「マクロスダイナマイト7[セブン](OVA)」

総合得点
69.3
感想・評価
108
棚に入れた
599
ランキング
1787
★★★★☆ 3.8 (108)
物語
3.6
作画
3.7
声優
3.7
音楽
4.2
キャラ
3.9

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ネタバレ

蒼い星 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

熱気バサラという男。

アニメーション制作:葦プロダクション
1997年12月 - 1998年7月に発売された全4話のOVA。

マクロス7シリーズを締めくくるOVA。
(後にマクロスFとコラボした劇場版も作られましたが)

プロトデビルンとの戦いをバサラの歌の力で終結してから1年後。
FIRE BOMBERは銀河系のトップアーティストになっていましたが、
バサラは「そんなのガラじゃねえぜ!」と言わんばかりに、
ファンもバンドメンバーもほっぽって一人放浪の旅へ。

天才と○○は紙一重っていうか、バサラらしいというか、
シェリルならプロ意識が足りないとか怒りそう!
そこがバサラとシェリルの違いだと私は思いますが。

バサラは地位も名誉も金銭にも全く興味がなく、
歌いたい時に歌えさえれば、その日暮らしの世捨て人でも構わないって感じ。
対象は人間に限らず動植物?ううん?!
山や川や海や雲や、世界?星?そんなんじゃ、まだまだ足りない!
銀河と歌で通じ合えるのが彼の夢なのです。
目をキラキラをと輝かせてね!

ある意味悟りの境地なのかも?やっぱり奇人・変人だw

原作者の河森正治さんが世界旅行が大好きで東南アジアとか色々な地域を巡ったことが、
バサラの人格に反映されているのかもしれませんね。

今回バサラがたどり着いた場所は、辺境の惑星ゾラ。
地球人ともゼントラーディとも別の有袋地球外人類?な先住種族が棲まう星。
外見は人間っぽいですが、ちょっと獣っぽい。
マクロスFのミシェルがこの種族の血を引いてるとか。

宇宙を回遊する銀河クジラの密漁を巡る一騒動が今回のお話です。
銀河クジラは巨大。その中でも群れのリーダーである白い銀河クジラは何百万年も生きていて、
妻の仇であり、倒すのが使命とばかりに意気込んでる元捕鯨職人の巨人グラハムがいたり、
エネルギー資源になる銀河クジラの密漁の邪魔に思い抹殺しようとしているる密猟団がいたり、
白い銀河クジラを狙う人達がいます。
それを横目に「殺すなんてくだらねえぜ」と熱気バサラ。
銀河クジラに歌を聴かせようとします。

マクロスシリーズには女の子成分が不可欠ですので、
今回はグラハムの娘の年端もいかない少女エルマ(人間サイズ)がヒロインですね。


このOVAを観た感想。

歌とバルキリーさえあれば大規模戦争なんて必要無く、
なんでもマクロスなんだなって感じですね。

「Dynamite!
 Dynamite!
 Dynamite!
 Explosion!
 Once Again!」

と、FIRE BOMBERのライブ映像でバサラが熱唱するOPアニメ。
EDでは世界各国の実写の風景やひとごみをバックにやはりバサラが歌いまくる。
最終話で銀河クジラと一緒に歌うところなんて感動的です。

マクロス7というのは荒唐無稽さを故意に表現しているアニメですが、
歌で人と世界は繋がり合えるというのがこの作品のテーマであり、

熱気バサラというのが、どんな人間なのか?
何のために歌っているのか?を知るのに最適であり、
バサラファンには最高なOVAだと思いました。

多分、ここまでスケールのでかい魂を持った○○は、
マクロスどころかアニメ史上でも滅多に存在しないでしょうねw



これにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2016/01/18
閲覧 : 427
サンキュー:

19

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