかと思うと
すごくワクワクする。

1.モーニン (アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズ)
2.ブローイン・ザ・ブルース・アウェイ (ホレス・シルヴァー)
3.いつか王子様が (quasimode)
4.チュニジアの夜 (アート・ブレイキー)
5.バット・ノット・フォー・ミー (チェット・ベイカー)
6.アス・スリー (ホレス・パーラン)
7.ラヴ・フォー・セール (キャノンボール・アダレイ)
8.イージー・トゥ・ラヴ (サラ・ヴォーン)
9.マイ・フェイヴァリット・シングス (quasimode)
10.バグス・グルーヴ (ミルト・ジャクソン)
11.ブルー・トレイン (ジョン・コルトレーン)
12.マイ・ファニー・ヴァレンタイン (ビル・エヴァンス&ジム・ホール)

あぁ~~普段はクラシック畑が専門なのに、
これでまたしばらくジャズにふけってしまうのだろうなぁ~
ジャズ好きの父のおかげで、けっこう知っている曲は多いものの、
薫と自分が猛スピードでシンクロしていくのが可笑しかった。
アニメが生活の一部になってしまっている今、
つくづく影響受けやすい自分ですw

投稿 : 2024/04/13
♥ : 127
ネタバレ

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

大好きな要素がたっぷり詰まった秀作です☆d(o⌒∇⌒o)b☆

■『坂道のアポロン』ってこんなアニメですρ( ̄∇ ̄o)
2007年から『月刊flowers』で連載されていた小玉ユキさん原作の漫画をアニメ化した作品です。
本作の主人公「西見薫」はとっても繊細で人付き合いが苦手な高校一年生!
父の仕事の影響で佐世保市の高校に転入してきたのだけれど…ひょんな事から、札付きの不良と恐れられている川渕 千太郎とその幼なじみの迎 律子との運命的な出会いを果たすことになるのです(*  ̄)人( ̄ *)
ジャズを通じて深まる友情、複雑に絡み合う恋愛模様、忘れられない思い出の青春の1ページを丁寧に描いた作品となってます♪


■総評
『坂道のアポロン』を視聴する前に「コクリコ坂から」を観ていたので、どうしても比較したくなっちゃいました…タイトルに「坂」が付く作品ですしね…(^=^;
ちょうど、どちらの作品も戦後の学生運動が盛んな時代が背景となっていて、そういった視点から言うと「コクリコ坂から」はその時代の強くたくましい生き方がキャラ設定やシナリオに色濃く反映された作品だったと思います。
一方で『坂道のアポロン』の場合、あくまでジャズ視点の時代背景となっているので、キャラ設定やシナリオに政治的背景は感じないので、誰でも抵抗なく観れる作品だと思います。
そうそう、実はモダンジャズの黄金期が学生運動の時代に重なるんですよね♪
作中で頻繁に使われてたアート・ブレイキーの「Moanin'」という曲は、ジャズが好きな人ならば誰もが知ってるレーベル「ブルーノート」の4000番台の中の一曲で、日本でジャズブームの火つけ役ともなった名曲中の名曲なんです♪
ちなみにわたしの好きなバド・パウエルの「クレオパトラの夢」もブルーノート4000番台なんですよ♪…どーでもいいですね(^o^;
そんなジャズをテーマにした作品だけあって、佐世保のアメリカナイズされた街並みがジャズとの調和を感じたりもしました。
演奏シーンで特筆しておきたいのは、薫や千太郎がセッションするシーンが数多く描かれている中、インタープレイ(お互いの音を聴いて反応しながらする演奏)を通じてシーンごとの感情や気持ちを見事に描写して見せてくれているところです(o^-')b グッ!
即興演奏の魅力といえば、最低限の規則性の中で奏者の技量やセンスで表現の仕方が千差万別なところだと思ってます。
互いに奏でる旋律がまるで会話をしているかの様に感じられて感情が乗った時、グルーブ感が生まれて「スウィングしてる♪」ってなるんですよね♪
そんなシーンを通してジャズを普段聴いていない視聴者にも「なんかジャズもいいよね」って思ってもらえたらいいかなって思います☆彡

これまでジャズ視点で綴ってきましたが、ジャズはあくまでサブテーマなので、この作品の魅力はジャズを通じて描かれている、運命的な出会いであったり、心の交流から深めあう友情の絆であったり、ちょっと不器用な恋愛模様だと思ってます。
ストーリーの展開は多少駆け足に思える場面はありますが、キャラクタの心情をわかり易く描写しているので混乱することなくテンポよくストーリーが展開されていますね♪
1クールという枠の中に上手にまとめ上げた印象で、随所に感動する場面が散りばめられているのであっという間に完走できて、充実感を味わえた作品でした(〃´o`)=3 フゥ
個人的に難点をあげるとするならば、千太郎が最後にとった行動だけですね(ノ_-;)ハア…
{netabare}妹の幸子の事を考えると、あまりにも身勝手な行動に思えてならなかったのです。
また薫との再会のときも「いつか、こがん日が来るかもしれん」とか言ってたし…{/netabare}
ちょっとだけ千太郎にはがっかりさせられちゃいました(;_;)
でも色んな要素がバランスよくまとめられた秀作なので、お薦めしたい作品の中のひとつです♪


■MUSIC♫
OP曲『坂道のメロディ』
 【作詞・歌】YUKI【作曲・編曲】菅野よう子
 JAM時代からYUKIさんは好きで、菅野よう子さんとのタイアップに大興奮でした(* ̄0 ̄*)ノ
 菅野さんはいつも素晴らしい曲を安定して提供してくれますしね(*^▽^*)
 この曲も楽器ひとつひとつがしっかり主張していて、それでいて調和がとれているんですよね♪
 甘く可愛らしいYUKIさんの歌声とアップテンポで奥行きのあるナンバーが心を踊らせてくれます
 (゚∇^d) グッ!!

ED曲『アルタイル』
 【作詞・歌】秦基博【作曲・編曲】菅野よう子
 エンディング曲らしく落ち着いた曲調のしっとり聴かせてくれるナンバーです♪
 秦さんの歌声も抱擁感があって安心できますね(ミ´ω`ミ)

挿入歌『バードランドの子守唄』
 【作曲】ジョージ・シアリング【歌】手嶌葵
 手嶌さんといえば「ゲド戦記」「コクリコ坂から」でお馴染みですね。
 またこの曲は盲目のピアニストで有名なジャズピアニストのジョージ・シアリングさんの曲♪
 色んな人に愛され歌われてきた名曲で、手嶌さんの高音域で艶のある歌声は
 また違った色香が漂っていて聴き応えありました☆⌒d(*^ー゚)b グッ!!


2012.11.10・第一の手記

投稿 : 2024/04/13
♥ : 88
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

そのまま実写ドラマ化できそう

原作未読。

時は1960年代後半、古き良き時代。
主人公の西見薫(にしみ かおる)は、長崎の佐世保にある高校に転入する。
そこで、札付きのワル、川渕千太郎(かわぶち せんたろう)と出会うことで物語は始まる。


ジャズを通して織りなす青春物語。
友情、恋愛という「絆」がテーマのお話です。

かなり面白かったです。
感動して涙腺が緩みました。

やっぱり、音楽っていいですよね。
音で話し、リズムで聴き、セッションで会話する。
音楽の魅力がすごくよく伝わってきました。


特に中盤の盛り上がりは見事でした。
キャラクターの心情に大きな転機が訪れる場面があるのですが、そこで演奏シーンが入ります。
これがたまらなくかっこいい!
音楽にぴったりとあった動きに、良ジャズアレンジのメドレー。
何度でも楽しめる名シーンです。
{netabare}
「取り戻せるかな」

この言葉を合図に、演奏しているふたりが徐々にノッていくのがいいですね。
最初は探り探り。
過去を思い出しながら、どんどん息があっていき、ふたりとも笑顔になっていく。
そして、「次へいくぜ」と言わんばかりの目配せで曲の切り替え。
最後には完璧なシンクロを見せる。

非常に印象的な場面でした。
{/netabare}

心情描写も繊細でした。
登場人物の気持ちがリアルに描かれています。
みんな不器用だけど一生懸命。

また、時代考証がしっかりされていますし、言葉づかいにもリアリティがあります。
全編にわたって方言を使いこなした声優さんに、☆をあげたいと思います。

物語のテンポもいいので、さくっと見られるのも高評価。


……と、さっきからほめてばかりなので、気になる点を挙げておきます。

・ストーリーにひねりがない

べったべたの青春ドラマですので、凝ったシナリオを求める人には向いていないと思います。
友情に関しては、すれ違いの応酬。
恋愛に関しては、登場人物がそれぞれの尻を追いかける恋のメリーゴーラウンド状態。

もうひとつ。

・実写ドラマ臭がする

そのまま実写でいけちゃいます。
アニメーションの質自体は高いのですが、もっと、「アニメだから描けた!」というシーンが欲しかったですね。
欲張りかな^^;


……ですが、そんなものは忘れてしまうほど出来がいいです。
心地よい音楽と泣けるストーリー。
本当に見てよかったと思える作品でした。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 72

85.0 1890 ARIA The ORIGINATION(TVアニメ動画)

2008年冬アニメ
★★★★★ 4.3 (1141)
6206人が棚に入れました
ARIAシリーズ第3期のアニメ作品。水の惑星アクアの観光都市ネオ・ヴェネツィアを舞台に、主人公の水無灯里は水先案内店""ARIAカンパニー""で一人前のウンディーネ(観光案内専門の女性ゴンドラ漕ぎ手)を目指し、日々努力している。業界のトップウンディーネであるアリシアや人間並みの知能を有するアリア社長、ともにプリマ・ウンディーネを目指す藍華とアリスなど、たくさんの人たちに支えられ、灯里はプリマ・ウンディーネへ道を歩んでいく。

声優・キャラクター
葉月絵理乃、斎藤千和、広橋涼、大原さやか、西村ちなみ、皆川純子、川上とも子、水橋かおり

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

究極のフィナーレ・最高のストーリー・至福のひとときをありがとう♪私にとっては満点以上です!!

●「ORIGINATION」まで辿り着いたことに感謝して・・・
「ANIMATION」「NATURAL」「ARIETTA」とARIAの世界観を堪能したきたみなさん、もうARIAの魅力は十分に感じているのではないでしょうか?
ARIAの監督さんの「佐藤順一」さんの話によると、本当は「NATURAL」で完結する予定だったとの事でしたね。
ARIAを愛するファンの人達の後押しにより、原作を手掛けてくれていました「天野こずえ」さんが原作でも完結させると言う事と、それを受けてアニメ制作では異例の原作と平行して続編を制作してくれたという経緯があったのですね♪
当時からのファンの方々、そして制作に携わったすべての人に感謝したい気持ちでいっぱいです!
灯里ちゃん達と共に、「ネオ・ヴェネチア」で育まれてきた気持ちが、「ORIGINATION」という形となって出会うことが出来たんだと、私は思っています♪
 
●心が満たされる感動と、最高のフィナーレと出逢って・・・
灯里ちゃん、藍華ちゃん、アリスちゃん、とっても仲良く過ごしてきた「ネオ・ヴェネツィア」での日々♪
アリシアさん、晃さん、アテナさん、そんな後輩ちゃん達を温かく見守ってくれた素敵な先輩達♪
変わらないと思っていた日々にも、ゆっくりと灯里ちゃん達の成長とともに変わっていきましたね♪
「シングル」から「プリマ」への夢に向かって過ごしてきた日々を私も一緒に見守って来ました。
だからこそ、灯里ちゃん達の事を自分の事のように想い、感じることができましたよ♪
灯里ちゃん達が出会った人々が、みんな素敵な人だって事も、水の三大妖精と呼ばれている大好きな先輩達を心の底から尊敬していることも、「ネオ・ヴェネツィア」が大好きだっていう気持ちもね♪
そんな、灯里ちゃん達とお別れするのは、とっても寂しいですq(T▽Tq)
でもね、その先の物語は、今なら私の心の中でも見えるような気がします。
そして、心の底から『ありがとう』と言いたいです♪
 
★私が愛してやまないアリスちゃんへ・・・
アリスちゃんが涙を流すなんて珍しいですね。でも私もアリスちゃんと同じくらいたくさん涙を流しましちゃいました♪
「ORIGINATION」の中のアリスちゃんは、とっても輝いていましたよ♪
そして、いつの間にか大人の顔つきも出来るようになっていましてね。とっても凛々しいです♪
一番驚かされたのは、アリスちゃんの歌です♪
「カンツォーネ」はアリスちゃんは苦手なはずなのに・・・アテナ先輩からしっかり「カンツォーネ」を引き継いでたみたいで、アテナ先輩の顔も相当びっくりしてましたね♪
声優さんの広橋涼さんがとってもがんばって「カンツォーネ」を歌ってくれたのは大感謝です♪
そして、色んな表情を見せてくれたあなたの事は一生忘れられそうにありません。・゚゚・(>_<;)・゚゚・。
 
■MUSIC♪
河井英里さんと共にARIAシリーズにたくさんの素敵な曲を提供してくれた「窪田ミナ」さんの事をちょこっと触れておこうと思いますね(o^∇^o)ノ
実は佐藤順一監督とは「カレイドスター」や「ケロロ軍曹」といった作品を一緒に手掛けているんです♪
そんな窪田さんは作曲家や音楽プロデューサーであると共に、ピアノニストでもあるので、本作品でもシンセをうまく使ってARIAらしい曲を提供してくれてましたね(*^o^*)
青い空、水の流れや風の音、草木や花の香りをイメージさせてくれる曲はどれもARIAの世界観にピッタリで大好きな曲ばかりです♪
そんな窪田さんは国際共通言語のエスペラント語を使えるエスペランティストでもあるみたいですよ!
アリスちゃんが歌ったカンツォーネ「ルーミネス エテルネ」の歌詞にエスペラントが使われてるので是非これを機会に覚えてみるのもいいかもですよ∑('◇'*)エェッ!?

OP曲『スピラーレ』
 【作詞】河井英里 【作曲・編曲】窪田ミナ【歌】牧野由依
 ユーフォリアがイタリア語で「幸福感」であるのに対してスピラーレは「螺旋」という意味なんですね♪
 繰り返し巡る構造の螺旋ですけど、決して同じ道を辿らない様は、彼女達の成長をあらわしてるのかなぁ(^ー^* )フフ♪
 とっても癒される曲ですね♪
 
ED曲『金の波 千の波』
 【作詞・作曲・歌】新居昭乃 【作曲・編曲】保刈久明
 実はこの曲がARIAの中で一番好きかもしれません(ノ´▽`)ノ♪
 保坂さんのギターと新居さんの澄んだ歌声が幻想的でARIA3期のEDにピッタリです(*^-^)
 誰かのことを~♪強く思う時~♪かかげた手のひらに~♪愛がとまる~♪
 歌詞も素敵です(*゚▽゚ノノ゙☆パチパチ

ED曲『鳥かごの夢』
 【作詞・作曲・歌】新居昭乃 【作曲・編曲】保刈久明
 こちらも新居さん保刈さんコンビの提供曲ですね♪ 
 ウクレレの音色に新居の素敵な歌声はあの名場面を思い出させます!
 ねえ!ねこさん?って話しかける姫屋の頃のグランマの貴重な場面ですね♪
 
 ※新居さんと保刈さんは2011年に「RuRu Chapeau」って言うバンドを組んで、
  2011.11.23にバンド名のアルバムを発売するみたいですよ!興味のある方は是非w
  
ED曲『ウンディーネ』13話
 【作詞】河井英里 【作曲・編曲】窪田ミナ【歌】牧野由依
  ANIMATIONでコメント済みのため省略♪
 
挿入歌
 『バルカローレ』   ★ANIMATIONの挿入歌でコメント済みの為省略
 『七色の空を』    ★OVA ARIETTAのOP曲でコメント済みの為省略
 『明日、夕暮れまで』 ★OVA ARIETTAのED曲でコメント済みの為省略

挿入歌『横顔』
 【作詞・作曲】伊藤利恵子【編曲】桜井康史、伊藤利恵子【歌】牧野由依
 灯里ちゃんとアリシアさんの名場面で使われた名曲♪
 もう説明がいらないですねw 涙なしでは聴けない危険な曲ですw
 
挿入歌『ルーミス エテルネ』
 【作詞・作曲・編曲】窪田ミナ【歌】広橋涼
 大好きなアリスちゃんが歌ってくれたカンツォーネの曲なのです♪
 窪田さんが曲をすべて手掛けてくれている私にとっての神曲ですw
 前半パートはエスペラントの歌詞で後半はその日本語訳の歌詞なのです♪

 Vesperrugo, fluas en ondetoj.
 Gi estas kiel la kanto, bela kanto de felico.
 Cu vi rimarkis birdojn, portanta afableco?
 Super la maro flugas, ili flugas kun amo.
 Oranga cielo emocias mian spiriton.
 Stelo de l'espero, stelo lumis eterne,
 Lumis eterne.
 
