「もぐらのアバンチュール(TVアニメ動画)」

総合得点
61.4
感想・評価
10
棚に入れた
27
ランキング
5304
★★★★☆ 3.4 (10)
物語
3.2
作画
3.4
声優
3.4
音楽
3.4
キャラ
3.5

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ビアンキ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

レトロ&シュール

2016年2月20日、ちょっと文章を修正。

そしてあにこれに来てから間もない頃の自分のレビューってこんな短かったのか、と自分で衝撃を受けるという…(笑)


2013年の夏にアニマックスの特番で視聴。
カラーテレビの試作実験用として作られた日本初の「テレビアニメ」らしい。

1958年放送
8分53秒
カラー


内容は
もぐらの「くろちゃん」が太陽の日差しを受けて弱り眠ってしまい、夢の中でロケットに乗って宇宙へ飛び火星に行く、というもの


アニメーションは絵を一枚一枚書き、それを何枚も連続撮影して、動いているように見せるいわゆるセルアニメではなく、
背景となる絵のなかで、切り紙の人物や物を少しずつ動かして撮影するという「切り絵アニメ」として作られている。

アニメーションはぎこちない。

しかし、わしずみひろし氏による今現在のアニメーションではまず見られないような独特な画風と、
主人公の夢の中の世界という設定、
そして上記のアニメーションのぎこちなさが
妙なシュールさを産んでいて味わい深い。

ガラスだろうか?
場面転換の時に使われているガラスを使った演出。
これがいかにも「手作り」という感じで良かった。

主人公が火星についた時のモンスター、エイリアンたち
火星モグラ
ながくび犬
そして火星のエイリアン達
これらのデザインもネーミングセンスもシュールで魅力的だった。


作品中のキャラクターの声&ナレーションをする「中島そのみ」さん
ほとんどナレーションだけど

この中島そのみさん、
ものすごい「アニメ声」である。
現在の声優でいうと
小桜エツ子さんや
金田朋子さんに近い声の。
そしてナレーションの台詞も独特な上、説明過多気味で面白い。

例えば
火星で地面から出てきた火星モグラに対して
「大変です 変なものが出てきました くろちゃん気をつけて!」

そして火星モグラから攻撃を受けて
「あ やられちゃったくろちゃん大丈夫ですか」
「火星モグラが得意そうな顔、憎らしい火星モグラです! くろちゃん頑張って!」

…作品中からそのまま引用

これを金田朋子さんや、小桜エツ子さんのようなアニメ声で、それも結構早口で喋る。
台詞そのものも結構アレだけど、中島そのみさんの声質のおかげで、より一層シュールで、且つ魅力的になっている。


作品中の音楽はそれなりの出来。
音質こそ良くはないが、違和感なく聞ける音楽になってると思う。


マスターは現存しているとはいえ
なかなかお目にかかれないレアなアニメだ。
作品の評価はしづらいなぁ…
シュールで「見れる」作品ではあったから、ひとまず佳作としておこう。

下手くそで纏まりのない文章、お読み頂きありがとうございます。


初投稿日:2015年5月28日

投稿 : 2016/02/20
閲覧 : 619
サンキュー:

12

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