「モーレツ宇宙海賊[パイレーツ](TVアニメ動画)」

総合得点
72.4
感想・評価
952
棚に入れた
4589
ランキング
1122
★★★★☆ 3.7 (952)
物語
3.7
作画
3.7
声優
3.7
音楽
3.5
キャラ
3.8

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ネタバレ

ぶらっくもあ(^^U さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

宇宙の海は~♪みんなの海っ♡

原作 笹本 祐一氏のライトノベル『ミニスカ宇宙海賊』
監督 佐藤竜雄氏 制作サテライト


原作未読、パチンコ初見(^_^;
モーレツって表現は昭和的ですね、
題名やポスターイメージ、原作のミニスカ、JKの宇宙海賊?等から、
エロ萌えパンツ系かと思われるかもですが、
実際の処は、萌え殆ど無し、エロ無し、パンツ無し、恋愛一切無し、
更に言えばグロも鬱もなし、
成分的要素で語られる現在のアニメにおいて、
逆に珍しい事かもです、それでは何があるのか?
{netabare}
海明星(うみのあけほし)に住む高校1年生の加藤茉莉香(まりか)は、ある日、死んだと思っていた父親・加藤芳郎が実はつい最近まで生きており、宇宙海賊船・弁天丸の船長だったと知らされる。さらに、弁天丸が海賊として活動を続けるうえで欠かせない私掠船(しりゃくせん)免状の継承のためには、直系の継嗣である茉莉香が船長になるのが条件と告げられた。茉莉香は女子高生兼宇宙海賊船船長としての生活を送ることになる。~wikiより。
{/netabare}
とっつきけっこう好印象だったりしたのは、
主人公茉莉香の乗る高校部活実習中大型船での、
宇宙飛行演習前のサイバー攻撃電子戦の件や、
艦出向シークエンスや宇宙服宇宙空間定義等、
その辺りの設定が丁寧かな~と感じた事、

空想科学ってよく言われますがこの空想の部分、
現実的には宇宙旅行等夢のまた夢、
されどSF、、いや日本アニメでもいい、
ヤマト革命以降先人達の積み重ねてきた空想科学力、
その辺り韻を踏むって感じできちんと押さえてる、
これらは宇宙戦艦等題材の本作に限った事でなく、
例えばロボットものについても、
Z、モビルスーツ、エヴァ、、、
脈々と受け継がれ想像の翼広げつつ発展してきた訳で、
それらをきちんと踏まえた上で構築される物語は、
トリビュート或いはたとえパロディーであっても、
ある種の説得力を持つってか単純に嬉しいものです、
{netabare}
5話にて宇宙空間演習航海中敵に狙われる件にて、
主人公の海賊船船長としての適性、リーダーシップ、
或いはポテンシャル窺わせるエピソード上一連の展開、
女子高生の演習船って事で、
ナメた感ありの妨害電波から始まる安易な敵の攻撃、
敵からの降伏勧告に対し「バカめ」から戦闘開始、
敵の電子戦悉く裏をかき敵船の操作系統乗っ取るも、
追い詰められた敵はきわめて手作業な反撃に打って出る、
「敵から高エネルギー波来ます!」
「レーダー無しでどうやって長距離射撃やってるの?」
「ターゲットスコープ自分の目で見てクロスゲージで標準合わせてるみたい」
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最終的には主人公の機転で戦闘には勝利、
{/netabare}
って事で女子高生海賊船船長誕生、
といっても高校生活辞めるつもりは無いようで、
宇宙海賊と女子高生(高校生活)謂わば二足の草鞋、
アニメじゃないけどFFなら8やら零みたいに、
物語うまくすれば二度おいしいって感じになればいいですけどね、

ただ宇宙海賊と言っても強奪略奪って感じじゃなく、
一種アトラクションだったり人死おろか鬱展開もない、
私掠船免許、公に認められた海賊船海賊行為?
ってのも実は最後までよくわかりませんでした、

中盤やラスト近づくにつれ強敵も現れはしますが、
主人公が元気で前向き過ぎる?ってのもあるのか、
全体的にヌルいです、
その辺り許せれば女子高部活同僚や友人、
或いは海賊船内クルーとの絡みや事件等の毎エピソード、
それほど嫌な奴も出てこないし、
気軽にけっこう楽しく最後まで観れました、

監督さんが機動戦艦ナデシコの佐藤竜雄氏ってのも、
判断材料の一つになるかも知れません、

キャラでちょっと面白かったのが、
主人公のライバル?的存在のメガネ娘チアキ・クリハラ、
父親が海賊船長で物語冒頭から何かと主人公に絡んできます、
一見クールですがツンデレ、恋愛要素無い本作、
誰にデレてるかというと主人公ですが百合とまではいかない、

地上では飛行ヨット部の女子高生という事で、
先輩や後輩、進級による世代交代等も描かれ、
けっこうな数の部員数ですがこの辺りもアニメ上、
エピソード絡みで概ねうまく描けてたようですが、
{netabare}
物語後半部員どうしの、
いきなりの百合等はちょっと引きました、、、
海賊船クルーについても最後まで役処わからないキャラいたり、
それが突然アンドロイドスパイになってたり、
操舵氏のイケメンがいきなり双子判明だったりも、
必然性あったのかな~??等、
{/netabare}
若干戸惑うエピソードもあったかな、

原作浅い段階でのアニメ化決定というのもあり、
後半アニメオリジナルエピソード多数な様子で、
その辺り練り込み不足あったかも知れませんが、
一応26話で完、以降劇場版も作成されてます、

劇場版も視聴しましたがスケジュール的余裕或いは、
作監変わった事もあったのか、
画も1ランク上がってた印象、
本作ご興味お持ちになれれば劇場版ご視聴も一興かと。

投稿 : 2015/05/27
閲覧 : 542
サンキュー:

27

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