 夕日が沈み 流れるさざ波
 それはまるで無垢な幸せの歌のよう
 鳥たちは優しさを運ぶ遣い
 海を越え飛ぶよ 愛を風に乗せ
 心ふるえる黄昏の空に
 永遠(とわ)に輝く希望の星よ
 ルーミス エテルネ

2011.07.10・第一の手記、一部誤字訂正
2011.11.18・第二の手記(追記:■MUSIC♪)

投稿 : 2024/04/13
♥ : 106

ねこmm。 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

その素敵な奇跡を・・・  【ねこ's満足度:100pts】

たくさんの素敵を届けてくれたARIAシリーズ。ついに完結編です。
相変わらずの優しい雰囲気そのままに、今回はテーマが若干変わります。
何気ない日常の中に宝物を見つけてきた前作までとは違い、
今作は若きウンディーネたちの未来への希望や不安な想い等が綴られていきます。

今まで夢でしかなかったことが現実として近づいてくる。
そのために越えなければならない高い壁。それぞれの悩みや心の葛藤。
果たして彼女たちは無事『プリマ』になることができるのでしょうか?
そんな彼女たちの師匠である三大妖精たちとの絆や、
三大妖精たちの彼女たちへの愛情の深さにも感動させられます。

そして終盤9~13話はシリーズの中でも最高のお話が続きます。
1期1話から3期8話までの計48話(OVA含む)を観てきた人にだけの、
とっておきのご褒美のような『素敵』の連続。
特に最終回は感動感動また感動です。
わたしはこんなに素晴らしい最終回を観たことがありません。号泣しまくりでしたw
そしてラストシーン。1期からずっと思い描いてきた場面がそこにありました。
とっても幸せな気持ちになれる、最高の名シーンだったと思います。

この世界は素敵で溢れている。
そんな当たり前なんだけど気づきにくい、とても大切なことを教えてくれた作品です。
今はただ②ARIA製作に携わったすべての人々に感謝感謝☆
てなわけで、文句無し!初の☆5つです!!(・ω<)

投稿 : 2024/04/13
♥ : 85

逢駆 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

~至純至高~

はじめてあなたと出逢って
たくさんのはじめての人と出逢って
いろんなはじめての場所へあなたと出掛けて
あなたから数えきれないほどたくさんのはじめてを貰いました
この先どんなに時が過ぎて街や人やわたしが変わっても
わたしの大切な想い出の中にはいつもあなたがいてくれる
それはいつまでも消えることのないわたしの宝物です―――――


癒しと感動に包まれたARIAシリーズの第3期、テーマは『はじまり』
紡がれてきた物語の集大成といえるラストを飾るのに相応しい作品。たくさんの幸せに包まれて心の深い深い奥底まで幸せで満たされたとき全身が震えました。“心が震える”という言葉を改めて実感しました。


今作は今までの優しい空間は維持しつつも、これまでとは違う“時間の進行”と“新しい変化”が描かれていた点が印象的でした。
ずっと練習に励んできた灯里も、もうすぐ手の届くところまできたプリマ(一人前のウンディーネ)昇格。
そしていつまでも一緒のように思えた藍華やアリス、アリシアさんともずっと同じではいられない。
助け合いながら同じ道を歩いていたけれどここからはお互いの道を歩いていかなければならない。
寂しいかもしれない、不安かもしれない。
でもだからといって永遠のお別れなんかではなくいつでも心は繋がっている。
別々の道を歩んでいてもその繋がりは切れることはない。
もし自分が困ったら助けてもらえばいいし
誰かが道に迷ったのなら一緒に悩んだり、導いてあげたり、ときには寄り道したりすればいい。
決して一人ではなく、この先の未来はきっと素晴らしいことで満ち溢れている。
これから今が『はじまる』んだよ!―――
未来に向かっての確実な変化が今までとは違う新しい感動を生みだしていたのではないかと思います。
“水の三大妖精”から受け継いだものを灯里たちが自分たちなりに開花させる日もそう遠いことではないかもしれません。

そして、ARIAを素晴らしくする欠かせない要素のひとつは何といっても音楽です。
全シリーズ通して、OP曲はすうっとARIAの世界に誘ってくれて、ED曲は物語の余韻にじんわりと浸らせてくれる素晴らしい曲ばかり。どの曲も流されていたシーンが鮮明に思い出されるほど印象に残っていてとても愛おしく思えました。泣きたくなるほど幸福な音楽はたくさんの人に癒しを与えていたと思います。


フィナーレということで前作、前々作と比べて趣旨も少し変わっていた今作。
今までは夢見ていただけのプリマ。
しかしそこがゴールではなくむしろそこから歩んでいく道こそが大切だということ、
プリマの苦悩や現実、プリマになれずに消えていく人もたくさんいるということ、
道はひとつではなく他の道を選ぶこともできるということ、
どんな道を選んだとしてもその先にある幸せな未来を思い描くことが大事だということ…
夢が現実になることで見えてくる光と影を見事に描ききった素晴らしい物語でした。


AQUAという星、ネオ・ヴェネツィアという街はとても温かかったです。それは住んでいるみんなが温かいから。一人の温かさが隣の人の温かさを生み、それは巡り巡ってAQUA全体の温かさになっていました。何度でも観たくなる理由は、きっと何度でもARIAの温かさに触れたくなるからです。
癒されたい方にはぴったりの作品。そして、今何かに悩んでいたり心が立ち止まっている方がいれば是非見てもらいたい作品でもあります。
日々を素敵に過ごすためのヒントをきっとたくさん教えてくれます!

優しく見守ってくれる街とともにたくさんの素敵やたくさんの奇跡、たくさんの想いを伝えてくれたARIA。
これからもずっと色褪せずに自分の心に残るだろう作品となりました。
このレビューを見られた方が肯定でも否定でも、少しでも何かを感じていただければ嬉しいです。
ARIAに出逢えた奇跡に心より感謝を込めて・・・Tanto grazie!
                         (たくさんの素敵をありがとう!)


この作品のやさしさが たくさんの人の胸に届きますように―――――

投稿 : 2024/04/13
♥ : 84

83.7 1890 デジモンアドベンチャー(TVアニメ動画)

1999年冬アニメ
★★★★★ 4.1 (985)
5725人が棚に入れました
1999年8月1日。サマーキャンプに来ていた小学生の八神 太一、石田 ヤマト、武之内 空、泉 光子郎、太刀川 ミミ、城戸 丈、高石 タケルの7人は突然の大雪を、他の子供達から離れて祠に隠れてやり過ごしていた。
そこに日本で発生するはずのないオーロラを目撃、さらに謎の機械が降り注いだ。7人の子供達はその機械の謎の力で発生した大瀑布に吸い込まれ、気がつくと未知の場所にたどり着き、そこで自分達を待っていたと言う「デジタルモンスター」と名乗る謎の生物達と出会う。
そして子供達とパートナーデジモン達の、長くて短いひと夏の冒険が始まった。

声優・キャラクター
藤田淑子、風間勇刀、水谷優子、天神有海、前田愛、菊池正美、小西寛子、荒木香恵、平田広明、坂本千夏、山口眞弓、重松花鳥、櫻井孝宏、山田きのこ、竹内順子、松本美和、徳光由禾

お茶 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

コロコロとジャンプ

最近ふと思うことなんですが、子供のグッズとかって自分達が子供の頃よりすごいなあと感じる。洋服や育児に必要な様々なものは数段進化を遂げている。特にベビーカーとか洋服やランドセルとか上履き。一方で、おもちゃは相変わらずな部分もあって男の子はレゴとか車。女の子もかわいいキャラものとかディズニーと、対して変わっていない。

売り場を見ていると、自分も買いたくなるんですよね。(別に子供いないですがw)今も昔も変わらない価値観を垣間見た、ような気がするのん。そんなわけで、大人でも(自分(大人?))アニメ好きは変わらない私ですが、よく言う大人向けとか、よく言う子供向けとか、それって何なんだろうとの疑問が生まれてきた。

まあ押井作品のような難しいテーマ性を含んでいるものは除外するとして、子供向けアニメは少なくとも3、4個の要素を含んだ筋立てがあるような気がします。その中で、コロコロコミックと週刊少年ジャンプになぞると、①コロコロはアイテム系。②ジャンプは異能力、異空間系。自分の中ではこうなりやした。

デジモンの原作はVジャンプで連載されていたようです。ここでポケモンも同じような感じなので差別化を図っておくとポケモンは元々ゲームが原作で、ゲーム内のストーリーをアニメ化しているわけですが、デジモンは元々ゲームですが物語なんて無いわけで、Vジャンプから物語は始まったとのこと。じゃあどっちに軍配かなんていうのは置いておいて…

結論なんて言う大それたことを言うハメになってしまったわけでございますが、結論から言うと、「こんなことしてみたい」(ジャンプ)と「こんな物あったらいいな」(コロコロ)の二つの夢が合体したのがデジモンな気がしまする。

デジタルワールドという仮想世界と現実世界の東京(特にお台場、光が丘の2つの地域)とを巧みにリンクさせ、突如として放り出された異世界の中を、主役の子供達がデジモンや仲間との関わりの中で「自分らしさ」を見つけながら成長し、共に生き抜くという子供達の成長を描いた物語である。少しずつ明かされる子供たちの過去、選ばれた理由そして光が丘の謎など、巧みな伏線が随所に張り巡らされており、「大人にも楽しんでもらえるように」という工夫が多く盛り込まれた[1]。さらに、両親の離婚や死別など、現代日本の社会問題をも反映させた作品となっている。(wiki引用)

そんなわけでコロコロ&ジャンプな感じで
大人と子供も楽しめる感じの作品でございます。最初に書いていた大人向けとか子供向けとかは、よく分からなくなりやしたw

投稿 : 2024/04/13
♥ : 30

田中タイキック さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

デジヴァイス持ってた人は勝ち組

1999年3月~ フジテレビにて放送
全54話

元々はボタン電池で動くキーホルダー型の携帯ゲームとして始まったシリーズ
「戦うたまごっち」をコンセプトに堂々とパクry・・・オマージュして
口コミから徐々に広まっていったデジモン

そんなデジモンの人気を確固たるものにしたのが本作のデジモンアドベンチャー


サマーキャンプに来ていた7人の子供たちが突如発生した大瀑布(だいばくふ)に飲み込まれ
見知らぬ大地、デジタルワールドに迷い込んでしまう漂流冒険活劇
少年少女たちは謎の機械「デジヴァイス」と謎の生物「デジタルモンスター」と共に様々な困難に立ち向かい成長していく物語


7人の子供たちは一人ひとりパートナーであるデジモンが配置され
それぞれの関係性を縦軸、子供たち同士の関係性を横軸として
その両軸が絶妙に交差しながら進めていくストーリーは物語に幅広さを出すことに成功してます


また、7人の子供たちには各々の個性に合わせた「紋章」というものが設定されていて
勇気、友情、愛情、知識、純真、誠実、希望の7つの紋章はそれぞれの子供達の心の在り方みたいなもので
勇気の紋章を持つ者はその勇気を試されるような試練が与えられそれを乗り越えたときの
心の成長をデジモンの「進化」という形で表現しているのもグッド

進化の際には必ず劇中歌が流れたりと盛り上がる演出が目立ち
主人公たちの成長とパートナーデジモンとの絆という明確なテーマ性だったり
随所で分かりやすさに重点を置いた構成は当時の視聴者の年齢に配慮した作りになっているが
デジタルワールドという世界観の魅力、現実世界とのリンク、なぜ子供たちが選ばれたのかという謎と伏線など
大人の観賞にも十分耐えられる物語になってます


4クール以上の作品あるあるだけど各回の脚本と演出で話の色がかなり違うのが特徴
特に21話の細田守さんの演出回は圧倒的、誰が見ても分かるほどいい意味で異質な回でした
個人的に好きなのは某所でも悪名高い(?)浦沢義雄さん脚本回
33話の渋谷系デジモン回はいきなり何言ってんだこいつ状態になったけど
デジモンでの浦沢さんはオチはしっかり締めているので好き


マイナスな部分をあげるとすれば

1クール目がワンパターン気味
3クール目の現実世界編が少し冗長
作画が全体的に悪くアクションの見所が少ない

現実世界編好きなんですけどね
主人公たちの親子関係までツッコんだ話が出てきたりして


好きなキャラは光子郎
現実世界編での親子関係のドラマで光子郎のエピソードが一番感動した

好きなデジモンはエテモン
エテモンっていうネーミングセンスと人間味溢れた性格が好き


【総評】
やっぱりいいよねデジモンは
正直、所々退屈な部分はあったけど
最後のカタルシスやばい
こんなん上がらないわけがない
名作が名作たる所以はやっぱり最後の締め方にあるんだと改めて感じられる作品でした

音楽面が良いのも何年も愛される理由
OP、劇中歌はもちろんだけど
EDのメロディが鼻歌を思わず歌っちゃうくらい良かったよ
ED2のkeep onはTM ネットワークの木根尚登が作曲だと最近知ってへぇーってなったよ!


【余談】
新作は映画と聞いて少しテンションダウン
あれだけ初代との繋がりを強調するならテレビで日曜の9時からやってほしかったのが本音
7月からの日曜9時枠はドラゴンボール先輩に取られちゃいましたね
思うに最初はテレビ放送で企画は進んでいたけどドラゴンボールの新作企画が入って
そっちに放送枠を譲る形になったんではないかなーと勘ぐってしまう
今だからこそいろんな意味で38話のようにフジテレビ社屋をまるごとぶっ潰すような話をやるべきと思うんですよ


【余談その2】
私が一番最初に買ったデジモンは初代のなんか赤いやつでした
え~っと…え~っと…(グーグル検索)

これこれwww  Ver.4でした!
http://f.hatena.ne.jp/SIZUMA/20130319232618

赤いクリアボディに白の縁取り
めっっちゃカッコイイわぁ~

今手に入れるにはもうオークションで買うしかないですよね
ペンデュラム含めて5個くらい持ってたはずなのに捨ててしまいましたぁ・・・
最近こんな感じで過去に手放した物が欲しくなって後悔することが増えています

投稿 : 2024/04/13
♥ : 14

Hawaii さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

温故知新の理あり

タイトルがうざいですがw
昔のアニメも捨てたものではないのですよ。
少年のときのワクワク感に最大限応えてくれたこの作品。
今観ても懐かしいなぁ~と思うだけで
おもしろいとは感じないかもしれません。
でも子供のときの純粋に楽しいという気持ちを
思い出させてくれるすばらしいアニメなのだよ。
少年に見せたいアニメNO.1です。

あと最後に
「仲間を信じればどんな困難も乗り越えられる」ですよ^^

投稿 : 2024/04/13
♥ : 13

87.4 1890 劇場版 響け!ユーフォニアム ~誓いのフィナーレ~(アニメ映画)

2019年4月19日
★★★★★ 4.3 (400)
1856人が棚に入れました
昨年度の全日本吹奏楽コンクールに出場を果たした北宇治高校吹奏楽部。2年生の黄前久美子は3年生の加部友恵と、4月から新しく入った1年生の指導にあたることになる。全国大会出場校ともあって、多くの1年生が入部するなか、低音パートへやって来たのは4名。一見すると何の問題もなさそうな久石奏。周囲と馴染もうとしない鈴木美玲。そんな美玲と仲良くしたい鈴木さつき。自身のことを語ろうとしない月永求。サンライズフェスティバル、オーディション、そしてコンクール。「全国大会金賞」を目標に掲げる吹奏楽部だけど、問題が次々と勃発して……!?北宇治高校吹奏楽部、波乱の日々がスタート!

