とろろ418 さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.5
作画 : 3.0
声優 : 2.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
ガラスの靴の持ち主は?
【1話感想】
{netabare}
予想以上に素晴らしいスタートだと思います。
主要キャラ(?)から徐々に登場させていますし、印象付けも十分だと思います。
ストーリー部分もタイトルの『シンデレラ』に沿って、スカウト活動から始まっているのが高評価。
気になる点としては、
①今後増えていくキャラの多さ
徐々に登場させていくのにも限度がありますから、後のキャラほど雑な扱いになる可能性が高いです。
だからといってそこに時間を割くと、キャラの掘り下げが浅くなるジレンマ。
前作と同じく主要3人ぐらいに強めのライト当てるのが無難かも。
②プロデュサーのキャラ設定
キャラとしては面白いと思います。
ただ、外面的に冷えているので、前作プロデュサーと違って、熱のある展開には不向きかもしれません。
その分工夫が必要ですし、前作との違いを付けやすくもあるので、現状では期待半分不安半分ですかね。
③前作との関係性
既に広告で前作キャラが登場しているので、世界観や時系は等しいと推測できます。
となると実際に登場することも十分考えられる。
流石にライバルとして登場することはないと思いますが、顔見せだけでもしてくれると嬉しいです。
前作では良い意味で予想を裏切られたので、今作は良い意味で予想通りであって欲しいと願います。期待してます。
{/netabare}
-------------------------------------------------------------------
【2話感想】
{netabare}
ふーむ、なるほど、そうきたか。と言った様子。
中盤か終盤かは分かりませんが、ひとつの大きな山場が見えましたね。
{netabare}キーは集合写真に入らないプロデューサー。
もう一度同じ機会が訪れた時に、彼がどう変わっているのかが楽しみです。{/netabare}
{/netabare}
-------------------------------------------------------------------
【5話感想】
{netabare}
エピソード自体は良いと思うのですが、ちょっと早かった印象です。
と言うのも、前作の美希とは違って、視聴者は卯月たちの視点からみくを見ているので感情移入が難しいんですよね。
例えば、事務所一の頑張り屋でいつも夜遅くまで練習しているところを描写しておく、などの一工夫があったなら、大分印象が変わったかな。
現状だと背景から推し量るしかないので、ただ我儘言ってるようにしか見えなくても致し方ないかと。
おそらく、卯月たちのCDデビュー→みく、笑顔で見送り→卯月たち側で一騒動→解決という流れから、意気揚々と帰還したところで……。
てな感じだと卯月たちと視聴者の感情の流れがリンクしやすかったのかな、と思います。
{/netabare}
-------------------------------------------------------------------
【6話感想】
{netabare}
やはり今回はプロデュサーにもスポットライトが当たるみたいですね。
私的には、{netabare}確執のあるであろうその子に再会して和解する展開が見たいかな。
そしてその子が765と縁があったら感無量(年代さえ合えば律子さんとか小鳥さんと繋げられそう?){/netabare}
あと、未央を追う時の凛(期待の眼からの睨み)が素晴らしかったです。
{/netabare}
-------------------------------------------------------------------
【視聴後】
とりあえず前半部を終えて思ったこと。
キャラが多過ぎたのか、はたまたPを扱いきれなかったのか、原因をひとつに絞ることは難しいですが、とてもまとまりが悪い。
まず主線がどこで、視点はだれなのか、どちらも定かじゃありません。
物語序盤の様子では、主線がニュージェネレーション、視点はP、メインヒロインが卯月。
ところがストーリーが進行するにつれ、これらはあれよあれよと崩壊していきます。
{netabare}
第一の疑問は、頑なに卯月をリーダーに据えなかったこと。
アイマスと同じ構図になってしまうのはわかります。
ですが、キャラのタイプを考えれば中心にいないと動かしにくいのは明確。
増してや、我が強い未央や年長者の新田さんをそこに置かれてしまうと立つ瀬がないのは当然かと。
9話以降はどんどん台詞も減り、下から数えた方が早い立ち位置にまで追い込まれいます。
せめて凛なんですよね、リーダーにするなら。
そうすれば卯月も凛も活躍し易く、未央や新田さんも後ろから押してくれるので、バランスが良いと思うんですが。
第二の疑問も似たものですが、ニュージェネが主線として機能していなこと。
複線として他のユニットを前面に出すのはアリアリです。
ただし、ニュージェネの活動が不透明になるのはダメダメです。
具体的に言うなら、8話はアリだけど、9~11話はナシ。
そこが空白になっているせいで、作品としての軸がぶれたと言っても過言ではないと思います。
第一の疑問も相まって「主人公誰?」と突っ込まれても致し方ない。
アイマスのように、活動表で示すくらいのことはしておくべきだったかと。
{/netabare}
他にも不自然な展開(ご都合主義)が節々で見られたり、解決があっさりすぎて拍子抜けすることが多かったりなど、残念なところが目立った印象です。
キャラに対する愛が裏目に出たとでも言うのでしょうかね。
少しでも多くファンの期待に応えようとしているのか、軸のブレの他にも不必要なカットが目立ちますし。
ここまで多いと捌ききれないのは必然なので、そこは腹を据えて欲しかったところですが、やっぱり難しいのでしょうか。
序盤が良かっただけに落胆も大きいのが現状。尻上がりの傾向がある作品なので、後半に期待することにします。