「戦姫絶唱シンフォギア(TVアニメ動画)」

総合得点
70.2
感想・評価
1021
棚に入れた
5018
ランキング
1569
★★★★☆ 3.7 (1021)
物語
3.5
作画
3.5
声優
3.9
音楽
4.0
キャラ
3.6

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ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

目と耳で楽しみ♪ 心を震わせるアニメ!

[文量→中盛り・内容→考察系]

【総括】
現在4期まで作られ、5期まで決まっている作品。賛否ある作風ではあり、ハマらない人はとことんハマらない作品(私も1度は1話切りしましたが、信頼できるレビュアーさんのオススメにより再視聴、好評価に転じました)。5期までやれるアニメ、他にいくつあります? やはりそれなりの良さはあると思いますよ♪

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
シンフォギアの「シンフォ」は「シンフォニー」→「交響曲」ですね。交響曲とは、「様々な音楽要素が混ざりあって新たな音楽要素を生み出す」ものであり、「ギア」は「歯車」→噛み合うことで新たな方向に力を生み出す機構ですね。この辺は、12話の感想と合わせて、なかなか良いタイトル(主題)回収でした。(個性と調和が主題?)

初見では、最初にバタバタ人が死んでいく展開&歌を歌いながら戦う美少女の組み合わせが安っぽく感じて、15分で切ってしまいましたが、早計だったと反省しています。以前、「ディバインゲート」のレビューで、「アニメの選球眼が磨かれ、途中切りが上手くなった」的なことを書きましたが、そういう調子にのったことは言わない方が良いですね(自戒)。勧めてくれた、キャッチさんに感謝です♪

ラストバトルとなるカディンゲルの破壊シーンを凄く深読みすると、全ての言語や文化を統合し、画一化しようというフィーネに対し、「日本」刀を使い、ツヴァイ「ドイツ語」ウィング「英語」のメンバーの翼(多文化多言語社会の比喩)が打ち克つシーンとも言える。グローバルスタンダートやらボーダレスなんて言われて久しいけど、その結果、様々な「ムリ」が生じている今の世界に対する皮肉なのかな?

この辺りは、伏線の回収やら神話・伝承的なモチーフが一気に登場し、脚本の上手さを見せましたが、このアニメの本質はそこではないと思います。全体を通して「え? なんで?」って矛盾も多々ありましたが、それは無問題。レビュータイトル通り、「頭を空っぽにして、迫力ある歌にのせた熱い戦闘シーンを楽しみ、心で感じるアニメ」なのだと思います。まさに、「考えるな。感じろ!」と、ブルース・リー先生のおっしゃる通りのアニメです(笑)

しかし、所々、「燃えよ ドラゴン」や、「ガンダム」「ヱヴァンゲリヲン」の波動を感じましたな(笑) まあ、製作の遊び心 ってやつでしょう♪
{/netabare}


【各話感想】
{netabare}
第1話
開幕からクライマックス。ガツンと世界観に惹き付けといての、平和な学園生活。死ぬまでに言ってみたい台詞1「やはり、通常兵器ではムリなのか!」w 頭を使って観るというより、雰囲気に飲み込まれて観るタイプのアニメかな? 1話ラストで、「あれ? このアニメ面白いかも?」と思った。前回、開始15分で切ったことを、反省\(__)

第2話
やはり、この手のアニメになると、水樹奈々さんは別格、替えのきかない声優さんですね。死ぬまでに言ってみたい台詞2「すみませんね、あなたの身柄を拘束させてもらいます」w 響がガングニールを持ち、それを発動させるまでの流れには無理がなく、納得できた。

第3話
いや、司令官、強いんかい(笑) いや、寸止めって、あの蝋燭のやつって芯だけを切るんじゃないんかい(笑) いや、地下に遺物があって正体不明の敵が襲ってくるってヱヴァかい(笑)

第4話
ずっとそうですが、シリアスパート。ここにきての回想シーン、血ヘドを吐きながら得た力、熱いです。変わることも勇気なら、変わらないことともまた、勇気ですね。死ぬまでに言ってみたい台詞3「俺のやり方は厳しいぞ」w エンディングパートは、笑った(笑)

第5話
ど、ドSとドMさんだぁ……(汗) お~、そこが裏切り者、内通者か。お、小川さんに、死亡フラグがぁ……。死ぬまでに言ってみたい台詞4「南無三!」w 響の動きはジークンドーというより、八極拳? まあ確かに、ジークンドーって目潰しやら金的が主力だから、ノイズには効かなそうだし(笑) 余談だけど、ブルース・リーって、かなりの女好きだったらしいね。

第6話
死ぬまでに言ってみたい台詞5「くっ、化け物めぇ」w 翼の、意外な一面に正直、萌えた(笑) 「前向きな自殺願望」という言葉には、ドキッとさせられました。人助けをそう解釈するのか。

第7話
いや、クリスのアームドギアはヘビーアームズかよ(笑) 飲み屋街の看板に「BBQドラゴン」と「cafeドラゴン」があったけど、ホントにブルース・リーが好きなんですね。個人的には、「ピンク」と「パロパロ」が何の店か気になる(笑) あっ、クリスを横から写した時、「sakura jewel」の前を2回通ってる。使い回しだ!(笑)

第8話
いや、通常兵器はすり抜けるのに、コンクリート片が当たる(&コンクリートの壁で防げる)ってどゆこと(汗)? バトルは熱い展開でした。ここでアームドギアが顕現するのかと思ったんですが、まだ引っ張るんですね。ハードル上がっちゃう気がする……。

第9話
いや、了子さん、裏拳はまだしも、ハイヒールのかかとで顔面蹴りは小川さんの鼻折れるで(笑) 死ぬまでに言ってみたい台詞6「引き受けた仕事をやり遂げるのは、大人の務めだからな」w 日常回、良いね♪ 水樹さんの演歌、流石に上手い!クリスはあれだけヒドイ扱いを受け、裏切られてなお、フィーネを求める、か。洗脳って怖いね。

第10話
いや、特殊部隊の侵入→科学者を銃撃って、やっぱりヱヴァやん(笑) 「握り拳とは握手できない」byマハトマ・ガンジー。 (武器を)何も手にしてないからこそ、二人と手を握る(協力する)ことができる。なんか、名言が多いアニメですね♪

第11話
死ぬまでに(以下略)「知らいでか!」w ふーん、バベルの塔を下敷きにしてるのか。神々が、人間の終わりのない探求心や支配欲、技術革新を危惧し(恐れ)て、言語や文化を分けたあたり、そのまんまですね。最後は、コロニーレーザーとサテライトキャノン(バスターライフル?)の撃ち合いが観られて満足でした(笑)

第12話
カディンゲルの破壊シーンを凄く深読みすると、全ての言語や文化を統合し、画一化しようというフィーネに対し、「日本」刀を使い、ツヴァイ「ドイツ語」ウィング「英語」のメンバーの翼(多文化多言語社会の比喩)が打ち克つシーンとも言える。グローバルスタンダートやらボーダレスなんて言われて久しいけど、その結果、様々な「ムリ」が生じている今の世界に対する皮肉なのかな? 最後に、3人が復活した謎は、まあ、謎のままでいいか(笑)

第13話
ここで、「響のまま強くなる」という伏線を活かしてくるか、上手いね。コロニー落と……ムーン落としかい(笑) ニュータイプの共感……シンフォギアは、伊達じゃないー! んで、流れ星の約束→第1話に戻るのね、構成が上手い! 最後も爽やかな余韻を残した、良いラストでした。
{/netabare}

投稿 : 2017/07/22
閲覧 : 539
サンキュー:

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