声優・キャラクター
黒沢ともよ、朝井彩加、豊田萌絵、安済知佳、石谷春貴、藤村鼓乃美、山岡ゆり、津田健次郎、小堀幸、雨宮天、七瀬彩夏、久野美咲、土屋神葉、寿美菜子、櫻井孝宏
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

京都アニメーションについて

はじめに注意書き

本稿は 劇場版 響け!ユーフォニアム ~誓いのフィナーレ~ の要素をそれほど含みません。予めご留意くださいませ。


-------------

※本作に関する評価は評点にて

実は公開直後の2019年4月に本作品を劇場で鑑賞し、なにかしら書こうと思ってましたが筆が進みませんでした。

 「この続きの物語を早く観たい」

真っ先に沸き上がった感情がこれで、それ以上でも以下でもなかったことが理由です。

鑑賞後の感想が「続編早く観たい」だったので、その後の続編発表はなによりの朗報でした。無名の大学生の小説を発掘し素敵な物語に仕立て、数年かけて育ててきた魅力的なコンテンツ『響け!ユーフォニアム』。拙稿のTV版のレビュータイトルは1期2期を通じて “ モブはいない ” としております。
コンテンツの歩みは仕上げの工房から始まり、地方のハンデを乗り越えながら三十年以上かけて築きあげてきた実績と、一人一人輝きを見せるキャラクターたちは誰一人として欠けてはいけないクリエイター集団としての京都アニメーションという制作会社の実像とイメージを同じくするものでした。



2019年4月。
「劇場版 響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~」の公開前後、京都府宇治市にある京アニショップの店頭ボードにはこのようなメッセージが添えられていました。


{netabare} 劇場作品を一本作り上げるには、すべてのスタッフが
一丸となって取り組まなければ乗り越えられません。
 クリエイターが、日々真摯に作品の制作に向き合うの
は勿論、制作を支えるスタッフも、クリエイターが自分たちの
作業に集中できるよう、最適な環境を整えてくれました。
 全てのセクションが毎日細かな情報まで共有し、遠く
離れたスタジオにいるスタッフでも、まるで隣の席にいるか
のように感じることができました。そして、時間との戦い
になっても、一人として諦めることはありませんでした。
 最後は、各スタジオのスタッフが一ヶ所に集まり、この作
品の完成を一心に目指しました。あの時の高揚感は忘
れることができません。一人として欠けては、この作品が
皆様のもとへ届くことはなかったでしょう。

 「劇場版 響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~」には、
京都アニメーションとアニメーションDoの“いま”を余すこと
なく詰め込んでいます。映画を通して、私たちの想いを
感じていただければ幸いです。
 
 そして、ここから続いていく劇場作品もまた、同じように
大切な想いが詰まっていて、『京アニ映画year』はそうし
た想いが寄り集まって始まります。

 私たちの想いが、皆様に響きますように-----。

    京都アニメーション・アニメーションDo一同 ※原文ママ{/netabare}



届きました。響きました。


しかし、ここから続いていったであろう大切な想いが詰まった作品たちは現在足踏みまたはゆっくりと歩を進めている状況です。
「今暫く、時間をください。」「必死に戦っていきます。」公式コメントで誓われてる以上、我々は再起を信じて待つほかありません。


次は自分たちの番だと思ってます。


 『一人でも多くの人に京アニの作品を知ってもらいたい』


“ 夢に向かって一生懸命な人たちのプロの仕事を紹介する ” とのスタンスで普段はアニメを観ない層へ働きかけています。けっこうな方が実際の作品を観て感想を寄せてくれました。

『らき☆すた』『CLANNAD』『涼宮ハルヒの憂鬱』『けいおん!』『氷菓』『中二病でも恋がしたい!』『Free!』『響け!ユーフォニアム』『聾の形』『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』etc
アニメに興味のない層はこれらのタイトルを知りませんから、技術的なことや内容よりもクリエイターのモノづくりへの想いに言及することで一般層の琴線に触れる場合が多いと感じております。


あにこれはレビューサイトです。
レビューを書くことは抽象的な映像作品を言語化するというやっかいな作業です。そのやっかいな作業を質量関係なくおこなった経験が皆さんにはおありです。
一介の在野レビュアーごときの世迷い言に少しばかりでも共感してくれて、どこかで思い出して行動に移していただけるのなら望外の喜びです。



願わくば、地上波のゴールデンタイムで京アニ作品が流れるその日まで。



世間の話題に挙がらなくなっても京アニの必死な戦いは続きます。
私たちも決して希望を捨てることなく、また、アニメファン一人びとりがこれからも長く心を寄せ、京アニ再興の道のりを見守り続けていきましょう。


令和元年九月七日 記


※本稿に関するサンキューには御礼メッセージを控えさせていただきます



-------------
2020.03.20追記

○周忌や月命日でもないなんともない日にあらためて更新です。
レンタルなり配信が開始されたのでしょう。レビュー新規投稿なりサンキューをいただく機会が増えました。劇場公開からそろそろ一年。

何かの折にコンテンツに触れられることはありがたいことです。
一方で、消費される宿命にあるのもコンテンツの事実。
忘れない。想い続ける。いざやろうと思っても四六時中というわけにはいきません。


さて、実績報告となります。
事件後、普段アニメを観ることのない4名の知人に京アニ作品を鑑賞していただきました。反応は様々でしたがそれでいいかなと。

引き続き、各々が現実世界で動いていく。
今後更新するかはまったくの未定です。


2019.09.07 初稿
2020.03.20 追記

投稿 : 2024/04/13
♥ : 75

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

ただただ感無量

いやー凄く良かったです。
黄前ちゃんをはじめとして、麗奈、葉月、緑輝、などの懐かしい人達に会えることができました。
この短い映画の時間で、よく一年間をまとめられたものだと、製作スタッフの方々に感謝します。

最初に 「響け!ユーフォニアム」が聞こえてきたとき、
胸がジワーとこみ上げてきました。
あの名曲は、あすか先輩から黄前ちゃんに、しっかり受け継がれていました。

この映画では、黄前ちゃんは2年生。彼女はいつも、巻き込まれキャラです。
今回は、一年生の悩みにいろいろと巻き込まれます。

誰も悪い人はいないのに、悩み、涙を流す一年生たち。
そう、みんな一生懸命生きているからこそ、悩むのです。
奏ちゃんやさっちゃん、みっちゃん、それに求。
一人一人の悩みは違います。でも本人にとっては真剣な問題です。

そんなとき、黄前ちゃんみたいに、気軽に相談できる人がいたら、安心します。
話しを聞いてくれるだけでいいのです。それだけで、安心するのです。
自分は一人じゃなかった。そう感じて安心するのです。

でも、黄前ちゃんは、話しを聞いてくれるだけじゃなく、納得できるまで追いかけてきます。決して手を抜きません。
そして、ときには厳しいことを言って叱ります。
一見、人畜無害そうに見える黄前ちゃんに叱られると、誰もが驚いてしまいます。
でも、それは、相手を思いやって叱っていることに、すぐに気付きます。
だから、みんなは黄前ちゃんを好きになるのです。

ところで、今回も立派だと思ったのは、中川夏紀の行動です。
一見怖そうに見える彼女は、本当に立派な副部長です。
自分に不利になると分かっているのに、あえてみんなのために頑張っている。
一年前も彼女はそうでした。彼女の心は、とても清らかです。

こんな人たちがいる吹部は、素敵ですね。

最後に、あすかのお父さんがつくったあの名曲を、後輩の奏ちゃんも受け継いでほしいと思いました。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 72
ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

想いはつながっていく

製作:京都アニメーション、監督:石原立也、
シリーズ構成:花田十輝、
作画監督:池田晶子、原作:武田綾乃

久美子が高校2年生に進級した
原作の2冊分をまとめた作品の映画化。
ただ、希美とみぞれの関係性を描いた部分は、
『リズと青い鳥』で映画化されたので、
それ以外の部分ということになる。

物語は黄前久美子と塚本秀一のシーンに始まり、
桜が舞い散る新入生入学時に
吹奏楽部員がパフィーの『これが私の生きる道』を
演奏して歓迎するところからから描かれる。

物語は最初から最後まで
久美子と新入生のユーフォニアム担当・
久石奏との関係性が軸になっている。
これはある意味、映画『届けたいメロディー』と
同じような構成だ。
ただ、今回はそれに加えて、久美子の脳裏には、
卒業生のあすかの姿がいつも思い浮かぶ。

2年生になった久美子は、
トランペットの加部ちゃん先輩とともに
1年生指導係となり、後輩たちの面倒を見ることなる。
低音パートには、チューバの鈴木美玲と
鈴木さつきのW鈴木とコントラバスの
月永求、ユーフォニアムの久石奏が
新たに加わり、波乱を巻き起こす。

部活において「頑張るとは何なのか?」と
いうのが、大きなテーマのひとつ。
効率良く技術を上達させていくことか、
それとも部内の皆と仲良くして
溶け込んでいくことなのか。
難しい問題だが、どちらも正解というのが
正しいのだろう。ほかにも正解はあるだろうし、
また、部内の状況によっても変化する。

純粋に正しいことと間違っていることだけで、
部活内は割り切れるものではない。
時には間違っていたと思えることでも、
人間関係によっては
正しいことになることもある。
無理をして何かを合わせなければ
いけないこともある。
久美子はそれらを踏まえた上で、
現在の北宇治において「頑張る」ことに
ついて、踏み込んだメッセージを奏に送る。

{netabare}奏は過去の経験から、部内の人間関係を鑑み、
自分自身の演奏を諦めることを決断した。
そんな奏を諭すために久美子たちが
連れ出した場所は、あすかを説得するときに
利用したのと同じ校舎裏のゴミ収集場だった。
かつて、あすかに跳ね返されたのと
同じ場所だったことは、その時の出来事と
関係性をしっかり対比させる制作陣の意図だろう。
(当時は、あすかも演奏を諦めていた)
1年前、久美子は同じ場所で自分の他者に対する
距離感をあすかから思い知らされることになるのだが、
今回は、距離感を詰めて雨中に飛び出した奏を追いかける。
「気になって近づくくせに、
傷つくのも傷つけるのも怖くて、
なあなあにして、安全な場所から見守る。
そんな人間に相手が本音を
見せてくれていると思うの?」と
あすかから言われた自分から脱却するために行動する。
「本音」が知りたいと久美子は奏にはっきりと問う。
そして自分の経験から本心で
「頑張ることは無駄ではない」ことや
「頑張っている奏のことを
自分たちは見ている」し、
「奏のことを守る」ことを伝える。

かつて麗奈から教えられたように
頑張ったからこそ、コンクールがダメ金で
「死ぬほど悔しい」と思うことができる。
結果が出なくて死ぬほど悔しいのは、
頑張ったことで得られる本物の気持ちなのだ。
あすかや麗奈から久美子に、
そして、久美子から奏、そのほかの部員へと
想いがつながっていく。
今回の物語で監督がこだわったのは、
そういう何かを受け継いでいくことなのだろう。

雨に濡れて、次第に久美子の天然パーマが
ストレートになっていく様や、
あすかに対したときのような熱のこもった
説得シーンには引き付けられた。
これは、奏への説得と同時に
1年前のあすかに対しての久美子の回答でもあった。
そしてコンクール当日にあすかが現れ、
名残惜しそうにする久美子に絵葉書を渡していく。
わざわざ映画で原作のこのシーンを入れたのは、
続編で回収するつもりだろうと考えたい。

時間を短くまとめるために、奏との関係性と
そこから垣間見えるあすかに対する想いを
強調したことで、久美子の成長を軸にした
1本の作品としてまとまっている。
初見のときは、観賞の直前に
また原作を読み返していたこともあって、
展開に無理があると感じていたが、
100分という時間制限を考慮すると、
最初から最後まで計算され尽くされている構成だと思う。

ただ、奏と夏紀の関係性についての描写が薄いため、
問題が起こって解決するまでの経緯が
今ひとつ腑に落ちない感覚に陥ってしまう。
また加部ちゃん先輩との関係性も
積み重ねられていないだけでなく、
先輩の努力などもあまり分からないため
その重大な決断が心に響かない。
時間がないので仕方のないことだが、
久美子が部長になる際の優子や夏紀との
やりとりや黄前相談所創設の説明も
全くなかったことは残念だった。
(黄前相談所創設は、久美子が後輩から
信頼を得て、スムーズに部長として活動できるよう
優子が1年前から計画して行ったことだった)

これらを考えると、本来は2期で入れるべきところを
敢えて無視した秀一との関係を無理して入れる
必要があったのだろうかと感じた。
しかも秀一と別れる理由が原作での
部長に指名されたからということなら分かるが、
映画では曖昧にした上に、
秀一が納得しているのも気になってしまう。
ただ、この関係性を描くことは
石原監督のこだわった部分だったようで、
しかも、秀一との会話を入れることで、
奏と夏紀の関係性や求についてのこと、
麗奈との友情の機微などを表現できているので、
物語全体に深みを持たせられたとは思う。
また進路に悩むということで、原作にはないのに
敢えて久美子が父と将来のことを話すシーンまで
入れている。そこには父の姉に対する
後悔の念も滲んでおり、父親も何かに迷う
ひとりの人間であることを示しているのが面白い。{/netabare}

初見のときは、原作との違いや描写不足から
細部に不満を感じたが、何度か観ると、
限られた時間内での完成度の高さが目に付く。
しかし、やはり描写不足が拭えないのも確かで、
できれば最終章はテレビ放映することを願う。
音楽は相変わらず聴かせてくれて、
部員それぞれの動きも迫力があった。
(2019年5月26日初投稿)

投稿 : 2024/04/13
♥ : 68

74.3 1890 ARIA The AVVENIRE[アリアジアッベニーレ](アニメ映画)

2015年9月26日
★★★★★ 4.3 (264)
1677人が棚に入れました
capitolo1 その 逢いたかったあなたに・・・先輩の灯里に同乗してもらい、今日もゴンドラの練習に励むアイ。そのさなか、灯里は運河を行き交うゴンドラの中に藍華とアリスの姿を見つけます。プリマ・ウンディーネになってからというもの、忙しくてなかなか会うことができないでいた3人。ほんの短い時間とはいえそれが叶った“みらくる"に、灯里は過去のある出来事を思い出し、アイに語り始めます。capitolo2 その 暖かなさよならは・・・ある日のこと、アイは興奮気味に灯里に話し始めました。練習中にとっても“みらくる“な体験をしたというのです。見慣れぬ路地の奥で目撃したケット・シーの影…そして、ゴンドラを降りてその影を追った先で出会ったのは、姫屋支店とオレンジぷらねっとで修業中の二人のシングル・ウンディーネだったのでした。capitolo3 その 遙かなる未来へ・・・今、再びの未来をご一緒しましょう。

声優・キャラクター
葉月絵理乃、斎藤千和、広橋涼、大原さやか、西村ちなみ、皆川純子、水橋かおり、川上とも子

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

監督や制作スタッフの優しさを感じました

この映画は灯里の後輩であるアイちゃんたちが登場する三話編成の物語です。
とてもほのぼのとした温かい内容でした。

でも、物語の内容よりも、もっともっと感動したものがありました。
それは・・・
この映画で、監督や制作スタッフの人達の優しさを、充分に感じることができたことです。

この映画の制作のとき、アテナ役の声優である川上とも子さんやアテナの歌声を担当した河井英里さんは、既にガンの病気で亡くなられていたのです。

でも、この映画の第一話と第三話の最後で、河井英里さんの美しい歌声を聴くことができます。
回想シーンでは、川上とも子さんの声も聴くことができました。
そして、エンディングでのスタッフ紹介字幕には、お二人の名前が記載されています。
お二人は、この作品の中で活躍している。この映画に参加しているのです。

亡くなられた後もこのように周りの人達が大切にしてくれる。
この映画を制作された皆さんは、なんて優しい人達なんだろう。
まさにARIAの世界のようです。

それだけで私は嬉しくなってしまいました。


2021年の春、ARIA完全新作が劇場で公開され、アテナ役として佐藤利奈さんが担当されました。
その際、飯塚プロデューサからは「もちろん川上さんも引き続きARIAファミリーです」との言葉をいただきました。

ARIAは人と人との絆を大切にしている物語。
映画をつくる人たちの絆も 大切になさっているのですね。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 48
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

その ARIAを完走された人たちに‥

約60分

火星に再現されたヴェネツィアの街を案内する水先案内人(ウンディーネ)のお話です。

テレビ版の3期の後のお話なので、1〜3期まで観ることをオススメします。

3つのエピソードで綴られております。

ネオ・ヴェネツィアの風景を観たときに懐かしさとともに自然と涙が溢れてしまいました。

ARIAを完走された方のボーナストラックみたいなお話でしたね。

はひーっ、変顔、恥ずかしいセリフ禁止!、健在でしたw

60分ですが、たくさんのことがいっぱい詰め込まれていました。{netabare}(ケットシーのお話、灯里とアリシアさんの出会いが印象に残りました。アテナさんの歌声も素敵でしたね。){/netabare}

1〜3話までの繋ぎも自然でしたね。{netabare}(ウンディーネ、ユーフォリア、スピラーレも久しぶりに聞きましたが良い曲ですね){/netabare}

思いは受け継がれていく、もっともっと続きを観たい‥そんな作品でした。

素敵なお話をありがとう。

最後に、観た映画館がレトロな雰囲気で、ARIAの世界観に合っていましたね。

その 雰囲気の中で観るARIA‥‥ 最高でした^^

投稿 : 2024/04/13
♥ : 38
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

「あにこれ」で皆さんのレビューを拝見して、もう一度感動した作品

原作未読。
キャッチさんのレビューを拝見して、とても興味が湧いたので第1期から一気見視聴しました。
こういうことがあるのも、”あにこれ”ならではですよね

【この作品の魅力は、2度、感動を与えてくれたこと】
1度目は、作品を視聴して。
2度目は、皆さんのレビューを拝見して・・・。

【まず一度目の感動について】
この作品を第1期から第3期まで視聴された方なら、誰でも気にかかりますよね?
まず、{netabare}アリシアさんが去って、灯里が一人ぼっちになったARIAカンパニーのその後のこと。
第3期の最終話で、シングルになったアイちゃんが登場しますけどネ・・・。{/netabare}
そこで、もう一つ、{netabare}アイちゃんにも素敵な仲間がいるのかな?ってこと。{/netabare}

