「魔法少女リリカルなのは The MOVIE 2nd A's(アニメ映画)」

総合得点
71.4
感想・評価
314
棚に入れた
1906
ランキング
1309
★★★★★ 4.2 (314)
物語
4.1
作画
4.2
声優
4.2
音楽
4.1
キャラ
4.2

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ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

【追記】4Dד魔砲少女”の可能性

5/20(土)~二週間1st、6/3(土)~6/16(金)2ndと、
4DXリバイバル上映されている劇場版『なのは』
今回、私は乱戦が激しい2ndでAAA級空戦魔導師の戦闘を体感してきました♪
2ndには{netabare}ドリル付きの物騒な鈍器を振り回す守護騎士{/netabare}とかもいますしw

風や振動等の4D効果は、例えば主人公などの固定視点ではなく、
アトラクション要素のいいとこ取り。

戦闘シーンにて、敵に襲撃されれば座席が揺れますし、味方が反撃しても背中に衝撃が走る。
つまり鑑賞者は敵味方から4D効果付きの攻撃でフルボッコにされるわけですw
そして『なのは』の場合は敵からの打撃より、味方の砲撃の方が、
明らかに観客へのダメージが大きい(苦笑)

撃った本人は{netabare}「もっと頑張らなきゃだね」{/netabare}とか謙遜?していますが、
4D鑑賞者としては、これ以上、座席が揺れるとエラいことになるので、ご容赦願いたいですw


4Dと『なのは』における戦闘シーンの相性をより実感したのはミスト効果。
『なのは』と言えば伝統的に全力全開でぶつかりたいあいつとは、
海の上で決着を付けるのが空戦魔導師の流儀ですが、
水滴噴霧も絡めて4Dフルドライブで演出されたバトルには臨場感がありました♪


2ndと言えば、封切り当時、長い(笑)と評判になった変身シーンも特徴的。
変身ヒロインの醍醐味は変身シーンと思っている私にとっては、
本作の長いセットアップシーンは変身ヒロインアニメ史上でも五指に入る至福の一時ですが……。
こちらの4D効果はフラッシュくらいしか有効打がなく、今ひとつな印象でした。

折角の変身シーン。どうせなら、他の物語重視の感動シーン等と同様、
座席固定でじっくりと鑑賞したいものです。(「  ̄ー ̄)じっくりと……。


付記:昨日6月4日は{netabare} 八神はやて生誕祭ということで、
SNS上でも主の萌え絵やネタ画像やらがいっぱい拡散されていましたが……。
本作で記録を確認して改めて注目したのは、
闇の書が覚醒し、はやての元に守護騎士たちが現れたのは誕生日前日の夜。
翌日のバースデイより八神“一家”の日常が始まったということ。

転生前よりヴォルケンリッターとはやては深い縁で結ばれていたのでは?
そんな運命を感じました。

本作の事件は主に12月に展開するので、広義のクリスマスアニメとして
小さな願いの行方を見届けるのがオススメですが、
始まりの6月に因果を感じながら見るのもまた一興です。{/netabare}

初回投稿レビュー:時空管理局の心地よすぎる〝歴史改竄″

長いので折りたたみw
{netabare}
リメイクとしては極上の出来ではないでしょうか。
確かに尺の都合で削られた要素は多く、不満もないわけじゃない。
けれどそれ以上に取り上げて欲しかったドラマCDの内容だけでなく、
コミック版からもいいシーンを拾って映像化してくれた感謝の気持ちの方が大きいです。

大阪の某シアターでは上映後、拍手が沸き起こったというエピソードも伝わって来ました。
多くのファンが幸せになれた素晴らしい劇場版だったと思います。

さて、『なのは』劇場版には興味深い設定があります。
それは本作も同じくリメイクだった前作1stも
〝史実"(TVアニメ版)ではなく、時空管理局が後世、公式記録等に基づいて再現した
劇中劇であることが公に明言されているという点です。

以下、『なのは』シリーズの広範なネタバレを含む、
尊氏の妄想じみた時空管理局陰謀論w

{netabare}例えばなのはたちが最初に騎士たちに襲撃されたシーン。
騎士たちがなのはたちを打ち破りコアを蒐集した後、
敵をきちんと回復しておくという演出があります。
が、〝史実"(TVアニメ版)ではそんな描写はなく、
コア蒐集の仕方も結構エグイ(苦笑)

どうにも劇場版(管理局編纂映像)には事件を犯した側の人間の
情状を酌量する傾向があります。
これには後に事件の被告人だった人間を管理局の戦力に加え、
所持していた技術や知識を組織の強化に役立てた
管理局の体面を重んじる大人の事情も透けて見えてきます。

けれどそのことを糾弾する人はあまりいません。
むしろ〝史実"(TVアニメ版)ではあまり取り上げられなかった、
はやてと騎士たちの想いが伝わってよかったと賞賛される始末。
…うん♪私もそう思います♪(笑)

さらに極め付けは、〝史実"(TVアニメ版)にて、
管理局の幹部でありながら、局の方針とは異なる考え方で、
事件解決に向け独断専行を繰り返して現場の混乱に拍車をかけながら、
事件後は責任を問われることなく隠居生活を満喫した、
〝第三勢力”がキャラごと根こそぎ削除、改変されていることでしょう。

管理局の保身意識が滲み出た改竄ですが、このこともあまり糾弾する人はいません。
むしろキャラが整理され見やすくなった。よりストレートに感動できた。
などと好評が相次ぐ始末。
…うん♪うんうん♪私もそう思います♪(笑)

このあたりの本作と〝史実"の間については、
円盤に収録されたなのはたち元機動六課たちの面々によるコメンタリーにて、
ほのめかす証言もあり興味深いです。
けれどあまりあそこが違う、ここが違うと粗探しするムードになる前に、
魔法光占いなどで和んでしまい、結局こっちもそれで満足してしまいます(笑)

あぁ…こうやって勝者によって〝歴史”は書き換えられ、
万民に受け入れられていくのだなぁと麻痺した私の頭は思うのであります(笑){/netabare}

世の中、己の栄達のために歴史を書き換えて理不尽な要求を繰り返す連中が多くて香ばしい今日この頃。
けれど本作のような〝歴史改竄"なら嬉しいのでどんどんやって欲しいです♪(笑)

管理局が〝製作"すると想像される次作3rdではこれまであまり描かれてこなかった、
TVアニメ版2期と3期の間の時代が取り上げられるとのこと。
管理局がどんな姿勢で〝歴史"にアプローチするのか?
検証するのが楽しみでなりません。{/netabare}

投稿 : 2017/06/05
閲覧 : 615
サンキュー:

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