「たまゆら ~もあぐれっしぶ~ (第2期)(TVアニメ動画)」

総合得点
69.2
感想・評価
575
棚に入れた
2759
ランキング
1810
★★★★☆ 3.8 (575)
物語
3.8
作画
3.8
声優
3.9
音楽
3.8
キャラ
3.8

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ネタバレ

STONE さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

また一歩前進

 テレビシリーズ1期では父の死を乗り越えて、前を向くようになった沢渡 楓だが、元々の
内向性もあって、まだ塙 かおるを始めとする友人達に引っ張られている印象があった。
 しかし、本作はタイトルどおりアグレッシブに。その最たるものが自ら写真部を立ち上げた
ことで、また一歩前進といった感じ。他にも楓自身が他を引っ張るような展開も増えて、成長の
跡が窺える。

 この写真部の活動がストーリーの主軸となっているが、この写真部部員になる新キャラが
三谷 かなえ。どんな娘かと思っていたら、楓と同じ引っ込み思案ちゃん。
 それにしてもこの二人に加えて、桜田 麻音、三次 ちひろとやけに内向系キャラ率の高い
作品である。
 この写真部に関しては楓とかなえのW主人公といった感じで、この二人を中心とした楽しい
1年がよく描かれている。
 夏には竹原組と汐入組の交流があったりしたが、楓が竹原で新たな交流関係を築いている
一方、汐入で残されたちひろが気になっていたが、前作で語られていたともちゃんとちひろの
交友がちゃんと描かれていてちょっと安心。
 終盤には1年先輩であるため先に卒業するかなえの将来に対する不安があったりもしたが、
最後は希望を持って、旅立っていけるようで良かった。

 この作品、少女だけでなく、大人もちゃんと描かれているのも好ポイントで、少女達を見守る
保護者的側面とは別に、大人達のドラマもあったりするのが良い。

 正直、今まで以上に亡きお父さん押しが強く、ちょっとあざとい印象もあるが、父が楓にして
あげたかったこと、見せたかったものなどを後追いで体験しているようなことが多く、ようやく
父から娘へ渡せたという感じでなかなか良い。
 あざといなと思いつつも歳取って涙もろくなったのか、結構やられてしまうのがこの作品。
 父の件以外でもいいところで挿入歌入れてくるし、おまけにこの歌がいい曲が多い。
 更にキャラ自体もよく泣くからつい誘われちゃう。

 竹原の美しい風景や人々の温かさも相変わらず良かったです。

投稿 : 2014/10/05
閲覧 : 257
サンキュー:

6

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