どちらも、この作品の中で語られます。
{netabare}灯里とアイちゃんは、かつてのアリシアと灯里のような素敵な師弟関係であること。{/netabare}
そして、{netabare}この作品中で、アイちゃんは素敵な仲間と出会います。{/netabare}

この作品を愛する者として、こういう”その後”の物語というのは、本当にありがたいです。
第3期の最終話で感じた、言いようのない寂しさが一気に吹き飛びます。

【そして、もう一つの感動について】
ARIAという物語は、人と人の絆を大切に描いている作品だと思います。

そんな中、この作品を視聴している時、一つだけ、理解出来ないことがありました。
それは、{netabare}アテナが{/netabare}お食事会に参加できなかったこと。

皆さんのレビューを拝見して、{netabare}アテナ役の声優の川上とも子さんと、アテナの舟謳を担当河井英里さんが、本作品の制作時には、すでに亡くなられていることを知りました。
代役を立てることは簡単だったと思います。
だけど、あえてそれをせずに、かつ、自然な形で物語をまとめた制作陣の絆の深さに、感銘を受けました。{/netabare}

多くの感動を与えてくれたこの作品に、感謝します。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 33

64.5 1890 レディ ジュエルペット(TVアニメ動画)

2014年春アニメ
★★★★★ 4.1 (60)
216人が棚に入れました
お兄ちゃんの結婚式に出席していたももなは、ジュエルペットのルビーに連れられて、気がつくとジュエルパレスの中にいた。そこにいたのは、ジュエルランドのクイーンであり最高の女性でもある「レディジュエル」の候補生たち。ももなは、候補生の1人としてルビーに選ばれたのだった。

魔法を使う動物たちが出てくる「ジュエルペット」シリーズの第6作目。

声優・キャラクター
齋藤彩夏、井口裕香、平野綾、ささきのぞみ、小林桂子、種田梨沙、仙台エリ、下村実生、野島健児、近藤隆、山下誠一郎、沢城みゆき
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

レディたるもの~恋もセカイの救済も、前向きに!

※(2019年3月) 3周目を完走したので評価点数を ★ 4.3 → ★ 4.4 に引き上げます。

◆真に《見る価値ある》ジュニア♀向け作品はこれ!《少女の夢》が詰まった好感の持てる魅力作

『魔法少女まどか☆マギカ』、『魔法少女リリカルなのは』といったバトル系の魔法少女ではない、もっと“本来の”魔法少女らしい作品をチェックしておきたい、という気持ちは前々からあり、その一環として、深夜アニメではなく土曜日朝にテレビ東京・テレビ大阪などで2016年まで放送されていた『ジュエルペット』シリーズの中でも評判の良い本作を一気視してみました(※他に『ジュエルペット☆てぃんくる』も以前視聴済み)。


◆作品テーマについて
{netabare}
「このペン(※マジカル・レター・ペンという魔法のアイテム)を、私の次に使う貴方へ。
この先、貴方はきっと、空を舞い飛ぶほど嬉しいことや、暗い森を彷徨(さまよ)うような悲しいことを経験すると思う。
でも、どんなときも、微笑みを忘れないで。
貴方が、自分で自分を好きだと思えるレディになれますように。」{/netabare}(第1話より)
 ↓
※全体を見終わって、
{netabare}主人公ももなが明るく前向きな性格だったこともあって、
①空を舞い飛ぶほど嬉しいこと、は作品に沢山描かれていたけれど
②暗い森を彷徨うような悲しいこと、は余りそれと分かるようには描かれてなかった感じです。
でも、
③彼女が「どんなときも微笑みを忘れない、自分で自分を好きだと思えるレディ」であろうと常に心掛けたことによって、終盤でそれまで誰も浄化できなかったビースト(魔獣)を浄化でき、作品の結びでの溢れるような幸福を自らにも周囲にも招来できた{/netabare}
・・・という印象を強く受けました。


◆作品情報
{netabare}
原作        サンリオ、セガトイズ
監督        川崎逸朗
シリーズ構成    高橋ナツコ
脚本        高橋ナツコ(14)、金杉弘子(10)、ハラダサヤカ(7)、千葉克彦(6)、武上純希(5)、横谷昌宏(5)、山口宏(4)、荒川稔久(1)
キャラクターデザイン ワダアルコ(原案) 八尋裕子、中西彩、宮川知子(ペットデザイン)
音楽        市川淳
アニメーション制作 ZEXCS、スタジオコメット
製作        テレビ東京 テレビ東京メディアネットウィーヴ
放送局       テレビ東京ほか
放送期間      2014年4月5日 - 2015年3月28日
話数        全52話{/netabare}


◆パート別評価

【序盤】 ジュエルパレス編Ⅰ(第1~15話)(計15話) ★★ 4.6 ※明るいラブコメ調で始まる
【中盤】 ジュエルパレス編Ⅱ(第16~36話)(計21話) ☆ 3.9 ※徐々に不穏な内容に変化
【終盤】 ロイヤルパレス編  (第37~50話)(計14話) ★ 4.3 ※セカイ崩壊の危機に発展
【結び】 アーバンエリア編  (第51~52話)(計2話) ★★ 4.5 ※ラスト2話は意外な展開に
----------------------------------------------------------------------------------
 総合                 (全52話) ★ 4.4

※最終2話はジュエルランド(魔法のある世界)以外の、普通の市街地での物語になるので、便宜的に「アーバンエリア編」と名付けました。

・このように本作は、序盤はラブコメ名作級◎、中盤はミステリー調△で、終盤はセカイ系の良作○へと作品傾向が変化していきます。
・個人的には、1周目は序盤の面白さばかりが強く印象に残りましたが、全体シナリオが頭の中に入って視聴に余裕が出来た2周目は、終盤のセカイ系展開の面白さも楽しめたので、総合評価を ★ 4.2 から ★ 4.3 へと心持ち上げました。
・それでも本作には、個人的にまだ十分に堪能できていない魅力が残っている気がするので、暫く時間をおいて3周目に入りたいと思っています。
・(追記)時間をおいての3周目では、中盤そして終盤も十分以上に楽しめ、ラスト2話の感動も増したので、さらに評価を一段階上げます(★ 4.3 から ★ 4.4 へ)。


◆視聴メモ(3周目時点)
{netabare}
・第1話視聴終了時点
ラスト事故チューがピッタリ決まって◎。いきなりの★★(優秀回)。
・第2話視聴終了時点
ラストでファーストバイトはやはり上手い◎。連続で★★(優秀回)。
・第4話視聴終了時点
明らかに脚本上手い◎。早くも3回目★★(優秀回)。
・第11話視聴終了時点
初めて脚本いまいちと思った回△。
・第12話視聴終了時点
女児向け作品なのでこの回は仕方ないのかも△。
・第15話視聴終了時点
序盤の締めとして申し分ない出来。早くも5回目の★★(優秀回)。
・第17話視聴終了時点
この回から徐々に雰囲気がコメディ調からシリアス調に変わっていく。
・第20話視聴終了時点
ミウラとロメオがももなを巡って火花を散らせてて笑(逆ハーレム?)。
・第21話視聴終了時点
レビンがかろんにジュエルを差し出してプロポーズしかろんが承諾って・・・こいつらの年齢設定どうなってるの笑。
・第27話視聴終了時点
この回だけ急に脚本レベルが落ちた印象で残念。唯一の×(疑問回)。
・第30話視聴終了時点
ジュエルパッドからのメンター達の「アグリー(承認)」の力を得た矢でプリンス&プチレディが魔物を浄化する展開の初出。
・第32話視聴終了時点
ルーア(Luea)はブルーアパタイト(Blue apatitem。青リン鉱石、絆を強めるジュエル)の略称だったんですね。
・第34-35話視聴終了時点
ようやくリリアンの謎が明らかに(ここまで話を引っ張り過ぎの感があるのは残念)。
・第41話視聴終了時点
ここから急にセカイ系に。
・第42話視聴終了時点
ルーアとダイアナの過去・リリアン誕生の秘密など本作の主な設定が明かされる回であり、次話からいよいよ急展開。
・第50話視聴終了時点
ジュエルアローを射るのではなく、ファイナルワンドへの願いによってビーストを浄化する、という展開に。
あと、赤いリボンを使った演出は◎。
・第51話視聴終了時点
前回ラストで空から落ちてくる赤いリボンを見たルビィが、その全魔力を使ってももな&カイエンを普通の生活に戻し、自らはぬいぐるみ(動けず話せない存在)になってしまった・・・ということらしいので注意(※作中での説明はない)。
なお、この回で分かったこと→①ももなの家はパン屋さんで、ももなもハート型のパンを手作りしている、②ももなの鞄の形状や同級生の服装から推測して、ももなは中学1~2年くらい。③カイエンは高校生くらい。
・第52(最終)話視聴終了時点
ももな&カイエンは1年くらい記憶が欠落している。
それから、結婚式を挙げていることから、この時点で、ももなは16歳&カイエン18歳以上?(※作中の世界が日本とは限らないからどうでもいいことかも知れませんが){/netabare}


◆各話タイトル&評価(3周目時点)

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得のいかなかった疑問回

============ レディ ジュエルペット (2014年4月-2015年3月) ===========

 ------------- 【序盤】 ジュエルパレス編Ⅰ ---------------------
{netabare}
第1話 レディのたしなみレディ・ゴー! ★★ 従兄弟の結婚式(アルト&ダイアナ)、ももなジェルパレス(JP)へ、PT(パートナー)カイエン
第2話 レディたるものステキにお食事! ★★ お食事マナー回、PTカイエン
第3話 舞台の上で輝けレディ! ★ ロミオとジュリエット寸劇(№1プリンス・ロメオのPTももな指名)
第4話 お姫様だっこはレディのたしなみ ★★ PTロメオ、半分みずき回
第5話 レディたるものロマンティックな一夜を ★ ももな・リリアン&カイエン・ロメオ4人組の南の島ロマンステージ
第6話 レディたるもの星を手に入れよ! ★ 続き、リリアンとカイエンの関係判明
第7話 ステキなメールはレディのたしなみ ☆ とくにPTなし、かろん回
第8話 レディのハートを射抜け! ★ プリンスの課題、カイエンの憧れと目標 ※ビースト(野獣)初登場
第9話 ステキなレディ・アナウンサー ★ PTソアラ(お料理実況)、半分かろん&レビン回 
第10話 パラソルはレディのたしなみ ★★ PTカイエン、雨の思い出(みずき)、町のホットドッグ屋へ行く約束、半分みずき&ソアラ回
第11話 レディポリスはドキドキがいっぱい ☆ ももな一日警察署長(ティアラ盗難事件、大型客船捜査、帰省)
第12話 赤ちゃんに好かれるのはレディのたしなみ ☆ ラブラ迷い込み・課題協力、ラストでカイエンからのメール
第13話 アフタヌーンティーはレディのたしなみ ★★ ロイヤルパレス(RP)転校生候補のプリンス達、カイエン過労・発熱、流れたデートの約束
第14話 レディは自撮りも華麗に ★ カイエンRP転校決定 ※ホットドッグ写真のメールは◎
第15話 笑顔でさよなら ★★ 休日デート、カイエン出発(ももなの返事) ※ラストでミウラ登場{/netabare}

 ------------- 【中盤】 ジュエルパレス編Ⅱ ---------------------
{netabare}
第16話 読書はレディのたしなみ ★ 来ない便り、連続メール小説事件(かろん&レビン進展)
第17話 人助けはレディのたしなみ ☆ 問題児ミウラのももな救助、ミウラとロメオの喧嘩
第18話 レディファーストはプリンスのたしなみ ★ PTミウラの実力(中世の古城ステージ)、カイエンからのレター
第19話 お化け屋敷もレディのたしなみ ☆ 人形とオルゴール、リリアンの心に芽生える不安
第20話 アルバム作りはレディのたしなみ ☆ ミウラとロメオの対抗心、選ばれたのに辞退したトップオブレディ
第21話 レディたるものフェスティバルの花に ★ ジュエルフェスティバル、レビンのプロポーズ(かろん) 
第22話 レディは一期一会でおもてなし ★ ジュエルパッドを持ってないルビー、ルビーとももなの出遭い(回想)、プチレディXは誰?、正式なプチレディではないももな
第23話 ヒミツを守るのはレディのたしなみ ★ ルーアの以前のプチレディ、カイエンからのレター、PTレビン、ミウラとリリアンの関係性発生、ルーアの焦り
第24話 コロコロはレディのたしなみ ☆ プリンスパレス訪問、ミウラのももな問い詰め(レディになろうとした理由)、クルージング体験ステージ
第25話 スマイルランチはレディのたしなみ ★ お弁当作り、ルーアの不正アクセス、PTミウラ、疑われたミウラと証人ももな
第26話 NOと言えるレディ ★ RP転校生候補の二人、ルビーとももなの行き違い・仲直り(お試しメンター・ペリドット)、レディ・ダイアナからの伝言
第27話 カレーのプリンスさまっ! × 男のこだわりカレー、ルーアの邪(よこしま)な魔法、ミウラのカレー異変・リリアンの機転成功
第28話 レディのサンバカーニバル ☆ JP感謝祭、ルーアの藁人形暴走(黒幕Xの仕業)
第29話 お散歩はレディのたしなみ ★ 臨時わんこ役ネフライトの大切な思い出(ダイアナ)、ルーア3度目の魔法・暴走、ミウラ活躍、ラストでエレナ登場
第30話 レディのハロウィンパーティー ★ 謎の事件予告レター、仮面舞踏会場の争乱、エレナ&カイエン来場・浄化
第31話 プリンスのキノコ鍋 ☆ PTミウラ、オルゴール博物館、曲『永遠の誓い』とアルト&ダイアナの写真
第32話 レディたるものジュエルパワーを味方に ☆ 自分にフィットする宝石選び、意固地なルーアの戸惑い
第33話 大人のデートはドキドキ ★ お寿司作法、アルト&ダイアナのデート追体験(ルーアのジュエルパットの中の世界へ) ※イオタ有能過ぎ笑
第34話 流行りのドレスを着こなすレディ ★ JPの人形コレクション、リリアンとルーアの行き違い(ルーアの人形)、リリアン&ミウラ進展
第35話 クリスマスの準備はレディのたしなみ ★ 黒幕Xとの通信(ルーア)、ももな&リリアンRP転校決定、世界を守る使命、早すぎる雪と魔物の出現(ジュエルランドの異変)、ルーアの以前のプチレディ&オルゴールの持ち主判明、リリアンの秘密
第36話 ロイヤルパレスへ! ★★ 続き、ロメオ告白、ルーアの魔法暴走(4度目)、ミウラ&ロメオRP転校決定、RP到着・カイエンとの再会{/netabare}

 ------------- 【終盤】 ロイヤルパレス編 ---------------------
{netabare}
第37話 レディの宝探し ★ 登録されてないレディ(リリアン)、エレナ本格登場、前回のトップ・オブ・レディ(ダイアナ)の辞退 ※カップリング確定回
第38話 レディたちのクリスマス ★ 事故チュー(第2話)の真相、それぞれの進展
第39話 ハッピーニューイヤーはレディのたしなみ ☆ 大晦日~新年の休暇(かろん&みずき達との再会) ※後半は半総集編
第40話 新年を占うのもレディのたしなみ ★ デート回、タロット占い(過去も未来も存在しないリリアン、占いをひっくり返すももな&カイエン、塔から見る初日の出
第41話 レディたるもの絆を大切に… ★ 世界の破滅の危機(溢れ出しそうな“混沌の力”)、黒幕ジョーカー捜し、ミウラの調査進行(ルーアへの疑惑、人形リリアン、兄ではなかったカイエン)
第42話 レディの過去 ★ メンターの絆を深める課題、ルーアの回想(ダイアナとの楽しい日々、駆け落ち、黒幕の接触、リリアン誕生)、ミウラ謹慎3ヶ月の経緯・ルーアとの対峙
第43話 消えるレディ ★ リリアン消滅、開かれる“混沌の扉”、レディ・ジュエルの使命 ※超展開、脚本は×だが見所はある回
第44話 レディはジュエルアローを射る ★ キング・クラウンの非常招集、選ばれた射手エレナ(PTロメオ)、ダイアナの献身 ※ビーストの安っぽさは×
第45話 ルーアがあぶない! ★ 逃亡したルーア捜索、ミウラのジュエルパッドで眠るリリアン、射手エレナ再承認(承認の集まらないももな)、ルーアの後悔(ファイナル・ワンド確保)
第46話 ジョーカーは誰だ? ★ “混沌の鍵穴”の守護者(レディ・ブート)、ファイナルワンド使用の犠牲(ダイアナ)、ジョーカーの正体 ※再び脚本は×だが見所はある回 
第47話 レディジョーカー ★ レクターの告白(ダイアナ/クレア/レクターの過去、彼女の目的と誤算)、レクター消滅 ※同上 
第48話 奪われたレディ ★★ ビーストに取り憑かれたエレナ、ももなの逡巡、リリアン復活と矢の射出、エレナ救出(ロメオ活躍)、リリアン再消滅 ※同上
第49話 運命のジュエルアロー ★ 不安の拡散、矢を射れないももな、ビーストとの対話、扉の完全開放(ジュエルランド崩壊の危機)
第50話 世界を救うのはレディのたしなみ! ★★ キング・クラウンの結界、ファイナル・ワンドへの願い、ビースト浄化、リリアン蘇生、世界の再生{/netabare}

