「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ 栄光のヤキニクロード(アニメ映画)」

総合得点
66.7
感想・評価
161
棚に入れた
894
ランキング
2676
★★★★☆ 3.7 (161)
物語
3.6
作画
3.7
声優
3.8
音楽
3.5
キャラ
3.9

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ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

タイトルなし

昔、TVでの放送を視聴した時はあまりの意味不明さに閉口し、僕がクレしん映画から離れるキッカケとなった、ある意味思い出深い作品。
つい先日、レンタルしてもう一度観てみると……悪くない。

この作品最大のポイントは、野原一家無双。これまでの劇場作品と比べても、野原一家の結束力、行動力、身体能力、どれもが群を抜いているんだ。
それもそのはず。これまでの作品では、野原一家が謎の組織との対決や陰謀の阻止に乗り出すのは、日常を取り戻す為だった。
しかし今回は、さらに一歩踏み込んで【高級な牛肉でヤキニクを食べる】という明確な目的がある。

これによって、野原一家の行動力は合言葉に相応しく火の如し。
スウィートボーイズ相手の大乱戦は謎の感動を僕の胸に寄越してくれた。意味不明で正体も不明な組織相手に戦う野原一家の動機は、家に帰って美味いヤキニクを食べる為。こんなにも視聴者が共感できる動機もないだろう。


何気に、かすかべ防衛隊の友情もストーリーの合間で光るものがあった。……というか、みんなカッコ良すぎだぜ。


これまでない演出が目新しく、観ていて新鮮だったのも、今では好印象。たまには息の長いシリーズ、たまにはこういう弾けた作品もアリかもね。


ただ気になったのは、本作では会話にいまいちキレがなかったこと。
下田も堂ヶ島少佐も天城も、しんのすけと笑えるような会話がなにひとつなく、主に変顔による単発ネタが目立つ。
ボケ&ツッコミの少なさと弱さは、ストーリーの薄っぺらさと相まってシュール感を増長させてしまっており、観る人によっては非常に寒い、痛々しい作品に思えるかも?

投稿 : 2015/09/20
閲覧 : 295

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