「クレヨンしんちゃん 電撃!ブタのヒヅメ大作戦(アニメ映画)」

総合得点
69.9
感想・評価
166
棚に入れた
962
ランキング
1625
★★★★☆ 3.8 (166)
物語
3.9
作画
3.7
声優
3.9
音楽
3.5
キャラ
4.0

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ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

本作も素晴らしいクレしん映画。ほんと、この頃のクレしんは【アッパレ戦国】まで外れ無しなんだよなぁ……。

キャラクターの魅力は前作より劣っている面は否めないが、代わりにアクションが凄い。海外のアクション映画を参考にしただけあって、作中のアクションはケレン味たっぷり! 身体にぴったりフィットしたスーツを着たセクシーなお姉さんが、それはもう動く動く。もう一度言おう。素晴らしい。

今回は、ギャグというよりはコメディ。前作が【ギャグ&シリアス】だとすると、本作は【コメディ&アクション】に相当する。
例えば序盤にて筋肉が野原一家を訪ねたシーンなんか、その最たる例だろう。

我が子が消息を絶ち、絶望するひろしとみさえの下に、怪しげなマッチョが怪しげな組織の存在を明らかにし、息子の情報を渡せと言う。
本来のアクション映画ならば、笑いの要素はキャラクター間の会話でクスッとさせる程度に留めるところを、クレしんでは良しとしない。
我が子の身を案じて、危険な地への同行を懇願する夫婦の図は、決して笑いごとでは済まされない。
が、そこを、トイレを巡ってエージェントと夫婦が必死の攻防を繰り広げるという展開にもっていくなんて、誰が思いつく?
こういうことをやってのけるから、クレしん映画は大好きだ。


かと思えば、終盤ではしんのすけとぶりぶりざえもんの、短くも確かな友情を描き、そして最後にはアクション映画でお約束のスペクタクルシーンな大爆発。ここにぶりぶりざえもんの幻影というサプライズを織り交ぜて感動モノへと一気に昇華させてくるその手腕には、唸らされる。(しかも、このぶりぶりざえもんの実体化は、その前の会話が伏線となっていて、説得力があるんだよな)



子どもだけじゃなく、何歳が見ようと面白い。クレしんの映画は、そこが凄い。

投稿 : 2015/08/09
閲覧 : 344

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