 ------------- 【結び】 アーバンエリア編 ----------------------
{netabare}
第51話 白いうさぎと赤いリボン ★★★ 失われた記憶、二人の再会
第52話 トップオブレディへ ★★ 最後の課題、結婚式、蘇る二人の記憶、ルビー復活、次期レディ・ジュエル&レディの指導者決定{/netabare}
------------------------------------------------------------
★★★(神回)1、★★(優秀回)10、★(良回)29、☆(並回)11、×(疑問回)1 個人評価 ★ 4.4

OP 「Your Love」
ED 「Run With U」


◆考察メモ(1周目時点)

◇ヲタ向けアニメではありません

・少女に侍(はべ)る小動物がオンナキャラ(仲人(なこうど)気取りのうるさ型のオバサンに見えるときもあるし無邪気な子供に見えるときもある)
・OPに表示される連載雑誌名が、『幼稚園』、『小学1年生』、『小学2年生』、『ぷっちぐみ』
・EDの冒頭部がガッカリするヴィジュアルの女性達の実写ダンスシーンになっています。

◇その他気づいた点

・主人公ももなが自然に明るくて前向きで、個人的な好感度がかなり高く、途中何度か視聴を打ち切りにしようと思ったけど、何とか我慢して最後まで視聴できました(単に自分の好みのキャラだったとも言えますが、『まどマギ』のまどか、『アイマス』の春香と共通した、控えめな中での本質的な性格の明るさ・強さがあったように思えた→内向的な『ジュエルペット☆てぃんくる』の主人公あかりよりも好感度が高いくらい)。
・男性キャラが実に紳士的な点も感じが良いと思いました。

・主人公その他のレディ候補生の年齢は小学6年生(『ジュエルペット☆てぃんくる』の主人公あかりが小学6年だったため)あるいは中学1年生(セーラー服姿のため)。
・問題は男キャラの年齢設定で、リリアンがももなと同い年だとすれば、その兄のカイエンは2~3才以上年上に見える(そもそも小学6年~中学1年くらいだと男女の身長は女子の方がむしろ高いはず。本作の男子は女子より普通に高身長なのでやはり数年年上と考えるのが妥当。)。

・本作のメインターゲットは、ももなと同じ小学6年生~中学1年生およびその前後1年程度(=小学5年~中学2年=11~14才)の少女ととりあえず思いたい。
・というのは、ももなとレディ候補生達の心のトキメキや揺らめきが、まさにこの年代特有のものに見えるから。
・放送時間が毎週土曜日の朝7~9時台(テレビ東京・テレビ大阪他)という点も上記を補強
・ただし実際の視聴者は、もう少し下の年齢層(小学4年以下~)の少女およびその保護者(主に母親)が多い感じもあり、作品の作りとして、そうした層(=母親層)に好感を持たれるような方向性が重視されているようにも見えました。

・序盤は、一話毎の脚本が良くて予想外にストーリーに引き込まれてしまいました。
・ところが中盤に入ってしばらくすると脚本が次第に怪しくなっていき(それでも良回は幾つもありますが)、
・終盤、急にセカイ系になって(中盤からそれを匂わす伏線が色々と出てきましたが)、それ以降は割りと粗の目立つ展開に。
・それでもラスト4話は綺麗に締めてくれたので後味は悪くなかったです(というより、見始めの頃はこんなラストになるとは全然思っていなかったので結構驚きました→年齢設定どうなってるの?という疑問も出ましたが)。

・本作はメインターゲットが上記のとおりのためか、目線の低さが徹底していますが、だからといって内容が浅薄なわけではありません。
・というのは、本作で描かれている(特に少女側の)恋愛感情の推移は、普遍性が高いように見えるため。


◇まとめると・・・

{netabare}・本作は小学6年生くらいの少女の恋愛観や夢・憧れを描いた作品として見れば、かなり面白いし、感動できるシーンも幾つもあったように思いました。{/netabare}

・いずれにせよ視聴者が、主人公ももなにどのくらい好感を持つか、が作品の評価に強く影響すると思うので、序盤の数話を見て外れだと思った方は早々に視聴を打ち切ったほうが良い作品でしょう。
・一方私のように、ももなに好感を持った方にとっては、中弛みを我慢して終盤まで視聴を続ければ、ラスト4話(※とくに第51話)で意外な感動が得られる作品となるのではないでしょうか。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 24
ネタバレ

NANA さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

キュンキュンしたり絶望したり、心を揺さぶられる作品/配信情報追記♪

2019.12.29追記
現在、YouTubeのサンリオ公式チャンネルで1期から6期(レディジュエルペット)までのジュエルペットシリーズが無料配信されています。ジュエルペットを見たことがない方はこの機会に是非! 尚、7期のマジカルチェンジは来月以降配信になると思われます。



どマイナーなサンリオアニメですが、とても素敵な作品なので、女児向けと言う先入観を捨てて大人にも見て欲しいです。

序盤は少女漫画ラブコメ全開で好みが分かれるかもしれません。途中から雰囲気が一転し、どんどん話がダークになっていきます。いつの間にか物語に引き込まれ目が離せなくなっていました。終盤は子供向けとは思えないほど重い内容で、最後の方は良い年した大人がガチ泣きしてました。
最後まで見ると、随所に伏線が張られていたことや、また序盤の話がいかに効いているかがわかります。(この感覚は4クールアニメでないと味わえないと思います)男女の恋愛だけでなく様々な絆が描かれていて、切なかったり苦しかったり、そして心温まる素晴らしい作品でした。バックに流れる音楽も最高でした。


キャスト

〈プチレディ〉
ももな 小林桂子
リリアン 種田梨沙
みずき 仙台エリ
かろん 下村実生(フェアリーズ)
エレナ 高橋美佳子

〈プリンス〉
カイエン 野島健児
ロメオ 近藤隆
ソアラ 山下誠一郎
レビン 沢城みゆき
ミウラ KENN

〈ジュエルペット〉
ルビー 齋藤彩夏
ルーア 井口裕香
ガーネット 平野綾
サフィー ささきのぞみ


長々と書いても中々見てもらえないので、考察部分は削除しました。

せめて1話だけでも観て下さい!

1話からいきなり主人公が{netabare}事故チュー{/netabare}しちゃいます。
ラブコメ苦手な自分は、あまりのベタ過ぎる展開にヘイト成分MAX。でも、それを覆すだけのことを4クール掛けてやり切ってしまったので自分の中では神アニメになりました。(あくまでも個人的基準)

あと、全52話で、50話と51話のみ、ED後にCパートがあります。見落とさぬよう!

投稿 : 2024/04/13
♥ : 16
ネタバレ

ゅず さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

もう後一押しだった。素敵な作品

【一言紹介】
素敵なレディを目指すためにいろんな課題をクリアしていくお話。
ちなみにサポートしてくれるパートナーとしてプリンス(イケメン)もいます。

【今回の期待度】
ジュエルペットシリーズのみで比較すると
てぃんくるの上はいかないと思う。
だけどサンシャインぐらいかそれ以上のことはやってくれそう。

今回はギャグ強くないし、課題をクリアするタイプだから内容もしっかりしてる。
素敵な人になるための修行ってのは嫌いじゃない。

さらにキャラクターの秘密にも凝った設定をもってきてるので
すごく面白くなってきた。しかも挿入歌やBGMもいい。


ただカロンの声優さんが棒読みすぎて残念すぎる。。


【この物語の黒幕予想】
{netabare}
リリアンがレディダイアナ(ルーア)の人形って話になってきてるのだけど。

カイエンがリリアンと兄妹の振りをしていることはおかしい。
リリアンが人形の説は本当だと思うから兄妹なはずがない。
そもそもリリアンとカイエンよりリリアンとミウラのほうが似てるというか兄妹に見える。
カイエンが兄妹の振りをしてるのは、リリアンを自分の近くにおくための理由だと思う。


ロイヤルパレスについてからモモナに優しすぎるのが気になる。

エレナもなにか企んでる雰囲気が漂ってる
カイエンとエレナで秘密を共有している感じもあり、この二人はタッグを組んで何かすると思う

リリアンの謎に
ミウラが首を突っ込むとこは
恋愛っていうよりも
兄妹愛に近いような気がする

気になるのはミウラとカイエンが少し似てると思うところ

カイエンがエレナに利用されてる可能性は低い(リリアンと兄妹という嘘を最初からついているので)


カイエンエレナがジョーカーで
カイエンがロイヤルパレスに来そうなモモナに目をつけて
モモナを利用していただけで
リリアンは人形にもどってしまう
そして
エレナにロメオが利用されて

モモナがそんなロメオを助けて
いい雰囲気になるけれど

ミウラが本当に好きなのはモモナで
モモナを助けてミウラ
ミウラモモナ
のカップリングになるんじゃないかな。。



追記

カイエンも記憶を操作されてたとわ


今になって気になったけど
レディジュエルはよくでてくるけど
ジュエルランドのキングが出てこないから
キングが黒幕の可能性かな。


本当に今回はシナリオ凝ってて面白い。。

黒幕の正体出て来ましたね。
やっぱり近くにいたんですね

先を読んでも
違う方向にいってくれるから
面白い

{/netabare}

【惜しかった点】

今回はてぃんくると同じく
目的を達成して成長していくパターンのシナリオで、リリアンのキャラ設定や構成はとても良かった。

だけど
{netabare}

肝心の主人公のモモナの印象は
元気で天真爛漫、可愛いもの美味しいもの大好き!
といった感じのキャラクターであって

喜怒哀楽の表情変わりも多く

ビーストには心があるまでは
モモナらしいとは思った


だけど誰かのために自分が
というまでの心が
52話あった中で
イマイチ表現され切ってない感が
あった

比べてしまうのは悪いけど、

あかりちゃんはミリヤとサラや
ニコラとチターナを取り持ったり
ラブラをパートナーにしたり
アロマのことに一生懸命になったり
していたので

レディジュエルペットには
優しいモモナの一面が少なく感じる
そうゆう場面がもっとあれば
モモナのことを
もっと大好きになれたと
思う。
{/netabare}

ストーリー、演出、音楽は文句なし。
感動して、泣いたし。
全体としてはすごく良かった。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 15

75.1 1890 劇場版 BanG Dream! Episode of Roselia Ⅰ : 約束(アニメ映画)

2021年4月23日
★★★★★ 4.1 (25)
111人が棚に入れました
「あなた達、Roseliaにすべてを賭ける覚悟はある?」『フェス』に出場するために、バンド結成を決意した湊友希那。そんな彼女のもとに、それぞれの想いを秘めたメンバーが集まる。5人は、Roseliaとして高みを目指す――。これは彼女たちの結成から、FUTURE WORLD FES.へ挑むまでの『約束』を描く物語。

声優・キャラクター
相羽あいな、工藤晴香、中島由貴、櫻川めぐ、志崎樺音

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

今更『バンドリ』…と臆することなかれ!初心者にオススメ出来るさあこれが『バンドリ』入門!!そしてJCあこの可愛さに浸るがよい!!!(舞台挨拶ネタ付き)

声優によるリアルバンド活動がメインコンテツのメディアミックスプロジェクト『バンドリ』の劇場版第2作
劇中でもリアルでも屈指の高い人気を誇るVロック系ガールズバンド“Roselia(ロゼリア)”を主役とした初のスピンオフアニメ作品でもあります
2021年6月には同じくRoseliaが主役の3作目が、8月には2019年公開のFilm Liveと同じスタイルの4作目が、2022年にはPopinn'Partyが主役の5作目が公開予定です


制作スタジオはテレビアニメシリーズ2期、3期を手掛けたサンジゲン
総監督と本作の脚本はテレビシリーズで御馴染みの柿本広大
監督はテレビシリーズでCGスーパーバイザーを務め本作が初監督となる三村厚史


本作のシナリオ自体はスマホゲーム『バンドリ ガールズバンドパーティ』内で描かれていたものの時系列を整理し、ほぼそのままアニメ化したといった具合に仕上がっています
Roseliaというバンドのクロニクル的な形になっていて、他のバンドとの絡み等も少ないのでテレビアニメやゲームを知らない人が本作から入っても特段問題ないでしょう


シリーズの時系列は現時点で大きく分けて「1年目」と「2年目」に大別出来ます
そのうち1年目のRoseliaはほとんどテレビシリーズには登場しませんでした
映画前半はそんなRoseliaが結成に至るまでの経緯と、1年目の彼女達に降りかかった大きな試練を描き、映画後半ではテレビシリーズ2期と3期の間に当たる2年目の夏にあったRoseliaのもう1つの大きなターニングポイントが描かれます


1年目が本格的にアニメ化、ということでメンバー最年少のドラムス、宇田川あこが中学3年生の姿で登場します
JCあこ(ほぼ)初アニメ化ですよw
それと3期が始まった時にいつの間にか4ヶ月も時間が流れていて描写されなかった夏服姿も登場します
あと『D4DJ』とか経てるとはいえ久々に燐子を通して聴くと、燐子役の志崎樺音さんが心の底からお芝居が上手くなったと感慨深くなります
志崎樺音と中島由貴はキャストの交代騒動を経て現在のRoseliaに加入したメンバーなのでそんな現行Roseliaを"1年目からやり直す"意味でも本作は価値があったと思います


ちょうどテレビシリーズで描かれなかった部分の補完という形になる為、時系列はだいぶ飛び飛びになるのと、主線の間にあったであろう紗夜と日菜の重要なエピソードがガッツリ削られているのには少し疑問です
あと最後にタイトル回収となる「約束」に関してはあそこまで昂めた気持ちのままもうちょっと聴いていたかったですね
何回聴いても良い曲なので、「約束」って
あとゲーム版も本作も「約束」がなぜツインボーカルなのか?に言及してないのでその辺りの回収もして欲しかったです


























ここからは舞台挨拶で出たお話を交えて


冒頭の「Proud of oneself」は柿本総監督から上松範康さんに5人の歌声が重なっていく始まり方を当初から依頼していたそうです
リサの足元に映るエフェクトボードはほぼ本物そのままだそうで再現度の高さに中島由貴は驚愕してました


今作のライブシークエンスは演奏のモーションを完成させてからカメラワークを決定している様です
その為、コンテ演出経験がほぼ無い方でもコンテが切れる様になったとのこと(これって『シンエヴァ』と同じですよね)
今後これで演出デビューする人増えるかも、と柿本総監督は仰ってました
「Neo-Aspect」の緩急の付いたカメラワークは柿本監督とも梅津監督とも違う新しい演出で恐らく穂高正典さんのコンテっぽいですね
梅津監督は「BRAVE JEWEL」でもっとフルアニメっぽく飛んでるドローンが撮る様に動かしてましたから


実際のキャストの動きを画作りの参考にすることは『バンドリ』のアニメではよくある様ですが、本作のアフレコ用ビデオコンテには"ジャージ姿"で身振り手振りで友希那を演じる相羽あいなの姿がワイプで挿入されていた、と工藤晴香が暴露しました
くどはるはそのあいあいの姿を「皆さんにも是非見せたいw」と笑いを堪えていました(見せられるわけがないのですがw)


エンドロールを飾る「overtuRe」は途中で雷光を入れたかった様で、雷光が出るぐらいの曇天なので雨を、と雨を降らしてまさにVロックのPVっぽくなりましたね
2020年のトークショーで松浦社長も「演奏中に雨降らせたい」って言ってました


あこの「はぁー!」や「ほぉー!」など感嘆詞は全て櫻川めぐのアドリブだそうで、ほぼ全採用だそうな


























ここからは個人的な発見と考察です


結成前のセッションでリサが黄色いフェンダージャズベース?だかを弾いてるのは借り物なのかな?
それとも実はESPの前に持っていたんでしょうか?


