「ユリ熊嵐(TVアニメ動画)」

総合得点
63.3
感想・評価
536
棚に入れた
2347
ランキング
4323
★★★★☆ 3.5 (536)
物語
3.4
作画
3.6
声優
3.5
音楽
3.6
キャラ
3.5

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Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

「私は好きを諦めない・・・がうがう」

この作品はオリジナルアニメのようですね^^
漫画が先行して発刊されているようですが未視聴です^^;

この物語の舞台は、全てのクマが凶暴化した地球・・・
クマは人食クマで人間を襲うようになったので、お互いの間には「断絶の壁」が築かれていました。
一方、この物語の主人公である椿輝紅羽は、親友でありスキの相手であった泉乃純花がクマに食べられ失ってしまいます・・・
人食クマは自身の姿を変え、断絶の壁を乗り越えて人間の住む社会に紛れ込んでいたのです。
人間社会におけるクマの駆逐・・・親友やスキの意味・・・この様なキーワードを抱えながら物語が動いていきます・・・

2015年冬アニメの中で1,2を争うほど難解な作品だったように思います^^;
キャラデザは良いと思います・・・
ビビットな配色の多い背景も・・・別に嫌いじゃありません。
物語が・・・特に序盤が難しく正直内容が良く分からないまま話が進んだ感があります。

やっと展開が分かる様になってきたのは、中盤からでしょうか・・・
それぞれのキャラの立ち位置が分かってから、ようやく面白くなりました^^;

クマが断絶の壁を超えるのは容易な事ではありません。
ましてや人間の姿になるには相応の代償が必要です。
その代償は幼い頃からの宝物・・・
それでも幼い頃の約束を忘れず・・・
好きを諦めず・・・
相手の事を思いやる・・・この感情で突き動かされるのは人間もクマも一緒です^^

一方、考えさせられるのが人間の行き過ぎた言動です・・・
確かに人を食べるクマは怖いです。
でも、人間と敵対する意志が無いクマまで迫害の対象にするのはどうなんでしょう・・・
断絶の壁を越えてくるクマは相応の覚悟を持ってやってきます。
中には人間を食べたい・・・という欲求の塊みたいなクマもいるかもしれません・・・
人間とクマはそのままでは決して一線を越えられない・・・でもその一線をどうしても超えたいというクマが願いを叶えるため、リスクを冒してでも人間の社会に紛れ込んでいたように思いますが・・・^^;

スキの形・・・スキ同士の形には色々あって、どれも間違いじゃ無いと思います。
この作品で選択されたスキも・・・本人達が納得しているのならそれで良かったのでしょう^^

オープニングテーマは、ボンジュール鈴木さんの「あの森で待ってる」
エンディングテーマは、百合城銀子(荒川美穂)、百合ヶ咲るる(生田善子)、椿輝紅羽(山根希美)の「TERRITORY」
オープニングは不思議な感じのする歌でしたね^^

1クール12話の作品でした。
序盤の展開に付いて行けなかったのは残念でしたが、後半は盛り返してきたと思います^^
友人が「輪るピングドラム」に作風が似ていると言っていましたが、「少女革命ウテナ」「輪るピングドラム」を手掛けられた幾原邦彦監督の作品はどちらも未視聴でした^^
ソースは持っているので機会をみて視聴してみたいと思います♪

投稿 : 2015/05/01
閲覧 : 343
サンキュー:

32

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