「失われた未来を求めて(TVアニメ動画)」

総合得点
66.2
感想・評価
771
棚に入れた
4111
ランキング
2891
★★★★☆ 3.4 (771)
物語
3.4
作画
3.2
声優
3.4
音楽
3.4
キャラ
3.4

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ネタバレ

かしろん さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2
物語 : 1.5 作画 : 1.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

見続けてはいたが、理解が出来ず

【最終話まで見てを追加】

物語
{netabare}ループもの、タイムリープものに対する希望。
・ループもの、タイムリープものと悟らせないで欲しい
・題名や序盤で悟れる作品はとっととループ、タイムリープして欲しい
・ループ、タイムリープが始まったら畳み掛けるように何度もそれをおこし、登場人物の絶望を蓄積させて欲しい
・絶望が満タンになったところで、今までの伏線を一気に回収する改心の一手でループから脱して欲しい
というのをやってくれると、非常に心地よく物語に酔いしれ、ポンと膝を打つことが出来る。

で、本作品。
まず、題名が「失われた未来を求めて」。題名でループもの、タイムリープものと悟れてしまう。
じゃあ、ループものを悟れる題名でどう構成してるか。
ループのきっかけ話はとっとと終えるのだが、1周目が無駄に長い。ダルい。ぶっちゃけ、早く轢かれて2週目にいけよ、とか思えてくる。これなら逆のほうが良い。1周目をやってモヤモヤを抱かせてから、そのきっかけとなる始まりの物語をやる、王道パターンでやってくれれば良かった。

完全にループネタと判明したところで、どうこのループを解消してくれるのか。
楽しみにはしたい。{/netabare}

作画
期待するものは何もない。

OPとED
{netabare}OPを歌っているのは佐藤聡美。氷菓で「わたし、気になりますっ!」をやっている人。
”こころぅわ きずつぅい てー”。なんでこういう歌い方をしたんだかさせたんだか。しゅが美の声ならストレートな歌い方のほうが合ってるだろうに。
ED。
なんなんだろう、あの文字表現。キネティック・タイポグラフィ+ピクトグラムなあれ。あれの意図が分からない。しかも、最後には時間が余ってHigh Schoolがデカデカ出てるだけ。全く意味が分からない。{/netabare}

最終話まで見て(雑な見方の果て、そして、ゲームやってない)
{netabare}頭の中を整理
・時間軸A:基本軸
 ゆい合流
 佳織事故で意識不明
 ゆい行方不明
 ゆいを作るも佳織の意識転送失敗
 タイムリープ発見
 ゆいを過去に送り佳織の事故を防ごうとする
・時間軸A+:ゆいループ軸
 ゆい合流
 佳織事故で意識不明
 ゆい行方不明
 時間軸Aに収束
・時間軸A++:佳織が助かるルート
 ゆい合流
 奏、佳織ではなくゆいを選ぶ
 佳織事故に合わない
 時間軸Bに移行
・時間軸B
 奏、佳織の代わりに事故で軽傷
 天文部、何となくの違和感と喪失感

物語の中心は、自己犠牲の愛の物語。
ループで佳織を救うというより、ゆいが自らの存在が消えようとも奏の願いを叶えようとするほうが中心。
愛理が奏を思いつつも、も自己犠牲の愛の物語か。
が、そのオチ含めて、違和感ばかりが頭に残る。

違和感1
ゆいがいない根本のルートが不明。
アニメで描かれるのは、正体不明のゆいという存在が有り、佳織の意識不明をどうにかしたいと思う奏がゆいの正体に気付いて、という物語を描いているが、根本にはゆいという存在が無く、初めてゆいを作り出すという物語があるはず。
なぜゆいはゆいの姿なのか、とか色んな疑問が出てくる。

違和感2
黒い箱は何?

違和感3
収束について。
時間軸Bになったことにより、その影響が時間軸Aに及び、時間軸Aの佳織が目を覚ます。そして奏や愛理は「時間軸Bでもきっとゆいは生まれるよ。会いたいし。収束だし」と言う。
そっか、ゆいはその存在を掛けて佳織を救ったけど、きっと、また会えるよね。が物語のオチだ。
えー・・・である。
都合の良い部分だけは結果収束が起きて、都合が悪い部分は結果収束が起きないってどういうこと?と。{/netabare}

理解が出来てないわけだが、理解をしたいっ!と強く思えないってのがこの作品の最大の欠点かなぁ。

投稿 : 2015/01/14
閲覧 : 361
サンキュー:

3

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