(一軒家の立地的に)ブルジョワ説がほぼ確定してるRoseliaメンバーですが今井家の駐車場にはランドローバー(たぶんヴェラール)がありました
リアル金持ちですね、間違いありません


ダイジェストシーンで流れる最初のライブに私服で登壇し、まだ路線の定まってない初々しいRoseliaも可愛かったですね
てかダイジェストシーンの挿入歌が「Re:birth day」でそれもまたエモかったです


物語の鍵となる「Future World Fes コンテスト」は1年目の春〜秋の間で開かれてるという事は、2年目のFWFコンテストはアニメ版3期の時点では終了している事になりますよね
映画冒頭のFWFが夢オチや3年目以降の未来でなければRoseliaはFWF登壇を達成出来たということなのしょうか?
これに関してはこの冒頭そのものが幻想的に描かれているので夢オチの線が拭えませんが


本作の効率的で省エネルギーかつカッコいいライブシークエンスを目指す手法は、個人的には一定の評価をしつつも同じサンジゲン制作でありながら“生粋でベテランのアニメ屋”である水島精二監督の『D4DJ』とは真逆の道に進んでるのが面白かったです
『D4DJ』ってキャラのデフォルメとかキャラが口に運ぶ食べ物までモデリングしてるんですよ
アレには力入れるのソコなんだ…すげぇな…と考え方の違いを感じました


この構成(ゲームシナリオの再構築)での映画化が許されるのであればAftergllowとかも映画化出来るのでは…?
観たいです!特にAfterglowの映画!


それとこれは作品と直接関係無いですが今回コロナ渦の中、強行突破で『バンドリ』→『スタァライト』→『バンドリ』と映画を連続でやるわけですが、せめてFilm Live2は応援上映出来る世の中になってから公開しましょうよ…
ブシロードこーゆー時やる事が強引ですよねちょっと

投稿 : 2024/04/13
♥ : 6
ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

時計と歯車とRoseliaノートと +

 ガルパでひときわ輝き、幻想的な音楽と歌で魅了するRoselia、始まりと葛藤を描いたお話だったです。ガルパでも湊友希那、氷川紗夜が、口ずさんでいた「FUTURE WORLD FES」が何なのか?なぜ挑むのか?がわかり、メンバーそれぞれのRoseliaに対する思いがもろに綴られていたです。二日連続で見たです。
 友希那がよく呟く、「あなた達、Roseliaに全てを賭ける覚悟がある?」という強い信念を見ることができるです。OPからインパクトのある歌、曲、パフォーマンスを見れるです。

 友希那が「FUTURE WORLD FES」を目指す理由、過去から結成に至るまでどうなるのか?です。友希那の行動、必然という感じに意外と早くメンバーはそろったです。
 揃ってからが大変というのか?目指す、できていたものが失いかけたもの、友希那の苛立ちがRoseliaらしいです。{netabare}自分にもメンバーにも厳しい友希那に反発して、一時離れるあこ、燐子もしかり、彼女らなりにRoseliaを対する思いや、紗夜の内に秘めた思いも見られるです。見守っていたリサの存在、Roseliaノーに書き込む作詞、Roseliaにとっての自分が、何を見えているのか?考えさせられるです。やたらと出る言葉「誇り」に通じていたです。{/netabare}
 メンバーそれぞれの葛藤、各々見つけた答えに行きつくまでが、興味深かったです。

 終盤におけるRoseliaピッタリな衣装、新たな歌詞、特に {netabare} アカペラで歌う友希那が、 {/netabare}非常に良かったです。{netabare}Roseliaにとっての自分と、友希那の心の変化というのか?成長をED前に聞くことができたです。これも、リサに対しての約束に入るのかなぁな言葉だったです。{/netabare}
 また、EDでの歌、曲Roseliaの幻想的な背景の演出も凄かったです。また見に行きたいと思ってしまったです。
 {netabare}ちょこっと、ポピパも出て来るです。2021 6.25「劇場版 BanG Dream! Episode of Roselia Ⅱ :Song I am.」も {/netabare}「私、気になります!」です。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 6

みのるし さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ロゼリアのボーカルの娘。

あの娘なんかおもろいな。

昔からあんなんなんかなと思ったら子供の頃はやっぱり子供らしのな。
いつからああゆう怖い感じになったのかねぇ。

まあそれはそうと。

ロゼリアのバンドがどうやってできあがってったかってゆうハナシで、もう一個ロゼリアの話あったんですが、あにこれで検索して出てきたのはこれだけだったのでまあそれはしょうがないとゆうことですが、要するに2話見たんですよ。

見る順番を間違えて最初にフューチャーバンドフェスに出演する話から見てしまって一瞬ありゃ~となりましたが、まあ別に見てるうちに気にならんくなったしですよ。

なんかバンドメンバーを深堀する話って純粋に面白いですよね。

太鼓のコは練習の鬼でちょっと若い。
ベースのコはボーカルの子と幼馴染で、性格はいいけどプレイがイマイチ。
ギターのコは最初っからギターがうまい(笑)
ボーカルのコはまああんなかんじ。
鍵盤のコもまああんなあんじ。

ボク的にはフツーバンドってゆうと太鼓とベースのリズムセクションが基本おらおらなイメージで鍵盤が変態でギターは人のゆうこと聞かない奴でボーカルがみんなやかましいぃ!だまらんかい!とゆう感じで統率が取れてるもんだと思ってましたが、ロゼリアは全然違いました。

基本みんないい人でした。

なるほどサウンドにも人柄ってでるからなぁ。(違)

演奏シーンはあんまりなかったですが面白かったです。

あとベースのコが書いた曲にギターソロがなかったのがさみしかったです。
なんせロゼリアのギターのコ。あの子うまいんだ(違)

投稿 : 2024/04/13
♥ : 5

76.9 1890 攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX The Laughing Man(OVA)

2005年9月23日
★★★★★ 4.4 (12)
65人が棚に入れました
“笑い男事件“とは、2024年におきた”セラノ・ゲノミクス社”社長アーネスト・瀬良野氏の誘拐に端を発するマイクロマシン製造メーカー、医療機器メーカーなどが脅迫を受けた企業テロ事件。脅迫された企業の数は戦後最大と言われている。

この事件の犯人と目的も、電脳化や義体化に敵対する過激派説、企業陰謀説、単なる金目当ての恐喝説、国籍、性別、年齢はおろか、単独犯なのか複数犯なのかすら特定できなかった。わかっていることは“笑い男”が特A級のハッカーであることだけだった・・・。

ある日、公安9課トグサの元に「笑い男事件」の捜査員山口から連絡が入る。だが、山口はその直後に不審の死を遂げる。そして、その数日後、不祥事謝罪のための警察の会見中継が、「笑い男」にジャックされるという事件が起きる。沈黙を破った姿なきハッカー「笑い男」の狙いを探り、公安9課が動き出す。

© 士郎正宗・Production I.G/講談社・攻殻機動隊製作委員会

ASKA さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

TV版神山健治監督版攻殻機動隊の「笑い男」事件をまとめた再編集版

攻殻機動隊S.A.Cの主に笑い男事件中心にまとめた再編集版。
再編集版ということで、カットされているところもきっとあるでしょうが、笑い男事件についてのエピソードが見られるのはいいと思いました。
また、本編や映画版、ARISE版も観ていきたいですね。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 15

70.1 1890 ビートルズ/イエロー・サブマリン(アニメ映画)

1969年7月22日
★★★★☆ 3.9 (15)
54人が棚に入れました
ビートルズの4人のメンバーが、潜水艦イエロー・サブマリンにのって、平和な王国を襲う悪の一味と戦う。ビートルズの曲に乗せておくる、サイケな色合いのファンタジック・アニメーション。

イカちゃん☆休止中 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

☆ビートルズのアニメ

独特の面白さでした。ビートルズの解散する1、2年
前のアニメなんですね☆

何となくお洒落なアニメです。タイトル曲はドラムの
リンゴ・スターがとぼけた感じで歌ってます♪
曲はポール・マッカートニーの曲ですけど人気なんで
できたアニメ映画なんだと思います(*^^*)

日本公開1969.7.19(90分)


主観的評価(C)

投稿 : 2024/04/13
♥ : 4

ジョーンズ卿 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

音楽ビデオの先駆けとも言えるサイケデリック・アニメ

愛と音楽の海底王国ペッパーランドに音楽が大嫌いな悪者、ブルー・ミーニー達の侵略を受け、ロード・メイヤーの命令でイエローサブマリンで外界へ助けを求めたオールド・フレッドはビートルズに出会い・・・
と言った内容ですが、殆どストーリー性は薄いです。
それに声優の演技はやはり日本のほうが上かな、と思わせます。
そんな中でのこの作品の魅力はやはりビートルズの楽曲とサイケデリック・実験的な映像との融合ぶりでしょう。その後の音楽ビデオのあり方を創りだしたと言っていい。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 2

Ютеру さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

音楽によって世界に平和を

音楽と映像が非常によくマッチしており、「音楽によって世界に平和をもたらす」というテーマが貫かれています。その点、最初はアニメーション化に消極的だったビートルズ本人達も、後に絶賛するに至ったのも納得です。(特にジョン・レノン)

少しでもビートルズ楽曲を聞いたことがあり、サイケデリックな映像作品に興味があるようでしたら是非鑑賞しましょう。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 1

65.0 1890 インターステラ5555(アニメ映画)

2003年7月26日
★★★★☆ 3.7 (10)
29人が棚に入れました
プロモーションビデオにスパイク・ジョーンズやミシェル・ゴンドリーを起用するなどヴィジュアル面での先見性も高く評価されているフランスの人気覆面テクノ・ユニット“ダフト・パンク"。そんな彼らが、自身の2ndアルバム『ディスカバリー』のPV制作を依頼したのが、彼らの敬愛して止まない日本のアニメーション作家・松本零士。そしてこのオファーを松本零士が快諾、異色のコラボレーションが実現。アルバム収録曲全14曲のPVをすべて松本零士のアニメーション映像で制作した上、ストーリーに連続性を持たせ、全体として一つの大きな物語を構成する日仏合作のSFコズミック・アニメーション。2003年のカンヌ国際映画祭「監督週間」に正式出品された。 太陽系外のとある美しい惑星ディスカバリー。青い肌の住人が平和に暮らすこの星で、ある夜4人組人気ロックバンド“ザ・クレシェンドール"のライブが開かれていた。惑星中の住人がそのライブに熱狂する中、正体不明の宇宙船が接近、防衛隊が気づいた時には侵入者はコンサートホールを完全に包囲していた。そして会場に放たれたコマンド部隊により、バンド・メンバーが拉致され宇宙船に運び込まれる。彼らの正体は地球人で、“ザ・クレシェンドール"を地球No.1ユニットにするべくメンバーの肌の色や記憶を改造しようとしていた…。

鰺鱒 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

Space Opera by Daft Punk + Leiji

Daft Punk の名盤"Discovery"すべての曲にLeiji Matsumoto(松本零士)がアニメを付けた、Animation Space Opera。曲順はDiscoveryのまま。全部で一時間強はあったはず。かなり前の映像ですが、見ごたえは十分あると思います。

Warner Music France (Official)が少なくとも一部はYoutubeにあげてくれているみたいです。ただ、曲ごとに切られています。


アニメというにはあまりにMusic Video、Music Videoというにはあまりに松本ワールド。

セリフは一切なく、アニメ内に示される文字情報も数少ない。あとは効果音が若干程度。なのに手に取るようにわかるストーリー、スペクタクル、恋模様と悲恋。MV+松本ワールドという前提があるから理解しやすいというのもあるが、それでもいろいろとすごい作品です。

そしてやはりLeijiの描く主役格の女性はCoolでHot。区別がつかないとか言わないこと。

Discoveryには「Daft Punkといえばまずこれ」ともいわれる"One More Time"、突如ネット界隈をにぎわせたDaft Bodyでも有名な"Harder, Better, Faster, Stronger"など、聞けば「あ。これか」という曲が多く収録されています。IKZOLOGIC(吉幾三マッシュアップ)でよく知られる"TECHNOLOGIC"は残念ながら収録されていません。

(Daft Bodyについてはhttps://www.youtube.com/watch?v=Yr6zZQl0UkE 参照。ご存じなかったら是非。ちゃんとダンスになってるし、あの子たち天才だw。でも、本人の投稿ではなさそう・・って、もう10年以上前なのかw)

個人的に好きな曲でもあるSuperheroesが物語の転換点になっており、かなりあがります。

機会があれば、ぜひご視聴いただきたい作品です。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 5

takato さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

ダフト・パンク好きだが、amvとしては微妙…。

 正直そんなにamvとしてのクオリティーが凄い!とは感じなかった。これならアマチュアが作ってるアイマスmadのセンスが素晴らしいやつの方が凄い。ただ、ダフト・パンクほどの世界的なバンドのpvを全面的に日本のアニメでやった時代があったということは価値あることだろう。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 5

91.2 1927 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。(TVアニメ動画)

2011年春アニメ
★★★★★ 4.2 (14858)
49195人が棚に入れました
昔は仲良しだった幼馴染たち。でも、高校生になった彼らの距離はいつの間にか離れてしまっていた。ヒキコモリぎみの主人公“じんたん”。ギャル友達に流され気味の“あなる”。進学校に通う“ゆきあつ”と“つるこ”。高校に進学せず旅を重ねる“ぽっぽ”。そして、仲良しだった小学生の頃から、それぞれが変わっていく中で変わらない少女“めんま”。ある日、“お願いを叶えて欲しい”とじんたんにお願いをするめんま。困りながらも“めんまのお願い”を探るじんたん。そのめんまの願い事がきっかけとなり、それぞれの領域でそれぞれの生活を送っていた幼馴染たちは再びかつてのように集まりはじめる。

声優・キャラクター
入野自由、茅野愛衣、戸松遥、櫻井孝宏、近藤孝行、早見沙織

にゃんぴ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

人生のアニメ

さっき見終わったばかり、
アニメを見てこんな泣いたのは初めてだ...
言葉では上手く言えないんだよ......
なんか切ないんだ...何気なく....
号泣だ...こんなに泣いちゃって、自分にもびっくりするくらいだ...
今俺は泣きながら....感想を...書いてる...
俺の顔...の変化......
(/_<。)わ~ん。 → ・゚・(ノ_<。)・゚・。 → ∃ヨヨョョ。+゚(ノД`)゚+。ョョヨヨ∃ → ウワァァ━━━━━。゚(゚´Д`゚)゚。━━━━━ン!! → 。゚(゚´Д`゚)゜。ウァァァン → 。o゚(Д`q)))【・゚・号泣・゚・】(((p´Д)゚o。。o゚(Д`q)))【・゚・号泣・゚・】(((p´Д)゚o。。o゚(Д`q)))【・゚・号泣・゚・】(((p´Д)゚o。。o゚(Д`q)))【・゚・号泣・゚・】(((p´Д)゚o。

第2回見ても泣いてしまった...。゚(゚´Д`゚)゚。うぇぇん

このアニメ、たぶん私の人生で一番素晴らしいアニメだと思う!!

