「甘々と稲妻(TVアニメ動画)」

総合得点
77.9
感想・評価
921
棚に入れた
4593
ランキング
574
★★★★☆ 3.7 (921)
物語
3.7
作画
3.6
声優
3.8
音楽
3.6
キャラ
3.7

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ネタバレ

Lovin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

観た感じ

■情報{netabare}
 原作:雨隠ギド

 監督:岩崎太郎
 シリーズ構成:広田光毅
 キャラクターデザイン:原田大基
 制作:TMS、3xCube
 話数:1クール全12話

 OP:「晴レ晴レファンファーレ」
     by みみめめMIMI

 ED:「Maybe」
     by Brian the Sun
{/netabare}
■感想
 知識:原作漫画未読
 鑑賞:TV放送
 概要:和み食事系
 設定:父親に登る少女は・・・

 見所
   1.この作品は放送前の煽りで「たべるとこみてて」と鷲掴みのスプーンが見えたので、
     癒してくれるという確信と少しの希望を持ち視聴優先度を一番にした。
     しかし可愛いさだけでレビューを書くのもアレなので少し冷静になって書いてみる。
     実のところ、つむぎさんは何をしてても癒されるのだが、
     おとさんの心情についての描写が余りにも無さ過ぎるところに疑問を感じる。
   2.煽りの台詞の通り、この作品は食べることが重点に描かれている。
     それは1話の、特につむぎさんの食事風景を見れば直ぐに理解できるだろう。
     しかし同時に、おとさんの性格の聞き分けの良さが不安になる。
     そしてタイトルの「甘々」と「稲妻」とは一体何のことなのか?
     「甘々」は例の寄り合いのことなのかもしれないが、
     「稲妻」に関して多分私は本当の意味での理解ができていない。
     そう思えるほどわかり易く描かれているわけではないのだろう。
   3.つむぎさんの可愛さについて書かないと居られないのはやはり冷静ではないのだろうか。
     仕方が無いのでネタバレだが作中ベストだと思う可愛いシーンについてだけ書く。
     2話で{netabare}小鳥のエプロンを着用して出来ないウインクをしながら、
     つむぎさんなりのセクシーポーズをとろうと{/netabare}努力しているシーンは良かった。
   4.あと「稲妻」以外で気になるのはやっぱりおとさんの気持ちだ。
     ママについてつむぎさんはつむぎさんなりの理解をしているようではあるが、
     おとさんの気持ちは本当にあそこまで綺麗に割り切れているのだろうか。
     母親をママと呼ぶのに父親は何故おとさんなのか?
     おそらく大問題でも無さそうなのでその謎が明かされることは無いが、
     多分何事に対しても冒頭に書いた不安が当てはまっているのではないだろうか。
     でもこの作品を象徴する座右の銘を持つ母親が選んだ人だから
     きっとそれだけではない何かがあったのだろう。
   5.余談だが、知人はつむぎさんが「おとさん」と言えていない、
     「おとしゃん」と言っていると言うのだが、
     私の印象では「さ」より「つ」のほうが怪しく聞こえる。
     自分の名前である「つむぎ」が「ちゅむぎ」にしか聞こえない。
   6.つむぎさんがハマっているTVアニメ「マジガル」は劇中劇として描かれることは少ないが、
     つむぎさんにとっての「マジガル」の存在について顕著に描かれるエピソードが中盤にある。
     そのエピソードでつむぎさんが歌う歌は必聴である。
     そして謎の生物ガリガリさんの大体のことが理解できるエピソードは後半にある。
     しかしあのガリガリさんに対する行為は一体何の意味があるのだろうか。
   7.この作品の聖地は武蔵境(?)で、他の作品でも良く描かれるイメージのある街だ。
     何処かの作品で観た図書館の中庭もあるし、寄り合い会場はあのすきっぷ通りの路地裏にある。
     実際に行ったことはないのに妙な親近感を持ってしまう街だ。
   8.EDの冒頭でつむぎさんが描いたものと思しきクレヨン画が幾つか見えるが、
     最後に登場するガリガリさんの絵だけが異常に上手いのは少し気になる。
   9.とは言え、優しい大人達に囲まれているつむぎさんはスクスクと育っていく。
     そういう姿を見ていると、あの優しそうなママが居ないという事実に凄く心が痛む。
     なのでせめておとさんは思い込むことなく全力でつむぎさんと向き合うあのままのほうが
     つむぎさんにとっては幸せなのではと考えてしまう。
     そういう意味では癒しとは程遠い出来だったということになる。
     ただこれは、面白かったか否かとは又違う話ではある。

■2019/06/23
 一応原作漫画を読了した。
 本来ならマンガーレに記すべきところだが、
 キッカケはアニメなので少しだけ。
 アニメに描かれたエピソードでも原作漫画での補完が必要。
 実際小鳥自身の大きくはない悩みを
 しのぶがサラッと口にするのだが、
 「え、アレ重要やった?」ってなるくらい
 軽く流されるとか、ちょっとシェイプアップし過ぎに感じた。
 本来描写されているべき内容も削ぎ落とされている。
 それと、つむぎもおとさんも小鳥も幸せな結末を迎えてて
 もの悲しさも漂う犬塚家の未来を知って頂きたい。

■蛇足{netabare}
 頑なに耳コピーを続ける老い耄れには

 OPの「平凡かも」という歌詞が、

{netabare} 踊りだしそうに高いテンションから

  ⊂ \         /⊃
    \\ /⌒ヽ //
      \( ^ω^ )/
        |   /
       ( ヽノ
        ノ>ノ
       レレ
 ヘイ!

{netabare} いきなり切れる波平のように聞こえていた。

     ζ
  / ̄ ̄ ̄ ̄\
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 L川  (・) (・)|
(6-―――◯⌒◯-|
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 ばっかもーん!
{/netabare}{/netabare}{/netabare}

投稿 : 2019/06/23
閲覧 : 408
サンキュー:

42

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