「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲(アニメ映画)」

総合得点
80.7
感想・評価
724
棚に入れた
4190
ランキング
435
★★★★★ 4.1 (724)
物語
4.4
作画
3.9
声優
4.0
音楽
4.0
キャラ
4.2

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ネタバレ

ghibli さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

家族を持ちたい

誰もが一度は見たことがあるであろうクレヨンしんちゃんの代表作。
僕も子供の時に見て以来、久しぶりの視聴。

見終わって一言。家族を持ちたい。

僕は基本的に作品の設定、もしくは登場人物を自分と置き換えて見るのが好きなので、今回の場合は、過去へのノスタルジー。
高校、大学と、節目があるごとに、過去の方がよかった、と思う僕にとって、とても親近感の湧く話でした(おそらく多くの方が共感されることと思います)。

物語の途中、今の自分なら、過去へとどまることを選択すると思って見ていました。

作中にもあるように、過去は希望であふれ、やさしい人たちであふれ、毎日が輝いていました。今まで多くの人たちに支えてもらって今の僕があると思います。
その過去にとどまれる。まさに夢のようです。

しかしながらその思いは最後のパートで覆されます。
ひろしの回想シーン、野原一家の団結、必死に階段を駆け上がるしんちゃん。

僕が真っ先に感じたのは、家族を持ちたい、でした。
野原家のように、普段はたとえけんかしても、いざというときに団結し、一緒にいたいと思えるような家庭を作りたい。

この作品を見終えた時、僕の視点は間違いなく未来へ向かっていました。

ここで、電話機の発明者、グラハム・ベルの言葉を。

「一つのドアが閉まると、別のドアが開く。しかし私達は閉まったドアをずっと後悔して見つめているので、新しいドアがすでに開いていることに気がつかない」

この作品を見終えて、過去のドアから未来のドアを見つめるとき、希望が見える人もいれば、真っ暗に見える人もいるでしょう。僕の場合は後者です。

そこで、ベルの言葉をもう一つ。

「目の前の仕事に専念せよ。太陽光も一点に集めなければ発火しない」

自分の今やることを一つ一つやり遂げて、希望の光を燃やしたい。そう思います。

投稿 : 2015/04/20
閲覧 : 262
サンキュー:

4

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