投稿 : 2024/04/13
♥ : 364
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

泣かせる秘訣

オリジナルアニメーション。

主人公の「じんたん」こと宿海仁太(やどみじんた)の元に、少年時代の「超平和バスターズ」のメンバーの一人、「めんま」こと本間芽衣子(ほんまめいこ)が現れる。
しかし彼女は……。


涙腺崩壊アニメです。
深いテーマ性などはありませんが、とにかく泣かせることに特化しています。

もうあの頃には戻れない。
それでも進んで行かなければいけない。
綺麗なことも汚いことも全部認めて、前へと踏み出す。

たった11話ですが、多くの人が涙したことでしょう。
人はどうやったら泣くか心得ています。
{netabare}
・予感
涙は感情の高ぶりから発生するものなので、つかみが重要です。
1話目から、話の流れを予想させることで、感情を揺さぶってきます。

・失って、もう取り戻せないものの大切さ
少年時代という、失ってしまった過去を繰り返し描くことで、その大切さに気付かされます。
同時に自分の少年時代を思い出し、感情移入してしまいます。

・普段頑張ってない人が頑張っている姿
引きこもっていたじんたんが頑張っている姿を見せることで、感情移入を強めてきます。
「じんたんかっけーんですよ!!」

・少しずつ立ち直っていく姿
超平和バスターズが、少しずつ仲間意識を取り戻していく様子が、感情移入を促してくれます。
めんまの母親がめんまの死を乗り越え、少しずつ立ち直っていこうとする姿で涙腺が緩みます。

・希望と喪失の対比
超平和バスターズの復活という「希望」と、めんまが成仏することで、過去にすがり続けることは出来ないという「喪失」を見せられます。
この二つの同時表現が涙を誘います。

・みんなの気持ちが一つになる瞬間
最初は1人だった超平和バスターズが、元の姿を取り戻していく姿。
自分勝手な想いも乗り越えて願いを叶えようとする姿。
このように「みんなの気持ちが一つになる」ことが感情移入を強めます。

・健気さ
めんまの願いが「じんたんを泣かせる」という、取るに足らないことだったという事実。
力の入らない手で一生懸命書いた字。
「まーだだよー」
消えそうになりながらも、みんなに姿を見せためんま。
「もーいいよー」
そんな彼女の健気さが、泣かせてくれます。

・音楽
「secret base」の入るタイミング、物語の内容とリンクした歌詞が、劇的に感情移入を深めてきます。

・声
声優の泣く演技が同情を誘います。

・涙の姿
キャラクターが泣いている姿が同情を誘います。
{/netabare}

そして、あの花とは……。

{netabare}
「わすれなぐさ」

>中世ドイツの悲恋伝説に登場する主人公の言葉に因む。
>
>昔、騎士ルドルフは、ドナウ川の岸辺に咲くこの花を、恋人ベルタのために摘もうと岸を降りたが、誤って川の流れに飲まれてしまう。ルドルフは最後の力を尽くして花を岸に投げ、„Vergiss-mein-nicht!“(僕を忘れないで)という言葉を残して死んだ。残されたベルタはルドルフの墓にその花を供え、彼の最期の言葉を花の名にした。
>
>このような伝説から、この花の名前は当地ドイツでVergissmeinnichtと呼ばれ、英名もその直訳のForget-me-notである。日本では、1905年(明治38年)に植物学者の川上滝弥によって初めて「勿忘草」「忘れな草」と訳された。それ以外の多くの言語でも、同様の意味の名前が付けられている。
>
>花言葉の「真実の愛」「私を忘れないで下さい」も、この伝説に由来する。(Wikipediaより)

最終回のEDでのセリフ「道ばたに咲く花も、うつりかわっていく」
あそこで咲いているのがわすれなぐさ。

OPで何度も流れているあの花、EDで降り注いでいるあの花。
また、コーヒーカップの並べ方、最後にみんなに当てられた手紙の並べ方。
ずっと桜だとだと思っていたのですが、この作品では一度も「春」を迎えていません。
桜ではなくてわすれなぐさだったんですね。

また、ところどころに出てくる牛乳瓶。
1話目で牛乳瓶に入った花はしおれていました。
8話目で牛乳瓶に入った花もまだしおれています。
しかし、最終回では花が元気になってます。

「みんな忘れないでいて欲しい」、その願いがしおれかけていた花たちを蘇らせたのでしょう。

「そうだ、俺たちはいつまでも……あの花の願いをかなえ続けていく……」

超平和バスターズはずっとなかよしです。
{/netabare}

投稿 : 2024/04/13
♥ : 137
ネタバレ

takumi@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

しばらくは思い出し泣きしていた

監督 長井龍雪、脚本 岡田麿里、
アニメーション制作 - A-1 Picturesでおくるハートフルな全11話。

小学生の頃、仲の良かった幼なじみ達で作った「超平和バスターズ」
そのメンバーであった6人が主人公。
小学生だった彼らは時を経て現在、高校生になっている。
そんなある夏の日、思いがけないことが起きる・・というお話。

予備知識がまったくない時期に観ていたので、
冒頭シーンから、無邪気な女の子めんまがとても愛くるしく、
彼女の正体がハッキリするまでは、物語の方向性も見えなかったのだけど、
じんたんがなぜ、あのような状況にいるのか、
かつての超平和バスターズの面々それぞれが抱えるものが
徐々に明かされていくにしたがって、目が離せなくなった。

めんまを想うそれぞれの人物達の、やさしさと脆さ。
複雑に絡み合う、年月を経た恋模様。
それぞれが、それぞれに抱くさまざまな想いと事情。
{netabare}
一見、物分りがよくて明るいぽっぽでさえ、
本当は誰よりも大きな罪悪感を抱えていた事実。
終盤のシーンではもちろんだが、個人的には何といっても 
めんまの本当の願いがわかったとき、
それから じんたんを心配する彼のお母さんの想いや、
じんたんを実はしっかり温かく見守っていたお父さん、
ゆきあつのやり場のない想いのほうにも、かなり感情移入して泣けた。
{/netabare}
それに、あのED曲は反則なほどピッタリ。
これでもか、ってほど泣かせようとする演出に、
少々皮肉を言いたかったりもしたけれど、
自分の心の中の素直な部分で、しっかり感動していたことは認めざるをえない。

最近、自分の死生観を見つめなおす機会が度々重なり、この作品のこともよく思い出す。
強い悔いや想いをこの世に残して逝きたくないなぁと思いつつ、
消化と昇華しきれないものは、逝く者にも残される者にも同じように
残ってしまうというのが本来は現実なのだよね。
だけど、自分が生きていた証や、何かメッセージになるようなものは残したいなと。
そんなことを思いながらレビュー書いてたりする最近の自分だ。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 127

90.1 1927 Angel Beats!-エンジェルビーツ!(TVアニメ動画)

2010年春アニメ
★★★★★ 4.2 (14630)
48138人が棚に入れました
森に囲まれた丘陵地にある、生徒総数2000名を越える全寮制のとある学園。一見するとごく普通の生徒らが生活を送っている学園だが、そこは死後の世界だった。現世で理不尽な人生を体験し、青春時代をまともに送れずに死んだ者はこの世界に送られ、あらかじめ用意されたエキストラの生徒達と共に学園で楽しい青春時代を過ごす内に未練を無くし、消滅(成仏)し、転生する。しかし、転生することを拒む人々がいた。少女・ゆりをリーダーとする「死んだ世界戦線(以降、戦線)」は、理不尽な人生を強いた神への復讐を目的とし、死ぬことのないこの世界で、学校の秩序を守る「天使」と日夜戦いを繰り広げていた。生前の記憶を失った少年・音無は、戦線のメンバーと行動を共にするが、次第にこの世界の真実を知ることとなる。

声優・キャラクター
神谷浩史、櫻井浩美、花澤香菜、喜多村英梨、木村良平、水島大宙、高木俊、斎藤楓子、牧野由依、増田裕生、Michael Rivas、徳本英一郎、小林由美子、東地宏樹、沢城みゆき、松浦チエ、阿澄佳奈、加藤英美里
ネタバレ

Key’s さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

感動したが2クールならもっと良くなったと思う!

あらすじ

森に囲まれた丘陵地にある天上学園は
生徒総数2000名を越える全寮制の学校。
一見するとごく普通の生徒らが生活を送っている学園だが、
そこは死後の世界だった。

現世で理不尽な人生を体験し、
青春時代をまともに送れずに死んだ者はこの世界に送られ、あらかじめ用意されたエキストラ(NPC)の生徒達と共に
学園で楽しい青春時代を過ごす内に未練を無くし、
「消滅」(成仏)し、転生する。

しかし、転生することを拒む人々がいた。
少女・ゆりをリーダーとする
「死んだ世界戦線(以降、戦線)」は、
理不尽な人生を強いた神への復讐を目的とし、
元々が死後の世界であり「死ぬ」ことのないこの世界で、
学校の秩序を守る「天使」と日夜戦いを繰り広げていた。

生前の記憶を失った少年・音無は、
戦線のメンバーと行動を共にするが、
次第にこの世界の真実を知ることとなる。



感想


10話が一番おすすめです!泣けました
音楽もとても良かったですよ!
特に「1番の宝物」がとても良かったです

相変わらず麻枝さんの脚本は泣かされていまいますね
でもやっぱり1クールという間じゃ
麻枝さんの良さが出し切れてはいないと思う

キャラも個性的なキャラが多く出てきて
魅力的なのだとは思うが
やっぱり1クールでは尺が足りず
キャラ一人一人の掘り下げが足りないと思った

掘り下げとかできていないので
基本中心となる最後に残った5人以外は
過去のトラウマというかなんでこの世界が来たのかの
理由が明かされてないので感情移入がしにくいです

2クール以上でそこらへんも描くことが
出来ていればもっと面白く
感動できる作品になったと思う

ストーリーも急な展開もあり
少し分かりずらいかもしれません

前半はほとんどギャグでしたね
ギャグも面白くて好きでした
特にテストの時のやつとかがw

オーディオコメンタリーも面白かったので
DVD借りて見てみて欲しいですね


でも最後の方の展開はやっぱり
早すぎたかな?(^-^;
1クールだけだから仕方ないと思うが
やっぱり最後別れる時に一人一人
しっかりとしたストーリーがあって(ゆいのように)
その後で別れた方がもっと良かったとは思う

あと一人一人がどういう気持ちで
消えることを選び消えたのかの
心理描写が少ないのでやっぱり
少し残念な感じだな~

2クールでゆっくり作って欲しかったな~!
そうしたらさらに感動することができたと思う
好きな作品だからこそ、本当に残念でした

後ゲーム化が決定したそうなので
そっちで話しが掘り下げられるのを期待しておきます♪
楽しみです♪




ここからは解説というか
謎な部分を考察をして
書いておこうとおきます

{netabare} ~


最終回も終わったにも関わらず、依然として残された謎の多いAB!ですが、
その中でも最も大きそうな謎である
「AngelPlayer(AP)の制作者は誰?」ということについて
書いていきたいと思います。

大きな鍵となるのは、もちろん12話で出てきた
NPCの第二コンピュータ室にいた彼の証言なんですが、
彼の証言そのままでは誰も当てはまらないような気がするんですよね。

「AngelPlayer制作者はかなで説」を提唱してみます。
結構シンプルに考えられるんじゃないかと思ってます。

 つまりは、待った時間があまりに長すぎたために
プログラムを適用した、という部分が、
実はかなで自身にAPを適用したってことを
示唆しているんじゃないかと思うわけです。

「My Soul,Your Beats!」の歌詞を見てみましょう。
この歌詞はかなで自身のことを歌っているものだという
前提があるからではありますが。

個人的には「あたしの中の時は止まってるのに」と
「あなたに手を引かれてた」の部分が気になりました。
時が止まっていたり日常を繰り返しているのは、
つまりはNPCとして日常を繰り返しているだけで
進んでいかないことを示唆していますし、
手を引かれてたってところは、
音無に手を引かれた釣り回を思い起こさせます。

つまりは音無に呼ばれたことで、失われた記憶が呼び覚まされた、
あるいはNPCだったのに時が流れ始めた、
ということを言っているようにも思います。
「幾千の朝を越え」という部分は、
この世界にかなでが長く居ることを示していますよね。

かなでがこの世界に長くいたり、
NPCだったことを示す証拠はいくつもあるんですよね。
例えば、麻婆豆腐が好物だということを忘れていたというあたりとか、
マーボー豆腐に夢中で校則違反を忘れていたところとかは、
まさにNPCだったことで記憶が止まっていたのか、
あるいは長い時の中で本当に忘れてしまっていたのかどちらかでしょう。

ついでに言えば、その前にテスト回で
いじめられていたところの最後の場面で、
生徒会長を解かれたかなでが一人で食堂に行き
マーボー豆腐の食券を買ってましたが、
あれもNPCとして、夜はマーボー豆腐を食べるという
プログラミングが為されていてたからこそ行った不自然な動き、
とすれば説明がつきます。
それ以前は「生徒会長」という属性があったために
ガルデモライブを止めようとした、とも考えられますし、
会長という属性が無くなったためにガルデモライブを止める、
というルーチンが働かなかったんじゃないか……と考えています。

かなでの部屋にあったAngelPlayerのマニュアルも、
NPCは記憶を蓄積できないのだとしたら、
毎回思い出すことは不可能という感じになると思います。
そうした場合、何か残るものとして残しておけば……となると、
NPCになる前にマニュアルを残しておいて、
NPCになった後でもプログラムを触れるようにしたのでは……? 
と考えられるわけです。

音無を一突きにしたのも、
APに入れられたプログラムという見方はできるんじゃないかと思ってます。
殺しても死なない世界ということで、
心音を直接聞くのよりもああいう形のほうがこの世界では
自然に心臓を調べられるからなんじゃないかとか考えていたりもします。
そういえば、ハーモニクスの赤い目の天使だって、
戦線メンバーに対しては心臓を一突きでしたよね。
PCに対してはそう攻撃する、というプログラミングされていると
見て間違いないようです。
ゆりっぺだけは違うんですが……。

そして、もしAP制作者がかなでだとしたら、
音無は一度死んでこの世界でかなでに愛され、
かなでとは別に成仏して、また死んで戻ってきた、
ということになります。
最大限に都合よく解釈すれば、
かなでは音無を一旦見つけて感謝の気持ちを伝えようとしたものの、
音無が勝手にかなでのことを好きになって成仏してしまい、
そしてまた、かなでは長い時間この世界で待つ間にAPを制作して
自身に適用してNPC化した、ということにもなります。

この説も穴は大きいです
。MSYB!の「待ってる気がした 呼んでる気がしたんだ」というのは、
かなでが音無に呼ばれていることを示しているものと思います。
でももしそうだとしたら、かなでがAP制作者っていう前提は
NPCの彼の発言からは崩れることにもなるんですよね

でも、NPCの彼の証言がどこまで信用できるかってことでもあります。
何せ、どちらにしても片方の一方的な考えや
記憶しか引き継いでいないと思われますので。

もちろん音無がAngelPlayer制作者説も
あるんですがこっちはどうも
矛盾が多い気がするし
個人的にかなで説の方が
好きなんで、かなでかな?とw

どうも卒業していくべき場所だから、
愛が芽生えたら影を創りだしてNPC化していく、というのが、
音無の行動と相反するような気がするんですよね

はっきりしたことはわからないし、
もしかしたらその辺を曖昧にしているだけなのかもしれません
どの考察も結局は推察の域をでませんね

原作もないのでこれ以上考えることも
今の所不可能でしょう
ゲームが発売されるとのことなんで
そのあたりのことも
細かく描写してくれて
わかるようになってくれると嬉しいんですが
発売が待ちどうしいですね!

{/netabare}

投稿 : 2024/04/13
♥ : 289

アシュコロン さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

死後の世界がこういう感じだったらいいのに…

まずこの物語の舞台が「死後の世界」で
そこに人生に悔いを残し若くして死んだ
少年少女たちがこの世界にある学園で青春を謳歌し、
幸福感や達成感に満たされることで成仏し、転生する。
という幻想的で、でもどこか身近に感じるような
物語に心引かれました。

今までに誰もが多かれ少なかれ一度は思ったことのある
「死んだ後ってどうなるんだろう?」という
不確かで絶対に知ることのできない疑問を
そういう先入観に囚われず
このエンジェルビーツ!という形で
死後の世界が具現化されて
例えその世界が嘘偽りだとわかっていても
もし自分が死んだ後こんな世界に行けたら
どれだけ楽しいだろうか…と切実に
思わされてしまいました。

内容としては
シリアスなとこはじっくりと深く
コメディなとこはたっぷりと笑い
感動的なとこはがっつり泣かせられる
とてもメリハリがあり、さまざまな感情が
このアニメの中で一度に味わえる作品です。

ただ個人的にはもっとサブキャラクターである
椎名やTKや大山など一人一人のエピソードを
細かく盛り込んで欲しかったのが正直な感想です。

「死」についてあまり深く考えたことも
ありませんでしたが実はとても身近にあることなので
「死」についてこのアニメを通して
楽観的に触れてみるのもいい機会だと思いました。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 139
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

とにかく泣ける物語です

アニソンオタの私は、神曲と言われるOP・ED曲や、数多くの挿入歌に誘われるようにこの作品を視聴しました。

バンド・バトル・恋愛・コメディなど様々な要素を含みつつ、後半は感動の嵐でした。
{netabare}
最終話・音無生まれ変わりと思しき男性が、かなでちゃんの生まれ変わりと思しき女性に声をかけようとする場面を見て、ものすごく救われた気がしました。
{/netabare}

ただ、私がkey作品でハマったのはこの作品だけなんですよ。なんでだろ?

投稿 : 2024/04/13
♥ : 127

92.1 1927 化物語(TVアニメ動画)

2009年夏アニメ
★★★★★ 4.3 (13381)
47357人が棚に入れました
高校3年生の少年 阿良々木暦は、文化祭の準備をしていた5月のある日、3年間ろくに話したことのないクラスメイト・戦場ヶ原ひたぎの秘密を知ってしまう。ひたぎは体育の時間には全く参加せず、病院通いを続けているのだが、実は彼女には体重と呼べるものが殆ど無かったのである。暦は秘密を知った日の放課後、ひたぎから秘密をばらさないようにと執拗な脅しを受けるが、それにもめげず彼女の秘密に対する協力を申し出る。彼女によると、2年前に1匹の不思議な蟹に出会い、重さをそっくり持っていかれたのだと言う。

声優・キャラクター
神谷浩史、斎藤千和、加藤英美里、沢城みゆき、花澤香菜、堀江由衣、櫻井孝宏、喜多村英梨、井口裕香

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

巧みさが光る名作です(゚ー゚☆キラッ

★化物語ってすごいですよね(*^▽^*)
私は原作の方は未読なのですが、本作品が原作読まれた方々からも評価されているのは納得出来ちゃ
いました♪
「化物語」の特徴は、その台詞の多さからも分かりますように、とても軽快かつ巧妙で淡白な言い回し
の会話劇によって作り出される独特な世界観ですよね。
これこそ原作者、西尾維新さんの真骨頂と言うべき言葉遊びなのでしょうね♪
そんな個性的な作風である原作を、壊すことなくアニメ化させた要因として「演出」と「BGM」の力が
とっても大きい存在なんじゃないかなぁーって感じました。
 
演出の奇抜さには定評があるシャフトさんですが、今回の作品で強烈なインパクトを与えていたのは
斬新かつ巧妙な「テロップワーク」ではなかったでしょうか♪
視聴者が全てを理解して、読み取れる様な物ではないのですけど、あらゆる角度から迫りくる活字の
インパクトは個性的な言い回しをより個性的な印象にしてたように思えました。
また、活字以外にもシャフト得意のカメラワークや色彩ワークは見事でしたね♪
白・黒・赤・青・黄の原色を前面に押し出した作画はかなり特徴的に感じました。
 
作中に流れる、その場面ごとの雰囲気を盛り上げてくれる「BGM」も個性的だったと思います。
シンプルな音色とリズムを反復させる手法が物語により臨場感を与えていたのでしょうね♪
アニメにおいての大きな要素である物語・演出・作画・音楽がうまくまとまっているから、魅力的な
作品として「化物語」が出来上がってるんだなって感心しちゃいました。
 
■化物語のストーリー構成と一言感想♪
各ヒロイン毎のストーリーを5つに分けて構成されているので、間延びすることなく、分かりやすい
構成になっているので、とっても好感がもてました♪
 
●「ひたぎクラブ篇」
 戦場ヶ原 ひたぎ(senjyogahara hitagi)メインのストーリー
 ひたぎ様ご降臨って感じですね♪とにかく容赦の無いひたぎ様w
 徹底したツンドラっぷりには敬服するしかないですね(>o<")
 「重み」という言葉について考えさせられちゃいました♪
 
●「まよいマイマイ篇」
 八九寺 真宵(hachikuji mayoi)メインのストーリー。
 小学生らしい愛らしさと、わんぱくっぷりが魅力でしたねw
 おぱんつ丸出しでダウンする姿も可愛かったですよ(>_<")
 ありゃりゃ木との絡みは面白かったですよ♪
 
●「するがモンキー篇」
 神原 駿河(kanbaru suruga)メインのストーリー。
 百合系腐女子とは・・・スパッツの秘密とは!?・・・
 ひたぎ様をこよなく愛する妹分って感じでしたね♪
 
●「なでこスネイク篇」
 千石 撫子(sengoku nadeko)メインのストーリー。
 花澤さんらしい可愛らしいキャラですね♪
 しかも、ブルマとか・・・旧旧スク水とか・・・萌え要素たっぷりでしたねw
 
●「つばさキャット篇」
 羽川 翼(hanekawa tsubasa)メインのストーリー
 障り猫となった翼ちゃんも魅力的でしたにゃ~(=^・ω・^)
 最後に影の位置を忠告するシーンは名場面でしたね♪
 
■総評
泣けるほどの感動はないのですが、とにかく観て楽しいし記憶に残る作品っていう印象でした♪
主人公のありゃりゃ木の性格がとっても好感がもてて、唯一嘘を付いたのもひたぎちゃんの為の嘘だ
し、裏表のない素直で真っ直ぐなところがひたぎちゃんにはお似合いだと思いました♪
どのキャラも個性的で好感が持てるのが本作品の良いところでもありますよね。
シリアスあり、感動あり、笑いもシュールで好感良し、テンポもよ~しなので、一度はご覧になって
欲しい作品のひとつですね♪
 
 
■MUSIC
OP曲『staple stable』・・・ひたぎクラブ篇
 歌:戦場ヶ原ひたぎ(斎藤千和)
 軽快でポップなサウンドとドライな口調のひたぎちゃんの心の中を見れたような歌詞なのです♪
 
OP曲『帰り道』・・・まよいマイマイ篇
 歌:八九寺真宵(加藤英美里)
 テクノポップなサウンドが八九寺ちゃんの声にピッタリな可愛いナンバーなのです♪
 
OP曲『ambivalent world』・・・するがモンキー篇
 歌:神原駿河(沢城みゆき)
 沢城みゆきさんの声にピッタリなロックナンバーなのです♪
 
OP曲『恋愛サーキュレーション』・・・なでこスネイク篇
 歌:千石撫子(花澤香菜)
 「ふわふわり~♪ ふわふわる~♪」この曲可愛すぎます! お気に入り確定♪
 花澤さんのファンの人はきっと悶え死ぬ一品ですねw
 
OP曲『sugar sweet nightmare』・・・つばさキャット篇
 歌:羽川翼(堀江由衣)
 バイオリンとギターの協奏がかっこ良いOP曲らしいナンバーです♪
 
ED曲『君の知らない物語』
 歌:ryo(supercell)
 クリエイター集団「supercell」のメジャー初シングルなのです♪
 
2011.07.13・第一の手記
2011.07.14・誤字修正
2011.10.28・第二の手記(追記:■MUSIC)

投稿 : 2024/04/13
♥ : 183

mio♡美桜 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

こんなの初めて…なんです♡

*:..。oƒ *:..。oƒ *:..。oƒ *:..。oƒ *:..。oƒ*:..。oƒ *:..。oƒ *:..。oƒ *:..。o

原作 - 西尾維新「化物語」(講談社BOX)
キャラクター原案 - VOFAN
監督 - 新房昭之
シリーズ構成 - 東冨耶子、新房昭之
キャラクターデザイン・総作画監督 - 渡辺明夫
シリーズディレクター - 尾石達也
ビジュアルディレクター - 武内宣之
美術監督 - 飯島寿治
色彩設計 - 滝沢いづみ
撮影監督 - 会津孝幸、江藤慎一郎
編集 - 松原理恵
音響監督 - 鶴岡陽太
音楽 - 神前暁
スーパーバイザー - 太田克史
プロデューサー - 岩上敦宏、針生雅行、久保田光俊
アニメーション制作 - シャフト
製作 - アニプレックス、講談社、シャフト
次回予告脚本 - 西尾維新
次回予告作画 - 針玉ヒロキ
放送期間 - 2009年7月3日 - 9月25日
話数 - 全15話

(以上Wikipediaより引用)

*:..。oƒ *:..。oƒ *:..。oƒ *:..。oƒ *:..。oƒ*:..。oƒ *:..。oƒ *:..。oƒ *:..。o


タイトル通り「こんなの初めて…なんです♡」って、
言いたくなるくらい、私にとってこの作品は衝撃的
な出逢いになりました。


私が観た初めてのシャフトさん制作の作品。
それはもう何が凄いのって、作画、構成、セリフ、キャラ、
曲の良い意味での濃さなんです。

原作は未読なんですが、とにかく何もかもが斬新なんです。

その中でも群を抜いて強烈な魅力を放つのが、ガハラさん
こと戦場ヶ原ひたぎ様です。崇めなさい。

彼女が織りなす毒舌、暴言、恐喝まがいの行動は
ピンポイントで心を撃破するトマホーク級の命中率。

でも、そんな彼女が時折垣間見せる手のひらを返した
ような乙女チックな阿良々木暦君への一途な思い。

そしてそこから生じるとてつもないギャップの波動‼︎

まぁ何たることでしょう!

私の中でツンデレキャラ1位として長らく
君臨していた大河ちゃんをいとも簡単にそのクィーンの
座からコロコロと蹴落としてくれました。

そんなひたぎ様をまともに受け止める阿良々木君も
これまた尋常ではありません。

阿良々木君、出来ます!

結局のところ、阿良々木君のハーレム状態なのですが、
そこに嫌味を感じさせない話の展開も好きです。

その他にも超個性的なキャラが一杯出てきます。
そこまで掘り下げて書くと多分大変な事になりそうなの
で、そこは見てのお楽しみという事で…

でも、1つだけ言わせて下さいね。

忍ちゃん、可愛いい♡

皆さんが良く言われます文字を多用したり、実写を取り
入れたりしたストーリーの展開とか確かに好き嫌いが
分かれるかもしれません。

でも私は非常に斬新で芸術的な感じで見れました。
建物や背景、室内の装飾、その時に流れるBGM、
台詞回し。
全てをひっくるめて、物語全体がアートの様に感じます。

あと特にアップになった時のキャラの眼の描き方とか
大好きです。目ぢからハンパないです。

たまに女性キャラなんですけど、腰がピョン、スカートが
ヒラリってなる所も好きです。
(わかりますでしょうか…うん、うんって方がいましたら
嬉しいです)

ただ、全体的に言える事なんですけどキャラが首を傾げる
シーンが多くて、(特にガハラさんとアララギくん)
見てるこっちまで肩が凝りそうです。
視聴される方は肩凝りに注意してね。
(後で知りましたけれどシャフ度とかシャフ角っていう
有名な演出みたいですね。)

OP・EDとも色んなタイプの曲があってとても楽しめます。
有名な「君の知らない物語」をはじめ、八九寺真宵ちゃん
の曲とかウキウキしちゃって毎回踊りたくなります。

声優陣も神谷浩史さん、櫻井孝宏さん、斎藤千和さん、
沢城みゆきさん、花澤香菜さん、堀江由衣さん、
加藤英美里さん、喜多村英梨さん、井口裕香さんと
私的には声優オールスターズにかなり近いです。

と長くなりましたが普通のアニメに飽きた方、
是非一度はご覧になって下さい。
ちょっとクセはありますが、お気に召されましたら
ドップリハマる事間違い無しですっ。

しかし、神谷さんと斎藤さんどんだけ台本厚いんでしょ…

以上、戦場ヶ原ひたぎ様でした。崇めなさい。


【主要登場人物・出演者】

阿良々木 暦 - (CV:神谷浩史)
戦場ヶ原 ひたぎ - (CV:斎藤千和)
羽川 翼 - (CV:堀江由衣)
忍野 メメ - (CV:櫻井孝宏)
忍野 忍 - (CV:坂本真綾)
八九寺 真宵 - (CV:加藤英美里)
神原 駿河 - (CV:沢城みゆき)
千石 撫子 - (CV:花澤香菜)
阿良々木 火憐 - (CV:喜多村英梨)
阿良々木 月火 - (CV:井口裕香)
戦場ヶ原父 - (CV:立木文彦)


【主題歌】

オープニングテーマ
「staple stable」(第2、6、7、11、12話)
作詞 - meg rock / 作曲・編曲 - 神前暁
歌 - 戦場ヶ原ひたぎ(斎藤千和)

「帰り道」(第4話)
作詞 - meg rock / 作曲・編曲 - 神前暁
歌 - 八九寺真宵(加藤英美里)

「ambivalent world」(第8話)
作詞 - meg rock / 作曲・編曲 - 神前暁
歌 - 神原駿河(沢城みゆき)

「恋愛サーキュレーション」(第10話)
作詞 - meg rock / 作曲・編曲 - 神前暁
歌 - 千石撫子(花澤香菜)

「sugar sweet nightmare」(第14、15話)
作詞 - meg rock / 作曲・編曲 - 神前暁
歌 - 羽川翼(堀江由衣)

テーマソング
「君の知らない物語」
作詞・作曲・編曲 - ryo / 歌 - supercell(Sony Music)

投稿 : 2024/04/13
♥ : 137

偽ニュー隊長 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

『化け』『物語』ではない!『化物』『語り』。それが『化物たかり』。。。。失礼、噛みまみた。(90点(コメンタリー含む))

全15話。
小説原作。原作未読了。

個人的満足点:90点(コメンタリー含む)
アニメ系統:ファンタジー会話劇

かなりの人気ということから視聴を開始した。
まずはその独特の映像に魅せられた。
今までのアニメで観たことの無い映像遊びというのだろうか。
かなり衝撃的だった。

そして、メインヒロインのひたぎさんの登場シーン。
そして、ひたぎさんのツンデレぶりがまた衝撃だった。
「蕩れ」との出会いでもあった。

「蕩れ」って何って方のために少しだけ、
蕩れ
読み:とれ
意味:「萌え」の上級用法
変換方法:「みとれる」で「見蕩れる」
    :「とろける」で「蕩ける」

まさに「みとれる」「とろける」のであるw
作中のひたぎさんの発言から始まった。
おっと「蕩れ」について語りすぎた。

肝心の物語は各ヒロインごとに数話くぎりで
ヒロインと妖怪との話が展開される。
「ひたぎクラブ」 2話
「まよいマイマイ」3話
「するがモンキー」3話
「なでこスネイク」2話
「つばさキャット」5話
という構成で話は進んでいく。

個人的には「まよいマイマイ」がお気に入りである。
別にロリってわけじゃないんだからねw
主人公、阿良々木とヒロイン真宵の掛け合いが実に面白かけった。。。失礼、かみまみた。
最後にホロリとさせられる話もなかなかよかった。

しかしながら、ストーリーはそこまで面白いってほどでもないなあと思っていた。
ただの怪異退治の話なのか?
何故このアニメこんなに人気があるんだろう。
この時の私と同じ感想を持った方は結構いるのではないかと思う。

そう、私は初見の時にこのアニメの見方を間違っていた。
このアニメの見所は『会話劇』である。
早口でのキャラ同士の掛け合いが実に面白い。

原作者様のお言葉を拝借いたしますと
「ツンデレとゲレンデって響が似てるよね」
「ゲレンデといばボーゲンじゃない?」
「ボーゲンって漢字で書けば暴言だよね」
という三段論法から生まれた話だということ。
そんなバカな掛け合いを存分に楽しむ作品。

そして、そんな『会話劇』を見事に成立させている声優陣にも脱帽である。
目まぐるしく変わる映像にピタリとセリフを合わせる声優陣。
セリフ回しも原作に極力忠実に行うよう配慮されている。
そんな巧みの技を魅せる声優陣はかなり豪華で
神谷さん、千和さん、堀江さん、カトエリ、みゆきち、花澤さんなどなど。
(神谷といったら明だろ?と思った貴方はアラサー以上w)

会話劇を楽しんだ後は映像遊びを楽しんでいただきたい。
さまざまなカメラワークに光と影の演出。
シャフトならではと言ってよいのではないだろうか。
映像に隠された色々な仕掛けも楽しみどころ。

またOP曲も各ヒロイン毎に変わって、それが実に新鮮だった。
テーマソングの「君の知らない物語」は必聴だ。

全体的に実に衝撃的なアニメということは間違いないだろう。

おっと、大事なことを言い忘れていた。

★ここ重要!!!

化物語のさらなる楽しみはキャラクターコメンタリーにあるといっても過言ではないだろう。
コメンタリーでも各声優さんが各キャラを演じているのだ。
そして、そのキャラ達で本編に対して突っ込みしゃべくりまくるのだ。

これが実に楽しい。むしろこっちがほんぺn・・・・。
化本編を楽しんだ方でコメンタリーまだの方は是非確認してほしい。
レンタルDVDにも収録されているので是非。
もっと化物語が好きになることだろう。
(私はコメンターを聞いて会話劇だということを認識したw)

重要なことなので最後にもう1度だけ、このアニメは『会話劇』なのである。


と、まあ色々書いてきたが
つまり、何が言いたいかというと

スルメアニメだわこれは。
知れば知るとほど味が出てくる。



最後にちょっとだけ、このアニメの特殊性を追記。

このアニメあちらこちらで紙芝居と言われ絶賛or酷評されているのではあるが、
紙芝居ととらえている部分が違うのでは無いかと個人的に思う。

このアニメ、リアルオンエアの時、特に10話なのであるが
正直ひどい。
ニコなどで比較動画を探していただければ分かるが相当ひどい。
オンエアの10話を見て紙芝居と言っている方は酷評していると思われる。
私のようにDVDやBDでしか視聴していない物にとっては
文字などが目まぐるしく変わるのが紙芝居になってしまっているので
斬新という表現になるのでは無いかと思う。

この辺りに絶賛と酷評の差が出てしまっているのかと思う。

まあ、TVでいくら時間が無いとはいえあれは酷い。。。
偽などもああならないことを祈るばかりではある。

投稿 : 2024/04/13
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